約 243,548 件
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/2480.html
道標 あの日…… 暗黒騎士オルテア・イディアルから、弟子になれ、と言われてから、三日が経った。 この事は、まだ両親にも話していない。 まだ話せそうにも無い。 両親はきっと、反対するだろう、僕が女の子だから…… あの日…… 暗黒騎士オルテア・イディアルから、試すような真似をしてすまなかった、と謝罪された。 その上で、僕の持つ心の闇を見透かして…… 「お前には計り知れない才能がある。だが、同時に危険でもある。 私の元に来い。お前の中の闇との向き合い方、『力』の使い方を教えてやる。」 そう言われた。 一週間の猶予を貰った。 返事はまだ保留している。 正直言って、怖い。 あの暗黒騎士は僕の中に巣食っている闇ーー殺意無き殺意ーーとでも言うべきものを敏感に感じ取ったのだ。 やっぱり僕は心底人殺しなんだ。 これは疑いようの無い事実なんだ。 このままではきっと、誰それ構わず殺してしまい、それでも殺す事をなんとも思わない人間になってしまうかも知れない。 それは、嫌だ。 そんなのは、嫌だ。 怖い。 自分の中の闇が怖い。 嫌悪感が押し寄せて溢れそうになる。 闇との向き合い方、『力』の使い方を教えてやる、そう言われた。 それはとても魅力的に聞こえた。 彼なら僕の、僕の中の闇を、どうすれば良いのかを教えてくれるかも知れない。 それでも、返事はまだ保留している。 それは僕に、暗黒騎士になれ、と言っているから。 アルカディア帝国で最も強く、最も誇り高き存在。 暗黒騎士になれば、なる事が出来れば、確かに、僕の中の闇を御する事も叶うのだろう。 けれどもそれは茨の道でも生温いように思う。 聞けば暗黒騎士になる為には、大の男であっても悲鳴をあげるような過酷で苛烈な修行を受け、その全てを耐えて乗り越えなければならない。 それは僕に出来る事なのだろうか? 途中で脱落してしまったら、もう二度と、僕の中の闇を御する方法は見つからないかも知れない。 それが怖い。 だから躊躇してしまう。 手鏡で自分の顔を覗き込んだ。 なんて澄ました顔をしているんだろう。 その裏で、人殺しをなんとも思わない悪魔が巣食っていると思うと、酷く嫌悪感が込み上げて来る。 手鏡を伏せて、ベッドに顔を埋めた。 いくら一人で考え続けていても、堂々巡りで答えは出てこない。 ただひたすらに嫌悪感だけが溢れていた。 * 翌日、僕は森へ出かけた。 季節は冬、風は肌を刺すように冷たく、森の木々はすっかり葉を落としてしまっている。 一昨日降り積もった雪がまだ樹の影に残っていて、より一層寒さを助長しているようだ。 あの場所へやって来た。 あれから、あの日から……初めて人を殺した日から、一年以上が経っていた。 あの時とは季節が違っているけれど、この場所はあまり変わっていない。 僕はあの日と同じように木の根元に腰掛けて、空を見上げた。 空はどんよりと雲が覆っていて、僕の心と同じで晴れそうも無い。 それでも僕は、ぼぉっと空を見上げたまま、今日も考え事をしていた。 暗黒騎士に弟子入りするかどうかを。 どちらにしても、一度は両親に話しておかなければいけない事は解っている。 解ってはいても、気乗りがしない。 おそらく、あの暗黒騎士は僕が拒否すれば手を引くだろう。 権力を振りかざして無理強いはしない、と思う。 根拠は無いけれど、そんな印象を受けた。 だから、両親が反対すれば、無理には言って来ないとは思う。 でも、それで良いのだろうか。 なに分、僕自身の事なのだ。 僕自身が自分で考えて、答えを出さなければいけない、そう思う。 目を閉じて、あの日の事を思い描いた。 あぁ、月が出てる。 まん丸で、真っ白い月。 見上げた夜空の真ん中に、ぽっかりと浮かんでいる。 淡く蒼白い月の光は森の木々の合間を縫って、思いの外明るく周囲を照らす。 僕はぼぉっと満月を見上げ、ふと足元に視線を落とす。 足元まで広がっている紅い血溜まり……。 その傍に、事切れて物言わぬ男が一人、地面に突っ伏して倒れている。 ここからではその表情は全く見えないけれど、観たいとは思わない。 ………そうだ。 僕はまだ、罪を贖っていない。 罪を贖う方法を見つけていない。 そうだった。思い出した。 人を殺した事は1日たりとも忘れた事は無かった。 けれども、贖罪の方法を見つける事が出来ず、半ば諦め掛けて、忘れてしまおうとしていた。 やっぱり僕は卑怯者だ。 卑怯な人殺しなんだ。 その事を、すっかり思い出した。 これでは、ダメだ。 人殺しは罪だ。贖わなければいけない。 その道標は今、しっかりと示された。 僕は立ち上がり、その足で歩き出した。
https://w.atwiki.jp/devilmemo/pages/31.html
2章 銀色の鎧 word 133ページ(42×34 文字サイズ10.5) あらすじ 雇われ探偵である坂井直也はある日、怪人と戦う仮面の戦士と出会う。 直也は仮面の戦士が、数年前に殺された元恋人の形見と、酷似したものを装備していることに気付き、彼女の死についてなにかを知っているのではないかと睨む。 しかし、仮面の戦士と再び出会い、その口から紡がれていく真実に、直也は動揺する。何と彼女の形見は数年前、大量虐殺に用いられた殺人兵器だというのだ。 なぜ、そんなものを恋人が持っていたのか。そして恋人はこれを使って、人殺しをしたのだろうか。 様々な憶測が頭をめぐり、そして直也はある決断を強いられる。 疑うことで、見えてくる光。その正体に直也はいま、手を突き伸ばす。 プロット 小さい頃の直也、3年前の直也、そして墓参りをする現在 道路を走る直也、異変を感じ、路地裏へ VS怪人 そしてダンテ登場 ハンバーガーを食べる直也 部屋で目覚める。そして、憶測をめぐらせる あきらと暮らす、楽しい生活 バスに乗り、仕事場へ 黒城との会話 昨日の現場へ。そして、拓也との出会い ゴンザレス登場。驚愕の真実 美術館での戦闘 ラーメン屋で、拓也と会話をする プレートを奪い返す 公園で、オウガ展開! 道をたどって、真実究明 殺人鬼の家探索 VSファルス 語り合う、直也と拓也 エンドロール ストーリー 1話「巨人の足許」 2話「時の流れと空の色」 3話「人殺し」 4話「絆の証明」 5話「救世主の鎧」 6話「隠れ屋敷の殺人犯」 エンドロール
https://w.atwiki.jp/kanigametrpg/pages/42.html
人殺しの家 ○1回目 《PL》 シェイル えび蟹 https //www.youtube.com/watch?v=I2y2hk3yoJ4 t=1934s
https://w.atwiki.jp/souhei_world/pages/2477.html
罪の意識 聖華暦832年 10月 ダンゲルマイヤー領バウルスハイム 僕、リコス・ユミアは13歳になった。 あれからもう一年になる。 僕の住む街バウルスハイムは、アルカディア帝国の大貴族であるダンゲルマイヤー侯爵家の領地にある工業都市だ。 この街では『機装兵』、その部品を作る企業が沢山あり、僕の父さんもこの街で機装兵の部品を取り扱う問屋を営んでいる。 『機装兵』は全高8m前後の人型兵器。 アルカディア帝国はもちろん、東方のカーライル王朝・聖王国や南方の自由都市同盟、北方のカナド地方、人の住んでいるところなら、どこにでも有る。 機装兵は魔獣から街を守ったり、隣国との戦争に使われたりする。 平和の為には無くてはならない、なんて軍人さんや機装兵に関わってる人は言っているけど、人殺しにも使われる武器には違いない。 だから、僕は機装兵があまり好きじゃない。 嫌いでは無い。全部が全部、人殺しに使われている訳ではないから。 軍学校では機装兵の簡易版である従機を操る授業もあるから、嫌いだとか言ってられないのもある。 僕は軍学校中等部に通っている。 ここにはあの時の事ーー僕が人を殺したーーを知っている人はいない。 友達はいる。だけど、必要以上に群れたりしていない。 そのせいか、とっつき難い、近寄り難い、どこか冷めてる、なんて陰口を叩かれる事もある。 何にしても、付き合いが悪いのは事実。 学校の成績は、まぁ自分で言うのもなんだけど、上位の30番内にはいる。 両親には心配を掛けたくないから、勉強は頑張った。 でも勉強が出来て人付き合いが悪いと、自然と人が寄り付かなくなるものらしい。 クラスでは浮いた存在になりつつあった。 それに『魔眼持ち』というのも関係している。 『魔眼病』は病気、感染るかも知れない、という認識は誰しもが持っている。 可能性は極めて低いのだけれど、決して『0』では無い、そう思っている。 だから、みんなも必要以上に僕に接して来たりはしない。 不当な扱いや差別をされないだけマシではあるが、今の僕にはこの状況の方が助かっている。 誰かに胸の内を打ち明ける事が出来れば、それはどんなに救われるだろう。 でもそれは出来ない。出来るはずが無い。 僕が人を殺した事を皆が知ったら、皆は僕の事をあからさまに避けるだろう。 不当な扱いや差別を受けたりするだろう。 自業自得なのだから、僕が受けるのは当然の事だ。 だけど、それは僕の両親にも降り掛かってしまう。 僕の所為で両親が不当な扱いや差別を受ける事には耐えられない。 だから、僕はこの事を胸に仕舞って皆と距離を取っている。 僕は卑怯者だ。 罪を贖う方法を探しているのに、それは嫌だと逃げている。 誰にも迷惑を掛けずに贖罪する方法……そんな都合の良いものなんて無いというのに……。 そんな事をつらつらと考えている自分に、また嫌気がさしてしまう。 「………、……スさん、リコスさん!」 自分の名前が呼ばれているのに今気が付いて、慌てて声の主を見た。 教壇で先生がやや苛立った表情で僕を睨め付けていた。 「リコスさん、先生の授業がつまらないのは判りますが、授業とは関係無い事を思索するのは感心しませんねぇ。」 ネチッとした嫌味な言い方ではあるが、授業中に上の空になっていた自分に非があるのだから、これは仕方がない。 「申し訳ありません、クロビス先生。以後、気を付けます。」 男性にしては細面な先生は小さく頷くと、教科書に目を落として朗読の続きを始めた。 歴史の授業は嫌いだ。 私達『新人類』と邪悪な創造主『旧人類』との種の存続を掛けた戦い、アルカディア帝国の建国と新人類同士の今に至るまでの確執。 歴史はどこまで行っても血に濡れている。 歴史は人殺しの記録、そんな風に思ってしまう。 人殺しは罪で、罪は贖わなければいけない。 歴史上の偉人や英雄と呼ばれる人達は、どのように罪を贖ったのだろう。 一番知りたいのはその方法なのに、授業ではその事をちっとも教えてくれない。 歴史の授業で戦いの記録を見せられる度、いつもその事を考えてしまう。 僕は卑怯者だ。 贖罪の方法を探しているのに、誰も教えてくれないと言い訳にしている。 そんなの自分で見つけるしか無いって、僕自身判っている事なのに……。 こんな事で贖罪なんて出来るのだろうか……。 それとも僕は、早く罪の意識を払拭してしまいたいだけなのだろうか……。 そんな事をつらつらと考えている自分に、また嫌気がさしてしまった。
https://w.atwiki.jp/shakti810ge/pages/35.html
グラシエルロ 通称;グラシ 能力値 筋力 6 敏捷 7 体力 6 技術 5 知識 3 権威 3 特徴 悪党。 珍しく、クエストの中で人殺しをする。 たかっておいて、モノをくれた相手を小馬鹿にしたり、ドーピングしてアイラワンを倒したりとやりたい放題。 実は牛殺しも達成する。
https://w.atwiki.jp/3ofperfectpair/pages/68.html
クラスメイトの中で、殺人事件及び人殺しの心理に詳しいものを指す。 言うまでもなく末真和子のこと。 コメント ブギーポップは笑わない ブギーポップシリーズ 綽名
https://w.atwiki.jp/ochiwiki/pages/869.html
HELO3 人殺しゲーム。 部室のネット環境の整備により世界大戦可能となる。 殺伐と淡々とヘッドショットを狙うゲーム。 もはやこれは作業だ。
https://w.atwiki.jp/etorarowa/pages/21.html
「……」 血生臭い殺し合いが巻き起こりつつあるバトル・ロワイアル会場。 その片隅で、オレンジ色の髪にブレザー姿の寝ぼけ眼の少女がとぼとぼと歩いていた。 「……」 歩き続けた先に、寝ぼけ眼の少女は小さな公園にたどり着いた。 ブランコと滑り台とシーソーしか遊具が無く、あとは公衆トイレとベンチしかない本当に小さな公園だった。 「!」 公園に入ってすぐ、寝ぼけ眼の少女はベンチに人が座っているのに気がついた。 赤い髪に左手だけの手袋が印象的な自身と同い年位の少女だ。 「……」 「あ、あの……」 「!?」 突然寝ぼけ眼の少女に話しかけられ、赤い髪の少女は目を丸くする。 「と、隣、良いかな?」 「ど、どうぞ……」 赤い髪の少女から許可を貰うと、寝ぼけ眼の少女は赤い髪の少女の隣に腰を下ろした。 ただし、二人の少女の間には一人分のスペースが開けられていたのだった。 「え、えっと……君も参加者、なんだよね?」 「うん……でも、人殺しをする気は無いから、安心して」 寝ぼけ眼の少女からの問いかけに、赤い髪の少女は恐る恐るといった様子で頷いた。 「あ、うん・・・えっと、ボクは宮下アキ。友達からは『アギラ』とか『アギちゃん』って呼ばれてるよ」 「私はチセ、羽鳥智世。よろしくね」 寝ぼけ眼の少女……アキと赤髪の少女……智世はの二人は、自己紹介を済ませるとベンチに座ったまま、再び口を閉ざした。 「「……」」 アキも智世も傍目からは冷静沈着に見えたが…… (き、) (気まずい……!) 内心ではもの凄く気まずい思いをしていた。 片や智世は、人ならざる存在を惹き付ける『夜の愛し仔(スレイ・ベガ)』にして、イギリス在住の本物の魔法使いの弟子(兼未来の嫁)。 片やアキは、『カプセル怪獣 アギラ』の魂をその身に宿した怪獣娘。 出自も能力もバラバラだったが、共通して『初対面の相手との能動的なコミュニケーション』という物が余り得意な方ではなかったのだ。 しかも今、二人がいるのは殺し合いの場。 初対面の相手と気軽に仲良くなれるような環境ではない。 「「……」」 相手とどんな話をすべきなのか分からず、智世もアキも黙りこんだままベンチに座り込んで数分が過ぎていった……。 「もしもーし」 『?』 不意に背後から声をかけられ、二人はつい振り返った。 そこには…… 「バアッ!!」 『うわああぁぁ!!』 大人の背丈程の巨大な髑髏が血走った目で二人を睨み付けており、二人の少女は思わず悲鳴を上げたのだった。 「……へっへっへっへっへっへっ」 髑髏はまるでイタズラが成功した子供のような笑い声をあげると…… 「……よっと!」 ……一瞬にして繋ぎの服を着た金髪の少年に変化したのだった。 「驚かしてゴメンな。女の子が二人して思い詰めた顔してたから、和ませようと思ってさ」 金髪の少年は屈託の無い笑顔を浮かべていた。 突然の事態に智世もアキも言葉が出ない。 そこへ智世が少年に声をかけた。 「き、君は……?」 「オイラは、オバケの風郎太。よろしくな♪」 「お、オバケ……?」 「うん、オバケ」 少年……風郎太は満面の笑みを浮かべながら自身を『オバケ』と称した。 魔法使いの弟子(兼未来の嫁)として、普段から妖精や精霊といった『人ならざる存在』と親しくしている智世であったが、 自ら『オバケ』と名乗る者と会うのは初めての事であった。 「……でも足あるし、頭に三角形の布も無いよ?」 一方のアキは風郎太を指差しながら、 いささかトンチンカンな発言をしたのだった。 「いや、それは『オバケ』じゃなくって『幽霊』の特徴だから」 アキの発言に風郎太は真顔でツッコミを入れるが、アキはまたも首を傾げた。 「?『オバケ』も『幽霊』も同じじゃないの?」 「いや、全然違うから!」 「あ、あのね宮下さん……」 「『アギラ』でいいってば」 その後、アキに向けて風郎太と智世による解説が数十分程行われたのだった。 【羽鳥智世@魔法使いの嫁】 [状態]健康、少し気持ちがほぐれた [装備]無し [道具]基本支給品、不明支給品1〜3 [思考] 基本 人殺しはしたくない 1 宮下さんとどう話せば…… 2 オバケ……? [備考] 原作『学院編』開始直前からの参戦です 【宮下アキ(アギラ)@怪獣娘〜ウルトラ怪獣擬人化計画〜】 [状態]健康、少し気持ちがほぐれた [装備]無し [道具]基本支給品、不明支給品1〜3 [思考] 基本 人殺しはしたくない 1 智世ちゃんとどう話せば…… 2 『オバケ』も『幽霊』も同じじゃないの? [備考] アニメ第二期からの参戦です 【風郎太@コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜】 [状態]健康 [装備]無し [道具]基本支給品、不明支給品1〜3 [思考] 基本 人殺しはしない 1 目の前の二人(アキと智世)と話す 2 オバケと幽霊は違うっつーの! [備考] 第一期終盤(神化43年)から第二期序盤(神化46年)の間からの参戦です
https://w.atwiki.jp/noryokusyayo/pages/429.html
暗い部屋、電気も点けずベッドで毛布を頭から羽織った少女が1人 ・ ・ ・ ・ カチッカチッカチッ・ ・ ・ 【時計の針の音が耳につく・・・】 【耳障りだ・・・私は可愛い置き時計を壊そうと手を伸ばす】 あ・・・・ 【それがいけなかった・・・手を伸ばした事が・・・・】 【自分の手が目に入る】 【彼女に届かなかった自身の手】 【切り落とされた彼女の手】 【それを鮮明に思い出してしまった】 ・ ・ ・ う ・ ・ ・ ・ ・ ・ 【毛布に包まり唇を噛む】 【鉄の味が口の中に広がる】 【何度目だろう・・・思い出したのは・・・・・】 【そもそも部屋から出なくなってどれ程の時間が経っただろう・・・】 【ふとそんな事を考えていると・・・・】 ―――――コンコンッ――― 【部屋の扉がノックされた】 あ・・・・ 【来ないで・・・今は誰と会ってもまともに向き合えない】 「邪魔すんぞ」 【来ないで・・・願いは通じず彼は歩み寄ってくる】 ――ギシッ 【ベッドが揺れる・・・彼が私の横に座ったからだ】 「また・・・・泣いてたのか?」 【彼の問いかけ、私はただ頷く事で肯定する】 「・・・仕方の無い事だおま――――」 分かった様な事言わないで! 【彼の言葉を遮る】 【聞き飽きた・・・仕方無い、お前のせいじゃ無い】 【そんな言葉はもういらない】 【私は気付かぬ内に泣いていた】 結局・・・剛譚さんも・・・ただの人殺しじゃない・・・・・ 【俯き、涙を流す】 「・・・そうか・・・・・」 【彼が立ち上がり、ベッドが揺れた】 「その通りだ・・・・」 【私は俯いて泣いていた】 【だから彼の表情は見えないままだった】 【彼は静かに部屋を出て行った】 ―――少女編―――閉 立派な和室に正座し、目を閉じている1人の男性 『結局・・・剛譚さんも・・・ただの人殺しじゃない・・・・・』 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 【心の中で反芻するこの言葉】 【忘れていた・・・楽しくて】 その通りだ・・・ 【忘れていた・・・人を知って】 俺は・・・・人殺しだ 【そう、この事実は変わらない】 【数多の戦場で】 【数多の方法で】 【より多くの人を・・・・殺した】 そのために・・・・生まれた 【これは俺が選んだ生き方】 【榊の家に生まれた時から決めていた・・・】 【俺の生き方だ】 1人でも多くの・・・ 【そう・・・】 全ての 【何年も前に倒すべき本当の敵は・・・】 能力者を 【知らされていた】 殺す為に 【だから大して驚かなかった】 そのために騎兵に乗るのが俺の・・・ 【躊躇わない、全ての能力者が悲しみを生むならば】 生き方だ 【躊躇うつもりはない、年端も往かぬガキを泣かすなら】 【汚れるのは俺だけで良い】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 【ゆっくりと眼を開く】 【部屋の電灯の光が目に沁みた】 ・ ・ ・ すまない 【誰に言うでもなく】 【ただ口から洩れた言葉】 【この時・・・誰を想ってたんだろうな・・・・俺は・・・・】 ―――男性編―――閉
https://w.atwiki.jp/miyabi733/pages/435.html
《妖狐(ルナール)/》 声 子安武人 性別 男 身長 185cm 暗殺ギルド「風の骨」のメンバー。物心がついた頃から盗みを行っており、人殺しを楽しむ歪んだ心のため憑魔となっている。 人と狐が混じった異形の姿をしており、憑魔を認識しているスレイたちからは「キツネ男」と呼ばれている。 当初は依頼通りアリーシャを暗殺しようとするも、スレイたちに邪魔をされ 仕返しにスレイを殺そうとした為、一般人を殺そうとしたことからロゼたちから牽制を受ける。 その後は姿を消し、憑魔としてサイモンやヘルダルフに従っている。 ロゼを「ただの人殺し」「家族ごっこの建前」「死ぬほど気持ち悪い」と批判するが、「わかってる」「だったら?」と一蹴される。 『言わせるのかい………お前さんを食いたいって。』 JOK 何者であるのか、何を考えているのか、何一つ謎な存在。 非常に猟奇的で、彼には家族や仲間などの概念は皆無、むしろ忌み嫌っているようなところも垣間見える。 ゆえに身内ですらお構いなしに非道な行いをすることもある。 これまでに幾度となく数々の人間を食事という名目で食してきたようだが… 食事スタイルは『丸呑み』という、至って恐ろしくえげつない方法である。 【能力】 殺(キル) ※千尋(プルスト)の技をそのまま起用 標的に死の呪いをかけ、一瞬で息の根を止める技。 人間や動物は勿論、巨大な怪物や細菌など、有効範囲は広い。 デスブリザード ※千尋(プルスト)の技をそのまま起用 身も凍る程の強力な吹雪を巻き起こす。 上手く使いこなせれば、吹雪の強さを自由にコントロールする事も可能。 大鎌鼬 大鎌を振り回し、巨大な真空の刃を発生させ、標的を切り裂く。 【捕食者リスト】 千尋 構成員 ルナール ルナール動画