約 4,073,212 件
https://w.atwiki.jp/dark_summoner/pages/133.html
番号 40049 50049 種族 亜人 読み やくどうするさいぼう/ぼうそうするさいぼう BP 16 名前 躍動する細胞/暴走する細胞 ウィング × 絵師 (不明) 伝承 (不明) ランク A A+ ステータス 攻撃力 防御力 生命力 攻撃力 防御力 生命力 Lv1時 1,290 1,335 1,001 1,734 2,080 1,514 LvMax(70)時 (不明) (不明) (不明) 5,100 6,120 4,590 スキル なし 敵の防御力ダウンLv1 入手方法 所感 コメント (ログはこちら)
https://w.atwiki.jp/zawahey/pages/26.html
2005年度 春学期 財政トピックス 高林喜久生教授 60分 持込一切不可 以下の設問のうち、3問を選択して財政学的見地から解答しなさい。 ただし、選択する問題番号を表示した上で書きなさい(解答する順序は問わない。) 問1 わが国の公的医療保険制度の特徴と問題点について述べなさい。 問2 公的医療保険の必要性について述べなさい。 問3 ごみ収集サービスと水道サービスの違いについて説明しなさい。 問4 ごみ収集サービスの有料化の有効性について論じなさい。 問5 学校給食の必要性について論じなさい。
https://w.atwiki.jp/bonjiro/pages/18.html
時は飛んで合宿に向かうバス車内 同本・某 姫神・吹寄 茜川・白雪 上条・一方 青ピ・土御門 A ・K 青ピ「何かこの席順に何者かの陰謀を感じるんやけど」 土御門「気のせいだと思うにゃー。多分」 白雪(やった、上条君の隣!) 茜川(いいなぁ……) 一方「なンで俺は最弱の隣なンだァ?」 上条「不幸の予感だ……」 小萌「あれ?先生が決めた席に文句あるですか……?」 今にも泣きそうな担任教師。 土御門「にゃーー!小萌先生全然ないですよっ!ていうか、一方通行!情報屋から聞いたんだけど、黄泉川先生とこの前のロリっ娘含め、3人の女性と住んでるってほんとかにゃー!!」 一方「アァ? うるせェンだよ、スクラップになりてェか?最弱、アイツ黙らせねェと血液逆さの刑だぜェ?オレは寝ンだっつの」 めんどくさそうに空色の毛布をかぶる一方通行。ついでに土御門に向ってベクトル操作のおまけつきの小石を投げた。 そして寝る。ハズだったのだが……、 上条「こんのおバカァァァァァァァァア!!!」 一方「ぐへっ!?」 寝る態勢に入った一方通行に、上条の右手が炸裂する。 一方「テメェ、何しやが――」 上条「テメェ、今『寝る』って言いやがったか?」 当然、怒声をあげようとする一方通行。だが上条の剣幕はそれを飲みこませるのに十分すぎる真剣みを持っていた。 一方「な、なンだよ?」 上条「いいか、テメェが俺の横でどんなにイビキをかこうが知った事じゃねえし、テメェが土御門に向かって何を投げようが、よっぽどのことじゃない限りは構わねえよ。」 青ピ「いやいやカミやん、つっちー白目むいてるんやけど。」 けどな、と上条は青ピを華麗にスルーし、 上条「今の台詞。俺たちのために一生懸命バスレクの準備をしてくれた、小萌先生の前でも言えるのか?」 一方「なっ……!?」 一方通行が視線を向けると、そこにはうるうるとした涙目の小萌先生が。 古今東西、一流の悪党は泣いている女の子には絶対に勝てないのだ。 一方「チッ……とっと始めやがれ。」 上条「おーし、野郎ども! ビンゴ大会始めるぞーーーーっ!!」 全員(土御門除く。)「「「おーーーーーーーっ!!!」」」 ――その後、上条は一個も穴を空けることなくゲーム終了という、逆に奇跡的な敗北を喫することになるのはまた別の話。 「にゃー……。べ、ベクトル操作……はずるいにゃー……」 自分の能力を最大限使用したらしい。 敗北した上条をからかったり馬鹿にして遊んでいる一方通行をにらむ。 前の席に居る白雪と茜川がくすくすと忍び笑いをするくらいには楽しいやり取りだろう。 上条「うふふー、全戦全敗。いいですよ~この程度の不幸は想定の範囲内って奴ですコンチクショウ。」 一方「あンだけ偉そうな事言っといてそのザマかよ、ざまァねェなァ。」 とか言いつつバスを降りて旅館の中に入る一行。 「あ。」 そして立ち止まる上条。受付で、自分たちの高校の名前の他に『常盤台中学御一行様』と書かれているのを見つけたからだ。 「……はは、やっぱりなー。うん、前持って心の準備をしておいて良か――」 『必要悪の教会御一行様』 「ぶーーーーーーーーーーーっっっ!?」 いくら心の準備をした上条でも、さらに書いてあったもう一つの団体名を見れば盛大に吹き出さざる負えなかった。もろに想定の範囲外である。 「あ、とうまだ。おーい!!」 そしてタイミングよく現れる、一応必要悪の教会所属のインデックス。 さらにステイルを始め、続々と入ってくる怪しい一団。 「……やけにおとなしく留守番を引き受けたかと思ったら、そういう事かドチクショオーーーーーッ!!!」 伊井(今思ったんだが、この温泉旅館どれだけ大きいんだ?) 「ん、あの子は…えーと、確か姫神ちゃんが転校してきたときに見たことがあるような…上条の名前呼んでるってことは、上条の知り合い?…って土御門、何ですごい顔して固まってるのさ? 」 土御門「べ、べつに知り合いがいたりなんてしてないにゃーっ(なんで必要悪!?つかどうしてこっちに招待状届かなかったんだっ!?)」 茜川「わー、あのシスターの服装している銀色の子かわいいーでも前も見たような… 」 小萌「あれー? ステイルちゃんじゃないですかー?」 ステイル「っ!? (しまった、日にちを合わせて来たはいいがあいつの担任はこの人だったか……)」 上条「せ、先生!! 俺たちちょっとトイレェェェェーーーーッ!!」 小萌「ちょ、上条ちゃん!?」 土御門とステイルを引きずってその場から離れる上条。 上条「ぜぇ、ぜぇ……何でここにいるのかを50文字以内でどうぞ!?」 ステイル「何って、ただの慰安旅行だけど?」 上条「短っ!? つーか嘘だっ! どうせまた新手の魔術師が出たとかそんなお話でしょ!?」 ステイル「ほほう、察しがいいね。」 上条「ちょっ!? いや待って無し無し今の冗談! お願いだから上条さんの楽しい旅行を潰さないで!?」 ステイル「いやいや、今回君の出番は無い。思う存分青春を謳歌するといいよ、真実を知らないまま、ね。」 上条「くっ、そう言われると逆に首を突っ込みたくなる人間心理を巧みに突きやがって……!!」 土御門「待つにゃーステイル。思わせぶりなこと言ってるけど、土御門さんはちゃんとお見通しなんだぜい?」 上条「?」 ステイル「……何がだい?」 土御門「ズバリ、インデックスを旅行に誘いたかったけどそんな度胸ないもんだからネサセリウス全体の慰安旅行という大義名分を企画――」 ステイル「違うっ!! 企画したのは神裂達だ、インデックスと一緒に行きたがったのは彼女たちだよ!」 上条「……えーと、つまり何ですか? おまえら今回、完璧にオフ?」 土御門「ここらへんの下調べはちゃんとしてきたにゃー、事件なんて全く起きてないぜい。」 青ピ「ちょ、カミやん!? 何で僕だけ置いてくの!?」 一方「ンだァ? 青髪ピアスから赤髪ピアスに乗り換えかァ?」 青ピ「ガビーン!? こ、こうなったら僕らも新たなコンビ結成や、アクやん!」 一方「一人でやれ。つか勝手にあだ名付けンじゃねェ。」 上条「なら、まあいいんだけど……」 それだけ確認すれば用は無い。皆の元に戻り、旅館にはいるところで、 美琴「え!? アンタなんでここにいるわけ!?」 舞夏「やっほー、兄貴ー」 土御門「にゃー!?」 常盤台中学の美琴、そして研修とやらでそれについて来た舞夏とご対面。 「ンだァ?……あ、……打ち止めの……」 青髪をベクトル操作を使って地面に沈め、(!!!!!)とりあえず上条たちに追いついた一方通行。 そこに居たのはかつての敵、御坂美琴で打ち止めの姉でもある。 何と言っていいか分からず、とりあえず最弱の肩をがしと掴み、御坂の方へ押しやった。 上条(このまま突っ込んだらビリビリは確実、やばい!) とっさに上条は横に蹴りだし、軌道を無理矢理変える。 だがそこにあった鞄につまづいてその上に転び、 「痛い! ってミサカはミサカは一方通行の鞄の中で人知れず叫んでみたり!」 完全に人に知られているその声を聞いた。 「……アァ……?今、ミサカ?打ち止め?なンでオマェついて来てンだァ!?黄泉川ッ!なンでコイツがここにいるんだよッ!?」 隣の自分たちのクラスに向かって大声で叫んだ一方通行。 なるほど、彼ならベクトル操作して重いものを持っても重くないようにはできる。 もしかしたら荷物を詰めたのは他人任せだったかもしれない、しかし。 クラス一同「(いくらなんでも気づくだろう、普通……)」 「あー、ついてきちゃったのは仕方ないじゃんよー。一方通行が責任もって世話してやるじゃんよー」 とてつもなく棒読みな黄泉川。知っててそのまま持ってきたに違いないっ!!! 打ち止め「ついてきちゃったもんは仕方ないんだよーってミサカはミサカは鞄から飛び出てあなたに抱きついてみたり」 一方通行「あァ?開き直ってンじゃねェぞクソガキ!っつか、さっさと離れやがれっ!」 打ち止めの頭を押さえつけながら叫ぶ一方通行。 打ち止め「あああ頭!痛いっ!た、助けてーってミサカはミサカは…はっ!?」 呆然としている上条と美琴を見つけ、上条の後ろに隠れる打ち止め。 打ち止め「パパー!一方通行がいじめるーってミサカはミサカは隠れながら告げ口してみたり」 上条「え?ちょ…パパって俺?いや、それは無理があるでしょうと上条さんは思うのですが…」 小萌「か、上条ちゃん?パパってどういうなのですかー? はっ…そうして並んでいるとその子、御坂さんとそっくりなのですよー。」 「オイオイ、年齢考えて嘘付けェこのクソガキィ。そンな阿呆がオマエの父親であってたまるかよォ。」(まァ成長促進されてたから年齢は関係ねェが……クローンだとバレるとよくねェからなァ) 「……あぁ、あの時の女の子か。えーっと、打ち止め?御坂、妹の妹だよ。え?……お前、一方通行と仲良いんだな……。まあそんな悪人でもなさそうだし……」 しゃがんで目線を合わせる当麻はきっとよき保護者。 そして、なんとなく事情を察し、一方通行に打ち止めを渡してやるのもよきクラスメイト……なのか? 小萌「か、上条ちゃんが父親っぽいです!? やっぱりその若さで過ちを!?」 上条「えぇ!? いやいやいや、違いますってば先生!! ねぇ、美琴さん!?」 美琴「えっと……それってつまり私ら、ふ、夫婦ってこと……?(///)」 上条「ちょ、美琴さん!? 何で真っ赤になってるんでせう!? うっわ、なんか俺まで赤くなりそ――」 黒子「こんの類人猿以下のケダモノがぁぁぁぁぁ!!!」 禁書「いっそその頭をカミチギル!!」 上条「ぎゃああああああ!? むしろそっちが獣っぽい人たちがダブルで!?ってか白井、なんで学年違うのにいんの!?」 白井「風紀委員ですからお姉さ――コホン。生徒を護衛するためにいるのですわ。っていうわけで死ねぇぇぇぇぇぇーーーーーい!!!」 「ふざけんな! 俺はそんなことしたこともねぇよ! 大体御坂が4歳くらいの時にできるわきゃねーだろうが! こいつは……何だ、御坂の妹だ!」 「ああ、そォだよ。少しは黙れ。つか打ち止めどこの部屋に寝かせンだよ?俺の部屋は獣(青髪)がいるから無理だろ。黄泉川、どうすンだよ?」 クローンってのがばれたらまずいので、一応当麻の応援をする。 上条「逆に考えれば俺たちの部屋から青髪を追い出せばいいんじゃねえ?土御門はロリコンだけど義妹以外には手は出さないロリコンだしな」 御坂「あんたたちにこの子を預けるのはものすごく不安だけど、私の部屋にも獣(黒子)がいるのよね。」 青髪「ちょ、ちょとこまりますよ!なにもせんから追い出さんといて!」 土御門「これは決定事項だし、信用ならんにゃー。伊井のとこでも行けばいいにゃー」 上条「一方通行はこれでいいか?」 一方「……まあ、打ち止めはどうなンだよ」 打ち止め「アナタと同じ部屋はとっても嬉しいかも、ってミサカはミサカは両手をあげてみたり」 青髪「ちょ、ちょっとぉ……」 明るい雰囲気の四人と、それにすがる獣のお話。 吹寄「待ちなさい! いくら小学生(?)でも女子が男子と同じ部屋でいいわけないでしょ!!」 姫神「その娘は。私たちの部屋で。預かる。」 打ち止め「イヤだーーって、ミサカはミサカは駄々をこねてあなたに抱きついてみたり」 吹寄と姫神から逃げるように一方通行に抱きつく。 土御門「にゃー、本人はこういってるぜい?(つーか、一方通行随分愛されてるぜい)」 上条「小萌先生ー、なんとかなりませんか?」 小萌「え、えーっと、あの、そのー?」 助けを求めるように、おろおろとあたりを見渡す小萌先生。 伊井「先生、提案があるんですけど。たぶんあの子を別の部屋においても抜け出すだけでしょうし、あぶれた青髪を受け入れてくれる人もいないと思います。ていうか御免です。ここは予定を変更して、うちのクラスの男子だけでも大部屋で雑魚寝にでもした方がいいと思います。みんなで見張れば安全だと思いますし」 土御門「むむう…確かにそうだにゃー」 青髪「ていうか、随分酷いことをいわれた気がするんやけど…」 姫神「男はみんなケダモノ。むしろ群れるほうが危険。女子の部屋に簀巻きにして転がしておいたほうがまだ安全だと思う。」 打ち止め「簀巻きはやめてー、とミサカはミサカは涙目で訴えてみたり。ママ助けてー、とミサカはミサカは今度はママに助けを求めてみたり」 美琴「えっ!? ま、ママって私?(///)」 打ち止め「できればパパとママとあの人と一緒の部屋がいいと、ミサカはミサカは希望を口にしてみたり」 黄泉川「よしじゃあこうするじゃんよー。そこの少女、もしよかったら打ち止めと一緒の部屋じゃん。一方通行と上条も同じ部屋にしとくじゃん。 ああ、その子に何かあったら一方通行が大変なことになるから安心じゃん。 一方通行自身はいつも一緒に寝てるし。極めつけに災誤先生と同じ部屋を頼むじゃーん♪」 そこの少女は嫌だったらいいからね、と黄泉川。 まあ災誤先生と一緒の部屋は嫌だし……納得し始めたクラスの面々。 一番不幸だったのはきっと上条に違いない。 インデックス「む?なんで短髪がとうまと一緒なのかな?だったら私もとうまと一緒がいいかも。」 上条「これ以上疲れたくないのでインデックスサンはステイルとでも寝ててください。つーかそうしやがれ」 一方「ヨミカワァァ!いつも一緒に寝てるとか!適当コイてンじゃねェ!」 黄泉川「嘘はついてないじゃん? この前も打ち止めを抱き枕がわりにしてたじゃんよー」 そのとき一方通行は寝ぼけていた、という大事な部分は話さない黄泉川。 一方「ンなっ!? 何てこと言いやがる、テメ――」 その時、背後から両腕を掴まれる一方。 土御門「電極のスイッチに触れなければこいつはただのもやしにゃー! やってまえ青髪!」 青ピ「合点! 侮蔑と羨望を受けつつ死ねやイッコー(IKKO)ーーーーー!!」 一方「テメェェェェェラァァァァァァァ!!!」 美琴「パパとママ………夫婦一緒の部屋………川の字?」 上条「もしもーし!? なんか思考が変な方向にぶっとんでませんか御坂さん!?」 美琴「しょ、しょーがないわねー。娘――じゃなかった、妹が心配だから……いいいいい一緒の部屋でもいいわ、よ?(////////)」 「一方通行を救い出す、ってミサカはミサカはいつもと逆な立場に興奮しつつ電流を流してみたり!」 さすが妹達の上位個体。普段は使われることのないレベル3の電撃が器用に一方通行をよけて襲いかかる。 ……まあ手加減はしているが。 黄泉川「はいはい、遊んでないでもう部屋割りも決まったんだから、さっさといくじゃんよー。つーか、これ以上旅館の入り口で騒ぐのは迷惑じゃん」 黄泉川の言われて、生徒たちはぞろぞろと旅館の中へ入っていく。 青髪ピアスと土御門は打ち止めの電撃から復活するまで、寒空の下取り残されるのであった。 青髪ピアス「こういうのは、いつもやったらカミやんの役やないの?」 土御門「ふ、不幸にゃー」 舞夏「おーい、大丈夫かー、兄貴ー?」 しゃがみ込んで、ちょっと焦げてる兄貴を木の棒でつつく義妹。
https://w.atwiki.jp/kinsho_second/pages/22.html
時は飛んで合宿に向かうバス車内 同本・某 姫神・吹寄 茜川・白雪 上条・一方 青ピ・土御門 A ・K 青ピ「何かこの席順に何者かの陰謀を感じるんやけど」 土御門「気のせいだと思うにゃー。多分」 白雪(やった、上条君の隣!) 茜川(いいなぁ……) 一方「なンで俺は最弱の隣なンだァ?」 上条「不幸の予感だ……」 小萌「あれ?先生が決めた席に文句あるですか……?」 今にも泣きそうな担任教師。 土御門「にゃーー!小萌先生全然ないですよっ!ていうか、一方通行!情報屋から聞いたんだけど、黄泉川先生とこの前のロリっ娘含め、3人の女性と住んでるってほんとかにゃー!!」 一方「アァ? うるせェンだよ、スクラップになりてェか?最弱、アイツ黙らせねェと血液逆さの刑だぜェ?オレは寝ンだっつの」 めんどくさそうに空色の毛布をかぶる一方通行。ついでに土御門に向ってベクトル操作のおまけつきの小石を投げた。 そして寝る。ハズだったのだが……、 上条「こんのおバカァァァァァァァァア!!!」 一方「ぐへっ!?」 寝る態勢に入った一方通行に、上条の右手が炸裂する。 一方「テメェ、何しやが――」 上条「テメェ、今『寝る』って言いやがったか?」 当然、怒声をあげようとする一方通行。だが上条の剣幕はそれを飲みこませるのに十分すぎる真剣みを持っていた。 一方「な、なンだよ?」 上条「いいか、テメェが俺の横でどんなにイビキをかこうが知った事じゃねえし、テメェが土御門に向かって何を投げようが、よっぽどのことじゃない限りは構わねえよ。」 青ピ「いやいやカミやん、つっちー白目むいてるんやけど。」 けどな、と上条は青ピを華麗にスルーし、 上条「今の台詞。俺たちのために一生懸命バスレクの準備をしてくれた、小萌先生の前でも言えるのか?」 一方「なっ……!?」 一方通行が視線を向けると、そこにはうるうるとした涙目の小萌先生が。 古今東西、一流の悪党は泣いている女の子には絶対に勝てないのだ。 一方「チッ……とっと始めやがれ。」 上条「おーし、野郎ども! ビンゴ大会始めるぞーーーーっ!!」 全員(土御門除く。)「「「おーーーーーーーっ!!!」」」 ――その後、上条は一個も穴を空けることなくゲーム終了という、逆に奇跡的な敗北を喫することになるのはまた別の話。 「にゃー……。べ、ベクトル操作……はずるいにゃー……」 自分の能力を最大限使用したらしい。 敗北した上条をからかったり馬鹿にして遊んでいる一方通行をにらむ。 前の席に居る白雪と茜川がくすくすと忍び笑いをするくらいには楽しいやり取りだろう。 上条「うふふー、全戦全敗。いいですよ~この程度の不幸は想定の範囲内って奴ですコンチクショウ。」 一方「あンだけ偉そうな事言っといてそのザマかよ、ざまァねェなァ。」 とか言いつつバスを降りて旅館の中に入る一行。 「あ。」 そして立ち止まる上条。受付で、自分たちの高校の名前の他に『常盤台中学御一行様』と書かれているのを見つけたからだ。 「……はは、やっぱりなー。うん、前持って心の準備をしておいて良か――」 『必要悪の教会御一行様』 「ぶーーーーーーーーーーーっっっ!?」 いくら心の準備をした上条でも、さらに書いてあったもう一つの団体名を見れば盛大に吹き出さざる負えなかった。もろに想定の範囲外である。 「あ、とうまだ。おーい!!」 そしてタイミングよく現れる、一応必要悪の教会所属のインデックス。 さらにステイルを始め、続々と入ってくる怪しい一団。 「……やけにおとなしく留守番を引き受けたかと思ったら、そういう事かドチクショオーーーーーッ!!!」 伊井(今思ったんだが、この温泉旅館どれだけ大きいんだ?) 「ん、あの子は…えーと、確か姫神ちゃんが転校してきたときに見たことがあるような…上条の名前呼んでるってことは、上条の知り合い?…って土御門、何ですごい顔して固まってるのさ? 」 土御門「べ、べつに知り合いがいたりなんてしてないにゃーっ(なんで必要悪!?つかどうしてこっちに招待状届かなかったんだっ!?)」 茜川「わー、あのシスターの服装している銀色の子かわいいーでも前も見たような… 」 小萌「あれー? ステイルちゃんじゃないですかー?」 ステイル「っ!? (しまった、日にちを合わせて来たはいいがあいつの担任はこの人だったか……)」 上条「せ、先生!! 俺たちちょっとトイレェェェェーーーーッ!!」 小萌「ちょ、上条ちゃん!?」 土御門とステイルを引きずってその場から離れる上条。 上条「ぜぇ、ぜぇ……何でここにいるのかを50文字以内でどうぞ!?」 ステイル「何って、ただの慰安旅行だけど?」 上条「短っ!? つーか嘘だっ! どうせまた新手の魔術師が出たとかそんなお話でしょ!?」 ステイル「ほほう、察しがいいね。」 上条「ちょっ!? いや待って無し無し今の冗談! お願いだから上条さんの楽しい旅行を潰さないで!?」 ステイル「いやいや、今回君の出番は無い。思う存分青春を謳歌するといいよ、真実を知らないまま、ね。」 上条「くっ、そう言われると逆に首を突っ込みたくなる人間心理を巧みに突きやがって……!!」 土御門「待つにゃーステイル。思わせぶりなこと言ってるけど、土御門さんはちゃんとお見通しなんだぜい?」 上条「?」 ステイル「……何がだい?」 土御門「ズバリ、インデックスを旅行に誘いたかったけどそんな度胸ないもんだからネサセリウス全体の慰安旅行という大義名分を企画――」 ステイル「違うっ!! 企画したのは神裂達だ、インデックスと一緒に行きたがったのは彼女たちだよ!」 上条「……えーと、つまり何ですか? おまえら今回、完璧にオフ?」 土御門「ここらへんの下調べはちゃんとしてきたにゃー、事件なんて全く起きてないぜい。」 青ピ「ちょ、カミやん!? 何で僕だけ置いてくの!?」 一方「ンだァ? 青髪ピアスから赤髪ピアスに乗り換えかァ?」 青ピ「ガビーン!? こ、こうなったら僕らも新たなコンビ結成や、アクやん!」 一方「一人でやれ。つか勝手にあだ名付けンじゃねェ。」 上条「なら、まあいいんだけど……」 それだけ確認すれば用は無い。皆の元に戻り、旅館にはいるところで、 美琴「え!? アンタなんでここにいるわけ!?」 舞夏「やっほー、兄貴ー」 土御門「にゃー!?」 常盤台中学の美琴、そして研修とやらでそれについて来た舞夏とご対面。 「ンだァ?……あ、……打ち止めの……」 青髪をベクトル操作を使って地面に沈め、(!!!!!)とりあえず上条たちに追いついた一方通行。 そこに居たのはかつての敵、御坂美琴で打ち止めの姉でもある。 何と言っていいか分からず、とりあえず最弱の肩をがしと掴み、御坂の方へ押しやった。 上条(このまま突っ込んだらビリビリは確実、やばい!) とっさに上条は横に蹴りだし、軌道を無理矢理変える。 だがそこにあった鞄につまづいてその上に転び、 「痛い! ってミサカはミサカは一方通行の鞄の中で人知れず叫んでみたり!」 完全に人に知られているその声を聞いた。 「……アァ……?今、ミサカ?打ち止め?なンでオマェついて来てンだァ!?黄泉川ッ!なンでコイツがここにいるんだよッ!?」 隣の自分たちのクラスに向かって大声で叫んだ一方通行。 なるほど、彼ならベクトル操作して重いものを持っても重くないようにはできる。 もしかしたら荷物を詰めたのは他人任せだったかもしれない、しかし。 クラス一同「(いくらなんでも気づくだろう、普通……)」 「あー、ついてきちゃったのは仕方ないじゃんよー。一方通行が責任もって世話してやるじゃんよー」 とてつもなく棒読みな黄泉川。知っててそのまま持ってきたに違いないっ!!! 打ち止め「ついてきちゃったもんは仕方ないんだよーってミサカはミサカは鞄から飛び出てあなたに抱きついてみたり」 一方通行「あァ?開き直ってンじゃねェぞクソガキ!っつか、さっさと離れやがれっ!」 打ち止めの頭を押さえつけながら叫ぶ一方通行。 打ち止め「あああ頭!痛いっ!た、助けてーってミサカはミサカは…はっ!?」 呆然としている上条と美琴を見つけ、上条の後ろに隠れる打ち止め。 打ち止め「パパー!一方通行がいじめるーってミサカはミサカは隠れながら告げ口してみたり」 上条「え?ちょ…パパって俺?いや、それは無理があるでしょうと上条さんは思うのですが…」 小萌「か、上条ちゃん?パパってどういうなのですかー? はっ…そうして並んでいるとその子、御坂さんとそっくりなのですよー。」 「オイオイ、年齢考えて嘘付けェこのクソガキィ。そンな阿呆がオマエの父親であってたまるかよォ。」(まァ成長促進されてたから年齢は関係ねェが……クローンだとバレるとよくねェからなァ) 「……あぁ、あの時の女の子か。えーっと、打ち止め?御坂、妹の妹だよ。え?……お前、一方通行と仲良いんだな……。まあそんな悪人でもなさそうだし……」 しゃがんで目線を合わせる当麻はきっとよき保護者。 そして、なんとなく事情を察し、一方通行に打ち止めを渡してやるのもよきクラスメイト……なのか? 小萌「か、上条ちゃんが父親っぽいです!? やっぱりその若さで過ちを!?」 上条「えぇ!? いやいやいや、違いますってば先生!! ねぇ、美琴さん!?」 美琴「えっと……それってつまり私ら、ふ、夫婦ってこと……?(///)」 上条「ちょ、美琴さん!? 何で真っ赤になってるんでせう!? うっわ、なんか俺まで赤くなりそ――」 黒子「こんの類人猿以下のケダモノがぁぁぁぁぁ!!!」 禁書「いっそその頭をカミチギル!!」 上条「ぎゃああああああ!? むしろそっちが獣っぽい人たちがダブルで!?ってか白井、なんで学年違うのにいんの!?」 白井「風紀委員ですからお姉さ――コホン。生徒を護衛するためにいるのですわ。っていうわけで死ねぇぇぇぇぇぇーーーーーい!!!」 「ふざけんな! 俺はそんなことしたこともねぇよ! 大体御坂が4歳くらいの時にできるわきゃねーだろうが! こいつは……何だ、御坂の妹だ!」 「ああ、そォだよ。少しは黙れ。つか打ち止めどこの部屋に寝かせンだよ?俺の部屋は獣(青髪)がいるから無理だろ。黄泉川、どうすンだよ?」 クローンってのがばれたらまずいので、一応当麻の応援をする。 上条「逆に考えれば俺たちの部屋から青髪を追い出せばいいんじゃねえ?土御門はロリコンだけど義妹以外には手は出さないロリコンだしな」 御坂「あんたたちにこの子を預けるのはものすごく不安だけど、私の部屋にも獣(黒子)がいるのよね。」 青髪「ちょ、ちょとこまりますよ!なにもせんから追い出さんといて!」 土御門「これは決定事項だし、信用ならんにゃー。伊井のとこでも行けばいいにゃー」 上条「一方通行はこれでいいか?」 一方「……まあ、打ち止めはどうなンだよ」 打ち止め「アナタと同じ部屋はとっても嬉しいかも、ってミサカはミサカは両手をあげてみたり」 青髪「ちょ、ちょっとぉ……」 明るい雰囲気の四人と、それにすがる獣のお話。 吹寄「待ちなさい! いくら小学生(?)でも女子が男子と同じ部屋でいいわけないでしょ!!」 姫神「その娘は。私たちの部屋で。預かる。」 打ち止め「イヤだーーって、ミサカはミサカは駄々をこねてあなたに抱きついてみたり」 吹寄と姫神から逃げるように一方通行に抱きつく。 土御門「にゃー、本人はこういってるぜい?(つーか、一方通行随分愛されてるぜい)」 上条「小萌先生ー、なんとかなりませんか?」 小萌「え、えーっと、あの、そのー?」 助けを求めるように、おろおろとあたりを見渡す小萌先生。 伊井「先生、提案があるんですけど。たぶんあの子を別の部屋においても抜け出すだけでしょうし、あぶれた青髪を受け入れてくれる人もいないと思います。ていうか御免です。ここは予定を変更して、うちのクラスの男子だけでも大部屋で雑魚寝にでもした方がいいと思います。みんなで見張れば安全だと思いますし」 土御門「むむう…確かにそうだにゃー」 青髪「ていうか、随分酷いことをいわれた気がするんやけど…」 姫神「男はみんなケダモノ。むしろ群れるほうが危険。女子の部屋に簀巻きにして転がしておいたほうがまだ安全だと思う。」 打ち止め「簀巻きはやめてー、とミサカはミサカは涙目で訴えてみたり。ママ助けてー、とミサカはミサカは今度はママに助けを求めてみたり」 美琴「えっ!? ま、ママって私?(///)」 打ち止め「できればパパとママとあの人と一緒の部屋がいいと、ミサカはミサカは希望を口にしてみたり」 黄泉川「よしじゃあこうするじゃんよー。そこの少女、もしよかったら打ち止めと一緒の部屋じゃん。一方通行と上条も同じ部屋にしとくじゃん。 ああ、その子に何かあったら一方通行が大変なことになるから安心じゃん。 一方通行自身はいつも一緒に寝てるし。極めつけに災誤先生と同じ部屋を頼むじゃーん♪」 そこの少女は嫌だったらいいからね、と黄泉川。 まあ災誤先生と一緒の部屋は嫌だし……納得し始めたクラスの面々。 一番不幸だったのはきっと上条に違いない。 インデックス「む?なんで短髪がとうまと一緒なのかな?だったら私もとうまと一緒がいいかも。」 上条「これ以上疲れたくないのでインデックスサンはステイルとでも寝ててください。つーかそうしやがれ」 一方「ヨミカワァァ!いつも一緒に寝てるとか!適当コイてンじゃねェ!」 黄泉川「嘘はついてないじゃん? この前も打ち止めを抱き枕がわりにしてたじゃんよー」 そのとき一方通行は寝ぼけていた、という大事な部分は話さない黄泉川。 一方「ンなっ!? 何てこと言いやがる、テメ――」 その時、背後から両腕を掴まれる一方。 土御門「電極のスイッチに触れなければこいつはただのもやしにゃー! やってまえ青髪!」 青ピ「合点! 侮蔑と羨望を受けつつ死ねやイッコー(IKKO)ーーーーー!!」 一方「テメェェェェェラァァァァァァァ!!!」 美琴「パパとママ………夫婦一緒の部屋………川の字?」 上条「もしもーし!? なんか思考が変な方向にぶっとんでませんか御坂さん!?」 美琴「しょ、しょーがないわねー。娘――じゃなかった、妹が心配だから……いいいいい一緒の部屋でもいいわ、よ?(////////)」 「一方通行を救い出す、ってミサカはミサカはいつもと逆な立場に興奮しつつ電流を流してみたり!」 さすが妹達の上位個体。普段は使われることのないレベル3の電撃が器用に一方通行をよけて襲いかかる。 ……まあ手加減はしているが。 黄泉川「はいはい、遊んでないでもう部屋割りも決まったんだから、さっさといくじゃんよー。つーか、これ以上旅館の入り口で騒ぐのは迷惑じゃん」 黄泉川の言われて、生徒たちはぞろぞろと旅館の中へ入っていく。 青髪ピアスと土御門は打ち止めの電撃から復活するまで、寒空の下取り残されるのであった。 青髪ピアス「こういうのは、いつもやったらカミやんの役やないの?」 土御門「ふ、不幸にゃー」 舞夏「おーい、大丈夫かー、兄貴ー?」 しゃがみ込んで、ちょっと焦げてる兄貴を木の棒でつつく義妹。
https://w.atwiki.jp/etcranking/pages/3332.html
大阪市営地下鉄 収益額ランキング 路線名 路線番号 路線名 営業区間 1号線 御堂筋線 江坂駅 (M11) - 中百舌鳥駅 (M30) 2号線 谷町線 大日駅 (T11) - 八尾南駅 (T36) 3号線 四つ橋線 西梅田駅 (Y11) - 住之江公園駅 (Y21) 4号線 中央線 コスモスクエア駅 (C10) - 長田駅 (C23) 5号線 千日前線 野田阪神駅 (S11) - 南巽駅 (S24) 6号線 堺筋線 天神橋筋六丁目駅 (K11) - 天下茶屋駅 (K20) 7号線 長堀鶴見緑地線 大正駅 (N11) - 門真南駅 (N27) 8号線 今里筋線 井高野駅 (I11) - 今里駅 (I21) ランキング 順位 路線番号 路線名 収益(単位:万円) 1 1号線 御堂筋線 7,207,700 2 2号線 谷町線 3,138,500 3 4号線 中央線 1,863,300 4 6号線 堺筋線 1,317,400 5 3号線 四つ橋線 1,174,600 6 5号線 千日前線 801,200 7 7号線 長堀鶴見緑地線 775,900 8 8号線 今里筋線 337,700 ねーむ コメント すべてのコメントを見る トップページ
https://w.atwiki.jp/zawahey/pages/51.html
2005年度 春学期 財政トピックス 高林喜久生教授 60分 持込一切不可 以下の設問のうち、3問を選択して財政学的見地から解答しなさい。 ただし、選択する問題番号を表示した上で書きなさい(解答する順序は問わない。) 問1 わが国の公的医療保険制度の特徴と問題点について述べなさい。 問2 公的医療保険の必要性について述べなさい。 問3 ごみ収集サービスと水道サービスの違いについて説明しなさい。 問4 ごみ収集サービスの有料化の有効性について論じなさい。 問5 学校給食の必要性について論じなさい。
https://w.atwiki.jp/etcranking/pages/3335.html
大阪市営地下鉄 費用ランキング 路線名 路線番号 路線名 営業区間 1号線 御堂筋線 江坂駅 (M11) - 中百舌鳥駅 (M30) 2号線 谷町線 大日駅 (T11) - 八尾南駅 (T36) 3号線 四つ橋線 西梅田駅 (Y11) - 住之江公園駅 (Y21) 4号線 中央線 コスモスクエア駅 (C10) - 長田駅 (C23) 5号線 千日前線 野田阪神駅 (S11) - 南巽駅 (S24) 6号線 堺筋線 天神橋筋六丁目駅 (K11) - 天下茶屋駅 (K20) 7号線 長堀鶴見緑地線 大正駅 (N11) - 門真南駅 (N27) 8号線 今里筋線 井高野駅 (I11) - 今里駅 (I21) ランキング 順位 路線番号 路線名 費用(単位:万円) 1 1号線 御堂筋線 3,695,600 2 2号線 谷町線 2,672,400 3 7号線 長堀鶴見緑地線 1,589,500 4 4号線 中央線 1,474,500 5 8号線 今里筋線 1,416,300 6 6号線 堺筋線 1,375,900 7 3号線 四つ橋線 1,245,400 8 5号線 千日前線 1,111,400 ねーむ コメント すべてのコメントを見る トップページ
https://w.atwiki.jp/index-ss/pages/596.html
【初出】 とあるSSの禁書目録 Part4 339-342 垣根帝督は学園都市第二位の超能力者(レベル5)だ。 この世に存在しない物質を行使する能力―――『未元物質』 その力は数字の順番では一つしか違わない『超電磁砲』を圧倒的に上回るだろう。 大多数の人間を造作もなく躯に変えてしまえる強大で恐ろしい、悪魔の如き力。 だが、それでも垣根帝督は「二位でしか」なかった。 頂点ではないのだ。 数多の人間に恐れられ、散々化け物と罵られても、 雨のように降り注ぐ悲劇に晒され続けても「まだ」二位なのだ。 『メンバー』を取り纏めていた博士とやらを叩き潰し、地獄の縮図と化した場でふと自身の立場を振り返った垣根は改めてその事実を認識する。 「……クソったれがっ!」 ガンッ、と既にボロボロになった建物の壁を蹴りつけた。 事後処理にやってきた黒服の男達はそんな垣根を避けるようにして作業を進める。 当然だ。いくら垣根が普段無用の殺戮をしないとはいえ、彼の気分次第でそんなものいくらでも変わる。 そして今垣根の機嫌は一目でわかるほど悪い。八つ当たりで殺されては堪らないとばかりに黒服の男達は垣根と距離をとり、ただ黙々と体を動かす。 社会の底辺を這いずるクズでも命は惜しいということだ。 そんな様子の男達に一層気分を害した垣根は大きく舌打ちしてその場を離れる。 あからさまにホッとする男達に苛立ちを覚えないわけではなかったが、同時にそんな小物などどうでもよくもあった。 垣根の思考を支配するのはたった一つ。 ―――所詮自分は第二位の、第二候補(スペアプラン) 反吐が出るほど胸糞悪い『現実』だ。 アレイスターにとっていくらでも代替えが利く捨石同然の存在。 足掻こうがもがこうが垣根の位置はそこ止まりだった。 冗談じゃねえ、と心中で吐き捨てる。 それと同時に浮かぶのは第一候補(メインプラン)である白い少年。 己の立場にどれ程の価値があるかも分かっていないクソガキ。 唯一『未元物質』を越えた先に置かれる存在。 学園都市第一位にして最強と謳われる超能力者(レベル5) 「……―――『一方通行』(アクセラレータ)」 ドロリと、垣根はまるで呪詛を唱えるようにその名を呟いた。 呪うかのように垣根帝督が呟いてから僅か数時間、血みどろになり這いずったのは一方通行ではなく垣根の方だった。 (何……を、何所が、間違っ……た―――?) 覚醒し、暴走した一方通行の『黒翼』によって肉を割かれ、骨を砕かれながら垣根は思う。 残り数分も持たずに死ぬであろう体で、走馬灯を見ることもなくただ思考する。 何故、奴なのか と。 声すら出せなくなった体で呻くように思考する。 神が住む天界の片鱗たる力を振るい、世界中の軍隊以上になったはずの自分が、 滑稽なほどあっさりと肉塊へと変わっていくのは何故だ。 一方通行の力の本質に、役割に気付いて尚、どこかで納得していない自分が居る。 それは子供の駄々と同じようなものであることも理解はしていた。 それでもこの最期の時に垣根帝督は思わざるをえない。 ―――何故だ、と。 「ぐ、ガァッ―――!!!」 『黒翼』は容赦無く垣根の身体を削る。 圧倒的な力、一方的な虐殺。 理性を無くし咆哮を上げる一方通行に垣根は声にならない声で叫ぶ。 (俺とテメェの何が違う!! なんでテメェだけが力も第一候補(メインプラン)の立場も拠り所も何もかも手に入れる!!?) ―――垣根が欲した全てを一方通行は手に入れていた (被った血の量か!?) ―――それはお互い大差無いはずだ (見てきた地獄の数か!!?) ―――裏の世界で泥にまみれた年月は絶対に負けていない (くだらねえポリシーか!!?) ―――そんなものが何の役に立つというのだ (俺の何がテメェに劣るっていうんだっ―――!!!!) 流した血も降りかかった悲劇の重さも汚れた期間も、決して一方通行が勝っているはずがないのに、 世界は垣根帝督を選ばない。 己に理不尽な世界を恨み、『第一候補』(メインプラン)になれなかった『第二候補』(スペアプラン)は絶叫する。 声という名の音に成っていなくとも彼は世界を、一方通行を罵り叫んだ。 千切られた腕の痛みも粉砕されていく骨の音も感じることはない。 あるのは唯ひたすらに全てを呪う心だ。 力を手に入れた者への嫉妬、嫌悪、恐れ、憎しみ。 支離滅裂で歪んだ感情のみが垣根を支配していた。 本当に目指していたモノも抱えていた何かも忘れ、呪詛をまき散らしながら垣根帝督は死んでいく。 もしも垣根が勝者で正気で、相対していた者の方が今の垣根のように死んで逝こうとしていたなら、彼は散々馬鹿にし蔑んで笑ったことだろう。 吠えるだけで力の足り無え奴の逆恨みかよ、と。 そんな己が最も蔑み嘲笑う死を演じるのが自分自身とはなんという皮肉だろうか。 垣根も頭の隅ではそんな自分を嘲笑う冷静な自分がいるのは分かっている。 どれほど今の自分が惨めなのかも、垣根の在り方に反しているのかも。 全て分かっていても駄目だった。 自分を選ばなかった世界が憎い アレイスターが憎い そして何より、『一方通行』が憎い その涸れること無い憎悪は、潰され砕かれた身体をも動かした。 叩きつけられる『黒翼』に縋ってでも垣根は身体を起こす。 そして、 汚く血に塗れ、あちこちひしゃげた身体で、彼の感情と同じく歪みきった眼を開き垣根帝督は起き上った。 いや、起き上ったとは垣根が感じただけに過ぎない。 実際は、使い物にならない腕を支えにして僅かに上半身を起こした程度だ。 だがそれで十分だった。 垣根の視界にはっきりと一方通行が映っている。 暴走し咆哮する『黒翼』の持ち主の全身が見える。 垣根は、哂った。 見た者は十人中十人嫌悪しか抱かないであろう邪悪な笑みだった。 「確かにその力は第一候補(メインプラン)だよ! だがだからこそ哀れだなあっ、一方通行ァァア!!!」 「テメェはっ! テメェの役割を理解せず! 唯アレイスターのクソ野郎に利用され続ける!!」 「最後はよお、全部なくして、スクラップだ! ゴミ以下のゴミになるまで使われて惨めに死ぬんだよ!!!」 吐き捨てられる言葉。 壊れた身体でどこまで喋りきれているのか最早垣根には分からない。 そもそもあの状態の一方通行に言葉が理解できるかすら危うい。 それでも視線だけは一方通行から外すことはなかったし、罵詈雑言を止めることもなかった。 やがて、喉がおかしな音を立て、大量の血反吐を吐き垣根は再び崩れ落ちる。 『黒翼』に縋りつくことも出来ず、完全に崩れ落ちたのだ。 広がる血の海。 鬱陶しく縋りついていた存在が倒れたからかそれとも単に潰す為か、これまでで最も強い力を込め、『黒翼』が振り下ろされる。 殆ど見えなくなった眼に映る漆黒に垣根はやはり哂った。 「テメェは、死ぬ。 俺みたいに、俺のように……死んでいくんだ」 予言のように、呪詛のように紡がれた、終ぞ音になることはなかったそれが、 垣根帝督の最期の言葉だった……―――――― 垣根帝督が死んで、騒動が終わり、何時ともしれない、何所ともしれない時間と場所で『グループ』の四人は顔を合わせる。 土御門が回収した『ピンセット』を使ってデータを収集するのだ。 いつの間に回収したんだか、と思いつつ一方通行は血がこびり付いたそれを見る。 付着している血は垣根のモノだろうことは簡単に推測できた。 『垣根帝督』 学園都市第二位の超能力者(レベル5)で、『第二候補』(スペアプラン) だった男。 過去形になってしまった男に一方通行は思考を巡らせる。 いや、正確には過去形になってしまった男の「最期の言葉」に……。 一歩通行には届いていたのだ。 音にも声にもならなかったあの呪詛が。 あの男はある意味もう一人の一方通行だ。 何か一つでも狂っていれば一方通行もあの男のようになっていたのかもしれない。 もしくはなるのかもしれない。 あの「最期の言葉」通りに……――― 「チッ―――」 考えて、一方通行は舌打ちする。 なるものか。 自分にはやるべきことがある。 垣根の言葉通りになるつもりなど到底ない。 そして、敗者の言葉にかまけている暇はなど 一切ない。 「残念だったなァ、俺は、ならねェよ……―――」 誰にも聞こえない程小さな呟きは、そのまま溶けて消えていった。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7716.html
『疾走する思春期のパラベラム』 より 『錠剤』 を召喚。( 深見真著作 / ファミ通文庫 ) 【 疾走する思春期のパラベラム 】 ※Wikipedia 【 公式プロモーション・ムービー 】 ※特設サイトにリンクしています。 ※作中で英文が出てくる場面がありますが、これはハルケギニア言語で本来表されているものです。 ※クロスオーバーの特性上、『ゼロの使い魔』シリーズ 及び 『疾走する思春期のパラベラム』シリーズ のストーリーの展開、核心に関わるシーンなどがあります。閲覧の際は注意し、自己の判断をお願いします。 疾走する 魔術師のパラベラム The Parabellum called "Shield of Gandalfr" プロローグ 第一章 召喚の儀式 第二章 錠剤 第三章 ゼロの牙 第四章 そんな笑顔が 第五章 それが恋だと気づくのに 第六章 覚醒 第七章 ギーシュはバカだけど 幕間――ある少女の渇望 第八章 波紋が広がる 第九章 猟犬 第十章 デルフリンガー 第十一章 力が足りない 第十二章 誇りにかけて 第十三章 英雄の資質 第十四章 わしは思うのじゃ エピローグ トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/index-index/pages/3663.html
【種別】 悪魔 【元ネタ】 クリファ(クリフォトの単数形)+パズル(組み合わせ)。 数価の545はゲマトリアで歯や噛む者の意。 【初出】 新約二十巻 【CV】 大森 日雅 【解説】 アレイスターによる英国襲撃に備えてローラ=スチュアートが用意していた人造悪魔。 変色した新聞紙、ダクトテープ、酒瓶の破片、押しピン等で構成されたドレスを身に纏う、小柄ながらも豊満な肢体の少女の姿。 翼、尻尾、七色の髪、額に大穴を持ち、イラストでは大きく裂けた口が強調されている。 本質としては生命というより「器物」に近く、生命の設計図である生命の樹の逆位置にある邪悪の樹をなぞり製造された「命に似た何か」。 トートタロットの意識体であるミナ=メイザースとは構造的に正反対の位置にある。 そのためかミナの様に「原典」と似たような性質も備わっており、地脈・龍脈から魔力を供給される限り「破壊される」ことはない。 戦時下での余計な悲壮感や形のないデマといった 「人をおかしくさせる空気」そのものであり、そこにいるだけで秩序を壊す存在。 「クロウリーズ・ハザード」襲撃時のイギリスの人物が異様な雰囲気に包まれていたのもそのためであり、 断頭金貨の配布等もクリファパズルの影響によるものだった。 「憑依」を専門としており、集団の結束力を破壊し内部からの瓦解を促す。 悪魔らしく翼での飛行や、自身の姿を消すことも可能。 実体化して人間の前に姿を現すためには「出産」の儀礼・魔術的記号を得る必要があり、 そのため入れ物などの中から出現することが多い。 本来は「神威混淆の使用者に憑依し不理解・不寛容を極限まで高める」という運用を想定されていたが、 その前に撃破されてしまったため実現しなかった。 騎士団長、さらに神裂を撃破した時点でクリファパズルの存在に気付いたアレイスターは、 神裂に取り憑いていたクリファパズルを引きずり出して直接撃破。 これにより全ての断頭金貨は効果を失い、ただのビール栓に戻った。 その後、損傷を自己修復して復活し、一方通行によって魔術に関するアドバイザーとして契約させられた。 アレイスターが『黄金』を止めるため地脈・龍脈からの魔力供給を遮断した余波で消滅しかけるが、 一方通行の応用技でコロンゾンとの繋がりを切られて生き残り、単なる契約関係だけではなく忠誠を誓うようになった。 その後のコロンゾンとの決戦中、一方通行を介してミサカネットワークに接続しこれを魔術的に解釈したことで、 一方通行と共に人造の樹を成立させ、この樹の「案内人」となった。 以後も一方通行と行動を共にし、学園都市にも同行している。 【口調】 台詞は全て二重鉤括弧で表記される。 当初は「いひ、いひひ」という笑い声しか話さなかったが、 その気になれば普通に話せる。この場合語尾に「〜ですう」がつく。 一方通行との契約後は、笑い声のみの台詞はほぼ無くなった。 『いひひ。ひひひひひひひ』 『クリファパズル545。お見知りおきをですう。』 『ひ。ひひ。結局私にどうしろって言うんですう? ひひひ』 【備考】 数価の数字「545」はインデックスの魔法名『dedicatus545』に使われているものと一致している。 また、語尾は府蘭に似ている。 この三者はローラに直接干渉された共通点があり、何らかの関係性が推察される。