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851 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/05/03(土) 03 59 45 ID bHzyIvO8 タマ父「去年もプレゼントをもらったし、今年はどんなプレゼントが来るのだろうか。 はっ、まさか! プレゼントはあたしです……とかタマキが…… いかん、いかんぞタマキ。私たちは親子だからな。 だが、タマキなら……落ち着け。落ち着くんだ……」 そわそわー 一方その頃 タマ「ユ……ユージくん。プレゼントは、そのわたし自身なんだけど…… (キリノ先輩がコジロー先生に使った手だよー、とか言ってたけど こんなことしてユージくん喜ぶのかなあ?)」 ユージ「え、いいの。ありがとうタマちゃん」 タマ「え、ユージくん、ちょっと待って心の準備が」
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「追って一夏」前編 × × そろそろ日差しが厳しい季節、 若いOLと言った雰囲気の三人連れが、楽しそうにお喋りしながら 麻帆良学園都市のスターブックスに席を取った。 「!?」 その中で、佐倉愛衣が、何かを感じてハッと天を仰ぐ。 次の瞬間、 「きゃあああっ!!」 「Ohモーレツッ!!」 辺り一帯に、突風が吹き荒れた。 何か、天から叩き付けて巻き上がる様な、異様な風だった。 「愛衣!?」 ガタッと席を立った愛衣がトイレに駆け込む。 個室でカードを額に当てていた愛衣がダッと飛び出す。 次の瞬間、びいっと不穏な音が聞こえた。 「?ああもうっ!」 びゅうっと飛び出した愛衣が、びゅうっと席に戻って来た。 「これお願いっ!」 「ちょっと愛衣っ!?」 愛衣は、ドアの金具に引っかけて大きく裂け目の出来たサマースーツのジャケットを席に放り出し、 そのままどこへともなく走り去っていった。 × × 「ええ、はい、それじゃあ、危険回避のために龍宮神社上空…」 箒で上昇しながらカードで通信し、愛衣は現場へと向かう。 「クエエエエーーーーーッ!!」 現場に到着し、愛衣が目をぱちくりさせる。 「ちょwwwww 何よこのワンダバぁーーーーーー!?!?!?」 ゴーレムに乗って応援に駆け付けたハルナも、目の前の光景に絶叫する。 「あ、明らかに魔物、ですよね。どうやって結界を…」 大型トラック並の図体の鳥さんを目の前に、愛衣が言った。 「強行突破したと言う事です。今は季節はずれの花粉注意報も出ていますし。 あーあー、そこのバケ鳥、分かるかどうか分からないけど、大人しく捕獲されなさい。 さもなくば実力行使を…」 「ケエェェェェーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!」 長いクチバシががぱっと開き、愛衣はとっさにハルナを背後に防壁を張るが、 空中で先頭に立っていた高音は、突然の音速攻撃にとっさに肉体防壁を張るので手一杯だった。 「超音波!?」 愛衣とハルナが物理的打撃は抑えられても耳を突く音に両耳を閉じる。 強烈な振動で体以外全てを粉末にされた高音が、ぐわんぐわんと平衡感覚を失い、墜落する。 「脱げ女だ!」 「脱げ女が落ちて来たぞー!」 「………」 × × 「おー、でっかいなー。どーやって入ったんやー?」 狗神に乗って駆け付けた小太郎が、額に手を当てて感心した様に言う。 「あ、小太郎さんっ」 「クエエェーーーーーーーッ!!」 巨大な紫炎の捕らえ手で何とか巨鳥を拘束している愛衣が振り返る。 「やむを得ません。今の内に一撃入れて抵抗力を奪って下さい」 「おう…おいっ!」 「クエエエッッッ!!!」 次の瞬間、紫炎の捕らえ手が弾け、目に怒りの炎を燃やした鳥が愛衣の間近で右の羽を振る。 「きゃあああっ!!」 「おいっ!」 「あーーーーーーーーうーーーーーーーー」 「てめえっ!!」 「待った待った待ったっっ!!」 小太郎が、右腕にぐおっと黒いものを呼び起こした所で、刹那が猛接近して来た。 羽ばたく刹那の腕には小さい、と言っても白鳥ほどの鳥が抱えられている。 「くえっ」 「クエッ」 「くええっ」 「クエックエエッ」 暫しの会話を経て巨鳥はしゅたっと刹那を向いて右羽を天に振り上げ、 二羽の鳥は遠くの空へ仲良く消えていく。 × × 「おー、いたいた」 「あー、コタローさーん…」 小太郎が駆け付けると、果たして愛衣が神社の池でばしゃばしゃともがしている所だった。 「いちおー用意しておいて助かりました」 「んな暇あったら、いい加減泳ぎぐらい覚えや…」 岸辺に座り、ザックから空のペットボトル二本を取り出している愛衣の隣で、小太郎が呆れた様に言う。 「何やろなー、魔法も格闘も大概の事よう出来るのに自分」 「えへへ」 愛衣がぺろっと舌を出し、そちらを見た小太郎も呆れた様に笑みを浮かべる。 「でも、神社に着替えあるかなー」 「そやなー…」 水も滴るいい女の隣で生返事をした小太郎の首は、明後日の方向を向いていた。 × × 「報告では、認識阻害を張って位層から位層に移動する渡り鳥であり、基本的には無害であると…」 魔法協会支部で、デスクに掛けた高音が言った。 「はい、既に親子とも別次元に移動してこちらの各種レーダーからも消滅しました。 過去の文献・データからも確認済みです」 デスクの前に立つ愛衣が言う。 「それが、魔力の未熟なひな鳥が密猟者に撃たれて、親鳥が怒りの余り結界を突破して探しに来たと」 「あー、そいつら楓姉ちゃんにシメられてガキ鳥はこのか姉ちゃんが世話しとったみたいやがな」 小太郎が頭の後ろで手を組んで言った。 「でも、それであの程度で済んで良かったです。 あの魔力で、もしひな鳥が死んでいたらと思うとゾッとします」 「そうですね」 高音の眉がひくひくと震える。 「データによると牝だったみたいですから、母は強し、ですか。学園結界を突破するぐらい。 分かりました。下がって結構。小太郎君の報酬はいつも通りに」 「はい」 「おー」 佐倉愛衣は関東魔法協会の言わば正社員、 犬上小太郎は形式上高校に通いながら、契約ハンターとして東西両協会に登録。 「そう言えば、お昼食べ損ねました」 「おー、一働きしたから俺もちぃと小腹すいたなー。超包子でも寄ってくか?」 「はい」 愛衣の学生時代から彼女の師匠みたいなものだった小太郎とは、今でもしばしば仕事を共にする。 2008年初夏の事だった。 × × 「愛衣、愛衣っ」 「どうしたの?」 2008年夏、魔法協会の事務所で書類を作っていた愛衣が、駆け込んで来た同僚の夏目萌に言う。 「…知ってた?…」 「何、それ?…」 × × 「私も、ついさっき知りました」 駆け込んで来て自分のデスクの前に立つ愛衣に、高音が言った。 「犬上小太郎は、前回の仕事をもって以後の魔法協会での仕事は断りたいとして登録抹消を申し出、 学校にも退学届けを提出しています」 「前回の、仕事?」 「魔法協会内部の調査もありましたので、直接のメンバーではない忍者の彼に依頼しました。 その仕事は無事終了しています」 「それじゃあどうしてっ!?」 「分かりません。事務局への一方的な申し出があっただけです」 「そんな…」 「それで…あなたはどうするつもり?」 視線を落としていた高音が、すっと愛衣の目を見て言った。 × × 「キャー!コジロー!!」 「コジローッ!!」 ナギ・スプリングフィールド杯開催中。 魔法世界オスティア拳闘場の通路を、いつも通り不機嫌な顔つきの小太郎が通り過ぎる。 その姿が又、係員に制止された乙女達、心は乙女達のハートを熱く揺さぶる。 その事が又、小太郎の表情を不機嫌なものとし、その事が又(以下略) 「コジローッ!」 「小太郎さんっ!!」 小太郎が、ふと足を止めた。 振り返った小太郎の前に、制止をかいくぐって飛び出した愛衣がとん、と立っていた。 「小太郎さん」 「何あの女ヒソヒソヒソヒソ…」 一瞬だけ目を見張った小太郎は、くるりと背を向けて歩き出した。 「小太郎さんっ!!」 小太郎の姿は、屈強の衛視に固められた専用口へと静かに消えて行った。 × × 「ありがとうございます」 「…お嬢ちゃん…」 ぺこりと頭を下げて立ち去ろうとした愛衣の背中に、トサカが声を掛けた。 「…覚悟…あるんだろうな?」 脚を広げて椅子にふんぞり返るトサカの言葉に、振り返った愛衣がもう一度一礼してバルコニーを後にした。 「真っ直ぐでいい目、してるねぇ」 「ママ」 「アコの事思い出すねぇ、マホラの娘ってのはそうなのかね?私にもあんな頃が…」 × × 「おーっ、今日も勝ったで稼いだでー、今夜も奢りや飲めや歌えやどんどん来いどんどんー!」 「おおーっ、さっすがコジロー!」 「コジロー様最っ高ーっ!!」 「キャー、コジロー!!」 「やーんコジローさーんっ!!」 「小太郎さんっ!」 薄暗い酒場の中心で、人垣を割ってツカツカと歩み寄った愛衣がドン、と両手でテーブルを叩いた。 「どういう、つもりですか?」 「なんや、あんたか?こんな所まで来て何してんね?」 「それはこっちの台詞ですっ!」 一見すると半ば出来上がっている小太郎の手から、グラスを奪い取って愛衣が叫ぶ。 「いきなり私達の前から姿消して、どこに行ったのかと思えば魔法世界に渡って…」 「おーっ、色男、とうとう旧世界から捨てた女が追っ掛けて来たってかー」 軽口を叩いた男に、小太郎がほんの一瞬、ギロッと鋭い眼光を見せた。 「どーでもえーやろそんな事、ちゃんと仕事終わらせて手続きしたんやし。 あんたと違ごて俺は一回契約や、その後どないしようと協会に関係あらへんね」 「私とは、関係ないんですか?」 「私て、あんたとか?」 「私と…あー、その…今までずっと仕事してて、あんまりじゃないですかこんなの。 戻って来るつもり、無いんですか」 「あー、そやなー、こっちで腕一本でやってる方がむっちゃ稼げるねん。 もうなー、公式非公式裏も表も賞金街道まっしぐらってなぁ」 「お金、ですか」 「そやなー。だから俺は高いで」 小太郎が、愛衣の顎をぐいっと掴んだ。 「あんたぐらいなら、何でもあり宣言付きで奴隷契約一ヶ月、ってトコか」 「やーん、コジロー私にぃ」 「私にコジローの首輪ちょーだいー」 「一ヶ月…そうですか、わか…」 はべっていた女達の嬌声の中、言いかけた愛衣の体が床に吹っ飛び女たちが悲鳴を上げる。 「おい、このストーカー女つまみ出せ」 「へー、確かに可愛いなー、触っていーんか触って」 「好きにせぇや、自業自得や」 張られた頬を押さえた愛衣に酒場の男共がわらわらと向かい、小太郎が席を立つ。 ふと、気配に気付いて小太郎が振り返る。 次の瞬間、パーンと愛衣の平手が振り抜かれ、首の向きを直した小太郎がニッと不穏な笑みを浮かべた。 「…腕、上げたか?…」 「一発は一発です、いただいたのはこの一発だけです。 ジョンソン首席のいい子ちゃん、余り舐めないで下さい。 小太郎さんには遊び程度でも、伊達に小太郎さんにしごかれてた訳じゃありませんから」 ぷっと一度床に血を吐き捨ててから、 箒を後ろ手に死屍累々の中に立つ愛衣がしっかと小太郎を見据えて言った。 前編終了
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452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/04/09(水) 19 03 07 ID 1fmg4XkY キ「あ、せんせぇ来た」 コ「ん? 道場の前で何やってんだ」 キ「いやぁ、鍵をうっかり忘れてしまいまして」エヘヘ コ「おいおい、しっかりしてくれよキリノ部長」ガチャガチャ キ「うぃ~」ガラッ コ「お前はもう少し気をだな、普段からッとぉおぉ!」ドコドッルドッダーン←靴下で滑る キ「……あっちゃ~」 コ「……」ピクピク キ「しっかりしてくださいよ~、せんせぇ」 コ「つ、つつ」 キ「せんせぇの足の裏、あんまし硬くないっすね」プニプニ コ「やめんかっ、こら!」 キ「すいませ~っ」ッルドベシャ←コジローの横を通ろうとしたら滑る コ「……」 キ「……」 コ「……お互い様ってことで」 キ「……そうっすね」 サ「あんたら何やってんの」←玄関入って早々頭から転んだままの女子高生と顧問を見る
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泊瀬谷先生とかるかん 「何もお休みの日まで会議をしなくたっていいのに」 日曜日の夕方、いつもより重く感じるトートバッグを肩に泊瀬谷スズナは自宅に帰ってきた。 いつもは口にしない愚痴がポロポロこぼれ、できることなら童心に返って柱に爪を立ててやりたい気分である。 しかし、理性あるオトナはもう爪を柱で研ぐことはない。玄関の扉を閉めると、湿った木の音だけがあたりに残った。 朝方降っていた雨も止んで、水無月の街にひとときの安らぎが訪れる。 トン!トン!トン! 玄関のマットにしゃがみこみ、雨の日のために出したブーツを脱ぐと泊瀬谷が奏でる尻尾の音が響く。 「あーあ。疲れたな…」 話し相手の居ない部屋の中では幾ら愚痴をこぼしても変化はない。待っているのは家財道具と、白いイヌのクッションだけ。 諦めがついたように泊瀬谷は、玄関から立ち上がり六畳の居間に歩き出すと、 尻尾が床を叩く音は消えていた。むしろ、尻尾が宙を切る感覚だけが泊瀬谷を笑っていた。 夕飯の準備をしなきゃと冷蔵庫を開くと、ささやかながら幾つかの食品が目に入った。少々の野菜、魚、調味料、そして缶ビール。 つい先日、実家に戻ったとき母親から「ウチで余っているから持っていきなさい」と持たされたもの。 「わたし、滅多に飲まないから」と断ったものの、父親が「折角、母さんが言うんだから持ってきなさい」と 帰りのお土産として、やって来た数本の缶ビール。それ以来泊瀬谷家の冷蔵庫内の一員を担う彼の存在を泊瀬谷はすっかり忘れていた。 「ちょっとぐらい…いいかな?いいよね?」 泊瀬谷の肉球が冷え切った缶ビールを包み込むと、思わず爪を指からぬっと伸ばしてしまう。 普段着に着替えた泊瀬谷は何かおつまみでもと、スナック菓子を溜め込んだ籠に手を伸ばした。 これじゃあ、太ってしまうかな。猪田先生の苦労がなんだかひしひしと分る気がしてきたとき、泊瀬谷の携帯が鳴る。 発電主は実家で暮らす、弟・ハルキであった。 「姉ちゃん?おれ、おれ!」 「お金なら、母さんから無心しなさい」 左手で携帯、右手でお菓子の袋を持って、小さな部屋を歩き回る泊瀬谷は弟から電話が架かってくるということは 何か下らないことわざわざ時間を割いているのだろう、と薄っすらと疑いながら返事を返す。 「べ、別に用はないんだけどさ。ほら、父さんが姉ちゃんに電話しろってうるさくって」 「また?父さんが架ければいいのに」 「しないよ、あの人多分。でさあ、姉ちゃん一人で寂しくしてないかって」 疲れきったこの体には弟の言葉が厳しく聞こえる。 父親からならまだしも、弟からそんなことを言われるとは。白いイヌのクッションにぴょんとしゃがみ込んだ泊瀬谷は 弟を「憎たらしいヤツだ」と顔の見えない電話だということをいいことに、ふさーっと毛を逆立てた。尻尾の音が再び響く。 「寂しさ余って飲んだくれないようにね。だって姉ちゃんさ、酒癖悪いし」 「なによ、ハルキ。わたしは飲んだくれじゃありません!」 「この間実家に帰ったときだって、父さんから『たまにはちょっと付き合いなさい』ってマタタビ酒飲んだときさ、 おれの部屋に入り込んできて『ハルキ?たまにゃ女の子でも連れてこんかぁ!?』ってからみ出したじゃん」 以前、サン先生の持ち込んだマタタビのお陰で泊瀬谷をはじめ、帆崎先生、獅子宮先生一同ネコ族が大トラへ変身したときのこと。 ヨハン先生の髪の毛を引っ張り回す、という二度と思い出したくもない騒ぎと重なって泊瀬谷の脳裏にこの間の帰省の事件が蘇ってきた。 「おれのセーター引っ張るわ、イスを蹴飛ばすわ…あのときは姉ちゃん寝かせつけるので大変だったんだから」 「はいはい!ハルキの記憶力は今度誉めてあげるから!もう、用がないなら切るよ」 「はーい」 お菓子の袋を持ったまま、携帯の通話ボタンを切るとスナック菓子を開けずに、籠に返してしまった。 同じように、缶ビールも冷蔵庫の所定位置に戻ることになってしまったのだ。 「ハルキのバカー」 叩きつけるように閉ざされた冷蔵庫が物悲しい。おなかの音だけがマイペースに響く。 ご飯作るの面倒くさいな、と考えつつ、このすきっ腹をどうにかしたい泊瀬谷はご近所用のつっかけに履き替えて表に出た。 かるーく喫茶店でコーヒーでも…と考えながら人通りのない住宅街を歩くと、一軒の鯛焼き屋を発見した。 近所のことなのに、知らなかった。つい最近出来たばかりであろうこの店はお客もいなく、ひっそりと駅前で主人を待つ忠犬のように 来るべき人を待ち続けていた。泊瀬谷はまるで自分が初めて見つけた宝物のように、この店を独り占めしたくなった。 皮の焼ける香りに誘われ、引き寄せられた泊瀬谷はついついカウンターのお兄さんに一言。 「ふた…いや!ひとつ下さい!」 本当はふたつ食べたかった。ふたつ食べたいのだった。でも…乙女心は食欲に勝る。乙女心と猫の目は変わりやすいと、 昔からよく言うではないか。古人の残した言葉が泊瀬谷の味方をしてくれたことに感謝。 しかし、目の前で焼きあがる鯛焼きを見つめながら「ふたつにしとけばよかった」とすこし後悔する。 猪田先生のシェイプアップ作戦の苦労を考えれば、やはり一つでよかったのかな。 天秤に鯛焼きと体重計がかけられ、ゆらゆらと目盛りが往復している間に鯛焼きが出来上がる。 「へい、お待ち」 白い包み紙からは湯気の立った小麦色の魚が顔を見せていた。 お店の人が「あつあつが美味しいよ」と言うので、猫舌なのだがちょっとこの場でいただきます。 鯛焼きを大胆に真ん中から割ると、ぎゅうぎゅうに詰まったあんこが見るからに甘く輝き泊瀬谷の口に早く入れるようにと 文字通り『甘い誘い』があふれ出ている。どちらから食べようかと迷いつつ、頭の方を口にする。 買ってよかった。じわりと広がるあんこの甘さは、まことに品がよい。着物の似合う女学生のような甘さかと。 もっとも、泊瀬谷の場合は書生姿の白いイヌの学生さんに一目惚れした甘さに、似ているのかもしれない。 一日の疲れを吹き飛ばすあんこの甘みが、泊瀬谷の顔を緩ませていると、ふと、泊瀬谷は気付いた。 「確か、あの子って」 短刀のごとく尖った耳、けっして優しいと言えない目つき。その名はルイカ・セトクレアセア。人呼んで『かるかん』。 この春、泊瀬谷の勤める佳望学園高等部に編入してきた、カルカラの少年である。 その少年は遠くから電柱に隠れ泊瀬谷と鯛焼き屋を見つめている。が、泊瀬谷と目が合ったと思いきや脱兎の如く走り去ってしまった。 「待って!ルイカくん!!」 と、言ったつもりで鯛焼きを口に咥えたまま泊瀬谷は追い駆ける。時刻は日曜六時半、夜は近い。 置いてきぼりの泊瀬谷を残して、ダッシュで逃げたルイカは闇に消えて行った。 ―――からっと晴れた翌日。梅雨の季節も空は飽きてきたのだろうか。それとも雲の気まぐれか。ネコの目以上に変わりやすい夏の空。 わさわさとざわつく授業前、職員室では職員一同で鯛焼きを囲んでいた。どうやら、サン先生が自宅で作ってきたらしい。 サン先生曰く「分量さえ間違えなければ、楽勝さ」と。しかし、どう見てもプロ並のクオリティではないか。 そんな言葉はさておき、昨日今日と鯛焼きの日々である泊瀬谷。自分の周りを鯛焼きが囲んでくるくる泳いでいる、と錯覚する。 輪になって泳ぐ鯛焼きたちは、泊瀬谷をまたもや食欲の渦へと引きずり込もうとしていた。 「せんせ、せんせ。おいしいよ」 「ぼくたち鯛焼きおいしいよ」 そんな呑気な歌声が、泊瀬谷のネコミミだけに繰り返されていた。 (ここで一口…でも、甘いものは) 「ほら、泊瀬谷先生もどうぞ」 サン先生の少年のような瞳はサン先生を知る者なら、この後どうなるかは簡単に予想がつく。 折角のご好意だからと、戸惑いながらもどれにしようかと迷い、ぷっくり膨らんだ一つを摘もうとした矢先のこと。 泊瀬谷を英先生が回りで泳ぐ鯛焼きを蹴散らす。泊瀬谷の足元に泊瀬谷だけに見えた鯛焼きたちがぽろぽろ墜落して、床で跳ねていた。 「泊瀬谷さん、もうすぐホームルームですよ。お仕事でしょ」 「ごめんなさい!はい!ただいま」 出席簿を両手で抱え込み、英先生に続いて職員室を後にすると教頭先生が入れ違いで職員室にやってくる。 泊瀬谷と英先生は教頭にお辞儀をすると、それぞれの教室に向かった。 職員室から響き渡る、今まで聞いたことも無い教頭の断末魔を聞きながら。 何でもない午前を過ごした学園のお昼休み、購買部ではちょっとした奇妙な光景が繰り広げられていた。 未だ制服の届かぬルイカがパン売り場にて、購買部の主・タヌキのおばちゃんと言い争いをしているのだ。 「だからねえ、あんた。ここにゃ、鯛焼きはないんだよ。聞き分けのない子だねえ」 「なんでもあるのが唯一の自慢だろ?葉っぱで化かすぐらいして揃えとけ、悪徳購買部」 「こちとら遊びで商いやってるんじゃないよ、クレーマー糞野郎。買わないんだったら帰りやがれ」 騒ぎを聞きつけたのか、メガネのウサギ娘・因幡が間を割り、メタルのフレームを指で突き上げながら、ルイカを諌める。 「おばちゃんが困っているでしょ?放課後好きなだけ鯛焼きを買えばいいじゃない。それに、おばちゃんも客商売なんだから」 「おい。どうせ点数稼ぎでやって来たんだろ、メガネのいい子ちゃんウサギ。穴掘って巣にでも篭っとけ」 「因幡さんも買わないなら、帰った帰った!書き入れ時なんだから、あんた商売の邪魔だよ」 かえって火に油を注ぐ結果となってしまったのは、まわりの者も当然の結果だと思っているだろう。 周りがあきれ返る中ただ、一人ほくそえむ黒い影が一羽。 「これは、美味しいネタが出来そうやおまへんか?ルイカはんから目がはなせられへんわあ」 音も立てずに、ふわりと上方へ消え去った一羽のカラス。鳥類独特の首をかしげる姿は愛くるしいが、 腹の内は彼女の羽根のように漆黒である新聞部・烏丸京子。誰にも気付かれることなく彼女は、校舎の外へ舞って行った。 「金があっても、なんで欲しいものが手に入らないんだよ!ちくしょう!バカ!」 騒然とする購買部をルイカは、人だかりの収まらない購買部を後にした。 空腹のルイカは中庭の池のほとりにたたずんでいた。タスク、ナガレ、アキラと、ちらほら生徒たちも見受けられる。 それぞれ自由なときをすごし、つかの間の休息を楽しむがルイカだけはすこしわけが違う。 誰もが楽しく過ごしているときほど、ルイカは腹の底からの黒い泥が湧き立つのである。 泡を立てて沸騰しきった黒い泥は、のどを過ぎて遂にルイカの脳天にまで届く。 じっと池のみなもに自分の姿を映し、まじまじと見つめる。ゆらゆらと歪む姿はルイカの心情を描いているのか。 「くそっ!」 ポケットから十円玉を取り出すと、みなもに映える自分の姿目掛けて、力の限り投げつけた。 あかがねが跳ねる水音に周りは一瞬息を飲むが、さほどことも広がらずに落ち着きを取り戻す。 十円玉はみなもに描かれる若者を容赦なく歪め、ルイカはまるで自分の腹の内のようだと奥歯をかみ締める。 一度、歪みきった池のルイカは再び何事もなかったように、元の姿を映し出し静かな昼休みが続く。 「金なんかで何にもならねえじゃねえか。ちくしょう」 ―――幼い頃、母に連れられ街に買い物に出かけたことがあった。 資産家ゆえ、高貴な家ゆえ、世間さまの目を気にすることは当然のように考えられていた。 「お母さん、アレ食べたい」 母親に手を引かれたルイカは遠くにて、鯛焼きを頬張る見た目同い年ぐらいの子供を指差した。 しかし、暖かい鯛焼きとは相反して、母親は冷たく一言でルイカを突き放す。 「あれは庶民の食べ物よ」 「しょみん?ぼくはしょみんじゃないの?」 「そうよ。セトクレアセア家の者はあんなものは口にしないの。庶民の食べ物は庶民が食べるんだからね。 それに、ルイカにはちゃんと美味しいお菓子を買ってあげるから。マカロンがいいかしら?」 幼きルイカは母の言葉を無条件に納得するしかなかった。無論、疑う余地もない。 鯛焼きの姿は幼いルイカからだんだんと遠ざかる。母の爪がルイカの手に優しく突き刺さる。 ルイカと母親とのすれ違いざま、世間に揉まれ金の喜びを感じ始めた若者が、ぼそっと呟いた。 「鯛焼き、食いたいな…。でも、100円足りねえ」 自慢の鼻はひくひくと鳴るのに、尻尾だけはだらりとしな垂れている若者。 アイツと違って、セトクレアセア家には金はある。 なのに、鯛焼きを口に出来ないのは何故か。ルイカは幼心に既に小さくなった鯛焼き屋を見つめていた。 そう、あの日曜の夕方の時のように…。 「たいやき食べたいよう」 「また今度ね」 母の顔が池のみなもに浮かび出される。しかし、母はもう側にはいない。 「くそっ!鯛焼きなんかいるか」 ルイカはもう、子どもの頃と違って金の使い方も自由なはずである。血の教え故に意固地なのは誰のせいでもない。 庶民の食べ物。近いようで、何気に遠い。池の向こう側では、本を読んでいたヒカルが泊瀬谷と何かを話していた。 その日の夕方も泊瀬谷は、自分が見つけた鯛焼き屋で何匹か買い込んでほくそえんでいた。 一度食べたら辞められぬ、それほどの魅力を持つこの甘さ。きょうは余計に多く買いすぎてしまったことを 買った後に泊瀬谷は後悔している。一人暮らしじゃ食べきれない。だって食べたいんだもん、 って理由は理由になりますか。そうだ、理由は食べた後でつけてしまえ。それじゃあ、こうなったら食べるしかないね。 そうやって泊瀬谷は自分を弁護していた。あしたに残して今度食べるときにチンするかな、と考えていたとき。 見覚えのある尖った耳が、ちらと泊瀬谷の目に入った。 「ルイカくん?」 「……」 電柱の影から覗くルイカが、泊瀬谷をじっと見つめていた。 ぱたぱたとルイカの方へ駆けつける泊瀬谷は、抱えている鯛焼きを一つすすめてみた。 どうせ多く買いすぎたんだから、かわいい生徒に還元しなきゃいけないよね、と顔を赤らめる。 しかし、ルイカは泊瀬谷の気持ちなんか知るよしもない。それどころか、かわいいはずの生徒から毒の塗られた牙を向けられた。 「犬上にやれば?オレなんかよりさあ」 「…え?だって、どうして…いきなり、ヒカ…犬上くんのことを言い出すの?」 「オレを喜ばすより、白いワン公の尻尾を振らせる方がいいんじゃね?」 「そんなことありません!!」 理性より感情を先に出してしまうのは、泊瀬谷の悪い癖だ。 こんなことで声を荒らげるなんて、まるで自分が白いワン公の尻尾を振らせることが楽しみのように見えてしまうじゃないか。 覆水盆に帰らずという言葉を何度も頭の中で繰り返しながら、暖かい鯛焼きの入った袋を握り締める。 ルイカが踵を返す。跳ねるようにその場を立ち去る。遠くで何かを言っているようだが、聞こえない。いや、聞きたくもない。 泊瀬谷はルイカをけっして追い駆けようとはしなかった。遠くを見つめる泊瀬谷の目の前が、いきなり真っ暗になる。 比喩ではない。漆黒の羽根がふわりと舞い降りる。まるで命の灯の終わりを告げる死神のよう。 その名は、烏丸京子。 「いやあ、泊瀬谷せんせ。おもろい記事が書けそうですわあ」 「烏丸さん!」 「ほら、このデジカメにきちんと写ってるさかい、今度の学園新聞を楽しみにしてはってなあ。 見出しは『悩む泊瀬谷先生、かるかんと白い尻尾の狭間で…』とか、いかがですか?特ダネやね。あざーっす」 「烏丸さん!!もしかして…?」 「泊瀬谷せんせ、その特ダネ隠さへんでも、ええんやない?バレバレですわあ」 意味深な言葉を残し、やれやれと頭を押さえて会釈する烏丸。夕方の弱い光に反射したデジカメのレンズが、怪しげに泊瀬谷の目に映った。 泊瀬谷が烏丸に何か話しかけようとした瞬間、烏丸の羽根が広がると同時に、泊瀬谷の髪を揺らす。 気がつくと、烏丸は赤い夕日に向かって風を切っていた。心もとない証拠に泊瀬谷の尻尾は地面を叩いていた。 わたしも烏丸京子のように羽根があれば、嫌なことなんか吹き飛ばすことができるんだろう。 どうしてネコに羽根を与えてくれなかったのだろう。それは、ネコは嫌なことをすぐに忘れられるからだ。 でも、そんな昔話は嘘っぱち。ネコにだってずっと悩みごとはあるんだぞ。神さまのバカー!って、言ってもバチを与えないで下さいね。 だって、ネコに与えられたものといえば…手に隠された小さな爪だけですから。許してくださいね。 素直すぎる自分の尻尾が恨めしい。泊瀬谷は、尻尾を揺らしながら冷めかけた鯛焼きを抱え、アパートに向かう。 誰も居ない、六畳の部屋。テーブルには数冊の読みかけの文庫本。天井からは蛍光灯の紐が垂れ下がる。 白いイヌのクッションにどっかと飛び込むと、愛用のトートバッグから携帯が転げ落ちる。よくよく見ると、着信履歴が残っているではないか。 「ハルキ?また…。ったく、あいつったら」 履歴の時間からして、丁度ルイカに激昂していた頃に架かってきたらしい。全く気付かなかった泊瀬谷は、兎に角弟に電話を返す。 「何よ!ハルキ。用事は何?」 「何よとは、何だよ。姉ちゃんさ、今度は母さんが荷物を送ったから電話しろって言うんだよ」 「…それだけ?それだけで架けてきたの?電話代返しなさいよ」 「返すもんか!ケチ」 口げんかと鯛焼きほど中身がないと空しいものはない。泊瀬谷は知らず知らずのうちに蛍光灯の紐を軽くネコパンチを食らわせていた。 ゆらゆら揺れる紐は、まるで泊瀬谷とルイカのよう。お近づきになろうと手を伸ばしてもぶつかって遠くに逃げてしまう。 やがて、戻ってきたかと思っても自の手に絡み付く。絡み付いてしまうと、解くのに骨を折る。 絡まった紐を片手で外そうと四苦八苦しているうちに、急に弱気になり弟に相談を持ちかける。 「あのさ…ハルキ、ちょっといいかな。女の子としての質問」 「はあ。あんた、センセイでしょ」 「わたし、男の子のことが分からなくなってきたの…」 弟の呆れた返事を無視して泊瀬谷は続ける。 「男の子って、あんまり女の子の方から仲良くなろうってするの…嫌なのかな」 「基本的には嬉しいけど、しつこい子は嫌い」 「……」 もしかして、ヒカルも同じことを考えているのだろうか。 たった、あのとき自転車の後ろに乗せてもらっただけで、自分は勘違いをしてしまったのだろうか。 それなら、ヒカルに悪いことをしてしまったんじゃないのか。自分の思い込みだけで、白い尻尾を捕まえようだなんて、 鯛焼きを欲しくもない生徒に鯛焼きを勧めるようじゃないのか。そんな勘違いなネコは鯛焼きに食われてしまえ。。 「姉ちゃん、聞いてる?」 「…切るよ」 「姉ちゃ…」 弟が何か言おうとしているのにも関わらず、電話を切ってしまう泊瀬谷は口をつぐむ。 外の窓は、烏丸京子の羽根のように真っ黒に塗りつぶされている。さっきまで絡み付いていた蛍光灯の紐を引くと、やけに明るく部屋が見える。 今夜はどうしても一人になりたい。買ったばかりの鯛焼きを机の上にほっぽりだして、よそ行きの服のまま畳の上で丸くなる。 見上げると、天井に向かって伸びる木の柱。傷一本も入っていない柱は、いつもならどうってこともないのに、 このときだけは傷が入っていないことが、妙に気に食わない。泊瀬谷は大人になって初めて柱で爪を研いだ。 今まで無傷でいた柱に、泊瀬谷の爪あとが残る。どうして、お前はどんなことがあっても傷付けずにいられるのか。 そんなことを言っても仕方がないのは、百も承知。でも、子ネコの頃のように柱に傷をつけてしまったことは、今なら許されると思った。 柱がぼやけて瞳に映る。尻尾はいつの間にか白いイヌのクッションを叩きつけていた。 ―――翌日、いつもより重く感じる自転車を漕ぎながら泊瀬谷は登校する。仕事だけはしなければ、という教師の使命感と、 まだまだ若い一人のネコという狭間に挟まれながら。兎に角午前中は『仕事だけ』に集中することにした。 昼休み、午前を無事に過ごした泊瀬谷は学園内の掲示板に人だかりが出来ているのを発見した。学園新聞が発行されたのだ。 新聞は無料配布されるのはもちろんのこと、同じものが掲示板に張り出されるのだ。 そして、それに人だかりが出来ることは、佳望学園の者なら誰で知っていること。 (もしや、烏丸さんが昨日言ってたことを?) 夢中で生徒たちの波を掻き分けて、張り出されたばかりの新聞を見る。 「…あれ?」 トップ項目は『大空部、天秤町学園との練習試合に圧勝』。その他、『英先生、カラオケで「空と君のあいだに」を熱唱』、『サン先生、台車でコケる』と、 何でもない記事のオンパレードである。そして、最後に一つ『美味しい鯛焼き屋さん、オープン』の記事。文責は、烏丸京子。 「美味しそうだね」「帰り道に寄っていこうよ。『クーポンを切り取ってお店に持っていくと100円引き!』だって!」と、 鯛焼きに恋するモエとハルカの声を聞きながら、泊瀬谷はその場を後にした。 「…載ってなかった」 『白い尻尾』の『し』の字も載っていない。『泊瀬谷』の『は』の字も見うけられない。 でも、次の発行で載せられるんじゃないかと、思いつつ職員室に向かう前に新聞部部室に泊瀬谷は入った。 部室では、一人でPCに向かい早くも次号の準備の為に、慌しくキーボードを叩く烏丸京子の姿があった。 「おや、泊瀬谷せんせが遊びに来るなんて、お珍しいわあ。お茶でもどーぞ」 執筆中の記事を見られぬようにモニタに布を被せ、くるりと泊瀬谷の方に抜きを変える烏丸。泊瀬谷はすぐ帰るからと、お茶を断って話を切り出す。 「烏丸さん、あの…新聞のことで」 「せんせ、うちはなあ、せんようにしとることがあるんや。裏の取れへん情報で記事を書くことと、捏造や。 それにうちの言っとった特ダネは……、泊瀬谷せんせならもうお分かりやろ」 「……そうね。ごめんなさい」 「そこまでして、せんせにいけずしてもビタ一文も儲からんしな。さっきな、ひとっ飛びして買うてきたんやけど。ま、せんせもお一つ」 ほかほかの鯛焼きを烏丸に勧められて一口。この間食べたときよりも、何故か甘く感じる。 そろそろネタ探しにいかんとなと、烏丸はPCをシャットダウンさせながら取材道具を抱えて部室を後にする準備を始めた。 「あ、せんせ。一つ余らすのもなんやから、鯛焼きも一つどうぞ」 紙袋のまま、烏丸京子は泊瀬谷に人肌に冷めた鯛焼きを差し出した。 泊瀬谷はその後、中庭の池の側で食べようと外に出ると、いつものようにヒカルが本を読んでいるのを見つけた。 池の向こう側には、ルイカが相変わらず人と群れることなくたたずんでいた。 「ヒカルくん!」 顔を上げたヒカルは鯛焼きの入った紙袋を見て、くんくんと鼻を動かす。 「……」 「鯛焼き、食べる?」 否定も肯定もしないヒカルは再び本の続きを読もうとしている。それでも、気を引かせようと 泊瀬谷が紙袋から一匹の鯛焼きを差し出そうとしたときのこと、弟・ハルキの言葉を思い出した。 「基本的には嬉しいけど、しつこい子は嫌い」 ぱくっ!! 「へへ。ヒカルくん、食べちゃった。ごめんね」 口から尻尾をはみ出しながら、泊瀬谷はニシシと照れ隠しをしていた。 揺れるヒカルの尻尾が中庭の池のみなもを叩く。泊瀬谷はその光景を見ながら嬉しそうに耳を回す。 いたずらっ子のように駆け出す泊瀬谷。しかし、側を歩いていたルイカと出会い頭にぶつかりお互い転んでしまった。 「!!!」 「大丈夫?ごめんなさい!」 「気をつけろよ!トロネコ」 一切れの紙がふわりと舞う。風に載せられ、ゆらゆらと中庭の池に吸い込まれてゆく。その紙切れが池の中央に流される。 よくよく見ると、本日発行されたばかりの学園新聞に載っていた『100円引き』の鯛焼きクーポン券だ。 残念そうに見つめるルイカは、クーポン券が印刷された部分が雑に切り取られた学園新聞をぎゅっと握っていた。 おしまい。
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作詞:マイナスP 作曲:マイナスP 編曲:マイナスP 歌:鏡音レン 翻譯:yanao 基於相互尊重,請取用翻譯者不要改動我的翻譯,感謝 教師與少女風波-初次公審- 妳被關在箱景當中 在羽翼豐滿前 就給點時間 小心翼翼的培育它吧 不讓它被摧毀 我知道的喔 在名為當下 也就是所謂那諷刺的剎那式過去中 ―Your feeling is passed(妳的感情就此流逝)― 違背了妳的意志 鮮紅腫脹的理想令意志逐漸加速 為何不被理解呢 為何妳不肯多理解我一點呢 就算煩惱到幾乎瘋狂 卻也還是連妳的指尖也摸不著 這樣的話 至少 就讓妳成為我的人偶吧 不該對自由感到安心 而那也不是那纖細的雙手能掌握的對吧 沒有什麼好怕的 不了解所謂的未來也無所謂 現在 就去感受愉悅吧 朝向那自不安定中誕生 彷彿將滴垂下的恍惚果實 我是個虐待狂 我是個虐待狂 是啊 我愛妳 我愛妳 這既是教育也是對話 我最喜愛的就是 自人的外在顯現出本性的瞬間了 我愛妳 還是謊言也沒關係 更加的去品嘗它 緊咬它 不要辜負了我的期待 ―Full course of education(教育的一系列)― 可別漏下了喔 感官衝動 教師與少女的風波 洗禮 + 調教 爭議在於異常的行為 啊- 啊- 啊- 啊- 啊-啊- 什麼也聽不見啊 啊-聽不見啊 什麼也聽不見啊 對妳來說我就是唯一理解妳的人 但為何妳不懂呢 為何妳不肯懂呢 就算幾乎撕裂般的渴求妳 那雙眼裡仍然不會映出我的樣子 這樣的話 至少 就讓妳成為我的人偶吧 並不算是被拋下 因為我就是妳 而妳……就是我啊 為了我歌唱吧 對我說些什麼吧 讓我看看妳的臉吧 這場遊戲才剛開始而已 再多忍耐些吧 我是個虐待狂 妳也是虐待狂 是啊 我愛妳 我愛妳 明明這樣 又為何要我 站在這證人席上呢? 2012.10.23 修正一處錯誤
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パイロットアビリティ 何でもそつなくこなせる才能。 格闘、射撃、反応、守備+1。 レベルを上げる事で効果が上昇する。 Lv Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5 Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 LvMAX 上昇値 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +10 必要AP - 70 70 80 80 90 90 100 100 100 習得キャラ 習得Lv アムロ・レイ(1st) 初期 ハロ Lv10 コウ・ウラキ Lv3 モーラ・バシット Lv32 ニナ・パープルトン Lv20 アストナージ・メドッソ(Z) Lv5 アムロ・レイ(Z) Lv5 イーノ・アッバーブ Lv32 シーサー Lv50 チェーン・アギ Lv18 アストナージ・メドッソ(CCA) Lv5 セシリー・フェアチャイルド Lv6 トマーシュ・マサリク Lv5 レオニード・アルモドバル オーティス・アーキンズ ウォレン・トレイス レイン・ミカムラ Lv18 トロワ・バートン Lv32 ドクターJ Lv40 トニヤ・マーム Lv32 キッド・サルサミル Lv5 ロラン・セアック Lv32 ラダラム・クン メシェー・クン Lv16 ホレス・ニーベン コジロー・マードック(C.E.71) Lv15 ハロ(ラクス) Lv10 ヴィーノ・デュプレ ネオ・ロアノーク(素顔) 初期 コジロー・マードック(C.E.73) Lv15 ハロ(ミーア) Lv10 イアン・ヴァスティ Lv35 ハロ(ロックオン) Lv10 ビリー・カタギリ HARO Lv10 マーク・ギルダー 初期 ケイ・ニムロッド Lv32 シェルド・フォーリー Lv15 ラ・ミラ・ルナ Lv15 マリア・オーエンス Lv16 備考 コーディネイターと効果が同じ。
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●716 2006/05/14(日) 17 07 ID Ui-1p2KCSU. 漆原は頭悪い奴は相手にしないよ。東大以外は無理。 ●717 2006/05/14(日) 18 17 ID Ui-Rcd.MrYY だが、穴があればオッケー! 漆原が好きな君はどうやら穴があるみたいなので、ガンバレ! ●718 名前:695 2006/05/15(月) 00 31 ID dOQaG0lA 東大(早稲田)以外興味がないのは知ってます。。。でも自分的には今の大学好きだし後悔はしてません☆ 彼女いるって直接言われたら凹むしあきらめるかもしんないケドまだ言われてないし、よくチューターに手出してるらしいし(って言っても私はチューターじゃないケド...)頑張ります(^_^)/ ちなみに穴って何ですか?体ぐらいしか思いつかない... あと夏季のパンフってもう出てるんだっけ?春季講習会で横浜の方で東大古文教えてたみたいだケド夏季もあるのかなぁ~それ代々木でもやるのかなぁ♪♪ ●719 名前:南のアンナ 2006/05/15(月) 01 22 ID Pj6tVElc 713さん 当たったぁ(^o^)漆原さんカッコイイですよね!パンフ見て「おっ♪」と思いました。 漆原板がヒドイ書き込み多いのはナゼ?不思議です。早稲田&東大にしか興味 無いって...orz 関西なので受けたことありませんが、ナカナカ厳しい方ですねぇ。 チューターに手を出してる=チャンスあるなら代ゼミでバイトだあ! ●720 名前:695こと梅じそ冷麺 2006/05/15(月) 01 55 ID Uez-ubiQ0OA2 南のアンナさんへ~確かに代ゼミ講師の中では若いけどね…。顔はイマイチな気がする(笑)。 東大・早大しか興味がないのは自分が現役で東大Ⅰ文受かったから。マーチなんかかなりバカにしてたらしいしね… 漆原板を昔全部読んだけどフェロー時代色々してたらしいし局長のすねかじってる所が叩かれる理由みたい。 昔バイトしようと思ったけどチューターはウチの大学は募集してなくて無理だった…他の代ゼミのバイトじゃ先生と出会える機会ないょねぇ↓ ●721 名前:南のアンナ 2006/05/15(月) 02 14 ID Pj6tVElc 梅じそ冷麺さん さっき地震あってびっくりしました。 顔イマイチですか?写真見る限りでは高橋由伸系かと...(由伸ファンです♪) 確かに色々してたって書かれてますね...尾ひれがついてるトコも若干あるのかなぁ。 板を見てると、漆さんは周りと衝突しそう(失礼)なトコもありそうだし、周りの妬みもあるんかな~。 色々してたって、何をしてたのか気になる...(笑) 大学によって募集の有る無しが存在するなんて ビックリです! ●722 2006/05/15(月) 02 56 ID Ui-rYEZsgtg 漆原は早稲田にも興味ないよ。ちなみに彼女いる説は湘南キャンパスではチューター、生徒の間では有名な話。 ●723 名前:梅じそ冷麺 2006/05/15(月) 07 35 ID Uez-ubiQ0OA2 地震!?関東もあったのかなぁ~それはビックリでしたね(^_^;) 多少尾ひれがついてる所もあると思いますがほぼ事実だと思いますよ。代々木の講師室見てるとそんな雰囲気だし。私は私大古文習ってたけど生徒と仲良くしようとしてたのは単に金儲けのためだったのかもしれないですね… 湘南では有名なんでしょうけど代々木では無名だから全然情報がなくて…でも友達が代々木の校舎の辺りで女と歩いてたのを目撃したらしいんですけど各校舎に①人ずつ彼女いるんですかねぇ(笑)~ ちなみに私結構B専ってかダメ人間を好きになってしまう傾向があるんで(笑)全然失礼じゃないですよぉ~ ●726 2006/05/16(火) 01 47 ID Ui-J0NGT25A 漆原のアドレス知ってるやつなんていっぱいいるよ ●727 2006/05/16(火) 01 57 ID 1riSDIaw たしかに。本人が、「おれのセミナーに来い!」って義務化してメール送ってくんじゃんwww ●728 名前:梅じそ冷麺 2006/05/16(火) 05 19 ID Uez-qxoUPajI そんなにアドレスは有名なんでしょうか…確かに講習会やセミナーの勧誘をしてくるというのは聞いたことありますが…こっちとしてはうらやましいばかり(*^o^*) ●729 2006/05/16(火) 10 10 ID Ui-421pUJOY 漆原のメアドゎ授業中に言ってましたよ~なんかあったらメールしてみたいな。 ●730 名前:梅じそ冷麺 2006/05/16(火) 10 58 ID sNo7dCR. 729さんは東大クラスですか?私は私文だったので眼中にされてなっかったのかも... ●733 名前:ミンミ ◆4Vt/54YQ ID=D2006/05/17(水) 02 12 ID xgTHB622 706 ど→せヒト違いっしょ???こう言っちゃうと御幣がRだろうケド外見の似てるヤツなんて探せば いくらでもいるし、あのヒトは自分の仕事あんなに誇ってるんだもん、そんなヴぁかなマネまずしナイでしょ ミンミはカズ様しか信じナイで( ̄ー ̄) 変わった恋愛するヒトでもそれがカズ様の愛し方なら喜んで受け取るべきだと思うYo☺ ●734 名前:梅じそ冷麺 2006/05/17(水) 12 17 ID RMcNjELM 私もミンミさんの意見に賛成!友達が亀の授業とってたケドあの人の頭は凄いって言ってたし、確か大学の専攻が化学じゃなかったんだよねぇ?それで塾講師できるのは凄いと思う( ^^) あと漆原の件だけどそんなに東大じゃなきゃ駄目なのはどうしてなんだろう...やっぱ日本で①番頭が良いから?それとも東大時代に良い思い出でもあるのかなぁ~ 東大生の知り合いいるけどそんな感じ全くなかったよぉ... ●738 名前:メンメ 2006/05/17(水) 23 22 ID pq3lK2Cw 話中断してすいません。 西谷先生に会ってきました。なんか思ってたより背が低くて細くて、 別人だと思いました・・・なんであんなに若いんですか!? 梅田や天王寺でティッシュ配ってるおにーさんですよ、あれは! 三宮のおしゃれなお店の店員さんですよ、ほんと!! ピアスしてましたよ!?私もしてるからおそろだー、なんてキモいことを思いながら立ち尽くしてたら、 西谷先生にじろっと見られた・・・。 んで、真正面から顔見れなかったし、人違いだったらどうしよう・・・ということで 暫く講師室うろうろしてたんですが、えーいと思って先生に近づいて、先生の傍に置いてあるテキスト見たら 「西谷昇二」って書いてあったんであ、やっぱりと思って話しかけました。 ●739 名前:メンメ 2006/05/17(水) 23 30 ID pq3lK2Cw 私絶対声震えてた・・・恥ずかしいorz 先生は女の子には優しいみたいな噂をよく聞いてたんだけど、 あ、サイン?はいはいという感じでショックだった・・・ それで先生の目を見て話してるうちにあのキモい手紙を思い出して 結局手紙は渡せなかった・・・もちろんアドも。 名前すら教えれなかった・・・orz けどもし渡して、返事が来なかったらそれはそれでまた怖い・・・ また会いに行きたいと思うけど、もう会いに行く理由がない・・・。こういうのを、とりつくしまがないっていうんでしょうか。 話は変わりますがたくさん有名講師に会えてなんか貴重な体験でした。 青木先生は実物も頭が大きいんですね(笑) 俊郎先生・・・何故か汗臭かった・・・ 亀田先生と荻野先生は私を全く知らないはずなのに軽く会釈して下さいましたよ^^ いい人だな~。んで、亀田先生をじっと見てしまった。だって、全身黄色だったんだもん(笑) いや~、代々木は面白い。 ●740 2006/05/18(木) 00 13 ID Ui-/h3jzn.. 私も今日、代々木に行きました。(卒業生です) メンメさんは何時頃に講師室に行ったんですか? ●741 名前:メンメ 2006/05/18(木) 00 16 ID s0eMkr9. あ、行ったのは今日(というか昨日?)じゃないんです。 あんまり言ったらわかっちゃわないかな・・・ 代々木行った時も「この中にもきっと数人ミルク住人が・・・!」 って思ってました(笑) ●742 2006/05/18(木) 00 26 ID SVPB9DRA メンメさん、ついに西谷先生に会いに行ったんですねvvおめでとぅ(笑) なんかあんまり感動してないよぅな…?まだドキ②してるんかな…? でも手紙渡せなかったんだぁ↓理由なくてもまた会いに行ったらいいじゃないですかぁ☆ ちなみにどんなことしゃべったの?? 代々木校ってそんなに有名な先生ばっかりいっきに会えるんですね♪ 私は地方なのでうらやましぃなぁ(^^♪ 授業受けてないケド亀田先生と荻野先生には一度会ってみたいんですよぉ☆ ●744 名前:メンメ 2006/05/18(木) 00 35 ID s0eMkr9. ありがとう^^ いや、もう殆ど何話したか覚えてない・・・ なんか出身とか聞かれたような・・・家に帰ってサインを見ると、思い出し鼻血が(笑) せめて名前だけでも教えてればなぁ・・・って後悔してるんです。私は先生が数分後にまた授業のあるときに行ったので(非常識) 「次授業あるからあんまり話せないけど・・・」って言われて、はい~とか言いながら心の中では「いえ、十分です!!というかこれ以上話してたら出血多量で死にます!」 って思ってた^^; それで新宿で寄り道してたら、また授業が終わる時間になって、行こうかな~と思ったけど 勇気がなくてやめたorz なにから切り出していいのかわかんないし、「お前また来たのかよ俺は疲れてるんだよ」とか思われたらどうしよう・・・と思ったので・・・ ●746 2006/05/18(木) 00 43 ID Uez-ynbu.yeM 今度は綿密に作戦を立てて行ってみるべきでは? てか代ゼミの講師は人によってはタレント並みにオーラがある気がする ●748 名前:メンメ 2006/05/18(木) 00 50 ID s0eMkr9. 746 そうですね、今度こそへまは許されない・・・ 手紙の内容ももっと吟味しなくちゃダメですね(--;) そう、すごいオーラなんですよ。最初に見たのは青木先生だったんですけど、 「あ~!!本物や~!!」って思わず叫びそうになったもん^^; ●749 名前:mami 2006/05/18(木) 01 03 ID ksxtDm4w メンメさんへ 先生に会いに行くだけでもスゴイ勇気ですよ! 憧れの先生を前にしたら、平常心じゃいられないと思います(笑) 手紙...「前来た時に渡しそびれて…」って改めて行ってみては?? 先生の対応の事も急いでたからで、時間に余裕があったらちゃんと話出来たと思います☆(^^) 南のアンナさんへ アンナさんは理系なんですね~。サテって画面近いのに距離遠いですよね(T_T) しかも私まだFAX出した事ないんです;次から無理やり質問作って出そっと(笑) あと、もっちーには小さい(?)お子さんもいらっしゃるとか… 既婚はもちろん、これにもショックでした(泣) 743さん やっぱり受験生がそんなことしたらダメですかね…orz 夏期講習遠征して会いに行って、出来たらサイン...とか考えてた; 受験生失格です↓(__) ●750 2006/05/18(木) 01 05 ID SVPB9DRA メンメさん、先生って忙しいからタイミング難しいですよね。 いっぱい話したいケド先生にも周りの生徒にも迷惑にならないように気遣いますしね。 サインもらった時の西谷先生の印象はいい感じでしたか?? 計画立てて今度は手紙が渡せるよーにしなくちゃね☆ せっかく書いたんだからもったいないですヨ♪気持ちは伝えないと。返事はその次で。 746さんの言うとおりですね☆芸能人よりまだ身近な存在だからかなぁ~オーラは強くてあこがれちゃいますねv ●751 2006/05/18(木) 01 15 ID SVPB9DRA mamiさんは遠征して先生に会いに行くんですか… 受験勉強に負担になるならすすめないケド好きな先生の授業受けてやる気が出るのは間違いないですヨ♪ サインってみんな何書いてもらうものなのかな?! 私は先生に応援メッセージ書いてもらったことあってずっとそれをお守りに受験してました☆ 心の支えにもなるし、mamiさんも先生に会いに行ってもいいと思うけどな。 ●752 2006/05/18(木) 01 15 ID Ui-zqXhSRLE メンメさん! おめでとう。 憧れの西谷先生に会えてよかったね! でもね、絶対そんなに震えたりするほどのことじゃないよ!! だってメンメさんは一年間西谷先生の授業を受けて見事大学に受かったんだから、迷惑じゃないかなとかうざがられてないかなとか気にする事無く堂々としていて全然いいと思う。 私は代々木校だったんだけど、講師室うろうろしていれば、授業受けてないのに西谷先生だって青木先生だって普通に話し掛けてくるし、メンメさんもそんなに恐がることないよ 代々木校くるのが初めてだったから今回キョドっちゃったのなら、何回も遊びにきちゃえばいいじゃん☆ そのうち顔覚えてくれて向こうから話し掛けてくれるようになるよ! 用事ないのに、とか気にすることないよ 用事ないのに講師室遊びにきてる人いっぱいいるから☆彡 ●753 名前:mami 2006/05/18(木) 02 22 ID ksxtDm4w 751さん 講習会だけでも生で授業受けたいなー、と思いまして(^^;) やっぱりやる気出ますよね!いい刺激にもなるし。 応援メッセージっていう手があったのか!!笑 サイン(みんな先生の名前書いてもらってるのかな?)下さいって言うより自然かも… ……書き込んでるうちに本当に会いたくなってきた; ●754 名前:梅じそ冷麺 2006/05/18(木) 07 51 ID Uez-wMp0jqq. メンメさんおめでとう!私も西谷先生の授業受けてたけどあんなに若く見える50代はなかなかいないですよね~しかもジム行ってるから体身軽だし。憧れる気持ちも分かります☆ mamiさんも頑張って下さい! 私は浪人したからそう思えるのかもしんないけど会いたいなぁって悩んでるなら会いに行っちゃった方が良いと思いますよ。悩んで何日も無駄にするぐらいなら1日潰した方が時間的にも良いし☆逆に会って応援してもらったからって思って頑張れるってのもあるしね。 先生に顔覚えてもらうチャンスってのは何度も質問に行くことやサインの時に自分の名前言って書いてもらうとか。 あとは勉強法聞いて模試の結果持って行ってアドバイスもらうとか。最後のは卒業した後お祝いしてもらえる可能性大だから個人的にはオススメです(・ω・) ●755 名前:メンメ 2006/05/18(木) 08 50 ID TH45KgT2 mamiさん 覚えててくれるかなぁ・・・ 次会いに行くとしても、実家に帰省する8月になりそう(--;) ちゃんと時間も考えて行かなくちゃダメですよね。でも夏期講習が始まるとまた忙しくなるんだろうなぁ・・・orz 750 なんか対応はそっけなかった・・・(;ω;) 握手も出来なかったしorz も~先生を見た瞬間「こんなかっこいい49歳がいるかい!!」って感じでした(笑) 752 私、言いづらいんですが先生の授業はたった五日間しか受けてないんです(>_<) 私の高校が代ゼミサテラインと提携してたから、テキスト代だけで授業を受けた代ゼミ生でもない人間なんです・・・ そんなうす~い繋がりなのに、忙しい先生に何度も会いに行くのもなぁ・・・って気が引けちゃうんです・・・ しかも大学も自慢できるようなとこじゃないし(--;) 梅じそ冷麺さん ジム行ってるんだ!?水泳やってるとは聞いたことがあるけど、初耳だな~。 華奢ですよね~、ウエストや太股なんて私より細かったりして・・・orz ●756 名前:梅じそ冷麺 2006/05/18(木) 09 54 ID Uez-wMp0jqq. なんか毎朝行ってるらしいよ~だから講師室来るのいつもギリギリ。生徒が通る横をベンツに乗って駐車場入るのを覚えてるな~ ●757 2006/05/18(木) 13 28 ID Ui-vaCjo9rM メンメさん、西谷先生に会えたみたいでょかったですね。サインも貰えたみたいで。きっと冷たかったのゎ時間がないのと疲れてたのでゎないかな?ぅちゎもぅ会いにいけませんが先生が相変わらずなのゎ嬉しいことです。
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登録日:2020/04/16 Thu 00 18 38 更新日:2024/05/19 Sun 20 46 33NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 やな気持ちー! アニポケ オレンジ髪 コサブロウ コサンジ コンビ ナルシスト ポケットモンスター ポケモン ポケモン登場人物項目 ヤマト ライバル ラッタ ロケット団 ロケット団員 何故かなかなか立たなかった項目 勝生真沙子 子安武人 悪役 愛すべきバカ達 憎めない悪役 新無印 案外有能 気弱 緑髪 育て屋 高飛車 何だかんだと聞かれたら 答えないのが普通だが 「「まあ特別に答えてやろう!」」 地球の破壊を防ぐため 地球の平和を守るため 愛と誠実な悪を貫く! キュートでお茶目な敵役! ヤマト! コサブロウ! 宇宙を駆けるロケット団の2人には! ショッキングピンク!桃色の明日が待ってるぜ! なーんてな! らっちゅーの! 出典:ポケットモンスター、95話『サラバ!さすらいのロケット団!』、22年1月21日から配信開始。OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon ヤマト&コサブロウとはアニメ版『ポケットモンスターシリーズ』の登場人物である。 概要 本作の敵組織「ロケット団」の団員2人組。 登場当初はムサシ&コジロウコンビ(以下ムサコジ)と同じく組織の幹部候補生だったが、初登場エピソードで逮捕されたのを皮切りに様々な任務に失敗し、いつしかムサコジと同じように「ダメ団員」の烙印を押される事となる。 だが何だかんだでボスのサカキには期待されているようで、逮捕された時には保釈金を出してもらったり、作戦のために仲間やメカを手配してもらったりしている。 一時はナンバ博士(*1)の下に配属されており、彼から任務を受けて行動していた。 ムサコジとは養成所時代からのライバル。 養成所時代にムサコジより遅れて合格したため、それ以来顔を合わせる度にいがみ合っている。 能力はかなり優秀であり、ムサコジ&ニャース(以下ムコニャ)よりも組織に貢献している。 登場当初は冷酷な悪役だったが、ルギア親子捕獲作戦以降は一気にギャグキャラ化し、「やや強いムコニャ」的存在として登場するようになる。 懲らしめられた時にはムコニャのように吹っ飛ばされて退場するようになった。 記事冒頭の口上を見てもらえれば分かる通り、ムコニャの前口上をもじったものを使用している。 またムコニャに比べて一貫したポリシーやプライドのような物を持っておらず、彼らのように所謂「憎めない悪役」的な面を見せる事も少ない。 退場する時のセリフは「やな気持ちー!」。 初登場は無印編57話「そだてやのひみつ!」。 街中で「おねえさんの育て屋」という店を開き、客から預かったポケモンから強いポケモンや珍しいポケモンを厳選しサカキに献上しようと企む。 だがサトシたちに企みがばれ、いつの間にかゲットしていたコジロウのウツドンを預けていたムコニャも乱入。しかし逆に彼らを罠にかけ、泥棒としてジュンサーに彼らを突き出した。 しかしカスミ・ピカチュウ・トゲピーは取り逃がしてしまい、トオルが撮影した証拠写真によって形勢を逆転され、ジュンサーに逮捕された。 ちなみにウツドンはこの回でウツボットに進化している。 初登場以降はちょくちょく登場していたが、2008年のDP編65話を最後に登場しなくなる。 サイドストーリーでは準レギュラーの悪役として何度か登場しており、悪事をする度にヒロシなどに成敗されている。 そして、出なくなってから14年の月日が流れた22年1月放送の新無印95話『サラバ!さすらいのロケット団!』にて再登場。 ここでなんと任務説教反省文の毎日が続いた事で徐々にロケット団に対して嫌気がさし、ロケット団を脱退していた事が判明した。出ないと思ったら……(*2)。 なお過去作キャラが再登場しまくる新無印において、アニオリキャラが再登場したのはヤマトたちが初。 メンバー 2人とも黒を基調とした団員服を着用。ムサコジが白を基調としたオリジナルであるのに対し、こちらはロケット団の純正な団員服である。 ヤマト CV:勝生真沙子 ロケット団の女性団員。オレンジ色のロングヘアが特徴で、左右に分かれている。 ムサシと同様に気が強く高飛車な性格。おまけにかなりのナルシスト。 コサブロウによくきつく当たり散らしているが、長い付き合いにもかかわらず彼の名前をよく間違えている。 ムサシとは養成所時代から犬猿の仲であり、会う度に火花を散らしている。 同時にムサシは苦手な存在でもあるようで、シンオウ地方の初任務の際には「ムサシと会うと必ず作戦が失敗する」とぼやいていた。 一度コサブロウと喧嘩別れしており、同じくムサシと喧嘩別れしていたコジロウとコンビを組むが、口上が合わせられなかったのでコサブロウとコンビを組みなおした。 新無印ではロケット団を退団後は趣味の木彫りをしながらカフェを経営している。 行き倒れたいたムサシ達を助け、コジロウも彼女のカフェや木彫りの手伝いをしたものの、モルペコが店の食料を食い尽くした為追い出した。 容姿の元ネタは、ポケモンカードゲームのトレーナーカード「ロケット団のおねーさん」。 『金銀』には彼女と容姿が全く同じなロケット団のしたっぱ♀が登場している。 名前の由来は、旧日本軍大和型1番艦「大和」から(*3)。 □手持ち ラッタ ムコニャにおけるニャース的立ち位置のポケモン。 2人の口上の最後に「らっちゅーの!」と鳴いて締めくくるのがお約束だった。 スリープ さいみんじゅつでサトシたちのポケモンや街のポケモンを操り、地下室に閉じ込めた。 しかしジュンサーのゴースには効かなかった。 デルビル 金銀編から登場。ヤマトの主力。 ルギア捕獲作戦ではナンバ博士の発明品で強化され、サトシのポケモンを圧倒した。 ドククラゲ サイドストーリーに登場。 コサブロウの指示で技を出していたが、「全冒険バトル図鑑」では彼女のポケモンとして紹介されていた。 ヤミラミ サイドストーリーに登場。ヤマトの新たな主力。 カスミを圧倒するほどの実力を持つが、カナヅチなので水が苦手。 グランブル DP編に登場。 コサンジコサブロウ CV:子安武人 ロケット団の男性団員。緑色の短髪が特徴の青年。 初登場時はクールでキザな人物だったが、実際はちょっと気が弱く、気の強いヤマトの尻に敷かれている状態である。 ヤマトとムサシの関係ほどではないがコジロウとよく張り合っている。 2度目の登場以降はなぜか必ず名前を「コサンジ」と間違われるようになり、その度に「コサブロウだ!」と声を張り上げて訂正している。 サトシ達からは勿論同じロケット団員であるヤマトやナンバ博士にすら間違われるため、いつしかいじられキャラとして定着し、当初のクールでキザな面はすっかり薄くなってしまった。 一度だけヤマトから「コサブロウ」と正しく呼ばれるが、その時にはつい「コサンジだ!」と返していた。 また、コジロウを一度だけ「コサンジロウ」と読んだことがある。 ちなみにサカキには一度も間違われたことがない。 一度ヤマトと喧嘩別れしており、同じくコジロウと喧嘩別れしていたムサシとコンビを組むが、口上が合わせられなかったのでヤマトとコンビを組みなおした。 新無印ではロケット団を退団後はヤマトが経営しているカフェから歩いていける場所でベーカリーショップを経営している。 ちなみに派手なリアクションはしない。 名前はコジロウ(小二郎)に対するコサブロウ(小三郎)。 □手持ち オコリザル カポエラー 金銀編に登場。コサブロウの主力。 ルギア捕獲作戦ではナンバ博士の発明品で強化され、サトシのポケモンを圧倒した。 ラッタ AG編で使用。おそらくヤマトのものと同一個体と思われる。 グラエナ サイドストーリーに登場。コサブロウの新たな主力。 パルシェン サイドストーリーに登場。 ツボツボ DP編に登場した時には、ラッタの代わりに「ボツボツー」と鳴いて口上に加わっている。 防御に秀でているので恐らくムコニャにおけるソーナンス的立ち位置のポケモンと思われる。 ニャース ロケット団退団後にゲットした♀個体。 ムコニャのニャースの初恋の相手に似ているらしい。 追記・修正 やな気持ち~! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ムコニャと違ってサトシ慣れしてないから、「なんだこのめちゃ強10歳児」って思ってるんだろうか -- 名無しさん (2020-04-16 00 53 49) ムサコジ程ポケモンへの愛情もないのか、手持ちが変わる頻度が多く、ゾンバ博士の発明も普通に着けさせていたな -- 名無しさん (2020-04-16 02 11 28) 「コサブロウだって言ってるだろ!」は脳内再生余裕な台詞の一つ -- 名無しさん (2020-04-16 02 24 10) コサンジは柳家小三治が元ネタかも -- 名無しさん (2020-04-16 02 56 49) ↑3「ナンバである!」 -- 名無しさん (2020-04-16 06 41 37) ヤマトのスリープの回でムサシがサトシに気をかける回が好きだったなぁ -- 名無しさん (2020-04-16 07 06 52) 確か一回『コサンジロウ』って言われなかったっけ -- 名無しさん (2020-04-16 08 15 23) サボネア離脱回では、コジロウがコサンジと間違われている。 -- 名無しさん (2020-04-16 08 21 53) サトシが先にこいつらと出会ってたらカントーで物語終わってそう -- 名無しさん (2020-04-16 08 29 30) (コジロウと組んでいる)ムサシの対になってるのがヤマトなのは秀逸だけど、コジロウ⇔コサブロウはもうちょっと捻れなかったのかwwとはいつも思う。 まぁ戦艦大和と佐々木小次郎の両方と対になるものとか全然思いつかんけど -- 名無しさん (2020-04-16 09 07 25) 作戦の質自体はいいけどバトルセンスに関しては知識や信頼関係がある分ムサコジに分があるかな -- 名無しさん (2020-04-16 09 13 40) 灰原と平次ママ、辰馬と高杉 -- 名無しさん (2020-04-16 09 44 10) 実はムサシとコジロウの方が総合的スペックは上なんだよな… -- 名無しさん (2020-04-16 10 59 55) ↑あいつらは喧嘩売る相手が悪すぎるだけで耐久力も悪巧みもメカの腕もかなりハイスペックなエリートだから… -- 名無しさん (2020-04-16 13 51 28) そもそも訓練生時代はムサコジの方が一歩優れていた -- 名無しさん (2020-04-16 16 54 51) こんなエリート連中をバッタバッタと倒せてもリーグ優勝は難しいという現実 -- 名無しさん (2020-04-17 07 26 26) ↑6 剣豪繋がりで「ジュウベエ」にしても良かったんじゃないかな -- 名無しさん (2020-04-17 09 40 07) 他が間違えまくる中でサカキだけコサブロウの名前間違えないのマジで組織のトップの鏡 -- 名無しさん (2020-04-22 01 50 38) ↑3 悪の組織とは殆ど正攻法で戦ってないし -- 名無しさん (2020-04-22 21 27 42) そろそろ彼ら二人を久しぶりに登場させてもよさそう -- 名無しさん (2020-04-30 21 58 25) ↑4普通にヤマトと対になるようにタケルでよかったんじゃないかと思う -- 名無しさん (2020-05-10 18 06 03) サカキの秘書のマトリにポジション取られた感 -- 名無しさん (2020-06-14 18 40 56) サトシ達がムサシとコジロウを全然名前で呼ばないのに何故かこいつらは出る度に(間違える為に)名前を呼んでいるとは -- 名無しさん (2021-01-17 11 53 49) 新無印編で登場したりしないかなぁと思ったり… -- 名無しさん (2021-04-22 20 19 07) 過去のキャラ出てきてるし、サンバ博士と一緒に再登場する可能性はある -- 名無しさん (2021-05-31 17 24 41) ルンバである! -- 名無しさん (2021-09-15 11 59 40) ほんとに再登場決まりましたね… -- 名無しさん (2021-12-24 19 33 47) 20数年越しで再登場は予想できなかった -- 名無しさん (2021-12-24 20 32 37) ↑いやDPまでは出てたのか -- 名無しさん (2021-12-24 20 33 21) またコサンジに会える日が来るのか!(コサブロウだって言ってるだろ!) -- 名無しさん (2021-12-25 20 47 12) コサンジ出るならタンバ博士も出てほしい -- 名無しさん (2022-01-20 16 14 15) ロケット団退職後はストレスから解放されたのか結構丸くなっていたな -- 名無しさん (2022-01-28 21 58 31) 主人公やその仲間のパチモンキャラが出るのは珍しくないけど悪役のコンパチキャラが出るのは結構珍しいな。 -- 名無しさん (2022-01-28 22 23 44) まさかロケット団辞めてるとは -- 名無しさん (2022-01-28 22 25 37) もう「コサンジ」 ←「コサブロウだ!」のやり取りは見れなくなるのかなぁ… -- 名無しさん (2022-01-29 09 12 32) ↑てか、コサブロウがパン屋をやると.....コサンジじゃなくて「黒柳!」って呼びたくなる。 -- 名無しさん (2022-01-30 12 10 26) DPの色違いメタグロス回にも出ていたムサコジの元後輩のラーメン屋といい、悪の組織であるロケット団の退団ってそんなに簡単にできるものなのだろうか? -- 名無しさん (2022-01-30 13 15 21) ↑アニメ版のあの組織は福利厚生はしっかりしてるみたい -- 名無しさん (2022-01-30 13 45 06) ↑ ↑2 ビシャスみたいに一方的に裏切るようなことをせずに正規の手続きとかを経て退団すれば問題ないんじゃないかな。 -- 名無しさん (2022-02-04 11 27 02) 普通にムサシコジロウのパチモンだと思ってたわ子供の頃 -- 名無しさん (2022-03-02 13 49 36) 「全冒険バトル図鑑」ではコサブロウの手持ちにヤミカラスが紹介されていたが、アニメでは一切使われていない。スタッフ側のミスか? -- 名無しさん (2024-01-21 10 38 13) 名前 コメント
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「…ダメですねー、こりゃ。給湯器の方の故障みたいだから、2~3日かかりますよ」 そんな業者の方のありがたいお墨付きを頂き、 めでたく我が剣道部の自慢のシャワールームは数日閉鎖される事になった… しかし、人間の生理現象とは厄介なもので、冬とはいえ練習をしていると当然汗も出る。 特に一番寒いこの時期は、運動してかいた汗がそのまま身体を冷やし、風邪を引く事だってある。 むしろクサいだの何だのの夏場よりも事態は深刻なのだが… 「あっ、じゃあ、近くに銭湯あるんであそこ行きましょーよ」 能天気な1年女子の一言であっという間に事件はスピード解決した。 …と言っても、今剣道部にまともに居るのは顧問の俺とコイツくらいなのだが。 2年はもう試合も殆ど無く、来たりこなかったり。1年の男子はそれよりもっと酷く、 もう一人の一年の女子――サヤに至っては、この間まで真面目に通ってたかと思えば、 ここ数週間ばかりはまた、姿を見せなくなっていた。 …まあ、今はそんな事よりも、このべっとりかいた汗をどうにかしたい。 「よっしゃ、んじゃ行くか、キリノ」 「やったぁ!」 道場の外は既に薄暗く、空には不穏な分厚い雲がかかり、 何よりこの肌刺す寒さに身体の芯まで凍える思いだったが… それでも、久々に向かう銭湯への足取りは軽かった。 ▽▽▽ ”かっぽーん。” ――――さて。 しっかり温まってさっぱりした所で… バスタオルを巻き、腰に手をあてフルーツ牛乳をイッキ飲み。120円也。 これこそが銭湯の醍醐味。コーヒー牛乳?あんなもんは邪道だ。 それにしても、風呂の中でも当たり前のように男湯に声をかけてくるキリノには参った。 「先生、先にあがるよー?」じゃないっつの。隣のじいさん、年甲斐も無くニヤニヤしやがって。 …そう言えば後から入ってきた小太りのオッサンが外、雪降ってるとか言ってたな… まあ、あの後も随分長い事湯舟に浸かってたし、キリノももう帰っちまった事だろう。 まさかこれだけの時間雪の中で待ってる程アイツもアホではあるまい。 先に帰っとけって言っといたしな。うんうん。 よし、俺も帰るとするか。 「ありがとう、ございましたー」 クツ箱の靴を取り出し、番台のおばちゃんの愛想の無い挨拶に押し出されるように外に出てみると――― 降りしきる大雪の中、向かいの塀の前に、想像を超えるバカが…ひとり。 「…キリノ」 「あ。…コジロー先生、遅かったっすね」 こちらが声をかけるまで気付かなかったのか、些か慌てた様子でこちらを覗き上げる。 風呂上りで降ろした頭の上には、もう何センチもの雪が積もっている。 こいつ…いつからここで待ってたんだ? 「頭こんなにして、何やってんだよお前…」 「あれ、うわ、そんな雪のってます?」 頭の雪を掃ってやると、照れくさそうに頬を上気させる。 目を凝らしてよく見ると唇も真っ青で、歯もカチカチ鳴らせている。 小さい身体が小刻みに震えているのも、コート越しに分かる。 …なんでこんなになるまで。 「…先に帰ってろって言っただろ?」 「えーお目付け役が先帰っちゃダメでしょ?それに中、待つとこなかったし」 「誰のお目付け役だ、一体… まあいいから、これ着てろ」 さすがに見かねて、フードにも溜まっていた雪を除け、上着を掛けてやる。 勿論同時にこちらの身体も冷えてくるが…まあそこは男の甲斐性ってもんだろう。 「あとこれでも…巻いとけよ」 「すいません…これ、マフラーですか?」 していた襟巻きも外し、キリノの首の後ろに回す。 少し狼狽した後、なにやらいやらしい笑みを浮かべるキリノ。何なんだ、コイツは。 「…コジロー先生もスミにおけないなあ」 「バカ、おふくろの編んだ奴だよ」 「なぁんだ、でも、あったかいっすね」 「恩に着ろよ」 「…生徒にそんな事言う先生、初めて見ました」 「別に返して貰えるとも思ってねえよ」 下らない会話を交わしながら、どちらからともなく学校に向けて歩き始める。 キリノは荷物が学校だし、俺は愛車を取りに戻らにゃならん。チェーン…積んでたよな、たしか。 ……まあ、それに今日くらいはコイツを送ってやってもバチはあたるまい。 「ねえ、先生、そういえばシャワーはいつ頃直るんですか?」 「2~3日つってたけどな、業者さんは」 「なぁんだ…」 「ん、何か言ったか?」 「何でもないっすよ」 「変な奴だな」 「えへへ」 新雪の上に刻まれて行く二人の足跡。 ちょっとづつ、ゆっくりと…
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三組所属の一人 主要メンバーとは仲がいいが あまり会わない。 カードゲームにおいて、三組でトップの実力をもつ。 大先生の由来は、 国語表現においてくそめがね、カリフラワーが、一文字も書かない彼に対して、 いつかすごいのを書くだろうというところから、 大先生となった。