約 2,764 件
https://w.atwiki.jp/vfantasy/pages/55.html
一定期間過ぎて姿が確認できない(中の人の)キャラクターの保管庫です。 現在とはパワーレベルの基準が違う場合がありますので参考にする際はご注意を。 キャラクター復帰される場合はここからコピペして現在の参加者名簿に加えてください。 フルネーム チルフィル・アグリッパ 「実は、協力してほしいことがあるんスよ」「お、いいカードが出たっスね」 性別 ♂ 年齢 24 種族 人間 職業 紙片使い 容姿 164cmで痩せ気味。金髪でボサボサのミディアム、多数の鎖が付いた灰色のローブ、腰にカードを入れるポシェットをもつ。背の低さとその格好から実年齢より若く見られている。 装備 <紙片“ウィズリーブス”>古代技術の一つ。“The Challenger:チャレンジャー”のカードを基とする92mm×62mmの紙片。“The Challenger:チャレンジャー”のカードを手に取ると60枚の白紙の紙片が生成される。これを人に当てることにより、その人に合わせて紙片が変質し、力を持つ「カード」になる。それはその人の能力に比例しないし、その人の能力そのものがカード化されるわけでもない。一度生成したカードはコピー可能だが、60枚中5枚以上含むことは出来ないという制約が存在する。(カードによってはさらに制限が掛かる場合もある)60枚のカード(以下デッキ)に魔力を流し込む(本スレにてカード展開描写を行う)と、そこから無作為に7枚のカードが浮かび上がる。それらのカード(以下手札)を掴み掲げることでさまざまな効果が発生する。使用したカードは一時的に一箇所にまとめられる(以下墓地)。手札は定期的(1レス毎)にデッキから1枚ずつ(前レスの秒数依存、使用済の場合は次の番号)補充される。レスの最後に手札が8枚以上残っているならば、7枚になるまで墓地に置く描写を行わなければならない。60枚使い切った時点で手札が残っていても魔力が切れてしまうため再生成しなければならないが、多大な魔力を消費するため、実戦での再生成は事実上不可能。なお“The Challenger:チャレンジャー”のカードある限り白紙紙片の追加生成はいくらでも可能だが、実戦において魔力を帯びるのは同時に60枚まで。 能力 “ウィズリーブス”によるカードバトル(カードリスト) (カードを展開していない時のみ)いくつかの簡易攻撃魔法 設定 元クリアストーンの研究者であり、古代技術“ウィズリーブス”の研究を行っていた。しかし、いざ解読が完了すると効率の悪さから研究プロジェクトの打ち切りが決定し、“ウィズリーブス”を使用できるのはチルフィルのみに留まる。そんな“ウィズリーブス”を扱える程の高い魔力を持つ事から、クリアストーン側は兵士として採用しようとしたが、チルフィルはこれを拒否、世界を巡り強力なカードを集める旅にでる。カード能力以外は簡単な魔法を知ってはいるが、カードに魔力を取られるため使用しないようだ。元研究員と思えない軽い男であり、その底は知れない。 別キャラ トウヤ、フユカ、リコリス フルネーム ティファニー・ティタム 「私は仕事一筋ですから…」 性別 ♀ 年齢 21歳 種族 人間 職業 帝国騎士 容姿 身長158cm、小柄で痩せ型。童顔で右眼は蒼で左眼は赤。病的な白い肌を持つ。白髪の前下がりのショートヘアに×字の髪留めが特徴。袖とスカートの縁に赤と青の赤三角模様が施された白地長袖のワンピースを着用する。胸元には裏が青色の赤いリボンをあしらう。 装備 「ブルーバード」 蒼の透き通る刃を持つ、材質に高純度の魔晶鉱を用いた剣。全体で90cm程の両刃直刀の片手剣。 「バードケージ」 鳥籠の名を持つ、前述の青い鳥を収める為の特注の鞘。収めた青い鳥の魔力を封じ込め、隠す特性を持つ。材質はミスリル。 「ホワイトクロース」 霊布で作られた戦闘用の白いワンピース。軽量で切断は困難だが、衝撃を一切吸収できない。 能力 「帝国式剣術」魔力と剣技を組み合わせた威力重視の流派。 「攻撃術」風・雷・光の3属性を扱い、無詠唱でも撃てる物が揃う。高威力を叩き出すには詠唱を必要とする。 設定 帝国騎士団の一人の上級騎士。その実力と魔力感知能力から、各地に残存する高純度・穢れた魔晶鉱の探索の任に当たる。孤児院育ちで、平民からの叩き上げで上級騎士の位に辿り着いた過去を持つ。彼女の実力や経歴に疑問の声が多く、帝国騎士団内部では一部の人間に煙たがれている。幼いステラを弟子にとり、剣術と生きる術を徹底的に叩き込んだ師でもある。道化的な性格で、常に笑顔を絶やさず前向きで社交家。任務の影響なのか、左眼が赤く変色している。 別キャラ ステラ フルネーム トウヤ・アンゼリカ 「タクティクス!」 性別 ♂ 年齢 22 種族 人間 職業 魔法使い 容姿 180cm強、若干やせ型。青髪セミロングで肌は白気味の黄色。 装備 クレッセント改(ボウガン) ・ボルト(ボウガンから射出する通常の矢) ・ビットアロー(短縮魔法を登録、遠隔発動可能な6本の矢) ・ミスリルスナイプ(右手に隠してある銀矢、いざと言うときのラストショット) ドローバーシールド改+(腕装着型の小盾、短縮魔法発動装置、遠距離攻撃を弱体化させる効果あり) ストアローブ(矢その他道具の収納用ローブ) シーカーグラス(魔力の流れが見えるようになる縁なし眼鏡) 能力 弓矢による遠距離攻撃 詠唱不要、連続発動可能な短縮魔法(一覧) 自ら開発した詠唱魔法 設定 魔法実験の事故により別の世界から飛ばされてきた研究者。元の世界に戻る方法を模索すると共に、未知の魔法を取得しようと努力を欠かさない。一度は姉により元の世界に連れ戻されるが、こちらの世界の魔法研究のため、再びやってきた。現在は石晶軍第7小隊副隊長という立場にあるが、大公の密命によりヴェリアプルの守護をメインに行動している。他の石晶軍兵士同様魔法人形を支給されているが、不在時の留守番係に使っているという無駄遣いっぷり。 別キャラ フユカ、リコリス、チルフィル フルネーム トーマス・スターダスト 「音楽は爆発だッ!!!」 性別 ♂ 年齢 26 種族 人間 職業 吟遊詩人 容姿 金髪で、青い眼に高い鼻の優男見かけによらず筋肉質である 装備 改造ギター『インフィニティ』(大剣などに変形する) 黒い帽子 怪しいロングコート 麻袋 ギターケース 能力 ギター変形 キラーボイス 演奏 設定 そこそこ有名なグループのギタリストだったが、帰宅中に、宗教の悪魔を呼ぶ儀式に巻き込まれ、この世界に来てしまった。元の世界に戻る方法を探しながら旅をしている。普段はクールだが、ギターを持ったり酒を飲むと性格が変わる。 登場スレ 本スレ 別キャラ
https://w.atwiki.jp/clockgrail/pages/108.html
【クラス】 キャスター 【真名】 ウートガルザ・ロキ@北欧神話 【性別】 男性 【属性】 混沌・悪 【ステータス】 筋力C++ 耐久D 敏捷D 魔力A+ 幸運B 宝具EX 【クラススキル】 陣地作成:C++ 陣地の形成力自体は並だが、神さえ騙す幻術で規格外の迷宮を作り上げる。 道具作成:C++ 道具の形成力自体は並だが、神さえ騙す幻術であらゆる武装を創造する。 【保有スキル】 トリックスター:EX EXランク。純粋な強弱では測れない、万象を"たぶらかす"愉快犯。 悪童の王をすら嵌めた奇術師、ウートガルズの王。 精神干渉の影響を常に受けず、令呪を含めたあらゆる強制力に対し無類の抵抗力を得る。令呪にさえ行動を縛られない。 またその性質上、王や神を始めとした"支配者"の特性を持つサーヴァントに対しては相性がいい。 巨人外殻:A 巨人種の肉体を構成する強靭な外殻。 きわめて特殊な組成を有しており、攻撃的エネルギーを吸収して魔力へと変換する。 吸収限界を上回る攻撃(一定ランク以上の通常攻撃や宝具攻撃など)については魔力変換できず、そのままダメージを受けることになる。 幻術:A+ 人を惑わす幻術。世界そのものを誑かすことに限りなく特化している。 後述の宝具と一体化したスキルであり、彼の幻術は気付きを得たところでそれだけで突破することはできない。 怪力:-(A相当) 一時的に筋力を上昇させる。 使用することで一時的に筋力を増幅させる。一定時間筋力のランクが一つ上がり、持続時間はランクによる。 ウートガルザ・ロキは奇術師であり、よって基本的にこのスキルに頼ることはないため自己封印している。 【宝具】 『踊れ躍れ万物万象、虚仮生す巨人の掌で(ウートガルザ・ロキ)』 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~100 最大捕捉:限度なし 雷神(トール)を踊らせ、悪童王(ロキ)を笑い者にし、デンマークの王を憤死させた最高幻術。 世界そのものをたぶらかし、物理的干渉力を伴った幻という矛盾を実現させる。 騙しているのは個人ではなく世界そのものであるため、幻術だと気付いたところで突破口となり得ない。 神殺しや生命特攻などの本来幻が持ち得るはずのない性質も、世界に対しそう認識させることで限りなく現実に近い事象と化し再現される。 トールはおろか、同じトリックスター族であるロキをも騙した逸話から、こと北欧神話に由来するサーヴァントは彼から聞くか、他の誰かから伝聞で正体を聞くかしない限り絶対に彼を『ウートガルザ・ロキ』であると判断することができない。 魔術師フランソワ・プレラーティの宝具に類似するが、あくまで奇術師であるウートガルザ・ロキは直接的な精神干渉を好まず、不得手とする。 擬似的な全能にも等しい権能であるがこれでも制約が存在し、それは大きく分けて二つ。 ひとつ、『幻術による攻撃で受ける被ダメージは物理耐久ではなく、精神の耐久度で計算される』。 ウートガルザ・ロキの幻術は知っていたところで騙されるが、幻として受けるのとそれを知らずに受けるのとではダメージの大きさが異なる。 知らなければ神でも完敗するが、知っていれば精神(こころ)の強さ次第では人間でさえミョルニルの一撃を持ち堪え得る。 要するにマジックショーをそれが手品と知った上で見るか、知らずに見るかという話。とはいえウートガルザ・ロキは奇術師の王、誑かしの極み。 その幻術を正面切って看破することは、仮に相手が全能の大神であろうと極めて困難である。 そしてふたつ、『要石であるマスターが正常であればあるほど、ウートガルザ・ロキの幻術は大幅に弱体化する』。 マスターとウートガルザ・ロキは同じ現実を共有する。だからこそ、マスターが目の前の現実を信じられない正常な人間であった場合、彼の幻もそれに引きずられて破壊力が減衰してしまう。 神代が終わり、神秘の薄れた現代を生きる人間は誰もが皆大なり小なり冷めており、そのためサーヴァントとして召喚されたウートガルザ・ロキはこの制約に大きく引っ張られて何もせずとも弱体化する。 ……だが、今回のマスターは現代屈指の超弩級社会不適合者にしてダメ人間。 都合のいい幻に耽溺することなら超一流のにーとちゃんは、ウートガルザ・ロキという素敵な大親友を常に全肯定している。 北欧のろくでなしと現代のろくでなしが起こした奇跡の共鳴。今回の聖杯戦争における彼は、考えられる限り最大のパフォーマンスを発揮可能。 魔力面でも普通のマスターであれば彼の要求量に耐えられず枯れ果てている。 【設定・備考】 北欧神話に登場する巨人の王。ヨトゥンヘイムはウートガルズの城に棲まう、北欧最悪の幻術使い。 生まれたその瞬間から天才だった彼は、もしルーンを真っ当に極めたならばアースガルドの神族達の中でさえ群を抜くだろう才能を有していた。 しかしウートガルザ・ロキは天才であると同時に、生まれながらの性悪でもあった。 人を騙すこと、誑かすこと、そして騙されている相手の間抜け面を見る快感に取り憑かれ、すべての才能をかなぐり捨てて幻術の研鑽に邁進。 最終的にウートガルズの王となったウートガルザ・ロキはトールを騙し、ロキを笑い者にし、完膚なきまでにおちょくって悠々彼らの前から立ち去り勝ち逃げを果たした。 種族としては巨人であるが、『必死こいてる感出すぎ。性に合わない』という理由で基本は人間大のサイズを取る。 とはいえ所詮ただのこだわりでしかないので、その気になれば巨人としての姿になることも可能。封印している怪力もいつでも解放できる。 だが、巨人の力を開帳することは彼にとって敗北宣言に等しい。 ウートガルザ・ロキはあくまで奇術師。術をかなぐり捨てて殴りかかるなど無粋も無粋。彼が王として持つ、唯一のプライドである。 【外見・性格】 金髪に黒いスーツを着た、ホスト風の優男。傍目には現代人にしか見えない。 性格は悪童の名に恥じぬろくでなし。挑発的で軽薄、そして自分勝手。 にーとちゃんにはとっても優しい。 【身長・体重】 175cm・65kg 【聖杯への願い】 面白ければ何でもよし。使い道は考え中。 イェーイにーとちゃん最高~~! プリン食べる? \食べる~!/ 【マスターへの態度】 相性最高、生前から今まで見たことのない超弩級社会不適合者。 どうせ夢のないヤツに使役されるんだろうなぁ、と内心萎えてたロキくん(嘘は言ってない)もこれには満面の笑み。 聖杯戦争のモチベーションも爆上がりしている。運命の人っているんだなあ。
https://w.atwiki.jp/rixyougi1234/pages/388.html
概要 cv:古河徹人 理知的でありながらも静かな熱意に充ちたアデプトの青年。 物語の主人公となる資格を有した人物。 姉のアナと同じ紫の髪と瞳をしており、普段は眼鏡を掛けているが戦闘時は外す。過去に右腕を失っており現在は義肢に交換している。 機関社会学に興味があり、姉に隠れて勉強しているが、それを学ぶことは《盟約》に反することも自覚しているため苦悩している。しかし、彼の本当の苦悩は別にある。 来歴 本編の一年前に獣型ホラーによって右腕を失っており、その際恐怖病を疾患し“白き死の仮面”を得た。さらに自らの意思でその仮面を纏うことができるという特異な性質を発現しており、自身の恐怖の表れである仮面を最愛の姉に見られることを何よりも恐れている。 仮面のことは恐怖病の特殊な症例の一つだと捉えており、協会の検査でも知覚できないことから自分だけに存在するものだと考えていた。 人物 理性的な性格の優男であり、感情的なアナの発言・行動にフォローを入れることが多い。 天才と呼ばれるアデプトでありながら、上記の通り異邦の知識に興味がある学者肌の人物。異邦書店によく出入りしているためかザールには「本の虫」、レオには「曲刀よりも書の方が似合う」と言われているなど、そちらの気質が強い。異邦語の読解をアスルに教えたのもカシムだが、恐怖病による記憶障害の影響か、本人は忘れてしまっている。 能力 曲刀術……義肢に内臓された蒼刃を使う。師はアデプトだった両親。 強靱……アデプトに共通する強靭な肉体。 高速機動……反射神経はアナに劣るが、身体速度はカシムが勝る。 恐怖の仮面……古紋の効果が上がり、アデプト以上の身体能力を得る。時にカシムの意思を無視した行動をする事もある。 成人の儀を終えたばかりの若輩ではあるが、天才と名高い当代の蒼剣士として活躍している。姉であるアナとのコンビは《赫蒼の剣士》と呼ばれる名の知れた存在。 本編での活躍 “恐怖の仮面”を持つことを姉のアナに隠しながらも平穏な生活を送っていたが、アナとデート中に自分と同じ仮面を持つザハカ・アシュディハカの気配を感じる。人間ですらあやしい気配を発するザハカと刃を交え、結局は取り逃がしてしまう。その際に恐怖病を発症しているミミルと接触したが、ザハカを追跡中であったため、この場からの逃走を促す以上はしなかった。そのためミミルがアブホールと《巨神》の戦いの後に姿を消したことを聞いた時は罪悪感に苛まれ、彼女を手にかけたと思われるザハカについての情報を集め始める。 姉には秘密に日夜情報を集め、ついにアルディーンを伝に大機関区の隠者と接触して情報を聞き出す。《白き死の教団》による妨害が入り、退かせることには成功するも、有益な情報を得ることはできなかった。 数日後、碩学協会からの指令で再び迷宮に入る。そこで迷宮内で人型にも見える“白い幻”が多数目撃されていることを知り、ザハカの存在を疑う。その真偽を確かめるため、アナを酒場に残して単身で迷宮中層に向かい、そこで再びザハカと合間見えたことで“白い幻”の正体を確信して戦闘に移る。しかしこれはカシムをおびき寄せるためのザハカの罠であり、本命はカシムの仮面を成長させるために一人になったアナの命を狙うことだった。それでもなんとか獣型ホラーに心臓を貫かれる寸前のアナを救うことに成功した。 ハールートが遺跡深層の“開放”を宣言したことで、全アデプトと共に迷宮攻略に向かうが、途中アナを含めた多くが精神侵食で動けなくなってしまったため、僅かな人員で深層を攻略することになる。歴戦のアデプトたちと“仮面”の力もあって獣型ホラーの“王”を仕留めて迷宮最奥に辿り着くが、親友のザールの裏切りによって最奥に閉じ込められ、加えて《機怪》デフェクシオンによって迷宮がそのものが時間牢獄に囚われてしまう。 だがザールが去り際にアナの名を口にしたことで、カシムは時間牢獄をこじ開けて砂漠都市まで連れ出されたアナを追い、仮面をアナに分け与えようとするザールとの戦闘になる。アブホールの出現によってザールは引いたが、アナと都市を守るために単身戦いに向かう。ホラーを操るザールに阻まれて窮地に陥るが、姉として吹っ切れたアナに一喝されて自身を取り戻し、仮面など必要ない姉弟の連携でホラーの群れを退け、最後にはザールの仮面を引き剥がした。 半月後、姉からの突然の告白には困惑するしかなかった。 ウェブノベルでの活躍 旧碩学協会の屋敷で新しく運営されている図書館連盟の資料部勤め。その容姿からか職場の女性の視線を集めるらしく、アナが気が気でない思いをしている。 ヴァルーシアSFF 補章『それは、彼女たちの幕間』では砂漠都市から旅立つアスルの成長に、僅かばかりの寂しさを感じる。 補章『初恋の肖像』ではザールに見舞いをし、彼の回復を願う。そして仮面によるザールの暴走は自身にも起こりえたかもしれないことを危惧する。 備考 本編ではアナの気持ちにスポットが当たることが多かったが、地の文や行動原理から彼自身もかなりのシスコン。 登場作品 白光のヴァルーシア 関連人物 アナ アスル ザール=アタル このボイスのキャラの中では一番まともな人だと思う。重度のシスコンだけど -- 名無しさん (2013-07-05 21 20 01) ↑蒼=コミュ障、赫=超不摂生、黒=王(笑)、白=シスコン、紫=変態、黄=おじいちゃん、声優さんてすごい -- 名無しさん (2013-07-06 01 21 15) 時間牢獄こじ開けたってことはなにげに物凄いのかカシム。アナよりは遥かに強いというのは確かだけど -- 名無しさん (2014-02-08 08 45 12) ↑3ギー先生のマグロと不摂生は大脳変異の影響だから…。アティ限定で罪作りではあるけど、それ以外のとこはまともだから…(震え声) -- 名無しさん (2014-02-08 16 30 27) ギー先生は場所が場所なら聖者の様な扱いを受けてもいい。 -- 名無しさん (2014-02-08 21 37 49) 名前 コメント 合計: - 今日: - 昨日: -
https://w.atwiki.jp/virgenia12/pages/69.html
「やぁ、僕はオヨック。よければキミのことを教えてくれないかな?」 プロフィール 魔法・魔術得意魔術or魔法 杖の種類 使い魔 備考 一問一答 プロフィール 名前 オヨック 寮 リリア・フィエスタ 学年 5年 年齢 15〜18歳(正確な年齢は不明) 出自 孤児 種族 ノーチェ 性別 男 身長 160cm 体重 45kg 出身地 アウティコ国郊外 一人称 僕 二人称 キミ 容姿 + ... 短めの黒髪。側頭部より湾曲した角が生えている。 上へ 魔法・魔術 得意魔術or魔法 「肉体強化魔法」 これがないと他の生徒たち(主に魔臓器のスペックがバカ高い生徒たち)に追いつけないとは本人談。 「元素魔法」 魔法の基礎の基礎。汎用的な、誰でも使える魔法。主に風属性の魔法を好んで使用する。 「僕には才能がないからね。基礎をしっかりやるしかないんだ。」 「占星術」 星辰の位置から吉兆を占う魔法。未熟なオヨックにはせいぜい明日が吉か否か程度しか予測できない。 「治癒魔法」 文字通り、怪我や病を治す魔法。現状はかすり傷や小さな切り傷くらいなら治せる。 上へ 杖の種類 十字架の形状をした木製のネックレス。トネリコの木を削って作られたもの。入学にあたって、修道院長から受け取った。 上へ 使い魔 「鼠魔:スールースス(砂地)」 手のひらサイズの鼠。強い生命力を持ち、さまざまな環境に適応する。また、知能も高く、独自の文化形態を持ち、原始的な交易も行う。 オヨックのスールーススは砂漠の一族であり、砂色の体毛と少し変わった訛りの会話も行える。 「ワイは砂地の鼠、名前はポポロッカやねん!どうかよろしく頼んますわ!」 上へ 備考 「やぁ、僕はオヨック。よければキミのことを教えてくれないかな?」 「はは、勉強はあまり得意じゃなくてね。ついていくのに精一杯さ。」 「キミとの出会い、大切にしたいな。これも三女神様のお導きかな......なーんてね。」 修道院出身の優男。 元々は孤児で、アウティコ国郊外のスラムで捨てられていたところを運良く拾われ、ヴィルへネス島に来た経歴を持つ。オヨック、という名はその時に現修道院長から名付けてもらった。 魔法、魔術の才能は一段他の生徒より遅れるものの、それをカバーするだけの努力家。才能の差があるのであれば、努力するしかないと常日頃からぼやいている。 それ故か成績は座学、実技共に至って優秀。貴族では無いゆえのハンデこそあるものの、それを感じさせないある種の『余裕』さえ持っている。 「ただ単に努力しただけさ。ここは才能が集まる学院......優秀さなんて一つの指標でしかないよ。」 基本的に性格は温和で、争いを好まないタイプ。必修である故に元素魔法や護法魔法を習得しているが、どちらかといえば占いや治癒魔法のような裏方の仕事が好み。5年次である現在は、そういった魔法に関して専門的に研究している。 やや三女神を神聖視しているきらいがある。でもそれはそれとして英雄には憧れている。だってかっこいいし。 特別仲が良い/悪い生徒や教師は居ないが、修道院出身のセルマと一緒にいる姿が散見される。セルマに限った話ではないが、頼られたならば、苦笑しながら面倒を見てくれる。 「わからないところかい?...いいよ、僕も一緒に考えてあげるよ。なぁに、こう言った時はお互い様さ。」 上へ 上へ 一問一答 Q1 軽く自己紹介をしてください。 「僕はオヨック、リリア寮の5年次だよ。仲良くしてくれると嬉しいな。」 Q2 普段は何をして過ごしていますか? 「普段......、かい?講義の復習や研究に関する参考書を読んだりとか.......あ、後は講堂で礼拝したりだとかかな。まぁ、特別な事はしてないよ。」 Q3 好きなものを教えてください。 「誰かと話したり、相談に乗ったり....コミュニケーションを取ることは好きかな?たまに煙たがられちゃうけどね。ははは。」 Q4 逆に苦手なものはありますか? 「うーん....あの、なんだっけ....そう、錬金術に使うあの薬草。あれの声は苦手かな....意志を持ってる訳じゃないってのは分かってるのだけど...」 Q5 なにかをプレゼン・PRしてください。 「えーっと、じゃあ....僕の愛用しているこのペンなんだけど...このペン、学院で買うよりも魔道街にある文房具専門店で安く買えるし、丈夫だからおすすめだよ。....こんなのでもいいのかい?」 Q6 好きなひとは・・・? 「僕と仲良くしてくれる人はみんな好きさ。」 Q7 ヴィル学で推しの先生・気になる生徒はいますか? 「気になる人って言われてもね...。いつも色々な人から学んでばかりだから、特別に誰か...みたいなのはないかな?」 Q8 どなたかにコメントがあればどうぞ。 「え?.....あー.....昨日ノートを談話室に忘れて行っていた人〜、僕が預かっているから心当たりあれば声かけてね〜。」 Q9-1 生徒の方へ。卒業したらどうしたいですか? 「将来は、拾ってくれた修道院長に恩を返したいかな。卒業したら、治癒魔法を仕事に主軸に置くのもいいかもね。」 Q10 最後になにか一言。 「平凡な僕だけど、慕ってくれる後輩や尊敬すべき先輩に囲まれて学園がとても楽しいんだ。そういう意味では教師方や学院長、修道院長には感謝しても仕切れないよ。」 キャラ主に対する質問(任意回答) Q1 このキャラのアピールポイント・こだわりは? 努力の才能があるタイプの人間ですね。基本的に継続的に何かをするみたいな、地味な作業を好んでやる感じのイメージがあります。 また、スラム出身にしては礼儀正しく、素直なのもこだわりです。こういった側面は全て修道院長に拾われる→人の優しさに触れる というプロセスが彼の主軸になっているのではないかと思います。 総評して、生立ちとは真逆に性格的に尖ったとこはない、善人が彼と言えます。 Q2 このキャラに対する願いはありますか?(どうなってほしいか) 志半ばで死んで欲しいです(性癖) 修道院に所属しているため、修道院長の秘密を知ってしまう→見せしめand口封じや、修道院長に脅されてメインのキャラと敵対するといったような修道院側の卑劣さや容赦無さを示す噛ませ犬にしやすいのではないかと思います。(勿論、裏切らないパターンも全然アリです) 上へ
https://w.atwiki.jp/seihainarikiri/pages/21.html
「————————僕は。」 【名前】 劉 暁二 【スペック】 読み みづき きょうじ 年齢:17歳 誕生日:7月25日/血液型:B型 身長 169cm/体重:52kg 特技:人の顔色を伺う事 好きなもの:特になし 苦手なもの:この眼に映る〝汚い〟人間 日本人特有の黒眼に録に手入れの行き届いていない黒髪。どちらかと言えば優男、貧弱な印象が強く、体の線もがっちりとしたものでは無い。 普段はブレザータイプの学生服、若しくは其処らへんにあるTシャツにジャンバーを羽織るという〝酷く適当な〟服装をとる。 【サーヴァント】 バーサーカー 【魔術】 起源は【歪】。ありとあらゆる総てを内包するべき存在にして、その全てを歪ませ破壊してしまう者。 ブラックホールや圧殺機、圧縮機などを想定してもらえば解りやすい。全てを内包するが、それ故全てを内包できない。 属性は『風』の一属性のみ。 彼の家系も数代前までは魔術師の端くれであり、其の隔世遺伝によって変えには並の魔術師と同程度の魔術回路が備わっている。 加えて、その起源の異常性と魔術的な素養がある事をある人物(彼曰く〝アイツ〟)に見抜かれ、二冊の魔導書を渡された。 聖杯戦争に関する事が詳しく書かれている魔術書と、魔術に関して記述されている魔術書。この二冊の内、魔術の記述された方を使用した〝魔術〟が彼の扱える魔術となる。 魔術師としての才能は〝アイツ〟曰く『天才』。一通りの魔術を完璧に理解せずとも〝なんとなく〟で扱う事が可能。 起源ゆえか現存するすべての魔術に対して一定の適性を持つものの、自身の最高適正では無い魔術は総じてある一定のラインより上の魔術が行使できないという欠点も抱えている。 思考分割・高速思考思考を仮想的に分割し、複数の思考を同時に行う。並列して思考を行うため3つあるからといって3倍になるわけではなく、4倍5倍の思考速度になる。更に「高速思考」で思考速度を上げるため、戦闘時などでは疑似的な未来視となる。彼が自らの未熟さに歯噛みし、〝魔術を高速で学ぶため〟に初めて会得した技能であり。〝英霊召喚〟を含めなければ、彼が初めて〝使用した〟魔術でもあるだが、やはりまだ未熟なので二つ以上の思考分割は不可能。集中力が欠ければ即座に魔術は失敗する起動詠唱は『高速思考(calculation)』 ガンド北欧に伝わる呪いが起源。対象を人差し指で指差し呪うことで、病いを与える。そのフォームゆえに「ガンド撃ち」とも呼ばれる。「人を指差す行為は失礼にあたる」というのはこれが由来なのだとかいう話もある。本来は物理的干渉力を持たない呪詛であるガンドが、使い手の強力な魔力によって魔弾と化し、物理的破壊力を得たものも、同じく「フィンの一撃」と呼ぶ。彼が使用する際に放つのは紛れも無く〝フィンの一撃〟である。しかし、幾つものガンドを連射できるわけでもなく、単発で撃てるのみ 【概要】 平々凡々な家庭(数代前は魔術師の家系であり、彼は其の因子の隔世遺伝者)に生まれ、そこで特に何不自由なく(苛々することを不自由と呼ぶのであればそれはもう多かったが)過ごしていた。 だが、其処にある違和感。自らが此処にいるべきではないという謎の確信が脳を揺さぶる。幻聴かとも思い病院にも行ってみたが、精神病の烙印を押され 特に聞くのかわからないような薬を投与されるも効果が無く、むしろ自身の中にある違和感と疑念は歳を経るごとに募っていった。 その正体はどうしようもない「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」であり、社会の中に存在する他者に異常なまでの恐怖感。違和感を抱き、そして殺意を抱く異常精神。 目の前にいる人間が許せない、許容できない、理解できない、価値を認められない。ならば目の前から消してしまったほうがすっきりする。 この手でその存在をきれいさっぱり終わらせてしまったほうが目の前の人の為でもある。殺してしまおう、殺してしまえ。お前なんか大嫌いだ。 …………だが、それを実行できる気概がない。そう、彼は臆病だった。誰よりも人間と言う生物に対して嫌悪的であり、同時に臆病でもある。だからこその「人間恐怖症」。 表面上は出来るだけ明るく、人とのかかわり合いを大切に生きる高校生を演じ切る。ばれないように、心の中にある嫌悪を思わず顔に出してしまわない様に。 もし少しでもぼろが出れば殺される。人とは自らと違う者、もしくは自らを嫌う者に対して容赦がなく。集団によって一個人を死に追いやってしまう。 散々ニュースで放映されているからよく知っている。彼らは怖い、だからこそこうやって自分が殺されない様に怯えていなくてはならない。何故だ? 何故なんだ? ――――聖杯戦争、開始。 【目的】 「ムカつく奴をぶっ殺したい」という願いと「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」を治したいという矛盾した願いを持ち、その合間で揺れている。 基本的には人間は怖いし嫌いだが、中にはいい人も居るかもしれない。そんな淡い幻想を抱いているが故の矛盾であり、何れどちらかに輝くだろう 【性格】 重度の「人間恐怖症《ヒュムノフォビア》」であり、邪魔な人間を見ると殺意が芽生える。だが同時に凄まじい恐怖が体に浸透していき その結果何も手を出せないままに終わる。ムカつく奴らを殺してしまいたい欲を恐怖が無理矢理押さえつけているような状態で、性格としては余り良いとは言えないだろう。 しかし、人間に恐怖しているため表面上は嫌われまい(殺されまい)として必死に取り繕っている。既に慣れた笑顔も会話も、よほど勘が鋭い人間でなければ気付かないレベル。 典型的な〝表ではいい子ちゃんだが裏では性格糞悪い奴〟と言ったところ。聖杯戦争中では主に誰とも敵対しないように愛想をふりまきつつ、ばれないように正面からぶっ殺そうとする これは普段臆病な感情をバーサーカーと言う強烈な麻薬(ぼうりょく)でかき消しているためで、其処には普段見せる様な笑顔などどこにもない。獰猛な、殺意の目線である。 【出逢い】 ・弥益 うてな&ルーラー 彼は知らない、その姿が〝聖〟であると。彼は知らない、その姿が〝善〟であると。 彼は知らない、その姿が〝生〟であると。彼は知らない、その姿が〝繕〟であると。 彼は知らない、その姿が〝萼〟であると。
https://w.atwiki.jp/nothing/pages/76.html
ずっと聞こえていたマユの声が聞こえなくなって数時間。 感覚のない手足を無理に動かそうともがくのを止めてからどれくらいだっただろう。だけど、俺の手足はしっかりと繋がっていて、助け出された時、ピリピリと痺れて逆に動けなくなっていた。 街はとんでもない事になっていた。 崩れた家やビル。立ち上る炎と煙。頭の上をヘリが何機も激しく飛び回っていたけど、もう何が何だか分からなかった。 なんなんだよ、これは。 俺のジーンズの裾も少し焦げていて、足首に包帯とシップが当てられていた。 燃える自分の家を呆然と見つめて、ハッとした。 「マユっ! 父さん、母さんっ!」 駆け寄ろうとした俺は後から抱きかかえられて、手を振って逃れようとしたけれどどうしても抜け出せなくて、そのまま崩れ落ちたんだ。 「うわーーーっ」 どうしたって、誰が見たってわかる。街が崩壊して、家が崩れて、俺の家族が死んだってことが。 苦しい! 息ができなくて、手が震えて、足元がグラグラする。 「飲むか?」 ああ、何で俺、こんな所に。声の出所を探して頭を回して、ペットボトルを手に取った。 喉が引くつくのもお構いなしに、一気に半分は飲み干した。それで、ようやく、なんでこんな事になっているのか思い出した。と言っても、何が起こったのかはよく分かっていなかったけど。 こいつは、おせっかいにも俺を助け出した奴だ。 首都から救援に駆けつけてきたらしいこいつは、俺が黙って聞いているのをいい事に早速自己紹介とやらをして、ペットボトルと食糧を渡してきた。所謂、ボランティアって奴。 アスラン・ザラ。 ザラという苗字に聞き覚えがあったけれど、そんな事はどうでもよかった。 ひょろっとした奴で、見た目は完璧な優男だ。そいつがどうやって俺を崩れた家から引っ張り出したか謎だが、おかげで俺はこうして生きている。 しかも五体満足だったりする。 そんなの・・・おかしいだろ。家族全員死んでんのに! 「大丈夫か? 君? えっと・・・」 俺の名前はシンだ。 聞かれるままに答えて、またすぐに黙り込む。 瓦礫が散乱して、あちこちで鳴り響くサイレンもちっとも近くに来やしない。もうもうと燃えつづける俺の家が、上空からの消火剤散布で半分くらい火が消えた。 ちょうど、俺達の部屋があった辺りだ。そこで、動くものを見た気がして走り出す。 もしかしたら、まだ生きているのかも知れない。 「マユ!?」 生きて助けを呼んでいるのかもっ!? 窓枠なんてとっくに解けて形も残っていないのに、俺達の部屋の窓に中途半端にかけられた小さな手を見つけた。 ほらやっぱりっ。マユはまだ生きてる。 「マユ!?大丈夫か! 今、助け・・・に・・・」 手がと思ったのは消火剤を被った棒切れだった。俺は、あの人がきっと困ったような顔をして見ているのだろうと思った。 生きてるなんてことあるわけないのに。 消火剤を手で払い落とす。 本当にマユと同じくらいの腕。手のひらも小さくて、指も丸っこくて。 こんなに黒くなって、硬くなって、こんなのマユじゃない。 でも、これは本当にマユの腕だった。 やっと掴んだ腕は途中から先がなくて。 ボロリと崩れてやけに軽い腕だけが俺の指に絡まって、衝動で振り落としそうなった。でも、そんなことできるはずもなくて、冷たく硬いマユの亡骸を掴んだまま俺は呆然としていた。 だって、どうしたらいいのか分からない。 昨日まであった日常がなくなってしまったんだ。 宿題やれよという母さんや、それを笑ってそうだぞと追い討ちをかける父さんもいない。 何が面白いのか邪魔しに来る妹のマユだっていない。 「なんで俺だけっ!」 まだ燃え盛る火が夜は眩しくて、熱くて引き込まれていた。 あそこにみんないる。 一歩踏み出せば、もう止まらなかった。空気が、大地が、夜空が見えない力で俺を押し留めようとしていたけれど、そんなこと構っていられない。 「・・・置いてかないくれよ」 掴まれた肩も、腕も、もういい加減にして欲しい。 「シン!」 「行くんだ、離してくれよっ」 「何を考えているんだっ!」 この手、邪魔。 「俺はアンタに助けてくれって、頼んだわけじゃないっ!」 「君がっ!」 肩を捕まれて、向きを変えられる。強く揺さぶられて、目の前に彼がいた。目いっぱい見開いた瞳。 「自分でっ! 這い出して来たんだっ!!」 そんなはずない。 俺が、家族を見捨てて自分から這い出してきたって? 「君は! 生きたいと、本当は思っているんだっ」 身体を目いっぱい伸ばして隙間を縫う。 もがいてもがいて、手足がもげる位、俺は何をやっていた!? もういいかって思ってたのに、爆発が起こって、煙が充満してきて俺は土壇場になって何をしたんだよ。 俺は。俺は・・・っ! 夜が明ける頃には、黒く突き立った柱が崩れて、本当に何もなくなっていた。火は消えて、朝の冷気が頬を差す。それでも寒くないのは、一人じゃないからか? ずっと貸してくれる背中があって、俺は泣きながら夜を明かした。 別れる時、何も言わずにぎゅっと抱きしめてくれて、俺は少し自分に絶望した。自分でもコントロールできないものがこの身体の中にあるって分かってしまった。 しぶとく生き残る本能みたいなもの。 大切な人を亡くしても、知り合ったばかりのこの人の温もりに安堵している自分。 「もう一人でも大丈夫だよな?」 勝手なことを言っていると思った。ずっと一緒にいくれればいいのにと口まで出かかったけど、言えなかった。 死への誘惑は美しく、これから一人で生きていく現実の方が何倍も大変なんだ。 「俺・・・」 「シン。お前は意外としつこいから・・・生きていけるさ」 冷たいペットボトルでも、補給すれば俺の身体はまだ動けて、アスランさんに教えてもらった避難場所まで歩いていけた。 大勢の人が死んだこの場所できっと、時々、皆のことを思い出して泣くんだと思う。 でも、父さん、母さん、マユ・・・俺、生きていけるよ。 俺がまたあの人に会う、その日まで。 沢山の死とたった一つの現実を抱えて、生き残れたことに感謝できる日が来るなら、俺はあの人に言うんだ。 「ありがとう」って。 申し訳ない気持ちでいっぱいです。実はずっと後悔しているんです。
https://w.atwiki.jp/imagine-breaker/pages/7.html
1 神様。 これだけ聞いて、あなたはどう思うでしょうか。 ――我々を作り出してくださった、広い心の持ち主。 ――作ったきり、その後に責任を取ろうとしない、無責任な奴。 とか、思うことは人それぞれだろう。 俺はどうかって? 俺は・・・嫌いだ。 1章 機構(システム) コメディ ①登校中モノローグで都市について ②歩行中に声かけられる→ヒロイン ③教室に行くとはやし立てられる。正樹 ④トークに興じていると担任が登場。 ⑤今日から新入生のお前らに言う事がある →はいっちゃいけない部屋 →この学校のルール →そしてシステム ⑥なんか不思議な学校だな ⑦まずは探索だろ? 2章 侵入(ウィルス) 短編フルメタに準じる ①侵入準備 ②出発準備 ③よっしゃ、行くぜ! ④うおお! ⑤お前、なにしてる!? ←捏造の記憶 ⑥うわ、やべ! ⑦にげろー 3章 疑問(ジユウ) ややシリアス ①正樹と舞から、「どうだった?」 ②言い争っていく 主人公vs正樹 →舞は華麗にスルー ③家に帰りたい →申告、しかし受け入れられず ④なんでだ?理由があるのか? ⑤真実に少しずつ迫っていく 4章 神様(ルール) ラブコメな空気 ①少しずつ見えてきた。 ②神様って、こういう時だけ頼みの綱になるよな ③俺の能力(ちから)を見せてやる! ④こうなったらあの部屋だな ⑤前使ったのとは別の侵入経路を立てる(異常にすんなり ⑥うわちょやめ(ry (⑦好きだ舞) ⑧突破! 5章 信仰(ジジツ) シリアス ①なんだ、ここは。 ②「また来たのか?」へ…!? ③そこのCPから全てを明かされる ④つまり…。と脳内解説 ⑤なんだ、俺が嫌いだった神様は、もうこんな姿なんだな →無意識のうちに頼り切っていたらしい。 ⑥貴様はもう能力を開花させた。この世界にいる必要はない。 ⑦なんだって? ⑧わからないのか?ここは実界では無い。 いわゆる脳内世界だよ。 ⑨俺はまだ、言いそびれた事が…!? 6章 そして…。 ①それきり、俺の才能が必要とされることはなかった。 ②俺は今、堅実に生きているから。 ③しかし、今では過去のことが鮮明に思い出せない。 過ぎ去る年月のせいではなく、記憶から抹消されたかのように ④さて、今日も出勤か。 ドカーン ⑤ここは…? ⑥台湾のマフィア基地のようだ。 ⑦さて、きょうは君の力を借りにやってくきたわけだが。 ⑧お前は・・・舞! ⑨えぇ!?ちょっと待て!なんでお前が!? ⑩神様は、本当にいるのかもしれない。俺らを結ぶ、運命の神様が。 ――完 2 俺 神様を嫌う(なんでそんな得体の知れない) 俺←真面目男(多数) 科学に頼りきり(便利な生活だよな) 俺→正樹 好奇心旺盛である 俺→舞 奥手である 理論的 正樹←アニキ(多数) 口癖は「いや、しかし!」 正樹→(俺)なぁ 細身の優男 正樹→舞ちゃん 正樹(親友) 舞→(俺)ねぇねぇ 神様は信じるけど頼らない 舞→兄さ~ん 今時珍しい自給自足(半) 舞←舞さん(多数) 機械音痴 色々と否定的 乱暴な性格 自称「今を生きる人」 筋肉質 頼れる兄貴分 あだ名はアニキ 口癖は「どうなってんのこれ?」 浜田舞(ヒロイン) 私は私であって私以外の何者でもない 適当である 主人公曰く「浮き雲」 とてつもない行動派 しなやかで無駄の無い筋肉 綺麗系 まだまだ成長の可能性を秘めたる肢体 モテモテ 口癖は「どーにかなるよ」 ボーイッシュ 洋子 神様?なんでもいいわよそんなの 担任 へらへらしてて舞と意気投合 隠れ熱血漢 主人公曰く「教師らしくない教師」 人間心理にやたら詳しい 女性らしい女性 洋子先生はやめなさいと言って来る 3「おい」 返事が無い。 「おーい」 訪れる静寂。 「おいってば」 返事の変わりに3点リード。 「コラ!いい加減に話を聞け!」 「わかってる。わかってるから落ち着いてくれ」 黙っていたのは俺の方。正樹はさっきから俺に話しかけてくる。 「今俺は集中してるんだよ。話かけないでくれないか」 わかったよ、と渋々納得した様子。アニキ、気を落とさずに、とも声が聞こえた。 「ふむ……」 「なんかわかったのー?」 舞登場。 「教室の配置と廊下の位置、距離、階段の位置。全て確認した」 露骨に嫌な顔を向けてくる舞。後ろで正樹のため息。 「なんだ、何が不満だ?」 「侵入って言ったら後先考えない突撃、これに決まりでしょうが」 「そんな無計画なお忍びは聞いたことが無いぞ……」 「まぁ、いいわ」 なにがいいんだよ、と聞き返すまもなく 「各自、準備を済ませ、30分後にここに集合!それでは、解散!」 「ちょっと待てって!なんで今日中になってるの!?」 「善は急げって言うじゃない!」 「この行動は善ではなく、むしろ悪事の一環であって、急ぐような事では無いと思いま」 「うるっさい!いいから、私に従いなさーい!」 侵入とは、例の扉の事である。 正樹が体当たりしても、ビクともしない、明かな異質を放つそれは、俺らの好奇心の的となった。 一つだけ、他の教室と種類の違う扉なのだから、やっぱり中身も違うんだろう。 というのが正樹の論。 ほぇー、なんかおもしろそー いわずとしれた舞の論。 カッカッカッカ、とコンクリートを廊下を叩く靴の踵。 音は、一つ。 俺はいま、1人で校舎を歩いている。 何故かって?さっきの正樹との会話で、『侵入経路はお前が立てろ』といわれたからだ。 「なんで俺が……」 悪態をつくことももう慣れた。あいつらは人に頼みすぎだと思う。 いや、俺が頼れる人間って事か?いや、そうだ、きっとそうに違いない。 そう思うだけで、俺は幸せな気分になる。気持ち悪いとか言うな。 今は、間取りの確認作業である。 教室の配置。 廊下の距離。 階段の有無。 かかる時間。 など、必要な事は全てを調べている。 今までの調査結果を見てみるとそんなにかけ離れた構造をしているわけではなさそうである。 まぁ、今の状況においては、白々しく解説を始める事にする。 俺には、あの扉を誰にも見られることなく突破する策を考えてくれ、という事が依頼された。 一番面倒で、一番過酷な仕事を押し付けられた気がするのは僕だけであろうか? 舞は先生陣への聞き込み。正樹はもう知らん。何か勝手にやってくれてる(泣) 準備は完了。だが申告せず。単独潜入! と、勇ましく向かおうとしたところ、『新たなメンバーがチームに加わりました』のテロップと共に(まぁ、イメージだが) 正樹が。 ……。
https://w.atwiki.jp/negirowa2/pages/78.html
キャラクター別SS追跡表 Fate / stay night 04/イリヤスフィールVE No. タイトル 作者 登場人物 000 始まりの日 初代本スレ 1 衛宮士郎、柳洞一成、言峰綺礼、甘露寺七海、宮小路瑞穂、間桐慎二、白銀武、鑑純夏、御剣冥夜、小日向雄真 004 開戦 名無しさん 言峰綺礼、彩峰慧、衛宮士郎、厳島貴子、伊藤誠、戎美凪、イリヤスフィールVE 029 エミヤ・エミヤ・エミヤ 名無しさん イリヤスフィールVE 038 アリス達の遊戯 名無しさん イリヤスフィールVE、彩峰慧、鑑純夏 049 Dancing Crazies 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、小日向すもも、間桐慎二、高溝八輔、イリヤスフィール 06/衛宮士郎 No. タイトル 作者 登場人物 000 始まりの日 初代本スレ 1 衛宮士郎、柳洞一成、言峰綺礼、甘露寺七海、宮小路瑞穂、間桐慎二、白銀武、鑑純夏、御剣冥夜、小日向雄真 004 開戦 名無しさん 言峰綺礼、彩峰慧、衛宮士郎、厳島貴子、伊藤誠、戎美凪、イリヤスフィールVE 009 運命の時 名無しさん 衛宮士郎、上条伸哉、ランサー 035 小休止 名無しさん 衛宮士郎、上条伸哉、ランサー 045 Spitfire 名無しさん 上条信哉、衛宮士郎、ランサー 21/葛木宗一郎 No. タイトル 作者 登場人物 020 元暗殺者とたまと優男 名無しさん 葛木宗一郎、珠瀬壬姫、高溝八輔 050 誰かのために出来ること 御剣冥夜編 名無しさん 御剣冥夜、葛木宗一郎 29/三枝由紀香 No. タイトル 作者 登場人物 032 厳島貴子の奇妙な冒険 3バカブラッド 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香 047 光を求めて 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、間桐慎二、高溝八輔、小日向すもも 049 Dancing Crazies 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、小日向すもも、間桐慎二、高溝八輔、イリヤスフィール 46/遠坂凛 No. タイトル 作者 登場人物 002 開戦直前 名無しさん 遠坂凛、美綴綾子、鑑純夏、鎧衣尊人、白銀武、御剣冥夜 031 「俺たちは本当に非情か?」 名無しさん 小渕みなみ、小日向雄真、遠坂凛、神宮寺まりも 040 Liar Girl 名無しさん 白銀武、鑑純夏、遠坂凛、彩峰慧 49/氷室鐘 No. タイトル 作者 登場人物 033 Dual 名無しさん 神代巽、氷室鐘、御門まりや、巴雪乃、上岡由佳里 055 彼女たちの流儀 名無しさん 氷室鐘、御門まりや、宮小路瑞穂、白セイバー 50/藤村大河 No. タイトル 作者 登場人物 023 メイドさんと大きな銃(+花火) 名無しさん 間桐桜、藤村大河、月詠真那 51/蒔寺楓 No. タイトル 作者 登場人物 018 Miss flying victory 名無しさん 薪寺楓、間桐慎二、御薙鈴莉、美綴綾子 52/間桐桜 No. タイトル 作者 登場人物 022 天の杯をもう一度 名無しさん 間桐桜 023 メイドさんと大きな銃(+花火) 名無しさん 間桐桜、藤村大河、月詠真那 53/間桐慎二 No. タイトル 作者 登場人物 000 始まりの日 初代本スレ 1 衛宮士郎、柳洞一成、言峰綺礼、甘露寺七海、宮小路瑞穂、間桐慎二、白銀武、鑑純夏、御剣冥夜、小日向雄真 018 Miss flying victory 名無しさん 薪寺楓、間桐慎二、御薙鈴莉、美綴綾子 025 尊人オルタナティブ 名無しさん 鎧衣尊人、間桐慎二、小鳥遊圭、高根美智子 047 光を求めて 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、間桐慎二、高溝八輔、小日向すもも 049 Dancing Crazies 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、小日向すもも、間桐慎二、高溝八輔、イリヤスフィール 56/美綴綾子 No. タイトル 作者 登場人物 002 開戦直前 名無しさん 遠坂凛、美綴綾子、鑑純夏、鎧衣尊人、白銀武、御剣冥夜 018 Miss flying victory 名無しさん 薪寺楓、間桐慎二、御薙鈴莉、美綴綾子 047 光を求めて 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、間桐慎二、高溝八輔、小日向すもも 049 Dancing Crazies 名無しさん 厳島貴子、柊杏璃、三枝由紀香、上岡由佳里、美綴綾子、小日向すもも、間桐慎二、高溝八輔、イリヤスフィール 61/柳洞一成 No. タイトル 作者 登場人物 000 始まりの日 初代本スレ 1 衛宮士郎、柳洞一成、言峰綺礼、甘露寺七海、宮小路瑞穂、間桐慎二、白銀武、鑑純夏、御剣冥夜、小日向雄真 036 銃声のする頃に ~暇つぶし編~ 名無しさん 柳洞一成、森来実 056 魂響 名無しさん 式守伊吹、十条紫苑、柳洞一成 支給品01/白セイバー No. タイトル 作者 登場人物 011 エルダー・ミーツ・ナイト 名無しさん 宮小路瑞穂、白セイバー 015 黒と白の騎士 名無しさん 加藤乙女、黒セイバー、宮小路瑞穂、白セイバー 055 彼女たちの流儀 名無しさん 氷室鐘、御門まりや、宮小路瑞穂、白セイバー 支給品02/黒セイバー No. タイトル 作者 登場人物 015 黒と白の騎士 名無しさん 加藤乙女、黒セイバー、宮小路瑞穂、セイバー 019 薄暮の惨劇 ◆QqXNFog5Ls 黒セイバー、加藤乙女、上条沙耶、小泉夏美 043 黒き福音 名無しさん 高溝八輔、珠瀬壬姫、加藤乙女、黒セイバー、小日向すもも、小日向音羽 支給品03/ランサー No. タイトル 作者 登場人物 009 運命の時 名無しさん 衛宮士郎、上条伸哉、ランサー 035 小休止 名無しさん 衛宮士郎、上条伸哉、ランサー 045 Spitfire 名無しさん 上条信哉、衛宮士郎、ランサー 支給品04/アーチャー No. タイトル 作者 登場人物 024 朱と紅 ~アカとアカ~ 名無しさん 高峰小雪、アーチャー 051 華の悲鳴 ~壊れた硝子の心~ 名無しさん 神坂春姫、清浦刹那、アーチャー 支給品06/???????? No. タイトル 作者 登場人物 057 うちの妹のばあい 名無しさん 桂心、桂言葉、???????? 主催者/言峰綺礼 No. タイトル 作者 登場人物 000 始まりの日 初代本スレ 1 衛宮士郎、柳洞一成、言峰綺礼、甘露寺七海、宮小路瑞穂、間桐慎二、白銀武、鑑純夏、御剣冥夜、小日向雄真 004 開戦 名無しさん 言峰綺礼、彩峰慧、衛宮士郎、厳島貴子、伊藤誠、戎美凪、イリヤスフィール 030 Funnyboy on the run 名無しさん 渡良瀬準、言峰綺礼 034 die like a dog 名無しさん 言峰綺礼、織倉楓 041 第一回放送 名無しさん 言峰綺礼
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2202.html
ここの貴族と言うか、メイジと言うか、股の緩いのが多いのか?思春期と言うのはどいつもこいつもこんな感じか……。いやいや、そんな 事を考えている暇なんてない。 「あれは……ゼロのルイズの……」 俺の姿を見て反応する二人。まぁ当然か。人間呼んだだけでもあの騒ぎなのだ、そんな俺が全力疾走で駆けていれば嫌でも目立つだろう。 横を見ずに駆け、突き抜けるように表に飛び出す。しかし状況に猶予はない。明らかに後ろからルイズとそれ以外の人間の声が聞こえる。 「いいから捕まえて!!」 まずい、見下していたがこうも行動が早いとは……庭に出た俺は、咄嗟に持って来た手榴弾のピンを抜いて明後日の方向に投げ、何食わぬ 顔でそのまま走り抜ける。 ドゴオオォォォォオオン……!! 「キャア!!」 「なっ何!!?」 手榴弾が炸裂。爆音に驚いた後から来たルイズ達は地響きと共に尻餅を付いている。少しばかり時間稼ぎできるか……余計に別の学生が 何人か色めきたててしまったが、ここから先は何とかなるだろう。急いで別の入り口に飛び込み、今度は逆にメイジを探す事にした。何せ コルベールの部屋を知らない。ちんたらしていても、地の利で負ける。 手榴弾の効果は予想以上に効果的だったようだ。探すまでもなく、大勢のメイジが賑やかに(?)騒いでいる。大方手榴弾の炸裂に驚いた メイジのガキ共だろうが、興奮しているこいつらではダメだ。一歩下がった奴に……丁度良いのが居た。 「姉ちゃん姉ちゃん、そうそうアンタだ」 金髪で前髪をオールバックにして、大きな赤いリボンをつけた後ろ髪が満遍なくロールしている姉ちゃんが一歩離れた場所で事の推移を 確かめている。そんな姉ちゃんに声をかけるとキョロキョロと見渡すが、自分以外誰も居ないと悟ると自分に指を指して『私?』という ジャスチャ―をする。 「貴方はゼロのル……」 「すまねぇ、悠長に話している時間がねぇんだ。少しトラブルが起きて、つるむ事になったルイズが癇癪起してな、Mr.コルベールを 呼びたいのだが生憎と部屋が分からなくてね……」 大げさにするために半分大嘘を並べて言うと、ニコニコと笑いながらこう答えた。 「有り得るわね。それは困るでしょ……いいわ、付いていらっしゃい」 「助かったぜ、恩に着る」 助かった。喧騒を背に俺はこの姉ちゃんの背に付いていき、やれやれ、何とかこの場は切り抜けることが出来たか。 「ねぇ、さっきのけたたましい音は何が起こったのかしら?」 「ああ、あのルイズが俺に魔法をかけたんだよ」 本当は俺の手榴弾だが、こう言っておけば切り抜けられるから不思議だ。ルイズには悪いがこう言っておく必要がある。 「ここよ」 「助かったぜ姉ちゃん、この借りは必ず返すぜ……姉ちゃん名前は?」 「モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ」 こりゃまた長い名前だな……。 「待ちなさい、貴方の名前は?」 「トニー・シプリアーニだ、恩に着るぜ」 ――…コルベールの自室。 「……それは困りましたな……」 「あの『お嬢様』には困ったものだ」 半分嫌味にしか聞こえない言い方で言う。 「俺にはこの世界の金や財と呼べるものがない。食事とかの手配を頼みたいのだが……」 「……うーん……そうか、厨房に行って話をつけましょう。一人分の食事くらい準備できるでしょうから」 「流石教師の立場にある人だ、話がわかるぜ」 ――…食堂。 「美味いな……恩に着るぜ、Mr.コルベールとえーと……」 「マルトーだ」 この世界に強制的に来させられて初めての食事だ。しかしながら空気の良さや思った以上に高級と言っても差し障りない物が出て来て 相当美味かった。 「すまないな、こんな美味い料理を用意してくれてな。ママ以上に美味い」 礼のつもりで言った言葉だが、マルトーは少々眉をぴくっとさせる。 「それはどう言う意味かい?」 ああ、なるほど。けなされたと思ってしまったのか。 「ん?……ああ、別の意味で捉えてしまったか。俺たちイタリア人はな、どんなに美味い飯を食べても最後には『ママの料理の方が美味い』 って言っちまう人種なんだよ。習慣的なものでね……意味合い的には飛び切り美味いって言ってるんだよ」 そう補足するとマルトーは表情を崩す。てっきり馬鹿にされたと思ったのだろうよ。 「口が上手いな、気に入ったぜ。腹減ったら来ると良い、一人分の食事を用意するくらい手間じゃないぜ」 「有り難い」 「子供とは言え貴族だ……舌肥えちまって文句ばっかり出てきやがる……その点、今の言葉は嬉しかったぜ」 そこまで嬉しがられるとは思わなかったが、言われて気分が悪い物ではない。だが、食事が終わり一息ついた頃、大勢の生徒が食堂に乗り 込んできた。勿論ルイズが先頭で。 「見つけたわよ!!」 「遅ぇよ」 俺の姿を見た大勢のメイジ達は一瞬で棒切れのような物を此方に向けてくる。これが拳銃かなんかだったら、チェックメイトなんだろうがな。 「やめなさい!手を下ろしなさい!!」 そんな光景を見たコルベールは一瞬で生徒達を一喝する。大方の生徒たちはコルベールの姿を見て『なんで先生が居るんだ?』と言う顔で 思わず手を下ろす。だがルイズとキュルケ、応急処置された金髪の優男は手を下ろそうとしない。 「Mr.コルベール、その男は危険です!!」 「言うに事欠いて何を言ってるんですかミス・ヴァリエール!……それ程説教を受けたいと言うならそれも良いでしょう……ミス・ヴァリエール とミス・ツェルプストー、Mr.グラモン、三名とも私の自室に来なさい……」 穏やかそうな人が怒ると怖いものだ、あっという間に全員パクられた。大勢居たメイジも戦意喪失したのか、しげしげと集団が解散されていく。 「しかし何があったんだ……アンタ…そう言やアンタの名前を聞いてなかったな」 「トニー・シプリアーニ、トニーと呼んでくれて結構だ」 「トニー、どうだい?ここにワインがあるんだが飲むか?」 おお、今日の夕食には酒付きか……こりゃ有り難いな。 「それは嬉しいな、頂くよ」 今回のおまけ mission completed! ルイズの部屋に棍棒が届いた。
https://w.atwiki.jp/amaya_st/pages/97.html
神様が萌え燃えな煩悩を元に色々ぱにっくを引き起こしちゃう短編集(かもぱにっ) "神々のおわす街"邪馬。 学園都市たるそこには数多の学生と、そして八百万の神《アバター》が住んでおりました。 神々の姿はそれこそ千変万化、人型のみならず、妖精や幽霊、吸血鬼に妖怪、更には宇宙人や死神、閻魔様までおわします。 さてはて。 そんな邪馬でも見た目はともかく中身がちょっぴりはっちゃけた、そんな二人の楽しい武勇伝がはじまります。 神様が萌え燃えな煩悩を元に色々ぱにっくを引き起こしちゃう短編集(かもぱにっ)01.妄想爆裂みすたーぜうす [部分編集] 01.妄想爆裂みすたーぜうす ちゅんちゅん―― 未だ寒い二月頃の北九州、"邪馬"。 一般的には学園都市と呼ばれ、多数の学生達が集う生徒と先生だけの街。 ――と、本来は思われている。 だが、しかし、ここ邪馬には、更にもう一分類、知性を持った存在が居た。 雛鳥の声が響く小さな白壁の部屋、中にあるベッドに寝ている黒髪の少女に近づいていく、執事服を纏ったベビーフェイスの金髪碧眼優男こそがそのように分類される存在である。 彼は、"アバター" 神を求める人の学問にして信仰の結晶、"神学"の果てに人の世に呼び起こされた神の欠片。 その身の存在感と叡智、ついでに美貌は、いかに偽の躯に押し込められようとなんら薄まることはなく。 優しくベッドに寄り添い、雪のような肌を持つ美しい少女を優しく起こそうとしているように見えるその男性。 世の女性ならば、その内七割近くが、その優しげな眼差しに、薄っすらと微笑む唇の色香に惑い、堕とされてしまいそうな禁断のカリスマをかもし出している。 ちなみに残りの三割のうち、一割は貞操堅く、一割は男性恐怖症、九分と五厘はレズビアン、残りの五厘が統計上の例外である。 ――さておいて。 執事服の男は、己が身から溢れる王の如き威光をそのままに、しかし、かしづく下僕のようにそっと背に腕を回し身を起させる。 んん――、小さく漏らす声混じりの吐息と軽い身じろぎに微笑みを深めた青年はただただ優しげに声をかける。 「主――朝だよ、起きなさい」 「……あふ、朝――?」 「そしていつものように朝の楽しい激しい運動を行おうではないか!」 中世英国のお嬢様と執事な雰囲気は一瞬のうちにカオスの権化に制圧された。こうかはばつぐんだ! めきょっ 青年が魅力的なとてもいい笑顔と共に言葉を言い放つと共に響き渡る快音。 同時に、清々しすぎる笑顔でベッドから床に落下し、世にも惨たらしい、まさしく肉と骨を打ちつけるような衝撃音を学生寮全体に響かせる。 「いきなり危ないじゃないかね、主」 「危ないのはこっちよ、この腐れ性犯罪者」 並人ならばさっさとあの世まで吹き飛ばされているような一撃を受けてなお、即座に起き上がり愚痴を零す男。 そして、そんな人外っぽい一撃を叩き込んで置きながら平気そうな表情――興奮でか頬を赤らめてはいるが――の巨大なハリセンを持った少女。 大きさを表すとするならば、1m90cm程はある青年の身の丈に並びそう、といえばよく理解できるであろうか。 「何を言っているんだね――主。そう褒めるな、照れるじゃないか」 「褒めてないわよ!?」 「萌えたら発情して、とりあえず抱く! それが漢の中の漢、ゼウスとしての――!?」 先ほどの快音が再び響き渡る。今度は一発に留まらず――グォレンダァ! 流石アバター。人ならざる身には血すらも通っていないのか(そもそも実体を持っていないが)、朝の爽やかな空気に満ち溢れた空間を惨劇の舞台に変えることは無かった。 だがしかし。流石に並人どころか並の異形ならば木っ端微塵になりかねない豪腕の一撃を五発も浴びれば最早グロッキーのようで、地に突っ伏し、床でガクガクしている。 というか、小さな身体に見合わず、とんでもない筋力である、この少女。 「豪腕言うな! こいつがいつもいつもいつもいつもいつもいつも変なことばっかりやるからこんな……!」 死に掛け男は最早視野の埒外、ハリセンを脇に置きながらどこか陰気に黄昏る少女。 惜しいかな。少女の貧しい、もといささやかなスタイルでは、そんなポーズでも一切際立ったりはしないのである。どこであるとは名言しないけれど。 「貧乳って言うなー!?」 「お……落ち着け、主」 「……な、何よ、あんた。 本気でぶん殴ったのにこんなに早く目覚めたのっ!?」 「ああ――冥界の淵に旅をしてペルセポネちゃんと楽しいお話をしていた、していたが――」 「いたが……?」 「どうしても主に言わねばならないことがあるような気がして、名残惜しいが急いで帰ってきたのだ」 「ずっといちゃついてればよかったのに」 ちなみにペルセポネ。冥界の主、ハーデスの奥さんである。つまり、義姉さんを口説いていたのだ。 ついでにお兄さんのハーデスは、ペルセポネさんを浚ってきて強引に女王にしたというのだから鬼畜である。これも血であろう。 さておき。何となくシリアスな雰囲気、憎まれ口を叩きながらぷいとそっぽ向いた少女も、仕方なしに耳を傾ける。 「主――」 「……な、何よ」 「安心しろ、貧乳はステータスだ。 我は貧乳にも豊満にもロリペド熟女、何でも対応できるぞ!」 だから安心するがよい! むしろ今から大きくしてやろうぞ、等と高らかに豪語し、詰め寄る青年。 常ならばすぐさまハリセンを振り回し、動けないように地に沈める少女は、何か真っ赤になって震えていて。 ああ、ついにOKサインが出たか、今までのはツンデレだったのね、萌えまくったゼウス様は己がリピドーに任せてがば、と組み伏せようと―― ぐしゃっ 「ぐおおおおおお!?」 クリーンヒット。青年の頭を抉るように叩き込まれた本日第六打。 電撃に打たれたようにベッドに沈む青年に、更に一発、二発、三発――最早数え切れない程に叩き込まれる嵐の如き乱打。 太鼓を叩くようなペースでごっすんごっすん五寸釘! いたくないわと打ち続ける少女は、周囲の迷惑とかそういったものを放ってただ叫んだ。 「貧乳て、言うなー!」 主によるアバターの惨殺事件(もどき)は、騒音にやってきた管理人が来るまでずっと続いたのでした、どっとはらい