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「おん…おん…」 「?」 アリーナがその声に気がつくか気がつかないかの間に、その唇はクラウドの唇に塞がれていた。 「!!」 そう、カインの与えた龍の血は、確かにクラウドの命を救った、だがそれはクラウドの身体に潜む 魔晄の力を急激に活性化させたゆえのこと、そして彼はその副作用として、 一時的な魔晄中毒による精神錯乱を引き起こしていたのだ。 「お、おい、やめるんだ」 クラウドの異変に気がついたカインがよろめきながらも、制止しようと近寄る。 「があああっ」 「うぷ」 だが、どこにそんな力が残っていたのだろう?錯乱状態ゆえの限界無視の力で放たれた膝蹴りを、 まともにみぞおちに受け、思わずつんのめるカイン、さらに首筋に手刀を受けて、 成す術もなくカインはその場に昏倒してしまった。 こうして邪魔者をいとも簡単に退場させると、クラウドは間髪入れずアリーナを押し倒す。 その瞳は異様に光り、血走っている。 精神錯乱により、本能がむきだしになり、抑制できなくなっているのだ。 今、クラウドは自分の中に潜む忌まわしき獣にいいように操られるままだった、そして アリーナのレオタードに手をかけたときだった、いきなりクラウドの手が止まる。 どれくらいの間、そのままの姿勢でいただろうか、クラウドの手がぎくしゃくとレオタードから、 離れる、その手の行く先は……。 「おおっ!」 ぶしゃっという妙な音と共に血飛沫が飛ぶ。 クラウドはなんと自分の傷を自分の手でえぐり取り、そして弾けるようにアリーナから離れたのであった。 呆然としたままのアリーナへと、クラウドは途切れ途切れの言葉を呟く。 「グゲゲ、アリーナ早く逃げ…俺何するか…ガァァァァッ」 さらなる痛みがわずかの時間、クラウドに正気を与えてくれているのだろう。 さらにクラウドは床に頭を打ちつけ、泣きながら己の中の獣欲に抗い続ける。 俺に構うな、逃げろと叫びながら、だがそれでもクラウドの中の獣は目の前の獲物を襲え、喰えと 非常な命令を下しつづける。 「お願いクラウド、自分の中の悪魔に負けないで!」 そうだ、出会ってわずかな間だけど何時だってクラウドは自分を救ってくれた…だから今回も きっと大丈夫だ、必ず…… 再び頭を抱え、悶えるクラウド、そして再び起きあがったとき、その目はまた爛々と輝く、 獣の目になっていた、が、それでも最後の理性を振り絞りクラウドは途切れ途切れの言葉で叫ぶ。 「俺の中の悪魔め…お前の思い通りには決して」 クラウドは震えながら口を開き…舌を伸ばす。そう、彼は舌を噛み切り自ら死を選ぼうとしているのだ 「いけない、クラウド」 アリーナは必死で起きあがり止めようとする。 立ちあがるだけでも激痛が走る身体を引きずり、アリーナはクラウドになんとか飛びつくと 口の中に手を突っ込もうとするが腕が全く動かない、なら。 とっさにアリーナは今度は自分から唇を重ね、クラウドの口を強引に開じさせまいとする。 クラウドの歯がアリーナの唇に、頬に突き立ち、みるみる間にその顔は傷だらけになっていく。 「がぁぁぁぁっっ!」 その最中再び錯乱したクラウドの貫手がアリーナの片目を貫く、眼球を指先でぐりぐりと掻き回され抉られる激痛に耐え いや、もう身体中激痛だらけで何処が本当に激痛なんだが分かりゃしない。 それでもアリーナはクラウドから離れようとはしなかった。 「クラウド…負けないで」 「あああっ…助けて助けてくれぇ!」 クラウドはアリーナの身体をさらには自分の身体をも無茶苦茶にかきむしり、その肌を朱に染めていく 「お願いだ、俺をとめてくれよぉ、やっと見つけたのに」 何時の間にか狂乱は終焉し、クラウドはアリーナの胸の中ですすり泣いていた。 「やっと…やっと出会えた…」 「?」 「好きだ…生きて出会えたら必ず伝えようと思ってた、好きなんだぁ」 (そう…出会えたんだね) アリーナには理解できた、クラウドは今きっと幻の世界にいるのだろう、そしてそこにいるのは。 彼が求めてやまない最愛の人。 「君は…君はどうなの?俺のこと…好き」 アリーナの頬にぽたぽたとクラウドの涙が落ちる、普段なら不快なはずのその感触も何故か今のアリーナには 心地よく感じられた。 アリーナは自分の血に塗れた手を振るえながらも伸ばし、優しく微笑み、ゆっくりとクラウドを抱きしめる。 いや、そうしたかったがやはり腕が全く動かないのだ…。 (ごめんね、腕が動いたらよかったのに) 「うん…クラウド、私もずっとクラウドのこと好きだったよ…」 (この気持ち…なんだろう?とても不思議でそれでいて暖かい) 「うれしいよ…こんなにうれしいのは産まれて始めてだ」 血まみれの笑顔でクラウドはさらに続ける。 「そういえば…君の名前、随分長い間呼んでないような気がするよ、変だね、たったの3日なのに」 (やめて!その先の言葉は聞きたくないの…自分じゃない事なんて分かっているのに、でも聞きたくないの) クラウドの言葉に、自分でもわからない恐怖を感じ、思わず耳をふさごうとするアリーナ、だがしかし、 やはりそれでも腕はぴくりとも動かない。 そしてクラウドが今まさにその名前を口に出そうとしたとき。 「貴様、何をしている!」 その背後の声に振り向きもできないまま、その瞬間、クラウドは殴り飛ばされていた。 いつのまにかカインが起きていたのである。 「お前のような人間を救けるんじゃなかった、この恥知らずめ」 カインは容赦なくクラウドを殴りつける、彼自身もとてもじゃないが動ける状態ではないのだが 肉体的な限界を凌駕するまでの怒りが彼を動かしていた。 そう、身動きの取れない女性を力ずくでものにする…人の道を外れた外道のやることだ。 カインはなおもクラウドを殴りつづける、彼にとってクラウドの行った行為はとうてい許せるものではなかった。 「お前は人間の屑だ!この卑怯者め、死ね死ね、死んでしまえ!」 が、怒りに任せめちゃくちゃに拳を振るうカインからかばうようにアリーナがクラウドの身体の前へと移動する。 「いいの…私ならいいの…だから、もうこれ以上、クラウドを傷つけないで」 クラウドをかばいながらアリーナはようやく自分の今抱いた感情が何なのか気がついていた。 (そっかぁ、これがこの気持ちがそうなんだ、だから痛いのにこんなに頑張ることができたんだね) クラウド、その言葉にカインの拳は止まる、こいつが…こんな男がクラウド…あのエアリスが愛している男。 クラウドのことを語っていたエアリスの顔をカインは思い出す、 その笑顔はまさしく一途に人を愛する者の笑顔、いつかローザがセシルのことを話したときに見せた笑顔。 (こんな男に愛される資格なぞあるものか…) 目の前の事実に握った拳がふるふると震える…許せない。 「お前は騙されている…いいかその男は」 そこまで言ってカインはある可能性に気がつく、もしかしてこの女は…。 「お前は全て承知なのか…」 アリーナは、ゆっくりと首を縦に振る。微笑みすら受かべて。 やはりそうだったのかと、思いつつもカインは続ける。 「バカな…お前の進もうとしている道は茨の道だぞ、そこを抜けたところで待っているのは地獄だけだ」 愛するが故の地獄、それはまさにカインならではの、 1人の女性の愛を得るため、悪魔に魂を売り渡し、それでも叶わなかった哀れな男のみに許される表現だった。 その言葉を聞いてなお一層近くへとアリーナはクラウドへと寄りそっていく。激痛に顔をしかめ、 片方の瞳から血の涙を流して。 それでもその笑顔はあくまで美しく、それはまさに慈母と呼ぶにふさわしいものだった。 (お前もまた。俺と同じ道を選ぼうとしているのか…) 力なくへたり込むカイン、微笑みを受かべクラウドを見つめるアリーナ。 そして何も知らずアリーナの肩を枕に寝息を立てるクラウドの息遣いだけが暗闇の中に響いていた。 【カイン 所持品:ビーナスゴスペル&マテリア(回復) 天空の兜 第一行動方針:セシルを止める 基本行動方針:戦闘は避けたいが、自衛なら戦う】 【現在位置:地下通路(大陸中央付近)】 (セフィロスへの苦手意識あり) (現在著しく体力を消耗しております、戦闘不能) 【アリーナ(重傷、無論戦闘不能・片目失明) 所持品:イオの書×3 リフレクトリング ピンクのレオタード 第一行動方針:ソロを止める(倒してでも) 第二行動方針:クラウドをティファに会わせる 最終行動方針:ゲームを抜ける】 【クラウド(睡眠中、重傷、戦闘不能、ただし錯乱状態からは回復) 所持品:ガンブレード 第一行動方針:エアリス&ティファを探す 第二行動方針:アリーナを救う 最終行動方針:不明】 【現在位置:地下通路(大陸中央付近)】 (クラウドが正気を取り戻した際、自分の行動を覚えているか、また忘れている場合 カインおよびアリーナがクラウドに何が起きたか教えるのかはお任せします) (アリーナの目はもしかしたら直るかも・・・というレベルの傷です) ←PREV INDEX NEXT→ ←PREV カイン NEXT→ ←PREV クラウド NEXT→ ←PREV アリーナ NEXT→
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進化前フレーバーテキスト クラス:ドラゴン コスト:4 レア :ゴールド 種別 :スペル 効果 手札をすべて捨てる お互いのフォロワーすべてに5ダメージ 概要 進化後フレーバーテキスト 名前 コメント
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最初は鎧を纏った連中が突撃してきてその後は南に配置された連中が突撃してくるという構成。 が、四方を敵に囲まれているという構成上コットンのとんでけ~がとてつもない真価を発揮する。 南に配置された鎧を纏った連中もうまく誘導すれば2ターン目に8体を1度に撃破なんて芸当も可能。 敵の数は多いが護符でガッチガチに固めていれば魔法以外のダメージはあまり喰らわないないので、 辺りを囲まれて動きにくいこともあり回復役は出さなくても特に問題はないだろう。 南に配置された弓兵や魔法使いは動き出した後にアンセムで狩るといいかも。 ボスが近く、アビスゲート2回で瞬殺できるが、 諸侯の罠と違ってここはボスを倒してもクリアにならない点に注意 隣接会話 |セルディック⇔アウル ルキア⇔アルハンブラ エルマ⇔アイギール Complete victory |例1:金塊×2 英雄の宝玉×2 overwhelming victory |同上 Victory |例1:金塊×2 英雄の宝玉×1
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強すぎる力の代償 「ぱ~……」 ――己の無力さが憎いか? 「ぱ~……」 ――自分を捨てた者を見返したいか? 「ぱ……」 ――さぁ、これを使ってみろ。そしてその力を試して見るがいい。 ◆ 説明しよう! ヒグマの科学力を用いて作られた特製ステロイド。 従来のステロイド剤とは比にならない効果を持ち、摂取して筋トレに励めば貴方も範馬勇次郎! ……ただし、それと同時に肉体に与える負担も従来のものとは比にならない。 その副作用とは……常時ばかぢからが振るわれるために、ちょっとした動作でかなり疲弊してしまうのだ。 だが、そのために採用されたのがこのパッチール君。 彼は陸上生物において稀有な、"副作用をマイナスからプラスに変換出来る特性"を持っている! ばかぢからが引き起こす副作用によって、逆に強化される。――なんと、最大で4倍ものパワーへと膨れ上がるぞ! 本来のパッチールの戦闘能力は、数値にしてたったの60……攻撃、防御、素早さ、体力、その全てが微妙。 だが特性ステロイドと筋トレの成果により、超えられないはずの"種族値"の壁を超えてみせたのだ! 今ではALL120――あの、神の名を持つポケモン、アルセウスに匹敵するチカラを手にしたのだ。 そうだ。ステロイダーパッチールは、神 と な っ た の だ!! ヒグマを上回る強さを手に入れたパッチールは、このヒグマロワで、デウス・エクス・マキナっぽい役割を担うッ!!! ◆ 「BAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!」 野獣の咆哮。 ムキムキに強化された肉体から放たれる雄叫びは、さながらハイパーボイスの如し。 デデンネとヒグマは必死に耳を塞ぐ。聴力に優れている分、ダメージは大きい。 咆哮一つでこれだけのパワーを見せるパッチールらしき生物。 二人はその、底知れぬ脅威を垣間見た。 ……というかコレ本当にパッチールなのか、という疑念がヒグマの中に湧き上がる。 八頭身ボディに、ぶくぶくと異常に膨れ上がった筋肉。 いくら渦巻きの目と長い耳と、斑点模様があったとしてもアレはパッチールで合っているのか? 「パチィィィ……」 あぁ、でも鳴き声はパッチールっぽいわ。 俺の知ってるパッチールとは全く似てないが……もうパッチールでいいんじゃないか。 うん、間違いない。あの筋肉隆々の生物はパッt 「パァァァッチャラアアアァァァァッッ!!!」 とかあれこれ考えている間に、巨体が目の前まで迫ってきた。 軽々と片腕で振り回される丸太、それがデデンネを狙って思い切り叩きつけられる! 「ガアアアァァァッ!!」 デデンネと仲良くなったヒグマが打撃を庇った。 当然の事ながら、直径30㎝程度の丸太はへし折れる! 木くずが火花のように飛び散った。 そしてドサリ、と丸太の半分が地面に付き刺さる様子に、デデンネは恐れ慄いた。 デデンネの体など、掠っただけで水風船のように粉砕されるだろう。 「貴様……、まさかフェルナンデスが狙いなのか!?」 「その通りじゃあ!」 「あ、ヒグマ語通じるのか」 言うまでもなく、丸太ではヒグマを殺傷するには不足である。 パッチールが丸太を持っていた理由は、リーチを伸ばすためであり、参加者相手になら威力十分であるためだ。 「少々この孤島には無駄な人間が増えすぎたのでな……。 キングヒグマ様の命令により、ワシが間引いてやろうというのじゃあ……!」 「え、人間が増えた……? キングヒグマ……? え?」 「時に貴様、何故そのデデンネを庇う」 「……フェルナンデスは俺の仲間だ、手出しはさせんぞ!」 ――戦う覚悟は出来ている。 フェルナンデスを守ろうと誓った時から、自分は他のヒグマを敵に回す事だとわかっていた。 この身を犠牲にしようとも、フェルナンデスだけは生きてもらわねば……。 ……いいや、そんな弱気ではいけない。絶対に"二人で"生き延びるのだ! 両腕を広げ、目の前で放出される殺意の波動を一身に受ける。 さぁ、かかって来い! 「……ほほう、さては貴様。そやつの可愛らしき外見に魅了されたクチじゃな?」 パッチールは察した。デデンネを守る決意をしたヒグマの姿を見て。 「な、何を言い出すんだ!?」 「ああ、ワシにはわかる。デデンネは"かわいい"からなぁ。 そんな姿で迫られれば、いくらヒグマと言えどメロメロじゃろうよ」 「違う! 俺は別に見た目だけで決意を抱いたわけでは無い!」 「のうデデンネよ。よく聞け」 「デデンネッ!?」 「"かわいい"だけで信頼を気付けるなど、思い上がりだ。 相手の心変わり一つで、貴様の幸福、安心、そして信頼はすぐに失われる」 「デデデンネッ!?」 デデンネは知能が低いので、パッチールの言ってることがわからない。 抽象的に言うな、はっきり簡単に言え。ただ、なんか自分が非難された気がする。 怒るべきか、戒めるべきか……と思ったが、話の内容が伝わってないので驚愕のリアクションでやり過ごした。 なお、ヒグマの方は察しが早い。 「俺がフェルナンデスを裏切ると言うのか? フン、あり得るものか。仲間を見捨てる者などいるわけがないだろう」 「いるとも。仲間であろうと平気で切り捨てる者がな」 「馬鹿だなお前。それは相手が初めから"仲間だと思ってなかった"だけだ。 互いに信頼し合っている関係に、裏切りなど存在するものか」 その言葉がパッチールの頭に血を上らせた。 というより、頭の血管が一本ブチ切れた。なんかグロテスクだ。 「馬鹿は貴様じゃあああぁぁぁ!!!」 怒号と共にヒグマへと飛びかかる。 押し倒されたヒグマのマウントを取り、頭を何度も殴りつける! 顔では無く、頭だ。噛み付いてカウンターも出来ない。 ヒグマはとにかく抜けだそうと暴れ、もがく。 だが、その前にパッチールはヒグマの頭を掴んで投げた。 「グガアアァァァッ!!」 地面に叩きつけられ、ピクピクとするヒグマに対し、パッチールは言葉を続けた。 「のうヒグマ。時に貴様、もしお前の兄弟とデデンネが同時に危機に立たされたとしよう」 「俺に兄弟は居ない」 「親は?」 「居ない。天涯孤独だ」 「チッ、じゃあ子供で。……貴様に子供がいたとして、デデンネと子供が同時に危機に立たされたとしよう。 どちらも海で溺れかけていて、舟に乗っている貴様は、浮き輪をひとつだけ持っている。 片方に浮き輪を与えれば、もう片方は溺れ死んでしまう。そんな時、貴様はどうする?」 究極の選択。 それをパッチールは問いかける。 「子供に浮き輪を与えて、デデンネを泳いで助けに行く」 理想の解決策。 そう、ヒグマは泳げるじゃないか。 「……いや、そういう事では無く……。 ならば浮き輪が無かったとして、貴様はどうする!?」 「というより、俺の子供なら泳げるんじゃないのか?」 「パチイイィィィィ!! ならばもうシチュエーション無しじゃあ! なんかあって、片方しか救えないなら、貴様はどちらを選ぶ!?」 「クッ……それは……」 ヒグマは究極の選択を問われ、言葉を詰まらせる。 「デネ~……」 「……勿論俺はデデンネを助けに行くぞ」 「ほう、ならば子供を裏切るというのか? 天涯孤独だった貴様に出来た、血の繋がった家族を捨てるというのか?」 「何が言いたい!?」 ヒグマは神経を逆撫でされた気がして、激高する。 「貴様の子供からすれば、その行動をどう思うだろうな。 信頼している親から裏切られた、と思うんじゃないか?」 「何……」 「デデンネ、ワシは貴様に言いたいのだ。"図に乗るな"と。 かわいいだけで全てが上手くいくと思い上がるな、と。 このヒグマは今、すぐそばに貴様がいるから貴様を選んだんじゃ。 だが、実際にその機会が訪れた時、貴様が捨てられない保証など無い!」 「デ、デネンネェ……!」 いきなり指さしでそう宣言され、デデンネは怯える。 何故こんなこと言われたのかよくわからないけど、どうも妬まれてる気がした。 震えるデデンネを、ヒグマは優しく撫でた。 「心配するなフェルナンデス。俺はお前の味方だ」 「デデンネ!」 ◆ 「安心してパッチール。私はあなたの友達だから!」 「ぱ~!」 ◆ 「はは、このワシを前にして随分と幸せそうじゃのう貴様ら。 だがな、そろそろワシも仕事を全うせねばならんからな……」 再度、殺意が周囲の空気を凍りつかせた。 腕にぶくぶくと付いた筋肉がぐっと引き締まり、ミミズの様な血管がいくつも浮き上がる。 ぐるぐると渦巻いた目が、隙を与えまいと獲物の動きに集中する。 「死ぬがよい」 大地を蹴りつけ、タックルを放つ。 ズン、と重い衝撃が空気を伝わる。 タックルを受け止めたヒグマは、咆哮を上げながら爪を突き刺す! 「パチュルゥイイィィィッ!!」 「グルル!?」 何故だ、深い損傷を与えるに至らない。 そのままパッチールの拳が、ヒグマの顎を打ちぬく。 「グガァ―――ッ!!」 数本の牙が吹き飛び、そのままヒグマはノックアウトされる。 それに伴って、パッチールに与えた傷がみるみるうちに塞がっていく。 「今のはドレインパンチ……かつてマスターがワシに習得させた技じゃあ……。 さらに常時ばかぢからがゆえに、その副作用でワシの耐久力も大きく上昇している。 もはや生半可な攻撃では、傷を負わせるのは不可能じゃろうなぁ、はははは」 愉快そうに笑う。 事実、パッチールは愉悦に浸っていた。 かつての自分では到底敵わないような巨大な相手が、今や自分より小さく、そして自分より弱いのだ。 「これが、これこそが、ワシが求めていたチカラじゃあああぁぁぁ!!! フゥーハハハハハ!!!!」 けたたましく笑う。 隆起した上腕二頭筋を愛おしそうに撫でる。太い血管を撫でる。 下を見下ろせば、膨れ上がった胸筋によって、足元が全く見えない。 これが自分の体なのだ。夢のようだ。 なんという機動力、なんという溢れ出す活力。 もうローブシンにも負けない。ハッサムに負けない。カイリューに負けない。 そして、ゴロンダにも……。 「デデンネ!」 ふと、自分の体がゆらゆらと左右に揺れている事に気がついた。 「デデーンネ!!」 「貴様……その技は……!」 「デデンネー!!」 デデンネと共に華麗な決めポーズをするパッチール。かわいい。 「『仲間づくり』かッ!」 「デンデネデ!!」 それだけ言って、デデンネはそそくさとヒグマの後ろへと逃げ去った。 パッチールの特性が"あまのじゃく"から"ものひろい"へと変わる。 「ぬぐううぅぅ、若干だが力が入らなくなっていく……!」 特性が失われた今、ばかぢからが本来の副作用を引き起こす。 少しづつ、少しづつ、武器であり鎧である筋肉に疲労が溜まる。 まだ弱体化とは言えないものの、パワー全開で無くなったのは確かだ。 「フェルナンデス、ありがとう。これで奴を倒せる可能性が生まれた」 口から血をボタボタと零しながら、ヒグマが上体を起こす。 決して少ないダメージではない。 並みの人間の体力と換算しても、数週間の入院を要する重症に等しい。 だが、ヒグマ特有のワイルドハートと、守るべき者に対する決意が彼を立ち上がらせる。 子を守る時の動物は、とても強いのだから。 「パァァァッ、チョルォァァァアアアッ!!!」 「ガウウウウウウウゥゥゥゥゥゥ!!」 またしても組み合い。 ヒグマの蹴りが、爪が、腕力が、パッチールに突き刺さる。 パッチールのヘッドバッドが、膝蹴りが、握力が、ヒグマに叩きつけられる。 命を掛けた死闘。 自然界における戦い。 狩る者と狩る者のぶつかり合い。 彼らが暴れることで大地に亀裂が走り、木々がなぎ倒され、巻き込まれた虫が死ぬ。 大きな力の衝突を、人間は戦争と呼ぶ。 戦争は多くの命を奪う。故にこの二体の争いは、一つの戦争であると言えよう。 「(このままではワシが劣勢となる……。仕方あるまい、気が進まないがあの技を……)」 息を切らせながら、パッチールは奥の手を使う決意をする。 組み合いから唐突に腕を振り払って離れ、そしてポーズを決めて……。 「ぱっぱっぱ♪ ぱぱっちぱ♪」 「何だお前は!? 何だそれは!?」 両手を左右に揺り動かし、足を交互に上げながらリズミカルに踊る。 筋肉モリモリの男がこんな動きすると、当然非常に気持ち悪い。 唖然としていたヒグマだが、ふらりと立ちくらみの様な感覚に襲われた。 「隙あり、パーンチ!!」 拳がヒグマの腹部を捉え、その巨体を浮き上がらせた。 ……視界の焦点がズレてぼやけ、くらくらと意識が混濁する。 「何をしやがった……!」 ヒグマはぼんやりと見えるパッチールめがけて、思い切り腕を振るった。 だが、その腕は届かず、代わりに自分の顔面に衝撃が走った。 ドサリ、と倒れこんだヒグマは、その姿勢のまま闇雲に蹴りを放つ。 「デデンネ――ッ!!!」 「はっ」 足に手応えを感じ、バキッ、と言う音が響き……。 そしてその悲鳴によってヒグマの混乱は解かれ、そして鮮明な視界が"正しい状況"を映しだした。 「な……」 ◆ 「もう少しくらい活躍出来ると思ったのに……強さは愛じゃ補えないものね」 長い髪の綺麗な女性が、眼鏡越しにボクを冷たい目で見下ろした。 「ぱ~! ぱ~!」 「すがってきても無駄。もう貴方の代わりは見つけたの。 貴方より強くて、とっても逞しい子なのよ」 足にしがみつくボクの手を振り払い、マスターはモンスターボールを取り出し、投げた。 ズシン、と地響きと共に身の丈2メートルはある大きなポケモンが姿を現した。 その名もゴロンダ。 彼もボクの小柄で貧弱な体を見て、まるで子供でも見るかのような目をした。 「うっふふふふ~♪ 強いしカッコイイしカワイイし、パンダだぁい好き~! さぁ、さっさと帰りましょ! 乗せてね」 「んだ!」 マスターはゴロンダの肩に乗り、そのままボクに背を向けて歩き出す。 「ぱ~っ! ぱ~っ!!」 「あ、ついて来ないでね。野生に帰るの、いいね?」 すぐにその姿も見えなくなった。 森の中、一人置き去りにされたボクはただ、うずくまって泣いていた。 こんな小さな体では力が出せないし、早く走ることも出来ない。 進化したくても、いくら望んでもそう簡単に叶うものじゃない。 「ぱ~……」 凄く悔しかった。 どれだけ鍛えても、ゴロンダのような巨体には敵わない。 仕方がない、それが超えられない壁、種族の差なのだから。 ◆ パッチールは撤退を選んだ。 あのまま戦い続けている限り、特性は元に戻らない。 だから得意技であるフラフラダンスを使用し、混乱している隙に去った。 「これだけの力を得て、どうして上手く行かない……?」 先ほどの戦いを思い返し、イライラする。 考えれば考えるほど、苛立つ。 パッチールは堪らず奇声を発しながら、近くの木を思い切り殴りつけた。 轟音と共に幹の根元から折れ曲がった。 特性は戻ったようだ。力が徐々に沸き上がってくる。 「BAAAAAAAAAAAA!!! 次じゃあ! 次こそ、参加者を確実に減らすッ!!」 不安と焦燥に駆られ、他の獲物を探しに向かう。 なお、この精神が不安定な状態はステロイドの副作用だ。 躁病や鬱病の両方の症状が出るらしいので、こればかりはあまのじゃくでも防げない。 ◆ 「フェルナンデス……違うんだ、今のは……」 砕かれた木の根本で、ガタガタと震えるデデンネの姿があった。 わけもわからず放った蹴りが、デデンネの真上を掠った。 もし、わずかにずれていたら血の塊に変貌しているところだった。 その余りにも圧倒的な破壊力の存在が、今目の前に居ることが怖い。 「デ、デデェ……」 怖い。 目の前にいる存在が怖い。 この強力な力に守られているのが心強い? いいや、今のような何かの間違いが起きる事を想像すると、不安で仕方がない。 『なかよくなる』だけで保証された身の安全に、果たしてどれほどの信頼がおけるというのか。 自分の命を他人に委ねている限り、決して安息など訪れたりしない。 それが臆病者である場合は……。 「おいでフェルナンデス」 ヒグマは優しい声で呼びかける。 デデンネは明らかにビビりながら、恐る恐るヒグマの頭の上にのぼった。 生き残るために仕方なく、だ。 生きるためにデデンネはヒグマに頼らねばならない。 もしもヒグマが下手に撫でたりしようものなら、デデンネは悲鳴をあげるかもしれない。 この会場から抜けだした後は、デデンネはヒグマを捨てて逃げるかもしれない。 「俺は本当に、心から、お前を家族のように愛しているのに……」 フェルナンデスとの間に出来た壁を崩すために、俺はどうすれば良いのだろう。 【H-3 森の中の高台になっている丘/朝】 【デデンネ@ポケットモンスター】 状態 健康、ヒグマに恐怖 装備 無し 道具 気合のタスキ、オボンの実、ランダム支給品0~1 基本思考 デデンネ!! 0:デデンネェ…… 【デデンネと仲良くなったヒグマ@穴持たず】 状態 顔を重症(大)、悲しみ 装備 無し 道具 無し 基本思考:デデンネを保護する ※デデンネの仲間になりました。 ※デデンネと仲良くなったヒグマは人造ヒグマでした。 【G-4 廃墟街/朝】 【パッチール@ポケットモンスター】 状態 健康、ステロイドによる筋肉増強 装備 なし 道具 なし 基本思考:キングヒグマの命令により増えすぎた参加者や乱入者を始末する 0 参加者を手当たり次第殺す [備考] ※投薬によって種族値合計が670を越えています ※ばかぢから、ドレインパンチ、フラフラダンスを覚えています No.109 Tide 本編SS目次・投下順 No.111 金の指輪 本編SS目次・時系列順 No.106 水雷戦隊出撃 デデンネ No.126 獣の施し デデンネと仲良くなったヒグマ パッチール No.124 ゆめをみていました
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■艦内移動モード ■研究室(第3~第4フェイズ) 選択肢 結果 て、手伝おうか? カルーア信頼度上昇 それじゃこれで! カルーア信頼度減少 また、爆発したりしない? 信頼度変化なし ■ブリーフィングルーム(第3~第4フェイズ) 選択肢 結果 きっとナノナノを治してくれる! アプリコット信頼度上昇 大丈夫なのかな…。 アプリコット信頼度減少 なんか、すごそうな人。 信頼度変化なし ■レクリエーションルーム(第3~第4フェイズ) 選択肢 結果 よぉし!やるか! アニス信頼度上昇 今そんな気分じゃないや……。 アニス信頼度減少 どうしようかな…。 信頼度変化なし ■フェムト潜入戦 紋章機2体、合体紋章機の二つの部隊に分けて対処していくと効率が良い。 ルクシオールは少しずつ移動させておくこと ■魔女の逆襲 左右の敵を二部隊に分けて撃破。 ■カルーアイベント 選択肢 結果 親子って、ほほえましいな。 カルーア信頼度上昇 ナノナノは子供だなぁって…。 カルーア信頼度減少 ちょっと、母さんのことを…。 信頼度変化なし ギャラクシーエンジェルⅡ Topページへ
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Story 1 拠点七不思議 Story 2 小さな足あと Story 3 罪と罰 Story 4 座標と境界 Story 5 我が名はアーサー Story 6 修羅と落陽その壱 Story 7 修羅と落陽その弐 Story 8 修羅と落陽その参 Story 9 ケルベロスの丘 Story 10 自由の代償 コメント Story 1 拠点七不思議 手詰まりとなり一旦遺跡から帰還した一行。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 20 1130 Normal / まどろみの花 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトソード 忘却樹の原木 スキルストーン x2 フルオライト鉱石 PS補助券 x1 - 嘆きの原木 - - [AG]風雷 - - - - Hard / 練成水 制作キット x5 ビスマスソード ビスマス鉱石 スキルストーン x2 - 嘆きの原木 PS補助券 x1 - [AG]疾風迅雷 - - - - - - Very Hard / 59,988 まどろみの花 制作キット x7 メノウソード 嘆きの原木 スキルストーン x2 - メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]神速射撃 - - [AG]明鏡止水 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 火剣 732 闇弓 738 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 闇弓 738 闇弓 738 闇弓 738 闇剣 2294 火剣 732 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 - - - - 闇弓 738 火剣 732 - - - - 闇弓 738 闇弓 738 火剣 732 - - - - - - 火剣 732 - - - - 闇弓 738 闇弓 738 火剣 732 - - - - - - - - - - - - - - 闇弓 738 火剣 732 Story 2 小さな足あと マップに新しくアイコンが出現した。何らかのクエストが更新されたようだ。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 21 1,170 Normal / まどろみの花 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトロングソード フルオライト鉱石 スキルストーン x2 - 忘却樹の原木 PS補助券 x1 - 嘆きの原木 - - [AG]闘気 - - - - Hard / 練成水 制作キット x5 ビスマスロングソード ビスマス鉱石 スキルストーン x2 - 嘆きの原木 PS補助券 x1 - [AG]神速射撃 - - - - - - Very Hard / 65,952 練成水 制作キット x7 メノウロングソード ビスマス鉱石 スキルストーン x2 - メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]疾風迅雷 - - [AG]神出鬼没 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 火治 749 無魔 728 無魔 728 無魔 728 闇弓 738 無魔 728 闇弓 738 火治 749 闇剣 2294 火治 749 無魔 728 無魔 728 火治 749 闇弓 738 火治 749 火治 749 火剣 732 闇弓 738 火治 749 無魔 728 火治 749 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 火治 749 闇弓 738 無魔 728 - - 火剣 732 闇弓 738 火治 749 無魔 728 無魔 728 無魔 728 闇弓 738 無魔 728 - - - - 無魔 728 - - 火治 749 - - 火治 749 火剣 732 火剣 732 - - - - - - - - - - - - - - 無魔 728 火治 749 Story 3 罪と罰 暗い道を進んで行った先の、最後の部屋。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 23 1,180 Normal / 忘却樹の原木 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトスピア まどろみの花 スキルストーン x2 フルオライトバックラー 夢喰いの骨 PS補助券 x1 - [AG]照準 - - 嘆きの原木 - - - - Hard / 地獄草 制作キット x5 ビスマスナイトスピア ビスマス鉱石 スキルストーン x2 ビスマスバックラー 脳喰らいの骨 PS補助券 x1 - [AG]移動要塞 - - - - - - Very Hard / 62,820 地獄草 制作キット x7 メノウスピア 脳喰らいの骨 スキルストーン x2 メノウバックラー メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]乾坤一擲 - - [AG]電光石火 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 火治 749 火治 749 闇弓 738 火剣 732 火治 749 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 闇剣 2294 無魔 728 火治 749 火剣 732 闇弓 738 火治 749 火剣 732 火治 749 火剣 732 火治 749 火治 749 火剣 732 闇弓 738 火治 749 火治 749 無魔 728 無魔 728 火治 749 火剣 732 - - 無魔 728 闇弓 738 闇弓 738 - - 火治 749 火治 749 火治 749 闇弓 738 - - - - 火剣 732 - - - - - - 無魔 728 闇弓 738 無魔 728 - - - - - - - - - - - - - - 闇弓 738 火治 749 Story 4 座標と境界 再びクエストが更新された。今度は遥か西の方。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 23 1,180 Normal / 練成水 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトハンマー フルオライト鉱石 スキルストーン x2 フルオライトヘルム 地獄草 PS補助券 x1 - 獣の皮 - - [AG]俊足 - - - - Hard / 地獄草 制作キット x5 ビスマスハンマー 夢喰いの骨 スキルストーン x2 ビスマスヘルム 脳喰らいの骨 PS補助券 x1 - ビスマス鉱石 - - [AG]電光石火 - - - - Very Hard / 70,776 まどろみの花 制作キット x7 メノウハンマー 嘆きの原木 スキルストーン x2 メノウヘルム ヌエの骨 PS補助券 x2 - [AG]神速射撃 - - [AG]明鏡止水 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 火治 749 火治 749 火治 749 火剣 732 火治 749 火剣 732 火剣 732 火治 749 闇魔 2481 無魔 728 火剣 732 闇弓 738 無魔 728 無魔 728 火治 749 火剣 732 闇弓 738 無魔 728 火治 749 無魔 728 無魔 728 闇弓 738 火剣 732 闇弓 738 火剣 732 火剣 732 火治 749 - - 闇弓 738 闇弓 738 無魔 728 闇弓 738 火剣 732 火治 749 火治 749 闇弓 738 - - 火剣 732 火剣 732 火治 749 - - 火治 749 火治 749 闇弓 738 火剣 732 - - - - - - - - - - - - - - 無魔 728 火剣 732 Story 5 我が名はアーサー NPCアーサーと出会った。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 24 1,230 Normal / 練成水 (キャラ) 制作キット x3 暗闇の書 まどろみの花 スキルストーン x5 暗闇の帽子 忘却樹の枝 PS補助券 x1 - 夢喰いの骨 - - 巨大魚の殻 - - - - Hard / まどろみの花 制作キット x5 天明の書 ビスマス鉱石 スキルストーン x5 天明の帽子 嘆きの枝 PS補助券 x1 - [AG]神出鬼没 - - - - - - Very Hard / 71,844 練成水 制作キット x7 嘆きの書 ビスマス鉱石 スキルストーン x5 嘆きの帽子 ヌエの骨 PS補助券 x2 - [AG]疾風迅雷 - - [AG]神出鬼没 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 火剣 742 火剣 742 火弓 748 水治 760 火弓 748 水治 760 水治 760 水治 760 闇魔 2481 火弓 748 火剣 742 火弓 748 火剣 742 闇魔 738 闇魔 738 火剣 742 水治 760 火剣 742 火弓 748 闇魔 738 火弓 748 火弓 748 闇魔 738 火弓 748 火弓 748 水治 760 火剣 742 闇魔 738 闇魔 738 火弓 748 水治 760 火弓 748 闇魔 738 火弓 748 火剣 742 闇魔 738 - - 闇魔 738 水治 760 火剣 742 - - 火弓 748 火剣 742 闇魔 738 闇魔 738 - - - - - - - - - - - - - - 水治 760 火弓 748 Story 6 修羅と落陽その壱 リーバス村まであと少しというところまで来た。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 25 1,230 Normal / フルオライト鉱石 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトスタッフ まどろみの花 スキルストーン x2 フルオライトチェーンメイル [AG]持続 PS補助券 x1 - 嘆きの原木 - - - - - - Hard / まどろみの花 制作キット x5 ビスマススタッフ ビスマス鉱石 スキルストーン x2 ビスマスチェーンメイル 嘆きの枝 PS補助券 x1 - [AG]明鏡止水 - - - - - - Very Hard / 69,559 地獄草 制作キット x7 メノウスタッフ 嘆きの枝 スキルストーン x2 メノウチェーンメイル ヌエの骨 PS補助券 x2 - [AG]乾坤一擲 - - [AG]電光石火 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 光治 781 光治 781 土弓 768 闇魔 758 土弓 768 水剣 762 水剣 762 水剣 762 火魔 2865 闇魔 758 光治 781 闇魔 758 闇魔 758 闇魔 758 闇魔 758 闇魔 758 水剣 762 闇魔 758 光治 781 光治 781 水剣 762 水剣 762 土弓 768 闇魔 758 土弓 768 闇魔 758 土弓 768 水剣 762 土弓 768 水剣 762 光治 781 闇魔 758 土弓 768 光治 781 闇魔 758 土弓 768 - - 闇魔 758 光治 781 土弓 768 - - 闇魔 758 水剣 762 闇魔 758 闇魔 758 - - - - - - - - - - - - - - 光治 781 土弓 768 Story 7 修羅と落陽その弐 村は焼け落ち悲惨な光景が広がっていた。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 26 1,240 Normal / フルオライト鉱石 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトボウ 忘却樹の原木 スキルストーン x2 フルオライトプレートメイル 草原の朝露 PS補助券 x1 - 地獄草 - - [AG]鉄壁 - - - - Hard / 練成水 制作キット x5 ビスマスボウ 夢喰いの骨 スキルストーン x2 ビスマスプレートメイル 嘆きの原木 PS補助券 x1 - ビスマス鉱石 - - [AG]神出鬼没 - - - - Very Hard / 74,484 まどろみの花 制作キット x7 メノウボウ 嘆きの原木 スキルストーン x2 メノウプレートメイル メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]神速射撃 - - [AG]明鏡止水 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 闇魔 758 光治 781 光治 781 水剣 762 光治 781 闇魔 758 闇魔 758 土弓 768 火魔 2865 水剣 762 闇魔 758 水剣 762 光治 781 土弓 768 土弓 768 水剣 762 闇魔 758 光治 781 光治 781 水剣 762 光治 781 土弓 768 土弓 768 水剣 762 光治 781 闇魔 758 土弓 768 光治 781 土弓 768 光治 781 土弓 768 水剣 762 闇魔 758 光治 781 闇魔 758 水剣 762 - - 光治 781 土弓 768 土弓 768 - - 闇魔 758 土弓 768 水剣 762 土弓 768 - - - - - - - - - - - - - - 土弓 768 光治 781 Story 8 修羅と落陽その参 謎の集団による攻撃は続く。アーサーを探さなければ。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 26 1,280 Normal / 忘却樹の枝 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトクロスボウ フルオライト鉱石 スキルストーン x2 フルオライトクロス 月見草 PS補助券 x1 - [AG]狩人 - - - - - - Hard / 練成水 制作キット x5 ビスマスクロスボウ ビスマス鉱石 スキルストーン x2 ビスマスクロス 嘆きの原木 PS補助券 x1 - [AG]電光石火 - - - - - - Very Hard / 75,732 練成水 制作キット x7 メノウクロスボウ ビスマス鉱石 スキルストーン x2 メノウクロス メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]疾風迅雷 - - [AG]神出鬼没 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 水剣 772 光治 791 光治 791 水剣 772 水剣 772 光治 791 土弓 778 闇魔 768 火魔 3062 土弓 778 土弓 778 闇魔 768 土弓 778 闇魔 768 水剣 772 土弓 778 土弓 778 土弓 778 水剣 772 闇魔 768 土弓 778 土弓 778 光治 791 闇魔 768 土弓 778 水剣 772 水剣 772 水剣 772 水剣 772 闇魔 768 闇魔 768 闇魔 768 土弓 778 光治 791 光治 791 闇魔 768 - - 土弓 778 土弓 778 闇魔 768 - - 土弓 778 水剣 772 闇魔 768 光治 791 - - - - - - - - - - - - - - 闇魔 768 土弓 778 Story 9 ケルベロスの丘 何とかアーサーを連れ出し危機を脱した一行。これからの事を考える。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 27 1,290 Normal / フルオライト鉱石 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトロッド 地獄草 スキルストーン x2 フルオライトグリーヴ 猛獣の皮 PS補助券 x1 [AG]必中 アーサー - - - - - Hard / 地獄草 制作キット x5 ビスマスロッド ビスマス鉱石 スキルストーン x2 ビスマスグリーヴ 脳喰らいの骨 PS補助券 x1 - [AG]移動要塞 - - - - - - Very Hard / 81,312 地獄草 制作キット x7 メノウロッド ビスマス鉱石 スキルストーン x2 メノウグリーヴ メノウ鉱石 PS補助券 x2 - [AG]乾坤一擲 - - [AG]電光石火 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 水剣 752 風弓 758 風治 771 光魔 748 風治 771 水剣 752 風治 771 水剣 752 風重 2728 風弓 758 水剣 752 光魔 748 風治 771 風治 771 水剣 752 風弓 758 光魔 748 風治 771 水剣 752 風治 771 風弓 758 水剣 752 水剣 752 風弓 758 風治 771 光魔 748 風弓 758 風弓 758 光魔 748 水剣 752 光魔 748 光魔 748 風弓 758 風弓 758 風弓 758 光魔 748 - - 風治 771 光魔 748 風弓 758 風弓 758 風治 771 光魔 748 光魔 748 光魔 748 - - - - 風治 771 風弓 758 - - 水剣 752 光魔 748 風治 771 水剣 752 Story 10 自由の代償 そして目的地まで辿りついた。 受注コスト(消費食糧) 報酬(グロー) 難易度 獲得経験値(プレイヤー/クラス) 宝箱ドロップ 初回のみ 入手可能素材 キャラクター 初回クリア報酬 入手レシピ 28 1,290 Normal / フルオライト鉱石 (キャラ) 制作キット x3 フルオライトシールド 忘却樹の原木 スキルストーン x10 フルオライトリング 忘却樹の枝 PS補助券 x1 - 夢喰いの骨 - - 練成水 - - - - Hard / 地獄草 制作キット x5 ビスマスシールド ビスマス鉱石 スキルストーン x10 ビスマスリング 脳喰らいの骨 PS補助券 x1 - [AG]神速射撃 - - - - - - Very Hard / 85,524 まどろみの花 制作キット x7 メノウシールド 練成水 スキルストーン x10 メノウリング 地獄草 PS補助券 x2 - 嘆きの枝 - - ビスマス鉱石 - - - - 出現モンスター(Normal) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 出現モンスター(Very Hard) Round 1 Round 2 Round 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 wave 1 wave 2 wave 3 土弓 787 闇魔 777 土弓 787 土弓 787 土弓 787 土弓 787 土弓 787 水剣 781 火魔 3262 土弓 787 光治 801 水剣 781 土弓 787 土弓 787 光治 801 闇魔 777 光治 801 光治 801 土弓 787 光治 801 水剣 781 闇魔 777 水剣 781 光治 801 闇魔 777 水剣 781 闇魔 777 水剣 781 水剣 781 闇魔 777 光治 801 光治 801 光治 801 闇魔 777 水剣 781 闇魔 777 - - 水剣 781 闇魔 777 水剣 781 闇魔 777 水剣 781 水剣 781 闇魔 777 闇魔 777 - - - - 水剣 781 光治 801 - - 水剣 781 光治 801 光治 801 水剣 781 コメント 名前
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【強さの代償】 紅美鈴は主であるレミリア・スカーレットの自室に呼び出されていた。 例の如く、霧雨魔理沙に門を破られた件についてである。 美鈴の目線から見て左側にパチュリー・ノーレッジ、右側にはレミリアが座っており、美鈴はというと、扉の前で萎縮しながら立たされている。 「美鈴。あなたいつになったらあのこそ泥を止めることができるのかしら?」 「す……すいません……」 「謝ることは出来るのね。それで私の図書館の本が帰ってくれば嬉しいんだけど」 「まあそこまで攻めることじゃないわよパチェ。どうせこんな木っ端妖怪に魔理沙が止められるわけないじゃない」 「そんなこと言ったって、実害を受けるのは私なのよ。食い止めるまでは行かずとも、スペカを空にするぐらいはして欲しいわね。それに寝てこそ泥が入るのを逃すなんて、問題外じゃない」 「あー、そりゃ私も擁護できんわ。確かにそれは使えないわよねえ、いてもいなくても一緒。あははははは!」 二人は美鈴を前にしながら随分と勝手なことを言っている。 確かにここ最近は魔理沙素通りさせてばっかりですけど、それでも私だって弱いなりに頑張ってるんですよ……? それに比較的安全な昼に寝ないと、より集中しないといけない夜が仕事にならないんです。 お嬢様だってそれは分かってるでしょうに……。 「んじゃ美鈴、もう戻っていいわよ。とりあえず三日間夕食抜きってことだから」 「妥協してあげ上げたのよ。感謝しなさい」 「はい……ありがとうございました」 美鈴は挨拶をすると、とぼとぼと部屋から出て行く美鈴の背後から、突然声が掛けられた。 「お疲れ様、また夕食抜き?」 「あ、お疲れ様です咲夜さん。あはは……今回は三日間らしいです」 「あなたも大変ねえ」 「いやあ、咲夜さんほどじゃないですよ」 咲夜は紅魔館で美鈴を心配してくれる数少ない人物である。 これまでも色々と助けてもらっている美鈴にとって咲夜は、自分の部下以外で気を許せる数少ない相手であった。 「それじゃあ、またいつもみたいにこっそり残飯を置いておくから」 「はい、ありがとうございます!咲夜さんの料理は残飯でも美味しいです!」 「あら、それって褒めているのかしら?」 「ええ、もちろん!」 美鈴が満面の笑みを浮かべて咲夜に返事をする。 常に笑みを絶やさない美鈴ではあるが、この笑顔はいつもの笑顔よりも輝いているだろう。 「それじゃあ、私はこれで。頑張ってね」 「はい、咲夜さんも頑張ってください」 咲夜は美鈴に励ましの言葉をかけると、時間をとめ、その場にトランプを残して自分の仕事に戻って行った。 やっぱり咲夜さんは優しいな……。 咲夜さんの料理は残飯でも本当に美味しいし楽しみだ。美味しいものを食べることとゆっくり寝ることは幸せなことだよなあ。 期待を裏切らないように、そしてちゃんとした咲夜さんの手料理が食べられるように頑張らないと。 自分のことを心配してくれる人がいるということが分かるだけで、美鈴は辛い門番の仕事を頑張ることが出来るのである。 曇天のなか日付が変わり、美鈴に与えられた食事抜きの刑は終わりを迎える。 美鈴は咲夜から与えられた残飯の器をこっそりと指定の場所に移し、再び門に戻ろうとしていたところであった。 「今日もお疲れ様」 「お疲れ様です咲夜さん」 さすが瀟洒な従者と言ったところか、咲夜は美鈴が食べ終えるタイミングを見計らい現れる。 「今日で終わりね。今までろくなものを用意できなくてごめんね」 「いえいえ!咲夜さんの用意してくれた料理ですもん。しっかりとろくなものですよ!」 「なにそれ、ふふふ」 「あ、あはははは……」 そんな他愛もない会話を5分ほど交わすと、咲夜は仕事があるからと言い、器を持っていって目の前から消えていった。 咲夜が去った後、美鈴は背伸びをして体を伸ばしながらやる気を出し直す。 うっすらと雲間からも月が見え、それなりに絵になる情景であった。 「さあて、私も頑張りますか……ってあれ?」 美鈴は足元に月の光で銀色に光るものを見つける。 「あらら、咲夜さんフォーク忘れていってる。こういう抜けてるところが咲夜さんらしいなあ……。仕方ない、こっそり戻しに行きますか」 そういうと美鈴は誰にもばれないよう能力で自分の気を消し、こっそりと屋敷の中へと入っていった。 実際気を消さなくても妖精メイドぐらいならなんとかなるのだが、もしレミリアが歩き回っていて見つかりでもしたら大変である。 美鈴はレミリアがいないか確かめながら厨房まで行き、こっそりと洗い場のところにフォークを置いていった。そうして門の前に戻ろうとしたときであった。 「……よね」 「……すわね」 美鈴はメイドの休憩室から、よく知る声が会話しているのを聞く。 それは主であるレミリアと先ほどまで話していた咲夜のものであった。 美鈴はいけないと分かっていても、その会話に耳を傾けずには要られなかった。 「ご飯を与えて優しくするぐらいでやる気をだすなんて、美鈴らしいというかなんというか」 「扱いやすくて助かりますわ。門番がしょげて仕事が出来なかったら駄目ですもの」 (……え?どういうこと?) 「咲夜。美鈴を門番としてどう思う?」 「役立たずですわね。ごく潰し以外の何者でもないですわ」 (そんな……じゃあ今までの優しさは……?) 「さすが咲夜、そんな門番でも使いこなせる技術があるのはさすがね」 「嘘も方便です。これくらいのことが出来なければこの屋敷ではやっていけませんもの。我侭な主だっていますしね」 「ふん、言うじゃないの、まあ彼女は、門番としては駄目ってことね」 「ええ」 ……嫌……唯一……唯一、屋敷の中にいる人で私に優しくしてくれる人だと思ったのに……! 咲夜さんがいつも励ましてくれたから頑張れた。 咲夜さんがいつも慰めてくれたから立ち直れた。 咲夜さんが微笑みかけてくれるのが、好きだった。 それなのに、いままでのは全部……演技だったというの……!? いつの間にか美鈴はその場から離れ駆け出していた。 幸い、気は消したままだったので誰にも気づかれず屋敷の外へ出られた。 外はいつの間にか豪雨であった。 「あは……あはははは……とんだ……道化ですね……」 美鈴は笑っていた、だが泣いてもいた。 雨が降っているので泣いてるかどうかは外からは分からない。 しかし、確かに彼女は泣いているのだ。 どうしてだろう、どうして私だけ、皆から除け者にされるんだろう。 門を守れないから? 役立たずだから? 私が弱いから? 強くなりたい。 力が欲しい。 誰にも負けない力が、紅魔館の皆に認めてもらえる力が。 何を捧げてもいい。 私に、私に力を……!! 強烈な光とともに大きな雷鳴が鳴り響き、美鈴を照らし出す。 その目は、紅き狂気の色に彩られていた。 「……じゃあ咲夜。美鈴個人としてはどう思う?」 「かけがえのない家族です。彼女の笑顔を見るといつも癒されますし、だからついつい優しくしちゃうんですね」 「よねぇ、私はしょんぼりした美鈴のほうが好きだけどね」 「だからって、あんまりいじめないで下さいよ。一昨日は流石にやり過ぎです」 「あれはパチェの機嫌が悪かったのよ。どうも盗まれた本が1000冊に到達したとか……」 「まあ、それは確かにいらいらしますわね」 「ほんと、触れるものはみな傷つける状態だったんだから。でもパチェも後悔してるのよ?なんだかんだいってパチェも美鈴が好きなんだし。 だから来月、美鈴が門番になった記念日にお祝いして、そこで謝ろうってことになって……」 「あら、憶えていらしたんですの?」 「もちろんよ。あなたも言ったと通り、大切な家族ですもの」 「失礼いたしました。でも、これからはもうちょっと優しくしてあげて下さいよ?」 「善処するわ」 思い立てば行動はすぐであった。美鈴はパチュリーの図書館からある本を一冊盗み出していた。それは埃を被っており、以前に呼んだのがかなり前だということがうかがえる。 なぜならその本は特にパチュリーの魔法研究に対してなにか特になるわけではなかったし、パチュリー自体に合うような本ではなかった。 しかし美鈴には必要であった。その本に記されているもの、それは代償を払う代わりに己の力を上げる呪いの一種が記されていた。 魔法が使えない美鈴にできることは少ない。しかし、代償を払い力を得るならば、話は別である。 いかなる代償になるかは、その本にははっきりと記されておらず、術が成功したときに分かるという曖昧なものだった。 だからこそパチュリーが手を出さないのかもしれない。だが、今の美鈴にとってそんなものは関係はない。強くなれるかなれかいか、それにしか興味はなかった。 美鈴は己の手の平を傷つけ、自室の床に血を使い、魔法陣を書き、そして本に記されている呪文を唱える。 すると、その魔法陣は鈍い光を放ちだした。美鈴はその魔法陣に語りかける。 「さあ、条件は揃えたわ……まずは何がお望み?」 三日後の昼過ぎ、美鈴は本を盗みに来た魔理沙と対峙していた。 「くっ!今日は随分と粘るじゃないか!そらっ!」 「ちぃ!!」 形成はほぼ互角。どちらが勝ってもおかしくなかった。 魔理沙は美鈴の弾幕をぎりぎりのところで避け、着実に魔理沙を追い詰める。 「おわっ!?」 魔理沙が被弾する。 どうやら美鈴の放った弾幕を避けて、事故を起こしたらしい。 「ちくしょー!今日は調子が悪かったんだからな!」 捨て台詞を吐いて去っていく。 「ふぅ……」 美鈴は弾幕ごっこを終えると、ゆっくりと地面に降り立つ。 そこにはいつの間にか昼食を持った咲夜が。 咲夜は微笑みながら昼食をおき、美鈴に話しかける。 「お疲れ、珍しいこともあるものね。魔理沙の調子が悪くてよかったわね美鈴」 「ええ、そうですね」 美鈴も笑顔で返す。とびっきりの作り笑いで。 いつも笑顔でいる美鈴には造作のないことであった。 なるほど、確かに笑顔は武器だ。 こう笑いかけていれば腹のうちで何を考えているかも分からない。 咲夜さん、あなたも今もそうなんでしょう。 白々しい。分かっていると、こうも咲夜さんの悪意が見えてくる。 「最近は真面目に働いてるわねえ、寝ている姿を見たことないわ」 「褒めていただき光栄です」 「今回は魔理沙も防げて、私としても嬉しい限りよ」 嘘付け。どうせ内心では見下しているんだろう。 「あ、そうそう。今回新しい料理にチャレンジしてみたんだけど、感想をちょうだい」 「わかりました」 そういって咲夜は昼食を差し出す。 確かに今まで紅魔館では出たことのない料理であった。 美鈴はそれを黙々と食べて一言、 「おいしかったです」 と言った。 「おいしいって、もっとこう具体的に出来ない?」 あはは、無理に決まってるじゃない。 「おいしいものはおいしいんですよ。それでいいじゃないですか」 だって、 「まったくもう。それじゃあ、この後も頑張ってね」 「はい、咲夜さんも頑張ってください」 私は今、味を感じることができないんだから。 美鈴は強くなる代償として、睡眠が必要なくなり、味を感じれなくなった。 それは、彼女が日常の中で感じていた小さな幸せであった。 今日の戦いは辛勝だった。 こんなものじゃ駄目だ。 まだ私は弱い。 もっと、もっと強くならないと……。 五日後の夜、美鈴はレミリアとパチュリーに呼び出されていた。 その日、美鈴はまたもや来訪してきた魔理沙に勝利したからである。 その内容は、前回戦ったときよりもより優勢に事を進めていた。 「よくやったわ美鈴。最近なんかおかしなものでも食べた?」 「いえ、これも修練の賜物です」 「ま、今までの本の分を考えるとまだまだだけどね。まあ頑張ったほうじゃないの?」 「ありがとうございますパチュリー様」 美鈴は二人の言葉に笑顔で答える。 しかし内心はその笑顔とは裏腹に、あまり綺麗なものではなかった。 褒めてもらえるのは嬉しいけど、どこまで本当か分からない。 もっと圧倒的な勝利でこそ、私はお嬢様たちに認められるはずだ。 魔理沙は人間で成長が早いだろうから、もっと強くなるだろう。 現状で満足してはいけない。 今の捻じ曲がってしまった美鈴の思考では、他人の言葉を素直に信じることさえ、難しいことであった。 「それじゃあ、もう戻っていいわよ。特別に休みを与えるから、今夜はゆっくり休みなさい」 「いえ、そういうわけにはいきません。しっかり門番を勤めさせていただきます。それでは」 「あ、ちょっと!」 美鈴はレミリアの制止を振り切り、部屋から出て行く。 「あいつ、あんなに真面目だったっけ?」 パチュリーが口を開く。それにレミリアは椅子にもたれながら答えた。 「さあ?久々に褒められて舞い上がってるんじゃないの?にしてもパチェ、あなた本当に素直じゃないわよね。もっと自然に祝えないわけ?」 「わ、私だって善処してるわよ……ただその、美鈴を目の前にしてそうストレートにものが言えないというか……」 「あー、そういやこの前の宴会で早苗から聞いたなあ、外の世界でそういうのなんていうか。えーと……ツンデレ?ツンドラ?まあなんでもいいや」 「べ、別にそういうのじゃ……ぶつぶつ」 「まったく……それにしても、さっきの美鈴……」 「ん?美鈴がどうかしたの?」 「いや、なんでもない」 咲夜は仕事を終え、自室に向かって廊下を歩いていた。 すると前方に見知った背中が見える、美鈴である。 咲夜はちょっと脅かそうと思いこっそり後をつけていった。 そのとき、美鈴が前方から来た妖精メイドとぶつかる。 (まったく何をやってるのかしら……) しかし美鈴は笑みを絶やさない。こういうことが起こっても大抵は美鈴は笑って許す。 咲夜はそのような光景を今までも何回かこっそり見てきた。 そして美鈴はそのメイドに言った。 「何やってるのよ、このノロマ」 (……え?今の……美鈴……?) 一瞬、メイド妖精が悪態をついたのかと思ったが、怯えている様子から、それが美鈴が放った言葉だということが分かる。 「ちゃんと前見て歩きなさいよ。その目は何のためについてるのかしら?これだから妖精は使えないのよ」 美鈴はさっきまでと変わらない笑みでメイドを罵っている。 違う……こんなのは美鈴じゃない。 美鈴のはずがない! 彼女はもっと優しくて、おおらかな妖怪のはずだ。 じゃあ、私の見ている、メイドを罵っているのは一体誰……? 「そこまでよ」 咲夜はいつの間にか美鈴の後ろに立っていた。 美鈴の姿をした何かが先ほどとまったく変わらぬ笑顔の仮面をつけながら振り返る。 「これは咲夜さん、見苦しいところを見られましたね」 さっきまでメイドを罵っていたはずのその口は、普段咲夜と話すような声を出す。 その変わり身の早さに咲夜は寒気すら憶えた。 「どうしたの一体?いつものあなたらしくない。最近休んでるところを見ないけど、疲れがたまってるんじゃない?一度しっかりと休んで頭を冷やしなさい」 「いえ、そんなことはありませんよ。疲れなんて感じるはずないんですから」 「え……?それってどういう……?」 「おっと、おしゃべりが過ぎましたね、それじゃあ門の前に私は戻りますので、仕事頑張ってください」 「ま、待ちなさい!」 美鈴はその声に答えず、いつの間にか目の前から姿を消していた。 「なんだったの、あれは……?」 咲夜は、何か大変なことが起き始めている、そんな気がした。 フランドール・スカーレットは特に当てもなく、ただふらふらと屋敷の中を歩いていた。 何か面白いことはないかと思っていると、丁度門の前に戻る美鈴の後姿を見つけたので、フランは美鈴めがけて飛び掛る。 「美鈴ー!あーそぼっ!!」 いつもの美鈴ならば、 『おわわっ!!妹様!?い、今は仕事中で……仕方ないですねえ』 と、少し困りながらも、優しく対応してくれただろう。 しかし今回の反応は違った。 「すいません妹様、これから仕事なので遊ぶことは出来ません」 「え……?」 フランドールは思わず声を出してしまう。 いつもならもっと優しい対応をしてくれるだろう。 「ねえどうしたの?今日の美鈴、なんか冷たいよ?」 「いえ、そんなことはありません。それでは、私には用事があるので」 そういうと、美鈴はフランドールに背を向け去っていく。 フランドールはきょとんとそこに立ち尽くしてしまった。 美鈴は明らかにおかしい。 表情だけは笑顔でも、今の美鈴からは優しさが感じられなかった。 それもそのはずである。 美鈴が払った二つ目の代償は優しさであるのだから。 「美鈴の様子がおかしい?」 「はい、なんだか優しさがなくなったというか。それに最近、全然眠ってないようですし……」 咲夜はレミリアに先ほどのことを報告しに言っていた。 その後レミリアと雑談をしていたパチュリーも残っている。 報告するほどでもないことなのだが、どうしても咲夜には先ほどのことがただ事には感じられなれなかったのだ。 「ふうん、確かにそれはおかしいわね」 「実は、私もなにかおかしいと思っていたのよ」 「お嬢様も?」 「ええ、なんだか違和感があると思ってね」 「そういえば、最近門の防衛率が上がってますわね、何か関係があるのでしょうか……」 その場に流れるおかしな空気。 そこにいる全員が美鈴の異変を感じ取っていた。 特にパチュリーは、何か思い当たる節があるのか、なにやら焦ったような表情でいる。 そのとき激しい音がして、突然部屋の扉が強く開かれる。 「ちょっとお姉様!美鈴に何言ったの!」 「フラン!?一体どうしたの!?」 フランドールはレミリアの部屋に駆け込んでいた。 さっきの美鈴は、恐らく姉に何かひどいことを言われて気分を害しているのだろう、そういった読みからであった。 「どうしたのじゃないわよ!遊ぼうって言ったら、すっごい美鈴が冷たいんだもの!あんなの美鈴じゃないよ!」 「そんな、私は何も……パチェ?どうしたの、さっきからおかしな顔して」 「ねえ咲夜、最近美鈴は突然強くなったのよね?」 「え?は、はい。確かにそうですが……」 突然の質問に咲夜は狼狽する。 だがパチュリーは、そのことにより、ある信じたくない仮説を立ててしまった。 「実わね。最近図書館から一冊の本が消えてるのよ。私の研究には全然関係ないから、一読した限りまったく読んでなかったんだけど」 「それは魔理沙が盗んだんじゃないの?」 「ええ、私もさっきまでそう思っていた。でも最近の美鈴を見る限り、恐らくその本は美鈴が盗んでる」 「それはどういうことですか?」 「その本はね、代償を払う代わりに戦闘能力を高める術式が書いてある。その代償は一見すると分からないけど、暗号になっていて書いてあるのよ。 魔法に長けているものとといないものを区別するためにね」 「その代償って、一体……?」 フランドールが声を震わせながらたずねる。 その質問に、パチュリーは間をおきながら、重々しく尋ねた。 「始めに、術者の幸せと感じている些細なこと。次に、術者の個性。そして三つ目は……術者の、心」 それを聴いた瞬間、咲夜は部屋から姿を消していた。 「美鈴!!」 時間を止めて咲夜は美鈴の部屋へと駆け込む。そこには怪しい魔法陣の上に立っている美鈴の姿が。 咲夜は魔法陣から引き離すため思いっきり突き飛ばす。 咲夜は美鈴と一緒に転げながら、壁にぶつかって止まった。 「美鈴!大丈夫!?何やってるのよこの馬鹿!!」 咲夜は美鈴を心配しながらも、激しく美鈴に言葉を浴びせる。 いつも通りの返答が帰ってくると信じて。 「どいてください咲夜さん。門を守らなければいけませんので」 一ヶ月後、そこには門の前で笑顔を絶やさないでいる門番、紅美鈴の姿があった。 その実力はまさに無敵。彼女がいる限り、紅魔館に無断で入るのは難しいことであろう。 「ほら美鈴、食事をもってきたわよ」 咲夜は美鈴に食事を運びに行く。 今の彼女には食事など必要ないのだが、少しでも美鈴と話す機会が欲しかった。 絶えず話しかけていれば、いつか昔の優しい美鈴に戻ってくれる気がして。 「私に食事など必要ありません。そのようなことで門の警護を疎かにはできません」 「そ、そう……」 美鈴はいくら咲夜が必死に料理を作っても、決して料理を口にしてくれない。 「うう……美鈴……私の、私のせいで……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」 いつの間にか咲夜はしゃがんで泣いていた。 『泣かないで下さい。大丈夫ですよ咲夜さん……』 昔なら、そうやって慰めながら頭をなでてくれただろう。 だが、今の美鈴からそんな回答が返ってくるはずもなかった。 「何を泣いてるのでしょうか。そんなことよりも、早く仕事に戻られたほうがよいのでは?」 ごめんね美鈴……。 もっとあなたの事をいたわるべきだったのに、私が中途半端に優しくしたから……。 あなたが変わっていなければ、今日は皆でお祝いをしたはずなのに……。 ごめんさいごめんなさいごめんなさい……。 パチュリーは連日連夜、図書館で美鈴を元に戻す方法を探していた。 一度失った心を取り戻すのは、そう簡単なことではない。 魔理沙に頭を下げ、盗まれた本を全て返してもらいもした。 しかし、いつまでたってもまともな解決法は見つからない。 小悪魔が身を心配して休んだらどうかと提案してもそれを聞き入れることは出来ない。 美鈴をあんなふうにしてしまったのは自分の私だ。 自分のことを棚に上げ、彼女を攻め立てて追い詰めた私の責任なのだ。 だからこそ、私が彼女を元に戻さなければいけないんだ……!! そして今日も、パチュリーは一日中美鈴を元に戻す方法を探し求めるだろう。 レミリアは食堂にて、一人寂しく布を持ちながら座っていた。 本当ならば今日、ここで美鈴の門番就任記念日を祝っていた。 楽しいパーティーになるはずだった。みんなで美鈴をもみくちゃにしながら、飲んで食べて、そして日頃のお礼を言うはずだった。 しかし、もうそれは不可能なのだ。今の美鈴には門を守ることだけに存在しているようなものである。そのほかのことには一切興味を示さない。 命令すれば参加するだろうが、主賓が楽しまないパーティーに何の意味もない。私がもう少し彼女に優しくしてあげれば、こんなことにはならなかった。 全ては私の責任。彼女の気持ちも考えず、自分のためだけに彼女をいじめた私の責任。 「ごめんね……ごめんね、美鈴……」 レミリアはゆっくりと手に持った布に涙を流した。 それは、本当は今日、食堂に掲げられるはずの横断幕であった。 そこにはこう書いてある。 『ありがとう紅美鈴。そしてこれからもよろしく』 フランドールは地下に篭っていた。 今の美鈴は遊んでも楽しくなかった。 確かに頼めば遊んでくれるだろう。 しかしそれは、実質一人遊びのようなもの。 心のないものと遊ぶなんて、人形遊びと同じだ。 いや、傷つかないだけ、人形のほうがまだましである。 だからフランドールは地下に篭って一人遊びをする。 昔の美鈴の事を、思い出しながら。 今日も門を守れた。 咲夜さんが料理を持ってきたがいらないと断った。 するとなぜか咲夜さんが泣き出した。 どうしたのだろうか。 仕事の邪魔になるので帰ってもらった。 どうして咲夜さんは泣いていたのだろうか。 私には分からない。 なぜ周りが泣き、怒るのかが分からない。 疑問は私の思考の邪魔をするノイズだ。 もし次にあの本で強くなれるとしたら、このノイズを取っ払ってくれたらいいのだが。 これ美鈴いじめなのか・・・? -- 名無しさん (2009-09-13 19 27 54) 疑問を感じるのなら最後の術は完全じゃなかった、と信じたいね -- 名無しさん (2009-09-13 21 12 34) いいなこれ -- 名無しさん (2009-09-15 00 30 45) レミリアの所で笑っちまう -- 名無しさん (2009-09-15 22 08 43) ら抜き言葉がものすごく気になる -- 名無しさん (2009-09-16 00 25 58) すみません。この作者さんに一言頼みがあります。これ続編作って下さい。美鈴がその後どうなってしまうのか?咲夜達は美鈴をもとに戻せるのか?とかとても気になります。 お願いします。 PS, 因みに俺も自己満ではありますが、東方の小説ケータイで書いてます。 -- 名無しさん (2009-10-11 00 37 53) しかし門番を使うのは嘘も方便とかいいながら大事な家族ですとは笑わせる。 -- 名無しさん (2009-10-11 08 23 32) >しかし門番を使うのは嘘も方便とかいいながら大事な家族ですとは笑わせる。 創想話でも似たような話がいくつかあるよ。散々な扱いしておきながら「美鈴 は大事な家族なんだよ」てやつ。家族ならナイフで刺したり食事抜いたりするな -- 名無しさん (2009-10-17 01 39 04) ナイフで刺すのはじゃれたり、軽く頭をはたく程度のレベルだと思ってるし(めーりんは妖怪だし)門番としての役目を果たせなかった罰というのも理解は出来る(食事抜きという罰が妥当なものかどうかは別として) だから↑の言う散々な扱いはけっこうほのぼのと見ていられる。 だから >「ご飯を与えて優しくするぐらいでやる気をだすなんて、美鈴らしいというかなんというか」 >「扱いやすくて助かりますわ。門番がしょげて仕事が出来なかったら駄目ですもの」 は許せるけど「ごく潰し以外の何者でもない」というのは許せない。 その後に個人としての評価云々行ってるけど「ごく潰し」というのが個人としての評価なんじゃないのか?と 作者さんがどう考えてこれを書いたのかはわからないけど、自分はそう思った。 だからめーりんを必死で治そうとするさくやさんは理解できなかったけど、めーりんの心情はとても理解できると思う。 -- 名無しさん (2009-10-17 02 39 20) 美鈴いじめと思いきやか。 これはハッピーエンドが見てみたい、でも甘くなっちゃうかな… -- 名無しさん (2009-10-17 07 17 37) ハッピーエンド!ハッピーエンド!を希望! 続編プリーズ! -- 名無しさん (2009-11-03 11 27 22) ハッピーエンドぉ!?ここはいじめスレさ★ いじめることで愛でるSSばかりだからそんなの関係なくない? -- 名無しさん (2009-11-03 11 34 33) できればこれで完結がいいな -- 名無しさん (2009-11-04 15 44 48) むしろこれの続きでもっと酷くなるのが見たい これを機にどんどん関係がギクシャクしてったり 落ち込みまくって精神がおかしくなったり -- 名無しさん (2009-11-04 23 55 57) ↑穀潰しってのは一般的な門番だったらそれでしかないど美鈴は家族だよってことだと思う。 -- 名無しさん (2011-07-29 14 10 46) いつ読んでもこの話好きだなぁ -- 名無しさん (2011-08-24 02 51 22) 全部ゴミクズ魔理沙のせいだな -- 名無しさん (2011-08-25 21 44 00) 続編はもっと酷いのがみたいなー -- 名無し (2011-11-26 17 14 56) ↑同意 俺もモットひどいのがみたいぜ -- 名無しさん (2011-11-28 00 18 44) 「チップはもうひとつある」 美鈴は湖に飛び込み、グッドラックしながら沈んでいった -- 名無しさん (2011-12-14 05 27 33) なんかソウル·サクリファイスみたい。代償でそれが一番先に思い付いた。 -- 中学三年生 (2014-04-14 21 26 30) いつもナイフ刺されてるけど、妖怪だからとか 関係なしにきついと思うな。門番って大変な仕事だし -- 名無しさん (2016-02-07 22 20 12) こういう精神系めっちゃ好き -- 名無しさん (2016-10-21 10 08 54) 次って無いのかなあ・・・ -- 幸 (2018-04-01 15 20 22) ら抜き言葉は確かに気になった -- 名無しさん (2019-03-10 20 22 15) 続き見たいけどグッドエンドがいい人もバッドエンドが好きな人(俺とか)どっちも楽しめるのは今の状況なんだよな。こういうの難しい。 -- エミッサリープレデター (2020-02-12 00 34 43) 名前 コメント
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アクセス制御 NINJA TOOLS 航空券 データ復旧 偽りの代償 - アンケートページ このページは、ユーザーシナリオ「偽りの代償」のアンケート用ページです。 このシナリオに対するコメントがあれば、こちらから。ただし、シナリオの内容そのものに関わらない内容の書き込み、シナリオ作者氏や、シナリオそのものへの誹謗中傷を目的とした内容の書き込みは禁止とします。シナリオについての雑談をしたり、攻略情報の質問・返答を書き込みたい場合は、外部掲示板をご利用下さい。 名前 コメント シナリオについての雑談をしたり、攻略情報の質問・返答を書き込みたい場合は、外部掲示板をご利用下さい。 -- 管理人 (2024-03-11 09 59 20) 後半ダンジョンの2F(水路マップ)にバグくさいドアありません? -- 名無しさん (2024-03-11 05 28 31) 三種の神器揃えたので感想。初心者でもとっつきやすいと思います。テキストベースで説明がありますが、和製WIZを買う人なら問題ないでしょう。ストーリーは登場人物それぞれの立場で語られ、それが何とも言えない読後感を持たせます。最終階層で強い敵もでますが、それなりに対応していれば大丈夫です。ただ、三種の神器を揃えられるレベルが低いのでマ〇ジウツやバ〇カイアーなどは効果を感じられませんでした。最終階層で鎧破壊をする敵がでますが、鎧を壊されながらも初撃破した宝箱にあの鎧が出て痺れました。最終階層のドロップはカスアイテムも多いのですが、最終装備は割りに簡単に揃います。あなたもレッツ道化師狩り。 -- (2024-02-10 19 26 34) 戦闘バランスは非常に練られていて、魔法も相手を見て使わなければ効果は薄いし、前衛も最初から最後まで役割がある。アイテム数はしぼられているが、その分、村正や手裏剣の隔絶した威力が、入手時のうれしさを倍加されてもくれる。全体に渋い作りなので、初心者向けか?と言われると疑問だが、正統派WIZに対して誠実な作りだと思う。異論のある人はぜひ自分なりの初心者向けシナリオを作ってみてほしい。てか自分も作りたくなってきた。そういう気持ちにもさせてくれる良作でした。 -- 名無しさん (2023-11-26 23 02 13) 説明が多いことをウリにしているが、LVドレインと魔法封じのエリアの説明がまったくないという謎の仕様。 -- 名無しさん (2023-11-22 11 42 03) 利用者の方へ。ここは「作品への感想」を書く場所です。「他者の感想」に対して反対論を述べる場所ではありません。それはルールに定めた「シナリオの内容そのものに関わらない内容の書き込み」にあたります。また、低評価を下す方も、それが「シナリオ作者氏や、シナリオそのものへの誹謗中傷を目的とした内容」とならないよう注意して下さい。これ以上ここで議論が続けられるようなら、このページのコメント欄を停止する事になります。 -- 管理人 (2023-11-12 09 04 00) このシナリオでしばしば用いられる「キャラの行動をテキストが勝手に決める」は、TRPG界隈では「確定ロール」と呼ばれ、嫌われやすいマナー違反行為。 また登場NPCも不快感を抱く行動を取る者が多い。以下事例。 ・余計な一言がウザい指導役 ・状況に絶望し、見損なった師匠に対し罵倒の限りを尽くす弟子たち ・ゲーム進行の都合で迷宮攻略してるだけなのに、こちらを狂人扱いしてくる敵 など。これらが苦手な人は要注意。 -- 名無しさん (2023-11-11 10 55 40) 表ダンは楽しめたけど裏ダン最下層は敵の強さとドロップのバランスが悪くて初心者向けとは思えないなぁ。ドロップの期待値が低すぎてハクスラ要素がほぼ死んでる。AC-90くらいでも殴り殺されるし、逆にこっちの殴りは敵が全然死なない。戦闘の監獄の方がよっぽど初心者にオススメできる。 -- 名無しさん (2023-11-09 22 58 33) 最終版のレアアイテムドロップがここまで渋いと最後の最後で印象が悪くなってしまう気がしますね。せっかくクリアまでのプレイが楽しくても結果的に悪い印象が強く残ってしまう。コンプ目指さないまでも最上級レアはもう少し出やすくてよかったような。 -- 名無しさん (2023-11-09 10 47 46) ここはアンケートのページなので意見に絡めると、パーティは育てやすいのに結局アイテムドロップが渋すぎるのでLVを上げて攻撃回数で殴るというバランスになってるのが残念。忍者も後列からのカシナート手裏剣強いとはwikiのページで言われてるけど出現率が渋すぎるので忍者が活躍できるのはコンプ狙いプレイの終わり側かも… -- 名無しさん (2023-11-08 18 23 48) 実はそこそこ育ったキャラが居れば経験値を稼げる固定敵が出る場所が数箇所あるのでパーティの育て直しは容易。今のところメジャーなのは坑道B8Fのカマキリか。 -- 名無しさん (2023-11-08 17 57 30) 称号取ったパーティでは完全クリア出来ないらしいので 裏ボス倒した時点で終わってしまった でもまあそこまでなら結構楽しめたシナリオだった -- 名無しさん (2023-11-08 16 35 30) 管理人よりの警告を無視して荒れる発言を繰り返したため、該当IPの発言を削除し編集規制を行いました。 -- 管理人 (2023-11-08 16 00 38) これなら坑道3Fで終了の短編でもよかったのではないのか、と思う。または4Fまで塾ということにして、呪文禁止マスと岩マスの説明を行って終わらせるか。それでも坑道クリアまでならまだ許容できなくもないが、砦以降は完全に初心者お断りな難易度と戦闘の報酬の渋さになっていて蛇足のように感じてしまった。蛇が関わるシナリオだけに。 -- 名無しさん (2023-11-07 09 08 32) クリアアイテムは伝統通りの罠にしなくてもよかったかなぁ。ただ「クリアアイテムが強力なんだから、クリアする前に何とか自分のものに出来ないか、悪知恵を働かせて欲しい」という制作サイドの気持ちも(知らんけど)分かる。でも初心者向けうたってんだからFC版3みたいに称号があると何かしら展開があるような感じにした方がよかったと思った。こんなんでクリアの余韻汚してほしくないし称号トラップは他でも踏めるだろうw -- 名無しさん (2023-11-07 01 40 08) 賛否両論を交え客観的に書いたつもりだったが、「逆恨みでケチをつけている」と思われるのも癪なので、良かった点もさらに追記しておく。 ・講義を除く、B1~3までのフロアギミック体験ツアーは丁寧な造りだった。呪文封じのレクチャーもあればなお良し。 ・エナジードレインを使う敵が全員1レベルに抑えられている。 ・B8に養殖に向いたボスがおり、レベルが足りなければここで鍛えられる。 ・第一ダンジョンストーリーボスは歯ごたえがあり、激闘を楽しめた。 -- 名無しさん (2023-11-06 07 43 24) 初心者入門向けとは言いつつもしっかりボリュームもあって良かった。いわゆる「初心者の館」をストーリーに組み込んだのも面白かった。できれば訓練場でキャラクター作る前に来たかったけどw 難易度は丁寧に少しづつ上がっていく感じで良かったと思う。ただ2つ目のダンジョン最上階のアイテムのドロップはいくらなんでも渋すぎる。死闘に見合う報酬が欲しい。ストーリーは探索から始まって謎を追っていく展開になるのが面白かった。敵が虫&蛇軍団で、悪魔と結びついて災厄となるのも、予言の正体として説得力のある題材で興味深かった。メタルマックスじゃないけど「悪魔退治はもう飽きた!」だったので。(まぁ、最強クラスはやっぱ悪魔なんですけどね・・・) -- 名無しさん (2023-11-06 06 51 39) ウィザードリィのシステムや仕様を伝えたいのは理解できますが、それをいきなり言葉の洪水でもって説明するのは悪手と思いました。人は根本的に文章を読むのが嫌いなものですし、がんばって読もうとする以前にうんざりして辞めちゃうかもあれじゃ。それとシナリオ、お話自体は先の展開が気になる作りで引き込まれるのですが、如何せん虫だの蛇だの嫌悪感をいだきやすく陰鬱な性質なのがネック。それとやたら難しい言葉を多用するところもどうかと(入門者向けをうたっているのに)。ただ、戦闘の難易度はそれほど高くなくマップ構成も(表については)割と素直なので、そういう部分については入門向けとして悪くないとは思います。 -- 名無しさん (2023-11-05 16 14 03) 二つ前のコメントの方、荒れるもとになる書き込みはご遠慮ください。繰り返すようならアクセス規制も考えます。 -- 管理人 (2023-11-05 08 11 17) グロ描写は好き嫌い分かれるし、もう少しマイルドなシナリオでもよかったんじゃね?とは思った。 あと蛇の王?蟻の女王?と直接絡むイベントがないのも残念だった。ただ戦って終わり・・・?って感じで。 それぐらいで個人的には面白かったと思う。 -- 名無しさん (2023-11-04 21 28 56) 何よりアイテムドロップ率の渋さ、レアアイテムの入手しづらさは「旅人の財産」の頃から変わっておらず、コンプリートを目指すなら相当粘らなければならない。EXクリアアイテムは量産必須の高性能なのに、うっかり称号取得してしまうとそのPTでは再入手不可能になってしまう点もマイナス。 ストーリー面に関しては、個々の文章力は高いものの陰惨なシーンが多い。ホラー描写に力を入れすぎな感は否めず、虫やグロ表現が苦手な人にはとてもオススメできない。またストーリーの中核となる英雄の話にプレイヤーキャラはほとんど介入できない、いわゆる「吟遊詩人GM」的な展開は、好みが大きく分かれる要因となると感じた。英雄の設定自体は良かったと思うが、感情移入しづらいテーマなのでカタルシスを得る事は期待しない方がよい。(2/2) -- 名無しさん (2023-11-04 09 08 57) EXボス撃破まで攻略。著名なクリエイターの方々による合作という事で、期待していたのだが……最初にやるべきチュートリアルとしても、やり込みハクスラゲーとしても、正直イマイチだった。 序盤の過剰な説明テキストの嵐は、初心者向けかと聞かれれば大いに疑問が残るし、EX込みで全12フロアは、初心者が最初に手をつけるシナリオとしては長すぎる。 雑魚戦は問題なく勝てるし、ボス戦はそれなりに手強い。そこだけ見れば「バランスが取れている」と評する事もできるが……アイテムやモンスターのデータの大半は公式シナリオ「旅人の財産」からの流用。盾や一部の片手剣は強化されているものの、ほとんどのアイテムは劣化しており使い勝手が悪い。(1/2) -- 名無しさん (2023-11-04 09 08 32)
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通常罠 ①:相手のバトルフェイズに発動できる。 相手プレイヤーは自分の墓地から2枚カードを選択する。 自分はこのカードと相手が選んだ2枚のカードの中からランダムに1枚を選ぶ。 選んだカードがこのカードだった場合、相手の選んだカードをデッキの上にランダムで置き このターンのバトルフェイズを終了させる。 違った場合は、相手は選んだカードの中から1枚をデッキの一番上に置く。 DM第153話「よみがえれ!第三の竜」で登場。 城之内はこのカードを引き当てるが、 果たしてこのカードに意味があるのかは分からない。 DM第191話「モンスター抹殺の女神」でも使用されたが 城之内は外してしまい、ジーク・ロイドに敗北してしまう。
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503 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/26(日) 02 13 46 ID ??? 468 マイ「タダのベニヤ板に金属塗料を塗って、どこまでごまかせるかということで東方不敗先生に協力して頂きましたが…。 ここまでやってバレないというのもかえって心配になってきました」 東方不敗「そこまでやって何が狙いなんじゃ」 マイ「いっそヅダの装甲にでも使おうと。どーせ空中分解するんです」 東方不敗「技術者が製品に投げやりになってどうする」 マイ「ははは冗談ですよ…なんか悪い霊でもつかれてたとでも思ってください」 ???「悪い霊?つかれるのはこれからだよ」 マイ「げえっ!テム・レイ博士!」 東方不敗「ミカムラ博士にガンダム万歳を吹き込んだ男か。何用だ」 テム「ただの武闘家に用はない。マイ君。よくも私の血と汗と涙と技術者魂の結晶と正義の怒り(ハンマー)のぶつけどころであるガンダリウムをネタにしてくれたものだ」 東方不敗「何をする気だ貴様」 テム「お前の心を連れて行く、オリヴァー・マイ・ガンダム」 マイ「う、うわぁぁぁ!」 マイ「ガンッダムッ万歳ーーーーーー!!!」 モニク「社長!社長!マイが!オリヴァー・マイが…はっ、これで壊れたマイを私が看護すれば、ファとかいう娘が言っていた勝利フラグが立つような気が!」 デュバル「マイをガンダム万歳に洗脳してヅダをガンダリウム装甲(本物)に換装させるとは!やはりジオニックの陰(ry」 ワシヤ「なんでそこでガンダム兄弟じゃなくてジオニックの陰謀になるんですか…。それに装甲が良くなってるんだったらこっちが得してるんじゃないですか」 504 名前:通常の名無しさんの3倍 :2009/04/26(日) 02 26 26 ID ??? 503 マイ「ガンダム、ばんざーい!ヅダなんて飾りです、偉い人にはそれがわからないのですよ」 モニク「マイ…落ち着いて、ね?」 マイ「嫌だなぁ、モニクさん。僕は落ち着いていますよ?」 モニク「いや、変な方向に落ち着いてい……今何と言った?私を、何と?」 マイ「モニクさん?」 モニク「………ガンッ!ダムッ!ばんざぁぁぁあああい!!!」 マイ「分かっていただけましたか!?では、さっそくガンダムを基にした新型機の案を…」 モニク「それ系統はディジェがあるではないか?」 マイ「それもそうですね。では、ヅダをガンダムカラーに塗り潰してしまいましょう」 モニク「うん、手伝うわ!ニコニコ」 デュバル「!?こ、このトリコロールカラーは……!?おのれ…これもジオ(ry