約 883,737 件
https://w.atwiki.jp/game_staff/pages/739.html
SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者 対応機種 PlayStation2 発売日 2007年2月15日 開発 株式会社日本一ソフトウェア●有限会社アメージング●ユーフォーテーブル有限会社 発売 株式会社日本一ソフトウェア 【Game Designers】 山本雅博 / Masahiro Yamamoto 池田真一 / Shinichi Ikeda 山本義紀 / Yoshinori Yamamoto 【Character Designer】 toi8 【Music Composer】 佐藤天平 / Tenpei Sato 【Scenario Writers】 新名加方里 / Kaori Shinmei 池田真一 / Shinichi Ikeda 【Chief Programmer】 山本雅博 / Masahiro Yamamoto 【Programmers】 古田翔矢 / Shoya Furuta 篠田鷹一 / Youichi Shinoda 【3D Engine Programmer】 社本高晃 / Takaaki Shamoto 【2D Engine Programmer】 長安雄作 / Yusaku Nagayasu 【Tool Programmers】 井上孝太郎 / Kotaro Inoue 長安雄作 / Yusaku Nagayasu 中川茂 / Shigeru Nakagawa 簗瀬涼司 / Ryoji Yanase 【Battle Choreographer】 小林大輔 / Daisuke Kobayashi 【Battle Scene Editor】 中川茂 / Shigeru Nakagawa 堀清香 / Sayaka Hori 【Battle Scene Editor】 Hiroyuki Uchida Osamu Yamauchi 櫻井慶樹 / Yoshiki Sakurai 中島英晴 / Hideharu Nakashima Teruhiko Kondo 村田浩明 / Hiroaki Murata ● 内田佳津一 / Kazuhito Uchida ● Takashi Yamamoto 【Event Scene Editor】 三崎真人 / Masato Misaki Tetsuo Hotta Tomohiko Matsunami Mamiko Ichioka 臼井篤 / Atsushi Usui Kenta Watanabe 【System Editor】 堀清香 / Sayaka Hori 【CG Character Designers】 森下大輔 / Daisuke Morishita 山本義紀 / Yoshinori Yamamoto 小林大輔 / Daisuke Kobayashi 矢田拓郎 / Takuro Yada 山口悠一 / Yuichi Yamaguchi 三崎真人 / Masato Misaki 【CG Character Designers】 荻野貴文 / Takafumi Ogino● 武田清子 / Kiyoko Takeda● 山本龍希 / Ryuki Yamamoto● 久保田正輝 / Masaki Kubota● Miki Watanabe 【3D Map Designers】 大西洋 / Hiroshi Oonishi 小島俊彦 / Toshihiko Kojima 渡邊秀教 / Hidenori Watanabe 藤田晃生 / Akio Fujita 【2D Background Designers】 小島俊彦 / Toshihiko Kojima 大西洋 / Hiroshi Oonishi 海老沢一男 / Kazuo Ebisawa● 三宅昌和 / Masakazu Miyake● 井藤早織 / Saori Itoh● 【2D Map Designers】 大西洋 / Hiroshi Oonishi 【2D Object Designers】 大西洋 / Hiroshi Oonishi 不破大輔 / Daisuke Fuwa 【Effects Designer】 三崎真人 / Masato Misaki 【Character Colorists】 Asami Inoue Koichi Ogawa 【Event Illustrator】 不破大輔 / Daisuke Fuwa 【Guest Illustrator】 原田たけひと / Takehito Harada 【Monster Designer】 原田たけひと / Takehito Harada 森下大輔 / Daisuke Morishita 藤田晃生 / Akio Fujita 【2D Design Assistants】 久保裕美 / Hiromi Kubo 矢田拓郎 / Takuro Yada 【Voice Actors】 (割愛) 【Production Sound Mixer】 古庄賢太郎 / Kentaro Furusyo 【Sound Effects Designer】 神保大介 / Daisuke Jinbo 【Voiceover Editors】 Akira Ito 稲垣貴繁 / Takashige Inagaki 【Recording Studio】 STUDIO SOUND SHIP (Engineer Yasutomo Nogawa) 【Vocals】 Serena Kaori Miki Tenpei Sato 【END Theme】 『Cradle of the Ivory Moon』 Lyrics Kaori Shinmei Composer/Arranger Tenpei Sato Vocals Serena 【Debugging Leader】 森下大輔 / Daisuke Morishita 渡邊秀教 / Hidenori Watanabe 【Debuggers】 DIGITAL Hearts Co.,Ltd. Pole To Win Co.,Ltd. 【Logo Designer】 Sony Music Communications Inc. 【Manual Designer】 篠田好美 / Konomi Shinoda 【Sales Marketing】 今浩之 / Hiroyuki Ima 長谷康世 / Yasuyo Nagaya 篠田好美 / Konomi Shinoda 猿橋建蔵 / Kenzo Saruhashi 小酒井省吾 / Shogo Kozakai 片桐芳彦 / Yoshihito Katagiri 【Public Relations】 井上恵一 / Keiichi Inoue 【Official Web Designers】 久保裕美 / Hiromi Kubo 鈴木敬 / Takashi Suzuki 【Special Thanks】 泉達也 / Tatsuya Izumi Keiji Kubota 世古哲久 / Tetsuhisa Seko 高原史仁 / Fumihito Takahara 山本公子 / Kimiko Yamamoto 諏訪昌宏 / Masahiro Suwa 松田岳久 / Takehisa Matsuda 村松裕基 / Yuki Muramatsu 山田隆一郎 / Ryuichirou Yamada 【Special Thanks】 鈴木敬 / Takashi Suzuki 和仁厚樹 / Atsuki Wani 細野裕矢 / Yuya Hosono 金田誠 / Makoto Kanada 小島洋 / Hiroshi Kojima Chihiro Sato Takatoshi Ozawa 吉岡啓造 / Keizo Yoshioka 【Special Thanks】 宇賀初女 / Hajime Uga 天池実穂子 / Mihoko Amaike 辻ひかる / Hikaru Tsuji 中橋明子 / Akiko Nakahashi 渡邉克巳 / Katsumi Watanabe 長谷川剛 / Takeshi Hasegawa 【Special Thaks】 桂山孝一郎 / Koichiro Katsurayama 川原寿之 / Toshiyuki Kawahira 小島徹也 / Tetsuya Kojima 古川隆信 / Takanobu Furukawa 絹脇康司 / Koji Kinuwaki Koji Matsuhashi 渋谷知子 / Tomoko Shibuya 【Special Thanks】 Akihiro Ishii 木野内正義 / Masayoshi Kinouchi 丸永克己 / Katsumi Marunaga● 神谷盛治 / George Kamitani 近藤光 / Hikaru Kondo● 笠原健一郎 / Kenichiro Kasahara● YASUYUKI Hujiy Yuji Takada 【In Cooperation With】 Sony Computer Entertainment INC. Sony Music Communications INC. 【In Cooperation With】 Amazing.co.ltd ufotable Tenpei Artist INC. PARSLEY PROMOTION INC. Artsvision INC. 「team Pologon」 HAPPINET CORPORATION SHIROGUMI INC. Pole To Win Co.,Ltd Digital Works entertainment,inc 【In Cooperation With】 RosenQueen co. NIS America INC. 【Director】 池田真一 / Shinichi Ikeda 【Producer】 新川宗平 / Sohei Niikawa 【Executive Producer】 北角浩一 / Koichi Kitazumi 【Planning Production】 NIPPON ICHI SOFTWARE INC.
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/443.html
2008.03.01 23 09 abendrot ひまわりが咲き乱れる庭園の中で、この黒い箱が待っていた。とうとう辿り着いたのだ。 私は、ここにこそ、歴史の真実があるのだと信じている。 勇者と呼ばれた私の父の、真実が。 ***** 俺の庭に咲くのは、眩しいばかりの黄金の花。その大輪が、大地を覆っている。 「お父様ぁ」 どこまでも続く金色の絨毯の下から、花にも負けない明るい声が響いた。 俺は、屋敷から金の庭へと続く階段を降り、声のした方へと視線を向ける。ひまわりの一角が、大きく揺れた。 「お父様ぁ。こっちこっちぃ」 背の高い花の下にいる少女は、おそらくまたあの箱を持ったままこの広い庭を駆け回っていたのだろう。毎日毎日、彼女はあきもせずに俺を困らせる。 揺れるひまわりが俺の方へとやって来、庭は一人の少女を吐き出した。 飛び出してきた少女は、やはり、自分の頭ほどの大きさの箱を両手で抱えている。 少女が抱えるにはあまりにも不釣合いなその箱には、鍵穴どころか、蓋すらもない。あける術がない四角のソレを箱と呼ぶのもおかしな話だ。 「はい、お父様」 満面の笑みで箱を渡す少女。俺は、少しだけ躊躇ってから、真っ黒なソレを受け取った。 昔は、俺にも「正義」があった。命を捨てても惜しくない、そう思える強い心。あの頃、俺は「勇者」と呼ばれていた。 俺の住む世界を破壊しに来た、異界の魔物と戦った日々。仲間もいた。愛する人もいた。俺を信じてくれる沢山の人間が、俺の後ろにいた。俺は、彼らの為なら命など惜しくなかった。俺が守れるなら、そうしたい。全てをかけて、守りたい。そう思える素晴らしい世界がそこにあった。 だが、俺は、最後の最後になって、全てを裏切った。 裏切って、今、この平穏な庭園に住んでいる。 見渡す限りのひまわりと、俺のことを「お父様」と呼ぶ少女と、そして、あの黒い箱。それだけしかないセカイが、今俺の手の中にあるものだった。 「アリス様、箱を持ち出しても構いませんが、必ず、私に返してください。汚しても構いませんが、なくしてはいけない大切なものなのですからね」 黒い箱を受け取り、少女の悪戯を咎める。いつものことだ。俺も、そしておそらく少女も、そのことを深く受け止めない。そんな咎め方。 「それより、お父様。またお父様の世界のお話を聞かせて。お父様の冒険のお話」 「アリス様、その前に、お召し物を……」 泥だらけになった少女が、頬を膨らませる。俺は、そっと彼女の真っ白な髪に手をのせた。 「着替えている間に、お茶とお菓子を用意してきます。話は、それを食べながらにしましょう」 アイツを滅ぼせる最後の一撃を繰り出す。仲間達は傷つき、倒れ、今を逃せばもう二度と来ないであろう最後のチャンス。俺たちの世界を守る為、俺たちの未来を守る為。俺は、振りかぶった剣に全ての力を込め、アイツの心臓を串刺しに―― おそらくは、あの時、あの場にいた誰もがその「次」の光景を思い描いたはずだ。世界に再び平穏が訪れる、その光景を。 だが、俺の剣が切ったのは、俺と、俺が愛した世界の絆だった。 俺が滅ぼしたのはアイツではなく、俺を勇者と讃えてくれた世界だった。 誰もいないこの屋敷は、俺と彼女の二人には広すぎた。だが、ここは同時にあまりにも狭いセカイだ。異界とは、もっともっと広いどこかだと思っていたが、このセカイにあるのは、この庭園だけ。 一人廊下を歩いていると、何もかもが夢なのではないかと感じる瞬間がある。このセカイが夢で、実際には俺はまだ勇者で、アイツとの壮絶な戦いの中にいるのではないか、と。 だが、何度朝を迎えようとも、俺はこのセカイにいる。少女と俺だけの世界に。 アリス様は、このセカイで笑っていた。はじめて彼女に会ったときから、彼女は幸福な笑みを俺に向けてくれている。勿論、ふくれっ面をすることもあるが。 俺は、両手で抱えた大きな黒い箱を見つめ、ため息をついた。 彼女と、この黒い箱。 俺が命をかけて守ろうとした世界。 両者を天秤にかけて、結局こっちに傾いた。このセカイに、傾いた。ここに、守るべきものがあるか? ここに、守らなくてはならないものがあるか? ここにあるのは、ひまわりと、少女と、箱だけだ。中に入ったものを二度と出せない、闇のような箱だけだ。 アリス様、何故。 何故、貴女は俺の世界に「アイツ」を送られたのです? 何故、貴女は「次」の「アイツ」に俺を選ばれたのです? 俺は貴女の父ではない。 俺ハ魔王ニナドナリタクハナイ。 * 後に魔王と呼ばれるであろうあの男は、異界の果てへと消えていった。 金色の庭園と、遺された箱。 私は、また、勇者を失った。 お父様。 アリスは、今も貴方を探しています。 歴史の中に消えてしまった貴方を。 魔王に打ち勝つ力を持っていた、貴方を。 ------------------------ 小説にしてみました。 なにやら謎が謎を呼んで謎なまま終わっています--; 勢いに任せて書いていますが、一応ネタは昔長編用に考えたものだったり。(以前、勇者が没落していく話を書くのにはまった時期があって、そのとき思いついたものの一つだったはずです。多分←ネタ帳から) ひまわりと箱と歴史、というよりも、ひまわりと箱と「少女」になってしまったかなぁ。歴史という題は、難しいですね^^; 水上 える おおー一本仕上げてくる人いた(@_@ アリスの存在が謎過ぎる… 冒頭の人と最後の人は同一人物???03/03 00 26 野良(--) 魔王と勇者が繋がって、延々と世界を巡っている感じなのかな? 確かに謎のままで終わっているが、書き方次第ではそのへんはもう少しまとめられそうだ。 勇者の末路ってのは俺もネタとして一つか二つは抱えてる。なかなか深みのあるテーマだよな。 短編一本、おつかれさまでした。03/03 06 47 幽水晶 アリスさんが怖いですよ……((ガクガク sound horizonの「Elysion」のエリスに通じるところがある気がします。 長編だとどんな話になりそうか、つい妄想が……03/03 18 54 abendrot さあ、皆さんも次のお題で一本の話を(笑 でも、一本と言うよりも、長編の出だしでこれからいろいろと膨らんでいく、といった感じになってしまってます。やっぱり、続きを誰かに書いてもらうしかないですよね(丸投げ03/05 20 36
https://w.atwiki.jp/marcher/pages/455.html
第17話 「世界を変えるチカラ」 飯田の張り巡らした結界に絡め取られた愛は、記憶の回廊の中で自分の過去を追体験していた。 それは愛に生体兵器i914としての覚醒を促す演習プログラム。 世界中から集められた子供たちとの死のゲーム。 子供たちの髪の色や肌の色、ゲームの内容は変わっても、結果的に子供たちが命を失っていくことに変わりはない。 繰り返される虐殺。 それを実行しているのが過去の自分だという事実は愛の精神を蝕んでいく。 小川の能力の正体が掴みきれない蠍火は、広いフロアから階段へ戦いの場を移していた。 遮蔽物を利用して、ランダムに銃撃を加えていく蠍火だったが反射を持つ小川には通用しない。院長室がある最上階に近づきながら、打開策を練る。 院長室では飯田がPCを操作していた。 院長室の表示で偽装した機械室の中で、過去の追体験に苦しむ愛の姿を眺める飯田からは何の感情も感じられない。 退屈したミクが画材に触っているのを見ると、僅かに頬を緩め口を開く。 「あんた、絵が好きなの?」 たどり着いた最上階で蠍火は小川と拳を交えていた。 小川の戦技に愛と同じ匂いを感じた蠍火は、小川と高橋は仲間だと考え、そのことを小川自身に伝える。 「アナタたちの目的は何なのデス」 自分と愛を仲間扱いする蠍火に対して、怒りの炎を燃やす小川。 「あいつは敵だ!」 記憶の回廊の中では幼い愛による虐殺が続いていた。 愛の戦闘スキルがアップしたのにともなって、子供たちも武器を手にするようになっていた。 新しい子供たちを相手に訓練が始まろうとした時、訓練場の扉を開放して子供たちを逃がす者が現れた。 それは…まだ幼さを残す過去の小川麻琴だった。 子供たちを逃がすために愛の相手をした麻琴は、反射のチカラを発動することなく愛の攻撃を受けた。 自分の胸を貫く愛の腕を掴みながら、小川は自分の思いを言葉にした。 「愛ちゃんのこの手はたくさんの人を助ける手だ」 発動したフォトンマニピュレートによって、断片化し塵に帰る小川。 幼い愛はその様子を見てケタケタと笑っている。 激昂した小川の拳によって打ち倒された蠍火は、ダメージを負いながらも逆襲の機会を狙っていた。 自分の様子を窺う小川の足を掴むと、これまで隠していた発炎能力を発動するが、反射によって自らが炎に焼かれてしまう。 全身を苛む激痛。 薄れゆく意識の中で蠍火は一人の少女の顔を思い浮かべていた。 数名の同志と民主化運動の指導者の潜伏先を急襲した際、誤って命を奪ってしまった子だ。 女であり年齢も若い蠍火に助けを求めるつもりで、抱きついてきたその子の行為を、見定める余裕もなく本能的にチカラを発動してしまい、緑炎で焼き尽くしてしまった。 …私の炎ってこんなに熱くて苦しかったんだ、ゴメンね。 もうすぐ私も…。 記憶の回廊の中では、愛の過去の記憶の追体験が続いている。 「麻琴は私が殺したんだ。 私がダークネスのスパイだということを知られてしまったからね」 麻琴を自分の手で消し去ってしまった事実を受け止められない愛に代わって、里沙が愛の罪を引き受けようとしている。 麻琴を消失させた愛への憎悪が原因で、治癒能力を失った紺野あさ美は、保田の元で働くという。 科学の力で麻琴を復活させる日が来ることを信じて。 …まだこの頃はダークネスなんて存在しなかったはずなのに、あたしの為に里沙ちゃん。 それにあさ美ちゃんのチカラ。 自分が動機の仲間の運命を暗転させた事実は、愛を苛む。 …わたしがみんなの未来を壊したんだ・・・わたしが 助けを求めるように固く閉ざされた金属製の扉を見つめる。 自分には誰かに助けてもらえる資格なんてないと判りながら、その扉を誰かが開いてくれるのを待ち続ける。 蠍火は小川が自分に止めを刺すのを待っていた。 攻撃を誘う為に痛む身体を無理矢理動かそうとする蠍火だったが、小川は動こうとしない。 蠍火の発炎能力のレベルや、反射によって蠍火が受けたダメージから推測して、蠍火には自分への殺意が無かったと判断したのだ。 「私もかつては正義のヒーローを目指したんだ。 今のあんたに止めを刺すなんて出来ないね」 蠍火を残してその場を立ち去ろうとする。 「私のこのチカラであの交信女をやっつけて、世界を救って、そのついでにミクって子も助けてやるよ」 職員として病院に潜入した蠍火がリンリンマンの人形劇を初めて演じたとき、ただ一人喜ばなかったのが、ミクだった。 任務のために良い人を演じていることを見透かされた気がした蠍火はミクに尋ねた。 リンリンマンのどこが楽しくなかったのですか?と。 「リンリンマンが倒した怪獣カメゴンはみんなを困らせるために町で暴れたの? お父さんやお母さんとはぐれて寂しくて心細かったから町にやって来ただけかもしれないじゃない」 能力者の企てたテロによって両親を亡くし、自分も怪我を負ったというミクの言葉を聞いた蠍火は人形劇の設定を変えた。 リンリンマンは怪獣をやっつけたりしない。 お仕置きをした後に面白いギャグを披露して一緒に大笑いして友達になる。 自分の印象を良くするために、任務の遂行のために計算した上での行動だった。 しかしリンリンマンのギャグに微妙な空気が流れる中、大喜びしているミクを見た時、蠍火の中で何かが変わり始めていた。 …ミクちゃん。 あなたのことを救いたい。 他の誰かを傷つけることしかしてこなかった私が今さらこんなことを思うのは変だけど。 蠍火の思いとは裏腹に、その身体からは力が失われていた。 「「リンリンが「バッチリです」と言えば、喜びが何倍にも増えた」」 「「危機に陥った時、リンリンの「バッチリです」を聞けば勇気が湧いてきてピンチを乗り越えられた」」 屋上で戦った女、愛の言葉が思い浮かんだ。 大事な局面で誰かも判らない女の言葉を思い浮かべた自らをッ蠍火は自嘲した。 そして…。 「…バッチリです」 力を失った蠍火に背を向け、飯田の待ち受ける院長室に向かおうとした小川の背後で声がした。 振り返った小川は、手摺りを頼りに立ち上がろうとしている蠍火の姿を目にした。 蠍火の蒼く光る瞳に宿る揺るぎない意志を見て取った小川は悟った。 「君も繋がっちゃったみたいだね」 憎むべき高橋愛によって、並行世界に存在するリゾナンターと繋がった蠍火を倒すために、小川はチカラを発動した。 小川の反射の前には自分の拳も炎も跳ね返されてしまうことを体感している蠍火は戦い方を変えた。 炎によって発生させた煙で小川の視界を奪い、空気を燃焼させて酸欠状態に追い込んでいく。 自分の反射をすり抜ける蠍火の老獪な戦い方に冷静さを失った小川は闇雲に突撃するが、足場を失い宙に投げ出される。 蠍火が発炎能力で手摺りや防護ガラスを固定していたビスを焼き切っていたのだ。 吹き抜けのフロアを眼下にしながら、飛び出していた金具を辛うじて掴む小川。 「戦ってみてワカリマシタ。 あなたのそのチカラは誰かを傷つけるためのチカラではない。 大切なものを守るためのチカラデス」 蠍火が手を差し伸べている。 その手を掴もうとした小川だったが、次の瞬間はねのけて十数メートル下のフロアに落ちることを選ぶ。 格下の相手に敗れ、情けをかけられた屈辱に瞼を濡らす小川が思い浮かべたのは保田の顔だった。 「保田さん、力になれなくてす・い・・ま・・・せ」 そして時間は止まる。 「A」との戦いで傷ついた保田がフロアに激突寸前の小川を見つめながら、呟く。 「無様ね」 その言葉とは裏腹に、慈母のような瞳で小川を見つめ、手を伸ばす。 そして…。 制止した時間が動き出した。 蠍火はフロアに落下したであろう小川の姿を確認しようとするが、視界は自分たちの戦いで発生した煙によって遮られている。 唇を噛みしめると、立ち上がり院長室に向かう。 そして扉を蹴り開けた。 愛は祈るような思いで扉を見つめていた。 鈍い音。 金属の板が変形していく。誰かが扉を開こうとしている。 扉全体が破壊され、倒れていく。 「なんや、アンタか」 「A」が立っていた。 保田との戦いでいつになく傷ついているが、愛は気づいた様子もない。 「そのざまはどうしたことだ、世界の破壊者」 「A」は愛に確認した。 生体兵器としてこの世に生まれ、そのチカラを覚醒するために数多くの命を奪った過去をお前は乗り越えたのではないかと。 乗り越えたつもりだったが、誰かの命を奪うときの自分が、あんな風に笑って楽しんでるなんて思ってもみなかった。 そして仲間の運命を壊してしまったこと。 愛は言った。 自分は最低な存在だと。 「こんなあたしが全ての世界を救うなんてバカらしい。 あんたもそう思うやろ」 「A」の使命は愛の旅を完遂させることだ。 世界の破壊者、高橋愛を旅の終着点に立たせるためには、自身の安否も厭わない。 だから愛の罪の意識を減少させるだろう言葉を、言語バンクの中からサーチした。 洗脳、生命、価値観、催眠、薬物、教育。お前の責任ではない……etc 0.0015秒の時間を要した。 そして「A」の口をついて出たのは…。 「お前は最悪だ」 愛の目から涙があふれ出る。 「たとえ他人の生命を奪うことに罪悪感を覚えない教育を受けていたとしても、薬物を投与され、催眠を受けていたとしてもお前の耳には入った筈だ。 お前のチカラに怯え立ちすくむ哀れな犠牲者の声を」 「A」は困惑していた。 愛の罪悪感を解消させるために選んだ言葉たちが愛を糾弾していくことに。 保田との戦いで体内に損傷が生じているのか。 この事態を止めようとするが、もう止まらなかった。 愛の顔は歪み、そして…。 「うるさい!」 自分が最悪だということは自分でも判っている。 でも「A」を含めた他の誰かは、愛の前から遠ざかることで最悪な事態を免れることが出来る、しかし…。 「このあたしはこんな最悪な自分を抱えて、死ぬまで生きていかなければいけない」 最強にして最悪である悲しみを、愛は吐露してしまう。 「遠ざからない」 「は?」 全ての世界を巡る旅が終わるその時まで、自分は愛から離れないと言いながら手を差し伸べる。 お前はこんなところでうずくまっていていいのか、と。 「A」の手を掴む愛。 その時はじめて「A」が傷ついていることに気づく。 「あんた」 愛の手が粘液で濡れる。 半透明の潤滑液はサイボーグである「A」にとって血液のようなものだ。 「構わない」 気にするなと言い掛けた「A」の言葉が愛の動作によって止まる。 「うわっ、バッチィ。 手が汚れてしもうたやん」 お前というやつは…。 「A」の嘆きが機械室に吸い込まれていく。 「ミクちゃん!!」 院長室の中ではミクと長い髪の女、飯田圭織が仲良く並んで絵を書いていた。 暢気そうにミクは書いた絵を蠍火に見せる。 リンリンマンの絵を描いたんだよと言うミクを部屋の外に追い出す。 「病院の人たちに出会うまで走って!!」 後ろ手に扉を閉めた蠍火はチカラを発動する。 掌に緑炎をかざし、飯田圭織に迫る蠍火。 飯田はというと卓上に置いてある自分の携帯電話を操作する。 助けを呼んでも無駄なことを告げた蠍火のポケットが振るえた。 出るように促す飯田を油断せず監視しながら、発信相手を確かめれば、刃千史の連絡員が使っている偽名だった。 まさかと思いながら電話に出た蠍火に聞き慣れた機械の合成声が告げる。 「同志蠍火よ。 世界の脅威となるミクを処断せよ」 目の前で飯田が話していることが、そのまま機械合成されている。 機械室の中では愛が「A」の手当をしている。 時折愛の気分が悪くなるのは、蜘蛛の糸のような結界の所為らしい。 「人間とは、能力者とは不便なものだ」 「A」の聴覚センサーが複数の足音を捉えた。 愛もまた…。 「刃千史という奴らの別働隊だな。 同志の失敗をフォローするため、裏切りを粛正するため、作戦には常に複数の人間が動いているのだろう」 自分たちに対する敵意を愛は確認した。 「お前は結界の影響が抜けるまで大人しくしていろ。 奴らに格の違いというやつを思い知らせてやる」 System「A」が再起動した。 飯田による指令は偽りだという蠍火。 中国四千年の歴史を闇から支えてきた刃千史に飯田が入り込める筈がないと言う蠍火に対して、飯田は淡々と経緯を説明する。 自分たちのチカラは世界の為に使うべきだという使命感に囚われた能力者の扱いは心得ている。 「私も自分の世界ではそういう組織に所属していたから」 飯田の能力は超越俯瞰。 世界で起きた過去、現在、未来の出来事を神の俯瞰で認識する能力。 「刃千史の幹部の過去を覗くことで、あたしのチカラを証明した。 そしてこの世界の未来を救うビジョンを提示したら快く協力してくれたわ」 だから自分の言葉は刃千史の意志を意味するという飯田は蠍火に命じた。 「ミクという子に緑炎執行なさい」 蠍火には視ることの出来ない未来、ミクは自分の両親の命を奪った能力者たちへの復讐に動くという。 その行為自体は未遂に終わるが、ミクのような境遇の子を復讐に駆り立てさせた能力者への怒りの炎が社会全体に飛び火するという。 「それは防ぐことが…」「出来ないわ」 ミクと絵を描きながらいくつかの可能性を探ってみた飯田は、ミクの存在がこの世界の未来に大いなる脅威を与えるという結論にたどり着いたと言う。 「感謝なさいよ。 神にも等しいこのチカラであんたたちの世界を救ってあげようていうんだから」 傲然と告げる飯田を目の当たりにした蠍火の掌中で、携帯電話が炎に包まれる。 「この世界を変えることが出来るのはこの世界に生きる全ての人の力デス」 刃千史に決別してでも、ミクを守るという蠍火に飯田は迫る。 「ならその炎でこの私を燃やしなさい」 ミクやリンリンを世界に対する脅威として、追討させることの出来る自分を殺すことが、ミクを守るということだ、と。 振りかざした緑炎を飯田に振り下ろそうとするリンリン、何度も発火と叫ぶが…。 「誰かの命を守るために誰かの命を奪うことなんて出来マセン」 変わってしまったリンリンを飯田は嘲笑う。 死亡フラグが立ちまくりだわよと。 悄然と院長室を後にするリンリンの背中を目にしながら、バッグから拳銃を取り出す飯田。 手にしたのは超小型のデリンジャー、弾頭は神経性の毒が散乱する特別仕様だ。 「こいつなら、カオリンでも外さねえだろ」 そう言ってデリンジャーを手渡した小柄の同僚の顔が何故か心に浮かび、飯田は顔をしかめる。 こんな近くで外す筈がないでしょう。 狙いを付けると無造作に引き金を引く。 リンリンは腰の辺りに鈍い衝撃を感じた。 撃たれた? 自分の背後で飯田が何か策を弄していたらしいことは判っていた。 だが銃撃のような直接的な行動はしないと思ったが…。 …ミクが抱きついていた。 泣きじゃくりながらミクが抱きついていた。 逃げるように言った自分の言葉を無視したミクのことを詰りかけたリンリンだったが…。 わたしのことを心配してくれたんだ。 こんな私のことを。 リンリンはミクを抱きしめるために膝をついた。 そしてミクを安心させるために言った。 「バッチリです」 院長室の中では飯田が砕かれた手首を不機嫌そうに見つめていた。 「A」の鋼鉄製のヨーヨーの仕業だった。 デリンジャーは愛の手の中にある。 新垣里沙によって封印されていた愛の忌むべき記憶を、蘇らせたことへの意趣返しのつもりなのかと飯田は毒づいた。 「だったら早くなさいよ」 「あなたは私に大切なことを思い出させてくれた。 自分の命すら顧みずに私のことを助けようとしてくれた大事な友達の存在を。 そんなあなたには生きて欲しい。 自分で自分の命を奪って欲しくなんかありません」 愛と「A」は自分自身を撃とうとしていた飯田のことを制止したのだった。 「頭の中のこの辺に血の塊があるのよ」 飯田圭織の頭の中にある血腫、それが彼女の能力の根源だという。 飯田が十代の半ばの頃に交通事故に遭い、三日三晩の昏睡の果てに目覚めたとき、そのチカラが宿っていた。 超越俯瞰という神の視点。 学業、ギャンブル、投資。 自分のチカラを使えば、全ては思いのままだということは判っていた飯田だが、利用することはなかった。 「だって、全てのことがどうなるか判ってしまうんだから、バカらしいじゃない」 超越俯瞰の予知能力を使って自分の周囲の人間の未来を視た飯田は、それを誰にも明かすことなく満足していた。 判りきった未来へと歩む人々をバカみたいと見下ろしながら。 「大切だったのよ。 こんな私でも命をかけて救いたいと思ったぐらい大切な…」 予知で知り得た未来に介入しないという禁を破ったのは、飯田にとって大切な存在の危機を救うためだった。 交通事故によって両足を切断してしまうという忌まわしい未来からその人を救うべく、飯田は奔走した。 そして予知で垣間見たその日その時、その人の無事を確認した飯田は快哉の声を上げた。 自分が神に等しい存在であるという確信。 「二週間後だったわ。 あの子が事故で亡くなったのは」 飯田は自分が視た未来を自分が変えることによって、自分の視た未来が歪んでしまうという負のループ現象に気付いてしまった。 その能力を見出され勧誘されたM。 Mが変質したダークネスに在り続けた飯田は、その能力を100%発揮することはなかった。 曖昧に伏せられ、高慢かつ思わせぶりな態度で告げられる未来の事実。 飯田から未来を告げられた者の殆どが、飯田のことを神様気取りの交信女と陰で嘲った。 しかし、それは未来を守るという飯田の信念がそうさせた擬態だった。 組織への協力を完全に拒否すれば、組織はどんな手段を使ってでも飯田の視た未来を知ろうとするだろう。 その結果未来は歪んでしまう。 未来を守る為に、未来への影響を最小限に抑える形で、自分の視た未来を伝える。 そういうやり方で飯田は未来を守ってきた。 そして飯田を統括する組織もそれで諒とした、少なくとも当面の間は。 たとえ全体の何十%でも明らかになった未来のビジョンを組織は有効活用した。 飯田と組織の微妙な関係はいつまでも続くかと思われた。 しかし…。 「視てしまったのよ。世界が消えてしまう未来をね」 自分が死ぬことには何の恐怖も覚えない飯田だったが、世界が消えてしまうという未来には心の底から絶望した。 「だって、あの子が生きていたという証さえ消し去ってしまうのよ、そんなの許せない」 飯田は世界の消滅を防ぐため、亜空間に偽装した世界に破壊者高橋愛を誘い込み、消失させるつもりだった。 「でも何も無いはずの世界に来てみれば、ちゃんと人が生きていて生を営んでいた」 蠍火やミクの生きる世界は自分が生み出したかのように感じたことで、飯田の目的は変容した。 「全ての世界を守れるなんて思わない。 でもせめて私の見出したこの世界だけは守ってみせるってね、でも…」 飯田の目がキャンバスに向けられた。 愛がキャンバスを覆っていた布を取り払うと、そこには…。 崩壊した都市、苦悶する人々、降り注ぐ豪雨。 「描けなかったのよ私には。 終末の雨が上がった後に架かる希望の虹を」 飯田は無傷な方の手でミクと絵を描いていたときに使ったクレパスを取った。 「あなたにはこのキャンバスに虹を描けるかしら」 「今の私には描けません。でも、いつか、必ず」 愛は差し出されたクレパスを手に取った。 たどたどしい愛の言葉を耳にした飯田は寂しそうに笑うと目を閉じた。 そして、その時が迫っているから一人にして欲しいと告げた。 飯田を残し自分たちが壁に開けた穴から去っていく愛と「A」。 「妹が居たのよ」 飯田の声がした。 「子犬みたいにじゃれついてきて、うっとうしかったけど、今になってみればあの頃が一番楽しかったわ」 病院から少し離れた公園に保田圭と小川麻琴がいた。 不甲斐ない自分を恥じて泣きじゃくる小川。 「いい加減になさい。 勝った者が、勝ち続ける者が強いわけじゃない。 負けた屈辱の中から立ち上がる勇気を持つ者が強いのよ」 そう差し出した保田の手を小川が握ろうとすると、掌を返した。 「でも全ての人間が強くある必要はない。 あんたは留守番してなさい」 Mに保存されていた細胞から生み出された再生クローンである現在の小川麻琴。 彼女が生まれ育った場所である富士の樹海の研究所を守るように指示した。 「あそこも人が住んでいなければ荒れ果てるばっかりだしね」 保田の申し出を小川は笑って固辞した。 まだ無理かもしれませんが、もう少し経てば立ち直れます。 だからあなたの力になりたい、と。 そんな小川に対し保田は別行動を指示した。 組織に背き行動している自分たちの動きを中澤裕子が察知したと。 保田の能力の前には中澤など恐れるに足らないと言う小川の盲信を保田は諫める。 「私は過去の遺物であるダークネスなど恐れはしない。でも中澤裕子と彼女の背後に感じる無限の存在には恐怖するわ」 保田は自分が過去に犯した過ちの後始末を小川に依頼した。 保田は保田で過去の決着をつけてくると言う。 高橋愛は泳がせて中澤裕子を引きつけてもらうと言った保田は小川に背を向ける。 保田が何処へ行くのか、何処で合流するのか尋ねた小川に対して保田は告げた。 「魔女を狩ってくるわ」 夕陽に照らされた病院前の広場。 芝の茂ったその場所で高橋愛とリンリンは向かい合っていた。 リンリンは自分を愛の仲間にして欲しいと頼んでいる。 強い抱擁が愛の答えだった。 もしも愛の身に危機が迫ったときは、自分を呼んで欲しいという。 「私には大した力もありませんが、勇気だけはアリマス」 どれだけ離れていても駆けつけると言うリンリンと強く抱き合って別れた愛。 院長室から持ち出していた一枚の紙を見る。 それは病院の資料の裏に走り書きされた絵。 瓦礫の山の中に見覚えのある看板が。 まさか喫茶リゾナントが…。 愛の胸騒ぎが収まらない。 ――続く―― 【次回予告】 瓦礫の前に立ち尽くす愛、そこは間違いなく喫茶リゾナントのあった場所だ。 事態を把握できない愛の目の前にもう一人の愛が現れる。 「ちょっと、あんた。 これはどういうこと?」 もう一人の愛を追跡してたどり着いた遊園地では謎の「ポロリ星人ショー」が開かれていた。 そしてポロリ星人と同じ姿形をした何人もの中澤裕子が姿を現す。 「全ての世界を統べて来た中澤ネットワークがお相手するで」 次回、モーニング戦隊リゾナンターR 第18話「中澤ネットワーク」 全ての世界の裕ちゃんを娶れ!! back →『モーニング戦隊リゾナンターR 第16話 「千の刃」』(リライト) next →『モーニング戦隊リゾナンターR 第18話 「中澤ネットワーク」』
https://w.atwiki.jp/wishhome/pages/5.html
コアアースと7つの世界 現在,元から有る地球(ジ・アースもしくはコアアースなどと呼ばれる)に加え以下の7つの世界が存在している コアアース(地球製力) ダイナミックワールド(スーパーロボット世界) ロストワールド(崩壊世界) マジックワールド(魔法&神話) 天照世界(騎士と人形の世界) 宇宙戦争世界? 空中騎士世界 学園都市世界?(学術&研究&電脳) これら全てを総合した現在の地球の名称を「ヴァリアブルグローブ」と呼ぶ ハイロード 各世界観には世界そのものと言えるハイロードが存在する それぞれの世界を作り、維持する存在だが、その在り方は世界事に違う それは強力な支配者かもしれない それは神かもしれない それは運命かもしれない それは世界を見守るだけかもしれない それは全ての可能性を手にする野心にあふれているかもしれない それは世界を愛するかもしれない それは純粋なシステムなのかも知れない それは何も知らない一人の人間なのかもしれない 「ハイロードの消滅と世界の終わり」 世界そのものとも言えるハイロードが何らかの理由で消滅した世界は、穏やかに、または、急速に死を迎える ごく稀に、代わりのハイロードが誕生する可能性も有るが、それは、本当に稀な話しである そして、世界が変わるまいとしても、ハイロードが変われば世界は変質してしまう それも、世界にとっては死であろう 崩れ落ちる世界や、消滅する世界も有るが、最も多いのは、止まる世界だろう 唐突に世界が止まり、ごくわずかに残った者も、動かない世界に絶望し、一人、また一人と消滅していく 何らかの危機であるなら立ち向かいもしよう、だが、危機すらも止まり、消えてしまうのだ 世界は混沌に侵食され、やがて全ての存在が、世界を諦め、ゆっくりと世界は終わる 夢や希望の残骸だけを残して
https://w.atwiki.jp/civilization/pages/964.html
プレイレポ/MOD/LaR マムルークで世界を征服しよう!/3頭目 ジョアンが非常に鬱陶しいw -- 大政治家、セラピスト、阿片密売人、ブルジョワジー……見た事ないユニット名が興味をそそる -- 米1さん、ジョアン・・・?確かに鬱陶しいですが、今回は特に触れていません。次回触れる予定。米2さん、次回はLaRの追加ユニットなどを延々解説する回にしますね。 -- easttea チチェンは大政治家ポイントを生み出すので結構役に立ちますぜ、少なくとも本家よりはw -- 恨みはないのに恨みを果たすとはこれいかに -- 法律→チチェン→奴隷解放→小屋スクスクは旨いぞ。OCCでは封建なしで農奴使えてウマー --
https://w.atwiki.jp/fantasylaboratory/pages/648.html
2008.05.11 20 55 野良(--) ――16―― 広がっていく赤い流れの中、倒れたその身を抱き寄せる。 えぐ 左の肩口から腰にかけて、ごぞりと肉の抉れた身を。 溝のような傷口の底には、脈を打つ心臓が覗いていた。 その鼓動も、次第に細くなっていく。 「嘘、嘘よ……ギルっ、ギルっ!」 熱い血潮に濡れながら、ただその名を呼び続ける。心を満たして あらが いく絶望に、抗う想いと願いをこめて。 けんめい 懸命な呼びかけに、答えは確かに返ってきた。薄く開いた青い瞳 ほほえ と、血の泡に汚れた微笑みが。 「……ラディ。無事、か?」 「ギルっ……」 「よかっ、た……。お前が、無事なら、俺は……」 「バカ……バカぁ! なに、勝手なこと言ってんのよっ。アタシ はっ……」 募る文句も続かない。身を染める、燃えるようだった血の熱さが、 徐々に失われていくのがわかる。 離れていこうとする命と、逃れえぬ死が。 止め処ない感情が視界を揺らし、頬を伝い落ちていく。 「……ギルっ」 「何故だ、何故……」 「っ!」 つぶや 聞こえてきた呟きに、ラディは顔を振り上げる。その勢いが、流 れる雫を散らしていた。 まなざ 鋼すらをも溶かしかねぬ、獄炎の眼差しと共に。 「アンタっ、よくも、よくもっ……!」 噛み締めすぎた奥歯が砕けた。だが、その程度の痛みと不快など、 ちり 抱く想いの前には塵ほどの意味もありはしない。 ひ たたず 目の前に立つ緋色の騎士。光火の剣を手に佇む、シェリルに向け る憎悪に比べれば。 「よくも、ギルを……!」 「……っ」 わず 鬼神のようだったシェリルの目が、そのとき初めて僅かに揺れた。 自らの行いを悔いるように、そして、過去を見るように。 だが、それもすぐに消え失せる。 「……貴様が、全ての元凶ではないか」 まなざ ラディの眼差しと同じ光を宿すことで。 「なにをっ……」 マイト こやつ 「戦士の覚悟を此奴に与えたのはお前だろうっ。戦いに関しての行 いで批難を向けられる筋合いはない」 「そんな言い逃れでっ」 「それにっ」 その想いは語る声にも含まれていた。放つ怒りはそれまでの瞬間 ふ 的なものではなく、腹の腑から吐き出すような重いもの。 「貴様のような、貴様らのような奴等が存在するから、同じ悲劇が いつ どこ 繰り返されるのだ! 何時であれ、何処であれ、尊きものから犠牲 になる……あの子のような、罪なき者から……」 ひ 緋色の瞳はラディだけではなく、その奥に潜む存在そのものを捉 えているようだった。 いか それが如何なる理由によるものか、どのような目的に達するもの か、ラディには知りようもない。 えぐ ただ、向けられたその言葉だけは、深く胸を抉り抜いていた。 「アタシのせいだっていうの? アタシの……」 ゾーン せんめつ 「そうだ。魔王などという存在は、即座に殲滅せねばならん。例外 は、ない」 断罪を告げる鋭利な言葉も、振り上げられた光火の剣も、もはや ラディは感じていない。あるのは自身の心と体、そして、両腕に抱 く魂だけ。 「ギル……アタシの、アタシのせいで……?」 もはや砕けた心の欠片が、一つ一つ落ちていく。 自責の念に、後悔の意に、悲観の哀に、恐怖の想いに。 いま とど 壊れていく己を自覚しながら、それを未だに止めているのは、た ひとえ だ偏に掻き抱く者のため。 小さな動きがそれに応える。 ぬぐ 血に濡れたギルの手と指は、優しくラディの頬を拭っていた。 「ギル……」 「ラディ……大丈夫だ。お前は、なにも悪くなんかない……」 揺れる瞳はもはや焦点が定まっていない。体はおろか首を支える 力すら失い、それでもギルは視線を離そうとはしなかった。 そこに込められているものは、ただただ深い、深い想い。 「お前の心に、俺は救われた。お前が悪いというのなら、俺も同罪 だ……」 こぼ 死を眼前に置きながら、零れる言葉は感謝だけ。血に汚れた蒼白 な顔には、薄い笑みが浮かんでいる。 それは魂が離れていく、最後の、最後の瞬間まで。 「お前といれて、本当によかった……」 「ギル……ああ、ダメ、ダメよ、ギル……っ」 かす だが、壊れた体の震わす声は、ただ掠れていくだけで。 「ありがとう……ラディ……愛し、て……」 彼の想いのその全てを、伝えることはできなかった。 頬に触れていた手が落ちる。 まるで、終わりを告げるように。 「ギ……ル……?」 途切れ途切れの呼びかけに、もう応えは返ってこない。 わず 青い瞳も、濡れた口も、もう僅かにも動かない。 えぐ それは、抉れた胸の傷に覗く、心臓もまた同様に。 「……嘘……嘘でしょ? ……ねぇ、ギル、悪ふざけも、いいかげ んにしなさいよ。ねぇ……」 引きつった笑みを浮かべながら、小さく揺らしても結果は同じ。 壊れた器は中身を失い、それが戻ることはなく。 ラディの心を止めていた、その支えもまた消えていた。 欠片が、次々と落ちていく。 喜びも、悲しみも、かけがえのない想いが、次々と。 砕けた心の奥底から、力が這い出ようとしていた。 ばくだい 今までとは比べ物にならぬ、天地にすら並ぶ莫大な力。 ラディが地に落とす影が、音を立ててヒビ割れた。 それは血の海を飲みこみながら、広がり、深まり、隆起していく。 あふ 溢れだすのは銀色の力。貫き伸びる刃の連なり。 あらゆるものを斬り砕く、『刃の王』の真の力。 それすら、今はどうでもよい。 「……いやよ、いやっ。こんな、こんなの、こんなのっ!」 「っ、しまっ……」 「イヤあああああああああああああアアアアアアアアアア!!」 自らの周囲を壊し、砕き、散らして咲いた、世界を貫く大刃の華 に、ラディは全てを委ねていた。
https://w.atwiki.jp/studentx/pages/225.html
Messiah Complex(メシア・コンプレックス) (クロスオーバーストーリー) 概要 "Messiah Complex"はX-MEN系統のクロスオーバーストーリー。 "Messiah War","the Second Coming", と続くメシア三部作の第一章にあたる。 あらすじ 世界中のミュータントが激減したM-Day以降、初めて発見されたミュータントの新生児を巡る争奪戦を描く。 X-MENは、絶滅の危機に瀕したミュータントの未来を拓く救世主として。 ピューリファイアーズは新たに生まれた邪悪な生命を根絶するために。 様々な組織が、それぞれの思惑で新生児を捜索し始めた。 関連誌 2007年10月 Chapter 1 X-Men Messiah Complex one-shot. 2007年11月 Chapter 2 Uncanny X-Men #492 Chapter 3 X-Factor #25 Chapter 4 New X-Men #44 Chapter 5 X-Men #205 2007年12月 Chapter 6 Uncanny X-Men #493 Chapter 7 X-Factor #26 Chapter 8 New X-Men #45 Chapter 9 X-Men #206 2008年1月 Chapter 10 Uncanny X-Men #494 Chapter 11 X-Factor #27 Chapter 12 New X-Men #46 Chapter 13 X-Men #207
https://w.atwiki.jp/gravityzero000/pages/6.html
この項目は未承認です ワールドの基礎事項 世界/ワールドとは、各キャラクターが住まう世界です。 ワールドはカオスに浮かんでおり、世界間での交流はほぼありません。 ワールドの特性(根幹における条件)は以下の通りとなります。 世界にはシールが存在する 根幹における法や、独自の法則を護るための障壁です。 さらにカオスの「無」や、外敵から身を護る目的もあります。 シール枠内の世界の規模は、一つの惑星から小宇宙まで。 これはあくまで目安です。 シール枠内全てが大地という世界も、存在しています。 世界はすべて、「ガルド・クラスタ」によって精製されている。 強力な結晶、ガルド・クラスタによって、世界は創造されます。 この時世界を作った主を「創世主/マスター」 と呼びます。 ただし、マスターはその世界にとって神ですが、全体的に見ると「神」ではありません。 故にゴッドではなく、マスターと呼称します マスターはかなたのそらでガルド・クラスタを掲げ、望んだ世界を想う事で創造をします 世界は根幹になる中核が必要 中核のある場所は世界のどこかです。 その場所は不特定で、シール枠内の別次元である場合も少なくありません。 世界はチェインしない限り、干渉しあうことは無い 逆にチェインしていれば、常に干渉しあっている事になります モデルとしては『テイルズシリーズ』が解りやすいかと 世界のエネルギー量とガルド・クラスタのエネルギー量はほぼ等価である 正確にはガルドクラスタのほうが、力は強いです 移動もしやすいですし、力を引き出す元としては、ガルド・クラスタの方が優れています ただこの場合、大きなリスクを負う必要があります 世界には必ず一つのゲートが存在する 世界創造時、かなたのそらと世界を繋ぐゲートが必ず発生します これを隠蔽する術はありませんが、『避けるようにする』事は出来そうです ゲートの場所は世界内部のいずれかです。 しかしゲートには、シールと同じかそれ以上の、強力な結界で覆われています。 常にマナが循環している必要がある 此処ではマナを、『空間に介在する不可視の生命エネルギー』とします 簡単に言えば『世界の血液』ですね いかなる世界でも、マナのめぐりが無ければ、存在し続ける事は出来ません 仮に循環が途絶えた場合、急速にマナが失われて世界は消滅します 消滅後は長い時間をかけて、何処とも知れぬ場所で、ガルド・クラスタが精製されます
https://w.atwiki.jp/yamisekai/pages/22.html
あ か さ た な は ま 村の情景や ら わ あ アクセルユニット + ... 作為的に揚力、気流を生み出し「加速」により風力を上昇させる魔術礼装。 自由に気流に乗ることが出来、空を自在に飛び回ることが出来るという特異な飛行ユニットで 現在使用できるのは「加速」の魔術を会得しているサクヤ一人のみ。 開発されたばかりということもあってまだまた試作段階であり、メリットはあるもののデメリットも多く バック不可能、旋回に時間を要する、速度の加減速が難しい等といった不具合も多い。 ちなみに2つ目の不具合に関しては、操作技術を熟練させることで「小旋回」として回避することが可能。 他、致命的な不具合として「飛行するために必要な魔力が膨大」という点が存在する。 これは比較的魔力の多いサクヤであっても1時間のフライトで魔力が枯渇してしまうほどの消費量であり 燃費の悪さが目立つため、現在ルキを始めとした研究員達が改良を施している。 余談だが、このユニットの他にも神流や㎡が使用できるように改造が施されたユニットも開発された…が 神流はあまりの怪力にユニット側が耐え切れず自壊し、㎡は見向きすらしないという有り様だった。 暗天均衡 + ... 暗天均衡創世神を崇め奉る為に結成された組織。表向きは「宗教」として活動している。 闇魔館直々の眷属でもあり、闇の者と台頭できるほどの強者が集う闇世界の「均衡」を守る者で 均衡を乱すような出来事や「光」などの介入があれば、即座に解決し「正す」事を目的とする。 余談だが、暗天均衡は決まった場所に留まらぬ為に此方側から接触を図るのは不可能である。 暗天均衡創世神 + ... 人名。外の世界で言う「キリスト」や「ブッダ」に値する、闇世界での絶対的な概念。 その成り立ちは遥か昔、闇が生まれる前に遡る。詳しくは【暗天均衡創世神話】を参照のこと。 略称は「均(ヒトシ)」。今となってはその存在も忘れられかけているが、闇の者にとっては忘れ得ぬ概念であり 闇を生み出した母のような存在で、尚光を切り払った父のような存在として語り継がれている。 読みは「あんてんきんこうそうせいしん」。また、彼を称える宗教のような集団も存在している模様。 か 機械式礼装 + ... 魔術によるものではなく、科学によって作られた擬似魔術礼装。 まだ試作段階にあり、実用に適した礼装は生み出されていないものの可能性は未知数で 将来的に見れば魔術礼装をも凌ぐ効果が得られるとして研究が進められている。 現在機械式礼装を持つものは、機械の体を持つ少女、『冥雷』のみである。 偽典・黙示録 + ... 魔天法式を発動する際に用いられる、魔法の詠唱が綴られた一冊の魔導書。その贋作である とは言え書かれている内容は黙示録とほぼ同等であり、手順通りに行えば魔法が発動するだろう しかし「黙示録」自体に効力が在る為に、この贋作では「偽の魔法」しか発動することはかなわない それを知った闇の者、m2は此れを自らの書庫に封印し「魔法は消え去った」という事実を作り上げた だがとある日、その贋作は忽然と姿を消す。贋作の行く先は。一体どこなのだろうか? 逆行時空 + ... 時の流れが定まっていない、過去も未来も現在も全てが「同じ」場所に存在する空間 闇世界と同じような“空間の歪み”によって生み出された空間であり、同じように見つけることは難しい。 その上この空間に立ち入れば「揺れ続ける時空」に思考を支配されてしまう危険性もはらんでいる。 故に【逆行時空】は“存在する”が、“存在しない”。そこに有るが、無い空間として処理されている。 だが、もしも同じように「自由に時間を操作できる存在」が、【逆行時空】に立ち入ったらどうなるのか? 現状では自由に立ち入ることは出来ぬため確認はほぼ不可能だが、立入れたとしたらあるいは―― 黒鉄 + ... 現在から凡そ200年ほど前、刀匠「サンジョウ」に依って鍛えられた一振りの刀。 一本の鉄の塊に刃を付け足したような無骨なフォルムは見た者を圧倒する。 たとえ屈強な大男であろうとこの刀を持ち上げるのは難しく、振るうことなどもってのほか 余りにも重く大き過ぎるが故に、“彼女”が現れるまでは誰一人として担うことは出来なかった。 それ程に規格外な刀身を備える断刀。一節に拠れば、「刀が認めた者」だけには重さが緩和されるという。 読みは「クロガネ」。現在の担い手は「宵凪」と名乗る一人の少女。 固有時制御魔術 + ... 時に干渉する魔術の一つ。世界の時ではなく、己の身体の「時間」に干渉する魔術。 喩えるのなら「外」ではなく「内」を支配する時空魔術であり、魔力の消費は比較的少なめ。 しかし身体の時間を操作すればするほど、使用後に「世界からの修正」が行われ 使用した振れ幅が大きいほどに身体への負担は大きく、そして広くなっていく。 現在において、この「固有時制御」の素養を持つ者は極めて少なく、使いこなせるのはわずか少数。 その中でもメイド長のサクヤは「加減速」の属性を主とした固有時制御魔法の担い手であり 生みの親である魔術師「切嗣」の戦い方を模して、身体の加速を用いて戦闘に利用している。 さ 斬月の宵 + ... 現メイド長、「神月裂夜」が初めて闇世界へ訪れ、そして闇魔館に殴りこんだ夜の事。 名の由来は彼女が闇世界へ足を踏み入れた時に月が切り刻まれたかのように歪だったことから。 サクヤは門番である牛若の剣戟を安々といなし、幾多の戦闘用メイドの猛攻をくぐり抜けながら 闇の王「神流」が待ち構える部屋へと殴りこみ、神流との一騎打ちを申し出た。 結果として、サクヤは惨敗。手加減されているにもかかわらず幾多の傷を負うというザマであった。 が、その後「本気で来い」と煽られた際に一時的に能力を覚醒させやっと神流に一矢報いることが出来た。 これが神流の目に止まり、以降は闇の秩序を保つ「メイド長」として彼女を闇へと迎え入れた。 ちなみに、彼女の右目の傷はこの夜、神流の「拳」を受けて付けられた傷であるという。 七稜郭学園 + ... 「魔術協会」と呼ばれる組織が運営する魔術学園。学長は「ロード・アスタロット」 魔術の血筋を持っていなくとも魔術を体得できる特異な学園で、村人からの人気は高く 入学の容易さからか、総生徒数は優に700人を越す程だという。 魔術協会の運営ということも在って、「聖堂教会」が運営する教会とも対立している。 時々抗争時見た戦闘が起こることが有り、村から一歩外に出れば魔術が飛び交う戦場ということも… 深淵三刃 + ... 闇世界が作られた当時、とある三人の刀匠がそれぞれ高ぶる感情を宿し作り上げた名刀3振りの総称 その実物は既に闇世界からは失われているとされており、現存するのは贋作のみである しかし贋作といえど三刃の名を冠す物。性能は一般的に名刀と呼ばれる武器を遥かに凌ぐ 作り上げた刀匠達は完成を見届けると同時に死去している為、再び創りあげることは敵わない 正しく闇に葬られた深淵の刃。その真作は闇の奥深く、闇魔館の者ですら立ち入れぬ領域に在ると言う た ダークセル・オートマトン + ... 闇世界を観測する唯一の存在。其れは絶対的な、「神の目」。 闇の始まりから終わりまで全てを識る記録装置であり、全てを測る演算装置である。 濃縮された闇のような外見は、此の世全ての「負」を圧縮したデス・キューブ。 いつ誰が作ったのかはわからない。それがいつからあるのかすらわからない。 ダークセル・オートマトンという概念が生み出された時から、闇世界は始まったのか? この装置を使用する術も、記録を識る術も、歴史を遡る術も持たぬ我々にとっては知る由もない。 始まりと、終わり。誰も知り得ぬ最初と最期の結末を識るのは、他でもないこの装置。 物言わぬ四角の闇は静寂と共に、あらゆる「可能性」を内包した闇を観続ける。 かつ、こうして闇の「全て」の欠片を記している、私自身。 莫大な記録を資料として【手帳-アカシック・レコード-】に綴る私自身が、ダークセル・オートマトン。 ダークネス + ... 個人名でもあり、役職名でもある。文字通り「闇」の存在。「闇の者」を超える闇其の物。 闇魔館を統率できる唯一の存在でもあるため、地位は神流やレイよりも格上。 しかし滅多に姿を表さず、ダークネス自ら戦場に出ることも無い為にその認知度は低いようだ。 闇を統べる、闇という概念。彼こそが闇魔館――いや、闇世界に於いて尤も高貴なる存在だろう。 その実体は闇魔館によって作り上げられた架空の概念。所謂「牽制」の為の存在。 ダークネスという概念はあれど、その地位に相当する人物など存在しない。正しくは「存在した」か。 闇魔館が建設されて数年間は「ダークネス」と呼ばれる青年が闇世界を統治し管轄していたとされるが 今から凡そ10年ほど前。光の王女に一目惚れした彼は、一日にして闇を脱退、王女と駆け落ちを果たす。 これに気がついた闇の者達は当然困惑した。「闇を統べる者がいなければ、均衡が崩れる」、と。 そんな事態を避けるために神流とレイが闇魔館に根回しし、この事実を「禁忌事録」として一切の発表を禁ずる。 そうして残ったのは「ダークネス」と呼ばれた者の抜け殻。既に存在しない虚空の存在。 今となっては保つ必要のない存在ではあるが、いつか戻ってくるだろうと信じて――その席は、未だ空席である。 敵地潜入型特殊強襲戦機 + ... 通称「特戦」と呼ばれる機人達の総称。全身機械な者から、サイボーグまで幅広く存在する。 比較的汎用性に長けており、敵地への潜入から軍隊への突撃など幅広く運用可能。 また数は少ないものの自我を持つ特戦も存在し、彼らには部隊のリーダーとしての権限が与えられ その場に応じて臨機応変に支持を出来るよう特別な改装が施されている。 一度の出撃でも多大な費用を要する為、現在はとある一機を除き全て休止(凍結)されている。 な は 封印指定魔術 + ... 余りにも強すぎる魔術や、人の手には余る魔術などに課せられる制限、若しくは束縛。 時に干渉する魔術や属性魔術の頂点などがこれに該当し、許可無くこの魔術を使用した場合 『束縛術式』により使用者に大きな負担がかかり、時には口封じのためそのまま死亡させることも少なくない。 異生物(フリークス) + ... 名の通り、異形の生物。動物とも、妖怪とも、悪魔ともつかないような生き物全般のことを言う。姿形は様々だが、知能のないものがほとんど。非常に好戦的。 ま 魔術 + ... 生まれながらにして『魔術回路』を持つものだけが使用できる魔の力。及びそれに伴う術の総称。 古来より伝わる『魔法』を手近に発動させようと作られたもので、質では魔法には及ばないものの その総数や利便性を考えれば、数少ない魔法よりも使い道に富む魔術のほうが優秀であるといえる。 現代において魔術を使用できるものは「魔術師」と呼ばれ、魔術の秘匿が義務付けられる。 使用できる魔術は、人が生まれながらにして持つ「性質」及び「属性」によって大きく変化する。 この属性は簡単に変えられるものではなく、一度決まってしまえば変えることはほぼ不可能であり 同じく「性質」も、よほど人生を狂わせるような事件が起こらない限り変わることはない。 尚この属性は魔力を持っていないものであっても持ち得るものであり、何らかの理由で表面化する場合もある。 属性の種類は文字通り十人十色。類似した属性はあっても全く同じ属性はほぼ存在しないと言っても過言ではない。 余談だが、属性や性質は本来「一つ」だけであるが、稀に『複合属性』と呼ばれる2つの属性を持つものも存在する。 魔法 + ... 魔術の行き着く先。人の手の届かぬ「幻想」であり、多くの魔術師が目指した「神秘」の頂点。 現時点で確認された魔法は凡そ7つ。そのどれもが現在は使用者が死亡しており、現存する魔法は無い。 魔法の中には「全ての願いを叶える物」も存在しているとされるが、確認は出来ていないため詳細は不明。 魔術士(マジシャン) + ... マジシャン 【魔術士】 魔術を志す者の総称 マギ 【魔術師】 弟子を持つ魔術士 マジスタ 【魔導師】 孫弟子を持つ魔術士 ウィザード 【魔導士】 弟子を取らない最高位の魔術士 魔天法式 + ... 魔術の上に位置する奇跡の類とされる幻想の“魔法”。その正式名称。 現在ではもはや発動することすら叶わぬ現象であり、現存する魔法はゼロ。 これまでに現存していた魔法は5つ在るとされるが、そのどれもは魔法とは言いがたい「奇跡」である。 第一魔天法式:「万人同考」 あらゆる者の思考、意識、行動、性格を識る事のできる読心能力の頂点。 例え相手が精神干渉を防ぐスキルを持っていたとしても、其れを打ち破るほどの「奇跡」。 またこの世界あらゆる人々の意識を一つに繋ぎ止めるという魔法も持ち合わせる。 第二魔天法式:「輪廻転生」 知識や記憶はそのままで、例え何度死のうが蘇ってみせる復活能力の頂点。 それは不死なども超越する「概念」の魔法。此れを持つ者は文字通り、死ぬことが無くなる 他者の輪廻すらも捻じ曲げる概念魔法。今までに発動されたことは一度もないという。 第三魔天法式:「涅槃静寂」 外界からの干渉を一切無効化し、世界の理を見出す悟りの境地。 基本外界の干渉を受け付けぬ魔術といえば「他次元に移動する」などが主流だが これは次元すらも超越する絶対の威光。其の光を見た者は、戦意すら失う。 第四魔天法式:「逆行時空」 自らが想うがままに時間を、空間を、世界を操作できる時間操作の行き着く先。 記録宇宙が魔法と化したモノであるともされ、この魔法を手にしたものは過去未来を統べ 文字通り「宇宙の目」と成ることが出来る規格外の魔法である。 第五魔天法式:「因果逆転」 「そうなるはず」の運命を「そうなったからこうなる」と書き換える、運命操作の極み。 先に“結果”を生み出してその“原因”を発生させるという、既存事実を生み出してから行う魔法。 行ってしまえば無数の「並行世界」を行き来できる能力とも言える、特異な魔法。 魔法使い + ... 幻想の存在。魔天法式を使いこなすことが出来る、あらゆる存在を凌駕する者。 賢者とも呼ばれる事が多く、“魔女”や“魔法少女”なども【魔法使い】の一部とされている。 また「魔法に届きそうなほどの魔術を扱う者」も、尊敬の意を込めて【魔法使い】と呼ばれるという。 闇世界における魔術学院、【七稜郭学院】に於いてその存在が確認されていたものの 数年前巻き起こった大戦により連絡が途絶えて以降、魔法使いという存在は伝説上のモノとなってしまった。 迷い人の村 + ... 村とはいってもそれなりに栄えており、地方都市…とまでは行かずともそれなりの規模を持つ村。 闇世界に迷い込んでしまった一般人が暮らす村であり、闇魔館の近くに存在する。 其のため闇魔館の者達も度々利用することがあり、品揃えの多さもあって最早生活にかかせない存在である。 尚この村内では「戦闘」、及び「殺戮」は一切禁止されている。この禁忌を破ったものは…… 闇魔館が派遣する「掃除屋」にて一夜も経たぬ内に排他され、「無かったこと」にされてしまう。 村の情景 この世界では、足を踏み入れたものほぼ全員が「不老」の効果を得ることが出来る。 故に村人はみなやってきた当初の姿のままであり、当然知識もやってきた当時のまま。 その為同じ村内でも江戸時代のような風景から中世、または近未来など様々であり 時代時代によって人の住み分けがなされており、異様な雰囲気を作り出している。 尚通貨は基本、現代(2013年)と同等であるが、稀に金貨などといった硬貨も流通している。 正確な人口は不明。村とは名ばかりで、一端の都市レベルに栄えているため1万箱していると思われる。 無辜の黒原 + ... 闇世界の東の果てに存在する広大な草原。常に夜の帳が下りていることから「黒原」の名が付けられた。 草原に自生するのは「ヨイノミハナ」と呼ばれる淡い黒色が特徴的なユリ科の植物で ヨイノミハナが一斉に花を咲かせる6月上旬は一面が夜空を写しだしたかのように黒色で染め上げられる。 またこのヨイノミハナには「他者を誘惑する」というチャームの魔力が宿っているために やましい事を考えた輩たちが花を際限なく採取してしまうという自体が続いている しかしこの草原は正しく「無限」の草原。一度足を踏み入れてしまえば、そこから出ることは叶わない。 一目見れば美しい草原だが……そのウラには、今もなお永遠を彷徨う亡霊たちの嘆きが犇めいている。 『花は美しく、野に咲き誇るべき』―――とは、この草原を「無限」に仕立てあげたとある従者の言葉。 メイド + ... 闇魔館に仕えるメイドたち。ピンからキリまで、凡そ100人を越すメイドたちが仕えている。 其の中でも優秀な人材が「リーダー」として、そして其のリーダーを束ねるのがメイド長である。 一番の権限を持つのはメイド長であるが、普段はリーダーたちに権限を委託しているらしい。 理由は「その場その場でメイドたちに絶対的権限を用いて命令出来るようにするため」だとか。 メイドたちの仕事っぷりは…まぁいないよりはマシという程度で、取り立て優秀なわけではない。 尚「家事」を任されるメイドたちと「戦闘」を任されるメイドたちの二種類が存在している。 や 闇世界 + ... 世界の間に存在すると云われる幻の世界。 その殆どは漆黒の闇で覆われており、闇の住人であっても全貌を知るものは少ない。 中央には『闇魔館』と呼ばれる大きな館がそびえ立つ他、街なども点在する。 ちなみに『闇の住人』だけでなく、一般的な妖怪や一般人なども生息している。 建物の配置や構図などは、どこぞの「幻想的な郷」に告示しているというが……? 闇魔館 + ... 『闇世界』の中心に存在する宵闇の館。辺りには不可視の霧が漂っている。 広さは定まっておらず、広大な庭も含めるのなら恐らく東京ドームを軽く凌ぐほどとも言われる。 王女、『レイ』を始めとした『闇の住人』が住まう他、住み込みのメイド達などが働いていたり 闇世界を旅する流浪人などが訪れたりなど、比較的活発な館。 闇世界の中心に建っているということも在ってか、役所のような存在として認知されており 度々現れるクレーマーを対処したり、住人の要望を聞き入れるのも館の役目。 外観は西洋風の洋館といった風貌であるが、内部は和洋中入り乱れた部屋が存在する。 余談だが、この館には魔術師、『m2』による老朽化対策が満遍なく施されており 凡そ1000年程度ならいっぺんも朽ちること無く、この立派な外観を保っていられるという。 闇の住人 + ... 「ダーク・ファルス」とも呼ばれる種族の一つ。闇に生き、闇と共に光を狩る運命を持った種族。 生まれながらにして「闇の住人」としての才能を持つものもいれば、後天的に進化する者も多い。 この種族になったからといって、闇を自由自在に操れる…ようになれるわけではなく 漆黒の闇を見通せるような瞳を手に入れられたり、光への耐性が付けられる程度である。 尚「闇の住人」は最も気高く高潔な種族であり、闇魔館でも数人しか存在していない。 闇 + ... Dark。漆黒の存在であり、影に潜み生き、『光』と戦うことを義務付けられた概念である。 その存在は遥か昔から存在していたとされ、太古から光と凌ぎ合ってきたらしい。 現在は『ダークネス軍団』として闇世界を作り上げ、そこを本拠地に活動を進めている。 闇世界への転移 + ... 「闇世界は訪れるものではなく迎えを待つ物」という記述通り、任意で闇世界に訪れることは不可能。 闇世界そのものが「現世」に留まっておらず、次元の狭間を揺蕩っているため出会うことは難しく 仮に出会ったとしても、闇に「そぐわない」と認識された者は容赦なく深層へと葬られてしまう。 また、逆に「闇の住人」としての素質を十二分に兼ね備えたものは、無意識的に「闇世界」を引き寄せ 自分が意図せずとも、闇世界に訪れることが出来る。尚この現象が起こったのは現状「サクヤ」のみ。 ちなみに闇世界に通じる道も不安定であり、ただのドアが闇世界へと繋がってしまうこともある。 「入る」とは出来ても、「出る」ことは不可能。一度足を踏み入れてしまえば、「生きるか死ぬか」しか無い。 故に迷い人が訪れ途方に暮れることも多く、そう言ったものは迷い人の村で密かに暮らすこととなる。 闇世界の召喚 + ... 前述の通り、本来揺蕩うものである「闇世界」を引き寄せる力を持つ者も存在している。 それは人間だけにとどまらず、たとえ妖怪であろうが幽霊であろうが関係なしに、闇世界を召喚可能で 本人の意志関係なしに闇世界が訪れて、当人を「闇」へと引きずり込む。 力を持つ者は大抵、心に大きな闇を持つ者や復讐心を抱く者など、「闇」が深い人物で 「大切な人を失った」人物も、闇世界を引き寄せる力を得ることが出来るとされる。 故、その三種の条件を全て揃えていた「サクヤ」は闇世界を引き寄せることが出来たという。 ら わ ワープ装置 + ... 闇の世界と現実の世界とを行き来する方法はいくつかある。 一つは闇の回廊をワープホールのように使い、どこへでも移動できる。(時間や世界線間の移動はできない) この方法は即座に好きな場所へ行けるというメリットがあるがその利便性故使用者自身に多大な負担がかかり、そのことが原因と見られる病気も存在しており、ルキが懸命な治療、特効薬の開発に当たるも、現在も不治の病として恐れられている。 また、何もない空間に無理矢理別次元の空間をねじ込む為、闇の素粒子が現場に残りやすく、こちらの足取りが丸わかりになってしまうという欠点がある。 これらを危惧して作られたのがルキの開発したワープ装置(名前募集中)である。こちらは先ほど記した方法とはうってかわり、安全なワープを可能とした。 しかし、現在その機械を制御、操作できるのが製作者のルキただ一人であり、ワープをする度にルキとの連携が必要となる。 さらに目的地の座標を先に入力する必要があり、また、ワープにかかる時間もやや長い。現実世界から闇世界に戻るのに関しては、さらに2倍の時間がかかるため、緊急時には適していない。 現実世界にワープする際、擬似的に作り出した闇の回廊を長くすることで、出来るだけ現実世界の空間に状態を近づけ、その状態で現実世界に入るため、足取りが把握される心配はほぼなくなった。更に微弱な電波を発し、無意識的に人の意識を他へ送ることで死角を作り出し、その死角へワープする技術も実用化され、これにより都心などの人ごみの中や、今のところ実行した経歴は無いが、スムーズな暗殺も行使できることだろう。 また、上の方法が現実世界のa地点からb地点まで直接ワープ出来るのに対して、この方法では現実世界a地点から一回闇世界へ戻り、再び座標を入力し、現実世界b地点へと向かう必要があるため、もう少し改善の欲しい所だ。
https://w.atwiki.jp/gemoso/pages/15.html
【大陸】 サラデーニュ大陸 7つの国が地続きになっている。 【国家】 トルニオン公国 クートーア島、十六月島、あきなが島、シェンイ・ラ島、コルミ島の五つの島からなる島国。 グーリアン伯国 元々は痩せた土地で大した輸出品もない貧乏伯国だったが三代前の伯爵が交易都市テットロスを育て上げたため今では貧乏伯国から脱出した。 テノルバ公国の一部。 ケルム王国 サラデーニュ大陸の西の端に位置する王国。大きくはないが、肥沃な土地を持つ農業国である。 ブレク山脈と海に囲まれており、他国から攻めこまれることが少なく、基本的に平和である。 アベレージ共和国 領土、人口、経済力、軍事力、学術レベルなど全てが平均的であり、 独特の文化・風習や特産品も無く、これといった特徴が無いなんとも面白味の無い国 一年中すごしやすい気候であることが唯一の長所か アークウェイ王国 その軍事力は世界最弱と言われている悲しいぐらいに弱い国。 国土が狭い上に土壌も貧困で、経済的にも困窮しており、文化レベルも低く 侵略価値が全く無いためなんとか生き延びている。 コーヒーゼリー商業国 数多くのコーヒーゼリーを取引している商業国家。言うまでもないが材料である珈琲豆、寒天、生クリームも数万種類が売買されている。 神聖ラマン帝国 空に浮く島の上に創られた帝国 【通貨】 ホーリーウンチ 乾燥したウンチを通貨として用いる。 未成年の女性のウンチほど価値が高い。 【その他】 離れ孤島エデン 離れ孤島のエデンには失われたはずの高度な機械文明が維持されている。 というが現在の航海技術では確かめる術はない。 忍の里「ジパング」 数十人ので構成される忍の里。とある島の森の中に存在している。 世界中の国同士のバランスを整え、争いが起こらないよう暗躍する。 基本的に里の者は性行為を行わず、孤児などを育てて里を維持する。 里内の高位の忍は、里の魔力地場で魔術師が精製する忍刀「焔(ほむら)」と「霰(あられ)」のどちらかを使用することを許される。 忍と魔術師が共生する唯一の里。