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※ドスまりさ警報 責任のある者とない者 ドスまりさとその取り巻きのゆっくり達 力のある者とない者 水橋パルスィは楽しそうに暮らすこの連中が腹立たしくて仕方なかった。 ドスまりさが群の平和を守る事に努力を惜しまないように、パルスィもまた群の平和を壊す事に努力を惜しまなかった。 全員に何かする必要なんて無い。とある者の理性の箍を外してやれば良い。理性を失わせるには嫉妬がちょうどいい。 「なんで、ドスまりさのいうこときけないの!!」 珍しくドスまりさは怒っていた。 赤ちゃんゆっくりまりさがまた勝手にご飯を食べてしまったのだ。 「だって、おかなちゅいたんだもん。ゆっきゅりたべていいでしょ?」 「ダメだよ!これからふゆごもりなんだからえさはどれだけあってもたりないんだよ!!」 越冬、ドスまりさの管理する群では効率的に餌を集め、集団で冬眠する事から、その成功率は高い。 しかし、油断はできない。餌不足は争いを生む。それは群の存続を不可能にさせる。 ドスまりさは夏の終わりごろから口酸っぱく、皆に食糧の備蓄を呼びかけてきた。 それなのにこの赤ちゃんゆっくりまりさは無責任にも自分の事しか考えない行動に出たのだ。 ドスまりさにはそれが許せなかった。そんな行動をできる事が許せなかった。 自分がどれだけ苦労して食糧の備蓄をしているか、それなのにこの赤ちゃんまりさは。 自分はドスで群の長で責任があってちゃんとしなければいけなくて、 この無責任で自分勝手な赤ちゃんまりさが羨ましい。 その日を境に群はおかしくなっていった。 ドスまりさは次第にわがままになり、備蓄していた食糧もどんどんと食べてしまった。 心配したゆっくりたちが声をかけるが、それに怒鳴り散らす始末。 「ドスまりさのかってにさせてね!!」 取り巻きのゆっくりたちはかつての責任感があって、皆に優しいドスまりさを懐かしんでいた。 今はと言うとまるで何も知らない赤子のようだ。 このままでは越冬どころか、冬までに群が全滅してしまう。 まず群に起こった変化はまだドスまりさにリボンや帽子を預けていないゆっくり達の逃亡だった。 群の中では新参者でさっさと群を捨ててしまった。 ドスまりさにリボンなどを預けてしまっているものはこうはいかない。 普通なら理由を説明しリボンを返してもらうか、ドスまりさに改善してもらう場所を指摘し改善してもらうかの二択なのだが、 このドスまりさはそのどちらも拒否した。最初、その態度に怒り帽子の返却を強く申し出たゆっくりちぇんがいたが、 あっさりドスまりさに潰されてしまった。 冬を目の前にし、本来ならもう冬の準備をはじめていなければいけない。 それなのにこの群では明日の蓄えすらもう残っていなかった。 何匹かのゆっくりはリボンを預けていたとしても逃亡した。一生、後ろ指を差されることになるが死ぬよりはマシだ。 残ったゆっくり達は結託してドスまりさを排除しようとしたが、力の差は歴然。 クスクスと笑い転げるパルスィ。 ああ、あの責任感溢れた子がここまで堕ちるものなのかと自分の力を褒める。 ドスまりさは一人ぼっちになった。 惨めな一人ぼっち。周りには仲間だったゆっくりたちの死骸が転がっている。 苦楽を共にした仲間はもういない。 そこへゆっくりれいむの家族がやってくる。 みんな、仲が良さそうな家族だ。 パルスィはまた力を行使する。 この仲が良さそうななゆっくりれいむの一家が羨ましい。 こうして、ドスまりさは冬に飢えて死ぬまで何かに嫉妬し続けた。 by118 このSSに感想を付ける
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壱 弐 参 極 名前 [嫉妬罪源]れう゛ぃあたん (しっとざいげん れう゛ぃあたん) セリフ 壱 「耳は一つでいいでしょう?私だけの声を聴いて」 弐 「眼も一つでいいでしょう?私だけを見ればいいの」 参 「足はいらないわね。ここ以外のどこに行くというの?」 極 「ねぇ、あなた幸せ?……私より幸せなの?どうして??」 解説 嫉妬を司るとされる悪魔。大きな怪物、蛇といった解釈をされることもある。人に憑くこともあり、祓うことが非常に困難で、特に女性に憑くと言われている。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 SSR 36 7310 6680 5750 弐 8270 7550 6500 参 9340 8540 7350 極 10560 9650 8300 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:嫉妬ノ執着 闇 10 敵全体の攻防ダウン お邪魔戦術式 発動率 攻撃力アップ 中 備考:
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手塚治虫は存命中から“マンガの神様”と言われた。代表作は、火の鳥を始め、ブラックジャック、ブッタはど多作やっとぉ! だが、 「あんなものは漫画ではありません」(石ノ森章太郎に対して) 「まず絵が汚い。あのくらい私ならいつでも描けるんですよ」(水木しげる『ゲゲゲの鬼太郎』に対して) 「いったいこれのどこが面白いんだ?誰か教えてくれよ」(梶原一騎『巨人の星』) 「野球の試合経過だけ描いてりゃいいんだから楽なもんだな、え?」(水島新司『ドカベン』) と、吐かぃしぃておった すうぬ。 補加 手塚治虫は近代ん漫画の基礎を作った漫画家と伝わる。 一方で、非常に嫉妬深く、 あちらこちらの人気ぬ売れ漫画家に嫉妬深し、 愚痴などぬ暴言を吐かしたという。 もし今も存命していたとしたら 秋本治や鳥山明ぬなどぬが手塚の犠牲かぬになったと言われる。
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サブタイトル 少年全面楚歌村 紹介 発言数は817発言と普通な村だが、蓋(灰ログ)を開けてみると楽しいRP村。 また、対抗が噛まれた際の占師CO者としての立ち回りとして参考になる村。 狐の疑われないための位置とりや、白狼、ライン切り、狼の仲間へのフォローも灰ログや赤ログで勉強できる。 初回は白ログのみで狼と狐を探し、最終日は少年の気持ちを一緒に味わう事をおすすめです。 あらすじ 勝敗 狼勝利 作戦 村側の作戦 占師初日CO 狩人終始潜伏 霊能2d遺言CO 共有片吊りによる真霊能確定(失敗) 霊能による判定騙り(失敗?) 霊能による狼CO(失敗?) 霊能による狂人CO(失敗?) 狼側の作戦 狼による占師騙り 狂人による霊能騙り 狐発見のための灰噛進行 狼COによる狐告発 RPP2連続 狐の作戦 7dまで潜伏 オロチCO 村の詳細 エントリー開始日時 2012/09/01 00 14 49〜 処刑内訳 ▼村陣営×4回、▼人狼×1回、▼狐×1回 襲撃内訳 ▲ニッツ、▲村陣営×5回 人口推移 1日目 村村村村村村共共占霊狩狂狐狼狼狼 2日目 村村村村村共共占霊狩狂狐狼狼狼 3日目 村村村村共共霊狩狂狐狼狼狼 4日目 村村村共共霊狂狐狼狼狼 5日目 村村共霊狂狐狼狼狼 6日目 村共霊狂狐狼狼狼 7日目 共霊狂狐狼狼 エピローグ 霊狂狼狼 占師の成績 ◉村陣営×1回 狩人の成績 ⌘村陣営(共有者)×2回 登場人物紹介 楽天家ニッツ 村人 2d襲撃死 『人狼?そんなの居ないさ。寝てて良い? あー、あとね、【わおーんCOしていいからね】』 羊飼ルカ 狐 8d処刑死 『Exactly(そのとおりでございます)』 シスターリン 人狼 生存 『先代…仇はとるぞ、必ず…。』 神父プッチ 村人 5d襲撃死 『とにかくニッツがAKUMAとして蘇らないように祈りたいね。』 青年ヴァル 村人 3d処刑死 『かなり出遅れてしまった… 僕も右に習えだよ』 少女リーア 狂人 生存 『さっきさぁ、ニッツのおっさんをツンツクツンしたら、ピクッて動いたよ! びっくらこいたーw』 少年アルト 共有者 8d襲撃死 『じーちゃんそれちゃう!それちゃうでーーー!それただの僕の意見やでーーー!』 旅人サンジ 村人 4d処刑死 『ついに旅人覚醒の時がきたか!?』 老人フィド 霊能 生存 『年老いてもビシッと格好良いワシは、神様に嫉妬されとるじゃろから、今夜ポックリ天に召されるかもしれんので、念のために遺言をしたためておくのぉ』 雑貨屋マリ 占師 3d襲撃死 『ニッツさん?痒い痒いって大丈夫ですの?あらら……掻きすぎで肉が削げているじゃないですか。』 画家ロイス 村人 6d襲撃死 『おくれた(´・ω・`) 吊りも仕方ないんで諦めます\(^o^)/』 男爵リヒター 狩人 4d襲撃死 『てか、なんで僕は噛まれたんでしょうか( ̄▽ ̄)』 学者クラフト 村人 7d襲撃死 『結局赤い水の正体を聞く事ができなかったな…』 村娘アリシア 共有者 5d処刑死 『んーなんかなぁ、、、 アリシア頭悪いからなぁ(>人<;)』 花屋メル 人狼 7d処刑死 『狼、むかつくわ(。-_-。)!!!!むむっ!』 司書カエデ 人狼 生存 『やっぱり全然わからないよ!諦めた村人なのか、狼なのか、狐なのか!』 というわけで編集途中なのですよん。ご意見あればシスターに言ってもらえればおそらく僕まで伝わるかと思いますー -- (いち観客者) 2012-10-09 03 34 37 うぉなんかページできてる。 役立たずの雑貨屋 -- (名無しさん) 2012-10-09 07 35 49 霊能に共有トラップ掛けるのは吊り縄の無駄だよなぁ。 -- (名無しさん) 2012-10-09 10 51 56 意見・感想 コメント すべてのコメントを見る
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▽タグ一覧 怪獣 敵 { ! 、,ゝ===く __ 、,ゝ===く ! }ィ彡三ミヽ `ヽγ `ヾ, _,.__'"_ `ヽ、 γ `ヾ, /` ィ彡三ミヽ彡'⌒ヾミヽーく( r,J三;ヾ ) / ト、く( r,J三;ヾ ) ー彡'⌒ヾミヽ ヾ、 ; {三●;= } ,=/ // ′ i ヽ;{三●;= } ,=ソ / _ `ー―'ゝ≡三=ノ ! {/! __ } | }ゝ≡三=ノ `ー―' _彡三ミミヽ ,! _〈 ヽ、 !}从__` ノ┐ ヽ 彡三ミミヽ彡' ヾ、 _ノ /ィ {.、 ´i i,}__) ゙リリ.テテ,ハヽ,} ,! ハ \_ ヾ´ ´ミ `ー ' ,ゝ(_N__Yテテテ 弋zリ !ノ ! r 、r┐ `ー ´ ,ィ彡三ニミヽ __ノ ,/ ヽ {.弋zリ . " } l ノ _ ヽヽl l ,ィ彡三ニミヽ彡' r{ じ.、" _ , イ ノ , | } ヽ ヽ、.! ヽ | ミ' _ __ ノ { ! 丶 __ /l,n-'-i/リリ ,>、` ! l/) _ ,ィ彡' ヽ { 、 、ヽ _r'-イ { _ r‐'_}'ヽ---r- 、 く_,.、 i /_ ,ィミ'ミ三彡' /⌒〈/ヽ{⌒{N´`, -く ヽ _ /、_} ,ノ、,/ | . . . . >ーヘ }__, } ミ三ミ' ィニニ=- ' ,/ .! ヽ/` r--{、_r‐{´/\! . . . . ヽ二,ヽ! ,/´__rく ィニニ=- ' ,ィ彡' / . . . . ! / \{ / K i' /! . . . . .i′ ` ┴'′ } `ミィ, // /⌒/ . . . . . . . ..!ヽ ハ ! ! ト、/ ,! l . . . . ! ,ノ \\ 彡' __,ノ /{\ . . . . . .l . . ヽ `メ、ヽ .l ′ iヾ\/ .l‐_ブヽ、_ _,. く 'ミ くー┼-iヽ、 . . ! . . . ヽ′/ヽ! ! V . . l / _,>'-}`ー‐ケ<ヽ _, 、!___!_,>l . . . . .ヽメ、 / ヽ ヽ . |_/ . . .l {`ー-イ . . .;ノ _ _ _ _{_ {、 \ ヽ __ヽ . . . . .ヽ/| ,}__} . `' 、__ヽ !‐'" 「_ ' 「_ ' 「_ ' {、 丶_/`ー‐ ''" `,、 . . .ヽl,r~'ーイ´/ . .__/イ ヽ _ノ _l l _l l _l l `ー-イ l、 ` ー `-'-'-`'-' '´ ‐'" ノ‐-、 「___」 「___」 「___」 / , へ、ー- / ` . 、 __ / ,/ ` ー-ァ-,ァ-t-‐''" ,! }、 出典 東方Project 【概要】 皆に想われているやる夫にチョコを貰ったしっとマスク達に嫉妬して、やる夫と彼ら取り込むことで巨大化した。 最期はやる夫のグリアニウム光線で倒されたが悔しがっている最中、彼女に近づく一人の異形の戦士が・・・。 小パルスィ __,,.. -─- 、.,_ , '´ `ヽ , '´ `ヽ ,' ヽ / /、 ィハ 、_; ! i ゝ i / ハ `;、,レ レ 、_;、人丿 丿 レヘ i'∵(・)ilililili(・)∴ハ ヽ / くl |∵∵∵∴∵∴lヽ | netamasi... i ハ ヽ、∵∵∵∴ノ i ノ ヽ `V>=-r.パルスィノ `ヽ人人,.ヘ∵∵∵∴∵ヽ ., -イ ∵∵∵∴∵∴\ /∵∴∵∴∵∴∵∵ ヽ 【概要】 パルシィの体内に大量に存在するパルスィの分身(と思われる)。
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壱 弐 参 極 極+ 名前 [嫉妬ノ王]れう゛ぃあたん セリフ 壱 「ちょっと一言いいかしら?」 弐 「私とだけ喋りなさい」 参 「私だけを見なさい!」 極 「ヤキモチは愛情だと思って欲しいわ」 極+ 「少しなら相手をしてあげても良くってよ♪」 解説 嫉妬を司るとされる悪魔。大きな怪物、蛇といった解釈をされることもある。人に憑くこともあり、祓うことが非常に困難で、特に女性に憑くと言われている。 レアリティ 必要法力 攻 防 知 壱 HR 15 1710 1710 1610 弐 1870 1870 1760 参 2040 2040 1920 極 2220 2220 2090 極+ 2820 2820 2690 術式名 属性 MAX Lv 効果 専:嫉妬心 闇 5 自分自身の攻防アップ お邪魔戦術式 発動率 HPアップ 中 備考:
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トゲトゲハート 嫉妬のしるし ◆YsjGn8smIk 「おや、あれは……」 ゼロスは焦げた町の一角でその人影を見かけて思わずそう呟いてしまった。 その呟きが聞こえたわけでもないだろうが、向こうもタイミングよくこちらに気付いたようだった。 「ゼロス君! なんでこんな所にいるんじゃ?」 驚いたようにそう叫びながら、何か大きな物を背負ったスグルがガレキの山を掻き分けながら駆け寄ってくる。 ゼロスが頬を掻きながら事情を説明しようと口を開いた瞬間――。 「えー、実はですね……」 「あーーー! お前はボクの邪魔をしたブタ男、略してブタオー!!」 隣のタママが急に絶叫をあげた。 「ぶ、ブタオーじゃと!?」 「というか略す意味あるんですか、それ……」 つっこむスグルとゼロスを無視して、まるでチンピラのように瓦礫を蹴飛ばしながらタママはスグルへとにじり寄った。 「ブタオー、あの時は世話になったぜェ! 礼は百万倍にして返してやるですぅ!」 「礼? なあに正義超人として当然の事をしたまでだ、別に礼などいらんが……どうしてもと言うのなら牛丼でも奢って――」 「そっちの礼じゃねえェェェ!!」 「あ、ダメ? グム~、牛丼は高すぎたという事か」 「おいィ! ボクをあまりなめるんじゃねーですよブタオー!!」 フシュルルと、攻撃態勢をとるタママを見て慌ててスグルは手を振った。 「お、怒ったのか? か、軽い冗談ではないかーーーっ!」 「ボクをバカにしたことを地獄で後悔するがいい~~ッ! タママインパ――」 「はい、そこまでです」 ゼロスは口から怪光線を発射しようとしたタママの頭を上から強制的に閉じた。 「ぷごぼっ!!!」 当然、怪光線はタママの口の中で炸裂し、タママは口から黒い煙を噴きながらのた打ち回る。 それを綺麗に無視してゼロスはいつもの笑みを浮かべながら遮られた説明を再開した。 「まあ、ご覧のようにタママさんが目を覚ましちゃいましてね。とりあえず一緒にケロロ軍曹を探すことになったんですが …………どうしましょう、コレ」 のた打ち回るタママをちらりと見ながらゼロスは聞いてみた。 スグルもそれをちらりと見て冷や汗を流して頭を抱える。 「うーむ……どうしようと言われても……ゼロス君、どうしよう?」 「僕としてはさっさと始末しちゃったほうが世のため人のためだと思うんですけどね」 「待て待てーい! そうじゃ、ケ、ケロロ軍曹と合流すればきっとタママだって落ち着いてくれるはず……あーそうそう! それにケロロ軍曹の情報も手に入ったんだ!」 「ごぶう……ごふう……なんだってぇ!?」 その瞬間、地面を転がっていたタママがシュタっと跳ね起きてスグルに掴みかかった。 「ブタオー! 軍曹さんをどこで見やがったですぅ!?」 「わ、わたしは見とらん。見たのは――ハム、すまんが説明してやってくれ!」 「む、ムハー……そこで我輩に振るんですかぁ」 スグルに背負われていたウサギのような獣人が嫌そうな声をあげた。 「スグルさん、その方は?」 「おお、紹介が遅れたな。こやつはハム、わたしたちと一緒に主催者に立ち向かってくれるそうじゃ!」 「ああども、よろしく。……まあその、我輩は確かに良い情報をもってますが」 「情報……というとケロロ軍曹のですか?」 「え、ええ、まあ」 食い入るように見つめる――というか睨んでいる――タママに怯えたように、ぽつりぽつりとハムはそう答えた。 そして次の瞬間、タママが動いた。 躊躇なくハムへと飛び掛ると、下から睨みあがるように脅し始めた。 「さっさと説明しやがれェェ! さもないとこんがりと焼いて食っちまうぜェェ!?」 「なんですとー!?」 「ウラァーー! 食われたくなかったらさっさと愛しの軍曹さんの情報を――」 「タママさん……少しはしゃぎ過ぎじゃありませんか?」 タママの言葉を遮ってゼロスはその頭の上にポンと手のひらを乗せた。笑顔で。 「う”…………ま、まあ少し急ぎすぎたかもしれないですねぇ」 それで診療所で見せた火炎球(ファイアーボール)の威力を思い出してくれたのか、タママもそう同意してくれた。 今度はゼロスを睨み始めたが。 「おお、ゼロスくんは随分タママと仲良くなったんじゃな」 「そう見えますか? ……まあそれはさておきハムさん、話を聞かせてください」 「ムハ、分かりました。ではまずはこの火災の原因となった事件の事をお話しましょうか」 先を促すとそういってハムは話し始めた。 強力な爆撃を行った者たち。 逃げるケロロ軍曹たち。 そしてスグルと出会ったことを。 ハムが一通りの事を簡潔に説明し終えたのを確認してから、ゼロスはふむ……と一息ついてから結論付けた。 「なるほど……ハムさんの情報が確かなら時間的に見てケロロ軍曹はすでに近くにはいないでしょうね」 その言葉にハムも頷いて同意した。 「同感ですな。瓦礫に埋まったりしてたらあの環境です、火災に巻き込まれて既に死んでいるでしょう。 ですが彼らは放送では呼ばれなかった。そこから推察すると――」 「無事逃げ延びた公算が高い、という事ですか」 「ムハ、その通りです」 それを聞いてタママがぱあっと表情を明るくした。 「じゃあ軍曹さんたちは無事だっていうんですかぁ!」 ケロロ軍曹の無事を知ったせいか、妙に可愛らしい表情でそう聞いてきた。 やはりその変わり様にも怯えたのか、ハムが幾分及び腰になりながらも答えた。 「ま、まあその可能性が高いでしょうな」 「よかったですぅ……心配でボク、胸が張り裂けるかと思ったですぅ」 ほっと安心したようなタママを見て、その肩をスグルがぽんと叩いた。 「よかったのう、タママ」 「ブタオー……ボク勘違いしてました! ブタオーは意外といい奴だったんですねぇ!」 「おお、わかってくれたのか! みろゼロスくん、話せば分かるんじゃ!」 その能天気な言葉にゼロスは嘆息する。 「……だといいんですけどねぇ」 「あのぉ、お話中、申し訳ないんですが……とりあえず移動しませんか? ここは長話するには環境が良くなくって……我輩、先ほどから煙いわ熱いわで少々辛いんですが」 恐る恐るといった感じのハムの提案を聞いてスグルが大きく頷いた。 「むう……そういえばそうじゃな。よし、とりあえずもう少し広い所へ行こうではないか!」 「おーですぅ!」 「ムハ、そうしてくれると助かります」 そういって歩き始めた三人を見て、ゼロスは再度嘆息した。 「……やれやれ」 どうもタママを禁止エリアに放り込める雰囲気ではなかった。 ホリィの時といい、誰かを禁止エリアに放り込もうとすると邪魔が入るのだから運が悪いとしかいえない。 (まあ、他にも手はありますし……今回の所は諦めましょうか。……今回は、ね) そして静かに笑うとゼロスは三人のあとを追って早足で歩き始めた。 ★ ★ ★ 近くにあった公園のような広場まで避難してきたボクたち。 一息ついたあとに最初に自己紹介を始めたのはブタオーでした。 ボクは燃え尽きた芝生だった場所に座ってそれを聞いてたんですが、ヤツの話はなんとも奇妙な話だった。 超人とかキン肉星王位争奪戦とか……これも異世界ってヤツなんですかねぇ。 そんな意味不明の自己紹介が終わって、ボクが自己紹介をし終えるとブタオーが失礼な事を呟いたんですぅ。 「ケロン人? うーむ、そんな超人は聞いたことがないがのう」 「超人じゃなくってボク達は軍人ですよぉ。それにそういうこと言うならペコポン――じゃなくって地球で宇宙人がレスリングしてるなんて話のほうこそ聞いたことないですよぉ」 そう答えてやるとショックを受けたようにブタオーは飛び上がった。 「あれだけテレビでやってるのにキン肉星王位争奪戦を知らんのかー!?」 「しらないですねぇ、そんなローカル放送」 「ろ、ローカル? はっ! ま、まさか全国放送しているってのは嘘だったのかっーー!?」 ブタオーは頭を抱えたり飛び跳ねたりと忙しい奴でした。 そこに、でかウサギも口を挟んできたです。 「そもそも我輩にはそのテレビとかいう物自体が判りませんけどね」 「な、なんだってー!?」 「テレビを知らないって……ムハッチはいったいどんな田舎に住んでるんですぅ?」 「田舎とは失敬な! というか我輩の名前はハムですよ!」 「ムハッチでいいじゃないですか。ね、ムハッチ!」 「お断りです!」 そして最後の一人のおかっぱはおかっぱで―― 「酷似した世界だというのに微妙に違う……ふむ、もしかしてこれは時間ですかねぇ」 なんて、一人で訳のわからねー事を呟いていたですぅ。 大体こいつは自己紹介でも「謎のプリーストです」としか言いやがらねーですし、怪しすぎ~。 (というか本当にこいつらを信じていいんですかねぇ) おかっぱは元から怪しさをとったら何も残らないぐらい怪しいから、これっぽっちも信じちゃいませんが ――ブタオーとムハッチはどうなんだろう。 んん~、よく考えたら姿からして怪しいかもですぅ。 そもそもブタとウサギがなんで喋ってるんですかねぇ? 軍曹さんを一緒に探そうとしているのは確かみたいなんですけど、こんな奴らを連れて軍曹さんに会っていいんでしょうか? (答えはNOォォォ!) 特におかっぱ、こいつはぜってえ殺し合いに乗ってやがる。 とてつもねえ腹黒オーラをビンビンに感じるぜェェェ!! よく考えたら……絶対に軍曹さんやフッキーⅡには近付けちゃダメな奴ですぅ。 でも、近付けない為にはどうしたらいいんですかねぇ。 こいつらから逃げる? でもこいつらは軍曹さんを探す気満々だし、ボクがいなくても探し出してしまうかもしれない。 (あ、そっか。なら殺せばいいんだ) 突然、天恵のようにそんな考えが閃いた。 そうだ、これだけあやしかったらそう判断したボクを誰も責める事はできないはず。 軍曹さんたちが生きてるらしいって事は判ったんだし、こいつらはもう用済み。 ブタオーは良い奴のような気もするけど……完全におかっぱに騙されてるみたいだし説得はめんどそう。 ま、いいや……どうせ根暗カレーの発明品で生き返るんだし、全員まとめてぱあっとやっちゃうです。 「ん、どうしたんじゃタママ?」 黙り込んだボクを見てブタオーが訝しげに尋ねてきた。 だけどそれには答えないでボクはそおっとおかっぱの様子を窺った。 チャーーーンスゥ! おかっぱは何も知らずにムハッチと何やら話しこんでいた……今なら奴を殺れる。 そう悟った瞬間ボクは気を高めて口に力を集中した。 ――さらばおかっぱ! 「タママ・インパクトーーーッ!!」 「ひょいっと」 だけどおかっぱは馬鹿にしたような台詞を吐きながらタママインパクトをあっさりとかわしやがったァ! チィィ、おかっぱめェェェ――ボクの攻撃をよんでやがったなァァア!? 「やれやれ……あなたも懲りない人ですねぇ。この人数を相手に戦うつもりですか?」 「ったりめーですぅ! こうなったらまとめてかかってこいやァー!!」 うしろに飛び退きながらおかっぱ達をそう挑発すると、意外にもムハッチが前に出てきたです。 「ほううう、ムハッチ~! 臆病者かと思ってたけど意外と勇敢ですねぇ~?」 「ちょ、ちょっと待ってください、我輩に戦う気はないですよ! 大体さっき和解したばかりじゃないですか、いったい攻撃の理由はなんですか?」 「簡単な事ですぅ。てめーらはきっと何か企んでるに違いねえですぅ! だから――タママインパクトォォォ!!」 台詞の途中で攻撃という相手の不意をついた華麗な一撃はさすがボクって自分を褒めてあげたかったですぅ。 って――かわされた!? くうう、ムハッチのくせしてなんて華麗なフットワーク……くそう。 「あっぶな……無茶苦茶ですな。何も企んでなかったらどう責任をとるつもりですか!」 「なあに、もし間違ってても後で根暗カレーに頼んで生き返らせてやるから安心するですぅ!」 安心させてやろうとそう教えてやったのに、ムハッチは目と口をまん丸にして硬直した後、怒鳴ってきた。 「しょ、正気ですか!? 生きかえらせるとか……あなた頭がおかしいのでは?」 「んだどゴルゥルァラアアア! ケロンの科学力は宇宙一ィィィなんですよォ!!」 地団太を踏みながらそう説明してやると後ろのブタオーとおかっぱは納得したみたいだった。 「むう……ケロン星の科学力とやらはすごいのう」 「ええ、恐らくそのネクラカレーという方はかなり高位の存在なんでしょうね」 「な、なんですとー!? お、お二人とも……そんな与太話を信じちゃうんですか!?」 「いや、だってのう」 「だってじゃないでしょう!」 一人理解できなかったらしいムハッチがブタオーと言い争ってる間に今度はおかっぱがボクに話しかけてきた。 「それで僕たちが何も企んでなかった場合はそのネクラカレーという方に頼んで生き返らせてくれるんですね。 ところでそんな事を頼めるほどあなたはその方と親しいんですか?」 「まかせろですぅ! この島にはいないけど奴とは小隊の先輩・後輩関係、 そんな心配してないでとっとと――今度こそタママインパクトォォォォ!!!」 再度おかっぱを狙ったボクの攻撃は遠くのビルを破壊しただけで、またまたあっさりと避けられた。 お、おかしい……なぜ当たらない!? 戦士としての自信にヒビが入っているボクを尻目におかっぱが鼻を掻きながら呟いた。 「やれやれ……これはもう、とりあえず殺しておきますか」 「おわー! ちょっと待ったあ、ゼロスくん!」 ムハッチと言い争っていたブタオーがそれを聞いて慌ててオカッパの腕を引っつかんだ。 「ちょ、スグルさん……まさかまた殺すなとかいう気ですか?」 「ムッハー! スグルさん、流石にそんな事を言ってられる状況じゃないですぞ!」 「グ、グム~。ならばわたしが説得する。だからここはわたしにまかせてくれ!」 こいつら――ボクを舐めてやがるゥゥゥ! と、いう怒りを込めて放ったタママインパクトもブタオーにあっさりと避けられた……。 「はぁ……はぁ……な、なんで当たらない! こ、こんな筈じゃあ……」 「聞くんじゃ、タママー! お前は疲れている、だから攻撃が見え見えで当たらないんだー!」 「な、なんだってー!?」 「ここは一つ、休憩にしようではないかー! そうだ、一緒に牛丼でも食いにいかんかー? あ、牛丼一筋~300年♪」 なんて妙なうたを歌いながらながらブタオーが間抜けな踊りをはじめやがった。 ぷっち~ん……っと、その瞬間ボクの中の何かがキレた。 「…………」 「ん? いまなんて言ったんじゃ?」 「うるさいうるさいうるさいですぅ!! 優しいサッキーが死んじゃったのになんでお前らみたいなのが生きてるんですかぁ!!!」 「オワーーーーッ!!」 吹き出た嫉妬に押されるようにブタオーがうしろに転がっていく。 「妬ましい……羨ましい……腹立たしい! ギュギュッチ……カジオー……その他の死んだり生きたりしている腹黒のみんな! ボクに嫉妬をちょっとずつ分けてくれですぅ!!」 その瞬間――闇が蠢いた。 黒い怨念が黒い後悔が黒い憧れが黒い滅びが黒い領域が黒いナニかが―― 呼びかけに応えてありとあらゆる不の感情が空から地面から何かから涌き出てきた。 それはあまりに多く、大きく、そして重かった。 気が付くとボクの頭上には直径5mを超える超巨大な嫉妬玉が出来上がっていた。 「ゲーーーーッ!! ま、前に見たのより遥かにでかいぞーーーっ!?」 その嫉妬玉を見て、転がっていたブタオーが怯えたように叫ぶ。 遠くからはムハッチの情けない悲鳴も聞こえた。 おかっぱも恐怖でちびっている――はず。 これならおかっぱどもを一網打尽に出来るはず。 ……だというのに。 ボクはそれを支えるだけで精一杯で、ぶつける事ができなかった。 (動けぇ……動くですぅボクの腕ぇ……いま動かないでどうするんですかぁ!) 身体に残ったリキを振り絞った……だけど巨大な嫉妬玉を撃ち出す事はどうしても出来なかった。 タママインパクトの連打でもうリキがほとんど残ってないせいだ。 だけどその時――ふと脳裏にギュギュッチやカジオーの腹黒い笑顔が浮かんだ。 その瞬間、ボクの身体に不思議と力がみなぎった。 疲れたボクの身体を嫉妬が――みんなが支えてくれていた。それが直感で理解できた。 これなら――殺れる! 「くらえおかっぱぁぁぁ! これがみんなの――腹黒の――ボクの嫉妬玉だァァァァァァァ!!!」 黒く巨大な、まるで闇の太陽のような怨念がおかっぱに――ついでにブタオーとムハッチを巻き込んで――炸裂した。 「おわ~~~っ!!」 「うわーーーー!?」 地面が吹き飛び、悲鳴が爆ぜる。 焦げた地面が舞い散り、黒い土煙が辺りを覆った。 「はっはっはー! ザマアミロですぅ、おかっぱーーー!!」 勝利を確信して盛大に笑ってやったです。 ボクはやったんです。 おかっぱが死ねば世界の半分ぐらいは幸せになるはず……そんな確信がボクにはあった。 世界を平和にしたボクを軍曹さんはきっと褒めくれるはず。 そして――ゆっくりと土煙が収まっていく。 ボクは目を細めて無残に抉れた地面の上でボロ雑巾のようになっているおかっぱ達を探した。 と。 「いやあ、結構なお手前で」 おかっぱが居た。 巻き込まれただけのブタオーとムハッチがゴミの様に吹っ飛んでいるのにおかっぱは――肝心のおかっぱだけは平然と まるで何も無かったかのようにその場に立っていた。 「な、なにィィィ! なんで平然としてやがるゥゥゥ――はっ!?」 思わずやられ役のザコのような台詞を叫んでしまい、慌てて口を塞ぐ。 で、でもなんでよりによっておかっぱだけが平然としてやがるんですかぁ。 一番死んで欲しい奴が一番平然としているなんて……何故だ、ドウシテダ! 「――ま、まさか、お前も闇属性!? ってあれ?」 そんな事を考える間にいつのまにかおかっぱは消えていた。 ボクの目の前から影も形もなく、跡形もなく、かんっぺきに消失してたんですぅ。 「いったいどこへ――ふがぁっ!?」 突然うしろから首を引っ張られて息が詰まった。 うしろを見ると――そこにはおかっぱがいた。 おかっぱは腹黒い笑顔を浮かべたままボクの首を……いや、首輪を引っ掴んでいやがった! 「ぐ……このお!」 このままじゃ首をへし折られると悟ったボクは、足を踏ん張って引っ張る力に全力で反逆した。 でも。 (あ……れ?) そんな綱引きは急に終わった。 なぜか急に首にかかっていた圧力がなくなったんですぅ。 そして身体が急に――、なって―― ――ええ――ボクはど――な――ですぅ――目の前に――い――――? 「サッ……キー」 ★ ★ ★ 水を抜いた水筒のなかに回収できるだけのスープを入れながらゼロスはため息をついた。 「なるほど……これは中々やっかいですねぇ」 あの時、ゼロスは確かにそれを目撃した。 肉――いや、あれは植物だろうか。 とにかく首輪の金属を消失させた瞬間、突然首輪から触手のようなものが出現してタママの肉体に潜り込んでいったのだ。 そして数瞬後、タママは液状化した。 シンジの死体から剥ぎ取った首輪の魔力波動がおかしい事には気付いていた。 スグルの首にある『生きている』首輪からは鼓動のような特徴的な波動を感じたというのに 『死んだ』シンジの首輪はまるで無機物のような単調な波動だったのだ。 この違いはどこから来るのか……それが判らなかったのだが その答が――アレなのだろう。 『生きている』首輪の中にはあの触手のようなものが存在しているのだ。 そして恐らくアレこそが人を液状化させている原因で間違いないだろう。 それが判ったのは収穫だが、同時に頭の痛い問題も浮上していた。 もしもあれが意志を持っているのならば――今のゼロスでは首輪を消失させる事が出来ないという事になる。 今回ゼロスがやった事はいたって簡単。 首輪を構成する金属の一部を消失させた、ただそれだけだった。 ゼロスには無機物なら一瞬でその成分を抽出して、望む形に変換できる力がある。 とはいえ制限されているせいで現状では直接の接触と十秒近くの時が必要。 対象が意志を持つ生物だった場合は分解に更に数十倍以上の時間が掛かってしまうだろう。 それでは首輪を全て消失させる前にゼロスのほうがスープになってしまう。 つまり―― 「ゼロスーーーーっ! お前……お前はなんと言う事をーーーーっ!!」 と、そこでゼロスの思索は遮られた。 倒れていたスグルがいつのまにかゼロスの胸倉を掴もうと腕を伸ばしてきていたのだ。 「おや? スグルさん、どうされましたか?」 伸びてきた腕をひょいっと避けながらいつもの笑顔で聞き返す。 スグルは先ほどの爆発で怪我をしたのか、額から血を流したまま怒鳴りつけてきた。 「どうされた……じゃなーい! なんで、なんでタママを殺したーーー!」 「そのことですか」 そうため息をつきながら、スープの入った水筒と一部溶解した首輪をしまい、ゼロスはあっさりと告げた。 「ああするしかなかったんですよ」 「違う! お前なら先ほどのようにタママを気絶させることも出来たはずじゃ!」 確かに無力化も可能だったが、まさか正直に首輪の実験の為に殺したともいえない。 数秒ほどスグルと睨みあっていると、傷つき倒れていたハムがよろよろと起き上がってきた。 「ま……待って下さいスグルさん。あ、あの場合は仕方がない事だと我輩も思いますぞ」 スグルが傷ついたような顔でハムへと振り向く。 「ハ、ハム……! お前までそんな事を言うのか……?」 「タママさんの死は確かに哀しい事出来事です。 ですが! ゼロスさんが殺さなければ我輩たちはやられていたんですぞ!」 「……わ、分かっている。それは分かっているんだ。 だ、だが納得できんのだ! タママはあんなに誰かが死を嘆いていたんだぞ。 わたしにはあいつがそれほど悪い存在には見えなかった。 もう一度ちゃんと話し合えばきっと分かり合えたはずなのに――っ!」 そう言いながらスグルは悔しげにドスンと地面を叩いた。 その肩にゼロスはそっと手を置いて、囁いた。 「スグルさん……僕たちは死ぬわけにはいかなんですよ。例え誰かを殺してでも、ね」 「その考えは間違っている……! 正義超人としてお前がそんな考えならば見過ごせんぞ!」 スグルはゼロスの手を払ってファイティングポーズをとった。 「おや、間違ってましたか。でも、これからあなたもやらなければならない事ですよ?」 「なんじゃとぉ!?」 「そう――シンジさんの為にも、ね」 「え…………?」 シンジの名前を聞いた瞬間、拳を振り上げていたスグルの動きがぴたりと止まった。 硬直して動きを止めたスグルを見て、ハムがそっと小声で質問をしてきた。 「ちょっと待ってください。シンジさんて……まさかあなた達はシンジさんと会ったんですか?」 「お知り合いだったんですか。それはお悔やみ申し上げます」 「スグルさんのこの様子……いったい何があったっていうんですか!」 「……スグルさんも、殺すつもりじゃなかったんですよ」 その言葉が聞こえたのか――びくっと、スグルが震える。 「ま、まさか……スグルさんがシンジさんを!?」 「事故のようなものでしたけどね。錯乱していた彼を殺してしまったんですよ……スグルさんは」 「う……ううう!」 耐え切れないかのようにスグルが脂汗を滲ませながらうずくまった。 それを上から見下ろしながらゼロスは更に言葉を放つ。 「彼の為にもスグルさん、あなたはタママさんのような危険人物を殺していかなければいけないんですよ」 「…………し、シンジくんの……事とお前の言ってる残虐行為との間に……な、何の関係があるんじゃ!」 その質問にゼロスは指を軽く振って答えてみせた。 「あなたたちも聞いてたでしょう――ネクラカレーの事を」 「「根暗カレー?」」 言葉がきれいにハモった。 ゼロスはそれに頷き、二人に突きつけるように指を向けて続けた。 「タママさんが言ってた事を覚えていませんか?」 「え、えーと、確か根暗カレーというと……『根暗カレーに頼んで生き返らせてやる』とかいってたアレですかな?」 「ええ、そのアレです」 「それとお前の言った残虐行為が何の関係があるんじゃ?」 不思議そうに尋ねてくるスグルに言い含めるようにゼロスは言った。 「ですから後でネクラカレーに生き返らせてくれってお願いすればいいじゃないですか。シンジさんもタママさんもね。 スグルさん、それまであなたは死ぬわけにはいかないんですよ……他人を殺してでも、ね」 「ムッハーーー!?」 「い、生き返る? あ……あの子が、か?」 今度の言葉はハモらなかった。 フラフラとよろめきながら呟くスグルをハムが驚愕したような顔で振り仰いだ。 「す、スグルさん! 納得するとか……正気ですか!?」 「だ、だって……タママもそういっとったし……もしかしたら」 「あんなの錯乱していただけですぞーーー!?」 興奮して大声をあげるハムをゼロスはそっと手で制した。 「まあまあ、ハムさん落ち着いて。 ……スグルさん、あなたは人が生き返るような奇跡に心当たりがあるんじゃないですか?」 その問いにスグルは神妙な顔で頷く。 「あ、ああ。バッファローマンやウォーズマン……他にも甦った奴は多い」 「やっぱりそうでしたか。……ハムさんそういう世界もあるんですよ。死者が生き返るような世界が、ね」 「…………」 ハムは呆然としたようにそれを聞いていた。 そしてゼロスはくるりとスグルへと視線を移す。 「さて、そういう事ですからスグルさんもこれからは安心して危険人物を殺していけるでしょう?」 「そ、それは……だが」 「もうスグルさんが迷ったり後悔する必要はなくなったんですよ。 大丈夫、殺してしまった彼らの事はあとでネクラカレーに頼めばいいんですよ」 それはまさしく悪魔の誘惑だった。 だが――。 「だめだそんな事は――できん!」 正義超人は頭を振ってそれを拒絶した。 その頑強さに僅かに驚きゼロスは目を見開いた。 「な、なんでですか?」 「たとえ後で生き返ろうと――そのような残虐行為、わたしにはできん!」 「待って下さいスグルさん! 別にこちらからその残虐行為をする必要はないんですよ?」 「な、なんじゃって?」 「正義超人であるあなたは弱い人を守らなければないんでしょう?」 「ああ、そのとおりだ!」 「思い出してください、弱かったシンジさんは悪魔将軍に襲われて錯乱した。そしてその結果が――アレです」 「う、ぐぐぐ……」 あの光景を思い出したのかスグルが再度呻き始める。 そこに畳み掛けるようにゼロスは言葉を続ける。 「考えてもみてください。今回タママさんに出会ったのが僕たちじゃなくってシンジさんみたいな弱い人だったら ……きっとその人は悪魔将軍に襲われたシンジさんのように怯えて死んでしまうでしょうね」 「た、確かに……そう、かもしれんが」 「シンジさんみたいに弱い人を守るためには殺し合いに乗った危険人物は殺すべきなんです」 「…………う、ううう」 「それともあなたは、僕やハムさん、それにヴィヴィオちゃんやリョーコさんが殺されてもいいと思ってるんですか?」 「そ、それは……そんなことは……」 「だったら簡単ですよ。守るべき人を殺しかねない危険人物は殺してしまいましょう。 そして全てが終わった後にネクラカレーにお願いすればいいんです。 そうですね、殺すという言葉に抵抗があるのなら、一時的に気絶してもらうと解釈してはどうです?」 スグルは迷ったように数分ほど硬直した。 そしてぽつりぽつりと言葉を搾り出すように言った。 「ほ、本当に……そ……それで……いいんじゃろうか?」 それを聞いてゼロスはにやりと笑って答えた。 「ええ――それでいいと思いますよ、僕は」 「だ、だが……わたしが知っている蘇った奴らはみんな超人じゃった……かならず生き返るとは……」 「僕の知っている方で、死滅したサイラーグという町と一緒に住民全員を甦らせたような方もいます」 それは残留思念を実体化させただけの儚い仮初の命。 肝心なその説明を伏せたままゼロスは続ける。笑顔のままで。 「ですから大量の人間を一度に蘇らせる事が出来る存在がいても不思議じゃありませんよ」 「そ、そうか? な、ならみんな……あとで生き返るんじゃな?」 「そうだと信じてみてもいいんじゃないでしょうか」 僕はあまり信じてませんけどね。 と、その内心もまたゼロスは語らない。 それでスグルは信じたのか……大きく息を吐き、ゆっくりと言った。 「あ、頭のいいゼロスくんのいう事だ……そ、それが正しいのかも……しれん」 「では危険人物には一度死んでもらう。スグルさんもそれでいいですね?」 「……う、うむ」 ぎこちなく頷くと、スグルはタママが死んだあたりで手を合わせて黙祷をはじめた。 そして目を開けると誰に言うでもなく、一人空に向かって宣言した。 「シンジ君、そしてタママよ。 後できっと根暗カレーに頼んで生き返らせてやるから……それまで待っていてくれ……」 それを満足そうに眺めながらゼロスはゆっくりとスグルに近づいた。 「それではスグルさん、そろそろ行きましょうか」 「…………ああ」 ゆっくりと、だがしっかりと頷いたスグルに向かってタママの首輪を掲げながら言う。 「それで……コレの詳細もだいぶ判明してきたことですし、僕は一度落ち着いて研究してみたいんです。 出来れば一旦学校へ行ってリョーコさんと合流しようと思ってるんですが……スグルさんはどうします? 別行動って選択もあると思いますけど」 「……悪魔将軍がまだ湖にいるなら今からでも行きたいが、だいぶ時間も経ったしな。 それに確かにヴィヴィオやリョーコちゃんたちも心配じゃし……ハムも安全なところへ送ってやらねばな」 「ああ、そういえば! それでハムさん……あなたはどうしますか?」 にこりといつも通りの笑みを浮かべながら魔族はそう尋ねた。 【タママ二等兵@ケロロ軍曹 死亡確認】 【残り24人】 【B-08 市街地北部/一日目・夜】 【ゼロス@スレイヤーズREVOLUTION】 【状態】絶好調 【持ち物】デイパック(支給品一式(地図一枚紛失、ペットボトルの一本には水の代わりにタママのLCLが入っている))×3 草壁タツオの原稿@となりのトトロ、ケロボール@ケロロ軍曹、グロック26(残弾0/11)と予備マガジン二つ@現実、一部破損したタママの首輪(起動済み) 【思考】 0:首輪を手に入れ解析するとともに、解除に役立つ人材を探す 1:首輪内部の触手のような物を詳しく研究するために学校へ向かい朝倉と合流したい 2:A.T.フィールドやLCLなどの言葉に詳しい人を見つけたい。 3:主催者が興味を抱きそうな『戦場』に赴き、彼等と接触を図りたい。 4:ヴィヴィオとスグルの力に興味。 5:セイギノミカタを増やす。 【備考】 ※首輪の金属の解析を終えました。触れれば十秒程度で金属を分解できます。 ※首輪内部に触手のようなものが生息しており、それがLCL化の原因だと考察しました。 【キン肉スグル@キン肉マン】 【状態】ダメージ(中)、強い罪悪感と精神的ショック 【持ち物】ディパック(支給品一式)×4、タリスマン@スレイヤーズREVOLUTION、 首輪(碇シンジ) ホリィの短剣@モンスターファーム~円盤石の秘密~、金属バット@現実、100円玉@現実 アスカのディパック[基本セット一式、予備カートリッジ×12@リリカルなのはStrikerS、基本セット、モッチーの首輪、モッチーの円盤石 砂ぼうずの特殊ショットシェル用ポーチ(煙幕弾(2/3)、閃光弾(3/3)、ガス弾(1/3))@砂ぼうず、ホテル外壁のメモ用紙] 【思考】 0:悪を倒して一般人を守る 1:ゼロスと協力する。 危険人物は一時的に死んでもらう。 2:ひとまずハムを安全な場所まで送り届ける。 3:湖のリングに向かい、何としてでも悪魔将軍を倒して碇シンジの仇を取る。 4:学校へ行って朝倉とヴィヴィオと合流する。 5:ウォーズマンと再会したい 6:キン肉万太郎を探し出してとっちめる 7:シンジのことは忘れない 8:主催者を倒したあと、根暗カレーに頼んで死んだ人たちを生き返らせてもらう ※砂ぼうずの名前をまだ知りません。 ※アスカのディパックの中身をまだ確認していません。 ※自分の手助けの所為でシンジが無残に死んでしまった事で、助けを求める人間を助ける事にトラウマを感じています。 【ハム@モンスターファーム~円盤石の秘密~】 【状態】ダメージ(中)、顔にダメージ 、軽い火傷 【持ち物】基本セット(ペットボトル一本、食料半分消費)、 ジェットエッジ@魔法少女リリカルなのはStrikerS、チャットに関するハムのメモ、大量のシーツと毛布類 キョンの妹のディパック[『人類補完計画』計画書、地球人専用専守防衛型強化服(機能停止)@ケロロ軍曹 基本セット一式×2(ペットボトルの一本には水の代わりにキョンの妹のLCLが入っている) 佐倉ゲンキの首輪(起動済み)、キョンの妹の首輪(起動済み)、佐倉ゲンキの衣服(LCLが僅かに染み込んでいる)] 【思考】 0、頼りになる仲間をスカウトしたい。 1、ムハー……なんですかこの展開!? 2、『SOS団の正式名称』を何としても知って、もう一度診療所のパソコンを調べたい。 4、19時半を目安にゴルフ場で夏子と合流。20時までにこなければ単独行動。 5、B-1に何が転移したのかが気になる。 6、自分が手に入れたパソコンの情報、首輪などを使って大集団などに取り入りたい。 7、謎の書類(『人類補完計画』計画書)を解読できる人間を探す。とりあえずは夏子に頼む。 8、万太郎と合流したいが難しいと思っている。 9、ウォーズマン、深町晶、キョン、朝倉涼子を探してみる。 10、殺し合いについては乗るという選択肢も排除しない。 11、機会があれば主催者と接触したい。 【備考】 ※ゲンキたちと会う前の時代から来たようです。 ※アシュラマンをキン肉万太郎と同じ時代から来ていたと勘違いしています。 ※悪魔将軍、古泉、ノーヴェ、ゼロス、オメガマン、ギュオー、0号ガイバー、怪物(ゼクトール、アプトム)を危険人物と認識しています。 ※トトロ(名前は知らない)は主催と繋がりがあるかもしれないと疑いを持っています。 ※深町晶を味方になりうる人物と認識しました。 ※故障かエネルギー切れの可能性もありますが、現在のところ地球人専用専守防衛型強化服は完全に沈黙しています。 時系列順で読む Back ピエロのミセリコルディア Next カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ 投下順で読む Back ピエロのミセリコルディア Next カッコつけた言葉じゃない強さを見せてくれ contradiction キン肉スグル 魑魅魍魎~つどうファクター・トゥ・ダイ~ ハム かくて黒は笑いき ゼロス タママ二等兵 GAME OVER
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6号/嫉妬に狂う獣男 「損した気分になるってんだよ!どうしてオレさまだけがってよぉ!」 襲撃 男 闘・恐・覚 200/200 【常/必】 このカードが場に存在する限り、『属性:仲間、平和』を持つ敵場に存在する全ての『カード』の防御値を÷2する。 マークを3つ持ったカードであり、繋ぎとして重宝する。 属性『仲間』『平和』の防御を半分にする効果も、暗殺カードなどと組み合わせ威力を発揮する。
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2: 名前:ゆいもん☆03/11(金) 18 02 26 君の目の前にはいつも愛梨がいる。 私の前には君がいる。 芽瑠の前には宙斗がいる。 私はどうすればいいの? 君は私の思いに気付いてくれない。 鈍感だね…… 私は君に気付いてほしいんだよ 3: 名前:ゆいもん☆03/11(金) 18 27 25 第1話 君への思い 「ふぁぁぁぁ……」 私は加田 柚希(かだ ゆずき)! どこのでもいそうな14歳。 「おーい早く起きなって」 姉の柚花が朝ごはんを作るので私は急いで、制服を抱えスクールバックに教科書を詰め込んだ。 「はーい!」 私はドタドタと階段を下りた。 柚花はフライパンを持ちながら私を待っている。 私は和室の仏壇の前で手を合わした。 「お父さん、お母さん。今日も一日頑張ります!」 そういうとテーブルの椅子にあわてて座り、トースターにパンを詰め込んだ。 読者のみんなも疑問に思わない? そう!うちのお父さんとお母さんは、買い物の途中で事故って私と柚花だけが生きちゃった。 いつものように朝ごはんを食べ、慌てて玄関を出た。 「言ってくるね、姉ちゃん!」 「言ってらっしゃい!」 私たち二人はこうして父と母の死を乗り越えた。 4: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 08 41 41 私には好きな人がいる。 小学2年から思い続けてた私にとって大事な人。 朝、その子が私のバックに掴みかかってきた。 「……! は、はらしょー!」 『はらしょー』っていうのは『原島 省多』の略。 「よっ!かっだー!」 『かっだー』加田柚希の苗字あだ名。 はらしょーとは、2年の時からの親友。 だけど…… 好きなんだ…… 「あのさ、今日あのカフェ行かねぇ?」 「う、うん……」 ふ、二人きりーーーー!? 「あ、くっきーも、誘ったから!」 あ、やっぱり。二人っきりって話がよすぎ! 私はそう思いながら朝の通学路を歩いた。 「ゆずぅー!」 「ま、愛梨!」 愛梨は、私の親友。 そして、一番私の恋を押応援してくれる神! その代わり、私も、愛梨の恋を応援している! 「あっ! 省ー多ぁ……!」 「愛梨ぃ……!」 「「わーッ!」」 これは毎朝愛梨と、省多が喧嘩交えて鬼ごっこする光景。 楽しくやっているみたい。 愛梨って私がスキって知ってるよね? そう思うと胸が苦しかった。 漫画でよくある、喧嘩する男女は、両思い。 それを信じる私もおかしいけど、ホントかもしれない。 そういう気持ちを顔に出さないように 私は無理やり笑った。 学校についても二人は私を置いて 走り回っている。 「愛梨ぃぃぃぃぃ!」 「きゃー! 食べられるぅぅぅぅぅ!」 「ハハッ! 頑張れ―愛梨!」 私は無理やり笑って愛梨を応援する。 ―――ホントに私の恋、応援してるの?でも信じてる。 ―――ホントは応援なんかしてないサッ!本当は好きなんだよあいつのこと! 私の心は真っ二つ。 愛梨を信じるか信じないか…… すると、別の心が生まれた。 ―――馬鹿ッ!なんで愛梨を信じないの?親友と思ってるなら信じなきゃ! そうだよ……私の親友は愛梨だけ。信じないと! 私はその追いかけっこを見るたび心の中で唱えていた。 5: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 08 53 00 「おいっ! 愛梨ー!」 「あ! 姉ちゃん! 今から行くから」 愛梨は姉の琴梨のとこへとかけて行った。 ―――やっと愛梨が消えたぁ ……!?この心は何?消えたって…… こういう自分が情けなくて、恥ずかしくって。 ときどき消えたいって思ったこともある。 でも、それを止めてくれたのは…… 宙斗。 元林宙斗。愛梨の好きな人。 いつもS・Mになる。 私がSで宙斗がM。 私が元気をなくすと、いつも心配してくれる。 といっても私は恥ずかしくって 「何心配してんの!? あんたに心配されたくないし―」 そう言ってごまかしたりする。 如何して素直になれないのかな? 馬鹿な私。 「おいっ! 早く行こう」 はらきょーはそう言って私の腕を掴んだ。 ドキっ…… こういうときが一番幸せ……。 何だけど…… 私は知ってしまった。 6: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 09 04 05 第2話 宙斗の好きな人 「……!」 「……!」 私は見つけた。私の獲物ちゃん、元林宙斗! 宙斗は私に気付いたのか、即どっかへ行ってしまった。 「おはよーッ! そうそうそう!大ニュース」 「何……?」 「あのね……」 私の友達、平戸玲羅は私の耳元で囁いた。 「えぇーッ!?」 「本当本当! 隆吉が言ってた!」 玲羅はそういうと仲間と走って行った。 皆知りたい? 玲羅が言ったこと。 宙斗が私は好きってこと。 ないないない。 ってか、もし仮に好きでも私は避けないといけない。 愛梨がかわいそうだから。 私はその日から宙斗を避けるようになった。 7: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 09 18 31 だけどやっぱり宙斗が気になっちゃって。 愛梨と二人で帰るたびに宙斗と、隆吉とあってしまう。 愛梨は宙斗とはあんまり喋らなくてついつい私と話す。 そして、愛梨を応援するたびに宙斗を…… 好きになって行く気がするんだ……。 そんな自分が大っ嫌い! 自分の気持ちがわからなくて、後悔する。 そんな時 8: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 09 31 02 第3話 大きな転機 「えっと、机どうしよっかなー」 先生が独り言をつぶやいた。 すると委員長がその声に反応した。 「えっ? 誰か来るんですか?」 「はい……転入生が来るんですよ」 「……えぇ!」 委員長はびっくりしている。 もちろん私も。 「いつ決まってんですか!?」 「一昨日かな……」 「へえ」 私は転入生をすごく楽しみにしていた。 9: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 09 57 44 翌朝 「今日から仲間です! 井藤君入りなさい」 「……えっと、井藤大貴です! 宜しくお願いします」 「「「宜しくお願いします!」」」 井藤大貴君はすっごくイケメンで背は高かった。 放課後 「どうしたの? 顔赤いよ」 「い、いやーね? あたしそのー」 「まさか大貴君、好きになったとか?」 「そうっ!」 やっぱり…… すると、また心がしゃべりだした。 ―――愛梨応援しないと! ―――宙斗に気使わなくてもいいね! ちがう!私は愛梨が大好き! 省多も……? 私は自分の気持ちが分からなくなった。 10: 名前:ゆいもん☆03/12(土) 10 13 23 第4話 揺れる恋心&決心した気持ち 「ねぇ! 好きな人教えてよ」 私は帰り、ずっと、宙斗に言っていた。 本当かどうか。 「じゃあ質問するからね」 「それならいいけど」 宙斗はすんなりいいよと言ってくれた。 私はどんどん質問した。 「クラスは一緒?」 「一緒」 「どっち方面に住んでる? ○○方面? △△方面?」 「△△方面」 「地域は宙斗と違う?」 「違う」 「はらしょーの身長より上? 下?」 「上」 全部私に当てはまる。 私のクラスの女子は17人でそのうち私ともう一人。 益々好きな人が気になってきた。 まって!私の気持ちはどうなるの? 今決めなきゃ自分も困るし…… 私はずっと考えていた。 11: 名前:ゆいもん☆03/15(火) 20 58 40 私はまだ知りたいよ。 君の好きな人。 私はまだ知ってないよ。 君の好きな人。 ################# 翌朝 「おはよー!」 愛梨が肩はドンと叩いてきた。 私はびっくりした。 「やっぱり今は宙斗より、大貴君?」 「……うん」 「ふーん」 私はそれだけ言うとすたすたと歩いて行った。 「ちょ、ちょっと待ってよー!」 愛梨が5メートル先にいる私めがけて走って来る。 「ねえどうしたの……?」 「ううん、ちょっと悩み事」 私はそういうと普通に歩いて行った。 少し行くと向こうに宙斗がいる。 私はいつものように『ドS』スイッチが入った。 私が蹴る寸前のポーズをとると 宙斗は大きく叫びながら向こうへと走って行った。 「うわぁぁぁぁ!」 「ハハハッ!」 こう笑ってごまかしているけどホントは辛いんだよ。 私の気持ちは 宙斗から避けて行くうちに 宙斗に向いていた。 省多の気持ちは どこに行ったのだろうか。 あのウキウキは何なんだろうか。 今更自分に問いかけてみたが 何も分からない。 この気持ちはどう撤去すればよいでしょうか 誰か教えてください。 12: 名前:ゆいもん☆03/15(火) 21 25 25 放課後、柚希はいつものように宙斗にくっ付いて帰っていた。 もちろん愛梨と、隆吉も。 柚希は、前の玲羅から聞いた話と一緒の噂を何件か聞いていたので、探偵風にふざけながら宙斗の好きな人を明かしていった。 「まず……この前質問した人と変わってないね?」 「うん」 「じゃあ……その質問で絞られた女子は2人」 「その人は私と里香」 「そして噂で聞いたことを照らし合わせると1人になるの。その人は……」 「おーい! ここまでおいでぇ」 「!? あぁぁぁぁぁ!」 愛梨は隆吉の言動にいらっと来たのか一目散に走り寄った。 すると、宙斗が 「今ならいいよ」 「うん……えっと、わ、私?」 13: 名前:ゆいもん☆03/16(水) 18 07 12 「うん……えっと、わ、私?」 「……うん」 私はそう答えた、宙斗に眼差しを向け、思いっきり叫んだ。 「わーいッ! 推理当たってた!」 「えぇ!? 誰? 誰なの?」 「おっしえなぁい」 「えー!」 そう笑った……けど、また生まれる複雑な気持ち。 もし……はらしょーと愛梨がくっ付いたら……? もし……私と宙斗がくっついたら……? また嫉妬が生まれるのかな……? 私は決めた。 宙斗と くっ付くことを。 私は、そっと宙斗に耳打ちをした。 「付き合って」 14: 名前:ゆいもん☆03/16(水) 18 29 52 私はそう言った。そして宙斗の胸のところにメモ紙を突っ込みこう叫んだ。 「これに返事ねッ!」 私は一目散に掛けて行った。 宙斗が見えなくなるまで振り返らずに。 私はいつの間にか家の前まで来ていた。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 明日の返事にドキドキの気持ちと 省多への複雑な気持ち。 その気持ちが入り交ざって変な気持ちが生まれた。 私は最低なやつ。 省多と 愛梨のあの姿を 勝手に 両想いって決めつけて、 それにその気持ちをかき消すために 宙斗を使う―――…… でもそんな私を きっと宙斗は 受け止めてくれるはず。 ごめんね省多 ごめんね宙斗 そして ごめんね 省多を好きだった 前の自分。 15: 名前:ゆいもん☆03/16(水) 19 02 29 翌日 私は朝、教室に入ってすぐに 宙斗に声をかけた。 「ねえあれは?」 「う、うん」 宙斗は机の中をガサゴソと探し始め、やっと私のもとに渡した。 その時の顔は真っ赤に染まっていた。 私はゆっくりとメモ紙を開いた。 『いいよ、僕から言いたかったんだけど 先に言われた。だから一応恋人ね』 「フフフッ」 「な、何で笑うの?」 「いいから……」 私はそのメモ紙をポケットに突っ込んで 気分よく教科書を机に入れた。 次の日の昼休み 「ねえ一緒食べない?」 「うん、いいけど人目の付かないところにね」 「うんッ!」 私は弁当箱を取り出し、宙斗と少し離れて 体育館の裏にある木漏れ日のかかる中庭で食べることにした。 私が少し休憩していたら手元に小さいがぬくもりを感じた。 手元を見るともうひとつの手が握っていた。 その手の先をゆっくり見て行くと リンゴみたいに真っ赤になっていた、宙斗の姿があった。 「あ、あの好きだから」 「へ?」 「まだちゃんと僕から言ってないから」 「うん……じゃあ食べよっか」 「そうだね」 それから黙々と食べ始めた。 そして最初に口を開いたのは私。 「あのさ、デートいつにする?」 「明日の9時」 「明日?土曜日か……」 それから食べ終わるまで黙っていた。 「それと皆の前ではいつものようにね。あと柚って読んで」 「うん。分かった。僕のことは宙でいいから」 「じゃあもどろっか」 私たちはそれから何も話さなかった。 20: 名前:ゆいもん☆03/18(金) 18 16 10 第5話 目の前で起きた嫉妬 デート当日。 「楽しみだね」 「そうだな」 私と宙斗はバスに乗って、デートで有名なところに来ていた。 私は手を掴んでいた。 自分がこれからどうなって行くのか怖くて怖くて掴んでいる。 私は無理やりエスカレーターに乗せ、一番最上階まで連れて行った。 「おいっ! どこ行くの?」 「いいから!」 私が連れて行ったのは雑貨屋。 ナチュラルな雑貨がいっぱい並んでいる。 私は宙斗を引っ張ってカンケースの所に目を付けた。 「ねえ、どれがいい?」私は少し上目づかいをした。 「どれでも……「良いから選べ! ……!」 私はデート中は「s」スイッチ切ったつもりなのにぃぃ! 「ごめん……えらんで?」私は機嫌を戻すように言った。 「じゃあこれ」 「じゃあ買うね」 私は宙斗が選んだカンケースを二つ取り、レジへ向かった。 意外にすいていたすんなり払えた。 私は手をさっきと同じようにつかむ。 そしてゲームセンターにプリクラを取りに行こうとしたときに私は見た。 「ねえ似合うかなぁ」 「似合うんじゃない?」 「だよね」 私が見たのは仲良しそうに肩を並べ、歩いている 愛梨と省多。 愛梨と省多は腕に、色違いの腕時計。 愛梨はピンク、省多はブルー。 「……!」 「ど、どうしたの?」宙斗は私を心配そうに見ている。 「あ、あっち行こう……」私は予定していたところの反対側に向かって歩いた。 後方からまた賑やかな声が聞こえる。 「絶対似合う!」 「だな」 その声を聞いたとき私の頬に一筋の涙が流れ落ちた。 そのあとにもどんどんと流れ落ちる涙。 ――私、省多諦めたはずでしょ? 今宙斗と付き合っているはずでしょ? 何で今更嫉妬するわけ? 自分の気持ちがわからないっ! 私の心はいろんな気持ちで満ち溢れていた。 嫉妬、憎み、幸せ、羨ましさ。 この気持ちは全部私の本音。 これからどうすればいいでしょうか 21: 名前:ゆいもん☆03/19(土) 12 39 29 私がしばらく考えていた時。 「柚……? 本当にどうしたの?」 「…………!あっ。ご、ごめんいこっか」 私は強く強く握っていた。 ゲームセンターにプリクラを取りに。 ゲームセンターは結構賑わっていて声も通らないほどだった。 「あ! あのさ! あっちだよ! プリクラ機!」 「じゃあ! あっちいこうか!」 私は引っ張り引っ張りしながらいった。 22: 名前:ゆいもん☆03/19(土) 14 08 20 『3、2、1、パシャッ!』 柚希と宙斗はプリクラを撮っていた。 『右から進んで落書きコーナーに移ってね♪』 柚希たちは言われた通り行った。 「あ、あのさ、柚の顔いつもより全然元気ないよ? どうしたの?」 「……ん? え?」 宙斗は落書きするために画面に映し出されているプリクラと 今の私を見比べている。 「顔が……その……泣いているっていうか…… 悲しそうな眼してる」 「……!」 「誰かをまだ引きずっているような……」 宙斗は本当に心配そう。 だけどその時の柚希は思ったことを言ってしまった。 「誰も引きずってないっ! なんで彼女疑うの!? ひどいよ! そんな人だとは思わなかった……じゃあね……」 柚希はバックを取り、ゲームセンターを出ようとした。 「ちょ、ちょっと待てよ! 柚!」 宙斗は出る寸前の柚希を止めた。 すると歩いていた柚希が立ち止った。 「もう……帰るぅ……」 振り向いて言った言葉。 大泣きしていた。 23: 名前:ゆいもん☆03/21(月) 10 38 54 柚希がドタドタとゲームセンターを出たとき 入ろうとしてた愛梨と省多と肩がぶつかった。 「す、すいません……」 柚希は泣いている目をシャツの袖で拭きながら言った。 「あっ! すいません」 省多は持っていた、バックの中身をぶちまけた。 「……柚希?」 愛梨が省多の荷物をかき集めている柚希の顔を覗き込む。 それに気付いた柚希は、 「……っ!」 走り出した。 24: 名前:ゆいもん☆03/21(月) 11 17 40 「いやぁぁぁぁっ!」 「可愛い子猫ちゃん。静かにしてくれないかなぁ?」 「お兄ちゃんたち困っちゃうよぉ」 ************** 皆の視線が私に集中しているのがわかる。 何故ならぼさぼさの髪に裸足。破れているワンピ。 さっきチャライ男にナンパされて暴行された。 あっけなくそいつらは別の女めがけてどっかいったけど 私は身も心もボロボロだった。 蹴られて、殴られて、宙斗のために買ったワンピも荒らされて…… そして今日何よりつらいのが 唯一頼っていた宙斗にまで疑われて。 省多と愛梨が一緒にいるの見て。 もう嫌だ。 ――死のうかな? そしたら楽になれるかな もう迷惑かけないよね。 私は空きビルの屋上めがけて走り出した。 雨も降って来た。涙が雨と交じっている。 私は屋上に着いた。 屋上の淵までふらつきながら行く。 下では私のよううを見てざわついていた。 だが私はそんなの気にしない。 今は死ぬことだ……け……。 『ドンっ』 鋭い音が私の耳元で大きく聞こえた。 「キャァァァッ!」 通行者の悲鳴も聞こえる。 すると通行者の中に見覚えのある顔…… その人はこう叫んでいた。 「柚ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅッ!!!」 私はそのまま気を失った。 25: 名前:ゆいもん☆03/21(月) 11 35 01 あっ! 今きづきました! プロローグの「芽瑠」は愛梨です(笑) いつの間にか芽瑠になっていましたww すいません(/・△・;) とりあえず今まで書いてきた中で出てきた人を書きます! 遅いですが。 登場人物 ☆加田柚希 活発でボーイッシュな女の子。 男子のある一部では「ドSの女王」、「柚姫様」などど 呼ばれている。前は原島省多が好きだったが今は宙斗が好き。 ★元林宙斗 優しくてイケメンだが、皆からはいじられキャラ。 柚希からはいつも蹴られているが、柚希が好き。 ★原島省多 イケメンだが、イマイチ性格がはっきりとしない。 柚希とクラスは小2から親友。 省多の好きな人は誰にも知らない。 ☆木藤愛梨 柚希の親友。 頼りになるお姉さんだが時には甘えてくる。 いわゆるツンデレ。宙斗が好きだったが転入生を好きになった。 こんな感じです! 4人って多く感じますがそこも含めて見てくださいっ! 26: 名前:ゆいもん☆03/21(月) 11 58 17 ではでは改めてスタート! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 第6話 新しいスタート 「柚……」 誰かがそう言っている。 だが私の目の前は真っ暗。 何も見えない。 すると向こうに光が見えた。 私はそこに走って行った――。 「……!」 「柚……!」 目の前にいたのはさっき通行者の中にいた男の子。 ココは病室。 えっと…… 元林宙斗。 良かった覚えてて。 「1週間ずっと寝てたんだよ!?俺とお姉さん、二人で交代交代見てた」 有難う…… 私は自然に涙が出た。 「ねえ何かしゃべってよ」 ん?今ありがとうって言ったんだけど。 「おーい! 大丈夫?」 大丈夫だって!こんなに元気元気! 「……?」 何で無視するの? 宙斗は病室を出た。 聞こえないの?宙の耳がおかしくなった? 私はベッドの横にある鏡を見て叫んだ。 「んー……!」 ……!何で声が出ないの? 声にならない声。 「あの! お姉さん! 柚が何もしゃべらないんだけど……」 「えぇ!? なんで?」 お姉ちゃんが部屋に入ってくる。 宙斗もそれに続いて入ってくる。 「おーい! 柚希! どうしたの?」 私は元気だよ? こんな風に! 私は腕をモリモリと動かし、笑顔を見せる。 どうにか伝わらないかな? 「い、一応元気みたいだけど……先生に聞いてみるね」 お姉ちゃんは先生を呼びに出て行った。 「ねえ、ちょっとこの髪に言いたいこと書いてみて」 宙斗は私の前に紙を出す。 私はカリカリと書いた。 【なぜかしゃべれない。 だけど全然元気だよ(^▽^)/】 「そっか……まあ良かった……」 私は笑顔を見せた。 だけどなんでしゃべれないの? 一生しゃべれないって 訳じゃないよね? 27: 名前:ゆいもん☆03/23(水) 19 54 26 1週間たったある日。私は退院することになった。 意外と怪我は浅いほうで、右、足手を骨折。 毎日宙斗とお姉ちゃんが来てくれるので退屈はしなかった。 でも一人になると、寂しい時もあった。 私は、明日から学校に出ることになる。 お姉ちゃんが宙斗に朝一緒行ってというお願いをしたみたい。 「有難うございました! また会った時はよろしくです」 「いえいえ! またね!」 私担当の看護師さんが挨拶をする。 私とお姉ちゃんはタクシーに乗り込み進み始めた。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ちょっと切ります! 30: 名前:ゆいもん☆03/24(木) 08 36 18 翌朝。 「一緒いこっか」 宙斗が私の手を引っ張る。 若干顔を赤めているが、手を握ったのはあっちだもん。 「ちょっと待って」 私は宙斗を呼び止めた。 私も顔が赤い。 「やっぱいこ」 私は少し遅れを取りながらも 松葉杖をとんとんと鳴らした。 ちょうど、教室の前に着いたとき、やけに騒がしい。 宙斗がドアを開けた。 すると、一気に教室は静かに。 黒板には 【宙斗と柚希って付き合っているらしいよ! しかもHまでしたって! M・K】 と書かれていた。 私まだHしてない! そう思うのが私のせい一杯だった。 「Hだってよぉきもー」 「早すぎね?中2でHとか」 「あの二人ヒミツで付き合っていたって」 コソコソしゃべる声聞こえる。 やはりHのこと。 「……ッ……俺たちHなんかしてねぇーよっ付き合ってるだけだ」 「じゃあこれは何? 誰が書いたの」 一人の女子が黒板をとんとんと叩く。 それは、愛梨。 「……しらねーよ!」 そう言った時私は一つのことを注目した。 「あのさぁ、『M・K』って誰?」 「そうだな! こんな嘘着いたの誰だよっ!」 皆考え始めた。 私も考えた。 M・K? M…… あっ! 「……一人いたよ」 私は低い声でしゃべった。 「誰だよっ! 31: 名前:ゆいもん☆03/24(木) 08 40 57 「誰だよっ!」 「愛梨……」 「愛梨?」 愛梨の顔は青ざめていた。 「おいっ! お前柚希の友達じゃねえのかよ!」 「私は柚希が羨ましかった。柚希なんか大っ嫌いッ!」 「……! ひどいよ!」 私は教室中に響くような鳴き声を上げた。 34: 名前:ゆいもん☆03/24(木) 12 02 46 あッ!30れす目の 4行目と7行目の所! あれ口パクです! 恋と嫉妬と友情と 続き
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地殻の下の嫉妬心、水橋パルスィ/ Parsee Mizuhashi,Subterranean Jealousy マナコスト (1)(B)(B) タイプ 伝説のクリーチャー ― 妖怪 P/T 0/3 レアリティ レア 各対戦相手のアップキープの開始時に、地殻の下の嫉妬心、水橋パルスィはそのプレイヤーにX点のダメージを与え、あなたはX点のライフを得る。Xはそのプレイヤーがコントロールするパーマネントの数からあなたがコントロールするパーマネントの数を引いた値に等しい。 参考 カードセット一覧/東方地霊殿