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主人公 古手梨花 皆殺し編の入り方 「第質章 罪滅し編」クリア後,主人公選択で梨花を選ぶ 選択肢について 皆殺し編での選択肢はどちらを選んでも正解という形になっています。 ひぐらし Topページへ
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わからん殺し とは まだ知れ渡っていない独自の戦術や、誰も試みないような奇想天外な戦法で圧倒的勝利を収めること。 または知識がなければ対応できない戦術や状況などを広く指して「わからん殺し」と言う。 もともとは将棋や格闘ゲームなどの対戦型ゲームで生まれた用語。 「初見殺し」と言う言葉もあるが、意味するところはほぼ同じである。 特殊な立ち回りを要求されるデッキに対し、対応策が分からずそのままやりたい放題される様を含む場合もある。 以下のような場合に発生。 ガチ計略の対応策の知識がなかった。 新バージョン、新カードのため、計略の対応策の知識がなかった。 あまりにも使われないカードのため(´;ω;`)、ついつい計略の対応策を忘れていた。 開幕乙系統のデッキや、計略や奥義を絡めたコンボで一発逆転を狙うデッキに対する対応策を詰めていなかった。 登場当初はその斬新さ故に猛威を振るうこともあるが、 インターネットが普及した現代では一気に広まってしまい陳腐化も早く、「わからん殺し」と称えられる時間は長くない。 分かっていても対処できない状況が1枚のカードによってなされるようならば、 それは「わからん殺し」というよりはゲームシステム側の問題である。 wikiや掲示板にて、常に最新情報チェックをおこたらないように!
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登録日:2012/02/24 Fri 02 28 56 更新日:2024/03/18 Mon 21 16 23NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 BEMANI GOLI KONAMI Roots26 beatmaniaIIDX 一覧項目 弐寺 男性 この項目ではbeatmaniaIIDX内のコンテンツであるRoots26に登場する男性キャラクターを掲載する。 主にbeatmaniaIIDXにて好成績を獲得した際に出現する特殊リザルトや、ストーリーモード・パーティーモード等で登場する。ただし最近は影が薄い…ってか男子の場合一部のキャラは忘れられてる可能性が… ( )内には、ドラマCDでの担当声優を表記する。 女性キャラについてはRoots26に登場する女性キャラクター(beatmania)をご覧ください。 神崎士朗(CV 緑川光) 銀髪のポニーテールで日本人とアメリカ人のハーフ。神崎家の長男で紗矢とエレキの兄。しかしミラーワールドを支配してたりはしない。向こうは士郎である。 男性の中ではメインのような立ち位置でリザルト出演率がぶっちぎりで高い。IIDXの腕前もユーズに勝るとも劣らないレベル。 生真面目かつ頑固な性格だが周りからの信頼は厚い。しかし生まれた家の環境やヤンデレの妹に死ぬ程愛されたりするなど不幸体質でもあるようだ。 トライディショナルの意味がわからずたこ焼きにカニをぶち込む脳筋。 神崎慧靂(CV 福山潤) 士朗の弟。もっぱらエレキと表記される(呼ばれる)事が多い。家出した兄を探すために上京、肌を黒くして髪の色と髪型を変え別人になり士朗をIIDXで倒して連れ戻そうとするがスグにバレて同居している。 紗矢「おい、士朗ちゃん連れ戻せよ」 因みに元は黒髪で、『零―ZERO-』のムービーで一瞬だけ見れる。 バーテンダーとして働いているが実は高校生でリリスの水着を見て鼻血出して昇天するなどその辺はまだ子供っぽい。 カメラ小僧で彩葉を盗撮したりするのでたまにエロキと呼ばれる。 猫にIIDXで負けた事がある。 雛月聖奈(CV 中村悠一) リリスの兄。通称はセム。幼い頃両親を失っており、唯一の肉親であるリリスを非常に溺愛しているシスコン。 尖った物が好きでファッションに取り入れてる他、自身が経営する店「ROOT26」の売り物にもトゲトゲをつけている(ただしリリスに外されて販売される事がほとんど)。なお店内にはIIDXが置いてある他、IIDX18のSTORY MODE内で出店した海の家にもIIDXを設置したことがある。 EDENやZEROなどのムービーではラスボス扱いされている。 ユーズ(CV 小野坂昌也) コテコテの関西人。唯一本名が明らかにされてない(一応漢字では遊頭と表記される)。 阪神タイガースのファンで、ドラマCDでは六甲おろしがリミックスされて収録される事を望んでKONAMIに自身がREMIXした曲を何度か送った事がある。 また、セリカにタイガースの虎マークを「猫っぽくて嫌」と言われてブチギレてヘッドフォンで六甲おろしをエンドレスに聞かせるという制裁を加えた。 IIDXの腕前はナイアと互角。 サイレン(CV 田坂秀樹) 役者志望のアメリカン。ロサンゼルス出身で日本に来る前はサムライや忍者が日本のスタイルと思っていた。今でも引きずっているのかこの二つのワードには過剰に反応する。 英会話学校「DOVA」で講師をしつつ役者としても活動している。 父親に面影が似ている(特に髭)からかリリスから惚れられているが、兄のセムからは疎まれている。 居候(ニクスとエイリ)がまともに働かないのが悩みの種。 デュエル イギリス出身の元フーリガン。 幼少時代、親が経営していた小売店が倒産。父は酒とドラッグに溺れ夢だったサッカー選手の道を絶たれてしまう。 その後、闇市のブローカーなどをしていたが抗争に巻き込まれ入院していた病院にて男はつらいよを見て更正する。寅さんすげぇ… その後日本に来日し、著書「抹茶ミルクティー」を出版。バカ売れして優雅な印税生活(IIDX筐体を自宅に設置出来る程)を手に入れた勝ち組となる。 恋愛小説も書いており、鉄火はその愛読者。しかし、作者がデュエルだということには気づいていない。 ニクス 猫耳っぽい帽子を被った金髪の男性。 元空軍だったが、上司とトラブって退職処分を受ける(後にエリートとして育て上げた軍人である父から絶縁され荒んだ日々を送っていた事が明らかになる)。 負傷した所をエリカに助けられて彼女に好意を抱くが、エリカがぞっこんラヴしている士朗の存在により身を引くという良い奴・・・。 ちなみに士朗と同じく日本人とアメリカ人のハーフ。 クイスリング・ジャック(CV 成田剣) 通称孔雀。全身フルアーマー(ちなみに撮影用)の男。ヘッドギアを外すと中々のナイスガイ。 ノルウェー出身で日本の美大に特別聴講生として来日、卒業後は大手映像会社・西映に就職するも火事に遭い無職に…。 趣味はお菓子作りにフィギュア制作、更に女性のスリーサイズを的確に当てる事が出来るクジャク・アイの持ち主。まさに俺達である。 ちなみにbeatmaniaIIDXフィギュア1/8シリーズはコイツが制作に関わっているという設定になっている。 L.E.D.のお気に入り。 ジルチ コック志望のガチムチモヒカン野郎。汚物は消毒だ~!!とかは言ったりしない。ただしケイナと識に料理を振る舞おうとしてケイナの家を消毒しかけた事がある。 また識の留守中にゲーセンの店長代理を務めるが、識が帰って来た頃にはゲーセンはものの見事に消毒されていた。 ナイアに惚れているがあちらからは塩対応。IIDXで勝てればデートしても良いと言われているが全キャラ中最強のプレイヤーが相手なので戦果は・・・ 識 モデルはスタッフのHES。 沖縄出身のゲーセン店長。実は妻子持ちで愛妻家。 梅干し嫌いでシアのお手製梅干しをジルチに無理やり食べさせられ梅干しもろともジルチを消毒(梅干しの持ち込みとゲーセンから出入禁止)した。 チャイナドレス好きで格ゲーではチャイナキャラを使用する。 実は彼の娘も「ALFARSHEAR」に一瞬出演している。 光伊計名(CV 阪口周平) 通称ケイナ。凄腕ハッカーで子供の頃に世界中の国家機関の重要ネットワークに何度も侵入した事がある腕前の持ち主。 元は神戸の財閥の御曹司だが、自分の人生に疑問を感じ、高校卒業と同時に家中のシステムをハッキングして出奔、自立した。 最初にエリカとセリカが双子という事を知った人物で、緋浮美とはネット上の知り合い。 刃雪達磨(CV 小林ゆう) 男性陣最年少。昔は目つきが悪かったが最近では可愛く描かれショタ扱いされている。愛称はダルマ。 ただし腹筋は割れている。 天才児で周囲の期待を受けて育つが、やがてそれが退屈に思い授業中は寝て過ごす日々を送っていた。ある日津軽に罵倒されて叩き起こされ、ゲーセンで彼女に出会ってからは津軽に近づくようになる。 …のだが筋金入りのスケベで女性陣にセクハラしては津軽にボコられている。 ドラマCDでは数年後、重傷を負い昏睡状態になった津軽を蘇生する為、医療チームの一員になるが、かつての変態っぷりは消え失せ、荒んだ性格になっている。 英利 長野出身のライダー。バイクでIIDX勝負の旅をしていたがガソリンスタンドでニクスの態度にキレてIIDX勝負するも敗北し更に仲間達にも敗北。その後ニクスと共にサイレン宅に居候する事になる。 好物はコーヒーと昆虫。蚕のさなぎの佃煮を平然と食べ、更にお仕置きにニクスに三食サザムシを食べさせた。もはやイジメである。 鉄火(CV 飛田展男)※ただしパチスロ版のみ 江戸っ子の寿司職人候補。識のゲーセンの隣にある鉄寿司が実家でファーボとよく一緒にいる。 Roots26では唯一の眼鏡キャラ。(ただし、ムービーでは大抵眼鏡をかけていない)エレキとは親友。薄々同い年ではないかと気づいているようだが、家庭の事情が絡んでいるのかと触れないようにしている。 ツインテール愛好家という一面があり彩葉とリリスの白黒コンビのツインテール姿が見れたら半殺しにされても構わない程。その為か、セリカにも好意を寄せてる模様。 また、恋愛小説愛読者であり、他人の恋愛事情に興味がある。 ムービーでは敵(エリカ側)だったり味方(セリカ側)だったりする。 ファーボ 元は「dong-tepo no.1」のキャラクターで地球侵攻の任務を帯びていたが、記憶喪失になりゲーセンに潜伏していた。 その後鉄火にゲットされ行動を共にする。 段位認定の失敗リザルトにいた奴がコイツ。不合格者の心境を代弁したり、神経を逆なでするような発言を連発する。 しかしLincleではクビに… だがtricoroでリザルト絵が復活したので再就職フラグが立っている。 そしてとうとうSPADAでe-amusmentアプリのFAILED画面で再就職した。 最近までRoots26はファーボを含めて26人だと思われていたが、tricoroのポスターでまさかの26人目と思われる女性が出てきた。ファーボの明日はどっちだ。結局その女性の正体はわからずじまいだったが 追記・修正は猫にIIDXで勝ってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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―――では、また6時間後に生きて僕の声を聴いてくれる事を願っているよ。 天からの声が途切れる。 このゲームの支配者から告げられた言葉には、幾つかの者にとって衝撃的な事実を含んでいた。 それは森不覚に佇むこの初老の男、サイパス・キルラにとっても例外ではない。 最高戦力であるヴァイザ―の死。 組織の者にとって、その事実が意味する所は大きい。 中でもヴァイザ―を手塩にかけて育てたサイパスにとってその衝撃は一入だろう。 単純にバカなという思いと、彼の死を受け入れ今後の組織をどう編成するかと言う冷静な考え。 さまざまな思いが一瞬でサイパスの頭の中を駆け巡る。 そこに生まれる僅かな意識の空白を狙って、上空から漆黒の影が舞い降りた。 その影に気配などなく、サイパスの耳に届いたのは虫の羽音のような僅かな風切音だけだった。 しかし、サイパスはその僅かな違和感を疑わなかった。 迷うことなく全力で身を捻りながら、手にしていたナイフを振り上げる。 キィンという甲高い金属音が響いた。 振り上げた刃は、上空から振り下ろされた刃と衝突する。 気のせいだったのならばそれで良し、と振り上げた狙いは見事に成功した。 ヴァイザ―の死というサイパスにとって動揺を生む瞬間だからこそ、サイパスは警戒していた。 何故なら自分が襲撃者ならばそんな隙を見逃すはずがないからだ。 殺し屋とは常に最悪を想定して行動するものである。 そんな状態でもしっかりと対応できたのは、心と体を切り離すという殺し屋の基本にして究極ともいえる技術をサイパスが体現していたからだろう。 「いやー放送でショック受けてるかなぁ、と思ってその隙を狙ってみたんですけど流石ですね~」 不意打ちを弾かれた襲撃者はクルリと空中で身を捻ると、飛び降りてきた木の幹を蹴って体勢を立て直す。 そして地面に着地した黒衣に身を包んだ細身の優男は、悪びれもせず笑顔すら称えた表情を浮かべる。 いかに不意を打ったとはいえ、こうも容易くサイパスの背後を獲れる者などサイパスの知る限り参加者の中に2人しかいない。 いや参加者に限らずとも、この業界広しといえども5人といないだろう。 そして参加者の内1人が、今しがたの放送で死亡が告げられたとなれば、残るは1人しかいない。 「――――――アサシンか」 「どもども、お久しぶりですサイパスさん。死んじゃいましたねヴァイザーくん。 この場合、お悔やみ申し上げますとでも言った方がいいですかね? それともご愁傷様ですか?」 そう言うアサシンは、何か喜ばしいモノに会ったようにどこか楽しげだった。 対するサイパスは実に不愉快そうである。 「ふん。ライバルの死が余程喜ばしいと見えるな」 「ライバル? いやいや。僕は彼をライバルと思ったことなんてありませんよ。彼もそうだったんじゃないかなぁ? 彼は殺人者としては優秀だったとは思いますが、その気質は暗殺者とは程遠い。 だからね、僕がそう思ってるのはどちらかと言えば貴方の方。いや、ライバルというより尊敬してると言った方が正確かな?」 アサシンの言葉を聞き流しながら、サイパスは相手を睨みつけたまま懐の銃に手を伸ばした。 その様子を見てアサシンは慌てたように弁明する。 「あーやりませんやりません。僕らの基本は一撃離脱でしょ? 奇襲に失敗したら素直に引きますって」 アサシンは腰元にナイフをしまうと、両手を振って交戦の意思がない事をアピールする。 「ならばなぜここに留まっている」 銃に手を掛けたままサイパスは問う。 アサシンの言葉の通り、失敗した以上、彼がここに留まっているのは理に合わない。 「いやね。こうして落ち着いてサイパスさんとお話しできるなんてなかなかないじゃないですか? だからちょうどいい機会かなと思いまして。前々から少し気になってた事を聞いてもいいですか?」 互いにその業界では名の知れた二人であるとはいえ、商売敵であるサイパスとアサシンが顔を合わせる機会などそうはない。 あったとして、例えばそれは標的がバッティングした時などの剣呑極まる状況下でしかない。 とはいえ、この状況を落ち着いて話せる機会と評するアサシンも相当なものである。 「えっと、なんて言いましたっけ。サイパスさんのいる所?」 「……組織に名など無いよ。組織は組織だ」 「そうですか。じゃあ寄り合いという事で。その殺し屋寄り合いについてなんですけど。 なんでそんなところにサイパスさん程の人がいるのかなって」 アサシンの言葉にサイパスが目に見えて殺気立つ。 「組織への侮辱は許さない」 殺気立ったサイパスの様子を見てアサシンが慌てて弁解する。 「あっ。違います違います! そんなところっていうのは別にバカにしてるわけじゃなくてですね。 ほらマフィアとか組織の子飼いの殺し屋ってのは珍しくもないですけど、殺し屋の組織って結構珍しいじゃないですか」 殺し屋は大まかに、誰からでも依頼を受けるフリーランスと特定の組織に属する者に分けられる。 参加者で言えば前者がアサシンで後者がクリスだ。 だが、サイパスの属する組織はそのどちらでもないし、そのどちらでもあると言える。 彼らの組織は『殺し屋の組織』であり、金銭次第で誰からでも依頼を受けるし、彼らは殺し屋の組織に属する殺し屋である。 「そりゃあ、フリーランスでもとるに足らない木端殺し屋が集まって半人前が一人前の仕事をこなすっていうのは偶にありますけどね。 それでも2、3人、多くとも5人がくらいが精々だ、サイパスさんの所みたいな大所帯は珍しい」 「そうでもあるまい。イスラムの『山の翁』という前例もある」 アサシンの疑問に対してサイパスは伝説の暗殺教団の名を上げた。 自らが称される『アサシン』の語源となった組織を知らぬはずもない。 「あれはもともと宗教団体でしょう? そこを目指している訳じゃあるまいし。 思想の違う――いや思想なんてないか――そんな連中集めても面倒が多いだけだと思うんですけど? 実際好き勝手やってる貴方たちを目の敵にしているところも少なくないですしね。 そこまでしてわざわざ殺し屋を集める理由ってなんなんですか?」 「時代の流れだよ。顧客は様々なニーズを求めている。 それに応えるには、わざわざ貴様の様に万芸に通じる必要はない。 個人では不可能な要求に対して適切に人材を割り振るため一芸に秀でた者がいればいい」 ジェネラリストよりもスペシャリストを。 適材適所割り振ることができるのならばそれは最強の精鋭部隊となる。 それがサイパスの考えである。 だが、その言葉に対してアサシンの反応は冷ややかだ。 「流れもなにも、それを言うなら暗殺者なんてそもそもが時代遅れでしょう。 暗殺者なんて表では生きていけず、そう生きるしかない爪弾き者が成り果てる仕事だ。それは貴方も僕もそうでしょう?」 アサシンはそう吐き捨てる。 殺し屋など成りたくて成るものではない、成るのではなく成り果てる。 そんな最低な職業だと、暗殺者の理想を体現しているとされるアサシンが言う。 「それに適切なニーズに応えるというのならば、そんなのは仲介人にでも任せればいいだけの事だ。 なにも拠点を設けて住処まで用意する必要はない。 殺し屋はフットワークの軽さが命綱だ。それが一か所の拠点に根を張るだなんてデメリットにしかならない。 多分に恨みを買っている貴方たちならなおさらだ」 「ふん。敵対する者が現れたのならば、そんなものは斬って捨てるまでだ」 敵対者には死を。 現に組織に敵対した者は一族郎党を皆殺しにして、つるし上げてきた。 死を司る組織として徹底してその掟を実行してきたたからこそ、今の組織があるといえる。 「確かに貴方たちには敵対者を跳ね除けるだけの武力はありますね。けど逆に言えばそれしかない。 ギャングやマフィアは地域に政治的な影響を及ぼしているからこそ、その地に根付いていられる。 けれど、殺しだけを生業とする暗殺組織じゃそれを得ることもできない。 にもかかわらずこれだけ勢力を拡大できているのは、今のボスが余程優秀な方なんですかねぇ? どうなんですその辺?」 適当に受け流すつもりだったのだが、アサシンのしつこいまでの追及にサイパスは呆れたように溜息をこぼした。 「結局貴様は何が聞きたいのだ。私が組織にいる理由か? それとも組織の存在意義か?」 「うーん。両方ですかね。 いやね。手足である殺し屋を、中心として据えた組織っていうのは僕も面白いとは思ってたんですよ。 僕も駆け出しのころに貴方に誘われた時は心惹かれるモノがあった。 実際その謳い文句に惹かれて寄り合いに参加した殺し屋も少なくないでしょうし。 けれど、そんな中でもあなたは手足たろうとしている、僕はその理由が知りたい」 「私は組織に忠誠を誓っている。理由などそれだけで十分だろう」 「何故その忠誠を誓ったのか、なんですけどね。僕が知りたいのは。 確か、サイパスさんは創設からのメンバーでしたよね? 貴方は何に惹かれて、何に忠誠を誓ったんですか?」 その組織の掲げる理念に共感したか。 その組織の長の人柄に惚れ込んだか。 その組織に何らかの恩義があるか。 別に裏社会に限らず人が組織に忠誠を誓う理由は様々だ。 サイパスが組織に忠誠を誓う理由とはなんなのか。 「そんなものに理由は必要あるまい。組織に属しているのならばその組織に忠義を尽くすのは当然の事だ」 「またまたぁ。何か理由がなければそもそも属しもしないはずでしょう? あの組織の成り立ちから知ってるサイパスさんなら存在目的とかもご存知のはずでしょう?」 「さてな。そんな事は一構成員に過ぎない私の知るところではないよ」 「ご冗談を。サイパスさんが一構成員だなんて、そんな言葉誰に言っても信じませんよ」 本当に冗談だと思ったのか、アサシンはハハハと笑う。 しかし、サイパスとしては本気の回答である。 彼はあくまでも手足であり、頭ではない。 手足に意義を問うなどという行為は必要はないし、するべきではない。 「あ、ひょっとしてアレですか? もしかしてあの寄り合いのルールを作ったのが実はサイパスさんだったとか?」 「まさか。そんなわけがあるまい。組織の目的も理念も私などではなく全て彼女が創ったものだ」 「彼女? ああ、そういえば初代のボスは確か女の方でしたっけ?」 サイパスは心中で舌を打つ。 彼にしては珍しく口を滑らせた。 表には出さずともヴァイザ―の死に対する動揺がまだ残っているのかもしれない。 「確かイヴァンさんの父親がお亡くなりなったんで。もう直接面識があるのは今のボスとサイパスさんくらいでしたっけ?」 ボスとサイパスだけ、というのは誤りだが、アサシンの言葉の通り組織の創立当時を知る者はもう殆ど残っていない。 その在り様も組織を成す構成員も、ずいぶんと様変わりしてしまった。 殺しだけを行う組織が、いつの間にかカジノの取り仕切りなどのマフィア紛いのシノギを始めるようになった。 そのような取り組みを広げようと積極的なのがイヴァンである。 奴は組織に殺し以外の力をつけさせ革新を齎そうとしている。 それが奴個人の功名心によるものであろうとも、それが今の組織に必要であるとサイパスも理解している。 これもまた時代の流れ、なのだろう。 「ずいぶんと組織の内情に詳しいようだな」 「まあ仕事柄、商売敵の情報収集はしておきませんと。 それにサイパスさんのいるところですからね」 「…………なぜそこまで私にこだわる?」 「言ったでしょう? 僕はサイパスさんの事を尊敬してるって。 だからサイパスさんの事は気になりますし、そんな貴方の境遇も気になってしまうんですよ」 その言葉をサイパスは一笑に付す。 戯言である。 何故なら彼とサイパスの間に尊敬が生まれるようなエピソードなどない。 確かに10年以上前に一度アサシンと呼ばれる前の男を誘いはしたが、明確な接点などそれだけだ。 仕事がバッティングすることはあったが、その場合はアサシンが勝利するのが常なのだ、彼がサイパスを認める要因など無い。 一体何が狙いなのか。 「いらぬ世話だな。貴様に口を出される謂れはないし。なにより私は今の境遇に満足している」 「満足ですか」 サイパスの言葉にアサシンはつまらなさ気に頭を掻く。 「僕はね、やはり暗殺者とは万芸に足るべきでだと思うんですよ。貴方や僕の様に」 アサシンは暗殺者という仕事に誇りなど持っていないが、矜持はある。 暗殺にはどのようなアクシデントがあるか分からない。 どのような困難な状況であろうとも、クリアして完璧な仕事をこなす。 それのためにはあらゆる能力が求められる。 「その点で言えば、ハッキリ言って貴方の所にいるのは殆どが失格だ。 彼らは暗殺者じゃなくただの殺人者でしかない。 だから、僕からすれば素人が群れてるだけの寄り合い所にしか見えないんですよ。 そんな所に僕の尊敬するサイパスさんがいるのは嘆かわしいなって、そう思うんですよ。 表から弾かれて、裏でもまともに生きていけない半端者が集まって、まるでファミリーみたいに楽しく馴れ合ってるだけ。 貴方たちのやりたいのはマフィアごっこですか? それとも本当に家族ごっこでもやりたいんですか?」 言ってアサシンが嗤う。 もはやアサシンは嘲りの感情を隠そうともしていない。 「――――言ったはずだ。それ以上の侮辱は許さない、と」 その言葉に、サイパスの周囲が黒く歪んだ。 それは研ぎ澄まされた刃の様な殺意、そしてそれ以上の怒気である。 当然、アサシンがそれに気が付かぬはずもない。にも関わらず彼は言葉を続ける。 「侮辱ですか? それは組織に対する? それとも――組織を作った『彼女』に対す、」 アサシンの言葉を最後まで聞くことなく、サイパスが動いた。 銃を抜きアサシンの脳天に照準を定め、迷いなく引き金を引く。 一連の動作は素人目にはサイパスの手がぶれたようにしか見えないだろう。 その速度はイヴァンなどとは比べもにならないほどの速度である。 加えて、銃声が一つに重なるほどの三連射。 その全てが正確にアサシンの急所めがけて襲い掛かる。 それほどの神業に対してアサシンは、半身になり僅かに首を傾ける事しかできなかった。 アサシンにできたのはただそれだけ。 ただそれだけで、その全弾を回避した。 「嫌だなぁ。冗談ですよ」 アサシンがしたことは見た物をただ躱した、それだけである。 それは殺意を読み相手の動きを予測する、究極の先読みを行うヴァイザーの対極。 相手の動きを『見てから』反応する究極の後出し。 ひたすらにシンプルで、それ故に最強。 それを実現するのは極限にまで鍛えられた動体視力と反射神経、加えて観察眼である。 弾丸が撃たれてからでも躱せると本人が謳っているが、それもあながち冗談ではないだろう。 「少し冗談が過ぎましたね。どうやら本気で怒らせてしまったようだ。 流石にサイパスさんの相手をするのは今の装備だと少し骨が折れる。 なので、そろそろ素直に消えますね」 言って、音もなく地を蹴ると、バックステップで大きく距離を取った。 「ではでは。お達者で」 軽い調子でアサシンが消える。 一瞬、サイパスはその背を追撃しようかと思うが踏みとどまった。 そこで判断を誤るほど、冷静さは失ってはいない。 ただ不愉快そうに舌を打つと、無言のままその場を後にした。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 「さすがに隙が無かったなぁ。サイパスさん」 会話をしている間も、アサシンは隙あらば即斬りかかろうとしていたのだが、残念ながらその隙は伺えなかった。 とは言え、会話の内容が単純に出鱈目だったのかというとそうでもない。 アサシンの持っている組織の知識の殆どは、イヴァンの仕事を受けた際に報酬の一部として得た情報である。 そのため、イヴァンの知る以上の知識は得られない。 故に、古株であるサイパスに探りを入れてみたのだが、応答は無難な受け答えで躱されてしまった。 そのあたりはイヴァンと違って流石と言える。お蔭で組織について新たに得られた情報はない等しい。 だが、別の収穫はあった。 サイパスの感情を乱すポイントが知れただけでも良しとしよう。 途中から挑発に切り替え、サイパスの感情を引き出してみたが、あの男があそこまで感情を表に出すのは珍しい事だ。 それで戦闘力が落ちるタイプとも思わないが、使いどころによってはいい切り札になるだろう。 ちなみにサイパスを尊敬しているというのも本当である。 あの年で現役を続けているだけで、アサシンからすれば十分に尊敬に値する。 並みならとっくに死んでるだろうし、自分なら適当に稼いだら引退してる。 「さてさて、思いのほか死者のペースが速いなぁ。仕事を少し急がないと」 ノルマは残り18人。 生存者がそれ以下になってしまうと達成不可能になってしまう。 一度依頼を受けた以上は完璧にそれを達成するのが彼の矜持だ。 暗殺者を体現していると謳われるアサシンは、次の獲物を求めて動き始めた。 【G-5 神社付近/朝】 【サイパス・キルラ】 [状態]:健康、疲労(小) [装備]:S W M10(3/6) [道具]:基本支給品一式、サバイバルナイフ、38スペシャル弾×21、ランダムアイテム0~1 [思考・行動] 基本方針 組織のメンバーを除く参加者を殺す 1 亦紅、遠山春奈との決着をつける 2 新田拳正を殺す 3 イヴァンと合流して彼の指示に従う 【アサシン】 [状態]:健康、疲労(小) [装備]:妖刀無銘 [道具]:基本支給品一式、ランダムアイテム0~2 [思考] 基本行動方針:依頼を完遂する 1:次の獲物を探す 2:二十人斬ったら何をするかな… 3:魔王を警戒 ※依頼を受けたものだと勘違いしています。 ※あと18人斬ったらスペシャルな報酬が与えられます。 075.戦士の心得 投下順で読む 077.前回のあらすじ 時系列順で読む Circus Night サイパス・キルラ Night Lights 勇者の世界 アサシン ジョーカーVSジョーカー?
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殺し屋麺吉 登場人物 コメント タイプ1:ほのお タイプ2:あく 富沢順による日本の漫画作品。『週刊コミックバンチ』(新潮社)にて、2004年14号から2006年39号までシリーズ連載。2010年36・37合併号にエピローグが掲載された。単行本は全6巻。 過去の富沢作品と同様、時事ネタが多く取り上げられており、主人公の麺吉が使う数々の技もコミカルなものが多い。 登場人物 モジャンボ:麺屋 吉右衛門 コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
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初出:第500話 声(ドラマCD第5弾):梅原裕一郎 地位 階級:貴族 職種:騎士見習い 年齢関連 ローゼマインとの学年差:+3(*1) 作中での活躍 ダンケルフェルガーの騎士見習い。 ローゼマインとハンネローレを賭けた嫁取りディッターに参加した。 エーレンフェストの近距離戦では一、二を争うラウレンツとトラウゴット二人がかりで相手にする必要があるほど強い。 レスティラウトの護衛騎士になっていない理由は本人が警護に向かない気質であり、警護より訓練したいし、派閥や出世にも興味は無いため(*2) コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 描写的に3年時点でのダンケルフェルガーの学生のディッターにおけるエースかな? (2021-03-05 22 52 36) エース級に強くても、魔力的にはハンネローレ様と釣り合わない。つまりラザンタルクの方が強いけど護衛騎士なので主の側を離れられず自由に動けないのかも。最強の騎士は当然領主候補生の護衛騎士、最前線に立てる二線級騎士でこの強さ、ダンケルフェルガーの騎士は化け物か…… (2021-03-05 23 17 31) ラールタルクはバフ無し・ラウレンツとトラウゴットはバフ有りという状態にもかかわらず、エーレン組がやや劣勢になってたんだっけ? (2021-03-05 23 27 59) 釣り合わないと書かれていた記憶がないですがどこかにありましたか? (2021-03-05 23 33 09) 書かれてないね。ハンネの婚約候補はレスと敵対しない前提で選ばれてるから、ラールタルクがレス側近じゃないor別派閥なら魔力が釣り合ってても候補になれない。もしくは同派閥で魔力も釣り合うけど、ケント・ラザンという傍系が既にいるから候補に上がらなかったとか? (2021-03-05 23 58 58) あと既にラールタルクが迎えてる第一夫人を第二に下げてハンネ押し込みになることが歓迎されない相手であるとか (2021-03-06 00 13 03) ああそうか、ハンネの婿選びする時点でコイツの相手が決まってたら候補にはなれないね (2021-03-06 02 50 55) 順当に考えて、あの時点でラールタルクは最上級生では。強さが喜ばれるダンケルでは引く手あまただろうし、既に婚約者が決まってないと卒業式のエスコートに困るんじゃないか? (2021-03-06 08 16 40) 「ダンケルフェルガー内でわたくしと魔力や年齢の釣り合いが取れる殿方が二人しかいないのです」だから、少しばかり年上だろうが婚約者がいようがラールタルクとは魔力的に釣り合いが取れないものと思った。名前的にはラザンタルクの親戚っぽいけど。 (2021-03-06 09 44 20) レスティラウトと既婚者は除くんじゃないかなぁ。ハイスヒッツェは魔力多そうだが。……ロゼマが年齢釣り合わない結婚するだけか? (2021-03-06 10 55 25) ハスヒッツェさんは既婚者ですよ。ダンケル騎士団長の妻の、歳の離れた妹じゃないっけか。 (2021-03-06 15 24 25) 説明不足すみません。魔力が多そうなハイスヒッツェが候補外なので、兄と既婚者は除外なのでは? と推測し、ラールタルクも相手が居るのでは? と。 (2021-03-06 15 43 23) 別の試合だとコルネリウスやアンゲリカは普通に前線に突っ込んでたし、嫁盗りでもマティアスとラウレンツが前線で戦ってたから、ディッターでも護衛騎士は主の側にいないといけないとかの慣例は無いんじゃね? (2021-03-06 16 01 00) シュツェーリアの盾で防御が完璧なローゼマイン様の護衛騎士はほとんど前線に出られるが、普通の領主候補生の護衛騎士は護衛対象から離れられないでしょ。ボニ爺は「護衛対象から目を離すな」って教えてるし。ハンネローレ様が自陣でぼっちにされたことはあるけど、アレは切り札として周囲の味方を巻き込む例の魔術具を持っていたから、「非常時は宝を残して全員陣から離れろ」と命じられてたでしょうね。 (2021-03-07 11 02 08) それでも常に誰かしら(大抵はユーディット)は護衛騎士がそばにいたから、たとえディッター中でも護衛任務は解除されてないんじゃないかな? 試合中の観客席からの襲撃は普通にありそうだし。 (2021-03-08 08 48 00) 対人で高火力チャージ攻撃をやったのはやっぱ嫁盗りディッターって意識でなりふり構って無かって事なのかね (2021-03-07 01 15 33) 普段は規制されてる行動が解除されてるからやってみたようにも思える (2021-03-07 05 51 52) 盾が間に合わないうかつ者以外であれば非殺傷の手加減攻撃でしたよ。 (2021-03-07 11 15 56) 虹色斬撃のことか。黒い盾によるレス兄の風の盾突入を準備する戦術じゃないかしら (2021-03-07 11 27 18) ローゼマインの魔力が不足してたら、4人がフルボッコ状態になってた。ロゼマの騎獣がキャンセルされるほどなのだから、手加減してても相当の威力だっただろう。ところで盾の反射攻撃を、ラールタルクは回避できたのかね? (2021-03-08 07 14 49) ラールタルクの高威力チャージ攻撃にローゼマインのフェルドナンド製お守りがなぜ反応しなかったのか不思議 (2022-01-02 04 05 33) ゲッティルトの盾で防いだのとは違って、シュツェーリアの盾で防いだからでしょ。 (2022-01-02 07 56 18) 「死にたくなければ退けええぇぇ!」……これで退かないヤツは自殺志願者として死のうがどうしようがダンケルでは考慮しないということか。だがここでローゼマイン様が盾と騎獣を解除し前に出ていたら、ラールタルクはお守りによる「死ねない反撃」を受けていただろうから、実は助かっていたのかもしれない。シュツェーリアの盾から吹き出す風に吹き飛ばされて墜落する程度では決して済まない、膨大な苦痛に襲われたことであろう…… (2021-03-08 22 51 09) 反撃受けたらラールタルクは間違いなく死んだとふぁんぶっく6で明言されたので膨大な苦痛どころではなかった模様。死ねないお守りより威力がヤバイやつがあるってことなのか、当のお守りが受けた攻撃力に応じて跳ね返す系だったってことなのかどっちかかな。仮に後者ならラールタルクの言葉は誇張でもなんでもなく人(それも見習いとはいえ鎧装備の主力騎士)が死ぬレベルで放った全力ってことになるね。 (2022-05-11 02 56 04) 通常のロゼマのお守りであれば「攻撃の二倍返し」規模の死なない効力だっただろう。高性能な簪お守りが追加された結果、攻撃の程度に応じて即死級威力になったのでは。宝であるロゼマを傷つけないよう、ラールタルクは手加減して全力攻撃はしてないけど、8割攻撃くらいはしたんじゃないの? 真打は黒い盾のレス兄だから、魔力を減らし邪魔者だけ排除すればいいという目的で。 (2022-05-11 09 01 30) それでも半殺しにはしてないから嫁取りと認識してたかも。お茶会にいた奴らにはレスティラウトが絶対に嫁盗りと漏らすなと厳命しただろうし。 (2021-03-08 02 46 27) あれ、レスティラウトの側近じゃなかったっけ?って思ったら。あっちはラザンタルクか・・・。名前似すぎ。 (2021-03-08 21 20 07) ラザンタルクと名前似てるから関係あったりして (2023-11-10 20 27 21) 【アウブダンケルの兄の子:ケント&ラザン】は《異母》で現状《一人っ子》ぽいが、【領主の第一夫人の子:レス&ハンネ】【領主の第二夫人の子:ラオフェ・ルングターゼ】と子は2人づつ居るし、領地内でレスと競わすとして同年従兄弟が居ても不思議は無いね。【アウブダンケルの弟の子】の可能性も? (2023-11-10 20 56 01) 四部30話のP26でクラリッサの下のコマにいる二人のどちらかじゃないかと思うんだけどどうだろう。下から攻めた精鋭の先陣切って撤退指示も出してたし、ツンツン頭の方がそうかな? (2023-08-11 01 00 55) この時、ラールタルクは4年生。魔力量が多いとは思うが、上級貴族騎士見習いが多いはずのダンケルで、この時点で指示が出せる存在だという可能性はあるが、確実ではない。 (2023-08-11 08 07 41) まぁ、明示されない限り確実ではないけどさ。全体指揮官は別にいるし有望株なら鉄砲玉の小隊指揮くらいあるかなって。 今までのやり取りから考えると、ちゃんと顔とか描写されてるキャラの7割くらいは既出と紐付けか新たに命名されてそうだから、7巻以降の表紙裏が楽しみだね。 (2023-08-11 17 03 00) 出世も派閥も興味がなく、ただの一騎士が最高だと心から思っているので、打診があっても側近にならなかった。(今日のツイート) (2023-11-20 23 07 57) トラウゴットはこいつを見習うべきだな。 (2023-11-21 11 56 10) New!これも対比なんだろう。上位領地の騎士見習いで信念の為に側近を蹴った男と、下位領地の騎士見習いでご褒美目当てに側近を志し、主に仕える根性の無かった男。 (2023-11-21 16 39 09) New!
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作品名 殺し屋を殺せ 書影 原題 作者名 クリス・ホルム 訳者名 田口俊樹 解説 あらすじ 超凄腕、神出鬼没の殺し屋ヘンドリクスが狙うのは殺し屋だけ!? 過去を消したダーク・ヒーローを主人公にした新シリーズ開幕! 出版社 早川書房 形態 ハヤカワ文庫NV 刊行日 2016/10/21 レビュー 名前 コメント
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「はっ!!ほっ!!たっ!!」 草原の上に青い服を着た金髪の青年がいた。 彼は空中に向かって拳を突き出したり、蹴りを放ってみたりと、拳法の動きをしているようだった。 「ぬう…やはり体を上手く動かせんか」 そう青年の体で呟いた男の名は桃白白、世界一の殺し屋と称される男である。 そして彼が使っている体の元の持ち主である青年の名はリンク、ハイラルという国の英傑である。 リンクは騎士の家系の生まれで彼自身も凄まじい剣の腕を持つ。 しかし、その体は桃白白の本来のものとは違い、素手で戦うための鍛え方はされていない。 桃白白が習得している武術、鶴仙流の戦い方に適したものではないのだ。 (この桃白白を殺し合いの場に連れてくるのはまだいい。私ならば優勝は間違いないだろうからな) (首輪を勝手に着けたことも、どんな願いでも叶えられるという報酬が本物なら不問にしてやってもいい) (だが、私の体をどこの青二才とも知れぬ奴のものにするとは…この催しを開いた誰かさんは私の強みを分かってないようだな) 桃白白は自分の力に絶対の自信を持っている。 しかし今の体は本来の実力を十全に発揮できないものとなっている。 殺し合いという実質数十人の人間の殺害依頼も、この状態では元の体の時よりも達成までに時間がかかってしまうだろう。 (それに…私も暇じゃないのだがな) 元々、桃白白はこの殺し合いに招かれるよりも前に、殺しの依頼を受けていた。 その依頼とは、レッドリボン軍による孫悟空という少年の殺害とドラゴンボールというものの強奪であった。 それ自体は既に達成され、後は破けた服が新たに仕立てられるのを待ち、奪い損ねたドラゴンボールを回収すれば終わることであった。 だが今はこの殺し合いのためにその依頼を達成できない状況にある。 元の依頼のためにもできればすぐにでもこんなところを去りたかった。 「しかし私は世界一の殺し屋桃白白、こんな状態だろうと標的はあっという間に殺してみせよう」 桃白白はデイパックの中から一本のナイフを取り出す。 素手で殺すことを主とするのは難しくなったが、剣を使うことができないわけではない。 剣術が得意だというこの青年の体であろうと、戦うことはそうは難しくなっていないだろう。 幸い武器も支給されており、殺すための手段はまだいくらでも選べる。 桃白白には、自分が全ての参加者を殺し尽くして優勝するという未来が見えていた。 (そして全てが終わった暁には、私をこんなふさげた催しに招いた奴等も、殺してやろう) 優勝し、体が戻り、報酬が得られたのならばもはや主催者に用はない。 自分の体を勝手に変えたこと、元の依頼を邪魔したことへの落とし前を付けさせるだけだ。 【桃白白@ドラゴンボール】 [身体]:リンク@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド [状態]:健康 [装備]:月光のナイフ@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド [道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2 [思考・状況]基本方針:優勝狙い。終わったら主催者も殺す。 1:まずは最初の標的を探す。 [備考] レッドリボン軍編で聖地カリンで孫悟空を殺したと思い、仕立て屋で服が出来上がるのを待っている間の時期から参戦です。 【月光のナイフ@ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド】 ゲルド族の繊細な彫刻が施された剣。 美しい曲線を持つ刃の切れ味は大変鋭い。 かつては祭事にも使われたと言われている。 58 2匹で1隻 投下順に読む 60 ゴーストアンドゴースト GAME START 桃白白 23 殺してあげると彼らは言った
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登録日:2010/03/17(水) 05 57 23 更新日:2021/06/24 Thu 23 09 51 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 GEAR戦士 StrikerS ♪砂の中のギ~ンガ~ おっぱい ギンガ ギンガ・ナカジマ ギン姉 グロ担当 サイボーグ ドジっ娘 ドリル リボルバーナッコゥ!! 大食い 姉 巨乳 戦闘機人 早見沙織 木川絵理子 陸曹 魔導師 魔法少女リリカルなのは 『魔法少女リリカルなのはStrikerS』からの登場人物。 出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT CV 木川絵理子(StrikerS)、早見沙織(ViVid) スバル・ナカジマの姉。 管理局の捜査官で、父ゲンヤ率いる陸士108部隊に所属している。17歳、階級は陸曹。 またその関係ではやてやリインとも知り合いで、空港火災の一件で助けられた縁からフェイトとも面識がある。 なのはに対するスバルほどではないが、フェイトと会えるとなると割と興奮している。 性格は明るく快活。容姿だけでなく内面もスバルと似ているが、姉という立場上こちらは落ち着いた雰囲気。 こっちも大食いだけどね。 幼い頃から母代わりとして面倒を見てきたため、 スバルにとっては頼れるお姉ちゃんであったようで、現在も関係は良好。またティアナとも仲がよい。 またスバルの魔法やシューティングアーツの師でもある。 近代ベルカ式陸戦Aランク 使用デバイスは、篭手型のアームドデバイス『リボルバーナックル』と、 ローラーブレード型のインテリジェントデバイス『ブリッツキャリバー』 リボルバーナックルは母クイントの形見で、左利きの彼女は左手用を受け継いだ。 ブリッツキャリバーはスバルのマッハキャリバーの姉妹機で機動六課から支給された。 どちらもスバルの物とほぼ同機能だが、デザインやカラーリングは異なる。 戦闘ではスバルと同じく格闘を得意とする高機動近接パワー型で、ウイングロードも使える。 というか利き腕を逆にした以外は全く一緒。 戦い方こそ同じだが、魔導師ランクを見ればわかるように実力では彼女の方が一枚上手。 まぁそこら辺は年の功というか、姉の威厳というか……。 ちなみに彼女もベルカ式でありながら魔導師として登録している。 本編では早くからちょこちょこ登場するが、本格的な出番は中盤から。 レリック争奪戦にフォワードの援軍として参戦、ガジェットを掃除しガリューとドツキ合う。 その後は戦闘機人の調査のために機動六課に出向するが……。 以下ネタバレ 正体はクイントのクローンを元に作られた戦闘機人。 スバルと共にクイントに発見され、ナカジマ夫妻に引き取られた過去を持つ。 そのためスカリエッティが興味を持ち、地上本部戦では半殺しの状態まで三人掛かりでフルボッコにされた末に拉致られてしまった。 そのままスカに洗脳とロマン全開の魔改造を受け、ナンバーズのNo.ⅩⅢとして再登場。 最終決戦ではスバルの前に立ちはだかり、元々の実力差もあり終始圧倒。 しかしスバルのド根性で生まれた一瞬の隙にディバインバスターをブチ込まれ敗北、正気に戻る。 その後、リボルバーナックルをスバルに託し退場した。 後日談ではゲンヤと共にナンバーズの更生プログラムに参加している。 サウンドステージX 妹が四人も増えたが、それ以外には特に変わらずに相変わらずゲンヤの部下。 ティアナに協力しマリアージュ事件の捜査に当たる。 Vivid 一話、二話位しか出番自体は無いが、ナカジマ家で和気藹々とした夕食を見る限り、幸せな毎日を過ごしているモノと思われる。 妹と変わらず相変わらずの大飯喰らい。 アニメ版ではStrikerSで担当声優だった木川絵理子氏が病気療養中のため、早見沙織に中の人が変更となっている。 INNOCENT 出典:魔法少女リリカルなのはINNOCENT、ユビキタスエンターテインメント、DeNA 、2013年3月31日から稼働、© NANOHA INNOCENT PROJECT 中島ギンガとして登場。 8人家族の長女。母のクイントも生きており、ナンバーズも家族の一員。 ちなみに中学生1年生で、なのは達よりも年上になっている。 原典と同様に大食いで、ファザコンでもある。 大食いはある意味で原典を超えている。 ちなみにブレイブデュエルではStrikerSの時のジャケットではなく、妹のを纏う。 余談 スバルが変身シーンで勇者王ネタを受けた余波で、長髪、左手に武装、洗脳、ドリルという点から獅子王凱ネタを受けたりした。 が、やはり名前ネタであるGEAR戦士電童ネタのほうが流行っていた。 あとは姉妹揃って『地上の星』ネタである。 ちなみに原作とらいあんぐるハートには「ぎんが」というキャラが存在する。……まぁ猫なんだが。 母クイントとなにかとよく似た外見をしている事から同人では父ゲンヤに想いを寄せている描写が多い。 妙に妻ポジションでの登場が多い4期シリーズがそんなイメージを深めている。 ちなみに、漫画版『INNOCENTS』での母クイント(上記の通り、この世界では存命)との会話でも何となくそんな感じだった。 蛇足かもしれないが、 スカリエッティに魔改造された左腕が元に戻ったのか……それは定かではない。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] StSで一番好きだ。 -- 名無しさん (2013-09-22 00 19 47) 姉に欲しいw -- 名無しさん (2013-09-22 00 20 18) むしろ血溜まりの中のギンガ -- 名無しさん (2013-11-11 04 03 28) ギン姉はやっぱ凱ネタよりは電童だったなあ -- 名無しさん (2013-11-23 19 56 14) ギンガは最初元ネタは車じゃなく、久遠を苛めてた猫のぎんがだと思ったな。 -- 名無しさん (2013-11-24 13 56 58) 女でギンガ(銀河)って名前も珍しい -- 名無しさん (2014-01-12 01 44 09) お~い磯野~!野球しようぜ~! -- 名無しさん (2014-01-12 01 45 32) ↑同人誌だが、ナカジマの親友はイソノって決まってるのっ!となのはに理不尽に怒られたティアナのネタがあった。 -- 名無し (2014-01-12 20 35 27) ウルトライブ、ウルトラマンギン(ry -- 名無しさん (2014-01-13 12 35 35) ↑そこはダークライブしようぜw -- 名無しさん (2014-01-13 12 40 13) ↑味方時はウルトライブ、洗脳時はダークライブで -- 名無しさん (2014-01-15 16 48 05) ↑やっぱり思いつくよなそのネタw -- 名無しさん (2014-01-15 18 30 30) ↑pixivでもあったしね・・・エロイ -- 名無しさん (2014-01-15 18 36 03) 今後の作品で出るとき、声が変わってそう -- 名無しさん (2014-02-01 22 47 36) ウルトラネタだけでなく、戦隊ネタも行ける!ギンガウーマン略して、ギンガマン(ry -- 名無しさん (2014-02-09 15 06 27) 人体欠損からの洗脳でライスピネタもギリギリ -- 名無しさん (2014-02-09 15 09 10) そういや、切られた腕って繋ぎ治せたんだろうか?それともスカさん製義手のまんま? -- 名無しさん (2014-03-29 23 53 53) ↑明言されて無いから分からんが、スカさんなら人工皮膚かなんかで修復してるだろうしドリルの機能を取り除けば問題無いのでは? -- 電王牙 (2014-03-30 21 16 11) innocentでも人気だよなぁ -- 名無しさん (2014-06-01 10 00 00) この人の固有能力って結局なんだったんだろう? -- 名無しさん (2014-06-01 10 20 42) サウンドステージで左腕治ったって言ってたような -- 名無しさん (2014-06-14 22 22 26) ↑×2 どこかで聞いたのでは固有能力は無いって言われてたような気がする。言い方悪いけどギンガは失敗作でスバルが成功した存在なのかも。ギン姉のが好きだけど -- 名無しさん (2014-06-15 00 08 46) innocentではバリアジャケットがスバルのと同じタイプになってたな。スタッフGJ! -- 名無しさん (2014-08-20 21 41 21) スカリエッティの科学は世界一ィィィィィィィィ!!できんことなど、ないィィィィィィィ!! -- 名無しさん (2014-08-21 09 46 36) innocentだと悪食キャラが浸透してるな。ギンガのイベントは食いすぎて体重がヤバくなったからダイエットって感じのマラソンイベントになりそうだ -- 名無しさん (2014-09-29 07 46 05) INNOCENTのギンガのジャケットぐうかわ過ぎてヤバい -- 名無しさん (2015-02-04 00 45 21) ギンガという名前でによって、ウルトラマン、戦隊、遊戯王といじれるネタの多いキャラ。 -- 名無しさん (2015-02-04 11 27 46) ↑pixivではダークライブ見たし、SSでは銀河眼使いやミザちゅわ~んポジのギン姉を見たことがある。 -- 名無しさん (2015-02-04 12 31 59) 洗脳と軽い改造で補われたのが奇跡。もしも洗脳時期が長かったらスカさんの因子がギン姉にも…ふぅ… -- 名無しさん (2021-06-24 23 09 51) 名前 コメント
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278 :(1/7):10/09/02 23 33 ID N9M3lyhw 期待されて不安・・・投下します。 「助けて!」 日課の早朝マラソンで商店街のコースに入ったとき、半裸で裸足の女性が俺に助けを求めてきた。 借金取りのヤクザかDVの類か?係わり合いになるのを避けようとしたが、 曲がり角から現れたのはその筋の連中どころか人間ですらなく、見たことのないエコペットだった。 「ム・・・・ムウウウゥゥッ!」 そのエコペットは女性が俺の背中の影に隠れているのを見ると突然怒り出し、 可愛らしい姿からは想像もできないスピードで飛びかかってきた! とっさにかばった右腕に一筋の熱が走った。血が出ている! 距離をとったそのエコペットの右手にはカッターナイフが握られていた。刃から血が垂れている。 何だあのエコペット、人間に敵意?虐待されての復讐?だが女性の様子からありえないし 怯えているだけだ、状況がまったく読めない。エコペットはまた飛びかかってきたので 左腕で払おうとしたが、カッターナイフが突き刺さった! 279 :(2/7):10/09/02 23 35 ID N9M3lyhw 「キャーーーー!」「何だあのエコペット、人を襲っているぞ!」「捕まえろ!」 商店街の人たちがエコペットを捕まえようと殺到したが、目にも見えない速さで逃げていく。 だが俺にとって重要なのはそのエコペットよりも、左腕に突き刺さっていたカッターナイフが 突き刺さって苦痛を与えて血を奪っていたことだった。 誰かが通報したのだろう、パトカーと救急車がやってきた。 その場の手当てをしてもらって救急車にはお引取りを願ってもらったが、 警察のほうは女性のほうに夢中で、俺もろとも警察署で事情を聞かされる羽目になった。 なんでも2ヶ月前に捜索願を出されていたらしく、いわゆる行方不明の女性だったらしい。 なぜ彼女がエコペットに追いかけられて、しかも俺はそいつに襲われたのか、 わからないことばかりだったが、その答えは彼女の電波な言葉に集約されていた。 280 :(3/7):10/09/02 23 37 ID N9M3lyhw 強引に拉致され結婚させられた・・・ 2ヶ月ぐらい前、カラスに襲われていたエコペット「ムーちゃん」を助けたのだが、 彼女はムーちゃんを普通のエコペット同様に光と水で事足りると思い込んでしまった。 拾ってすぐに友達との旅行で家を空けてしまい、帰ってきたらエサ抜きでキレたムーちゃんに 縛り上げられてトイレにいけず失禁させられ、さらに強姦されたらしい。 彼女はロープを解こうとしたが寸前でムーちゃんに見つかってしまい、 実力行使、赤いリボンを首につけられようだ。リボンとはエコペットにとって結婚指輪に 相当するもので、「エコペット女王」なる人物によって「エコペットの国」に拉致され、 こちらの言い分と同意をガン無視された末、強引に結婚させられて意識を奪われたらしい。 エコペットの国には他にも行方不明となった女性ばかりで誰もが全裸だったようだ。 誰もがエコペットを旦那と思い込み進んで強姦されており、逃げようとはしなかったようだ。 かくいう彼女もムーちゃんの奴隷と化しており、犯される毎日を過ごしていたらしい。 281 :(4/7):10/09/02 23 39 ID N9M3lyhw そんな彼女が逃げられたのは偶然にもリボンが取れて、洗脳が解けたかららしい。 だが「妻」を連れ戻そうと101匹ムーちゃんの大群に追いかけまわされ、 今日になってマラソンをしていた俺の前に現れた・・・以上がいきさつらしい。 俺は嫁を奪った浮気相手、そう捉えてムーちゃんは俺を襲ったのだろう。 この三文小説以下でしかない供述を警察は確信していた。 それは彼女が捜査中の婦女子連続行方不明事件のリストに入っていたからである。 その事件、女性が突然消えてしまう神隠しとして世間を恐れさせていたが、 すでに500人以上の女性が消えているのに手がかりはゼロ、 被害者の唯一の共通点はエコペットにムーちゃんの個体が必ずいたということだけ、 捜査は完全に暗礁に乗り上げて打ち切り寸前だったようだ。 そんな中現れた行方不明の彼女、生存者?は希望の光、というべき存在だった。 彼女の証言と俺のケガが動かぬ証拠としてエコペットが事件に関わっていることが判明、 ついに事件は新たな局面・・・女性連続行方不明事件から婦女子連続誘拐事件となった。 282 :(5/7):10/09/02 23 41 ID N9M3lyhw 警察は事件解決のために全力を注いだ。 証言からエコペットの国を割り出し、警察は特殊部隊や装甲車まで動員して 危険生物「ムーちゃん」を一網打尽にする作戦を発動した。エコペットの国を完全包囲するも、 首謀者のエコペット女王は投降はおろか話し合いにも応じず、徹底抗戦の構えを見せた。 マスコミは動物虐待だと批判していたが、TV中継車がムーちゃんの火炎瓶で破壊され、 男性スタッフは全員半殺し、女性リポーターが集団強姦されるシーンが お茶の間に流れたことで世論は一変、エコペットは危険生物として認識されることとなった。 翌日、女性リポーター救出のため、予定を前倒しして突入作戦が開始された。 確認できるだけでもムーちゃんは3000匹を超えているので、無計画に突っ込めば 取り逃がしてしまう。1匹でも逃げられれば第2第3の誘拐事件が起こるのだ。 そこで放水車による一斉攻撃で蹴散らした後、装甲車で突撃を行うらしい。 相手が火炎瓶で武装している以上、水で対処しなければならないからだ。 水を栄養とするエコペットには効かないのでは、という懸念もあったが杞憂であった。 283 :(6/7):10/09/02 23 45 ID N9M3lyhw このエコペット、普通の品種と違って水を嫌うようだ。 「ムムムムギャーーーッ!」「ムギャギャムギャッ!」 小さな体が放水で吹き飛ばされていき地面や壁に叩きつけられ、ムーちゃんの悲鳴が耳をつんざく。 毛皮が水を吸って重くなり、もたついて動けなくなるムーちゃんも続出した。 放水を止めようと立ち向かおうとするが、狙撃で次々にヘッドショットされていく。 放水車には敵わず、ムーちゃんが退いたために装甲車が前進を開始、 バリケードを踏み倒し、何百匹のムーちゃんが生きたまま踏み潰されていく。 装甲車から機動隊が飛び出して建物に突入、片っ端からムーちゃんを殴り倒していく。 カッターナイフやモンキーレンチで戦おうにも大盾が相手では無力だ。 だがムーちゃんは狡猾、天井から飛び降りて脳天をかち割られた警官や、 命乞いをして隙を見せた警官が背後から首を切られたりする悲劇も起こったようである。 やがて機動隊が突入して2時間がたち、発砲音と悲鳴が消えた代わりに出てきたのは、 誘拐された女性たちが機動隊に救出され、エコペット女王に手錠がかけられていた光景だった。 284 :(7/7):10/09/02 23 57 ID N9M3lyhw エコペットの国は完全に破壊された。 押収した「住民票」によると、なんとムーちゃんは7000匹以上もいたようだ。 奇声をあげて抵抗するムーちゃんを相手にした隊員の中にはPTSDになる者も続出した。 全頭捕獲したムーちゃんは保健所で処分されることとなったのだが、 普通のエコペットと違って植物にはならず、アンモニア臭の泡になるだけで、 酷い悪臭で職員が倒れたそうだ。最後の最期まで迷惑な奴である。 エコペット女王は捕縛され裁判にかけられることとなった、極刑が下されるだろうが先の話だ。 本題は誘拐された女性たちだった。リボンと共に洗脳を解いたのはよかったが、 洗脳中の記憶も残ったままで、自殺を図ったり精神を病む女性が続出した。 カウンセリング治療が施されるようだが、問題の完全解決にはまだまだ時間がかかりそうである。 俺が助けた彼女も自殺をしようとしたが、事前に食い止めたことがきっかけとなり愛が芽生え、 結婚することとなった。両親も納得してくれた。旅行先はどこがいいだろう、これからが楽しみだ。 (終?) 285 :(?/7):10/09/03 00 10 ID MPEOnP4g だが、幸せは長く続かなかった。 妻は実家に帰らせており、俺は病院のベッドで点滴を打たれている。 新婚生活1ヵ月後、夜中に何者かが尋ねてきたのだ。 ノックは乱暴で、何か刃物のようなものでドアをひっかきはじめたのだ。 酔っ払いかDQNの仕業かと思い、俺はドアを開けたのだが人影はいない。逃げたか? そう思って閉めようと思ったそのとき、足に一筋の熱が走った! 足にカッターナイフが突き刺さっている! 痛みに耐えられず転んだ俺が見たのは、1匹のエコペットだった。 背が小さすぎて人間の視界には入らなかったのだ、もっと早く気づくべきだった。 そう、俺はすっかり忘れていたのだ。あいつを。 あの日、俺をカッターナイフで襲ったエコペットがいたことに。 「ムゥ・・・ムムーーーー!」 カッターナイフを引き抜かれ痛みが激痛に変化し、意識が途切れかけた俺が最後に見たのは、 嫉妬の炎を思わせる怒りの形相のエコペット「ムーちゃん」が、 俺の腹めがけてカッターナイフを振り下ろした光景だった・・・(おわり)