約 632,815 件
https://w.atwiki.jp/shousetsu/pages/379.html
「恋はいい事だ」と 僕に誰かが言った でも僕にはわからない 「恋」というものを 否定するわけではない けれど恐くて 裏切りが恐くて 冷やかしが恐くて 「それも恋の醍醐味」と 僕に誰かが言った 何故かはわからなかった 「恋」について わかった気がした 誰かが僕に言った 言葉の意味も 僕はもう迷わない 自分の恋を見つけてみせる いつか きっと 絶対に
https://w.atwiki.jp/maou0704/pages/48.html
「そのままの意味です」 【話数・シーン】8話・しおりが運ばれた病室にて 【誰が誰に】成瀬が直人に 解説 サイコメリーの力を使い過ぎたため、心労で倒れ眠っているしおりの代わりに直人からの電話を受けた成瀬が直人を揶揄った台詞。「眠っているので代わりに取りました」「どういう意味ですか?」に続く。最期までしおりと成瀬はプラトニックな関係のままだったと思われるが、成瀬の人間的な一面が垣間みれる貴重な場面とも言える。ちなみに直人はこの台詞でおおいに戸惑い、翌日しおりに直接訊こうとしたがKY先輩に阻まれ結局訊けずじまいだった。
https://w.atwiki.jp/recruitaction/pages/20.html
【英断(えいだん)】:優れた決断。また、思い切ってきっぱり決めること。 【公算(こうざん)】:偶然に支配される事柄。 【看破(かんぱ)】:見破ること。また、正しく解すること。 【殊勝(しゅしょう)】:心がけがしっかりしていること。 【瓦解(がかい)】:組織的な物事の一部分が壊れること。 【寿ぐ(ことほぐ)】:言葉で喜びを言う。 【逓減(ていげん)】:次第に減ること。また、だんだんに減らすこと。 【こじ付け(こじつけ)】:無理に理屈をつけて、関係のないことや、理屈に合わないことを結びつけること。 【予見(よけん)】:事の起こる前に、あらかじめ知ること。予知。 【進取(しんしゅ)】:進んでことをなすこと。進んで物事に取り組んでいくこと。 【焦眉(しょうび)】:眉が焦げること。また、眉が焦げるほどに火に近づいていること。
https://w.atwiki.jp/hisuzusia/pages/207.html
精神 [[(1)人間の心。心のはたらき。 「健全なる―は健全なる身体に宿る」 (2)物事に対する心の持ち方。気構え。気力。 「そういう―では成功はおぼつかない」「―を集中する」「スポーツマン―」「姨(おば)さんの頼なら…火水の中へでも飛込む―だ/金色夜叉(紅葉)」 (3)物事の最も根本的な意義。真の目的。理念。 「憲法の―にもとる」「教育基本法の―にたちかえる」 (4)〔哲〕〔英 spirit; (ドイツ) Geist; (フランス) esprit〕(ア)(物質・肉体に対して)心・意識・霊魂など。 (イ)心の本質・本体。感覚や情念などのはたらきとは異なる高次の普遍的性質をもち、理性・理念・意志・愛などの主体となる一方、非個人的な実体として世界の秩序やその形而上学的原理ともされる。 ――一到(いつとう)何事か成らざらん 〔朱子語類〕精神を集中して事に当たればどんな難事でもできないことはない。 [goo辞書より抜粋] この辞書からひもとくとゴシックロリータで言うところの精神とは (「2)物事に対する心の持ち方。気構え。気力。」に最も近い。 精神が無い=2のゴシックロリータに対する気構えが無い(コスプレ感覚) という風に言いかえられ、これが無いとゴシックロリータの世界では コスプレ呼ばわりされそうなものだが、実際に愛好者のゴシックロリータの 精神に対する意見を見ると殆どが「精神は無くて良い」若しくは「人それぞれ」 となっている。昔に比べて情報も服も多く、その様な気構えが無くても立派な ゴシックロリータスタイルを実践する事が易しくなっているので今はそこまで 追及すべき点ではないかもしれない。 ゴシックロリータの精神が(3)の様な領域に至るのが理想的であったが、 個人の行動や思想を制約する部分が多過ぎるため、また縛られ過ぎるのは 逆に不自然すぎる、おかしい、没個性的、普通じゃ駄目なのか?という疑問も 当然生まれるためあくまでも理想は理想である。
https://w.atwiki.jp/toeictoeic/pages/24.html
【その1】 The Chamber of Commerce will ------- a reception on Friday for locally based businesspeople and aspiring entrepreneurs. (A) make (B) hold (C) establish (D) declare In the event of any assignment of this agreement, the assignee shall ------- all of the obligations of the assignor under the terms of this agreement. (A) assume (B) blame (C) incumbent (D) eligible ABC Foods calcium-fortified chikuwa and fish sausages have been ------- by the government as foods for specified health uses. (A) designated (B) detained (C) signified (D) reciprocated After 11 consecutive months of declining sales, Marcel Company now says it will ------- one out of every 10 stores, cutting up to 3 jobs. (A) build (B) hold (C) close (D) invite
https://w.atwiki.jp/sousakujojis/pages/321.html
『力の意味は』 更新日:2020/07/15 Wed 22 21 43 タグ一覧 目次 裸マフラーになったアルロリパンダは、顔面についた泥を乱暴に拭い、唾を吐いた。 「人間に恋した妖怪がいた。妖怪に愛された人間がいた」 「え?」 襲いかかってくるものだと思っていたが、アルロリパンダは何かを語り始めた。 「妖怪の名を孫悟空と言った。人間の名を三蔵法師と言った。」 愛歩とむらサメはその名前に聞き覚えがあった。 西遊記というお話だ。 「食えば時を操れると言われていた。アタシは強さを求めて三蔵法師を襲い、孫悟空に負けた。妖と人の絆の強さに負けたのだ」 アルロリパンダははあとため息をついた。 「今のその光景、あの時とそっくりある」 「勝負は…?」 背を向けたアルロリパンダに、のじゃロリ猫は問いかけた。 「不意打ちをされて萎えたからいい。だが愛歩。アタシは諦めた分けじゃ無いから!必ずお前の肝を食べて見せるからな!」 そう捨てゼリフを吐くと、アルロリパンダの全身が白い霧に包まれ、まるで雨の日のガラスのように滲んでいく。愛歩とのじゃロリ猫を睨み付けながら、それはゆっくりと姿を消していったのだだた。 「はぁ、疲れた…」 むらサメが地面にペタリと座り込む。 「私もだよ…」 愛歩は微笑んだ。 「すまんのぉ、あいつ、まあまあ厄介な相手での。様子を伺っておったんじゃ……決して寝取った訳じゃ無いぞ」 疑わしげな二人の目線に、のじゃロリ猫はぐぬぬと唸った。 「日頃の行いか…」 「よう分かっとるやん」 「あはは、でも最期にはちゃんと助けにきてくれて嬉しかったよ」 「だから寝取らんかったって!」 三人の談笑は、人混みの山を掻き分けてやってきたきゅーばんと天号の出現により終わりを迎えた。 「大変なの!古代ちゃんがいないの!」 「探したんだけどね……どうすればいいのか…」 愛歩達は他の人の事を見た。 「おい!どうなってんだ!パンダはどこだ!」 「こっちには来てないんでしょうね!」 「さっき、女の子がパンダに服を破られて逃げていったって聞いたよ」 「なにそれ怖…!でもその光景ちょっと見たかったな」 等と、まだまだパニックが続いていた。 「探しに行けるかな?この人の数」 「しかもここ、えらい大きさやで、迷子センターとかもやっとらんだろうし…」 その時、天号ちゃんのスマホが鳴った。 「あ、リックン放送局が緊急生放送してる」 「リックン放送局~?」 耳なれない言葉に、のじゃロリ猫が聞き返す。 「うん、毎週水曜日の夜からやってるんだけど……」 スマホの再生ボタンをタップすると、Vtuberらしき明るい声の女の子が喋っていた。 『きょうのリックン放送局は今起きてるパンダ騒動について!ネットでトレンドになってるから知らない人は見てみて!それでね、私思ったんだ。皆大丈夫かなって、パニックになって、大事な事を忘れてないかなって』 「これって……」 のじゃロリ猫が何かに気付いたように口を開くが、直ぐに閉じた。 『大事な事って言うのはね、他人を労る事。自分だけ助かればいいなんて考えてない?思わず他の人を押し退けてない?まずお年寄りや子供連れの人を優先してみない?大丈夫。パンダはお腹一杯で人間が騒がなければ、人間を襲ったりしないんだ。あ、時間!こんな事でごめんね!皆、飼育員さんの言うことを聞いて!落ち着いて行動してね!』 愛歩は急に静かになった辺りを見渡す。 「この人凄い……」 混乱していた人達が、この配信を見て落ち着いてきていたのだ。 「ほんとやなぁ流石人気配信者やで」 「格好いいよね~リックン放送局。私も毎週水曜日見てるよ」 皆が謎の人気配信者に注意を引き付けられている中、のじゃロリ猫が誰にも気付かれないように呟いていた。 「フフ…古代……こんな事しとったんじゃの。どれ、わしも今度参加してみるか」 「みんな!」 「あ、古代ちゃん!」 古代がこちらに歩いてきた。スマホを手に、ヘッドフォンを首にかけている。 「よかった。探しに行こうと思ってたんだ」 心配そうな天号に、古代はあははと笑いながら目をそらす。 「それでパンダはどうなったか知ってる?」 「むらサメちゃんとのじゃロリ猫ちゃんが倒してくれたよ」 愛歩が言うと、古代はやっぱりと呟いた。 「檻を壊すパンダなんてそういないからね、はじめから妖怪の類いか何かだと思ってたんだ」 「今日は皆大変だったみたいだね。仕事がなければ一緒に行けたんだが」 夕食の時、お父さんが暗い顔をした。 「本当にね。でも楽しかったよ。皆とお話しできて」 愛歩はお母さんが作ってくれた、普段なら美味しいシチューをぐいっと飲み込んだ。 「ご馳走さま!」 「え?もういらないの?」 「うんお母さん。二人ともおやすみなさい!」 両親の心配をよそに、愛歩は早々に部屋に引きこもった。 ベッドに潜り込んだ時、やっと一人になれたと安堵する。 「はぁ」 今日、自分はむらサメが死ぬ所を見た…… 魂が抜けたむらサメの顔を思い出し、愛歩は身震いする。 本当なら今頃、むらサメは冷たい遺体になって家族と対面していただろう。もう喋る事も、ご飯を食べる事も出来ない。真っ白な死に装束を着て、炎で焼かれて肺になるしかない。 だが愛歩が運命を変えた。時間を巻き戻してむらサメを助けた。 むらサメは昨日の夜と同じ様に家族と夕食を食べ、談笑し、あと数時間もすればベットで寝ている筈だ。 「私は人を助ける事が出来た……正しい選択が出来たんだ」 愛歩は何度も何度も繰り返し呟いた。
https://w.atwiki.jp/avin_unicorn/pages/283.html
クエスト紹介街 アテネ 必要スキル イタリア語 ラテン語 考古学4 報酬 7,900D 難易度 ☆☆ 発見物 アイテム その他 攻略順序 ナポリ学者→本(考古学)*2 投稿者・フラウ
https://w.atwiki.jp/mjguiamw/pages/22.html
支部長 その支部の指令
https://w.atwiki.jp/kairakunoza/pages/1926.html
「突然ですが、問題です」 「ん…、ぅん?」 「50音で一番最初の文字は?」 あと少しで眠りの渦に落ちるというところで発せられたのは、横で寝転んでいる泉こなたの声。 瞼が重くて、意識していないと閉じてしまうこの状況で、なにを言ってるんだコイツは… 「なによ、それ」 勿論答えは分かっているけど、睡魔を妨げられた理由くらい聞いてみてもいいだろう。 まぁどうせまともな返答は返ってこないのだろうけど。 「あれ?答え、分からない?」 まともな返答どころか、ニヤニヤと口に手をあてて笑うこなた。 「……………あ」 「ピンポーン♪」 わざわざ挑発にのってやるのも癪だけど、それより猛烈に襲ってくる睡魔の方が断然優先事項なので素直に答えてやる。 さて、問題に答えたとこで私は寝るわよ。 「第二問っ!!これなんて読む?」 肩まで引き寄せた布団をグッと奪われ、どこから取り出したか分からない【井】と書かれた画用紙を私の顔の前におくこなた。 「……い」 わけが分からない。 まぁ普段から不可解な話題を平気で振ってくるし、何考えてるかなんて友達から恋人になった今も分からないのだけど。 「んじゃ、これは?!」 さっきの画用紙を裏返すと『si』という文字が現われた。 いや、『し』って言わせたいんだろうけどローマ字表記間違ってるし。 「はぁ…」 ローマ字なんて小学校で習うはずだろ、なんてつっこんでやろうかと思ったけど… そう言えばコイツ、修学旅行の時撮ったプリクラでも私の名前間違ってたよな。 We love kagameって。 かがめって、なんだよ。 「チッチッチ…20秒経過っ!!」 良く分からない上に時間制限まであるらしい。 「…し?」 「アタックチャーンス」 いや、言うタイミング違うから。 「満足した?ほら、アンタもさっさと寝なさいよ」 暗闇の中、チラッと頭上にある目覚し時計を見ると、とっくに2時を過ぎていた。 布団に入ったのが11時だからなんだかんだで3時間以上も起きていることになる。 まぁ、色々した、からだけど… 「思い出して照れるかがみ萌え♪」 「るっさいっ!!」 てか私の心の中と会話するなっ!! さっき散々放出したはずの熱がまた顔に集ってくる。 そんな顔を隠すようにプイッとこなたから顔を背けると、ギュッと左手を握られた。 「んなっ?!」 「第4問、今かがみに触れてるのは何?」 「……あ、アンタの手、でしょっ?!」 こなたの手から伝わる熱が私を浸食していく。 こんなことより恥かしいことをしてたくせに、なんでコイツに触られるだけでこんなに心臓がドキドキいうんだろう。 「かがみに触れてるのは、何?」 耳元で囁くこなたの吐息がくすぐったい。 「だからっ…アンタの」 目と鼻の近くにいたこなたの顔が近付いてきて、途中だった私の口を塞いだ。 「ん…」 角度を変えながらのキスを繰り返えされて、頭がボッーとなっていく。 「こな……ぁっ」 酸素が欲しくてこなたの名前を呼ぶとチュッと名残惜しそうな音を立ててこなたが唇を離した。 「今私が握ってるのは何?」 「………手」 目を細めて聞いてくるこなたに、乱れた息を整えながら答える。 きっと、欲しい答えはこれで合っているんだろう。 てか…もしかして、これって。 ニヤニヤと猫口で笑うこなたが少し恨めしいけど、問題の意図が分かった瞬間、かぁと上がった熱をどうしようも出来ない。 一問目の『あ』 ニ問目の『い』 三問目の『し』 四問目の『て』 と、きたら… 次に答えるべき答えはもう分かっているし。 私が答えることも、こなたには分かっているんだろう。 「こなた…」 「ん~?」 「なんなのよ、これ」 「なんのことかなぁ~」 コイツ… 明らかに私の言いたいこと、分かっているくせに。 どうやら本気で私に全部答えさせるつまりらしい。 「最終問題。私がかがみに言って欲しい一文字は?」 「…っ、んな、分かるわけないじゃないっ!!!」 いや、分かってるけど答えられるはずがない。 『愛してる』なんて、コイツが爆睡してたとしても言えるはずない言葉ランキング3に入る言葉だ。 「分かんないのぉ?かがみん♪」 はぁ~とわざとらしい溜め息を吐きながら、こなたが挑戦的な目を私に向けた。 くそぉ、プライドが… この安っぽいプライドがぁぁぁ。 「じゃあ、ヒントね」 そう言いながらこなたが大きくはない手で私を抱き締めた。 たった一文字なのに。 唇を丸めればすぐに出る一言なのに。 自分の意地っぱりな性格に嫌気がたつ。 「る」 「へ?」 「愛してるよ、かがみん」 さっきとは違う、優しい笑顔を向けるこなたが少し恥かしそうに私に告げた。 まったく…私はバカか。 こなただってこんなに真っ赤になりながらも私に愛の言葉を囁いてくれたのに。 「わ、私も…っ」 「かがみも?」 「あ、………いしてるわよっ!!!」 「いしてる?」 「ちがっ…」 せっかく恥かしさを堪えて言ったのに、ん~?なんて聞き返すこなたが癪に触ったけど… 「だ、から…その、愛してる…わよ」 「ふーん♪」 コイツ、むかつく。 「そう言えばかがみ、眠いんじゃなかった?」 なにを今更とか、お前のせいだろ、なんて言いたいことはいっぱいあったけど… 惚れた弱みってこのことなのかしらね、なんて自嘲気味に笑ってみる。 「眠く…は、ない」 「じゃあ」 私の返事を始めから分かっていたように頷きながら、こなたが私の手を握った。 「もう少し問題出しあおっか♪」 嬉しそうに笑うこなたがなんだかとても愛しくて、もう少しくらいコイツに振り回されてもいいかな、なんて考えながらこなたの手を強く握り返した。 コメントフォーム 名前 コメント カガメはルワンダの大統領だ。 でも、かがみがなりなかったのは総理大臣だ。 -- 名無しさん (2008-05-06 18 15 27) ローマ字表記はヘボン式ならshiだが、 訓令式だとsiなんだよね。 -- 名無しさん (2008-05-06 16 28 04) やばい…萌え死ぬ…www -- 名無しさん (2008-05-06 13 54 09) ほっこりした -- 名無しさん (2008-04-22 14 42 32) 3行目までとタイトルでオチがわかってしまう自分は末期? -- 名無しさん (2008-04-14 10 55 23)
https://w.atwiki.jp/reiyonshousetsu/pages/164.html
「貨物室に人を殺す植物?本当か?」 「はい本当です、機長。俺は下で見てきました、そして目の前でルーカスが殺されソープが重症を負いました」 報告は残念なものだった。積荷は政府の重要な資料や物資だと思っていた、予想が現実とずれることはある。 しかしこれほどずれることなどあったか、まさか自分が操縦している機体の貨物室に凶悪な生物がいるとは… 「分かった。貨物室の一番後方だな?よし乗客を前方に移し、貨物室への扉を全て塞げ…あと銃を使えるものにそこの銃を渡せ」 「機内で銃ですか?そんな…」 「大丈夫だ。緊急時の時だけだ、近くの空港まであと30分だ」 マイクルは銃2丁を持ち、大樹は乗客の移動のために機内に戻った。 機長は近くの空港に着陸するために管制塔へと連絡する必要があった。 「こちらジェット57…機内で問題が発生したためそちらの空港に着陸したい」 しかし現実はどううまくいかない、この質問があったとは… 何故? 「え…あはい、機内でトラブルで起きました」 「どのような?」 「…貨物室に危険な荷物が見つかりました」 「どのような荷物です?」 「…」 どうすればいいのだろうか、ここで危険な生物というのか?もし言ったとしようそれはつまりその空港や国にとって負担になる…向こうは承知してくれるだろうか? しかしはやくしないと誰かが傷つく…言うしかないのか 「貨物室に危険な生物がいるのです。1人が軽症、1人が重症、1人が…死亡しました…」 しばらく相手が沈黙する…果たしてどのような答えが返ってくるか 「残念ですが、この近くに着陸を承知してくれる空港がありません。1時間飛び太平洋上のあまり使われていない空港がありますが…。それとも貴方達の空港に戻りますか?」 やはりこうなるのか…人が殺された生物が乗った飛行機の着陸を承知してくれる空港はほとんど無い。ハイジャックと一緒の扱いか。 海に出るか引き返すか、後者が安全だろう。 「では離陸した空港に引き返します」 「はい分かりました…はい大丈夫ですその空港は着陸を承知しました」 どうやら母国は自分を裏切ることはなかったようだ。離陸した空港に今度は着陸しに行かないといけない。 「いいですか、皆さん。貨物室でトラブルがあったため席の移動をお願いします。全員前方の席に座ってください」 ほとんどの乗客は銃声を聴いていた、一部の乗客は血を見た。なにが起きているかはすぐに理解できた。 誰も文句言わず指示されたとおりに席を移動した。数人一緒に搭乗した乗客が離れることは少なかったが、いきなり隣に見知らぬ誰かが来た人にとっては少々きついことかと思われた。 しかし乗客の中にはお互いに情報を交換しなにがら、なにが起きているかを調べようとしている人も少なくなかった。 「貨物室で何かが起きたことは確実だ。何が起きたんだろうね理紗」 「わかんなーい。でも銃声が聞こえたよ?…理沙達死んじゃう!?」 「君達大丈夫よ?わたし刑事さんと警察さん見たから」 十と理紗の会話にフラワーが入る。怯えている子供を見て落ち着かせる母親のようだ。 乗客の意見の交換や見たことの証言などの交換はどんどん進んでいった。前方に寄せられた乗客でこの便でなにが起きているか分からないものはいなくなったぐらいだ。 しばらく経つと機体が大きく傾き始めたのを感じた。勘のいい人はここで機体がUターンをしたことに気づくことができるだろう。 つまり近くに着陸する空港が無く、離陸してきた空港に引き返すということだ。 「乗客の皆さん、こちら機長です。小さなトラブルが発生したため離陸した空港に引き返すことになりました。ご迷惑をおかけします」 そういうことだ。やっぱりか…とほとんどの乗客の表情が変わる。しかしここで危険が近づいたことに気づいた男がいた。 ベネットだ。マイクルと雅はベネットとソープが政府と関係のないことは分かっていたが、ここで取り押さえるわけにも行かない。 空港に戻り貨物室の荷物を点検する。それが動かぬ証拠になるが、ルーカスは残念ながら死亡してしまった。ソープもあまりの傷に医者もなにもできない。 ベネットは荷物がばれることを気にしたのか、落ち着かない。 「おい。貨物室の荷物は無事だろうな?ソープはどうなんだ?」 「荷物は大丈夫です。ソープさんは…どうなんです」 「…残念ですが…この機体と私の持っていたものではどうにもなりませんでした」 「まさかこの便で2人も」 ベネットはなにも喋らないのか、友人がたったいま死んだのに。それともあまりにのことに喋れないのか。どうなのだろうか。 しかしどちらでもなかった。怯えていたのだ、友人が死に怯えていたのだ。何故だろうそれは誰にも分からない。 「おい…馬路かよ」 「どうしたんです?」 「そいつ死んだな?なら早く外に放り投げろ!早く!」 しばらく無言が続く。どういうことなのだろうか、死んだ友人を外に放り投げるとは。それに怯えているのか焦っているのかよくわからない状態の彼。 「外が無理なら、貨物室に投げ入れろ!早く!早く!」 「何故なんです?訳を言ってください」 「…俺も大衆の注目を浴びたくない、とりあえず俺の言うことを聞け。あの死体を貨物室に投げ入れろ」 「訳を言わなければ、どうすることも」 「訳!?そんなことはどうでもいい。とりあえず私が言っているのは、あの死体が危険なんだ。貨物室に放り込め」 どうやらベネットはなにを言っても聴かないらしい。仕方なく雅とマイクルで死体を運ぶ、乗客の横を通るのは避けたかったが仕方がない。 それよりもベネットの怪しさは増した、政府関係者ではないというルーカスの言葉は信じてもいいだろう。 貨物室の扉などは機長の命令で頑丈に塞がれた。しかし中に入るためにはこの扉を開ける必要がある。とりあえずロックをはずし開ける。 「よし入れよう…おい…雅…」 「はい?…え…そんな…」