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『思いあがりの代償』 11KB 自業自得 飾り 追放 家族崩壊 群れ 飼いゆ 赤ゆ ゲス 現代 どうも代償あきです。時間のある時にどうぞ 代償あきです。この作品を読む上で以下の注意点があります。 誤字脱字、文的に変なところがあります。 展開に疑問を持たれるかもしれません。 納得いかない終わり方かも知れませんので覚悟の上でご覧下さい 設定に納得いかない点があるかも知れませんがご了承下さい。 以上の注意点を踏まえた上でお楽しみ下さい。 むーかーし、むーかーし 人里近い所にあるゆっくりの群れにゆっくりまりさがいた。 まりさは優秀だった。 狩りの腕前が良かった。 容姿も周りが絶賛する程の良さを持っていた。 ちぇんより早く、みょんよりも枝の扱いが長けていた。 そんなまりさは群れでは人気者であった。 他のゆっくり達からは絶対の信頼をされていた。 子ゆっくり達からも尊敬の眼差しで見られた。 そして、美ゆっくりで気立ての良いありすを伴侶としていた。 その伴侶との子どももいる。 子どもも周りから人目置かれており、子ども達のリーダーを務めるほどであった。 まりさはゆっくりとして最高のゆっくりを兼ね揃えていた だが、まりさの幸せは崩壊した・・・ まりさは人間の畑にいた。 理由はお野菜を取り返し、ゆっくりプレイスを手入れ、群れの皆に自分を更に大きく見せる為であった。 まりさは自身の容姿や力に絶対の自信を持っていた。 まりさは全ゆっくり・・・いや、全生物の中でも最高位の存在であると信じて疑わなかった。 ゆっくり出来ないカマキリやムカデを沢山倒してきた。 脅威であるれみりゃも意図も簡単に退けて来た。 自分は神に選ばれたのだ。 いや、神なのだ!と本気で思っていた。 まりさは神としてゆっくりに真のゆっくりを与える使命がある。 このまりさは過剰にも程がある自惚れていた・・・。 そして、畑に着いた。 そこには人間がいた。 だが、まりさは怖くなかった。 それよりもゆっくり達の輝かしい未来で一杯だった。 他のゲスの様におうち宣言などしない。 この世界全てが神であるまりさの物なのだ。 人間は勝手にそこに住み着いてるに過ぎない。 だから、まりさは出ていけというだけで良い まりさが口を開こうとした時、腹に強烈な痛みと目の前には爽快な青空が広がっていた。 三分もしない内にまりさは生きたボロ雑巾と化した。 まりさの自慢だったお帽子はズタズタにされた。 まりさの自慢だった金髪は所々引き抜かれ中途半端なハゲ頭となった。 まりさの自慢だったおさげは引き抜かれた。 まりさの自慢だった目は片目を潰され、かけられたオレンジジュースによって不気味に塞がった。 そして、無敗だったというまりさの誇りが粉々に砕かれた。 そして、人間はまりさから吐かせた群れへと向かった。 人間は群れに着いた時、まりさがした事を説明した。 更に他の農家にもゆっくりが降りて来たのを知り、駆除の話が出ている事実を伝えた。 群れに戦慄が走った。 一斉駆除と聞いて平気で居られるゆっくりの方が可笑しい。 長であるぱちゅりーが躊躇わず土下座をした。 その姿にまりさは幻滅したが、群れのゆっくりは長を心配する声が飛び交った まりさには心配の声はなく、幻滅と殺意の眼差しが突き刺さった。 何故、そんな眼で見られるか訳が分からないまりさ。 ここの長ぱちゅりーは少し変わった経歴を持っている。 長ぱちゅりーは、かつてドスまりさがいる群れにいた。 ゆっくりとした生活を送っていたが、それはドスまりさによって壊された。 ドスまりさが人間を奴隷にしようと人里に向かったのだ。 長ぱちゅりーは人間に見つかり難い場所から様子を伺った。 目にしたのは意図も簡単に潰される大人のゆっくり達や自分だけは助けてといって泣き叫ぶドスまりさの姿だった。 人間は容赦せず、ドスまりさを駆除した。 そして、群れのゆっくりも駆除された。 そんな中で長ぱちゅりーだけが生き残った。 長ぱちゅりーは人間を怒らせてはいけないと学んだ。 人間は長ぱちゅりーの姿勢を認め、駆除だけはしないことを約束した。 だが、ゆっくりが人里に降りて来てしまった以上この場所には住まない方がいいと言われた。 こうして、群れは餌にも恵まれ、脅威となる存在が少ないゆっくりプレイスを手放すこととなった。 それからがまりさの転落ゆん生だった。 あれから周りのまりさに対する態度が激変した。 当然だ、折角住みやすい場所を離れなければならなくなったのだから・・・。 餌には困らないが、代りに捕食種であるれみりゃの危険に晒される様になった。 移り住んで一週間と経たずに何匹かのゆっくりが餌食になった。 更にその惨めな姿がより拍車を掛けた。 美ゆっくりだった面影は一切無く、人間にされた仕置きの傷しかない。 皆がまりさを冷たい目で見た。 もう誰一人尊敬の眼差しで送るものは居なかった。 さらにお帽子が傷つき、おさげが引き抜かれている為狩りの腕前も落ちた。 今ではヒソヒソとまりさを馬鹿にした会話やあんなゆっくりに絶対になるなと子に教える親ゆっくりの言葉が聞こえてくる だが、悲劇は止まらなかった。 まりさの目に入れても痛くないほど可愛いおちびちゃんが自ら尖った枝に突き刺さったのだ。 じっさつ!である。 本来、ゆっくりがおたべなさい!以外で自ら命を断つことはしない。 どうしようもなく追い込まれない限りはじっさつ!はしない。 だが、まりさのおちびは極度に追い込まれたのだ。 おちびの方にもゆっくり出来ない視線が注がれたのだ。 友ゆんは離れていき、周りから虐められるようになった。 子ゆっくりのリーダーだった面影は一切。 この環境の激変がおちびを死に追いやったのだ。 おちびちゃんを死に追いやった子ゆっくり達は長から厳重なお叱りを受けた。 群れの皆もおちびの死に涙を流した。 許すことは出来ないまりさは子ゆっくり達をせいさい!しようとした。 当然、大人ゆっくりに止められボコボコにされた。 そして、これだけでは終わらなかった。 美ゆっくりで最愛の伴侶であるありすが壊れたのだ。 おちびのお飾りに狂ったようにすりすりを繰り返した。 風に飛ばされ、うんうんについた時も躊躇うことなくすりすりした。 まりさはありすを元に戻すべく形見のお飾りを破った。 だが、それがいけなかった・・・ 発狂したありすの体当たりを喰らい、まりさは気を失った ありすは風に飛ばされたお飾りの残骸を追っかけて行った・・・。 もう夕方、捕食種の時間だというのに躊躇うことなく外に出て行ってしまったのだ。 気を失っていたまりさが目覚めたのは朝のことだった。 ありすを探しに行こうと外に出た だが、直に見つかった。 捕食種によってズタズタにされ、美ゆっくりの面影の無い残骸と化していた姿で・・・。 伴侶のありすが死に泣いていたまりさに長ぱちゅりー達が訪ねて来た。 まりさは慰めてくれると期待していた。 だが、慰めの言葉はなかった。 それどころか群れからの追放を宣言された。 もう少しで冬だというのに今追放されることは「死」を意味すると言ってもいい 流石に抗議するまりさが長ぱちゅりーや他のゆっくりは聞く耳を持たなかった。 等々まりさは泣き出した どうして自分がこんなに酷い目に遭わなければならないのか・・・ 子どもの様に泣き叫ぶまりさに長ぱちゅりーは口を開いた 全てまりさが人間さんに迷惑をかけようとしたからだと 人間さんに迷惑をかければ、群れは簡単に駆除されてしまう。 それだけ人間さんは凄い存在なのだ。 そして、まりさの不幸は全て自分が招いた おちびちゃんを虐めていた子ゆっくり達の身内は捕食種に食い殺された。 残った子ゆっくりは引越しの原因を作ったまりさのおちびちゃんに向けられた。 ありすが壊れたのも信じていた夫であるまりさの行動に精神が滅入ってしまった為だ。 さらにそこにおちびちゃんの死が重なった為壊れてしまったのだ。 周りの態度が激変したのも信じていたまりさの行動に幻滅したからだ つまり、まりさが人間さんに喧嘩を売らなければこんな事にはならなかった さらにその内群れの長になって貰おうと思っていたと告げた。 まりさは唯呆然としていた・・・。 動かなくなったまりさを群れの大人達は外へと追い出した。 まりさが意識を取り戻した時そこは群れの離れた場所であった・・・。 そして、まりさはある場所へと走った 人間の所だった まりさの降りかかった不幸は全て人間の所為だと思い、復讐をしようとしたのだ。 そして、人間の畑に着いたまりさは帽子から鋭利な枝を取り出した。 いざ、復讐に行こうとしたその時だった・・・ ぐちゃあ 通り掛かった自動車にまりさは轢かれた。 しかし、まりさは幸運だった。 轢かれたのは後頭部だけだったのだ。 まりさは悲鳴を上げようにも出来ない。 何故なら鋭利な枝が轢かれた拍子で喉に突き刺さったのだ。 当然、自動車を運転していた人間は気づく筈もなくそのまま何処かに行ってしまった。 まりさの中には復讐よりも痛みから逃げることしか残っていなかった しかし、動けば動くほどその痛みが余計に響く。 まりさは一切ゆっくり出来ない最後を遂げた。 まりさの魂はあの世にいる。 あの世ではゆっくりもその魂を裁かれる。 まりさの番が来た。 まりさはゆんごくに行き、最愛のありすとおちびちゃんと一緒にゆっくりしようと思った ゆっくりえいきがまりさの判決を下す まりさに下されたのはゆっくり地獄百巡りだった 当然抗議するまりさ。 だが、理由は簡単だった。 人間を傷つけようとしたゆっくりは地獄行き・・・ただそれだけだった。 それを聞いたまりさは深い深い穴に落ちていった。 それからはまりさにとって文字通り地獄であった。 捕食種に何度も食べられた・・・。 虐待鬼に考えもつかない方法で虐待された・・・。 炎に焼かれ、針に突き刺された・・・。 そして、まりさが一番苦しんだのはある映像だった。 それはまりさが人間に喧嘩を売らなければ得られたゆん生だった。 その映像にはあの群れの長になって皆からも慕われ続け、沢山の孫ゆっくりに囲まれている幸せな光景だった。 最後には群れや家族に看取られながらその映像は終わりました。 まりさはやっと知りました。 自分がどれだけ馬鹿なことをしたのかを・・・ 人間に喧嘩を売らなければ幸せなゆん生を送れたという事実を突き付けられた。 自分でその幸せなゆん生を壊したまりさ・・・。 だが、後悔してもまだまだ地獄巡りは続く・・・。 「・・・こうしてゆっくりまりさはとっっってもゆっくり出来ないゆん生とその後を送りました めでたし、めでたし・・・!」 「どごがめでだいの!!!!!????ぜんぜんゆっくりでぎないでじょううううう!!!!!!????」 「いやいや、めでたいでしょ?調子乗ったバカが酷い目に合うんだから・・・」 「いいからまりさをここからだせ!!!じじいいい!!!!!!!」 「あん!?もっと殴ってやろうか!!!」 「ゆひぃいいいいい!!!!???うそです!!!もうなぐらないでください!!!!!!!!!!」 このまりさは男の家に入った挙句、奴隷扱いした・・・テンプレ展開をしたゆっくりだ。 死なない程度にボコボコにして、男はゆっくりの童謡『調子になったまりさの末路』を読んでやった。 そして、男ははオレンジジュースを掛け、出掛ける身支度をした。 「さて、行こうかまりさ」 「ど、どこにいくんだぜ・・・?」 「お前の居た群れにだよ。おまえのしたこと全部話すんだ」 「ゆひ!!?そ、それはだめなんだぜ!!!」 「ついでに群れが住んでる公園にも住めなくしようかな」 「は、はなしを「そんな事になったらまりさはどうなるかな?」ゆ?」 「このご本のまりさみたいになるだろうね、絶対」 「ゆひ!!?」 「どれいになるのかな、それともゴミの様に扱われるのかな、それよりももっと酷いかも・・・!」 「ゆわわわ・・・!!!」 「さて、まりさ!お前はどんなお話を見せてくれるかな・・・?」 男がまりさをただ痛め付けただけで生かしているのはこの後のお楽しみの為だ。 男は馴れた手付きで額を切りあるものを入れ、オレンジジュースをかけ塞いだ。 「これでまりさはお兄さんから逃げられなくなりました・・・!」 まりさの中に埋め込んだもの、それは発信器だった。 「それじゃ、きめぇ丸。いつも通りお願いね」 「おお、心得ていますとも」 男は、まりさ種だけは大嫌いでした。 そして、まりさ種の悲惨な末路を見るのが大好きという変わった趣味を持っていた・・・ 男の家に侵入したまりさ種にあの童謡を聞かせ、出てきたまりさと同じ様にみすぼらしい姿にさせた上で住んでた場所に返す。 そして、飼っているきめぇ丸にその後の撮影をお願いする。 何故こんなことをするのか・・・ 「さあ・・・まりさ。君の転落ゆん生を僕に見せてくれ」 大嫌いなまりさの悲惨な結末を見るのがこの上ない楽しみなのだから・・・ 「ゆ、ゆぎゃああああああああ!!!」 まりさは本のまりさと同じ様に後悔した、 人間になんて簡単に勝てると思った事を・・・ こうして、まりさのゆん生はゆっくり出来ないものと確定した END・・・ どうも代償あきです 色々とありまして作品作るペースがガタ落ちしました・・・ 前に言ったストックもまだ完成してませんが浮かび上がったモノを投稿させて貰いました。 今度は何時になるか分かりませんがその時はまた見て頂ければ幸いです それでは今回はこの辺で・・・。 過去作品 1856「条件」 1907「嫌われた代償と招く幸福(前編)」 1914「嫌われた代償と招く幸福(中編)」 1957「嫌われた代償と招く幸福(後編)」 2063「家出の代償」 2167「愛の努力」 2296「脅しの代償」 2409「愛を選んだ代償」 2563「代償は誇りと」 2779「勝手なすっきり!OK?OUT?」 2825「つむりとまりさ、それぞれのゆん生とその終わり」 3005「ドススパークがドスしか使えない訳」 挿絵:
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登録日:2017/02/02 Thu 22 06 54 更新日:2024/01/04 Thu 15 00 33NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 MILLENNIUM PACK新規収録カード インフェルノイド サーチ ハイリスクハイリターン レアコレ再録 左腕 通常魔法 遊戯王 遊戯王OCG 闇マリク 魔法カード 俺が手札に加えるのは、ししゃしょしぇい!!!!! / /~`─┘ | | /´\ | | \ ``''l | / / ヘ | / .ヘ | ノ /.\_ | | / ./; ;\ \ | .| |. | / _,,,/// ヽ | | / / ; ; ; ; ; ;\ \ | .| |. |/ _,/; ; ; ;/ノ / ; ; ;l, | |/| /、 ; ; ; ; ; ; ; ; ;~゙`ヽ、_ ヽ. ヽ. / _,/ ; / / ./ _;;;;|, | | | / ~゙`ヽ、 ; ; ; ; ; ; ;\; ;\ \/ / ;/ //_,,ィ'゙~´ | |. |ゞ| / ゙`ヽ、\ \; ;~゙`\ /~゙; ;/ /. ,/ | |ヘ |ゝ| / \\ \ ; ; ; ; \,_/ ; ; ; ; ;/ // | | ;.ヽ. .|‐.| / r‐-.、 .\\ \ ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; / ./ ;/ ,. - 、 | | ; ; ;〉. |‐.| / ヽ, ・ ヽ .||\\, ` ; ´ /// l| / ・_/ .| ,|/ l |゙`| / \ `'' ┘ .||\ \ \_// /|l `'' ´ | | l |ゞ| / ミ \ .||\ \ \ / / /|| | .| ,--, l . | | 人 ; ; ; ; ; ; ~‐-._ .|| \ \ ─' / ./l ,/| .| | ├'´ |..|ヽ| / | ; ; ; ; ; ; ; 三三三三ミニ-‐!.|; ; ; ; ; .. `─ // /└‐-ニ彡三三三 ̄~ .| .|.ノ .,ハ |.| | | ノ\|| ────、\|; ; ; ; ヽ /; ;/ //_, ; ; ; ; | |´ノ ゝヽ l| | |ノノ .ノ\ ; ; ; ; \; ; ;;ヽ,.l | ; ; ; ;/ ./∠---,ニニ=‐ ,ノ| |.~´ ノ ヽ .| | .|~゙_ノ | └===== ~゙`. .| ..  ̄ ̄ ====/( . | l.,,.,,/ /~ ヽ| | | \ | |\ ; ; ; ; ; | / /~ | `.| //| ,/. | |\ \ | ヽ. | \===─ | / .-=,,==~l゙ .| .,,| ././ /. | │ .ヽ ヽ. ヽ | ~`ヘ__. \ | / _,-─''´ .| .|/| l/ ,/. l ..l .ヽ ヘ .| \ ヽ─==\|/===┐'゙~/ | .|イ ,/ |/ ヽ, |ヘ |. \ \\__,// ./ .| / .| ,/ ヽ, | ヘ| \. `──´ / | ,/ |/ ヽ | l| `゙`‐‐─.'゙´ | / ヽ. .| | .,/ ヘ | | ,/ `` | .,/ |/ 左腕の代償 通常魔法 このカードを発動するターン、自分は魔法・罠カードをセットできない。 (1):このカード以外の自分の手札が2枚以上の場合、その手札を全て除外して発動できる。 デッキから魔法カード1枚を手札に加える。 【概要】 「左腕の代償」とは遊戯王OCGに存在するカードの1つ。 初収録は『MILLENNIUM PACK』。このパックでは原作・アニメで登場したカードが他にもカード化を果たしている。 このカード自体は、好きな魔法カードを何でも1枚サーチできる効果を持つ通常魔法。 ただし、2枚以上の手札すべてを除外するコストがあり、制約として発動ターン中の魔法・罠カードのセットを封じられてしまう。 魔法カードのサーチカードといえば、 フィールド魔法なら、ノーコストの「テラ・フォーミング」、 装備魔法なら、通常召喚不可となる代わりにサーチ・サルベージができる「アームズ・ホール」などがある。 他にも「フュージョン」のカテゴリに属しているならば「捕食植物」でサーチできる。 一方このカードは魔法カードなら何でもいいのが強みであり、上記と比べてサーチ手段が限られる通常魔法・永続魔法・速攻魔法が狙い目となる。 特にサーチできない故に一回でも発動できれば勝敗の行く末を左右する強力な魔法カードをサーチ 状況に応じてサーチ先を柔軟に変える使い方は他のカードにはほとんどできない芸当。 ただし、その分このカードの課す制約・コストはかなり重い。 まずコスト面では、「幻魔の殉教者」等とは違いこのカード以外に手札が2枚以上ないといけないので、 カード・アドバンテージは最もよいパターンで「このカード+手札2枚」のコストによる3:1交換。 つまり最低でも2枚、場合によっちゃそれを越えるディスアドバンテージが生じてしまう。 一方、制約面では発動ターン中に魔法・罠をセットできないので、 魔法・罠をセットする事でこのカードで除外する手札コストを減らすことができず、 速攻魔法を手札に加えても、その性質上、次の相手ターンには発動できない。 さらに除外してしまうので墓地送りに意味を見出すカードを使ってコストを実質踏み倒す、というこの手の手札コストカード定番のテクニックも不可。 発動後は自動的に手札が1枚になってしまうため、手札コストが必要な魔法カードはサーチしても大抵は即座には使えない。 また、このカードを使用した後に「マインドクラッシュ」などでピンポイントにハンデスされたり、 もしくはこのカード自体をカウンターされようものなら、サーチのために払ったコストは完全に無駄になってしまう。 このカードを使用したことでプレイヤーが敗北に追い込まれてしまうことも決して珍しくはない。 方向性が違うが、同じく魔法カードの回収を目的とする「魔法石の採掘」が手札を2枚捨てるだけで墓地の魔法カードを回収できることを考えると、 これらのデメリットはかなり重い事が分かる。 ……このように難点の多いカードではあるのだが、 それでも即座にかつ確実に手札に強力な魔法を持ってこれる点はやはり魅力的で、相性のいいデッキは数多く存在する。 ここではその一部を紹介していこう。 【相性のいいデッキタイプ】 【インフェルノイド】 墓地のカードを除外することで、墓地から展開できるデッキ。 とにかく墓地を肥やすことのできる「モンスターゲート」「名推理」や「隣の芝刈り」は、 一発でも撃てれば試合を大きく有利にすることができる。 あるいはモンスターがいない場合の保険として「異次元からの埋葬」をこのカードでサーチして、墓地を肥やすのに使うことができる上に、 そのインフェルノイド共通の召喚条件により手札は調節しやすいのも美味しい所。 【インフェルニティ】 みんな大好き満足もこのカードを有効に使える。 こちらは手札が減ってしまう点は、(墓地が肥えない点に目を瞑れば)特にデメリットにならず、 インフェルニティの特殊召喚カード「ガン」筆頭に強力な展開補助魔法カードをサーチして、そのままモンスターを展開できる。 除外したモンスターも自身の展開力を活かして、「虚空海竜リヴァイエール」で帰還させられる。 ただし、インフェルニティはモンスターよりも魔法・罠カードを多く入れるため、それらが腐ってしまう危険性はある。 さらにこのカード自身も後半に引いてしまうと腐ってしまうという弱点もある為、投入する場合はその点に注意した構築が必要になる。 【ダイヤモンドガイ】 デックトップが通常魔法なら次のターンにコストを踏み倒して使用できる「ダイヤモンドガイ」をコンセプトにしたデッキ。 このカード自体が通常魔法であるため、「ダイヤモンドガイ」で引き当てれば、 1ターン待つ必要はあるが、ノーコストの万能魔法サーチカードに化ける。 引き当てられなくても元々ダイヤモンドガイの性質上、デッキに魔法カードを積極的に投入する事になるため、サーチ対象は多い。 ついでに手札で腐った魔法をコストにするという形で処理できる。 【ラヴァル】 ある程度墓地が肥えていてかつ除外コストに目を瞑ってやれば、 ぶっ壊れ大量展開カード、《真炎の爆発》を呼び込め、そのまま一気に攻めていくことが出来る為、採用の余地は十分にある。 上記のデッキの他にも色々と採用するデッキは存在する為、 失敗すると一気に不利になるリスクを考えると気軽に使えるようなカードではないが、それでもこのカードが非常に強力なカードである事が分かる。 このカードを使う具体的な場面としては、このカードを使う場合は前のターンの内にセットをしておくことで発動体制を整えられる状況か、 その1枚で戦況を大きく覆せる、あるいは除外したカードを積極的に使用できるような状況下で使うのがいいだろう。 【セットできない制約について】 このカードの制約として挙げられている「魔法・罠カードをセットできない」という部分についてだが、 自身のプレイとして伏せるのはもちろんのこと、カードの効果によるセットもできなくなる。 その為、【炎星】の効果等で魔法・罠カードをセットすることも当然不可能なので、気を付けよう。 じゃあセットできたらどう悪用されるのか?まずこんなカードがある。 古代の採掘機 通常魔法 自分フィールド上に「アンティーク・ギア」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、手札を1枚捨てて発動する事ができる。 デッキから魔法カード1枚を選択し、自分フィールド上にセットする。 このターンこの魔法カードを使用する事はできない。 お分かりだろうか? サーチ対象が古代の機械ではなく魔法全般なので、 即発動はできないが古代の機械がお手軽魔法サーチャーに化けるのである。 まぁ最近の仕様じゃ自己除外や破壊でも発動するから即使えなくても痛くは ないんだけど。 採掘機自体はリミッター解除や歯車街、機械要塞を引っ張るのに使う。 他には《くず鉄の像》などについても「発動」に対しては特に制約もないので発動自体は可能だが、 自身を再セットする効果は適用できない為、このカードを使用したターンは発動後はセットせずに墓地へ送る。 このほか「モンスターゾーンでも罠カードとしても扱う罠モンスター」も当然このカードでセットできない対象に含まれる。 そしてそういうカードを裏側守備表示にする事もセットとみなされるので、こういったカードを対象にして《月の書》などを発動することは出来ない。 しかし、「モンスターゾーンでは罠カードとしては扱わない罠モンスター」には制約がかからない為、《月の書》もこういったカードを対象にして発動することは出来る。 当然ながらモンスターのセットを始めモンスターを場に出したり効果を使用するのも特に制約はない。 上記の通り、魔法・罠の「発動」はもちろんモンスターカードの使用には制限がかからないので、 このカードで除外してしまう前に手札から発動できるカードをなるべく使ってしまう事で、 セットできない事への対策とするという手もある。 【劇中での活躍】 原作・アニメでの使用者は顔芸こと裏人格のマリク・イシュタール。 バトルシティ決勝戦である「vs闇遊戯」で使用し、ししゃしょしぇい《死者蘇生》をサーチしたが、すぐに《エクスチェンジ》で奪われてしまった。 とは言え、ここからマリクの長きにわたる《死者蘇生》の使い回しプレイングが続くことになる。 この時セットできない制約は存在せず、コストも手札を全て墓地へ送るというものだった。 ちなみに、漫画版で適用されていたスーパーエキスパートルールでは、手札からの魔法・罠カードの発動とセットの枚数に制限があった。 つまり、セットによって手札の消費を抑えるのは原作でもできなかったのである。 OCGではそのようはルールはなかったものの、 OCG効果のセットを封じるデメリットによって、結果的にではあるがこの部分は再現されることとなった。 アニメ版ではそういった制限が無い点と、《エクスチェンジ》が通常魔法である為か、通常罠であり、 よせばいいのに自分のターンではなく闇遊戯のターンで発動していた。 ちなみに漫画版遊戯王GXでは、十代がこのカードと同じ効果で、必要コストがないという完全なぶっ壊れ魔法カード《魔術師の書庫》を使用している。 コストもないしサーチ対象のカードをドローしていれば展開は一緒のため、あからさまな尺稼ぎカードであった 【イラストについて】 イラストでは、左腕に手枷をはめられた老人が右手で宝箱を掴もうとしており、 背後で男が刀を振り上げて老人の左腕を切り落とそうとしている。 イメージとしては老人は左腕を失うが、その代償として宝箱の財宝を手に入れるというものだろう。 その意味ではカード名によくマッチしたイラストと言える。 また、イラスト以外の面でこのカードの名前について考えてみると、 通常右利きの人がデュエルを行う際にはフィールドのカードゾーンの配置やフィールドを使わない場合でもデュエルディスクの構造の関係から、 大抵は右手でドローを行い、左手で手札を持つことになる。 したがって、手札を持つ「左手」を切り落とすことで持っていた手札を全て除外するという代償を支払う事で、 デッキからカードを取る「右手」でデッキから魔法をサーチすると考えることができ、 そういったプレイングの動作的な意味でもカード名を見事に再現しているとも言える。 最盛期にはリスクを承知の上で【インフェルノイド】が平然と使っており、1マッチともなると普通に2~4枚ぐらい使用していた。 おかげで「インフェルノイド使いは左腕が3本くらいある」なんて揶揄されることも。 なお、このカードの発動に対して「灰流うらら」を使われると、 左腕を斬り落としたうえに宝物も手に入らないという凄まじく悲惨な状況になるので、くれぐれも気を付けよう。 追記・修正は左腕を切り落とすことで形勢を一気に変えられるほどの素晴らしい宝物を手に入れた上でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] インフェルノイドのお供。そのためインフェルノイド使いはいくつもの左手を持っている -- 名無しさん (2017-02-02 22 16 38) ついに左腕の項目ができたか……! 項目作成乙です。しかし遊戯王Wikiで《》のカード表記に見慣れたからか、《ししゃしょしぇい死者蘇生》の表記には違和感があるなw -- 名無しさん (2017-02-02 22 17 34) コストは重いけど魔法を何でもサーチできるのは実際かなり強いよな。ラヴァ・ゴーレムといいマキュラといい、闇マリクの使うカードは良いものが多いな。 -- 名無しさん (2017-02-02 22 34 10) ↑ラーはよく死ぬ竜になっちゃったけどね。 -- 名無しさん (2017-02-02 22 49 33) ヲーはKONMAIが神官文字解読出来ずにいた間に仮に載せてたライフちゅっちゅギガントのテキストのままOCG化されてしまったからな 玉とゴッドフェニックスで幾分マシになったけど -- 名無しさん (2017-02-02 23 12 58) インフェルノイド使ったことないからよく分からないんだけど、↑5が言うような感じに二度も三度も左腕の代償ってインフェルノイドでは使えるもんなの?なんか使った後は手札が嫌でも減るから2枚目以降は腐りそうな印象があるんだけど。 -- 名無しさん (2017-02-02 23 45 24) 一度のデュエルでじゃなくて、デュエルする度に左腕を落としてる的な意味じゃねーかな -- 名無しさん (2017-02-03 00 43 05) 嘘部分が壊滅的につまらない… -- 名無しさん (2017-02-03 02 30 33) ↑2そういうことか。ありがとう。 -- 名無しさん (2017-02-03 06 40 21) ノイドを左腕切り落としてから芝刈りしたり推理するテーマって文面見たときはその通りなんだが大草原だった -- 名無しさん (2017-02-03 08 27 35) 前半いる? -- 名無しさん (2017-02-03 09 34 46) 他の記事でも原作で使ったものを先に解説してOCGを解説する記事多いしそっちを前半にするべきだな、ぶっちゃけ今のはいらない -- 名無しさん (2017-02-03 10 24 44) 前半部分は蛇足感が強いので勝手ながらカットさせてもらった。ただマリクのAAはインパクトが強過ぎるので、セリフを変えて残しておく。 -- 名無しさん (2017-02-03 10 46 14) 決闘者の左腕は多い -- 名無しさん (2017-02-03 15 21 31) デュエリストには三つの左腕がある -- 名無しさん (2017-02-03 20 41 38) 左腕は拾った -- 名無しさん (2017-02-03 23 30 32) ノイド使いの左上半身はアシュラマンみたいなことになっていると聞いている -- 名無しさん (2017-02-04 01 31 57) 灰流うらら 「 さ せ ね ぇ よ 」 -- 名無しさん (2017-02-04 03 44 29) ↑やめろww -- 名無しさん (2017-02-04 11 14 21) 左腕を切り落として芝を刈りとったり推理を始めるインフェルノイド -- 名無しさん (2017-02-04 11 20 21) ↑3 メンタルドレイン「それはどうかな?(チェーンして止められるとは言っていない。)」 -- 名無しさん (2017-02-04 11 44 48) 闇マリクは強いカードを使うし、効果なしモンスターも比較的協力な効果持ってOCGになるし、デッキ構築も特化型とかなり現実寄りで強い要素はあるんだが本人のプレイイングセンスとラーの弱さが残念すぎる -- 名無しさん (2017-02-04 18 39 21) 左腕が切り落とされた結果財宝が手に入るのはわかったが老人と刀の男はどういう関係なんだ……協力者ならわざわざ切り落とさなくてもいいし敵なら財宝が手に入っても刀の男に殺されるしそもそも腕を狙う必要がない -- 名無しさん (2017-02-17 10 25 24) 採掘機のくだりがよく分かんない -- 名無しさん (2017-05-05 19 10 36) 左腕切り落とすのを確認した後で右腕をへし折ってくるうらら -- 名無しさん (2017-08-10 06 58 08) うらら登場後はインフェルノイドでもめっきり採用率が減ったね…無効化されたときのデメリットがでかすぎるからしゃあないが -- 名無しさん (2018-03-09 11 33 10) まあ天岩戸でも立ってないと打つのはかなり厳しい -- 名無しさん (2018-03-09 12 56 08) 漫画版GXで十代がこのカードのノーコスト版とかいうぶっ壊れカード使ってたよな -- 名無しさん (2018-03-17 13 28 35) ↑「魔術師の書庫」ね。当時かつ漫画のカードプールならともかく、現実にはまずねーわなアレ。 -- 名無しさん (2018-03-17 13 55 11) セットできない制約についてのところがよくわからんのだが。採掘機もなんで書かれてるのかわからん。なんの関係が? -- 名無しさん (2019-07-30 09 59 53) 上でも何回か言われてるけど、古代の採掘機のくだりマジで意味が分からない…。追記した本人さんかルールに詳しい人いるなら解説してくれないかな… -- 名無しさん (2019-08-14 04 32 36) 上でも本人でもないが、多分文章が足りなさすぎるんだね、採掘機の下りは。採掘機は「あると古代の機械がお手軽魔法サーチャーに化ける」というこのカードの「類似例」で、「もしセット不可の制約がなかったらどのデッキでも採用出来るお手軽魔法サーチって壊れになるよ」ってことが言いたかったんじゃないかね -- 名無しさん (2019-11-25 10 51 24) インフェルノイドが左腕切り落としてから色々やる愉快な連中扱いされてんのほんと笑う -- 名無しさん (2021-03-12 23 59 20) そしてインフェルノイドが強化されたターミナルワールドには封印されし者の左腕が封入された -- 名無しさん (2024-01-04 15 00 33) 名前 コメント
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[部分編集] 第27章 永久凍土←前章 次章→第29章 イジュランの責務 ページの情報補完は随時お願いします 秘密の店、闘技場の有無から会話情報まで、比較的ネタばれが多く含まれています。ネタばれが少なく、手っ取り早く攻略情報が知りたい方は、簡易攻略チャートを参照して下さい。 記載内容は、難易度「普通(易しい)」を基準にしていますが、高戦術点保持時や難易度「難しい」以上の情報もページ下部「高難度情報」にあります。 基本情報 敵情報 アイテム・イベント情報 闘技場データ 店 BGM 攻略のポイント イベントについて 攻略時の注意点 出撃ユニットについて 攻略手順の一例 高難度情報 戦術点による変化 難易度「難しい」以上の場合 [部分編集] 基本情報 トレジャーは光る場所も含んでいます。調べるキャラが誰でもいいという以外、性質上トレジャーハントと同じためです。 勝利条件 エドモンドの撃破 敗北条件 イジュラン、ナッシュ、ヘレンの死亡 戦術点 ゲールを離脱前に撃破 出撃人数 12人 強制出撃 イジュラン 加入キャラ ディオン 秘密の店 最北東の山 トレジャー なし 敵情報 敵の情報は、戦術点・高難度限定の敵を除いた初期配置と増援で出現する敵のクラスと所持品・ドロップを載せています。戦術点による奇襲や高難度限定の敵については、ページ下部にある高難度情報を参照してください。 敵のステータスは、難易度により変化するため掲載していません。 ボス会話は、確認できたものだけ載せています。随時加筆をお願いします。 初期配置 重装騎士(投擲槍)×7、ナイト(鋼鉄の剣)×2、ナイト(鋼鉄の槍)×2ボウナイト(鋼鉄の弓)×3、ドラゴンライダー(クリティカルスピア)×6、ナイト(アクスキラー)×3魔道士(クリメイション)×4、ドラゴンライダー(アクスキラー)ドラゴンライダー(ハルバート)×3、ドラゴンライダー(トライデント)×2、重装騎士(鋼鉄の槍)重装騎士隊長(ピルム・ランススレイヤー)、ナイト(白銀の剣・良い回復薬)×4 敵レベル 13~15 ドロップ なし 中ボス1 ゲール:盗賊/Lv17持ち物:カットラス・高級ワイン武器レベル:剣Cドロップ:なしスキル:なし 中ボス1会話 会話:ロビン 中ボス2 アドゴニー:スナイパー/Lv4所持品:ロングボウ・金貨武器レベル:弓Cドロップ:金貨スキル:連撃 中ボス2会話 イジュラン、ロビン、ルーシー 中ボス3 クラーラ:イーグルナイト/Lv5持ち物:フラメア武器レベル:槍Aドロップ:フラメアスキル:三位一体、再移動、※斧攻撃回避 (詳しくは下記) 中ボス3会話 ディオン、ナッシュ、ルーシー、アネット、カルロ、ローラ、エーディト、ディック ボス エドモンド:ドラゴンナイト/Lv4持ち物:マスタースピア武器レベル:槍A/斧Aドロップ:なしスキル:防御、状態耐性、飛行系地形回避、指揮Lv3、再移動 ボス会話 イジュラン、ディオン、ナターリア、ウルリケ ▲ページ上部へ アイテム・イベント情報 情報収集のキャライベントやキャラ同士の会話は、無条件で発生するものと、特定のキャラの出撃回数を満たすと解禁されるものの二種類あります。確認できたものだけ載せていますので、情報提供・加筆をお願いします。 村訪問で、入手アイテムの右にカッコがある場合は、書かれているキャラで訪問しないとアイテムはもらえません。 情報収集 バックパック なし キャライベント 「弓使いの集い」ルーシーの技、ロビン、スタンリーの速さ、アネット、カルロの力、パリスのHPと幸運がそれぞれ+1カミルがいる場合はカミルの技と速さ+1「サンディへのお守り」(支援発生、ラウフェイ入手) 闘技場 あり 模擬戦 なし 村訪問 東の村 左の箱:シールドブレード中央の箱:自己転移の杖右の箱:四元素の指南書※どれか一つを選択 緑の屋根の民家 舞踏の羽衣、リアの幸運が+1(リア)ブルーベリー(※リア以外) 宝箱 なし 会話 ディオン→ナターリア(相互支援発生)ヒューイ→パリス(相互支援発生、ヒューイの技+1 パリスの力+1)フレイザー→ベイカー(相互支援発生) 闘技場データ 戦闘相手のステータスと勝利後の獲得金額は、難易度ごとに異なるため省いています。 レベルの低い順に上から記載しています。 左側 右側 名前 クラス Lv 武器 スキル 名前 クラス Lv 武器 スキル フリー ナイト Lv15 鋼鉄の槍 ─ ミンガス ボウナイト Lv15 鋼鉄の弓 ─ トゥルージロ 闘士 Lv18 クリティカルアクス ゲディ アーチャー Lv18 マジックボウ シーン 剣聖 Lv3 氷の剣 身かわし ミラー ソーマタージ Lv3 アースクエイク ウッテン ブラックナイト Lv4 ランス 防御・再移動 クラーク サジタリウス Lv4 白銀の弓 連撃・再移動 ▲ページ上部へ 店 武器・道具の詳細はアイテム関連各ページを参照して下さい。 道具屋 名前 耐久 値段 良い回復薬 3 200 回復の杖 20 300 大回復の杖 15 500 全回復の杖×1 10 700 扉の鍵 1 300 秘密の店 名前 耐久 値段 力の秘薬×1 1 3000 魔力の秘薬×1 技の秘薬×1 速さの秘薬×1 生命のハーブ×1 1 1500 目立つ旗×1 - 2500 迷彩マント×1 - 3500 ラッキーコイン×1 - 5000 BGM 記載されている曲名は、サウンドルームで使用されている名称を記載しています。ただし、サウンドルーム未収録のものは、配布サイト様に記載されている曲名をそのまま使用しています。 キャライベント・戦術点ボス・高難度限定ボスなど、プレイ状況によって流れたり流れなかったりするBGMは掲載していません。また、キャラ会話時に流れるBGMは、会話発生に条件がないものも含めて全て掲載していません。 OP OPイベント4 OPイベント 出陣3、緊迫3(竜騎士隊移動後~)出陣6(OP会話) 出撃準備 出撃準備3 闘技場 闘技バトル2 マップ ラスボス的な1、マップ8章ほか 秘密の店 うきうき2 通常戦闘 通常戦闘6 ボス戦 ボス戦闘3(アドゴニー)ボス戦闘2(クラーラ)ボス戦闘4(エドモンド) イベント うきうき4(緑の屋根の民家訪問・リア) クリア後イベント 会議3 ▲ページ上部へ 攻略のポイント 難易度易しい・普通、戦術点なしでのポイントを載せています。 高難度では敵のステータスがアップするだけでなく、新たな敵も出現しますが、 全体的な流れはあまり変わりません。 参考:簡易攻略チャート 初心者が多く見ることを想定して比較的丁寧に説明しています。長文いらない、ネタばれ嫌、ポイントだけでいい! という人は、簡易攻略チャートをどうぞ。 情報補完(加筆)は常に募集中です。 高難度・高戦術点保持での情報を追記する場合は、下部【高難度情報】のスペースにお願いします。 イベントについて 「弓使いの集い」は、ルーシー、ロビン、スタンリー、アネット、カルロ、パリスが全員加入していて、この章で生存していれば発生する。 尚、14章でカミルとレノックスを選択した場合はカミルもイベントに加わり、イベント内容に多少の変化が見られる。 もちろんカミルのステータスもUPする。 登場人物が多く条件が厳しめだが、見れば全員のステータスがUPする。 「サンディへのお守り」は、おそらくヴェロニカとサンディ2人が加入していて、この章で生存していれば発生すると思われる。 攻略時の注意点 この章をプレイするにあたり、四つ気をつけておいた方が良いことがある。 一つは、第22章でビリーイベント2が起きている場合、お金を最低3000G残しておくこと。 ビリーは加入時にお金が必要なので、買い物の際にうっかり使いすぎないようにしないといけない。 中ボスのアドゴニーがドロップ品の金貨を所持しているので、プレイ前に一文無しだったとしても最低限は稼げる。 ただし、難易度「易しい」ではアドゴニーはいないので、別の金策が必要となる。 戦術点獲得条件のゲールが所持している「高級ワイン」は、盗めば5000Gで売れる。 手順さえ間違えなければ盗んだ上で戦術点も獲得出来るので、是非トライしてみて欲しい。 もう一つは、ナッシュのレベルだ。 次のステージでナッシュは強制出撃な上、少し大変なマップなので、あまりにもレベルが低いと攻略がし辛くなる。 幸いにして闘技場もあり、またマップにはナッシュが得意相手としている重装・騎馬がたくさんいるので、是非出撃させてレベルアップをはかろう。 それから、村訪問で緑の屋根の民家へはリア以外で絶対に訪問しないでおこう。 彼女以外で訪問すると貰える物が「ブルーベリー」になってしまい、それで終了してしまう。 リアの貴重な専用装備入手ポイントなので間違えないように。 最後に、中ボスの一人・クラーラは撃破しなくてもクリアできる。 しかし、彼女の撃破が39章でバックパックと商談できるフラグとなっている模様。 39章の商談成立が39章外伝発生のフラグのため、必ず撃破しておこう。 また、マップ中の注意点ではないが、今まで3章間隔で出てきた闘技場が35章と比較的長い期間出てこなくなる。 普通以下でプレイしている場合は、ここで満足行くまで利用しておこう。 ▲ページ上部へ 出撃ユニットについて 敵に重装騎士・騎馬・飛行ユニットが多いので、トライデント・ハルバート・斬馬刀・クリスナーガが使えるユニット、魔法ユニットをバランス良く組み込めばいいだろう。 北東に秘密の店があるので、飛行ユニットは最低一人いる。 ナターリアの出撃回数が足りていれば、ディオンとの会話があるのでこの2人でも構わない。 後は、ゲールから「高級ワイン」を入手する際に必要な騎馬ユニットが2人ほど、うち一人は弓騎馬がいい。 クラーラ・帝国第二竜騎士隊と戦う際、再移動できると便利なのでクラスチェンジしていると尚いいだろう。 他は、盗賊ユニットどちらか一人と、リアは必須と言ってもいいだろう。 攻略手順の一例 出撃したら、しばらくは初期位置から橋の西にある砦より上のマスに止まり、移動してくる敵を迎え撃つのが得策。 情報収集でロビンが警告しているとおり、特効武器を持つ敵がそこかしこにいるので、下手に動けばあっという間にピンチに陥ることもある。 ゲールは南西に逃げるが、途中までは南西のハルバート所持のドラゴンライダーの射程外に移動してくるので、タイミングを合わせて狙い撃ちしよう。手順は以下の通り。 尚、説明はコニーを使っているが、ディビッドでも同じ。 初期位置前列中央ぐらいにコニー、リアを入れておく。あとは重装騎士との距離を見て、初手で攻撃に参加できるユニットが一人でも多くなるように配置。 正面にいる重装騎士隊長と出来れば後2人ほどを1ターン目で撃破する。スプントーネ装備のナターリアや、コリシュマルド・ケーニッヒスマルク装備のナッシュ、特効武器所持の騎馬や魔法ユニット、マジックボウか落雷の弓装備のアネットで当たろう。すぐ南西にボウナイトがいるので、ナターリアを使う場合は敵射程内に入らないように。コニーは目一杯前進、リアも続こう。まだ再行動はしなくていい。 接近してきたボウナイト、ナイト(鋼鉄の剣)×2、残った重装騎士を殲滅する。優先すべきは、ボウナイト、次いでナイト。重装騎士は無理なら無視しておいてもかまわない。この時点で、コニーをリアで再行動させ、砦から6マス西の森で待機させる。ゲールは記載した位置の右隣でストップし、逃走を優先しているのか、攻撃をしかけてこないので安全。 「高級ワイン」を盗んだら、ゲールを撃破。 何度か試したが、これが一番確実だったので、参考にして欲しい。 尚、ゲールにはロビンで攻撃すると会話が発生する。 ゲールの簡単なステータスは以下の通り ゲール:盗賊/Lv17 持ち物:カットラス・高級ワイン ドロップ:なし 戦闘能力:HP32 攻撃10 命中85 必殺7 回避28 必回1 守備2 魔防1 攻速16 ※ 命中・回避にボスの指揮により+9の補正あり。(*1) スキル:なし 会話:ロビン ▲ページ上部へ ゲール撃破後しばらくは、移動してくる敵を待ち受けて殲滅しよう。 中ボスのアドゴニーは、動き出すのは早いが接近は遅いので、待ち受けて囲めば簡単。 ロングボウ装備なので、射程にだけは気をつけよう。イジュラン、ロビンで攻撃すると会話がある。(全員は調べられていません) アドゴニーのステータスは以下の通り。 アドゴニー:スナイパー/Lv4 所持品:ロングボウ・金貨(ドロップ) 戦闘能力:HP47 攻撃23 命中114 必殺8 回避36 必回10 守備8 魔防3 攻速13 ※ 命中・回避にボスの指揮により+9の補正あり。(*2) スキル:連撃 会話:イジュラン、ロビン、ルーシー 敵の移動パターンは以下の通り。 【1ターン目】西側のナイト(鋼鉄の剣)×2、東側のナイト(鋼鉄の剣)・中ボスアドゴニー、中ボスゲール移動開始 【4ターン目】クラーラ出現 【5ターン目】魔道士(クリメイション)×4移動開始 【9ターン目】ナイト(白銀の剣・良い回復薬)×4移動開始 敵の多くは橋を渡って来るが、初期位置周辺にいると北側の山裾から接近してくるので注意しよう。 移動してくる全ての敵を倒したら、後は好きな順番で倒していくことになる。 くれぐれも、敵の装備品チェックを怠らないようにしよう。 買い物や民家訪問は、ここから開始すると良いだろう。 注意すべき竜騎士隊は、高台の山から南東のナイト(アクスキラー)、高台のボウナイト(橋のすぐ南東)、 ボウナイトのすぐ南(やや南東)のナイト(アクスキラー)の射程一つ外側のマスにいずれかのユニットが移動すれば動き出す。 ただし橋の上だけは例外で、橋東側の砦にユニットが移動しないと動かない。 竜騎士隊が動き出すとBGMが変化し、緊迫感が出る。 その雰囲気のとおり一つの山場なので、竜騎士隊を動かす前にしっかりと作戦を練っておこう。 竜騎士隊はまず北上して橋の東側あたりまで移動し、そこから真っ直ぐに西へ向かう。 (ただし、飛行ユニットで北から接近すると、北へ移動する。) 橋の上で迎え撃つのは不利なので、橋の西側、砦付近に守備の高いユニットで壁を作り、 後方に弓や魔法ユニットを配置すると安全。 クラーラは動き出して2~3ターン目には突撃してくるので、支援や地形を存分に活かして迎え撃とう。 クラーラとの会話は、面白い内容の会話が多いので、楽しい。出来るだけ多くのユニットで攻撃しよう。 また、ディックとの会話時に斧攻撃回避スキルを習得するが、習得自体はディック攻撃終了時に得られる為、 ワンターンキル可能な火力があれば問題ない。わざわざ会話時にその事を教えてくれる。 クラーラのステータスは以下の通り。 クラーラ:イーグルナイト/Lv5 持ち物:フラメア(ドロップ) 戦闘能力:HP43 攻撃22 命中122 必殺8 回避39 必回7 守備5・魔防13・攻速16 ※ 命中・回避にボスの指揮により+9の補正あり。 スキル:三位一体、再移動、※斧攻撃回避 (ディックとの会話時) 会話:ディオン、ナッシュ、ルーシー、アネット、カルロ、ローラ、エーディト、ディック ボスはマスタースピア(2回攻撃)を所持しているので、攻速11以上のユニットでないと辛い。 また、防御が発動するとダメージが入らないので、きついようならロビンを入れてみよう。 イジュランで挑むと高確率でゲームオーバーになるので、会話を見たいならセーブは必須。 ▲ページ上部へ 高難度情報 戦術点による変化 戦術点が高いと、一定範囲にいずれかの味方が侵入した時点で増援がある。 範囲がやや複雑で特定に時間がかかったが、間違ってはいない筈。 (間違っていた場合は修正お願いします。) 南西からの増援 【範囲】左から6~西の砦・下から11マス以内、左から1~5・下から10マス以内 面倒なら、橋から下のマスに侵入すれば出現するという感覚でいい。 敵はナイト(鋼鉄の槍)Lv10×2。 呼び出す際は、南西のドラゴンライダーの射程外で待機しよう。 念のため、ナイトのステータスは以下のとおり。 ナイト/Lv10 持ち物:鋼鉄の槍 ドロップ:なし 戦闘能力:HP38 攻撃18 命中85 必殺0 回避19 必回1 守備6 魔防2 攻速9 ※ エドモンドの指揮により命中・回避に+9の補正あり。難易度「普通」でのステータス。 スキル:なし 南東(ボスのいる高台東側) 【範囲1】右から8~9・下から15マス、右から7・下から16マス、右から6・下から17マス これは、北から飛行ユニットで侵入した場合の範囲。 これに加え、下記「範囲2」に侵入してももちろん敵は出現する。 南東側の範囲はボスや他の敵の射程に入るので調べていないが、ボスが出現しない場所もある。 少なくとも、マップ最南端と最東端はボスが出現せず、 最東端(マップ右端)下から11マス目のボス出現地点に飛行ユニットを待機させておけば、 ボス以外の敵を殲滅するまで増援は出ない。(完全に封じるのは無理) 【範囲2】右から13マス、下から8~12マスの範囲 地上部隊が進軍すると、上記範囲内に入った時点で出現 敵は中ボスのリーンハルトとナイト(鋼鉄の槍)Lv10×2。 以下、リーンハルトの簡単なステータス。 リーンハルト:パラディン/Lv5 持ち物:ランススレイヤー・スレイヤースピア 武器レベル:剣A/槍A/斧E ドロップ:なし 戦闘能力:HP58 攻撃25 命中103 必殺22 回避32 必回6 守備10 魔防7 攻速13 ※ 数値はランススレイヤー装備時のもの。命中・回避にボスの指揮により+9の補正あり。 スキル:スキル無効、再移動 スキル無効が非常に邪魔で武器が特殊だが、射程は1で魔法に弱いので、 マジックボウ・落雷の弓装備のアネットや魔法ユニット、弓などで間接攻撃をしかけよう。 騎馬なので、コリシュマルド・ケーニッヒスマルク装備のナッシュや、ハルバート、斬馬刀装備のユニットでも有利に戦える。 (ただし、最初はランススレイヤーを装備しているので、ハルバートはやや不利) 戦術点獲得は、上記を参考に。それほど難しくはない。 難易度「難しい」以上の場合 北東と橋のやや南西にシューターが配置されている。 北東は以前からあった投石弾シューターで、3発しか撃てないので弾切れを狙うと簡単。 周囲の敵を片付けてから、守備の高いユニットを山に配置して囮にしよう。 南西のシューターは、攻撃範囲がやや狭いもののポイズンバリスタなので、毒を付与して来る。 毒だけが問題なら、囮役に瑠璃の指輪を持たせれば解決する。 その状態で森に陣取り、弾切れを狙えばシューターの無力化も難しくない。 しかし、それが出来ない場合は少し厄介なことになる。 他のシューター同様、近くに寄れば攻撃されないので飛行系なら撃破しやすいのだが、 その位置に行ってしまうと竜騎士部隊を呼び出してしまう。 これを避けるには、先に北側のシューターと周囲の敵を一掃しておいて、北の誘い出しポイントで竜騎士を誘い出せばいい。 そうして、竜騎士部隊殲滅後に残ったシューターに攻撃をすればやりやすい。 飛行系で一気に間合いを詰めて攻撃するのが理想だが、この時、クラスチェンジ前で再移動出来なければ、 敵ターンですぐ南にいる騎馬に攻撃されるので、計算をしっかりしておこう。 尚、シューターを倒すとそれぞれ400Gを入手する。 無力化してしまえば倒さなくてもクリアは出来るが、高難度ではお金が不足しがちなので2台とも倒してしまおう。 変更点はもう一つ、ボスの側に盗賊の中ボス・ヘラがいる。 2ターン目にエドモンドの命令で姿を消し、敵5ターン目に初期配置から部下4人(カットラス所持/Lv11)を引き連れて出現する。 彼らは「盗む」スキルを持っており、敵にターンを回してしまうとアイテムを盗まれてしまう。 戦闘が順調なら、増援が少し途切れている頃なので、盗賊団に集中できるだろう。 それほど強くはないので、速攻で倒してしまおう。 ロビンとヘラが戦闘すると会話がある。それによると、ロビンの盗賊時代の二つ名は「狂犬のロビン」だそうだ。(他、情報募集!) ヘラ:盗賊/Lv12 持ち物:ダーク ドロップ:なし 戦闘能力:HP43 攻撃22 命中124 必殺23 回避59 必回13 守備7 魔防4 攻速18 ※ ボスなどの指揮で命中・回避に+21の補正あり。難易度「難しい」でのステータス スキル:盗む 会話:ロビン、コニー、ファビアン そして普通以下ではサンドバッグにできたボスだが、難しい以上だと10章のボスの如く、戦闘に入ると動いてくるようになる。 油断するとイジュランが狙われてゲームオーバー、という事態になりかねない。~相手の移動範囲と彼の位置には気を配っておこう。 反面、動けば砦から出てくるため補正がなくなり倒しやすくはなる。そのため相手の攻撃に耐えれるユニットでわざとおびき寄せて、弓や魔法で一気に畳み掛けてしまおう。 ▲ページ上部へ
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脅しの代償 25KB 愛で いじめ 制裁 思いやり 愛情 自業自得 差別・格差 戦闘 同族殺し 飼いゆ 野良ゆ ゲス 捕食種 希少種 現代 「条件」の作者です。時間のある時にどうぞ 「条件」を書いたものです。この作品を読む上で以下の注意点があります。 誤字脱字、文的に変なところがあるかも知れません。 希少種優遇ものです。(希少種は死ね!!という派の方はUターンをお勧めします) 納得いかない終わり方かも知れませんので覚悟の上でご覧下さい 設定に納得いかない点があるかも知れませんがご了承下さい。 『嫌われた代償と招く幸福』の登場人物が出ます? タイトルと内容が咬み合ってないかもしれません 中二病のような設定があるかも・・・ 以上の注意点を踏まえた上でお楽しみください。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「おいおい、マシかよ・・・」 ちょっとコンビニ出かけ、帰って来たらが空いていた。玄関は鍵を閉めたが戸は閉め忘れたらしい。 汚れから見てゆっくりに間違いない。中から物音がする・・・どうやらまだいるようだ。 となるとお家宣言されている可能性が高い。 「はぁー潰すのめんどいな・・・」 愚痴りながらも早く中にいる糞饅頭を駆除するため、戸を勢い良く開けた。 「おい!糞饅頭共!!今からブッ潰して・・・え?」 俺は侵入したゆっくりの正体を知って思わす目を疑った。 「じ、じゃおおん・・・」 「めーりん?」 そこにいたのはゆっくりめーりんであった。 脅しの代償 少しの間があったが、俺は被害を確認したが特に荒らされている様子もなかった。机付近は汚れが目立っていたが、他はそんなに汚れてはいない。 どうやら、机の上にある食べ物目当てらしい。 「じ、じゃおおおんじゃおおおん!」「うお!?」 めーりんは額を床に擦りながら何度も頭を下げている。言葉が話せない為、何を言っているか解らないが謝っているのは見て解る。 俺はめーりんを持ち上げた。 「謝るなら最初からするな」 めーりんの額にデコピンをして庭の地面に下ろした。 「じゃおん・・・?」 「許してやるから行きな。もうこんなことするなよ」 これが通常種なら潰していたが、生憎俺は希少種愛で派だ。潰したりはしない。めーりんは振り返りながら何度も謝っている。 だが、その背中は何故か重く見えた。 めーりんはあれから河原等で食べられる花や草、虫などを必死に集めていた。お帽子が膨れる程集めためーりんは家と急いだ。 何故、こんなにも餌を集めるのか、それには深い理由があった。 河原近くの公園にめーりんの家がある。 「じゃおおん・・・ ただいまの挨拶をする 「おそすぎるだせ!!」 「れいむがおなかすいているんだよ!ばかなの?しぬの!」 「そうよ!このいなかもの!!」 「むきゅ!くうふくのあまりぱちゅりーがしんだらせかいのそんしつになるよ!!」 「はやくたべさせるんだね!わかれるよー!」 「やっぱりめーりんはくずでのろまだみょん」 めーりんの家には悪魔が住み着いていた。この通常種メンバーはめーりんの家族でなければ友達でもない。めーりんはこの6匹に脅されているのだ。 「なんだぜ?もんくがあるならこいつがどうなってもいいんだぜ!」 「みょんみょん!」 「じ、じゃおおん?!」 まりさとみょんが加えている枝先には傷だらげで片羽のないふらんがいた。 このふらんはめーりんの番である。先日、ふらんは怪我をしてしまい看病していると6匹が攻めてきた。 追い返すことが出来ず動けないふらんをゆん質に取ったのだ。ふらんを返して欲しかったら食べ物を持ってこい、さもないと永遠にゆっくりさせるぞと・・・。 めーりんはふらんを助ける為に必死で狩りをした。毎日一人で6匹分のご飯用意した。 思いのほか使えるとわかった6匹はあまあまを持ってきたらふらんを返してやるといった。 勿論6匹は持ってきたとしてもふらんを返す気はない。だが、めーりんは必死で探した。 だが、見つからず途方にくれていると戸の開いたあの家を見つけた。 めーりんが持ってきたごはんを平らげた6匹は恒例の食後の運動を始めようとしていた。 「むきゅ!きょうはなにしてあそぶかなー」 「ぼーるさんあそびもとかいはね!」 「わかるよーかじかじもいんだねー!」 「きりきりさんもいいみょん!」 「まりさはなにがいい?」 「う~ん、きょうはしんぷるにたいあたりしてたのしむだせ!!」 この6匹は、疲れて帰って来ためーりんをいじめて楽しんでいたのだ。もうめーりんは限界だった。視界が歪む中、ふらんの方へと目を向けた。 ふらんはこちらに向かって何かを話している。 「や、やめろ・・・めーりんをいじめるな・・・!」 めーりんの危機に体を動かそうとするふらんだが動けない。めーりんは薄れていく意識の中で二つの事を思った。 ふらんと一緒にもっとゆっくりしたかった・・・子供を作りたかった・・・。 そして、悪いことをした自分を許してくれたお兄さんにもう一度ちゃんと謝りたかった・・・。 「さあ、まずはまりささまからなのぜ!」 でも、もう無理なのは分かってる。このたいあたりはもう耐えられない。体が壊れる。めーりんはそっと目を閉じた。 勢いを付けたまりさの体当たりが迫る。 「くらうのぜ!!」 「ゲスの癖に身の程を弁えやがれ・・・!!」 「ゆぎゃあああ!!!??」 「「「「「ま、まりさ!!?」」」」」 俺は迫るまりさを蹴り飛ばした。理由は簡単だ。ゲス野良の分際で希少種、いやめーりんを利用していたことが何よりも気に食わない。 あの後、家の戸締まりをしっかりし、めーりんを尾行した。見ていると明らかに多過ぎる量の食べ物を集めているのでこれは何かあると確信した。 ゲス野良共にふらんをゆん質に捕られて従っていたのだろう。なら、やる事は一つ。 目障りに騒ぎ立つ野良共を無視し、来る途中で買ったオレンジジュースを開けめーりんにかけた。弱り切っていためーりんは見事に回復した。 「むぎゅ!あれはおれんじじゅーすさんよ!!」 「あまあまだね!おい!じじい!はやくれいむたちにちょうだいね!」 「くずめーりんにやるなんていなかものね!」 「わかるよー!あたまがかわいそうなんだねー!」 「はやくよこさないとひどいめにあわせるみょん!」 完全無視し2リットルのオレンジジュースを開けた。 「ゆ!やっとれいむたちにあまあまをわたすきになったね!」 「おそいわよ!いなかもの!」 「やっとだねー!わかるよー!」 「みょーん!」 「はやくよこすだぜ!」 「けんじゃにはあまあまが必要なのよ!」 まりさが復活したようだ。俺は野良共を無視してあるゆっくりにオレンジジュースを惜しみ無くかけた。 「ほら、ふらん。これで大丈夫だぞ」 「うー・・・」 その光景に思わずフリーズする野良6匹。 「むぎゃうう!な「ところでさ、賢者さまよ」!」 「お前等にゆっくりにとってオレンジジュースってなんだ?」 「むきゅ!そんなこともわからないの?どんなゆっくりできないびょうきやげがをすぐになおせるゆっくりのおくするよ!」 「じょうしきだぜ!」 「そんなこともわからないなんてやっぱりにんげんはばかだね!」 「そうか、次にふらんはなんだ?」 「ゆっくりをたべるゆっくりできないゆっくりよ!あたりまえでしょう?」 「ふんふん、流石賢者様(笑)賢いな」 「むきゃきゃ!とうぜんよ!」 「わかるよーぱちゅりーはてんさいなんだねー!」 「みょんたちのじまんだみょん!」 ぼん! 「しねーーーーー!!!!」 「「「「「「ゆひぃ!!?」」」」」」 突然の叫びにゆっくり一同は震え上がった。その叫びがした所を見ると胴付きが立っていた。胴付きのゆっくりふらんが立っていた。 「「「「「「どうじでどうづぎのぶらんがいるのー!!?」」」」」」 今まで居なかったのに突然現れた脅威の化身に滝汗を流すゲス野良共。この胴付きふらんは突然現れたのではない。最初からこの場にいた。 「よくも・・・よくも!」 憤怒の炎を目に宿らせてゲス野良共を睨み付ける胴付きふらん。その恐ろしい目つきにゲス野良共は仲良くおもらしーしーを流す。 「むぎゅー!まつのよ、ふらん!ぱちゅりーたちはふらんをおこらせるようなことはしてないわ!!?」 「そうだよ!」 「そうよ!」 「なんでおこってるのか、わからないー!!? 」 その命乞いに俺は呆れた。 「ぱちゅりー、お前はやっぱりどうしようもない馬鹿だな」 「む、むぎゅー!!?どりげぜー!ぱち 「そのふらんはお前等がゆん質に捕っていたふらんだ」 ゆ?」 「そのふらんは散々お前等が痛め付けいたふらんだよ。」 「「「「「「う、う、うそだー!!?」」」」」」 嘘ではない。このふらんは先程まで重傷だったふらんだ。俺がかけたオレンジジュースで傷が完全に癒えた。 ここまでは俺も思っていた通りの流れであった。目の前でふらんは胴付きへと進化したのだ。 ここで余談だが、知り合いのゆっくりの学者から聞いた話では何故れみりゅとふらんの胴付きが多いのは理由がある。 れみりゅとふらんは絶望や苦痛で甘くなったゆっくりを食すため野良でも十分に栄養を捕っている。 一説では補食種はゆっくりを食べ続ける事が胴付き化の条件であると言われている。(但し、ゆうかやきめぇ丸等は違う条件があるようだ) そして、なにより補食種のれみりゅとふらんは再生能力がゆっくりの中でトップクラスである。この二種は怪我をしてしまい回復の末胴付き化をしたという報告がある。 今回ふらんはこの二つの説を同時に満たした。 オレンジジュースというゆっくりの万能薬であり最高の栄養剤とも言えるものを2リットルも浴びるように飲んだ。 それにより弱っていた体は快調時を優位に越える程の回復した。これが胴付きへの進化を可能にした。 そして・・・なによりも・・・ 「よくも・・・!よくも・・・めーりんをいじめたな!!!」 自分はどんなに傷付いても構わなかった。だが、愛するめーりんを馬鹿にされ傷付けられるのは我慢が出来なかった。 当然の野良共に激しい怒りを向ける。野良共は理解してしまった。このふらんが自分達に向ける理由を・・・。 めーりんをふらんの目の前で虐めてしたのは何もできないフランの悔しがる顔を見て笑う為だ。 激しい怒りを覚えながらも何もできない悔しさ・・・。その顔を見て自分達は馬鹿にして笑った。そして、めーりんを傷つけた。 くずめーりんを虐め終わった後にふらんが放つ言葉はとても良いお歌にも聞こえた。 だが、今はどうだろう? ふらんの目の前でくずめーりんを虐められたのも、ふらんの悔しがる顔を堪能できたのも、ふらんを好き放題に出来たのも・・・ ふらんが動けないからだ。 動けないから自分達を襲えない。反撃できない。何も怖くはなかった。 でも、もうそれは過去のこと。 今は・・・ 「ゆっくりしねぇえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」 「「「「「「ゆぎゃあああああああああ!!!!!!!????」」」」」 今まで好き放題していたゲス共をせいさい出来るまで回復し、さらにまで手足まで手に入れたのだ。 もうゲス野良共がふらんよりも優位な立場に立つことは絶対にあり得ない・・・。 6匹の野良はお飾りを無惨に壊され特徴のある部分をずたずたにされ体中痣だらけのゴミと化していた。 「れ・・・いむは・・・わる・・が」 「まり・・・さ・・・はさい・・き」 「ど・・・が・・・」 「げん・・・じゃ・・・」 「わ・・が・・・」 「ち・・・ぽ」 20分後、そこには6個のゴミ饅頭が転がっていた。 ふらんには返り血ならぬ返り餡がこびり付いていた。 こいつらはまだ生きているようだ。 「こんな奴ら殺す価値もない・・・せいぜいゆっくりしね・・・!!」 殺さない、それがこのゲス共にとって何よりも地獄だった。 捕食種は基本通常種を襲った場合必ずその場で食べてしまう。これは食べられる側にとってもある意味幸福なことだ。 だって、痛くても必ず死という痛みからの解放が待っているのだから。 だが、中には食べることもせずただ痛めつけて遊ぶだけ。決して殺さない。なぜなら絶望と恐怖の悲鳴を聞きたいのだから。 胴付きふらんが行ったのはもちろん後者だ。さらに愛するめーりんを利用した怒りを上乗せしてある。 「めーりん!!」 「じゃおおおー!」 もう二度とすりすり出来ないと思っていた。涙を流しながら喜んだ。 「お兄さん・・・助けてくれて本当にありがとう・・・」 「じゃおん・・・!」 二匹は俺に深く頭を下げお礼を言った。 「いや、気にするな。俺の勝手にしたことだ。」 「ふらん達はお兄さんに恩返しがしたい!!」 「じゅおおん!」 「え、気にしなくていいんだぞ?」 それでもお礼がしたいと迫るふらんとめーりん 「そうか・・・なら」 あれから数週間後 「ただいまー!」 俺は元気にただいまを言うようになっていた。何故なら・・・ 「お兄さん、おかえりー!」 「じゃおおん!」 あのめーりんとふらんは今では俺の飼いゆ、いや、家族となった。 俺が出した頼みは二人で俺の家の番ゆっくりになって欲しいと頼んだのだ。二人は喜んで番ゆっくりとなった。 かなり優秀でゆっくりに侵入されても被害が出る前に対処してくれたので野良ゆっくりからの被害が激減した。二人の帽子には銀バッチがついている。 今は知り合いのゆっくり学者のプラチナバッチのゆうかさんに金バッチの勉強を教えて貰っている。 ゆうかさんが言うには二人とも優秀で合格も確実と言われた。一つ驚いたことがある。 めーりんが胴付き化したのだ。ゆっくり学者の友人に話したら余程俺はめーりんに大切、また愛されているらしい。 それとよっぽど胴付き化を望んでいたとも考えられる。一緒にいる胴付きのふらんを見ていて、胴付きならもっとお兄さんの役に立てると考えたのだろう。 事実、色々と助かっている。それと同時に幸せを感じている。今はめーりんとふらんを妹のように大切にしている。 俺は今この幸せを守っていこうと固く決意を立てながらこれからを生きていこうと思う。 おまけ【ゲス野良6匹のその後と幸せを守るために戦う赤い悪魔】 ゴミと化していた野良共は目を覚ました。 「ゆ、ここはどこ?」 お互いを見回すとふらんによって傷付けられた体は無くなっていた。さらに新しいお飾りがそれぞれの頭に乗っかっていた。 「やあ、目が覚めたかい?」 「「「「「「ゆ!?」」」」」」 声がしたところを見ると人間が立っていた。 「じじいはだれなんだぜ!?」 「じじいは失礼だなー」 「じじいはじじいなんだねーわかれよー!」 「人が折角助けてあげて、しかもあまあまも持って来てあげたのに・・・」 「「「「「「ゆ、あまあま?」」」」」」 「でも、助けて貰った人にお礼も言えないゆっくりできないゆっくりにあまあまをあげる必要はないよね」 「むぎゅ~!まってじじ、おにいさん!」 「だずげでぐれでありがどうございます、とかいはなじ、おにいさん」 「とてもゆっくりしているじじ・・・おにいさんだみゅん!」 あまあまが遠退くと知ったゆっくり達は必死で止める。 「あげてもいいけどこの後、お兄さんの頼みを聞いてくれない?」 「なんでれいむたちが「もしも、望みを果たしたら飼いゆっくりにしてあげるよ」ゆ!?」 飼いゆっくり・・・野良にとっては妬ましい存在とあると同時に憧れの存在。 「美ゆっくりも沢山のあまあまもふかふかの寝床も用意するのにな・・・でも聞いてくれないのか。誰か他に」 「ま、まってね!」 「ありすたちはやるわ!」 全員がその話を飲んだ。 30分後 出されたあまあまを平らげた6匹はある部屋に連れて来られた。早くしろ等騒いでいる内にお兄さんが何かを抱えながら入って来た。 「待たせたね」「じゅおん」 ゆっくりめーりんであった。何故くずめーりんがこんな所にいるんだと騒ぎ出す。 「お兄さんの頼みはね、めーりんの遊び相手になって欲しいんだよ」 「「「「「「ゆ!?」」」」」」 その言葉に耳を疑った。ゆっくりできる自分達がゆっくり出来ないくずのめーりんの遊び相手だと?!ぶざ 「むきゅ!おにいさん!」 そう考えていた5匹を余所にぱちゅりーが叫んだ 「うん、なにかな?」 「お兄さんのかいゆっくりはく、めーりんだけなの?」 「そうだよ、この子しか家にはいないよ。なあ、めーりん。」 「じゃおん!」 「むきゅ、わかったわ。ちょっとまちなさい。」 ぱちゅりーは他のゆっくりを集め隅に移動した 「どういうことなの、ぱちゅりー!!?」 「なんでまりささまがあんなくずとあそんでやらないといけないんだぜ!?」 「まちなさい、これはあのにんげんをどれいにするちゃんすよ!」 「「「「「ゆ!?」」」」」 「あのにんげんはくずをだいじにしてるわ!あのくずをゆんじちにとってしまえばこっちのものよ!」 「ゆゆっ!さすがはぱちゅりー!!」 「とてもとかいはなさくせんだわ!」 「かんたんなことなんだねーわかるよー」 「よゆうだみょん!」 「ゆふふ、ぱちゅりーのあまりのてんさいぶりにまりさはおそろしいだぜ!!」 「むきゃきゃ!このけんじゃさまにかかればとうぜんよ!」 ひそひそ話を忘れ声高々に話す野良ゆっくりたち。 「それじゃ頼めるかな?」 「「「「「「ゆっくりりかいしたよ!!」」」」」」 「そうか、ならお兄さんはおやつを買ってくるからね。頼んだよ!」 めーりんを降ろす際に気付かれないように 「いいかい、めーりん。もう仕込みはしてあるとは言えすぐに壊しちゃダメだよ?」「じゃおん!」 そういってお兄さんは部屋から出て行った。 部屋にはめーりんと野良6匹しかいない。野良共は早速行動に出た。 「ゆへへ!くずめーりん!!いたいめにあいたくなったらおとなしくするだぜ!!」 「れいむたちのばらいろのゆんせいのためにしんでね!」 「れいむーまだころさないよー」 「そうだみょん!じじいをりようしたあげくめのまえでころしてやるみょん!」 「そのまえにたっぷりすっきりをするのもとかいはね!」 「むきゃきゃ!さあ、すこしでもいたいめあいたくなかったらおとしく・・・」 ふっとめーりんを見ると大きくあくびをして全く聞いていなかった。 「「「「「「ゆがあああああ!!」」」」」」 簡単に切れる野良共の堪忍袋の御が切れた。 「ぐずめーりんはじねぇええ!!」 れいむが殺意の篭った体当たりを仕掛ける。このれいむは野良共の中で一番大きい。体当たりの威力も一番強い。 「じゃおん」ひょい ひょいと何事も無かったように避けるめーりん。そして・・・。 「ゆがあああ!!くずの・・・。」 れいむの視界に緑色の帽子が迫るのが見えた。それがれいむの見た最後の光景であった・・・。 「じゃおおん!」 「ゆぎゅげ!?」 めーりんの頭付きが人間で言うと鼻の上付近を直撃した。 「ゆげん!!?」 吹き飛ばされバン!と壁に激突するれいむ。 「「「「ゆ、ゆ ?」」」」 「む、「コツン!コツン!」むきゅ?」 何が起きたか分からなかった。ぱちゅりーは自分に当たり、転がっていく何かを見た。 「む、むぎゃああああ!!?」 転がっていく何か・・・それはれいむの右目と左目だった。 「いたいよ・・・ど、どうじでなにもみえないの・・・?!」 視界が狭まった事に恐怖するれいむ。 「にゃがががが!!くずめーりんのぶんざいで!!」 「やつざきにしてやるみょん!!」 れいむをこんなにしたのはめーりんだと理解したちぇんと鋭い枝を取り出したみょんはめーりんにせいさい!しようと襲い掛かった。 「ちぇん!がじがじぶすぶすこうげきだみょん!」 「わかるよー!ひっさつわざなんだねー!」 がじがじぷすぷすとは前後からがじがじ、ぷすぷすするみょんとちぅんの最強の必殺技である!(笑) 「くらうんだ・・・にゅ!?」 目の前にいた筈のめーりんが居なくなっていた。 「じゃあおーん!」 「にぎゃ!!?」 突然なにかに尻尾を噛まれた。尻尾をみるとめーりんが噛み付いていた。はなせと怒鳴ろうとするが 「じゃーおん!」 みょんの方へと投げ飛ばされた。おまけに尻尾も千切れた。 「ちぇんのし・・・おそらとんでるみたいー!!」 ちぇんが投げられた先にいたのは 「みょん?」 これからぷすぷす攻撃をするために枝を咥えていたみょんであった。 ドガン!! 二つのゴミ袋が激突した。ぶつかった音の後に・・・ 「にゃがああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!???」 「ちんんんんんんんんぽぽおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!???」 ちぇんとみょんの激痛の叫びが部屋の隅々まで響き渡った。 ちぇんとみょんは一つになった。 みょんの枝がちぇんの左目を貫通し、ぶつかった衝撃で咥えていた枝がみょんの喉に深く突き刺さった。 ちぇんは悲鳴を上げるが、みょんは最初の激痛の叫び以降全く声を発していない。 いや、喉が潰れてしまっているので叫ぶことが出来ない。だが、痛いことに変わりはない。 そして、二匹は痛みから逃げようと必死で体を動かす。だが、一本の枝がお互いに深く刺さっているので抜けることはない。 また、中枢餡を決して傷付けない位置に刺さっているので動くことはただ激痛を呼ぶだけであった。 「よくも・・・よくも・・・れいむたちを・・・!」 「このいなかもの・・・!」 「むきゅ!ふたりでどうじにこうげきするのよ!」 「「ゆっくりりかいしたよ(わ)!」」 まりさとありすのコンビネーションは凄かった。このコンビネーションでゆっくりできない奴を幾つも葬ってきた。まあ、カマキリやムカデ程度だが 「「ゆっくりできないくずめーりんはしねー!!」」 長い台詞もズレずにハモる。指示を出したもりのけんじゃ(笑)もめーりんの惨めな姿を確信した。だが・・・ 「じゃおん!」 左右から来るまりさとありすがめーりんにぶつかる前に飛んだ。当然、ターゲットを失った二匹は・・・ 「ゆげぇ!!?」「むほぉ!!?」 見事に顔面衝突をした。 「くずの・・・ゆげ!?」 当然ジャンプしためーりんは落ちてくる。まりさの顔面に着地した。 「まりさー!このい!!?」 再び飛び今度はありすの顔面に着地した。まりさありすまりさありすの顔面を交互に踏んでいく。最初は「こうきなかおに」や「えれがんとなかおに」と騒いでいたが今は 「ご・・・めん・・・ざ」 「あ・・・り・・が・・・い・・・かも」 まりさとありすの顔面はそこら中痣だらけで命乞いをしている。めーりんは踏むのを止めた。 許して貰えたと思った二匹は完全復活したらせいさい!してやろうと考える二匹だ。 「じゃおん!!」 でも、そんな考えは一瞬で砕けた。めーりんの体当たりで二匹は同時に仲良く壁に激突した。悲鳴すら上げられず弱弱しく痙攣している。 「むぎゃ・・・これは・・・どうしで・・・」 片目を失いただただ暗闇に恐怖するれいむ。奇妙なオブジェと化したちぇんとみょん。何度も踏まれ顔がボロボロになったまりさとありす。 そして、めーりんは無傷のぱちゅりーに向かって微笑んだ。その微笑みは、人間からしてみればとても愛くるしく見える。 めーりん好きならお持ち帰りの衝動に駆られるだろう。だが、ぱちゅりーにとってはとてつもない恐怖が襲う。 「ご、ないで・・・!ぱちゅりーだちがげすでしだ・・・むのうで!!?」 めーりんの表情で何を考えているか読み取れてしまった。 『ツギハアナタノバンダヨ、モリノケンジャサン・・・』 「む、むぎゃあああああ!!?」 バチン!! めーりんのおさげがなんどもぱちゅりーを叩く。心地良い音が部屋に鳴り響いた。 何度も何度も・・・全身真っ赤に腫れたもりけんが出来上がるのもそんなに時間が掛からなかった。 お兄さんが部屋を出ていて5分も経たない内に野良共はぼろぼろになっていた。そこへお兄さんが帰って来た。 「戻ったよ、めーりん!」 「じゃお~ん!」 「こらこらー!じゃれるのは嬉しいけどまずは体を拭いてからな」 「じゃおん・・・」 他から見れば愛で過ぎだろうと言わんばかりに愛でるお兄さん。 「おと、忘れてた」 ボロボロで死にかけている野良共にオレンジジュースの入った霧吹きを数回吹きかけた。一応死ぬ事は無くなったがダメージはまだ残っている。 「ありがとうな、ゴミ共」 「まりざ・・・だちは・・・ごみじゃない・・・!!」 「これからもめーりんの遊び相手を頼むよ」 「「「「「「ゆひっ!!?」」」」」」 「誰も一回きりとは言ってないよ?何勘違いしてるの?馬鹿だね、死ぬだね」 「「「「「「ゆぎぎいいい・・・!! 」」」」」」 「安心してよ、めーりんが満足したら飼いゆっくりにしてやるから」 「「「「「「ゆう・・・!!」」」」」」 飼いゆっくりという言葉に僅か希望を見出だす。 「だけど、この頼みをしたのは何回目かな?他にも頼んだゆっくりがいたんだけど誰ひとり飼いゆっくりにしてないんだよね」 「「「「「「ゆう?」」」」」」 「そうだ、満足する前に壊れちゃうんだ」 「・・・ゆ?」 「これが証拠な」 お兄さんが取り出した袋には通常種のゆっくりのお飾りが大量に入っていた。死臭をたっぷりと付けたお飾りが・・・ 「・・・!!?」 声にならない叫びを上げる野良共。 「これ全部めーりんがゲス野良をせいさい!した証なんだよ。凄いよね」 「じゃおお~ん」 胸を張るめーりん。だが、野良共は震えが止まらなくなっていた。このお飾りの数だけめーりんはゆっくりを殺したということ、とんでもないゲス・・・ 「このめーりんはな・・・お前等通常種のゲスに家族や仲間を殺されたんだよ。この子だけは偶然通り掛かった僕が助けることが出来た・・・」 めーりんの頭を優しく撫でるお兄さん。 「保護して一緒に暮らすようになってから夜な夜な突然恐がるように泣き叫んだ・・・どうやら、ゲス共の事が忘れられないみたいでね。 偶然、この子の家族達を殺した残党が現れてね。急いで駆除しようとしたけどその必要は無かった めーりんが誰ひとり残らずせいさい!してしまっただよ。僕は気付いた・・・めーりんが夜怖がらなくさせるにはゲスをせいさい!するのが一番だとね」 「お前等を拾ったのはちょうどゲスがいなかったらさ。ゲスじゃなかったらある程度回復させて森にでも帰してやろうかと思っていたけどその必要は無かった・・・」 「起きた途端、僕をジジイ扱い、これでゲス確定だ。さらにめーりんにクズとか言ったら完璧にゲスだ。 知ってるかい?めーりんをゲス扱いしないゆっくりって本当にゆっくりしたゆっくりなんだて。 お前等はゲスでゆっくりできないゴミ饅頭だ。そんな奴らが居なくなっても誰も困らないだろう?」 お兄さんは野良共に微笑んだ。 「ゆっくりできないゴミ共はめーりんの為に役に立っていってね!」 野良共は理解した。この先自分達には一切幸福は訪れないと・・・。ゆっくり出来ないと散々馬鹿にしていためーりんの為に虐められる。 野良共にはめーりんに対する怒りもめーりんから繰り出される攻撃によって砕け散っている。今は助けての命乞いをするだけ。 でも、絶対に聞いてくれない。めーりんのゲスに対する憎しみが消えない限り止めない。 そして、気付いてしまった。自分達は散々クズと馬鹿にしていためーりんには足元にも及ばないことに・・・ 目の前で自分たちよりも何倍もあるドゲスまりさを容易くゆっくり出来なくさせるほどの強さを持ち。 奴隷にしていためーりんも自分達が満足する位の餌を採ってこれるほどの狩りの腕前が良かった。 それに比べて自分達は力もなければ狩りの腕は最悪・・・。否定しようにも今のこの状況がそれの結果だ。 吐いて永遠にゆっくりすることも精神崩壊することも打たれた防止薬によって逃げられない。野良共はいつ終わるか分からないこの世の地獄を体感し続ける。 だが、意外にも一週間と経たない内にこの世を去った。めーりんが興味が無くなったという理由で・・・。 全員めーりんの本気の体当たりを喰らい一撃で死んだ。断末魔を上げる事なく・・・ その後、めーりんはお兄さんの知り合いからの紹介でゆっくりによるゲスゆっくり駆除組織『ゲス制裁団』に入り活躍することとなった。 善良なゆっくりをゲスから守るため、例えゆっくりを殺す事であったとしてもめーりんは戦うと決めたのだ。 自分のような復讐の悪魔を生み出さないためにも・・・。 ある日、お兄さんと散歩をしている時、善良なゆっくりの幸せそうにしている光景が目に入った。 めーりんは幸せな光景を見ると立ち止まって眺めることがあった。その度にお兄さんはこう聞く。 「めーりんも幸せになりたいのか・・・?」 お兄さんは対象がゲスだとは言え、ゆっくり殺しをさせてしまっていることに心を痛めていた。 だが、決まってめーりんは全身を横に振り、お兄さんに愛情表現のすりすりを求めた。 めーりんは今が幸せだった。大切な家族や仲間が殺されて絶望よりも酷い状況であったところをお兄さんに救われているのだ。 ゲスを探し出してくれたことや『ゲス制裁団』に入れてくれたことも全てはめーりんの為にしてくれたことだということをめーりんはしっかり理解している。 それにめーりんが幸せな光景を見るのは羨ましいからという訳ではない。 あの幸せが、いや善良達の幸せをゲスから守ることがめーりんのゆっくり出来ることなんだから・・・ <ピピピピッ!> 「はい、もしもし。・・・了解です。<ピッ>めーりん、仕事だよ。東公園の人間と良好な関係を築いている善良な群れにゲス共が暴れようとしているらしい」 その言葉を聞き、めーりんの顔つきが変わる。 「出動要請が出たが行くか?」 「じゃおん!!」 「だよね、それじゃ行こうかめーりん!!」 今日もめーりんは戦い、お兄さんはめーりんのサポートをする。 善良達の幸せを守るため、今日もめーりんは戦い続ける・・・。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― あとがき オマケが本編より長くなってしまいました。まさか、こんなに長くなってしまうとは自分でも思わなかった・・・。 今後、より計画を立てて作っていきます。 また、名前を名乗ろうと考えています。 よく薬を使う表現があるので「ドラックあき」もしくは「薬あき」を考えていますが今回の作品の感想にどちらがいいか記載して頂ければ幸いです。 希少種優遇が多い作者ですが、今後ともよろしく願います。 それでは今回はこの辺で・・・ 過去作 1856「条件」 1907「嫌われた代償と招く幸福(前編)」 1914「嫌われた代償と招く幸福(中編)」 1957「嫌われた代償と招く幸福(後編)」 2063「家出の代償」 2167「愛の努力」 挿絵:車田あき
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■優しさの代償は恩か仇か 世界樹の迷宮2の雷竜関連クエスト。 シトト嬢の相談を受ける。彼女から詳しく依頼内容を聞きだすか、言われるままにクエストをクリアするかの二つのルートに派生する。 ここまでクエストをやってきたプレイヤーならシトト嬢の依頼内容を聞き出さないという選択肢は無いように思える。うん、絶対。 助けておくと世界樹らしからぬ熱い展開が待っている。 超鳥缶 ここでの選択がよもやあんな形で回収されるとは思わなんだ くっそ燃えた。ガンナーかレンジャーがいればなあ・・カナーンさんありがとおおお! リマスター版の勢いよくスライドして出てくる立ち絵で笑ってしまう コメント
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464 名前:1/2 :2012/11/10(土) 00 35 53.06 ID ??? アムロ「待てよ、ひょっとしたらキオもジュドーみたいに先生といい関係になれるのでは…」 シン「無理だろ。ファラ先生結婚してるし」 アムロ「なに? …いやしかし、世の中には寝取りというものが」 カミーユ「授業潰してまで惚気話を展開するような人が相手じゃ無理だと思いますよ」 アムロ「むむむ…」 夜。アムロの部屋 アムロ(しかし…やってみたら意外とイケたなんてこともある。キオにあることないこと吹き込んで…) ???「私とメッチェの仲を邪魔するのはあんたかい?」 アムロ「え?」 465 名前:2/2 :2012/11/10(土) 00 39 18.98 ID ??? 翌日 ガロード「で、これはどういうわけ?」 アムロ「………」ガタガタガタガタ ロラン「頭抱えて体育座りしながら震えてる…」 セレーネ「なんか怖いものでも見たんじゃないの?」 『が、ガンダム!? ガンダぁぁぁぁぁぁム!?』 シロー「刹那の悲鳴だ!」 ロラン「行ってみましょう!」 刹那「俺の…真のガンダムのガンダムの首が!? が、ガンダムぅぅぅぅぅぅ!」 ドモン「落ち着くんだ刹那!」 シロー「何があったんだ?」 ヒイロ「何者かがアムロ兄さんのガンダムの首を斬っていったらしい」 シロー「それを見て刹那が錯乱した、と…兄さんのあの様子と何か関係があるのかな」 セレーネ「ご丁寧に初代のほうのガンダムの首まで斬っていってるわね。どうすんの?」 ガロード「修理するしかないでしょ」 キオ「すごい切り口だなあ。ところで、首のないMSって見てるとゾクゾクしてこない?」 フリット「しないよ」 アセム「キオがどんどん変な方向に進化していく…」 ウッソ「僕はもう慣れましたよ…」
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メインの教師三人が救出に来てから、私は校長室へと連れて行かされた。 ハリー達三人も一緒だ。 ちなみにポンフリーの所に居るのは、ネビルのみ。 重症のクィレルは、奥の寝椅子に寝かされている。 「して、禪。いったいどういった状況だったのじゃ?」(アルバス) アルバスじいちゃんが聞いてくる。 『うーん。なんて言ったらいいのか……』 「順番に言えばよい」(アルバス) 『え、という事は新学期最初っから??』 「……そこまで遡(さかのぼ)らずとも」(アルバス) 『では、今回のとこからあたりで』 「……ま、いいじゃろ」(アルバス) ? 不満?? 後でこの三人の先生には話しておこうかな? 『えっと……』 私は、大まかなあらすじを言ってゆく。 話が終盤に差し掛かる辺りで、セブルスが青ざめた。 ミネルバはため息をつき、アルバスじいちゃんは目を瞑る。 え? ダメだった?? 無謀は承知だけど、見視して後悔するよりかはマシじゃない? 『んで、あっちがハリーを金縛りしたので、そこで天井から登場。逆に相手を金縛りにして、身体から追い出した』 ま、こんなとこだろう。 『で、そっから防御あるのみという事で、ハリーと自分の周りに結界魔法張って、相手をはじいて、相手が捨て台詞吐いてどっかに消えてきました』 こう締めくくった。 「……禪。わしを心配させないでくれ」(アルバス) 『あー、ごめん。アルバスじいちゃん。一分一秒争うくらいに急いでたから……』 「でさ、あの……禪?」(ハリー) 『ん?』 「どうしてあいつがヴォルデモートだって知ってたの??」(ハリー) 『ああ、一度わざと接触しましたからね。ただし、その時は相手を眠らせたうえで接触したのですよ。この時に魔法のレベルにおいて相手を上回っていることが判明したので、その時期からいろいろと工作しておいたのです』 「そう……だったんだ」(ロン) 『ま、その後の罰則の時に狙ってきましたからねぇ。あれにはビックリしましたよ』 「ビックリどころじゃないじゃない!!」(ハーマイオニー) 『そうなんですよねーって、ハーマイオニー叫ばずとも……』 「いっ……!」(ロン) 『大丈夫ですか、ロン。君は本来ポンフリーのところ行きなんですよ?持ち前の薬があったから応急処置で来たけど……』 「ロン、痛みが酷いようなら君は行かないといけないよ?」(ハリー) 「そうですよ!Mr.ウィーズリー!!失神した貴方を連れて行こうとしたら、目を開け、嫌だと駄々をこねたのですからね!!」(ミネルバ) 『って、マクゴナガル教授も仰ってますよ?大筋の説明はしましたし、ポンフリーのところに行ってきなさい。んで、明日の朝と言わず、二日間くらい寝て過ごしたら?その方が、身体にはいいでしょう。回復薬はあくまで体力を注ぐだけ。身体の回復には至りません』 「う……じゃ、その先に失礼してポンフリーのところに行くよ……」(ロン) ソファから立ち上がるロン。 だが、その足元はふらふらして、おぼつかない。 「誰かついて行った方がよさそうね。ハリー!話は聞いておいて!私がロンについていくから」(ハーマイオニー) ハーマイオニーも立ち上がり、ロンの身体を支えるように横に立った。 彼女も結構面倒見がいい。 そのまま二人は校長室を去っていった。 『ハリー、あと何か聞きたいことあります?』 「……禪はどうして、いろいろ知ってるの?」(ハリー) て、いきなり直球ですね。 素直な子も可愛いよ。 『答えは簡単。君より年上だからさ!』 「?どういう……」(ハリー) 『あー、見た方が早いかな。スネイプ教授、あれ外してもらえませんか?』 後で確認したけど、自分でも外せるんだよねー。 でもセブルスに外してもらった方が、嬉しいんだよ。 ……我ながらドМな考えだ。 「……しかたないな」(セブルス) という事で、セブルスにネックレスを外してもらう。 「!!」(ハリー) 『お!いい反応ですね。まぁ、こういう事です』 二十代後半の姿に戻った私を見てびっくりするハリー。 「禪。そのように面白がるなど……」(セブルス) 『ああ、ごめん。悪戯心が……って、アルバスじいちゃん。時期早すぎた?』 「そんな事は無いよ。どの道知られてしまう事じゃ」(アルバス) 「ですが、禪。友に知られてもいいですが、その人にはこのことを秘密にしてもらわねばなりません。決してあちら側に漏れぬように」(ミネルバ) 『了解です、お二方』 「じゃあ、禪。このことは、僕らの胸にとどめ置けばいい?」(ハリー) 『是非そうしてください。そうしなければ、私は君たちと学んでなどいられない』 「そんなに年上なのに、なんで僕らと同じ年齢になって勉強しているの?」(ハリー) 『私は、とある理由で突然魔法が使えるようなってしまったマグルなんですよ。使えはしても基礎知識がない。その使い方が正しいのかもわからない。そんな状況に陥ってしまいましてね。そんなところに、アルバスじいちゃんが来てくれて、孫として迎えられ、ここで学ぶことになったのですよ』 ハリーにそう説明したところで、セブルスがチラッとこちらを見てくる。 ……?不満?なのかな?? 「……そうだったんだ」(ハリー) ハリーはふぅっと息をつき、ソファから立ち上がる。 「もう十分だよ。僕は、さっきの二人を追ってポンフリーのところ行ってくる」(ハリー) 『是非そうしなよ。あの二人だけじゃ、バランス取れないでしょうし』 「じゃあね」(ハリー) 『じゃ、またね』 ハリーも校長室を去った。 私は彼の気配が遠ざかると同時に、自らもソファから立ち上がる。 その時、私の目は真剣になっていた。 「禪」(セブルス) 『言わずともわかっているよ。これは、私のミス』 そう言って、アルバスじいちゃんに目配せする。 「いいんじゃな?」(アルバス) 『ええ。一刻を争う。もう、議論してる暇はない』 「……」(アルバス) アルバスじいちゃんは無言で杖を振り、寝椅子に寝かされていたクィレルを、その寝椅子ごと運んできた。 クィレルに声をかけると、彼は薄く目を開く。 『クィレル先生。今からあなたの権利は私に移行することとなります。また、それにより、もろもろの罪を不問とし、私に仕えることとなります』 「ど……ういう……」(クィレル) 『拒否は受け付けません。ですが、貴方の生きたいという意思に応じての処置であり、これは罰であります』 クィレルの身体に、ネックレスを押し当てた形で触れる。 【我、炎と土に加護されしもの。 眼下に映せしこの者の傷を解析】 かたずをのんで、三人の先生方が見守る。 だが、次に続いた言葉に三人とも驚いた。 【続いて全ての身体構造を解析・分解。 カタチを固定後、再構成】 「「「!!!」」」(先生三人) 「禪!何を!」(セブルス) 【魂に沿って、我の前にその姿を顕現せよ!!】 クィレルが光に包まれ、姿かたちが人でなくなり、光がさらに強くなって…… その光が納まった時、白いウサギがいた。 いや、よく見ると薄青い。 日本の伝統色でいくとは白藍色(どの色かって?そこは*参照で見てみてください)。 「ブウブウ?」 え、ウサギの声って豚みたいって? いやぁ、実際はこうなんだけどね。 『大丈夫かい?混乱してない??』 「ブウ」(クィレル) 『って、翻訳魔法してなかったぁあ!慧よろしく!』 【御意】 慧が応答して翻訳魔法発動。 『じゃ、改めて分かりますか?』 「ああ、大丈夫です。と、というか私はなぜ視線が低く……っと、わ!動きにくい!」(クィレル) 『えーっと……』 「……ふむ」(アルバス) アルバスじいちゃんが冷静に杖を振り、鏡を出してくれた。 『あ、ありがとう。アルバスじいちゃん』 「ほほ、必要じゃろ。して、クィレルよ。確認するがよい」(アルバス) アルバスじいちゃんが杖を振って、空中にぷかぷか浮いていた鏡を、クィレルの前へと移動させる。 「!!なにこれ?!」(クィレル) クィレルにあるまじき、というかキャラを疑うような驚き方。 「ミ、Ms.蔡塔!いったいなぜ私がウサギに?!」(クィレル) 『禪でいいですよ。……うーむ。何かの動物になるか、小人みたいな姿になるかのどちらかだったんだけど、たぶん……』 【身体の損傷があまりにも進行していたためだろう】 『そうたぶん……って、慧いつの間に出てきてんですか』 【つい先ほどだ。主が困っておるのに、見過ごすのはいただけぬしな】 『……いつ見てもきらびやかな衣装ですね』 【そこは、我の地位ゆえだ。地味な服装では、矜持にかかわるのでな】 ……ああ、うん。 なんかスリザリン的な意見だよね。 「ゆ、禪さん?そのお方はどちら様で……?」(クィレル) 『”さん”もいらないですよ。ああこの赤と黒の民族衣装に身を包んでいるのは、慧。私の杖に宿っている神様だよ』 「なっ!……神と!!」(クィレル) 何かと尊いものを見るような目になるクィレル。 【そう畏まるよう見なくてもよい】 『そうそう。私達は、例のあの人に一番似ていて、一番似ていないっていう矛盾した存在だしね』 「??」(クィレル) 『まぁ、分からないですよね。そこは、ここにいる先生方に聞いてください。さすがに何度も言うのは疲れますし……』 ほんと、何度も言うのは面倒なのである。 *ここから人数減るので、()無しです。 「もういいだろう」 ひょい。 『って、セブルス!摘ままないでください!』 「禪はいきなり居なくなるのでな。それに我輩に言うことがあろう?」 …… 『……ま、まさか……あのメモですか?!』 「他にあるわけがなかろう」 難しい顔しているセブルスに、首根っこをつままれているこの状況。 やばい。 非常にやばい。 『えーっと――』 「拒否権はないぞ」 『――う、やっぱり』 「という事でいくぞ」 漆黒のクローゼットに向かうセブルス。 当然摘ままれている私は、ついていく事になって―― 『アルバスじいちゃん!クィレル先生のことよろしくお願いします!というか、他の処理もお願いしても大丈夫?』 「大丈夫じゃよ。禪こそ、セブルスをよろしくな」 クローゼットに入る前にアルバスじいちゃんにそうお願いした。 校長室に残った三人……いや、二人と一匹。 「……大丈夫でしょうか」 「大丈夫じゃよ、ミネルバ。あれでもセブルスは心配性じゃ。……ま、今は禪限定じゃがな」 「きー」 「……何を言っているか分からんが、クィレルもそう心配する事は無い」 「きー……」 「でも、アルバス。結局どうしましょうか?」 聞くミネルバ。 「ん?」 「賢者の石のことです」 「ああ、友人と話して決めるよ。……結論は見えてるがのぅ」 そんな会話のやり取りがなされていたそうだ。 ああ、目の前には魔王が仁王立ちしている……。 いやぁ!! 身から出た錆として、仕方ないと思ってるけどさぁ……。 この状況恐い。 ハリーの気持ちが今、よく分かる……。 「……禪」 『はい……』 「我輩は、あのような事になるとは聞いていないのだが?」 『すみません。私もまさかウサギまで小さくなるなんて……』 「そうではない。身体を分解して再構成するなど我輩は聞いていない」 『……ごめんなさい。セブルスには半分の事実しか、話していなくて……』 「……はぁ、例の癖か?それとも……我輩は、信用ならぬか?」 『信用してるよ!?……癖、そうだねそれに近いかな。計画の半分だけ教えておいて、後で皆驚かすってことしてたし……』 「もう驚かさずとも良かろう」 『そう、なんだけどさ。なんだか、そうの方がいいみたいなんだ』 「どうしてだ?」 『ほら、私ってある程度のあらすじ知ってるじゃないですか。それで、分かってしまったことなんですけどね……』 「……?」 『スパイなんて、向こう側にもいるってことをですよ』 「?!なん、だ、と!!?」 『これも時が来たら明るみになる事です。ですが、癖を利用してでも、そのものから情報を隠しておいた方がいいと――』 「誰だ!そやつは!」 『セブルス。分かってるよね、私は言わないよ』 「くっ!」 『でもね、セブルス。私は、そいつが目の前に来たら、生かしておくつもりがないよ』 「……」 先程の真剣さとは違う、剣呑とした雰囲気をまとった雰囲気にセブルスが戸惑う。 「禪」 『大丈夫、大丈夫よセブルス。私は、まだ狂ってないから』 言う間に、セブルスが抱きついてくる。 『セブルス?』 「少し、こうしていろ」 『うん』 私の雰囲気が変わるまで、セブルスはそうしていてくれた。 ちなみに。 『そう言えば、一部私の力をクィレルの譲渡しているんですよねぇ』 「確かにそのようだな。見た目が少し変わっておる。ネックレスの石の個数も減っているだろう」 『あ、ほんとだ。という事は、先に歳を重ねた?』 「多分、違う気が……」 という事で、私のネックレスは一つ石をクィレルにあげたため、少しだけ短くなった。 *おまけ 「……さて、やっと採点ができるな」 『あ、そっか。テスト後でしたね』 「その間、大人しくしておれ」 『はーい』(図書室行こうかな……) 「ただし、この部屋でだ」 『へ?』 「他に行くというのなら、ベッドに手錠と鎖で繋(つな)げておいてもかまわんが」 『?!(まさかのセブルスの監禁発言?!)いえ、紅茶でも飲んで大人しくしてます(それしか言えないぃ!!)』 私は紅茶をゆっくりとマグル式で入れるくらい、暇を持て余した。 あ~、レディグレイおいしー。 次ページ:来年まで!!へ
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究極の味、究極の代償 ◆i7XcZU0oTM 太陽は、既に天高く上っている。 だが、照英一行の雰囲気は、まるでそこだけ影の中に入っているが如く暗い。 ……数時間前の出来事の時点で、少なからず心に影は差していた。 それに追い討ちをかけてしまったのが、定時更新だった。 そこに名前が載っている事実が、そんな心に追い討ちをかける形となってしまったのだ。 ……だが、それと同じように気まずい空気が漂っているところもあった。 (やっぱり、まだまだこの2人の間には、わだかまりが……) そう、T-72神と801の姐さんの間に……。 幾度と無く、照英が間をとりなそうとしたのだが、どうにも上手く行かず。 結果、今の時間までこの微妙な空気が続いていた。 (……いつまでも、このままじゃいけない。でも、どうすれば) 焦れば焦る程、思考は絡まってしまう。 それでは駄目だ、落ちついて1つづつ解いて行けば、必ず答えは出る。 ……そう、分かっていても。 不安が焦りを生んで、育ててしまうのだ。 (時が、解決してくれる……のを、待つ訳にもいかない) これが日常の一幕であったなら、その選択をするのも1つの手。 だが、その手は…………使えない。 いつ襲われ、いつ命を落とすかわからないこの状況で、"時が解決する"のを待つ事は、できない。 (僕が……どうにか……) そんな照英の悩みをよそに、801の姐さん達は道を進んで行く。 ……どちらも、もしかしたら。 一歩踏み出すだけで、元に戻れるのかもしれない。 だけれど、その一歩は。果てしなく、大きい。 「……照英さん、PDAに反応が……」 黙っていた801の姐さんが、唐突に口を開き、PDAを指差す。 確かに、参加者の存在を現す光点が、前方に1つあった。 今の探知機の走査範囲は、約50メートルほど。 光点の位置を、実際の距離に変換すれば、30メートル程度。 だが……光点の動く速度が早い。 身を隠して様子を見るのか、警戒しながら接触するのか。 迷っている内に……反応の主は、照英たちの前に、姿を現した。 「……あ、照英さんじゃないですか。奇遇ですねぇ」 そこにいたのは――――禁断の味に、魅せられてしまった男だった。 ◆ 数分程度、時は戻る。 「アシハモウダイタイイイカンジダロ……デモナァ……(足の怪我ももう随分と良くなったな……だが、まだ……)」 素早く、存在を気取られないように。 グンマーは、市街地を進む。 ……1時間ほどの休養を挟んだ後に、グンマーはとりあえず東に向かっていた。 負傷していた足の具合も、先程までに比べれば十分なほど回復していた。 だが、それでも万全な状態からは程遠かった。 現に、現在のグンマーの走行速度は、普段の半分も無い。 「トットトナオレッテノ……ジャネェト、マジデヤレナイダロ……」 (もう少し早く傷が治ってくれれば……でなければ、全力を出せない……) 依然走り続けながら、グンマーは一人愚痴をこぼす。 「カンガエテミリャア、オレッテイママデダレモタオシテネェシ。イイトコマデイッタコトハアッタケドナ」 (考えてみれば、今まで誰も倒していないな。あと一歩の所まで行った事はあったが) そう呟いて、グンマーは今まで遭遇した相手を思い出す。 ――――最初に遭遇した2人組。 ――――建物で不意打ちしてきた奴。 ――――自身をとっ捕まえた集団。 ……どれもこれも、本気でいけば、倒せたかもしれない相手たち。 だが、そのチャンスを、ことごとく逃してしまった。 一度逃したチャンスがもう一度巡って来る事は、めったに無いのだ。 「モウチットマジメニヤレヨ、オレ……(もう少し、真剣にならないと……)」 こんなことでは、とても村を守る戦士にはなれない。 むしろ、このままでは守られる側になってもおかしくはない。 それでは、駄目だ。 「……ゼッテーヤッテヤンゾォ!(……必ずやり遂げるぞッ!)」 ◆ 「あなたは……川越さん。まさか、あなたもここに連れてこられていたなんて……」 「ええ、散々ですよ」 そう言って、川越さんはいつも浮かべている笑顔のまま、肩を竦める。 ……目が、全く笑っていないように見えるのは僕の気のせいだろうか? 恐る恐る、僕は川越さんに尋ねた。 「……お一人、ですか?」 「ええ……何度か、人に出会ったのですが、同行はしてませんね。……僕の料理の素晴らしさを、 理解してくれませんでしたから、する必要もないでしょう」 心底残念そうに語る川越さん。 ……どこかで、料理をしていたらしい。 この状況では、確かに分かって貰えないかもしれない。 ……嫌が応でも人を疑ってしまうような、ここでは……。 「その人達は、今どこに?」 「知りませんよ」 ……言葉の後に、興味なんかない、と続いてもおかしくない口ぶり。 僕の知る川越さんは、こんな人だっただろうか? それとも、この状況に長く置かれていたせいで、変わってしまったのだろうか……。 「ねぇ、照英さん……この人、何か変じゃない……?」 小声で、お姐さんが僕に訊いてくる。 お姐さんも、僕と同じような事を感じていたようだ。 ……今の川越さんは、どこかおかしいような気がする。 コクリと小さく頷いて、お姐さんの意見に同調する。 「ところで、今は何を?」 「あぁ……今は、料理に使う食材を探していたんですよ」 「食材?」 「えぇ……とびきり美味しいものを、ね」 ……僕は、ここであることに気がついた。 さっきから、川越さんが僕の体をじろじろと観察している。 一体、何のためにそんなことを? 「……なら、百貨店に向かえばいいんじゃないですか?」 「いえいえ、僕の求める味は、そんな所じゃあ手に入りませんよ」 「じゃあ、どこで……」 僕がその言葉を言い終わるか終わらないか、その瞬間。 ――――川越さんの目の色が、変わった。 「はあッ!」 「うわっ!?」 シュッ、と風を切る音と共に……僕の着ていた服の胸元が、一文字に切り裂かれた。 「照英さんッ!」 『照英ッ!』 T-72神とお姐さんの声が、ほぼ同時に聞こえてきた。 その声など意にも介さない様子で、川越さんは僕に刃物を向ける。 ……川越さんの握っていたものは、包丁だったようだ。 こんな、料理人の命を武器に使うなんて! 「……お姐さんは下がって! T-72神、お姐さんを中に入れてあげて下さい!」 お姐さんは拳銃を持っているけれど、使い慣れないものを無理に使ったら、どうなるか分からない。 それに……もし、戦うようなことになれば、僕が戦うと決めたんだ。 だからこそ、とりあえずは安全だと思うT-72神の中に入るように言ったんだ。 そうすれば、もし僕に何かあっても、お姐さん達は助かる。 (……分かりました) 「でも、照英さんはどうするの!?」 「……とにかく、川越さんをどうにかしないと! さあ、早く!!」 横目でお姐さんが中に入るのを確認してから、僕は再び川越さんと相対する。 ……川越さんが、どうしてこんな事をするのかは分からない。 でも、このまま川越さんを放っておくのは、あまりにも危険すぎる! 「どうして、こんな事を!?」 「……ついさっき言ったばかりじゃないですか。僕は今、"食材"を探してるって」 食材?それと、襲い掛かってきた事になんの関係があるのだろう。 「それとこれと、何の関係があるんです!」 「何度言わせるんですか? ――――食材探しです。調理するには、まず〆なきゃ駄目ですからね」 「……!! ま、さか」 この川越さんの一言で、一体何を使用としているのかが、分かってしまった。 ……まさか、まさか。 川越さんは、人を、調理しようとしているのか? 「あの素晴らしい味、食感、舌触り……一度味わえば、やみつきですよ。あれ以上に美味しい物、存在しませんよ。 僕の料理で殺し合いを止めるには、あの味が不可欠なんですよ。ですから……」 「――――何を考えてるんですか、あなたは!!」 ……気がつけば、僕の口から、怒号が飛び出していた。 川越さんは……人として、越えてはならないラインを越えている。 この状況でどうにかなったにしろ、そうじゃないにしろ……赦されることじゃない。 しかも、川越さんの口ぶりから察するに、既に一度――――。 「…………何て、ことを」 信じられない。 どうして、どうして平然としていられるんだろうか。 人を、食べてしまったのに、それなのに。 川越さんは、それを何とも思っていないのだろうか? 「照英さんも食べてみれば分かりますよ、あの素晴らしさがね……さて、そろそろカタを付けないといけませんね。 下準備の必要もありますから……」 頭がクラクラする。 川越さんの言っている事が、理解できない。 ……いや、"理解したくない"と言った方が、正確かもしれない。 とにかく、今の川越さんは、おかしい。こんな状況でさえ、いつもの笑顔を崩していない。 だけど、目だけは違った。 "狂気"と形容するのが正しいくらいに、ギラギラと……輝いている。 「さぁ、大人しくしてください。暴れられても――――困りますからねッ!!」 「くぅッ!!」 キィン、と鉄同士がぶつかり合う音が辺りに響く。 ……恐るべき速度で振るわれる包丁を、僕はただ金属バットで防ぐことしかできない。 そんな僕の様子を嘲笑うかの様に、川越さんは攻撃を続ける。 「どうしたんです照英さん、その程度ですか?」 じわじわと、僕の体に細かい切り傷が刻まれて行く。 ……どうして、この期に及んで僕は、川越さんを攻撃できないんだろうか? 川越さんを、傷つけてしまうのを、恐れているから? 今現在、命を狙われているのに、どうして僕は……。 僕は、守らなければならないんだ。 自分を、お姐さんを、T-72神を……。 その為に、僕がやらなければならない事は。 川越さんを――――。 「……うおおぉぉぉぉッ!」 攻撃が少し緩んだ隙を突いて、僕は。 手に持った金属バットを……川越さんの腕を目掛けて、思いっきり振った。 当たったその瞬間だけ、時が止まったかのような感覚がした後に。 言葉にしたくない感覚が、金属バットを通して、手に伝わってきた。 「――――ッッ!!」 当たった部分を押さえ、地面をのたうち回る川越さん。 ……攻撃の当たった右腕は、あらぬ方向に曲がっている。 おそらく……骨が折れたか、砕けたかしているだろう。 「……今の内に、逃げましょう!!」 (分かりました!) とにかく、今は……逃げよう。 無我夢中でT-72神に乗り込んで、僕達はここから逃げ出した……。 ◆ 「うぐ、ぐぁ……腕、がぁ……」 激しい眩暈で、立ち上がることもできない。 今まで体験した事のない痛みが、川越の痛覚を休み無しに刺激する。 その度に、気絶しそうになるのをグッと堪え、川越はなんとか意識を繋いでいた。 ……そうしなければ、何があるか分からない。 それは、川越も重々承知の上だった。 だからこそ、立ち上がって安全な場所へ逃げなければならない。 この状態では、とても"食材"を探しに行ける状況ではない。 ――――川越が、常人であったなら。 (……諦めて、なるものか……!) 普通なら、当の昔に気絶していてもおかしくない。 だが、川越は……"執念"で、意識を繋ぎ止めていた。 全ては、自分の料理で殺し合いを止める為に。 そのために人を殺めようとした、矛盾した意思のために。 「……ヤレヤレ、ノコッタノハイカレタヤツダケカヨ(……やれやれ、残ったのはおかしな奴だけか)」 気がつけば、大柄の男――――グンマーが、川越の傍に来ていた。 今の今まで乱入するタイミングを伺っていたのだが、丁度行動しようとした時に、照英が逃げ出した。 この事は、グンマーにとってはあまり嬉しくない出来事だった。 ……多人数を、一気に倒せるチャンスを逃したのだから。 「……今度は、ずいぶんと筋肉質ですねぇ……」 「ソノウエ、シニゾコナイトキテヤガル……マア、ラクショーダナ。ラッキー」 (その上、手負いと来ている……まあ、幸運と言う事にしておこう) 川越へ、ゆっくりと銃口が向けられる。 ……そんな状況でも、川越は動揺しない。 むしろ、先程と同じ"目"に……。 「……ッ!!」 「ナッ……!」 一瞬の出来事だった。 突然起き上がった川越は、迷う事なく……。 ――――グンマーの指に、齧りついた。 眼をギラギラと輝かせながら、グンマーの指を――――。 「ア゙アァァッ!?(ぐあァァッ!?)」 「少々硬いですが、まあ、下ごしらえすればなんとかなるでしょう」 ……ぐちゃ、ぐちゃ、ぐちゃ。 わざと、咀嚼音を立てながら、川越はグンマーの指を咀嚼する。 その表情は、まさに"恍惚"。 「……だが、他の肉には無い旨味がある! これはぜひとも――――」 「シニ、ヤガレェェェェェェェッ!!」 川越の台詞は、銃声によって、かき消された。 【川越達也@ニュー速VIP 死亡】 ◆ (今、銃声がしました) 「……どっちからしましたか?」 (先程まで、私達がいた方向です) そうですか、とそっけない返事を返して、またうつむく照英。 「照英さん……」 「…………」 あの状況ではやむを得なかった。 自分を、同行者を守るためにはしかたなかった。 例えそうだったとしても、照英が川越を負傷させたのは事実……。 その"事実"が、照英の心を縛る。 (僕のやっていることは……正しいのだろうか……) 襲われたから、応戦した。当然のことだ。 だが、それでも。 人を傷つけると言う事は、想像以上に恐ろしい。 ましてや、今までそんな経験のなかった人間が急に経験すれば、ショックも大きいだろう。 (……分からない……何も) 心にかかる影は、さらに、濃くなっていく。 【D-3/1日目・午前】 【801の姐さん@801】 [状態]:健康、深い悲しみ [装備]:グロック17(16/17) [道具]:基本支給品×2、PDA(忍法帖【Lv=00】)、ドクオのPDA(参加者位置探知機能搭載)、出刃包丁@現実 アイスピック@現実、うまい棒@現実、不明支給品×2(801の姐さん視点で役に立ちそうに無い物) [思考・状況] 基本:生き残って同人誌を描く 1:…… 2:照英さん……この気持ちは一体なんだろう? まさか恋? 【照英@ニュー速VIP】 [状態]:健康、使命感、悲しみ、上半身に複数の切り傷 [装備]:金属バット@現実 [道具]:基本支給品×2、PDA(忍法帖【Lv=00】)、首輪×2、麻雀牌@現実、出刃包丁@現実 冷蔵庫とスク水@ニュー速VIP、サーフボード@寺生まれのTさん、不明支給品0~1 [思考・状況] 基本:殺し合う気は無い。皆で生きて帰る 1:自分のやっている事は、正しいのだろうか…… 2:801の姐さんとT-72神を仲直りさせないと…… 3:いざ闘うとなると、やっていける自信がない……けど、やるしかない 【T-72神@軍事】 [状態]:装甲の一部にヘコミ、燃料消費(残り約85%)、カリスマ全開、悲しみ [装備]:125ミリ2A46M滑空砲(0/45)、12.7ミリNSVT重機関銃(0/50) [道具]:基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=00】)、煙幕弾@現実×3、親のダイヤの結婚指輪のネックレス@ネトゲ実況 [思考・状況] 基本:人民の敵たるひろゆきを粛清し、殺し合いを粉砕する 1:手に入れた首輪を解析しましょう 2:私は、保護対象を守れなかった…… 3:弾が欲しい…… ※制限により、主砲の威力と装甲の防御力が通常のT-72と同レベルにまで下がっています。 ※制限により、砲弾及び銃弾は没収されました。 ※ドクオのデイパックは801の姐さんが、麦茶ばあちゃんのデイパックは照英がそれぞれ回収しました ※スーパーの鮮魚コーナー作業所から出刃包丁を2本回収しました 801の姐さんと照英が1本ずつ持っています ※801の姐さんの恋心は現時点では一方的なものです ◆ 「ハァ、ハァ……クソッタレガ(はぁ、はぁ……何てことだ)」 血の滴る手を押さえ、苦悶の表情を浮かべるグンマー。 ……噛み千切られた部分は、衣服の一部を裂いて応急処置がなされている。 だが、それでも出血はジワジワと続いている。 「アンニャロー、ヨケイナコトシヤガッテ……(あの男、余計な事を……)」 肩で息をしながら、グンマーは近くの壁に寄り掛かる。 ……例えグンマーと言えど、痛みは感じるのだ。 「ソノウエ、アイツタイシタモンモッテナカッタシ……(その上、あの男は大した装備も持っていなかった……)」 包丁は、一般人からすれば凶器に成り得るのだが……。 グンマーにとっては、ただの貧弱なものでしかなかった。 第一、そのような物を使わねばならないほど、武器には困っていない。 ……武器が何もない、と言うような状況であれば、拾っていたのだろう。 「アシガヨクナッタカトオモエバ、コンドハ、テカヨォ……カンベンシテクレヨ……」 (足が回復したかと思いきや、今度は手、か……これ以上は勘弁してほしいな……) フラフラと、グンマーはまた歩き出す。 ……左手の傷の、まともな手当てが出来る場所を求めて。 【D-3/一日目・午前】 【グンマー@まちBBS】 [状態] 健康、首筋に血を吸われた痕、足負傷(中程度・回復中)、左手指欠損(応急処置済み) [装備] 熱光学迷彩服(所々破れている)@攻殻機動隊、サイガ12(7/8)@現実 [道具] 基本支給品、PDA(忍法帖【Lv=01】)、洗顔クリーム、予備マガジン [思考・状況] 基本 優勝して、村を守る戦士になる 1 指のまともな治療が出来る場所を探す 2 頃合いを見て、戦場に赴く ※チハが喋ることを半信半疑に思っています ※やる夫を自分と同様に成人の儀を受けているグンマー出身者だと思っています No.99 Thank you for... 時系列順 No.101 悲しみの弔鐘はもう―― No.99 Thank you for... 投下順 No.101 悲しみの弔鐘はもう―― No.72:戦争を知らない大人たち 801の姐さん No. [[]] 照英 No. [[]] T-72神 No. [[]] No.75:アクシデントは突然に グンマー No.:[[]] No.94:おしょくじのじかん 川越達也 死亡
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作者:yC+LSCHa0 その1 その2 その3 その4 その5 ジャンル:さやか さやカス ほむほむ まどまど 仔ほむ 仔まど 制裁 強制共食い 発狂 虐待 感想 すべてのコメントを見る 制裁なのにさやカスって意味わからんぞクソタグ 作者氏に言いたい どれほど、この作品を愉しんだかを ほ虐の一つの頂点を存分に堪能させ もらいました 最高傑作だ すげえ面白い
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ナレーション 編成前 シナリオ開始時 シナリオ中セルディック⇔アウル ルキア⇔アルハンブラ エルマ⇔アイギール シナリオ終了時 ナレーション 神聖ブレトワルダ帝国軍としての 第一歩を踏み出した、 その戦いの後。 それまで旗色を伺っていた 非戦派の諸侯たちから、 傘下に入るとの申し出があった。 だまされに行くのか、それとも 望んで戦いに身をさらすのか。 いぶかしむ声のあがる中、 それでもセルディックは 諸侯たちの待つ城へと 向かうことを決意した。 編成前 諸侯(右)「これはこれはセルディックさま。 ようこそお越しくださいました」 セルディック(左)「くだらない挨拶は要らない。 お前たちが我が傘下に入ると聞いて やってきたのだが」 「さて、その部屋に隠れてるやつらは どういうことだ?」 諸侯「な、何のことでしょうか?」 セルディック「とぼけるつもりか。 帝国に身を売った愚か者め。 いつからだ?」 「まさか 最初からではないだろうな?」 諸侯「く……こいつらを殺してしまえ!」 セルディック「本性を現わしたな」 「お前たちのような者のおかげで どれだけの犠牲者が出たと 思っている」 「全員武器を取れ! 卑劣な売国奴に 報いを与えてやれ!」 シナリオ開始時 シナリオ中 セルディック⇔アウル アウル(右)「裏切りものには死を、って ところか」 セルディック(左)「文句があるのか?」 アウル「いーや。 俺も裏切りは大っ嫌いだからな。 何もねえよ」 セルディック「裏切られた経験が?」 アウル「あこがれのおねーさんにな」 セルディック「なんだそれは」 ルキア⇔アルハンブラ ルキア(右)「今のうちにこっそり……」 アルハンブラ(左)「何やってるんだい」 ルキア「ぎくっ。 いや、ちょっと偵察をね」 アルハンブラ「じゃあそのポケットのものは 何だい?」 ルキア「えーと……」 アルハンブラ「セルディックについてきてる以上 あんたも神聖帝国の兵士なんだ」 「勝手な真似はしない方がいいと 思うけどねぇ。 ……ま、そのくらいならいいか」 「でも他のやつに見つかっても あたしは知らないからね」 ルキア「さすがアルハンブラ。 話が分かるね。 愛してるよ」 アルハンブラ「やめておくれ、気色悪い」 エルマ⇔アイギール エルマ(右)「また罠にかかっての戦いかよ。 しかも今度はわざとと来たもんだ」 アイギール(左)「それだけおぬしたちを信用している ということでもあるのじゃ」 エルマ「破れかぶれに見えるけどなあ」 アイギール「確かにそうも見えるが、 ぎりぎりのところで 踏みとどまってるじゃろう」 「本当に破れかぶれになられたら、 報われん。それはあいつが 一番分かってるはずじゃ」 エルマ「誰がだ?」 アイギール「誰がじゃろうな」 シナリオ終了時 諸侯「く、くそ……私の未来が……」 セルディック「帝国についた時点で、 お前たちの未来はない」 マーガス「セルディックさま。 正統帝国が、ミレネー平原に 兵を集めているようです。」 アイギール「あやつめ、 王都入りする前にたたくつもりか」 セルディック「かまわん。 緒戦に勝利し、士気も上々」 「このまま僭帝を たたきちぶしてやれ!」