約 157,630 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8213.html
前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔 フリオニールは決闘の後、ルイズの部屋に戻り床に座ると『ケアル』の重ね掛けをして養生した。 右腕の傷は次第に塞がれ全身の痛みも引いていくと全快になった。 『ケアル』を再度見せられ驚くルイズであったが、フリオニールの身を案じているようで 「本当に大丈夫?なんなら『水』のメイジに頼んでもいいんだけど・・・」 「これで完全復活です!」 「そう・・・それでは説明してもらいましょうかしら」 すると、フリオニールは真剣な表情を作り説明を始めた。 己が異世界の人間で、そこでは反乱軍に参加し帝国軍と死闘を繰り広げていてその中で 突然この世界に召還されたこと。従って、本音を言えばすぐにでも元の世界に帰りたいこと。 そして、自身の住む世界では魔法屋で売っている本を購入し憶えることによって (1回使用すると本は消滅するが)杖を使わずとも誰でも魔法を唱えることが出来ること。 フリオニールの説明に二重のショックを受けるルイズ。特に「誰でも」魔法を使えることに言葉を失った。 「まぁ、俺も多少魔法を使えるけど、やっぱり特訓とセンスは必要なんです」 フリオニールは一人ミシディアへ旅立ったミンウの顔を懐かしむ。 「ひ、ひょっとしてあんた、ま、魔法の本を今持っていたりするの?」 ルイズは『ゼロ』の二つ名返上のチャンスがきたとショックから立ち直り目を輝かす。 「すんません。道具をしまってある袋(アイテム欄)はその時仲間が持ってまして・・・」 フリオニールは残念そうな顔で言った。 「・・・そうよね。言われてみればあんたを召還したとき着の身着ままだったものね」 ルイズはがっくりと肩を落とした。 「ルイズさんには爆発魔法があるじゃないですか。俺の住む世界にはあんな爆発を おこせる魔法はありませんよ」 ルイズを励ますフリオニール(幸運(?)にもフリニールはパラメキア闘技場とフィン城で ウィザートと対戦する機会がなかったのと勉強不足でルイズの魔法に似た『フレアー』の 存在を知らない。第3話でそのことを説明し忘れたのでここにて補足。)であったが、 「あんたの素性を知った以上、その言葉は哀れみにしか聞こえないわ!」 「そんなことはない!俺だってちょっと前まで非力だったんだ。帝国軍の騎士に襲われ、 瀕死のところを王女に助けてもらって・・・」 苦しそうな表情を浮かべお互いの目を見つめる二人。沈黙がルイズの部屋に流れるが、 先に目を逸らしたのはフリオニールであった。 「とにかく、俺は「ご主人様」がすごい魔法使いだと信じてますから。ミンウも真っ青なくらいの」 「な、ななな何言ってくれるのかしら、こ、ここここのボケ犬は!と、とにかく、あんたの 素性は他言無用よ!」 ルイズは顔を真っ赤にして腰掛けていたベッドから立ち上がると、そそくさと部屋を出て行った。 (ああ、帰る方法があるか聞きたいんですけど・・・) バタン、とドアの閉まる音が響いた後、フリオニールのお腹は空腹の限界突破をしたと ばかりに音を鳴らすのであった。 (とにかく腹ごしらえだな。洗濯はその後でいいや) ルイズの後を追うように部屋を出て食堂へ向かったフリオニール。 到着し、中を覗くと黒髪のメイドが夕食の準備に取り掛かっていた。 「あの~、すみません」 「はい?」 メイドはテーブルを懸命に拭く手を休め、声のした方を振り返る。 「ちょっとご相談が・・・」 「?あなた、ひょっとしてミス・ヴァリエールの・・・」 「フリオニールです。よろしく」 「きゃっ!」 メイドは嬉しさのあまり素っ頓狂な声をあげたが、すぐに居住まいを正しフリオニールに近づくと 「シエスタと申します。お声かけいただき光栄ですわ。それで、ご相談というのは?」 「食事を分けて欲しいんだ。もちろん、タダで、とは言わないよ」 「そうですか!それでしたら厨房へご案内します」 シエスタは嬉々としてフリオニールと共に厨房へ向かった。 二人は厨房に入ると、シエスタがはつらつとした声で 「みなさん!「我らが剣」がお見えになりました!」 忙しく手を動かしていた料理人たちは一斉に動きを止め、 「おお!君がミス・ヴァリエールの!」 「あの憎ったらしい貴族の小僧を懲らしめた!」 「『先住魔法』の使い手!」 「鬼の拳を持つ男!」 歓迎ムードとなった。何かあらぬ尾ひれがついてるなぁ、と思いつつも照れるフルオニールの 前に一人の男がやって来た。 「俺がコック長のマルトーだ。よろしくな!」 「あなたがコック長ですか!フリオニールです。よろしく!」 マルトーとフリオニールは握手を交わし、、 「マルトーさん、いきなりですがお願いです!食事を分けて下さい!」 「へっ?・・・なんだそんなことか。たらふく食っていけ!」 がっちりと抱き合うのであった。 その後、用意された食事に取り掛かっているフリオニールにマルトーは 「しかし、平民なのに魔法を使える上、素手でメイジのゴーレムを壊すなんてよ、 お前さん一体何者だい?」 「ごほっ!い、いや、まぁ、あれです。東方の出身です」 「するとエルフってか?」 「俺は人間です」 「そうか。なんにしたって俺はお前さんを気に入ったぜ。明るくて気分の良い若者じゃねぇか!」 「そう言ってもらえると嬉しいです!」 会話が弾む。すると、フリオニールは突如ナイフとフォークをテーブルに置き、腰に提げた リッパーナイフを鞘ごとワルトーの前に差し出し、 「これは食事のお礼です。受け取って下さい」 「?これって小僧のゴーレムをギッタギッタに切り刻んだナイフだろ?さすがにそれを 貰うわけにはいかねぇよ」 「これはあなたが持っていて下さい。勇気あるものに相応しいリング、じゃなかったナイフです」 「まぁ、お前さんがそこまで言うなら。確かに受け取ったぜ!」 フリオニールの楽しいひとときは過ぎていった。 しかし、その夜、洗濯を忘れルイズにひどく叱られるフリオニールであった。 ギーシュとの決闘の翌朝。 ルイズとフリオニールはトリステイン魔法学院の院長に呼び出された。 決闘の噂は昨日の内に学院内に広まり、フリオニールの並外れた力と得体の知れない 魔法を使ったことが波紋を呼んでいた。 ゴーレムを素手で破壊する拳の威力。亜人なのか? 杖なしで魔法を使った。エルフなのか? 食堂で朝食をとる際にも二人にからかいの言葉をかける者はなく、態度が急によそよそしくなった。 ルイズは昨日まで自身を『ゼロ』と蔑んでいたクラスメイト達の急変に閉口したが、 肝心のフリオニールは朝食が昨日からワンランクアップ(具有りスープとロールパン) したことに喜んでいた為(ルイズの指図かワルトーとシエスタが気を利かせたのかは不明)、 周囲の冷たい目線は気にならかった。 院長室の前に立つ二人。 「失礼のないようにするのよ」 「わかってますって」 コンコンとドアをノックするルイズ。どうぞ、と言う女性の声を聞いてゆっくりとドアを開けた。 部屋の中には見事な白髭を生やした老人とコルベール、秘書の女性が緊張した面持ちで迎えた。 「それでは、私はお茶を煎れてきますわ」 秘書が思いついたように言うと、 「おお、すまんのぅ。ミス・ロングビル」 老人はロングビルに笑顔を送った。 ロングビルはそれを合図に部屋を出る。その時、ロングビルはフリオニールを値踏みする ような目線で一瞥したが本人は爽やかなスマイルでそれに応えた。 ルイズはドアの閉まる音を確認すると老人に 「ミスタ・オスマン。ここへ私が呼ばれたのはやっぱり・・・」 「うむ。そこの使い魔君のことじゃ」 オスマンは髭をさすりながらフリオニールをガン見した。 フリオニールは作り笑いをして自己紹介した。なぜなら、基本的に髭を蓄えた老人が苦手だからだ。 そのような風貌の老人と対面すると反乱軍の作戦会議室にいる年老いた参謀役を脊髄反射で思い出す。 彼には散々苦渋を舐めさせられた。 ミンウが仲間に加わっているにもかかわらず自分達のことをひよっこ呼ばわり。 大戦艦完成の責任のなすり付け(それ以前に反乱軍はミスリル入手にさえてこずっていたのは棚上げ)。 ヒルダ王女救出の際の挑発的発言。 大戦艦爆破後の手のひら返しetc フリオニールはオスマンの顔を見るたびに、当時のことを思い出しイライラするのであった。 「あの、彼には事情がありまして・・・」 逡巡するルイズ。 「ああ、俺、異世界から召還されたんです」 ルイズの心配を余所にフリオニールはあっさりと答えた。 (ちょっと!そのことは他言無用って言ったじゃない!) ルイズは心で叫び肘でフリオニールの腕を突付くが、フリオニールはさっさと話を終わらせたい。 「なんと!異世界とな」 目を丸くするオスマン。 「そうか。それでか・・・。院長。彼の『使い魔のルーン』は非常に珍しいものでして」 ようやくコルベールは口を開いた。 「ふむ。どれどれ」 オスマンはフリオニールの左手をとり、まじまじと見つめる。 「確かに変わっておるのぅ。どうじゃろう、ミスタ・コルベール。一つ調べてはもらえんかの」 「承知致しました。しかし、異世界から召還されたとは驚きでした」 「ふむ。ごく稀に異世界の人や物などがハルケギニアに召還されることはあるのじゃよ」 オスマンは数十年前に出会った命の恩人がそれらしいこと。その人物から譲り受けたものが このトリステイン魔法学院の秘法として所蔵されていることを語った。 フリオニールはようやく話のわかる人間に出会えたと思い(老人ではあるが)、 「院長!元の世界に帰る方法はあるんですか?」 「すまんのぅ。それはわしにもわからんわ」 「そんな・・・」 「そう気落ちしなさんな。わしらも出来る限り調べてはみるつもりじゃ」 「お願いします!」 フリオニールとオスマンの会話を聞いていたコルベールは 「そこまでして帰りたいとは抜き差しならない事情があるとは思いますが、それまでは ミス・ヴァリエールの使い魔として精進して下さい」 「わかりました」 「それと、院長。他の生徒達には彼のことを何と説明すればよろしいでしょうか?」 「そうじゃのう・・・『使い魔のルーン』のこともあるしのぅ・・・そうじゃ、とりあえず ロバ・カル・アリイエ出身ということにしておこうかの」 「それは名案です!」 「これでこの話はひとまずじゃな」 オスマンの解散宣言を潮にルイズとフリオニールは院長室を退室した。 前ページ次ページゼロのチェリーな使い魔
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29700.html
登録日:2014/09/01 Mon 00 11 41 更新日:2024/08/29 Thu 01 21 21NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 イベント イベント海域 コラボイベント 再開求ム 期間限定 期間限定海域 硫黄島 艦これ 艦これイベント 艦隊これくしょん 蒼き鋼のアルペジオ 観音崎 迎撃!霧の艦隊 霧の艦隊これくしょん 前回→決戦!鉄底海峡を抜けて!(艦隊これくしょん) 次回→索敵機、発艦はじめ!(艦隊これくしょん) この項目では『艦隊これくしょん -艦これ-』の『蒼き鋼のアルペジオ』とのコラボイベント『迎撃!霧の艦隊』について解説する。 ◇概要 2013年12月24日から、翌年の1月8日まで行われたコラボイベント。当然モチーフとなる史実は存在せず、関連するルート固定艦もない。猛威を振るったゲージ回復もこのイベントから撤廃されている。 これ以前から『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』のエンドカードでは艦これイラストレーターが自身の担当した艦娘とその同型のメンタルモデルを描くなどのコラボが行われていた。 イベント海域においては敵NPCとして霧の船が登場した他、一部の艦艇はイベント期間限定艦船としてプレイヤーが使用可能であった。 霧の船のブッ飛んだ性能を除けば羅針盤が荒ぶる事もあまり無く、難易度も低めなのでさほどストレスを溜めずに楽しめるイベントとなった。 が、艦娘を「兵器としての誇りを失った」と見下すコンゴウ、そしてマヤのカーニバルのコンボ攻撃に阻まれ続けてストレスマッハになった提督も少数だがいた。 このイベントのみ、旗艦を撃沈しなければゲージが減らない(通常海域と同じ)仕様となっている。 さらに、ドロップする艦娘には長門、瑞鳳、三隈、伊19などのレア艦も多く、通常海域で探すよりも格段に楽に入手できたので、多くの提督がレア艦掘りに勤しんだ。 まあそのおかげで人によっては100回近くコンゴウを撃沈することになったりしたのだが。もうやめて!コンゴウのライフはとっくにゼロよ! 本イベントをクリアすることで艦娘のほうの伊401が入手可能。 また、イベント終了時に1隻でも霧の船を所有していたプレイヤーには家具アイテムとして「『霧』の桐箪笥」が贈られた。 ナノマテリアル製で上にはイオナの艦船模型が乗っている。 ◇本イベントの特色と後の『艦これ』への影響 本イベントは後にも先にもこれっきりなこのイベントにしかない要素や、後の世にまで持ち出されるほど高く評価された部分というのが非常に多い。 まず、先述したように本イベント以降、社会人に悪名高いゲージ回復ギミックが完全に撤廃された。 艦これ起動中にWindowsUpdateに再起動させられてしまい、見たらゲージが回復していた…なんて悲劇もなくなったのだ。 他にも前述したように唯一ゲージが旗艦を撃沈しないと減らない(通常海域と同様)仕様であったり、非常に珍しく支援艦隊が使用できないイベントでもある。他に支援艦隊が使用できないのは2013年春イベント・敵艦隊前線泊地殴り込みくらい(※)。 とはいえ、その分敵艦隊自体が当時の水準でも戦艦の砲撃で簡単に片付く程度に貧弱であり、艦隊が育っていれば脅威なのは霧の艦隊の面々くらいで、仮にあっても使う必要性自体が感じられなかった。 ※なお、支援艦隊の実装は2013年夏イベント・南方海域強襲偵察!なので当時は概念自体が存在しない。なのでこれも実質本イベントだけの仕様と言ってよい。 そして『艦これ』のゲーム内での他作品とのコラボが行われたのは2024年7月現在もこのイベントだけである(※書籍も含めればらき☆すたとのコラボがあり『艦これ』で他作品とのコラボが一概に忌避されているというわけではない)。艦これアーケードでも本イベントは未実装となっている。なので、残念ながらアーケードにおいて艦娘と共に3Dグラで動く霧の艦隊を見る事はできない。 コメント欄も見ればわかるが、霧の艦隊共々復刻が幾度も望まれながら、本イベントは一度たりとも復刻されていない(尤も『艦これ』では復刻イベントの類自体が少ないが)。 他にも好評だった要素はあり、特に挙げられるのが ボス前で羅針盤に悩まされる事もほとんどない(E-1に至っては悩まされる事自体がない) 難易度もそこまで高くない(低難易度)ので、レア艦掘り周回が捗る(特に霧艦が減るクリア後) 出撃制限が存在しない(※当時は『札』の概念自体が存在しない) 期間限定で使用可能な霧艦(特にイオナ)も、重すぎる消費に十分見合うレベルで非常に強力であった。(イオナ単艦で当時の通常海域最深部・5-3「サブ島沖海域」(*1)を突破する事すらやろうと思えばできた) この辺り。 当時の『艦これ』の世界観に合わせて大きく手加減している霧の艦隊だが、この舐めプ性能ですら艦娘が局所的に追いつくだけでも非常に長い年月がかかっている。 超重力砲で初めて実装された「砲撃戦での複数ターゲットの特殊攻撃」だが、これを艦娘側が実現するのは2期初期・2018年9月実装のNelsonのネルソンタッチの実装まで待たなくてはならない。超重力砲のように1人でも使える単独完結した複数ターゲットの特殊砲撃は2023年2月実装の夜間瑞雲による夜戦カットイン攻撃の実装まで存在せず、無条件で使用可能な複数ターゲット攻撃は2024年7月現在でも存在しない。 ステータス上、タカオに匹敵する火力を重巡系統が手に入れるのは2021年3月実装の最上改二特、ハルナの火力を上回る高速戦艦は2022年6月の大和改二の実装を待たねばならなかった。 イオナに至っては最初から高速の潜水艦は2024年7月現在も未実装(というよりも、WW2世代にそんな船はない)。後に実現した高速化潜水艦には装備面の制約が多く、イオナほどの汎用性や火力は当然見込めない。しかも当時はケッコンカッコカリや補強増設といった要素が存在せず、イオナ本人にもまだ伸びしろがある。ステータスで上回っているのは「運」「回避」くらい(その「運」も初期値が伊58改や伊47改と同等の50)で、今後も火力や耐久面で上回る見込みは皆無。 それ以外にも、当時は速度に高速+/最速という概念自体が存在しなかった為、80ノットを叩き出せる霧の艦隊の面々の速度が28ノット辺りが境界線になっている「高速」止まりになっていた。 また、新艦娘が実装されたイベントで新艦娘のドロップ(=掘り)がなかったイベントも2024年7月現在もなお本イベントだけである(厳密には桃の節句!沖に立つ波も該当するが、此方はそもそも新艦娘自体が0である為、新艦娘掘りが発生する余地そのものがなかった)。 この為、全クリすれば新艦娘はコンプリート可能。最終報酬の1人しかいないけど。 そして『艦これ』で初の「全3海域」の小規模イベントであり、比較的難易度も低かったのは前述してきたとおり。 結果、このイベントは今日に至るまで小規模イベントの基準になっているわけである。 ◇本イベが好評であったがゆえの『負』 その一方、本イベントは難易度インフレやギミック・出撃制限の複雑化が進む2期の『艦これ』イベントを批判する為の材料として用いられる側面もまた持っている。 1海域にギミックが詰め込まれ、複数のゲージと多くのマスで埋め尽くされた「最近の艦これ(特に最終海域)」のマップが、ギミックが存在せず羅針盤はどちらを向こうがボス、ボスまで含めてたった4マスしかない本イベントのE-1「観音崎沖迎撃戦」と並べられて…なんて光景が意外なほどみられる。 事実、小規模イベントだがゲージ数が多く、ギミックから戦力ゲージ・輸送ゲージ・道中・ボス全てにおいて難易度が非常に高いようなイベントは小規模詐欺だと皮肉られる事になった。 言ってしまえば、こういった不満はそもそも2期現在の最終海域と最初期のE-1を比較するというのが、当時とは全く事情が違いすぎてナンセンスである。 当時は『艦これ』が始まって8か月。さらに、プレイヤーの大半が『艦これ』をプレイ開始して半年以内。サービスインから数年が経過している状況との単純比較は困難 難易度選択が存在しない(難易度選択の実装は2015年冬イベント・迎撃!トラック泊地強襲)。クリアできないからといって難易度を下げるといった事は当時は不可能 といった事情がほとんど留意されず、あくまで 「ゲージ数の増加」「ギミックの実装によるマップの複雑化」「これらによる最短出撃回数自体の増加」で、プレイヤーにとって海域突破までにかかる時間そのものが増えている 出撃制限(いわゆる『札』)の有無 敵艦隊の純粋な強さのインフレ。13年当時、イベ海域でも無名の雑魚(いわゆるイロハ級)がボス敵、随伴が今となってはほとんど脅威ではない浮遊(護衛)要塞という事はそこまで珍しくなかったが、2期ではE-1から1期でラスボス級だった鬼/姫級が出てくる事も当たり前になった といった、現代と単純比較した不満点が焦点にされがちなのである。 ゲージ回復がなくなったから札やギミックも実装される余地ができたわけだが、本イベントが持ち上げられる理由はそもそもそれらが全てなかった事なので…。 ちなみに「全3海域以下」の小規模イベントにおける総合ゲージ数は以下の通り。 迎撃!霧の艦隊:3海域、戦力ゲージ3本 計3本、ギミックなし 札なし※そもそもこの時代には存在しない 出撃!礼号作戦:3海域、戦力ゲージ3本、輸送ゲージ1本 計4本、ギミックなし 札なし 偵察戦力緊急展開!「光」作戦:3海域、戦力ゲージ1本、輸送ゲージ3本 計4本、ギミックあり 札あり 邀撃!ブイン防衛作戦:3海域、戦力ゲージ3本、輸送ゲージ3本 計6本、ギミックあり 札あり 欧州方面反撃作戦 発動!「シングル作戦」:3海域、戦力ゲージ5本 計5本、ギミックあり 札あり 桃の節句!沖に立つ波:1海域、戦力ゲージ2本、輸送ゲージ1本 計3本、ギミックあり 札なし 増援輸送作戦!地中海の戦い:3海域、戦力ゲージ7本、輸送ゲージ3本 計10本、ギミックあり 札あり 帰ってきた鎮守府秋刀魚祭り/海上護衛!本土近海航路の防衛:3海域 戦力ゲージ6本、輸送ゲージ2本 計8本 ギミックあり 札(秋刀魚祭り中のみ)なし、後段作戦実装後はあり …つまり、今にまで続く「小規模」の基準とされておきながら「全3海域、ゲージも各海域1本ずつ(3本)」だったイベントは2024年7月現在もこのイベントしかないのである。 この中で『札』が設定されていないイベントは出撃!礼号作戦と桃の節句!沖に立つ波しかない。 さらに、批判されがちな要素の1つである「難関マスでS勝利(海域によっては複数回)する事でボス出現(=ここを突破せねばボスに挑戦する権利すら得られない)、等の面倒なギミックがない」となると出撃!礼号作戦や、終点マスでA勝利するくらいしかギミックがない海上護衛!本土近海航路の防衛の前段作戦くらいしか該当しない。 なお、後者は「こういうのでいいんだよこういうので」とタグ付けがなされ、有志によるアンケートにおいても2期イベントの中で「とても満足した」「満足した」の割合が8割以上と最も高かった。他のイベは「満足した」「とても満足した」が5割を切っていたり、逆に「不満だった」「とても不満だった」が5割を超える事も割と珍しくないので、そういうことだ… 昨今はギミック1つやゲージ当たりの個々の難易度が高くなっているので、7ゲージ以上あると「実質大規模」なんて事が言われたりもするが、ゲージ数や工数で見た場合そもそも「詐欺」じゃないイベントの方が少なくなっているわけである……。 ◇BGM 冬の抜錨!:全海域道中 SAVIOR OF SONG:全海域ボス SAVIOR OF SONGは、アニメアルペジオのOP主題歌。 歌詞つきでいきなり流れたために、驚いた提督も多かった。 ◇マップ コラボイベントという事もあってか数は3つと少なめ。 ◆E-1 観音崎沖迎撃戦 最初のマップ。イオナ入手によって解放される。 羅針盤があるがどちらを向いてもボスであり、交戦する敵艦隊が若干違うだけ。 ボスはタカオ。 マップ名の由来はイオナ達が横須賀への道中でタカオと交戦したことからか。 ◆E-2 硫黄島沖海戦 この辺りから霧が猛威をふるい始める。タカオ入手で解放。 ボスはハルナ。 こちらの名前の由来は群像たちの拠点である硫黄島か。実際にハルナ・キリシマと交戦したのは横須賀であったが… なお、『艦これ』本編で史実の激戦区としての「硫黄島の戦い」が舞台となるのは実に9年以上後。 当時は想像もできなかったが、本ゲームはそこまで長く続いたのだ。 ◆E-3 霧の艦隊 艦隊決戦! ハルナの入手で始まるラストステージ。 ボスはコンゴウ。BGMとして流れるOPテーマ『SAVIOR OF SONG』でテンションが上がること間違いなし。 ◇霧の艦隊 2012年頃から出現し始めた正体不明の艦船たち。その外見は第二次大戦時の軍艦を模しているものの性能は桁違いであり、圧倒的な力で瞬く間に人類を世界中の海から叩き出してしまった。 艦これにおいてもそれは同じであり、期間限定なのを良い事に艦娘を遥かに凌ぐトンデモスペックを誇っている。 本来ならば彼女らを倒すにはその身を守るクラインフィールドを突破しなければならないのだが、その辺りはヒュウガがなんらかの処置を施してクリアしている。 性能に比例するように燃費も凄まじいため、油断すると資源が枯渇する。 時折クラインフィールドのエフェクトが発生して攻撃を無効化するが、これは単にMissのエフェクトを差し替えているだけ説が有力。 ◆イオナ 潜水艦イ401、イオナ。急速せんこ~。 任務『謎の潜水艦「イオナ」と接触せよ!』で入手。彼女の着任により、イベントへの出撃が可能になる。 潜水艦とは思えない大火力と重装甲、機動力を兼ね備えたバケモノ。 しかしその性能が最も発揮されたのは演習で敵として出てきた時というのは皮肉な話である。 潜水艦伊401を模した本編でのメインヒロイン。 鎮守府では提督がお腹を見たがるらしい。また憲兵の出番か…… 潜水艦ではあるものの、運用コストが戦艦並みのためオリョクルには不向き。 性能の高さから、難関海域である5-3クリアに使った提督も多かったとか。 ◆タカオ 超重力砲、エンゲージ!さぁ…覚悟するのよ! E-1でのボスであるが、クリア後に『霧の艦隊重巡「タカオ」と接触せよ!』達成で使用可能に。 重巡であるがスペックは戦艦並みに高く、更に最大3隻に攻撃可能な超重力砲を装備している。 高雄型1番艦『高雄』を模した重巡洋艦。 横須賀へ向かうイオナ達の前に立ち塞がるが敗北し、以降兵器としての性能を向上させる人間と言うユニットに興味を持ち始め霧を出奔するが、それが訳の分らん方向に向かい群像に想いを寄せるようになった。 付いたあだ名が「ツンデレ重巡」、「従順タカオ」。 艦これにおいては群像が登場しない為か、提督LOVEな様子。 ◆ハルナ お前たちに戦いという言葉の定義を教えてやる。 E-2のボス。彼女も攻略後に『霧の大戦艦「ハルナ」と接触せよ!』で仲間に出来る。 大和型すら超える狂気じみた性能を誇り、もちろん超重力砲も搭載。 燃費は大和型よりはマシという程度。 金剛型3番艦「榛名」の姿をした霧の大戦艦。 横須賀でキリシマと共にイオナに挑むが敗北、刑部蒔絵との出会いが彼女の在り方を大きく変えていった。 普段はクールだが着ているコートを脱がされると途端に弱々しくなってしまう。時報では提督にも度々コートを奪われている様子。ちなみにスタイル抜群。 時報によると鎮守府内にキリシマと蒔絵もいるらしい。また、艦娘の方の金剛についても言及している。 というか、とある家具でキリクマが確認できたり。家具は残ってるので霧の艦隊唯一居残りというのはナイショだ ◆キリシマ フフフ、これが戦闘だ。大戦艦級の火力にひれ伏すがいい! E-2ボス面でハルナと共に登場。ハルナとステータス的には特に違いは無い。 本編でメンタルモデルとしての姿を失った為かこちらは仲間に出来ない。 しかしハルナの時報で存在について触れられている他、家具「七面鳥のご馳走」に映っている。 霧の船がいなくなってもこの家具が使えるということは、まさか置いて行かれたのだろうか… 金剛型4番艦「霧島」を模した大戦艦。 クールなハルナとは対照的に好戦的な性格をしている。 イオナに敗北して以来、メンタルモデルの姿を維持できないほどナノマテリアルを失ってしまい、クマのぬいぐるみの「ヨタロウ」の中に入っている。というかこっちの期間の方が長い。 ◆マヤ カ~ニバルだよ! み~んな、手加減なしで吹っ飛ばしちゃうよ~っ! E-2及びE-3において登場。 超重力砲の大火力によってアルペジオを知らない提督にも「カーニバル」という言葉をトラウマと共に刻みこませた。 高雄型3番艦「摩耶」の姿を模している。 主にコンゴウの下で動き、ピアノの演奏が趣味なアホの娘。 メンタルモデルの中でも特に感情豊かなように見えるが、アニメにおいては終盤で衝撃の事実が判明した。 ◆コンゴウ メンタルモデルと艦娘の違いを教えてやる。沈め E-3のボス。 ラスボスだけに同型のハルナ・キリシマ以上の性能を発揮する。 金剛型1番艦「金剛」の姿をした霧の艦隊東洋方面第一巡航艦隊旗艦。 あくまでも自分達は兵器であるとし、感情というものには否定的。 しかし、イオナらと関わる中でその影響を受けていき…… アニメ終盤では異形の姿に変貌するが、本イベントではそちらは無し。あっても勝てる気がしないが。 艦娘の方の金剛と同じく紅茶を嗜むが、残念ながら特に絡みは無し。 ◆ナガラ級 長良型軽巡洋艦を模した船。 物語開始直後に侵食魚雷で沈められたり、超重力砲でまとめて薙ぎ払われたり、コンゴウのカーニバルに巻き込まれたりした為か雑魚敵扱い。 彼らも超重力砲をもっているためかなり厄介…なはずなのだが、軽巡であるため潜水艦がいると対潜攻撃が優先されてしまう。 先にも述べたイオナの高スペック故にイオナを主力に組んでいた提督が多かったため、最後までナガラ級が超重力砲を撃つ事実を知らない提督も多かった。 追記・修正は艦娘を凌駕するスペックでお願いします △メニュー 項目変更 -アニヲタWiki- …とまぁ、もろもろの要素から非常に評価の高いイベントだったのだが、ただ一点、問題点というか従来のイベントとは大きく異なる部分があった。 戦闘ボイスの密度である。 通常、艦これでは戦闘中にセリフを発するのは自艦隊のみ。それ以外ではイベント海域のボスが喋るだけである。 しかし本来の敵である深海棲艦は演出上ボイスにエフェクトがかかっており、さらにあまり声量も大きくない。音量バランスによってはBGMやSEにかき消されてしまいそうなほどである。 しかしこのコラボイベント、相手は深海棲艦ではなくアニメからのゲストたち。艦娘たちに負けず劣らず元気に喋る。 おまけに敵の場合、攻撃時と狙われたとき(小破、中破したときではない)にボイスが設定されている。 ボスは能力が高いことや随伴艦がかばうことで生存率が高く、最後に残る場合が大半。当然攻撃が集中することになる。 特に多くの提督の印象に残ったのが 声が大きく セリフが長く テンションも声も高く 何度も登場する マヤだった。 マヤが最後に残った状態からの戦闘はというと 「ピアノ弾くより攻撃のほうがかんた~ん、いっぱい「ビッグセブンの力、侮る「撃っちゃ「やだやだ、マヤの「バァァァァァニング、ラァァァァァ「ちゃやー「摩耶様の攻「うおっと!いまのは喰らえーっ!」ったかも」「まあ私はやっぱ基本「やだやだ、マヤのこといじめちゃ「よし、友永隊、頼「うおっと今のは 超うるせぇ 別にしゃべりまくるのはマヤに限った話ではないのだが、ハルナやコンゴウはあまり大きな声を出さないのでそこまで酷くはならなかった。 これによってあちこちで 「うるさすぎワロタ」「頼むから一人ずつ喋ってくれ」「声自体は聞きやすいのに何言ってるかわからん」 という声が続出した。 おまけにボス戦では前述のようにBGMとして『SAVIOR OF SONG』がボーカル付きで流れるのでそれはもう凄まじいことになっていた。 まあ不満点というよりはネタとして扱う提督がほとんどであり、これも含めて楽しいイベントだったという評価が多い。 恐らく探せば動画も出てくるはずなので、気になった方は調べてみるのもいいだろう。 追記・修正は、『霧』の桐箪笥を持っている方がお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] マジでやりたかったなコレ。鎮守府に着任したのが遅かったから出来なかった… -- 名無しさん (2014-09-01 18 38 32) ナガラもビーム撃てたのか、イオナ外さなくて良かったな -- 名無しさん (2014-09-01 20 36 09) ちょっとヌルかったのはあるけどまさしく「イベント」だった。アルペジオの売り上げも爆上げでwin-winだったし劇場版で再コラボくるぞこれ。 -- 名無しさん (2014-09-02 00 18 19) ↑再コラボの暁には霧の生徒会が相手になるだろーねー……アシガラちゃん使えるなら本気出す -- 名無しさん (2014-09-02 08 59 24) ↑2ぶちギレコンゴウはヤバかったな…昼戦大和一発大破には呆然としたわ -- 名無しさん (2014-09-02 09 55 07) 火力と一撃の被害数こそやばいが、いつもと違うエフェクトとか敵とかビーム撃つ仲間とかのおかげで飽きないしサクサク。『お祭り騒ぎ』ってのがしっくりくる。 -- 名無しさん (2014-09-02 17 50 39) 敵味方両方とも霧の艦がいるとものすごくうるさかった -- 名無しさん (2014-09-03 17 38 50) 好きなイベントだったけど場を弁えずに暴れるバカが出まくってるのを見たからもう二度とやらないで欲しい。どっちも好きだから尚更バカが沸くのが耐えられない -- 名無しさん (2014-09-13 13 26 14) 評判良かったなこれ。イベント終了後も留まって欲しかったって意見あったくらい。 -- 名無しさん (2014-09-13 14 28 20) 地獄の秋のあとの天国の冬 -- 名無しさん (2014-10-05 04 36 04) 大型艦建造と一緒に始まったせいで資材を溶かした提督大量発生、俺だよ! -- 名無しさん (2014-10-05 09 24 53) 何故人はイベントの最中に溶鉱炉を開くのか・・・は兎も角、パラオ以降のプレイヤーはこのイベントで初めて制覇する喜びを味わう事が出来たんだろうな -- 名無しさん (2014-12-08 22 45 21) 霧の連中はどうやって深海棲艦を従えてたんだろうか -- 名無しさん (2015-01-22 18 10 15) そもそも深海勢を従えるような性分かねぇ。居座ったら付いてきたとかそんなんだったりして。 -- 名無しさん (2015-01-22 18 41 44) ↑2 力でだろうな。ナノマテリアルの供与がなくても貫通してくる深海棲艦こえーわ -- 名無しさん (2015-01-22 19 51 18) ↑7 バカが未だに未練がましく『クリア出来ないから来てよー』とか喚いてるがな -- 名無しさん (2015-02-03 18 07 00) 艦これの黒歴史。アルペ馬鹿はさっさと垢消して、どうぞ -- 名無しさん (2015-03-20 19 50 49) 霧と深海が組んでるのはスパロボで百鬼帝国とメガノイドが同盟組んでるようなものかなって… -- 名無しさん (2015-05-11 19 36 38) コラボはもう二度と無さそうだな。後はバカが消えてくれれば言う事無し。コラボなんて百害あって一利無しって良く分かるイベントだったな -- 名無しさん (2015-08-02 14 59 02) 映画準拠の再コラボだとムサシを相手にしなきゃならないのか…(12連超重力砲を見ながら) -- 名無しさん (2015-10-06 14 28 36) ↑でぇーじょうぶだ、こっちもスーパーイオナが使える。なお資材 -- 名無しさん (2015-10-06 18 46 43) このイベントを元に霧の艦隊は桁違いに強いとされるが、ジェネシックガオガイガーがゾンダー相手には無力とされるような相性の問題だったりして -- 名無しさん (2015-10-06 18 58 56) ちなみにこのイベのE1はボス含めて3戦でボスマスへは羅針盤無しの確定、潜水艦だけで行けば消費も被害殆ど無い上に道中で補給艦も狩れるという全海域でも屈指の任務消化に最適の海域だったりする -- 名無しさん (2016-06-18 20 45 48) SAVIOR OF SONGの前奏開始タイミングが神だったな -- 名無しさん (2016-09-07 15 28 07) キャラゲーやイベントとしての評判は艦これイベントの中でもかなり高め(難易度が低いとか羅針盤がないとかの『ユーザー目線』で、だが)だったが、コンゴウに艦娘を馬鹿にされ、戦艦棲姫に勝った艦隊をマヤにカーニバル無双された事が未だにフラッシュバックするヤツがいる模様…ハイ、自分ですとも・・・ -- 名無しさん (2016-09-08 03 41 57) この頃はまだ楽しかった。 -- 名無しさん (2017-04-24 08 51 35) も ど し て(切実) -- 名無しさん (2017-08-20 12 03 43) 映画はWoWsとコラボしちゃったし、ないよな... -- 名無しさん (2021-11-07 19 21 56) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/6856.html
415: 霧の咆哮 :2021/01/20(水) 23 02 45 HOST KD106181170080.au-net.ne.jp 〇日蘭世界にありそうな、あったら良いなと思う商品・作品ネタ ◇戦艦決闘、レディー、ゴー! ジャンル:書籍 遥か未来、或いは並行世界において。 過去に起きた大戦の不毛さから全面戦争を回避するために各国は4年に1度、代表となる戦艦に命運を託し、トーナメントで優勝した戦艦を保有する国が世界を主導する戦艦決闘の時代が到来していた。 そんな中でまた一隻の戦艦が戦艦決闘の参加者としてその名を刻まれていた。 という、ぶっちゃけ機動武闘伝Gガンダムの戦艦バージョンなノリの作品。 戦艦が史実以上に大人気な日蘭世界の特徴が出ている。 各国の戦艦もバリエーション豊かで、オーソドックスに戦艦らしい戦艦で汎用性や総合性能を重視した戦艦。 当たらなければどうということはないとばかりに装甲を削って各部スラスターすら追加した超高速戦艦。 艦首にドリル、両舷電ノコを追加した格闘特化の突撃戦艦。 逆に機動性を捨ててガチガチの防御力重視の重装甲戦艦。 大きなサブアームを追加し、アーム先端部を換装することで様々な戦況に対応するのを目指した戦艦。 相手の射程外から的確に沈めれば良いとばかりに射程距離や射撃精度に特化した狙撃戦艦等と、個性豊かな戦艦が集まっている。 鋼鉄の咆哮な艦艇を戦艦に特化させた物とも言える。 続編では可変戦艦を複数バリエーションで出したり、双胴戦艦や三胴戦艦といった艦艇も参加することでより派手に、より大規模な戦いを繰り広げるだろう。 作画負担は大変だが、各戦艦の特徴がはっきりとわかるように小説よりは、某アルペジオのように漫画の方が受けるかもしれない。 416: 霧の咆哮 :2021/01/20(水) 23 03 36 HOST KD106181170080.au-net.ne.jp ◇戦艦リシュリューとは何か ジャンル:書籍 2020年代現在、FFR海軍の象徴にして権威どころか、FFR全体の最高権威として長年信仰すら集めている戦艦リシュリュー。 彼女はWW2当時はフランスの威信を背負った戦艦ではあっても逆に言えばそれだけであり、戦力としても最新鋭の41センチ砲高速戦艦なのは確かだが。 同期にして同等の戦艦はビスマルク級やヴェネト級、KGV級にと複数存在し、ネーデルラント級や大和型のような格上の戦艦だって複数存在した。 そんなリシュリューが何故神格化すらされるようになったのか。 その生まれから現在に至るまでの経緯、戦歴を含めて客観的に纏め、分析された参考書籍。 作者個人の意見は可能な限り抑えられ、客観的な分析論主軸の為に素人やアマチュアが読むにはとてもお堅く難解なために評判は良いとは言えないが、専門家からは高評価を得ている。 ◇戦艦プリンス・オブ・ウェールズの軌跡 ジャンル:書籍 上記の書籍が客観視最重点の解説書なのに対し、こちらはWW2においてPOWに乗り込んでいた新兵視点の物語。 作中の新兵自体が他ならぬ作者をモデルとしており、当時彼が見聞きしていたPOWの噂や評価。 実際にPOWに乗ってからの印象や日々の生活、戦歴に、一時休暇やらで戦場から離れた際の日常と。 POWに関連したネタだけでなく、WW2当時のイギリスの情景が伺える自叙伝である。 作者はWW2でのイギリス海軍最後の決戦においてPOWが被弾した衝撃で海に放り出され漂流中のところをオランダ海軍に救助されて生還している。 その後の戦後のあれこれも作品に含まれている。 物語の最後は、リシュリューの美魔女化改装に対抗するように大改装したPOWの再就役を最古参の乗員の一人として見届ける彼のシーンで〆られている。 417: 霧の咆哮 :2021/01/20(水) 23 04 25 HOST KD106181170080.au-net.ne.jp ◇進撃の戦艦ドナウ・シンフォニー ジャンル:書籍 2000年代以降に就役した、改修こそ繰り返してるものの艦齢20年未満な新鋭艦であり、実戦も未経験なドナウ連邦が誇る大戦艦であるドナウ・シンフォニー。 そんな彼女がゲート先で繋がった世界において武勲を重ねていく仮想戦記。 ゲート間による近代世界連合同士の大戦争であり、敷島型やリシュリューらも投入はされてるが、あくまでドナウ艦隊及びドナウ総合軍隊主軸の物語の為描写は控えめ。 元はネット小説ベース(日蘭世界におけるなろう互換のサイト出展)の商業文庫であり、戦争に至るまでの経緯が意外と長く、連載当初は戦乱を望む読者からちょっと不満が出るほど待たされたが。 その分開戦からは濃密な戦闘描写、情景描写のクオリティは絶賛されている。 開戦先の軍隊は過去、航空戦艦が活躍した影響からそちらで現存している主力戦艦も航空戦艦ベースであり、DS級らのファンだけでなく、航空戦艦の活躍が読みたい読者にもお勧めできる。 ◇ネメシス・フリートかく語る ジャンル:書籍 戦艦長門や加賀、駆逐艦曙を主軸にWW2において異常とすら評されるほどの戦果を挙げた 艦隊、ネメシス・フリート。 一つの軍艦を物語の主軸に据えるのではなく、艦隊全体の解説や描写を中心にした書籍。 実は似たようなタイトル、同じ作者の書籍としてネメシスフリートを当時のハワイ艦隊全体でと捉えるか。 長門らを中心にした戦隊のみでと捉えるかで、地味に分かれており。 数が絞られてる分、後者の方が艦一つ一つへの詳細は煮詰められている。 前者は前者で十分内容は濃いとも言えるので、どちらか片方しか買えないなら前者のみの方がお勧めとも言われている。 こちらの作者が好きな読者にとっては両方買うべしとだそうだが。 内容的にはこの手の書籍にしては分かり易く纏められてる方だが、作者の癖か、客観視に徹するわけでも個人主幹重視でもないその中間の為に、人によっては書き方に中途半端さを感じる者もいたらしい。 418: 霧の咆哮 :2021/01/20(水) 23 05 25 HOST KD106181170080.au-net.ne.jp ◇てのひら戦車道シリーズver日蘭 ジャンル:プラモデル 史実において大ヒットしたガールズ&パンツァーシリーズ。 その商品の一つとして1/72サイズで作中に出ていた戦車の完成品プラモ販売シリーズ、 てのひら戦車道コレクションこと、てのこれシリーズが存在する。 日蘭世界のガルパン自体はラスボスポジションがドイツベースの黒森峰ではなく、日蘭どっちかがベースの学校になってたり、参加車両が変わったりしてるが。 西住みほが主人公で大洗学園艦の廃校を防ぐために優勝を目指すといった、大筋の流れは同じかつ大ヒットしてるのは同様であろう。 史実世界では暫くてのこれシリーズの新作も出てなく、バリエーションにも限りがあるが、日蘭世界においてはバンバン新作もバリエーションを投入され、ファンの心を掴んでいる。 20年の技術優位があるとはいえ、やはりガンプラやタカラトミーゾイドらと比べたら軍艦プラモや戦車プラモの制作ハードルは高く。 塗装や組み立てといった手間や技術も不要で、完成品を平均3千円前後で保存ケースごと手軽に手に入るというのは国内外問わず人気商品となっている。 プラモは自分の手で作ってこそという声もあるだろうが、そこは人によるだろう。 サイズのコンパクトさも迫力には欠けても、場所を取らずに気軽に飾れるメリットにもなっている。 以上です。 ウィキ掲載はご自由に。 後書き 大陸SEED連載時に自分も出してたあの世界で出てる書籍云々をベースに日蘭世界ではどうなるのかと、こちらバージョンのネタを纏めてみた。 この先も出すなら、今回みたいに書籍以外のネタも混ぜるだろう。
https://w.atwiki.jp/supersyougun/pages/20.html
≪名称≫ 鋼鉄天使オーディーン ≪タイプ≫ 巨大戦艦型鋼鉄天使 ≪マスター≫ アースゴート ≪エンゼルフォース≫ 未発動型と思われる為、エンゼルフォースは確認されていないが もし発動していた場合は火・もしくは水だったと思われる ≪解説≫ 第1回鋼鉄ファイトにおいてエンブレム争奪数No.1となった 鋼鉄天使・ヒルダガルドから得たデータを元に 他国へ払い下げられた戦艦大和に組み込まれた鋼鉄天使 鋼鉄天使本体のボディーは艦首についている 大艦巨砲主義や技術だけによる鋼鉄天使は既に過去の物となった為 解体されて新しい鋼鉄天使へと改修されるのを拒み マスターのアースゴート、及び彼女を姉者と呼ぶ鋼鉄天使・エインと共にドッグを脱走 その後、海軍や追撃してきた鋼鉄天使とエインと共に戦う ハープーンミサイルや鋼鉄天使の攻撃を受けても無傷だったが 彼女の本意は不治の病であるマスターと共に海へと散る事であり 最後はヴァーミリオン3の攻撃を自ら受け撃沈 彼女の沈没地点は北緯30度22分、東経128度4分 奇しくも正史において、戦艦大和が沈没した地点と同じ場所であった なお、彼女のエンゼルハートはくるみによって回収された
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/32823.html
登録日:2015/10/07 Wed 22 19 37 更新日:2024/09/03 Tue 22 55 23NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 2015年 Ark-Performance きゅーそくせんこー←全然言わない アニメ アニメ出番なし勢多数発生 アニメ映画 アニメ版の決着 サンジゲン ヤングキングアワーズ ロマン兵器 劇場版 北極海 地球こわれる 姉妹喧嘩 少年画報社 少年画報社創立70周年記念作品 岸誠二 幻の戦艦ヒラヌマ 擬人化 映画 海上自衛隊 海戦 海洋 漁師アシガライオナを釣る 潜水艦 無自覚ジゴロ親子 蒼き鋼のアルペジオ 軍事 遠未来兵器 これは、人類への降伏勧告である。 劇場版 蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenzaとは2015年10月3日より公開されたフル3Dアニメーション映画。 今回は同年1月31日に公開されたDCと違い、全編新規映像である。 いきなり大怪獣北極海決戦で始まるぞ! 《あらすじ》 ヒエイ率いる艦隊との激戦の末傷を負ったイオナと、その最中に流れた超戦艦ムサシと霧の艦隊についた父・千早翔像の人類への降伏勧告を見て心を揺らされた千早群像。 一旦修理のため沖ノ鳥島の蒼き鋼の根拠地に戻ろうとするが、ヒエイ麾下の「霧の生徒会」ナチ・アシガラの強襲を受ける。 超重力砲を犠牲に得たナチの正確無比の索敵能力とアシガラの無縫の攻撃に苦戦するも、これを退け、沖ノ鳥島に帰還。 降伏勧告に対する一週間の回答猶予の中で、北極海への到達・ムサシとの対話を目指す蒼き鋼。 しかし、隠された秘密がすっかり自我を確立したイオナを苦しめる。 果たして、ベーリング海峡に布陣する霧の生徒会艦隊を突破し北極海に到達できるのか?対話の行方は?人類の未来はどうなるのか? 全ては蒼き鋼に託されたのであった。 《登場人物》 《蒼き鋼》 千早群像 (CV:興津和幸) ご存知蒼き鋼の司令塔。今回も知恵と胆力で蒼き艦隊を導く名将っぷりを発揮。 今回はイオナが絶不調だったりとんでもない姿になったりしたが、ナチ・アシガラ戦及びムサシとの決戦は彼の奇策で勝負を決めている。 父・翔像の過去をめぐる一件に、自身としての決着をつける事ができた。 イオナ (CV:渕上舞) イ401のメンタルモデル。相変わらず原作と比べると大人しいが以前より「人間らしく」なっているのが見て取れる。 北極海への途上、ウラジオストクでムサシと接触し、イ401を人類の潜水艦を越えたものとしていたクラインフィールド他殆どの機能を使えなくされてしまう。 ネタバレ アニメ版でのイオナは、大海戦の前にムサシに沈められたヤマトが、今わの際にユニオンコアと千早群像の元に向かう指令を託し、バックアップとした艦であった。 大戦艦以上の艦から処理能力を分け与えられていない限り、アニメではメンタルモデルを持つことの出来ない潜水艦にもかかわらず、 メンタルモデルを持ち、鹵獲品の超重力砲を扱い、霧の艦隊の司令系統から外れて行動できたのはヤマトのコアの処理能力・特殊性故であった。 それを知るムサシからはヤマトの人形であり、空虚な存在と言われてしまいアイデンティティを揺らがされ、一時的に霧の艦としての機能を使えなくなってしまう。 しかしベーリング海峡に助太刀に現れたコンゴウの言葉を聞き、自我をしっかり認識し運命をも受け入れたイオナは復活。霧の生徒会の包囲網を突破し、 ヤマトのコアの全力を発揮し北極海に沈むヤマトの艤装を吸収・再建。 本来であればここでイオナとしての存在は消滅するはずであったが、イオナとしての身体と心、ヤマトの心を持った白亜の超戦艦ヤマトとして、ムサシを止めるため最終決戦に臨むのであった。その果てに、自身の喪失があったとしても… 橿原杏平 (CV:宮下栄治) イ401の火器管制担当。いつも群像の無茶振りに苦しんでいる感があるが 今回は最終局面でクラインフィールドの喪失などがあったため、迎撃にもいつも以上に気を配らなければいけなくなった。 八月一日静 (CV:東山奈央) イ401のソナー・センサー担当。まさかのお色気要員。 センサー担当として、クラインフィールドなし・索敵能力・隠密性も低下した状態で霧の生徒会に挑むイ401の目として活躍した。 織部僧 (CV:松本忍) イ401の副長。相変わらずのマスク姿である。 今回はいつもはだいたいイオナが担当する操舵面で活躍。サブマリナーの面目躍如。 四月一日いおり (CV:津田美波) イ401の機関・技術担当。いつもより胸がよく揺れているような気がする。 ウラジオストクでは、イオナの気持ちを察して群像と街に買い物に行かせるなど気の回る面も見せた。 相変わらず一番デンジャラスな職場をたった一人で支えており、何回か危ないことになった。 タカオ (CV:沼倉愛美) 従順タカオさん。今回は群像の密命を受け、横須賀に潜入し上陰に蒼き艦隊が作戦失敗した時、 霧の艦隊を撃滅し人類を生かす切り札である振動弾頭を再起動できるシステム解除キーを渡した。 潜入した時の格好は漫画版の青樹タカオチックな格好であった。 もっとも、彼女にとって大事な任務は群像の過去を見ることだったようだが。 そして、最終局面では… ネタバレ ヒュウガがナガラ級から強奪したナノマテリアルで再建した艦を得て、ヒュウガとともにベーリング海峡に突入。 アシガラの重力子銛に対抗するべく、ヒュウガが再建出来なかった超重力砲の代わりに搭載しておいた轟天号が使用した由緒正しき艤装・ドリルを使用し、 艦隊戦とは思えないクロスレンジでのチャンバラを繰り広げた。 なおこのドリル、ヒュウガとアシガラは気に入っていたが(アシガラはともかくヒュウガは本気かどうか不明)当のタカオには不評であった。 ヒュウガ (CV:藤田咲) イオナ大好き大戦艦様。主に後方支援で活躍する。 イオナの艤装修理用のナノマテリアルを融通したのも彼女である。 最終決戦ではタカオと参戦。 ナガラ級のナノマテリアルを使いタカオの艦体を用意したが、アシガラ戦である改造を施していたことが発覚する。 ハルナ/キリシマ (CV:山村響/内山夕実) アニメでは蒼き鋼の一員。しかしアニメ版最終決戦以降は群像たちとは別行動を取る。 Cadenzaでは振動弾頭の秘密を知る蒔絵を人類から守るため隠遁生活をしており、蒼き鋼からの支援要請も蒔絵を危険に晒すことを恐れ一度は断ったのだが… ネタバレ ムサシの命を受け攻撃態勢にあった艦を襲ってナノマテリアルを回収、金剛型五番艦ヒラヌマ金剛型の艦体を得てベーリング海峡の戦いに参戦。 霧の艦船としても規格外の快速を誇るハグロと戦いを繰り広げる。なお、メンタルモデルの再構成も可能だったはずだがキリシマは結局ヨタロウのままである。 刑部蒔絵 (CV:原紗友里) 振動弾頭の秘密を知るデザインチャイルド。その頭脳を狙われているためハルナとキリシマに守られつつ隠遁生活を送っている。 ネタバレ 自身を助けてくれた蒼き鋼の窮地を救うべく、ハルナたちを焚き付けたか共にベーリング海峡に殴りこみ。 ハルナとキリシマの演算能力を自身の頭脳と合わせ、クラインフィールドを使えないイ401を守る特殊なクラインフィールドの使用法を編み出すなど活躍。 ちなみにレイリー散乱の応用らしい。何?レイリー散乱とは空が青い理由ではないのか!? 《日本政府》 上陰龍二郎 (CV:置鮎龍太郎) 統制軍軍務省次官補。環太平洋国家樹立に向け、日本政府の掌握を企んでいる。 そのため、人類を生かすために適切な時期を見極める事ができる(*1)と群像に見込まれ、振動弾頭のシステム解除キーを託された。 《霧の艦隊》 ヤマト (CV:中原麻衣) 霧の艦隊総旗艦であり、アドミラリティ・コードを受けることの出来る艦である。 大海戦以前に、策を駆使し霧の駆逐艦を撃破した千早翔像と対話するためにメンタルモデルを作成した初の艦でもある。 ちなみに、漫画版のヤマト・コトノとは大分趣の違う姿である。おい誰だBBAって言ったの 大和型を模した純白の巨体に、24門もの多数の超重力砲に超重力砲を無効化するミラーリングシステムも複数持つ超戦艦に相応しい大怪獣である。 しかし、冒頭で大海戦前日が描かれ、そこで妹のムサシに撃沈されてしまう… ネタバレ イオナの項でも書いたとおり、今わの際に通りすがったイオナにコアと指令を託しており、イオナの中で密かに生きていたのだった。 つまり、群像が分かり合うべき相手の一人としていた総旗艦ヤマトはすぐそばにいたということである。 ある意味では原作に近いかもしれない。 ムサシはイオナを揺るがしてその人格を抹消し、ヤマトを復活させるために行動を取っていたが、ヤマト自身はイオナを乗っ取ったりして復活する気はなさそうではあった。 概念伝達空間で、一度は対話を諦めた妹と再び向き合うこととなる。 ムサシ (CV:釘宮理恵) DCの新規映像で初お目見えした総旗艦ヤマトの同型艦で、やはりアドミラリティ・コードを受けられる艦。 アニメでの霧の艦隊への指令はヤマトとムサシの協議演算によりアドミラリティ・コードの内容を解釈して放っていたものらしい。 メンタルモデルは原作とは違い黒を基調とした服を着ている白髪の少女。 多数の超重力砲にミラーリングシステムも完備、更に艦首部にも超重力砲を持つ姉に劣らぬ大怪獣である。超重力砲はヤマトの半分の12門しかないが、代わりに何らかの装備をしていると原作者に設定されている。 冒頭でヤマトを撃沈していたが…? 目的を達成するべく、霧の生徒会を放ち自身もウラジオストクでイオナに接触するなど暗躍する。 ネタバレ 千早翔像との交流で、家族の概念などを知りヤマトと穏やかに過ごしていたのだが 翔像が部下により射殺されると、怒りと憎しみのあまり暴走。止めようとしたヤマトをも撃沈し、総旗艦の座を乗っ取り大海戦で人類の生存権を押し込め、コンゴウたちに指令を出していたのは全てムサシであったのだ。 この一件のせいか、どこか危うい狂気を孕んだ精神状態となっている。 愛ゆえに歪んだ…君もサウザー系女子なのか… 彼女の目的は「イオナの中に眠るヤマトを目覚めさせ、もう一度殺すこと」。 人類に対し、恐らくは応じないであろう降伏勧告をしたのは未だ人間を信じるヤマトを、人類種の危機を起こすことで目覚めさせるという意味合いもあったようだ。 最終決戦において目論見通りヤマトが復活するが、人形と侮ったイオナが消滅せず、残ったままであったためか半狂乱となりながら対峙する。 ちなみに二度もヤマトと激戦を繰り広げたが、漫画版ではイオナの新型超重力砲とタカオの超重力砲を同時に防いだからとは言え、一回の起動で地球が壊れそうと言われたミラーリングシステムを ヤマトは起動してムサシのぶっ放した複数基の超重力砲の一斉射を防いでいる。超戦艦が暴れて地球が危ない。 最後はミラーリングシステムで歪んだ空間の中にダイブし、異次元の中を座標を計算してムサシの真上にワープするという群像の奇策に敗北。 千早翔像 (CV:中田譲治) 人類を裏切ったとされる元統制軍三佐。 群像が航海を始めた理由であり、その航路の先にいる存在。 ムサシと共に、人類に対する最後通牒を発する。 ネタバレ 大海戦以前に通常の潜水艦で霧の駆逐艦を撃沈する戦果を挙げており そのことを不思議に思ったヤマトとムサシに接触され、コミュニケーションを取るようになった。 ヤマトたちも言っていたが、彼と交流するために人型のメンタルモデルを作成するようになったので、彼女らの父といえる存在。 交流の中で霧とわかり合うことで戦いを止めようとしていたのだが、理由は不明だが部下と決裂し、強硬派に射殺されてしまった。 (その状況は、原作で息子の群像が危惧した「相手と対等である自信がないままの講和」を髣髴とさせる) 今ムサシといる翔像は翔像ではなく、ムサシがナノマテリアルで作り上げた妄念の中の翔像であった。 メンタルモデルみたいなものだろうか。 その事実を知った群像は父が人類の裏切り者ではなく、自身と同じく霧と分かり合おうとしていたのだと理解し、安堵と万感の涙を流した。 ヒエイ (CV:M・A・O) 東洋方面第一巡航艦隊二代目旗艦。自身の麾下のミョウコウ四姉妹と霧の生徒会を自称し、 「霧の風紀は、地球の風紀」をスローガンに活動している。なお、アシガラ以外はあまり乗り気ではない。 メンタルモデルはメガネを掛けた真面目そうな女性。 DC終盤でイオナたちと接触し、自身の自我の変調を感じている様子だが、ムサシの言葉で意思を固める。 ベーリング海峡に布陣し、北極海の総旗艦艦隊に向かう蒼き鋼を迎え撃つ。 ネタバレ 当初は霧の能力を失った401に対し優位に進めるが、タカオ、ハルナ/キリシマ、そして行方不明であった長姉コンゴウの乱入で形勢が逆転。 姉妹の背信、特にコンゴウに怒りを顕わにし向かっていくがコンゴウの噛みつき戦法で足止めを喰い、401の突破を許してしまうのであった。 前作といい今作といい、パンフレットにおいて色々ぶっちゃけられている。 ミョウコウ (CV:福原綾香) 霧の生徒会所属の副会長。ミョウコウ四姉妹の長姉。 お堅い女軍人めいたメンタルモデルで、眼帯めいた装備で右目を覆っているのが特徴。 あまり乗り気ではないではないが、霧の生徒会副会長としてヒエイに付き合うくらいの事はできる。 ベーリング海峡で蒼き鋼を迎え撃つ。 ネタバレ 特殊装備は超重力砲を長距離狙撃砲として扱うためのユニット一式。 効果範囲は超重力砲に比して狭いものの、401の索敵範囲外から狙い撃てる長大な射程と精密性を持つ。 劇中ではヒュウガのハッキングで照準を乱されたためナチの索敵ユニットと連携したが、万全ならば自力でスポットして狙い撃てるようである。 ナチ (CV:佐藤聡美) 霧の生徒会所属の重巡。ミョウコウ四姉妹の次女。 穏やかな緑髪お姉さんと言った風情のメンタルモデル。姉妹屈指のナイスバディである。 茶をすすりながら座布団に正座し、全体の戦局を見守る艦隊の眼。 超重力砲の代わりに各種索敵ユニットを多数装備。原作より索敵ユニットの同時展開数が増えたためか、索敵能力は非常に高い。 アシガラ (CV:三森すずこ) 霧の生徒会所属の重巡。ミョウコウ四姉妹の三女。 黒髪ロングぱっつんで狼(*2)を模した?髪飾りが特徴の黙ってると美少女タイプのメンタルモデル。 しかし残念だがハイテンション突撃バカである。どこぞの同型艦モデルの擬人化とは気が合いそうと一部で評判。 超重力砲の代わりに重力子銛を装備。一見あまり強そうではないが一点突破の破壊力はあり、銛を引っ掛けて釣り上げることで至近距離まで引き寄せる事ができるなど意外と機転が利く。ナチの眼とは存外相性が良い。 更に、射出しなければ格闘戦も可能。 ネタバレ ベーリング海峡での戦闘ではタカオと対峙。重力子銛に対抗して繰り出されたドリルアームを見てテンションが上がるなどアホの子っぷりを見せる。 イオナが全ての決着をつけた時は、甲板上でタカオと格闘戦を展開していた。 ハグロ (CV:五十嵐裕美) 霧の生徒会所属の重巡。ミョウコウ四姉妹の末妹。 赤髪ツインテの小柄な少女の姿を取るメンタルモデル。アニメ版では中の人が中の人のため、原作よりやる気が無いように見る視聴者も多い。というかまんま働いたら負けな某アイドル。 生徒会としての活動も、姉妹の中で一番露骨にやる気が無いところを見せている。 ネタバレ ベーリング海峡の戦闘では、ヒラヌマハルナ/キリシマと対峙。大戦艦級という格上相手に その格上を上回る快速を発揮。軍艦がジャックナイフってどういうことだってばよ・・・ なんとか渡り合うが401の妨害は出来なかった。 コンゴウ (CV:ゆかな) 元東洋方面第一巡航艦隊旗艦。TVアニメ最終話でイオナと和解。 現在は気ままに海を巡っており行方不明である。 ネタバレ ベーリング海峡での戦闘の最終局面で乱入。原作漫画版の旗艦装備持ち出し時のドレスに似た黒い肩出しドレスにモデルチェンジ。髪型も後ろで一つにまとめるスタイルに変わった。 マヤのものを髣髴とさせる大きなグランドピアノを甲板に置いており、総合的にジャズミュージシャンっぽいと評判。 霧の能力を喪失したイオナに概念伝達空間で自身がかけられた言葉を返し、「お前がどうなろうとお前のことは忘れない」と伝える。 このことが、イオナの意志を揺るぎないものとし、彼女の復活に繋がった。 ある意味で劇場版で最も大事なキャラと言えるだろうか。イオナ+ヤマトのドレスがヤマトのドレスよりコンゴウのドレスに似ていたのは友情からかも知れない。 コンゴウを否定し向かってきたヒエイと対峙、超重力砲の撃ち合い・相殺からの噛みつきでヒエイをその場に固定。 最も厄介な艦の釣り出しと固定に成功。イオナの北極海行きを強力にサポートした。 ナガラ/ユラ 対潜艦として今回も複数引っ張りだされた前期長良型と後期長良型(由良型)がモデルの軽巡洋艦。 DCではナトリとユラが対潜爆雷を引っさげ401を追い詰める活躍をしたが……。 ネタバレ 今回もタカオやコンゴウにふっ飛ばされたり、ハルナ/キリシマの艦体修復の餌になったりろくなことがなかった。仕方ないね。 《使用楽曲》 主題歌 Blue Destiny 歌:Trident 挿入歌 Last Refrain 歌:ナノ 《余談》 入場者特典はDCに引き続きミニ色紙。原作者やキャラデザイン、山村響のものもあるようである。 エンドクレジットにはウォーゲーミングジャパンなどが名を連ねる一方、TVアニメの際にガッツリコラボした艦隊これくしょん -艦これ-の原作であるC2機関のクレジットが外れている。もうコラボすることはなさそうである。 追記・修正はナガラ級をねぎらってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 今回で完結? -- 名無しさん (2015-10-07 23 04 07) アルス・ノヴァとしては一段落だろうな まあ、未登場の艦を上手く使っていろいろ出来そうではあるが -- 名無しさん (2015-10-07 23 58 18) TV版ではあんなにメンタルボロボロだったコンゴウが一転してイケメンに...惚れ直したぜ -- 名無しさん (2015-10-08 02 06 20) ムサシの目はヤマトと会話するときに開くっぽい -- 名無しさん (2015-10-08 07 46 44) アルペジオとしては続いていく(原作とかライブとか)けど、アニメアルス・ノヴァはこれで完結と明言されてるね。まああのラストに更に付け足すのは無粋だろう。 -- 名無しさん (2015-10-08 13 46 20) 一つだけ不満だった点が結局霧は誰が何の目的で作ったのか分からずじまいだったこと。後々原作で明かされるんだろうけどアニメでの解釈はどんなもんだったのか気になる -- 名無しさん (2015-10-08 13 59 19) ↑翔像(人形)のセリフを真に受けるなら『地球が生み出した対人間用の抗体』っぽいけど発言者が発言者だしなぁ…… -- 名無しさん (2015-10-08 14 01 59) まぁ原作ですら霧がどこか -- 名無しさん (2015-10-09 15 46 23) ↑ミスしたので続き ら来たのか分からんから仕方ないっちゃ仕方ないんだけどね。 -- 名無しさん (2015-10-09 15 47 43) ドリルを出すための有無を言わさない理論武装 -- 名無しさん (2015-10-11 09 10 20) 戦艦が直上から降ってきますか?おかしいと思いませんか、あなた -- 名無しさん (2015-10-14 13 03 13) 映画が大量のコンゴウ様信徒を生んでる件 -- 名無しさん (2015-10-25 17 42 37) 時間の展開上仕方ないとはいえ後半の展開が速かったのが惜しい。他は最高。むしろ2時間ちょいで綺麗に纏めた事のが凄いか。 -- 名無しさん (2015-11-17 07 06 09) このアニメシリーズはBGMがスゲエんだ本当に -- 名無しさん (2021-06-24 03 07 40) スパロボ参戦するかな? -- 名無しさん (2023-09-06 14 55 23) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/imaska/pages/493.html
がんばれやよエモン あらすじ 登場人物主人公高槻やよエモン 765プロP 高木順一朗 音無小鳥 如月千早 我那覇響 水瀬伊織 三浦あずさ 秋月律子 双海亜美 双海真美 菊地真 四条貴音 萩原雪歩 天海春香 961プロ伊集院北斗 天ヶ瀬冬馬 偽黒井社長 御手洗翔太 星井美希 黒井社長 その他長介 武田蒼一 秋月涼 日高愛 ハム蔵 メカ千早 桜井夢子 メカ春香 コメント がんばれやよエモン 【ニコニコ動画】 もれちPの処女作の「がんばれゴエモン64」×「im@s」の架空戦記シリーズ。 冒険中でも登場人物が会話をしており飽きをこさせない作りをしている。 2012年4月3日完結。 あらすじ 芸能事務所765プロで働くアイドルやよエモン。その日のライブの成功祝いに富士山へ行きたいという彼女。 そのとき、巨大な機械が事務所にビームを打ち込み、煙が晴れると変わり果てた事務所の姿が見えた。 …がそんなことは気にも留めず、富士山へと行くやよエモンであった。 登場人物 主人公 高槻やよエモン ゴエモン役。Cランクアイドル。 なにかと舌が回る。殴る武器はもやし、伸びる武器ももやし、投げる武器までもやしである。 765プロ P エビス丸役。 元々は格好よかったがメタボになってしまい、春香はショックを受けていた。 頭はあまり良くない。 高木順一朗 殿様役。 765プロの社長。CV.茶風林。 音無小鳥 ゆき姫役。 事務員。勤務中でも妄想をするダメ無。丸見えだが事務所にへそくりを隠し持っている。 如月千早 インパクト役。Aランクアイドル。 ほらがいで呼ばれる。やよエモン激ラヴ。 我那覇響 ヤエ役。Bランクアイドル。 沖縄にいたが事務所の危機を聞きつけ戻ってきた。 ペットに龍の辰美やハム蔵がいる。 水瀬伊織 サスケ役。Cランクアイドル。 竜宮小町の一員。 出雲の茶店で待っていた。 三浦あずさ 竜宮小町の一員。Cランクアイドル。 千早とともに番組に出演していたが、突如番組を抜け出した千早を探す最中に、 五条大橋でやよエモン達と出会う。 秋月律子 JAL紀伊淡路支店の一日支店長。Dランクアイドル。 双海亜美 竜宮小町の一員。Dランクアイドル。 砂丘のオアシスで遊んでいた。 真美とはお互いに離れていても交信ができる。 双海真美 おみっちゃん役。Dランクアイドル。 貴音に教わったボソンジャンプで木の上から降りられなくなっていた。 その後、九州の浮上に巻き込まれる。 微妙に不憫な扱いを受ける。 菊地真 マッスル道場のおやじ役。Bランクアイドル。 今の事務所の状態では、全員活動することは難しいためレッスンに集中している。 やよエモンに明鏡止水を伝授する。 四条貴音 プラズマおやぢ役。Aランクアイドル。 遠く離れた人の魂を呼び寄せて、会話できる面妖な力を持つアイドル。 萩原雪歩 キハチ役。Aランクアイドル。 仕事が無いため家に引きこもっている。 やよエモン達が宇宙へ行くための穴を掘る。 真や貴音にフヒる。 天海春香 Aランクアイドル。 メタボになったPを見たくない故か登場しなかったが・・・ 961プロ 伊集院北斗 戦国カブキロボ カシワギ役。Cランクアイドル。 ジュピターの一員。キザな男。 天ヶ瀬冬馬 おてあげロボ ダルマーニョ役。Bランクアイドル。 ジュピターの一員。 出会いゲームで勝負を挑んできた。 偽黒井社長 ダンシン役。 黒井社長を騙って961プロを操る。 頭部に赤い装飾をつけた黒い姿の人物。メタボが嫌い。 + ... その正体は天海春香。 御手洗翔太 うらみロボ ツラミ役。Cランクアイドル。 ジュピターの一員。 新年会の隠し芸用の皿回しで襲いかかる。 星井美希 ラン子役。 765プロの一員であったがトップアイドルになるために移籍。 理由はPがやよエモンにばかりかまうので振り向いてもらう為。 黒井社長 961プロダクションの社長。 3ヶ月前からの世界一周旅行に行っているときに、九州の浮上に巻き込まれる。 その他 長介 やよエモンの弟。自分探しの旅に富士山へ登った。 武田蒼一 仁王ロボ コンゴウ兼みわくのマーメード タイサンバ2兼モモヤマ大戦艦 バルベラの三役。 日高舞を超えるアイドルを生み出す為にロボットを開発している。 秋月涼 コロンちゃん役。 律子の従姉弟。竜騎士になるのが夢でアイドルになっている。 日高愛 茶店で響とやよエモンに伝言を頼まれた少女。 ハム蔵 響のペット。人語を話せる淫獣。 亜美を助ける為に自らファミリア(戦闘用ペット)になる。 バズーカから盾にもなる。 メカ千早 千早そっくりのロボット。Aランクアイドル。武田作成試作2号機。 本物よりも圧倒的にまともな性格をしている。 桜井夢子 愛と夢のフェアリー ド・エトワール役。武田作成試作3号機 武田を尊敬している。 メカ春香 春香そっくりのロボット。武田作成試作1号機 インスタント愚民化ビームで事務所を変化させた張本人。 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/narikiriitatrpg/pages/259.html
04/08/31~05/05/17 ログ 本スレ1 本スレ2 本スレ3(~631) 避難所 避難所2 避難所3 有志によるダイジェスト&レビュー +ダイジェスト&レビュー 960 名前:第1部の簡単な流れ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/03/07(水) 17 10 32 0 オーガスと言う国があった。 ある日、皇帝オーガスはある人物から封印されていたはずの魔獣フェンリルが復活するという話を聞いた。 皇帝オーガスは配下を連れ、フェンリルが封印されている遺跡へと向かった。 遺跡へ向かうと、ベルゼバブという悪魔が待ち構えていた。彼がフェンリルを復活させようとしていたのだ。 オーガス軍の騎士たちの活躍は凄まじく、ベルゼバブと互角以上に戦った。 しかし、遂にフェンリルは復活してしまう。 フェンリルの力は圧倒的で、オーガス騎士は圧倒される。 オーガス騎士は最後の力を振り絞り、フェンリルを倒し封印する事に成功した。 フェンリルを倒した騎士達は、国へと帰還するため遺跡を出た。 だが、遺跡の外に出たオーガス騎士を待ち受けていたのは機械兵士の集団であった。 フェンリルとの戦いで消耗していたオーガス騎士は思わぬ苦戦を強いられるが、どうにか撃破し帰還に成功する。 その後、オーガス城で竜が暴れたりオーガス暗殺を目論む忍者が迫るなどの出来事が起きるが、解決。 次の日、オーガス騎士は反撃へと移る。目指すはガストラの命だけである。 ガストラ城へ到着した騎士たち…しかし、そこに王であるガストラの姿はなかった。 ガストラは戦艦を用いてオーガス城へ攻撃を開始しようとしていたのであった。 だが、その作戦も皇帝補佐カイザーや暗殺爆撃部隊長ファルコン等によって失敗。戦艦は爆破される。 そして、オーガス城で最終決戦の火蓋は落とされた。 ガストラは天使を部下に引き連れ決戦にいどむ。 天使を倒し、ガストラとオーガスの一騎打ちが始まった。 両者はほぼ互角、どちらの攻撃も有功打にはならない。だが、両者の体力は徐々に失われていった。 それを理解したオーガスは最後の力を振り絞り、ガストラへ剣を振り下ろした。 対するガストラも最後の力を振り絞って剣を受け止める。 結果、オーガスの剣は折れた。 敗北を覚悟した瞬間、ガストラの身体が消えてゆく。灰になったのだ。 正真正銘の最後の力を振り絞った結果だった。 オーガス軍は勝った、そして一時の安らぎが帰ってきたのであった。 第1部・完 797 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 04 30 05 0 騎士スレ 王道ファンタジー・・・のはずが、サイヤ人やら大量生産される機械が次々登場 しまいには天地魔界も巻き込むやたらスケールのでかくなったスレ。一応まだ続いている 32 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 02 0 騎士スレ第一部 フェンリル編 レナス「フェンリル復活するらしいから遺跡行って倒そうぜ」 オーガス「オー行くぞ」 ランドール他「了解」 ↓ 遺跡に到着 フェンリル「ぐはは、雑魚どもめぶちころしてくれるわ」 ベルゼバブ「フェンリルに同意」 カイザー「うっせえ」 ジェノ「カイザーに同意」 ↓ ファルコン「フェンリル倒した」 レナス「じゃあ封印します、いいとこあざーす^^」 オーガス「帰るか」 ガストラ編 ガストラ「帰る前に殺してくれるわ、行け機会兵士」 ↓ ファルコン「つよっ、とっとと倒して帰ろうぜ」 ↓ オーガス城に帰った ↓ デュラン「YAAAAAAAAAAAAA」 カイザー「やべえ、肥満が暴れてる」 レイチェル「色気でどうにかしまーす」 デュラン「元に戻りますた」 ↓ オーガス「反撃じゃ、ガストラの野郎ぶち殺してくれるわ」 ↓ 色々あってガストラが乗る大戦艦に突入 ファルコン「殺すぞじじい」 ガストラ「ここに爆弾があるんだぜ?お前たち死ぬんだぜ?」 カイザー「やっぱ、これしか方法はないか。みんな、バイバイ」 カイザーが爆弾持ったまま戦艦から飛び降りてドカーン! ↓ ガストラ「最終決戦しようぜ、天使とか仲間にしたし」 オーガス「おう!」 ファルコン「おう!」 カイザー「生きてますた」 オーガス「しねええええええええ!」 ガストラ「ギャー」 完 33 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 31 O ←30 初めは質雑だったぞ。 そっから軽いTRPGのノリになって、本格的にTRPGになっていった。 質雑→フェンリル討伐→フェンリルとサタン達と戦う→勝ったら機械兵士達が→ガストラ帝出現 →オーガスとガストラ帝との戦争開始→デュラン暴走→飛行船へ→最終決戦→質雑→黒歴史の二部へ こんな感じ ここのダイジェスト&レビューは 【コテ?】TRPG系雑談所【荒らし?】 http //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1172305603/l50 及び 騎士スレ避難所4 http //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1164892156/l50 に寄せられた有志の方々の用語解説をそのまま転載しています。 提供してくれた有志の方々に感謝 騎士シリーズ 騎士スレ 第一部 04/08/31~05/05/17 騎士スレ:第二部 05/05/18~05/07/23 騎士:ヴォルフ編 05/07/25~05/12/31 騎士スレ抗魔戦争編 06/01/02~06/08/25 騎士スレ5 06/08/30~06/11/29 騎士第六部 06/12/07~06/03/08 騎士7 07/03/08~07/03/23 騎士8 07/08/05~07/10/20 騎士8-2 07/10/30~08/01/04 騎士9 09/10/19~09/11/07 騎士10 09/11/26~10/02/02 騎士11 10/05/17~10/06/15
https://w.atwiki.jp/nanaitatrp/pages/403.html
04/08/31~05/05/17 ログ 本スレ1 本スレ2 本スレ3(~631) 避難所 避難所2 避難所3 有志によるダイジェスト&レビュー +ダイジェスト&レビュー 960 名前:第1部の簡単な流れ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/03/07(水) 17 10 32 0 オーガスと言う国があった。 ある日、皇帝オーガスはある人物から封印されていたはずの魔獣フェンリルが復活するという話を聞いた。 皇帝オーガスは配下を連れ、フェンリルが封印されている遺跡へと向かった。 遺跡へ向かうと、ベルゼバブという悪魔が待ち構えていた。彼がフェンリルを復活させようとしていたのだ。 オーガス軍の騎士たちの活躍は凄まじく、ベルゼバブと互角以上に戦った。 しかし、遂にフェンリルは復活してしまう。 フェンリルの力は圧倒的で、オーガス騎士は圧倒される。 オーガス騎士は最後の力を振り絞り、フェンリルを倒し封印する事に成功した。 フェンリルを倒した騎士達は、国へと帰還するため遺跡を出た。 だが、遺跡の外に出たオーガス騎士を待ち受けていたのは機械兵士の集団であった。 フェンリルとの戦いで消耗していたオーガス騎士は思わぬ苦戦を強いられるが、どうにか撃破し帰還に成功する。 その後、オーガス城で竜が暴れたりオーガス暗殺を目論む忍者が迫るなどの出来事が起きるが、解決。 次の日、オーガス騎士は反撃へと移る。目指すはガストラの命だけである。 ガストラ城へ到着した騎士たち…しかし、そこに王であるガストラの姿はなかった。 ガストラは戦艦を用いてオーガス城へ攻撃を開始しようとしていたのであった。 だが、その作戦も皇帝補佐カイザーや暗殺爆撃部隊長ファルコン等によって失敗。戦艦は爆破される。 そして、オーガス城で最終決戦の火蓋は落とされた。 ガストラは天使を部下に引き連れ決戦にいどむ。 天使を倒し、ガストラとオーガスの一騎打ちが始まった。 両者はほぼ互角、どちらの攻撃も有功打にはならない。だが、両者の体力は徐々に失われていった。 それを理解したオーガスは最後の力を振り絞り、ガストラへ剣を振り下ろした。 対するガストラも最後の力を振り絞って剣を受け止める。 結果、オーガスの剣は折れた。 敗北を覚悟した瞬間、ガストラの身体が消えてゆく。灰になったのだ。 正真正銘の最後の力を振り絞った結果だった。 オーガス軍は勝った、そして一時の安らぎが帰ってきたのであった。 第1部・完 797 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 04 30 05 0 騎士スレ 王道ファンタジー・・・のはずが、サイヤ人やら大量生産される機械が次々登場 しまいには天地魔界も巻き込むやたらスケールのでかくなったスレ。一応まだ続いている 32 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 02 0 騎士スレ第一部 フェンリル編 レナス「フェンリル復活するらしいから遺跡行って倒そうぜ」 オーガス「オー行くぞ」 ランドール他「了解」 ↓ 遺跡に到着 フェンリル「ぐはは、雑魚どもめぶちころしてくれるわ」 ベルゼバブ「フェンリルに同意」 カイザー「うっせえ」 ジェノ「カイザーに同意」 ↓ ファルコン「フェンリル倒した」 レナス「じゃあ封印します、いいとこあざーす^^」 オーガス「帰るか」 ガストラ編 ガストラ「帰る前に殺してくれるわ、行け機会兵士」 ↓ ファルコン「つよっ、とっとと倒して帰ろうぜ」 ↓ オーガス城に帰った ↓ デュラン「YAAAAAAAAAAAAA」 カイザー「やべえ、肥満が暴れてる」 レイチェル「色気でどうにかしまーす」 デュラン「元に戻りますた」 ↓ オーガス「反撃じゃ、ガストラの野郎ぶち殺してくれるわ」 ↓ 色々あってガストラが乗る大戦艦に突入 ファルコン「殺すぞじじい」 ガストラ「ここに爆弾があるんだぜ?お前たち死ぬんだぜ?」 カイザー「やっぱ、これしか方法はないか。みんな、バイバイ」 カイザーが爆弾持ったまま戦艦から飛び降りてドカーン! ↓ ガストラ「最終決戦しようぜ、天使とか仲間にしたし」 オーガス「おう!」 ファルコン「おう!」 カイザー「生きてますた」 オーガス「しねええええええええ!」 ガストラ「ギャー」 完 33 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 31 O ←30 初めは質雑だったぞ。 そっから軽いTRPGのノリになって、本格的にTRPGになっていった。 質雑→フェンリル討伐→フェンリルとサタン達と戦う→勝ったら機械兵士達が→ガストラ帝出現 →オーガスとガストラ帝との戦争開始→デュラン暴走→飛行船へ→最終決戦→質雑→黒歴史の二部へ こんな感じ ここのダイジェスト&レビューは 【コテ?】TRPG系雑談所【荒らし?】 ttp //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1172305603/l50 及び 騎士スレ避難所4 ttp //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1164892156/l50 に寄せられた有志の方々の用語解説をそのまま転載しています。 提供してくれた有志の方々に感謝 騎士シリーズ 騎士スレ 第一部 04/08/31~05/05/17 騎士スレ:第二部 05/05/18~05/07/23 騎士:ヴォルフ編 05/07/25~05/12/31 騎士スレ抗魔戦争編 06/01/02~06/08/25 騎士スレ5 06/08/30~06/11/29 騎士第六部 06/12/07~06/03/08 騎士7 07/03/08~07/03/23 騎士8 07/08/05~07/10/20 騎士8-2 07/10/30~08/01/04 騎士9 09/10/19~09/11/07 騎士10 09/11/26~10/02/02 騎士11 10/05/17~10/06/15
https://w.atwiki.jp/nanaitatrpg/pages/354.html
04/08/31~05/05/17 ログ 本スレ1 本スレ2 本スレ3(~631) 避難所 避難所2 避難所3 有志によるダイジェスト&レビュー +ダイジェスト&レビュー 960 名前:第1部の簡単な流れ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/03/07(水) 17 10 32 0 オーガスと言う国があった。 ある日、皇帝オーガスはある人物から封印されていたはずの魔獣フェンリルが復活するという話を聞いた。 皇帝オーガスは配下を連れ、フェンリルが封印されている遺跡へと向かった。 遺跡へ向かうと、ベルゼバブという悪魔が待ち構えていた。彼がフェンリルを復活させようとしていたのだ。 オーガス軍の騎士たちの活躍は凄まじく、ベルゼバブと互角以上に戦った。 しかし、遂にフェンリルは復活してしまう。 フェンリルの力は圧倒的で、オーガス騎士は圧倒される。 オーガス騎士は最後の力を振り絞り、フェンリルを倒し封印する事に成功した。 フェンリルを倒した騎士達は、国へと帰還するため遺跡を出た。 だが、遺跡の外に出たオーガス騎士を待ち受けていたのは機械兵士の集団であった。 フェンリルとの戦いで消耗していたオーガス騎士は思わぬ苦戦を強いられるが、どうにか撃破し帰還に成功する。 その後、オーガス城で竜が暴れたりオーガス暗殺を目論む忍者が迫るなどの出来事が起きるが、解決。 次の日、オーガス騎士は反撃へと移る。目指すはガストラの命だけである。 ガストラ城へ到着した騎士たち…しかし、そこに王であるガストラの姿はなかった。 ガストラは戦艦を用いてオーガス城へ攻撃を開始しようとしていたのであった。 だが、その作戦も皇帝補佐カイザーや暗殺爆撃部隊長ファルコン等によって失敗。戦艦は爆破される。 そして、オーガス城で最終決戦の火蓋は落とされた。 ガストラは天使を部下に引き連れ決戦にいどむ。 天使を倒し、ガストラとオーガスの一騎打ちが始まった。 両者はほぼ互角、どちらの攻撃も有功打にはならない。だが、両者の体力は徐々に失われていった。 それを理解したオーガスは最後の力を振り絞り、ガストラへ剣を振り下ろした。 対するガストラも最後の力を振り絞って剣を受け止める。 結果、オーガスの剣は折れた。 敗北を覚悟した瞬間、ガストラの身体が消えてゆく。灰になったのだ。 正真正銘の最後の力を振り絞った結果だった。 オーガス軍は勝った、そして一時の安らぎが帰ってきたのであった。 第1部・完 797 名前:名無しになりきれ[sage] 投稿日:2007/02/22(木) 04 30 05 0 騎士スレ 王道ファンタジー・・・のはずが、サイヤ人やら大量生産される機械が次々登場 しまいには天地魔界も巻き込むやたらスケールのでかくなったスレ。一応まだ続いている 32 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 02 0 騎士スレ第一部 フェンリル編 レナス「フェンリル復活するらしいから遺跡行って倒そうぜ」 オーガス「オー行くぞ」 ランドール他「了解」 ↓ 遺跡に到着 フェンリル「ぐはは、雑魚どもめぶちころしてくれるわ」 ベルゼバブ「フェンリルに同意」 カイザー「うっせえ」 ジェノ「カイザーに同意」 ↓ ファルコン「フェンリル倒した」 レナス「じゃあ封印します、いいとこあざーす^^」 オーガス「帰るか」 ガストラ編 ガストラ「帰る前に殺してくれるわ、行け機会兵士」 ↓ ファルコン「つよっ、とっとと倒して帰ろうぜ」 ↓ オーガス城に帰った ↓ デュラン「YAAAAAAAAAAAAA」 カイザー「やべえ、肥満が暴れてる」 レイチェル「色気でどうにかしまーす」 デュラン「元に戻りますた」 ↓ オーガス「反撃じゃ、ガストラの野郎ぶち殺してくれるわ」 ↓ 色々あってガストラが乗る大戦艦に突入 ファルコン「殺すぞじじい」 ガストラ「ここに爆弾があるんだぜ?お前たち死ぬんだぜ?」 カイザー「やっぱ、これしか方法はないか。みんな、バイバイ」 カイザーが爆弾持ったまま戦艦から飛び降りてドカーン! ↓ ガストラ「最終決戦しようぜ、天使とか仲間にしたし」 オーガス「おう!」 ファルコン「おう!」 カイザー「生きてますた」 オーガス「しねええええええええ!」 ガストラ「ギャー」 完 33 名前:名無しになりきれ[sage] 本日のレス 投稿日:2007/02/24(土) 21 50 31 O ←30 初めは質雑だったぞ。 そっから軽いTRPGのノリになって、本格的にTRPGになっていった。 質雑→フェンリル討伐→フェンリルとサタン達と戦う→勝ったら機械兵士達が→ガストラ帝出現 →オーガスとガストラ帝との戦争開始→デュラン暴走→飛行船へ→最終決戦→質雑→黒歴史の二部へ こんな感じ ここのダイジェスト&レビューは 【コテ?】TRPG系雑談所【荒らし?】 http //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1172305603/l50 及び 騎士スレ避難所4 http //etc6.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1164892156/l50 に寄せられた有志の方々の用語解説をそのまま転載しています。 提供してくれた有志の方々に感謝 騎士シリーズ 騎士スレ 第一部 04/08/31~05/05/17 騎士スレ:第二部 05/05/18~05/07/23 騎士:ヴォルフ編 05/07/25~05/12/31 騎士スレ抗魔戦争編 06/01/02~06/08/25 騎士スレ5 06/08/30~06/11/29 騎士第六部 06/12/07~06/03/08 騎士7 07/03/08~07/03/23 騎士8 07/08/05~07/10/20 騎士8-2 07/10/30~08/01/04 騎士9 09/10/19~09/11/07 騎士10 09/11/26~10/02/02 騎士11 10/05/17~10/06/15
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/54491.html
登録日:2023/07/06 Thu 12 25 00 更新日:2024/03/15 Fri 17 57 23 所要時間:約 5 分で読めます ▽タグ一覧 大和 大日本帝国 戦艦 海軍 超大和型戦艦 軍艦 超大和型戦艦とは、日本海軍が大和型戦艦の次代用にと計画していた戦艦である。 ▽目次 【概要】 【第二次ロンドン海軍軍縮条約の制限(*1)を超過した未成戦艦】 【超大和型戦艦の登場する創作】 【概要】 海軍休日によって日本海軍は長門型戦艦以降、長期間に渡って(*2)戦艦の建造がストップしていた。 無条約時代以降の日本は戦艦12隻体制で国防を賄おうと考えており、強大なアメリカ海軍に対して質的優位で対抗するために、 十六インチ砲戦艦を圧倒する大和型戦艦を戦力の主軸に据える予定だった。 1937年度計画で2隻、39年度計画でさらに2隻を予算化し、これらは1942年頃から年1隻のペースで完成していく。 以降も42年度、44年度の計画で2隻ずつの改大和型を調達し、旧式化した10隻の戦艦更新と2隻分の増強を果たしていく構想だった。 大和型の性能は想定されるアメリカ戦艦を大きく上回り、仮にアメリカが大和の十八インチに気づいて対抗艦を計画したとしても 概ね5年程度は優位を保てると考えており、実際にモンタナ級は1942年度計画艦なので、日本の予想はほぼ的中していた。 だが、質的優位の予測は正確だったが、量的な予測は完全に的を外してしまった。 アメリカの計画は1937年度計画のノースカロライナ級2隻に続いて1939年度にサウスダコタ級4隻、さらに1941年度にアイオワ級4隻と 日本に倍する戦艦を計画し、しかも1941年、ナチスドイツのパリ入城を受けた両洋艦隊法によりアイオワ級2隻とモンタナ級5隻(ついでにアラスカ級6隻)を追加した。 日本が想定していた大和型・改大和型6隻に対してアメリカの計画はこの時点で実に17隻。 3倍もの優勢はもはやまともなかたちでの対抗が不可能となる格差だった。 ここに至り、日本はさらなる質的優位を確保して対抗しようと考え、かねてより構想を進めていた二十インチ砲搭載の大戦艦建造を決断する(*3)。 1942年度の第五次計画では当初2隻予定だった戦艦の建造を1隻追加して3隻とし、さらに金剛型の更新は大和型ではなく より軽快な超甲巡にて行うこととして、これも2隻追加した。つまり元々2隻予定だった戦艦計画を限界まで増強して5隻にしたのだ。 この内、二十インチ砲の搭載がスケジュールされた二隻が本稿で扱う、いわゆる超大和型(計画番号A-150)である。 当初の計画は大和型をそのまま巨大化したような形で、 排水量八万トン超 主砲五十一サンチ三連装三基九門 というものであり、もし完成していればモンタナ級を始め、世界中のいかなる戦艦に対しても絶対負けない無敵の戦艦となっていただろう。 しかし、これほどの巨大戦艦を建造しようにも、当時のドックや船台では不可能で、高い金と時間をかけての造船施設大改造が必要となる。 先の説明通り、そんな悠長に構える余裕はなかったため、船体を大和型と同等程度とし、主砲を五十一サンチ連装三基六門とする案に妥協となった。 この六門という数は弩級戦艦以後発達した砲術上の最低ラインで、砲戦ではまず敵艦に照準を定めるために少しずつ試し打ちで砲弾の落着ゾーンを目標に重ねるよう修正していく。 この「ゾーン」を作るために必要な砲弾の数が三発、つまり三角形で面を作ることで目標を二次元的に捉えるわけだ(*4)。 各砲塔から六門の半数、三門が交互に撃つことで素早く照準を修正する、これが交互射撃という技術である。 肝心の二十インチ砲弾の重さはなんと二トン弱。大和の十八インチ砲弾より三〇パーセント以上重い。 この砲弾を毎分1~1.25発程度のペースで発射する。 大和で毎分1.5~2発とされ、それよりかなり遅くなるがやむを得ないところだった。 ちなみに日本戦艦の砲弾だが、太平洋戦争当時の最新型で 十四インチ砲弾:673kg 十六インチ砲弾:1020kg 十八インチ砲弾:1460kg わずか二インチ大きくなるだけで桁外れのパンチ力になることがわかるだろう。 当然だがそれを収める砲塔も大重量で 十四インチ連装砲塔 :688トン(扶桑) 十六インチ連装砲塔 :1004トン 十八インチ三連装砲塔:2730トン となる。そして超大和型(A-150)は・・・なんと大和とほとんど変わらない2736トン。 アメリカの十四インチ三連装砲塔と十六インチ連装砲塔も同様で、大口径砲を搭載し、相応の装甲を追加しても大きさ・重量はほぼ同じになる。 これが連装砲塔採用の決め手になったわけだ。 さて二トンというとんでもない大重量の砲弾を撃つ以上、自らも撃たれる覚悟が必要となる。 大和は自らの砲弾に耐えるために、主砲塔前面に660ミリもの分厚い装甲を張っていたが、これが対二十インチ砲ともなると800ミリを超えるとされる。 舷側や甲板装甲も相応に分厚くする必要があるのだが、もはや一枚板でこの防御力を確保するのは技術的に難しく、二段防御が採用される予定だったと伝わる。 大和とほぼ同一の船体を採用するため、速度・航続性能はほぼ同程度と推定されている。 この巨艦を一隻は呉で大和型四番艦の次に、もう一隻は全くの新設となる大分県・大神海軍工廠で建造する予定だった。 けれども現実では空母主体の戦争に移り変わり、なによりミッドウェーの惨敗によって大型艦を作る余力の無くなった日本海軍にとって超大和型は見果てぬ夢となって消えた。 同時に世界各国の新世代型戦艦も日の目を見ることなく消えており、現在では想像の中でのみその砲火をひらめかせる存在となっている。 ちなみに、超大和型戦艦の艦名は『紀伊』『尾張』が計画されていたと一時期言われていたが、これは後世の創作であったという説が今では有力。 とはいえ名無しの権兵衛では不便なので、現在でも超大和型のことを紀伊型と呼ぶ創作は多い。 実際に建造はされなかった戦艦ではあるが、FUJIMI模型からプラモデルは発売されている。 51センチ連装砲は同縮尺の46センチ三連装砲より明らかに砲身が太く長く、日本海軍がこの巨砲を夢見た気持ちもわかる。 その他は高角砲が長10センチ砲に換装されており、対空戦闘力でも大和を大きく上回る戦艦になったであろうことが見てとれる。 【第二次ロンドン海軍軍縮条約の制限(*5)を超過した未成戦艦】 モンタナ級(アメリカ) パナマ運河の拡張を見越して船体を大型化することで、アイオワ級と同等の十六インチ三連装主砲を四基十二門も搭載する計画だった。 主砲を十八インチ連装四基八門に変更する案もあったが研究に留まり、1942年の改設計で幅が増して基準排水量は約六万三千トンに増加している。 手数が増えたことだけでなく、アイオワ級の欠陥であった船体が細すぎて安定性が悪いという点も解消されており、バランスの取れた「純戦艦」としての正統進化版。 攻防走いずれも大和とほぼ互角の能力を持っており、完成すれば強敵として立ちはだかっただろう。 パナマックスを意識したティルマン案(計画排水量八万トンの十八インチ砲戦艦)よりも巨大な戦艦も1944年に検討されていた。 排水量一〇万六千五百トン、全長三六六メートル、全幅四一.四八メートルで、主砲はモンタナ級と同じ五〇口径十六インチ三連装四基十二門である。 ソビエツキー・ソユーズ級(ソ連) 日露戦争でボロボロになったロシア海軍を再建する間もなく革命と内戦に突入して、建艦競争どころではなかったソ連が遅れを取り戻そうと取り組んでいた4隻の戦艦。 主砲は十六インチ三連装三基九門だが排水量は6万トン弱と大和に匹敵する巨艦。 海軍再建に当たってイタリアの助力を仰いだ影響で当初はプリエーゼ式を導入したが、数次の設計変更でアメリカの条約型戦艦に近い水雷防御へ改良された。 しかし問題がソ連の造船能力で、設備を拡張してもなお4隻の建造を同時進行する事すらままならぬ貧弱さであった。 当然建造は遅れに遅れ、そうこうしている内に独ソ戦が勃発してしまう。 結局戦時中はもとより戦後も戦艦なんぞ作っている余裕など無く、結局完成できぬまま建造は中止されて解体された。 それ以前にソ連の海軍工廠の工員のレベルや、戦後ソ連の珍艦艇のことを考えると、完成したとしてもちゃんと戦えたかは大いに疑問が残る。 24号計画型(ソ連) アイオワ級対抗を意識した戦艦で、一九五〇年代に2隻の建造を予定していた。 ソビエツキー・ソユーズ級(23号計画型)よりも設計が洗練されていて、装甲防護力や水雷防御が強化されている。 主砲は23号計画型と同じ十六インチ三連装三基九門を踏襲しているが、十八インチ砲の採用も検討されていたと言われている。 基準排水量は約七万三千トンまで膨れ上がったが、機関出力も約二八万馬力に増強されていて、最大速力が三〇ノットに向上している。 検討段階の没案には、建造費が三十億五千万ルーブルと見積もられた基準排水量十一万七千トンの十八インチ砲戦艦といった雄大な代物も含まれていた。 デカいのはいいが一体どこで作る気だったんだ ライオン級(イギリス) 4万トン、十六インチ三連装三基九門と、オーソドックスな形の戦艦。計画予定隻数は4隻で、内2隻は起工された。 実現こそしなかったものの、ネイバル・ホリデーの15隻体制から20~28隻まで拡大する構想があり、ライオン級を最大で8隻建造する案も存在した。 旧式戦艦・巡洋戦艦10隻を近代化改装しつつ、KGV級5隻、ライオン級8隻、R級の主砲を転用改造した十五インチ砲戦艦5隻を新造するという野心的な構想だった。 もっともライオン級の建造は惜しまれつつも中止に追い込まれ、基準排水量約五万九千トンないし約八万五千トンの戦艦も検討されたものの、ヴァンガードが最後に就役した英国戦艦となった。 ちなみにライオン級も第二次世界大戦中に戦訓を反映した改設計が実施されていて、基準排水量は四万八千トン、機関出力は十四万馬力に増加している。 アルザス級(フランス) リシュリュー級の次に計画され、少なくとも2隻の建造が決まっていた。 諸説あるが主砲は最大で十六インチ三連装三基九門と、この当時の欧州戦艦の標準的な性能。 UP41型(イタリア) リットリオ級の次に検討が進められていたプロジェクト。ソビエツキー・ソユーズにも一部系譜が活かされているとも。 リットリオで一旦は諦められた十六インチ三連装三基九門を搭載し、一回り大きくなった戦艦。 H40型(ドイツ) 1939年から6隻の建造が予定されて頓挫したH級戦艦H39型の改良案。要はビスマルク級の次の次。 主砲塔の削減と引き換えに水平防御の強化や主機をディーゼル・スチーム混載に変更したA案や主砲塔を削減せずに巨艦化を許容したB案が存在した。 B案は基準排水量六万三千トン、水線長二八七メートル、全幅約三九メートル、機関出力二四万馬力、速力約三〇ノット、と大和型に比肩しうる規模と化した。 主砲はオリジナルのH39型と同じ五二口径十六インチ連装四基八門(A案は五二口径十六インチ連装三基六門)である。 H級は超大和型と同様に正式な艦名は決定しておらず、フリードリヒ・デア・グローセ、グロス・ドイッチュラント、ウルリッヒ・フォン・フッテン、ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲンあたりが候補だったと言われているものの、実際のところ不明である。 H41型(ドイツ) 第二次世界大戦の勃発で起工後に建造が中止されたH40型のリファイン。 満載排水量七万九千トン、四八口径四ニセンチ連装四基八門、機関出力十五万馬力(オールディーゼル)、速力二八ノットと、ドイツが建造可能な最大級の案である。 航空爆撃対策で装甲を強化しているが、満載時の喫水が十二メートル以上になると見積もられたため、造船施設の拡充や根拠地の新設を実施しない限り実現は不可能だった(*6)。 なおH42型以降は技術保全目的の概念研究に留まるペーパープランで、実際に建造する予定は全く無かったという。 【超大和型戦艦の登場する創作】 レッドサン・ブラッククロス 日露戦争での敗戦をきっかけに海洋国家・貿易立国の道を選択して成長を遂げる一方第二次世界大戦に参戦しなかった日本と、モンロー主義によってアメリカが参戦しなかった第二次世界大戦を勝利したナチス・ドイツの間で繰り広げられる第三次世界大戦を描いた架空戦記の金字塔。 紀伊型が建造されて、門数の少ない戦艦として欠陥品呼ばわりされながらも活躍する。ちなみにこの世界での大和型は兵装こそ変わらないものの全長285m・最大速力30ノットと史実よりも大型化した高速戦艦として完成しており、主砲の砲身延長などの改良を施した改大和型も建造されている。 外伝の一つ「戦艦ヒンデンブルグの最期」では同作の代名詞と言うべき超々大和型の播磨が登場。 56cm砲3連装4基12門という大インパクトを持つ同艦の存在はファンの語り草となっている。 ちなみに同シリーズ内ではドイツ側もZ計画を日本を仮想敵に変更して続行しており、H41型とほぼ同じ諸元の「フリードリヒ・デア・グロッセ級(全4隻)」、H42型をベースに主砲を50.8cm砲に変更した「フォン・モルトケ級(全2隻)」、そして53cm砲を主砲として先述した播磨と対決する「フォン・ヒンデンブルグ級」が登場する。 不沈戦艦 紀伊 超大和型=紀伊型、というイメージを確固たるものにした名作架空戦記。 母港を旅順にすることで港湾の問題を解決し、徹底した不沈対策によってどんな砲雷撃を受けても沈まないモンスターとして活躍する。 旭日の艦隊 転生系架空戦記の金字塔。 主役艦の日本武尊は超大和型としては五十一サンチ六門と少ないが、反潜能力やミサイルを搭載した奇想戦艦としてドイツをきりきり舞いさせる。 次回作の新旭日の艦隊では潜水戦艦に改造される。主砲は当初こそ前作の51センチ3連装砲だったがレールガンに換装される。 ラバウル烈風空戦録 航空機が主体で活躍する架空戦記であるが、超大和型も建造されたことが言及されている。 いったいどうやってドックや資材を確保したのか? 空母もまったく足りてないのになぜ建造が許可されたのかは不明。 活躍の描写は無いが、尾張はトラック沖で米潜水艦にあえなく撃沈されたとのことで、大戦末期の日本の工業力と推戦能力の衰退を象徴する存在となっている。 艦隊これくしょん 擬人化した艦船で戦うブラウザゲーム。 超大和型の艦娘自体はまだ実装されていないが、大和を改二にすると51センチ砲を搭載しているなど、超大和型を意識した改装となっている。 武蔵改二はシンプルに超大和型風になるが、大和はコンバート改装になっており、改二は高速戦艦化され、さらに大和改二重に改装すると速力は低速に戻るが最強の砲である51センチ3連装砲をデメリットなしで扱える唯一の戦艦となり、さらに水上機搭載量が大幅に増えた航空戦艦になる。 超時空戦艦まほろば 隠された超大和型のまほろば型の肩書で、51センチ砲15門のまほろばが登場する。 現代においても生き残っており、神出鬼没に現れる謎の戦艦として世界の注目を集めていたが、後に実体は宇宙戦艦に改造されていたことが明らかになる。 アズールレーン 超大和型自体は未だ登場してないが超大和型に匹敵する戦艦が幾つか実装済みである。代表的なのはH41型ウルリッヒ・フォン・フッテン(*7)H型戦艦化したビスマルクZwei24号計画型のソビエツカヤ・ロシア&ベラルーシアなどが登場してる。また八八艦隊計画の未完成艦で終わった超大和型同名の紀伊も登場しておりこちらは二型艦船として実装が期待されている 鋼鉄の咆哮 自分で艦船を設計して戦わせることのできる2D・3D海戦シューティングゲーム。 超大和型戦艦を建造することも可能。 また、雑魚敵として大和型や改大和型もぞろぞろ出てくる。とはいえ60センチ砲だのレーザーだのを積めるほどインフレが激しいゲームなのでぶっちゃけたいした脅威にはならない。 ボス敵である超兵器と呼ばれる巨大艦船の中には上記の播磨が元ネタと思われる『超巨大双胴戦艦ハリマ』が登場。51センチ以上の巨砲を甲板上にずらっと並べており、半端な設計の艦では火力と弾幕に対抗できない。中には100センチ砲なんてものをぶっ放してくるバケモンも。 以下ネタバレ注意 龍が如く6 命の詩 本作の鍵である『尾道の秘密』の正体。 戦時中、旧日本海軍の将校だった大道寺稔の依頼によって巌見造船が作った物である。 この戦艦は日本の存亡に関わると判断した大道寺の独断に作られた物であり、当時の政府の製造の許可を取っていなかったために戦費を横領する形で製造された。しかしながら、戦艦の完成が終戦に間に合わなかったため、建造費は丸ごと無駄遣いに終わり、超大和型戦艦は日の目を見ることなく隠蔽された。 戦艦の製造が露見すれば当然自身は破滅する。戦後、政治家になった大道寺それを恐れ、戦艦建造で巌見造船が被った負債を一部賠償し、足りない分は巌見造船が有利になるような法案を次々に通すという方法で借りを返そうとした。その結果、来栖には政界との強いパイプができ、癒着関係は大道寺のみならず彼のシンパにまで広がり、現政権の中にもそれは少なくないため、大道寺がとっくに引退した現在でも問題なく強権を使うことができる。 追記修正、ようそろ。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 某893ゲーで知ったなぁ -- 名無しさん (2023-07-06 14 53 16) 登場する創作だと龍が如く6いれてもよさそうですね -- 名無しさん (2023-07-06 16 55 46) 創作の部分に鋼鉄の咆哮シリーズも追加していいですかね 扱いがモブなのと再現度が微妙なので -- 名無しさん (2023-07-06 18 40 41) ↑↑いいと思うけど、一応本編の超ネタバレだから、念の為折り畳みのワンクッションしておいた方がいいと思う。 -- 名無しさん (2023-07-06 21 51 22) 運用コストは金剛型を引退させて捻出するとして、開戦時に完成していたら大和型の出番が増えてたりしたんだろうか。超大和型は母港で沈む -- 名無しさん (2023-07-06 22 04 38) 英仏伊のエスカレーター条項発動後の16インチ+4万5000トンに収めて計画された艦は超大和型と同列に並べるには微妙に違う気がする。確かに「史実で造れた最強の戦艦の一段階上の戦艦」ではあるけど、なんというかパーシングやARL-44がティーガーⅡやIS-2と同列になってる的な違和感が… -- 名無しさん (2023-07-09 00 41 28) 20インチ砲搭載の戦艦そのものはイギリスのインコンパラブル級や、日本でも八八艦隊計画の時点で18インチ砲戦艦が計画されていたし、技術面から見たらさして問題はない。ドイツが80センチ砲なんてものを実戦投入してるわけだし。物理面と予算面では厳しいのは当然だが -- 名無しさん (2023-07-31 21 33 10) 名前 コメント