約 2,626 件
https://w.atwiki.jp/mmmmnnnn/pages/385.html
荊州への道中 魯粛「はっ、はっ、はっ…諸葛謹はどこだ、まだ追いつかぬか…。」 後をつける朱桓 朱桓「おうおう、普段馬に乗らぬ奴が必死こいて走ってやがる。凄い形相だな。…おっと、俺も遅れない様にしなきゃな。」 荊州城 すでについていた諸葛謹 関羽「おっ、諸葛謹殿、どうした?また荊州の話か?それは兄者が居ぬから解らぬぞ。」 諸葛謹「いえ、その話はいずれ…実は…」 尚香「あら、諸葛謹さん、どうしたの?」 諸葛謹「尚香様!丁度良かった。実は尚香様と関羽殿に相談がありまして…」 関羽「ん?」 諸葛謹「実は…かくかくしかじか…で、あまりにも魯粛が不憫でどうしたら良いかと…」 尚香「…あんの馬鹿兄貴…まだそんな事してるのか~…あら、昔の癖がでてしまいました。」 関羽「ははは…、諸葛謹殿はお優しい…相解った。」 諸葛謹「多分もうすぐ魯粛も来るでしょうからそれから対応策を…」 兵「呉より魯粛殿がお見えになりました。」 魯粛入って来る 魯粛「!、遅かった!関羽殿これは何かの間違いで…」 関羽「解っていますよ。諸葛謹殿から聞きました。」 諸葛謹「魯粛、落ち着け。実は………だったのだ。」 魯粛「!、ドッキリだと!」 諸葛謹「ああ、でもわしはあまりにそなたが不憫で…」 魯粛「ドッキリ…はは…は…。」 諸葛謹「しかしこのまま帰ればわしもそなたもお咎めを受けるかもしれない…だから今対応策を考えていたのだ。」 魯粛「そ、そうか…。」 そこへ孔明が来る 孔明「兄上がお出でと聞きましたが…」 関羽「おお!軍師殿」 諸葛謹「亮!良い所に!」 孔明「おお!兄上、おや?魯粛殿もか。」 諸葛謹「実はな亮、………で、どうしたら良いかと…」 孔明「…そうですか…。(しばらく考えて…) ではこうしたら…」 魯粛「?」 孔明「孫権殿と他の将に逆ドッキリを仕掛けるのです。」 関羽「おお!」 孔明「方法はこうです。………な感じで…。」 諸葛謹「おお!それは良い。」 孔明「早速準備しましょう。では尚香様には一筆書いて頂きましょう。」 尚香「解りました。」 孔明「あと尾行者がいるとか…」 諸葛謹「ああ。多分朱桓辺りが…」 諸葛謹、おもむろに外を眺める 林の中にキラリと光る一個のハゲを発見 諸葛謹「やはりいたか。」 孔明「ではそれに聞こえる様に関羽殿と魯粛殿は言い争って頂きます。」 関羽「おう、解った。…魯粛殿…このわしと戦ろうというのか!面白い!受けて立つぞ!」 魯粛「…そ、そなたなんぞ、わしが斬って、く、くれるわ!」 関羽「では一時間後に決闘だ!」 魯粛「…これでよいか?孔明殿?」 孔明「はい、OKです。」 外にいた朱桓 朱桓「お!ついに決闘か!くふふ、魯粛どうすんのかな~。見に行かねば。」 荊州城 孔明「これで良し。後は関羽殿と魯粛殿の演技にかかってますよ。」 孔明の魯粛による逆ドッキリが始まった
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/6550.html
309 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/24(金) 22 30 45.21 ID ??? キラ「あ"つ"い"~セーフティシャッターで蒸し焼きにされたみたいにあ"つ"い"~」 ウッソ「今日は今年一番の暑さらしいですよ」 曹操「何の!紅蓮の炎を纏った余にこの程度の暑さなど効きはせん!!」 マスター「さすがは中原に覇を唱えた者よ。我等も征くぞドモン!!」 ドモン「ハイ師匠ォ!!東方は紅く燃えているゥゥ!!!」 爆熱丸「この気迫、俺も負けてはおれん!出でよ爆心の鎧!!!」 ⇒『燃え盛る炎の中からマーキュリアスが現れた!』 カミーユ「暑っ苦しいなココ。ん…出られないのかな。おーい、出し下さいよ…ねぇ。」 310 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/24(金) 23 31 07.38 ID ??? でもソソ様はそんな事言いつつ最新型のエアコンのカタログ読みふけるぐらい合理的なんでしょ? 孫権「ウチはエアコンの使い方わかんないから扇風機でいいや」 孫策「周瑜が居ればエアコンの使い方わかるのになぁ」 孫堅「首振りとはどうやるのだ?」 孫尚香「ア゛~~~~~」 シン「ここウチの床下ァァァァァァァァ!!!!」 劉備「エアコンも扇風機も買うお金がないから風鈴だ!!」 311 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/24(金) 23 36 24.97 ID ??? 関羽「兄者、風が吹かないと風鈴は鳴りませんぞ」 孔明「ならば私が東南の風を」 張飛「余計暑いわい!」 313 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/25(土) 01 11 51.54 ID ??? 燃え上がれ 燃え上がれ 燃え上がれガンダム~♪ 314 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/25(土) 01 14 20.16 ID ??? ガンダムのせいでどんどん暑くなっていく…! 316 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/25(土) 08 20 14.84 ID ??? 314 刹那「ならばその暑さがガンダム!」 シン「ねーよ!」 セレーネ「暑さがガンダムなら勝てないわね、仕方ないから半裸ですごすわ」 アーミア「あまりの暑さに私がこの家に半裸で居座っているのもガンダムだから仕方ないんですね!」 317 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/25(土) 08 24 18.89 ID ??? 316 ロラン「…」 パタン ガロード「溶接しとこーか?」 ロラン「そこまでやらなくていいです。 …今のところは」 319 名前:通常の名無しさんの3倍 :2012/08/25(土) 11 16 33.58 ID ??? 316 ステラ「シーン、ステラと泳ぎに行く。スウェンがプールに連れてってくれるんだって」 スティング「なんであの小僧と」 アウル「まぁ、偶にはいいじゃん。ステラも喜んでるし」 スウェン「所長からセレーネをたまには休ませろと言われてな」 アウル「とか言ってセレーネさんを誘う口実が欲しかっただけだよな」 スティング「スウェンのためとはいえ、ステラと小僧を二人っきりにしないためだ」 アウル「それなら今度からアホ毛の姉ちゃんの手助けでもしてやんなよ」
https://w.atwiki.jp/schwaken-extra/pages/25.html
シュヴァルツェスマーケン・えくすとら♪ 第4話「お兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃんお兄ちゃあああああああん!! 」(前半) 1.アスクマンとのデート あの料理対決から一夜明けた、よく晴れた清々しい日曜日の朝9時。 テオドールとリィズの自宅から電車で3駅程の繁華街・・・そこの待ち合わせスポットとして有名な噴水において、多くのカップルや親子連れたちが幸せそうな表情で集まっている。 そんな中で私服姿のテオドールもまた、幸せそうな周囲のカップルたちとは完全に浮いてしまった落ち着かない表情で、腕組みをしながらずっとその場で待機していたのだが。 「・・・ごめ~ん、待った~?」 とっても幸せそうな爽やかな笑顔で、アスクマンがテオドールに手を振りながら駆け寄ってきたのだった・・・。 とっても引きつった笑顔で、テオドールもアスクマンに手を振り返す。 「い、いや、今来た所ですよ・・・。」 「昨日は君とのデートが待ち遠しくて、興奮して眠れなかったよ。だけど今日は存分に君を楽しませると約束させて貰うよ。」 「は、はぁ・・・。」 「今日のデートのプランは私に任せておいてくれたまえ。以前から君と一緒に観てみたかった映画があるんだ。さあ、私と一緒に行こうか。」 アスクマンはテオドールと手を繋いだ。 恋人繋ぎだった。 (ねえねえお母さ~ん、何であの人たち、男同士で手を繋いでるの~?) (しーっ、近付いたらいけません!!) (何あの人たち恋人繋ぎなんかして、もしかしてホモ?ホモなの?) (気持ち悪いよね~。) 周囲の自分たちを嘲笑うかのような鋭い視線が、テオドールには痛い。物凄く痛い。 なんかもう、完全に周囲のカップルや親子連れたちから浮いてしまっていた・・・。 「ルルル~ンルンル~ン~ラララ~ンランラ~ン♪むふふふふふふ・・・。」 そんな屈辱的な羞恥プレイに晒されているテオドールとは対照的に、なんかアスクマンが物凄く幸せそうな表情で、テオドールを映画館へと連れて行ったのだが・・・。 「おのれアスクマンめ!!私のお兄ちゃんをあんな晒し者しやがって!!」 リィズが全身から漆黒のオーラを放ちながら、料理対決でアスクマンに敗北したアイリスディーナ、カティア、アネット、ファム、キルケ、ベアトリクスと一緒にやたらと目立つ変装で、物陰からテオドールとアスクマンを監視していたのだった。 と言うか、その異様な光景が周囲からあまりにも浮いてしまってるもんだから、彼女たちもまた周囲のカップルや親子連れたちから白い目で見られてしまっていたのだが・・・。 「ちょっとアイリス、もっと前に行きなさいよ!!全然あの2人が見えないじゃないのよ!!」 「駄目だ、これ以上前に行けばテオドールに見つかってしまう・・・と言うかベアトリクス、何故お前までもがここにいるのだ!?」 「私はテオドールが欲しいのよ!!どうしても欲しくなってしまったのよ!!」 「この浮気者が!!お前には兄上がいるだろうが!!」 「テオドール君ったら、何で私よりもあんな変態野郎を選んだのよ!?私がどんな想いで貴方が働くファミレスに毎日通っていると思ってるの!?」 「いやキルケさん、前々から疑問に思ってたんですけど・・・テオドールさんに毎日会いたいなら、うちのファミレスで働いた方が早くないですか?」 「私の学校はバイトが一切禁止なのよ!!本当にお嬢様学校ってのは堅苦しいんだから!!」 「皆ちょっと待って!!テオドールたちが今から観る映画って・・・これって・・・まさか・・・!!」 「テオドール君ったら、そんな趣味があったの!?私の事は全然お姉ちゃんって呼んでくれないくせに!!」 テオドールとアスクマンが手を繋ぎながら訪れた映画館・・・そこで上映される映画のタイトルを見て、アイリスディーナたちは絶句してしまったのだった。 どうやらアニメ映画のようなのだが、映画館に貼られているポスターには、顔を赤らめながら抱き合う3人の少年の姿が。 よく見ると映画館に訪れる客層も、なんか腐った女子たちが大半を占めていたのだった・・・。 「何だあの訳が分からない映画のタイトルは!?」 「最近話題になってるホモアニメよ!!アスクマンの野郎、お兄ちゃんに何て物を見せようとしてるのよ!?」 そんな中で男同士で手を繋ぐテオドールとアスクマンの姿を目撃した周囲の腐った女子たちが、顔を赤らめながら一斉にキャーキャー騒ぎ始めている。 なんかもう耐えられないといったテオドールとは対照的に、アスクマンの姿は実に威風堂々とした物だった。 「代金は是非私に奢らせてくれたまえ・・・高校生2人でお願いします。」 「・・・はい、丁度頂きますね。上映は9時30分からとなっております。本日はご来場頂き、誠にありがとうございました~。」 「さあ行こうかテオドール君。はぁーーーーーっはっはっはっはっは!!」 アスクマンに引きずられながら、泣きそうな表情で館内へと連行されるテオドール。 そんな2人の光景を見た周囲の腐った女子たちが、なんかもう物凄く興奮した表情で慌てて後を追いかけていく。 「・・・ふむ。我らと同じく、性別を超越した愛を育む若者たちがいるとは、実に嬉しい限りだな兄者よ。」 「そうだな。我ら統一ドイツの将来も実に明るいな弟者よ。」 「そういう意味では今日の映画の新作も、実に楽しみだな兄者よ。」 「うむ。果たして今回は、どんな少年たちの愛憎劇を見られるのか、実に楽しみだな弟者よ。」 それに続くように屈強な肉体を誇る2人の男が恋人繋ぎをしながら、チケットを購入して威風堂々と館内へと入っていく。 やばい、やばいやばいやばい。 何だかこのままだとテオドールとアスクマンが、あの2人のようになってしまいそうな気がする。 それを危惧したアイリスディーナたちも慌ててチケットを購入して、テオドールとアスクマンを追って館内へと入場したのだった・・・。 2.映画 『ペガサス流星拳ーーーーーーーーっ!!』 『ぐあああああああああああああああああ!!』 光牙の無数の光速拳をまともに受けた魔王サタンが、口から血を吐きながら壁に叩き付けられたのだった。 驚愕の表情で、魔王サタンは自分を倒した光牙を睨み付けている。 『馬鹿な・・・この私が、魔王であるこの私が、たかが青銅(ブロンズ)如きに・・・っ・・・!!』 『やったぞ!!魔王サタンを倒したぞ!!』 『やったね光牙!!これで世界に平和が訪れるよ!!』 『ああ、俺とお前の愛が生んだ勝利だ!!』 そして光牙は、駆け寄ってきた龍峰を押し倒す。 顔を赤らめながら、龍峰は自分を押し倒した光牙の顔を見つめていたのだった。 『こ、光牙・・・』 『龍峰・・・もういいだろ・・・俺はもう我慢出来ないんだ・・・』 『だ、駄目だよ光牙・・・僕は・・・』 『龍峰・・・もう何も言うな・・・』 光牙と龍峰の唇が触れ合おうとした、まさにその瞬間。 『そこまでだ光牙!!そんな事はさせないぞ!!』 『お前は・・・エデン!!』 『お前に龍峰をやらせはしない!!』 『くっ、またしても俺と龍峰の愛を邪魔しようってのか!!エデン!!』 魔王サタンとの戦いで満身創痍になりながらも、それでも力強く立ち上がった光牙が、自らの小宇宙(コスモ)を爆発させたのだった。 その光牙の極限まで高められた小宇宙によって、光牙のペガサス座の青銅聖衣(ブロンズクロス)が、まさに究極へと進化を遂げていく。 『龍峰は俺の物だ!!誰にも渡さん!!うおおおおおおおおおおおおお!!』 『ああっ、これは・・・光牙の聖衣(クロス)がまさしく神々しい輝きを・・・まさかこれは・・・!!』 『くっ、光牙め・・・お前も遂に神聖衣(ゴッドクロス)を纏うまでになったか!!』 『そうだ!!これこそが俺と龍峰の愛の結晶だ!!』 『誤解を招くような言い方は止めてよぉ、光牙ぁ(泣)!!』 神々の力を宿した究極の神聖衣を纏った光牙の、その美しくも神々しい姿を見せつけられたエデンが、圧倒的なプレッシャーの前に思わず後ずさってしまう。 だがエデンもまた、ここで引く訳にはいかないのだ。 『・・・光牙よ・・・神聖衣を纏えるのが、お前1人だけだと思ったら大間違いだぞ・・・!!』 『な、何ぃっ!?』 『極限まで高まれ!!僕の小宇宙よ!!はああああああああああああああああっ!!』 『ああっ、そんな!!エデンのオリオン座の青銅聖衣もまた、光牙と同じように神聖衣に!!』 『馬鹿な!!エデン、お前も神聖衣を!?』 『お前に龍峰をやらせはしないと言ったはずだ!!光牙ぁっ!!』 2人の光速拳がぶつかり合い、周囲に無数の閃光が走る。 その凄まじい戦いを龍峰は、ただ黙って見ている事しか出来なかった・・・。 『くっ、エデン!!お前もそこまで龍峰の事が好きなのかよ!?』 『・・・光牙・・・!!』 『だがな、龍峰は俺の物だ!!俺は将来龍峰と結婚するんだ!!』 『そんな事はさせないと言ったはずだぞ、光牙!!』 『お前なんかに俺と龍峰の愛は邪魔させないぞ!!うおおおおおおおおお!!』 『はあああああああああああああああああああっ!!』 2人の小宇宙がさらに高まり、まさにセブンセンシズを超えた究極の小宇宙・・・オメガを発動させたのだった。 究極にまで高められた2人の必殺の拳が、互いに向けて放たれる。 『ペガサス彗星拳ーーーーーーーーー!!』 『オリオンズ・エクスターミネーション!!』 『ああっ・・・光牙ぁ!!エデンーーーーーーーー!!』 凄まじい技の激突・・・だが勝利したのはエデンだった。 壁に叩き付けられた光牙を、エデンが押し倒すような形になる。 『ぐっ・・・馬鹿な・・・っ!!』 『光牙・・・!!』 『お、俺は・・・龍峰を・・・龍峰を・・・!!』 『・・・何故だ光牙・・・何故僕の気持ちに気付いてくれないんだ、光牙・・・!!』 『な、何ぃっ!?』 大粒の涙を流しながら、エデンは光牙に自らの気持ちを告白したのだった。 『僕は・・・僕は・・・お前の事が好きなんだ!!光牙ぁっ!!』 『な・・・何だってえっ!?』 『僕はずっと前から、お前の事が好きだった・・・なのにお前が考えるのは、いつもいつも龍峰の事ばかり・・・!!』 何と言う事だ。エデンは光牙から龍峰を奪おうとしていたのではなく、逆に龍峰から光牙の事を奪おうとしていたというのだ。 そのエデンの想いを知った光牙と龍峰は、予想もしなかった事態に唖然とした表情になる。 『光牙・・・お前を龍峰などには渡さん!!お前がどうしても龍峰と結婚するというのであれば、僕は力尽くでもお前を僕の物にする!!』 『くっ・・・エデン、お前・・・!!』 『光牙ぁっ!!』 そのまま光牙と唇を重ねようとしたエデンだったのだが。 『や、やめてよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!』 『うおおおおおおおおおおおおおおおっ!?』 慌てて龍峰がエデンを突き飛ばし、光牙を守る盾となったのだった。 うるうるさせた瞳で、龍峰は顔を赤らめながらエデンを見つめている。 『やめてよエデン・・・エデンが光牙を汚すなんて、僕には耐えられないよぉ!!』 『おのれ龍峰め!!僕と光牙の愛を邪魔するというのか!?』 『・・・そうだよ・・・僕は君と光牙の愛の邪魔をする・・・君が光牙を汚すなんて耐えられない・・・だって・・・だって・・・!!』 精一杯の勇気を込めて、龍峰はエデンに自らの想いをはっきりと告げた。 『・・・僕が好きなのはエデン!!君なんだぁっ!!』 『な・・・何いいいいいいいいいっ!?』 『うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!』 龍峰の凄まじい小宇宙が、龍座の青銅聖衣を神聖衣へと進化させたのだった。 予想もしなかった事態に、光牙もエデンも唖然とした表情になる。 『馬鹿な・・・龍峰が好きなのは俺じゃなくてエデンだって・・・!?』 『そうだよ光牙・・・僕はずっとエデンの事が好きだったんだぁっ!!』 『なんてこった・・・それじゃあ・・・それじゃあ・・・!!』 光牙は龍峰が好き。 龍峰はエデンが好き。 エデンは光牙が好き。 光牙は龍峰が好き。 龍峰はエデンが好き。 エデンは光牙が好き。 光牙は・・・ 『こ・・・これは・・・千日戦争(ワン・サウザンド・ウォーズ)の状態になってしまっている!!』 物陰からその様子を見ていた栄斗(はると)が、驚愕の表情で蒼摩(そうま)に告げたのだった。 『千日戦争だってぇっ!?何じゃそりゃあっ!?』 『実力が拮抗する黄金聖闘士(ゴールドセイント)同士が、全力で戦うと起こるとされている現象だ・・・あまりにも実力が拮抗し、かつ強大な力を有するが故に、永遠に決着が付かなくなってしまう状態・・・それが千日戦争だ。』 だがいかに神聖衣を纏っているとはいえ、、まさか青銅聖闘士(ブロンズセイント)同士の戦いで千日戦争に陥ってしまうとは。栄斗は驚きを隠せなかった。 光牙は龍峰が好き。 龍峰はエデンが好き。 エデンは光牙が好き。 光牙は龍峰が好き。 龍峰はエデンが好き。 エデンは光牙が好き。 光牙は・・・ 確かにこれは見事に、いつまで経っても決着が付かない、まさに千日戦争の状態に陥ってしまっているのだが・・・。 『・・・いや、これ千日戦争とか全然関係無くね(汗)?』 『このままでは永遠に決着が付かないぞ・・・どうするつもりなんだ、光牙、龍峰、エデン!!』 互いに向かい合ったまま、全く身動きが取れないでいる光牙、龍峰、エデン。 一体これからどうなるのか・・・栄斗も蒼摩も固唾を呑んでその様子を見守っていたのだが。 だが、その状態からおよそ2分が経過した時だった。 『『『・・・ひしぃっ(泣)!!』』』 目から大粒の涙を流しながら、3人が互いの身体を抱き締め合ったのだった。 『な、何ぃっ!?』 『へへっ、そう来たかよ!!全くあいつらも世話が焼ける連中だぜ!!なあ栄斗!?』 『ああ、まさか3人で恋人同士になる道を選ぶとはな・・・!!』 『何だかんだ言っても、あいつらは誇り高きアテナの聖闘士(セイント)って訳だ!!』 『ああ、今夜は祝杯だな!!・・・俺たちはまだ未成年だからジュースでな。』 『今日はとことんまで付き合うぜ、栄斗!!』 感動の表情で栄斗と蒼摩は、愛を確かめ合う3人の姿を見つめていたのだった・・・。 3.昼食 「・・・な・・・何だこのアニメ・・・(汗)。」 訳が分からないといった表情で、テオドールは目の前で流れるスタッフロールを見つめていたのだった。 周囲の腐った女子たちは一斉に盛大な拍手を送り、中には感動のあまり大粒の涙を流す者たちさえもいる始末だ。 テオドールの隣に座っているアスクマンもまた、感動の表情でブラボーとか叫びながら、盛大な拍手を送っている。 「何と言う事だ・・・まさかこういう結末になるとは思ってもみなかったな。兄者よ。」 「ああ、まさか3人で恋人同士になるとはな。弟者よ。」 「これも3人の愛の強さの証という訳だな、兄者よ。」 「我らもあの3人と同様の、いや、それ以上の愛を深めていこうではないか、弟者よ。」 先程の屈強な男2人も、感動のあまり目から溢れて止まらない涙を、ひたすらハンカチで拭い続けている。 その2人の様子をリィズたちが、何とも気持ち悪そうな表情で見つめていたのだった。 やばい、やばいやばいやばい。 このままだとテオドールが、この2人のようになってしまいかねない。 「ア・・・アスクマンの野郎、お兄ちゃんに何とんでもない映画を見せてんのよ!?」 「おのれアスクマンめ、私の未来の夫を、このまま変な趣味に目覚めさせる訳にはいかん!!」 「あ、皆ちょっと待って!!テオドール君たちが外に出るわよ!!」 キルケに促され、リィズたちは慌ててテオドールとアスクマンの後を追いかける。 アスクマンに恋人繋ぎされながら、テオドールが連れて行かれた先・・・そこはテオドールがバイトしてるファミレスと同じ系列の支店だった。 現在時刻は12時を回っている。どうやら映画を観ている内に丁度昼食の時間帯になってしまったようだ。 休日の昼間という事もあり店内は大変混み合っていたのだが、それでも丁度席が空いたようで、テオドールとアスクマンは意外とすんなりと席に着く事が出来たのだが・・・。 「いらっしゃいませ・・・何だテオドール君か。」 注文を聞きに来たのは、この支店の様子を見に来ていたユルゲンだった。 事務所で店長と打ち合わせをしていた最中、今日のシフトに入っていたバイトが突然交通事故に遭って来られなくなったという連絡が入り、急遽ユルゲンが接客を手伝う事になったのだが。 「お、お久しぶりです、ユルゲンさん。」 「アイリスとはその後も仲良くしてくれているようで何よりだ。」 「いや、て言うか彼女、毎朝のように俺の家に押しかけてきて、何故か俺のベットに潜り込んで添い寝してくるんですけど(泣)!?」 「はっはっはっはっは。仲睦ましいようで何よりじゃないか。」 「いやいやいやいやいや、恥ずかしいったらないですよ!!それでリィズとは毎日のように喧嘩になるし(泣)!!」 「別に恥ずかしがる事は無いじゃないか。君は将来私の弟になるかもしれないんだからね。」 「だから話が突拍子過ぎるんですよユルゲンさん(泣)!!」 だが2人の会話を聞いていたアスクマンが突然不愉快そうな表情になり、テオドールとユルゲンに食ってかかったのだった。 「酷いじゃないかテオドール君!!この私という存在がありながら、私の目の前で他の女の話に夢中になるなんて!!」 「はあ!?何言ってるんすかアスクマン先輩!?」 「君は今は私とデートしているのだよ!?それなのにアイリスディーナの話題を振るなんて失礼にも程があるじゃないか!!」 ユルゲンは一瞬、アスクマンが何を言っているのか理解出来なかったのだが。 数秒の間を置いた後、アスクマンの言葉の意味を理解し・・・とっても引きつった笑顔をアスクマンに見せたのだった。 「・・・あの・・・テオドール君のバイト先の上司として一応確認しておきますが・・・お客様はテオドール君とはどういう関係で・・・」 「私の最高のパートナーですよ。店員さん。」 「・・・一応念の為に聞いておきますが、それはあくまでも学校生活における、先輩後輩という間柄でよろしいのですよね?」 「いやいやいやいやいや、私とテオドール君の関係は、そんな生ぬるい代物ではありませんよ、店員さん。」 「・・・あの、ですからそれはテオドール君にとって、ただの頼りになる先輩という意味でよろしいのですよね?」 「はっはっはっはっは。私とテオドール君の絆の深さを理解して下さらないとは残念極まりない。私は将来テオドール君と結婚したいと本気で思っているのですよ!!」 アスクマンが威風堂々と立ち上がり、高々と宣言した直後・・・店内が静寂に包まれた。 そして次の瞬間、店内が物凄い喧騒に包まれてしまったのだった・・・。 客の中には先程のホモ映画を見ていた腐った女子たちも混ざっていたようで、顔を赤らめてキャーキャー言いながらテオドールとアスクマンを見つめている。 中には感動のあまり、目から大粒の涙を流して号泣する者までも。 「まさか公衆の面前で堂々と結婚宣言とはな。あの青年も中々やるじゃないか兄者よ。」 「そうだな。さすがに今の我々では、あそこまでの大胆な真似は出来ないな。弟者よ。」 「我ら統一ドイツの将来は明るいよな、兄者よ。」 「彼ら2人が、我々のような者たちの希望の星になってくれればいいよな、弟者よ。」 先程の屈強な男2人も、目を輝かせながらテオドールたちを見つめている。 だがアスクマンの結婚宣言を聞いたユルゲンは、物凄い表情でテオドールに食ってかかったのだった・・・。 「・・・テオドール君。僕は別に君が妹を選んでくれなくても、それは君自身の選択なのだから仕方が無い事だと常々思っているのだがね。」 「は、はぁ・・・。」 「だからと言って変な趣味に走ってはいかんぞ!?」 「いやいやいやいやいや、変な勘違いしないで下さいよ!?アスクマン先輩が勝手に盛り上がってるだけですってば(泣)!!」 「僕は君に期待しているんだよ!?妹の事だけではない、将来の会社の未来を背負って立つ男としてもね!?」 「ええそれはもう重々承知してますよ本当に(泣)!!」 なんかユルゲンに、とんでもない勘違いをされてしまったようだ・・・。 「と、取り敢えずユルゲンさん、店が混雑してますから、そろそろ注文を聞いた方がいいんじゃないですか(泣)!?」 「・・・っと、そうだった。僕とした事がうっかりしていたよ。」 例え店に知り合いが客として来ていても、仕事中は必要以上にお喋りに興じるな、私情に走るな・・・テオドールやリィズを含めて、常々店員たちにそう教育しているユルゲンだったのだが。 役員である自分がこの醜態では、他の店員たちに示しがつかない。 気を取り直してユルゲンは、テオドールたちに改めて注文を確認したのだが・・・。 「えーと、お客様、ご注文は・・・」 「俺はチーズインハンバーグのAセットで。」 「・・・そうだね、私もテオドール君と同じ物を頼もうかな。それと・・・。」 メニューを興味深そうに眺めていたアスクマンが、とんでもない商品を注文したのだった。 「・・・店員さん。この『カップルドリンクバー』をお願いします。」 それは大きなコップにストローが2つ付いた、カップル限定の良くある代物だった・・・。 1つのコップに入ったジュースを、2人で一緒にチュウチュウしながら飲むとかいうアレである。 「・・・あの、お客様、こちらの商品はカップル限定となっておりまして・・・。」 「カップルドリンクバーをお願いします。」 「ですから、こちらの商品は・・・。」 「カップルドリンクバーをお願いします。」 「そもそもAセットにはドリンクバーが付いておりますので、そちらを注文なさると別料金に・・・。」 「カップルドリンクバーをお願いします。」 「・・・か、かしこまりました・・・。」 タブレットにピッ、ピッ、ピッと注文を入力するユルゲンの表情が、物凄く引きつっていた。 そして去り際にテオドールの耳元に、そっ・・・と耳打ちする。 「・・・テオドール君。明日バイトが終わったら、ちょ~~~~~~っと2人で腰を据えて、今後の事についてゆ~~~~~~っくりと話し合おうじゃあないか。ん~~~~~~~~~?」 「ひ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(泣)!!」 物凄い表情で調理室に消えていくユルゲン。 そして1分後、物凄い表情でコップとストローを持ってきた。 2人がかりで飲む代物という事もあってか、コップはかなり大きなサイズとなっており、普通のドリンクバーのコップと比べてもその大きさが際立っている。 「・・・お待たせ致しました。」 「テオドール君、飲み物はコーラでいいかな?」 「いやいやいやいやいや、俺は普通にドリンクバーで飲みますから!!」 「遠慮なんて君らしくないなテオドール君。今回の食事代なら全て私が払うから気にするな。」 テオドールの言葉も聞かず、アスクマンはさっさとコーラを注ぎに行ったのだった・・・。 「ちょっと何よアレ、何でカップルドリンクバーなんか頼んでるのよ!?まさかお兄ちゃんと2人で飲む気!?」 その様子をリィズたちが別の席から、物凄い表情で睨み付けている。 尾行がバレないようにと派手な変装をしているのだが、テオドールにはバレていないようだが、アスクマンには完全にバレバレのようだった。 ふん、負け犬共が・・・!!そう言いたげな勝ち誇ったドヤ顔で、アスクマンはリィズたちを完全に見下してしまっている。 「待たせてしまって悪かったねテオドール君。さあ私と一緒にコーラを飲もうではないか。」 「いやいやいやいやいや、だから俺は普通にドリンクバーで飲みますってばあ(泣)!!」 周りからの視線が痛い。物凄く痛い。 そんな視線を全く気にする事無く、大きなコップに刺された2本のストローの片方にアスクマンが恥ずかしそうに口を付けながら、注がれたコーラをちゅうちゅう吸っていたのだが・・・肝心のテオドールは全くコーラに手を付ける事が出来なかった。 と言うかこのコーラを飲んでしまうと、人として大切な何かを失ってしまいそうな気がしてきた・・・。 「お待たせ致しました、チーズインハンバーグのAセットでございま・・・」 「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお(泣)!!」 女性店員が持ってきたドリンクバーのコップを慌ててかっさらい、泣きそうな表情でコーラを注ぎに行くテオドール。 なんかこのドリンクバーのコップが、まるで神からの助けのように思えてきた。 「もう、テオドール君ったらぁ、恥ずかしがり屋さんなんだからぁ。」 そんなテオドールの気持ちなど知りもせずに、アスクマンはとても残念そうに、カップルドリンクバーに注がれたコーラを1人ぼっちで飲んでいたのだった・・・。 後半へ 戻る
https://w.atwiki.jp/wiki6_hokuto/pages/276.html
VSケンシロウ (トキ)「北斗天帰掌!」 (ケン)「トキ、俺が惹かれ追い続けたもっとも華麗な技を持つ男…」 VSラオウ1 (トキ) 「誓いの時は来た! 今私はあなたを超える!!」 (ラオウ)「それでこそ我が弟トキ!! ならば、互角の闘いができよう!!」 VSラオウ2 (ラオウ)「この兄を超え、この拳王の野望を打ち砕いてみるがよい!!」 (トキ) 「誓いの時は来た! 今私はあなたを超える!!」 VSラオウ3 (ラオウ)「後悔せぬか!!」 (トキ) 「自ら望んで選んだ道、躊躇いもない!!」 VSジャギ (ジャギ)「兄者、腑抜けたか~!」 (トキ) 「お前は殺気が強すぎる!」 VSシン (シン)「力こそが正義、いい時代になったものだ」 (トキ)「無駄なことを…」 VSレイ (レイ)「あなたがトキ…会ってみたかった。手合わせ願おう」 (トキ)「むっ…できる!」 VSハート様 (ハート様)「おやおや、食べ甲斐のなさそうな方ですねぇ」 (トキ) 「仕方あるまい…かかってくるがいい!」 VSトキ (トキ1P)「これも定めか…」 (トキ2P)「仕方あるまい…かかってくるがいい!」 VSサウザー (サウザー)「病人の分際で帝王に勝つ気でいるのか!」 (トキ) 「私はお前の謎を知っている」 VSユダ (ユダ)「ふっ…!」 (トキ)「仕方あるまい…かかってくるがいい」 VSマミヤ (トキ) 「やめておけ!」 (マミヤ)「私はとうに女を捨てたわ」 ----------------------------------------------- WIN マミヤに勝利時 「ふっ…それにしてもあなたはユリアによく似ている」 ケンシロウ、マミヤに一撃勝利時 「安心するがいい、まだ秘孔を突き切ってはいない」 ラオウ 「言ったはずだ、あなたの全てを目指したと!」 「私の拳を高めたのはラオウ、あなた自身の存在だ!!」 一撃必殺時 「せめて痛みを知らず安らかに死ぬがよい」 一般 「命は投げ捨てるものではない」(奥義フィニッシュ) 「半人前の技では俺は倒せんぞ」 「もういい、ここまでだ 」 「互角か…」 LOSE 「ここまでか…」 ケンシロウに一撃KO 「見事だケンシロウ…」 ----------------------------------------------- 挑発 「かかってくるがいい」 アジリティーディフェンス 「甘い…」 ガードキャンセル 「…むんっ!」 バニシングストライク 「覚悟!」 ヘヴィーストライク 「秘孔新膻中!」 グレイヴシュート 「ハァーン!」 6B 「やめておけ」 6D 「激流に身を任せ同化する」 闘勁呼法 「闘勁呼法!」 「はぁ~っ!」 天翔百裂拳 「天翔百裂拳!」 北斗流弧陣 「激流に身を任せる」 「無駄な事を…」 北斗破流掌 「北斗破流掌!」 「激流では勝てぬ…」 北斗酔舞撃 「北斗酔舞撃!」 「激流を制するは静水」 北斗翔輪脚 「北斗翔輪脚!」 「これぞ柔の拳!」 北斗無想流舞 「行くぞ!」 「捕らえられまい…」 北斗有情断迅拳 「はぁ~っ!…」(暗転)→(ヒット)「北斗有情断迅拳!」 秘孔・刹活孔 (自分/相手) 「刹活孔!はぁーっ!」 北斗砕覇拳 「我が兄の剛の拳…!」 「北斗砕覇拳!」 →(死兆星点灯時) 「天を見よ。見えるはずだ、あの死兆星が!」 北斗有情破顔拳 (ヒット後)「北斗有情破顔拳!はぁーっ!」 起き上がり時 「まだ…!」 劣勢時 「このままでは…」
https://w.atwiki.jp/bakiss/pages/1220.html
不気味に鬱蒼と生い茂る木々。 深く闇に沈む森。 日が落ちた世界を、天体戦士サンレッド率いる一向は紅魔館へ向けて進む。 しかして何とも、夜の世界というのはおどろおどろしい雰囲気だ。 おまけにここは幻想郷。夜は、妖怪達の時間。いつ彼等が牙を剥いて襲ってくるか分かったものではない。 ―――しかしながら、ここにいる面子を見て、それでもなお襲い掛かってくる妖怪がいたとしたら、そいつは勇気 があるのではなくただの自殺志願だろう。 白玉楼の主―――西行寺幽々子。 その護衛役の半人半霊の剣士―――魂魄妖夢。 百年を生きる吸血鬼―――望月ジロー。 そして幻想郷最強クラスの妖怪達とも互角に渡り合う最強のチンピラ―――サンレッド。 向かってくる低級妖怪などがいれば、数秒で消し炭にもミンチ肉にもできるような連中であった。 「あわわ…レッドさ~ん」 「ひええ…兄者~」 そんな中、戦闘力的にはみそっかすなヴァンプ様とコタロウは震えながら、それぞれにレッドさんとジローさんの 服の裾を掴むというヒロイン行動に出た。 こいつらは多分、妖怪に襲われたら普通に喰われる。 「どうしましょう、私、とっても怖いです!今にも何か出そうじゃないですかぁ」 「ぼ、ぼくを絶対守ってね、兄者!」 レッドとジローは顔を見合わせて、はぁ~~~っ…と深い溜息をつくばかりである。 「ほらほら、あそこの暗がりなんて、今にも亡霊とかが出てきそうですよ!」 「あそこの細い道から、血塗れの刀を提げた辻斬りとか出たら…!」 うわあーーーっ!と自分達の空想上の恐怖に震える二人は抱き合って叫んだ。 レッドとジローは怒りすら覚えず、ゲンナリとした表情で無視を決め込んだ。 「あらあら、そんな心配しなくても大丈夫よ」 そんな彼等に対して優雅に、幽雅に微笑んだのは西行寺幽々子である。 亡霊姫の異名に恥じぬ耽美にして端麗な笑顔は、まさに不気味な森に咲いた一輪の花。 「ヴァンプさんやコタロウをいじめるような悪い亡霊が来たら、私がやっつけてあげるわ。ね、妖夢」 「そうそう。辻斬りなんぞ、この妖夢が斬って捨てて御覧に入れましょう」 妖夢も年頃の少女らしい笑顔で、しかしその瞳に刃のような鋭い光を覗かせつつ腰に提げた剣を誇示する。 「うわぁ~…ゆゆちゃんも妖夢ちゃんも、カッコいい~」 「いやあ、近頃の娘さんは強いんですねー」 コタロウはすっかり尊敬の眼差しである。 ヴァンプ様もほっと一安心、その顔には余裕が戻っていた。 「…おい、ジロー。ツッコめよ、お前ら二人こそ亡霊と辻斬りだろー、って」 「無茶言わないでください。この世界でツッコミ役に回ると大変なんですよ」 「それでも貧乏クジを自分から引く甲斐性を見せろよ。百歳の年の功を見せろよ」 「おやおや、こういう時だけ年長者扱いですか。そういうあなたこそ、自分が泥を被ってこそのヒーローでは?」 チクチク嫌味を交わし合う二人だが、そもそもこんな会話自体が不毛だと気付いてすぐに口を閉ざした。 こういう時は、黙っているに限る。 「どうしたんです、レッドさんもジローさんもダンマリしちゃって」 「何でもねーよ…つーかお前、今、スゲー鼻声だぞ」 「え?ああ。昨日お布団しかずに寝ちゃったから、風邪気味かもしれませんねー」 ズルズルっと洟をすするヴァンプ様。 「大丈夫なの、ヴァンプさん。声がなんだか<ばん○うえいじ>みたいだけど」 「ああ。こいつ、鼻が詰まってっと<ば○どう>そっくりの声になるんだよ」 「へぇー。似てる似てる!」 「えー、そうかなあ。怪人の皆にもたまに言われるんだけど…」 「そっくりだよ。ねえねえ、一度モノマネしてみてよ。<ばんどうえ○じ>の!」 「これ、コタロウ。ヴァンプ将軍は風邪で苦しんでいるのに、ワガママを言ってはいけません」 「ははは、いいんですよ、これくらい」 ヴァンプ様はにこやかに、そしてちょっとしかめっ面になって、言い放つ。 「…ぼかぁねぇ~、ゆでたまごがぁ大好きでねぇ~」 ドカッ!と一斉に笑い声が起きた。 渋い顔をしていたジローですら、一瞬吹き出しかけた程である。 「似てるー!似てるよ、ヴァンプさん!」 「ぼかぁねぇ~、のイントネーションなんてまるで本人でしたよ!」 「すごいわ、ヴァンプさん。これはもう<ばんど○えいじのモノマネが上手い程度の能力>だわ!」 皆に褒められ、ヴァンプ様も満更でもなさそうにポッと顔を赤らめる。 その後頭部をはたくレッドさん。 もはやお約束の光景―――それにレッドは、どこか安心していた。 幻想郷は、現世とはまるで違う世界だ。 その中にいれば、レッドとて油断すれば空気に流されてしまう所だろう。 だが、ヴァンプ様の存在が…ここに来てもなお一切変わらず、神奈川県川崎市溝ノ口の匂いを垂れ流す彼の存在 がレッドを現実に繋ぎ止めている。 こんな世界に来たというのに、そんなものは何処吹く風とばかりに何も変わらないヴァンプ様。 「ヴァンプ…お前ってよ」 「はい?」 「結構、スゲー奴なのかもな」 「え…」 照れ臭そうに頬をかき、レッドは小さな声で言った。 「なんつーか…ありがとよ」 ―――その瞬間、仲間達は一斉に後ずさった。 その顔に浮かぶのは驚愕と衝撃、恐怖と呼んでも差し支えなかった。 「…なんだよ」 「い、いえ…あなたが急に、お礼なんて言うから…」 「レッドさん、絶対そんな事言わないと思ってたのに…意外な一面だよー」 散々な言われようである。普段の行ないというものが、如実に表れているといえよう。 「うふふ、でも何だかほっこりするわー。二人の間には、私達には分からない絆があるのね」 「やはり、この物語の本筋はレッドさん×ヴァンプ様という事ですね」 「えー、もう、やめてくださいよー(ぽっ)私とレッドさんはそんなんじゃなくて血で血を洗う壮絶な死闘を繰り広げる 血塗られたライバルなんですからねっ!…いたっ!もー、何で叩くんですか、レッドさん!」 「うるせー!気色わりー事ばっか言ってんじゃねー!」 もはやテンプレに入れてもいいくらいのいつものやり取りである。 「ほらほら。夫婦漫才はそこまでにして、行きましょう。ほら、紅魔館が見えてきましたよ」 妖夢の言葉に対しても、既に「誰が夫婦だ!?」とツッコむ気分にすらならず、レッドは顔を上げる。 ―――深い霧がかかった湖の畔。 鮮やかな深紅で統一された色調の、古めかしい洋館。 巨大な時計台が、重々しく時を刻んでいる。 何よりも館そのものが発する、ただならぬ妖気。 まさしく<紅き悪魔の舘>―――まともな神経の持ち主なら、近づこうともすまい。 「ふわ~…レミリアちゃん、こんなすごい所に住んでるんだね」 コタロウが首を思いっきり伸ばして見上げながら、感嘆する。 「姫様のお屋敷と、どっちが大きいかな?ねえ、兄者」 「あん?<姫様>って、誰だよ」 「北の黒姫」 ジローが語ったのは、レッドの初めて聞く名前だった。 「<真祖混沌>の名は、知っていますね?」 「ああ。何度か聞いたよ。史上最も偉大な吸血鬼だかなんだか」 「北の黒姫とは、真祖が直系の一人…私とコタロウは川崎に移住する前は、彼女の世話になっていたんです」 「あー、なるほど!」 その説明にポン、と手を打ったのは、ヴァンプ様である。 「つまり、ミミコさんの前にジローさんを養ってくれていた人って事ですね!」 「…………」 間違ってはいないのだろうが、言い方が悪すぎる。 まるでジローさんが女をとっかえひっかえしてる最低の<何か縛るモノ>だと言ってるようなものだ。 その場の空気がちょっと冷えたのに気付かず、ヴァンプ様は続ける。 「そう言えばレッドさんも、かよこさんの前にお付き合いしてた女性がいますよね。ほら、ちょっとキツイ感じの ホステスさん。それと同じですね、ははは」 「おい、ヴァンプ…」 「…ヴァンプ将軍」 「は…は」 二人の鋭い眼光は、もはや物理的な圧力さえ備えている。 やっとこ、ヴァンプ様は自分が地雷を豪快に踏み抜いた事に気付いたのであった。 レッドさんとジローが、ヴァンプ様の身体を両側から挟むようにして、持ち上げる。 腰を屈めて、力を込めて。そして。 ヴァンプ様を、真上へとブン投げた。 「「ダブル・ファルコン・アロー!」」 異様なまでに息の合った、謎の合体攻撃。 ああああああああ…!と、ドップラー効果によってヴァンプ様の叫びはどんどん遠くなり。 最高地点に到達し、落下を始めた瞬間に近づいていく。 そして、地面に墜ちた時、漫画的な<ヴァンプ様の形をした穴>が大地に穿たれた。 ダメージは150000。 画面には斜め線が入り、左上と右下にそれぞれレッドさんとジローさんのどやっとしたカットインである。 <解説> ダブル・ファルコン・アロー 合体攻撃(天体戦士サンレッド&望月ジロー) 気力制限130 攻撃力7000(フル改造時9000) 射程1~4 EN消費60 地形適正全てS やや火力に難のあるジローにとってはありがたい合体攻撃。 消費ENの割に高い攻撃力と優れた地形適正を持つので、強敵相手にドンドン使っていこう。 ただし、ジローはサンレッドに隣接していると、太陽闘気によって毎ターンHPが削られるので注意。 なお、元ネタは<BLACK BLOOD BROTHERS>短編集第一巻にてジローがコタロウに対して行なった折檻。 賢者イヴの血統に代々伝わる奥義、その名も<ファルコン・アロー>…らしい。 ジローさんは時々コタロウを殺す気としか思えないから困る。 閑話休題(それはともかく)。 紅魔館へと赴いた一行。 門番に招待状を見せて、庭園へと足を踏み入れて。 上方からの視線を感じて、二階のバルコニーを見上げる。 ―――宵闇に合わせたような、黒のイヴニングドレス。 ―――対照的に、両手には純白のレースの手袋。 ―――ヒールの高いブーツ。 <紅い悪魔>レミリア・スカーレットが、柵にもたれかかって、こちらを見下ろしていた。 ジローが帽子を取って会釈し、コタロウが笑顔で手を振ると、それに応えてレミリアも優雅に手を振る。 そして、レッドと目線がぶつかる。 太陽の戦士と、夜の申し子。 瞬間的に見えない火花が散り、熱風が吹き荒れた。 だが、この場でそれ以上の競り合いをするつもりはないらしい。 フン、と肩を竦めて、館の中へとその姿が消えていく。 それを見送り、レッドも肩の力を抜く。 やはり、幻想郷の強豪妖怪と向かい合うのは、レッドにとっても相当の緊張を伴うものだ。 特にそれが、凶悪極まりない真紅の吸血姫ともなれば。 「ねえ、レッドさん」 「あ?何だよ、コタロウ」 「レミリアちゃんって、ホントにレッドさんの事が大好きなんだね」 「はあ…?」 突然の珍説に、怒るより先に呆れてしまう。 「あの態度見て、どうやったらそう思えるんだよ。隙あらば殺してやるって面構えじゃねーか」 「だってさあ、レミリアちゃんって、本当に嫌いな相手だったら、そもそも無視するタイプだと思うんだ。なのに レッドさんには、ああやって突っかかるじゃない」 「はあ…」 「つまり、レミリアちゃんはツンデレさんなんだよ!」 「ありえねえ…」 「いや…ツンデレかどうかはともかくとして、一理ある気もします」 と、ジロー。 「吸血鬼にとって、太陽とは基本的に触れてはならない天敵であり、仇敵です…されど吸血鬼とて、かつては人間 であり、陽光を受けて生きていたのです。もはや手の届かなくなったその輝きは…あまりに眩しい過去の光だ」 「…………」 「レッド。吸血鬼にとって―――恐らくはレミリアにとっても―――その太陽の輝きを持つ戦士であるあなたは、 怨敵であると同時に、憧れなのでしょう」 「…どーでもいいよ、んなモン。少なくとも俺は、あのクソ生意気なガキが気に入らねー」 言い捨てて、レッドは紅魔館をもう一度眺め眇める。 血のように紅き屋敷は、何も語らず、静かに―――そして不気味に佇んでいる。 こんな所にやって来て、何も起こらない方がおかしかろう。 「へ…嵐の予感、って奴だな」 ちょっとニヒルでハードボイルドな男を気取るサンレッド。 「え!?嵐が来るんですか!?どうしよう、傘持ってないし、洗濯物取り込んでないですよ!」 天然でボケて、小突かれるヴァンプ様。 ―――緊迫感があるのかないのか分からない一同は、悪魔の巣窟へと今、一歩を踏み出すのだった。
https://w.atwiki.jp/puyokei/pages/861.html
[Chapter 0] プロローグ 生まれてきたからこそ、君はここにいる 希望や夢のすべてを 他のだれかの人生に託したりしてはならない――― 「プロジェクトは失敗だ」 「仮想世界で管理AIが反乱している」 「いまだ誰も覚醒していません」 「死の幻影が現実にその命を奪ってしまう」 「まさかこんな大惨事になるなんて」 「夢を夢と見抜ける人でないと、生き残るのは難しいでしょうね」 西暦2065年。 仮想世界で夢を共有することを目的とした一般参加型の科学実験が行われた。 しかし、それは誰もが想定しなかった結果が待っていた… [Chapter 1] ギコ 暗闇の中を行く。 分け入っても分け入っても暗闇。 「誰か…お願い…」 誰かの声がする。少女のような声だ。 「助けて…」 「…誰だ?」 …返事はない。 と同時に視界が開ける。 見たこともない世界… 誰もいない世界… 「…どこなんだゴルァ」 「…ろ」 また誰かの声がする。男の声だ。 その声が段々大きくなっていく。耳元で叫ぶように… 「起きろ」 「わあっ!!」 急激に起きたためか、フサギコは少し驚いたような顔をした。 「いつまで寝てるんだ。遅刻するぞ」 「何も耳元で叫ばなくても…それに今日は日曜だぞゴルァ」 「おっとまだ寝る気か?」 「寝かせろよ…休みだしさ…」 「残念ながら今日は科学実験の日でーす」 俺は目を見開いた。そしてまた急激に体を起こした。 「早く言えよゴルァ!!!」 外人4コマのようなポーズをして怒鳴る。 「っはは。集合時間まであと20分だ。朝飯は食えないから着くまでせいぜい苦しむんだなw」 「…っ」 何も反論出来ないのが妙に悔しかった。 実験会場である研究室は俺達の住んでいるアパートから10分程度の距離だ。 …ただし自転車でかっ飛ばしたらの話だが。 「おせーぞギコ!」 「うるせーゴルァ!朝飯抜きだから力が出ないんだよ!」 「だからせいぜい苦しめと…」 「何でも良いから急ぐぞゴルァ!!」 さっきからこんな会話ばかりである。 腹が減ると機嫌が悪くなる、という話は本当なのかもしれない。 [Chapter 2] フサギコ まあ、ギコの頑張りもあって10分程度で着いた。 「何か買ってくれよーそこに店あるんだしさー受付まだ並んでるしさー」 とギコがうるさいので仕方なく近くのコンビニで鮭とツナマヨのおにぎりを買ってやった。 ギコに渡したら案の定黙ったので、 (物あげて黙るってどんだけ単純なんだよ…) と思いつつギコを見ていると、ギコはおにぎりを驚異的なスピードで平らげてみせた。 「早食いすると体に悪いんだぞ」 「今くらい良いだろゴルァ」 口元についたツナを拭っている。 「行儀悪いからやめろ」 そうこうしているうちに受付に着いた。 「では、被験者の証明書を見せてください」 俺達被験者にはあらかじめ郵送で証明書が送られていた。 「これですか」 「そうですね。えー、被験者No.2359と2360。猫村儀古様と福生儀虎様ですね」 「はい」「へい」 「では奥の方に進んでください」 この日集められた被験者は3000人。 あらかじめ被験者をインターネットで募集していたので、2名で応募しておいた。 そして抽選の結果、見事に俺達が当選したのだ。 「俺の天性の運が見事当選させたんだぞゴルァ」 「まあな、確かにお前は運だけは昔から良かったよな」 「『だけは』って何だゴルァ」 ギコは運以外は本当にどうしようもない奴だった。 成績は中の下もいいところで、今日にまで及ぶ遅刻癖、そして性格の悪さ。 事あるごとに調子に乗りすぎて台無しにさせるところを何度も見てきた。 いつもこんな感じだから今日も何をやるか予測がつかなかった。 「うわー、さすがに人多いぞゴルァ」 「そりゃ3000人だからな」 何となく見渡していると、見覚えのある影を見つけた。 [Chapter 3] 兄者 「間に合ったか」 「そのようだな」 「やれやれ…妹者が忘れ物をして一旦家に帰って10分前に着くなんて」 「流石だよな俺ら」 「間に合ったからいいのじゃー!」 「おっ、兄者!弟者!妹者!」 フサギコの声である。 「…ん、今誰か俺達を呼ばなかったか」 「空耳だろう」 「そうか」 「行くのじゃー」 その場を立ち去ろうとする。 「おい無視すんなよ!」 慌ててフサギコが駆けつけてきたので少し可笑しかった。 後からギコも続く。 「お、ギコとフサか」 「久しぶりなのじゃー」 「…移動するのが面倒だったわけでは無いからな」 弟者がぼそっと言う。 それを聞き漏らさなかったのか、ギコが怪訝そうな顔をした。 「…じゃあ、ここで待ち合わせな。夢の中で会おうぜ」 「おk、あとでな」 事前に夢の中の街の地図を渡されていた俺達は、集合場所を決めておいた。 夢の中に入って10分後に近くの喫茶店に集合することになった。 [Chapter 4] ギコ 夢の中の街は「ナイトメアシティ」と言うらしい。 全て完璧にプログラミングされた街で、見た目は現実とほぼ変わらない。 しかし違うのは、自分の容姿だという。どういう事だろう。 地図とともに渡された説明と諸注意を見つつ、研究者のアナウンスを聞く。 「えー、ログアウト方法は、北の方角にあるトンネルを抜け、橋を渡り、荒野に行ってください。そこに行けば現実世界に戻ることが出来ます」 まあ、思いっきり楽しむから当分ログアウトする気はない。 「ただし一度ログアウトすると二度と戻れませんのでご注意下さい」 「2001番から3000番の方は3階になりまーす」 「俺らは3階か」 「いちいち誘導する研究員も大変だなゴルァ…」 3階に着くと、そこには見たこともない光景が広がっていた。 薄暗い中、ずらりと並ぶカプセル。それに繋がれた計器類。 「研究所ってこんな感じなのかゴルァ…」 カプセルには一つにつき一人分、3000人だから3000個ある。 カプセルに付けられた番号と証明書の番号を見つつ、自分のカプセルを探す。 ドスッ。 「おい気を付けろゴル…って、しょぼんじゃねーか!」 「ギコくん?なんでいるの?」 「何でって、そりゃ当選したからに決まってるじゃねーかゴルァ」 「僕たちも当選したんだよ」 しょぼんはそう言った。後ろを見ると、ネーノにレモナ、ジエン、毒男にヒッキーもいる。 「当選するくらいいいんじゃネーノ」 「そうだ、街について10分後にその辺の喫茶店に集合って事になってるからな」 「わかった。じゃあ後でね」 そう言って、しょぼん達は自分達のカプセルを探しに行った。 「えーっとE列、2359番…あったぞゴルァ」 「自分のカプセルを見つけましたか?ではカプセルを開けて中で寝ころんでください」 「じゃあ後でな」 フサギコはそう言うと真っ先にカプセルの中に入った。それを見て俺も入る。 カプセルの中は意外と広かった。それにフカフカしている。 「それではシステムを作動させます。みなさん、いってらっしゃい!」 「お、始まるぞゴルァ」 不思議な音が部屋中に響く。 「どんな街かな…少し緊張するぞゴルァ…」 目をつむる。 その瞬間、街の光景が見えた。どうやらナイトメアシティに着いたようだ。 [Chapter 5] ??? 「…ついに来るな。犠牲者とやらが」 「このために腕を鍛えておいたモナ」 「どんな色男来るかなハァハァ」 「アヒャヒャ!ウデガナル!」 「まあそう早まるな」 「…」 「いいか、始まって20分くらいまでは良い奴で居るんだ。20分経ったら合図がある。そして計画開始だ」 「モナ」「ハァ」「アヒャ」 「…」 「…お前はそんなに嫌か」 「…」 「まあ、俺達の計画を邪魔しなかったら、何してくれても良いがな」 「…」 「お、そろそろ来るぞ。みんな位置に着いとけ」 ついに被験者達がやってきた。 Next
https://w.atwiki.jp/sasugadayonaorera/pages/17.html
+ + . ⊂⊃ + ∧_∧ へ ∧_∧ (´ _` ) //',',\ ( ´_ゝ`) / ⌒i //'',〃',,/ \ | | ゝ'.,.〃.,'/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ . | ´〃/'',/(__ニつ/ FMV / .| .|____  ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ (u ⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ;) ( ´_ゝ`) / ⌒i /  ̄二つy=━ |・∵. / / ̄ ̄ ̄ ̄/. | | __(__ニつ/ FMV /__. | .|____ \/____/ (u ⊃ ⊂⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ( ´_ゝ`) / ⌒i⌒ヘ /⌒/ \ | |~~~ ~~ / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ ∧ サラサラ...... ∧_∧ ( ・* .。. .。. *・゚゚・* 弟者?( ´_ゝ) / i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / | |____ \/ / (u ⊃ ミ巛巛巛彡 ∧_∧ ミ(´ _` ミミ 寒ぅ ( ´_ゝ`) /≧≦⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV /ミ彡|____ \/____/ (u ⊃ ∧_∧ ∧_∧´ _` ) ( ´_ゝ`).. ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ __(__ニつ/ FMV /____ \/____/ ⊃ ∧_∧ ∧__∧ ( ´_ゝ`)( _` )⌒i )) (つ \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ v ∧_∧ (( (つ(!!!!!!!!!!!!!)(´ _` ) \( ´_ゝ`)(\ ⌒i )) / \ \\/ /| / / ̄ ̄ ̄ ̄/ .| __(__ニつ/ FMV /__|_____ \/____/ (⌒) ∧_∧ ∧_∧ ノ ~.レ-r┐ (´ _` ) ( ´_ゝ` )ノ__ | .| ト、 / ⌒i / 〈 ̄ `-Lλ_レ/ | | / / ̄ ̄`ー‐---‐ | | __(__ニつ/ WWE /_______| |____ \/ / (u ⊃  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (⌒) ∧_∧ (⌒) ∧_∧ ノ ~.レ-r┐ ( ´ _` )ノ ~.レ-r┐ ( ´_ゝ` )ノ__ | .| ト、 / ノ__ | .| ト、 / 〈 ̄ `-Lλ_レ/ 〈 ̄ `-Lλ_レ / / ̄ ̄`ー‐---‐  ̄ ̄|`ー‐---‐ __(__ニつ/ WWE /________|___ \/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ + ・ * * ・ + * + (( (⌒j ・ ∧_∧ ・/ ∧__∧ (´ _` .) * ( ( ´_ゝ`)/ ⌒i _|___ / ̄ ̄ ̄/i |_ \/___/ ヽ⊃ + ・ * * ・ + ・ + * + (( (⌒j ・ ∧_∧ ・ / ∧_∧ (´ _` ;) ( ( ´_ゝ`) / ⌒i \ \ | | * .| / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __| / FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ (⊃) (⊃) ∧_∧ / / ∧_∧ / / ( ´_ゝ`)/ / ( ´_ `)/ / / ⌒ / / ⌒./ / / ̄ ̄ ̄ ̄/ ./ (_ニつ/ MSX /__|__  ̄ ̄ \/____/ / ̄ ̄ ̄ ̄/ミ ____/ FMV / \/____/ ‖‖| ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ( ´_ゝ`) / ⌒i / | .| / ‖‖| | .| __(__ニつ‖(´⌒;;___ | .|____ (´⌒(´⌒;;) (u ⊃ ドヒュン! ∩ ∩ ∧_∧ | | ∧_∧| | (´ _` ) .| ( ´_ゝ`) | / ⌒i \ / / | | 彡 | | 〈 〈| | | ___|___|_ヽヽ___| |____ ~ ̄ (u ⊃ / ̄ ̄ ̄ ̄/ ___/ FMV /∧_∧ \/____/ (´ _` ) (#´_ゝ`) / ⌒i / \ / | | / l /| | __(__ニつ__⊂ニ__)__ 〈__| .|____ (u ⊃ /)_/) ∧_∧ (´ _,` ) (ヽ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ ゴンッ / ̄ ̄ ̄ ̄/ __./ FMV / _∧ _人\/____/´ _` ) > ( ´_ゝ`) / ⌒i  ̄^Y^/ \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ( ´_ゝ)ノつ ⌒i ( つ / i |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ⊃ ̄ バン ∧_∧ バン ∧_∧ (´ _`#) バン (#´_ゝ`) / ⌒\ バン ∩ \ | / バン / /ミ / ̄ ̄ ̄ ̄/(u ⊃ バン __(__ニつ/ FMV /_ | | |_ バン \/____/ (u ⊃ バン ドンッ 冒 ∧_∧ l l∧_∧ (´ _` .) ./〜ヽ´く_,` ) / ⌒i |__| \ | | || 妹 || / ̄ ̄ ̄ ̄/ | .|ヨ. ||_./ PC98 / .| .|__  ̄Σ|| 汁 ||/ / (u ⊃  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ./ \ ..〜\.\ ゴキュゴキュ \ \. 、 \ | ∧_∧ (⌒)-、 \∧__∧ (´ _` ) \ \` ◇Д` ) / ⌒i \二 \ | | | / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __|__/ PC98 / | .|____ \/ / (u ⊃  ̄ ̄ ̄ ̄ ./ \ .. .(o\ ゴキュゴキュ \ . | \ \ \ | (⌒)-、 \∧__∧ \ \` ◇Д` ) \二 \ | / ̄ ̄ ̄ ̄/ __|__/ PC98 /____ \/ /  ̄ ̄ ̄ ̄ OK。カメラ目線でファンサービスだ ∧_∧ .∧_∧ ( ´_!_` ) 必要無いだろ ( ´_!_` ) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ ___ ___ __|____|__ __|____|__ (´ _` ) ( ´_ゝ`) /ヽ∽/⌒i /ヽ∽/ \ ∨ | | / V/ ̄ ̄ ̄ ̄/.| |__(__ニつ/ FMV / | |____ \/____/ (u ⊃ よろしくおながいいたします、と ___ ___ __|____|__ __|____|__ (´ _` ) 兄者がご迷惑をお掛け致しました、と ( ノ_ゝ`) /ヽ∽/⌒i /ヽ∽/ \ ∨ | | / V/ ̄ ̄ ̄ ̄/.| | __(__ニつ/ FMV / | |____ \/____/ (u ⊃ _ _|| (⊂| / / / / ./ / ∧_∧ / /_∧ (´ _` ;) / / *´_ゝ`) / ⌒i | \ | | | / ̄ ̄ ̄ ̄/ | .| __|___/ FMV / | .|____ \ /____/ (u ⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ( ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|___ ( _\/____/ (u ⊃ + ', ヽ. ̄ ̄ ̄ ヽ (n ⊃ 。 \ _ヽ LW∧ ヽ.| .| + ( 、ゝ,ー———-__.i + ∨ ̄∨ (、 _` ) + ∨ ̄∨ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ぷ | ( ´_ゝ`) / ⌒i \ぅ | / \ | | \ / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ (´⌒;; .. (´ (" ;; ∧_∧ (´⌒;; ;⌒`).. ∧_∧ (.; ´_ `);; `).`),. ( *´_ゝ`) / ⌒i .. (´ (" ;; ),.. ) . ∩ \ | | (´(´⌒.. ..⌒ ⌒`)`) / /ミ / ̄ ̄ ̄ ̄/ .| (´ ,,,.⌒... ..; __`)(__ニつ/ FMV / | .|____ \/____/ (u ⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) ( ´_ゝ`) / ⌒i / \ | | ( / / ̄ ̄ ̄ ̄/ | ) シュボ__(__ニつ/ FMV / .| .| ()__ \/____/ (u |ヨ| ∫ ∬ ∫∫ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) (;"´_ゝ`) / ⌒i /;".";\ | | /. .。.;";/ ̄ ̄ ̄ ̄/ | __(__ニつ/ FMV / .| .|____ \/____/ (u ⊃ .从 "、;从ゝ ∧_∧ (( ; ;"、; ";、)) ( ´_ゝ`) ((;".;";.;"))) / \((; ;";.;"))| / ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ │| __(__ニつ FMV ヽ- .| .|____ ヽ____ヽ/(u ⊃ ∧_∧ ∧_∧ (´ _` ) なんだい兄者。 ( ´_ゝ`) ;.; . ⌒i 別に。 / \ ◎. , | | / / ̄ ̄ ̄ ̄/ ヽ|〃 .| | __(__ニつ/ FMV /_l ̄l____.| |_ \/____/ (__ (u ⊃ (\ \\ (\\ \\\ (\\\\ (\\\\\ \\ ||| ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ | ⊂⊃ . ∧_∧  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ ∧_∧ (´ _` ;)  ̄(//// ̄\\( ´_ゝ`) / ⌒i . / \ | | . / ./ ̄ ̄ ̄ ̄/ .| __(__ニつ/ FMV / | .|____ . \/____/ (u ⊃
https://w.atwiki.jp/alice-baseball/pages/12.html
バルク高校 アリス・マーガトロイド=アシハナ ケイネス・アーチボルト 田中 キル夫 涼宮 ハルヒ 入速 やる夫 八坂 ニャル子 鳴滝 淳史 柊 四四八 田中 ぷにえ 三日月・オーガス 小林 ギャル夫 シン・アスカ ミストバーン 武田 観柳斎 我妻 善逸 司波 達也 ヴィクトーリア・ダールグリュン 坊ちゃん高校 風見 幽香 蜷尻 左近 ヒデノリ プロミネンス イザーク・ジュール ストレイト・クーガー アム・イスエル 坊っちゃん高校 モブ捕手 明和第一実業 比企谷 八幡 井ノ原 真人 阿部 高和 劉鳳 流石 弟者 流石 兄者 榊 遊矢 大阪桐生 甘粕 正彦 野比 のび太 王・ブラッドレイ 脳噛 ネウロ 真島 吾朗 アムロ・レイ 夜神 月 大阪桐生 モブ デアラヴァンデッタ高校 巴 マミ 五河 士道 袋小路 アスラ 鳴瑠 芽亜 グラーフ・ツェッペリン 凶月 刑士郎 波速学園 小泉 できる夫 山郷 発火 葵・トーリ ディエス高校 山田 皇帝 任天 類似 藤井 蓮 デュエルアカデミア附属高校 武藤 遊戯 不動 遊星 鬼柳 京介 ジャック・アトラス クロウ・ホーガン 県立一蘭高校 一条 麻呂 孫 悟空 バルク高校野球部関係者 パワ ポケ パワ 武美 アルベルト 加藤 いかない夫 高嶺 水銀燈 船堀 生江 ない世 バルク高校生徒 オルタ・ジャンヌ 黒咲 榛名 前原 圭一 竜宮 レナ 坂井 シャナ 安珍 清姫 ルルーシュ・ランペルージ ニアス・グローリア 函体 朝潮 世良 水希 バルク高校教師 壇 狩摩 ブンビー シオニー・レジス 佐倉 杏子 レックス バルク高校OB 安藤 やらない夫 君島 邦彦 緑谷 出久 アリス関係者 阿紫花 英良 阿紫花 紫 フリット・マーガトロイド サダユキ・マーガトロイド シンキ・マーガトロイド 愛歌・マーガトロイド ダクネス 大森 カズフサ 鉄華団 オルガ・イツカ さとり・イツカ ビスケット・グリフォン 昭弘・アルトランド ユージン・セブンスターク ジャック アトラ・ミクスタ クーデリア・藍那・バーンスタイン 医療関係者 黒沢 陣 シェリー 間 黒男 施設関係者 ハドラー 安倍 菜々 木之本 桜 二宮 飛鳥 巡音 ルカ 記者・アナ・スカウト うちは イタチ 風間 レヴィ 遊佐 司狼 高橋 ある夫 見学会 いく夫 弱音 ハク 青葉 北郷 一刀 範馬 勇次郎 プロ野球選手 ヴィルヘルム・エーレンブルグ 苗木 誠 マリオ 直枝 理樹 ドラえもん 野球部員の家族+ 入速 栄 入速 覚悟 入速 ノーラ 小林 ギャラナイ夫 涼宮 キョン 涼宮 みくる 八坂 真尋 八坂 クー子 田中 シャア アドベントチルノ 田中 和人 田中 慎二 我妻 炭次郎 我妻 しのぶ 琲世・アスカ 蓮・アスカ 柊 聖十郎 柊 恵磨 柊 シノア 柊 南天 黒咲 隼 黒咲 まどか 黒咲 金剛 黒咲 比叡 黒咲 霧島 高嶺 清麿 高嶺 恵 南 春香 城ヶ崎 美嘉 城ヶ崎 雄三 日向 ヒナタ プロト・ジャンヌ ジーク 安珍 サーシェス 結城 明日奈 その他 一条 武丸 蝶野 攻爵 北条 沙都子 櫻井 桃華 エレナ・プラヴァツキー 琴葉 茜 ザップ・レンフロ 上条 当麻 吉良 大和 ( 1)のアバター ふなっしー 響・Верный 神竜 東風谷 早苗 ギルベルト・ハーヴェス 他校の監督 加藤 鳴海 赤羽根 健治 青野 エリオ・モンディアル フェリペ・セグンド 笹塚 衛士 アーサー・リンチ イオク・クジャン メアリ・クラリッサ・クリスティ 他校の関係者 加藤 しろがね キャロ・モンディアル 遊佐 こずえ 一色 いろは 夜神 総一郎 エイプリル ロジャー・スミス アーラシュ グリフィス テレビの人達 織斑 一夏 篠ノ之 束 凰 鈴音 爆豪 勝己 蔵馬 良司 レン チキ 秋山 澪 鷺沢 文香 西住 しほ フランドール・スカーレット リサリサ アリサ・バニングス イングリッド 中野 梓 及川 雫 瀬田 宗次郎 魂魄 妖夢 西行寺 幽々子 鶴喰 鴎 (ビィ) ボンドルド 御堂筋 翔 ポルナレフ
https://w.atwiki.jp/kaibaland/pages/82.html
シン・アスカ AA 初出 ,. -`ヽ、 /; ', 7 ; ;;;;;;;;;;;;;;! ´'r===ュ.,_ ,ィ‐''""""´ ,,.r;! l、_ / ̄`'´ l! /ァ'´ / l ! / ,' ''‐''/ー==ヘ, ,' ! ! ...... l l .. , ! ! /lヽ | ,' / l l ! / / l! `| ヾ--‐' H ;イ T`¨T T_,.イ |`'´| ! ! l ! ', l ! ! ! ! j !. ! ! _,.f _| f‐,! `'‐、/ノ `´ 最近 __,. -‐¬  ̄ ̄` ̄ヽ.,__ ,..イ´ r ‐ ,.,. '´ ヽ | rヘ ,ヘ V レ ∧ i | /,.,.ヽ/,.,| i | | | | i i | | i | l | | ; i | | | l_ _ | リ-‐‐|‐ i i | | ii i i __,__j; | ラ;ォL__;_ i i ! | | ! | l', i レ | i ,' i / | ! ! ハ iiト、 ' | ,' i i / i/ | l i ヽ.ー 一 |ハハ /|/ i |! | i i__ヽ.__ , ィ 'i! i!レ レリ‐┐ iハ | rv | , , , , /r―┬;  ̄ ̄,. | | | |.| , x/__|「| |;.;.;.;.;.;.;.;.;/`i _,.イ! |; ; |.|ノ |.| | |;.;.;.;.;, ´; ;/ヾ、 _,.r入´;.;.;.;.;| |;/ /´ |.|; ;| |; /; ; , ' ; ;.;.; ; ; ; ;\ r‐二., , , ,ヽヽ;.;./イ ヘ, | | ; | | . . . ; ; ; ;'. . . ; ; ; ; ; / 、 |; ; ; ; ; ; `' . .ヽ '' /! ,' , | |; ; \\ . .; ; ;. . ; ; ; //. . . . .\ ', ; ; ; ;, ' ; ; ;; ; ∨( 乂乂乂乂Y⌒V\\ . . .; //. . . . . . . . . . .\ ', ; , '; , '. . . ノ´ ‐ i i ; ',| |ゝ.,ノ.;.;.;.\`''´/. . .. .,.,.-‐‐; ; ; ; ; ; 〉 / , '. . . . . .〉/ ,' i ; .| |; ; ; ; ; ; ; ; ;, , ,`''´; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / /. . . . . .,; '.;.;く ,' i! ; | | ; ;. . ; ; ; ; ; ;; ;. . . . .' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' ' '/ 人物像 通称:牛乳、乳牛 ロリコンでホモ それ以上でもそれ以下でもない ↓本人より何かコメントがあれば↓ ガンガンNEXTで兄者使いながらヒヒフヒヒヒヒャハハヒとか叫んでる奴いたら俺
https://w.atwiki.jp/isekaikouryu/pages/2518.html
……と、表題のように一声で事の全てを説明できれば苦労はない。 人には事情がある。そうそううまく行くはずがない。 彼ら彼女らは偶然にも別々の経緯で異世界へと渡り、これまた偶然にも異世界で再会することになる。 ともかくも、まずはその始まりを追っていこう。 状況その① 銀城鋼助の下宿にて。 さっきからヒィが鼻歌交じりに荷造りをしている。 大きめのキャリーバックに着替えだの缶詰めだのを詰め込んでは出し、出しては詰め込んでの繰り返しだ。 「ちょっと待てよヒィ」 「どしたの?」 量が明らかにおかしい。どこに行く気だお前。 「あとその鍋とか包丁は何に使うんだよ?」 ゲート祭で帰省するならそんな物は必要ないはずだ。 「にゅっふっふっふっふっ、実はラ・ムールでこんなイベントがあるんだって!」 ふにふにの肉球から手渡してきたチラシには「カレーコンテスト」の字が踊る。 「コレに参加するのか」 「そーだよー。実家も近いしー、面白そうだし!」 「あのな、ヒィ。参加要綱のところ、よく読めよ」 「?」 「『本大会は二人一組での参加とする』だってさ。一人じゃ無理だろ?」 「??」 「あ、そうか。地元の友達とでも組むのか。なら応援くらい…」 「違うよ?コースケとだよ?」 「……はい?」 「だーかーらーコースケと二人で!」 我が耳を疑う衝撃発言。 「ちょっと待てって何言ってんだ俺の都合はどうなると言うか今からチケット取ったって間に合わないだろ!?」 「それならだいじょーぶ!」 再びキャリーケースをひっくり返して、何やら高そうな封筒を二枚突きだしてきた。 「手紙にコースケの事を書いたらパパが『一度連れてきなさい』って送ってくれたんだー」 「…何だよコレは」 「にゅ?向こうまでのチケットだよ?」 「…………ソウイウコトデスカ」 今年の初夢が頭の中に甦る。 灰みたいに真っ白になった俺を余所に荷造りを再開するヒィの鼻歌をどことなく殺伐としたモノに感じたのはナゼダロウ……。 状況その② 主と従者の場合。 「へぇ、ユエン『さん』は今年は忙しいんスねー」 「なんなのその『さん』って」 「べーつに何でもありませんぜ」 んなわきゃネエけど。 考えてもみてくれや。代々仕えてきた家の、さらに言やぁ俺を叩き起こして生きる意味を与えてくれた恩人に女が出来たんだぜ? 祝福してやれってダチは言うけどよぉ…割りきれるかってんだ!あ、言っとくけどホモじゃねーゾ!? だいたい特殊なんだよオレの場合はヨォ!? 「ドラン」 坊っちゃんの冷たい一言に総立ってた鱗が静かに倒れる。 「ウス、スンマセンでした…」 「わかればいいよ…はぁ」 空気が重い!不機嫌な坊っちゃんも恐ェ…! ゲート祭の一月くらい学校だの何だのメンドクセーの全部ほっぽりだしてホレたスケと一緒にいてえのはわかってんだ!! でもユエンは俺らと違ってイッパシのカタギでしかも書き入れ時の観光ガイドなンだよ。 この時期ばかりはいくら何でもこの俺サマの力でもよぉ! 「……遠いなぁ」 「そうッスね…」 「ラ・ムールかぁ」 「ラ・ムールにいるんスね」 「知らずに相槌打ってたの?」 「え!あ、いや知ってましたヨもちろん!?ラ・ムールですよねラ・ムール!ラ・ムール……ラ・ムール?」 「何?」 「コレがあるじゃないですか坊っちゃん!!」 1週間前から寮の部屋にポスティングされてたカレーコンテストのチラシだ! このイベントは会いに行くいい口実じゃネェか! 坊っちゃんのためなら例え火の中水の中! さらに優勝して坊っちゃんのカッケーところをユエンに見せつけてやりゃあ仕える従者としちゃ大成功ジャネエかよぉ!! 待ってろよぉカルアイノとかいう野郎!坊っちゃんのための引き立て役になってもらうぜぇ!!! 状況その③ 十津那学園の大講堂での事件。ただし、ここだけ時計が少し巻き戻る。 ゴールデンウィークのファンイベントで事件は起こった。 「あの!オチ・ムシャさん!」 ハウリング気味のマイクパフォーマンスに会場は水を打ったように静まりかえる。 対照的に突然のご指名に心臓が大地震を起こしている男がいた。 入場口の脇でプレゼント争奪ジャンケン大会をひっそりと眺めていた当のオチ・ムシャである。 リングの上では3等の「ラ・ムールペア旅行券 メッチャ・カーラーカレーコンテスト特別ご招待つき」の目録とマイクを握りしめたケルピー、セルケアーノ・メイル・イスガが顔を真っ赤にして彼を見つめていた。 オチ・ムシャは混乱する。 確か彼女がジャンケンに勝ち残ってリングに上げられたのは覚えている。 それから目録を受け取って「今の気持ちは?」とか「誰と行きますか?」とか司会に質問攻めにされていたはずだ。 回想のような走馬灯のような、頭の中の流れに合わせるように照明係が余計な気を利かせてゆっくりスポットライトを浴びせかける。 「コレで……私とラ・ムールに行ってくださいませんか!」 ざわついていた場内が再び静寂に包まれる。 観客の視線が一斉にオチ・ムシャに注がれて、誰かがアジった。 「答えろよオチ・ムシャぁ!」 集団心理とは恐ろしい。なお言えば今の彼はウォーチではなく最強最悪のヒールレスラー、オチ・ムシャなのだ。 堰を切ったように会場は謎のオチ・ムシャコールの濁流となった。 おかしい。明らかにおかしい。ヒールには似つかわしくない大合唱。 顔はそのままにマスクの下の視線で両脇に控えていた同じヒールの死念坊と苦念坊に助けを求めてみたが…… 「「オッチ・ムシャ!オッチ・ムシャ!オッチ・ムシャ!オッチ・ムシャ!」」 駄目だった。 『ここで盛大にフッて台無しにしてやろうぜ!!』 二人の目は如実にそう語っている。悪役の性だろう。 ウォーチは彼女の想いを知ってしまっている。しかし今はウォーチではない。オチ・ムシャだ。 拳を振り上げ雄叫びを上げて、花道を猛然とダッシュしポストを豪快に飛び越えリングイン。 彼の次の行動を観客の誰もが固唾を飲んで見守っている。 勿論、目の前にいるイスガも……と、そこまでは良かったのだが、彼女が涙をこらえているのに気がついてしまった。しかも心なしか小さく震えている。 一発KOだった。 『おおーっとォ!!意外や意外!!あのオチ・ムシャが!残虐残酷陰惨極悪でならした最強のヒールがぁ!!彼女の手を優しく握りしめたァァー!!??これは一体どういう事だぁァァー!?!?!?』 ……このことは翌日の学園新聞のトップを飾り、しばらくゴシップのネタになったと言う。 状況その④ そして阿呆たちが往く。 「ぬう、またか。何度やっても答えは同じとは」 磊令兄弟の長男、梁は唸った。 三兄弟が囲むのは大延文字がびっしり書き込まれた紙と「占」の躍字が浮かぶ十円玉。 「スッゲーな、このコックリさんって精霊はよぉ!!」 「しかし兄者。『ラ・ムール』だけの答えでは一体これが奴らを倒す鍵となるのかさっぱりではありませんか」 「……行ってみるしかあるまい」 「まさか」 「今からラ・ムールにかよ!?」 「折しもゲート祭が近い。これもコックリさんの思し召しだろう」 「だったらよ梁兄、コレ行こうぜコレ!!」 「馬鹿者!観光ではない!」 浮かれ気分の慶の脳天に鈞のメリケンサック拳骨が降り下ろされる。 「痛ってえ!?何も殴るこたあないだろ!」 「いつもいつも食い意地ばかり張って、何がカレーコンテストだ!……カレー…カレーか。うん…嫌い、じゃないかな?」 「鈞!?」 ここに来て次男、まさかの裏切り。長男の心境は察するにあまりある。 「さっすが鈞兄だ!話が分かるぜ!」 「久しぶりにウマがあったな」 「つーわけで梁兄」 「多数決で決定です兄者」 「む、むう…」 「決めかねるというならまたコックリさんにお尋ねしますか?」 「そうしようぜ!あ、そうだ。今度は足使っていい?」 言って慶はズボンの裾を捲る。 「なんだと!?」 「良いと思うぞ。俺も試してみたい得物があるのだ」 今度は鈞の番である。背中からズルリと現れたのは白木鞘の長ヤッパ。 「お、お前たち…!」 「卑怯とは言わせません。その『占』の字を出したのは兄者なのですから、これで平等です」 「そーだそーだ!」 「グ、グぬぅ…」 結局、長男が折れる形で彼ら磊令兄弟のラ・ムール行きは決定となったのだった。 ご覧の通り、簡単そうで簡単ではない連中が思惑を持ってメッチャ・カーラーに集う。 そしてここにもまた一組、偶然にもゲートを渡る者たちがいる。 彼と彼女もまた…… 状況その⑤ ??? ゲートを臨む夜の埠頭にけたたましいサイレンが鳴り響く。 陸には鱗人が、海には門自の哨戒挺がひしめき、喧騒と緊張があたりを支配していた。 その遥か頭上、海に突きだしたガントリークレーンの中腹で柚鬼と元原は身を潜めていた。 「…逃げて」 「馬鹿、野郎……!怪我してるヤツを見捨ててなんて行けるかよ!」 二人とも傷は深く、息も絶え絶えであった。 「いいから…動く…ぞっ!」 「待って!」 這いよってきた丈児を柚鬼が突き飛ばし、クナイを背後の暗がりに向かって投げ放つ。 何もない暗黒からぬるりと陰が露になる。その姿は片目の貝人だ。 「おやおや。その傷で動けるとは。なんとも頑丈なお二人だ」 「…だれ?」 「こうしてお目にかかるのは初めてですね。ワタシは鱗人連合が参謀、臥吏(がりぃ)と申します」 「ケッ、大層な名前だけどよぉ、要は不良鱗人の寄居じゃねえか」 「これはこれは手厳しい。しかしご指摘はごもっとも、単なる学生の互助組織なのは事実事実。 ですがそれ故に繋がりは強いのです、種族の特性もあるでしょうが。だからこそのこの状況」 臥吏が手を翳すと示し合わせたように投光器が三人を照らしあげる。 「いたぞ!あそこだ!」 門自の哨戒挺からの大声がまるで陸にいる鱗人たちに知らせるように響き渡る。 「ちぃっ!」 「ははははは、あの中には息がかかった者もいます。海も陸も我らと門自が封鎖しているのです。こちらの言葉で四面楚歌ですね。 さて……少しだけお話をしましょう。一年前の騒動の時、貴方の元原という姓にピンと来て調べさせていただきました。そして納得がいきました。 貴方がゲートを使用できない訳も近づけない訳も、そして通行証を持っていない訳も全て。 そして…貴方の父親がどれほど嫌われているか、どれほど憎まれているかもです」 「てめえ……まさか!」 「とんでもないとんでもない、コレは大事なカードゆえ、易々と切るなどとてもとても。 それに公表していたとして、この程度の騒ぎで済むわけがありますまい。 ミズハミジマの天下を覆さんと画策し、大勢の命を奪った殺人鬼の息子がここにいるのですから。 何しろ貴方の本当の名は、そして貴方の父親は…!」 「黙れぇぇぇぇぇぇぇっ!!」 「放てー!」 眼下のあらゆる方向からゴム弾に石火矢に礫が雨霰と撃ち込まれ、元原の体が海へと落下していく。 「丈児!!」 追って柚鬼も飛び込み水柱が天を突く。 この高さから落ちたとあれば、ひとたまりもないだろう。クレーンの頂上で臥吏は一人ほくそ笑んでいた。 「元原丈児、敗れたり…!」 群がる門自と鱗人たちから二人は無事生還できるのか。 この結果はゲート祭の開幕と共に明らかになるだろう。 そう、日本から遠く離れた異世界の地において。 バスツアー感覚で異世界のどこのゲートにも行けちゃう大ゲート祭ってかなりすごいことなんだな。しかし正規の方法以外でゲートくぐろうとしたら一気にバイオレンスになるのか -- (名無しさん) 2016-06-05 08 43 25 ヤンキーズとの最後の決戦みたいな意気込みで異世界行きを決めたのかな三兄弟。個人的にはオチムシャとイスガがどうなるのか気になるぞ -- (名無しさん) 2016-06-05 17 40 19 地球からの参加者結構多いよねコンテスト。クロトとシィは素直に応援したい -- (名無しさん) 2016-06-06 23 20 26 数名デート旅行気分だよねこれデートって感じだよね -- (名無しさん) 2016-06-21 03 26 35 元原もだけど三兄弟もかなり行き当たりばったりでちゃんとラムールに到着できるのかちょっと不安がある -- (名無しさん) 2016-06-21 13 00 42 口実や好機や何やらで目的は様々だけど世界を越えて多くの人を集めることができるというのは大会以外での意味合いも生まれそう -- (名無しさん) 2016-12-10 00 55 10 名前 コメント すべてのコメントを見る