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登録日:2013/08/04 (日) 23 16 44 更新日:2024/04/07 Sun 21 47 37NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 (設計思想が)サイコ MS RPD ガンダム ガンダムにもホワイトベース(ペガサス級)にも勝ったザク ガンダムに勝ったザク ガンダムライバル機 サイコ・ザク サイコ・ザクMk-Ⅱ サンダーボルト ザク ザクの皮を被ったジオング ジオン版デンドロビウム ダブルトマホークブーメラン ダリル・ローレンツ パーフェクト・ガンダム ブラウ・ブロ マキシブーストON参戦 リアル偽ガンダム リユース・P・デバイス 人機一体 偽ガンダム 傷痍軍人 南洋同盟 四肢切断 悪夢の実験機 最強量産機候補 機動戦士ガンダム サンダーボルト 狂犬 発想の元が狂ってるシリーズ 目が2つついててアンテナはえてるのにガンダムじゃないMS 赤いザク 非人道的兵器 すごいよカーラ…君の作ったデバイスは、 俺の失った手足よりも自由だ…!!! 画像出典:機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2話 漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」に登場する機体。 型番 MS-06R 搭乗者:ダリル・ローレンツ ▽目次 武装 概要リユース・P(サイコ)・デバイス 性能 劇中での活躍サイコ・ザクMk-Ⅱ パーフェクト・ガンダムブラウ・ブロ(サンダーボルト版) 量産型サイコ・ザクMk-Ⅱ 余談◇立体化 ◇ゲームでの活躍 武装 ビームバズーカ(OVA版) ザクバズーカ×3(漫画版) ジャイアントバズ×3(OVA版)、×2(漫画版) ザクマシンガン×2(OVA版)、×1(漫画版) ヒートホーク シュツルムファウスト×3 各種弾倉 概要 高機動型ザクをベースに、次世代の操縦装置である「リユース・P(サイコ)・デバイス」(以下、RPD)を搭載した実験機として開発された機体。 ジオン系で赤いからといってシャアやジョニーの専用機ではない。乗れるか 外観はあのジョニー・ライデンが搭乗したR-2型に酷似しているが、関係性は不明。 作中では組み立てシーンが描かれており、何らかの形でデータを入手し、それを元に新たに組み上げられたとも取れる。 もし原型機がR-2型であるなら、元々が「ザクの皮を被ったゲルググ」とまで言われる機体なのだが…… また、ジョニー違いでこんな笑えない説も…… リユース・P(サイコ)・デバイス このシステムはパイロットの脳から発信される電気信号を、義手や義足を介しMSの駆動系に伝達することで、機体をパイロットの手足のように扱うことを可能とする。 つまり「自分のイメージだけで機体を思い通りに操縦する」という事を現実にする極めて画期的な操縦デバイスである。 これを利用すれば例え新兵であっても複雑な操縦への習熟課程を省略して戦場に投入する事が可能であり、またそうした即席パイロットであっても、従来のものより柔軟で直感的な操作性によって一定の戦果を挙げられる可能性が高い。 深刻なパイロット不足、更に機体ごとに異なるコックピットの仕様から、ろくすっぽ実戦経験の無い学徒動員をも強行せざるを得ない(*1)一年戦争末期のジオン公国にとってはまさに願ったり叶ったりのシステムである。 しかし、このシステムは義手や義足を装着できる、つまり手足を失った人間の存在を前提とした装置である。 かくして、その研究の為に編成されたのが、過去の戦闘によって手足を欠損した傷痍軍人達で編成されたMS部隊「リビング・デッド師団」である(*2)。 RPDの「Reuse(再使用)」という言葉の意味するところは「使い物にならなくなった軍人の再利用」であり、師団名の「Living dead(死者の蘇生)」も同じ事を意味する。 彼らは不自由な義手・義足を使ってMSを操縦しデータを収集するという無理難題を命じられ、半ばモルモットのような扱いを受けながらも、様々な思いを胸にかつて自らの手足を奪った戦場へと再び出撃していった。 だが、リビング・デッド師団は連邦軍が投入した「フルアーマー・ガンダム」によって大打撃を受け、次の襲撃で壊滅必至という最悪の状況を迎える。 唯一の対抗手段に成り得るRPD実験機は、実用に限りなく近い状態にあったが「あるピース」が欠けており未だ投入は不可能だった。 実験機の性能をフルに発揮するには両手・両足全ての機械化が不可欠であったが、もっともポテンシャルを引き出せるであろうただ一人のパイロットはまだ右腕だけを健常な状態で残していたのだ。 しかし、窮地に追い詰められていた彼らはある技術者の提案により、残酷な決断を下す。 そのパイロットの健常な右腕を切断し、実験機の最後のピースを埋めたのだ。 断れば銃殺刑だと彼に告げて……。 こうして、ある一人の傷痍軍人の挺身によって完成した史上初のRPD搭載MS、それが「サイコ・ザク」である。 性能 まず目を引く背面のバックパックは専用ウェポンラッチ兼増設スラスターであり、本体以上のサイズを持つ2基の大型ロケットブースターのほか、 複数のザクバズーカ シュツルムファウスト ザクマシンガン それら搭載火器用の予備カートリッジ を搭載。 加えて、手持ち武器にジャイアント・バズ(*3)といった重火器を満載しており、単機のMSとしては過剰なほど絶大な火力を誇る。 その分全体の重量やバランスは悪化したものの、高機動型ザクの持つ元来のポテンシャルに加え、先述の大型ブースターとRPDによる柔軟な操作性で機動力も却って向上している。 また、高性能と引き換えに高度な操縦技術と動物的直感の両方が要求されるじゃじゃ馬MSと化していた高機動型ザクの操縦を少しでも簡便化するという意味でも、RPDの意義は非常に大きかった。 事実、もともとは狙撃兵であったダリル・ローレンツも、超高機動力を持つ突撃用MSという全く相反するスタイルのこの機体に、ロクな訓練もせず半ばぶっつけ本番に近い形で搭乗したにもかかわらず、多大な戦果をあげる事に成功している。 総じて、もはや完全に「ザクの皮を被った何か」と言いたくなる機体である。 なおこの重武装には圧倒的な戦力差を少しでも埋めるため「切り札」である機体に火力を集中させる必要があったという事情もあり、このあたりは後の時代のフルアーマー・ユニコーンガンダムと似た物を感じさせる。 だが、この機体の要であるRPDはまだ試作段階であるために、その能力を100%発揮するにはパイロットの両手足を義肢化、つまり四肢を切断せねばならないという壮絶かつ非人道的な制約も持ち合わせている。 この機体を評した「狂気の犬」と言う言葉は、あらゆる意味で的を射ていると言えよう。尤も、その代償の分凄まじい戦闘力を持ち合わせてはいるのだが。 なお、「サイコ・ザク」の名はあくまで略称であり正式名称は「リユース・P・デバイス装備高機動型ザク」である。 「サイコ」と名のつく点から勘違いしがちだがエルメス、ジオングなどの所謂ニュータイプ用機体が持つようなサイコミュ系精神感応波装置に由来する名前ではない。 後の時代で開発される似たような名前のサイコガンダムがあるため少々紛らわしい。 ちなみに略称が生まれた経緯は、ロールアウト時に「長い」という理由で略されたからであり、以後作中でも正式名称で呼ばれた事は無い。 劇中での活躍 第11話で組み立てシーンという形で初登場。描かれている線の影響もあってかなり禍々しさが漂っている。 第13話で両手足が義肢化されたダリルが乗り込み出撃。 ビッグガンを運びながらムーア同胞団艦隊がいる地点に到達し、ビッグガンをレイトン伍長に撃たせ(狙いを付けたのはダリル。)、敵艦隊を強襲。 凄まじいまでの火力と機動性により戦艦2隻を瞬く間に轟沈させ、主力空母ビーハイヴを文字通り蜂の巣にし、艦隊を一瞬の内に壊滅に追い込んだ。この見開きで戦場を駆け抜けるザクの姿は鳥肌モノ。 そして、因縁の敵であるイオが駆るフルアーマーガンダムと一騎打ち。 斬り合いや撃ち合いで互いに一歩も引かず、さらにガンダムのミサイル攻撃を難なくマシンガンで撃ち落し「俺の失った手足よりも自由だ…!」と歓喜するダリル。 それからマシンガンで(*4)ガンダムの左顔とバックパックを潰した後、空になったブースターをパージし一気に決着を付けようと突撃。 敵のミサイル攻撃を掻い潜りながら接近するもビームライフルを叩きこまれ、左腕を吹っ飛ばされながらコロニー内部に座礁し、ダリルは気絶する。 そこにガンダムがトドメを刺さんとビームサーベルをコクピットに向けるが、その瞬間雷がザクに流れ込みダリルが復活。 同時にサブアームに残っていたシュツルムファウストが発射され、ガンダムの頭を吹っ飛ばし、さらにサーベルもコクピットから頭部に反らすことに成功。 結果双方大破し、ザクは爆散したが悪魔のような存在だったガンダムを撃破することに成功したのであった。 結果を見れば相討ちとも言えるが、そもそも(通常のザクより高性能な)高機動型ザクとはいえ基本性能はガンダムに劣っている。 それと終始互角に渡り合い、最後の最後で機能停止にまで追い込んだことを含めばザクの判定勝ちとも言えるため(ダリルの適応性も高かったとはいえ)、RPDの凄まじさが証明された結果となった。 しかし、「ガンダムに勝った」ことでダリルとフィッシャーはシステムの早急な量産化=四肢切断の推奨がなされてしまうことを危惧する。 そして肝心のRPDが連邦からの独立を目論む南洋同盟に奪われるという想定外の事態が発生。 更に開発者のカーラ・ミッチャム教授はムーア同胞団との戦闘の際にある悲劇に巻き込まれて幼児退行してしまったことで量産化は当面の間見送られることとなった。 しかしジオン残党の作戦指揮官は「サイコ・ザクを『軍神』としてジオンを再興する」といった旨の発言をしており、ダリル達の懸念は半ば現実のものになりつつあると言える。 目下のところ残党は南洋同盟を追いつつ、カーラを治療して研究の再開を目論んでいる。 一方でこの機体の噂はジオン残党軍にも広まっており、特に傷病兵からすれば夢のようなシステムであるため羨望の眼差しを向けられていた。 また、連邦側は単騎で艦隊を全滅させたサイコ・ザクを『悪夢の実験機』と呼び、その強さの根幹であるリユース・P・デバイスを危険視している。 傷痍兵を一人一人が艦隊クラスの戦力を持つ最悪の軍隊に変貌させてしまうデバイスを何としても接収、あるいは破壊しようとしており、 そのために新型のアトラスガンダムまでも手配し、南洋同盟の制圧作戦「サンダーボルト作戦」を開始した。 サイコ・ザクMk-Ⅱ 南洋同盟はカーラの復活を待たずして、基本設計をかつての助手J・J・セクストンの主導で進めさせていた。 ダリルがジオン残党軍を裏切って南洋同盟に着いた頃には、既に32機のサイコ・ザクのフレームが完成しており、パイロットの選定まで済まされている状態だった。 カーラの復活後に更なる調整が行われ、再びダリルの手によって起動。 共にジオン残党軍を裏切った同胞3名の乗る水泳部相手に、最終装甲無し+ヒートホークのみでの模擬戦を行った所、たった5分で全滅させてしまったうえ危うく相手を殺しかねない状態まで追い込んでいた。 やむを得ずザク・タンクの砲撃で無理矢理水入りになったものの、フレーム部分で受けたにもかかわらず大破はしなかったあたり、もうムチャクチャである。 この5分の稼働でフレームは限界まで迎えていたらしく、整備班によってオーバーホールをされていた。 その後、火山基地の居場所を突き止めた地球連邦軍の部隊に迎撃のため出撃。この時もフレームのみでの出撃だが、早速南洋同盟がサンダーボルト宙域で回収していたビッグ・ガンを使って突入部隊の足を止めている。 基地内部に侵入したアトラスガンダムとも交戦。激戦の末に追い詰められたが、命を賭したクローディアの介入によって事なきを得る。 いろいろあって戦意を喪失したイオを後目に怒りのままに戦艦スパルタンに突撃し、ヒートホークを叩きこんで艦橋を撃破。 31機のサイコ・ザクを無事宇宙へ送り上げた。 パーフェクト・ガンダム 翔べ……ガンダム!!! 残ったダリル機は一度裏切ったジオン残党軍と利害の一致から再度手を組んで宇宙へ上がる。 その際に地上用から宇宙用に換装すると共に、かつて死闘を繰り広げたガンダムの装甲を用いて偽装を施された。 ぶっちゃけ後述するブラウ・ブロ奪取のための偽装の兼ね合いが強かったが、同時に「サイコ・ザクをパワーアップする」という目論見もあり、換装された結果装甲強度200%増加、推力150%上昇、脚部スラスター反応速度30%アップという著しい性能強化が実現している。 こうして強化されたサイコ・ザクはパーフェクトガンダムと命名され、ルナツー基地への侵入を敢行する。 見た目は初代ガンダムにザクの動力パイプが露出しているという奇妙な姿だが、アトラスガンダムのようにジオン系の技術が取り込まれた機体も開発されていたので外見で疑われたりはしなかったのだろう。 劇中ではある程度ルナツー内部まで辿り着くと本性を現し強行突破を図った。 この時の武装はビームサーベル、ビームライフル、シールドと非常にシンプル。これを見たルナツーの人間に「古風なガンダム」と呼ばれた。 しかし中身はあのサイコ・ザク、性能差で守備隊相手に大暴れするも、スラスターと関節を弱らされる特殊ポリマー弾を受け新型機ブルG(*5)の前に劣勢に。 しかしなんとか最深部に着き、鹵獲していたが起動方法が分からず封印されていたブラウ・ブロの奪取に成功。 単騎で艦隊の包囲網を突破できるほどの絶大な戦闘力・防御力・機動力を兼ね備えた怪物へと昇華されている。 ブラウ・ブロ(サンダーボルト版) アナハイム・エレクトロニクス社をこの世から消し去る! 血塗られた玉座ごと……忌まわしい月の神殿を叩き壊せっ! パーフェクト・ガンダムの宇宙戦用装備。或いはパーフェクト・ガンダム完全体。 ただしTV版とは武装や構造が大幅に異なり、端的に言えばサンダーボルト版デンドロビウム。 前部にMSと合体するドッキング・アームを装備 メガ粒子砲が全て連装砲に変更され、ルナツーの外壁をぶち抜いて大穴を開ける大火力を実現 Iフィールド・ジェネレーターを搭載 アプサラス等のジオン系MAのようなモノアイレールが機体中央上部に搭載 とほぼ魔改造と言わんばかりの状態と化している。 南洋同盟に寝返ったダリル・ローレンツにより操られるパーフェクト・ガンダムの手で奪取され、長き眠りから目覚め遂に起動するとデンドロビウムと同じ要領でパーフェクト・ガンダムとドッキング。 そして マッハ10で飛ぶ戦艦のレールガンの砲弾すら撃ち落とすダリルの超人的な狙撃技能と優れたニュータイプ能力 サイコミュによるオールレンジ攻撃 が合わさり、ブルGを撃退し、連邦軍艦隊の宇宙艦を多数撃沈する暴れっぷりを見せ艦隊を包囲網諸共壊滅させる形で正面からブチ破って暗礁宙域へ逃亡した。 元々MAだったこともあって戦局をたった1機で塗り替える恐るべき戦略兵器であり、以後はパーフェクト・ガンダムと合わせて南洋同盟側の切り札として君臨する。 量産型サイコ・ザクMk-Ⅱ 事前に宇宙へ上げたサイコ・ザクMk-Ⅱも一部登場。 従来タイプと外見はそっくりそのままで、ダリルの危惧通りパイロットも四肢を切断したR.P.D.で操縦しているため依然強力な性能を有している。 装備は第一部に登場した重装備タイプが基本となっているが、パイロットによって微調整されているようでグフのシールドをサブアームに持たせている機体もある。 内一機のビビ・ベンソン搭乗機が、スパルタン残存勢力による陽動作戦に引っかかりパーフェクト・ジオングと交戦状態に入る。 しかし、高機動戦闘中に廃棄コロニーの残骸へ衝突し動きを止めてしまい、そのまま撃破されてしまった。 更に、ハンクとエイプリルが乗っていた機体もコロニー落としに巻き込まれてその隙に撃墜され、32機のうち約1割にあたる3機を失う事となった。 余談 この「思考のみで機体を操縦するシステム」としては「ガンダムUC」のユニコーンガンダムやシナンジュに搭載された「インテンション・オートマチック・システム」、「F91」のラフレシア等に搭載された「ネオ・サイコミュシステム」などがある。 いずれにせよ、「自分の思い通りに動いてくれる」というのがシンプルかついかに恐ろしいかが窺える。なんで誰もモビルトレースシステムを作ろうとか言いださなかったんだろう。 またユニコーンガンダムとは操縦システムの他に、決戦時に戦力差を少しでも埋めるため重装備がなされたという共通点もある。 この他、アニメ配信と同時期にテレビ放送されていた「鉄血のオルフェンズ」に登場する「阿頼耶識システム」も「思考で操作するシステム」であるが、 1期終盤に登場したグレイズ・アインがサイコ・ザクと同等かそれ以上の非人道的な操縦システムであったこと、武装が本機は銃火器満載、グレイズ・アインは格闘戦特化と対照的であることから近年では比較されることもある。 ちなみに外伝である「月鋼」には「義手を神経接続して操縦する」、まさにリユース・P・デバイスを彷彿とさせる操縦システムが登場しており、阿頼耶識の研究の過程で似たようなシステムが作られていたのかもしれない。 ◇立体化 「高機動型ザク(ガンダムサンダーボルト版)」の名称でプラモが発売された。 細かなディテールまで再現された外見と、多量のスラスターと武装(*6)が全て別パーツとして付属するため見栄えが良い。 特に武装は造形を妥協されているわけではなく、全て手持ちにしても問題ないレベルになっている。 サブアームも付属しているので武装を持たせる事も不可能ではなく、OVA版で所持していたビームバズーカもリック・ドムから取ってくれば装備可能。 如何せんロケットブースターが大きすぎるので立たせる時には広いスペースが必要な事と、ポロリしやすい各部スラスターや合わせ目の目立つ部分が多い事が懸念点。 とはいえハイレベルな機体をここまで立体化するのには相当な努力と丹念を注ぎ込んだ結果と呼べるので、発売しただけでも十分だと言えるだろう。 当初は漫画版イラストのパッケージで発売していたが、OVA版放映と同時に別イラスト版に順次差し替えられた。中身的には成型色と説明書の内容が一部変更になった程度。 マスターグレードではデザインを担当したカトキハジメプロデュースの『Ver.Ka』シリーズとしてリリースされている。 OVA準拠の装備仕様なのでロケットブースターが搭載されており、それをMGクオリティで再現したため非常に箱がデカい。 この他、「ガンダムビルドファイターズ」の外伝「A」にザクのイメージのひとつとしてこのサイコ・ザクも描かれていた。 掲載誌と出版社は異なるが、プラモとしてなのか出演に問題はないようである。 ◇ゲームでの活躍 Extreme VS.MAXI BOOST ライバル機であるフルアーマーガンダムに続いて参戦している。外見は原作準拠だが、一部武装がOVAに合わせて装備している。 多様な武器を懸架している特徴からか、メイン射撃のザクマシンガンと連動してザクバズーカを連射するギミックがある。 これは別個弾数が決められているので規定以上は撃てないほか、ザクマシンガンを手動リロードするたびにザクバズーカの砲塔は減っていく。 サブ射撃、特殊射撃はリズミカルな動きをしながらマシンガンやシュツルムファウストを撃ち放ち、特殊格闘では旋回しながらヒートホークで斬りつけてくる。 覚醒技も乱舞系のものと全武装を連射するものの二つが用意されている。 欠点は幾つかあり、キャンセルルートによる変則移動が多いがブースト管理がその分難しく、弾速もそれほど早くないため回避された時の処理は適切に行いたい。 またビーム兵器がチャージ射撃くらいしか無いが、現在の環境においてそれが明確な不利になるような場合はほぼ無い。 機動戦士ガンダム Extreme vs. 2では覚醒時にメイン連動バズーカが復活するようになった。 またL覚醒の導入で弾数回復の機会に恵まれやすくなったのも追い風となった。 機動戦士ガンダムEXVS2 XBOOSTでは、前後特殊格闘にその場で旋回してから飛んで切りかかるモーションと、格闘CSに曲げ撃ち及び置き撃ち可能なビッグガンが追加された。 ビッグガン自体はそこそこ使えたのだが他がイマイチで、2021年7月のアップデートで各種射撃武装を中心に強化が入る。 元より誘導切りを削除させられた横特殊格闘の代わりにN特殊射撃に誘導切りが追加されるなど、移動技への恩恵が主だった。 機動戦士ガンダムEXVS2 OVERBOOSTでは、メイン連動射撃のジャイアント・バズが待望の撃ち切りリロード可能になった。 しかし数少ない強みであった爆風が削除され射撃ガード持ちに対して有効打が減ってしまい、この機体のメインコンセプトである格闘迎撃がさらに弱くなってしまった。 弾速も低下しているので後衛からメインをひたすら流す所謂事故待ち戦法も、シリーズ共通調整(緑ロックで撃った弾は火力が低下してしまう)でビッグガンも火力が下げられ例えフルヒットさせたとて火力が低く、環境にかなり逆風な機体となってしまっている。 新要素として特殊射撃に格闘から出せた射撃派生が移動したが、これもキャンセルルートが特格しかなくあくまで足掻きの択や迎撃の択が増えた程度で、総合的なキャラパワーとしてはクロブからまた下がってしまった、というのが結論である。 ガンダムブレイカーシリーズ 「サイコ・ザク(サンダーボルト版)」名義で3から登場。 作品にもよるが固有能力として「リユース・P・デバイス」が存在し「脳からの電気信号を受信し機体の反応速度や機動力を高める」という効果がある。 ガンダムブレイカーシリーズは作中世界の人物が自分のガンプラをスキャンし仮想世界へ投影して戦う設定だが このガンプラを動かしてアビリティを使うとしても ガンプラを動かすのに持ち主の手足を切り落とす必要はない 。 まあ他のゲーム作品でも手足を欠損しなきゃ使えないということはないしね 余談だが機体名義をよく見ると「サイコ・ザク(サンダーボルト版)」とあるがこのゲームの発売時点では サイコザクという呼び名のザクはサンダーボルトにしか出ていない。 「フルアーマーガンダム(サンダーボルト版)」なら外見が異なる同名機体があるのでサンダーボルト版と明記する理由は理解できる。 サイコミュ試験用ザクという似た名前ならMSVに存在するが明確な別物でちゃんとそっちも正式名称で出ている。 ザクに詳しくない人でも確実に理解してもらうためだろうか。 Gジェネレーションシリーズ ジェネシスでDLC限定だが参戦。 高機動型ザクを凌駕する性能を誇り、機動性はヅダをも超える。更にアビリティには命中と回避率を上昇させるR.P.D.を持ち合わせているため、基本性能は非常に高い。 反面、機体のENが少なく攻撃による消耗率が高めなので、すぐに息切れしやすい。 ちなみに、こいつをLv8まで強化するとシナンジュが開発できる。ワープ進化どころじゃねぇぞ! ガンダム バトルオペレーション2 宇宙専用の汎用機。宿敵と同じく実装時点の最高コストだった500で登場している。さすがにプレイヤーキャラの手足は切断しなくても扱えるようになっている。 まず機動性がとにかく高く、同コスト帯を大きく引き離しているレベルで、さらに武装面でもビームと実弾の双方を併せ持ち、とかく手数の多いのは間違いなく強みといえる。 一方HPは著しく低く、シールドも非所持である。懐に潜り込まれ格闘戦を挑まれると脆いため、リロードで隙を作ってしまい明確な弱点を晒すことになってしまわないように立ちまわりたい。 追記・修正は四肢を切断してお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] これは新規? -- 名無しさん (2013-08-04 23 24 46) しかも脳波コントロールできる -- 名無しさん (2013-08-05 09 00 04) 四肢切断してMSにくくりつけるなんて・・・鬼畜の発想だな。 -- 名無しさん (2013-11-02 16 48 10) 「俺の失った手足よりも自由だ・・・!」のダリルは痛々しくてヤバい。 -- 名無しさん (2013-11-02 17 20 25) この世界における高機動型ザクに、デバイスを積んだ物だろうか。パラレルとは -- 名無しさん (2013-11-08 21 36 32) ↑限らないが。 -- 名無しさん (2013-11-08 21 37 46) ダリルが戦闘で両足左腕が義手義足になった状態のとき。女科学者に「右腕も切り落とせ」と迫ったジオンの眼鏡野郎が怖かった。 -- 名無しさん (2013-11-08 21 50 55) モビルスーツ自体がその名前の通り義手や強化外骨格の延長として開発されたことを考えると、いろいろと興味深いな -- 名無しさん (2013-12-15 11 26 36) はーかっこよすぎるだろー -- 名無しザク (2013-12-16 14 36 30) 強化人間は精神面がダメージだがコッチは肉体面でもダメージがひどい。 -- 名無しさん (2013-12-16 17 45 13) そのジオンのメガネ野郎は、終戦後どうなったんだろうか? ティターンズならまだしも、連邦軍で働いてたらやだな; -- 名無しさん (2013-12-16 18 41 08) ↑ムラサメ研あたりにいるんでは。 -- 名無しさん (2013-12-16 19 02 38) もしかしたらTEAM R-TYPEの母体かも知れん -- 名無しさん (2014-02-01 22 21 53) このカラーリングが某エースにあやかってなら悲壮感が増すな。ジンクスに頼ってでも戦い抜かねばならなかったっ感じで。 -- 名無しさん (2014-02-02 10 23 35) 眼鏡野郎脱出するときも自分の夢しか言わないし「死ね!俺以外はみんな死ね」だもんな。脱出カプセルを誰か破壊してほしいわ!カーラだって人手が足りないといって残ったのに。 -- 名無しさん (2014-02-02 10 38 32) R-TYPEの戦闘機のような狂気 -- 名無しさん (2014-03-03 08 10 37) Φこれが祝福されし完成って奴かΦ -- 名無しさん (2014-03-03 08 14 50) 外伝の主人公ショーンの手足を見て驚愕したここまでされて怒りが湧かないのか? -- 名無しさん (2014-03-03 09 38 32) 基礎性能の劣るサイコザクでフルアーマーガンダムと実質相討ちか、判定勝ち。リユースサイコデバイスやべえな。反応速度超高い。 -- 名無しさん (2014-03-07 00 45 32) 何やら「ゼノギアス」の人機融合ギアに通じるモノがあるな -- 名無しさん (2014-03-07 07 47 01) ダリルが聞いていた曲が歌詞が明るいので余計鬱になった。 -- 名無しさん (2014-03-07 09 53 41) 右腕切り落とされても絶望せず頑張るダリルに、哀愁が漂って鬱になる -- 名無しさん (2014-04-03 00 56 46) ↑×5 ショーンは怪我した部分だけ替えてるだけですよ。 -- ビギナー (2014-04-30 22 07 19) ???「素晴らしい!まるでジオンの狂気が形になったようだ」 -- 名無しさん (2014-05-26 21 33 01) 達磨専用ザクか、じゃあ次は合法ロリ専用ザクだな! -- 名無しさん (2014-05-26 23 32 39) 眼鏡野郎、ちゃっかり生きてたけど何か別方向性で狂ってそうな連中にデバイスが渡ってるし…… -- 名無しさん (2014-07-31 22 32 42) いずれEXA VSでアル・アダがこいつに乗るんじゃねぇかと思う -- 名無しさん (2014-07-31 23 11 42) この技術が後のシナンジュやユニコーンのインテンション・オートマチック・システムの雛型になったんだろうか -- 名無しさん (2014-07-31 23 38 46) と思ったらもう項目に書いてあったか -- 名無しさん (2014-07-31 23 40 46) 本来ダリルは右手はあったんだもんな・・・。 -- 名無しさん (2014-08-31 09 56 15) 某少佐みたいなカラーリングなのは「ジョニーは戦場に行った」になぞらえたブラックジョークなんじゃないかと思った -- 名無しさん (2014-08-31 22 12 14) ああ、次は幼体固定だ…。 -- 名無しさん (2014-08-31 22 16 55) もしガンダムビルドファイターズにコイツのガンプラが出たら、ファイターは障害者? -- 名無しさん (2014-08-31 22 22 35) ↑無理だろうな -- 名無しさん (2014-08-31 22 23 52) 確かに非人道的だが、これの実用化を望んでいた傷痍軍人は少なくなかっただろう。このシステムが実用化され、サイコ・リックドムかサイコ・ビグロが作られていれば、0083のケリィさんはパイロットを辞めずに済んだ。 -- 名無しさん (2014-10-01 15 57 20) しかしすべての手足を切断しなければならないので残っている健康な部分も切り落とさねばならない・・・。 -- 名無しさん (2014-10-21 09 09 08) ↑2 けどガンダム派生作品屈指のエグい解決策だと思う。ギレ暗の首都防衛大隊とか見るとなおさら。 -- 名無しさん (2014-10-21 10 23 07) 侵襲の度合いをどこまで下げられるかが実用化・ケリィさん救済のポイントだな。 -- 名無しさん (2014-10-21 12 27 32) サイコザク並の追従性を求めるならともかく、失った四肢の分くらいなら切断なしでも行けるんじゃないか?作中描写でも「100%性能を出すために」残りの手を切れって感じだったし。 -- 名無しさん (2014-11-29 22 28 54) 平和な医療に使えれば天使の技術になりそうなんだがなぁ -- 名無しさん (2014-11-29 22 38 50) 同作者の別作品「フロントミッション ドッグデイズ ドッグスタイル」でも肉体を半機械化させた傷痍軍人用のシステムがあるな………まあ、コミカライズ元のゲーム自体にあの「カレンデバイス」があるけどね……… -- 名無しさん (2014-11-30 00 19 03) この機体、内臓にまで負担かかると思う。 -- 名無しさん (2014-11-30 07 58 47) ち○こも切り落とさなければならない -- 名無しさん (2014-11-30 08 59 33) ファンタズマ…恐ろしさはダンチだけど相応の覚悟がいるなあ -- 名無しさん (2014-11-30 09 10 36) ↑2やめろ!想像でも痛い! -- 名無しさん (2014-12-14 09 44 58) この機体、両手足以外の部分の操作はどうするんだろ? バックパックや全身のアポジモーターの操作なんて人間の体感覚の延長じゃ無理じゃね? -- 名無しさん (2014-12-14 10 00 49) ↑NT専用モビルアーマーの応用で四肢以外の部分はデバイスを通して脳波コントロールできるようにしているとか。 -- 名無しさん (2014-12-14 11 45 10) 精神的にも蝕まれそうだよな・・・・。一番怖いMS搭乗方法。 -- 名無しさん (2014-12-28 09 49 44) ????「これで試験管型コクピットが準備されていれば完璧だったのに」 -- 名無しさん (2014-12-28 10 09 08) サイコガンダム「随分とエグいシステムだな。」 -- 名無しさん (2014-12-28 11 37 17) ガンダムを撃破というより鹵獲しちゃってんだけど。 -- 名無しさん (2014-12-28 12 10 23) そう言えばタコの方のサイコザクも作品内に出てたな、デザイン自体は余り変わっていなくて少し安心 -- 名無しさん (2014-12-28 12 39 21) F91のバイオコンピューターも元は障がい者用の物を軍事転用したんだよね。 -- 名無しさん (2015-02-27 23 18 52) 片足なくして「病院にいる間敵を打ち落とせないのが悔しい」とか言ってたどこかの撃墜王なら喜んで乗るかもしれん -- 名無しさん (2015-03-12 02 39 45) リビングデッド師団側からすれば最後の希望みたいな機体なのに狂犬のタグはねーだろ、 -- 名無しさん (2015-05-17 22 00 30) ↑2ルーデルさんなら両手両足切り落としても鼻歌混じりで登山してそうだから辞めれ -- 名無しさん (2015-05-17 22 05 07) パイロットが戦争終結まで生き延びたらどうするのか、という点が完全に無視されてるのが実に狂っている。仮に生き残っても機密保護の名目で抹殺される未来しか見えない -- 名無しさん (2015-06-23 21 50 24) これ作った科学者は多分某BYDO対策に定評がある科学者達と仲良くなれるだろうよ…! -- 名無しさん (2015-11-30 13 31 01) もしかして:R-TYPE -- 名無しさん (2016-01-13 00 48 37) 初めてザクに心奪われたわ。圧倒的な強者感が凄いな。 -- 名無しさん (2016-03-04 12 26 36) まさかのガンダムブレイカー参戦 -- 名無しさん (2016-03-15 01 05 18) 阿頼耶識システム「親戚の兄ちゃんみたいな感じがする」 -- 名無しさん (2016-03-15 01 06 58) 鉄血のアインがダリル以上にとんでもないことに…ガエリオが見てたモニター画面からすると左腕どころか下半身が -- 名無しさん (2016-03-16 10 16 29) ↑性能もとんでもないことになってたし -- 名無しさん (2016-03-20 19 37 23) 一応パイロット離脱できる&義手義足にも対応・・・サイコザクってもしかして凄く人道的な設計?(ないないw -- 名無しさん (2016-03-20 19 41 36) 脳とマシンを直結させてる訳じゃなさそうだな、四肢を動かす信号で操縦する感じなんだろうか -- 名無しさん (2016-03-20 20 20 48) ガンダムブレイカー3で知ったけど初めて見た時はバックパックのデカさに驚愕した -- 名無しさん (2016-04-23 18 48 53) 最後の部分の話になるけどボンボンのフルカラー劇場でもチョイ役でクロスボーンが出てたな -- 名無しさん (2016-06-24 17 56 15) フハハハ怖かろう -- 名無しさん (2016-07-16 11 33 30) ↑5 いや、それがな?再起不能レベルの傷病兵が退役したとしてマトモな戦後を送れないので(補償金諸々は出るかもしれないがそれで過ごせる人生がまともになるとは思えない)、兵士として現役復帰できるなら願ったり叶ったりな面もあるんだ。少なくとも生命維持装置に埋め込んで完全にパーツ扱いしているグレイズ・アインと比べると億倍は人道的だったりする。 -- 名無しさん (2016-08-05 08 37 40) そんなんドングリの背比べだし、人道を外れてるよ -- 名無しさん (2016-08-05 09 12 28) グレイズアイン「せやな」>一番上から3番目 -- 名無しさん (2016-08-05 12 16 55) 健常な人間を無理矢理片輪にする実にジオン星人らしいサイコな機体 -- 名無しさん (2016-11-19 00 44 05) ぶっちゃけ、四肢切り落とす必要ある?ここまでの技術があるなら神経に電極埋め込むぐらい出来そうな気がするんだけど -- 名無しさん (2016-11-19 01 04 20) ↑RPDは「傷痍軍人の再利用」が目的だから、最初から切る前提じゃないよ。ただダリルはサイコザク動かせなきゃ全滅って状況だったから抜かりないように全義肢化させられて、でその戦果のせいで「RPDすごくね?健常者の手足ぶった切ってでも使おうぜ」になりつつあるのがサンボル世界 -- 名無しさん (2016-11-21 22 29 48) グレイズアインよか遙かにマシだと思う。あっちはFMのドリスコル最終形態なs型デバイスそのものだし。義手義足への転用が進めばイタリア福祉公社ぐらいには世間的な認知もされる気が。 -- 名無しさん (2016-11-22 00 55 09) MG版のロケットブースター、デカすぎだろ。初めて見て笑ったわ・・・ -- 名無しさん (2016-11-24 21 25 57) 本文でも触れられてるけど、原作の連続見開きは本当に鳥肌が凄まじかった。でもRPDの非人道っぷりと、連邦の学徒兵を思うと、これを素直に格好良いと評して良いものか相当悩まされたな… -- 名無しさん (2016-11-27 00 15 43) フルアーマーユニコーンばっかり強調されてるけど、コンセプト的にはフルバレットザクでもあるんだよな。ヒートホークシンボルさえ有れば -- 名無しさん (2016-11-29 08 11 01) 改めて見るとほんとアイン式阿頼耶識の一歩出前だな -- 名無しさん (2016-12-02 23 37 09) ↑手前だった -- 名無しさん (2016-12-02 23 37 50) 手段と目的が入れ替わってるけどなぁ色んな意味で…。失った手足を義手義足にして動けるようにした物が、健常な手足を切り捨てて性能を突き詰めていくモノになったってのは…書いてて思ったが鬼畜やな。 -- 名無しさん (2017-03-19 17 21 38) 負傷して戦えなくなって無理矢理戦わせるための装置だし、最初から狂ってるよ、本来そういう人達を社会復帰させる技術だろうに、上のほうに当人にも現場復帰できて願ったり叶ったりとか言ってるサイコ野郎がいるけど -- 名無しさん (2017-03-19 18 32 43) ↑だってケリィさん見ちゃうとねぇ・・・・・・ -- 名無しさん (2017-06-24 18 05 15) ↑×1~2リユースPデバイスが誕生した真の原因は、「ジオン人の国民性」なのではないかという可能性に行き着いてしまった。ちょうど太平洋戦争末期に日本が特攻兵器を大量に産み出したように。 -- 名無しさん (2017-07-02 00 05 27) ↑ 戦争自体が狂気の坩堝なんだし、どんな国・個人だってそんな中で追い詰められたらどんなことだってしかねないと思う。あと、そこに至る過程・環境を無視して「あいつらだからこんなことをしたんだ」なんて言うのはよした方がいい。発言者の品性を疑われるから。 -- 名無しさん (2017-07-02 07 21 01) ロボコップのモビルスーツ版って感じがする -- 名無しさん (2017-09-05 23 33 04) モビルトレースシステムの正反対だな。向こうは鍛え上げた健常な人間でしか扱えず、なおかつ戦争をさせないためにあると -- 名無しさん (2017-09-06 12 05 46) 最新話で試作だけど陸戦型が出た -- 名無しさん (2017-10-24 23 49 12) ↑斧持って暴れる様はまんまグレイズ・アインのそれだったからな… -- 名無しさん (2017-11-12 06 03 43) HGだとアニメ版再現のためにMSDのドム試作実験機を買ってビームバズーカを持って来ないといけない。 -- 名無しさん (2018-02-02 17 23 09) これって大げさに言うとヤザンを量産化するようなもんだからな 最強のオールドタイプ軍団 そら強いよ -- 名無しさん (2018-04-18 23 12 46) ↑6 そう言えばロボコップにも、「右腕は無事です」「切断しろ」みたいなやりとりがあったような。 -- 名無しさん (2018-06-05 10 29 09) もし作中の時点でバイオコンピューターがあればダリルも残りの腕を切断せずに済んだだろうな。非侵襲でパイロットの脳と機体の操縦系統やセンサーと双方向通信できるし -- 名無しさん (2019-09-13 16 39 52) 超級に出たマスターガンダム遠隔操作システムも考えるだけで機体が動くつながりだな。まああれは使っていたのが師匠だから一般人に使えるかは疑問だが -- 名無しさん (2019-09-13 16 51 14) 完全なパラレル設定とは言え、基本的にジオン大好き傾向にある外伝系ガンダム作品でここまでジオンのダークサイドを前面に押し出したのは何気にかなり珍しいのでは -- 名無しさん (2020-02-06 13 47 25) にせガンダムと化したサイコ・ザク -- 名無しさん (2020-06-16 22 07 08) ↑ただし、中身はRPD搭載かつエースパイロットなのでにせガンダムの皮を被ったバケモノMSにしか見えない・・・ -- 名無しさん (2020-07-08 21 40 57) 正直規格から何まで異なる06に78のガワ被せるってどうやったんだと聞きたい。 -- 名無しさん (2020-07-08 21 50 21) ぶっちゃけ性能だけなら本物を超えてしまったにせガンダムだよな…!! -- 名無しさん (2020-07-08 22 41 59) しかしどんなに性能良かろうと、アムロに見つかったらどのジオン兵器も、即お陀仏だと思う。 -- 名無しさん (2020-08-25 21 25 42) ↑2本来一年戦争期の機体はモノコック式だが本作ではフレーム式になってるからこその芸当だろう。流石に頭は丸々差し替えてるが -- 名無しさん (2020-08-25 22 01 22) ↑2 一年戦争時はジオングに乗ったシャアでやっと相打ちだもの。 -- 名無しさん (2020-10-11 01 20 15) 06の非力なジェネレーターでどうやってビーム兵器動かしてるか突っ込んじゃ駄目? -- 名無しさん (2020-11-07 20 23 01) 普通にバックパックからだと思うけど -- 名無しさん (2021-02-17 23 54 13) マーク2の方はサイコ坊主製の「ザクによく似た謎のMS」だしなんとかなんじゃね? 最初のサイコザクは原作だとビーム一切無しだし -- 名無し (2021-06-09 19 41 32) クロスボーンガンダムDUSTのバロックとタメを張れる、ガンダムシリーズ二大バケモノMSとしか言えない -- 名無しさん (2021-08-13 23 38 01) まさに狂気の産物、痛々しすぎてコメしづらい。 -- 名無しさん (2021-11-10 19 19 43) ガンダム系のガワになるだけで飛躍的にパワーアップしたって事は、元々「ガンダムになるべくしてなった」MSなのかもしれない。 -- 名無しさん (2022-01-26 23 11 14) こいつに限らずサンボルの機体のイカレ具合は堪らなさ過ぎる。立体化はよ -- 名無しさん (2022-01-28 21 57 02) マジでどの面下げてGジェネのキービジュアルの中に入ってるんです? -- 名無しさん (2022-07-14 20 39 41) 達磨前提MSみたいに言われてるけど四肢全損までやるのは限界値を無理矢理引き出す為だから普通に動かせるレベルなら普通に失くした分で足りるはずなんだよな。問題は性能を求める余り健常者が自分から四肢切断するという本末転倒な事態を引き起こした事で -- 名無しさん (2022-11-23 11 28 54) ???「ガンダムです(グポォーン)」 -- 名無しさん (2022-11-27 22 08 22) 最期脳みそと脊椎だけになりそうだな…ダリルは師のためならやりそう -- 名無しさん (2023-02-13 18 48 29) ↑3 とはいえ「より高性能な道具があったらそっちに換える」というのはそこまでおかしな思想でもないんだよな。ガンダム世界は全体的は全体的に「人間を機械に置き換える」事に対する根強い嫌悪感があるが。 -- 名無しさん (2023-02-25 19 22 24) あまり話題にならないけどダブルヒートホークブーメラン好き -- 名無しさん (2023-02-25 19 40 20) 量産型にパイロットを生贄にしたヤバいもんが積んでた・・・ -- 名無しさん (2023-05-31 22 00 17) 今週のPガンダムが装備してたバズーカってハイパーバズーカかザクバズーカどっちだっけ? -- 名無しさん (2024-01-13 20 01 37) 名前 コメント
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夜、草木も眠るウシミツ・アワー。ケオス極まりない生命の坩堝たる未知の樹海はひっそりと静まり返っていた。 日中我が物顔で闊歩していた猛きモンスターたちの姿は無く、狡猾な夜行性モンスター達が息を殺し、木々の狭間に隠れ潜んでいた。 そんな昏き木々の中を、歩く人影が一つ。乾いた血の如き赤褐色の襤褸布めいた外套。人骨を思わせる装甲。 そしてフードの下には頭蓋骨を思わせるフルフェイスメンポが顔を覆い隠し、更に左目を隠すように、眼帯めいて襤褸布がメンポに巻かれてていた。 “死神”と形容する他ない姿の男の人影が、そこにあった。 本来未知の樹海において、ハンターや調査隊の夜間活動は許可されていない。 類を見ぬほどに雑多で不可思議極まりない未知の樹海の生態環境は一夜を越すにはあまりに過酷と考えられているからだ。 極めて危険度の高い凶暴竜の頻発する発見も、その判断に拍車をかけていた。 では、この死神めいた無謀者は何者か? 未知の樹海を監視するバルバレハンターズギルドの職員が見れば、気の狂った与太者か、無謀な密猟者だと結論付けるだろう。 ……そして、得てしてそういう者は長生きできぬとも。 「GRAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」 突如、夜を裂かんとばかりに狂気に満ちた咆哮が轟き響く!死神めいた男は煩わしそうに咆哮を発したモノを睨み付ける。 漆黒の外皮と暗緑色の鱗。小さな前肢と太い後肢。 全身の筋肉が隆起し血走り、小さな頭部には己の顎すらも突き破る牙が乱立し、巨木めいた太い尻尾を備えた巨躯。 それは獣竜の一種、“恐暴竜”イビルジョーであった。 イビルジョーの足元には同じイビルショーの死体が横たわっており、口元は鮮血と肉がこびり付いていた。 生来の生命維持欠陥により、イビルジョーは満たされることのない飢餓感に苛まれ、高すぎる体温を維持するために、同胞すらも捕食対象にしていた。 その食欲は時として周囲の生態系すら破壊する恐るべきものであり、ハンターズギルドにとっては最重要監視対象の一つであった。 仕留めた同胞の肉を一通り食い終えると、イビルジョーは死神めいた男の視線に気が付き、視線をかち合わせた。 交差は一瞬。男を新たな獲物に定めたイビルジョーは天を仰ぎ吼える! 「GRAAAAAAAAAAAAAAAAAA!」 おお、見よ!咆哮したその瞬間、イビルジョーの口元から黒いエネルギーの放流が溢れ出し、 その上顎から頭、そして首を覆い隠したではないか!コワイ!何たる生物とは思えぬ禍々しい変貌か! 「餓え乾きか」 その悍ましき変貌を受け、死神めいた男は無感動に呟く。 そう!今男の眼前に在りしは、高齢化による極度空腹と共食いによる龍属性エネルギー過剰摂取により発狂せし、最悪のイビルジョー! 「餓え乾く恐暴竜」!「飢餓個体」!「全てを貪り、食らう者」! 或いは、「怒り喰らうイビルジョー」! 「GRRRRR!」 イビルジョーは口から龍属性エネルギーと強酸性の唾液をまき散らし、突進噛み付き!イビルジョーは血と肉の感触を期待した。 だが、勢いよく閉じた口中は空虚だ。 何も無い。噛みつくその瞬間まで微動だにしなかった男は何処に。 「イヤーッ!」 「AGRRRR!」 次の瞬間、イビルジョーは頭から地に叩きつけられた。同時に、死神めいた男が着地する。一体何が? ハンター動体視力を持つ者が見れば、男が瞬間的に跳躍し、イビルジョーの顔にハンマーめいた痛烈な両腕打撃を繰り出したのが見えたことだろう。 何たる人間とは思えぬ膂力とワザマエか! 「グググ…生き腐れが」 死神めいた男はイビルジョーを嘲った。そのメンポの奥の目は赤黒く光り、誰に向けたとも知れぬ憎悪に輝いていた。 そして徐に上顎を右手で掴むと、背中に縄めいた筋肉が浮かび上がる!そしてそのまま、目にも止まらぬ速さで右腕を振り上げた! 「見苦しい!死ね!イヤーッ!」 「AGRRRRRRR!?」 骨の砕ける音と、肉の裂ける音が、夜の静寂を塗りつぶす。 恐るべき膂力で上顎を可動範囲外まで瞬時にこじ開けられたイビルジョーの頭部は、上顎から上が毟り取られ、 毟り取られた際の衝撃で背骨が背の肉を突き破り、不気味な曲線を描いていた。おお、ナムアミダブツ!何たるゴア光景! 「ググググ…グググググ…グハハハハハハハハ!グッハハハハハハハハ!」 死神めいた男は呻くように笑いだし、やがてその声は哄笑へと変わった。 血と髄液滴るイビルジョーの上顎を持つその姿は、理不尽な死を振り撒く死神そのものであった。 ―――― 「これは・・・」 日が変わり、未知の樹海最深部近く。黒仮面青装束のハンターAKITOはしゃがみこみ、小型モンスターの死体を検分した。 死体は辛うじてジャギィとしての特徴を残してはいるが、6割程の肉体が無残にも引き千切られていた。 周囲には、このジャギィのような死体がいくつも転がり、ゴアめいた光景が広がっていた。 AKITOは自身の小型デバイス、エスカドライザーに映される 『死体』『鳥竜種:ジャギィ』『肉体烈断』『攻撃形跡該当:無し』 等の情報を横目で眺めつつ、沈黙思考する。 (イビルジョーかと思ったが…該当無し?なら、この殺戮は捕食目的ではない…狂竜化個体、か…? いや…狂竜ウイルスは検知されていない…なら、何だ?) 「リーダー」 「ん?」 沈黙思考を続けるAKITOの背に声がかかる。振り返るとそこには、蒼仮面黒装束の青年と紅仮面紅装束の少年が立っていた。 「ブラッド…アーチャー…状況はどうだ?」 「どうもこうも…あちこち死骸だらけだ」 ブラッド、と呼ばれた蒼仮面の青年は吐き捨てるように言った。心なしか紅仮面の少年、アーチャーの体が震えている。 「アーチャー…大丈夫か?」 「ゴメン、大丈夫…大丈夫」 そう返したアーチャーの声は震えていた。恐らく、相当なゴア風景を垣間見たのだろう。無理もない、とAKITOは胸の中でごちた。 彼はまだ15だ。荒事に慣れる年齢でもなく、そのような精神性も持ち合わせても居なかった。 「おう、おう。大丈夫か」 ふと、上から声が降る。同時に、樹木の間から一人の男が降り立った。碧仮面に金黒の陣羽織と赤銅色の甲冑を身に纏っている。 「ブシドーか…そちらはどうだ?」 「20間程向こうか。恐暴竜の骸があった。惨い有様だったぞ。とても生存競争で負けたとか、そう言う類とは思えん」 ブシドーは一旦言葉を切り、続けた。 「まるで、殺すための殺戮よ」 「殺戮…」 AKITOは訝しんだ。長年狩場に身を置いているが、ここまで無軌道な殺戮に遭遇した経験は少ないからだ。 彼ら4人は独立狩猟団「MASKED HUNTERS」欲望を基にする光「マスクドエナジー」の下に集まった仮面の戦士たちである。 今この場に居るのは、仮面ガンナー・AKITO、仮面ブラッド・十六夜、仮面アーチャー・聖良紅牙、仮面ブシドー・頼朝の4名。 彼らの現在の目的は、幾つもの世界が融合したことで誕生した、この「繋がりし世界」において、未だ世界が繋がり続ける原因を探すことであった。 未知の樹海は通常では考えられぬ異常な生態系が形成されており、ここに何らかのヒントがあるのでは、と彼らは考えていた。 だが、今回の状況は異常であった。野営地から出て見れば、あちらこちらにモンスターの屍。 異様なアトモスフィアを感じ取り、彼らはクエストを一端中断し、原因究明のための調査を開始したのだ。 「何らかの痕跡は・・・確認できたか…?」 「いや…何も確認できなかったな」 十六夜は頭を振った。 「不気味なくらい、下手人を確認できる痕跡が無い。これだけの規模の殺戮で、それが分からないなんて・・・」 頼朝も状況を報告する。 「こっちの恐暴竜だが、上顎から上が毟られていたな。団体でなく個であるのは間違いないが…あそこまでの膂力、金獅子くらいしか思い当たらんな」 「なら…ラージャンなのか?」 「わからん。毛が落ち取らんかったからな」 AKITOはポーチからクエスト依頼書を取り出す。そこには「狩猟対象:ラージャン」「受注許可:G級許可証」と記されていた。 「しかし…コイツでないとすると…」 彼らが下手人について更なる考えを巡らせようとした、その時! 「GYAAAAAAAA!?」 樹海の奥より、獣の悲鳴が轟いた! 「今のって!」 「金獅子だな」 仮面の戦士たちはアトモスフィアを戦士のソレへと切り替え、悲鳴の発生源へと駆ける。 やがて、仮面の戦士たちは、開けた平地に辿り着いた。そこは、なだらかな傾斜が広がり、周囲の平地とは小さな崖で隔てられた窪地であった。 「あ、あれって…」 「馬鹿な…!?」 仮面の戦士たちは見た。彼らからタタミ10数枚分離れた平地の中心で、右腕から血を流すラージャンと対峙する死神めいた男を! 「グハハハハハ!グハハハハハ!」 死神めいた男は両手を広げ哄笑する。その手甲に備えられた骨爪は鮮血と肉で紅く汚れていた。 「よもや、あれで金獅子に深手を?」 頼朝は驚愕に目を見開く。他の戦士たちも一様に驚愕し、絶句していた。 「GRRRRRRRR!」 ラージャンは傷ついた右腕を顧みず、右フックを放つ!並のモンスターならば一撃で骨を砕きうる恐るべき攻撃だ! 「イヤーッ!」 だが、死神めいた男はカラテシャウトと共に左手で難なくラージャンの右フックを受け止める! そして同時にチョップ突きを繰り出した!狙うはラージャンの左眼球! 「イヤーッ!」 「AGRRRRR!?」 おお、ナムアミダブツ!死神めいた男のチョップ突きは寸分違わずラージャンの左眼球を破壊する!苦痛のあまり、ラージャンは顔を覆い怯む。 「イヤーッ!」 「AGR!?」 死神めいた男はこの隙を逃さず、電撃的にラージャンの両角をマンリキめいた力で掴んだ。そして、掴まれた衝撃で、ラージャンは地面に引き倒される。 「グググ…何たるブザマ」 死神めいた男がラージャンを嘲る。そして天高く、右足を掲げた。 「ウワァー!」 聖良はこれから起こりうるゴア光景を予測し、目を背けた。 「カイシャクしてやろう…死ぬがいい!イヤーッ!」 「AGRRRRRRR!?」 高速で繰り出された踵落としが、ラージャンの皮膚を、筋肉を、頭蓋を、脳を破壊する! 一瞬後、ラージャンの頭部があった場所には、死神めいた男の右足が小さなクレーターと、砕かれた血肉と脳髄が飛び散っていた。 両手に、未だ皮膚と頭蓋の一部が付着した剛角を持つ様は、死を振り撒く害悪そのものであった。 「な…何て奴だ…」 十六夜は、ゴクリと唾を飲み込んだ。 「まさか…生身でラージャンを嬲り殺しにできる化け物がいるとはな…」 AKITOは努めて冷静に状況を分析した。 「おいアーチャー、大丈夫か」 「大丈夫、大丈夫だから…」 未だ震える聖良の背を頼朝が擦る。 4者4様、違いはあれど、眼前のゴア光景に飲まれかけていた。それ故、死神めいた男が彼らに視線を向けていることに一瞬気が付けなかった。 「これは、チョージョー」 気が付けば、死神めいた男はタタミ4枚分の距離まで近づいていた。 「人もおったとは」 仮面の戦士たちは、即座に戦闘態勢を整える。眼前の害悪の出方を伺った。死神めいた男は両手を合わせ、お辞儀をし、アイサツした。 「ドーモ、初めまして。デスチェイサーです」 「デス、チェイサー?」 聖良はデスチェイサーのアイサツを不思議そうに復唱する。他の仮面の戦士は、突飛な行動に判断が遅れた。 「どうした?人ならば、アイサツする能はあろう?」 デスチェイサー苛立たしげに仮面の戦士たちを見据える。その眼光は赤黒い光を放っていた。そして、ジゴクめいた声でアイサツを促す。 「アイサツせよ。これから殺し合う故に」 「ドーモ、デスチェイサー=サン。仮面ガンナーです」 「仮面ブシドーです」 AKITOと頼朝は素早くアイサツを返した。彼らはこの行為を、東方に古来から伝わる殺し合いのプロコトルであると判断した。 「ドーモ、仮面ブラッドです」 「か、仮面アーチャーです」 一拍遅れ、十六夜と聖良もアイサツする。ここはアイサツを返すべきであると判断したからだ。 「グググ…やればできるではないか…では」 「ちょっと待った!」 「アーチャー?」 デスチェイサーはジュー・ジツを構えようとした。それを聖良は大声で止めた。デスチェイサーは煩わしげに聖良を睨む。 「何用か?」 「ここに来る途中の死体の山…あれ、やったのアンタか?」 聖良は怒りで肩を震わせ問い掛けた。 「さて、どれの事だ?あそこのボロ屑以外にも多く殺した故、覚えておらぬ」 「アンタ、いったい何でこんなことを!」 聖良は義憤からデスチェイサーを怒鳴りつけた。だが、帰ってきたのは無感動な視線であった。 「下らぬ。殺すからだ、総てを」 そしてデスチェイサーは一瞬で間合いを詰め、聖良の眼前へと降り立つ。 「無論、オヌシらも例外ではない!」 右目の赤黒い光を強め、デスチェイサーは唐竹チョップを放たんとする!突然の間合いの詰めに聖良は反応できない! KRRRRN! 「ほう」 聖良に放たれんとしたチョップを受け止めたのは、十六夜の片手剣であった。 「アーチャー、武器を取れ!」 「ぶ、ブラッドニキ…」 「コイツは・・・話が通じる相手ではない!」 チョップと片手剣が鍔迫り合う。おお、見よ!段々とチョップが片手剣を押しやっているではないか! 「拙い…イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 十六夜は右手の盾でデスチェイサーの横っ腹を殴りつけようとしたが、一瞬早く鍔迫り合いを中断したデスチェイサーは連続バク転で距離を取った。 その距離、タタミ5枚分!そして見よ、デスチェイサーの首があった場所を空しく薙ぐ頼朝の太刀を!何たる瞬間的な状況判断か! もしバク転でなくブリッジ回避ならば、デスチェイサーの胴は真っ二つであっただろう! 「グググ…どうやら楽しめそうではないか!」 「コイツ、中々やりおる」 改めて、デスチェイサーはジュー・ジツの構えを取る。頼朝は太刀を下段に構え、十六夜も片手剣を中段に構えた。 AKITOは既に軽弩の照準をデスチェイサーに合わせている。聖良は慌しく折りたたんでいた弓を展開した。 デスチェイサーはその様を見、嬉しそうに笑った。 「グハハハハ!結構!結構!では、死ぬがいい!」 デスチェイサーは矢のように勢いよく飛び出す。十六夜と頼朝が迎え撃つために前に飛び出し、AKITOは牽制のために弾丸を放つ。 BARM!BRAM!BRAM! 「イヤーッ!」 デスチェイサーは稲妻めいてジクザグに回避行動をとる!回避の先に、頼朝が太刀を振りかぶり躍り掛かる! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 KRRRRRN! 身の丈ほどある太刀と、只のチョップが鍔迫り合う。本来ならば鋭き太刀が勝り、チョップは無残にも敗れ去るはずの構図である。 だが、現に太刀はチョップを斬れず、気を抜けば太刀をそのまま押しのけかねぬ蛮力で持って、鍔迫り合いは均衡を保っていた。 「何たる邪悪…」 頼朝は、鍔迫り合い越しにデスチェイサーの目を見つめ、畏れを込めて呟いた。 デスチェイサーの赤黒い目は、嘗て彼が命を賭して戦った邪悪存在、幻魔を思い起こさずにはいられないほどの邪悪さを秘めていた。 「邪悪?下らぬ括りだ」 デスチェイサーは嘲笑う。その右目は赤黒く爛々と輝く。頼朝は輝きに秘められた有象無象の憎悪の群れを、無意識に怖れた。 「儂は全て平等に殺す。人も、獣も、そして貴様らも。例外は、無い!」 そしてデスチェイサーは、鍔迫り合いに込めていた力を一気に抜き、素早くしゃがみこんだ! 「ぬおッ!?」 デスチェイサーの言葉に一瞬呑まれ、頼朝はこの急激な緩みへの対応が一瞬遅れた!言葉の掛け合いも、イクサの中では重要なファクターなのだ! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 この隙を逃さず、デスチェイサーは足払いで頼朝の体勢を崩す!大振りな獲物である太刀は、崩れた姿勢では威力が半減以下となってしまう! だが、デスチェイサーは頼朝にこれ以上の追撃を仕掛けることができなかった。飛び掛かってくる十六夜の斬撃に対応せねばならなかったからだ! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 十六夜の突進斬りの斬撃軌道を、デスチェイサーは右ブレーザー(腕甲)でしなやかに往なす。 そしてカウンターとして繰り出されたデスチェイサーの左ストレートを、十六夜は盾で受け止めた。 ストレートの衝撃で、僅かに盾が軋み、盾を持つ右腕に痺れが走る。 「何つぅ、馬鹿力だ!」 「グググ…ではもっと披露してやろう!イヤーッ!」 「グワーッ!」 デスチェイサーは右腕で十六夜の左腕をマンリキめいた力で掴むと、体を時計回りに回転させ、頼朝に向け放り投げる! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」「グワーッ!」 体勢を立て直そうとした頼朝めがけ、十六夜の体が直撃する!二人はそのまま、タタミ2枚分の距離まで転がっていく。 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 追撃に映るデスチェイサーを妨げるように、聖良が矢を放つ。 デスチェイサーは鞭めいて右腕を振るい、矢をブレーザーで弾く。そこへ、AKITOが更なる牽制として弾丸を放つ! BARM!BRAM!BRAM! 「イヤーッ!」 デスチェイサーは鞭めいて左腕を振るい、弾丸をブレーザーで弾く。 この一瞬の防御の間、体勢を立て直した頼朝と十六夜が同時に突進する!1対1では力負けするという状況判断によるものだ! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 上段から唐竹に振り下ろされる太刀を、デスチェイサーは最小限の体捌きで右に避ける。そこへ向けて、十六夜が高速の突きを振るう! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 デスチェイサーは、その突きを右ブレーザーで受け流す。 そのままカウンターとして左チョップを繰り出さんとするが、それを阻まんと、頼朝が刀身を180度捻り、左腹めがけて斬り上げる! 「イヤーッ!」 「ヌゥ!?イヤーッ!」 デスチェイサーは、十六夜に繰り出すはずだったチョップを瞬時に太刀へと振り降ろし、親指と人差し指の間で、強引に白刃取りを行った。 「ヌゥー…」 一瞬の沈黙。1対2の膠着状態は、直ぐに仮面の戦士たちに優勢が巡ってきた。 ボンッ デスチェイサーたちの頭上10メートル付近で、奇妙な破裂音が響き渡った。 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「ヌゥーッ!?」 その音と同時に、頼朝と十六夜は右ストレート! デスチェイサーは両腕を交差させ顔面へのパンチを防ぐが、これこそが彼らの狙い!頼朝と十六夜は素早く飛び離れる! 「何…グワーッ!?」 防御故、一瞬反応が遅れたデスチェイサーは上空から降りしきる無数の礫を避けることができなかった。果たしてこれは何か? 「へっへーん」 天に掲げた弓を降ろし、聖良が得意げに笑う。 「『一点集中、アサルトスナイプ!』ってね!」 「曲射か、コシャク!」 そう、降りしきる礫の正体は弓使いの奥義の一つ「曲射」である! 射出後短時間で弾ける特殊な袋を取り付けた弓を空中に放つことにより、降りしきる礫で広範囲を制圧する恐るべき攻撃である! 「良くやったアーチャー!」 「珍しくいい手際よな!」 聖良に賞賛を送りつつ、頼朝と十六夜は再びデスチェイサーへと攻勢をかける! 「スゥーッ…ハァーッ…」 デスチェイサーは、腰を落とし、深く呼吸した。 仮面の戦士たちはその行動を訝しむ。何か大技の予備動作であろうか? 「何かする前に、潰す!」 十六夜は先行し、先程よりも速い突きを繰り出した!十六夜は、この突きの直撃を確信していた。 …だが! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 突如として、十六夜はワイヤーアクションめいて吹き飛ばされた! 「ブラッドニキ!?」 吹き飛ばされる十六夜を見て、聖良は悲鳴を上げた。 「何だ…今のは・・・!?」 その横でAKITOは驚愕の声を漏らす。 もし読者の皆様の中に極めて鍛えられたハンター動体視力を持つも方がいらっしゃれば、デスチェイサーが何をしたか目視することができたであろう! デスチェイサーは稲妻の如く繰り出される突きに対し、左手を当て飛び越し、跳躍の勢いからのトビゲリを、十六夜の胸部へと痛烈に繰り出したのだ! おお、何たることだ!デスチェイサーは何らかのヒサツ・ワザを放とうとしたのではない!注視していたのだ! 相手の筋肉の緊張、武器の動き、目線から、次にどのような攻撃をしてくるのかを、観察していたのだ!ゴウランガ!何たる高速化された状況判断か! 「イヤーッ!」 これを見た頼朝は、自身の出せる最速の胴薙ぎを放つ! 「イヤーッ!」 カラテシャウトと同時に、デスチェイサーの姿が頼朝の眼前から消える。頼朝はデスチェイサーの姿を探した。 …デスチェイサーは、直ぐに見つかった。 「な、何!?」 乗っていたのだ。振り切った刀身の上に!頼朝がそれに気が付いた時には、デスチェイサーは既に蹴りを頼朝の眼前まで繰り出していた! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 顔面をボールめいて蹴られ、頼朝はワイヤーアクションめいて吹き飛ぶ!デスチェイサーは蹴りと同時に空中へと回転しながら跳んだ! BARM!BRAM!BRAM! 空中にいるデスチェイサー向け放たれたAKITOの弾丸も回転する両腕のブレーザーに空しく弾かれる!頼朝と十六夜は同じ窪地の崖壁へと吹き飛ばされた。 「グワーッ!」 「グワーッ!」 崖壁へと叩き付けられた二人は、デスチェイサーの次なる攻撃に備えようとした。 「イヤーッ!」 デスチェイサーのカラテシャウトが響く!デスチェイサーからの直接攻撃に備えていた二人は目を見開いた! デスチェイサーは、二人目掛けラージャンの死体を投げつけたのだ!ナムサン!蛮力ここに極まれり! 「そのままトマトめいて潰れ死ぬがいい!グハハハハハ!」 そしてデスチェイサーは、後衛たる聖良とAKITOを殺さんと駆ける!まずは聖良だ! 「うわわッ!?」 反応しがたい速度で己に向け突進するデスチェイサーに焦り、矢を番え損なう。 聖良は仕方なく、腰に佩いたサーベルを抜刀し斬りかかる!デスチェイサーもチョップ迎撃! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 SMAAAAASH! チョップとサーベルの一瞬の交叉! だが悲しいかな。対人戦闘のみを考慮したサーベルでは、対モンスター戦闘に特化した武器と互角以上に打ち合ったチョップに耐えられぬ! サーベルはチョップを受け中腹から圧し折られる!非現実光景を前に聖良は思わず叫ぶ! 「お、折れたァ!?」 「アーチャー…下がれ…ッ!」 警告と共に、AKITOが一発の楔形弾丸を放つ。デスチェイサーは煩わしげにその弾丸を左ブレーザーで弾こうとした。 だが、楔形弾丸は弾けず、ブレーザーと装束の隙間に突き刺さる! 「グレネード・シェル…」 「ヌ?」 AKITOはぼそりと呟く。デスチェイサーは訝しんだ。聖良は事態を察し素早く後退する。そして。 KABOOOOM! 「グワーッ!」 突如として楔形弾丸が小爆発!左腕のブレーザーを吹き飛ばした!爆炎を引きずり、デスチェイサーは後退する。 ブレーザーが砕け散った左腕からは血が流れる。 「やるではないか」 デスチェイサーは飽く迄不敵な態度を貫く。そしてふと、己が投げつけたラージャンの死体が目に入った。 「何…」 デスチェイサーは驚愕した!そこには胴体から真っ二つに切り裂かれたラージャンの姿があったからだ。 そしてデスチェイサーは気付く!崖壁に吹き飛ばした二人の姿が見えぬことに! 「シマッタ!」 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 デスチェイサーの視界外からアンブッシュの機会を窺っていた十六夜と頼朝が攻撃を仕掛ける! デスチェイサーは振り返り、鈍化した主観時間の中で迫る2刃を見た。左ブレーザーは破損。2刃を受け流すことはできない。 (ならば) デスチェイサーは2刃へ向け、両腕を突き出した。指による白刃取りを狙っているのだ。 だが、突き出す途中で、両腕が痙攣し動きが止まる。デスチェイサーは、背中に何かが刺さったのを感じた。同時に、全身の力が弛緩する! (これは、麻痺毒!?) 「パラライズ・バレット…」 再び、AKITOがぼそりと呟く。デスチェイサーは理解した。彼の者が己に麻痺毒を込めた弾丸を撃ち込んだことを! (コシャク…!?) デスチェイサーの主観時間が、元に戻る! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 「グワーッ!?」 十六夜と頼朝の斬撃が、中途半端に突き出された両腕を切り落とす! デスチェイサーは腕を切り落とされる激痛と共に背後から恐ろしげなアトモスフィアを感じ取る! 「爆砕…」 AKITOの軽弩から瑠璃色の光が漏れる。恐らくヒサツ・ワザだ!デスチェイサーは逃れんとしたが、麻痺は未だ解けぬ! 「スプレッドォ…バーストッ!」 そして、軽弩から弾丸が瑠璃色の軌跡を描き放たれる!弾丸は寸分違わずデスチェイサーに命中!小爆発! そして爆発と連鎖して内部から小型弾が複数零れ出し、これらも連鎖爆発する! 「グワーッ!」 デスチェイサーはきりもみ回転しながら吹き飛んだ。やがて、数度バウンドし、地面に叩き付けられる。 「やった…か?」 十六夜は吹き飛ばされたデスチェイサーを見やった。ピクリとも動かない。 「ブラッドニキ!」 聖良が十六夜の元に駆け寄った。AKITOも警戒しつつも十六夜と頼朝の元に近づく。 「大丈夫?派手に蹴られてたけど」 「ああ…大丈夫だ。あれくらいの怪我なら、直ぐに治る」 「良かった…」 聖良はほっと胸を撫で下ろした。頼朝は、未だデスチェイサーに厳しい視線を向け、残心した。 「仕留めたかね?」 「どう、だろうな…」 AKITOもまた、銃口をデスチェイサーに向けたままだ。 「このタイプの敵とは初遭遇だ…恐らく人間なんだろうが…」 「人間?纏う気が邪悪すぎる。人間とは思えんぞ?」 「だが…奴は格闘技術を持って力を振るった…化け物は戦闘に技術を使わない…元々持つ膂力や魔力で十分な故に…」 「それもそうだが…じゃが、あの蛮力はどう説明する?」 「何らかの…超自然的な働きか?ともあれ…ライザーで精査でもしなければわからんだろう…」 AKITOはポーチからエスカドライザーを取り出し、デスチェイサーへと向ける。 するとエスカドライザーの画面には「精査開始」「進捗:6%」等の文字が浮かぶ。 「これでよし…あとはどうするか…」 「イヤーッ!」 仮面の戦士たちの間に、再び緊迫したアトモスフィアが満ちる。 先程まで微動だにしなかったデスチェイサーが、カラテシャウトと共に立ち上がったからだ! 「ググググ…やるではないか」 デスチェイサーは俯きつつ嗤った。その全身は爆発により所々が黒焦げとなり、切り落とされた両腕からは血が止めどなく流れていた。 致命的な傷だ。では、何故嗤うのか? 「どうやら、一気に殺さねばならんようだな」 デスチェイサーは顔を上げた。フードと眼帯は爆発により千切れ飛び、その下のフルフェイスメンポも口元以外が吹き飛び、素顔が露わとなっていた。 それは、男の顔であった。短い黒髪。虹彩が赤黒に光る右目。そして肥大化した黒と赤の異形の左目。 その顔を見、仮面の戦士たちは驚愕した。露わとなった男を彼らは知っていた!嘗て、共に狩場を駆けたことがあった故に! 「ブレイヴ…さん…だと!?」 AKITOは声を震わせた。他の3人は最早声すら出せぬほどに困惑していた。 先程まで自分たちを恐るべきカラテで持って殺さんとしていたのは、共通した知人であったからだ。 「馬鹿な…何があった…!?」 「ブレイヴ?この体の事か?」 デスチェイサーは無感動に呟いた。そして、切り落とされた腕の断面を虚空へと向ける。 すると、切り落とされた腕が宙を飛び、切断面同士がニチャリと生々しい音を立て衝突する。 そして、黒い風が切断面を覆うと、瞬く間に傷が塞がり、腕は元通りに修復された。ナムサン!何たる超自然的再生風景か! 「この体の持ち主は死んだわ!今ここに在りしは、只の死よ!」 デスチェイサーは両手を広げ、仰々しく仮面の戦士たちを嘲笑った。その言葉に、仮面の戦士たちは再び衝撃を受ける。 見知ったハンターの死。彼らにとってはこの世界において初めての体験であった。 「まさか…」 「アーチャー?」 聖良が怒りに肩を震わせる。十六夜は振り返理、聖良を見た。怒りに身を任せ、聖良が吼える。 「まさか、お前が!殺したのか!ブレイヴさんを!」 「・・・だとすれば?」 デスチェイサーはつまらなさそうに聖良に問うた。聖良はその様子に更に怒りを燃やす。 「絶対に、許さない!」 聖良は弓を再び構えようとした。 「ほう、許さない、か」 だが、デスチェイサーは既に聖良のワン・インチ距離! 聖良の主観時間が鈍化し、デスチェイサーが処刑カラテ奥義ジキ・ツキを放たんとする様をゆっくりと眺めた。 「それだけか!イヤーッ!」 「グワーッ!?」 聖良は目を見開いた。気が付けば自分は突き飛ばされていたからだ。傷は無い。無い?では先程の声は? 「アバッ・・・」 「ぶ、ブラッドニキ!?」 ナムサン・・・無残にも心臓をジキ・ツキで粉砕されたのは十六夜であった!彼は咄嗟に聖良を突き飛ばし、身代わりとなったのだ!ナムアミダブツ! 「こ、この…」 十六夜は力を振り絞り、デスチェイサーの腕を掴んだ。デスチェイサーはそれに一瞥せず、ただ淡々と、未だ形を留める骨爪で、喉元を掻き斬った。 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 「まずは、一人!」 デスチェイサーは邪悪な嗄れ声で嗤った。そして十六夜から腕を引き抜き、倒れかかった体を石ころめいて無造作に蹴り飛ばした。 十六夜の体は、呻き声すら上げずタタミ3枚ほどの距離までバウンドし、転がっていく。デスチェイサーは血に塗れた腕を掲げ、挑発した。 「さぁ、次は誰が死ぬ?」 「死ぬのは、テメェだ!」 後ろから声。白刃を煌めかせ迫るのは頼朝である!下段から斬り上げがデスチェイサーの背を襲う! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 デスチェイサーは咄嗟に側転回避を取る。 「貴様」 「避けるなよ、クソが」 デスチェイサーは素早く体勢を立て直し、頼朝と対峙した。視線をかち合わせ、デスチェイサーは訝しんだ。アトモスフィアが奇妙だ。 纏うそのアトモスフィアは先程よりも猛々しく、粗暴なそれへと変質している。最早別人と言っても過言ではなかった。 「まぁ、よい」 「よい、じゃねぇよスカしやがって!テメェのその態度」 頼朝は太刀を上段に構えた。殺意が白刃に流し込まれる。デスチェイサーもまたジュー・ジツの構え! 「気に食わねぇ!」 猟矢の如く、頼朝が駆ける!そして、先程よりも力強く、太刀が振り下ろされる! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 デスチェイサーは斜め後方に回転回避! おお、見よ!先程までデスチェイサーの居た地面が、斬撃の衝撃により砕け散る!何たる太刀の破損を顧みぬ恐るべき斬撃か! 「無手では不利」 デスチェイサーは即座に状況判断し、地面に落ちていたあるモノを掴んだ。死神はただ回避したのではない! おお、その手に掴むのは彼が折り取ったラージャンの角ではないか! 「イヤーッ!」 カラテシャウトと共に、手にした角が黒い超自然の風に包まれる!瞬く間に、角は音を立て変形し、無骨な刀の形を取った。 「これでよかろう。イヤーッ!」 「イヤーッ!」 骨刀を手にしたデスチェイサーは頼朝に斬りかかる。頼朝はそれを受け、一瞬鍔迫り合った。だが、静寂は一瞬。両者は嵐めいた斬撃を振るう! 「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」 「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」「イヤーッ!」 AKITOは軽弩を構え、デスチェイサーを狙う。だが、デスチェイサーは決してスコープサイトに捉えられぬ様、頼朝を盾にして立ち回っていた。 AKITOは軽く舌打ちをした。今の頼朝は、頼朝であって頼朝ではない。彼の中に潜む第2の人格“阿修羅”が表に出ているのだ。 “阿修羅”は猪突猛進な直情型の戦士である。そして今回の表出も、十六夜がやられたことに対する頼朝の怒りに呼応しての物だろう。 AKITOとの連携なぞ、取りようも無し! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 致死の刃の嵐が、頼朝…否、阿修羅…とデスチェイサーの間で吹き荒ぶ。その斬り結びは、傍から見れば互角であった。 だが、ハンター動体視力を持つ者ならば気付くであろう。デスチェイサーの骨刀に徐々に亀裂が走りだしていることに! 阿修羅の剛撃を骨刀が受け止めきれぬのだ! 「イヤーッ!」 「イヤーッ!」 CRAAAAAASH! 遂に、骨刀の亀裂が致命的となり、斬撃を受け止めた部分から真っ二つに圧し折れる! 「獲った!イヤーッ!」 阿修羅はデスチェイサーの命を狩らんと、素早く刃を返し、斜めに斬り上げる! 「イヤーッ!」 デスチェイサーは致命の刃を側転回避!だが再びの無手!リーチ上優位は阿修羅へと傾く!期は逃さんと、阿修羅が追撃する! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 「獲った!…グワーッ!」 阿修羅の剛撃が、遂にデスチェイサーの右腕を捉え、肩から両断する! だが、斬られ宙を舞う右腕が、まるで意志を持つかのように阿修羅の右頬を打ち据えた! そして同時に、懐まで潜り込んだデスチェイサーが太刀の柄を持つ右腕を、掴んだ! 「な、離しやがれ!」 「ああ、離してやろうぞ!イヤーッ!」 「グワーッ!?」 離すと同時に、左チョップと左膝蹴りが阿修羅の腕を挟み込み、骨を無残にも圧し折る!阿修羅は激痛に悶え、たたらを踏んだ。 斬られた右腕は素早く超自然の黒い風により再生する。そして素早く、ポン・パンチを鳩尾へと叩きこんだ! 「イヤーッ!」 「グワーッ!」 阿修羅はくの字に曲がり、壊れたブーメランめいて高速で回転しつつ吹き飛ぶ!そして思い出していただきたい! デスチェイサーはAKITOのスコープサイトに捉えられぬ様に、即ち阿修羅の背後に必ずAKITOがいるように立ち回っていたことを! 吹き飛んだ阿修羅が衝突するのは壁ではなく、AKITOだ! 「グワーッ!?」 「グワーッ!」 AKITOと阿修羅が衝突し、二人は転がり、倒れる! 「グッ…」 AKITOは俯けに倒れ、己の上に覆い被さった阿修羅を押し退けようとした。 だが、ポン・パンチの一撃を深く鳩尾で受けた衝撃により、阿修羅は気を失っている!気絶した人間は往時よりも重くのしかかる! 「ググググ…」 邪悪な嗄れ声で嗤いながら、デスチェイサーは未だ腰を抜かした聖良に近づく。 「次は貴様だ」 2度も切り裂かれ、己の血に塗れた右手で、聖良を指差す。 「あ、ああ…」 聖良は蛇に睨まれた蛙めいて、動くことも儘ならない。想像していただきたい。 もし、見知った友人が突如として異形の力を振るい、己を殺さんとしたならば。 その時果たして平静でいられる人はどれ程いるのだろうか。少なくとも聖良は、平静ではいられなかった。 「アーチャー…」 AKITOは呻く。デスチェイサーは無慈悲な死神の鎌めいて、チョップを天高く掲げた。聖良は震えた。震えながら、思わず言葉が零れる。 「ブレイヴさん。本当に死んじゃったのか…?」 「同じことを2度言わすでない」 そう返すデスチェイサーの目は喜悦に歪んでいた。そして、吐き捨てるように言った。 「儂は死!嵐の如き死よ!木端よ、消し飛べィ!イヤーッ!」 「アーチャー!」 デスチェイサーがチョップをギロチンめいて振り下ろす。AKITOは叫び、聖良は堅く目を瞑った。だが、一向にチョップは振ってこなかった。 思わず聖良は目を開けた。すると、おお、ナムサン!デスチェイサーのチョップを止めるかの如く、白いコロイド光が巻き付いているではないか! デスチェイサーは突然の事態に狼狽えた。 「何だ?これは!」 やがてコロイド光は形を成し、手を、腕を、足を、胴を、頭部を形作り、やがて人の形へと変化した。 コロイド光人型はデスチェイサーのチョップを抑えている方とは逆の腕を天に掲げた。 そして、そこから強烈な4つの光が迸り、仮面の戦士たちのライザーへと、注ぎ込まれた! 「これは…マスクドエナジー…?」 どうにか気絶した頼朝の下から這い出たAKITOはライザーを取り出す。光が収まると、ライザーが文字を出力した。 『デスチェイサーはマスクドエナジーの残滓に』『有象無象の怨霊が取りついた存在』『肉体は仮死状態』 『デスチェイサーを倒すには』『マスクドエナジーをブレイヴのソウルに照射すべし』『さすればエナジーの勝るソウルが邪悪に克つ』『健闘を祈る』 「マスクドエナジーを…注げと」 AKITOは己の成すべきを直ぐに判断した。立ち上がり、CQCを構える。デスチェイサーは、コロイド光人型の拘束を振りほどいた。 拘束が解かれると、人型はすぐに消滅した。 「何かは知らぬがコシャク…」 デスチェイサーはAKITOに対峙する。AKITOは毅然と宣言した。 「返して貰うぞ…その体を!」 「ほざけコワッパ!」 「ほざいてんのはそっちだ!」 唐突にデスチェイサーの後方より飛ぶ怒号!デスチェイサーが訝しむよりも先に、声の主はデスチェイサーに組み付き、羽交い絞めにした! 「イヤーッ!」 「グワーッ!お、オヌシ!?」 デスチェイサーが下手人の顔を見て驚いたのも無理はない!それは、先程殺したはずの十六夜であった! 「生憎俺は不死身なんでね」 十六夜がデスチェイサーを嘲笑う。十六夜は、過去のトラブルから不死の力を会得しており、心臓を潰した程度では死なないのだ! 「死んだフリして期を伺ってみれば、大当たりだ!リーダー、コイツにぶちかましてやれ!」 「ああ…!」 既にAKITOは走り出していた!その右手に瑠璃色の光を溢れんばかりに湛え、デスチェイサーへと突き出す! 「受け取れ…ブレイヴさん!」 デスチェイサーの胸元へとAKITOの右手が添えられ、瑠璃色の光が、マスクドエナジーが爆発的に輝きだす! 「何だ…これは!」 AKITOのマスクドエナジーに呼応し、聖良の、十六夜の、頼朝のマスクドエナジーも輝く出す!そして光は加速度的に拡散し、彼らの視界を塗りつぶした! ――――― 気が付けばデスチェイサーは、否。その中核たる悪霊は己自身の精神世界の中に己を見出していた。 周囲には、自身と共に彷徨っていた悪霊たちが魚群めいて渦を巻いている。 「何だ。一体何が」 悪霊は狼狽えた。先程まで順調だったはずだ。己が思うままに殺して、殺して、殺してきたはずだ。だと言うのに… 「馬鹿な。儂はまだ殺しておらんぞ。全てを!人を!獣を!龍を!」 「それがオヌシのエゴか」 「何?」 気が付けば、悪霊の目の前には誰かがいた。極彩の光に編まれた男が、ブレイヴがそこに居た。 「貴様、死んだはずだ!」 「死んではいない。貴様が生き長らえさせたのだ。俺の体を使うためにな」 淡々と言葉を述べ、ブレイヴは悪霊へと近づく。 「く、来るな!イヤーッ!」 悪霊は手を翳し、周囲の悪霊群をブレイヴに急襲させる!ブレイヴは焦らず、カラテを構えた。 「イヤーッ!」 「アバーッ!」「アバーッ!」「アバーッ!」 そして泰然とした構えで繰り出されたチョップが、大海を割る聖人の寓話めいて、悪霊群を真っ二つに引き裂く! 悪霊群は、引き裂かれた端から、消滅していく! 「おのれ…」 悪霊はジリジリと後退して呻いた。ブレイヴの目は真っ直ぐと悪霊を見据える。やがて両者は、ワン・インチ距離まで近づいた。 「オヌシらの憎悪。同情せぬわけではない」 ブレイヴはジュー・ジツを構えた。悪霊も構えようとした。だが、思うように体が動かぬ! 目の前の男に一時的に与えられた膨大なマスクドエナジーの力が、悪霊を苛む!そしてブレイヴは括目し、吼える! 「だが、私の目的の邪魔になるのなら…容赦はしない!砕くのみ!イヤーッ!」 「グワーッ!」 ブレイブのチョップ突きが悪霊の胸を貫き穿つ! 「イヤーッ!」 「アバーッ!」 素早く腕を引き抜き、更に唐竹チョップが左肩から右胴までを砕き斬る! 「馬鹿な…そんな馬鹿な…」 「成仏せよ…小蠅め!」 悪霊の末期の声を、ブレイヴは踏みにじるかのごとく罵倒する。悪霊は、注ぎ込まれたマスクドエナジーに耐え切れず膨張し、そして! 「サヨナラ!」 断末魔の声と共に爆発四散!こうして、死の嵐を吹かんとした名も無き怨念たちは、消滅した!ナムアミダブツ! 悪霊たちの残滓が黒い雪めいて精神世界に降り注いだ。やがて、それらは集合し、一握の闇となり、ブレイヴの手の内に収まった。 ブレイヴはそれを無感動に見つめ、やがて、握り潰した。潰された闇は、ブレイヴの手に溶けるように、消えていった。 ―――― 光が収まった数秒後、デスチェイサーのメンポが砕け散り、ブレイヴの顔が露わとなった。十六夜は万一に備え羽交い絞めを解かない。 「ブレイヴさん…?」 AKITOが声を掛ける。ブレイヴは俯いており、表情は窺えなかった。 「すまん」 ブレイヴは、短く謝罪した。そして、完全に気絶した。 十六夜は、ゆっくりとブレイヴの体を地面に横たわらせた。 「しかし、どうにかなったな」 「ああ…」 十六夜とAKITOは緊張の糸が切れたかのように座り込んだ。聖良は気を取り戻した頼朝を助け起こしていた。 これからどうなるのだろう。まさか馬鹿正直に話す訳にもいくまい。AKITOは今後のブレイヴの為の弁明を思案した。 だが、考えが纏まらず、空を見上げた。太陽が空の真上で輝いていた。 「まぁ…どうにかなるだろう」 疲労を吐き出すかのように、AKITOはぼんやりと呟いた。 ―――― だが、戦士たちは気付かなかった。仮面の戦士たちから500フィート程離れた木々に紛れし古い遺跡の柱の上、彼らを監視する影があったことを! 「何と、出鱈目な」 影は呟く。紅いローブに騎士めいた紅い装束を纏ったその影は生い茂る枝の位置を巧みに見切り、顔を見せぬようにしていた。 「しかし、あの死神…」 影は顎に手を当て思案する。 「あれ程の邪気と力。もしや我らの同類か?」 影は暫し沈黙思考する。やがて思考を終えると、影は大げさにローブを翻し、嗤った。 「もしそうだとするならば歓迎せねばな。だが、もしそうでないのなら…」 影は溶ける様に消え始めた。おお、何たる超常現象か! 「我ら“赤衣の男”達の害となる前に、消さねばな」 やがて影は完全に消失した。まるでそこに最初からいなかったかのように。 風が不気味に木々を揺らした。遠くない未来で訪れるであろう戦いを予見するかのように。
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2008年08月03日(日)Zepp Tokyo OPEN 17 00~ START 18 00~ GIRL POP FACTORY 08 セットリスト GAME(登場SE) エレクトロワールド (MC) ラブ・ザ・ワールド シークレット・シークレット 7th heaven (MC) スイート・ドーナッツ ポリリズム チョコレイト・ディスコ 【テクノポップユニット】Perfume 615【GPF報告会】より 72 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 22 49 19 ID t/N7jy+u ここ本スレ?もう…。 なんか荒れててわからんが、結構倖田さんで盛り上がってるパフュヲタいたよ(Tシャツorタオルで 判断)。 期待はしてなかったけど、アゲアゲナンバーは結構いいね。俺はリズムとってるだけだったけど、ダンサーも格好良かった。 こういうこと無ければa-nationとかまず行かないだろうから貴重な体験でした。 もっさんも二曲目まで二階張り出しで見てた。その少し先にmisonoが。正直妹の方がかわいい…つーか好きなだけですが。 もっさんはバラードになった3曲目で退却。 75 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 22 50 ID yBosRG2s セトリを見て思ったのだがBcLは夏フェスでやらなそうだな やらなくてもセトリが組めるまで持ち歌が充実したってのが感慨深いけど 110 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 22 56 37 ID VM21aeHd 途中で帰るのに批判が多いみたいだけど、今回はちょっと事情が違うと思う。 GPFから帰着。 でもPerfumeは見てこなかった。 運営が非道すぎる。一アーがおわるたび、インタビュー収録待ち10分。 その間客はライブ会場でその収録の模様を無音のモニターでみながら 立ち尽くすのみ。その場でしゃがみこむ人多数。 別アーの公演中に収録するとか、方法はあると思うんだが… 安いんだから我慢しろってことなのかね?ライブエキストラみたいなもの? Perfumeが終わって帰るのは不義理だと思ったので、ハルカリのインタビュー 収録中に退出。気分も萎えたし足も腰も限界。 刀剣待ちいたんなら入れ替わってくりゃよかった。すまん。 123 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 22 59 ID dPv+Ha0Z 110 Perfume見る気力も無いくらい消耗させられたのか やっぱり運営に原因があるな 124 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 22 59 ID 0M3Un5Nd 警官がいたって話はどうなったんだ? 知ってる人plz 128 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 01 25 ID CqNayFXH 110 GPFはいつもそうだよ。むしろ俺が行ったときは会場モニターすらなかった。 機材の搬入出に10分程度は要するからそこは仕方ないと思うが。 132 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 03 16 ID /9ZTRIwb パフュの衣裳は新作。 全員細かい花柄?のトップスに緑のワンポイント。 あ~ちゃんはワンピースで肩紐がグリーン。 かしゆかはノースリーブのワンピで首にグリーンの紐。 のっちは短いトップスにグリーンのショートパンツ。 あ~とのちは右腕にタトゥーあり。 たぶんこんな感じだったと思う。 159 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 08 ID t/N7jy+u GPFに限らず本家?FACTORYもこんなもんでしょ。俺も他の人の演奏中にインタビューやるもんだと思ってたが…。 あとどうせモニターに映すなら音も出せばいいのに、と思ったよ。 警察沙汰は知らないけど、脱出後隣の倖田ファンの電話が耳に入った。 しょこヲタがなんか暴れて女子を殴ったらしい。グーで。 で、その子が係員を呼んで…強制退場されたかは知らん。 パフュヲタといきものヲタは前を譲ってくれたとかで評判良かったよ。 167 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 11 ID RrlaL0rJ シールでタトゥーはちょっとイタイな・・・ そんな子たちじゃないと思ってたんだが 178 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 14 38 ID lSVn8TSM フェス行けないけど代わりにGPFだけでも参加してよかった。 セトリはGAMEイントロ、エレワ、シクレ、ラブワ、水道夏、セブンス、ポリ 散々既出だろうけどw パフュ終わったら結構な人数が帰って驚いたけど、一応倖田さんまで見てきた。 単純比較するのもなんだけど、GAMEみたいな激しい照明・ダンスで 思ったより格好良く、かつノリノリで最後には一緒にタオル振り回してました。 あと胸がけしからん。 187 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 16 ID /9ZTRIwb タトゥーって言っても強面のにーちゃんがやってるようなのじゃなく、5cmくらいのポップなイラストだったよ。 それが何かまでは最前だったが見えなかった。 193 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 17 11 ID t/N7jy+u 倖田さんは中程後ろで見たが、パフュの時ああやって俯瞰(じゃないけど)で見たかった気もする。 でもZeppで一番前の方で見れたんで、それはそれで良かった。 時々見掛ける横に暴れるあ~ちゃんヲタうざい。 レポらしいのを少し。 水道夏は5年前のGPFの話をしてから。 あ~ちゃんが「3年前、4年前、5年前…2年前?に出たんですけど、その時は事務所の先輩と一緒にでした。」みたいな。 BOYSTYLEとBuzyの名前もチラッと出ました。「あの時はヤリ逃げでした。」がまたw 214 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 21 04 ID 2I4SMdZJ あ~ちゃんは水道夏が始まったあたりから目潤んでたね あとあ~ちゃんMCの時にステージ脇にハケてたけど あれは何があったんだろうか 250 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/03(日) 23 28 05 ID eDlo0vqe 最前ブロックにいたオイラから! Perfumeの公演終わったら、「倖田ファンの方、入れ替わりましょう。」 って声かけてるパフュファンが結構いたよ。 それに、Perfumeであれだけ盛り上がって、倖田を待つなんて無理。 ドリンクは長蛇の列になったし、けっこうの人数がロビーで死んでたよww フェスは知らないアーを見つける喜びもあるけど、基本は興味無いなら トイレ行ったり 飯食ったり 帰ったりするもんだろ。 何故、マナーが悪いって叩くのか判らん。 倖田ファンはホールしか知らないんじゃない? 荷物抱えてる女子が結構いたし、ハルカリの時のモッシュ見て 笑ってる倖田ファンもいた。GAMEの音圧にビビ子もいたし・・・ 1曲目のエレワ終了後がカオスだった。あちこちで倒れる倖田ファン続出。 オイラの後ろの子も座り込んでた。 パフュファンが、あ~ちゃんのMC無視してスタッフを大声で呼んでくれてたよ。 でも、あちこちからスタッフを呼ぶ声がww あ~ちゃんも異常に気づいてフォローしてたみたいだし。 あと、、Perfumeの時のモッシュに切れて周りに体当たりかましだしたニヤケ顔 のキモイ倖田ファン(男)は痛すぎ。パフュファンに掴み掛かられてスゴスゴ 引っ込んでたけど。大体、あんな前で地蔵ってww 269 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/03(日) 23 32 13 ID hP2g+OeZ ラストのPerfume伝家の宝刀 「ポリ →チョコ」メドレーでは、 コウダ組Tのお姉ちゃんですら飛んでたよ 271 名前: ◆Ln46so437k [sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 32 35 ID gVhGquQy locksねとらじです。レポなので鳥つけることをお許しください 自分がは整理番号が若かったので前から2列目で見てました セトリは前述の通りです リベンジの水道夏がすごく嬉しかったです 途中で涙ぐむあ~ちゃんを心のなかで頑張れ頑張れ言ってました タトゥーシールは3人とも右腕にしてました あ~ちゃんが蝶、かしゆかが薔薇?、のっちは犬に見えました いつものメンツで終わった後話をしましたが、自分を含めみな大満足でした 昨日のRIJは行けませんでしたが、今日は行けて本当によかったです 駄文、長文失礼しました 324 名前: ◆Ln46so437k [sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 40 51 ID gVhGquQy のっちのタトゥーシールの犬はブルドッグに見えました 腕といってものっちだけ上腕ニ等筋でした かしゆかのくびは自分は見えませんでした GAMEで3人が出てくるようになったのは、美浜でGAMEを流したとき、 思いの外盛り上がったから3人が出るように変えたんだと今日思いました 盛り上がり度が俄然変わりますしね 336 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 45 10 ID F1s/A2EK GPFから帰ってきました。 後ろの一段上がったところで見てたので、よく見えたけど、細かい ところ、タトゥーとかは気づかなかった。あと、あ~ちゃんは水道 夏の時に既に泣いてたの?全曲終わって最後のMCで、「泣きそうに なりました」といって泣き出すあ~ちゃん。代わりに話したのっちの 「感無量です!」に感無量でした。 最初は水道夏はファンサービスかなと思ってみてたんだけど相当本人 達も思い入れがあったんだな。 というわけで早いけど次のスレタイはこれでお願い。 【テクノポップユニット】Perfume 616【感無量です!】 341 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 46 55 ID sYUGtZpj 帰還 とりあえず問題のタトゥーは三人ともしてたよ メイクの人かスタイリストが衣装の柄に合わせて乗りで書いたペイントって感じだけど 白黒赤の三色でたぶん花 のっちは二の腕、あ~ちゃんはそのちょっと下、かしゆかは手首と少しずつ位置が下がっていく かっしー今日もしかして元気なかったかも 倒れてる人に気付いた場面もあったしテンション落ちちゃったのかも ポリで後ろのやつがクラウドサーフ、あとその後も失神して運ばれてく女の子いた 342 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 47 02 ID V5WiQ4IS 今帰還。 リベンジ水道夏、改めて楽曲、振り付け共にシャープで無駄が無い名曲だと感じました。 心の扉の鍵を三人に開けられた気分、そこから極限の興奮を味わう。 すごかった・・・ 343 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 47 ID axuOJb3/ 336 当時は余り好きでなかったあの歌が、 いまでは思いでいっぱい、大好きな曲に変ったんだね。 352 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 48 ID +15ZQsD/ 家まで帰還。流れ読まずに記念かきこ あ~ちゃん、水道夏のとこで、「5年前は、何にもわからず連れて こられる感じでお台場までやってきた。送迎バスにのってけてもらえた のがとっても嬉しかった」みたいなこと言ってたね なんか自分もうるっときたが、あのテクノパウク的マシンガン サウンドが始まるとそれどころでなかったw 354 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 48 ID eDlo0vqe あと、運営がクソだったね。 後ろはモニタがあったらしいけど、前は圧縮の中をボーッと待つだけの地獄ww 司会の由美は、インタビューでいなくなってたのか 誰も場を繋ぐやつがいない状況だよ。 インタビュー収録するなら、音付きでちゃんとオイラたちにも見せてくれ!! 355 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 49 ID hP2g+OeZ あ~ちゃんが泣き出すと、「のっちトーク」が冴える事が判った。 エレワー後のあ~ちゃんが汗拭きに?舞台袖に掃けた時、 場繋ぎの「のっちトーク」は別モノだった。 356 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 49 ID dPv+Ha0Z 336 最初は「気持ち悪い曲」とまで言ってたのに・・いい話だなあ 美しきかなPerfume 357 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 49 ID UXXr4rWn 343 あ、涙が 確かにある程度年が行かないと分かんない部分あるしね… インディ曲はなかなかセットリストにはまりにくいかも知れないけど これからも歌い続けてほしい 360 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 49 34 ID oyGJ8lza そういえばパフュファンの人が、 始まる前にコールの仕方についてコウダファン3人組に話してた 「ksykのコールは、『ゆかちゃーん!』って言わないとだめ」とか言ってた ドン引きしてたけどw 俺も、「コールやる曲は来ないだろ」と内心思っていたんだが、 まさかの水道夏 その瞬間のどよめきは凄かった 361 名前: ◆Ln46so437k [sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 49 57 ID gVhGquQy やっばりのっちの犬はネタっぽくなりましたね…違ってほしい あと最後にのっちはダッシュではけました これから高速バスで地元に帰ります 電池が厳しいのでレポもこれで最後にしますね、興奮しすぎでgdgdでごめんなさい 明日のlocksねとらじはお休みします、ごめんなさい Perfume最高! 377 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 51 55 ID B1YtMClI GPFから帰宅した俺が断片レポ まだスレ追ってないので既出もあるかも A1500番台で一番前の扉から入場、しょこたん開始時の圧縮で中央やや右7列目くらいに流される。 パフュライブは6回ほど経験してるが、前代未聞の激しさだったと思う。プチ将棋倒しになってた。 最初のMCで、右最前扉付近で「人が倒れた」との声があがる。この付近は一時騒然としてた。 あ~ちゃんはしばらく気づかずMCを続けるが、やがて気づき「自分の健康は自分で気をつけなけりゃいかん」みたいなこと言ってたと思う。 ちなみに書いておくと、この直前にYUMIが「気分悪い人は手挙げて言って下さい」みたいなことを言ってた。 RIJでのっちがやってたエレワの最初のサビ前の煽りはなかった。 パフュ開始前のBGMがcapsuleのReality あ~ちゃんとksykの胸元がヤバフィス 388 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 54 44 ID 8mmbjJlu GPF、いろんなアーティストが見られて楽しかった。 倖田さんもさすがにパフォーマンスはすばらしかった。けど、 一部の倖田さんのファンがちょっと・・・聞こえてないつもりなんだろうけど、 「もういいよ(もう出ないで)」とか、MCの最中に「バイバイ」とか、 ライブを壊すような発言は後でしてほしかったな。まあ明日はわが身だ。 自分もほかのファンに不快な気持ちを与えることはしないようにと再確認をする いい機会にはなったけどね。 390 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/03(日) 23 54 51 ID 2i13/SXQ 警察沙汰のレポート。 しょこたんの二曲目途中で、女の子数人が 「おまえなぐったろ」と太ったオタに怒声を揚げてた。 途中でスタッフが中に入って、そいつをなだめすかし、というか もう一人の強面スタッフがそいつを柵の外から 強烈に押し込み戦意を喪失させた感じ。 テルマの後、近くにいた幸田ファンの子にスタッフが 「話を聞いてもいいですか?」と問うも、その子が口ごもっていたので 「ライブの後にしてあげたらいいんじゃないですか?」と助け舟を 出してやったら、それが通って、その子に感謝された。 一日一善だぜ、とおもったら余裕が出て、後ろにいた いきものファンの背が小さい女の子二人に、隣の紳士とともに 最前を譲ってあげた。帰りは幸田ファンの子に譲って 解散。 400 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/03(日) 23 57 ID R838CyRS 今帰宅 読まずに書き込み。 Perfumeは当然として、青山テルマとHALCALIがよかった。 まさかの水道夏にやられまくりました。 HALCALIは終わった後見に来てポリリズムの振りをやっていたのは既出ですか? そうですか。 405 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 00 ID E0Gqfyyq 377 やがて気づき これは、周りの人がステージに向かって"スタッフ呼んでー"と合図して たから。最初、下を指差してる手がその周りでいっぱい上がってて後ろ で見てて何かと思いました。 466 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 11 ID lw4XEshp 幸田さんファンは見た目、基本ギャル&ギャル男だったし 口悪いのは覚悟してたけど 帰り際ロッカーで「Perfume長すぎマジ氏ねって思った」とかいってたのはちょっと引いた けどPerfumeみにきたののなかにも、待ち時間中に (終電の都合があるらしく)ハルカリとかいきものとかどうでもいいとか早く終われとか 大声でまくし立ってる見苦しいのがいた、更にこの森三中風の女性は口臭も加わってホント参った Perfume観るのはどうも初めてのようだったけど こういう参入組にPerfumeが築いてきたものが踏みにじられるのかと思うと 本当に悲しかった 482 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 15 12 ID u+4JQvmI GPFから帰還、2F組でした。流れ読まずに個人的な感想です。 女性受け悪い?って誰が言ったの、少なくとも2Fでは女の子からの声援多く、 評判すごくよかった。信じられないくらいかわいい!!という声が聞こえてきましたよ。 また振り付けコピーしている女性も多数、座りながらとはいえ、LTWの振り付けを 多くの女性がまねしていました。チョコの振り付け完璧な女性もいました。 パフューム現象という言葉では表現できない感じ、2Fなのでよくわかるのですが、 パフュームのときだけ2Fは異次元でした。関係者も一番多く集まってきてました。 テクノ、JPOP、アイドル、なんかすべてを超越した存在感でした。 RIJ,GPFと連チャンでしたが、この夏のフェスが終わったらPerfumeはどんだけ 成長するんだろうと怖くなりましたよ。 のっちの上腕二等筋には笑わせていただきました、なんで犬?www あ~ちゃんまた涙目でした(双眼鏡で確認ww) 余談ですがチリハゲさんらしきご一行2Fで確認。 それと、sakusakuのヴィンセント?人形持ってるお兄さんいたけど中の人かな? とりあえず思いついたことだけ。 494 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 18 36 ID vzObfJtZ やっと帰ってこれたw てか倖田さんもよかったよ タオル振り回したし 個人的にはセブンスが良かった あいかわらず盛り上がりが半端じゃなかったw あと、たぶんかしゆかはタトゥーシール、手の甲の下(ちょうど手首の 後ろくらい)にしてなかった? 495 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 18 37 ID 74oVRz63 流れ読まずにレポ。 ラジバンダリーをaikoやカエラがとりあげているというMCで、 誰かが「あ~ちゃんがはしりだよ」と言っていた。 それをあ~ちゃんがパシリと聞き間違えてた。 あと、明日めざましでとりあげるっぽいです。ソースはTVカメラにあったメモ。 499 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 19 22 ID fu+UkKKc それでは、よしなしごとをそこはかとなく。 今日の衣装はまたもやおニュ~。 基本的なかたちのイメージは、GAMEつあー公演中盤の白っぽい衣装。 袖口や襟元、裾に黒?とエメラルドグリーンの縁取り。 登場時の出囃子GAMEは、曲の終わりを使って四つ打ちにのせて 「ヘイ! ヘイ!」と拳を突き上げつつ登場し、配置に付いて曲が終わるまでの幾フレーズかは振り付けが入った。 そこからエレクトロワールドへ・・・という流れ。 ご希望なら続く。 532 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 24 ID AnUgoA2T 511 えと、Perfumeのときは盛り上がりたいPerfumeファンとライブを知らない荷物持ってるような幸田ファンが前方にいて その最悪な状況でダイブ(クラウドサーフ)が出てしまって悲惨だったらしい あと、ライブ中に失神して運び出される人もちらほらいたからって 542 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 25 ID 7fXkn7+b GPF帰還 タトゥーのペイントは3人とも右腕でした。 のっち:上腕 あ~ちゃん:ヒジ かしゆか:手首(外側) のっちのはアルファベット3文字に見えてたんだけどな・・・ GPFでもないし、PFMでもないし・・・と思ってたら犬か~い。 9月放送時のキャプでみることにします・・・ 553 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 27 ID lw4XEshp 473 Perfumeは最前の興奮の坩堝にいたからほとんど覚えてないw 脱出して中盤で見た幸田さんの時の音はものすごくでかい上に ハウったり割れたりとんでもなかった これがエイベックスクオリティなのかしら 浜崎が耳悪くなったのもなんか理解できる 幸田さんのは四つ打ちのハウスのが良かったオートチューンまで使ってまさに今風な あとあの人の声は天然オートチューン入ってるみたく聞こえた これも音出しのクオリティの問題かもしれないが パフォーマンス全体としては男女ダンサーがたくさん出てきて 笑顔で踊りまくってるのがよかった、谷間よりこっち凝視してた あの人数で大男のダンサーが数人いると見慣れたステージが狭く見えた あと幸田さんの妹は外人みたいでなんか異様なオーラあった テレビで見るダイエットタレントの雰囲気ではなかった ちゃあぽんは来てなかったのかしら 564 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 29 ID zGacn9un しかしクラウドサーフて・・・ 今日の面子でやったら、どう考えても、 やる方もやられた方もケガするだろうに・・・ 577 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 32 01 ID 167A7tEU 214 あとあ~ちゃんMCの時にステージ脇にハケてたけど あれは何があったんだろうか なんか落として、床を探すようなしぐさをしていて、 それからステージ右に消えて、今度はステージを横切って ステージ左に消えて、、、、 その間、のっちがなれないMCをやっていて、 「こんな話でいいでしょうか?」って聞いていた。 多分、何か落としたんだと思う。コンタクトとかじゃないようだけど、、 終わってから、スタッフの男の人があ~ちゃんの居たあたり (そのとき、あ~ちゃんは向かって左に居た) を探していた。もう一人女性のスタッフが何かを見つけて拾っていた。 なんだったんでしょうね。 前のほうの人わかりましたか? 596 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 00 35 02 ID FdXBzaEq GPF08感想~アーティスト編~ ■しょこたん 盛り上がった。まるで人形のような造形美というかかわいさだった。 インタビューあと2階からはけるときに、 観客に向かって「ドッギャーーン!!」のポーズを取った時は、好感度さらに上がった。 ■青山テルマ 実物かわいいなーと思った。客の盛り上げ方もうまい。 (過剰に煽るわけじゃないのに、歌でだんだん客をのせてたと思う) ■いきものがたり きよえかわいい。戸田恵梨香的かわいさ。アコースティックはいい選択だったと思う。 あのジャングル地帯に、清涼な風をはこんでくれた。 曲の選択も含めてあの時間だけ、夏の夕暮れ、夕涼みのようだった。 ■ハルカリ 堂本兄弟でしか知らなかったけど、うーんスタイルいい!そしてかわいい! 評価変わった。あんなアクティブに動くんだね。個人的に一番の収穫。 オーディエンスの煽りはダントツでうまいと思った。 曲知らなかったけど、盛り上がり、リズムに乗り、楽しかった。 ■Perfume 3人とも美しい。かわいい。てかあ~ちゃんが美しすぎる。 GAMEイントロ~エレクトロから、音圧も含めボルテージ上がった。 この時点で耳鳴りで音も割れてたけど、楽しかった。 観客が倒れた騒動時も、(アーティストではなくスタッフが対応すべきことだと思うけど) あ~ちゃんどうにか処理できてた、、、と思う。 MCは、他アーティストのことに触れるべきではなかったと思う。 「Perfumeが一番だー!!」ってKYファンの声は、正直他ファンはいい気がしなかったはず。 3人がお辞儀をするたび、「胸見えそーだー、だめだー!」とハラハラしてた。 ■幸田來未 さすがと思った。アンコール前の2曲、カッコイイー!楽しい。これは見てよかった。 あとおっぱい。これも見てよかった。 607 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/04(月) 00 38 23 ID FdXBzaEq GPF08感想~オーディエンス編~ ちなみに自分は、最前エリア、前から2番目のバーに寄りかかって観覧。 ■しょこたん 最初の圧縮で、女の子を殴った奴がいて、場に戦慄が走った。 むりやり突っ込んで飛び跳ねてた男3人組とか、絶対誰のファンでもねーだろ。 モッシュやりたいだけの人種。場の4分の一が女の子ということもあり、 そういう人間は、軽蔑され浮いてた(そしてしばらくして退散)と思う。 ■青山テルマ 盛り上がり、リズムにのり、圧縮もなく、場は一番安定してた。 いきものがたり 動かなきゃ動かないで、疲れ始めてたけど。周りを気にせず、曲に集中できたのはよかった。 ■ハルカリ ここで耳鳴りがハンパなくなった。 たぶん自分と同じで、ちゃんと曲聴くの初めての人多かったと思うけど、 みんな楽しんでた。手を振ったり、コール&レスポンスとか、多くの人 がやってたけど、圧縮もひどくなく、いい盛り上がり。 これはほんとハルカリの力量だと思う。 ■Perfume 汗だくすぎ。ダークグリーンのツアーTシャツ、黒いタオルばかり。 見た目ワンフェスの客とかぶりすぎ。 圧縮があるのは予想できたが、予想以上に酷い、強引なものだった。女の子押しのけてまで行くなと。 男が、飛び跳ねる、汗跳ねる。あとすっぱいw 女の子みんなタオルで鼻を塞いでたぞ…。 幸田ファンの女の子が「最悪」言ってたけど、ほんと最悪なの多すぎ。 なんかGAMEツアーがウソのような、紳士のいないオーディエンスだった。 隣のぶつかってる女の子が見えてない、拳を突き上げてる汗だくが多かった。 ■幸田來未 盛り上がってたな。Perfume終わりでゴソっと人が減ったけど、 そのぶん幸田ファンが特攻してきたので、PAまで後退した。 男女比がバランス取れてたのと、すっぱいのはいなかった。 圧縮はこっちもひどかった。 626 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 42 ID By+FVZG3 557 とりあえず帰還。足痛ぇ。待ち合わせて6時間立ちっぱって、警備員じゃねえんだから・・・ なんつーか進行に重大な欠陥がある。 アーティストが1人披露終わる → 即インタビューとるために2Fのどっかで由美とそのアーティストがトーク → 終わってから由美が降りてきてMC → 次のアーティストへ って流れ。 そこらへんはスケジュールあいてるなら亜美連れてきて、どちらか片方を別室トーク係にするか、 空いてない(あるいは予算の都合上×)なら、お茶ひいてるフジの女子アナ連れてくりゃ同時進行できるじゃん、と思った。 バンドで楽器総入れ替えでもないのに15分も20分もそのたび待たされちゃ敵わない。 HALCALI の紹介のとき、一部キレたヤツに「おせーよ」って罵声浴びせられてたのが 由美にはちょっと気の毒。さすがに場慣れしてて「女の子たち大丈夫?」って流してたけどw 677 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 54 ID vzObfJtZ 625 荷物もってたりサンダルで来てた子結構いたからね。 でも前の方で頑張って跳ねながら盛り上がってる女の子もいたよ たぶんパフュファンだっただろうけど。他の女の子とかは 初めてのモッシュでびびった子結構いたんじゃない? 698 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 57 ID 61MLhW6s 見た目コウダさんファンだと思ってた女の子が大声で「早くパフュみたいんだけどー!」って言ってて なんか俺が恥ずかしかった…さらに好きなメンバーの名前まで大声で言うのやめてくれよ 704 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 58 ID ewvD8TTt 帰還 ざっと見だがレポは一通り出た感じ? ツアーで見れなかった水道夏はかなり燃えたがあ~ちゃんのターンが無くて残念だった。 終わってから存分に叫んでやったぜあ~ちゃん。 同じパフュファンの雄からあからさまな肘鉄を喰らったのは悲しかった。 最前ブロックはそれなりに圧縮はあったがワンマンや対バンの比じゃない。 みんな少しは気を使っていたと思われる。なのに・・・ 707 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 00 59 ID 2cFNoHkn あ~ちゃんはMC途中で下探したり、下手引っ込んで何やら調整していた。 のっちはチョコでイヤーモニターをブランブランさせながら踊ってた かしゆかには目線で殺された 717 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 01 ID By+FVZG3 676 殴った事件はどこであったか知らないが、オイラ前から2段目のブロックの左端(スピーカー前位)にいたけど、 まずしょこたんのファン2~3人の突進に流されてセンターより左寄りまで持ってかれたな。 「パフュヲタも掛け声協力してくれるといいんだけど・・・」みたいなこと言ってたの聞こえたから まあできる限り声出してみようかいと思ったけど、 3曲中1曲知らなくて、残りが出たばっかの新曲と9月予定の新曲ってコトで、 まったくタイミングがつかめずじまいだった。 終わったら早々引き上げるの見て「お疲れ~」って声かけたら、「どもー」って返ってきた。 721 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 03 ID yM0uasjL ただいま。 しょこたん、始めの曲はどっかで聞いたことあったんでノル。楽しい。 しかしせっかくのステージで帽子は残念とオモタ。 テルマ、シングル曲だけでお茶を濁すと思ってたがダンサンブルな曲で登場。 すげー上手くて度肝を抜かれた。嬉しい誤算。踊れた。楽しい。 糞長い待ち時間の後、いきもの。 事前にチェックでイカ天時代に履いて捨てるほどいたようなバンドだと思ったが、 印象変わらず退屈。手すりに持たれて寝る。立ちっぱなしで足が痛い事しか印象に残らず。 会場冷えまくり。 ハルカリ、冷え切った会場を暖めるのに最初苦労したようだったが楽しいパフォーマンス。 昔の曲もやってくれて楽しかった。ラスト飛びまくって会場がまた暖まった。 ユカリちゃんかわええ。 パフュ、会場前方が危険な状況に。遂にぶっ倒れた人がいたようでMC一時中断。 選曲もパフォーマンスも素晴らしかった。衣装も恐ろしくカワイイ。 水道夏ではあ~ちゃんを見ててもらい泣きしました。 コウダ、ここで前方の観客が退散、コウダ目当ての観客とチェンジ。 オバチャンみたいな濁声でビビる。3曲目でギブアップ。ビール飲みながらモニター眺める。 アルコール回って楽しくなってきたんで会場の後ろに再入場。 後半の盛り上げ方はさすが。楽しめました。 とにかく仕切りが最悪で待ち時間には辟易したけど、 パフュのライブ45分でぶっ飛びました。 大満足。 726 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 04 38 ID HC8mDMgG Tシャツ販売(開場後は中で) 真ん中ピンクはショコタソファン。右にパフュファン。 当日券の列。疲れて寝てる子もいたんだが・・・。 タオルと、ペットボトルの飲み物を選択するともらえるホルダー。 734 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 07 10 ID kkEGsbPa 31歳のおじさん、初Perfume、初ライブ。 どのアーティストもとてもよかった。 以前ここの書き込みにあった通り、 Perfumeはライブに行って初めて完成されるね。 こんなに楽しかったの久しぶりでした。 武道館2日共行きたくなったよ。 4時間以上立ちっ放しは腰に来た。運営しっかりしろ。 感想文ですまん。 736 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 08 ID f/TsBq3+ 帰還しました。 ともかく運営が糞すぎた。 セッティングの待ちなら我慢できるが、インタビュー収録のための待ちは酷すぎる。 何の説明もないし、確かに安いチケ代だが客を馬鹿にしすぎだろ。 来年もこの形でやるなら無料にすべきだろ。 742 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 09 ID yaZ2Q0DO まあ、GAMEツアーでも殴っただのどついだだのいろいろあったし、ファンの数がだんだんと増えれば 不心得者も勘違い野郎(たまに女郎もだが)も出現するだろうよ ましてや、PerfumeファンなんてGAMEやらltwやらでどんなのがどんだけ増えてんだかぜんぜん判らんようになってるし・・・・ 全員が紳士淑女であり続けられる訳でもないし、そもそも紳士じゃない人は昔からいた 760 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 12 ID l41N+DLl 青山テルマは歌うまい、いきものの歌声には 心が洗われた、ってのが収穫。 Bの最後の方の番号だったけど、結構前の方で 見られました。 MCで あ~:(誰か倒れたのを知って)無理せんと 隣の人に言うんよ。東京も悪い人ばっかりじゃ ないけん(?) と言っていたのがおかしかった。 766 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 13 ID fhiVCym8 対バン、RIJ、GPFとクラウドサーフが起こってるんだね。今後もそういう 激しいライブだと思ってないとだね。司会の吉村は明らかにパフュのライブの ノリに呆れてたけど。 キレ口調で「一言いいですか。何度も言ってるけどみんな一歩下がって下さい」 って。サマソニでも当然クラウドサーフする奴いるだろな~ 798 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/04(月) 01 19 27 ID F9UqzKFR GPF08感想 ■しょこたん 声があまりに甲高くてまいった。 かわいいのに帽子はもったいない。選曲も?もっとかわいい曲調の方がいい気がする。 ■青山テルマ 想像以上にうまい。トークはなんだかそこいらのお姉ちゃんっぽかったが、結構もりあがった。 ■いきものがたり アコースティック、良かったと思う。きよえ、声いいね。顔はカエルっぽかったけど。 ブルーバードは聞きたかった。 ■ハルカリ ステージいっぱいに使って、ライブ慣れしている感じ。 ちょっとアウェー?な状況にも盛り上げていた。 これは本当に収穫。もっと聴きたい、観たい。 ■Perfume 最初は少しステージを狭く使っていたような。 シクシクあたりからは本当によかった。 水道夏と天使の涙はいい思い出。 ■倖田來未 (終電の時間のため無念の帰宅) ■全般 インタビューの間の待ちは確かにきつかった。 音声流してくれてれば、こんなことなかったのに。 入場も手際が悪すぎる。わざわざ道路そばで並ばされた意味があったのか。 音が悪すぎる。Hot Stuff 30th Anniversaryのときよりさらに酷い。 箱のせいなの? 809 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 22 53 ID SAQoaXl6 帰還しました 感想を少しだけ どのアーもすごく楽しかったけど、個人的にはHALCALIが良かった。 Perfumeは散々レポされてるのでMCの印象だけ。 Perfume前の4組は「GIRL POP FACTORY」に来てる「みんな」に 楽しんでもらえるようなMCをしてたんだけど Perfumeはパフュヲタに向けてMCをしている印象を受けた。(ラジバンダリとか) ここで幸田ファンや他アーファンに向けての気遣いなどを少し見せるだけで 違うんじゃないかと思った。 810 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/04(月) 01 22 53 ID 1eoTxWDv 初めて最前ブロックにいきました。 始まる前からじょじょにすし詰め状態。 しょこたんの時からかなりもりあがり。その後も徐々にオシクラ饅頭。 こんなライブ来るんじゃなかったとぐちりながら離脱する他あーのファン続出 そんな中クーちゃんクーちゃんと喜びながら前方に突進するたちの悪い倖田ファン達 ハルカリで会場盛り上がり痛い痛いと悲鳴をあげる倖田ファン達ざまあみろ Perfumeですごいモッシュそれに切れた倖田ファンのヤンキー パフェオタにつかみかかるがパフェオタの数に押されてもみくちゃ 諦めて彼女のガードに専念 モッシュは激しくなり気分が悪くなり倒れる倖田ファン続出 まったく気にせず3人はライブを続行 いつものようにラジバンダリーではしゃぐあ~ちゃん 今日のライブは最高ですとのっち こいつら何言ってんだとぐちる倖田ファン Perfumeが終わり倖田ファンに場所を譲ってすし詰め解消 Perfumeのファンマナー悪すぎPerfume死ねばいいのにと ライブのノリがひど過ぎたのか場所を譲ってもらったのにぐちる倖田ファン達 歯には歯をでマナーの悪いファンのアーチストを2組入れたことで 均衡がとれ今回のGPFは大成功。 今日の結論 しょこたんとPerfumeはファンのノリががかなり被っていた 819 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 24 ID ojnqJlUI 2階の関係者の席でちゃあぽん確認 そのとなりは、もしかしたらお母様? おか~さん、娘さんを僕に・・・(ry 823 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 26 ID yM0uasjL 俺の場所(前から3ブロック目くらい)からは最高だったんだけど、 いろいろあったみたいね。 女の子も多そうだし最前付近は気をつけろってこのスレでは何度も言ってたんだけどな。 あれは一度経験しなきゃわからないんだろうけど 少なくとも俺は楽しくはないスペースだよ。 825 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 27 23 ID PNAYptrN HALCALIは初めて見たけど、すごくよかった。 期待してなかったけどさすがに倖田來未も良かった。 Perfumeは、のっちがキレキレでセットリストも良かった。 でもPerufmeオタは最悪だった。 俺知り合いの女の子数人と行ったんだけど、Perfumeオタの野次と周りを顧みず体当たり的に突っ込んでくるのにはもううんざりだった。 腕まで汗びっしょりなのに汗拭かないし、臭いし。 連れの女子はオタ度が高くて、盛り上がるというよりも結構引いてたし、Perfumeファンの俺は終始苦笑い。 頼むからPerfumeオタは風呂入って汗拭いてちょっとでいいからお洒落して、周りに気遣いしてくれ 武道館が心配だよ 831 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 28 11 ID gpuxa4yH ラジバンダリとかやばくな~いは RIJで会場のほとんどがポカンだったからか 今日はのっちがマイク通してレスの部分を一緒に言ってた。 のっち良い子だ。 835 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 29 50 ID lw4XEshp 痛T買えたのでイラスト詳細うp やっぱりのっち犬? B700番台で入った時、ワンサイズしか残ってなかったけど 希望通りラベンダーSサイズ買えた!ラッキー! 838 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 31 ID trpGaKXh 誰のファンであろうと、誰ヲタだからではなくその人の人格の問題なんだからもうやめとこ。 女子を殴ったのはしょこヲタだって書いたの私ですが、現場にいた倖田ヲタ女子(つかギャル)の伝聞で見てはいません。 ただパフュが出るなり後ろから突っ込んでくる輩は毎度いるね。今日は蹴り入れてやった。 踊ってぶつかるくらい別に構わんが…金払えば何してもいいだろ的なガキがいるのはたしか。 ロキノン厨とかの流れじゃないかと邪推。一部のエルレヲタみたいな。 「整理番号は飾り」みたいな書き込みする奴の中にこういうの絶対いるだろw 飾りは確かだけどね。「楽しむ」には周りも楽しまなきゃいけんのですよ…。 844 名前:ファンクラブ会員番号774 投稿日:2008/08/04(月) 01 33 ID Nfmgre0S あ~ちゃんが途中何かを探してたのは、イヤリングが片方はずれたっぽい。 MC中にハケたのがそれに関係あるのかどうかは不明。 848 名前:ファンクラブ会員番号774[] 投稿日:2008/08/04(月) 01 34 29 ID 6bmvlNee GPFから生還しました。mcで あーちゃん「ラジバンダリいい始めたのはうちらだよね」 中央左男X「あーちゃんがハシリだよ」 あーちゃん「?誰がパシリじゃ」 みたいなこと言ってた。 あーちゃんがなんか探してたのは、右の星型?のピアスがなくしたのかなと 899 名前:ファンクラブ会員番号774[sage] 投稿日:2008/08/04(月) 01 50 08 ID HEO0rQLS 5年前・・・そりゃ、あ~ちゃん嬉し泣きするわけだわな・・・
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2752.html
321 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 22 07 ID fgdUzpOU [3/18] 地獄のようだった初詣を、無事、終えることに成功した。 常に毒の沼状態だった神社を抜け出せたものの、HPゲージは真っ赤で点滅状態。試合後のボクサーのようにグロッキーな僕を、横から支えたのはAだった。 「大丈夫?」 今日は何かと密着する機会が多く、僕としてはすぐにでもひっぱがしたかったのだが、後ろでAの両親が優しく見守っている手前、そんなことはできそうにない。 しょうがないので、二人で石段を下りる。 意趣返しのつもりで容赦なく体重を預けてみるが、不平不満は一切でてこない。晴れ着姿で何かと動きづらいだろうに、我慢強いやつだ。 なので、僕はほとんどAにおぶさるような体勢になっていた。そのおかげか、ゴリゴリ削られていたHPも回復傾向にあった。 危なかった。後少し滞在時間が伸びていたら、僕はおそらく棺桶の中にいただろう。いや、神社だから燃やされて灰になっていたのか。でも神道って火葬だけじゃなくて土葬もあった気がする。ってことはゾンビになるリスクもあったわけか。おそろしや、おそろしや。 Aの家族とは駐車場で別れた。これから親戚のところへ行くのだという。 Aはニコニコスマイルで僕に手を振っていたが、無視して車に乗り込んだ。後部座席でシートベルトを締め、ようやく胸を撫で下ろす。 ふぅ、やっとアウェイでの戦いから解放されたぞ。これでホームに帰れる。早くコタツの中で、のんびりお正月番組でも視聴しよう。見たい特番はたくさんある。お笑い、スポーツ、バラエティ等々。どのチャンネルにしようか悩んじゃうな、へへへ。 「まだ、帰らないわよ」 エンジンが稼働し、父さんが車を軽快に走らせた直後、助手席に座る母さんがそんなことを言った。 「ん? 母さん、今、なんて言ったのかな?」 「だから、まだ帰らないって。今からヘビセンに行くんだから」 ヘビセンとは、この地域で最大の規模を誇る複合型ショッピングモールのことである。郊外の広大な土地を余すことなく使用した、全国的に見ても最大規模のショッピングモールであり、他県から訪れる人も少なくないと聞いている。僕も、友だちとちょっとした遠出を楽しむ時はよくヘビセンを訪れる。 「どうしてヘビセンに?」 「あのね、ものすっごくお得な福袋セールがやってるのよ!」 福袋。それはメインとなる目玉商品に売れ残った商品を抱き合わせ、少しでも高く売るという古来より行われてきた商法のことを指す。お得なんてのただの売り文句であり、実際は体のいい在庫処理に過ぎないというのに、なぜか消費者は愚かにも踊らされてしまう。これもまた元旦の魔力なのかね。 「わかった、付き合うよ」 「あら、ずいぶんと物分かりがいいのね。てっきり、またごねるのかと思ったわ」 「僕は契約更改に臨むオフシーズンの野球選手ではないからね。提示された条件には唯々諾々と従うのさ」 僕は学んだのだ。運命(母さん)に対して、人はただ頭を垂れるしかないのだと。それに、もし反対でもしたら車から放り出されかねない(過去経験あり)。 けれど、気が重いのもまた事実。Aの車で一緒に帰ればよかったかも、と思う。彼女ならば、きっと聖母のような笑みを浮かべて歓迎してくれるだろう。そして家に着いた後は、至れり尽くせりの扱いで僕をもてなしてくれたに違いない。 322 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 23 29 ID fgdUzpOU [4/18] ――だけど。 一瞬、脳裏によぎる初詣での一幕。握った手の感触。怪しく濁りゆく瞳。僕の知らない、もう一人のA。 「…………」 わかっている。あれは、僕の見間違いに過ぎない。晴れ着姿で大人びてしまった彼女に、どこか他人を感じてしまったのだ。 親しい間柄であると、しばしばこういうことが起きる。たとえば、一番の親友が自分の知らない人と仲良くしているのを見ると、どことなく不安になるものだ。それは嫉妬というよりも、知り尽くしていると思っていた人の、知らない一面を見てしまったことに起因する。築き上げていた人物像が揺らげば、誰だって不安になる。普段は優しい人が怒った時に恐怖が倍増するのは、その揺らぎに基づく。 でも、だからって心配することはない。新しい一面を知ったのなら、その度に修正していけばいいのだ。それは終わりのないプラモデル作りみたいなもので、ちょこちょことカスタマイズを続けて、その時に応じた人物像を築き上げればいい。 ――もっとも、時には、設計そのものの変更を余儀なくされることもあるのだろうけど。 赤信号に捕まり、車は緩やかに停止する。シートに深くもたれかかり、窓の外を見る。 空には太陽が昇っている。しかし、僕の視界の真ん中には、ちょうど電柱がそびえ立っていて、その姿は見えなかった。誰にでも平等に降り注ぐ光が、僕にだけ与えられない。 なんてことのない光景だ。でも、僕には何かの兆候のように見えた。 ヘビセンが近づいてくると、明らかに道路の混雑が目立ってきた。大小様々の乗用車は、のろのろと亀の歩みで公道を進んでいく。 初詣の混雑を抜け出したと思ったら、今度は初売りセールの混雑だ。せっかくの初詣だってのに、自宅でのんびり過ごすという選択肢はないのだろうか。せっかくの休みだし出かけよう! みたいな世間の風潮は無くすべきだと僕は主張したい。 結局、駐車場に車を停めるまで丸々一時間を消費した。 車を降りて、大きく伸びをする。冷たい空気を胸いっぱいに吸い込んで、肺に溜まった車内の淀んだ空気を吐き出す。うん。気分スッキリ。 「じゃ、僕は行くから」 と言って立ち去ろうとすると、母さんに首根っこを掴まれた。ぐえっと喉が絞まり、ヒキガエルみたいな声が出る。 「な、なにをするんだ母さん。僕は鵜飼いの鵜じゃないんだぞ!」 「いやいや、なに勝手に行動しようとしているのよアンタは。一緒に行きましょうよ」 「嫌だ」 ちょっと食い気味に返答する。 323 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 24 15 ID fgdUzpOU [5/18] 母さんの買いものに付き合うのはまっぴらごめんだった。女の買いものは長いというが、母さんもその例に漏れず、マイホームでも購入するのかってくらい時間をかける。付き合わされる側からしたら、たまったものではない。親の買い物にニコニコと付き合えるほど、僕は孝行息子ではないのだ。 それにさ、家族と一緒にいるところを同級生に見られるのは、どことなく小っ恥ずかしいだろう? 今日は人も多いし、その危険性はかなり高い。故に、僕は単独行動をするのだ。証明終了。QED。 「○○のどこに同級生に見られて恥ずかしいなんて思う繊細さがあるのよ」 即否定される。その通りなので何も言い返せない。 母さんは片眉を吊り上げ、渋い顔をする。 「別行動していたら、合流するのが難しくなるでしょ。今日は元旦ですごい混んでいるんだから、大人しく付き合いなさい」 「問題ないよ。その辺はフィーリングでどうにかするから」 誰にでも経験あるだろうけど、ショッピングモールなどで別行動をしている際に、特に示し合わせていなくとも、なんとなく合流できてしまうことが多い。お互いがお互いの行動パターンを熟知しているのが原因なのだろう。 「それに、もし首尾良くいかなかったらインフォメーションセンターに行くから」 この年にもなって迷子の呼び出しをしてもらうのは、一般的には恥ずかしいことなのかもしれない。が、僕はそんなこと微塵にも思わない。使えるものはなんでも使う。それが僕のポリシー。 母さんはまだゴチャゴチャと言っていたけれど、耳をふさいでスタコラさっさと駆けていった。 三十六計逃げるに如かず、ってね。 ヘビセンは、まさにお正月ムードだった。 モール内に足を踏み入れると、暖房の効いた空気が僕をお出迎えしてくれた。コートのボタンを外しながら辺りを見ると、周囲がお正月的な要素で満たされていることに気づく。 新年を祝う門松をはじめ、鏡餅や謹賀新年のしめ縄もあちらこちらで飾られている。天井のスピーカーからは箏と尺八の音色が流れていて、曲はもちろん春の海。うむうむ、このテンプレートな正月感。たまりませんな。 この手の商業施設の節操の無さはスゴイ。ほんの一週間前までは、門松の代わりにクリスマスツリーが置かれ、春の海の代わりにジングルベルが流れていたかと思うと、その変わり身の速さには舌を巻くしかない。商魂たくましいよ、全く。 モール内は多くの人で賑わってはいるものの、敷地面積が広いため息苦しさは感じない。先ほどの神社に比べたら、不快感は雲泥の差だ。 やはり人口密度って大事だと思う。満員電車ほど非人道的な乗り物はないよ。脳内でドナドナの歌が流れるもの。子牛の気持ちになるもの。 324 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 25 08 ID fgdUzpOU [6/18] さて、それじゃあ僕も行動を開始しますかね。 別行動を申し出たのは方便ではない。僕は僕で見たいものがあった。それは、これから懐に入るであろうお年玉の支出先である。 子どもにとって、正月の一大イベントとは初詣ではない。ましてや、おせちでもお雑煮でも福笑いでも羽子板でも凧揚げでもない。それはお年玉である。というか、お年玉以外のイベントは全部オマケである。 賃金労働が禁じられている子どもにとって、貨幣の入手機会はさほど多くない。毎月のお小遣いを除けば、お年玉はほとんど唯一無二のチャンスだ。今年のクリスマスプレゼントに商品券を願い、そして失敗した身にとっては、公明正大に現金がもらえるお年玉ほどありがたい行事はない。ビバ、お正月。 ポケットからポチ袋を取り出す。新年の挨拶をした際に、Aの両親から受け取ったものだ。早速、中身を確認。 おぉ……相変わらずA家は羽振りがいい。うちの両親とは大違いだ。今度、改めてお礼を言っておこう。 一瞬、膨らみに膨らんだAへの借金について思い出す。あいつに借りたおカネ、どのくらいあったっけ? でも……まあ、借金返済は次の機会でいいだろう。うん。Aも、返すのはいつでもいいって言ってたしね。急ぐ必要はないって。それに無利子だしね、うん。 浮かんだ思いは、うたかたの如く消え去った。 しっかし、今年は直接お年玉を手渡してくれて本当に助かった。去年までは、お年玉は全て一旦母さんに預けて、必要に応じて引き出すというシステムを採用していた。けれど、母さんにお年玉を預けると、なぜかいつも金額が目減りしているのだ。あれかな? マイナス金利でも適用されているのかな? 消費を活発化させたいのかな? いや、そんなわけねえだろ。 案内板を見つつ、目的の場所まで歩いていく。目指すのは、玩具やゲーム機などが販売しているゾーンだ。僕も現代っ子らしくゲーム好きなので、毎年、お年玉はゲーム関連に使うことが多い。 その道中、とある雑貨屋で目を引くものがあった。 それは、なんとも形容しがたい奇怪なぬいぐるみだった。基本はヘビをモチーフにしているのだが、あまりにリアリスティックなデザインのうえ、そこに無理やり幼児向けアニメキャラクターのようなポップさを付け加えているため、色々と破綻していた。一言で表すのなら、キモカワイイからカワイイを取り除いたキマイラだった。 思わず、ぬいぐるみに足が引き寄せられていく。どれどれ……商品名は『非公認キャラクターヘビセンくん』か。さてお値段の方はっと……うわっ。お値段ウン万円? 誰が買うんだこんなもん。 と、呆れ半分でヘビセンくんを眺めていたのだが、その手前にキーホルダーサイズのものがあった。小さくなれども、その異様さは健在で、まがまがしい邪神のオーラを放っている。値段もワンコインとお手頃なものになっていた。 しばし逡巡し、購入することにする。ギフト用にラッピングしてもらい、雑貨屋を出た。 一応弁明しておくと、別に僕はトチ狂っていない。確かに、狂気に片足でも突っ込んでいなければ絶対に買うことはないであろうキーホルダーだけれど、だからこそ使い道はある。 購入理由はただ一つ、Aへの嫌がらせである。 アイツのことだ。きっとプレゼントを受け取れば、雪が降った時の犬のように喜び回ることだろう。しかし包装を開けてみれば、現れるのは小さき邪神。喜びの山から悲しみの奈落へと急転直下。Aの笑顔も凍りつくに違いないぜ、へっへっへ。 325 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 25 58 ID fgdUzpOU [7/18] それからは、適当にゲームを物色した。クリスマスプレゼントと初売りのダブルパンチにより、お目当てだった最新ゲーム機は入荷未定。仕方がないので、ゲームソフトの目星をつけるなどして時間を潰した。 と、ここまでは順調に買い物を楽しんでいたのだが、暖房のせいで少し頭がボーッとしてきた。 コートを車に置いてこなかったのは失敗だった。母さんから逃げることばかり考えていて、その暇がなかったから仕方がないのだけれど。 火照った身体を冷やすため、一度モールの外へ出ることにする。 ヘビセンは大きく分けて、室内施設と室外施設の二つが存在する。 室内施設は近未来的なデザインの、スケルトン感あふれるいかにも今風で瀟洒なデザインなのだが、室外施設は真逆の時代に遡る。近代ヨーロッパをモチーフとしていて、レンガ敷きの遊歩道やガス灯をイメージした街灯などで場を彩っている。テナント側もそれに合わせて、店内をレトロに装飾していた。 外に出ると、いつの間にか空は分厚い雲に覆われていて、辺りは薄暗くなっていた。街灯に明かりがつくのも時間の問題だろう。 春や秋には多くの人々で賑わう室外施設も、今はまばらにしか人がいない。身も凍るような季節のせいだろう。冬には営業しないのか、近くにあるクレープ屋台には『CLOSED』の札が下げられていた。 コートのボタンをとめてから、ぶらぶらと散歩を始める。 さすがヘビセン。デザイン関係には結構お金をかけているようで、ちょっとした小物もかなり精巧につくられている。行き交う人々が欧米人だったら、本当にヨーロッパに来たと錯覚してしまいそうだ。某ランドもかくやというクオリティではないだろうか。いや、某ランドに行ったことないんだけどね……。地方はツラい。 鼻歌混じりに歩いていると、遠くの方でまっ平らな土地が見えてきた。拡大予定の土地なのだろうか。奥の方には豊かな森林があることから、伐採して開拓した土地だということが見て取れる。 326 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 26 43 ID fgdUzpOU [8/18] 僕はその光景を見て、ヘビセンのとあるいわくを思い出した。 元々この土地は、市主導で自然公園をつくるはずのものだったという。だが、突如判明した重役の献金問題で話がこじれ、計画は頓挫してしまった。 そこで手を挙げたのが斎藤財閥だった。この国に住む者ならば誰もが知っている、ゆりかごから墓場まで僕らの生活にコミットする、あの大財閥だ。 市も非難の的となってしまった土地を持て余しており、斎藤財閥の提案は渡りに船だった。莫大な経済効果を主張することによって積み重なったマイナスイメージを払拭できると目論んだ市は、斎藤財閥に積極的に協力した。財閥側もそれに合わせて間断なく広告を展開し、市民も喉元すぎれば熱さ忘れるというやつで、市への不満よりも新たな商業施設への期待の方が勝ってしまった。 それからは全てがトントン拍子だ。着工から完成まであっという間に終わり、国内有数の商業施設が誕生した。 けれど、事の発端となった汚職事件を仕組んだのは斎藤財閥ではないかともっぱら噂されている。 元々、この土地は幹線道路が近くに通っているため、商業的な価値は非常に高かった。けれど市有地であることから、大財閥といえどもおいそれとは手が出せない。仮に手に入れることができたとしても、高額のカネが必要になるのは自明だ。市有地であること、地価が高額であること、この二つがネックになっていた。 しかし汚職事件が起きた後は、全てが一変した。 斎藤財閥は悲願の土地を二束三文で購入できたうえに、市との強いパイプまで手に入れてしまった。まさに一石二鳥。美味しいとこ尽くしである。 これで疑うなという方が無理だ。大人の世界に疎い子どもにだって、おかしいことがわかる。 が、この一件の厄介なところはそこではない。厄介なのは、結果として斎藤財閥が多くの市民に感謝されたという点である。 自然公園とショッピングモール。レジャーの少ない地域において、どちらがより多くの市民を喜ばせるかは想像に難くない。そのうえ、オマケに莫大な経済効果までついてきた。長年赤字続きだった市の財政は黒字に好転し、互いに万々歳。ウィンウィンの結果になった。 偏見抜きに見るのなら、斎藤財閥は正しいことをしたのだろう。経過は正しくなくとも、結果は正しかった。 でも、それでも僕は、それを正しくないと考える。そして、そう考える僕は正しいのだと信じている。 なぜなら――いつだって大人の汚いやり方にNOを突きつけるのが、子どもの役割だからだ。 327 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 27 35 ID fgdUzpOU [9/18] ずいぶんと長い間、歩いていたらしい。ヘビセンの外れにあるフラワーガーデンにまでたどり着いていた。立地的な悪条件も重なってか、ちらほら見られた人影が、ここでは全く見られない。 身体の火照りはとうに収まっていたが、せっかくなので観賞することにする。生憎と僕には、花を愛でるような心も、美しいと思うような感受性も持ち合わせていなかったが、貧乏性だけは持っていた。とにかく元を取ろうとする態度は母さん譲りだろうか。嫌なところだけ遺伝してしまったな……。 入口のフラワーアーチをくぐると、一面に広がっているのは白い花畑だった。 冬に咲く花は、白が多いのだろうか。それとも単に雪景色をイメージしているだけか。花壇に刺さっている札を見ると、種類自体は違っているのだが、見た目はどれも似たように映る。たとえば、このクリスマスローズという花も花弁が白い。というか、名前のもう過ぎ去ってしまった感が強い。……今だけは元旦ローズと名乗ってもいいんだぞ。 フラワーガーデンは円形になっていて、順路としては時計回りに進んでいくみたいだった。矢印に従って歩いていく。 そして気づいたのだが、どうやらここは迷路チックに設計してあるようで、歩いていて中々おもしろい。途中、行き止まりにぶつかって悔しい思いをした。僕みたいな芸術性のない人間でも楽しめるような仕組みになっているのはありがたかった。 そんな感じで花壇迷路を楽しみながら、時計の針でいうてっぺん、十二のところまで進んだ。 その一部分に、背の高い生垣に囲まれた休憩スペースがあった。 この突き刺すような寒さの中、足を止めてのんびり休んでいたら凍え死ぬだろう。順路からも離れた場所にあったので、そのままスルーするのが利口な判断だった。 だが、僕の足は不思議とそこに引き寄せられていく。その歩調はまるで、花の蜜に惹かれる蝶のようで、僕はこの間ほとんど無意識だった。 後から考えても、この時の行動はうまく説明できない。例の貧乏性が発動したのか、それとも身体が一時の休息を欲していたのか。理由はいくらでも挙げられるが、なんせ初詣の後だ。もしかしたら、超常的な力によるものなのかもしれない。 詩的な表現が許されるのならば――それはきっと、神様の導きだったのだ。 休憩スペースはさほど広くなかった。ベンチが四つと、自動販売機が二つ。それと――ベンチに腰かける少女が一人。 328 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 29 01 ID fgdUzpOU [10/18] 僕は最初、それをヒトだと認識できなかった。 違う次元の存在、たとえば絵画の中にいた人物が、何かの拍子で現実の世界に現れてしまった。そうとしか考えられなかった。この光景を額縁で囲えば、そのまま美術館に展示できるだろう。 顔の造りについては、僕の拙いレトリックでは表現できそうにないので割愛する。ただ、先ほどのヨーロッパの街並みに相応しい容姿とだけ言っておこう。彼女の青い瞳が、それを象徴している。 そして、何よりも鮮烈な印象を与えるのが髪だった。おそらく元は黒色なのだろうが、色素が非常に薄いため、銀色に輝いて見える。もし彼女がショートボブではなく、Aのような長い髪であったら、その印象はさらに強まっただろう。 と、呼吸することを忘れていたせいか、喉の奥からヒュッと高い音がでた。放心状態から立ち直り、口から飛び出ていた魂を慌てて元に戻す。 くっ、なんたる失態。男子たるもの、女子に見蕩れるなんてことはあってはならぬのに。たとえ気になる女子を目の前にしようとも「うっせーブス!」と悪態をつくのが男子なのに。僕の軟弱者めっ! 頭を左右に振り、気を取り直すと、少女の元へ歩き出す。 「よう」 手を挙げて挨拶する。が、無視された。聞こえなかったのかと思い、もう一度挨拶する。が、無視。もう完璧なまでの無視。視線を向けることさえしない。 あまりの徹底した無視っぷりに、一瞬、僕が幽霊になってしまったんじゃないかと勘違いしそうになる。けれど、そんな映画じみたドンデン返しはありえないわけで。 ハァ、と盛大にため息。 「相変わらずだな、サユリ」 この色々な意味で人間離れした少女の名はサユリ。僕のクラスメイトだった。 「こんなところで会うとは奇遇だな。学校外で会うのは初めてじゃないか」 と、手始めに会話のボールを投げてみるが、当たり前のように無視される。投げられたボールを目で追うことすらしない。もしかしたら、キャッチボールという遊びを知らないのかも。でも、別に知らなくても言葉のキャッチボールには影響しないよな……まあ、いつものことだから気にはならんが。 329 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 29 42 ID fgdUzpOU [11/18] 今一度、人形の如き少女を観察する。 学校では基本的に派手やかな服装が禁止されているので、プライベートでおめかしするタイプの生徒もいるが、サユリはそうでもないらしく、いつも通りの装いだった。 膝下まで伸びる黒のロングコートを羽織り、白のセーターとオセロ調のロングスカートで上下を固めている。黒いタイツに包まれた脚の先には、これまた黒のショートブーツがあった。一見するとシンプルな服装だが、ファッションに疎い僕でも高級だとわかる代物ばかりで、おそらく今年のお年玉の総額は、彼女の履くショートブーツの片方にも満たないだろう。 外出先でクラスメイトと会ったからといって、特に感じるものはない。が、相手はサユリだ。レア度でいえば、集団からはぐれてしまったメタリックなスライムくらいはある。僕としてはそれが新鮮で、結構テンションが上がっていた。 「新年あけましておめでとう。終業式以来だけど、元気にしてたか」 無視。 「僕は全く元気がでなくてね。ほら、いかんせん冬だからさ、雪でも積もらなきゃ外で遊ぶ気も起きないよ。この調子じゃ、今年も寝正月確定かな」 無視。 「寒い日が続くし、できれば温泉地でゆっくりしたいんだけどね。僕の家は財布のヒモが度外れにキツくて、旅行のひとつにも行かせやしない。たまったもんじゃないよ」 無視。 「もしサユリにどこか旅行に行く予定があるのなら、ぜひ僕を帯同させてくれ。個人的にはハワイ辺りをオススメしたい。芸能人だって、年末年始になるとやたらとハワイに行くだろう?」 無視。 「寒い季節には暖かい場所へ、暑い季節には涼しい場所へ行くのが、生物としての正しい行動だよ。渡り鳥だって、そうしているんだし、人間もそうするべきさ。僕も風の向くまま気の向くまま、自由に生きたいよ」 無視。 無視。無視。 無視。無視。無視。 うーん、この気持ちのいいくらいのディスコミュニケーション。新年になっても変わらない対応で安心する。もう塩対応どころじゃないね、岩塩だよ、岩塩対応だよ。 好きの反対は嫌いではなく無関心というが、全く以てその通りだと思う。立て板に水の僕に対して、サユリはその水も凍らせてしまうくらいの絶対零度。この凍傷しかねないほど冷え切った空気に、並大抵のやつは耐えきれないだろう。僕みたいな酔狂じゃなきゃ、近寄ることさえできないはずだ。 330 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 30 22 ID fgdUzpOU [12/18] さて、ここらが潮時だろう。 新年の挨拶は済ましたわけだし、これ以上せっかくの元旦に水を差すこともない。人間関係は常に引き際が大事であり、ましてや一筋縄ではいかないサユリみたいな変化球が相手なら、なおさら慎重に対処せねばならない。 「それじゃあ、サユリ。また新学期に」 別れの挨拶とともに手を振るが、案の定、無視。肩をすくめて、歩き出す。 フラワーガーデンに対する関心はとうに薄れていたので、残り半分は足早に進む。その間も、誰かと遭遇することはなかった。 もしかして、あの氷の女王がここを貸し切って無人にしているんじゃ……と、バカげた想像が頭をよぎるが、そんなバカげた想像を一蹴できないのが、彼女の恐ろしいところである。 フラワーガーデンを出た。室内施設へ戻るため、先ほど通った道をとんぼ返りする。 その途中、前方からとある家族がやってきた。 父親と母親、それに子供が二人の四人家族だった。子供は男の子と女の子の二人組であり、背丈も同じくらいなので、どちらが年長であるのかは判別つかない。仲良く手をつないで、笑顔で何かを言い合いながら歩いている。両親はその横で何も言わずに、ただ微笑みながら子どもたちを見ていた。 その家族とのすれ違いざま、なんとなく名残惜しい気持ちになって振り返ると、視界の隅にフラワーガーデンが映った。 そして、あることに気付き、心が揺さぶられた。 ――サユリは、ひとりきりなのだ。 彼女は、いつからあのベンチに座っているのだろうか。僕みたいに誰かと一緒に来て、たまたま単独行動をしているという感じではない。友だちと待ち合わせているという線は、もっとありえないだろう(そもそもあのサユリに友人がいるのかすら疑わしい)。おそらく、サユリはたったひとりでここに来て、たったひとりでフラワーガーデンのベンチに座っている。 元旦に、ひとりきり。 それ自体は、別に珍しい話じゃない。現に今も、ヘビセンではたくさんの大人が働いている。生活が年中無休かつ二十四時間化した現代において、元旦に子どもがひとりでいるのは決して稀有なことではない。特に、サユリの親御さんの特殊性を考えると、新年はかなり忙しいはずだ。 331 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 32 57 ID fgdUzpOU [13/18] けれど、問題はそこじゃない。 サユリは孤高の人だ。孤独ではなく孤高。この違いは非常に大きい。己の矜持を失わずにひとりでいることの難しさは、孤独になるまいと必死にもがく者が多い世の人々を見ればよくわかるだろう。 社会からも集団からも一定の距離を置き、なによりも静謐を愛する少女。それがサユリなのだ。 では果たして、以上のようなパーソナリティを持つ人が、ひとりで過ごす場所として、ヘビセンを選ぶだろうか。否。ヘビセンのように明るくて騒がしい場所は、最も忌み嫌うはずだ。しかも元旦によって、ヘビセンは喧噪の坩堝と化している。それは魚が水中よりも地上を選ぶようなものだった。 なら、なぜサユリはヘビセンに、しかも、暖かくて賑やかなモール内ではなく、寒くて寂しい外れの場所に―― ああ、やめろ。 僕は今、愚かしい想像をしている。同情と憐憫が結び付いた、お涙ちょうだいのストーリーだ。仮に、それが当たっていたとして、なんだというのだ? 僕がサユリに手を差し伸べるのか? 氷の女王を憐れむ平民。なんてバカバカしい! 僕とサユリの間には、常にある一線があった。僕は彼女にちょっかいをかけつつも、その一線だけは絶対に越えなかった。だからこそ彼女は僕を排除しようとせず、無関心の範疇に置いたのだろう。 君子危うきに近寄らず。その言葉に従い、大人しくモール内に戻るべきなのだ。 だというのに――僕はノコノコとフラワーガーデンへと戻ってきていた。 サユリはひとりでベンチに座っていた。寒気で白くなった息を吐き、微かにあごを上げ、ぼんやりと曇天を見上げている。先ほどはあれほど美しいと感じた光景が、今では違って見えた。 もう一度、彼女の前に立つ。僕の存在にはとうに気付いているはずだが、視線が向けられることはなかった。構わず、話しかける。 「あー……そのだな。さっきは言いそびれたんだが、実を言うと今、訳があってひとりでヘビセンをフラフラしていてね。なんというか、どうにも退屈なんだ。だから……良かったら一緒に回らないか」 歯切れの悪い口調に、怖気が走った。なんだ、この歯に厚着をさせたような僕らしからぬ口調は。もっとサラッと、僕らしく誘えばいいだろう。 誤魔化すように、慌てて続ける。 332 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 34 56 ID fgdUzpOU [14/18] 「見たところ、サユリも今、ひとりなんだろう? なら、ちょうどいいじゃないか。出かけた先で友人と出会い、流れで遊ぶなんて、ありふれたことだぜ。あ、そもそも僕とキミが友人と呼べる関係じゃないなんて野暮なツッコミはするなよ」 言葉は、重ねれば重ねるほど軽くなっていく。水を水で薄めたような、希釈化された会話。いや、会話ですらないのか。一方通行的な、虚しい通知だ。 「ゲームだって、ひとりでやるよりも友だちと対戦している方が盛り上がる。日常における遊びだって同じだ。鬼ごっこだって、缶蹴りだって、ひとりじゃできない。ひとりでする遊びよりも、みんなでする遊びの方が多いのは、まさにそれが理由であって……」 話が脱線しかけている。本当なら、一緒に遊ぼうの一言で十分だったのに、無理に意味を付け加えようとするから冗長になり、軽薄になっていく。わかっている。わかっちゃいるが……。 なしのつぶてだった。サユリは心底興味がないらしく、曇天を眺め続けている。何が面白いのか、僕も試しに見上げてみるが、コンクリート色の形の悪い綿菓子が空に広がっているだけで、こんな陰気な空を長時間眺めていたら気が滅入ってくる。 僕は、この空模様にすら負けているのだ。そう考えると、なんだかむかっ腹が立ってきて、僕は無理やり彼女の視界の中に入り込んだ。 「サユリ、僕は冗談じゃなくて本気で言っているんだ」 青い瞳が、初めて僕に向けられる。 彼女の認識の対象になること自体、これが初めてのことだった。そして、氷もかくやという冷たい瞳から読み取れたのは――明確な拒絶だった。好意の欠片もない、ただただ辛辣な厭悪。 何かが割れるような音がした。陶器を割ってしまった時のような、もう元に戻らないのだという、諦観の念を誘うあの音が。 ――やってしまった。 これで、僕と彼女の関係は決定的に変わってしまった。 サユリはもう、僕が話しかけることを許さないだろう。今までは雑音として処理されてきたが、その内面にまで踏み込んでくるというのなら話は別だ。 冷たい風が吹きすさぶ。その風は、僕と彼女の間に決定的な亀裂が生まれてしまったことを知らせる合図だったのかもしれない。 僕がとるべき行動はただ一つだ。このまま回れ右して、彼女の前から去るのだ。そして新学期が始まった後は、他の生徒がしているように、遠巻きに見て、恐れていればいい。 元々、サユリに固執する理由はさしてなかった。失っても別に痛くはない関係性であり、なりふり構わず取り戻そうとするほどの情熱は、当然生まれない。あってもいいけど、なくてもいい。その程度なのだ。 333 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 37 31 ID fgdUzpOU [15/18] だから――だからこそ、僕はニヤリと笑う。そして図々しくも、サユリの隣に腰かけた。 サユリが僕を睨む。見るのではなく、睨む。おお、恐い恐い。ちびってしまいそうだ。 「なんだよ、その目は。別におかしなことは言ってないだろう。クラスメイトとウインドウショッピング。実に自然な話じゃないか。それともあれか、もし誰かに見つかって噂されたら恥ずかしいとでも言うのか? わっは。おいおい、氷の女王がそんなこと気にするのかよ」 僕の本質とは何か。言うまでもない。アイアム小悪党。サユリとの関係にヒビが入ってしまったというのなら、それを修復するのではなく、いっそ徹底的に壊してしまうべきだ。一度崩れた積み木を、再度積み直す根気が僕にあるとでも? そもそもさ。僕みたいなクズに、サユリの心情を慮りながら優しくフォローするなんて芸当ができるはずないでしょ。さっきのやりとりを見てみなよ。あまりの僕らしからぬ感じにサブいぼが立ったでしょ? 僕が誰かに優しくするなんて無理無理無理無理。成績表に『性格に難あり』と書かれた男だぜ? 「ま、僕としては嬉しい話ではあるけどね。なんたって地元の名士の娘とお近づきになれるんだ。うまい具合に事が運んで玉の輿に乗れれば、僕も権力者の仲間入りかね」 この一言は、クリティカルだった。今までとは、明らかに場の空気が変わる。隣から感じる怒り――いや憤怒と言ったほうが適切かもしれない――により、ひりつくような緊張感が生まれていた。青いはずの彼女の瞳が、赤く染まって見えた。 家族の話が、サユリにとって最もセンシティブなものであることは、なんとなく気づいていた。絶対に越えてはならない最終防衛ラインを越えたのだ。 さすがの僕も、恐怖する。氷の女王の名は伊達じゃない。相手は同学年の女子だというのに、射すくめられただけで泣きそうになる。この年でこの威圧感を出せるのは、やはり只者ではないということなのだ。彼女はやはり、女王だった。 だけど僕は、あえて微笑みかける。 「僕は、キミを憐れんでいる」 この一言は、不意打ちになったらしい。ほんの一瞬のことだったが、サユリの青い瞳にさざ波が起きた。 虚を突くことに成功したことを悟った僕は、一気に畳みかける。 「だって、そうだろう? 元旦なのに親類と過ごさない、友人とも過ごさないだなんて、なんとも泣かせる話じゃないか。そりゃ憐れみたくもなるさ」 堰を切ったように、言葉は溢れ出す。 334 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 40 16 ID fgdUzpOU [16/18] 「しかもさ、よりにもよってこんな寂しい場所にひとりでいるんだぞ? 笑っちまうぜ。不幸なワタシかわいそうアピールするクラスの女子かよ。感傷に浸るってんなら誰にも見られないところでひとりでやっていればいいんだ。ズバリ推理してやろう。キミは寂しかった。今日、何か事件があったんだろう。おそらく、家庭の事情によるものだ。サユリの家はいかにもややこしそうだからな。そしてその事件が、珍しく氷の女王に寂しいという感情を思い出させた。寂しくて、寂しくて仕方がなくなった。ひとりでいるのは耐えきれない。だから人の多いところへ行こう。雑踏の中にいれば、なんとなくひとりじゃない気がするからな。けれど、いざ来てみたらそこにいるのは元旦で浮かれて幸せそうな人たちばかりだ。キミはかえって辛くなってしまった。傷ついた時に求めるのは、他人の幸福じゃなくて他人の不幸だからね。こんな幸せオーラが充満した場所には耐えきれない。一刻も早く立ち去ってやる。でも、立ち去ったらまたひとりになってしまう。寂しくなってしまう。だから完全に立ち去ることもできず、折衷案を採用した。寒くて寂しいフラワーガーデンに逃げ込むという折衷案をね。そんなところだろう」 僕は何を言っているのだろうか。 最初は、相手の家のベルを鳴らし、顔を出したところでアッカンベーして逃げるくらいのつもりだった。ささいな反撃ができればそれで十分だった。 なのに、今は相手の家に土足で入り込むばかりか、口角の泡を飛ばして喚き散らしている。明らかに、僕は興奮していた。けれど、その興奮の原因は何なのだろうか。わからない。ただ、一時の感情ではないことは確かだった。常日頃からサユリを見てきて、ずっと感じていたことが、積もりに積もって、今、噴出している。 「勘違いするなよ。たしかに、僕はサユリを憐れに思ったからこそ、こうやって戻ってきて、遊びに誘った。けど、それはあくまできっかけで、第一の理由じゃない。僕が声をかけたのは、もっと単純明快な理由からさ」 そりゃそうさ。僕みたいな阿呆に難しく考える頭があると思うのか。僕の行動理念はいつだってシンプルだ。快か不快かの二項しかない。そして快なら向かうし、不快なら避ける。そして今、快の予感があるからこうしている。 ベンチから立ち上がり、サユリの真正面に立って、手を差し出す。 「僕はサユリと遊びたい。だから、一緒に遊ぼうぜ」 335 名前: ◆lSx6T.AFVo[] 投稿日:2017/11/02(木) 14 41 58 ID fgdUzpOU [17/18] だって、そうだろう? この際立った個性を持つサユリと遊ぶだなんて、いかにも楽しそうじゃないか。同じようなやつらで集まって、ワイワイするのも確かに楽しい。だけど、それはぬるま湯に浸かっているようなもので、心地は良いが刺激はない。 サユリは僕みたいな凡百とは感性も価値観も百八十度異なっている。予測不可能な相手と遊ぶのは、きっと楽しいのだ。 サユリはじっと、僕のことを見つめていた。意外にも、その瞳には先ほどの憤怒は感じられず、凪のように静かだった。けれど、そのせいで感情らしい感情が読み取れず、何を考えているのが全くわからない。緊張する。 サユリが立ち上がる。曇り空の中でも輝く銀色の髪が、清流のように流れる。 心臓が一際、大きく脈打つ。 そして彼女は僕の手を――掴むことなく、そのまま横を通り過ぎて行った。 差し出した手は、虚しく空を掴む。 そりゃそうだ。 氷の女王が平民と戯れるわけがない。身分を越えての交流など夢想に近く、シンデレラのような物語は現実では成立しない。 そんなことはわかっていた。わかってはいたが、やはり遊びの誘いを断られるのは、ちょっとだけ悲しい。 がっくりと肩を落とす。 でも、満足だった。これでよいのだと胸を張って言える。腹の中を洗いざらいぶちまけられたのは爽快だったし、いい学びにもなった。今回の一幕は、甘酸っぱい青春の一ページに記録されるのだろう。 へっくしょい、と大きなくしゃみをする。長い間外にいたせいで、ちょっとシャレにならないくらい身体が冷えていた。このままじゃ風邪をひく。気持ちを切り替えて、早くヘビセンの中に戻ろう。 そうして振り返ると――そこにはサユリが立っていた。二メートルほど離れた辺りで、コートのポケットに手を入れて立っている。 ……? これは……どう受け止めたらいいんだ? あれか? 僕のような平民ごときに動かされるのは癪だから、まずはお前から動けということか? いや、それならそれでいいんだけどさ……。 なるべくサユリの方を見ないようにして、休憩スペースを出る。しばらく歩いて、振り返ってみる。二メートルほどの距離を置いて、サユリが立っている。 「…………」 試しに、サユリの方へ一歩踏み出す。すると、サユリが一歩分離れた。もう一度、サユリの方へ踏み出す。もう一度、サユリが離れる。踏み出す。離れる。踏み出す。離れる。 一定の距離を置いて、僕らは向き合っている。 「ははは……」 乾いた笑いとともに、頭を掻く。 何が決定打となったのかはわからない。 だが、人は誰しも一万回に一回くらいは向こう見ずな気まぐれを起こすものだ。そして、今回がその一回なのだろう。それを僥倖と捉えるべきなのか、それとも新たな災難と捉えるべきなのか。 ただ、 「RPGの仲間かよ」 という僕のツッコミを、彼女が理解できたのかはわからない。 なぜなら、サユリはいつものように無反応だったからだ。 「にべもないなぁ」 苦笑して、歩き出す。 彼女がついてこれるように、なるべく歩調を緩やかにして。
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│ステータス│入手方法|詳細情報|性能|性能比較│その他│コメント│ 英霊催装 No.1843-1886 礼装名 英霊催装 初期最大 Rare 4 LV 80 Cost 9 HP 100 タイプ イベント期間限定/ショップ交換 ATK 100 サポートで得られるフレンドポイントが追加される(重複可能) +10 詳細情報 イラストレーター 下記一覧参照 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!! 記念すべき今日という特別を、 あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。 世界各地のお祭りで、 みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 ▼表示/非表示 div#zeb_row_args {display none;} document.addEventListener( DOMContentLoaded , function() { var td_num = 1; var color1 = #F5FFFA ; var color2 = ; var args = $.trim($( div#zeb_row_args ).text()).split( , ); if(args.length == 3){ var td_num = args[0]; var color1 = args[1]; var color2 = args[2]; } $( .zeb_row table ).each(function(){ table_add_class($(this)); var f = -1; var row = 0; $( tr , this).each(function(){ var aaa = $( td.col +td_num, this).attr( rowspan ); if(row 0){row = aaa;} } row--; if(f == 1){$(this).css( background-color , color1);} else if(f == -1){$(this).css( background-color , color2);} }); }); }); // テーブルに行番号・列番号・奇数・偶数のClassを付与するfunction function table_add_class(obj){ var odname = od ; //奇数の識別名 var evname = ev ; //偶数の識別名 var rowname = row ; //行の識別名 var colname = col ; //列の識別名 // jQueryセレクタ文字列を受け取った場合 if(typeof obj == string ){ obj = $(obj); } if(typeof obj == object && obj.length){ // tbodyをスルー if(obj.children( tbody ).length){ obj = obj.children( tbody ); } var alr = new Array(); //スルーするセル(colspan、rowspan対策メモ用) // 行の処理開始 var rownum = 1; //行番号 obj.children( tr ).each(function(){ // trに行番号のclass名を追加(row1 | row2 | row3 ...) $(this).addClass(rowname + rownum); // trに偶数・奇数のclass名を追加(ev | od) if(rownum % 2 == 0){ $(this).addClass(evname); }else{ $(this).addClass(odname); } // 列の処理開始 var colnum = 1; //列番号 $(this).children( th,td ).each(function(){ //colspan、rowspan対策 // 当該セルがスルーするセルなら、列番号を加算 while(alr.indexOf( row + rownum + col + colnum) = 0){ colnum++; } // trに行番号のclass名を追加(col1 | col2 | col3 ...) $(this).addClass(colname + colnum); // th又はtdに偶数・奇数のclass名を追加(ev | od) if(colnum % 2 == 0){ $(this).addClass(evname); }else{ $(this).addClass(odname); } //rowspan、colspanの設定があるかチェック var rowspan = $(this).attr( rowspan ); var colspan = $(this).attr( colspan ); // rowspanをチェックして、スルーするセル情報を追加 if(typeof rowspan != undefined ){ rowspan = Number(rowspan); for(var row_i = 1; row_i rowspan; row_i++){ // colspanをチェックして、スルーするセル情報を追加 if(typeof colspan != undefined ){ colspan = Number(colspan); for(var col_i = 0; col_i (colspan -1); col_i++){ if(row_i == 1){ alr.push( row + rownum + col + (colnum + col_i)); } alr.push( row + (rownum + row_i) + col + (colnum + col_i)); } }else{ alr.push( row + (rownum + row_i) + col + colnum); } } // colspanをチェックして、スルーするセル情報を追加 }else if(typeof colspan != undefined ){ colspan = Number(colspan); for(var col_i = 1; col_i colspan; col_i++){ alr.push( row + rownum + col + (colnum + col_i)); } } colnum++; }); rownum++; }); } } #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1843_s.png)No.1843 英霊催装:アキレウス From アキレウス illust. 近衛乙嗣 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1844_s.png)No.1844 英霊催装:蘆屋道満 From 蘆屋道満 illust. 古海鐘一 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1845_s.png)No.1845 英霊催装:アスクレピオス From アスクレピオス illust. 悌太 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1846_s.png)No.1846 英霊催装:アビゲイル・ウィリアムズ From アビゲイル・ウィリアムズ illust. 黒星紅白 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1847_s.png)No.1847 英霊催装:伊吹童子 From 伊吹童子/バーサーカー illust. 本庄雷太 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1848_s.png)No.1848 英霊催装:エレシュキガル From エレシュキガル illust. 森井しづき 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1849_s.png)No.1849 英霊催装:岡田以蔵 From 岡田以蔵 illust. lack 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1850_s.png)No.1850 英霊催装:女教皇ヨハンナ From 女教皇ヨハンナ illust. 武梨えり 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1851_s.png)No.1851 英霊催装:カーマ From カーマ illust. ReDrop 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1852_s.png)No.1852 英霊催装:キルケー From オケアノスのキャスター illust. 左 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1853_s.png)No.1853 英霊催装:クー・フーリン From クー・フーリン/キャスター illust. また 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1854_s.png)No.1854 英霊催装:ククルカン From ククルカン illust. 広江礼威 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1855_s.png)No.1855 英霊催装:グレイ From グレイ illust. 坂本みねぢ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1856_s.png)No.1856 英霊催装:コンスタンティノス11世 From コンスタンティノス11世 illust. 倉花千夏 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1857_s.png)No.1857 英霊催装:斎藤一 From 斎藤一 illust. 池澤真 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1858_s.png)No.1858 英霊催装:坂本龍馬 From 坂本龍馬/ランサー illust. pako 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1859_s.png)No.1859 英霊催装:サロメ From サロメ illust. 下越 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1860_s.png)No.1860 英霊催装:始皇帝 From 始皇帝 illust. 東冬 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1861_s.png)No.1861 英霊催装:シャルルマーニュ From シャルルマーニュ illust. ワダアルコ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1862_s.png)No.1862 英霊催装:ジャンヌ・ダルク From ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ illust. 武内崇 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1863_s.png)No.1863 英霊催装:徐福 From 徐福 illust. TAKOLEGS 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1864_s.png)No.1864 英霊催装:スカサハ From スカサハ〔アサシン〕 illust. こやまひろかず 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1865_s.png)No.1865 英霊催装:清少納言 From 清少納言/バーサーカー illust. Mika Pikazo 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1866_s.png)No.1866 英霊催装:セタンタ From セタンタ illust. lack 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1867_s.png)No.1867 英霊催装:太公望 From 太公望 illust. およ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1868_s.png)No.1868 英霊催装:太歳星君 From 太歳星君 illust. 竹 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1869_s.png)No.1869 英霊催装:平景清 From 平景清 illust. 坂本みねぢ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1870_s.png)No.1870 英霊催装:高杉晋作 From 高杉晋作 illust. TAKOLEGS 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1871_s.png)No.1871 英霊催装:ティアマト From ラーヴァ/ティアマト illust. 山中虎鉄 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1872_s.png)No.1872 英霊催装:テノチティトラン From トラロック illust. 西藤浩樹(LASENGLE) 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1873_s.png)No.1873 英霊催装:巴御前 From アーチャー・インフェルノ illust. しらび 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1874_s.png)No.1874 英霊催装:ドラコー From ソドムズビースト/ドラコー illust. ワダアルコ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1875_s.png)No.1875 英霊催装:哪吒 From 哪吒 illust. 蒼月タカオ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1876_s.png)No.1876 英霊催装:ニトクリス From ニトクリス〔オルタ〕 illust. 縞うどん 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1877_s.png)No.1877 英霊催装:ビーマ From ビーマ illust. pako 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1878_s.png)No.1878 英霊催装:フランケンシュタイン From フランケンシュタイン〔セイバー〕 illust. 岡崎武士 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1879_s.png)No.1879 英霊催装:紅閻魔 From 紅閻魔 illust. 原田たけひと 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1880_s.png)No.1880 英霊催装:マナナン・マク・リール From マナナン・マク・リール〔バゼット〕 illust. 林けゐ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1881_s.png)No.1881 英霊催装:モードレッド From モードレッド illust. 近衛乙嗣 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1882_s.png)No.1882 英霊催装:山南敬助 From 山南敬助 illust. きばどりリュー 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1883_s.png)No.1883 英霊催装:楊貴妃 From 楊貴妃 illust. 黒星紅白 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1884_s.png)No.1884 英霊催装:蘭陵王 From 蘭陵王 illust. hou 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1885_s.png)No.1885 英霊催装:レディ・アヴァロン From レディ・アヴァロン illust. タイキ 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (e1886_s.png)No.1886 英霊催装:ロクスタ From ロクスタ illust. BLACK 解説 祝・「Fate/Grand Order」八周年!!記念すべき今日という特別を、あなたの笑顔と、彼らの笑顔と共に。世界各地のお祭りで、みんなで一緒に、賑やかに楽しもう。 入手方法 ダヴィンチショップで「FGO 8th Anniversary 英霊催装チケット」と交換して44種の中から最大2枚入手可能 性能 クエスト挑戦時に獲得できるフレンドポイントを増加させる礼装。 旅の始まりも同じ効果ではあるが、あちらは重複不能なので、複数装備しても1つ分の効果しか発揮しないのに対して、 こちらは複数装備した場合は複数効果を発揮する。とはいえ、+10なので最大6個装備したとしても+60に留まる。 一応旅の始まりと併用すれば最大+125まで増加させられる。 効果比較 + 報酬増加系礼装 No. Rare Name Cost 初期HP 初期ATK MAXHP MAXATK 効果対象 上昇値 最大解放 備考 036 4 旅の始まり 3 - - 50 50 フレンドポイント - [75] 1222-1269 4 英霊紀行 9 - - 100 100 フレンドポイント(重複可能) - [10] 1421-14381440-1457 4 英霊巡遊 9 - - 100 100 1525 4 初詣に行こう 9 - - 100 100 1626-1663 4 英霊夢装 9 - - 100 100 1741 4 正月くらい休めよ 9 - - 100 100 1384 5 雨雲を越えて 12 400 250 1600 1000 5 [25] 魔術礼装EXP 1%[5%] 1410 5 雪花なき夜の先へ 12 750 0 3000 0 絆 1%[5%] 1467 5 妙なる帳の中へ 12 400 250 1600 1000 ドロップQP 1%[5%] 1504 5 悠久の果てを求めて 12 0 500 0 2000 マスターEXP 1%[5%] 1565 5 狼のはなし 12 0 500 0 2000 ドロップQP 0.5%[2.5%]絆 0.5%[2.5%] 1605 5 碧空に立つ 12 400 250 1600 1000 絆 0.5%[2.5%]マスターEXP 0.5%[2.5%] 1726 5 ドリーム・クローゼット 12 750 0 3000 0 絆 0.5%[2.5%]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1797 5 カルデアの男 12 0 500 0 2000 マスターEXP 0.5%[2.5%]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1828 5 トワイライト・メディテーション 12 400 250 1600 1000 ドロップQP 0.5%[2.5%]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1693 5 夜明け前 12 400 250 1600 1000 10 [50] 078 3 ジャングルの掟 5 0 200 0 1000 クエストクリアQP 2015 [2016] 414 3 カッコーの巣の上で 5 0 200 0 1000 2017 [2017] 与ダメージプラス 0[17] 706 3 幸せとは温い子犬 5 300 0 1500 0 2018 [2018] ダメージカット 0[18] 933 3 慎ましき豚 5 300 0 1500 0 2019 [2019] 弱体耐性 0[1.9%] 1142 3 ぼくらはともだち 5 300 0 1500 0 2020 [2020] スター発生率 0[2.0%] 1335 3 勇敢なるもの 5 0 200 0 1000 2021 [2021] Buster性能 0[2.1%] 1521 3 マキシマムオーバードライヴ 5 0 200 0 1000 2022 [2022] Quick性能 0[2.2%] 1737 3 兎人間の呪い 5 0 200 0 1000 2023 [2023] 宝具威力 0[2.3%] 1565 5 狼のはなし 12 0 500 0 2000 ドロップQP 0.5% [2.5%] フレンドポイント(重複可能) +5[+25]絆 0.5%[2.5%] 1828 5 トワイライト・メディテーション 12 400 250 1600 1000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1080 5 名探偵フォウムズ 12 0 500 0 2000 1% [5%] 絆 1%[5%] 1214 5 フリー・シーティング 12 0 500 0 2000 魔術礼装EXP 1%[5%] 1314 5 テイク・ロマンス 12 400 250 1600 1000 マスターEXP 1%[5%] 1467 5 妙なる帳の中へ 12 400 250 1600 1000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25] 080 5 モナ・リザ 12 400 250 1600 1000 2% [10%] 988 5 ベラ・リザ 12 400 250 1600 1000 1% [5%] ドロップQP(サポート時) 3% [15%] 099-108 4 英霊肖像 5 - - 500 500 絆 - [50] 1565 5 狼のはなし 12 0 500 0 2000 0.5% [2.5%] フレンドポイント(重複可能) +5[+25]ドロップQP 0.5%[2.5%] 1605 5 碧空に立つ 12 400 250 1600 1000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]マスターEXP 0.5%[2.5%] 1726 5 ドリーム・クローゼット 12 750 0 3000 0 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1080 5 名探偵フォウムズ 12 0 500 0 2000 1% [5%] ドロップQP 1%[5%] 1121 5 カルデア・ディナータイム 12 750 0 3000 0 マスターEXP 1%[5%] 1149 5 グラン・カヴァッロ 12 750 0 3000 0 魔術礼装EXP 1%[5%] 1410 5 雪花なき夜の先へ 12 750 0 3000 0 フレンドポイント(重複可能) +5[+25] 330 5 カルデア・ランチタイム 12 400 250 1600 1000 2% [10%] 910 5 カルデア・ティータイム 12 750 0 3000 0 1% [5%] 絆(サポート時) 3% [15%] 361-366 4 霊子肖像 9 - - 100 100 マスターEXP - [50] 584 4 FGO THE STAGE 9 - - 100 100 - [50] 593 4 マンガで分かる!FGO 9 - - 100 100 - [50] 665 4 Replica; Agateram 9 - - 100 100 - [50] 689 4 剣に祈りを命に願いを 9 - - 100 100 - [50] 690 4 FGO VR マシュ・キリエライト 9 - - 100 100 - [50] 702 4 MOONLIGHT/LOSTROOM 9 - - 100 100 - [50] 710 4 コミカライズプロジェクト 9 - - 100 100 - [50] 763 4 冬のファラオ大感謝祭 9 - - 100 100 - [50] 801 4 ベーカー街からの脱出 9 - - 100 100 - [50] 863 4 Fate/Grand Order Arcade 9 - - 100 100 - [50] 893 4 Fate/Grand Order Memories I 9 - - 100 100 - [50] 938 4 高潔なる矛と盾 9 - - 100 100 - [50] 939 4 闇夜の邂逅 9 - - 100 100 - [50] 940 4 純全たる破壊 9 - - 100 100 - [50] 941 4 最速の証明 9 - - 100 100 - [50] 1014 4 セクシーピンナップ 9 - - 100 100 - [50] 1105 4 異端なるセイレム 9 - - 100 100 - [50] 1111 4 絶対魔獣戦線バビロニア 9 - - 100 100 - [50] 1137 4 Fate/stay night [Réalta Nua] 9 - - 100 100 - [50] 1138 4 Fate/stay night -15年の軌跡- 9 - - 100 100 - [50] 1146 4 星を視る者 9 - - 100 100 - [50] 1206 4 優雅なる天、寛大なる地 9 - - 100 100 - [50] 1275 4 Waltz in the MOONLIGHT 9 - - 100 100 - [50] 1321 4 穏やかな歩み 9 - - 100 100 - [50] 1322 4 夜空に祈りを 9 - - 100 100 - [50] 1323 4 偶の一興 9 - - 100 100 - [50] 1324 4 ランチは軽快に 9 - - 100 100 - [50] 1409 4 Fate/Grand Carnival 1st Season 9 - - 100 100 - [50] 1439 4 終局特異点 冠位時間神殿ソロモン 9 - - 100 100 - [50] 1466 4 燈光の少女 9 - - 100 100 - [50] 1510 4 カルデア・サテライトステーション 9 - - 100 100 - [50] 1731 4 月の断片 9 - - 100 100 - [50] 1808 4 春に咲く 9 - - 100 100 - [50] 1837 4 strange Fake 9 - - 100 100 - [50] 1605 5 碧空に立つ 12 400 250 1600 1000 0.5% [2.5%] フレンドポイント(重複可能) +5[+25]絆 0.5%[2.5%] 1797 5 カルデアの男 12 0 500 0 2000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]魔術礼装EXP 0.5%[2.5%] 1121 5 カルデア・ディナータイム 12 750 0 3000 0 1% [5%] 絆 1%[5%] 1273 5 アイドル・メイカー 12 750 0 3000 0 魔術礼装EXP 1%[5%] 1314 5 テイク・ロマンス 12 400 250 1600 1000 ドロップQP 1%[5%] 1504 5 悠久の果てを求めて 12 0 500 0 2000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25] 178 5 パーソナル・トレーニング 12 400 250 1600 1000 2% [10%] 1012 5 パーソナル・コーチング 12 400 250 1600 1000 1% [5%] マスターEXP(サポート時) 3% [15%] 399 4 First Order 9 - - 100 100 魔術礼装EXP - [50] 583 4 Fate/Apocrypha 9 - - 100 100 - [50] 594-640 4 英霊正装 9 - - 100 100 - [50] 659 4 プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い 9 - - 100 100 - [50] 670 4 英霊装束:メドゥーサ 9 - - 100 100 - [50] 671 4 英霊装束:レオナルド・ダ・ヴィンチ 9 - - 100 100 - [50] 672 4 英霊装束:ジャンヌ・ダルク 9 - - 100 100 - [50] 673 4 英霊装束:ネロ・クラウディウス 9 - - 100 100 - [50] 703 4 氷室の天地 ~7人の最強偉人篇~ 9 - - 100 100 - [50] 712 4 Fate/EXTRA 9 - - 100 100 - [50] 802 4 Fate/EXTELLA LINK 9 - - 100 100 - [50] 819-857 4 英霊旅装 9 - - 100 100 - [50] 864 4 Singularity F 9 - - 100 100 - [50] 895 4 相打つ宿命 9 - - 100 100 - [50] 911 4 竜と竜の剣士 9 - - 100 100 - [50] 922 4 トラベリング大サーカス! 9 - - 100 100 - [50] 937 4 Enuma Dingir 9 - - 100 100 - [50] 1004 4 ピラミッドからの脱出 9 - - 100 100 - [50] 1013 4 歌う槍、叫ぶ槍 9 - - 100 100 - [50] 1104 4 Fate/Grand Order Memories Ⅱ 9 - - 100 100 - [50] 1122 4 そして聖剣は輝く 9 - - 100 100 - [50] 1139 4 カルデアパークキャラバン 9 - - 100 100 - [50] 1148 4 新宿幻霊事件 9 - - 100 100 - [50] 1276 4 徒なる影 9 - - 100 100 - [50] 1277 4 夢に見し路 9 - - 100 100 - [50] 1278 4 茨の種 9 - - 100 100 - [50] 1279 4 天に挿頭す 9 - - 100 100 - [50] 1325 4 月光の舞踏会 9 - - 100 100 - [50] 1347 4 Fate/Grand Order Memories Ⅲ 9 - - 100 100 - [50] 1405 4 ハンド・イン・ハンド 9 - - 100 100 - [50] 1406 4 メイク・ア・トースト 9 - - 100 100 - [50] 1407 4 セレブレイション・ブーケ 9 - - 100 100 - [50] 1408 4 アプリシエイション 9 - - 100 100 - [50] 1483 4 月夜の闘宴 9 - - 100 100 - [50] 1484 4 Fate/Grand Carnival 2nd Season 9 - - 100 100 - [50] 1690 4 TYPE LUMINA 9 - - 100 100 - [50] 1727 4 心清き盾 9 - - 100 100 - [50] 1728 4 永劫の復讐鬼 9 - - 100 100 - [50] 1729 4 天衣無縫の武者 9 - - 100 100 - [50] 1730 4 輝かしき薔薇の花束 9 - - 100 100 - [50] 1732 4 ウィンターパーティー 9 - - 100 100 - [50] 1726 5 ドリーム・クローゼット 12 750 0 3000 0 0.5% [2.5%] フレンドポイント(重複可能) +5[+25]絆 0.5%[2.5%] 1797 5 カルデアの男 12 0 500 0 2000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]マスターEXP 0.5%[2.5%] 1828 5 トワイライト・メディテーション 12 400 250 1600 1000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25]ドロップQP 0.5%[2.5%] 1149 5 グラン・カヴァッロ 12 750 0 3000 0 1% [5%] 絆 1%[5%] 1214 5 フリー・シーティング 12 0 500 0 2000 ドロップQP 1%[5%] 1273 5 アイドル・メイカー 12 750 0 3000 0 マスターEXP 1%[5%] 1384 5 雨雲を越えて 12 400 250 1600 1000 フレンドポイント(重複可能) +5[+25] 242 5 パーソナル・レッスン 12 0 500 0 2000 2% [10%] 861 5 風雅たれ 12 750 0 3000 0 1% [5%] 魔術礼装EXP(サポート時) 3% [15%] 1527 4 無尽の塵山 9 0 400 0 1500 〔虚影の塵〕ドロップ率 5% [25%] 1564 4 荒兇の骨塚 9 0 400 0 1500 〔凶骨〕ドロップ率 5% [25%] 1583 4 蛮竜の牙床 9 0 400 0 1500 〔竜の牙〕ドロップ率 5% [25%] 1590 4 群雄の証跡 9 0 400 0 1500 〔英雄の証〕ドロップ率 5% [25%] 1591 4 八百土の晶洞 9 0 400 0 1500 〔八連双晶〕ドロップ率 5% [25%] 1603 4 砂上の貝楼 9 0 400 0 1500 〔追憶の貝殻〕ドロップ率 5% [25%] 1604 4 天寵の尾羽 9 0 400 0 1500 〔鳳凰の羽根〕ドロップ率 5% [25%] 1618 4 禁忌の書架 9 0 400 0 1500 〔禁断の頁〕ドロップ率 5% [25%] 1619 4 無窮の廻構 9 0 400 0 1500 〔無間の歯車〕ドロップ率 5% [25%] 1664 4 血涙の坩堝 9 0 400 0 1500 〔血の涙石〕ドロップ率 5% [25%] 1665 4 緋髄の工房 9 0 400 0 1500 〔魔術髄液〕ドロップ率 5% [25%] 1694 4 愚王の鎖牢 9 0 400 0 1500 〔愚者の鎖〕ドロップ率 5% [25%] 1695 4 嘆きの杭園 9 0 400 0 1500 〔宵哭きの鉄杭〕ドロップ率 5% [25%] 1705 4 神樹の蒔種 9 0 400 0 1500 〔世界樹の種〕ドロップ率 5% [25%] 1706 4 死毒の石廟 9 0 400 0 1500 〔万死の毒針〕ドロップ率 5% [25%] 1716 4 激竜の寝座 9 0 400 0 1500 〔竜の逆鱗〕ドロップ率 5% [25%] 1717 4 殊勲の大剣 9 0 400 0 1500 〔大騎士勲章〕ドロップ率 5% [25%] 1724 4 蛮崇の偽神像 9 0 400 0 1500 〔蛮神の心臓〕ドロップ率 5% [25%] 1725 4 天隕の烙印 9 0 400 0 1500 〔隕蹄鉄〕ドロップ率 5% [25%] 1733 4 蛇守の宝庫 9 0 400 0 1500 〔蛇の宝玉〕ドロップ率 5% [25%] 1734 4 奮励の装薬 9 0 400 0 1500 〔励振火薬〕ドロップ率 5% [25%] 1743 4 霊爛の洋館 9 0 400 0 1500 〔ゴーストランタン〕ドロップ率 5% [25%] 1796 4 嬰児のゆりかご 9 0 400 0 1500 〔ホムンクルスベビー〕ドロップ率 5% [25%] 1827 4 混禍の爪飾り 9 0 400 0 1500 〔混沌の爪〕ドロップ率 5% [25%] 1836 4 霊樹の宿根 9 0 400 0 1500 〔精霊根〕ドロップ率 5% [25%] その他 英霊〇〇シリーズ。2023年は催装となっており、「世界各地のお祭の衣装」をモチーフにした礼装となっている。 英霊肖像→英霊正装→英霊旅装→英霊祭装→英霊紀行→英霊巡遊→英霊夢装→英霊催装 コメント 名前 すべてのコメントを見る
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くそ・・・なんてことだ・・・俺としたことが・・・ 薄暗い燭台の明かりが揺らめく地下の独房で、俺は自分の軽はずみな行動が生んだ最悪の結果を呪っていた。 辺りを見回せば、いかにも犯罪に手を染めそうな凶悪な面をした奴からどうしてこんな若者がと思ってしまう程に邪気のない顔をした精悍な男達が、1人ずつ鉄格子で隔てられた檻に繋がれている。 そしてその自分勝手な基準で見るならば、俺は正に後者に当たる男だった。 俺がこの独房に繋がれることになった罪状は、小さなパン切れを1つ盗んだこと。 俺は産まれたときからこの国に住んでいるから、どんな罪がどんな裁かれ方をするのかは大体知っている。 そして少なくとも3~4年くらい前までは、こんな軽微な罪で牢屋に繋がれるなんてことは絶対に有り得なかった。 なのに・・・ここ数年、この国は何処かが変わってきているような気がする。 所詮一般庶民の俺には政治や城の内部情勢のことなど知る由もないのだが、それでも急に罪に対する罰則が厳しくなったり、王や王妃の外出が減ったりしたことは無関係ではないだろう。 カツン・・・カツン・・・ とその時、誰かが地下牢へ向かって降りてくる足音が聞こえた。 1時間に1回程度の衛兵の見回りはついさっき来たばかりだから、もしかしたら新しい罪人でも連れて来られたのかもしれない。 だがじっと息を殺して階段から聞こえてくる甲高い足音に耳を澄ませていると、やがてその暗がりから思いもかけなかった人物が姿を現す。 「お、王妃様・・・」 そしてぼそりとそう呟いた瞬間、途端に他の檻に入れられていた罪人達が喧しく騒ぎ始めていた。 「王妃様~!ぼ、僕を出してください!」 「お、俺も!俺も出してくれぇ~!」 一体何が起こっているんだ・・・? つい昨日ここに入れられたばかりの俺にはさっぱりわからなかったが、もしかして王妃に釈放を懇願すればそれが受け入れられるとでもいうのだろうか? 「おい、教えてくれ。どうして皆あんなに必死になって騒いでいるんだ?」 どうしても疑問が拭い切れず、思わず隣の独房で疲れ切った体を横たえていた別の男に小声でそう訊ねてみる。 「週に1度、王妃様が我々の中から1人だけ選んで解放してくれるのさ」 「1人だけ・・・?」 「ああ・・・あいつらは先週も先々週もそれに漏れちまったからな。そろそろ必死なんだろうさ」 それもまたおかしな話だ。 どうせいずれは解放するというのに、軽罪で次々と男達ばかりを独房に繋ぐことに一体何の意味がある? だがそんなことを考えている内に、大勢の男達を見回ってきた王妃がいよいよ俺の檻の前へとやってきていた。 「あらあなた・・・新顔かしら・・・?」 「あ・・・あ、ああ・・・」 それまでずっと沈黙を保っていたはずの王妃から突然声を掛けられて、一瞬ドキリと胸の鼓動が跳ね上がる。 いや・・・だがこれは、ひょっとして釈放されるチャンスなのだろうか? 俺は思わずおかしな返事を漏らしてからそれに気づいてしまったと思ったものの、王妃の方はそんなことなどまるで気にしていないという様子で静かに独房の前にしゃがみ込んでいた。 「ふふふ・・・なかなかよさそうね・・・」 「え・・・?」 あまりにも小さな声だったために王妃が何と言ったのかまでは上手く聞き取れなかったが、どうやら彼女の興味は完全に俺1人に対して注がれているらしい。 「あなたは、ここから出たいのかしら?」 「も、もちろんだ。誓って言うが、俺は断じて地下牢に繋がれるような大罪は・・・」 だがそこまで言ったその時、王妃がそっと自らの口に人差し指を当てる。 静かにしろということなのだろう。 「いいわよ・・・出してあげる。でも1つだけ、私の頼みを聞いてもらえないかしら・・・?」 「あ、ああ・・・ここから出られるんだったらどんな頼みでも聞くよ」 「そう、よかった・・・それじゃ夜にまたあなたを呼びに来るから、それまでもう少しここで待っていなさい」 王妃はそれだけ言うと、俺の返事も待たずにクルリと踵を返していた。 「あ・・・」 そしてまだ顔を見ていない他の独房の男達には一瞥もくれずに、薄暗い階段の上へと消えて行ってしまう。 「俺・・・助かるのか・・・?」 「ふふふふ・・・くっくっく・・・あんた、随分と運が良いみたいだな」 ポツリと呟いたその独り言に、隣の独房にいたさっきの男が押し殺した笑い声を上げる。 「何がそんなにおかしいんだ?」 「見ろよ、あいつらの顔・・・ありゃあもうあんたが羨ましくて羨ましくて仕方がないって顔だぜ」 そう言われてさっきまで盛大に騒ぎ立てていた他の男達に目を向けると、男の言う通り彼らから向けられた視線はこの上もない羨望の色に染まっていた。 「そう言うあんたは、王妃様に選ばれなくて落胆しているってわけじゃなさそうだな」 「なぁに、慌てるこたぁねぇさ。確かにここは薄暗くってせせこましいとこだが、食い物だけはマシだからな」 まぁ確かに日に2度ある食事は、罪人に与えるにしては割とまともな物が出されているような気がする。 一言で言えば、この地下牢は独房でありながらさほど居心地の悪さを感じないのだ。 「だからよ、俺ぁその時が来るまでゆっくりここで過ごすつもりなのさ」 「そうか・・・」 彼はそこまで言うと、そのまま間もなくして寝息を立て始めていた。 まあいい・・・あの王妃から一体何を頼まれるのか知らないが、今はとにかく夜を待つしかないだろう。 俺は隣の男に倣ってそっと冷たい壁際の床に体を横たえると、全く姿の見えぬ太陽が西の稜線に沈むまで静かに眠りにつくことにした。 カツン・・・カツン・・・ しんと静まり返った地下牢の中に、甲高い王妃の足音が再び響き渡る。 俺はその音で首尾よく目を覚ますと、徐々に牢の前へと近づいてくる王妃をじっと待ち続けていた。 そして・・・ カチャ・・・ギイイィィ・・・ 王妃の手にしていた鍵で、鉄格子でできた扉があっけなく解き放たれる。 俺は寝起きの体をフラフラとよろめかせながらもゆっくりと持ち上げると、妖艶な表情を浮かべた王妃の手招きに誘われるようにして開かれた門を潜っていた。 「ふふ・・・さぁ、いらっしゃい・・・」 甘い囁きにも似たその王妃の声に、何だか体中の力が抜けていくような気がしてしまう。 だが何とか王妃の願いとやらを叶えようと足腰に力を入れると、俺は彼女の後について1歩1歩地上へと続く階段を上って行った。 「ここは・・・?」 王妃に連れられるがままに広い城内を歩き回った末、ようやく目的地と見える1つの部屋が見えてくる。 城の最上階にある燭台に照らされた廊下の奥にあったその部屋は、城の構造をよく知らないこの俺でも一目で寝室だということが見て取れた。 まさか王妃の願いというのは・・・夜のお相手・・・? いや・・・いくらなんでも流石にそれはないだろう。 第一そんなことは王が黙ってはいないだろうし、ましてや今の俺は犯罪者として扱われている身だ。 一国の王妃ともあろう人が、わざわざ地下牢から引っ張ってきた男と一夜を過ごすことなどあるはずがない。 ギイィ・・・ だがそんな俺の疑問をよそに、重々しい音を立てて内開きの扉が開かれていく。 そして王妃とともに部屋の中に入ると、俺は部屋の中央に置かれた馬鹿でかいベッドに座るよう促されていた。 「そこに座りなさい・・・」 「あ・・・ああ、わかった」 ポフッという柔らかな音がして、腰かけたベッドが緩やかに沈み込む。 「それで・・・俺は一体何をすれば・・・?」 「ふふふふ・・・すぐにわかるわ。すぐにね・・・」 そう言いながら、彼女が着ていた服をその場に脱ぎ始める。 「お、王妃様・・・まさか・・・」 有り得ないとは思いながらも薄々想像していた通りの展開に、思わず王妃に向かって制止の声を掛けてしまう。 だがその瞬間、俺の視界は一面眩いばかりの白一色に塗り潰されていた。 ピカッ 「うあっ!」 まるで雷が落ちたのかと思った程の激しい閃光が、寝室の中を明るく照らし出す。 そしてようやく視界が元に戻った時、ついさっきまで王妃がいたはずの場所に全く予想だにしていなかったモノが突如として姿を現していた。 「う、うわああああ!!」 凄まじい恐怖に彩られた俺の悲鳴にゆっくりと眼を細めた巨大な紫色の雌龍が、幾重にもとぐろを巻いて眼前の獲物を睨め降ろしていたのだ。 「な・・・な、何だお前は・・・」 あまりの驚きに腰が抜けてしまい、ベッドから腰を上げることもままならない。 だが龍はその俺の言葉にクスクスとした哄笑を浮かべると、突然大きな顎を俺の前に突き出してきた。 「ひっ・・・!」 半開きになったその龍の口から鋭い牙の群れが覗いていて、一瞬食われるのかと思って咄嗟に身構えてしまう。 そしてベッドの上に倒れ込んだ俺の上に、紫色の鱗と白い被膜に覆われた極太の龍の体がドスンと乗せられた。 そのずっしりとした龍尾に押し潰され、柔らかなベッドの上に腹部を縫いつけられてしまう。 「う、うぐ・・・ぅ・・・」 「クフフフフ・・・いくらあがいても無駄さ・・・妾から逃げられるとでも思うのかい・・・?」 やがてバタバタともがく俺の両腕をベッドの上に押し付けると、龍がねっとりとした老婆の声でそう囁いてきた。 「お、お前が・・・お前が王妃の正体なのか・・・?」 「そうさ・・・なかなか察しがいいじゃないか」 「い、いつからなんだ・・・?」 俺がそう言うと、龍がいささか驚きを含んだ視線を俺へと向ける。 「そんなに気になるのかい・・・?」 絶体絶命の窮地にもかかわらず妾のことを訊いてくるこの人間に、妾は少しだけ興味を抱いていた。 王妃と入れ替わってからこの3年間、実に百数十人もの男達をこの身の糧としてきたものだが、その全てがほぼ例外なく妾に捕えられただけで泣き叫んでは無益な命乞いを始める腑抜けどもばかりだったのだ。 なのにこの男は、これから自分が辿るであろう結末をもう既に悟っているらしい。 「ど、どうせ俺を食い殺すつもりなんだろ・・・?だったら・・・その前に教えてくれ」 「3年程前からさ・・・クフフ・・・王妃の生活っていうのも、なかなかやめられなくなっちまってねぇ・・・」 そう言いながら、荒々しく組み敷いた男の顔にペロリと分厚い舌を這わせてやる。 「何しろ毎週のように人間が味わえるんだからねぇ・・・願ったり叶ったりというところさ・・・クフフ・・・」 だが軽い脅しのつもりで言ったその言葉に、男は何故か納得の表情を浮かべていた。 「そうか・・・道理で国の様子が変わっちまったわけだ・・・王妃が、こんな化け物と摩り替ってたんだからな」 「クフフフ・・・妾を面と向かって化け物と呼ぶなんて、なかなか面白い男だねぇ・・・」 ドシッ・・・ 妾はそう言うと、更にとぐろを一巻き男の上に重ねてその全身を広いベッドの上に押し付けていた。 「う・・・はぁ・・・」 巨大な蛇体に容赦なく押し潰された男の口から、息苦しげな喘ぎが漏れる。 だがそれでもなお、最早完全に無力と化したはずの男の顔に絶望の影は見当たらなかった。 両の手足を封じられて無防備となったその首や頭にはすぐにでも妾の牙が届くというのに、この不思議な余裕は一体どこからくるのだろうか・・・? そんな妾の疑問の色を感じ取ったのか、男の方が先にその心中を口にする。 「何だ・・・あんた、俺が今までの獲物と違うっていう顔をしてるな・・・?」 「おやおや・・・人間に考えを見透かされちまったのは初めてだよ。お前は、妾が怖くはないのかい・・・?」 「怖いさ・・・本当はこうしてる今だって、必死に体が震えちまうのを我慢してるんだ。お前らが・・・」 その瞬間、男の顔に深い悲しみの伴った激しい憎悪が一瞬だけ顔を出す。 だがそれもすぐに消えると、彼は1つ大きな息をついて先を続けていた。 「俺の両親は・・・お前のような人間に化けるドラゴンどもに殺されたんだ・・・今から8年前にね・・・」 そう言ってそっと妾から視線を外した男の目に、苦い過去の溶け込んだ熱い雫がジワリと溢れ出す。 「それ以来、俺はずっと独りで生きてきたんだ。パン切れを盗んじまったのだって、それが苦しくて・・・」 「ふぅん・・・それでお前は、妾を憎んでいるのかい・・・?」 「お前には恨みなんてないよ・・・両親を殺したドラゴンどもはノーランドの兵士達が仇を討ってくれた」 そこまで言うと、どこにそんな力が残っていたのかすっかりベッドに縫い付けられて動けぬはずの男が妾の尾の下でギュッと拳を握り締める感触が伝わってくる。 「でも・・・俺はもうドラゴンどもに弱みを見せるつもりはない。たとえこのままお前に食われたって・・・」 成る程・・・つまりこの男は、妾の正体を知ったその瞬間にもう生き延びることを諦めたのだろう。 死に対する恐怖は、生きることへの渇望から生まれるもの。 最初から死を覚悟した者に、どんな苦痛や脅しも用を成すはずがなかったのだ。 だがこの男なら・・・或いは妾の伴侶としてはより相応しいのかも知れない。 あんな妾の顔色を窺ってばかりいる腰抜けの王などとよりも、もっと刺激的な生活ができるような気がするのだ。 「でも・・・お前も本当は助かりたいんだろう・・・?」 その龍の言葉には、どこかさっきまでとは違う雰囲気があった。 生を求めて無駄なあがきに懸命になる無様な獲物を嘲るような口調から、まるで俺の心を覗き込むような静かで落ち着いた声へと変わったのだ。 「・・・・・・ああ・・・」 思いの内を吐き出した俺は全身の力を抜いて眼前の龍に体を預けると、虚空を見つめながらそう返事を返した。 「もしお前にその意思があるなら・・・助けてやるよ」 「ほ、本当か?」 「もちろんさ・・・ただその時は・・・一生妾の傍にいてもらうことになるけれどねぇ・・・」 一生こいつの傍に・・・?一体どういう意味だ・・・? いや・・・そんなことはどうでもいい。 決して表に出すつもりはないが、生きる望みがあるのならそれに縋りたいのは誰でも同じだ。 「どうすればいいんだ・・・?」 「クフフフ・・・お前も所詮は人の子さね・・・なぁに、簡単なこと・・・朝まで生きていればいいだけさ」 朝まで生きていること・・・? それじゃあこの龍には、当面俺を殺すつもりはないということなのだろうか・・・? だがその時、どこからともなくクチュリという小さな水音が聞こえてきた。 「でもお前を食い殺す代わりに・・・クフフ・・・こちらの方をたっぷりと頂くことにするさね・・・」 俺はその言葉を聞いて、初めてこの雌龍の目的を理解していた。 やがてゴクリと息を呑んだ俺の下半身に雌龍が体を揺らす感触が伝わってくると、股間の辺りに何か先の尖った物が数本押し当てられる。 これは・・・こいつの脚の爪だろうか・・・? ビ・・・ブチッ・・・ビリリリッ だが次の瞬間、雌龍はその脚で下に履いていた俺の服を鷲掴みにすると力任せにそれを引き千切っていた。 「うああっ・・・な、何を・・・」 激しい衝撃の割に大した痛みは感じなかったものの、その凄まじい龍の膂力の前に恐怖で体が震えてしまう。 そして散り散りの布切れと化した服の残骸をポイッとベッドの外に投げ捨てると、破れた服の間から顔を覗かせた俺のペニスに体をうねらせた雌龍の秘所がぬらりと滑り込んできた。 ヌル・・・ニュルル・・・ 「くっ・・・あっ・・・こ、これ・・・は・・・」 ペニスを押し付けられた淫唇がまるで喜んでいるかのようにペロリとその先端を舐め上げ、ジュクジュクと煮立った熱い粘液がたっぷりと敏感な部分に塗り込められる。 その極上の媚薬のような雌龍の愛液がペニスの先端を覆った途端に、俺はそれまで小さく縮み上がっていた雄槍がムクムクと急速な成長を遂げていく感触を味わっていた。 「想像以上の心地良さだろう・・・?そぉら・・・もっともっと、たっぷりと味わわせてやるさね・・・」 「う・・・ふ・・・くあぁっ・・・」 そしてそう言いながら、雌龍が未知の快楽に仰け反って悶えている俺の顔を眺め回す。 「でもこの程度で音を上げているようじゃ、妾の中なんて到底耐え切れないよぉ・・・」 だがそんな脅し文句などわざわざ言われなくとも、ペニスの先端が触れているその秘裂の中が一体どれほどの威力を持っているのかはその片鱗を味わっている俺が1番よくわかっていた。 雌龍がもうほんの少し体を捻れば、固くしこった俺の雄槍がいとも容易くその熱い坩堝を貫くことだろう。 自力ではどうすることもできずに両手を力一杯握り締めながら、俺はやがて訪れるであろうその瞬間をじっと待ち続けていた。 「なかなか我慢強いじゃないか・・・あの男なら、今頃はとっくに妾に泣き付いている頃だろうにねぇ・・・」 あの男・・・?もしかして、王のことを言っているのだろうか・・・? もしそうだとすれば、王もまた毎夜のようにこの恐ろしい妃に弄ばれながらもその秘密を誰にも打ち明けられないままこの数年間を過ごしてきたのだろう。 立場上王妃を遠ざけることのできない王にとって、秘密の漏洩は即座に死に直結するはずだ。 だがふとそんな思いに耽っていたのも束の間、雌龍はいつの間にかその両手を自らのとぐろの隙間に差し込んでいた。 そしてその鋭くも冷たい爪先が、衣服の上から俺の両の乳首に添えられる。 「クフフ・・・さぁて・・・そろそろお前のモノを搾らせてもらうとするよ・・・」 「あ・・・ああ・・・」 クリクリと胸の蕾を軽く弄ばれる快感に顔を歪めながらも、俺はキッと龍の顔を見返しながらそう返事を返した。 その眼前で、雌龍がククッと不気味な笑みを浮かべていく。 ズ・・・ジュブ・・・ニュブ・・・グブブブ・・・ 「はぁっ・・・あぅ・・・ぐ・・・くは・・・」 その瞬間、何の予兆もなしにいきり立った俺の肉棒が燃え上がる柔肉の海へと沈められていった。 蕩けた肉壺がペニスを扱き下ろすその挿入の刺激に、背筋がビクンと跳ね上がる。 そして抵抗する間も無く根元まで丸呑みにされた肉棒の根元がキュッときつく締め上げられると、いよいよ雌龍が捕らえた獲物を嬲り尽そうとその巨体を躍らせていた。 ギュッ!グチュッ!ヌチャ・・・グギュゥ・・・! 「うあああ・・・こ、こんな・・・あ・・・はあぁぁ・・・」 ペニスを激しく吸い上げられては膣を満たした熱い愛液と肉襞に勢いよく揉み潰され、俺の精を根こそぎ搾り取ろうと雌の野性が暴れ狂う。 入れているだけでも果ててしまうのではないかと思える程の熱い肉洞が、まるでそれ自体意思を持った別の生き物のように捕らえた雄をしゃぶり尽していた。 「ほぉら・・・とどめだよぉ・・・」 クリクリ・・・ギチュ・・・ヌチュウウウゥ・・・ だ、だめだ・・・こ、こんなの・・・人間に耐えられるわけない・・・! 「あ・・・わ・・・うあああああああ・・・!」 ドク・・・ビュビュビュ~~・・・ 爪先で乳首を転がされるこそばゆい快感と本当にペニスがペシャンコされてしまうのではないかと思える程の激しい圧搾を同時に叩き込まれ、俺はついに雌龍の前で屈服の嬌声を迸らせながら熱い精を搾り取られていた。 グブ・・・グシュ・・・ 「かは・・・ふあぁっ・・・」 辛うじて尿道に留まった精の残滓までもを啜り上げようというのか、射精の刺激に痙攣しているペニスがなおも力強く揉み上げられる。 その容赦のない雌龍の蹂躙に、俺はロクにもがくこともできぬまま弱々しく首を振って息を吐き出していた。 快楽に弛緩した体に鱗を纏った蛇体の重量がメシメシという音とともに預けられ、ベッドの底が抜けてしまうのではないか思う程に柔らかな褥の中へと塗り込められてしまう。 ピュッ・・・ピュルッ 「うっあっ・・・あぁ・・・」 そして勢いよく肉棒を扱き上げた肉襞の波とともに尿道に残っていた数滴の精が搾り出されると、龍が酷く憔悴した俺の頬を満足げに舐め回していた。 「クフフフ・・・可愛い顔だね・・・まるで屈辱が滲み出しているようじゃないか・・・ええ・・・?」 「うぅ・・・く、くそ・・・」 かつてこの龍の餌食となった数多の男達も、きっとこうしてジワジワと嬲り尽くされては深い絶望と耐え難い恥辱に塗れて命を落としていったのだろう。 もしこんな責苦を朝まで続けられたとしたら、たとえ死ななかったにしてもまず正気は保っていられそうにない。 それに・・・これ以上体の力が抜けたらこの龍の巨体にペシャンコに押し潰されてしまいそうだ。 両の手足はもうどこもすっかりと余すところなく暖かい尾の下敷きにされていて、何とか自力で動かすことができるのはベッドととぐろの間から僅かに飛び出している頭だけ・・・ しかも胸の上へと載せられた龍の胴体はまるで俺の胸骨を残らず圧し折らんとばかりに肺を圧迫し、それでいて敏感な乳首を弄ぶ龍の腕を巧みに避けながら呼吸とともにゆっくりと上下している。 「ほ、本当に俺を助けるつもりがあるのか・・・?」 「さぁねぇ・・・流石の妾も、一旦燃え上っちまったら獲物に加減なんてできやしないのさ・・・」 「お、おいっ・・・そ、それじゃ約束・・・が・・・あっ・・・」 そう言い掛けた途端に胸にかけられた龍の体重が少しだけ増し、詰まった息が抗議の語尾を切り落とす。 「お黙り・・・夜が明けるまではお前も妾の生贄・・・力尽きたが最期、妾の糧になるだけなんだからね・・・」 「そ、そんな・・・」 「クフフフフ・・・随分と饒舌になってきた所を見ると、そろそろ続きを再開してもいいのかい・・・?」 もう既に精も根も尽き果てかけた俺へ更なる追い打ちをかけるように、ニヤついた紫龍がベロリと大きな舌舐めずりをする。 もしこの龍が先程俺に言った救いの言葉を今までの生贄とやら全員に掛けていたとしたなら、憐れな犠牲者達は皆その到底叶うべくもない希望に縋ったまま無残な死を迎えていったことだろう。 だがたとえこの溢れんばかりの嗜虐心を剥き出しにする雌龍の言葉がどれほど信じ難いものであったとしても、俺にはもう風前の灯火となった命の炎を踏み消されぬよう必死に死守する以外道はないのだ。 クチュ・・・ニュブ・・・ やがて微かに聞こえ始めた淫らな音が、1度は過ぎ去ったはずの快楽の嵐が再び吹き返し始めたことを告げる。 「あはっ・・・は・・・はぁ・・・」 俺は今にも潰れてしまいそうな肺に辛うじてハッハッという短い息を吸い込みながら、股間に叩き付けられる甘すぎる暴力に必死に抗っていた。 何よりも恐ろしいのは、この雌龍に俺に対する殺意が全くないということだ。 完全に欲情し切っている今のこいつは、ただ自らの本能の求めるままに身をくねらせながら腹下に捻じ伏せた雄からその精を奪おうとしているだけに過ぎないのだろう。 だが同じドラゴンが相手であるならいざ知らず、脆弱な体と薄弱な心しか持たぬ小さな人間がその巨大な体躯から発散される激しい欲求の捌け口にされて無事で済むはずがない。 グシュッ・・・ジュル・・・ジュルル・・・ 「うあっ・・・あがああぁ・・・」 「クフ・・・クフフフ・・・なんていい声なんだろうねぇ・・・そぉら、もっと盛大に出しな・・・!」 クチュクチュクチュクチュクチュクチュ・・・ 「・・・・・・っ・・・!」 やがて早くも底をつきそうな薄い白濁が雄槍の先端からピュッと小さな雫を飛ばしたその直後、トロトロに蕩けた極上の膣壁が限界一杯まで張り詰めた俺の怒張を勢いよく摩り下ろす。 そしてその想像を絶するあまりの気持ちよさにほんの一言の声も上げることができないまま肉体と意識を繋ぐ糸をぷっつりと断ち切られ、俺はようやく雌龍の支配する苛烈な快楽の泥沼から引き上げられていった。 ズ・・・プツ・・・ 「う・・・あっ・・・い、痛・・・」 「ほら、さっさと起きな・・・一体いつまで寝てるつもりだい・・・?」 突然喉元に感じた鈍い痛みに驚いて目を覚ますと、俺の喉元に鋭く尖った龍の爪先が押し付けられていた。 そして危うく永遠の眠りにつかされそうだった俺が恐る恐るゴクリと唾を飲み込むと、ようやくその切っ先が取り除かれる。 咄嗟に辺りを見渡すと既に夜明けを迎えていたようで、寝室の大窓から差し込む明るい朝日が部屋中を爽やかに照らし出していた。 気を失う直前まで俺を下敷きにしていた幾重もの重い龍尾は既に退けられていて、どこから取り出してきたのかほとんど全裸に近い体が冷えぬように暖かい毛布まで掛けられている。 そして広大なベッドの中央で眠る俺をグルリと取り囲むように、龍がその長い体を器用に積み重ねていた。 「お、俺は・・・助かったのか・・・?」 つい数分前の意識が記憶していたのとはあまりに違うその光景に、思わずそんな馬鹿げたことを訊いてしまう。 「クフフ・・・助かったと思うかどうかはお前次第さ・・・そら、さっさと服を着な」 そう言われた俺の毛布の上に、龍がひょいっと豪華な装飾の施された男性用の服を放り投げる。 「何だこれ・・・これを着ろっていうのか?」 「何さ・・・嫌なのかい・・・?」 俺はふとその服の本来の持ち主について考えを巡らせようとしたものの、妖しく細められた雌龍の鋭い眼差しに恐れを成して素直に従うことにした。 折角命が助かったのだから、今またこいつを挑発するような真似はすべきではないだろう。 そして意外な程にピッタリとサイズの合った上下の皇族衣装を身に付けると、俺は再び龍から下されるであろう次の命令を静かに待っていた。 「うう~ん・・・」 誰にも見られていないのをいいことに、私は寝室へと続く廊下を歩きながら大きく背を伸ばしていた。 昨晩は実に心地よい、そして深い深い眠りについたものだった。 まぁこの3年間ぐっすり眠れる日はたったの週に1度だけという過酷な生活を送っているのだから、貴重な休みによく眠れないことの方がどうかしているというべきなのだが・・・ そんなことを考えながら角を曲がると、やがてその突き当たりに例の寝室が見えてくる。 昨夜は、一体どんな男があの怪物の餌食になったのだろうか? きっと残酷さを露わにした雌龍に想像するのも恐ろしい責苦を味わわされては、無残に泣き叫びながら暗い腹の底へと呑まれていったのに違いない。 生贄候補として今も地下牢に捕えられている男達には気の毒なことをしたと思ってはいるものの、彼らの命が私の束の間の安息を支えているのだと思うとその憐憫が感謝の念へと摩り替わってしまう。 そしてようやく寝室の重い扉へと手が掛かると、私はいつもの儀式のように大きく息を呑んでいた。 ギイイィ・・・ 軋んだ扉が開く音とともに、部屋の中の光景が少しづつ切り取られて視界の中に飛び込んでくる。 そしてその途中ベッドの上で静かに佇んでいた雌龍の姿を目にして、私は思わずビクリと体を震わせた。 「ど、どうした・・・まだ準備ができていないのか・・・?」 いつもの龍ならとっくに妃の姿に化けては姿見の前で紫色の髪をせっせと黒く染め上げている頃のはずだ。 来る時間を誤ったのだろうか・・・? 「ああ、そうさ・・・生憎、まだ1つだけやることが残っていてねぇ・・・」 雌龍はそう言うと、その長い尾の先を音もなくそっと私の方へと伸ばしてきた。 そのいつもとは違う雌龍の様子に一瞬本能的な身の危険を感じたものの、そうかといって逃げるわけにもいかずされるがままその屈強なとぐろの中へと誘われてしまう。 だが本当はその時・・・私は何が何でもその場から逃げ出すべきだったのだ。 ややあって、カタン・・・という耳慣れない物音が私の背後から聞こえてくる。 一瞬衛兵か誰かが何用かあって寝室に入ってこようとしたのかとも思ったが、龍のとぐろに巻かれたまま背後を振り向いた私の目に飛び込んできたのはもっと予想外のものだった。 「だ、誰だ!?」 今まで内開きの扉の陰にでも隠れていたのか、見たところ私と大して歳の変わらぬ若者がふらりと立っている。 だが何よりも私の目を引いたのは、その男が煌びやかな皇族衣装を纏っていたことだった。 「あの男は・・・昨夜の生贄か・・・?一体どういうことだ?」 突然の闖入者にもかかわらず雌龍が全く慌てたような反応を見せていないことを考えれば、昨晩この怪物と共に過ごした人間なのだと考えるのが自然というものだろう。 「クフフフ・・・お前は相変わらず鈍い人間だねぇ・・・」 楽しんでいるのか呆れているのか、私に逃げられぬように手足を絡め取った龍の顔が微かに綻ぶ。 「お前にはもう愛想が尽きたのさ。その男の方が、似非の王を気取ってるお前なんかよりずっと骨があるしねぇ」 「ふ、ふざけるな!あの男は生贄だろう?生かしておけばお前の正体も皆に知られることになるんだぞ!」 「おやおや・・・まだわからないのかい・・・」 そう言うと、雌龍が王に巻き付けた自らの尾を軽く引き絞った。 ギュッという音とともに寝間着姿の体が締め上げられ、こちらを向いた王の顔に苦しげな表情が浮かぶ。 「う・・・あ・・・ま、まさか・・・よ、よせぇ・・・」 まるで巨大な紫色の寝袋に収まっているかのように、王は不気味に嗤う雌龍の下で必死でもがき続けていた。 だがやがてその抵抗が無意味であることを悟ったのか、暴れるのを止めた憐れな獲物が恐怖に震え始める。 それを見届けると、龍がとぐろの端々から覗く王の寝間着をその鋭い爪で引き裂いていった。 パラパラと細かな布切れが辺りに舞い、まだ辛うじて威厳を保っていた王が全てを剥ぎ取られていく。 そして・・・皮むきを終えた食事を前にした龍がガバッという音とともに大きくその顎を開けていた。 「う、うわああああ・・・!」 やがて龍がとぐろから突き出していた王の上半身をパクリと咥えた瞬間、凄まじい恐怖に彩られた悲鳴が上がる。 そしてその首に長い舌をクルリと巻き付けると、驚くべきことに龍がベッドに寄りかかったまま王を捕らえているとぐろの方を頭上へと持ち上げていた。 15メートルもの長大な巨龍の体重が全て大きなベッドへと預けられ、メキメキという軋みが王の悲鳴と重なって寝室中に響き渡る。 「や、やめろ・・・やめてくれぇ・・・わあああぁぁ・・・」 俺の眼前で、稀に見る龍の捕食の光景が展開されていた。 すっぽりと肩口まで龍の口内へと押し込まれてしまった王が、今度はとぐろの上から突き出した両足をバタバタと暴れさせている。 だが龍の方は何ら表情を変えることもなく、一巻き、また一巻きととぐろを解きながら王を呑み込んでいった。 あ、熱い・・・誰か・・・助けて・・・ 舌と顎と尾の巧みな締め付けに、私は成す術もなく龍の口内へと押し込められてしまっていた。 力強く蠢く舌で熱湯のように煮え滾る唾液を全身へと余すところなく塗りたくられ、ジンジンとした不思議な痺れが私のあらゆる感覚を少しずつ奪っていく。 そして足の方からバクンという顎の閉じられた音が聞こえてくると、私はついに逃れようのない完全な闇の中へと囚われてしまっていた。 ズルッ、ズルッとぬめる食道を少しずつ滑り落ちるうちに、次第に死の恐怖すらもが薄れていってしまう。 皮膚の灼けるような粘液が痛みとも快感ともつかない奇妙な感覚を呼び覚まし、ゆったりとした龍の脈動と早鐘のように打ち続ける私の鼓動が静寂の中で不規則な旋律を奏でていた。 早く意識を失いたいと思っても龍の呼吸とともに腹の中にも幾分か新鮮な酸素が送られてくるらしく、ただただいつ果てるとも知れぬ闇に覆われた狭い肉洞の中を飲み下されていくばかり・・・ 「クフフフフ・・・」 あっという間に人間1人をペロリと呑み込んだ龍が、満足げな顔で俺を眺め下ろしていた。 そのただでさえも太い胴体の一部はまるで大きな獲物を丸呑みにした大蛇のように不自然に膨れていて、今もなお俺の代わりに生贄となった王がその腹の底に向かって落ちていく様が見て取れる。 まだ息があるのか時折その膨らみがもぞもぞと小さく揺れ動くものの、それは寧ろ王にとっては不運なことだったに違いない。 何故なら、彼はこれから数時間もの長い時間を掛けてじわじわと溶かされていく恐怖を、一条の光も差し込んでこない完全な闇の中で味わい続けることになるのだ。 だがこれで・・・この国は一体どうなってしまうというのだろうか? 「お、王を殺しちまって・・・大丈夫なのか・・・?」 「なぁに・・・お前が次の王になるのさ。妾が一体何のために、お前にその服を着せたと思っているんだい?」 「なっ・・・」 やがてあっさりと言い放たれたその雌龍の言葉に、俺は初めてあの時言われたことの意味を理解していた。 「俺に一生傍にいてもらうっていうのは・・・こう言うことだったんだな・・・」 だがそうは言っても、いきなり王が変わるなどということが民衆に受け入れられるのだろうか・・・? この雌龍が一体どんな企みを抱いているのかは知らないが、少なくともそうすんなり事が運ぶとは思えない。 「お前は黙って妾の言うことを聞いていればいいのさ・・・逆らえばどうなるか・・・わかるだろう・・・?」 そう言いながら、龍がもう腹の中程まで移動した不気味な膨らみをその手で摩る。 まあ・・・1歩間違えば今頃は俺があの暗い腹の中で喘ぎながら死を待っていたのだと考えれば、王妃に化けた雌龍の傀儡として生かされている方がまだマシというものなのだろう。 「それで・・・俺はどうすればいいんだ?言っておくが、俺は政治のことなんて何も知らないんだぞ?」 「妾が教えてやるよ・・・クフフフ・・・もう3年もこの国を治めてきたんだ・・・簡単なものさ・・・」 まさか俺がこの国の王になってこんな雌龍から人間の国の政治を教わることになるとは・・・ それはそれで人間の俺としては複雑な気分なのだが、それよりももっと重大な疑問がふと頭をもたげてしまう。 「でもそれって・・・俺・・・必要なのか?」 「必要さ・・・お前がいなかったら、妾は毎晩一体誰から搾り取ればいいと言うんだい・・・?」 「ああ、そうか・・・あんたにとって必要だってことなんだな」 思わず諦め顔でそう漏らしたその瞬間、長い龍の尾が不意に俺の体へクルリと巻き付けられる。 そしてグイッと力任せにベッドの上へと引き寄せられると、俺は白い皮膜に覆われた龍の腹に寄りかかるようにしてその顔を見上げさせられていた。 「自惚れるでないよ・・・お前の代わりなんて、そこらにいくらでもいるんだからねぇ・・・」 ベロリという音とともに分厚い舌で頬を舐め上げられ、そのザラザラとした熱い感触が俺の心を縛ろうと恐怖という名の鎖を持ち上げる。 だがここで負けてしまっては、結局いつかはあの王と同じように見限られて食われてしまうのに違いない。 俺は歯を食い縛って今にも消えてしまいそうだった精一杯の勇気を掻き集めると、勝ち誇ったかのように笑っている雌龍に一矢報いるべく声を絞り出した。 「へっ・・・そ、そういうあんただって、もし周りに正体がバレた時は俺が直々に引導を渡してやるからな」 「おやおや・・・この妾に向かって、また随分と生意気な口をきいてくれるじゃないか・・・」 その言葉とともに、俺の体を巻き取った龍の尾が少しだけきつく締められる。 「うっ・・・」 「クフフ・・・だけど、妾はお前のそういう所が気に入ったのさね・・・」 そう言ってもう1度俺の頬を舐め上げた雌龍の仕草に、俺は少しだけ心を落ち着けていた。 王が行方不明になったという噂は、その日の内にまるで山火事の如く国中へと広がった。 もちろん、情報の出所があの王妃であったことは言うまでもないだろう。 俺はその王妃から騒ぎが収まるまでのしばらく間、前王の書斎で暮らすようにと言い渡されていた。 ここには既に前王の捜索の手が入っていたため、たとえ1日中篭っていても時折俺の様子を見に来る王妃以外にやってくる者はいないのだ。 今は国中が蜂の巣を突いたような騒ぎになっているのだろうが、やがて民衆の関心も王の後継者の話題へと切り替わっていくに違いない。 そうしていざ誰か新たな王を立てねばならないとなった時、最も発言力が大きいのは他でもないあの王妃だ。 彼女はその席で、俺をこの国の王として民衆に認めさせようと考えているのだろう。 全く・・・冷静になって考えれば余りに荒唐無稽で馬鹿馬鹿しい計画だが、どうにも状況を窺っている限りでは情けないことにあの怪物の思惑通りになってしまいそうな雰囲気がある。 いかに小国とはいえ仮にも国の中枢で働いてきた城の人間達までもがたった1匹の老獪な雌龍に手玉に取られているのだから、案外彼女の言う通り国を治めることなど造作もないことなのかも知れない。 ぼーっとした頭でそんなことを考えながら、俺は書斎の窓から覗く城下町の様子におぼろげな意識を傾けていた。 かくして前王の失踪から2週間後、王妃の希望により1人の男が新たな国の指導者として国民に紹介された。 前王と同じくまだ年若いその男に民衆は初め様々な疑惑や好奇の目を向けることになるだろうが、所詮王族や城内の事情など一般庶民には手の届かぬ話。 やがては彼らの関心も、またとりとめのない日常へと戻っていくことだろう。 そして夕焼けに染まる大きな城の中では、どことなく落ち着かぬ様子で玉座に身を預ける王に美しい黒髪を揺らす王妃がそっと寄り添っていた。 「本当に・・・これでいいのか?」 やがて不安げな面持ちで、王が傍らの王妃にそう問い掛ける。 それを聞くと、王妃は周囲を見回して誰もいないことを確認してから新たな夫の耳元に口を近づけた。 「クフフフ・・・そんなことより、お前は今夜の心配でもしていた方がいいんじゃないのかい・・・?」 「今夜・・・?どうして?」 今夜・・・一体何があるというのだろうか? 「なぁに・・・この2週間、妾も贄を取らずに随分と飢えちまってたからねぇ・・・今夜は覚悟おしよ・・・」 「あ、ああ・・・そういうことか・・・」 今晩閨の中で味わわされるであろうその容赦のない龍妃の宴に不安と期待の入り混じった息を呑む俺の隣で、王妃がその顔にねっとりと絡み付くかのような妖艶な笑みを浮かべて佇んでいた。 完 感想 名前 コメント
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ざわめきと、強烈な光によって彼らは目を覚ます。 そういえば唐突に、ジェットコースターで滑り降りるような 浮遊感を感じ、 下方遥か遠くに見えた眩い光に飲み込込まれ、後には闇だけが残った。 ……それから? 彼らはきょろきょろと周囲を見渡す、どうやら何処かの大ホールのようだった。 足元は石畳のように整えられてはいるものの広間は岩盤を刳り貫いたように荒々しく、 周囲を照らす蝋燭の揺らめきで一層不気味さを増している。 奥には、周囲より高くなっている場所に豪華そうな玉座。 その玉座に神父の服装をした一人の男が座っていた。 そして、何よりも彼らの目を引いたのはその男の頭上に在る禍々しい球体だった。 その色は、夜の闇よりも暗い漆黒で、表面から絶え間なく発生する触手の蠢きは、見る物の嫌悪感を掻きたてた。 事態が飲み込めず、不安と困惑の入り混じった表情を浮かべ、付近にいる知り合いとひそひそと言葉を交わす参加者達を、 男は愉しげに見下ろしながら、口を開いた。 「今から君達には殺し合いをしてもらう」 混乱のざわめきが会場に満ち―― ――なかった。 神父の服装をした男――言峰綺礼は軽く眉を潜めた。 参加者達のほとんどがなにやら頭を抑え、うわ言のように何かを呟いている。 (何が起こっている?) ありえぬ事態に、言峰の心の水面に小さな波紋が発生した。 そのとき、金色の鎧をまとった赤眼の男がどこか嘲るような口調で叫んだ。 「おい、雑種! 貴様の遊戯に、このオレを巻き込むとはどういつもりだ?」 その男の名を言峰は知っていた。 聖杯戦争の折に言峰自身が召還した英雄王、ギルガメシュ。 「それが貴様如きの手におえるものだと思っているのか!?」 言峰の唇の端に冷笑が浮かんだ。 「私の目的は、このアンリマユを誕生させる事のみ。誕生させ、その復活を祝福する、それだけのこと」 「……イカれてやがるな、てめえ」 忌々しそうに舌打ちしながら、青髪の長槍を携えた男が一歩前に出た。 「殺し合いをしろってことは……。てめえの目的は、生贄か?」 「察しがいいな、流石はランサー……。いや、光の皇子・クー・フーリン、と呼ぶべきかな?」 「……気安くその名で呼ぶんじゃねえ」 青髪の男の身体から殺気が噴出した。 常人なら卒倒するような凄まじい殺気を、平然と受け流しながら言峰は言葉を紡ぐ。 「敢えて付け足すなら……。そうだな、強いて言えば娯楽ためかもしれない。人というのは死の瞬間が最も輝く。 私はその輝きを見るのが好きでね」 「ほう……」 極限まで圧し殺し、それでも圧し切れぬ怒気を声音に混じらせながら、ギルガメシュが手を翳した。 「このオレに、貴様を楽しませるための道化になれと、そうぬかすか! なかなか笑える冗談だ。 フッ……。フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」 ひとしきり哄笑がホールに響き、そしてぴたりと止んだ。 「このオレを侮辱した罪、死で贖え!!」 双眸に紅蓮の炎を宿したギルガメシュの背後に、無数の剣が浮かび上がった。 ゲート・オブ・バビロンによって呼び出された無数の宝具の原典の射出。それはまさに剣撃の極地。 だが、言峰は動じた風も無く 「……時には我が身を省みることも必要ではないかな? 英雄王」 そう言って、自身の首を叩いた。 その動作に釣られるように自然とギルガメシュの注意は自信の首に向けられ……。 ギルガメシュは唐突に気づく。自身の首にはめられた首輪の存在を。 信じがたいことに、今の今まで、彼すらまったくその首輪の存在に気づいていなかったのだ。 それほど首輪はピタリと首に馴染んでいた。 「君達の首には爆弾の付いた首輪を取り付けてある。 私に逆らったり、会場から逃げようとすれば爆発する仕掛けだ。 もっとも、君ほどの存在なら死を免れるかもしれないな……。試してみるかね?」 ギルガメシュの目の端と眉が吊り上った。 仮にも一度は自分の主だった男だ。言峰の言葉がハッタリの類でないことが彼には分かる。 「ちなみに、首輪は大きな衝撃を与えたり、力づくで取り外そうとした場合も爆発するようになっている」 言峰は、自分の言ったことが浸透しているかを確かめるために、会場を見渡した。 (……何故だ?) 言峰の顔に困惑の皺が刻まれた。 参加者達の顔にあるのは、混乱でもなく恐怖でもなく……いや、その感情も確かに浮かんでいるが、 それよりも強く浮かんでいるのは、『納得』もしくは『確認』といった類の感情だ。 そればかりでなく、盛んに互いに何やら話し合う余裕すら見せている。 生贄に選んだ者達の多くが、尋常ならざる精神力の持ち主ではあるとはいえ、これはあまりにも異常といえた。 「――ゴチャゴチャうるせえ!!」 揺らぎを増す言峰の心の水面に、さらに苛立ちという名の波紋が生まれた。 「英霊なんて連中はなぁ……。元々、仮初の命なんぞを後生大事にしちゃいねーんだよっ!!」 咆哮と共に、ランサー.が『刺し穿つ死棘の槍』、ゲイ・ボルクを翳し、飛燕の如き速さで突進してくる。 (見せしめには丁度いい) これで、参加者達も正確に自身の現状を認識することだろう。 苛立ちのままに、言峰は声を張り上げた。 「見ておきたまえ! 諸君。これがルールを破ったのもの末路だ!」 ――爆発音が3つ轟いた。 ――頭を失った胴体から血が噴水の如く溢れ出る。 ――誰かが悲鳴を上げた。 その悪夢のような光景を、その場にいた全員が唖然として見つめていた。 言峰自身すらも。 【魔人探偵脳噛ネウロ@脳噛ネウロ 死亡】 【魔人探偵脳噛ネウロ@至郎田正影 死亡】 【魔人探偵脳噛ネウロ@桂木弥子 死亡】 [残り27人] 「てめぇ……。よくも関係のねぇ人間ぉ!」 ランサーの怒声がどこか遠くに聞こえる。 ――確かに今自分は、ランサーの首輪を爆破したはずだ。 流石の言峰も、異常事態がここまで続いては、混乱せずにはいられなかった。 その時、言峰の目に、さらに異様な光景が飛び込んできた、 参加者の一人が、部屋の隅に積んである支給品入りのディパックを空け、その中からノートPCを取り出したのだ。 (あんなもの……。私は入れた覚えは無いぞ!) 不可解の波が怒涛となって言峰の心の中で荒れ狂う。 「余所見してんじゃあねぇえ!!」 雄叫びと共にランサーが肉薄してくる。 「くっ!!」 咄嗟に、言峰は『無限の残骸』を召還した。 ぞるり、と暗黒の球体から、無数の犬と蜘蛛の化物が這い出し、ランサーに殺到していく。 「どけやぁ、カスども!」 ランサーが槍を振るって薙ぎ払うが、無数の化物達は津波の如くランサーに、そして参加者達に押し寄せていく。 言峰は舌打ちした。 ――これでは、ゲームどころではない そのとき、声が会場に響いた。 「聞いてくれ! 今確かめてみたが、さっき、みんなが見たのはこれと似たようなゲームに参加させられた 『並行世界の俺達』の記憶だ」 PCから顔を上げ、少年が叫ぶ。確かキョンとかいう参加者の一人だ。 続いて隣の少年――古泉といったはず――が口を開いた。 「僕には、閉鎖空間への扉を開き、そこに侵入するという力があります。その力でこの空間の綻びをほんの少し大きくしました。 その隙間から、僕たちの仲間……。並行世界に干渉する力を持った仲間が、『並行世界のあなた達』情報をかき集め、 それを送り込みました。『並行世界のあなた』と同期するように細工してです。 手をこまねいていては、今みなさんが見たとおりのことが、これから起こってしまうんです!!」 ――綻びだと? まさか!? 言峰の頭を電流が走った。 憎憎しげに言峰は、ギルガメシュを睨む。 今の言峰の力は、『聖杯』の力を借りたもの。 そして、ギルガメシュは聖杯の中身を浴び、逆に取り込んでしまった者。 同種の力ゆえに、ギルガムシュには『聖杯』の力が効きにくかったのだろう。 彼の存在分だけ、この聖杯の力によって作り上げた世界は不安定になってしまったというわけだ。 ――そこを突かれた 言峰は歯噛みする。 その間も、古泉一騎は言葉を紡ぎ続けている。 「そして今、首輪が狙い通り爆発しなかったのは、彼女の力です!」 古泉一騎はそういって、隣のショートカットの少女を指し示した。 「で、でも……。あたし、古泉君に言われたとおり願ってみたけど爆発しちゃったわよ!?」 どこか悲鳴じみた声で、少女、涼宮ハルヒが叫ぶ。 涼宮ハルヒ、時空改変能力者。 彼女には、幾重にも結界を張り巡らせ、力を制限しておいたはずだが……。 (わずかとはいえ、自覚したことで、力が強まったか?) 首輪が狙い通り爆発しなかったのはせいか、という言峰の疑問を裏付けるように、 「違います。今、首輪を爆破されて死ぬはずだったのは、あの青い甲冑の人です。ですが今、涼宮さんが願ったことで、 爆破される人間が変わるという『変化』が生じました。もっと強く願ってください。並行世界のあなたが、あの無精ひげの男の死を願ったように!」 「わ、分かったわ!!」 ヤケクソのように絶叫し、涼宮ハルヒが眼を閉じて何やら祈るような仕草を始める。 ほとんど同時に、参加者達が走った。 「みー。魅音は、あんな幻みたいなのを信じるのですか?」 「それにしちゃリアリティありすぎだって! とにかくやるよ! 今すべきことをする! それも早急に! スピーディに! 詩音……。あんた、馬鹿なこと考えたら殴り倒すからね!」 「だ、大丈夫だよ。魅音達の口には菓子パン突っ込んだりしないからさ……」 「テッサ! こっちよ!」 「か、かなめさん……。そんなに、引っ張らないでください!」 「何!? あんた、こっちの世界でも、魔法と銃弾の間に割って入って死にたいわけ!? あたしは嫌よ! 吸血姫に噛まれるのも、人質にされるのも!」 「そ、そうですね……」 「ほぇぇ……。でも、小狼君があんな、変テコリンな格好をするなんて思えないよぅ……」 「俺は桜を守るためなら……。真っ白なカッターシャツに紺のスラックスだろうが 赤くて大きな蝶ネクタイだろうが、顔の上半分を覆う、無骨で不気味なメカだろうが……。つける!」 「小狼君……」 「ヒナギクさん、急いで! こっちの世界じゃ僕は許しませんよ。ヒナギクさんが、足を撃たれて死ぬなんてこと!」 「……ハヤテくん。ありがとう」 一人一人に支給品を手渡し、ワープさせるという手順が仇になった。 どうやら、並行世界の一つに似たようなバックがあったとみえ、参加者達は一斉にディパックを開け、 片端から支給品と各自の武器を取り出し、交換し合っている。 そこに聖杯から這い出た化物達が殺到していき、たちまち会場は銃声と剣戟、そして魔法の炸裂音の坩堝と化した。 (こうなっては、いたしかたないな) 心が急速に冷却するのを感じながら、言峰は決断する。 (全て爆破し、生贄とする) ピンポイントの爆破ができなくとも、全て爆破すれば関係がない。 だが、言峰が起爆しようとしたまさにその瞬間、 「エヌマ・エリシュ!!」 大気を震わす気合と共に、凄まじい爆光が迸り、言峰の前に築かれていた無数の化物の壁が消し飛んだ。 言峰の視線の先に姿を現すのは、やはりというべきか黄金の甲冑を纏った王。 「何だか分からんが、とにかくよし!! 死ねぃ!!」 ギルガメシュが手を一振りすると同時に無数の剣が流星となって一斉に言峰に降り注ぐ。 だがしかし。 「……ええぃ、面倒な!」 ギルガメシュが苛立ちを込めて叫び、言峰の口元に笑みが浮かんだ。 化物達は、言峰の前に立ちふさがり、流星を浴びて消滅していく。 だが、その数は名が表すとおりまさにその数は無限。見る間に化物の壁が築かれていく。 「悪いが……。終わりだ」 言峰は、全ての首輪を起爆させた。 爆発音が連続して轟いた。 【エアマスター@ジョンス・リー 死亡】 【エアマスター@相川摩季 死亡】 【ドラゴンクエストモンスターズ+@クリオ 死亡】 【ドラゴンクエストモンスターズ+@マルモ 死亡】 【ドラゴンクエストモンスターズ+@ロラン 死亡】 [残り21人] (何たることだ……) 同時に起爆できなくなるほど、あの少女、涼宮ハルヒの力が強いとは……。 思い切り舌打ちしつつ、再度言峰は起爆しようとするが、 「エヌマ・エリシュ!!」 「雷帝招来!!」 二つの絶叫共に放たれた爆光と雷撃が、またも無限の残骸の壁を粉砕した。 そして、開けた空間へと、一人の少女が走りこむ。 「星の力を秘めし鍵よ! 真の姿を我の前に示せ! 契約の元さくらが命じる! 封印解除!!」 澄んだ叫びと共に光が炸裂し、少女が巨大化した杖を振りかぶる。 少女の穢れなき真っ直ぐな瞳が、言峰を射抜いた。 「ちぃ!!」 咄嗟に、言峰は聖杯の中身、『この世の全ての悪』を引っつかみ投擲した。 投擲された粘液のような物体が、蠢き触手を伸ばしながら少女に掴みかかろうとする。 「桜ぁ!!」 駆け寄ろうとした小狼の目前で パチンという小気味のいい音と共に起こった爆発が、粘液を跡形もなく消し去った。 「可愛らしいお嬢さんに、そんな汚らしいものを投げつけるのは感心しないな」 軍服を纏い、手袋をつけたロイ・マスタングが皮肉気な笑みを浮かべて言い放つ。 だが、既にその時には、またも言峰の前に厚い化け物の壁が、築かれつつあった。 言峰の唇の端に小さく笑みが浮かびかけた、その時。 「スリープ!」 凛とした声が響き、眠りの風が化け物達の壁を抜け、言峰に到達した。 ぐらり、と言峰の身体がかしいだ。 ――いかん 言峰は力の大半を、フィールドの構築と無限の残骸の召還に裂いている。 そのせいで、制限している相手の魔法でも、効いてしまう。 昏倒する前に、無限の残骸の召還に力を振りしぼり、言峰は闇に沈んでいった。 洪水の如く押し寄せる化物の群れに、参加者達は後退を余儀なくされていた。 その胸に去来するのはやはり焦りである。あの男が意識を取り戻せば、首輪を起爆させるであろう。 参加者達の間には、自然と役割分担が出来上がっていった。 首輪を外せる物を内側に、腕に覚えのある者達が壁となって、化物を防ぐ。 「火神招来!!」 「ウィンディー!!」 桜と少狼が肩を並べて魔法を放つ。 「怖いのですよー」 「梨花は、輪の内側に入ってるんだ! 詩音! ほら、もっと撃った撃った!」 「あははははははは」 銃声が轟く。 「ちょっ……。やばっ……」 だが、魅音と詩音の弾幕を掻い潜って化物が、魅音に向かい爪を振りかざす。 その化物の胸に槍が生えた。 「おおおらぁぁ!!」 跳躍したランサーは槍の柄を握りなおし、一振りして化物を体ごと放り投げた。 仲間の体をマトモにぶつけられ、化物の隊列が乱れた所を突く、突く、突く。 「あ、ありがとう」 「礼を言ってる暇があったらとっとと撃て!」 怒鳴るように、魅音に返答し、 「おい! 何とかなんねぇのか!?」 そのままその場に留まり、迫りくる化物を突き刺し、薙ぎ払いながらランサーが後方に向かって叫んだ。 「何とかって言われてもなあ……。構造が分からないんじゃ、分解も出来ねえ」 両手を地面に叩きつけて大砲を作り上げてぶっ放しながら、右手が義手の少年、エドワードエルリックが、唸り声を上げた。 「原料に戻そうとしても、どうも上手く力が働かないしね」 兄と同様に大砲を練成しながら、アルフォンス・エルリックが相槌を打った 「内部構造が分からないと手の出しようがないです……」 「ホント、そーよね……」 テレサ・テスタロッサがため息をつき、千鳥かなめが豊かな黒髪を掻きあげた。 事実八方塞であった。 内部構造を調べようがないのでは手も足も出ない。錬金術も制限されている。 この場でトップクラスの頭脳を持つ人間が寄り集まっても手も足も出な―― 「人間と共闘なぞ、できるか!! まとめて、息の根を止めてくれる!」 尖った耳をした黒翼の化物が、突如集団に襲い掛かった。 「化物風情が、ほざくな!!」 「ぐはぁ!?」 その化物の身体を深々と剣が貫いていた。 「雷帝招来!」 「ファイアリィー!!」 雷撃が、炎が、降り注ぐ刀剣が、さらに凄まじい数の銃弾が化物に殺到した。 「……空気は読みましょうよ」 ジェラルミンケースを振りかぶった少年の像が、化物、バズズが見た最後の光景となった。 凄まじい衝撃が頭部を襲い、それきりバズズの意識は途切れた。 【ドラゴンクエストモンスターズ+@バズズ 死亡】 [残り20人] その二人は対峙していた。 藤木源之助にとっては、全て小事であった。 わけのわからぬ男に面妖極まる場所に連れてこられたことも、周りを化物が取り巻いていることも、 いつの間にか自身の首に得体の知れぬ輪がはまっている事も、全ては小事。 大事は、虎眼流の高弟達を次々とその手にかけ、師である虎眼を害せんと企てる伊良子清玄を誅し、お家を守ること。 これに尽きる。 今、清玄を討つことを邪魔する者は誰もいない。故にこの場は、源之助にとって最上の場である。 清玄が上段に振りかぶった。 「抜け……。貝殻」 伊良子の挑発は、源之助の鋼鉄の如き表情を僅かなりとも動かすことはできなかった。 敵は盲目の剣士。だが、源之助には油断は髪の毛一筋ほどもない。 ただ澄んだ瞳に清玄を写し、じわりじわりと間合いを詰めてゆく。 二人の間には深き湖の湖面の如き静けさがあった。 周りを化物が取り囲み、闘争の音が木魂する中、二人の戦士は互いだけを相手とすることができるのか!? できる。できるのだ。 「バキよ……。よぉくみてな!」 傍らの少年に言い置き、鋼の如き筋肉を纏った赤髪の男が、無造作に化物に近寄っていく。 あまりの無造作さに、戸惑うような空気が化物に満ちるが、すぐさま四方から化物が男に襲いかかった。 「チェリャァァ!!」 裂帛の気合と共に、四方の化物が一度に粉砕された。 そのまま襲いかかる化物を男は、蹴りつぶし、砕き散らしていく。 帰り血を浴びて、朱に染まりながら 「分かったか? バキ。四方から襲ってくる敵を同時に倒せりゃ、全人類と戦ったって負けやしねえんだ」 鬼の笑みを口元に浮かべて男が言う。 「やっぱ、父さんはすげえや……」 少年は感嘆のため息をもらし、憧憬の輝きを瞳に宿して父親を見つめていた。 この状況にあっても、範馬一族は闘争の練習に明け暮れることができるのか!? できる。できるのだ。 「……何て協調性のねえ奴等だ」 ランサーのぼやきに多くの人間が頷いたのは、むべなるかな、と言った所であったろう。 「ほらよ!」 息絶えた黒翼の化物の首を刎ね、首輪を外すとランサーは、首輪を解析している集団へ放り投げた。 首にはまった状態ではないサンプルがあれば、少しは好転するかと考えたのである。 容赦のない、ある意味冷酷とも言えるその行為に対し眉を潜めはしたものの、解析組はいそいそとその首輪を弄ってみる。 だが、外から見ても手詰まりなことは、やはり先ほどと変わりは無い―― と思われたのだが。 「う~ん……。外せないことはない……かな?」 「本当か、ウィンリィ!?」 金色の髪を後ろでひっくくった少女の言葉に、義手の少年が顔を輝かせ、その言場を耳にした全員が顔を輝かせた。 「ここと、ここの継ぎ目をちょっと弄ってやれば、外れる……とは思うんだけど」 「どうして、そんなこと分かるのよ?」 千鳥かなめが眼を丸くして聴くと 「いやまあ、なんていうか……。技師の、カン?」 おお、と一同にざわめきが走った。 日ごろ機械を弄り、溶接し、組み立てている人間でなければ見抜けなかったであろうが、確かにその首輪には継ぎ目が存在していたのだった。 「ですが……。問題があります」 堅い声でテレサ・テスタロッサが呟くように言った。 「まあ……な」 エドも自分の眉間に皺が寄るのを感じた。 『力づくで』外そうとしなくても、外しただけで爆発する可能性は小さくないのだ。 「四の五の言ってるときじゃないでしょ!」 ウィンリィは首輪を持って立ち上がった。 「ちっさい子達が身体張ってるのに、私達がモタモタしててどうすんの!」 そのままウィンリィは防衛の輪の端へと移動する。 ここなら万が一のことがあっても、誰も死ぬことはない。 ――死ぬ ウィンリィの鼓動が拍動数が増え、鼓動音が高まった。 手が、震えた。 「ウィンリィ!!」 心配そうに顔を歪めるエドに、ウィンリィは小さく笑ってみせた。 継ぎ目に、支給品の中から探し当てた工具をあてがう。 しばらくカチャカチャという音が、戦闘音に混じって小さく響いた。 そして、ウィンリィは工具を置いた。 継ぎ目に手をかける。両サイドに引けば、外れる。 背に嫌な汗が流れ、心臓の音がやたらとうるさい。 ――力が込められ、 ――爆発音が響いた。 「アル!!」 エドの絶叫がウィンリィの耳朶を打った。 あの瞬間、いきなり横から大きな鉄の手が首輪を奪い去ったのだ。 「念には念をいれておいて良かったよ……。ウィンリィ、怪我は無い? 身体の3分の2を失ったアルフォンスが優しく問いかけてくる。 「……うん」 ウィンリィの視界が滲んだ。 「え、ええ!? 泣かないでよ、ウィンリィ。僕だったら、すぐに兄さんに治してもらえるから!」 「でも、でも……」 「っとに、相変わらず泣き虫だな。ウィンリィは」 だが、言場とは裏腹にエドの顔は引きつっていた。 アルフォンスが、外す段階でひったくるのは決めていた。しかし、思った以上の威力だった。 ひょっとすれば、血印を破壊していたかもしれない。 エドの背筋が凍った。 「おし……。 よいせ!」 エドが両手を地面につくと、またたくまにアルフォンスの身体は修復していく。 安堵しつつも、 (アルの身体を直せるってことは、錬金術は正常に働いてる。それなのに、首輪を分解できないってことは……。 首輪には何らかの妨害する力が働いてると考えて間違いないな) その結論に達すると同時に、エドは大きくため息をついた。 (嫌な結論が出ちまったな……) だが、諦めの悪さが鋼の錬金術師の取り柄である。 エドはアルにすがって泣いているウィンリィと、懸命に宥めているアルをつれて、輪に戻った。 エドが、結論を報告するとみなの顔が一様に暗くなった。 「どんなゲームでも、普通はプレーする人間が勝つための材料が揃えられているものです。 ですが、このゲームは主催者が絶対に負けなくても許されるゲーム。 首輪を外すことができると考えたことがそもそもの間違いだったのかもしれませんね」 古泉一騎が、淡々と言った。 「あのねえ……。そんなこと言ってなんか意味があるわけ? もっと建設的なことを言ったらどうなの?」 千鳥かなめが、噛み付くように言った。 「失礼しました。現状認識を行うことは何かの役に立つかと思ったもので」 古泉が素直に頭を下げた時、どこか嘲笑うような響きの混じった声が響いた。 「その雑種の雄の言うとおりだ。雑種の雌! 無駄な足掻きがすんだのなら、やることは一つだ。 幸い、あの下種は寝ている。首を取るのは容易い!」 確かに首輪を外すことができないのなら、やることは一つだ。 物言いには反発を覚えつつも、総攻撃を提案するギルガメシュに全員の意識が同意しかけたその時、 「それは最後の手段です!」 凛然とした声が、アッシュブロンドの少女の口から発せられた 「一転突破を目指せば、必ず私達は縦列を取ることになります。ですが。これだけの戦力では、側面から挟撃された場合、防ぎきれません。 私達は分断され、各個撃破されるでしょう」 「はっ! 犠牲を恐れて何が出来る。敵将の首さえ取れば全て終わるのだぞ?」 「確かにあなたなら、四方から敵が襲ってきたところでなぎ倒すことができるでしょう。しかし私達にそれは、無理です。 あなたが敵将の首を挙げることができたとしても、その時、私達の大半は死んでいるわ。そんな勝利に、どんな意味があるというんですか!」 金色の騎士とアッシュブロンドの少女の会話を聞いていたロイ・マスタングは、眉を小さく上げた。 (ほう……。可愛い顔をしている割には、どうしてどうして) アッシュブロンドの少女、テレサ・テスタロッサの声には、確信の響きがあった。 歴戦の将でなくては持つことが出来ぬ、実戦経験に裏打ちされた確信が。 内容自体はそれほど大したことは無い。 だが、テスタロッサという、儚げすら見えた少女が今放っている気迫と眼光は、聴く者を納得させる力に満ちている。 どうやら、幼い身体で相当の修羅場をくぐりぬけてきたとみえる。 (私が出しゃばる必要はなさそうだな……) 誰も言わないのなら、と思っていたが、その必要はなくなったようだ。 迫り来る化物を指の一打ちで爆砕しながら、マスタングはこの少女に作戦立案を預けてもいいかと、思い始めていた。 「だが、女! そうやって決断を躊躇っている間に時間はすぎていくぞ? オレはいいが、雑種どもの体力は持つのかな? それにあの男が眼を覚ます可能性もあるとわかっているのか?」 「ええ、その通りです! ですから、本当はこんな問答をしてる時間も惜しいんです!」 ピシャリと言い放って、テッサは防衛にあたっている人間達に向かって口を開きかけた。 「……私は、その子に賛成かな。カミカゼはまだ早いと思うしさっ!」 テッサの言場に先んじて、園崎魅音が敵に視線を向けたまま言った。 「私、まだ頑張れます。それと……。多分ですけど、もう少しはスリープの効果は持つと思います」 「俺も、まだいけます」 続いて、木の本桜、李小狼が笑顔で同意を示し、 「まだ、問題は無いな。それに術者がそういうなら、術者の判断に従おう」 ロイ・マスタングが淡々といい、 「もう疲れましたからできません、なんてのは俺の信条に反するからな。死んでもいわねえさ。 それにどうせなら、全員で生き残る方が好みだからな」 ランサーが小さく鼻を鳴らしながら言った。 「ありがとうございます!」 大きく頭を下げると、テッサは顔を引き締めて解析の輪に戻っていく。 「やれやれ……。雑種どもの仲良しこよしには付き合いきれん」 吐き捨てつつも、どこか愉しげにテッサを見やり、ギルガメシュは剣の雨を迫り来る怪物に降らせた。 方針は定まった。しかし、八方塞ということに変わりは無い。 打開案がなく、時は過ぎていく。 「ああもう! 古泉君の言ったとおり、イカサマされてるゲームに正攻法で挑んだって仕方ないわ! 何か裏技とか、誰か考え付かないの!?」 涼宮ハルヒが焦燥を滲ませて叫んだ。 「言えてるわ……。元々外す手段がないとしたら、そっちから挑んでも無意味だし……」 千鳥かなめは、眉をひそめて考え込んだ。 「なあ、ちょっと思ったんだが……」 涼宮ハルヒの隣にいた少年、キョンが口を開いた。 「あの男は、俺達に首輪をはめて絶対的に優位に立ってると思ってる。だから余裕こいていられる」 キョンの頭には、ズルをしていたコンピ研とのゲーム勝負のことが頭に浮かんでいた。 あの時敵は、自分の優位を確信し、それに胡坐をかいていた。 だから、それが崩れ去った時、パニックに陥り、敗れた。 「だから、その優位を何とか揺るがしてやれば……」 そこまで言ってキョンは口ごもってしまう。 その優位性の基である首輪が外せないというのは、現状ではもはや確定事項だからだ。 (馬鹿か俺は……。これじゃ堂々巡りじゃないか) キョンが苦笑をもらし、謝罪の言場を述べようとした時。 「そう! それよ!」 千鳥かなめが叫んだ。 あまりの声の大きさに、全員が思わず千鳥かなめに視線を移す 「要はビビらしてやりゃいいのよ! 正攻法じゃ負けるなら、トリックを使う。当然じゃない!」 ラブホテルで暗殺者に襲われたとき、真正面から戦ったら負けていた。 だが、自分はこうして生き残っている。 何故だ? 上手く騙せたからだ。 ――どうやったら騙せるか? みなの考えは自然とそれに集中した。 「……騙せればいい、か。そういうことなら、俺に考えがあるぜ」 全員の視線が今度は、義手の少年に集中した。 ■ そして全ての準備が整った後、参加者達は気づく。 二人の侍が息耐えているのを。 壮絶な勝負の末、片方が勝ち残った、もしくは互いに重症を負ったところで化物達に殺されたのであろう。 二人の身体は無残な状態であった。 だが、気のせいだろうか? 盲目でない方の侍の顔に穏やかな物が浮かんでいるように、参加者達には見えたのだった。 【シグルイ@伊良子清玄 死亡】 【シグルイ@藤木源之助 死亡】 [残り18人] 「……むぅ……」 言峰は、頭を振って体を起こした。 無事だったようだ。 安堵の気持ちが湧きあがるが、同時に怒りも湧き上がってくる。 (まったく、何というザマだ) 殺し合いを特等席から眺めるつもりが、席から引き摺り下ろされ、危うく舞台に上げられるところだった。 苦い思いを噛み締めながら、視線を前に移したその時、 「ようやくお目覚めか! オレを待たせるとは、それだけで万死に値すると知れ!」 裂帛の気合が、言峰を打ち据えた。 言峰の視線の先でギルガメシュが仁王立ちし、参加者達がその後ろに並んでいる。 驚愕が言峰の心の壁を這い登った。 「何を驚いている!? そうか! オレの慈悲に感動しているのだ。ありがたく思え! 寝ている間に死んでは死にきれんだろうと、わざわざ貴様が起きるまで待ってやったのだからな!!」 混乱が、言峰の心を支配していた。 (何故だ? 何故やつらの首から首輪がなくなっている!?) 言峰の心を呼んだかのように、不敵な笑みを浮かべた義手の少年が前に出た。 「凄腕の技術者と魔法使いがいたからな、外すのはそれほど難しくなかったさ」 少年が握りこぶしを開くと、何個もの首輪が地面に音を立てて落ちていく。 それを言峰は呆然と見つめた。 「策士策に溺れたなぁ? まあ、なんだ。死の恐怖って奴を少しは味わってから死んでくれや」 悪意を視線と声に存分に込め、ランサーがくっくと笑声を漏らした。 「――これより侵攻と蹂躙を開始する!! 下郎っ!! 闘争の準備は十分か!? 」 ホールを砕かんばかりのギルガメシュの宣告が轟き、参加者達が一斉に武器を構えた。 ■ 平静を装いながらも、言峰の心は不可解の烈風が吹き荒れていた。 (どうやって首輪を外した!?) 疑問はその一点に集中した。 (いかん、今はこんなことを考えている場合ではない) 参加者達の一丸となった攻撃は熾烈を極めている。 ゆっくりとだが、確実に無限の残骸をなぎ倒し、自分の所へと歩を進めてくる。 (壁際に沿って進むとは考えたな……) 壁を背にすれば、敵と相対する面が限定される。 ――だが、甘い 参加者達は、戦力的に劣る者達を保護しながら進んでいる。 ゆえに、どうしても歩みが遅くなる。 (奴等の体力とて、無限ではない) ――本当にそうか? 言峰の背に氷塊が落ちた。 参加者達の、特に先頭を行く、ギルガメシュの凄まじさは常軌を逸している。 豪雨の如く剣を降らし、エヌマ・エリシュの一撃で無限の残骸の壁を吹き飛ばす。 歯を軋らせると、言峰は無限の残骸の精製に力を注いだ。 濁流となってあふれ出した化物達が、ついに、参加者達の足を止め―― 「援護しろぉ!!」 闘志に満ち満ちたランサーの絶叫が、言峰の心を震わせた。 ランサーが槍を縦横無尽に振るい、一気に加速し、こちらへ向かってくる。 「この程度で、このオレの、王の歩みを止められるかっ!!」 立ちふさがる化物をなぎ倒しながら、ギルガメシュが進む。 だが、明らかに無理、無謀、無茶な突進だ。 彼らの身体を化物の爪がかすめ、血が吹き出る。 二人を援護せんと、焔の魔術師が指を連続して打ち鳴らし、大剣と符を翳した少年が雷撃と炎を放ち、 二人の錬金術師の作り上げた大砲が轟音と共に化物を木っ端微塵にする。 (勝負に出たか!!) ここが勝負どころと、言峰も力を振り絞った。 ホールに充満していた化物達に指向性をもたせ、彼ら二人の前にひたすら肉の壁を作り続ける。 無限の残骸の残骸を踏み越え、襲い来る化物達は尽きることはない。 「ぐぁ!!」 「っちぃ!」 ついに化物が彼らに喰らいつき、その足を止めた。 洪水の如く、化物の群れはランサーとギルガメシュと他の参加者との間に雪崩れ込んでいく。 言峰の唇が弧を描いた。 これで勝っ―― 「今よ!!」 部屋に充満した悪鬼の汚濁を、テッサの清冽な一声が切り裂いた。 「フライ!!」 参加者達の塊とはまったく逆の方向から声が響いた。 『イレイズ』を解き、姿を現した木の本桜が、一人の男を持ち上げ、真っ直ぐにこちらへ向かってくる。 全てを逆に振り向けたため、化物の壁は格段に薄い。 「おのれ!」 怒声と共に、少女を打ち落とさんと言峰は『全ての悪』を投げつけた。 「シールド!」 少女の目前に盾が展開され、『全ての悪』が弾かれる。 だが、これでいい。 進行さえ止められればすぐに無限の残骸を―― ぶら下げられていた男が身を捩り、地面に落下。 (……何のつもりだ?) 言峰の顔に冷笑が浮かんだ。魔力を持たない男に何ができる。 その侮りが、次の行動を遅らせた。 男の身体が跳ねた。 「オオォオォ!!」 雄叫びと共に、空中で蹴りの連撃を繰り出し、目の前の化物の顔面を粉砕。 「ぬぅぅん!!」 猛烈な足払いに、5匹まとめて犬型の無限の残骸が宙を舞った。 「ば、馬鹿な!?」 立ちふさがる化物群れをあっさりと蹴散らかし、男が一気に玉座への道を駆け上がってくる。 疾い。一陣の風だ。男の視線と言峰の視線が衝突した。 肉食獣のそれをさらに上回る獰猛さを秘めた男の眼光に言峰は戦慄する。 「うっ……おっ……」 恐怖に駆られ、言峰は無我夢中で、全ての悪を投げつけるが、簡単に回避された。 「いい歳こいて、泥遊びか!?」 耳元で声がした、と言峰が思った瞬間 ぐずん という衝撃が言峰の身体を貫通した。 ごぼっと言峰の口から血があふれ出した。痛みが全身を貫き、視界が真っ赤に染まっていく。 「腑抜けがっ!! 闘争の最中は肉の盾の後ろに隠れ、窮すれば餓味噌のごとく泥を投げつけるだけとは、何たる軟弱っっっ。 消え失せいっっ!!」 鬼の裏拳が言峰の顔面に突き刺さり、ぐじゃりという音と共にその柔い顔面を粉砕した。 迫る巨大な拳。それが、言峰が現世で見た最後の物だった。 ■ 全ては終わった。 言峰が死ぬと同時に、自然と首輪は砕けた。 だが、それを確認しても参加者達の顔は、晴れなかった。 参加者達は黙って、首から『人の皮』をはがし、それぞれに黙祷を捧げ始める。 首輪がなくなっていたように見えたのは、実に単純な話だった。。 倒れている死体から人皮を剥ぎ、それをエルリック兄弟が薄い布状に加工し、それを首に巻きつけていたのだ。 接着は血を加工したものを使った。 あまりに陰惨極まりないこの作戦に、かなりの反対が起こり、テッサですら迷った。 しかし、ロイ・マスタングが、エルリック兄弟を支持したこともあり、決着した。 首輪を外したと見せかけて起爆を防ぐ。 遠目で見て分からないくらいで言い言峰は、戦闘が始まれば首輪のことに思考を集中してはいられないのだから。 だが、このことにより言峰の思考は分断され、罠にもはまりやすくなるだろう。 そこを突き、囮が化物の軍団を完全に引き付け、本命の一人が薄くなった逆側の守りを突破して言峰の首を挙げる 以上が作戦の骨子である。 テッサはホッとため息をついた。 勝算はあったが、戦闘というものは下駄を履いてみるまで分からない。 実際、化物の壁の厚さは予想以上だった。 あの壁を突破し、言峰に脅威を与えることができる人間が揃っていたことが、今回の作戦の大きな成功要因だろう。 いや、それより誰よりも……。 「ありがとうございます。エルリックさん。あなた達の、おかげです」 テッサは、義手の少年と鎧の弟に向かって、深々と頭を下げた。 彼らが汚れ役を引き受けてくれなければ、この作戦はとても成立しなかったろう。 心からそう思う。 「ありがとよ……」 苦笑とも取れる笑みを浮かべるエドに、 「いいえ。本当に、本当にそう思いますから。それに……。自分を責めないでください。私達も共犯ですから」 きっぱりとした口調でテッサは告げた。 あの時、人の皮を使うと決めた時、生きたいという思いが全てを凌駕していた。 いきなり分けのわからない世界につれてこられ、殺し合いをさせられて、死ぬという死に方だけはごめんだった。 自分を待ってくれている人たちがいる、帰らなければならない場所がある、やらなければならないことがあるのだから。 そのためには例え……。 ――誰だって、そうだ。 そして、何か深い事情があると見受けられるあの兄弟なら、なおさら。 テッサが礼を言ったのを皮切りに、皆がエルリック兄弟に礼を言い始めた。 どこか困ったように応対しているエルリック兄弟を見て、テッサは静かな笑みを浮かべた。 ――大丈夫だろうか、と思う。 彼らの背負っている物はとてつもなく重い物のようにみえる。 あの二人の絆は強く、そして金色の髪の少女も彼らの側にいる。頼れる上司のような人もいるようだ。 だが、それでも……。 (神よ、どうか彼らに祝福を) テッサは、心の中で神に祈りを捧げた。 ■ フィールドが消え始めると同時に、参加者達は光に包まれた。 一人、一人と手を振りながら元の世界へ帰還していく。 「マスタングさん! 桜のこと守ってくれてありがとうございました!」 「ありがとうございましたっ!!」 「いやいや。二人とも仲良くしたまえよ!」 「「はい!」」 「古泉君! 何かつっかかっちゃってゴメンね!」 「いえ、そんな! ごきげんよう、千鳥さん。あなたの今後に幸多からんことを祈っていますよ!」 「青髪のおにーさーん。ありがとー、カッコ良かったよー」 「はっ! 小娘が。俺の魅力が分かるまでには後10年は必要だ」 「テッサさーん。ありがとーう」 「アルフォンスさん、お元気で! エドワードさんも!」 「おうよ! そっちもな~」 「肩の力をぬいてやりたまえ! テスタロッサさん!」 最後に残ったのは二人。 英雄王ギルガメシュと、地上最強の男、範馬勇次郎。 睨み合う二人の境で空間が歪んだ。 「残念だぜ、てめぇみたいな極上を、喰っちまえねえってのはよ……」 「思い上がるな。雑種が」 どちらの唇に浮かぶのも獣の笑み、瞳には傲然と見下ろす王者の光。 轟と風が舞った。 刹那よりも速い、一瞬の交錯であった。 つっと、勇次郎の頬から血が流れ、ギルガメシュの頬に薄っすらと赤が浮き上がる。 「フッフハハハハハハハハハハハハハハハハ」 「くっくっく、くはははははははははははっは」 互いの笑声が今や無人となったホールにこだまする。 「無限の時、世界の狭間で会うことがあれば、闘ってやる」 ギルガメシュの言場に、勇次郎はもう一度笑声を響かせた後、踵を返し、後ろ手に手を挙げた。 それにギルガメシュが、鼻を鳴らして返答。 次の瞬間、二人の姿は同時に掻き消えた。 戦いの舞台となった空間も、光に覆われ、消えていく。 そして、全てがなくなった。 完
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「これぐらいがいいのか兄ちゃん?」 「ん、そんな感じ」 「こうすると痛気持ちいいだろ」 「うわ、うわ、おっ」 「そーれ、そーれ、そーれ」 「うぉあ!あ、あ、うー」 「兄ちゃん気持ちいい?」 「気持ちいい……」 「こういうやり方もあるぞ」 「うわ、うわ、そんな事まで!?」 時刻は夜 僕はベッドの上で妹の手管に翻弄されていた。 火憐に圧され握られ揉み解されて 僕は唸って軋んで潰されて 快楽と苦痛と奉仕される悦びに身を震わせながらベッドでマグロのように寝転んでいる。 と、なにか勘違いをされても困るので経緯を説明する事にしよう。 部屋で読書という名のマンガ鑑賞をしていた時だ。 ジュラ紀から眠っていた原人が現代の格闘家と熾烈な戦いを繰広げている内容だ。 こいつらには吸血鬼になっても勝てないだろうなとどうでもいい事を考えてると 突然ドアが蹴り開かれ珍しくジャージじゃないTシャツに黒スパッツ姿の火憐が突入してきた。 ぴっちりしたスパッツを履くと長い足がさらに長く見えてなかなか生意気なもんだ。 髪は大分伸びてきて短めのポニーテールを束ねれるぐらいになってる。 「お礼参りだ!兄ちゃん!」 僕は冷静にお礼参りされるに当たる妹への行為を思い馳せる。 そうすると何故か走馬灯のように幼少からの思い出が流れていった。 中学生小学生幼稚園と遡って流れていき人様に言えない自分でも忘れていたような出来事が幾つも幾つも幾つも幾つも思い当たる。 なんで妹からお礼参りだ!と言われただけで走馬灯が見えるんだよ! 走る馬と火憐は確かに似ている。っていうかそのものだと思う。灯って火も点いてるし。 しかし火憐を表すのに相応しい表現だからと言って走馬灯が見える理由にはならない。 だが過去からの映像はお礼参りされてもおかしくない僕の姿を映し出しており目前に迫る死の恐怖にがたがたと震えが止まらない。 せめて自らの運命を受け入れまいと形だけでもファイティングポーズを構えて徹底抗戦の意思を見せる。 「なにしてんだ。兄ちゃん。おら」 瞬時に、けどなんでもないように僕の構えた腕を手に取りよくわからないよう捻られると勢いよく、ぐるんと引っくり返される。 天上が正面に見えた。 マンガが落ちている床らしき平面が頭上を通りさらに回転した所で ふわりとなんの衝撃も感じずベッドにうつ伏せで倒されていた。 以前似たような投げを食らって絶息した経験があるけれど今はそれこそ羽毛か綿のように身体は舞って優しくベッドに寝かされた 「ありえねー」 自分で言って何が起きたかはわかっている。わかってはいるが力ですっぽ抜かれたわけでもなく 柔道や合気道といった、そういう一般的武道の範疇を超えた得体の知れない何かに戦慄を隠せない。 なんつーか達人が使いそうな技だがそれを妹が何でもないよう兄に使ってしまうのは設定としていかがなものか。 「よーし、準備できたな兄ちゃん」 そう言って僕の背中に火憐ちゃんが跨ってくると、さながら猛獣に組み伏せられたネズミかウサギだ。小さいとか言わない。 そのまま指と体重が、背中にかかるとえもしれない感覚に変な声をあげた。 「んぅぇ」 あれ、痛くない? それどころか指先は僕の背中を微妙な力で刺激して気持ちよさすら感じる。 もしかしてこれ、痛みすら感じさせずに絶命させる秘孔を突いたとか? 「お前、いつから北斗神拳まで使えるようになったんだよ」 「何言ってんだ兄ちゃん。あたしのは空手だぜ。暗殺拳なんて使えねーよ」 空手も嘘だろって感じだが否定してくる。 「師匠なら体中の穴という穴から血が吹き出て死んじまうような道場でしか使えないような技使えるけどよ」 「んなもんどこでだって使えるか!」 妹が空手という名の得体のしれない武術を修めているのが不安でしょうがない。 師匠とやらは少年サンデーかチャンピオンの格闘マンガに出演してるような存在なのか? 「冗談だよ兄ちゃん。漫画じゃないんだからそんな事できるわけないだろ」 「そうだな。漫画じゃないんだからできるわけないよな」 怪異や吸血鬼がいるんだから秘孔があってもおかしくないけど。 「せいぜい掌打で口から内臓が全部飛び出るぐらいだぜ」 「そっちのが怖いよ!」 恐怖でマウントから抜け出ようと暴れるが巧みな体重移動で抜け出せない。 「死ぬ、殺される!」 「殺される前に兄ちゃんを守ってやるよ!」 「僕を殺そうとしてるのはお前だ!」 少々重いが、腕を突っ張って妹ごと自分の体を持ち上げようとすると 「落ち着け兄ちゃん」 ざくぅ。 といつぞや聞いたことあるような響きが背中から響く。 「ぉぅ」 指が腎臓付近に一本突き刺さっている。 「何本耐えられるかな?兄ちゃん」 って一本足りとも耐えられねーよ! 7本耐えたケンシロウ凄い。けど妹がシンかもしれない僕もちょっとだけ凄い。 硬直した身体から指が抜かれて痛みでのたうちまわる。 「よーし、どうどうどう」 暴れるペットを躾けてるみたいにいいやがって。 キドニーパンチはボクシングでも反則なのに…… 痛みがやっと落ち着いてきたので改めて聞く。 「一体僕の上で何をしているんだ?」 「何ってマッサージじゃん」 そう言いながらも背中を指圧している。 うすうすそうなんじゃないかと思っていたが、先ほどのお礼参りという言葉とマッサージがイコールで繋がらない。 腎臓抜かれそうになったし、この体勢ならさらに背骨の一本や二本抜き取られてもおかしくないんだけど。 もう一度聞いてみる。 「なんでマッサージするんだ?」 話しながらも火憐は指を動かし、あ、そこ気持ちいいー 「ほら兄ちゃんとだいぶ前喧嘩しただろ。兄ちゃんは気にすんなって言うけどさ、あたしの気がすまないんだ。 結局助けてもらったわけだしお詫びにお礼参りにきたってわけさ!」 …………そっか。大きいほうの妹は色々と馬鹿だとは知っていた。 けれどお礼とお礼参りの違いがわかっていないほどだったとは。 現在使われているお礼参りは誤用で本当は神様か仏様への礼拝を指すというのはあるけれど とてもそういう意味合いで使っているとは思えない。 しかもこの調子だと字数が多い分お礼より上位の意味があるとか考えてそうだ。 正直言って涙が出てきそうな馬鹿っぷりに痛み以上の悲哀を感じるが とても僕にはこの悲劇を救う方法が見つからない。 この悲劇を終わらせるぐらいなら怪異の一つや二つ解決するほうが簡単じゃないか。 もう色々面倒なので張っていた体を緩めて妹の手技に身を任せる。 そうすると僕の挙動を感じ取ったように火憐はマッサージを続けた。 「んー」 わざわざお礼参りにマッサージを選ぶだけあってなかなかの腕じゃん。 痒い所に手が届くっていうか僕の反応のいい部分を見極めて指圧し 背中を触診するかのよう撫でるとそれぞれの部分に合わせて 強すぎず弱すぎず最善の力でほぐしてくる。 なかなかと言ったがこれは巧みの域に達しているスキルだった。 つーか気持ちよすぎ。 冒頭のように唸りながら指の動きを堪能していると火憐ちゃんが話しかけてくる。 「これぐらいがいいのか兄ちゃん?」 「ん、そんな感じ」 「よしよし、ってか兄ちゃんって結構いい体してるよな」 男に言われたらとても嫌な台詞だが幸い妹なので普通に答えた。 「おいおい、僕の肉体美に欲情しちゃったか。襲うなよ」 言ってて自分の中の普通の基準がわからなくなってくるな…… 「そんなんじゃなくてさ。筋肉質っていうかわりとがっちりしてるし左右のバランスも悪くない。体幹もいいよ」 腰辺りから脇腹を撫でられて少しくすぐったい。 「ちゃんと鍛えればかなり強くなれると思うぜ」 ……強く?んー強くねぇ。 僕自身、強さが欲しいと願わざるを得ない場面に幾度も陥った事があった。 現状強さを得るためだけに吸血鬼の力を利用するというのも他力本願かつ反則としか言いようがない。 無理な強さは必要がないけれど。 強さを振るう必要もないけれど。 身内びいきとは言え、規格外の妹が強くなれると言ってくれるならそういうのも悪くないかもしれない。 「考えとくよ」 「ほんとっ!だったらあたしと一緒に師匠のとこ行こうぜ!」 「それは断る」 「なんでだよ!」 「ぅぼぇーっっっっ」 ゴキ!ボキ!ゴキ!ボキ!グリッ! 中身出る!口から中身でちゃうよ! トムとジェリーみたくぺっちゃんこになっちゃう! 背中が怪音を、慣らし僕を、構成している何かが、押し出され、る感覚とともに 潰れた肺、から酸素、が口へと勝手に排出、され、る。 脳への酸素供給が絶たれ意識が飛びそうになる直前 「やりすぎちゃった♪」 と、少しも可愛くない甘え声とともに圧殺直前の意識は急速に回復した。 「はっあっっっ……」 息を吸いて、吐いて呼吸を整える。 「うう、そんなだから……お前がそんなんだから行きたくないんだよ……」 どこぞの妹の台詞だが母の日に兄がいない妹より 妹に殺されかける兄のほうがよほど切実だよな? 二度のDVで逃げたかった僕だが、火憐を刺激するのを危ぶんで無口で過ごす事にする。 火憐は腕を終わらせて足へかかろうとしたとき止まって話しかけてきた。 「兄ちゃんズボン脱げ」 「今度は痴女化かよ!そんなの神原にだって言われた事ないぞ!」 「兄ちゃんってエロい事しか考えてないね。そうじゃなくてジーパンじゃマッサージできないだろ」 言われてみればシャツはともかく、ゴワゴワしてるジーパンでは邪魔になるな。 「わかった。じゃあ脱ぐから火憐ちゃんはどいて後ろ向いてて」 「あたしが脱がすから動かなくていいよ」 そう言うと背中に火憐の身体が密着しお腹へ左右から腕が回ってベルトを緩ませる。 ちょっと待て、この年になって服を誰かに脱がせてもらうなんて恥ずかしいだろうが。 だが余計な事を言って鯖折りを食らうと、今度こそ命に関わるので言えない僕が情けない。 ベルトがカチャカチャと音を立て、シャツ越しに火憐の胸が背中に擦れ 目標を外れた手がお腹を撫で、ジーッとチャックを細い指が開けて……って 「やっぱ無理!自分で脱ぐからどけ!」 「遅い遅い、兄ちゃんには早さが足りないな」 妹にズボンを脱がされて足からズボンをひっこぬかれる。 トランクスとTシャツ一枚の姿で妹に寝転がされている兄の姿がそこにあった。 早速火憐はマッサージに取り掛かる。 踵と足首を指先でキュっと握り、どんどん上に上がっていく。 腕も肌が露出してたけど、足のほうが全然刺激が強い。 「うぁ……あ、うぅ」 ふくろはぎが手首でギュッと押されると筋肉が無理矢理押し込まれる感覚でわずかな痛みを訴える。 使われていない筋肉がむりやり動かされ芯まで火憐の指が肉に潜り込んだ。 痛い!けれど痛いのが気持ちいい……! 「こうすると痛気持ちいいだろ」 「うわ、うわ、おっ」 太ももの付け根のきわどい所を責められると袋っぽい部分へわずかに指が触れる。 火憐はそんな些細な事には気づかないし、そんなつもりでもないのに 痛みと快楽が入り混じってわけのわからなくなり、僕自身が固く膨らみ始めていた。 まずい! 妹にマッサージされて大きくしたなんてしれたら身の破滅だ。 戦慄する僕に火憐が死刑判決を下す。 「んじゃ表側するから、仰向けにするぞ」 両足を捕まれ、亀よりもあっさりひっくりかえされた。 ばれないよう、目立たないよう、腰をひいて足を少しあげて、わずかでも抵抗する。 「もうちょっとリラックスしろよ。そのほうが気持ちいいぜ」 どうやら気づいていないみたいだ。 よしよし、今のうちに別の事を考えて…… 忍野の腕毛 忍野のすね毛 見たことないけど 忍野の胸毛…… アニメでビジュアルが付いたのは大きい。これは萎えれる。 と、思っていたら太ももをつーっと撫でられる。 それはいつぞやの戦場ヶ原の行為を思い返すもので、そのイメージは止めようもなく 僕は妹の目の前でトランクスのテントを作ってしまっていた。 ああ、もうおしまいだ。 火憐から月火へ、それから羽川と神原と千石へ言いふらされて 八九寺と戦場ヶ原まで面白おかしく伝わるのは間違いない。絶望の未来を思い嘆く。 だが当事者の火憐を見ると、驚きと嫌悪に満ちた表情ではなく むしろ興味と喜びをもって僕のテントを見つめている。 その視線は熱っぽく、その目は欲求に満ち溢れていて、それはフェロモンに誘われているかのようで。 「火憐ちゃん?」 無言でテントの中心を握られた! 「か、かれんちゃん!?」 「兄ちゃんが悪いんだぞ、あたしをいっつも焦らすから」 それは三日に一回は、はみがきっこしてることなのか! いよいよという所で月火ちゃんが乱入してきて止められてしまったのも両手足の指じゃ数え切れない。 それでも、それでも火憐なら、僕の妹ならばなんでもないように我慢できるって信じてたのに! まぁ、僕は忍がいるから我慢しなくてもよかったけどね。 「そ、そうだ月火ちゃんは!?」 妹に兄が襲われるなんて展開なら当然月火ちゃんが! 「月火ちゃんには眠ってもらった。今日のあたしは誰にも止められないっ」 やばい!今日の火憐ちゃんシュート度高い!ピストルのジェスチャーのあと 強敵に挑む表情で火憐ちゃんの細い指がトランクスからモノを直接とりあげてゆっくりと擦り始めた。 「兄ちゃんのすっごく熱くて大きいよ」 恥ずかしさ3割、欲情7割で興奮している火憐。 「僕らは兄妹なんだぞ、こんなことやっていいわけが……」 一応それっぽい事を言ってみるが僕のほうも興奮を隠せない。 「やめろなんていわせねー。あたしをこうさせたのは兄ちゃんだ」 顔を上気させながらも妹は僕のをしごく。 指が何度も棒を往復し、刺激を与え続ける。 Tシャツの隙間からは成熟しきれてない、けれどそれなりに豊かな胸が 扱く手の動きに合わせて揺れているのが見えた。 「これでも15年間兄ちゃんの妹をやってるんだ。気持ちいい所は全部わかるよ」 亀頭のエラをクリクリと擦られ、上から下まで扱き下がり 裏筋と表の中心を尿道に沿って根元から押し上げられる。 上手すぎる……っ! 僕は首を仰け反らせて悶える。 「なんか濡れてきた……」 先走った液が垂れてきて火憐の手に纏わりつく。 そのままぬるぬるした液を擦り付けるように手のひら全体を押し付け握ってきた。 「うぁぁ……」 「兄ちゃんの……固くてあったかくてぬるぬるしてる……」 じゅくじゅくと水音を立てて、攪拌された粘液がぐちゃぐちゃと 粘ついてきてローションのように快楽を増大させる。 やばい妹に軽く手コキでいかされそうだ。 深呼吸して、ちょっとでも気分を落ち着かせようとするが 「そーれ、そーれ、そーれ」 火憐はさらに調子づいて右手で幹をさすり左手で玉袋をくすぐってきた。 「うぉあ!あ、あ、うー」 「兄ちゃん気持ちいいか?」 「気持ちいい……」 じっくりと袋を撫でられて陰毛が生える根元をやわく揉まれる。 右手では棒を扱きむにむにと握って絶妙の圧迫を繰り返された。 「だったらこういうやり方もあるぞ」 玉の裏側と肛門の間辺りを指で押されクリックリッと擦られる。 ゾワゾワと怖気が走るがそれ以上に腰が抜けそうなほど気持ちいい。 「うわ、うわ、そんな事まで!?」 確か蟻の門渡りという部分で内部は精液の通り道になっている所だ。 火憐が左手で袋を弄みつつ中指で押し上げて刺激してくるとちょっとだけ涙ぐみそうになる。 同時にピンッと張り上がった肉棒を右手でシコシコ擦られるともう堪らない。 くそぅ、おかしい。幾らなんでもテクがありすぎる。 「なんで……そんなに、上手いん、だよ……っ!」 気持ちよくて、うまく言葉にできない。 「兄ちゃんのいい所は全部わかるって言ったろ」 「そ、そうじゃなくてだ!なんでやり方まで知ってるんだよ!!!」 「神原先生に見せてもらったレディコミで」 神原の馬鹿野郎!!! と、叫ぼうとしたが急所を、これ以上ないほど男の弱点を 文字通り握られている場面では火憐の前で神原の悪口を言う事はできなかった。 幾らなんでも致命的な、本当に命を落としかねない暴力は振るわないと信じたいけれど 生憎そういう自制を火憐に期待するのは間違ってる。 あー、くそ、やっぱり会わせるんじゃなかった! あいつにはいつか妹を汚されたツケを払わせてやる! 「うーぅ、はぁはぁはぁ」 そんな風に怒りつつも火憐の手の動きに反応してしまった。 火憐は嬉しそうに僕のモノを擦ってそれを楽しんでいるのかのようだ。 つーかレディコミ読んだだけでこれは異常だ。 火憐が一種の天才なのはわかっていたけれど、それは運動や格闘能力に限らず身体を使う事全て。 すなわちセックスにだって適用されるのかもしれない。 「ほら、兄ちゃんのさきっぽピクピクしてきてる」 火憐は尿道を親指で弄りながらも僕を見つめる。 目をキラキラと輝かせて、そんな嬉しそうに僕を見るなよ。 しっぽ振ってる犬だってそんな目はしないぞ。 けれど背が高くすらりとした体躯が両足の間に収まって 性器を弄び扱く光景がドロリと脳に入り込むと 熱に浮かされたかのよう、酒に酔わされたかのよう僕を魅了する。 それはまさしく禁断としかいいようがない魔薬だった。 「火憐ちゃん、もぅ……イカせてくれ」 妹に、火憐ちゃんに奉仕をお願いする。 火憐が僕を求めるのと同じように僕も火憐を求め、妹への肉欲を訴えた。 「兄ちゃん……!うん!」 嬉しそうに頷きながらラストスパートで火憐がしゅっしゅっと リズミカルにそれでいて早く扱きあげてくる。 だめだ、気持ちよすぎる。 「い、いくよ!」 あえなく僕は限界に到達し火憐ちゃんの手に包まれて射精してしまう! ビュクンッ……!!ドクッ!ブピュッ! 「きゃっ!」 普段聞けない可愛らしい声をあげながら噴出した精液が火憐の顔を白く汚していく。 むせかえる男の匂いが部屋中に篭りそうなほど放出する。 「兄ちゃんのが……いっぱい……凄い匂い……」 どくどくと何度も噴流は続くが逃げずに火憐は目を瞑り迸りを顔で受け止め続けてくれた。 「……はぁっ……ん、気持ちよかったかい兄ちゃん」 なんて真っ赤な顔から精液が垂れつつもクールに決めれるのはこいつと多分神原ぐらいなもんだ。 「すっげぇ気持ちよかったよ。お前上手すぎ」 ティッシュで火憐の顔を拭いてやる。 「練習したから」 「どうやってだ?」 「こー目の前に兄ちゃんがいる事をリアルにイメージしたらパッて出てきてさ」 「リアルシャドーかよ!やり方教えてくれ!」 「流石に射精まではイメージできなくて驚いちゃったけど」 こっちのほうが驚きだよ。 どこまでTATUJINなのかもう僕にはわかんねえ。 けれど僕にだって火憐ちゃんを驚かせる方法が一つだけある。 顔を拭き終わってティッシュを捨てると女の子座りしている火憐の顎に手を当てる。 「歯磨きしてやる」 「え、でも歯ブラシないし……」 「いいから、いいから口開けて」 言うとおりわずかに開いた唇からピンクの舌が見える。 左指を差し入れて舌に触れるとピクっと火憐の肩が震えた。 「んぁ……」 舌を指で摘むと弾力ある感触が返ってきて、そのまま舌を伸ばさせ指でくすぐってやる。 「んっ……はぁ……」 健康的で虫歯一つない白い歯をそろっと撫で歯茎に沿って指を滑らせる。 「むっ、んっ……あっ」 「吸ってみて」 「んぅっ……ふっ、んんっ……」 二本の指が舌に絡み取られぺちゅっ、ぴちゃっと粘っこい音を響かせた。 吸われたまま指をさらに入れて硬口蓋、上顎裏の固い部分を指の腹でくすぐると 「ちゅっ……、ん、んぅ、ぢゅる、んぁぁっ」 しゃぶりながらも感じる声を止められないようだ。 もう少し指を奥に入れると人差し指と中指がほとんど口の中に収まってしまう。 そのまま軟口蓋部分を刺激するとビクッと火憐が大きく震えてくぐもった悲鳴を洩らす。 「んぁっ!……ん……あっ」 指で口を蹂躙されているのに目は蕩けており、含んだ指に舌を這わせてくる。 「ちゅるる、じゅっ、んむっ、じゅっ、じゅっ」 以前、歯ブラシに舌を絡ませてというお願いを忠実に実行してくれているようだ。 「にいひゃん……みょっと……ひょうじゃい……」 二本だけでは満足できない火憐ちゃんのために左手の下に重ねるよう右人差し指を一本投入し 左指の腹で上顎を丹念に撫で、逆手で舌裏の肉を丸く何度もくすぐってあげる。 「ひゃぅ、ん……もごっ……んむっ……んん、んっ」 口を大きく開けさせられているのに、真っ赤な顔で受け入れて指の動き一つ一つに痙攣するほど感じているみたいだ。 見ると火憐はさきほどの手コキで汗ばんたTシャツがピタリと張り付いて固く乳首を浮き立たせて 黒いスパッツのほうは薄くあそこが透け、目に見えてとろみが生まれている。 指を咥えて口の中をかき回されている火憐ちゃんはいつものキリッとした 表情はどこかに行ってしまって目も口もとろんとだらしなくぼやけてしまっていた。 歯ブラシに比べれば先端が荒い指でこうなのだ。 長く、永く続けてきた歯磨きプレイはすでに火憐ちゃんの口内を改造し調教し開発しきっており 火憐ちゃんの口は火憐ちゃんにとって快楽を生み出すための坩堝へと変わり果てていた。 笑みが零れる。僕は自分のやった事とはいえ、妹の口腔を性感帯へと変えてしまった事に 薄暗い欲望と性的倒錯、強い達成感を感じて興奮しきっている。 もう頃合かな。僕のほうも我慢できないや。 吸い付く指を抜こうとすると、火憐の強力な吸引力は頬をギュッと窄ませ 指を抜こうとする力より強くて抜けにくい。 うお、なんだこれ、くそ、えい! 先に抜けた右手で顔を鷲掴みにして無理矢理ひっぱって左手を抜く。 じゅぽんっ!と大きな音を立てて火憐の口内から指が抜けた。 「んぁ……んー、んー……」 抜けた指を名残惜しそうに、火憐は舌を伸ばして求める。 「兄ちゃん、なんで意地悪するの……もっと兄ちゃんの欲しいよ……」 うわあ、超可愛い。 以前思った事は錯覚でもなんでもなくてっ 僕自身が口へのセクシャルな欲望があったとしてもっ 禁断のアンモラルな関係に酔っていたとしてもっ それとは関係なく 火憐ちゃんはお口を苛められると世界一可愛くなる!(断言!) 口腔を嬲られる快楽を失った事で涙ぐんでいる火憐へ 僕は右手で顔を掴んだまま立ち上がると耳元に囁きかけた。 「もっといいのあげるから、あーんして待ってて」 「ふぁ、……あーん」 トランクスを膝まで下げ、目の前に突き出す。 「いくぞ」 「うん♪」 嬉しそうに頷く火憐の大きく伸ばした舌へ僕のモノをキスさせた。 「んぅ、ちゅっ……れろっ……れろっ……ちゅばっ」 くっ熱い…… 火憐の口内は弄られ嬲られる事で蕩けるほど熱されていた。 火憐はそのまま舌で舐め始める。 「れろっ……れろっ、ぢゅるるっ!じゅる、りゅぷぅ、じゅる、ちゅっ」 敏感な先端を舐め回され、エラと尿道付近からぞぞぞっと震えが走る。 舐めているだけで感じている火憐は舌を僕のに這わせるだけで 目をぼやかせ真っ赤な顔をほころばせ悦んでる。 「んー、じゅっ、じゅっ、じゅっ、ちゅぽっ!」 溢れ出す先走り液を吸引されると腰が抜けそうなほど気持ちよくて 腰を引きそうになるが、火憐はそれを許さず尻をグッと抑えて強く吸い込んてくる。 「ちゅぢゅぷっ!ちゅりゅうっ、ぐぷっ、じゅるる、じょぽっ、ねちゅっ!」 「うぐぐ……」 歯を食いしばって腰が抜けないよう耐えるが火憐は上目遣いで 僕を見上げ楽しそうにきゅっと頬をすぼませて吸引を続ける。 「んじゅっ……ちゅるっ、ふぁっ、にいひゃんきもちいい?あやしはきもちいーひょ……」 咥えたまま喋られると不規則に舌が動いて気持ちいい!僕は何度もうなずく。 「んふぅ、れるぅっ……ぴちゃっ、んっ、んっ、」 火憐は僕の硬さを確かめるように舌全体を押し付けてきた。 少し奥まった所に入ってるのにリズムよく呼吸してて鼻息がお腹にかかる。 気持ちよさに我を忘れそうになるけれど目的を思い出した。 ……そういえば歯磨きをするんだった。 僕は腰を抜き捻って火憐の右ほっぺと歯の間に入れると歯磨きフェラを実行した。 「んぉっ!」 ほっぺたが棒の形にくっきりと盛り上がって半分ほど収まっている。 女の子のほっぺたってこんなに伸びるんだな…… シャープな顔立ちがハムスターみたく膨らんでるけれどそれがまたエロい。 肉棒を歯ブラシに見立てて、ほっぺの奥へ抽送すると溜まった唾液が水音を立てる。 ぐちゅりっ!ぺちゃっ!ぴちゃっ、じゅぽっ、ぐちゅちゅっ! 狭いほっぺの内側は滑らかな歯と柔らかい頬肉で包まれてほどよい快感だ。 「んぶっ、んっ、んおっ、んっ!」 舌の前歯から奥歯の裏側までを丹念に磨いてやる。 そのまま口内をモノでぐちゅぐちゅと掻き回し頬の内側へ押し付けて柔らかさを楽しむ。 「んっちゅっ、んぉっ、ちゅぷっ」 頬肉を犯すよう腰を振ると、ほっぺたが内から膨らんではひっこんでるのがなんか面白い。 舐めて吸ってもらうような強い快感はないけれど、普段は生意気な妹の顔を 好きなように歪ませれる征服感がとてもそそられる。 僕は口から抜き出すと感想を聞く。 「歯磨きどうだった?」 火憐は真っ赤なほっぺたに手をあてて答える。 「は、歯ブラシよりずっと、大きいにいちゃんのが、いっぱいいっぱい 口に入ってて、ほっぺた、広げられて、まだ入ってるみたい……」 瞳をとろめかせほっぺをさすって悶えてる火憐。 改めて湯気立つモノを火憐ちゃんの口元に近づける。 ぽーっとした瞳はそれでも僕のモノを捉えるとノロノロと咥えた。 「あむぅ、ちゅぷ……ちゅん、ちゅる、じゅぷ」 先走り液と涎が混じり合いじゅぽじゅぽと淫らな音を立て泡立った火憐の 口腔内内は性器となんら変わらず僕を責め立てる。 腰を回して口全体を撫で回すと火憐は震えて舌の動きを止めた。 「あふぅ……んっ、はぁ、んぁ!」 快楽で動きを止めた舌へ押し付けるとますますとろけてしまっている。 「ベロが止まってるぞ」 「…………ぅぁ、んぅ…………」 脱力しきった頭は首が座ってない赤ちゃんみたくなって上向いたまま虚ろな目をしている。 ……しょうがないな。 頭を抑えると乱暴に腰を抽送する。 「むごぅ、んぶっ、んぐ……っ、んぐっ」 喉を突かれて覚醒したのか、苦しそうにけれど気持ちよさそうに目を細めている。 入れる時は舌を押し付けて、抜く時はずずずっと尿道を吸い込んで刺激を与えてきた。 「んっぐ、ぺちゃっ、ずずぅっ、くちゃっ、ぐぶぢゅぅっ!」 僕は頭を軽く前後に動かしてその手助けを存分に生かす。 「だ、だすよ、火憐ちゃん!」 「びゃして、にいひゃん……」 疼きがモノに集中して背筋まで震わせている。 その震えを開放し、舌と亀頭がディープキスしてるさなか強烈な射精感を爆発させた。 ビュルルッ! ブビュゥッ! ドクドクドクッ! 「ぶぐっ!ん、ん、んぐぅっ!」 精液が口内に注ぎ込まれる。 同時に火憐も大きく身体を震わせて後ろに倒れこもうとするのを、片手で止めて口腔で射精を続けた。 射精のたびに震える火憐は精液を刺激に快感を得てるみたいだ。 「んふぅ……んぅ、ぴちゃっ、んぐっ、こくっ……ごくっ」 ズルリとモノを抜くと口内で精液をくちゃくちゃさせながら飲み込んでいる。 苦かったりまずかったりしないのかなぁと思うが、火憐にはそんな様子はなく 嚥下するたびに、目を潤ませて感じ入っていた。 ……これは日常生活に支障でないかな。 精液と似たような食感の食べ物とかあったら食べてる最中感じちゃいそうだ。 とろろとかタピオカとかなんかドロリとしてるような奴。 「……んぅっ、けふっ、兄ちゃんの、美味しかったよ……」 ひとしきり味わったのち火憐ちゃんは僕を見上げ口を開けながら綺麗に飲みきったのを魅せつける。 「えらいぞ、よく飲んでくれたな」 頭を撫でてあげると、嬉しそうに目を細めて顔をほころばせた。 そうして数十秒が過ぎても火憐ちゃんはずっと口を開けて僕を見上げる。 ……ええぇ? 火憐は舌をチロチロと舌を動かすと小首をかしげて、しないの?と言わんばかりだ。 「お前もイッちゃったんじゃないのか?」 見るとTシャツは汗と涎で湿っており、スパッツのほうは火憐の蜜でドロドロのグチャグチャの凄い事になってる。 「兄ちゃんは二回イッたけど、あたしはまだ一回だけだからしてほしいよ。奥まで突かれた時凄かった……」 思い出して頬を染める火憐。本格的に支障起こしそうだなこいつ。 喉を苛めたくて、普通飲み込めない物まで飲み込もうとしても困る。 「しょうがないな。まず勃たせてくれよ」 涎と精液でベタベタしている肉棒を突き出すとそっと口を寄せてきた。 「ん、ちゅる……ちゅっ、くちゅむ……ぴちゅ、ん、れちゅる……」 さきっぽから綺麗になっていきイッたばかりの敏感な亀頭が火憐と一緒に震える。 「んぅく、ちゅく……ちゅっ、ちゅちゅ、んっ、んっ」 幹を全体的にしゃぶられたあと、袋の裏を押すように舌を尖らせて刺激してくると あっというまに勃たされてしまった。 「くちゅ、ぴちゃっ、ちゅぅぷ……」 舐めながら首を振ってきてモノが飲み込まれていく。 「んぁっ、んにゅぅっ、んぅ」 そのまま首を傾けて顎の上側に擦り付けたり 「にちゅ、ちゅくっ、んぐ、にぢゅっ」 頬袋に溜めるようほっぺでモゴモゴしてきたり 「んっぐ、むぐぅ、ぢゅぢゅ、んぅ、んぅ」 舌の根元に触れるほど飲み込もうとしてきたが 喉がつっかえてるようで首を幾ら動かしてもそれ以上進まない。 それは僕のモノをバイブにして気持ちいい所を貪欲に探しているようだ。 半分以上飲み込んだ所で深く入ったモノを抜き舌で舐めはじめる。 「れろっ、くちゅちゅ、にい、ちゃん……ぺろっ、ちゅくっ」 そうして僕の両手をとって自分のポニーテールと顎にあてがわせた。 掴む両手からは思った以上に火憐の顔が小さいのわかってしまう。 「ちゅろっ、あたしじゃ、ぴちゃっ、とどかないから」 肉竿からねばった糸を引いて舌が離れると一呼吸置いて 「動いて、兄ちゃんのちんちんで口犯して。 苦しくてもいいから喉の奥まで犯して」 ―――苦しいのが気持ちいいから。 そう言って懇願する。 僕に顔を捕まれたまま口を開けると綺麗な歯並びとピンクの舌が艶かしく動き 口腔はトロトロの涎で潤って奥の奥には口蓋垂、のどちんこと扁桃腺が潜んでいる。 そして火憐の瞳は貫かれる期待と興奮で満ち満ちていた。 「……泣いてもやめないぞ」 こくん 頷く。 「窒息するぐらい苦しいぞ」 こくん こくん 二度頷く。 「喉の一番奥で射精するぞ」 こくん こくん こくん こくん こくん 何度も頷いた。 「……よし、犯してやる」 犯してやる。火憐ちゃんの喉を僕の肉棒で犯してやる。 15年間いっしょにいる僕の妹を精液で ドッロドッロにして僕の味を覚えさせてやる。 子供の頃から、数え切れないほど引っ張って苛めてきたポニーテールを別の意味で握り締めた。 首を動かし荒ぶった僕のモノを目標に定めて一気に突き刺す! 「んげぉっっっ!!!!ふぅン~ん~ふ~、ふ~」 モノの8割ほどが火憐の口腔内に収まってしまい陰毛が鼻にかかるのが見える。 掴んだ火憐の顎がモノで膨らまされており、喉奥の柔らかい肉へと亀頭がはまっているのを感じた。 「んぅ~ふ、ふ~ふ~、んぅふ~」 動かさずにいると荒い鼻息が腹にかかってくすぐったい。 「動かすぞ」 わずかに頷く火憐のポニーテールと顎をしっかり掴みなおし首を激しく前後させた。 ぢゅほ、ぢゅぽ、かぽっ!くぽっ!ぐっぽぐっぽ! やわい唇がめくれそうなほど抽送し喉まで入り込んだ肉棒が淫らな音を響かせる。 「んっ、ふぁ、ふぅン~んんんっ!」 小さい顔を好き勝手に動かしてモノの長さ分強烈にピストンさせると 頼りなげにゆれ続けるのにしっかりと亀頭を吸って僕のモノを離さない。 「んぐっ、んんん、んむぁ!じゅるっ!ちゅ、ちゅぅ!」 火憐の背中が反れるほどひっぱり、逆に顔が腹にくっつきそうなほど押し付ける。 その勢いで胸が脚に触れると、柔らかくて気持ちよく 固くなった乳首が火憐の感じている快楽を代弁しているようだ。 「ちゅぱ、じゅるっ!じゅる、ぐじゅっ!んんうっ!」 無茶な律動にも鍛えられた身体は耐えて懸命に吸い付いてくるのが愛しい。 それに答えるためにも頭を押さえつけ腰を動かし火憐の喉を犯し尽くす。 「んごっ!んぐっ!んんっ!げおっ!」 小さな口が大きく広がって涙が零れ落ちるけれど僕を見上げる瞳は 情欲に溢れており苦痛の涙だけではない悦びの涙でもある。 腰をぐっと押し込むと口蓋垂が亀頭に絡み巻き込みながら喉奥へ突き進む。 「んぐっ、んんんっ!ふぅん~!」 涎が零れ落ちて酸欠しそうなほど顔を赤く染めているのにそれ以上に火憐の表情は淫悦に溢れていた。 妹の喉を犯すという禁忌の快楽に僕の脳も赤く塗り替えられていき 腰の動きが激しくなるにつれて少しずつ火憐の身体が傾いていく。 「ふぅ、ん~んふぅ~んごぶっ!ごぶっ!」 鼻息のリズムが荒れて掴んだ両手ごと倒れかける火憐。 蕩けすぎて潤いすぎた瞳は光を乱反射し意識をどこかへと手放そうとしている。 喉奥が痙攣してモノが締め付けられて気持ちいいけれど嘔吐反射を起こしかけてるようだ。 ずるりっ ぺちゃっ 涎と先走り液でドロドロのテカテカになったモノを火憐の口腔内から抜き出す。 火憐はそのまま仰向けに倒れこんで荒い呼吸と咳を繰り返す。 「はぁっ、ん、っふあぁ……ごほっ、はぁっ、はぁっ、ごふっ、けふっ に、にいちゃん、ごめん……ちゃんと、やるから……もっとおかして…… にいちゃんのを、あたしの一番奥でだして……」 「わかってる。お前がやめてって泣いて土下座したってやってやるよ」 「さすが、にいちゃん……惚れるよ……」 ぐちゃぐちゃの顔を無理矢理笑顔にしてまた口を空ける火憐。 僕は火憐の肩を掴み動かすと頭がベッドの縁から垂れるようにした。 そうすると頭が逆さまになった状態になって口と喉がまっすぐの直線の穴と化す。 「もう逃げられないからな」 「凄いよ兄ちゃん……こんなの口を犯すためだけの体勢じゃん……」 ベッドから降りて嬉しそうに呟く火憐の顔へモノを近づける。 頭はすでにベッドで固定されているので肩をぐっと掴んだ。 そうして腰を沈ませ上から押し潰すよう口腔へ押し進む! 「むぐっっっっっっっ!!!!!」 「うおっ……」 全く傾きのない喉穴が僕のモノを受け入れて根元が火憐の唇へ触れる。 玉袋が鼻にかかって荒い息がふりかかった。 上から見下ろすと火憐の喉が棒の形に膨れ上がって突き刺しているのがわかる。 火憐の手はシーツをギュッと掴み、脚は喉を犯される衝撃と快楽でピンッと足首まで伸びきっていた。 「んっぐ、ぶぐぅっ、ぐぶっ、ぐぶっ、じゅじゅぶっ」 喉を撫でると僕の形に盛り上がって薄い喉の肉越しに亀頭へ触れれそうだ。 火憐の咽喉から食道近くまでを征服し尽した悦びは何よりも耐え難い快楽を伝えてきており ただ入れてるだけなのに気持ちいい―――! 腰を全く動かしていないのに火憐は根元に触れている唇をモゴモゴと動かし 舌がぶれて幹に纏わりつきながら狭い空間内を唾液で潤す。 喉の肉はみっちりと太いモノを詰められて呼吸と飲み込もうとする蠕動でグイグイ締め付けてくる。 それを意識的に無意識的に行う火憐ちゃんの口腔内は湧き出る快楽の泉だ。 もっともっとこの快楽を味わいたい。 「動くよ!火憐ちゃん!」 股の下で表情も見えないし僕は返事を待たずして抽送を繰り返した。 「んごぶっ!んん~~っ、んっんっん~~~!」 腰振るたびに火憐ちゃんはビクッビクッと震えている。 「んぐぅっ!ごぼっ!ぐぅっ!」 苦痛の声であろうとも止まれない。 「げおっ!ぐぶっ、ぐぶっ!」 火憐ちゃんの全身から脂汗が垂れているのがわかる。 「むぐっ、んぉっ!ぶっ、ぶふっ!」 抜き差しするたびに喉が膨れてはへこんでを繰り返している。 「んぶぅ、んぶっ!ごぼぁっ!むぐぅ!」 苦しいはずなのにスパッツはぐっしょりと濡れていた。 「じゅぶっ!ごぼっ、んぶうぅぅっ、ぐぶっぐぶっ!」 すでに火憐ちゃんの意識は朦朧としているのか握ったシーツへ力が全然入ってないようだ。 押さえつけた肩にどんどん力が篭って抽送がより速くなって火憐ちゃんの口を責め立てる。 「んふっ、げうっ……んぐっ……」 頭に血が昇りやすい体勢でこんな無茶をされると流石の火憐ちゃんと言えど参るようだ。 喉奥に入れたまま反応が悪い火憐ちゃんを起こすため胸をギュッと握った。 「んおっ!」 しこりの残る15歳妹のおっぱいを丹念に揉んでいく。 確かめるまでもないほどコリコリとした乳首の感触があってこの苦しさの中でも感じているのがわかる。 「ぅんぐっ!ぶぐぅっ!んっんっ、んふぅっ!」 胸をぐちゃぐちゃに揉み解すとあまりに強い刺激で火憐ちゃんは悲鳴をあげ身体を暴れさせた。 それでも痛みより快楽を感じている火憐ちゃんは喉奥に詰まっている僕のモノを 吸い込んで奉仕してくれていた。 限界が近づき溜まった快楽を放出したいと腰が震えている。 精管へと精液が流れ肉棒へと震えが移っていった。 「出すぞ!火憐ちゃん!」 「んぅぐっ!ぐむ……っ!」 腰が抜けそうな射精快感と共に大量の白濁を火憐ちゃんの咽喉、いや食道内へ直接吐き出した。 肉棒と一緒に喉が震えて何度となく絞め付けて精液を搾り出していく。 文字通り胃袋へ精液を注ぎ込まれている火憐ちゃんは身体をビクつかせながら受け入れ続けた。 最後の一滴までを吐き出して抜くと自分でも入っていたのが不思議なほど長いストロークがあって口からモノが抜け落ちた。 火憐ちゃんの頭を起こして枕に乗せてやると目をぼやかせ息を荒げながらも火憐ちゃんは言う。 「けふっ、ごほっ、はぁっ、にい、ちゃんの気持ち、はぁはぁ、よかった、よ。ほんとに、容赦、んふぅ、しないんだもん、けほっ」 「火憐ちゃんはそのほうがいいってわかってたからな。僕だって気持ちいいなんてもんじゃなかったよ」 「また、はぁ、ふぅ、にいちゃんしてくれる?」 こんだけ激しいのが終わったばかりなのに次かよ。 「今日から火憐ちゃんは僕のお口奴隷だからな。僕が犯したい時、火憐ちゃんが犯されたい時好きなときやってやる」 「やったぁ~兄ちゃんのお口奴隷だーわーい!」 「あまり大きな声で言うなよ。タオルと着替えもってきてやるからそこで寝てろ」 「うん……こんなに疲れるなんて師匠との組み手ぐらいだ……」 そういって目を瞑り寝息をすぐ立て始めた。 洗面所からバスタオルを持ってきた後妹の部屋へ行ってみると 月火ちゃんはベッドで寝てるというか表情に少し苦悶の後が見えてまるで気絶させられたみたく見える。 よっぽと火憐ちゃん溜まってたんだろうなぁ。考えてみるといつも一緒だし相部屋だしね。 適当に服を集めて火憐ちゃんへ持っていく事にした。 次の日の朝、股間が生暖かくジットリと絡みつく何かによって目が覚めた。 僕以外の存在で布団が奇妙に盛り上がっている。 「じゅるっ、ちゅぱっ、ぐちゅっ、んっん」 布団を跳ね上げると当然のように火憐が僕のモノへしゃぶりつき舌を這わせている。 「んちゅ、兄ちゃん朝だぞ、ちゅぷぷ、ぐちゅちゅ、起こしにきたぜ」 「ちょ、ちょっと待て、朝からなにしてんだ」 「だって、れろっれろっ、あたしは兄ちゃんの、んぅっ、お口奴隷だから」 「お口奴隷ってお前……起こす時は月火ちゃんといつも一緒だろ」 「ぺろっ、月火ちゃんなら、ずずっ、まだ気持ちよく眠ってるよ」 「もしかしなくてもお前が気持ちよく眠らせてるんじゃねーか!」 これは早まったかもしれないな。 そう思うけれどこの気持ちよさは耐え難く 僕は火憐ちゃんの頭を撫で寝起きの奉仕をじっくりと味わう事にした。 戻る
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フタナリ・バトルファック 第二試合 『シティドームからこんばんは。さあ、FBF・WBF統一王座決定戦の日がやってきました。 実況はわたくし、JFNアナウンサー、キャサリン・ドウジマ。解説は、「リング上の寝業師」こと元WBF・FBF統一チャンピオン、レイナ・ハミルトンさんです。 チャンピオン、WBF女王、ミドウ・ミサキにFBF女王、ゴールディ・ライトハートが挑戦する今日の試合、ずばり、見どころは何でしょう?』 『そうですね、まずはワイルドスタイル形式のWBF試合において、フォーマルスタイルのゴールディ選手がどこまで戦えるか、だと思います』 『ワイルド・スタイルとフォーマル・スタイル。チャンピオン、視聴者の皆さんに両者のスタイルにどのような違いがあるか、簡単に説明していただけますか?』 『はい。まずはワイルド・スタイルですが、これはバトルファックがアンダーグラウンドのショーだった時代からある試合形式で、対戦相手のヴァギナにペニスをインサートし、膣内射精して絶頂させたら勝ち、というものです。Rスタイル(レイプスタイル)とも呼ばれます』 『なるほど。選手たちは基本的に「ペニスのある女性」なのですが、外部から見て絶頂させられたかどうか、簡単に分かるのでしょうか?』 『分かります。私たちフタナリの性感ベースは女性であり、「女」の絶頂に達した場合、同時に射精が起こります。ところが「男」の絶頂しかしていない場合、発生するのは射精のみで、「女イキ」はしていません。 挿入された状態で射精したのであれば「女イキ」もしているであろうと予想されるので、「インサートされた状態で射精したら負け」と見なされます。 挿入した選手が射精したかどうかは、インサートを解除して性器を見ればだいたい分かるので、そこで勝敗を判定します』 『なるほど。ワイルドスタイルについての説明、有難うございました。では、フォーマル・スタイルについて…』 『フォーマルはショーレスリングという競技から派生したスタイルで、勝敗はスポーツ的な格闘技によって決まります。 勝者が敗者を犯すとのはワイルドスタイルと変わりませんが、勝敗が決してから犯すのがフォーマルスタイルで、犯しあいの中で勝敗が決するのがワイルドスタイルであると言えるでしょう』 『分かりやすい解説、有難うございます。』 『ワイルドスタイルは試合の全局面を通じてファックが発生するので見どころが多いのですが、逆に大味な試合になりやすく、メリハリの効いているフォーマルスタイルの方が、最近は見応えのある試合が多いですね』 『ほう、ワイルド・スタイルで名をはせたチャンピオンとしては、後輩たちの戦いぶりに満足していませんか?』 『そうですね…魅せるファックという点では、フォーマルスタイルの子たちのほうが努力しています。特にゴールディ選手はレスリング技術も高く、一般に「前戯」と言われるレスリングシーンも素晴らしいですよ』 『ほうほう、ではチャンピオンの予想は、ゴールディ選手有利…なんでしょうか?』 『うーん、しかし今日はワイルドスタイルでの試合ですからね…特に今日はタッグ戦ということもあり、パートナーの力量も重要になってくるでしょう』 『そうです、統一王座決定戦である今日の試合は、それぞれのリーグの総合力を比較するという意味もあり、タッグ戦です。ミサキ選手のタッグパートナーは、WBFにおいて彼女のライバルと目されている「プランシング・ホース」ことフェラーリ・シズマ。 対するゴールディ選手のタッグ・パートナーは、プライベートでも彼女のパートナーと噂されているクリス・レインです』 『シズマは力量・経験ともにミサキに迫るものがあります。対して、クリス選手も実力はあるのですが大舞台での経験不足は否めません…統一王座決定戦でどれほどの実力を発揮できるか、注意して見ていきましょう』 『さあ、試合開始のゴングが近づいてきました。選手の入場です! 赤いケープをひるがえし、WBF女王、ミドウ・ミサキが入場します!』 まばゆいライトを浴びながら、赤いケープを身にまとった女がリングにあがる。 日焼けした頬をうっすらと紅潮させ、癖のある黒髪をなびかせるWBF女王、ミドウ・ミサキ。 女性的な魅力に富んだ肢体に野性的な雰囲気を漂わせる美貌、強靭な足腰を駆使して対戦相手を組み伏せ、荒々しいファックでねじふせる。「犯されたら、犯しかえせ!」というWBFの精神を具現化したような女であり、人気・実力ともにWBFナンバーワンのチャンピオンだ。 そしてミサキの傍らに控えるは、ミサキが今夜のパートナーに指名したWBF二位のレスラー、フェラーリ・シズマ。 中性的な美貌の身体は大柄で筋肉質、全体的に脂肪がうすく乳房のふくらみもわずかに感じられるほどしかないが、驚嘆すべきはその精力で、一試合に12回というWBF射精記録をもつ。 ミサキ同様荒々しいファックが売りのパワーファイターで、人選を見ればミサキがどのような試合運びをするつもりなのか、如実に分かるというものだろう。 ミサキたちにやや遅れ、リングの対角線上に今日の挑戦者、FBF女王、ゴールディ・ライトハートが登場する。 アメリカ人と日本人のハーフである美貌はバトルファック・レスラーたちの間でも際立っており、白い肌に青い瞳、輝く金髪をなびかせる姿は「地上に堕ちた美神」とさえ称される。 しかしいったんリングに上がればその試合運びは巧みで容赦が無く、美貌を紅潮させながら対戦相手を凌辱する姿に、いつしか「赤鬼」という和風なあだ名がついてしまうほどだった。 ゴールディの後ろには、最近頭角を現わしてきたクリス・レインが控える。 細身の身体に豊満なバスト、すらりと伸びた長い足。綺麗に整えられた銀髪。人形のような美貌を緊張させ、真剣な表情でゴールディを見つめる瞳には、パートナーに対する信頼と、自身の実力に対する不安が混然となって輝いているようだ。 リングサイドに立つ彼女たちは、WBF側は赤いケープ、FBF側は白いケープを身にまとっているが、その下にはブーツ以外何も着けておらず、魅惑的な身体を観客たちの視線に晒していた。 これは「バトルファックに華美な衣装は不要」というWBFの精神に基づいたもので、リング上で選手はブーツ以外の着用を禁じられているためだ。 各所に据えられたカメラが舐めるように彼女たちを追い、リング状にしつらえられた大型スクリーンが彼女たちの肢体を大きく映しだしている。 リングの上でただ一人衣服の着用を認められたレフェリーが、リングの中央に立つ。睨みあう選手たちに簡単にルールを説明し、「準備は出来ているか?」と問う。 ゴールディは軽く頷き、ミサキは、自身の勃起を誇示するように胸をそらした。 カァン! ゴングが鳴り響き、紅白のケープが舞った。 リング中央に歩み寄るゴールディとミサキ。まずは女王同士、小手調べというところだろうか。手を払いあい、有利なポジションを探る。先手を取ったのはゴールディ。ミサキの腕をつかみ、スルリと体勢を入れ替え背後を取る。 「ふんッ!」 背後を取られたくらいでミサキは動揺しない。が、ゴールディの指先がツツツとミサキの腹部を撫で、剥きだしになった乳房の下部に触れたとき、わずかにミサキが声を漏らした。 「んッ…!」 ミサキの頬にほのかな朱が差し、彼女が快感を感じていることを示す。普段、彼女が戦っているワイルドスタイルの試合では、このように、ひと撫でで快美感をもたらすような愛撫を繰り出してくる選手はいない。ミサキのガードに隙が生じる。 ミサキの背にゴールディが身体をすり寄せる。豊満な乳房をこすりつけ、先端の尖った果実で無防備な背中を刺激する。 「ぁ…んッ♪」 緩んだ声をあげてしまうミサキ。避妊薬を兼ねた興奮剤、ピルテインを服用した身体は性感に対して鋭敏になっており、反射的に尻を突き出してしまう。 ゴールディはこのチャンスを見逃さなかった。そり返ったペニスをミサキの尻にすりよせると巧みに潤んだ秘裂へあてがい、ツルリと滑り込ませた。 「んぁッ…!?」 気づいた時にはもう、ゴールディのペニスはミサキの膣に半ばまで埋め込まれていた。 大型スクリーンが彼女たちの結合部を映しだし、観客たちのあいだから感性があがる。 「あッ……ふぁッ♪」 興奮剤の影響で、すでに充分に潤っていた膣内に力強い脈動を感じ、ミサキの唇から明らかな官能の声が漏れる。 「ふふっ…♪ ファースト・インサートはアタシ…♪ あなたのオマ○コ、素敵よ♪」 膣襞の感触を味わいながらゴールディが笑みを浮かべ、腰を進めてゆく。 幾重にも重なる襞を押し広げ、ミサキの中心へペニスを送り込む。 「んふ…♪ もう少し…奥まで…♪」 「おらっ!」 さらに腰をすすめようとミサキの肩を抱いたゴールディの尻をシズマの脚が蹴り飛ばし、無理やりミサキとの結合が解かれる。 まばゆいライトの下、愛液に濡れるペニスがプルンと震え、口惜しそうに先走りの汁を漏らす。 「ミサキ! チェンジだ!」 ボーイッシュな声にミサキは渋々と頷き、手を掲げてタッチ。屈辱に頬を染めコーナーに下がり、シズマと交代する。 ゴールディに貫かれていた部分が熱く疼き、愛液のしたたる太ももが淫靡に照り輝く。WBF女王として恥ずべき醜態を見せてしまった。だが、まだ序盤である。選手交代で流れを変え、この鬱憤をあの金髪マ○コにぶち込んでやればいい。 「あん、残念♪」 もう少しミサキとのファックを愉しみたかったゴールディであったが、試合には流れというものがある。ここは大人しくクリスにリングを譲り、彼女を見守るのが女王としての務めだろう。 続いてリングに躍り出たのは、楚々とした美貌のクリス・レインと、「プランシング・ホース」の異名をもつフェラーリ・シズマだった。軽量で、空中戦が得意なクリスとパワーファイターのシズマ、容姿も戦い方も対照的な二人である。 「ハッ! とりゃっ! ……ハァッ!」 身軽さを活かし、躍動感のある蹴りを繰り出すクリスに対してシズマはガード一方、反撃の機会を窺う。 「………」 シズマがわずかに唇を歪ませ、蹴りのタイミングにあわせて半歩下がった。 「あッ――!?」 リズミカルに蹴りを繰り出していたクリスの脚が宙を切り、細身の身体がバランスを崩す。 百戦錬磨のシズマが、この隙を見逃すはずはなかった。 筋肉質の腕が伸び、クリスの股間を掌底で軽くうつ。 「ひゃッ!?」 思わぬ部位への攻撃にクリスが驚き、思わず腰をひいてしまう。一瞬だが、クリスの足が完全に止まった。 たちまち間合いを詰めるシズマ。細身の身体に組みつき、体格を活かして抑え込みにかかる。 「くッ…くぅうッ!」 クリスは身体をひねって抑え込みから逃れようとつとめるが、力強いシズマの腕に抑え込まれ、逃れられない。 もがくうちにクリスはシズマに完全に抑え込まれ、二人の身体は密着した。 シズマがもぞもぞと腰を動かし、クリスの尻にすりつける。 「ひゃんっ…!?」 尻肉のあいまに熱い脈動を感じ、クリスの頬が紅潮する。 シズマの耳は、クリスの吐息に官能の熱が混じるのを聞き逃さなかった。 腰の位置をずらし、凶暴な肉の凶器を、クリスの股間にこすりつける。 そこは、すでに熱く潤っていた。 「あっ…はぁ……あぁ……♪」 そり返った、力強く脈打つ剛根がクリスの秘裂をまさぐり、愛液をたっぷり含んだクレバスを愛撫する。 「んッ…あ…はぁ…ぁん……♪」 クリスの唇から甘い声が漏れ、逞しいペニスへ媚びるように、潤んだ性器をすりつけてしまう。 スクリーンがクリスの股間を映しだす。蜜にまみれた糸のように愛液がしたたり落ち、みなぎる怒張を淫らにひたす。 「クリス! チェンジ! チェンジ!」 パートナーの危機を感じたゴールディが声を張り上げて呼びかけるが、股間に意識が集中しているクリスの耳には届かない。 「もうっ!」 ゴールディは舌打ちするとロープをつかみ、クリスを救援するためにリングに乱入しようとした。 「あは♪ いいところなのに乱入は御遠慮願いたいわ♪」 音も無くゴールディの背後に忍び寄っていたミサキが嘲笑うように唇をゆがめ、ゴールディを羽交い締めにする。 「いいことを教えてあげる。WBFのリングではね、色んなことができるの。こんなふうに♪」 「……なっ!?」 ミサキの腕が一閃するやゴールディの掴んでいたロープがバラバラにほどけ、瞬時にゴールディの手首に巻き付いた。 拘束プレイやSMなど、バリエーションのあるバトルファックを愉しめるよう、WBFのリングには様々なギミックが仕掛けられている。 いまゴールディを捕らえたのはその一つ、「ディバインロープ」であった。ディバインロープはさらに細く分化することも可能で、縛りのテクニックがあれば対戦相手の動きを完全に封じることもできるが、ミサキにはそんな技術は無かったし、必要ともしていなかった。 短時間、対戦相手の動きを封じることさえ出来れば、後は彼女自身の肉体で相手を屈服させることが出来るからだ。 「こんな道具に頼るなんて……!」 「あらぁ? バリエーションに富んだファック、刺激的なファック、エンターテイメントとしてのファックを見てもらう、それがワイルドスタイルのバトルファックよ♪」 ミサキの腕がゴールディの髪をつかみ、怜悧な美貌をリング上に向けさせる。 野性的な美貌に冷酷な笑みを浮かべ、ゴールディの耳元でささやく。 「アナタのパートナーが犯られるのを、そのままおとなしく見ていなさい♪」 「く……ぁあ……」 ゴールディの目の前で、クリスが屈従のポーズを取った。 リングにうつ伏せになり、尻を高く突きあげる。 ゆっくりと左右に揺すり、発情した性器をシズマに見せつける。 シズマは勝ち誇った笑みを浮かべると、囚われのゴールディに見せつけるように、クリスの尻を抱きかかえた。 蜜にまみれた性器に怒張の先端があてがわれ、クリスの頬に朱が差す。 「ほら…アナタのパートナー……シズマに犯されるわよ……♪」 ゆっくりと、シズマが腰を前進させる。 発情した性器に脈打つものがうずめられ、プツプツと襞を掻きわけてゆく。 クリスがのけぞり、楚々とした美貌が快楽に染まってゆく。 「ふぁあ…♪ はぁあん……っ♪」 可憐な唇から、明らかな牝の声が漏れる。 シズマの腰とクリスの尻が密着し、二人の性器は完全に結合した。 クリスは恍惚の表情を浮かべ、突き入れられたものを味わうように尻を揺り動かした。 「アナタのパートナーって、すっごい犯され上手…♪ あんな嬉しそうに犯される子、WBFでも見たことないわぁ…♪」 ゴールディを嘲笑うようにミサキがささやく。豊満な乳房に手を伸ばし、こねるように揉みしだく。 「んッ…くぅ……! んぅ……♪」 先端の乳首を摘ままれたゴールディの唇から、屈辱と恍惚のない交ぜとなった声が漏れる。 「あらぁ、ゴールディちゃあん♪ アナタ、パートナーが犯されるのを見てコーフンしてるのぉ? チンチン、ギンギンにボッキしちゃってるわよォ?」 ミサキの言葉通り、その視線の先ではゴールディのペニスが限界までそりかえり、呼吸にあわせてピクピクと脈打っていた。 先端の小穴から生白い汁の混じった透明な液が漏れ、血管の浮き出た剛根にしたたっている。 無遠慮に腕が伸ばされ、脈うつ勃起をつかんだ。 「んぅッ!」 ゆっくりと上下にこする。それだけでなく金色の縮れた繁みの奥までまさぐり、蜜を漏らす秘裂をぐちゅぐちゅとかき混ぜる。 「んひぃッ…! くぅ……ぅうンッ♪」 乱暴な愛撫にゴールディが肩を震わせ、淫靡な手淫から逃れるように腰をくねらせる。 「安心して…♪ 手コキや手マンでいかせたりなんかしない…♪ アナタは、あの子を片付けたあと、シズマと二人、このオチンチンでたっぷりと可愛がってあげるんだから……♪」 ゴールディが恍惚の表情を浮かべるなか、シズマとクリスの交合は終局に向かいつつあった。 「ひゃあんっ♪ あんッ♪ いいッ…! ひぃいっ♪」 シズマの律動にあわせてクリスが腰を振り、気を良くしたシズマが更に激しく腰を打ち付ける。ペニスを咥えた性器がしぶきをあげ、パンッパンッと肉と肉がぶつかりあう淫猥な音が響く。 突き入れにあわせてクリスのペニスが前後に揺れ、透明な汁にまみれた先端から、トロトロと白濁した液が漏れる。 「あの子…アナタとプライベートでもファックしてるのよね…? どっちが犯すほう…? アナタがあの子を抱いてるのかしら…それとも、あの子がアナタをあのチンチンで悦ばせてるの…? ふふ…後でじっくり確かめさせてもらうわよ…♪」 クリスが体位を変え、シズマを正面から迎え入れる姿勢を取った。シズマの腰に脚を絡め、自身の膣に深くペニスを咥えこむ。 「…おらァ…くれてやるよォ… しっかりと飲み干せぇッ!」 シズマが獣のような唸り声をあげ、クリスに強く腰を押しつける。 クリスは感極まった声で泣き叫び、シズマの腰に絡めた脚をガクガクと震わせた。 「ひゃあ♪ あはぁッ…♪ はぁああッ♪」 「ぉおッ…♪」 クリスの股間に腰を押しつけたシズマが、ブルブルと腰を震わせる。 射精している。歓喜しているクリスの膣内に、射精している。 クリスは牝の声をあげながらシズマの肩にしがみつき、勃起したペニスの先端からドロリと白濁した汁を滴らせた。 「はぁ…! かぁ…っ! 良い具合だぜ、クリス…プライベートでもヤりたい女だ…♪」 射精を終え、荒い息をつくシズマが腰を引きぬき、二人の結合が解かれる。 クリスの膣内に射精したことを確認するためレフェリーが近づき、ピンク色の秘裂が大量の白濁で満たされているのを確認する。 続いてクリスの絶頂を確認するため、クリスの身体に飛び散った白濁を手に取り、仔細に観察する。 「邪魔すんじゃないよ!」 シズマが怪訝な表情のレフェリーを押しのけ、脱力し、だらしなく四肢を投げ出しているクリスの頭上でガッツポーズを取った。 そのまま脚を開いて屈みこみ、愛液と精液にまみれたペニスをクリスの唇に押し当て、後始末を要求する。 クリスは放心した表情で半萎えになったペニスを口に含み、自身の愛液とシズマの精液にまみれたものを舐めしゃぶった。 「いいフェラだ…すぐに回復するぜ♪」 恍惚の表情で奉仕に耽るクリスを眺めていたシズマのペニスはすぐに硬さを取り戻し、見る間に勃起を回復させた。 唾液に照り輝くペニスが急角度でそりかえり、ゴールディの美貌に向けられる。 「さ… 今度はゴールディちゃんが可愛い声を出す番よ…♪ 試合が終わっても構わず犯し続けてあげるから、たっぷりと愉しんでね♪」 ミサキはゴールディを羽交い締めにしたままリング中央まで引きずってゆき、クリスとの対戦を終えたシズマとともに上気した身体を愛撫し始めた。タッグ戦では一人がノックアウトされても試合は続き、一人で二人を相手にしなければならない。 「うぁ…はあ…♪ んッ♪ くぅうんッ♪」 熟練の女たちの技巧のせいか、クリスが犯される姿を見ていた興奮のせいか、ゴールディの美貌はすぐに朱に染まり、艶やかな唇から官能の声が漏れ始めた。 固唾をのんで見守る観客たちの視線を感じながらしなやかな裸体をくねらせ、二人がかりの愛撫に髪を振り乱す。 へそまでそり返ったペニスの先端から白濁した汁が漏れ、血管の浮き出た剛直をつたって股間の繁みをひたす。 すっかり発情し、興奮しきった秘裂から透明な愛液がもれ、すべすべした太ももを淫靡に濡らす。 「ふふ…パートナーが犯される姿が、最高の媚薬になったみたいね…♪」 ゴールディの秘裂に潜ませていた指をペロリと舐め、ミサキがほほ笑む。かすかな潮の香りに、ミサキはゴールディが本気で感じていることを確信した。 白い腕を取り、自身の股間に導く。 「これがアナタを犯すオチンチンよ…♪ ヴァギナで味わう前に、きちんと、感触を確かめておきなさい」 白い指が剛根に絡みつき、おずおずと、やがて確かめるように、大胆にしごき始める。 ミサキは股間に欲情が高まってくるのを感じながら、シズマのペニスにも同じことをするように命じた。 すぐに白い指が伸び、クリスを先刻まで犯していたペニスをつかんだ。ゆっくりと上下し、緩急をつけ、リズミカルにしごく。 「………ても……いい……?」 怜悧な美貌が紅潮し、消え入るような声で問いかける。 (咥えても……いい……?) ミサキには、そう言っているように聞こえた。 ミサキは頷き、ゴールディに口腔性交の許可を与えた。 ゴールディは嬉しそうな表情を浮かべるとミサキの股間に屈みこみ、シズマのペニスをしごきながらそりかえった勃起を口に含んだ。 ぬめぬめした舌が精緻な動きをみせ、艶やかな唇が雁首を咥える。 裏すじに舌をそわせ、先走りの滲む鈴口を音をたててすする。 「んっ……ふぅ……♪」 熱のこもった奉仕にミサキは満足げな声を漏らし、ゴールディの、熱く上気した肌へ手を伸ばした。重量のある、熱をもった乳房を揉みしだき、すべすべした背中を撫でる。淫靡にうごめく尻を掴み、愛液にまみれた股間を無造作にまさぐる。 乱暴な愛撫にゴールディの身体が跳ね、汗ばむ白い肌が熱く美しく紅潮してゆく。 「ミサキばかり相手してないで、アタシにも…さ…♪」 ゴールディの手淫を愉しんでいたシズマが、ゴールディの口元にペニスを突きつけ奉仕を要求する。 艶やかな唇がすぐに勃起の先端にかぶさり、淫猥な水音を響かせ始めた。 「ふふ…クリスちゃんと間接キスね…♪ どお? シズマのオチンポ、美味しい?」 弄うような問いかけにゴールディは頷き、さらに舌音を響かせて口腔性交に耽った。 「そろそろ…頃合かしら?」 金髪の美貌が奉仕する姿に優越感をおぼえつつ、ミサキが呟く。 ゴールディはミサキの気配の変化を敏感に感じ取り、ミサキが何を欲しているか、自分は何をすればいいのか、すぐさま理解した。 シズマのペニスから唇を離し、膝をついたままリングに伏せる。 尻を高く突きあげ、ミサキたちに向かって、大きく尻を突き出して見せる。 発情し、蜜にまみれた性器が、密かに息づくすぼまりが、脈打つペニスが、女たちの前に晒される。 愛液をたっぷり含んだ秘裂から透明なしずくがあふれ、怒張をつたってリングに堕ちる。 ゴールディの後ろにミサキが膝をつき、ボリュームのある尻を抱きかかえた。 「さあ、Let s Show Time♪」 宣言とともに腰をすすめ、猛々しい怒張がゴールディの秘裂を貫いた。 大型スクリーンにペニスを咥えるゴールディの性器が映し出され、観客たちのあいだから大きな歓声があがる。 張り出した雁首が膣口へ押し入り、ジュプジュプと蜜音を響かせながらねじ込まれてゆく。 脈打つ男根は幾重にもかさなる襞を掻きわけ、先端の丸いふくらみが、ゴールディの最奥へ到達する。 生白い汁を漏らす鈴口が、わななく子宮口に乱暴に口づける。 ミサキのペニスはゴールディのヴァギナに根元まで埋め込まれ、二人の性器は深々と結合した。 「んぐッ…ふぅ……! んんんッ♪」 勃起の先端が秘奥に到達した瞬間、ゴールディの全身にピリピリと電流がはしり、勃起したペニスからトロリと先走りの汁が漏れた。 どうやら、軽い絶頂に達してしまったようだ。 「あら、軽くイッちゃったみたいね? でも安心して♪ 本イキと認められなければ、試合は続行だから♪」 プリプリした襞の感触を味わいながらミサキがゆっくりと腰を打ち振り、ヴァギナにペニスをこすりつける。 ゴールディの膣内は無数の細かい襞が密集し、それ自体がまるで別の生き物であるかのように蠕動を繰り返した。 極上と言ってよい膣のもてなしにミサキは歓喜し、美貌を紅潮させてゴールディにのしかかった。獣のように腰を振りたくり、若く張りのある尻に腰を打ち付ける。雁高の亀頭が膣の深い部分をこすり、敏感に反応する女肉の締めつけが、さらなる甘美を腰奥に送りこんでくる。 ミサキは熱に浮かされたように腰を振りたくり、揺れる乳房を揉みながら弾ける快感を堪能した。 手のひらから乳肉がはみ出すほど強くゴールディの胸を揉みしだき、先端の固く尖った果実をつまはじく。 ゴールディの背中が波打ち、ペニスを包む秘肉が引き攣るように収縮する。 「…ほら…口が留守になってるぞ?」 ミサキの痴態にあてられたのかシズマが上ずった声で呻き、ゴールディの口元にペニスを突きつけた。 「んっ……ぁむ……♪」 すぐに口腔の中に呑み込まれ、シズマは腰が抜けるような快感に声を漏らした。 ミサキとシズマはこの上ない快感に浸りながら互いに顔を見合わせ、勝利を確信したかのように頷きあった。 (試合が終わったら、このままホテルに連れて行こう) (素敵ね♪ あたし、クリスとも愉しみたいわ♪) (グランデのスイートを取ってる。あそこのベッドなら四人で犯れる) (朝まで愉しみましょ♪) しかし彼女たちの野望は、次の瞬間に打ち砕かれた。 ゴールディの口腔奉仕を愉しむシズマの秘裂を、いきり勃ったペニスが貫いたのである。 「ひゃぁッ!?」 脳天まで痺れるような快感にシズマが素っ頓狂な声をあげ、慌てて自身の背後を振り返る。 そこには、荒い息をつきながら胸を弾ませ、シズマの尻に腰を押しつけるクリスの姿があった。 怒張はシズマの秘裂に半ばまで差し込まれ、ドクドクと力強い脈動を伝えてきた。 「な、なんでお前…!? お前もう、イッちまっただろ!? なんでまだ試合してる! なんでアタシを犯し…ひゃあッ♪」 クリスの腰がしずみ、シズマの膣を深々とえぐる。興奮し、濡れそぼる性器の中を勃起はたやすく突き進み、一突きで秘奥へと達する。 「レフェリー! ルール違反よ! クリスはもう試合に参加する権利が無い! 彼女は負けたの!」 ゴールディを犯したままミサキが慌てふためき、レフェリーにクリスを退場させるよう要求した。 しかし、レフェリーは難しい顔で首を振り、クリスがノックアウトされていないことを伝えた。 「だって! インサートされて中出しされて、射精したじゃない! イッてるわよ!」 「あれは先走りだ」 レフェリーが指先にクリスの精液をすくいとった時、あまりにもサラサラしていたので不審に思い、用意していたカウンターで調べた。 すると精子含有量が事前に提出された精液の100分の1以下であったことから先走りと判明。ノックアウトに至っていないと判断した ――レフェリーはミサキにそう説明した。 「そんな馬鹿な!…ひゃうッ!?」 突然、万力のような圧力でペニスを圧搾され、ミサキが悲鳴のような声をあげる。ミサキに貫かれたままの ゴールディが、尻を揺らしながら不敵な笑みを浮かべる。ミサキのペニスをヴァギナに咥えたまま二度三度と尻を打ち振り、ミサキを翻弄する。 「う、こ…こんな…! ひゃあんッ♪」 ゴールディが膣圧をゆるめ、ここちよい締めつけが戻ってくる。解放と同時に襲い来る陶酔感。膣の蠕動がペニスをリズミカルに締めつけ、うねるような動きに自然と腰が前後する。 「油断したわね、ミサキ。クリスはね、先走りの量がとても多いの。私も精液と間違えるほどだから…もしもヤバくなったら、正常位になって絶頂したふりをしなさいって言っておいたの♪」 確かに両者の身体が正面から密着し、被挿入者のペニスが目視できない正常位なら、結合を解くまで射精したかどうか分からないだろう。 「あ、あんたたち、神聖なリングの上でイッたふりだなんて…だから、フォーマルの奴らって嫌いなのよ!」 「お客さまたちに、私たちが気持ちよく絶頂する姿を見てもらう、それが私たちフォーマルのファックなの♪ …残念だけど、エッチが上手な子ばかりじゃないからね…イッたふりをしないといけない時もあるのよ?」 「こ、このぉ…! あ、アンタを先にイカせればいいのよ!」 「アハ♪ 愉しみだわぁ♪ アナタのオチンチン…けっこう好みだから♪」 ゴールディにのしかかり、遮二無二腰を振りたくるミサキ。しかしゴールディの膣の対応はそれを上回り、うねるような締めつけでミサキの律動に応えた。 「あぐ…はぁッ♪ ああっ♪ もう…だめだあ♪」 不意を突かれ、一方的に守勢に回ったシズマが情けない声をあげる。試合開始からつい先刻まで、ずっと「攻め」の立場にあった彼女の身奥には漁火のような欲望がくすぶっており、クリスは巧みにシズマの劣情を煽りたてた。 やや細身だが雁の高いペニスに膣の敏感な部分をこすられ、シズマがのけぞる。ペニスを包む膣肉が収縮を繰り返し、「プランシング・ホース」がのたうちまわる。 クリスはシズマの逞しい身体に抱きつくと胸に伸ばした手で小ぶりな乳房をこね、先端の尖った果実をはじいた。 「くふッ……~~~!!♪♪」 シズマのボーイッシュな美貌が美しくゆがむ。ペニスを咥える秘肉が甘美にうねり、舌先で鈴口をくすぐっていたゴールディの美貌に、大量の精がほとばしる。 「あはッ……♪ シズマちゃん、大・絶・頂……♪」 美貌に白濁をしたたらせたゴールディの目の前で、クリスが肩を震わせ、大きく息を吐いた。 「んっ………はぁあ……♪」 膣奥にペニスの先端をこすりつけ、絶頂にわななく膣内へ、勢いよく精を放つ。 「うッ……くぅう~~! ……はぁあん♪」 歓喜のさなかに膣内へ精を放たれたシズマは脱力し、膝から崩れ落ちた。 シズマのヴァギナからクリスのペニスが抜け、貫かれていた秘裂からドロリと白濁がこぼれ出る。 すかさずレフェリーが近づき、シズマの股間を確認する。 「………シズマ、ノックアウト!」 レフェリーはシズマの性器が精液で満たされていることを確認し、クリスがシズマを絶頂させ、膣内に射精したことを宣言した。 「シ、シズマ……くッ! ち、ちっくしょおお!!」 ゴールディと繋がったままのミサキが肩を震わせ、絶頂してしまったパートナーを見やる。 絶頂し、膣内射精されたシズマの姿は全身がほんのりと紅潮し、弛緩した表情は至福の笑みを浮かべていた。 ミサキは軽い目眩を感じるとともに意識が遠のくような感覚をおぼえ、ゴールディの尻に向かって無心で腰を打ちつけた。 まずい、この感覚。腰の動きが止まらない。 このまま、この気持ちいい女の穴の中で果てたい。弾力のある子宮口に鈴口をこすりつけ、一番気持ちいい部分を刺激しながらビュルビュルと射精したい。チンポの中を精液が勢いよく駆け巡る感覚、もうどうなってもいい、この穴の中で、気持ちよく射精したい。 「ふぅッ♪ くぅッ♪ ああっ♪ ああんっ♪ もお、もぉだめぇえ!!」 ミサキはゴールディの身体にしがみつくとボリュームある尻に腰を強く押しつけ、ビクビクと腰を震わせながら煮え立つ精をはなった。 「うぅ…はぁあ……♪」 ゴールディにしがみついたミサキが情けない声を漏らし、蕩けきった表情で脱力する。ゴールディの、うねる膣内に射精する感覚は格別だった。 蜜に濡れそぼる襞の隅々まで精を染みわたらせる感覚。フタナリだからこそ味わえる、女には未知の悦び。ゴールディも、一緒にイッてくれていたら最高だったのに。 「んっ………ふぅ………♪」 結合を解いたゴールディが、放心したミサキの前に立つ。スラリとした脚をミサキの肩に載せ、股間を晒す。 愛液にまみれた秘裂からドロリとした白濁が漏れ、ミサキがゴールディの膣内で果てたことを確認させる。 「アタシのオマ○コ…気持ちよかった?」 だが金色の繁みから屹立するペニスは未だ雄々しく勃起したままで、彼女が未だ「女の絶頂」に達していないことを示していた。 「……くす♪ アナタのオチンチンも元気で…激しくて、気持ちよかったわよ♪ でも残念…もう少し丁寧に、私の反応を確かめながら腰を使ってくれたほうが、私は嬉しかったわ♪」 ニッコリと微笑んだゴールディが、ミサキの足首をつかむ。 普段なら軽く振り払えるほどの握力だが、射精したばかりの身体は下半身に力が入らず、軽々と左右に大きく広げられてしまう。 ゴールディは女神のような笑みを浮かべながらミサキを見下ろし、脱力した尻を持ち上げると、淫靡な匂いに満ちた股間に顔を近づけた。 射精したばかりのペニスはふにゃふにゃと緩みきった状態で先端から精液の残滓を漏らし、ゴールディの膣を貫いていた時の雄々しさの面影も無い。 縮れた陰毛に縁取られた女性器はすっかり愛液に潤い、甘い蜜を漏らしながら物欲しそうに息づいていた。 ゴールディはミサキの性器をたっぷりと視姦するとゆっくりと唇を近づけ、蜜に潤む柔肉を舐めはじめた。 ジュルジュルと、愛液をすする淫らな音がリングに鳴り響く。 「くふうッ……! ん~~~っ♪」 ミサキの全身に、「女」の快感が満ちてゆく。「女」の欲望があふれ出し、子宮の奥から潤みだす。 この女に抱かれたい、この女のペニスに貫かれ、わななく子宮口に精をあびせられたい。膣の隅々まで精液をそそがれ、この女のものにされたい。 ミサキの唇からすすり泣きのような声が漏れ、ミサキは恥ずかしさのあまり両手で顔を覆い隠した。 「恥ずかしがること…ないのよ?」 ミサキをいたわるようなゴールディの声。唇に柔らかいものがかぶせられる。両手を静かにつかまれ、そっと左右にのけられる。 ゴールディの美貌が目の前にあった。 キスをしている。私はいま、この女とキスをしている。 ミサキの相眸から涙があふれ出し、口腔の中に熱い唾液が流し込まれる。飲んだ。ミサキは口腔に広がるゴールディの唾液の味に陶然となりながら、嬉しそうに飲んだ。じきに唾液以外のものも飲まされるだろう。悦んで飲み干すつもりだった。 ゴールディが覆いかぶさってくる。いよいよ、犯される。 ミサキはうっとりと目を閉じると自ら大きく脚を開き、股間を突きあげる姿勢をとった。 「いい子ね…♪」 ゴールディはミサキの頭を撫でると耳元に唇を寄せ、目を開いて見るように命じた。 ミサキは目を開けた。目の前に、濡れそぼる自分の女性器が、回復したペニスと呼吸をあわせるようにヒクヒクと息づいていた。 そのすぐ直上に、血管の浮き出た、凶暴な欲望にたぎるゴールディのペニス。鈴口を生白い白濁液にまみれさせ、息をのむような迫力で押し迫ってくる。 「きてぇ…ゴールディ……♪」 自然と甘い声が漏れ、逞しいペニスに性器をすりよせる。 ゴールディは微笑むと、二度、三度と秘裂にペニスをこすりつけ、ミサキの欲情が充分に高まりきったのを見計らってから、蜜にまみれた膣口に先端をあてがった。 ゆっくりと腰が沈み、二人の性器が結合する。 「んッ……~~~!! んんん~~~~ッ♪」 ミサキは視界に真っ白な火花が飛び散り、全身に快美感が駆け抜けるのを感じた。 愛液に潤う柔襞が押し広げられ、プリプリとした膣奥を小突かれる。蜜の飛沫をあげながら勃起が引き戻され、半ばまで露出したところで再び深々と埋め込まれる。 めくるめく火花が飛び散るとともにミサキの鈴口から生白い液体がはなたれ、ミサキの乳房を、腹を、美貌を、淫らに染め上げてゆく。 「あ―――ッ♪ はぁあッ♪ ああぁンッ♪」 獣のように吠え、感極まった声をあげる。絶頂の歓喜に膣が収縮し、突き入れられたペニスから精液を搾り取ろうと、膣圧のかぎり締めあげる。 この女にも気持ちよくなってもらいたい。この美しい女にも自分と同じように快楽を味わってもらいたい。私の中で欲望をはじけさせ、思う存分精をぶちまけてもらいたい。 ミサキの表情の変化を見たゴールディの笑みが深くなり、腰の動きをはやめてゆく。相手を感じさせるためではなく、自分が果てるための動き。喜悦の声を漏らすミサキの身体に覆いかぶさり、性器を挿入させたまま激しく腰を打ちつける。 ミサキは歓喜した。私の中でイッてくれる。律動する腰に脚を絡めて深く迎え入れ、最も奥深いところで果ててもらえるよう、身体の位置を調節する。膣の一番奥で、射精してもらいたかった。 「来て…来て……!!♪」 甘えるようなミサキの喘ぎ。ゴールディは強く腰を押しつけながら、欲望を解きはなった。 先ほどと比べものにならないほど大きな快楽の波が来て、ミサキを包み込んだ。 「くひぃッ……! ……ひゃああんッ♪」 深々と埋め込まれた怒張の先端から勢いよく熱がほとばしり、煮えたぎる精が膣奥ではじける。 白濁が怒涛となって子宮口を打ち、膣内におさまりきらなかった精液が結合部から漏れ出す。 「んっ…♪ あは…っ♪ はぁあああんッ♪」 ミサキは恍惚の表情を浮かべながら悦びの声をあげ、潮を吹いて絶頂しながら射精した。 まばゆいフラッシュがリング上に向けられ、二つのリーグを制した女王に向かって幾本ものマイクが向けられる。 「レイナ・ハミルトン以来の統一女王になった感想は?」「素晴らしいバトルでした、ピンチを感じた瞬間はありましたか?」「プライベートでクリスさんとの関係が噂されていますが、それがやはり今回のパートナー選びに影響したのでしょうか?」 ケープで裸体を覆ったゴールディは二三の質問に応えてはいたが、やがて面倒になったのか「勝者の権利を行使します」と言って、そそくさとリングを降りた。 『チャンピオン、勝者の権利、とは何でしょう?』 『それはアンダーグラウンド時代からある不文律で、試合に勝った選手は直後のインタビューに答えなくてよい、というものです。試合のあとはまともなコメントが出来ないためですが、ゴールディは理性的に答えていましたね』 『そういえばレイナさんは現役時代、勝利インタビューに全く答えてませんでしたね。今日の試合、チャンピオンはどのように御覧になられましたか?』 『WBFの二人は詰めが甘かったように思えます。ゴールディをファックしたところまでは良かったのですが、そこで慢心してしまったのが敗因ですね。ファックしてからの……』 レイナは黙っていたが、「勝者の権利」には、もう一つ別の意味があった。それは「敗者の義務」と対になっており、よほどのことが無い限り、試合後は必ず行使された。 試合のリプレイに解説を加えながら、レイナは想像の翼をはためかせた。この会場からのアクセスを考えると、場所はホテル・グランデだろうか。今頃はきっと… ほの暗い照明のなか、ゴールディの裸体が美しい輝きをはなつ。 ミサキは心地よい締めつけに声を漏らしながら熱い女体を抱きしめ、蜜のしぶく股間へ強く腰を押しつける。 「んッ……くぅうッ♪」 膣奥からはじける快楽にゴールディが喜悦の声を声を漏らし、激しく肩を震わせる。 整った美貌が歓喜に染まり、ミサキを包む秘肉が収縮を繰り返す。 汗まみれの女体がのけぞり、小刻みに跳ねながら絶頂に達する。 むき出しのペニスから勢いよく精がはなたれ、上気した美躯に飛び散ってゆく。 ミサキは獣のように吠えながらゴールディにしがみつき、うねる膣内へ欲望の汁をはなった。 試合のあと、ホテルに呼び出されたミサキは到着するや否や熱烈な抱擁を受け、そのままベッドルームへ連れて行かれた。 キングサイズのベッドの上では、先に到着していたシズマがクリスと裸で抱き合い、すでに行為に及んでいた。 細いクリスの身体を大柄なシズマが組み敷き、汗を飛ばしながら激しく腰を打ちつけている。 「あっ…はぁ……ッ! シズ…ぁあんッ♪」 クリスの肩が震え、激しく身体をのけぞらせる。豊かな乳房がプルンと震え、怒張からビュクビュクと射精する。 これは本物の絶頂のようだ。 シズマは低く呻いて腰を震わせ、熱い精をクリスの膣内にはなった。 「貴女を待ちましょうって言ったのに…二人とも、待ち切れなかったの」 ゴールディの瞳が妖しく輝き、ミサキをベッドへうながす。 ミサキは命じられるままゴールディをベッドに押し倒し、発情した女体に覆いかぶさった。 バトルファックは、その勝敗判定の形式上、勝者に大きなストレスが残る。 膣内射精され、絶頂することで敗北する敗者は、ある意味オンナとして満たされた状態で試合を終えることができる。 だが勝者は、高ぶった身体に煮えたぎる欲望をかかえたままリングを降りなければならない。 そのため試合の勝者は、「勝者の権利」として、みずからの欲求不満を解消させるため、敗者にあらゆる奉仕を命じることができる。というのが、バトルファック草創のころから続く暗黙の了解であった。 こうしてゴールディは勝者の権利を使い、ミサキをホテルに呼び出したというわけだ。 ミサキを待っているあいだ、先に到着したシズマとクリスが行為を始めてしまい、痴態を観察することになったゴールディの身体は、とうに我慢の限界を超えていた。 そそり勃つペニスの先端から生白い液の混じる先走りが滲みだし、牝の匂いのこもる股間は愛液でびしょびしょに濡れていた。 ミサキは愛撫もそこそこにゴールディを犯し、その膣内におびただしい量の白濁をはなった。 「お願い…もっとぉ……♪」 ゴールディが、快楽に蕩けきった声でせがむ。リングの上では女王然とした表情をくずさないが、試合が終わるとすっかり牝の表情になる。 これはゴールディに限らず、バトルファックの強者すべてに共通することで、かくいうミサキもWBFの試合が終わった時はなりふり構わず敗者を呼びだし、存分によがり狂ったものだ。 絶頂し、荒い息をつくゴールディにのしかかり、尻をかかえて膝をつく。熱く潤う坩堝に差し入れると、ペニス全体がうねるような熱が包まれ、淫靡な襞が絡みついてきた。甘美な感覚が腰全体に広がり、征服欲が満たされる。 ミサキは再び射精感が高まってくるのを感じながら小刻みに腰を震わせ、ゴールディの尻に打ちつけた。 「あぁ――ッ! ……いい…素敵……♪」 巧みな抽挿にゴールディがのけぞり、発情した牝そのものの声であえぐ。 リングの上でいかされた礼に、今宵はこの女を心行くまで愉しませなければならない。それが「勝者の権利」と対になった「敗者の義務」なのであるが、よく出来た仕組みだった。 普通、試合のあとは勝者と敗者のあいだに少なからぬ遺恨が残るものだが、こうしてすぐにやり返す機会が与えられるのであればそれも残らない。 実際、試合後の「交流」で仲良くなってしまい、そのままプライベートパートナーに発展した例も少なくない。ゴールディとクリスなどその典型例だし、ミサキにも十指に余るプライベートファックの相手がいる。 バトルファックの世界は、外側から見るよりもずっと友好的で平和なのだ。 「ゴールディ…っ! も…いく……いくぅッ!」 ミサキはゴールディの尻に腰を押しつけながら激しく肩をふるわせ、欲望のかたまりを解き放った。 「あッ…♪ はぁあんっ♪」 膣奥に浴びせられる白濁の熱にゴールディは歓喜し、悦びの声をあげながら絶頂に達した――。 おわり
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祭りにうpされたものを報告してください 記載の説明番号(0000)/作者/タイトル/画像(最大1M)/投稿者/備考 第36回(2007/10/13) 1406/東雲太郎/femme//アサソ/単行本 1405/東雲太郎/半熟短髪娘//アサソ/単行本 1404/梅玉奈部/新・オペレーション大作戦 TNG//アサソ/単行本 1403/藤原俊一/アフタースクール//アサソ/単行本 1402/猫守麻理鈴/仔猫元気//アサソ/単行本 1401/北河トウタ/怪盗ブルマー//アサソ/単行本 1400/風船クラブ/風船ファウスト//アサソ/単行本 1399/万利休/えろりんぱんちゅ//アサソ/単行本 1398/摩訶不思議/アイ・ドール//アサソ/単行本 1397/摩訶不思議/たまごっこ//アサソ/単行本 1396/八重田なぐも/じどうはんばいき//アサソ/単行本 1395/猫玄/パパなんか大嫌い//アサソ/単行本 1394/犬/初犬2//アサソ/単行本 1393/犬/初犬//アサソ/単行本 第35回(2007/5/12) 1392/月野定規/♭38℃//こて/単行本 1391/月野定規/♭37℃//こて/単行本 1390/友原道哉/甘いつぼみ//こて/単行本 1389/マイノリティ/コスプレっ娘異常性戯//こて/単行本 1388/師走の翁/のせわすれ//こて/単行本 1387/新貝田鉄也郎/新貝田鉄也郎大百科 下巻 赤の巻//こて/単行本 1386/新貝田鉄也郎/新貝田鉄也郎大百科 上巻 青の巻//こて/単行本 1385/虎向ひゅうら/爆発寸前!!//こて/単行本 1384/虎向ひゅうら/SWEET SAVAGE//こて/単行本 1383/ちば・ぢろう/アレ好き//こて/単行本 1382/ちば・ぢろう/変身!となりの公魅子さん//こて/単行本 1381/フクダーダー/恋におちよう//こて/単行本 1380/きゃらめる堂/ドレスレス//G L/単行本 1379/ちゃたろー/ナオちゃんと夏休み//G L/単行本 1378/Cuvie/Emotion//G L/単行本 1377/すどうかおる/好きして愛玩人形//G L/単行本 第34回(2007/3/10) 1376/夕凪薫/LIBERTE//シャレ/単行本 1375/夕凪薫/BROTHER AND SISTER//シャレ/単行本 1374/堀骨砕三/おにくやさん//シャレ/単行本 1373/板場広し/いいコトにしよ//シャレ/単行本 1372/八月薫/羞恥の蜜月//シャレ/単行本 1371/拝狼/COMICプペポ//シャレ/単行本 1370/南里孝一郎/二発目!!//シャレ/単行本 1369/智沢渚優/魅少女ダークリポート//シャレ/単行本 1368/水ようかん/藍色フェティシズム//シャレ/単行本 1367/水ようかん/紺色メイドさん//シャレ/単行本 1366/水ようかん/ハッピにんぐSTAR//シャレ/単行本 1365/水ようかん/こすまにっ!//シャレ/単行本 1364/真田鈴/だいきらい×だいすき//シャレ/単行本 1363/上乃龍也/放課後少女//シャレ/単行本 1362/笑花偽/いっしょにね//シャレ/単行本 1361/狩野蒼穹/シスブラ//シャレ/単行本 1360/掘骨砕三/はえてる女の子//シャレ/単行本 1359/環望/メイドでいきまっしょい//シャレ/単行本 1358/完顔阿骨打/最強のお嬢様//シャレ/単行本 1357/どざむら/どぐう ~どざむら寓話~ 黒//シャレ/単行本 1356/どざむら/どぐう ~どざむら寓話~ 白//シャレ/単行本 1355/どざむら/どぐう ~どざむら寓話~ 緑//シャレ/単行本 1354/スパークうたまろ/汁を吸う縄//シャレ/単行本 1353/いとうえい/絶対零度の天国//シャレ/単行本 1352/あんみつ草/シュガータイム//シャレ/単行本 1351/あいざわひろし/Sweet Mellow//シャレ/単行本 1350/YASKA/こどもの玩具//シャレ/単行本 1349/FEENA/禁じられたお遊び//シャレ/単行本 1348/にいるまけんじ/感じてすと//シャレ/単行本 第33回(2007/2/24) 1347/八月薫/匂い狂い//シャレ/単行本 1346/田沼雄一郎/LOVE ME//シャレ/単行本 1345/中嶋大佐衛門/ツルマンジャロ//シャレ/単行本 1344/第25歩兵師団/おパンツPARADISE//シャレ/単行本 1343/大槻ミチロヲ/姉弟の絆//シャレ/単行本 1342/上連雀三平/となりの精液さん//シャレ/単行本 1341/上鉄巌/天使のおつとめ//シャレ/単行本 1340/鬼魔あづさ/あのこ//シャレ/単行本 1339/鬼ノ仁/肉体関係//シャレ/単行本 1338/鬼ノ仁/活線挿抜//シャレ/単行本 1337/浦乃まみ/義母という名の女//シャレ/単行本 1336/綾瀬さとみ/なかよし共和国//シャレ/単行本 1335/ミルフィーユ/ここちよい重さ//シャレ/単行本 1334/ポン貴花田/おねーさんひとりじめ//シャレ/単行本 1333/ほんだありま/オトメ御開帳//シャレ/単行本 1332/パニックアタック/大人になる呪文 2//シャレ/単行本 1331/パニックアタック/大人になる呪文 1.5 なつやすみ//シャレ/単行本 1330/パニックアタック/大人になる呪文 1//シャレ/単行本 1329/どざむら/やさしい性愛学//シャレ/単行本 1328/DISTANCE/ペパーミント・カフェ//シャレ/単行本 1327/Cuvie/Emotion//シャレ/単行本 1326/お嬢様とボク/マイノリティ//そ、”曹洪”さん・・・!?/単行本 1325/ぴぃち12ふぃず/MAC-V//そ、”曹洪”さん・・・!?/単行本 1324/おねちゅ/しらんたかし//そ、”曹洪”さん・・・!?/単行本 1323/家庭の事情/まぐろ帝國//まぐろ/単行本 第32回(2007/2/10) 1322/おとなになるまえに/関谷あさみ//通りすがり/単行本 1321/ぷにぷに/しぐにゃん//通りすがり/単行本 1320/ICE LOLLY/あらきかなお//通りすがり/単行本 1319/しあわせ1500/天雲の切れ間に見える国。//アンダーソン/単行本 1318/田中エキス/つたない女王様//アンダーソン/単行本 1317/伊佐美ノゾミ/挿れていいよ//アンダーソン/単行本 1316/妻籠いずも/肉便器注意報!//アンダーソン/単行本 1315/深田拓士/淫妻図鑑//アンダーソン/単行本 1314/夕凪薫/eye -spring-//シャレ/単行本 1313/夕凪薫/eye -NO MAKE-//シャレ/単行本 1312/目高健一/乳欲児姦//シャレ/単行本 1311/木谷さい/放課後、教室で。//シャレ/単行本 1310/猫玄/もうすぐ死ぬ人//シャレ/単行本 1309/道満晴明/続・性本能と水爆戦//シャレ/単行本 1308/道満晴明/くぢら//シャレ/単行本 1307/道満晴明/VIDE//シャレ/単行本 1306/道満晴明/VAVA//シャレ/単行本 1305/道満晴明/BoBo//シャレ/単行本 1304/奴隷ジャッキー/巴//シャレ/単行本 1303/智沢渚優/蜜色の季節//シャレ/単行本 1302/奏亜希子/ぷにぷに//シャレ/単行本 1301/城爪草/子猫あげます//シャレ/単行本 1300/小店街光景/ラバーズマニュアル//シャレ/単行本 1299/糸杉柾宏/お姉ちゃんのお願い//シャレ/単行本 1298/四万十曜太/ぱいまにあ//シャレ/単行本 1297/山崎あつし/制服と処女//シャレ/単行本 1296/後藤羽矢子/恋するイトコ!//シャレ/単行本 1295/琴の若子/モトメルオトメ//シャレ/単行本 1294/モリス/魔女っ娘ママ//シャレ/単行本 1293/マイノリティ/美少女改造論//シャレ/単行本 1292/ほしのふうた/なかよしちゃん//シャレ/単行本 1291/ほしのふうた/いたずら注意報!//シャレ/単行本 1290/あわじひめじ/アンチリアル//シャレ/単行本 1289/5thルナ/ぴりぴり//シャレ/単行本 第31回(2007/1/27) 1288/秋月ひろずみ/アネアネみっくす//アンダーソン/単行本 1287/ジャム王子/地獄学園性徒会//アンダーソン/単行本 1286/真海/机上の空論//アンダーソン/単行本 1285/さいこ/穴犯し//アンダーソン/単行本 1284/深田拓士/肉奴隷請負人//アンダーソン/単行本 1283/有賀冬/マンキツ//アンダーソン/単行本 1282/松本ドリル研究所/濃爆 下品なおにいちゃん//アンダーソン/同人誌 1281/櫻見弘樹/LUST//シャレ/単行本 1280/國津武士/幼術師//シャレ/単行本 1279/納都花丸/魅惑の三次曲線//シャレ/単行本 1278/田中浩人/おそらの迷子//シャレ/単行本 1277/町田ひらく/11.1//シャレ/単行本 1276/森高たかし/ダイタン・ステキ//シャレ/単行本 1275/松本ドリル研究所/安眠妨害//シャレ/ 1274/松本ドリル研究所/おしりだってあらってほしい//シャレ/ 1273/諸井愛/ヒミツの蕾//シャレ/単行本 1272/蛇光院三郎/愛母 1~3話//シャレ/ 1271/御堂つかさ/牛神博士//シャレ/単行本 1270/琴の若子/完全服従メイド//シャレ/単行本 1269/遠山光/いかせてティーチャー//シャレ/単行本 1268/伊集院808/美少女レストラン//シャレ/単行本 1267/伊駒一平/母娘喰玩//シャレ/単行本 1266/わたんかずなり/君にパラソル//シャレ/単行本 1265/ふじかつぴこ/お姉さま×√1/2//シャレ/単行本 1264/けんたろう/蝶美//シャレ/単行本 1263/おがわ甘藍/妖かしの館//シャレ/単行本 1262/いのうえとみい/すずらん茶房物語//シャレ/単行本 1261/いずみきょうた/W-BODY//シャレ/単行本 1260/ISUTOSHI/高校星プラウラ 1//シャレ/単行本 1259/ISUTOSHI/高校星プラウラ 2//シャレ/単行本 1258/DENJIRO/ラブペット1×1//シャレ/単行本 第30回(2007/1/13) 1257/SHIZUKA/ここにいるから//アンダーソン/単行本 1256/ななみ静/えろえろスイッチ//アンダーソン/単行本 1255/たいらはじめ/W.W.L//アンダーソン/単行本 1254/駕籠眞太郞/万事快調//アンダーソン/単行本 1253/悠理愛/モエル//アンダーソン/単行本 1252/森谷誠/乳桃//アンダーソン/単行本 1251/サイコロ・ステーキ/女捜査官 冴子//アンダーソン/単行本 1250/岡崎那緒/ヘンタイドットコム//アンダーソン/単行本 1249/目黒三吉/さんま//シャレ/単行本 1248/平木直利/オーバーラブ//シャレ/単行本 1247/百済内創/QuoVadis-覚醒-//シャレ/単行本 1246/姫枝夕人/GIRLY SHOWCASE//シャレ/単行本 1245/忠臣蔵之介/らいく あ きでぃんぐ//シャレ/単行本 1244/草津てるにょ/ムーちゃんが来たよ//シャレ/単行本 1243/真海/性恋//シャレ/単行本 1242/小林拓己/柔らかな肌//シャレ/単行本 1241/やまのべきった/僕のアリスたち//シャレ/単行本 1240/むつきつとむ/オンラインな彼女//シャレ/単行本 1239/ポン貴花田/ぴんくいろ・あそーと//シャレ/単行本 1238/ほしのふうた/みちくさ//シャレ/単行本 1237/ベンジャミン/放課後は淫魔//シャレ/単行本 1236/えのあきら/愛し合うふたり?//シャレ/単行本 1235/う~とむ/あそばれたいの//シャレ/単行本 1234/あさの亜依/ありがとうございマスっ//シャレ/単行本 1233/SOFTCHARM/LIFE FORMS//シャレ/単行本 1232/LAZY CLUB/女の子になろう//シャレ/単行本 1231/Lapis Lazuli/DUAL GIRLS//シャレ/単行本 第29回(2006/12/23) 1230/四万十曜太/Chris Claus//アンダーソン/単行本 1229/つつみあかり/姉の媚乳//アンダーソン/単行本 1228/KASHIみちのく/パイズリーナ//アンダーソン/単行本 1227/片桐火華/暗がりの中の少女//アンダーソン/単行本 1226/KURO/ミルクメイド//アンダーソン/単行本 1225/たまちゆき/森の中の少女//アンダーソン/単行本 1224/須藤くろす/女の子だけの時間割//アンダーソン/単行本 1223/堀骨砕三/下水街//アンダーソン/単行本 1222/掘骨砕三/夜に虚就く//アンダーソン/単行本 1221森崎くるみ/spring//アンダーソン/単行本 1220/GRIFON/淫乱病原体//アンダーソン/単行本 1219/翔丸/おねがいユリ先生//シャレ/単行本 1218/狼太郎/ときめき処女白書//シャレ/単行本 1217/陽気婢/彼女の自由//シャレ/単行本 1216/堀博昭/悦淫奇譚//シャレ/単行本 1215/平木直利/魔法王女//シャレ/単行本 1214/二階堂みつき/なぎパラ//シャレ/単行本 1213/藤宮博士/しこたま//シャレ/単行本 1212/島本晴海/気持ちいい場所//シャレ/単行本 1211/奴隷ジャッキー/僕の天使がいる日常//シャレ/単行本 1210/杜拓哉/ダメって言ったのに//シャレ/単行本 1209/西安/玩具姫//シャレ/単行本 1208/四島由紀夫/煽情//シャレ/単行本 1207/桜川ラアマ/少女ハンター//シャレ/単行本 1206/葛城ゆう/ホンキ汁//シャレ/単行本 1205/加賀美ふみを/だいすき//シャレ/単行本 1204/みずきえいむ/MIX UP//シャレ/単行本 1203/ほしのふうた/ほおずり//シャレ/単行本 1202/てるき熊/歪な恋歌//シャレ/単行本 1201/チャーリーにしなか/ちゃありぃずえんぢぇる//シャレ/単行本 1200/グレイス石川/エロティーン//シャレ/単行本 1199/うらまっく/穴があいてる//シャレ/単行本 1198/Maruto!/封印少女//シャレ/単行本 1197/G.B小野寺/ロリータ番長RX//シャレ/単行本 1196/DISTANCE/元気を出して!!//シャレ/単行本 1195/LINDA/コスプレックス//ER-M党/単行本 1194/琴の若子/お願い 神主さま//ER-M党/単行本 1193/陸乃家鴨/桃華幻戯 下//ER-M党/単行本 1192/上藤政樹/転身巫女 椎菜//ER-M党/単行本 1191/しぐにゃん/ぷにぷに//ER-M党/単行本 1190/きいろ猫/性癖 -このみ-//ER-M党/単行本 1189/きいろ猫/嗜虐 -よごれ-//ER-M党/単行本 1188/きあい猫/自慰 -MASTURBATION-//ER-M党/単行本 1187/きあい猫/嗜虐 -よごれ-//ER-M党/単行本 1186/きあい猫/公然 -おそと-//ER-M党/単行本 1185/きあい猫/御供 -おごく-//ER-M党/単行本 1184/きあい猫/甘露 -かんろ-//ER-M党/単行本 1183/林原ひかり/小好女 3//ER-M党/単行本 1182/林原ひかり/小好女 2//ER-M党/単行本 1181/林原ひかり/小好女 1//ER-M党/単行本 1180/尾崎晶/幕末学園伝リョーコ参る ! 参//ER-M党/単行本 1179/尾崎晶/幕末学園伝リョーコ参る ! 弐//ER-M党/単行本 1178/尾崎晶/幕末学園伝リョーコ参る!壱//ER-M党/単行本 1177/ペイントロボ/未成熟//ER-M党/単行本 1176/黒河澪/幼女飼育//ER-M党/単行本 1175/涼樹天晴/快楽の吐息//ER-M党/単行本 1174/みにおん/少女悶絶地獄//ER-M党/単行本 1173/みこと/しあわせになってください…ね//ER-M党/単行本 1172/にしむらはるか/プクプク乱妹//ER-M党/単行本 1171/大輪田泊/ぽよぽよみるく委員長//ER-M党/単行本 1170/星野竜一/Dark in the Sky//ER-M党/単行本 1169/陸乃家鴨/桃華幻戯 上//ER-M党/単行本 第28回(2006/12/09) 1168/掘骨砕三/閉暗所愛好会//アンダーソン/単行本 1167/OKAWARI/パニックプラスα//アンダーソン/単行本 1166/吉田蛇作/欲情姫//アンダーソン/単行本 1165/北河トウタ/虹色探偵 小春チェンジ//アンダーソン/単行本 1164/九部玖凛/このてのひら//アンダーソン/単行本 1163/末下まつげ/桃色ダイオード//アンダーソン/単行本 1162/東御堂ひさぎ/母蜜//アンダーソン/単行本 1161/ドリルムラタ/ドピュドピュ保健室//アンダーソン/単行本 1160/きのした黎/ボクの妹ちゃん//アンダーソン/単行本 1159/ゆかりがわ弓夜/愛玩遊戯//アンダーソン/単行本 1158/夏川冬/密着母子//アンダーソン/単行本 1157/馬波平/ぷにっ娘いんびてーしょん//アンダーソン/単行本 1156/しまたか/まぐわい//アンダーソン/単行本 1155/チャーリーにしなか/こ・う・そ・く//アンダーソン/単行本 1154/藤坂リリック/エロっ娘最前線!//アンダーソン/単行本 第27回(2006/11/25) 1153/ほしのふうた/水の戯れ//アンダーソン/単行本 1152/らっこ/ムリクリ//アンダーソン/単行本 1151/一峰千夏/俺の股間もレッサーパンダ//アンダーソン/単行本 1150/断華ナオキ/ハチミツとざくろ//アンダーソン/単行本 1149/F・S/捕虜の掟//アンダーソン/単行本 1148/ななみ静/ももたまっ!//アンダーソン/単行本 1147/やまのべきった/悪戯の果て…//アンダーソン/単行本 1146/水月林太郎/お尻におぼれて//アンダーソン/単行本 1145/東雲舞樹/CLOOP//アンダーソン/単行本 1144/雨蘭/幼女の誘惑//アンダーソン/単行本 1143/B.たろう/ZODIAC☆LOVERS//アンダーソン/単行本 1142/麻生我等/センリツ//アンダーソン/単行本 1141/REY’S./中で出せ。//アンダーソン/単行本 1140/AYUMU.M/DNA//アンダーソン/単行本 1139/mizu/尻魂-シリコン-//アンダーソン/単行本 1138/野田ゆうじ/ぼくとすずなのいた夏//シャレ/単行本 1137/北方国明/もののけH//シャレ/単行本 1136/萩尾ノブト/ADパラダイス//シャレ/単行本 1135/島本晴海/チョコレート・メランコリー3巻//シャレ/単行本 1134/島本晴海/チョコレート・メランコリー2巻//シャレ/単行本 1133/島本晴海/チョコレート・メランコリー1巻//シャレ/単行本 1132/中村卯月/カナリヤは籠の中//シャレ/単行本 1131/甚六/ブルマママ//シャレ/単行本 1130/秋緒たかみ(=田沼雄一郎)/ぼっきーず//シャレ/単行本 1129/獅童ありす/エピキュリアン シンドローム//シャレ/単行本 1128/山本賢治/毒電波ブギ//シャレ/単行本 1127/榊原薫奈緒子/ちちばすと//シャレ/単行本 1126/幸田朋弘/やめて!お姉ちゃん//シャレ/単行本 1125/玄鉄絢/DANDY:LION//シャレ/単行本 1124/宮内たけし(=猫玄)/NEWS/CASTER//シャレ/単行本 1123/火野聡司/プリーズプリーズミー//シャレ/単行本 1122/むつきつとむ/ぽちとお嬢様//シャレ/単行本 1121/RaTe/底なし汁だくクリニック//シャレ/単行本 1120/ほしのふうた/もぉいいかい?カラー作品集(イラスト集)//ER-M党/単行本 1119/ほしのふうた/ポケットに好奇心//ER-M党/単行本 1118/ほしのふうた/いたずらスイッチ//ER-M党/単行本 1117/きのした黎/平成にんふらばぁ弐//ER-M党/単行本 1116/きのした黎/平成にんふらばぁ//ER-M党/単行本 1115/水原賢治/あふたーすくーる//ER-M党/単行本 1114/五割引中/とりあえづ生中//ER-M党/単行本 1113/興津惣介/ちいさな器//ER-M党/単行本 1112/メラメラジェラシー/インモラル//ER-M党/単行本 1111/あらきあきら/気まぐれラブハート 2//ER-M党/単行本 1110/あらきあきら/気まぐれラブハート 1//ER-M党/単行本 1109/あざみ野圭二/ハチミツ入りのひみつ//ER-M党/単行本 1108/小島紗/ラブイロ//ER-M党/単行本 1107/龍牙翔/愛を感じて//ER-M党/単行本 1106/望月奈々/ラブのま!//ER-M党/単行本 1105/結城みつる/WORLDS//ER-M党/単行本 1104/なまもななせ/生娘//ER-M党/単行本 1103/elf.k/みこみこ!//ER-M党/単行本 1102/猫島礼/診察中はお静かに!! 2//ER-M党/単行本 1101/猫島礼/診察中はお静かに!! 1//ER-M党/単行本 1100/BENNY S/真夜中の女神//ER-M党/単行本 1099/英丸/モーレツ!ボイン先生 2//ER-M党/単行本 1098/英丸/モーレツ!ボイン先生 1//ER-M党/単行本 第26回(2006/11/11) 1097/LEE/みにみみ//アンダーソン/単行本 1096/RAVEN/Pinky Heaven//アンダーソン/単行本 1095/ほりほねさいぞう/愛犬擁護週間//アンダーソン/単行本 1094/栗田勇午/ずーふぃりあ・しんどろーむ//アンダーソン/単行本 1093/ぐら乳頭/低俗//アンダーソン/単行本 1092/都夢たみお/脳天直撃!淫女革命//アンダーソン/単行本 1091/木静謙二/アカン!!もうムチャクチャにしてっ//アンダーソン/単行本 1090/ゴージャス宝田/妹ゴコロ//アンダーソン/単行本 1089/ひめはち/名門学園初等課調教室//アンダーソン/単行本 1088/八的暁/シミュラークルのアリス//アンダーソン/単行本 1087/しのざき嶺/あなどりがたきボクら//アンダーソン/単行本 1086/海明寺裕/コレクション//アンダーソン/単行本 1085/大槻保彦/ロネの日記 ひまろだ//アンダーソン/単行本 1084/天鷹/アニメに幸あり//アンダーソン/単行本 1083/彩画堂/ひの丸クンの変っ!//シャレ/単行本 1082/山咲梅太郎/蒸気王神話伝説Ladyワトソン//シャレ/単行本 1081/森永みるく/メア//シャレ/単行本 1080/真海/脳内測定//シャレ/単行本 1079/星逢ひろ/終わる世界の空の下//シャレ/単行本 1078/智沢渚優/みるきぃず//シャレ/単行本 1077/如月群真/Love Selection//シャレ/単行本 1076/猫玄/妹しった~//シャレ/単行本 1075/嶺本八美/無防備年齢宣言//シャレ/単行本 1074/佐々原憂樹/遠い日の欠片//シャレ/単行本 1073/黒崎まいり/おんなのこ向上委員会//シャレ/単行本 1072/高岡基文/坩堝-ルツボ-//シャレ/単行本 1071/後藤晶/Sweet Sweet Sweet//シャレ/単行本 1070/玄鉄絢/少女セクト2//シャレ/単行本 1069/玄鉄絢/少女セクト//シャレ/単行本 1068/雨部ヨシキ/恋蜜あそーと//シャレ/単行本 1067/ムサシマル/倒錯小説家//シャレ/単行本 1066/みた森たつや/小池田さんと遊ぼう!//シャレ/単行本 1065/ほしのふうた/ひそひそ遊び//シャレ/単行本 1064/ぱりーみき/ぱりーにゅ//シャレ/単行本 1063/てるき熊/夜は二人のもの//シャレ/単行本 1062/ちとせ凛/未熟な果実2//シャレ/単行本 1061/しらんたかし/興味アリ。//シャレ/ 1060/さきうらら/痴女が恋しちゃダメですか//シャレ/単行本 1059/かるま龍狼/業//シャレ/単行本 1058/かかし朝浩/全裸の王女//シャレ/単行本 1057/あじす・あべば/快既人蝕//シャレ/単行本 1056/YASKA/HAPPENING!//シャレ/単行本 1055/NeWMeN/SECRET PLOT DEEP//シャレ/単行本 1054/ITOYOKO/めすねこ//シャレ/単行本 1053/G.B小野寺/嗚呼!熱血ロリータ番長//シャレ/単行本 1052/すけきよ/生ハメ制服系//ミント/単行本 1051/猫玄/夢を見ようよ。上巻//ER-M党/単行本 1050/猫玄/夢を見ようよ。下巻//ER-M党/単行本 1049/まるキ堂/肉便器でいいです…//ER-M党/単行本 1048/らーかいらむ/迷宮学園//ER-M党/単行本 1047/LapisLazuli/favorite H//ER-M党/単行本 1046/LINDA/恋妻//ER-M党/単行本 1045/RIKI/オナペッチュ//ER-M党/単行本 1044/あずき紅/なんとなくいい感じ 1//ER-M党/単行本 1043/あずき紅/なんとなくいい感じ 2//ER-M党/単行本 1042/あずき紅/なんとなくいい感じ 3//ER-M党/単行本 1041/万利休/ぱんちゅ・くらぶ//ER-M党/単行本 1040/町田ひらく/町田ホテル//ER-M党/単行本 1039/ゆずぽん/HONEY//ER-M党/単行本 1038/伊駒一平/キャスター亜矢子 1//ER-M党/単行本 1037/伊駒一平/キャスター亜矢子 2//ER-M党/単行本 1036/伊駒一平/キャスター亜矢子 3//ER-M党/単行本 1035/万利休/ぱんちゅ・くらぶ//ER-M党/単行本 1034/米倉けんご/淫笑う看護婦 初回限定版//ER-M党/単行本 1033/宮下未紀/キスきゅー//ER-M党/単行本 第25回(2006/10/28) 1032/やながわ理央/GOGO!Girls//アンダーソン/単行本 1031/ゴージャス宝田/おもらし姫//アンダーソン/単行本 1030/あわじひめじ/極!幼女//アンダーソン/単行本 1029/EB110SS/乱暴しなさい//アンダーソン/単行本 1028/冴樹高雄/少女姦蔑所//アンダーソン/単行本 1027/月見大福/受精無用!//アンダーソン/単行本 1026/みにおん/カウパーQ//アンダーソン/単行本 1025/にくきうー/お肉ちゃん3号//アンダーソン/単行本 1024/しのざき嶺/彼氏彼女//アンダーソン/単行本 1023/ふうたまろ/愛・家族//アンダーソン/単行本 1022/まあたん/隷嬢白書//アンダーソン/単行本 1021/水月林太郎/痴尻嬲り//アンダーソン/単行本 1020/NEO GENTLE/SEE-THROUGH ANGEL//アンダーソン/単行本 1019/笑花偽/まる齧り//アンダーソン/単行本 1018/てるき熊/天使のてざわり//MoonMaker/単行本 1017/いトう/暴淫 BOWIN//MoonMaker/単行本 1016/しらたき春/思春期少女//MoonMaker/単行本 1015/天太郎/クレエ・デジール//シャレ/単行本 1014/天櫻みとの/少年少女恋愛学//シャレ/単行本 1013/憧明良/Love Seasons//シャレ/単行本 1012/舞登志郎/いっしょうけんめいお兄さん//シャレ/単行本 1011/北河トウタ/北河Remix//シャレ/単行本 1010/鈴木美蘭/白濁乳頭温泉 カレカノ篇//シャレ/単行本 1009/櫻見弘樹/はじめてのサスペンス//シャレ/単行本 1008/大槻サチ/かけちゃえ!//シャレ/単行本 1007/松任知基/秘密の部屋へようこそ//シャレ/単行本 1006/氏家もく/ろりあな//シャレ/単行本 1005/師走の翁/大丈夫//シャレ/単行本 1004/士土大介/恋するニーソ//シャレ/単行本 1003/佐藤茶菓子/微熱ユートピア//シャレ/単行本 1002/鯉王/愛欲倶楽部//シャレ/単行本 1001/虎向ひゅうら/フラワーピロウ//シャレ/単行本 1000/近里みちる/ひとりあそび//シャレ/単行本 0999/鬼束直/Something in the air//シャレ/ 0998/岸里さとし/ふぇちっしゅ!(><)//シャレ/単行本 0997/瓦敬助/菜々子さん的な日常2//シャレ/単行本 0996/瓦敬助/菜々子さん的な日常//シャレ/単行本 0995/稲沢市太郎/えっちング//シャレ/単行本 0994/ポン貴花田/みるきぃぱいらんど//シャレ/単行本 0993/きみおたまこ/眠りつづけるお姫様//シャレ/単行本 0992/あさの亜依/Pure ~純粋~//シャレ/単行本 0991/あおいにゃおこ/快感フルコース!//シャレ/単行本 0990/TYPE90/ああ、七瀬さま//シャレ/単行本 0989/FEENA/媚乳マニア//シャレ/単行本 0988/AYUMI/だいすきッ//シャレ/単行本 0987/錦ヶ浦鯉三郎/超天然果汁//ER-M党/単行本 0986/りゅうき夕海/ふわふわホイップ//ER-M党/単行本 0985/ゆむら博雪/恋乳少女//ER-M党/単行本 0984/RIKI/コケティッチュ//ER-M党/単行本 0983/尾山秦永/女教師調教//ER-M党/単行本 0982/上高野御池/おしゃれ○秘先生Vol.2//ER-M党/単行本 0981/上高野御池/おしゃれ○秘先生Vol.1//ER-M党/単行本 0980/山本よし文/家庭教師爆乳狩り//ER-M党/単行本 0979/完顔阿骨打/おまけの娘//ER-M党/単行本 0978/わんぱく/彼女がつながれた日//ER-M党/単行本 0977/チャーリーにしなか/天使の休息//ER-M党/単行本 0976/桜木HAL/小さな吐息//ER-M党/単行本 0975/刹奈/ラブ・ポーション//ER-M党/単行本 0974/憧明良/Love Assort らぶあそーと//ER-M党/単行本 0973/つつみあかり/抱いて囁いて//ER-M党/単行本 0972/あろうれい/自慰・すぽっと//ER-M党/単行本 0971/奴隷ジャッキー/A wish -たった一つの…を込めて-//ER-M党/単行本 0970/断華ナオキ/陵辱祭//ER-M党/単行本 0969/水月林太郎/肛姦劣情//ER-M党/単行本 0968/海野やよい/豚姉//ER-M党/単行本 0967/きゃらめる堂/ドレスレス~人妻・琴絵の物語~//ER-M党/単行本 0966/肉弾丸/奥様はM!?//ER-M党/単行本 0965/みきかず/親密~艶母たちの秘愛相姦~//ER-M党/単行本 0964/MANA-KO/哀母//ER-M党/単行本 第24回(2006/10/14) 0963/友原道哉/小さな果実//アンダーソン/単行本 0962/たまちゆき/WHITE LOLITA//アンダーソン/単行本 0961/中村卯月/推定社淫//アンダーソン/単行本 0960/藤咲真/HEAT ―運命の輪―//アンダーソン/単行本 0959/NEO GENTLE/性獸少女戰ヴァギュナス//アンダーソン/単行本 0958/あとりK/妹DVD//アンダーソン/単行本 0957/ぢたま某/Super Love Potion//アンダーソン/単行本 0956/玉置勉強/夜伽ばなし//アンダーソン/単行本 0955/しのざき嶺/Camp Heaven//アンダーソン/単行本 0954/しのざき嶺/Camp Misson//アンダーソン/単行本 0953/マイノリティ/お兄ちゃん、もっとHな事してもいいよ//アンダーソン/単行本 0952/ミルフィーユ/生まれてはじめて//アンダーソン/単行本 0951/井ノ本リカ子/LOVE STORE ぱにぽにだっしゅ!//アンダーソン/単行本 0950/笑花偽/Peak 絶頂のカルテ//アンダーソン/単行本 0949/國津武士/天然少女児童会//シャレ/単行本 0948/矢凪まさし/おな☆チャン//シャレ/単行本 0947/霧風/刹那色の願い//シャレ/単行本 0946/麻生純/WXY//シャレ/単行本 0945/堀博昭/メイド無敵味//シャレ/単行本 0944/猫玄/僕らの相関関係//シャレ/単行本 0943/憧明良/ふぇちふぇち//シャレ/単行本 0942/大橋薫/シスタートラップ//シャレ/単行本 0941/成田香車/禁断//シャレ/単行本 0940/上連雀三平/飲尿女神1//シャレ/単行本 0939/蛇光院三郎/エロあね//シャレ/単行本 0938/栗田勇午/ノー・ドッグ ノー・ライフ//シャレ/単行本 0937/久藤清雅/みんな愛のせいね//シャレ/単行本 0936/海野留珈/夏囃子//シャレ/単行本 0935/むつきつとむ/モノノケ達の宴//シャレ/単行本 0934/すどおかおる/好きにして愛玩人形//シャレ/単行本 0933/ジェームスほたて/ラブ・ハニ//シャレ/単行本 0932/こうのゆきよ/25時の天使//シャレ/単行本 0931/かかし朝浩/女偏//シャレ/単行本 0930/あるまじろう/猫のゆりかご//シャレ/単行本 0929/G.B小野寺/外道ハンターX//シャレ/単行本 0928/ゼロの者/Gimmix ゼロの者 2//ER-M党/単行本 0927/ゼロの者/Gimmix ゼロの者 1//ER-M党/単行本 0926/ゼロの者/わすれな ハイグレード版//ER-M党/単行本 0925/水島空彦/さくらんぼぱんつ//ER-M党/単行本 0924/なぎさわゆう/花の実の熟するとき・・・//ER-M党/単行本 0923/みずきえいむ/ヒメゴト//ER-M党/単行本 0922/八的暁/少女フィクション//ER-M党/単行本 0921/SONO/甘え汁//ER-M党/単行本 0920/草津てるにょ/よがり妻 だらしない媚肉//ER-M党/単行本 0919/甲斐正村/爆そこまでイッちゃう!?//ER-M党/単行本 0918/みやびつづる/艶美//ER-M党/単行本 0917/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 浸潤の媚貌//ER-M党/単行本 0916/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 6//ER-M党/単行本 0915/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 5//ER-M党/単行本 0914/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 4//ER-M党/単行本 0913/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 3//ER-M党/単行本 0912/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 2//ER-M党/単行本 0911/艶々/鷹月助教授の淫靡な日々 1//ER-M党/単行本 第23回(2006/9/23) 0910/大暮維人/BURN-UP EXCESS W//MoonMaker/単行本 0909/おりもとみまな/ときめき水滸伝//MoonMaker/単行本 0908/ゆうきともか/艶の情景//MoonMaker/単行本 0907/紫色雁行/初体験。//MoonMaker/単行本 0906/水月林太郎/淫尻通信//MoonMaker/単行本 0905/宮崎摩耶/PTA//MoonMaker/単行本 0904/ドリルムラタ/アニ嫁いじり//アンダーソン/単行本 0903/ゆきやなぎ/ミルクママ//アンダーソン/単行本 0902/天野英美/人妻達の午後//アンダーソン/単行本 0901/海原港/絶頂ママ//アンダーソン/単行本 0900/海明寺裕/早熟児//アンダーソン/単行本 0899/しのざき嶺/はたらく奥さんっ//アンダーソン/単行本 0898/荒井海鑑/エロノート//アンダーソン/単行本 0897/八月薫/本当にあったHな体験教えます 2//アンダーソン/単行本 0896/八月薫/本当にあったHな体験教えます//アンダーソン/単行本 0895/巫代凪遠/へっぽこ戦隊ウーレンジャー爆乳娘拷問地獄//シャレ/単行本 0894/刹奈/恋愛キネマ//シャレ/単行本 0893/魔訶不思議/たまごっこ//シャレ/単行本 0892/美夜川はじめ/右脳少女・左脳美女//シャレ/単行本 0891/八的暁/少女幻想//シャレ/単行本 0890/猫玄/フキゲン×ゴキゲン//シャレ/単行本 0889/憧明良/toy story//シャレ/単行本 0888/藤瀬あきら/ぷちふぃーゆ//シャレ/単行本 0887/町野変丸/ト・キ・メ・キゆみこちゃんメモリアル//シャレ/単行本 0886/竹下堅次朗/命//シャレ/単行本 0885/大塚子虎/カノジョのホンネ//シャレ/単行本 0884/粗雑那絵/夢幻回想//シャレ/単行本 0883/浅草寺きのと/熱愛//シャレ/単行本 0882/犬威赤彦/FIESTA!!//シャレ/単行本 0881/甘夏真琴/ひねもす//シャレ/単行本 0880/横山葱/Something Sweet//シャレ/単行本 0879/唄飛鳥/変査恥0からの性的教育//シャレ/単行本 0878/井上よしひさ/Escape Artist//シャレ/単行本 0877/ジェームスほたて/モモ色クリニック 第2巻//シャレ/単行本 0876/ジェームスほたて/モモ色クリニック 第1巻//シャレ/単行本 0875/あんみつ草/HAPPY VALLEY//シャレ/単行本 0874/あかひらきりん/ぬぷオ・レ//シャレ/単行本 0873/Maruto!/L・I・L・Y//シャレ/単行本 0872/Lapis Lazuli/Loving !//シャレ/単行本 第22回(2006/9/09) 0871/船堀斉晃/学艶七不思議//シャレ/単行本 0870/榊原薫奈緒子/アストロメイド//シャレ/単行本 0869/結城稜/ディーバ//シャレ/単行本 0868/狂一郎/少女縛戯//シャレ/単行本 0867/鎌やん/小さな玩具//シャレ/単行本 0866/まりぴょん/僕らのやり方//シャレ/単行本 0865/マーシーラビット/Mercys File//シャレ/単行本 0864/はっとり忍/一緒にしようよ//シャレ/単行本 0863/ねんど。/ろりえろ//シャレ/単行本 0862/となみむか/天使も濡れちゃう//シャレ/単行本 0861/きみおたまこ/千夜伝説//シャレ/単行本 0860/RAYMON/橙果と桃華//シャレ/単行本 0859/大暮維人/エンジンルーム//MoonMaker/単行本 0858/らーかいむ/ちっちゃな約束//MoonMaker/単行本 0857/Cuvie/えっちな恋の味//MoonMaker/単行本 0856/冴樹高雄/CRIMZON LAST//MoonMaker/単行本 0855/近石まさし/ 母と息子の情事//MoonMaker/単行本 0854/西崎えいむ/アイツを虜にする方法//MoonMaker/単行本 0853/みさくらなんこつ/ヒキコモリ健康法//MoonMaker/単行本 0852/THE SEIJI/お父さんごめんなさい。//MoonMaker/単行本 0851/琴義弓介/淫insult!!//アンダーソン/単行本 0850/安藤裕行/今夜こそ全て奪う//アンダーソン/単行本 0849/LINDA/マゾママ//アンダーソン/単行本 0848/都夢たみお/淫乱女教師少年狩り//アンダーソン/単行本 0847/天誅丸/マーベラスHカップ//アンダーソン/単行本 0846/早川守/あによめ もへもへ//アンダーソン/単行本 0845/夜天月/奥まで愛して。//アンダーソン/単行本 0844/弐駆緒/おねぇちゃんの汁//アンダーソン/単行本 0843/ドリルムラタ/エゴイスト//アンダーソン/単行本 0842/海明寺裕/奴隷立国//アンダーソン/単行本 0841/山本よし文/淫猥玩具営業部//アンダーソン/単行本 0840/しのざき嶺/D-SHOCK//アンダーソン/単行本 0839/ひろせみほ/恋するおねえさん//アンダーソン/単行本 0838/ひろせみほ/あの子が衣装を着がえたら//アンダーソン/単行本 0837/天誅丸/バスト・EROS//アンダーソン/単行本 0836/BENNY S/みるくぱい//アンダーソン/単行本 0835/井ノ本リカ子/ちぇりーぱい//アンダーソン/単行本 第21回(2006/8/26) 0834/あわじひめじ/泡姫殿//アンダーソン/単行本 0833/阿宮美亜/エロエロ大帝國//アンダーソン/単行本 0832/豊島ゆーさく/BREEDER//アンダーソン/単行本 0831/姫はじめ/妹の桃色パンツ//アンダーソン/単行本 0830/高松誠人/妹汁//アンダーソン/単行本 0829/田中エキス/妹でいいの?//アンダーソン/単行本 0828/どざむら/はれんち学級//アンダーソン/単行本 0827/月見大福/まどかのナマコ味//アンダーソン/単行本 0826/中ノ尾恵/おぢさん誘惑講座//アンダーソン/単行本 0825/志乃武丹英/哀しき玩具//アンダーソン/単行本 0824/雨蘭/感じる年頃//アンダーソン/単行本 0823/海星海月/ 危険日//アンダーソン/単行本 0822/犬星/いもうとぱんつ//アンダーソン/単行本 0821/ぐれいす/東京ヌード学園 第2巻//アンダーソン/単行本 0820/ぐれいす/東京ヌード学園 第1巻//アンダーソン/単行本 0819/むらさき朱/公然ワイセツ//シャレ/単行本 0818/片桐火華/L-MATRIX//シャレ/単行本 0817/楓牙/姉と弟と//シャレ/単行本 0816/東雲舞樹/Amrita//シャレ/単行本 0815/琴義弓介/GLAMOROUS ROSES//シャレ/単行本 0814/鬼窪浩久/恋するトライアングル1//シャレ/単行本 0813/巫代凪遠/収穫祭 第2章//シャレ/単行本 0812/巫代凪遠/収穫祭 第1章//シャレ/単行本 0811/林家志弦/ULTRA SWORD//シャレ/単行本 0810/毛野楊太郎/いっぱい出したネ//シャレ/単行本 0809/北原亜希/アクル//シャレ/単行本 0808/飛龍乱/べびー・ふぇいすっ!//シャレ/単行本 0807/猫玄/恋する少女は負けない!//シャレ/単行本 0806/島本晴海/ちゅ~ぺっと 苺DAYS//シャレ/単行本 0805/島本晴海/ちゅ~ぺっと//シャレ/単行本 0804/西山りょうじ/潮のかほり//シャレ/単行本 0803/水無月十三/どきどき☆コネクション//シャレ/単行本 0802/松阪剛志/魔女ッ子エリちゃん//シャレ/単行本 0800/佐藤茶菓子/ほ~むめいどしすた~ず//シャレ/単行本 0801/りゅうとひさし/CHOCOLATE BANANA//シャレ/単行本 0800/ししまるけんや/えろりぼん//シャレ/単行本 0799/ジェームスほたて/君に逢えたら//シャレ/単行本 0798/う~とむ/せっくすふれんど//シャレ/単行本 0797/小林拓己/ヴァージンな関係第6巻//ER-M党/単行本 0796/小林拓己/ヴァージンな関係第5巻//ER-M党/単行本 0795/小林拓己/ヴァージンな関係第4巻//ER-M党/単行本 0794/小林拓己/ヴァージンな関係第3巻//ER-M党/単行本 0793/小林拓己/ヴァージンな関係第2巻//ER-M党/単行本 0792/小林拓己/ヴァージンな関係第1巻//ER-M党/単行本 0791/紫色雁行/淫乳遊戯//ER-M党/単行本 0790/竹内冷於奈/近親相姦姉妹//ER-M党/単行本 0789/EB110SS/ESP エッチな少女パンツ//ER-M党/単行本 0788/若月/巨乳α//ER-M党/単行本 0787/蟹空解太/獣のように愛して//ER-M党/単行本 0786/馬波平/ここでしたいの//ER-M党/単行本