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手野百貨店株式会社 手野百貨店は、経営上、第一群と第二群、並びに海外群に分けられる。 なお、これは経営区分上の区分けであり、実店舗とは関係ない区分である。 法人格として、日本百貨店協会に加盟している。 また、海外群以外の各店舗はそれぞれ協会に加盟している。 海外群を除き、喫煙所は1階、屋上の2か所のみとなる。 海外群は、喫煙所は屋上に1カ所のみとなる。 目次 第一群手野百貨店 第二群手野百貨店 海外群手野百貨店 手野百貨店友の会 駐車場 社史 組織図 第一群手野百貨店 第一群手野百貨店は、手野鉄道沿線にある手野百貨店を統括している。 第一群手野百貨店に属する手野百貨店は、手野本店、梅田、岡山、京都、神戸、豊岡、名古屋、難波、新潟、姫路、舞鶴である。 各百貨店にある専門店は、手野百貨店のテナントの一つとして出店しているものであり、手野グループ外の店も含まれる。 カフェとされている店は、それぞれのフロアごとに別の店が出店している。なお、軽食を提供する店もある。 レストラン街は、複数の独立したレストランによって構成される。 各店舗の敷地面積によって、その数は増減するものの、5から30店舗程度である。 各百貨店の駐車場、駐輪場は、近隣の他の施設あるいはコインパーキングなどと提携をし、それぞれ相互に利用することができる場合がある。 できる場合、手野百貨店の提携駐車場あるいは駐輪場であることが明記されており、その場合に限り、手野百貨店の利用により駐車料金あるいは駐輪料金の割引を受けることができる。 トイレは1階はなく、2階以上並びに地下1階以下に男女および身障者用トイレがそれぞれある。 内容中、手野百貨店友の会とあるのは、手野百貨店友の会のカウンターもしくはラウンジである。 手野百貨店本店 手野百貨店は、手野百貨店が初めて出店した百貨店である。 そのため、手野百貨店の店舗の中で唯一本店が名称についている。 なお、他の手野百貨店ができるまでは、手野百貨店が名称であった。 手野鉄道手野駅から地下通路を歩いて2分程度で着く。 階数 内容 10階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 9階 レストラン街第一催事場書籍・文房具 8階 第二催事場紳士服紳士小物呉服和服宝飾品 7階 紳士服紳士小物スポーツ関連日用雑貨専門店カフェ 6階 こども服子供用品専門店カフェ、キッズパーク 5階 こども服婦人服婦人小物専門店カフェ 4階 婦人服婦人小物専門店カフェ 3階 婦人服専門店カフェ手野百貨店友の会 2階 手野鉄道連絡通路婦人服化粧品カフェ 1階 化粧品カフェ駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子カフェ 地下2階 食料品和菓子スーパー 駐車場は、近隣の提携している公営または私営の駐車場を使用する。 また、駐輪場は1階に35台分あるが、原則として駐車場と同様となる。 キッズパークは12歳以下の一時預かりも実施している。 梅田手野百貨店 梅田手野百貨店は、手野鉄道梅田駅がその建物の内部に入線する。 階数 内容 15階屋上 屋上庭園、屋上農場ヘリポート(通常は立入禁止) 14階 レストラン街第一催事場書籍・文房具手野梅田診療所(内科、眼科) 13階 レストラン街手野ラジオスタジオ 12階 レストラン街第二催事場ブライダル商品 11階 和服呉服宝飾品・装飾品カフェ 10階 婦人服婦人小物専門店カフェ手野百貨店友の会 9階 婦人服婦人小物専門店カフェ手野テレビスタジオ 8階 婦人服婦人小物専門店カフェ手野テレビスタジオ 7階 子供服子供用品専門店カフェ、キッズパーク 6階 子供服子供用品キッズパーク 5階 紳士服紳士小物スポーツ関連専門店カフェ 4階 紳士服紳士小物日用雑貨専門店カフェ 3階 手野鉄道梅田駅(高速線)紳士服カフェ手野鉄道資料館 2階 手野鉄道梅田駅(京都線)カフェ 1階 手野鉄道梅田駅(神戸線)バス(路線・高速)ターミナルタクシー乗り場 地下1階 手野鉄道梅田駅(大阪線)食料品洋菓子・和菓子 地下2階 食料品和菓子スーパー調剤薬局 地下3階 駐車場駐輪場 地下4階 駐車場 駐輪場は150台、駐車場は地下3階が150台、地下4階が250台規模である。 手野鉄道は百貨店のテナントという扱いとなる。 地下1階から3階にかけての手野鉄道のエリアに入るためには入場券が必要となる。 なお、手野鉄道梅田駅各ホームを乗り換えのために改札を出る場合、各ホームを40分以内に乗り継ぎをしなければならない。 40分を超過した場合、新規入場とされ、当駅始発の乗車券を購入する必要がある。 喫煙所はさらに10階、地下3階にもある。 岡山手野百貨店 岡山手野百貨店は、手野鉄道岡山駅に直結する。 階数 内容 7階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 6階 レストラン街催事場手野百貨店友の会 5階 子供用品紳士服紳士用品 4階 こども服紳士服専門店 3階 婦人服婦人用品専門店 2階 婦人服化粧品専門店手野鉄道連絡通路 1階 スーパー化粧品カフェ 地下1階 食料品洋菓子・和菓子駐輪場 地下2階 駐車場 駐輪場は100台、駐車場は150台程度の規模がある。 京都手野百貨店 京都手野百貨店は、手野鉄道京都駅の一部が入線している。 階数 内容 11階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 10階 レストラン街催事場書籍・文房具 9階 ブライダル商品和服呉服カフェ 8階 紳士服紳士用品カフェ手野百貨店友の会 7階 紳士服紳士用品専門店 6階 子供服子供用品カフェキッズパーク 5階 子供服子供用品専門店 4階 婦人服婦人洋品カフェ 3階 婦人服婦人洋品専門店宝飾品・装飾品 2階 婦人服化粧品カフェ手野鉄道連絡通路 1階 化粧品洋菓子・和菓子カフェ 地下1階 手野鉄道京都駅(京都線)食料品スーパー 地下2階 食料品駐輪場駐車場 地下3階 駐車場 駐輪場は200台、駐車場は地下2階が50台、地下3階が300台である。 手野鉄道のうち高速線については、2階からの連絡通路を通って移動することができる。 手野鉄道は百貨店のテナントという扱いとなる。 地下1階の手野鉄道のエリアに入るためには別途入場券が必要となる。 なお、手野鉄道の京都線京都駅から高速線京都駅の乗り換えのため手野百貨店を通行する場合、30分以内に通過しなければ新たな乗車とされる。 新たな乗車となった場合、当駅乗車の乗車券を別途購入する必要がある。 神戸手野百貨店 神戸手野百貨店は、手野鉄道神戸駅に接して作られている。 階数 内容 5階屋上 屋上庭園屋上広場 4階 レストラン街催事場手野百貨店友の会 3階 紳士服紳士用品カフェ 2階 こども服子供用品婦人服 1階 婦人服婦人用品化粧品宝飾品・装飾品駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子 地下2階 食料品専門店手野鉄道神戸駅改札口 地下3階 駐車場 駐車場は200台、駐輪場は屋外に50台のスペースがある。 手野鉄道神戸駅は百貨店のテナントということにはなっていない。 ただし、改札口があり、手野鉄道を利用する場合は別途入場券が必要となる。 屋上広場は緊急時にはヘリポートとして使用することができる。 豊岡手野百貨店 豊岡手野百貨店は、手野鉄道豊岡駅に隣接している。 階数 内容 5階屋上 駐車場レストラン街 4階 紳士服紳士用品カフェ 3階 子供服子供用品専門店手野百貨店友の会 2階 婦人服婦人洋品専門店手野鉄道豊岡駅改札口 1階 婦人服婦人洋品専門店駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子スーパー 駐車場は250台、駐輪場は屋外に100台のスペースがある。 名古屋手野百貨店 名古屋手野百貨店は、手野鉄道名古屋駅がその建物の内部に入線する。 階数 内容 16階屋上 屋上庭園、屋上農場ヘリポート(通常は立入禁止) 15階 駐車場 14階 駐車場 13階 駐車場手野名古屋診療所(内科、眼科)手野名古屋鍼灸院(鍼、灸、按摩) 12階 レストラン街第一催事場書籍・文房具手野百貨店友の会 11階 レストラン街第二催事場ブライダル商品 10階 レストラン街第三催事場和服呉服専門店 9階 紳士服紳士用品専門店 8階 紳士服紳士用品専門店カフェ 7階 子供服子供用品専門店キッズパーク 6階 子供服子供用品専門店キッズパーク 5階 婦人服婦人用品専門店カフェ 4階 婦人服婦人用品専門店カフェ 3階 手野鉄道名古屋駅(名古屋線、岐阜線)婦人服婦人用品カフェ 2階 宝飾品・装飾品専門店カフェ 1階 化粧品専門店カフェ駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子 地下2階 食料品洋菓子・和菓子専門店カフェ 地下3階 スーパー専門店カフェ 駐車場は15階、14階はそれぞれ400台、13階は250台ある。 駐輪場は1階の屋外に150台、屋内に100台ある。 手野鉄道については、百貨店のテナントという扱いになり、そのエリアに入るためには別途入場券が必要となる。 難波手野百貨店 難波手野百貨店は、手野鉄道難波駅がその建物の内部に入線する。 階数 内容 13階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 12階 レストラン街第一催事場 11階 レストラン街第二催事場書籍・文房具 10階 ブライダル商品書籍・文房具宝飾品・装飾品手野百貨店友の会カフェ 9階 紳士服紳士用品専門店カフェ 8階 紳士服紳士用品専門店カフェ 7階 子供服子供用品専門店カフェ 6階 子供服子供用品専門店キッズパークカフェ 5階 スポーツ関連専門店カフェ 4階 婦人服婦人用品専門店カフェ 3階 婦人服婦人用品専門店カフェ 2階 婦人服婦人用品化粧品カフェ 1階 化粧品専門店駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子調剤薬局 地下2階 手野鉄道難波駅(大阪線ホーム)スーパー 地下3階 駐車場 駐車場は350台、駐輪場は屋外に150台規模ある。 手野鉄道は百貨店のテナントという扱いであり、そのエリアに入るためには入場券が必要となる。 新潟手野百貨店 新潟手野百貨店は、手野鉄道新潟駅がその建物の内部に入線する。 階数 内容 7階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 6階 レストラン街催事場手野百貨店友の会 5階 紳士服紳士用品カフェ 4階 子供服子供用品カフェ 3階 手野鉄道新潟駅(高速線)専門店カフェ 2階 手野鉄道新潟駅(北陸線)専門店カフェ 1階 婦人服婦人用品化粧品宝飾品・装飾品カフェ駐輪場 地下1階 食料品洋菓子・和菓子専門店 地下2階 スーパー専門店カフェ 駐輪場は屋外に100台規模ある。 手野鉄道は百貨店のテナントという扱いであり、このエリアに入るためには入場券が必要となる。 なお、手野鉄道新潟駅の乗り換えのために手野百貨店を通行する場合、20分以内に通過しなければ新たな乗車とみなされ、当駅乗車の乗車券を購入しなければならない。 姫路手野百貨店 姫路手野百貨店は、手野鉄道姫路駅が建物の内部に入線している。 階数 内容 8階屋上 屋上庭園ヘリポート(通常は立入禁止) 7階 レストラン街催事場カフェ 6階 紳士服紳士用品カフェ手野百貨店友の会 5階 子供服子供用品専門店カフェ 4階 婦人服婦人用品専門店カフェ 3階 手野鉄道姫路駅(高速線)専門店カフェ 2階 手野鉄道姫路駅(岡山線、姫路線)宝飾品・装飾品専門店カフェ 1階 化粧品専門店カフェ 地下1階 食料品洋菓子・和菓子専門店 駐車場、駐輪場は近隣の提携している駐車場、駐輪場を利用する。 手野鉄道は百貨店のテナントという位置づけであり、そのエリアに入るためには入場券が別途必要となる。 なお、手野鉄道姫路駅の乗り換えの為に手野百貨店を通過する場合、20分以内に通過しなければ新たな乗車とみなされ、当駅乗車の乗車券を購入しなければならない。 舞鶴手野百貨店 舞鶴手野百貨店は、手野鉄道舞鶴駅が建物の内部に入線している。 階数 内容 5階屋上 屋上庭園キッズパーク 4階 婦人服婦人用品専門店 3階 子供服子供用品専門店カフェ 2階 紳士服紳士用品専門店食料品 1階 手野鉄道舞鶴駅(日本海線、舞鶴線)手野百貨店友の会洋菓子・和菓子駐輪場 地下1階 駐車場 駐輪場は屋外に150台、駐車場は150台ほどある。 手野鉄道は百貨店のテナントという扱いであり、手野鉄道のエリアに入るためには入場券が必要となる。 ここを編集 第二群手野百貨店 第二群手野百貨店は、第一群に属さない国内にある手野百貨店を統括している。 第二群手野百貨店に属する手野百貨店は、札幌、仙台、東京、福岡である。 第一群と同様に、各百貨店の専門店は手野グループ外の店も含まれる。 また、カフェは各フロアごとに別の店が出店しており、一部軽食を提供する店もある。 レストラン街は、複数の独立したレストランによって構成される。 各店舗の敷地面積によってレストランの数は増減するが、おおよそ10から30店舗程度である。 各百貨店の駐車場、駐輪場は、近隣の他の施設あるいはコインパーキングなどと提携を市、それぞれ相互に利用することができる場合がある。 利用ができる場合には、必ず手野百貨店の提携駐車場あるいは駐輪場であることが明記されており、その場合に限って手野百貨店の利用によって注射あるいは駐輪料金割引を受けることができる。 トイレは原則として1階、地下1階にはなく、2階以上並びに地下2階以下に男女および身障者用トイレがそれぞれある。 内容中、手野百貨店友の会とあるのは、手野百貨店友の会のカウンターもしくはラウンジである。 札幌手野百貨店 札幌手野百貨店は連結されている本館、新館の2棟と別にある別館の1棟の合わせて3棟から成る。 階数 内容 本館 新館 別館 14階屋上 ヘリポート(通常は立入禁止) 13階 レストラン街 12階 レストラン街 11階 キッズランドカフェ 屋上庭園 10階 第一催事場 第二催事場カフェ手野百貨店友の会 レストラン街 9階 紳士服専門店 紳士用品カフェ レストラン街キッズランド 8階 紳士服カフェ 紳士用品専門店 専門店 7階 子供服専門店 子供用品カフェ 専門店 6階 子供服カフェ 子供用品専門店 専門店 5階 婦人服専門店 婦人用品カフェ 専門店 4階 婦人服カフェ 婦人用品専門店 専門店 3階 第三催事場専門店 第四催事場カフェ 専門店 2階 宝飾品・装飾品カフェ 宝飾品・装飾品専門店 専門店 1階 専門店駐輪場 専門店駐輪場 専門店 地下1階 食料品洋菓子・和菓子 駐車場 駐車場駐輪場 地下2階 食料品洋菓子・和菓子地下街連絡口 駐車場 駐車場 地下3階 駐車場駐輪場 駐車場 駐輪場は、本館は1階に150台、地下3階に200台。新館は1階に150台それぞれある。 駐車場は、本館は地下3階に300台。新館は地下1階に250台、地下2階に250台、地下3階に250台それぞれある。 合わせて、駐輪場は500台、駐車場は1050台ある。 ただし、1階にある駐輪場については、冬季期間(10月から翌年4月)は封鎖される。 仙台手野百貨店 東京手野百貨店 福岡手野百貨店 ここを編集 海外群手野百貨店 手野百貨店は、海外に店舗を有する。 海外店舗は、英国にアマーダン、ロンドンの2店舗、他欧州にパリの1店舗、アメリカにテックカバナー、ニューヨークの2店舗、他地域に台北の1店舗がある。 これらは、欧州についてはアマーダンを本店とし、アメリカについてはテックカバナーを本店とそれぞれ定めているが、店名に本店は付かない。 これらの6店舗を合わせて、海外群と呼ぶ。 アマーダン手野百貨店 テックカバナー手野百貨店 ニューヨーク手野百貨店 台北手野百貨店 ロンドン手野百貨店 パリ手野百貨店 手野百貨店友の会 手野百貨店友の会は、以下の表に掲載されている会員サービスがある。 コース名 1000円積立コース 3000円積立コース 5000円積立コース 10000円積立コース 30000円積立コース 50000円積立コース 毎月の積立額 1000円 3000円 5000円 10000円 30000円 50000円 年間積立金額 12000円 36000円 60000円 120000円 360000円 600000円 ボーナス金額 1000円 3000円 5000円 10000円 30000円 50000円 積立後の金額 13000円 39000円 65000円 130000円 390000円 650000円 なお、1000円積立コースは手野百貨店本店のみ、3000円積立コースは本店の他に梅田店、京都店、神戸店、名古屋店、東京店で実施される。 会員カードには、積立後の金額で登録され、手野百貨店各店をはじめとして、手野グループ各社で利用することができる。 海外群の場合、英ポンド、ユーロ、あるいは米ドルによる積立会員サービスが、友の会と同様に提供される。 海外群であっても、日本円で積み立てる場合には上記表が適用される。 駐車場 手野百貨店が独自に設置する駐車場は以下のような料金設定になる。 30分毎 200円 上限料金 5000円 なお、以下のような割引が設定される。 基本無料時間 駐車後1時間 3000円以上利用 1時間さらに無料 5000円以上利用 3時間さらに無料 10000円以上利用 6時間さらに無料 割引による無料時間は、基本無料時間に追加されることにより計算される。 最大は10000万円以上の6時間であるため、基本と併せて7時間まで無料となることができる。 割引対象の施設は、手野百貨店に入店しているすべての建物とされる。 また、その他提携している施設がある。この場合は、店頭に提示されている。 社史 組織図 ここを編集
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アイテム入手一覧 ページ検索でキーワード検索(着替え、レジなど)した方が多分便利。 アイテム入手一覧 メインウェポン(購入できる物がほとんどです) サブウェポン屋上 倉庫 パラダイスプラザ書籍ライフスタイル 靴トップブランド カメラ・現像行楽地 紳士服1951年創業 CD/DVD最新 書籍輸入本 おもちゃ知育玩具 おもちゃ昔ながら 子供服かわいい服 スポーツグッズ1・2階 メガネ世界標準 子供服お子様の趣味 楽器本格派 CD/DVDエンターテイメント レストランサンドイッチマスター 紳士服イタリアンワイルド カフェ当店独自 アクセサリロマンス作り 婦人服ひときわ輝く存在 中庭 地下搬入路 フードコートレストラン4センチステーキ レストラン本番イタリア アルフレスカプラザ日用雑貨日曜のお父さん ジム真の健康 婦人服ハンドメイド アクセサリ最高級の宝石 メガネカジュアルなメガネ 婦人服あなたも似合う ファーストフードルネッサンス エントランスプラザ子供服かわいいお孫さん スポーツグッズ全てのフィールド 婦人服純粋な美 スポーツグッズ最高水準 婦人服特別な日 紳士服ワードローブ 婦人服トップデザイナー 化粧品アフターケア 靴キックのきいた靴 スポーツグッズスポーツを趣味 メガネクリアに保つために 婦人服オリジナルのポップ 紳士服クローゼット 靴あなたの靴 婦人服女の雰囲気 アンティーク世界有数 婦人服女性のライフスタイル アクセサリショールーム 紳士服落ち着いた紳士 CD/DVDデジタル波 メインウェポン(購入できる物がほとんどです) ハンドガン系ハンドガン イベントで入手 レッド9 「恋人達」でSランクでゲット ブラックテイル ケース6で武器屋にて入手。 ショットガン系ショットガン 「屋上の老夫婦」で入手 セミオート 購入する ライオットガン 「タキシードの男」でSランクでゲット ライフル系ライフル パラダイスプラザの子供服屋で拾う セミオートライフル 「スナイパーの標的」でSランクでゲット マシンピストル系マシンピストル 購入する シカゴタイプライター ゲームクリアで守衛室に置かれる マグナム系マグナム 購入する キラー7 ケース4でキラー7のイベントを発生させた後、ケース8でもらう 食用油 のこぎりの刃 火炎瓶 ボム虫 サブウェポン 屋上 鉄パイプ サッカーボール ※二日目朝以降エレベーターにゾンビが発生 倉庫 バケツ マネキン 段ボール→回転ノコギリ刃、シャワーヘッド テレビ ツボ→弾 ゴミ箱→食料 調合油 消火器 ※一日目夕方以降ゾンビが発生 パラダイスプラザ ショッピングカート スケートボード ゴミ箱→食料 ベンチ パラソル チェーンソー 書籍ライフスタイル レジ→お金 靴トップブランド 段ボール カメラ・現像行楽地 ツボ 段ボール 紳士服1951年創業 着替え テンガロンハット 着替え 靴 段ボール CD/DVD最新 レジ→お金 書籍輸入本 なし おもちゃ知育玩具 着替え コブンマスク コブンマスク ライトセーバー おもちゃ昔ながら レジ→お金 子供服かわいい服 着替え 子供服 スポーツグッズ1・2階 バット サッカーボール スケートボード フリスビー メガネ世界標準 着替え メガネ(全ての台のメガネは色ちがい) ツボ→弾 子供服お子様の趣味 着替え馬の被り物 ライフル 楽器本格派 ギター CD/DVDエンターテイメント テレビ レストランサンドイッチマスター 消火器 ゴミ箱→食料 調理油 フライパン ナイフ 紳士服イタリアンワイルド 着替え スーツ カフェ当店独自 調合用ミキサー グレープフルーツ オレンジ リンゴ フライパン アクセサリロマンス作り 段ボール 婦人服ひときわ輝く存在 レジ→お金 中庭 ゴルフクラブ 鉄パイプ 自転車 芝刈機 サッカーボール ゴミ箱→食料 ベンチ 三角コーン バケツ 車載機関銃(ミッション「プリズナー」クリア後出現) ※初回以降室内でもプードルとインコ登場 地下搬入路 ミニゲーム フードコート 調合用ミキサー ツボ→弾 バケツ チェーンソー ゴミ箱→食料 ズッキーニ かぼちゃ 調理油 段ボール ピザ ※1ー3後ゾンビが発生 レストラン4センチステーキ 火炎瓶 キャベツ グレープフルーツ フライパン 段ボール レストラン本番イタリア オレンジ リンゴ グレープフルーツ 消火器 フライパン アルフレスカプラザ 自転車 ベンチ プロパンガス パラソル 日用雑貨日曜のお父さん 金づち 芝刈機 チェーンソー 消火器 バケツ ジム真の健康 サッカーボール レジ→お金 婦人服ハンドメイド 椅子 ゴルフクラブ マネキン 段ボール バット アクセサリ最高級の宝石 段ボール メガネカジュアルなメガネ 着替え メガネ(全ての台は色ちがい) 婦人服あなたも似合う 着替え スーツ(女) レジ→お金 ファーストフードルネッサンス 調合用ミキサー 調理油 グレープフルーツ メロン フライパン エントランスプラザ チェーンソー ゴミ箱→食料 ベンチ パラソル 子供服かわいいお孫さん 着替え 悪魔の被り物 スポーツグッズ全てのフィールド 着替え ランキングシャツ 着替え 素足 サッカーボール スケートボード ゴルフクラブ バット 婦人服純粋な美 着替え スーツ(女グレー) レジ→お金 スポーツグッズ最高水準 着替え アウトドアウェア 自転車 婦人服特別な日 着替え スーツ(女ピンク) マネキン 椅子 紳士服ワードローブ 着替え ワードローブ赤 レジ→お金 婦人服トップデザイナー 着替え 水色のワンピース レジ→お金 化粧品アフターケア 着替え 化粧 靴キックのきいた靴 レジ→お金 スポーツグッズスポーツを趣味 着替え ワードローブ青 フリスビー スケートボード メガネクリアに保つために 着替え メガネサングラス 婦人服オリジナルのポップ 着替え レースのワンピース 紳士服クローゼット 着替え キャップ青白 着替え キャップ茶 着替え ランニングウェア赤 バット 靴あなたの靴 着替え 白い靴 着替え 黒い靴 レジ→お金 ゴルフクラブ 婦人服女の雰囲気 着替え 水色のワンピース 椅子 アンティーク世界有数 刀 ツボ 婦人服女性のライフスタイル 着替え レースのワンピース 椅子 マネキン アクセサリショールーム チェーンソー 段ボール 紳士服落ち着いた紳士 着替え スーツ黒 着替え スーツ黄 着替え スーツ・シャツ 着替え スーツグレー 着替え スーツ赤 着替え スーツチェック 着替え スーツモダン青 着替え スーツモダン黒 段ボール 金づち 消火器 回転ノコギリ刃※段ボール下 CD/DVDデジタル波 テレビ
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0297 サラ ID キャラ名 属性 レア度 所属 CV 性別 備考・その他 サラ 0297 大鎌婦人 サラ 木 SR 光の住人 水谷優子 女 種族:エルフ族 0298 大鎌婦人 サラ+ SR+ 0299 悩殺する大鎌婦人 サラ HSR 0300 死を運ぶ曲線美・大鎌婦人 サラ UR ※画像クリックで拡大 ボイス 関連キャラ ※登録タグ エルフ族 光の住人 水属性
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十字架 イエスの十字架での死を見届けたのが誰であるのかについて、共観福音書は述べている。 マルコ15 40-41 また、婦人たちも遠くから見守っていた。その中には、マグダラのマリア、小ヤコブとヨセの母マリア、そしてサロメがいた。この婦人たちは、イエスがガリラヤにおられたとき、イエスに従って来て世話をしていた人々である。なおそのほかにも、イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たちが大勢いた。 マタイ27 55-56 またそこでは、大勢の婦人たちが遠くから見守っていた。この婦人たちは、ガリラヤからイエスに従って来て世話をしていた人々である。その中には、マグダラのマリア、ヤコブとヨセフの母マリア、ゼベダイの子らの母がいた。 ルカ23 49 イエスを知っていたすべての人たちと、ガリラヤから従って来た婦人たちとは遠くに立って、これらのことを見ていた。 これらの記述をまとめると、下のように、三人の女とその他大勢の婦人たちということなる。 マルコ マタイ ルカ マグダラのマリア マグダラのマリア - 小ヤコブとヨセの母マリア ヤコブとヨセフの母マリア - サロメ ゼベダイの子らの母 - イエスと共にエルサレムへ上って来た婦人たち ガリラヤからイエスに従って来て世話をしていた婦人たち ガリラヤから従って来た婦人たち ヨハネ福音書でも述べられているが、ここでは共観福音書とは全く違う記述がされている。 ヨハネ19 25-27 イエスの十字架のそばには、その母(イエスの母マリア)と母の姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリアとが立っていた。イエスは、母とそのそばにいる愛する弟子とを見て、母に、「婦人よ、御覧なさい。あなたの子です」と言われた。それから弟子に言われた。「見なさい。あなたの母です。」そのときから、この弟子はイエスの母を自分の家に引き取った。 ここで問題なのは、「母の姉妹、クロパの妻マリア」の部分である。ここは原典では"ἡ ἀδελφὴ τῆς μητρὸς αὐτοῦ, Μαρία ἡ τοῦ Κλωπᾶ (the sister of-the mother of-him, Mary the of-the Clopas)"となっており、クロパの妻マリアが母の姉妹と同一人物なのかどうかはっきりしないのである。したがって、ここではクロパの妻マリアがイエス母マリアの姉妹かどうかは無視することとする。 クロパという名前はギリシャ語の名前であり、本来の名前とは違うと推測される。小ヤコブは「アルファイの子ヤコブ」(マルコ3 18)であるが、「アルファイ」のアラム語は「ハルファイ/ハロファイ」であり、Hの発音はKに、Fの発音はPに置き換えられることから、ギリシア語による伝承の途中で「クロパ/クロエパ」に転じた可能性がある。 その場合、十字架の下にいたのは、イエスの母マリア、小ヤコブの母でクロパ(アルファイ)の妻マリア、マグダラのマリアということになる。このように考えた場合、十字架の下にいた女たちは以下のようになる。 マルコ マタイ ヨハネ マグダラのマリア マグダラのマリア マグダラのマリア 小ヤコブとヨセの母マリア ヤコブとヨセフの母マリア クロパ(アルファイ)の妻マリア(※母マリアの姉妹?) サロメ ゼベダイの子らの母 (※母マリアの姉妹?) - - イエスの母マリア - - 愛する弟子(ヨハネ) 埋葬 イエスの埋葬を見届けたのが誰であるのかについて、共観福音書は述べている。 マルコ15 47 マグダラのマリアとヨセの母マリアとは、イエスの遺体を納めた場所を見つめていた。 マタイ27 61 マグダラのマリアともう一人のマリア(ヤコブとヨセフの母マリア)とはそこに残り、墓の方を向いて座っていた。 ルカ23 55 イエスと一緒にガリラヤから来た婦人たちは、ヨセフの後について行き、墓と、イエスの遺体が納められている有様とを見届け、 まとめると以下のようになる。 マルコ マタイ ルカ マグダラのマリア マグダラのマリア - ヨセの母マリア ヤコブとヨセフの母マリア - - - ガリラヤから来た婦人たち 復活 イエスの復活を見届けたのが誰であるのかについて、福音書は述べている。 マルコ16 1 安息日が終わると、マグダラのマリア、ヤコブの母マリア、サロメは、イエスに油を塗りに行くために香料を買った。 マタイ28 1 さて、安息日が終わって、週の初めの日の明け方に、マグダラのマリアともう一人のマリア(ヤコブとヨセフの母マリア)が、墓を見に行った。 ルカ24 10 それは、マグダラのマリア、ヨハナ、ヤコブの母マリア、そして一緒にいた他の婦人たちであった。 ヨハネ20 1 週の初めの日、朝早く、まだ暗いうちに、マグダラのマリアは墓に行った。そして、墓から石が取りのけてあるのを見た。 まとめると以下のようになる。 マルコ マタイ ルカ ヨハネ マグダラのマリア マグダラのマリア マグダラのマリア マグダラのマリア - - ヨハナ(ヘロデの家令クザの妻ヨハナ?) - ヤコブの母マリア ヤコブとヨセフの母マリア ヤコブの母マリア - サロメ - - - - - 一緒にいた他の婦人たち - http //koinonia-jesus.sakura.ne.jp/gospelsup/crosswomen.htm
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【女大学・19】 およそ婦人の心ざまの悪い病は、和らぎ従わないこと、怒り恨むこと、人を誹ること、物妬むこと、知恵浅きことである。 この5つの病は10人に7、8人は必ずある。この点が婦人の男に及ばないところである。自ら顧み戒めて改め去ることだ。特に知恵が浅いためにこの5つの病が起こる。 女は陰性である。陰は夜で暗い。だから女は男に比べて愚かで、目の前のしかるべき事も知らず、また人の誹るべきこともわきまえず、わが夫わが子の災いとなるべき事も知らず、罪もない人を恨み怒り呪詛し、あるいは妬んで、自分が一人立派と思っても人に憎まれ疎まれて全て我が身の仇となることを知らない。非常にはかなく浅ましい。 子を育てても愛におぼれて行儀悪く、このように愚かだから女は何事も我が身をへりくだって夫に従うべきだ。 昔の法律に「女子を産めば3日床の下に寝させる」という。 これも男は天で女は地を象徴するから、すべてのことについて夫を先立て自分を後にし、よいことをしても誇る心なく、また悪い点があって人に責められても争わず、早く過ちを改め、何度も人に言われないように身を慎み、また人に侮られても腹立ち憤ることなくよく堪えて物を恐れ慎むべきだ。 このように心得れば、夫婦の仲は自然と和らぎ、行く末長く連れ添って家の中が穏やかになるであろう。【女大学評論・19】 本文は女大学の最終章であるが、婦人を責めること甚だしく、ほとんど悪口を浴びせ口汚くののしる毒筆である。 おおよそ婦人の心の悪い病は和らぎ従わないこと、怒り恨むこと、人を誹ること、物妬むこと、知恵浅きことである、この5つの病は10人に 7、8人は必ずある、この点が婦人の男に及ばないところであると宣告しているが、この宣告は果たして当たっているであろうか、当たっていないだろうか。にわかには信じられないのである。 言行を穏やかにして温順であるのは婦人の特色であって、それは多くの人が認めることである。男子ならば大いに怒ることでも、婦人は態度を慎み穏便にすませ、一場の笑に附し去ることが多い。 世間一般では男同士の争論、喧嘩は珍しくないが、男子が婦人を相手にして争うことは稀である。 これは男子が慎みを持っているのではなく、実は婦人の柔和温順な様子の前ではなんとなく犯すべきでないものを感じているからであろう。 ただ男女の間の問題ではなく、男子と男子との争いにおいても婦人が仲裁をして波乱を収める例はよく聞く話ではないか。 結局それは女性の和順の徳によるものであるから、女大学に記されているようなことは間違いである。不和不順を以って婦人の病であるとするなど、そもそも根拠からして間違っていると思われる。 ただし、女大学の作者がこの不和不順をはじめとして、憤怒怨恨、誹謗、嫉妬など、ありったけの悪事を書き並べて婦人固有の敗徳とするのは、その婦人がたとえこれを外面にあらわさなくても心中深いところに何か不平を抱き、ときにはこれを言行にもらすことがあるかもしれないとして、その微妙なあたりを推察したものであろうか。 もしそうならば、私は女大学の作者の推察を否定しない。その推察は察しえて妙なりといってよいからだ。 もともと、日本の婦人は婚姻の契約を無視され、夫婦対等の権利を剥奪され、常に圧制の下に匍匐(ほふく)して男子に侮辱されているものであるから、人間の天性として心中では不平を抱くのも不思議ではないだろう。 たまにはその不平を顔色に出して言葉の端にもらすこともあるかもしれないから、それは誹謗であり嫉妬であるといえるだろう。 これをたとえるならば、人を密室に幽閉し、火をつませ熱湯を飲ませて苦しい、熱いと一言でも言おうものならそれを叱って忍耐に乏しい、敗徳であるというのと同じである。 知ってか知らずか、その不平は人をそしるのではなく、物をねたむのでもなく、ただその婦人自身の権利を守ろうとする一心の言葉である。その心情も深く考えずに敗徳と名づけるとは、無理無法でなくてなんだろうか。 婦人は百年、千年も続いてきた男子による野蛮な狼藉の悪習にとらわれて、外面ではかろうじて平穏を装ってきたかもしれないが、その悪習は永久の道ではない。 私はいわゆる女子の敗徳の原因を明らかにして、文明社会における男女の注意を促そうとする者である。 また、始めに五つの病の第五は知恵が浅いことだと記して、末文にも知恵が浅いために五つの病が起こるというのは、知恵が浅いために知恵が浅いということにほかならない。これは文が前後していておかしい。 まあ、文章の細かいことはさておくとしても、そもそも婦人の知恵が浅いとは何を標準にしてその深さ、浅さを定めるというのであろうか。 男女が家にいて、それぞれつかさどるところを分けて、内外の経営のどちらが知恵を要することが大きいかといえば、私はまさに同一であると断言する。 男子がいかに外での経営を成功させても、内をつかさどる婦人が無知で愚かであったなら、家は常に乱れて家が成り立たないであろう。 幸いなことにその主人がこれをうまくごまかして大破裂に及ばないようにしても、主人が早くに亡くなるなどの大きな不幸にあったときは、子女の不取締り、財産の不始末、一朝にして大家の滅亡を引き起こす例があるのに反して、賢い婦人がよく内を治めて愚鈍な主人もこれに頼り、所謂内助の功を以って外の体面をまっとうすることがある。 そればかりではない、夫が亡くなれ場その妻は賢母として子を養育し教訓し、一切万事母一人の手で家を保つことができるという事実は昔から今も珍しくない。 現に、今日世に名のある紳士、賢婦人などの中には、母の手によってのみ育てられた者が少なくない。 賢い婦人は家を興し、愚かな婦人は家を滅ぼす。一家の盛衰には婦人の力がとても重要である。これは男子と比較しても少しも差のないことである。 このようにして、その家を興すのは婦人の智徳であることは間違いのない事実であるが、みだりにこれを評して無智というのは、取るに足らないことである。 もしかすると婦人が外のことに関してよく知らないために無智と言っているのかもしれないが、事に関係しないがために慣れないのであり、これを知らないだけである。天下の政治経済のことなどは日本の婦人に語っても理解できる者が少ないのはあたりまえだ。 この一面から見れば婦人を愚かであると評すのもしかたがないかもしれないが、方向を変えて日常の家の区域について観察し、婦人の担当するところをよく見れば、衣服や飲食のことをはじめとして、下僕の取り扱い、通信や贈答の注意、来客の接待、もてなし、遊楽の趣向、なお進んでは子女の教育、病人の看護など、一切の家計、内事は小さなようにみえて実は大きいのである。 この婦人の働きに智恵を要するのはもちろんであるが、その緻密、微妙なところについては、言葉にも文章にも表せない、全くその婦人の胸の内によるのであって、男子には想像も真似もできないことである。 この点から見ると男子のほうが愚かで智恵が浅いと言わざるを得ないくらいだ。 男女の智恵あることと愚かなことは事柄によっても場所によっても異なるし、家の内事と外の事と、その働く場所によって趣が違うのであるから、人にその仕事を教えて慣れさせようとする場合には許す限り男子と女子の仕事を互いに理解させることが大切である。 昔から勇婦の奇談は特別のこととしても、文壇においての秀才に女性が多いことはわが国の歴史が示すところである。 また、西洋諸国においては特にその教育を重んじ、女子に物理、文学、経済などの専門を修めて大家の名をなす者が多いだけでなく、女子は思想が綿密であるとして政府の会計係に採用される者もいる。 また、学者の中には医学医術には男子よりも女子が適当であるとして女医教育の必要性を唱えている者がいる。現に今日、女医の数は次第に増えているようだ。 いずれの方面から見ても婦人は無智であると断言してしまうのは、女大学作者の独りよがりな意見であると言うしかない。 また、女は陰性である、陰は夜だから暗い、そのため女は男に比べると愚かである云々・・・と説き始めて、ありったけの悪徳を並べ立ててその原因は陰性であるからだと、例の陰陽説から割り出しているのはおかしい。実に取りどころのない愚論であり、痴人夢を語るとはこのことであろう。 漢学流の言葉でいえば、南が陽ならば北を陰、冬が陰なら春は陽、天は陽、地は陰、日は陽、月は陰などというように、遠い過去の未開であった時代の無智無学の蛮民たちが、その目に触れ心に感じたことを何の根拠もなく二様に区別して、これに漠然とした陰陽の名をつけただけのことだ。 人間の男女もその中にかぞえられ、男は陽性、女は陰性と、勝手に鑑定されているだけである。その趣は西洋の書物の中に実名詞の種類を分けて男性、女性、中性と名づけられているように、遠い過去の古いならわしであり、もともと深い意味があるわけではない。 男子は活発で体が強く大きいから陽とされ、女子は静かで小さく弱いから陰であるという理屈もあるかもしれないが、こういう考え方もある。 女子の顔の麗しくて愛嬌があふれるさまは春の花のようなのに反して、男子の武骨で殺風景なさまは秋水枯木に似ている。 それなら春は陽、秋は陰であるから、女子が陽で男子が陰だと言っても、反論する者はいないであろう。 女は愚かで目前の利害も知らず、人が自分を誹るのもわきまえず、家人のわざわいとなることも知らず、みだりに罪のない人を恨み怒り云々してその結果かえって自分の不利になることを知らず、ひどい者になると子供の育て方も知らないほどの大愚人、大ばか者であるために、結論は夫に従うべしという。悪口雑言書きまくりである。 私はしばらく女大学作者の言うがままにまかせて、ただその夫である者の人物はどうなのかと問い詰めてみたいのだ。 世の中の男子は陽性であるために、陽は昼だから明である、万事万端につうじて内外の執務に適しており、特に人倫の道に明るく品行が最も正しく、妻に対しても愛情がこまやかであるというのか。夫に従ってなんでも夫に聞けといっても、今の世間の風潮においてはそれもかなり疑わしい。 私は婦人のために考え、軽々しく女大学の文章に騙されることなく、自尊自重して、静かに自分の権利を守るがよいと勧告するのである。 また、古くからのしきたりに「女子を産んだら3日床の下に寝かせる」という。これも男は天、女は地である云々と。これもまた前節同様の空論であって、取るに足らない。 なぜ男は天のように高くて女は地のように低いというのか。男女は性が異なってもその間に高低、尊卑の差などありはしない。 もしその差別があるというのなら、事実を挙げて証明しなければならないはずだ。その事実も明らかにすることなく、古くからのしきたりに云々を以って立論の根拠とするのはばかばかしいことでなくて何だろうか。 古法古言を盲信して永久に変わることのないきまりと認識して、かえって造化の原則や時勢の変遷を知らないのは古学者流の間違った習慣である。 人智の進歩は盲信を許さない。昔の人が女子を床の下に寝かせて男天女地の差別を示したのはあくまでも昔の人の発想によるもので、その発想は人間のどの時代の決まりというわけではない。 昔の人も今の人も共に社会の人であるから、古今それぞれでその時勢というものがある。私はこういった未開の時代の一例に心酔して現代のことを決めようとは思わない。 結局、女大学の作者が男尊女卑の主義を張ろうとしてその根拠がないのに苦しみ、わずかに残った昔のしきたりなるものを持ってきて天地などという空想を楯にし、論法を荘厳にして女性を圧倒し、無理にこれを女子に守らせようとの窮策に出たものなのではないか。 既に男尊女卑と決めておけば、婦人に向かって命令するのは非常に簡単だ。 それならば、前文をそのままにしてこれを夫向けに書き替えたらどうであろうか。「万事妻を先にして自分を後にし、自分に手柄があっても誇らず、失策して妻に咎められても争わず、すみやかに過ちを改めて身を慎み、あるいは妻に侮られても憤怒しないでただ恐縮、謹慎すべし」云々と。 このように双方に向かって同一の教訓を与え、双方共にこのように心得れば、夫婦の仲は自然と和らいで行く末永く連れ添って、家の中が平和になるだろう。 私が保証する。誰も疑いはしないであろう。しかし、女大学作者の所見としてはどうだろうか。果たして、このような相対説を許すであろうか、ぜひ聞いてみたいのである。 もしも単に婦人の一方のみをいましめながら、一方の男子には手をつけず、放し飼いのようにしてわがまま勝手を許すならば、柔和忍辱の教えは美であるといっても、ただこれは奴隷の心得であるといえるであろう。 夫婦の関係は君臣でも主従でもない。ましてや一方を奴隷視することについては、私は断じて反対する。
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私の可愛い「子猫」ちゃん 依頼主 :動転したご婦人(クルザス西部高地 X33-Y37) 受注条件:レベル51~ 概要 :ファルコンネストの動転したご婦人は、うろたえながら屋根の上を見上げている。 動転したご婦人 「ああもう、ちょっとそこのあなた! あそこを見て! ほら、あの上ですわ! うちの「子猫」ちゃんが、あんな場所まで登っちゃったのよ! あぁぁ・・・・・・落ちる前に何とか、何とかしないと・・・・・・! あなた、冒険者なら助けてくれるでしょ!? お願いよ、ちゃんとお礼もしますわ! 上にいるうちの「子猫」ちゃんを助けてちょうだい!」 震える子猫?を救出する (クエスト進行前) クァールの子どもによく似た幼獣が、ブルブルと震えている・・・・・・。 クァールの子どもによく似た幼獣が、勢いよく飛びついてきた! 動転したご婦人に震える子猫?を渡す 動転したご婦人 「あぁ、うちの「子猫」ちゃんは、どこなの!?」 (震える子猫?を渡す) 動転したご婦人 「ああもう、私の子猫ちゃん! 心配させてぇ! よしよしよし! いい子ねぇ、可愛いわねぇ。 ・・・・・・え? うちの「子猫」ちゃんが、 猫じゃなくて、「クァール」の幼獣じゃないかって? おほほほ、まさかぁ、冒険者は冗談もお上手なのね。 うちの「子猫」ちゃんは、そんな人喰い魔獣じゃありません。 だって、こんなに可愛いんですもの!」 震える子猫?:ブルブルと震える子猫には思えぬ獣
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航海 / 弁舌 / 海戦 / 海軍士官 / 歩兵仕官 / その他 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 1 アラビア男性船員服アラビア女性船員服 3 船員ダメージ 0.20 航海 1級1260 500アレクサンダーイスタンブールベイルート 編集 1 ヨーロッパ男性船員服ヨーロッパ女性船員服 3 船員ダメージ 0.20 航海 1級1260 500アテネ船員服設計図 編集 2 アラビア帆の手紳士服アラビア帆の手婦人服 6 船員ダメージ 0.25 航海11級1260 4,250アレクサンダーイスタンブールベイルート 編集 2 ヨーロッパ操帆紳士服ヨーロッパ操帆婦人服 6 船員ダメージ 0.25 航海11級1260 4,250アテネ帆の手設計図 編集 3 舵取り紳士服舵取り婦人服 13 船員ダメージ 0.30 航海21級1260 29,000ジェノバ舵取り設計図 編集 4 大砲手紳士服大砲手婦人服 24 船員ダメージ 0.35 航海31級1260 85,000マディラ火砲手服設計図 編集 5 船員長男性服船員長女性服 38 船員ダメージ 0.40 航海41級1260 200,000ラスパルマス船員長服設計図 編集 6 男性航海士制服女性航海士制服 55 船員ダメージ 0.45 航海51級1260 450,000ハンブルグ1等航海士服設計図 編集 7 副長男性服副長女性服 77 船員ダメージ 0.50 航海61級1260 825,000ストックホルム副長服設計図 編集 8 男性船長服女性船長服 101 船員ダメージ 0.55 航海71級1260 1,300,000モザンビーク船長服設計図 編集 9 男性艦長服女性艦長服 130 船員ダメージ 0.60 航海81級1260 1,800,000レイキャビック艦長服設計図 編集 10 航海家栄誉紳士服航海家栄誉婦人服 173 船員ダメージ 0.70 航海91級1260 2,700,000北京航海家栄誉服設計図 編集 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 1 行商人紳士服行商人婦人服 3 買露店 1売露店 1 弁舌 1級1260 500アテネアレクサンダーイスタンブールベイルート行商人設計図 編集 2 行商人紳士服行商人婦人服 6 買露店 2売露店 2 弁舌11級1260 4,250アテネアレクサンダーイスタンブールベイルート行商人服設計図 編集 3 商人紳士服商人婦人服 13 買露店 3売露店 3 弁舌21級1260 29,000トリポリ商人服設計図 編集 4 男性豪商アパレル女性豪商アパレル 24 買露店 4売露店 4 弁舌31級1260 85,000バルセロナ豪商アパレル設計図 編集 5 富豪男性服富豪女性服 38 買露店 5売露店 5 弁舌41級1260 200,000リスボン富豪服設計図 編集 6 豪商紳士服豪商婦人服 55 買露店 6売露店 6 弁舌51級1260 450,000オスロ巨商服設計図 編集 7 豪商紳士服豪商婦人服 77 買露店 7売露店 7 弁舌61級1260 825,000アムステルダム豪商服設計図 編集 8 貿易商紳士服貿易商婦人服 101 買露店 8売露店 8 弁舌71級1260 1,300,000マラッカ貿易商服設計図 編集 9 服服 買露店 売露店 弁舌81級1260 0,000 編集 10 金融家栄誉紳士服金融家栄誉婦人服 161 買露店 10売露店 10 弁舌91級1260 2,700,000北京金融家栄誉服設計図 編集 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 1 アラビア男性戦闘服アラビア女性戦闘服 4 海戦 1級1890 500アレクサンダーイスタンブールベイルート 編集 1 ヨーロッパ男性戦闘服ヨーロッパ女性戦闘服 4 海戦 1級1890 500アテネ 編集 1 高級男性戦闘服高級女性戦闘服 5 回避 5 海戦 5級2520 戦闘設計図 編集 2 アラビア戦士紳士服アラビア戦士婦人服 8 海戦11級1890 4,250アレクサンダーイスタンブールベイルート 編集 2 ヨーロッパ戦士紳士服ヨーロッパ戦士婦人服 8 海戦11級1890 4,250アテネ 編集 2 高級戦士紳士服高級戦士婦人服 10 回避 10 海戦15級2520 戦士服設計図 編集 3 男式軍官服女性軍官服 16 海戦21級2520 29,000アルジェ 編集 3 高級男性将官服高級女性将官服 20 回避 15 海戦25級2520 軍官服設計図 編集 4 男性探検皮甲女性探検皮甲 28 海戦31級1890 85,000ベニス 編集 4 高級男性探検皮甲高級女性探検皮甲 33 回避 20 海戦35級2520 探検皮甲設計図 編集 5 男式傭兵皮甲女性傭兵皮甲 43 海戦41級1890 200,000セビリア 編集 5 高級男性傭兵皮甲高級女性傭兵皮甲 50 回避 25 海戦45級2520 傭兵皮甲設計図 編集 6 男式勇者皮甲女性勇者皮甲 62 海戦51級1890 450,000ボルドー 編集 6 高級男性勇者皮甲高級女性勇者皮甲 0 回避 0 海戦55級2520 勇者皮甲設計図 編集 6 守護者紳士服守護者婦人服 77 回避 30 海戦58級2520 蔵宝図 編集 7 男式皇室騎士甲女性皇室騎士甲 85 海戦61級1890 825,000ロンドン 編集 7 高級男性皇室騎士甲高級女性皇室騎士甲 0 回避 0 海戦65級2520 皇室騎士甲設計図 編集 8 服服 0 回避 0 海戦71級 - 編集 8 服服 0 回避 0 海戦75級2520 - 編集 9 男式王者戦甲女性王者戦甲 140 海戦81級1890 1,800,000モガシジオ 編集 9 高級男性王者戦甲高級女性王者戦甲 0 回避 0 海戦85級2520 王者戦甲設計図 編集 10 男式戦神護甲女性戦神護甲 185 海戦81級1890 2,700,000北京 編集 10 高級男性戦神護甲高級女性戦神護甲 0 回避 0 海戦95級2520 戦神護甲設計図 編集 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 1 男性海軍仕官服女性海軍仕官服 10 回避 2生命 50船員ダメージ 0.05スキル 火力斉射 海戦 5級爵位1級1260 海軍仕官服設計図 編集 2 男性海軍少尉服女性海軍少尉服 20 回避 4生命 100船員ダメージ 0.10スキル 火力斉射 海戦15級爵位2級1260 海軍少尉服設計図 編集 3 男性海軍中尉服女性海軍中尉服 40 回避 6生命 150船員ダメージ 0.15スキル 火力斉射 海戦25級爵位3級1260 海軍中尉服設計図 編集 4 男性海軍上尉服女性海軍上尉服 60 回避 8生命 200船員ダメージ 0.35スキル 火力斉射 海戦35級爵位4級1260 海軍上尉服設計図 編集 5 男性海軍少佐服女性海軍少佐服 80 回避 10生命 250船員ダメージ 0.25スキル 火力斉射 海戦45級爵位5級1260 海軍少佐服設計図 編集 6 男性海軍中佐服女性海軍中佐服 100 回避 12生命 300船員ダメージ 0.30スキル 火力斉射 海戦55級爵位6級1260 海軍中佐服設計図 編集 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 1 男性歩兵仕官服女性歩兵仕官服 10 回避 10生命 50スキル 突撃 空手 5級爵位1級1260 歩兵仕官服設計図 編集 2 男性歩兵少尉服女性歩兵少尉服 25 回避 15生命 100スキル 突撃 空手15級爵位2級1260 歩兵少尉服設計図 編集 3 男性歩兵中尉服女性歩兵中尉服 40 回避 20生命 150スキル 突撃 空手25級爵位3級1260 歩兵中尉服設計図 編集 4 男性歩兵上尉服女性歩兵上尉服 60 回避 25生命 200スキル 突撃 空手35級爵位4級1260 歩兵上尉服設計図 編集 5 男性歩兵少佐服女性歩兵少佐服 0 回避 0生命 0スキル 突撃 空手45級爵位5級1260 編集 6 男性歩兵中佐服女性歩兵中佐服 110 回避 35生命 300スキル 突撃 空手55級爵位6級1260 歩兵中佐服設計図 編集 7 男性歩兵上佐服女性歩兵上佐服 135 回避 40生命 350スキル 突撃 空手65級爵位7級1260 歩兵上佐服設計図 編集 ▲Lv 名称 防御 付加 条件耐久 価格及び入手先 編集 2 男性低級作業服女性低級作業服 6 載重 50 生活11級1260 15000アテネ低級作業服設計図 編集 4 男性中級作業服女性中級作業服 24 載重 100 生活31級1260 中級作業服設計図 編集 4 北ヨーロッパ男性礼服北ヨーロッパドレス 1 100 170,000ロンドン 編集 4 北欧紳士服北欧婦人服 1 100 170,000オスロ 編集 4 日本紳士服日本婦人服 1 100 170,000長崎 編集 4 アフリカ紳士服アフリカ婦人服 1 100 170,000ケープタウン 編集 4 中国紳士服中国婦人服 1 100 170,000泉州 編集 4 朝鮮紳士服朝鮮婦人服 1 100 170,000ソウル 編集 コメント 名前 [部分編集] html2プラグインエラー このプラグインを使うにはこのページの編集権限を「管理者のみ」に設定してください。
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第13-19章.第13-20章.第13-21章. 第13-20章. ビーシュマは言った、『こう命じられると、婦人は言った。彼女はそれから、(リシの体をこするための)油と、沐浴の時にリシが身につける布を持ってきた。修行僧の許可を得て、彼女は持ってきた香油で全身をこすった。沐浴が終わると、リシは沐浴のための部屋に向かった。そこで、彼は新しく立派な椅子に座った。 リシがそこに座ると、老婦人は自分の柔らかい手でリシの体を洗い始めた。老婦人は次々と順を追って、沐浴の儀式を行った。ぬるま湯で ぬるま湯で体を洗われ、柔らかい手で体を洗われた。風呂から上がったリシは非常に驚いた。太陽が東の地平線から昇るのを見たのだ。これを見て驚き、「本当にそうなのだろうか、それとも見間違いなのだろうか」と自問した。それが終わると、彼は婦人に何をすべきか尋ねた。老婦人はリシのために、アムリタそのもののように美味な食べ物を用意した。その食べ物のおいしさのために、リシはあまり食べることができなかった。しかし、そのわずかな量を食べているうちに日が暮れ、夕方になった。老婦人はリシにベッドで眠るように言った。素晴らしいベッドがリシに割り当てられ、もう一つのベッドはリシ自身が使用した。リシと老婦人は最初は別々のベッドを使っていたが、真夜中になると、老婦人は自分のベッドを置いてリシのベッドに来た」。 アシュタヴァクラは言った、『祝福された婦人よ、私の心は他人の配偶者である者との性行為から遠ざかっています。私のベッドから離れなさい。祝福されし者よ、汝は自らの意志でこれを断ちなさい』」ビシュマは続けた。 ビーシュマはこう続けた、『こうして、そのブラフマナは自制心の助けを借りて思いとどまらせ、婦人は彼に答えて言った、--私は私自身の愛人です。私を受け入れても、汝は何の罪も犯さないであろう』。 アシュタヴァクラは言った、「女性は決して自分の愛人になることはできません。これは創造主自身の意見、すなわち、女は決して自立する資格がないということだ」。 女性は言った、「学識あるブラフマナよ、私は欲望に苛まれています。私のあなたへの献身に注目してください。あなたは私に愛情をもって声をかけることを拒むことによって罪を犯すのです」。 「アシュタヴァクラは言った。私自身は、自制心によって自分の衝動を抑えることができます。良い婦人よ、あなたは自分のベッドに戻りなさい」。 「婦人は言った。私に恵みをお示しください。罪なき者よ、私はあなたの前にひれ伏します。もしあなたが、あなたの配偶者でない者との間に、そのような罪を見出されるならば、私はあなたに身をゆだねます。汝、再生した者よ、私の結婚の手を受け入れよ。汝に罪はない。汝に告げよう。私は私自身の愛人であることを知りなさい。もしこのことに罪があるとすれば、それは私だけのものであろう。私の心はあなたに捧げています。私は私の愛人です。私を受け入れてください』」。 アシュタヴァクラは言った、「善良な婦人よ、どうしてあなたは自分の愛人なのですか。その理由を教えてください。三界で、自分の愛人と見なすに値する女性は一人もいない。彼女が乙女の間は父親が守ってくれる。若いうちは夫が守る。年老いてからは息子たちが守る。女は生きている限り、決して自立できないのです』。 その女性は言った、『私は乙女の頃からブラフマチャリヤの誓いを立てています。疑わないでください。私はまだ女中です。私を妻にしてください。ブラーフマナよ、あなたへの私のこの献身を殺さないでください』」。 アシュタヴァクラは言った、「あなたが私に傾倒しているように、私もあなたに傾倒しています。しかし、解決しなければならない疑問がある。私の傾きに従うことで、リシ(ヴァダーニャ)が望むことに反して行動しているとは見なされないというのは本当でしょうか」。これはとても素晴らしいことです。これはとても素晴らしいことです。ここに、素晴らしい装飾品と衣で飾られた乙女がいる。彼女は非常に美しい。なぜ長い間、老衰が彼女の美しさを覆っていたのか?現在、彼女は美しい乙女のように見える。将来、どんな姿になるかはわからない。 私は欲望や他の情欲を抑えることから、あるいはすでに手に入れたものへの満足から、決して逸脱することはない。そのような道を踏み外すことは、良いこととは思えない。私は自分を真理と結びつけておく」。 第13-19章.第13-20章.第13-21章.
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365 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 21 55 ID JoDKp6D9 青年は、馬に乗って必死に街道を駆けていた。元々急ぐ旅でもなかったし、愛馬の体を傷つけたく ないという思いもあったので、鞭や拍車の類は一切身につけていない。それでも全速力で走ってくれ る辺り、馬にも危険な状況だということが分かっているのかもしれない。 (婆ちゃん、この辺りなら絶対安全だって言ってたのに!) 静かな自信に満ちた表情で断言していた祖母の顔を恨めしく思い出しながら、青年はちらりと後方 を振り返る。遠くでもうもうと土煙が立ち込め、その向こうからは馬蹄の音が無数に聞こえてきて いる。向こうも諦めるつもりはないらしい。 (無事に逃げ切れるだろうか) 青年は不安だった。相手は大人数だし、全員馬に乗っている。脚力は同程度のようだから、今のと ころは差は縮まらないが、しつこく追い回されては持久力の方に限界が来る。 どうしたものかと思案に暮れていたとき、青年はふと、前方を見慣れない鳥が飛んでいるのに気がついた。 (フクロウ、か?) まだ時刻は昼間である。夜行性のフクロウが飛んでいるというのはどうも腑に落ちない。奇妙に 思ったとき、突然フクロウが飛びながらこちらを振り向いた。 「オイデ、オイデ」 しかも喋った。ギョッと目を見張る青年に対して、フクロウは悠々と翼を広げたまま、街道脇の森 に向かって飛んでいく。見ると、そこに馬でも何とか通れそうな程度の獣道が延びていた。 (どうする) 青年は判断に迷う。森は奥が見えないぐらいに薄暗く、フクロウがその奥に誘うというのは、まる で魔女に手招きされているような状況である。 だが、迷いは一瞬だった。青年は手綱を絞り、馬を森の獣道に入らせる。 (どうせ、このまま逃げていてもいずれは力尽きてしまうだろう。それなら、いっそ、あの鳥の主に 賭けてみるしかない) 青年がそう決心できたのは、何故か喋るフクロウというもの自体に大して警戒心や不審感を抱かな かったというのも大きい。 「昔、お友達の家に行ったとき、飛んできたフクロウが喋り出してね。ビックリして気を失っちゃったのよ」 そんな風に、祖母が笑って話していたからかもしれない。 青年はフクロウの背を追って、ひたすら馬を駆けさせる。幸い、この獣道に入ってから、背後の蹄 鉄の音は遠ざかりつつあった。先導がいるこちらと違い、向こうは道なき森の中を走るのと同じだ。 速度が落ちるのは当たり前だった。 (これなら、逃げ切れるかもしれない) 青年の胸に安堵が広がる。獣道はじょじょに上に向かって傾斜してきて、登り道になった。その内 森から抜け出すと、そこは小高い丘の中腹だった。フクロウは、丘の上に向かって飛んでいく。青年 も後を追った。 小高い丘を登りきると、そこに一軒の家が建っていた。小さな柵に囲まれた、小さな家である。そ の庭先のテーブルの前に、一人の老婦人が腰掛けている。フクロウは老婦人のそばに飛んでいくと、 空気に溶けるように消えてしまった。 (やっぱり、魔女なのか) 青年は再び緊張する。老婦人は、こちらを見て穏やかに微笑んだ。 「こんにちは。旅のお方かしら」 その皺だらけの顔を見ると、全身からすーっと緊張が消えていった。その老婦人は見たところ青年 の祖母と同年代ぐらいだったので、親近感が沸いたのかもしれない。青年はほとんど無警戒に馬を家 の敷地に乗り入れさせ、その背から下りた。 「お騒がせしてしまって申し訳ありません。あのフクロウは、あなたが?」 「ええ。なんだか下が騒がしかったから、幻を飛ばしたのよ。誰かに追われているようね」 老婦人はティーポットを傾けてカップに紅茶を注ぎながら、ゆったりした口調で言った。 「ご存知なら、すぐに逃げてください。今は森を抜け出すのに手間取っているでしょうが、連中はす ぐにここに登ってきますよ」 「あら、向こうはずいぶんとご執心なのね」 「あ、いえ。もしかしたらもう諦めているかもしれませんが、念には念をいれませんと」 青年を追ってきている男たちは、この近辺を縄張りにする盗賊らしかった。先程のような森が街道 脇に広がっているため、潜伏するには好都合なのだろう。青年も、馬に乗って街道を進んでいる途中、 突然前後左右から襲い掛かられたのだ。馬が自分の判断で走り出してくれていなければ、今頃どう なっていたことか。 366 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 22 41 ID JoDKp6D9 「とにかく、早く逃げてください。足腰のお加減が悪いのでしたら、僕の馬の背にお乗せしますので」 青年が申し出ると、老婦人は少し首を傾げた。 「それはありがたいのだけれど、もうその子は限界なんじゃないかしら」 青年は、はっとして馬の様子を見る。確かに息は絶え絶えだし、もう疲労の極みにあるようだった。 だがそれでも、「まだ行ける」と言うように、気丈に一声鳴いてみせる。愛馬に対する愛おしさが胸 にあふれ、青年は自然とその頬を撫でてやっていた。 「好かれているのね、あなた。見た目どおり、いい人みたいだわ」 「いえ。愛馬をこんな目に合わせている、とんでもない飼い主です」 せめてこいつだけでも逃がしてやろうと、青年は手綱を放して、どこかへ行くよう愛馬を促す。だ が、馬はその場を動かず、じっとこちらを見つめていた。 「あなたと離れたくないみたいね。ここで死んでもいいから一緒にいる、という気持ちみたいよ」 老婦人はふと、遠くを見るように目を細めた。 「わたしにも昔、そんな人がいたのだけれどね」 そのとき、丘の下の方から無数の馬蹄の音が響いてきた。はっとして振り返ると、ずっと向こうか ら馬に乗った集団が丘を駆け上ってくるのが見える。彼らは、こちらが身を隠すよりも早く、家の前 に到着した。 「おうおう、ずいぶんと逃げ回ってくれたもんじゃねえか、ええ」 先頭に立った男が、馬上からこちらを睨みつけてきた。 「だが、それもここまでよ。抵抗せずに大人しくするなら、せめて苦しまないように殺して、と」 そこで初めて老婦人に気付いたらしく、男は彼女を見て眉根を寄せた。 「なんだ、こんなとこに一人で住んでいやがるとは、妙なババアだな。おい婆さん、どうせ老い先短 い退屈な人生だろうよ。せっかくだからまとめて殺して、テメエのわずかな財産は俺らが有意義に 使ってやるから有難く思え。まあ、こんな枯れ木みてえなババアの財産なんか、酒の一杯にもな りゃしねえだろうがな」 男たちが高笑いを響かせた。 青年は、どうにかしてこの親切な老婦人だけでも逃がせないものかと思案する。 そのとき、老婦人が青年の背後で盛大にため息を吐いた。 「やれやれ。これでも三十年ぐらい前までは引く手数多だったんだけどねえ。もうそんな目じゃ見られない、か」 どことなく寂しげに呟きながら、老婦人はテーブルに両肘をついて、鋭い目つきで盗賊たちを見据えた。 「警告してあげるわ」 「なに」 男が高笑いを止めて、怪訝そうに老婦人を見る。彼女は淡々とした口調で諭すように言った。 「今あなたが枯れ木と呼ばわったこのババアはね、自尊心のせいで愛しい人とも一緒になれなかった ような、馬鹿みたいに気位の高い人間なの」 「だからなんだ」 「要するにね」 老婦人は、枯れ木のような細い腕を、テーブルの上に置いてあった木の棒に伸ばした。 「わたしがまだギリギリのところで怒りを抑えている間に、とっとと尻尾巻いて逃げ出しなさいって ことよ。その豚より醜い顔と野良犬より薄汚い体を引き摺って、今すぐわたしの前から消え去りな さい。さもないと」 木の棒の先端を男たちに向けながら、老婦人は皺だらけの顔に皮肉げな笑みを浮かべる。 盗賊たちは今や完全に笑いを納め、殺気だった気配を発しながら各々の武器を構えていた。先頭の 男が、顔を真っ赤にしながら怒鳴った。 「さもないとどうするってんだ、ええ、このババアが!」 367 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 24 05 ID JoDKp6D9 盗賊たちが、一斉に馬を走らせようとする。それと同時に、老婦人が短く何かを呟いて、軽く杖を振るった。 その途端、突如としていくつもの爆音が重なり合って轟いた。見ると、男たちが振り上げた武器が、 何の前触れもなく爆発四散し、周囲に金属の破片を撒き散らしていた。その破片が男たちと男たちの 馬に突き刺さり、周囲が悲鳴で満たされる。 そんな凄惨な光景を見て、老婦人はにっこりと笑った。 「さもないと、次は体が弾けて、今の外見以上に見苦しい死に様を晒すことになるわよ」 そうすることに躊躇はないとでも言いたげに、老婦人はこれ見よがしに木の棒を回してみせる。盗 賊たちの中から悲鳴が上がった。 「このババア、メイジだぞ!」 「逃げろ、燃やされちまうぞ!」 口々に叫びながら、男たちは無我夢中で逃げ去った。 後には、すまし顔で紅茶を啜る老婦人と、今の顛末をただ呆然と見守ることしか出来なかった青年、 そして疲れたようにその場に座り伏せる彼の愛馬だけが残された。 「失礼な連中ね」 老婦人が不満げに呟いたので、青年はようやく正気に戻った。何をどう言ったらいいものかと迷う 彼を、老婦人は軽く手招きした。 「こちらへどうぞ。せっかくだから、この枯れ木のようなババアの茶飲み話に付き合ってくださいな」 老婦人が悪戯っぽく言う。その表情を見ていると、先程の彼女に感じた恐怖心が自然と薄れていくようだった。 結局、青年は愛馬を庭先の木につなぎ、老婦人の茶飲み話に付き合うことになった。 桶を借りて水を注ぎ、馬の前に置いてやってから、青年は老婦人の向かい側に腰掛けた。 「ずいぶんと大切にしているのね」 夢中で水を飲んでいる馬を見つめて、老婦人が微笑む。何となく照れくさくなって、青年は頭をかいた。 「祖母の言いつけで、動物は大切に扱うようにしているんですよ。祖母はすごく動物好きでしてね。 特に犬が大好きで、我が家には10匹や20匹では足りないほどの犬が」 老婦人の暖かみのある雰囲気に、自然とそんなことを話してしまう。そのときふと、彼は家の扉に、 一本の剣が飾ってあるのに気がついた。鞘も柄も、ずいぶんと古びている大きな剣である。 「あれは何ですか」 「ああ、あの剣ね」 老婦人は家の方を見て目を細める。その瞳から、隠しきれない愛情が滲み出していた。 「あれはね、ある人と交わした、約束の証よ」 「約束、というと」 「必ずまた戻ってくるっていう、約束」 老婦人はそう言って目を閉じる。 約束の証に剣を置いていくということは、相手は剣士だったのだろうか。しかし、先程魔法を使っ たのを見る限り、老婦人はメイジのはずだった。ということはおそらく貴族階級の出身のはずである。 (それで相手が剣士っていうのは、どうも不思議だな。いや、そもそも、そんな人が、どうしてこん なところに一人で住んでいるんだろう) いろいろと興味が沸いてきたが、不躾に尋ねるのは躊躇われる。そのとき、老婦人がふと呟いた。 「犬、ね」 「え、なんですか」 「ああいえ、さっき、あなたのお婆さまが犬を大切にされていると仰ってたでしょう」 「ええ、そうですが」 犬を妙な名前で呼ばわる祖母の姿を思い出し、青年は頷く。 「わたしのそばにも昔、そんな感じの人がいたのよ」 話の流れからするに、多分その「犬のような人」というのが、剣の持ち主なのだろう。頭の中で素 早く情報を整理しながら、青年は尋ねた。 「犬のような人、と言うと、召使か何かですか」 もしもこの推測が当たっていれば、老婦人は昔道ならぬ恋をしたということになる。だが、彼女は 首を横に振った。 「いいえ。ある意味、召使よりも位が低かったわ。だから、わたしもずいぶんひどい扱いをしたものだけど」 老婦人は懐かしむように微笑んだ。 「それでもその人は、わたしのことを一生懸命守ってくれたし、愛してもくれた。わたしの方も、 段々彼に心を惹かれていったわ」 「へえ。でも、今はご一緒ではないようですが」 話したくないことかもしれないと思いつつ、どうしても興味が抑えきれなかった。老婦人はあっさりと頷いた。 368 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 24 50 ID JoDKp6D9 「ええ。いろいろあって、その人とは一緒にはなれなかったわ。彼には帰るべきところがあったから」 「帰るべきところ、ですか」 「ええ」 その場所を見つめるように、老婦人は空に向かって頭を傾ける。 「とても、遠いところよ。帰るのも、こちらに戻るのも大変なぐらいに」 「でも、お二人は愛し合っておられたんでしょう」 「そうね。だから、わたしが望めば引き留めることも出来たのかもしれないけど、そうはしなかった。 変に高いプライドのおかげかしら、どんな理由があったとしても、間違ってると分かっていること は出来なかったのよ。彼はそこにいろいろなものを残してきていたはずだから、一度は必ず帰るべ きだったのよ」 老婦人はティーカップに両手を添えて、静かに目を閉じた。 「でもわたし、彼を帰したのを後悔したことは、今まで一度もないわ。正しいことをしたんだし、それに」 老婦人は、いい夢でも見ているかのように、幸せそうに微笑んだ。 「彼はね、約束してくれたのよ」 「何をですか」 「自分なりにけじめをつけたら、必ずわたしのところに戻ってきてくれるって」 紅茶を一口啜り、老婦人はため息を吐くように言った。 「もう、四十年以上も昔の話になるわね」 「じゃあもしかして、あなたは、今でもその人のことを待ち続けているんですか」 その気の遠くなるような歳月を思いながら男が問いかけると、老婦人ははにかむように頷いた。 「ええ、そうよ。彼と別れてから、わたしはずっと一人で待ち続けた。恋敵だった友達が他に相手を 見つけても、あの人はもう帰ってこないから忘れろと説得されても、そんな男のことは忘れてやる と、誰かに愛を囁かれても。わたしはただひたすら、彼だけを待ち続けた」 老婦人は、自分の細い腕を見つめて、少しだけ悲しそうな顔をした。 「そうしている内に、こんな痩せた枯れ木のような老婆になってしまった。今はもう、誰もわたしの ことなど覚えてはいないでしょうね。それでもまだ、わたしは彼を待っているの。まだ、あの約束 を信じているのよ」 そう言って微笑む老婦人の顔は、今は確かに皺だらけだが、昔は相当な美貌を持っていたであろう ことを窺わせる。 青年は何も言えなくなってしまった。彼女の人生は、他人の目で見れば明らかに不幸なものだろう。 これほどの美貌や貴族階級という地位があれば、当然つかめるはずだった人間としての幸せを顧みる ことすらせず、ただただいつ帰ってくるか分からない思い人を待ち続けた女。そうしている内に誰か らも忘れ去られ、錆びついてしまった約束の証の剣だけを抱えて、こんな寂しい場所に一人佇む、痩 せた枯れ木。 「あら、ごめんなさいね」 老婦人は茶目っ気のある笑みを浮かべた。 「あなたが真剣に聞いてくれるものだから、ついついこんな楽しくない話をしちゃったわ」 「いえ、楽しくないだなんて」 「そんなことよりも、外のことを聞かせていただけないかしら。こんなところにいると、世の中の流 れに疎くなってしまってね」 「外のこと、ですか。そうですね」 青年が自分の知る限り最近の情勢を話し始めると、老婦人は「まあそうなの」「それはそれは、世 の中ずいぶんと変わったものねえ」と楽しそうに相槌を打ち始める。その表情は明るく、ほとんど空 虚とすら思えるこれまでの人生を、ほとんど感じさせなかった。 (いや、少なくとも、彼女にとっては空虚なんかじゃなかったんだな) 青年には、彼女が不幸だとは思えなかった。今目の前にいる彼女が、不幸や悲惨といった文字から はかけ離れているほど、活力に溢れているように見えるからだ。 この痩せた枯れ木は、今にも花を咲かせそうなほどに、空に向かって大きく枝を広げている。 目の前で愉快そうに笑っている老婦人を見ていると、自然とそんな情景が頭に浮かび、青年も自然 と微笑みを浮かべていた。 369 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 25 37 ID JoDKp6D9 そうしてしばらく話をしたあと、青年はティーカップを置いておもむろに立ち上がった。 「それでは、そろそろお暇します。紅茶、ごちそうさまでした」 「そう。ごめんなさいね、旅の途中だというのに、こんな寂しいババアの退屈な茶飲み話につき合わ せてしまって」 老婦人は冗談っぽい口調でそう言った。青年は笑って首を振る。 「いえ。とても楽しかったです。祖母にいい土産話が出来ましたよ」 「ありがとう。あなたのお婆さまにもよろしくね。ところで」 と、老婦人が不意に青年の頭を見て、懐かしそうに目を細めた。 「お婆さまも、あなたみたいに綺麗な黒髪をしてらっしゃるのかしら」 青年は自分の黒い前髪をつまみながら、祖母の姿を頭に思い浮かべる。 「そうですね。僕が子供の頃はまだ黒い髪の方が多かったかな。最近はもうすっかり白髪ばかりに なってしまいましたが」 「そう。いえね、昔わたしと恋敵だった人も、黒髪だったからね。そのせいかしら、あなたと長話な んかしたくなったのは」 老婦人は口元に手を当ててくすくすと微笑んだ。 「ところで、これからどうなさるのかしら」 「ちょっとした用事で村を出てきて、それはもう済ませてしまいましたからね。あとはもう、帰るだけですよ」 青年の馬は、休んだおかげで少しは元気を取り戻したようだった。まだあまり無理はさせられない が、今から丘を下りて街道に戻れば、日が落ちる前に今日泊まる予定だった宿場町にたどり着けるだろう。 「まあ、それほど急ぐ訳でもありませんし、帰りは護衛つきの隊商にくっついていくなりして、出来 る限り安全になるように心がけるつもりですが」 「ええ。その方がいいでしょうね。さっきのあなたのお話を聞く限り、またハルケギニア中に不穏な 気配が漂っているみたいだし」 老婦人は、少し心配そうにそう言った。 青年は馬を連れて丘の下り始めに立ち、家の方を振り返った。中天を過ぎて日暮れへと向かう太陽 が、老婦人の背後から暖かな日差しを注いでいる。 「それでは、いろいろとお世話になりました」 「ええ、道中気をつけて」 微笑んでそう言いかけた老婦人が、不意に目を見開いて絶句した。 一体どうしたのかと思ったとき、青年は老婦人の視線が自分を通り越していることに気付く。自分 の背後にある、何かを見ているのだ。 振り向くと、誰かが森を抜け、丘を登ってこちらに向かってきているのが見えた。遠目にも分かる 白髪頭から、それが老人であることが分かる。 その老人は、痩せて見える体にも関わらず力強く背筋を伸ばして、まっすぐこちらに向かって歩い てくるのだった。 (まさか) 信じられないものを見ているような老婦人の表情から、青年はある予感を覚える。自然と胸が高 鳴った。そして、自分がとても劇的な瞬間に立ち会おうとしていることに気付き、邪魔にならないよ う慌てて馬を連れ、脇に避けた。 370 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 26 23 ID JoDKp6D9 丘を登ってきた老人は、青年には目もくれずに老婦人の前に立ち、 「久しぶり。約束どおり、戻ってきたよ」 と優しい口調で声をかけた。 老婦人はその言葉で動揺から立ち直ったようだった。少々そわそわした様子で、 「あら、どちら様かしら。私、痩せた枯れ木みたいな老人を友人にした覚えはないのですけれど」 と澄まして言う。老人は苦笑いを浮かべた。 「相変わらず意地の悪い奴だな。俺がお前を見間違えると思うのか」 それを聞いてどことなく安堵したように、老婦人は得意そうな微笑を返した。 「それはわたしだって同じよ。あなたがどんな風になっても、絶対に見間違えない自信がある」 そこまで言って、微笑が崩れた。皺だらけの顔が歪んで泣き笑いの表情になり、老婦人はたまらな くなったように、老人の胸に飛び込んだ。 「お帰りなさい。ずっと、ずっと待ってたのよ」 「ああ、ただいま。ごめんな、こんなに遅くなっちまって」 老人が優しい手つきで老婦人の頭を撫でる。ようやく帰ってきた思い人の胸の中で顔を上げ、老婦 人はそっと微笑んだ。 「本当、遅れすぎだわ。おかげでこんなに老けちゃって、今日なんか痩せた枯れ木みたいなババア だって言われちゃった」 「それは俺だって同じだよ。向こうじゃ妖怪枯れ木ジジイなんて呼ばれてたんだぜ」 「まあ」 二人は抱き合ったまま見つめあい、若者のように笑いあった。若者のように、という表現は正しく ないかもしれない。青年から見れば、老婦人と老人は、そこらの若者などよりもずっと明るい笑い声 を響かせている。 「本当に、待っててくれたんだな」 老人が言った。 「当たり前じゃない。約束したもの。でも」 老婦人が、悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「正直、ちょっと不安だったわね。あんたってかなりの助平だったもの。向こうで、わたしのことな んか忘れて他の女とくっついてるんじゃないかって、何度も疑ったわ」 「そりゃ俺だって同じだよ」 老人も苦笑する。 「モグラみてえな俺と違って、お前は美人だったものな。俺がいない間にコロッと他の男になびいち まうんじゃないかと、気が気じゃなかったさ」 老婦人が、少女のように唇を尖らせた。 「まあ、失礼ね。わたし、そんな不貞な女じゃありませんことよ」 「お前こそ、俺の一途さを疑ってもらっちゃあ困るね」 「何言ってんの、昔あれだけフラフラして、わたしを泣かせてたくせに」 「そりゃお前がなかなか俺の気持ちに応えてくれなかったからだろう」 二人はまた笑いあう。先に笑いを収めたのは、老婦人の方だった。 「わたしは、あなた以外の人と愛を語り合ったことなんて一度もなかったわ。ただずっと、あなただけを待ってた」 老人も、自分の胸の中の老婦人の顔をじっと見つめて頷いた。 「俺もさ。お前以外の女なんて目に入らなかった。ただずっと、お前に会うために、ここに戻ってく る方法を探し続けてたんだ」 「それは寂しい人生だったこと」 「そうでもないさ。まだ、これからがある」 371 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 27 10 ID JoDKp6D9 そう言って、老人は一度老婦人から体を離す。懐に手を入れて、手の平に収まるぐらいの小箱を取 り出した。老婦人が無言で受け取って蓋を開けると、中には大粒のダイヤをはめ込んだ指輪が収めら れていた。 「これ」 老婦人が、戸惑うように老人と指輪を交互に見比べる。老人は深く頷いた。 「ずいぶん遅れちまったけどな。俺の気持ちは変わってないよ」 「本当にいいの?」 老婦人は不安げな表情で問いかけた。老人が眉をひそめる。 「何が」 「見ての通り、わたしは本当に、痩せた枯れ木みたいになっちゃったわ。こんなババアと残りの人生 を過ごそうなんて、いくらあなたでも冒険が過ぎるんじゃないの」 老婦人は、自分の細い腕を見て泣きそうな顔をする。老人は呆れたように肩を竦めた。 「さっきも言ったろ。痩せた枯れ木みたいになったのは俺も同じだよ。それにな」 老人は眩しそうに目を細め、壊れものを扱うような優しい手つきで、老婦人の皺だらけの頬を撫でた。 「痩せた枯れ木なんていうけど、俺には今でも、お前が枝一杯に満開の花を咲かせてるように見えているよ」 老婦人の頬がかすかに赤くなった。 「言い過ぎでしょ、こんなババアに。顔は皺だらけ頭は真っ白けで、もう見るとこなんかないし」 ここに来て急に自信をなくし始めたように、老婦人は悲しげに自分の白髪をいじっている。 老人はうんざりしたように頭に手をやった。 「お前って相変わらず面倒な女だな。分かった、じゃあはっきりと言ってやるよ」 老人は老婦人の手を取り、強く彼女を抱き寄せた。かすかに息をつまらせる彼女の眼前まで顔を近 づけ、先程の言葉どおり、はっきりとした口調で言う。 「ババア結婚してくれ」 老婦人の顔が一瞬で真っ赤に染まった。老人の手を乱暴に振り解くと、先程までのしおらしさが嘘 だったかのように激しく怒鳴る。 「なによそのプロポーズ。ふざけてんの」 「うるせーな、お前があんまりババアババア言うから仕方ねえだろ」 拗ねたようにそっぽを向く老人に、老婦人はますます顔を赤くする。 「だからって」 「あのな」 老人は咳払いすると、再び真顔になって、熱っぽい口調で言い出した。 「俺は、お前がどんだけ年食おうがしわくちゃになろうが痩せた枯れ木みたいになろうが、そんなこ とはどうでもいいんだよ。美少女だろうがババアだろうが関係ねえんだ。美少女なら美少女のお前 が好きだし、おばさんならおばさんのお前が好きだ。だから、ババアならババアのお前が好きなん だよ。要するに、お前が好きなんだ。愛してるんだよ。だから言うんだ」 そう言って、老人は再び老婦人の手を握り締めた。 「ババア結婚してくれ」 老婦人の顔の赤みは、とっくに引いていた。彼女は呆れたように老人を見上げ、ため息を吐いた。 「あんたって、本当に全然変わってないのね」 「だから、お互い様だろ。で、返事は」 「そうね」 老婦人は、指輪をそっと左手の薬指にはめた。それを老人に見せながら、にっこりと微笑む。 「いいわ。そのふざけたプロポーズ、受けてあげる。痩せた枯れ木みたいなジジイと、くたばるまで 一緒に暮らしてあげるわよ」 先程の怒りの仕返しとでも言うような、皮肉っぽい口調である。 「それは正しくねえな」 老人も負けずに皮肉っぽく返す。 「正確には、くたばるまで、じゃねえよ。くたばった後もだ」 老婦人は大袈裟に顔をしかめた。 「なにあんた、犬のくせに貴族の娘と同じ墓に入ろうっての」 「当然だろ。そのぐらいする気がなけりゃ、ここには立ってねえよ」 老人は自信ありげに断言する。 老婦人は微笑ながら両手を大きく広げ、彼を抱きしめる。彼もまた、骨ばった腕で彼女を包み、強 く、強く抱きしめた。 「ここまで来たんだ。どこまでだって一緒に行くさ」 「ええ。どこまででも、着いてきてみせなさいよ」 二人は互いに囁きあうと、少しだけ体を離して見詰め合った。そして、どちらからともなくおもむ ろに顔を寄せ合い、静かに唇を重ねあう。 夕陽の中で体を寄せ合う二人が、今一時だけ若者に戻ったように思えて、青年は何も言えずにただ ただ黙って彼らの姿を見つめていた。 372 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 28 09 ID JoDKp6D9 「ヘッ、こんな辺鄙なところで、汚ぇジジイと枯れたババアが三文芝居をやっていやがるとは思いも しなかったぜ」 突然、背後から嘲笑を含んだ声が響き渡った。青年は慌てて振り返る。見ると、丘の少し離れたと ころに、荒々しい雰囲気の男が立っていた。後ろには、先程逃げた盗賊たちを引き連れている。 (しまった。あの連中、頭目をつれて戻ってきたのか) しかも、新たに現れた頭目は、先程の盗賊たちとは比べ物にならないぐらいに危険な目をしていた。 部下がチンピラだとすると、この男は極道だ。悪の道を極めた人間だと嫌でも悟らせるような残忍な 気配が、青年の背筋を震わせる。 「久しぶりだってのに、とんだ邪魔者の登場だな」 「本当ね」 老婦人と老人は、静かに体を離して闖入者を睨みつけた。 「俺の子分をずいぶん可愛がってくれたみてえじゃねえか」 言葉に憤怒を滲ませながら、頭目が馬を下りてゆっくりとこちらに近づいてきた。 「舐められたらやっていけねえ身分なんでな。悪ぃが全員まとめて始祖ブリミルの御許へ行ってもらうぜ」 頭目は、腰に下げていた長い得物を抜き放った。驚いたことに、それは剣や銃ではなく、杖だった。 頭目は目を閉じ、静かに詠唱を始める。炎が飛んでくるのか大地が割れるのか予想もできず、青年 は咄嗟に目を閉じ、顔を手でかばう。 しかし、頭目が詠唱を終えても、派手な音は何一つしなかった。おそるおそる目を開けると、そこには信じられない光景が広がっていた。 「風は偏在するってな」 頭目の得意げな声が、いくつも重なり合ってその場に響き渡る。それもそのはず、先程まで何もな かった場所に、頭目と同じ姿の男が5人も立っていたのだ。 「分身の魔法か。ずいぶん懐かしいものを使うねえ」 老人がふざけた様子で口笛を鳴らす。頭目を恐れているような感じは全くなく、それは老婦人の方 も同様だった。 「スクウェアクラスの魔法を使えるような男が、こんなところで盗賊なんかやってるとは思わなかったわね」 彼らが全く慄く様子を見せなかったためか、頭目は少し調子を狂わされたらしい。意外に端正な顔 をゆがめ、唾を飛ばして怒鳴る。 「うるせえな。親父もお袋も大罪人だったんでな。表街道は歩けねえのよ。だが俺はやるぜ。お袋か ら受け継いだ盗賊団と、親父から受け継いだ『閃光』の二つ名と風魔法の才。幸い今の世は乱世だ からな、腕一本でどこまでものし上がってやるさ」 二つ名のことを聞いたとき、老人と老婦人は目を丸くして顔を見合わせ、よく出来た冗談でも聞い たように笑いあった。頭目がさらに顔を赤くする。 「何がおかしいんだ」 「いいえ、別に。ただ、ずいぶんと大それた望みだと思ったのよ」 「全くだな。さって、それじゃ、やりますか。な、あいつ、持ってきてくれよ」 「はいはい」 老人の頼みに答えて、老婦人は軽やかな足取りで家の方に向かった。どうせこんな老人達には何も 出来まいと高をくくっているのか、頭目は特に何も言わない。 老婦人は、玄関に飾られていたあの古びた大剣を持って戻ってきた。 「はい、どうぞ」 「うわ、なんでこんなボロくなってんだこいつ」 老人は剣を受け取ると、嫌そうに顔をしかめた。老婦人が肩をすくめる。 「あんたが行っちゃったあと、『相棒が戻るまで起こさねえでくれな』とか言って、こんな風になっ ちゃったのよ。あれ以来一回も抜いてないわ」 「相変わらずだなこいつも。まあいいや、抜けばまた元に戻るだろ」 気楽そうに言って、老人は剣を鞘から引き抜いた。途端にどこかからいびきが聞こえてくる。 373 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 29 03 ID JoDKp6D9 「おいデルフ、起きろよ」 老人が剣に向かって話しかける。一体何をしているのかと思ったとき、不意にいびきが止んだ。 「んあ……なんだよ人がせっかく……って、ひょっとして相棒かい」 寝惚けた声が、驚いた声に変わる。青年は目を見張った。どうやら、喋っているのはあの刀身が錆 びた剣らしい。 (そういや、婆ちゃんの昔の友達も、喋る剣を持ってたとか言ってたっけ) そんなことを思い出す青年の前で、剣は感心したような、あるいは面白がるような口調で喋り出す。 「こりゃたまげたね。まさか本当に戻ってくるとは……それにしても、ご主人様共々痩せた枯れ木み たいになっちゃってまあ」 「相変わらず口の減らねえ野郎だな。だが安心したぜ。状況は分かるな?」 老人は苦笑しながら鞘を背中につけ、右手に握った剣に問いかけた。剣がのんびりと返事をする。 「まあ大体ね」 「だったらそんな錆びついたなまくらの振りなんかしてねえで、とっとと本領発揮しやがれ」 「へいへい。全く剣使いが荒いんだから」 剣は、内容とは裏腹に嬉しそうな声で文句を垂れながら、突然その錆びついた刀身から光を迸らせ た。次の瞬間、その刀身は一瞬前まで錆びついていたのが信じられないような、磨き上げられた鉄の、 鈍い輝きを宿していた。 「どうだい。俺っちは昔と何も変わらねえだろうが」 「ちぇっ、一人だけ若返りやがって。まあいいけどよ」 「おい、馬鹿げた芝居はもう終わりか」 それまで黙っていた頭目が、嘲るように言った。 「そのご立派な剣で俺と勝負しようってのか。あんまり舐めんなよ。テメエみたいな枯れ木ジジイが、 そんな玩具でメイジに敵うとでも思うのか」 「テメエこそ、ちょっと数が増えたぐらいで歴戦の勇者に勝てるなんて、自惚れが過ぎるんじゃねえのか」 老人は自信ありげに笑うと、柄を握っている右手に、ゆっくりと左手を重ね合わせた。 「かかって来いよ。枯れてもなお衰えぬ伝説ってやつを、お前に見せてやるよ」 呟きと共に、老人の左手の甲が眩く輝き始める。 「そんな子供騙しで!」 分身した頭目たちが、老人に向かって一斉に魔法を放った。老人はそれを避けようともせず、ただ 静かに剣を振り上げる。 そして青年は、伝説を見た。 374 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 30 31 ID JoDKp6D9 五分後には、既に勝負がついていた。 剣の作用か老人の腕によるものか、あらゆる魔法を無効化された頭目は、ムキになることもなく素 早く退散した。素人目に見ても、実に鮮やかな引き際である。辺境の盗賊団とは言え、やはり頭に収 まる人間は普通のチンピラとは違うらしい。 こうして、日暮れの丘に再び静寂が戻ってきたのである。 「お疲れ様。なんだ、すっかりヨボヨボになった思ってたのに、昔と少しも変わらないじゃない」 「そりゃそうだ。ルーンは健在だし、一日だって鍛錬は欠かしてないからな」 かなり激しく立ち回ったように見えたが、老人は息を乱してすらいない。その年に似合わぬ頑強さ に感嘆する青年の前で、老人は呆れたようにため息を吐いた。 「しっかし、ついてそうそうこんな物騒なことになるとは思いもしなかったなあ」 「そうね。最近、また世の中が乱れてきてるみたいだし」 老婦人は、青年の方をちらりと見ながら言う。老人は驚いたように眉を上げた。 「そうなのか」 「ええ。ねえ、さっきの話、この人にも教えてくださらないかしら」 「あ、はい」 促されて、青年は二人の方に歩み寄る。老人が怪訝そうに首を傾げた。 「そういや、さっきからちょっと気になってたんだが、あんたは誰なんだ」 「ああ、僕は」 青年が自己紹介するよりも早く、老人は何かに気付いたように目を見開いた。 「まさか、こいつの愛人とか」 「違うわよ、馬鹿ね」 老婦人が例の木の棒で老人の頭を小突く。 「と言うか、失礼でしょう。こんな若い人に、そんな疑いをかけては」 「そうだよな」 老人はほっと息を吐く。 「こんな痩せた枯れ木みてえなババアを気にかける男なんて、俺ぐらいしかいるはずねえもんな」 「一言余計なのよこの枯れ木ジジイ! 老人らしくない喧嘩が始まったので、青年が説明を始めるのには少し時間がかかってしまった。 375 名前: Please Mr.Lostman [sage] 投稿日: 2007/09/23(日) 23 31 05 ID JoDKp6D9 かつてのアルビオン王国の滅亡に端を発する一連の戦争が終結して以来、ハルケギニアにはつい最 近までそこそこ穏やかな時間が流れていた。 だが、ニ、三年ほど前から、その平和にも徐々に翳りが見え始めていた。 そのきっかけがなんだったのかは、一般民に過ぎない青年には分からない。 ただ、そんな一般民にも分かるぐらい、ハルケギニアの至るところで戦乱の種が芽吹き始めていた。 ゲルマニアでは、最近勢力を伸ばしてきたツェルプストー家が、現皇帝家と一触即発の状態にある。 既に偶発的な小競り合いが頻発しており、表面上はその都度和解に妥協しながらも、裏では互いに兵 を集めて開戦の機会を窺っているという噂である。 ガリアでは、ずっと権力の座に居座り続けたイザベラ前女王が最近になって急逝した。次代の王に は二人の有力候補がいる。前女王の嫡男と、王家に縁深いオルレアン家の嫡男である。血筋から考え れば前女王の嫡男が王位に着くのが当然であるが、資質としてはオルレアン家の嫡男の方が圧倒的に 優れているため、各々を王にと推す派閥同士が対立し合い、内乱寸前の様相を呈してきているという。 トリステインも状態は同じようなもので、数年前に王政が幕を下ろして以来、新たな支配者の座を 巡る争いが未だに収まっていない。今現在は旧近衛隊の隊長であり、鋼鉄の女という異名でも知られ る老女傑、ミラン卿がギリギリのところで治安を維持しているが、それも限界が近いのだという。 旧王家が滅亡して以来各国分割統治の状態にあるアルビオンでも、不可思議な力を持つハーフエル フの女性を教祖として崇める謎の宗教団体が、日に日に発言力を高めており、ここでも近い内に大規 模な騒乱が勃発すると予想されている。 「という訳で、僕が住んでいる田舎の村でも、住民は不安な日々を送っているんです。僕が今回こん なところまで出かけることになったのも、所用以上にハルケギニアの情勢を知るという目的が大き かったですし」 長い説明を聞いた老人と老婦人は、顔を見合わせて苦笑した。 「どうやら、お前と一緒に静かな老後を送るには、困難が多すぎるみてえだな」 「そうみたいね。さて、どうしましょうか」 答えは予想出来ているとでも言いたげに、老婦人は自信に満ちた瞳で老人を見た。老人もまた、当 然と言わんばかりに頷いた。 「決まってんだろ。行くともさ」 「そうね。あんたって、そういう奴よね」 「やれやれ、仕方ねえから俺っちも付き合ってやるよ」 老人の背中で、剣が鞘から少し抜け出して喋る。老人と老婦人は、顔を見合わせると、意地の悪い 笑みを浮かべて言った。 「当たり前だろ」 「今まで寝てた分、刀身が砕けるまで働いてもらうわよ」 「うひゃあ、勘弁してくれよ」 剣が情けない声を上げて鞘に引っ込む。老人と老婦人は、また顔を見合わせ、声を上げて笑った。 青年が説明している間に夕暮れも遠くに去り、暗い夜空には月と無数の星々が浮かんでいる。満点 の夜空を見上げながら、老人は穏やかに呟いた。 「じゃあ、もう少しだけ、頑張ろうな」 「ええ。今度はもう離れない。ずっと一緒よ」 老人と老婦人は、その言葉を証明するように、固く手を取り合う。 その光景を見たとき、青年の背筋に震えが走った。 この、世界中の誰からも忘れ去れた二本の枯れ木は、日の光の代わりに夜空から降り注ぐ星の光を 浴びて、大輪の花を咲かせることだろう。その花の香はハルケギニアの至るところに届き、人々を希 望の朝へと導いていくに違いない。 何故か、そんな予感が全身を震わせていた。 (婆ちゃんへの土産話が、また一つ増えたみたいだな) そんなことを考えながら、青年は老人と老婦人の背中をいつまでも見つめ続けた。 かくしてこの日、忘れ去られた伝説は、ハルケギニアの片隅で再び花開いた。 この地が再び平穏な時間を取り戻すのは、これより五年ほど後のことである。