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罪と罰 ネロス帝国戦闘ロボット軍団部隊長凱聖バルスキー。 その肩書きの全ては、ネロス帝国という集団に依存したものだ。 彼のその長い名前は、名簿では「バルスキー」とだけ表示されていた。 (……ただの戦闘ロボット、バルスキーか……それも悪くない) 彼は一度、機能を停止したはずだった。 その最期の瞬間、メタルダーのように生きたいと望んで……。 ここに命があるということは、もしかすれば神が与えた第二の命ということだろうか? (俺は戦闘ロボット、俺がすべき事はメタルダーのように生きることじゃない……命尽きるまで、部下の為に戦うことだ。そう、何度生まれ変わろうと……) それがバルスキーの悲しい性であった。 トップガンダー、クロスランダーのふたりの部下もここにいた。彼らと戦うのは、部下思いのバルスキーには最大の苦痛となりかねない。 だから、殺し合いに乗るというわけではなかった。仮にもクールギンやチューボも同じ椅子を巡り争ったライバルとはいえ仲間である。 ネロス帝国の仲間がこれだけ参加しているというのに、仲間に刃を向けるような真似を、彼がするわけがなかった。 (俺の標的はおまえだけだ、メタルダー。おまえを倒すために散っていった俺の部下の恨み……俺はそれを晴らさねばならんのだ) こんな自分を信頼した部下のためにも──。 こんな自分を愛したローテールのためにも──。 彼らはここで蘇ってはいない。これは自分とクロスランダーだけに与えられた最後のチャンスだ。 トップガンダーはおそらくメタルダーと同じ道を進むだろうが、それをとがめる気は無い。 自分は自分の道を行く── (そう、俺の命が燃え尽きようとも……) ★ ★ ★ ★ ★ 「あ……浅倉威ぃっ!?」 君島邦彦を最初に襲った不幸は、それだった。 生粋の殺人鬼・浅倉威。 あの場でも誰より殺し合いの始まりを楽しみにしていた男。 右手にバールのようなものを持ち、暗闇の中、君島を狙って笑みをもらす男。 明らかに、君島を狙っている男。 まだここに来て五分も経っていないというのに、うまくやり過ごせない相手に出会ってしまったようだ。 「覚えてくれて嬉しいぞ、…………誰だか知らんが」 「おいおいおい、どうしていきなりこんなヤツと対面しなきゃならないんだよ……」 君島は武器の確認をするなら、なるべく人のいないところに……と移動する際に浅倉に会ったため、武器を確認していない。 つまるところ、丸腰だ。逃げるしかない。すぐに君島は向きなおし、ダッシュで走り始めた。 だが、浅倉の足は速い。振り向けば、距離が縮まっているような気がした。 君島を追い詰めるのを楽しんでいるように、顔には不適な笑みを浮かべて、バールのようなものを持った浅倉が走って来る。 後ろを向いている暇はなかった。 こいつは真性の××××だ。放送禁止用語なので伏字にするしかないほどにヤバいやつだ。 「あんまりイライラさせるな……」 何もない草ッパラの中、もう声がはっきりと聞こえるほど浅倉との距離が縮まっていた。 こんなことになるなら、もっと早く支給品を確認しておけばよかったかもしれない。 などと考えつつ、火事場のバカ力で君島は加速する。 「ちくしょ~~~~~!!! なんで俺ばっかりこんな目に遭うんだよ~~~~!!!!」 ドカァンッ!!! その刹那、君島の背後で爆発が起こったのを感じた。 どこかから爆弾が投げられたのか、或いは浅倉が突然自爆したのか。 もちろん前者だと思うが、そんなことを考える暇もなく、君島はそこからすぐに逃げた。 「こっちや! こっち!」 おそらくそれを投げた主と思われる女性の声が聞こえた。 浅倉から逃げるときより、少し速度を落としてその声のほうに向かっていく。 後ろから、「ゲホッゲホッ」と咳をするような音が聞こえた。煙の匂いが君島にも伝わった。 どうやら、アレは爆弾ではなく煙幕だったらしい。凄い轟音が聞こえたような気がしたが……。 ともかく、君島はその女性の下に走っていくことができた。 ★ ★ ★ ★ ★ 「あれはウチ特性の煙玉や。ホントはウチが作ったんやけど、なんだかなぁ~。ウチの発明品がこんな殺し合いに使われるなんて……」 君島を作った女性。名は李紅蘭。めがね、そばかす、三つ編み、関西弁、出身中国。なんとも特徴の多い女性である。 それも、彼女の口ぶりだと発明家らしい。どの程度のレベルだかは知らないが。 「まあ、なんだ……俺を助けるのに役立ったんだ。こんな場所で使われてようが、その発明品にはお礼を言いたいくらいだよ」 「それはそうやけど、これがアンタを助けるのに使われたのはほんの偶然や……」 「良いんだよ、偶然だろうがなんだろうが。大事なのは、俺を助けたっていうその事実! その煙玉がなきゃ……アンタがいなきゃ、俺は死んでだかもしれないだろ?」 「……せやな。クヨクヨしてるなんてウチらしくない! でも、発明を悪用するなんて許せん! ウチが絶対この首輪外して、アイツの居場所見つけ出したる!」 すぐに元気になる紅蘭である。 最初の印象とは裏腹に、前向きにものを考えられる人間だというのはよくわかった。 そんなわけで、君島は支給品の確認を始める。 「君島はんの支給品は何だった?」 「俺は、蝶ネクタイだな……」 「は?」 「蝶ネクタイ、あとは……なんだこれ? ラウズアブゾーバー……」 「説明書付きか! なになに……これが仮面ライダーブレイドの強化道具で、こっちの蝶ネクタイは蝶ネクタイ型の変声機……」 紅蘭は興味津々に説明書を読んでいた。 君島は「俺の支給品なのに……」と思いつつ、紅蘭の真剣な表情を見て、仕方ないとばかりに木にもたれた。 紅蘭が言うには、どちらも護身用の武器にもならないという。しかし、蝶ネクタイ型変声機に関しては、面白い発明だとおおはしゃぎをしている。 「まあ、こんなもんウチが持ってもしかたない。もともと君島さんのもんやしな」 「いや、むしろいらないんだが……」 「ええって、ええって。苦手なヤツの声で恥ずかしい台詞を吐いたり、面白いことはいくらでもあるで」 「ああ、そうか。確かに使えるな……」 カズマの声で、ロリコン宣言をしてやる、と心に決めつつ、二つの道具を受け取る。 結局のところ、ラウズアブゾーバーは完全に使い道がないようにも思えるが、まあいいだろう。 一方、紅蘭の支給品は例の煙玉とロープと鉈。わかりやすい殺人道具であった。 もちろん、持つ人間が紅蘭のような人間なら安心だろうが。 「そういえば、あの体育館に自律する機械がいたんやけど、あいつら会ってみたいなぁ」 とりあえず、紅蘭にとって発明というものが何より優先順位であることはよくわかった。 だからこそ、それを悪用する主催者が誰より許せないのだろう。 ★ ★ ★ ★ ★ 「ウガアアアアアアアアアアァァァァァァッ!!!!!!!!!!」 浅倉は、そんな咆哮とともに、全ての苛立ちを虚空にぶつけた。 ここは何もない草原。どう頑張っても、バールでなぐるようなものはなかった。 ……ただ、その時偶然にも通りすがった少年を除いては。 (……な、なんだあれ……) 浅倉は視界に入った少年を前に、笑みを浮かべた。 ぎりぎり視界に入る程度なので、距離はある程度離れている。 君島とは違い、まかれる可能性も否めないだろう。 当然、少年は逃げの体勢に入った。少年の名は藤宮炎。仮にも、陸上をやっていた男である。 「タイムだけ」の短距離走は得意ではなかったが、鬼ごっこのような「逃げる」という目的のある走り方は得意であった。 「イライラさせるな……」 追い詰める楽しみも、今の浅倉にはない。 煙玉なんかでまかれた苛立ちによって、浅倉は追い、殺すことだけを考えていた。 そのプレッシャーからか、藤宮はすぐに草に躓いて転んだ。 焦っていると、転びやすいというのも本当のことらしい。 そんな原理を心の中で罵ったが、そんなことよりも近付いてくる浅倉にどうしようもない恐怖だけがあった。 恐怖で足が動かなくなるというような距離ではない。まだ、逃げ切れるには逃げ切れる距離だった。 しかし、動かなくなるというよりは、バランスが取れない。再び立ち上がっても、すぐにまた足の力が抜けて転んでしまった。どこか疲れているのだろうか。 この僅か一瞬で、自転車で遠くに行った帰りのように足がきつい。 もう、浅倉は眼前でバールのようなものを振り上げていた。 ──だが、その時である。 藤宮と浅倉の間に入り込んだ何かがあった。 それは、人間ではないが人間のような頭、腕、足の五角形を描いていた。 そいつが、浅倉の首元を掴み、地面に向けて吹き飛ばした。 地面に身体を打ちつけた浅倉が、バウンドすることもなく気を失う。 「えっ……あの……」 「礼はいらん。やりたいようにやっただけだ」 その男はロボットであった。 おそらく──それの動きが生物的ではなかったからよくわかった。 凱聖バルスキー。 彼の目的は、メタルダーの抹殺のみ。しかし、その生き方に「自由」を求めるのも確かな事実だった。 自由を奪われ、殺されかけているこの男を、一度助けようとしてしまったのは、おそらくそのせいだった。 「その男は気を失っている。その男に何をしようと貴様の自由だ」 そういい残して、バルスキーはメタルダーを捜すために立ち去っていった。 彼はそれ以上を望まない。ただ、自由に行動しただけだった。 彼が一体何だったのか、その目的も藤宮が知る由もない。 一度、倒れた浅倉に目をやる。 すやすやと気持ち良さそうに眠っているのではなく、うなされているように見えた。 呆然とした彼は、浅倉の手元にあったバールを握る。 あまり強い力で握っていたわけではなかった。 ──その男に何をしようと貴様の自由だ その言葉を復唱する。 藤宮も、この男が浅倉威という男なのは知っている。 体育館であれだけ堂々と名前を挙げられた男だ。いきなり会ったのは不幸といわざるをえない。 いつ起き上がるかわからない恐怖。武器が手元にあるとはいえ、この男の姿はトラウマとなっていた。 ──それに、この人はまだ人を襲うかもしれない そんな思いがあった。こんなところで生かしておくのは、究極のエゴではないのか? ここで見逃せば殺人が起こるかもしれない。 今、バールでこの男を殺してしまえば、次の悲劇は起こらずに済む。 この男を殺すより、生かしたこの男が罪もない人間を殺すほうが、罪悪感が起こるだろう。 それなら── 一度、この男の頭にバールをぶつけてみた。 できる限りの力で。 浅倉は気を失った状態のまま、あまりの痛みに絶叫を始めた。 頭から血が流れている。手が余計に震えた。 震える手で、血のついたバールを放り投げると、すぐにそこから走り去って言った。 浅倉が声をあげて起きたかもしれないこと、人に意図して血を流させたこと……藤宮が逃げたことには色んな理由が考えられる。 とにかく、この場から逃げたかった。すぐにでも……。 【1日目 深夜/A-6 草原】 【凱聖バルスキー@超人機メタルダー】 【状態】健康 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:メタルダーの抹殺。 1:メタルダー抹殺以外に興味はない。 2:自由への憧れ。ただし、仲間のためにメタルダーは倒す。 3:仲間との合流もしたい。 ※死亡後からの参戦です。ただし殺人への抵抗などもありません。 ※ローテールのデータによって、全戦闘ロボット軍団の能力が使えます。 ★ ★ ★ ★ ★ 「ん? 誰か倒れてないか?」 「あ! ホンマや」 藤宮は森の中で倒れていた。先ほどの疲労や、精神的ストレスがかなり大きかったのだろう。 もう既に、意識を飛ばしていた。ましてや、山道を歩いていくほどの体力は既に残っていない。 「仕方がねえな。放っておくわけにもいかねえし……」 「せやな。見たところ、ウチや君島はんと同じくらいのトシに見えるけど……変な格好やなあ」 「そうか? 本土の人間はみんなこんな格好だろう?」 「ボンド……? まあええわ。君島はん、この人運べるか?」 「そうだな……。そんなに体重が重いわけじゃなさそうだ」 君島は藤宮をおぶってみたが、さほど体重はない。 身長は170センチに届くか届かない程度だが、体重は60kgもなさそうだ。 筋肉がさほど発達しているような様子がないからだろう。紅蘭のような体躯だ。 「どこまで運びゃあいいんだ?」 「せやなぁ……すぐ近くに温泉があるみたいやから、そこまで運んでいきましょ」 【1日目 深夜/A-7 森】 【李紅蘭@サクラ大戦】 【状態】健康 【装備】紅蘭特製の煙玉(一消費)@サクラ大戦 【道具】基本支給品一式、レナの鉈@ひぐらしのなく頃に、ロープ 【思考・状況】 基本行動方針:打倒主催者。 0:まずはコイツ(藤宮)を温泉まで連れて行く。 1:首輪の解除。 2:君島と一緒に行動する。 3:自律機械(メタルダー勢など)と会いたい。 4:浅倉を警戒。 【君島邦彦@スクライド】 【状態】疲労(小)、藤宮を背負ってます 【装備】なし 【道具】基本支給品一式、蝶ネクタイ型変声機@名探偵コナン、ラウズアブゾーバー@仮面ライダー剣 【思考・状況】 基本行動方針:打倒主催者。 0:まずはコイツ(藤宮)を温泉まで連れて行く。 1:紅蘭と一緒に行動する。 2:浅倉を警戒。 【藤宮炎@ヒーローズオペレーションF】 【状態】気絶、疲労(大)、強いストレス、浅倉への強いトラウマ、罪悪感 【装備】不明 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品1~3 【思考・状況】 基本行動方針:死にたくない。 1:浅倉への強い恐怖と、人を傷つけた罪悪感。 2:あのロボットは……。 ★ ★ ★ ★ ★ 頭に残る強烈な痛み。 やったのは誰だかわからないが、おそらくあの怪物か──あるいはあのガキ。 血を流しているが、この程度、慣れている。たかが鈍器で殴る程度など、甘すぎる。 苛立ち。 殺す。 あのロボットはスクラップに、あのガキどもは猟奇死体に。 彼はその辺りに転げ落ちていた血のついたバールを拾い上げる。 そのバールは、彼の苛立ちを表すように、地面に何度も叩きつけられた。 【1日目 深夜/A-6 草原】 【浅倉威@仮面ライダー龍騎】 【状態】頭部の強い打撲で流血(傷は結構やばいです) 【装備】王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎、バールのようなもの@現実 【道具】基本支給品一式、ランダム支給品0~1 【思考・状況】 基本行動方針:皆殺し。 1:君島、バルスキー、藤宮は優先的に殺害(名前は知らない)。 009 二次裏の宇宙少年 投下順 011 鳴神さんより大神さん 009 二次裏の宇宙少年 時系列順 011 鳴神さんより大神さん 初登場 凱聖バルスキー 064 Near the Boa constrictor 初登場 君島邦彦 046 それは正夢ですか? 初登場 李紅蘭 046 それは正夢ですか? 000 モンスターズ・オペレーション 藤宮炎 046 それは正夢ですか? 000 モンスターズ・オペレーション 浅倉威 064 Near the Boa constrictor
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罪と罰 宇宙の後継者(そらのこうけいしゃ) part49-258~261(プロローグのみ) part60-270,272,286,287,291,292,296,301,306~309 258 :罪と罰 宇宙の後継者◆l1l6Ur354A:2010/02/02(火) 01 50 34 ID uoM+GaYA0 Wii:「罪と罰 宇宙の後継者(そらのこうけいしゃ)」リクしたものですが、 自分でプレイしたので自分が書きます。 とりあえずプロローグから。 259 :ゲーム好き名無しさん:2010/02/02(火) 01 52 03 ID uoM+GaYA0 プロローグ(公式サイトより。ゲーム内では語られなかった部分です) 遥か遠い彼方、別の地球の物語……。 そこでは外宇宙(聖女の世界)と内宇宙(神の世界)が永きにわたり攻防を続けていた。 ちなみに外宇宙が聖女と呼ばれるのは前作「地球の継承者」のラスボスが聖女を自称していたため。 内宇宙に存在する第4亜地球。かつてヒトの文明が栄えた星。 しかしそこにあるのは誰もが思い描く世紀末っぽい風景、つまりは廃墟と砂漠だった。 ヒトが不在となって久しいその地球に、ひとつの不自然な存在が降り立った。 星明りにたたずむその姿はヒトの少女。しかし彼女はヒトではない。 外宇宙から「ヒトの調査」という任務を受け、ヒトの少女に擬態した外宇宙の尖兵である。 ただ、彼女はどういうわけだか記憶を失ってしまっており、覚えているのは「ヒトの調査が大切」ということだけ。 任務を反芻するうちに「ヒトの調査」という名目は「ヒトへの興味」へと変わって行った。 そして彼女はヒトの痕跡を探すため、廃墟に足を踏み入れた。 その頃、第4亜地球にもうひとつの不自然な存在が降り立った。 少し皮肉っぽい、しかし子供じみた軽い調子の少年。 彼の名はイサ。イサ・ジョ。類まれなる身体能力と戦闘能力を持つ戦士である。 この地球に降り立った「外宇宙からの侵略尖兵」の抹殺という任務を受けて派遣された。 しかし大まかな地域(ニホンのキンキ地方)しかわからない上、外宇宙の尖兵は簡単に様々なものに擬態出来る。 石などに擬態されたら終わりだ――とそう思いかけた瞬間。 ――ヒトのいない星で、少女が瓦礫の中を歩き回っていた。 あまりにもバレバレすぎる擬態でやる気が削がれるイサ。 隠れて見ていると、少女は瓦礫の中からアルバムを掘り出した。中身を見る少女。 が、そこで笑いが堪えきれず出てきたイサ。 「ピースサインの練習をする外宇宙生命体なんて初めて見たぜ?」 「私が……外宇宙生命体?」 どうやら任務は覚えていたが誰から何のために与えられた任務かは忘れていたようだ。 「ただ……ヒトの調査をする、ということは少なくとも私はヒトではない、ってことね」 いくつか受け答えをしたが、全く悪びれず、罠かとも思えるほどの正直さだ。 「お前、名前は?」 「特にないわ……多分」 しかしふと遠い目になって呟く。 「…… チ……」 「カチ?」 イサがどこかで聞いたことがあるような名前。しかし彼女にはお似合いだ。 イサはカチに自分の任務の内容を「抹殺」ではなく「監視」だと誤魔化した。 そして共に過ごすことになり、カチが微笑んだ姿を見てイサは戸惑う。 ――これじゃあまるで、ヒトじゃないか。 260 :罪と罰 宇宙の後継者◆l1l6Ur354A:2010/02/02(火) 01 54 27 ID uoM+GaYA0 イサは昔の夢を見た。何度となく見た夢だ。 巨大な怪物と化して暴れまわる、優しかった父。 母と共に逃げ惑うしかなく、その血のせいでいずれ怪物になるかもしれない自分。 ――いいこと? イサ。あなたの力の使い道は、あなた自身で決めなさい。 神を頼ってはダメ。聖女を信じてもダメ。自分自身で考えて、その力を使いなさい。 そして、心が暴れてしまわないように、あなたの心を繋ぎ止めることの出来るパートナーを見つけなさい―― そして、目が覚めた。 カチが廃墟で拾ってきた様々なガラクタをネタに会話をしキャッキャウフフな感じ。 この第4亜地球は平和的なヒトが多かったため、外宇宙との前衛基地として向かないと「神」が廃棄を決定したと言う。 「人々は和解の道を模索し始めた。「神」にはそれが気に食わなかったんだろう」 「イサは「神」が嫌いなのね」 「神なんていないさ。もし本当にいるのならあいつらが「神」を自称するのを許しておく訳がない」 そんなことを雑談しつつ就寝。 「……聖女を信じてはダメ、か……」 その時、イサの感覚が何かを捕らえた。 現れたのはフェンロン。第5亜地球を牛耳り神に擦り寄ろうとするG5のメンバーの一人だ。 「答えろ、イサ・ジョ。何故あの化け物と行動を共にしている? 操られてのことか、考えがあってのことか、それとも……お前も化け物だからか?」 急接近しフルチャージでショットを撃つイサ。 フェンロンは撤退したが、イサのダメージも決して軽くはない。 心配顔で慌てるカチを尻目に、じわじわと回復する損傷。 「大丈夫だよ、カチ。俺にもカチと同じ「ヒトではないもの」の血が流れているからさ」 そして自分の過去を話すイサ。 「……私を信じちゃダメじゃない。私は、「聖女」の側なんだから」 カチはうつむく。しかしイサは首を横に振った。 ヒトかヒトじゃないかは、血で決まるのか? イサの目にはカチのなかに「ヒトらしさ」が見え、それを信じたかった。 そして打ち解けた2人。しかしいつまでもここで時間を食うわけには行かない。 「逃げるぞ、宇宙へ」 「宇宙へ……」 261 :罪と罰 宇宙の後継者◆l1l6Ur354A:2010/02/02(火) 01 55 07 ID uoM+GaYA0 今回はこれで終わりです。 次からゲーム本編に入ります。 270 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/12(月) 20 54 25.02 ID r1g+OpJJ0 罪と罰 宇宙の後継者がプロローグしかないので続きを書こうと思います。 とりあえず主要人物と用語の解説を。 イサ・ジョ…このゲームの主人公。 外宇宙生命体の抹殺のために第4亜地球に 派遣された少年。 前作(地球の継承者)の主人公であるサキとアイランの息子で、 前作にも少し出てた。両親が過去に『受血』した外宇宙の血を持つためずば抜けた力をもつが、 その血のために「いつか裏切るのではないか」という疑惑を向けられてきた。 派遣された先でカチと出会い、任務を放棄して彼女との逃避行を繰り広げる。 (この辺は上のプロローグ参照) カチ…ヒロインであり、外宇宙生命体。外宇宙から来たが、なぜか記憶を失い、 初めて会った人間のイサに興味を持つ。その後、イサに連れられて彼との逃避(ry 見た目は人間の少女そのものだが、シッポ(?)が生えてたりミサイルやら何やらを 蹴り返す(!)あたりやっぱ人間じゃない。 【内宇宙(うちうちゅう)】通称・『神の側』 イサは(一応)こちらに所属している。 【外宇宙(そとうちゅう)】こちらは、前作に登場した刺客にちなんで『聖女の側』と呼ばれる。 二つの宇宙は泥沼の戦いを繰り広げており、内宇宙は防衛拠点である亜地球や強靭な兵士を、 そして外宇宙は自在にその姿を変える生命体(カチなど)を生み出し、使役している。 【G5】内宇宙の長たる『神』の意思を代行し、第5亜地球を牛耳る5人の尖兵。 サミットでもなければエンジンオーでもない。 【キーパーズ】荒廃した第4亜地球の修復のために作られた人造生命体。 外部からの侵入者であるイサ達に襲い掛かってくる、早い話が前作のルフィアンみたいなモン。 【亜地球】またの名を『擬似地球』 『神』が創りだした惑星型防衛拠点。 7つ存在し、前作の舞台が『第2亜地球』。今作の舞台が『第4亜地球』。 G5が牛耳っているのが『第5亜地球』とのこと。(スタッフ談) 次からストーリーに入っていこうと思います。 272 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/12(月) 22 43 52.27 ID r1g+OpJJ0 ステージ0『脱出』 『システムオールグリーン。大気圏離脱まで残り30秒。』 イサ達は、宇宙船で第4亜地球からの脱出を図っていた。 しかし、何者かに宇宙船は撃墜され、どこかの地面に不時着してしまう。 イサが目を覚ますと、大破した宇宙船に追っ手が侵入していた。 彼らは、侵入者を駆逐しつつ、宇宙船からの脱出を試みる。 出口付近で突如動きだした大型兵器に襲われるもこれを退け、 なんとか出口まで来たが、突如宇宙船が爆発。 イサ達は、近くの地下都市に転落してしまうのだった… ステージ1『核塵都市』 転落するも、何とか無事だったイサ。しかし、彼の目の前には、 鉄骨が腹に突き刺さってしまったカチの姿が… とは言え流石は外宇宙生命体。イサの呼びかけに応じ地面に降りたカチの傷は 瞬く間に消え、彼女もピンピンしている。 と、そこに、先ほど(プロローグ参照)倒したはずのツェンロンが現れる。 「女を引き渡せ…」 迫るツェンロンを見事なコンビネーションプレイで怯ませ、 その隙に逃走を図るイサとカチ。 しかし、都市内のとあるラボに逃げ込もうとする彼らに三たびツェンロンが襲い掛かる。 彼が操る球状の端末が発するバリアにより、攻撃を受け付けない彼だが、 それが晴れるわずかな隙を突き、銃弾を叩き込む。 吹っとばされたツェンロンにとどめをさしたのは、カチのミサイルすら跳ね返す鋼の回し蹴りだった。 …が、彼は偽者。 本物は最初の戦いで吹き飛んだ肉体を修復していた。 彼はモニタ越しにラボに入る二人を見て不適に笑っていた。 「確かあそこには特大のキーパーが居たはず…生きて帰ってこれるかな?」と。 ラボに入った彼らを待っていたのは、巨大な親子亀型のキーパー。 その巨体から繰り出される怒涛の攻撃に苦戦しつつも、何とかそれを倒すことができた。 その後、カチに『キーパーズ』について説明しつつ、ラボにあった端末をいじくるイサ。 それにより脱出ルートを割り出した彼らは、『ある場所』へと急ぐのだった… ツェンロン・リー…G5の一人で宇宙船を撃墜した張本人。 細身の青年で、両手から放たれる無数の光弾やムチ、球状の端末などを駆使する。 先ほど述べたように本物はプロローグでイサから受けた攻撃により療養(?)中。 続く 286 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/13(火) 22 57 03.36 ID uMRgns5z0 ステージ2『海底空洞』 イサ達が訪れたのは、巨大な海底チューブの入り口。 彼らが落っこちたのは、キュウシュウのフクオカあたりらしい。 ここからこの海底チューブを抜け、セトナイカイ上空の空中ステーションへと向かい、 宇宙船かなんかを奪ってトンズラしようという算段だ。 海中ならば敵も少ないだろうとイサは踏んでるわけだが、カチはどこか不安げな様子。 案の定、カチの不安は的中していた。 海の中は、チューブ内をサーファーよろしく滑る兵士や、キーパーズ、 そして巨大な水中戦艦などの敵でいっぱい。 さらに、チューブの先にある建物の中で、柱状の巨大な機械がイサ達に牙を剥いてきた。 それから放たれる火炎やレーザーをかいくぐり、イサ達はなんとか機械を大破させることに成功した。 「ねぇ、どうしてアイツらは私を狙っているのかしら? 私が…ヒトじゃないから?」 「そうだな…少なくともヒトでないことは確かだな」 機械を撃破した後、イサとカチはそんな会話を交わしていた。 「ねぇ…ヒトって何?」 そりゃぁ…頭があって目が二つあって鼻と口があって身体があって手が二本あって脚が二本あって… 「尻尾があって?」 「そう…って、尻尾はねーだろっ!!」 二人は、和気あいあいとしている。 人はそれを見て『爆発しろ』とかいうのだろう。 が、しかし、男女の健全なお付き合いを邪魔する不逞な輩が現れた。 G5が一人、『リッター』 全身黒ずくめの大柄な男だ。 イサは彼がその女は我々の脅威だのどうのこうの垂れてる隙に 大破した機械にチャージショットをかまし、爆破。 しかし、案の定無傷だったリッターは、手ぶらで帰るわけにはいかないとして、彼らに戦いを挑む。 自らの身体を巨大な怪物に変貌させ、弾丸や光線の雨あられをあびせてくる彼を なんとか撃破したイサらは、彼から「我々はこの土地で一番地脈の力集まる 場所に居る」という情報を得る。 …またの名を『不死の山』だと。 「気が向いたらいつでも来るがよい。歓迎するぞ…」 そう言って、リッターは撤退した。 不死の山…それが意味するものは一つ。『フジ山』。 だが彼らの目的はあくまでこの星からの脱出。 G5の挑発には乗らず、彼らは空中ステーションへと急ぐ。 リッター…G5の一人。自らの肉体を液体状の球体に分裂、再融合させることで、 自分の姿、形、大きさを自在に変えることができる。 声がフ○ーザっぽいが違うので注意。 続く 287 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/14(水) 00 33 29.60 ID sc41ka4n0 ステージ3『監獄衛星』 イサたちはセトナイカイ上空の空中ステーションに到着した。 しかしステーション内の至る所に設置された防衛装置が、彼らに牙を剥く。 あるときは迫り来る特大のミサイルを敵にお返ししたり、 またあるときは壁を突き破ってでてきた顔面にビビったりしつつ それらを迎撃したイサたちを待っていたのは、 「おっそ~い~!! 待ちくたびれちゃったよぉ~」 やはりG5の一人、ヒバル・ヤジュー。上の台詞の通りギャルみたいな性格の少女だ。 彼女はイサに「昔はウチの大将と互角だったらしいじゃない♪」と 意味深な一言を放ちつつ、「ねぇ、そんな娘やめてアタシと付き合わない?」とか抜かしよる。 「もっとも…アタシに勝てたらの話だけどね。」 日本刀を彼に突きつけながらだが。 銃弾や光線の飛び交う斬り合いを制し、ソードをヒバルの首筋に突きつけるイサ。 彼女がイサの実力を認めると同時に、辺りが急に揺れだした。 どうやら、今の戦いでここに眠っていた『何か』が目覚めてしまったらしい。 イサが自分と昔互角だったというG5のボスの名を訊こうとするも、 イサらはその『何か』に連れ去られてしまう。 その『何か』とは、涎を垂らし、力任せに腕を振るう、人に似た上半身に蟲の腹のような 下半身をもつ異形…というか『キモい』としか言いようのない巨大キーパー。 それの力任せの攻撃により振ってくるブロックを破壊しつつ怪物の相手をするイサらだが、 どれだけ攻撃を与えても怪物は暴れるのをやめない。 そして、彼らの頭上から巨大な資材が迫る。 「イサ!危ない!!」 カチがイサに飛びかかると彼らの姿は消え、 あとには資材が頭にゴッツンして断末魔の叫びを上げる怪物のみが残っていた。 結局宇宙船を探すどころじゃ無くなってしまったイサ達。 やっぱり上手くいかなかったとイサをせめるカチだが、イサはやってみることが重要だという。 このあたり、イサはサキの血を引いている。 そして、もしさっきヒバルが言っていたボスが自分の知ってる『アイツ』ならば、 逃げるのは難しいだろう。 ならば、こちらからフジ山に赴き、彼らとの決着をつけよう。とも言うイサ。 「それにしても、お前テレポートなんてできるなら最初から教えてくれよ。」 そう、今彼らはカチが行ったテレポートにより、時空の狭間にいるのだ。 このままフジ山まで連れてってもらおうとするイサだが、カチ曰く、テレポートはとても危険なものらしい。 「次元の歪に落ちて抜け出せなくなるかも知れないわよ?」 彼女の言ったことは現実となった。彼らの目の前が黒い空間に覆われ… ヒバル・ヤジュー…G5最年少の少女でサムライガール。 右手に携えた日本刀による斬撃のほか、腰のプロテクターからの光線や光弾による攻撃を得意とする。 どうでもいいがCV:沢城みゆき 続く 291 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/14(水) 22 19 11.17 ID sc41ka4n0 ステージ4『食人樹界』 次元の歪に落ちてしまったイサたち。 暗闇をライトで照らしてみると、そこは広大な樹海となっていた。 カチは、この空間は誰かがつくりだしたものだと言う。 曰く、「誰かの力を感じる」らしい。 とりあえず彼らは、樹海の中を突き進むことにした。 樹海の中は、忍者のようなトリッキーな動きをするキーパーや、 絶対に夢に出てきてほしくないレベルのおぞましい姿をしたキーパーでいっぱい。 そんな森を抜けた先には、大きな湖と神社のような建物があった。 湖に映る夜空の月は、じっと見ているとどちらが本物か分からなくなりそうだ。 デートするには最適だろう。(無論、彼らはデートどころではないのだが。) しかし、湖を覗き込んだ瞬間、イサ達の脳裏にある光景が飛び込む。 それは、イサが夢で嫌と言う程見た光景だった。 怪物となり、暴れまわる父親。 自分もいつかそうなるのではという恐怖。 そして、「あなたの心を繋ぎとめることのできるパートナーを見つけなさい」という母の言葉… 「水は過去…坊や、何が見えた? 森は現在…坊や、何を迷っているの?そして空は未来…黒は絶望?それとも可能性?」 気がつけば、湖の水面に一人の女が立っていた。 G5の一人、『アリアナ・シャミ』 この空間を作った張本人だ。 彼女は、この空間はイサの心を映し出した世界で、この空間を作っているのはイサ自身だと言う。 そんなゴタクはさらっとスルーして、彼らはアリアナに勝負を挑む。 彼女の摩訶不思議な攻撃をかいくぐり、見事アリアナを倒した…かに見えたが、 彼女は異形の腕を背中から生やし、再び彼らに挑んできた。 異形の腕から繰り出される攻撃や次々に降り注ぐ石柱をかいくぐり、 最期に彼女が放った巨大隕石をそっくりそのままお返しし、イサ達は彼女に勝つことが出来た。 彼女が倒れたことにより、時空の狭間に帰還することができたイサ達。 「ヒトは忘れたい事ほどよく覚えているモンだな…」 先ほど垣間見た過去の光景に、そう感じたイサに、カチは「昔のことを覚えているのがヒトなの?」と問う。 気がつけばこの星にいた彼女に、過去の記憶など存在しない。 そんな彼女に彼は、「気にすることは無いさ、今を重ねていけば、それはそのうち昔になる」 と名言めいたことを言いつつ、 「でも昔のカチかぁ…ちょっと興味あるな。なにか思い出したら教えてくれよ」 と話すのだった。 そうこうしているうちに、彼らはある場所にたどり着く… アリアナ・シャミ…G5の一人。鳥の骨を模した仮面をつけている為、その素顔を伺い知るのは不可能。 サキ・アマミヤ…前作の主人公でイサの父親。女みたいな名前だが男なのは前作をやった人は知ってるはず。 彼がなぜイサの回想内で暴走していたのかはこのゲームの謎の一つ。 アイラン・ジョ…前作のヒロインでイサの母親。男みたいな名前だが女なのは(ry 彼女がなぜサキの暴走を止めること(詳しくは前作参照)ができなかったのかは(ry 続く 292 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/14(水) 23 47 11.50 ID sc41ka4n0 ステージ5『極大砂爆』 イサ達がたどり着いたのは、道路があちこちに通る巨大な砂漠。 しかし、近くに兵士がいて思うように動けない。 しかも、カチは先に移動の足として恐竜(?)型のキーパーを手なずけているではないか。 かくなる上は…とイサは兵士をサクッと瞬殺し、近くにあった飛行バイクを奪取。 それでフジ山まで行くことにした。 途中、地中から尻尾をジョーズよろしく出して迫ってくる虎型の巨大キーパーや、 空を飛びつつ様々な攻撃を仕掛けてくる鷲型キーパーが襲ってきたが難なく退け、 順調に進んでいく。 と、そこに、先ほどの虎型と鷲型キーパーが同時に出現。 2対2(ゲーム的には1対2)か…そう思われたそのとき、二つのキーパーズは驚きの行動にでた。 空中に飛び上がった虎型の背に鷲型がつかまり、次の瞬間、巨大な翼と鋭い鎌を併せ持つ、 キメラ型のキーパーに『合体』したのだ。 (かなりの余談だが、この合体で某ゾイドを思い浮かべたのは筆者だけではないと信じたい。) イサ達へのリベンジに燃える怪物は、その強大な力をもって文字通り彼らに『牙を剥く』。 翼から放たれる巨大ビーム、鎌による斬撃、相手の命を奪うまで止まらぬかのような連続突撃。 怪物の放つ攻撃は激しく、強力なものばかりだった。 しかし、この星から脱出するまで死ぬわけにはいかないイサ達は、その執念で怪物を撃破する。 一度地面に転落するも、再び起き上がるキメラ型。 「まだやんのか?」と喧嘩腰のイサを、カチが諌める。 彼女は、コイツとの会話が出来るらしい。 彼女曰く、このキメラ型は『オレより強いヤツは初めてだ!』とイサ達のことを気に入ってくれたらしく、 フジ山まで連れてってくれるらしい。 仲間となった好敵手からのありがたい誘いに乗り、イサ達はG5の居城(居山?)へと急ぐ。 続く 296 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/15(木) 23 16 18.35 ID YkruoFPA0 ステージ6『人造富士』 第4亜地球におけるフジ山。 そこは、周囲に溶岩の流れる要塞のような場所になっていた。 イサ達は、中にいるであろうG5との決着をつける為、銃弾とミサイルの飛び交う戦場を突き進む。 暴走列車に乗りつつ、ショットが効かない程硬い表皮をもつ巨大キーパーと戦う羽目になったり、 そいつの口から飛び出してきたアルマジロ型(?)キーパーによってカチ(またはイサ)が 吊るし上げプレイに遭ったりといったハプニングに見舞われたが、フジ山内部に侵入できたイサ達。 が、その中枢らしき場所で、無数の兵士に囲まれてしまった。 そのとき、一人の男の声が響きわたる。 「久しぶりだな、イサ。」 声の主は、G5のリーダー、『デコ・ゲキショウ』。 イサの訓練生時代の同級生でもある男だ。 彼は、「まだ時間があるな…昔みたいに、いっちょやってみようじゃないか。」と、イサ達に勝負を挑んできた。 配下の兵士や機動兵器、ミサイルランチャーを操り攻撃してくるデコ。 しかも、彼の得意とする念動力により、生半可な攻撃は通用しない。 彼に傷を与えるには、強烈なチャージショットを浴びせるか、彼の攻撃を跳ね返すしか方法はない。 イサたちは、なんとか彼を撃墜することができた。 が、しかし、「チッ、もうタイムリミットか…」 デコがそうつぶやくと彼の背後の装置が動きだし、カチが突如苦しみだした。 デコ曰く、ヒトではない者のみに効く波動を放っているのだという。 イサがカチに手を伸ばそうとしたそのとき、その右手を鎖のついた枷で縛られ、武器を落としてしまった。 鎖の端には、もう一つの枷と、それに自らの左手をはめ、コートを脱ぎ捨てたデコの姿。 互いに使える武器は、己の肉体のみ。 男同士の戦いが今、始まる。 『カチを守りたい』 その一心で、ただひたすらに拳を振り、殴り合いに勝利したイサ。 彼は枷を千切り飛ばし、カチのもとに駆けつけるも、彼女のダメージは大きい。 「じきにその女はヒトの姿を保てなくなる。 それでもお前はその女…いや、そのバケモノを守ろうとするのか? 答えが決まったら是非教えてくれ。上で待ってるぞ…」 そう言って、デコは去っていった。 301 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/16(金) 00 45 54.54 ID 32E6wxG90 意識を失ったカチを抱え、突如揺れだしたフジ山から脱出したイサ。 しかし、噴火した山から飛び出した火山弾が彼のジェットパックに直撃。 彼は、唯一の飛行手段を失ってしまう。 彼らの下には煮えたぎる溶岩、絶体絶命の危機を前に、イサはある決意をする。 この戦いで培った、大切なパートナーとの信頼に、絆に、つながりに賭けて。 「カチ…お前の心は俺が繋ぎ止める。だから…俺の心を繋ぎとめてくれ!!」 そのとき、たった今意識を取り戻したところだったカチは、彼の言っていることの意味は良く分からなかっただろう。 だが彼女は、しっかりとうなずいた。 彼女もこの戦いを通じて得た、イサとの確かな繋がりを信じたから。 そして二人の体は、まっ逆さまに溶岩へと落下した。 一時の静寂。 それを突き破るように、溶岩の中から一人の巨人が降臨した。 白い髪を生やし、漆黒の顔面に蒼い瞳を光らせる頭部に、服を着たように見えるヒトに似た体。 右腕には巨大な大砲を、左腕には鋭い鉤爪を携えている。 後ろから淡い水色の光を放つ下半身は異形のそれともとれたし、だぼだぼのジーンズを履いたヒトのそれにも見えた。 これが、カチを取り込み、その身に宿る『外宇宙』の血を解放したイサの姿。 互いに繋ぎ止められた、二人の心の進化の形… そのとき、突如としてフジ山上空に超巨大戦艦が出現。 そして空中に(ちゃんと肉体を修復したツェンロン含む) G5の面々が映し出され、その中央に立つデコが高らかに告げる。 「我々G5は、今ここに第4亜地球の廃棄ならびに、外宇宙生命体を取り込んだ逃亡者イサ・ジョの 排除を決定する! この決定は我々の権限の元、直ちに実行に移される!!」 G5との本当の決着をつけるため、隻眼の巨人は戦艦と共に宇宙(そら)へと昇る… デコ・ゲキショウ…G5のリーダー。 デコが広そうな名前だが実際に本人を見るとそうでもない。 続く 306 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/16(金) 20 46 19.91 ID 32E6wxG90 ステージ7『異叉』 広大な宇宙。 G5の超巨大戦艦は、第4亜地球ごとイサ達を消し去らんとしていた。 無論、この状況を前に、この星の再生のために作られた生命体が黙っているはずもなく、戦艦に突っ込んでいく。 「キーパーズ?!…俺たちも行くぞ!」 無数のキーパーズと共に、イサ達はG5の戦艦に挑む。 流石はG5の軍事力の結晶というべきか、戦艦に搭載された兵器の数々は、これまでのものとは桁違いの威力を持っていた。 しかし、桁違いの力を持っているのはこちらも同じ。 彼らは、戦艦のもつすべての砲台を潰し、壊滅的なダメージを与えた。 が、それで大人しく引き下がるG5ではない。 『神』の尖兵達はその力を解放し、異形の怪物となってイサ達に襲い掛かる。 巨大な鬼神と化したアリアナを倒し、ワームのような怪物と化したリッターの喉を掻っ切り、 亀のような戦艦と化したツェンロンを沈め、片腕の双剣士と化したヒバルを退け。 イサらはついにデコと対峙する。 「イサ、それが君の真の姿か。女を取り込んでまで…まあいい。一度本気の君とやってみたいとずっと思ってた。 では…僕も本気でいかせてもらうぞ!」 その言葉と共に、デコは、光背と槍をもつケンタウロスのような怪物に変貌する 彼の猛攻を掻い潜り、デコに大ダメージを与えるイサらだったが… 307 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/16(金) 21 06 14.35 ID 32E6wxG90 「肉体の強さは流石だな。だが心の強さはどうだ? お前は、本当にその女を受け入れることが出来るのか?」 デコの、その言葉と共に放たれた波動がイサを貫いたかと思うと次の瞬間、 イサの背後には磔にされたかのようなカチの姿。 彼女の命を削り取らんとデコが放つ無数の弾丸を、イサはビームと大砲による殴打(あるいは鉤爪)で 食い止め、デコへと逆行させる。 自らの攻撃を跳ね返されたデコは、今度こそ致命傷を負った。 「神に歯向かうということは…聖女の側につくという事か…この宇宙を…滅ぼすことになるぞ…」 息も絶え絶えにそういうデコに、イサはこう断じる。 「カチは聖女なんかじゃない! カチはカチだっ!!」 その言葉を聞いた神の尖兵は、眩い光とともに消滅した。 308 :罪と罰 宇宙の後継者:2012/03/16(金) 21 24 08.43 ID 32E6wxG90 【通常ならここで終わり。ここから先は、ある条件を満たしたときに エンディングに追加される部分です。】 全てを終わらせたイサ達は、この星に留まることに決めた。 キーパーズとも、時間をかければ分かり合える。 それに、カチと一緒ならどうにだって出来そうだと、イサは言う。 「そういえばイサ、さっき昔のことを一つ思い出したわ。」 ほとんどが水没した都市の、ビルの屋上に降りたカチは、もとの姿に戻ったイサに言った。 「私は遠い昔、こう呼ばれていたことがあったわ…」 イサがその名が意味するものを知っていたかどうかは分からないし、恐らくカチは覚えていなかっただろう。 彼女は、朝日が地平線から昇る中、微笑みながらその名を告げた。 「…『アチ』と。」 fin 309 :ゲーム好き名無しさん:2012/03/16(金) 21 31 49.51 ID 32E6wxG90 終わりです。 前作が発売された当時様々な謎を残したように、 今作も多くの謎を残しました。 いつか、これらの謎を解き明かす続編が発売されるのを、僕は楽しみにしています。 途中、僕がここに慣れていないせいでさまざまな迷惑をかけてしまいましたが、 皆さんのありがたいアドバイスのおかげで、最後までいけました。 本当に、ありがとうございました。
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登録日:2011/06/06(月) 00 42 33 更新日:2020/12/29 Tue 15 31 49 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 キルビル コロッケ シングル ドストエフスキー ハイロウズではない ヒトラー ブレードランナー ボカロではない メルセデス・ベンツ リドリー・スコット 切断 君の瞳に恋してる 椎名林檎 楽曲 浅井健一 爆発!_爆発! 爆破 真っ二つ 罪と罰 音楽 曲 名:罪と罰 発売日:2000/01/26 収録曲:1.罪と罰 2.君ノ瞳ニ恋シテル 3.17 罪と罰はギブスと同時発売された椎名林檎のシングル。日本だけでなく台湾でも発売された。 タイトルはドストエフスキーの小説ではなく、『ここでキスして。』のリリース後、過労で倒れた自分に対しての戒めの意味が込められている。 本作のギターは元BLANKEY-JET-CITYの浅井健一が務めており、力強いながらどこか哀愁漂う弾き方になっている。 丁度この詞を完成させた時の林檎はネガティブになっていたらしく、彼女の心理状況を間接的に表現していると言えよう。 また、この曲は『本能』とセットになっており、林檎曰く「本能を肯定するか罰とするかの違いで、本質的には同じ事を言っている」との事。 カップリング曲『君ノ瞳ニ恋シテル』はフォー・シーズンズの名曲でサッカーファンにとってはFC東京の応援歌として有名。 『17』は「ワンセブン」…ではなく「セブンティーン」と読み、デモテープ時代に作った曲の一つ。どちらの曲も歌詞が全て英語。 【PV】 赤いレザーのコートに剃った眉毛、目線を隠すように引かれた黒いラインに日本刀と、『キルビル』や『ブレードランナー』を思わせる格好でメルセデス・ベンツを真っ二つにする林檎。 これは彼女の愛車「ヒトラー」で、アルバム『勝訴ストリップ』に収録されている曲『依存症』では歌詞に歌われるはずだったが、諸事情でカットされている(ライブでは普通に歌われている)。 元々は中古で買った車だったが、故障が相次ぐ為「どうせだったらプロモに使っちゃえば?今車切る人いないよ」とスタッフに言われ2000万円をかけて切断。 その上この車は『依存症』のPVで派手に爆破された。 現在この車はEMIの美術倉庫に保管されているので、機会があればいつか見れるかも… ここまでの大胆なパフォーマンスが効を成し、2000年のSPACE SHOWER Music Video awardsでは最優秀女性アーティストビデオ賞を授賞した。 【バージョン違い】 〇アルバムバージョン 『勝訴ストリップ』に収録されたバージョンは、曲の終わりにアレンジが入っているためシングル版(4分43秒)と比べて大幅に(5分32秒)伸びている。 〇NHKバージョン 2007年に指揮者・斉藤ネコと共に演奏されたバージョン。ストリングスの効いたオーケストラアレンジとなっている。 同様のアレンジは翌年のRISING SUN ROCK FESTIVALでも行われており、この時は林檎がピアノを弾いている。 2008年にはGENERAL HEAD MOUNTAINがカバーしている他、何とコロッケが物真似のレパートリーに入れており実際ライブで披露した事もある。 …似てるかって? まあ…森進一や美川憲一や野口五郎の真似みたいなのを想像してくれれば大体合ってると思って欲しい。 追記・修正はヒトラーを真っ二つにしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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【分類】団体・組織 ・種族 【発案者】砂月 【概要】 その昔、悪魔の集団と天使の集団が存在した。 悪魔は人間を罪に導く感情や特性、欲望を司る『七つの大罪』。 天使はそれと対になるように、打ち消し諌める『七つの美徳』。 二つの勢力は互いに拮抗していたが、ある時遂に大きな衝突が起き、やがて双方相打ちとなった。 大罪の悪魔は深い眠りにつき、美徳の天使もまた生涯を終えた。 しかしそれから長い年月を経て、悪魔は眠りから目覚めてしまった。 天使の居ない今、恐れるものは何もないと彼らは身勝手に活動を始めたが、 天使はそれぞれ人間として、悪魔に対抗し得る力と共に転生したのである。 互いに互いを無視する事の出来ない『七』は、こうして今もなお対峙し続けている。 【七つの大罪】 ダリューン(伊達さん宅)に生み出された悪魔族 自由で自分勝手、それぞれの欲望に従って行動する 他の悪魔に比べ魔力や身体能力が高い傾向にある 対応する美徳は致命的な弱点になる為、美徳が転生する度息の根を止めようと探し出す 力尽きると永い眠りに入り回復を待つが、対応美徳に止めをさされた場合のみ復活出来ない 魔物や動物に変化・使役出来る者もいる 【七つの美徳】 先祖はアルセウスに使えていた天使 大罪と違い、死ぬと能力を引き継いだまま人間として転生する こちらも対応大罪に止めを刺された場合のみ転生出来ない 先祖代々同じ家系から生まれる。ナザやミッシェンが基本だが例外もある 大罪と戦う運命の為、本人の意思に関わらず遅かれ早かれ天使の力に目覚める事になる 天使の力を覚醒させると頭上に天使の輪、背中に羽が生える 対応表 大罪 美徳 傲慢のルシファー 謙譲のミカエル 嫉妬のレヴィアタン 忍耐のラグエル 憤怒のサタン 慈悲のラファエル 怠惰のベルフェゴール 勤勉のラジエル 強欲のマモン 救恤のガブリエル 暴食のベルゼバブ 節制のウリエル 色欲のアスモデウス 純潔のメタトロン +七つの大罪&美徳一覧 大罪 名前 原型、性別 親 美徳 名前 原型、性別 親 傲慢 ヒュビリス デスカーン♂ 剣崎龍水 謙譲 ミシェル コドラ♀ 翠子 嫉妬 メルクーア ヘルガー♀ 砂月 忍耐 イリヤ ブラッキー♂ 黒風コア 憤怒 プレセイラ ★マニューラ♀ みつ子 慈悲 トーマ ミロカロス♂ 壱屋 怠惰 レムレス ヒトモシ♂ はくら 勤勉 エルンスト ノコッチ♂ MISO 強欲 ガナンシア アブソル♂ 紅咲佐久弥 救恤 ドロシー タブンネ♀ きてき 暴食 - - - 節制 ハバクク ナットレイ♂ 芭月梢 色欲 リィリ・スー ユキメノコ♀ 伊達 純潔 ミレイユ デンチュラ♀ 黎亞 (敬省略) 3/9満了 【その他詳細】 単純な力関係では美徳は大罪に劣るが、対応関係のみ美徳が勝る (例:傲慢は忍耐や慈悲等には有利だが謙譲には不利) 美徳の生まれ変わりは半強制的に教会に登録され、召集されるor襲撃される事により大罪と対峙する 身体能力は人間のままだと不利な為教会で修行しエクソシスト(悪魔祓い)になる 教会は悪魔に対抗できる唯一の存在という事で、美徳の転生した人間を常に把握している 大罪は常に美徳を狙っているが、気まぐれな為普段は好き勝手にやっている ダリューンの配下ではあるものの忠誠を誓っているかどうかはそれぞれ違う 【登録について】 +大罪 悪魔なので悪・毒・ゴーストタイプのみ 変化・使役は個人にお任せします +美徳 原型・年齢・性別制限なし 正義感があっても無くても可。但し上記の通り対峙する事は避けられません 必ず人間で尚且つエクソシストになります。副職か本職かはご自由に +共通 ルシファーやミカエル等は二つ名、種族名みたいなもので名前にする必要はなし 2/22追記 ※現段階で教会に関連する施設はサルバシオン修道院だけですが、数ある教会の一つに属する修道院というだけなので必ずしも此処に登録する必要はありません。(アバウトに「教会」でOK) 勿論サルバシオン修道院に登録して頂いても問題ありません。 その他ご質問、不明点等ございましたらお気軽に↓か砂月までどうぞ! ご回答ありがとうございます!個々人の判断で自由に、ということで了解しました!間口が広くて妄想もドンドン広がりますね~!皆さんの擬人化を楽しみにしつつ、私も楽しく参加させて頂きます!! -- MISO (2011-03-11 00 01 16) 七つの大罪の暴食の所だけ、空白になっています。空白を埋めて下さい。 -- 奥俊雅 (2015-01-09 12 52 11) 名前 コメント こんばんは!質問なのですが、天使サイドの修道士たちは七つの大罪と対峙するという自らの運命をいつどのように知るのでしょうか?天使の転生を把握している教会に直に伝えられるのでしょうか?それとも力の覚醒と共に前世の記憶の一部が蘇ったり…? -- MISO (2011-03-08 22 31 30) ご質問ありがとうございます!答えとしては、前者後者どちらのパターンもあるとお考え下さい。大罪が襲撃して初めて知る、教会から教えられる、覚醒と共に記憶が蘇る、生まれた時から知っているパータンもあると思います。そこは美徳の方個人にお任せしようと思っているので、ご自由に妄想してあげて下さい! -- 砂月 (2011-03-10 17 35 38)
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GENRE TITLE ARTIST bpm notes CLEAR RATE HYPER J-POP 罪と罰 Xceon feat.Mayumi Morinaga 144 711 96%(2013/11/14) 攻略・コメント HARDは、☆6のラクエンみたいな階段と、遅いけど長いトリルが危険。ラストは回復なのでEASY付けてEX召喚も一応可能。 -- 名無しさん (2013-12-05 01 10 55) EXHARDだと途端に牙を剥く。スパラン推奨。 -- 名無しさん (2014-05-02 15 46 38) HARDはシンメトリーが苦手な人は100%から落ちることもある。難をつけるだけなら白鍵と青鍵を同時押しして餡蜜した方が安全 -- 名無しさん (2014-06-15 05 03 09) 名前 コメント
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幾千年も昔、この地は魑魅魍魎や負の業に塗れた混沌によって支配されていた。この地の神々は辟易し、安息の地を創造するべくその地の中心に位置する大陸を隆起させ下界と隔てた。その大地はエルタニアと名づけられた。神々は自らの力と引き換えにエルタニアの中心に聖木「永遠の証」を育んだ。永遠の証は大地に根付き、その根は負の業を浄化し秩序を生み出すという。エルタニアにひしめき合う国家は、永遠の証の加護により、長らく平和な時を刻んでいた。時はエルタニア暦591年長らく存続していた秩序が終わりを迎える。永い時を経て永遠の証に綻びが生じていたのである。そして綻びが風穴へと変わるとき、エルタニアは負の業に塗れた混沌の闇へと包まれた。大陸北方を支配する大国、ソーディナ王国で、突如大規模な内乱が発生。王家は根絶やされ、新たに宰相であったギザロフが王位につき、ソーディナ王国もソーディナ帝国とその名を変えてしまったのだ。更に皇帝となったギザロフが最初に行なった命令、それは、大陸の全国家に対し一切の降伏や譲歩を認めない冷徹な宣戦布告であった。皇帝ギザロフ率いるソーディナ帝国軍は他を寄せ付けない圧倒的な強さで他国を次々と支配していった。そんな中、大陸の西に位置し武勇で名を馳せるアルメリア王国と、大陸の国教であるマーナ教の聖地、フラリン教国も己の思惑とは別に戦乱に巻き込まれる事となった。唯一、大小の国からなる大陸南方の国、イギス連合共和国が徹底抗戦の構えを見せていたが、政治的まとまりを欠く連合国は鉄の結束力を持つソーディナ帝国軍の前に徐々に追い込まれていった。聖木「永遠の証」に生じた風穴は拡大の一途を辿り、エルタニア暦603年、永遠の証はついに消滅。そのことにより下界と隔てていた結界が崩壊した。下界においてエルタニア大陸の北に位置する孤島ヤマト。その地を支配していたヤマト神国も、結界崩壊によりエルタニアの覇権を狙う。ここに戦乱の時代が幕を開けたのである… (「罪と罰++ 取り扱い説明書」から引用) 罪と罰++ 二律背反とは、CGIゲームの一種である。 作成者はびびこ。氏(閉鎖)。 概要 所謂「戦争ゲーム」。 基本的には、プレイヤーは国に仕えながら、統一を目指すのが一応の目的。 ただ、ひたすら能力値を強化し最強のキャラクターを作る、エルタニアの地に蔓延る魑魅魍魎を討伐し英雄になる等、プレイヤーによって目的は様々である。 特徴としては、 各コマンドを入力してからの待機時間が長い。(デフォルトで1時間。ただし、設置されている罪と罰は改造して短縮されている物が殆ど) プレイヤー間のコミュニケーションを主体としている。 サーバーに対する負荷を軽減する機能が多い。(自動戦闘防止等) 等が挙げられる。 主なコマンド 修行 登録プレイヤーと対戦する。勝利すると、経験値とゴールドが得られる。 内政 戦争をするために必要な物資を供給する。ある程度の時間を要する。 戦争 他国に戦争を仕掛ける。相手軍との戦闘に勝利した場合、国力を奪える。 仕官 国に仕官することが出来る。選べる国は、アルメリア、フラリン、イギス、ソーディナ、ヤマトの5国。 (改造して国を6個以上にしてある罪罰もあるが、そういった場所は稀である。) 関連項目 FH(罪と罰と同じ戦争CGIゲーム) カテゴリー:ゲーム
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ねめしすのじゅうこう【登録タグ CD CDね 全国配信 壱加CD 悪ノPCD】 前作 本作 次作 原罪物語-第2幕- ネメシスの銃口 七つの罪と罰 悪ノP 流通 即売 委託 配信 発売 2014年8月17日 2019年9月11日 価格 ¥1,000 ¥1,493(税抜) ¥1,222 / 1曲¥200 サークル the heavenly yard レーベル KARENT CD紹介 「そして罰は下された」 大罪シリーズ憤怒曲「ネメシスの銃口」を収録したCD作品。 イラストは壱加氏。 コミックマーケット86(C86)で頒布。 とらのあなで委託販売が行われる。 『原罪物語 完全版』と同時に、KARENTレーベルによるダウンロード販売が行われている。 曲目 master of the hellish yard NEW!! ネメシスの銃口 最後のリボルバー [Nemesis Version] そして少女は狂いだした―終末月夜抄― NEW!! 魔道師二人旅~長壁と番人~ NEW!! またたき NEW!! 針音ノ時計塔 プラトーの花 チミドロスイッチ 僕らを見ていた リンク 作者ブログ 旧Twitter、X とらのあな KARENT コメント ぜえったい買う -- 名無しさん (2014-07-31 20 46 49) チミドロスイッチって、悪ノシリーズに関係あったんですか!?驚きです!! -- 玖冥 (2014-08-01 02 03 56) ↑僕らを見ていた、も入ってるし関係ないと思うよ。前の赤い靴のパレードみたいな扱いだと。 -- 名無しさん (2014-08-01 07 47 42) やっと七つ揃うぞ ヤッタァ♪ -- mothy大好き (2014-08-01 15 01 51) 関係はなくても時々悪ノの内容にチラリと混ざっている楽曲あるから素敵 -- 藍瑠 (2014-08-02 16 12 16) マジすか♪───O(≧∇≦)O────♪ ネメシスって復讐の女神って意味だけど…⁉ -- おた (2014-08-02 23 42 20) 通販予約始まってる! -- 名無しさん (2014-08-03 13 40 26) とうとう憤怒キター! 憤怒まで長かったなぁ…。 ネメシスは義憤の女神では… -- 名無しさん (2014-08-03 14 49 24) PVになるのが楽しみだ -- 名無しさん (2014-08-03 18 30 26) ネメシスの主人公ってレヴィアじゃね? -- 名無しさん (2014-08-06 06 46 07) 憤怒キターーーーーーー!!!!チミドロスイッチはシリーズ関係あるに決まってるよ。PVの感想にある文読めばわかるけど。あと、赤い靴のパレードも関係あるよ。コンチータの小説にでてくるし。 -- 名無しさん (2014-08-07 07 52 30) ネメシス動画投稿きたよー -- 名無しさん (2014-08-08 20 13 25) どこで予約できるの?? -- 名無しさん (2014-08-10 14 56 26) 関係してるものばかりですね♡♡♡すっっごく楽しみです♡♡♡ -- リリ悪 (2014-08-18 09 17 49) 予約はどこでするのー? -- 名無しさん (2014-08-20 15 31 02) 昨日届きました!最高っす!! -- 名無しさん (2014-08-21 07 13 02) 届かない -- 名無しさん (2014-08-22 19 03 13) ↑私もです…多分、コミケ商品が多くてとらのあなも混雑してるんでしょう( . ) -- ファンタジア (2014-08-23 13 44 18) とらのあなもう、売ってない・・・ -- 名無しさん (2014-08-24 18 40 44) そして少女は狂いだした-終末月夜抄-ってGUMIだけじゃなくてリンレンもいますが、1、5ってGUMI以外に歌ってますか?分かるかたおしえてください! -- 名無しさん (2014-08-25 20 51 06) 欲しい・・・ -- 名無しさん (2014-10-03 01 20 18) 欲しいなぁ -- 名無しさん (2014-11-17 21 56 17) ↑3の人、4曲目はリンレンは「置き去りで」の所だけだから、GUMIだけでいいよ、1、5曲目はGUMI、上にある題名を調べてみて下さい、 -- 名無しさん (2015-01-29 11 47 39) これってあとからも買えるんですか?;;; -- 名無しさん (2015-03-28 14 57 19) 欲しすぎる!! レンタルいこっかな~ -- 名無しさん (2016-08-20 20 33 53) 名前 コメント
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新しい説明書を作る会 正直あれじゃ難しすぎてどうにもならんて ということで新しい説明書を作ってしまおうというわけです 新規登録 まず最初に罪と罰++ に新しいデータを作らなければなりません 新規登録というところをクリックしましょう ここでユーザーが満杯で新規登録できないとかいう場合にはとっとと諦めて新しい罪と罰を探しましょう ここではユーザーIDとプレイヤー名とパスワードと性別を決めることになります ここで注意、IDや名前 そしてパスワードは1回登録すると変更ができません! どうしても気に入らない場合は管理人にそういう内容の通信を送れば変えてくれるかもしれませんが・・ 罪と罰によっては登録後変更できるようなところもあるそうです IDとパスワードには関連性をもたせないようにしておきましょう LV1からのスタート 最初は当然LV1からです まず修行をしましょう というかこれしかできることが無いです レベルの1番低い相手を選択しどうにかしてレベルを2に上げます ここで注意、罪と罰にはHPとMPを回復するコマンドがありません!(あることにはあるのですが料金が非常に高いです) HPとMPはデフォだと1分につき1回復します リロードしまくってるとちっとも回復しないので適当に他のサイトでも見ておきましょう どうにかLV2に上げることができれば次のステップへと移ります 仕官 LV2になれば国に仕官することができるようになります ここからが本番です 何しろこのゲーム仕官しないとどうにもなりません どこの国を選べばいいのかは特殊技・階級技などを見てご自分で考えてください 最初は正直どこでもいいです 空いている国へと行きましょう ただ、給料の面で強い国の方が少しだけ有利かもしれません 仕官するとできることが一気に増えます 内政、軍事、戦争・・ とはいったもののレベル2ではまず戦争に勝てません・・ しかし、戦争は負けても鐘が5000入るのでもし国の人が許可してくれたのならいってもいいと思います でもまぁ最初はひたすら内政をすることになるでしょう ここからしばらくは修行をして鍛えて内政 これの繰り返しになります 非常に暇です どうしても嫌になったら戦争や軍事をするのもいいかもしれません ある程度強くなったら 各能力値が上がり、国の中でもそこそこのレベルに達したら戦争に軍事にとあなたが国の中心となる時がやってきました 討伐をして魑魅魍魎を倒す(詳しくは打倒魑魅魍魎を参照)こともいいでしょう 罪と罰全体の中でも最高レベルに達したら 国どころか罪と罰全体でも屈指の実力者に数えられるようになったらあなたは国の代表者 あるいは罪と罰全体のバランスを左右するような力を持つことになります どこかの国へ移動すればすぐに英雄になれますし、その発言力は凄まじいものになるでしょう まぁ、それを維持するのは大変ですが とにかくここまで登りつめるのは大変です 頑張ってください
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【七つの大罪-一の罪傲慢】 イラスト:ラーメン仙人 七つの大罪-一の罪傲慢(ルシファー) (7) モンスター:闇属性・悪魔族 相手プレイヤーは、攻撃する時にこのモンスターを対象に選ばなければならない。 このモンスターが攻撃された時、戦闘の後、攻撃した相手のモンスターを破壊する。 ■フレーバーテキスト 「あら?私より美しいものなど存在しないのよ?存在しては…いけないのよ」 ー傲慢 ■関連項目 モンスターカード
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七つの大罪 七つの大罪〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉メリオダス 〈強欲の罪(フォックス・シン)〉バン 〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉ディアンヌ 〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉キング 〈色欲の罪(ゴート・シン)〉ゴウセル 〈暴食の罪(ボア・シン)〉マーリン 〈傲慢の罪(ライオン・シン)〉エスカノール その他主要キャラ 聖騎士不気味な牙(ウィアード・ファング) 暁闇の咆哮(ドーン・ロアー) 十戒その他 コメント タイプ1:あく 鈴木央先生による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』2011年52号の同名の読切作品を経て2012年45号から連載開始。また、2013年9月25日より資生堂「uno」とのコラボレーションが行われ、特別サイトで没になった第一話のネームが公開された。 タイトルの由来となった概念については、七つの大罪&七つの美徳のページをご覧ください。 七つの大罪 〈憤怒の罪(ドラゴン・シン)〉メリオダス リザードンorレシラムorジャラランガ 印となる獣は龍なので。りゅうせいぐんorカウンターで全反撃(フルカウンター)、前者は持ち物はリザードンナイトX 〈強欲の罪(フォックス・シン)〉バン フォクスライ 〈嫉妬の罪(サーペント・シン)〉ディアンヌ ハガネールorデカヌチャンorミミロップ 後者はメガシンカ後の見た目が似ているので。 持ち物:ミミロップナイト 〈怠惰の罪(グリズリー・シン)〉キング ニドキングorリングマorキテルグマ 〈色欲の罪(ゴート・シン)〉ゴウセル ゴーゴートorオーベム 後者は他者の記憶を改竄する能力を得意とするので。 〈暴食の罪(ボア・シン)〉マーリン ムシャーナorムウマージ 〈傲慢の罪(ライオン・シン)〉エスカノール ソルガレオ その他主要キャラ フラージェスorキュワワー:エリザベス・リオネス ポカブorグルトン:ホーク 聖騎士 サンダーorギルガルド:ギルサンダー(前者の場合かみなり必須) ルチャブルor色違いオンバーン:ハウザー(後者の場合ぼうふう必須) アブソルorヒヤッキー:ギーラ 後者は細目つながり。 ロズレイドorグレイシア:ジェリコ バンギラスorメガヤンマ:ヘルブラム(前者は眼帯老騎士の姿、後者は妖精の姿) コマタナ:ヘルブラム(ラブヘルムの時) ラプラス:グスタフ(ふぶき,こおりのつぶて必須) トリデプス:グリアモール ホイーガ:マルマス ダンゴムシ呼ばわりされたので グラードン:ドレファス ダークライ:ヘンドリクセン ルギア:ザナトラス 不気味な牙(ウィアード・ファング) アリアドスorペンドラー:フリージア 虫使いなのとアニメでの色合いから カクレオン:ゴルギウス 性格はおくびょう推奨 ゾロアークorローブシン:ルイン 前者は幻覚を使っていたので 暁闇の咆哮(ドーン・ロアー) デスカーン:スレイダー 仮面が額の顔の模様に似てるので ジャローダ:ジリアン ボスゴドラ:ヒューゴ 十戒 色違いリザードンorマニューラorゼクロム:ゼルドリス 前者は持ち物はリザードンナイトY バクガメスorキュレム:エスタロッサ トラップシェルorコールドフレアで獄炎。 ミカルゲorジャローダorテッカグヤ:メラスキュラ ジャローダは真の姿から バサギリorカミツルギ:ガラン ビビヨンorアーゴヨン:グロキシニア 色違いカイリキーorマッシブーン:ドロール ゲンガーorツンデツンデ:グレイロード 技はくろいまなざしorスキルスワップ(呪縛怨鎖) ルカリオorフェローチェ:デリエリ ファイアローorズガドーン:モンスピート ほのおタイプの速攻型。 フーパ(ときはなたれしすがた)orアクジキング:フラウドリン 前者はドレファスに憑依していたため。 後者はゼルドリスとエスタロッサはメリオダスの兄弟なのでそれと関連性のある禁止級、他はウルトラビーストで統一。 その他 ヒメグマorニドリーナor色違いニャオニクス♀:エレイン アルセウス:バルトラ国王 色違いサーナイト:マーガレット コジョンド:ベロニカ ウインディ:ケイン マフォクシー:ビビアン ライチュウorペンドラー:アーサー・ペンドラゴン ドデカバシ:ワンドル コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る サンムーン ジャラランガ:メリオダス キュワワー:エリザベス カプ・テテフ:ディアンヌ キュウコン(アローラのすがた):バン キテルグマ:キング -- (ユリス) 2017-09-09 11 28 16 ↓追加しました。 -- (ガイアール・ビシャモン) 2016-05-22 20 09 48 ディアンヌは見た目がまんまメガミミロップ。 -- (名無しさん) 2016-05-22 17 49 46 草案 妖精族 ヒメグマorニドリーナ:エレイン -- (ユリス) 2014-11-21 07 36 13 ポカブ ホーク -- (卯年のおじゃる丸) 2014-11-07 21 31 33