約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/indexorichara/pages/1284.html
【名前】涸沢鉄也(かれさわ てつや) 【性別】男 【所属】科学 【能力】音信不通(スモールレジスタンス) レベル1 【能力説明】 能力使用時、涸沢本人に対するテレパシーや洗脳を一定時間無視できる。(5分~10分) 前兆が必要であり、本人は能力ではなくただの痩せ我慢だと主張している。 【概要】 祐天寺学院に通う高校3年生。 中学時代にスリや万引き等の軽犯罪を50件以上、引いては薬物にまで手を染めた経験を持つ風紀委員。 早い段階で麻薬の禁断症状を克服したものの、能力開発に致命的な遅れが生じて仕方なく祐天寺への進学を決めたが、 一時期は長点上機への進学も視野に入れていたことがあり、情操教育を受けた者に対して羨望と期待の眼差しを向けている。 現在過去の経験を生かして表向きの風紀委員や警備員が踏み込めない裏組織への潜入捜査を独断で行っている。 風紀委員として活躍する一方で昔馴染みに元スキルアウトといった輩が多く、時には彼等の妨害や買収紛いの迷惑行為に遭ったり、 風紀委員の中にも彼の活躍を妬む者がいてスパイ疑惑をかけられたり等、双方の板挟み状態になることが頻繁にある。 また学業は極めて優秀であり、どの高校でも必ず偏差値65以上を取れる。得意教科の数学では80以上を取ったこともある。 中学時代には陸上の長距離をやり、現在犯人確保のために最高10時間追跡可能な体力(持久力)、精神力を培った。 一方で風紀委員としての戦闘能力は郡を抜いて低く、腕力・握力に至っては一般女子と同程度である。 少人数での喧嘩は慣れたものだが紙一重で避けているにすぎず、軽く突き飛ばされただけで3メートルは吹っ飛ぶ。 そのため風紀委員の研修になぜ受かったのかは本人のみならず周りからも疑問視されている。 支部長である口囃とは同期であるが彼女の本性を未だ掴めず、自分と基本性質が似ているぐらいにしか思っていない。 涸沢自身潜入捜査に支障を来さないように支部内の人間との必要以上の接触を控えるようにしている。 しかし、新米の面倒はよく見る方で影ながら支えている。 【特徴】 身長165cm,体重50kg。左利き。童顔で優男の代名詞ともいえる風貌。芯の強さは人一倍で、容易には折れない。 視力が悪く、締まりのいい風紀委員を演出するために校内では眼鏡をかけている(支部ではコンタクト) 歴史マンガや短編推理小説を読むのが趣味。 【台詞】 「俺に構うな!……このヤマはな、俺の高校生活三年間、その青春の締めくくりなんだ」 「少し前のマンガで子連れ狼ってのがあってだな。死生眼(ししょうがん)ってやつで、修羅場をくぐった人間だけが持ち、 血を見ても全く動じなくなる。お前が追うのはそれに迫るぐらいの男なんだよ」 「今週はこれといって動きなしだったな。まぁ、嵐の前の静けさってやつだ。油断すんなよ」 【SS使用条件】 殉職しても構いません
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/22002.html
登録日:2012/03/07(水) 19 23 12 更新日:2022/07/19 Tue 22 18 44NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 あたしンち母 ブルック 古王 朝霧麻衣 歌 鼻唄 鼻歌 鼻歌(鼻唄)とは、鼻にかかった小声でメロディーを口ずさむことを指す。 実際に鳴っているのは喉の奥の方だが、鼻歌ったら鼻歌なのだ。 『喉歌』などと言おうものなら、即座に「それ普通に歌じゃね?」と突っ込まれること請け合いである。 以下用法 ①家事をしながら 想像してみよう 「ふふふーん、ふふふふーふーん♪」トントン 「あ、お帰り〜 ご飯すぐできちゃうから待っててね〜」ニコニコ 「ふふふーん、ふふふふーふー♪」トントン ね? いいもんでしょ、鼻歌。 鼻歌を歌う余裕があるので安心して家事を任せられるし、何より嫁が楽しそうにしているのは見ていて微笑ましい限りである。 俺らに縁があるかはともかくとして ②出会い頭に 夕日に染まる朽ちた街 水面に浮かぶ残骸に腰を下ろし、第9を口ずさむ 眼前の少年がこちらに気付いたら、微笑を浮かべて囁こう 「歌はいいねぇ…」 このように、初対面の相手にも鼻歌は有効といえる。 現にアニメ界屈指のナイーブボーイであるシンジ少年をしてホイホイ打ち解けさせている。 ※ただし超絶イケメンに(ry 優男ならずとも、がっしりとしたいい男でも様になるっちゃあなるが。 やはり顔と内面が伴った人間でもないと少々厳しいシチュエーションだろう。 ③苦し紛れに ┏━━━━━━━┓ ┃ 鼻 歌 ┃ ┏━━┻━━━━━━━┻━━┓ ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ┃ ┃散〜り逝く友に │ ┃ ┃未練など〜♪ │ ┃ ┃__ _____/ ┃ ┃ ∨ ┃ ┃( 弟ω子)〜♪ ┃ ┣━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ┃ ┃な〜いさ…│ ┃ ┃___ _/ ┃ ┃ ∨ ┃ ┃(( 弟ω子) (老Д婆┃ ┃ ┃ ┣━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ │あいむしんかー┃ ┃ │とぅーとぅー…┃ ┃ \______ ┃ ┃ ∨┃ ┃( 老Д婆) ((┃ ┃ ┃ ┣━━━━━━━━━━━━━┫ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ 興 ┃ ┃ ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━┛ と、このように慮外の出来事で熱唱を聴かれてしまった際に鼻歌で誤魔化すのは、多くの人が経験したことだろう。 が、ぶっちゃけ全く誤魔化せてないので徒労である。 見つかったら時すでにおすしなので、開き直ってシャウトを響かせよう。 それにしても田舎の婆ちゃん達のカモフラ率の高さはどうにかならないのだろうか… ④呼吸法改善に 鼻歌を歌うときは必然的に口を閉じて鼻で呼吸するため、口呼吸の改善につながる。 本格的に治すのならば病院へ行くべきだが。 ともあれ、鼻歌を歌う際にもTPOを考えるべきであろう。 陽気そうに見える反面、場合によっては不真面目にも受け取られ兼ねない。 マナー、用法を守って楽しい鼻歌を奏でて欲しい。 追記・修正は鼻歌まじりにお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 鼻から声だすから鼻歌なんじゃね? -- 名無しさん (2014-07-21 14 27 54) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/karakuri_ss/pages/311.html
中国・・・・ ×〇省、山中とある廃寺院 ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! 怪音が夜陰の静寂を破るようにこだまする それを発するは、うらぶれた境内に佇む一人の男だ 震脚と呼ばれる動作から拳を突き出す ~~震脚~~ (中国武術の用語で、足で地面を強く踏み付ける動作のこと。) 一撃一撃に全身全霊を込める ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! 一体どれほどの時間そうしているのか その周囲の石畳は汗で浅黒く変色している あるいはそれ以外も垂れ流しているのかもしれない 一体どれほどの執念か 踏み込む石畳はにわかにすり減り滑らかな溝となっている ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! ダンッッッ! ふと修練の手を止める 荒い息遣いのまま思案する 「全力では足りない」と 「全霊では届かない」と 生れ落ちほとんどの時間を武に費やしてきた 今、己の拳は成った 一撃にすべてを込める全身全霊の一撃を体得した そう思える功を積んだ それでも尚「あの男」にたったの一撃打ち込む想像が出来ない 男は想像する かつて同じ釜の飯を食ったあの男の像を 幾度となく目にしたあの男の拳を 袂を別ってからも比武の場でネットの映像で その都度戦慄した超高速で成長する大天才を 想像はやがて形を成し実体化する 三つ編みに結った長髪に細目 優男に見えるが眼光は鋭く 一見細身の肢体は幾重にも絞り込まれたロープのように引き締まっている 幾ばくかの沈黙の後 男は打ち込むべく構える 全身全霊ではない 倒すつもりでは不足! 必倒ではない必殺の拳! 殺 傷(殺 す) つ も り で !!! ドンッッッッッッ!!!!!!! オエ˝エ˝ェ˝ェェェェェェェェ!!!! 男は突如嘔吐し膝をつく 視線は焦点を失い だらだらと口から胃液がこぼれ かみ合わない顎が歯をカチカチと鳴らす 鮮明過ぎるイメージが生存本能が気付かせた あの男に必殺拳を打ち込むという事 それすなわち 大天才 李白鳳 が殺すつもりで放つ拳の間合いに踏み込むと言う事!!! 余人なら想像もつかないであろう だが男は知っている李白鳳という天才性も! 白華鳳凰拳の華麗なる技々の裏に隠された残虐性も! 孫秀炎は知っているのだ! だがそれでも立ち上がり 幻影の李白鳳に向かって再び構える 震える足を奮い立たせ すくんだ身を叱咤し 涙も鼻水も涎も垂れ流しながら崩拳を打ち込むのだ ただそれしか無い 一撃に賭ける想いだけが男を突き動かす 一撃に込めた想いをあの男に打ち込むまで ~~三年後~~ ズグォォオオンッ!!! 深夜の静寂を突き破る破壊音が響き渡り 夜目の効かない鳥たちが飛び立ち 山中の木々すらが浮足立つように騒めいた 音を発したのはやはり境内に佇むあの男だ その震脚は堅牢な石畳を突き破り地面にめり込み 亀裂を四方八方に走らせている そして拳は幻影の李白鳳の鳩尾に深々と打ち込まれソレを打ち消した 李白鳳の残像が虚空に消え 山中を再び静寂が飲み込むと孫秀炎は己の拳を見つめつぶやいた 「まだダ…足りなイ…」 手拭さんの作品に戻る REO=カジワラさんの作品に戻る リンク集に戻る まとめに戻る 終
https://w.atwiki.jp/hackgu2/pages/31.html
揺光(ようこう/Yowkow) 【声優】「浅野真澄」 【職業】「双剣士(ツインソード)」 【ギルド】「イコロ」→「無所属」 『凶暴純情火の玉娘』 エンデュランスに敗北したことで、イコロからの脱退を余儀なくされた「元」紅魔宮の宮皇。努力家で勝ち気な性格。 憑神による攻撃を「イカサマ」と断じているため、紅魔宮のトーナメントでスケィスを使って自分に勝利したハセヲのことも認めようとしない。果たして、彼女のハセヲに対する誤解が解ける日は来るのだろうか? Vol.2では…… AIDAに感染したギルドの仲間の天狼を元に戻すためにハセヲに助力を申し出る。当初ハセヲとはトーナメントでの一件からギクシャクした関係であったが 冒険を重ねていく内に徐々に彼の人間性を理解し仲間として打ち解けていく。 しかし、天狼の情報を教えてやるというボルドーの嘘情報に騙されロストグラウンド コシュタ・バウア戦場跡で無残にもPKされ未帰還者となってしまう。 Vol.2の裏のヒロインにして悲劇のヒロイン。ユーザー人気No1。 Vol.3では…… 相変わらず意識不明だが終盤意識を回復し復帰、ハセヲに感動の抱擁をされる。 天狼、太白、その他アリーナランカーと共にクビアゴモラの侵食を遅らせる為に協力。その時のシーンはかっこいいの一言。 クビア撃退後のメールでハセヲに告白。 リアル NAME:倉本智香 JOB:高校2年生(16歳/♀) 北海道在住の高校生。読書と空想が好きで図書委員を務める。 水滸伝、三国志など中国物がお気に入り。周囲に内緒で同人活動をしており その方面では有名でもある。勝気で明るい性格で時として意地っ張り。 男も女も骨太でないと、という哲学を持っておりエンデュランスに執着するのは 線の細い優男という一番認めたくないタイプに負けてしまったから。 座右の銘:「体には鍛錬、心には読書」 ''◆.hack//Alcor -破軍の序曲-'' アリーナで連戦連勝している双剣士。紅魔宮の宮皇。 勝ち気な性格で口も悪いが、鮮やかな勝ち方で人気上昇中! シラバス、七星とは知り合い。 制作側コメント 最初のプロットの段階では、イコロのメンバーの1人というだけという、そんなに存在感のあるキャラではなかった。ところがVol.1~Vol.2の制作途中で「松山 洋」氏が揺光に惚れて、そこからだんだんと登場シーンが増え、かなり重要な役割になってしまった。 プレイヤーやハセヲにとって、志乃とかアトリとかと同じくらい大きな存在になるかもしれない。 事件の本線に関わっていき、彼女は一般人じゃなくなってしまう。制作者に気に入れられたがゆえに、重い運命を背負うことになった。 「浜崎 達也」氏は、キャラの中で「揺光」が好き。 ◆キャラクターデザイン 「.hack//G.U.」の裏ヒロイン。だと思う。 元アリーナのチャンピオンということで、そこそこ豪華なデザインにしている。こいつは、かなりサラッと描けたキャラで、デザイン自体は一番最初に描いたものからあまり変わっていない。かなりお気に入りのキャラ。 背中の扇は、最初は何の意味も無く、ただなんとなく付けてみたが、妙にハマってしまった。
https://w.atwiki.jp/cvssyourimessage/pages/620.html
雷牙 《出典作:ニンジャマスターズ 覇王忍法帖》 VS. 対荒れ狂う稲光のシェルミー【KOFシリーズ:SNK】 「運命だの天の裁きだのいい気になってんじゃねぇぞ。手前の勝手で雷落として暴れて天の使いになれるなら、今頃俺だって立派な神様だぜ」※投稿・codegreen 対鑑恭介【ジャスティス学園シリーズ:CAPCOM】 「忍術と体術を合わせ極めた真影流・改、ガキが雷の術を齧った程度で破れるほどヤワな武術じゃねぇんだよ」※投稿・codegreen 対ゲーニッツ【KOFシリーズ:SNK】 「ふぅ…どうやら治まったようだな。血と邪気の混じったような嫌な臭いの風だったぜ」※投稿・codegreen 対大門五郎【KOFシリーズ:SNK】 「次は鬼包丁抜きで闘ってやる。ご自慢の柔道だけでも俺には勝てねぇって事を思い知らせてやるぜ!」※投稿・codegreen 対鎮元斎【KOFシリーズ:SNK】 「当てが外れて残念だったなこのタヌキジジイ!俺はあの時から年寄り相手には特に油断しねぇようにしてるんだ」※投稿・codegreen 対テリー・ボガード【餓狼伝説シリーズ:SNK】 「狼も餓えてちゃ満足な力は出せねぇな!えぇ、痩せっぽちの狼さんよ!」※投稿・codegreen 対二階堂紅丸【KOFシリーズ:SNK】 「鋼をも焼き尽くす雷の鎧『雷神召』…どこで身につけたかは知らんが、お前のような優男が纏うにゃあ少々重い代物だぜ」※投稿・codegreen 対ヌール【ウォーザード:CAPCOM】 「こいつはでけぇイカだなぁ!捌いて今晩の酒のつまみにしてやるか!」※投稿・codegreen 対覇王丸【サムスピシリーズ:SNK】 「地上無双の剣客の座、最強の賞金稼ぎの座と共に暫く座っておいてやる。傷が癒えたらいつでも奪いにきな!」※投稿・codegreen 対ブランカ【ストシリーズ:CAPCOM】 「…ん?今何かしたか?山のケモノ相手ならその技で逃げ出したろうが、俺に対しては威しにすらならねぇぜ」※投稿・codegreen 対ポイズン【ファイナルファイトシリーズ:CAPCOM】 「…契約金?金なんて酒代程度稼げりゃそれでいいんだよ。それよりお前の仲間に加わったら本当に今より強ぇ奴と戦えるんだろうな?」※投稿・codegreen 対マイク・ハガー【ファイナルファイトシリーズ:CAPCOM】 「ぱいるどらいば…だと?俺の雷牙暴夢を変な名前で呼ぶんじゃねぇぞヒゲ!」※投稿・codegreen 対リョウ・サカザキ【龍虎の拳シリーズ:SNK】 「もし食い詰めても賞金稼ぎだけは止めときな。大物は皆俺様が先にいただいちまうからロクな稼ぎにならねぇよ」※投稿・codegreen 対ルーファス【ストⅣシリーズ:CAPCOM】 「悪ぃが俺はケンという奴じゃ無いし手がかりも知らねぇよ。そいつが上物の賞金首ってなら俺の耳にも噂が届いてるんだがな」※投稿・codegreen 対鷲塚慶一郎【月華の剣士シリーズ:SNK】 「中々鋭い突きだが、この無法赤狼雷牙を前に「狼牙」たぁちと大きく出すぎたな!」※投稿・codegreen &.
https://w.atwiki.jp/910moe/pages/2334.html
3対3 子供の頃から地味で運動も苦手だった。 もちろん友達なんていない。 そんな僕にとって学校は息苦しい場所でしか無かった。 家に帰って祖父の家庭菜園を手伝ってる時だけが僕のホッとできる時間だった。 だから高校に入って園芸部に入部した。 人付き合いが苦手な僕にとって部活必修という校風は重荷でしか無かったが、 男子校で園芸部に入るヤツなんて、どうせ僕と同じような人種か幽霊部員くらいなものだろうと思っていた。 だが僕は甘かった。 脅威のメガネ率85パーセント、県内でもトップの進学校では こんな場末のクラブ活動すら真面目に参加する。 限られたスペースで野菜を育てるか、花畑にするかなんてどうでもいい事を真面目に討論してしまうくらいに。 僕は野菜を育てたかった。 収穫すれば食べられるし、花なんて見てもつまらない。 第一、男子校で花なんか育ててたらクラスの奴らに笑われるじゃないか。 意見は割れて3対3、敵のリーダーは花屋の息子の花村。 ベタなのは名前だけじゃなく、いかにも花屋が似合うような優男。 多数決では同点、みんな同級生、完全に対等なはずのに 残りの15パーセントの人種、つまりメガネをかけていないモテそうな男がいるだけで どうしてこうも負けたような気になってしまうのだろう。 811 名前:2/2[sage] 投稿日:2011/11/20(日) 21 00 12.64 ID Z2ngMiP40 [2/2] 僕らのような人間が穏やかに学園生活を終わらせるには、できるだけ地味に空気でいる事が大切だ。 からかいの対象になるなんて考えただけでゾッとする。 「で、ですから野菜を育てるという事はこの国の食糧問題、自給率について考えるキッカケでもあり、 食という文化だけでは無く、人間が生きる根幹である食という観点からフレキシブルに、 そしてアグレッシブに学べる、まさに総合学習にはうってつけの題材で……」 本音で語れば議論に負ける。 最終的に顧問の判断になるのなら、大人受けの良さそうな理由を並べて煙に巻くしかない。 「そういう事じゃなくってさ……」 花村が面倒臭そうに僕の主張を遮る。 「お前、そうやっていつも下向いてつまらなそうな顔してるだろ? 少し顔を上げてみろよ。 世の中には楽しい事もキレイな景色もいっぱいあって、それは無駄に見えても無駄じゃないんだよ。 俺はお前にそういう景色を見せてやりたいんだよ」 たったそれだけの言葉だけで僕の世界が大きく変わったような気がした。 心の中に花が咲くような錯覚。 その花はいつか枯れてしまうかもしれない。 誰かに踏まれてしまうかもしれない。 それでも手を差し出さずにはいられない。 顔を上げると花村は照れもせず僕を真っ直ぐ見つめている。 来年の今頃は学校中に花が咲き乱れているだろう。 そんな景色を想像しながら僕はまだ何も無い花壇を見ていた。 いつも下を向いていた。 見上げたら君がいた。 僕の中に咲いた花もいつか君に見せてあげられたらいいのに。 君がいなければ決して咲くことの無かった小さな花を。 こんなお姿になって
https://w.atwiki.jp/aousagi/pages/1585.html
カンジュロ 性別 男 外見 オールバックでモノクルを付けた優男 年齢 24歳 月楼閣の一員。 しかし、月霊師ではなく、彼らの活動を補佐する後方支援要員。 機巧(カラクリ)に造詣が深く、数々の発明品で月霊師達の活動を助ける縁の下の力持ち。 柔らかい物腰で気さくな人物なので誰からも好かれる。 サクヤにとっては部署が同じため、頼れる先輩として見られている。 一方でマハリからはかなり嫌われており、何かと殴られる機会が多い。 それでも笑ってマハリを気に掛けるなど、人間が出来ている人格者。 「さてさて、鬼が出るか蛇が出るか。仕掛けは十分、あとは結果を待つだけさ」 「誇りを持とうサクヤ君。俺達には俺達にしか出来ない事がある」 「ははは、マハリは照れ屋さんだなぁ」 +... なんて事は決してなく、その実態は機巧への愛が暴走した改造狂の変態。 異国風にぶっちゃけると所謂マッドサイエンティスト。 そこに機巧があるから改造するという、どこぞの登山家のような理念を持つ。 マハリの整備にかこつけて、彼女の体に様々なギミックを仕込む。 彼女を気にかけるのも、自分の最高傑作だから。 真正具合は、それなりの美人であるマハリの体を好き勝手いじれるというのに、機巧>>>(越えられない壁)>>>女性への興味であり、見向きもしないくらい。 寧ろ、体面積が狭くて弄れる箇所が少ない上に積載量が足りないと悪態をつくほど。 機巧への愛は純粋なまでに本物であり、壊れても直せばいい、という持論は認めない。 しかし、人体に欠損が出来た場合、いの一番に機巧へ改造を提案する辺り、やっぱり真正。 未知の機巧に対する好奇心は異常に強く、何かと分解したがるなど、お約束な面もある。 色々と一線を越えてしまった部分があるが、人命は尊重しており、自爆装置などは積まないし、他人の意思はなるべき尊重する等、一応善人と呼べる範疇。 しかし、浪漫というだけで自分の体には自爆装置を埋め込んでいる辺り、どっか歪んでいると言える。 尚、この本性を就任三日後に知ったサクヤは愕然とし、シンリンに至っては泡を吹いて気絶した。 「ケェーーーッ!!やはり俺様が造った機巧は最高じゃぁないか!!」 「ふざけんなばーか、ばーか!!壊れるのはお前の扱いが下手くそだからなンだよ!!俺の芸術(しごと)は常に最高だっつーの!!」 「おいこら、喧嘩売ってんのか?ドリル、ハンマー、ロケットパンチは開発者の浪漫なんだよ!!古代の文献にもそう書いてあるっつーの!これの示す事は一つ。ヒトの本能には機巧を愛する機能が潜在的に備わっていると言う揺るぎ無い事実なんだよ!解ったらおとなしく実戦で試して来い!俺の作品の価値をよぉっ!!」 「自爆は浪漫だ!機巧はヒトの夢だ!!法術なんざへでもねぇ。ケェーーーッ!!古臭い骨董品の禍津日神なんぞが、俺の造った英知にぃっ……勝てるわきゃねぇだろう!!?」 「一撃かよ!?木端微塵だよ!!ケェーーーッ!!俺の嫁(※マハリの事)ったら超強ぇっ!!」
https://w.atwiki.jp/daydawn/pages/479.html
「……ま、人生まだまだ先は長いですし」 「二人で楽しくやっていくとしましょう、退屈はさせませんよ?ねぇ――」 元十四夜会の宵草の1人、鬼灯市にある神社の次男坊。自身の商会を持ち、商人を兼ねて参加していた。 戦闘力自体はほぼ皆無と言っていいが八百万の神々の力を借りるなどして戦闘の補佐を行うのが役割。 妖怪戦争終結後、諸々の処理を済ませ自身が稼いだ資産の大半を鬼灯の復興に充てるよう指示した後に商会を畳む。 その後は各地を悠々と巡る、自由気ままな商人となる。商才を活かして現状は上々らしい。 傍らに美しい赤髪の女性を連れて、彼は自由に生きている。 + 過去ページ 廻間 悠樹(はざま ゆうき/Yu-ki Hazama) 年齢:23 性別:男性 レベル:7 メイン:聖職者 サブ:錬金術士 エクストラ:死霊術士 種族:人間 参戦回数:2回 コミュニティ:夕闇通り 身長 183cm 体重:61kg イメージCV:中村 PL名:灰人 「いいですか?お客様は神様って言うでしょう?」 「つまり神様だろうが商売相手に変わりないんですよ。お分かりですか?」 外見 緑髪で細目。スーツから帽子まで黒ずくめの長身、痩せ気味の男 優男風だがどこかしら胡散臭さがなぜか醸しだされていて 怪しさを拭い切れない。 人格 性格は極めて誠実。敬語口調で会話し、しゃべり方も穏やかで好感を持てる……はずなのに なぜかしら胡散臭さが出てしまう。 別段怪しい素振りを見せているわけではないのに胡散臭い。 それでいて煽る時は煽り、馬鹿騒ぎには(自分に害が無いなら)積極的にバカをする、調子が良いタイプ。 来歴 鬼灯市中京区内にある神社の生まれで次男坊。神道系の大学を卒業し、宮司の資格も十分に 持ちあわせているが神社自体は長男が次ぐ事が決定されていたため割りと自由に過ごしていた。 宮司としての才もあるがそれ以上に商才に秀でていたため、現在は神社内の家屋を一部貰い受け そこに個人商会を興して商いなどをして生活している。主に霊具や御札を作成したりなどで稼いでいる。 十四夜会には自身の販路の拡大及びお金稼ぎのため、夕闇通りからの出向という名目で出向いている。 戦闘スタイル 端的に言って戦闘時にやることは精々敵の識別・回復等の一部支援のみに限定され 自身の戦闘力は全くと言っていいほど皆無である。 一方で情報収集・鑑定に 長けているため探索方面の分野のほうが本領とも言える。 真の本領はやはり商売であり、 あらゆる素材の販路などを網羅している廻間に防具や装飾品の仕入れを頼めば通常よりも 安く買えることは間違いないだろう。 + ... + ... 隊列 火力 命中 耐久 回避 支援 妨害 行動 便益 燃費 罠探 罠解 探索 情報 識別 鑑定 中 E E C D C D D B B × × × A A A + 参加セッション + 友人関係 華蓮:妻です。 PickUp 3割安くなる
https://w.atwiki.jp/g_allows/pages/89.html
プレイヤー名 真衣 優夢 キャラクター名 オルフェウス・フェジナ 年齢 26歳 性別 男 種族 人間だが、フェアリーの血が1/4入っているクオーター。 職業・なりわい 吟遊詩人。放浪の歌い手。 誕生月 翠猫の月 6月生まれ 第一印象 美形の優男 外見的特徴 緑色の髪に薄水色の瞳。決して中性的ではない美形。たいてい穏やかに微笑んでいる。ファッショナブルな黒スーツにシルクハットという、ちょっと目立つ格好。魔力を最大限に使おうとするとフェアリーの羽が出る。普段は収納。武器はハープボウ。見た目は普通のハープ。中に弓用の弦があり、それを引き絞って矢を放つ。もちろん楽器としても使える。 性格 人間(ヒューマン型なら何でも)が好きで、人間を愛している。困っている人がいると放っておけないお節介焼き。他者のためなら、自分が傷つくことを恐れない。…というと聞こえがいいが、あまりに自分を省みないため無意味に傷つくことも。少々、自己犠牲過多。ある意味やっかい。場合によっては命さえ投げ出すので本当にやっかい。フェミニストで、女性は誉めて讃えるのがモットー。誰でも口説くが、別に他意はない(誉めているつもり)。 一人称 私 二人称 貴方貴女~様 話し方 言い回しが詩がかっていたり、表現過多だったりするが、本人はまったくの素。わざとそういう言い方をしているつもりはない。口癖みたいなもの。 所持能力 魅了歌 45ポイント エリート 歌に魔力を乗せ、聞くものに催眠をかける。子守歌なら眠らせる。ラブソングならチャームの効果など、歌詞により効果は様々。 弓術 10ポイント 一般的 魅了歌を封じられたら何も出来ないので、頑張って練習した結果。まだまだ修行中。 妖精の加護 20ポイント 得意 フェアリーの血の魔力で、攻撃をされた瞬間に光の膜が覆う。自動発動。魔法にも物理攻撃にも効果があり、防御・回避値が上がる。クリーンヒットを受けにくい。でも完全回避するかどうかは分からない。 魔力撃 20ポイント 得意 武器に魔力を付与する。純粋にダメージ値を上げるほか、魅了歌の効果を武器(または拳や脚)に付与することが出来る。4~5回攻撃したら効果は消える。 氷魔法の資質 5ポイント 一応使える 過去にクエストで得た氷の資質。氷の霧を出すのがやっと。 残り0ポイント 大切なもの 義理の妹たちや、関わった人々など、人間との心の絆恋人のランナウェイ物質的なものは、お気に入りのシルクハットランナとお揃いのムーンストーンのペンダント二人で海岸で拾った合わせ貝の片割れ 詳細設定 妖精の血を引いたための整った容姿、透明な歌声を活かして、歌い手として酒場や町で歌い歩く。冒険は、主に歌のインスピレーションのために行く。甘い酒が好きだが、ウォッカなどアルコールが強すぎる酒は飲めない。間違って飲むと引っ繰り返る。 過去、戦場で慰安のために歌い歩いたりと、わりとハードなことを経験している。自らが味わったさまざまな経験から、人の痛みには敏感。機転がきくらしく、知恵に関することは得意。(とか書くと中の人が大変だw)よくわからない知識やうんちくを知っている。モモカ、ユリカと三人でアパート暮らし。血縁はまったくないが、保護者的存在として、義理の兄を名乗っている。ランナウェイとルームシェアに、一緒に暮らすことに。現在、ランナウェイと恋人同士。少々奥手ながら、幸せなお付き合いをしている。
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous2/pages/85.html
1. 詩人の街。コピーの街。受験の街。 サンシャインシティ。ランドマークたるビルの頂上には巨大な太陽のオブジェが鎮座し、平時であれば通行人たちの心を照らしている。しかし今は夜。雨模様。陽はない。 地上の街灯届かぬ暗闇の宙で、シンボルである太陽が、巨大な目玉に成りかわってるなど、誰も気づかない。 巨大目玉に添えられた、光輪にも睫毛にもみえる装飾に立つ、ひとつの人影がある。 影といってもその顔は、スマートフォンの液晶で照らされて浮かび上がっている。陽気で悪質な笑みだ。 画面に向かって言う。 「ハェァロー♪ 少年少女紳士淑女童貞キモオタ変態キチガイめくらつんぼの諸君!! 告知通りのお待ちかね、世間を騒がせてるヒーローもどき、某蜘蛛男をぶっ殺す時間だよ〜!! 準備はいいか〜〜!!」 やまぬ雨が髪を濡らし、眼鏡から顎へ、肩から豊満な胸へ、腰から帯刀した日本刀の鞘の先へと雨水が流れていく。 画面向こうに呼びかける彼女――普見者(パノプテース)は、配信の熱気のためか、あるいは強靭な魔人の体力のためか、雨などなにも気にしていない。 視聴者も気にしていない。彼らは早く血の雨が見たいだけだ。コメントがものすごい速度で流れていく。 『殺せ』 『殺せ!!』 『全員殺せ』 『くーちゃんがんばれ』 『お前も一緒に死ね』 『地獄からの使者が死者ってコト!?』 『普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!』 『ケヒヒ』 トレンド急上昇確定な勢いに笑みを浮かべつつ、彼女はスマートフォンをポッケにしまった。配信停止したわけではない、むしろ活性化だ。 彼女の周囲に十数の目玉が浮かぶ。高高度の眺めを見下す目玉もあれば、彼女の不敵な笑みを見つめる目玉もある。 これらの視界がネット上に配信されている。 目玉を任意に生み、その視界を電子媒体を含んで記録・共有する魔人能力『アルゴスの瞳(ハンドレットアイズ)』は、現在197アカウントでそれぞれ別々の視界を配信している。普見者の殺しを期待するものは、これらの配信を適宜切り替えたり複窓で視聴する。視聴数が回ること回ること。(ちなみに彼女のセーラー服をローアングルから覗く目玉はハイパーウルトラVIP限定配信である) 目玉が出現したのは彼女の周囲のみならず、サンシャインシティのすべての部屋、すべての敷地、上空地下従業員専用通路トイレくまなく、一瞬にして視界におさめた。 異変があったのはサンシャインシティ商業施設区画。小規模な戦闘の痕跡が見られる。壁は崩れ商品棚が倒れている。何十人かの伏して血を流す一般人の姿がうつる。まだ息はあるようだ。そこから少し離れたところで、激しく闘う二人の男の姿があった。 『いた!』 『どっちがスパイダーマン?』 『ヒョウ柄のレインコート。これこそスパイダーマンの証』 『もう始まってる!』 『蜘蛛男の正体みたりって感じだ』 『相手だれ?』 『また獲物とられるw』 ヒョウ柄のレインコートを着たスパイダーマン。彼が戦っている相手は……普見者には誰かわからない。NOVAの殺人鬼ランキングを思い出すも、その顔ぶれにはいなかったはずだ。下位ランクかポッと出かアマチュアか、なんにせよめぼしい殺人鬼ではないだろう。それは防戦一方な戦いぶりでも分かる。 とはいえ、『一人殺すより二人』という諺もある。たくさん殺す方が映えるし、再生数も回る。 「いますぐボコしに行っくよ〜〜ん、オラっ!」 普見者は屋上からピョンと飛び降りた。自由落下。このまま脳天から落ちてしまえば魔人といえど無事ではいられない。 『アルゴスの瞳』を発動。 空中に生み出した目玉を、握り、身をひねる。加速度を横へ。 また目玉を出し、また身を飛ばす。その空を駆けるさまは、少しだけ、スパイダーマンぽかった。 吹き抜けになっているエレベーターホールの一階で、二人の男は戦っており、三階から普見者は見下ろしている。ヒョウ柄の男は背を向けており、袖口から伸ばした鉤縄を振りかぶり、対面する優男の脳天を砕かんとしていた。 普見者は飛び降り、三階の床下――二階の天井のヘリを蹴って加速。一直線に飛びかかった。 獲物に襲いかかる瞬間こそ、大きな隙となる。 ヒョウ柄の男は、袖口から伸ばした鉤縄を振りかぶり、対面する優男の脳天を砕かんとしていた――そのように見えた。 普見者も彼女の視聴者も、NOVAの客たちもそう予想した。 しかし鉤縄は優男には当たらず空を切り、ヒョウ柄の男と背後へぐるりと。 飛びかかった普見者の顔面に、錘がめり込んだ。 彼女の首が曲がり、そのまま地べたに墜ちる。 意識外のカウンターが見事に決まった。 2. 「ハーッハッハッ! どこぞの猪でも飛び込んできたかと思ったが虫ケラだったか!」 ヒョウ柄の鉤縄男――スパイダーマンこと振入尖々は、僅かな静寂ののち、神業的鉤縄術が大したことではないかのように笑った。大声をあげて平常を装う。内心で現状を高速分析する。 ――鉤縄を空振らせて背後の敵を討つ、傍目にそう見えたろうが、実際は違う。 こいつは俺の鉤縄をかわした。これまでのしのぐだけの動きとは違って、完全に間合いを見切っていた。なぜいままで自身の力を隠し、そして晒した? 決まってる。俺と背後の闖入者、二人の虚を同時につくためだ。 俺が大振りの攻撃をするよう敢えて隙を作り、全てのタイミングを合わせた。なぜ俺を助けた? 決まってる。あの女とは相手するより俺が容易と言っているのだ。俺の方が弱い、と。 「舐めやがって。耐えるのもやっとな演技しやがって。クソガキが」 「……別に、演技でもないんですけどね」 顔を強張らせているが、次にどんな手が来るか分かったもんじゃない。これまで殺してきたヤクザや殺人鬼とは違い、なにか、底知れないものがある。 仕方ない、『あの技』を使うか。 俺が考えた俺流のオリジナル鉤縄術……。 優男は、これまでの防戦で刃こぼれした銅色の剣を構えた。 たった一本の剣では、今度こそ交わすことはできまい。 これは奔流。これは濁流。これは龍。 俺は身を屈める――姿勢を安定させる必要がある。 俺は左手首を外へ曲げる――袖口を大きく開ける必要がある。 俺は左腕を突き出し、ヒョウ柄のレインコートのうちから全ての鉤縄を放出する。無軌道に絡まり合い、弾き合う鉤縄の軌道は見切れるはずもない。 錘は散弾のように撃ち抜き、鉤が肉を裂き、縄は蛇のように身を締め付ける。 これぞスパイダーマン鉤縄術の奥義だ。かわせるはずもない。 「身を屈め手首を外に曲げ腕を突き出す――このポーズは俺が考えたんだ! オリジナルだ! パクリじゃあないぞ!」 ――別に誰も責めていない。 3. スパイダーマンの奥義を受けた優男――プレイヤーこと川神勇馬は、まだ生きていた。 彼は普見者が乱入する数分前からスパイダーマンと対峙していた。彼の鉤縄術を〈観察〉していた。一・二本なら無軌道な鉤縄攻撃もある程度さばけるようになっていたが、今回は出来なかった。さすが、奥義を冠するだけはある。かなり喰らってしまった。それでも、急所を庇えたのだから御の字ではあるが。 幸運は続いているのか? 運が良ければ殺しうる『スパイダーマン』と出会い、まさかの三人目も出オチで終わらせた。 タイミングを測りはした。ただ、上手くいったらいいな、という賭けである。たんなる願望なのに、普見者に強烈な一撃を喰らわせることができた。最高の結果が転がってきた。 俺はまだ生きている。幸運だ。錘の直撃に骨は折れ、立つこともできない。だけど、ここから勝つ。勝てるはずだ。 「……ステータス、……オープン」 自分の状態を見る。体力は1。〈瀕死〉だ。〈瀕死〉状態だと歩くことはできない。気合いや根性ではどーにもならない。踏ん張るための力も入らない。意識が飛びそうでも、瞼が閉じかけても、〈観察〉は止めない。 スパイダーマンの足音が遠ざかる。この場で唯一立つ彼が逃げるはずもない。打ち落とした普見者に近づいているはずだ、トドメを刺すために。 早く、トドメを。そうすればレベルアップして全回復だ。 早く……。 まだか……? ――誰かが誰かを殺すのを待ち続け、神に願い続け、しかしそのような結果を〈観察〉することなく、プレイヤーは意識を失った。 4. 奥義によってズタボロになったプレイヤーを見てスパイダーマンはホッと一息つく。しゅるしゅると袖口に鉤縄を戻し、あらためて乱入者を見下ろす。黒セーラーを着た少女――覚えがある。たしか天誅系配信者だ。 偶然とはいえ、思い切り振られた錘が顔面にクリーンヒットしたのだ。彼女はまだ両手で顔を押さえる。指の隙間からこぼれた目と潰れた目がまろびでている。 「何のつもりで俺を狙ったか知らねぇが、地獄で後悔するんだな」 彼は一本の鉤縄を伸ばし、カウボーイのようにぐるぐると回す。加速する。 また喰らえば魔人といえど致死。スパイダーマンは、無抵抗にうずくまる相手に外すようなアマチュアではない。 風切音がどんどんと高くなる。 ほんの少しのスナップ。鉤縄は猛獣のように飛びかかる。 普見者は顔を伏せていた。彼女の手は、帯びた刀に添えられている。 ――居合の構え。 こぼれた瞳は、スパイダーマンを見つめていた。瞬時に駆け巡る悪寒が、彼の足を下がらせた。鉤縄のような投擲武器は、攻めと同時に間合いをとれる。 その優位がなければ、結果は一瞬だったろう。 顔を上げた普見者。笑っている。額が砕け血が流れるも、両の目は健在だ。こぼれた目はブラフ。スパイダーマンに負傷を誤認させる撒き餌だった。それは半分成功した。 飛んでくる鉤縄とすれ違うように一気に距離を詰め、抜刀。抜かれた刀が人中薬指で握られ、目一杯に伸び、スパイダーマンを腕を斬りつける。彼の腕には七本の鉤縄と、相手の攻撃および擦れる縄から身を守るためのチタンの籠手がある。それを一刀、斬り落とした。 「ぐぁああああああ!!」 「あはははっはっは!!! この悲鳴この悲鳴! みんなァ〜見ってるぅ!?」 二人の周りにおびただしい眼球が突如現れる。その瞳は脂汗を流すスパイダーマンを見つめていた。 普見者の配信にコメントが一気に書き込まれる。ブラフのため遠巻きだったから視聴者たちが一斉に盛り上がる。 『もう終わってる!』 『めっちゃ痛がって草』 『やったか!?』 『うおおおおおお普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!』 スパイダーマンは即座に傷口を縄で縛る。その様を、普見者は余裕綽々で眺めていた。 「さあさお立ち合い! いやさ僕の正義鉄槌に悪魔の手先が敵うはずもなし、いざ神妙にお縄につけぇい!! もう自分で自分を縛ってるか笑」 弾む足取りで、日本刀の血を払いながら、彼女は一歩近づく。背を向けて全力疾走しても追い付かれるだろう、そのくらいは本人も分かっている。 普見者の軽口は止まらない。 「お前の罪状は二つ。無辜の民を殺したこと。そしてもう一つは、僕の獲物を奪ったことだ!! 『【指定暴力団】岩原組、全員殺してみた』をポシャらせたこの恨みぃ、万死! 万死に値する!!」 横へ逃げても追いつかれる、ならば縦だ。 スパイダーマンは背後に跳躍した。そして左手で鉤縄を上空に投げる。その位置には何もないように思えるが――目玉があった。 スパイダーマンの魔人能力『ロープガン・ジョー』は荷重をゼロとする。鉤は縄にからみ、彼の体は宙に舞う。 「殺人鬼同士の殺し合いで逃げるとか、きみ、親奇数? 母親欲しくて祖母に会いに行くつもり?」 明らかな挑発をする普見者など気にも止めず、スパイダーマンは片手で器用にもう一本の鉤縄を放る。 普見者の能力を逆手にとってうまく逃げだせた――とはならなかった。 「そーゆー曲芸やるなら目ン玉じゃなく首くくってみー」 普見者がパチンと指を鳴らす。すると現れた時とおなじ唐突さで、目玉が消える。『ロープガン・ジョー』は絡んだものを荷重からは守り、柔らかい眼球であっても楔(ハーケン)のように支えられるのだが、そもそもそれ自体が消えてしまえばどうにもならない。ただ墜ちるだけだ。 スパイダーマンは空中で身を捻り、二階部分へ鉤縄を投げる。 「く、そ、この俺が……俺こそがスパイダーマン」 「ロープマン名乗れば? この売名擦り寄り野郎!」 普見者はトドメを刺そうと駆け、飛びあがろうとした瞬間に足を止めた。 スパイダーマンは普見者から逃れようとした。彼女の反対側へと逃げた。 その方向には、戦闘に巻き込まれ血を流していた一般市民がいたはずだ。彼らは今、もう息絶えている。 その方向には、もう一人、戦闘不能となった男がいたはずだ。 彼は――プレイヤーは、異空間から取り出した、奥義を受けた時にくすねた鉤縄を、思い切り投げた。 意識外の一撃。 スパイダーマンの脳天に突き刺さる。 彼は受け身も取れず地に落ちる。 ピクピクと動く指が、まるで蜘蛛のようだった。 5. 「生きてたんだね〜。延長戦行くぞみんなァ〜!」 普見者は視聴者を煽りながら、目玉を再展開する。 プレイヤーの姿を全方向から見る。特に目に留まるのは、彼の服だ。ボロボロに破けている。そして、その内側は無傷だ。 ほんの数分前には死にかけだったはず……彼女は観察を続け、ふと違和感に気づいた。 殺人鬼同士の戦闘に巻き込まれた一般人らが、皆死んでいる。たしか最初に見たときは、流血していたが息はあった。 ――死を誰かに押し付ける能力? あるいは死者の命を奪う? まだ明確なことは分からない。相手の底が知れないとき、彼女のやることは一つ。 「とりあえずぶっ殺しながら考えるやつ!」 普見者は斬りかかる。 プレイヤーは異空間から銅の剣を取り出す。 無限の視界から致命の一点を見つける普見者の剣技は、ダイヤモンドより硬い魔人さえ斬り伏せて見せた。 貧弱な銅の剣で防げるはずもなく―― キン! 防がれた。 思いもよらぬ流れに、彼女は面食らう。小首傾げてメガネを正す。 相手の動きは遅い。殺人の経験も浅そうなアマチュアに見える。 しかし、なにか違和感がある。 違和感を覚えたとき、彼女のやることは一つ。 「とりあえずぶっ殺しながら考えるやつ!」 キンキン! また弾かれた。 二度目。三度目の正直。 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!! 剣戟しつつ、普見者は無数の目で彼を見た。 プレイヤーの本質。 それは、ズレだ。雰囲気が並の殺人鬼とは一味違う。そう感じた。 もっとも弱い部分を攻めれば、そこが一番強くなる。 まったく見えない死角を攻めれば、そこに全てを賭けている。 動きは確かに遅い。けれどこれは、その上。読み合いで負けている。 視聴者数に繋がらない、メインディッシュの後の脇役かと思えば、なかなか面白い。 「やるねー君ィ! 殺人鬼のクズじゃなけりゃ正義執行会(メンバーシップ)に入って欲しいくらいだよ!」 (もう入ってるよ) プレイヤーはほんの少し笑った。彼は圧倒的情報量を唯一の武器として、この殺し合いを制するつもりでいる。 サンシャインシティの戦闘は、普見者がスパイダーマンに戦線布告したことが切っ掛けになっている。そこにプレイヤーは伏兵として横槍を入れた。かっさらう勝算があった。 なぜか? 普見者が無数の殺人動画を残しているから。 動画から読み取れる彼女の戦い方、癖、性格を〈観察〉することで、少なからず対応できると踏んだのだ。 もちろん、他の同レベル帯と比べて、という但し書きはある。地力の差は仕方がない。ギャンブルするなら、早い方がいい。次の場で大きく賭けれるから――。 情報を制し、優位に立とうとするプレイヤー。 ほんの少しの笑みと、闘志みなぎる瞳、命懸けのギャンブル特有の恐れと震え。 全方位から注視する普見者は、少しの手がかりから彼の内面を覗き見た。 「もしかして、もう僕のファン?」 〈観察〉は得意でも、されることは慣れていない。 プレイヤーの心理を、普見者は容易に読み取った。 「癖……なのかな。あるいはオーラみたいな? 達人同士は死の間合いがモヤのように見えるって言うらしいね。断罪気持ちいーってだけじゃなく、そーゆーレベルで見てくれてる視聴者、初めてかも。な〜んだ、めっちゃ大ファンやん。まあ、殺すけど」 癖が読まれてるなら、何も考えない! 考えたら、その逆をする! たまに、そのままする! 癖を、もっと出す! とにかくこいつを殺す! キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン! 普見者は力で押し、技で押し、能力を使って視界を隠す小技を弄し、それでも致命傷を与えられなかった。 それどころか―― キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン―― 返す刀でプレイヤーが一太刀。普見者の豊満な胸を掠めた。 読み合いに負け続け、彼女は主導権を握られていることをヒシヒシと感じ取った。なにかこれまでと違う妙な感じだ。 戦いの中で剣の腕が上がったのか? 確かに、プレイヤーの〈剣術〉が戦いの中で上達している。それはそうだ。剣と剣同士、命を賭けた極限状態の中でしのぎを削っているのだから。 『〈剣術〉の熟練度が1%上昇しました』 プレイヤーは守るだけではなく、攻めの手を混ぜはじめた。 キンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッ! 普見者の黒セーラーには目立ちにくいが、幾つもの裂傷から血が流れる。 はたして、〈剣術〉だけで、このような結果になるのか? 答えはNO。 原因は、彼を見つめる無数の目玉にある。 『アルゴスの瞳』は――観察している。 全方位から観察し、弱点を探り、それによってダイヤモンドより硬い魔人さえ一刀に伏してしまう、魔眼のごとき圧倒的観察眼。 観察する、という点において、普見者はプレイヤーを圧倒していた。開始時点は。 普見者は、見ることを見せすぎた。 プレイヤーは追いつき、横並び、そして―― 「〈観察〉する俺を観察するアンタを〈観察〉する俺をアンタは観察する俺が〈観察〉するアンタが観察する俺の〈観察〉を観察する〈観察〉が観察を〈観察〉を観察する〈観察〉の観察を……」 鏡合わせの無限試行。跳ね上がった〈観察〉の熟練度は、ついに普見者(すべてをみるもの)を追い抜いた。 キンキンキンキン プレイヤーは刃をかわす。その剣筋は同じこと(キンキンキン)の繰り返しで、もう見飽きたものだった。 「とにかく、終わりだ」 普見者の返す刀に刃を合わせる。押し合いになればやはりプレイヤーは力負けする。だから真っ向には合わせず、押し込まれながら体を前進させ、推進力とする。手を相手の首元に近づけ、競りを外す。空を切った相手の剣筋と、ノコ引くだけで相手の首に触れるプレイヤーの剣の位置。 いくらレベル差ある普見者でも、剣と首とで鍔迫り合いはできない。 彼女の首が飛び、宙を舞う。 同時に、無数の目玉が糸切れたように地に落ちる。 地面は落ちて潰れた眼球の粘膜や房水に濡れ、室内であっても雨のようだった。 6. プレイヤーは首の無い普見者の衣服を剥いた。 そして銅の剣で胸を捌き、腑を改めた。 少し思案したのち、飛ばした首を拾い上げ、叩きつけた。 脳漿が広がり、脳がグシャリと潰れる。 柔らかい脳の中に、ひとつ、異物がある。 赤い瞳が。 拾い上げるとそれは固く、石のようだった。 これこそ、プレイヤーが求めていたものだ。 かつてのゲームプレイでは、戦場漁りで拾ったはいいものの使用するレベルにまで達せなかった。今回は違う。 これを使うことも、できるかもしれない。 レベル20以上の殺人鬼が所持する貴重な固有ドロップアイテム。 ――ある殺人鬼が"コア"と呼んでいるそれの、別の名をプレイヤーは知っている。 「転職魔石……」 脳漿に濡れた瞳が、自分を観察している気がした。 ◯川神勇馬 ◯レベル12 ◯スキル〈観察〉熟練度47% ◯スキル〈スパイダーマン流鉤縄術〉熟練度1% ◯スキル〈剣術〉熟練度3% ◯体力 70/70 ◯消費アイテム〈転職魔石〉あるいは、 ◯装備アイテム〈普見者の"コア"〉