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和「…はい」 さわ子「(ちょっと機嫌悪い…)私もお風呂入ってきまーす…」 和「……………」 さわ子「……あ」 和「え?」 さわ子「…」ちゅっ 和「!」 さわ子「いってきーす!」そそくさっ! 和(………もうっ!)カァァァッ さわ子「ふぅー」ホカホカ さわ子(和ちゃんのご機嫌は直っているかしらー?)ソー 和「……」カキカキ さわ子「?なにしてんのー?」 和「あ、おかえりなさい。ちょっと宿題を…」カキカキ さわ子「真面目ねー」 和「ふつうですよ」カキカキ さわ子「ふーん…」カチッ ブオー さわ子(…そろそろ乾いたわね)カチッ さわ子「…ふう」 和「…………」カキカキ さわ子「……なんか飲む?」 和「あ、はい」カキカキ さわ子「なにがいい?」 和「なんでも」カキカキ さわ子「…はーい」 さわ子「どーぞ」コトッ 和「ありがとうございます」カリカリ さわ子「ミルクティーでよかったかしら?」 和「はい」カリカリ さわ子「………」コクッ 和「……」カリカリ さわ子「あっ分かんないところあったら教えてあげようか?」 和「大丈夫です」カリカリ さわ子「あ、そ…」 和「…………」カリカリ さわ子「…………」 さわ子(……つまんない)ムー さわ子「それなに?」 和「数学です」カリカリ さわ子「数学ってそんなに宿題でるの?」 和「そうですね…数学はいつも多めですね」カリカリ さわ子「ふーん…」 さわ子(数学…○○先生よね…ったくどういうつもりかしらこんなに宿題出して…) さわ子(これじゃ私と和ちゃんのスイートタイムが台無しじゃない!!!) さわ子(………あんま宿題出さないように言っとこ) さわ子(暇…ね) 和「………」カキカキ さわ子(恋人ほったらかしで宿題って…) 和「………」カキカキ さわ子(旦那が仕事持って帰って来て構ってもらえない新妻の気分…) 和「………」カキカキ さわ子(さーみーしー…)うと… 和「………」カキカキ さわ子(早く…終わらない…かなぁ…)うとうと… 和「………」カキカキ さわ子「……………」 和「………」カキカキ さわ子「………」スー… 和「………」カキカキ さわ子「………」すぅ…すぅ… 和(ふぅー…やっと終わった…)コキコキ 和「………さわ子さん?」 さわ子「………」スー…スー… 和「…寝てる」 和(しかもこっち向いたまま) 和「さわ子さん、ちゃんとベットで寝ないとダメですよ?」ポンポン さわ子「すかー…」グーグー 和「さわ子さん」ユサユサ さわ子「……」スカー 和(…起きない) 和(どうしよう…私じゃ持ち上げられないわよね…?) 和(人間力が入ってないと更に重く感じるって言うし…)ウーン 和(とりあえず布団かけて…)パサッ さわ子「……」スースー… 和(…私がほったらかしにしたから) 和(ごめんね、さわ子さん)なでなで さわ子「んっ…」ピクッ 和「…」ビクッ さわ子「……」スースー… 和「………」ホッ 和「………」ジー さわ子「……」すぅ…すぅ… 和(……メガネ外してる顔もきれいだなぁ…) 和(お化粧してる顔も好きだけど、すっぴんも好き) 和(先生としてちゃんとしてるさわ子さんも好きだし、私や軽音部の子達といるときに見せる幼いさわ子さんも好き) 和(……そういえば) 和(いつから好きになったんだろう…?) 三年生に進級して唯や軽音部の子達と同じクラスになった それはもちろんとても嬉しいことだった でもそれよりも嬉しかったのが 担任がさわ子さんだと知ったとき そのときに初めて 私は自分の気持ちに気づいた 同性、教師と生徒、歳の差 ひっかかるところはたくさんあって ましてあんな美人が私なんか相手にするわけがないって思ってた 告白したのはフラれるため 自分の中できちんと踏ん切りをつけて受験勉強に集中しようと思った それなのに 何故かあの人は私を受け入れてくれた 和(…さわ子さん、なんで私なんかと付き合ってくれたんですか?)なでなで さわ子「……」スースー… 和(さわ子さん、やっぱり女同士より男の人の方が…って思ったりしませんか?)なでなで さわ子「……」スースー… 和(さわ子さん、年下相手に疲れたりしませんか?)なでなで さわ子「……」スースー… 和(さわ子さん、卒業しても私と一緒にいてくれますか?)なでなで さわ子「……」スースー… 和「さわ子さん」なで… さわ子「……」スースー… 和「…愛してます」スッ 頬に口付ける 起こさないようにそっと…そっと… 和「……やわらかい」 さわ子「………ん…」 さわ子(………体痛い…) さわ子「……………ん?」 和「……」スースー… さわ子「……………和ちゃん!?」 さわ子(え?え?あれ?………あ、そっか泊まったんだっけ?) さわ子「ってやだ私寝てた?」 さわ子(……布団かけてくれたんだ) さわ子「…でもなんで一緒になって床に寝てるのかしら?」 さわ子(ベット使ってよかったのに…) さわ子(………持てるかしら) さわ子「…よいしょっ」ぐいっ さわ子(うっ…女の子と言えど結構重い……でもなんとか持てるわね) ぽふっ さわ子「……はぁー」 さわ子(何故夜中にこんなこと…) 和「……」スースー… さわ子「…………」なでなで さわ子(寝顔はさすがにまだ幼いわね…)なでなで さわ子「……私も寝よう」もぞもぞ 和「……」すぅ…すぅ… さわ子「ふふっ…(かわいい)」なでなで さわ子(ぎゅー)ぎゅっ 和「……」すぅ…すぅ… さわ子「おやすみ、和ちゃん」ちゅう… 朝 ジュウー さわ子「…………ん…?」 ぱたぱた さわ子「んん…?」 ジュウー さわ子「……」むくっ さわ子「…………」ボー さわ子「…あれ……?のどかちゃんは…?」ぼへー ジュウー さわ子「……いい匂い」 さわ子「……」のそのそ 和「おはようございます、さわ子さん」 さわ子「おはよぉ」ぼへー 和「ごめんなさい台所勝手に借りてます」 さわ子「ん?んーん…いいよぉ」ぼぉー 和「……ちゃんと起きてますか?」 さわ子「うん…たぶん…」ぼへー 和「………」ちゅっ さわ子「……へ」 和「…目覚めました?」ニコッ さわ子「……………」カァッ さわ子「かっ顔洗ってきます!(いやああああああ!!!!!恥ずかしいいいいいい!!!!!!)」カァーッ ダダッ バシャバシャ さわ子「………ふぅ」 ふきふき さわ子(やっぱり和ちゃんって危険だわ…!)カァッ 和「あっ先生ご飯できてますよ」 さわ子「おぉー(目玉焼きにベーコンに昨日のおひたしと味噌汁…!)」 さわ子「THE・朝食って感じね」 和「はい、お箸」 さわ子「ありがとー」 さわ子「じゃ」 さわ子・和「いただきます」 さわ子「おいしっ」もぐもぐ 和「ふふっ」 さわ子「ねぇ玉子焼きはないの?」もぐもぐ 和「目玉焼きがあるじゃないですか」モグモグ さわ子「玉子焼きがいいのー」もしゃもしゃ 和「…お弁当に入ってますよ」 さわ子「え!お弁当作ってくれたの!?」 和「はい」ぱくっ さわ子「やーんうれしー!」キューン 和(そうやって喜んでもらえると私も嬉しいです)にこ さわ子「さ、少し早めに出なきゃね」 和「はい」 さわ子「……………」ジー 和「?」 さわ子「和ちゃんって視力いくつ?」 和「えっと…確か…0.2かな…」 さわ子「あっ同じぐらい!」 和「そうなんですか」 さわ子「ねぇねぇじゃあさ!」 さわ子「――――――!」 和「え?」 教室 唯「和ちゃーん!」がばっ 和「きゃっ…ちょっともう唯…」 唯「おはよー」スリスリ 和「はいはい」 唯「………?(あれ…和ちゃん…)」 律「おーっす」 澪「おはよう」 紬「おはよう(まぁまぁ!)」 唯「あっおはよー」 和「おはよう」 律「おいおいさわちゃんに怒られんぞー」ハハッ←ようやく三人の関係が理解できた 澪「おっおい…」カァッ 唯「ふーんだっいいんだもーんっ」スリスリッ 紬(そうよ!いいわよ!)パシャパシャ 律「…ん?あれ和そのメガネ…」 さわ子「はーい席ついてー」ガラッ 律「お?」 「あれー?さわちゃんそのメガネどうしたのー?」 「本当だーいつもと違ーう」 さわ子「あぁ今日はちょっと予備のにしたの」 「へー」 「先生赤いフチのメガネも似合うよー」 さわ子「ありがとう」 律(なるほど) 澪(そういうことか) 紬(いい!すごくいいわ!!!)ハァハァ さわ子「…」チラッ 和「…」ニコッ さわ子「!…」デレー 唯「………」ムー 唯(……はぁ) 唯(ま、いっか。……和ちゃん幸せそうだし) 唯(あんなに嬉しそうな二人見てたら私の出る幕なんかないって分かるしね…) 唯(…和ちゃん、さわちゃん) 唯(二人で、もっともっと幸せになってね) さわ子・和「…」ニコニコ お わ り 戻る
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【サイト名】Gでもそんなあなたが大好きです。 【h抜きURL】ttp //www002.upp.so-net.ne.jp/nbesuzu/ 【管理人】ん~べ~鈴木氏 【コメント】 ライト系。『ふたなり』は楽園殿堂入り作品の中でも最良のひとつ
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『お金のなる木くん』 ジャンル アクション(タイピングゲーム) ダウンロード先 http //www.vector.co.jp/games/soft/dl/win95/game/se143644.html あらすじ&解説 木から出てくるコインにかかれたアルファベットをタイピングしていくゲーム。 ただ、2000年発表のゲームのため、最近の性能のいいパソコンでやると コインのスピードが速すぎて難しい。
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考えがまとまらないうちに小さな唇が触れる そして少し開いて、そこから伸びてきた小さな舌が私の唇に触れた あけて、と言うようにちろっと唇を舐められる 強引に舌を突っ込んでくれれば、言い訳出来たのに… 私はただ、あの気持ちよかった感触を求めて口をあけてしまった にゅるっと舌の入ってくる感覚は今まで口にしてきたどんな食べ物の感触とも違ってた 十数年も生きてたのに私はさっきまでこれを味わったことがなかった 舌が、絡まる 気持ちいい ぬるぬるしてて、少しざらついてて、生暖かい 口の中に唾液が溜まっていく この唾液には梓のものも混じっているんだろう 自分の体の中に自分以外の唾液が入ってくる それはどんな感じなんだろう こくん… 私と、私のじゃない唾液を飲み込む 味なんかない でも何故だかもっと飲んでみたいと思った 言葉にはしていないはずなのに梓の口から大量の唾液が送られてくる この量は…わざとだ 自分の唾液を飲ませることに悦びを感じているのだろうか この変態め なんて、変態の唾液を欲してた変態の私が罵る それはもう罵りになってない気がした こくん また私と私のじゃない唾液を飲み込む 不思議だ 飲めば飲むほどもっと、と思ってしまうんだから それは梓の唾液だからだろうか それとも私の中で唾液フェチという聞いたこともないようなフェチズムが覚醒したんだろうか そしてそのもっと、が私の背中を勝手に押していて私は知らない間に梓の口内に舌を差し込んでいた 生暖かい熱気が私の舌を包み込む 自らそこにある舌を自分のと絡め合わせる 梓の困惑が面白かった 舌で唾液を絡め取るようにしてすくって慎重に自分の口内へ運ぶ こくん うん、おいしい いきなり相手を失った梓の舌が再び私の口内へ進入する 追いかけっこしてるみたいで少し楽しい でも追いかけっこって喉渇くよな ちゅっ 梓「!?」 梓の舌を吸ったらなんだか可愛らしい音がした ちゅっちゅっ はは、かわいいかわいい そんな可愛らしい音を鳴らしながらも唾液に夢中な私は乙女失格だろうか 梓「っぷは…!」 唾液を楽しんでいたのに梓がいきなり口を離す 律「……?」 はぁっ…はぁっ… 息が荒い なんだもしかして息止めてたのか? 慣れてる風だったけど違ったのか はぁっ…はぁっ… ん? 息が荒いのは梓だけじゃなかった そういえば私も息をしていなかった というよりキス中の息の仕方なんて知らない 梓「……いやらしい」 息を切らしながら私の口元を見てそう言った 失礼な猫だな いやらしいのはそっちだろう 梓「………」ソッ 律「……ん」 拭われて初めて自分が口の端からよだれを垂らしていることに気づく なるほど 確かにこれはいやらしい 梓「…喉でも渇いてるんですか?」 押し倒してる体制を変えないまま梓が私を見下ろしながらそう聞いてきた 律「んー…?あー…」 だらしない返事 適当な返事 頭がぼうっとして本当に喉が渇いてるのかもしれない キョロキョロと辺りを見渡す 飲み物でも探してくれてんの? やさしーじゃん いきなり私から舌突っ込んだから頭おかしくなったとでも心配されてんのかな 梓「そうだ…ポカリが…」 なにか思いついたのかボソッと呟く 梓「ちょっと待っててください」 あれ程どけと言っても聞かなかったヤツがそんなこと気にもしない様子で私から離れていった 確かに今の私は逃げるために体を動かすのも億劫だった ぼーっとしてるとペットボトルに三分の一ほど入ったポカリを手に猫が戻ってきた 梓「昼の残りでもうぬるくなっちゃってますけど…」 私の背に手を入れ上半身を起こそうとする しかし梓では力を全くいれてない私を無理やり起こすのは難しいようで苦戦している さっきまで私を押さえつけていた馬鹿力は火事場のものだったらしい 梓「律先輩…本当に具合悪いんですか?大丈夫ですか?」 また泣きそうな顔してる 律「…変な顔」 梓「はい?」 律「飲ませて」 口をあける 梓「飲みにくくないですか?」 律「あーん」 梓「………」 おずおずとペットボトルを私の口元に運んでくる ぷいっ 私は首を捻ってそれを拒否した 梓「?あの…」 律「梓」 少し低い声で目の前の猫の名前を口にする 梓「っ…」 ドキッとしてやがるな発情期め 律「あーん」 口をあける さっきと同じ行動 でもさっきと少し違う 舌をわざとちょろっと出し、口をあける あっかんべーみたいな出し方はしない あくまで舌先を少し 意識しなければ気がつかないかもしれないぐらい、少し しかし思ったとおり発情期のこの猫は私の舌の変化に気づいた いやらしい猫だなぁ、なんていやらしい唾液フェチ(仮)の私が密かに罵る しかしこれもさっきと一緒できっと罵りになってない気がする 顔を赤くしながらペットボトルからポカリを口に含む猫 そのまま飲んだりするなよ こいつなら大丈夫か 唯だったら確実に飲んでるな あいつにうがい薬は与えちゃダメだなきっと そんなことを考えていたら少し濡れた唇が私のに触れた 口をあけるとそこにすっぽりと唇を入れてきた 本当に小さい口だな、なんて思っているとゆっくりと生暖かいポカリが口内に入ってきた こくん しつこい甘さが喉を潤す ぬるいとなんでしつこくなるんだろう さっきの唾液だけのがおいしかったな 梓の口に入ってるポカリを飲み干したあとも梓の唾液(ポカリ風味)を味わう 息が苦しくなると口を離し はぁっ…と息をもらす そしてまたポカリを口に含み 私へ口移す それを3回ほど繰り返したらポカリはなくなってしまった 唾液(ポカリ風味)もそろそろ薄くなってきた それでいい さぁ、次は唾液だけの番だ 梓「っは…」 これからってときにバカ猫が口を離した 何考えてんだこら 梓「あのっ…」 息を弾ませ何かを問いかけようとしてくる 知るか さっさと飲ませろ まだ横になっていた私はバカ猫の頭をぐいっと引き寄せ口内に舌を突っ込み頭を手で押さえつけた姿勢を強制する 今度は私が火事場らしい 舌を無理やり突っ込んで開いたその口からは唾液が自然に垂れてきて私の喉を潤していく こくん まだ少しポカリ風味 こくん まだ こくん これだ ようやくポカリ風味から逃れられた私は本来の目的の唾液を味わうことができる 溜めた唾液を舌の上で梓のものと混ぜ合わせて飲む こくん うむ、美味 なんだろうな、こう…なんとも表現しがたい味 うまい、とだけで十分伝わる気がする 梓が息苦しそうにぺしぺしと私を叩く 知るか 鼻で息しろ それが伝わったのか それとも限界だったのか ふーっと梓の鼻息が私の肌を刺激した くすぐったい ふっ…ふっ…と息苦しそうにしてる鼻息なんかガン無視で唾液を堪能する どれくらいそうしていたんだろう いきなり部屋の電気が消えた 梓がびくっと起き上がる 私もびっくりしたのか手に力を込めるのを忘れていた 梓「ちょっ…今何時ですかっ…?」 苦しそうに息をしながら私に聞いてくる 私はそれに答えず久しぶりの新鮮な空気を吸っていた 私からの返答は望めないと分かるとごそごそとぽっけからケータイを取り出し時間を見る 梓「もっ…もう8時ですよ!」 8時?部活が終わったのが確か6時。そーか2時間も経ったのか 梓「消灯しちゃったんですよ!うわぁ…門開いてるかなぁ…」 律「職員用のが開いてるだろ」 あれ?そういえば久しぶりにまともなセリフ喋った気がする 梓「あっそうですよね!」 段々意識がはっきりとしてきた さっきまでの気だるい感じはなんだったんだろう 律「………帰るか」むくっ 梓「あ、はい………あの…」 律「うん?」 梓「あの…OKってことでいいんですよね…?」 律「なにが?」 梓「えっ…」 梓がいきなり何を言い出したのか分からなかった 梓「えっ…だって…さっきまであんなに…え?」 律「???」 梓「あ…あんなにキスしたじゃないですか!」 律「えーあー…うん」 梓「えっなんですかそのだるそうな返事…だってさっきまで野獣みたいだったじゃないですか!」 梓が私に縋りつく 律「野獣って…失礼な。この発情期め」 梓「にゃっ!?」 のそのそと帰り支度をする私を恨めしそうに見つめる梓 なーんであんなことしてしまったんだろう?不思議だ 律「……………」 もしかして… 律「梓」 梓「………なんですか」 涙目で私を睨む猫さん ちゅっ 梓「!!?」 ちゅるっ 梓「ふぁっ…」 こくん これだ これが私を狂わせたんだ 梓の、唾液 あの気だるい感じはもしかして酔わされていたのだろうか この唾液に 律「……梓」 梓「………?」 とろん、とした目でこっちを見る 女同士? 好き?嫌い? 付き合う?結婚? 国が認めない?認める? どうでもいい 全部どうでもいい この唾液が飲めれば 梓の口内に舌を突っ込む こくん うん、おいしい おわり 戻る
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さわ子「……………私?」 和「はい」 さわ子「冗談…ではないのよね?」 和「私がそんな冗談言うように見えますか?」 さわ子「…見えません」 和「よかったです」 さわ子(…困ったわね~………) さわ子(…ていうかこの子堂々としすぎじゃないかしら?高校生の告白…ましてや同性の教師になんてもっと勇気のいるものよね…) さわ子(やっぱり冗談なのかしら?それとも誰かに無理矢理…?) さわ子(まぁどっちにしろ私はこんなんでもノーマルだし………ん?) 和「………」ギュッ さわ子(あ………手が震えてる…) さわ子(なんだ…ちゃんと高校生らしく可愛いところあるじゃない)クスッ 和「え?」 さわ子「あぁごめんなさい。なんでもないわ(いけないいけない。本人は真剣なんだから笑ったら可哀想よね。)」 さわ子(…でもあぁやって手握ってれば震えてるのバレないと思ってるのかしら)クスクス 和「あの…返事は?」 さわ子「え?あぁ…そっか(返事しなきゃいけないのよね)」 和「…」ギュッ さわ子「………いいわよ」 和「えっ」 さわ子「付き合いましょうか」 和「本当…ですか…?」 さわ子「えぇ」キュッ 和「あ…」カァ さわ子「よろしくね?(手の震えがとまった…)」ニコ さわ子「ただいまー…」 さわ子「あー今日も疲れたなっと…」バサッ さわ子「はぁー…」 チカチカ さわ子「ん?メール着てる」パカッ 和【真鍋です。今日はありがとうございました。まさかOKしてもらえるとは思ってなかったので嬉しかったです。…また明日学校で】 さわ子(絵文字もなしで用件だけ完結にまとめてる…しかも真鍋ですって…) さわ子(まぁあの子らしいっちゃらしいか) さわ子(『まさかOKしてもらえるとは思ってなかった』か…) さわ子(そりゃそうよね。私だってまさかOKするとは思わなかったもの) さわ子(まぁもう彼氏いない歴も結構長いし…案外楽しいかもしれないし) さわ子(………それにしても女の子とってどういう風に付き合えばいいのかしら) さわ子(…ま、なんとかなるわよね) さわ子「えーっと…」カチカチ 【さわ子です。私も今日はびっくりしました。でも和ちゃんみたいな可愛い恋人ができて嬉しいわ。おやすみなさい、また明日】 さわ子(…こんなもんでいいわよね。ふふっ《真鍋さん》じゃなくて《和ちゃん》ってさりげなく呼んでるのがポイントよっ!) さわ子「…さ、お風呂入って寝よ」 さわ子「はい、みんな席ついてねー」 生徒達「はーい」 律・唯 キャッキャッ さわ子「…はい、平沢さんと田井中さんも席ついてねー」にこ 律・唯 キャッキャッ! 澪「おい、律…」 紬「唯ちゃん…」 さわ子「………」ギリッ スタスタス さわ子「平沢さん、田井中さん、席についてねー?」にこー←クラスメイトから見たさわ子 さわ子「席つけって言ってんの聞こえないの?それとも聞こえててあえて席につかないの?ねぇ?バカにしてるの?ねぇ?ねぇ!?ねぇ!!!?」ゴゴゴゴゴゴ…!←二人から見たさわ子 律・唯 ガクガクブルブル ゴメンナサイ 澪(何か言われたな…) さわ子「さてじゃあHRを始めます」チラッ 和「!……」カァ さわ子(なにあの子かわいい) さわ子「――以上で私からの連絡は終わりです。何かある人いますか?」 さわ子「…じゃあこれでHRを終わります。あ、委員長は昼休みに職員室に来てください。」 和「はい、分かりました」 昼休み 和「失礼します。」 さわ子「こっちよ真鍋さん」 和「どうしたんですか?」 さわ子「お昼ご飯は持ってきた?」 和「え?いいえ…」 さわ子「そう。じゃあお昼をもって第一会議室に来てちょうだい」 和「?分かりました」 唯「あれー和ちゃん早かったねー」 律「早くご飯食おうぜー」 和「あ、ごめん私いかなきゃいけないの」 唯「えー」ブー 澪「じゃあお昼は?」 和「持ってきてくれって」 律「なんだー?昼休みたっぷりかけてお説教かー?」ニヤニヤ 澪「和がそんな説教されるわけないだろ」 唯「そうだよりっちゃんじゃあるまいし」 律「ひどくね?」 紬「きっとクラスのことで用事でもあるんじゃないかしら?」 和「多分そうだと思うわ。じゃあ行ってくるわね」 唯「和ちゃんいってらっしゃーい!」ノシノシ コンコンッ 和「失礼します」ガチャ さわ子「もー和ちゃん遅いじゃないのー」プンプン 和「え…すいません」 さわ子「まーいいわ。ご飯食べよ」 和「…あの?もしかして一緒にお昼食べるだけですか?」 さわ子「そうだけど?」 和「…クラスの用事か何かかと思ってました」 さわ子「あっはっは違うわよーほら一緒にお昼って恋人っぽいでしょ?」 和「…そうですね」かぁ さわ子(あらあらかわいい) さわ子「私いつもここで食べてるのよ」もしゃもしゃ 和「職員室で食べないんですか?」パクパク さわ子「やーよあんなとこでご飯食べるの。肩こっちゃうわ」もしゃもしゃ 和「…まー職員室でコンビニ弁当は広げられないですよね」パクパク さわ子「…失礼ね。今日はたまたまよ。たまたま!」ふんっ! 和「…よかったらお弁当作ってきましょうか?」 さわ子「え!本当!?」キラキラ 和「あ、でも普段はちゃんと自分で作ってるんですよね?じゃあいらないですね」ニコ さわ子「う…ごめんなさい。いつもコンビニ弁当です」 和「なんとなく分かってました」パクパク さわ子「うー…」しゅん 和「ふふっ。…何か食べれないものとかあります?」 さわ子「何でも食べれるわ」 和「じゃあ明日から早速…」 さわ子「って本当にいいの?大変じゃない?」 和「どうせ毎日作ってますから一人分増えたって問題ないですよそれに…」 さわ子「?」 和「お弁当作ってくるなんて恋人っぽいでしょ?」にこっ さわ子「!」きゅーん 夜 さわ子自宅 さわ子(結構女の子と付き合うのも楽しいわね…) さわ子(でも恋人っていうよりは妹とかに近いかしら?) さわ子「…………………」 和『お弁当作ってくるなんて恋人っぽいでしょ?』にこっ さわ子(………やっぱり恋人よね、うん) さわ子(でも二人きりでキスもしないで一緒にご飯だなんて…) さわ子(甘酸っぱい中学生同士の恋愛みたい)クスッ さわ子(キスかぁ…キスしたいとかはないわね今のところ) さわ子(………っていうかキスなんかしたら駄目なんじゃないかしら…捕まるわよね?リアルに…) さわ子(キスぐらいなら平気かしら?) さわ子(いやいや仮にも私は教師で生徒なんだからやっぱりまずいわよね) さわ子(ま、今のところ大丈夫よね………)くぁ さわ子(ん…眠くなってきた…) さわ子「おやすみ…」 …… 唯「あれ?和ちゃん今日も一緒に食べないの?」 和「うん、ごめんね唯」 唯「うー…」 律「今日もさわちゃんに呼ばれたのか?」 和「…今日は生徒会のことでちょっと」 澪「大変だな」 紬「生徒会長さんだものね」 和「うん…じゃあ行ってくるね」 唯「いってらっしゃい…」しゅん 和「失礼しm」ガチャッ さわ子「待ってました!」 和「きゃっ…ちょっとなんでこんなに早くいるんですか」 さわ子「四時間目空きだったからずっとここにいたのー」ニヘー 和「いいんですか?」 さわ子「バレなきゃね」 和「………」 さわ子「おなかへったー」 和「はいはい…」 さわ子「あら美味しそう」 和「最初だからちょっと頑張っちゃいました」 さわ子「やーんうれしー」 和「箸どうぞ」 さわ子「ありがと。じゃあいただきまーす」ぱくっ 和「どうですか?」 さわ子「おいしいっ!おいしいわ和ちゃん!」 和「よかったです」もぐもぐ さわ子(女の子と付き合うっていいわー。男とだと私が作んなきゃいけないし)もぐもぐ さわ子「ごちそーさまー」ふぅ 和「どうでしたか?」 さわ子「文句なしっ!嫁に欲しいぐらいだわー」 和「…」カァ さわ子「あ…(そうだ何気なく言ったつもりでもこの子にとったら…)」 さわ子(こっちまで恥ずかしくなってきた…)カァ 和・さわ子「……………」モジモジ キーンコーンカーンコーン 和「あっ私戻りますっ!」 さわ子「そっそうね!」 和「じゃあっ!」そそくさっ さわ子「……………」 さわ子「……はぁ…(高校生相手に何焦ってんのかしら…)」 夜 さわ子自宅 さわ子(ふぅ~…今日はなんだか疲れたわね…) さわ子「あ、金曜日だからか」 さわ子(明日も学校行かなきゃいけないのよねー…面倒ね…誰よ土曜日も部活やるって決めた奴…) フワッフワッターイム♪ さわ子「んー?」 和【こんばんは。突然ですが日曜日は暇ですか?よければどこかに行きませんか?】 さわ子「あら。デートのお誘いだわ」 さわ子「…」カチカチ さわ子【それってデートかしら?】 フワッフワッターイム♪ 和【先生のお好きなように捉えていただいて結構です】 さわ子「かわいくない子ね~…ちょっといじめちゃおう」カチカチ さわ子【ごめんなさいね。私日曜日はデート以外は外に出れない体質なの…】 さわ子「なんて返ってくるかしら♪」 フワッフワッターイム♪ 和【先生、日曜日にデートしてください】 さわ子「ふふっ」カチカチ さわ子【いいわよ。どこに行こうか?】 フワッフワッターイム♪ 和【えっと…映画見て買い物でも行こうかと…どこか行きたいところあるならそちらにお任せしますが…】 さわ子「やーん!なんて王道!可愛いわぁ…」ホゥ… さわ子【いいわよ映画見に行きましょう】 フワッフワッターイム♪ 和【じゃあ日曜日に○○駅に1時でいいですか?】 さわ子「駅に1時!健康的なデートね」カチカチ さわ子【OKよ。楽しみにしてるわ】 フワッフワッターイム♪ 和【私も楽しみにしてます。それじゃおやすみなさい】 さわ子「お、や、す、み………ハートっと」カチカチ さわ子「………ふふっ」 さわ子「やーん!なにこれ!胸がキュンキュンする!」ジタバタ さわ子「メールだけでキュンキュンするなんて!」ジタバタ さわ子「なんか恥ずかしい!」ジタバタ さわ子「……………ふぅー」 さわ子「デート…デートかぁ………」 さわ子「デートなんて久しぶり…しかも映画って…」くくっ さわ子「…何着て行こうかしら?あんまり決めすぎてもあれよねぇ…」 さわ子「んー………」 さわ子「………………」 さわ子「………………ぐー」ZZZZ 日曜日 さわ子(12時45分…待ち合わせ15分前…あの子のことだからきっと10分前ぐらいには着いてるわよねー) さわ子(教師であり年上の私が後から行くわけにはいかないものね!)フンス さわ子(ふふっ先に行ってびっくりさせてやろーっと♪)くしし 和「あれ?先生」 さわ子「」 和「早かったですね」 さわ子「ちょっと!なんであんたが先にいんのよ!」 和「はい?」 さわ子「まだ15分も前じゃない!もう!せっかくびっくりさせてやろうと思ってたのに!」ムキー 和「はぁ…すいません(なんで私怒られなきゃいけないのかしら)」 和「あ、でも遅刻してくると思ったからびっくりはしましたよ?」 さわ子「………うわああああん!バカー!メガネー!」 和「ちょっと…やめてください大きい声で…(メガネはお互い様じゃない…)」 さわ子(いけないいけない…折角大人なところを見せようとしたのに…) 和「落ち着きました?」 さわ子「ええ大丈夫よ(余裕の微笑み!)」ニコ 和「じゃあ行きましょうか」 さわ子「ええ」 2
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和「………そりゃ唯との方が長く一緒にいた分思い出もたくさんありますけど」 和「でも思い出なんてこれから作っていけるじゃないですか」 さわ子「………二人だけの?」 和「そうですよ」 さわ子「…」にへー 和「…」クスッ さわ子「じゃあさっそく二人だけの思い出!」 和「?」 さわ子「…」ンー 和「ちょっと…ここ外ですよ!」 さわ子「暗いから分かんないし誰もいないわよ」 和「でもっ…」 さわ子「和ちゃんからキスしてくれたっていう二人だけの思い出作ろう?」 和「…っ」ドキッ 和(…そんな風に言われたら) さわ子「…」ンー 和(するしかないじゃないですか…)カァ さわ子「…」ンー 和(…きれい) 和(まつげ長くて肌が白くて鼻筋もスッとしてて…) 和(お化粧で彩られた顔が大人の女性を演出してる) 和(見とれるってこういうこと言うのかなぁ…) さわ子「…」ぱちっ 和「あ…」 さわ子「……」ジー 和(……目もきれい) さわ子(やっぱり急すぎたかしら…) 和「…」スッ さわ子「えっ…」 和「…」ちゅ さわ子「……ん」 和「…………」カァァァァ ぎゅっ さわ子「…ふふっよくできましたー」ぎゅううう 和「………」カァ さわ子「……」なでなで 和「ん…(さわ子さんに頭撫でてもらえると安心する…)」ぎゅうっ… さわ子(ああああああん!かわいいいい!!!!) さわ子「ふふっ…今日は和ちゃんからキスしてくれた記念!」なでなで 和「…やめてください恥ずかしいです」もふっ さわ子(やぁん!頭埋めちゃってくぁいい!!!!) 唯『お泊りだって私のが先だし』 さわ子「…ねぇ」なでなで 和「はい?」 さわ子「よかったら今日泊まっていかない?」 和「えっ?でも明日学校…」 さわ子「一緒にいけばいいじゃない」 和「えっでもそんな…」アセアセ さわ子(?………あ) さわ子「もしかしてえっちなこと考えてる?」 和「えぇ!?」 さわ子「…和ちゃんのえっち~」ニヤニヤ 和「…っ」カァッ さわ子「ふつうにお泊りよ。唯ちゃんとしてたみたいに」 和「……一緒にお風呂入ったり?」 さわ子「…………そんなことしてたの?」 和「まぁ…」 さわ子「ふ~ん…(あのバカ唯!)」 さわ子「うちのお風呂狭いから二人で入ったらきついわよ」 和「そうですか」ホッ さわ子(……唯ちゃんだとよくて私だとダメなのかしら)ムー さわ子(って恋人だからよね!恥ずかしいのよね!あぁん!もう可愛い!!)デヘー 和「一応親に電話して聞いてみますね」 さわ子「あっ平気?いきなり泊まりだなんて…」 和「さわ子さんが泊まればって言ったんじゃないですか」クス さわ子「うん…あっ唯ちゃんに口裏合わせてもらう?いや今はまずいか…じゃあ澪ちゃん…」ブツブツ 和「大丈夫ですよ」 さわ子「えっでも本当に女友達なのか電話に出せとか言われない?」 和「私ちゃんと親に信頼されてますから」カチカチ さわ子「ふーん…(私の学生のころと違うわね…って私が信頼されてなかったのかしら?それとも過保護…?)」 和「お母さん?」 さわ子「!」ドキッ 和「和だけど」 さわ子(横で親に電話されるとドキドキするわね…)ドキドキ 和「今日ちょっと友達の家に泊まるから」 さわ子(親に嘘付かしてるんだもんね…)ドキドキ 和「うん大丈夫」 さわ子(あぁ!まさかこんな真面目な子が親に嘘付いて恋人の家に泊まりに行くなんて親御さんも思ってないでしょうに!) 和「うんよろしくね」 さわ子(お父様お母様ごめんなさい!でも何もしません!イヤらしいことは何もしませんからどうかお許しを!!) 和「うん。じゃおやすみ」ピッ さわ子「あっ終わった?」 和「はい。相手の親御さんによろしくって」 さわ子「………(何故か罪悪感が半端ない)」 さわ子自宅 さわ子「ただいまーっと」 和「お邪魔します」 さわ子「(げっ服脱ぎっぱなし)あーはは!ちょっと散らかってるけどまぁどうぞ!」ササッ 和(……本当にちょっと散らかってる) さわ子(いやぁ!下着干しっぱなし!)ササッ 和「えーっと…」 さわ子(あぁ!ゴミ袋から大量のカップ麺の容器が!)ササッ 和「……私買い物に行ってきます」 さわ子「へ?」 和「夕飯の材料買ってきますよ」 さわ子「え、あ、じゃあ一緒に…」 和「一人で大丈夫ですよ。すぐ近くにスーパーあるみたいだし」 さわ子「そ…そう?」 和「はい。じゃあいってきます」 さわ子「いってらっしゃーい…」 さわ子「………………」 さわ子(…気遣わしちゃったわね) さわ子「………それにしてもなんてよく出来た子なのかしら…」 さわ子「!」ハッ さわ子「いやぁぁぁぁぁ!一緒にスーパーにお買い物に行くチャンスだったのに!!バカ!私のバカ!!」ブンッブンッ さわ子「スーパーで一緒に夕飯のお買い物なんて新婚さんみたいなシチュエーションなかなかないのに!!!いやぁぁぁぁぁ!!!!!!」ジタバタ さわ子「くっ…部屋が散らかってなければ……ううっ…」 さわ子「………………」 さわ子(…これからはこまめに片付けよう…)のそのそ… フワッフワッターイム♪ さわ子「ん?」カパッ 和【夕飯、何が食べたいですか?】 さわ子「…」ニヤッ さわ子「やーん!こういうのもなんかいいわね!!」ジタバタ さわ子「あっえーっと…なにがいいかな…」 さわ子(正直和ちゃんの作るものなら何でもいいんだけど…なんでもいいって一番困るのよね)ウーン さわ子(お弁当ではなかなか食べられないもの…) さわ子「…カレーとか?」 さわ子「でもカレーって気分でもないわね…」 さわ子「んー……」カチカチ 【和食が食べたいかな】 フワッフワッターイム♪ 和【分かりました】 さわ子「(ふふっ何作ってくれるのかしら!)さて、片付けますかね」フンス ピンポーン さわ子「!」パァッ さわ子「はぁーい!」いそいそ ガチャ 和「ただいま」 さわ子(!ただいまって!ただいまって言ってくれた!)キャー! さわ子「おかえりなさい!」 和「ふふっ」ニコッ さわ子(あぁん!かわいい!!!)にへー さわ子「何買ってきたの?」 和「えーっと…煮魚にしようと思ってブリとあとお浸しにしようと思ってほうれん草とお味噌汁の材料とあと卵とか納豆とか簡単に食べれるものを買ってきました」 さわ子(なんて完璧な和食…魚料理って本当に料理する人じゃないと作れないのよね…) 和「嫌いなものありました?」 さわ子「ううん!平気!(っていうか和食頼んだ時点で難易度高かったかしら?)」 和「よかった。今度は一緒に行きましょうね」ニコッ さわ子「う、うん!」きゅーん さわ子(にゃあああああああ!かわいいいいいいい!!!!!)MMQ☆ 和「じゃあ作っちゃいますね」 さわ子「手伝おうか?」 和「そうですね…じゃあほうれん草茹でてもらえますか?」 さわ子「はーい」 さわ子「~~~♪」フンフンフーン さわ子「…私そういえば恋人と一緒に料理って初めてかも」 和「そうなんですか?」 さわ子「うん(っていうか男に料理作ったのなんか数えるぐらいしかないわ)」 和「ふふ…ちょっと嬉しいです」にこ さわ子(やだどうしようかわいい) さわ子「あ、ねぇ玉子焼きたべたい!」 和「じゃあ玉子焼きも作りましょうか」 さわ子「和ちゃんの玉子焼き好き~♪」 和(…かわいい)クスッ ―完成― 和「はい、お箸どうぞ」 さわ子「ありがとー」 さわ子「(ブリの煮付け、ほうれん草のおひたし、豆腐とワカメの味噌汁、納豆、玉子焼き!)うーん!おいしそう!」 さわ子「食べていい!?」 和「どうぞ」 さわ子「いっただきまーす!」 和「いただきます」 さわ子「おいしい!おいしいわ和ちゃん!」パクパクッ 和「ふふっ(さわ子さんいつもおいしいって言ってくれるから嬉しい)」ニコ さわ子「魚ちゃんと染みてるわね」もぐもぐ 和「本当ですか?あんまり時間なかったから薄いかなって思ったんですけど」ぱくっ さわ子「ううん。全然平気」ぱくっぱくっ 和(…よかった)もぐもぐ さわ子「あ、最後の玉子焼き食べていい?」 和「どうぞ」ニコッ さわ子「ふぅ…お腹いっぱい」けぷ フワッフワッターイム♪ さわ子「んー?誰よもう…」のそのそ 和「それ軽音部の?」 さわ子「ん?うん」カチカチ 和(顧問なんてめんどくさいとか言いながらもちゃんと軽音部のこと大事にしてるのね)クスッ さわ子「唯ちゃんだ」 和「え?」 唯【さわちゃんのバーカ!】 さわ子「あのバカ唯!」キィー 和「唯なんですって?」 さわ子「…ん」つ携帯 和「…もう。あの子は…」はぁ… さわ子「…」カチカチ 【唯ちゃんのバーカ!】 さわ子「これ送ってやろ!」 和「やめてください」 さわ子「お風呂お湯入れる?」 和「私シャワーだけでも構いませんよ」 さわ子「私もいつもシャワーだけだわ。着替えどうしましょうか…」 和「洗濯機借りていいですか?ワイシャツと下着ぐらいは乾くと思うんで」 さわ子「そうね」 さわ子「……!」ハッ さわ子(ってことはうちにいる間は裸!?) さわ子(だめっ!だめよっ!何もしないって親御さんに誓ったもの!あぁでも!)ぐぬぬ 和「何か着るもの借りていいですか?」 さわ子「……はい(ですよねー)」 さわ子「着替え用意しとくから入ってきていいわよ」 和「じゃあお先に」 さわ子「いってらっしゃーい」 さわ子「…………」 さわ子「……さて」 さわ子(何着せようかしら!)キラキラ さわ子(メイド?チャイナ?スク水?……いや…お泊まりと言えば…) さわ子「ダボダボYシャツ!!!!!!!」 さわ子「そうよ!お泊まりと言えばそうじゃない!!」 さわ子「YシャツYシャツ♪」ごそごそ さわ子「あった!」 さわ子「…………私のだからサイズがそんなに大きくない…」ズーン 和「上がりましたー」ホカホカ さわ子「うん…」 さわ子(グレーのスウェット上下…色気も何もない)ハァ… さわ子(今度男物のYシャツ買っとこう…)チラッ 和「?」ホカホカ さわ子「!」 さわ子(濡れた髪…ほんのり赤い頬…そして外されたメガネ…) さわ子(やばいなんかドキドキする…) さわ子(濡れた髪ってえろいわね…)ドキドキ さわ子(なによりメガネしてないと全然印象違うわね…)ドキドキ さわ子(普段メガネしてるからこその萌え…!) さわ子(………ちゅうしたら怒るかしら)ドッキドッキ さわ子「の」 和「ドライヤー借りていいですか?」 さわ子「…………はい」 さわ子(ちぇー…)ゴソゴソ さわ子「!」ピーン さわ子(いいこと思いついた!) さわ子「はいドライヤー」 和「ありがとうございます」 さわ子「…」スッ 和「?あの…」 さわ子「キスさしてくれたら貸してあげる」ニヤッ 和「えっ…」ドキッ さわ子「どうするー?ドライヤー使わないと明日髪ボサボサになっちゃうわよー?」ニヤニヤ 和(もー…この人は…)カァッ 和「…いいですよ」 さわ子(やったぁー!!!!!!) 和「……」ソッ さわ子(かわいい…若いから肌きれいだし…)スリスリ 和「ちょっと…くすぐったいです…」 さわ子(やぁぁぁぁん!くすぐったそうにしてる和ちゃん可愛い!猫みたい!!!!) さわ子「…」ちゅっ 和「…」カァッ さわ子「ふふっほっぺやらかーい」ぷにぷに 和(…キスってほっぺだったのね) さわ子「…」ぺろっ 和「!?」ドキッ 和「なにしてんですか!?」カァァァァッ さわ子「や、なんか肌きれーだなと思って?」 和「それでどうして舐めるんですか!?」 さわ子「え…な、なんとなく…」 和「なんとなくで舐めないで下さい!」 さわ子「…はい」シュン 和(もうっ…)ドキドキ さわ子「ドライヤーにございます…」スッ おまけ4
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やるぞー こんばんは 人気NO.1ブロガーになりたいんだけど どうすれば良いんですか! 毎日更新したらいいのかなぁ 楽しそうなネタなど探してみます 応援してくださーい
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114 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 1/6 :2011/03/31(木) 20 26 02.91 ID ??? まだ朝靄も残る早朝。 いつものようにロランが朝食の準備に取り掛かるため台所へ向かうと、 何やらいい香りがしてくる。 リズムよくまな板を叩く音も聞える。 長兄のアムロだろうか? ロランを気遣い、代わりに朝食を作ってくれることがたまにある。 今回もそうだと思い、ロランは少し足を早めた。 ロラン「おはようございます!アムロに・・・」 台所に立っていた人物を見て、ロランは固まった。 ???「おはよう、ロラン。まだ寝てていいのに」 ロラン「ゆ、ゆ、ゆ」 ???「ロラン?」 ロラン「ユニヴァァーーーーーーーース!」 ロランの大声にアムロは慌てて部屋を飛び出した。 アムロ「奴らこんな朝っぱらから!」 ガンダムハンマーを片手に、声が聞えた台所へ一目散に向かう。 アムロ「シャア!グエン卿!お前らいい加減に・・・ん?」 BR 台所に居たのはロランと見知らぬ女性が一人。 ???「ロランが急に大声を出すから、兄さんが起きちゃったじゃない」 どこかで聞いたことがある声だ。 それも、すごく身近な人物だった気がする。 髪をアップにして、レースのエプロンが更に小奇麗に見える。 アムロは一度目を擦ると、何故か部屋に戻ってまたベッドに寝直した。 数分後、また走って台所へ向かう。 アムロ「夢を見ている自覚があるのに全く覚めないとは・・・」 ロラン「アムロ兄さん、その気持ちよく判りますが現実ですよ」 そんな二人のやり取りを見て、女性は笑った。 ???「二人とも朝から変ね」 アムロ「変なのはお前だ。セレーネ」 115 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 2/6 :2011/03/31(木) 20 27 24.36 ID ??? セレーネ「私のどこが変だって言うのよ。おかしなこと言うわね。 あ、ロラン、私はこれから下の子達を起こしてくるからお鍋が 吹き零れないように見ててくれる?」 ロラン「わ、判りました」 セレーネがいなくなると、ロランとアムロは恐る恐る鍋の中身を確認する。 具はシンプルにネギと豆腐だ。 ダシもちゃんと取ってあり、普通においしい。 焼き魚も焦げてない。 ロラン「三度の飯よりAIに夢中な姉さんが朝から料理・・・」 アムロ「ゴロゴロするどころか、自分から兄弟を起こしに行くとは・・・」 ガロ&ジュド「「ぎゃぁぁぁあああああああ!!」」 キラ&ウソ「「これなんてエロゲ!?」」 どこかで予想していたが、案の定、二階がガタガタと騒がしくなった。 何人かが階下に慌しく下りてくる。 ドモン「アムロ兄さん!セレーネ姉さんがおかしいんだ!!」 カミーユ「姉さんが誰かに修正された!?」 マイ「おかしいな・・・目から汗が出るんです」 アムロ「お前ら落ち着け」 その日のガンダム家は違った朝を迎えた。 セレーネ「全くあんた達には失礼しちゃうわ。人の顔見るなり絶叫するなんて」 ガロード「(いや、するだろ。姉さんが今まで聞いたことないような優しい声で起こすんだから)」 ジュドー「(何かの嫌がらせかと・・・見ろよ、この寒イボ)」 ガロード「(例のアレがばれたのか?)」 ジュドー「(その前にアレを壊したことじゃないの?)」 思い当たる節がありすぎる。 二人はこそこそと言い合いながら、朝食を準備する姉をチラチラと盗み見る。 コウ「う・・・ニンジンサラダ・・・」 セレーネ「好き嫌いはダメよ。コウ」 コウ「こればっかりは・・・」 セレーネ「はい、あーん」 コウ「これなんて(ry」 116 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 3/6 :2011/03/31(木) 20 28 08.08 ID ??? アムロ「いつからだ・・・いつからこんな真人間に・・・もしや種割れ!?」 シロー「昨晩、俺が仕事から戻ると入れ違いに外に出て行ったけど、あの時はいつもの姉さんだったな」 キャプテン「スウェンと星を見に行くと言っていた。戻りは深夜の2時48分を記録している」 アムロ「うーん・・・別にそれは初めてのことじゃないしなぁ・・・セレーネ」 セレーネ「なに?兄さん」 アムロ「昨日、スウェン君と星を見に行って何かあったのか?」 セレーネ「え・・・(ぽっ)」 アムロ「え」 シロー「え」 マイ「φ(。_。)メモメモ」 ドモン「え」 コウ「(顔を真っ赤にする)」 カミーユ「セッ」 ジュドー「カミーユ兄さん!今それはヤバイ!!」 シーブック「なんとぉーっ!?」 ロラン「今日はお赤飯ですね!」 キラ「早速姉ルートのフラグが折れたね、ウッソ」 ウッソ「キラ兄さんおかしいですよ。いつの間に立ててたんですか」 シン「スウェンて言ったらステラのとこの・・・」 刹那「もぐもぐ(よく判っていない)」 ヒイロ「もぐもぐ(よく判っている)」 ガロード「姉さんに先越されるなんて・・・」 アル「そういえば昨日、流星群だっけ?あったんだよね」 シュウト「ちょっとしか流れないみたいだったから、僕は寝ちゃったな」 アル「同じく」 ‐‐‐ピンポーン シュウト「あ、誰だろ?」 アル「兄さん達が固まってるから、僕見てくる」 アルフレッドが玄関に向かうと、そこには一人の青年が立っていた。 アル「あ、噂のスウェンさんだ」 アムロ「な、なにぃ!?まだ式場の手配が済んでないぞ!」」 ロラン「兄さん!気が早いですよ!」 シロー「いや、姉さんの気が変わらないうちに押さえておくべきだ!」 アムロ「あ、あれか!俺は『どこの馬の骨ともわからない男に妹はやれん!』とか 言えばいいのか!?」 シーブック「ケーキは何段くらいがいいかな?」 ドモン「その前に結納とか色々あるだろ」 シン「上の兄さん達が珍しくテンパってるな」 アル「スウェンさん、姉さんに用だって」 セレーネ「今行くわ」 117 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 4/6 :2011/03/31(木) 20 30 42.45 ID ??? スウェン「すまない。こんな朝早くに・・・あの後普通に帰してしまったが、大丈夫か? 少し、顔色が悪いように見えるが・・・」 セレーネ「大丈夫だって言ったじゃない。ほら、この通りピンピンしてるわ」 スウェン「俺が不甲斐無いせいで、辛い目に合わせた・・・」 セレーネ「気にしないでって言ったでしょ。確かに初めてで、ちょっと恥ずかしかったけど・・・ でも私、何だか生まれ変わったような気がするもの」 マイ「ベビーベットを置く場所を考えないといけませんね」 ガロード「ぶっ(鼻血)」 アムロ「や、やぁスウェン君」 スウェン「アムロさん、おはようございます」 アムロ「おはよう・・・今日は一体何の用で来たんだい?」 セレーネ「兄さん!何でもいいでしょ!」 アムロ「いや、俺はガンダム家の長男として妹の行く末を見守る義務がある」 スウェン「セレーネ、やはりちゃんと言わせてくれ」 セレーネ「スウェン・・・」 アムロ「(つ、ついに来るか!)」 スウェン「アムロさん、すみませんでした。妹さんをミンチにしてしまって」 スウェンはその場で深々と頭を下げた。 アムロ「みん、チ・・・?」 スウェン「昨晩、二人で流星群を見に行ったんです」 ~~~回想~~~ セレーネ「星空観察のお供には缶チューハイとスルメ、これに限るわ」 スウェン「ほどほどにしておけよ・・・(あ、今一つ流れた)」 セレーネ「最近兄さんがまた結婚する気は無いのかってうるさくてうるさくて、ゲイザーちゃんと しっかり愛を育んでるって言ってんのに・・・それよりも自分の身辺整理しなさいよねって 感じだ・・・あべしっ!」 スウェン「!?セレーネに隕石が落ちてミンチより酷いことに!」 ~~~回想終了~~~ ガロード「回想みじかっ!」 シロー「しっ!静かに!」 118 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 5/6 :2011/03/31(木) 20 32 21.28 ID ??? スウェン「日付を跨いだら元に戻ったんですが、その後どうも様子がおかしいので・・・ 本人は平気だって言うので家に帰したんですが・・・すみません、俺がもっとしっかり してればこんなことには・・・」 アムロ「こんな石ころなら押し返すまでも無い」 セレーネ「だから聞かせたくなかったのよ。スウェンもほら、何でも無いって判ったなら戻りなさい。 あなただって下の子の面倒があるでしょ?私もこれから洗濯と掃除を・・・ごふっ」 セレーネの身体がぐらりと揺れて片膝をついたと思ったら、突然血を吐いた。 そしてそのまま意識を失った恰好になる。 アムロ「セレーネ!?」 ドモンが咄嗟に身体を支えたのでセレーネは頭をぶつける事は無かったが、顔色は真っ青に変色していた。 目も深く閉じられている。 シロー「ガロード!テクス先生に連絡入れておけ!」 ガロード「お、おう!」 アル「きゅ、救急車呼んだよ!」 120 名前:綺麗なお姉さんは好きですか? 6/6 :2011/03/31(木) 20 35 18.99 ID ??? アムロは心配する学生組をとにかく学校へ向かわせ、自分は職場に休暇の連絡を入れた。 スウェンも付き添うと言ったが、これ以上彼が責任を感じてしまってもいけないと思い、アムロはそれを 丁重に断った。 そしてロランと共にセレーネを病院へと連れて行く。 診察を終えたテクスは難しい顔をして二人の前に現れた。 テクス「胃に穴が開いていた。相当なストレスがかかったと見える」 アムロ「ストレス・・・」 テクス「朝から普段と違う行動をしていたと聞いたが」 ロラン「真新しい服に違えて、誰よりも早く起きて朝食を作っていたんです」 テクス「それが血を吐いてまで倒れる原因だと?」 アムロ「恐らく・・・orz」 テクスは苦笑を浮かべた。 しかし彼は次には真面目な顔になり、本題を口にした。 深層意識が今の自分に拒絶反応を起こし、身体に異常を来している。 このままではセレーネの体は弱る一方だと。 アムロ「先生、一体どうすれば・・・」 テクス「やはり元の性格に戻すしかないだろう。典型的な直し方にショック療法という手もあるが・・・ 確か、ガンダム家には伝家の宝刀『斜め45度打ち』があるとかないとか」 アムロ「出来れば、この綺麗な状態をデフォにしたいんですが」 ロラン「兄さん!往生際が悪いですよ!僕だって姉さんが綺麗なままでいてほしいですけど・・・ 苦しんでまで成っててほしいとは思いませんから」 アムロ「・・・そう、だな・・・悪かったよ。刹那じゃないけど、兄弟皆揃ってこそガンダムだからな」 ロラン「そうですよ!」 ~~~後日~~~ セレーネ「キャプテンちょっといじいじさせて、ちょっとチラ見するだけだから、本当にちょっとよ ちょっとでいいの(;´Д`)ハアハア」 キャプテン「だが断る」 アムロ「・・・短い夢だったな(遠い目)」 スウェン「でも、俺は今の彼女の方が・・・」 アムロ「ん?何か言ったかい?スウェン君」 スウェン「いえ、何でも」 スタゲ視聴記念に。 国語2(5段階)の実力なので、存分に罵ってくれ(Mだから) 123 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/03/31(木) 21 37 28.32 ID ??? 面倒な事最後に言いやがって。わざわざ国語2とか罵ってくれとか 白々しいんだよ いい作品だったって言われたいのが見え見えじゃねえか 乙女連合最高 126 名前:通常の名無しさんの3倍 :2011/03/31(木) 22 35 24.01 ID ??? 123 言葉攻め・・・(*´Д`)ハァハァ シャクティ「!・・・(ものすごい速さで原稿を仕上げていく)」 ウッソ「燃料を与えないでください!」
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-紬 「ムギ先輩は私のこと好きですか?」 「好き」と出かけた言葉を引っ込めました。 梓ちゃんの問いの、その「好き」の意味は……きっと違うから。 梓ちゃんはそのまま私に体を預けました。 「聞こえますか?」 トクントクン トクントクン 心臓の音。 私のではなく、梓ちゃんの。 とても大きく鳴り響いている。 私の心臓は平常運転。 梓ちゃんがこんなに近くにいるのに…。 サッと血の気が引いていくのがわかりました。 梓ちゃんの瞳が急に怖くなって、目を逸らして。 それでもいたたまれなくなって、体を横に反らして…。 私は…。 私は…。 私は嬉しかったんです。 後輩が、かわいい後輩ができて。 その子が自分に恋愛感情を持ってくれて。 私は梓ちゃんの恋愛感情を成就させてあげることしか考えていませんでした。 それが悪いことだなんて、考えたこともなかったのです。 でもこうして、梓ちゃんに問い詰められて。 やっと自分のしてしまったことに気づきました。 好き合ってもいないのにキスをして、好き合ってもいないのに体を重ねる。 それは恋愛に対する冒涜であり。 梓ちゃんに対する酷い裏切りです。 気づいてしまうと、もうどうしようもありませんでした。 私はベッドの隅で泣きました。 弁解のしようもなくて。 謝罪する気力さえなくて。 ただ無責任に泣き続けました。 … ……と。 私の髪に触れるものがありました。 そっと、撫でるように。 ううん。撫でるようにじゃなくて、撫でているんだ。 泣いている私を、梓ちゃんは撫でている。 「私はこの髪、好きです」 「……うん」 「ムギ先輩は私の髪、好きですか?」 「……うん」 「でも多分、私の好きとムギ先輩の好きは違うです」 「……うん」 「だから……ごめんなさい」 「どうして…どうして梓ちゃんが謝るの?」 「楽しかったからです」 「…どういうこと?」 「説明するのは苦手です」 それっきり言葉はなかった。 梓ちゃんは私が泣き止むまで、ずっと頭を撫でてくれた。 それだけが、私にとっては救いでした。 家に帰って、1人になって。 もう一度泣きました。 一頻り泣いた後、恋について考えました。 恋すると「ときめく」そうです。 とくんとくん。そう、心臓の音で表現されるように。 ドキドキして、いてもたってもいられなくなって。 …私はそういう感情をまだ経験したことがありません。 梓ちゃんに「ときめく」ことができれば。 本当の意味で恋人同士になれるのかもしれません。 でも、どうすれば「ときめく」ことができるのか、私にはさっぱりわかりません。 何の解決策も見いだせないまま、眠りにつき、翌日学校に行きました。 どんな顔をして梓ちゃんに会えばいいのか。 考える間もなく、梓ちゃんはあらわれました。 「ムギ先輩、おはようございます」 「っ…あ、梓ちゃん」 「あのー、ムギ先輩。お願いがあるんです」 「なぁに?」 「手、繋いでもらえませんか?」 「え」 「手ですよ、手」 そう言って梓ちゃんは右手を差し出した。 私が恐る恐る左手を差し出すと、しっかりと2人の手は繋がれました。 「ふふふーん」 「あ、梓ちゃん…これ…」 「やっぱり嫌でしたか? 目立っちゃいますし…」 「ううん。嫌じゃないけど。でも、どうして…」 あんなに酷いことをしたのに…。 私が釈然としないでいると、梓ちゃんは説明してくれました。 「だからです」 「だから?」 「今までは安全だと思っていました」 「?」 「ムギ先輩とは両思いだから、他の誰かに盗られたりしないって」 「…」 「でも、そうじゃないなら、ムギ先輩に好意を持っている他の誰かにも、ムギ先輩は…」 「そんなこと--」 「ないって言えますか?」 言えませんでした。 自分がやってしまったことを考えると、とても--。 「ねぇ、梓ちゃん」 「どうしました?」 「私のこと、まだ好きなの?」 「好きです」 「どうして…、あんなに酷いことをしたのに」 「好きって気持ちは簡単には変わりません。それに-- そんなに酷いことをされたって思ってませんから」 「梓ちゃん…」 私は、困惑しました。 でも、とても嬉しかった。 梓ちゃんが、まだ私のことを好きだと言ってくれて。 とても嬉しかったのです。 それからというもの梓ちゃんと一緒にいる時間は劇的に増えた。 お弁当も2人で食べるようになったし、平日も部活が終わった後、2人で遊びに行くことが増えた。 学内でも学外でも手を繋いで歩いているので、私達のことはすぐに噂になった。 ただ、そんなことは気に留めもしなかった。 梓ちゃんが困らないなら、どんな噂が流れたって構わなかったから。 2人の時間が、私は決して嫌いじゃなかった。 負い目はあるけれど、そんなことを忘れさせてくれるくらい、梓ちゃんは明るい。 そんな明るい笑顔につられて、こちらまで笑顔になってしまう。 キャンプ地の吊り橋にいって、吊り橋効果を試したりもした。 結局、変化はなくて、私はちょっと落胆したけれど、梓ちゃんは気にする様子もなかった。 それから、それから、本当に沢山のことを一緒にやった。 それでも、私が「ときめく」瞬間は訪れなかった。 ある、部活がお休みの日。 私は部室に呼び出された。 唯ちゃんに。 「こうやってムギちゃんと2人でお話するの久しぶりだねー」 「うふふ、そうね。最近は--」 「あずにゃんとずっと一緒だもんね」 「ええ」 「ねーねー、それでちょっと聞きたいだけど、あずにゃんとムギちゃんって付き合ってるの」 「どうだと思う?」 「あ、教えてくれないんだ。う~ん、わからないから聞いたんだけど」 「そうよね」 「最初はね、仲良しカップルさんだと思ったんだよー。でもなんだか… なんだか、ちょっと無理してるように見えて」 「心配してくれたんだ」 「うんっ!」 「えっとね。実は私に問題があるの」 「えームギちゃんに問題なんてないよー」 「私ね、『ときめいた』ことがないから…」 「…ふーん。なるほどなるほど」 「え、分かっちゃったの?」 「んーん。全然わかんない」 「……そ、そう」 「でもね。分かったこともあるよ。 ちゃんと恋できてないんじゃないかって悩んでるんでしょ?」 「うん。まぁ、そうかな」 「えっと、じゃぁね。私と澪ちゃんが付き合うことになったって言ったら」 「え、唯ちゃんと澪ちゃんが付き合うの!! どちらから告白したの?」 「む、ムギちゃん。例え話だよ」 「なぁんだ…」 「じゃあさ、あずにゃんと澪ちゃんが付き合うことになったって言ったら」 「…」 「ムギちゃんの、その顔が答えでいいと思うよ」 「でもね、唯ちゃん。嫉妬はしても、『ときめき』はしないの」 「ムギちゃん、『ときめき』だけが恋じゃないと思うよ」 「えっ、どういう…」 「それじゃ私はもう行くね」 「…うん」 唯ちゃんが去った後、私は独り部室に取り残された。 唯ちゃんの残した言葉を考える。 「ときめき」だけが恋じゃない。 もしその言葉が真実だったとして、 他に恋と呼べるようなものを、梓ちゃんに対して抱いているのでしょうか? 私は…。 と、そのとき、扉が大きな音を立てて開きました。 「ムギ先輩!!」 「あ、梓ちゃん?」 「…唯先輩は?」 「もう行っちゃったけど…どうして唯ちゃんといるって知ってるの?」 「クラスメイトに聞いたんです」 「慌ててたみたいだけど、それは?」 「…心配でしたから」 「心配?」 「……言わせないでください」 考えてみる。 心配。 もしかして……。 「私と唯ちゃんが…そういう心配?」 「…はい」 「そんなの、あるわけないわ」 「なぜそう言えるんですか?」 「だって、唯ちゃんが私のことを好きだなんて…」 「100%ないとは言い切れません」 「そんなの…」 「では聞きますが、もし唯先輩がムギ先輩のことを好きだったら、 ムギ先輩はどうするんですか?」 「え」 「ムギ先輩は優しいから…そのキスとか」 「そんなこと絶対にしません!!」 「どうしてそ--」 「梓ちゃんの悲しむことは絶対にしません!!!」 「…先輩」 「…ごめんね、梓ちゃん。心配かけて。 けど大丈夫。私は梓ちゃんの悲しむことはしないから」 「…本当、ですか?」 「ええ、だって梓ちゃんは特別だもの」 「特別ですか?」 「ええ、特別」 「どんな風に特別なんですか?」 「梓ちゃんが悲しんでると、私も悲しくなるの」 「なるほど……じゃあ澪先輩が悲しんでいたら?」 「それは…悲しくなるわ。でもね、違うの」 「どう違うんですか?」 「梓ちゃんが悲しんでるときのほうが、ずっとずっと悲しくなるの」 「…澪先輩がかわいそうです」 「けど、しょうがないの。梓ちゃんは特別だから」 「でもドキドキはしないんですよね?」 「うん。ドキドキはしないの。でも梓ちゃんは特別なの」 「特別…」 「私ね、考えてみたんだ。梓ちゃんと澪ちゃんが付き合ったら、私はどうするだろうって」 「え、なんで澪先輩と」 「憧れてるでしょ?」 「だからって付き合いませんよ!」 「もし梓ちゃんが私のことを好きじゃなくなったら、私ね…。多分、梓ちゃんのことを殺すと思うの」 「殺すんですか?」 「ええ、殺すの。殺して食べちゃう」 「どうして殺すんですか?」 「なんでだろう?」 「理由もなく殺されるんじゃ、私がかわいそうです」 「特別だからじゃないかしら」 「なるほど…」 「特別だから、その現実を消してしまいたくて殺すの。 …ごめんね。うまく説明できなくて」 「それはお互いさまです。私もうまく説明できませんから…。 でも、ちょっとだけわかります」 「なにが?」 「殺すってこと」 「梓ちゃんも、私が他の誰かを好きになったら殺すの?」 「多分、殺意は持つと思います。 実際に殺すかどうかは別ですけど…」 「ふぅん…」 「な、なんですか、その目は」 「ふふ、『気持ちの大きさ』なら梓ちゃんより私のほうが上みたいね」 「そんな…じゃあ私も殺します。無理心中します!」 「私は食べて一つになるから!」 「肉体的に一緒になっても意味無いです。無理心中なら地獄で一緒にいられます!」 「むむむ」 「むむむ」 なんでだろう。 むちゃくちゃなやり取りなのに、少しだけ心が軽くなってしまった。 くだらない言葉の売買で、梓ちゃんと対等になれてしまえた気がした。 「あの、ムギ先輩」 「なぁに」 「実はこの学校にきてから、ムギ先輩以外に『ときめいた』ことが一度だけあるんです」 「へっ!?」 心底驚いた。 唯ちゃんか、それとも澪ちゃんか、あるいはりっちゃん純ちゃん、はたまた憂ちゃん…。 ううん。私の全然知らない子かも--。 「あの、覚えてますか。お昼休みにムギ先輩にあって、学校を案内してもらった日のこと」 「うん。あの日から--」 梓ちゃんとの距離が縮まって… 「あの日出会った猫です」 「え、猫」 「はい。猫にときめいたんです」 「…梓ちゃん、猫に恋したの?」 「恋じゃありません、あまりに可愛かったので…… ともかく」 「…うん」 「『ときめく』ってそんなに特別な感情じゃないと思えてきたんです。 それこそ猫に抱けるぐらいの、そういう感情で。 きっと『好き』を構成する一要素でしかないと」 「私は梓ちゃんにときめかないけど、梓ちゃんのことを好きでもおかしくないってこと…?」 「はい」 「そっか、私梓ちゃんのことを好きだったんだ…」 「いえ、それは分かりません」 「そうなの?」 「特別といっても色々ありますから…だからムギ先輩にお願いがあります」 「お願い?」 「そう、お願いです」 「言ってみて」 「私は…私はムギ先輩のことをもっと知りたいと思います。 「知りたい?」 「はい。ムギ先輩の嫌いな食べ物、好きなお城 エッチのとき感じる場所、嫌な模様…」 「うん…」 「まだまだあります。 20歳になったムギ先輩のことも、 30歳になった先輩も、 40歳も、50歳も、60歳も、70歳も、80歳も、 そして最後のときのことも、全部知りたいって思うんです」 「…」 「だから、先輩。私のことも知りたいって思って欲しいんです。 私の性感帯から、お婆ちゃんになったときの皺の数まで 全部全部知りたいって思ってください。 …退屈はさせませんから」 「…」 「…それが私のお願いです」 梓ちゃんの言葉を聞いて、私の胸は高鳴った。 でも、「ドキドキ」はしない。 でも、「ワクワク」する。 そしてひとつの確信に至る。 私の恋は「ドキドキ」ではなく「ワクワク」でできている。 だって、 幼少の頃、ピアノのコンクールで受賞した時より、 りっちゃんに軽音部に誘われたときより、 4人で舞台の上に立ったときより、 そのどれよりも激しく、 梓ちゃんの言葉は、 私の心を踊らせたのだから---- 不安そうな顔をしている梓ちゃん。 私にもう不安はないけれど、きっと上手く説明できない。 だから説明するかわりに、こう言った。 「梓ちゃんの性感帯なら、もう全部知ってるわ」 梓ちゃんは少し考えたあと、にっこり笑った。 「なら、証明してみてください」 おしまいっ。 一部ある作品のオマージュです。 ムギちゃん誕生日おめでとうございます。 戻る