約 2,765 件
https://w.atwiki.jp/g_allows/pages/89.html
プレイヤー名 真衣 優夢 キャラクター名 オルフェウス・フェジナ 年齢 26歳 性別 男 種族 人間だが、フェアリーの血が1/4入っているクオーター。 職業・なりわい 吟遊詩人。放浪の歌い手。 誕生月 翠猫の月 6月生まれ 第一印象 美形の優男 外見的特徴 緑色の髪に薄水色の瞳。決して中性的ではない美形。たいてい穏やかに微笑んでいる。ファッショナブルな黒スーツにシルクハットという、ちょっと目立つ格好。魔力を最大限に使おうとするとフェアリーの羽が出る。普段は収納。武器はハープボウ。見た目は普通のハープ。中に弓用の弦があり、それを引き絞って矢を放つ。もちろん楽器としても使える。 性格 人間(ヒューマン型なら何でも)が好きで、人間を愛している。困っている人がいると放っておけないお節介焼き。他者のためなら、自分が傷つくことを恐れない。…というと聞こえがいいが、あまりに自分を省みないため無意味に傷つくことも。少々、自己犠牲過多。ある意味やっかい。場合によっては命さえ投げ出すので本当にやっかい。フェミニストで、女性は誉めて讃えるのがモットー。誰でも口説くが、別に他意はない(誉めているつもり)。 一人称 私 二人称 貴方貴女~様 話し方 言い回しが詩がかっていたり、表現過多だったりするが、本人はまったくの素。わざとそういう言い方をしているつもりはない。口癖みたいなもの。 所持能力 魅了歌 45ポイント エリート 歌に魔力を乗せ、聞くものに催眠をかける。子守歌なら眠らせる。ラブソングならチャームの効果など、歌詞により効果は様々。 弓術 10ポイント 一般的 魅了歌を封じられたら何も出来ないので、頑張って練習した結果。まだまだ修行中。 妖精の加護 20ポイント 得意 フェアリーの血の魔力で、攻撃をされた瞬間に光の膜が覆う。自動発動。魔法にも物理攻撃にも効果があり、防御・回避値が上がる。クリーンヒットを受けにくい。でも完全回避するかどうかは分からない。 魔力撃 20ポイント 得意 武器に魔力を付与する。純粋にダメージ値を上げるほか、魅了歌の効果を武器(または拳や脚)に付与することが出来る。4~5回攻撃したら効果は消える。 氷魔法の資質 5ポイント 一応使える 過去にクエストで得た氷の資質。氷の霧を出すのがやっと。 残り0ポイント 大切なもの 義理の妹たちや、関わった人々など、人間との心の絆恋人のランナウェイ物質的なものは、お気に入りのシルクハットランナとお揃いのムーンストーンのペンダント二人で海岸で拾った合わせ貝の片割れ 詳細設定 妖精の血を引いたための整った容姿、透明な歌声を活かして、歌い手として酒場や町で歌い歩く。冒険は、主に歌のインスピレーションのために行く。甘い酒が好きだが、ウォッカなどアルコールが強すぎる酒は飲めない。間違って飲むと引っ繰り返る。 過去、戦場で慰安のために歌い歩いたりと、わりとハードなことを経験している。自らが味わったさまざまな経験から、人の痛みには敏感。機転がきくらしく、知恵に関することは得意。(とか書くと中の人が大変だw)よくわからない知識やうんちくを知っている。モモカ、ユリカと三人でアパート暮らし。血縁はまったくないが、保護者的存在として、義理の兄を名乗っている。ランナウェイとルームシェアに、一緒に暮らすことに。現在、ランナウェイと恋人同士。少々奥手ながら、幸せなお付き合いをしている。
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous2/pages/85.html
1. 詩人の街。コピーの街。受験の街。 サンシャインシティ。ランドマークたるビルの頂上には巨大な太陽のオブジェが鎮座し、平時であれば通行人たちの心を照らしている。しかし今は夜。雨模様。陽はない。 地上の街灯届かぬ暗闇の宙で、シンボルである太陽が、巨大な目玉に成りかわってるなど、誰も気づかない。 巨大目玉に添えられた、光輪にも睫毛にもみえる装飾に立つ、ひとつの人影がある。 影といってもその顔は、スマートフォンの液晶で照らされて浮かび上がっている。陽気で悪質な笑みだ。 画面に向かって言う。 「ハェァロー♪ 少年少女紳士淑女童貞キモオタ変態キチガイめくらつんぼの諸君!! 告知通りのお待ちかね、世間を騒がせてるヒーローもどき、某蜘蛛男をぶっ殺す時間だよ〜!! 準備はいいか〜〜!!」 やまぬ雨が髪を濡らし、眼鏡から顎へ、肩から豊満な胸へ、腰から帯刀した日本刀の鞘の先へと雨水が流れていく。 画面向こうに呼びかける彼女――普見者(パノプテース)は、配信の熱気のためか、あるいは強靭な魔人の体力のためか、雨などなにも気にしていない。 視聴者も気にしていない。彼らは早く血の雨が見たいだけだ。コメントがものすごい速度で流れていく。 『殺せ』 『殺せ!!』 『全員殺せ』 『くーちゃんがんばれ』 『お前も一緒に死ね』 『地獄からの使者が死者ってコト!?』 『普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!』 『ケヒヒ』 トレンド急上昇確定な勢いに笑みを浮かべつつ、彼女はスマートフォンをポッケにしまった。配信停止したわけではない、むしろ活性化だ。 彼女の周囲に十数の目玉が浮かぶ。高高度の眺めを見下す目玉もあれば、彼女の不敵な笑みを見つめる目玉もある。 これらの視界がネット上に配信されている。 目玉を任意に生み、その視界を電子媒体を含んで記録・共有する魔人能力『アルゴスの瞳(ハンドレットアイズ)』は、現在197アカウントでそれぞれ別々の視界を配信している。普見者の殺しを期待するものは、これらの配信を適宜切り替えたり複窓で視聴する。視聴数が回ること回ること。(ちなみに彼女のセーラー服をローアングルから覗く目玉はハイパーウルトラVIP限定配信である) 目玉が出現したのは彼女の周囲のみならず、サンシャインシティのすべての部屋、すべての敷地、上空地下従業員専用通路トイレくまなく、一瞬にして視界におさめた。 異変があったのはサンシャインシティ商業施設区画。小規模な戦闘の痕跡が見られる。壁は崩れ商品棚が倒れている。何十人かの伏して血を流す一般人の姿がうつる。まだ息はあるようだ。そこから少し離れたところで、激しく闘う二人の男の姿があった。 『いた!』 『どっちがスパイダーマン?』 『ヒョウ柄のレインコート。これこそスパイダーマンの証』 『もう始まってる!』 『蜘蛛男の正体みたりって感じだ』 『相手だれ?』 『また獲物とられるw』 ヒョウ柄のレインコートを着たスパイダーマン。彼が戦っている相手は……普見者には誰かわからない。NOVAの殺人鬼ランキングを思い出すも、その顔ぶれにはいなかったはずだ。下位ランクかポッと出かアマチュアか、なんにせよめぼしい殺人鬼ではないだろう。それは防戦一方な戦いぶりでも分かる。 とはいえ、『一人殺すより二人』という諺もある。たくさん殺す方が映えるし、再生数も回る。 「いますぐボコしに行っくよ〜〜ん、オラっ!」 普見者は屋上からピョンと飛び降りた。自由落下。このまま脳天から落ちてしまえば魔人といえど無事ではいられない。 『アルゴスの瞳』を発動。 空中に生み出した目玉を、握り、身をひねる。加速度を横へ。 また目玉を出し、また身を飛ばす。その空を駆けるさまは、少しだけ、スパイダーマンぽかった。 吹き抜けになっているエレベーターホールの一階で、二人の男は戦っており、三階から普見者は見下ろしている。ヒョウ柄の男は背を向けており、袖口から伸ばした鉤縄を振りかぶり、対面する優男の脳天を砕かんとしていた。 普見者は飛び降り、三階の床下――二階の天井のヘリを蹴って加速。一直線に飛びかかった。 獲物に襲いかかる瞬間こそ、大きな隙となる。 ヒョウ柄の男は、袖口から伸ばした鉤縄を振りかぶり、対面する優男の脳天を砕かんとしていた――そのように見えた。 普見者も彼女の視聴者も、NOVAの客たちもそう予想した。 しかし鉤縄は優男には当たらず空を切り、ヒョウ柄の男と背後へぐるりと。 飛びかかった普見者の顔面に、錘がめり込んだ。 彼女の首が曲がり、そのまま地べたに墜ちる。 意識外のカウンターが見事に決まった。 2. 「ハーッハッハッ! どこぞの猪でも飛び込んできたかと思ったが虫ケラだったか!」 ヒョウ柄の鉤縄男――スパイダーマンこと振入尖々は、僅かな静寂ののち、神業的鉤縄術が大したことではないかのように笑った。大声をあげて平常を装う。内心で現状を高速分析する。 ――鉤縄を空振らせて背後の敵を討つ、傍目にそう見えたろうが、実際は違う。 こいつは俺の鉤縄をかわした。これまでのしのぐだけの動きとは違って、完全に間合いを見切っていた。なぜいままで自身の力を隠し、そして晒した? 決まってる。俺と背後の闖入者、二人の虚を同時につくためだ。 俺が大振りの攻撃をするよう敢えて隙を作り、全てのタイミングを合わせた。なぜ俺を助けた? 決まってる。あの女とは相手するより俺が容易と言っているのだ。俺の方が弱い、と。 「舐めやがって。耐えるのもやっとな演技しやがって。クソガキが」 「……別に、演技でもないんですけどね」 顔を強張らせているが、次にどんな手が来るか分かったもんじゃない。これまで殺してきたヤクザや殺人鬼とは違い、なにか、底知れないものがある。 仕方ない、『あの技』を使うか。 俺が考えた俺流のオリジナル鉤縄術……。 優男は、これまでの防戦で刃こぼれした銅色の剣を構えた。 たった一本の剣では、今度こそ交わすことはできまい。 これは奔流。これは濁流。これは龍。 俺は身を屈める――姿勢を安定させる必要がある。 俺は左手首を外へ曲げる――袖口を大きく開ける必要がある。 俺は左腕を突き出し、ヒョウ柄のレインコートのうちから全ての鉤縄を放出する。無軌道に絡まり合い、弾き合う鉤縄の軌道は見切れるはずもない。 錘は散弾のように撃ち抜き、鉤が肉を裂き、縄は蛇のように身を締め付ける。 これぞスパイダーマン鉤縄術の奥義だ。かわせるはずもない。 「身を屈め手首を外に曲げ腕を突き出す――このポーズは俺が考えたんだ! オリジナルだ! パクリじゃあないぞ!」 ――別に誰も責めていない。 3. スパイダーマンの奥義を受けた優男――プレイヤーこと川神勇馬は、まだ生きていた。 彼は普見者が乱入する数分前からスパイダーマンと対峙していた。彼の鉤縄術を〈観察〉していた。一・二本なら無軌道な鉤縄攻撃もある程度さばけるようになっていたが、今回は出来なかった。さすが、奥義を冠するだけはある。かなり喰らってしまった。それでも、急所を庇えたのだから御の字ではあるが。 幸運は続いているのか? 運が良ければ殺しうる『スパイダーマン』と出会い、まさかの三人目も出オチで終わらせた。 タイミングを測りはした。ただ、上手くいったらいいな、という賭けである。たんなる願望なのに、普見者に強烈な一撃を喰らわせることができた。最高の結果が転がってきた。 俺はまだ生きている。幸運だ。錘の直撃に骨は折れ、立つこともできない。だけど、ここから勝つ。勝てるはずだ。 「……ステータス、……オープン」 自分の状態を見る。体力は1。〈瀕死〉だ。〈瀕死〉状態だと歩くことはできない。気合いや根性ではどーにもならない。踏ん張るための力も入らない。意識が飛びそうでも、瞼が閉じかけても、〈観察〉は止めない。 スパイダーマンの足音が遠ざかる。この場で唯一立つ彼が逃げるはずもない。打ち落とした普見者に近づいているはずだ、トドメを刺すために。 早く、トドメを。そうすればレベルアップして全回復だ。 早く……。 まだか……? ――誰かが誰かを殺すのを待ち続け、神に願い続け、しかしそのような結果を〈観察〉することなく、プレイヤーは意識を失った。 4. 奥義によってズタボロになったプレイヤーを見てスパイダーマンはホッと一息つく。しゅるしゅると袖口に鉤縄を戻し、あらためて乱入者を見下ろす。黒セーラーを着た少女――覚えがある。たしか天誅系配信者だ。 偶然とはいえ、思い切り振られた錘が顔面にクリーンヒットしたのだ。彼女はまだ両手で顔を押さえる。指の隙間からこぼれた目と潰れた目がまろびでている。 「何のつもりで俺を狙ったか知らねぇが、地獄で後悔するんだな」 彼は一本の鉤縄を伸ばし、カウボーイのようにぐるぐると回す。加速する。 また喰らえば魔人といえど致死。スパイダーマンは、無抵抗にうずくまる相手に外すようなアマチュアではない。 風切音がどんどんと高くなる。 ほんの少しのスナップ。鉤縄は猛獣のように飛びかかる。 普見者は顔を伏せていた。彼女の手は、帯びた刀に添えられている。 ――居合の構え。 こぼれた瞳は、スパイダーマンを見つめていた。瞬時に駆け巡る悪寒が、彼の足を下がらせた。鉤縄のような投擲武器は、攻めと同時に間合いをとれる。 その優位がなければ、結果は一瞬だったろう。 顔を上げた普見者。笑っている。額が砕け血が流れるも、両の目は健在だ。こぼれた目はブラフ。スパイダーマンに負傷を誤認させる撒き餌だった。それは半分成功した。 飛んでくる鉤縄とすれ違うように一気に距離を詰め、抜刀。抜かれた刀が人中薬指で握られ、目一杯に伸び、スパイダーマンを腕を斬りつける。彼の腕には七本の鉤縄と、相手の攻撃および擦れる縄から身を守るためのチタンの籠手がある。それを一刀、斬り落とした。 「ぐぁああああああ!!」 「あはははっはっは!!! この悲鳴この悲鳴! みんなァ〜見ってるぅ!?」 二人の周りにおびただしい眼球が突如現れる。その瞳は脂汗を流すスパイダーマンを見つめていた。 普見者の配信にコメントが一気に書き込まれる。ブラフのため遠巻きだったから視聴者たちが一斉に盛り上がる。 『もう終わってる!』 『めっちゃ痛がって草』 『やったか!?』 『うおおおおおお普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!普見者最強!』 スパイダーマンは即座に傷口を縄で縛る。その様を、普見者は余裕綽々で眺めていた。 「さあさお立ち合い! いやさ僕の正義鉄槌に悪魔の手先が敵うはずもなし、いざ神妙にお縄につけぇい!! もう自分で自分を縛ってるか笑」 弾む足取りで、日本刀の血を払いながら、彼女は一歩近づく。背を向けて全力疾走しても追い付かれるだろう、そのくらいは本人も分かっている。 普見者の軽口は止まらない。 「お前の罪状は二つ。無辜の民を殺したこと。そしてもう一つは、僕の獲物を奪ったことだ!! 『【指定暴力団】岩原組、全員殺してみた』をポシャらせたこの恨みぃ、万死! 万死に値する!!」 横へ逃げても追いつかれる、ならば縦だ。 スパイダーマンは背後に跳躍した。そして左手で鉤縄を上空に投げる。その位置には何もないように思えるが――目玉があった。 スパイダーマンの魔人能力『ロープガン・ジョー』は荷重をゼロとする。鉤は縄にからみ、彼の体は宙に舞う。 「殺人鬼同士の殺し合いで逃げるとか、きみ、親奇数? 母親欲しくて祖母に会いに行くつもり?」 明らかな挑発をする普見者など気にも止めず、スパイダーマンは片手で器用にもう一本の鉤縄を放る。 普見者の能力を逆手にとってうまく逃げだせた――とはならなかった。 「そーゆー曲芸やるなら目ン玉じゃなく首くくってみー」 普見者がパチンと指を鳴らす。すると現れた時とおなじ唐突さで、目玉が消える。『ロープガン・ジョー』は絡んだものを荷重からは守り、柔らかい眼球であっても楔(ハーケン)のように支えられるのだが、そもそもそれ自体が消えてしまえばどうにもならない。ただ墜ちるだけだ。 スパイダーマンは空中で身を捻り、二階部分へ鉤縄を投げる。 「く、そ、この俺が……俺こそがスパイダーマン」 「ロープマン名乗れば? この売名擦り寄り野郎!」 普見者はトドメを刺そうと駆け、飛びあがろうとした瞬間に足を止めた。 スパイダーマンは普見者から逃れようとした。彼女の反対側へと逃げた。 その方向には、戦闘に巻き込まれ血を流していた一般市民がいたはずだ。彼らは今、もう息絶えている。 その方向には、もう一人、戦闘不能となった男がいたはずだ。 彼は――プレイヤーは、異空間から取り出した、奥義を受けた時にくすねた鉤縄を、思い切り投げた。 意識外の一撃。 スパイダーマンの脳天に突き刺さる。 彼は受け身も取れず地に落ちる。 ピクピクと動く指が、まるで蜘蛛のようだった。 5. 「生きてたんだね〜。延長戦行くぞみんなァ〜!」 普見者は視聴者を煽りながら、目玉を再展開する。 プレイヤーの姿を全方向から見る。特に目に留まるのは、彼の服だ。ボロボロに破けている。そして、その内側は無傷だ。 ほんの数分前には死にかけだったはず……彼女は観察を続け、ふと違和感に気づいた。 殺人鬼同士の戦闘に巻き込まれた一般人らが、皆死んでいる。たしか最初に見たときは、流血していたが息はあった。 ――死を誰かに押し付ける能力? あるいは死者の命を奪う? まだ明確なことは分からない。相手の底が知れないとき、彼女のやることは一つ。 「とりあえずぶっ殺しながら考えるやつ!」 普見者は斬りかかる。 プレイヤーは異空間から銅の剣を取り出す。 無限の視界から致命の一点を見つける普見者の剣技は、ダイヤモンドより硬い魔人さえ斬り伏せて見せた。 貧弱な銅の剣で防げるはずもなく―― キン! 防がれた。 思いもよらぬ流れに、彼女は面食らう。小首傾げてメガネを正す。 相手の動きは遅い。殺人の経験も浅そうなアマチュアに見える。 しかし、なにか違和感がある。 違和感を覚えたとき、彼女のやることは一つ。 「とりあえずぶっ殺しながら考えるやつ!」 キンキン! また弾かれた。 二度目。三度目の正直。 キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン!! 剣戟しつつ、普見者は無数の目で彼を見た。 プレイヤーの本質。 それは、ズレだ。雰囲気が並の殺人鬼とは一味違う。そう感じた。 もっとも弱い部分を攻めれば、そこが一番強くなる。 まったく見えない死角を攻めれば、そこに全てを賭けている。 動きは確かに遅い。けれどこれは、その上。読み合いで負けている。 視聴者数に繋がらない、メインディッシュの後の脇役かと思えば、なかなか面白い。 「やるねー君ィ! 殺人鬼のクズじゃなけりゃ正義執行会(メンバーシップ)に入って欲しいくらいだよ!」 (もう入ってるよ) プレイヤーはほんの少し笑った。彼は圧倒的情報量を唯一の武器として、この殺し合いを制するつもりでいる。 サンシャインシティの戦闘は、普見者がスパイダーマンに戦線布告したことが切っ掛けになっている。そこにプレイヤーは伏兵として横槍を入れた。かっさらう勝算があった。 なぜか? 普見者が無数の殺人動画を残しているから。 動画から読み取れる彼女の戦い方、癖、性格を〈観察〉することで、少なからず対応できると踏んだのだ。 もちろん、他の同レベル帯と比べて、という但し書きはある。地力の差は仕方がない。ギャンブルするなら、早い方がいい。次の場で大きく賭けれるから――。 情報を制し、優位に立とうとするプレイヤー。 ほんの少しの笑みと、闘志みなぎる瞳、命懸けのギャンブル特有の恐れと震え。 全方位から注視する普見者は、少しの手がかりから彼の内面を覗き見た。 「もしかして、もう僕のファン?」 〈観察〉は得意でも、されることは慣れていない。 プレイヤーの心理を、普見者は容易に読み取った。 「癖……なのかな。あるいはオーラみたいな? 達人同士は死の間合いがモヤのように見えるって言うらしいね。断罪気持ちいーってだけじゃなく、そーゆーレベルで見てくれてる視聴者、初めてかも。な〜んだ、めっちゃ大ファンやん。まあ、殺すけど」 癖が読まれてるなら、何も考えない! 考えたら、その逆をする! たまに、そのままする! 癖を、もっと出す! とにかくこいつを殺す! キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン! 普見者は力で押し、技で押し、能力を使って視界を隠す小技を弄し、それでも致命傷を与えられなかった。 それどころか―― キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン―― 返す刀でプレイヤーが一太刀。普見者の豊満な胸を掠めた。 読み合いに負け続け、彼女は主導権を握られていることをヒシヒシと感じ取った。なにかこれまでと違う妙な感じだ。 戦いの中で剣の腕が上がったのか? 確かに、プレイヤーの〈剣術〉が戦いの中で上達している。それはそうだ。剣と剣同士、命を賭けた極限状態の中でしのぎを削っているのだから。 『〈剣術〉の熟練度が1%上昇しました』 プレイヤーは守るだけではなく、攻めの手を混ぜはじめた。 キンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッキンキンキンキンキンキンキンキンザシュッ! 普見者の黒セーラーには目立ちにくいが、幾つもの裂傷から血が流れる。 はたして、〈剣術〉だけで、このような結果になるのか? 答えはNO。 原因は、彼を見つめる無数の目玉にある。 『アルゴスの瞳』は――観察している。 全方位から観察し、弱点を探り、それによってダイヤモンドより硬い魔人さえ一刀に伏してしまう、魔眼のごとき圧倒的観察眼。 観察する、という点において、普見者はプレイヤーを圧倒していた。開始時点は。 普見者は、見ることを見せすぎた。 プレイヤーは追いつき、横並び、そして―― 「〈観察〉する俺を観察するアンタを〈観察〉する俺をアンタは観察する俺が〈観察〉するアンタが観察する俺の〈観察〉を観察する〈観察〉が観察を〈観察〉を観察する〈観察〉の観察を……」 鏡合わせの無限試行。跳ね上がった〈観察〉の熟練度は、ついに普見者(すべてをみるもの)を追い抜いた。 キンキンキンキン プレイヤーは刃をかわす。その剣筋は同じこと(キンキンキン)の繰り返しで、もう見飽きたものだった。 「とにかく、終わりだ」 普見者の返す刀に刃を合わせる。押し合いになればやはりプレイヤーは力負けする。だから真っ向には合わせず、押し込まれながら体を前進させ、推進力とする。手を相手の首元に近づけ、競りを外す。空を切った相手の剣筋と、ノコ引くだけで相手の首に触れるプレイヤーの剣の位置。 いくらレベル差ある普見者でも、剣と首とで鍔迫り合いはできない。 彼女の首が飛び、宙を舞う。 同時に、無数の目玉が糸切れたように地に落ちる。 地面は落ちて潰れた眼球の粘膜や房水に濡れ、室内であっても雨のようだった。 6. プレイヤーは首の無い普見者の衣服を剥いた。 そして銅の剣で胸を捌き、腑を改めた。 少し思案したのち、飛ばした首を拾い上げ、叩きつけた。 脳漿が広がり、脳がグシャリと潰れる。 柔らかい脳の中に、ひとつ、異物がある。 赤い瞳が。 拾い上げるとそれは固く、石のようだった。 これこそ、プレイヤーが求めていたものだ。 かつてのゲームプレイでは、戦場漁りで拾ったはいいものの使用するレベルにまで達せなかった。今回は違う。 これを使うことも、できるかもしれない。 レベル20以上の殺人鬼が所持する貴重な固有ドロップアイテム。 ――ある殺人鬼が"コア"と呼んでいるそれの、別の名をプレイヤーは知っている。 「転職魔石……」 脳漿に濡れた瞳が、自分を観察している気がした。 ◯川神勇馬 ◯レベル12 ◯スキル〈観察〉熟練度47% ◯スキル〈スパイダーマン流鉤縄術〉熟練度1% ◯スキル〈剣術〉熟練度3% ◯体力 70/70 ◯消費アイテム〈転職魔石〉あるいは、 ◯装備アイテム〈普見者の"コア"〉
https://w.atwiki.jp/nicorpg/pages/2856.html
谷口祭りに乗り遅れた。絵柄がさだまらねーっす★rz -- のん (2008-06-21 10 45 50) 谷口大人気すぐるww 考えてみれば、一番等身大で親しみの持てるキャラだもんなー -- 名無しさん (2008-06-21 10 51 37) なんというか、うほっ -- 名無しさん (2008-06-21 10 59 50) 谷口はごくごく普通の高校生。そして、それゆえに彼の戦いは尊い -- 名無しさん (2008-06-21 11 06 09) これはいい男wwアナゴ戦大活躍でしたねw -- TS (2008-06-21 11 11 07) アナゴ戦の影響で谷口人気が飛躍的にアップしだしたなwwwしかしいい男だw -- 名無しさん (2008-06-21 11 38 25) しかし移動手段はどこでもドア -- 名無しさん (2008-06-21 13 16 21) これはいい谷口…えろい・…はぁはぁ -- たにぐっちー (2008-06-21 13 30 05) よもや谷口に興奮する日がくるとは思ってもみなかった。それにしてもエロカッコイイなおい。 -- 名無しさん (2008-06-21 13 44 23) 一瞬緑のスクール水着着てるのかと思ったw -- 名無しさん (2008-06-21 13 47 53) 夏服谷口いいね、谷口のくせにかっこいいじゃねぇか -- 名無しさん (2008-06-21 13 56 08) やっぱ谷口ってイケメンだよなー。古泉みたいな優男じゃないってだけで -- 名無しさん (2008-06-21 14 11 53) もはやイケメン三枚目キャラ代表だな。RPGの谷口が大活躍してくれるのは嬉しい限りです。 -- 鳴門の人 (2008-06-21 14 48 19) 実際男性陣の中じゃトップ3に入る位のイケメンじゃないか? -- 名無しさん (2008-06-21 14 53 26) 三枚目キャラってホントいいですよね!おバカもシリアスもこなせるし、そのギャップがまたいいんだよなあw -- からあげ君 (2008-06-21 14 55 20) ↑ゼ○ス…ごめんなんでもない。 谷口かっけえよ谷口 でも何故か動画では自重しろとか言われてるorz -- 名無しさん (2008-06-21 19 15 06) ↑ニコニコは補助より火力好みなの多そうだから仕方無い。最近は世界樹の影響かdebuffも再評価されつつあるけど -- 名無しさん (2008-06-21 20 10 45) これはいい谷口!!本編での活躍は嬉しい限り。 -- green (2008-06-21 20 23 02) ↑2火力系が好みで補助系だから駄目、って訳ではなくてゲーム的にアナゴレベルの大ボスにまで状態異常とかが効きすぎると萎えるってだけかと…なんでも掲示板でもそんな感じだし -- 名無しさん (2008-06-21 20 54 57) まぁ、ここでの強さ・性能議論は無駄だし絵師さんにも失礼だ。どっか移ってやろうぜ。こういう塗りも好きだ、のんさんは引き出しが多いんだな -- 名無しさん (2008-06-21 20 59 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/ardhina/pages/27.html
デザイナーズノート 皆さんは見なくていいページですぅぅぅっ!! ☆コンセプト 公平感・初心者重視 成長の楽しさ 選択肢の多さ キャラの幅・ロールの根拠 王道ファンタジー 2D6を重視(マイナス修正はスキルや魔法にのみ使用) 情報は小出しに(一気には把握できないよね!?) ☆ゲーム方針 拠点型(PCの入れ替わりが可能) ミニキャンペーン ☆問題点 拠点型で強いキャラと弱いキャラが一緒になったら? ☆神様のイメージ ─── 解放の神 ────────── ・秩序の神 ローザリア 女性 自由の神「フリアス」の姉・ツメが甘い・アマテラス・主神・太陽神 ・自由の神 フリアス 男性 秩序の神「ローザリア」の弟・自由奔放・きまま・スサノヲ・月光神・狼男にも何かした? ・勇敢の神 イザクス 男性 義理堅い甲冑の中年・武器はウォーハンマー・少し頑固 ・英知の神 ヨシム 男性 白ヒゲの長い老賢者・濃紺のローブ・フリアスの師・右手に本を持っている ・希望の神 プリーシア 女性 イケイケなヤングレディ・ツインテール・露出度高めの服 ・豊穣の神 メリシーア 女性 豊満なボディで母性愛溢れる人・茶髪セミロング・右手に幼子を抱き左手に稲穂 ─── 結界の神 ────────── ・支配の神(輝石の大獅子)ラーガイス 男性 体格のいいおじ様、豪放磊落、鬣のような髪~ヒゲ ・名誉の神(蒼石の孤狼) レイガス 男性 神経質そうな優男・メガネ男子・インテリ系・自由の神「フリアス」と仲が悪い? ・武勇の神(銀石の猛虎) ベイランス 男性 若く短慮でヤンチャな少年神・武器は身の丈より遥かに長いハルバード・強いものが正しい ・慈愛の神(白石の羊) メディシア 女性 お淑やかで保守的な考えをもつ清い乙女・白くしっかりした衣装・黒髪ロング・自分の部族に過保護? ・時間の神(緑石の蓑亀) ヤマス 男性 黒髪の美青年・寡黙・右手に砂時計 ・封印の神(樹石の梟) ユーリシア 女性 小柄な老婆・うたたね ・夢現の神(黄石の双尾狐)ルメルア 女性 大人の美しい女性・結構気難しい・理想高い・髪は盛ってる・希望の神「プリーシア」がちょっと嫌いかも? ・真実の神(漆黒石の雌豹)イリーシア 女性 色黒系のスレンダー美女・黒髪ポニテ・革鎧にスカート(スパッツ) ─── 呪縛の神(プレイヤーキャラクターは基本的に信仰できません)────────── ・混沌の神 ガーディシア 女性 男性が好みそうなスタイルの良さに露出度の高い服装・両手にダガーを持っている ・破壊の神 ブリーディス 男性 プレートメイルにフルフェイスヘルム・バトルアクス・漆黒のマント・表情さえ分からない ・不敬の神 グリディス 男性 ハゲ頭の太っている老人・腕組み・不敵な微笑み・悪い目つき ・絶望の神 ボリディア 女性 4本足の老婆・白く長い髪・両手の爪は長く紫色・目にハイライトが無い ・憎悪の神 ダーラス 男性 褐色の肌・眼光鋭く赤い燃える様な瞳で憤怒の表情・逆立った赤髪・4本の腕に剣
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/6339.html
【マスカレイドスタイル ブランクシート】PL名:謡井 【パーソナリティ】 名前:鈴木寅彦 音撃戦士名・「錫鬼」 レベル:0 命運:5 アクトタイプ:バトルアクト 活躍力: 種族:人間 職業:猛士「角」/鬼 性別:男 年齢:17 怪人体:灰色の「鬼」 人間体:帽子を被った「軽めのハイキングスタイル」の少年。優男。 行動原理:使命 宿命:初志貫徹 【能力値】 種+職+Lv │ 通常 │ 怪人 │ 状態 │ 状態 │ 肉体:4+2+ │ 06 │ 08 │ │ │ 運動:4+2+ │ 06 │ 09 │ │ │ 器用: +1+ │ 01 │ 01 │ │ │ 意思:1+3+ │ 04 │ 05 │ │ │ 機知:1+2+ │ 03 │ 04 │ │ │ 【副能力値】 │ 通常 │ 怪人 │ 超変 │ 状態 │ 移動力 │ 06 │ -- │ │ │ イニシアティブ │ 18 │ -- │ │ │ 追加HP │ -- │ 30 │ │ │ 肉体HP │ 12 │ -- │ │ │ 【装備】 武器名称 射程 武器命中 武器DP 属性 回数 備考 命運 超人格闘 近接 +2 +2 衝撃 なし なし 2 音撃棒 近接 ±0 +5 衝音 なし WH - 烈鬼陣 近接 +2 +7 衝音 なし 範5 1 決め技(音撃鼓)近接 + 防具名称 防具回避《避け》 防具回避《受け》 追加HP 備考 命運 超人格闘 +2 +2 0 (2) [[その他]]の装備 車輌[ ]移動力[ ]車輌HP[ ]避け[ ]/受け[ ] 【ガジェット】 ガジェット名称 使用回数 説明 命運 人間系 ■■■ 人間 [-] 勇気 □□■ 自己判定D+4 [-] 友情 □□■ 他者判定D+4 [-] 猛士 ■■■ 猛士に所属 [職業] 鬼 ■■■ 鬼 [職業] 音撃の心得 ■■■ 音撃使用可能 [職業] 超人体 □□□ 変身可能 [職業] 良い耳 ■■■ 音撃強化 [0.5] 【活躍演技】 BA用 取得AC 使用回数 ピンチ戦闘 1枚 □□□□□ 戦闘描写 2枚 □□□■■ 場面演出 3枚 □□■■■ 敗退 4枚 □■■■■ 共通 取得AC 使用回数 個性の発露 1枚 □□□□□ 感情発言 2枚 □□□■■ 愛と友情 3枚 □□■■■ 過去と未来 4枚 □■■■■ 【対人関係】 [ ]との関係 [ ] [ ]との関係 [ ] [ ]との関係 [ ] [ ]との関係 [ ] [ ]との関係 [ ] [ ]との関係 [ ] 詳細 「自由になりたいと思う心からも自由でなくてはならない――師匠の受け売りだけどね」 鈴を使う鬼。長年の修行の末に鬼としての認可を得る。「井戸水のよう」と言われるほど感情に揺らぎがない。 炎のように熱意をたぎらせるでもなく、氷のように理性を固めるでもなく、自然体をもって魔化魍と相対するがゆえに風の力を操ることができる。
https://w.atwiki.jp/syujuu/pages/79.html
ルネ キャラクター概要 本名 René Vincent von Dürer (ルネ・ヴィンセント・フォン・デューラー) 所属 Titania s Nap マスター オリヴィア 性別 男 年齢 21 誕生日 7/15 身長 176cm 体重 60kg 種族 人魚(の先祖返り) 出身地 ノーダステラ 職業 使い魔/資産家 作者 ゆうりんご 女性にモテる甘いマスクの優男。人魚の血を引く一族の末裔で、稀に生まれる、人魚の性質を強く受け継いだ先祖返り。自分や自分の属するところに幸運を呼びこむ特異体質。 外見 ブルーベースの白い肌、淡い水色の髪、やわらかいブラウンの瞳をもつ。女性的ではないが甘く繊細な顔立ち。特殊な出生の関係で両親にはほとんど似ていない。 肌は薄くマットな質感で、目元や鼻先にほんのり桜色の血色が滲む。髪は彩度の低い、少し紫がかったパウダーブルー。毛先まで癖がなく、細くやわらかいが芯もあるため重力に従ってさらさらと落ちる。容姿にこだわりがないためとりあえず適当に切り揃えているが、散髪をサボって目と耳にかかるくらいの邪魔な長さになっていることが多い。 切れ長のたれ目で、ゆるくカールした睫毛の流れで目尻が跳ね上がって見える。睫毛は透け感のあるブルーグレーで、下向きに長く重たく、目元に影が落ち伏し目がちな印象。涙袋がかなり目立つ。目との対比でつり眉に見えやすい。平凡な瞳は唯一人間の両親から受け継いだ要素で、能力を使用すると色が抜け落ち、真珠のように淡く複雑な色味になる。 唇は薄く真顔でも口角が上向き。女性に威圧感を与えない程度の身長だが、骨格に恵まれているため実際よりも高く見られやすい。全体的に軽薄そうな容姿をしているものの、カジュアルなものが壊滅的に似合わないこと、そもそもファッションに興味がなく襟のついたものを着ておけばそれらしく見えるんじゃない……くらいの気持ちからフォーマルな服装が多い。神経質のため、読書等集中したいときには視野を制限するよう伊達眼鏡をかける。 性格 常に笑顔を絶やさない優男。誰に対しても適当に愛想が良く、広く浅く友達の多い八方美人。特に女性にすこぶる優しく、大変モテるが面倒なので友達にとどめている。 先天的な幸運体質で、何でも上手くいってしまうため人生が退屈。物心ついた頃から自分の利用価値に気づいていたため、人間や大人を信用しておらず、自身に損得以外の価値を見出せないでいる。自己肯定感の低さから他者の承認に依存しているふしがあり、「上辺しか見てもらえないこと」をコンプレックスに思いつつも本心を曝け出す勇気がない。また、自分を大切に扱わない延長で他人の命の重みがわからない。倫理観が未熟。 好きなものはワイン、クラシック音楽、ギャンブル。ピアノを10年以上習っており、今でも趣味で触れることがある。ギャンブルは報酬やスリルよりも駆け引きを楽しむタイプ。イカサマ上等。同じ理由で恋愛もゲーム感覚。落とした女性に興味はない……というより、変なこじらせ方をしているので媚びられると萎える。ちなみに猫派。お酒は好きなわりに弱い。 能力 魅了。男女問わず効果がある。惚れさせるものではなく、頭をぼんやりさせて判断力を鈍らせるもの。言いくるめの成功率がぶち上がる。 幻覚を見せる。敵を混乱させたり地面と見せかけて崖から落ちさせたり逃亡時の目くらましにしたり色々。 半分人魚なので水の中で呼吸ができる。また波の影響を受けなかったり、水中であればどんなに暗くても見えたりする。もう半分は人間なので陸上での生活も人間と同じようにできる。 過去など 人魚の血を引く一族の生まれ。一族といっても大きな本家があるような家系ではなく、自由な結婚で血もほぼ薄れた一般家庭において、稀に先祖の要素を強く受け継いだものが生まれることがある。彼らは座敷童のように家に繁栄をもたらし、亡くなると元通り以下に衰退するとされ、丁重に扱われることになる。家が急速に成り上がることで反感を買いやすく、各国を転々としながら続いてきたため複雑な混血で、名前の言語がしっちゃかめっちゃかなのもそのため。 家にとって最も貴重な「財産」であるため、非常に大切に、腫物に触れるように育てられてきた。母は早くに亡くなっている。父は突然降ってわいた富に夢中で、育児のほとんど使用人と家庭教師に任せていたため、親からの無償の愛を受け取った記憶がない。賢い子どもであったので、大人たちが自分に気に入られるよう、あるいは機嫌を損ねないように忖度して接してくることに気づいていた。そのため人からの賞賛が信じられず、顔色を伺ってくる人間が大嫌い。幼少期は俯いて本ばかり読んでいる冷めた子どもで、大人たちもいっそう扱いに困っていた。 小学校は通いの共学、中高は私立全寮制一貫の男子校育ち。中学1年生くらいから、誰も自分の家柄や能力を知らない環境を求めて夜の街に出歩いている。表向き華やかに世渡りが上手くなったものの、それで人格が好転することはなく、むしろ自分をただの優等生だと信頼する教師への不信感をこじらせた。幼少より愛をもって叱られることへの憧れがあり、非行は概ね「どこまでやったら叱ってくれるのか」という試し行為であるが、なまじ器用なせいで矯正される機会を逃したまま大人になった。 学生時代から夜の街に入り浸っているため裏社会との関わりが強い。金貸し、掃除、人身売買にほぼヤ……みたいな組織と縁がある。本人は直接的な加害をせず、単独に見える実行犯を立てたり、まあ自業自得、運がなかったといえばそうかもねくらいの状況を整えたりする。法で裁けるほど明確な証拠が揃わない。 ◆ レティシアという、家同士の決めたひとつ年下の元婚約者がいる。彼女は明るく利発だが現実的な性格で、周囲の人間が安定して暮らせることを望んでおり、自分が政略結婚の道具になることをいとわない。二人は幼馴染だがたいへん折り合いが悪く、表面上理想的な許嫁だが冷え切った関係性にあった。 あるとき、裏社会とつながりをもっていることが彼女に知られる。元より結婚などしたくなかったので、ていよく婚約破棄してくれないかと暢気に考えていたものの、彼女の選択は「結婚生活に支障がないのであれば黙認する」であった。つまり道具として機能するならあなたの人格などどうでもよいという宣言であり、これが逆鱗に触れ、彼女を殺そうと考えるに至った。癇癪。というのも彼女は命が危ないと気づいた時点で自らに保険をかけるような性格で、彼女が保険金を遺して死ねばリュミエール家が助かり、結婚の必要もなくなり都合がよいと考えたためである。 そして彼女は亡くなった。親戚から譲られた古い嫁入り道具に含まれていた有害物質が原因なのだが、当時それを解析できるほど科学に長けた人間がおらず、原因不明の病や呪いなどと言われている。また彼女は実際自分に保険をかけていたので、事故に見せかけた自殺だとか、本当は好きな男がいて……望まない結婚を苦に……だとか噂されている。 すべてを企て、晴れて婚約解消と思いきや、婚約は妹のオリヴィアに繰り下げとなる。何故!? 彼女の不慮の死は悼むべきことではあるが、家同士の契約を取り下げる理由にはならなかったためである。本当に完全に不本意の再婚約になるのだが、オリヴィアの関心が何より「姉の本当の死因」であったため興味をもち、しばらくちょっかいをかけてみることにしている。 他キャラクターとの関係 オリヴィア マスター兼婚約者。そう呼ばれるのが嫌なことを知っていてわざと「リヴィちゃん」と呼んでいる。いやがらせ。元はしたくもない結婚の相手としてうんざりしていたのだが、自分の容姿や能力に全く興味がない変な女で、最近は楽しく構い倒している。
https://w.atwiki.jp/fadv/pages/1563.html
密送航路 題名:密送航路 原題:A Five Year Plan (1997) 作者:Philip Kerr 訳者:後藤由季子 発行:新潮文庫 1999.4.1 初版 価格:\781 毎作毎作読者の予想をいかに外すかというポイントに大変こだわっているかに見えるフィリップ・カーの、これも見事に予想を外してくれた作品。グンター三部作においても、ハードボイルドからスパイ小説までという広い振幅を見せてくれたカーなのだが、その後はさらに読者側の作家イメージを次々と塗り替え続けている。 『殺人摩天楼』『エサウ』では、すっかりミステリの範疇から離れ、もはやファンタジックな冒険作家として、ハリウッドに認められ始めている。本作もトム・クルーズ主演の海洋冒険映画になることが既に約束されているそうで、やがては日本でも多くの人々の目に触れてゆくに違いない。しかし、トム・クルーズというのはできたら勘弁願いたいところだ。 5年間の監獄生活を全うして出所したばかりの主人公デイブ・デラノーは、二枚目ではあるが決して優男のタイプではなく、知的ではあるがあくまでプロのアウトローであり、その世界から足を洗うことはとてもあり得そうにない。こうした設定だけでもトム・クルーズというのはぜひとも勘弁願いたいのである。 マフィア、FBI麻薬特捜班の女刑事、マネー・ロンダリングの一味にコカイン密輸グループ、悪党たちを一つの船に乗せて、ヨット運搬船は大西洋に出港した。おまけにロシアン・マフィアや米仏の潜水艦までが絡んで錯綜する化かし合いの中、刑務所の中で5年間を練りに練った計画に従い、大金を強奪しようと主人公デイブは冷静に、しかし命を賭した計画を実行してゆく。 比較的単純なプロットを多くの欲望と殺意と正義感とを相乗りさせた船の中で動かすというカーの筆運びは、相変わらず個性的で癖があり、ぼくのようなひねくれた読者にとってはなかなかたまらない(素晴らしいという意味においてである)。例えば多用される巧妙な会話体の中では、さまざまな映画のエピソードが引き出される。デイブは強烈な映画マニアであり、常に映画の魅力と自分の人生での経験(=冒険)が重ねられているかのように振る舞ってゆく。引き合いに出される映画のエピソードだけでも、ぼくなどは唸らされる場面が多々あったし、それ以外の部分でもかなり楽しむことはできた。 重く緊張した話などではなく、むしろ登場人物たちの意気込み、頑固さ、計画、裏切り、熱い恋などを、大西洋の荒波に向けて発進させた古臭い冒険シネマのような……そう想像していただければとぼくは思う。恋に胸を焼かれる男と女については、本当に惚れ合うことのハードさをカーは語る……カーの最後の選択は、凡百の作家ではこうは書かないであろうという結末に導かれ、あくまで粋である。 『殺人探求』以来のストレートな長篇である。いや、もっと我流に表現させてもらえば、これは、粋を売りとした海洋「任侠」小説と言ってよいのではないかとさえ思ってしまう。 以下は、P349最終行からの下り。 『人生とは危険を冒すこと。しかも、わかっている危険とは限らない(中略)過ちを犯すのは、常に不幸なことだ。しかし、過ちを犯す機会がないのは、悲劇だ』 うーん、冒険小説のエッセンスであるよなあ。 (1999.04.26)
https://w.atwiki.jp/chaosdrama/pages/4110.html
《ギガンテス/Gigantes》() 概要 ケイオス全域で活動する巨大犯罪集団。 末端を含めれば数十万とも言われる無数の構成員を抱え、反社会的団体として現在ケイオス最大級の規模を誇るとされる。 前述の組織力は小国のそれを凌駕するとまで言われ、違法な売買から興行、テロまでその活動は幅広い。 その規模の大きさから有象無象と化している部分も見受けられるが、世界政府との癒着も有り組織としては依然強固な体制を維持している。 拠点・組織構成 世界各地に多種多様な形態の"支部"が存在し、その地域での活動を統括している。 本拠地の所在地には諸説あり、潜水艦や飛行船等の説も浮上していたが 近年になって地の国地上都市中枢施設に集う幹部達の姿が目撃されており、この施設こそが本部であるとの説が有力。 構成員 活動範囲の広さからか構成員の出自はバラバラで統一性は皆無。 組織が此処までの急成長を遂げた裏には軍との繋がりの他、『異世界』から渡って来た人物の存在が関与している。 通常の構成員の他、"猟犬"と呼ばれる"個の暴力"に特化した実行部隊が存在する ―構成員― + ... ヴェレット 表向きには「ギガンテス」リーダーとされる男。 かつては政府軍の秘密部隊に組織していた。 マロウスク ヴェレットの側近。 確かな実力を持つ野心家。 雷連 「ギガンテス」幹部にして、あらゆる快楽を是とする破戒僧。 槍術に長け、焔を操る道術を操る。 ダリア 「ギガンテス」本部にて人身売買を一手に引き受ける幹部。 幹部唯一の女性であり、軍服を身に纏うサディスト。 ゴールディング 「ギガンテス」幹部。 若く、其れなりに実力もあるようだが、高慢で自信過剰の気がある。 クライド 「ギガンテス」幹部。組織内でも最強とされる圧倒的な身体能力を持つ男。 おどけた態度を見せる事が多いが、本性は凶暴そのもの。 ペニー 自称「ギガンテス」のエース的存在。主に組織ではダリアが売り飛ばす商品を確保してくる役割を務める。 自称の通り実力はかなりあり、他人から奪った顔に自由自在に使える能力を利用して、管轄の人身売買だけではなく、殺害や死体処理など、なんでもそつなくこなす。 政府軍の幹部クラスを殺害して顔を奪うことにより政府軍とのコネをつけるためにロダムに近づこうと企んでいる。 ノーマン 「ギガンテス」幹部。 肩書きは幹部だが、実質的な「ギガンテス」のボス。 現在は滅亡した異世界「ファンガイア」でかつて英雄と呼ばれていた男。 ロダム 「ギガンテス」と癒着し、野心の為に利用する政府軍小将。 裏から組織を支配する云わば黒幕。老女であり老害。 マイロ.A.テンマ 「ギガンテス」幹部 ピエロマスクを被った黒髪の優男。利益を抜きにした殺戮を好む愉快犯。 戦場においては単独で規則性のない行動をとり敵味方関係なく殺害する。好む手口は部下による自爆攻撃 BGCOLOR(silver) 関連ページ 沈黙の混沌 デジュ・ヴナトール教会 地の国 -ティエラシア- コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/crossboard/pages/21.html
海船 帆波(みふね ほなみ) レベル3(風力滑走) キャラ親:長月さん 「……こんな時、念動力(テレキネシス)だったら指先一つで資料が片付けられるのにな……」 真面目で正義感が強く優しい子。時々どこかぬけてる。どこかのなまみずとは大違いだ! 努力家。成績もよく、まさにジャッジメントの鏡。困っている人は放っておけない。隠れ巨乳←重要 ある出来事以来ジュンヤに惚れているが、叶う日はいつのことやら……。 天音 響(あまね ひびき) レベル3(風力使い) キャラ親:亜白夜さん 「私は可愛い女の子が好きなだけだ、たとえ何と言われようともどう思われようとも信念というものは変わりたくは無いのだよ!」 風紀委員。何の間違いだろうかこれは。セクハラ大好きな女の子。絶対これはキャラ親のご乱心。 一応目上の人には礼儀正しいよ。仕事も一応真面目にやっているらしい。 女はお持ち帰り、男はいらない。ガチレzげふん ナルキッソス=セタナ(瀬棚ナルキッソス) レベル4(指向性魔瞳) キャラ親:葉月亭さん 「Judgement death know!」(じゃっじめんと です のぅ!) 高飛車でプライドが高いがただの優男。ナンパ大好きだが仕事は真面目にやるたち。 全ての女性の味方だが不正者だけは(ギリギリ)ダメだ。ルー語使い。口癖は「Judgement death know!」。 いわゆる残念なイケメン。略して残メン。 邂逅 理解(かいこう‐りかい) レベル4(挙動予測) キャラ親:魔女さん 「学生の本分は学業です! そのふざけた行為を今すぐやめなさい!!」 風紀委員を一番真面目にやってる子。強い正義感を持つが不良行為の前では暴力的。 まぁ、融通が利かなさすぎるのも考え物だが……。 初対面だと怖がられるらしい。 旅多 千暁(たびた ちあき) レベル3(質量変化) キャラ親:ラティさん 「ふっふっふー。アタシの能力を甘く見てもらっちゃ困るよ~? 痛い目見るぜ~? 超見るぜ~?」 とにかく明るい人。太陽みたいに明るい人。それ以外の特徴はないが上崎さんの親友。 上崎さんを音葉と呼べる数少ない人。だがそれ以外の特徴は……? 上崎さんとは同じクラス、学校。まあ、ひたすらに明るい人です。 恋ヶ窪 恋慕(こいがくぼ-れんぼ) レベル0(なし) キャラ親:魔女さん 「ごごごごめんなさい自殺します!!」 極度に弱気で自分に自信が無い。いつもおどおど。空気は読めるほう。 レベル0の中でも、何の能力も関知されず、AIM拡散力場も関知されず、まさに『本当の意味での無能力者』。 しかし本当は「外部からの干渉による回路の開発を一切受け付けない」という奇異な特性を先天的に持っているのだが、本人も周囲も気づいていない。 本志 柚子(ほんし-ゆず) レベル3(読心能力) キャラ親:レア 「……説教されながらなんじゃその態度は!」 相当の照れ屋で泣き虫。でも短気で強気。一応風紀委員です。たまに関西弁発動。 昔いろいろあったおかげですっかり炎恐怖症。能力は役に立たないが腕っぷしは強い。ツンデレ←重要 純奈に傍惚れしているが本人は認めようとしない。
https://w.atwiki.jp/tiscampaign/pages/32.html
クロード・ブラウン 種族:人間 年齢:15歳 性別:男 クラス:エレメンタラー・サモナー 属性:風・土 出身:サザン 学科:精霊学部 外見:金髪碧眼の優男。 経歴 6人の姉、4人の兄、3人の妹と弟がおり、5男で11番目の子供。兄妹はほとんど腹違い。 母親は総計10人が同じ家に住んでおり、家族仲はなぜかいい。家はサザンの郊外の大きな屋敷。 父親の性格が兄妹のなかで一番強く出ており、自分も父親みたいに自分を本気で愛してくれる人が笑顔でいてくれるようなハーレムを作りたいという野望がある。基本的に女好きでスケベで自分の欲望に忠実。馬鹿なことばっかやってはいるが、入学時の成績は同期の中で1位ととても優秀。研究熱心な部分もあり、研究に没頭すると徹夜でやることも多々ある。 家は代々優秀な召喚師を輩出してきたが、クロードは独学でかわいい精霊を呼ぶために精霊学を学んだところ、学べば学ぶほど楽しくなってきて、大学院に入る前の年に、召喚術士学部の推薦を蹴って精霊学部に受験した。 誰にでも気さくに話しかけるので友人が多く、また、面倒見もいいので人気も高い。女性からは性格さえよければ・・・とか、しゃべると三枚目とよく言われる。 今のところのハーレムメンバー候補はオル、ミスティ、アレリィの三名だけだったりする。 呼ぶ召喚獣は子供の頃買って貰ったシルバーイーグルのスカイハイと真の名を得たピクシーのチェリー。 二年生に進級する際、なぜか召喚術学部の実技試験にでて契約したサキュバスのアーシャ この度、見事に学科一位で二年生へと進級した。 姉は6人とも文武両道で、非常に怖い。そのため、実は年上の姉御肌の女性に苦手意識というかトラウマがある。逆におっとりとしたタイプの姉たちとは正反対の年上の女性は好き。最近は薬を分けてもらうためにオルに土下座するのが日課。わたしてくれるまで辞めないといっている。前回みつかった薬と資料のせいで真面目に召喚術学部に転科するか非常に悩んでいる。 人間関係 バズとは研究室で数少ない男友達というのとなにかと趣味が合うので仲が良く、クロードは心の友だと思っている。召喚術の授業を一緒に受けたりしてるため、学校では結構一緒にいる。前の冒険の際にとても仲良くなった。 オルとは付き合いが長いため、親友のように感じており、かわいいのでハーレムメンバーの攻略対象の一人といっている。実は初恋の相手で、照れ隠しのためにわざわざ嘘っぽく告白などをしている。 アレリィはかわいいという第一印象でハーレムメンバーの攻略対象の一人にしたが、現在ではどことなくほっとけない感じのオーラを感じ取っており、色々やさしくしたいと思っている。 ミスティはアレリィと同じく、第一印象のかわいさからハーレムメンバーの攻略対象となり、自分に良く絡んでくるため気があるのではないか。一番簡単に攻略できる。とおもっていたが、最近ではからかってるだけときづき、自分のことを理解してくれていないとかんじており、攻略が一番難しいという評価になっている。また、彼女の読書に没頭しすぎな不真面目な態度を嫌っている。