約 6,337 件
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39040.html
いたさいたさ【登録タグ Juudenki い 初音ミク 曲】 作詞:Juudenki 作曲:Juudenki 編曲:Juudenki 唄:初音ミク 曲紹介 (´-`).。oO(命短し) Juudenki氏の14作目。 歌詞 (インストファイルより転載) いたい いたいのにどうしてこんなに あいたさいたさで 泣けないの? いたい いたいのにどうしてこんなに いたさでいたらず 泣いちゃうの? いたい いたいのをどうしてこんなに かくしとかなくちゃ いけないの? いたい いたいのをごまかしきれずに このあいたさごと いけないの? めり込む のめり込む 心merryにworry 過激に刈り上げた想いの射撃 もろに ハートを ー♡→ 狙い打ち 恋の日和 「歩み寄り、近づきたい」 を断ち切り 一人残し周りの景色 黒くなった気がした 痛い 心の隙間から ジワジワはびこる混沌が 痛いんだ アナタが残した 穴が未だ塞がらないから (嗚呼痛さ! この愛しさ 傷を愛するのはいけないか? 嗚呼痛さ! この恋しさ アナタを好きなのがいけないか?) 嗚呼痛さ この虚しさ アナタが好きなんですだめですか? 嗚呼痛さ 物足りなさ 八方塞がりを破れますか? いたい いたいのでどうしてこんなに 心を征服 されちゃうの? いたい いたいのでどうしてこんなに 掴みどころを 無くしちゃうの? いたい いたいのはどうしてこんなに 体に拘束 掛けちゃうの? いたい いたいのはどうしてこんなに 独りでに 表に出ちゃうの? 恋の革命 新たなmindset 甘美な思い出 涙でforget 戦うわあたし 挑むぜonset 認めた劣敗 突かれたtarget 啖呵を切って 梨の礫 ねえこっち向いて 見下さないで!って 喉が腫れるまで 出した大声 冷たい視線で 負った痛手 白旗前線 負けの宣言 失くした安全 頭、呆然 吐かれた暴言 嫌いを眼前 お先暗然 未来の断片 感じた乖離 下卑た愛に 情緒不安定 気持ち漏洩 見事なまでに 打ちのめされた 心を片手に 泣き寝入りをした 嗚呼痛さ 役立たなさ 涙ぐんだ目に宿るくさくさ 嗚呼痛さ むさ苦しさ 指の間を透き通る靄 痛い 心の隙間から はみ出たアナタの記憶が 痛いんだ ザワザワ染め上げた 目を閉じても見える災難が (嗚呼痛さ! 心の中 裏も表もまだ曖昧だ! 嗚呼痛さ! この悔しさ 仕方のないことはそのままでいいさ…) ああいたさ めざめるあさ さいあくなきぶんはまだそのまま ああいたさ めまいのあさ さめたくないにどねへと さよなら コメント これだいすき -- 名無しさん (2019-03-26 00 23 12) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/sentai-kaijin/pages/5885.html
「LAZER ON」 【名前】 レーザーレイズライザー 【読み方】 れーざーれいずらいざー 【音声担当】 松岡禎丞 【登場作品】 仮面ライダーギーツ 【初登場話】 23話「乖離T:いざ!推しのためなら」 【分類】 変身アイテム 【各種機能】 装備wikiリンク先を参照 【使用者】 オーディエンス 【詳細】 オーディエンスらが共通して所持する、光線銃と仮面ライダーへの変身アイテムを兼任する銃。 各部機能については装備wikiリンク先を参照。 個人識別符号端末「ライズカードリッジ」を本体にセットすることでパーソナライズ(個人認証)を開始。 使用者が持つ理想の自分をプロデュース、コーディネイトする力「デザイン力」に応じた高次元の変身を可能とする。 その性質上このアイテムを使って変身した姿は使用者によって大幅に異なる。 ジーンのように人型である方が特異であり、ベロバは見上げるほどの巨体、ケケラとキューンは非人間型と様々。 これらは「理想の自分をプロデュース、コーディネートする」機能によるもの。 グリップ部分の機能によってどのような姿に変身したとしてもレーザーレイズライザー自体の大きさを可変する等して対応する(超巨大な仮面ライダーベロバ等でも手で握って操作できる)。 強力な戦闘用パルスレーザーを発射し攻撃する以外にも、メタレーザーと呼ばれる光線を発射し対象をスキャン、自分自身に反映するというデザイン力を応用した使い方も可能。 27話ではベロバ/仮面ライダーベロバにより、チラミの親指の指紋をスキャンしヴィジョンドライバーの指紋認証を突破するという方法で使われている。 パーツは前後に分割が可能で、グリップを含めた後ろ半分はブーストバックルマーク2と連動し仮面ライダーギーツ レーザーブーストフォームへの強化変身アイテムとなる。 レーザーブーストフォームへの変身において英寿は本来レーザーレイズライザーを所持していないため、彼のサポーターであるジーンから借り受ける形で使用し、同形態への変身中は武器としても使用する。 またダンクルオステウスジャマト(古代魚ジャマト)との戦闘において仮面ライダーキューンから貸し与えられる形でナーゴも使用している。 その際に槍のような状態に変形していた。これもデザイン機能の応用によるものだろう。 【余談】 ギーツ初となる変身ベルトに依存しない変身システム。 音声関係はヴィジョンドライバーでもシステムボイスを担当した松岡禎丞氏が担当。 装備ウィキやヒーローウィキにおける「レーザーレイズライザー」及び仮面ライダーギーツ レーザーブーストフォームの項目も参照にしていただきたいが、後に氏はスエル役として本編に登場することとなった。
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/56184.html
【検索用 まつよいくさ 登録タグ UTAU ま 曲 曲ま 重音テト 鯖頭】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:鯖頭 作曲:鯖頭 編曲:鯖頭 唄:重音テト 曲紹介 曲名:『待宵草』(まつよいぐさ) 鯖頭氏の初投稿。 歌詞 (YouTube概要欄より転載) 韓紅の陽が沈む頃 またあの場所へ体を運ぶ 初めて会った時刻は 数えたわけでも無いのに 脳裏に焼き付いている あの日のような靉靆と 吸い込まれそうな虹彩を もう一度 もう一度 もう一度 然れどあなたは戻らない 愛を知れども すぐ絶えるのさ 沙羅双樹の白い花みたいに 枯れた花弁の 花占いでは 同じ振り出しにゃ 戻れないでしょうに 机上の空論でしょうね 僕らいつまでも って 現にそこら辺では出会いと別れが 頻発するでしょ 市井に蔓延るセンテンス 嫌味塗れのアンチテーゼ 混凝土蹴っ飛ばして 逃げるように走ってく 僕があなたを想えども あなたの脳内など知らんな 見つめ合って 探り合って 疑り合って いつからこんな風に 仮面つけては笑いあってさ 虚偽に塗れ何を謳うのか まるで其処らのガムみたいにさ 味無ければさよならをしましょう 豺狼 ハイロウ 騙し合ってた こんな日々に花束を贈るの 乖離が蔓延る世を蔑んでも 暗い夜がさらに昏いだけ 愛情問えども すぐ絶えるのさ 沙羅双樹はとうに枯れちまった 博奕まがいの 賽を振れども 同じ振り出しにゃ 戻れないでしょうに コメント 名前 コメント コメントを書き込む際の注意 コメント欄は匿名で使用できる性質上、荒れやすいので、 以下の条件に該当するようなコメントは削除されることがあります。 コメントする際は、絶対に目を通してください。 暴力的、または卑猥な表現・差別用語(Wiki利用者に著しく不快感を与えるような表現) 特定の個人・団体の宣伝または批判 (曲紹介ページにおいて)歌詞の独自解釈を展開するコメント、いわゆる“解釈コメ” 長すぎるコメント 『歌ってみた』系動画や、歌い手に関する話題 「カラオケで歌えた」「学校で流れた」などの曲に直接関係しない、本来日記に書くようなコメント カラオケ化、カラオケ配信等の話題 同一人物によると判断される連続・大量コメント Wikiの保守管理は有志によって行われています。 Wikiを気持ちよく利用するためにも、上記の注意事項は守って頂くようにお願いします。
https://w.atwiki.jp/jinrowiki/pages/502.html
前ページ次ページ村企画 村名 [#f3ee9599] 概要 [#td8c4a42] 更新記録 [#pdde11a5] 村の目的 [#sf87ab23] 世界観 [#re044c6b] 禁止事項と注意事項 [#nf740d8a] 推奨事項 [#q81e5b3b] 参加CO欄 [#g3d16537] コメント [#if42e097] 村名 1Q84村 概要 村名 1Q84村 村建て人 中西 開催国 議事(夢の形) 種別 ガチ・なりきり 更新間隔 24h 投票方法 記名投票 発言制限 促しなし777pt(仮) キャラセット ちゃんぷる 募集人数 ダ込11名 編成 G編成 更新時刻 0500 開催時期 12月(2014)-1月(2015)頃。変更有 役職希望 有効 更新記録 2014/08/02 企画ページの作成 村の目的 村上春樹著『1Q84』の登場人物になりきって、ガチをする。 世界観 未定。 何か適当に考えるかもしれませんし、何も考えないかもしれません。 何かこういう設定軽くでもいいからほしい、というのがあればお気軽にコメント下さい。 禁止事項と注意事項 【禁止事項】 ・突然死 ・同人物の重複入村 ・能力テキストのコピペ ・村内の内容漏洩 ・意図的誤爆 【注意事項】 ・グラフィック名ではなく、『1Q84』での人物名で対応してください。 推奨事項 ・原作で全く接点のないキャラクター同士が会うことや、死んでしまったキャラクターが登場するなど、原作ではありえない破綻が村では起こると考えられますが、広い心で破綻を受け入れて対応してください。 ・他の方のなりきっているキャラクターが自分の思う原作キャラクターと乖離していても、広い心で受け入れて対応してください。 『自分の考えるこのキャラクターは、こうなんだ!』でいいんです。 参加CO欄 ・ID欄に【自分のID】か【匿名(自分だけがわかるHNでも可)】を記入してください。 ・今のところ12月(2014)ー1月(2015)頃で予定していますが、もう少し遅い方がいい、12月-1月ならこの辺りの週がいい、などの希望があれば備考欄にご記入下さい。 ・グラフィックや1Q84の登場人物を予約したい場合はご記入下さい。 NO ID 登場人物名 グラフィック名 備考 01 ダミー パルック 02 中西 未定 未定 03 ぐりこ 未定 未定 04 05 06 07 08 09 10 11 コメント 名前 コメント 前ページ次ページ村企画
https://w.atwiki.jp/sdvx/pages/2407.html
少女暴動/ Last Note. ?plugin=ref serial=1485?plugin=ref serial=1485?plugin=ref serial=1485 Lv CHAIN 譜面属性 BPM TIME Version Genre Illustrator Effect NOVICE 05 0518 300 II33 EXIT TUNESボーカロイド のん azuma ADVANCED 12 0994 EXHAUST 17 1761 Lv変更[EXH]:15→17(2016/12/21) +難易度投票 NOVICE 選択肢 投票数 投票 詐称 0 強 0 中 1 弱 1 逆詐称 0 ADVANCED 選択肢 投票数 投票 詐称 3 強 4 中 1 弱 0 逆詐称 0 EXHAUST 選択肢 投票数 投票 詐称 1 強 8 中 21 弱 8 逆詐称 0 攻略・解説 譜面・楽曲の攻略についてはこちらへどうぞ 見辛さ解消の為に改行や文頭の編集、不適切なコメントを削除することがあります [EXH]カミサマネジマキより速いテンポに物量を更に増してレベル15にしたような譜面。左右レーントリルや隣接同時+FXロング、終盤のダブルレーザーはミスするとごっそりゲージが減るので、ここを無事に突破できるかがクリアの鍵。これが見切れれば残りは稼ぎに感じるはず。 -- 名無しさん (2014-05-03 00 48 44) 名前 コメント ※文頭に[ bgcolor(#aaf){NOV}]、[ bgcolor(#ffa){ADV}]、[ bgcolor(#faa){EXH}]をコピー ペーストすると見やすくなります コメント 楽曲やイラストなどのコメントについてはこちらへどうぞ 少し初見殺しかな?でもクリア難易度は低いと思った。 -- (名無しさん) 2014-05-02 18 03 39 ただ速いだけ、押しにくいように見えるけど慣れてしまえば楽 -- (名無しさん) 2014-05-03 03 23 31 クリア難易度は低いけどスコアがまったく出ない -- (名無しさん) 2014-05-14 23 05 29 ”暴動”言葉があるのになぜジャケットにケーキ食べるGUMIがありか? -- (名無しさん) 2014-05-19 16 28 01 日本語おかしいけど、やはり個人的にはジャケと曲が乖離してると萎える -- (名無しさん) 2014-06-24 16 26 52 ↑2 first tripっていうlast Note.のアルバムのジャケからの引用だから少女暴動単体に関係はない -- (名無しさん) 2014-09-14 08 48 47 昨日初クリアしたけどB… -- (名無しさん) 2015-05-02 01 03 16 名前 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/phlogiston/pages/222.html
水姫・刃霧 種族:??? 性別:女? 年齢:??? 身長:168cm 体重:53kg クラス:十夜付きのメイド兼護衛、大学生、四界の音階・『原初の水』 属性 水 属性均衡:若干『刹』寄り 戦闘スタイル:格闘術、剣術『境陣流』 イメージ:遠藤 綾 「では坊ちゃま、お仕置きの時間ですわ♪」 設定 柚月十夜付きのメイド。柚月邸メイド衆において、メイド長補佐の位置付けである人物。 腰まで伸びた長い黒髪に、アメジストカラーの瞳の美人で、その表情は常に余裕のある笑顔という人。 恐らく、十夜が色々と勝てない人物トップに位置する。笑顔で主をドツキ回せる万能メイド。 性格は常に笑顔でありながら冷静であり、ありとあらゆる仕事をテキパキとこなす。 何時如何なる時も、優雅に物事を分析、判断して行動する。 でも性根は悪戯好きで、十夜や周りの者を巻き込んで大騒動を起こすトラブルメーカー。 アイディーリア・エル・アトゥリアス、六道沙耶、水無月麻耶、鈴翔水穂と交友関係あり。特に水穂とは仲が良い様子。 その正体は、朱煉と同じ『』の一端そのもの。四界の音階が一人。 胎児だった頃の『破錐』に憑依し、世界に具現化した存在。 ある理由から十夜に付き従っているものの、その詳細は不明。 特殊能力・スキル等 【虚撃】 如何なる存在相手にも、直撃の際に確実なる決定打を与える宝技。ありとあらゆる攻撃に付加が可能。 詳細は不明だが、如何な不死、不滅の存在であっても、単純な物理攻撃で確実な決定打を与えられる。執行起源者相手でも例外は無い。 柚月邸メイド衆に属する者が必須習得を求められる絶技。 【絶撃】 虚撃と対為す宝技。一切の防御を許さぬ撃滅技。虚撃同様、ありとあらゆる攻撃に付加が可能。 ありとあらゆる防御・迎撃に属する全てを粉砕・撃滅し、逸らす事も受け流す事も敵わぬ一撃。 また、コレが付加された攻撃は過去の改竄等による書き換えが不可能。虚撃同様、正体が不明。 柚月邸メイド衆に属する者が必須習得を求められる絶技。 『流派・境陣流』 『切断』『乖離』『境界』の三種の概念を行使する剣術。 判明している技は以下の通り 無量斬月:『切断』の概念を収束し、刃と為す術。物質であるなら、切断出来ぬ物は無い刃。 風雅:
https://w.atwiki.jp/niconico3nd/pages/334.html
To the beginning ◆n.Wq36A6lg 「・・・・・・」 魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは覚醒した。 どうやら食事の後、いつの間にか寝てしまったらしい。 あの化け物との長い"鬼ごっこ"でケイネスは体力や精神力をかなり消耗した。 だが今は殺し合いの最中なのだ。 ただの睡魔に負けて眠ってしまうなど間抜けにも程がある。 私は仇をとらなくてはならない。 婚約者の、愛娘の、そして―――――― そうして立ちろうとしたケイネスは自分が"何か"に寄り掛かっていることに気づいた。 ―――――ひんやりと冷たいが感触は生物のソレだ。 ケイネスが自分の状況を把握したときはもう全てが遅かった。 「――――――ッッ!!」 何か盾になる支給品を、 ――――遅い。 月霊髄液を、 ――――遅すぎる。 振り向けば、あの死んだ筈のブルーベリー色の化け物が大口を開いて――――― 「フフフ……」 「!?」 今まで言葉という言葉を発しなかった化け物が突然笑い声を漏らした。 「ケイネス…」 しかも馴れ馴れしく名前を呼んでくる。 突然の事態にケイネスは混乱するがそんなケイネスの様子も気にせずに化け物は続ける。 「私よ私。」 化け物がそう言うと―――その胴体に割に合わない首がまるで某魔法少女の様にポトリと地面に落ちた。 尤も、彼女と違うのは首のない胴に新たな首がある事だが。 「ソラウ・・・?」 目の前にあるのは紛れもなく許婚の顔である。 「なぜ・・・・・・・」 「ハッピバースデイトゥユー」 「!?」 声がした方へ振り返るとそこにいたのはさっき死んだ筈ののメアリーとジャックだ。 いや、自分の従者である槍兵・ディルムッドまでそこにはいた。 「ハッピバースデイトゥユー」 そんなケイネスの狼狽振りを気にする事もなく彼らは祝歌を歌い続ける。 「ハッピバースデイディアケイネス~」 「Happy Birthday dear Kayneth~」 「Happy Birthday HAGE-Melloi~」 聞き捨てならない悪口が流暢な英語で聞こえた様な気もするがそんなこともはやどうでもいい。 「ハハハハハハハハッ……!!ケイネスッ…!死んだと思ったか?このキングが……?くたばったと!?」 「もう……!おじさん、笑いすぎだよ!」 「そうか……今日は私の―――――――」 ◇ そして魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトは二度目の覚醒をした。 慌てて周りを見渡す。―――当然そこには誰もいない。 在るのは愛娘と恩人の墓だけである。 今度こそ本当に笑えない。 月霊髄液の起動のための詠唱をしながらケイネスは考える。 ―――確かにケイネスは度重なる月霊髄液の行使で魔力を消費していた事やかなり疲労が溜まっていた事は認める。 だが、それが生死が関わるこの緊迫した状況の中でアーチボルト家⑨代目頭首ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが居眠りする程の疲労だろうか? 「・・・・・・フン、なるほど奴らも無能ではないようだな。」 若干の魔術回路の乱れを感じる。この首輪の為か、それともこの島自体がそういう異界なのか知らないがどうやら魔術の行使による疲労が溜まりやすくなっているようだ。 そうなると月霊髄液の多様は控えたほうがよいであろう。 それに一々声を出されては最悪、先ほどの化け物のように殺し合いに乗った者も集まってくるかもしれない。 回収した四人分の支給品の中に何か良い魔術礼装はないかと探していると参加者の名簿が出てきた。 そういえば埋葬の後に名簿を見るのだった。さっそく見てみる。 「・・・ランサー・・・やはりか・・・」 言うと共に左手に視線を移す。 そこには三つの文様がある。いや、正確言えばに在るのは"二画"だが。 今この場で令呪を使ってランサーを呼び寄せても良いのだが―――もし彼が叛意を抱いていればケイネスの命などたやすく奪える。 それに制限によって令呪自体が無効化されるかもしれないので危機が訪れた時使うことにする。 しかし疑問がある。ランサーは令呪保持者と魔力供給者を分け変則的に召喚された。 令呪保持者であるケイネスはまだ生きているが、魔力供給者であるソラウは―――もう死んでいる。 ならば―――いったい誰がランサーの魔力を供給しているのだろうか? 他の魔術師と契約したのならケイネスの左手に令呪は無い筈だ。 しかし依然として其処に令呪は存在しており、二つの令呪は魔力を帯びている。 他に現界の方法は―――人の魂を喰らい自分の魔力とすることぐらいだが愚かしいとはいえ奴も騎士の端くれだ。おそらくそんなことはしないだろう。 いくら考えても答えは出ないので続けて名簿を見る事にする。 だが見ていくうちに気になる名前が幾つかあった。 アサシン、ルシフェル、イーノック、ギルガメッシュ、アドルフ・ヒトラー、ラミエル、グレーテル まず、初めのアサシンだが奴は聖杯戦争中、黄金のサーヴァント・アーチャーに殺され脱落したはずだ。 残る四人は英雄や神話、童話の住人の名だが聖杯に招かれたサーヴァントなのかもしれない。 そこでケイネスはあの会場でディアズという男が言っていた〝何でも願いを叶えてやる"という言葉を思い出す。 もしかしたら―――――――この殺し合いは聖杯戦争の一部なのだろうか? この疑問も考えても答えが出ない。 ケイネスは二つの疑問を頭の片隅に置きつつ支給品を確認することにした。 ジャックのディバック、化け物のディバック、そして持ち主の分からないディバック、メアリーの剣、ここに来る前に回収したキメラ、ジャックに支給された黒い宝石。 そして化け物が使っていた月霊髄液を弾いた謎のマント。 マントは防御の役に立つかもしれないので服の下に巻きつけておくことにした。 残ったものは二つ程あったが一つはケイネスにとっては役に立たないものだった。 そしてもう一つは 「これは―――――剣?」 ソレは剣と呼ぶにはあまりにもカタチが禍々しすぎた。 美しい装飾の施された黄金の柄の先から伸びるのは、赤い線の走る螺旋を描いた三段の黒い円柱。 形状から剣だろうと判断できる。 おそらく宝具の類であろうがランサーの必滅の黄薔薇や破魔の紅薔薇よりも格の高い宝具であることはケイネスにも分かる。 もちろん剣にはその大きさに見合った重みがある。 魔術師であるケイネスにはこの剣で戦うどころか長時間剣を構えているのも難しいだろう。 ふむ。と誰に言うでもなく相槌を打ってケイネスは剣をディバックの中にしまった。 この剣は自分には使えない。どうやらまだ月霊髄液で戦っていくしかないようだ。 そう判断を下し、他の道具もティバックに仕舞いケイネスは最後に一度だけ目の前の二つの墓標をまっすぐ見据える。 ―――――ソラウ、メアリー、ジャック。私は必ずや主催者を打倒し、貴君等の仇をとろう。 静かにそう誓ってケイネスはその場を後にした。 【G-06 こんなところ近く/1日目・朝】 【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero】 [状態] 疲労(中) 魔力消費(極小) 令呪残り二画 [装備] メタルまゆしぃ@Fate/Zero(ケイネスの礼装をCv.花澤香菜にしてみた)、 ヒラリマント@ドラえもん [道具] 基本支給品×4(食料1消費)、アカツキのディバック、ジャックのデイパック、青鬼のデイパック ブック・オブ・ジエンド@BLEACH、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ ハリボテエレジー(破損状態、濡れてる)@JAPAN WORLD CUP 乖離剣・エア@Fate/stay night、ランダム支給品1 [思考・状況] 基本思考 主催者の打倒 1:不動遊星と鬼柳京介を探す 2:ランサーとの合流も考えておく 3:ランサーの魔力は誰が・・・? 4:ギルガメッシュ、アサシン、ラミエル、グレーテルを警戒 5:このゲームは聖杯戦争と関連している・・・? ※ハリボテエレジーはデイバッグの中で修復するかもしれません。 ※令呪を使ったとき発動するかどうかは他の書き手さんに任せます。 ※この首輪、または会場の所為で魔力の消費が著しくなっていると考えています。 ※ランダム支給品はケイネスは役に立たないと判断したものです。 魔術師は知らない。 青鬼に支給された剣―――銘をエアと言う。 それは彼の英雄王の持つ世界を切り裂いた剣である。 本来、宝具の真名を開放することは本人しか出来ないのだがこの場では殺し合いを促進させる為かそのような制限はない。 よってその気になればケイネスにもこの剣の真の力を開放することも出来る。 しかし出来るのはあくまで"真名開放"のみである。 その剣を担えるのは伝説の英雄王・ギルガメッシュ以外にはほとんどいないだろう。 彼しか持つことを許されないその剣を考えもなしに真名を開放すれば最後、対峙する敵も剣を構える人間もすべてを破壊するだろう。 加えてこの会場には英雄王本人もいる。 もし彼が有象無象が犇めくこの会場に、このゲームに飽いて最大出力で天地 乖離す開闢の星を最大出力で放てば――――この会場はどうなるのだろうか。 それは誰も知らない。 【乖離剣・エア@Fate/stay/night】 ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人 その気になれば固有結界も掻き消せる英雄王の切り札。 参考動画 Zero&stay night エヌマ・エリシュ比較 ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm18283889 sm89 Want to be controlled……DoRaeMooooooooooooN!!!! 時系列順 sm91 「こんなのほむほむじゃないわ!ただのヤンデレよ!」「だったら萌えればいいだろ!」 sm89 Want to be controlled……DoRaeMooooooooooooN!!!! 投下順 sm91 「こんなのほむほむじゃないわ!ただのヤンデレよ!」「だったら萌えればいいだろ!」 sm75 恐怖の終わり/恐怖の誕生 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト sm106 すべてはたった一つの間違いから
https://w.atwiki.jp/kanjikyou/pages/31.html
【丿】 画数:1画 音訓:ヘツ、ひく 意義:左払い。 【乀】 画数:1画 音訓:フツ、まがる 意義:右払い。 【乁】 画数:1画 音訓:イ、ながれる 意義:流れる。 【乂】 画数:2画 音訓:ゲ、ガイ、おさめる、かる 意義:草を刈る。 【乃】 画数:2画 音訓:ナイ、ノ、ダイ、お、なんじ、すなわ(ち) 【乄】 画数:2画 音訓:しめ ※「〆」と同字。 【久】 画数:3画 音訓:ク、キュウ、ひさ(しい) 【乆】 画数:3画 音訓:ク、キュウ、ひさしい ※「久」の古字。 【乇】 画数:3画 音訓:タク、チャク 意義:委託する。 【么】 画数:3画 音訓:ヨウ 意義:小さい、幼い ※「幺」の略字。 【义】 画数:3画 音訓:不明 意義:正しいこと。 ※「義」の簡体字。 【乊】 画数:3画 音訓:不明 意義:kwukyel 【之】 画数:3画 音訓:シ、の、これ、ゆく 【乌】 画数:4画 音訓:不明 意義:カラス ※「烏」の簡体字。 【乍】 画数:5画 音訓:ジャ、サ、なが(ら)、たちま(ち) 【乎】 画数:5画 音訓:オ、ゴ、コ、か、ああ、かな 【飄乎(ひょうこ)】 吞気なさま。 【乏】 画数:5画 音訓:ボウ、ホウ、とぼ(しい) 【乐】 画数:5画 音訓:不明 意義:楽しい。 ※「楽」の簡体字。 【乑】 画数:6画 音訓:ギン、ゴン、シュウ、ならびたつ 意義:並んで立つさま。 ※「衆」の異体字。 【乒】 画数:6画 音訓:ヘイ、ピン 意義:卓球、ピンポン。 【乓】 画数:6画 音訓:ポン 意義:銃声などの音。ピンポン。 【乔】 画数:6画 音訓:不明 意義:変装する、扮する 高い、高尚な 【乕】 画数:7画 音訓:ク、コ、とら ※「虎」の俗字。 【乖】 画数:8画 音訓:ケ、カイ、そむく 【乖離(かいり)】 背き離れること。 【乗】 画数:9画 音訓:ジョウ、ショウ、の(る)、の(り) 【乘】 画数:10画 音訓:ジョウ、ショウ、の(る)、の(り) ※「乗」の旧字体。
https://w.atwiki.jp/basebr/pages/132.html
片岡 篤史 (かたおか・あつし) 参加歴 阪神タイガースバトルロワイアル 中日ドラゴンズバトルロワイアル2004 ビリオネア・バトルロワイアル 選手データ 生年月日 1969年 6月 27日生 右投左打 身長 188 cm 体重 91 kg 出身地 京都府 血液型 B 型 PL学園高→同大→4年日本ハムD2位→14年阪神 阪神タイガースバトルロワイアル リレー 殺害:筒井和也、前川勝彦、安藤優也 所持品:IMIウージー 物語内略歴 二日目朝、海辺の倉庫に隠れていた筒井和也を射殺する。 昼前頃、前川勝彦を銃撃。逃げられるが、彼はその後死亡する。 午後、民家に潜んでいた藪恵壹と井川慶を襲う。 井川の肋骨を折り、藪の左肩を撃つが、精神崩壊気味の藪に背中を斬られてひるみ、 ベッドの下に入り込んだマシンガンを捜している内に二人に逃げられる。 夕方、安藤優也と吉野誠の隠れる民家に現れ、安藤を射殺するが、 負傷して意識不明の吉野は死体と間違える。 見所 (未編集) 登場章 5章 昇格 13章 祈り 24章 辿り着く場所 51章 笑みの効用 53章 崩壊現象 55章 乖離現象 99章 親愛なる君へ 中日ドラゴンズバトルロワイアル2004 殺害:高橋光信 所持品:銃 物語内略歴 高橋光信を殺害。その現場を親友である立浪和義に目撃される。 清原和博と立浪が対峙している所に現れ、石川賢を襲う。 立浪に撃たれ負傷したあと、清原とキャンプに向かっていたが、清原が離れた隙に 捕虜にとっていた大西崇之に殺害される。 見所 (未編集) 登場章 1章 選手会役員の出発 2章 最初の犠牲 41章 恐い人 42章 役目 62章 分不相応 65章 廃棄処分 68章 殺すか、死ぬか 死亡:68章 殺すか、死ぬか ビリオネア・バトルロワイアル 殺害:清水隆行? 所持品:斧 物語内略歴 人に会わないよう、皆が行きそうな民家を避けて山に入る。 森の中で白いユニフォームの選手に狙撃され、必死に走って逃れるも、 チームメイトにすら狙われているのではないかという猜疑心に囚われる。 思考の泥沼にはまり、疲れ切って彷徨う内に山小屋を発見して入ろうとするが、 清水隆行?が出てくるのを見つけ、朦朧とした意識のまま背中から斧で斬殺する。 そこへ仁志敏久?が駆けつけたため斧を振り上げるが、清水の仇を討とうとする 彼に刺殺される。 見所 (未編集) 登場章 43章 解放の手立て 45章 ゴメン 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/minasava/pages/128.html
……戦況は混乱を極めていた。 バーサーカー、カルキを殲滅したラーヴァナは戦いを求め、ヴィマナを駆って冬木市へと侵攻しようと目論む。 これだけ派手なことをすれば、他の隠れているサーヴァントも牙を剥くに違いない。 その中に余を満足できるものがいればいいのだが。 そんな風に思っているラーヴァナの前に一人の騎士が立ち向かう。 「まてい!魔王よ! 貴様の狼藉、もはや許し難い! 邪悪の前に膝を屈するなかれ、正義を躊躇う事なかれ! この騎士王であるライダー、ドン・キホーテが相手する!」 その強大なステータスに、放たれる凄まじい重圧感。これは並の英霊などでは断じてない。 だが、そんなものは些細なことでしかない。 その邪悪に立ち向かおうとする意思。 敢然と邪悪と闘わんとする正義たる気高き誇り。 そのライダーの威風堂々たる姿は魔王ラーヴァナですら畏怖させた。 「く、くくく……! 面白い、面白いぞ!この余を畏怖させるとは! 貴様こそ、余を満たせるかもしれぬな……。 だが、ここではあまりに舞台が整っておらぬ。 それではせっかくの楽しみが損なわれてしまうからな。 ここはいったん引こう。さらばだ!」 ライダー……ドンキホーテの活躍により、一度はラーヴァナは退けられたが、 ラーヴァナはライダー、ドンキホーテとランサー、ヴラド以外全てのサーヴァントを葬っていた。 そして、最後の第八番目のサーヴァント、英雄王ギルガメッシュがついに動き始めた。 古い英雄にとって天敵であるドンキホーテの欺瞞能力、『我、騎士道を邁進す(ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ)』 だが、その能力も、ギルガメッシュの宝具《偽り破る真実の鏡》とルールブレイカーによって打ち砕かれていた。 「吾輩は……吾輩はもうダメだ……。 騎士道など……騎士など……どこにも存在しない……存在しないのだ……。」 そう呟きながら地面に膝をつくライダー、ドン・キホーテ。 そこに存在しているのは、ラーヴァナにさえ畏怖された英雄狂ではなく、ただの夢破れた老人にすぎなかった。 「愚かな道化め。道化が騎士王を名乗るとはその罪、万死に値する。 大人しく―――!!?」 膝をついたライダーにむかって剣を振りおろそうとしたギルガメッシュに対して、魔力弾の砲撃が襲いかかる。 それは、巨大な空中戦艦、プシュパカ・ヴィマナから放たれる支援砲撃である。 ヴィマナの上で腕を組んで下を見下ろしているラーヴァナはライダーに向かって叫ぶ。 「どうした!立て!立つがいい!英雄狂よ! 屈するのか?貴様は屈するのか!?余を畏怖させた英雄が……たかが幻想が破れたぐらいで屈するのか! ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャよ!―――真の騎士よ!」 ぴくり、とその言葉に膝をついていたライダーの肩がふるえる。 「ステータス?宝具?戦闘能力の高さ? くだらぬ……全てくだらぬ! 最も大事なのは正義たらんと、騎士であろうとするその意思だ! ふるえながらも邪悪に立ち向かおうとするその気高き誇りだ! そう!魔王を滅ぼすのは、いつだって勇気あるものたちだ!!」 そうライダーに向かって叫んだラーヴァナは、ぴらりプシュパカ・とヴィマナから飛び降りると、 通常の人間なら瞬時に心臓が止まりそうなほどの邪眼めいた視線で英雄王を睨みつける。 「英雄王よ。真の騎士であるこやつを愚弄するとは……もはや許さぬ!」 英雄の頂点に立つ英雄王は神代の魔王に向かって怒気をむける。 「王を詐称する愚か者が我に意見をいうか。 たわけが。王を名乗るその不遜、己の死で購え。」 「よかろう、英雄王よ。相手になろう。 だが心せよ。魔王を倒せるのは勇気あるものたち……勇者だけだ! 王ではない!邪悪に立ち向かう気高き意思が無き高慢たる王に……余は殺せぬ!」 「黙れ!出し惜しみはなしだ……。食らうがいい!天地乖離す開闢の星(エヌマ・エリシュ)!!」 かつて混沌から天地を切り離したその剣が発生する暴風は、擬似的な空間断層すら引き起こす。 その暴風による空間断層に耐えられる存在はない。 だが、とっさにラーヴァナの前にヴィマナが舞い降り、己の盾になる。 ヴィマナはその機体の三分の一を砕かれながらも、まだ機能は停止せず、その暴風を食い止める 全てを素粒子へと打ち砕く死の暴風はラーヴァナを粉微塵にし、 周囲の10mの地面すらも完全に抉りとり大きなクレーターを作り出す。 もはや、ラーヴァナのいた痕跡は、足首の一部分だけにすぎない。 ヴィマナの強靭な装甲はエヌマ・エリシュですら軽減したのだ。 『なるほど。乖離剣エアか。確かに凄まじい威力だ。素晴らしい威力だ。 さすがに天地を切り開き、混沌から秩序をもらたした剣だ。』 「―――!!?」 その空中から響き渡る声に、さすがの英雄王も狼狽する。 なぜなら……その声は今彼が打倒した敵そのものだったからだ。 『だが……その剣は神が振るった神剣! そして、貴様はランクこそ下がっているが最大の神霊適性を持つ英霊!! それでは余は殺せぬ……。殺せぬわ!王では余は殺せぬわ!!』 そう、ギルガメッシュが振るう乖離剣エアは、かつて知恵の神がウルリクンミの両足を切り落とした 天地を切り離した神剣である。 最高位の神エアが振るった神剣に、ランクこそBに下がっているものの、最大の神霊適正を持つ英雄王。 その攻撃は耐神性を持つラーヴァナに通用するか。 その答えは、今やほぼ完全に肉体を再生しつつあるラーヴァナ自身が答えそのものだ。 「英雄王よ。貴様の敗因はただ一つ。貴様は乖離剣に頼りすぎた。それだけの話だ。」 ……もはや分かり切った結末を語ることはない。 光り輝く英雄王は、漆黒の魔王に飲み込まれるだけなのだから。 その間に脱出したライダーと士郎。 だが、もはやライダーには戦う力が残っていないことは、本人が一番知っていた。 「どうするんだ? ライダー。もうアンタの宝具は使えない。なら……。」 「いいや、サンチョ、いや、少年よ。 それでも、吾輩は騎士なのだ。 騎士たるもの、強大な邪悪を見過ごすなかれ。虐げられるものを見過ごすなかれ。 ……吾輩は偽物の、ただの道化だ。それでも、その誓いだけは、嘘でも偽物でもない。」 ああ。そうか。この人は狂ってなどいなかったのだ。 ただ、真実の誇り高き騎士であらんとしていただけなのだ。 ……そんなものは、最早どこにもないというのに。 そして、いま再び風車に突撃したように、彼は風車よりはるかに巨大な敵に立ち向かおうとしている。 「ならば、私が貴様に力を貸そう。英雄狂よ。」 その瞬間、どこからともなく大量の蝙蝠が空中より飛来し、ざざざざと一か所に収束する。 そこに存在していたのは、蝙蝠の塊ではなく、一人の血塗られた杭を持つ長身の男だった。 ランサー、ヴラド・ツェペシュ 串刺し公として恐れられた彼がついに本格的に参戦したのだ。 「……串刺狂。何故、そなたは吾輩に力を貸すのだ?」 「理由だと?そんなものは一つだけだ。 奴は、ラーヴァナは悪だ。私は悪の存在を許すことはできぬ。断じてな。 あのような邪悪によって犠牲にされる市民を見捨てるわけにはいかぬ。」 そう、かつてヴラドは征服王メフメト2世の侵略に対して、 大軍に対して立ち向かった経歴のある英霊だ。 ならば、メフメト2世よりはるかに無慈悲で残忍な殺戮を行うであろう魔王ラーヴァナを放置できるはずもない。 その意思だけは、疑う余地はなかった。 そして、とうとうヴラドとラーヴァナの戦いが始まった。 英雄王の最後のハルペーによる攻撃によって彼の胸には大きく傷が走っているが、そんなことは問題で花い。 しかし、神代の魔王と恐れられた ラーヴァナと、中世の英雄であるヴラドでは、神秘の蓄積が違いすぎる。 まともに戦っては勝ち目はない。 だが、彼の固有スキル:軍略D+は不利な情勢やゲリラ戦を行うときにも有利な補正を得られる。 何とか、敏捷で勝るヴラドは必死の回避により、筋力Aの膨大な破壊力を持つラーヴァナの攻撃を回避し、 手にした長槍のような血塗られた魔杭で剣や矛の一撃をそらしていく。 だが、ついに、ウラドの左腕の傷からまるでパイルパンガーにように突き出された血液で構成された魔杭がラーヴァナの腕を貫く 「喰らえ!『餓え渇く鮮血の粛杭(カズィクル・ベイ)』!!」 ヴラドの宝具、餓え渇く鮮血の粛杭 それは、この杭で傷つけられた者の血液を媒介とし、次なる杭を生成する。 魔杭によって傷つけられたラーヴァナの血液は鋭い無数の杭と化し、ラーヴァナを体内より爆裂させる。 体内から生えた杭によってハリネズミのようになった彼はそれでも動じない。 「なるほど。串刺狂よ。確かにそなたは吸血鬼の属性は持っているが、同時に人間としての属性も持っている。 それならば、余を多少なりと傷つける事もできよう。だが……。」 伝承上で語られる吸血鬼の能力を再現する能力があるとはいえ、 彼は本来何の因子も持たないただの人間であった。 それならば、ラーヴァナの宝具「羅刹王」は発動しない。 だが……。 「愚か者め。人である事を捨て去り、魔へと堕落した半端者が余に勝てるか! 貴様と余では、魔としての純度が違いすぎるわ!!」 だが、しょせんそれは再生速度が遅くなるというだけの話。 もはやヴラドは通常の人間ではなく、吸血鬼としての属性が付与されている。 それに後天的に吸血鬼としての属性を付与された中世の人間であり半魔と呼べるヴラドと、 神代の時代に魔王と恐れられたラーヴァナでは魔としての純度があまりに違いすぎる。 同じ属性ならば、より純度が高い方が勝利するのが絶対の法則。 ヴラドでは、ラーヴァナには決して敵うはずがない。 そして、ラーヴァナの無慈悲な一撃はヴラドの心臓を貫く。 だが、心臓を貫かれながら、彼は不敵な笑みを浮かべた。 「確かにな……。もはや人から外れた私の攻撃は貴様には通じない。だが……。」 「だが……貴様の行動を封じることはできる!」 その瞬間、ラーヴァナは気づいた。 彼の足元。そこには彼自身が流した血。 そして、ヴラドがこっそりと地面に流し続けた大量の血によって彼の地面は血の海になっていることを。 「吼えろ!『餓え渇く鮮血の粛杭(カズィクル・ベイ)』!!」 その瞬間、ラーヴァナの地面の血の海から大小無数の鋭い杭が飛び出て 彼の腕を、脚を、胴体を、顔をあらゆる場所を串刺しにする。 心臓を貫かれ、肉体を失いながらも、宝具を維持するため必死で肉体を維持しながらヴラドは叫ぶ。 「行け!ライダー!見せてみろ!貴様の誇りを私に見せてみろ!」 その瞬間、今まで隠れていたライダーがロシナンテに跨り、ランスを構えながら、 串刺しにされ、身動きの取れないラーヴァナに突撃する。 「騎士たるもの、悪を前に膝をつく事勿れ、正義を前に果たさざる事勿れ。 我こそは騎士ドンキホーテ! 騎士道を為す者! 魔王よ!吾輩の槍の前に倒れるがいい!!」 「第七のマスターが令呪の名の下に命ずる。 ライダー!奴の心臓を貫け―――!!」 瞬間、士郎の令呪の力により、ライダーはまさしく彗星となった。 ペルレフォーンとほぼ同じ速度でロシナンテは大地をかける。 そのランスを構えて突撃する姿に、杭に刺し貫かれて身動きが取れない魔王は再び恐怖を覚えた。 「プシュパカ・ヴィマナ支援砲撃要請!撃てぇ!!」 プシュパカ・ヴィマナから放たれる無数の魔力弾や魔力レーザー。 そして、ラーヴァナは力づくて腕の部分の杭だけ破壊し、弓を引き絞り撃ってくる強弓。 一本目の矢がライダーの兜を破壊し、もう一本が鎧を破壊し脇腹に深く突き刺さる。 魔力レーザーはライダーの左腕を切り落とし、魔力弾が右肩の鎧を破壊し、ロシナンテの脇腹を大きくえぐる。 それでもなお、ライダーには致命傷を与えられない。 ライダーの固有スキル:錆び付いた英雄譚(ラスト・ファンタズム) それは、英霊が近代より古いものであればあるほど、アロンソ・キハーナに対する行動のファンブル率が上昇する。 さらに幸運:A+の力により、彼の攻撃は全て致命傷には至らない。 そして、ヴラドが完全に消え去る寸前、杭によって身動きの取れないラーヴァナの心臓をライダーのランスが貫く。 英雄王のハルペーによって胸に大きな傷を負っていたラーヴァナでは、その攻撃に耐えうるはずもない。 それを見て、ヴラドは満足そうに無言で消え去り、ラーヴァナも心臓を貫かれながら満足そうに高笑いする。 「く……くくはははは……ははははは! 貴様が、貴様こそが余の死か……。 最高だ、お主は最高だぞ、英雄狂。 そうだ。化け物を滅ぼせるのは人間だけだ。魔王を殺せるのは勇者だけだ」 ラーヴァナの宝具「羅刹王」は純然たる人間には通用しない。 そして、ドンキホーテは妄想に生きたただの人間でしかないのだ。 さらに、サーヴァントは心臓を破壊されれば消滅する。それは宝具の加護を失ったラーヴァナであろうと例外ではない。 「感謝する魔王よ。我が妄想物語に付き合ってくれて。」 「何を……いう……。そなたの信念は、妄想などでは……ない。 胸を張れ……。そなたこそが、魔王を倒した騎士なのだから……。」 「礼をいうぞ……。余を救ってくれて……。そなたこそが……真の……騎士……、」 ラーヴァナは風になった――― ドンキホーテが無意識のうちにとっていたのは『敬礼』の姿であった―――――― 涙は流さなかったが 無言の男の詩があった――― 奇妙な友情があった―――