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autolink RG/W26-013 カード名:実験候補者 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】他のあなたのキャラがいないなら、このカードのパワーを+1500し、このカードは『【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く]』を得る。 どこの研究所の使いだ? レアリティ:U illust.
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暴走する大地 コモン 自然文明 コスト1 呪文 ■自分の墓地にある「暴走する大地」が4枚になった時 自分はこのゲームに勝つ。その時、相手は自分自身の山札の上からカードを 10枚引いてよい。そうした場合、その勝利を阻止する事ができる。 ■自分の手札にあるカードを1枚選び、自分のマナゾーンに置く。 作者:mpedm 評価
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autolink RG/W26-006 カード名:絶対的な力 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:0 トリガー:0 パワー:4500 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】このカードの下のマーカー1枚につき、このカードのレベルを+1し、パワーを+2500。 【自】このカードのバトル相手がリバースした時、あなたのクライマックス置場に「最強と最弱」があり、このカードの下のマーカーが3枚以下なら、あなたは自分の山札の上から1枚を、このカードの下にマーカーとして置いてよい。 どっちがいい? 右か、左か――両方か レアリティ:R illust. ・対応クライマックス カード名 トリガー 最強と最弱 2
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美術の授業 一方通行「――美術か」 フリアグネ「そう、美術だよマリアンヌ」 マリアンヌ「そうですね、フリアグネ様」 フリアグネ「ああ、マリアンヌ!僕は悲しいよ!」 マリアンヌ「え?何故ですか?」 フリアグネ「だって、これから僕は世界中の男と戦わなくてはならないのだから!」 マリアンヌ「どういうことですか?フリアグネ様」 フリアグネ「――君という世界の美術品を僕が独占しているから♪」 マリアンヌ「あま~い!ですフリアグネ様!己の欲望に忠実になれない討滅の道具共 のように甘いです、フリアグネ様!」 フリアグネ「ふふ、そうかいマリ」 一方通行「……(マリアンヌを片手で鷲掴み)」 マリアンヌ「はい?」 一方通行「……ウザってェ――――――――――――――っ!!!(全力ベクトル変換投げ)」 フリアグネ「アンヌ――――――っ!!!」 マリアンヌ「フリ――(既に声の届かない距離)」 フリアグネ「ああ――――っ!待っておくれ私の可愛いマリアンヌ――――っ!!!」 一方通行「……ハァ……ハァ、行ったか。……ウッゼぇ。ただでさえウゼぇのに、 字面的にも読み辛くてマジウゼぇ。しかもアイツら家庭科の裁縫担当じゃねェか なンでここにいるンだ。しかもパクリまでしやがって」 一方通行「……なンか俺ツッコミ役が多いな」 CAST とある魔術の禁書目録 一方通行 灼眼のシャナ “狩人”フリアグネ マリアンヌ
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一方通行 / 16:19:28 / 第二学区 その研究所の中は、おおよそ研究活動に必要と思われる類のモノは何も無かった。 正確に言えば、その全てが、『赤い水』に塗れて、使い物にならなくなっていた。 ベタベタと。子供がペンキで手形をつけたかのように、『赤い水』が、壁を、廊下を、天井を、そして研究機材に纏わりついている。 明かりも、ついていない。 真っ暗闇の廊下を小型のペンライト(無人となっていたコンビニから拝借した)で照らしながら、一方通行(アクセラレータ)は歩いていく。 その両手で、負傷した打ち止め(ラストオーダー)を抱えたまま。 一方通行「クソが……いくら何でも遅過ぎたってコトか……?」 一方通行が第七学区を出て、約六時間。 負傷した打ち止めに負担をかけないため、そして電極のバッテリーを節約するため、 長柄のショットガンを杖にしたまま、歩きつ休みつ、ココまで来たのだ。 芳川桔梗。 一方通行、そして打ち止めの(一方通行は否定するだろうが)数少ない理解者である。 そして、両者が大きく関わった、とある『実験』の中枢を担っていた、優秀な科学者でもある。 打ち止めの肩に巻いた包帯(ペンライトと同じくコンビニから拝借した)には、かなり血が滲んでいるものの、 その出血も大分収まってきたようだ。 能力を使って、微弱ながらも治癒力を高めたのが幸いしたのか。一方通行は僅かに安堵する。 だが、肝心の打ち止め本人は未だ意識を取り戻さない。 この研究所に向かっている途中、「気分が悪い」と言って眠りに入ったきり、全く反応がないのだ。 一方通行(……まァ、ガキにゃァちっと刺激が強過ぎたのかもなァ) 第七学区で警備員を殲滅した以降も、幾度となく『おかしな』人間たちに襲われた。 警備員だけでなく、同じ学生や、中には警備員ですらない非武装の教師や研究者もいた。 いちいち相手にしていてはキリがないと判断してからは、陽動などで注意を引いて上手く場を凌いできたが…… 一方通行(どうやら、事態は思ったよりもデケェ事になってるらしい) 初めは、コレは一方通行を狙った攻撃だ、と考えた。 学園都市最強の超能力者(レベル5)、全ての方向性(ベクトル)を操る、最強の一個。 狙われる理由は、いくらでもある。 次に、或いは打ち止めを狙ったモノか、とも考えた。 全世界に散らばる一万もの妹達(シスターズ)に命令(オーダー)を下せる、唯一の司令塔。 利用価値は、いくらでもある。 しかし、どうやら、そのどちらも違うらしい。 襲われたのは、一方通行でも、打ち止めでも、他の誰でもない。 この街全体が、学園都市そのものが、無差別的に攻撃されている。 攻撃、と言って良いものかどうかすら、最早分からない。 あらゆる人間が、分け隔てなく、狂い、他人を襲う。 さながらゾンビ映画のようだ。異常化した人間は、時間が経つに連れ、確実に増えていた。 人間を狂わせる能力。 精神を操るという点では、精神感応系(テレパシー)かとも思えるが、しかし、ここまで大人数を一斉に操れる能力者など存在しない。 例え、超能力者(レベル5)の精神感応系、『心理掌握(メンタルアウト)』にしたところで、やはりこんな芸当は不可能だろう。 朝から降り続いていた、『赤い雨』。 恐らく、この『赤い液体』こそが、人間を狂わせた元凶だろう、と一方通行は結論付けた。 それは例えば、黄泉川の体内を流れていた液体と『赤い雨』の成分が一致する事や、 異常化した人間が例外なく顔から『赤い液体』を流していたことに根拠を得ている。 もちろん、『赤い液体』の正体が何なのか、一方通行には分からない。 一方通行の能力をしても、それは『解析不能』な液体なのだ。 何らかの薬品、ではないだろう。能力の副産物か、或いは能力が具現化したモノなのか。 かつて『未元物質(ダークマター)』と呼ばれる能力者がいた。 『この世界に存在しない物質』を作り出す、という稀有な能力を以て、一方通行の『反射』の壁を打ち破った、超能力者(レベル5)第二位。 あらゆるベクトルを解析し、操作する一方通行。 しかし、元より『この世界に存在しない法則』ならば、一方通行には解析出来ない。 勿論、コレはあの能力とは違い、物理法則そのものを塗り替えるようなモノではなく、ただの『正体不明の液体』に過ぎない。 故に、一方通行の能力で液体のベクトルそのものを操作することは可能だ。 理解はできなくとも、ベクトルを有するモノには違いない。 一方通行「メンドくせェことになってきやがった……」 本日幾度目かの溜息。 打ち止めは、相も変わらず、安らかに寝入っている。 赤い水で濡れた一室に入り込む。 この研究所に侵入したときもそうだったが、ドアのセキュリティは破壊されていたため、IDを通すことも必要無かった。 ペンライトで部屋を照らす。 やはり、この部屋の壁と床も、大部分が赤く染まっている。 一体どこから、こんなに塗りたくれるほど大量の液体を持ってきたのか、甚だ疑問ではあるが。 一方通行「あン?」 その時、部屋の隅に、何かが書かれた紙の切れ端と、一丁の拳銃、それに付随して数ケースの弾丸が落ちているのを見つけた。 赤い液体に塗られた部屋の中で、その紙の切れ端だけが、眩しいように白い。 近付き、まず紙切れを拾ってみる。 一方通行「――――」 一方通行は、そのメモを読むなり、音を立てて握り潰した。 一方通行「……フザけやがって」 怒気を隠さず、一方通行は呟いた。 白髪は逆立ち、赤い瞳は血走り、更に紅く煌めいている。 メモの書主は、芳川桔梗だった。 そして、芳川は、もうココにはいないだろう。 どこにいるのかは分からないが、ほぼ間違いなく、この研究所内にはいない。 いてくれては、困るのだ。 タイミングが良いのか、悪いのか。 ちょうどその時、一方通行が通ってきた廊下から、何かを引き摺るような音が聞こえてきた。 ずるずる。べたべた。がりがり。 ずるずる。べたべた。がりがり。 壁を、廊下を、天井を、肉塊で擦って引っ掻くような、そんな音。 善良な一般市民が聞けば、それだけで生理的な嫌悪感を催すような、醜悪な音。 その音を聞いて、一方通行は、歪に笑う。 犬歯を剥き出しにして、凶悪な笑みを浮かべる。 一方通行「――――上等じゃねェか、散々調子にのりやがってよォ。 てめェ、この一方通行の周りでやりたい放題好き放題ってのがどういう意味か、分かってねェみてェだなァ」 一方通行は、どこかの誰かに向けて、呟いた。 ココにはいない、この異変を引き起こした誰かに向けて。 地面に落ちている拳銃と銃弾を拾う。 地面に落ちていたため、銃身とグリップに赤い液体が付着しているが、その程度で動作に支障をきたす筈もない。 軽く点検してみた限りでも、不良箇所は見当たらない。 弾倉内には、まだいくつか銃弾が残っていたが、装填限界まで銃弾を手早く込める。 ペンライトを胸ポケットに固定し、前方を照らせるように角度を調整する。 部屋の奥の壁に打ち止めをもたれかけさせて、自分は部屋の中心に陣取る。 それなりの広さがある部屋で、この暗闇だ。一方通行がペンライトを持っていれば、恐らく『敵』は打ち止めには気付かないだろう。 音は近付いてくる。 ゆっくりと、確実に。一方通行のいる部屋へ。 一方通行は、逃げも隠れもしない。 むしろペンライトの光を廊下へ浴びせて、存在を誇示するかのようですらある。 その右手には杖代わりにしたショットガンを、左手には拳銃を。 拳銃は、部屋の入り口に向けられている。現れた顔を、いつでも蜂の巣に出来るように。 そして、待つ。 首の電極のスイッチは、オフのまま。 ずるずる。べたべた。がりがり。 音が近付く。廊下の構造から、既にペンライトの光には気付いているだろう。 しかし、近付いてくる音には変化がない。 ずるずる。べたべた。がりがり。 接近が早まる訳でもなく、遠ざかっていく訳でもない。 ただただ、一定のリズムで、一方通行のいる部屋に、近付いてくる。 ずる。べた。がり。 ――――部屋の手前で、音が途絶えた。 移動を止めたのか。或いは、音を立てずに移動出来たのか。 一方通行は、銃を構えた手を下ろさない。 息を殺して、敵を待つ。 ?「 ギギュ 」 ――――そして、背後から、音が現れた。 一方通行「――――ッッ!!!?」 余りに唐突な音。音というよりは、何かの、鳴き声のような。 ほぼ同時に一方通行の肌を揺らした、殺気。 一方通行は、杖を掴んだまま、左足で強く床を蹴り、横に跳び退いた。 刹那の後、金属がぶつかり合う衝撃音。 一方通行が数瞬前まで居た位置で、金属バットがリノリウムの床に叩きつけられていた。 一方通行(『空間移動系能力者(テレポーター)』だとォ!? クソッタレ、厄介なヤツが出てきやがった……!!) しかし、一方通行が驚くのは、それだけではなかった。 金属バットを振り下ろした、攻撃者を見る。 その顔面は、異常過ぎるほどに、異常だった。 膨れ上がった頭部。小さな体躯に、まるで不釣り合いな、巨大な頭。 昆虫のような、赤い複眼。計八つの眼球が、二列に並んでギョロギョロと周囲を見回している。 歯の抜け落ちた口は、大きく開かれている。顎が外れる、と言ったレベルではなく、顎が首に届くかと思えるぐらいに、がっぽりと。 鼻と耳は、変色しているものの人間の形を保っており、それが逆に、この生物が『元人間』であった事を示していた。 一方通行「………っ」 余りに、異形。 顔から赤い液体を流している、なんて可愛く思えるほどの、非人間。 制服――『常盤台中学』のモノだ――は赤い液体で汚れており、所々破れている。 赤く染まった長い頭髪は、ツインテールに纏められている。 『変わってしまう』前は、常盤台の生徒だったのだろう。 学園都市内でも有数のエリート校である常盤台中学、空間移動系能力者がいても、何の不思議もない。 一方通行は、何とか杖を突いて体勢を立て直し、銃をその少女――――否、『化物』に突きつける。 コイツは、敵だ。それも、今までになく、危険な敵。 空間移動系能力者に、闇雲に銃弾を撃っても捉えることはできない。 何とか、隙を見つけなければ―――― ?「ギ ギ ギュァァァァ――ッッ ! !!」 『化物』は、自分に向けられた銃をねめつけながら、金属バットを構え直し、鋭い鳴き声を放った。 そして、その声に呼応するように。 ずるずる。ぺたぺた。がりがり。 部屋の入り口から、更に二体の異形が、姿を見せた。 横目で、その存在を確認する一方通行。 一方通行「はッ……なるほど、部屋の外と中から挟み討ちってワケか…… トンボ頭のクセに、なかなか知恵が回るじゃねェか」 一体は、地面に手と膝をつき、四足歩行でやってきた。 こちらは、まだ全体として、人間の形を留めている。 頭には二本の触角と、それを覆うような大きい花飾り。犬のように、前脚と後脚を交互に送り出して歩いている。 辛うじて体に纏われているセーラー服からするに、どこかの名も知れない女子生徒らしい。 もう一体は、巨大な異形だった。 イメージは、泥を練り上げて作った塔。黄土色の体が、うねりながら歩いてくる。 僅かに張り付いているセーラー服の切れ端も、いずれ剥がれ落ちるだろう。 顔が塔の先端についていて、中腹からは、針金細工のような腕が二本、突き出ている。 先端の顔は、ハジけるような笑みを浮かべた、ロングヘアーの女の子だった。青白い肌の表面を、赤い液体が流れる。 体を捻り、下半身を床に擦りつけながら、蠢くように動いていた。 一方通行(チィ……仕方無ェ、能力を使ってさっさと片付けるとするか……!) 一方通行は、首に付けられたチョーカー型の電極に手を伸ばす。 かつて脳の損傷によって演算能力を失った一方通行は、ミサカネットワークを通じて『妹達』の演算能力を代用する事により、本来の能力を取り戻す。 取り戻す、はずだった。 一方通行「!?」 電極のスイッチを切り替えても、一方通行の身体には変化がない。 能力を取り戻した後ならば、杖による歩行補助も必要がなくなる。 しかし、一方通行の身体は、依然として右手の杖と左足によって地に支えられていた。 何度かスイッチを切り替えてみるも、やはり能力が戻る感覚がない。 通常の思考能力は維持できているようだが…… 一方通行(これは……打ち止めが気絶してることに関係あンのか……!?) 部屋の隅で眠り続ける打ち止め。 まだ、三体の化物が打ち止めに気付いた様子はない。 『ミサカネットワーク』を統べる、『妹達』の上位個体。当然、一方通行の能力演算にも大きく関与している。 勿論、打ち止めの意識が無くとも、能力行使は可能なはずだ。演算そのものを行うのはあくまでもその他大勢の『妹達』。 打ち止めが演算中止命令でも出さない限りは、一方通行が能力を使えなければおかしい。 実際、一方通行が日常生活レベルの思考能力を保っていられるのも、『ミサカネットワーク』の恩恵である。 ネットワークが無ければ、一方通行は言語能力すら失い、動く亡者のようになってしまう。 一方通行(打ち止め、と言うよりはネットワーク全体に何か異変が起きて…… 日常レベルの演算は可能だが、能力を補填するレベルは不可能になってる、ってコトか?) 一方通行が思考する間にも、異形達はじわじわと一方通行との距離を詰めていく。 三体ともを視界に収めながら、一方通行は静かに溜息を吐いた。 一方通行「いいねェ……随分とツマラなくなってきやがったぜ……!」 カツン、と革靴の音。 『トンボ頭』の異形が、消えた。 瞬時に、一方通行は始動する。 右手の杖を大きく前に出し、地面を突きながら幅跳びのように前方へ跳ぶ。 後頭部を掠める風切り音。金属バットの空振り。 背を向けたまま、肩越しに左手の銃を三発、連射する。 銃弾が壁にぶつかる音。やはり、当たっていない。 犬「ク ワワァァァァーゥゥン!!!!」 『犬』に似た異形が、遠吠えのような声を上げ、一方通行に向けて跳びかかってくる。 着地と同時に重心を左に預け、杖代わりにしていたショットガンを『犬』に放つ。 肉と骨の拉(ひしゃ)げる音。 文字通りボロ雑巾のように、『犬』の異形は部屋の壁に打ち付けられ、動きを止めた。 一方通行「ッ!!」 大きく後ろに仰け反る。直後に、顎の下を金属バットが掠めていった。 皮膚が破れ、僅かに出血する。 バットを振るったトンボ頭は、いつのまにか目の前にいた。 空間移動を用いて、撹乱するように、一方通行を攻め立てる。 トンボ頭の身体が消える。再び、空間移動。 だが。 一方通行「てめェの考える事なンざお見通しなンだよッ!!」 一方通行は、振り向きもせず、背後へ向けてショットガンを撃ち放った。 トンボ頭「ギュアァァァァァァォォゥ」 蟲の断末魔のような叫び声。 更に続けて、もう一発、ショットガンを撃つが、これは当たらずに壁を抉っただけ。 一方通行(やっぱりなァ。 そもそも、俺を殺すつもりなら……バットで『殴る』ンじゃあなく、バットを『飛ばす』べきだ。 バットを『重ね』られたら、今のオレにゃァ対処の仕様がねェ。 ベクトル操作さえ無ければ、空間移動(テレポート)は絶対に防御不可能な攻撃。 それでもわざわざ殴りかかってくるってコトは…… 能力(レベル)が低くて物体を『重ねる』演算が出来ねェのか、或いはそれすら考えられないくらいにイカレちまってンのか、だ) どちらにしろ、目の前のテレポーターは、今になってもバットを『飛ばそう』とはしない。 これは、ただでさえ不利な一方通行にとっては、少なからずアドバンテージに成り得る事実だった。 モノを飛ばして攻撃する事が不可能なら、攻撃方法は『空間移動からの不意打ち』に限られる。 しかし、トンボ頭の身体能力は、成人男性と変わらない程度(元が女子中学生ということを考えれば十分脅威ではあるが)でしかない。 さきほどのように、突然目の前に現れても、一方通行ならギリギリで反応出来る。 そして、逆に『突然目の前から消えた』ならば、それはつまり『目の前ではないどこか』にいるということ。 背後か、あるいは側面か。 人間の視界は、約200°の範囲を覆っている。逆に言えば、死角は160°しか存在しない。 そして、不意打ちを成立させる為には、当然金属バットのリーチ内に移動しなければならないのだ。 その程度の距離なら、ペンライトの明かりでも、辛うじて存在が認識出来る。 つまり、トンボ頭が『消えた』後、『現れる』場所は限定される。 そこを広範囲射撃のショットガンでカバーすれば、大概は命中する、というわけだ。 背後から消えたトンボ頭は、一方通行から大きく距離を取って、部屋の入り口近く、『粘土塔』のような異形の傍に移動していた。 全身に銃弾を浴び、夥しく流血しているが、活動停止には至っていない。 一方通行は、隙を与えないよう、左手の拳銃をトンボ頭に向けるが―――― 粘土塔「アア、アアアアア――――ッッ!!!!」 粘土塔が雄叫びをあげたかと思うと、その針金細工のような腕で、天井に付いていた円柱形の蛍光灯をもぎ取った。 それを、一方通行目掛け、投擲する。 粘土「ワだ シノ とモダ ぢ ニ デヴぉ ダ ズな ――― ッッッ!!!!!」 一方通行「!!」 突然の攻撃に驚いたのか。 それとも、異形の口から、『人間の言葉らしきモノ』が聞こえた事に、驚いたのか。 一方通行の身体が、僅かに固まる。 しかし、それも一瞬。 拳銃の狙いを変え、飛来する蛍光灯を狙い撃つ。 蛍光灯は空中でバラバラに砕け散った。 が、その破片は、慣性の法則に従って一方通行へと襲いかかる。 一方通行「ぐ、ゥッ!」 粉々のガラス片。大したダメージには成り得ない。 しかし、一方通行は咄嗟に目を瞑ってしまう。 それは、目の損傷を避ける為の生理的な防御反応だ。 だから、一方通行は、背後へ移動したトンボ頭に、気付かなかった。 一方通行「ッッ、が、アッ!?」 金属バットが、一方通行の左脇腹にめり込む。 ばきり。肋骨が折れる音。 成人男性程度の身体能力。しかし、成人男性が金属バットで思い切り殴れば、人間一人、簡単に死んでしまう。 一方通行の身体は紙屑のように弾き飛ばされ、床を転がる。 それでも、ショットガンと拳銃は手放さない。 一方通行「がはッ、ぐ、へァッ」 血反吐を吐きながら、トンボ頭の方へ胸元のライトを向ける。 しかし、そこにはもう誰もいない。 一方通行「ッ!」 目の前にいないのなら、目の前ではないどこかにいる。 攻撃する暇は無い。ショットガンを持ったまま右腕で頭上を守り、左腕で後頭部を抱える。 直後、右腕に衝撃。 上手くショットガンが盾代わりになってくれたが、それでも右腕には強い痺れが走った。 直接打撃を受けたショットガンは、もう使えないだろう。 さらに続けて、金属バットは振り下ろされる。 がつん。がつん。がつん。がつん。がつん。 何度も。何度も。何度も。何度も。何度も。 頭頂部を庇う右腕を、後頭部を庇う左腕を、その隙間の頭部を、殴りつける。 一方通行は、何も出来ない。 反撃した瞬間、しようとした瞬間、頭部に金属バットが叩きつけられるからだ。 何も出来ないまま、両腕を痛めつけられ、頭を揺さぶられる。 ずるずる。 前方から粘土塔の異形が近付いてきている事も、一方通行には分からない。 針金細工のような腕が、一方通行を握り潰そうと忍び寄っている事すら、一方通行には分からない。 絶望的な戦況。悲劇的な状況で。 一方通行は―――― 一方通行「ラストオォォォダァァァァァァァァッ!!!!」 ――――少女の名前を、呼んだ。 打ち止め「――――うん、大丈夫だよ、ってミサカはミサカは目を擦りながら力強く頷いてみる」 その言葉を聞いて、左腕を頭部から外し。 スイッチを、切り替える。 トンボ頭「!??」 後頭部へと振り下ろされた金属バットが、根元からへし折れた。 バットだけではない。バットを握っていたトンボ頭の腕も、中ほどからポッキリと折れていた。 トンボ頭は、何も言わず、後ずさった。 一方通行に、数秒前とは完全に変わってしまった一方通行に、気圧されて。 粘土塔も同様に、立ち止っていた。 一方通行に、一方通行が浮かべた凶悪な笑みに、恐怖して。 一方通行が静かに立ち上がる。 杖代わりのショットガンと、左手の拳銃を、投げ捨てる。もう、必要ないのだから。 両手を広げ、彼は言う。 悪魔のような笑。天使のような姿。 燃え上がるような瞳孔。凍てつくような言葉。 一方通行「――――悪ィなァ、もうオシマイだ。 こっからゲームオーバーまで、自由落下の一方通行、ってなァ」 学園都市最強の能力者、『一方通行(アクセラレータ)』は、その瞬間を以て、己が能力を顕現する。 室内に、暴風が吹き荒れた。 トンボ頭「!?」 皮膚に触れる空気のベクトル操作。 一方通行の能力である。 自然風のある屋外とは違い、屋内の気流は比較的操作が簡単である。 故に、例えば打ち止めの居る近辺だけを無風とする気流操作も、今の一方通行には可能だ。 トンボ頭は、空間移動を使い、一方通行の頭上の空間へ移動する。 そして、その無防備な頭部にドロップキックを仕掛けた。 トンボ頭「ギュアァァァァォゥッ!!!?」 結果は言うまでもなく、トンボ頭の脚部がねじ折れただけ。 全てのベクトルを反射する一方通行に、単純な攻撃が通じる筈もない。 仮に、トンボ頭が空間移動によって物体を『重ねる』ことが出来たとしても、一方通行には通じない。 空間移動の原理は、十一次元上の物体座標を移動させる事によって、三次元空間上を瞬間的に転移させる、ということだ。 一方通行の能力には、『十一次元上のベクトル』すらも、含まれる。 例え空間移動によって物体を飛ばされたところで、一方通行は、それすらも『反射』してしまう。 一方通行は、トンボ頭の折れた脚をガッチリと掴んだ。 一方通行「おォら、鬼ごっこももう終いだ!」 トンボ頭「!!!」 トンボ頭は、即座にテレポートで逃げようとする、が……間に合わない。 尚も吹き荒れている暴風と、脚を掴まれた事によって、微妙に座標の演算が狂うのだ。 『生前』の彼女なら、それでも能力を行使できただろう。或いは、今の状態でも、数秒もあれば演算は完了する。 しかし、それでは、遅過ぎる。 ミシミシ、と一方通行の指が、トンボ頭の脚にめり込んでいく。 反作用力すらも反射する彼の指は、万力以上の圧力を生み出せる。 粘土塔「ワァァァだぁぁぁぁジィィィノォォォォォ!!!!!!!!」 呻き声とともに、粘土塔の腕が伸びる。 一方通行「そんなに大切ってンなら、思う存分ハグでもしてやンだなァッ!!」 その粘土塔目掛けて、一方通行は、トンボ頭の身体をボールの様に投げつけた。 ベクトルを操作した上での全力投球。 粘土塔の巨体が、威力に押し負け、大きくぐらつく。 粘土塔「ガッ、ふぁう!?」 駄目押しの暴風。メキメキ音を立てて、粘土塔とトンボ頭の身体が軋む。 一方通行は、大きく息を吐き、脚に力を込めた。 そして。 一方通行「ォ、ォォオオオオオオオオオオオッッ!!」 獲物を捕らえる獣のように、射出される弾丸のように、二体の異形目掛けて、飛び出した。 音速に匹敵する踏み込み。そこから繰り出される、悪魔の拳。 避ける術は無く、防ぐ術も無い。 着弾と同時、研究所は、大きく揺れた。 一方通行「……」 完全に動きを止めた異形達を見下ろしながら、一方通行は電極のスイッチを切り替えた。 電極のバッテリーは限られている。 一旦バッテリーが切れれば、一方通行は単純な思考能力でさえも奪われてしまう。 念の為、充電器具は持っているものの、この調子では安心して充電出来る場所が見つかりそうに無い。 ふと、うずくまって動かないトンボ頭の近くに、何かが落ちているのを見つけた。 どうやら、倒れた際に制服のポケットから零れたモノのようだ。 カエルを模した可愛らしいキャラクターのキーホルダーだった。 人間だった頃の、彼女の私物だろうか。 一方通行は、苦い物を飲み下すような顔で、それを見る。 それから、部屋の隅にいる打ち止めに視線を移す。 一方通行「あン? コイツ、また寝てやがンのかァ?」 打ち止めは、再び眠りに入っていた。 一方通行が呼びかけたあの時には、きちんと返事もして、『ミサカネットワーク』の異常(?)を修復していたのに。 今は、死んだように、眠っていた。 一方通行「……オイ、ちょっと、待て」 一方通行は、誰もいない空間に、一人呟いた。 打ち止めの顔を見て、気がついたから。 打ち止めの額に、玉のような汗が浮かんでいる事に。 打ち止めの表情が、苦しげに歪んでいる事に。 その肩に巻かれた包帯には、大きな赤い染みが、今も尚、広がり続けていた。 アーカイブ:『ハンドガン』 アーカイブ:『芳川桔梗のメモ』 アーカイブ:『ゲコ太キーホルダー』
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一方通行「どっこもかしこもうるせェなァこの学校はよォ。別に音声反射すりゃァどうってこたァねェけど 見てるだけでアタマ痛くなる類が山盛りにいやがるってのァ教育機関としてどうなんだァ?」 景 「同感だな。」 一方通行「あァ?なンだ物部かヨ。どうした?オクスリの時間は平気なのかァ?」 景 「図書室に『ヒャーッハァッ!!』と叫ぶバカでかい本や『おなかすいた』とわめき散らす欠食修道女や、 『んーん、人間の科学も捨てたものでぇは無いですねえぇ』などといって実際に実験を始める白衣の男がいてそれどころではない。」 一方通行「ジークフリートのジジイはどォした?」 景 「職員会議中だ。・・・狙ってやってるとしか考えられない。」 一方通行「・・・他人をカワイソウだなんて思ったのは久しぶりだァな。」 CAST とある魔術の禁書目録 一方通行 インデックス 灼眼のシャナ “蹂躙の爪牙”マルコシアス “探耽求究”ダンダリオン 終わりのクロニクル ジークフリート Dクラッカーズ 物部景
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掲示板の前にて 【学園内喫茶『封絶』、食中毒により閉鎖します】 一方通行「ま、当たり前だわな。誰が好ンで炭素なンか食うかっての。 ……あン?まだなンか書いてやがる」 【尚、本日購買部は血まみれの為、臨時休業です】 一方通行「なにィ!?オイオイ、昼飯どーすんだよ昼飯?他に飯 食える所なンてあったかココ?つーか購買部血まみれ なのかよ!?文字通り戦場だなココは……それより 飯食える所……あ。まだなンか書いてあらァ…… お、臨時の購買が来てンのか。同じ場所じゃねェか。 行ってみっか……」 【臨時購買『ブルー・ハンマー』】 一方通行「……大して変わンねェと思ったのは俺だけか?」 CAST とある魔術の禁書目録 一方通行
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autolink RG/W26-026 カード名:無敵への道 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:1 コスト:1 トリガー:0 パワー:6000 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【自】アンコール[手札のキャラを1枚控え室に置く](このカードが舞台から控え室に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、このカードがいた枠にレストして置く) 【起】[あなたの《超能力》?のキャラを1枚レストする]そのターン中、このカードのパワーを+1000。 ミサカ「次の実験相手はこのミサカ10031である。 とミサカは告げます」 レアリティ:C illust.
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autolink RG/W26-011 カード名:第一次実験 一方通行(アクセラレータ) カテゴリ:キャラクター 色:黄 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:1000 ソウル:1 特徴:《超能力》? 【永】あなたのターン中、他のあなたの前列の中央の枠のキャラに、パワーを+1000。 【起】集中 [①]あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、ソウルを+1。 オイ。どういうことだこりゃ。 本当にレベル5のクローンかよ レアリティ:U illust. “ラブバインド”海未と同じ中央のキャラの自ターンパンプと集中によるソウルパンプ効果を持っている。 前半の効果は中央以外ならどこでも発動できるので後列で置いて安全にするのもよし パワーが低いからチャンプアタックにしかならないが後半の集中はレストしなくてよいので前列でアタックができる器用な一枚 集中もソウルが増えるため詰めにも使えるので終盤でも活躍が期待できる 弱点は強いて言うなら直接的なアドバンテージにならないことか
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【種別】 人名(通称) 【元ネタ】 同名の能力から 【初出】 三巻 【CV】 岡本 信彦 【概要】 【人物】 【性格】 【能力・スキル】 【作中での行動】 【口調】 【余談】 【概要】 超能力『一方通行』を有する、学園都市第一位の超能力者。 すなわち学園都市最強の能力者。 同時に学園都市最高の頭脳を持つ、この街の最優秀生徒である。 後述する経緯により、現在は二代目の学園都市統括理事長でもある。 本編『とある魔術の禁書目録』の主人公の一人であり、 外伝『とある科学の一方通行』では単独で主人公を務める。 その他の外伝でも度々出番がある。 【人物】 本名不明。そのため自身の能力『一方通行』の名で呼ばれる。 五巻によると、苗字は二文字で名前は三文字。 曰く「いかにも日本人らしく、大して珍しくもない名前」で、 去鳴によると「意外と可愛い名前」とのこと。 六巻での上条の妄想から、ファンの間では鈴科百合子ではないかと冗談半分で語られることも。 漫画『一方通行』では、彼の病室前に取り付けられていたネームプレートの名前がペンで塗り潰されていた。 またこの描写から逆説的に、学園都市側は彼の本名を把握していることが窺える。 性別不明。ただし一人称は「俺」で、関係する人物からは男として扱われることがほとんど。 木原数多視点の地の文曰く「整った顔立ち」。 白い髪に赤い瞳、色素が薄い肉体と、アルビノの様な見た目で、華奢な体格の持ち主。 見た目については、能力で紫外線などを反射しているため体が色素を必要としていないからだと本人は推測している。 体格についても、能力によって体に対する外部からの刺激が極端に少ないため、 ホルモンバランスが崩れていることが原因であると自己解釈している。 本人、またオティヌス曰く「男だか女だか分からない容姿」である。 年齢も不明だが、長点上機学園に籍を置いた経験があり(=中学校は卒業済み)、 また創約1巻の描写から少年法が適用される年齢(=20歳未満)であることが分かる。 上条と同じく15〜16歳程度と見るのが妥当か。 初期は黒地に白の模様が入った服を着ていたが、 9月30日の退院後は白地に灰色の模様が入った服を着るようになり、髪も伸びている。 キャラクターデザインのはいむら氏によれば、 衣装のデザインの元ネタはそれぞれ「デビルマン」「ウルトラマン」であるらしい。 漫画版「禁書目録」六巻より退院後には既に白い服になっている。 創約シリーズで統括理事長に就任して以降は、黒いシャツにネクタイを締め、退院後に着ていた服と似た柄のベストを着用している。 能力は発現当初から高い力を持っていたようで、9歳まで特力研、その後も虚数研、叡智研、霧ヶ丘付属 etc… と、 幼いころから暗部の研究所を転々としながら育ってきた。 いずれも地獄のような場所だったようだが、その闇の中ですら恐怖され、 どの研究所も2ヶ月はもたなかったという。 その後は彼専用の特別クラスが置かれている学校に通い、そこの学生寮に住んでいた。 「グループ」に所属してからは隠れ家やホテルを転々とする生活を送り、 暗部を解体してからは打ち止め達と共に黄泉川家に居候している。 寮生活時は自炊はせず、専ら外食や冷凍食品などで済ませていた。 コーヒーを愛飲しており、 気に入った缶コーヒーを買い漁り毎日連続で飲み続け、一週間もしないうちに飽きて新たな銘柄を探す習慣がある。 缶コーヒー以外にもコーヒー類を飲んでいるシーンが多い。 なおコーヒーの好みはブラック派で、甘いコーヒーを飲んで顔をしかめる描写が何度かある。 味の濃い肉料理を好むらしく、昼食時にはステーキや辛口のフライドチキンといったメニューを選んでいる。 最強の肩書きを求める不良などから頻繁に寮に襲撃を受けていたためか、基本的に物に対する執着は希薄。 様々な研究に身を貸している為、口座には手付かずのお金がいくらでも放り込んであるとの事。 0930事件後に8兆円の負債を背負わされたが、第三次世界大戦での功績で帳消しになった。 【性格】 10歳の時に自身の能力がきっかけで起こしてしまった事件により、 人を傷つけないよう他者に感情を向けない生き方を選んだ。 その後多数の暗部の研究所をたらい回しにされ、凄惨な研究を手がける暗部の研究者たちからも恐怖され続けた。 こうした経験から自身の怪物性・特異性を自覚させられ、常に周囲を拒絶するようになり、粗暴な性格に育った。 その一方で、自身がレベル6になれば周囲の人間を傷つけずに済むのではないかと考えたりと、本来の人格がうかがえる描写がある。 作者曰く、深層心理では恋人ではなく家族を欲しているらしい。 善悪の価値観は上条当麻の影響を強く受けている。 自分を倒し事件を解決した上条のことを『善人』として憧れを抱くが、 同時に罪を犯した自分は上条のようにはなれないという思いから、自身を『悪党』と自称するようになる。 そして『悪党の美学』と称し、「表社会に生きる人間が裏社会の人間に傷つけられることを良しとせず、 暗部の人間は同じ悪党である自分が対処する」という考え方を抱くようになった。 ただし、打ち止めが関わる場合は、彼女の安全を最優先に行動する。 エイワスは彼を「過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者」とし、 彼が「悪」を自称するのは「善」を希求することへの裏返しと評し、そこが善悪を重視しない上条との差と述べている。 その後上条とロシアで再戦したことで善悪のこだわりを捨て、純粋に守りたいものを守るために戦うようになり、 以前のような嗜虐的、狂気的な側面は全くと言っていいほど見られなくなった。 一般人に無用な被害が出ないよう配慮する姿勢も保ち続けている。 ただし戦闘自体は忌避していないため、「全力で能力を使っても敵を殺してしまう心配がない」と判断した場合は、 ホレグレス=ミレーツのように常軌を逸した手段で敵を無力化することもある。 打ち止めのことは「守るべきもの」として認識しているが、 結標には「ロリコン」「ペドフィリア理事長」呼ばわりされている。 打ち止めと同年齢程度の少女と話すときには声色が高くなるらしいが、ハワイ諸島でレイヴィニアに指摘されるまで自覚していなかった。 『絶対能力進化計画』や妹達関連はかなりのトラウマと化しており、 番外個体戦や垣根帝督との再戦ではこの点を直接突かれ、精神的なダメージを受けた。 このトラウマはある程度は克服したもののまだ完全には抜け切っていないようで、 ミサカネットワーク総体には、妹達を「善性の象徴として偶像化している」と評され、 続けて「意識して克服できるようなものでもない」と告げられた。 新約以降でも上条を神聖視する思いは変わっていないようで、去鳴からは「上条当麻のとびきり面倒臭いファン」と評された。 実際にクリファパズル545がコロンゾンの攻撃で即死した上条のことを「幻想殺しとかいう弱っちーいの」と小馬鹿にした際、 瞬時に核地雷を踏んだと直感するほどのスイッチが入ったらしい。 表向きの態度や言動は荒々しいものの、上条と共に事件に立ち向かった際には打ちひしがれた上条の背中を押したこともあり、 美琴や食蜂とはまた違った形で上条を支えていると言える。 旧約二十二巻あとがきによれば、一方通行には過去の罪を償って苦難の道を歩む「聖者」の側面があり、 善悪のこだわりを捨てた後は特にこの点が強調されて描かれている。 【能力・スキル】 ※能力の詳細は「一方通行(アクセラレータ)【能力名】」を参照 「最強」の名に恥じない能力を有し、同時に非常に頭脳明晰である。 学園都市全域という範囲の風の動きの演算を、カオス理論を考慮しながら粒子レベルの細かさでこなし、 電子顕微鏡レベルの精密な作業やスーパーコンピュータ並みの高度な計算もやってのけるほど。 脳を破損した後は約一万人の能力者の脳波ネットワークを借用して計算力を補っているが、 それでも本来の頭脳の半分にも満たないようで、別格に優秀であったことがうかがい知れる。 語学にも堪能で、作中では英語・ロシア語を流暢に話しており、ロシア語についてはその流暢さをネイティブスピーカーに困惑されている。 しかし後述の事件で前頭葉を損傷し、後遺症で言語能力・歩行能力・計算能力を全て喪失した。 曰く「常人なら二度と自分の足で歩けないほど」の大怪我だったが、 カエル顔の医者の治療を受け、彼の用意した演算補助デバイスでミサカネットワークから演算能力を補助してもらうことで、 歩行時に杖を必要とするものの、問題なく日常生活を送れる程度にまで回復した。 だがバッテリーで動く機器を使用する関係上、行動全てに時間制限が課せられ、 日常生活のみなら約48時間、能力を全開で使うとわずか15分しか持たない。 (後に学園都市暗部に所属して以降は30分に延長。詳細は演算補助デバイス参照) 演算補助がない場合、能力を行使することは勿論、考えることも歩くことも言葉を理解することも出来ない。 なお、自意識や単純な五感は演算補助がなくとも働く。 計算能力を失ったことで、少なくとも入院中の時点では能力自体も弱体化していた模様。 9月14日時点では「元の半分あるか分っかンねェ」ほどの能力しか使えていなかったが、 これ以降弱体化についての言及がされていないため、退院後も弱体化したままなのかは不明。 上条と出会う以前は、常時発動の「反射」によって向かってくる敵は勝手に自滅するため、 「攻撃を避ける」という考えすら持っておらず、まして痛みなど未知の感覚だった。 能力頼りの生活のせいで素の身体能力は低く、 足運びや重心の動かし方などといった戦闘技術など身につける必要がなかった。 そのため能力を無効化できる上条との戦闘では「路地裏の不良の喧嘩」程度の動きで翻弄された上、 (第三位の雷撃を受けて)瀕死状態だった上条の一撃でも大ダメージを被っている。 上条に言わせれば「あらゆる敵からあらゆる攻撃を反射してきた奴が喧嘩のやり方を知っている訳がない」ということらしい。 その後は能力に頼れなくなったこともあり、 暗部に身を置いてからは射撃技術を学び、 木原数多との戦いから学習して能力を過信しなくなり、相手を倒すことに重点を置いた効率的な戦い方をするようになった。 身体能力も向上し、上条の拳を受けても逆に睨み返せるほどに打たれ強くなった。 能力の使用に制限を受けたとはいえ、学園都市第一位としての頭脳は未だ健在。 美琴と異なり、エイワスやレイヴィニアとの接触、第三次世界大戦の最中の魔術の行使を経験しているため、 科学サイドの純正な能力者でありながら学園都市とは基軸の違う技術の存在を肯定している数少ない人物。 【作中での行動】 自らの力から他人を守るため誰にも感情を向けない道を選ぶ内、争いが起きない為の方法として辿り着いた結論は、 「戦おうという意志さえ奪うほどの絶対的な力」を手にすることだった。 そこで唯一の絶対能力進化の被験者候補として実験を受ける。 第1次実験時、ミサカ1号と交戦して、その能力でもって一蹴。その場を去ろうとする。 しかし、研究者に実験続行を命じられたミサカ1号は一方通行を背後から銃撃。 自動的に反射された銃弾はミサカへ直撃し、一方通行本人には殺意どころか戦意すら無かったにもかかわらず、結果的にミサカを殺害してしまう。 元々常軌を逸した実験だと理解はしていたが、クローンを殺害することをこの時まで知らなかった。 この頃より「クローンはヒトではなく、ただの大量生産できる人形であり、ヒトの模造品である」 と認識するようになったと思われる。 こうして「妹達はヒトではなく実験動物」だと自分に言い聞かせることで、 罪悪感などの後ろめたさを無意識のうちに忘れようとしていた。 以降も計画を遂行し、屋外状況における実験に段階を移す。 第9982次実験の終了直後には、ミサカ9982号の死を目の当たりにして激昂した御坂美琴の攻撃を受けるが、 超電磁砲を反射する等して圧倒してみせた。 その後も計画を遂行し続けていたが、8月21日の10032次実験中に、 計画を止めるため割り込んできた上条当麻と交戦。 今までと同じく「名声目的の雑魚」を追い払うために力を存分に見せつけるが、 幻想殺しに『反射』を破られ取り乱し、劣勢に追い込まれる。 風のベクトルを操作し、学園都市中の空気を圧縮し高電離気体を作ることを思いつき実践。上条に重傷を負わせた。 しかし美琴と、皮肉にも妹達によって高電離気体を無効化された。 その後満身創痍にもかかわらず、なお立ち上がる上条に驚嘆しつつも、直接触れて殺害するために急接近するが、 それが仇となってなし崩しのカウンターを喰らい敗北。 そうして自身が今までやってきた過ちに気付くこととなった。 殺害した妹達の合計人数は10031人。計画は無期凍結となる。(後に解体) 8月31日に打ち止めと邂逅。 今まで誰かを傷つける事しかできなかった彼でも「何かを変えられるかもしれない」と考え、彼女を救うため奔走する。 その末に打ち止めの命と「妹達」の暴走を食い止めるも、 『反射』を切って全力で能力を行使していた隙に天井亜雄に銃で頭を撃たれてしまう。 この一件にて前頭葉を損傷し、後遺症として言語機能と計算能力の一切を失い、 カエル顔の医者の治療を受けながら入院生活を送ることとなった。 9月1日の夜には魔術師の少女エステル=ローゼンタールと病院内で遭遇。 DAなる組織に打ち止めが狙われている事を知り、エステルと共に事態解決に乗り出す。 なお、この際黄泉川愛穂と初めて対面している。 9月14日の事件では実験が再開される危険を察し、彼女のために脳味噌シェイク状態で出撃し、 残骸ごと結標淡希を撃破。 入院中の「超電磁砲」第四十三話では、『実験』に一方通行を引き入れたエージェントに大覇星祭の選手宣誓に勧誘された。 が、当の一方通行は『実験』絡みの話だと早とちりし、エージェントを病院送りにした上で話を聞かずにその場を立ち去った。 直接描写はなかったが、大覇星祭では出歩いていた模様。 なお、木原幻生が美琴を使って絶対能力進化を実行しようとした際、 外装代脳でミサカネットワークがハックされたため、 一方通行も巻き添えで行動不能(言語能力・計算能力を喪失)に陥っている。 一ヶ月の療養の末、9月30日に退院。 同日夕方、アレイスターの命令で打ち止め奪取に現れた木原数多と交戦し敗北。 何とかその場を脱出し、追撃の猟犬部隊を能力無しの心理戦で殲滅するも、 その一部を警備員に目撃され、指名手配を受ける。 その後再び数多と対峙、押し負けるも演算能力を失った頭で『噴射する黒翼』を発現。 その力で数多をプラズマにするほどの速さで吹き飛ばした。 謎の男に突きつけられた約八兆円の負債の返済を兼ね、打ち止めがいる学園都市を守るため暗部で活動することになった。 SS巻以降は『グループ』に属し、『電話の男』からの指示を受け学園都市暗部の仕事を行う。 この頃から戦法は能力一辺倒でなく拳銃を取り入れ、立ち回りが柔軟なものに変化した。 暗部堕ちに伴い、書類上は長点上機学園に転校・所属している。 10月3日にはスキルアウトの拠点を襲撃し、駒場利徳が目の前で自殺した。 駒場の遺志を汲み取り、彼のターゲットだった能力者を「サービス残業」と称して粛清した。 10月9日には反旗を翻した『ブロック』や『スクール』の目的を阻止するために動き、第二位の超能力者・垣根帝督と激戦を交わす。 10月17日には『グループ』として統括理事会の指示を受け、暴走した元迎電部隊を撃破。 しかし彼らも自分たちと同じく『ドラゴン』を追っており、暴走は『ドラゴン』の情報開示要求にすぎなかったことを知る。 後に『グループ』も『ドラゴン』の追跡を開始するが、それを嫌う統括理事潮岸から妨害を受ける。 政治的な圧力に対抗すべく統括理事親船最中を味方につけ、潮岸を撃破。 そこで 「ヒューズ=カザキリは『ドラゴン』を形成するための製造ラインである」 「『ドラゴン』はどこにでもいる」 ことを聞き出した直後、『ドラゴン』の正体であるエイワスが突然出現。 興味を抱いたエイワスは一方通行に攻撃を許したものの、『黒い翼』を用いても手も足も出ずに敗北した。 その後、エイワスの顕現には打ち止めへ異常な負荷がかかることと 『禁書目録』という言葉をエイワスに聞かされ、 打ち止めの治療法を求めてエリザリーナ独立国同盟へと向かった。 エリザリーナ独立国同盟では、番外個体との戦闘や上条との再戦などの紆余曲折を経た後、打ち止めを治療すべく魔術を行使。 さらには、ベツレヘムの星から放たれようとするユーラシア大陸を呑み込む程の天使の力を目の当たりにした一方通行は、 彼を引き留めようとする打ち止めとの会話で、子供のような笑みを浮かべ、「俺もずっと一緒に居たかった」と伝えた。 直後、噴出するような『黒い翼』は氷が割れるような激しい音を立てて、純白の『白い翼』へと変貌。 頭に輪のようなものが浮かぶなど、外見の色彩だけでなく内面の本質も切り替わり、 はるか上空へと舞い上がった一方通行は『守るための戦い』を実感しながら、『天使の力』と激突。 地上への大規模攻撃を防ぎ、数多くの人々を救う結果となった。 地の文には「この現実世界に特異な力を吐き出す源となっていた、精神の変異」とあり、 このとき一方通行の『自分だけの現実』が変化したと考えられる。 ベツレヘムの星からの攻撃を防いだ後は学園都市暗部のヘリに回収されたが、 機内で第三次製造計画の凍結、クローンの製造・殺害を許さない態度を示し、 人質を盾に使って協力を強いるような、自分と同じ境遇にある暗部の人間を解放するように宣言。 「凱旋」と称し、手始めとして打ち止めと番外個体を救出する。 第三次世界大戦以来、番外個体が増えてからさらに日常生活が騒がしくなった。 新約以降は、上条または浜面と行動を共にすることが増えた。 新約三巻で、グレムリンの計画を止めるべくバードウェイ他とハワイ諸島に向かい、 因縁深い美琴と番外個体との3人で戦場を駆け回った。 美琴と対面するのは三巻以来これが初。 妹達の件については「お前も加害者」と美琴に言い放つも、美琴本人もこれを認めていた。 新約六巻では、未元物質によって復活した垣根帝督に襲撃されるが、現れた麦野沈利と協力して戦闘。 苦戦するものの「垣根帝督」の自壊により勝利した。 その後打ち止めの体を借りたミサカネットワーク総体に「戦いという楽な方に流れるな」と釘を刺される。 新約七巻ではフレメアを救うために地下に降りようとする上条当麻の前に千人規模の『ヒーロー』を蹴散らしながら登場。 上条に迫る『ヒーロー』たちの追撃を阻む役を買って出た。 新約十巻ではS5から投下され上条と激突。 「自分と自分の身内に危害が及ぶ可能性があるなら、『とりあえず』殺しておく」という信条の元、 オティヌスの首を狙ってイエリングの地で上条と衝突する。 顎に上条の一撃をまともに受けながらも怯まないなど内面・外面共に成長を見せ、 『白い翼』を顕現させて応戦するも、幻想殺しで『反射』を無効化されてから石で殴られ気絶した。 しかし、この敗北は一方通行の策略であり、虎の子である超能力者の第一位が撃破されておけば、 損耗を恐れた学園都市上層部が投入を躊躇するであろうという考えから行ったもので、 その後現れたミサカネットワーク総体には、「『敗北する事で何かを与える』という、 最強しか知らず、勝つ事しかできなかった一方通行もちょっとは成長した」と評されている。 また、総体曰く一方通行と上条の違いは『妹達』、そしてミサカネットワークというシステムを、 善性の象徴として偶像化しているか、本当にただの人間として見ているか、という所。 それらは似ているようで全く違うし、意識して克服できるようなものでもないらしい。 新約十九巻では書庫争奪戦にいち早く参加。 学園都市の主にしてこの街の悲劇全ての元凶、学園都市統括理事長アレイスターと遂に対峙する。 清算をつけるべく少女の姿の彼を手にかけようとするが、 『恐怖』を忘れている彼に復讐をしても意味がないとして、イギリスでの決戦が終わるまでは共闘し、 その上でアレイスターに『恐怖』を思い出させることを宣言した。 イギリスでの決戦の途上、魔術についての知識を補完するため、 アレイスターに倒され伸びていたクリファパズル545と契約し、以降行動を共にするようになる。 ウェストミンスター寺院にてメイザースに遭遇した後はアレイスター・上条と行動を共にした。 その後、コロンゾンを撃破する為にクリファパズル545を連れて行動。 途中ネフテュスの妨害を受けながらもクイーンブリタニア号に到着し、一方通行自身を経由してクリファパズルをミサカネットワークに接続させる。 結果、生命の樹(セフィロト)とも邪悪の樹(クリフォト)とも異なる『人造の樹(クロノオト)』を生み出し、 その莫大な圧でもってコロンゾンから実体を奪うことに成功した。 事件終息後、死の際のアレイスターと対話し、リリスの身柄と学園都市統括理事長の全権限を相続し、事実上の第二代統括理事長に就任した。 新約二十二巻リバースでは浜面達と同じパブにいたところに上条と遭遇。 事態を把握し、浜面達と共に上条の背中を押した上で『神浄討魔』との戦闘にも協力した。 ウィンザー城でのエリザードとの戦闘では統括理事長の権限を活用し、生物兵器『フラワーレジスタンス』を呼び出して攻撃に利用している。 最終的には「外交デビュー」と称してエリザードを右手で殴り抜き、気絶させて事態を収拾させた。 事件解決後はクリファパズルを伴って学園都市に帰還。 アレイスターから受け取った、学園都市の全コードリストが入ったスマートフォンを片手に統括理事会の会議に乱入し、 自らが次代の学園都市統括理事長であることを宣言した。 創約一巻では、手に入れた統括理事長の権限を使って大暴れ……は一切することがなかった。 新約一巻で不発だった暗部の解体を確実に果たし学園都市を守るために、自首をした。 その後は拘置所に身柄を移送されたが、獄中から統括理事長としての命令を下し続けており、 12月25日には暗部一掃作戦『オペレーションネーム・ハンドカフス』の実行を指示した。 『超電磁砲』の妹達編、『一方通行』、『未元物質』等度々外伝でも出番がある。 なお、直接登場しないときでも暗闇の五月計画や交戦した屍喰部隊など、作中への影響は枚挙に暇がない。 【口調】 言葉遣いは粗暴・粗野。小さいア行とンがカタカナ表記で、名前や蔑称以外での二人称は基本的に「オマエ」。 また「良い」が「イイ」と表記されるなど、特定の単語はカタカナ表記される。 例)「く、は、面白ェ。何なンだよその右手は!」 「オマエ、ナニサマ?」 言葉遣いや話し方は時期によって微妙に異なる。 登場初期では意外と饒舌で、なおかつ0930事件までは下ネタを言うこともしばしばあった。 例)「あはぎゃはっ!無様なローアングルのサービスをさらしてくれてアリガトウ!!」 「ンだァその逃げ腰は。愉快にケツ振りやがって誘ってンのかァ!?」 しかし、暗部入りしてから饒舌さは鳴りを潜め、下ネタも全く言わなくなった。 さらにロシア編以降はさらに寡黙になり、冷静な話し方をするようになった。 ア行のカタカナ化は下記の例のように「伸ばす音」などの「小さいア行」に適用される。 例)「一番面倒なのはオマエだろォがよ」 この場合「オマエだろゥがよ」にはならない。 八巻で結標に対して 「悪りィが、こっから先は一方通行だ」 「侵入は禁止ってなァ!大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて無様に元の居場所へ引き返しやがれェ!!」 と、上条の「その幻想をぶち殺す」のような能力になぞらえた台詞を放った。 これは決め台詞でなく本編で言ったのはこの一回限りであるが、 『一方通行』十一巻にて再び「フルコース」の二人に対して告げた。 【余談】 新約六巻のあとがきによれば、初期の一方通行の方向性は、 「まだ見ぬ領域の力を求めて戦闘を重ねる」という点でトールと似通っており、 仮に一方通行が道を踏み外さずに順当に成長していたなら、彼もまたトールのような性格になっていたらしい。 とあるシリーズをよく知らない者が一方通行を「ロリコン」扱いするネタがあり、 ネタとしての扱いやすさから原作ファンもこのネタに便乗することがある。 しかし一方通行は前述した通り家族のように打ち止めに接することが多く、本来のキャラクター性とは反することに留意。 またこのネタを不快に思う人もいるため注意。