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回診。 病院に勤める医師ならば必ず従事することになる仕事であり、自身の担当する患者に異常が出ていないか診療状況の把握と確認を行う医師の日常業務だ。 漫画やドラマなどの創作物ではよく医療業界の権威が多数の部下を引き連れて大名行列の相様を呈している描写が成されるが、 患者の様態をこまめにチェックすることは大変重要である。 ましてや院長であるメフィストの宝具と 新宿 という土地に顕現したメフィスト病院に勤務する面々ならば、誰もがその重要性を認識していた。 元々の魔界都市 新宿 であれば患者から少しの間目を離した隙に患者が死んでしまうことなどがままあるのだから。 尤も、暴れていた患者を押さえつけようとした看護夫がつい殺してしまったケースもあるのだが。 無論、メフィスト病院の医療スタッフは優秀だ。株式会社に例えるならば『社内教育が行き届いている』といえばいいのだろうか? 思わず患者を殺してしまうことなど半殺しにこそすれあってはならないことだ。 「うむ…身体には異常はない」 回診のために病室を訪れていた不律はカルテを見ながらベッドの上で眠る患者を見つつ嘆息する。 傍らに不律のサーヴァントのファウストはいない。院長と一対一で医者として語り合いたいと願い出てきたので、それを許可して行かせた形だ。 不律も、ファウストが抱いている想いは重々承知している。十中八九今後の行動に支障が出るような願い出でもない限り、それは認めてやるつもりだ。 メフィスト病院の中でも優秀な医療スタッフとして認知されている不律だが、己のサーヴァントの方が医術も患者と向き合う器量も上だと不律は評価している。 容姿は些か人間からかけ離れているが、そのくせ心の方は誰よりも真人間に近く、不律から見るとまばゆいほどの良心の持ち主だ。 願いのために動いているとはいえ、できるだけその望みを聞いてやりたいというのは不律の本心だ。 さて、不律がなぜ目の前の患者に異常はないのに嘆息したかというと、『身体には』異常がない――つまり、それ以外に問題があったのだ。 「あ、あのー…せんせー、ゆえはー……」 前髪で目を隠した少女が怯えを半分に混ぜた哀願の視線を不律と隣の看護婦へ交互に送る。 ベッドの上で目を瞑って植物のように動かない小柄な少女――名を綾瀬夕映という――はある日を境に眠り続けたままその瞼が開かれていないのだ。 しかし眠り続けていること以外は至って正常で、現に夕映はどこにも傷どころか憂いもない安らかな寝顔だった。 まるで白馬の王子様がキスしてくれる時を今か今かと待ちわびているようだ。 ――ここにドクターメフィストが来れば彼女は目覚めるのだろうか? そう自問して、目覚めるとしか思えない自分に不律は一抹の恐怖を覚えた。 回診が終わることを見越してか、不律の傍らにいる看護婦は夕映の身辺を整理している。 「儂にも、詳しいことは専門外故にわからぬ。元の担当医ならばわかるじゃろうが…」 不律に不意に視線を向けられ、少しビクついた後に夕映の見舞いに来た宮崎のどかは小さく頷いた。 現在の回診で相対している患者は、運悪く全くの専門外――不律に言わせてみるならば『ありえない』専門科に回された患者だった。 その『ありえない』専門科とは憑依科や夢科のように、心霊療法に魔術を行使する治療を施す専門科のことだ。 本来、不律はそれらの専門科の管轄する患者の診察はしなくともよいのだが、 夕映の担当医が調べたいことがあると言って不律に回診の業務を押し付けてそれを渋々承諾したという経緯もあり、現在に至る。 このように、メフィスト病院は外科といったメジャーな通常医療はもちろん、スピリチュアルな分野の医療まで幅広く取り揃えている。 それだけでなく設備も時代の先を行っており、 区外 の医療機器開発の権威が見たら自分のしてきたことはなんだったのかと虚無感に襲われることだろう。 始めてそれらを目にしたときは流石の不律も混乱を隠せなかったが、予め刻み込まれていた『役割』についての記憶を頼りに今では他の医療スタッフ以上の扱いができる。 ここ最近では、夕映のように眠り続けて目覚めない症状を持つ患者が増えていると聞く。 先に述べたように不律はそういった魔術的なモノは専門外だが、これがサーヴァントの仕業だと断定するのは容易だ。 今度、この娘の担当医にどのような症状か聞いておくべきだろうと不律は考える。 この手の専門医ならばこの件の黒幕への手がかりを与えてくれるはずだ。 「直に専門の医師がくるが、待つか」 「いえ…あのー、学校がありますのでー…。ゆえをお願いしますー…――」 「…儂の白衣が何処か汚れておるか」 「え、あ、あの、その、すいませんでした…!」 のどかが鞄を持って部屋から出ていこうとしたとき、のどかの目は不律の腰あたりにいっていた。 具体的には腰に差している物騒な刀を見ていたのだ。 不律に聞かれるとのどかはしまったというような顔をしてそそくさと部屋を出ていった。 不律も彼女を見届けるとカルテに必要事項を書き込み、一息ついてから次の患者へと移るべく出口の方へ向く。 「後は頼む」 不律はそう看護婦に一言伝え、部屋を出た。 白い廊下を、刀を携えた白衣の老人が歩く。 屈強な肉体の看護夫とすれ違った。腰のベルトには麻酔銃が据えてあり、『憑かれた患者』にはこれを浴びせかけて周囲の被害を食い止める役割を持つ。 次に、ロボット・パトロールとすれ違った。このロボットは1時間おきにメフィスト病院内を巡回し、不審者には高圧放電や麻酔ガス、 それ以上の危険な輩には容赦なくレーザー砲と超振動派が浴びせられる。 これをまともに食らっては並のサーヴァントでも致命傷は免れないだろう。 「……」 ある意味でメフィストの名に相応しいと思った。 不律も、白衣の下には電光被服と刀を常に携帯している。勤務中に関わらず、だ。 ここの医療スタッフは皆、雑事をこなす看護婦であってもなんらかの護身のための装備を所持している上に生身の身体能力も常人のそれを超えている。 医長クラスになるとそれこそサーヴァント以上の、現代科学の及ばないとんでもない力を持っている。 そんなメフィスト病院のスタッフの中で不律が医師として活動する際は常に電光被服と刀で武装していた方がむしろ自然だった。 ファウスト曰く、医療スタッフ一人一人から魔力を感知できる、とのことだ。 恐らくは、メフィストがサーヴァントであるならばここの不律以外の医療スタッフはメフィストの宝具によって顕現している存在なのだろう。 かの完全者に並ぶ力を持つ者がこの病院には大勢いるのだから恐ろしいものである。 (聖杯のためにはメフィストをも討たねばならぬ…) 自身の過去を消すために、聖杯を手に入れる。それを成し遂げるためには院長をもいずれは相手にしなければならない。 それを、とても残念に思う不律が、そこにはいた。それは何も、メフィスト病院を求める人々の希望をつぶしてしまうからの理由だけではない。 あの美貌を思い出すと、鉄のように冷たい心も瞬く間に融解し、輝かしい太陽の虜にならずにはいられなくなるのだ。 「見事だ」と褒められれば思わず五体投地をしてしまいたくなるような、 メフィストの顔に傷つける者がいれば全てを忘れて電光被服をフル稼働させてそいつをメッタ斬りにしたくなるような、 そんなメフィストを手にかけなければならないことが、たまらなく辛くなる不律の心があった。 (我が身、既にアイゼン) それでも、不律には譲れないものがある。 パンドラの箱たる研究の成果と研究そのものを消す。その願いのためには、もはや手段を選んではいられないのだ。 かつて不律は、元同僚の持つ野望を『非望』と切り捨てたことがある。 そして現在、元同僚のように、聖杯という途方もない代物に手を出して己の咎をなくそうとしていることは自分でもわかっていた。 たとえ自身の身を落とそうとも、その命に換えることになろうとも、不律は研究を抹殺せねばならないのだ。 ファウストの存在がメフィストに気付かれていたのならば、自分もマスターだと気付かれているだろうが、 何故かメフィストに排除されるどころか不律は今も医療スタッフとして働くことができている。 まるで野放しにされているようで屈辱も少しはあったが、それを抑えてその役職に甘んじている。 このため、不律はメフィスト病院内では『マスター』ではなく『医者』として振る舞うと決めていた。 自分が死んでは、誰がかの研究を葬るのか。一つしかない命だ、不律もファウストも医術の心得があるとはいえ、慎重になるに越したことはない。 メフィスト病院や医療スタッフがメフィストの宝具によって顕現しているのであれば、殊更気を付けなければなるまい。 この病院内で騒ぎが起これば、すぐさまメフィスト含む医療スタッフが武装を固めて異分子の排除態勢に入るであろう。 その当事者が自分となれば、鉄をもバターのように両断する剣術と電光被服によるサーヴァントをも超越した敏捷を持つ不律といえど生きては帰れない。 この『メフィスト病院』においては、目の前にサーヴァントがいても正当防衛以外では刀とファウストを使ってはならないことを肝に銘じておいた。 このことや来訪している患者数を鑑みれば、メフィストと戦う時はまだまだ当分先であることに不律はほんの少し安堵を覚えるのだった。 【四ツ谷、信濃町方面(メフィスト病院)/1日目 午前8時10分】 【不律@エヌアイン完全世界】 [状態]健康 [令呪]残り三画 [契約者の鍵]有 [装備]白衣、電光被服(白衣の下に着用している) [道具]日本刀 [所持金] 1人暮らしができる程度(給料はメフィスト病院から出されている) [思考・状況] 基本行動方針:聖杯を手に入れ、過去の研究を抹殺する 1.無力な者や自分の障害に成り得ないマスターに対してはサーヴァント殺害に留めておく 2.メフィスト病院では医者として振る舞い、主従が目の前にいても普通に応対する 3.メフィストとはいつか一戦を交えなければならないが… 4.ランサー(ファウスト)の申し出は余程のことでない限り認めてやる 5.眠り病の患者(綾瀬夕映)の担当医に話を聞いてみる [備考] 予め刻み込まれた記憶により、メフィスト病院の設備等は他の医療スタッフ以上に扱うことができます 時系列順 Back かつて人であった獣たちへ Next “黒”と『白』 投下順 Back 心より影来たりて Next 餓狼踊る街 ←Back Character name Next→ 00 全ての人の魂の夜想曲 不律 24 絡み合うアスクレピオス
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登録日:2010/03/17(水) 05 57 23 更新日:2021/06/24 Thu 23 09 51 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 GEAR戦士 StrikerS ♪砂の中のギ~ンガ~ おっぱい ギンガ ギンガ・ナカジマ ギン姉 グロ担当 サイボーグ ドジっ娘 ドリル リボルバーナッコゥ!! 大食い 姉 巨乳 戦闘機人 早見沙織 木川絵理子 陸曹 魔導師 魔法少女リリカルなのは 『魔法少女リリカルなのはStrikerS』からの登場人物。 出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT CV 木川絵理子(StrikerS)、早見沙織(ViVid) スバル・ナカジマの姉。 管理局の捜査官で、父ゲンヤ率いる陸士108部隊に所属している。17歳、階級は陸曹。 またその関係ではやてやリインとも知り合いで、空港火災の一件で助けられた縁からフェイトとも面識がある。 なのはに対するスバルほどではないが、フェイトと会えるとなると割と興奮している。 性格は明るく快活。容姿だけでなく内面もスバルと似ているが、姉という立場上こちらは落ち着いた雰囲気。 こっちも大食いだけどね。 幼い頃から母代わりとして面倒を見てきたため、 スバルにとっては頼れるお姉ちゃんであったようで、現在も関係は良好。またティアナとも仲がよい。 またスバルの魔法やシューティングアーツの師でもある。 近代ベルカ式陸戦Aランク 使用デバイスは、篭手型のアームドデバイス『リボルバーナックル』と、 ローラーブレード型のインテリジェントデバイス『ブリッツキャリバー』 リボルバーナックルは母クイントの形見で、左利きの彼女は左手用を受け継いだ。 ブリッツキャリバーはスバルのマッハキャリバーの姉妹機で機動六課から支給された。 どちらもスバルの物とほぼ同機能だが、デザインやカラーリングは異なる。 戦闘ではスバルと同じく格闘を得意とする高機動近接パワー型で、ウイングロードも使える。 というか利き腕を逆にした以外は全く一緒。 戦い方こそ同じだが、魔導師ランクを見ればわかるように実力では彼女の方が一枚上手。 まぁそこら辺は年の功というか、姉の威厳というか……。 ちなみに彼女もベルカ式でありながら魔導師として登録している。 本編では早くからちょこちょこ登場するが、本格的な出番は中盤から。 レリック争奪戦にフォワードの援軍として参戦、ガジェットを掃除しガリューとドツキ合う。 その後は戦闘機人の調査のために機動六課に出向するが……。 以下ネタバレ 正体はクイントのクローンを元に作られた戦闘機人。 スバルと共にクイントに発見され、ナカジマ夫妻に引き取られた過去を持つ。 そのためスカリエッティが興味を持ち、地上本部戦では半殺しの状態まで三人掛かりでフルボッコにされた末に拉致られてしまった。 そのままスカに洗脳とロマン全開の魔改造を受け、ナンバーズのNo.ⅩⅢとして再登場。 最終決戦ではスバルの前に立ちはだかり、元々の実力差もあり終始圧倒。 しかしスバルのド根性で生まれた一瞬の隙にディバインバスターをブチ込まれ敗北、正気に戻る。 その後、リボルバーナックルをスバルに託し退場した。 後日談ではゲンヤと共にナンバーズの更生プログラムに参加している。 サウンドステージX 妹が四人も増えたが、それ以外には特に変わらずに相変わらずゲンヤの部下。 ティアナに協力しマリアージュ事件の捜査に当たる。 Vivid 一話、二話位しか出番自体は無いが、ナカジマ家で和気藹々とした夕食を見る限り、幸せな毎日を過ごしているモノと思われる。 妹と変わらず相変わらずの大飯喰らい。 アニメ版ではStrikerSで担当声優だった木川絵理子氏が病気療養中のため、早見沙織に中の人が変更となっている。 INNOCENT 出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT 中島ギンガとして登場。 8人家族の長女。母のクイントも生きており、ナンバーズも家族の一員。 ちなみに中学生1年生で、なのは達よりも年上になっている。 原典と同様に大食いで、ファザコンでもある。 大食いはある意味で原典を超えている。 ちなみにブレイブデュエルではStrikerSの時のジャケットではなく、妹のを纏う。 余談 スバルが変身シーンで勇者王ネタを受けた余波で、長髪、左手に武装、洗脳、ドリルという点から獅子王凱ネタを受けたりした。 が、やはり名前ネタであるGEAR戦士電童ネタのほうが流行っていた。 あとは姉妹揃って『地上の星』ネタである。 ちなみに原作とらいあんぐるハートには「ぎんが」というキャラが存在する。……まぁ猫なんだが。 母クイントとなにかとよく似た外見をしている事から同人では父ゲンヤに想いを寄せている描写が多い。 妙に妻ポジションでの登場が多い4期シリーズがそんなイメージを深めている。 ちなみに、漫画版『INNOCENTS』での母クイント(上記の通り、この世界では存命)との会話でも何となくそんな感じだった。 蛇足かもしれないが、 スカリエッティに魔改造された左腕が元に戻ったのか……それは定かではない。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] StSで一番好きだ。 -- 名無しさん (2013-09-22 00 19 47) 姉に欲しいw -- 名無しさん (2013-09-22 00 20 18) むしろ血溜まりの中のギンガ -- 名無しさん (2013-11-11 04 03 28) ギン姉はやっぱ凱ネタよりは電童だったなあ -- 名無しさん (2013-11-23 19 56 14) ギンガは最初元ネタは車じゃなく、久遠を苛めてた猫のぎんがだと思ったな。 -- 名無しさん (2013-11-24 13 56 58) 女でギンガ(銀河)って名前も珍しい -- 名無しさん (2014-01-12 01 44 09) お~い磯野~!野球しようぜ~! -- 名無しさん (2014-01-12 01 45 32) ↑同人誌だが、ナカジマの親友はイソノって決まってるのっ!となのはに理不尽に怒られたティアナのネタがあった。 -- 名無し (2014-01-12 20 35 27) ウルトライブ、ウルトラマンギン(ry -- 名無しさん (2014-01-13 12 35 35) ↑そこはダークライブしようぜw -- 名無しさん (2014-01-13 12 40 13) ↑味方時はウルトライブ、洗脳時はダークライブで -- 名無しさん (2014-01-15 16 48 05) ↑やっぱり思いつくよなそのネタw -- 名無しさん (2014-01-15 18 30 30) ↑pixivでもあったしね・・・エロイ -- 名無しさん (2014-01-15 18 36 03) 今後の作品で出るとき、声が変わってそう -- 名無しさん (2014-02-01 22 47 36) ウルトラネタだけでなく、戦隊ネタも行ける!ギンガウーマン略して、ギンガマン(ry -- 名無しさん (2014-02-09 15 06 27) 人体欠損からの洗脳でライスピネタもギリギリ -- 名無しさん (2014-02-09 15 09 10) そういや、切られた腕って繋ぎ治せたんだろうか?それともスカさん製義手のまんま? -- 名無しさん (2014-03-29 23 53 53) ↑明言されて無いから分からんが、スカさんなら人工皮膚かなんかで修復してるだろうしドリルの機能を取り除けば問題無いのでは? -- 電王牙 (2014-03-30 21 16 11) innocentでも人気だよなぁ -- 名無しさん (2014-06-01 10 00 00) この人の固有能力って結局なんだったんだろう? -- 名無しさん (2014-06-01 10 20 42) サウンドステージで左腕治ったって言ってたような -- 名無しさん (2014-06-14 22 22 26) ↑×2 どこかで聞いたのでは固有能力は無いって言われてたような気がする。言い方悪いけどギンガは失敗作でスバルが成功した存在なのかも。ギン姉のが好きだけど -- 名無しさん (2014-06-15 00 08 46) innocentではバリアジャケットがスバルのと同じタイプになってたな。スタッフGJ! -- 名無しさん (2014-08-20 21 41 21) スカリエッティの科学は世界一ィィィィィィィィ!!できんことなど、ないィィィィィィィ!! -- 名無しさん (2014-08-21 09 46 36) innocentだと悪食キャラが浸透してるな。ギンガのイベントは食いすぎて体重がヤバくなったからダイエットって感じのマラソンイベントになりそうだ -- 名無しさん (2014-09-29 07 46 05) INNOCENTのギンガのジャケットぐうかわ過ぎてヤバい -- 名無しさん (2015-02-04 00 45 21) ギンガという名前でによって、ウルトラマン、戦隊、遊戯王といじれるネタの多いキャラ。 -- 名無しさん (2015-02-04 11 27 46) ↑pixivではダークライブ見たし、SSでは銀河眼使いやミザちゅわ~んポジのギン姉を見たことがある。 -- 名無しさん (2015-02-04 12 31 59) 洗脳と軽い改造で補われたのが奇跡。もしも洗脳時期が長かったらスカさんの因子がギン姉にも…ふぅ… -- 名無しさん (2021-06-24 23 09 51) 名前 コメント
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278 :(1/7):10/09/02 23 33 ID N9M3lyhw 期待されて不安・・・投下します。 「助けて!」 日課の早朝マラソンで商店街のコースに入ったとき、半裸で裸足の女性が俺に助けを求めてきた。 借金取りのヤクザかDVの類か?係わり合いになるのを避けようとしたが、 曲がり角から現れたのはその筋の連中どころか人間ですらなく、見たことのないエコペットだった。 「ム・・・・ムウウウゥゥッ!」 そのエコペットは女性が俺の背中の影に隠れているのを見ると突然怒り出し、 可愛らしい姿からは想像もできないスピードで飛びかかってきた! とっさにかばった右腕に一筋の熱が走った。血が出ている! 距離をとったそのエコペットの右手にはカッターナイフが握られていた。刃から血が垂れている。 何だあのエコペット、人間に敵意?虐待されての復讐?だが女性の様子からありえないし 怯えているだけだ、状況がまったく読めない。エコペットはまた飛びかかってきたので 左腕で払おうとしたが、カッターナイフが突き刺さった! 279 :(2/7):10/09/02 23 35 ID N9M3lyhw 「キャーーーー!」「何だあのエコペット、人を襲っているぞ!」「捕まえろ!」 商店街の人たちがエコペットを捕まえようと殺到したが、目にも見えない速さで逃げていく。 だが俺にとって重要なのはそのエコペットよりも、左腕に突き刺さっていたカッターナイフが 突き刺さって苦痛を与えて血を奪っていたことだった。 誰かが通報したのだろう、パトカーと救急車がやってきた。 その場の手当てをしてもらって救急車にはお引取りを願ってもらったが、 警察のほうは女性のほうに夢中で、俺もろとも警察署で事情を聞かされる羽目になった。 なんでも2ヶ月前に捜索願を出されていたらしく、いわゆる行方不明の女性だったらしい。 なぜ彼女がエコペットに追いかけられて、しかも俺はそいつに襲われたのか、 わからないことばかりだったが、その答えは彼女の電波な言葉に集約されていた。 280 :(3/7):10/09/02 23 37 ID N9M3lyhw 強引に拉致され結婚させられた・・・ 2ヶ月ぐらい前、カラスに襲われていたエコペット「ムーちゃん」を助けたのだが、 彼女はムーちゃんを普通のエコペット同様に光と水で事足りると思い込んでしまった。 拾ってすぐに友達との旅行で家を空けてしまい、帰ってきたらエサ抜きでキレたムーちゃんに 縛り上げられてトイレにいけず失禁させられ、さらに強姦されたらしい。 彼女はロープを解こうとしたが寸前でムーちゃんに見つかってしまい、 実力行使、赤いリボンを首につけられようだ。リボンとはエコペットにとって結婚指輪に 相当するもので、「エコペット女王」なる人物によって「エコペットの国」に拉致され、 こちらの言い分と同意をガン無視された末、強引に結婚させられて意識を奪われたらしい。 エコペットの国には他にも行方不明となった女性ばかりで誰もが全裸だったようだ。 誰もがエコペットを旦那と思い込み進んで強姦されており、逃げようとはしなかったようだ。 かくいう彼女もムーちゃんの奴隷と化しており、犯される毎日を過ごしていたらしい。 281 :(4/7):10/09/02 23 39 ID N9M3lyhw そんな彼女が逃げられたのは偶然にもリボンが取れて、洗脳が解けたかららしい。 だが「妻」を連れ戻そうと101匹ムーちゃんの大群に追いかけまわされ、 今日になってマラソンをしていた俺の前に現れた・・・以上がいきさつらしい。 俺は嫁を奪った浮気相手、そう捉えてムーちゃんは俺を襲ったのだろう。 この三文小説以下でしかない供述を警察は確信していた。 それは彼女が捜査中の婦女子連続行方不明事件のリストに入っていたからである。 その事件、女性が突然消えてしまう神隠しとして世間を恐れさせていたが、 すでに500人以上の女性が消えているのに手がかりはゼロ、 被害者の唯一の共通点はエコペットにムーちゃんの個体が必ずいたということだけ、 捜査は完全に暗礁に乗り上げて打ち切り寸前だったようだ。 そんな中現れた行方不明の彼女、生存者?は希望の光、というべき存在だった。 彼女の証言と俺のケガが動かぬ証拠としてエコペットが事件に関わっていることが判明、 ついに事件は新たな局面・・・女性連続行方不明事件から婦女子連続誘拐事件となった。 282 :(5/7):10/09/02 23 41 ID N9M3lyhw 警察は事件解決のために全力を注いだ。 証言からエコペットの国を割り出し、警察は特殊部隊や装甲車まで動員して 危険生物「ムーちゃん」を一網打尽にする作戦を発動した。エコペットの国を完全包囲するも、 首謀者のエコペット女王は投降はおろか話し合いにも応じず、徹底抗戦の構えを見せた。 マスコミは動物虐待だと批判していたが、TV中継車がムーちゃんの火炎瓶で破壊され、 男性スタッフは全員半殺し、女性リポーターが集団強姦されるシーンが お茶の間に流れたことで世論は一変、エコペットは危険生物として認識されることとなった。 翌日、女性リポーター救出のため、予定を前倒しして突入作戦が開始された。 確認できるだけでもムーちゃんは3000匹を超えているので、無計画に突っ込めば 取り逃がしてしまう。1匹でも逃げられれば第2第3の誘拐事件が起こるのだ。 そこで放水車による一斉攻撃で蹴散らした後、装甲車で突撃を行うらしい。 相手が火炎瓶で武装している以上、水で対処しなければならないからだ。 水を栄養とするエコペットには効かないのでは、という懸念もあったが杞憂であった。 283 :(6/7):10/09/02 23 45 ID N9M3lyhw このエコペット、普通の品種と違って水を嫌うようだ。 「ムムムムギャーーーッ!」「ムギャギャムギャッ!」 小さな体が放水で吹き飛ばされていき地面や壁に叩きつけられ、ムーちゃんの悲鳴が耳をつんざく。 毛皮が水を吸って重くなり、もたついて動けなくなるムーちゃんも続出した。 放水を止めようと立ち向かおうとするが、狙撃で次々にヘッドショットされていく。 放水車には敵わず、ムーちゃんが退いたために装甲車が前進を開始、 バリケードを踏み倒し、何百匹のムーちゃんが生きたまま踏み潰されていく。 装甲車から機動隊が飛び出して建物に突入、片っ端からムーちゃんを殴り倒していく。 カッターナイフやモンキーレンチで戦おうにも大盾が相手では無力だ。 だがムーちゃんは狡猾、天井から飛び降りて脳天をかち割られた警官や、 命乞いをして隙を見せた警官が背後から首を切られたりする悲劇も起こったようである。 やがて機動隊が突入して2時間がたち、発砲音と悲鳴が消えた代わりに出てきたのは、 誘拐された女性たちが機動隊に救出され、エコペット女王に手錠がかけられていた光景だった。 284 :(7/7):10/09/02 23 57 ID N9M3lyhw エコペットの国は完全に破壊された。 押収した「住民票」によると、なんとムーちゃんは7000匹以上もいたようだ。 奇声をあげて抵抗するムーちゃんを相手にした隊員の中にはPTSDになる者も続出した。 全頭捕獲したムーちゃんは保健所で処分されることとなったのだが、 普通のエコペットと違って植物にはならず、アンモニア臭の泡になるだけで、 酷い悪臭で職員が倒れたそうだ。最後の最期まで迷惑な奴である。 エコペット女王は捕縛され裁判にかけられることとなった、極刑が下されるだろうが先の話だ。 本題は誘拐された女性たちだった。リボンと共に洗脳を解いたのはよかったが、 洗脳中の記憶も残ったままで、自殺を図ったり精神を病む女性が続出した。 カウンセリング治療が施されるようだが、問題の完全解決にはまだまだ時間がかかりそうである。 俺が助けた彼女も自殺をしようとしたが、事前に食い止めたことがきっかけとなり愛が芽生え、 結婚することとなった。両親も納得してくれた。旅行先はどこがいいだろう、これからが楽しみだ。 (終?) 285 :(?/7):10/09/03 00 10 ID MPEOnP4g だが、幸せは長く続かなかった。 妻は実家に帰らせており、俺は病院のベッドで点滴を打たれている。 新婚生活1ヵ月後、夜中に何者かが尋ねてきたのだ。 ノックは乱暴で、何か刃物のようなものでドアをひっかきはじめたのだ。 酔っ払いかDQNの仕業かと思い、俺はドアを開けたのだが人影はいない。逃げたか? そう思って閉めようと思ったそのとき、足に一筋の熱が走った! 足にカッターナイフが突き刺さっている! 痛みに耐えられず転んだ俺が見たのは、1匹のエコペットだった。 背が小さすぎて人間の視界には入らなかったのだ、もっと早く気づくべきだった。 そう、俺はすっかり忘れていたのだ。あいつを。 あの日、俺をカッターナイフで襲ったエコペットがいたことに。 「ムゥ・・・ムムーーーー!」 カッターナイフを引き抜かれ痛みが激痛に変化し、意識が途切れかけた俺が最後に見たのは、 嫉妬の炎を思わせる怒りの形相のエコペット「ムーちゃん」が、 俺の腹めがけてカッターナイフを振り下ろした光景だった・・・(おわり)
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サク@レンジャー連邦様からのご依頼品 舞花は海中のドランジの手をとって引っ張った。 サクは抱きつかれて、 「わっ!! だ、大丈夫だからその手のソレをですね」 サクはようやく、ヤガミがなんで眼鏡はずすのにえらい迷ってたか考えた。 そして、あぁーーーー近眼なのね・・・・ごめん、と心の中で謝った。 ドランジは目をあけた。 ドランジは手を引かれながら不思議そうだ。 「?」 ヤガミも不思議そうに、 「手がどうした?」 すまなそうにサクは、 「ごめん。ヤガミ、視力悪かったんだ・・・見えてなかったんだね。」 舞花は海中で、 「がぼがぼ(息は大丈夫なの~?)」 抱きつかれたまま真っ赤になりながら、サクはヤガミに、 「や。その手に持ってる。水着。を。」 ドランジはうなずいた後、舞花の手をとって浮かび始めた。 ヤガミは酔っ払いも手伝ってまるでわかっていない。 「なに? 水着?」 そして、 「そうか、水着なのか」 サクはガクリと体の力を抜きながら、 「気付いてなかったんだ」 ヤガミは赤面した後、布を顔のほうに……。 サクはさすがにそれに抵抗して、 「ちょちょちょ だからそれはっ」 舞花はドランジに連れられ浮上していく。 「うわ!?」 そして、 (もう、心配させて・・・こんなにマイペースな人だっけ?) と思った。 サクは水着を手から奪い取ろうとした。 サクの頭に水着もった手があたった。 取れない。 サクは胸を隠しながら、 「うにゅ?」 ヤガミは状況を飲み込めていない。 「大丈夫か?」 しかも、 「大丈夫だ、どうせ見えない。本当だぞ」 などと言っている。 恥じらいながらサクは、 「・・・・うん。大丈夫。ありがとう・・・・」 しっかり、 (でも胸はかばいつつ) ドランジは水面に顔をだした。 舞花もぷは、と顔をだす。 そしてドランジに、 「どうです、少しは涼しくなりました?」 ドランジの裸に、 (赤面して目をそむける) ドランジは濡れた髪をかきあげ、 「ようやく」 それをきいて舞花は、 「よかったぁ~」 サクは、 「・・・ごめん、勘違いしちゃった。」 ヤガミは水着をかかげたまま、 「なにを?」 恥ずかしがりながら、サクは、 「いやうんまあ。えへへ。」 ドランジはようやくひとごこちついたようで、 「この時代は、なぜこんな温度なんだ?」 舞花は驚いて、 「え? ドランジの時代はそんなに温度低いんだ・・・?」 そして呼び捨てにしてしまい、慌てて、 「あ、ドランジ・・・さん」 ドランジは義理固く、 「心配させてすまない。舞花は大丈夫……なのか?」 舞花は、 「大丈夫じゃない! です」 サクはヤガミを見て、顔を赤くしながらも微笑んで、 「変なイタズラでもしようとしてたのかと・・・そんなわけないよね。うん。」 ドランジは、冷静になって、 「地球平均気温は-20度、このあたりなら本来17度くらいのはずだ」 ヤガミはサクに向かって、 「俺だって命はおしい」 舞花は驚きに言葉もなく、 「-20度・・・」 サクは、きらっきらして、 「・・・・・うふふふふ そうだよねぇ」 超笑顔その2。 ヤガミはうんとうなずき、 「ああ、安心しろ」 そして、 「それと、すまん、やっぱい眼鏡をとってきたほうがよさそうだ」 それならばとサクはヤガミに、 「じゃあ。その手の水着を。返して?」 眼鏡をかける? 「ちょっとまった」 舞花ぷかぷか浮きながら、 「じゃあ、地球の海で泳いだことなんかないんだ・・・」 必死になってヤガミに訴えるサク。 「眼鏡の前に。水着。」 ヤガミはわかっていないようで、 「? 水着はわたしたぞ」 舞花はドランジを、 「ビール5本も飲んでて大丈夫なの?」 と心配したが、ドランジはすっかり平気な様子で、 「もう、戻った」 舞花は内心、 「(この、たーみ〇ーたー!)」 と思ったが、言わずに黙っていた。 一方その頃。 ヤガミは水着を握ったままてさぐりで歩いていた。 そんな乙女の緊急事態の中、サクははじめて、ヤガミが美形だと気付いた。 ドランジはまた水の中にもぐった。 サクは一瞬ヤガミに見とれたものの、 「待って待ってヤガミ、水着貰ってないよ!!」 と後ろから追いかけた。 舞花は浮かびながら、 「泳げるんですよね、ドランジさんは」 しばらくするとドランジは戻ってきた。 「訓練でもぐったことはある。涼しくてよかった」 サクはなんとか追いついたが、 (ああもう。もう少しじっとしてなさいーー) ドランジも浮きながら、ようやく納得がいったように、 「そうか、最低接触戦争前か」 ヤガミは振り向いた。 サクはそれでも視線から胸をかばいつつ、 (いや見えないからってあんまりこっち見なくていいから) そして呼吸を乱しながら、 「ぜはぜは。はい、まずは手をだして。」 ヤガミはめがねを掛けた。 「どうしたんだ」 「水着、持ってるでしょう?それを渡して」サクはそう言ってヤガミの手をとった。 舞花は、ぽつりとつぶやくように、 「時があまりに離れている・・・感じ」 ヤガミは、 「ああ。すまん」 サクは思いっきり心の中で突っ込み。 (って えーーー普通?) ドランジはその暑さを確かめるように海水の水面をすくって、 「核の冬がきてないころは、暑かったんだな」 舞花は、首をかしげ、 「そんなに違う・・・?」 サクは、 「(胸を隠して固まりつつ)・・・・あれ?ヤガミ、眼鏡かけたから見えてる・・・よね??」 ヤガミは顔を真っ赤にして眼鏡の奥の目を横に全力でむけている。 舞花は、 「はぁ・・・」 ため息をついた。 サクはじと目になりながら、 (後ろ向くとかあると思うんだが・・・) ドランジは舞花に説明している。 「ああ。小さな塵が、地球全体を覆った」 つまり、 「宇宙船が四散したんだ」 サクはとにかく乙女として、 「あーえーと。ごめん、ちょっと着けるから後ろむいてて」 水着を受け取りつつ言った。 そんなことが、と驚く舞花。 「!?」 ヤガミは眼鏡を外した上に後ろ向いた。 サクはなんだか壮絶に情けないと言うか恥ずかしいというか。 顔を赤くしながらも速攻で水着を着用した。 ヤガミは背を向けたまま、 「半殺しくらいにしておいてくれ」 やぶからぼうに、 「良く見てない。本当だ」 サクは恥ずかしいのと情けないのとがないまぜになった気分で、 「・・・・もういいよ。気が付かなかった私も、悪かったし」 そしてしっかり、 「(良く ってどういう意味だ)」 と突っ込みを入れた。 舞花は、ショックを受けながらも、 「・・・宇宙船の名は?」 ドランジは、すくった海水を手からこぼし、 「さあ、何隻も沈んだ。メルボルンも、ベルリンも続く攻撃で消滅した」 続けて、 「ひどい戦争だった。地球は冷えた」 舞花は、自分の故郷の星の行く末に、 「…ああ、そんなに…地球が・・・」 そして、 「(たしかドランジのお母様って・・・)」 サクは水着をちゃんと着た。 ヤガミのほうを、向いた。 ヤガミは眼鏡を落とした。 サクは、あれ、と思いヤガミと眼鏡を交互に見た。 ドランジはやはりこの暑さには辟易したようで、 「だが冷えたのはよかったな」 しかし、しみじみと、 「私の先祖は熱帯の生き物だったんだな」 舞花は広い海に浮かぶドランジを見ながら、 「少しは気分よい?」 サクは、ヤガミがいつまでも拾おうとしないので、 「眼鏡、落ちたよ?」と言った。 ドランジはあからさまに上機嫌そう。 ヤガミは振り向いた。 そしてやぶからぼうに、 「殴れ」 舞花は、 「熱帯のというか、水棲生物だったんじゃないでしょうね」 サクは、ヤガミに対してやれやれと思った後に、そこまでしなくても!と突っ込んだ。 そもそも殴れるわけない。 ヤガミは至って真面目だ。 「銃でもいい」 サクは吹いた。 ドランジはこくこくうなずいていた。 舞花は、 「ええっ!? 真顔ですか!?」 サクは、それでもまあ、見られちゃったわけだしと、 「・・・・わかった。ではお言葉に甘えて」 軽く深呼吸すると、ヤガミに、 「目をつぶって。歯を食いしばってください。」 うなずくヤガミ。 「ああ」 ドランジは不思議そうに、 「真面目だが」 舞花は、 「・・・どんな・・・」 サクは気合いを入れて叫んだ。「うりゃー!!!!!」 そして、かるーく、デコピン。 ばちーん。 ヤガミは倒れた。 動かなくなった。 あくまで軽くだったのにと呆然としながらサクは、 「うぇーーーこんくらいで!!!!!」 駆け寄った。 「めっさ手加減したんだけど!!」 舞花は、ドランジがよければそれでいいと思うことにした。 「(まぁ、いいや)機嫌もよくなったみたいですし」 ドランジは微笑んだ。 「まったくだな」 ドランジは、うりゃーという声をきいた。 /*/ 携帯版はこちら http //blog.m.livedoor.jp/ogasawara_ss/index.cgi?sso=985b281cf32104bf735d6050835cbe293541cfde 作品への一言コメント 感想などをお寄せ下さい。(名前の入力は無しでも可能です) 名前 コメント ご発注元:サク@レンジャー連邦様 http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=217;id=gaibu_ita 製作:藤原ひろ子@FEG http //cgi.members.interq.or.jp/emerald/ugen/ssc-board38/c-board.cgi?cmd=one;no=488;id=UP_ita 引渡し日:2008/2/13 counter: - yesterday: -
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殺しのリスト 題名:殺しのリスト 原題:Hit List (2000) 作者:Lawrence Block 訳者:田口俊樹 発行:二見文庫 2002.6.25 初版 価格:\952 ブロックは長編と短篇の書き方がまるで違う。新潮文庫から短編集が三作出されたときに、短篇作家ブロックとしての味わいを発見しぼくは彼の稀有なもう一つの才能に喝采を送ったものだ。シリアスな長編作家とばかり思っていたブロックは一方で非常に軽妙で悪戯好きな短篇の名手でもあったのだから。 その短篇を連作の形で積み重ねた本が同じ二見文庫から出た『殺し屋』であった。とっても普通の人であるケラーがたまたま職業的に殺し屋であるばかりに、普通ではない旅程を辿る、いわゆる奇妙な味わいの連作である。殺し屋の非情さをどこか懐深くに隠し持っていながら、その短篇ゆえの軽妙な文体と、ケラーの日常性へのこだわりがアンバランスで可笑しい。 だからこのシリーズが長編として登場したと知って、ぼくのなかでは相当に好奇心が疼いたものだ。こういう短篇的世界を長編に纏めるという作業は一体どういうものになるのだろうか? 結果として長編としてのシリアスな重みは持たないまま、短篇のエピソード的積み重ねによって、キルトのように縫い合わせたものがこの作品なのかな。大がかりな起承転結はなく、むしろ悠久な時間の流れと(大袈裟だけど)、雄大なアメリカ各地の風土を渡り歩くケラーの足取りとその落ち着き感(あるいはその欠如)とが、感じられるゆったりとした小説に仕上がっているのだ。 どうでもいい日常瑣末へのこだわり。仕事に出かけてもできたらそこでゆっくりと過ごし、その土地の美味しい料理を味わい、趣味の切手のために専門店を探す。それらの落ち着きが土台にあって、それらがどこかで揺らぎ始め、何かおかしいと感じ始める。何となく感じられる謀略の存在。ケラー自身を狙う銃口の臭い。 まったくほとんどがどうでもいいことの描写の積み重ねでできているのに、とことん読ませてしまうブロックの手法。スカダーその他のシリーズでは味わえないもう一人のブロックのまたも新たな才能がきらめく作品である。翻訳の田口氏にも、いつもながらスタンディング・オベイションを送りたいくらいだ。 (2002/08/18)
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特になーんもなかった江戸。 いやむしろ銅時がゲーセン通うぐらいアレなんだからかなり平和だったといえる。 だがお登勢が言うには「最近犯罪前科があるのが銃殺事件で死亡している」とのこと。 その罪人殺しの正体はシャーロット。 確保を逃れるため利根川達を抜き去ったりバレた時には雪乃泣かしたりアビーに2度も勝利したりとやりたい放題(?)だった。(まあ心の中ではやりたくなかったのかもしれんが) だが銅時のお説教という名の戦闘で終了。 ・・・ぶっちゃけシャーロットはこの時が一番輝いてた、なんてことも今後あるかもしれない。 悪い意味だけど。
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(この話は、「ゆっくりボールのあそびかた」に、私アイアンマンが勝手に続編を書いたものです。原作者さん、ありがちょうね!) ■ゆっくりボールのあそびかた・勝手に後日談 日暮れ後の森の中。大きめの巣の中で、ゆっくりの子供たちが輪になって、楽しそうに遊んでいる。 「ゆっくり!」 「ゆゆぅ、ゆっくり! 「ゆん! ゆっくち!」 一声かけるたびに、ボールをポンッと押し戻す。円陣の向かいにいる子が、それを別の方向へ蹴る。 人間で言う、蹴鞠(けまり)のような風景だ。 使っているのは、茶色のぺらぺらしたものを巻きつけたボール。 子ゆっくりと同じぐらいの大きさで、何が入っているのか、ポヨポヨして柔らかい。 「ゆっくりっ!」 「きたよ、ゆっく!」 ポンッと蹴り戻し、ころころと当てる。すべすべしてとても転がしやすく、子供たちはとても気に入っていた。 「おちびちゃんたち、たのしんでね!」 「ゆっ! とってもおもしろいよ!」 「おかあさん、ゆっくりありがとうね!」 「ありがちょう! ゆむっ!」 礼を言われて、ニコニコしながら見守る親まりさと親れいむ。 この二匹は昼間、外で子供を一匹見失ってしまった。ずっと探し回っても見つからず、心配でぐったりしかけていた。 だが、その代わりにというべきか、親切な人間のお兄さんにこんなボールをもらえた。 子供たちの元気な様子を見ていると、ぐんぐん元気が回復するようだった。 夫婦で見詰め合って、ささやく。 「ゆう、れいむ、きょうはみつからなったけど、あしたはおちびちゃんをみつけようね!」 「そうだね! ゆっくりみつけようね!」 満ち足りた、幸せそのものの時間だった。 「さあ、そろそろおねむのじかんだよ!」 「ゆっくりねようね、おちびちゃん!」 「「「ゆっくりねんねしようね!」」」 その日はボールを部屋の隅に置いて、寝についた。 大きな母れいむと母まりさを中心に、家族がぴったりくっついて眠る。 「ゆぅ……ゆぅ……ゆふふ……」 「おかーちゃん……むにゃむにゃ……」 「ゆっくち!」 やわらかなほっぺた同士をすりすりしあって眠るのは、最高のきもちよさ。 とてもゆっくりできる夜を、家族はいつものように過ごした。 コロリ、とボールがわずかに転がった。 次の日も家族はいなくなったれいむを探したが、見つからなかった。 その次の日も、次の日も。 「れいむのこどもがああぁぁぁ!」 「ばりざのこどもお゛お゛ぉ゛ぉ゛!」 探している最中だけは悲しみ続けたが、悲しむことも続けられないのが、ゆっくりのゆっくりした性。 「まりさ……こんなにさがしてもみつからないよ……」 「しかたないよ、れいむ。おちびちゃんはどこかできっとゆっくりしているよ……」 慰めあって、いつしか忘れていった。 日一日と日時がすぎる。その間、子供たちは毎日、ボール蹴りを楽しんだ。 「ゆゆっく!」 「ゆっくりぃー!」 こんなによく跳ねるボールは初めてで、みんなはとっても楽しんだ。 毎日続けたせいでキック力も上がり、思い切りぼこんべこんと蹴れるようになった。 「ゆぅーと!」 ポンッ! ごろごろごろごろ……バシッ! 勢いよく壁にぶつけて、人間の遊びのまねをしたりした。 しかし、そんなことが出来たのも、一週間ぐらいのこと。 子供たちがうまくなるのと反対に、ボールは弾力を失ってきた。 まるで中身が乾いてスカスカになってきたみたいに。 八日目に、子供たちは両親に頼んだ。 「おかーさん、ぼーるがべこべこになっちゃったよぉ」 「ゆっくりなおしてね!」 子供たちが囲んで持ってきたボールは、地面に接する辺りがべっこり潰れている。 それを見た母れいむが、ピコンと電球をともして思いついた。 「ゆっ、それはくーきがぬけちゃったんだよ!」 「くうき?」 「そうだよ! にんげんのぼーるはくーきが入ってるって、ぱちゅりーからきいたことがあるよ! ゆっくりなおしてあげるね!」 そういうと、母れいむはボールはボールをころころと転がして、空気穴を探した。 あった。一箇所だけ小さな穴がある。 顔を近づけると、かすかにひゅうひゅうと空気が漏れるような音がした。 「ここからくうきをいれるんだよ! おちびちゃんたち、よくみててね!」 そう言って、母れいむは空気穴だと思い込んだ場所に、口をつけた。 「いくよ、ゆぶうぅぅぅぅぅぅぅ……」 自分の体の大きさの三分の一ほどのボールに、思い切り空気を吹き込んだ。 ぎゅぅぅぅっ、とボールの中からまるで苦しがっているような声が聞こえるとともに、べこん、とへこみが元に戻った。 子供たちがわっと浮き立つ。 「なおったよ、おかーしゃん!」 「おかーさん、すごーい!」 「おかあさんはとってもゆっくりできるおかあさんだね!」 みなに誉められて、照れ照れと赤くなるゆっくりれいむ。 それを見て、自分も威厳のあるところを見せたい、と思ったゆっくりまりさ。 「ゆっ、つぎはまりさがぷーっするぜ! ぱんぱんにしてやるぜ!」 「おとーしゃん、ゆっくりがんばってね!」 こどもたちの声援を受けて、れいむと場所を変わるまりさ。 空気穴に口をつけ、力いっぱい吹き込んだ。 「ゆぶぅぅぅぅぅ……!」 ぎゅぅぅぅぅぅぅっ、と前より激しい音が聞こえたとともに、ボールの反対側で、むりっ! という音がした。 「ゆ?」 「ゆゆっ?」 いぶかしがるまりさ。不思議がる子供たち。 そのときボールの反対側で起こったのは、漏れだった。 重なり合ったガムテープとガムテープの中に、わずかに重なりの薄い、隙間のようなところがあったのだ。 そこだけは、他の部分よりもはるかに強度が弱かった。 何しろ中身は饅頭だ。 内部からそこに圧力が殺到した結果、隙間から白いものが「むりっ!」と持ち上がった。 まるで、焼けて破裂する寸前のお餅のように。 「わぁい、にゃにかしろいものが、ふくらんできちゃよ!」 無邪気に赤ゆっくりがぴょんと喜んだのもつかの間。 その膨張部が、突然破裂した。 パァン! 空気の音とともに、乾きかけてパサパサになった餡子が噴出した。ビチャッ! ともろに顔に浴びて、赤ゆっくり悲鳴を上げる。 「ゆゆうっ! にゃにこれー、あまいよぉ!?」 甘い? 不思議におもった親まりさは、ハッと気づいて、ボールに目を落とした。 この大きさ……どこかで見たことがあるような? そして、一週間転がされて半ば剥がれかけていたガムテープの端を口にくわえ、一気に引っ張った。 ビリョビリョビリョビリョビリョリョリョ! くるくるとテープがほどけていくとともに、黒い髪、白っぽい肌、そして赤いリボンが現れた。まりさが空気穴と思っていたのは、お兄さんがたくみに残したれいむの口の一部だった! 「ゆげええええええええ!!? まっまっばりさのおちびぢゃああん!?」 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! れいむのおぢび゛ぢゃぁぁんぁんん!!」 「おねえぢゃぁぁんんん!?」 「ぎゅああああ!? ゆっぐぢできない゛い゛い゛!?」 ぐるぐるビリョッ! とテープがはがれる同時に、その子の惨状が明らかになった。 体は全身赤黒いアザだらけで、饅頭というよりモナカのようにパサパサに乾ききり、ひび割れている。 そんな乾いた肌からガムテープを力いっぱいはがされたので、ボサボサに皮膚が剥がれている。 ほっぺの肌が剥け、後頭部が髪の毛ごとごっそりはげて、まるで虫食い状態だ。 それにくわえて、いま後頭部から大量の餡子を噴出してしまった。 どうやらそれが致命傷になったらしく、白目になりかかった半眼で、「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣している。もう数分ももたないだろう。 まりさとれいむ一家は、あまりことに脳がパンクしかかっていた。 おちびちゃんがどうしてここにいるんだろう? しんだんじゃなかったの? もしかして、ずうっとここにいたの? それじゃあ……自分たちが毎日蹴っていたのは……。 え? え? あれ? それって、つまり……。 れいむたち、まりさたちは、大事な娘の、姉妹のれいむを、一週間も飲まずくわずで蹴り続けて、……半殺しにしちゃったの……? 「ゆゆぐっ……ゆげええええええ!!!」 「おぢびちゃあん、ごべんねええ゛えげげげええええええ!!!」 「おっおっおねえぢゃあああんえ゛れえ゛れえ゛れえ゛れれれれれれ!!!」 「れいぶうぅぅぅぅ!!! おべええええぇぇぇぇぇ!!!」 死にかけのれいむは囲んだ家族は、その子のぞっとするような苦しみを想像して、あっという間に嘔吐し始めた。 餡子と餡子が交錯し、床にびたびたと盛り上がる。盛大な阿鼻叫喚だ。 みるみる壊れていく家族の真ん中で、もはや目の焦点も合わないボールのれいむが、途切れ途切れにつぶやいた。 「もっと……ゆっくり……したかっ……ゆべぇっ!」 開いた口から、パサパサの硬くなった餡子をぶぷっと吹いて、れいむは死んだ。 「ゆげえええええええ」「え゛ろえ゛ろえ゛ろえ゛ろえ゛ろ」 悲痛なゲロの音が、巣の中に響き続け、やがてひとつずつ絶えていった。 アイアンマン これまでに書いた話 # ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01 # ゆっくりいじめ系1093 ゆっくりエレエレしてね! # ゆっくりいじめ系1098 アストロン対策 # ゆっくりいじめ系1246 二人のお兄さんと干しゆっくり # ゆっくりいじめ系1279 れいむよ永久に安らかに このSSに感想を付ける
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■ゲートキーパー 世界樹の迷宮3、第三階層の黒FOE。 合体ロボ。敵味方の認識能力が乏しい。 深都の超科学によって作られた門番機械。合体と分離を繰り返し多彩なスキルで戦う。 合体形態と分離状態は別物として扱われるので、図鑑コンプを目指すなら最低2回戦う必要がある。 通称GKビームこと「天地双覇掌」という強力な全体攻撃を使ってくる。その威力は、半端な強さなら一撃でPTが半壊もしくは全壊してしまうほど。 ボスの中で唯一、公式での自己再生能力を有している。なお深王様が「再生するから気にするな」って言ったせいか、気楽に狩りができる深都ルート冒険者がいるとかいないとか。 GKビームをグラフィックと独断で雷属性と判断し、ファランクスを休養させてショックガードを拾得さした俺はなんだったんだろう。 ↑きっとそのあとの雷魚・キリン戦で日の目を見るさ・・・ むしろ、分離合体機構的にジオング。アンドロとラストシューティングするとかしないとか。 合体時の両手を上下に構えた姿、「天地」と名のつく技名から、大魔王バーンの「天地魔闘の構え」を思い浮かべたプレイヤーが少なからずいた模様。 ↑×6 クジュラさんをも半殺しにする威力 エーテル圧縮+禍雷+突撃陣形で、一ターン目にHPを半分以上削れる。後は望む部位を縛れば良いですわ。 ∩(・ω・)∩ ちなみに開幕早々柄落としなどでスタンさせると構えないまま威力ガタ落ちのビームを撃ってくる。 ↑↑むしろ俺は天破活殺を思い出した 一応、ボスの自己再生については2の炎の魔人も該当する。ミッション受諾時に大臣が「倒しても復活する」旨を明言している。 ↑↑「ひ…退かぬ!!媚びぬ省みぬ!!プリンに逃走はないのだ――!!うああ!!」 合体するとスペックが落ちる不良品 合体ロボは複雑なギミックを内包するため構造的に非常に打たれ弱くなるのです 数少ない攻撃グラフィックを持つボス。 GKビームへの対処が済めば楽な相手。リミットブースト+イージスがあれば楽勝。無くても高レベルの防御の号令かラインガード+防御でよかろう。 他の階層ボスに比べて再戦しに行くのがやや面倒。 攻撃パターンが固定されており、状態異常も使わないので対策すればなんてことは無い。「天地を砕く剛拳も、この一握りの心を砕くことはできぬ!」 「天地双覇掌」は限りなく腕技っぽい名称のくせに部位依存無しという罠。対策を練って挑んだ、縛り持ちのリベンジャーを再び消し炭にした。 ゴールキーパー 初見hage率こそ高いものの、適正レベルのプレイヤーに対する相対的な強さは階層ボス中でも最弱クラス。 ゾディ/ウォリ「天地双覇掌?なにそれ?おいしいの?」 ゲートキーパーというと某星狐のアドベンチャーを思い出す俺 「月光蝶である!!」いや、分離機構的に。 深都ルートでの初見hage率は 深洋祭祀殿側から見れば別に通り抜ける必要が一切ない場所に安置されている。排除するのはフカビトではなく第四階層に行こうとするボウケンシャーのみである。 こういうゲームで敵の攻撃時にああいうエフェクト入るとどうしても最終防衛システムを思い出す SGGK 若林源三 深王「このロボは深都の超科学技術によって作られた。なんと、単三電池312110本で10時間連続で起動できるのだ!!電池交換手伝って!!!!! 海都ルートではクジュラから「溜めた後にやばいのが来る」と助言を貰えるので心の準備が可能だが、深都ルートだと事前情報皆無で魔の1~2ターン目を迎えることになる。尤も、察しの良い冒険者なら嫌な予感がして防御に入るかもしれないが。 ↑×5 たしかにフカビトはそのまま海中から神殿に入ればいいんだしな。というかGKさんは移動床に乗れるのか?沈んでしまいそうだ… オープンゲット! あれ?GKビームを「溜めていたからびびったけど大した威力じゃねぇじゃんww」と思ったのは俺だけか? ↑俺は初見で全員防御したのにhageたぞ。 まあ3層終盤ともなればプレイヤーのプレイスタイルに大きな差が出てくる頃だしね。このあたりから難易度に関する話がかみ合わなくなってくる。 そうかもしれませんね。ちなみに僕は少しがっかりに一票 クジュラ「最強に一票」 初見時、クジュラから「溜めてからくる」と聞き、実際に構えを見て何故か「2ターン位溜めるだろ」と独断し次のターンに悲鳴を上げました。 まあ、そのあと分解で1ターン無駄に過ごしてくれるから直ぐに立て直せたけど 別の探索に夢中で、全然顔を見てないや。 よくもこんなキチガイロボットを!! ↑深王:「卿らにはすまないと思っている、私のGKがビームでhageさせてしまって…」オランピア:「多分次回は勝てる。だがそのほか一切の事は分かりません」 ↑2あまりそのような発言をするものではないな坊や。 ↑そうか、頭の中に、クルーエルティが! パンチだロボ! ↑鉄人28号かw。 門番を守りに行かせ、ポンコツロボの敵味方判別の方法すら教えず、更には倒されても時間が経てば治ると言ってのけた深王さんはどこかおかしいと思う 深王「フルパワー!ハンマーパンチ!」 空だ、海だ、地の果てだ~♪ Ⅳでライバル出現か ↑あっちはミキサーやらなんやらでゴーレムっぽいイメージ。自爆するのは一緒か 新旧スーパーロボット大戦見てみたい 深王「ほんとは美少女番人ロボを作ろうと思ったが、引かれそうなのでやめた。」 ↑7 「ロボ!」と呼ばれるのはスーパー横山大戦のジャイアントロボの方だな。 ↑↑設定画集の深王さんのネタ設定を考えれば美少女ロボを守護者にしようとしてもおかしくないな。ロリコンとか書かれてたしw 分離後は合体時のHPの半分、合体後は頭、胴体のHPの合計がそれぞれのHPとなる。故に物理攻撃or属性攻撃しかできなかったとしても本体か頭か胴体のいずれかを集中砲火で削っておけば必然的に残ったパーツの体力も削ることができる。 ということは有名である。 キリン スタンで構えを妨害しても次ターンで天地双覇掌を放ってくる。構えはただのかっこつけらしい ただ、構えに失敗した場合は威力が半減してしまう欠点を抱えている。構えを使う当り、なんだかブシドー(特にI)に似ているね。 構えると威力が倍増するのでは ゲートキーパーといえば Heart of the Maelstrom. ↑10 ↑8 オランピアさんが3層ボスになる可能性もあったわけか 久しぶりに行ってこいつをエーテル圧縮+狂戦士の誓い+フリーズンブローで15252ダメージ与えて一発で終わったが・・・何が起こったかマジで分からなかったなぁ。 何もしないターンが多い。新世界樹3では、その辺をテコ入れしてくれる事を期待している。分離時に全体麻痺とか。何か電気漏れてるし良いのでは?、 ↑最後が変になってたw こいつとⅣの帝国ロボの殴り合いがものすごく見たい ↑うーん、三層ボスと四層ボスだからな…やっぱミキサーさんが勝つんじゃないか? ミキサーさんは属性モードになられると物理技効かないしなあ 合体したら全属性弱点になるゲートキーパーさんに勝ち目は無いだろ さらにゴーレムも持ってきて三体を究極合体させてみたい パーティのバランスに左右されるかも。1周目では楽勝だったが2周目のPTではかなり苦戦した。 別にアブリエルを唱えても出てきたりはしない 所見でもボスが1ターン目に怪しげな構えを取ったら、次のターンになにか嫌な予感がしないか? 嫌な予感がしたら全速前進するのがボウケンシャー 初見でも構え見てからイージス余裕ではあるんだが、防いでしまうとどういう効果の技かわからないまま終わってしまって、そんなのはイヤなのでとりあえず食らってみるのがボウケンシャー クジュラも衛兵2人連れてきてイージスやれば勝てたんじゃね? ↑ 2階層 でみんな大怪我してたんだよ(震え声) エルヒガンテ PQのゼウスで設定が生えた古代アンドロの外部装甲の名残なんだろうか 新3がでたら天地双覇掌をぜひグリモア化して使いたい。 初見でこいつに勝てなくて最終的には助っ人バリの狂戦士チャージ前陣で消し飛ばしてやったのもいい思い出。 ぷにぷにロボ「『GK,もう大丈夫だよ』と言われるまで離れません。」 Xに出てほしかったなー ラインガードが輝いた。1振りでも強いのね。 合体すると弱点属性が増えるが、よく考えたら精密機械が壊れやすいのは当たり前である 深都ルートだと援軍を敵と誤認した上に援軍側も防衛対象を破壊してしまうという中々まぬけな絵面が展開されてしまう。愛嬌はあるのだが、仮に新3が発売された場合にはシンとキリンのようにルート別のボスになるとか、クジュラの一撃で判別機能がぶっ壊れて暴走したとか、そういうフォローが入るかも知れないし、入らないかも知れない 上から二つ目のコメント 「敵味方の認識能力が乏しい。」とのことで…テテテッとパーティーの前に歩みだしたゾディ子。分離前のGKの指を触り、「学習しよっか?」と一言。なぜか機能停止したGKの脇を通り抜けるパーティー。無傷で通り抜けた後、GKの方を振り返ったゾディ子。「ありがとう、またね!」…ここまで妄想した。 ↑43 パンチラロボが何だって?(難聴) コメント ■関連項目 ゲートキーパー頭(モンスター) ゲートキーパー体(モンスター)
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262 名前:鉄オタ ◆yhNqGdIG7M [] 投稿日:2007/09/23(日) 06 20 39.54 ID xiMBnkMk0 ええっと・・・ ① 195 シャーマン ② 211 着替え中を覗かれる ③ 213 クラス全員がお参りにくる この3つを合体させた作品ですw ②だけちょっと違うけど、ご愛嬌で 「ルンルルン♪ルンルルン♪あっしたはたっのしっい修学旅行♪」 リズムよく落ち葉を掃除する。 こんな歌を歌っていると、箒を持つ手に自然と力が入る。 そんなノリノリなボクは、筑前神社の巫女として従事している筑前大分。 「おおいた」って読んじゃだめだからね!詳しくはwebで! 2年前まで神主としてこの筑前神社を継ぐはずだったんだけど、見事女体化。 だから今は巫女さんとして頑張ってるってわけ。 そんなこんなで明日は楽しい修学旅行! 修学旅行が土曜日曜って休日にかかるから、金曜日の今日は代休。 だから神社のお庭でのんびり落ち葉を掃いているんだ! 「大分、明日から団体のお客さんが来るけど・・・」 お父さんの声が本殿の中から聞こえてくる。でもそんなの関係ねぇ! なんてったって、明日は修学旅行だから! ボクはお父さんの声を無視して、せっせと落ち葉を掃いて掃きまくった。 「さて、サンタナのアルバムでも聞きながら、お芋たんでも焼こう!」 山積みになった落ち葉に火をつけ、お母さんの菜園からお芋を頂戴してきた。 「いつ聞いてもいいよなぁ~、サンタナのアルバム『シャーマン』!」 アイポッドを片手にノリノリなボク。お父さんに見つかったら半殺しだぜ☆ 「おいもたん、や・け・や・か・な?」 数十分くらい経ってから火の始末をする。 ガサゴソと積み重ねられた落ち葉の中を探すと、ホクホクになったお芋が顔を覗かせた。 「ひゃあ~、うまそうだなぁ~」 視覚効果で大量に出る唾をごっくん。ホクホクのお芋を口の中にほおばる。 熱くて口の中を火傷しそうになるが、勢いで食べる。 「びゃ゛あ゛うま゛い゛ぃい゛いぃ゛ぃ゛い!」 「これもあれも持った・・・おやつは300円までかな?」 その晩ボクは、入念に明日の準備をした。 小さな鞄に、ありったけのものを詰め込む。 ぎゅうぎゅうに詰め込んだバックは、今にも張り裂けそうだ。 「それじゃ、明日は朝が早いからねまらほ♪」 そう言って、ボクは夢の中へダイヴしていった。 ――――――――――――――――― ちゅんちゅん・・・ 小鳥のさえずりで目覚める。 うぅ~んと目をこすりながら時計を見る。 12時を示していた。 「まだ12時か・・・まだまだじゃん・・・」 そういうと、ボクは再び布団の中に潜り込む。 ふと、ボクの思考回路が正常に動き出す。 12時、小鳥のさえずり、NHKお昼のニュース・・・マロの声! がばっと布団から跳ね起きる。 今は夜の12時ではなく、昼の12時だ。 「ありゃりゃ、遅刻じゃないか・・・」 がっくりと首をうなだれるボク。パンパンに膨らんだバックが悲しそうに佇む。 「なんで父さんは起こしてくれなかったんだよ・・・」 涙目になりながら、父さんのいる本殿にパジャマ姿で行く。 するとざわざわと言う声が聞こえてきた。 ボクはその声のするほうに行ってみる。 筑前神社は正月以外は人が来ないのに、正月級の人の多さを感じる。 そろっと顔を覗かせると、見慣れた人が沢山いた。 「ええっと、筑穂高校の皆さん、ようこそおいでくださいました!」 ニコニコ顔のお父さん。意気揚々とその高校の生徒の前で話をする。 ・・・っていうか筑穂高校って、ボクの通ってる高校ジャマイカ! ガラっと障子を開け、ボクは皆の前に姿を現す。 「なんで筑穂高校の2年生がここにいるの!?」 ボクは驚いた声で言う。他の人はボクのことを見ても然程驚きはしなかった。 「いや、筑前、これには訳があってな・・・」 そう言うのは、ボクのクラスの担任である糟屋先生だ。 「なんでですか?」 「俺が修学旅行の積立金、競馬で使っちゃってネ☆」 ネ☆じゃねーよ、と一瞬殺意が沸いた。 大阪じゃなかったんすか?大阪? なんで大阪がボクの家なんですか? これじゃ大人数でボクの家に泊まりに来てるだけじゃないですか・・・ 「というわけだ、大分。今日から3日間、ここに皆泊まるからな。」 「ちょw3日はねーよwwww」 地獄の3日間、いざスタート! 1日目! ボクはお父さんに言われて巫女衣装に身を包む。 「ちょっとこれも付けといて。」と言われるがままにそれを付ける。 ・・・ネコミミ・・・ 「すげーすげー、筑前が超可愛い!」 「筑前くーん、こっちむいてー(はぁと)」 「筑前氏、も、萌え~!」 箒で境内を掃いているボク。いつもと変わりない姿を見せろとお父さんに言われた。 どうやらボクは見世物代わりの立場みたいですね。 この日ばかりお父さんと筑穂高校の皆を恨んだことはありませんでした。 ボクは境内の掃除も終わり、筑穂高校の生徒達は5時間に及ぶ座禅が終わった。 生徒達は皆疲労困憊しており、徒歩で家に帰る者までいた。 「ねぇ筑前さん?」 ボクが自分の部屋に行こうとしたとき、ふと後ろから女性の声がした。 振り向くと、そこにはクラスメイトの篠栗が立っていた。 「どうしたの?篠栗さん?」 「いや、筑前さんのお部屋を見たいな、って思って。」 「いいよ、こっちこっち♪」 ボクは篠栗さんの手を引いて、自分の部屋に連れ込んだ。 「何にもないお部屋・・・」 篠栗さんの第一声。ちょっぴりむっときた。 「何にもなくて悪かったね(プンスカ)」 ボクは拗ねるフリをしてみた。 すると彼女は訂正するかのように、慌てて言い直した。 「いや、綺麗に片付いてる部屋だなって思っただけよ。」 そんなこといまさら言ったって、表情でヴァレヴァレだよ☆ それはいいとして、なぜ篠栗さんがボクの部屋に入ったのかが気になった。 「なんで篠栗さんはボクの部屋に入ったの?」 「えっ・・・」 その一言だけいい、彼女は突然黙り込んだ。 彼女の顔がどんどん赤くなっていっているのが分かる。耳たぶなんかとても熱そうだ。 「その・・・筑前さんの体を・・・」 そういうと、彼女は突然ボクの体を布団に押し倒した。 「ちょw篠栗さん!・・・んっ!・・・くぅん・・・」 彼女からの激しい口付け。ボクはただされるがままに身を任せた。 互いの舌が絡み合い、くちゅくちゅといやらしい音を立てている。 「ささ・・・ぐり・・・さ・・ん・・・いやだよぅ・・・」 目に涙を溜めたボクを見たからなのか、篠栗さんは接吻を一旦止めた。 ファーストキスが同性?から・・・いや、これは異性なのか・・・? でも篠栗さんの意外な行動に、戸惑いは隠せなかった。 「篠栗さんって・・・百合な人・・・?」 ボクがそう言うと、彼女はこくんと頷いた。 ボクが元男だったから、拒むことはないのだろうと思っていたのか。 ごめんね、と言い残して、彼女はボクの部屋から飛び出していった。 非常に後味の悪い出来事。 ボクは篠栗さんと触れ合った場所を今一度確かめていた。 2日目! 筑穂高校の生徒は早朝ランニングと称し、博多駅までランニングをさせられていた。 ボクは修学旅行に参加していないことになっているらしく、ゆっくりと布団にもぐっていた。 ――――――――――――――――― 帰ってきたときには、すでに午後6時を回っていた。 ほとんどの生徒は疲れきっており、帰ってくるやいなや倒れこんでしまう。 というか、昨日より明らかに生徒の数が減っている。 先生も何人かいなくなっている。 あ、担任の糟屋先生がこっちに向かってきてる・・・ランニングでも行ってきたのか? ん?袋を持ってるぞ・・・? その袋には「Aコープ」と書かれていた。 「・・・先生、なんですか?それ?」 ボクが問いただす。先生は見つかってはまずいものに見つかり、あたふたする。 「いやぁ、神社には酒がなくてな・・・ハハハ・・・」 ボクはそれを聞いて、お父さんに報告。 その後先生がどうなったかを知るものはいなかった・・・ 「ふう、今日も疲れたぁ・・・」 疲れた体を癒すため、ボクはシャワーを浴びる。 浴びている最中、どこからともなく視線を感じる。 後ろを振り向く・・・誰もいない・・・ 窓を見る・・・誰もいない・・・ ボクは不思議に思いながらも、鼻歌を歌いながらお風呂に浸かっていた。 まさか風呂にカメラをくっつけ、別室で生徒全員が楽しんでるなんて知る由もなかった。 3日目! 今日で修学旅行最後の日! 果たして修学旅行と言えたのかどうかは不明だが、名目上は「筑穂高校修学旅行」となっている。 「それじゃ、皆さん今日は昨日お亡くなりになりました糟屋先生のお参りに行きましょう。」 低い声でお父さんがしゃべる。 誰か泣く人がいるのかな?と思っていたら、皆ヘラヘラ笑っている。 ちょw人が死んだんだぜwww 「ぽちのお墓」と書かれた横に、糟屋先生のお墓がある。 野菊一輪咲いている、小さなお墓だ。 皆それをみて合掌。アーメン。 そして帰っていった。 ボクにとって散々だった高校の修学旅行。 その後糟屋先生は生き返り、元気に学校に行って修学旅行の積立金を使い込んだことがばれて、クビになったとさ。 めでたし、めでたし。
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(この話は、「ゆっくりボールのあそびかた」に、私アイアンマンが勝手に続編を書いたものです。原作者さん、ありがちょうね!) ■ゆっくりボールのあそびかた・勝手に後日談 日暮れ後の森の中。大きめの巣の中で、ゆっくりの子供たちが輪になって、楽しそうに遊んでいる。 「ゆっくり!」 「ゆゆぅ、ゆっくり! 「ゆん! ゆっくち!」 一声かけるたびに、ボールをポンッと押し戻す。円陣の向かいにいる子が、それを別の方向へ蹴る。 人間で言う、蹴鞠(けまり)のような風景だ。 使っているのは、茶色のぺらぺらしたものを巻きつけたボール。 子ゆっくりと同じぐらいの大きさで、何が入っているのか、ポヨポヨして柔らかい。 「ゆっくりっ!」 「きたよ、ゆっく!」 ポンッと蹴り戻し、ころころと当てる。すべすべしてとても転がしやすく、子供たちはとても気に入っていた。 「おちびちゃんたち、たのしんでね!」 「ゆっ! とってもおもしろいよ!」 「おかあさん、ゆっくりありがとうね!」 「ありがちょう! ゆむっ!」 礼を言われて、ニコニコしながら見守る親まりさと親れいむ。 この二匹は昼間、外で子供を一匹見失ってしまった。ずっと探し回っても見つからず、心配でぐったりしかけていた。 だが、その代わりにというべきか、親切な人間のお兄さんにこんなボールをもらえた。 子供たちの元気な様子を見ていると、ぐんぐん元気が回復するようだった。 夫婦で見詰め合って、ささやく。 「ゆう、れいむ、きょうはみつからなったけど、あしたはおちびちゃんをみつけようね!」 「そうだね! ゆっくりみつけようね!」 満ち足りた、幸せそのものの時間だった。 「さあ、そろそろおねむのじかんだよ!」 「ゆっくりねようね、おちびちゃん!」 「「「ゆっくりねんねしようね!」」」 その日はボールを部屋の隅に置いて、寝についた。 大きな母れいむと母まりさを中心に、家族がぴったりくっついて眠る。 「ゆぅ……ゆぅ……ゆふふ……」 「おかーちゃん……むにゃむにゃ……」 「ゆっくち!」 やわらかなほっぺた同士をすりすりしあって眠るのは、最高のきもちよさ。 とてもゆっくりできる夜を、家族はいつものように過ごした。 コロリ、とボールがわずかに転がった。 次の日も家族はいなくなったれいむを探したが、見つからなかった。 その次の日も、次の日も。 「れいむのこどもがああぁぁぁ!」 「ばりざのこどもお゛お゛ぉ゛ぉ゛!」 探している最中だけは悲しみ続けたが、悲しむことも続けられないのが、ゆっくりのゆっくりした性。 「まりさ……こんなにさがしてもみつからないよ……」 「しかたないよ、れいむ。おちびちゃんはどこかできっとゆっくりしているよ……」 慰めあって、いつしか忘れていった。 日一日と日時がすぎる。その間、子供たちは毎日、ボール蹴りを楽しんだ。 「ゆゆっく!」 「ゆっくりぃー!」 こんなによく跳ねるボールは初めてで、みんなはとっても楽しんだ。 毎日続けたせいでキック力も上がり、思い切りぼこんべこんと蹴れるようになった。 「ゆぅーと!」 ポンッ! ごろごろごろごろ……バシッ! 勢いよく壁にぶつけて、人間の遊びのまねをしたりした。 しかし、そんなことが出来たのも、一週間ぐらいのこと。 子供たちがうまくなるのと反対に、ボールは弾力を失ってきた。 まるで中身が乾いてスカスカになってきたみたいに。 八日目に、子供たちは両親に頼んだ。 「おかーさん、ぼーるがべこべこになっちゃったよぉ」 「ゆっくりなおしてね!」 子供たちが囲んで持ってきたボールは、地面に接する辺りがべっこり潰れている。 それを見た母れいむが、ピコンと電球をともして思いついた。 「ゆっ、それはくーきがぬけちゃったんだよ!」 「くうき?」 「そうだよ! にんげんのぼーるはくーきが入ってるって、ぱちゅりーからきいたことがあるよ! ゆっくりなおしてあげるね!」 そういうと、母れいむはボールはボールをころころと転がして、空気穴を探した。 あった。一箇所だけ小さな穴がある。 顔を近づけると、かすかにひゅうひゅうと空気が漏れるような音がした。 「ここからくうきをいれるんだよ! おちびちゃんたち、よくみててね!」 そう言って、母れいむは空気穴だと思い込んだ場所に、口をつけた。 「いくよ、ゆぶうぅぅぅぅぅぅぅ……」 自分の体の大きさの三分の一ほどのボールに、思い切り空気を吹き込んだ。 ぎゅぅぅぅっ、とボールの中からまるで苦しがっているような声が聞こえるとともに、べこん、とへこみが元に戻った。 子供たちがわっと浮き立つ。 「なおったよ、おかーしゃん!」 「おかーさん、すごーい!」 「おかあさんはとってもゆっくりできるおかあさんだね!」 みなに誉められて、照れ照れと赤くなるゆっくりれいむ。 それを見て、自分も威厳のあるところを見せたい、と思ったゆっくりまりさ。 「ゆっ、つぎはまりさがぷーっするぜ! ぱんぱんにしてやるぜ!」 「おとーしゃん、ゆっくりがんばってね!」 こどもたちの声援を受けて、れいむと場所を変わるまりさ。 空気穴に口をつけ、力いっぱい吹き込んだ。 「ゆぶぅぅぅぅぅ……!」 ぎゅぅぅぅぅぅぅっ、と前より激しい音が聞こえたとともに、ボールの反対側で、むりっ! という音がした。 「ゆ?」 「ゆゆっ?」 いぶかしがるまりさ。不思議がる子供たち。 そのときボールの反対側で起こったのは、漏れだった。 重なり合ったガムテープとガムテープの中に、わずかに重なりの薄い、隙間のようなところがあったのだ。 そこだけは、他の部分よりもはるかに強度が弱かった。 何しろ中身は饅頭だ。 内部からそこに圧力が殺到した結果、隙間から白いものが「むりっ!」と持ち上がった。 まるで、焼けて破裂する寸前のお餅のように。 「わぁい、にゃにかしろいものが、ふくらんできちゃよ!」 無邪気に赤ゆっくりがぴょんと喜んだのもつかの間。 その膨張部が、突然破裂した。 パァン! 空気の音とともに、乾きかけてパサパサになった餡子が噴出した。ビチャッ! ともろに顔に浴びて、赤ゆっくり悲鳴を上げる。 「ゆゆうっ! にゃにこれー、あまいよぉ!?」 甘い? 不思議におもった親まりさは、ハッと気づいて、ボールに目を落とした。 この大きさ……どこかで見たことがあるような? そして、一週間転がされて半ば剥がれかけていたガムテープの端を口にくわえ、一気に引っ張った。 ビリョビリョビリョビリョビリョリョリョ! くるくるとテープがほどけていくとともに、黒い髪、白っぽい肌、そして赤いリボンが現れた。まりさが空気穴と思っていたのは、お兄さんがたくみに残したれいむの口の一部だった! 「ゆげええええええええ!!? まっまっばりさのおちびぢゃああん!?」 「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛! れいむのおぢび゛ぢゃぁぁんぁんん!!」 「おねえぢゃぁぁんんん!?」 「ぎゅああああ!? ゆっぐぢできない゛い゛い゛!?」 ぐるぐるビリョッ! とテープがはがれる同時に、その子の惨状が明らかになった。 体は全身赤黒いアザだらけで、饅頭というよりモナカのようにパサパサに乾ききり、ひび割れている。 そんな乾いた肌からガムテープを力いっぱいはがされたので、ボサボサに皮膚が剥がれている。 ほっぺの肌が剥け、後頭部が髪の毛ごとごっそりはげて、まるで虫食い状態だ。 それにくわえて、いま後頭部から大量の餡子を噴出してしまった。 どうやらそれが致命傷になったらしく、白目になりかかった半眼で、「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」と痙攣している。もう数分ももたないだろう。 まりさとれいむ一家は、あまりことに脳がパンクしかかっていた。 おちびちゃんがどうしてここにいるんだろう? しんだんじゃなかったの? もしかして、ずうっとここにいたの? それじゃあ……自分たちが毎日蹴っていたのは……。 え? え? あれ? それって、つまり……。 れいむたち、まりさたちは、大事な娘の、姉妹のれいむを、一週間も飲まずくわずで蹴り続けて、……半殺しにしちゃったの……? 「ゆゆぐっ……ゆげええええええ!!!」 「おぢびちゃあん、ごべんねええ゛えげげげええええええ!!!」 「おっおっおねえぢゃあああんえ゛れえ゛れえ゛れえ゛れれれれれれ!!!」 「れいぶうぅぅぅぅ!!! おべええええぇぇぇぇぇ!!!」 死にかけのれいむは囲んだ家族は、その子のぞっとするような苦しみを想像して、あっという間に嘔吐し始めた。 餡子と餡子が交錯し、床にびたびたと盛り上がる。盛大な阿鼻叫喚だ。 みるみる壊れていく家族の真ん中で、もはや目の焦点も合わないボールのれいむが、途切れ途切れにつぶやいた。 「もっと……ゆっくり……したかっ……ゆべぇっ!」 開いた口から、パサパサの硬くなった餡子をぶぷっと吹いて、れいむは死んだ。 「ゆげえええええええ」「え゛ろえ゛ろえ゛ろえ゛ろえ゛ろ」 悲痛なゲロの音が、巣の中に響き続け、やがてひとつずつ絶えていった。 アイアンマン これまでに書いた話 # ゆっくりいじめ系1084 ゆっくり実験01 # ゆっくりいじめ系1093 ゆっくりエレエレしてね! # ゆっくりいじめ系1098 アストロン対策 # ゆっくりいじめ系1246 二人のお兄さんと干しゆっくり # ゆっくりいじめ系1279 れいむよ永久に安らかに このSSに感想を付ける