約 42,615 件
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/893.html
「妹VS佐々木」 俺は佐々木にいろいろ世話になったから映画を奢ることになった。 「あたしも行くー」 「家で大人しくしてなさい」 「やだー、行くもーん」 行くといいはる妹を宥めるのに苦労したため、約束の時間に遅れてしまった。 「そうだキョンくんー、ハンカチはー?」 ―そういや、忘れた 「取ってくるー、待っててー」 妹はハンカチらしきものを取ってきて俺のポケットに入れてくれた。その時の妹の黒さに俺は気がつかなかった。 待ち合わせ場所にて 「遅刻だよ。キョン」 「すまん、お茶を奢るから許してくれ」 映画は普通に面白かった。 しかし、映画館での、この人の多さはなんだ。 そうだ、佐々木とはぐれないためにしっかりと手をつながないと。 しかし、佐々木の体は柔らかくて良い匂いで・・・いや、妄言だ忘れてくれ 「しかし、今日は暑いな」 佐々木の顔も真っ赤だな。 「ほんとだね。くつくつ」 ハンカチ、ハンカチと ・・・・どおした、佐々木? 「それってハンカチでなく、女もののパン・・・・」 ハンカチの代わりに妹のパ〇ツが。ゲエー、何でこんな物がー パシーン・・・痛いです佐々木さん 「えーと、言い訳して良いかな。俺は変態じゃなくて、ハンカチと間違えただけで・・・」 「判っているよ、慌てて間違えたか、妹さんの悪戯のどっちかだろ」 「すまん、佐々木」妹は今夜おしおきだな 「君はもっと余裕を持って行動すべきだよ。妹ちゃんがついてくると言い張るのはよくあることだし。 前もって妹ちゃんを説教するとか御母上に何とかしてもらうとか色々手が打てたはずだよ おかげで、折角のムードが台無しだよ」 佐々木は俺達の行きつけ中華料理店で、ムードがどうとかいう難しい説教を小一時間された。 もちろん、いつもの割り勘でなく俺の奢りになった。 さらに次の週、佐々木に服を買わされることになった。やれやれだぜ。 せっかくいいムードだったのに。じゃなくて、妹のおかげで大損だ。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/410.html
今日はそりゃあもうとんでもない台風が来ていて、更に質の悪いことに、 塾の行きの時には雨風は止んでいたが、帰りには凄まじいほどの雨風が俺と佐々木の二人を 非情に打ち付けていた。 「・・・こんなんじゃあ自転車使えないよな?」 「やめておいたほうが良いね」 佐々木はやや憮然とした面持ちで即答。 「僕はこのような非常事態を見越して、折りたたみ傘を持ってきたのだが」 と佐々木は紺色の折りたたみ傘を出す。用意の良い奴だ。 「キョン、君は甘いのさ。いくら一時的に雨風が止んだからといってそれは台風が過ぎたという証拠にはならないのだよ」 薄々感付いてはいたがな。 生憎折りたたみ傘は我が愚妹がミヨキチの家に行くといって持っているのだ。 ノーマル傘ならあったのだが、自転車に乗ることを考えて面倒になり、結局は手ぶらで出てきたのである。 「さてどうする?傘が一つだけあるから、自転車はひとまずここに置いといてバス停まで向かうという策が最善だと 僕は思うんだが」 幸い、自転車は塾専用の屋内駐輪場に置いてあるために撤去されたり錆びたりというような心配も無い。 帰りに本屋に寄ろうと思って千円ほど持っているしな。 「いや、君は良いのかい?」 何の話だ。 「傘が一つしかないのだが」 あぁ、バス停くらいまでの距離なら別に濡れても平気だぜ。 走ればなんとかなる。 「・・・いや、あまり雨を浴び続けるのは健康面から見て良くないだろう」 何が言いたいんだ佐々木よ。まぁよくわからないのはいつもの事なんだがな。 「・・・この場合は二人で傘に入るのが最も得策かと思うんだが・・・」 と、そこまで小声で言って佐々木はうつむいた。 「嫌なら構わない」 いや、別にいいけどよ。 幸いというべきかこの塾に来ている同学年の連中は佐々木のみだ。 お調子者の男子に見られて翌日妙な噂が立つこともないだろう。 「良いんだね?」 はやし立てるような口調の佐々木。珍しいな。 「あぁ、別に良いぜ。というか折りたたみ式に俺たち二人が入れるほどのキャパシティがあるのかどうかが心配だ」 「大丈夫だよ」 と佐々木は言い、紺の折りたたみを広げ始めた。 なんかずいぶん複雑な手順を踏んでいるな? 「さぁ、行こうか」 折りたたみとは思えないほど巨大な傘が完成した。 よく考えてあるな佐々木。さすがと言うべきか。 「失礼」 俺は佐々木の隣に立ち、傘に入る。 傘を握っているのは佐々木で、くっついた肩の体温がやけに生々しい。 「・・・」 佐々木がやや赤面している。どうした?寒さで逆に熱でも出たのか? 「いや、何でもないよ」 傘をリズミカルに叩く雨粒の音は、俺たちを包み込むかのように傘の下だけに響いていた。 しばらくそうして歩いたか。バス停が見えてきた。 「やっと着いたな」 傘を差していても横風が凄まじいので服が濡れるのなんの。 佐々木の服も、素肌にピッタリとまとわりついていて・・・なんというか。 情熱を持て余した、とだけ言っておこう。 「バスはまだ来ていないようだね」 バス停は屋根に覆われているとはいえ、横風と共に雨が入ってくる。 しつこい野郎だ。どっか行け。 「次のバスは―」 佐々木がそう行って時刻表を見に行った時だった。 「きゃっ!?」 突然の暴風に、佐々木のスカートが捲り上げられ、白い素肌と・・・ ・・・まぁ、あれだ。あっちの方も白だった、と言っておこう。 「・・・見たな」 見ませんでした、とは言ったが本心が顔ともう一箇所に出ちゃっていたようで。 佐々木は赤面しつつ俺の顔と脚の付け根に一瞥をくれると、腕を組んで目を逸らした。 「ま、まったく。只の布じゃあないか、下らない」 バスが来るまで、佐々木はずっとそんな調子で俺に説教をくれていた。 雨粒を弾きながらバスがやってきた時は、何故か俺は台風に感謝していた。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/110.html
佐々木「キョン、僕は、ずっと君に言わなければならないことがあるんだ」 キョン「どうした佐々木。思いつめた顔をして」 佐々木「黙っていてゴメン! 僕は実は男だったんだ! でもキョン、僕は君が好きなんだ! 男に好意を寄せられるなんて迷惑だろ。いくら君の懐が深いとは言っても、 君の性癖は常識の範囲内であることは分かっているんだ。 だからずっと言い出せなかった。でも、もうこの気持ちを抑え切れなかったんだ!」 キョン「なんだ佐々木、そんなことで悩んでいたのか。バカだなあ」 佐々木「キョン……」 キョン「高校に入ってから、俺、そっちの方も大丈夫になったから。 一緒に男同士の熱い交わりをかわそうじゃないか!」 ------------------------------ 佐々木「うわああああああああ!」 佐々木「な、なんて夢だ! 僕が実は男でキョンに告白してキョンが高校で 男色に目覚めたなんて。なんておいし……、いやおぞましい。 とりあえずあの小泉くんとやらの悪い噂をありとあらゆる方面に流しておこう」 ------------------------------ 佐々木「今日は変な夢をみてしまってね。おかげで寝不足のうえ、すこぶる体調が悪いんだよ。 あれ、どうしたの、橘さん? そうやってファミレスでつっぷして寝ていると、まるで最近はやりの マック難民のように見えてしまうよ」 橘「ううーん、また、また神人があー。なんでみんなお尻押さえて暴れまわってるんですかー(涙」 九曜「……ユニーク」
https://w.atwiki.jp/kokodakeuccharmatome/pages/37.html
【名前】佐々木<ささき> 【性別】女 【年齢】16 【容姿】「十人中八人が一目して目を惹かれる」美少女。 【性格】性格は控えめ。男相手だと男言葉で、女相手だと女言葉で話す。 【能力】頭脳明晰、才色兼備。だが自己評価は「平均以下の凡人」と低め。 【プロフィール】その名の通り、「涼宮ハルヒ」シリーズに登場する佐々木その人。 元本筋レギュラーの一人。紳士の嫁になった事と、人数調整の関係で現在は非レギュラー扱い。 一応学校には通っているが、COFの活動には携わっていない。 【補足情報】 先述の通り、「涼宮ハルヒ」シリーズの佐々木その物。ただし中の人が「驚愕」を読んでおらず、「分裂」を読んだのも随分前の事であるため、人格においては完全にトレースしきれているとは言い難い。 現在はMSには搭乗していないが、当初は量産型MSに搭乗する事が多かった。プロフィールにあるように、自己評価は低いが能力自体は高かったため、スタークジェガンやバリエントなど、量産機の中でも上位機種を多く利用していた。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/103.html
佐々木「僕は考えたのだがね、キョンが佐々木団に振り向かないのはキャラが弱いからだと思うんだ。」 まぁ、僕は『僕っ娘』だとしてもいかんせん他のキャラが弱い。橘さんは没個性だし、九曜さんは 怖いだけ。藤原にいたっては名前ですでに負けている。だから改革を敢行した。見たまえ、これが 新・佐々木団だ!」 橘「なによ、なんかおかしい?べ、別にあんたの為にやってるわけじゃないんだからね!佐々木さんがやれって 言うからやってるだけなんだから、か、勘違いしないでよね!!」 九曜「―――お兄ちゃん―――」 藤原「俺はもう藤原ではない。これからの俺の名前は・・・」 トゥルルルル・・・ キョン「もしもし、すいません救急車、えーと・・・ひぃふぅ・・・4台。はい、至急お願いします。」
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/96.html
「暑い・・・」 そうまるで地獄の業火に焼かれる罪人のようにつぶやくと、ちっさなタオルで首筋の汗をぬぐった。 まだ6月の半ばだというのに、なんだっていうんだこの暑さは。 これからますます暑くなっていくかと思うと、余計鬱になる。 地球温暖化反対―。 「自分勝手なエコロジーだね。」 俺のボヤキを聞いた一歩後ろを歩くクラスメイトがそう言って、笑った。 「必要は発明の母っていうだろ?この苦しみが俺をエコロジストへと駆り立てるのさ。」 「君の場合、喉もと過ぎれば熱さ忘れるとも言えるね、キョン。」 こいつは大げさに、まるでアメリカの通販番組のように両手を挙げてみせる。 その喉もとでは熱さではなく、くっくっという独特の笑い声が鳴っていた。 「暑さが忘れられるようなら地球温暖化問題は解決だ。」 「その地球温暖化問題だが、知られてはいないが、実は多くの科学者は二酸化炭素が原因であるという現在の常識に対しては、懐疑的な意見を出しているんだよ。」 こいつの知識量にはいつも驚かされる。 いったいどこでそんなことを調べているんだか。 「ではなぜ、そんな説が堂々とまかり通っているかというとだね―」 と、一瞬うしろを歩くあいつの影が不自然に揺らいだ。 思わず後ろを振り返る。 「おいっ―」 「いや、大丈夫。少し立ちくらみがしただけ―」 と言いながら、額を押さえてあいつは崩れるように、その場に座り込んだ。 「おい、大丈夫か、佐々木!?」 倒れそうな佐々木の肩を支えてやる。 額に汗を浮かべながら、目を閉じてつらそうな表情をしている。 呼びかけには反応しない。 気を失っているようだ。 暑さにやられたか― とりあえず、ここではまずい。 日陰を探して休ませないと。 あとは水分か。 近くにあった自動販売機でスポーツドリンクのペットボトルを買って、佐々木を抱きかかえた。 早く日陰の涼しいところへ連れて行ってやらないと。 苦しそうな額につめたいペットボトルを当ててやる。 ペットボトルで冷やしてやったのが効いたのか、佐々木はゆっくりと目を開けた。 そして― 「きゃっ」 え、なっ? 佐々木も驚いただろうが、俺も驚いた。 なにせ目の前の佐々木はただでさえ大きな瞳を大きく開けて、今まで聞いたことの無いような声を出したからだ。 「お、おい?大丈夫か、佐々木?」 え、あ、うん、と声にならない返事をしながら、佐々木の顔が見る見る赤くなって行く。 こりゃ結構重症じゃねえのか。 「いや、あの、キョン。大丈夫、大丈夫だよ。だからその―」 真っ赤な顔で支離滅裂。 こりゃ結構高熱とか出てるんじゃないか。 「お前、顔真っ赤だぞ。熱が出てるんじゃないか?」 そして、額に手を当てようとすると 「だ、大丈夫。少し恥ず、じゃなくて直射日光にやられただけだから!」 そうなのか? 耳まで真っ赤だぞ。 「そ、それよりも早く降ろしてくれないかな。一人で歩けるから―」 と、言うが早いか、俺の手を強引に振りほどこうともがいて、佐々木は地面に派手にしりもちをついた。 「おい、お前本当に大丈夫か?」 声をかけると、いたた、と尻をさすっていた佐々木はさっと立ち上がり、あさっての方向を向いて上気した頬を両手で押さえている。 「どうした?風邪か!?」 「え、えーと、うん、そうかな。ちょっと今日は朝から熱っぽい感じはしていたから―」 「そうか、やっぱり風邪か。」 そう俺が納得すると佐々木は小さな声で、たぶん、とつぶやいた。 「じゃあ、今日は予備校は休んだほうがいいな。」 「あぁ、そうさせていただくよ。」 言葉遣いはいつもどおりだが、口調は少し挙動不審だ。 「じゃあ、佐々木、俺んちで少し気分がよくなるまで休んでいけよ。」 ふぇ?、と声にならない声を佐々木はあげた。 「いや、お前まだ体調悪いみたいだし、気分がよくなるまで涼しいとこで少し寝ていくといい。」 ますます顔が赤くなっていく。 こりゃ結構重症かな。 「あー、大丈夫。少し寝て気分がよくなったら、俺がお前の家か、病院へ自転車で送ってやるよ。」 「ち、ちょっと待ってくれたまえ。それって、キミも予備校を休むということかい?」 目の前の佐々木は頬を押さえながら挙動不審な動きをしている。 「仕方ないだろ。お前を放っておくわけにはいかないし。」 な、いや、でも、とぶつぶつ呟いている。 「やっぱりお前今日は変だ。自分では気づいていないかもしれないが。」 「いや、確かにそうかもしれないけど・・・」 「今日は妹は友達のところへ遊びに行っているはずだし、親もデパートへ買い物に出かけて夕方まで帰ってこないから、誰に気兼ねする必要も無い。」 余計問題だー、と佐々木が言ったような言わないような。 「安心しろ。一応日本の中産階級らしくちゃんとエアコンはあるから。」 そういう問題じゃない、と佐々木が言ったような言わないような。 「お前、顔が本当に真っ赤だぞ。かなり重症じゃないか?」 そして、重症なのはキミのほうだよ、と佐々木がぼそっと呟いたのがはっきりと聞こえた。
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/398.html
水泳の授業中、自由時間になったので、佐々木と並んで座ってだべっていた。 「くっくっ、今年のプールの授業もこれで終わりだね」 そう言いながら佐々木は立ち上がると、名残惜しそうにプールを眺めながら、 自分の尻に食い込んだ水着の端をクイッと直した。 俺は、今目の前にある佐々木の尻が、無性に隙だらけに感じた。 「とりゃ!」 次の瞬間には、佐々木の尻に俺のワンフィンガーがキマッていた。 驚いて跳び上がるのを期待したのだが、佐々木は「くっ……」と微かに呻いたきり、動かなくなった。 どうやら、あまりの突然の出来事に、思考が停止したようだ。 ひょっとしたら、穴に直撃したのかも知れない。 「は~~~あ……」 俺の指を水着ごと尻に食い込ませたまま、佐々木が溜息をついた。 「キョン……まさか君がこんな幼稚なことをしてくるとは思わなかった」 そういわれると、幼稚以外の何物でもないかも知れないが、何か悔しい。 「ふん、佐々木が隙だらけだからだ!」 うむ、言ってみて思ったが、言い訳するほど幼稚に思えてくる。 「なるほど、キョンがそれほど僕を好きだったとは……」 おいおい、いきなり何言ってんだ? 隙だらけだったって言ってんだぞ。 「はいはい。で、結婚式はいつにしようか?」 聞けよ! 「ん?だから、キョンは僕のことが好きだらけなんだろ?」 何だよ佐々木……ひょっとして怒ってるのか?
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/1008.html
「そう言えば、いつだったかキョンに僕の恋愛に対する認識について話したことがあったね。もう一年以上も前だと言うのに、まるで昨日の事のようだよ。人の時間経過に対する感覚ほど当てにならない物はない。 卒業してからの一年間がそれだけ空隙に満ちたものであったのか、それとも君と過ごしたほんの僅かな時間が僕にとって何物にも代え難い有意義かつ満ち足りたものだったのか・・・どちらだろうね?」 胡乱な言い回しも、訥々と語る穏やかな口調も、俺がよく知る佐々木のものだ。一年前と何ら変わらない。 「自分で言ったことだというのに、僕は本当の意味でその事を理解していなかったらしい。いや、甘く見ていた、と言ったほうが良いのかな?これはまさしく精神病だよ。 あらゆる価値観が崩壊し、理性も論理も狂ってしまう。一度煩ってしまえば最後、もう治らない。ううん、治そうという気にすらなれない」 だというのに、凄まじいまでの違和感を感じる。佐々木の何かが違う。決定的に違ってしまっている。ずっと佐々木が自らを押し込んでいた枠が取り払われたかのような、そんな錯覚を覚える。 「これは君のせいでもあるんだよ、キョン?君にとっては心外なことかも知れないけどね。君に必要以上に近づけば、こうなってしまう事は解っていた。 自分を見失って恋する乙女になってしまうくらいなら、僕は自分を偽っても理性の化け物でいたかった、本当だよ?」 言いながら佐々木は本当に言葉とは裏腹に、本当に嬉しそうに微笑んだ。まるで全てから解き放たれたような佐々木の笑顔は本当に魅力的で―――こんな状況でなければ、俺はアホのように見惚れてしまっただろう。 俺はここに至って、ようやく佐々木がどれほどの自制と自戒、虚勢と欺瞞を重ねていたのかを知るに至った。 「ただ、本当に―――本当に残念なんだけどね、キョン?もう、止まれないんだ。こうなってしまった以上ね。無理だとは思うけど、出来れば君に止めて欲しかったな。 人の身で世界を望むがままに作り替えようだなんて、傲慢にも程があると思わないかい?僕は神になんてなりたくはなかった、平々凡々な一般人でいたかった―――ううん、これは少し嘘かな。この力で君が手にはいるのなら―――どうしても、そう思ってしまうんだよ」 佐々木は少しだけ自嘲するような笑みを浮かべ――――刹那、世界が灰色に『塗りつぶされた』。 「だから・・・だから、“私”は世界を作り替える。こんな世界、要らない―――」 ・・・閉鎖空間。そして、灰褐色の世界の中、なお黒々とした巨大な影が俺たちに影を落とした。それが歩を進める度に地面が揺れ、風が舞い上がる。佐々木の肩口まで伸びた髪が揺れた。 「―――愛してるよ、キョン」
https://w.atwiki.jp/sasaki_ss/pages/334.html
佐々木と文化祭 風呂から上がり、机の上に転がっている試験勉強という現実から目を背け、漫画でも 読もうとかと思ったその時、携帯が鳴った。ディスプレイには、橘、の一文字。 仕方がないので出る。 「もしもし。キョンさん?」 「違うと言ったらどうする?」 「むぅ。キョンさんってあたしに対して意地悪ですね」 「そりゃ常日頃から恨み辛みがあるからな。で、今日は何の用だ?」 「・・・・・・まあいいです。明日、お暇ですか?」 「悪い、橘なら間に合ってる」 「し、失礼ですねっ! 私じゃなくて佐々木さんの事で用事なんですっ!」 「何だ、先にそう言え。明日何かあるのか?」 「・・・・・・いろいろと腑に落ちませんけど・・・・・・いいですよ、もう。 明日、うちの学校で文化祭があるんですが、どうです?」 「文化祭? 随分気が早いな。この時期ってのは珍しいんじゃないのか?」 と、電話の向こうで胸をそるような気配。 「そりゃうちは進学校ですからねー。手早く終わらせちゃうんですよ」 えっへん、とこれでも自分はお前よりも頭がいいんだぞ、とでも聞こえそうな空気に躊 躇なく電話を切ろうと、 「ちょっと! 切らないで下さいよ! 佐々木さんの事聞いてないでしょ?」 「・・・・・・よく分かったな」 しぶしぶと会話を続ける。最近、こっちの動きを悟るようになってきて実に気持ち悪い。 こいつエスパーか、と考えてそういやエスパーじゃねえかと思い至りどうでも良くなった。 「で、佐々木がどうしたって?」 「ですから、文化祭に招待したいんですよ。佐々木さんは別にいいって言ってたんですが」 「へぇ。それで、お前たちは何をやるんだ?」 「私は特に何も」 どうやら本当に暇らしい。何となくではあるが、最近、橘の動きが読める。俺はエスパ ーにでもなったのだろうか。 やだなあ。橘と同類か。 「今失礼な事を考えませんでしたか?」 「気のせいだ。で、他の奴らは?」 「藤原さんはブッチ決定だそうです。九曜さんは・・・・・・なんだっけかな? あ、あった。えっと、『必録っ!エアーマンの倒し方!』 ・・・・・・何でしょう、これ?」 「天蓋領域ネタだ。気にするな。で、佐々木は?」 何気ない風を装い、橘は言った。 「メイド喫茶だそうです」 「行く」 そういう訳で、佐々木の高校に行くことになった。 と、言ってもそう遠い場所にある訳じゃない。適当に電車に乗り、教えて貰ったバスに 乗り継いで、校門前までやってきた。 「即答ってはないと思いますよ」 約束どおり、橘は校門前に立っていた。しかしネチネチとしつこいな。 「いいじゃないか。佐々木がメイドなんて想像しただけで高笑いだ」 言いつつ、辺りを見渡す。文化祭である以上、外来の客も多いだろうと踏んでいたのだ が、あまり賑わってるとは言い難い。 そんな俺に気付いたのか、橘は進学校というのもありますが、と前置きし、 「学校は、文化祭に力を入れていないんです。進学率しか誇れるものがありませんから。 まあ、いいです。案内します」 「頼むわ。まずは佐々木だな。どこにいるんだ?」 「えっ・・・・・・と。部室棟の一番端ですね」 インパクト大だった。ブームに乗ろうとして失敗して廃れた喫茶店というイメージが滲 み出ていた。マジックで書いたやる気のない看板が虚しさを増大させる。 暗幕が引いてある入り口は、中を伺うことが出来ず、それが逆に不気味だ。 喧騒が遠い。この学校の部室棟は少し遠くにあり、押しただけで倒れそうな建物がひっ そりと校舎裏に存在している。 そんな場所に店を構える奴らは数えるほどしかなく、場所取りに敗れたであろう写真部 の展示の他は、そのメイド喫茶があるだけだった。 ここまで徹底していると、逆にすがすがしさすら感じる。こんなところで飲み食いしよ うとする奴などそういない。 「で、ここに例外がいる訳です」 「お前、実は俺の頭読めるだろ? 考え読みすぎだ」 橘は一瞬だけきょとんとして、ケラケラ笑い、 「だってキョンさん単純なんですもの。なんだ、当たってたんだ。何言ってるんだ、こい つって目で見られるかと思ってましたよ」 ぐっ、と反論に詰まる。 「ほらほら。さっさと入りましょう。お客さんは少ないみたいですし、ゆっくり出来そうですよ」 正論だった。こんな所で躊躇していても始まらない。 メイドなんて滅多に見れるものじゃあないしな。谷口にでも声を掛ければよかったかと思いつつ、一歩を踏み出した。 小奇麗な部屋だった。古くささは拭いきれていないものの、ここが廃棟寸前とは思わせ ないようにアレンジされており、手作り感のある小物がそこらに置かれていて、客は俺た ちだけだった。 と、来客に気付いたのか一人のメイドがこちらにつかつかと歩みより、何度も練習した であろう台詞を吐いて、 「お、お帰りなさいませ。ご主人・・・・・・さ・・・・・ま?」 ようやく、俺はそれが佐々木であると認識した。 「よ。楽しそうな格好だな。佐々木」 「・・・・・・キョン。何故、君がここに?」 「橘から話を聞いてな。邪魔しに来たんだ」 茫然自失する佐々木メイド。黒を基調として白のアクセントを合わせたそれはメイド服 と呼ばれる代物であり、信じられないことに佐々木が着ている。 佐々木の後ろでは、知り合い? とでも言いたげに数人のメイドさんがちらちらと視線 を送っている。 「ほら、佐々木さん。接客、接客」 「お二人様・・・・・・だね、じゃない・・・ですね。こちらへどうぞ」 佐々木の先導に従い、学習机を二つ合わせたテーブルに座る。 「お客様。何にする、じゃないて、えっと、何に・・・・・・致しますか」 これで顔がニヤけなかったらそいつは男じゃないね。クラスメートと思われる他のメイ ドさんは大爆笑中で、俺はメニューで顔を隠すのが精一杯だった。 「キョン。人の格好を見て笑うのは失礼だと思わないか?」 「佐々木さん佐々木さん。口調、元に戻ってますよ」 「・・・・・・人の格好を見て笑うのは失礼よ」 言い直すなよ。腹筋が壊れるだろうが。 無難な所でコーヒーを二つ頼む。そんなに待つことなくコーヒーが運ばれてきた。 三つも。 佐々木が不機嫌そうな目でこちらを見て、俺と橘の前に置き、自分もテーブルに座った。 「おい、仕事はいいのか」 「構わないさ。お客は君たちだけだし、ファンサービスだよ」 コーヒーを頂く。その辺の水出しコーヒーとさほど味は変わらない。 「それで、橘さん。どうして教えてしまうの? 私、言わなくていいって言ったよね?」 橘はクスクスと笑い、 「だって佐々木さん、キョンさんがそれを気に入るか気になっていたんでしょう? だから、本人を連れてきちゃいました」 その言葉に、不機嫌そうにコーヒーを啜る佐々木。図星を突かれたらしい。 「それでそれで。感想はどうです?」 「感想? ああ、佐々木のメイド服か」 カップを置いて、じっと佐々木を見る。 「・・・・・・キョン。そんなじっと見られると流石に恥ずかしいよ」 「・・・・・・可愛いと思うぞ、うん」 その不意打ち気味の言葉に佐々木は顔を赤くして、言い訳するように口を開いた。 「その割にはあまり動揺していないみたいだね。メイド服は好みではないのかい?」 「いや似合う奴が着るならなんでも。ポニーテールならさらによし。 ただ、な。自分でも不思議なんだが」 少し黙って、言葉をまとめた。 「上手く言えないんだが、見慣れている感じがしたんだ。 自分でも不思議なんだが、メイド服そのものにインパクトがないというか」 まるで普段着を見ているようだった。メイドなんてそうそういるものでもなし、かの有 名なメイド喫茶に入ったのもこれが始めてだ。だというのにメイド服に驚くことはなかっ た。 なんでだろうね? 「・・・・・・佐々木さん? どうしたんですか。顔色悪いですよ」 「・・・・・・何でもないさ」 会話はそれっきり続かなかった。 「―――タイム―――連打―――」 「竜巻には効きませんよ?」 「―――E缶は―――ー最後まで―――取っておく」 「はあ、なるほど。でもな、先にリーフマンを倒すと楽だぞ」 「―――ショック――――」 「何をしている藤原」 「見て分からないか」 「私には、たこ焼きを焼いているように見えます」 「奇遇だな、橘。俺もだ」 「鉢巻を巻いて、エプロンまで付けて」 「ああ、まるで藤原みたいだ」 「おい。いい加減にしろよ、お前ら」 「で、何してるんだ。サボるんじゃなかったのか?」 「・・・・・・後輩に捕まってな。仕方なく、だ」 たこ焼きを二パック買って、おまけで一パック貰って店を後にした。 相変わらず、口は悪い癖にいい奴である。身内に甘いというか知り合いを大切にする というか。 「じゃ、この辺りで私は失礼します」 たこ焼きを食べ終え、空を見上げればもう夕方近くだった。 ・・・・・あれ? もうこんな時間か? 「さぁて、うちの文化祭は楽しんで頂けました?」 夕暮れが迫る。この学校では、後夜祭が学園祭の締めになるらしい。ファイアーストー ムはやらないのか。 「ないですよ、そんなの。適当にカラオケやってビンゴやってお茶濁して終わりです。 まあ、それなりに盛り上がるんで、いいじゃないですか」 「ま、いっけどな。どうせ参加出来そうにないし」 「・・・・・・キョンさん」 「・・・・・・何だ?」 「佐々木さんの事、お願いしますね」 分かった、とでも言えばよかったのだろうか。 橘は俺の返事を待たず、くるりと振り向いて人込みの中に消えていった。 夕刻に焼かれた空が学校の屋上。 佐々木は約束どおりそこにいた。 流石にメイド服ではなく、普段着だった。 「よ。待ったか、佐々木」 「別に待ってないさ。すぐに来てくれると分かっていたからね」 クスクスと笑う。どうも無理をしているように見えるな。 「で、話ってなんだ。愛の告白か?」 「・・・・・・そうだ、と言ったら、どうする?」 別に考えなかった訳ではない。 こんなシチュエーションだ。それらと結びつけるのは想像にたやすい。 と、同時に最もありえない事だ、と頭が冷静に告げている。 俺は佐々木の事が好きなのだろうか? ああ、好きだ。もちろん。 ただ、それは。 友人として好きであって、愛している訳ではないのだ。 だから、俺の答えは―― 「おやおや本気に取ったかい。くっくっ、なんだ。結構僕の事を意識しているみたいだね」 こいつ流のジョークだったらしい。 まあ、分かりきった事だ。 俺と佐々木の間に。 恋愛感情は生まれないってことは。 「ま、一応はな。あーでもな、言ってしまうとだな。お前だから言うんだが、俺が好きな のは、たぶん、」 「橘さんだね。言わなくても分かるよ。あれほど以心伝心しているカップルなんてそうい ないだから。とっとと告白してくっ付いてしまいたまえ」 「・・・・・・なんだ、知ってたのか」 「知らぬは本人ばかりなり、だよ」 むう、と唸る。流石にちょっと恥ずかしい。 「それで。・・・・・・話ってなんだ?」 「そうだね。本題に入ろうか。 キョン。神様の存在を信じるかい?」 「・・・・・・信じるも何も。 橘の言い分じゃ、お前が神様なんだろ?」 これっぽっちも信用していないが。 ただ、超能力みたいな物を橘は持っている。九曜もよく分からない力を持っている。藤 原に至っては、同時に二人存在しやがった。 だが、そんな物的証拠を提示されても、俺にはどうしても佐々木が神様だとは信じられ ない。 「・・・・・・残念ながら。その通り。僕は、神様だよ。 ただね、今はそれを後悔している。 手に入れた当初は魔法のように思えたよ。何でも叶う力としてね。 世界は僕の物になった。だからどうしたい訳でもなかったけどね」 佐々木は悲しそうに笑う。 「それでね、ある時思い切って力を使ったのさ。 はじめのうちは嬉しかったよ。願いが叶ったって。 でも、そのうち神様でも変えられない物があるってことが分かった。 人の気持ちまでは、どうしても変えることが出来なかった」 「・・・・・・佐々木?」 今日のこいつはどこかおかしい。何かに追い詰められているように見える。 「これだったら、涼宮さんの方がまともだったよ」 「ちょっと待て。涼宮って北高の涼宮か? あいつとお前とどう関係があるんだ?」 「いいから聞いてくれ。 僕と涼宮さんとでは、大きな違いがあった。 僕は神である事を自覚し。涼宮さんは自覚していない。 どっちが危ないか分かる? 力があることを理解している方が危ないんだ」 何が言いたいのか、さっぱり分からない。 「メイドなんて誰にも見せたくないなと思ったからあんな場所になった。 こんな時間早く過ぎればいい、と思ったから夕方になった。 理解しているって事は、不便なのさ。理解しているが故に、無意識で力を使ってしまう んだ」 こんなに寂しそうな佐々木は始めてだ。まるで、自分の罪を神に告白している殉教者の ようにすら見える。 「ねえ、キョン。佐々木団は好きかい?」 「あ、ああ。放課後お遊びメンバーとして、あれ以上の奴らはいないだろうな」 「SOS団よりも、かい?」 「エスオー・・・何だ、それは?」 「君は元々そっちの人間だった、ってことさ。 僕が変えてしまったんだ。 ねえ、キョン。多分、そこは佐々木団以上に楽しい場所だよ? 今までの事を忘れてしまうけど。 今以上に楽しい場所に行きたいとは思わないか?」 その言葉だけは、不思議と理解できた。 だから、はっきりといってやった。 「思わんね」 佐々木の動きが止まる。 「俺はな、なんだかんだで皆が好きなんでね。それ以上と言われても俺にとって佐々木団 が、最高の場所なんだ。だからな、神様の力を使ってまで、これ以上の幸せになろうなん て、俺は思わない」 そこに橘はいないだろうしな、とは口に出さなかった。 何がおかしいのか。それを聞いて、佐々木は笑った。 「・・・・・・そうか。なら、これはこんな世界にしてしまった僕への罰なんだろうな」 ふう、と息をつく。 ああ、よかった。こいつはいつもの佐々木だ。 「なあ、佐々木。いまいちお前の言ってる事が理解出来なかったんだが」 「・・・・・・気にしないでくれ。僕が、理解して欲しくないな、と願ったからだからね」 日が暮れる。遠くで誰かが熱唱する声が聞こえる。 藤原め。何だかんだで楽しんでるじゃないか。 「あ・・・・・・佐々木さん。あの・・・・・・」 振り返ると、橘がいた。 「やあ、橘さん。全部、聞いてたね」 「はい。・・・・・・いいんですか。貴方の望みは――」 「いいんだ。自業自得って奴だろうね。きっと」 佐々木はゆっくりと歩き出す。その背中を追おうとして、佐々木に止められた。 「今は、一人にしてくれないか。それと、橘さん」 「あ、はい」 「キョンを頼むよ。仲人なら喜んで引き受ける」 最後の最後で爆弾を落として、佐々木は階段に消えていった。 「あー、橘。全部、聞いてたって言ったな」 「・・・・・・はいです。実は後ろを追けてましたから」 おめでとー、と言うつもりだったのに、と橘は辛そうに目を伏せる。 「私が悪いのでしょうか。私がいなかったら、キョンさんは、佐々木さんの事を――」 「あのな、橘。そういう事は軽々しく言うもんじゃないぞ」 橘が珍しく大人しい。じっと俯いて、ふと顔を上げ、 「キョ、キョンさんっ! 佐々木さんを追うんです。今ならまだ間に合いますよ!」 「断る。俺が好きなのはお前だし。お前がどう思ってるのか知らんが、佐々木は親友であ ってそれ以上でもそれ以下でもない」 ぱくぱくと金魚のように口を開閉させる橘。 「全部聞いてたんだろ。聞こえなかったなら、もう一度言うぞ」 橘は顔を赤く染め、 「ダ、ダメですよ! キョンさんは佐々木さんがついてないとダメなんです! そうしな いとあまりにも、」 悲しすぎます、と呟いた。意味が、分からない。 「で、返事を聞きたいんだが?」 「・・・・・・っ! ジゴロって言われた事ありませんか?」 「ないな」 橘は、何もかもを吹っ切るようにして、ため息を吐き、視線を上げて言った。 「私も。キョンさんの事が――」 好きです、といわれるよりも早く。 橘に、キスをした。 遠くで、誰かが唄っている。 それが俺のよく知る声で、失恋の歌だと気付いたのはあとの事だ。 蛇足として、いくつか書こう。 佐々木は次の日に普通に戻った。昨日は浮かれていたと謝罪され、その辺の喫茶店 で夕食を奢って貰った。 放課後集まりメンバーに変わりはなく、いつものように遊んだり勉強したりするのに変 化は見れらない。ただ、橘と一緒にいる確立が増えた、とだけ言っておく。 最後にひとつだけ。 なんで、俺は佐々木を神様と認めないんだろうね。 まるで、本当の神様が別いることを知っているみたいじゃないか。 誰か、その答えを知っていたら教えてくれないか。 ・・・・・・なんてな。
https://w.atwiki.jp/muchaking/pages/380.html
〈〉 、 \〈〉\ \〈〉\ ..- . . . . ...、,.... \〈〉\,ヘヘへ / . . . . . . . . . . . . . . . .. \〈〉しし〈へ./ . .. . . . . . . . . . . . 、. . . . . \ . 〈\〈〉 / / . . . . . . . . .. . . . . . . . . l. ヽ. . \. ヽ. __j rく / . .. . . . . . . . . .. ./. . ,; 入. ヽ. . . ヽ.ヽ _/ \ /〈 ! .. . . . .... . . .. ./. .;.' / ヽ .. .! . . . .l. . ! / `ヽ、 \ il.,' . . ! .l. . ___イ. /;/, -‐‐ヽ ! . ! . l . .| / `ヽ/ ll.!. . . ヾト´ / '// _,rzxト|/ |ノ イ .| / ./ ,'.l ト、ベィ卞ォ 孑_,l7 . . !);' | . !ヽ / .厶-、 /. ト! `tヘヾニソ , `¨/ . . ,'. . .イ ハ .!. / .,' . l、 . . . .`ヽ、 -- ‐ /. . /. //' リ 〈 .{.lヽ!ヽトー、ーヾ t _ , イ/〆.∠ __` ヽ __ rー‐r 、ヘ!∨ |ー―/ /__ ` ̄ ̄ ̄ ̄/ / ../  ̄ ̄ ̄ ー< .∨ / j / .. | / ,.イ #8549; i \__ソ_j_j─┬─┬-┬───-x、、 _;;人 └</`ーハ`ヽ. / /\\ i∧ 〈 .∧ \_/ ∨ \\ 【佐々木】 スキル: 精神汚染EX:一見理性的だが愛に狂っている。 根本的な思考が「愛する人と永遠に一緒に居たい」で固定されており、 この点においては誰の意見も一切聞かないし何を犠牲にしても気にしない。 たとえばやる夫が敵対鯖で登場するとマスターを裏切ろうが世界を滅ぼそうが令呪を3画使おうが一緒に居るために行動を始める。 精神干渉をシャットアウトでき、狂化を受けても理性を保つ。 自己暗示EX:自分に暗示を掛けて精神干渉耐性を得る。 高度なものであれば精神面のみならず肉体まで暗示の通りになる。(若返ると思えば本当に若返り、自分が男だと思い込めば本当に性別も変化する) 神座神格における渇望とほぼ同義のスキルだが、彼女の場合望みは現実的手段で叶っているために神格適正としては機能していない。 カリスマD:他人をひきつけ魅了する才。集団の指導者としての適正の一つ。 彼女の場合生得的に魅力溢れていたわけではないが、 政治家としての力量と成果から民から崇拝を受けており、それがカリスマスキルとして評価されている。 皇帝特権EX:宣言したスキルを一時的に獲得する。厳密には本物ではなく、魔演掌握で擬似的に再現されたもの。 王の財宝:ローマの財宝を収めた宝物庫。だいたい研究班謹製の道具や兵器。 王の軍勢:ローマ軍をサーヴァントとして召喚する。 光の複合大神殿:ローマ製の世界遺産を具現化する。 キャスター召喚時 盧生:ローマの王の代表者としての資格 再演大系:過去の人間を操る力。マスターを操って自害させたりやりたい放題。 S.P.Q.R:他者の心身を支配する急段。協力強制条件は「佐々木は王である」と佐々木王と相手が同意すること。 協力強制に同意した者の概念強制力を支配力に上乗せする。 急段として恐ろしい点は、「佐々木王は王である」という条件に同意していない相手に対しても支配力が発生すること。 無論抵抗されるので力づくでの支配になるが、支持者の概念強制力を取り込んでいるためその面でも強い。 かつ、同意した相手であればたとえ神格であろうと佐々木王の支配下に置かれるため、急段らしい上位打倒性もきちんと備えている。 セイバー召喚時 剣術A:虎眼流を修めている。本来戦闘者ではないが戦えなくも無い。また剣型宝具への適正が発生し、真名解放できるものも出てくる。 アーチャー召喚時 宝具ガトリング:財宝を飛び道具として射出可能となる。 バーサーカー召喚時 狂化EX:理性を失わないので一切弱体化しない。あえて言えば最初から狂っている。ヤンデレ度に応じて肉体が強化される。 アサシン召喚時 ルールブレイカーEX:友達は大事にしよう。そして後で裏切ろう。 破壊工作EX:戦闘とは準備段階で終わっているもの。敵の牙を気付かれないうちにこっそり砕く。 ランサー適性、ライダー適正はあんまりなさそう。いずれにせよ一見当たり鯖に見せかけて、実は反逆フラグ満載の地雷鯖。令呪も嫌な命令は高確率で弾くしな!