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裂走するラナウェイ・ホーン コモン 自然 5マナ 5000 ホーン・ビースト ■季節が「夏」で、相手のクリーチャーが攻撃したとき、相手は自分自身のマナを1枚破壊する。 作者:MorG 季節シリーズ。 評価
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大阪市営地下鉄 中央線で乗車人数ランキング ランキング 順位 駅名 乗車人員(総数) 1 近鉄東大阪線 29 684 2 堺筋本町 20 140 3 弁天町 17 130 4 本町 14 564 5 森ノ宮 14 183 平均 12 432 6 阿波座 11 495 7 谷町四丁目 11 203 8 朝潮橋 10 362 9 深江橋 10 095 10 緑橋 10 031 11 長田 9 500 12 大阪港 8 982 13 九条 7 958 14 高井田 5 725 15 OTS線 5 435 合計 186 487 最大値 29 684 最少値 5 435 ねーむ コメント すべてのコメントを見る トップページ
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ruins◆o64WaCEHNg 「なんで……うそ……あいつが……?」 廃墟の中、一人少女が震えた声で呟いた。肩まで伸びた茶髪が、闇の中さらりと揺れる。 彼女の名前は御坂美琴――学園都市の超能力者(レベル5)である。 名簿に目を落とし、恐怖と……喜びをないまぜにした気持ちに戸惑い立ちすくむ。 そこに、こういう名があった。――上条当麻と。彼女の記憶では、つい先ほど、自分の手で殺してしまった青年が、ここにいる。 殺したはずの彼がここにいる。そう――死人になったはずの人間がここにいるのだ。 間違いない。なぜなら、自然落雷を超える自分の、電撃を食らって吹き飛んだのを彼女は覚えている。 なのに、ここに――彼がいる。 死人が蘇った? それとも――偶然生きていてくれた? 生きているのが信じられない。けど、ここにいる。もしかしたら、死人すら蘇生させる力をギラーミンが持っているかどうかは関係ない。 生きて、いる。 彼女に正面から問いかければ、間違いなく否定するが、彼女は彼に好意を持っていた。 いた、という過去系は彼が生きていた以上過ちかもしれないが、これは間違いない。 このことが、動転している気持ちを、わずかではあるがいいほうに傾かせた。 あの女性のように、首輪が飛ぶかもしれない。けど――あの青年ならどうにかしてくれるのではないだろうか? 別に直接的に思ったわけではないが、このような思いを彼女は抱いていた。 彼女は、ぐっと一度唾をのむと、首輪を触る。自分の力と、首輪を考える。 ある程度、電磁波などをぶつけて不完全ではあるが、内部を透析することもできるので、構造を見れるかもしれない。 それに、内部の構造しだいではあるが、強力な電磁力で内部の信管などの機能を破壊することも可能かもしれない。 もしも、だが首輪に自分が電撃を叩きこめば、それでこの枷から脱出できるかもしれない。 どれか一つでもできれば、一気に反抗まで激進できるだろう。 もしも、自分の能力を相手が見逃していれば、だ。 そう。自分にこんなものをわざわざつけた以上、これで自分を拘束できると思っているとしか思えない。 絶縁体および重金属製で電磁波を遮断する構造なだけだったらましなほうだ。 最悪、そういった処置を行った瞬間、何らかの始動フラグが立ち、瞬間爆発。 かもしれない、という可能性を追うのなら、こっちの目が出るほうが、はるかに倍率が高いのはよく分かっている。 かといって、別の人の……もちろん、あまり言いたくない話だが、他人の首輪を使っても無意味だ。 名簿を見た時に脳に刻まれた名前。そこに刻まれた、絶望の名前。 ここには、一方通行(アクセラレータ)がいる。あの、最悪最強の超能力者(レベル5)がいるのだ。 あの一方通行をこんな場所に呼ぶ以上、一方通行すらどうにかする自信があるのだろう。 この段階で、どう転ぼうがあらゆる選択肢は絶望のみだ。 パターンA もし全員が一方通行でも対処不能なレベルの首輪が付いている――どの首輪も解除不能。 パターンB 一方通行でも封じられるように、個別に首輪にチューンされている――自分の首輪は解除不能。 両方の共通点――解除不能。 では、もしも、偶然、最後の一人になる可能性は?――無理。一方通行に勝てる人間など、ここに一人もいない。 自分ももちろん含んで。どんな攻撃もベクトルで反射する悪魔の前では、すべてが生贄だ。 この殺し合いの根底からの破壊も不可能。この殺し合いに勝ち残ることも不可能。 もはや、どうしようもない。完全に行き止まり(デッド・エンド)だ。もちろん行きつく先も、死亡(デッド・エンド)だろう。 けど――もしかしたらそんな幻想を彼ならば打ち砕いてくれるのではないだろうか? 摩耗に摩耗を重ね、自分が死ぬことで妹を救おうとした彼女が運ばれたのは、殺し合いの会場だった。 けど、ここで死ねない。妹を結局一万人近く死なせた自分がどの口で言うのかとも分かっている。 けど、まだ残った妹を助けられるかもしれない。なにか、奇跡が起こって一方通行が撃破されるかもしれない。 もしかしたら、全部全部うまくいくハッピーエンドがあるのかもしれない。 もちろん、現実ないだろう。でも、ギリギリまで信じて、損はないはずだ。 彼女も、あがけるだけあがいてみずにあきらめ切れる正確ではなかった。 彼女は、歩き出す。とりあえず……あいつを探してみようと。 けど、それは淡い幻想。彼女が立ち直ったのは、彼が生きていたということだ。 もしそれが折れれば彼女はいったいどうなるか―――――? 死んだ彼が生き返ったかもしれない可能性と、主催者がちらつかせた言葉を思い出せば――? 絶望の化身一方通行(アクセラレータ)でも落ちうると知ったら―――? どれが起こってどうなるか、さてご拝聴あれ。 【A-2/古城跡/一日目/深夜】 【御坂美琴@とある魔術の禁書目録】 [状態]:健康 [装備]: [道具]: 基本支給品 不明支給品1~3 [思考・状況] 1:脱出狙い。上条を探す。 時系列順で読む Back 小鳥遊無双? Next ストレイト・クーガー 投下順で読む Back 小鳥遊無双? Next ストレイト・クーガー GAME START 御坂美琴 一触即発
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No. タイトル 登場人物 000 とある世界の中心で――――――――。 上条当麻、フィアンマ 001 結局世の中不慮の事故 ハルナ、蝶ヶ崎蛾ヶ丸 002 ふたりのヒーロー 直枝理樹、上条当麻 003 壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム) リルル、相川歩、美樹さやか 004 神が下す審判 麦野沈利、阿久根高貴、鹿目まどか 005 精神崩壊観測 骨川スネ夫 006 胸には誇りを。気高き誇りを。 来ヶ谷唯湖、ドラえもん、暁美ほむら 007 Devils 二人の悪人 一方通行、京子 008 響く弔いの鎮魂歌 二木佳奈多、巴マミ 009 起こすぜ筋肉旋風(センセーション) 井ノ原真人、絹旗最愛 010 シノビ×マジカル セラフィム、佐倉杏子 011 反逆者 トリズナー 人吉善吉 012 少年は世界に一人きり。だから少年は神様だ。 球磨川禊、野比のび太、江迎怒江 013 悲哀の螺旋/怪物ふたり ユークリウッド・ヘルサイズ、美樹さやか 014 疾走する魔術師のパラベラム 能美クドリャフカ、エツァリ、麦野沈利 015 スネ夫、大長編になるとすぐへたれる。 骨川スネ夫、源静香、一方通行、京子 016 遙か彼方-僕らのstory- 直枝理樹、上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、美樹さやか、フィアンマ 017 数多の殺意、奔流。 井ノ原真人、絹旗最愛、エツァリ、鹿目まどか、麦野沈利 018 すれ違いの切なさ 二木佳奈多、能美クドリャフカ 019 痛覚残留 リルル、蝶ヶ崎蛾ヶ丸、相川歩、球磨川禊 020 忘却録音/矛盾螺旋 リルル、球磨川禊、蝶ヶ崎蛾ヶ丸、相川歩 021 鮮血の結末(マイブーム) 佐倉杏子、セラフィム 022 たったひとつの希望 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ 023 「普通に戦うだけさ」 人吉善吉、ドラえもん、来ヶ谷唯湖、暁美ほむら 024 はじめてのぜん 一方通行、京子、源静香 025 どこまでも過負荷に振り切れて 骨川スネ夫、球磨川禊 026 悲しき結末、光は無し。 能美クドリャフカ、二木佳奈多 027 狂戦士に希望はない 相川歩 No. タイトル 登場人物 028 第一回定時放送 フィアンマ No. タイトル 登場人物 029 まどかアーチャー 鹿目まどか、麦野沈利 030 まどかアーチャー(後編) 鹿目まどか、麦野沈利、相川歩 031 これから始まる希望という名の未来を 上条当麻、リルル、ユークリウッド・ヘルサイズ 032 ”彼””彼女”の望む永遠 来ヶ谷唯湖、ドラえもん、人吉善吉、球磨川禊、暁美ほむら 033 正義の行方 人吉善吉、球磨川禊 034 惨劇の跡に少女はーーー? 能美クドリャフカ 035 あまりに酷な過負荷の暴虐 能美クドリャフカ、球磨川禊 036 Eivll Bustars! 一方通行、相川歩、京子、源静香 037 Eivll Bustars!(後編) 一方通行、相川歩、京子 038 bad or happy? 上条当麻、リルル、ユークリウッド・ヘルサイズ、球磨川禊、源静香 039 負物語(マケモノガタリ)/望語(ノゾミガタリ) 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル、球磨川禊 No. タイトル 登場人物 040 第二回定時放送(さいしゅうほうそう) フィアンマ、???(キュゥべぇ) No. タイトル 登場人物 041 終わりの始まり 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル、フィアンマ 042 未来福音 上条当麻、ユークリウッド・ヘルサイズ、リルル No. タイトル 登場人物 043 episode:リルル リルル 044 episode:ユー ユークリウッド・ヘルサイズ 045 episode:上条当麻 上条当麻
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人は誰でも死にたがっている 「殺し合いか……貴様はどうする?」 「別に、何も」 「生きて帰れるのは一人だけらしいぞ?」 「興味無いな」 殺し合いの会場に転送された直後。 二人はスタンスを決める間も無く、そこそこ緊張した空気で会話している。 開始地点がすぐ隣だったのだ。 こうなっているのも当然である。 「ほう、では奴のぶら下げていた餌。勝者の願いを何でも叶える事についてもか?」 「どうでも良い」 二人の男は、それぞれ黒いスーツに眼帯。そして、異質な雰囲気を醸し出している。 質問している男性――衝撃のアルベルトは支給品の中にあったタバコに火を付け、口に咥えながら次の質問にうつる。 「では、どうする? まさか、自殺願望があるとは言うまいな」 アルベルトに鋭い目を向けられた黒い巨躯――彼の名は身体が表すとおり鯨と言う。 勿論、これは本名という訳ではない。 鯨とは、裏世界における彼の通り名だ。 「違う。俺は“自殺屋”と呼ばれている。 依頼があれば、ターゲットを自殺させるのが俺の仕事だ。 どんな状況だろうと、俺の生き方は変わらない」 「この状況でもか」 「この状況でもだ」 アルベルトは鯨に対して心中である程度同意しつつ、これからどうするかと思案する。 確かに、首輪が付けられている現状――主催者に反抗する事は不可能だ。 チェスで言えばチェックメイト、将棋で言えば詰みの状態であると言っていい。 一方で、普段の自分を捨て殺し合いにあっさり乗る……という選択もしっくり来ない。 どうしたものかと、支給品を確認し終え、次に名簿を手に取ろうとした所で空気の変化に気づく。 考えを整理する間も無く、また別の参加者の気配を感じた為だ。 ― 「あン?」 コーヒー買って帰ろうとしたら、知らないゴロツキ共に襲撃を受けた。 軽く返り討ち――それでも軽い惨劇であったが――にして、面倒なので聴覚切ってたら、気づいたら誘拐され、この殺し合いの現場に来ていたのである。 そんな彼――一方通行(アクセラレータ)は、チッと舌打ちしつつ名簿を見る 彼は一つだけ、このような事をされる身に覚えがあるのだ。 「まァた、実験かァ?」 ――絶対能力進化実験 『最強(レベル5)』から、『無敵(レベル6)』に一方通行の成長を促そうとする実験。 かつて一方通行が経験したそれは、20000人中/10031人の“妹達”を殺した所で中止になった。 この殺し合いにも参加している、トンガリ頭の無能力者の少年の手によって。 正確には中止では無く、凍結という形であったが。 再開は絶望的だろう……となんとなくだがそんな気はしていた。 しかし、今回の殺し合いはどうにも様相が異なっている。 学園都市に7人しか居ないレベル5の能力者が過半数。 自分含めて、第一位・第三位・第四位・第五位の超能力者が呼ばれている。 そして、今回の殺し合いは最強である筈の一方通行に気づかれる事無く誘拐してみせた。 他にも能力の制限だ、自身の『ベクトル操作』の能力が首輪を付けられている部分が全く効かない。 首輪が作動してしまった場合、一方通行は為す術も無く死ぬしか無いようだ。 以上の事実から、一先ず現状の推測は立てる事が出来る。 以前の絶対能力進化実験は学園都市上層部に黙認されつつ、進められた実験だ。 今回の実験は学園都市上層部が主導し且つ全力で行っているという事だ。 その本気具合は首輪一つ取ってみてもわかってしまう。 ……ともあれ、『無敵』になるのは一方通行の望みでもある。 命握られている事は別として、ゲームに乗る事自体は不本意ながらやぶさかではないと言ったところか。 やや矛盾しているかもしれないが、それが今の実際の心境だから、仕方ない。 或いは、首輪という強制力を作ったのも、そんな今の一方通行の背を押すためなのかも知れなかった。 「やってやンよ……クソが」 僅かに浮かんだ迷いは、頭の片隅に放置した。 ― 最初に出会ったのは二人の眼帯をした黒服の中年男性。 真っ当な職についていないという事は雰囲気でなんとなくわかる。 そして、一方通行にとっては殺す相手としてはそちらの方が都合が良かった。 煙草を吸っていた方の男は対話を求めてきたので、適当に付き合ったが結局は決裂してしまった。 最終的に殺し合わなければならないのだ、その点において相手側――衝撃のアルベルトと名乗った――男も戦う事に関して異存は無いようだ。 「そンじゃ、始めるかァ……どういう死に方がイイ?」 10031人通りの殺し方は既に一方通行の脳内にあった。 だから、相手がどういう死に方を望んでもリクエストに沿う事は出来るだろう。 尤も、普通は拒否するだろうが。 「ほう……この衝撃のアルベルトを前によくぞ言った!」 実力も伴ってるのだろうな? とアルベルトはつぶやき、即座に一方通行に突っ込む。 人間のスピードを優に超え、超速の肉弾攻撃を一方通行に叩き込む。 ……全く、無駄な事だ。 「ぬぅ!?」 衝撃のアルベルトは即座に、右手を抑えつつ攻撃を中止して後退する。 攻撃に対してオートの反射が効いたのだが、そこまで説明する義理は無い。 一方通行はここで、ベクトル操作が普段とは違いうまく働かない事に気づいた。 しかも、普段はこの程度の使用で此処まで疲労しない筈だ。 負荷を強めるのも、実験を進める為の理由の一つか? 一方通行は歯噛みした。 強すぎる一撃……例えば、超電磁砲の直撃等は防ぎきれない可能性がある。 「……何をしたぁ!?」 次にアルベルトはもう片方の手から衝撃波を繰り出す。 これもまた、無駄だ。 攻撃は反射され、アルベルトに衝撃が戻ってくる。 ギリギリのところでアルベルトはそれを回避、普通の能力者と比べて戦闘は上手なようだ。 ……一方通行を相手にしたら、生きる時間が伸びる以上の意味は無いだろうが。 「……っ!?」 アルベルトが回避した衝撃波、それはその後ろで勝負を傍観していた巨体を持った男に命中した。 男はかろうじて、彼の左腕でガードしたようだが……代償として左腕は折れたみたいだ。 「俺は、どういう死に方が良ィ? って聞いたんだがなァ? 勝手にコッチで選んで良いかァ?」 不敵の笑みを浮かべて、二人の黒い男に一方通行は相対する。 アルベルトと名乗った男は、何やら思案中だ……自分の攻略法を考えているんだろうと推測できる。 諦めの悪い事だ。 さて、どうするか……と思ったら、腕が折れた方の男が喋る。 「俺を見ろ」 「あン?」 先にブチ殺されたいのか? と、一方通行は巨体な方の男を見た。 彼の両目を見てしまった。 「人は誰でも死にたがっているんだ」 「あン? どうやら、先に死にてーらしイ……!?」 異変が起こる。 一方通行の世界が変わる。 ……かつて、彼が犯した罪が自身に襲いかかってくる。 「何をしたァアアアアアア!!!」 肝心の彼の力は、その視線を反射する事は叶わなかった。 オートである反射機能は、ただの視線を害のある存在だと認識できなかったのだ。 【D-4/一日目-深夜】 【一方通行@とある魔術の禁書目録】 [状態]:疲労(極小)、強い罪悪感、強い無力感 [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 、ランダム品1~3 基本方針:?????? 1:ゲームに乗って、レベル6になる? [備考] ※原作6巻で打ち止めに出会う直前からの参戦です。 ※鯨の能力を受けました、これからどうなるかは次回以降の書き手にお任せします。 「両目を見た相手の精神は支障をきたす、それが貴様の能力という事か」 「……ああ、依頼があれば俺に言え」 「少なくとも、今は保留だ。わしの好みのやり方では無い」 あの場から、撤退を決め込んだ二人は中断されていた話し合いを続行していた。 「ところで、貴様は死者の蘇生を信じるか?」 「ありえない……が、名簿には死人も居る」 「ほう?」 「……クライアントの事になる、誰とは言えない」 「ふむ……」 先ほどとの違いは、彼らが名簿を確認し終えた後という点か。 情報が増えた事により、衝撃のアルベルトもこの殺し合いの中で、これからの指針を見出しつつあった。 「本業のついでで良い、人探しを頼みたい」 「専門では無いが」 最早、この世の人間では無くなった筈の好敵手。 不本意な決着となってしまった戴宗までもが、この殺し合いの中に居るみたいだ。 嘘か真かは兎に角、真相の究明が急がれる。 アルベルトは鯨に戴宗の特徴を伝え、第二放送以降に『コロッセオ』に呼ぶようにと依頼した。 アルベルト自身、放送の度にコロッセオに向かうつもりである。 禁止エリアも考慮に入れ、念のために代替地としてヨコハマ警察を選ぶ。 コロッセオなら戦うのに支障は無いだろうし、警察は奴の所属だという配慮だ。 その依頼を鯨は引き受け、対価としてアルベルトの支給品である本を要求した。 ドフトエフスキー著作『罪と罰』という本である。 理由を尋ねると、元々は鯨自身の持ち物であったらしい。 没収されたアルベルト自身のモノクルも、誰かに再配布されたと見て良いだろう。 その後、鯨は病院に治療へ行くと言い残し、立ち去った。 アルベルトも動かなければならないだろう。 殺し合いなんて関係無く、彼の胸は昂ぶっていた。 対決する事叶わぬと思っていた相手が生きている可能性があるからだ。 無論、長期的に見れば殺し合いに勝ち抜かなければならないが、優先順位は当然…… 「わしに会うまでに再び死んでくれるなよ! 戴宗!」 【D-5/一日目-深夜】 【鯨@魔王 JUVENILE REMIX】 [状態]:疲労(中)、左腕骨折(未処置) [装備]:なし [道具]:基本支給品一式 、ランダム品1~3、『罪と罰』 基本方針:自殺屋として仕事をする 1:クライアントを探す 2:病院に行って腕の治療を行う 3:アルベルトの伝言を戴宗に伝える [備考] ※少なくともドゥーチェのマスター死亡後の参戦です ※制限として能力を使用すると疲労します、他にも制限があるかもしれません。 ※アルベルトから受け取った伝言は戴宗に対してアルベルトが『第二放送から、放送の度にコロッセオに立ち寄る』事を伝える事です。禁止エリアを考慮して、代替地はヨコハマ警察です。 【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日】 [状態]:右腕にダメージ(中)、疲労(小) [装備]:承太郎の煙草 [道具]:基本支給品一式、ランダム品0~1、承太郎の煙草(9/10) [思考・行動] 基本方針:最終的には殺し合いを勝ち抜くが、まずは戴宗と決着を付ける 1:戴宗を探しながら、情報収集を進める 2:殺し合いを脱出できそうなら、方針の転換を検討する? 3:素晴らしきヒィッツカラルトはどうでもいいが、会えたら蘇生の裏付けにはなるか [備考] ※参戦時期は戴宗死亡後のどこかです。 『罪と罰』@現実 ドフトエフスキーの代表作。 長編小説で、鯨は小説と呼べるものはこれしか読んだ事が無いらしい。 『承太郎の煙草』@ジョジョの奇妙な冒険 承太郎が芸やハッタリに使用していた煙草。 未成年の喫煙は法律に反しているので、絶対にしてはいけません。 時系列順で読む Back その男、貪欲につき Next 収容所スタートがお約束 投下順で読む Back その男、貪欲につき Next 収容所スタートがお約束 GAME START 一方通行 [[]] GAME START 鯨 [[]] GAME START 衝撃のアルベルト 父と娘
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【名前】ヒュンケル 【出典】ダイの大冒険 【性別】男 【年齢】21歳 【名ゼリフ】「……ここで奴を倒せるのならば……オレの生命すべてを振り絞ってもいい! 散っていった友達よ! この不出来なオレに最後の力を…………!!」 【支給武器】ハイペリオン@ファイナルファンタジーⅧ、手錠@俺の妹がこんなに可愛いわけがない 【本ロワでの動向】 登場話にてキルア=ゾルディックによる折原九瑠璃の殺害現場を目撃。 アバンの使徒として殺人行為に乗ったキルアを許せるはずもなく戦闘に至る。 だが返り討ちにあい、キルアに心臓をくり抜かれ早くも彼の冒険はここに終わった。 ――――しかし彼は生きていた。 死の間際の集中力により極限にまで高まった光の闘気で抜き取られた心臓を代用。 まさしく奇跡ともいえる復活劇であった。 そしてその直後雨宮桜子に襲われかけるが、なんとか逃げ切る。 第2回放送直前にいーちゃん 上条さんvs零崎人識 一方通行の同作キャラ対決を目撃。 その戦闘は決着こそつかなかったものの、いーちゃんはともかく上条側を正義とするならば、明らかに零崎人識、一方通行は悪側であった。 アバンの使徒として悪を許せるはずもなく、後ろから駆け抜けた男が零崎人識を追っていたので自身は一方通行を追った。 いざ戦闘を始めてみればベクトル操作という未知の超能力に圧倒されるヒュンケル。 だが、攻撃を続ける内、魔法や空の技に対する反射が完全でないことに気づく。 そこに勝機を見出したヒュンケルは空の技を中心に攻撃を行うが、それは一方通行に解析材料を与える結果となった。 そして、トドメを刺すべく放たれたグランドクルスはその半分を一方通行に、その半分を術者であるヒュンケルに返す結果となった。 半分とはいえその威力は凄まじく二人の生命を消し飛ばすには十分であった。 ――――しかし彼は生きていた。 ほんの僅か、HPにして1という本当に紙一重の差。 あと僅かでも一方通行の理解が及んでいればヒュンケル命はなかっただろう。 が、原作でも似たような状況でも戦闘をこなしていたヒュンケルは正宗での回復も待たずに対主催のチームと合流することを急いだ。 途中でデモンベインレイプ事件に遭遇したり、葦原と遭遇し共に料理を振る舞ったりなどした。 その後雨宮桜子による葦原涼の殺害現場を目撃。 料理の縁もあり、アバンの使徒としてこのような殺人行為を見逃せるはずもなく戦闘に至る。 ヒュンケルの知る魔法とは法則がまるで違うPSI能力に苦戦を強いられる。 そしてヒュンケルの放ったブラッディースクライドと雨宮の放ったバーストによる黒鎌が互いを貫き相打ちという形でその戦いは決着した。 ――――しかし彼は生きていた。 幸運にも装備していたアバンの証が紙一重で彼を守ったのだ。 葦原の遺体から回収した劔冑正宗にその正義の心を認められ仕手となる。 尚、正宗は肉を切らせて骨を断つという言葉そのものの仕様であるある反面、仕手への再生能力も非常に優れ、ヒュンケルの力も相まって心臓をある程度復活させることに成功。 その仕様故にヒュンケルと相性がよく、ヒュンケル自身も鎧の魔剣などの纏う武器を使っていたこともありすぐに使いこなすようになった。 意思持ち支給品であり、かなり自己主張が強くうるさいのが難点だが。 そして冒険も終盤。 イエス・キリスト、スコール・レオンハート、巴マミ、天野銀次、水銀燈の5人の仲間を得たヒュンケルは最後の壁として立ちふさがるラインハルト・ハイドリヒと対峙する。 彼我は余りにも絶望的な戦力差であったが、キリストがロンギヌスの槍を道連れに召され、正宗を犠牲にしての天罰覿面によるハイパーボリアゼロドライブでリベル・レギスに大打撃を与え、スコールと銀次の犠牲によって至高天も崩壊。 聖約・運命の神槍を自らの腹部パーツがないことを活かして躱した水銀燈が作った僅かな隙に、仲間たちの想いと己の全生命力を込めたグランドクルスを放ち、強敵ラインハルト・ハイドリヒを撃破した。 すべての生命力を使い果たし、不死身と呼ばれた男はついに最後の眠りについた。 ――――それでも彼は生きていたのか 彼の世界のエピローグでは記憶を失った男が登場し、その外見はアバンの長兄に酷似しているとされていた。 それが彼本人であるかどうか、真実は誰にもわからない。
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過去ログ http //ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1269/12698/1269876593.html 『風呂上がり』 黄泉川「ああー、すっきりしたじゃん」ホカホカ 一方通行「タオル一枚で出てくンな、うぜェ」 黄泉川「ははーん、色っぽいあたしの姿に興奮してるじゃん?純情じゃん、年頃じゃん」ウリウリ 一方通行「……(無駄なモノは反射、と)」カチ ←光のベクトル操作で黄泉川の首から下にモザイク 黄泉川「…………」ウリウリ 一方通行「…………」ジー 黄泉川「…………」ウリ 一方通行「…………」ジー 黄泉川「…………」ウ 一方通行「…………」ジー 黄泉川「……そんなに見られると恥ずかしいじゃん///」 一方通行「…………」ジー 黄泉川「……き、着替えてくるじゃん!」バタバタ 一方通行「(勝った)」カチ 打ち止め「うー、やっぱり胸は大きいほうがいいのかなってミサカはミサカは自分の体 に落胆してみる」 芳川「後で愛穂に送ってあげましょう」パカッ ←先ほどまでの黄泉川と一方通行の構図 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「家主の立場」 打ち止めの場合 打ち止め「えへへー、ヨミカワー!ってミサカはミサカはいきなり突進!」ダキツキッ 黄泉川「ん、よしよし」ナデナデ 打ち止め「えへへ、ヨミカワはお母さんみたいだねってミサカはミサカは甘えてみる」 黄泉川「……ありがとじゃん(複雑な気分だけど)」 芳川の場合 芳川「愛穂、私はあなたのこと……」 黄泉川「?どうしたじゃん改まって」 芳川「お母さんだと思ってる、扶養的な意味で」 黄泉川「出てけ」 一方通行の場合 黄泉川「一方通行はあたしのことどう思ってるじゃん……?」 一方通行「あン?…………オマエはオマエだろォが(面倒臭ェ)」 黄泉川「……一方通行あああぁぁぁ!」ギュウ! 一方通行「むがっ!?抱きつくな!離せェ!」ジタバタ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「無題」 打ち止め「肩車して!ってミサカはミサカは背中に張り付いてみる」ヨジヨジ 一方通行「俺の体を登るンじゃねェよ!」 黄泉川「おっ、あたしもあたしも!」ガバッ 一方通行「ぐあああっ!し、しがみつく、なァ!」ヨロヨロ 芳川「面白そうなことしてるわね、私も混ぜてもらえるかしら?」 一方通行「……重量オーバーでェす」フラフラ 芳川「……私のことを言ってるの?」ガバッ 打ち止め「ごめんねってミサカはミサカは介護する」 一方通行「……」 黄泉川「悪いのは桔梗じゃん」 一方通行「全員悪いっ!」 芳川「そうね、キミもちゃんと鍛えるべきだわ」 一方通行「俺を含めるなァ!」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「無題」 一方通行「…………」カチャカチャ←杖の整備 芳川「…………」ボー 一方通行「…………」カチャカチャ 芳川「…………」ボー 一方通行「……なァ」 芳川「…………」ボー 一方通行「…おィ、聞いてンのか」 芳川「…………」ボー 一方通行「おい、芳川!」 芳川「何、わたしに言ってたの?」 一方通行「それぐらいわかれよォ頭ボケてンですかァ?」 芳川「失礼ね。それで一体何?」 一方通行「とぼけンじゃねェよさっきから何で人の頭に顎乗せてるンだよ重いンだよ」 芳川「人より頭を良く使ってるからかしら?」 一方通行「最近のオマエは日がな一日ゴロゴロしてるだけじゃねェかよ」 芳川「聞こえないわね」 一方通行「やっぱりとうとうボケが始まったかァ」 芳川「打ち止めだって同じようにしがみついたりしてるじゃない」 一方通行「クソガキはまだオマエと違って軽いンでなァってさらに寄りかかるんじゃねェよ」 芳川「もやしなキミじゃレディ一人の体も支えられないの?」グデー 一方通行「やっすい挑発だなァ?」 芳川「ほらほら、『当ててんのよ』ってやつやってあげようか?」フニフニ 一方通行「そろそろ反射すンぞ。……本当に何なンだよ?」 芳川「んー、人肌が恋しい?」 一方通行「疑問系かよ……打ち止めでも抱えてろよ」 芳川「打ち止めはお出かけしてるわ。それに抱き寄せるよりこうやって一方的に寄りかかるのがいいのよ」スリスリ 一方通行「クソガキより他人に依存してやがるなァオマエは」イライラ 芳川「キミこそ打ち止めたち(MNW)に依存して生活してるじゃない」ペター 黄泉川「…………」ジー 芳川「あら、愛穂。羨ましい?」 黄泉川「(それもあるけど)いやぁ……前動画で見た猫とハムスターのコンビを見てるようで微笑ましいようなハラハラするような」 一方通行「誰がハムスターですかコラァ!」 芳川「(まだどっちがハムスターかなんて言ってないのに)ふふふ」ゴロニャン 一方通行「顎でつむじをぐりぐりするンじゃねェ地味に痛ェ!」 後日 一方通行(猫……か……)ボー チラッ 芳川「……」←ソファに座り紅茶を飲んでいる 一方通行(芳川はペルシャ……いや、そんな威厳のある姿はしてねェな……ロシアンブルーってところか……?) 打ち止め「ねーねー、今日のおやつはなーにーってミサカはミサカは目を輝かして尋ねてみたり」 黄泉川「もうすぐ3時だから、それまでの秘密じゃんよ」 打ち止め「えー」 一方通行(なら打ち止めは……小鳥、シロブンチョウ……手に乗ってくる奴……いや、アホ毛とかほっぺとかは、むしろオカメインコか……) 一方通行(さしずめ黄泉川は……犬だな…………緑色の犬はいねえ……やっぱ警備員だしドーベルマンが無難かァ) 一方通行(…………) ホワワワワアアアァァァン 打ち止めインコ「ぴーぴー!もう三時だよってミサカはミサカは急かしてみたり!ぴー!」バサバサバサ 黄泉川犬「わかったわかったわん。冷蔵庫からケーキ出すからお皿の用意してほしいわん」パタパタ 芳川猫「……良い天気にゃ。今日は絶好の昼寝日和にゃー」ゴロゴロ ワンワンピーピーニャーニャー ホワワワワアアアァァァン 打ち止め「あの人がなんだかぼんやりしてるよってミサカはミサカはなんとなくほのぼのしてるように見える一方通行をまじまじ見たり」 黄泉川「桔梗と同じで眠たいんじゃないか?おーい一方通行、ケーキいらないじゃん?」 芳川「起きなさいハムセラレータ」 一方通行「誰がキャンベルハムスター(アルビノ)だっ!」 打ち止め「…………」 黄泉川「…………」 芳川「…………」 一方通行「…………あ」 芳川「……ウサセラレータのほうが良かったかしら?」 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「無題」 黄泉川「通行止めに対してあたしと一方通行のカップリングは少なすぎるじゃん」 打ち止め「だって原作での絡みやヒロイン的振る舞いはミサカが一番だもんってミサカはミサカは現実を突きつけてみる」 芳川「アクセロリータ(笑)」 黄泉川「あたしだって教師かつ警備員として頑張ってるじゃん」 打ち止め「ミサカとは共に苦境を乗り越えてきた絆があるんだよってミサカはミサカは胸を張ってみる」 芳川「実験時代からだから付き合いは私が一番長いわ」 黄泉川「美人で巨乳なお姉さんって需要はあるはずじゃん」 打ち止め「可愛さと天真爛漫な性格であの人を支えるんだよってミサカはミサカは大事なのは体じゃないと言ってみる」 芳川「意外性、堕落系お姉さんとして支えてもらうポジションがあるわ」 黄泉川「あたしはアイツを引き取った身じゃん!一度預かったからには責任があるじゃん!」 打ち止め「ミサカの力が無いとあの人は生活できないんだよ!ってミサカはミサカは自分の重要性を猛アピール!」 芳川「それなら私は身を挺してあなたと一方通行を助けたわ」 一方通行「最近どいつもこいつも俺を険しい目で見てきやがる……ハッ、今更何言ってンだ、所詮俺はクソッタレの悪党、穏やかな関係なンざ……」ブツブツ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「無題」 芳川「一方通行、お金ちょうだい」スッ 一方通行「あン?何で俺がオマエに金出さなきゃいけねェンだよ働けニートが」 芳川「ああ・・・実験計画が途中で頓挫しなければ私は今も研究者として何不自由なく暮らせたのに・・・」ヨヨヨ 一方通行「・・・・・・ほらよ」スッ 芳川「一方通行、そこのお菓子取って」ゴロゴロ 一方通行「死にてェのか?起き上がれば自分で取れる距離じゃねェか」 芳川「うっ、天井に撃たれた傷が」ゴホゴホ 一方通行「(クソがァ・・・)・・・たまには起きろよ」ヒョイ 芳川「ネトゲ内のコミュで打ち止め自慢や私の実績自慢、妹達の生い立ち語りをしてたら何故か家が武装集団に包囲されたわ」サササ 一方通行「と言いつつ何故俺の背に負ぶさるンですかねェ!?だあァっ逃げるぞォ!」カチ スタコラ ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「名前で呼んで」 一方通行「(卵に牛乳……)……」←黄泉川に言われてお買い物 トウマートウマー 一方通行「何だぁ……?」スタスタ インデックス「とうまーとうまー!どこに行ったのー!」 一方通行「いつぞやの暴食シスターじゃねェか。」 インデックス「とうまーとうまーお腹すいたんだよー!」グス ワイワイ マイゴ? ガヤガヤ 一方通行「……おィうるせェぞ」 インデックス「?あっ、いつぞやの白い人!とうまを探して欲しいんだよ!」 一方通行「とうまァ?」 ・・・・・ ・・・ ・ インデックス「それでね、とうまったら私のこと放っといてまた飛び込んで行ってね……あ、これも欲しいかも」ポイポイ 一方通行「だからさっきから勝手に人のカゴに入れてンじゃねェよ……」 インデックス「細かいことは気にしないほうがいいんだよ!それよりとうまは何処にいるのかな?」 一方通行「知らねェよ。大体オマエ、三下とはどういう関係なンだ?」 インデックス「とうまはとうまだよ?んーと、……今は家族みたいなもの、かな?」 一方通行「家族、ねぇ……」 インデックス「後スフィンクスも家族なんだよ!早く家に帰って家族でご飯を食べたいんだよ」 一方通行「さっきみたいにとうまとうまって叫ンでみりゃあ出てくるんじゃねェか?(音は反射して)」カチ インデックス「そうしてみるんだよ!とうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとうまとう(ry」ギャーギャー ・・・ 上条「だああっ人の名前を公衆の面前で連呼するんじゃないっ!」ダダダ インデックス「あっとうま!やっと見つけたんだよ!」 一方通行「(本当に来やがった)よォ、三下……」カチ 上条「ん?よう一方通行じゃないか」 ・・・ 上条「悪いなぁ、インデックスの菓子まで買ってもらって」 一方通行「商品棚に戻すのが面倒臭かっただけだ。気にすンな三下」 インデックス「ありがとう白い人!とうまも見習うべきかも」 一方通行「悪いと思うならこのガキのことぐらいちゃんと見張っておくんだな三下ァ」 インデックス「ガキって言わないでほしいよ!インデックスなんだよ!」プンプン 一方通行「じゃァオマエも白い人って言うのをやめやがれ」 上条「はは、すいませんね、なんだか」ポリポリ 一方通行「だから気にすンなっつってンだろ三下」 上条「そんなに三下三下って言うなよなー、俺にも名前があるんだからよ……」 一方通行「あァ?……そげぶ太郎、だったか?」 上条「上条さんはそんな名前じゃありません!?」 インデックス「とうまはとうまっていうんだよ!」 一方通行「悪かったァそげぶとうま」 上条「違いますううう!」 ・ ・・・ ・・・・・ ガチャ 一方通行「…………」スタスタ アイホーキキョウー アハハ アラアラ 一方通行「(騒がしいな)……?」 打ち止め「あっ一方通行!おかえりーってミサカはミサカはキキョウの膝から飛び降りておかえりのハグをしてみたり!」ギュッ 黄泉川「お帰りじゃん」 芳川「お帰り。お買い物ご苦労様」 一方通行「纏わりつくンじゃねェクソガキ……キキョウ?」ニモツオキ 打ち止め「?ヨシカワの名前だよ?ってミサカはミサカは忘れんぼなあなたにキキョウの名前を再確認させながら見上げてみるんだけど」 一方通行「そんなこたァわかってる。何でオマエが芳川のことをそう呼んでるのか気になったンだよ」 打ち止め「新しい愛情表現だよ!ってミサカはミサカは話題に乗り遅れてるあなたに簡潔に答えてみる」 一方通行「何だそりゃァ?」 黄泉川「ほら、あたし達は家族じゃん?」 黄泉川「一方通行や打ち止めには関係無いことかも知れないけど、あたしや桔梗のこと苗字で呼ぶのはなんだかよそよそしい感じがするじゃん? それで打ち止めに名前で呼んでみるよう言ってみたんだ。良ければ一方通行も……」テレテレ 一方通行「馴れ馴れしく名前で呼べって言うのかよ。オマエの言うとおりこっちは名前なンてあってねェようなモンだからよォ、苗字がどうとか気にしてねェよ。」 黄泉川「う……」 打ち止め「ミサカは打ち止め(ラストオーダー)が自分の名前だって思ってるよ?ってミサカはミサカは自信を持って言ってみる」 一方通行「チッ……オマエらだって俺やコイツが、オマエらのことを苗字で呼ぶことは気にしてねェンじゃなかったのか?」 黄泉川「ま、まあ物は試しでお願いしてみただけじゃんよ……」 一方通行「馬鹿馬鹿しィ。」スタスタ 黄泉川「……悪いこと言っちゃったじゃん?」シュン 打ち止め「あの人は恥ずかしがってるだけだと思うよってミサカはミサカはアイホを励ましつつあの人の後を追ってみる」タタタ 黄泉川「…………」 芳川「落ち込まないで。一方通行は純粋に今までの呼び方でも想いを込めてるって言いたかったのよ。 それに、あの子達と私達の関係や、私と愛穂の関係はそれぞれちょっと違うでしょうしね」 黄泉川「桔梗……ありがとう」 ・・・・・ ・・・ ・ 一方通行「…………」ゴロン 打ち止め「ねぇ、いい加減機嫌治してアイホに謝ろうようってミサカはミサカは説得してみる」 一方通行「うっせェな、大体クソガキ、オマエだって黄泉川や芳川のこと苗字で呼ぶのに慣れ親しンでたろ。 それとも何か?苗字で呼ンでた頃はアイツらに距離を取ってたのかよ?」 打ち止め「うぅん、そんなことないけど……ってミサカはミサカは言葉を詰まらせてみる……」 一方通行「そンな些細なことじゃ何も変わンねェってこった」ゴロン 一方通行「ケッ……」 一方通行「…………」 ~~((インデックス「とうまはとうまだよ?んーと、……今は家族みたいなもの、かな?」))~~ ~~((黄泉川「ほら、あたし達は家族じゃん?」))~~ 一方通行「…………(家族…………か)」 ・ ・・・ ・・・・・ 翌日 ガチャ 黄泉川「あ……」 一方通行「……」 黄泉川「あ、一方通行……昨日は悪かった」 一方通行「……いや」 黄泉川「はは、ちょっと配慮が足りなかったじゃん?反省「いや」 一方通行「……」 黄泉川「……あ、一方通行?」アセアセ 一方通行「ン…」 黄泉川「……(怒ってる?)」 一方通行「昨日は……」 黄泉川「…………」 一方通行「…………」ウツムキ 黄泉川「…………」 一方通行「昨日は……言い過ぎた」チラリ 黄泉川「!」 一方通行「悪かった………………愛穂」 黄泉川「…………っ!!?」 一方通行「……どォした?」カオアゲ 黄泉川「うっいやっ…あ、そのっ…!」 一方通行「愛穂?」 黄泉川「!~~っ!!」ドキッ 一方通行「ほンとォにどうし」 黄泉川「いやああははもういいじゃん昨日のことはっ」バシンバシン 一方通行「痛ェっ!?」 黄泉川「お互い様じゃん済んだことはもう水に流すじゃんところで買出しに行ってくるじゃん留守番よろしくなっ!?」ダダダ バタン! 一方通行「あっ、おィ…………何だァ?」 ・・・・・ ・・・ ・ ガチャ 黄泉川「…っく…ふ…」パタン 黄泉川「はっ…あ……」ハー…ハー… 黄泉川「あふ…………」 黄泉川「…………あーもう」ズル… 黄泉川「………………何が」ズルズル 黄泉川「「今までの呼び方でも想いを込めてる」だよ、桔梗のヤツ」ペタン 黄泉川「んぅ…はあ…」ハー 黄泉川「………………」 黄泉川「……………っ」ボオオッ 黄泉川「~~~~~(全然距離が違うじゃん…)」グシグシグシグシ ・ ・・・ ・・・・・ その後、戻ってきた黄泉川の嘆願により、一方通行と打ち止めの黄泉川たちの呼び方は元通りとなる 呼び名が変わることで距離が縮まるのか逆によそよそしくなるのか そして、黄泉川が熱を冷ましている間に同じ体験をした芳川は、どう受け取ったのか それらは解明されぬまま謎となるのだった 終わり おまけ グループ 土御門「早いな、一方通行。今日の仕事なんだが……」 一方通行「……なァ土御門。オマエの下の名前はなンだ?」 土御門「?……元春だが」 一方通行「…………」 土御門「…………?」 一方通行「……で、仕事はなンだ、元春」 土御門「!?」ゾワワアアッ 一方通行「おィ元春?」 土御門「…………俺にそっち系の趣味はないぞ」サササッ 土御門「今日の仕事は延期だ」ボロボロ 海原・結標「「?」」 一方通行「…………」ムスッ その頃の黄泉川家 打ち止め「ヨミカワ達を名前で呼んだ次の日から一週間、夕飯はてっちり、フカヒレスープ、満漢全席に北京ダック……ミサカはミサカは黄泉川の炊飯器に恐怖してみる」ゲプー 芳川「嬉しいことがあったんでしょうね」 打ち止め「それに、なんだか部屋の物がどこにあるかわからなくなっちゃったってミサカはミサカは部屋の有様を見渡してため息をついてみたり」ハァ 芳川「気持ちの整理がつかないんでしょうね」 おわり -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「それぞれの結婚様式」 黄泉川と結婚した場合 黄泉川「こんな時間まで寝てるんじゃないじゃんっ」バサァッ 一方通行「……うるせェな、なンだってンだよ黄泉川」 黄泉川「今はもう鈴科愛穂じゃん、いい加減黄泉川っていうのやめるじゃん」 一方通行「チッ、わかったよ愛穂ォ」 黄泉川「あ、あう……恥ずかしいじゃんよ//」テレテレ 一方通行「一体どうしろってンだよ……」 黄泉川「そんなことより今日も警備員の仕事に行くじゃん!」 一方通行「はいはい行ってらっしゃいお休みィ」モゾモゾ 黄泉川「だから起きるじゃん!あんたも行くじゃんよ」バサァッ 一方通行「チィッ、なァンで俺があんなボランティアに参加しなきゃいけないンですかァ?」 黄泉川「そんなこと言ってちゃっかり教員免許も取ってるくせに。可愛い奥様を守るじゃん」ツンツン 一方通行「黙れ、……つまらねえ事件だったら帰っからな」スルスル 黄泉川「ふふ、頼りにしてるじゃん旦那様っ」チュッ 一方通行「そのかわり夕飯は炊飯器以外も使えよ」 黄泉川「うっ、……善処するじゃん」 一方通行「いい加減炊飯器と俺抜きで料理覚えやがれ」 打ち止めと結婚した場合 一方通行「……今帰ったぞォ」ガチャリ 打ち止め「遅いわよっ!今まで何チンタラしてたのよっ!ってミサカはミサカは嬉しげにダーリンを出迎えてみる」 一方通行「……まさかこうなるたァなァ……」 打ち止め「ご飯とお風呂、一体どっちにするのよっ早く決めなさいよね!そ、そ、そ、それともミサカとか……ってミサカはミサカはモジモジしてみる」 一方通行「……メシィ」 打ち止め「!ふ、ふん、だ、誰も期待なんてしてなかったんだからってミサカはミサカは少し残念に思ってみる」 一方通行「…………」カチャカチャ 打ち止め「…………」ジー 一方通行「……メシ冷めンぞ」 打ち止め「っ!い、今食べようと思ってたのよ!指図しないでよねってミサカはミサカはあなたのコップにお茶を足してみる」コポコポ 一方通行「ご馳走様ァ」 打ち止め「ふん、こんな美女が毎日美味しいご飯作ってあげてるんだからせいぜい感謝しなさいよねってミサカはミサカはピカピカのお皿に歓喜を隠しきれなかったり」 一方通行「だから本音漏れてるって……」 打ち止め「賞味期限切れたケーキがあるから処理しなさいよってミサカはミサカは順番待ちして買った評判のケーキとコーヒーを用意しに行く」パタパタ 一方通行「育て方間違えたかなァ……」 芳川と結婚した場合 芳川「一方通行や、飯はまだかのぉ」 一方通行「……何も変わらねェなァ……」トントン ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「とある1位の性的映像〈アダルトビデオ〉」芳川「あ、愛穂! 愛穂~!」ドタドタ 黄泉川「どうしたじゃん桔梗? そんな慌てて」 芳川「今ね、仕事を探してたんだけど」 黄泉川「嘘つくなじゃん!? テレビ見てたじゃん!」 芳川「それで息抜きに偶然開いてた一方通行の部屋に行ってたんだけど」 黄泉川「鍵かかってたじゃん!」 芳川「そしたらね、見つけてしまったのよ」 黄泉川「全く桔梗は……で、なにを見つけたって?」 芳川「これよ」ヒラヒラ 黄泉川「DVD?」 芳川「そう。意外と整理されてたDVDの棚に1枚だけ入ってたタイトルの書かれてない物。間違いなくAVよ!」 黄泉川「……仮にAVだとしても、あいつも年頃の男なんだから別に問題ないじゃん」 芳川「ええ、確かにその通りよ」 黄泉川「なら……」 芳川「ただ、気にならない? 内容」 黄泉川「」 芳川「私はね、優しいんじゃないの。甘いのよ」スー、ポチ 黄泉川「あー! なにスイッチ入れてるじゃん!!」 芳川「あら? 愛穂は見なくてもいいのよ?」 黄泉川「わ、私は保護者として正しい性教育学んでるかチェックするじゃん」/// 黄泉川「は、始まるじゃん」ドキドキ 芳川「ねぇ、もし幼女モノだったr」 黄泉川「変なこと言うなじゃん!」 ぱーぱぱぱー 芳川「あら、ほんとにAVね」 黄泉川「」 芳川「でも残念。大人の女性みたいね」 黄泉川「わ、わかったならもういいじゃん! 消してよ」/// 芳川「はいはいわかったから……ん?」 白髪『先生ェ……俺、もゥ……』 巨乳『だ、だめじゃん! 生徒と先生でこんな事しちゃ!』 白髪『関係ねェよ……もう限界だ』 巨乳『あっ、あなたのスキルアウトが私のアンチスキルに~!!』 [制作 ミサ太郎] 芳川「教師モノだわ」 黄泉川「」 芳川「それにしても、長髪長身好スタイルの女優に、白髪アルビノの男優って、なんだか悪意が見えてくるわね」 黄泉川「えっ、てことは……だっ!だめじゃん!そ、そもそもあいつと私はそんな関係じゃ!」/// 芳川「……」 黄泉川「いやでもそんな関係に成りたくないって言ったら、そういわけでもなくって……」////// 芳川「どうしましょうこの状況……とりあえずそろそろ止めないとあの子が帰ってk」 ガチャ 芳川「はっ! この感じ!このままじゃ漫画的なオチになって……もう遅いわね」 一方「ったくだりィな。おい、言われた通りクソガキ病院に置いてきt」 一方通行が部屋にはいると、メルトダウンしている男女の映像、テレビ前で茹だっている警備員兼教師兼保護者、 そして美人で若くて知的でクール、才色兼備という言葉が似合う天才科学「クソニート、いきなり何言い出してンだ」 黄泉川「あ!ああ!一方通行!このDVDはっ!」 一方「あァ?干からびたもン潤そうとすンのは勝手だがよォ、真っ昼間から見るもンでもねェだろ。クソガキがいねェからいいようなものの」 黄泉川「?これあんたのじゃないの?」 一方「ふざけてンですかァ?」 芳川「ダメね。そこは恥じらいながら『お、俺が何見よォが関係ェねェだろ!』って言わなきゃ」 黄泉川「桔梗…そのビデオカメラは何じゃん…」 芳川「せっかく愛穂に似た女優探してきたのに。こんな映像じゃからかえないわ」 黄泉川「桔梗!!」プルプル 一方「ま、そういうこった。お疲れさン。俺ァ寝る」スタスタ 芳川「そしてここに本当に一方通行の部屋から発見したAVがあります」バーン 黄泉川「もうそんな手に引っかからないじゃんよ!なぁ一方通行!」 一方「」 黄泉川「一方通行?」 一方「芳川ァ!俺の部屋の鍵どォした」ワナワナ 芳川「科学に不可能は無いのよ(キリッ)」 一方「…死にたかったンなら言えよ。早くそれをわたsmg0~pwm_」(演算が!?) 芳川「科学に不可能は無いのよ♪」ポチ 黄泉川「桔梗~人の性癖盗み見るなんてたち悪いじゃん。止めようじゃん」 芳川「あら、気にならないの?それにもしあまりにもモラルの欠如した内容なら保護者として教育が必要よ?それに」 「内容と同じシチュで迫ればいいじゃない?」ボソッ 黄泉川「そ、そうね!保護者としてやっぱりチェックが必要じゃんね」/// 一方(何納得してやがる…) 芳川「はいというわけでスイッチオーン♪」 ぱーぱぱーぱー 黄泉川「大人の女性じゃん」ホッ 芳川「一方通行あなた本当につまらない人間ね」 一方「テメェはろくでもねェ人間だよ。チッ、ワリィな」 芳川「え、今なんt 白衣『あら、こんなに大きくして』 白髪『うるせェ。早くしろ』 白衣『あなたから来たくせに、しょうがないわね。献体の健康管理も科学者の仕事だものね』 白髪『ウッ…クゥッ…』 白衣『あっ、君のレベル5がレベル6に進化しちゃう~~!!』 [制作 Misaka on Demand] アンアン 黄泉川「」 一方「」 芳川「」 アンアン 黄泉川「」チラッ 一方「」サッ 芳川「」/// その後、検査で打ち止めのいない黄泉川家の食卓は、それはそれは静かだったとか。 (なンでこうなった…) (う~…) (白衣、どこしまったかしら) --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「芳川的主人公の日常」 芳川「…………」 一方通行「…………」グダー 芳川「…………」パラ 一方通行「……ァあ……情熱的な恋をしてェ」ボソ 芳川「っ!?」ガタッ _, ,_ パーン ( ‘д‘) ⊂彡☆))Д´) 一方通行 一方通行「いってェ!?何しやがンだこらァ!」 芳川「あなたって子は何言ってるの!?」 一方通行「情熱的な恋がしてェっつっただけだろォが!」 芳川「それが何を言ってるのっていってるのよ!」 一方通行「はァ?」 芳川「巨乳にロリにクールビューティで才色兼備の完璧美人!こんな恵まれた環境で恋なんてしたい放題じゃない!」 一方通行「知るかよォ!俺は同年代のヤツと甘酸っぱい恋がしたいンだよォ!なンで三下ばっかモテて俺にはフラグが立つ相手がいねェんだよ!」 パパパパパーン ☆))Д´) _, ,_ ∩☆))Д´) ( ‘д‘)彡☆))Д´) ⊂彡☆))Д´) ☆))Д´) 一方通行 一方通行「ちょ……おま、やめ」フラフラ 芳川「わからずや!そんなに小中大と揃えたいの!?大体皆突っ込まないけど中学生なんて小学生の延長上よ!高校生なんて総じてまだまだガキなのよ!」グイグイ 一方通行「でもよォ、俺も三下みたいに日常生活中のドッキリイベントとか味わいたいんだよォ」グスッ 芳川「あなたは主人公じゃなくて所詮レギュラーキャラに過ぎないのよ。そんな細かな部分にスポットライトが当たるわけないじゃない」 芳川「大体学生ってだけで出会いがあるなんて勘違い甚だしいし、その学生ですらない上出不精なあなたに普通の出会いがあるわけないじゃない」 一方通行「う、うわああああああああァァァァン」ダダダ バタン 芳川「全く……年上のお姉さんとの絡みも、ロリとのほのイチャも時を経てば味わえなくなることをわかってもらいたいわね」 芳川「…………」 芳川「まぁ、ここは愛穂と相談して、主人公ってものを体験させてあげましょうか」 次の日 一方通行「うう、結局あのまま泣き寝入りしちまった……」モゾ 黄泉川「あくせられーた!」 一方通行「うン?」 黄泉川「あくせられーた!さっさと起きるんだよじゃん」ボスッ 一方通行「ンぐゥっ!?な、なンだァ!?」 黄泉川「なんだじゃないんだよじゃんあくせられーた!早く起きて朝ごはん作るんだよじゃん!」 一方通行「語尾がめちゃくちゃなことになってンぞ?それに朝ごはんはいつもオマエが……」 黄泉川「早く作らないと……ガブリ!じゃん」ガブリ! 一方通行「ぎゃあああああああわかったわかりました作りますううううう」 黄泉川「すごく美味しいんだよじゃんあくせられーた!もっと食べたいかもじゃん!」 一方通行「はあそりゃどういたしまして……」 黄泉川「じゃあ今日も行ってらっしゃいなんだよじゃん。ちゃんとお留守番しとくんだよじゃん」 一方通行「はァ?今日もってなんのことだよ?」 黄泉川「とっとと出ていくんだよじゃん!さもないとまた……」ギラリ 一方通行「わ、わかった出て行きますよ行きゃいいンでしょ行ってきまァーす!」ダダダ 公園前 一方通行「はァ……一体なンだってンだ黄泉川のヤツ……あのわけわかンねェ口調といい」トボトボ ????「ちょっとアンタ!待ちなさいよ!ってミサカはミサカは呼びつけてみる!」 一方通行「……なンか、わかってきた……」 打ち止め「待ちなさいって言ってんのがわからないのこの超能力者!ってミサカはミサカはなじってみる!」 一方通行「…………クソガキ、お前もか」 打ち止め「クソガキ言うなぁ!ミサカには打ち止めって名前があるのよ!ってミサカはミサカは割と本気で怒ってみる!」 一方通行「で、一体何の用だってんだァ?」 打ち止め「知れたこと!今日こそアンタを倒してみせるわ!ってミサカはミサカは電撃放出」ビリビリビリ! 一方通行「…………」カチ カキーン 打ち止め「くっ、また変な力でかき消して!ってミサカはミサカは悔しがったふりをする!」 一方通行「変な力って……知ってンだろォが」 打ち止め「ま、負けたから、しょうがないからあそこのクレープ奢ってあげるわよ!ってミサカはミサカは太っ腹!」 一方通行「…………はィはィ」 打ち止め「クレープ美味しいねーって、はっ違う違う、別にミサカはアンタとクレープが食べたかったわけじゃないんだからねって顔を赤らめる!」 一方通行「…………」モグモグ 打ち止め「人の話聞けやごらああああってミサカはミサカは電撃放出」ビリビリビリ! 一方通行「しつけェなァ」カキーン 打ち止め「…………そろそろ『不幸だー』って言って逃げなさいよ!ってミサカはミサカはあなたにネタ振り」 一方通行「はァ?何で俺が逃げなきゃいけないンですかァ?」 打ち止め「……」ビリ 一方通行「ふぁklljmgkへいkjふぇうkk」 打ち止め「そろそろ『不幸だー』って言って逃げなさいよ!ってミサカはミサカはあなたにリピート」 一方通行「ふ、不幸だァー」ヨロヨロ 一方通行「はァ、はァ……も、もう追ってこないかァ」キョロキョロ 一方通行「お・・俺は何回こんな目に・・!?次はどこから・・いつ「襲って」くるのだ!?」キョロキョロ ??「きゃーたすけてー」 一方通行「……行きたくねェが……行くしかないのか……」 芳川「いやーおそわれるーたすけてヒーロー」 妹達1「ホント 学園都市は地獄だぜ! フゥハハハーハァー とミサカは悪役に徹します」 妹達2「へっへっへ、水だぁ!食料だぁ!力こそ全てだぜとミサカはモヒカンを用意できなかったのを残念に思います」 一方通行「…………」 芳川「うううこのたねもみはむらのきぼうなんですじゃ……はっ、あなたはきゅうせいしゅ!」 一方通行「…………」 妹達1「何だお前はぁ、ベトコンかぁ?とミサカはセロリに因縁をつけます」 妹達2「おうおうよく見たら良いセロリじゃねえかあ、高く売れそうだぜぇとミサカは舌なめずりします」 芳川「ああっむちゃですっ!あくとうはかなりのてだれ、あなたさまひとりではっ」 一方通行「…………いや」 妹達1「逃げる奴はロリコンだ!! 逃げない奴はよく訓練されたロリコンだ!!とミサカは襲い掛かります」ダッ 妹達2「ひひひ、汚物は消毒だー!とミサカは素手で追従します」ダッ 一方通行「……」カチ 妹達1「」 妹達2「」 一方通行「よくやるぜェ……」 芳川「ああっあなたさまこそしんのえいゆう。これでむらはすくわれますじゃ」 一方通行「なァ、一体何が目的なンだ?」 芳川「なにって、あなたが望んでいたヒーローの一日ですわ」シナッ 一方通行「どんだけ偏見なんだよ!?」 芳川「残念ですがお礼できるものはありません、代わりにどうかあちらで……」 一方通行「いや、種もみは……ってあそこはラブホじゃねェかァ!?」 芳川「お礼できるのはこの体しかありません、恥ずかしいですが、あ、あなたなら」グイグイ 一方通行「引っ張るンじゃねェ!」 ????「待つんだよじゃん!」 一方通行「!?」 黄泉川「あたしを家に放っておいて……浮気は許さないんだよじゃん!」ガブリ 一方通行「ぎゃああああ!?」 ????「待ちなさいよ!」 一方通行「ぎゃああああ!」 打ち止め「あ、あんた何昼間っから女の子と……!ってミサカはミサカは嫉妬全開!」 一方通行「ぎゃああああ!」 芳川「さあ早くご休憩しましょう!」 黄泉川「あくせられーたはあたしのなんだよじゃん!」ガブガブ 打ち止め「あ、アンタがどうしてもっていうなら!ってミサカはミサカは輪に加わる!」 一方通行「ち、違うっ、俺が夢見てたのはこんなイベントじゃねェ、こんな日常じゃねェ!」 芳川「さあ!」 黄泉川「さあ!」 打ち止め「さあ!」 一方通行「…………ふっ不幸だあああああああああああああああああァァァァァァァァァっ!」 インデックス「……ん?どっかからとうまの気配を感じたんだけど……気のせいかも」 はっぴーえんど♪ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 打ち止め「スクウェア」 打ち止め「ねぇねぇみんな、ってミサカはミサカはみんなを呼びかけてみる」 三人「?」 打ち止め「今の季節って、夏だよね、ってミサカはミサカは確認その一」 芳川「甲子園が熱い季節ね」 打ち止め「次! 夏と言えばホラーだよね、ってミサカはミサカは確認そのニ」 黄泉川「まぁ、よく言われるじゃん」 打ち止め「よしよし、ってミサカはミサカは満足満足」 一方通行「何が言いてェンだよ?」 打ち止め「うぉっほん! 条件が整ってることの確認が完了したのでこれよりここにいる四人で『スクウェア』をします!! ってミサカはミサカは納涼宣言!」 一方通行「スクウェア?」 打ち止め「さっきMNWで知ったの、ってミサカはミサカは速報性をアピール」 芳川「? (´・ω・)つ【FF】」 打ち止め「ゲーム会社のスクウェアじゃなくて、部屋の四すみに分かれてやるやつだよ、ってミサカはミサカは間違いを指摘してみる!」 黄泉川「あー、そんなんあったなあ、懐かしいじゃん。流行ったのは確か、丁度私が一方通行ぐらいの時だったじゃん」 一方通行「? なンだソレ?」 芳川「私も彼もスクウェアについて知らないから説明してくれる?」 打ち止め「まっかせて! いい、二人とも? スクウェアっていうのは簡単に説明するとこんな感じ、ってミサカはミサカは大雑把に説明してみる。」 ①部屋の四すみに分かれる ②電気を消して真っ暗にする ③一番から順に右隣の人にタッチしに行く ④タッチされた人は右隣の人にタッチしに行く(タッチした人はタッチした所で待機) ⑤④を繰り返す 一方通行「……理解したけどよォ、これのどこがホラーなンだ?」 芳川「あれ? これ、おかしくない……?」 打ち止め「うん、普通に考えれば分かるけど、四人目にタッチされる人がいないから、このスクウェアは五人いないと出来ないの、ってミサカはミサカは当たり前の事を言ってみる」 一方通行「……ハ? ……あ、いやそォか確かに五人必要だな」 打ち止め「え? もしや、あなたっておバカさんだったの……? ってミサカはミサカは学園都市第一位を疑ってみたり……」 芳川「……理解したけどよォ(笑)」 一方通行「……」 打ち止め「でもでも、あなたのそんなところも素敵なんだよ、ってミサカはミサカはあなたのほっぺたをツンツンぷにぷにツンツンp」 一方通行「……」ビシビシビシビシビシビシビシビシ 打ち止め「アイダダダダダダダダ!! か、か回数が! チョップの回数が当社比1.5倍どころじゃないよ!? ってミサカはミサカは涙目で訴えてみる……」 芳川「ふふっ、災難ね。それで順b 「お前もだよ」ビシ 痛っ!」 黄泉川(やっぱりこうなった、言わなくて正解だったじゃん) 黄泉川(まぁ、それ以前に最初スクウェアのことを効いた私も、一方通行とまったく同じ反応だったから人のこと言えないじゃん) 打ち止め「順番を決めるクジはもう作ってあるよ!、ってミサカはミサカは余ったチラシの再利用してみたり」 黄泉川「お、偉いじゃん打ち止め。で、誰が一番最初にクジ引くんじゃん?」 打ち止め「あ、それを忘れてた……! どうしよう……、ってミサカはミサカは途方にくれてみる……」 芳川「そのクジで決めたらいいじゃない」 打ち止め「おぉー!、ヨシカワあったまいい!、ってミサカはミサカは大いに感心してm………………あ、あれ? そうなるとスクウェアの順番を決めるクジの順番を決めるクジの順番もクジで決めるとして…………、あ、あれれれ?? ミサカはミサカは大大大混乱……」 一方通行「適当でいィだろォが、オバカサン」 打ち止め「なるほど確かにそれはいい案だけどオバカサンは聞き捨てならない、ってミサカはミサカは猛反発!!」 黄泉川(二人ともやっぱりまだまだ子供じゃん) 芳川「ふふっ……、ほら、さっさと決めちゃいましょ」 黄泉川(大人ぶってるけど、桔梗が一番の子供なのは間違いないじゃん) 結 果 1 打ち止め 2 黄泉川 3 芳川 4 一方通行 打ち止め「こ……、このクジの四分の一の確率で誰にもタッチしない四番があるんだよね、ってミサカはミサカは生唾を飲んでみる……」 打ち止め「それじゃ引くよ……それっ!」 【3】 打ち止め「……ギ、ギリギリセーフだけど、あんなに緊張して引いたのになんだか馬鹿みたいってミサカはミサカは……」 一方通行「オバカサンに教えといてやるが四分の三=75%だからな」 打ち止め「んもー! どうしてあなたは、そうイジワルなことばっかり言うの、ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり!」 黄泉川「次引くじゃんよー、どれどれ」 【2】 黄泉川「お、ラッキー、中々いいところじゃん」 打ち止め「いいなー、ってミサカはミサカは羨ましがってみる」 黄泉川「2も3も大して変わんないじゃん?」 打ち止め「ミサカが四人目の人を送り出すかと思うと、なんだかいい気分しないなー、ってミサカはミサカはナーバス状態……」 芳川「なんだかんだ言っても、やっぱり4は引きたくないわね……」 【1】 一方通行「最後に残った数字が俺のだが、噂の4ねェ……、くはっ、俺にオニアイの数字だなァ」 打ち止め「も、もっと一緒にいたかったなぁ、ってミサカはミサカは涙ぐんでみたり……グスッ」 黄泉川「ア、一方通行は、ど、どどどこか信仰してるる宗教とかあるじゃんか?」 芳川「そ、それよりも、私たちだけで葬儀を行うか、一方通行の知り合いも呼ぶのかもだ、大事じゃないかしら?」 一方通行「…………、なァンでお前らは、この俺がいるはずのないナゾの五人目に殺される前提で話してンだよ。頭にカブトムシでも詰まってンのか」ビシ 打ち止め「あうぅ……、えぇーい! と、とりあえずゲームスタート!」 打ち止め「①部屋の四すみに分かれる これはもう皆オッケーだから次! ②電気を消して真っ暗にする ヨミカワー、電気消して、ってミサカはミサカはお願いしてみる」 黄泉川「了解ー」パチ フッ 打ち止め「おぉー、真っ暗真っ暗。次、 ③一番から順に右隣の人にタッチしに行く 気をつけてねーヨシカワー、ってミサカはミサカは応援してみる」 芳川「あら、私これでも打ち止めぐらいの時、暗闇かくれんぼとかけっこう得意だったのよ? 心配いr」テクテクズルッ! ズテン!! 打ち止め「ヨシカワー! 大丈夫!? ってミサカはミサカはヨシカワの無事を確認してみる!」 黄泉川「ぷっ、普段から運動しないからそうなるじゃん。」クスクス 一方通行「年なンじゃねェの?」 打ち止め「んもー! 二人とも少しは心配してあげなよ、ってミサカはミサカは信じられない!」 芳川「だ……、大丈夫よ。打ち止め」タッチ 黄泉川「災難だったじゃん、桔梗」ニヤニヤ 芳川「……」イラッ 芳川「……」ベシベシベシベシ 黄泉川「いたい、いたい! 桔梗、タッチは一回で十分じゃん!」 芳川「あら、ごめんなさいね。つい」 黄泉川「つい、ってなんじゃんよ、つい、って!」 黄泉川「まったく……、で次は ④タッチされた人は右隣の人にタッチしに行く(タッチした人はタッチした所で待機) よーし、打ち止め……、覚悟するじゃん」 打ち止め「か、覚悟って一体なんの覚悟かな、ってミサカはミサカは問いかけてみる……」 黄泉川「…………」ペタペタ 打ち止め「ヨ、ヨミカワー……?」 黄泉川「………………」ペタペタ 打ち止め「ミサ、ミサカを怖がらせようたってそうはいかないんだから、ってミサカはミサカは強がってみる」 黄泉川「…………………………」ペタペタ 打ち止め「ていうか長くない!? そんなに距離無いはず! ってミサカはミサカは足踏み説を提示してみたり!」 黄泉川「………………………………」ペタペタ 打ち止め「きゃーーー!! 足音があからさまに大きくなってるよ、ってミサカはミサカは絶体絶命!」 打ち止め「ていうか、もしかしなくてもコミュニケーション成功してるy」 黄泉川「じゃん」タッチ 打ち止め「──────!!?」 黄泉川「驚きすぎじゃん……」 打ち止め「ヨミカワのばかばかばか! もう知らない! ってミサカはミサカは一方通行の所に全速全身!」ピュー 芳川「愛穂ったら大人げないというか、子供ね」 黄泉川「桔梗、私は桔梗だけには言われたくないじゃん。桔梗だけには」 打ち止め「途中何回かコケそうになったけど無事に到着! ってミサカはミサカは報告してみたり」 一方通行「zzz……」 打ち止め「」ズルッ 打ち止め「んもー、あなたってば!いくら暇でも寝ることないんじゃないかな! ってミサカはミサカはマイペースすぎるあなたにズッコケてみたり!」 打ち止め「そんなねぼすけさんのためにタッチも兼ねた目覚まし! ってミサカはミサカはペチペチしてみる。起きてー」ペチペチ 一方通行「あァ……? もォ俺の番か?」 打ち止め「うん! 気をつけてね、ってミサカはミサカは無事を祈ってみる」 黄泉川「一方通行、目を狙うじゃん! 目を!」 芳川「いや、ここは文明人ならば友好的に話し合いよ、話し合い」 一方通行「だからなンで『出る』前提なンだよ、出るわけねェだろンなもン」カツカツ 芳川「あ、フラグ立った」 一方通行「黙れ、クソニート」カツカツ 一方通行「一応着いたけど……、当たり前だけどなンもいねェぞ」 打ち止め「でもでも、大きさが分かんないから一応周りを手当たり次第に触ってみてね、ってミサカはミサカはお願いしてみる」 一方通行「ハイハイ」ペタペタペタペタ 一方通行「やっぱ、なンもいねェわ。お開きだクソガキ、さっさと寝ろ」 打ち止め「ちぇー、つまんないの、ってミサカはミサカは残念がってみる……。ヨシカワー、電気つけてー」 芳川「ハイハイ」パチ 打ち止め「きゃ、眩しっ、ってミサカはミサカは目をシパシパさせてみたり」シパシパ 黄泉川「目に優しくないじゃん……」シパシパ 芳川「太陽拳……」シパシパ 一方通行「」パチクリ 打ち止め「あなたは目がシパシパしないの、ってミs………………」 芳川「? どうしたの、ラストオーd………………」 黄泉川「? 二人ともどうしたじゃんか? うぅ……、まだシパシパする……」シパシパ 芳川「い、いやだって……あれ」 打ち止め「へ、へや、まん、なか」パクパク 黄泉川「? なんのこと言ってるj………………、え?」 「やっほう」 おまけ 黄泉川(まぁ、それ以前に最初スクウェアのことを効いた私も、一方通行とまったく同じ反応だったから人のこと言えないじゃん。何か運命みたいなのを感じるじゃん。ディスティニーじゃん。赤い糸じゃん。そういえば一方通行のほっぺが赤い気がする、いや、一見すると分からないけど絶対に赤くなってるじゃん。一方通行検定一級の私が言うんだから間違いないじゃん。あ、耳も) -------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「玄関から来るサンタ」 注 意 ※ネタだけみなみけ ※時系列が崩壊。狂ってる ※天井が生きてる ※天井が黄泉川家と仲良し ※打ち止めが毒舌ではない。はず 芳川「もうすぐクリスマスだけど、いつからだったかしら──」 黄泉川「ん?」 打ち止め「いや打ち止めがね、サンタの話題が出ると遠い目で」 ああ、サンタねぇ…… 芳川「って、言うようになったの」 黄泉川「あぁー、確か二年くらい前じゃん? 脱衣所で天井がヒゲつけてるとこ ろを打ち止めが見ちゃったじゃん」 芳川「ああ……、トラウマモノね、そんなの見ちゃ。打ち止めが夢を無くしたの はそのころか…………、はっ!」 芳川「天井よ! 打ち止めの夢を奪ったのは!」ガバッ 黄泉川「天井に悪意はないじゃん」 芳川「今年も来るわよ。サンタが呼び鈴鳴らして玄関からくるわよ。玄関から。 …………でも、なんとかして夢を取り戻してあげたいわ……」 黄泉川(桔梗……) 芳川「……………………あ、そうだいいこと思いついた。ちょっといい? 愛穂」 黄泉川「?」 クリスマスイブ テレビ「速報です。先ほど○○公園でマンションの一室に向かって能力を行使していた少年たちが警備員に逮捕されました。 逮捕されたのはいずれも十代の少年少女たちであり、少年たちは 「どうしても奴にぎゃふんって言わせたかったんです」 「根性見せただけだ、俺は悪くない」 「シャケ弁も出さずに取り調べするなんてナンセンスね」 「GR作戦だ、緑の雨を降らせるんだ」 等と全員が意味不明の供述をしており、警備員は以前取り調べを続ける方向のようです。 また、現場の○○公園からは大量のゲコ太グッズが押収されており────」 芳川「あらあら物騒ね」 黄泉川「やっぱりこういう事件は教育者としては残念に思うじゃん」 打ち止め「……ねぇ、黄泉川。今年はサンタ無しなの? ってミサカはミサカは 疑問に思ってみたり」 芳川「……」ピクッ 黄泉川「ん? まぁ都合が悪い年もあるじゃんよ」 打ち止め「ていうことは、あのサンタ去年までなんの予定もなかったのねってミ サカはミサカは不景気が関係してると予測してみたり」 芳川(そろそろ、時間ね) 外 天井「芳川は来るなって言ってたけど、絶対に打ち止めがサンタを必要としてる に決まってる。」 一方通行「………………コンバンハ」 天井「ん? どうも、こんばんは」 扉「」ガチャ 天井「お、芳k」 芳川「時間通りね。さ、早く入って」 一方通行「おォ」 扉「」バタン 天井「」 天井「」 天井(何者!?) 玄関 一方通行「ンで? どこで着替えるンだ?」 芳川「静かに!」 外 天井「……」ピッポッパッ リビング 黄泉川「もしもし? 天井!? 来たのか!? あ、いやそいつは芳川の知り合い。 知り合いじゃん。いや、今日はちょっと都合悪くて……」 打ち止め(寝ようかな、ってミサカはミサカは迷ってみる) 外 天井「明日? わかった、じゃあ明日くる」ピッ 天井「ふぅ……、明日か……」 脱衣所 芳川「悪いわね、無理言って」 一方通行「ウゼェ、一々気にすンな。クソニート」 打ち止めの部屋 打ち止め「zzz……」 一方通行「……」トントン 打ち止め「ん……?」パチクリ 打ち止め「!!」 一方通行「メリィクリスマァス」スッ 扉「」バタン リビング 芳川「ちゃんと見られた!? ねぇ!?」ニコニコ 一方通行「バッチリ目ェあったつゥの」 黄泉川「ほらほら、隠れるじゃん隠れるじゃん」ニコニコ 打ち止めの部屋 打ち止め「」 打ち止め「」 打ち止め「ハッ!」ガラッ 打ち止め「ヨ、ヨミカワ! あまあまあ天井じゃない、ヒゲモジャがここに! ってミサカはミサカはヨミカワに焦りながら伝えてみる!!」 黄泉川「落ち着け落ち着け」ニコニコ 芳川「あら、まだ起きてたの?」 打ち止め「ヨシカワ! 今ここにサンタがいたの! ってミサカはミサカは伝えてみる!」 芳川「フフッ、サンタがいただなんてて打ち止めったらまだまだ子供ね」ニヤニヤ 打ち止め「い・た・の! ってミサカはミサカは信じないヨシカワに憤慨してみる!」 ヨシカワ「そうねー、確かにいたわね。うんうん」ニヤニヤ 打ち止め「そのうすら笑いをやめてほしい! ってミサカはミサカは実力行使してみる!!」ポカポカ 芳川「サンタさんはいるのね。わかったわかった」ニヤニヤ 打ち止め「んもーー!! ミサカはミサカはヨシカワが信じらんない!」ポカポカポカポカ 黄泉川「なんで喧嘩になるじゃんよ……?」 黄泉川(ていうか、桔梗の奴最初からアレ言いたかっただけじゃん。絶対) END ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 宣伝小ネタ 参照スレhttp //ex14.vip2ch.com/news4gep/kako/1281/12819/1281959048.html 打ち止め「というわけでURL貼るだけの宣伝房扱いされるの嫌だから小ネタを投下していくよ!」 佐天「どんなわけ? っていうかそれって結局宣伝なんじゃ……?」 黄泉川「でもスレのURL貼ってくだけなんて気まずいじゃんよ」 佐天「まあそれはそうかもしれませんけど」 芳川「どうでもいいけれどもう始まっているのではなくて?」 佐天「うわ、ほんとだ!?」 打ち止め「じゃあもう開き直ってどんな話なのかを宣伝しようってミサカはミサカは提案してみたり」 芳川「けれど難しい所ね。現実問題として黄泉川家SSかと言われると悩ましいところだわ」 打ち止め「ヨシカワよりお姉様(オリジナル)のが登場回数多いぐらいだものねってミサカはミサカは事実を述べてみる」 芳川「……」orz 黄泉川「つか私もそれほど出番多いわけじゃないじゃんよ? 佐天と一方通行を除けば次に文章量多いのは超電磁砲の4人組の会話だったりするじゃん」 佐天「えー、きりが無いので簡単にあらすじを言っちゃうと、私がパンを食べる話です」 黄泉川「……間違ってないけど、それ、絶対内容伝わらないじゃん?」 打ち止め「というかあのパン私が食べてみたかったのにってミサカはミサカは今更過ぎることを言ってみる」 佐天「そう言えばそういう設定だったね……向こうのスレですら誰も気にしてなかったのに、本当に今更だよね」 初春「……というようなノリでグダグダとコメディーらしき文章が展開されています」 黒子「これ、絶対宣伝乙とか言われますわよね」 初春「そんなことを気にしていたらVIPやせーそくでスレなんて立てられませんよ?」 美琴「つかさっき自分でせーそくは初めてだって言ってたじゃないのよ」 初春「だってスレ落ちないの知らなかったんですよ! お盆の規制で巻き添えくらってVIPに書き込めなかったんですよ!?」 美琴「私に言われても……」 黒子「一応第1話は書き終わっている状態ですのでキリのいい所まででお読みいただけますの」 初春「何せ今構想中の続編というか第2話が既に登場人物半分入れ替わりそうな勢いですからね、第1話と別物になる可能性大です」 美琴&黒子「「えぇー!?」」 芳川「ちょっと待って、それじゃ私の出番は!?」 一方通行「っつうわけで、こっから先はスレで読めってなァ」 佐天「こっから先は一方通行だァー!」 ダカラワタシノデバンハー!? ハイハイ、ニートハダマッテネテロ・・・ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「当たるんだって」打ち止めの部屋 打ち止め「ここかな? ってミサカはミサカはクローゼットを開けてみる」ガチャ 打ち止め「あれー? ならここかな? ってミサカはミサカはベットの下をゴソゴソ」ゴソゴソ 当たるんだって リビング 打ち止め「ヨミカワー、ミサカのゲコ太が見当たんない、ってミサカはミサカは不思議がってみる。あれー?」 黄泉川「え? 変だなぁ……、私は見てないじゃん」 天井「よし! 打ち止め。私がみつけてあげよう」 打ち止め「あ、いたのね、ってミサカはミサカはアマイに今気付いてみる」 天井「いたんだよ。いいかい、よく見ててくれ。このペンが倒れた方向に探し物がある」 打ち止め「……えぇー……? ミサカはミサカは半信半疑どころじゃないんだけど……」 天井「まぁまぁ」スッ ペン「」コトン 芳川「非科学的っていうか、ウソくさいわね」 天井「いやいや、これがなかなかどうして当たるんだぞ?」 打ち止め「台所の方だ! ってミサカはミサカは台所に向かって超特急!」 台所 打ち止め「……」キョロキョロ 打ち止め「……」キョロキョロキョロ 打ち止め「……」ピタッ 打ち止め「もしや……、ってミサカはミサカは……」 打ち止め「!?」 リビング 打ち止め「……」テクテク 天井「お、戻ってきたぞ」 黄泉川「……鍋持ってるじゃん……?」 芳川「…………」 打ち止め「……」ピタッ 打ち止め「ねぇヨシカワ、何か言うことあるよね、ってミサカはミサカは表面上は優しく訪ねてみる」ニコニコ 芳川「……何かしら打ち止め?」 打ち止め「シラをきるのね、ってミサカはミサカは残念に思ってみる」ニコニコ 芳川「……だから、何のこと?」 打ち止め「これのことだよ!! ってミサカはミサカは鍋の蓋を開けてみる!」パカッ 打ち止め「煮るの? それとも炊くの? ってミサカはミサカは鍋の中のゲコ太を手に事情聴取してみる!」 芳川「……」プイッ 打ち止め「え!? 食べれるのかな!? ってミサカはミサカは目をあわせないヨシカワに怒り心頭!」 芳川「なんで私に聞くのよ……、変な娘ね」 打ち止め「こんなイタズラ他に誰がやるの! ってミサカはミサカはヨシカワをゲコ太で叩いてみる!」ボスン 黄泉川「おぉー、すごいじゃん。……私も探し物が有るんだけどちょっとお願いしてもいいじゃんか……?」 天井「なんだ?」 黄泉川「いや、そんな大した物じゃないじゃん」 天井「とにかくやってみるか」スッ ペン「」パタン 芳川「? こっちはベランダよ?」 黄泉川「やっぱり桔梗だったじゃんか……」プルプル 芳川「?」 黄泉川「冷蔵庫上段右奥。小さいながらも300円近い高いアイス。食べたな?」 芳川「」ピタッ 黄泉川「食べたな?」 芳川「」ダラダラダラダラダラダラダラダラ 黄泉川「もっと情報を付け加えるならアレはチョコ味だったはずじゃん」 芳川「え? 私が食べたのバニラ味よ? …………はっ!」 黄泉川「決まりじゃん……。誘導尋問に引っ掛かるとは桔梗も落ちたもんじゃん……」 芳川「しょ、証拠はどこ!? そんな非科学的なモノだけなんて通用しないわ!」 黄泉川「自分で白状〈ゲロ〉ったじゃん!」 芳川「あ、あれは愛穂が太ったら駄目だと思って……! そう!! そうよ! アレは私の優しさ! 優しさ故の行動だったのよ!」 黄泉川「被告人に、反省の色が面白いほど見えないじゃん。まるで光学迷彩〈ステルス〉じゃん。心苦しいけど刑を執行するじゃん!」グリグリ 芳川「わ、私は謝らないわよ! なぜなら私は間違ったkアイタタタタ!!」 黄泉川「大体、体育教師とニート。アイスなんか食べたら太るのはどっちか目に見えてるじゃん!」プンスカ! 芳川「」 打ち止め「すごいね、どんな仕掛けなの? ってミサカはミサカは疑問に思ってみたり」 天井「ハハッ、そんなのないよ」 芳川「」ムクリ 黄泉川「あ、起きた」 芳川「そ、そんな物私は信じないわよ」フラフラ 打ち止め「ヨシカワもなにか探してもらいなよ、ってミサカはミサカはヨシカワにすすめてみる」 芳川「そうね────、だったら私のステキなダンナ候補でも探してもらおうかしら」 黄泉川「あちゃー……」 打ち止め「うわぁー……」 芳川「何かしら二人とも?」キッ 黄泉川「別にー?」プイッ 打ち止め「別にー? ってミサカはミサカは以下同文」プイッ 天井「やるぞ」スッ ペン「」ピタッ 四人「……」 ペン「」ピタッ 四人「……」 ペン「」ピタッ 黄泉川「う、上向いてるじゃん……」 打ち止め「ていうか倒れないね……、ってミサカはミサカは疑問に思ってみる」 芳川「えっと、私のダンナ候補は天国在住かしら……?」 天井「い……いや、あ、あれ? おかしいな?」 黄泉川「アイス食べた罰じゃん」クスクス 打ち止め「神様は見てるんだね、ってミサカはミサカはもしかしたら神様がヨシカワのダンナ候補かもって考えてみたり」クスクス 芳川「…………」イラッ 芳川「なによ、こんなもん」ピンッ ペン「」コトッ ピーーンポーーン 芳川「」プチッ 芳川「私が出るわ、今の私に宅配業者なんて敵じゃないのよ」スクッ スタスタ 黄泉川「ペン……玄関指してるじゃんよ……」 天井「宅配業者か……」 打ち止め「…………………………」 玄関 一方通行「悪ィ、遅れた」 芳川「…………一方通行? どうしたの?」 一方通行「……晩飯呼ンだのお前だよな……?」 芳川「あぁー、そうだったかしら……? でもなんで遅れたの?」 一方通行「何階にこの部屋有ったか忘れて屋上まで行ったンだよ」 芳川「屋上…………?」 私のステキなダンナ候補 芳川「あら、あなたって結構薄情なのね。古巣の場所を忘れるなんて」 一方通行「最近来てなかったからな」 気付いてないや 完 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ 「2つの川と子供たち」 黄泉川√ふ~~、清流にとっちゃあ気持ち良い季節じゃんよー、子供達が泳ぎに来るから賑やかだし最っ高じゃん!! ほらほら、ラストオーダーはちっちゃいから深いとこ来ちゃダメじゃんー√ 芳川≪はぁ……わたしの方が小さいし流れが穏やかで泳ぎやすいのに。分かってないわね? 最近の子供たち≪ 黄泉川√ウチはアピール強いからじゃん? 名前が良くも悪くもインパクトあるし、子供って派手好きじゃんよ! でもそっちは梅雨時期にホタルいっぱいいるのが羨ましいんだよなー√ 芳川≪そこはまあ、言わずもがな、ね。6月の夜といったら堪らないものが有るわ。つい見とれて水を流すのがおろそかになったり、あげく見上げていたら綺麗な月まで見つけてしまったりね≪ 黄泉川√良いなあ良いなあ! でも月ならこっちでも見れるし! そうだ、今度『中秋の名月』だから二人でのんびり月見しようじゃんよ!!√ 芳川≪良いわよ、『すすき』が連なってそよぐ様も見れると良いわね。今年は9月の下旬始めになりそうよ。あら?≪ インデックス「とうまーとーまー―!! もうスイカ冷えたかな!?」 上条「よーし待ってろインデックス! 夏と言えばスイカなんだぜ日本では!! 今持って行ってやるからなー!」 インデックス「ふっふーん、やっぱりとうまは何も知らないんだね。イギリスでもスイカはポピュラーなフルーツなんだから。そもそも日本ではなぜ西瓜と書くのか知ってる? スイカは元々」 上条「はいはい! インデックスさんの歴史発見はわかりました! お前が世界不思議発見に出たらスーパーひとし君人形どこで出しても大丈夫なんだろうなー」 インデックス「うん、だからつまんないんだよあの番組は。特に野々村って人には、ほとほと愛想が尽きるかも。スーパーひとし君が可哀想なんだよ」 上条「あ~やっぱそうなんだな。見てる割に楽しそうじゃないもんな」 インデックス「おさらいにはなるからね。それに現地の映像が映るから、本には載ってない実物や景色が見れるのは楽しいんだよ」 上条「なるほどな~。そういやインデックス、スイカには塩派か?」 インデックス「え?」 上条「スイカに塩かけるか?」 インデックス「」「」「」「」「えっええええええええええええええええ!!」 上条「えっあっおいっ……うわああああっ!?」 ドボンッ 黄泉川√あーあーやっちゃったな上条当麻。しょうがない、あそこだけ流れを止めて、スイカとあいつが流れない様にしてあげるじゃん√ 芳川≪あの子には手をやくわね。去年はこちらで泳いでて海パン流されちゃってたし≪ 黄泉川√くくく!! そんな事も有ったっけなあ! 流れ止めてやれば良かったのに!√ 芳川≪嫌よ、わたし優しくないもの。……って言うのは冗談で、面白かったから放っといただけなんだけど≪ 黄泉川√くく!√ 芳川≪ふふっ≪ 黄泉川・芳川√≪あははははは!!√≪ ザバアッ 上条「あ~、いっじゅんじぬかどおぼったゲホッ!エホッエハっ……」 インデックス「大丈夫!?とうま!!」 上条「だいじょうう。エホっ、スイカも流れなかったしホラ、この通り。この程度ならラッキーの範疇なんだぜ、上条指数に当て嵌めると。ふぅ」 インデックス「心配したんだよとうま、驚かせるつもりは無かったんだけど……」 上条「ああ、気にすんなよインデックス。それよか塩」 インデックス「わあああ!!」 上条「ムグっ!?」 インデックス「それ以上言ったらゆるさないんだよとうま!! しお味想像しちゃってせっかくのスイカが台無しになっちゃうんだよ!!」 上条「ンググ…… ぷあっ!……わーかった分かった、まさかそんなにアレかけるのが駄目とはなあ」 インデックス「聞いた事無いんだよ!! さとうならともかくしおなんて! 料理じゃないんだから! フルーツなんだよ!!」 上条「はっはっはっ、だーいじょーぶだ。塩味が甘味を引き立てるってのは料理だけじゃないんだぜ? レッツトライ!」 インデックス「絶対嫌なんだよ!!」 黄泉川√仲いーな~あいつら、去年はあの女のコ見かけなかったけど彼女か~~~?√ 芳川≪他人の色恋は当人達の思うがままよ。自分が恋してるって思えば、それは立派な恋だもの。 感情によって脳内物質の分泌は変わるけれど、分泌率を恋愛時のデータと合わせたって、それがイコール恋とはならないのよ≪ 黄泉川√は~、なんか良く分かんないな√ 芳川≪わたしたちには関係の無い事柄だものね。…あ、ラストオーダーがまた溺れそうになってる≪ 黄泉川√懲りないな~あの子も。ま、『あいつ』がいるから安心してるんだろうな√ 芳川≪まさか水流を操ってあの子を水面に浮かべるなんて思いもしなかったわよね≪ 黄泉川√ちょっと凄かったじゃんあれは! 水流操作の能力者は見た事あるけど、あんな大技を退屈そうにサラリとやってのける奴見た事無いって!!√ 芳川≪退屈そう……プッ、そうね、ふふふふっ≪ 黄泉川√あー見た見た!? あの時と同じ様にして助けたじゃん! あ! 今日は拳骨のおまけ付きじゃん!√ 芳川≪ふふふっ…そりゃあそうよね、懲りないんだから当然の仕打ちよね≪ 上条「おーいアクセラレータ! ラストオーダー! スイカ切ったから喰いに来いよ!!」 一方通行「オイ行くぞ」 打ち止め「痛いい……うー、実はね、あなたの必殺!水面浮かべ! を体験したかったから溺れてみたの! ってミサカはミサカは恥ずかしながらに告白してみたり!」 一方通行「必ず殺してねェ。溺れた直後の表情と力の入り具合で、テンネンだったってなァ分かってンだよ。苦しい言い訳すンな」 打ち止め「う~ん……」 打ち止め「でもね、水に浮かぶあの感覚を味わいたかったのも確かな気持ちだったんだから、ってミサカはミサカは簡単に割り切れない感情をつぶさに伝えてみる。 今回溺れさせてくれたのは、そんなミサカの想いを汲み取った川が実現させてくれた奇跡なのかな~って、ミサカはミサカはきっかけと過程と結果の不思議な絡み合いの解明に挑んでみたり」 一方通行「……興味ねェな。つゥか、溺れるぐらいなら素直に浮かべろって頼ンできやがれ」 打ち止め「!! じゃあスイカ食べ終わった後にどうぞよろしくお願いします!! ってミサカはミサカは懇切丁寧にお願いしてみたりっ!」 一方通行「頼みを聞くかどォかは別問題ですってな。話は最後まで聞けってプログラミングはされなかったみてェだなァ?」 打ち止め「……意地悪アクセラレータを養う母親ラストオーダーは複雑気分……」 一方通行「キツイ冗談だがスルーするぞ。暴食シスターが2切れめのスイカに取り掛かりやがったからな」 インデックス『やっぱりさとうが一番なんだよ! ん? かぁ らぁ いぃ ?』 上条『ふっ……どうだインデックス……今渡したスイカは砂糖に見せかけた塩振りスイカだー―――っ!!』 インデックス『きっきさまー―――っ!! とうまに化けたイタズラックの機械人だねっ!! カナミンにお仕置きされるといいんだよ!! カナミンリバーサルを浴びて良い機械になると良いかも!! ってあれ? 塩振りスイカ美味しいかも』 上条『ありゃ? もーちょい苦しむリアクション欲しかったんだけどな』 インデックス『……とーおーまー……』 打ち止め「うわあ!? ヤバいよ大変、スイカじゃなくてあの人の体積が減っちゃうってミサカはミサカはゴツゴツした河原の石に気を付けながら駆け出してみたりっ!!」 上条『噛むな――――――っ!!』 インデックス『噛むもんっ!!』 一方通行「……くだンねェ」 ――――― インデックス「ラストオーダー! どっちのスイカが多く種を含んでるか競争なんだよ!」 打ち止め「面白そう! じゃあっ、どれが1番多そうかなーってミサカはミサカは吟味してみる!」 上条「アクセラレータ、ほい」 一方通行「……自分で取るっつゥの」 上条「何もかけなくていいのか?」 一方通行「スイカに調味料かける奴なンざ見た事ねェ」 上条「えっ!?…………あぁ……理解しちゃいましたよ上条さんは……かける必要もなく、ただそこに在るだけで充分に甘い!! そんな高級スイカばかり御召し上がりになられていたのですね……ハハハハ……悔しくない。悔しくありませんともぉおおお!!」 一方通行「……(確かに味が物足りねェな。どォする? 突っぱねた手前、催促し難いじゃァねェかこの状況)」 インデックス「11個なんだよ!!」 打ち止め「10個……惜敗すぎる残念すぎる!! チキショー―――ってミサカはミサカは悔しさをバネに地団駄踏んでみる!! うあ~~~ん……はっ! そーだ!!」 上条「ん?」インデックス「どうしたのかな?」一方通行「あァ?」 打ち止め「ただいまルールが改定されました! 実はこの試合はタッグマッチだったのです!! ってミサカはミサカは衝撃の事実を告げてみたり!!」 上条「はい?」インデックス「……面白いんだよ」一方通行「……クソガキ」 芳川≪平和ね≪ 黄泉川√まったく。ふあ~あ、眠くなってきたじゃん√ 芳川≪明日はまた違う子達が遊びに来るかしら≪ 黄泉川√どうかなあ、明日は宿題に追い詰められた子供の悲鳴が聞こえてきそうだろ√ 芳川≪そうだったわね。毎日のように続いた賑わいもこれで終わり、か≪ 黄泉川√また来年じゃん√ 芳川≪そうね。じゃあ……おやすみなさい≪ 黄泉川√お休み√ おわり
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「…なー、闊歩。」 「ん?どうした、由衣?」 「ここって、一応公道じゃないよな?」 「公道もなにも、獣道だけど。」 「…だからってさ。」 「この速度で走るの止めてくれねぇか?;」 人気の少ない山道を、一台のスクーターが行く。 ハンドルを握るのは闊歩。後部に座るのは由衣。 このスタイルも大阪にいた時から変わらない。 そして、道なき道を走るこの「スピード」も。 「今どれくらい出てるんだよ。」 「…150よりでてるんじゃない?」 「スクーターの早さじゃねぇ!;人が出てきたらふっとばすだろ!」 「ひょっとしたら気付かないかもしれない。」 「…お前、一応不良止めたんだよな?;」 普段学校では読書をして過ごし、クラスの中では地味な部類に入る闊歩。 しかし、ひとたびハンドルを握ればスピード狂と化す。 流石に現在は公道は速度規制通りに走っているが、不良時代はこうはいかなかった。 「今は大分収まった方だと思うし、私も慣れたからいいけどよ。いや、良くはないか。」 「あの時は本当に悪さばっかりだったよねー。」 「…あのな、闊歩。今も十分悪いから。」 「ところで、由衣。」 ハンドルを切りながら闊歩は話題を変えた。 「あれから『あの人たち』とは会ってないの?」 「…ああ。でも、完全にかかわってないわけじゃない。」 「あいつら、ホウオウグループって言うらしいんだ。」 「ああ、このまえケイイチ君、だっけ?が言ってたあの?」 「『おかしな人』の存在を一応知ってるんだ。お前には話しておく。」 「…それで、一応由衣はその組織と対立していると。」 「悪いな。話せてもこの件は闊歩には任せきれないんだ。」 「いいよ。でも頼むから死なないでくれよ。」 「…わかってるって。」 巻き込むつもりはないが、もしかすると闊歩も巻き込まれるかもしれない。 (喧嘩強いのは分かってるんだけど…。) また私はこいつの保護者に成り下がるかもしれないと、由衣はため息を吐いた。 追記 「…おい、公道でてねぇか?」 「いいよ、誰もいないから。」 「よくねぇよ!!;」
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大阪市営地下鉄 乗降者総人数の割合が駅平均ランキング 一覧説明 大阪市営地下鉄の乗降車人数を路線別でランキングにしています。 ランキング 順位 路線名 総人数の割合 1 御 堂 筋 線 4.177% 2 堺筋線 1.860% 3 四ツ橋線 1.564% 平均 1.560% 4 谷町線 1.251% 5 中央線 0.961% 6 千日前線 0.692% 7 長堀鶴見緑地線 0.417% 合計 10.921% 最大値 4.177% 最少値 0.417% ねーむ コメント すべてのコメントを見る トップページ
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お前ら何の勉強するつもりだ とある昼下がり。ファミリーサイドというマンションの一室で、全身白ずくめの少年と青いワンピースの少女がテーブルに向かっていた。 ふかふかのソファを陣取って打ち止めが鉛筆を握り、その隣で面倒そうに、何かを諦めた表情で付き合わされている一方通行。 少女が格闘しているのは、黄泉川と芳川が与えてくれた、学園都市のこども用の計算ドリルである。 それとにらめっこしながら、打ち止めは鉛筆をコロコロとあらぬ方向へ転がした。 「うう~、微妙によくわかんないかも、ってミサカはミサカはうだー飽きた…」 「教えてくれっつったのはお前だろォが…ったく」 ドリルの前半を調子よくスラスラと終わらせた打ち止めは、なんだ楽勝だと高をくくっていたのだが、 発展問題に突入したあたりで雲行きが怪しくなってきたのだった。 打ち止めにはレベル3相当の頭脳がある。理解力はあるのだ。だが、「小学生が習うような」問題には免疫があまり無かった。 小学生用の易しい(かえって回りくどい)問題の提示に、打ち止めはすっかり参ってしまっているのである。 「解りそうなのにもうちょいなのに、ってミサカはミサカは手の届かないもどかしさに呻いてみたりー」 うぐぅー、うだぁ、という声とともに、打ち止めの頭のてっぺんから生えたアホ毛がへにょりと垂れ下がる。仕組みは不明だが。 「何かやる気になるような素敵なご褒美が欲しいかもーってミサカはミサカは貴方をチラ見してみるんだけど?」 ぐでっとテーブルにつっぷす打ち止めの隣で、一方通行は思いきり嫌そうな顔をして怒鳴った。 「ハァ?!図々しいにも程があンだろうが!! あー…、もーめんどくせェ…じゃあこれが終わったら黄泉川が用意してったドーナツ、俺の分もやるからよォ、さっさと…」 「えぇ…おやつで釣られるわけないじゃないってミサカはミサカは分かりやすい子供扱いに呆れ顔で溜め息をついてみたり」 「クソガキィィ!その顔この上なく苛立つ!!ンじゃ何が欲しいンだよテメェはよォォ!」 「んっとね、じゃあ一個だけ、なんでも言うことを聞くー!っていうのはどうかなってミサカはミサカは衝撃の提案!」 「…はァ…?ンなことかよ」 一方通行は思わぬ申し出にきょとんとした。 どこぞの有名洋菓子店のなんたらいう限定商品が欲しいだの、一つ何万円もする巨大なぬいぐるみを買ってだの、 そういう方向のおねだりをされると思っていたからだ。 なんだそんなことか。一方通行はよく考えもせずに承諾した。 「あれ?いいの?」 「あーはいはい、なンでも構わねェから。こンなモンでやる気になるならとっとと終わらせろ」 「やっったぁー!よっしゃー頑張るぞーってミサカはミサカは俄然やる気になってみたりー! 今なら宇宙の法則だって解き明かせるんだからーってミサカはミサカはハーイテーンショーン!!」 打ち止めは転がしっぱなしだった鉛筆をはっしと握りしめ、そのまま天に突き上げて叫ぶ。何度か小さくガッツポーズもしている。 そこまで喜ぶ打ち止めを見て、一方通行も若干不安になったものの、10歳児の考えることなんて…と気をとりなおす。 言うことを聞かせて喜ぶなんざ、将来が不安だ…全くこんな育て方したのは誰だと内心嘆息した。 「テメェはナチュラルボーンハイテンションだろ。うるせェから黙って解け」 「はぁーい!約束なんだからねー!てミサカはミサっ」 「うるさい」 いい加減に喧しいので、ビシッと音がなるほどチョップを振り下ろした。 涙目になった打ち止めは、一度だけ「見てろよモヤシ」という視線を一方通行にやったあと、がばっとドリルに取り掛かった。 2時間後… 「おー、わったーっ!ってミサカはミサカは目標達成!!」 「や、やっと終わったァ…」 打ち止めが喜ぶ横で一方通行はぐったりとソファに倒れ込んだ。疲れた、もう二度とドリルなんか手伝わない。 結局最後まで、これはどうするのあれはなんなの問題の意味が解らないの、じゃあこの場合どうなるの理解できないなぜなになんで、 と打ち止めが一方通行に質問責めを続けたせいで、こっそりと途中で逃走を図るつもりだったのだが当てが外れてしまった。 一方通行にとっては遥か昔にやったものばかりで、自分では暗算すらするまでもなく当たり前に答えが浮かんでくる、そんなレベルの問題だった。 だがそれを説明しろと言われ、分かりやすく噛み砕くのには神経が磨り減る。 理論を説くことはできても、それを打ち止めのためにあれに例えこれに置き換えと、それを考える方にすっかり疲れきってしまったのだ。 「二度と…やらねェ…」 「ね、ねぇ、約束なんだけどーってミサカはミサカはおずおず申し出てみたり…」 ソファに沈む一方通行は目線だけ打ち止めにやって、はぁと溜め息した。 「でェ?俺に散々手伝わせといて、更に言うこと聞けってかァ…いいご身分だなお姫様ァ」 「うう…貴方には感謝してるもん…ありがとうってミサカはミサカはお礼を伝えてみたりー」 「ハァ。ンで何をやればいいンだよ」 「えっとね…き、キスして?ってミサカはミサカは貴方に覆い被さってみたりして…」 「……はィ?」 キシッ、とソファが鳴る。仰向けに寝転がった一方通行を見下ろすように打ち止めが一方通行の顔の両脇に手をついた。 「だから、だからね、き、キスして欲しいかも、てミサカはミサカは貴方を見つめてみる。あ、真面目なんだからね」 「……………………」 ビシリと音を立てて一方通行は固まった。ものの見事に固まった。コンクリートよりも固まった。強化プラスチックなんてメじゃない。 打ち止めの顔が近づく。 まるで少女が代理演算をストップさせてしまった時のように、頭は働かず体も動かない。 一方通行は真っ赤になった打ち止めの顔から目を逸らすことさえ出来ずに、驚きに身を強張らせていた。 打ち止めが瞼を閉じる。それさえスローモーションで、混乱した頭は手足に何の命令も送ってくれなかった。 (コイツ、自分から言い出した、くせに、ゆでダコみてェになりやがって、――えっと、なに) 距離が0になり、二人の唇が重なる―― 「奪っ♪ちゃっ♪たー♪♪」 小さなリップ音を立て打ち止めの唇が離れていったあと、打ち止めはばたばたばたーーっ!とソファから逃げ出していった。 部屋の隅でスーハースーハーと深呼吸をして、じたばたと転がって、ふるふると震えて時折キャー!と小さく叫んで。 暫くそうして悶えてから、まだソファで固まったままの一方通行の傍までやってきて、(まだ真っ赤な顔のまま)ニヤニヤと笑って言った。 奪っちゃった、と。 「………(な…なンだただのキスか…ビビったァァァ… ってそういう問題じゃねェよ!何がどうなってンだよ今何が起こったよ奪っちゃったってオイ奪われちゃったのかよつーか俺が奪われる側とかどーなンだ!?)」 プスン… 「あっ?ど、どうしちゃったのなんだか貴方の様子がおかし…ああっスイッチ切れてるどうしてなの!?ってミサカはミサカはー!」 「ただいまじゃーん…はぁ~黄泉川さん疲れt」 「ヨミカワーっ!キスしたらあの人が機能停止しちゃったの!ってミサカはミサカは半泣きになってみたりぃぃ!」 「ブホフゥッ!きっ、何だってぇ?アイツついにアンタに手ェ出したじゃんっ??!!駄目じゃんそんな――」 「手を出したのはミサカかもーってそれどころじゃないのヨミカワぁぁぁ! どうしようーキスしたら死んじゃう生き物なんて初めて聞いたかもーってミサカはミサカは大混乱ッ!!」 「混乱してるのは私じゃんよー!!何があったの詳しく聞かせなさいじゃん!!でも聞いたところで解決出来る気がしない助けて桔梗ー!!」 一方通行は、遠くで聞こえる喧騒をすべてシャットアウトした。もうなんだか考えるのもバカバカしい。奪われちゃったらしいし。 とりあえず3日ほどひきこもろう。そうしよう。それがいい。 子供に振り回されるのは人間なら誰でも通る道だとは言った。確かに言ったが、こういった振り回され方をするなんて想定していない。 (なんかもうどうでもいいや…) 一方通行は投げ遣りな心持ちで、げんなりと目を閉じた。もう、ため息もでない。 初な悪党と積極的な子供のおはなし。