約 2,231,975 件
https://w.atwiki.jp/bwhayashi/pages/52.html
☆☆☆この電子マガジンは、購読を登録した方のみに、配信しています☆☆☆ . mQQQm . Q ⌒ ⌒ Q ♪♪♪…… .QQ ∩ ∩ QQ . m\ ▽ /m 彡彡ミミ . /~~~\ ⌒ ⌒ . みなさん、 o o β .こんにちは! (″ ▽ ゛)○ . =∞= // □■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= 子育て最前線の育児論byはやし浩司 2011年 11月 7日 □■□□□□□□□□□□□□□■□ ================= ★★★HTML版★★★ HTML(カラー・写真版)を用意しました。 どうか、お楽しみください。(↓をクリックしてみてください。) ******************* http //bwhayashi2.fc2web.com/page005.html メルマガ(6万3000誌)の中で、2008年度、メルマガ・オブ・ザ・イヤーに 選ばれました! 【1】(子育てのこと)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 休みます。 【2】(特集)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●子どもの心とその形成期 =====子どもの心は、いつどのように作られるか===== 【第一の方向性】 【乳幼児期・信頼関係の構築期】(0歳~2歳前後) ●基本的信頼関係 幼児の心は、段階的に形成されていく。混然一体となり、一次曲線的に形成されていく のではない。たとえば0歳から2歳ごろまでの乳幼児期。エリクソン(※1)という学者は、 この時期を「信頼関係の構築期」と位置づけている。信頼関係…つまり母子の間における 信頼関係をいう。 この信頼関係の構築に失敗すると、いわゆる心の開けない子どもになる。さらにひどく なると、情意(心)と表情が、一致しなくなる。指導する側から見ると、「何を考えている か、わからない子ども」ということになる。これは子どもにとっても、不幸なことである。 良好な人間関係を結べなくなる。そのためいつも孤独感にさいなまれるようになる。 そこでその子どもは、外の世界で友を求める。しかし心が閉じているから、外の世界に なじめない。その分だけ精神疲労を起こしやすい。ときに傷つく。それを繰り返す。 そうした心の状態を、ショーペンハウエルという心理学者は、『2匹のヤマアラシ』という 言葉を使って説明した。 2匹のヤマアラシ…ある寒い夜、2匹のヤマアラシは、たがいにくっついて暖を取ろう とした。が、くっつきすぎると、たがいの針が痛い。離れると寒い。だから2匹のヤマア ラシは、一晩中、くっついたり離れたりを繰り返した。 ●2匹の犬 私はこのことを、2匹の犬を飼って知った。1匹は、保健所で処分される寸前の犬。こ れをA犬とする。人間でいうなら、育児拒否、冷淡、無視、虐待を経験した犬ということ になる。 もう一匹は、超の上に超がつく愛犬家の家で生まれ育った犬。私の家に来てからも、しば らくは、私は自分のふとんの中で抱いて寝た。これをB犬とする。 2匹の犬は、性格がまったくちがった。A犬は、だれにも愛想がよく、シッポを振った。 そのため番犬にはならなかった。おまけに少しでも目を離すと、家の外へ。道路で見つけ ても、叱られるのがこわいのか、私からサーッと逃げていった。 一方B犬は、忠誠心が強く、他人が与えた餌には口をつけなかった。私の言いつけもよ く守った。もちろん番犬になった。見知らぬ人が庭へ入ると、けたたたましく吠えた。 A犬と私の間には、最後まで信頼関係は構築できなかった。一方、B犬と私は、最後ま で深い信頼関係で結ばれていた。 ●性格 が、それだけではすまない。心は性格として定着する。「私」がない分だけ、自分を偽る。 仮面をかぶる。おとなにへつらったり、相手の機嫌を取ったりする。おとなの前で、いい 子ぶったりする。イプセンの『人形の家』の主人公を例にあげるまでもない。 …ということで、この時期は、(絶対的なさらけ出し)と、(絶対的な受け入れ)を大切 にする。「絶対的」というのは、「疑いをいだかない」という意味。つまり子どもの側から すれば、「どんなことをしても許される」という安心感。母親側からすれば、「どんなこと をしても許す」という包容力。この2つがあいまって、はじめて母子の間の信頼関係が構 築される。が、不幸にして不幸な家庭に育ち、信頼関係の構築に失敗すれば、基本的不信 関係となり、生涯に渡ってその子どもは、重い十字架を背負うことになる。 ●親子の絆 親子の絆にしても、そうだ。最近の研究によれば、人間にも、刷り込み(インプリンテ ィング)(※3)に似たようなものがあることがわかってきた。孵化してすぐ二足歩行を始め る鳥類は、最初に見たものや聞いたものを親と思い込む。それを刷り込みというが、その とき親子の絆は、本能に近い部分にまで刷り込まれる。 人間のばあい、生後0か月から7か月前後までが、その時期とされる。この時期を「敏 感期」と呼ぶ学者もいる。この時期における親子の絆作りがいかに重要かは、このひとつ をとっても、わかる。 ●子どもを愛せない母親 その一方で、子どもを愛することができないと、人知れず悩んでいる母親も多い。東京 都精神医学総合研究所の調査でも、自分の子どもを気が合わないと感じている母親は、7% もいることがわかっている。そして「その大半が、子どもを虐待していることがわかった」 (同、総合研究所調査・有効回答500人・2000年)。 私が同時期に浜松市で調査したところ、「10%」という数字が出てきた。程度の差もあ るが、「兄は愛せないが、妹は愛せる」という母親も含めると、10%になる。 また虐待についても、約40%弱の母親が、虐待もしくは虐待に近い行為をしていると いう。(妹尾栄一調査)。妹尾氏は、「食事を与えない」「ふろに入れたり、下着をかえたり しない」などの17項目を作成し、それぞれについて、「まったくない……0点」「ときど きある……1点」「しばしばある……2点」の3段階で親の回答を求め、虐待度を調べた。 その結果、「虐待あり」が、有効回答(494人)のうちの9%、「虐待傾向」が、30%、 「虐待なし」が、61%であったという。 母親だから子どもを愛しているはずと決めつけて考えてはいけない。 ●世代連鎖 ついでながら、虐待について一言。『子育ては本能ではなく、学習である』。とくに人間 のような高度な知能をもった動物ほどそうで、親に育てられたという経験が身にしみてい てこそ、今度はその子どもが親になったとき、自然な形で子育てができるようになる。あ るいは親から受けた子育てを、そのまま繰り返す。これを「世代連鎖」という。 つまり子育てとは、子どもを育てることではない。子どもに子育ての仕方を見せる。見 せるだけでは足りない。しみこませておく。「家族というのはこういうものですよ」「夫婦 というのは、こういうものですよ」「親子というのはこういうものですよ」と。 それがよい世代連鎖であれば、問題はない。が、そうでなければそうでない。たとえば 昔から『離婚家庭で生まれ育った子どもは離婚しやすい』と言う。 「離婚が悪い」と書いているのではない。離婚率も今や35%(平成19年)に達して いる。(25万件(離婚届数)を72万件(結婚届数)で割ってみた。)離婚そのものは、 子どもの心にはほとんど影響を与えない。離婚に至る家庭騒動が、影響を与える。どうか 誤解のないように! とくに世代連鎖しやすいのが虐待ということになる。親が子どもを虐待するのはしかた ないとしても、今度はその子どもが自分の子ども(孫)を虐待するようになる。それを見 て、そのとき親が、「しまった!」と気づいても遅い。つまり虐待はしない。 ●心の病気の(種)も乳幼児期に さらに心の病気についても、その(種)は、乳幼児期に作られると説く学者もいる。た とえば九州大学の吉田敬子氏は、母子の間の基本的信頼関係の構築に失敗すると、子ども は、『母親から保護される価値のない、自信のない自己像』(※4)を形成すると説く。 さらに、心の病気、たとえば慢性的な抑うつ感、強迫性障害、不安障害の(種)になる こともあるという。それが成人してから、うつ病につながっていく(同氏)、とも。 ●自己中心性 この時期の幼児の特徴を一言で表現すれば、「自己中心性」ということになる。ものごと を、(自分)を中心にして考える。「自分の好きなものは、他人も好き」「自分が嫌いなもの は、他人も嫌い」と。 それがさらに進むと、すべての人やものは、自分と同じ考え方をしているはずと、思い こむ。自然の中の、花や鳥まで、自分の分身と思うこともある。これをピアジェは、「アニ ミズム」と名づけた。心理学の世界では、物活論、実念論、人工論という言葉を使って、 この時期の子どもの心理を説明する。 物活論というのは、ありとあらゆるものが、生きていると考える心理をいう。風にそよ ぐカーテン、電気、テレビなど。乳幼児は、こうしたものが、すべて生きていると考える。 ……というより、生物と、無生物の区別ができない。 実念論というのは、心の中で、願いごとを強く念ずれば、すべて思いどおりになると考 える心理をいう。ほしいものがあるとき、こうなってほしいと願うときなど。乳幼児は、 心の中でそれを念ずることで、実現すると考える。……というより、心の中の世界と、外 の世界の区別ができない。 そして人工論。人工論というのは、身のまわりのありとあらゆるものが、親によってつ くられたと考える心理である。人工論は、それだけ、親を絶対視していることを意味する。 ある子どもは、母親に、月を指さしながら、「あのお月様を取って」と泣いたという。そう いう心理は、乳幼児の人工論によって、説明される。 こうした乳幼児の心理は、成長とともに、修正され、別の考え方によって、補正されて いく。しかしばあいによっては、そうした修正や補正が未発達のまま、少年期、さらには 青年期を迎えることがある。 ●原始反射 なお乳児と幼児は、必ずしも、連続的につながっているわけではない。たとえば、赤ち ゃんには、赤ちゃん特有の、反射的運動がある。これを「原始反射」と呼ぶ。この原始反 射の多くは、生後3~4か月で、消失してしまうことが知られている。その原始反射には、 つぎのようなものがある(心理学用語辞典より)。 (1)把握反射 (2)バビンスキー反射 (3)モロー反射 (4)口唇探索反射 (5)自動歩行反射 (6)マグネット反射 把握反射というのは、手のひらを指などで押すと、その指を握ろうとする現象をいう。 バビンスキー反射というのは、新生児の足の裏を、かかとからつま先にかけてこすると、 親指がそりかえり、足の指が開く現象をいう。赤ちゃんの胸の前に何かをさし出すと、そ れに抱きつくようなしぐさを見せることをいう。ドイツのモローによって発見されたとこ ろから、モロー反射と呼ばれている。口唇探索反射というのは、赤ちゃんの口のまわりを 指などで触れると、その指を口にくわえようとする現象をいう。自動歩行反射というのは、 脇の下を支えながら、右足に重心をかけると、左足を前に出そうとする。これを繰りかえ していると、あたかも歩いているかのように見えることをいう。マグネット反射というの は、両脇を支えて立たせると、足が柱のようにまっすぐになる現象をいう(以上、同書よ り要約)。 これらの現象は、短いので、生後2~4週間で、長くても、8~10か月で消失すると 言われている。で、こうした現象から、つぎの2つのことが言える。 ひとつは、乳児が成長して、そのまま幼児になるのではないということ。赤ちゃんには、 赤ちゃん特有の成長過程があり、その期間があるということ。もうひとつは、いわゆるネ オテニー進化論の問題である。要するに、人間は、未熟なまま誕生し、その未熟さが、こ うした現象となって、現れるのではないかということ。本来なら、こうした原始反射とい ったものは、母親の胎内で経験し、誕生するまでに消失しているべきということになる。 つまりわかりやすく言えば、人間は、その前の段階で、誕生してしまうということになる。 ご存知の方も多いと思うが、人間は、(ほかの動物もそうだが)、母親の胎内で、原始の 時代からの進化の過程を、一度すべて経験するという。初期のころには、魚のような形に もなるという。その一部が、誕生後も、こうした原始反射となって現れるとも考えられる。 【第2の方向性】 【幼児期前期・自律期】(2~4歳児) ●マシュマロテスト 1960年代に、スタンフォード大学で、たいへん興味深いテストがなされた。「マシュ マロテスト」というのが、それである。そのテストを、同大学のHPより、そのまま紹介 させてもらう。 『…スタンフォード大学の附属幼稚園で、4歳児を対象に、マシュマロテストと題したつ ぎのような実験がおこなわれた。実験者が4歳児に向って、「ちょっとお使いに行ってくる からね、おじさんが戻ってくるまで待ってくれたら、ごほうびに、このマシュマロを2つ あげる。でも、それまで待てなかったら、ここにあるマシュマロ1つだけだよ。そのかわ り今すぐ食べてもいいけどね」と。 その間、約20分。最後までガマンして、ごほうびにマシュマロ2個をもらった子ども と、そうでない子どもに分かれた。その4歳児を追跡調査した、興味ある結果が出てきた。 マシュマロ2個の子どもは1個の子どもに比較して、高校において、学業面ではるかに 優秀で、社会人になってからも高い社会性を身につけ、対人能力にも優れ、困難にも適切 に対処できる人間になっていた…』(同サイト)と。 ダニエル・ゴールマンは、自著「EMOTIONAL INTELLIGENCE」の中で、この実験を つぎのように結んでいる。いわく、「明日の利益のために、今の欲望を我慢する忍耐力は、 あらゆる努力の基礎になっている。きたるべき報酬を予期することで、現在の満足を得な がら目標に向って長期にわたって努力しつづける持続力には、忍耐を要する」(同サイト) と。 ●決定的な差 この実験を少し補足する。この実験は、1960年代にスタンフォード大学の心理学者 ウォルター・ミシェルが大学構内の付属幼稚園で始めたもので、その後も詳細な追跡調査 がなされている。 その結果、すぐマシュマロに手を出したグループと、がまんして2個受け取ったグルー プの間で、決定的な差が生じたことは先に書いたとおりだが、情動を自己規制できたグル ープは、たとえば、学業の面でも、SAT(大学進学適正試験)(※2)で、もう一方のグル ープに200点以上もの大差をつけたという(植島啓司著「天才とバカの境目」(宝島社)。 ●忍耐力 よく誤解されるが、この時期の子どもにとって、忍耐力というのは、「いやなことをがま んしてする力」のことをいう。一日中、サッカーをしているからといって、忍耐力のある 子どもということにはならない。好きなことをしているだけである。ためしに子どもに、 台所のシンクにたまった生ゴミを手で始末させてみるとよい。背が届かなければ、風呂場 の排水口にたまった毛玉でもよい。そういった仕事を、何のためらいもなく、ハイと言っ てできれば、その子どもはすばらしい子どもということになる。 もちろんこのタイプの子どもは、学業面でも伸びる。というのも、もともと(勉強)に は、ある種の苦痛がともなう。その苦痛を乗り越える力が、忍耐力ということになる。 ●自律期 エリクソンは、この時期を「自律期」と呼んだ。この時期を通して、幼児は、してよい ことと、してはいけないこと、つまり自分の行動規範を決める。前回教えたこととちがっ たことを言うと、「ママは前にこう言ったじゃない」と抗議したりする。「幼稚園の先生は こう言った」と言って、親をたしなめるのも、この時期の子どもの特徴である。それが正 義感へとつながっていく。 そのためこの時期をとらえ、うまく指導すれば、あと片づけのしつけがたいへんうまく いく。花瓶の位置がずれていただけで、それが気になり、元の場所に戻そうとする。そう でなければそうでない。行動そのものが衝動的になり、生活態度そのものが、だらしなく なる。 ●では、どうするか 子どもの忍耐力を養うためには、「使う」。家庭の中に、ある種の緊張感をつくり、その 緊張感の中に巻き込む。「自分がそれをしなければ、家族のみなが困る」という意識をもた せるようにする。親がゴロゴロと寝ころんでいて、子どもに向かって、「おい、新聞をもっ てこい」は、ない。 ついでながら、この日本では、子どもに楽をさせること、あるいは楽しませることが、 子どもへの愛の証であると誤解している人は多い。あるいはより高価なプレゼントをすれ ばするほど、親子の絆は太くなると誤解している人も多い。しかし誤解は誤解。そんなこ とを繰り返せば、子どもはますますドラ息子、ドラ娘化する。やがて手がつけられなくな る。 そこでイギリスでは、こう言う。『子どもの心をつかみたかったら、釣り竿を買ってやる より、いっしょに、釣りに行け』(イギリスの教育格言)と。 【第3の方向性】 【幼児期後期・自立期】(4~5・5歳児) ●暴言 この時期の子どもの特徴は、生意気になること。親が「新聞を取ってきて!」と頼むと、 「自分のことは自分でしなと言い返したりする。生意気になりながら、自立をめざす。 で、子どもの自立を促す3種の神器、それが(1)ウソ、(2)暴言、(3)盗み。 ウソについては、2歳前後から始まる。ウソ寝、ウソ泣きがそれである。 つぎに暴言。自立期に入ると、親の優位性を打破しようと、子どもは親に向かって暴言 を吐くようになる。「ババア」「ジジイ」「バカ」など。暴言を許せというのではない。暴言 を言えないほどまで、子どもを抑えつけてはいけない。適当にあしらい、あとは無視する。 私のばあい、つぎのような方法で、幼児を指導している。 私「……もっと悪い言葉を教えてやろうか」 子「うん、教えて!」 私「でも、この言葉は、使ってはいけないよ。園長先生とか、お父さんに言ってはだめだ よ」 子「わかった。約束する」と。 そこで私はおもむろに、こう言う。「ビダンシ(美男子)」と。それ以後幼児たちは、喜 んでその言葉を使う。私に向かって、「ビダンシ、ビダンシ!」と。 盗みについても、同じように考えるが、子どもの金銭感覚(ふえた、減った、得した、 損した)は、年長児から小学2年生ごろまでに完成する。この時期に、欲望を金銭で満た す方法を覚えると、あとがたいへん。幼児期には100円で喜んでいた子どもでも、高校 生になると1万円、さらに大学生になると10万円になる。 さらに脳の中(線条体)に受容体ができると、条件反射的にものをほしがるようににな る。買い物依存症がその一例ということになる。必要だからそれを買うのではない。欲し いからそれを買うのでもない。(買いたい)という衝動を満たすために、それを買う。 話しが脱線したが、盗みについては、それが悪いことということを、時間をかけ、ゆっ くりと説明する。激しく叱ったり、怒鳴りつけたりすれば、子どもは、いわゆる「叱られ じょうず」になるだけ。いかにも反省していますという様子だけを見せ、その場を逃れよ うとする。もちろん説教としての意味はない。 ●引き出す(educe) が、ここでも誤解してはいけないことがある。この時期、「自立心」は、どの子どもにも 平等に備わっている。そのため自立心は育てるものではなく、引き出すもの。が、かえっ てその自立心をつぶしてしまうことがある。親の過保護、過干渉、溺愛である。とくに過 干渉が、こわい。 親の威圧的、暴力的、権威主義的な育児姿勢が日常化すると、子どもはいわゆる「過干 渉児」になる。子どもらしいハツラツとした伸びやかさを失い、暗く沈んだ子どもになる。 発達心理学の世界には、「萎縮児」という言葉さえある。最悪のばあいは、精神そのものが 萎縮してしまう。 (その一方で、同じ家庭環境にありながら、粗放化する子どももいる。親の過干渉にや りこめられてしまった子どもが萎縮児とするなら、それをたくましくやり返した子どもが 粗放児ということになる。兄が萎縮し、弟が粗放化するというケースは、よく見られる。) ●原因は母親 原因のほとんどは、母親にある。子育ての不安が、母親をして過干渉に駆り立てる。が、 簡単に見分けることができる。 私、(子どもに向かって)、「お正月にはどこかへ行ってきたの?」 子「……」 母、(それを横で見ていて)、「おじいちゃんの家に行ったでしょ。行ったら、行ったと言い なさい」 子「……」 私、(再び子どもに向かって)、「楽しかった?」 子「……」 母「楽しかったでしょ。楽しかったら、楽しかったと言いなさい」と。 子どもの心の内容まで、母親が決めてしまう。典型的な過干渉ママの会話である。 ●過保護と溺愛 過保護といってもいろいろある。食事面の過保護、行動面の過保護など。何か心配の種 があり、親は子どもを過保護にする。「アレルギー体質だから、食事面で気をつかう」など。 しかし何が悪いかといって、精神面での過保護ほど、悪いものはない。「あの子は悪い子 だから、あの子とは遊んではだめ」「公園にはいじめっ子がいるから、ひとりで行ってはだ め」など。 子どもを、厚いカプセルで包んでしまう。で、その結果として、子どもは過保護児にな る。いつも満足げで、おっとりしている。が、社会性がなく、ブランコを横取りされても、 それに抗議することもできない。そのまま明け渡してしまう、など。だから昔からこう言 う。『温室育ち、外ですぐ風邪をひく』と。 また溺愛は、「愛」ではない。たいていは、親側に精神的欠陥、情緒的未熟性があって、 親は子どもを溺愛するようになる。つまり自分の心のすき間を埋めるために、子どもを利 用する。 ある母親は、毎日幼稚園の塀の外で、子どもの様子をながめていた。また別のある母親 は、私にこう言った。「先生、私、娘(年長児)が病気で幼稚園を休んでくれると、うれし いです。一日中、看病できると思うと、うれしいです」と。 親の溺愛が度を越すと、子どもの精神の発育に大きな影響を与える。子どもはちょうど、 飼い主の胸に抱かれた子犬のようになる。だから私はこのタイプの子どもを、「ペット児」 (失礼!)と呼んでいる。飼い慣らされた子犬のように、野生臭が消える。 ●臨界期 それぞれの発達段階には、臨界期がある。言葉の発達、音感や美的感覚の発達などなど。 それぞれの時期をはずすと、指導がたいへんむずかしくなる。あるいは努力の割には、効 果があがらない。心についても、そうである。 たとえば自立期に入った子どもに、「自律」を教えようとしても、たいてい失敗する。先 に書いた、あと片づけのしつけも、そのひとつ。 で、幼児期後期で、一度、精神が萎縮してしまうと、以後その改善は、きわめてむずか しい。『三つ子の魂、百まで』というが、それがそのままその子ども(=人)の人格の「核 (コア)」になる。言い換えると、この時期を過ぎたら、子どもの心はいじらない。「この 子はこういう子である」と認めた上で、教育を組み立てる。へたにいじると、自信なくし たり、自己評価力の低い子どもになってしまう。 【第4の方向性】 【児童期・勤勉性の構築期】(5・5歳~) ●日本人の勤勉性 3・11大震災が起きたときのこと。栃木県にあるH自動車栃木工場の操業が不可能に なってしまった。天井が落下した。その直後、この浜松市から250人もの応援部隊が、 栃木工場に向かった。 一方、栃木工場にいた設計士たちは、浜松近郊の関連会社へ来て、仕事をつづけた。ま た被災地においても、ほかの国であるような、略奪、暴動などは、起きなかった。日本人 が培った勤勉性、つまり(組織的なまじめさ)は、災害時においても、いかんなく発揮さ れた。 こうした勤勉性は、言うまでもなく、学校教育によって育まれる。いろいろ問題点がな いわけではない。世界のすう勢は、自由教育。EUでも、大学の単位は共通化された。ア メリカでは、ホームスクーラー(日本でいうフリースクールに通う子ども)が、2000 年には100万人を超えた。現在、推定で200万人はいるとされる。ドイツでは、午前 中は学校で、午後はクラブでという教育形態が、ふつうになっている(中学生)。カナダで は、学校の設立さえ、自由である。 日本もその方向に向かいつつはあるが、ともかくも、勤勉性の構築という点では、日本 の学校教育には、すぐれた面も多い。この(まじめさ)をさして、ある欧米の特派員は、 こう書いた。「これこそまさに日本人の美徳」と。この言葉に異論はない。 【青年期・同一性の確立期】(12歳~) ●同一性の確立 児童期のあと、子どもは思春期前夜(精神的に不安定になる)、思春期へと進んでいく。 この時期の、言うまでもなく最大かつ最重要の課題は、「同一性の確立」である。 「私はこうありたい」という(自己概念)。「現実に私はそれをしている」という(現実 自己)。この両者が一致した状態を、「同一性」という。 児童期の勤勉性と同一性の確立について、エリクソンは、別個のものと考えているよう だが、実際には、両者の間には、連続性がある。子どもは自分のしたいことを発見し、そ れを夢中になって繰り返す。それを勤勉性といい、その(したいこと)と、(していること) を一致させながら、自我の同一性を確立していく。 自我の同一性の確立している子どもは、強い。どっしりとした落ち着きがある。誘惑に 対しても、強い抵抗力を示す。が、そうでない子どもは、いわゆる「宙ぶらりんの状態」 になる。心理的にも、たいへん不安定となる。非行にも走りやすい。その結果として、つ まりその代償的行動として、さまざまな特異行動をとることが知られている。 たとえば(1)攻撃型(突っ張る、暴力、非行)、(2)同情型(わざと弱々しい自分を 演じて、みなの同情をひく)、(3)依存型(だれかに依存する)、(4)服従型(集団の中 で子分として地位を確立する、非行補助)など。 もちろんここにも書いたように、誘惑にも弱くなる。「タバコを吸ってみないか?」と声 をかけられると、「うん」と言って、それに従ってしまう。断ることによって仲間はずれに されるより、そのほうがよいと考えてしまう。 こうした傾向は、青年期までに一度身につくと、それ以後、修正されたり、訂正された りということは、ほとんどない。 ●夢と希望、そして目的 ただ残念なことにこんな調査結果もある。 子どもを伸ばす、三種の神器といえば、夢、目的、希望。しかし今、夢のない子どもがふ えた。中学生だと、ほとんどが、夢をもっていない。また「明日は、きっといいことがあ る」と思って、一日を終える子どもは、男子で30%、女子で35%にすぎない(「日本社 会子ども学会」、全国の小学生3226人を対象に、04年度調査)。 が、これではいけない。自我の同一性どころではないということになる。子どもの夢を 大切に、それを伸ばすのは、親の義務と、心得る。 【終わりに……】 ●『子どもは人の父』(ワーズワース) このように現在、幼児教育が、教育の分野のみならず、医学(大脳生理学)、心理学の3 方向から、見直され始めている。「幼児だから幼稚」「子どもだから幼稚」という偏見と誤 解が、いまだにのさばっているのは、残念としか言いようがない。むしろ事実は逆。 幼児時代を「幹」とするなら、それにつづくもろもろの時代は、その「枝葉」にすぎな い。かつてイギリスの詩人、ワーズワース(1770~1850)は、こう歌った。 空に虹を見るとき、私の心ははずむ。 私が子どものころも、そうだった。 人となった、今もそうだ。 願わくば、私は歳をとって、死ぬときもそうでありたい。 子どもは人の父。 自然の恵みを受けて、それぞれの日が そうであることを、私は願う。 つまり『子どもは、人の父(A Child is Father of the Man)」と。この言葉のもつ重みを、 もう一度、心にしっかりと刻みたい。 注※1 エリクソン…エリク・ホーンブルガー・エリクソン(1902-1994)は、 発達心理学者、精神分析家。「アイデンティティ(自我の同一性)」の概念を提唱したこと で知られる。ここではエリクソンの心理発達段階論を取りあげた。エリクソンは、心理社 会発達段階について、幼児期から少年期までを、つぎのように区分した。(1)乳児期(信 頼関係の構築)(2)幼児期前期(自律性の構築)(3)幼児期後期(自主性の構築)(4) 児童期(勤勉性の構築)(5)青年期(同一性の確立) 注※2 SAT…Critical Reading、Writing、Math が、それぞれ200点から800点の表示、 合計2400点満点で評価される。 注※3 インプリンティング…(すりこみ imprinting)とは、刻印づけのこと。コンラー ト・ローレンツの研究で世界に知られるようになった。 注※4 九州大学・吉田敬子・母子保健情報54・06年11月) Hiroshi Hayashi++++++Oct. 2011++++++はやし浩司・林浩司(改) 【3】(近ごろ、あれこれ)□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ Hiroshi Hayashi++++++Oct. 2011++++++はやし浩司・林浩司 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ はやし浩司のホームページ http //www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■ 【BW生・募集中!】 (案内書の請求) http //www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page228.html (教室の案内) http //www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page025.html ●小学生以上の方も、どうか、一度、お問い合わせください。 ■□コマーシャル★★★★★★コマーシャル□■ ****************************** このマガジンがお役にたてそうな人が、あなたのまわりにいませんか? よろしかったら、どうか、このマガジンのことを、お友だちの方に 話していただけませんか? よろしくお願いします。 はやし浩司 ****************************** ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ まぐまぐプレミア版(有料版)のお申し込みは…… http //www2.wbs.ne.jp/~hhayashi/page141.html ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ . *※※ .※※ ***※ .*※※…※}※** . **++ ※)) . {※}※※ / . ※*… /mQQQm .**/| |Q ⌒ ⌒ Q Bye! . = | QQ ∩ ∩ QQ . m\ ▽ /m~= ○ . ○ ~~~\\// .================================= .みなさん、次号で、またお会いしましょう! .=================================
https://w.atwiki.jp/boranch/pages/10.html
ボランチネットお問い合わせ ボランチネット代表 チームレジスタ 住所 〒376-0034 群馬県桐生市東3-2-8 TEL 09047545441 Twitter 担当者名 橋本一治
https://w.atwiki.jp/leopalace-higai/pages/19.html
857 名前:名無しさんに接続中…[sage] 投稿日:2007/04/22(日) 13 11 49 ID aFqk7p++ レオネット解約可能らしいぜ! http //tkm2.jugem.cc/?eid=58 解約可能です。解約できない契約だと言われましたが、レオネット利用規約第9条1項を 音読してくださいと反論したら「所定の書式で印刷してある」解約届が送られてきました。 <LEO-NET利用規約> 第9条 (会員からの解約) 1項 第5条第1項記載の利用者が本サービスの利用を終了する場合は、当社所定の 方法にて当社に通知するものとする。この場合、当社が利用終了通知を受けた日の 属する月の翌月末日に、利用者の利用終了があったものとして料金を計算する。 尚、当社は既に受領した利用料その他の債務の払い戻し等は一切行わない。 また、本サービスを利用終了した場合、利用者がそれまで利用していた 本サービスのユーザーID、パスワード、ポイント、メールアドレスは、 利用終了日より20日以内に消去するものとする。 859 名前:名無しさんに接続中…[sage] 投稿日:2007/04/22(日) 13 52 55 ID BTGuO2C6 解約できるのはいいけど、解約したから光通せるって訳でもなさそう。 それじゃ結局変わらないような・・・ ちなみにレオネット解約したって金は返ってくるわけでもないし、逆に回線を一個失うだけだから損するだけだぜ? -- 名無しさん (2007-04-23 13 08 31) 必要とされて無いってことわからせるのにはいいんじゃね? -- 名無しさん (2007-04-23 23 55 17) 金は返ってくるわけって書いたけど、もう金すら取ってないんだよね。LEO-NETという名の徴収は・・・ -- 名無しさん (2007-04-26 06 38 27) 今はレオネットに関しては、お金を取ってないけど2005年以前に契約してた物件は今迄通り3000円取られます。 -- 名無しさん (2007-08-29 21 05 58) このウンコ回線で金取られてたのか・・・・カワイソス -- 名無しさん (2007-09-03 21 58 42) ネット遅いので光に変えたいと思ってたのに、無理ですかぁ。。 -- 匿名希望 (2009-02-27 02 32 14) こういう約定を賃借人が熟読しておかないとだめなくらいレオパレスは信用できない。 定期契約を電話では無いと言っておきながら、契約日当日に紙一枚で同意書書けとか言い出した。 油断できない。 -- 名無しさん (2009-03-28 06 29 44) 解約して、お金を払わない方法は、ありますか。 -- エース (2009-04-26 19 14 54) ちなみに俺はレオはもう出たけど、レオ回線温存しつつ別口でOCN契約したぞー -- まっけん (2009-06-16 21 59 25) レオネットポイントは買わないでください!!あれは社員のノルマです。 -- 名無しさん (2010-01-05 14 06 02) ちなみにルーター通したらID パスは再入力不要になったよ -- 名無しさん (2010-01-22 12 48 33) 愛知県 豊田市 で 死亡 -- 佐藤小百合 (2010-01-28 23 09 52) 更新料・・・今更まとめて取り立てに来て10万近くもってかれた・・・通知とかナンもなかったぞ・・・いい加減すぎ・・・レイパレス・・・ -- 名無し (2011-02-22 20 13 45) レオパレス、契約したけど諸事情で未入居のままキャンセルする事に…。 契約金で2ヶ月分のお金払った後で…勿体無い事したと後悔;; -- 月城 (2012-02-24 00 00 07) くさゴミレオネット -- ayase (2016-10-23 16 01 39) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/oiko2009/pages/61.html
吉村正春「SEOの教科書」(2007) Amazon 分類 電子通信 単行本 目次 第1章 SEOの現状と基本 検索エンジンを取り巻く状況 SEOをしないとどうなるのか? キーワードの重要性 内部要素と外部要素 SEOの効果測定 ブログとSEOの関係 第2章 キーワード選定 キーワード選定 アクセスログからユーザーニーズを探る 競合サイト調査からキーワードを選ぶ ツールを使ってみよう 複合キーワードを狙う キーワードに対応するランディングページを用意する 第3章 htmlの最適化 内部要素のSEO title 要素におけるSEO meta タグのSEO hX タグのSEO a タグのSEO strong タグと em タグ 画像に alt 属性を付ける acronym タグと abbr タグ キーワードの出現頻度 サイドメニューの配置 CSSとJavaScriptの外部化 サブドメインの活用 サイトマップの役割 第4章 制作後の告知活動 外部要素のSEO 検索エンジンへのサイト登録 エイジングフィルタ対策 SEMの併用 検索エンジン以外の外部リンクを確保する 第5章 検索エンジンスパム 検索エンジンスパムとはなにか? コンテンツスパムの手法 リンクスパムの手法 ユーザビリティ的に避けるべき行為 第6章 効果測定と調整 効果測定の必要性 SEO TOOLSで効果を測定する Google AdSenseで効果を測定する Google Analyticsでアクセスログを分析する SEMの効果を測定する 第7章 ブログツールのSEO SEOの視点から見たブログのメリット どのブログツールを使うか? title タグのチューニング meta タグのチューニング hX タグのチューニング パーマリンクの設定 パンくずリストを作ろう RSSフィードの設定 更新作業が終わった後にやること プラグインでSEO仕様にパワーアップさせる 評価 ★★★★☆ ひとこと 教科書と銘打っているだけあって、なんとなく理解していたSEOのことがだいぶクリアーになってきました。「グーグル営業」と比較すると、長く手元に置いておくのはこっちだなぁ。 気になる表現 メモ 目安:リスティング広告の1位表示で、クリック率10%、コンバージョンレート1%(検索結果からみると0.1%) titleタグ全角30文字程度 長い社名や一般的でない正式名称・略称は避けるべき(ユーザ視点で) ただしbodyとかけ離れた内容にしないこと アンカーテキスト( a /a ではさまれるテキスト)とリンク先の内容を一致させる キーワードの出現頻度(目安は5%)と近接度(近いほどよい) 検索エンジン登録GoogleウェブマスターツールにサイトのURLを登録 認証作業で、登録したサイトの持ち主であえることを証明する サイト構造を記したxmlファイルをアップロードする ユーザビリティ的に避けるべき行為文字を画像にする Flash、JavaScriptをページ移動用の手段にする フレームを使ったページ 動的ページ生成 SEO TOOL(http //www.seotools.jp/) アクセスログデータの4つのポイントユーザーが多く流入してきているリンク元 検索エンジンで使われるキーワード どのページに最初にユーザーが辿りついているか ユーザーがその後、どのような行動をとっているか 参考文献 滝井秀則「1億円を稼ぐ検索キーワードの見つけ方」
https://w.atwiki.jp/wikiwiki2/pages/86.html
無縁社会の正体河合隼雄・長田弘 『子どもの本の森へ』 岩波書店 1998.2 (河合)子どもの本は人間の心の働きをすっぱりと書いているのが魅力。 紹介図書リスト フィリッパ・ピアス Ann Philippa Pearce 1920/1/23 - 2006/12/21 『ハヤ号セイ川をいく』 県立 市民 市立 1955 Minnow on Say 県立 『トムは真夜中の庭で』 県立 市民 市立 1958 Tom's Midnight Garden 県立 幽霊を見た10の話 県立 市民 『まぼろしの小さい犬』 県立 青森 市立 1962 A Dog So Small 県立 バウム オズの魔法使い (河合)アメリカで箱庭療法の最後にオズの魔法使いを置く。 県立(訳、原書) 市民7F児・文学J93ハ 市立IW081イ 石井桃子 ノンちゃん雲に乗る スティーブンソン 宝島 7F録音(カセット) おだんごぱん 県立 7F児・昔話絵本JMEワキ国1 市立JEフ 井伏鱒二 『しびれ池のカモ』 県立 7F児・文学Jイ 市立IW081イ ロフティング ドリトル先生物語全集全12巻 原著8F海外資料W933L 県立 スティーブンソン 自殺クラブ 県立(訳、原著) 市立書庫J933ス カウフマン 赤い月と暑い時(1,2) 市立書庫943カ デフォー ロビンソン・クルーソー (大人の物語) 県立(完訳、原著) 7F児・文学J93テ 市立(原著、書庫) 大学旧(正・続2冊、岩波) スウィフト ガリヴァー旅行記 (大人の物語) 県立 9F 市立(原著、書庫正・続) 大学新908.3Y99.6 マルタン・デュ・ガール チボー家の人々 チボー家のジャック ル=グウィン 『ゲド戦記全4巻』 県立(訳、原書?) 7F児・文学J93ル 市立933ル クローバー (ル=グウィンの母の作) 『イシ 北米最後の野生インディアン』 県立 8F社会科学389.2ク 大学旧935.Kr6 イシ 二つの世界に生きたインディアンの物語 県立 7F書庫 市立書庫J933ク エンデ モモ はてしない物語 モンゴメリー 『赤毛のアン』 県立(訳、原書) 市立(完訳)933モ オールコット 若草物語 県立(訳、原書) 7F児・文学J90コ 市立書庫J933オ ケストナー エミールと探偵たち 飛ぶ教室 『点子ちゃんとアントン』 リンドグレーン 『名探偵カッレくん』 県立(2005) 7F児・文学J94リ(1986) 市立(2005)IIW081イ コルチャック 子どものための美しい国 6F読むY91コ 市立書庫J989コ バリー ピーター・パンとウェンディ (無意識の住人:河合) ローリングズ 子鹿物語全3巻 (ディグニティがテーマ) 県立 7F児・文学J93ロ ザルテン バンビ 県立 市立J943ザ 宮澤賢治 風の又三郎 (モリブデン鉱採掘のためにやってきた) 『銀河鉄道の夜』 (死の送りの物語) アンネ・フランク アンネの日記(完全版) 県立 7F児・文学J94フ 市立949フ 大学旧 トルストイ 人はなんで生きるか 県立(1986) 9F 市立書庫J983ト イワンのばか 県立(2000) 7F児・文学J98ト 市立IW081イ カルヴォーノ みどりの小鳥 県立 7F児・昔話JS97カ 河合隼雄 「明恵 夢を生きる」 県立 8F人文科学140.8カ9(河合隼雄著作集 9) 大学新146.1Ka93 カニグズバーグ Elaine Lobl Konigsburg 1930.2.10 - カニグズバーグ著作集1-9 市民7F児・文学 市立J933カ 県立 クローディの秘密 1967 From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweler 『魔女ジェニファとわたし』 1967 Jennifer, Hecate, Macbeth, William McKinely, and Me, Elizabeth ロールパン・チームの作戦 1969 About the B'nai Bagels 『ぼくと<ジョージ>』 1970 George ドランゴンをさがせ 1974 The Dragon in the Ghetto Caper マーヒー 足音がやってくる 県立 9F 市立書庫J933マ めざめれば魔女 9F 市立書庫J933マ ホワイト シャーロットのおくりもの 県立 9F 市立(2006)J933マ ノース はるかなるわがラスカル 7F外国文学933ノ 市立書庫J933ノ 河合隼雄 少年動物誌 県立 8F自然科学480.4カ8 市立書庫J480カ グレーアム 『たのしい川べ』 県立 7F書庫岩波世界児童文学集4 市立J908イ4 × ファージョン ムギと王子さま トールキン 指輪物語全9巻 県立(訳、原書) 7F児・文学J93ト 市立書庫J933ト (絵本) レオーニ あおくんときいろちゃん 県立(原著、訳) 7F児・易しいお話JYEレオ 市立書庫JEシ ミルン クマのプーさん 県立 7F児・文学J93ミ 7F児・大きい絵本J93ミ(英語版)市立BM書庫 リンゴグレーン 長くつ下のピッピ 県立 7F児・文学J94リ 市立J943リ カール はらぺこあおむし 県立 7F児・楽しい絵本JEカル 市立りんごコーナーRCEP(原著) バンサン アンジュール:ある犬の物語 県立 7F児・絵本JEハン国4 市立JEブ トミー=アンゲラー 『すてきな三にんぐみ』 県立 7FJEアン 市立JEウ シュルヴィッツ よあけ ウィリアムズ しろいうさぎとくりうさぎ シルヴァスタイン Shel Silverstein 『ぼくを探しに』 県立 6FY76シル 市立 大学 公 The Missing Piece 市立G E H センダック 『かいじゅうたちのいるところ』 バートン ちいさいおうち グリーン 二十一の短篇 センダック まどのそとのそのまたむこう クーニー にぐるまひいて センダック ちいさなちいさな えほんばこ 全4巻 ウェルズ ローアン・オーク邸のゆうれい:フォークナーのゆうれい話 大図解 九龍城 岩波書店 谷川俊太郎 『ことばあそびうた』 県立(2冊) 7FJ91タ国2 市立(2冊) 大学 「絵本 平家物語」 講談社 (安野光雅絵) 県立 6F楽しむY76 市立書庫726ア × 北原白秋訳 まざあ・ぐうず 原民喜のガリヴァー旅行記 9F 長田弘 感受性の領分 × 漫画吾輩は猫である コールズ 子どもの神秘生活:生と死、神・宇宙をめぐる証言 県立 8F社会科学371.4コ 三遊亭円朝作 怪談 牡丹灯籠 7FB913.7サ 大学旧 柳田国男 「明治大正史 世相編」 チェコフスキー 2歳から5歳まで 9F 市立376.1チ マルシャーク 森は生きている 県立 7F児・文学J98マ 市立IW081イ 初版グリム童話集全4巻 白水社 県立 7F外国文学943ク 市立943グ 大学943G86 アーサー・ランサム全集全12巻 県立 7F児・文学J93ラ × ルイス ナルニア国物語全7巻 星の王子さま
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/12481.html
子ども時代 ミキ C 自然 (5) クリーチャー:オラクル エンジェルコマンド 1500 ガードマン ■3ターンずつで墓地から2体手札にもどす 使いやすさ 作者: 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/leopalace-higai/pages/23.html
最近書き込みさせていただいているlokiです。 まずレオネット自体は確信氾の詐欺モドキの卑劣な会社だと推定されます。 BB回線の数(グローバルIPを持っているproxy)が256個だということですが、公表ではレオパレス21は日本全国で42万世帯あると言っとぃます。42万を256で割ると一本のBB回線に平均1640世帯に使用させているという計算になります。 これでは回線速度がかなり遅くなるのは誰が考えてもわかることです。 ネットワークを構築するより先にどういうネットワーク構成にするか設計するのが必須ですので、その設計の時点でこういう構成にすることを決めたのです。 それに対して住民さんからの苦情を無視して、規約に記載されてあるのに嘘をついて解約ができないなどと嘘をついて解約させないようにしているのです。 これらの行動から推定してレオネット自体が卑劣な会社だということは明白だと思います。 また私のようにレオネットから悪戯をされても、全く調査をする気がなく、なんとか調査を諦めさせようとしか考えていません。これは「プロバイダ責任制限法」に反する行為です。 私はこれを元にレオネットに対し戦いを仕掛けようと思っています。 泥棒に対して「おまえ泥棒だろ?」と聞いても「はい、そうです。」と答えるわけはありません。レオネットに対してマトモに相手するのは時間と労力のムダでしょう。 それにみなさんは接続する度に認証が必要なようなので個人の特定は可能なはずです。 みなさんとしてはレオネットを叩く事が、みなさんのネット事情を改善することに繋がるはずです。 戦いの第1ステージとしては、みなさんの多くの方が公正取引委員会のHPからレオネットを告発してくださる事をお願いしたいです。公正取引委員会は企業においてペナルティを科したり改善要求をする権限があります、また、なによりも社会的にその事が報道されることでレオネット=レオパレス21はかなり痛手を受けます。 論点は一本のBB回線を平均1640世帯に使用させているのに"ベストエフォートのBB回線”だと宣伝広告しているのは詐欺行為だという点です。 第2ステージとしては、私は新聞社の著名なジャーナリストと知り合いで直接に話す事ができます。私としてはこのような企業は社会的に許されてはいけないと考えます。 住人さんでレオネットとトラブルになった事を新聞社の取材に応じてくださる事はmixiで私に連絡をいただけませんでしょうか? よろしくお願いいたします。 以上
https://w.atwiki.jp/streetpoint/pages/129.html
子どものような恋 「あれ、姫条君?」 目の前で驚く小波美奈子に、姫条はむすっとした表情で言った。 「美奈子、これから暇か?」 ここは大学の校門前。 姫条は彼女である美奈子を連絡せずに迎えにきていたのだが、美奈子と一緒に出てきた人物の顔を見て機嫌を損ねていた。 「え、うん。大丈夫だよ」 「美奈子……それじゃ、また明日な」 「あ、うんまたね! 珪君!」 美奈子の横をすり抜けて、葉月珪が姫条を一瞥して去って行った。 姫条はまだムカつきながら、美奈子にヘルメットを投げて寄越した。 「乗りや」 「うん!」 笑顔で答える美奈子は、姫条のバイクの後ろにまたがった。 それを確認して姫条もバイクに乗る。 「どこ行くの?」 「……俺の家」 「お腹空いてるの?」 「何でや?」 「いや、なんか機嫌悪そう?」 姫条の機嫌が悪いのに気付いたらしい美奈子だが、原因は空腹と思っているようだ。 俺はどんだけお子様やねん。 と、心の中で突っ込むが、先ほどから葉月と一緒に歩いていた美奈子に嫉妬しているのだから、空腹で機嫌が悪いのと大差ない。 「ほな行くで。しっかり掴まっときや」 「はあい」 今口を開くと余計なことを言いそうなので、姫条は美奈子が自分の腰を掴んだのを確認するとアクセルを回した。 自宅に着いてから、姫条は無言でコーヒーを入れていた。 不機嫌の原因は葉月だけではない。 「ねえ姫条君。今日晩ご飯、何か作ろうか?」 これだ。 この、姫条君という美奈子の呼ぶ呼び方にもムカついているのだ。 高校の卒業式の日に姫条から告白してOKをもらい、付き合いはじめて2年。 順調な交際を続けていたが、未だに美奈子は姫条の事を名前で呼んでくれない。 葉月の事は珪って呼ぶのに、何でやねん…… そこで姫条は気付いた。 やっぱり葉月が原因だ。 子どもみたいと言われるかもしれないが、それだけ姫条は美奈子に惚れている。 男の嫉妬は醜いなどというが、関係ない。 腹が立つものは仕方ないのだ。 「……なあ、美奈子ーーー」 「ん? なあに?」 可愛らしく首を傾げる美奈子に、姫条は入りたてのコーヒーをカップに注いで手渡しながら尋ねた。 「お前、葉月の事好きなんちゃうんか?」 「ーーーは? え? 珪君? どうして?」 言った後に少し後悔したが、もう後には引けない。 きょとんと姫条を見上げる美奈子に、姫条はまたぎりぎりと胸がかきむしられる。 美奈子の口から珪という単語が出る度、どんどんと深みにはまって行く。 「今日も一緒に帰っとったし、なんか仲良さそうやんか。高校の時もなにかと一緒におったみたいやし」 ほかの聞き方があるはずなのに、どうしても刺のある言葉になってしまう。 美奈子は訳が分からないといった顔で、じっと姫条を見つめていた。 「あいつのこと、もし好きなんやったら、無理して俺と付き合ってくれんでもええんやで?」 「……どうしてそんなこと言うの?」 姫条は我に返った。 美奈子の声が微かに震えている。 「あ、いやっ、ちゃう……」 「もしかして、誰か好きな人でも出来たの?」 「ーーーはあっ?」 姫条は驚いた。 美奈子の言った言葉に目が丸くなる。 「そんな遠回しな言い方しなくてもいいのに……そっか。だから今日なんか機嫌悪かったんだね」 そう言って美奈子はコーヒーをテーブルに置くと立ち上がった。 「ごめんね。私そういうの鈍いから全然気付かなくって……」 「お、お前何言うてんねん!」 慌てて美奈子の腕を掴む。 「他に好きな人が出来たから、別れて欲しいって事でしょ?」 「アホっ! んな訳あるか! ちゃう、俺が言いたいのは……ああ~~~~! もうっ!」 がばっ! と美奈子を抱きしめると、姫条は何度もごめんと謝った。 「ちゃうねん! そうやないねん……俺、葉月と仲良うしとる美奈子見て嫉妬しててん……あいつの事は珪君って呼ぶのに、俺のことはいつまでたっても姫条君やしーーーせやからホンマは俺じゃなくて葉月の事が好きなんちゃうかって……」 もやもやを吐き出した姫条は、少しだけスッキリした。 なんという自己満足。 そんな姫条の気持ちが伝わったのか、美奈子がぎゅっと姫条の背中に腕を回す。 「ーーー姫条君の、馬鹿……」 小柄な美奈子の体は姫条の腕の中にすっぽりと収まる。 女の子特有の柔らかな感触が、姫条の心を落ち着かせて行く。 ああ、こんなにも美奈子は自分の近くにいるというのに、何を一人で勝手に落ち込んで美奈子にまで八つ当たりをして…… 大人になりきれない自分が情けなくなる。 「まどかって呼んで?」 美奈子の髪にキスを落としながら言った。 それに静かに美奈子は答える。 「……まどか」 「もう一回」 「まどか」 「うん」 「まどか…………の、ばかっ!!」 ドンッ! 「わあっ!?」 姫条は突然突き飛ばされ、反動でソファーに倒れた。 驚いた顔のまま見上げると、美奈子が怒った顔で睨んでいる。 「す、すまんっ! 悪気はなかったんや! ただちょっとばっかり素直になれんかっただけやねん!」 「違うもんっ!」 「……は?」 泣きそうな顔で怒る美奈子に、姫条は体を起こしてじっと足下を睨みつづける美奈子の手を遠慮がちに引いた。 美奈子は引かれるまま姫条の隣りに座る。 向かい合うように座ると、美奈子が姫条から視線を逸らしたまま言った。 「高校の時の事、覚えてないの?」 「高校の時? どういうことや?」 「ーーー前に私がなっちんの真似してまどか君って呼んだら、すっごい嫌そうな顔して『その呼び方勘弁して~な』って言ったじゃない」 「……あ」 姫条は背筋が凍った。 確か、まだ美奈子と仲良くなりはじめた頃、奈津実に「まどか」と呼ばれていたのを美奈子が聞いて、まどかと呼んだことがあった。 まどかという名前が嫌いで人に名前で呼ばれるのを嫌がっていた姫条は、美奈子にやめてくれと言ったのだ。 固まって何も言わない姫条に、美奈子はふうとため息を吐いた。 「だからずっとまどかって呼ぶの我慢して姫条君って呼んでたのに、それを珪君の事を持ち出して変なこと言い出すなんて信じられない……私、本当に別れようって遠回しに言われてるのかと思っ……」 そこで美奈子はとうとう涙を零した。 「うわっ、泣かんといてや! 俺が悪かった。今回ばかりはほんまに全面的に俺が悪いっ! あ~もう、俺のアホっ!」 急いで近くにあったティッシュを数枚引き抜いて美奈子に渡す。 美奈子はそれを引ったくるように取ると、ちーんと鼻をかんだ。 「ぐすっーーー私が、まどか以外の男の人を好きになる訳ないじゃない……」 姫条は一瞬言葉を失った。 なんてストレートな言葉だろう。 嫉妬して空回りしていた自分があまりにもちっぽけで、子どもで、くだらなく見える。 こんなに美奈子の事が好きなのだと、改めて気付かされる。 「すまん……せやけど、その言葉。そっくりそのままお前に返すで?」 「まどか……」 「それから、関西人に馬鹿は禁物や。アホって言わな」 「ーーーまどかのアホ」 まだ涙の止まらない美奈子の体を優しく抱きしめ、姫条は心に誓った。 もう、二度と回りくどいことはしない。 ずっと、大切にすると。 END =あとがき= 最後までお読みくださり、ありがとうございました。 なんだろう……なんか自分で書いててイラッとしました。 なんでだろう?(二度言う。笑) というか、もしかして私ってば姫条のSSは初書きじゃない?すげー。 何年前からときメモやってるんだよ。ってぇ話しですよ。それに姫条好きなのに。 お題は「子どものような恋」で突発的に書いたんですが、嫉妬の仕方を子どもっぽくしてみたつもりです。 うん、あくまでつもり。。 そして関西弁はしつこいようですが偽物…以下略♪ 管理人、ときメモやる時相手の名前呼ぶのあんまり変えないんですよね。 面倒というか、忘れるんでw だから、姫条の事も「まどか」って呼んだことなかったんで、今回書けて少し満足です。 しかしまどかって名前素敵ですよね〜。もし子どもがいたら「まどか」とか「かおる」って名前付けたいっすw それでは、また~ お帰りの際は、窓を閉じてくださいv ときメモGSに戻る
https://w.atwiki.jp/yamabikokai/pages/50.html
(子供たちはまさに生きている)今日、私が4月から勤務し始めた県立の特別支援学校の入学式だった。新しく中学部に入学してきたM君は自閉症をもった生徒で、新しい環境での生活にかなりの不安を抱えているらしく、最近特に情緒が不安定だったそうだ。そのせいか式が始まり、しばらくすると落ち着いて座っていられなくなり、動きだし、立ち歩き、とうとう奇声も発っし始めた。担任の先生も制止しようとするが振り切って逃げた。来賓の挨拶どころではなくなってしまったが、そんなM君を見ていると、確かに動き出し落ち着きもなくしたわけではあるけれど、これが新しい環境の変化への正直な自己表現なんだと感じてきた。これから始まる新しい生活への不安や心配、そして期待と複雑な心境はみんな変わらないということだと思えてきた。式の最後は校歌斉唱。ドタバタした入学式ではあったけれど、私には何か力をもらった気がした。 -- (本間正泰) 2008-04-09 23 35 06 <転勤と教え子> 今年はやまびこ会の皆様も転勤された方が多かったように思いますが、私も別の中学校へ転勤となりました。 もうすぐ1週間となる所ですが、新天地で生徒と共に行動していると、色々な場面で昔共に過ごした生徒をふと思い出します。 今日は、給食の片付けをしていたら、2つ前に勤めた中学校のOさんを思い出しました。Oさんは、私が食べきって、給食の食器かごやらゴミ袋などの片付けに入ると、自分も食べきって片付けに来ます。そして、手伝い初めて、「こうやるともっとよくできると思います」と言っては、上手に片付ける準備をするのでした。 こういうのも、光発見でしょうかね。大分リアルタイムには後れを取っていますが。 -- (佐藤 健二) 2008-04-10 21 44 12 <転勤初日>辞令をもらい、学校へ行くと、春休みでも多くの子どもたちが部活動をしていた。私を見ると、数人の生徒が寄ってきて、「こんにちは。今度来る先生ですか?」とさわやかな声で挨拶をしてくれた。目がきれいな子どもたちだった。さわやかな辞令交付の日となった。 -- (中野) 2008-04-10 22 19 42 <見てほしい>着任式で生徒と会話したことを話しました。その後、多くの生徒が声をかけてくれます。「わたし○○って言います。覚えてね。」と名札を見せてくれる生徒もいました。みんな自分を見てほしいのですね。みんな輝いています。子どもたちの邪気のない(無邪気な)姿に元気をもらっています。 -- (中野) 2008-04-11 23 49 34 (習うよりも慣れろ)私の担当する重度の肢体不自由のY君、毎朝の登校後の着替えから下校時の着替えまで何度か、車イスを乗り降りします。その度に私と「イチ.ニのサン」と声を合わせて体を持ち上げ、寝かせたり立たせたりします。Y君も不自由な体に力を入れて踏ん張っています。先週はなかなかそのタイミングとこつがわからなかったので、何度かやり直しまでしたのですが、少しずつ要領がわかってくると、二人の息もそろってきたように思います。すると不思議なもので、言葉のやりとりは無理でも力の入れ方のタイミングから 何かつながってきた感覚が私には感じられました。「習うよりも慣れろ」どこかで聞いた言葉が思い出されました。 -- (本間正泰) 2008-04-15 06 04 31 (これが特別支援学校の良さだ)農作業の時間があり、中学部全員が外の農園に入って、これから1年かけて様々な農作物を収穫するためのオリエンテーションが行われた。そして、その学習の流れの中で、ミニ耕運機の操作方法も学んだ。そして全員が順番に交替しながら実際に耕運機を動かしてみた。初めての生徒から、もう慣れた生徒まで色々あったが、実に楽しそうにニコニコしながら動かしていた。ただ、私の担当する重度肢体不自由のY君は車いすに乗っているために、私の方で無理だろうと決めつけていたのだ。ところが、同僚の先生方から、「Y君も乗せてやろうや」といって、数人の教師で彼の体を支え、足を持つ者、上半身を支える者、彼の手をとってハンドルを操作する者など数人がかりでY君を支えながら、見事に耕運機操作を体験させることができた。とっても良い表情で楽しんでいた。私はこの光景に何とも言えない温かいものを感じ、自然と涙が出てきた。生徒みんなが主人公、これが特別支援学校なんだと改めて感じた。 -- (本間正泰) 2008-04-19 23 21 26 今日は地区に市のレクリエーション施設が完成し、オープニング記念式典がありました。私の勤務校は小野湖畔に広がる風光明媚な地域です。湖でカヌーやボート競技も可能で、施設はキャンプ場・宿泊棟も建設され、さまざまな目的に利用できる素晴らしい施設です。私の学校でも今年度からの利用を検討中です。今日はそのオープニングセレモニーの中で、本校の生徒で選択体育をとっている生徒10名が宇部市で踊られている「なんば」という踊りを披露しました。この踊りは、昨年も運動会や地区の文化祭などで披露し大変好評だったものです。今日は市長さんや教育長さんに加え、元文部科学大臣の河村代議士をお迎えした中で、踊りを立派に披露し、盛大な拍手をいただきました。今年度の本校の教育目標は二つに絞りそのひとつを「小野中と自分に誇りの持てる生徒の育成」としました。全校生徒26名でとかく内向き・内弁慶になりがちなため、積極的に外に出る機会を設けるようにしています。小さな学校でも出来るんだと生徒たちは十分に自信・誇りの持てた一日ではなかったかと思います。 -- (金子悦郎) 2008-04-27 19 18 18 金子悦郎様 いいですね~。子どもに自信と誇りを持たせる。 今、みんな自信のない人たちだと思います。外から「すごいよ!よくやった!」と言ってあげたいですね。 そういう舞台をつくるのが教師、大人の仕事です。 変に子どもに迎合する意味ではありません。 中学生は、育てると驚くほどの成長を見せます! 「見くびるな、買いかぶるな」・・・八ツ塚実先生の言葉 -- (新井 国彦) 2008-04-27 19 53 46 (参観日)新しく転勤して初めての参観日だった。これまでなら自分のクラスの教科なり学活を見てもらっていたのが、特別支援学校では、中学部全員の音楽を見てもらった。ほとんどの生徒は音楽が大好きで、リズムに合わせて手を叩いたり、歌ったり踊ったりと自分を伸び伸びと表現している。しかし、集団活動が苦手なA子にとっては、みんなと合わせて踊ったりできない。また、音に敏感に反応する自閉症のB君も、いつもは廊下からちらっと様子を覗くか耳をふさいでいる。それでもさすがに今日は参観日で保護者がたくさん来られると 様子が違っていた。自分の頑張っている姿を見せようと二人ともそれなりに頑張ろうとしていた。A子はリズムに合わせて複雑に手を叩く動作を前に出てやっていたし、B君は、この一曲は歌おうとあらかじめ先生と約束をしたのを守って、みんなの前で歌うのだ。やればできるのだ。なかなか継続するのは難しいけれど、この日はとか、これだけはという時にはきちんとわかっている彼らに何だか不思議なものを感じた。 -- (本間 正泰) 2008-04-28 21 09 21 修学旅行の最終日はスペースワールドでした。 シーズンということもあり、すごい混雑でした。3クラスで行って、うちのクラスだけ集合時間が早い。「集合時間にみんなそろうかな」ふだんの学校生活を見ていると、チャイムで教室に入れない生徒も多く、はっきり言って不安でした。しかし、それは杞憂に終わりました。集合時刻5分前にはちゃんとバスに全員集合できたのです。 「しかられてから動く」から「自分で考えて動く」へ。変化が見え始めたいい修学旅行でした。 -- (中原 衛) 2008-05-17 18 21 53 私のクラスのO先生が緊急入院、6人の生徒を5人の教師で担当しているわけで、お互いに協力しあいながら、O先生の分をカバーしています。そんな教師の姿をしっかり見ているのが、生徒Kさん。色々な事に気がつき、気がつき過ぎるから疲れやすいKさんなんだけど、このところの生活ぶりが変わってきた。「先生、しんどうそうやで、私がK君の様子見ておくよ」なんて 急にお姉さんのような言動が見え始めた。私たちのバタバタしている姿に、何かをしようと、何かすることで役に立とうと考えたようだ。本当に有り難い。O先生の入院は心配なんだけれど、このことがきっかけで、Kさんの様子に変化が見えかけた。子どもってやはりおもしろいと感じさせられた。 -- (本間 正泰) 2008-05-17 21 52 02 毎朝、昇降口を掃除しています。先日、登校してきた女子生徒が掃除をしている私のところに来て「先生、私も掃除をしたい」と声を掛けてくれました。感動しました。私にとっては飛び上がるほどうれしい言葉でした。子どもってすごいです。子どもの素直な一言で大人の心が震えます。 -- (中野) 2008-05-24 21 30 22 (ナマズが釣れたよ)小学部で今日は学校の横を流れる川の探検をされたようだ。それぞれがバケツに色々な植物や小さな魚を入れて持って帰ってきた。その授業がおもしろかったのか、給食後の昼休みにもう一度でかけてた生徒もいた。その生徒たちが、「先生、ナマズが釣れたよ。」と興奮気味で戻ってきた。「見て見て大きいやろ。」と釣り上げたうれしさを満面の笑顔で表していた。その姿に私たちまでうれしくなってきた。自然体験活動の大切さを改めて感じた。 -- (本間 正泰) 2008-05-28 05 48 06 五月の中旬に広島・山口方面に修学旅行に行きました。 旅行自体にも目標がありますが、私は、次のことを考えていました。 ○ 毎日、教室や家庭で取り組んでいることが、旅行中に、どれぐ らいできるのだろうか。 子どもたちと私は、ルーティン表を付けています。目標に向かっていくために、毎日、やるべきことを決めてチェックする表です。修学旅行用ルーティン表を作成して取り組みました。 子どもたちの挨拶は、校長先生も驚かれるほどでした。旅館のスリッパを揃えたり、食事を片付けたり・・がんばっていました。 夜、旅館の廊下で腕立て伏せをしている子もいました。私も、毎日の運動や学びを子どもたちと続けました。 六年生は毎朝、走っていますが、旅行二日目の朝、六時二十分に旅館前の空き地に集合し、みんなで走りました。それを見ていた他校の先生が「修学旅行で走っている子どもを初めて見た」と言われていました。日々やり続けることのみが、その子の心の強さや自信を創るのかもしれません。これからも、続けます。 -- (西村 徹) 2008-06-02 06 52 57 時々、卒業生が学校に遊びに来てくれます。 過日も、女の子三人が六年教室を訪ねに来てくれました。口々に、中学での学習のこと、部活のこと、友達のことを話してくれます。どの子が訪ねてきても、面白いように同じです。私は、幸せな思いで話を聴いていました。 女の子達は、話が一段落すると、こう言いました。 「先生、ここで中間テストのテスト調べをしてもいいですか。」 中学生が六年教室で勉強するというのはおもしろいですね。 そうしているうちに、卒業した男の子も教室にやってきました。 「去年、先生に苺をあげますと約束したのに、あげることができませんでした。一年遅れましたが、持ってきました。」私は「君は、なんて良い子なんだ。」と叫んでしまいました。(笑) テスト勉強していた女の子達も苺に集まってきます。頬張ると、とても冷えていて、甘酸っぱい苺。みんなで「おいしいね。」といただきました。持ってきた男の子も嬉しそうです。 しばらくして、子どもたちは帰って行きました。 私は、子どもたちがいなくなった教室で、「卒業生が気軽にやってきたり、テスト勉強をしに来たり(笑)、苺を持ってくる学校って素敵だな。」と思っていました。 一年後、今の六年生も来てくれるのでしょうか。何だか、もう、一年後が楽しみになってきました。 -- (西村 徹) 2008-06-02 06 53 27 西村徹先生 すごい先生ですね。求道的に生きていらっしゃる西村先生を、子供が、親が、どれほど慕っていることでしょう。 卒業して訪ねる子たちに「幸あれ」と思いつつ、今担当の子たちの成長も願う。 教育という尊い仕事を粘り強く、地道に歩む西村先生のお姿を想像しています。 -- (新井 国彦) 2008-06-03 19 25 36 (助け合おうとする子供たちに感謝)うっとおしい梅雨の季節、朝からどんよりとした曇り空。おまけに週初めの月曜日、そんな時に同じクラスの先生の一人が休まれた。私が通う支援学校の中学部1組は6人の生徒を教師5人で見ています。そん中で、たまたま2人の先生が休まれて、3人で6人を見ることになった。朝から子供たちに事情を話すと、有り難いことに子供たちも危機感を感じてくれて、朝の会もいつもよりスムーズに流れた。いつもなら、だらだら時間をかけて挨拶をするY君も今日は違っていた。給食でも偏食が多く、なかなか食べようとしないK君を席の前のKさんがうまく語りかけたり、時には食べさせてくれたりで、いつもより早く終えることが出来た。こんな風に、今日の教師の状態をしっかりとらえ、みんなでカバーしてくれた。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 -- (本間正泰) 2008-06-09 21 16 46 先週作業学習が集中的に取り組まれた。私の担当する重度の重複障害をもつ生徒も、これまでの経験をもとに「ペグ抜き作業」を試みた。板の上に30本のペグが差し込んであり、そのペグを抜いて別のトレイに入れる作業に挑戦した。手足が自由に使えないY君なので、まずペグを板から抜き取ること、そして、抜いたペグを決められた場所に移すことと二段階の作業が必要だった。いつもなら抜いたペグを自分の周囲にまき散らすことを楽しんでいたのに、今回は違っていた。「今から作業を始めます。」と伝えると、自分で仕事をするつもりになったようで、1本1本抜いては移し替えているのだ。しばらくすると集中力は途切れたが、それでも今日は仕事をするんだと何か意識を変えていたことに驚いた。言葉をまだ十分に持たないけれど、「頑張ったな。」と伝えると、「うんうんうん」と満足そうだった。まだまだY君のおもしろさや可能性に気付そうだ。 -- (本間 正泰) 2008-06-15 22 30 13 今私が担当している重度重複障害をもつY君だが、最近になって定時排尿ができるようになってきた。以前なら自力で便座の上で体を支えることができず、本人も緊張し体全体に力が入り、何度か試みはしたものの難しかった。それが今では、便座の周囲の手すりを自分で握り、しっかりと体を保持している。すると筋緊張も抜け、自然に排尿ができるようになった。彼も15才、確かにここまでの道のりは遠かったかもしれないが、確実に成長している。人間の可能性の凄さを教えてもらっている気がする。 -- (本間 正泰) 2008-06-29 06 27 50 (Y君が立ちました。)いつも伝えています私が担当しているY君がプールの中で立ちました。普段の生活では、まず不可能なことが水の中ではできるのです。私がY君と一緒にプールに入るのは初めての経験で、私も緊張しながら抱きかかえてプールに入りました。私の緊張がY君にも見事に伝染し、Y君も体をがちがちにしながらのスタートでした。すると横で見ておられた指導員が、「先生、見とりや、こうしたら一人でも立てるんやで」と、Y君を背後から抱きかかえられると、確かに足を底につけて立っているのです。「先生、手を取ってやって」と、Y君の手を握ると、私の前で立っているY君を見ることができたのです。今までの関わりでは、車椅子の上げ下ろし、衣服の着脱など全てを人の手によるものでしたから、両足で立つY君を見たときには自然と涙が出来てきました。本当にすごいなと感動しました。 -- (本間 正泰) 2008-07-02 21 09 00 (今日嬉しいことがありました。)今日午後から中2の息子が通う中学校で、6月に行った「トライやるウィーク」(職業体験)の発表会が開催され、私はPTA役員でもあるので代表で、保護者の立場で感想を述べる機会が与えられました。学年集会での話はいつもやっているのですが、さすがに息子の前では初めての経験だけに、その反応が気になりながら順番が来て私なりの感じたことを話しました。いつもの「先生は・」ではなく、「おっちゃんは・」の調子で話したのですが、親と言うよりは知らず知らずのうちに教師口調になっていたようです。息子が家に帰ってきて、「今日のお父さんは、先生の目になっていたな。」とか「お父さん、今日の話は良かったで」などと伝えてくれたのです。今までは、私が学校へ行くことさえよく思っていなかった息子が、今日の一言である。最高の褒め言葉に感謝・感謝です。(少々親ばかな子どもの光発見となりました。申し訳ありません。) -- (本間正泰) 2008-07-11 22 49 51 (とっても素敵な収穫祭でした)いよいよ1学期も今週で最後となりました。学部集会では、1学期の生活を振り返ったり、それぞれ担任から生徒へ一人ひとりの1学期の生活で光ったもの(出来事、成長の跡)を表彰状にして渡したりと、学期末のまとめの取り組みが続いている。そんな中で、今日は農園で育てた野菜の収穫祭として、中学部全員でカレーパーティーを開いた。クラスごとにビーフカレー、ポークカレー、野菜カレーなどメニューを決めて、みんなで協力しながら作った。自分たちで草ひき、水やりをしながら育てた玉ねぎ、ジャガイモ、にんじん、などを使っての調理だけに、その出来栄えも納得のいく物ができた。Y君は、「最高!濃厚な味だね」などとうまく表現した。そばで聞いていた私たちもその言葉に思わず拍手を送ったほどだった。自分たちで育て、収穫し、みんなで調理し、みんなで食する。大事な学習をして最後を締めくくれたように思う。 -- (本間正泰) 2008-07-15 21 25 27 昨夜、本校の生徒保護者、教師による夏祭りが盛大に行われました。教師保護者による夜店に並べられたゲーム類、夕食のカレーライスやお好み焼き、全てがみんなの手作りです。生徒の御家族の皆さんもたくさん参加され、それぞれの家庭で、障害をもつ本校生徒をどんな風に関わっておられるか、いつもとは違った場面をそばで見せてもらいました。生徒のお兄さんお姉さん、また弟や妹が実に細かく優しく関わっておられる姿を見るにつけ、当たり前の光景ではあるけれど、そばで見ていて本当に温かなものを感じました。みんなの優しさが手作りの夏祭りをさらに盛り上げました。とても暑い日ではあったけれど、何とも言えない人のぬくもりを体験できた夏祭りでした。 -- (本間正泰) 2008-07-21 22 54 06 2学期が始まりました。学校に子どもたちが戻ってきて、また賑やかになりました。特別支援学校の始業式も 校長先生の挨拶から始まります。でも、夏休み中の生活リズムがまだ続いている生徒にとっては、静かに先生のお話を聞くのは大の苦手です。声を上げて騒ぐ者、急に動き出してその場から逃れようとする者、みんな「生きているんや」を実感できる時間が過ぎていきました。それでも、休み中の検定合格、スポーツ大会、美術展等の賞状伝達となると、一生懸命手を叩いてあげたりと なんだか自分のことのように喜んでいる姿も見かけられました。何かホッとさせられます。学校が始まり、児童生徒の活気が、私たち職員の大きなエネルギーとなっています。行事の多い2学期だけれど、生徒たちからもらったエネルギーを大事に育てていこうと思います。 -- (本間 正泰) 2008-09-01 20 03 42 昨日、体育大会がありました。私の担当する3年生は、練習の態度はあまりよくありませんでした。遅い集合、だらだらとした入退場、本気で走らないリレーの練習、メリハリのないソーランの踊り…。はっきり言って、本番が心配でした。 しかし、昨日はさすが最高学年というところをいくつも見せてくれました。クラスでも、みんなが一生懸命走って学級対抗リレー(男女全員が走るリレー)で1位をとることができました。お互いの応援の声もすごかったです。子どもたちのもっている力を感じた一日でした。 -- (中原 衛) 2008-09-14 10 54 18 今日、私の勤務する特別支援学校の運動会でした。3週間の長い長い取り組みでした。4月に転勤してきた私にとっては、初めての運動会。順位や得点で競うのではなく、それぞれの生徒に応じた工夫や配慮がなされ、その様子をトラック周囲に設けられたテントから大勢の観客が応援する。とっても温かく、やさしさにあふれた運動会でした。いつもよりも興奮状態の生徒も多く、時には心配する場面もありましたが、一生懸命に頑張っている生徒の姿は、見ていても力や感動を与えてくれます。またひとつ今の学校が好きになりました。 -- (本間 正泰) 2008-09-27 21 25 29 今日は、歌声大会(合唱コンクール)が行われました。この歌声大会で3年間の学校行事は終わりです。そこで、この取り組みが始まる時、私はクラスで「最後の行事くらい自分たちでやってみろ」と言いました。というのは、担当の学年は自分たち考えて取り組もうという気持ちがいまいち弱い、何事も人まかせ、そのくせ文句は多いという学年だからです。練習はあまりうまくいきませんでした。大きな声では歌えません。しかし、昨日の練習であまり練習熱心ではなかった男子が、手拍子を入れようという提案をし、さらにリズムに乗って体を動かすパフォーマンスも取り入れることに。今日の休憩時間にも打ち合わせをして、いざ舞台へ。本番は、やはり声は出ていませんでしたが、女子も乗って手拍子をしていました。最後まで楽しそうに歌う彼らの姿に感動しました。「自分たちで考えて、他のどのクラスもしなかったことができたからよかった」帰りの会で褒めました。少しでも自分たちで考えて取り組むことの楽しさをわかったかな。そうだったらいいなと思います。あと半年ほどの付き合いですが、これからの彼らの成長が楽しみです。 -- (中原 衛) 2008-10-08 20 04 48 合唱コンクールは、学校行事の中でも学級の取り組みとして意義のある活動が出来るものですね。 私の学校も10月24日(金)の文化祭での発表に向け、練習が始まっています。歌の状態はまだまだですが、子どもたちが自分たちで声を掛け合い、練習を積み上げていい歌にしてくれることを強く願っています。担任として言いたいことや指導したいことがたくさんありますが、それをしたときに「やる気」に結びつくかどうかが大事ですね。 幸い、今年のクラスは学級委員や指揮者がみんなに歌のアドバイスや注意点を言ってくれ、みんなもそれに協力してくれるので、とてもいいです。当然ぶつかり合いも、気まずくなる時もあります。でも、そういうことを経て仕上がっていくものだと思います。 昨日も、中間発表会直前の練習、発表会、その後と短時間ながら、その時々に意見を出したり協力したりする姿に感心していました。 担任をやっていて良かったなあ、と思える瞬間でした。 さて、この先、どんなドラマが生れるものか・・・勢いに乗って最優秀賞か、ぶつかり合いで不協和音か、沈滞ムードか・・・。 二度とない、この子たちとの合唱コンクール。光を見つめていきたいし、お互いの光に気づかせてもあげたい。 -- (新井国彦) 2008-10-09 05 43 04 合唱コンクールで歌い終えた瞬間に涙した子どもたち。表彰式でステージから担任の先生を呼び「ありがとうございました」と大きな声で叫んだ子どもたち。友のために担任のためにと歌い続けた子どもたち。賞が取れなくても、クラスのみんなと共に練習した日という事実はたくさんの宝物を残しました。担任でない私もこの日は泣きました。 -- (中野敏治) 2008-10-13 16 03 50 私のクラスに家庭の事情で親元を離れ、本校近くにある養護施設から通うF君がいる。その彼に小学校の時の担任の先生から、先日、本校で行われた運動会を参観された感想と、その時に撮影された写真、また彼の出身校の先生方からのお手紙を一緒に添えられた素敵な贈り物が届いた。久しぶりに見る成長したF君を見られた感動や、何よりも新しい環境で、新たな人間関係の中でたくましく生活している姿を、かつての担任としてとってもうれしく感じられた内容であった。私もそのお手紙を横から読んでいて 自然と涙が出てきた。素敵ないい先生だなって感じた。F君も何度もお手紙を読み返していた。いつも照れ屋で、なかなか自分から口を開いて進めることはない。それでも、自分をいつも遠くから見守ってくださっている先生の存在、そんな先生の思いを一生懸命受けているF君の今の姿には、頭が下がる思いがする。 -- (本間 正泰) 2008-10-17 20 30 10 本校の学習発表会に向けて、私の所属する中学部の練習もようやく全体像が見えてきて、練習にも熱が入ってきた。当初は全く何が始まり、どうなるのか見通しが立たない練習に、自閉傾向の強い生徒や、集団活動の苦手な発達障害のある生徒は、イライラが溜まり大変だったと思う。それでも、彼らなりにセリフが言えたり、ダンスも部分部分で出来るところもあったりでよく頑張っている。また、先生方の姿勢にも変化が見えてきた。バラバラだった雰囲気が、練習やお互いの話し合いを重ねることで変わってきた。気持ちの入り方が変わってくると、居心地が益々よくなってくる。行事を通じて今みんなが少し成長しているように感じるのだ。 -- (本間 正泰) 2008-10-22 20 44 24 言葉の理解や表現がまだ未発達で、上手に自分の気持ちや考えていることを表現できない生徒も、今年の中学部の学習発表に向けての取り組みの中で、その子その子の今の能力に応じた出番や場面を工夫してあげると、とても良い味を出している。私が担当する重度の障害をもつ生徒も、絶妙なタイミングで両手を挙げて返事をしたり、不自由な手を重ねて拍手をしたり、言葉が今どれくらい理解できているかはわからないけれど、それでも彼の動きは流れにきちんと合っている。本当にすごいなといつも感心する。私にとって初めて経験する特別支援学校での学習発表会。毎日の練習でのこうした発見がとても感動的でおもしろい。人のもつ能力の深さを感じる毎日だ。 -- (本間 正泰) 2008-10-24 04 23 53 学習発表会が終了した。さすがに体育館一杯に保護者、来賓、地域の方、近隣の小中学生など多くの方が見に来られると、生徒も出番が近づいてくるとかなり緊張していた。いつも緞帳の裏でやかましく言っていた私の担当するY君も、表情は硬くいつもの調子ではない。真剣に出番を待っている姿がおもしろく感じられた。また、いつも練習ではセリフをよく覚え、失敗などしなかったN君も急にセリフを忘れるハプニングもあった。それでも、みんなの一生懸命な姿はよくわかった。中学部の発表を成功させたいという強い気持ちは、よく伝わってきた。先生方も大きな声で子供たちを応援したり拍手を入れたりと、みんなの気持ちが発表を通じて一つになっていたのが心地よかった。「子どもの光」と「教師の光」が一緒になって輝いた。私にとっては、忘れられない初めての支援学校での学習発表会。気持ちのよい1日だった。 -- (本間 正泰) 2008-11-01 21 09 08 今日、私の通う特別支援学校の最も近くにある中学校の1年生と本校中学部との交流会が行われた。この交流は、中学校の学年全体では人数も多くなりすぎるので、クラス単位で何日かに実施時期を分けて行われている。ただ、2学期のこの時期になると1年生にも生活の崩れが始まり、生活指導上の問題も抱えている生徒も現れて、実施に向けては中学校の先生方も随分心配されていた。障害を持つ生徒をばかにしたり、軽率な言動があるのではないかと気を遣っておられた。ところが、一端交流が始まり、それぞれのグループで近くの公園などに移動し、自己紹介や早速遊びを通じて子どもらしい関わりを始めると だんだん雰囲気が変わってきたのが、そばで見ていた私にも伝わってきた。私の担当する車イスに乗るY君も、中学生が順番に車イスを押してくれて、その度に彼のことを私から話してみた。体のこと、障害のことなどを少しでも理解してくれればと思って話してみた。生徒は、私の話を聞きながら、実際に声をかけたり、不自由な手足を支えてくれるうちに Y君の頑張りやおもしろさを感じてくれるようになってきた。午前中の数時間の交流会ではあったけれど、障害をもった同世代の生徒と関わるなかで、何かを感じてくれたように思う。共に触れ合い、共に時間を過ごす。いい交流会になっていたと思う。 -- (本間 正泰) 2008-11-17 20 36 15 2学期も残り数日を残すだけになった。今学期最後の作業療法士の先生と担当するY君との個別の時間が今日あった。前もって私から、今、気になる行動として指を口に入れて聞く側にとっては嫌な音を発すること、爪を立ててのひっかきの2点を挙げていた。私の方から先生に説明をし始めると、急にそばにいたY君は指を口に突っ込んでみたり、止めようとした私の手を引っ掻き始めたのだ。以前にもここに何度も登場してきたY君は、重度の肢体不自由や知的の障害を持った生徒で、まだまだ言葉の獲得には課題を多く持った生徒なのだ。しかし、周囲で行われている人の会話はよくわかっているのだ。だからこそ、今日も先生の前で実際にやってみせたように思う。先生とも「すごいですよね。ちゃんとわかっているんですよね。」と笑いながら声を掛け合った。いつもは気になる行動も、今日のような姿を見ると何だかY君がよけいに頼もしく見えたのだ。色々あった2学期も私はY君の成長から、多くの新たな気付きをさせてもらった。 -- (本間 正泰) 2008-12-11 22 54 01 来週の土曜日にマーチング・トワーリングの全国大会が埼玉で開かれます。わが校の吹奏楽部も今年度、県大会、中国大会を勝ち抜き、初の出場権を獲得しました。土・日もなく練習に明け暮れてきた部員たちはもちろん、それを支えた保護者や顧問、指導者の努力の賜物であると思います。担任する生徒も3名出場します。今日はこれから壮行会兼マーチングショーです。本番は行けないので、しっかり応援してきたいと思います。 -- (中原 衛) 2008-12-14 08 10 29 きれいな教室で「さようなら!」 今日も2年2組の生徒はよく掃除をしてくれました。 6校時の体育の持久走の後で、足が半痙攣の状態でも雑巾がけをよくしてくれましたし、黒板の拭き掃除も見事なものです。「きれい」はいいですね! 私は腰痛もあり、あまり力にはなっていませんが、生徒がきれいにしてくれます。 きれいな教室で帰りの会ができるのは、担任としてとてもうれしいことです。 -- (新井国彦) 2008-12-18 19 23 45 今日は2学期の終業式。朝、登校してきたY君に「おはようございます。」と声をかけると、いつものように「はい」と大きな声で返してきた。この返事にも2学期の成長の跡が、私には感じられた。そして、もうひとつおもしろかったのは、教室に入ってきたY君は、いきなり指を口に入れかけたので、ちょうど私が読みかけた家の方からの連絡ノートを一緒に声を出して読んだのだ。すると、Y君は口から指を出して、そのノートを真剣にのぞき込もうとするのだ。記入者はお母さんで、家庭から見た2学期の成長を丁寧に記してあった。とっても温かい内容で、家庭でもY君の成長ぶりにみんなが喜んでおられることがよく伝わってきた。障害ゆえにまだまだ発達年齢は低いけれど、この子なりに一生懸命に生きる姿に、一緒に生活する周囲のみんなが何だか勇気や元気をもらえている。子ども光を家庭でも、学校でも確認しあうことで、共に生きる周囲のみんなが元気をもらったそんな2学期終業式であった。 -- (本間 正泰) 2008-12-24 20 10 12 新しい年の3学期が今日から始まった。子供たちが学校に戻ってきた。久しぶりに見た担当するY君だが、また一回り体が大きくなっていたように感じた。いよいよ3月には中学部の卒業、そして高等部への進学。これまでは、まだまだ幼い子どものように見ていたY君が、今日は青年のような凛々しい顔になってきた気がした。新年を迎え、何かを決意して登校してきているからなのだろうか。とにかく新しい年の第一歩、着実に成長し、進化し続けているのが感じられた始業式だった。私も負けてはおれないと感じた。 -- (本間 正泰) 2009-01-08 19 34 27 (1年の成長を実感できる日々に、何とも言えない心地よさを感じています。) 1月も今日は21日、来週からは今私が担当するY君の次の進路先となる県立特別支援学校高等部の願書提出の時期になっている。調査書を作成しながら、もう入試、卒業式まですぐであることを改めて感じたの同時に、私と出会った昨年4月から今を比べると随分成長したなと感じることができた。あんなに気になっていた爪のひっかきも減ってきたし、指を口に入れて嫌な音を発する機会も少なくなってきた。また、何と言っても言葉のコミュニケーションではなく、動作やしぐさできちんと私の呼びかけに対応してくれる反応に、何か彼と繋がっていることを実感できることに、とっても心地よいものを感じている。あと数日の中学部での生活、1日1日一緒に過ごせることに感謝しながら、今まだできることを最後まで責任を持って取り組んでみようと思う。 -- (本間 正泰) 2009-01-21 20 36 26 【本当に温かいマラソン大会でした。】 今日、本校のマラソン大会が行われました。児童生徒の障害の程度、体調や状態を考慮して、中庭コース、外周コース、自力走行、支援走行などいくつかの選択がある中で、自分で決めて出場します。私の担当のY君は歩行器を使っての中庭自力走行です。いつもは、ほとんどの生徒が外へ走っていくので、静かなものなのですが、今日はスタート時間が分けてあるために、みんなが走路両側をはさんで、大きな声で声援を送ってくれます。いつもなら途中で休憩を入れたり、ゆっくり走っているのが、周囲の声援に必死に応えようとしっかり頭を上げて、足を踏み出しているのです。本当に凄いなと感じました。校内では一番遅い生徒かもしれないけれど、みんなが最後まで声をかけてくれました。また、その声援に一生懸命に応えようと頑張るY君にも「よくやったな。」と声をかけました。一人ひとりの温かい大きな声援に 何か気持ちを動かされました。 -- (本間 正泰) 2009-02-04 20 46 13 昨日の放課後のことです。全校生徒への配布物を数えたり、学級ボックスに入れたりしていると、 「先生、手伝いましょうか?」と声をかけてきてくれた生徒がいます。顔を見ると、女子バレー部のMさんです。 「ありがとうね。前にもMさんは先生の荷物を運んでくれたことがあったね。本当にありがとう。」 と言って、手伝いをお願いしました。やがてもう一人、同じバレー部のTさんも加わってくれました。 日頃から顧問の先生が、コートに立つときだけでなく、あいさつや手伝いを自分からしなさいと指導されているのでしょう。 それを行動化できる生徒たちに感動します。 教師と生徒の信頼関係があってこそできることではないでしょうか。 とても気持ちの良い出来事でした。 -- (新井国彦) 2009-02-20 06 34 07 【高等部の受験がありました】 先週末、担当している生徒の高等部受験がありました。その生徒は、本校の高等部ではなく、寄宿舎のある県北の特別支援学校の高等部を受験しました。試験前日には多くの先生方からも「明日頑張って来いよ。」と声をかけられ、その度にその生徒は、「うんうん」や「はい」など、彼なりの精一杯の気持ちを伝えていました。試験当日も会場で彼に出会い、声をかけましたが、いつもよりはやや堅い表情で緊張しているのがわかりました。それでも、最後に「頑張って!」と声をかけると「はっは」と笑い飛ばされました。何だかたいした生徒だと、頼もしく見えました。受験が終わると、次はいよいよ卒業式です。1日1日をこれまで以上に大切にしようと思います。 -- (本間 正泰) 2009-02-22 21 07 16 今日から卒業に向けての教室整美が始まりました。今日はペンキ塗りのために壁をはがす作業と、カーテンはずしです。今までに進学先が決まった生徒10人で取り組みました。約1時間、みんな一生懸命やりました。思ったより作業が進みました。きれいな校舎を次に引き継ぐために、これから一緒に頑張りたいと思います。 -- (中原 衛) 2009-02-23 20 51 02
https://w.atwiki.jp/endlesswiki/pages/74.html
AND ENDLESS summer edition 2007 子どものナイフ the Children Dagger 2007.8.23~9.2 シアターΧ 【キャスト】 ヴォルフィー:西田大輔 コンスタンツェ:田中良子 ジョルジュ:村田雅和 スゥイージー:芳賀恵子 クレメンティ:山田能龍 サリエリ:佐久間祐人 ミッケル:伊藤寛司 シカネーダー:加藤靖久 バルバラ:中川えりか ランゲ:岩崎大輔 レオポルト:村田洋二郎 イリシアス:一内侑 ヴァン:竹内諒太 オーギュスト:八巻正明 アウエル:安藤繭子 女 :宮本京佳 男 :黒川賢一 【あらすじ】 1791年12月5日——。 ウィーンの自宅にて ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 死去。 彼の死にまつわる謎は多い。 そしてこれはもう一つの話。 もう一つの部屋で行われていた 彼にまつわる大事なもう一つの話。 ——そのナイフを、私は確かに見たんだ。