約 163,856 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2611.html
三面鏡の少女 47 星は夜空で光るものから …頭が痛い そうか、あのお人好しはいつもこんな痛みを抱えていたのか、とHはやや、他人事のように考える ……直後、体内に感じた痛みに、けほ、と小さく咳き込んだ 急いでスーツの内側からピルケースを取り出し、中の錠剤を飲みこむ 「…あれ、その薬、全部飲みきってなかったっけ?」 「お前さんと別れた後に補充したんだよ…ったく、あの時、一回くらいは死んでたぞ、俺」 嘘と言う鎧を剥がされた事で生じた、体の異変 一応、それは今は落ち着いているが……だが、発作の感覚やら何やらと、あの瞬間の体の崩れ具合…消失具合から、見るに そろそろ、辰也に精製してもらっている薬では…持たなくなる そうなってくると、体を保つ事を「賢者の石」に完全に委ねる事になってしまう それは、却下だ 復讐を終えるまで、無駄に「賢者の石」を使う訳にはいかない …と、なると…体内に「賢者の石」を仕込む前まで、投与され続けていたあの薬を、再び投与されなければならない 今までごまかしごまかししてきたメンテナンスを再び受けないことには、体が持たないのだ ……それは、困る 佳奈美を護る為にも…彼女と共に生きるためにも、それでは困るのだ 「…あー、くそ、仕方ない。お嬢さん達に話すか…………お前さん、上司が誰になるか決まったか?」 「いや、まだだよ」 星少年……いや、都市伝説に飲み込まれ「ファンタ・ゴールデンアップル」と言う都市伝説そのものになった彼を、その名前で呼び続けてもいいのかどうか、不明だが…の答えに、そうか、と頷くH ならば、話は早い 「だったら、付いて来い。強硬派や過激派の連中の下につかれても面倒だ。俺の上司紹介してやる」 「まぁ、カナ姉ちゃんのためになるんなら、いいけど」 「少なくとも、強硬派過激派につくよりは、彼女のためになるさ」 来い、と歩き出したHの後を、星はついていく …悪魔の囁きは、星の頭の上に乗ったまま よくもまぁ、研究班に回収されていないもんだ もしかしたら、この小さな姿やら何やらで、悪魔の囁きだと認識されていないのかもしれない 「……ねぇ」 「うん?」 「…あんたは、まだ、復讐を続けるの?」 Hは、まだ復讐を終えていない 殺すべき相手は、あと4人 まだ、4人も残っている 佳奈美を除いた周囲の者を、たっぷりと巻き込んで 緩やかに、だが、早急に、復讐を進めていた 佳奈美に、本心を吐露した後ではあるが だが 「……当たり前だろ。その為に、俺ぁ今まで生きてきたんだからな」 「…カナ姉ちゃんを悲しませるような結果にはなるなよ?」 「止めろとは言わねぇか。ま、言われても止められないがね」 星少年の言葉に、肩をすくめるH その通り、止めろと言われても止める気はないし それに 「…佳奈美を悲しませるような事は、しないさ。どちらにせよ、あの連中を始末しきらない事には、佳奈美だって危なくないと言い切れねぇしな」 人を人とも思わぬ 命を命と思わぬ、あの連中を 殺し尽くさぬ事には、安心でいない 大切な存在を護る為にも、護りきる為にも ……復讐を止める訳には、いかないのだ 「あぁ、そうだ」 「何?」 「俺は、奇跡は信じない」 ----きっぱりと そう、Hは言い切った その言葉に、ややむっとした表情の星に続ける 「そんなもん、信じても裏切られるってのはわかってるからな……そんなもんにすがれる程、若くもねぇしな」 人間に戻れるかもしれない その奇跡に、一時はすがった だが、同じ奇跡にすがっていたはずの彼女はそれをとっくに諦めていて …その姿に、最早奇跡にすがる事など無意味だと、気づいてしまった 「…人間に、戻る手段……それに関しては、奇跡じゃなくて、実例があるようなんでな。そっちにすがらせてもらうさ」 「その方法が見付かった。それこそが奇跡だとは考えないんだ」 「うっせぇ」 奇跡にすがるのは、もう疲れた これ以上、心をすりきらせたくはなかったから だが その奇跡が、奇跡ではなく現実として目の前にあるのならば それを放す積りはない 許された 許されてしまった こんなにも血に塗れた、化け物でしかない存在を…彼女は、認めてくれたから 傍にいる事が、許されるはずがない だが、彼女が望んでくれるのならば……傍にいようと、そう思った 護り続けようと、そう思った 己は、幸せになる事など許される存在ではない だが、せめて 彼女だけでも、幸せにしてやりたい 自分などに、それができるかどうかは、わからないが (……こいつに、人間やめさせちまった責任もあるし、な) 人間を止めてしまった星 その姿に……一度、都市伝説に飲み込まれかけた辰也の姿をふっと思い出し Hは小さく、気づかれぬように、自嘲した笑みを浮かべるのだった to be … ? 前ページ次ページ連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3100.html
登録日:2010/02/24(水) 22 14 37 更新日:2024/05/02 Thu 21 00 27 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧- AC ACfA ACと巨像 AF UFO アームズ・フォート イロモノ ビックリドッキリメカ 傘 壁 変態兵器 母ちゃん 王蟲 移動要塞 蟹 企業における軍事力は、コントロールをその第一の要件とし 代替不能な個人にこれを委ねることは、厳に慎まれるべきである ACfAに登場する兵器。 巨大機動要塞とも言える容姿が特徴の、本作を本作たらしめる存在でもある。 国家解体戦争及びリンクス戦争にて圧倒的な能力を誇ったネクストだが、一種の才覚に依存する性質上『個人に戦力を委ねる』ことになってしまうという、兵器として見過ごせない欠陥があった。 この欠陥が特に強調される形となったリンクス戦争では僅か数名の上位リンクス達が戦争の趨勢を決し、GA陣営に至ってはアナトリアの傭兵とジョシュア・オブライエンの2名に完全に依存して辛うじて勝利を収めたという有様。 逆にレイレナード陣営は所属リンクスの過半を失った結果、壊滅した。 極端に言ってしまえばリンクス個人の力が支配企業すら滅ぼしうるという事実を目の当たりにした企業群は大いに恐怖した。 ネクストに対抗できる戦力を持ち、かつ安定して運用できる兵器を求めて企業群が出した答え、それがアームズ・フォートである。 代替可能な多数の凡人によって制御され ハードウェアとして安定した戦力を約束する アームズフォートはまさに企業が望むソリューションであり 事実としてもその戦力は平均的なネクストを遥かに凌いでいた AF(アームズ・フォート)の製造には、下手な企業が作れば確実に破産する程の高いコストを必要とする。しかし多数の凡人によって操作できる=AMS適正が完全に不要となった結果、量産が可能になった。その火力と装甲の前にはネクストACですら簡単に落ちる。 その結果現在ではネクストに代わり、AFが各企業の主戦力となっている。 しかしAFは一部の機種を除き、ネクストACとの近距離戦闘を想定していない。そのため近接戦闘時において、AFには多くの死角があり、ただの大きな的となる。 また、巨大すぎるが故に何らかの構造上の欠陥を抱えている場合も多い。そういった構造上の欠陥を攻めるとあっさり沈む。 以上から、熟練したリンクスが上手く弱点をつければ、AFを落とす事は可能である。 …熟練した、つまり相応の腕前が必要になるが。 作中においても単騎でAFを沈める事はジャイアントキリング扱いとされている。 機種一覧 ランドクラブ 開発元:GA社 GAの量産型AF、主砲塔を四基装備した最も普及しているAF。 標準装備は三連砲。ノーマルACなども搭載でき、随伴させて戦闘できる。 普及しているが故に敵対勢力に鹵獲されているものも存在する。中でもインテリオル社に鹵獲されたものは、装備が拡散レーザー砲に換装されている。これは高火力なため注意が必要である。 というかGAに直接運用されているランドクラブは実は作中ではお目にかかれない。何故…? ちなみにその名の通り多脚型だが、悪路でない場合は無限軌道(キャタピラ)で移動している。 ギガベース 開発元:GA社 拠点型AF、見た目は箱を並べたような双胴型。 比較的小型で装甲も脆弱、本当に柔らかい。最も厚いであろう外側から攻撃しても簡単に沈む。 恐らく最初に相手にさせられる上に複数回登場するため、あんまり硬くても…とフロムは考えたのだろう。 しかし主砲の威力は本物で、軽量級ACでは2~3発当たっただけで爆散することも。 命中率と射程距離に優れている為、ミッション次第ではVOBも使用する。 無限軌道を搭載し地上、海上でも運行出来る。 未使用だが、電磁砲も持つらしい。 通称「豆腐」 グレートウォール 開発元:GA社 GA主力AF。本社からは地上最強とも謳われている巨大な列車型。 切り離し可能な複数のユニットで連結され、構成される。全長7kmもの巨大さを誇り、ガトリング、グレネードやミサイル等の装備を搭載しており、極めて高い火力と強固な装甲を持っている。 破壊には動力部を叩かなければならないが、やり方次第では外部からの破壊も可能である。 スピリット・オブ・マザーウィル 開発元:BFF社 全高600m、全長2.4km、六脚で移動する超巨大歩行型AF。 BFFはこれで十年間戦ってきた。正に老兵。 無数のミサイル甲板、三対の飛行甲板、大量の火器とノーマルACを搭載する、移動要塞。 OPにも登場し、一線級戦力たるネクストホワイト・グリントを撃退する程の高い戦闘能力を持つ。 …のだが、実際は欠陥だらけ。 具体的には、砲台を叩くとそのダメージにより自壊し、中央ユニットの構造物を破壊すると本体が大きく割れる。またジャミングの欠陥なのか不明だが、被害状況が筒抜けである。 しかし濃厚な弾幕による初心者キラーでもあり、またゲーム上ではどんな武装でも一撃破壊不可能。 親しみを込めてカーチャンとも呼ばれる。 勝てない場合はミサイル対策にフレアを持っていくのがよし。別名「マサオビル、姉歯」 作中で実際に戦うマザーウィルはどうやらホワイト・グリント相手に消耗したのか、一部武装を使ってこないしノーマルもそこまで出撃しない。 一部のリンクス達が万全な状態のマザーウィルと交戦できたらしいが、その際には阿鼻叫喚であったという。 カブラカン 開発元:アルゼブラ社 アルゼブラ主力、突撃輸送型AF。 弁当箱とCDアルバムを足し、そこにキャタピラ付けたような見た目をしている。単純かつ変態的な構造で、コンバインの掘削ブレードのようなものも装備している。当たると死ぬ。 ネクストの火力を嘲笑う程に装甲が厚く、無限軌道を潰して止めるしか撃破は不可能である。 また、撃破すると自立兵器を大量にばら蒔くので注意。 これまた見た目のせいか無限軌道を覆う装甲を破壊して侵入する様をスカートめくりなんて呼ばれたりする。 スティグロ 開発元:インテリオル・ユニオン インテリオルが開発した最新の水上型AF。甲殻類と虫を足したような見た目をしている。 大推力のブースターによる移動は並のネクストでは到底追いつけず、 前面に備えた超大型レーザーブレードは軍艦を一撃の元に切り裂く破壊力を持つ。 高いPA減衰力と反動を持つ対空ミサイルも搭載し、対ネクスト戦にも対応。 しかし上部装甲が柔らかいので、速さに慣れれば一撃で吹き飛ばすことも可能である。 最終完成型は懐かしいブレード光波を射出する。 未完成だったり、友軍だったり、騙して悪いがしたりとあらゆる形で登場するが、味方の時が一番ウザい。 イクリプス 開発元:インテリオル・ユニオン&トーラス社 羽が生えた円盤。 360゚攻撃可能なハイレーザーキャノン、ミサイルを搭載し攻撃力は一応高い。 しかし水平から上に攻撃する手段を一切持たないため、こちらが非常に簡単に真上に乗れてしまう。 それに対抗する手段がない上に耐久力もまるで無いという駄目駄目AF。 一部はオーメルに貸し出されている模様。 トーラスが関わった割には変態度数が異様に低い。 むしろ前作から出現する非AFの大型兵器・フェルミの方が、分厚いPAを失ってなおネクストにとっては遥かに脅威であることもイクリプスの評価をかなり大きく下げている。コイツがAFだということを忘れたリンクスも多いのでは。 通称「便器のフタ」「便座」 ソルディオス オービット 開発元:トーラス 元はGAのランドクラブだが、変態企業のトーラスにより鹵獲され、魔改造された姿である。 大出力のコジマキャノンこと『ソルディオス砲』を六基搭載し、それらが個別に浮遊し攻撃を行う。 PAによる強固な装甲を持ち、QBによる高い機動性も併せ持つ為、非常に危険。 多数の巨大な玉が縦横無尽に飛び回り、コジマキャノンを撃ちまくる。その様は正に変態である。 アンサラー 開発元:インテリオル・ユニオン&オーメル・サイエンス・テクノロジー 上記二社が共同開発した、企業連所有の最新鋭飛行要塞型AF、見た目は傘。松ぼっくり。 主な攻撃手段はレーザー兵器とミサイルで、コジマミサイルにアサルトアーマーも搭載している。また、場合によっては大量のコジマ粒子をばら蒔きながら攻撃する。 稼働時に深刻なコジマ汚染をもたらし、地上を軽視した企業スタンスの固まりである。 フロム製大型兵器には珍しく各部位を破壊でき、それなりに頑丈。一定以上の損害を与えれば撃沈できる。 中央をとっつけば一撃で終わるのは他のほとんどの連中と一緒。やはりカーチャンは格が違った 地上から撃ち合うと凄まじい強敵に変貌するが、とっついたり、上空に張り付いたりすると途端に雑魚と化す。 あるルートでは、ひとつの“答え”として登場する。 ジェット 開発元:ORCA旅団 ORCA旅団所有の格闘型AF、拠点を強襲することを目的とした地上用。 各所にある溝からブレードを発生させ、あらゆるものをチーズのように切り裂く。ネクストとて例外ではない。 また、レーザー兵器も搭載している。 外部装甲はとっつきで即死しない程に堅いが、放熱ファンが弱点。 小型タイプは放熱ファンがカバーに覆われているが、柔らかい。ブレード強化型も同様である。 我等がオペ子が「虫のクセに!!」と言うのは、ジェットの意味が「王蟲」の為。 アームズフォートを単騎で容易く撃沈できるリンクスは追記・修正をお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一番実現出来そうなアームズフォートは何れだろうか? -- 名無しさん (2014-07-21 09 45 43) グレートウォールかギガベースじゃない? -- 名無しさん (2014-07-21 18 43 06) 自律兵器を除けばカブラカンが現代でもイケそうな気がする -- 名無しさん (2014-07-21 19 03 54) グレートヴォールじゃね?重量の問題でもっと車輌小分けになりそうだが動くビルだし -- 名無しさん (2014-07-21 19 32 15) 自衛隊にギガベースを配備。 -- 名無しさん (2014-07-24 14 58 04) 米軍がレールガン配備考えてるしレールガンの運用を重点においた低速空母みたいな感じでギガベースとかどうかな -- 名無しさん (2014-07-24 15 29 55) 実は母チャンは二機存在するらしいぞ。母チャンを撃破して企業ルートでクリアしても二代目母チャンがムービーで戦ってるだろ -- 七氏 (2015-01-11 13 53 43) VDに出てきたカーチャンがfa以上に強かった...比べ物にならない程に劣化してもアレなのに全盛期を単機撃破出来るネクストは改めて異常だと実感した -- 名無しさん (2015-08-14 03 20 30) アームズフォートの設計思想に関しては、個人的にはGAグループが比較的長じている印象。対ネクスト戦も含めて。 -- 名無しさん (2020-03-17 20 31 23) GAは単身で使ったAFの種類が最多数だからAFに長けてるのは間違いないと思う、AMSとかコジマの技術開発に大きく出遅れたからネクストかACでは後れを取ってたけど、それを排したAFではミリタリーカンパニーとして培った技術が存分に活かせるだろうしなぁ -- 名無しさん (2023-09-22 11 21 03) 足にトゲが刺さったくらいでやられるなんで母ちゃん情けなくて涙が出てくるよ -- 名無しさん (2023-11-09 12 21 20) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/theurgy/pages/523.html
第1話:女王と女王 ――ページ3 ……ようやく、次の瞬間が訪れた。 誰もが黙ってホイールを見つめる。ピンに蹴飛ばされた白球のバウンドは、その勢いのままポケットに飛び込みそうな放物線を描くも、ポケットを作る壁に蹴飛ばされて外側へ跳ね、しかし横向きのピンに押し返されてポケットに収まる。 白球の軌道。ホイールの減速。青の男が、一瞬の後悔にチップへ手を伸ばしかけるも、ビクリと止める――全て、ディサローノの想像通りに運び、計算通りに進む。 すでにチップはテーブルの上。進行役(ディーラー)の宣言は下され、もはや参加者(プレイヤー)が干渉できる場所ではない。 空転する円盤も、振り回される白球も、流転するスコアボードも、踊り回る数字も、男たちの一挙手一投足でさえ、カジノの女王(ルーレット)の放つ奔流に飲まれ、流されるまま、従うしか術を与えない。 同時に、女王さえも手懐けたディサローノの手中でしかないことと同義だ。 「黒の6」 ディサローノの声には、常に独特のハリがある。決して大きな声ではないが、耳にした誰もが頭の奥までストンと通してしまうような、甘い心地よさを伴った波のように迫る声だ。 波にさらされた男たちが、自分の色を持つチップを見て、喜色に顔を染める。 黒の6……数字表(インサイド)にそれをチップを委ねる者はいないが、皆が複数表(アウトサイド)に置いた場所だ。三分割の序盤。二分割の前半。黒。偶数。 「素晴らしいですね。皆さんにそれぞれ、三倍と二倍と二倍と二倍……おめでとうございます」 告げながら、全てのチップを回収し、該当チップを指先の感覚のみで数え、色ごとにそれぞれの配当を割り当てた枚数のチップを配る。 先程よりも多少の時間を要したものの、テーブル全体を波打つリズム感を損なうほどではなかった。ディサローノも優しく見守るような笑顔を作り、男たちを眺める。 自分の前に積み上げられたチップを眺めて、ほっと胸を撫で下ろす男たち……それは青の男でさえ例外ではなかった。 先程まで、およそ五棟あった十枚分(ストライプ)チップの山が跡形もなくなってしまったことにさえ気づかないまま。 安堵の夢に浸っている男たちへ、それを崩さないままにディサローノが告げる。 「申し訳ありませんが、指名をいただきました。皆様との楽しい時間はここまでとさせていただきます」 恭しい一礼と共に、男たちが穏やかな面持ちで軽い拍手を送り、席を立つ。 顔を上げた時には、テーブルに座っていた者たちは姿を消していた。 ……次の瞬間にディサローノが覚えたのは、一つの違和感だ。 テーブルとテーブルを渡り歩く者たちが作る雑踏が、耳を塞いでも入りこまんばかりの雑談が、全く聞こえない。 虚しく響くBGMを聞き流しつつ、ディサローノは周囲を見渡す。 皆が一様に立ちすくみ、閉口し、エレベーターのある方角を見つめる。 「私を指名するなんて、どんな人なのかしらね」 『そっちのフロアに上がったようね。もうじき見えると思うわ』 シャトーが悪戯っぽく答える裏で、緊張が解れた時に見られる、ため息に近しい吐息の長さを聞き取った。 ディサローノを指名したのは、穏やかな人間ではないということだろう。 「教えてくれないのね。事前情報がいらない人物ってこと」 『まあ、似たようなものよ』 カジノの進行役(ディーラー)を指名する者は、稀にいる。進行役と仲が良い者や、進行役の所作に惚れる者も少なくない。だがカジノ側として、同じ箇所に粘着されてはチップの流れを阻む存在となりかねない。 だからこそ自分の席を確保したい者たちに、前もって金を払わせるよう制度を設けた。 中でもディサローノは、カジノに居ない時でさえ視線を浴びるほどの存在だ。ひと目見ようとする者たちは多く、だからこそ指名料の桁が他と違う……それこそ、ディサローノの指名料を稼ぐためにカジノで一儲けを狙おうとする者が現れてしまうほどの巨大な額だ。 それを事もなげに成した人物とは、何者なのか? 白球を指先で弄びながら考え、すぐにハンドルを握って円盤(ホイール)の回転具合と外縁(レール)の傷つき具合を確認する。もう片方の手でチップを並べては塔を作り、崩してという手捌きが鈍っていないことも確かめた。 悲鳴のようなざわめきを伴って、場内に立ちすくんでいた客たちが一斉に退くのが見える。 エレベーターから、ディサローノのテーブルまで。人混みが退いて出来上がった一本の道を、彼女は真っ直ぐ突き進んでいる。 ……いつか、どこかで見た顔。だが一度見たら決して忘れられない顔。 珈琲色の肌。やおら長くボサボサの銀髪――左頬の火傷痕、右頬の切傷痕。 ――フェオドラ・ジノーヴィエブナ・シャムシュロファ。 軍事連合企業:SSCNに関わる者ならば、その悪名高さに恐れを為すだろう。 「……すごいのが来たわね」 聞き取られないよう薄く小さな声に、シャトーは応じない。 ようやく歩を止めたフェオドラが、ディサローノを一瞥する。この世の全てをつまらなさそうに見下す憮然とした表情を見つめながら、ディサローノは笑顔を作り、五指を揃えて自らの真正面を示す。 「ようこそおいで下さいました。鍍金の女王さん(・・・・・・・)。コートをお預かりしましょうか?」
https://w.atwiki.jp/kiganhankoku/pages/50.html
法官試験 吾妻 勲 “そこに答えが無くとも、僕には答えに近づく為の頭と足があります” 設問1 なぜ法をもて人を管理する必要があるかを答えなさい。 人は生きる為に社会を構築する必要性がある。 社会とは多くの人がそれぞれの個性を持ちながら、大きなシステムとして 生きる事である。そこには個人と個人、または個人と社会といった相互間で様々な軋轢や葛藤を発生させる。 人が社会を構築しなければ生きるのに大変な苦労を必要とする以上、 それは避けて通れない事だ。 個人としての得る物は得たい、しかしそれを完全に通せば隣の誰かが 怒って攻撃してくるかもしれない、また、社会全体が自分を攻撃してくる かもしれない。そんな予測される大きな危険を前もって線引きする、それが 法の存在意義である。 法によって管理されれば、手を出してよい領域と、手を出せば制裁が加えられる領域が判別され、人は不必要な紛争を回避でき、社会は効率よく動く事が出来るのである。 設問2 未必の故意とはなにか、答えなさい。 自分の行為が特定の(主に悪い)結果に結びつく事を推測しつつも、 『推測が的中しない事に期待して』、 その結果に到達しない為の努力を怠る事。 なお、この用語は結果論として用いられなければならない。 何故なら、未必の故意とは過程においては存在しえない為である。 過程において未必の故意、即ち結果を推測しながらその努力を怠ろうとすれば、それは故意とみなされなければならないからである。 即ち、結果から省みて、『推測が的中しない事に期待』していた事を証明でき、またその期待を誘発する要因があった場合にのみ適応され得るものである。 設問3 殺人を犯したのに死刑ではなく懲役刑になることが多いのはなぜか、答えなさい。 殺人とは怨恨等の激しい感情の果てに起こるケースが多く、特定の人間を殺害すれば犯人にとってこれ以上犯行を重ねる理由が無い。その為、更生の可能性が高いからである。また、突発的な事態による殺人のケースもあり、この事態は情状酌量を与える余地が少なからずある事も考えられる。 また、経済的な理由から発生した殺人にしても、犯人は経済的な充足さえあれば殺人に及ばなかった事が考えられる。 いずれのケースにしても、犯人が更生不可能なほど殺人に対して常習性を持っているような人物で無い限りにおいて、死刑の適用はなされないのである。死刑とは更生の機会を完全に奪う刑罰であり、誤審があった場合の取り返しがつかない事も付しておく。 設問4 アイドレス世界での標準的な罰則金の額を答え、増減の仕組みを説明しなさい。 資料:アイドレス事務局からの発表 http //blog.tendice.jp/200701/article_106.htmlより “通常は-10億の罰則ですが―”とあり、これを標準とするのは適正であると判断する。よって、標準の罰金額は-10億。 また、増減の仕組みについては、 資料:わんわん、にゃんにゃん両尚書省通達 http //blog.tendice.jp/200701/article_100.html “名称:法官” の項を参照すると、“3等判断(罰則3億までの決定)” とある。最軽量の罰金がこの数値であると仮定し、前述の資料 アイドレス事務局からの発表を再び引用する。 “資金-15億の制裁を課します。” “通常は-10億の罰則ですが、(中略)重い罰則を与えます。” 以上より予測されるのは、増減値-3億を基点として、 -5、-7… となる、-2の等差数列である。 設問5 法を厳しく適用する場合のデメリットと、法の適用を機械ではなく人間が行う意義を答えなさい。 法を厳しく適用する際のデメリットは、 法を適用する側の負担増大と、適用される側との関係悪化、それに伴う法の形骸化が考えられる。 まず、法を厳しく適用するには対象に綿密な監視が必要となり、適応する側に大きな負担を強いる事となる。対応するには増員するか、一人当たりの担当量を増やすしかない。また、適用したらしたで多量の手続きが発生する事になり、結果まともに法そのものが機能しなくなる可能性がある。 かと言って、法の適用に際して必要な手続きを軽視すれば、法の正当性が損なわれるばかりか、適用される側の不信感を招き、法そのものが無意味なものとして扱われてしまう事になる。 法とは適用される側が正当性を認める事によってのみ成り立つからである。 法の厳格な適用が法そのものを崩壊に導くのである。 法の適用を人間が行う意義とは、柔軟な適用という点がまず挙げられる。 法とはそれ自体は意志を持たない道具に過ぎない。 それを人の意志によって様々な状況に応じて使い分ける事こそが 法の本来の使い方なのである。 人の社会は杓子定規で図れない物事の連続である。 故に、法はその時々の状況を見て判断する人の手に委ねるべきである。 ここで、仮に人と判断を同じようにする機械があったとする。 しかしそれでも法は人の手によらなければならない。 人が何かを判断する時、その責任を免れる事は許されないからである。 それが他者の未来を断ずる事となれば尚更の事である。 どんなに小さな事であれ、誰かがその責を負わなければ、 その判断は直ちに意味を失墜する。 判断する者とされる者が法の下に対等の人間であるからこそ、 お互いに法の正当性を認め合う事が出来るのである。
https://w.atwiki.jp/midutamali/pages/26.html
この記事は未完成にする これから<悟り>という境地を、色々な言葉で言い換えながら紹介していこうと思ってる。 そしてみんなが、その中の1つでも達成できれば、あるいはすでに達成ができていれば、 完全な<悟り>そのものじゃないけれど、その一端に触れることができているってことになる。 そして、この言い換えの紹介は、 ボクが思いつく限り今後もちまちまと追加していこうと思う。 だから、この記事は常に未完成ってことになる。 どうしてそんなことをするのかというと、どんな言い換えや言い回しが、みんなの中でツボになるか分からないからだ。 古今東西の様々な宗教や哲学などで語られている言い回し、 それからボクが思いついた言い回し、それらを順番は特に気にせずにたくさん挙げていこうと思ってる。 たくさん挙げるから、 その中にはほとんど見分けがつかないというか、同じに感じられるものもあると思う。 まあ、そういうのはあんまり気にしないでくれると嬉しいかな。 意外とそういうちょっとした違いで、しっくりきたりしなかったりするもんだと思ってるんだ。 あ、そうそう。 次の段落だけ『自分』という言葉を解禁しようと思う。 理由はそのほうが書きやすいというボクの身勝手な事情と、 そのほうが、みんなに理解してもらえる可能性が上がるんじゃないかっていう予想からだ。合ってるといいんだけどねえ。 ということで、言い換えていくぞーっ! 1.満足する 満足しましょう。 それも小さい満足じゃなくて、とってもとっても大満足しましょう。 短い時間や期間だけの満足でもなく、 これまでの過去も、これからの未来も、そして今この瞬間の現在も、とにかく満足しっぱなしになりましょう。 満足して、満足して。 その勢いで、「満足」そのものになってしまいましょう。 今、何かが足りないから不満じゃなく。 今、何かが余計だから不満じゃなく。 そういったことを何とかしようと考えてる暇があるなら、とにかく今すぐに満足してしまいましょう。 それができたら<悟り>です。 2.絶望する まず<世界>のルールは『思い通りにならない』だけれど、それに全力で逆らってみましょう。 このとき、2つのことを守りましょう。 1つ、周囲に対して出来る限り迷惑が掛からないようにする。 2つ、自分の尊厳やら人生やらを全部もれなく賭けて取り組む。 必ず見事に大失敗しますので、むちゃくちゃ絶望できます。 そのとき、次の2つのことを守りましょう。 1つ目、死なない。 2つ目、生きたいと自発的に思わない。 その後、その状態をそのまま見つめましょう。 まっすぐ見つめられたとき、そこにあるのは<悟り>です。 3.悔やまない これまでの過去も、これからの未来も、今ここにある現在も、 何1つ、自分は「変更する必要はない」と思いましょう。 たとえ、 もう1度どころか無限に、同じ人生を経験することになったとしても構わないと思えるようにしましょう。 「自分の“生きる”には、悔やむところなど一瞬たりともない」 そう思えたら、それは<悟り>です。 4.見つめる よーく見てみましょう。 <視線>と、<心>と、<肉体>と、(外部)をよく見つめて観察してみましょう。 そうしている内に、分かってくることが2つあります。 1つ目は、それらは常に変化して絶対のものではないということ。 2つ目は、見ているものだけが「自分」ではないということ。 それが分かったとき<悟り>です。 5.委ねる とにかく委ねましょう。 自分の何もかも、1つ残らず全て委ねましょう。 どこに委ねるのかは、みんなが自由に決めてもらって構いません。 ただし日常で、決して目にできないものを対象にするのがポイントになります。 そうすると段々、日常で目にできるものが「どうでもいい」と思えるようになってきます。 それは「こんなのイラナイ」という気持ちではなく、 日常で出会うものについて、区別なく等しく接することができてくるという意味です。 そうできたら<悟り>です。 6.知る 何を知るのか? 「知らない」を知りましょう。 自分が「何も分かってない」ことを知りましょう。 自分が「何か1つでも分かった上で」これまで生きてきたわけじゃないってことを知りましょう。 自分が「分かっていたつもり」だったことを知りましょう。 自分が「知ったかぶりだった」ことを知りましょう。 自分の「無知」を知りましょう。「自分の無知」も知りましょう。 それを知ることができたら<悟り>です。 7.自惚(うぬぼ)れる もう、とことん自信家になってみましょう。 「自分は今までだってこれからだって、常に完璧で完全な存在だ!」って、本気で自惚れてみましょう。 そうすると、何も欲しがれなくなります。 だって何かを不足に思えたら、自分が不完全であることの証拠になってしまうから。 そうすると、何も捨てられなくなります。 だって何かを不要に思えたら、自分が不完全であることの証拠になってしまうから。 傲慢だけではなく、謙虚さも同じように捨てましょう。 だって常に完璧で完全な存在なのだから、傲慢にも謙虚にもなる必要はないんです。 究極の自信家になって、その状態をそのまま見つめられたら<悟り>です。 8.離れる 自分と関わりがあるものから離れてみましょう。 それもとてもとても大事にしているもの、自分のことのように大事にしているものから離れましょう。 注意として「捨てる」と混同しないようにしましょう。 関わりにこだわらないという意味です。 自分が固執しているもの。 自分が依存しているもの。 それらから離れましょう。 すると最初はショックがあるかもしれませんが、意外と問題なく生きています。 不必要なものから離れられたとき、そこに残るのが<悟り>です。 9.何もしない 自発的とか、自律的な言動を止めましょう。 「何かをしよう」だとか、「何かをしなきゃいけない」と思うことを止めましょう。 そんなことを思わなくても、「何かをできている」自分に気づきましょう。 「何かをしている」自分に気づきましょう。 「何もしない」がちゃんとできたとき、それは<悟り>です。 10.見捨てない これまでのどんなに恥ずかしい「自分」も、これからのどんなに悲惨な「自分」も、 これまでのどんなに醜い「自分」も、これからのどんなに不幸な「自分」も、 どんな「自分」であっても、決して見捨てない。 現在の自分は、過去や未来のどんな「自分」も決して見捨てないし、 過去や未来の自分は、現在のどんな「自分」であっても見捨てることはない。 そうなれたら<悟り>です。 11.受け入れる 何もかもを受け入れましょう。 自分の希望だとか、自分の意思は後回しにして受け入れましょう。 ただし分かりやすく具体的な形ある指示が現れた場合、それらは無防備に受け入れるべきものではありません。 無言で、あるいは沈黙の形でやってくるものだけを、素直に受け入れましょう。 その指示がどこから、あるいは誰からやってきたのかは、みんなが自由に決めてくれて構いません。 ただしその対象は、日常で目にできるものにしないことがポイントです。 それができたら<悟り>です。 12.待つ 待ち焦がれるのでもなく、待ち望むのでもなく、待ちわびるのでもなく、 待ち遠しいでもなく、待ち構えるのでもなく、待ち伏せるのでもなく。 待ち尽くすのでもなく、待ちかねるのでもなく、待ちあぐねるのでもなく、 待ちくたびれるのでもなく、待ちきれないのでもなく、待ち明かすのでもなく。 ただーー「待つ」ことができたなら、それは<悟り>です。 13.看取る あらゆるものを看取りましょう。 万物の“死”はもちろんのこと、“生”もまた看取りましょう。 看取れるものは、美しく。そのために見惚れるものです。 見惚れるものは、美しく。そのために看取れるものです。 あらゆるを「看取る」ことができたなら、それは<悟り>です。 14.諦める まず、「放り投げる」みたいな投げやりな意味ではありません。 これは「どうしようもなさ」という意味なのです。 つまり投げやりな態度のーー“その先”にあるものです。 またそもそも、投げやりな態度に到達する前には、そこには探求という段階があるはずで、 またさらにその前の段階には、文句や我儘や不満や不服といった怒りの段階があるのです。 なので、その意味では投げやりであるというのは、まだ見込みがあると言えるかもしれません。 ですがやはり、それでは不足なのです。また同じことを繰り返します。何度でもです。 投げやりでは我慢ができず、投げやりでは納得ができず、投げやりでは理解できず、投げやりでは承認できず。投げやりでは救われない。 ひたすら考えて、迷って、苦しんでーー“その先“についに訪れた(というか元々あった)「お手上げ」の状態。 それが「諦める」です。つまり「どうしようもなさ」なのです。 そうできたら<悟り>です。 15.遊ぶ 弄(もてあそ)ばれるのではなく、弄(もてあそ)ぶのでもなく、 ただ――「遊ぶ」ことができたなら、それは<悟り>です。 16.構わない “構わない”という言葉は、とてもいいニュアンスだと思う。 まず1つ目の意味合いは、対象に「積極的、自発的に関与しない」という意味での“構わない”。 2つ目の意味合いは、対象の「今の状態、あるいは今後どのような状態」であっても“構わない”。 これは対象との関係を、完全に退けるだとか、絶対に接点を持たないという立場ではないことを注意して欲しい。これは、ついつい勘違いしてしまうことだ。 むしろ、「計らいがあれば」対象を受け入れ、係わりを持つ立場なんだってことを、よくよく理解していなければならない。 あらゆるものに、“構わない”という立場を取ることができれば、 それは<悟り>と呼ぶに相応しい。 17.脱力する 「力み」と「硬さ」を抜くことが、とても大事です。 それが出来た状態を脱力と呼び、それは<悟り>の状態です。 「力み」とは、対象を変化させようとすること。動かそうとすること。 「硬さ」とは、対象を固定させようとすること。固めようとすること。 脱力とは、「あるがまま」にすること。 だけど「あるがまま」を固めようとすると、それは「硬さ」になるし。 その硬さを調整しようとすると、次は「力み」となる。難しいところだね。だからボクらは間違え続ける。 自分も、他者も、世界も、脱力することができれば、 それは<悟り>と呼ぶ。 「信じる」必要はない さて、冒頭に書いたとおり、 上に挙げた項目の1つでも達成できれば、<悟り>に触れられることになる。 そしてどれかを達成できているとき、他の項目も同時に達成できていることに気づけると思う。 ただ公平に言うならば、 ちょっとこれはボクが卑怯なこと言ってるかもしれないと、ボク自身も思ってたりする。 と言うのも、実際に上の項目のどれかをみんなが真剣に取り組んで、 それでも「全然<悟り>に触れられないぞ!」と非難されたとき、ボクは「まだ不十分だからです」と逃げられるからだ。 ・・・まあ、実際に不十分なんだろうから、 それが事実である以上、ボクが悪いというわけではないとは思うんだけど、 ちょっと公平ではないというのはそうかもしれない。 だから少しばかり公平さを確保するためにも、みんなにはっきり言うけれど、 これまでの記事も含めて、ボクの話を「信じる」必要は全くない。 これには2つの理由と意味がある。 1つ目は、<悟り>とは極めて論理的でちゃんと辻褄が合う合理的なものだからだ。 つまり<悟り>というものがあることも、こうすれば<悟り>を得られるというのも、どちらも当たり前のことなんだ。 水素原子2つと、酸素原子1つが結びつくと、水が生まれるという化学実験を学校の授業でやったことがあるだろうか? そのときに水が生まれるように信じたり、祈ったり、拝んだりしたことがあるかい? そんなことはしないだろう。 辻褄が合うものに対し、ボクらがそれを「信じる」必要はない。 というか、信じる信じないに関係なく、現象はただ起こるんだ。 だからボクらが信じるかどうかは、どうでもいいことになる。 2つ目は、これまでのボクの話に対して、みんなの反応は2つに別れると思う。 「信じている」か、「信じてない」かだ。 「信じている」なら、もうこれ以上「信じる」必要はない。 そして「信じてない」人には、ボクは無理矢理に信じてもらいたいだとか、信じるフリをして欲しいとかは全く思ってない。 よってどちらにしても、「信じる」必要はないということになる。 簡単に信じないことは、悪いことじゃない。 疑うことは、大変に結構なことだ。 あえてボクが希望を述べるなら、是非とも「確かめてほしい」ってだけだ。 どちらにしても、最後はそれしかないんだから。 次の記事はまとめだよ みんな、お疲れ様でした。 とりあえず、ボクが<世界論>の中で説明しようと思っていたことは、これでほぼ記すことができたと思ってる。 全体的にどうだったかなあ。 どうしても小難しくなっちゃうのが、記事を書きながらうんうん唸るところではあったけれど。 なるべく急がず焦らず、 ゆっくりゆったり優しく丁寧に進めてきたつもり。 「分かりづらいぞ!」というお叱りのお言葉には、ごめんねとしか言えないね。 ほんと・・・ごめん。 さて、次の記事の紹介に移る。 次は<世界論>で、とりあえず最後の記事になるつもり。 これまでの記事の振り返りとまとめ、それと何かその中で補足したいことがあったら加筆していこうと思ってる。 これまでの復習だとか、 あるいは、嬉しいことに2周目を読んでくれるって人が居れば、そのきっかけになるようなものにできたらいいんだろう。 そういうのを目指して、最後の記事を書いてみるよ。 それじゃあ、最後までお付き合いいただければ幸いかな。 待ってるからね。
https://w.atwiki.jp/ddwrt_openwrt/pages/142.html
■ 2020-03-21作成 ■ 2024-09-09更新 ■ - アクセス ■ 2533Mbps Buffalo WSRシリーズ 外部リンクDeviWikiTechInfoDepotOpenWrtDD-WRT 基本情報 発売日 型番 5GHz2.4GHz 有線 メモリ フラッシュ CPU Clock Port 2018-09-15 WSR-2533DHP2-CB (ac)1733(n)800 1Gbps*4 256 MiB 128 MiB MediaTekMT7622B 1.35GHz2Cores none 2018-09-15 WSR-2533DHP2-CG (ac)1733(n)800 1Gbps*4 256 MiB 128 MiB MediaTekMT7622B 1.35GHz2Cores none 発売日 型番 5GHz2.4GHz 有線 メモリ フラッシュ CPU Clock Port 2020-01-20 WSR-2533DHP3-BK (ac)1733(n)800 1Gbps*4 256 MiB 128 MiB MediaTekMT7622B 1.35GHz2Cores none 2020-01-20 WSR-2533DHP3-WH (ac)1733(n)800 1Gbps*4 256 MiB 128 MiB MediaTekMT7622B 1.35GHz2Cores none 関連機種:WSR-2533DHP / WSR-2533DHP2 / WSR-2533DHP3 / WSR-2533DHPL / WSR-2533DHPL2 / WSR-2533DHPLS ページ名は本体色の部分を除いた WSR-2533DHP2 を採用しました。 DHP2とDHP3は同一の工事設計認証番号で認証を受けているため、ほぼ同じ内部構成と見られる。 WSR-2533DHP2とWSR-2533DHP3(WSR-A2533DHP3)とではSwitchチップが異なる(DHP2 RTL8367S、DHP3 MT7531BE) Amazon.co.jp限定のWSR-A2533DHP2 / WSR-A2533DHP3も同一機種。「バンドステアリングlite」という機能付き。 最上位機種のWXR-2533DHPのほうも情報募集中です。 インストール関連 概要・注意点・参考サイト 分解方法・内部画像 (外部サイト)WSR-2533DHP2-CG 分解 修理 vol.1 (外部サイト)WSR-2533DHP2-CG 分解 修理 vol.2 使用中のファームウェアのバックアップ手順 情報募集中 インストール手順 情報募集中 バックアップへの復旧手順 情報募集中 その他情報 (Buffalo)WSR-2533DHP、WSR-2533DHP2、WSR-2533DHPL の違いは何ですか (INTERNET Watch)Wi-FiルーターのCPU性能向上で50%強の速度アップ、バッファローが新製品「WSR-2533DHP2シリーズ」 このページへのリンクが設置してあるページ OpenWrtインストール実績 WSR-2533DHP WSR-2533DHP2 WSR-2533DHPL2 WSR-2533DHPLS ルータ一覧/BUFFALO コメント DHP3はDHP2と同じMT7622Bでいいかと 商品紹介ページ内で、測定環境として WSR-2533DHP2(WSR-2533DHP3 同等商品) としてWSR-2533DHP2のスループット速度をそのまま紹介している https //www.buffalo.jp/product/detail/wsr-2533dhp3-bk.html -- 名無しさん (2020-04-13 11 30 58) DHP2とDHP3が同等品というのには全く同意見なのですが、wiki的なサイトに一旦掲載してしまうと、情報だけが一人歩きして意見と事実が混同される事態が起こるので、未確定情報は載せることは適切ではありません。 特にDHP3は現時点での最新機種なので、これからルーターを買う人の判断に影響を与える可能性が高いため、余計に曖昧な記載は避けたいところです。 しかしながら確証は無いものの同一機種である可能性は高いので、同一ページに記載して必要な場所は空欄にすることで、見る人に判断を委ねる形にしています。平たく言うと、見る人に責任転嫁しています。 確定情報が出てくれば問題解決ですが、それよりも確定情報を出せる人が増えれば、より良いことだと思います。 -- 名無しさん (2020-04-14 00 26 03) Amazon.co.jp限定の「WSR-A2533DHP2」は「WSR-2533DHP2」と同一機種とのことですが、現状(2023年10月時点)では「WSR-A2533DHP2」にはOpenWrtをインストールできません。 「WSR-2533DHP2」と同じ手順で、Buffaloの管理画面からOpenWrtのファームウェアを読み込ませても、再起動後Buffaloの管理画面が表示されます。 インストール方法をご存知の方がいれば、教えていただけると助かります。 -- WSR-A2533DHP2 (2023-10-10 09 08 08) [WSR-A2533DHP2] リカバリROMから起動してもETHがアップしないのでどうしようもない。 シリアル繋げられるならリカバリROM起動(POWER橙点滅)から ifconfig eth0 192.168.11.1 PCを19.168.11.2で SSHで11.1に接続 teratemのscpで/tmpに factory-uboot.bin をダウンロード。 sysupgrade -F -n factory-uboot.bin これで書き込める。 -- y.komatsu (2024-09-09 14 43 14) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/apeiron20150306/pages/74.html
構築例 《怒首領蜂》 《スマイル》 《妖精 デュラはん》 《覚醒歩兵 ナリ夫》 《ミラクルボーイ》 《アペイロン・ジョーカー》 《地縛針》 《第三座天使 連魂》 チェスト例 I《起死回生の一撃!》エクストラターンに入りやすいパーティのため必須 I《回復の秘薬》デュラはんの生贄を回復する用にも I《狂戦士の首飾り》自主退場・決定打に I《破壊の剣》無傷のH5のユニットに対して1ダメージでも与えればエースの確定範囲になる I《石つぶて》 E《小型艦戦・発進!》 PM4・PM4/5・PM5という別格のエース3体を同時に降臨させることを狙うデッキ。 《妖精 デュラはん》(《首狩りデュラハン》)、《成歩 ナリリン》、《ミラクルボーイ》という、ゲーム開始時は弱いが一度強化されると恐ろしいユニット3体を組み込む。 相手プレイヤーにとって注意して立ち回らなければならないユニットを多く入れることで、何度も選択を迫り、対人戦だからこそ起こりうる判断ミスを誘いやすい点もデッキの強みである。 また、どのユニットがエクストラターンに残っても圧倒的な力を見せることが出来る。 各ユニットの主な動き 《怒首領蜂》 特攻役として先鋒に採用。最大HPが2のため殴られれば倒されるし、中途半端に生き残りにくいのが良い。また、攻撃能力も他3体のエース並に高く、相手プレイヤーに序盤で倒すかどうかの選択を迫る。さらに、狙われやすい3エースが先に落とされても脅威の機動力を活かしてエクストラを戦い抜けるのも大きな魅力。ゲームが始まったら真っ先に近いユニットにダメージを入れたい。 《スマイル》 2番目で《怒首領蜂》と《妖精 デュラはん》の間という行動順がポイント。攻撃力の高いハチ、あるいは倒されたいデュラはんの両方を操れる。また、早く倒される可能性の高いハチが消滅した後は、《成歩 ナリリン》に対してアビリティを使うことができる。 《妖精 デュラはん》 敵ユニットのHP調節のために1ダメージを与えて回り、その流れで倒されれば上出来。《首狩りデュラハン》の生贄候補としては、《怒首領蜂》が優先。あるいは《成歩 ナリリン》や、《ミラクルボーイ》をあえて対象にしても相手の戦略を乱すことは可能。 《成歩 ナリリン》 ハチやデュラハンがかき回した隙に、自力で成ることを狙いたい。HPは低く1発で落とされやすいのでダメだと思えばすぐに切ることも重要。何もすることの無い序盤は近くの宝箱の回収やアペイロンチャンスに使おう。 《ミラクルボーイ》 《スマイル》・《怒首領蜂》は中盤以降は優先的に消滅しているはずなので、4/3/3で動けるようになるころから敵ユニットを攻めにいきたい。ミラクルゾンビなどのデッキに比べてミラクルの能力は最大でもPM5。相手プレイヤーが最優先で狙ってこない可能性もあるが、何もせず倒されることのないように立ち回りたい。 他にも《アペイロン・ジョーカー》によって、どのユニットかを相手に考えさせるプレイもできる。 倒したくない《妖精 デュラはん》か、倒したい《成歩 ナリリン》かを委ねることで、こちらのペースに持ち込みやすい。 《第三座天使 連魂》のアビリティと、Hの低い《スマイル》・《怒首領蜂》のコンボも優秀。《成歩 ナリリン》を再奥マスで復活させ即成らせることも可能。 弱点はエース3体が真の力を発揮するまでには条件を整えなければいけない点である。 エースを運用する上で避けては通れないことではあるが、眠れるエースたちが眠ったままに倒されると不利になるのは間違いない。 更に、エースがどれも短命なのも運用の難易度を上げている。 サブエース級のユニットに1発で落とされる可能性にも気を配りながら戦わなければいけない。 また、《芭蕉蛙》(蛙リンチ)や《磁石女 マグ姐》の引き寄せ、《魂薄蟲エ・フェメラ》といったピンポイントでユニットを狙う攻撃に弱い。こちらはデッキ8体で上手くカバーしたい。 その他採用候補 《超重量ロボ・ダイナマン》…引き寄せや場所替えなどの対策に。 眠れるトリプルエース2 構築例 《怒首領蜂》 《スマイル》 《自信家・ジョー》 《アペイロン・ジョーカー》 《ミラクルボーイ》 《ネクロマンサー アヤコ》 《妖精 デュラはん》 《成歩 ナリリン》 眠れるトリプルエース1に寄せた構成なのだが、違う点は 《ネクロマンサー アヤコ》が《スマイル》のアビリティを使用することができるということ。 《アペイロン・ジョーカー》としてアヤコを選出できるという可能性が増えたことで、 相手は更にエースが《スマイル》で2度行動するかもしれない、ということまで考えなければならない。 動きは眠れるトリプルエース1とほぼ同じで、エースユニットをいかに覚醒させるかに尽きる。 《自信家・ジョー》も加わりトリプルではなく、フォースエースになったこのデッキでは 相手にとって、さっさと処理しなければいけないユニットが増えているのも強み。 いずれにせよ、覚醒すれば強いユニットばかりが揃っているものの 眠ったままでは全くもって弱いデッキであるのも事実だ。 必要なプレイスキルは 相手の裏をかく《アペイロン・ジョーカー》の選出 対人戦でこそ必要な読み合い この2点だろう。そう考えると、プレイヤーによってかなり実力の分かれるデッキと言える。 名前
https://w.atwiki.jp/pardei_lustalie/pages/52.html
目次 概要 はじめに 共通事項勢力 技術 軍事 外交 人物 あとがき 概要 対象となる時代は、中近代(宇宙新暦0年~5000年(共立公暦0年))を想定。加えて近古代、遠古代に関する規定を共通事項として纏めています。 はじめに この時代は剥き出しの敵意から生じる様々な争いをテーマとしており、飽くなき搾取と報復、その後の妥結に至るまでの過程を中央史創作として分類しています。 この流れに絡むかどうかは個々人の判断(好み)に委ねているため、運営のストーリーから独立した設定を進めることも可能です。 激動する世界情勢とは全く無関係の勢力を生やすこともできますし、戦争とは無縁のキャラクターを創造する自由も認められます。 また、事の優劣をはじめ、勝敗、目的などは双方の合意のもとに設定されなければならず、高度な配慮を要するために一定の基準を設けています。 共通事項 本項では旧暦創作にあたって必要とされる共通の心構えを纏めています。超常現象を許容する当世界観においては基本個々人のこだわりに基づく創作を許容しており、必ずしも厳密なすり合わせを行うわけではないため、各位柔軟に進めて頂けますと幸いです。すり合わせ不可能とされる設定について無理に絡む必要はないです。その場合、公式として深くは追求せず、読者の解釈(想像)に委ねるなどの工夫も認めているからです。国際関係など、大局的な歴史(方向性)を補強するための一定の調整は重視します。 勢力 旧暦時代においては確たる国際機関が存在せず、無秩序であることから複数勢力による大規模な戦争設定が存在します。 国家規模目安 分類 人口 軍事力(カテゴリーⅣ艦船・駆逐艦級による指標) 小国 〜100億人 〜500隻 中級国家 100億〜300億人 500〜3000隻 地域大国 300億〜500億人 3000〜6000隻 大国 500億〜700億人 6000〜10000隻 超大国 700億人〜900億人 10000隻〜 大国以上の創作に関して、世界観に与える影響が絶大な物となりますので、それに係る十分な設定とその継続が可能である場合にのみ進めてください。 普通の有機生命体国家だけでなく、機械知性や集合意識などあらゆる体系の勢力創作を歓迎しています。 その場合、この目安に当てはまらなくなる可能性も想定されますので、その際も要相談といった形となります。 この世界はあくまで創作世界であり、世界の覇権を賭けて争うような事を目的としていません。 勢力の規模に関わらず、世界観を深掘りしたりエピソードの製作に重きを置いて進めていきましょう。 技術 時と場所によって高度なワープ航法(空間跳躍技術)などの設定も許容されますが、前述の世界大戦に関わる場合は参戦勢力の多くが世代航行に頼っていることを意識し、配慮頂かなくてはなりません。具体的には正史の崩壊を避けるための工夫が求められます。旧暦時代においては大規模な戦争設定を許容していますが、相互的なマウンティングを助長させないように配慮して下さい。科学的な常識では測れない、魔法のような設定も基本容認する方針ですが、濃密な絡みを持たせたい場合はメリット、デメリットの調整など一定の擦り合せを要します。技術面での対立を避けるため、原則としてこの条件に抵触する可能性のある設定は各人へ相談し承認を得た上で実装してください。また、不適切と判断されるものに対して公式から変更を指示する場合もありますので、其方に対して真摯な対応を求めます。 軍事 構造物の規模に関して、時間さえかければ幾らでも巨大な構造物を作る事が出来ると思われるので、規模ではなく建造期間の目安を定める事でどの程度の工業力が必要となるかの指標とします。 下記における凡例は一般的な国家における物で必ずしもこれに従う必要はありません。 構造物規模 階級 凡例 前期 後期 カテゴリーⅠ(〜25m) 宇宙機 規定なし カテゴリーⅡ(25〜50m) 戦闘艇 規定なし カテゴリーⅢ(50〜100m級) スループ 規定なし カテゴリーⅣ(100〜150m級) フリゲート・駆逐艦 2年 1年 カテゴリーⅤ(150〜200m級) 巡洋艦 3年 2年 カテゴリーⅥ(200〜300m級) 戦艦・空母 5年 3年 カテゴリーⅦ(300〜500m級) 母艦 10年 5年 カテゴリーⅧ(500〜1000m級) 宇宙港 20年 10年 カテゴリーⅨ(1〜10km級) スペースコロニー 50年 20年 カテゴリーⅩ(10km〜級) 国家・国際プロジェクト類 100年〜 軍事力は国の規模と経済力、そして国策に沿った適切な設定をして運用してください。対抗設定に関してはそのような風潮を激化させないよう、相手の同意を取った上で行うようお願いします。 外交 旧暦時代においては自由な外交を第一としており、あらゆる外交政策を採る事が出来ます。他国との協調設定を進めたり、戦争を引き起こしたりと言ったデリケートな創作も許容されます。これに係る唯一の規定として他者の気分を害さない程度に留め創作を行うようお願いします。中近代から現代へと移行する際、その時点で存在する全ての社会的勢力に国際機関たる文明共立機構への加盟が求められます。国や組織に関わらず一定の社会性を持ち、集団としての存立が可能である場合、また史実において引き続き設定を引き継ぎたい場合は歴史の終着点(文明共立機構)と衝突しないよう努めてください。(現代ガイドラインを参照) 人物 世界のパワーバランスに影響を及ぼす類のキャラクターを設定する場合、正史の崩壊を避けるための工夫が求められます。科学的な常識では測れない、超常的な異能を持つキャラクターの創作も厳禁ではありませんが、濃密な絡みを持たせたい場合は必ず関係する創作者との合意を得てから実装してください。 あとがき 一部例外などありますが、当世界観においては基本アイデアを重視しており、多くの設定が共存できるよう工夫しています。 ご自身の考察(創作スタイル)に強いこだわりがあり、ご理解頂けない場合は、IF設定として投稿することを強くおすすめします!
https://w.atwiki.jp/dgrpss/pages/538.html
僕は再び舐め取る作業を再開させた。服の中に頭を滑り込ませ、おへそから胸へと少しずつ上昇し始めた。 また抵抗されるのも嫌なので、ブラを剥ぎ取るのは諦めて谷間部分に顔を埋めた。 凄く甘い香りがした。うなじや鎖骨よりももっと濃い、理性を消し飛ばす強い香り。 同時に不思議と落ち着く。赤ちゃんは母親の心音を聞いて落ち着くらしいけど、僕もそんな心境になる。 頭の片隅に『何をやっているんだ』と思う自分がいる。いるけれどそれ以上に彼女が欲しい。 頭と同様に両手を服の中に入れ、背中を滑らせる。左手で背中を撫でて、右手は腰に向かって下りブルマの手前で止まった。 口での抗議も手で抑え付けてくることも無かったが、少し身体が震えている。 僕はそんな震えを抑える為に一度愛撫を止め、服から頭と手を抜き出した。 頭を引きずり出して見上げたときに彼女の抗議するような視線を感じた。但し、その眼は途中で止められたことに対する抗議の意味合いの方が強かった。 目つきは厳しいけれど、確かにその瞳が強く訴えていた『止めないで』と。 口にも態度にも表していないけれど瞳を見れば分かる。――あまりにも可愛く。素直じゃない生意気な態度に僕の中の何かが切れた。 僕は両手で彼女を抱き寄せ、僅かな隙間も無いように密着し。 少し驚いた顔の――眼は悦楽の色を映し出しているその瞳をキスで閉ざし。 すぐさま耳を甘噛みし、左手で強く身体を引き寄せ、同時に右手で罰を与えるように柔らかく且つ弾力のあるお尻を強く揉みしだいた。 僕の指から溢れるお肉。ブルマの上からでも僕の手に吸い付いて離さない。鍛えてある故に張りもあるけれど、僕の指でその形は自由自在に変化する。 ただでさえ赤くなっていた顔がまるで茹でタコのよう。 彼女が言葉を発しようとする度に、僕は指先に力を込める。魅力的過ぎるからいけない。僕をその気にさせてしまうから――。 身じろぎをしようとする度に耳を舐め、左手に力を込めて抱き寄せる。ここまで密着していたら抵抗は出来ないだろう。 徐々に僕にかかる重みが増してきた。そうだよ、素直に僕に身を委ねて。 いよいよ邪魔なブルマという隔たりを剥いで、直接肌に触れようとしたその時に、聞き覚えのある声が聞こえてきた。 何より規則を遵守する彼の声が――――。 「――そうなんだ、霧切さんがちょっと気分が悪くなったみたいで……」 彼はもうすぐ授業が終わるというのに戻ってこない僕らを捜しに来たらしい。 彼にはランニング途中で急に気分が悪くなってしまったと伝えた。『少し休んだら大丈夫だと思ったからここで休憩していたんだ』と。 事実、その通りに彼には見えているだろう。彼の声が聞こえる直前に、身体を小刻みに震えさせてだらしなく僕にもたれ掛かっていたんだから。 邪魔が入らなければなぁ……そう思う反面、よく来てくれたとも思っていた。 あのまま我を忘れても、それはそれで良かったかもしれないが、さすがに彼女の痴態を他の誰かに見せるようなことはしたくない。 響子は僕の――僕だけのものだから。万一にも彼女の素肌を見る奴がいたら、僕はそいつをただじゃ済まさない。 自分でも少しばかり歪んでいるとは思うが、これも愛ゆえ。 ともかく先導する彼の後を追うように僕は歩いている。脚に力が入らない彼女を背負って。 肩を貸そうか、と提案する彼を断って僕がおんぶしている。僕の方が背は低いが、他の誰にも触れさせたくない。 それに、一人だけ愉しんだ彼女にオシオキしないと。 道中彼が何か声をかけてくれている。おそらく彼女の体調についてだろう。僕が代わりに適当に相槌を打っている。 僕は勿論、彼女も上の空だからだ。 彼女の腕が僕の肩にまわされ身体を預けている。無論僕は落ちないように両手で彼女を支えている――両手を受け皿にして。 背中に感じる二つの膨らみよりも、僕はこの手の重みの方が好きだ。 歩くたびに振動で手のひらから零れそうになるのを抑えながら、僕の手で無限に形を変え、僕を虜にしてやまないこの温もりが。 徐々に彼との距離が開いていく――。僕が自分の望みどおりに変形させるたびに首筋にかかる熱い吐息。もう肩にかけられた腕に力は入っていない。 艶かしい吐息がかかる度に足を上げる速度が落ちる。自然歩く速度も落ちる。 彼女を背負っているせいで前かがみになっていることにも原因はある。 彼女がこの終わりの見えないオシオキに終止符を打つため、僕の耳を噛んできた。が、全く力が入っておらず逆に僕の指先に力が入った。 いかなる抵抗も無駄。僕の背中は、彼女と密着している為に汗でびしょびしょだ。折角舐め取ってあげたのにね……。 とうとう抵抗することを諦めた彼女は、僕に全身を委ねることにしたみたいだ。一気に心地よい重さが増した。 始まりがあれば終わりもある。このオシオキも終わってしまい、皆が集まっているグラウンドに着いた。 だけど、僕は彼女を連れて保健室へと向かった。 何故なら、先に着いていた彼が大げさに説明したみたいで、皆にすぐ保健室へ向かうよう説得されたからだ。 確かに傍から見れば彼女の容態は悪いように見える。目は虚ろだし、脱力しきっているし、息遣いもあらいし、何より顔が真っ赤だ。 仕方なしに彼女を再び負ぶって、保健室へ連れて行った。 後から朝比奈さんが着替えを持ってきてくれるそうで、養護教諭に嘘の事情を説明して、保健室のベッドに寝かしてもらうことになった。 僕がまいた種とはいえ、離れ離れになるのは辛い。ベッドに横たわる彼女の手を握り締めて、教諭の目を盗んで素早くキスした。
https://w.atwiki.jp/cvssyourimessage/pages/626.html
無限示《出典作:サムライスピリッツ新章〜剣客異聞録 甦りし蒼紅の刃〜》 VS. 対麻宮アテナ【サイコソルジャー:SNK】 「…何故我を見る?真実とはかけ離れた言葉で愛想笑いをする。愛や平和を連呼する輩の目は腐っている!裏切りを知れ!そして偽善者共の頭をカチ割るのだ!」※投稿・管理人 対エドモンド・本田【ストシリーズ:CAPCOM】 「蝶は良い…どんなに醜く生まれたとしても美しく生まれ変われる。闇は純粋だ、そこに影は無い。畏れ光など灯すからそこに影が出来る……一瞬だ。良く見ておけ」※投稿・管理人 対エリザベート・ブラントルシュ【KOFシリーズ:SNK】 「純粋な闇を穢す光の傀儡者よ!オォーゥ!我が極彩丸が今日まで血を啜ってきたのは如何なる為か!?黒よりも黒々とした蒼黒はこの日の断罪の為なるか!?」※投稿・管理人 対春日野さくら【ストシリーズ:CAPCOM】 「キィーエーッ!!邪悪なる蕾!決して華咲くことはない…闇に影は無い。虚無を恐れるな。そして孤独を受け入れよ」※投稿・管理人 対ギース・ハワード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「…良き匂いだ。我と同じく良き街に棲まうな?ハハハ!するぞ死の匂いが!腐臭が!飛翔せよ!そこが無限の領域だ!そしてその手でうぬの街を血で染めるのだ」※投稿・管理人 対キム・カッファン【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「何を言う?汝が我に先導を頼んだのだ。醜悪と堕落、不正と不義、苦痛、怒り、憎悪!残虐!……偽る苦しさから開放せよ…その身を研ぎ澄ませ!」※投稿・管理人 対狂オシキ鬼【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「…やっと逢えた!闇の具現者。殺意の代行者。さぁもっと深く深く二度と希望の届かぬ深淵へ……!死よ!死よ!我は此処だ!!」※投稿・管理人 対ケン・マスターズ【ストシリーズ:CAPCOM】 「オオオ…邪悪なる炎。闇を掻き消す偽りの魂、偽善の代表者。殺意に身を委ねよ。今ならばまだ間に合う」※投稿・管理人 対豪鬼【ストシリーズ:CAPCOM】 「ア ーーッ。ア ア ア ア !!闇、闇、闇…純粋な殺意が闇を照らす…汝には全ての答えが、餓えが渇きが、我を精確に理解する魂が…!」※投稿・管理人 対サガット【ストシリーズ:CAPCOM】 「…ソコは違う。オマエならばもっとずっと高い次元へと行ける。心の底に眠る化け物の太い鎖を絶ち切るのだ」※投稿・管理人 対ザンギエフ【ストシリーズ:CAPCOM】 「我が前に立ち塞がる者は何ぴと足りとて許さん!闇よ、我を照らせ!慈悲深き我の道を照らすのだっ!」※投稿・管理人 対不知火舞【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「…美しき蝶はまだ我が前に現れない。だがいつの日か我が花園をその美しき鱗粉で満たすであろう…」※投稿・管理人 対神人・豪鬼【カプエス2:CAPCOM】 「……もう一度、生まれ変われたら……蝶に、蝶になりたい。…オレはその事だけを願って、生きてきた…」※投稿・管理人 対ダルシム【ストシリーズ:CAPCOM】 「ウヌのような醜い姿でっ!!我が聖域を汚されてなるものか!わが主よっ!この醜き者に死の楔をっ!!案ずるな、どんなに醜く生まれたとしても蝶は美しく生まれ変われる…」※投稿・管理人 対ダン・ヒビキ【ストシリーズ:CAPCOM】 「…光とは違う。純粋な醜さ…楔を!鉄槌を!…一瞬で終わる。目を背けるな!」※投稿・管理人 対テリー・ボガード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「汝は既に知っている。復讐の仄黒き炎を。心を乱すな…裡に棲まう獣を解き放て!オマエもいずれオレに匹敵する力を持つだろう!」※投稿・管理人 対バルログ【ストシリーズ:CAPCOM】 「醜いか?キサマの眼には我が醜く映るか?だがそのオレが真実を語っている。善悪ではない、我はオマエの真実だ!」※投稿・管理人 対ブランカ【ストシリーズ:CAPCOM】 「醜き獣。闇の純粋さすら、偽善の醜悪さすら知らぬ小さき獣。せめてその穢れなき血で美しき花を咲かせよ!」※投稿・管理人 対ベガ【ストシリーズ:CAPCOM】 「脅えるな。闇に全てを委ねるのだ…極彩の闇は全てを包む。そこに偽りの星は皆無だ!都合の良い処だけを照らす偽善の星は有り得ぬのだ!」※投稿・管理人 対マイク・バイソン【ストシリーズ:CAPCOM】 「我は絶対的永久機関!オマエの濁った黒の拳では如何に打ち込もうが無意味!無限の領域に位置する我が性能はこんなものではない!」※投稿・管理人 対八神庵【KOFシリーズ:SNK】 「実に惜しい…素晴らしき闇の息吹。それは悪魔の領域!邪魔立てするのはその一筋の月明かり…それは白き濁り!猥雑なる希望!」※投稿・管理人 対リュウ【ストシリーズ:CAPCOM】 「汝の白は濁りだ。怯えるな、我が導く…引き摺り出し開放せよ!闇にしか真実は無い!」※投稿・管理人 対リョウ・サカザキ【龍虎の拳シリーズ:SNK】 「…?汝は既に知っている筈だ。裏切りの苦痛、この世の絶望、人として扱われぬ……拒むのか?それも良い。この世界にあるのは善悪ではなく真実だけだ!」※投稿・管理人 対ルガール・バーンシュタイン【KOFシリーズ:SNK】 「オオッ…生まれたままの姿で死をも超越するかっ!?目指せ、汝が目指す領域!それは神の知る場所!!」※投稿・管理人 対ロック・ハワード【餓狼MOW:SNK】 「何を血迷う!?…闇だけが汝を包んでくれたではないか?希望に惑わされるな?絶望の片翼がもげてしまうぞ?」※投稿・管理人 &.