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http //www.labornetjp.org/news/2009/1246932426214staff01 木下昌明の映画批評「台湾人生」 ●映画「台湾人生」 日本人になろうとした人々の記憶が呼び起こす日本人の罪 さまざまな言語が飛び交う台湾の映画を見ると、なんて複雑な国なんだと思うことがある。それもそのはずで、日本の敗戦までの51年間、台湾の人々は日本の統治下で同化政策を強いられてきた。戦後、同胞と思っていた蒋介石率いる国民党が大陸から逃れてきて、38年間も戒厳令をしき、彼らを抑圧してきた。その歴史の転換点となる1947年の2・28事件を、のちに侯孝賢が「悲情城市」で描いたことで一般の日本人も彼らの苦難を知ることとなった。 今年の4月5日、「アジアの"一等国"」と題したNHKのスペシャル番組が放映された。日本がなぜ台湾を植民地にしたのか、その仕組みを世界史の流れから解明していて見応えがあった。それと、いま公開中の酒井充子の「台湾人生」を見比べると興味深い。植民地時代に日本語教育で育った日本語世代と呼ばれる5人の個人史に、日常生活の側から光を当てているからだ。 酒井は10年前に一本の台湾映画に触発され、台湾を訪れた。そこで日本語が話せる老人と出会ったことがこの映画をつくるきっかけになったという。映画は、日本人よりも日本人になろうとした人々が、いかに歴史の歯車によって人生を狂わされたか、「見捨てて」いったのに謝罪一つしない日本政府へのうらみも込めて語る姿を浮かび上がらせる。 時には、明治天皇の歌が口をついて出たり、当時の校歌が合唱されたり、「特攻隊に、もし男ならいっていた」と語る老婦人がいたりする。 突然、日本人としての生き方が断ち切られたことで、記憶の底に秘めていたことどもが、堰を切ったようにカメラに向かってほとばしり出るのには驚かされる。そのなかで、日本人教師から学費にと5円札をポケットに入れられたことが忘れられないと、いまでも日本にある教師の墓地を訪れる老人のシーンには胸打たれる。 (木下昌明/「サンデー毎日」09年7月11日号) ※ 映画「台湾人生」は東京・ポレポレ東中野で連日朝10時40分からモーニングショー 追 記 ここに挙げましたNHKの「アジアの“一等国”」は、日本が統治した時代の「台湾総督府文書」26000冊をはじめ、昭和天皇の皇太子時代の訪問フィルムなど数々の珍しい貴重な映像が挿入されていて大変勉強になりました。 世界列強が遅れた国々を次々に植民地化していた時代、日本はその列強の手をのがれ、近代国家をめざすために台湾の植民地化を行ったことーそれを生存している台湾の人々の体験による証言をふまえて明らかにしていますが、日本が帝国主義国家として進出していったとは、こういうことなのか、と興味深くみることができました。これこそ「新しい歴史教科書」とよぶにふさわしいと思いました。 この放映をめぐって、自民党の安倍元首相をはじめ右派の識者が反対運動を起こしていますが、その反論をよむと、彼らは歴史をただきれいごとのオブラートで包もうとしているだけで根拠のないものだとわかります。機会があればぜひみて下さい。(木下) NHKさん「動揺しないで」
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極限樓(台湾) 2014/1/29台湾アップデートにて追加された新ルール戦闘。 日本版での「極界大宝殿」に当たるが、仕様が日本と異なる。 ※編集者のレベル不足でまだ30階までしか行けていません。 基本ルール(台湾のみ) 10階層:爆竹(対敵軍、1000の無属性ダメージを与える)現在は期間つきで使用可能な紫帝通天大聖Lv30(左右神具完全開放、神兵二体通天大聖)がもらえる20階層:刮刮楽(ランダムでどれかひとつ:神具昇級書欠片、神具開放書欠片、技能変更書欠片、金幣召喚券欠片)30階層:神具昇級書欠片(5つで神具昇級書)40階層:神具昇級書欠片(5つで神具昇級書)50階層:技能変更書欠片(5つで技能変更書)頂上:日輪鳳凰欠片(4つで日輪鳳凰) 途中リタイア、敗北で右上の炎(残機)が一つ減少(最大炎3つ)※課金により回復することも可能 動画 http //www.nicovideo.jp/watch/sm22777676 台湾:現在10階層の報酬は称号紫帝通天大聖に変更されている。(期間限定?) 特徴的なのは、 はじめからLv30(強化不可能)、神具完全開放(Lv18)、攻撃速度+0.7、固有技能2種(変更不可能)、 神兵が二体とも通天大聖(変更不可能・技能は斉天大聖の固有自動技能である「齊」)、 絢爛祭編成不可能、戦姫進軍に必要な魂が750、 毎日獲得することができる(所持している状態で箱を使用すると期間が延びる。二体にすることはできない。)
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タイトル ツイン釘パンチ!!(ツインくぎパンチ) シリーズ サンサングラミー編 話数 153話 収録 トリコ17巻 掲載誌 WJ2011-36・37 概要 サンサングラミー編6話目。 トリコとサニーの合わせ技でデスフォールを突破する。 登場人物 トリコ 小松 サニー クイン ←152話 →154話
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http //www.asahi.com/international/update/0520/TKY200905200287.html 台湾代表、WHO総会で演説 国連脱退後初の参加 2009年5月20日20時38分 【ジュネーブ=田井中雅人、台北=野嶋剛】ジュネーブで開会中の世界保健機関(WHO)総会にオブザーバー参加している台湾の代表、葉金川・衛生署長(衛生相)が19日夜、演説を行った。71年の国連脱退後、台湾が国連機関に参加するのは初。38年ぶりの復帰をきっかけに、台湾は他の国連機関にも参加の幅を広げたい考えで、中国との駆け引きが続きそうだ。 葉氏は演説で新型の豚インフルエンザの世界的拡大を念頭に「(台湾が)WHOの活動に関与することで、世界の危機対処能力は間違いなく強化される」と語った。 台湾はアジア太平洋経済協力会議(APEC)やアジア開発銀行など、国連機関ではない国際的な地域間組織には入れても、国家主権にかかわる国連傘下機関には中国の反対から加われなかった。今回、中国がオブザーバーでも台湾の参加を認めたことは「胡錦濤(フー・チンタオ)政権が馬英九(マー・インチウ)総統に一定の信頼を置いた証し」(王海良・上海社会科学院台湾研究センター事務局長)と言える。 台湾は国連加盟を棚上げし、国際海事機関(IMO)や国際民間航空機関(ICAO)など国連傘下の十数機関にもオブザーバー参加を求める方針。ただ中国にとっても台湾の参加問題は自らが決定権を持つ貴重なカード。馬政権の対中姿勢を判断しつつ、効果的に活用すると見られる。 台湾の歴史・日台関係史
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日本国有鉄道台湾鉄道管理局 注 猫鯖及び芝急HD、北海急行電鉄とは一切関係ありません。 もし台湾の鉄道が日本国有鉄道の管理下に置かれていたら、どうなっていたか、の架空鉄道です。 国鉄台湾路線 (猫鯖無関係) 国鉄台湾歴史 (猫鯖無関係) 国鉄台湾車両 (猫鯖無関係) 国鉄台湾トップページに戻る 日本国有鉄道台湾鉄道管理局 ←ここを押す
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部隊名 うなぎパイ 歩兵戦力 ★☆☆☆☆ 裏方戦力 ★☆☆☆☆ 連携力 ★☆☆☆☆ 厨房度 ★☆☆☆☆ 総合力 ★☆☆☆☆ 所属国 ゲブ 部隊長 Rocca 人数(Act.) 0~3 部隊特徴 部隊タグ /π 初心者育成 問題児 タグ 総評 うなぎパイうまいよな 名前 コメント
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本科正規留学の際に必要書類 台湾の大学や大学院では、各学部で外国人留学生の為の特別枠を設けており、その多くは書類審査のみで合否を判断する為、 比較的有利に入学出来る可能性があります。必要な能力や書類は異なりますが、主に以下の様な審査で入学の可否を判断されます。 高校3年間/大学4年間の成績表原本と英語もしくは中国語翻訳版 高校/大学の卒業証書原本と英語もしくは中国語翻訳版 中国語能力の証明(華語文能力測検の成績表、合格通知書など) 中国語の学習歴 自伝や留学計画書 推薦状(大学によっては中国語教師の推薦書が必要) 財力証明証の英語翻訳版 健康診断書(居留ビザ申請用) 各大学入学書類(各大学の募集要項に書いてあります)....等 成績表と卒業証書に関して 出願の際まだ卒業しておらず3年、4年間の成績表が得られない場合については各大学の募集要項に記述があります。 台湾大学/師範大学の場合、出願の時点までの成績表を送付し、入学後の登録時に全年度の成績表を提出すれば良いとのことでした。 中国語能力の証明 台湾の場合、大陸のHSKや日本の中国語試験よりも華語文能力測検が重視される傾向があるそうです。 また、私たち外国人受験者の場合、華語文能力測検の取得階級が受験資格に直接関係してくることがあります。 可能であれば流利級までの取得をオススメしますが、学部学科によっては進階級でも受験可能です。 大学院の方では基本的に高階級以上を求められます。 志望学部学科によってはTOEICの成績表も華語文能力測検の成績表と共に要求されることがあります。 事前に必ず出願条件を確認して下さい。 中国語の学習歴 大学によって求められることがあるそうです。 自伝や留学計画書 非常に重要です。 大学によって文字数や内容、形式は異なります。が、自伝の場合は大体A41枚程度です。
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ウクライナ / 台湾 / 北方領土 米大使発言「歓迎」も停滞色濃く 北方領土交渉 https //t.co/4WxSNqkVtq エマニュエル氏は7日に投稿したツイッターの動画で「米国は北方四島に対する日本の主権を1950年代から認めている」と発言した。同じ動画ではウクライナ情勢についても言及し、ロシアを非難した。 — 産経ニュース (@Sankei_news) February 12, 2022 ウクライナ情勢 米ロ首脳の電話会談始まる #nhk_news https //t.co/DcToz33M68 — NHKニュース (@nhk_news) February 12, 2022 アメリカはロシア軍の交信記録から侵攻が切迫しているのを把握しているようです。ということは、侵攻はありそうです。歴史の転換点になるでしょう。泥沼の戦争、経済の崩壊、メドベージェフの反乱、内乱、2度目のロシア崩壊。日本は千島・南樺太を回復する。中国台湾侵攻を断念。ベストシナリオ。 — 有馬哲夫 (@TetsuoArima) February 12, 2022 ※ 有馬哲夫〔Wikipedia〕 ミズーリ大学セントルイス校、マウント・ホリヨーク大学、国立台湾師範大学、オックスフォード大学、ベルン大学、ウェスタンシドニー大学の各大学の客員教授。メリーランド大学カレッジパーク校客員研究員 ーーー ウクライナ侵攻、米軍対応。 その隙に台湾尖閣沖縄侵攻を注意せよ! — 橋本琴絵 (@HashimotoKotoe) February 12, 2022 ーーー 米、インド太平洋戦略で台湾の防衛力強化支持を表明 外交部「歓迎と感謝」https //t.co/7hYMONfzGE 米ホワイトハウスは現地時間11日、台湾海峡の平和と安定の維持や台湾の防衛力強化に向けた支援に取り組む方針を記したインド太平洋戦略を発表した。 — 台湾ニュース@中央社フォーカス台湾 (@focustaiwanjapa) February 12, 2022 赤 ウクライナと北方領土、台湾 黒 ベラルーシとカザフスタン、北朝鮮 囲碁、将棋の世界よ… pic.twitter.com/b4bEvLU12N — 御花畑きのこ (@kinokoflower) February 11, 2022 .
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植民地支配と日本語 第一章 台湾における日本語普及政策 4 台湾人と日本語 日本の諸植民地および占領地域のなかで、台湾は日本語の普及率がもっとも高かった。それは、 44 日本語普及政策のもとで、長期問にわたって強制的に日本語教育が推しすすめられたためであり、くわえて、台湾の特殊な環境、政治、歴史条件などもあった。台湾総督府文教局長を担当していた島田昌勢は、こうした台湾での言語政策の「成功」に自惚れ、さらにほかの植民地や占領地域への「台湾経験」の役割を強調して次のように述べている。 台湾における国語問題は、本島統治に殊に皇民化の根蒂にして教育教化の生命なり。されば領台以来当局並に教育教化の任にある者は、誠心を傾倒して国語の普及徹底に不断の努力を続け、……今や我が国語は国運の伸張に適従し、興亜の大使命を帯びて大陸に進出するの雄雄しき態勢にあり。外地台湾における国語教育多年の経験は大いに国策遂行に貢献とする会心の秋に際会せり。(山崎睦雄『二言語併用地における国語問題の解決』序文、一九三九) しかし、被統治民族にとって、民族のアイデンティティーと言語、伝統、文化の喪失は、民族の消減を意味する。また個人にとっても奴隷的で、屈辱に満ちた過程である。統治者の意志により植民地の民族からその歴史や伝統、文化、生活習慣、言語ないし姓名までを奪ってしまおうとする台湾総督府の政策は、もっとも深刻な意味においての暴政である。この暴政下の言語政策は、はじめから根づよい抵抗に直面しなければならなかった。 そもそも樺山総督の台湾上陸前からも激しい抵抗があった。「台湾民主国」の宣言、劉永福らの抵抗などが失敗したあとでも、台湾人は、当時七個師団を有した日本陸軍の三分の一以上の兵力と、海軍連合艦隊の大部を相手に、刀折れ矢尽きるまで抵抗をつづけた。簡大獅をはじめ、度重なる人民の蜂起や暴動 45 があり、武力抗争は一九一五年頃まで、約二〇年もつづいた。一八九六年(明治二九年)一月一日に、芝山巖学堂で、伊沢の部下である六人の学務官僚が簡大獅の率いた現地人(匪賊と呼ばれた)の蜂起部隊に殺される事件があつた。伊沢と総督府はそれを利用して、いわゆる「芝山巖精神」を提唱し、植民地での日本語教育のシンボルにまつりあげ、以後毎年華々しく祭典を行つた。しかしそれはむしろ、その日本語教育と植民地人民との敵対関係を証明したものであった。 一方において、台湾人は自分の母語を必死に守ろうとして、日本語を勉強させられながらも、その「常用化」を最後まで拒んでいた。たとえば一九三九年出版の上田光輝著『皇民読本』でも次のように認めさるをえなかった。 現今、台湾で発行する新聞の記事を見て居りますると毎日の様に国語講習会の終了式の記事があり各方面で相当の成績を挙げて居る事は誠に嬉しい事と思ふが、ただ本島民諸君の家庭に入って見ると、市と云はず街、庄と至る所の家庭では、殆ど国語を聞くことが出来ない。公学校では全生徒が国語に依つて毎日勉強して居るが校門を出たらばすべてが国語を忘れた如く、台湾語を平気で使用して居るその事実を見て私は悲しまざるを得ない。(上田光輝『皇民読本』一九三九) このように、統計数字からみた日本語の普及率と実際上の使用状況とは、非常にかけはなれていたことがわかる。これについて、公学校教員として台湾に赴任した南眞穂という人も、「皇民化の掛け声と実際との喰い違いはどこから来たのであろう」といつて、児童が日々つかっている「国語」の汚さと先生がいないとき、すぐ台湾語をつかいだす事実を嘆いている。その書き記しているところによれば、国語演習会 46 に選ばれた「国語選手たち」が壇上で立派な国語を話すのを「愉しい心一杯で傍聴してゐた」が、「休憩で小用に立った時、何といふ皮肉だった今、私を喜ばした……数人が便所で話し合ってゐる言葉は……」という状態であって、「国語を舞台上の玩具にしてゐるのではないか」と憤慨している(南眞穂「残された国語問題」『台湾教育』四三九号、一九三九)。しかし、せめて最後に残った自分の言語と民族意識を守ろうとする民衆側は、直接なり間接なり日本語の強制に、最後まで抵抗するのが自然であり、またそれよりほかに道はなかった。 「国語を習わぬものから過怠金をとれ」、「公務執行中に台湾語を使用したものはクビにしろ」、「台湾語や漢文は絶対に禁止せよ。それが不満なら支那へ行け」などと繰り返し叫ばれた。さまざまな締めつけ策も案出されたが、民衆の抵抗は根づよく、母語の消滅はそう簡単にはできないことだった。いかにして日本語の普及を徹底することができるか、その対策がさまざまに論議された。一九二九年、『台湾教育』という雑誌に発表されたある論文では、「国語」使用の徹底しない原因として、本島人教員(すなわち台湾人教員)が率先して「国語」常用を励行しないこと、校長訓話などに台湾語の通訳をつけること、児童の台湾語取り締まりが不十分であること、学校給仕、小使、商人が公然と台湾語を使用することなどが指摘されている。また、漢文を教える際に台湾語を使用することも、一つの重大な原因とされた。 一九一〇年代から、学校教育では、教育用語の日本語化が推しすすめられ、日本語の授業では母語の使用が禁止された。そして、漢文の時間がどんどん減らされていったのである。しかしこれに対抗して、台湾の一部の知識層が伝統的書房教育の堅持と、学校教育での漢文教育の保存を繰り返し要求した。そのなかで、台湾からの日本留学生や知識人が一九一九年に東京で結成した台湾青年会と啓発会(のちに新民会に改称)などの活動が目立つ。かれらは『台湾青年』という機関紙を編集し(のちに『台湾』に改称、さらに週刊『台湾民報』となり、昭和に入ってから台湾での発行が許され、一九二九年日刊新聞『台湾新民報』にあらためた)、また、一九二一年か 47 ら一九三四年まで一五回におよぶ請願運動をつづけていた。政治的目標としては、台湾議会の設置、台湾と「内地」との権利を同等にすること、「台湾は帝国の台湾である同時に我等台湾人の台湾である」などを掲げていた。それは、板垣退助が一九一三年台湾にきて同化会の結成を呼びかけて以来、林献堂、蔡培火※らがいいつづけてきたことである。なお一九二一年に、林献堂、蔡培火、蒋渭水らによって台湾文化協会が創立された。かれらが要求したのは、まず学校教育における漢文の授業の保留、民族文化の保存であった。『台湾青年』第一巻二号(一九二〇年八月)では、漢文と漢民族との関係を論じ、次のように書いている。 一国の文化の精粋を表すべき符牒即ち文章は、その国の人によってのみ創造し改廃せられるべきもので他国人の容喙を許さぬ性質のものである。和文が大和民族の発意によって造られたり改められたりすると同様に、英文は英吉利人の意志で処理せられるものである。豈独り四千余年の歴史を有する漢民族の漢文がこの常識から逸するの理があらうか。(『台湾青年』第一巻二号、一九二〇) それと並行して、蔡培火はヨーロッパの伝教士たちが中国での布教のためにつかっていた、いわゆる教会ローマ字を利用して、台湾語を書き記すための台湾語のローマ字表記を考案した。一九二四年にそれを普及するための講習会をはじめて申請して、一九二九年再び申請をしたが、二回とも不認可となった。不認可の理由は、ローマ字は「国語教育と連絡なく国語教育の普及を妨げる」というものであった。このため、かれはおもに日本の片仮名(一九字)をつかい、民国の注音符号(六字)と新作字(三字)をくわえて、いわゆる「台湾白話字」の字母を作りだして、一九三一年に願いでた。しかしまたもや総督府に却下された。 ※近藤純子が「蔡培火のローマ字運動――台湾日本語教育史の一研究」で蔡培火について詳しく論じている。参照 台湾総督府が教育のための「台湾白話字」などを押しつぶそうとしたのは、その「台湾白話字」 48 や台湾ローマ字などが、日本語の普及と敵対関係にあることを敏感に読みとったからである。当時の総督府文教局長の次のよう証言は、その思惑を明白に表しているだけでなく、そこからは、総督府の言語政策をささえる言語観の一端をもうかがえる。 台湾人には白話字の方が親しみ易いかも知れんがそれでは白話字が普及されたら国語普及の努力を怠るやうな結果になり易いと思はれる。さらにわが国語には字語そのものに国体精神を宿してゐる。例へばヤマト魂とは無限の真の心であり、ヤサカニの曲玉は無限に映える曲玉の意である。文字そのものに尊い精神がある。これをローマ字や白話字などで表示してもその精神は死減してゐるのだ。われらは飽くまで国語一本槍で進みたい。さうでないと台湾統治の伝統的主張たる同化政策の徹底を期する事が出来ない。(近藤純子「蔡培火のローマ字運動」一九八五より重引) 植民地人民から言語と文字をことごとく剥奪することと、日本語の音声から文字まで(のちに、とくに歴史的仮名遣いが強調されるようになる)を国体精神の現れとして植民地人民に押しつけることは、その統治政策の基礎であり、また日本帝国の政治的要求でもあった。そこに植民地での言語政策の根本的原則が如実に現れている。伊沢の打ちたてた混合主義やら彼我相学やらその理念はもはや少しも痕跡を残していなかった。 しかしそれでも蔡培火らはあきらめず、一九三四年に「台湾白話字普及の趣旨及び台湾島内賛成者氏名」や「台湾白話字普及に就き内地人氏に訴ふ」を発表し、翌年また日本の元総理斎藤実ほか知名人五〇名の署名をえて、「中川総督に最後的言明」を願いでたが、結局受け入れられなかった。「台湾白話字普及」の運動は、あくまで日本帝国の植民地統治の枠内で文盲の一掃や台湾の教育をはかるためのものであり、 49 正面から同化政策に反対し、民族の自立などを求めるものではもちろんなかった。ここに当然その限界もあるのだろう。また、この運動の正当性を訴えるため、かれらは、伊沢が一八九四年に書いた『日清字音鑑』で、すでにローマ字の綴りを試みたことなどを繰り返し強調している。日本国内各界の名士の支持を求めながら、合法的にすすめられていたところに、この運動の特徴があった。しかし、それでも台湾総督府の強硬な同化主義のもとでの言語政策は、それとの共存の余地さえまったくなかったのである。 植民地支配と日本語
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≪戻る≫ 台湾人と日本精神―日本人よ胸をはりなさい 蔡 焜燦 内容(「BOOK」データベースより) 近年、台湾では日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では自虐史観という“虚構”が、日本人から「自信」と「誇り」を奪ってしまった。本書では、「台湾には日本が今こそ学ぶべき“正しい日本史”がある」とする筆者が、「日本人よ、自信と誇りを取り戻せ」と訴える。小林よしのり著『台湾論』を巡る一連の騒動の中で、販売中止に追い込まれた「問題の書」を、この騒動についても大幅に加筆して緊急文庫化。 2007.9.11 表題だけ見ると、著者が「日本精神」を研究して、それと台湾の関係を探ってるのか、と思ってしまいますが左に非ず。「日本精神」というのは台湾語で「正直、誠実、時間を守る」などの善い心がけを指す言葉。研究するまでも無く台湾には台湾の「日本精神」があるのです。それと逆の意味なのが「中国式」。蒋介石と国民党には相当ひどい目に遭ったようです。 DATA 蔡 焜燦 1927年、台湾生まれ。台中州立彰化商業学校卒業。45年、岐阜陸軍整備学校奈良良教育隊入校。終戦後、台湾で体育教師となるが、後に実業界に転身。 (「BOOK著者紹介情報」より) 出版 小学館文庫(2001/08) 名前 コメント