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前ページ次ページ『夢幻会が銀英伝世界に転生したら?』 839 :yukikaze:2012/02/10(金) 00 30 37 リヒャルト・フォン・グリンメルスハウゼンという老人がいる。 青年時代のフリードリヒ4世の侍従武官を務め、彼が皇帝になって以降も 変わらず侍従武官長として職務を務めている男である。 もっとも、当人曰く「自他ともに認める無能者」という評価を肯定するように 彼が侍従武官長としての職務を全うしている姿は、宮廷の誰も見たものはなく 故に、現在の職にとどまっていられるのは、「皇帝の放蕩仲間だった為」という 評価が一般的であった。 そしてそんな彼が、皇帝の命により酒の相伴にあずかっても、「またか」とは 思えども、不信感を抱く者はいなかった。 「陛下・・・この度は」 目の前の男の顔を見て、グリンメルスハウゼンは心中溜息をつきつつ、 言葉をかけた。伊達に40年近く付き合ってはいない。 皇帝がどのような気持ちでいるか、彼には痛いほどよくわかっていた。 「グリンメルス。ここでは他人行儀はよせ」 そう言って、グラスにワインを無造作に注ぐと、口元から零れるのも構わず痛飲する。 酒を飲むことで何かを忘れ去ろうとするかのように。 本来ならばそういった飲み方を止めるべきなのだろうが、グリンメルスハウゼンは 何も言わず皇帝から酒の瓶を取ると、自分と皇帝の杯にワインを注ぎ、そしてそれを 軽く天に掲げ、祈りの言葉を告げた。 「ヴァルハラにて安息を得んことを」 「ヴァルハラにて安息を得んことを」 2人の男は、静かな声でそう紡ぐと、一息に杯を煽った。 410年産のワインであったにも拘らず、男達はまるで安酒であるかのように、 黙々と飲み干していった。 「結局・・・わしのせいじゃな」 ポツリとフリードリッヒはひとりごちる。 「気を付けるべきであった。生まれてくる子は皇位継承者なのだ。わかりきっていた 筈だったのに」 「自分を責めるのはよせ。生まれくる子を喜ばぬようだったら、儂がその性根を 叩き直していたところじゃったわい」 悔恨で沈む皇帝に、グリンメルスハウゼンはそう叱咤する。 最初にフリードリッヒの学友として会った時から、彼は孤独に耐えていた フリードリッヒの兄貴分として、彼を孤独から守り続けていた。 そうであるが故に、フリードリッヒも彼を信頼し、彼と二人だけでいるときは、 皇帝と臣下としてではなく、友として振る舞うことを望んでいた。 「そうは言うがの。シュザンナの絶望に満ちた顔と声は・・・辛いぞ」 グリンメルスハウゼンはうなだれた。 彼もまた、ペーネミュンデ侯爵夫人の悲しみについては知っていた。 あの夫人には権勢欲というものはない。ただ皇帝の愛だけを欲していた。 そんな彼女にとって、皇帝との間に生まれる子は、何よりの宝であったであろうし、 それが無残に奪われては、悲嘆に暮れるのは無理はない。 840 :yukikaze:2012/02/10(金) 00 32 58 「3度じゃ・・・」 唐突に呟く皇帝の言葉に、グリンメルスハウゼンは怪訝な顔をするが、 何かに思い当たったのかますますやるせなさそうな顔をする。 「今は・・・大丈夫なのか?」 「ああ。あれの乳母が落ち着かせてくれた」 「そうか」 ますます気分が重くなっていった。 乳母だけではなく、皇帝もまた必死に言葉をかけたに違いない。 だが、それでもなお死を望もうとしたところに、彼女の悲しみがいかに 深いかを思い知らされることになる。 そして皇帝の悲しみも。 それから1時間近く男たちは酒を酌み交わしていた。 フリードリッヒが酔いつぶれて机に突っ伏した時、グリンメルスハウゼンは、 そっと自分の礼服の上着を脱いで皇帝に被せると、信頼している侍従を呼んで 皇帝を部屋に連れて行かせ、静かに宮殿から去った。 彼にはまだやることがあったのだ。 三日後。グリンメルスハウゼンは、静かに部下の報告を聞いていた。 その中身は彼の予想通りであったが、だからと言って喜ぶ気にはなれなかった。 なれる筈がなかったというべきか。 「戯けか、あれは。自分が躍らされているのを理解しておらんとは」 グリンメルスハウゼンは吐き捨てるように呟いた。 苦々しい気分であった。あの愚か者は自分の行動がどのような意味を持つのか、 まるで理解していないらしい。 「両家の反応は?」 「内部の引き締めを図るとともに、合同で調査することも辞さずと」 当り前であろうなと、グリンメルスハウゼンは思う。 ブラウンシュバイク家にしろ、リッテンハイム家にしろ、皇帝とペーネミュンデ 侯爵夫人の子を殺す必要性などまるでない。 何しろ、今両家にいるのは女子なのだ。皇位継承権もないのにわざわざ危険性を 冒すメリットなどどこにもないのだ。 むしろ、今回の一件を機に、攻勢に打って出るつもりでいるのだろう。 「前内務尚書の動きは」 「両家の不満分子を焚き付けようとしております」 それを聞いて、グリンメルスハウゼンは鼻で笑った。 前内務尚書の狙いは明らかであった。 皇太子による流産事件を利用して、国務尚書であるブラウンシュバイク公爵に対して、 宮内尚書でしかないリッテンハイム侯爵の一門を焚き付け、双方を相争わせようと しているのである。 彼らのグループの重鎮であるリヒテンラーデ侯爵は静養に入っている今、この両大貴族を 否応なく争わせることで、彼らの勢力を激減させる。 そうすれば、皇太子に対する巨大な貸しも相まって、今一度栄華を狙えると考えているのであろう。 「奴の犬は、社会秩序局じゃな」 「御意」 「落とし前をつけさせる」 それだけ言って、グリンメルスハウゼンは部下を下がらせる。 帝国最強のスパイマスターが本腰を入れたことを知る者はまだ少ない。 前ページ次ページ『夢幻会が銀英伝世界に転生したら?』
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メルルック・マーモ・ジバ ウベシーグ双王国の双王の第一の側近であり、先王の代よりドギンズ家に仕えている忠実な侍従である。 学者肌の人間であり、その幅広い知識と教養を先王バロに買われて、幼少の双王の教育係として宮中入りをした経歴を持つ。 この事に恩義を感じ両極端な双王の補佐を務めている。 一人の時には、好きな学問の書物をひも解いている物静かな人物である。 格式と伝統を重んじる王家にとって、このような宮中入りを果たす事は異例である。 参考:ワースブレイドサプリメント2
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463 名前:NPCさん :04/06/17 10 41 ID i4s6feJe せっかくだから転載晒しage 22 名前: NPCさん [sage] 投稿日: 04/06/17 05 39 ID ??? ちょうどいいスレがあるようなんで書き込ませてもらおう。 俺は今までSWとGURPSぐらいしかやったことなかったんだが、よくオンセを一緒にやる知り合いが アリアンロッドやりてーとか言い出してGMやってくれと頼んできたもんだから渋々承知。 わざわざルールブック買って来て、オリジナルシナリオ作成ですよ。 そんで、そいつ以外にPLやりたい奴がいないもんだからタイマンプレイ。 シナリオ自体は「街のとある富豪の娘が誘拐の標的にされており、それを防ぐ為に富豪がPCに依頼。 しかし、結局攫われてしまうその娘を、アジトから救出する」という単純なダンジョン攻略もの。 ただ娘付きの侍従がシナリオ中にPLと絡んでいい仲になり、こいつも一緒に攫われて、最後で娘か侍従のどちらかのみ救出可能という 味付けを加えてたんだが、そのシーンになって知り合いはかなりの長考に入りやがった。 あんまり時間をかけるんで、早くしないとどちらも殺されるぞ、とGM的注意をしたんだが、それでも悩みつづける始末。 しょうがないんで、シナリオに沿って両方とも殺され、救出失敗の措置を取った。 エンディングを「依頼主に恨まれて、日々暗殺者に追われることになった」と締めて当然報酬はなし。 成長点の算出でも、ミッションは失敗だから「敵の合計レベル」と「フェイト使用数」と「最後まで参加した」以外なし。 464 名前:NPCさん :04/06/17 10 43 ID i4s6feJe (つづき) そしたら、その知り合いは激怒。「何で暗殺者に追われなければならないのか」とか、 挙句「どうして両方とも助ける選択肢がなかったのか」とまで言い出してきやがった。 普通、子供を守りたくて依頼したのに、それを達成するどころか、見殺しにしておいて、その親が恨まないわけないだろう、と。 それに、いつもがいつもハッピーエンドだけで終るなんてことがあるはずないだろう、と。 俺がそう言ったら「それはおかしい。お前のマスタリングはヘンだ」とまで言ってきやがったよ。 今回のプレイで俺はようやく「FEAR厨」という言葉の意味を知った気がする。 つまり自分の思い通りにコトが進まなかったり、結末が幸せ大団円で終らなかったら 自分のプレイを省みず、他人の責任にするのが「FEAR厨」って人種なんだな。 ルルブを買って勉強、シナリオ作成、そしてプレイ、全ての時間を無駄にされた気分だ。最悪。 465 名前:NPCさん :04/06/17 10 45 ID i4s6feJe 44 名前: 22 [sage] 投稿日: 04/06/17 07 36 ID ??? 予想通り色々言われてるな。 一応補足しておくと >しょうがないんで、シナリオに沿って両方とも殺され、救出失敗の措置を取った。 の辺りはシナリオにPLがどちらの選択も取らなかった(取れなかった)場合の措置をちゃんとあらかじめ決めてあった。 だから急遽、ストーリーを変更したわけでも何でもない。 エンディングもどちらか一方を救った場合と、どちらとも救助失敗した時のものと合わせて3つほど用意してあったしな。 当然、知り合いが俺の考えつかなかった二人とも救助できる方法を提案したなら、それを採用するつもりだったし。 シナリオの設定としてPLを悩ませるのはわかっていたことだから、とりあえず30分は普通に待った。 それでも決められないと言ったので、さらに30分待った。 いい加減、プレイを止めて置くのもどうかと思ったから、最後の30分を待つ前にGM的注意を行って、待った。 計1時間半ほど待っても答えを出さなかったので、前述したどちらも救助失敗の措置をとったってわけだ。 まー、流石にあそこまで非難されるとは思ってなかったけどな。 それまではサクサクと進んでたし、侍従との絡みでも知り合いは嬉々としてやっていたし。 あー、気分悪ぃー。 スレ20 MKP
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移動可能地域 上 首都エリシア北地区 下 首都エリシア南地区 左 トローン街道 右 レーム荒野 NPC ■冒険者ポイント員 :冒険者ポイント発行 ■アイテム交換員 :アイテム交換 ■復活ポイント ■駅馬車マスター :駅馬車 ■冒険者協会長 :口入屋 :各転職試験 ■ジョブ研究員 :転職(バトルスミス/ビショップ) ■ソサエティ :ギルドクエスト :ソサエティ ■アーデン :メインシナリオ ■侍従アルフレド :メインシナリオ ■ :無限の魔塔 ■サンドラ
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六武衆の師範 大将軍 紫炎×2 紫炎の老中 エニシ×2 六武衆2枚ずつ 六武衆の侍従×2 六武衆の御霊代 紫炎の足軽 六武衆の結束×2 紫炎の霞城 増援 結束 UNITY 六武衆の理 スケープ・ゴード ライグニング・ボルテックス 戦士の生還 六武ノ書 アサルト・アーマー 光の護封剣 エネミーコントローラー 神速の具足 六武衆推参! 究極・背水の陣 ダメージ・コンデンサー トラップ・スタン 中央突破 マジック・ジャマー くず鉄のかかし 奈落の落とし穴 攻撃の無力化 和睦の使者 マジックアーム・シールド 聖なるバリアーミラーフォースー 炸裂装甲 デストラクション・ジャマー
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今キョン君は私の隣で寝息をたてている。部屋には私達二人だけ。 と、ここだけ聞けば何があったと誤解されるかも知れないが、 なんてことは無い。キョン君は布団の中であり、私はそのキョン君の布団の隣で正座をして彼の寝顔を見ている。 何もいかがわしいことは無い。 しかし、とんでもないことをしてしまった。 よりにもよってあのキョン君を投げ飛ばしてしまうなんて。 あの後、キョン君の状態をよく観察してみるとその耳にはイヤホンが装着されていた。どうやら音楽を聴いていたようだ。 察するにそのせいで私の声が聞こえなかったようだ。 そのあとこれも鶴屋家お抱えの救護班が到着、事情を説明する段階になった。 こうなってしまっては言わざるを得まいと私は事情を隊員の洗いざらい話した。 動転していたので途中で何回も舌をかんだり、声が裏返ったりしていた。 隊員達がキョン君の容態を確認するのと私の説明が終わるのがほぼ同時であり、 今度は隊員の一人が説明をしだした。 「これはまずいですね・・・どうやら骨折しているようです。」 それを聞いた時の私の顔は恐らく顔面蒼白といった言葉が一番似合うだろう。それほどに私は体中から血の気が引いていくのを感じた。 「じ、じじゃあ一体直ぐに病院につれていくっさ?!そそそ、そしたらここから一番近い病院は?!!??」 私は混乱して、今までにないくらいに声が裏返り、早口だった。 すると隊員達はいきなり吹き出して笑い始めた。 わたしがその行動にさらに混乱していると笑いながら、 「すいません、お嬢様。彼は骨折なんかしていませんし、ましてやどこにも怪我なんてしていません。 ただの気絶です。ちょっとお嬢様の様子が珍しかったもので・・・」 そこで私の顔が蒼白から真っ赤になっていくのを感じた。たぶん怒りと恥ずかしさからだろう。 「な、ななななにを!!?ふふふ、不謹慎っさ!!!」 その様子をみた隊員達はさらに笑いだした。 ・・・段々冷静になってきた。 一度ここで上下関係を分からせた方が良いかもしれない。そこで私は、 「そろそろいい加減にしなさい?」 次期頭首の威厳を発揮してみた。 まだ女子高生とはいえ、これまでに頭首になるためのたくさんの訓練を受けてきた。 自分が次期頭首になるという自負も生まれつつある。 だからここではっきりさせなければいけないと思ったし、出来ると思った。 どうやら私の自負は間違っていなかったらしい。その証拠に、 「も、もももも申し訳ありませんでした、お嬢様!!!」 今度は隊員の顔が蒼白になったうえ、怯えている。 「もうこんなことしないわよね?」 「は、はいぃいいぃ!!!」 そろそろ良い頃合いか。今度は声も口調も少し柔らかくしてあげよう。 「で、これからキョン君はどうしたらいいっさ?」 「そ、そうですね・・・ただの気絶なので安静にしていればじき目を覚ますでしょう。 どうでしょう、このままこの方のご自宅にお送りしては?」 それはまずい。それではキョン君に謝れなくなってしまう。 明日学校で謝れば良いではないかと思ったりもしたが、即座に私の心が一蹴する。 それでは私の気がすまない。鶴屋家次期頭首としても、SOS団名誉顧問 としても。でも、心の奥底ではもっと違う感情が先程の考えを一蹴していたような気がした。 これは一体なんだろう・・・?まあ良い。そんなことよりも、彼をどうするかだ。 「でもそれじゃあキョン君に申し訳ないっさ。 ・・・うちに来てもらうってのはどうかなっ?」 今度は驚きの表情を浮かべた隊員達がいた。 まあ、彼らが驚くのも無理は無い。 なにしろ私は小さい頃からお稽古お稽古で、まともに恋もしたことが無い。 そんな私がこんな夜に、しかも隊員達にとっては見ず知らずの男を鶴屋家に連れて行く。 それでは驚くだろう。しかし彼はSOS団という団のメンバーで、 以前から交友がありうちにも何度か来たことがあると告げると、 隊員たちは理解してくれたようだ。そして彼を我が家へ搬送し、もう一度軽く検査をして私の部屋の布団に寝かせて今に至る。 使いの者達からは何もそこまでする必要はないのではないかという声も上がったが、 私が看病しなければ気がすまないと言って、なんとか説得した。 しかし、この理由には少し裏がある。 もちろん看病はしなきゃいけないと思ってはいたが、私はただ彼の顔を見ていたかっただけだった。 自分でやっておいて何をと感じるだろうが、ただ、 どうしてかこの時の私はそう願ってしまった。 実際、今も彼の顔を見ていると不思議な気分になっている。 冷たい空気を吸うよりも癒されている気がする。 そこでふと私は思った。 どうして彼は走って来たのだろう・・・? そして何故あんなところにいたのだろう・・・? そう思案しかけた時、彼が目を覚ました。 私は彼の顔を覗き込んだ。 「大丈夫かい?」 「ううん・・・えっと・・・・ここは? それに、なんで鶴屋さんが???」 「えっと、キョン君・・・・・・ ホントにゴメンっさ!!!」 彼は鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしていた。 それはそうだろう。目を覚ましたと思ったらいきなり他人の家で寝ていて、 しかも凄い勢いで謝られたとあっては。 「あ、驚かせちゃったかな?」 「え、ええ、まあ・・・」 そこで私はここまでに至った経緯を話した。 投げ飛ばしてしまったところを話す時は泣きそうになったが、どうにか伝えることができた。 私が話している間彼は黙って私の話を聞いてくれていた。 全てを話し終えた時、私は彼に怒られると思っていた。せっかくたくさんの、 しかも家にまで来てくれる友達が出来たと思っていたのに。 これでSOS団のみんなとも・・・彼ともお別れか・・・と思っていた。 でも彼は私のそんな思いとは全く逆のベクトルの反応を見せてくれた。 大笑いしだしたのだ。 「キョ、キョン君?」 「あぁ、すいません、鶴屋さん。いや、あまりにもおかしくて。 いつもは笑顔の鶴屋さんが、こんな事でもうこの世の終わりだって顔をしていたもので。」 「え?こんな事・・・?じゃ、じゃあ・・・許してくれるのかい?」 「何をおっしゃいます鶴屋さん。第一事故のようなものだったんでしょう? それならしょうがないですし、俺はこんな事で人を嫌いになったりはしませんし、 それが鶴屋さんなら尚更です。俺じゃなくても、ハルヒも朝比奈さんも長門も、たぶん古泉も、 SOS団のみんなだって鶴屋さんを嫌いになったりはしませんよ。」 「で、でも・・・」 私が言葉を発しようとすると彼は遮るように、 「もう良いですよ、鶴屋さん。俺は気にしてません。これですべてOKでしょう? それに、俺がいきなり一人歩きの女の子に向かって走り出したのも悪いですしね。」 ・・・その言葉を聞いて、私の心の中で何かが溶けた。 それと同時に涙が堰を切ったようにこぼれた。そして、何を思ったか私は彼に抱きついていた。 彼は最初驚き戸惑っていたようだったし、私も直ぐに自分が何をしているかを悟り、離れようとした。 でも、彼が・・・キョン君が、私の長い髪を撫でている感覚が伝わってきた。 なんだろう、この気持ち。すごく、安心する。気付くと私は嗚咽まじりでこう話していた。 「き、キョン君たちにっ・・・嫌われると・・・ひぐっ、思ってた・・・」 「そんなわけないじゃないですか、鶴屋さん。 俺はあの天上天下唯我独尊涼宮ハルヒ率いるSOS団員ですよ? あれしきのことじゃあこれっぽっちもダメージ受けませんよ。現に、ホラ、俺の体にも何も傷が無いでしょう? だから、大丈夫です。安心してください。」 なんだか、ほっとする。あのキョン君でもこんなセリフが言えるんだなぁ。 しばらくそのままにしてもらい私も落ち着いて来た頃、私はある疑問を彼にぶつけてみることにした。 「ねえ、キョン君。」 「なんですか?」 「あの時、どうしてあそこに居たんだいっ?それにどうして走っていたのかな?」 その質問に彼は少し思案顔になり、暫し考えた後、こう言った。 「なんででしょうねぇ・・・正直、俺にも良く分からないんです。 今日もいつも通り団活に出た後、家に帰って飯食ってシャミセンの相手をしていたらふと散歩に行こう、そう思ったんです。 本当に何気なく。」 「それでまあ、腹ごなしにもちょうど良いかなって思いまして。 どうせなら音楽でも聞きながら散歩しようとMP3プレーヤーを持っていったんです。 今思うと手をだしたのが間違いだったんだなって思いますね。」 彼は苦笑混じりにそう話す。 「で、いざ散歩に出てみるとちょっと遠出をしようかなと、いつもは通らないルートを通ることにしたんです。 あ、ほら、たまにデパートとかに出かけると、 この角を曲がったらアイツがいるんじゃないかなぁなんて思うことありません? まあ大体そんなものは確率的にみても当たらずに終わるんですけど、何故かこの時は鶴屋さんがいるんじゃねぇかなぁ・・・ 本当に何でだかわからないんですけど、そう感じたんです。 で、角を曲がってみたら・・・・・・居たんですよ。鶴屋さん。あなたが。」 キョン君は昔話を楽しそうに語る子供のような口調で続ける。 「その時にこれまたなんでだか分かんないんですけど、 早く鶴屋さんに会いたい、そう思ったんです。」 その言葉を聞いて、私はドキッとする。彼が、そんな風に思ってくれた。 「で、走って行ったら、いきなり衝撃が走って・・・っと、すみません。」 そういって、キョン君は申し訳なさそうにしていた。 「もう何でもないって言ったのに、蒸し返す様な事を言ってしまいましたね。すいません。」 「そ、そんな事はないにょろよ?!!っていうか、ホントに・・・」 と、そこでどちらからともなく吹き出してしまった。 「っぷっくく・・・ほんとにおかしいね。」 「ええ、そうですね・・・」 なんだか今まで感じていた不安が全て吹っ飛んだような、 まるで今まで背負っていたおもりが全てなくなったような、そんな錯覚にとらわれた。 そこで、ふとその錯覚の弾みなのか、こんなことを口走ってしまった。 「あ、じゃあキョン君お風呂入ってないんだね?」 「そうですねえ、飯食った後なので入ってませんね・・・それが何か?」 「いや、そしたらうちのお風呂に入ったらどうかなって思ってさっ」 「良いんですか?」 「もちろんさっ!あんなことしちゃったし、お詫びといっちゃあなんだけどねっ。 自慢じゃないけどうちのお風呂はそこらの温泉旅館よりもすごいにょろよ? だからゆっくりしてきてくれるとお姉さん嬉しいっさ」 「じゃあお言葉に甘えさせていただきます。 風呂入らせてもらったらおいとましますね」 その言葉を聞いた時、言い知れぬ寂しさのようなものを感じた。 どうやらその感情は顔に出てしまっていたようだ。 キョン君はそんな私の顔を見て少し考えるような表情になると、 「う~ん、でもこんなに遅くに帰るとなるとおふくろがうるさいだろうなぁ・・・」 一つ名案が浮かんだ。でもこれはキョン君を嫌がらせてしまうかもしれない。 そんな思いとは裏腹にまた私の心が暴走を起こし、口から言葉が勝手に紡ぎだされる。 「じ、じゃあもういっそのことうちに泊まって行くと良いっさ! ・・・・・・どうにょろ?」 「・・・良いんですか?」 「も、もちろんさっ!これもお詫びといっちゃあなんだけどねっ! そ、それに私も、そ、その・・・嬉しいしねっ・・・」 するとキョン君はちょっと驚いた表情になり、次いで笑顔で 「じゃあご好意に甘えさせていただきます。 あ、お袋には適当に古泉の家にでも泊まると電話しておきます。 あいつならうまく口裏も合わせてくれるでしょうし。」 「そうと決まれば早速お風呂場へ案内するっさ!! こっちにょろよっ」 そう言って私はキョン君の手を取り、まるでハルにゃんみたく引っ張っていく。 キョン君ともっと一緒に居られるというのがとても嬉しかったし、 それにこうやってキョン君の前を歩いていないと赤くなった顔をみられそうだったから。 「ちょ、ちょっと鶴屋さん・・・」 そう言いながらもちゃんとついてきてくれている。 やっぱりハルにゃんのでこういうのは慣れてるのかな? 廊下を歩いていると突然キョン君が立ち止まった。 私はちょっと転びそうになったが、どうにか体勢を立て直し、キョン君の方を向く。 今はもう顔の赤みも消えているはずだ。 「今、後ろに誰かいませんでしたか・・・?」 ああ、それは奴らだ。 こう見えてキョン君は意外と鋭いところがあるのに少し驚いた。 悪いけどここは知らんぷりを決め込もう。 「そうかなっ?私は何も感じなかったにょろよ?」 「そうですか・・・なら、良いんです。気にしないで下さい。 そうだ、今ちょっと家に電話しても良いですか?」 「あ、ああそうだねえ。お姉さんすっかり忘れてたよっ。 おうちの人に連絡しなきゃだったねっ」 「そこの電話を使えば、外線にも繋がるはずだから使って良いにょろよっ」 「じゃあ、失礼して使わせていただきます。」 そういってキョン君は電話をし始めた。 今のうちにキョン君が怪しいと言っていた方向に軽く睨みをきかせる。 なにやら蜂の子が散っていくような気配を感じた。これで良しと。 キョン君の電話が終わったようだ。 「ありがとうございました。では、行きましょうか。」 そういって、今度は手を繋がずにゆっくりと歩いて案内する。 そして暖簾がかかった浴場の入り口に到着した。 「じゃあ、いってらっしゃいっさ!!服とかはこっちで 洗って乾かしておくから心配ないっさ。 あがったら浴衣が置いてあるはずだからそれを着ておくれっ」 「分かりました。では、ひとっ風呂いただきます」 「どうぞどうぞっ」 キョン君が暖簾の奥に消えていくのを確認して、私は背後に声を飛ばした。 「そこでなにやってるにょろ?」 するとぞろぞろと侍従達が出てきた。先程の隊員もいるようだ。 「いやあ・・・バレてましたか・・・」 私は侍従たちの方を向き、 「そりゃバレバレにょろ。何しろキョン君にも感づかれるような下手っぴな尾行だったからねっ」 ちょっと声色を変えよう。 「で、これはどういうことにょろ?」 侍従の一人がは少々萎縮しながら言う。 「お嬢様が男性の方を連れてきたということで少々心配になりまして・・・ それにご宿泊されると聞いて・・・あっ」 「やっぱり盗み聞きしてたにょろか~?」 「いえ、あの、お嬢様もし襲われでもしたらと思うと・・・ 誠に勝手ながら・・・」 何故かこの言葉に心が過剰反応した。 「キョン君はそんな人じゃないにょろっ!! キョン君はとっても優しくて、人を思いやってくれるとっても良い人で・・・だからそんな言い方しないでほしいっさ!!!」 そこまで言って私は気付いた。周りのみんなが唖然としていることに。 私が普段見せたことのない態度をあらわにしたせいだろう。 何故だかまた顔が赤くなるのを感じた。 「で、でも恋人とかではなくて、ただの後輩で・・・」 そう口籠っていると、みんながくすりと笑った。 「な、なにがおかしいっさっ?!」 「いえいえ、ああ、そういうことですか。はいはい。 お嬢様がそう仰るなら間違いはないでしょう。た だ の後輩ですもんね。」 何か言葉の端々に棘を感じつつ、 「そ、そうにょろっ!何も心配いらないにょろっ!!」 「分かりました。 では、先程お嬢様が言っておられたとおりに浴衣も用意して、 お客様のお召し物を洗濯しておけば良いのですね? あとは・・・」 侍従はいやらしい笑いを浮かべつつ言う。 「もちろんご一緒の部屋ではなく、客室の方にお布団をご用意させて頂きますが、よろしいですね? た だ の後輩ですものね。」 その事を少々残念に感じるが、仕方ない。 「そ、それでよろしく頼むよっ」 「かしこまりました」 侍従たちは準備のために散り散りになったが、その途中なにやらヒソヒソ話していたのが見えた。 今度は何を・・・ 言い知れぬ敗北感を覚えながら、私もお風呂に入っていない事に気付く。 ちなみに鶴屋邸には女湯と男湯の露天風呂がある。 働いている使用人が多く男女入り混じっているため、分けることにしたのだそうだ。 使用人は私達家族が入ってからになるが。 今日は冷や汗をたくさんかいたりしたので私もお風呂に入ろうと思う。 キョン君が入っていった男湯の暖簾から十メートルほど離れたところににある暖簾をくぐる。 服を脱ぎ、バスタオルを身につけ浴場に入った。 体を洗い、シャンプーをしてから石で出来た露天風呂に入る。 星空を見上げながら、一息ついた。 「まさかこんなことになるにょろなんて・・・」 いつも通りお稽古を終え、いつも通り歩いて帰っていた。 今までとなんら変わりのない日常だった。それがキョン君を気絶させてしまい、いつの間にやら泊めることになった。 使用人たちにはたくさん馬鹿にされた。これは凄くむかついたが、何故か憎む気にはなれない。 なんだかんだいって私は彼らが好きなのだろう。 小さい頃からお稽古ばかりであまり友達と遊ぶ事が出来なかった私の話し相手になってくれたり、 少ない時間だが遊んでくれたりもした。本当に小さい頃からこの家で働いている人もいて、 お互いの事は良く知っている。だから、あんなに馬鹿にされても憎む事はないのだろう。 彼らは私の事をとても大切に思ってくれている。それは日々の生活の中で分かっていたことだが、 それ故でも、あのキョン君の事を信用していないような口ぶりには私は激昂してしまった。 それもこれも私を心配してのことだし、相手がほぼ見知らぬ男であったなら尚更だ。 それでもやっぱり怒ってしまった。 何故だろう・・・? そのようなことを考えて、もうキョン君も上がっているであろう時間になっていた。 待たせてはいけないと急いであがり、バスタオルで体を拭き浴衣を身に纏った。 暖簾をくぐる直前、ふと思った。 ここで出て行ってキョン君と同時だったら・・・ってまさかそんなことはないだろう。 状況は少し違うが、さっきもキョン君が言っていたじゃないか。 そんなことは滅多にないと。 そう考えながら暖簾をくぐった。 私とキョン君はほぼ同時に暖簾から出てきていた。 その様子に先程のようにどちらからともなく再び吹き出す。 「まさか同時とは思いませんでしたよ。」 「私もまさかこうなるとは思わなかったさっ」 そういいながらしばらく笑いあっていた。 ふと時計を確認する。もう12時だ。 「そろそろこんな時間だねっ。 明日も学校だし、キョン君は家に着替えとか荷物を取りに行かなきゃならないだろうっ? だから良い子はそろそろ寝た方が良いにょろねっ?」 「そうですね、せっかくこんな素晴らしい風呂に入らせていただいて暖まったのに、湯冷めしては台無しですしね。」 「了解っさ!」 そういいながら私はパチンと指を鳴らした。 すると侍従が心なしかニヤニヤしながらこっちに向かってきた。 「お泊りになるお部屋はこちらです。どうぞ。」 そう言って案内をするために歩き出す侍従。私たちはそれについていく。 歩きながら私は言った。 「私もさっきキョン君が話していたみたいにさっ、ここでキョン君も同時に暖簾をくぐるのかな・・・ でもそんなことナイナイって思ってたら、ホントに同時だったから、お姉さんビックリしちゃったよっ」 言い終えて、侍従がかすかに震えているのが見えた。また笑っているのか。 キョン君の方をみると、彼も笑っていた。 「そうですか~・・・くくっ。 いや、まさか鶴屋さんがそう考えていたなんて・・・ 偶然ってのはあるもんなんですねぇ」 「うん、本当にビックリしたよっ」 何故か楽しくなり、笑顔でそう言う。 「お客様、こちらです。」 そこは、私の自室からは少し離れたところにある部屋だった。 侍従の宣言通りとなってしまった事に若干の悔しさを覚えながら私はキョン君に改めて向き合った。 「今日は本当に悪いことしちゃってごめんっさ・・・」 「いえ、本当にもう良いですよ、鶴屋さん。さっきも言いましたが傷も無いし、 こっちにも過失があった訳ですし。・・・そんなに俺が薄情な人間に見えます?」 「クスッ・・・うん、そうだったにょろね。 なにしろキョン君はあのハルにゃん率いるSOS団の一員で、簡単にはへこたれなんいんだったねっ!! すっかり忘れてたよっ」 「鶴屋さん、一応言っておきますが今日のことで負い目なんか感じないで下さいよ? 俺としては被害もほとんどなかったし、むしろ豪華な露天風呂に入れたうえ、こんな旅館みたいな家に泊まれるんですから、感謝したいぐらいなんです。」 「嬉しいこと言ってくれるねえっ、キョン君はっ。 うん、キョン君がそう言うならお言葉に甘えさせてもらうっさ。 あ、そうだっ。明日君は一度家に戻らなきゃいけないだったねっ。 こっちで朝ごはん食べてから家に戻るかい?」 「そうですね・・・じゃあ、そうさせて貰います。 突然の外泊でおふくろにあーだこーだ言われるのも面倒ですし。」 「うん、決まりだねっ。あと、朝はキョン君の家までうちの車で送っていってあげるから、その辺も心配はいらないよっ」 「本当に何から何までありがとうございます。鶴屋さん家の朝ごはん、楽しみにしてます。」 「乞うご期待っさ!もう遅いし、これでしばしのお別れさっ。お休みっ」 そう言いながら私はキョン君に笑顔を向ける。 「はい、また明日。お休みなさい、鶴屋さん。」 彼が部屋へと入るのを見届けてから私も自室へ向かって歩き出す。 するとなぜか侍従もついてきた。 「お嬢様、先程は申し訳ありませんでした。私達は彼の事を少し誤解していたようです。」 「うん、分かってくれたらそれで良いにょろっ。 あたしもあれくらいで怒ってたようじゃ、キョン君には遠く及ばないねっ。あたしもまだまだ未熟だったよっ。」 「そんな事はないですよ。 素晴らしいと思っているお友達のことを悪く言われれば誰だって気分を害されますしね。 実際お嬢様はお稽古も大変頑張っていらっしゃいますし、当主になるにふさわしいお方だと私共は思っております。」 「そんな事言ったってなにも出ないにょろよ~?」 「いえ、お世辞のつもりで申したのではございませんよ?」 「はいはい、じゃあそういうことにさせてもらうっさ」 「もう、お嬢様ったら・・・」 そこで侍従はなにやら悪戯っぽい笑みを浮かべた。 「そういえばお嬢様は彼とおしゃべりしておられた間、私たちでも見たことがないくらい楽しそうでしたが、やはりなにか特別な思い入れがおありなんですか?」 私はいきなりのその言葉に、何故か顔が赤くなるのを感じた。 「い、いや、さっきも言ったとおり、た、ただの可愛い後輩にょろよ?」 またもやこんなに狼狽してしまうとは、我ながら情けない。 侍従はさらに悪戯な笑みを浮かべた。 「ホントですかぁ~?」 「ほ、ホントっさ!!」 こうしている間に私たちは自室についた。 彼女は偽悪的に笑いながら言う。 「そうですかぁ~?まぁ、そういうことにしておきますね。 それではお嬢様、お休みなさいませ。」 お辞儀をしながら私を見送る侍従。 はあ・・・やっと開放された。 本来主である私がなぜこんなに疲れなければならないのだろう。 今日は習字のお稽古もあったうえこんな事態になってしまった。 明日も早いし今日はもう寝よう。そう思いながら布団に入る。 眠るべく目を瞑ると、今日あったことが次々と思い出される。 今日は大変な一日だった。 彼には悪いことをしたと思うが、こうやってキョン君とSOS団絡みではなくふれあえたことを嬉しく思う自分がいる。 彼は本当に優しい。 今日を通じて、本当にそう思う。 だからパッと見た感じでは波乱万丈に見えるSOS団の中でも平気でいられるんだろうなぁ。 今、私は彼と同じ屋根の下で寝ている。 この事実が私の心を明るくさせている。 明日もがんばろう。そう思いながら私は眠りについた。
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窪田修司 俺もお前もロンリー・ウルフ2 攻略 ※チェック・50待ち 合計40枚+06枚 上級00枚 下級24枚 岩石の巨兵×3 ジェネクス・コントローラー×3 ジェリービーンズマン×3 音速ダック×3 チェーン・ウォリアー×3 ハウンド・ドラゴン×3 マッド・ロブスター×3 六武衆の侍従×3 魔法10枚 サイクロン 死者蘇生 絶対魔法禁止区域 ハリケーン 光の護封剣 凡骨の意地×3 魔の試着部屋×2 罠06枚 窮鼠の進撃×2 決戦の火蓋 ジャスティブレイク×3 エクストラ06枚 大地の騎士ガイアナイト×3 ナチュル・ガオドレイク×3
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《嫉妬》基本データ 髪色 白 人種 人間 瞳 赤 性別 男 階級 貴族騎士 年齢 10代後半 武器 呪術 身長 171cm 性格 のんき 体重 56kg 備考 ネコ好き 利腕 左利き 生い立ち 平凡な貴族の末子として誕生。血筋に関係のない白髪・赤眼。 不吉の象徴として忌み嫌われるが、マイペースさで図太く育つ。 家族関係は(表面上)良好とされた。 体力がなく、戦闘向きではないので騎士にするのを反対されていたが、 彼の生まれた地域では「呪術」を身に付けたものはとても珍しがられたため、 10歳を迎える前、とある中小部隊の騎士の侍従として仕えることとなる。 側仕えを続ける中、彼の仕えた騎士が命を落とす。戦死とされているが原因は不明。 他の騎士に仕えることとなったが、誰も彼も数カ月たたないうちに命を落とす。原因不明とのこと。 「死神を呼ぶ子供である」とされ、部隊を追い出される。このとき12歳。 路頭に迷っていたところを、亡き先代《嫉妬》に身柄を保護される。 しばらくの間、先代《嫉妬》の侍従として仕え、ディーテで生活を共にする。 15のとき、先代《嫉妬》により儀式を経て「騎士」となる。階級は貴族騎士。 「私の死後は《嫉妬》を引き継ぎ、第七騎士団にその力を捧げるよう」 程なくして、先代《嫉妬》が命を落とし、《嫉妬》の名を継いで正式に入団。 先代の死は原因不明とされている。 呪術 相手への【嫉妬心】を源として術を発動させる。 1度でもいいので、相手の姿を直接視界に入れておく必要がある。 ※1度でも見たことがあり、妬む心を覚えている相手ならば離れた場所からでも術をかけられる。 容姿・性格・相手との差が大きければ大きいほど効果も大きく酷くなる。 逆に、自分より劣っている(と考える)場合は効果が小さくなる(まったく効かないこともある)。 肉体などへの直接的なダメージではなく、精神の崩壊を主とする能力であり、 精神を蝕んだ結果「なんらかの形で」相手の肉体的死につながるという。 呪われて死んだのか偶然死んだのか判別できないため、《嫉妬》本人も「殺した」という自覚がない。 「先代が、『呪い殺すということは、ジブンにも戻ることを、覚えておきなさい』って言っていたのさ」 「ボクは違うもん。【うらやましい】と思っただけで、向こうが勝手に死んじゃうんだ」 「先 代 だ っ て 、 勝 手 に 死 ん じ ゃ っ た で し ょ う ?」
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【パーソナリティ】 名前:ノーエ 性別:男性 外見年齢:10歳 階級:上級魔人 地位:密偵/1 【能力値】 戦闘:4 調教:7 体力:5 運動:7 奉仕:8 魔力:8+1 情報:7 誘惑:7 自尊:5 HP:25 MP:40 PP:25 DP:0 【魔族特性】 22:闇の翼(運動+1/体力-1) 蝙蝠や鴉の形をした黒い翼を備えている。わずかなら滑空や飛行も可能。 41:名器(奉仕+1/戦闘-1) 特殊な生殖器を持ち、交合者に大きな快楽を与える。形状や特徴は好きにデザインしてよい。 56:子供(魔力+1/戦闘-1) 幼い子供の姿をしており、多くの魔力を蓄えている。子供の姿は活力を示し、昂ぶる活力が魔力となる。 24:鋭敏感覚(情報+1/自尊-1) 感覚が全体的に鋭く、いち早く情報を得ることができる。しかしその反面、過敏さゆえに調教に弱くもなる。 【アイテム】 16 魔道杖 片手 ダメージ+5の杖。魔力+1。 31 抗魔の盾 片手 回避時の運動+1、抵抗時の魔力判定+2の盾。 一般 簡易装甲 衣装 簡単な鎧や守護魔法を付与した衣服。装備者は装甲+5。 一般 魔奴隷 配下 少女や少年の姿をした下級魔族の奴隷。1セッションに1度だけHP・MP・PPのいずれかを10点だけ回復する。 【奴隷】 なし 【呪文】 14 イビルブラスト 4 暗黒のエネルギーを爆発させる。対象に10+魔力ダメージ(闇)。 43 デストリア 10 デストリア1体をシナリオ終了まで、召喚支配する。 65 メガロファロス 4 男根強化魔法。3時間、男性器を得るか、より強力なものに変形させ、奉仕か調教を+1する。 UC ミューテーション 30 自身か拘束して調教中の対象の戦闘-1、奉仕か誘惑+1、永続、3回まで重複。 【所持金】 2ソウル 【設定】 ムミョウ派に属する密偵。現在は侍従としてクタァト派内部に潜入している。 密偵というリスクの高い任務を請け負っているが、決して特に忠誠心が高いというわけではなく、 定期的に報告さえすれば比較的自由に動けるため、今の自由な立場を謳歌している。 もともとは天使であり、公衆便器だったところを侍従に取り立てられ、その後密偵となった経歴の持ち主で、 体格に比して立派な性器と、多少の巨根であればすんなり受け入れる尻穴、 そしてそれらを用いた交合の持ち主で、しばしば色事を用いて情報収集を行う。 自分と同じように魔界にやってきて行方不明となった姉を探すという目的もあるようだが、 それはあまり急いではいないようだ。
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【種別】 キャスト 【名前】 矢田耕司 【よみがな】 やだ こうじ 【役名】 シェイク・アリ(アニメ第2シリーズ) 保安部長(アニメ第2シリーズ) 浅野警視総監(アニメ第2シリーズ) ブルース(アニメ第3シリーズ) 【主な出演作品】 エンジェル・ハート(陳侍従長) ドラゴンボールZ(ドクター・ゲロ) ドラゴンボールGT(ドクター・ゲロ) アクマイザー3(イビル) 超神ビビューン(イビル) がんばれ!!ロボコン(ロボパー、ロボメカ) ロボット刑事(ナナツマン、スプリングマン、ハグルマン) 【関連するページ】 警視総監