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http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308729425/60-79 「兄貴、いる!?」 ノックの一つもなしにドアを開け放たれ、 静謐な空気を木っ端微塵にデストロイされたことに業腹を煮やす暇もなく、 「あたしの部屋に来て!」 「……いきなり何だってんだ?」 「いいから!」 俺は物凄い力で腕を引かれ、半ば引きずられるようにして桐乃の部屋に連行された。 「そこに正座」 指先には座布団。 言われるがままに正座する。 桐乃が定位置のワークチェアに座ると、もはや目線の高低差は如何ともし難く、 眼差しの鋭さはどう好意的に解釈しても実兄に向けるべきそれじゃなかった。 白状する。 俺はビビっていた。 今の状況を喩えるなら、岡っ引きに連行され町奉行の御前に座らされた罪人の図、が正しい。 誰が誰役かは言わずもがな。 「なんで黒いのをフッたの?」 と桐乃はズバリ訊いてきた。 「黒猫から聞いたのか?」 「当たり前じゃん、他の誰から聞けるわけ? てか、話逸らさないでくれる?」 「…………」 この展開を予想していなかった、と言えば嘘になる。 しかしこの場を穏便に乗り切るためのセリフは悲しいほどに準備不足で、 また上手いかわし文句を即興で組み上げられるほど、俺の口先は器用でもなかった。 「なんでだっていいだろ」 「ハァ?何その言い方。 あんた、黒いのにも似たようなコト言ったんだってね。 『理由はうまく説明できないけど、付き合えない』って……バカじゃん?」 「お前にバカ呼ばわりされる謂われはねぇよ。 黒猫はそれで納得してくれたんだから、それでいいじゃねーか」 「よくないっ!」 案の定、桐乃は可愛らしい八重歯を剥いて噛み付いてきた。 「黒いのが納得しても、あたしは納得できない!」 知ったこっちゃねえ、と返せば足蹴を食らうのは自明の理、 「なんでお前が、俺が黒猫をフッた理由を知りたがる?」 「あたしが黒いのの代わりに聞いてあげてるの!」 「そうするよう、あいつに頼まれたのか?」 桐乃は視線を四方に泳がせつつ、 「そっ……それは……別に、そういうわけじゃないケド……。 黒いのだって本当は聞きたかったに決まってるし……。 だっ、第一、有り得なくない? 女の子が一生懸命恋の告白したのに、まともな理由もなくフるとかさぁ?」 あんた人の気持ち考えられないの? バカなの? 死ぬの? 桐乃が繰り出す怒濤の三連撃に、こめかみの血管がピクリと痙攣する。 だがしかし、まぁ待て、俺は誰だ? 桐乃の兄貴だ。その温厚さ菩薩の如しと謳われる好人物だ。 これくらいの暴言笑ってスルーできなくてどうするよ? 「あんた、もしかして超キモイこと考えてない?」 「何だよ、その超キモイことって」 「この前あたしに『彼氏作るな』って言ったから、 自分も『彼女作らない』なんて誓い立ててるんじゃないの?」 「お前こそ勝手な妄想してんじゃねぇよ。 なんで俺がお前に遠慮して、彼女を作るのを諦めなくちゃならねえんだ」 「はぁ!?あんた妹に彼氏出来たらギャーギャー喚くクセに、 自分が彼女作るのは何の問題もないとか思ってるワケ? どんだけ自己中なの?死んだ方がいいよ?」 「お前さっきまで、俺がそういう考え方するのがイヤだって言ってたじゃねえか! 俺にはキモイと蔑まれるか死ぬかの二択しかねえのかよ!」 口論はいつしか怒鳴りあいに発展していたが、 お袋と親父は福引きで当てた日帰り旅行に繰り出し、終日、家には俺と桐乃の二人きり、 仲裁人の登場は期待できそうになく、 携帯も桐乃の部屋に入ってからというもの頑なに沈黙を守っていて、 誰でもいいから連絡してきてくれよ、という祈りは神への道半ばで潰えたらしい。 「……あんた、黒いののことが好きなんじゃなかったの?」 と不意に大人しい声で桐乃が言った。 「あたしがスポーツ留学してた時は、ずっと黒いのこと気にかけてたんでしょ? 黒いのを部活に誘って、一緒にゲーム作って、友達まで作ってあげてさぁ……。 そこまでして、黒いのに惚れさせといて、いざ告白されたら付き合えないって、おかしいじゃん」 こいつめ、ちょっとシリアスな雰囲気を醸せば、 俺がベラベラ本心を話し出すと思っているんじゃないだろうな。 とは言え、ここでつっけんどんな返しが出来るほど、俺は初志貫徹型の人間じゃあなかった。 「なあ、もう一度訊くぞ。 どうしてお前は、俺が黒猫をフッた理由にこだわるんだ?」 桐乃はぎゅっと下唇を噛み、しかし今度は目線を逸らさずに、 「あの子が……黒いのが可哀想だからに決まってんでしょ。 電話では普段通りに喋ってたけど、黒いの、多分泣いてた。 実際に泣き声が聞こえてきたわけじゃないけど、分かったの」 なぜ分かる、とは訊かなかったさ。 訊いたところで、友達だから、と臆面もなく言い返されていただろうからな。 そして桐乃が言うからには、黒猫が泣いていたというのは真実なんだろう。 約束の場所、校舎裏のベンチで、 『謝らないで。これは予言されていた世界の選択。 アカシックレコードに刻まれた絶対の理、確定事象なのだから』 首を横に振った俺に、黒猫はそう言ってくれた。 声には自嘲の響きが含まれていて、表情はなぜか愉しげだった。 が、黒猫が心の裡で本当は何を思っていたのかは……今更、言葉にするまでもねえわな。 「あたし、怒らないから」 桐乃は両手を膝頭の上にのせ、固く握りしめて言った。 「兄貴が黒いのをフッた理由、ちゃんと聞かせて?」 選択肢は三つある。 1.今すぐ無言でこの場から立ち去る 2.強引に煙に巻く 3.自分でもイマイチ整理できていない本心をぶちまける 1番は完全な悪手だ。 桐乃と俺の関係は悪化の一途を辿り、事態解決のために、やがて3番を選択せざるを得なくなる。 2番も妙手とは言い難い。 張りぼての嘘はすぐに見透かされてしまうだろうし、応急処置はしょせん応急処置で、 やがては3番を選択せざるを得なくなる……あれ、このゲーム最初からルート決まってね? 「すぅーはぁー」 と深呼吸をひとつ。なあに、そう気負うな京介。 ぶちまけたところで人生が終わるわけじゃない。 「俺が黒猫をフッた理由は……」 ほら、後の祭りを楽しんでやる気で言っちまえ。 「……お前だ」 「お、お前って……あたしの、こと……?」 ああそうだ。その通りだ。 桐乃、お前以外の誰がいる。 「やっぱり、あたしのせいだったんだ」 桐乃は悄げた様子でそう言い、一転、俺を睨み付けると、 「さっきも言ったと思うケド……。 あたしに彼氏を作らせない代わりに、自分も彼女を作らないとか、 そーいう下らないルールで自分を縛るの、やめてよね。 あたしはあんたに彼女ができようができまいがどうだっていいし、 黒いのとあんたって厨二病と地味顔で相性良いと思うし、 ワケわかんない女に誑かされるよか、黒いのと付き合う方がずっとマシだと思うし……。 とにかく、ホントに余計なお世話だから……だから……」 締めさせねえ。 「余計な世話してるのは、お前の方だっつーの」 「なっ」 桐乃が再び八重歯を剥いたところで、俺は正座を崩し、傍らのベッドに腰掛けた。 普段なら「勝手に座んな!」と激怒されて然るべき行動だが、 お前と目線の高さを同じにするためだ、今くらい許してくれよ。 「俺は黒猫に告白されて、嬉しかったよ。ものすげえ嬉しかった」 後輩の見目麗しい女子から、慕情の丈を告げられる。 そんな、思春期の頃からボンヤリと夢見ていた、青春の理想が叶った瞬間だった。 しかも相手は前々から好意を懐いていた黒猫だ。 正直に言う。天にも昇る心地だったね。 でもな、そんな舞い上がってる状態で、エロゲなら選択肢さえ現れない状況でも、 脳裏にはお前の姿があって、気づけば俺は、黒猫にノーを突き付けていたんだよ。 お前に『彼氏を作るな』と言った手前、俺が彼女を作るわけにはいかない? そんな理屈をこね回している余裕が、あの時の俺にあるわけねーだろ。 俺は徹頭徹尾、直感で動いた。 その結果がコレだ。 「そ、そんなの理由になってない! あたしが頭の中に思い浮かんで、それでいつの間にか黒いのをフってたとか……」 「だから最初に言ったはずだぜ。 理由は上手く説明できない、ってよ。 でもまぁ、あれから俺なりに心を整理して、 もしかしたらこうなんじゃねえかな、って仮説は立ててある」 他人事っぽく言ってるが、こればっかりは自分で自信が持てないのだから仕方ない。 現実的には十秒、体感的にはその数倍の時間が流れ、 「……仮説って?」 と桐乃が言った。 「俺はお前のことが好きなのかもしれない。 妹としてじゃなく、一人の女としてな」 と俺は言った。 言葉は喉元で詰まることなく、滑らかに舌と唇を経由して、部屋の空気を震わせた。 意外と抵抗なくできるモンだな。 実妹への告白もどきも。 達成感にも虚脱感にも似た感覚をしみじみと味わう俺を余所に、桐乃はぶるぶると肩を震わせていた。 実の兄貴から性的な目で見られていることを知ったんだ、感慨もひとしおだろう。 もちろん、悪い意味でだが。 「………っ……」 鼻を啜る音が聞こえた。 俯いた桐乃の目から、ぽつりと透明の雫が落ちる。 ティッシュを取って拭ってやりたいところだが、拒絶されるのは目に見えていた。 むしろ半径五メートル以内の存在を許されている今この状況が奇跡と言える。 マジキモイ、ホンットキモイ、死んで、今すぐ死んでと罵詈雑言を浴びせかけられ、 部屋に存在するありとあらゆる縫いぐるみを投げつけられた挙げ句、 鋭いパンチとキックの猛襲を浴びて這々の体で桐乃の部屋を逃げ出した俺は、 数分後に駆けつけたあやせに半殺しに遭い、 数時間後に駆けつけた両親から離縁状を突き付けられる……ところまで想定していたんだが。 「……いつから?」 自主退室しようとした折だった。 蚊の泣き声レベルの声が聞こえてきたのは。 「いつから、あたしのことが好きだったの?」 「さあてな。 お前をアメリカまで連れ戻しに行った時は、もう好きだったんじゃねえか。 普通いねーだろ、寂しくて死にそうだから帰ってきてくれ、なんて言う兄貴なんてよ」 俺は他にも、桐乃をただの妹としてではなく、一人の女として見ていた記憶を思い出す。 好きなのかもしれない? アホらしい。 今更保険をかけた言い方はよせ。滑稽極まりねえぞ。 俺は桐乃が好きなんだ。愛しているんだよ。 正常な恋愛の先駆けとしての、黒猫からの告白を断っちまうくらいにな。 さて突然ですがここで問題です。 実妹への恋心を自覚し、あまつさえその想いを告げた変態兄貴が、次に取るべき行動は何でしょうか? 「来年の春になったら、俺はこの家を出て行く」 答え。妹から、物理的に距離を置くこと。 「だからあと半年だけ、我慢してくれ。 俺が大学に受かって、親父から一人暮らしの許可を貰うまで――」 「ま、待って!」 桐乃は乱暴に涙の痕を拭いながら、 「一人暮らしするって、どういうこと? そんなの、あたし聞いてない。なんで? 地味子と一緒に受ける大学、家からでも十分通える距離にあるじゃん。 なんでわざわざ家を出てくの?」 おいおい、それをお前が訊くのか? 「一人暮らしすること自体は、結構前から考えてた。 家事とか色々大変だろうけど、将来的には良い経験になるだろうってよ……。 でも、今ちゃんとした理由が出来たんだ。 俺はお前を怖がらせたくないし、怖がられたくもない。 そんな関係が続くくらいなら、潔く実質的な縁を切った方がいいだろ?」 大学生になったら、何か打ち込めるものでも見つけて、お前のことは忘れるさ。 帰省もお前が家を空けてるときにするし、 お前が望むなら、二度とこの家の框を踏まないと約束してやる。 「……じゃん」 「ん、何か言ったか?」 「バカじゃん、って言ったの! あたしの気持ちも知らないで、一人暮らしするとか、 あたしを怖がらせたくないとか、勝手なコトばっか言っちゃってさ」 桐乃はもじもじと内股を擦り合わせながら、 「あんたは自分だけが、本当はいけない感情を持ってて、 そのせいであたしに引かれてる、って思ってるのかもしれないケド……。 ほ、ホントはね……あた……あたしも……」 言葉尻を切り、上目遣いに見つめてくる。 可愛い――じゃなくて、どうしてそこで口を閉じる? 「もうっ、これだからあんたは……最後まで言わなきゃ分かんないワケ?」 馬鹿正直に肯く俺。 このとき俺の脳味噌において、両思いの可能性は完全な埒外にあった。 人の機微に鈍い鋭い以前の問題である。 果たして桐乃は、首筋から顔にかけてを赤く染めながら言った。 その朱色でさえ、俺はセリフを耳にする直前まで、マイナスの感情によるものと信じていた。 「あたしもね、兄貴のことが………………好き、かも」 「は?」 今、現実に耳にできない言葉ランキング堂々の第一位が聞こえた気がしたが。 「ちゃんと聞こえた?」 夢じゃないよな。現実だよな。 誇張表現の一つである『ほっぺをつねる』をリアルに実行し、 鮮烈な痛みに顔をしかめたあと、俺は桐乃が羞恥に身悶えしていることに気が付いた。 タコの縫いぐるみを胸に抱き締め、濡れた目で俺の反応を伺っている。 え、何この可愛い生き物。 「……聞こえた」 ああ、聞こえたとも。 小躍りしたい気持ちを必死で抑え、目頭に熱いものを感じ、 手をやれば熱い雫の感触、俺は自覚がないうちに泣いていた。 ついでにこんなことも尋ねていた。 「いつから?」 奇しくもそれはさっき桐乃にされた質問と同じで、桐乃はクスッと笑いつつ、 「あたしは物心ついたときから、兄貴のことが好きだったよ。 でも、それはあくまで兄妹としての好きで、 兄貴のことを……その……男女的な意味で好きになったのは、 去年、兄貴がお父さんからあたしの趣味を護ってくれたときだと思う」 「全然気づかなかった」 「当たり前じゃん。ずっと、隠してたんだから。 モデルの演技力ナメんなっつーの……なんてね?」 桐乃の言葉に角はない。 甘えるような口調は、もう何年も昔の幼い桐乃を思い出させた。 「何度も兄貴に伝えようと思った。 でも、失敗したときのことを想像したら、怖くてできなかった。 気持ち悪がられたらどうしようって、引かれたらどうしようって……。 ねえ、もしも兄貴が、一年前にあたしに告白されてたら……なんて答えてた?」 「その時はまだ、お前のことは生意気な妹としか見てなかったからな。 多分、普通の兄妹でいよう、って言ってたと思う」 「そっか。じゃあ、我慢して正解だったんだ」 「でもな、もしあの時お前の気持ちを知ったところで、 本気で気持ち悪がったり、引いたりはしなかったと思うぞ。 むしろお前の気持ちに応えてやれない自分が、イヤになったんじゃねえかな」 「ふーん……じゃあ、どっちでも良かったんだね。 兄貴に気持ちを伝えて、だんだん好きになってもらうのも、 兄貴があたしのことを好きになって、気持ちを伝えて来るのを待つのも」 桐乃はしみじみと言い、昔を懐かしむような顔になって、 「あはっ、あたし、都合の良いことばっかり言ってる。 そういうのは、今だからこそ言えることだよね。 あんたのことが好きだって気づいた時は、自分で自分が許せなかった。 報われない恋心なんか持ってても仕方ないじゃん、って自分に言い聞かせてた。 でも、忘れようと思えば思うほど逆効果で、 最近は自分でも、ワケ分かんなくなっちゃってたんだ。 あんたに自分の気持ちを気づいて欲しいって気持ちと、 あんたが黒いのと結ばれたら諦めがつくんじゃないかって気持ちが、ぐちゃぐちゃに入り交じって……」 楽になりたかったの、と桐乃は言った。 「黒いのが告白して、あんたがそれにオーケーして、それで終わり。 あんたがあたしのために黒いのをフるなんて、絶対有り得ないと思ってた」 「けど、これが現実だぜ」 「うん……そだね。ってか、あんたいつまで泣いてんの?」 桐乃は椅子から立ち上がり、ティッシュの箱をとって、俺の隣に腰を下ろした。 「はいコレ」 「ありがとよ」 二、三枚ティッシュを重ねて鼻をかむと、 通りのよくなった鼻孔を、桐乃の匂いがくすぐった。 隣を見れば、ライトブラウンの髪に縁取られた瓜実顔。 胸元を覆うは薄手のTシャツ、ホットパンツから伸びた足は健康的な肉付き。 これまでは極力意識しないようにしてきた桐乃の女としての部分が、 今、抗いがたい魅了の魔法でもって、俺の本能に襲い掛かる。 クソッ、鎮まれ、俺のリヴァイアサンよ。 いくら今が絶好のシチュエーションとはいえ、超えちゃいけない一線ってモンがある。 「ねえ、兄貴」 「な、なんだ」 「これからどうするか、考えてる?」 「どうするって……どうもこうもしねえだろ」 桐乃は頬を膨らませると、 「これまで通りってこと? あたしは兄貴のことが好きで、兄貴もあたしのことが好きなのに、 普通の兄妹のままでいるワケ?」 この子はいったい何を言っているんだろうね。 気持ちが通じ合おうが俺と桐乃が兄妹であることには変わりないだろうが。 誰かに『俺たち(あたしたち)恋人になりました☆』と報告でもするのか? 親父に言ってでもしてみろ、女のお前はともかく、俺はグーで殴られる自信があるぞ。 あやせに至っては、全てを言い終わるまでに息の根を止められている目算が高い。 「みんなには秘密にするに決まってるじゃん。 大抵の人は、兄妹でそんなの、おかしいと思うに決まってるし。 あたしが言ってるのは、そうじゃなくて、 他の人が見てないところでは……こ、恋人みたいに振る舞っても問題ないよね、ってこと」 「ああ」 と肯いてみたはいいものの。 「…………」 恋人みたいな振る舞いが具体的に何を指すのか、互いに想像を巡らせ、沈黙する。 脳裏を過ぎるのは、これまで散々意識してきた、漢字四文字の禁断行為。 俺は無言でベッドから立ち上がった。三十六計逃げるにしかず。 このままなし崩し的に、というエロゲ的展開は何としても避けねばならぬ。 いやマジで。俺の心の準備的にも。 「……どこ行くの?」 掠れた声が、ドアノブに手をかけた俺の後ろ髪を引いた。 「自分の部屋だ」 「ねえ、今日は遅くまで、お父さんもお母さんも帰ってこないよね?」 「ああ」 「じゃあ……」 途切れる言葉。 確実に桐乃は誘惑してきている。 振り返ったが最後、俺は本能に忠実な獣に成り下がるだろう。 心の悪魔が囁いた。 別にいいじゃねえか。何を躊躇う必要がある? 据え膳食わぬはなんとやらだ。ここで逃げれば男が廃るぜ。 俺はゆっくりと振り返り――。 「エロゲーしよっ?」 ――満面の笑顔で、しすしすスペシャルファンディスクを掲げる妹の姿を見た。 「はっ」 溜息が出たね。 が、その溜息の内訳は、安堵九割落胆一割で、いつしか邪な思考は跡形もなく消えていた。 何も急ぐことはないんだ。時間ならたっぷりあるんだからな。 「やるか、エロゲー」 先に予習を済ませておくのも、悪くはないさ。 おしまい! 続くかな~?
https://w.atwiki.jp/ashguitars0924/pages/4.html
ここにはどのマップにも共通していえる攻めのセオリーを書いてく ●初動について 基本的に初動は2:1:2か3:1:1で動くのが一般的 たまに青鯖だったり未満鯖でえらそうなゴミが 「次2凸で!!!!!!!!!!!」 とかいってるけど初動凸とか運要素つよいし先頭がnoobったら負けるし 人数数えられてシフトされてケツもおさえられたら終わるからやめよね 2:1:2と3:1:1どっちでもいえる事を先に書く ケースバイケースだけどこんなかんじ ・一人歩きをしない AVAは敵をリンチして殺すゲームです 味方の交戦が始まったらカバーにはいらないといけないよね? でも2マンセル以上で動かないとカバーもできないわけ つまりいつでも味方をカバーできる位置にいないといけないつまりそういうことよ ※グレーゾーンを詰める時の話です 拠点は絶対とれ BSなら冷却、APならDDといったように拠点は必ず絶対必ずとれマジで(重要) とられたラウンドは7割負けますガチで なんでとらないとダメなの?って思っちゃうあなたはのおぶ BSの冷却を例にしてざっくり説明すると 2に行く選択肢が消える 取り返す側は圧倒的に不利 取り返しが不利ってことは相手がそこを一人でキープしてようが撃ち負ける場合があるってこと そして1以外の選択肢しかなくなるってことは1の守りを厚くしてくる これが拠点をとらなきゃ負けるっていう理由 ・C4について これ勘違いしてる人多いと思う FPS指南でC4について書かれてることは多いと思う 初心者のほとんどが「交戦地でC4を落とすな」って覚えてると思うけど これはあくまでC4をもって先頭で交戦して落とすのがダメって話で 2マンセル以上で動いててわざわざ隠す必要ないです C4落として取りに帰ってるのをよく見るけどむしろそっちのがリスク高いからな C4を持つ人 ARが持つ PMで持つのはマジでやめてねPMやる意味ないです (PMってのは初動で食う&拠点を取る&裏取りが基本で動きまわることが多い、つまり敵の目の前で落とす場合が多い) それとチームでスコア悪い人が率先して持つべきだと思うよ僕は C4もつ人は主にバックアップに専念しようね ・勢いを止めるな ラッシュと食った後の判断の話 守りの初動ってのは基本的に2:1:2だよね? つまりファーストコンタクトでもし食えたなら敵はこっちにシフトしてくる そしてここですぐに判断しなきゃいけないことは 「相手がシフトする前にさっさと攻める」or「相手がシフトすることを見越して逆サイドを攻める」 この2択はすぐ判断するべき 一番だめなのはせっかく食えたのにシフトもしない攻めもしないでモジモジ留まっておくことだから気をつけよね 詰めるときのラッシュ 「勢いを止めるな」←名言 詰めて先頭が殺されてもとまらないでくれ 後続の邪魔になってるしそこで引いたらこっちが削られただけになっちゃうからな しかもその間に相手はシフトしてくるぞ 何がいいたいかといいますとこの経験があるお前はそのラウンド戦犯 2:1:2での攻め いわゆる索敵&多点突破 敵とのファーストコンタクトで食えたらそっちを詰める 無理に詰めて死なない←重要 大切なのはヒット&アウェイで殺さずとも確実にヘルスを削ってくこと 決めうちと空爆どんどんつかってこ 3:1:1での攻め これはあらかじめ攻めるポイントを決める方法 3人で動いてる側はすぐに交戦しない 1人で逆サイみてる人がグレなりで存在をアピールするのが先 逆サイはどんどん決め撃ちしてこね(深入りはしない&死なない程度) 存在をアピールしたあとは3人側に合流してケツ見るのがしごと 本命側の動きは逆サイが行動はじめて5秒くらい 敵に3人数えられる前にグレとモク投げまくって数の暴力で殺しにいけ ケツはCみてるやつがみてるから気にすんな決めうちでさっさと設置ポイントまで詰めろ もじもじしててシフトされたら負けるぞ勢いを殺すな
https://w.atwiki.jp/saikyoumanga/pages/154.html
【作品名】神から未来のプレゼント 【先鋒】機動隊員 【次鋒】ヤクザA 【中堅】ヤクザB 【副将】神様 【大将】ブラン 【先鋒】 【名前】機動隊員 【属性】機動隊 【大きさ】成人男性相応 【攻撃力】機動隊なので訓練された人並みはあるか 【防御力】ジュラルミン製の盾を所持、本人の防御力は機動隊なので訓練された人並みはあるか 【素早さ】機動隊なので訓練された人並みはあるか 【長所】隊長っぽい 【短所】何がどうなってるかわからないまま終わった、数合わせ 【戦法】盾を持って突撃、体当たり 【次鋒】 【名前】ヤクザA 【属性】893 【大きさ】成人男性相応 【攻撃力】1mほどの棒を所持、腕力は成人男性相応 【防御力】成人男性相応 【素早さ】成人男性相応 【長所】なーに見てんだコラ 【短所】スられたヤクザの仲間、数合わせ 【戦法】棒で殴る 【中堅】 【名前】ヤクザB 【属性】893 【大きさ】成人男性相応 【攻撃力】拳銃所持(おそらく腕前は素人)、本人の攻撃力は成人男性相応 【防御力】成人男性相応 【素早さ】成人男性相応 【長所】なーに見てんだコラ 【短所】スられた、数合わせ 【戦法】銃で撃つ 【副将】 【名前】神様 【属性】神 【大きさ】老人相応 【攻撃力】運命のペン、手帳所持 【防御力】老人相応 【素早さ】一般人相応 【特殊能力】運命のペン:このペンを使って手帳に時間と事柄を指定して書き込めば実際の物となって必ず起こる これを取り消すには運命の消しゴムで書いたことを消す以外方法がないのだが失くしたらしい 運命のペンを使って起こったことは以下の通り ・ブランチに隕石が落ちる ・UFOが現れる ・UFOが墜落する ・ブランが百貨店の6階から飛び降りるが無傷で着地 ・ブランうんこを踏む ・ブラン犬に噛まれる ・ブランが猫に蹴られる ・ブラン、こける ・ブラン突然浮かぶ ・ブラン再びうんこを踏む 本人は不可視状態になる事ができる 浮遊可能 【長所】運命のペンで任意全能、本人が不可視状態になれる 【短所】自分のミスを主人公に押し付けるという身勝手さ 【戦法】不可視状態で参戦、手帳に「相手は死ぬ」とか「自分が勝つ」とか書く 【大将】 【名前】ブラン 【属性】スリ 【大きさ】成人男性相応 【攻撃力】運命のペン、手帳、拳銃(おそらく腕前は素人)所持 【防御力】成人男性相応 【素早さ】階段を使って3分以内に百貨店の1階から6階まで駆け上がれる移動速度。 成人男性並みの人間やヤクザから全く気づかれずに財布等をスリ取る。 他は常人よりは速い程度か。 【特殊能力】運命のペン:副将参照 【長所】運命のペンで任意全能 【短所】銃で撃った方が手っ取り早い気がする 【戦法】とりあえず撃つ 見るからに拳銃じゃ対処できなさそうな相手には 手帳に「相手は死ぬ」とか「自分が勝つ」とか書く 参戦 vol.158 vol.158 164 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2015/09/23(水) 14 00 56.88 ID ??? (省略) 神から未来のプレゼント 考察 盾持ち機動隊員、棒持ち成人男性、銃持ち成人男性、不可視の任意全能、銃持ち任意全能 副将大将の任意全能は「時間と事柄を指定」して書く事により発動するというもの そのため「今、自分が勝つ」と書くとして大体4秒程度かかるものと扱う、日本刀の壁付近から確認 ○スターオーシャン ショートストーリー ○【先鋒】 鍛えた盾持ち勝ち ○【次鋒】 相手は刃物だが射程で有利か勝ち ○【中堅】 銃勝ち ○【副将】 不可視からの筆記任意全能勝ち ○【大将】 銃勝ち ○草壁戦隊 五宝ファイブ! ○ 【先鋒】盾で押し込めば有利か勝ち × 【次鋒】ただの棒と日本刀ではこちら不利か負け ○ 【中堅】銃勝ちかな ○ 【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち ○ 【大将】銃勝ちかな ○サザエさん ○【先鋒】鍛えた盾持ち勝ち ○【次鋒】相手は危険な武器持ちだが使いこなせていないので機動力差で勝てるか? ×【中堅】こちらの銃の腕は完全素人なので多少であっても経験差で銃負け ○【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち ×【大将】地味に耐久高い、銃では相手が接近するまでに仕留めきれずマサカリ負け 165 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2015/09/23(水) 14 03 09.80 ID ??? ○デイト・ア・オリガミ ○【先鋒】 鍛えた盾持ち勝ち ○【次鋒】 棒と年齢差で勝ち ○【中堅】 銃勝ちかな ○【副将】 不可視からの筆記任意全能勝ち ×【大将】 ロボなので銃はそこまで効かないか、移動速度的に筆記するには時間が不足するので体当たり負け ○ミノタウロスの皿 ○ 【先鋒】鍛えた盾持ち勝ち × 【次鋒】ただの棒で牛に勝つのは難しいか?負け ○ 【中堅】銃勝ちかな ○ 【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち × 【大将】レーザー銃負け ×ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】 ×【先鋒】 超大型犬負け ×【次鋒】 ただの棒で達人に勝つのは難しいか?負け ×【中堅】 素人の銃持ちでは胸当てが地味に邪魔になる、負けかな ○【副将】 不可視からの筆記任意全能勝ち ○【大将】 銃勝ちかな ×がっこうぐらし! × 【先鋒】軍事ヘリ負け × 【次鋒】高威力の突き負け × 【中堅】互いに素人銃持ちだが相手はある程度鍛えている、反応差負けかな ○ 【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち × 【大将】銃一撃では倒せない、移動速度的に筆記するには時間が不足するので体当たり負け 166 名前:マロン名無しさん[sage] 投稿日:2015/09/23(水) 14 04 31.38 ID ??? ○らき☆すた ○【先鋒】 盾で衝突をある程度防げるか?体勢崩したところを攻撃勝ち ×【次鋒】 高能力の自転車乗り負け ×【中堅】 車負けかな ○【副将】 不可視からの筆記任意全能勝ち ○【大将】 筆記任意全能勝ち ×SLAM DUNK × 【先鋒】地味に腕力がある等があるのできつい、防速やスタミナもあるのでやや不利かな負け × 【次鋒】バイク負け × 【中堅】車負けかな ○ 【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち × 【大将】銃一撃では倒せない、移動速度的に筆記するには時間が不足するので体当たり負け ×ひだまりスケッチ ○ 【先鋒】鍛えた盾持ち勝ち × 【次鋒】高能力の自転車乗り負け × 【中堅】車負けかな ○ 【副将】不可視からの筆記任意全能勝ち × 【大将】銃一撃では倒せない、移動速度的に筆記するには時間が不足するので体当たり負け ×超次元ゲイム ネプテューヌ ○【先鋒】 盾で一般人の日本刀くらいなら防げるか、そのまま押し込めば有利だと判断して勝ち ×【次鋒】 普通に硬い、大きさ負け ×【中堅】 バイク乗りハンドガン使い負け ○【副将】 不可視からの筆記任意全能勝ち ×【大将】 銃一撃では倒せない、移動速度的に筆記するには時間が不足するので体当たり負け >ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4コマ【神様の日常】>神から未来のプレゼント>ミノタウロスの皿=
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始末書のカリスマ ~悪いエリカ~ {あなたは - 人目の悪い人です。現在-人がロッコちゃんでチンパンして荒ぶってます。} 基本情報 名前 わるエリ ジャンル オンラインゲーム(三国無双online) 性別 ホモォ 年齢 20ちょい webカメラ なし マイク あり 配信時間帯 不定期 基本土日 主のステータス 喋り 幼稚園児 思考力 保育園児 ぶっぱの腕 神技 声質 ウホッ 実況作品名など 三国無双online ロッコちゃん(ド下手) 特徴 どM ホモゲー好き アナラー 暴言→就職後はある程度大人になっている リスナーから直結相手を探している 配信中の名言・迷言 「バッカス!」 「おまカット!」 「あれ・・・俺挑発されてますねぇ(激怒)」ただし、本当に挑発していた事もある これ・・・誰か雷に変えてくれません? 主が行ったネ申プレイ・m9プレイ 羽扇D→無双で全当て 俺甲刀マスターだから~の発言の直後の撤退 この距離届かねぇから!と相手を馬鹿にした上でのうっかりガード解除→撤退 エリカファミリー +依莉翠 依莉翠 女の子。声がとても可愛いです エリカと同じギルド所属で、以前は良くスカイプ2ptで配信していた 繰り返し言う、声がとても可愛いです +モウロ将軍 モウロ将軍 エリカ所属のギルドマスター 一時期の紹介文「浪漫は良いですけど、俺の部屋で使わないでください」つまりガチ系。 ガチ戦闘などにおいて、かなりの実力を発揮 +羽斗咲 羽斗咲 うとさく、と読むらしい ドチンパン リスナーからもボロクソに叩かれているが、それでも顔を出す勇者 正直いたら負ける、という程の雑魚さ。敵にいたらまずボーナス +水奏 水奏 攻撃特化武器を数多く持つ、わるエリにそれを貸す事も。 真乱舞書くれ、とか言われたら「2円で出しといた」とか言い出す人。そしてマジで出ている。正直ただのお人好し。 わるエリ配信では数少ないエンジョイ勢。支援や合わせる動きはかなり上手い?が俗に言う厨武器はド下手。 わるエリに色々協力している。金とか金とか金とかアイテムとか。 コメント テスト -- テスト ドヤッ -- 水奏のフレンド 名前 コメント
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2007年05月21日(月) 01時31分-穂永秋琴 古典は退屈であり、現代文学はくだらない。本の山とはすなわちゴミの山である。 まぎれもない真実だと思う。全体における割合からいけば、古典は退屈なもののほうが多いし、現代文学はくだらない作品のほうが多いのだから。読書なんかするな、と、ある種の人たちは言う。然り、退屈な古典や、くだらない現代文学に費やしてもいいほど、君たちの青春時代は価値の軽いものではない。 だがそのゴミの山の中に、きらりと光る宝が埋もれているのも、また確かなのだ。 我々は四年間、ゴミの山に上り続け、ゴミの山を掘り起こし続けた。そして、いくらかの宝を――極めて優れた書物を見つけた。ここに掲げたのは、その成果の、もっとも高質な一部分である。 願わくは、我々の見出した宝が、君たちにとっても価値あるものとならんことを。 名古屋大学文芸サークル第三代代表・穂永秋琴 穂永の基本方針。 ・一作家につき一作品とする。 ・私自身の趣味に忠実に、文学史に遠慮しないで選ぶことを心がける。 ・冒険的なリストを作るため、有名な作品はあえて外す。ただし、ドストエフスキーだけは例外とする。 ・お勧めの作品には(!)を、特にお勧めの作品には(☆)をつける。 ・コメントはいい加減。 とりあえず何か面白いものを読みたいひとのために アリオスト『狂えるオルランド』(名古屋大学出版会)(!) イタリア・ルネサンスの掉尾を飾り、『ドン・キホーテ』にも影響を与えた名作……とか、こういう堅苦しい説明はいらない。お間抜けな騎士・女騎士たちの活躍を存分に楽しむがよいのだ。 セルバンテス『ペルシーレスとシヒスムンダの苦難』(国書刊行会) 巨匠の絶筆でござい。枠物語の形式を借りた冒険小説。つまり、『エチオピア物語』の子孫にして『ハイペリオン』の先祖ってとこかな。『ドン・キホーテ』を読む前にアリオストとこれを読んでおくとよかろうよ。 『デデ・コルクトの書』(平凡社東洋文庫) アナトリアのトルコ系民族に伝わる物語文学だ。草原民族の雰囲気を楽しめ。 滝沢馬琴『椿説弓張月』(岩波文庫) 流刑先の八丈島を逃れた源為朝が、琉球のプリンセスを助けて活躍する。江戸最大の作家馬琴+江戸最大の絵師北斎という、最強タッグによる極上のエンターテイメント。 アイヒェンドルフ『愉しき放浪児』(岩波文庫) 「もっともロマン派らしい作家」アイヒェンドルフのお気楽な小説。 AKトルストイ『白銀公爵』(岩波文庫) イヴァン雷帝の時代を舞台にした歴史小説。『三銃士』好きならぜひ。プーシキン『大尉の娘』もいいよ。 金庸『笑傲江湖』(徳間文庫)(!) 通俗小説の値打ちが、読者の手に汗をかかせ、本を最後まで閉じさせないことだとすれば、たぶん、今のところこれが世界一の通俗小説だ。 カルヴィーノ『不在の騎士』(河出文庫) 中身からっぽの鎧が繰り広げる珍冒険。『狂えるオルランド』とセットでどうぞ。 ペレーヴィン『虫の生活』(群像社) 登場人物たちは変身を繰り返しつつ軽やかに飛び回る。軽いのはヤダ、という向きは、アナトーリイ・キム『リス』を。 さくっと戯曲でも シェイクスピア『から騒ぎ』(白水uブックスなど) ロペ・デ・ベーガ『農場の番犬』とならぶ、ツンデレ・ラブコメの二大聖典だ。ツンデレカップルに存分に萌えるがよい。 コルネイユ『シンナ』(白水社『コルネイユ名作集』に収録) 恋人の仇は自分の恩人。さてどうしよう。ヒロイズムあふれる名作。モリエールやラシーヌよりコルネイユのほうが断然新鮮に読めると思うよ。 孔尚任『桃花扇』(平凡社中国古典文学大系『戯曲集 下』に収録) 中国戯曲なんか読んだことないだろ。これ、読みやすくて面白いし、歴史ものなので『三国志』『水滸伝』のファンなら必読だ。 萌えなくして何が文学か ゴーチエ『モーパン嬢』(岩波文庫) 理想の女を求める男と、男とはいかなる者か知りたい女、さて、その結末は。男装少女から百合にいたるまで妖しげな雰囲気はたっぷり。 エーヴェルス『アルラウネ』(国書刊行会) 人造人間ネタ。<宿命の女(ファム・ファタル)>を扱ったものとして、フケー『ウンディーネ』と比べてみるのもおもしろい。 エリアーデ『令嬢クリスティナ』(作品社) 吸血鬼よりその姪の幼女シミナが怖い怖い。 ガルシア・マルケス『愛その他の悪霊について』(新潮社) ラテアメ文学入門にどぞ。 どっちかというと癒し系 アナトール・フランス『シルヴェストル・ボナールの罪』(岩波文庫)(☆) 本を巡る冒険はいつ読んでもわくわくさせてくれるもので。あとシルヴェストル爺さんかっこよすぎ。 ドゥンバゼ『僕とおばあさんとイリコとイラリオン』(未知谷) グルジア語から直接訳されたのはこの小説が始めてだそうですよ奥さん。つまり日本翻訳文学史にその名を刻む作品と申せましょう。内容としては、ノスタルジーとユーモアにあふれた佳作。「初恋」の章ではもだえ転がること必至。 タブッキ『レクイエム』(白水uブックス) イタリアの現代作家で、誰にでもお薦めできるのはこの人。ストーリー性の強いものがお好みなら、『供述によるとペレイラは』をどうぞ。 異形の都市にて コードウェイナー・スミス『ノーストリリア』(ハヤカワ文庫SF) コードウェイナーの名は知らずとも「人類補完機構」は聞いたことがあるはず。え、ない? 独特の味のある文章を書く人です。 カリンティ『エペペ』(恒文社) ヘルシンキへ向かったはずが、意味のとれぬ言語を話す人々の都市に到着してしまった言語学者――カフカ系不条理小説。 カダレ『夢宮殿』(東京創元社) アルバニア文学はちょっとほかのヨーロッパ文学とは雰囲気が違うね。白水社から出た『誰がドルンチナを連れ戻したか』『砕かれた四月』もいいよ~。 古橋秀之『ブライトライツ・ホーリーランド』(電撃文庫)(!) 電撃文庫で度肝を抜かれるとは予期してなかった。ビルシャナ仏が百腕巨人にドロップキックをかますプロローグだけでご飯三杯はいけるね。 青春小説嫌いが勧める青春小説 ネルヴァル『火の娘たち』(ちくま文庫) 中篇「シルヴィ」がお勧め。このほろ苦さこそ青春の味だと思うのだけれどどうでしょう。 ゴンチャロフ『オブローモフ』(岩波文庫)(!) なんとびっくり、19世紀ひきこもり小説だ。現代人が読むべき青春小説はヘッセでもサリンジャーでもなくこれだろうさ。働いたら負けかなと思っている人は読むべき。 本格小説でどっぷりと ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』(岩波文庫など)(!) ゆるい語りが魅力。素敵な挿絵でも眺めつつ、ゆったりまったり楽しみましょう。 バルザック『ゴリオ爺さん』(岩波文庫など)(☆) 描写が長すぎてかったるいが、キャラは強烈。初めの70ページを耐え切ればあとはジェットコースターだ。健闘を祈る。 ユゴー『九十三年』(潮出版社など)(☆) 『レ・ミゼラブル』は長すぎるので、ユゴー初読者にはこっちを。フランス革命を扱った歴史小説。ラントナックが熱い。 ゾラ『ジェルミナール』(中公文庫など)(☆) 労働小説なんざ読んでられるか、とは言わずに……。社会小説系でこれ以上の小説はない。 李文烈『皇帝のために』(講談社)(!) 予言書の読みすぎで自分は皇帝になる運命だと勘違いした男が、太平洋戦争前の朝鮮半島と満州を舞台に大暴れ。ドンキホーテと三国演義と朝鮮近代史を足して割らない。 莫言『白檀の刑』(中央公論社)(☆) 作品全部をメタフィクション化する最後の一言が熱い。泥臭くて洒脱さがないのがいい感じです。 奇想系。 董若雨『西遊補』(平凡社東洋文庫) 邦題『鏡の国の孫悟空』。なんと孫悟空が多重次元世界で始皇帝を探して冒険する話なのだ。 ホフマン『黄金の壺』(岩波文庫など)(☆) 蛇娘ゼルペンティーナに恋した貧乏学生の運命は――。『悪魔の霊酒』『ちびのツァッヒェス』『ブランビラ王女』……ホフマンの小説はどれもすごいよ。俺の中ではベストオブドイツ。 シュルツ『肉桂色の店』(平凡社ライブラリー『シュルツ全小説』に収録) 変身を繰り返すお父さんが素敵。ノスタルジックでグロテスクな良作短篇集。 ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』(群像社など)(☆) はちゃめちゃ。一応ソ連社会の風刺がメインのはずだけど、そんなことは全然気にせずに楽しめる。空飛ぶメイドさんとか出てくるあたりがもう。 チュツオーラ『やし酒のみ』(晶文社) アフリカ人の想像力を堪能せよ! レム『ソラリス』(国書刊行会など)(!) SF史に残るマスターピースだ。うん。 マコーマック『隠し部屋を査察して』(創元推理文庫) ブラックジョーク系。エログロ注意。 アレナス『めくるめく世界』(国書刊行会)(!) 大マジメなファルスというか、ファルスなのに大マジメというか。暗い話のはずなのに読んでるこっちは大爆笑。 小説世界をどう描くか ウルフ『灯台へ』(岩波文庫など) 時間の扱い方とかが秀逸。 パヴィチ『ハザール事典』(東京創元社)(!) 両表の本『風の裏側』とか、クロスワードパズルを小説に組み込んだ『紅茶で描かれた風景』とか、変な本を作る人です。でも物語としてしっかり面白い本でもある。 キシュ『砂時計』(松籟社)(!) 笑いに満ちた珍問答で恐怖と狂気の世界を織り上げる。今年刊行された翻訳小説では今のところベストではないかと思われ。でも売れてないっぽいので、買ってあげてくださいね。 やたらスケールの大きな話 ドフォントネー『カシオペアのΨ』(国書刊行会) ある惑星の全史を様々な文体で作り上げる。フランスロマン派が生んだ奇作。 エリクソン『黒い時計の旅』(白水uブックス)(☆) 歴史改変系。一ポルノ作家の愛がナチスドイツに勝利をもたらす。濃密な幻想描写が売り。 イーガン『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫SF) 作品内で流れた時間、キャラが移動した距離は、世界文学全部の中で最大ではないかしらん。コテコテのハードSFだけど、小粋なセリフがちらっと挟まれたりするところがなんだか良いね。 破滅系:奈落に向かってまっしぐら 『ニーベルンゲンの歌』(岩波文庫)(!) 二部仕立ての叙事詩。勇士ハゲネのキャラが鮮烈。 ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(岩波文庫など)(☆) カラマーゾフシチナ(闇のちから)が満ち満ちてます。 チャペック『山椒魚戦争』(ハヤカワ文庫SFなど) ユーモラスな語りながら、物語が破局へ近づいていくのが読者の心に迫る。風刺SFの古典。 グラック『シルトの岸辺』(ちくま文庫)(☆) 破滅というか、破滅の予感までだけど。ブッツァーティ『タタール人の砂漠』、クッツェー『夷狄を待ちながら』とセットでお読みください。 分類不能 ラファティ『悪魔は死んだ』(サンリオSF文庫)(!) 悪魔は死んだ。あんたが殺した。――ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』の二次創作、と言っただけで、これがたいへんな奇書であることがお分かりいただけるはず。 <闖入者(藤枝)が現れた!> RPG系:ゲーム原作だからと侮るなかれ 久美沙織『ドラゴンクエストIV』(!) ゲームのシナリオが好きな人は、逆に読むべきではなかろうなのだ。 Book○ffで探せばエニックス文庫ぐらい安く売ってるはず。図書館を探しても見つからないと思われ。 本当は『天地創造』(上に同じくゲームの小説化)を推したいが、手に入らないので断念。(私はラッキーなことにたった4年で中古書店で格安で見つけることが出来た!自慢自慢!) 「こんにちは、Kです。本の紹介をさせていただきます。本当はゴリゴリに凝ったものを紹介しようかと思っていたんですが、忙しいのでオーソドックスにいきます。 スターン『トリストラム・シャンディ』(☆) 面白い脱線は、小説のアクセサリみたいなものだけど、この小説は最初から最後まで脱線しかしない。脱線でない部分は皆無といっていい。主人公が受精するところから話が始まるんだけど、そこから産婆さんの話、産婆さんのご亭主の牧師の話、教会の話、説教の話、父親の妙な思い込みの話、戦争マニアの叔父の話、どうしてこの小説はくだらないことばかり書いてあるかについての話、これからはできる限り脱線しないようにしようという話、話が脱線に告ぐ脱線で主人公はいつまでたっても生まれない。あと、小説の真ん中くらいのところに前書きがあったり(作者に暇ができたからだそうだ)、献辞(だれだれに捧ぐとか言うあれね)の宛名がなくて、この小説を捧げてほしい人は、出版社までご一報を、とか書いてあったり、真っ白なページ、真っ黒なページ、極彩色のまだら模様のページとか、悪ふざけの限りを尽くした、永遠の奇書。岩波文庫で読めるよ。 ラブレー『ガリガンチュアとパンタグリュエル物語』 うんことかしっことかちんぽとかから、当時の最先端の哲学まで、何でも入っている本。嵐で恐怖のあまりうんこまみれになる男が、別の場面では、ラテン語からギリシャ語、イタリヤ語、バスク語、さらには存在しない架空言語を操り、わけのわからん屁理屈をこねたりするし、修道士が巨大な十字架を振り回して、相手の頭蓋骨を砕いたりするし、もうはちゃめちゃ。驚くべきはその言葉の洪水。数字はみんな、32万5千3人とか大きい割りに妙に細かかったりするし、パリの図書館の本が十数ページに渡って羅列されてりするし(全部でたらめな名前ばかりで、難しそうな言葉で馬鹿なことが書いてある『入門簡易尻拭法』とかそんな感じ)、三十文字以上の長い単語とかを勝手に作ったりとか、もうむちゃくちゃ。 だけど、この学問的な高尚な言葉と、卑俗な民衆の言葉を混ぜて使う試みが、日常的な言葉を表現できない高級語と、豊かな表現力を持たないし、文字にされることもほとんどなかった低級後を無理やり結合させ、今のフランス語の原型を作ったともいえるのだ。実際たとえば「パニック」という言葉はラブレーがこの作品で作った造語だし(ローマ神話のパンからきている)、「カタストロフィ」や「カニバリズム」という言葉を、フランス語に輸入したのもラブレーが最初といわれている。 この作品の常軌を逸した馬鹿騒ぎは、まさに言語が生まれる原初の叫びなのだ。岩波文庫で出てたけど、今でも読めるかは知らん。筑摩文庫から新約が出ているけど、まだ途中まで。図書館ででも借りてよ。 (つづく) ◇召喚されたので、、時間外労働に来ました。(鴉羽黒) ◆西澤保彦『彼女が死んだ夜』、『麦酒の家の冒険』、『仔羊たちのイヴ』、『スコッチ・ゲーム』、『依存』、『解体諸因』、『謎亭論処』、『黒の貴婦人』、『七回死んだ男』、『方舟は冬の国へ』、『腕貫探偵』 ・南部書籍の声カードに「西澤保彦をもっと増やしてください」と半ば冗談で書いたらホントに増えてインデックスまで出来てしまい、でもたぶんほとんど僕しか買ってないので誰か買ってやってくださいという意味を込めて紹介。ちなみにミステリ。 『彼女が~』から『黒の貴婦人』までは通称匠千秋シリーズ、でも一つだけ読んでもそう問題はないと思う。なお、後ろ三つは短編集なので時系列がばらばら。そんな長いシリーズなんか読んでられないという場合は、とりあえず『麦酒の家の冒険』をオススメ。 他に上げた単発もののうち、『腕貫探偵』はハードカバーだけど短編集で軽い話が多くて読みやすい。『七回』はタイムループもの、『方舟』は擬似家族サスペンス。たぶん。 番外編としては、実在する作家を勝手に(?)主人公に仕立て上げた森奈津子シリーズがある意味すごい。両性具有迷宮がそれに当たるが、相当エロくてそこそこグロいので注意。完全にコメディではあるんだけれど。 ◆伊坂幸太郎 『ラッシュライフ』、『陽気なギャングが地球を回す』 『砂漠』 西澤保彦と違って一般的に有名で売れてるようなのなのであんまりここであげるほどでもないと思うのだけど、まあ一応。砂漠は大学時代に読むのがたぶん、一番正しい。あとで読むと後悔する、学生生活を(僕はした)。 ◆光原百合 『最後の願い』 『時計を忘れて森へ行こう』以来目立って出版がなかった光原百合久しぶりの新刊(もう結構前だが)。劇団仲間集め連作短編。キャラクターの魅力が光る。 ◆樋口有介 『彼女はたぶん魔法を使う』 旧世紀に発行された作品の復刊文庫なので、読んでいると微妙に違和感があることも。古きよき(?)足で事件を解決する元刑事の話。とりあえず主人公は顔を合わせた女性に歯の浮くような台詞を言いまくるので、ひょっとしたら何かの参考になるとかならないとか。 ♯あまり進めるようなものでもないもの。 ◆秋田禎信 『閉鎖のシステム』 富士見ミステリ。作家はオーフェンのひとだが、まあなんというか、色々とよくわからない作品。僕は好き。でもこれ今売ってるんだろうか。 ◆新井輝 『ROOM№1301」 富士見ミステリ。後輩に勧めるという趣旨から外れている気がする。最近のライトノベルエロ化傾向の(偏見)、たぶんさきがけ。でも巻数が進むとそうでもなくなってきて、恋愛小説として、というよりは群像劇として十分面白いと思う。ほとんど台詞で進んでいるような気はするが。 ♯番外 ◆永田泰大 『魂の叫び』 ていうか小説じゃない。知る人ぞ知るファミ通連載の小コラムで、まあ、魂の叫びが綴られている。ゲーマーはぜひ。まだ連載しているので、ファミ通を探して立ち読みしてみるだけでも可。コンビニで吹き出しても保障はしませんが。 とりあえず以上。 ◇遅れてきた皆既日食 『ばいばい、アース』冲方丁 異世界で女の子がでっかい剣を振り回す。というのがあらすじ(待て) 主人公以外が獣人だったり人魚だったり足長族だったり半人半馬だったりする世界で、自分は何者なのさ?という答えを探しに旅に出ようとするお話。 旅に出るための試練で物語は終わります。・・・第二部、書きたかったんだろうなあ・・・ 幻想的な世界観と舞踏のような戦闘シーン、祝福と呪いに悩み苦しむ登場人物が素敵。 『カレワラ』 フィンランドの伝説をまとめたやつ。エッダとかサガみたいなもんだと思ってくれい。 英雄譚の主人公といえば勇ましい戦士だが、このカレワラの主人公たちは魔法使い。かわいい嫁さんを娶るために魔の歌を吟じて数多の奇跡を巻き起こすのだ! 自分の欲望のために魔法を使う魔術師は普通悪役で終わるが、この物語では主人公。彼らのはっちゃけた姿を一度見てほしい。 『多情剣客無情剣』古龍 中国の武侠モノでは一番かっこいいと思ってやまない名作。一瞬の刃の煌きのように、余分なものをそぎ落とした緊張感のある戦いは必見。そして主人公がやたらと渋い。だがストーリーも余分なものをそぎ落としすぎだ・・・でも面白いから許す。戦いとキャラで楽しめる人は、ぜひ。 『豊乳肥臀』莫言 しまった莫言は書生さんもあげていたか・・・まいっか(確信犯) 中国では、公式には禁書とされている本です。普通に本屋で買えるらしいが。 主人公・上官金童はお母さんと8人の姉と一緒に暮らす少年。男の子は主人公一人なので甘やかされてます。これだけ聞くと某氏が12人の妹がどーとか騒ぎそうだが、すまんそういう要素はゼロだ。 第二次大戦が終わったばかりの混乱期の中国で、一家の大黒柱である父を失った上官家が力強くというよりしたたかに生きていく様を描いた作品。ただし涙を誘うような描写はない。一家みんなで力をあわせようという話でもない。どんなつらいことがあっても、生きるためにあがき続けるしかないというある意味すさまじい物語。 あまりの貧しさに娘の一人を売ることになった母が主人公に言った「上官家の未来は、おまえの肩にかかってるんだよ!」という一言が心に残っている。 パスワードは「book」。Κ、黒、日食、藤枝ほか同輩諸氏の参加求む。お勧めの本があればがしがし追加・更新してくださいな。 ネット環境とキノコ勇者への愛がある限り藤枝はここに出続けることでしょう。 というか、お勧めの本を尋ねればその人の趣向がわかっちゃいますね。 オススメっていうか、個人的に好きなだけの選定だなぁ、僕(鴉羽) オススメの本が少ない日食は、最近小説読んでません・・・漫画ばっか(皆既日食) ちょっとタイトルを変更、記述を追加、序文なんかつけてみた。 書いてくれたみんな、感謝するよ。今後も暇があれば追加してくだされ。穂永。
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←back 「ちょっときみたち?動物いじめちゃだめじゃない」 驚いた。 今のご時世、赤の他人に忠告してくる大人がいるなんて。 無視したら「ちょっとちょっとー」と食い下がってくる。うざい。 「ハァ……いじめてなんかないし。遊んでるの。これ私のだもん」 何したっていいじゃん。生まれたときからいつも一緒にいる相棒。どうせ私から離れられないんだから。 「だったらなおらさ大事にしなよ……泣いてるよ?」 この人、動物愛護団体かなんかなの?はー、めんどくさいやつにつかまったなぁ。 なんにも知らないくせに出しゃばる大人は大嫌い。まぁ……この子たちも信用してるわけじゃないけど。 「さやしりほちゃん」 え? 「すずきかのんちゃん。いくたえりなちゃん。ふくむらみずきちゃん。ちなみに私は新垣里沙ですヨロシク」 みんなの名前も次々と当てていく。私の口もぽかーんと開いてたんだろうな、四人揃って同じ顔してる。 当然、こんなうざい大人の名前は知らないし会ったこともなかった。 そして次の言葉には驚きというより恐怖を感じた。私は思わず相棒を抱きしめてしまった。 「私もきみたちと同じで……力を持ってる。心を読めるんだ。驚かせてごめんね。 きみたちからさー、こんなこというのもあれだけど、なんていうか絶望感が出てる。 いっぱいいっぱい傷ついて、何も信じられなくなってるんでしょ。私もそうだったから……。 でも本当は寂しいんだよね。全員今にも泣き出しそうだよ?この子みたいに」 相棒を見ると、いつもと変わらずどこか遠い目をしていた。その目で、この人の正体を映し出してよ。 「いきなりごめんね。謝ってばっかだね。でも、あんまり悲観しないでほしい。 私も見つけられたから、きみたちも信じられるものと出逢えるといいね。 あ、そうだ、よかったらここ来なよ!えーと……あった、ハイこれ。私の理解者が集う喫茶店」 わかった。この人の正体は……偽善者だ。 心を読めるのは本当で、境遇を理解しているのもわかる。でもみんながみんな自分みたいに救われると思ってるんだ。 名刺のような紙……地図が描いてある。それを差し出された手ごと払いのける。 「証明して」 「へ?」 「あんたの“信じられるもの”を、証明して」 「じゃあ今からみんなで行く?私の信じられる仲間たち、紹介しようか」 「だめ。イチから。ううんもっと、ゼロからじゃなきゃ証明されない。証明できたら喫茶店、行ってもいいよ」 「ふーん……もしできなかったら?」 「殺します」 ◆ 里保ちゃーん、どうしちゃったの? 私は今のやりとり、よくわからなかった。証明?殺す? おねえさんは……ゆっくりと頷いてた。 「みんなも協力してね」 「待って里保ちゃん、よくわかんないんだけど」 「ここじゃ寒いから、あそこに戻ろう。あんたもついてきて。もう始まってるの」 あそこというのは、私の借りてきた空間。 しばらく歩くと使われていない倉庫が立ち並ぶ。 そのなかの一つの倉庫に、地下への階段と空間を持ってきて、一週間ほど前から過ごしていた。 私たちの避難場所。そして再びやり直すための、出発地点。 階段を降りながらおねえさんが話しかけてきた。 「へー。これは誰の能力?作り出したの?」 「私です。作るんじゃなくて、借りてくるの」 「かのんちゃんかー。へええーすごーい」 おねえさんはさすがって言ったらいいのか、全然驚いてなかった。 この力を知っちゃった人は気味悪がってどんどん遠ざかっていったのに……。 おねえさん自体が、私の知らない世界そのものに思えた。 「里保、説明してよ」 「珍しいね熱くなっちゃって。私もよくわかんなかったよ」 衣梨ちゃんも譜久村さんもわかってなかったんだ。ちょっと安心。 「じゃあ説明するね」 説明の間、おねえさんはただ静かに聞いていた。きっと里保ちゃんの心を読んでいて、もうわかっていたんだと思う。 このおねえさんは“信じられるもの”を命を賭けて証明することになった。 今日から三日間ここに軟禁、携帯電話も使えなくする。 三日経ったらおねえさんの仲間に連絡をし、ここに呼び出す。そのとき私たちは別の空間を借りて隠れてる。 まずここで仲間が来なかったら証明失敗。おねえさんは殺される。 仲間が来たらおねえさんは、仲間を裏切る。信頼を失わせる方法は自由。それができたらおねえさんも別空間に入れる。 ここからが『ゼロからの証明』だよ、と里保ちゃん。 また三日以内に、裏切られてもなお仲間がここに探しに来ればおねえさんの勝ち。証明できたことになる。 でも三日過ぎた時点で来なければ証明失敗。おねえさんは殺される。 「りほちゃん、私途中で逃げ出しちゃったらどうするの?」 「逃げたり証明失敗したら死ぬ呪いをかける。仲間に計画を漏らしてもあんたは死ぬ。あと、譜久村さんにも身体の自由奪ってもらうから安心して」 里保ちゃんは相棒の頭をなでなでしながらさらりと怖いことを言っている。 胃のあたりがぐっと冷えた感じがした。なんだか私のほうが逃げ出したい気分だ。本気?ねえ本気なの? 私の知らない世界は、私以外のすべてなんじゃないか? ◆ 「やっしーね!えーと、ズッキとか良くない?やっぱフクちゃんでしょー、うーん、そうだなー、えりぽん」 みんなして変な呼び名をつけられた。衣梨はやだったから絶対呼ぶなって言った。 「私はねー、ガキさんって呼ばれてるよ。みんなもそれでいいから」 衣梨はめんどくさかったから絶対呼ばないって言った。 「まあまあ、一緒に生活してる仲なんだしさ」 「なんで笑ってられるんですか?こんな状況なのに。死ぬかもしれないのに」 あれから三日経ち、この人の仲間は来た。思ったよりたくさんいたことに驚いた。カタコトの人もいた。 死を回避したこの人はシナリオどおり動いた。なんかよくわからないけど攻撃もしてた。 全てが終わったあと、泣いている人や叫んでいる人を見たのがとても新鮮だった。あんなに感情をオープンにしたことなんてここ数年ないし。 なんていうか衣梨は感情の渦の中にいるようで、衣梨が責められているようで、胸が苦しくなった。 そして一夜明けても相変わらず、この人は聖の能力で身体が動かせず横たわっている。笑ってるってことは案外平気なの?鉄の心臓の持ち主か。 「いやー昔を思い出しちゃって。こんな時代もあったなぁなんて」 気持ち悪。変態?どんな昔があったのよ。でも突っ込んだら負けな気がしたから無視した。 「それに、私死なないよ。絶対また来てくれる。前にもあったんだ」 前にも?更に興味があったけど、やっぱり聞いたら負けな気がしたから無視した。 「その時はもうどこにも行かないからねって約束したんだけど……今この状況だからなぁ。私はやっぱり裏切り者なのかもね」 その天井を見つめる顔がすごく寂しそうだったなんて、言ったらめんどくさくなるから見なかったことにした。 そもそも里保は「みんなも協力してね」って言ったのにおかしい。私なんにもしてないじゃん。 この人の話し相手だけ?そんなのつまんない! 「みんなっ、来た!にいがきさん隠すね!」 香音ちゃんが小さく叫ぶと目の前の人を別空間に入れる。 もう来たの?昨日の今日だよ?早くない?“信じられるもの”……あるの? 「あれ……女の子だよね!?しかも小学生いや中学生くらいかな?」 “信じられるもの”“仲間”“絆”……なんどもあの人から出た言葉をぐるぐる反芻しながら会話を繋ぐ。 「そっか……残念。でもね、昨日ここにお友達が来たのは確かなんだ。ちょっと調べさせてもらうよ?」 聖が能力を解くのがわかった。香音ちゃんも解こうとしている。里保はまだ認めてないみたいだけど。 どうするのよ。衣梨もわかんないよ。それに、ただ見せ付けられるのはなんか嫌だ。参加したい。この大掛かりな『証明』の一部になりたい。 「そこをなんとか!」 気付いたら攻撃していた。やってしまった。いつもこう。衣梨奈は場をかき乱すねってよく言われてた。 「コラーえりぽん!ばか!はやくカメ治して!!」 早速来た。その呼び名、やだって言ってるのに。それにしても『かめ』ねー。かめに縁でもあるのかな。 「今から治しますのでちょっとどいてください」 「嘘」 「ほんとです」 「…………もし嘘だったらさゆみ、あなたを刺すから」 ◆ 衣梨奈ちゃん暴走しちゃって……。ナイフ当てられてるけど大丈夫かなー。 「譜久村さん、またお願い」 「なんで?里保ちゃん」 「今、流れが変わってきてる」 流れ……。あ、なるほど。にいがきさんの仲間が、また疑いだしてるんだ。里保ちゃんのいう『証明』に達していない。 「今度は八箇所でお願い。判断は譜久村さんに任せる」 里保ちゃんは多くを語らない。それは私がうまく汲み取るから。 にいがきさんの仲間が八人。にいがきさんを信じない者と判断した時点で、私は針を刺していく。 きっと八箇所刺した時点で里保ちゃんは殺すんだろうな。 私と一緒で、訓練された彼女は、私以上に冷酷だった。でも…… 「里保ちゃん熱いね」 「私、案外熱いんだよ」 こんな『証明』に熱くなるなんて、子どもだ。 針を刺す。負の感情は恐ろしい。 針を刺す。あっという間に連鎖するから。 針を刺す。にいがきさんの負けかな。 針を刺す。ひとつ、言っておけばよかった。 針を刺す。ありがとうって。 針を刺す。普通じゃないとか、特別だとか言わないでくれて。 そういえばひとり、衣梨奈ちゃんが倒した人の分、余っちゃうな。 あの人がダメだったら二本同時に投げればいいかな。ねえ里保ちゃん。 「いいよ」 だよね。あの人は……まだ黙ってる。早くどっちかにしてよ。結構神経使うんだよ。 ハア、と息を緩めたそのときだった。く、くるしい……!! 「あんたか!!」 「なんかピンみたいなの投げてたな」 「苦しいのはガキさんだ!ずっとここに閉じ込めて!今この瞬間も!遊ぶのもいい加減にしろ!!」 やっと解放されて、その場でしゃがみ込みげほげほ咳き込む。 甘かった。まさか、見破られたなんて。 香音ちゃんと衣梨奈ちゃんが背中をさすってくれる。 里保ちゃんはというと、もう移動する準備をしていた。え、にいがきさんは? 「ちゃんと呪いは解いたよ。私の負け。……行こう、譜久村さん、みんなも」 私のほうが子どもだったのかな。それとも両方かな。 思い通りにいかなくて憮然とした顔の里保ちゃん。 にいがきさんが死ななくて嬉しい私。 あの日こっそり拾っておいた喫茶店の紙を、ポケットの中で握り締めた。 ←back
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ネタページ:通常モンスター(TOD2) ナイトメア ジェントルマン ドレッドリーチ ナッハツェラー ドラゴニュート プロトタイプ マリガン コーラルクラブ ヘルマスター ウィザード エリアルナイト ナイチンゲール バジリスクキング ドラゴントゥース ナイトメア 愛称「悪魔」。ニートと組むととんでもない強さを発揮する。 ジェントルマン 通称「紳士」。主に最終現代のセインガルド地方に出現する。999HITsを出すときの餌食。強力なドロップアイテムも含め、いろいろお世話になってます。ただ、強力な耐性を持ち、ディバインセイバーすら放つ鬼のように強いモンスターでもあるので注意。 ドレッドリーチ アクアラビリンスに出現するモンスター。愛称「寿司」。過去に「寿司見てるとドレッドリーチ食いたくなる」という書き込みがあり、寿司とドレッドリーチが逆という事が住人に強い印象を与え、寿司と呼ばれるようになった。決してホープタウンの寿司職人と混同しないように。(現在ではあまり使用している住人は見かけない) ナッハツェラー 略称「ナッハ」。主に最終現代のフィールド、セインガルド地方に出現する。「ふんっ!」の技でお馴染みの、あのハゲ男ではない。 どうでもいいがD2には上司のベジータ様はいる。出番は少ないが ドラゴニュート 愛称「ニート」。アクアラビリンスに出現する。ニートの強さを表す格言『ディバイン止められたら負けかなと思ってる』 制作側が知性の値を一桁間違えたせいで、彼の使うディバインセイバーは超強力。ディバインセイバーは回避するのも難しいので、発動される=死。PS2のBest版だと修正されたためドラゴニュートの知性が低く、ディバインセイバーで死亡するということはなくなった。しかし逆に血祭りにあげられた廃人…もといユーザーたちにこの修正が悲しまれたため、PSP版では無修正版で移植された。そのため発動される=死が再び訪れた。どこでもセーブがあるのでやり直しは楽になったが。 プロトタイプ 「プロト道場」(グレードショップで「コンボ命」を購入した状態で、こいつ相手にコンボボーナス経験値を稼ぎ一気にレベル上げをする)でおなじみ。1体で出現し、図体がでかく、HPが高くて回避が低い、とまさにコンボ相手にうってつけ。初期レベルハロルド加入後に頻繁に行われる。プロトタイプ様は神様です。 マリガン 「ウィッチ」というキャラの色違い。「ヴァンパイアシリーズ」のモリガンにカラーリング等がそっくりさん。D2には割と色っぽいモンスターが多い。代表例を挙げるとハイネックノースリーブのへそ出しインナーにブカブカのホットパンツ姿の「バンデット」、半人半鳥の「ハーピー」「ケライノー」、巨乳の蛇女「ラミアー」、前作からほぼ続投の女神官「クレリック」「プリエステス」、ガープの付き人である「セージ」など。 コーラルクラブ 天地戦争時代の海岸にのみ出現するモンスター。普通にプレイしていると天地戦争時代の海岸には行かないため、気づかないまま進んでしまった人も多い事だろう。 モンスター図鑑をコンプリートする際にこいつの存在になかなか気づかない人は多いと思われる。 ヘルマスター 18年前のダイクロフトに出現するDからの続投組その1。若干小さくなっているがほぼDと同じグラフィック。 D2の戦闘スピードに合わせて機敏になっているがDと同じく前衛専門のため大して強くない。 ウィザード 続投組その2。カラーは茶色のままだがDよりもかなりスリムになり丸みを帯びた体になっている。 Dでは火属性オンリーだったが今作では火に加えて水属性の晶術も使ってくる。 知力がそれなりにある上、上級晶術も使ってくるので放置は危険。特に押し込みの強いエリアルナイトと組まれると厄介。 エリアルナイト 続投組その3。グラフィックはDとほぼ同じだがかなり小さくなった。 今作では晶術を発動する時の特徴的なボイスは無し。残念(?) Dではどちらかというと晶術を連発する後衛タイプだったが今作ではかなり槍攻撃を多用する前衛向きになっており、押し込みが強いのでウィザードと組まれると危険。 ナイチンゲール 続投組その4。Dでは下級種が2匹いたが今作ではこの系統の敵はこいつだけになっている。他の続投組と同じくグラフィックは小さくなった。 Dでは回復役で積極的に攻撃してくる敵ではなかったが、今作ではプリズムフラッシャを習得してかなり攻撃的になっている。 D2の機械にしては珍しく光に強く闇に弱い。 バジリスクキング 続投組その5。Dでは石化光線を連発してくる強敵だったが、今作では石化の状態異常がそもそも存在しないため前衛専門のただの雑魚になってしまった…。名残か鈍足攻撃を使ってくるが地味過ぎる…。 ドラゴントゥース Dではダイクロフトに出現したモンスターだったが、何故か上の続投組5種と違ってこいつだけ最終現代のフィールドという全然違う場所に出現する。他の続投組と比較してグラフィックが大きく変わったのが原因か。
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1-472氏 泊まった日・始 二人きりの家の中。目覚めた時にかがみがいない事の寂しさでこなたはかがみに泣き付いて、恋人として目一杯甘える。 その後は、二人のデートの様子と帰り道での二人の心情を、視点を変えながら描写されていく。 「泊まった日・朝」→(本作) 全4作のシリーズの4作目(完結) 1-500氏 4巻20p『好きな数字』より 原作の別解釈。みさおに好きな数字を聞かれた時、かがみが挙げた数字は… 春風秋月 学校の帰り道を行く四人。秋の気配を感じる一行は、季節にまつわる様々なことわざについて話し合う。 しかし、正しい意味を知らずに使ったこなたのことわざの意味に、一同は赤面する。 (本作)→「秋風は吹かない」 秋風は吹かない 秋。四人が季節に関する会話をする中、受験の時期が近い事を心配するかがみ。 こなたとかがみがお互いに心配し合い、友情か恋かどうか微妙な気持ちを巡らせる。 つかゆき要素もあり。 同氏の作品の「タマゴのこころ、ニワトリのこころ」ともリンクあり。 「春風秋月」→(本作) 4-234氏 始めるために 大学卒業後の、こなた視点の話。卒業アルバムを眺めながら、こなたは卒業式の日にかがみから愛の告白をされたことを思い出すが… (本作)→「これからを、君と」 これからを、君と(↑のかがみ視点) かがみ視点。卒業してから四年も経ってしまったが、かがみは未だにこなたを想っていた。 ある時、こなたからの電話を受け、彼女と久しぶりの再会をしたかがみは涙を流しながら抱きしめる。 「始めるために」→(本作) 4-465氏 萌えたら負け(vol.1-3) コメディ短編集。 vol.1 「らき☆すら」…発売前のらき☆すたPS2ソフトをプレイするこなたとかがみ。 vol.2「読書」 …デレデレかがみとこなたの本談義。 vol.3「写真」 …写真にチュ~ 萌えたら負け(vol.4) vol.4「密室」 …黒井先生から隠れるために掃除用具入れに入るこなたとかがみ。 ロッカー内の二人の濃厚で甘い一時。コメディ。
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【妄想属性】パロディ 【作品名】遊戯王 【名前】代打バッター 【属性】モンスター 【大きさ】【攻撃力】【防御力】【素早さ】バッタ並 【特殊能力】代打バッターが死ぬと同時に最強妄想キャラクター議論スレにエントリーしている任意のキャラを召喚できる 召喚に成功した場合、代打バッターが死んでいても負けとはならず、 召喚したキャラの敗北をもって代打バッターの敗北とする 【長所】特殊能力 【短所】死なずに負けたらそれまで 【戦法】死んだら最上層のキャラを召喚する ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 878 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/05(木) 00 56 39 代打バッターは先頭可能の壁付近かな。最上層召喚は出来ないだろ。 879 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/05(木) 01 53 23 召喚ガードが明確にされてなければ呼べるだろ 880 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/05(木) 14 57 21 別に死ぬだけが負けではない 881 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/05(木) 18 16 50 負ければ勝ちってやつもいるからな 929 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 19 37 03 代打バッター考察。 バッタなのでハマーまでは普通に勝てる。以後は無理。 召喚したものが勝っても負けにならないだけで勝ちになるわけじゃないから たてよみと一緒で自爆マンの上まで。 たてよみ=代打バッター>自爆マン 読み違えたせいでフラッシュの壁まで真面目に考察しちまった。 930 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 20 52 26 929 相手は死んだら負けだろ 931 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 21 58 35 だな。 932 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 22 43 33 相手が負けてもバッタの勝ちではないだろう 呼んだ奴が勝っただけで 933 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 23 12 47 そんなこと言ったら召喚系全部だめになるだろ 機械連合体とか本体の攻撃力0だから存在の壁まで落ちるぞ 934 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/19(木) 23 16 34 サク・ヒンメイとか完全アウトだな。 942 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/21(土) 18 42 41 代打バッタは死んでも召喚に成功すれば「負けない」であって 勝つとか引き分けとかないからあくまで最低値で引き分けという解釈もできなくもない 943 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/21(土) 19 51 49 942 とは言っても反論に納得したからやり直してようやく宇宙破壊の壁まで終わったから ここで無にはしないでくれ。とりあえず考察条件書くから意見おくれ。 凍結や石化は≠死、つまり負け ただの任意全能攻撃は死ねって念じると思うから死ぬと判断 テンプレ破壊や設定破壊、あらゆる全て級攻撃には負け 全知、予知、テレパシー、性能把握系には知られて押さえつけられたりで負け 最上層召喚はメタ特殊能力 借り物競争と阿部氏当選発表は人とかいるみたいだから自殺→召喚で勝ち 即時発動あたりで負けは多いが勝ちも多く勝利の壁あたりまで余裕で行きそうだ。 944 名前:格無しさん 投稿日:2007/04/22(日) 15 04 42 代打バッター再考。 943の条件で、存在消滅もテンプレや設定に言及してなければ死と扱った。 即時発動能力~達人即時発動の壁でかなり負けるが上で連勝し取り返せる。 ◆複数宇宙破壊攻防~常時発動能力 ×ナッパ様:全知負け ×ころろん:逃げられ負け ×環/命/鈴:知覚能力負け ×ゲートキーパー:知覚能力と異次元追放負け ×姫:知覚能力負け ×八王・ちょーさん:八百長負け ×ガブリエル:凍結負け ×TATARI:なすすべもなく倒され負け ×モナカ:言いなり負け ×物売るっていうレベルじゃねぇぞ!:設定改変負け ×荻野 夏葉:眼力負け ×禍神 祐太:知覚能力負け ガブリエル~荻野 夏葉で5連敗。これ以下は連勝>連敗。 ↑○○×○○×××××○○○○○×××○×○○○×○○○○○○×○○○○↓ ◆常時発動能力~勝利 ×感覚を奪う成人男性:行動不能負け ×ビューティ:美しさ負け ×誘惑の落とし穴:行動不能負け ×きれいなジャイ子:美しさ負け ×深沢 隆一:知覚能力負け ×λ1:メタ無効負け ×ごちそう:乗っ取り負け ×けつばん:しねしねこうせん負け ×私:妄想負け ×燕美 つばめ:妄想負け ×朝霧みき:時間停止負け ×天人の宇宙船:治外法権フィールドによるエネルギー0又は時間停止負け ↑×○××××○××○○○○×○○○○○○×××××↓ 物理ホーソ君~ウリエルでかろうじて6連勝したので勝ち越し。 ◆勝利~単一宇宙全能 ×?:携帯無し、負け ×宇佐川 鈴音:ルール改変っぽい擬似全能なので負けか ×真・ゴオレンマ◆JEhW0nJ.FE:全知に近いから負けか ×最弱:自殺負けされて負け ×勝利ハニワ:勝利負け ×ぐぱ:無条件勝利負け ×自称考察人:問答無用勝利負け ×絶対存在:絶対勝利負け ×∞大吉ラッキーマン:ラッキー負け ×悪ガキE:全知全能負け 7連敗、上の方を見ると全知などがほどよくでて来るので連敗は取り戻せないだろう。 λ1>代打バッター>クソリア厨wwwwwwwwww
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. 【作品名】ゼロの使い魔 【名前】龍の羽衣with平賀才人&ルイズ 【属性】ゼロ戦with伝説の使い魔&虚無の使い手 【大きさ】ゼロ戦並み、全長九m全幅十二m 【攻撃力】20ミリ機関砲搭載 【防御力】ゼロ戦並み 【素早さ】ゼロ戦並み、最高速度は時速五百数十㎞ 操縦者は平賀才人 【特殊能力】エクスプロージョン:虚無の呪文 ルイズが使う爆発魔法 発動には以下の詠唱が要る 「エオルー・スーヌ・フィル・ヤルンサクサ・オス・スーヌ・ウリュ・ル・ラド・ベオーズス・ユル・スヴュエル カノ・オシェラ・ジェラ・イサ・ウンジュー・ハガル・ベオークン・イル」 詠唱終了後に杖を振ることで光の球が発生、視界を覆い尽くすほどまで巨大化して それに巻き込まれた約200メートルの空中戦艦(木造)及びその護衛艦を炎上・墜落させた 別の描写では約25メートルの鉄製の騎士人形を爆破している 戦艦の乗組員は無事だったが、呪文の性質については 「巻き込む。すべての人を。自分の視界に映る、すべての人を、己の呪文は巻き込む。 選択は二つ。殺すか。殺さぬか。破壊すべきは何か。」 とあるので効果範囲は視界内全てで、対象を選ぶことができるようだ あと、基本的には一発限り 【長所】エクスプロージョン 【短所】クソ長い詠唱時間 【戦法】撃ちまくりつつ詠唱完了まで粘る 【名前】平賀才人 【素早さ】兵士に姿が見えないほどの戦闘速度 25メートルほどの騎士人形(速さは大きさ相応の人並み)が投げてきたナイフ三本のうち二本を回避、残り 一本をデルフリンガーで弾き、続けざまに振り下ろされた剣を回避した 31スレ目 修正 480 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 01 39 26 ID 3BHky/5g 作成者ではないが龍の羽衣の一部を下記に差し替え、まとめの人差し替えをよろしくお願いします 【大きさ】ゼロ戦並み、全長九m全幅十二m 【素早さ】ゼロ戦並み、最高速度は時速五百数十㎞ 操縦者は平賀才人 速度や大きさぐらい入れとけといいたい 481 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 01 42 35 ID 3BHky/5g 龍の羽衣の考察、常人反応不可の壁から ソロまでは勝ち ×反町健太郎 車投げで負け ○T-X エクスプロージョンで勝ち ×ズゥ 潰されて負け ○ユニコーン、リトルマトレイ 勝ち ○ニネヴェ エクスプロージョンで勝ち ×ヴァーシャ 突撃負け ○一ノ瀬露子 魔法のエクスプロージョンで勝ち ○大河原リュウコ エクスプロージョンで勝ち ○柿原里緒 空からエクスプロージョンで勝ち ○時槻風乃 勝ち ○ヘルハウンド 旧式とはいえ戦闘機対ヘリでは勝ちに ○戦闘ヘリ 同上 ×ヨブ(ネフィリム) 落雷で負けかな ○D+ エクスプロージョンで勝ち ○桜リオレイア 同上 ○四条雄一郎 移動高いからそっこーですれ違って距離とれる 射撃やエクスプロージョンで勝ち ○マスター 同上でぎりぎり範囲外にいけるかな、射撃やエクスプロージョンで勝ち ×αキス 停止負け ×草壁健一郎 負け ○藤岡武士 エクスプロージョンで勝ち ○高杉一也 エクスプロージョンで勝ち ×アレックス 反応の関係で先に撃たれるので負けかな ×バロット 同上で大口径の拳銃で負けかな威力的に当たるとまずそうか ×矢神遼 最初のすれ違いの時の攻撃で剣が少しでもあてられるとまずい ○?白檀 数字があるぶん移動は上になるか? 上を取られないならエクスプロージョンで勝ち ○バシレイデス エクスプロージョンで勝ち ○加賀陽子 エクスプロージョンで勝ち ○速見殊子 同上 482 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/05/13(火) 01 44 29 ID 3BHky/5g 続き △チャールズ 速すぎて見えない ○蜩篤史 エクスプロージョンで勝ち ×篠宮拓也 始めに<斬刹>でまけか ×ゾルガディウス 能力負けかな ○アドルファス エクスプロージョンで勝ち ×クリード 剣で負け ○片倉優樹 エクスプロージョンで勝ち ○巨大銀脚獣 エクスプロージョンで勝ち ×バズ 始めの交差で大きく斬られる ×ドッコイダー強力攻撃で負け ×ロザリー 魔法で負け ×ランドール 距離や高度を取る前に停止、同化で負け ×ユミエル 反応負け、神剣スペリオン負け ×ルージュ ヴァーミリオン負け ×トレイン 冷凍弾を正面から受けると痛いか ×サシャ 射程の関係で負け ?アクシア 移動は速いから空間消滅前に空に上がってエクスプロージョンで勝ちか? ○ヴァレル エクスプロージョンで勝ち ×月観 捨那 反応負け、モーゼルで負け ○ウルトプライド エクスプロージョンで勝ち 篠宮拓也>龍の羽衣>蜩篤史 変ならテキトーに突っ込みや再考をヨロ 30スレ目 609 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2008/01/06(日) 02 51 45 ID TOKbkENG 龍の羽衣の虚無の呪文というエクスプロージョンがどんな攻撃かよくわからない。 何か爆発とかが起きるのか?射程は?範囲は? .