約 592,778 件
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2517.html
社員ゆっくり ※現在の地球とは少しだけ軸がずれたパラレルワールドだと思ってください ※ゆる虐待は多少ありますが、愚鈍で高慢なゆっくりをボコボコにしたい方には合わないと思います。箸休めにどうぞ。 ※お兄さんと劇中の飼われゆっくりは仲が良いです ※作品中に登場する会社名等は実在のものとは一切関係がありません ゆっくりが出現して20年程、元々は野山に住んでいたゆっくりは徐々に人里に下りていき、街へも進出しだした。 当初はゴミを荒らし、住居に侵入したりとやりたい放題であったが、当然ながらそういったゆっくりは人間によって即処分される。 その結果、(ゆっくりにしては)頭がよく賢い、それでいて比較的気性の穏やかなゆっくりが残り、そして繁殖を繰り返した。 頭がが良く穏やかなゆっくりであれば当然人間に迷惑をかけることも少ない。となると殺されることも少なくなる。 街ゆっくりは今では人間の(それなりに)良きパートナーとして生き残っていた。 「ただいま」 男がそう言い玄関の戸を開けるとまりさが廊下をぴょんぴょん跳ねながらやってきた。 「ゆっくりおかえり!!」 このまりさはもう1年ほど前から男が飼っているゆっくりだ。野良犬に襲われていた横を通りがかっただけなのだが なぜか犬がそのまま逃げてしまいまりさは男のおかげだと泣きながら感謝し、それから懐いてしまったのだ。 どうやら飼いゆっくりだったらしいのだが、飼い主の事情で捨てられてしまったらしい。 変に媚びることもなく淡々と語るまりさを見て最初は「まぁいいか」くらいの気持ちでペットにしたのだが、 実際は一人暮らしの寂しさを紛らわせたかったのだ。 今となってはペットというよりは居候といった感じだが。 「ゆっ!おつかれさま!おみやげは?おみやげは?」 「あ?別に出張でもないし特に何もないぞ。つうかおまえ毎日それだな!」 「ゆぐっ・・・だってまいにちひまだし・・・おにいさんおかねくれないからあそびにもいけないし・・・」 そう言ってまりさは口をとんがらせてすねていた。 人間の社会に入り込んだゆっくりは貨幣の概念を理解している。ゆっくり用のグッズを販売する店や ゆっくり用のレジャー施設も存在し、ゆっくりだけで買い物に行っても極普通に対応してもらえるので お小遣いを与えられたラッキーなゆっくりでいつもごった返していた。 「働かざるもの食うべからずという言葉を知っているか。」 「ゆぅ・・・おにーさんからなんどもきかされたからしってるよ・・・」 「ならそういうことだ。三食屋根付きなだけでもありがたいと思うように。」 この社会にも野良ゆっくりは存在する。昔に比べて賢いゆっくりが増えた分人間もそれ相応の対策はとってある。 ゴミ捨て場などもカラスはもとよりゆっくりにも破られないようにいろいろ改良がなされている。 となるとそこらの雑草や花を食べるしかない。だが賢くなったゆっくりは人間の所有する整備された花や植物を 勝手に食べるとどうなるかは知っていた。よほど危機的な状況ならば分からないが、まずそういった愚挙は犯さない。 まりさはそういった行為をしでかした野良ゆっくりが目の前で潰されたり保健所に連れて行かれた場面を何度か見ている。 そんな生活はごめんだった。 中には人通りの多い場所で物乞いをするゆっくりもいたが、同情を誘うためか酷く汚れていたり、自ら片目を潰したり するゆっくりが大半だ。まりさにはとてもそんなことはできない。 家に置いてもらい食事まで頂戴していることはありがたいとは思っていたが、ゆっくりはゆっくりなりに欲もある。 雑誌を見たりテレビをつければゆっくり用おもちゃの広告やらなんやらでその欲求を無駄に刺激するのだった。 食事を済ませ風呂から上がりパンツ一丁の男はまりさと居間でテレビを見ながらゴロゴロしている。 おやつの笛ラムネを口にしたまりさはピープー音をたてていたので「うるさい」と言われ男に足で軽く蹴られた。 「ゆっくり王国」 まりさが一番好きな番組だ。色々なゆっくりやその生活を取り上げる番組だ。 オープニングタイトルが消えた後スタジオには中に人間が入っている巨大れいむとまりさのきぐるみがドスンドスンと 飛び跳ねている。 その中のコーナーの一つ「ゆっくりお宅拝見!」が始まった。 さまざまなゆっくりが人間の家で暮らしている様子を映し出している。 「この貧乏芸人の家で飼われてるれいむは悲惨だなぁ・・・おい見ろよなんだあの尋常じゃない色の布団のしみは」 「ゆぐ・・・あんなところでねたらかゆいかゆいだね」 「このゆっくり腹話術ってれいむの下から手つっこんでないか?」 「かんぜんにいっちゃってるね!このれいむはもうはいじんだよ!おおこわいこわい」 どうでもいいような話をしながらだらだらする一人と一匹。まりさは笛ラムネを歯で縦に割りバリバリと食べていた。 ボフッ 男が寝たまま放った屁をまともにくらい、「ゆぎゃあ!」と叫び後ろにのけぞるまりさ。 バシンバシンとまりさが尻に体当たりを始める。 「ブーブーはむこうむいてしてっていったでしょ!!!」 ゆっへっへとふざけて笑った男が再びまりさが体当たりしてきたタイミングでブッともう一発おみまいした。 「ゆぎゃぎゃぎゃ!!!」 ごろんごろんと転がるまりさ。 「へこきれみりゃはしね!」 鉢植えの土に敷いていた小石を口に含み男の尻めがけて吹き付ける。さすがに尻への体当たりは危険度が大きいことに気づいたようだ 「こらー散らばすなー、って、おいそんなことよりこのまりさすごいぞ。見ろ見ろ。」 テレビでは既に違うゆっくりが紹介されている。 大金持ちに飼われているゆっくりだった。 お城のような家で飼われているまりさがそこにいた。髪の毛の艶もすばらしく、肌の張りもステキだ。 まりさはテレビを見ながらボーっとして咥えていた小石をぽとりと落としてしまう。 「すごいゆっくりだね・・・まりさのようなしょみんとはべつじげんだよ・・・」 「庶民で悪かったな」 男は貧しいわけではない。むしろ普通より多く稼いでいた。ただ、贅沢を好まない性格なので飾り立てたり 無駄遣いをしないだけだった。単にケチというだけかもしれないが。 ただそれでもまりさ専用の部屋を用意するなどしているあたり余裕がある証でもあるのだが。 テレビの中のまりさは贅沢な装飾品を身に着けたり、高そうな食事を与えられたりしていた。 特注で作らせたゆっくり用天蓋付ベッドでくつろぐ金持ちまりさは優雅に「ゆふふふ」と笑っていた。 「おにーさん!まりさもあんなべっどほしい!!ほしい!!」 まりさは屁のことなどすっかり忘れて飛び跳ねて男に懇願している。 「おまえのベッドで充分だろが、いつも気持ちよさそうに寝てるだろ」 「ゆぐぐぐ!あのくっしょんはおにーさんがすわってぶーぶーするからくさいよ!あんなべっどのほうがいいよ!」 「だめだだめだ、そんなに欲しかったら自分で稼いだ金で買え」 「ゆぎぎぎぎ!」 歯軋りするまりさを無視して男は尻をかきつつテレビを見ている。 お宅拝見のコーナーが終わり次のコーナーへと移っていた。どこかの会社のオフィスらしい。 仕事をしている社員の後ろをゆっくりが歩いていた。 『こちらの会社では社員の癒しを目的としてゆっくりを導入しているそうです。このゆっくりれいむのお仕事は 社員を和ませること。そして簡単な雑務ならこなしちゃうんですよ~すごいですね~広報としてパンフレットにも 登場しちゃったりしています』 レポーターがそう言うと穏やかな顔つきのれいむが 「れいむのおしごとはみんなをゆっくりさせることです!ゆっくりしていってね!」 そう元気よく叫んだ。 場面が変わって休息室でコーヒーを飲んでいる社員がゆっくりの頭をなでている場面が映る。 また別のゆっくりはゆっくり用の台に乗ってコピーまで取っているではないか。 更に別のゆっくりに至っては受付に鎮座し来客に「いらっしゃいませ!」と挨拶をしている。 プレゼン資料を客の数だけまとめてホチキスで留めているゆっくりまでいた。 ひらがなくらいしか読めないゆっくりだが、同じ図柄の紙をそれぞれまとめる程度は出来るようだ。 そのゆっくりはなぜか眼鏡をかけていた。 『なんと!このゆっくり達はこの会社の社員なんです!みてくださいこの社員証を』 リボンについた社員証がアップになり、そこには「れいむ025」と書かれていた。 「このゆっくりは偉いなぁ~ちゃんと働いてるんだね~」 男は少し意地悪くそう呟く。 『しかもこの社員ゆっくりにはちゃんとお給料も出るそうなんです。すごいですね~』 男の意地悪い発言に苦虫を噛み潰したような表情をしていたまりさは「お給料」という単語に反応し、 これだっ!という顔をして叫ぶ。 「ゆゆゆゆゆ!!!!まりさもはたらく!はたらいておかねもちになる!!!」 「おまえが働く?馬鹿言うんじゃないよ。おまえ働くってどういう事かわかってるのか?あ~ん?」 足の先でまりさの頭をぐりぐりしながらからかう男。 「しつれいだね!まりさははたらきたいんだよ!おかねをかせいでおにーさんをたべさせてあげるんだから!」 「ウヒャヒャヒャ!いいねぇ~ゆっくりのヒモかぁ~やれるもんならやってみな~」 相変わらずまりさをからかい続ける男はニヤニヤと笑っていた。 ぷくーっと膨れたまりさはこう続ける。 「やってみなっていったね!?まりさほんきだよ!ほんきなんだからね!!」 男はたわごとだろうと高を括りニヤニヤしたままだった。 「あとおにーさん!ぱんつのすきまからたまたまがまるみえだよ!ぷぷっ!」 まりさの顔に真正面から蹴りが入った。 翌朝 騒がしい音がして男が目を覚ます。 「なんだこんな朝早くから・・・うるせぇな・・・」 眠い目を擦り音のする方を見るとまりさが大量の新聞紙やらちらしを広げて何やらやっている。 「・・・おまえ何やってんだ?」 「ゆっ!おはようおにーさん!まりさはおしごとのれんしゅうしてるんだよ!」 見ると顔の中央に男の足型がうっすらと残ったままのまりさが回収に出そうと部屋の隅に積んでいた新聞とチラシの山を解き、 社会面、スポーツ面、経済面、そして同じような色合いのチラシごとにそれぞれまとめていた。 「きのうのてれびであのこがやってたのとおなじことできたよ!すごいでしょ!」 まりさは腹(?)を突き出すようにしながらフガフガと鼻息を荒くしている。 「ほっほー・・・おまえなかなかやるなぁ。つうか本気で働きたいのか?」 「ゆっきーーー!!ほんきだっていったでしょ!」 体を膨らませ抗議の意を表すまりさ。朝からかなりテンションが上がっている。 「ふうむ・・・よしわかった。そこまで言うなら試してみるか。ただしやるからには本気でやれよ」 まりさの熱意に男が折れた。あっさりと男が働くことを許可したせいかまりさは一瞬ぽかんと口を開けたままで 男を見つめていたが、その意味を理解し次の瞬間パァァと顔が明るくなり、体を縦に伸ばしてクネクネとねじり始める。 「ゆっきゃあああ!!これでまりさもおかねもちだね!!」 どうやら喜びの意思表示らしい。 その様子は少しキモかった。 「さて、んでどこで働くつもりなんだ?」 「ゆっ、きのうてれびでやってたところがいいよ!」 「昨日の?どこだっけ・・・ああ、日本ミラクルか。確か最近青山に自社ビル建てたんだっけかな・・・青山なら通勤途中だし まぁいいか・・・どれどれ」 PCを起動しブラウザから会社のサイトを開き「採用情報」をクリックする。 新卒採用、中途採用、障がい者採用・・・・ゆっくり採用 思わず飲んでいたお茶をブッと噴出す。 わかっていて開いたページだが改めて「ゆっくり採用」などと書かれていると滑稽で仕方が無い。 「ゆっくり採用専用ページ」をクリックすると、微笑んだまりさとれいむが「ゆっくりはたらこうね!」という台詞と 共に表示された。 「ゆっーー!!!すごくゆっくりしてそうだよ!おにーさんはやくはやく!」 いつのまにか机の上に上り一緒にモニタを見ていたまりさが興奮気味に男をせかす。 【職務内容】 社員に対する福利厚生を目的とした活動全般 広報活動へのサポート 平易な雑務(能力による) 【応募資格】 年齢:成体ゆっくり 経験:問わず(労働経験あれば尚可) その他:飼いゆっくり登録済み、穏やかな気性、協調性必須、ありす種は去勢済みであること 【語学力】 ひらがなの読解力(漢字、英語の読解力があれば尚可) 【勤務時間】 3日~5日/週 9 00-17 30 【待遇】 15,000円~/月(昇給あり) 契約社員 「うわぁ、割と本格的だな・・・ところで英語を話せるゆっくりはいるのだろうか・・・?」 「おにーさん!どうなの?まりさだいじょうぶ?」 モニタの横でぼよんぼよんと跳ねながらはしゃぐまりさ。 うるさいので頭を手でぎゅうと押し付けながら詳細を確認する。 「ふうむ・・・一応おまえは条件的にはクリアはしているな。おい、おまえ協調性あるのか?」 「ぐむむびゅ・・・ぎょーぢょーぜいでなあに」 押さえつけられたままのまりさが半分潰れたまま質問する。いつもならこんなことするとすぐに怒り出すまりさだったが 今は希望に満ちているのか気にもとめてないようだった。 「ああ、すまんすまん、ええと他のゆっくりや人間と一緒に仲良くしたり、いう事聞いたりできるのか?」 「もちろんだよ!まりさはともだちのれいむやぱちゅりーとなかよくしてるよ!それにおにーさんみたいな いじめっこのいうこともちゃんときいて・・・」 再び手で押さえつけられてむぎゅうと言って黙る。 「まぁ確かにそうだな、おまえは他のゆっくりとも喧嘩しないし大丈夫かなぁ~って、あ・・・」 【今期のゆっくり採用の募集は終了しました】 「ハイ残念でした・・・・もう募集は終わったってさ。」 「ゆがーん・・・!!!」 ショックでそのまま机の上からぼたっと床に落ちる。 「ゆっくりした結果がこれだったな。」 落胆したまりさはしばらくふてくされて横になり、ぐでっと溶けたアイスクリームみたいになっていたが のそりと起きると男に向かって口の端をゆがめてこう言った。 「・・・はたらいたらまけかなっておもってるよ・・・」 おしまい 続く(のか?) =============== あとがき 虐待らしい虐待がありませんでしたが、まぁこういうのもいいかなと思いました。 斬新な虐待方法が浮かばなかったというのもありますが。 飛び散る餡子を望んでいた方々申し訳ない。 これまでに書いたもの うんうんの報い ゆっくり罠地獄その1 by ゆっくりジェントルマン このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/796.html
※他作者様の設定を使わせていただいております。 ※下品な表現がありますので、それが嫌な方は今すぐに回れ右してください。そう、今すぐに、です。 ゆちゅりーのゆっくりアイス 暑い。 とにかく暑い。 今年の夏は例年以上に暑く、ここ毎日最高気温を更新していた。 そんな中、俺は冷房を28度に設定した部屋の中で、ゆっくりと「ゆっくり宇治金時」を食していた。 うん、今流行のクールビズってやつだね。電気代も高くなっているそうだし、一人身はちょっとお財布の紐を硬くしておきたいのさ。 といっても、我が家の電気は全て「ゆっくり回し車」で発電しているから問題ナッシングネスなんだけどね。苦労するのはゆっくりだけだし。 「んまーい♪」 絶望と恐怖で凍りついた表情を張り付かせたままの、ソフトボールくらいの大きさのゆっくりれいむの頭頂部を外し、しゃくしゃくと気持ちの よい音をさせながら、凍った抹茶餡を崩して口に運ぶ。さらりとした甘さの抹茶餡が溶けながらのどを滑り落ちていく。 ゆっくりれいむはまだ息があるのか、「ゆ”…ゆ”…」とか細い声を上げながら、命の源が少しずつ少しずつ削り取られていく恐怖におびえていた。 「流石自家養殖の新鮮なゆっくりれいむは味が違うねー」 このゆっくりれいむは、我が家および公営スキー場の雑草処理係の内の1匹として、つい1週間前までは元気に飛び跳ねていたのである。 雑草だけを純粋に食べるよう調教されたゆっくりの餡子は、通常の粒餡から、小豆を残したまま濃い緑色をした抹茶餡へと変化する。 餌によってゆっくりの中身が変化することは知られているが、まだまだ未解明な部分が多かった。ある地方で捕獲されたドス・まりさの中身は、 濃い黄金色をした、濃厚な栗餡に変化していたという報告が出ているし、とある家庭で飼われていたゆっくりれいむの中身は、鮮やかな紫色を した紫芋餡へと変化していたという。 もともと謎の多いナマモノであるゆっくり。突然出現したこれが、人家や農作物に被害をもたらし害獣認定されてから3年。 その3年で、さまざまな研究が行われて、ゆっくりの生態などが解明されてきたが、まだ未知の領域が残っているのである。 うん、ロマンに満ち溢れているナマモノだね、ゆっくり。おいしいしね。ウザイけど。 「ゆっくりれいむとゆっくりまりさは餡子が変化するんだけど…そのほかの通常種はどうなんだろ」 すっかり中身のなくなったゆっくりれいむの皮を飲み込むと、俺はそう呟いた。 「たとえば、ゆっくりぱちゅり。あれの中身は生クリームなんだけど…他のに変化するのかな。たとえばイチゴ味とか。よし、試してみるか」 そう思い立ったら吉日。 俺は部屋を飛び出し、炎天下の町へと繰り出していった。 1時間後。 いろいろと買い込んできた俺は、慣れた手つきでゆっくり専用拷問部屋の中に機材をセットした。 今回の犠牲者…もとい、犠牲ゆっくりになっていただくのは、つい昨日捕獲されたばかりの野生のゆっくりぱちゅり3匹。 大きさはちょうどハンドボールくらいで、成体になる1歩手前だろうか。 加工所で購入してきた、3匹のゆっくりぱちゅり、通称ゆちゅりーをわが社の新商品「ちょうきょうくんG」に、起こさないように顔をを上向きにして入れる。 このクソ暑い中でも目を覚まさないなんて、加工所の仮死状態維持システムは凄いね。 そして、DVDプレイヤーから伸びた音声出力コードをドルビーサラウンド5.1チャンネルアンプを介してから、ちょうきょうくんG下部にある音声入力端子につなげる。 「うし、これで準備完了ーっと。でわでわ逝きますかー」 微妙なニュアンスを含んだ一言を呟き、俺は魔法の言葉を大声で叫ぶ。 それは、愛しのお姫様を目覚めさせる魔法の言葉。それは、悲劇のヒロインを絶望のどん底に陥れる呪いの魔法。 「ゆっくりしていってね!!!!!!!」 「「「ゆっ…ゆっくりしちぇいってね!」」」 そういうと、ほぼ同時に3びきのゆちゅりーが目を覚まして言った。 「おじさん、ここはぱちゅりたちのゆっくりぷれいすにするわ」 「わかったらゆっくりでていってね」 「ごはんとごほんをゆっくりとはやくよういしてね」 うんテンプレどおりっ!ははは、何も知らないって無知だね。といっても、生クリーム脳じゃ理解できないんだろうけど。 知能が高いと言われているゆちゅりー。でも、それは他のゆっくりと比べてであって、やっぱりゆっくりでした!ごめんなさいっ! 「透明な箱に入って何言ってるのかなベイビー?ここはお兄さんの家で、君たちはこれからお兄さんの実験につきあってもらうんだよ。ユーアンダスタン?」 これから始まるであろう惨劇を想像してぞくぞくする俺。やべぇ、少しおっきしてきた。 俺、もしかしてドSのHENTAIさん?いや、違うっ!紳士という名のッッッHENTAIなのだッッッッッ!!! 「なにいってるのおじさん?ばかなの?しぬの?」 「はやくごはんとごほんもってきてよね」 「さっさとゆっくりでていってね。ここはゆちゅりーのゆっくりぷれいすにするんだから」 人を小ばかにしたようなこの言い草。自分が生態系の最底辺に位置する完全被捕食生物であることを理解していないみたいだね! よし、ではこれからそれを思う存分思い知らせてあげよう! 「うん、また、なんだ。この映像は僕のおごりさ。でも、これを見たときに、君たちは確かなゆっくりを感じることができると思う」 ニコニコしながらそういいつつ、俺は傍らにあった液晶ディスプレイをゆちゅりーたちの目の前に設置し、スイッチを入れる。 と同時に、ちょうきょうくんGのふたを閉めて、南京錠できっちり鍵を閉める。 それと同時に、ある映像が流れ始めた。 主演はもちろん、この俺。 俺が、大小さまざまなゆっくりれいむやゆっくりまりさ達を、惨殺し、喰らい、拷問している映像だ。 今年の春に、社食に現れたゆっくり一家にキレた俺が、ついつい暴走したことがあった。そのときの隠し撮り映像(撮影:同僚A)である。 今では、加工所でゆっくりの仕上げに使われているという。 くそう、楽しみにしていた特盛ダブルカツカレーとイチゴの洗面器パフェ台無しにしやがって。ちょっとむかついてきた。 画面の中のゆっくりは、あるものは後頭部から喰らわれ、あるものは核ごと手刀で撃ち貫かれ、あるものは正拳突きで核を引き抜かれ、あるものは左右5つの 穴から餡子を噴出しながら、のたうちまわっている。おまけには生き赤ゆっくりの焼き饅頭だぜフゥハハハー。 まさに血しぶきならぬ餡子しぶき飛び散るスプラッタ映像。心臓の悪い人やお子さんは見ちゃいけないぞ!お兄さんとの約束だ! でも、その音は外部には聞こえてこない。静かなものだ。だがしかーし、箱内部のゆちゅりー達にはその音が、ゆっくり達の命乞いや断末魔の叫び声と、俺の狂った 笑い声が生々しく聞こえているはずだ。その証拠に、ゆちゅりー達はひくひくと痙攣しながら体中の穴という穴から謎の液体を噴出している。 このちょうきょうくんGは、優れた防音性を持ちながらもゆっくりを痛めつけないように優れた環境維持性能を持っている。 その上、内部に直接音声を流すことによって、ゆっくりたちに確実な恐怖を与えることができるのだ。 うむ、そろそろ頃合かな。 俺はDVDの再生を止め、ふたを開ける。 そして、ひくひくと痙攣しているゆちゅりーに声をかける。 「おーい、生きてるかー?」 「ゆ”…ゆ”…あ”か”ち”ゃんた”べないでぇ…」 「い”や”…い”や”…こ”な”い”でね”ぇえ”え”えっ!!」 「ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”ゆ”」 「生きてるな。簡単に死んでくれたら困るんでなー」 そう言いつつ、今度はゆちゅりーの口をこじ開けて中に管を挿入する。 管の先には、2リットルのペットボトルの中にイチゴ牛乳を入れたものがつながっていた。それを3匹に1つずつつなげ、口の皮をガムテープで寄せて固定する。 「さて、あまーいイチゴ牛乳ですよー。たくさんあるからゆっくり全部飲んでね!!!」 そういうと、管をはさんでいた洗濯ばさみを取り去る。管を伝って勢いよくイチゴ牛乳がゆちゅりー達の中に流れ込み、その衝撃で飛びかけていたゆちゅりー達の意識が 戻ってきた。 「「「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”」」」 目を見開き、恨めしそうに俺を見るゆちゅりー達。 「うんうんそうかそうかー。おいしいかー。おにいさんうれしいなー」 見事なまでの棒読みで相槌を打つ。 すると見る見るうちにゆちゅりーの体が膨らんでいく。2リットルのイチゴ牛乳が全て入り終わるころには、ゆちゅりー達の体はもともとよりふた周りくらい膨らんでいた。 すげえ、全部入っちゃったよ。つーか、ちょうきょうくんGにみっちり詰まってやがる。 デジカメで写真を撮り、ついでにガムテープをはがして管を抜いてやる。 「ゆ”っ…ゆ”っ…ひ”どい”よひ”どい”よ”お”おぉおぉぉっ!!」 「こ”のし”し”い”、ゆ”っく”りし”でえ”ぇぇぇぇぇっ!」 「asawsedryguhnjiko lp +*!!!!!」 憤怒と憎悪の形相で、俺をにらみつけるゆっくり達。しかし、徐々にその体が赤らんできた。心なしか、そわそわしているようにも見える。 「どうしたのかなー?もしかして、出ちゃうのぉー?」 この上なく棒読みで、ニヤニヤした笑みを浮かべながら聞く俺。しかし、ゆちゅりー達は、そんな余裕はない様子だった。 よく見ると、あごの下にあたる部分に、黒い穴が開き始めていた。 あー、こりゃすぐポロロッカ状態になりそうだな。 ゆっくりは、基本的に排泄行為を行わない。口に入れたものはほとんど全てが内臓器官で消化される。 しかし、何らかの理由で、1回に内蔵で処理しきれないほどの水分を摂取してしまった場合、体内の餡子が解け出てしまうのを防ぐために、体の一部を変形させて一時的に 排水を行うことができる。 その際には、人間でいう下顎周辺に新たに排泄口ができ、そこから排水を行う。そして、排水が終了すると同時に閉じるのである。 俺は、そこに手早くシリコン製のチューブを体の奥まで差し込んだ。そして、反対側のチューブを口の奥まで差し込み、舌の上にガムテープで固定する。 「「「い”だあ”あ”あ”あ”いいい”ぃぃぃっ!!!!!!!!ぼじざんな”に”ずるのぉぉぉぉ!!!」」」 「ごめん、手が滑った。それよりいいのかい?おしっこ出ちゃいそうなんでしょ?すっきりしたいんでしょ?お兄さんのことは気にしないで、すっきりしたら?」 「ゆっ!?」 「このままじゃすっきりできないでしょ?」 「ゆっゆっ!そうだったね!」 「はやくすっきりするよ!」 「ぱちゅもすっきりするの!」 排泄のための穴に管を挿入された痛みもすっかり忘れたのか、ゆちゅりー達は口々にそう言った。やっぱりゆっくりはゆっくりだね。 そう言い終えたゆっくりの口を、俺はすかさず再び閉じ、ガムテープで厳重に目張りをする。ゆっくりの下の世話をするのは嫌だからね。 そうこうしている内に、ピンク色の液体が管を勢いよく流れていく。おー、そのまま出るのか。俺の予想どうりじゃないか。 そして!行き着く先はッッッ!もちろんゆちゅりー達の口の中だああぁぁぁぁぁ!!!!! 「「「ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”ん”」」」 苦しそうに目を白黒させて悶えるゆちゅりー達。うわ、すげー嫌そうな顔してる。てか、お前ら下手なところできれい好きなのかよ。ゴミ饅頭の癖に生意気な。 ま、俺も飲尿趣味なんてないから、ごめんこうむりたいけどな! さてさて、なぜ俺がこんなHENTAIじみたことをしたのか種明かしといこう。 ゆっくりは、常に同じ種類の餌を摂り続ける事によって自身の中身を変化させる。 だから、雑草だけを食べ続けたゆれいむの中身が粒餡から抹茶餡に変わっていたのだ。 今回の実験は、同じものを摂り続けたゆちゅりーの中身(生クリーム)が、別のもの(イチゴクリーム)に変わるかどうかを確認することが目的である。 しかし、イチゴなんてものはこの季節には売っていないし、例え手に入れることができたとしても高価なもの、ゆっくりごとき下等生物にやろうなんて気はさらさらない。 ならばどうしたらいいか。 ゆっくりは、過剰摂取した水分をそのままの形で排水する。そして、消化器官で吸収できる分はゆっくりの体内に吸収され、栄養となり消費される。 つまり、餌となる成分の含まれた水を過剰摂取させ、それの排出→摂取→吸収というサイクルを確立させれば、餌やりも特別いらず、かつ同じ種類の餌を続けて供給できる ことになるのである。 もちろん、ゆっくりに人権なんぞないわけで、こんなひどい仕打ちをしても問題はないわけで。 「さてと、このままションベンが出なくなるまで、君たちにはそのままでいてもらうよ!もちろん、キミの食事は自分のションベンだけだからね!嫌でも飲まなきゃ死んじゃ うから、頑張って飲み続けてね!それじゃ…たっぷりゆっくりしていってね!!」 そう言うと、俺はゆちゅりー達の入ったちょうきょうくんGのふたを閉めて南京錠で開かないように固定した。 ゆちゅりー達の憎しみと恨みと怒りが篭ったうめき声を聞きながら、俺はゆっくり専用拷問部屋をあとにした。もちろん、ドアにはきちんと鍵をかけてね! それから20日後、ようやくゆちゅりー達の水分排出が止まった。 そこから逆算すると、ゆちゅりーが1日に必要な水分の量は100ミリリットルとなる。大体コップ半分くらいだね。多いように見えるが、実際には食事からも水分を摂っている ため、水分単体で見るとそう多くはない数字だ。 うちのゆっくり回し車の参考になるなと思いながら、俺はゆっくり専用拷問部屋に入った。いくらか成長したのか少し窮屈そうにちょうきょうくんGに入っているゆちゅりー達。 「ゆっくりしていってね!」 開口一番そう声をかけたが、ゆちゅりー達は虚ろな目で明後日の方向を見ながらかすかな呻き声をもらすばかりだった。 「ありゃ、こわれちゃったか。でも、これからお亡くなりになってもらうんだし、どうでもいいか」 そう言うと、俺はちょうきょうくんGのふたを開けて、1匹目のゆちゅりーを取り出した。 丁寧にガムテープやら管やらをはずす。そして、手にしたぺティナイフでことさらゆっくりとした手つきで、帽子と髪ごと後頭部を切り開く。 生きたまま体を切り開かれる痛みに、ゆちゅりーの目が大きく見開かれるが、声は出ない。かすかな呻き声が出るだけ。 「おー、いい色に染まってるじゃないの。実験成功したじゃん」 ゆちゅりーの生クリームは、見事薄いピンク色に染まっており、甘いいい匂いを放っていた。 俺は、スプーンでそれを一口すくうと口に入れた。 口の中にイチゴの芳醇ないい香りと甘い味が広がる。 「どれどれ、他のはどうかなー?」 2匹目、3匹目のゆちゅりーも同じように切り開いて確かめてみる。 結論から言うと、2匹目3匹目のゆちゅりーも、1匹目と同じように中身がイチゴクリームに変化していた。 これで、ゆちゅりーも同じ餌を摂り続けることによって、中身が変化するということが証明できたわけである。 「よーし、忙しくなるぞー。とりあえずは、研究レポート持ち込んで上の連中を説得するか!」 そう言うと、俺はすっかり廃ゆっくりとなってしまったゆちゅりーたちをお盆に載せて部屋を出て行った。 それから数ヵ月後。 クリスマス商戦にあわせて、加工所から新しい商品が売り出された。 その名も「ゆちゅりーのゆっくりアイス」である。 ゆちゅりーの中に、ゆちゅりーのクリームをそのまま固めたアイスが詰まっているというこの商品。 それぞれのゆちゅりーの中に、異なった味のゆちゅりーアイスが詰まっているということもあり、大家族用夜パーティー用に売れたとか。 おしまい あとがき マイサンがおっきしてくれた勢いで書いてしまった人生初の投稿SS、楽しんでくれたならば幸いです。 粒餡が別の餡子に変わるのならば、生クリームも変わらないはずがない!と、単純な思考かつ短絡的なネタです。 おいしいですよね、アイス。暑いときにはぴったりですよ。私はかき氷も好きですがね! でわ、また気が向いたら投稿するやも知れません。そのときは生あったかい目で生あったかく見守ってやってください。 ご意見、ご感想などお待ちしております。 ゆっくり虐待スレ29 レス番号602の人 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ykansatu/pages/49.html
遺伝 両親から子ゆに受け継がれる要素と、受け継がれない要素がある。 遺伝する要素 種族 おかざり 髪型 遺伝しない要素 ランク もみあげ・おさげの形状 妊娠形態 その他の初期ステータス 繁殖・家族 交尾と妊娠 ゆっくり同士が密着すると互いに身体を擦り寄せる「すーりすーり」が発生し、これがある程度継続すると確率ですっきりー(交尾)が開始される。すっきりーが完了すると性欲値の低い方がおちびをにんっしんし、つがい(夫婦)としての関係が結ばれる。 「すーりすーり」はゆっくりの精神状態がポジティブな状態でなければ発生しない。互いに「すーりすーり」してすっきりー(交尾)に持ち込むには、双方のゆっくりが共にポジティブな感情である必要がある。「かなしい…」等、どちらか一方の精神状態に異常がある場合、もう一方がいくら「すーりすーり」しようとしても、すっきりー(交尾)は起こらない。 すっきりーの発生率はゆっくりの性欲値と設定の「赤ゆが出来る確率」によって決まる。また、ゆっくりの頬が紅潮している状態だとより発生しやすくなる。性欲値は高い方のみ参照されるため、☆0の個体でも☆3の個体と接触すれば高確率で交尾する。 妊娠剤(ハート)はゆっくりを強制的に妊娠させるアイテム。ゆっくりの残り寿命(年齢)や大きさ・種族・何なら生死を問わず(断片化・破片化していなければロスト前の死体でも可)妊娠・出産させる事ができる。妊娠型式やランク等の決定は通常の妊娠と同じだが、番(つがい)のいないゆっくりに使用した場合、産まれる子供は遺伝的に母体のクローンとなる。 一度でもすっきりーを行っていれば妊娠剤(ハート)で出産を早めても、また妊娠剤で新たに妊娠させても、何なら母役ではなく父役のゆっくりを妊娠させても両親の遺伝情報を参照した子ゆが産まれる。 狭い場所に複数のゆっくりを閉じ込めると常にゆっくり同士が密着してすーりすーりが多発するため、短期間で大量のおちびを作らせることが可能。 出産すると寿命値が大きく減少する。長生きさせたい場合はおちびの作らせすぎに注意。 家族関係 親子はお互いに「おかーちゃん/おとーちゃん」「おちびちゃん」と呼ぶ。姉妹は互いを「おねーちゃん」「いもうと」と呼び、つがいは種族名で呼び合う。(さくや、みょん、ちぇんの3種は未実装なのか呼ばれない) 親子・姉妹を問わず、近親相姦した場合は両者とも関係がつがいに更新され種族名で呼び合うようになる。 家族として認識されるのは一親等までであり、二親等以上関係が離れているゆっくり(祖父母や孫など)は家族にカウントされない 家族関係は永続的に保持される。近親相姦で関係を変える事はできるが、関係を消失させは無い。このため、一度結ばれたつがいを離婚させたり、親子や姉妹を赤の他ゆんに改変したりはできない。(バグで関係が消える事は稀にある) 虐待の連動性について 家族のメンバーが虐待を受けると近くにいる家族全員が泣き始める。また子ゆを特定のアイテムやアクションで攻撃すると母役のゆっくりはぷくー化し、虐待された子ゆの元に駆け寄る。父役に妊娠剤を投与して産ませた子ゆでも母役が怒る) 善良種・ゲス種 観察日記と同様にC·B·A·Sのランク分けが存在し、性格毎に行動や言動が変わってくる。 ランクは遺伝要素の対象外であり、子ゆのランクは親ゆとは無関係に決定される。 ランクによる行動パターンの違い Cランク ランク値が最底辺に近いと外見が涎を垂らした肥満個体になり、Bランクに近づくと通常の外見になる。ゲス種限定のセリフを喋り、逆に善良種限定のセリフは喋らない。頻繁に屁をこき、愛でられるとうれしーしーを飛ばす。プレイヤーからの攻撃や目覚まし時計など、ぷくー化のフラグが他のランクよりも多く設定されている。また、おかざり無しのゆっくりに接触すると攻撃を行う。うんうんを催すとその場でうんうん体操を開始する。手動操作のBボタンでもうんうんを出す。 Bランク 善良種限定のセリフを喋るようになり、逆にゲス種限定のセリフは発さなくなる。ただしランク値がC間近だと「行動パターンはBランクだがセリフパターンはCランク」という状態になる。このランクでもまだおかざり無しには攻撃を行う。近くにトイレシートが存在する場合、そこに移動してうんうんを行う。手動操作のBボタンでは全速前進状態になる。 Aランク セリフや行動が完全に善良化し、おかざり無しを攻撃しなくなる。 Sランク 基本はAランクと同じ。ランク値が上限に近づくと銀ピカに光る。更に好き値が☆3に達しているとより売値の高い金ピカになる。 観察日記でのBランクは全てCと同様のゲス種だったが、にっきでのBは善良とゲスが混在するようになっている。 ランクには細かな内部数値が存在し、その内部数値の変動に応じてゆっくりの状態も涎ありC→ 涎なしC→ ゲスB→ 善良B→ A→ S→ 銀ピカSという風に細かく変動していく。 涎は最底辺のCランク以外に後述する非ゆっくり症/足りないゆにも見られる特徴だが、よく見ると最底辺のC個体は涎が垂れているだけでなく、輪郭の幅が広く肥え太っている。 しつけや愛でを連打することでランクを上昇させられる。逆にゆっくりを「叩く」で攻撃し続けるとランクが低下する。 稀にエリア移動時にゆっくりのステータスが書き換わってしまうバグがあり、このバグでランクが変動することもある。 繁殖行動は前作ほど積極的には行わなくなった他、A・Sであってもうんうんを出すようになった。 捕食行動も基本的には観察日記と同様だが、ドーナツトラップ等の関係で若干複雑化している。 「ゲス化」について ランクとは無関係な仕様として、一旦虐待された後に泣き止んだゆっくりはゲス化し、ゲス個体やぷくー時のセリフを平常時に喋るようになる。(行動パターンは変化しない) ロードを挟むと解除されるが、再び条件を満たせば何度でも再発する。しつけやおかざりの着脱などでもゲス化するため、好きな飼いゆをゲス化させたくなければ注意しよう。 非ゆっくり症(足りないゆ) 非ゆっくり症とはゆっくりが精神崩壊した状態のこと。 足りないゆとは生まれつき、或いは人間からの処置によって思考能力や言語能力に欠陥が発生しているゆっくりのこと。 今作ではビンタやしつけなどで精神値が減少し0以下になると、段階を踏んで非ゆっくり症または足りないゆに該当する状態へと移行していく。 また、物理攻撃によるダメージとオレンジジュース等の回復を短いスパンで繰り返したり、同時に行ったりすると(オレンジジュースを飲ませながら殴る・布団に擦り付けながら殴る・プレスコンベアでダメージを受けつつ、苦痛で漏らしたうんうんに触れて回復等)、死すら許されず絶対に苦痛から逃れられないと悟ったゆっくりが絶望して急速に精神値が減少し、ごく短時間で非ゆっくり症状態へと移行する。 ※炎上やゆ下痢等のダメージは対象外。 初期症状 精神値が0を下回った直後の状態。まだ非ゆ症になりかけの段階。 メッセージ欄に「??????????????…」と表記される。 表情が泣き顔で固定される。 「やだやだやだぁ」などの専用ボイスしか発さなくなる。 売値が2分の1に低下する。 発症後 なりかけの状態から更に精神値を減らし続けると完全に発症する。 髪型が短髪に固定される・ランクに関わらず涎を垂らすようになる・目が上を向いてアヘ顔になるなど外見の変化が表れる。(なりかけと違って表情は変化するようになる) 売値が4分の1に低下する。 ボイスが「わーい、おはなさんだぁ!」「おうちにかーえろっと」などに置き換わる。 精神値がある程度回復すると涎が引っ込み、更に回復することでなりかけ状態を経由して正常な状態へと持ち直す。精神値を回復するには愛で続けるか、風船に括り付けて滞空させておくといい。 ボイスのパターンが限定されるため何に対しても無反応になっているようにも見えるが、ゲス・善良による行動パターンの違いや喜怒哀楽の表情変化、親子関係などは通常通りに機能している。 ランクに関わらずトイレを使わなくなる。また虐待を受けた際にうんうんを漏らすのは健常なゆっくりと変わらないが、ノーモーションで出すのではなくうんうん体操を行うようになる(なりかけの時点で確認) (なりかけではなく完全な)非ゆっくり症のゆっくりを妊娠させると、その子ゆにも遺伝する。遺伝によって生まれた子ゆも精神値を回復させると正気になる。 おかざり 各種ごとに種族固有のおかざりを持っている他、条件を満たしているとランダムで特殊なおかざりを装備した個体が出現する。 観察日記と同様、交配やすり替えなどによって他種のおかざりを持つ個体も作れる。 今作ではこたつに加えて巻貝も登場するため、「こたつむり」だけでなく「まりさつむり」等も再現可能。(勿論他のゆっくりにも付けられる) 特殊おかざりの一覧はおかざりと時季を参照の事。 おかざりはゆっくりを持ち上げた際に表示されるおかざりのマークをタッチして外す事が出来る他、しつけやダメージ等でも簡単に外れる。 おかざりが無くなるとメッセージ欄が「かなしい…」になり、ボイスでも「かえして!かえしてよ!」と言うようになる。近くに直前まで付けていたおかざりが有る場合はそのおかざりに向かい、無い場合は自分の所有物であるかに拘わらずとにかく「おかざり」が付近にないか探す。 おかざりを失った個体が同時に複数いる場合、落ちているおかざりに殺到して早い者勝ちで装備する為、他種のおかざりを装備してしまう事もある。 売却などでおかざりが消滅している場合は暫くすると機嫌が直る。 また、取り上げたおかざりを刀で斬った場合、切断された破片はおかざりと認識されなくなり消滅と同じ扱いになる。 無関係なおかざりを新たに与えると、ゆっくりとおかざりの結び付きが更新される。ただし存命の別個体から取り上げたおかざりだとすぐには更新されない。付け替え後にロードを挟むか、別個体の方でもおかざりの更新を済ませておく必要がある。 C〜Bランクの個体がおかざりの無い個体に接触するとぷくー化し、攻撃を行うようになる。(攻撃されたおかざり無しも反撃を行う) オプションパーツ ランダムで装備される、ゆっくりの種類別固有のパーツ。(詳細はゆっくり一覧を参照) ※ちぇん・れみりゃ・ふらんの3種には設定されていない模様。 しつけやビンタ、被ダメージ等による外的要因で容易に外れて地面に落ち、時間経過で消滅する。外れたパーツはおかざりと異なりゆっくり自身が拾い上げて再装備はできず、プレイヤーが拾ったり装備させたりする事もできない。 パーツの大きさは基本的に体格に比例して大きくなるが、可動部(おさげ・もみあげ)に装備するまりさ種とれいむ種は、可動部の大きさによっても変化する。その為、体格に見合わない巨大なパーツを持つ者や、逆に極端に矮小なものも存在する。れいむ種・まりさ種限定だが、引き抜かれたりハゲ饅頭になる等して可動部が破壊されている場合でも内部データ上は装備される事がある。この場合特に何も表示されていないが、パーツが外れる条件を満たすと本来装備される場所に当たる何もない空間からパーツが出現し、地面に落ちる。 ゆっくりの感情変化が原因で外れる事はない。 引火(炎上)しても焼け落ちる事はなく、手を出さなければ死亡するまで装備し続け、破片化と同時に消滅する。 ※赤ミサイルや暗黒面の力で炎上させた場合、命中と同時にダメージが入るので必ず外れてしまう。装備したままになるのはあくまでも「引火」して炎上した場合のみ。 破片化しない状態で死亡した場合、死体がロストするまで装備したままになり、昇天させた場合は装備したまま昇天していく。 髪型 Ver0.4aより追加された要素。 成ゆ(成体ゆっくり)は各種毎に固有の髪型を持つが、稀に他種の髪型を持つ個体が生成される事がある。(ショップでは高確率で出現する) 髪型は遺伝するため、異なる種族を交配する事で人為的に生み出す事も可能。 髪には部位耐久値が存在し、減少に応じて通常→短髪→ハゲへと髪型が変化していく。(ハゲは細かい設定の「スキンヘッド」の項目をOFFにすると発生せず、頭頂部の1房だけは絶対に剃れなくなりモヒカンのような外見になる)オレンジジュースを飲ませる事で再生させられるが、髪型が変わってしまう場合がある。 おさげやもみあげ、又はそれに準ずる可動部も頭髪とは独立した固有の耐久値を持ち、ゼロになると効果音とともに千切れて地面に落ちる。その後は時間経過で徐々に小さくなり、やがて消滅する。落ちたパーツは体から離れても蠢いており、持ち主のゆっくりを近くに置くと、固有のセリフはないものの必死ですり寄り頬ずりする等執着を示す。おさげやもみあげ等の可動部は引っ張って引き抜く事ができる(詳細は「操作方法」ページの「叩く」項目を参照)。 赤ゆ・子ゆは一律で短髪として描写されるが、これは外見だけで内部的には既に本来の髪型が決まっており、成体サイズまで成長してからロードを挟むと本来の髪型が見た目に反映される。逆にキックなどで成ゆのサイズを子ゆまで縮小させてからロードすると外見のみ短髪化する。再び成長させると元に戻る。 非ゆっくり症/足りないゆも発症時に短髪化するが、こちらは内部的にも髪型が変化しており、また正気に戻るまではオレンジジュースによる再生もできない。 これらとは別に、れいむ種とまりさ種のもみあげ・おさげには複数種類のバリエーションが存在する。こちらは破壊後にオレンジジュースで再生させても形状変化は起きない。 胎生妊娠形・植物妊娠形 今作で追加された要素。 観察日記では胎生妊娠形(胎内に赤ゆを宿すタイプ)のみしか居なかったが、今作では頭部に茎を生やして赤ゆを宿すタイプが登場するようになった。 両者では次のような違いがある。 髪色・瞳の色詳細はゆっくり一覧を参照。 妊娠形態の違い見た目の変化・植物型〜額から茎が生え、先端に実ゆが実る。徐々に成長し、出産時期を迎えると切り離されて誕生する。実ゆは基本的に眠っているが、虐待やしつけなどの外的刺激には反応し、泣いたり失禁したりもする。※バグ等の例外を除けば基本的に極小サイズなので難しいが、実ゆに直接干渉可能。実ゆをいじめると母体ゆっくりは泣いたり怒ったりする。(上記「繁殖・家族」項目の「虐待の連動性について」記述に準じた反応をする)殴るコマンド・炎上などによる被ダメで実ゆが持つ内部データの体力が尽きると死亡し落果、流産となる。(流産した瞬間、母体の茎は消滅する)・胎生型〜母体となったゆっくりの身体が一回り大きくなり、下顎の下が膨らむ。赤ゆは体外に露出していない為、植物型と違って出産するまで外部からの干渉はできない。出産時期を迎えると母体ゆっくりは陣痛で泣きながら可動部をバタつかせ、暫くすると赤ゆが体外に産み落とされる。出産後の母体は妊娠前の体型に戻る。 植物形であっても赤ゆは1ゆんずつしか産まない。時々2ゆん以上実るが、出産時期を迎えると1ゆんだけ産まれ残りはロストする。 妊娠中のゆっくりを売却すると赤ゆ(実ゆ/胎ゆ)はロストする。植物形の場合は動かなくなった実ゆが地面に落ちる。 愛でた時の反応妊娠中に愛でるようとすると植物形且つ善良種は通常時と同様に売値が上がるが、胎生形は1ずつしか上がらない。 植物妊娠で露出しているゆっくりを愛でる事も出来るが、出産した時点で売値や性格等はリセットされるため無意味。 なお、両方の妊娠方法をとるタイプや、卵生妊娠形は現行版時点では登場しない。 稀にバグで赤ゆの状態がおかしくなる場合がある。無限うんうんとおにぎり化は複数のゆっくりを密集させて放置すると発生しやすく、それ以外のバグはあんよ焼きを行った個体を妊娠剤(ハート)で妊娠させると発生しやすい。 共通のバグ 赤ゆが巨大な状態で産まれ、その場から動かず無限にうんうん体操を行う。 赤ゆの体型がおにぎりのような三角形に歪む。上記の巨大化バグと併発しやすい。 出産時期を迎えても一向に産まれず、親ゆが「うまれる、うまれるー!」と言い続ける。 植物形の場合 実ゆが巨大化する。出産間近に直る(最小サイズに修正される)場合と巨大化したまま産まれる場合がある。 実ゆが茎に実らず、巨大化した状態で空中から降ってくる。既に産まれているかのように動き回り、実際の出産時期を迎えるまでは殺しても別個体として復活する。 胎生形の場合 胎ゆが親の身体の外に転げ落ちる。出産時期を迎えるまでは殺しても復活する。 ※産まれる前にバグで母体から離れた胎ゆ・実ゆはアイテム扱いでステータスは表示されないが、内部データは存在するようで、喜怒哀楽やランクの上下の他、攻撃や炎上等によってダメージを受けたり、しつけやビンタ等による精神値の低下で足りないゆになったりもする。(ランク等のステータスは誕生時にリセットされる)ただしアイテム扱いの為食物が摂取できず、オレンジジュースやラムネ含む飲食物による体力回復や、風船装着による精神値回復は不可能(布団による体力回復や愛でによる精神値回復は可能)。アイコンによるおかざりの着脱もできないが、頭部に上手く投げつけると装備できる。また、一度失った頭髪や可動部の再生は不可能。誕生前に死亡や売却で母体がロストしている場合、ロードを挟むとアイテム同様に消滅してしまうので、この状態を維持して飼う事はできない。 サイズ 今作では大きさの目安がテキストとして表示される事はなくなったが、観察日記と同様に大きさのランクはある程度存在する模様。 今作でもゆっくりに餌を与え続ける事で大きくなる。特にケーキはある程度の大きさまでなら急速に成長させる事ができる。 ただしゆっくりの食事速度は体格に比例して早くなるため、ある程度大きくなった個体はケーキすら一瞬で平らげてしまうようになる。(=成長効率が落ちる) 大きさの上限が前作から大幅に緩和され、根気と愛が有れば超ドスサイズのゆっくりに成長させる事も出来るようになった。 ただし、観察日記と同様に大きく育てすぎると持ち運びが難しくなる点には注意。また飛行種は天井がないと行方不明になる。(サイズの大きさ=歩幅の大きさであるため、飛行種はサイズが大きくなるほど飛行時の高度も速度も上がってしまう) さらに変に持つとゆっくりの中身が見えてしまう(少し怖い) 強制妊娠のアイテムがある関係上か、今作では赤ゆでも妊娠できる。 うんうん ゆっくりは時間経過で便意を催し、うんうん(大便)を排泄する。 Cランクと非ゆっくり症/足りないゆはその場で排出し、健常なBランク以上は最寄りのトイレシート(巨大な葉っぱ)まで移動してから排出する。 家ステージの自宅内のトイレ(灰色のシート)のみ、画面上の位置と実際の判定がズレているためゆっくりがトイレの外にわざわざ移動してから出してしまう。家ステージ神社エリアの境内にも同様のトイレシートが設置されているが、ゆっくりは屋外の葉っぱのシートに反応するため使ってくれない。 周りにトイレが無い、または壁などで仕切られていてトイレまで辿り着けない場合、暫くするとうんうんを漏らしてしまう。あにゃるからうんうんが出っぱなしになるが、これでゆっくりが泣き出したりする事はない。(トイレが全く無い天国ステージなどでよく見られる) うんうんを排出する時には反動でロケットのように若干の推力が発生する。身体の大きさに比例してうんうんのサイズも大きくなるが、サイズが増す程推力も増す。ゆ下痢等、連続して長時間排出が続く場合、身体の大きな個体は推力で空中高く舞い上がり、なかなか落ちて来ない場合もある。 うんうん体操 うんうんを気張っている最中のゆっくりは仰向けの姿勢になり、もみあげ(おさげ)をバタつかせて食いしばる。一旦動きが落ち着いた後、再びバタついて暫く経過するとうんうんが飛び出る。 眠気状態ではモーションが鈍化し、ぷくー状態では加速する。 排出後のうんうんの扱いについてはアイテムの項を参照 体力・精神値・寿命など ゆっくりの生存等に関わる重要なパラメータの1つ。何れも不可視である。→v0.5から可視化された。 この作品では体力以外は数値で表すのではなく、星の数で表している。☆の数の上限はすべて3つまで。 体力 体力は文字通りゆっくりの体力を示す。大半の虐待アイテムや他ゆっくり・動物からの攻撃、水接触等で減少し、オレンジジュースや睡眠等で回復する。(ver0.5以降は寒さでは死ななくなった) HPが少なくなるとゆっくりが青く変色して殆ど動かなくなる他、メッセージ欄の色が緑(健全)から→黄→橙→赤→黒(永遠にゆっくり、下記参照)へと変換していく。 体力 60 移動速度低下、設定次第で外見が変形 40 青く変色する、更に移動速度低下、「たのしいね!」などのポジティブな精神状態にならなくなる 10 ほとんど動かない、ボイスを発さなくなる 0 永遠にゆっくり -10 死体が破壊され破片化する 死亡後について 体力が0〜-9の段階ではまだ死体が残る。ここから下記のいずれかの状態に移行する。 消滅 死亡してから暫く放置するとゆっくりの死体が次第に小さくなり、最小サイズ以下になると消滅する。生前のサイズ=消滅までの制限時間であり、産まれたての赤ゆ等であれば即消滅する。消滅後は地獄ステージに転送される。サイズ縮小がある程度反映されるらしく、生前よりも小さい姿で出現する。バグの「おにぎり」化が発生している場合、内部データは最小サイズなので、ロード毎に変動する表示サイズにかかわらず死亡すると即消滅する。 死体破壊(破片化) 体力が-10以下になると発生。死体が破壊され、「ゆっくりの破片」に変換される。破壊後は地獄ステージに転送される。ゆっくりの破片は完全にアイテム扱いであり、元となったゆっくりと同じ存在としては扱われない。 昇天 死体を持ち上げて暫く待つと発生。死体が地形などを貫通して上昇し始め、空に消えていく。昇天後は天国ステージに転送される。昇天中の死体を攻撃して破壊しても天国行きは止められない。 蘇生 死亡状態のゆっくりにオレンジジュースを与えると生き返る。蘇生直後は咳しか発さず、挙動も超スローモーションになりその場から移動もできなくなるが、愛で続けると動き回るようになる。もみあげ等の仕草や顔の表情などは死亡直前のものが貼り付き、外部刺激からかなり遅れて再生されるセリフも含めて実際の精神状態と乖離した挙動をするが、ロードを挟むと正常化する。※死体を手に取ってしまうとすぐに昇天が始まってしまうので、オレンジジュースを与える際にはジュースを手に持った状態で死体に接触させると良い。焦げた食べ物で中毒死させると食事中の判定が残るためか、オレンジジュースを飲ませられず蘇生できなくなる。中毒死したゆっくりを蘇生させたい場合は、死体がロストする前にロードを挟む(マップに入り直す)と食事中の判定がリセットされる。この状態で死体をオレンジジュースに接触させると通常通り蘇生が可能になる。※海・森等、ロードを挟むとゆっくりが一新されてしまうエリアでは不可能。 部位の破壊 ゆっくり本体とは別に可動部や頭髪にも体力が存在しており、これらの体力が0になると該当部位が消失する。 詳しくは上記の「髪型」の項目を参照。 精神値 ※以下の精神値は、「精神」と表記され、数値ではなく☆の数で表示されている。最大値は☆☆☆。 精神値は各個体のゆっくり度合を示し、しつけやビンタによって精神値が減り、愛でる事で精神値が増える。 精神値が減ると、台詞(ボイス・字幕共に)が専用のものに変わる(上述の非ゆっくり症/足りないゆ参照)。 また、ライトセイバーはHPと精神値の両方を大幅に下げる効果がある。 寿命 ※以下の寿命は「寿命」と表記され、数値ではなく☆の数で表示されている。最大値は☆☆☆。 寿命は文字通りゆっくりの生きられる時間を示し、時間経過や食べ物の投与や出産などで減り、睡眠などである程度回復する。 特に、焦げた食べ物を与えてゆ下痢を発生させると大幅に減少する。 とは言え、滅多に起こり得ない事だが、食べ物をゆっくりに与えなかった場合はHPが減ってしまうため、愛で目的でゆっくりを育成する場合は基本的には食べ物を常に与える必要がある。 現行のバージョンでは空腹でHPは減らない。 寿命値が0を下回るとHPが徐々に減少する他、出産の度にダメージを受けるようになる(0になった直後はまだHPの減少は始まらない)。また売値が急激に下がり、メッセージ欄が「とてもしあわせあしたもいっしょにゆっくり」になる等の変化がみられる。HPが0になると永遠にゆっくりする。 この状態になるとラムネやオレンジ、その他通常の食べ物では体力や寿命を回復できなくなる。ケーキと布団のみ有効。 メッセージ欄は旧バージョン限定。現行のバージョンでは寿命が迫ると「かなしい…」となり、被虐待時のボイスを発して泣きながら逃げ惑うようになる。 寿命が0になったばかりでHP減少が始まっていないゆっくりに、ラムネを与えると即死するバグがある(100%発生する訳ではない)。オレンジジュースに接触させると蘇生可能。エリアによって発生の有無がある可能性がある(検証中) 空腹 「空腹」は「満腹度」のことであり、☆が一つ以下だと固有のボイスで空腹を訴え、☆がゼロになると動きがスローモーションになる。ステータスのメッセージ欄は、☆の数と残り体力によって変化する。・体力100〜41「ごはんちょうだい!(☆1)」「おなかぺこぺこ(☆0)」・体力40〜21「たべものをください…」・体力20〜1「ごはん…」 ☆が一つ以下だとゆっくりが少し細っぽくなる。 水泳 「水泳」は「水接触ダメージへの耐性」である。数値を上げるには、ゲーム内時間で数日ほど水槽など水のある場所に入れると、待っていれば自然に数値が上がる。しかし☆2未満ではダメージが入るので、適度に回復する必要がある。 ☆0~1だと体力にダメージが入る。(☆0つだとダメージは多くなる?(要検証)) ☆2だと水に浸かるだけなら平気になり、体力ダメージを受けなくなる。 ☆3の状態だと☆2の要素に加え、遊泳中はおかざりを反転して船にする「水上ゆっくり」となる。前作とは違いおぼうし型でないおかざり(れいむ種のおりぼん等)でも可能。 ☆1以下のゆっくりを掴んで水中に引きずり込むと溺れてダメージを受けるが、基本的に普通に手に取った状態では水泳値に関係なくHPは減らない。※時折減る事もある(バグ?)が、減り始めるのは水中に沈んで10秒後から。 あんよ焼きを行った場合、一部の例外を除き水泳値や特殊おかざり等に関係なく溺れるようになる。(☆0と同じ挙動になる)あんよ焼き後であっても、「巻貝」・「アサリ」の貝殻系特殊おかざりのみ有効。 飛行種(れみりゃ・ふらん・ちるの)にアイテム「王冠」を装備させると飛行しなくなるので、水泳訓練中に使うと効率的。(通常の飛行種を水に入れると飛んで逃げてしまう) 水泳値は、水に浸かる時間とゆっくりの表面積に占める水接触部分の割合が大きい程上がりやすい傾向にある。※手に持ったり、掃除機や風船で保持したり、水耐性の特殊おかざり装備の場合は上昇しないので注意。常に身体の半分程度が浸かり、潜水もできる赤ゆ〜子ゆの段階が一番効率的に上げられる。成体〜ドスサイズになってしまうとジャンプ力や浮力が大きい為、底面がわずかに水に触れる程度で身体がほとんど沈まず、ダメージだけは普通に受ける悪循環に陥ってなかなか上がらない。大きくなってしまってから上げたい場合、「海の家」の水槽が最適。成体サイズならば、小型水槽の中に入れて蓋を閉めると、強制的に頭を押さえつけて常時身体を半分程度水中に沈められる為、水泳値が上がりやすくなる。もちろん普通にダメージは受けるので、タイミングを見ながら回復するのを忘れずに。また、ドスサイズであれば、壁の埋め込み水槽へ押し込んでしまうと頭を押さえ込み、口元まで水に浸かったまま動きを封じる事ができる(身体の一部が天井や壁にめり込むが効果は変わらない)。手で持つと移動や押し込みが困難なので、掃除機をうまく使うと良い。オレンジジュースを手に持って近づけると水槽越しでも飲んでくれるので、状況を見ながら回復してあげよう。 好き プレーヤーに対するゆっくりごとの好感度。最大値は☆3つ。 愛でコマンドでつっつく、エサを与える、持ち上げるなどの行為で僅かずつ上昇し、虐待行為で減少する。特にミサイルによる爆発は大幅に好感度を減少させる模様。 好感度によって売値と持ち上げた時のセリフが変化。 今のところ金ピカにする条件以外では使われていません とのこと。 ソース= https //www.youtube.com/watch?v=mESOpLxZKIg における作者様のコメント。 性欲 少ないほど子供を作りにくいが、高い個体に接触されると関係ない とのこと。これも最大値は☆3つ。 ソース= https //www.youtube.com/watch?v=mESOpLxZKIg における作者様のコメント。 詳しくは上記の「繁殖・家族」の項目を参照。 ※PC版における「好き」「性欲」パラメータはv0.5a10より可視化されている。 環境ダメージ・環境ダメージ耐性 ゆっくりのHPを減らす攻撃のうち、水接触・寒さに関してはかなり特殊で、特殊なお飾りを着けたり、永遠にゆっくりしない程度に適度にゆっくりにこれらのダメージを負わせる事で、それぞれ対応した環境ダメージに対する耐性を得る事が出来る。 なお、水接触は文字通り、水槽や池・海等の水の中にゆっくりを入れる事で、寒さは12月~2月の間に屋外に放置したり、食べ物のアイスを大量に摂取させたりする事で、それぞれ発生する。 飢餓に関してもダメージ耐性の対象となっており、元々発生しずらいのも相まってゆっくりを餓死で永遠にゆっくりしにくい要因となっている。 現行のバージョンでは寒さや飢餓で体力が減少する事は全く無い模様。 行動変化と状態異常 紅潮 おもちゃで遊ぶ、他のゆっくりとすーりすーりを行う、プレイヤーから愛でられるなどの要因で発動。ゆっくりの頬がピンクに染まり、他のゆっくりと接触した際に通常よりもおちびを作りやすくなる。他の精神状態とは独立しており、怒ったり泣いたりしている間もこの状態は維持される。 キメポーズ 機嫌が良い時にランダムで発動(機嫌が良い状態で愛でると高確率で発動)。全種族共通で2種類あるが、どれが発動するかはランダムで決定されるのでプレイヤーが選択はできない。見た目の愛くるしさと相まって愛で派はメロメロに骨抜きにされるが、虐待派にとってはビキィ値が一瞬で限界突破する非常にあざとく媚びた動作であり、ゆっくりにとっては生死を左右しかねない諸刃の剣となっている。 ・ウインク〜可動部を持ち上げ、可愛く笑顔でウインクし、ペロッと舌を出しながら小首(?)をかしげる。いわゆる「てへぺろ」。左右の2パターンあるが、これもランダムで決定される。 ・もるもるダンス〜斜め左右に小さく数回のーびのーびした後小首をかしげながらもるもる(※尻振りの事)し、さらに後ろ向きになりこちらへあにゃる丸出しの尻を見せつけ連続もるもるしながら、時折ドヤ顔でチラリと振り返りプレイヤーの様子を伺う。 残り体力51以上で条件を満たしていれば、被ダメで醜く変形していても発動する(設定で変形をオンにしている場合)。身体が「く」の字に二つ折りになり後頭部と尻が癒着していてもるもるはできず、顔面もひしゃげて苦悶の表情が貼り付いたままではあるが、本ゆんは全力で自ゆんの可愛さをアピールしているつもりであり、非常にシュールなビジュアルとなる。※残り体力が50を切るとポジティブな感情にならなくなる為発動しなくなる。 全速前進 機嫌が良い時にランダムで、または善良種を手動操作してBボタンを押すと発動。サッカーボールや石ころを追い掛ける際も発動する。ゆっくりが「ぜんそくぜんしーん!」「わーい、まてまてまてー」などのボイスを発しながらダッシュ移動するようになる。 ぷくー(おこったよ!) 複数の要因で発動する。ゆっくりが激怒し、他のゆっくりを攻撃したりプレイヤーに敵対的な言動を取ったりする。 泣き(かなしい…/えーん!) 複数の要因で発動する。ゆっくりが泣きながら逃げ惑うようになる。ゆっくりが受けている苦痛に応じて涙目→泣き→大泣き→号泣と段階的に状態が激しくなる。号泣している状態で更に苦しめ続けるとビンタで黙らせるまで泣き止まなくなり、そこから更に虐待を続行すると下記の恐慌状態に移行する。※「涙目」に関しては、大好きなプレイヤーに愛でられたゆっくりが感極まってうれし泣きしている場合もある。この場合は笑顔で目尻に涙を浮かべているが、それ以上状態が激しくなる事はない。 恐慌 同じゆっくりを集中して虐待しすぎると発生する。プレイヤーの事を怖がり、近づくだけで号泣しながら後退るようになる。 ゲス化 プレイヤーに危害を加えられた後に時間経過や愛でなどで泣き止むと発生。ランクとは無関係に通常時のボイスにゲス種やぷくー時のものが混ざるようになる。詳しくは上記の「善良種・ゲス種」の項目を参照。 衰弱(ゆっくりしたい…/えーんえーん…) 体力40以下で発動。身体が青く変色し、移動速度が低下。常に泣いてばかりになる。それまでぷくー状態だった場合は強制解除され、手動操作のCボタンで無理矢理ぷくー化させてもまともに戦えなくなる。 炎上 暗黒面の力や赤ミサイルなどで発動。ゆっくりの身体が赤く熱りながら火を纏い、その場で暴れながら泣き叫ぶ。継続的に体力ダメージと頭髪への部位ダメージを受け、おかざりが数秒ほどで焼失する。他のゆっくりやアイテムなどに引火する。もみあげ等の耐久値に影響はしないので可動部が焼け落ちる事はなく、炎上でハゲ饅頭になる事はない。 この状態で「しつけ」や「殴る」を実行すると燃えながら走り回り始めるが、ビンタをすると再び立ち止まる。※精神値がゼロになり、足りないゆと化した個体にはビンタが効かず、立ち止まらせる事はできない。虐待を受けると燃えながら残像レベルの超高速うんうん体操を行い、その後はひたすら走り回り続ける。 アイテムに引火した場合、ゆっくりに近づけたり投げつけると泣きながら後ずさる。アイテム中央部が炎を纏う為、アイテム外周部に接触した程度ではゆっくりに引火する事はないが、おかざりを始めとした一部の装備アイテムや食べ物の場合は接触したゆっくりが装備してしまったり食べ始めると引火するので注意。(※通常は逃げ腰になるが、時折意地汚く触りに行く個体もいる。)食べ物の場合、食べきる前に焦げ食材へ変化してしまうと、そこからゆ下痢も発生してしまいダメージがさらに加速する。また、炎上中のアイテムを投げつけた場合、ぶつかった角度によっては炎がゆっくりに触れて引火する事がある。水中での扱い炎上したゆっくりやおかざりは、水面に接触する・水中に沈める・如雨露の水をかける等、水接触で消火できる。また、水中での再着火はできない。アイテムや食べ物は水中でも燃え続け、水接触では消火できず、食べ物の場合は調理済み→焦げ食材へと変化していく。消火するには如雨露の水をかける必要があり、水中でも再着火可能である。炎に対するゆっくりの反応は水中でも変わらないが、アイテムからゆっくりへの引火は起こらない。接触したゆっくりが稀に炎を纏う事があるが、すぐに消えてダメージも受けない。 高温(あつい…) ラーメンやフライパン、夏場におくるみやこたつを着せっぱなしにするなどで発動。ゆっくりの身体が真っ赤に熱る。継続的にダメージを受けるが炎上状態よりも弱め。暫く継続するとゆっくりが熱で縮み上がり、サイズが縮小する。炎上中は高温も併発するが、アイスを与えると高温状態のみ解除され、ラーメンを与えると高温状態に戻す事ができる。※炎上は解除できないので継続ダメージは受け続ける。フライパン加熱中の場合、アイスを与えても強制的に高温状態へ戻されるので、熱による縮み上がりを防止する事はできない。 低温(さむい…) 冬場の野外や冷蔵庫の中に放る、ちるの種に攻撃されるなどで発動。ゆっくりの体が黒ずみ、寒がって泣きながらあちこちをダッシュ移動で走り回る。もみあげ等のバタつきやうんうん体操等の動きも倍速になり、ゆっくりらしからぬ忙しなさで行動する。尚、ダメージなどは無い。冬季の屋外で燃やされる等の理由で「炎上」と重なった場合、炎を纏う以外のグラフィックとセリフのみこちらの描写が優先される(燃えながらダメージを受けつつ黒ずみ、寒がりながら泣き出す)。フライパン加熱等で「高温」と重なった場合は高温の描写が優先される。 眠気(ねむい…) ゆっくりの精神状態が通常の場合、布団やラムネを使用、またはランダムで発動。眠気で動作が緩慢になり、ボイスの頻度も減少する。時間経過等で更に眠気が溜まると睡眠状態になり、目を瞑ってその場から動かなくなる。(寿命回復の効果あり)「かなしい」等、ストレス下の精神状態の場合には発動しない。 残り体力51以上であれば、変形する程ダメージを受けていても発動する。設定で変形をオンにしている場合、通常は右目がほぼ腫れ塞がり、左目が細く開いた状態だが、眠気状態の間は両目が開いて半目の状態になる。睡眠状態に移行すると、通常の変形状態の表情に戻り、その場に転がったまま動かなくなる。※通常の睡眠時とは異なり歪んだ表情が貼り付き目は薄く開いたままで、時折ゆっくりと口を動かしたりする。確実に見るには手に取る等して食べ物やうんうんへの接触を絶ち、ラムネや布団も使わずに長時間観察し続ける必要がある為、通常のプレイでは目にしにくい。 汚れ うんうんと接触する、おくるみの中にうんうんを漏らすなどで発動。最初からこの状態でゆっくりが生成されることも。ゆっくりの身体がうんうんに塗れて茶色く汚れ、売値が下がる。高温や低温など他の状態と重複するとそちらの描写が優先されるが、汚れが取れているわけではない。 溶解 降雨中に屋根の無い場所に出ると発動。ゆっくりが雨に怯えて泣き、時間経過で少しずつ身体が縦に潰れていく。(ダメージは受けない。そのまま溶け消えてしまうような事も無い)また、降雨(降雪)中は時折突風が吹き、屋外のゆっくりは溶解しながらあちこち吹き散らされる。水辺のあるマップでは水中への転落に注意。尚、降雨(降雪)は海ステージなどの水中でも有効で、通常おかざりのゆっくりを水中へ引きずり込むと陸上と同じように溶解を起こす。 老衰 寿命値が0になると発動。体力と寿命がケーキと布団以外では回復しなくなり、徐々に減少するようになる。出産を行うと更にダメージを受ける。寿命値が1以上になると解除される。この状態では体力が減ってもゆっくりの身体が変形しない。 あんよ焼き(足焼き、底面焦げ) ゆっくりをフライパンの上に乗せて暫く待つと発動。初めは暴れて逃げようとするが、火が通ると小刻みに痙攣するようになる。目安は45ダメージ。(残り体力55) ゆっくりのあんよが黒焦げになり、飛行や水泳を含む一切の移動能力を失う。風船やすぃーなど道具による移動は可能。「たのしいね!」などのポジティブな精神状態にならなくなり、常に泣き続ける。また、永続的にサイズが上昇しなくなる。加熱中は必ず「高温」状態とセットになる為、火が通るまでの間に熱で縮み上がり一定のサイズまで縮小する。従って、ドスサイズのままあんよ焼きをするのは不可能。設定でラブモードに切り替えると稀に治る場合がある。ただし治るのは、ラブモード切り替え後に入ったマップにいるもの限定。入らなかったマップのものは治らないので、切り替えをうまく使って特定マップのゆっくりのみ狙って治す事もできる。 森・海から廃墟へ、虐待で涎付きCランクの非ゆっくり症(完全に発症)までランクと精神値を落としきったゆっくりを直接持ち込むと、非常に高確率であんよ焼きされてしまうバグがある。あんよ焼きと並行してゆっくりのステータスが書き換わってしまう他、お飾りが他種のものに変わっていたり、装備していなかったおくるみを着ている事もある。※エリア間移動時のステータス書き換わりバグにより、ごく稀に未虐待でも発生する事がある。この場合、海・森→廃墟間での移動以外でも起こる。 こーろこーろ ※現バージョンでは廃止 ランダムに発生。暫くの間、ゆっくりが側転し続ける。 巨大化 バグ。赤ゆっくりが通常よりも巨大な状態で産まれる。母体のゆっくりが小さすぎると発症しやすい。 おにぎり(汚にぎり/奇形) バグ。ゆっくりの体型がおにぎりのような三角形型に歪み、その場から動かずうんうん体操をし続ける(時折出すうんうんの大きさはサイズ下限のものなので目視は難しい)。またロードする度に大きさが変わるようになる。サイズの内部数値が下限以下の状態で涎付きのCランク個体が産まれるとこうなる。涎付きCランクをキック等でサイズ下限まで縮めてからロードを挟むと人為的に生み出せる。愛でやしつけ等でランクが上がると外見のみ通常に戻るが、行動パターンは変化せず、殴って涎付きCまでランクを下げると外見もおにぎり型に戻る。バースデーケーキを摂取するなどして成長し、内部データがサイズ下限を脱すると解除されて通常のゆっくりに戻るが、条件を満たせば何度でも再発する。このバグが発生したゆっくりはおくるみの着脱ができなくなり、おくるみ扱いのドーナツトラップ装着もできなくなる。 うんうん体操中のゆっくりは眠りに落ちる事がない為、無限ループが発生するこのバグ発生中はラムネや布団の使用や時間経過で眠気が溜まっても眠らせる事ができなくなる。 クイックセール以外での売却ができなくなり、売却箱やゴミ箱に入れて蓋を閉じても無反応でゆっくりが中に残る。(通常の個体と同時に入れると通常個体のみ売却される)季節・天候の影響を受けない「おうち」として中で飼う事も可能。 ミサイル(赤・白)を命中させても爆発したり刺さったりしなくなり、当たった瞬間即座に複数のうんうんをまき散らすようになる。 戦闘 ゆっくりが別のゆっくりを攻撃すると両個体は敵対し、戦闘が開始される。 攻撃が発生する条件は「C〜Bのゆっくりがおかざりの無いゆっくりに接触する」「プレイヤーが手動操作の攻撃ボタン(旧Cボタン)でゆっくりをぷくー状態にさせ、その上で他のゆっくりに接触させる」のいずれか。ドーナツトラップによる共食いなどでは発生しない。 ※おかざりのない者同士でも上記の条件を満たせば互いに攻撃し合う。 ゆっくりは体当たりで敵対者に攻撃する。体当たりの与ダメージ量はゆっくり同士の体格差によって変動する(大きいほど有利) 体当たりは体力ダメージだけでなく部位ダメージも発生するため、おさげがもげたり髪が抜けたりする場合がある。部位破壊されたゆっくりは確定で精神状態が「えーん!」に移行し、戦意喪失して逃げ惑う。(追い掛けてくる対戦相手から一方的に攻撃される) 体力が40以下まで低下すると攻撃頻度の減少 移動速度の低下が発生し、まともに戦えなくなる。 戦闘中に突然うんうん体操が始まる事がある。 戦闘はお互いが接触しないまま時間の経過で落ち着くか、片方が死亡すると終了する。稀に死体を攻撃し続けて残骸化させる場合も。 手動操作でぷくー化させてもそれでゲス化する事は無いが、ぷくー化させたゆっくりで別のゆっくりを攻撃するとやられた側のゆっくりはゲス化する場合がある。 通常種vs捕食種の戦いでは基本的に捕食種が有利だが、体格差がありすぎる(通常種側が大きすぎる)と与ダメージの差で捕食種が敗北する場合もある。 動物との戦闘 ランクや種族に関係なく、ゆっくりが動物と接触すると戦闘が開始される。動物は攻撃力が低いため、基本的にゆっくりが殺されることは無い。 ただし動物による攻撃はプレイヤーがゆっくりに危害を加えた判定になるため、戦闘終了後はゲス化する。 コメント(編集できない場合やメモなどに) コメントログ 名前 魚系統のゆっくりちゃん達はレミフラ姉妹、⑨は確か飛ばないはずです、まぁレミフラ姉妹しか検証してませんが、、、 - ムウマ (2024-09-05 21 32 51) 再度、不自然に文章が削られている部分を見つけたので書き直しました - れみどん (2024-08-31 23 15 44) 寒さ耐性と空腹耐性って今のバージョンだと上げられない感じ?水耐性は上がったけど他はいつまで経っても上がらなかったので - 名無しさん (2024-01-13 22 21 57) 不自然に文章が削られてる部分を見つけたので書き直しておきました - れみどん (2023-11-13 13 19 08) 魚類(さかなのヒレがついているゆっくり)のゆっくりは、羽がついているゆっくりでも飛ばないですか? - 名無しさん (2023-06-20 18 10 30) ↓この状態でゆっくりぶん回すと簡単に起こせる() - 名無しさん (2023-05-27 10 21 14) 恐慌は手に持ってから掴んで(右手でアイアンクロー(?)してる状態) - 名無しさん (2023-05-27 10 20 41) 一部読みづらい・文体のおかしい文章があったので勝手ながら推敲させていただきました - 名無しさん (2023-05-04 17 40 56) Cのみょんから8万ぐらいの子ゆうまれてびびった - すぃーさん (2023-04-08 20 36 52) ↓↓屋外や水槽など、移動可能な範囲にトイレシートがない場所では - 名無しさん (2023-02-23 21 42 51)
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/540.html
「ゆっくりしていってね!!!」 目の前にゆっくりの一家がいた。 ゆっくり。 人語を解するが知能の低い、生きる饅頭。 その餡子は甘く、非常に美味であることから老若男女に人気のある食べ物だ。 しかし、畑を荒らすこともあり農業を営む者からは疎まれている存在である。 また、家に不法進入をしてきたり、その大きな声による騒音被害もあることから人間の里では害獣に指定されている。 「ゆ?ゆっくりしていってね!!!」 俺が何も返事をしないことを不思議がったのか、同じセリフを繰り返すゆっくり達。 大きいゆっくり霊夢が一匹と、小さなゆっくり霊夢が4匹。 大きいものはバスケットボールほど、小さいものはソフトボールくらいであった。 片親のようだ。 「君達は家族かい?お母さんは大きいれいむだけ?」 「ゆ!みんなれいむのあかちゃんだよ!!すごくゆっくりしたいい子達だよ!」 大きな霊夢、親れいむの話では、交尾した後すぐにもう1匹の親のゆっくり魔理沙は出ていったという。 自身と同じゆっくり魔理沙が生まれなかったためらしい。 なんというやり逃げ。 「れいむたちはゆっくりするよ!おにいさんもゆっくりしていってね!!」 俺が何も食べ物を恵んでやらなかったせいだろうか、興味を失った親れいむは野原でゆっくりし始めた。 俺もゆっくり霊夢なぞに興味はない。 ヘタに関わって付きまとわれたくないので家に帰ろう、と思った矢先、いいことを思いついた。 「なあお前ら、俺の家はここよりもっとゆっくりできるぞ。こないか?」 そして今、俺の家にはゆっくり一家がいる。 「ゆゆ!おにいさん早く食べ物を出してね!こどもたちがお腹すいてるよ!」 「ゆー!おにいさんはやくゆっくちさせてね!!」 「ゆっくち!ゆっくち!!」 当然、ゆっくりさせる気など毛頭ない。 俺は子れいむを2匹ずつペアにして、少し離したところに移動させた。 「ゆ?れいむの子供になにをするの?」 取り残された親れいむが不思議そうな顔をする。 もう用済みだから殺してもいいのだが、特に悪さもしていないゆっくりだったので生かしてあげよう。 それが生き地獄だとしても。 「お母さんれいむはどっちかの子供のほうに移動してね」 「どうしてなの?みんな一緒でゆっくりしたいよ!!」 「ご飯の前にはお風呂に入らないと。一度に5匹は大変だから2回に分けようと思ってね。先に入るほうと後に入るほうでわかれてね」 「ゆ!おふろ!れいむさきにはいりたい!!!」 「ずるい!れいむがさきだよ!!」 「おにいさんれいむたちをさきにして!!」 「そんなわけだから、お母さんれいむ、どっちかに移動してね」 そういうと、親れいむは特に不審に思うこともなく比較的近くだった子れいむの班へと移動した。 これが向こうの子れいむ達との今生のお別れだとも知らずに。 「よーし、じゃあお母さんがいなくても大丈夫なこっちのれいむたちからお風呂だよ!」 親れいむがいないことで少し不満がっていたので、おだててあげる。 単純な頭なのですぐにきゃっきゃと喜び始めた。 軽い体を持ち上げて、俺は奥へと歩きだす。 「わあ!おそらをとんでいるみたい!!!」 「すごくたかいよ!!」 もう生涯見ることのない外の世界を楽しんでいるようだった。 「じゃあここで永遠にゆっくりしていってね」 ここはお風呂場ではなく、台所。 そこに置いてあった鉄の箱に2匹の子れいむを投げ入れた。 「ゆ?おふろは?」 「ここはゆっくちできないよ!」 2匹の子れいむを入れてもあと5匹は入れるくらいスペースが余っていたので、あまり緊迫感がないようだ。 透明な箱ではないので、閉めると中の様子が見えないのだが、今回は好都合だ。 俺は子れいむ達の質問を無視して蓋を閉めた。 中から「ゆっくりあけて!」だの「暗くてゆっくりできない」といったことがかすかに聞こえるくらいだ。 鉄製だけあって、蓋を閉めるとあまり声は届かないみたいだ 俺は居間に戻り、残りの3匹達をさっきの2匹とは別のところに持っていく。 「ゆ?お兄さんここは何?」 「ここはお兄さんの家のお庭だよ」 つれてきたのは中庭。 塀で囲まれており、家の中からじゃないと入ることができない庭だ。 夏まっさかりの今日、中庭は背の高くなった雑草が生い茂りジャングルのようになっている。 「じゃあここで死ぬまでゆっくりしていってね」 ぽーん、と中庭に3匹のゆっくりを投げ込む。 「ゆ!?お兄さんお風呂はどうしたの!?こんなところじゃゆっくりできないよ!!」 「いちゃい!!ゆっくちさせて!!」 「ゆぅうう・・」 着地に失敗した子れいむ2匹が涙目になっていた。 「お風呂はないよ。君達はここで永遠にゆっくりするんだよ」 親れいむが俺に体当たりをしてきたので、全力で蹴り返す。 餡子を撒き散らしながら塀にたたきつけられ、そのまま動かなくなった。 「あら、死んじゃった?まあゆっくりしてけよ」 中庭唯一の入り口を閉じ、俺はその場を後にした。 夕方。 晩御飯の支度を終えた俺の足元には、先ほど子れいむ2匹をつめこんだ鉄の箱がある。 いよいよこれの出番がやってくる。 これは一言で言うなら、ゆっくりコンポストだ。 使用方法はとても簡単。 調理を終えた流し台の三角コーナーには、野菜のいらない部分や割れた卵などが入っている。 これを箱の中にいる子れいむ達に食べて処分してもらおうというものだ。 蓋を開けるとノンキに眠っている子れいむ達がいた。 「れいむ、ご飯を用意したよー!」 ご飯、その単語にピクリと反応し、すぐに目を覚ます子れいむ。 「ゆ!おにいさんはやくここからだしてね!ごはんもだしてね!!」 「おかあさんはどこなの!?はやくあわせてね!!」 お怒りのようだ。 しかし俺はこんなコンポスト達の相手をしているほどヒマではない。 子れいむに振り掛けるように生ゴミを入れた。 「それが君達のご飯だよ。これからずっとだよ。ちゃんと処分してね」 生ゴミにびっくりして何も喋らなかったのでそのまま蓋を閉めた。 ゆーとかやーとか騒いでいるが、さすが鉄製の箱だけあって3メートルも離れたら何も聞こえなくなった。 次の日、朝ごはんの用意で出た生ゴミを捨てようと蓋を開けると、昨日のままの生ゴミがそこにあった。 「ゆ!おにいさんれいむたちこんなのたべられないよ!!はやくだしt」 言い終わらないうちに生ゴミを捨て、蓋を閉める。 働かないコンポストの相手なんてしないものだ。 中庭に回ると、入り口の目の前で3匹が眠っていた。 親れいむは顔がぐちゃぐちゃに歪み、皮はずたぼろ、ところどころ餡子が飛び出しているが生きてはいるようだ。 こいつらは放っておけば勝手に働くだろうから、俺は放置して外に遊びに出かけた。 帰宅する頃にはもう夕方になっていた。 急いで夕飯の用意をし、生ゴミを捨てるためにコンポストの蓋を開ける。 すると、そこには子れいむ2匹の姿以外、特に何も無かった。 昨日と今朝の生ゴミは綺麗サッパリ消えていた。 さすがに育ち盛りの子れいむ達は、食欲に勝てなかったのだろう。 それに生ゴミと言っても、調理後すぐのものであったから腐ってはいなかったはずだ。 「よお、結局食べたんだな。おかわりを用意してやったぞ」 また振り返るように生ゴミをぶちまけ、四の五の言う前に蓋を閉めた。 ちらっと見た感じ、2匹はぼろぼろと泣いていた様子だった。 いきなり閉じ込められてゴミを食べさせられるのだから、その心境は分からないでもない。 どこからか、家に体当たりをするような音が一晩中聞こえていたが、俺はぐっすりと眠ることができた。 「おはよう。ゆっくりしているかい」 朝一番に中庭を訪れると、小さいながらもぷくっと膨れて威嚇する2匹の子れいむと、汚らしい皮の親れいむが待っていた。 「ゆ!おにいさんはやくここからだしてね!!れいむおなかすいたよ!!」 「おにいさんはゆっくりできないひとだよ!!ゆっくりしね!!」 「ぼべべびゅびゅっぼぼぼ!!!」 餡子を撒き散らしながら話す親れいむの言葉は理解できなかったが、とりあえず怒っているということだけは分かった。 子れいむを手にとると、若干痩せた感じがした。 「みんなはもう草刈りの道具だよ。早く草を食べてね!ご飯はそれだけだよ!」 こちらの班は、草刈りを目的としている。 草まみれの庭に放てば、食うものがなくなったゆっくり達は草を食べてくれるだろう。 育ち盛りの子れいむ2匹と、大きな親れいむがいれば、すぐに庭は綺麗になるはずだ。 「やだよ!!れいむ、にがいくさはきらいだよ!!」 「れいむもやだよ!はやくおいしいごはんをよういしてね!!!」 「ぶびっ!!!」 餡子が飛ぶ。汚いなあ。 「草を食べたくなかったら食べなくてもいいよ。お腹すいて死んじゃうだろうけどね」 その前に親れいむは出餡子多量で死にそうだが。 その後もゆーゆー文句を垂れる子れいむ達を置き去りにし、俺は扉を閉じた。 それから、3週間が経った。 ゆっくりコンポストはきちんと働いていた。 開始1週間ほどしたときに、子れいむ達がボイコットをしたこともあった。 生ゴミ以外の食べ物をくれ、くれるまで生ゴミの処理はしない、と。 俺は気にせず毎食ごとに生ゴミを投げ入れた。 2日もすると夏の暑さで溜まった生ゴミは腐臭を出し始め、どこに鼻があるのかもわからないのに子ゆっくりは悪臭に涙していた。 くさいくさいと涙ながらに許しを請う子れいむ達に、俺は一言、早く処分しろとだけ告げて蓋を閉じた。 次に蓋を開いたときには生ゴミは全て消えていた。 真っ青な顔をした子れいむ達を見れば、腐った生ゴミの処分がいかに大変かがよく分かった。 それ以来、腐らせることを極端に恐れ、生ゴミを入れるとすぐに食べるようになってくれた。 今、3週間前にうっかり捨てるのを忘れていたお弁当を、子れいむ達が必死で処分してくれている。 たまに嘔吐し、戻すこともある。 しかし、結局自分で処理しなければならないのだから一度で済ませばいいのに、と俺は思う。 これからも生ゴミの処理をよろしくね、そういい残し、俺は蓋を閉じた。 中から泣き声が聞こえたのは多分、気のせいだろう。 中庭も綺麗になった。 それこそ、最初の頃はニガイだの不味いだの文句たらたらだったが、いつしか諦めて黙々と食べるようになった。 そもそも野生のゆっくりは草や虫が主食なのだ。 何も問題はない。 それにコンポスト組に比べれば広い庭もあるし、子れいむにとっては親れいむもいるのだから幸せだろう。 それに家族だって増えている。 3匹では草が思うように減らないと感じ、おれはゆっくりアリスを加工所からレンタルし、強制的に交尾をさせ続けた。 そしてあっという間に3匹だった草刈り組は30匹へと増員された。 最近は近所で草刈りのアルバイトを始めた。 縄でつなぎ、リボンを人質にとって連日不味い草を食べさせている。 赤ちゃんゆっくりがわがままを言って草を食べない時は、見せしめに親や姉妹の前で皮を引き裂いた。 飛び散った餡子を食べさせると共食いを覚えてしまいそうだったので、一切食べさせることはしなかったが。 今日の出勤場所は、3丁目の田中さんの家だ。 リボンのない30匹のゆっくり霊夢を縄で繋ぐと、俺は家を後にした。 作:アルコールランプ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/563.html
俺設定+初書き注意。 ゆっくりが幻想郷に現れて数年、中身が餡子やクリームなどの優秀な甘味料であるゆっくりは村人たちの生活を豊かなものとした。 研究により恐怖を与えるほど美味しい中身になるという結果、虐待お兄さんの手により加工所が設立され、ゆっくりを納品するゆっくりハンターなどの新たな職業が現れた。 幻想郷は変わった。 飢え死にする者もなく、日々のストレスは虐待で晴らし、畑仕事はゆっくりにやらせ、人々はゆっくり安心した生活を送っている。 ただ一つを除いて 様々な恩恵をもたらしたゆっくり出現であるが、一つだけ人々を不快にさせる点があった。 ゆっくりリグルの存在である。 その姿は外の世界のペットボトルの蓋ほどの大きさであるが、這いずるような形であるのにもかかわらず、カサカサと素早く動き生ゴミや糞尿にたかる様は人類誕生から根ざす生理的嫌悪を呼び起させる。 モデルとなった人物には同情せざるをえないが、その中でも一番の特徴はゆっくりできないゆっくりを見つけると卵を産みつけたり集団で襲いかかることである。 ある日労働力として飼っていたゆっくりから皮を突き破り大量のゆっくリグルが這い出してきたという報告もあった。 豪胆なものは素手で握りつぶしたり、スリッパや天狗の新聞紙で叩き潰す者もいるが、不潔なイメージとその際飛び散る中身の黒蜜の処理から敬遠するものがほとんどである。 そんなゆっくリグルに対し、巨大な総合ゆっくり商社と成長した加工所は様々な駆除グッズを販売している。 粘着シートの上に連中の好む玉葱の香りの餌を置き捕えるゆっくりホイホイなどあるが、その中でも人気なのは毒を仕込む逝くバットである。 使い方は至って簡単。 ゆっくり1匹を用意し、加工所で販売している特製の毒を食べさせるのである。誘引剤として毒を食べさせたゆっくりは、放っておくとおよそ一週間ゆっくりできず苦しみもだえ続ける。 そして夜に様子を見に行けば、周辺に潜んでいたゆっくリグルに齧られていく姿を見ることができる。 また毒はゆっくリグルに対しては遅行性であり、集団がゆっくりを完食する十分ほどで効果が現れ、次々ともがき始めキイキイと怨嗟の声を上げながら死んでいくのである。 対象のゆっくリグルの苦しむのが見れる上、誘引剤のゆっくりが悲鳴を上げつつ徐々に齧られ小さくなっていく様子も人気の一つである。 しかし普段匂いのきついものに群がるゆっくリグルはその分嗅覚に優れるため、彼らに見破られないこの毒を開発するのに多くの時間と資金がかかった。 永遠亭の先生が連れてきた、鈴蘭畑を荒らされたという人形が手を貸してくれなかったら完成することはなかったであろう。 だが、これもやがてはやつらに破られる。最新の研究では、ゆっくリグルの環境適応能力の速さは凄まじく、羽を持って空を飛ぶものまで発見された。 毒の効かない個体が現れてもおかしくはない。 我々はこれからも奴らと戦っていかなくてはならない。 終われ めーりんも美味しいネタだが、全く注目されてないリグルきゅんも見て欲しかった。反省はしていない 俺設定 ゆっくりリグル 外皮はきな粉餅で、蛾のような羽持ってんのとか様々な亜種がいる。 個人的にはこいつらに明りに向かう習性持たせて、焚き火に突っ込んできて「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!!どうしてゆっぐりできないのお゛お゛お゛お゛!!!」て燃え尽きるの書きたかったけど、台詞が書けないので断念。 その場合もこたんの周りとかひでえことになりそうだ 箇条書きのような文章じゃなく、もっと心に訴えかけるイカれたものが書きてえよ このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/1352.html
東方キャラが壊れてます。特に衣玖さん好きは要注意。 あとゆっくりが苦しまないのでそれも注意。 永江衣玖は急いでいた。 地震を伝えるためではない。 それは誰でもなく自分のため。 自分の心を満たすために家路を急いでいた。 それは昼下がりのことであった。 「おや、最近よくみるねぇ」と、昼間から酒を飲んでご機嫌な萃香。 「貴方も長いですね。宴会好きな貴方に天界は退屈でしょう」と衣玖。 「んー、そうでもないよ。ところで衣玖はどしたの? 天子なら神社だよ」 「またですか…」 普段は竜の世界と人間界の狭間に住んでいる衣玖だったが、先の神社倒壊事件以降天界にもよく顔を見せていた。 仕事が減って時間が余っているし、何よりもこの天界に住む比那名居天子(ひなない てんし)に会うためだ。 それまでは話す機会も少なかったが、前の事件をきっかけによく話すようになった。 性格のまるで違う二人であったが、不思議と馬が合った。 もっと仲良くなりたいと思っていた衣玖だったが残念なことに天子は博麗の巫女に熱心だ。 まあそれも仕方ないこと。自分から修羅場を作る訳にもいかない。 空気の読める衣玖は自分の心を隠していた。 「ゆっくりしていってね!!」 突然の声に衣玖の回想は遮られた。 「? それはゆっくりですか?」 「そ、ゆっくりだよ」 ゆっくりは知っている。最近幻想郷に出現した生き物で、幻想郷の有名人に似た顔をしていることで有名だった。 しかしなぜ天界にいるのだろうか。 いや、原因は目の前にいる子鬼しかいないだろう。 「暇つぶしだよ。こいつらで遊ぶと面白いんだよねぇ」 「だからといってここに住まわせなくても良いのでは。総領娘様もきっと許しませんよ?」 「あー、だいじょぶだいじょぶ。霊夢型のゆっくりあげたら納得してくれたから」 「ああ――なんてことを」 頭を抱える衣玖。何も嫉妬したわけではない。 総領娘様が許したことで食欲旺盛なゆっくりがこのまま天界で繁殖したらきっと大変なことになる。 美しい花畑も、桃の木も根こそぎ食べられてしまうだろう。 あの我が侭な総領娘様はそんな害まで考えてるのだろうか。困ったものだ。そう、決して嫉妬から否定したわけじゃないんです。 「衣玖も一匹欲しい? たぶん気に入ると思うけど」 「間違いなく要りません。そんな奇妙な生物など」 「きみょうじゃないよ!! ゆっくりはゆっくりだよ!!」 その場にいたゆっくりが何か言っているが無視する。 「そうかなぁ。虐めると反応が面白いんだけどねぇ」 「虐める…ですか。弱い者いじめとは貴方らしくありませんね」 「自分でもそう思うんだけどねぇ。まぁ衣玖もやってみなよ。ほら」 萃香は自分の背中から一匹のゆっくりを出す。 「ですからいりませ…って総領娘様??」 「うん、てんこ型のゆっくり。ここでゆっくりを交配させてみたら一匹だけ生まれたレアものだよ」 確かにそれは天子の顔にそっくりだった。顔はゆっくりのそれだが、桃のついた帽子や髪型は天子のそれであった。 「ゆっくりしていってね!!」 「でも言うことは変わらないのですね」 「まぁ結局ゆっくりだからね。それじゃあこのゆっくりも要らない? なら私が使うけど」 「…待ってください―――」 こうして衣玖は家路を急いでいた。 雷雲を普段とは比べほどにならないほど猛スピードで抜けていく。 「すごい! おそらをとんでるよ!!」 腕に抱えたゆっくりてんこが興奮してしゃべってる。 「でももっとゆっくり飛んでね!!」 さらに注文をつけてきた。 「だまりなさい」 要求を一蹴とするとゆっくりてんこはビクンッと一瞬震えたようだった。結局黙らなかったが。 そうして衣玖は自分の部屋へと着いた。 衣玖の部屋は竜宮の使い達の住む集合住宅の最上階。 竜宮の使い達によるダンスパーティーに優勝した暁に手に入れた素晴らしい部屋だった。 中に入るとゆっくりてんこは我が侭を言い始めた。 「お腹がすいたよ! ごはんよういしてね!!」 それだけではない。 「今日からここがわたしのおうちだね!」 なるほど萃香の言っていたようにかなりの傍若無人ぷりである。 「くすっ」 しかし衣玖は微笑んだ。やはり総領娘様のような我が侭で無ければいけない。 なぜ衣玖が微笑んだのかゆっくりてんこには理解できない。それよりも美味しい料理が欲しかった。 「ゆっ? ゆっくりはやくよういしてね!!」 「はいはい、待っていてくださいね」 「ゆっくりまってるね!!」 衣玖は台所へと向かわず玄関へ向かっていった。 鍵をかける。チェーンもしっかりだ。さらに窓にもカーテンをかけて中が見えないようにする。 これで準備は出来た。これで私がこの家でこれから何をするのか誰にも分からない。 「ゆっくりまってたよ! ごはんは!!」 部屋へ戻るとゆっくりてんこがぴょんぴょんと無防備に近寄ってくる。 顔だけなのに器用なものだ。そう思いながら衣玖は、近寄ってくるゆっくりてんこを、殴りつけた。 ごにゅっと妙な感触が殴った手に伝わる。 次の瞬間にゆっくりてんこは壁にたたきつけられていた。 「ゆ”っ!!?」 「総領娘様と同じ顔を殴ってしまいました。でもこれは挨拶代りですからね?」 衣玖は笑みを浮かべながら床にうつ伏せになっているゆっくりてんこへと近づいていく。 ゆっくりは痛くて泣いているのだろうか。それとも苦しんでいるのだろうか。 衣玖はゆっくりてんこを両手で抱えると、どんな顔をしているのかとゆっくりの顔を自分へと向ける。 しかしゆっくりの顔は衣玖の想像とは違った。 「ゆ、ゆっくりぃ」 泣いてもいないし苦しんでもいない。 ゆっくりてんこの顔は紅潮していて、口元からは涎が垂れていた。さっきのパンチで狂った? それとも――感じてる? 「も、もっと!! もっとゆっくりおしおきしてね!!」 「え、ええ??」 「いじめてね!! ゆっくりいじめてね!!」 ゆっくりてんこは衣玖に殴られて感じていたのだ。しかもさらに攻撃しろと言ってくるのだ。 「と、とんでもないマゾですね。さすがはあの総領娘様にそっくりなゆっくりですね」 衣玖は聞いたことのないゆっくりの反応に少し戸惑ったがすぐにどうでもよくなった。 本当は本物の天子を苛めたいのだが、立場上それはできない。 悶々とした気持ちを日々抱えていた。 しかし今日、総領娘様そっくりのゆっくりてんこを子鬼に譲ってもらえたのだが、 それが姿だけでなく性格も天子と同じように我が侭でマゾだったとは! 衣玖の心はフィーバーした。 こうなると普段は隠しているサドっ気を抑えきれなかった。 「そんなにいじめて欲しいならたっぷりといじめてあげますよ」 そう言うとゆっくりを抱える両手に電気を流した。 「あ”ばばばばばば!!」 大量の電気をその身に受け、白眼を向いて体中に走る激痛を受けるゆっくりてんこ。 苦しそうで痛そうだった。 「ぎぎぎもぢい”い”い”!!!」 しかしそれが気持ちいいらしい。 「そんなに涎を垂らして、だらしない顔ですよ。なんて気持ち悪いんでしょう!」 気持ち悪い、そう言われるとゆっくりてんこは悦しそうな表情を見せる。 「も”、もっどい”っでえ”え”え”!!」 「もっと言ってほしい? なんでそんな事をしないといけないのです?」 衣玖はそう言って床へゆっくりてんこを投げつける。 「ゆ”ゆ”ゆ…ゆ? も、もっとやって!!いじめて!!!」 さっきまで電流を流し続けたというのにすぐにケロッとしてお仕置きをねだってくる。 マゾなゆっくりはタフだった。 「おねがい!! ゆっくりいじめて!! ゆっくりしていって!!」 「だまりなさい。ゆっくりしたいのならそこでぼーっとしていればいいのです」 「ゆゆ~っ!?」 ゆっくりてんこは虐めてくれた相手が突然虐めてくれなくなったのでどうすれあいいのか分からなくなった。 もっと虐めて欲しい。汚い饅頭だと罵ってほしい。自分の心を満たしてほしかった。 そのためにはどうすれば―― (必死におねだりまでして浅ましいですね。総領娘様もそんな感じなのでしょうか?) そうやっておねだりする総領娘様を想像して、衣玖は嫌な気分になった。 と、その時だ。 ガシャーン!! 突然部屋の壺が割れた。いや、ゆっくりてんこが床に落として割ったらしい。 続けて花瓶も床に落とす。さらに床に落ちた花を汚く食す。 「なにを…」 言いかけたところでゆっくりてんこは言う。 「おねえさん! いたずらしてつぼをわっちゃったし、きちゃなくおはなもたべちゃったよ!!!」 「だからわるいゆっくりにおしおきしてね!!!」 なんということだろう。このゆっくりはお仕置きしてもらうためにワザとこんな事をしたのだった。 なんという我が侭なマゾ。 それはまさに成敗されるために博麗神社を倒壊させた自己中心的な天子そのものだった。 「そういうことですか。ならもっと虐めてさしあげましょう」 衣玖は最大級の笑顔でゆっくりを蹴り飛ばした。 「い”だい”よ”!! ぎもぢい”い”よ”!!」 愉悦の表情で蹴飛ばされるゆっくりてんこ。とても幸せそうだ。 壁にぶつかって床に落ちるゆっくりを衣玖は休む間もなく攻め立てる。 「もっと欲しいんでしょう? だったらもっといい声をあげてくださいね」 上向きに倒れるゆっくりてんこを足で踏みつける。 「ゆ”ぐっ!」 苦しそうで嬉しそうな声をあげる。 天子似の顔を踏みつけることで衣玖の心は更に満たされる。 「ふふっ、踏むだけじゃないですよ」 衣玖は左手を腰に、人差し指を立てた右手を天に向ける。 雷符「エレキテルの龍宮-弱-」 ゆっくりを踏みつけた衣玖周囲に雷のバリアが発生する。バリアといっても衣玖以外はダメージを負うが。 本来は大妖怪相手でもダメージが期待できる程のスペルだが、ゆっくり相手なので威力を落としてる。 「あ”あ”あ”~~!!ゆ”っぐりい”い”よ”お”お”!!」 全身を駆け巡る激痛にすっかりヘブン状態のゆっくりてんこだったが、 スペルを発動している衣玖はヘブン状態どころか完全にサタデーナイトフィーバーだった。 「ああ…これです。これをやってみたかったんです! 総領娘様に、天子様にこれを!!」 衣玖は感極まってさらに電圧を上げる。 「あ”っ~、ゆ”っぐりい”っぢゃうよ”!!」 「何を勝手にイこうとしてるんですかこの不細工饅頭」 ぎゅっとゆっくりを踏む足に力を込める。 「い”っぢゃう!!」 ゆっくりてんこは全身から粘性のある液を噴き出した。 「すっきrんぐうっ!?」 オーガズムに達してすっきりしたゆっくりてんこをつま先でぐりぐりと潰す衣玖。 彼女はまだ満足していない。天子相手にしたかったこと、そのすべてをやろうとしていた。 「あら勝手にイって満足しないでくださいね。夜はまだまだこれからなんですから」 「ゆ”っ…っぐりーー!!」 衣玖の激しい攻めにまたも悦びの声をあげるゆっくりてんこ。 この一人と一匹は本当に相性が良かった。 結局衣玖の霊力が尽きるまでこのハードSMは続いた。 「はぁはぁ…少し、フィーバーしすぎましたね」 あまりの激しい衣玖の攻めにゆっくりてんこは絶頂のアヘ顔で絶命してしまっていた。 しかしその頭から蔓がのび、その先にゆっくりてんこが二匹実っていた。 どういう原理かはわからない。ただ虐めに虐め抜くとてんこは子を宿すようだった。 衣玖としては虐める対象が一匹から二匹に増えただけ。それで充分だった。 (この二匹が目を覚ましたらまた虐めるとしましょうか。一匹は透明な箱にでも入れて放置プレイもいいですね) 天界に住み着いた子鬼に譲ってもらったゆっくりてんこは衣玖の隠れた性癖を満たす最高の玩具になった。 そのゆっくりてんこは死んだが虐めてくれる最高のご主人様に出会えて幸せだった。 目を覚ました二匹のゆっくりてんこに衣玖は笑顔で語りかける。 「おはようございます。貴方達はゆっくりしたい? それとも虐めて欲しいですか?」 「ゆっくりしたい! ゆっくりいじめてね!!」 衣玖は妖しく微笑む。 こうして衣玖もまたゆっくり虐め(てんこ限定)に熱中してしまうのでした。 続く 合意の上ならいじめても仕方ないよね! 俺の中のキャラ設定 衣玖さん : 隠れサド。天子をいじめたいと常に思っているが立場上出来ないので悶々している。 天子 : 真正マゾ。お仕置きされたいがために神社を潰した。今日もお仕置きされるために神社の賽銭箱をプチ要石で潰した。 ゆっくりてんこ : オリジナルの性格を受け継いているので真正マゾで構ってちゃん。 この設定で続き書くなら一匹だけ虐めてもう一匹を透明な狭い箱に入れて放置プレイで苦しませてやりたい。 構ってもらえないうえに、動けないんで気を引けなくて発狂するゆっくりてんこ。 そして虐めてもらえないまま…みたいな。
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/2408.html
「ついに、ついに完成したぞ!」 薄暗い部屋の中、にとりが声を上げる。 「河童の技術力に夢美とちゆりの科学力。 永琳の薬学に理香子の魔力。 更には里香の設計も加わったこの逸品!!!」 カッ、とスポットライトがテーブルに当てられる。 「その名も、メガゆっくり!!!」 そこには何の変哲も無いゆっくりまりさの姿があった。 「…で、これのどこがめがとかぎがとか大層な名前のゆっくりなのよ」 その光景を見てあきれ返るのはここを嗅ぎつけてきた博麗の巫女。 「それはもう大変だったのよ、いくつもの異なったものを統合するなんて本来無理だもの」 「動力の確保だって問題だったし」 「そこは素敵な力が色々な奇跡を起こすほどに素敵にまとまったのよ」 「どんな方向からでも解明できないゆっくりの餡子がもたらした結果なのかもしれないぜ」 「外側の感触はゆっくりのままに、内部は頑丈さと機能満載で作成したのです」 「更には博麗大結界をネットワークにした位置特定機能も防水機能も完備してるんだよ」 「…危ない連中が集まったからどんな異変かと思ったら単なる暴走だったのね、やってられないわ」 さっさとその場を後にした赤白を尻目に、6人の識者(?)達は早速テストプレイを始めるのだった・・・ ここは人里から少し離れた平地。 辺りには草木はあまり生えていないのだが、これは夢美が事前にる~ことに草むしりをさせていたためである。 土壌は豊かであり、何かを育てるにはもってこいの場所だ。 ここに花を愛するゆっくり達を集め、その中にメガゆっくりも加える。 こうしてしまうと位置を特定しない限りはただのゆっくりにしかみえない。 「さて、皆に集まってもらったのは、ここでみんなにお花を育てて欲しいのよ」 集めたゆっくり達に説明を始める6人。 かくしてゆっくりゆうかを筆頭に花を愛でるゆっくり達とめがゆっくりの花畑作りが始まった。 ゆっくりめーりん、ゆっくりちるの、ゆっくりれいむ・・・ 群となるには少ないが家族となるには多いその数で、種を蒔き、水をやり、雑草を取り除く。 時々近くに通りがかるゆっくりは何をしているか聞くが、説明すると 「ゆゆ?おはなさんはかってにはえてくるんだよ?そんなこともしらないの?ばかなの?」 とゲラゲラ笑ってろくに取り合わない。 それでも花を愛でるゆっくり達は一生懸命水をやったり悪い虫を食べたり雑草を抜いたりして花を育てた。 集団に仲間意識がしっかりと根付いたころ、ついに花が咲きそうことに喜んだ矢先の事だった。 次の朝、花を愛でるゆっくり達の花壇は荒らされていた。 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 とてもいい笑顔を浮かべて花を食べるのは前まで花を愛でるゆっくり達をゲラゲラ笑っていたゆっくり達である。 「おはなさんがこんなにたくさんはえててよかったね!」 「とってもおいしかったね!またつぎのときにはいっぱいはえてるね!」 折角一生懸命育てて、あと少しでゆっくりした花を咲かせられると信じていたゆっくり達は愕然とした。 しっかり説明したのに取り合わず、いざあと少しという所で全ての頑張りをかっさらっていったゆっくり達。 去っていったそのものたちに怒りを覚えたのは言うまでも無いだろう。 「あらら、これは酷いわね・・・」 そこに現れたのは皆をここに連れてきた6人―幻想郷の識者(?)達であった。 「後一歩だったのに・・・残念だったわね」 「素敵なお花が見られなくて残念だわ」 花を愛でるゆっくり達は自分達の悲しみを分かってくれるこの6人に涙した。 「また、次は荒らされないように育てればいいのよ」 理香子がそう言い、その場のゆっくり達はそうだね、とお互いに頷きあった。 ・・・メガゆっくりであるまりさを除いて。 「まりさはみんなのがんばりをむだにするゆっくりがゆるせないよ、おはなをたべるゆっくりをこらしめたいよ」 勿論それはこの場に残っている誰もが思っていること。 しかし花壇や畑などを襲うゆっくりは数が多く、今回ここで花を蹂躙した数のゆっくりでさえこの場にいるゆっくりでは太刀打ちできないだろう。 それでもメガゆっくりまりさは諦め切れない。 その中には既に優しい心と戦う勇気が灯っていたのである。 「・・・そうだね、まりさ。悪いゆっくりを懲らしめたい?貴方なら悪いゆっくりをきっと懲らしめる事が出来るよ」 「ほんと!?」 にとりが優しく声を掛けるとメガまりさは目を輝かせる。 既にやる気満々のようだ。 「みんな、これからまりさは悪いゆっくりを懲らしめるために頑張る事を決めたわ。あなたたちはまりさが戻ってきた時に立派な花が咲いているようにここを守りなさい」 永琳の呼びかけにそれぞれがしっかりと頷いた。 「私達も時々ここに来てお手伝いしてもいいですか?」 「もちろんだよ!おねーさんたちもいっしょにはなをさかせようね!」 里香の申し出に元気を出して答えるゆうか。 「まりさ、かえってきたときにゆっくりしたおはながさいているようにしてるからね」 「うん、まりさはぜったいかえってくるよ。だかられいむ、まっていてね」 一方ではメガゆっくりまりさの旅立ちに別れを惜しむれいむ。 こうして、メガゆっくりは悪いゆっくりを倒すために立ち上がったのだ。 翌日、メガゆっくりの封印していた各種機能を開放させた後に簡単なレクチャーを行う。 「いいか?これからまりさはスーパーファイティンブゆっくり、その名もメガゆっくりとして悪いゆっくりと戦うんだぜ」 「まりさはすーぱーふぁいてぃんぐゆっくりのめがゆっくりなまりさなんだぜ!」 名前は・・・多分夢美が決めたのだろう、棒読み調でちゆりが名前を教える。 「私たちは貴方をここから手助けするわ」 「でもまりさはここからとおくにはなれるぜ、てだすけできるの?」 「貴方が何処にいるか分かるようにしたのです!」 「ゆっ、それならだいじょうぶだぜ!ゆっくりりかいしたぜ!」 記憶管理機能には問題はないようである。 次は武装チェック。 「後、貴方にいくつか力をあげたわ。まずはあの的に向かって口を空けなさい」 「ゆっくりあけるぜ!」 「次は息を思いっきり吐くようなイメージをしてみて」 「ゆっ!」 バスンッ メガゆっくりが見ていた的に穴が開く。 「これが貴方の力、メガバスターよ」 よく弾幕に使われる動きの早い米弾をメガまりさの意識通りに撃ち出せる機構。 メガゆっくりを作る際、2番目に苦労したものである。 「これで悪いゆっくりを懲らしめられるぜ!」 強い力を得た(元々着けていた機能であるが本人はそう思っている)メガゆっくりは熱い心を胸に抱き出撃していった。 「ゆっくりしていってね!」 「ゆっくりしていってね!!!」 早速一匹の野良れいむを見つけたメガまりさ。 「れいむにきくけど、れいむはおはなさんはすき?」 「もちろんすきだよ!!」 「おはなさんはゆっくりできるよね」 「ゆっ、おはなさんはとってもゆっくりできるよ!」 「とてもきれいで、みているとゆっくりできるよね!」 「ゆ、なにいってるの?おはなさんはたべものだよ?ばかなの?」 ―なんだ、おはながすきって、たべるほうがすきなんだ。 「れいむはわるいゆっくりだったんだね」 「ゆゆ?れいむはいいゆ―ゆぶっ!?」 メガバスターがれいむを直撃する。 そこには餡子の花が咲いた。 一瞬罪悪感のようなものが沸いたが― 「みんなをまもるためだぜ」 そう呟いて森の奥に進むのだった。 メガゆっくりが入った森のとある群は大騒ぎになった。 花を食べたゆっくりが爆発し、また花は食べ物だと答えたゆっくりもまた同じようになっていたからである。 「とてもつよいまりさがおそってくるよ!!!」 それが分かっただけで群は天地がひっくり返ったような状況に陥り、この群のリーダーである大れいむですら収集がつかなくなってしまった。 そして遂にその強いまりさ―メガゆっくりが、その姿を確認できるまでに迫っていたのである。 「ゆゆゆ、みんなでそのゆっくりにとつげきすればきっとつぶれるよ!!!」 「わ、わかったよ!!!」 「ゆけ、わがけんぞくたちー!!!」 真っ白になった頭でやっとこさ口に出せた命令を受け、群の面々が一塊のように突撃していった。 普通のゆっくりであれば押しつぶされて終わりである。 しかしメガゆっくりは連続してメガバスターを放ち、その塊の前方を怯ませる。 「ゆゆ、とつげきす―ゆぎゅ!?」 「ゆっくりおさないd―ゆぎゃん!?」 あれよあれよと押しつぶされ自滅する塊。 残ったゆっくりも打ち抜かれ、遂には大れいむのみが残った。 「よぐもみんなをごろじだなぁぁぁぁぁ!!!」 「・・・みんなはゆっくりできなかったんだぜ、だからしんだんだぜ」 「ぞんなごどないぃぃぃぃぃ!!!むでのびんなはゆっぐりじでだぁぁぁぁぁ!!!」 「はなをめでるこころもないくせにゆっくりできるとはおろかだぜ」 「おはなさんなんがどおでもいいぃぃぃぃぃ!!!おばえをごろずぅぅぅぅぅ!!!」 真っ直ぐ突進してくる大れいむ。 メガゆっくりはメガバスターを打ち出して当てるが、それでも大れいむの前進は止まらない。 「ずがまえだぁぁぁぁぁ!!!」 「ゆ!?ぐ!?」 がっちりとメガゆっくりを口に加えた大れいむ。 そのまま後ろに2回、ジャンプしてメガゆっくりを地面に叩きつける。 そして大きく跳躍すると― 「ぢねぇぇぇぇぇぇ!!!」 「ゆがぁ!?」 そのまま地面に叩きつけられ、メガまりさは8方向に光の弾を散らしながら砕けた。 「みんな、ゆっくりできないまりさはたおしたよ・・・てんごくでゆっくりまっててね・・・」 傷だらけになりながらも勝利を噛み締めた大れいむ。 「いまのがれいむのわざだったんだね」 おかしい。 大れいむは自分が聞いた声を疑った。 なぜならそれは、さっきまで戦っていた、しかも自分が殺したはずのメガゆっくりの声だったからだ。 そして振り向いた時、今度は自分の目を疑った。 砕け散ったはずのメガゆっくりの姿があったのだからだ。 「まりさのざんきは108まであるぜ!!!」 そう言うや否や、メガゆっくりは大れいむの一部を食いちぎり、飲み込と。 「げっとだぜ!」 帽子の色が赤になる。 ラーニング、他のゆっくりの特技を自分のものにする力。 これは実現させるのに一番手間が掛かった機能である。 「でいぶのおべべがぁぁぁぁぁぁ!!!!」 さっきまで勝ったと思っていた、いや、間違いなく勝っていたのに。 ありえない。ありえない。 れいむの脳内がぐにゃぁ~となる中、メガゆっくりは口に大れいむを加える。 「おかえしだぜ!」 先ほど大れいむが自身に行ったように、二回叩きつけられ、大きく空中を舞う。 「ひぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」 恐怖に顔を引き攣らせる大れいむ。 そして。 「はいぱーぼっ!!!」 「ん゛ん゛ん゛ー!!!」 断末魔の声を上げ、大れいむは完全にその命を絶たれた。 これで分かった事がある。 「ゆっくりできない群とリーダーをたおさないと、みんなのために」 メガゆっくりの目はこれだけの返り餡を浴びてもなお、強く光り輝いていた。 戦いはまだ、始まったばかりだ。 かんぱーい!!! その頃、あの識者(?)6人は祝杯を挙げていた。 「バスターにラーニング、残機システムもちゃんと稼動したわね」 「一回ティウった時はどうなるかと思ったぜ」 システム班の夢美とちゆりは未成年のためジュースで乾杯しつつ。 「ゆっくりできる仲間と花を守る、という目標もしっかり覚えさせる事が出来たし」 「全部の性能がちゃんと発揮されていてよかったです!」 魔力班の理香子と設計班の里香は先に料理に手を付けながら。 「後は博士ポジションらしく素敵に指示を出せばいいんだね」 「私としては薬による色彩変化が不安だったけれどね、ちゃんと変わってよかったわ」 組立班のにとりと薬学班の永琳はお酒を片手に微笑みながら。 今回の成功を喜んでいた。 そう、これは数々の突飛した力を持つ暇な面々が起こした壮大なごっこあそびである。 最近ちょっとだけ幻想郷に入ったソフトをリアルに真似してみた、"MEGAMAN"ごっこというなの。 「しかし、メガゆっくりはどうやって復活したんだ?」 「内部が生きていれば周囲の餡子と皮を再利用して元の姿にもどるです」 「エコね」 「お花畑はどうする?」 「ちゃんとやることはやってあげましょ、花を愛でるゆっくりは貴重ですし」 「ま、何にせよこの素敵な出会いと実験の成功を祝いましょ」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー あとがき 所謂”岩男”のパロです。 まぁ、幻想郷の面々ならこれ位できるのではないかな、と。 当方の面々はどちらかというと悪巧みが好きそうで機械とかに秀でてそうな方々を選びました。 今まで書いたもの 博麗神社にて。 炎のゆっくり ゆっくりを育てたら。 ありす育ての名まりさ 長生きドスの群 このSSに感想を付ける
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/459.html
庭にわ二羽ニワトリが… じゃなかった、庭には3匹のゆっくりがいる。 つい先日、町で俺に物乞いをしてきたゆっくりだ。 俺は哀れに思って、そいつ等の面倒を見る事にした。 「ゆーんしょ!ゆーんしょ!……ゆぅぅぅ…だめだよ、やっぱりうごけないよ」 「ゆびぇぇぇぇん!おかーしゃん!まりちゃ、もうやじゃー!」 「れーみゅも…もうこんなゆっくりできにゃいのは、いやだよ…」 庭においてある浅めの木箱の中で必死に体を動かすゆっくり親子。 親まりさに子まりさ、子れいむの3匹だ。 どうしてしんぐるまざー(?)になったのかは知らないが、人間に対しての警戒心が無い。 親まりさの話では飼いゆっくりだったものが、子供を作って捨てられた様な内容を話した。 「ゆぅぅぅ…おかーしゃん、おなかすいしゃのじぇー!」 「れーみゅも…おなかが……ゆぅぅぅ…」 「ごめんねおちびちゃん、おかーさんがにんげんさんに、たよらなければ……だめなおかーさんでごめんね」 箱の中で身を寄せ合う親子。 最近はようやく春らしくなってきたとはいえ、まだ風は冷たい。 冬に越冬(笑)をするゆっくりにとっては、十分にゆっくり出来ないものであった。 俺がこのゆっくり親子を拾ってきたのは昨日の事。 人間に飼いゆっくりにしてくれだの、食べ物をくれだのと、町のゴミ捨て場で見つけたものを連れて帰ったのだ。 3匹は飼いゆっくりになれると、目を輝かせて喜んだ。 「ゆーわい!にんげんさんありがとう!まりさはかいゆっくりだったことがあるから、おといれもちゃんとできるよ!!」 「ゆわーい!これでゆっくちできるのじぇー!」 「れーみゅはしあわしぇものだよ!えらばれたんだよ!」 薄汚い3匹は目を輝かせて俺の後をついて来た。 で、家について早速この親子のあんよを布テープでぐるぐる巻きにして、 庭に放置してあった木箱に突っ込んで一晩放置したのだ。 幸い近所には民家が少ないため、こいつ等がいくら叫んでも苦情は来ない。 夜の寒さに身を振るわせながら、れみりゃに襲われる恐怖と戦いながら一晩を過ごしてもらった。 「ゆっ…ゆぅ……!…に、にんげんさん!どうしてこんなことするのぉぉぉ?まりさたちはさむいさむいだったよ! こわいこわいだったよ!それにおなかもすいたよ!かいゆっくりに、してくれたのならなら、おうちにいれてね!」 「にんげんしゃん!どーしちぇこんなことしゅるのじぇ?!まりちゃがかわいくないのじぇ?」 「れーみゅたちはえらばれたんじゃないの?どうしてこんなことしゅるの?ばきゃなの?しぬにょ?」 庭に現れた俺に気がついたゆっくり親子が一斉に抗議の声をあげる。 その表情は寒さや恐怖、疲労等でとてもゆっくり出来ないいい顔をしていた。 「何言ってるんだ?飼いゆっくりだからと言っても、家の中で飼われる訳じゃないだろう? それにれいむよ…お前たちは俺に選ばれたからこうなったんだぞ?ゆっくりりかいしろ!」 「「「ゆゆうぅぅぅ?!」」」 困惑の表情を浮かべるゆっくり親子。 だが、このまま放置して飢え死にされても面白くない。 俺は昨晩作っておいた特製のエサを取りに家に戻る。 冷凍庫からそれを取り出し、ついでにカッターナイフを持つと、腹をすかせた親子の元に向かった。 「ほーら、今から餌をやるぞ!ゆっくり感謝しろよ!」 「ゆゆ?!それほんちょー?ゆわーい!にんげんしゃん、だいしゅきなのじぇー!」 「ゆわーい!さしゅがれーみゅはえらばれたゆっくりだよ!にんげんしゃんもわかってたんだにぇ!」 「にんげんさん、ありがとうございます!ありがとうございます!これでゆっくりできます!」 餌を貰えると分かった途端、喜び騒ぎ出す親子。 一晩野ざらしにされた事などもう忘れてしまったようだ。 「じゃあ、まずは選ばれたれいむからな…」 「ゆわーい!ゆゆ?!きわしゅくさわらな………ゆわーい!おそりゃをとんでりゅー!」 俺に持ち上げられ、お決まりの台詞を吐く子れいむ。 それを羨ましそうに眺める子まりさと、嬉しそうに見守る親まりさ。 俺は嬉しそうにピコピコと揉み上げを動かす子れいむの額にカッターの刃を押し当てる。 「ゆん?これにゃーに?きらきらしちぇるよ?」 そしてそこからゆっくりとカッターの刃を推し進めていく。 「ゆゆゆゆ??………ゆっぎゃぁぁぁぁ!いちゃいよぉぉぉぉ!ゆんやぁぁぁぁぁ!!」 「ゆっぴぃぃぃ?!にんげんしゃん、なにしちぇるのじぇぇぇぇ?!」 「ゆわぁぁぁぁ!おちびちゃんがぁぁぁぁ!!」 カッターの刃を目で追いながら泣き叫ぶ子れいむ。 子れいむの異常に気がついた二匹も騒ぎ出す。 俺は頭に半分ほど切り込みを入れると、どこから手で切り口を開いていく。 「ゆがががが…!やべでぇぇぇぇ!どぼしちぇこんなとちょしゅるのぉぉぉぉぉ?!」 「ゆんやぁぁぁ!きょわいのじぇぇぇぇ!ゆっくちできにゃいぃぃぃぃぃ!」 「おちびちゃんたち!ゆっくり!ゆっくりしてねぇぇぇぇ!!」 痛みに身を捩る子れいむ、丁度切られた頭が蓋のようになる。 俺は切り口から姿を見せた餡の中に持ってきた餌を押し込む。 「ゆっぎぃ?!ぎががが…やべろぉぉぉ!ゆっぎぃ!ごっぎぃ!!ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅめちゃいぃぃぃぃ?!」 異物を餡の中に押し込められる苦痛に奇声を上げるれいむ。 ようやく用意した餌が収まった所で、今度は冷たさに気がつき騒ぎ出す。 「どうだ?特製オレンジジュース玉は美味しいか?」 「いだいぃぃぃ!ちゅめちゃいぃぃぃ!もうやだぁぁぁ!おうちきゃえるぅぅぅぅ!!」 「ゆわぁぁん!れーみゅー!ゆびゃぁぁぁぁぁ!」 「にんげんさん、やめてね!どうしてこんなことするのぉぉぉぉ?! まりさたちは、なにもわるいことはしてないでしょぉぉぉぉ?!」 五月蝿く喚き散らすゆっくり親子。 俺は更に追加でもう一つオレンジジュースの氷玉を子れいむの中に押し込んでいく。 「やべでぇぇぇ!ゆぎっ!いがががが!ぎぎぎぎ…げべっ!ゆぎっ!ゆっ!ゆゆ…ゆ…ゆ…」 痛みと冷たさに耐え切れなくなったのか、白目を剥いて痙攣するだけになった子れいむ。 開いた頭を元に戻して木箱に戻しておく、後はオレンジジュースが溶ければ勝手に治るだろう。 「れーみゅ!れーみゅー!ゆっくちしちぇぇぇぇ!」 「おちびちゃん!いまペーろ、ぺーろしてあげるからねぇぇぇ!」 変わり果てた子れいむに必死に呼びかける子まりさ。 親まりさは必死に舌を伸ばすがギリギリの所で届かない。 俺は子まりさを持ち上げると、子れいむと同じように額にカッターを押し当てる。 「ゆびゃぁぁぁん!きょわいのじぇぇぇぇ!!………ゆんやぁぁぁ!やめちぇぇぇぇ!おきゃーしゃん、たしゅけちぇぇぇ!!」 「ゆがぁぁぁぁ?!おちびちゃんがぁぁ!いまたすけるよ!のーび………のーーび… …ゆわぁぁ?!どうしてとどかないのぉぉぉ?!」 必死にあんよをブリブリ振りながら、助けを求めて泣き叫ぶ子まりさ。 親まりさは必死に体を伸ばすが、当然そんな事をしても救出できるわけが無い。 無力なゆっくりの無駄な抵抗ほど面白いものは無い。 俺はわざと親まりさに見せ付けるように、子まりさの額をカッターで切り進めていった。 「ゆっびぎぃぃぃぃ?!いだいのじぇぇぇぇ!!おきゃーしゃん、どぼしちぇたすけちぇくれないのじぇぇぇぇぇ!!」 「ゆわぁぁぁぁ?!おちびちゃん!ゆっくり!ゆっくりしてねぇぇぇぇ!!」 半分ほど切り進めた所で、子れいむと同じでは面白くないと思い、そのまま一気に子まりさの頭を切断した。 カッターの刃が駆け抜けた瞬間、ビクッと体を大きく痙攣させる子まりさ。 髪の毛も少し切れたようで、キラキラと光りながら箱の中に舞い落ちていく。 親まりさと俺はそれを目で追う。 「ゆ…あ…ああ……おちびちゃんのかみのけさんが………」 髪の毛に気をとられている親まりさと、痛みに泣き震える子まりさ。 俺は二匹に見せびらかす様に、子まりさから切り取った帽子つきの頭を見せてあげた。 「ゆ?!………ゆわわ…わ…まりしゃのおぼうししゃん?………まりしゃのきんぱつしゃん?………あ、あたまが……」 「お、おちびちゃんのあたまが………おぼうしが………」 「「ゆっぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」 美しき親子の悲鳴二重奏。 子まりさは自分の頭上と切り落とされた頭を見比べながらの絶叫。 親まりさは子まりさと帽子つき頭部を見比べながらの絶叫。 流石親子と言った感じの絶妙のコンビネーション。 だが、ここで満足してはいけない。 お腹をすかせた子まりさにもオレンジアイスボールを食べさせてやる。 当然頭からだけど。 「ゆっぴぎぃぃ?!やべででで!ぎびぇぇぇ!ゆぎょぶぅぅ?!げべぇ!ゆぎぃ!ごばぁ!」 「ゆがぁぁぁぁ?!ゆっくり!ゆっくり!ゆっくりぃぃぃ?!」 子まりさはもはや何を叫んでいるのか分からない、ただ涎と涙を撒き散らせながら痛みと冷たさに身を震わせていた。 親まりさも何もせずにただ「ゆっくり!」と連呼するだけだった。 オレンジ玉を3個ほど子まりさに食べさせてやると、頭を逆向きにつけてゆぎぎと唸っている子れいむの隣にそっと置いてやる。 二匹仲良く歯を食いしばり、唸る姿を泣きながら見つめる親まりさ。 俺はそんな親まりさの額にカッターの刃を突き刺した。 「おちびちゃ…おちびちゃん…おちびっぎぃぃ?!ゆがぁぁぁぁ!いだいよぉぉぉぉぉ!!ゆぎゃぁぁぁぁ!!」 俺はそのまま刃を進め、額の皮を横長の長方形になるよう切り取った。 そしてむき出しになった餡子にオレンジ玉を並べて詰め込んでいった。 「ゆぎぃ!げべぇ?!ゆぎゃ!やべでぇ!いぎゃ!ぎぎぎ…げべぇ?!」 オレンジ玉を詰め終わると、切り取った皮をかぶせてそのまま放置する。 今日は仕事なのでこのまま出勤する。 隠しカメラと盗聴器も仕込んであるので、俺が出かけている間の様子もバッチリ観察できる様になっている。 俺はニヤニヤしつつ会社に向かう、今からすでに帰ってるのが楽しみで仕方ない。 「ゆぎぎ…いちゃいのじぇ…しゃむいのじぇ…おかーしゃ…どぼしちぇゆっくちしゃせてくれないのじぇ?」 「ゆびぎぃ!ちゃむい!ぎぎべべ…いだい…ゆっくちでぎない………ゆぐぐ…」 「ゆがが…お、おちびちゃんたち…ゆびぃ!…ゆっくり…ゆっくりしてね……どぼして…こんなことに…」 大分陽射しは暖かくなってきたとはいえ、それでもまだまだ気温は低い。 そんな寒空の下に野晒しにされている上、体内には氷の玉が数個も入れられている。 寒さが苦手なゆっくりにとって、この仕打ちはとても耐えられるものではなかった。 体力を消費して死んでしまう所であろうが、栄養剤や砂糖が混ぜられたオレンジジュースの氷玉が、 太陽熱で溶け出しているおかげで、死にたくても死ねない状況にあった。 いっそのこと雨でも降ってくれれば溶けて死ぬことが出来るのだが、天気予報では今日から一週間は晴れるそうだ。 「おかーしゃ…どぼじでにんげんしゃんに………ゆっくちできるんじゃなかったのじぇ?………おかーしゃ…うそちゅき…」 「れーみゅたちはえらばれたゆっくりじゃ……ぎぎ…ゆげぎ……これじゃゆっくちできにゃ……がぎぎぃ……」 「おちびちゃ………ごめんね…ゆぎ…こんなはずじゃ………どぼじで………」 人間に飼われればゆっくり出来ると思っていた親子。 それが人間に飼われた結果がこれだ。 いつまで続くとも知れないこの地獄で、お互いに触れる事も出来ずただ寒さと痛みに身を振るわせる親子であった。 完 個人的に最高の苦痛は死にたくても死ねない事だと思っています。 徒然あき
https://w.atwiki.jp/ankoss/pages/4634.html
『今日のゆっくり』 5KB いじめ 小ネタ 調理 いつもの小ねたです。 本日のゆっくり料理、まず一品目は「酔っ払い赤ゆ」です。 はじめに、ボールの中に日本酒を注ぎます。 これは料理酒でもかまいません。 ここに店で売られている食用赤ゆっくり(れいむ、まりさ種)を入れていきます。 食用赤ゆは、なるべく新鮮な物を選びましょう。 やいくしょどれー!あまあまもって………ゆっぶぶぶ?!ゆんやぁぁぁぁ!おみじゅしゃんだぁぁぁ!!! ゆっぴぃ!つめちゃい!おみじゅ!とけるのじぇぇぇぇ! ゆんやー!おみじゅしゃんこわい!れーみゅちんじゃうぅぅぅ!! このようにお酒につけた時にゆんゆんピーピー騒ぐのは活きの良い証拠です。 この時、お下げや揉み上げは綺麗に取り除きましょう。 お下げや揉み上げをつけたままお酒につけると、ほらこの様に、お下げや揉み上げをぶんぶん振り回すので、せっかくのお酒を飛び散らせてしまいます。 TVをごらんの型は、そうならないように予め、お下げや揉み上げを取り除いておきましょ。 やり方は簡単です。 こうやってお下げの根元を指でつまんで、引き抜きましょう。 ゆっぴぃぃぃ!いっちゃぁぁぁぁぁ!!まりちゃのおさげしゃん!おうごんの!えいこうの!きぼうをつかむためのぉぉぉ!! あと、この黒帽子のまりさという種類は、帽子を取っておいた方がお酒に漬かり易いでしょう。 時々、帽子の上に乗って浮かんだりするので、この帽子は大変邪魔な存在になります。 ゆんやぁぁぁぁ!まりちゃのおぼーち!まりちゃのゆめときぼーと、かっこよさがつまってるのじぇぇぇ!かえちて!かえちてよぉぉぉ!! 帽子は赤ゆっくりの目の前で、細かくちぎってから捨てましょう。 ゆぅぅ…おびじゅ…やじゃ…ゆぅぅぅぅ… この赤ゆっくりは元気がないですね。 たまにこういう質の悪い、半分腐った赤ゆっくりも混ざっています。 こういう物を見つけたら、もったいないと思わずに即捨てましょう。 腐った赤ゆっくりは、お腹を空かせたれみりゃの子でも食べません。 しっかりと指で押し潰してから捨てましょう。 ゆぷぷぷ?!にゃにこりぇ~~?おみずしゃんへんなのれ~~♪ ゆいっく! ゆちょちょちょ~?おめめがくるくるくるまわるるれろ~~ ♪ゆいっく! ゆほぴょっぱ~~♪れーみゅ、たのちくなっちゅるっぺ~~♪ ゆいっく! お酒に漬かった赤ゆっくり達が、顔を真っ赤にしていますね。 ゆっくりは口以外にも、その皮からも液体を吸収出来るような体の構造をしています。 ですからこの様に、5分と経たない内に酔っ払いゆっくりになってしまうのです。 顔が赤く、両目をくるくる回している赤ゆっくりから順番に、口が開かぬように爪楊枝で縫い付けていきましょう。 酔いすぎて、中身の餡子を吐き出させない為の工夫です。 ちゅっぴぃ!じゅぶぶ!ごもも!ぶびびぃ! ぴぃぃ!ぶぶぶ!ごごご!ぶごぼもぼぼぼもも!! 爪楊枝で口を縫いつけた赤ゆっくりは、この様に皿に盛り付けていきましょう。 涙のようなものを流して震えだしますが、気にしなくて良いです。 底部はお酒でふやけている上に、酔っているので逃亡の心配もありません。 後はこれを、わさび醤油、七味醤油、柚子湖沼につけて召し上がれ。 なるべく両目に醤油や湖沼をつけるようにしてに食べるのがお勧めです。 甘辛さとお酒の香りを楽しんでください。 通はこの酔っ払い赤ゆの目玉に、摩り下ろしの本わさびを直に乗せて頂くそうです。 食べきれない分はこのまま冷蔵庫で保存し、翌日に火で炙って食べましょう。 二品目はこちら、「ペキンゆっくり」です。 使うのはこちら、一般的に賞味期限切れと言われている、育ちすぎた成体の食用ゆっくりです。 種類は、れいむとまりさのどちらでも良いでしょう。 店頭ではなかなかお目にかかる事がないですが、業務スーパー等では安物の餡子として売られています。 まずはゆっくりをサッと丸洗いしたら、ゆっくりの足、底部の皮をフライパンで軽く炙ります。 ゆっぎゃぁぁぁ?!でいぶのあんよがぁぁぁぁ!あづいぃぃぃ!やべろぉぉぉぉ!! 成体まで成長したゆっくりの底部の皮は硬くてパサパサしているので、食用には適していません。 今回ご紹介するこの「ペキンゆっくり」でも、食べる事がないので黒焦げにしても問題ないでしょう。 足を焼き終わったら、今度は髪の毛を毟り取っていきましょう。 ゆっびぃぃぃい!?!やべろぉぉぉ!でいぶのかみのげをひっばるなぁぁぁぁ!しっどじでるのぉぉぉぉ?! ゆっくりは足を焼かれた時に変な汗をかいているので、皮が湿って髪の毛が毟り易くなっています。 一本も残さずに、ハゲ饅頭にしていきましょう。 この時、髪の毛に付着している変なリボンや、揉み上げの飾りも一緒に毟り取りましょう。 ゆっくりが暴れるようなら、数発殴るか、平手打ちしてあげましょう。 ゆっびぃ!ゆっびぃ!やべでぇぇ!いっだぁぁぁ!ゆっびゃぁぁぁぁぁ!! このように体をくねらせて暴れますが、これは活きの良い証拠です。 いくら殴っても味に変わりはないので、気にせずに殴ってみましょう。 これはまりさ種でも同様の扱いで良いでしょう。 帽子やリボンは、ゆっくりの目の前で細かく千切るとより美味しくなると言われています。 なにじでるのぉぉぉ?!でいぶのおりぼん!おりぼんがえぜぇぇぇ!ゆるざないよぉぉぉぉぉ!! きれいなハゲ饅頭が出来上がったら、次はこれに醤油とみりんを合わせたタレを塗っていきましょう。 ハケを使って均等に塗りましょう。 ゆっげぇぇ?!なにごれぇぇぇ!がらいぃぃぃぃぃ!どくがぁぁぁ!どくがはいっでるよぉぉぉぉぉ!! ゆっくりの皮は水分をすぐに吸収するので、簡単に茶色の醤油饅頭が出来上がります。 出来上がった醤油饅頭はオーブンで2分ほど加熱しましょう。 これ以上加熱するとゆっくりが焼け死んでしまうので、死なない程度に加熱しましょう。 ゆっぎゃぁぁぁ!あづいぃぃ!あづいいぃぃぃぃ!からだがいだいぃぃぃ!おべべがいだいぃぃぃ!だずげでぇぇぇ!! ゆっくりが熱さのあまり、グネグネと体を動かしています。 まるでサウナの中で踊っているようですね。 この時流す砂糖水の汗が、皮全体に染み込んで程よい甘味になっていきます。 2分たったら一度取り出し、タレを重ね塗りしていきましょう。 ゆぎぎ…ぎ…じっ?!じびるぅぅぅ!やべ…やべ…じじ…ぎがが…ゆぎびびび…じじじ……! 塗り終わったら、再び2分ほどオーブンで加熱しましょう。 ゆっびびぃぃぃ!じじじ!ががっががが!ぎぎぎぎぃ!ぎぃぃ!ゆっがが!じっじじぃぃぃ!! 白目をむいて痙攣し始めたら出来上がりです。 ゆっくりが震えている内に、丁寧に皮を剥いで食べましょう。 がびゃ!じがが…ぎ…ぎ…ごご…ご…ぶぶ…げげ……げ… 中身の餡子は食べても問題ありませんが、ゆっくりの旨味はすべて皮に吸収されているので、餡子に味は残っていません。 その上パサパサに乾燥しているので、れみりゃの餌にもならないのです。 搾りカスになったゆっくりの餡子玉は、もったいないと思わずに捨ててしまいましょう。 今日のメニューは、テキスト36号の15ページに載っています。 来週は、「水上まりちゃの地獄スープ」です。 お楽しみに。 完 徒然あき
https://w.atwiki.jp/yukkuri_gyakutai/pages/133.html
ゆっくりれいむと妹紅は、並んでれいむのおうちへと向かっている。 先ほどのゆっくりの言葉を確かめるため、今すぐにもかけだした妹紅だが、案内役のゆっくりれいむは下が焼かれてはねるたびに痛むらしい。 ずりずりと草むらを這いずりながら、妹紅にせっつかれて前に進んでいく。 「ニンゲンの赤ちゃんって、食うために今度はさらってきたのか?」 妹紅の問いかけに、ひいひいあえいでいたゆっくりれいむは目を見開く。 「赤ちゃんを食べるなんて、どうじでニンゲンはそんなひどいことかんがえるのおおおおお!」 なぜか、妹紅が逆にしかられた。 「いや、だってお前くっただろう!」 もう一度、あぶってやろうかと気色ばむ妹紅。 けれど、次のゆっくりの言葉は妹紅の殺気を削ぐものだった。 「ちがうよおおお、赤ちゃんはあんなにゆっくりできるのに、たべたりしないよお」 「ゆっくりできる?」 「うん! 笑ったら、だあだあ笑い返してくれるし、ゆっくりしてねとお願いしたらきゃきゃっと笑ってくれるの。すっごく、かわいいんだよ~♪」 体を揺らしながら、とろけそうな笑顔を真っ赤にするゆっくりれいむ。 「……じゃあ、どうして赤ちゃんを飲み込んだんだ? 知っているんだぞ、お前が四日前、人里で赤ん坊を飲み込んでいたことを」 「ゆっ! その赤ちゃんのことだよ! 口の中に入ってきた赤ちゃんのことだね。赤ちゃん、怪我したらいけないもん! お口にいれて危険から守ってあげないと!」 妹紅は沈黙した。 ゆっくりれいむが言うがまま、推理を組み立てる。 はいはいを覚え、あちこち興味が赴くまま這い回る赤ちゃん。そこに通りかかったゆっくりの口に、何かの偶然で入り込んだ赤ちゃん。赤子の様子に、ゆっくりの母性が刺激されたのだろう。所有権という概念があまりないゆっくりは、その場に「落ちていた」赤ん坊を拾ったものとしてもちかえる。なぜ、母親に口に入れたことを「食べた」と言ったのかはよくわからないが、ゆっくりの語彙の少なさは誰しもが知るところ。 まあ、どちらにしろ、迷惑極まりない話ではあるのだが。 しかし、子供が生存して取り返せる可能性がでてきた。 食われてる結末に比べて、はるかにマシな状況だ。 助けることができれば、あの母親はどれほど喜ぶだろう。 「しかし、お前のでかさだと赤ん坊は食いごろサイズなのによく我慢できたな」 言いながら頭をなでてやると、ゆっくりれいむは初めて妹紅に笑顔を向ける。 「当然だよ! にんげんさんも一緒にお話できたり、ゆっくりできる相手を食べたり、殺したりしないよね!」 ああ、そうだと言えればどれほど幸せな千年間だったのだろうと、妹紅は人の世で過ごしてきた時間を回想する。 が、興味深そうなゆっくりれいむの視線を感じて、慌ててごまかすように次の疑問を口にした。 「ところで、何を食べさせていた?」 「れいむたちと同じものだよ、おいしそうな草とか、虫さんとか! でも、食べてくれないの……」 「なっ!」 ようやく離乳食が終わったばかりの子供に、そんなものが食えるわけがない。 そうなれば、赤ちゃんは空腹のままもう四日目。衰弱の予感に、さらにゆっくりれいむを急がせる妹紅だった。 「そこだよ!」 ゆっくりれいむの声が示す方向を見ると、巧妙に藪に隠された巣穴が広がっていた。 「わかった!」 妹紅は一足先に巣穴に乗り込む。 くさむらを蹴散らし、くらがりの中へ。 炎の一塊で洞窟内を照らすと、目的の赤ちゃんは目の前にいた。 「だああ」 はいはいをしてこっちによってくるその姿を見て、妹紅は全身が安堵に包まれる。 それに、予想に反して衰弱した様子はない。 しっかりとした所作で外からきた妹紅に向けて手をのばす。 その手を引き上げようとして、妹紅は気づいた。 赤ん坊の手のひらを真っ黒に染めたもの。べちゃべちゃの甘い匂いのする、餡子。 ぽとりと、その餡子から何かが床に落ちる。 肌色の何かが、ねじられていた。炎の光をうけて、金色の何かが光っている。そばに落ちている親指ぐらいの黒い帽子で、それがちびまりさの残骸だと妹紅は気づいた。 「あまあま……」 赤ちゃんは、その餡子を押しそうになめている。 そういえば、普通ゆっくりの住処に来たときにかけられる「ゆっくりしていってね」の声がなかった。 妹紅は炎の勢いを強め、巣穴の全体を照らす。 そして、何があったか理解した。 床には、上下に真っ二つにねじ切られて投げ捨てられてぴくりともしないゆっくりれいむの赤ちゃんと、後頭部を噛み切られて片目が飛び出した同じゆっくりれいむの赤ちゃんが震えていた。 後者の赤ちゃんはまだかろうじて生きていたのか、光に反応して「お゛お゛お゛お゛」とうめきだす。 残された片方の目から涙をひっきりなしにこぼして、ニンゲンの赤ちゃんを見つめていた。 「おねえちゃんに……どうじで……ごんなごどずるのおおおおお……」 「まんまー♪」 赤ちゃんの返事は届いたのだろうか。 白目からぼろぼろと涙をこぼしたまま、物言わぬ饅頭と化すゆっくり赤ちゃん。 おそらくは、空腹のあまり手近なゆっくり赤ちゃんをかじったところ、その甘さに手当たり次第に食いついたのだろう。ゆっくり赤ちゃんは1歳児の膂力にすら抗えないし、ニンゲンの赤ちゃんを妹のように感じて予想だにしていなかったのか、説得しようと踏みとどまったのか、一匹も逃げきれたものはいなかった。 「あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ! なんなのおおおおお、ごれえええええええええ!!!」 背後からの悲鳴。 振り向くと、ゆっくりれいむがぶるぶると震えて、地面に散らばるわが子を見つめていた。 その視線が不意に、妹紅の前にいる赤ちゃんの手のひらをみて、凍りついた。 「なんでえええええ、おねーちゃんだちを、たべだのよおおおおおおおおお!!!」 まずいと、妹紅は前に進み出る。 同時に、すさまじい衝撃が妹紅の体にたたきつけられていた。めきめきと背骨が鳴る。 激昂したれいむが、怒りのままに体当たりをしかけていた。 「あやまってえええええ! れいむのあかぢゃん、もどにもどじでええええええええ!!!」 妹紅にはどうにもできないことをいいんがら、無言の妹紅へと、二度、三度。さらにとどまる様子もなくぶちあたるその巨体。 「かはっ……」 妹紅は唇を伝う血の一筋に、体のどこかがやられたことを悟っていた。 だが、れいむを焼きはらおうとは思わない。 なぜなら、れいむの慟哭はこの子の親と同じものだったから。 この子は無事帰ることができるが、れいむの赤ちゃんはもういないのだ。 自分の安い命でよければ、気がすむまでれいむに付き合ってやろうと、心に決めていた。 もう、何度目か数えてもいない衝撃に目を見開く妹紅。その見下ろす先には、かばわれている赤子の不思議そうな瞳。 お前さんには罪はないんだと、にっこり微笑んでやる妹紅。 すると、笑顔に合わせてにっこりと笑い返す赤子。 そうして、おぼつかない口元で言った。 「ゆっくり……ちていってね!」 妹紅は驚愕した。まだ、この子は言葉が話せなかったはず。初めて話す言葉は、この洞窟でゆっくりれいむやその子供たちに話しかけられた言葉。 気がつけば、ゆっくりれいむの襲撃が止んでいた。 振り返ると、ゆっくりれいむはただ涙を滝のように流して、赤ちゃんを見つめていた。 そのまま、ずりずりと床にちらばるわが子の前にすすむと、体を弛緩させてぶるぶると震えだした。 「もう、かえって……あかちゃん、ゆっくりねむらせてあげてね」 嗚咽交じりの声に、妹紅は返す言葉を失っていた。 言われるがまま、赤子を抱えあげて洞窟をでていこうとする。 洞窟の出口付近で、ゆっくりれいむが声をあげて泣き始めた。 ふりむくと、あの巨体がまるでしぼんだように小さく見える。 妹紅は赤ちゃんと胸をしめつける罪悪感を連れて、静かにその場を後にした。 子供の帰還は、まるで収穫祭のような大騒ぎとなった。 「あっあっあっ!」 弱りきり、自分が奉公している富農に付き添われていた母親が、泣きながらわが子をかき抱く姿を見届けて、妹紅は心から安堵する。 が、あのゆっくりれいむの様子を思い出すと達成感はまるでなかった。 「妹紅、ちょっと来てくれないか」 慧音の声に呼ばれて振り返ると、友人の前に居並ぶのは笑顔の村の重鎮たち。 妹紅は求めれるまま、ことの次第を報告する。 まずは見つけた場所を報告する。とはいえ、お母さんゆっくりの激昂などははしょる。村の重鎮の一人に、子供が食われたという一報があったときに周辺すべてのゆっくりの駆除を提案した人物を見つけたからだ。あの傷心の、二度と人に関わろうとはしないだろうゆっくりれいむはそっとしてやりたい。 今回の事件は偶然が重なったこと、再犯の可能性がないことを付け加えて、報告を終える妹紅。 間髪いれず、妹紅の意を汲んだ慧音の提案が続く。 「子供をさらい、危険に追い込んだことは許しがたく、その間、どれだけ母親が苦痛に苛まれたことか想像に尽くしがたい。よって生かしておくには後顧の憂いがあると、何事もなければ言えるだろう。だが、子を失うことで人の子をさらうとどうなるかわかっただろうし、何よりも哀れな話だ。それに、あのあたりは妖怪も出没する。村人をそんな危険にさらしてまで処理する案件ではないと思う」 人里の守護者、慧音は滅多の村の方針に口を出さない。 それだけにこの提案は重く、異議を唱える者はついにあわられることがなかった。 こうして、すべては丸く収まることになる。 少なくとも、この時の妹紅と慧音の二人はそう考えていた。 さらに雨脚の強まったその日の夜。 ぼんやりと雨音を聞いている、巨大ゆっくりれいむ。 その前には、きれいな石ころを積み上げた子供たちのお墓。取り囲むように、子供の遺品が並べられている。 ゆっくりれいむは遺品を眺めて子供の思い出にひたっていた。思い出す、しあわせだった日々。 しかし、幸せの追憶はさえぎられる。 気がつけば、光の一閃がれいむの巣穴に差し込んでいた。 ランタンの明かりが入り口から忍び寄り、ゆっくりれいむの注意を引いている。 「今はひとりでゆっくりしたいよ……」 れいむの力ない声は、そのランタンの持ち主を止めることができなかった。 あらわれたのほっそりした体の女性。 ランタンを地面に置き、近づいてくるその姿に、れいむは見覚えがあった。 赤ん坊の母親だった。 見覚えのある人間の登場に、れいむの目に生気が宿る。 「ゆ……れいむの……ううん、おねーさんの子供さん戻ったの」 頷く母親に、れいむは表情をやわらかくする。 「よかったね……」 心から、その言葉が言えた。 そのことに、微笑むゆっくりれいむ。 「何もよくないわよ」 だが、返ってきたのは母親の険のある声。 そのまま、つかつかと歩み寄り、子供たちをうめた石の小山を蹴り飛ばす。 「ゆ! なにするのおおおおお!」 子供たちはもう帰らない。なら、せめて自分のそばでゆっくりさせてあげたいゆっくりれいむ。 それだけに、母親の突然の行為が許せない。 第一、こんなことになった原因は…… 「そうだ! おねーさんが、赤ちゃんをれいむの口に押し込んだのが悪いんだよ!!!」 母親の顔が歪む。 急所だった。 れいむが妹紅か誰かに話していれば、すべての害意の源が明らかになる事実。母親の頼みにも関わらず、妹紅とかいう女がゆっくりをさっさと始末しなかったせいで、危うくぶちまけられそうになった真相。 それだけに、れいむの言葉は死への通行手形となった。 「ひどいよ、おねーさん! 飲み込まないともっと刺すって、れいむのほっぺたに意地悪したよね!」 母親はゆっくりれいむの前に立って含み笑いをこぼす。 「へえ、そんなゆっくり脳でも覚えていられるのね」 言うなり、背中に隠していた槌でぶん殴っていた。 叩きつけた瞬間、ぶべっと餡子が巣穴にはじけて散る。 「中身、やっぱり餡子なのね。本当に、ふざけた化け物」 かはっと、衝撃に目を白黒させるゆっくりれいむを、冷ややかな目で見下ろしていた。 おかげで、こいつと一緒にすべてを闇を葬らなければいけない。 槌を振り上げる母親。 振り下ろしながら、掛け声代わりに叫んでいた。 「そもそもは!」 「ぶぎっ!」 れいむの体が衝撃でたわむ。 「あんたが!」 「ぴゃぶっ!」 殴った形にへこんだ脳天に、何度も振り下ろす。 「きっちりガキを食っていれば……!」 「や、やめで……び、びぎゃあああ!」 殴りつけるたび、ぶぴぶぴと吐き出される餡子 もはや、見開いた目は飛び出しそうにまん丸で、目から耳から、穴という穴から餡子がぼとぼとと噴出している。 髪飾りは割れた頭頂部からもれる餡子にまみれ、殴り損ねた一撃で、ごっそりと髪がちぎり落とされていた。 母親はその姿に、少し気がまぎれたかのように笑い、すぐに般若の形相。 「ガキつれているとね! 富農のバカ息子と! 再婚できないのさ! あいつら、財産分与だ何だと難癖つけやがる!」 言葉を区切るたび、ゆっくりれいむの頭に槌が振り下ろされていた。 加減など欠片も無い、ただただ潰したいとばかりに振り切る。 「やめでええええ、ゆっぐりざぜでえええええ!」 「うるさいっ! 人の書いた絵図を台無しにしやがって……!」 不審を抱かれにくい「事故」により消える赤ちゃん。ゆっくりに赤ちゃんを処理させ、後は同情を引く母親を演じれば勝手に証拠のゆっくりが始末される。村中から同情を受ければ、金持ちとの結婚も傷ついた女性の面倒をみる美談ともなるだろう。 が、無事に子供が戻ってきて、すべてはご破算だ。 どれだけの手間をかけてやったのだと、殴りつけながら憤りが高ぶっていく。 当初の予定では子供を妖怪に食わせるつもりだった。だが、妖怪相手では自分をも食われる可能性があるし、妖怪退治に出張る巫女に勘付かれたり、妖怪が知性的ならば魂胆を見破られかねない。 そうして、得体の知れなさから「やりかねない」として選んだゆっくりだったのだが。 「せっかく、選んでやったのに……こんのおおお、役立たずがああ!」 「ぐぴゃあああああ」 もっとも痛烈な一撃だった。 噴水のように全方位に餡子を噴出す母ゆっくり。 母親はひいひいと荒い息をつきながら、目や耳から餡子を噴出し、もう痙攣して死を待つばかりのゆっくりに笑いかける。 「あのガキ、次は崖から落ちたことにしてやろうかねえ」 まるで、楽しい遊びを思いついたように母親が計画を口走った瞬間、死んだかのようなゆっくりが動いた。 餡子を吐きちらしながら、猛然と体当たり。 「ひゃ!」 見事に不意をついていた。 「げへえええええええ!」 すさまじい重量に倒れこむ母親。飛び上がったゆっくりれいむの体重に、震える地面。いや、洞窟全体がひどく揺れていた。衝撃で、ぽとりと入り口に落ちる土くれ。 その上に石がごろごろところがってくる。天井からはさらさらと砂の音。 長い間の雨に脆くなった岩盤。 そこへ止めを刺す母ゆくくりの振動が、今、巣を潰そうとしていた。 このままでは、双方生き埋めとなる。 起き上がろうと身を起こす母親。 が、起き上がれない。 「……あんた、離しさいよ!」 ゆっくりれいむが腰にのりあげ、張って進むこともできない母親。 「ねえ、あんた! ちょっとどいてくれるだけで、後でおいしいの上げるわよ! ゆっくりなんかじゃ絶対食べられないほどのね!」 その誘いは、無駄だった。 れいむは乗り上げたその体勢のまま、事切れていた。 最後まで、「子」のために死力を尽くしたゆっくりれいむの命だった。 「なっ! あんた、何で、死んでんのおおおおおっ!!!」 何度も殴りつけるが、もうぴくりとも動かない。 ただ、重みを与え続けるだけ。 「いやあああああああああああああ、たすけてえええええええええ!!!」 張り上げた声も天井から崩落する土砂の音に消えていく。 「なんで、あだじがああああああああああああ……」 後には、土砂に覆われた斜面が残された。 まるで、最初から何も無かったように。 「世の中はままならんものだ」 上白沢慧音の言葉に、妹紅のため息が誘われる。 「せっかく子供が帰ってきたのに、母親のほうが行方不明とはな」 二人、暗い顔で台風一過の晴れ渡った空を眺める。 ようやく、親子二人で幸せな暮らしができただろうに、哀れでならない。 だが、暗い話題ばかりではなかった。 「それにしても、子供を引き取ってくれる人が名乗り出てくれて、本当によかった」 「長年、子供に恵まれなかった夫婦だったな。きっと、誰よりも大切にしてくれるはずだ」 慧音の言葉に、妹紅は同意の頷きを返す。 「きっと母親の愛情が、次の家庭に受け継がれていったのだろう」 慧音の独白。 そのとき、妹紅の脳裏に浮かんだのは母親の顔ではなかった。 あの、ふくよかな母ゆっくりの姿を思い浮かべていた。 「あいつなら、もう一度暖かい家族を築けるはずさ、きっと」 慧音にも聞こえないよう小声でささやいて、妹紅は抜けるような夏の空を見上げる。 透き通るような青空を背景に、大きな一塊の雲が流れていた。 眺めていると、夏の涼風に吹かれて小さな雲が三つ、大きな雲に引き寄せられていく。 やがて、よりそって仲睦まじく一つとなる雲の姿。 ふんわりと雲が浮かぶ紺碧の空を、妹紅はいつまでも眺めていた。 おわり あらすじ どうも、小山田です。 今回はちょっとした変化球でやってみました。 このSSに感想を付ける