約 441,815 件
https://w.atwiki.jp/amaya_st/pages/20.html
キャラクター名:蔵野 明 作者:えすぺらんさぁ 出展:こちら白夜行! 1 名前 性別 年齢 蔵野 明(クラノ アキ) 女性 15歳に見える 2 国籍 住所 日本 天夜市内、某廃ビル3階 3 人種 種族 日本人 人間 4 容貌 容姿 背丈は148cm。発育はやや残念なレベル 髪は手入れの足りない茶色の短髪 服装は、よく見ると細かい継接ぎだらけの丈の長い服。時たまサングラスあり 5 社会的地位 職業 信仰する宗教 最下層の退魔組織、その頭領。表向きの社会的地位は自由人 無宗教 6 性格 癖 ポリシー 努力家で天真爛漫。ただし何処か抜けており、だらしなく、片付けられない。 悪癖として、無意識に金銭の音に反応する。 好きな言葉は『武士は食わねど高楊枝』 ポリシーは『一日一膳』。誤字ではない。 7 美点、悪点 よくも悪くも倹約家。ガス・水道は基本的に使わない。 電気は電灯から拝借している(犯罪) 8 知性、知識 健康 礼儀礼節は両親に叩き込まれたため、問題ない応対を見せる。 知識は、式のために独学で学んだ理数はかなりの物。 ただし、他は小卒レベルで停止している。 生水を飲もうが生ごみを食べようが平気なくらいに健康体 9 趣味 特技 好物 嫌いなモノ 趣味は統括組織発行の式具カタログの観賞。発売日には仕事をキャンセルするほど。 手先が器用で、どんなものにでも簡易的な式を刻むことが出来る。 好物・嫌いを言える余裕はない 10 武器や武術、魔術。 武器:ナイフ 武術:特になし 才覚:無し 得意な式:『光』他、基本的な術式各種 11 口調や言語 一人称は『私』、二人称は『あんた』 特にこれといった特徴はなし 12 履歴 過去のトラウマ その他の設定 退魔師としての活躍の履歴に目立ったものはない。 所属する組織名は『白夜行』 元は甲の中ランクであった組織で、巨大な事務所も構えていたが、祖父とされている先代、蔵野藤吾が病死(とされている)。 その隙を突くように他の組織に縄張りを蹂躙され、あっという間に解体となった。 彼女の両親はその直後に失踪。夜逃げと見られているが、真相は定かではない。 そして少女と、構成員1名の弱小組織だけが残された。 少女は生きるために必死に働き……そして今に至る。 時間が空くようならば臨時雇いのバイトをこなし、スーパーのタイムサービスも逃さず。 なんだか退魔師としては疑問を抱きながらも、彼女は働く。 13 家族構成他 両親失踪中。その他の親戚は没落時に一斉に離れてしまい、音信不通。
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/87.html
タイムリミット 俺の命にはタイムリミットがあった。 小さい頃に心臓疾患が見つかって、俺の両親は『成人式を迎えられたら神様に感謝してください』と言われていた。でも奇跡は起きて、とりあえず俺は成人式を迎えられる。 そしてもうひとつタイムリミットがある。これは自分で自分に決めた時間制限。 「はい、じゃあ胸見せて」 聴診器があたる瞬間はいつも体がこわばる。聴診器が冷たいせいもあるけれど、心臓の音がいつもより早くて緊張するからだ。 「今度、成人式だって? 良かったね。ドーム行くの?」 目の前の人のいつもよりしわくちゃの白衣が気になる。また病院で寝たのかな。 「行かないよ。友達と麻雀大会する」 「何、それ。もったいないな。一生に一度だよ?」 髪もボサボサ。でも暇な先生よりいいけどね。 「一生に一度だから、つまらない話を聞くのに時間を使う方がもったいないじゃん」 「この時を一番待ってたのはご両親だよ。親孝行しておきなよ」 「いいんだよ。俺、親不孝だもん」 診察室ではいつもたわいもない話だ。 「後で絶対後悔するよ」 「後悔って? いつ頃すんの?」 「君が子供を持つ頃くらいかな」 「じゃあしないよ」 服を着ながら俺は答えた。俺は親不孝だって言ったでしょ。 「今の医学の進歩はすごいんだぞ。大丈夫だよ」 「そうじゃなくて。医学が進歩しても、俺、女の子を好きになれないもん」 「え?」 絶句するよね。でも、そんな話題ふる方が悪い。 「……そうか。そうだよなあ…。でも……」 「いいよ。無理して答えようとしなくても」 このまま行けば俺は成人式まで生きていられるだろう。 神様がくれた奇跡だ。だから贅沢は言えない。もうひとつ奇跡を下さいなんて。 「俺、成人式を過ぎたら先生に言おうと思ってた事があるんだ」 「今でもいいじゃない。何?」 「今はダメだよ。何の準備もしてないから」 「準備って?」 「発作、起こすかもしれないから」 「脅すなよ」 「脅してないよ。親切心だよ」 この恋心をかかえたままだと、俺の寿命は確実に縮まる。それだと先生も悲しむだろう。悲しんでくれるよね? だから決めた。 もうすぐこの不毛な恋が終わる。
https://w.atwiki.jp/dh_bag/pages/49.html
破都宮 陽天(はつのみや ひあま) 性別:女:俎板 学年:2年 所持武器:鉄扇「双星」 出身校:妃芽薗 評価点数500 固有技能:普通 攻撃力:4 防御力:15 体力:6 精神力:5 FS「自己保身」:0 特殊能力『陽の落ちる時』 発動率:100% 成功率:100% 効果1:オリジナル魔人召喚(ZOC無し・生贄不可) 34 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:1ターン 1倍 時間付属:死亡非解除 1.2倍 効果2:再行動(単発効果) 110 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:一瞬 1倍 効果3:ZOC無視付与 20 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:1ターン 1倍 時間付属:死亡非解除 1.2倍 非消費制約1:DP差で負けている時のみ0.85倍 非消費制約2:死体のあるマスのみ 0.9倍 消費制約:自分死亡 55 ●オリジナル魔人 名前:破都宮 陰命 性別:男性 体格:俎板 学年:2年 所持武器:短刀「双星」 FS名:姉への想い ステータス 攻撃:20 防御:0 体力:2 精神:0 FS:8 特殊能力 「命輝く時」 効果1:攻撃上昇1 5 範囲対象:自分自身 0.75倍 効果時間:1ターン 1倍 効果2:カウンター待ち受け貫通 25 範囲対象:同マス敵1体 0.7倍 効果時間:1ターン 1倍 効果3:通常攻撃 30 範囲対象:同マス敵全員 1.2倍 効果時間:一瞬 1倍 制約なし:10 発動率95% <補足> オリジナル魔人を召喚させて色々付与したり。 代わりに自分は死亡。 オリジナル魔人は攻撃上昇した上での同マス全員攻撃能力者。 1体だけならカウンター待ち受け貫通。 <能力原理> 「陽の落ちる時」 陰命に融合していた陽天の精神が消滅し、陰命が主人格を取り戻す。 姉が世界から去った事を知った陰命は、復讐の刃を煌かせる。 「命輝く時」 目覚めたばかりの陰命の力の片鱗。 陰命が軽く短刀を振るうと、それだけでその場にいる敵全員に対して、「存在しない刃」が急所を穿つ。 陰命が集中すれば、いかなる防御姿勢をも貫き通す。 尤も、未だ目覚めたばかりの彼の力では1人に対して集中することしかできないのだが。 キャラクターの説明 はつのみや ひあま。 膝の辺りまで伸びている長い黒髪が特徴。 中性的な顔つきをしたスレンダーな美少女。 温和で優しく人当たりもいい性格。ただし、時々笑顔で毒を吐く。 また、(滅多にないが)怒った時は顔からまったくの感情が消えた無表情となり、冷酷に相手を攻め立てるので恐れられている。 女子高という環境からか、恋愛対象は当然女の子。強気な女の子を弄って、涙目にしたり赤面させたりするのが大好き。 だが、実際は陽天は女性ではなく『男性』。 家族、友人、周囲の人間、世界中の全ての人間。それどころか本人ですら自分のことを『女性』だと認識している。 それは陽天の魔人能力によるものであり、この世界にいる人間は例外なく陽天を女性だと認識してしまうのだ。 尤も陽天を女性だと認識する事が間違いというわけでもない。 何故なら彼女の精神は紛れもなく女性であり、体だけが男性なのだから。 その体は本来は陽天の弟である『破都宮陰命(はつのみや みこと)』のものであり、紆余曲折あって陽天が精神憑依しているのだ。 現在の主人格は憑依した陽天のものであり、陰命の精神はやや影響を与えている程度となっている。 (怒った時は冷酷になったり、女子好きだったりするところは陰命から影響を受けているといえる) 陽天は別に陰命を支配したいから、体を奪っているわけではなく、彼の命を守る為に憑依している。 理由としては破都宮家の色々が関わっているのだが、ここでは割愛(エピソード参照)。 その為、彼が無事成長し、独り立ちできるようになったと思ったら、自分は消えるつもりでいる。 (陰命の精神が陽天に影響を与えているように、陽天の成長や経験も陰命のものとなる) 仮に戦いになっても、自分が戦うつもりでいるが、明らかなピンチの時は(陰命を殺すわけにはいかないので)陽天の精神を消滅させる覚悟がある。 なんだかんだで陰命の体なので、陰命が使った方が強いことには変わりないからだ。 勿論、一度消えた陽天の精神が蘇ることはない。 陰命にとって何よりも大事な愛しい姉が、この世界から消えた時‥‥。彼は己の力で、姉を消滅に追い込んだ敵を殺すだろう。 陰命の能力は「己の力でできる現象は、時系列や物理法則を無視して結果を引き起こす」というもの。 例えば、目の前に敵が1人いたとしよう。陰命の体術であればナイフを首で切り裂く事は容易であるものとする。 陰命がそれを理解し、世界としてもその認識が正しければ、陰命が「目の前の敵を殺したい」と考えただけで、『存在しない刃』が敵の首を切り裂くのだ。 (できる可能性があることであれば何でもその結果を引き起こす。但し、絶対に出来ないこと(世界を絶対零度の冷気で包むとか)は絶対出来ない) あまりにも強大な能力な為、彼がこの力に目覚めた時は暴走してしまい、惨事の原因となった。陽天が陰命に憑依した原因でもある。 だが、その事件から数年経って成長した今であれば、ある程度制御することが可能となった。 ●鉄扇「双星」 そのまんま鉄で出来た扇。 普通の鉄扇と違うのは、変形することによって短刀となることである。 陽天は鉄扇状態を好んで使い、陰命は短刀状態を好んで使う。 エピs-ド1 破都宮家。 古来より異能の力を求め続けた一族。言うまでもなく、一族の人間の殆どが魔人である。 彼らが力を求め続けた理由はただひとつ。『神殺し』の為だ。 彼らの言う神が、存在としての神か、それとも概念としての神かは分からない。何故なら現在の破都宮家の人間ですら何をもって神とするべきなのかを正確に把握していないからだ。 恐らく、『神殺し』の正確な意図を把握しているのは創始者ぐらいであろう。だが、一族は長い歴史の中で、人も魔人も超えた存在(=転校生)と戦い、何度も滅びの危機に瀕したことがあった。 だからこそ破都宮家の人間は神に近しい存在をいることを認め、それらを殺さなければ人間に未来は無いと考えていた。 陽天はそんな破都宮家に生まれた『長女』であった。 両親は優れた異能の素質を持つ彼女に期待し、育てた。 大事に、そして厳しく育てられた彼女であったが、その教育に愛は無く、幼子でありながら陽天の目には輝きがなかった。 第二子、陰命が生まれる。『長男』だ。 だが破都宮家では、「男」は望まれない子供であった。 何故ならば、破都宮家の血を引いた子供は「無能力者」か「暴走を起こす危険能力者」のどちらかにしかならないからだ。 (その為、破都宮では女性が代々当主となり、男性はまた異能に優れた別の家から婿を貰う) よって、男を育てるメリットは一切無く。両親も陰命を殺すつもりであった。その事情が変わったのは、陽天だ。 弟が生まれて、姉になった――その事実が、陽天の目に輝きを取り戻させたのだ。 これは2人の両親にとって非常に喜ばしいことであった。 彼らが欲したのは「感情を失くした道具」ではなく「感情豊かな人間」であり、後者でなければ異能を発揮することはないからだ。 (それなのに両親が陽天に愛を注がなかったのは‥‥単純に彼らも愛を理解していなかったのだろう。歪んだ歴史は繰り返される) よって、両親は陽天の為だけに陰命を育てることにした。やはりその子育てには愛は無く、それどころか陽天に施した教育もない、実にぞんざいなものだった。 (無能力者になることを望んだので当然ではあるが。ちなみに学校などには行かせているので、基本的な教育は受けている。 あくまで異能者としての特別な教育が無いというだけ) 結果、どうなったか。 姉は弟を溺愛し、弟は自分を愛してくれる姉を愛した。 親から受けるべき愛を知らなかった2人は、姉弟という絆で愛を知り、それ故に姉弟の絆を何よりも大事にしていた。 (この「愛」が異性としての愛なのか、家族としての愛なのかは分からない。それを理解するには、彼らはまだ幼かった) 愛を知り、人間らしい豊かな感情を得た陽天は両親の期待に応えるように力に目覚め、姉の愛を受けた陰命は、普通の人間として一般生活を楽しんでいた (親の愛を知らない為やや性格は歪んだものの、まだ思春期の少年のブレの範疇といえるレベルであった) 転機が訪れたのは、陽天が高校2年生、陰命が中学2年生の時であった。 無能力者であってほしいという両親‥‥そして陽天の願いも虚しく、陰命は力に目覚め――暴走させてしまった。 力の暴走に立ち会ってしまった陽天は、巻き込まれ命を落とすことになる。 消え行く意識の中‥‥陽天はそれでも陰命の事を何よりも優先して考えていた。 陰命が力を暴走させたことを両親が知ってしまったらどうなるか――当然、両親は陰命を処分するに違いない。 そんな事をさせるわけにはいかない、と陽天は死ぬ直前の最後の力を振り絞って、あることをした。 その日を境に、陽天は死に、陰命という存在は消え――新たな陽天が生まれた。 陽天が行ったのは、自身の精神と陰命の精神の融合である。 分かりやすく言うならば、陽天の霊が陰命の体に憑依したというとこだろうか。 なんだかんだで、精神の強さだけで言うならば、陽天は陰命よりも上だ。その為、本来の体の持ち主である陰命の人格を抑え、陽天が主人格となった。 尤も、陽天の精神が陰命の精神の影響を受けてないわけではなく。どちらかというと陽天寄りの新しい人格が形成されたと考えるべきだろう。 そして異能(魔人能力)とは精神に由来するものだ。新しい陽天の精神が発動させた能力は「陰命を陽天として認識させる」能力。 その能力の結果、誰もが(男性である)陰命の身体を見ても、(女性である)陽天と認識し、また体だけでなくその他様々な事に関しても陽天と認識するようになった。 両親も、陰命という存在は「無かった」ものと認識するようになり、子供は「中学2年生の陽天」だけだと認識するようになった。 (仮に写真などの記録媒体を見ても、自動的に都合のいいように認識が改変される) そして、陰命の体に憑依した陽天は妃芽薗学園に入学し――高校2年生となった。 エピソード2 破都宮 陰命は望まれない子供だった。 破都宮家では、男が生まれた場合処分を行うことになっている。何故なら、破都宮の男は無能力者か暴走能力者にしかならず、育て上げるメリットはないからだ。 そして、陰命の両親はメリット・デメリットだけで子供の命を奪うことができる、情の無い人間であった。 そんな陰命の命を救ったのは、彼の姉である陽天。 両親の愛の無い教育のせいで感情を失った陽天だったが、弟という家族ができたことで、感情を取り戻し、弟に愛を注ぐようになったのだ。 これを見て、両親は陰命を処分しないことを決める。何故なら、破都宮が求めたのは感情の無い道具ではなく、感情を持つ人間。人間でなければ『神殺し』の領域にたどり着けないからだ。 陽天は陰命の命を救い、陰命は陽天の心を救った。 数年の月日が流れ、陽天は中学2年生、陰命は小学5年生となった。 相変わらず両親からは愛情を注いでもらったことはないが、姉弟はお互いが支えあい精神を安定させていた。 姉である陽天は人に好かれる優しい性格でかつかなりのブラコン少女となり、弟の陰命はどこか冷めた目で世界を見つつも、しっかりとしたシスコン少年になっていた。 まぁ、シスコン少年とはいっても、思春期の少年らしく「べ、別に姉さんのことなんて好きじゃないし! うざいだけだし!」と主張しているのだが。 例えばお風呂に入る時とか。 「風呂沸いたか‥‥。じゃあ、入るかな」 「あー、ミコト君お風呂入るの? じゃあ私も一緒に入るー」 「‥‥いや、さ。姉さんも女の子なんだからさ。弟と一緒に風呂入るってのに恥ずかしいとか思わないの?」 「思わないよ?」 「‥‥何それ。ちょっと姉さんは女性として大事な感覚が欠落してるんじゃないかな」 「そんなことないよ! ミコト君以外だったら一緒にお風呂入りたいと思わないもの」 「えー‥‥あー‥‥」 「それじゃ、一緒にお風呂入ろっか」 「って、ちょ――!? 結局そうなるの‥‥!?」 なんてことは日常茶飯事ではあるし。 例えば夜寝る時とか。 「‥‥あのさ、姉さん」 「何?」 「ここ、俺の部屋で、俺の布団だよね?」 「そうだよ」 「‥‥なんで姉さんが俺の布団に入ってるの」 「一緒に寝たいからに決まってるじゃない」 「‥‥俺、ちょっと別の場所で寝るよ」 「駄目ー!」 立ち去ろうとする陰命の服の裾をしっかり掴む陽天。 「弟は姉と一緒に寝なきゃいけないって、法律で決まってるのよ!」 「そんな法律ないよ!?」 「‥‥ミコト君は、そんなに姉さんと寝たくないの‥‥?」 涙目で陰命を見上げる陽天。陰命は陽天のこの目に弱い。――なんだかんだで姉が大好きだからだ。 「――もう、分かったよ。ほら、そっちつめて」 一緒の布団に入る陰命。つめてと言われた陽天だが、つめるなんてことはせずに陰命をぎゅーっと抱きしめる。 「‥‥はぁ、仕方ないな」 抵抗はしない。どうせ、いつものことだから。 「ねぇねぇ、ミコト君」 「‥‥んー」 「おやすみのちゅー」 「‥‥はいはい」 頬にではなく、唇を重ねる2人。 抵抗はない。何故なら、いつものことだから。 一応、一線はまだ越えていない。彼らにとって、これは「家族の愛」故の行為だからだ。 尤も家族の愛情を親から受けてないので、どこからどこまでが「家族の愛」なのか本人達は理解していないのだが。 そんな彼らに悲劇が訪れるのは、それから3年後。 陽天が高校2年生。陰命が中学2年生の時。 ‥‥ちょうど、現在から3年前の出来事である。
https://w.atwiki.jp/ryoukononakukoro/pages/12.html
意見まとめ 物語 富竹はいとう達の死を前もって占う ヘナはあだ名か、本名はへいなだから、か。 妹は「リョウコ」からループさせる能力を授かった 黒幕は妹か ブラコンの満子とヘナは昔からあまり仲良くない。山下の死によって一緒に行動するようになる。 主人公は山下・・・? ヘナは山下が好きだった 死人をふやして死ぬ順番を変える(山下は一番最後) 山下に1回自殺させるか 父親は暴漢で、ヘナの両親は共に死亡 ヘナの父親殺し ジャックとヘナの口封じ 蒼い子は妹に操られている→誤作動で大量虐殺 人物考察的に殺せるのはミザルと沢良宜。他の人は猟奇に巻き込まれる。 「いとう」はヘナとアブドゥルにしか見えない いとうは感じすぎて死亡 伊藤=ヘナの二重人格 →山下には分からないため怖い いとうは自分の命と引き換えにヘナの命を救える アルベル・ガドーはアブドゥルのいる工場の社長かその息子、または村長 →こいつの功績で外国人がいっぱい居る 失われし闇の魔人ってのはあくまで魔王モードの時のみ 亮子はすぐに消えられるような職業 みっちょんはお金持ち ヘナは貧乏 みっちょんは中卒フリーター →お金持ちだから働かなくても大丈夫とか? 一回目 蒼い子が悪いだけのストーリー 二回目 蒼い子の行いに遠回りに関与したが、結局兄を失ってしまった満子の位置を知るストーリー 三回目 隠された事実が浮き彫りになるストーリー。満子が直接関わってくる。 ヘナは手芸部(?) 山下とヘナはおなじ部活 山下が見えるところでヘナの部活 ヘナ一家は幸せ家族 →母の突然の死 →父親の堕落 →父親を助けたい →しかたなく殺害 父親廃人化→ 実を売るしかない ヘナの父を最終的に殺したのはヘナを良く知る人。ヘナ自体は殺し切れてなかった 山下がヘナが父親を殺したのを見ていて、犯人はいとうという物だとすり込ませる いとうをヘナのペットに! →ペット殺される →惨劇開始 いとうはヘナの叔父 ヘナペットは卑猥な呼び名 ヘナの名前の由来 ヘナ チヨコ 胸or頬(身体の一部)を触るとヘナヘナするから ヘナ→ナヘ→ナエ ヘナ→ヘナヘナ→ナエナ ヘナチョコ→チョコ→チョウコ→長子 漢字で書いて「へ」「な」って呼べるような名前
https://w.atwiki.jp/mayyugioh/pages/147.html
レアハンターは、時に大暴れをする。 今日もまた、彼らは徒党を組み、mayの街に襲い掛かる。 彼らはレアなカードを欲し、街を徘徊し…デュエリストと見れば、それがどんな相手でも、果敢に挑む。 故にレアハンターが暴れる日は、腕に自信のないものはデュエルディスクを仕舞い そして、腕に自信のあるものは、戦う。 (けど、これは「ハズレ」を引いてしまいましたね。) 眼帯をコリコリと掻きながら、文は心の中で愚痴る。 彼女は今日がレアハンター大暴れの日だという事を忘れており、デュエルディスクを付けたまま学校に登校。 その途中でレアハンターに捕まり、デュエルする流れとなった。 しかし今彼女のライフは400しかなく、フィールドも伏せカードが3枚あるが、相手の攻撃を防ぐ伏せカードではない。 手札は5枚。だが、相手は手札を気にせずに攻撃を仕掛けてくる。 「悪いわね、けど、これも仕事だから!」 対戦相手は、女性だった。 今のLPは8000。 フィールドには、BF-アームズ・ウィングと、伏せカードは2枚。 手札は2。カルートは既に使いきっている為その心配は無いが、このターンで勝負を決めなければ、負けてしまう。 相手の女性レアハンターは、強い。 単に強力なデッキを使っているだけではなく、駆け引きや咄嗟の判断力など、目を見張るものがある。 しかし、だからこそ負けられない。 「ふふっ、どうせなら夜の仕事をしたいところですね! さて、今思考しても仕方が無い、ドローしてから考えますか」 某キャラクターの台詞をパクりながら、文はそのドローに …そして、「相手の戦略」に賭けた。 「私はまず、召喚士セームベルを召喚し、死者蘇生でデルタフライを蘇生させます!」 「デルタフライ召喚時に激流葬を発動するわ!」 セームベル1体ならまだしも、チューナーモンスターを出されては敵わないと、相手は罠を発動する。 しかし、これで自分フィールド上にて破壊されるカードは2枚。 つまり、あのカードを発動させる事が出来る。 「私はその瞬間、スターライト・ロードを発動!」 「っ! しまった!!」 相手はその瞬間、自らの行いを反省した。 …実はこのデュエル中、文の切り札であるスターダスト・ドラゴン/バスターは出現している。 しかし効果を使用後、DDクロウにて除外されてしまったのだ。 故に相手は、文のデッキがスターダスト・ドラゴン/バスターの召喚に特化したデッキだと知っている。 知っている筈なのに、迂闊な破壊罠を使ってしまった。 (手札に死者蘇生があるから、油断した…!) 相手は強い。だが、それでも人間だ。 その1回のミスが、流れを変えた。 ライトロードの効果により、文のフィールドにスターダスト・ドラゴンが召喚される。 だがそれは、一度破壊を無効化したら二度と復活できない、紛い物のドラゴンだ。 …そう思っていた相手は、アームズ・ウィングをリリースし、ゴッドバード・アタックを発動させる。 対象はデルタフライとスターダスト・ドラゴン。 だが、この場合、スターダスト・ドラゴンの効果を発動させるのがメインだ。 (このターンさえ凌げれば、勝てる!) しかし流れは確実に変わっている。今BF使いの取る手は、裏目に出る流れだ。 「ふっ!ゴッドバード・アタックは常に警戒してましたよ!! スターライト・ロード二枚目を発動!!」 「なっ…!!」 ここから先、女性の取れる手は無い。 無情にもアームズ・ウィングはフィールドから去り、フィールドはがら空きになる。 そして相手のフィールドには、スターダスト・ドラゴンが2枚。…と、どうでも良い小娘1枚。 だがその小娘は、効果によりミンゲイ・ドラゴンを特殊召喚し、そのドラゴンを除外してレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンが降臨。 そしてそのレダメの効果により、最初期にバスター・モードの為リリースされたスターダスト・ドラゴンが復活した。 今のライフから考えると明らかにオーバーキルだろう。 だが、文は、相手の女性の手札のゴーズを警戒していた。 事実女性の手札にはゴーズがある。 だがここまでされては、ゴーズとカイエンが召喚されようと、意味は無いだろう。 それに、最後の伏せカード…、あれは恐らく。 「…負けよ、そのカード、バスター・モードでしょ?」 勝利が絶望的でも諦めないのがデュエリストの理想といわれるが、 しかし、結果を冷静に判断し、そしてすぐにそれを受け入れるのも、悪い事ではない。 「ふふん、私の勝ちですね!」 「…良い勝負だったわ。」 そして女性は、アンティカードを差し出す。 …BF-精鋭のゼピュロスだ。 だが文はカードの受け取りを拒否する。 「カードも良いですけど、…私は貴方の体のシャッフルをしたいですね」 「お断りするわ」 1秒だった。 結局文は、ゼピュロスを手に入れた。 何とか勝てたものの、この先レアハンターに絡まれる事を警戒し、ディスクを隠す。 周りではモンスターやデュエリストの叫び声が聞こえる。 恐らくレアハンターとデュエリストが戦っているのだろう。 もしくは周りのデュエルの熱に感化され、アンティ無しで戦っているか。 そんな時だった。 文の目の前にいるレアハンターが、「壊れた」のは。 彼は目を見開き、狂ったように笑っている。 手札のカードを地面に落とし、がら空きのフィールドが表示されたデュエルディスクを見つめながら…笑っている。 「ははは…ははははははは!!!」 これは逃避だ。 信じられない事が起こった時、人間はとにかく笑う。 これは冗談だ、面白い冗談だ、笑えて来る、そう思って正気を保とうとする。 …が、レアハンターが正気に戻ったところで…彼の負けは決定的だろう。 「口は達者だが、どうやら、口だけだったみたいだね」 対戦相手の男が、残念そうにいう。 彼のフィールドには、真六武衆-キザンが2体。 六武衆の師範代が1体。 そして、団結の力を装備したヤリザが…2体。 そして伏せカードも3枚ある。 圧倒的にも程がある状況だ。 「では、キザン2体、師範代、ヤリザの順で攻撃させて貰うよ」 「ああはあああああああああああああああああああ!!!!!」 笑いは絶叫に変わり、そして武士達の刀が、笑い声の主を切り裂いた。 レアハンターのデッキからは、キザンのカードが飛び出した。 どうやら六武衆デッキのミラーマッチだったらしい。 なるほど、同じようなデッキを使ってあんなに差をつけられる。 狂いたくなる気持ちもわからなくはない。 勝者の男は、40くらいの、しかしナイスミドルな男性だ。 スーツを着たスリムな男で、立派な髭を生やしている。 文が普通の性癖なら、おそらく見惚れていただろう。 しかし、文は残念ながら男性に興味は無い。 だが、その男性が知り合いとなれば、無視するわけにはいかない。 文は小さな拍手を贈りながら、その男に話しかけた。 「久しぶりですね、なののパパさん」 なのの両親は、幼い頃に事故で亡くなっている。 …というのは、嘘だ。 彼女の両親は、今もピンピンしている。 だが、なのの両親は死んでいる事になっている。 理由は簡単だ。 「相変わらず正体を隠しているんですね」 と、文が言う通りである。 この両親、なのがサイコデュエリストである事を知っていこう、彼女には正体を隠している。 何故ならなのには、「家族」を傷つけて、塞ぎこんで欲しくないからだ。 …エリンや湖など、カードショップmayの常連だけを見れば、サイコデュエルで他人を傷つけ、そして自らも心を閉ざすという事例は考えにくいかもしれないが しかし、カードショップmayの外に目を向ければ、そういう事例は沢山ある。 だが、事実、なのは家族ではないが、友達を石に変えてしまい、塞ぎこんでしまった。 結局は時間稼ぎでしかなかったのだ。 「今更出ていってもなあ、というのがあるからね」 幼い頃に捨てて、それすらも無駄になってしまった。 だからこそ、父親はなのに、名乗れないのだ。 「俺はお前の父親なんだ」と。 「俺はまあ、永遠にあの子の「あしながおじさん」で良いよ。 幸いにも彼女は自分で力を克服し、そして君のような素晴らしい友人も出来た。 なにより彼女の従姉が立派な母親っぷりで、良く育ってる。 ……逃げとか怖いといえば、そうなるけど、今の彼女の生活を潰したくはないんだ」 文は黙って聞いている。 あしながおじさん。 彼はそう名乗り、娘と出会っている。 なのが小学生を石化させ、世間の目からバッシングされる事態を収拾したのも …あしながおじさんである自分が、頑張ったからだ。 彼は父親という身分を隠しながら、娘を守っている。 あしながおじさんとして、彼は娘をこれからも守っていく…彼女が、自分を必要としなくなるまで。 それが彼に出来る最大の愛情だった。 「……む~ん。」 それは文にもわかる。けど、文は彼の作戦が、既に「失敗している事」を知っている。 だが、それは口に出さなかった。 他人の家族の事を口に出すのも無粋だ。 それに…そろそろ本気で向かわないと、学校の給食に間に合わなくなる。 「まあ、良いですけどね。 …んでは、また会いましょう。 なのちゃんにもよろしくお願いしますよ!」 「ああ、また会おう 出来れば娘にセクハラはやめてくれ」 そして文は、遠くに消えていった。 なのの父は、携帯電話に入ったメールを見る。 なのからのメールだ。 タイトルは、「父の日」本文は「プレゼントは、何が良いですか? …お父さん」 「…わかってるよ文ちゃん 俺が、なのに全てを見抜かれてるってのは」 親子の絆は硬い。 硬いからこそ…彼はいつまでも、父と名乗れない。 それがどれだけ無駄なことかはわかっているが……。 「ま、良いか なのが立派になるまで、俺は見守るだけさ。 …そして彼女が間違いを犯したら、正すだけさ。」 そんな彼の前に、一人のレアハンターが立つ。 「…挑戦者かい? 今の俺は機嫌が良い そう簡単に勝てると思うなよ?」 レアハンターは、時に大暴れをする。 だが、そんなレアハンターを狩る者もまた、時に無双の如く活躍を見せる。 なのの父は今日も、無敗でその日を負えたのだった。
https://w.atwiki.jp/akazunoma/pages/13.html
34 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 15 50 47 ID 2PVE51jU0 ウチの実家にも開かずの間がある。 今から40年ほど前、ウチの実家は国鉄の運転手さんの寮として使われていた。 そのころ2Fのトイレで事故があり、子供が一人亡くなったそうな。 以降、寮に住む運転手の間では、トイレに子供の幽霊が出ると噂され、封印されることに。 で、その物件をウチの婆さまが買い取ったんだが、ハンパな改築しかしなかったせいで、 封印されたトイレは残ったままになっている。 この話、近所ではけっこう有名だったそうだが、俺は中学にあがるころまで知らなかった。 ある日、入り口のない空間を見つけ(窓はある)、母に「あの部屋って何?」と聞いたら、 「ああ、あの部屋は昔トイレだったんだけど、事故で子供が死んで幽霊がでるそうだから封印した」 と言う事実を聞かされ真っ青になった・・・ あれからもう十年が経つが、いまだその部屋は残ったままだ。 ウチの両親はいまだ実家を建てかえる気はない。 曰く「化けて出る馬力があるんなら死にゃしねーよ」とのこと。 なるほど。でも俺があの日みた子供の姿は何だったんだろう。 36 名前: 34 [sage] 投稿日: 2006/07/10(月) 20 34 51 ID 2PVE51jU0 少々書き方があざとすぎたか。人生唯一のオカルト体験なもんでね。 ちょっとばかりショッキングに表現したかったのよ。 では見たときのことを簡単に。 あれは高校2年の夏、ちょうど夏期講習が終わり、家に帰る途中のことだった。 帰り道からウチの家の裏側がちょうど見えるんだが、2Fの窓に子供の姿が見えた。 親戚でも帰ってきたのか?と思ったが、家に帰ってみると親戚など誰も来ていない。 ぞっとして両親にそのことを話したが、普段からビビッてるからそんな幻覚を見るんだと、相手にされなかった。 父曰く、「幽霊っつーのは、その人の脳が持っているイメージが見せるもんだ。 この家で子供が死んでるという先入観があるから、そんな幻を見たんだろう。」とのこと。 なるほど。でもあまりにハッキリと子供の姿が見えたんだよなぁ・・・このことについては今でも疑問に思ってる。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/45714.html
登録日:2020/08/03 Mon 02 30 00 更新日:2023/07/13 Thu 10 21 17 所要時間:約 ? 分で読めます ▽タグ一覧 14歳 ぷうきち ぷうきちフルスイング アヤネ サレンディア救護院 ツインテール プリコネ プリンセスコネクト!Re Dive 中学生 北条綾音 家出娘 桜庭学園中等部 腹話術 芹澤優 赤髪 闇が深い でも、あの子、いちばん最初に見かけたときに、私のパパやママと手ぇつないで歩いてた 家出しちゃった悪い子の私の代わりに、ちゃんと2人の『娘』をやっててくれたんだよ 『家族』の代わりを、『私』の代わりを。プレゼントを選んで、クリスマスにパパやママに贈って、喜んでもらおうとしてた 私よりも、ちゃんと『私』をやってたよ アヤネとは『プリンセスコネクト!Re Dive』の登場人物の1人である。 CV:芹澤優 ◇プロフィール 年齢:14歳 身長:148cm 体重:38kg 誕生日:5月10日 血液型:B型 種族:ヒューマン 所属ギルド:サレンディア救護院 趣味:屋内でできる遊び ◇概要 【サレンディア救護院】所属。 勝気で子供っぽい性格だが、泣き虫のクルミや年下の子供たちの前ではお姉さんらしくいようとする救護院の年長さん。 一見して【リトルリリカル】と同じロリグループであり、ルナの塔のストーリーでも共演したことがあるのだが、実は14歳とそれなりに年が離れている。 【サレンディア救護院】は『ロスト』で親を失った孤児を保護するための施設だが、アヤネの両親は健在であり、ある理由で家を飛び出し行き場を無くしていたところをサレンに引き取られた。 「ぷうきち」という熊の人形つきハンマーをいつも持ち歩いている。 アヤネ曰く、パパが仕事で遠い国に出張した時にお土産として買ってきてくれたらしい。 変わった魔法がかけられているため、本来は重量級の武器なのだがアヤネは羽のように軽く感じている。 アヤネの両親はいつも仕事で忙しくしていて、彼女は小さな頃からいつも独りで屋敷の留守番だった。 だが、ぷうきちといういつも一緒の家族を得たことで寂しくはなくなったそうだ。 そして、アヤネにだけはぷうきちの声が聞こえる。 普段はアヤネが腹話術のようにぷうきちの言っていることを代弁しているが、彼には命があり、心がある。 「お兄ちゃんは、信じてくれる?武器の飾りのぬいぐるみとお話してる、ううん、独り言してるだけの……変な子だって、馬鹿にしたりしない?」 アヤネの両親は忙しいながら娘を愛していて、アヤネもパパとママをとっても優しい人だと語っている。 なのにアヤネは2人と一緒にいられない。 「パパもママも本物じゃない気がする」「何か変だ」「怖い」 それは医者の言うような心の病気ではなく、この世界の根幹にかかわる事象。 世界全体に働く認識改竄をアヤネは不幸にも半端に破っている。 だが世界を疑うだけの知識を持たないため、アヤネは今も解決しない違和感と自己嫌悪を抱えている。 ◇現実世界のアヤネ 名前は北条(ほうじょう)綾音(あやね)。桜庭学園中等部の2年生。 アストルムでの元気な彼女はどこに行ってしまったのか喋れない。 泣いている綾音に主人公が近づいた際に、クマのぬいぐるみを介して「よう、坊ちゃん何か用か?綾音なら大丈夫だから心配すんなよ」とか声が聞こえてくるのはかなり怖い。 ◇ユニットとして 通常バージョン 前衛の物理アタッカー。レア度は恒常☆2。 目の前の敵を最後列まで吹き飛ばしてスタンを付与するUB「ぷうきちフルスイング」が特徴的。 自分のタイミングで邪魔なタンクを吹き飛ばし、戻って来るまでに攻勢をかけて柔らかいアタッカーを片付けるなど、スタメンにはなれないがピンで刺すと面白い場面もあったりする。 ☆6版のUB「ぷうきちサイクロンアーチ」は範囲攻撃となり複数の敵を巻き込めるように。 相手の編成によっては複数タンクはおろかアタッカーまでもまとめて吹き飛ばし、一気に後衛まで攻め立てることも可能になる。 クリスマスバージョン 前衛の物理アタッカー。レア度は限定☆3。 あのエリコに匹敵する物理攻撃力を持ち、バフでさらに底上げする攻撃極振りクマ娘。 UBは特大ダメージ単発UBすら凌ぐ超威力だが、攻撃の後で自傷ダメージを食らうのでイリヤ同様同時に自分も瀕死になりかねない。 通常バージョン程ではないとはいえUBを使わなければそれなりに耐久力はあるが、せっかくなのでマコトと組んでUB一発でどこまで削れるかとか試してみたい。 逆に自分にデバフがかかった状態でやると高確率で沈みます。 ◇余談 イベント『ミサトサマーエール! 夢追う真夏のナイン』では主人公に呼ばれビーチベースボール部の臨時コーチ(打撃担当)を務めることに。 初めは見くびっていた部員達も、いとも簡単に柵越えを連発する姿を目の当たりにして評価を改めた。 なお、もちろん彼女のバットはぷうきちである。 同イベントで登場したミニゲーム「ぷうきちのホームランダービー!」「猛訓打撃道!ミサトのホームランドリル」でもバッターとして選択可能。 特殊スキルは無いが全パラメーターが標準以上で扱いやすい。「今度こそー」(ファール)や「あえ~…?」(空振り)が可愛いと評判。 追記・修正お願い、お兄ちゃん △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] え、この子そんなに重い設定もってるのか -- 名無しさん (2020-08-03 09 44 40) ホームランダービー。自分は育成の手が回らないから設定がわからない。☆6来て育てる人も増えるだろうか -- 名無しさん (2020-08-03 10 41 15) やべーやつらとは違うけどある意味ヤバい子。具体的に言えば今作トップクラスの闇深。 -- 名無しさん (2020-08-03 11 18 35) キャラストがトップクラスに読んでてお辛い娘。通常もクリスマスも非常にキツイ。 -- 名無しさん (2020-08-03 11 53 16) リマさんとの組み合わせがステージやルナタワー攻略でかなり有効に使われてた時期はあるので古参赤ちゃんは結構育ててる人が多い。 -- 名無しさん (2020-08-03 11 59 28) キャラストだけは全員分読みたいけどお菓子が全然足りんのよね…☆6いると全く足りない。ぷうきちフルスイングが無二の性能だから採用されてたのは知ってる -- 名無しさん (2020-08-03 13 17 31) 14歳だからリアルでいえば中2なんだよな、でもクルミやリトリリと同じぐらいの幼い性格 -- 名無しさん (2020-08-03 13 37 25) やったねぷうきち、星が増えるよ -- 名無しさん (2020-08-03 15 42 16) 17歳の妖精みたいなアイドルもいるしセーフ -- 名無しさん (2020-08-03 15 45 31) 年齢の割に無茶苦茶幼いのはやはり境遇の影響だろうなあ。無印もまともに喋れなかったし。ツムギやトモが年の割に大人びすぎというのもあるが。 -- 名無しさん (2020-08-03 16 24 33) 唯一の救いはとあるストーリーイベントでぷうきちが妄想上の存在でなく実在すると確定したこと -- 名無しさん (2020-08-03 18 14 35) ミニゲームでアヤネが空振りした時の声が好き -- 名無しさん (2020-08-03 20 40 01) ぷうきちフルスイングいくよ! あえ… ぷうきちフルスイングいくよ! あえ… -- 名無しさん (2020-08-06 13 29 56) クルミやリトリリに比べて10~20センチ身長が高い -- 名無しさん (2020-08-06 14 50 40) プリコネの闇の権化 -- 名無しさん (2020-08-06 15 24 13) ぷうきちサイクロンアーチがかなり壊れ -- 名無しさん (2020-08-06 19 06 50) 下手したら一部ペコや現実キャルよりヤバい境遇の子 -- 名無しさん (2021-04-01 12 46 07) 14歳でイマジナリーフレンド作るとはやべえな -- 名無しさん (2022-03-10 20 33 36) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/romaroma/pages/305.html
伊織 すずめ いおり すずめ 伊織 すずめデータ システムデータ 容姿に関する設定 設定 データ 名前:伊織 すずめ(いおり すずめ) 年齢:17歳 性別:女 身長:151cm 体重:42kg スリーサイズ:B73/W54/H79 髪:黒色 肌:白雪色 瞳:黒色 誕生日:11月3日 所属クラブ: 帰宅部 クラス: 3-A 1人称:私 システムデータ スタイル:◎タタラ・●マネキン・バサラ 内閣調査室:制作・ドラッグ 容姿に関する設定 黒髪のショートヘアで、チタンフレームのメガネをかけている。身体がかなり細くぱっと見はやせっぽちのチビで女性的な魅力にはとぼしく見えてしまうため、彼女のコンプレックスの種の一つとなっている。また、過去の事件でつけられた傷痕が上半身全面、背面にあり、さらにコンプレックスを加速させている。 今日は学園全体でもトップクラスの知力の持ち主、伊織 すずめ先輩を紹介します! 伊織先輩は薬学の博士号を持ってる、いわゆる天才!って感じのイメージにかなり近い人なのよね。2年生の時にアメリカから日本に帰ってきて高天原学園に転入してきたんだけど……当時は相当な人間不信に陥ってたみたいで従姉妹の宮本 春香さん以外との人間関係を拒絶してたとかなんとか。 でも、今はそんなでもないんだよねぇ……取材絡みで話をする機会が前にあったんだけど、結構普通な感じだったかな?一体何が彼女をそう変えたのかまではその時に取材はしきれなかった事が今更ながら悔しいわぁ……。 さて、防人としては、基本的にはバックアップ要員で調査分析でかなり頼りになるんだけど……一度だけ、ものすごい強力なサイコキネシスを使ったのを見たことあるのよね。ただ、その後顔面蒼白で相当つらそうだったので、代償が必要なタイプなのかも。 そんな天才伊織先輩ですが、どうやら意中のお相手がいる様子!時々びっくりするほど色っぽい表情を見せることがあるとかで、どんなお付き合いをしてるのか超気になります!今後はその方向を重点的に……あ、伊織先輩!?これはまだ書きかけのげんk(ファイルはここで途切れているようだ 設定 伊織 すずめは間違いなく薬物分野における天才であり、彼女のセロトニン受容体に関する論文は引用数もかなりの数に登ることからも、その優秀さがうかがえる。 彼女の両親は間違いなく娘の教育には必要以上に熱心で、その一貫としてすずめは早い内に渡米して、飛び級をして現地大学院に入った。 彼女はその両親の期待に応え続け、博士号を取るまでに至った。だが、それが気に入らない人間もまた、多かった。 当時の彼女には人の心を慮る能力が欠けていた。より正確にはその余裕が全くなかったのだが、いずれにせよ大学院での彼女は孤立気味であった。 そして、その軋轢は最悪の形で暴発した。 彼女の論文がとある科学誌で掲載され、そして同じ時期に論文を送っていた同期の学生は載らなかった。その学生はすずめが物珍しさで論文が掲載されたために、自分の論文が落とされたと思い込み、恨みを募らせていった。 そう考えるにいたった理由は妖魔が彼をそそのかした事にあった。 そしてある日、すずめはその学生に拉致監禁され、1週間後に妖魔の存在を検知したアメリカ特殊部隊と日本の内閣調査室退魔課の合同チームが突入するまで、ありとあらゆる手段で陵辱され続けていた。 保護された直後の彼女は強度の麻薬を投与されており、男たちによって目立つように身体に醜い傷がつけられていた。 精神・肉体的に摩耗し尽くしたすずめが即座に回復するはずもなく、環境を変えるためにも、すずめは日本に帰国することになった。 しかし、すずめの両親はすずめを追い詰めるために既に殺されていた。そのため親戚に引き取り手を探して、最終的に叔母の家に引き取られる事になった。 魔術的な治療を受けてはいたが、すずめの精神的な回復は絶望的な状況だった。しかし、従姉妹の宮本 春香は根気よく、すずめの看病を続けた。別段春香にとっては特筆することもない当たり前の事のつもりだったが、その善意がすずめをかろうじて社会生活が可能なところにまで回復させたと言っても過言ではなかった。 春香が高天原学園に通っていたこともあって、すずめは主治医のススメもあって高天原学園に共に通う事になった。 それで終われれば良かったのだが、春香には本人も気づいていない隠された異能力があった。それは異界とのゲートを開くことができるという極めて稀有な能力だった。これを求めて多数の妖魔や組織が春香を狙っていた。 それを知ったすずめは、自分を人間の端くれに戻してくれた春香のために戦う事を決めた。元々、理論的には出来上がっていた超能力誘発薬を開発し、自分に投与して強力なサイコキネシスを手に入れたすずめはその能力で敵を排除していった。 ただし能力としては不安定で未完成であったため、能力を使用する度に強度の負荷が脳にかかるため、すずめは文字通り命と引換に戦いを続けていった。そしてすずめ自身もそれをわかっていて、その上で戦いを続けていた。自分の汚れきった命なんてどうでもよかった。 戦いを続けていくうちに、何人かの生徒が春香の能力に気づき、手助けをしてくれるようになっていった。でも、その生徒たちは春香の心配はしても、すずめの自らを犠牲にし続けている異常性には気づいていなかった。 ただ一人、東海堂 煌を除いては。 煌はすずめだって死ぬべきではないという事を態度で示し続け、それがすずめの心も救った。そしていつしか、すずめは煌を想うようになっていった。 結局、春香の能力は学園を中心に様々な組織の助力もあって高度な封印が施される事で、無力化された。その事によって、すずめももはや戦う必要がなくなってしまった。 春香を助ける事で自分の存在価値を認めていたすずめだったが、事ここに至って、ようやく前に向かって一歩を踏み出した。 煌に自分にこれまでに起こったことを告げ、その上で自分の想いを伝えたのだ。 煌の答えは……あえて、書く必要もないだろう。 ちょっとお互いにいろんな事を遠慮して変な空気になったり、喧嘩したり、とてつもない料理オンチのすずめの料理を食べて煌が病院送りになったり、いろいろな事があるし、これからもある。 でも、今も煌はすずめと共にある。それがきっと何よりも雄弁な答えなのだから。
https://w.atwiki.jp/ikuji_kakushitsu/pages/612.html
93 :名無しの心子知らず:03/05/15 17 45 ID V87KcBWU 前置胎盤のため帝切が決定した私に、「そんだけしっかりしたお尻してんのに」と、 下から分娩できないことが理解できなかったトメ。 そして帝切後、肺が未熟だった娘は、自分で呼吸ができずにNICUへ。 医者が「最悪のケース、脳障害がでます」と話したとたん、 「障害児の孫はうちの孫じゃないから、上の娘を連れて離婚して帰って来い」 と旦那にのたもうた。 その後。 障害も出ずにとても元気な娘。 そして、トメと縁切り。自宅を引越し。 あたらしい住所も電話番号も、そしてもちろん、3番目に子供が生まれたことも知らない。 トメに関わりのない生活はとても幸せ。 いい旦那を持った。いや、結婚して、旦那教育を徹底的にした甲斐があった。 575 :その1:03/05/23 10 10 ID xsZBoVCW 初めての子供を出産後、遠方の実両親に世話になるのもどうかといわれ、 退院後、トメ宅に世話になることになりました。 退院後、トメ宅に夫と娘を連れてかえると、なぜか、ウトの仕事の同僚一家が 勢ぞろいでお出迎え。 リビングは「今から大宴会しまっせ~~」ってな雰囲気。 「正直こりゃ逃げるが勝ちだ」と、挨拶も早々に部屋に赤子としけこんだら、 もう、乱入されるわ、「あなたはゆっくりしててね~」と赤子は強奪されるわ。 安心して乳なんてあげられる状況でなく。 それでも3日はがまんしましたが、まったく安静になんてできない上、 トメがするといっていた布オムツの洗濯から、出産前はウトがしてやると 張り切っていた赤子のお風呂まで、結局すべてに渡って私がすることに。 夫も連日の宴会騒ぎにしこたま飲まされて、挙句のはてに、私が休むべき布団で大の字で いびきをかいて寝始めました。 再三自分の寝室に戻るように怒りましたが、あまりの泥酔に動こうとしないので、 トメに「何とかしてください、安心して休むことができません」と訴えたら、 「あら~仲良く3人で川の字で寝たらいいじゃない。」とシングルの布団 (もちろん一組しかない)を指差していうわけです。 この日の深夜、とうとう私は精神的にきてしまい、ボストンバックになぜか 「布オムツと肌着」だけつめまくって、タクシーを呼んで赤子と二人で自宅に帰ろうとしました。 576 :その2:03/05/23 10 11 ID xsZBoVCW それを泥酔からややさめた夫に見つかり、トメウトに見つかり、結局その日の朝、 実家に連れて帰ってもらうことになりました。 その間、トメは泣いて自分を責めている振りをしながら 「あなたのためにしたことだったのよ」と重ね重ね情をあおろうとしておりました。 私の中では、とにかくトメもウトも夫もみな同罪。 実家で一月ほど穏やかに過ごして、それから自宅に帰ったのですが、 そのときうちの両親が一緒にこちらについてきました。 そして何をしたかといえば、 「うちの娘がご迷惑かけました、嫁に行った身ですのに、わがまま勝手しまして」と トメウトに謝ったのです。 涙が出ました。 なんで関係のない両親がこのしょうもないトメウトに頭を下げるのか、 頭を下げるのなら、こんな不出来な夫を作ったトメウトではないのか! 世話をするといっておきながら、退院直後の嫁に家事一切させたトメウト本人たちでは ないか! ですが、どんな形になったとはいえ、世話になるといっていて トメ宅を飛び出てきた娘を、わだかまりなく幸せに生活を送らせるためには この方法しかないだろうと、両親は親心に思ったんでしょう。 トメはうちの両親に「謝ってもらえるとは思わなかった。 けど、これで私は満足した」みたいなことを、いけしゃあしゃあと言っていました。 こんな風に接してくれた両親のためにも、自分を甘えさせず、そして、 夫と娘を育てていかねば!と、心新たに思ったのでした。 577 :その3:03/05/23 10 11 ID xsZBoVCW その成果が 93です(w 93にレス下さってた方、ありがとうございました。 だんな育てのきっかけはここからだったんですよ~~ 次のお話→12-101
https://w.atwiki.jp/dhgabix/pages/122.html
破都宮 陽天(はつのみや ひあま) 性別:女:俎板 学年:2年 所持武器:鉄扇「双星」 出身校:妃芽薗 評価点数500 固有技能:普通 攻撃力:4 防御力:15 体力:6 精神力:5 FS「自己保身」:0 特殊能力『陽の落ちる時』 発動率:100% 成功率:100% 効果1:オリジナル魔人召喚(ZOC無し・生贄不可) 34 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:1ターン 1倍 時間付属:死亡非解除 1.2倍 効果2:再行動(単発効果) 110 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:一瞬 1倍 効果3:ZOC無視付与 20 範囲対象:同マス味方 1倍 効果時間:1ターン 1倍 時間付属:死亡非解除 1.2倍 非消費制約1:DP差で負けている時のみ0.85倍 非消費制約2:死体のあるマスのみ 0.9倍 消費制約:自分死亡 55 ●オリジナル魔人 名前:破都宮 陰命 性別:男性 体格:俎板 学年:2年 所持武器:短刀「双星」 FS名:姉への想い ステータス 攻撃:20 防御:0 体力:2 精神:0 FS:8 特殊能力 「命輝く時」 効果1:攻撃上昇1 5 範囲対象:自分自身 0.75倍 効果時間:1ターン 1倍 効果2:カウンター待ち受け貫通 25 範囲対象:同マス敵1体 0.7倍 効果時間:1ターン 1倍 効果3:通常攻撃 30 範囲対象:同マス敵全員 1.2倍 効果時間:一瞬 1倍 制約なし:10 発動率95% <補足> オリジナル魔人を召喚させて色々付与したり。 代わりに自分は死亡。 オリジナル魔人は攻撃上昇した上での同マス全員攻撃能力者。 1体だけならカウンター待ち受け貫通。 <能力原理> 「陽の落ちる時」 陰命に融合していた陽天の精神が消滅し、陰命が主人格を取り戻す。 姉が世界から去った事を知った陰命は、復讐の刃を煌かせる。 「命輝く時」 目覚めたばかりの陰命の力の片鱗。 陰命が軽く短刀を振るうと、それだけでその場にいる敵全員に対して、「存在しない刃」が急所を穿つ。 陰命が集中すれば、いかなる防御姿勢をも貫き通す。 尤も、未だ目覚めたばかりの彼の力では1人に対して集中することしかできないのだが。 キャラクターの説明 はつのみや ひあま。 膝の辺りまで伸びている長い黒髪が特徴。 中性的な顔つきをしたスレンダーな美少女。 温和で優しく人当たりもいい性格。ただし、時々笑顔で毒を吐く。 また、(滅多にないが)怒った時は顔からまったくの感情が消えた無表情となり、冷酷に相手を攻め立てるので恐れられている。 女子高という環境からか、恋愛対象は当然女の子。強気な女の子を弄って、涙目にしたり赤面させたりするのが大好き。 だが、実際は陽天は女性ではなく『男性』。 家族、友人、周囲の人間、世界中の全ての人間。それどころか本人ですら自分のことを『女性』だと認識している。 それは陽天の魔人能力によるものであり、この世界にいる人間は例外なく陽天を女性だと認識してしまうのだ。 尤も陽天を女性だと認識する事が間違いというわけでもない。 何故なら彼女の精神は紛れもなく女性であり、体だけが男性なのだから。 その体は本来は陽天の弟である『破都宮陰命(はつのみや みこと)』のものであり、紆余曲折あって陽天が精神憑依しているのだ。 現在の主人格は憑依した陽天のものであり、陰命の精神はやや影響を与えている程度となっている。 (怒った時は冷酷になったり、女子好きだったりするところは陰命から影響を受けているといえる) 陽天は別に陰命を支配したいから、体を奪っているわけではなく、彼の命を守る為に憑依している。 理由としては破都宮家の色々が関わっているのだが、ここでは割愛(エピソード参照)。 その為、彼が無事成長し、独り立ちできるようになったと思ったら、自分は消えるつもりでいる。 (陰命の精神が陽天に影響を与えているように、陽天の成長や経験も陰命のものとなる) 仮に戦いになっても、自分が戦うつもりでいるが、明らかなピンチの時は(陰命を殺すわけにはいかないので)陽天の精神を消滅させる覚悟がある。 なんだかんだで陰命の体なので、陰命が使った方が強いことには変わりないからだ。 勿論、一度消えた陽天の精神が蘇ることはない。 陰命にとって何よりも大事な愛しい姉が、この世界から消えた時‥‥。彼は己の力で、姉を消滅に追い込んだ敵を殺すだろう。 陰命の能力は「己の力でできる現象は、時系列や物理法則を無視して結果を引き起こす」というもの。 例えば、目の前に敵が1人いたとしよう。陰命の体術であればナイフを首で切り裂く事は容易であるものとする。 陰命がそれを理解し、世界としてもその認識が正しければ、陰命が「目の前の敵を殺したい」と考えただけで、『存在しない刃』が敵の首を切り裂くのだ。 (できる可能性があることであれば何でもその結果を引き起こす。但し、絶対に出来ないこと(世界を絶対零度の冷気で包むとか)は絶対出来ない) あまりにも強大な能力な為、彼がこの力に目覚めた時は暴走してしまい、惨事の原因となった。陽天が陰命に憑依した原因でもある。 だが、その事件から数年経って成長した今であれば、ある程度制御することが可能となった。 ●鉄扇「双星」 そのまんま鉄で出来た扇。 普通の鉄扇と違うのは、変形することによって短刀となることである。 陽天は鉄扇状態を好んで使い、陰命は短刀状態を好んで使う。 エピs-ド1 破都宮家。 古来より異能の力を求め続けた一族。言うまでもなく、一族の人間の殆どが魔人である。 彼らが力を求め続けた理由はただひとつ。『神殺し』の為だ。 彼らの言う神が、存在としての神か、それとも概念としての神かは分からない。何故なら現在の破都宮家の人間ですら何をもって神とするべきなのかを正確に把握していないからだ。 恐らく、『神殺し』の正確な意図を把握しているのは創始者ぐらいであろう。だが、一族は長い歴史の中で、人も魔人も超えた存在(=転校生)と戦い、何度も滅びの危機に瀕したことがあった。 だからこそ破都宮家の人間は神に近しい存在をいることを認め、それらを殺さなければ人間に未来は無いと考えていた。 陽天はそんな破都宮家に生まれた『長女』であった。 両親は優れた異能の素質を持つ彼女に期待し、育てた。 大事に、そして厳しく育てられた彼女であったが、その教育に愛は無く、幼子でありながら陽天の目には輝きがなかった。 第二子、陰命が生まれる。『長男』だ。 だが破都宮家では、「男」は望まれない子供であった。 何故ならば、破都宮家の血を引いた子供は「無能力者」か「暴走を起こす危険能力者」のどちらかにしかならないからだ。 (その為、破都宮では女性が代々当主となり、男性はまた異能に優れた別の家から婿を貰う) よって、男を育てるメリットは一切無く。両親も陰命を殺すつもりであった。その事情が変わったのは、陽天だ。 弟が生まれて、姉になった――その事実が、陽天の目に輝きを取り戻させたのだ。 これは2人の両親にとって非常に喜ばしいことであった。 彼らが欲したのは「感情を失くした道具」ではなく「感情豊かな人間」であり、後者でなければ異能を発揮することはないからだ。 (それなのに両親が陽天に愛を注がなかったのは‥‥単純に彼らも愛を理解していなかったのだろう。歪んだ歴史は繰り返される) よって、両親は陽天の為だけに陰命を育てることにした。やはりその子育てには愛は無く、それどころか陽天に施した教育もない、実にぞんざいなものだった。 (無能力者になることを望んだので当然ではあるが。ちなみに学校などには行かせているので、基本的な教育は受けている。 あくまで異能者としての特別な教育が無いというだけ) 結果、どうなったか。 姉は弟を溺愛し、弟は自分を愛してくれる姉を愛した。 親から受けるべき愛を知らなかった2人は、姉弟という絆で愛を知り、それ故に姉弟の絆を何よりも大事にしていた。 (この「愛」が異性としての愛なのか、家族としての愛なのかは分からない。それを理解するには、彼らはまだ幼かった) 愛を知り、人間らしい豊かな感情を得た陽天は両親の期待に応えるように力に目覚め、姉の愛を受けた陰命は、普通の人間として一般生活を楽しんでいた (親の愛を知らない為やや性格は歪んだものの、まだ思春期の少年のブレの範疇といえるレベルであった) 転機が訪れたのは、陽天が高校2年生、陰命が中学2年生の時であった。 無能力者であってほしいという両親‥‥そして陽天の願いも虚しく、陰命は力に目覚め――暴走させてしまった。 力の暴走に立ち会ってしまった陽天は、巻き込まれ命を落とすことになる。 消え行く意識の中‥‥陽天はそれでも陰命の事を何よりも優先して考えていた。 陰命が力を暴走させたことを両親が知ってしまったらどうなるか――当然、両親は陰命を処分するに違いない。 そんな事をさせるわけにはいかない、と陽天は死ぬ直前の最後の力を振り絞って、あることをした。 その日を境に、陽天は死に、陰命という存在は消え――新たな陽天が生まれた。 陽天が行ったのは、自身の精神と陰命の精神の融合である。 分かりやすく言うならば、陽天の霊が陰命の体に憑依したというとこだろうか。 なんだかんだで、精神の強さだけで言うならば、陽天は陰命よりも上だ。その為、本来の体の持ち主である陰命の人格を抑え、陽天が主人格となった。 尤も、陽天の精神が陰命の精神の影響を受けてないわけではなく。どちらかというと陽天寄りの新しい人格が形成されたと考えるべきだろう。 そして異能(魔人能力)とは精神に由来するものだ。新しい陽天の精神が発動させた能力は「陰命を陽天として認識させる」能力。 その能力の結果、誰もが(男性である)陰命の身体を見ても、(女性である)陽天と認識し、また体だけでなくその他様々な事に関しても陽天と認識するようになった。 両親も、陰命という存在は「無かった」ものと認識するようになり、子供は「中学2年生の陽天」だけだと認識するようになった。 (仮に写真などの記録媒体を見ても、自動的に都合のいいように認識が改変される) そして、陰命の体に憑依した陽天は妃芽薗学園に入学し――高校2年生となった。 エピソード2 破都宮 陰命は望まれない子供だった。 破都宮家では、男が生まれた場合処分を行うことになっている。何故なら、破都宮の男は無能力者か暴走能力者にしかならず、育て上げるメリットはないからだ。 そして、陰命の両親はメリット・デメリットだけで子供の命を奪うことができる、情の無い人間であった。 そんな陰命の命を救ったのは、彼の姉である陽天。 両親の愛の無い教育のせいで感情を失った陽天だったが、弟という家族ができたことで、感情を取り戻し、弟に愛を注ぐようになったのだ。 これを見て、両親は陰命を処分しないことを決める。何故なら、破都宮が求めたのは感情の無い道具ではなく、感情を持つ人間。人間でなければ『神殺し』の領域にたどり着けないからだ。 陽天は陰命の命を救い、陰命は陽天の心を救った。 数年の月日が流れ、陽天は中学2年生、陰命は小学5年生となった。 相変わらず両親からは愛情を注いでもらったことはないが、姉弟はお互いが支えあい精神を安定させていた。 姉である陽天は人に好かれる優しい性格でかつかなりのブラコン少女となり、弟の陰命はどこか冷めた目で世界を見つつも、しっかりとしたシスコン少年になっていた。 まぁ、シスコン少年とはいっても、思春期の少年らしく「べ、別に姉さんのことなんて好きじゃないし! うざいだけだし!」と主張しているのだが。 例えばお風呂に入る時とか。 「風呂沸いたか‥‥。じゃあ、入るかな」 「あー、ミコト君お風呂入るの? じゃあ私も一緒に入るー」 「‥‥いや、さ。姉さんも女の子なんだからさ。弟と一緒に風呂入るってのに恥ずかしいとか思わないの?」 「思わないよ?」 「‥‥何それ。ちょっと姉さんは女性として大事な感覚が欠落してるんじゃないかな」 「そんなことないよ! ミコト君以外だったら一緒にお風呂入りたいと思わないもの」 「えー‥‥あー‥‥」 「それじゃ、一緒にお風呂入ろっか」 「って、ちょ――!? 結局そうなるの‥‥!?」 なんてことは日常茶飯事ではあるし。 例えば夜寝る時とか。 「‥‥あのさ、姉さん」 「何?」 「ここ、俺の部屋で、俺の布団だよね?」 「そうだよ」 「‥‥なんで姉さんが俺の布団に入ってるの」 「一緒に寝たいからに決まってるじゃない」 「‥‥俺、ちょっと別の場所で寝るよ」 「駄目ー!」 立ち去ろうとする陰命の服の裾をしっかり掴む陽天。 「弟は姉と一緒に寝なきゃいけないって、法律で決まってるのよ!」 「そんな法律ないよ!?」 「‥‥ミコト君は、そんなに姉さんと寝たくないの‥‥?」 涙目で陰命を見上げる陽天。陰命は陽天のこの目に弱い。――なんだかんだで姉が大好きだからだ。 「――もう、分かったよ。ほら、そっちつめて」 一緒の布団に入る陰命。つめてと言われた陽天だが、つめるなんてことはせずに陰命をぎゅーっと抱きしめる。 「‥‥はぁ、仕方ないな」 抵抗はしない。どうせ、いつものことだから。 「ねぇねぇ、ミコト君」 「‥‥んー」 「おやすみのちゅー」 「‥‥はいはい」 頬にではなく、唇を重ねる2人。 抵抗はない。何故なら、いつものことだから。 一応、一線はまだ越えていない。彼らにとって、これは「家族の愛」故の行為だからだ。 尤も家族の愛情を親から受けてないので、どこからどこまでが「家族の愛」なのか本人達は理解していないのだが。 そんな彼らに悲劇が訪れるのは、それから3年後。 陽天が高校2年生。陰命が中学2年生の時。 ‥‥ちょうど、現在から3年前の出来事である。