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―――cocolate――kiss――z__________ No.1 タカラ(本名不詳) (年齢不詳) male ∧ ∧ ∧ ∧ (,,^д^) (^д^;) (l l) と つ | l ) / し`J (/J 気付いたら吊革を持っていた。 それ以前は、何も覚えていない。 ポケットに“チョコレート・キッス” が入っていたため、椎川に保護(監禁) されている。 ―――cocolate――kiss――z__________ No.2 椎川 紗江 (24) female ∧ ,、 ∧ ,、 (*゚ー゚) ( ー *) (| つ  ̄)と っ | l ) ヽ し`J し´ヽ) 通り名は「何でも知ってる人」 チョコレートキッスに関する情報を扱う情報屋。 左耳を何者かに持っていかれ、全身を刃物で削がれた。 臆病で極度のロマンチストだが、悲観的にならぬよう 常に狂人の「演技」をしている。 「恨まれている」という不安から重度の不眠症。 ―――cocolate――kiss――z__________ No.3 高木 優作 (28) male __ ∧ 高 ε= [_しR]_ (・∀・,,) (,,・∀・)) と つ と / || | / // (__(_) (_(_) 鉄のポーカーフェイス。 鉄道会社職員。 そして元マラソン選手。 好きなものは缶コーヒー 嫌いなものはマラソン ―――cocolate――kiss――z__________ No.5 ギーク・ライダル (39) male ∧,,∧ ∧,,∧ (=-=-) .(-=-=) (∽ _,) (,_∽ ) . | ~ .~ | し`J し`J 謎の男。 自称 バツイチ、元刑事。 異様なほど、人脈が広い。 関西弁らしき方便を喋る。 ―――cocolate――kiss――z__________
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ざらすととれいん【登録タグ T アボカドP 曲 波音リツ】 作詞:アボカドP 作曲:アボカドP 編曲:アボカドP 唄:波音リツ 曲紹介 歌詞 夜の街明かりを 肩で切って走る 駅のひとだかり 抜けて飛び乗った 今日の最終電車 吊革にゆられて 黒い窓見つめて 崩れそうになる意識支えるうち 今日は昨日へと変わっていく 毎日は同質で 今日は昨日とちっとも変わらないけど 手放した一日は 二度と出会うことはない そう 解っているはずなのに 優しい退屈に身を任せ 流れる時間を受け入れる 心震わせる出来事が 向こうからやってくる日 待ちわびて 日々の連なりは果てしなく 無限の幻影見せるけど 気づいた時には最終電車 走り出し もうこの手は届かない 夜食は鮭茶漬け 少しぬるめの風呂 寒さにふるえる 心と体は 容易くあたたまっていく 毛布と戯れながら 体の力抜く 変わらない日々 繰り返すデジャブ でも昨日は今日とは違う 立ち上がるチャンスなら いつだって与えられているというのに 足かせを言い訳に ここから先に進めない そう 現実から目をそむけ 穏やかなときが過ぎ去って ゆっくりと終末へ進む 幸せを待ち続けたって 来るはずない 世の中そんな甘くない ぬるい安らぎが引き留める 今日と同じ明日を待つ 気づいた時には 真夜中の 喧騒の中 独り途方に暮れる 明日へとつなぐ最終電車 出発の時近づいてる 鳴り響く発車ベルの音に ボロボロの切符 ぎゅっと 握りしめる 駆けだせばまだ間に合うけど 足はどうして鉛のよう 発車ベルよ 鳴りやまないで あと少しここで 夢を見させてよ (ブログより転載) コメント 名前 コメント
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140文字SS:HUGっと!プリキュア【1】 1.えみる&ルールー「手と手つないで」①/一六◆6/pMjwqUTk 延期になったライブが行われる日。二人で乗った電車は、この前より混んでいた。 「あわわわ」 「えみる!」 電車が揺れた弾みで転びそうになったえみるの手を、ルールーが素早く掴む。 「ありがとう……」 ホッとして見上げるルールーの美しい立ち姿に、えみるが思わずため息をつく。すると、その時。 2.えみる&ルールー「手と手つないで」②/一六◆6/pMjwqUTk 「大丈夫です」 隣から、柔らかな声がした。 「あと二年もすれば、えみるもコレに手が届くようになります。人は成長しますから」 右手で吊革を、左手でえみるの手をしっかりと掴んで、ルールーが微笑む。 「ルールー……」 何だかその笑顔が少し寂しそうに見えて、えみるはブン、と頭を振った。 3.えみる&ルールー「手と手つないで」③/一六◆6/pMjwqUTk 「二年なんて、かからないのです! でも……」 そう言って、えみるはルールーと繋いだ手にギュッと力を込める。 「ルールー。わたしが吊革に手が届くようになっても、こうやって手を繋いでくれますか?」 一瞬大きく目を見開いたルールーは、今度はとても嬉しそうな笑顔で頷いた。 「はい。勿論です」 4.はな&ルールー「眠れぬ夜」①/一六◆6/pMjwqUTk ベッドに横たわり、両の目を閉じる。そのままの姿勢を数十秒間維持すれば、スリープモードに移行する。 毎日当たり前に実行して来た、最もベーシックなプログラム。しかし――。 「……眠れません」 暗闇の中でパチリと目を開け、ルールーは小さな声で呟いた。 5.はな&ルールー「眠れぬ夜」②/一六◆6/pMjwqUTk 目を閉じても、まるでまぶたの裏がスクリーンになったように、映像が次々に浮かんでくる。こんなことは初めてだ。 溢れ出した想いが、赤と紫に輝いたあの瞬間。光の中から現れた、二つの未来クリスタル。そして一つしかなかったプリハートが――。 「まさか、本当にあんな奇跡が起きるなんて……」 6.はな&ルールー「眠れぬ夜」③/一六◆6/pMjwqUTk 想定外、という言葉は浮かんでこなかった。いや、想定はしていなかったけれど、えみるの身体を抱き締めた時、奇跡を信じたいという心が、胸の奥から確かに溢れたから。 それが何だか嬉しくて、ルールーは柔らかな笑みを浮かべる。 と、その時、部屋のドアを遠慮がちにノックする音が聞こえた。 7.はな&ルールー「眠れぬ夜」④/一六◆6/pMjwqUTk 「はい」 「あ、ルールーも起きてる?」 はなが、そろりとドアを開けて入って来る。そして起き上がったルールーと目が合うと、嬉しそうにニコリと笑った。 「何だか眠れなくってさ」 「私もです」 「じゃあ、少しお喋りしよ?」 「はい。でも、いいのですか? まだ風邪が治っていないのでは……」 8.はな&ルールー「眠れぬ夜」⑤/一六◆6/pMjwqUTk 「もうほとんど大丈夫だよぉ。あ! でも治りかけの風邪って伝染りやすいんだったっけ。めちょっく……」 慌てるはなを一瞬ポカンと見つめたルールーが、クスリと笑ってベッドのスペースを空ける。 「はな。私に人のウイルスは感染しません」 「あ、そっか」 照れ笑いのはなが、隣に潜り込んで来た。 9.はな&ルールー「眠れぬ夜」⑥/一六◆6/pMjwqUTk 「今日は嬉しかったね、ルールー」 「はい、とても」 「本当に良かった、二人一緒にプリキュアになれて。嬉しすぎて、なかなか寝付けないよね」 「……そういう、ものなのですか?」 目の前の戸惑ったような藤色の瞳を、満面の笑みで見つめてから、はなはギュッとルールーの身体を抱き締める。 10.はな&ルールー「眠れぬ夜」⑦/一六◆6/pMjwqUTk 「大丈夫。眠れないのは、きっと今夜だけだから」 「それは、こんな嬉しい気持ちで居られるのは、今夜だけということですか?」 「ううん」 はなは顔を上げると、ルールーにニッと笑って見せた。 「嬉しい気持ちはね、心の中に溜まっていくの。そしていつでも思い出して、味わうことが出来るんだよ」
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一六◆6/pMjwqUTkgの140文字SS【9】 1.「ついて来るもの」②/一六◆6/pMjwqUTk 薄緑色の箒が夜空を切り裂く。でも黄金色の輝きは、彼女の隣から離れない。 「お月様、ずっとついて来るね~」 「速すぎモフ~」 モフルンの声に、ことはがスピードを落とした。 もう一度月の方に目をやって、思わず息を飲む。 闇に沈む田畑の向こうに、広がる豊かな水面。そして……。 「お月様が二つ!?」 2.「ついて来るもの」③/一六◆6/pMjwqUTk 丘の上の小さな展望台に降り立ち、二人並んで海を眺める。 「そっか。お月様が海に映ってるんだ」 「きれいモフ」 辺りの静けさに、二人の声も小さい。 「わたし、お月様がわたしについて来てるんだって思ってたの。でも、違ったね」 「モフ?」 「お月様の方が、わたしたちをここに連れて来てくれたんだね」 3.「ついて来るもの」④/一六◆6/pMjwqUTk ことはの言葉に、モフルンがニッと笑う。 「大丈夫モフ。はーちゃんについて来る人は、ちゃあんといるモフ」 「あ、ここに居たんだ!はーちゃーん!」 「ちょっと、みらい。真夜中なんだから、静かに」 「みらい!リコ!」 ことはがパッと笑顔になる。空から近付く二人もまた、満月にも負けない、輝く笑顔。 4.キラプリで『お父さんは心配性(第13話より)』/一六◆6/pMjwqUTk 「あ~!白い服のイチゴンだ」 「逃げた!」 子供たちといちかの目の前を、走り去る道着姿のイチゴ頭。 「イ、イチゴンがみんなと仲良くしてるか心配で、お父さんが様子を見に来たんです。 だから安心させてあげましょう。せーの」 「イチゴン大好き~!」 物陰から、うぉ~!という歓喜の雄叫びが聞こえた。 5.「黒川の手帳」/一六◆6/pMjwqUTk 「音吉さんの本で読んだの!こんな手帳が凄い値段で売れたって話」 「じゃあその手帳も売れるニャ?」 「エレン!売れたのは手帳じゃなくて中身だから」 慌てる奏にエレンが手帳を抱き締める。 「これは売らないわ。友達や学校の大事なメモで一杯だもの」 「ま、買う人も居ないけどね」 響が苦笑いで呟いた。 6.『キラ星家の朝』/一六◆6/pMjwqUTk 「ピカリオ~!忘れ物ない?ハンカチ持った?教科書は?」 「いい加減にしろよ。いいか?学校では俺に近づくなよ!」 そそくさと出て行くリオを、慌てて追いかけるシエル。 「待ってよ~」 「ついて来るな!」 「馬っ鹿みたい。同じ学校なんだから、通学路一緒じゃない」 見送るビブリーが楽しそうに笑った。 7.えみる&ルールー「手と手つないで」①/一六◆6/pMjwqUTk 延期になったライブが行われる日。二人で乗った電車は、この前より混んでいた。 「あわわわ」 「えみる!」 電車が揺れた弾みで転びそうになったえみるの手を、ルールーが素早く掴む。 「ありがとう……」 ホッとして見上げるルールーの美しい立ち姿に、えみるが思わずため息をつく。すると、その時。 8.えみる&ルールー「手と手つないで」②/一六◆6/pMjwqUTk 「大丈夫です」 隣から、柔らかな声がした。 「あと二年もすれば、えみるもコレに手が届くようになります。人は成長しますから」 右手で吊革を、左手でえみるの手をしっかりと掴んで、ルールーが微笑む。 「ルールー……」 何だかその笑顔が少し寂しそうに見えて、えみるはブン、と頭を振った。 9.えみる&ルールー「手と手つないで」③/一六◆6/pMjwqUTk 「二年なんて、かからないのです! でも……」 そう言って、えみるはルールーと繋いだ手にギュッと力を込める。 「ルールー。わたしが吊革に手が届くようになっても、こうやって手を繋いでくれますか?」 一瞬大きく目を見開いたルールーは、今度はとても嬉しそうな笑顔で頷いた。 「はい。勿論です」 10.はな&ルールー「眠れぬ夜」①/一六◆6/pMjwqUTk ベッドに横たわり、両の目を閉じる。そのままの姿勢を数十秒間維持すれば、スリープモードに移行する。 毎日当たり前に実行して来た、最もベーシックなプログラム。しかし――。 「……眠れません」 暗闇の中でパチリと目を開け、ルールーは小さな声で呟いた。
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あまかける【登録タグ VOCALOID あ ローカスト 曲 鏡音レン】 作詞:ローカスト 作曲:ローカスト 編曲:ローカスト 唄:鏡音レン 曲紹介 止められない想い 対となる『◯1つ』と共に、氏の1stアルバム『?』へ収録されている楽曲。 『ボカコレ2021秋ルーキー』参加楽曲。 絵:みーす 歌詞 (動画概要欄より転載) 大切なものを失った 心まで蝕んだまま 弾ける刃物と吊革 その声で切り裂かれていった 湧き出る悪意と世の中 本心はわからないまま ただ ただ 崩れていくんだ 境界線を跨いで 王は威厳を仰いで 導火線に火がついて 止められなくなった思いが また伝えられないまま 僕の中で燻っているの 永遠に燃え尽きないで 届かぬ声 響き渡らせ 手の鳴る方へ 手の鳴る方へ 実らぬ恋の行方はどこへ 限界(リミット)ぶっ壊して 天駆けてるんだ 解決できず見失った 割れたかけらを抱えながら 授けられたその言葉 その声が君に届くまで 湧き出る悪意と世の中 本心は隠されたまま ただ ただ 汚れていくんだ 境界線が引かれたと とうに自分は気づいてた 導火線についた火が 止められなくなってしまったんだ 胸の内の思いが 僕の中で燻っているの 永遠に燃え尽きないで (届かぬ声 響き渡らせ 届かぬ声 響き渡らせ) 届かぬ声 響き渡らせ 手の鳴る方へ 手の鳴る方へ 実らぬ恋の行方はどこへ 限界(リミット)ぶっ壊して 天駆けてるんだ コメント 名前 コメント
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ガタン ゴトン おそろいのつり革 揺れる チョコレート色の街並み いつもの電車が goes on カタン コトン 君のかばんが揺れてる まるで きょう一日の不安を つめこんだみたい ガタン ゴトン 君はまわりを見わたす 混みあう車内 うつむきかげんでメールを打つ カラン コロン 君のあしもとに空き缶 まるで みんなの気持ちの やり場を背負ったみたい 明日になっても ラッシュは同じ それぞれの今日が つづく いつも通りの『non-no』の見出し “『着回せ子』1週刊!” ねえ トレイン 何をのせて走るの 宿題? 仕事? 家族の写真? 夕陽に照らされて 走るよ今日も チョコレート・トレイン ガタンゴトン揺られてる 見える景色 作業化したマンネリの日常を生きよう 意気揚々とした生き方に憧れ イヤホンから耳 その音に黄昏 脳内 まとまれ 揺れるリズムに乗り 邪魔な思考は手でシッシッてして もう今日はいいの終わり 帰路につく 後はこの道を真っ直ぐと歩く 急停車! 揺れるつり革 訂正される停車位置 ついでにいろいろ訂正してよね お願いJR! 異論 持論 ぶつかりつづける世界とか 君のとなりでメイクを直してる ツインテールとか 百年たっても ラッシュは同じ 川を越え 人類帰宅 いつも通りの『AERA』の見出し “また汚職? オー、ショック。” ねえ トレイン どこへ向けて走るの 夢? 希望? インドの河原? 時がめぐっても 走るよずっと チョコレート・トレイン いつか 気がつけば あたりを青く 包んだ夕闇 君の肩にもたれ眠る となりのツインテール 肩にもたれてお疲れさん ガタンゴトン 揺れるリズムが心地良い いつしかコクコク 既にSleepy 窓から夕焼け 丁度良い雰囲気 空いたら吊革離し 首から脱力 よく眠れそうで暮れる陽 ガタンゴトンガタンゴトン...
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新3000番台 新3000番台(QDG-LV290N1)は、2015年に登場した大型ノンステップバス。 車両 古くからいすゞユーザとして有名だった国際興業バスで、2000年から発売されてきたいすゞ製大型路線バス「エルガ」のフルモデルチェンジを受けて最初に導入したものである。社番はかつて、1998年から国際興業初のノンステップバスとして導入された3000番台が再び与えられ、2015年10月に第一号の3001がさいたま東へ納車された。その後、飯能を除く各営業所に配置された。 しばらく増備が中断していたが、2016年秋よりようやく第二次車として3011~3071が飯能を除く各営業所に納車され、2017年夏からは第三次車が増備された。 外観 フルモデルチェンジしたことで、ヘッドランプにディスチャージを採用して視認性を向上させたほか、全長そのままにホイールベースを延長させることでノンステップエリアの拡大につなげた。2017年度導入車からは行先表示器が白色LEDに変更された。従来の3色LEDに比べて視認性が向上したが、フルカラーLEDではないため、西武バスなどで見られるような系統番号ごとの色分けは行われていない。 西浦和の3100は、2017年11月に2019年ラグビーワールドカップ東京大会をPRするラッピングバスへ姿を変えた。このラッピングバスは同じ埼玉県内を走行する東武バス、西武バス、国際十王交通にも一台ずつ存在し、登録番号もラグビーワールドカップ仕様の希望ナンバーへ変更された。 2018年6月より、従来のナンバープレートを2020年東京五輪・パラリンピック仕様に交換した車両が登場し、都内各営業所所属の全車両のナンバーが変更された。同時に登録番号が社番と同一となり、判別が容易になった。 内装 従来と比べてノンステップバスエリアの長さ・通路幅、および後方段上部の室内高を拡大したことで広々とした室内空間を実現し、利便性・安全性を向上させた。新たな車いす固定装置により作業の省力化が可能になるなど、バリアフリー・ユニバーサルデザインをレベルアップした車両となっている。 座席配置は2016年度導入分まで配置営業所で異なっており、都区内納車分のうち、練馬以外では二人掛け座席が並ぶ都市型、練馬の初期導入分である3003以外と埼玉地区は一人掛けのラッシュ型が採用された。2017年度の志村導入分では都市型からラッシュ型に変更、赤羽導入分では新たな配置レイアウトとして、進行方向左側(公式側)が一人掛けのラッシュ型、右側(非公式側)が二人掛けの都市型が採用され、一部では「混合型座席」と呼ばれる。これは民営では西武バスに次ぐ導入で、国際興業バス全体では初導入となった。混雑時における詰め込みを重視したラッシュ型の座席配置を極力変えず、同時に着席定員の増加も考慮したことで、都区内屈指の混雑路線である赤53(赤羽駅西口-ときわ台駅)を担当する赤羽への導入となった。 2017年度導入車より、座席のモケットデザインの変更、吊革の形状変更(丸型から三角型)、優先席部分の吊革は合わせて塗装変更(オレンジ色)、エアコン吹き出し口のツマミ形状変更、手すりゴム部分の変更が行われた。また、中扉の床には乗客のセンサー感知による開閉が出来なくなる事態を防ぐため、黄色塗装化が行われた。三角型の吊革は5100番代の一部で導入されたが、オレンジ色の吊革は初導入である。 運用 2016年度導入車より各営業所へ大量に増備され、現在ではそれぞれの管内全域で他のノンステップ車と共通で運用されている。 平成27年度 QDG-LV290N1 社番 所属 登録番号 転属履歴最終配置 摘要 出入口表示 登録月 3001 さいたま東 大宮200か2501 FPG 10 3002 池袋 練馬200か3096→練馬230あ3002 FPG 12 3003 練馬 練馬200か3097→練馬230あ3003 FPG 12 3004 志村 練馬200か3091→練馬230あ3004 FPG 12 3005 赤羽 練馬200か3092→練馬230あ3005 FPG 12 3006 戸田 大宮200か2505 FPG 12 3007 川口 川口200か・・27 FPG 12 3008 改番(→3010) 3009 西浦和 大宮200か2507 FPG 12 3010 鳩ヶ谷 川口200か・・28 2016.1改番 FPG 12 平成28年度 QDG-LV290N1 社番 所属 登録番号 転属履歴最終配置 摘要 出入口表示 登録月 3011 練馬 練馬200か3214→練馬230あ3011 FPG 10 3012 練馬 練馬200か3215→練馬230あ3012 FPG 10 3013 練馬 練馬200か3227→練馬230あ3013 整理券方式対応車 FPG 11 3014 練馬 練馬200か3229→練馬230あ3014 FPG 11 3015 練馬 練馬200か3263→練馬230あ3015 FPG 2 3016 練馬 練馬200か3268→練馬230あ3016 FPG 2 3017 戸田 大宮200か2578 FPG 10 3018 戸田 大宮200か2594 FPG 2 3019 戸田 大宮200か2619 FPG 3 3020 川口 川口200か・・45 FPG 11 3021 川口 川口200か・・55 FPG 2 3022 川口 川口200か・・58 FPG 3 3023 鳩ヶ谷 川口200か・・46 FPG 11 3024 鳩ヶ谷 川口200か・・56 FPG 2 3025 鳩ヶ谷 川口200か・・57 FPG 2 3026 鳩ヶ谷 川口200か・・59 FPG 3 3027 鳩ヶ谷 川口200か・・60 FPG 3 3028 鳩ヶ谷 川口200か・・61 FPG 3 3029 西浦和 大宮200か2582 FPG 11 3030 西浦和 大宮200か2612 FPG 3 3031 練馬 練馬200か3276→練馬230あ3031 FPG 2 3032 練馬 練馬200か3281→練馬230あ3032 整理券方式対応車 FPG 2 3033 練馬 練馬200か3288→練馬230あ3033 整理券方式対応車 FPG 3 3034 練馬 練馬200か3295→練馬230あ3034 FPG 3 3035 練馬 練馬200か3298→練馬230あ3035 FPG 3 3036 さいたま東 大宮200か2577 FPG 10 3037 さいたま東 大宮200か2595 FPG 2 3038 さいたま東 大宮200か2596→大宮230か2020 FPG 2 3039 さいたま東 大宮200か2608 FPG 2 3040 さいたま東 大宮200か2612 FPG 3 3041 さいたま東 大宮200か2615 FPG 3 3042 欠番 3043 さいたま東 大宮200か2618 FPG 3 3044 欠番 3045 さいたま東 大宮200か2620 FPG 3 3046 池袋 練馬200か3262→練馬230あ3046 FPG 2 3047 池袋 練馬200か3267→練馬230あ3047 FPG 2 3048 池袋 練馬200か3275→練馬230あ3048 FPG 2 3049 欠番 3050 池袋 練馬200か3280→練馬230あ3050 FPG 2 3051 池袋 練馬200か3287→練馬230あ3051 FPG 3 3052 池袋 練馬200か3294→練馬230あ3052 FPG 3 3053 志村 練馬200か3261→練馬230あ3053 FPG 2 3054 志村 練馬200か3264→練馬230あ3054 FPG 2 3055 志村 練馬200か3269→練馬230あ3055 FPG 2 3056 志村 練馬200か3270→練馬230あ3056 FPG 2 3057 志村 練馬200か3277→練馬230あ3057 FPG 2 3058 志村 練馬200か3278→練馬230あ3058 FPG 2 3059 志村 練馬200か3282→練馬230あ3059 FPG 2 3060 志村 練馬200か3285→練馬230あ3060 FPG 3 3061 志村 練馬200か3289→練馬230あ3061 FPG 3 3062 志村 練馬200か3290→練馬230あ3062 FPG 3 3063 志村 練馬200か3296→練馬230あ3063 FPG 3 3064 志村 練馬200か3297→練馬230あ3064 FPG 3 3065 志村 練馬200か3299→練馬230あ3065 FPG 3 3066 赤羽 練馬200か3216→練馬230あ3066 FPG 10 3067 赤羽 練馬200か3265→練馬230あ3067 FPG 2 3068 赤羽 練馬200か3271→練馬230あ3068 FPG 2 3069 赤羽 練馬200か3279→練馬230あ3069 FPG 2 3070 赤羽 練馬200か3286→練馬230あ3070 FPG 3 3071 赤羽 練馬200か3291→練馬230あ3071 FPG 3 平成29年度 QDG-LV290N1 社番 所属 登録番号 転属履歴最終配置 摘要 出入口表示 登録月 3072 戸田 大宮200か2663 FPG 7 3073 戸田 大宮200か2664 FPG 7 3074 戸田 大宮200か2667 FPG 8 3075 戸田 大宮200か2668 FPG 8 3076 戸田 大宮200か2675 FPG 8 3077 川口 川口200か・・74 FPG 7 3078 川口 川口200か・・75 FPG 7 3079 川口 川口200か・・76 FPG 8 3080 川口 川口200か・・77 FPG 8 3081 川口 川口200か・・79 FPG 8 3082 川口 川口200か・・80 FPG 8 3083 鳩ヶ谷 川口200か・・78 FPG 8 3084 鳩ヶ谷 川口200か・・81 FPG 8 3085 鳩ヶ谷 川口200か・・82 FPG 8 3086 鳩ヶ谷 川口200か・・83 FPG 8 3087 鳩ヶ谷 川口200か・・84 FPG 8 3088 さいたま東 大宮200か2669 FPG 8 3089 さいたま東 大宮200か2670 FPG 8 3090 さいたま東 大宮200か2671 FPG 8 3091 さいたま東 大宮200か2677 FPG 8 3092 さいたま東 大宮200か2678 FPG 8 3093 さいたま東 大宮200か2682 FPG 8 3094 さいたま東 大宮200か2683 FPG 8 3095 さいたま東 大宮200か2690 FPG 8 3096 西浦和 大宮200か2672 FPG 8 3097 西浦和 大宮200か2673 FPG 8 3098 西浦和 大宮200か2679 FPG 8 3099 西浦和 大宮200か2680 FPG 8 3100 西浦和 大宮200か2684→大宮230あ2019 FPG 8 3101 西浦和 大宮200か2685 FPG 8 3102 西浦和 大宮200か2691 FPG 8 3103 西浦和 大宮200か2692 FPG 8 3104 練馬 練馬200か3335→練馬230あ3104 FPG 8 3105 練馬 練馬200か3338→練馬230あ3105 整理券方式対応車 FPG 8 3106 練馬 練馬200か3344→練馬230あ3106 FPG 8 3107 練馬 練馬200か3354→練馬230あ3107 FPG 8 3108 練馬 練馬200か3355→練馬230あ3108 FPG 8 3109 志村 練馬200か3339→練馬230あ3109 FPG 8 3110 志村 練馬200か3340→練馬230あ3110 FPG 8 3111 志村 練馬200か3345→練馬230あ3111 FPG 8 3112 志村 練馬200か3351→練馬230あ3112 FPG 8 3113 志村 練馬200か3357→練馬230あ3113 FPG 8 3114 志村 練馬200か3358→練馬230あ3114 FPG 8 3115 志村 練馬200か3359→練馬230あ3115 FPG 8 3116 赤羽 練馬200か3329→練馬230あ3116 混合型座席 FPG 7 3117 赤羽 練馬200か3330→練馬230あ3117 混合型座席 FPG 8 3118 赤羽 練馬200か3332→練馬230あ3118 混合型座席 FPG 8 3119 赤羽 練馬200か3336→練馬230あ3119 混合型座席 FPG 8 3120 赤羽 練馬200か3337→練馬230あ3120 混合型座席 FPG 8 3121 赤羽 練馬200か3346→練馬230あ3121 混合型座席 FPG 8 3122 赤羽 練馬200か3347→練馬230あ3122 混合型座席 FPG 8 FrontPage 車両配置状況 新3000番
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登録日:2009/09/20(日) 22 02 16 更新日:2023/12/28 Thu 22 18 30NEW! 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 なるほど、分からん アニヲタ理科教室 ガメラ ダメだ…俺には理解できん ドリフのヒゲダンスで水入れたバケツを振り回すアレ ニュートン プリンキピア 加速 回転 室伏 式が顔に見える 物理 物理学項目 見かけの力 遠心力 遠心力とは、円運動をする物体が中心から遠ざかろうとする力(新明解第六版)。対義語は向心力。 とはあるが、物理的に考えると遠心力は実際には存在せず、慣性力として扱われる。 慣性力とは、存在していると考えた場合その事象を説明しやすくなる、というもの。 要は、円運動をする物体が中心から遠ざかろうとするのではなく、直線運動をする物体を中心に近づけようとして円運動になっているということ。 例えば、電車からぶら下がっている吊革を想像してもらおう。 その電車が加速度aで加速度運動をするとき、電車を外から見ている場合、「静止している物体は静止し続けようとする」法則に則り、 加速していく電車に引っ張られて前へ進まされるため、進行方向とは逆の方向へ傾いていることになる。 ここでは問題はないが、今度はあなたが電車に乗っている場合を考えてもらいたい。 その場合、あなたも吊革も同時に引っ張られるため、このふたつは静止状態にいなければならない。 つまり、同じ場所にいるあなたには静止しているそれがなぜ静止しているのかを感知できない(自分が動いているとわからない)ので、 力は働いていないことになってしまう。 だがそれでは矛盾が発生するため、慣性力という都合を使うのである。このときの観測者(=あなた)は非慣性系と呼ばれる。 さてこの上で遠心力に移るにはまず円運動とはなんぞや?というところから始まる。 円運動を行うためには向心力が必要となる。正確には、等速直線運動を行っている物体に向心力を加えることで等速円運動へ移行する。 そのため、常に接線方向へ速度ベクトルが向いている。また向心力の大きさは物体の速度によって変化し、 F=mrω^2 で表される。このときのrω^2は加速度aのことで、弧度法を用いたもの。 ちなみに弧度法とは、常に変わらない中心角を利用したもの。例えば半径r、弧の長さをlとしたとき、 中心角θ=l/r で表され、単位はラジアン(rad)である。 またここから角速度(一秒間あたりに回転する角度)を求めることができ、Δt秒間にΔθラジアン回転したときの角速度をω(rad/s)として ω=Δθ/Δt と表せる。 また弧度法により、弧の長さをrΔθと求めることができ、そこから物体の速度を速さ v=rΔθ/Δt=rω と求められる。 と、ここで本題の遠心力の話へ入る。 円運動を行っている物体が例えばバネによって繋がっているとしよう。 その場合、円運動を行っている物体は弾性力(バネの元に戻ろうとする力)が向心力となるため、なんの問題もなく済むが、 電車のときと同じようにその物体との距離の変わらない場所で同じように運動をすると、 バネが伸びているのになぜ戻らないのか?という状況に陥るため、慣性力としての遠心力 F=mrω^2 というものが必要になってくる。 これが遠心力の正体である。 余談だがこの遠心力(向心力)を F=mv^2/r と書き換えることが可能なため、 そうすることにより第一宇宙速度(空気抵抗などを一切無視したときに地球の周囲を永遠に回り続けられる速度)や、 第二宇宙速度(地球の重力圏から脱出する速度。脱出速度とも呼ばれる)などが求められる。 ちなみにその数値を出すには万有引力定数Gが必要になる。式としては、 万有引力定数G 地球質量M 地球半径R 飛翔物体質量m GMm/R^2=mv^2/R v=√(GM/R) となる。 この式が意味するところは、地球の万有引力(要するに重力)が向心力なんだから、 それを越えれば地球に落ちずにいられるor地球から飛び出せるんじゃね?ということ。 ついでに言うとこの第一宇宙速度は地表すれすれを飛んでいるときのものである。これは mg=GMm/R^2 のためだ。重力は無限に力を及ぼすが距離が離れると極端にその力が落ちる。 衛星軌道上の計算などもしようとすると他に万有引力による位置エネルギーなどいろいろと面倒であるためそのあたりは割愛する。 追記修正は遠心力に負けないでお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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ガタン ゴトン おそろいのつり革 揺れる チョコレート色の街並み いつもの電車が goes on カタン コトン 君のかばんが揺れてる まるで きょう一日の不安を つめこんだみたい ガタン ゴトン 君はまわりを見わたす 混みあう車内 うつむきかげんでメールを打つ カラン コロン 君のあしもとに空き缶 まるで みんなの気持ちの やり場を背負ったみたい 明日になっても ラッシュは同じ それぞれの今日が つづく いつも通りの『non-no』の見出し “『着回せ子』1週刊!” ねえ トレイン 何をのせて走るの 宿題? 仕事? 家族の写真? 夕陽に照らされて 走るよ今日も チョコレート・トレイン ガタンゴトン揺られてる 見える景色 作業化したマンネリの日常を生きよう 意気揚々とした生き方に憧れ イヤホンから耳 その音に黄昏 脳内まとまれ 揺れるリズムに乗り 邪魔な思考は手でシッシッてして もう今日はいいの終わり 帰路につく 後はこの道を真っ直ぐと歩く 急停車! 揺れるつり革 訂正される停車位置 ついでにいろいろ訂正してよね お願いJR! 異論 持論 ぶつかりつづける世界とか 君のとなりでメイクを直してる ツインテールとか 百年たっても ラッシュは同じ 川を越え 人類帰宅 いつも通りの『AERA』の見出し “また汚職? オー、ショック。” ねえ トレイン どこへ向けて走るの 夢? 希望? インドの河原? 時がめぐっても 走るよずっと チョコレート・トレイン いつか 気がつけば あたりを青く 包んだ夕闇 君の肩にもたれ眠る となりのツインテール 肩にもたれて お疲れさん ガタンゴトン 揺れるリズムが心地良い いつしかコクコク 既にSleepy 窓から夕焼け 丁度良い雰囲気 空いたら吊革離し 首から脱力 よく眠れそうで暮れる陽 ガタンゴトン...
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1. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 36 53.14 ID BD9wf7ABo 四人掛けの対面座席に紬と梓が座ると間も無くして車窓が流れ始めた。 最近導入されたばかりの新規車両なだけあって走り出しは滑らかだったがそれがかえって居心地の悪さを感じさせる。 「なんか、これはこれで変な感じですね」 レバーを引いて背凭れを起こしながら梓が言った。 「え?対面じゃないほうがよかった?」 「あ、いえ、そうじゃなくて、電車ってもうちょっと揺れるイメージがありません?」 うーんと唸った後、紬は「そう?」と返事をして、それが梓には少し素っ気無く思えた。 それから天気の話やテレビの話を芝居がかった調子で申し訳程度にして、30分もすると話題は尽きた。 梓が喋れば喋るほど紬は聞き役に徹してしまい、さらに梓が言葉を重ねると紬は微笑みながら頷くだけになる悪循環。 紬にとって会話というものは向こうからやってくるもので、と言っても相手に任せるという事ではなく、「会話」自体が布のように二人の上に降りてくるのを待つともなく待つといった具合で、「もたせる」とか「盛り上げる」という発想がなかったのだ。 いよいよ梓が次の言葉を見つけられなくなると、紬は車内を見渡したりシートを寝かせたり起こしたりするだけになった。 向かい合った座席がもう少し近ければ無理にでも会話を続けようと話題を捻り出すこともあったろうが、ゆったりとしたスペースは話すも寝るも自由といった具合で、徹しきるのが苦手な梓には仇となった。 時計のストップウォッチ機能で7を揃える遊びを梓は提案したがそれも数回やってお開きとなった。 2. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 40 50.78 ID BD9wf7ABo 八月の早朝の空が遮音壁の隙間から僅かに見える程度で、コンクリートを眺める趣味のない紬はすぐにそれに飽きてしまった。 紬につられて外を見ていた梓も、車窓の発見と言えば遠くにそびえる巨大な杭打ち機のみで、それすらすぐに流れていったので紬の方に視線を戻した。 紬はサンダルを履いた自分の足を動かして爪先を眺めながらシャララと鼻歌のようなものを歌う一人遊びに興じ始めた。 紬の爪の光沢。梓が話をしにくい理由が一つ増えた。 ペディキュアの光沢のえも言われぬ緊迫感。 無色の爪に重ねる無色が放つ気品の光を見て、梓は自分の真っさらな爪が野放の不恰好なものに思えた。 紬への憧念や畏れではなく、爪に彩りを施すという習慣の無さが違和となった。 しきりに足を動かす紬がふと顔をあげると、梓と目が合った。 困ったように笑って、梓はまた味気無い車窓を眺めることにした。 そしてやはりその味気無さに困るのだった。 新幹線はあくまでも移動手段であって、娯楽を目的としていないということに今更ながら梓は気付いた。 梓はノースリーブの青い服と七分丈のパンツを、紬はチュニックの白いワンピースとハーフパンツをそれぞれ着ていたが、その格好が季節に合っているかどうかもわからなくなった。 トランプでも持ってくれば良かったと思いながら、梓は高架線の内側が流れていく様子を見るともなく見て、遠方に杭打ち機を思い描いた。 3. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 43 14.17 ID BD9wf7ABo ――大学の部活の合宿の他に桜高の現軽音部とOGの合同合宿を発案したのは澪で、紬の別荘以外の場所にしようと提案したのは梓だった。 「私達はいいですけど、ムギ先輩は新鮮味がないんじゃないですか?」 紬は最初、別荘を使うのは構わないしみんなとなら楽しいからと言ったが、三年の夏に苗場に行った時や卒業旅行の時の紬が、別荘での宿泊以上にはしゃいでいた事は誰もが覚えていた。 そういう訳で紬には頼らずに合宿の場所を探すことになった。 「私は大丈夫なんだけどなぁ」と言っていた紬も、いざ候補地を考える段階になるとやはり活き活きとし始め、唯は梓に「よかったね、ムギちゃん楽しそうだよ」と耳打ちしてにんまりとするのだった。 何度か話し合いをした後、桜が丘からは大分離れた場所の、海の近くにある宿に決まった。 その下見役となったのが時間の都合のついた紬と梓だった。 8月の頭の早朝、二人は新幹線に乗って目的地を目指した。 4. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 45 16.52 ID BD9wf7ABo 「あ、そうだ、お菓子持ってきたの」 思い出したように紬は言ったが、実際は言い出すタイミングを見計らっていたらしく、胸の前で両手を合わせる仕草もどこかぎこちない。 肘掛けに備え付けのミニテーブルを出してクッキーとアイスティーを広げる。 早朝でまだ活発化していない胃に詰め食べ飲み干し、当てなく言葉が漂う。 その言葉のほとんどは低く唸る走音に紛れて互いに聞き取りにくい事が多く、適当に相槌を打ったり、話の内容もわからないまま笑って見せたりするだけだった。 どうにも声を張ろうという発想が出てこない。 そのうち紬の瞬きが鈍くなった。 ほっとした梓は「着いたら起こしますよ」と言って寝るのを促した。 他の常客がいなかったせいか、買ったばかりの靴のような身体に合わない感覚に梓は覆われた。 いかにも用意してもらったような空間。 空間に合わせた振舞いをしなければいけないような。 その中にあっていい加減に打たれた杭のように座らされている。 それを思うと、梓は何を話したところで無様になる気がして、正しい態度を模索しているうちに新幹線はどんどん進んでいってしまうのだった。 時折遮音壁が途切れて野山、田畑、街並みがそれぞれ朝日に照らされているのを見ることが出来たが、他人行儀の側から見ても何の感慨も湧かなかった。 5. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 46 57.66 ID BD9wf7ABo 目的の駅に着くと、梓は紬を揺すって起こした。 車両から出てすぐに、紬は「あっ」と言って引き返した。 自分達が座っていた席まで戻り、お菓子のごみを急いで袋に入れる。 梓は窓の外からその様子を見守り、構内アナウンスが発車を予告すると、焦って「発車しちゃいますよ!」と言った。 が、分厚い窓ガラスに阻まれて紬の耳には届かない。 片付けを終えた紬は梓の方を見て微笑み、そこでようやく梓が焦っている事に気付いて急いで車両から降りた。 ベルが鳴って新幹線はさっさと次の駅に向かって走り出し、線路の中は空になった。 「もう、危ないところでしたよ」 「だって、ごみ置きっぱなしは良くないよ」 「そうですけど……」 と梓はばつが悪そうに言って、時計を見てから「行きましょう」と言って紬の意識を電車の乗り換えへと向けさせた。 6. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 48 47.68 ID BD9wf7ABo 改札を出て案内板を頼りに進んでまた改札を通る。 駅の中は蒸していてやや息苦しい。 別線のホームに立つと日は高くなり始めていて、さんざんじり焼かれた後二人は電車に乗り込み、がたがた揺れながら発車すると梓は少しほっとした。 「あ、本当ね。ちょっと揺れたほうが電車っぽい」 紬が揺れに合わせて身体を動かしながら言った。 車内はそれなりに人がいたため、うまい具合に二人ぶんの席が空いていなかったので二人とも吊革に掴まって立ち続けていたが、そのうち紬がぎこちなく足を捻り始めた。 「どうかしました?」 「うーん、ちょっとこのサンダル足に合ってなかったみたい」 「買ったばっかりなんですか?」 「うん」 見ると、紬の足の親指と人差し指の間が少し赤くなっている。 「でも我慢する」 「じゃあ今日は早めに下見終わらせて帰りましょうか」 「うん」 7. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 51 24.90 ID BD9wf7ABo 途中、駅に停まって発車するたびに紬は身体を揺らし、梓のほうを見て得意気に笑った。 降りる客はいても乗ってくる客はいなかったので、車両の中は閑散とし、目的地の二駅前ではとうとう紬と梓だけになった。 背の低い梓は吊革に掴まるだけで指先が圧迫されて白くなった。 発車の時以外はそれほど揺れないことに気付いてからは吊革に頼らずに立ち、カーブの時にはバランスをとりながら少しよろめいた。 その様子を見た紬も吊革を離し、同じようにして楽しみ始めた。 なんとなく座るタイミングを逃した二人は、そのまま立ち続けた。。 窓ガラス越しに見える広葉樹の緑の葉々が日射しを飲み込む。 電車が呑気な走り方をしているせいで風にそよぐ様もはっきり見えた。 山の中にゆっくりと電車は潜り、少しの間二人は風景の変化を眺めた。 山を抜けてしばらくして、目的の駅に着いた。 無人の改札をくぐるとロータリーの地面の照り返しが二人の目を眩ませた。 嬉しそうに顔をしかめると、紬はバッグから印刷しておいた地図を取り出して、 「こっちね」 と言って歩き始めた。 8. VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) 2011/06/26(日) 15 53 06.36 ID BD9wf7ABo 駅の周囲には、土産屋がぽつぽつと立っている他は小綺麗でやたら広い道路と木しかない。 道路を作ったはいいが往来が少ないため綺麗なままなのだろう。 宿までの徒歩二十分で二人は随分と汗をかいた。 自販機で飲み物を買い、蝉の爆弾に怯え、地図を逆さに見て、なるべく日陰を選んで歩き続け、ようやく目当ての場所に着く頃には背中に汗のシミができていた。 特に紬はサンダルの擦れで余計に体力を使い、前髪が額に張り付き、白い肌はみるみる紅潮していった。 起伏の多い道がそれに拍車を掛けた。 日差しが重さを持ったように感じられ、梓は納得できないといった目つきで太陽を睨んだ。 しかし熱気で睨み返され、やる瀬なく額と首筋を拭うのだった。 会議の際はあくまでも軽音部の合宿ということで最初はスタジオつきの宿を探したが、そんな条件に合う場所はそうそう見つからず、ならばと結局宿とは別にスタジオが近くにある所を選んだ。 奇しくもそれを見つけたのは唯でも律でも澪でも梓でもなく紬だった。 二人は先にスタジオをみて、これといった問題もないことを確認した後、すぐ傍の宿に向かった。 2