約 67,614 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4374.html
8月某日……夏 穏乃「おーい!きょーたろー早くー!!」フリフリ 京太郎「おい待てって穏乃!」 穏乃「待たん!うおりゃあぁぁぁ!!」ザッパーン 京太郎「ああ……怒られても知らねーからな!」 京太郎(どうも、須賀京太郎です今日は穏乃と二人っきりでプールに来てます) 京太郎(本来は穏乃は憧と二人で行く約束だったらしいけど、憧が急に用事が入ってしまい、他の面子も誘ったみたいだが……) 京太郎「消去法で俺かよ……」 穏乃「いいじゃん、京太郎も暇だったんでしょ?一人でプール来てもつまらないしさ、京太郎がいてくれて助かったよ」ニコー 京太郎「そんなに泳ぎたかったのかよ……」ハハ… 京太郎(初めは断ろうかと思ったけど……まぁ、穏乃が笑ってくれてるなら来て良かったかな) 穏乃「そりゃあ夏だからね、それに……」クルッ 京太郎「ん?どうかしたか?」 穏乃「この日のために水着を新調したんだもん、泳がなきゃ損でしょ!」ジャーン! 京太郎「へぇー、憧に選んでもらったのか」 穏乃「えぇ!?私まだ何も言ってないのに何でわかるの!?」ドキーン 京太郎「そーいうオシャレなのって憧が好きそうだしな、だいたいお前が選んだら動きやすそうなスクール水着とか着てきそうだしな」アハハ 穏乃「え、エスパー!?」ビクッ 京太郎「……いや、マジでスクール水着持ってくる気だったのかよ」 穏乃「むむむ……そ、そんな事より!あっちの方にもっと深いプールあるよ!行こう京太郎!」ザパパパ 京太郎「だから待てって!何で水の中でそんな早く動けるんだよ!?」 穏乃「ってうわぁ!?」ツルッジャッパーン 京太郎「しかも言わんこっちゃない……って」 穏乃「いやー、まさかプールで転ぶとは思わなかったよー」テヘヘ 京太郎「し、穏乃ーーー!!!!」ダキッ 穏乃「え……き、きょ、きょーたろー!!?」カァァ 穏乃(え?うそ?わ、わたし京太郎に抱きつかれ……え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!)ドキドキ 穏乃「え……や、京太郎!は……恥ずかしいよ……!!他のお客さんとかもいるんだよ……!!」カァァァ 穏乃(ど、どうしよう……きょーたろーの体おっきくて……わ、私……)ギュッ 京太郎「ば、馬鹿!静かにしろ!ていうかお前気づいてないのかよ!」ヒソヒソ 穏乃「へ……?気づいてないって……」 穏乃の水着(上)「ヘローベイビー」プカー 穏乃「」 京太郎「慣れない水着なんか着てくからこうなるんだぞ……!今なら誰にも気づかれてないしゆっくり近づけば……って穏乃?」 穏乃「………ふみゅう」カクン 京太郎「し、しずのぉぉぉーーー!!!!」オーーイ!!! 穏乃の水着(上)「ナミガオレヲヨンデルゼ!」スイーッ おわりー
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4378.html
晴絵「………ん、あれ……?」 晴絵「……何で私こんなところで寝てるの……?」ムクッ 晴絵(……ていうかここどこ?近所にこんなお花畑とかなかったはずだけど……)キョロキョロ 晴絵「……つか何でドレス?に、似合わねー……」ハハ… 晴絵(うーん……これって夢?二十歳過ぎてこんなメルヘンチックな夢見るとは思わなかったわぁ……我ながらドン引きね……) 「……こんなところにいたんですね」ガサッ 晴絵「……へ?」クルッ 京太郎「……晴絵先生」ニコッ 晴絵「す、須賀くん……?」ポカーン 晴絵(な、何で須賀くんが私の夢に……!?っていうか須賀くん何で白馬に跨がってるのよ!!?) 京太郎「探しましたよ、まさかこんなところでお眠りだなんて……風邪を引きますよ?」シュタッ 晴絵(な、なにこの状況……?私がドレスで須賀くんが白馬でお出迎えって……こ、これって……!!!??)クラクラ 京太郎「さぁ、そろそろ帰りましょうか、晴絵先生」グイッ 晴絵「あ……!」グイッ 晴絵「す、須賀くん!い、いい加減にしないとおこ…!」 京太郎「……あぁ、そうだ……ここは学校じゃないんでしたよね……」 京太郎「…………晴絵」ボソッ 晴絵「はひゃっ!!?」ビクッ 晴絵(ちちち近い!!近いわよ須賀くん!!!し、しかも今私の事名前で……!!!!)カァァァ 京太郎「恥ずかしがる晴絵も可愛いよ……とても歳上とは思えないですよ」ニッ 晴絵「すすす須賀くん!!こ、こういう事は悪ふざけでやるものじゃなくてていうか私と須賀くんはそもそも教師と生徒の関係でだだだからその……!!」アタフタ 京太郎「…………目、閉じてください」スッ 晴絵「は、はぅ……!?」ビクンッ/// 晴絵(や、だ……ダメ……す、すがくん………っ!!!)キュッ 晴絵「だめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」ガバッ 晴絵「………………あれ?」 晴絵「…………………………」 コウシテ、オウジトオヒメサマハサイカイノクチヅケヲカワシ、スエナガクシアワセニクラシマシタトサ メデタシメデタシー 晴絵「……あ、テレビつけっぱなしだった…………」ピッ 晴絵「………………………………………………」ポリポリ 晴絵「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!???!?!」ジタバタ 晴絵「な、なんでこんなこっ恥ずかしい夢見てんのよ私はぁぁぁぁ!!!」//// 晴絵「こここ、こんな夢みたら須賀くんの顔がみみ見れないじゃないぃぃぃ!!!」 晴絵「ひ、ひゃぁあぁぁぁ!!!??」ゴロゴロゴロゴロ カン! ※なお、この後晴絵てんてーは学校に遅刻した模様
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4380.html
8月某日……午前7時30分 晴絵「……ぐぅ」スヤスヤ ピピピピッ……ピピピピッ 晴絵「……むぅ……ん、むにゃ……うるしゃい……」モゾモゾ ピピピカチッ 晴絵「………ぐぅ」スヤー  ̄ ̄ ̄ 午前10時15分 晴絵「………」ボーッ 晴絵(………うーん、久々の休日だからって少し寝すぎたかな……こんなに寝たのって学生のとき以来かも)ポリポリ 晴絵「仕方ない……とりあえず起きるとしますか………」モゾモゾ 晴絵(……そういえば、昨日は望(憧の姉)が家に来て一緒に飲んでたんだっけ……やば、思い出したら頭痛くなってきた……)ガンガン 晴絵「まぁしばらくしたら治るでしょ……ひとまず部屋の片付けから始めようかなぁ……」ズルズル  ̄ ̄ ̄ 午後12時50分 晴絵「……あー、よーやく終わった!」ドサッ 晴絵「我ながらよくこんなにゴミ溜めてたわねぇ……ま、これで部屋もスッキリしたから良いか」ぐぅ? 晴絵「……って、朝から掃除してたらすっかりこんな時間か……さすがにお腹減ってきたかなぁ」ガチャッ 晴絵(……うーん、冷凍庫にはなにも無いし……仕方ない、買い物でも行こうかな……ついでに今日の昼ごはんは外食にでもするか)ウンウン 晴絵「そーと決まれば財布……うわ、こりゃお金も少し下ろしとかないとなぁ」 晴絵「あとは車の鍵っと………え?」ガサゴソ 晴絵「あ、あれ?無い!?うそ、カバンの中に入れといたのに!?」 晴絵「……ど、どうしよう」ズーン 午後13時45分……某ファストフード店 晴絵「……まいったなぁ」ハァ… 晴絵(結局鍵が見つからないから諦めて徒歩……朝ごはん食べてないから我慢もできずとりあえずハンバーガーで空腹を満たす……と)モグモグ 晴絵「ってなんか久し振りの休日なのにどんどん悪い方向に進んでいってる気がする!?」ハッ 晴絵(とりあえず早く買い物終わらせて車の鍵を探そう!車が動かせなかったら休日なのにドライブすらできないじゃない!!) 晴絵「あーもう、ふぁふぁしのふぁか……」モキュモキュ  ̄ ̄ ̄ 午後14時 アリガトウゴザイマシター! 晴絵「さてと、とりあえずコンビニでお金下ろして……あ」ピタッ 晴絵「そういえば今度の小テストで使うプリントまだ途中のまんまだっけ……」 晴絵(プリントは確か学校よね…………仕方がないか、先にそっちを終わらせよう)ハァ…  ̄ ̄ ̄ 午後15時30分 晴絵「……はぁ、しんどかった」ガラッ 晴絵(まさか坂道でこんなに体力削られるとは思わなかったなぁ……学生時代は苦でも何でもなかったのに……)フゥ… 他先生「……おや、赤土先生?今日は部活はおやすみではなかったのでは?」ガラッ 晴絵「いやぁー、課題の製作がまだ終わってなかったので今日中に終わらせちゃおうと思いまして……」アハハ 他先生「そうだったのですか、仕事熱心なのは良いですがあまり無茶をしてはいけませんよ?インターハイが終わってまだ間もないのですから…」 晴絵「これくらいなら平気ですよ、それに頑張ってくれたのさあの子達ですからね……」 他先生「……そうですね、私も歳ながらテレビの前で興奮したもんですよ、あの子達は本当によくやってくれた」 晴絵「ええ……自慢の教え子ですよ」フフッ 他先生「羨ましい限りです、……それでは私はこの辺で」スッ 晴絵「はい、お疲れ様でーす」 晴絵「…………ふぅ」ギシッ 晴絵(……そうね、灼やしず、須賀くん達は本当によくやってくれたわ……けど、私は?) 晴絵(私はあの子達に何かを残せたんだろうか……いや、それ以前に) 晴絵(私は自分自身のトラウマにけりをつけれたんだろうか?) 晴絵「……わかんないなぁ、自分の事なのに」ハァ 晴絵(……まぁ、一つわかることといえば)チラッ 晴絵「目の前のタスクを一つずつ……か」 晴絵「考えてても仕方ないし、まずはプリント製作だけでも終わらせておきましょうか」トントン 午後17時45分 晴絵「……すっかり遅くなっちゃったわね」 晴絵(まさかこんなに遅くなっちゃうなんて……ダメだなぁ私……) 晴絵「なんかご飯作る気が起きないなぁ……コンビニ弁当で済ませちゃおうかな」 晴絵(……なんだろ、どんどんダメな方向に進んでいってる気がする……)スタスタ  ̄ ̄ ̄ 午後18時15分 アリガトウゴザイマシター 晴絵「……はぁ」 晴絵(せっかくの休日なのに朝から掃除やって朝ごはん食べ損ねてお昼はファストフード) 晴絵(午後は結局、テストの準備で全部潰れたし、夜は一人寂しくコンビニ弁当……) 晴絵「…………なんだかなぁ」ハハ… 晴絵「なにやってんだろ……私………」 晴絵(………こーやって灰色の日々を過ごしながら歳だけとってくのかな……はは、おっかないなぁ)ジワッ 晴絵「……優雅な休日なんて、ほど遠いわね…………」ポツリ 京太郎「あれ?赤土先生じゃないですか!」 晴絵「」ドキーン 晴絵「す、すすす須賀くん!?な、なんでここに!!?」ザザッ 京太郎「夕ごはんの買い物帰りっすよ、今日はおばさん達が旅行でいないんで俺が食事当番なんです」 晴絵「へ、へー……そうなんだー」 京太郎「赤土先生は何でここにいるんですか?」 晴絵「え!?わ、私も……夕ごはんの……買い物を、ちょっと……」カァァ 京太郎「そうなんですか」チラッ 京太郎(夕ごはんがコンビニ弁当……) 晴絵(とか思われてるんだろうなぁ……いい歳の大人が夕飯にコンビニ弁当ってカッコ悪いなぁ……)ハハッ 京太郎「そうだ!赤土先生、うちで食べていきませんか?」 晴絵「えっ!?」 京太郎「弁当だけですと栄養とか偏っちゃいますし、正直材料買いすぎて灼さんと二人じゃ余しそうだったんですよね」 京太郎「もちろん赤土先生が良ければですけどね」 晴絵「い、いやぁーでもこの時間によそ様の家にお邪魔するのはちょっと……」シドロモドロ 晴絵(さ、誘いは嬉しいけど……教師が生徒の世話になるなんてダメすぎるわよね) 京太郎(とか思ってるのかなぁ……よし) 京太郎「あー、保護者がいないのに子供二人だけじゃ不安だなー」棒読み 晴絵「う……」 京太郎「どっかに頼りになる大人の人はいないかなー」棒読み 晴絵「うぅ……」 京太郎「赤土せんせーが来てくれたら買いすぎた材料もはけるし灼さんも喜ぶのになー、困ったなぁー!」チラッ 晴絵「……ああもう!わかったわかった私の負けよ!」 京太郎「へへ、ありがとうございます!」 晴絵「まったく……どういたしまして」ヤレヤレ 午後18時30分 晴絵(やれやれ……まさか自分の教え子に気を使われるなんて思ってもみなかったわ)スタスタ 京太郎「……それじゃあ灼さんは先に食器を用意しててください、それじゃあまた後で」ピッ 京太郎「灼さん喜んでましたよ、『ハルちゃんが来るの!?』って言ってました」 晴絵「なんか悪いわね、わざわざ気を使ってもらっちゃって……」 京太郎「別に気なんか使ってませんよ、俺も灼さんも純粋に赤土先生が来てくれて嬉しいですしね」 晴絵「ほぅ、嬉しいこと言ってくれるねぇ……ま、お世辞でも嬉しいよ、ありがとう」ニコッ 京太郎「……お世辞じゃないんてすけどね」ボソッ 晴絵「んー?何か言った?」ニヤニヤ 京太郎「なんでもないですよ!……さ、行きましょう、赤土先生」ニッ 晴絵「ええそうね、遅くなる前に帰りますか!」 晴絵(……どんなに惨めでも、私を慕ってくれる子達がいてくれる)チラッ 晴絵(そんなこの子達に私ができることってそんなに無いかもしれない……) 晴絵(だけど私は……)グッ 京太郎「どうかしたんですか?赤土先生」 晴絵「んん、何でもない……ただね」 晴絵(もしこれから先みんなが悩んだり迷うような事があるのなら、それを解決するのは私でありたい!) 晴絵「……ただ、悪くない休日だったなーって思っただけ」 京太郎「……」ジーッ 晴絵「……ってなに人の顔ジロジロ見てるのよ?」 京太郎「いや、だって赤土先生……」 京太郎「なんか凄く良い笑顔してましたから」 カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4381.html
六月某日 ナンパ男A「いやぁー、君かわいいねぇ……もろに俺のタイプだよ!」ニコニコ ナンパ男B「なに言ってるんだか、でも君がかわいいってのは同意するけどね!」 玄「あ、ありがとうございます……?」 玄(ど、どうしよう……夕飯の買い物に行くだけだったのに………変な人達に絡まれちゃったよぉ……!)アタフタ ナンパ男A「俺知ってるよー、君確か阿知賀の松実玄ちゃんだったよね?」 玄(え……、何でこの人私の名前知ってるの……?)ビクッ ナンパ男A「この前の麻雀の県予選で女子の部で大活躍だったよねぇ、俺そんとき会場にいたから試合見てたんだ」 ナンパ男B「それでこいつ君のファンになっちゃったらしくてさー、ダメもとで探してたんだけど、まさか本当に会えるとは思わなかったよ!」 玄「ふぇ……!?」 玄(な、なんかこの人達怖いよぉ……!?)ジワッ ナンパ男B「それでさぁ……せっかくこうして出会えたわけなので、俺たち玄ちゃんと一緒にお茶でも飲みたいなーって思ってるんだぁ」ニヤニヤ 玄(た……助けて……お姉ちゃん……)ガクガク ナンパ男A「良かったら一緒にどうかな?もちろんお金は俺たちが払うからさぁ」 玄(助けて………誰か………っ!!)キュッ 京太郎「おい、ちょっと待てよ!!」ザッ 玄「き、京太郎くん……?」グスッ ナンパ男A「あ?んだよテメェ?」 ナンパ男B「俺たち今大事な話してるんでー、外野はちょっと黙っててくんねぇかなー」 京太郎「へぇー、外野はどっちの方だか……」ハンッ ナンパ男A「んだとっ!?」カチン 京太郎「悪いけどさ」グイッ 玄「えっ……?」 京太郎「玄さんは、俺の彼女なんだよね」 玄「」ポスンッ 玄(え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっっっ!!?!?!!?)ボンッ ナンパ男A「は……はぁぁぁ!!!?」ガーン ナンパ男B「ちょっ!?ありえないでしょ!!?」 京太郎「ありえないなんて酷いなぁ……ね、玄さん?」ニコッ 玄「え……は、はぅ……///」シュゥゥゥ 京太郎「……合わせて」ボソッ 玄「えっ……えっと……じ、実は………そうなのです……///」コクッ ナンパ男A「」(呆然) ナンパ男B「」(自失) 京太郎「さて、それじゃあ行きましょうか玄さん」ニギッ 玄「き、京太郎くん!て、手……!?」アワワワ 京太郎「やだなぁ……いつもしてる事じゃないですか!ほら、早く!!」スタスタ 玄「はぅ………は、はい……///」テクテク ナンパ男A「」 ナンパ男B「」 数分後 京太郎「……あの、すいませんでした………咄嗟の事とはいえあんな嘘ついちゃって」ピタッ 玄「へ………えっ?///」ビクッ 玄(あ……れ?もう私の家の近くだったんだ………) 玄(うぅ……きょ、京太郎くんの手ばっかり集中してたらいつの間に……!)カァァ 京太郎「や、やっぱり嫌ですよね?俺なんかで振りとはいえ恋人の真似事なんか………あれも結構危ない綱渡りでしたし……」ハハ… 玄「そ……そんな事ないよっ!」 玄「京太郎くんがいなかったら……私、どうなってたか分からなかったし……それに、…あのときは、本当に怖くて……」ブルッ 玄「けど、京太郎くんが助けてくれたからもう大丈夫だよ!」 玄「だ、だからね……その……」モジモジ 玄「あ……ありがとう、京太郎くん///」ニコッ 京太郎「ま、松実先輩……!」パァッ 玄「でも、京太郎くんはどうしてあの時あそこにいたの?」 京太郎「ああ、それは俺も玄さんと一緒で買い物に行こうと……あっ」 玄「ど、どうしたの?」 京太郎「……タイムセール、もう終わりの時間だった……」ズーン 玄「あぅ……ご、ごめんね?私のせいで……」シュン… 京太郎「ま、松実先輩が気にすることなんかじゃないですって!!タイムセールは終わっちゃいましたけどまたさっきの道戻れば良いだけの話ですし……!」ピリリリッ 京太郎「あ……ちょっとすみません、……もしもし!」ピッ 灼『京太郎……買い物に行くだけなのにちょっと遅くない……?』 京太郎「…………すんません」 カーン!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4382.html
灼「んんっ……」モゾモゾ 京太郎「あ、やっと起きた?」 灼「…………おはよ、きょうたろ……」ボーッ 京太郎「おはよう灼さん、朝食の準備はできてるよ」スッ 灼「ん……いまいく……」モゾッ 京太郎「……んー、すぐに起きるのは良いことなんだけどさ」ポリポリ 灼「……?」ポケーッ 京太郎「そのかっこでごはんを食べるってのはいかがなもんかと思うんだが……」ニヤニヤ 灼「…………っ!?」バッ 灼「き、京太郎のすけべ……///」 京太郎「そんなの今さらだろ……待ってるから、早く着替え終わらせとけよ?」ガチャッ バタンッ 灼「………もう」はぁ… 灼(いまだに信じられないけど、もう結婚して一ヶ月すぎたんだよね……)スッ 私、鷺森灼は……一月前に長年名乗っていた自分の名字に別れを告げた 今の私の名前は須賀灼……京太郎のお嫁さんになって、もう一ヶ月が過ぎた 京太郎「ごちそーさまでした」パンッ 灼「ご馳走さま……なんかまた料理上手くなってない?」 京太郎「ふっふっふ、まーこんだけ作ってりゃ上手くもなりますって」スッ 灼「あ……片付けなら手伝う」 京太郎「いいっていいって!……灼さんまだ昨日の疲れとれてないだろ?今日はゆっくり休んでて……」 灼「お願い、やらせて……」 京太郎「灼さん……?」 灼「最近朝も夜もごはん作ってくれてるの京太郎でしょ?こういうのって普通…お……お嫁さん…の仕事…だから……///」ゴニョゴニョ 京太郎「……分かったよ、じゃあ一緒に片付けようか」ニッ 灼「う、うん……」コクンッ ジャーゴシゴシ 灼「……そういえば、私も聞きたいことがあったんだけど」キュッキュッ 京太郎「なに?」 灼「京太郎ってなんで未だに私の事さん付けするの?」 京太郎「なんかもう灼さんでなれちゃってさ……無意識にそう言っちゃうみたいなんだよ」 灼「そうなんだ……でも昨日の夜は私のこと呼び捨てで……よ、呼んでたよね///」カァァ 京太郎「そりゃあまぁ……な、……俺だってヒートアップしたら、そーいう風に呼ぶことだって、あ…あるさ///」 京太郎(じ、自分で言っててけっこー恥ずかしいな、これ)ハハ… 灼「……///」ボッ 京太郎(……いかん、思い出したらなんかムラムラしてきた………けど朝っぱらからこーいう事するのはいくらなんでとダメだよな……)ソワソワ 灼「……ねぇ」 京太郎「な、なんだ……?」ドキッ 灼「私は京太郎のこと呼び捨てで呼んでるのに、京太郎だけ私の事呼び捨てにしないのはズルいと思う……」ギュッ 京太郎「あ、灼さん……せっかく着替えたのにまた汚すのは……」 灼「今日は私もオフの日だし……時間もいっぱいあるから……だ、だから」ドキドキ 灼「京太郎は、京太郎の好きな時に、私を好きにしていい……」スッ 灼「京太郎………いっぱい、愛して……?///」 京太郎「ーっ、灼……!!」ドサッ 灼「きゃっ……」 京太郎「もう止めてって言ってもやめないからな……覚悟しとけよ?」 灼「あ……きょう……たろぉ……」ギュゥッ 京太郎「灼……」ギュゥッ 続きはWebで!カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4388.html
晴絵(16)「……はぁ」トボトボ 晴絵(今日も牌に触れなかった……、卓についてもあの時の事を思い出して……)ブルッ 晴絵「……ん?」ピタッ ???「ぐすっ……ひっく……うぅ……」 晴絵「……男の子、かな?なんで泣いてるんだろ……」スタスタ 晴絵「ねぇ、君どうかしたの?」 ???「お、おねえちゃんだれ……?」グスッ 晴絵(あらやだカワイイ……)キュン 晴絵「私は名前は赤土晴絵、君の名前は?」 京太郎(7)「……きょーたろー、すがきょーたろー……」 晴絵「そっかー京太郎くんかぁ、ところで京太郎くんはどうして……あっ」チラッ 晴絵(この子……膝擦りむいてるじゃない、転んで泣いちゃったってところかな?) 晴絵「ちょっと待ってね京太郎くん……」ガサゴソ 京太郎「……?」グスッ 晴絵「絆創膏かばんに入れてて良かったよ、……はい、これで大丈夫!」ペタペタ 京太郎「ご、ごめんなさい……」シュン 晴絵「なんで謝ったりしてるのよ?こういうときは素直にお礼を言うのが一番良いのよ?」 京太郎「う、うん……!」 京太郎「あ、ありがとう………はるえおねえちゃん」ニヘラッ 恋のキューピッドSSSさん「(君のハートに)ロン」 晴絵「」ズキュゥゥゥン 数日後…… 望(16)「ハルエー、今日は部活……」 晴絵「ごめん望!私今日も用事あるから!!じゃあね!」ビューン 望「は、早っ……」 望(うーん……元気になってくれたのはありがたいんだけど、時々あんたが怖く感じるわハルエ……) 望(いったい何があったってのよ……)  ̄ ̄ ̄ 京太郎「あ!はるえおねえちゃん!」 晴絵「お、おまたせ!京太郎くん!ま、待たせちゃった!?」ハァハァ 京太郎「ううん、ぼくもきたばかりだよー」ニコッ 晴絵(うあぁぁぁ!!か、可愛すぎるわよ京太郎きゅん!!そんな汚れの無い笑顔で私を見ないでぇぇぇ!!!)ニヨニヨニヨニヨ 晴絵「そ、そっかー、それはよかったなぁー!あは、あははは……」 京太郎「きょうはどんなおはなしするのー?」 晴絵「うーん、京太郎くんはどんなお話が聞きたい?」 京太郎「はるえおねえちゃんのがっこうのはなし!」 晴絵「そっかー私の学校の事ね、それじゃああっちのベンチに座りながら話そっか?」ギュッ 京太郎「うん!」 晴絵(うきゃあぁぁぁ!!然り気無くお手て繋いじゃったぁぁぁぁ!!可愛いよきょーたろーきゅぅん!)ニヤニヤニヤニヤ 京太郎「?」ニコニコ かくかくしかじか四角いムーヴ 晴絵「……とまぁこんな感じかなぁ」 京太郎「へぇー、はるえおねえちゃんはまーじゃんぶなんだぁ」 晴絵「う、うん……まぁ、ね」 晴絵「……でもね、ひょっとしたら辞めちゃうかもしれないかも」 京太郎「ふぇ?」 晴絵「……今ね、お姉ちゃん牌に触れない病気になっちゃってるの」 京太郎「びょーき?なおらないの?」 晴絵「どうだろう……ひょっとしたらずっとこのままなのかもね……」アハハ… 京太郎「……だいじょーぶ?」ナデナデ 晴絵「ふふ……心配してくれるんだ、優しいんだね京太郎くんは」 京太郎「そんなことないよ、だってぼく……いますごくざんねんなきもちなんだもん」 晴絵「残念?」 京太郎「うん、きんじょのひとたちがいってた」 京太郎「はるえおねえちゃんはすごいまーじゃんがつよくて、てれびにもでてたって」 京太郎「ぼく、てれびとかでぷろのまーじゃんのしあいみるからしってるんだ、まーじゃんしてるひとたちはすごくかっこいいって」 京太郎「だからぼく……はるえおねえちゃんのまーじゃんしてるとこみたかったな……」シュン… 晴絵「」キュン 晴絵「……のぉぉぞぉぉみいぃぃぃぃぃ!!!!!」バッターン 望「うっわ!?いきなりビックリするじゃない!!……って誰その脇に抱えてる子は!?」 京太郎「えっと……こんにちわ」 望「あ、こんにちわー……じゃなくて!!」 晴絵「そんなことより望!!今から半荘打つわよッ!!」 望「え、でもあんた今牌に触れないんじゃ……」 晴絵「んなもん関係ないわよぉぉ!!京太郎きゅんがかっこいいところ見たいって言うなら見せるしかないじゃないのぉぉ!!」ビッシィィ 望(き、京太郎……きゅん!?)ビクッ 京太郎「はるえおねえちゃんがんばれー!」 晴絵「まっかせなさーい!!晴絵お姉ちゃんにおまかせあれー!!」ブンブングルグル 部員1「は、はるちゃんが壊れてる……」ヒソヒソ 部員2「まさか赤土さんってショタコ」ヒソヒソ 望「やめてそれ以上言わないで!!」 晴絵「わたしはッ!今ここからッ!!新しいレジェンドをぶっ建てるッ!!!」ゴォッ 晴絵(だから見ててね京太郎きゅん!お姉ちゃんのかっこいいところを!!)ハァハァ 望(ダメだこいつ、早くなんとかしないと……!!) タイーホされる前にカン 時代は再び現代へ 晴絵(25)「……とまぁこんな感じでトラウマを克服して今ここにいるわけよ」フッ 咏「へぇーそうなんだ、知らんけど」 咏(その望って子も大変だったんだろうなー) 咏「……で、あれがさっき話してた?」チラッ 京太郎(16)「晴絵姉ちゃん頑張れー!!」ウォー! 灼「ハルちゃんがんばー!!」オーッ 京太郎・灼「あそーれレ・ジェ・ン・ド!レ・ジェ・ン・ド!!」 咏「慕われてるねい」 晴絵「京太郎きゅんが応援してくれてる……これは負けられませんわー!!」ゴォッ 咏「……これ以上奇怪な目で見られたくないから先に行ってるぜー」スタスタ 健夜「ロン、36000」パラッ 晴絵「」 京太郎「は、晴絵姉ちゃぁぁぁん!!」ウワーン 灼「ハルちゃぁぁぁん!!!」ビエーン 人生そんなに甘くないのである もいっこカン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4384.html
10月某日 穏乃「山登りがしたい!」バンッ 京太郎「そうか、じゃ行ってこい」バイバーイ 穏乃「うん!いってきまーす……って止めてよ!?」 京太郎「いきなり山に登りたいとか訳のわからん事言われても反応に困るんだが……」 穏乃「いやー最近体が鈍ってるような気がしてさ、やっぱりたまには山に登んないと体にも悪いもんね!」キラキラ 京太郎(別に山に登らんでも体調は悪くならんと思うんだが……) 京太郎「そんなに行きたいなら一人で行けばいいじゃん」 穏乃「一人でなら中学で散々登ったよ、今は他の誰かと一緒に登りたい気分なんだ」 京太郎「それなら憧でもいいだろ……何で俺なんだよ?」 穏乃「だって憧ったらさ『今しずと登ったら途中ではぐれて遭難しそうだからやだ』って言うんだもん……憧も衰えたものよ……」ヨヨヨ… 京太郎(その場にいたら憧に全面同意してたな、俺) 穏乃「憧がだめなら消去法だと京太郎しかいないんだもん……ダメかな?」ショボン 京太郎「……はぁ、分かったよ付き合えばいいんだろ?その山登りとやらに」 穏乃「ほんと!?」バッ 京太郎「どのみち今日は暇だしな……仕方ないから一緒に行ってやるさ」 穏乃「へへ……ありがとう、京太郎!」ニコッ 京太郎(山登りねぇ……まぁ正規のルートを通ってけば簡単に山頂までつくだろ)ウンウン 翌日 穏乃「うっおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ダダダダダダダダダダッ 京太郎「ちょっ……!まて……ぜっ、はぁ…少しはスピード緩めろ……!」タッタッタ 穏乃「へっへへーん、なにいってるの!その調子だとお昼までにつかないよー!?」クルッ 京太郎「つかなんだよこの道!……いやもう道じゃねえし!お前いっつもこんな獣道通ってたのかよ!?」ハァ…ハァ… 穏乃「え、だってこっちの方が早く着くでしょ?」ニッコリ 京太郎「こっの……猿めぇ」ゼェ…ハァ… 穏乃「ふっふーん!私が猿ならきょーたろーは猿以下だねー♪それじゃあ山頂目指してペース上げるよーーっ!!」ダッ 京太郎「くっ……ぬぉ、負けてたまるかよぉぉぉ!!!」ダダダダ 京太郎(早く……あいつに追い付かねえと……!じゃないと……!!)チラッ 穏乃「いやっほぉぉぉーーー!!!」ダダダダダダダダダ………フワッ 京太郎(さっきからジャージの中が下から見えてんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!上見て走れねぇから滅茶苦茶おっかねぇんだよこんちくしょぉぉぉ!!)チョクシガデキマセーン 穏乃「きょーーたろーー!!足元ばっかり見てると危ないよーーー!?」ダダダダダダダダダダッ 京太郎「おまえがっ!それを言うなぁぁぁ!!!」ダダダダッ 数十分後 穏乃「とーっちゃく!!お疲れさま、京太郎!」ニコッ 京太郎「………ーーーっ!」コヒュー…コヒュー…… 穏乃「………ありゃ?」 京太郎(キツかった……体力的にも精神的にも……っ!!)ゼェ…ハァ…←結局抜かしきれないから諦めて正面から向かい合った人 京太郎「な、……何でおまえ、そんなに息とか切れてないの……疲れてないのか……?」プルプル 穏乃「んー……山に登ってるからかなぁ?」 京太郎「わっかんねー、お前の言ってることがわっかんねー!」 穏乃「でも京太郎やるねー!ここまで着いてこれたのは京太郎が初めてだよ?」 京太郎「そりゃ男子だからな……意地とかもあるし」 穏乃「ふふ……ならここまでこれた京太郎にご褒美!見よ、この景色を!!」バッ 京太郎「ご褒美って……………うわぁ……っ!」 眼前に映るのはどこまでも続く山 そして赤と黄が織り成す紅葉… 広がる山々の紅葉に澄みきった青空……見たことも無い絶景が目の前に広がっていた 京太郎「………すっげぇ」 穏乃「でしょ?」ヨイショ 京太郎「うん……すげえよ、よくこんな絶景が見れるとこ知ってたな」ペタッ 京太郎(普通に登って着く山頂でもここまではいかないだろ……) 穏乃「……中学のときにこの場所を見つけてね、そのときは麻雀教室も無くなってて、和も憧もいなくてね……」 穏乃「何もないときは一人でこーやって後ろの樹にもたれかかってずっとこの景色を眺めてたんだ」 京太郎「……穏乃」 穏乃「本当はね、ずっと前からこの景色を誰か他の人にも見てもらいたかったんだ……」 京太郎「……じゃあ俺が」 穏乃「うん!他の人に見せれたのは京太郎が初めて!だから……」 穏乃「今日はホントにありがとね、京太郎!」ニコッ 京太郎「……ったく、そーいう事なら始めっから言えっての」クシャクシャ 穏乃「えっへへ……///」 京太郎(マジでいいとこだなここ……景色もキレイで風もきもちーし……なんっか…………疲れて……ねむ……)ウトウト 穏乃「……京太郎?」 京太郎「………」スー…スー… 穏乃「……もう、こんなとこでお昼寝なんてさすがに私でもやらないよ?」ヤレヤレ 穏乃「でもなんか私も眠くなってきたなー……やっぱり鈍ってるからかなぁ……?」 穏乃「……うん、決めた、私も一緒に寝よっかな」ポフッ 穏乃「……京太郎のとなり、なんか落ち着くなぁ……」ウトウト 穏乃(………できればずっと) 穏乃(きょーたろーとこうしていたいなぁ……)ギュッ 京太郎「………」スヤスヤ 穏乃「………」グゥ… 起こすのは野暮ってもんよ……カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4387.html
9月某日 ※憧ルートif 京太郎「……えーっと、確かここら辺だったよな?」キョロキョロ 憧「おーい!こっちこっちー!」ブンブン 京太郎「あ、いたいた……よっ、おはよ!ひょっとして待たしちまったかな?」 憧「ううん、あたしもちょーど来たとこだし……そ、それよりさ……!」ソワソワ 京太郎「ん、どうかしたか?」 憧「そ、その……普通こういうときに言うこととかってあ、あるんじゃない?///」 京太郎(……あー、なるほどな)ピーン 京太郎「憧」 憧「な、なによ?」 京太郎「その服すげー似合ってる、めっちゃ可愛い」キリッ 憧「な、あっ……そ、そうかな……?///」テレッ 京太郎「ああ!俺が保障する」ニコッ 憧「そ、そっかー……えへへ……///」ニヨニヨ 京太郎「さぁ、そろそろ行こうぜ、今日は憧の買い物に付き合う約束だもんな」スッ 憧「あ……きょ、京太郎!」 憧「京太郎も、すっ、すっごくカッコいい、わよ!?///」ボッ 京太郎「っ!!///」ドキッ 京太郎「そ、そうか!そんなに決まってっかなぁーオレ!?」ビシッ 京太郎(やっべ……なんか凄まじいカウンターくらったような感じだ……///) 憧(うぅ……い、意外と恥ずかしいわね) 憧(普段からからかわれてるから仕返しのつもりだったのに……///)カァァ 京太郎「…………///」 憧「…………///」 京太郎「……えっと、じゃあ……行くか?」スッ 憧「う、うん……///」ギュッ 短くて申し訳ない、これにて小ネタ五本よーやくカン!!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4383.html
憧「掃き掃除終わったわよー」 モブ子「おつかれー、早く掃除終わらせて部活行きたいね」 憧「そうねぇ、早くインハイに向けて練習したいわ」ウズウズ モブ子「憧は良いなぁ……インハイって東京でやるんでしょ?」 憧「まぁね……でも観光とかそういうのは多分全部が終わってからになるだろうけどね」 モブ子「へぇー……あれ?そういえばモブ美ちゃんは?」 憧「バケツに水を汲みにいったまま帰ってこないけど……」 モブ美「お、重いですー……」プルプル モブ子「あ、来た来た……もう、遅いよー」 モブ美「ご、ごめーん……いまそっちに……」ヨタヨタ 憧「……あれ、大丈夫なの?」 モブ子「止めたんだけど……本人がやるって聞かないから……」 モブ美「うわ……った、た……!」フラッ…タッタッタ モブ美「わひゃっ……!」ステーン バケツ「」ピューン 憧「……え?」 憧「うう……最悪」バタンッ 憧「まさか頭から思いっきり水被るとか思ってなかったわ……」ブルブル 憧(あんな涙目されると怒るに怒れなかったし……まぁ反省してたみたいだからいいけど)ブルッ 憧「……くしゅん!」 憧「制服も張り付いて気持ち悪いし……脱いじゃえ」バサッ 憧「で、窓際にでも置いとけば乾くでしょ……シャツは……」 ヨッシャー、キョウモゲンキニブカツヤルゾー! 憧「」 憧(うわヤバ……!?この声京太郎!?ど、どうしよう……こんな格好見せらんないわよ……!!///)アタフタ 憧(どっ、どっか隠れないと……!!)タタッ 京太郎「ちわーっす、今日もよろしくお願いしまーす!」ガチャッ ロッカー「」 京太郎「ってなんだ、俺が一番乗りか……」 ロッカー「」 京太郎「うーん、仕方ない……誰かくるまで待ってるか……」ストンッ ロッカー「」 ロッカー(in憧)(あ、危なかったぁ………おと少し遅れてたら見つかってたとこだったわよ……) 憧(部室から出ていく気配は無さそうね……で、でも……こんな格好あいつになんか見せられないわよ……///)←具体的に言うとスケスケのシャツ 憧(ど、どうするばいいのよこの情況……) 京太郎「あれ、なんでこんなとこに女子の制服があるんだ?」 ロッカー「!」ガタッ 京太郎「ん?」クルッ ロッカー「」シーン 京太郎「……気のせいか」 京太郎「しかもなんか濡れてるし……誰かがここで乾かそうとしてたのか?」フム… 京太郎「でもただ置いてるだけじゃ全体的に乾かんだろ……よっと、ここにフックがあるからここにかけて……」 京太郎「これでよしっと」 憧(ーーーっ、あ……あぶなかった……本当にあぶなかった……)ヘナヘナ 憧(でも私の制服に変なことでもするかと思ったのにわざわざかけ直してくれるなんて……や、やっぱりあいつって良いやつなのかな……) 京太郎「あー、でもなんか窓際の辺りとか水浸しになっちまってんなー」 京太郎「しょうがない、掃除しておくか」 ロッカー「!!!!!!」ガタンッ 京太郎「な、なんだ!?」ビクッ 憧(マズイマズイマズイって……!!このままじゃ見つかっちゃう……!?) 京太郎「中の物でも落ちたのか?」スッ 憧(だ……ダメ!!!///)グッ 京太郎「あ…あれ、開かない……!?」ググッ 京太郎「昨日まで普通に開けれたのに……なんで急に立て付け悪くなってんだ!?」グググッ 憧(こ、こんな姿見られたらあたしっ………!!)グググッ 京太郎「ええい!漢、須賀京太郎!!ロッカーごときに負けてたまるかぁぁぁ!!!」 京太郎「そぉいっ!!!」ガチャッ 憧「あ……!」フラッ 京太郎「…………えっ?」 バターン 京太郎「いってぇー……いったい何が……?」パチクリ 憧「いたた……って」ムクリッ 京太郎・憧「あ」 憧(み……見つかっちゃったぁぁぁぁ!!?!?///)カァァ 京太郎(な、なんで憧がロッカーの中に……!?つうか憧……) 京太郎「おまえ……そのかっこ……」ジーッ 憧「な、なにジロジロ見てんのよ……///」 憧(もう……なんなのよ、なんで今日に限ってこんなに厄日なのよ……!!こんな姿見られるなんて恥ずかしいじゃない……!) 京太郎「……憧」ガシッ 憧「ひゃうっ!?な、……なに?」ビクッ 京太郎「おまえってさ……」 憧「う、うん……!」ドキドキ 京太郎「……以外とおもち、あったんだな」キリッ 憧「」ピシッ 京太郎「あ、でもさすがに松実先輩とかには負けてるか……そういえば憧、おまえなんてロッカーに「死ぇぇえぇぇぇぇえぇぇ!!!!!!」ぶるぅあぁぁぁ!!?」バチィィィン 晴絵「……で、なんでこうなってるの?」 憧「し、知らないわよ……!!///」プイッ 玄「だ、大丈夫……京太郎くん?」ユサユサ 灼「へんじがない……ただのしかばねのようだ」ツンツン 京太郎「」ピクピク カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4390.html
灼母「見て見てあなた!この部屋から見える景色とっても素敵じゃない?」 灼父「うむ……そうだな」 灼母「夕飯は豪華海鮮バイキングですって、今からとても楽しみねぇ!」 灼父「うむ……そうだな」 灼母「でも私、蟹とかって苦手なのよねぇ……こうチクチクするじゃない?」 灼父「うむ……殻は俺が剥いてやろう」 灼母「やぁーねぇもう!頼もしいこと言っちゃって!!」バシッ 京太郎「仲が良いなぁ、あの人たちは」ポケーッ 灼「京太郎、荷物はもう降ろした?」 京太郎「はい、灼さんは今までどちらに?」 灼「お祖母ちゃんの付き添いでお土産屋さんに行ってた」 京太郎「そうだったんですか…………で、灼さん……そのTシャツはいったい……」ジーッ 灼「可愛かったから買っちゃった……どうかな?」 京太郎「た、大変よろしゅうかと……」ダラダラ 灼「そっか……良かった」クスッ 京太郎(この人のファッションセンスはやっぱり計り知れないな……)ゴクッ 灼「そう言えば京太郎……最初は旅行に行くの断ろうとしてたんだって?」 京太郎「うぐっ……なぜそれを……!?」ドキッ 灼父(すまん須賀くん、うっかり口が滑ってしまったんだ……許せ) 灼「どうして断ろうとしたの?」 京太郎「灼さんのお父さんから旅行の話を持ちかけてきたときは嬉しかったんですけど、なんていうか……居候が図々しく家族旅行に付いてきても良いのと思って……」 灼母「あらやだ、そんなこと考えてたの?」ポカーン 灼「お母さん?」 灼母「私たちはもうとっくに須賀くんの事は家族同然に思ってるのよ、ねぇ灼?」 灼「……なんで私に振るの?」 灼母「あなたはそういうことは心だけにとめておく子だからねぇ……バシッと言ってあげなさい!」 灼「うぅ……き、京太郎」クルッ 京太郎「な、なんですか?」 灼「私は……私だってもう京太郎の事は家族だと思ってるから……」 灼「だからそういう遠慮とかされると………凄く悲しくなるからやめてほしい……」 京太郎「灼さん………分かりました!それじゃあこの家族旅行は目一杯楽しませてもらいます!!」グッ 灼「……わ、分かれば良いの……」フイッ 灼母「まぁーた照れちゃって」プフッ 灼「照れてない!!///」カァァ 灼父「うむ……なぁ須賀くん、いっそのこと鷺森京太郎にならないか?」 灼「……っ!!?」ドキッ 京太郎「気持ちは嬉しいですけど……さすがにそれは……」アハハ… 灼父「冗談だ冗談」 京太郎(そんな仏頂面で言われても冗談に見えないし聞こえないっすよ……) 灼「……」シュン 灼母「……須賀灼」ボソッ 灼「ブフッ!?……ななな、何をいきなり!?」ガタッ 灼母「いやぁ……わが娘ながら可愛いリアクションだわ」クスクス 灼「お、お母さん!!///」カァァ 京太郎「?」 カン!