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「――――――嘘だっ!?」 俺は目の前の光景にそう言葉を投げつけずにはいられなかった。 忘れたくても忘れられず、棺桶の中にまで持っていくことになりそうな記憶だからな。 単刀直入に言ってしまう。今俺が居るのは閉鎖空間だ。色と生物と音を失ったこの光景、それ以外に考えられない。 しかもだ。さらにやっかいなのはこの風景だ。そしてこの色だ。ここは閉鎖空間だが、ハルヒの生み出した閉鎖空間じゃない。 「さすがはキョン。良い観察眼を持っている」 呑気に俺に拍手を送ってくる奴を見つけ、俺は俺の予想が当たってしまったことに顔をしかめる。 「ここがハルヒが生み出した閉鎖空間じゃない事はすぐ判ったさ。ハルヒはここを知るはずがないからな」 そう、ここは俺が3年間通った中学だ。 「そう、ここは僕とキョンが3年間通った中学だね」 佐々木は懐かしそうに校舎を見上げているが、俺はそんな感傷に浸る余裕がない。 なぜだ。なぜ俺とお前がここにいる?この閉鎖空間は… 「あぁ、そうだね。キミが言わんとしている事は理解しているつもりだよ。 ここは涼宮さんが作りだした閉鎖空間ではない。僕の作りだしたものさ」 なぜだ!なぜお前がそんなことを! 「キョン知っているかい?世界というモノはひどく不平等に出来ているのだよ?」 いきなりなにを言い出す。 「だってそうじゃないか?僕にはこれだけしか与えられなかったモノを」 佐々木が指さした部分をまじまじと見つめてしまい、俺は慌てて目をそらす。 「朝比奈さんと言ったかな?彼女にはあれだけのモノが与えられている。これを不平等と言わずしてどうする?」 ちょっと待て佐々木。お前の言おうとしていることが理解できたが、意味がわからないぞ。 「キョンだって小さくモノより大きなモノがいいのだろう?」 そりゃあ確かに朝比奈さんの特盛りは国の重要文化財に指定されてもおかしくはないだろうが…って、問題はそこじゃないだろ。 「いいや、そこなのだよ。今のままでは僕の胸は平均でしかない。 けれど世界を創り変えることが出来たのなら、そこに新しい僕が立つことが出来たのなら、僕のこの控えめな胸はキョンの言う特盛りになれるかもしれない」 ちょっと待て佐々木!お前は、そんな理由で世界を創り直すというのか!? 「そんな理由と言って欲しくないなぁ。キョン、キミは男の子だから判らないかもしれないけど、女の子にとってこれは死活問題なんだ」 「佐々木――!」 俺は佐々木の肩をつかんで正面から見つめ、言葉を失った。泣いて……いるのか? 「あぁ、もう戻ることはできないのさ。ほら、見てごらん」 涙を溜めた佐々木の視線に促されそちらを見れば「神人!」 「いつだったか、渋るキミから無理矢理聞いたことがあったね。 一度終焉を迎えようとしていた涼宮さんが創りだした閉鎖空間での出来事を。僕は今、それと同じ事をしようとしている。 世界を一度終焉へと導き、そして新たに創世する。僕にはその力があるそうだよ」 「やめろ!やめるんだ佐々木!」 佐々木は俺と目線を合わせようとはせず、俺たちの横で校舎を壊し始めた神人ばかりを見ている。 このままだと本当に世界が終わるのはそう時間がかからないだろうな。だから。 「佐々木、俺実は貧乳萌えなんだ。人にはそれぞれ合った形があると思う。だからお前は今のままが一番かわいいぞ」 俺がそう告げたあと佐々木がなぜか笑ったように見えたが、 いつかの時のように目を閉じて唇を重ねた俺にそのあとのことはよくわからない。 今佐々木は泣いたままなのかそれとも怒っているのか。 とりあえず、次に会ったときにまずは謝ろうと思う。 了 -‐ ´ ̄ ̄`ヽ / \ / / / .ィ ./ヽ.Y l . , ヽ くっくっ。まったく予想通りだよキョン。 , ! -/7 Y /| ´ヽ|. !!i いつかキミが話してくれた話で、唯一はっきりと聞かせてはくれなかった ! !.ト⌒ リ ⌒ ! !ノ、i ! 涼宮さんに世界の創世をとどまらせたきっかけの部分、 , l l l ● ● l丿 ! リ やはり僕の予想した通りだよ。 !;!l|ヘ⊃ 、_,、_,⊂⊃j l丿i/ ありがとうキョン。僕はキミがいるこの世界が大好きさ。 |/⌒l,、 __, イァト|/| | ./ /|___|/ ヽ || l 彡,
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佐々木は誰かが決闘しているときに解説者として現れる人物である。(誰かが佐々木となる。) だが、グロッケン曰く、”某禁止カード的な意味で不適切だ”と言っている。ちなみに、実況は山田である。
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「引越し?」 佐々木はSOS団+佐々木団+その他のメンバーの見守る中、爆弾発言をした。 「そう、僕は引越しをする。関東の方に。父親が東京本社に転勤するのでね」 そう言った佐々木の顔は強がっているものの、今にも泣き出しそうなのが俺には痛いほどわかった。 「そうか、寂しくなるな」 今までみたいにちょくちょく会うことは無いのか。そう考えると、佐々木と全く会わなかった高1期間がうらめしい。 いつでも会えると思っていたから、結局1年も会わなかったんだな。 「・・・そう」 無表情な長門は、相変わらず何を考えているかわからないな。 「そうか、佐々木さん引っ越すんだ、寂しくなるわねー」 言葉とは裏腹に、にやけ面のハルヒがいた。少し嬉しそうだ。佐々木と性が合わないのはわかるが、性格悪い人みたいだぞ、ハルヒ。 「残念なのね」「わたしも」「そうね」 どことなく阪中とミヨキチと喜緑さんも嬉しそうだな。なぜに?Why? 「せっかくお友達になれたのに、残念です。えーん」 朝比奈さんは本当に残念そうだ。佐々木が、ハルヒのセクハラを何度か防止してくれたから当然か。 「めがっさ残念だけど、ちょっと嬉しいかなっ。ハルにゃんもそう思っているよねっ」 「いえ、あたしはそんなことは、、、」 「キョン、鶴屋さんのように正直な方が良いとは思わないか?くつくつ」 「馬鹿言うな。俺は佐々木がいなくなって胸が張り裂けそうだ」 「僕も同感です」 おい、古泉。お前は佐々木に惚れているような気がするが、気のせいか? 「お別れ会を開くべきだな」 残念そうに谷口が言った。 ナンパ野郎の谷口は、佐々木にあからさまなモーションかけやがってむかつくんだ。佐々木は誰にでも優しいんだ、勘違いするな。何が『お前には涼宮がいるだろう』だ。 「佐々木さん」グスグス 国木田女々しいぞ。一応男だろ。お前 「急で悪いが明後日には出発だよ。その暇も無い。僕も今から家に帰って引越しの準備だ」 「―――お別れ会―――できない・・・」 「残念です、うっうっ」 (なあ、橘は佐々木を追いかけて転校しないのか?) (私はこれから、涼宮さんの観察が主な仕事になりますから。九曜さんや藤原さんも同じです) 「ふん、二度と会えなくなるわけじゃないのに。大げさなんだよ」 「藤原さん、涙、涙」 「じゃ、僕はこれで」 「俺はこれから佐々木の引越しの手伝いがしたい。是非させてくれ」 「あたし達も佐々木さんの手伝いをするわよ」 「・・・有機生命体の有性生殖は私が阻止する」 「もちろん僕達も手伝うよ」 全員が全員『これ以上、佐々木といちゃいちゃさせないぞ』と思っているような気がした。 俺達は夕方まで佐々木の引越しの手伝いをした。 「向こうの家ってどんな感じなんだ?」 「社宅で、かなり古いらしいけど、今の家より広くて、僕達だけでは広すぎるみたいだよ」 こんな会話なんかをしながら引越しの手伝いをした。 「キョン、だべってないでちゃんと仕事しなさい。あんたが手伝うって言ったのでしょう」 「よく見ろ。仕事はちゃんとしているぞ」 もう慣れたが、視線が痛い。男子の視線も女子の視線も。 「高校は、向こうの公立校の進学クラスに編入したよ。北高の進学クラスと同じくらいのランクのはずだよ」 古泉と同じようなものか。 「僕は高校卒業まではあっちにいるんだ」 「それで、お前は大学をどこにするつもりだ」 「いや、まだ決めてはいないよ」 「大学決めたら教えてくれ」 そうだ、佐々木と同じ大学に行くためにはもっと勉強しないとな。 『おい、キョン』 『何だ谷口、それに国木田もか』 『お前には涼宮がいるだろう』 『何度も言うが、俺とハルヒはそんな関係じゃないぞ』 『お前がそのつもりでも、涼宮はお前にベタ惚れじゃないか。涼宮の気持ちに応えて正式に付き合ってやれよ』 『お前こそハルヒに未練があるんじゃないのか?中学時代告白しなかったのか?』 『俺はお前と違って涼宮は好みじゃない』 『僕、涼宮さんはずっと前にキョンに会っているように思うのだけど、キョンは覚えていないの?』 国木田。お前、カンの鋭い奴だな。 「僕の所は、これからは、これまで以上に両親共に帰りが遅くなり、休日出勤も増えるので、正直寂しいよ」 俺にはその経験無いな。ずっとマイシスターがいるから。 「明後日は朝11時出発だな、佐々木。見送りに行くよ」 「キョン、明後日は、不思議探索・・」 「何か言ったか?ハルヒ」 「いえ、あたし達も見送りに行くわよ」 そして、古泉といっしょに帰る俺。正直、こんな寂しそうな古泉は初めてみた。 「なあ、ハルヒ達は佐々木が嫌いなのか?それから、お前達は最近俺を嫌っているような気がするが」 古泉、お前は佐々木に惚れているのか?というのは聞かなかった。聞かなくても、大体わかるからなー。 「鈍いあなたでも気がつきましたか。概ね、その通りですね。両方ともあなたが原因ですが」 「どういうことだ?」 「言って良いですか?」 「迷わず言って欲しいな」 超能力者はしばしの沈黙の後、言った。 古泉の言葉は、俺の想像範囲外だった。というよりも、想像していたものとほぼ同じだが、規模が違っていた。 「その理由は、今日いたメンバーの女性陣は、全員あなたに恋していて、最大のライバルがいなくなってほっとしているのですよ。 あなたが佐々木さんに特別優しいのは皆の一致した意見ですし。 さらに言うと、男性陣は全員、佐々木が好きなんですよ。あなたも佐々木さんも魅力的な人ですから」 俺は佐々木を特別扱いした覚えは無いが。それに、 「全員?」 「そう、全員です」 「ハルヒと長門はもしかしたら・・と思っていたが、喜緑さんや鶴屋さん達まで?」 「そう。例外なく全員です。さらに言うと、情報連結解除された朝倉さんも、その他にも何人か、全員挙げましょうか?」 「いや、いい。まさか、そんなエロゲーそのままのような状況が」 「事実です。機関と橘さんの組織の情報収集の結果ですから」 おいおい、もしかして盗聴とかもしたのか?物騒な話だな。 「谷口あたりはハルヒに未練があると思ったが」 「それは、あなたが佐々木さんをずっと好きだから、自分に当てはめてそう思うだけです。 中学時代のあなたと佐々木さんの仲と、涼宮さんと谷口さんの仲が同じだと思ってましたか?」 同じはずは無いな。そんな当たり前のことに気付かなかったとは。 超能力者は溜息をついた 「あなたがもっとはっきりしてくれれば良かったのですが」 「俺の責任か?」 「いえ、涼宮さんに優しくするように、ずっと言っていた僕にも責任の一端があります」 「それで、佐々木は俺をどう思っている?」 「さあ」 「さあじゃない。知っているだろう」 「聞いてどうします?僕の言葉で行動を変えますか?僕が本当のことを言うとは限らないのに」 佐々木が俺に恋していたら告白し、そうじゃなければ告白せず友達として付き合う。それはある意味、卑怯かな?でも、聞きたい 「お前の話の真偽は俺が判断する。それに、どっちにしろ俺は佐々木に告白する。聞かせろ」 その時、古泉は初めて悪戯っぽい顔を見せた。 「禁則事項です」 最近はやっているな。それ 「俺はどうしたら良い?」 「いつもと同じです。あなたの好きなように」 好きなようにか。今まで好きで世界を選んだ覚えは無いのだが。 「すいません。好きで選んだわけでは無かったですよね。あなたは自分のことより僕達のことを考えてくれる人ですから。だからこそ・・・」 古泉、そうでもないぞ。 閉鎖空間で二人きりになったのが佐々木だったら、崩壊する世界をそのままにして二人きりの世界に行ったかもしれない。 佐々木となら、終わらない夏を終わらせようとしなかったかもしれない。いや、確実に終わらせなかっただろう。 消失世界で元の世界のままの佐々木に会ったら、元の世界に帰らなかったかもしれない。 雪山の山荘に佐々木がいれば、帰りたいと思わなかったはず。 俺はハルヒのブレーキとなった。しかし、佐々木のブレーキとなる自信は無い。 もしかして、古泉、それが佐々木を神としてはいけない理由か? 「もしかして、佐々木の急な引越しはハルヒか長門のパワーか?」 「違う、と言ったら信じてくれますか?」 さっきから古泉が言葉を濁しているのは、本当のことを言いたくないためなのか、嘘を言いたくないという良心なのか、それとも本当のことを俺に信じさせる自身が無いためか。 「さあな。でも、仮にハルヒパワーだとしてもこの程度では怒らないつもりだ」 何故って、良いこと考えついたからな。ちょっと寂しくなるけど。 「そうですか、僕としては予想外の言葉です。ということは佐々木さんをあきらめるということですか?」 「その逆だ。その代わり、多分お前達機関と橘の組織に頼み事をすると思う。 覚悟してくれ、俺の最初のお願いだ。俺の最後のお願いになるかどうかは自信が無いが。いや、違法なことではないから安心してくれ」 「いえ、もっと頼ってくれても良いのです。あなたにはもっと僕達を頼ってほしかったですから」 ずっとあこがれていたハルヒの行動力。それが中学時代の俺にあれば、どうなっていたのだろうか。 中学時代にはすでに佐々木と正式に付き合っていたと思う。 ハルヒとも会うことは無く、変態超能力者や癒し系の未来人、無口な宇宙人とも友達にはならなかったかも。逆に、それでも友人としてハルヒに接したのだろうか。 朝倉刺されるというトラウマも経験することは無く、平穏無事に時を過ごせたのかもしれない。 それとも、高2の段階でツインテール超能力者やいけ好かない未来人や髪の長い宇宙人に会ったのだろうか。 その方が良かったのかもしれないし、今の方が良かったのかもしれない。いや、どっちでも同じだ。佐々木がいれば。 ずっと消極的だった俺。でも、今の俺はハルヒに感化されたのだろうか。すごく積極的だ。 高鳴る鼓動と共に、俺は佐々木の家に走り出した。 佐々木に告白して、佐々木といっしょに転校し、佐々木の家に同居させてくれるように頼み込むために。 (終わり)
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/746.html
大学生になった俺は佐々木と一緒に酒を飲んで話している。 ひょんな事から初恋の話になった。 「キョン、キミの初恋はいつなんだい?」 「俺の初恋は従姉のねーちゃんだ。ずっと俺がねーちゃんを守ってやるとか思っていたんだ・・・。」 「それで結局どうなったんだい?」 「ねーちゃんは知らない男と駆け落ちしてしまってそれ以来連絡取れてない。 実際ねーちゃんが駆け落ちして居なくなったと知った時は相当ショックだったぜ。」 昔を少し思い出して俺は感傷に浸っている―― そんな俺を見てかは知らないが佐々木も口を噤んでいる。 このままだと長い沈黙が続きそうだから俺が話を再開するべきだな―― 「さすがにもうねーちゃんに対しての恋心なんて残っちゃいないが、連絡くらいは取れるようになりたいな。」 「そうかい、初恋は実らないなんて言うけど・・・キミの場合もそうだったんだね。」 「そういう佐々木はどうなんだ? それとも恋愛なんて精神病の一種だって言っていたからやっぱり恋なんてしてないのか。」 一瞬佐々木は戸惑ったような表情になったが、偽悪的な微笑を浮かべて話し始めた―― 「キョン、キミも失礼な奴だね。 確かに僕も最初は恋愛なんて精神病の一種だと思っていたよ。 少なくとも中学3年の時にキミに話した時まではね。」 「それは初耳だな。俺も話したわけだし、お前の初恋とやらを聞かせてもらおうじゃないか。 俺だけ話すなんてフェアじゃないと思うぜ?」 佐々木も恋をするんだなぁと思って少し安心した。その反面、ちょっと寂しくも感じた。 こいつにちゃんとした恋人が出来れば俺とこうして話す機会も減るんだろうな―― それまではきっとこういう関係が続くんだろうな。佐々木にとって俺は親友だからな。 「僕が初恋を感じたのは高校1年生の時だよ・・・。」 高校のクラスメイトか?たぶん、俺の知らない奴だろうな しかし、佐々木を恋に落とすなんてどんな奴か気になるな・・・。俺には皆目見当もつかない 「相手は僕の中学のクラスメイトさ。 僕は中学3年の時から無意識的にはその人の事が好きだったんだと思うよ。 キミの知っての通り、当時の僕は恋なんて精神病だとか言っていたけどね。 でも、僕は気付いたんだよ。好きな人と進路を別にしてね。 今でも同じ高校に行っとけば良かったって少し後悔しているよ。」 誰だろうな・・・佐々木の初恋の相手は。中学のクラスメイトなら俺でも知っているはずだ。 しかし、俺は佐々木と親しくしていた男子など記憶にあまりないのだが――まさか国木田か!! 佐々木の初恋の相手は結局誰だか分らなかった。 聞いても相手の名前は決して教えてくれなかった。 何故か分らないが無性に佐々木の初恋の相手が誰なのか気になった 本当は誰かにこんな事を聞くのは駄目だって俺も分っている。 だが、俺は気付いたら聞いていた――佐々木の初恋の相手かもしれない国木田に。 「最近、佐々木と飲んだ時に初恋の話になった。 俺の初恋相手なんてどうでもいいだが、佐々木の初恋の相手がうちの中学に居るそうだ。 まさか俺はうちの中学にその相手が居ると思わなくてな」 「キョン、何が言いたいの?」 「お前に誰かその心当たりが居ないかって事だ。 俺は佐々木の初恋の相手が誰だか凄く気になっている。 俺にも何故こんなに佐々木の初恋相手が気になるかはよく分らないが。 もし、お前に心当たりがあるなら教えて欲しい。」 国木田が地動説を信じているコロンブスがインドに向かう途中にリヴァイアサンに会ってしまったような表情をしている。 そうか、やっぱり国木田にも誰か分らないんだな・・・。 一緒に塾通いしていた俺にも分らないんだから仕方ないと言えば仕方ないか 「僕はその相手分るけど。」 本当か 「分ってないのはキョンくらいじゃない?うちの中学のクラスメイトは全員わかると思うけど」 俺以外の奴は知っている?Why?なぜ? 「国木田、誰だか教えてくれ!!頼む!!」 「僕としてはキョンが何でそこまで佐々木さんの初恋の相手が誰だか気にしてる方が気になるな。 黙っていてもクラスメイトの誰かに聞いてしまうだろうし、教えてあげるよ。 彼女の初恋の相手は間違いなくキョンだよ。たぶん誰に聞いてもそう答えるんじゃないかな」 「あいつは俺の事を親友だと言っていたし、絶対違うと思うぞ。」 「あんまり鈍感すぎると嫌われるよ、キョン。 それより僕の問いに答えてくれない?どうしてキョンはそんなに佐々木さんの事が気になるの? でも、それは僕に言う事じゃなくて、彼女に言うべきだね。」 次の日、俺は佐々木を呼び出して話す事にした―― 「今でも初恋の相手が好きなのか?」 佐々木は返事をしなかった。 「聞いてくれ、佐々木。 俺は昨日お前の初恋話を聞いた時は驚いた。ずっと佐々木は恋なんてしないと思っていた。 でもその話を聞いた時に俺は何とも言いがたい感情を抱いた。 考えてみると、俺は誰か分らない佐々木の初恋の相手に嫉妬していたんじゃないかと思う。 そこで俺は思ったんだ、佐々木の事が好きなのかもしれない。いや、俺は佐々木の事が好きだ。 だから――」 「キョンもうそれで十分だよ、僕もキミの事が好き。 初恋は実らなかったという話を聞いてもうキミの事を諦めようかと思っていたよ。」 ――気付いたら俺は佐々木を抱きしめていた。
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佐々原 哉 「」 「」 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (0.png) 名前 佐々原 哉(ササハラ カナ) 性別 男 身長 体重 血液型 誕生日 住所 家族構成 学年 回生 学部 部 サークル 好き 嫌い 特技 一人称 俺 二人称
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「妹VS佐々木」 俺は佐々木にいろいろ世話になったから映画を奢ることになった。 「あたしも行くー」 「家で大人しくしてなさい」 「やだー、行くもーん」 行くといいはる妹を宥めるのに苦労したため、約束の時間に遅れてしまった。 「そうだキョンくんー、ハンカチはー?」 ―そういや、忘れた 「取ってくるー、待っててー」 妹はハンカチらしきものを取ってきて俺のポケットに入れてくれた。その時の妹の黒さに俺は気がつかなかった。 待ち合わせ場所にて 「遅刻だよ。キョン」 「すまん、お茶を奢るから許してくれ」 映画は普通に面白かった。 しかし、映画館での、この人の多さはなんだ。 そうだ、佐々木とはぐれないためにしっかりと手をつながないと。 しかし、佐々木の体は柔らかくて良い匂いで・・・いや、妄言だ忘れてくれ 「しかし、今日は暑いな」 佐々木の顔も真っ赤だな。 「ほんとだね。くつくつ」 ハンカチ、ハンカチと ・・・・どおした、佐々木? 「それってハンカチでなく、女もののパン・・・・」 ハンカチの代わりに妹のパ〇ツが。ゲエー、何でこんな物がー パシーン・・・痛いです佐々木さん 「えーと、言い訳して良いかな。俺は変態じゃなくて、ハンカチと間違えただけで・・・」 「判っているよ、慌てて間違えたか、妹さんの悪戯のどっちかだろ」 「すまん、佐々木」妹は今夜おしおきだな 「君はもっと余裕を持って行動すべきだよ。妹ちゃんがついてくると言い張るのはよくあることだし。 前もって妹ちゃんを説教するとか御母上に何とかしてもらうとか色々手が打てたはずだよ おかげで、折角のムードが台無しだよ」 佐々木は俺達の行きつけ中華料理店で、ムードがどうとかいう難しい説教を小一時間された。 もちろん、いつもの割り勘でなく俺の奢りになった。 さらに次の週、佐々木に服を買わされることになった。やれやれだぜ。 せっかくいいムードだったのに。じゃなくて、妹のおかげで大損だ。
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by老酒 パーソナルデータ 名前 佐々繭[ささまゆ] 相手 小波渡つづる 性別 女 年齢 20 身長 153cm 体重 ?kg キャラクター説明 猫とお酒をこよなく愛するちょっと男前な女子大生。 『佐々さん』と呼ばれるのはなんかくどいのであまり好きではない。 甘え下手で少し照れ屋な所もあるが、一度懐いた人には結構デレる。
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佐々キョン バカップル 『あつい』 キョン「暑い…」 佐々木「………」 キョン「暑い…」 佐々木「いい加減にしてくれ。キミが『暑い』と発したのはこれで38回目だ」 キョン「何で数えてんだよ…」 佐々木「無論、愛しのキョンの事…だからだ」 キョン「…そうか」 佐々木「それに『一緒に勉強しよう』と誘ったのはキミの方からだろう?せっかくのデート日和を潰してるんだ。せめて有意義に過ごそうじゃないか」 キョン「わかったわかった」 ・・・ 佐々木「………」 キョン「…暑すぎる…上だけ脱ぐが気にするなよ」 佐々木「…ああ」 キョン「………」ヌギヌギ… 佐々木「………」ブバァッ! キョン「佐々木!なんで鼻血なんか出してんだ!」 佐々木「大した事はないよ。ただキミの裸体を見て妄想が広がっただけなんだ」 キョン「そうか…」 佐々木「そうだ…」 キョン「体調悪いなら勉強はやめて昼寝でもするか?」 佐々木「そうだね…」 ギシッ ゴロン キョン「ほら、腕枕してやるから来いよ」 佐々木「!」 キョン「嫌か?」 佐々木「…まさか」 ギシッ ゴロン コテッ 佐々木「熱い…」 キョン「そうだな…確かに今日は暑いな」 佐々木「違う、熱いんだ…僕の体がね…」 その後、何があったかは言わない。俺と佐々木、二人だけの秘密だ。 …夏の『暑い』日に… …二人の『熱い』体… しかし、 …佐々木の胸は『薄かった』事を記して置こう。 END
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佐々木「キョン、僕は、ずっと君に言わなければならないことがあるんだ」 キョン「どうした佐々木。思いつめた顔をして」 佐々木「黙っていてゴメン! 僕は実は男だったんだ! でもキョン、僕は君が好きなんだ! 男に好意を寄せられるなんて迷惑だろ。いくら君の懐が深いとは言っても、 君の性癖は常識の範囲内であることは分かっているんだ。 だからずっと言い出せなかった。でも、もうこの気持ちを抑え切れなかったんだ!」 キョン「なんだ佐々木、そんなことで悩んでいたのか。バカだなあ」 佐々木「キョン……」 キョン「高校に入ってから、俺、そっちの方も大丈夫になったから。 一緒に男同士の熱い交わりをかわそうじゃないか!」 ------------------------------ 佐々木「うわああああああああ!」 佐々木「な、なんて夢だ! 僕が実は男でキョンに告白してキョンが高校で 男色に目覚めたなんて。なんておいし……、いやおぞましい。 とりあえずあの小泉くんとやらの悪い噂をありとあらゆる方面に流しておこう」 ------------------------------ 佐々木「今日は変な夢をみてしまってね。おかげで寝不足のうえ、すこぶる体調が悪いんだよ。 あれ、どうしたの、橘さん? そうやってファミレスでつっぷして寝ていると、まるで最近はやりの マック難民のように見えてしまうよ」 橘「ううーん、また、また神人があー。なんでみんなお尻押さえて暴れまわってるんですかー(涙」 九曜「……ユニーク」
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「妹佐々木」 さて古泉、解説しろ 「毎日毎日佐々木さんといちゃついてるから涼宮さんが危機感覚えてそーいうふうにしちゃったんじゃないですか? っていうかまた閉鎖空間があるんで失礼します」 古泉は超常現象担当解説役としての勤めを果たした後ハルヒ担当エスパーの職務に戻っていった。 やけにぼろぼろで肩で息をしていたのはここのところ閉鎖空間が頻発しているかららしい。 今もたった一行と少しの解説のために閉鎖空間から飛んできたらだとか。 やれやれ、ハルヒの奴は何がそんなに不満なんだか。 とはいえ今はそれはどうでもいい。 とりあえず現状確認だ。 朝起きたら佐々木が妹になっていた。 以上。 って言うか短いなおい 「くくっ、涼宮さんも面白いことやるもんだねぇキョン。いや、兄さん」 100%の確率で中心人物になってる俺の身にもなれ。 ていうか今までの経験からするとお前のポジションは大抵何事も無かったかのように妹をやっているはずなのになぜお前は普通にしている。 あと兄さんは止めろ、見知らぬ属性が開拓される。 「巻き込まれる苦労においてはわずかばかりの同情とある程度の羨望をあげるよ。 僕にも親友としてのの記憶も妹としての記憶もあるのは涼宮さんと似た力をわずかばかりでも持ってるからじゃないかな? くっくっ、いいじゃないか兄さん。昔からそう呼んでいた、という設定みたいだしね」 俺と同じ行構成で完璧に質問に答えるな。 設定って何だ、というかなんで同じ部屋にいるんだ。 「ふむ、君には兄妹としての記憶は無いのか。それはだね、兄さん、僕らに個別の部屋が与えられていないからだよ」 おいおい、あっちの妹は自分の部屋持ってるじゃないか。 「そこも改竄されてるね、妹ちゃんは両親と同じ部屋で寝てるから自室は無いんだ」 やれやれ・・・・・・まぁハルヒが満足すれば直るんだろ。 急ぎで治さなきゃならない事態じゃないみたいだしとりあえず学校行くか。 「そうだね、兄さん。じゃあ今日も自転車の後ろに乗せてくれ」 ん?学校違うんじゃないのか? 「いや、同じなんだよ。実は僕かなりのブラコン設定みたいでね、兄さんと同じ学校に行きたがったんだ」 まじか。 「まじさ、ついでに言うと双子の妹みたいだから学年もクラスも同じなのだよ」 ・・・・・・やれやれ。 その後のことはざっと解説するだけにとどめることにしよう。 とりあえず接し方は苗字で呼んでいたのを名前に帰るだけでよかったのでたいした苦労は無かった。 違いといえば佐々木が妙に俺にくっついて来たことくらいか。 何故か聞いてみたら「僕はブラコンなんだよ、だからこれが普通なのさ」とか言ってたな 直そうにも直し方が解らないし、実害もないので1月ほど放置していたらいつの間にか直っていた。 理由はよく解らない。 理由といえば古泉が日に日にボロボロになっていったのは何でだろうな。 「今回のことは涼宮ハルヒのみが原因ではない。彼女を彼の血縁者にと願ったのは確かに涼宮ハルヒだがその願いの中に いくつかの改竄が見られる。彼と彼女が同室であったり双子の妹で同学年同クラスだったのがその一例と思われる。 涼宮ハルヒの願った願いを捻じ曲げるということは情報統合思念体でも不可能。 出来るとするならそれは涼宮ハルヒと同等の力を持った者だけ。 改変の効力が消滅する直前に戻そうとする力と固定しようとする力のせめぎあいが合ったのも恐らくそれが原因。 それが可能な能力を持った人物は1人しかいない、つまりもう1人の犯人は・・・・・・」 あー長門、いいじゃないか治ったんだから。 「・・・・・・そう」