約 243,549 件
https://w.atwiki.jp/kirakira_dangerous/pages/51.html
「死ね」 ありふれた常套句へようこそ! 私はこいつが大嫌い。 こいつって誰かって? こいつはこいつ。名前を呼ぶにも値しない。 だってこいつは「殺人鬼」。 腕が二本に足も二本、首一つ。 五体満足なただの人間よ。それ以上は語るのもいや。 人を殺しただけで単なる人間が鬼になろうなんて本当におこがましいと思うわ。 「死ねばいいのに」 やつは、冬の街を歩いているの。次の獲物を物色しようと探してる。 私にもわかる。今はあちらこちらで殺人事件が起こっている。だからいらだって る、次の獲物が見つからないから。 私は知ってる。連中の顔はいくらかは覚えたから。あいつらもおんなじような顔をしてた。 だから私はこう言うの。 「死ね」「みんな死ね」 死ねばいいんだと私はいつだってこいつに向けて囁いている。こいつらに向かって叫んでる。 なんびゃくまんかい言っても物足りないわ、ああだってこいつはまだ死んでいないんだもの! 「死ね」「死ね」 私はこいつから目を離せない。 だけど、何も離れられないわけじゃないの。それなのに! 考えのすべてをこいつに握られているようで腹が立つ。 「死ね」 ことばだけじゃあ、どうにも止まらない。首を振って無理にでも私の言葉を振り払おうとするこいつのことがさらに憎い。 「じゃあ、これならどうだろう」 透明なからだをもっともっと透き通らせて、風に乗る。鉄骨も、セラミックも、私の前では何のさえぎりにはならないわ。ここはあいつの家の中。 お風呂場の窓は開け放たれていて。そこから流れてくる冬の風は、この小さな、人並みの家を通り抜けていくの。 びゅうごうと風は音を立てて吹き抜ける。閉じた扉に風はぶつかった。 笛の音になる前の純粋な空気がそこにとどまっているとして、本当なら進むのにどこか重さを感じていたのだろうけど。私は何も感じない。寒気は感じない。 痛みも、何も感じない。ここは、台所。あいつの、母親がいた。 「あいつは死ねばいいんだ、むごたらしく誰よりもずっとずっと――」 リズミカルに鳴らされる包丁の音が、私の言葉も刻むみたいでいやになった。 まな板の上でさいの目になっていく玉ねぎに私の手を重ねてみた。痛みは感じない、何の変化もない。 「なにもできない」 私は、きっと世界に何もいい影響なんて与えられないんだ。そうやって絶望してる。いら立つ。びゅん、びゅん、と滅茶苦茶に手足を振り回す。地団駄を踏む。 「なにもできない」 きっと、母親は何も聞こえないだろう。 だってこの人は何の罪も犯していないから。 誰かに見えて、誰かに聞こえる。それ以外の誰にも見えないし、聞こえない。 そんなルールが私にとっては支配的だ。幽霊なんかじゃない、そんなやつらに会ったことはない。 だから私は幽霊じゃない。幽霊なんて見たことない、人が死ぬところに出くわしても出てこない。 だから、これは恨みなんかじゃ絶対に、ないんだ。 それでもたったのひとつ言えることがあるんだ。 あいつらが、あんたが憎い。わけもわからなく憎いんだ。 「死にたい、いいや死ね!」 歩みを合わせてしまえば、きっとそうなんだろう。 スリッパのパタパタという音より、私のはだしがフローリングの床をたたく音のほうが大きい。 姿も上書きされる。物を持ち上げたり、投げたりといった干渉はできなくてもそこに見えるすがただけは優先させてもらえるらしい。 それも私が発見したルールのひとつだ。もちろん声だって通る。 「おかえりなさい」 母親はきっとそういったんだろう。私が同時にまくし立てたから想像でしかないのだけど。 「死ね、消えろ、お前なんかこの世から消えていなくなれ。なんでお前なんかこの世に生まれてきたんだ。ゴミみたいに死んでくれ。大嫌い大嫌い、人殺しなんて大っ嫌い! 死――」 母親の最期の声は世界のどこからも失われる。 嫌がらせのつもりだったのに。 ――一瞬だ。まな板の上に置かれた包丁を取って刺す。 動きはそれだけだったのに。 息が不自然に切れる音がした。喉から赤い血が溢れ出る音がした。 何もわからないという顔をして、母親は倒れた。明らかに致命傷だ。 こぽこぼと泡が混じって、血が流れる。床に広がってく。母親かいのちが失われていく音が聞こえる。 あっ、洗わなきゃって場違いな感想が漏れそうになって。あわてて口を押さえる。喉元も、傷はない、血は流れない、痛みもない。 「死ねーっ!」 だって、結局私はこれだけしか言えないんだから。こんなことになるなんて。叫んで逃げだす。 刺したあんたはぼうっとして、何もしないらしい。振り返ると包丁を置くところが見えた。 いたたまれなくなって私は姿を消す。 冬の冷気はどこか青色に似ている気がして、お気に入りだった気がする。 もちろん、今は何も感じない。春も夏も秋冬も、みんなおなじ。 剥き出しのコンクリート、打ったばかりのリベット。 どこかのマイホームの建築現場、私はそこにいた。一度行った場所ならいつだってすぐに行ける、それも私の数あるルールのひとつ。 男が驚いている。足元には女の子が倒れている。 ああ。こいつも人殺しか。なんでこんなにタイミングがいいんだろう。 早速この場所にいられないなんて、本当に間が悪かった。 少しずつ出来上がっていく家をなんとなく、ずっと見つめているのは嫌いじゃなかったのに。 人殺しなんて嫌い。一歩踏み込む、顔が近くなる。じゃあ挨拶だ。 「死ね」 目の前の、恐怖にゆがむそいつの瞳には倒れている女の子とおんなじ顔が映ってた。 「ああそっかー、後悔するくらいなら殺さなきゃいいのに」 わけのわからないことを言いながら掴みかかってくるそいつが、私のからだをすり抜ける。 「人殺しに意味があると言うの?」 私は興味がない。でも、憎い。へたり込むそいつを見下して私は消えた。 戻ってくると、そいつは手を洗っていた。母親は死体になって転がってる。 あんたは水道から水を流してじゃぶじゃぶと、ごしごしと手を洗ってた。 「死ね」 私はあんたのことなんか知らない。 世間で言われている魔人がどうとか興味がない。 あんたが私を無視するように、私があんたに興味がなくてもおあいこだろう。 「死ね」 私はあんたに殺されたわけじゃないから。 幽霊だとか、悪霊だとか、そんなはた迷惑なものに思えて仕方がないんだろう。 でも、憎い。ただただ憎い。 人殺しが憎い。 だから私は言うだろう。なんびゃくまんかい言っても物足りないその言葉を言うだろう。 「あんたは死ね」 大嫌い。
https://w.atwiki.jp/uyoku310/pages/120.html
風呂場に忠志を連れてくと俺はシャワーの温度を限界まで上げた。 「おい、起きろ。」 崔は忠志の顔を叩いて起こした。 「いまから残りの金の在りかとお前の女のいる場所聞くから。答えたくなったら勝手に答えてくれ。こっちも勝手にやらせてもらうから。」 俺はシャワーを捻った。熱湯を忠志の足にぶっかけた。暴れる忠志を崔は金属バットで殴り付けた。右足の膝から下がかなり無惨な姿になった。臭いもすごい。「喋りたくなった?早くしないと左足もこーなっちまうぞ。」 「わかった、喋るからもう勘弁してくれ。だから左足はやめてくれ。」 俺は手を止めた。崔が忠志の頭を湯船に沈めた。 「やめてくれじゃなくてやめてくださいだろ。言葉遣い間違えると死ぬぞ。」 多分聞こえてない。俺は崔から忠志を引き離した。 「やめろよ。殺す気か?いまコイツしか情報ないんだから殺すと残りの300万パーだぞ。少し落ち着け。ちょっと表で頭冷やしてこい。俺が聞いとくから。」 崔は渋々風呂を出ていった。 「おい、このままじゃアンタ、アイツに殺されるぞ。一応アイツは友達だ。友達が人殺しになるのなんて見たくない。さっさと金の在りかと女の居場所教えろ。そしたら俺がなんとか逃してやるから。」 さっきの崔の行動でわかった。崔は組から裏切り者の始末を命令されてる。ここにミチの母ちゃんが来たとしたらもっと最悪の結果になる。流石に人殺しなんかに立ち会いたくなかった。金さえ戻れば最悪の事態は避けられる。 「残りの金はまだあるのか?」 忠志は首を横に振った。最悪だ。今から数時間で300万も作れるわけない。 「いまからそこの窓から飛び降りて逃げろ。ここは2階だからうまくいけば逃げられる。残りの300万はなんとかして作れ。いま逃げなきゃ殺されるぞ。早く行け。」 一生懸命俺に手を合わせてた。神様じゃないんだからやめて欲しかった。忠志は窓から飛び降りた。でも残念な事に下には崔が待ってた。逃亡は失敗した。 「テメェ、何逃してんだよ!」 キレた崔が突っ掛かってきた。 「うるせぇな。このままだったらアイツの事殺しちまうだろーが。いくら知らない奴でも俺の目の前で殺されるのなんか耐えらんねーんだよ!」 崔が黙った。図星だったらしい。 「なんとか殺さないで済む方法はないのかよ?お前だって人殺しなんかしたくねーだろ?金だけ返して終わりにしよーぜ。俺も一緒に頭下げるからさ。頼むよ。」 「…わかった。でも残りの金は取り返さないとならないから女呼ぶぞ。それなら文句ないだろ?それまでコイツは人質だ。」 そー言ってガムテープで顔をぐるぐる巻きにして手を縛った。車に戻るとミチが待ってた。 「ちゃんと捕まえられたんだ。お金はあった?」 俺は答えなかった。いくら取られたとは言っても昔の男がこんな目にあわされてるのに冷静でいられるコイツが気持ち悪かった。 「夜が明けるまでどっかで待つぞ。女捕まえて金回収してこの話は終わりだ。」 そー信じたかった。うっかり迷いこんじまった長い夜をさっさと終らせなきゃ。こっちがおかしくなりそーだ。
https://w.atwiki.jp/fedic/pages/317.html
ダール 紋章の謎第2部第7章[紅の剣士]に登場するボスキャラクター。クラスは盗賊。~ ラーマン神殿を根城とするラーマンシーフの盗賊団の頭で、旅の一団からはぐれたフィーナを慰み者としようとした。~ 2部で唯一手に入るサンダーソードを持って待ち構えているが、彼を語る上で最たるものはやっぱり散り際セリフだろう。~ 「盗賊のうわまえをはねるたぁなんてやつらだ…おまえたちゃ人間じゃねぇ!」~ と威勢良く襲い掛かってきたわりには、 「人殺しー」となんとも情けないセリフで散っていくのだ。~ 間延びした台詞から漂うなんともいえなさが妙に印象に残り、しばしばネタとして利用される。~ このセリフは紋章屈指の名(迷)セリフとして、以後も語り継がれていくだろう。~ ちなみに、彼は紋章の謎唯一の剣を使うボスキャラである。~ 新・紋章の謎では新たに顔グラフィックが書き下ろされており、痩せ顔の長髪といういかにも盗賊な~ 姿に。名台詞も健在だが、彼を語る上で欠かせないのは{ルナティック}における強さである。~ Lv10 HP41 力13 魔力5 技19(必殺率9) 速さ24 幸運0 守備5 魔防0 練成版サンダーソードの性能は威力10+練成値4+武器レベルボーナス3で 魔法攻撃22という威力の練成サンダーソードを24の速さで振りまわす彼は7章とは思えない強さであり 場合によっては、誰ひとりダールに近寄れないという詰み状態に陥りかねない。(ダールの強さに向かって)~{[人殺しー]}と叫んだプレイヤーも多い事だろう。 この章で入手できる星のスコーピオで速さを+2したり、聖水を使った槍ユニットで被ダメージを大きく下げる等工夫が要求される。~
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/21947.html
のろいのげえむ ですみっしょん【登録タグ GUM GUMI の 曲】 作詞:GUM(刹那MADrimixP)・夜々衣P 作曲:GUM(刹那MADrimixP) 編曲:GUM(刹那MADrimixP) 唄:GUMI 曲紹介 少女は生きるために従い続けた。 動画はとりっちょが担当している。 当初曲名はデスミッションであったが、ノロイノゲエム デスミッションに変更になった。 歌詞 (動画より転載) 突然の着信が悪夢の始まり 生き残るためのミッションだ ちょっとした一文が すべてを狂わせる 最悪のゲームの始まりだ 万引きをしろなどや 友達に嘘つけと したくないことばかり やになるわ 友達が言っていた 命令に従わないと 恐ろしい死に方で 殺されちゃう 私は死にたくない 助かりたいよ なんでもするから カミサマ助けてよ 独りで叫んだこの少女 なんなのこのゲーム 醜いことを 繰り返すばかりの 不安な顔をして 祈れひざまづけ デスミッション ある日の朝突然 メールが舞い降りた 明日までに彼氏を殺しちゃえ 私の唯一の大切な人を 殺すことなんてできないよ 寂しい顔をして 独りで歩く 生きるか死ぬかを考えて 友達が言っていた となりのクラスの みいちゃんはトラックにひかれて 死んじゃった 悲しい顔をして 返り血をあびて 大泣きしながら 倒れた彼を見た 人殺しなこの少女 私は人殺し 大切な人を殺した悪魔だわ カミサマ助けてよ 祈れひざまづけ デスミッション 前に見た君の笑顔 それは嬉しそうだった そうかそうかもうかえってこないんだ 私に笑顔をまた見せて! 一人で泣いていた ひざをかかえて 大泣きしてた そこに舞い降りた たった一言 死になさい 私は死にたくない 助かりたいよ なんでもするから カミサマ助けてよ 独りで叫んだこの少女 嬉しい顔をした 君の横顔 脳裏に甦る 私もいくからね そして自殺したこの少女 コメント この曲中毒性がある -- ゆーみん (2012-07-17 00 47 11) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/animelonif/pages/58.html
018 ガールズ ドント クライ―殺しのリスト―◆fCxh.mI40k 「バトルロワイアル……あの広川っての中々おもしれー事やってくれるじゃねーか」 闇夜を闊歩するは凄惨な笑みを浮かべる男、その名は浦上。 人を殺す事をなんとも思わない、いやむしろ喜びすら感じる彼はこの殺し合いの場に降り立ってすぐ、自身の方針を確定させた。 ―皆殺しだ! 一人でも多くの人間を殺して殺して殺しつくす! ついでに女は犯して殺す― それだけだった。 最も確定させるも何も、彼の人生は『犯す』と『殺す』の二つだけで完結させられる物なのだから是非も無い。 そしてその彼の生き様はこの殺し合いの場において、最高に適した物でもあった。 「最高だぜ。女は犯してからこのナイフで……、男はこの銃で……うおおおっっっ!!! 滾ってきたー」 興奮を隠し切れない。 腰には肉厚のナイフを差し、バッグには大口径ショットガンが収められている。 この二つはともに高い殺傷能力を秘めている。 恐らく広川は彼の殺害能力を評価し、凄惨な地獄絵図を期待していることも十分に分かる。 「言いなりは癪だが、こんなおもしれえ事やらないわけにはいかねえよな」 浦上は周囲を散策する。 するとすぐに標的は見つかった。 それは制服を今時に着崩した一人の少女だ。 顔立ちは可愛く、それでいてスタイルが良い、いわゆる女子力の高い女子高生である。 そんな彼女がベンチに座り、照明の下で塞ぎこんでいたのだ。殺し合いの恐怖に絶望しているのだありありと分かる。 そしてその無防備な姿は浦上からしたら、格好の獲物だった。 あれだけの美少女が一人でいるのであれば、仮にここが日常の最中でも恐らくは犯していただろう。 つまりここから浦上が行うことは、日常の延長に過ぎない。 ただナイフで脅して、押し倒してその純潔を奪う。 そして陵辱の限りを尽くしてから、その腹を割いて赤い華を咲かせる。 たったそれだけだ。 浦上に動揺は無い。 散歩道を歩くように、気軽な歩調で少女へと近づいていく。 「えっ!? …………誰?」 少女との距離は約5メートル。そこで少女は浦上に気付く。 自然と浦上と少女の視線が重なる。 「あの……一体なんですか?」 少女は怯えと震えが混ざったままの声で浦上へと声を掛けた。 そしてその声に、浦上は絶頂に近い興奮を覚えた。 ―うおおっ! 何こいつ。近づくと余計に可愛いじゃねーか。それにあの少し開いた胸元……サイコーだぜ!― 浦上はそんな感情を覚えながら、ナイフを抜く。 支給された肉厚のナイフ。骨すらも両断出来る強力な武器だ。 「これからお前、殺すからさ。まあ、せっかくだし、殺す前に女の悦びってやつ? は感じられると思うぜ。 まあ一緒に楽しもうや」 「うっ、嘘だよね」 「いや、残念だがマジだ!」 それだけ言うと、更に歩を早めて少女へと近づいていった。 少女は震えながら何か剣の柄のようなものを取り出したのが分かるが、浦上はそれを意にも止めない。 過去、抵抗する女は何人か経験があった。 しかし所詮は怯えた女が長物を振り回しても、その重さに身体がついていかないのだ。 つまり、仮に目の前の少女が仕込み刀のようなものを支給されていたとして、それが浦上の障害になる事は無い。 振り回して上体が泳いだ所で一気に詰め寄って押し倒す。 それだけだ。ましてや相手が構えているものには肝心の刀身すら確認出来ない。 これでは浦上にとってはただのネギを背負った鴨と同じだ。 むしろ半端な抵抗があった方が、その後は余計に楽しめる。 浦上にとって至高の時間は目の前にあった。 「へっへっへ、じゃ早速……」 「いやああぁぁぁぁぁ!!!!!」 互いの距離は約1メートル。 そこで異変が起こった。 「がっ!?」 突如として、浦上は首から大量の鮮血を流して地面へと倒れ伏した。 刹那の後に、浦上は少女を押し倒すはずだった。 それが何故か、自身が首から大量の血を流して倒れている。 浦上にとって全く理解出来ない事だった。 ただ、最後に理解したのは、少女の手に光の刃があった事。 それだけだ。 *********** 数十分前。 由比ヶ浜結衣はベンチに座り、途方に暮れていた。 「ヒッキー……ゆきのん……私どうしたら……」 先ほどの広川による、バトルロワイアルという言葉は結衣の頭では消化しきれる物ではなかった。 ただ、恐怖の感情が心の中で渦を巻いている。 けれど、それでも結衣はバッグの中を確認は行った。 せめて何か使えるものは無いか? ヒッキーかゆきのんを探すのに役立つ物は…… そんな気持ちでバッグを漁る。 すると、中から出たのは剣の柄の様な物だ。 「何これ……『フォトンソード』? スイッチがあるけど……きゃっ!」 突如として光の剣が出てきたのだ。 すぐにスイッチを切ると、元の柄に戻る。 ―何だか、SF映画にありそうだけど……― そんな感想を持ちながらもそばに柄を置き、更に何かあるか確認する。 すると、一枚の興味深い資料があった。 『人間を殺害した経験を持つ者の顔写真及び、名前一覧』 そんな紙が入っていたのだった。 そしてその資料に記された名前の量は結衣を更に恐怖させた。 ―嘘? こんなにいるの……人殺しがこんなに……?― そこにあった名前の数は結衣の想像をはるかに超えていた。 男女問わずにDIO アンジュ アカメ タツミ ウェイブ クロメ セリュー・ユビキタス エスデス ロイ・マスタング 足立透 後藤 浦上 キリト 槙島聖護………… ざっと数えるだけで20人を超える数の顔と名前がそこにはあった。 「こんなに人殺しがいるなんて……ヒッキーやゆきのんもこれじゃ殺されちゃうよ……」 結衣は絶望に顔を俯かせる。 ―どうしよう……どうしたら…………私……― そして一通り逡巡を続けるうちに、自身に近づく男の気配に気が付いた。 「えっ!? …………誰?」 顔を見て、そして絶望する。 相手は浦上。殺人者リストに名前があった男だった。 ―どうしよう…………駄目、足が震えて走れない。逃げられない……― 結衣の足はガクガクに震えていた。 何とか立ち上がるが、それが精一杯。歩くことさえ困難だった。 しかし浦上は自身の震えを無視するように近づいてくる。 「あの……一体なんですか?」 震える声で結衣は問いかける。 あの殺人者リストが虚偽であれば、浦上は悪人ということは無い。 けれど現実は残酷で- 「これからお前、殺すからさ。まあ、せっかくだし、殺す前に女の悦びってやつ? は感じられると思うぜ。 まあ一緒に楽しもうや」 「うっ、嘘だよね」 「いや、残念だがマジだ!」 -浦上は冷血な言葉を吐いたのだった。 つまり名簿は真実であり、浦上は自身を殺すつもりなのである。 ―死にたくないっ!― 必死になってバッグからフォトンソードを取り出すが、浦上はそれを無視し、むしろ歩調を速めて近づいてくる。 ―どうして、どうしてどうして? 何でこんなことに? 嫌だよ。死にたくない。ヒッキー助けて、嫌だ死にたくない。 そうだ、この武器で殺せば? 殺さなくちゃ、死にたくない、殺さなくちゃ、殺さなくちゃ殺さなくちゃ!!!!!― 結衣の頭はパニックを起こしている。 思考は恐怖が占拠しグチャグチャのまま、恐怖と殺意がループを続ける。 そして――――――――― * * * * * * * * * * * * * * * * * * ―――――――――現在に至る。 「うっ、がはっおえええええっっっ!!!」 結衣は嘔吐を繰り返した。 目の前には先ほど殺した浦上の遺体が横たわっている。 首からは大量の血を流しながら、その眼だけは結衣を睨みつけ、そのまま死んでいたのだ。 「私、私、私、うわあああぁぁぁぁ!!!!!」 そして結衣は涙を流す。 殺すつもりじゃなかった。 ただ、支給された光の剣を振り回しただけだ。 けどその剣は予想以上に軽く、そして想像以上の切れ味だった。 だから、浦上の予測をはるかに上回る速度と軌道で浦上の頚動脈を両断するに至ったのだ。 完全な事故だ。 だがそう弁解しても意味は無い。 自分の振った剣が男を殺した。 その事実は揺るぐ事がない。 そしてそれは結衣を苛む。 「殺す気なんて、……だけど……」 ―私もあのリストの仲間入りなの? 人殺しの? こんな私じゃヒッキーとなんて……私……― 絶望が結衣を支配する。 そしてその結衣を休ませることなく、新たな男が目の前に現れた。 「悲鳴が聞こえたけど……」 それは黒ずくめの男だった。 ************** 数十分前。 キリトは、月夜の中で立ち尽くしていた。 「ログアウトボタンは……無いか。…………クソッ! どうなってんだよ!!!」 苛立ちは隠せない。 SAOの地獄のような世界から脱出を果たし、かつてのラフィン・コフィンとの因縁も清算し、 ようやく普通の暮らしが出来るはずだった。 だがその矢先にこれである。 ご丁寧に自身への説明書きには 『貴方の体はこちらで管理しています。HPがゼロになった場合、あなたの身体は破壊されます。 ただしHPがゼロにならない限り貴方の体の安全は保証されます。全力でバトルロワイアルをお楽しみ下さい』 という説明文が記されていた。 「だけどどうなってんだコレ。アバターはALOだけど……」 キリトにはもう一つの疑問があった。 自身のアバターはアルヴヘイム・オンラインで使用しているものだった。 スプリガンのものであり、羽根もある。 しかしスキルを確認すると明らかな異常があった。 「これ……SAOの………どうして?」 スキルには『二刀流』が記されている。 他のスキルも基本はALOでのスキルだが、SAOでのスキルもそのまま残されていた。 アイテムや装備は無いが、ステータス値も全てがリセット前にまで戻されている。 「サービスは良いけど……これなら何とか……」 キリトはこのステータスにはかなり安心出来た。 即死が回避出来るのは心強い。 そしてその後、更に武器を確認する。 だがその武器にキリトは微妙な顔になった。 「剣は……一本だけなのね。それに刀か………もう少し重量がほしいな」 武器で刀剣の類は一つのみだった。 二刀流が実装されながら、武器が刀一本なのはキリトにとっては非常に残念なことだ。 「けど無いよりはマシかな。えっと……それで他には……」 他にも何か無いか、確認を行おうとするがその前にキリトの耳にある声が響いた。 それには涙が混じった少女の声だ。 「行こう!」 少女の声に導かれ、キリトはすぐに歩き出した。 *********************** 再度現在。 由比ヶ浜結衣は非常に怯えていた。 ―何この人。名前あったよ確か。この人もさっきと同じ人殺し? いや、もう絶対嫌!!!― 「悲鳴聞こえたけど……これ君が……」 「いやあああぁぁぁぁぁっっっ!!!!!」 もはや何度目か分からない絶叫。 そして結衣は自分のものと、たまたま近くに落ちていた浦上のデイバッグを持ってキリトから距離を取る。 更にフォトンソードの柄をポケットに収め、浦上のデイバッグからはみ出ていたショットガンを取り出す。 「ちっ、近寄らないで!!!」 恐慌状態のまま、ショットガンの銃口をキリトへと向けた。 だがこのとき、結衣の頭の中は恐慌の中にあって酷く冷静でもあった。 一度浦上を殺した事実が、ある種の常識のリミッターを外したのだ。 故に、銃口を向けながらも狙いはしっかりとつけられた。 「なっ、ちょっと待てって……」 「だから近寄らないでっ!」 キリトが一歩踏み込んだだけで結衣は引き金を弾いた。 そしてそれはキリトの左腕に辺り、その腕を肘から一気に奪い去った。 「っ!」 しかしキリトは痛みを感じることは無かった。 アバターであるキリトにはペインアブソーバーの効果により、軽い衝撃が走った程度の認識しかない。 欠損部位も『ステータス異常』扱いなので数分もすれば元通りだろう。 HPは四割ほど削られたが、それも大したことではなかった。 だがキリトにはそれ以上に予想外なことがあった。 ―予測線が出ない!?― これがキリトが相手の着弾を許した最大の理由だった。 GGOでの経験から、狙撃銃の初弾以外は予測線が来るのが当たり前だ。 だからその予測線を頼れば相手の銃を回避することも、容易なはずだった。 それ故に、この着弾とダメージは完全にキリトの想像の外の出来事だったのだ。 ―大丈夫。身体は動くな― キリトは左腕を無くしたまま、相手とのコミュニケーションを試みる。 だけどキリトが結衣から意識を外した一瞬の隙、その隙に結衣はキリトから更に大きく距離を取った。 ―何あいつ! 腕が吹き飛んだのに、血が出てない。それに腕も結晶みたいになって消えたし……化け物!?― そして結衣の心には新たな恐怖が生まれだす。 それは目の前の男が人間じゃないのかという疑問から出る恐怖。 その恐怖に結衣は少しずつ距離を取るしかなかった。 本当であれば背中を見せて逃げ出したい。 だけど、そうすればその直後に背中を斬られる。 そんな確信が結衣にはあった。 だから、恐怖の崖に立ちながらつま先で必死にこらえている。 「俺はこんな殺し合いに乗る気は無い。だから……」 「ふざけないでっ! 人殺した事があるんでしょ。そんな人を信用出来ないっ!!!」 キリトの言葉を結衣は跳ね返す。 絶対に信じない。あらゆる恐怖から身を守るため、心に鉄の壁を張るかのようにして、キリトを拒む。 だが、その言葉はキリトの心にも過大な動揺を与えた。 ―知っている? 俺がSAOでやった事を……まさか彼女もSAOサバイバー……あの場に居たのか?― キリトは思わず立ち止まる。相手の言葉による動揺で掛ける言葉が見つからなかった。 そしてそんなキリトを結衣は必死で見つめ続ける。 「はぁ、はぁ、はぁ」 息も乱れ、下半身により失禁という自体まで引き起こしていた。 しかし結衣は自身の異常にも気付かず、ただキリトに向かって銃を構え続ける。 そんなこう着状態のまま、言葉も無くただ数分が経過する。 部位欠損のステータス異常も回復し、腕が元に戻るのだが、それによりこう着状態も破壊される。 「なっ? 腕が生える? ばっ、ばっ、化け物ぉぉぉぉっっっっ!!!」 異常事態に結衣は再度ショットガンを撃つ。 衝撃と恐怖で更に足元の水たまりは広がりを見せるが、それにすら結衣は気付いていなかった。 しかし今後はキリトは地面に倒れこむようにして、その銃弾を避ける。 ―クソッ! 近寄れない!― 予測線が見えない以上、キリトは距離を詰める手段は無かった。 彼女の言葉による動揺も少なからずあったのだろう。 キリトは倒れたまま転がるようにして、結衣から距離を開くしかなかった。 そしてキリトが距離を空けるのと同時に、結衣もまた背を向けて逃げ出した。 途中で足がもつれ、転びながらも必死で足を動かしてただこの場から逃げるべく必死だった。 顔は涙にぬれ、首元は嘔吐の跡で汚れていた。 スカートはいつの間にか、失禁の後で惨めなほどに染みがついている。 お洒落な美少女由比ヶ浜結衣の姿はここでは欠片も存在しない。 一人の少女は、ボロボロになりながら夜の闇の駆けた。 【浦上@寄生獣 セイの格率 死亡】 【D-6北部/1日目/深夜】 【由比ヶ浜結衣@やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。】 [状態]:精神的疲労大、精神的にかなり不安定、上半身が嘔吐、下半身が失禁で酷く汚れている [装備]:MPS AA-12(6/8)@寄生獣 セイの格率 [道具]:デイパック×2、基本支給品×2、MPS AA-12の予備弾装×5、フォトンソード@ソードアート・オンライン、ロワ参加以前に人間の殺害歴がある人物の顔写真付き名簿 [思考] 基本:怖い 死にたくない 1:比企谷八幡と雪ノ下雪乃に会いたい 2:殺人者リストに名前が載っている人物は見つけたら撃つ [備考] ロワ参加以前に人間の殺害歴がある人物の顔写真付き名簿は、殺人歴がある人物全員の顔と名前が載っています。 それ以外の情報(殺人数や殺人経緯など)は一切載っていません。 【D-6南部/1日目/深夜】 【キリト@ソードアート・オンライン】 [状態]:HP残り6割程度 [装備]:一斬必殺村雨@アカメが斬る! [道具]:デイパック、基本支給品、未確認支給品0~2(刀剣類ではない) [思考] 基本:このゲームからの生還 1:状況を整理する 2:仲間を探す 3:剣をもう一本ほしい。 [備考] 名簿を見ていません 登場時期はキャリバー編直前。アバターはALOのスプリガンの物。 ステータスはリセット前でスキルはSAOの物も使用可能(二刀流など) 生身の肉体は主催が管理しており、HPゼロになったら殺される状態です。 四肢欠損などのダメージは数分で回復しますが、HPは一定時間の睡眠か回復アイテム以外では回復しません。 GGOのスキル(銃弾に対する予測線など)はありません。 時系列順で読む Back Shocking Party Next 猫にはご用心 投下順で読む Back Shocking Party Next 猫にはご用心 GAME START 由比ヶ浜結衣 036 やはり私の正義は間違っているなんてことは微塵もない。 キリト 052 儚くも美しい絶望の世界で 浦上 GAME OVER
https://w.atwiki.jp/hotncoolmmo/pages/30.html
称号の種類 人殺し・・・他プレイヤーを5人殺すともらえる。 無差別殺人者・・・他プレイヤーを50人殺すともらえる。 暗殺初心者・・・他プレイヤーを一撃で5人殺すともらえる。 暗殺のプロ・・・他プレイヤーを一撃で50人殺すともらえる。 リーダー気質・・・5日間パーティーのリーダーを続ければもらえる。ただしパーティーが解散してしまうともらえない。 真のリーダー・・・10日間パーティーのリーダーを続ければもらえる。ただしパーティーが解散してしまうともらえない。 そのほか思案中
https://w.atwiki.jp/doroboumama/pages/2404.html
209 :名無しの心子知らず:2009/01/14(水) 19 50 01ID dB86fHqZ 痛い話です。苦手な方は飛ばしてください 雨がぱらついてるなーと、傘を持って買い物に行った私 途中すっころんで、傘の骨を少し折ってしまった… なんてドジなんだろうと涙目になりながらスーパーに到着 買い物をすませて、袋に買ったものを詰め込んでいたら……やられた! え、なぜ?なに?どうして?壊れた傘なのに? なんて固まっていたら、近くにいた男性が 「おいおばさん。その傘この人のだろ。泥棒か?」と言い放った すると盗んだ泥が 「この傘は私の物。泥棒扱いするなんて失礼だ、なんたらかんたら~」 と言いつつ店外に出て、傘も見ないで開いたら… 折れた傘の骨が、泥ママの顔を切った。 血がだらだら出て、周り人もよってきたそしたら泥ママが 「あんたの傘で怪我をした!」と急に駆け寄ってきた! …ところで、警備員さんに取り押さえられた その泥、私の傘の前に店内で万引きして逃げる寸前だった事が発覚 店内で注目を集めるし、後日に人殺しだと言われるし、泣きたいわ… 210 :名無しの心子知らず:2009/01/14(水) 20 11 56ID nnWRjlRP 盗人モーモーしいな 天罰なんだから気にしないw 211 :名無しの心子知らず:2009/01/14(水) 20 14 29ID 1Rn9ttta 209 天網恢恢疎にして漏らさずって感じだね 乙でした 212 :名無しの心子知らず:2009/01/14(水) 20 15 10ID dNfHkZPZ 人が死んでないのに人殺し?? 泥ママ、頭も壊れてんのか。 次のお話→軽トラ奥(232)
https://w.atwiki.jp/dorakura-baseball/pages/13.html
団扇 投手 左投げ右打ち 概要 ドラクラベイスターズの便利屋。 左不足のため無理やり左利きに変更させられる。 とにかく左打者に強く、人殺しのような目つきでボールを放り込む。どんな場面でも投球できる為、馬車馬のように働かされる予定。
https://w.atwiki.jp/kagamotobukkitserver/pages/4.html
サーバールール 1.管理人への態度、口調等 2.窃盗、着火等の荒らし行為 3,人の悪口 4,人殺し、勝手に人の動物等を殺す行為 5,迷惑行為 6,人へのくれくれ 7,了承なしのpvp これを守らなければBANです。
https://w.atwiki.jp/rakirowa/pages/178.html
彼 ら の 行 方 ◆OGtDqHizUM D-5の市街地付近を1人の少女が歩いている。 何がそんなに悲しいのだろうか それとも何がそんなに怖いのだろうか 彼女は嗚咽を漏らしながら目から大量の涙を流し泣いていた。 あたかも迷子になった子供のように泣いていた。 彼女の周囲の市街地の建物は跡形も分からないほど倒壊しており、 何も知らぬ第3者的な人は化物が大暴れでもしたのであろうかと思うだろう。 そう、ここでは先ほど大規模な戦闘が行われていたのだ。 そして市街地を跡形もなく破壊したのはジェノバを覚醒させた片翼の天使セフィロスか…否。 とある騎士の操るエクスカリバーの光か…否。 市街地をこんな姿に変えた破壊神とは彼女の他の誰でもない。 そう、破壊神の正体は今破壊された街跡を歩いている少女 妹萌力に目覚めた少女。 小早川ゆたかなのであった。 「私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない 私は人殺しじゃない私は化物じゃない私は人殺しじゃない私は化物じゃない」 ゆたかはまるで念仏を唱えるかのように言葉を泣き声で繰り返す。 今のゆたかはそうやって自己暗示して現実から逃避していた。 これは夢、夢なのである。でなければこんなことがありえるはずがない。 自分が男の人をボロ雑巾みたいに殺すなんて、 自分が周りの街をめちゃくちゃにしちゃうことなんて。 他に自分が大変なことをされそうになったことや、黒井先生が人を殺してたことや、 こなたお姉ちゃんの友達があんな変な格好をしていたことなんてありえない。 と、ゆたかはこれが夢であることを願っていた。 はやく覚めてほしいと願っていた。 でもゆたかの記憶の中で聞こえてくる言葉の羅列。 『私小早川ゆたかは……宣言する! これから来るのは死と! 恐怖と! 殺戮の時代! ぅ私の時代ィィィ!!! 超ゆたか新世紀紀元元年どぅえあああるああああああああああああああああああ!!!!! 』 『『こなたお姉ちゃん』も殺ス! 』 『もう止せ、十代君。残念だが、この子はもう壊れている……。何を言っても届かないよ』 『バケモノめ……!』 それが小早川ゆたかを現実へと引き戻す。 そして彼女の精神はさらに錯乱し、 さらなる強い自己暗示による現実逃避を求める。 「夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ 夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ夢だ嘘だ 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ 覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ覚めろ。」 ゆたかが言葉を紡ぐごとにゆたかの周囲から崩壊した建物が消えていく。 代わりにゆたかの通っていた学校が現れた。 次にゆたかの周りに自分の姉のような存在であるこなたやその友人の先輩達、 そしてゆたかの大親友である岩崎みなみが隣に現れた。 皆笑顔で登校している。 (やっぱり殺し合いなんて嘘だったんだ。そうだよねあんなことやこんなことがあるわけないもんね。) 無論これはゆたかの現実逃避によって脳内に映し出されているにすぎず、 それは目の前にいきなり現れた男によって崩壊し、 現実へ再び引き戻されることとなったのである。 / ,. ,. ヤ `' ー-.ゝ-/,r、` ー l !.l ヽ ,..、 "'ーテ彡彡彡ニl ヽ` ー- ヽ ──┐ "7-'" ./.__ .r‐'ー、ヾO /'´ スヽ、 ', `'^i "''-=三| ヽ. | |O ──┤ / l. ``' ー- 、.._ヽ -ェ`} i / \ヽ ',. ! ,.-'〇. "l ヽ | | ──┘ /-‐ ' / / l´ヾ O | /-、ー- 、ヾ. ', ,r 、/ _,. -一''''"ヾヾ ̄ ', _ ./ ノ .i. ∧ヽ._ ヾ '; /.l ,r ヽ、 ', V ィi l ,. -‐'"´ .} } ;ィ', ├─O /´ i. i '"i r ニ oヽ ` ー- 、lヽ. ', /./ // '" ___ , ', ' く_./ │ _ -‐ " `'-.、 i. li ';ヽ `ヾ、` ー-.. 、.二irl/ "./ ,. - <`` ー-ユヽ、ィ'/; `'---ミ、  ̄ ̄ .「 l. !!.',.ヽl ヾ`'ー '" ;; `' ェェ'"´ .i ゚./ ぐ=フ ー..ミヽ、 / } ヽ.、_ / l / ./ / ./ー、. /ヽ. | l ',. ``! / /´  ̄/ 乙 __, -テ l ./_ ';ヽ `ヾ、 l. `ゝ/ /; ゚---、`r- '.i / / / .| }.iヽ. ', ||,. --- o ゙Z二´_`''ァ / ./´ ヽ.ヽヾ ゙ヽ、 `'" / /oヽ. / / / ・ ・ ・ | l. ! ヽ / / __/!! l ̄``' ー' / k t、 ゚ ,二 o r '" ̄`ヾ二‐' / , 、 ,-、 ,. ‐--、 |. l lヽ、ノ i.  ̄|. ',', |. \ .j .| ヾェガ、 ヽ. ` ーミー--' シ/ ./ ./ |/ ',. f ,. -'" ,、/.| |', !. i |. ',', |. \-.、_ ´ ヾ 、`ヾ、 ヾ ヽ--‐' シ三ヽ }. /./ " ',. l r-‐'" ,. - '" l,. r.l. トミ|l i ,l -ヽ ','; | \. `ヽ、._ ヾ .ヾ', l |` Zコ i l. ! .〆 ',. i ,ィ !、__,.-'" `,. ‐'" |. l. | ',. ',",. ァ / __ | ',ヽ. ` ー`'_ー-`- -./ヾ 。 レ-ミー'" _ / ,.、 '/´.〉 / ,. ‐'" ,. '"l`'ヽ/ `ヘ ', -'. `/ |. ', / ; -''| lヾ、 `二.-''"'''" ̄ .ヽ / ./'" ,.--‐'" ,.r l |. \! ', ',r‐''.」、 l゙i ', ./ - '"rヤ´ヾ、. |「,. -一''"´フ ./,.ヘ / ,. '" .l ,. '" |. | ゙!. ,.-ー! ',./ l ! ノ .| '、 ,. -‐'"´ ./ ./ヽ ||" , ' ./ ./ 〃"!./t , ' / ゙ヽ、.-" .| |. ,. / i ゙、. ',l"! | ` - 、 -‐'" ./ ヽ-ヾ , ' ,/ L-'"lィ/ /ム-'" |/ / .| ノ i ヽ. ヽ |. ', 〆´ ./--" , -¬ ゆたかの目の前に現れた、奇妙な仮面を被った全身タイツの男パピヨン。 誰がどうみても変態にしか見えないその風貌。 前にあんな目やこんな目やそんな目にあってきたゆたかにとって、 目の前のパピヨンは恐怖の対象でしかなかった。 「おい貴様、核鉄持ってないか?」 パピヨンはそう言いながらゆたかに妙な動きで近づいてくる。 ゆたかは頭の中が恐怖でいっぱいで、パピヨンの言葉など聞いていなかった。 「へ…変態だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 そして恐怖の限界が達してついゆたかは両手でパピヨンを突き飛ばす。 突き飛ばされたパピヨンは建物に激突し、建物が崩壊する。 ゆたかはパピヨンに見向きもせず、パピヨンが飛んでいった方向とは逆に走り出した。 「男の人があんな…簡単に……?」 ゆたかはさらに恐怖していた。パピヨンのこともあるが 自分が両手で突き飛ばしただけで車に突き飛ばされたかのように飛んでったことだった。 自分はただ両手で軽くやっただけなのに… 後を見ると突き飛ばされたパピヨンが自分を追いかけてきている。妙な動きで。 それを見てゆたかの恐怖のボルテージが上昇していった。 パピヨンの走り方があまりにアレだったこと… そして自分は今全力疾走しているのに全く疲れていないこと。 小早川ゆたかは本来病弱な少女。全力疾走してもすぐに疲れて倒れてしまうはずなのである。 なのに今、ゆたかは息切れ一つすることもなく全力疾走している。 それにゆたかは今、普通の人間ではありえない程のスピードで走っていた。 「ひゃっ!」 走っている途中でゆたかは何かに躓いて転んでしまった。 膝に痛みを感じ、膝を見てみると擦り剥いたような傷があった。 でもその傷は勝手に再生されていき、 しまいには怪我のあとなど最初からなかったかのように修復されていた。 自分の身体がどうなってるのか分からなくなってゆたかの頭は混乱する。 さらに極め付けには後から追いかけてくる変態。 「もぅ嫌だよぉ…」 ゆたかの恐怖は限界突破寸前。その時である 「あ…ぅあ……お腹が……痛いよ……」 突然ゆたかはお腹に激痛を感じ、お腹を抑え始める。 グルグルと混乱していた頭がさらにグリュングリュンと回り始める。 周りの風景が回る人が回る自分も回る。 『今の小早川ゆたか』が意識を失うまで世界はグルグルと回り続けていた… ◇ 全く失礼だ女だ。 ただ核鉄がないかどうか聞いただけなのに突き飛ばしてくるとは。 しかも俺の姿をみて変態だと? 全く、そのまま舞踏会に出られそうなステッキーな一張羅だと言うのに。皆もそう思うだろう? とりあえず俺は逃げている女を追っている。 それにしても人間にしては足が早いじゃないか。 しばらく追っていると女はお腹や頭を押さえて苦しんでいた。 いきなりどうしたというんだ? 邪気眼じゃあるまいし。 その女は苦しみがおさまったらしく急に立ちあがり俺の方を向く。 先ほどの怯えているような様子とは違う雰囲気だった。 両腕を組んで俺をあたかも上から見ているような視線で見ている。 そしてその女はこう言った。 「我が無念を晴らすために…オプーナの糧となれ…!」 ◇ 「オプーナの糧となれ…!」 ゆたかはそう言うや否やゆたかはいきなりパピヨンに拳を突き出す。 パピヨンはゆたかの豹変やに驚きつつも拳を右手で受け止める。 ついでにオプーナとは何だよと突っ込みたくなったが、 いまはそんなことを気にしている余裕はないだろう。 (何だこの力は…普通の人間の力ではないな…) パピヨンの右手にかかる負担が大きくなっていく。 そして右手の負担が限界に達しそうになった時 ただの人間ではないと感じたパピヨンはゆたかに本気の蹴りを放つ。 狙いは胴体。 パピヨンの蹴りは見事に狙い通り直撃し、ゆたかの胴体は横へ真っ二つとなった。 「それにしても何だったんだこの女は…」 パピヨンは少し息切れをしながら呟く。 いろいろな意味で小早川ゆたかは人間の常軌を逸していたのだ。 だが、パピヨンはその後さらに常軌を逸脱した光景を見ることになる。 「オプーナオプーナオプーナ……」 真っ二つとなった小早川ゆたかの胴体が見る見る再生していくではないか。 ゆたかの胴体はやがて一つとなってそこには元の姿の小早川ゆたかが怪我一つない姿で立っていた。 「何者だ貴様は…」 「貴様のような変態に名乗る名などないわ!! さぁ大人しくオプーナのために散れぃ!!」 ゆたかは可愛らしい声で狂戦士のような台詞を言うと片手からエナジー波を発射した。 / ̄\ | | \_/ | / ̄ ̄ ̄\ \ \ / \ / \ 丿 \ \. / . ● ● \ ,_ ゛''=;- .,_\ \\ | (__人__) | /⌒)⌒)⌒) ---__=___゛‐ニ‐- ゛`゛'-' \゙i \ `⌒´ / (⌒)/ / / //`゛√, ,r'`w-''´゙i /`゛√, ,r'`w-''´゙i _-__-____ J゙i /,,― -ー 、 , -‐ 、 ゝ / ○ ゙̄i ̄ ̄ ̄"´ ̄ ̄ ̄ ッo ̄ ̄ ̄ ゙̄i ̄0 ̄ ̄ ′゙i,. ( , -‐ '" / ) / .................〈..............................〉.......o...........○__ ; ″ i ; `;ー" ; l / / ..........\............................./...............................\................_ _ ^ !. l l o `゙i, 、i'´゙ ○ ゚ O`゙i, _ _ ^ !. ッ ゙i O , _ ッ o __-_ i  ̄ ̄ ゚ ̄'' ッ  ̄ ゙̄i_ッ ̄ ̄\,_、,r'´ ̄ ̄ ̄__三 ッ ,r' !、 ̄/ /-;-.,_ ゛''=;- .,/ //ッ ,.‘ .・ ’′ソ_/______ッ_- ゛`゛'-''i| /| / . 。′°+゜ ; フニ二ブi ̄ ̄  ̄ ̄フメへッ─゛''=;- ., , ' ─ )※これはイメージです 「ちっ…」 ゆたかの手から放たれたエナジー波的なビームをパピヨンは紙一重で回避する。 パピヨンにかわされたエナジー波は建物に直撃し粉砕した。 「反撃する隙も与えん…貴様のそのエナジー我が貰い受ける」 ゆたかは高速移動でエナジー波を回避したパピヨンの眼前へ向かい パピヨンの腹に蹴りを入れる。 「ガハァッ…!!」 口から吐血するパピヨン。 ゆたかは間髪いれず拳を振り上げ、パピヨンへ襲い掛かる。 だがパピヨンは全身タイツの股間部分に手を入れて弄っているではないか。 一瞬、ほんの一瞬だけゆたかはパピヨンの行動に戸惑って動きを鈍らす。 一瞬の隙。パピヨンにとってこの一瞬があれば充分だった。 ゆたかの拳がパピヨンを粉砕しようとした時のこと 『天皇陛下万ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!』 強烈な大声が響き渡りゆたかは一瞬怯む。 その一瞬の隙もパピヨンにとって充分な隙だった。 「パピパピパピパピパピパピパピパピパピパピパピ パピパピパピパピパピパピパピパピパピパピパピ ヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨン ヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨンヨン!!!!」 パピヨンは拳のラッシュをゆたかに浴びせる。 そして最後に本気でゆたかのどてっぱらに蹴りを浴びせる。 蹴りを喰らったゆたかは吹っ飛んで建物に激突し、その建物のガレキの中へと消えていった。 その様子を見てパピヨンは次の手を考える。 そして導き出した答えは一つ。 「…逃げるか。」 ◇ 「ちっ…逃げられたか…」 倒壊した建物の中から小早川ゆたかが姿を現す。 「我が不覚を取るとは…まぁいい、ガイバーに変身すれば圧倒的機動力ですぐに追いつく… そして生命エナジーを吸収し変態どもを殺しオプーナのか…ォぉぉおおおおぉぉぉぉおぉぉぉぉぉぉぉぉおおぉぉ ォォォおおおぉぉっぉぉおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉ!!? この我が…この我が腹痛だとぉぉぉぉぉぉバカなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 腹をおさえ絶叫を上げながら苦しむ小早川ゆたか。 ついに立っていられなくなり地面を這い蹲る羽目になる。 「何だぁ…これはぁ…我が我ではなくなっていくこの感覚はぁぁぁ…」 さて、前回の話を思い出してみよう。 ゆたかはウッカリデスにより魔の料理エニグマカレーを吸収させられた。 エニグマカレーを食したものは精神か肉体を劇的に変化してしまう。 カレー自体がゆたかに吸収されて体内に入り込みゆたかの精神に変化を及ぼした。 その後の彼女はいい方向に精神がなおってくれたみたいだが… カレーが吸収された際にエナジーボンボンと0号ガイバーと融合したからまぁ大変。 ゆたかにはカレーの影響による精神変化が不定期的に起こるようになってしまったのである。 (精神変化が起こる際は腹痛が伴うようだ。) その影響により彼女に精神変化が起こりオプーナ化してしまったのである。 腹痛に苦しんでいたゆたかはようやく収まったようで何事もなかったかのように平然と立ち上がる。 はたして今のゆたかは何のゆたかなのか? 普段どおりのゆたかに戻ったのか、それともセフィロス戦の際の変態youちゃんなのか? それともそのまた別のゆたかなのかは…分からない 【D-5 市街地/一日目 早朝】 【小早川ゆたか@らき☆すた(原作)】 [状態]:記憶の混乱、妹萌力覚醒、身体能力劇的向上、思考変化中 [装備]:なし [持物]:デイパック、支給品一式、不明支給品0-2 [方針/行動] 基本方針:??? 0:??? ※カレーの作用により、記憶が混乱しています。今後落ち着くかもしれないし、更にひどいことになるかもしれません。 ※エナジーボンボンと0号ガイバーユニットは、カレーに溶けてゆたかの体内に吸収されました。 ※↑によりカレーの影響力が変な方向に作用している模様です。 ※さらに魔と化したカレーの影響により彼女の精神変化がたびたび起こるようになったようです。 パピヨンは全力疾走でゆたかから逃走していた。 そして後ろを見てゆたかが追ってこないことを確認すると立ち止まる。 パピヨンは想像を絶する「化物」と戦った。 キーボードクラッシャーの大音声入りのipodがなかったらあの化物の餌食になっていただろう。 だが、パピヨンはあの化物に対して抱いていたのでは恐怖でもなんでもない… 「喜び」だった。 「クックックッ…ピエロよ。俺は貴様らに対し始めて蝶感謝するぞ!! 世界は広い、蝶広い!!まさかあんな生命体が存在するとはな… あの女はたびたび『オプーナ…』とか言っていたがそれがあの力を得るカギなのか?」 危ないトコだったとパピヨンは思う。自分がこの殺し合いに巻き込まれなかったらBADANのボス程度で満足していただろう。 パピヨンはピエロに感謝する。自分とあのありあまるパワーを持つ生命体と巡りあわせてくれたことに。 パピヨンがゆたかと交戦したとき、パピヨンはゆたかが持つ人外のパワーを感じた。 そしてその力を得ることで自分にさらなる高見に飛べると考えたのだ。 その後パピヨンはどうやってあの力を得ようか考えていたが… 「とりあえず腹が減った。支給されてた水やパンではもはや足りんな… それに帝王として君臨する以上部下も必要だし…でっていうからニアデスハピネスを取り返さねばならん。」 パピヨンはホムンクルスならではの人智を超えた身体能力を誇るのだが、 とある事情で生前の不治の病にかかったままの病弱体質のままホムンクルス化してしまったのである。 そんな彼にとって「腹が減る」というのは蝶重要な問題だ。 なにしろ今回の殺し合いでも学校であったでっていうやさっき戦った奴みたいな人間を越えている連中もいる。 エネルギー補給をできるだけしておくに越したことはないのだ。 「百貨店なら食べ物が大量に置いてあるだろうし…何かと人が集まるだろう。 そこでこの帝王パピヨンの部下になる奴がいるかもしれない。」 そう言ってパピヨンは支給されてた残りのパンと水を全て飲み干すと、 百貨店がある西の方向に向かって全力で走り始めた。 【E-5 草原/一日目 早朝】 【パピヨン@漫画キャラバトルロワイヤル】 [状態]:空腹、腹に打撲、ハイテンション [装備]:ひしゃげたキーボード@ニコロワ [持物]:デイパック、基本支給品一式、IPOD(キーボードクラッシャーの音声入り)@ニコロワ [方針/行動] 基本方針:主催のトップを倒して帝王として君臨する 1:ゆたか(名前は知らない)の力を何とかして手に入れて高見を目差して飛ぶ 2:朝倉(本人はでっていうだと思っている)を探しニアデスハピネスを取り戻す最悪の場合殺してでも奪い取る 3:部下集めと腹を満たすため百貨店へと向かう。 4:オプーナとは何か情報収集する [備考] ※漫画ロワ 242話の「襲来!蝶男の帝王舞」より参加。 ※いろいろあって冷静さを少し欠いてます。本人は気付いていないものと思われます。 ※朝倉涼子の名前をでっていうだと思っています ※基本支給品の食料は全て食べつくしてしまいました。 ※名簿をまだ見ていません。よってこなたが参加していることも知りません D-5の倒壊した建物の影で三村信史は震えていた。 三村は見てしまったのだ。小早川ゆたかがセフィロスを惨殺するあの光景を。 肩翼の銀髪の男の方も相当化物染みた力を持っていた。 でも、その力をものともせずにさらに圧倒的な力で粉砕したあの少女… 小早川ゆたかに対して三村は恐怖していた… 小早川ゆたかの圧倒的な人智を超えたパワーに。 三村はしばらくその身を震わせていたが、時間が彼を落ち着かせてくれたのだろう。 ゆたかが着ていた服。どこかで見たことあるような服だった。 「あっ…!」 三村は思い出す。ゆたかが着ていたどこぞの学校の制服… かの魔女、柊かがみが着ていた制服と同じ制服だった。 そして三村に電流走るーっ!! 「なるほど…なるほどなぁ…それなら納得するぜ。 つまりさっきの女は柊と同じ世界からやってきた…そして同じ学校に通っている… それが指し示す答えは一つ。 柊かがみの同じ学校に通う者が…化物だったとしてもおかしくないっ!! よく考えてみればさっきの少女は最初はとても化物とは思えない小さな少女だった。 それを利用して人に近づいて殺しにかかるってわけだな… なるほどよく似ていやがるぜ… 柊かがみと、話を聞いただけだがその妹にな… そういえば柊が言っていた泉こなたと地球破壊爆弾という奴…そいつらも魔女か?」 三村信史は金属バットを持ち立ち上がる。 そして金属バットで建物を何度も殴り始めた。 「俺は決めたぞ…俺は人の命を脅かす柊姉妹を初めとしたその仲間を… 必殺!!滅殺!!抹殺!!瞬殺!!撃滅!!粉砕!!玉砕!!大喝采!!! ヒャッハァ!!覚悟しろよ魔女共め!!この俺がいかなる手段を持ってでも殲滅してやる!! 」 三村は不穏な言葉を連発しながらバットで建物を殴って魔女狩り宣言の後どうすべきか考える。 自分はいたって普通の中学生。1人で魔女達に立ち向かうなんて無理なのだ。 「だから俺は一刻も早く放送局へと向かって奴らの危険性を広く伝えなければ… そして仲間を増やして魔女を倒す!」 クールな正義の味方、三村信史の魔女狩りは始まったばかりであった。頑張れKOOL!! 【D-5/道/一日目 早朝】 【三村信史@漫画ロワ】 【状態】肉体的には健康、KOOL 【装備】金属バット@ニコロワ 【持物】支給品一式、光の護封剣@ニコロワ 【方針/目的】 [基本方針] 柊姉妹他魔女の犠牲者を出さない。 1、柊姉妹とその仲間の危険性を知らせる 2、放送局に向かい、留守番電話を使うより効率よく情報の伝達を図る。 3、つかさが豹変したなら、責任を持って殺す。 4、柊……だったんだよな? 5、泉こなたと地球破壊爆弾は…どうする…? ※漫画ロワ185話「誰がために」の直後からです ※柊かがみが、自分と同じ殺し合い(漫画ロワ)から来ていると思い込んでいます。 ※柊かがみが死亡したと思っています。 ※小早川ゆたか(名前は知らない)を危険人物と認識しました。 ※柊かがみと同じ制服を着た奴らは全て危険人物だと思い込んでいます。 064:二人がここにいる不思議 投下順 066:ピンク色の誓い・らきロワ編 064:二人がここにいる不思議 時系列順 066:ピンク色の誓い・らきロワ編 053:毒をもって毒を制す 小早川ゆたか 093:我がAA軍は永遠に不滅です 007:アンドロイドvsホムンクルス パピヨン 089:Dawn(暁、夜明け) 046:どこまでも続く罪のという名のフラグ 三村信史 090:大都会交響楽(裏)