約 2,183,793 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/148.html
「何で何も起きないのよ!?」 「俺が知るかよ!!」 Zero s DEATHberry ――ゼロの死神 契約は完了したはずだが、『使い魔のルーン』が何処にも現れない 「流石『ゼロのルイズ』契約もまともにできねぇ」 其のとき生徒の一人が異変に気が付いた 「もう一人出てくる!!」 其れは服装こそ違えど確かに 黒崎 一護 であった 「・・・!俺の身体!!」 黒崎 一護がその服装の違う『黒崎 一護』の中に沈んでいく やや間が有って 「!!!!いっでえええええ!!!!」 いきなり痛がり出す一護其の左手の甲には確かに『使い魔のルーン』が刻まれていた 「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ!!?」 今度こそ本当に 職業:高校生兼死神代行 兼 使 い 魔 「信 じ ら れ る か あ あ あ あ!」 「では皆さん、教室に戻ります「話聞けええええ!!」 コルベールは生徒たちと共に「フライ」の魔法で飛んでいく 「ルイズ、お前は歩いてこいよ」 「お前は『フライ』や『レビテーション』の魔法も使えないんだからな」 「精々その使い魔におぶってもらえよ…死神さんなら飛べるかもよ。ハハハ」 暫くの後空中に立った一護がルイズに問いかける 「出来ないのか?」 「察しなさいよ!!」 数日後 「おい、落し物だぞ」 その一声がギーシュの二股を発覚させ その一声が決闘を起こし その一声が大惨事を巻き起こす そして後日 「よくきたな、『ゼロのルイズ』の使い魔! 君は貴族である僕に恥をかかせた。よって決闘で決着をつけようじゃないか…!」 「…すぐに終わるさ」 何か板状のものを胸に押し付けると一護が二人に分かれる、否、死神一護が身体から抜け出す一護 「参ったと言って謝れば、許してやるよ。さあ、死神! 戦う気があるなら、剣を取って戦いたまえ……!」 錬金術によって作り出された剣が一護の足元に突き刺さる 「俺はコイツで十分さ」 自分の刀『斬月』をかざし応える 同時にルーンが輝きだした (…?体が軽い? 「剣を取ったな、さあ始めようか! 行け、ワルキューレ!」 青銅の戦乙女が現れ一護目掛けて拳を突き出す しかし其処に彼は居なかった 「トロイんだよ・・・」 ただの一撃で両断される『ワルキューレ』 「ま、まだだっ」 六体のワルキューレが同時に出現し各々武器を持って一護に突撃する 真上に避ける一護、その脇腹を七体目の『ワルキューレ』が捕らえた しかし 「月牙天衝!!」 『斬月』とルーンが輝き、その輝きをそのまま月の形にしたような斬撃が ワルキューレの大半を消し去った だが一護はその場で膝を付き残りのワルキューレの攻撃をほぼまともに食らってしまった 「止めだ!!」 ワルキューレの両拳が一護の頭を捕らえる直前 その体が一瞬純白に染まった
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/28749.html
登録日:2014/06/03 Tue 23 05 05 更新日:2024/07/14 Sun 11 33 35 所要時間:約 6分で読めます ▽タグ一覧 KCグランプリ編 アニメオリジナル アニメオリジナルキャラクター コンプレックス ジーク ジークフリート ジークフリード・フォン・シュレイダー ジーク・ロイド ニーベルンゲンの歌 ピンク ワルキューレ ワルキューレの騎行 劣等感 嫉妬 小物 没落貴族 津田英佑 社長 薛宏美 逆恨み 遊戯王 遊戯王DM 遊戯王ボスキャラ 遊戯王登場人物項目 ジーク・ロイドとは遊戯王デュエルモンスターズに登場したキャラクター。 アニメオリジナル展開「KCグランプリ編」にて登場したアニメオリジナルキャラである。 担当声優は津田英佑氏、少年期の声は薛宏美氏。 KCグランプリ編におけるボス的な存在。 【概要】 「ヨーロッパ無敗の貴公子・皇帝」の異名を持つデュエリスト。 その通り名の如く貴公子然とした出で立ちであり、服装も(目に優しくない)蛍光ピンクと赤で統一されたスーツを着こなす。 一見、女性的とも取れる腰まで届きそうな長髪を称えた美男子でもある。 その性格は中世の貴族の様に傲慢かつ尊大、しゃべり方も芝居がかっていて仰々しい。 (ジーク・ロイドが一方的にライバル視している)海馬とは別ベクトルに「ライバルらしい」キャラクター。 しかしかなり嫉妬深く思い込みも激しい一面もある。 後述の自身のデッキの影響からか、テーマBGMは「ワルキューレの騎行」である。 使用デッキはアニメオリジナルの【ワルキューレ】。 モンスターの能力はわりと普通なのだが、永続魔法の能力が高い。 モンスターを徹底的に封じる戦術でインセクター羽蛾&ダイナソー竜崎コンビや城之内克也を下し、海馬瀬人をも追い詰めた。 そんな彼の正体は総合アミューズメント企業「シュレイダー社」の実質的な代表(社長は父だが、実質的に引退している)であり、本名はジークフリード・フォン・シュレイダー。 海馬のライバル企業の代表であり、謀略を駆使し「会社の存続」と言うポイントから海馬コーポレーションを追い込んだ策士でもある。 汚い手段を取る事に躊躇いはなく、 アニメオリジナルカードシュトロームベルクの金の城という公式大会で使用できないプロモカードのデータを、 リ・コントラクト・ユニバース(物理)により無理矢理使用可能に改造。 このカードかなり強力な効果を持っているのだが、それに飽き足らず勝手に破壊耐性を付加させたり、 自分が払う大きな維持コストを相手が払うようにしたりとやりたい放題なテキスト改竄まで行っている。 後者は相手に自壊させる方法を与えてしまったことにより仇になった。 そしてこの改竄したカードを弟に使わせる事により海馬コーポレーションにウイルスと言う「正真正銘のダイレクトアタック」を仕掛けさせた。 正にリアリストの鏡の様な悪人である。 物理的な手段でカードテキストの改竄を行ったのは今のところ彼だけである。 しかし、経営者としてはやり手らしく、 ペガサス・J・クロフォードとの契約を結ぶシーンがアニメのラストで描かれており、 5D'sでは関連会社と思われる「株式会社 シュレイダー・トイズ・ジャパン」の名前が確認されておりこの時代まで生き残っている。 余談だがGXでは使用カードが登場しているものの、本人の名前が出る事はなかった。 ちなみに北欧神話モチーフのデッキや中世的な顔立ちやナルシストな仰々しい芝居がかった雰囲気は、 後の5D'sのキャラクターチームラグナロクのハラルドを彷彿とさせる。 肝心な時にモンスターを引けなかったり、圧倒的に有利な条件で戦っているのにプレイがヘタれてて負ける辺りも似ている。 ………と、ここで終わっていたら普通の遊戯王キャラクターなのだが。 彼の事を語るにはあまりにも身勝手な海馬への逆恨みについて解説する必要がある。 【海馬への逆恨み・ジークのヘタレ伝説】 海馬瀬人の義実家である海馬家、そして海馬が経営するその海馬コーポレーション。 海馬コーポレーションの経営方針の特異さ、成長性の高さ、会社の規模は遊戯王シリーズの視聴者には言わずもがなだろう。 一方、シュレイダー家及びシュレイダー社は当初兵器産業に傾倒しており、その点において海馬コーポレーションのフォロワー・二番手と言う立ち回りを強いられていた。 シュレイダー社とは違って家柄や歴史と言う積み重ねが無い、所謂「成金」的な海馬コーポレーションの成長。 更にジーク個人としても自身より遥かに優秀な剛三郎と優れた実力を持つ瀬人の親子の能力と言う点において、劣等感と焦燥感や嫉妬を抱いていた。 ジークは後継者として海馬を超えるための英才教育を施されていた(実家が元々名家らしく、かつての栄光を取り戻すという母の期待も背負っていた)が、父である社長がKCに拘るあまり業績を悪化させ、心労が祟り引退したことを受け、あくまで次期社長でありながら若くして実質的に会社の舵取りを担わされるハメになった。 KCを越えようと兵器産業に拘った父の経営方針を撤回し、アミューズメントへ舵を取ったシュレイダー社だが、折悪く同じタイミングで瀬人がKCを掌握、同じくアミューズメントへ方針転換。 KCのフォロワーという立ち位置を抜け出せなかった。(*1) それでも本来は単なるライバル会社、目の上のたん瘤で産業転換後も競い合うライバル程度の扱いで済んだのだろうが、ある出来事が海馬への恨みを爆発させてしまう。 それはシュレイダー社が海馬コーポレーションを含む他社と差別化すべく開発した「バーチャルシステム(要はソリッドビジョン)」の開発である。 これの開発に成功したシュレイダー社は直ぐに発表しようとする。 しかし、コンペにおいて、ペガサスの会社との提携と言う形による海馬コーポレーションのバーチャルシステムに先を越され、発表が遅れてしまう。 この「後一歩出遅れた敗北感」は耐え難い屈辱の記憶となり、海馬への恨みとなった。 そしてジークは様々な妨害工作でKCの信頼を落とし、世界中に中継されたデュエルで海馬を倒して見せることにより海馬コーポレーションの失墜及びペガサス・J・クロフォードに見限らせ、シュレイダー社との契約を取り付ける算段であった。 ちなみにデュエル中この告白を聞かされた社長の台詞は要約すると 海馬「この俺には全く関係のないことだ!」「貴様の吐く空虚な言葉など、俺の胸にいささかも届かぬ!」 …バッサリであった。 まぁ、この件に関しては圧倒的にジークに非があるし実際社長からすれば「KCの名誉挽回のため大会を開催したら、なんかライバル会社の社長が勝手に恨んで、不正手段で大会出場してウィルステロやら恨みつらみをぶつけてきた」という感じで関係無いので社長からしてみればいい迷惑である。 そもそも、バーチャルシステム自体その原型は海馬が中学生の時に開発したシミュレーター、つまり発表の直前どころか何年も前に既に理論が完成してたので、ジークの主張は筋違いの思い込みで根本的な部分から間違ってる。 というかこいつ、社長関係やデュエル関連の全体的な行動や言動が酷い。 上記のトラブルをよく調べや調査もせずに勝手に海馬コーポレーションに後一歩のところで負けたと勘違いして恨んでる→海馬が中学生の時にもう完成してるので後一歩どころか完全に惨敗してます 海馬「貴様の名前の詐称は許しがたい!株価の操作やハッキングについてはスルー出来ても参加資格の剥奪に充分な理由だ」→ジーク「海馬コーポレーションの社長ともあろう人がなんと了見の狭い」(自分の数々の不正は棚に上げながら) ジーク「海馬、運命の序曲は静寂から始まるとは限らない…」→海馬( 観客 視聴者)「いいからさっさとデュエルを進めろ!」 何かワルキューレモンスターを出す度に「ワルキューレの騎行」が流れてテンポが悪い。 事あるごとに海馬をやたら煽る割には軽く流され、逆に「なにを青ざめている。破滅の運命が見えたか。」「どうだ?運命のささやきはもう聞こえまい? 」と煽り返されると威勢を失う。 そして使用モンスターも魔法も美少女ばかりな通称「オタクデッキ」「エロゲデッキ」(*2)等残念な呼び名で視聴者から言われてる。 自身の使った敵のドロー加速が仇になり、混沌帝龍-終焉の使者-による全体除去→魂の解放で墓地除外→次元融合からの大量帰還ワンショットと言う(当時の)ガチコンボを食らう。 また、自身の使った魔力の布施を相手に利用され次元融合を発動するためのライフコストを稼がせてしまった。 次元融合を発動された時点で負け確となっていたが気づいておらず、ヴリュンヒルデが海馬のドラゴンの攻撃力を上回っていたことで威勢を張っており、その後にドラゴンの連続攻撃によって負ける。 これだけインチキをやっていながら社長に勝てない実力&モンスターを引けば勝ち確の場面で引けない半端な運命力 自身がデュエルに負けても悪あがきとして弟を騙して、発動すると海馬コーポレーションのコンピューターにウイルスが発生するカードを使えと指示した→弟の正々堂々としたデュエル方針をぶち壊した挙げ句負けたら見捨てるという外道っぷりを披露。 敗北が決定しても、やられる直前まで理解できず高笑い。 ジーク「どんな敵のカードの影響も無い最強のカード、しかもコストは敵が払うおまけ付き! これで弟に使わせウイルスをばらまいてやる!」→闇遊戯「コスト払えないと自壊するだろソレ」と痛いところを突かれる。 特に最後二つが酷い気がする。 単純にデュエルをするために参加したのに、騒動に巻き込まれ憧れの遊戯とのエキシビションマッチをぶち壊しにされた弟のレオンは結構な被害者である。 実はレオンも名前と経歴を詐称していたりするのだが、兄と違いそれ以外はこれといって悪い事はしていないせいか見過ごされている。 レオン自体は金の城が不正なカードと判明した時に自ら破壊しに行こうとした(しかしカードの効果が改変されていたため失敗した)真面目な少年である。 全体的な総評として、ジーク関連に関して言えば社長に何の罪もないのに逆恨みで海馬コーポレーションに迷惑をかけた事。 結果的に弟を舌先三寸で利用しようとした事。 不正手段で使用不可カードを使用可能 チートレベルの強さに仕立てておきながら欠点に気が付かなかった事。 そして、ぶっ壊れ効果を持つカードをこれでもかと盛り込み、強力なパワーカード頼りの一辺倒なデュエルでありながら、 OCG化もされており、自分が有利になる小細工をしてカードパワーでは圧倒的に不利な海馬に負けたデュエリストとしてのお粗末な能力。 この回のデュエルがアニメDMにおける海馬のラストデュエルであり(バクラ戦は中断)、 壊れアニメオリカデッキを殆どOCGのカードの範囲内でコンボなどを駆使して捻じ伏せた海馬のデュエルは評価が高い。 まあ命削りの宝札や混沌帝龍はジークのオリカに負けてないぐらい滅茶苦茶だったが。 これらのヘタレ要素と下記の海馬のトドメ台詞から「没落貴族」と言う身も蓋もないアダ名で視聴者に親しまれている。 また入浴しながらノートPCでKCのサイトを閲覧しつつわざわざ別窓で表示している社長のポートレイトに薔薇を叩きつけたり、幼少期に一緒にとった社長との記念写真を勉強机に飾っていたり(しかもそれをキレながら払いのける)等ネタキャラで親しまれている。 最後のブルーアイズよ! 哀れな没落貴族にレクイエムを聴かせてやれ!! 滅びのバーストストリーム!! ただ、使用デッキには一定の人気はあるのか「エロゲデッキワルキューレモンスター使ってみたいからOCG化して」なんて声もあった(その結果は後述)。 ちなみに余談だがジーク対海馬のデュエルは全体的な作画が例によって酷い。 何か稲荷寿司が乗ってそうな髪形になってる城之内とかバーストストリーム吐く際の妙にもっさりしたブルーアイズが顕著か。 【デュエリストとして】 常に自信に溢れた態度や言動を見せているが、総合するとデュエリストとしてはかなりお粗末と言わざるをえない。 使用しているカードは強力であり、プレイングもまあまあ鍛えられている。また、大会優勝の経験もあることから素人では決してないのだが、強者かと言われれば疑問符がつく。 上記の海馬戦において描写されたように運命力の半端さや戦況を見通す観察力の不足が目立ち、言ってしまえばギリギリ中堅の域を抜けている程度か。 シュトロームベルクの金の城を改造したこと、レオンを騙して使わせたことからも、デュエリストとしてのプライドについてはないも同然の模様。(*3) さらに言えば城之内戦ではカードパワーの差から圧勝するかと思いきや、城之内のしぶとさの前に攻めあぐねた(ちなみに「Walkuren Ritt」の発動後、生贄なしで召喚できるモンスターを全く引けていない)挙句残りライフ100まで追い込まれている。 【使用カード】 9期ごろからアニメの未OCG化のカードを積極的にOCG化する動きが見られていたが、 同じアニメオリジナルのドーマ編と違いKCグランプリ編のカードは中々OCG化されない状況が続いた。 しかし2018年に「COLLECTORS PACK 2018」にてレオンの使用カードがOCG化され、 「Shadows over Valhalla」にてジークのカードがTCGにて一足早くカード化されることが決定している。 そして2019年9月14日に発売されたパック「EXTRA PACK 2019」で来日し、OCGオリジナル含めてジークのカードが収録されるようになった。 「ワルキューレ」というカテゴリで括られたテーマ扱いとなり、当時の性能を再現しつつも色々と強化されている。 ワルキューレの名を持つ天使族のうち、ユニオンでない9枚は全て光属性+レベルが1~9まで揃っているため、トランスターンやダウンビートに対応している。ただし一部のワルキューレはワルキューレの効果で呼ばないと真価を発揮してくれないのに注意。またサポートカードの一部はワルキューレ以外のモンスターがいると使えないため、カテゴリ外の汎用モンスターを併用しづらいという結構重めの弱点もある。 ワルキューレ・セクスト 効果モンスター 星1/光属性/天使族/攻 0/守2000 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「ワルキューレ・セクスト」以外の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。 (2):自分メインフェイズに発動できる。相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。 セクストは「6」。 特殊召喚をトリガーとする姉妹たちのリクルート効果を持つ。レベル1、光属性、天使、攻撃力0と展開方法に恵まれており、【ワルキューレ】のエンジンとなる。また「コート・オブ・ジャスティス」のトリガーになるのは独自の強み。 一方でデッキ破壊効果は枚数が少なすぎる。スクルドの効果で面倒なカードがあったら使う程度で良いだろう。 ワルキューレ・フュンフト 効果モンスター 星2/光属性/天使族/攻 800/守1200 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの攻撃力は、除外されている相手モンスターの数×200アップする。 (2):自分フィールドに「ワルキューレ・フュンフト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。 デッキから魔法・罠カード1枚を墓地へ送る。 フュンフトは「5」。 ワルキューレへの全体強化と、姉妹の存在を条件とした「おろかな副葬」を内蔵している。 ドリッドと同様の条件で強化できるが、こちらはワルキューレ全体に効果が及ぶ。仮に3体並べば相手の除外モンスター×600の全体強化が発生する。 ワルキューレ・フィアット 効果モンスター 星3/光属性/天使族/攻1400/守1400 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):自分メインフェイズに発動できる。 このカード以外の自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。 その中に通常魔法・通常罠カードがあった場合、その内の1枚を選んで手札に加え、残りのカードは全て墓地へ送る。 無かった場合、めくったカードを全てデッキに戻す。 (2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。 デッキから「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。 フィアットは「4」。OCGオリジナルのワルキューレの一つ。 魔法・罠のサーチ&墓地肥やし効果を持つが、他のワルキューレが必要なので、事実上「Walkuren Ritt」とのコンボ用。 往年の属性リクルーター同様の戦闘破壊をトリガーとしたリクルート効果を持つが、連中と違い上級を呼べるためかターン1制限つき。 ちなみにワルキューレたちはTCGからの逆輸入でOCGにやって来たのだが、その関係かコイツは露出度がアップした。 ワルキューレ・ドリッド 効果モンスター 星4/光属性/天使族/攻1000/守1600 このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「ワルキューレ・ドリット」以外の「ワルキューレ」カード1枚を手札に加える。 (2):このカードの攻撃力は、除外されている相手モンスターの数×200アップする。 ドリッドは「3」。アニメに登場したワルキューレでは唯一の下級モンスター。 除外戦術にハメれば2000打点くらいは余裕で到達できる。 OCG化に当たりワルキューレのサーチ効果を追加されているが、こっちはセクストと異なり通常召喚でも機能する。 展開の要となる「Walkuren Ritt」を引っ張って来られるのは大きい。 ワルキューレ・ツヴァイト 効果モンスター 星5/光属性/天使族/攻1600/守1600 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、 相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。 (2):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に、自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。 ツヴァイトは「2」」。 召喚をトリガーとした単体除去、戦闘後に永続魔法をサルベージする効果を持つ。このカード自体が倒されてもサルベージはできるので、自爆特攻もたまには有効。 また、光属性のレベル4天使に「トランスターン」を使えば引っ張れる上、カテゴリ・種族・属性関連の効果を全く持たない汎用カードであるため、天使族や他のデッキへ出張することも考えられる。 ワルキューレ・アルテスト 効果モンスター 星6/光属性/天使族/攻1600/守1800 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが魔法カードの効果で手札から特殊召喚に成功した場合、 自分の墓地の「時の女神の悪戯」1枚を対象として発動できる。 そのカードを手札に加える。 (2):自分フィールドに「ワルキューレ・アルテスト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。 相手の墓地からモンスター1体を選んで除外する。 その後、このカードの攻撃力はターン終了時まで、除外したモンスターの元々の攻撃力と同じになる。 この効果は相手ターンでも発動できる。 アルテストは「1」。 姉妹の存在が条件だが、フリチェで墓地を荒らしつつモンスターの攻撃力をコピーできる。上手くエクストラのモンスターを狙い撃てれば御の字。 魔法カードの効果で手札から特殊召喚するという重めの条件があるが、墓地から「時の女神の悪戯」をサルベージできるため詰めの一手に有効……なのだが、たいていの場合こいつの展開に使われる「Walkuren Ritt」にあちらのサーチ効果があるので、無理に頼る必要は薄い。 実は回想シーンを見る限り、アニメ世界ではデュエルモンスターズでもかなりの古参カードの模様(王国編よりは前からあることが確認できる)。 ワルキューレ・ヴリュンヒルデ 効果モンスター 星7/光属性/天使族/攻1800/守2000 (1):このカードの攻撃力は、相手フィールドのモンスターの数×500アップする。 (2):このカードは相手の魔法カードの効果を受けない。 (3):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。 このカードの守備力を1000ダウンし、 このターン、自分の「ワルキューレ」モンスターは戦闘では破壊されない。 北欧神話やヴォルスング・サガ出身の戦乙女。最上級モンスターにもかかわらず攻撃力が低すぎるのが痛い。 相手の魔法の効果を受けないという独特の耐性を持つが、モンスター偏重の現在ではちょいと不安が残る。 アニメでは「相手のドラゴン1体につき300ポイント攻撃力アップ」「自身の戦闘破壊の際、代わりに守備力を1000ダウンする」という破壊耐性を持っていたが、OCG化に当たり自己強化は相手のモンスター全体で係数は300から500に、破壊耐性の対象はワルキューレ全体、持続するのはターンいっぱい、と大幅に強化された。 ワルキューレ・エルダ 効果モンスター 星8/光属性/天使族/攻2000/守2200 (1):「ワルキューレ・エルダ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。 (2):「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、 相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。 (3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 戦闘・効果で破壊され相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。 「ニーベルンゲンの指輪」出身のワルキューレで、ヴリュンヒルデの母親。 ワルキューレの効果で呼ばれていれば相手モンスターを全体弱体化し、破壊された相手のカードを除外する永続効果を持つ。 戦線維持の要となるカードであり、セクストの効果で引っ張り出すのがもっとも簡単。 除外効果は各種ウイルスカードとの相性が良く、特に「魔のデッキ破壊ウイルス」「悪のデッキ破壊ウイルス」とは好相性。ワルキューレは光属性しかいないためコストは別途に用意する必要があるが、その場合昔懐かしの「No.85 クレイジー・ボックス」を使うのも手。 ワルキューレ・シグルーン 効果モンスター 星9/光属性/天使族/攻2200/守2400 このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。 (1):このカードが手札に存在する場合、 自分フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 そのカードを墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。 (2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 自分の手札・墓地からレベル8以下の「ワルキューレ」モンスター1体を選んで特殊召喚する。 輪廻転生を司る戦乙女。表側表示の魔法・罠を墓地に送っての自己SS、召喚トリガーの手札・墓地からのワルキューレの展開効果を持つ。 フィールド魔法や下記のフォーチュンチャリオットがコストの候補だが、セクストの効果でこいつを引っ張り、こっちの効果でエルダを出せばワルキューレが一気に3体並ぶ。 運命の戦車(フォーチュンチャリオット) ユニオン・効果モンスター 星6/風属性/天使族/攻1000/守2000 このカード名はルール上「ワルキューレ」カードとしても扱う。 (1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分フィールドの天使族モンスター1体を対象とし、 このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。 ●装備されているこのカードを特殊召喚する。 (2):装備モンスターは直接攻撃できる。 その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。 ワルキューレ専用のユニオン。 上級だらけ+打点の低いワルキューレ達にとってダイレクトアタックは大きいが、こいつ自体が上級モンスターなので並べにくい。 OCG化にあたりワルキューレカードとして扱う効果外テキストが追加され、セクスト、フィアット、シグルーンの展開効果に対応するようになった。 戦乙女の戦車(ワルキューレ・チャリオット) ユニオン・効果モンスター 星3/風属性/天使族/攻 500/守1000 (1):1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。 ●自分フィールドの天使族モンスター1体を対象とし、 このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する。 装備モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードを破壊する。 ●装備されているこのカードを特殊召喚する。 (2):装備モンスターの攻撃宣言時に発動できる。装備モンスターの攻撃力は500アップする。 Walkuren Ritt 通常魔法 このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。 (1):手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。 この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、 次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる。 このカードを発動したターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターは全て持ち主のデッキに戻る。 (2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える。 ワルキューレ展開の要。OCG化に当たり、3体以上を展開した場合の戦闘ダメージカット、墓地で発動する「時の女神の悪戯」のサーチ効果が追加され大幅にパワーアップした。 また、ルビとして「ワルキューレン・リット」と振られているため、カテゴリに対応している。 女神ウルドの裁断 永続魔法 (1):自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。 (2):1ターンに1度、カード名を1つ宣言し、 相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。 そのセットされたカードをお互いに確認し、宣言したカードだった場合、そのカードを除外する。 違った場合、自分フィールドのカード1枚を選んで除外する。 女神ヴェルダンディの導き 永続魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):このカードの発動時の効果処理として、 自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合には、 デッキから「女神ウルドの裁断」1枚を手札に加える事ができる。 (2):1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。 相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、 宣言した種類のカードだった場合、相手はそのカードを自身のフィールドにセットする。 違った場合、またはセットできない場合、相手はそのカードを手札に加える。 女神スクルドの託宣 永続魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):このカードの発動時の効果処理として、 自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合には、 デッキから「女神ヴェルダンディの導き」1枚を手札に加える事ができる。 (2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。 相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。 この効果の発動後、ターン終了時まで自分は天使族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。 3枚でコンボになる永続魔法。 スクルドでピーピングし、ヴェルダンディで引きずり出し、ウルドで除外する。 ただ3枚使ってやっていることは「相手のカードを1枚除外」であるため、手間の割にリターンが乏しい。 これはさすがにないと思われたか、OCG化にあたりスクルドがヴェルデンディ、ヴェルダンディがウルドのサーチ効果を備えており、スクルド1枚からコンボが始動できるようになった。 相変わらずリターンは乏しいが手札消費1枚から永続魔法が3枚並ぶので、手間は減った。 なおウルドにはワルキューレへの効果耐性付与が追加されているので、これを目当てにするのも手。 時の女神の悪戯 速攻魔法 このカードはチェーン発動できず、このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。 (1):自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、自分バトルフェイズ終了時に発動できる。 このカードを墓地へ送る。 次の自分ターンのバトルフェイズ開始時までターンをスキップする。 そのターンの終了時まで自分は「時の女神の悪戯」を発動できない。 ある意味ジーク最大の問題カードの一つ。OCG化前は条件なしというぶっ壊れであり、GXでは実際0ターンキルに使われた(結果は失敗)。 場に「ワルキューレ」モンスターのみ存在しており、バトルフェイズ終了時に発動する、チェーン2以降では発動できないという制約はあるが、ターンスキップ効果は再現された(バトルフェイズ終了時に発動するので、先攻では使用できないため先攻1キルはできない)。 WalkurenRittやアルテストの効果でのサーチ・サルベージに対応しているため、発動そのものは楽な部類。 ワルキューレの抱擁 通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、 このカードを発動するターン、自分は「ワルキューレ」モンスターしか特殊召喚できない。 (1):自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、 自分フィールドの攻撃表示の「ワルキューレ」モンスター1体と 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 その自分のモンスターを守備表示にし、その相手モンスターを除外する。 天馬の翼 通常魔法 (1):自分の墓地にユニオンモンスターが存在する場合、 自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ対象として発動できる。 このターン、そのモンスターは直接攻撃できる。 その直接攻撃で相手に与える戦闘ダメージは半分になる。 終幕の光 通常魔法 このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。 (1):1000の倍数のLPを払い、 払ったLP1000につき1体、自分の墓地の「ワルキューレ」モンスターを対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。 そのモンスターを特殊召喚する。 その後、この効果で特殊召喚したモンスターの数まで、 相手は自身の墓地から攻撃力2000以下のモンスターを選んで特殊召喚できる。 ワルキューレ用「ソウル・チャージ」。ライフが減るのはコストであり、相手もモンスターを蘇生できるという欠点があるが、ヴリュンヒルデの強化には貢献できる。 また相手側の蘇生は任意なので、先んじて墓地のモンスターを除外しておけばリスクを低減できる。 ローゲの炎 永続罠 (1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在し、自分フィールドに「ワルキューレ」モンスターが存在する限り、 攻撃力2000以下の相手モンスターは攻撃できない。 (2):このカードが相手の効果で破壊された場合に発動できる。 手札・デッキからレベル5以上の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。 フライアのリンゴ 通常罠 (1):自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数まで相手の墓地のカードを対象として発動できる。 そのカードを除外する。 (2):セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。 自分は自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数+1枚をデッキからドローする。 地雷カードの一つ。 ワルキューレの数に応じた墓地除外、相手による除去を受けた際のドロー効果を持つ。 以下は2020年現在、まだOCG化されていない。 地の女神 エルダの導き 通常魔法 手札の魔法カード1枚を捨てて発動する。 自分の墓地に存在する罠カードを1枚選択してフィールド上にセットする。 「トラップトリック」の変形とも言えるカード。ただ通常魔法なので即効性はあるものの、伏せるカードがバレバレになる。 ニーベルングの財宝 通常魔法 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。 自分のデッキから「ニーベルングの指輪」1枚を選択したモンスターに装備する。 その後、自分のデッキからカードを5枚ドローする。 ニーベルングの指輪 装備魔法 装備モンスターは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けず、 攻撃宣言、表示形式の変更を行う事ができない。 装備モンスターのコントローラーはドローフェイズ時にカードをもう1枚ドローする。 ドローしたカードをお互いに確認し、その中にモンスターカードがある場合、 そのうち1枚を墓地に捨てる。 ワルキューレの手札消費の荒さを補うカード…で済ませていいレベルじゃない。 上記2枚についてはニーベルング(遊戯王DM)を参照。 ヴォーダンの裁き カウンター罠 相手モンスター攻撃宣言時に発動する事ができる。 自分のデッキからカードを1枚ドローし、手札の魔法カード1枚をデッキに戻す。 その後、相手モンスターの攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。 手札交換効果を持った「攻撃の無力化」。 フリッカの仲裁 通常罠 自分の墓地に存在する「ヴォーダンの裁き」をゲームから除外する事で発動する事ができる。 このターン自分が受ける全ての戦闘ダメージは0になる。 魔力の布施 永続魔法 このカードの発動時の処理として、自分のライフを1000ポイント回復する。 お互いのスタンバイフェイズ時にお互いのプレイヤーは魔法カードの使用枚数を宣言する。 宣言したプレイヤーはその枚数1枚につき500ポイントのライフを回復する。 宣言枚数に足りない場合は1000ポイントのダメージを受ける。 地味に強力な回復カード。デメリットが1000ダメージで固定されている上、使用する魔法カードの数の宣言に上限がないので、青天井のライフを得ることができる。ただし相手も同数回復するため、彼我のライフ差と出せる打点を考えないと大変なことになる。 白鳥の乙女 通常魔法 自分の手札から「ワルキューレ」と名のついたモンスター1体を 自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する。 ワルキューレ専用の超力の聖刻印。 霊剣-ノートゥング 装備魔法 装備モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。 このカードが装備された時、相手フィールド上に存在するドラゴン族モンスターを全て破壊し、 ゲームから除外する。 装備モンスターがドラゴン族モンスターと戦闘を行う場合、 ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。 ドラゴンメタの装備カード。種族変更と合わせれば全体除去として機能する。 英雄の架け橋-ビヴロスト 通常魔法 自分フィールド上に表側表示で存在する「ワルキューレ」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。 選択したモンスターの攻撃力は、発動ターンのエンドフェイズまで ゲームから除外されている相手モンスターの数×500ポイントアップする。 追記・修正は蛍光ピンクになってからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 良く見てみると弱いワルキューレ達。魔法カードを壊れ性能にするので手一杯だったんだろうか -- 名無しさん (2014-06-03 23 17 57) 海馬戦では作画やワルキューレデッキの独創的すぎる効果はともかく海馬のガチコンボが見れたから満足だった -- 名無しさん (2014-06-03 23 33 09) まあ経営者として最後の最後にペガサスさんと提携できて良かったね…というか、海馬に比べてまともに仕事できそうだからいずれはペガサスさんと仕事出来たね。海馬に逆襲する必要がないw -- 名無しさん (2014-06-03 23 47 26) 実はバーチャルシステム自体は海馬が中学生の頃既に完成させてた(剛三郎が無断で軍事利用してた)から開発に関しては一歩出遅れでも何でもないという… -- 名無しさん (2014-06-03 23 55 46) ワルキューレモンスターはツヴァイト、アルテスト、ドリッド、ブリュンヒルデだっけか。 -- 名無しさん (2014-06-04 01 02 28) ↑観返してみたけどそれで全部っぽい -- 名無しさん (2014-06-04 07 28 38) 今の環境からしてもワルキューレカード自体はあんまりふつうだよな、サポート魔法が鬼畜なだけで。とりあえず「時の女神のいたずら」カード化期待……えっ?無理? -- 名無しさん (2014-06-04 08 05 19) GXで王子が悪用しちゃったし無理だろう -- 名無しさん (2014-06-04 15 29 55) ペガサスとの契約にありつけたのはレオンの一押しがあったからっぽい描写じゃなかったっけ? -- 名無しさん (2014-06-05 00 09 08) リ•コントラクトユニバース(物理)www -- 名無しさん (2014-06-05 11 25 44) ペガサスも殆ど同情しての提携だったようにしか見えない・・・。 -- 名無しさん (2014-06-05 11 50 58) ビーク・ロイド -- 名無しさん (2014-06-05 12 02 49) アメルダといいこいつといいアニオリの社長はいつにもまして最高にカッコ良いな 負けフラグの究極嫁出さないし -- 名無しさん (2014-06-05 13 01 28) 新しいロイドかと思って開いたらまさかの登場キャラだった -- 名無しさん (2014-06-06 01 28 58) 海馬のケツの穴は小さいのか・・・(野獣の眼光) -- 名無しさん (2014-06-06 11 54 22) デッキ枚数1枚にまで減らす王様も王様だがルール熟知してんのかなとは思った。 -- 名無しさん (2014-06-06 12 00 44) こんなダメダメなヤツでもヨーロッパじゃ有力な企業の社長なんだよな…… -- 名無しさん (2014-06-06 13 42 56) BSでやっているの見たけど…弟も俺ルールカード使ってね? -- 名無しさん (2014-06-20 17 30 59) ↑4 すまない、ノンケ以外は帰ってくれないか! -- 名無しさん (2014-06-20 17 44 40) 散々大物ぶって挙げ句しょーもなくやられたデュエリストってコイツくらいかな…? -- 名無しさん (2014-07-18 23 27 26) オリキャラということもあってか作画崩壊で有名な海馬戦でもあんまり絵が崩れてなかったのが印象的だった -- 名無しさん (2014-10-20 23 20 16) 最後のは穴って言えば穴だけど、1枚じゃ普通逆転出来ないだろうし勘弁してやっても良いのでは……。取り敢えずブリュンヒルデ使ってみたい -- 名無しさん (2015-05-16 10 09 23) 美少女カードに声をかけたり微塵の恥じらいもなく使うあたり、実は日本の秋葉原とか好きそうなタイプかもしれない。今時イケメンのヲタは珍しくないし、メイドさんも居たし。 -- 名無しさん (2015-06-13 21 38 17) デカい口を叩く割に、実際にやったことはただの犯罪、もといサイバーテロ -- 名無しさん (2015-08-21 19 10 10) DQNの喧嘩自慢と同レベルだし、自分が使うならまだしも禁止カードを何も知らない弟に使わせたのは、HA☆GAに通じる卑劣漢だな -- 名無しさん (2015-08-21 19 14 41) ↑8童話デッキに入ってるカード類はペガサスの特別製っぽいし、俺ルールカードというのはちと違うかも -- 名無しさん (2015-09-28 19 50 02) デュエルの実力自体は高いんだろうが、キャラクターとしての魅力が全くない。 こんな奴に負けた城之内の立場って一体・・・ -- 名無しさん (2015-09-28 20 07 22) ご都合主義的効果が多いアニメオリジナルカードを、OCG化されているカードで打ち破った海馬は普通にすごいと思う。まあ当時としては混沌帝龍は既にぶっ壊れだったけど -- 名無しさん (2016-01-16 00 35 48) VS社長戦で詰将棋のように綺麗にブチのめされてて笑った。追いかけ続けた海馬に最後まで遠く及ばないのは不憫といえば不憫 -- 名無しさん (2016-02-21 01 40 18) DMのラスボスの中で情けなさはダントツかとw中の人は、アナ雪のハンスだったんだね。 -- 名無しさん (2016-07-01 11 37 34) レオンがこいつの弟だという設定は後になって付け加えられたのかな?でなきゃレベッカと戦った時も楽しそうな表情は見せないと思うのだけど。それに大会前は遊戯と闘うことを希望していたわけだから。 -- 名無しさん (2016-08-14 19 31 46) 敗北に気づかなかったのは、自爆特攻でブリュンヒルデの攻撃力を下げるという海馬の戦略が咄嗟に理解できなかったためだろう -- 名無しさん (2016-08-14 20 40 57) エロゲデッキだのなんだの言われてるけど今の遊戯王萌えカードどころか萌えカテゴリーが多数あるから現実世界の俺らも同じこと言えないっていう -- 名無しさん (2016-08-19 19 53 47) 相手にデッキトップを操作する《女神ウルドの裁断》は、はるか後の神ジェイスやジョバンニビジョンみたいに「割れるカード引けねえじゃん!」な積みゲーを平気で作り出せるところが密かにヤバイね……グリフォンで割るなんて超無駄遣いしてたけど。 -- 名無しさん (2016-10-09 12 59 06) 王様との直接デュエルも見てみたかったな -- 名無しさん (2016-10-10 23 39 17) 弟も良いキャラしてたよな この兄弟のデッキocg化希望 そしてゆくゆくはリンクスへ… -- 名無しさん (2017-01-19 01 53 52) ↑シュトロームベルクの金の城とニーベルングの財宝はカード化しちゃダメだと思うぞ。 -- 名無しさん (2017-01-19 09 04 28) ↑時の女神のいたずら「許された」 -- 名無しさん (2017-01-19 10 17 51) なんだかんだで最後は救われてるよね -- 名無しさん (2017-03-24 23 07 14) アニメでは海馬の最後のデュエルの対戦相手になったけど格で言えば圧倒的にしょぼいけど、デュエルの内容はかなり良かった。ドラゴン殺しの剣のノートゥングは今でもドラゴンメタとして通じる性能だと思う。 -- 名無しさん (2017-09-18 14 24 07) そういやそうだっけ、バクラは中断だし -- 名無しさん (2017-09-18 14 31 09) 没落貴族という俗称って城之内に対しての凡骨と比較したらどっちがまともというか相手に対しての敬意を払っていることになるんだろう。 -- 名無しさん (2017-11-01 00 34 51) ↑2 城之内の凡骨は意味合いこそ普通の人って意味だが負け犬、馬の骨からの昇格だからなぁ、どうだろう。 -- 名無しさん (2017-11-01 00 42 16) 魔力の布施、このテキストだとほぼ無限ライフになるね -- 名無しさん (2018-05-02 16 32 23) タイミングがアレだったから不問になってるけど弟を騙して自分の計画の駒にしたって点だけで社長的にはマジギレ案件だよね -- 名無しさん (2018-05-02 16 57 41) まさかの今になってこいつのカードがOCG化け決定とは…… -- 名無しさん (2018-05-04 08 05 10) 社長にしては珍しい1ミリも社長が悪くない案件 -- 名無しさん (2018-05-04 10 17 02) ↑いやアメルダのときも完全に逆恨み 誤解だったじゃん -- 名無しさん (2018-05-04 10 50 39) 「時の女神の悪戯」OCG化って正気か…?弱体化は必至だろうが、その度合い次第ではGXで実現しかけてた様なビートダウンによる先攻1キルが可能になっちまうぞ。 -- 名無しさん (2018-05-04 11 11 56) ↑まだ何とも言えんが、公式がワンキルに厳しいから改変はされるだろう。ワルキューレと同時収録だから、「このターン、自分のワルキューレモンスターは2回攻撃できる」とかそんな感じじゃなかろうか。原作再現にもなるし。 -- 名無しさん (2018-05-04 11 56 14) 何か、紹介文を見る限り魔法・罠はほぼ効果据え置きっぽい。コレ大丈夫かホントに。「あなたの対戦相手のターンをスキップ」って書いてあるし。 -- 名無しさん (2018-05-07 00 00 44) 兄弟揃って10年以上の時を経て漸くカード化となったか。長かったな~ -- 名無しさん (2018-05-10 21 24 11) 海外だと効果判明したようだね -- 名無しさん (2018-07-05 16 29 58) この人、ウィラー・メットと並ぶ海馬瀬人相手に最も馬鹿な負け方(しかもとどめは青眼の白龍)をしたデュエリストの1人にしか思えません。 -- 名無しさん (2018-08-02 14 44 51) まさかのカード化。いつ日本に来るやら -- 名無しさん (2018-09-29 19 25 57) こいつ、あの時に何も言わずレオンにサレンダーさせたらよかったんじゃね? 金の城発動したまま残るし・・・ -- 名無しさん (2018-10-20 12 28 03) トーマスとかシェパードは初登場腐れ外道役金に五月蝿い復讐鬼でも本当は家族を大切にしてると言う中ボスの幹部位なのに凄い株が上がるジークの場合ダーツを倒したしかし新たなる強敵がヘタレ過ぎる -- 名無しさん (2019-01-19 22 45 29) こいつのせいで女タイプのカードを入れたらヘタレとかオタク又はナルシスト等変な言いがかりをされる記憶が有る -- 名無しさん (2019-01-19 22 58 17) ↑そんな奴等は無視しろ、自分の欲望に忠実になれ -- 名無しさん (2019-05-11 18 19 46) 具体的な人物像は分からないが、こいつの回想からしてこいつの親父も性格に問題がある人物だったんだろうな -- 名無しさん (2019-05-11 19 11 05) 彼のように、性別の違うモンスター群を使うキャラって他に誰がいるのかな? -- 名無しさん (2019-09-27 16 22 06) ハラルド・ドラガン・ブレイブ「北欧神話デッキで美少女モンスターオンリーデッキとかないわー。」 -- 名無しさん (2019-09-29 14 20 35) ある意味では海馬の鏡写しとも言えるキャラクターだな。家も裕福だけど周りは家を立て直せ、後継ぎとしてふさわしくしろしか言わなくて海馬やモクバみたいに荒療治でも間違いを正そうとしてくれる人がいなかったんだろう。 -- 名無しさん (2019-09-29 14 27 34) 普通にOCG化したワルキューレってバランスとれてけっこう強いデッキだった -- 名無しさん (2019-10-17 10 53 07) ↑3 北欧神話でワルキューレって数が多いし -- 名無しさん (2020-07-05 09 00 32) ↑4 投稿ミス -- 名無しさん (2020-07-05 09 01 49) アルテストもそうだが、どうもこのカテゴリ自体がDM世界ではかなり古参っぽい。……王国編以前から使ってたと考えるとジークの自信も納得だわ。あの当時にこのテーマに勝てるのはそれこそペガサスくらいだし。 -- 名無しさん (2020-09-18 22 11 03) ワルキューレ一家全員に入れる価値のある実に良調整されたカテゴリだと思う。時の女神の悪戯の条件上で純構築を強いられるけど、かえって腕の見せ所な玄人向けなところもいい -- 名無しさん (2022-02-25 16 30 59) エロゲデッキ呼ばわりは地味に同年にヴァルキリーエロゲである意味まんまなの出ていたり、ジーク・ロイド自体のキャラ性も遊戯王連載時期の頃のエロゲにいそうなキャラだったからな(遊戯王カードでどういうデッキ使うか考えたらこういう美少女デッキ使いそうな点も含めて) -- 名無しさん (2022-03-27 19 15 11) 今となっては美少女デッキも全く珍しいものではなくなった所かビルドが出るたびに新しい美少女テーマが出る位だからなぁ -- 名無しさん (2023-08-12 15 47 04) 今となっては時の女神の悪戯以外はチートってほどでもないな -- 名無しさん (2024-03-23 22 09 09) ぶっちゃけ当時の時点ですら悪戯と5ドロー以外は…終焉次元融合命削りとハイパーチート使う社長と比べるとね -- 名無しさん (2024-06-18 18 59 21) 海馬にとってはこいつは凡骨未満の扱いらしい。凡骨は決闘者としては認めて貰ってるけど、こいつは似非決闘者と呼ばれているし。 -- 名無しさん (2024-07-14 11 33 35) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2752.html
前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔 「見てたわよ」 「おおルイズ、丁度よかった」 「なにが、おお、よ?バカじゃないの?貴族と決闘したらただじゃすまないわ。わかってる?」 「心配してるのか?」 「だ、誰が!?いい、あんたは私の使い魔なんですからね。勝手なことしないで!」 腕組みをして顔を背けるルイズ 若干顔が赤い気がする。 だが今は気にしている場合じゃない 「そうか。ところでルイズ、聞きたいことがある」 「なによ?」 「魔法についてだ。俺はこの世界について知らない 下手をすると本当に死にかねないからな」 魔法についての知識が無いのが弱点 敵の情報は多いほど良い それによって立てる作戦も変わってくる 戦いである以上、失敗は許されない そういうところはやはりプロだ 「どうして?」 「戦場はシビアな場所だ。一瞬の隙も許されない 射程、力の源、何をしてくるか、何でもいい。教えてくれ」 ヴェストリの広場 風と火の塔の間にある中庭だ 決闘の噂を聞きつけてか既にギャラリーが大勢集まっていた ギーシュの元にスネークが無限バンダナを風になびかせ、颯爽と到着する 「待たせたな!」 「来たか。その覚悟だけは認めてやろう」 さっと薔薇の花を振る すると地面から青銅のワルキューレが現れた 「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。何か問題は?」 ギーシュが薔薇を振る それに呼応してワルキューレ達が攻撃を開始した ―スネーク、ギーシュの二つ名は【青銅】よ。青銅のワルキューレで戦ってくるに違いないわ 攻撃は遅い訳ではないが、避けられない訳でもない 後ろに飛んで拳をよける フォックスのカタナの方が遥かに速かった ―ワルキューレも魔法のひとつよ。魔法には杖が必要なの。杖が無ければギーシュなんてただのガキだわ 先ほどから振っている薔薇 おそらくアレが杖だろう さてアレをどうやって叩き落すか 銃の類は使うつもりはない。子供に説教するだけだ。武器は必要ないだろう ―でもワルキューレは一体とは限らないわ。でもそれを操っているのはギーシュって事を忘れないで 一体のワルキューレが振り下ろした拳をローリングでよける すると近くにいたワルキューレの頭に当たり、頭が吹き飛んだ 全部のワルキューレを自由自在に動かすのはかなり集中力がいるはずだ 初めは攻撃を避け続ける。そうすれば段々頭に血が上っていくはずだ その状態で数々のワルキューレを操るのは困難 攻撃を避けるのは簡単だ。ギーシュは戦いのプロではない 攻撃をするとき必ず目が動く。その方向にいかなければいいだけの話だ ―あと魔法は無限につかえる訳じゃない。魔力が底を突けば使えなくなるわ いつになるか分からないものをあてにする気は無い しかし、ギーシュは自分の魔力を知っている 時間が過ぎるほど焦りが見えてくる 「どうした、若いの?」 「余裕なのも今だけだ!」 攻撃のスピードが上がる 降り注ぐ拳の雨。大きく跳んで、ワルキューレの群れから脱出する 徐々にワルキューレが遅くなってきている 「そろそろだな…」 所変わって学院長室 二人の男がなにやら話し合っている 「確かにルーンが同じじゃな。だが、結論を急いではいかんよ あの男が『ガンダールヴ』と同じルーンを持っていても同じ能力を持っているとは限らん」 「ですが…」 スネークのルーンについて話しているようだ 部屋の扉が叩かれる オスマンの秘書、ミス・ロングビルが入る 「私です、オールド・オスマン」 「何じゃ?」 「ヴェストリの広場で決闘をしている生徒がいるようです」 大きくため息をつくオスマン 「全く暇をもてあました貴族ほど厄介なものは無い で、誰が暴れているのかね?」 「一人はギーシュ・ド・グラモン。もう一人はミス・ヴァリエールの使い魔の男のようです 教師達は『眠りの鐘』の使用許可を求めています。許可を」 「阿呆か。その程度のことに秘宝を使ってどうするんじゃ あの使い魔なら殺しても死ななそうじゃし、問題ないわ」 「…分かりました」 部屋を出て行くミス・ロングビル 確かに部屋を出たのを確認した後、オスマンが杖を振る 鏡にヴェストリの広場が映った ポーチからスタングレネードを取り出す 安全ピンを抜こうとしたそのとき― 「何だこれは!?」 左手のルーンが輝きだした その直後、目の前のワルキューレの動きが遅く見える そして身体が軽くなった なんだか知らないが好都合だ ピンを引き抜き、投げつける すぐに耳をふさぎ、投げた方向と逆の方向を向く ―バシュッ! 3秒ほどして、強烈な閃光と轟音が響く 手には次にいつでも投げられるようにスタングレネードを持ってギーシュの元へ走った まともにスタングレネードを食らったらしい ワルキューレの指揮系統が狂っている 闇雲に攻撃をしている ルーンがさらに輝く 一瞬でギーシュに近づき、右腕を掴み、捻る 「ぐっ…!?」 思わず薔薇の花を落とすギーシュ その花を遠くへ投げ飛ばすスネーク スタングレネードをしまい、視覚と聴覚が戻ったギーシュに言う 「戦いの基本は格闘だ。武器や装備に頼ってはいけない」 「貴様…!」 杖とギーシュの間に割って入るスネーク スネークを抜けようと殴りかかってくるギーシュ その右腕を左手で掴み、右足をギーシュの背中側へまわす 右手でギーシュの顎を押し―投げ飛ばす 「ぐっ…」 「確かに魔法はすごい。だが、指揮官が混乱してしまっては部隊は壊滅する」 「…」 息も絶え絶えなギーシュ そして、最後に一言 「それともうひとつ、男なら女を全力で守れ! 傷つけるようなマネをするな。それが漢のダンディズムだ」 ギーシュが意識を失い、スネークの勝利が決まった 前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/1722.html
ズドォン! 前回の最後に食らったブラフォードの回し蹴りによってギーシュは椅子に直撃した 「今のは明らかにお前が悪い・・・!しかも何故この娘に罪をなすりつけた! この娘はお前達のために働いていたのに!」 ブラフォードは過去にこれに似たものを見た!だからあえて回し蹴りを入れた! 「ききききき・・・貴様!なんてことを!!!!!ぜ・・・絶対に許さん!!!決闘だ!!! 15分後に決闘だ!ヴェストリの広場で決闘だ!!!!」 鼻血をだらだら流しながらギーシュはブラフォードに吐き捨て食堂から出て行った 「ちょ・・・・ちょっとあんた!いくらあんたが強そうだからって!平民が貴族に勝てるわけが無いのよ! 今すぐ謝ってき「断る!あの娘の名誉の為にも断る!」 断った!そしてルイズは知らなかった!ブラフォードには武器がある! マカブダンスヘアー!ブラフォードの第三の手!地獄の77人組み手を乗り切るために作られた技! しかし今は本人ですらわかっていないもうひとつ武器があった! それはガンダールヴだ! 「諸君!決闘だ!!!」 ギーシュが今まで無いほど怒鳴り散らす 「「「「ギーシュ!ギーシュ!」」」」 どこぞのワムウコールのごとくギーシュの取り巻きが叫ぶ 「改めて自己紹介させていただく!僕の名前はギーシュ!青銅の二つ名! 青銅のゴーレム「ワルキューレで相手をさせてもらおう!」 「俺の名前は黒騎士ブラフォード!この決闘受けて立つ!」 その場に居る全員が次の瞬間決闘が始まると思ったが 「その前に少し頼みがある!」 「なんだね?もしかして命乞いかい?」 「いやあいにくこっちは武器を持っていない!剣が一本欲しい!」 「いいだろう!受け取るがいい!だがその剣を手に取った瞬間!僕は決して容赦しない!」 そしてブラフォードが剣を取ったと同時にギーシュがワルキューレを一体造りだし突撃させた 「(結構なスピードだ・・しかしまだマカブダンスヘアーを使う必要はないだろう)」 ブラフォードの膝蹴りによってワルキューレは空高くとんだ 「ちょww膝蹴り強すぎwww」 「ギーシュオワタ\(^o^)/」 ギーシュの取り巻きはいつの間にかブラフォード側に寝返っていたそうだ 「きっ・・・貴様ぁああああ!!ナメやがって!!このド平民がぁああ!!!」 自分のワルキューレを軽くあしらわれてギーシュは怒り狂った! 「いけぇええワルキューレぇえええ!!!」 ギーシュは最大数の7体のワルキューレを錬金しブラフォードに突撃を命じた 「ぎ・・・ギーシュの奴本気だ・・・」 10人中6人がギーシュが平民相手に本気を出したことに驚いたという! 「そうこなくてはな・・・!」 そういいながらブラフォードはワルキューレを2体ほど切り裂いた後4体を串刺しにして破壊した 「あ・・あの平民!何かおかしいぞ!」 その異変に一番最初に気づいたのはマリコルヌだったが無視された 「手を後ろに回したか・・・!右でくるか!それとも左でくるか!または蹴りか!」 ギーシュはワルキューレが残り一体になってたことに気づき冷静になっていた・・だが・・! 以外!!!!!!それは髪の毛!!!!! 『なんだってェー!!!!!!!』 普段絶対に黙っているタバサですら叫ぶ衝撃! 「んな馬鹿n・・・あぎゃああああ」 剣がワルキューレを無視して直接ギーシュの腕に刺さりそのまま切り裂いた 「うああぁああああああああ!!!こここ・・・降参だァーッ!!命だけは助けてくれぇええ!」 「いいだろう・・・だが!あの娘とお前が二股で悲しませた二人にも謝れッ!!」 とブラフォードが言いながらギーシュの顔を殴った 『決着ゥ!!!』マリコルヌが最後にそうつぶやいたそうだ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2468.html
前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔 ギーシュは早速ワルキューレに叩き伏せられた少年を見下ろした。 大口を叩いていたわりにはあっけない。 しかし、この平民がしゃしゃり出てきてくれて、正直助かったかな、と思う。 モンモランシーとケティにあんな振られ方をしたから、このままでは自分の株が急落するところだった。 思わずルイズにやつあたりしたところに現れたこの平民。 おかげで、決闘に注目が集まって、自分の失態は雲散霧消することだろう。 「立ちたまえ!あれだけの口を利いたのだ。これくらいで終わらせる気はさらさらない!」 少年は、片手で顔を抑えながらおぼつかない足取りで立ち上がった。頭から血を流している。 しかし不思議だ。とギーシュはその様子を見ながら思った。 この平民はなぜ、あの『白いゴーレム』を持ってこなかった? ギーシュは、ルイズの召還の一部始終を見ていた。 召還された平民が、何もないところから『白いゴーレム』を生み出したのも覚えていた。 あのような小さなゴーレムに自分のワルキューレが負けるとは毛頭思っていないが、あれを作り出したという『マジックアイテム』が唯一警戒すべきものだと思っていたのだが。 「(あれだけ自信満々だから、てっきり持ってくるものだと思っていたが、予想外だったね・・・)」 持っていないなら、残っているのは女の子にも負けそうなほど弱そうな、ただの平民が一人。 「(悪いが、ぼくのワルキューレとしばらくダンスしてもらうよ。)」 ギーシュはにやりと笑った。 康一は口の中に違和感を感じて、ぷっとそれを吐き出した。 真っ赤な鮮血と共に、歯が一本地面に転がった。 「く、くそっ!なんてことだッ・・・!」 動揺したところにまともに喰らってしまった・・・! 青銅の硬くて思い拳は、危うく一発で自分の意識を刈り取るところだった。 「(どうする!?)」 康一は、ゆっくりとこちらに近づいてくるワルキューレを見た。 『スタンド』は出せない。こんな衆人環視のなか、『スタンド』を出せば、間違いなく『先住』扱いされる。 かといって、生身であのくそったれワルキューレと戦って勝ち目があるとも思えない。 「とにかく・・・とにかく、あの攻撃を避けなくては・・・!」 このワルキューレ。パワーはなかなかだが、スピードは大したことはない・・・! 『スター・プラチナ』や『クレイジー・D』に比べれば蠅が止まるような速度さ。 『ACT3』でも余裕で翻弄できる! だが・・・! ワルキューレが拳をふりあげる。 「(来るのが分かっていても、生身では避けきれない!)」 顔面をガードした両腕の上から、青銅の拳が叩き込まれる。 ミシッ!と両腕から音がしたような気がした。 軽い康一の体は突き上げるようなパンチの衝撃でふわりと浮き上がった。 その康一の脇腹に叩き込まれるワルキューレのミドル・キック。 康一は血を吐きながらサッカーボールのように吹き飛び、人垣に激突した。 人垣は康一を広場へと押し戻し、康一はふらついて膝をついた。 「まだやるかい?」 ギーシュは尋ねた。これ以上やると『イジメ』になってしまう。それはあまり美しくない。 康一は何も言い返さなかった。 その代わりに、ギーシュとの間に立ちふさがるワルキューレの左足に、体勢を低くして渾身のタックルをいれた。 「あの平民、ワルキューレを倒そうとしてるぜ!!」見物客から歓声があがった。 しかし・・・ 「(う、動かない・・・!)」 ワルキューレは康一の全質量を受け止めてなお、ビクともしなかった。 「忘れたのかな?『青銅』なんだよ?まさか中がすっからかんの空洞だとは思ってないだろうね。重さは少なくとも50リーブル(約235kg)はある!君のようなチビがどうこうできるわけがないだろうッ!!」 ワルキューレは、左足にしがみつく康一を軽々と引き剥がすと、大きく頭上に掲げて背中から地面に叩きつける! その衝撃で康一は思い切りバウンドした。息が止まる・・・! ワルキューレは悶え苦しむ康一を足でいたぶった。蹴り転がし、踏みつける。 「もうやめて!」 ルイズが飛び出してきたのはそのときだった。 横たわる康一に覆いかぶさる。 「もう・・・もう勝負はついたわ!こいつの負けでいいから!」 ルイズは必死に叫んだ。 ギーシュはフン、と鼻を鳴らして鼻白む。 「これはぼくとその平民との決闘だ。その平民が『まいった』というまで勝負は続く・・・」 でもまぁ・・・。ギーシュはアゴをなでた。 「ぼくも弱いものいじめは趣味じゃない。ルイズ。主人である君がかわりに『すみませんでした』と謝るのならば、この場はこれで収めようじゃないか。」 ルイズはすぐに謝ろうと思った。このまま康一がボロボロになるのを見ていられない。 だが、ルイズの肩に、倒れていた康一が手をかけた。 「ま、まだ・・・終わってない・・・」 ルイズの肩を借りて立ち上がる。 「ルイズ・・・言っただろ・・・?『ぼくを信じてくれ』・・・って。まだ大丈夫。まだ終わってない・・・」 「もう無理よ!もうあんたは十分がんばったわよ!」 泣きそうになりながら叫ぶルイズに、康一は目じりだけで笑った。 そして、「け、決闘の邪魔だから・・・引き止めておいて・・・」と近くにいる見物人の一人に頼んだ。 見物人たちがルイズを引き剥がす。 「ダメよ!もうやめなさい!死んじゃうわ!!」 ルイズが叫ぶが、康一はもう振り返らない。 「大した根性だね。平民。立ち上がって何があるわけでもあるまいに・・・」 ギーシュが賞賛した。 「お、お前のワルキューレはぜんっぜん大したことないけどね・・・。」 康一はハッ、と笑いながら強がった。 ギーシュはピクリと眉を引きつらせた。 「なんだと?もういっぺんいってみろ・・・」 「何度でも言ってやる・・・。こんなハナクソみたいなゴーレムの一匹操れるくらいでいい気になってるなら、お里が知れる・・・そう言ったんだッ!」 「野郎ッ!!」 ワルキューレが大きく一歩を踏み出して、康一に殴りかかった。 康一は体勢を低くして、ワルキューレの足元に飛び込んだ。 「頭脳がマヌケか!?ワルキューレにタックルなど無意味だ!!」 しかし康一は、タックルの軌道よりもさらに体勢を低くする! 背中から飛び込むようにしてワルキューレの股の間をすり抜け、一回転してそのまま走り出した。 「あいつ、直接ギーシュを狙うつもりだ!」 観衆がどよめいた。 距離15m! ギーシュは笑った。 「フー。まさかそのぼろぼろの状態でそんな芸当をして見せるなんてね。いや、マジに恐れ入ったよ・・・。」 距離10m! 「窮鼠猫を噛むっていうのか?普通なら、『どうやって許してもらおうか。助けて神様!』って考えるべきところを、まだぼくを倒す気でいるとは・・・」 距離5m!! 「だがっ!『運命』とはそう甘いものじゃあないのだよ!『平民は貴族には勝てない』これは絶対なんだッ!」 ギーシュが造花を振った。花びらが舞い散り、康一がギーシュに殴りかかる寸前で6体のワルキューレになった。 康一はワルキューレに蹴り飛ばされて地面に転がった。 「・・・平民。名前は?」 ギーシュが這いつくばり血を吐きながら痛みに悶える康一に尋ねた。 「ぼくに全力を出させた平民の名前だ・・・覚えておこう。」 「広瀬・・・康一だ・・・」 康一がふらふらと立ち上がった。 「でも、『全力を出させた』ってのはちょっと違うな・・・『ぼくをボゴボゴにした平民』として覚えておけばいい・・・」 7体のワルキューレが円を描くようにして康一を囲んだ。 「まだそんな口が叩けるとはね・・・。まぁいい。一応最後にきいてやろう。 まだ、やるかい?」 康一は血まみれになりながら、ギーシュを睨みつけた。 「・・・・ってこい。」 「・・・なんだって?」 「かかってこい。っていったんだ。このマヌケ面。かかってきた瞬間、お前は敗北するッ・・・」 「君はもう・・・君はもう・・・」 杖を振り上げる。 ギーシュは覚悟を決めた。この平民を・・・殺す! 「君はもうおしまいだぁあ―――っ!!ワルキューレッ!!!」 七体のワルキューレが同時に突撃する。 逃げ道など・・・ない!! 「コーイチ――――ッ!!!」 ルイズの悲鳴と共に グシャアッッ!!! ワルキューレが殺到し、激しい金属音とともに激しく激突した。 後に残るのは死の静寂のみである。 「フゥー。つい殺してしまった。平民相手に大人気なかったかな。カッとなってしまった。」 ギーシュは少し乱れた髪を手で撫で付けた。 「しかし、これで平民じゃない新しい使い魔が召還できるってものだろう!僕に感謝したまえよ!」 とルイズに言葉を投げかけた。 しかし・・・ 様子がおかしい? ルイズは・・・いや、その周りの観客達も、みなポカーンとした目で僕のことを見ている。 いや、僕じゃない。その更に奥を見ている・・・? 「言ったはずだ・・・」 ┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨ ギーシュは振り向くこともできずにたらりと汗を流した。 「『かかってきた瞬間、お前は敗北する』とッ・・・・!」 「と、飛んだ・・・!」 「あそこからギーシュの背後までジャンプするなんて、平民に可能なのか!?」 「あの跳躍力は一体なんだァー!?」 一部始終を見ていた観客が悲鳴をあげた。 「ずっと待っていた。お前が複数の『ゴーレム』を出すのを・・・。観衆から、僕を隠す『死角』を作ってくれるのをッ!!!!」 あの瞬間、7体のゴーレムで覆い隠された『死角』で行われたことに気づいたのは、遠見の水晶球で様子を伺っていたオールド・オスマンと、飛びぬけた動体視力を持つタバサだけだった。 康一が絶体絶命のピンチに陥ったそのとき、『死角』の中に『緑色の生き物』が現れて、地面に『なにか』を貼り付けた。その瞬間『地面が跳ねた』のだ! ボヨヨヨ~~~ン! 「ゲエエエエエェエエ!!」 ギーシュは腰を抜かして飛びのいた。 そこに立っていたのは、確かにさっきワルキューレたちに潰されたはずの『平民』! しかしなぜ、こいつがここにいるんだぁー!! 「さぁ・・・次は・・・『お前の顔をボゴボゴにする』番だな・・・」 「ば、馬鹿なッ!!!」 ギーシュは自分に言い聞かせた。 ぼくは貴族だ。こんな平民に負けるわけがない。そうさ!ちょっとびっくりはしたが、それだけだ。こいつはこれ以上なにもできない! ギーシュは立ち上がった。 お互いに激突して動きを止めていたワルキューレたちも、次々と立ち上がっていく。 「ちょっぴり・・・ほんのちょっぴりだけ驚いたよ。でも、それだけだ!ぼくもワルキューレもピンピンしているぞ!!お前がワルキューレに頭蓋骨をぶち割られる『運命』に何も変わりはないッ!!」 「やっぱり・・・言い直すよ・・・・」 康一は滴る血を拭いもせずにギーシュを指差した。 「『かかってきた瞬間、お前はすでに敗北《した》!』」 ギーシュは激昂した。 「ふざけるなこのチビがぁー!ワルキュー 『ギーシュ様!最低です!』 「え!?」 突然耳元で声がしてギーシュは振り向いた。 「け、ケティ!?」 しかし振り向いても誰もいない。遠巻きに見守る観衆がいるだけだ。 『二度と私に近づかないで。』 今度の凍りつくような声色は・・・ 「ま、まさかモンモランシー?!」 だが、やはりギーシュの周りにいるのは、血まみれの平民だけだった。 それなのに、声が・・・声が聴こえる!! 『ギーシュ様!最低です!』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ。あなた、やっぱり一年生の子に手を出していたんだ・・・』 『ギーシュ様・・・やはりミス・モンモランシーと付き合っておられたのですね・・・』 『それってもしかしてモンモランシーの香水じゃあないのか!?』 『二度と私に近づかないで。』 『ギーシュ様!最低です!』 「や、やめろぉー!!!?」 ギーシュは耳をふさいでその場に膝をついた。 だがどんなに耳をふさいでも、その『声』は頭の中でグワングワンと鳴り響く。 頭が破裂しそうだァ――!! 「平民・・・!貴様何をしたぁぁぁー!」 「さぁね・・・格好つけたがりで、体裁が何よりも大事なお前に、似合いの結末を用意しただけだ・・・!」 空中に飛び上がった瞬間のことは、あのタバサを持ってしても目で追うことができなかった。 誰もの視線が外れた一瞬、康一の体の影から『小さな白い手』が現れて『文字のようなもの』をギーシュに投げつけたのだ。 オールド・オスマンだけはその様子を辛うじて捉えていた。 「さぁ・・・謝ってもらうぞッ!!」 康一が詰め寄る。 「や、やめろぉー!!来るなァ――――!!」 康一は、中腰になったままで押しとどめようとするギーシュの手を払いのける。 拳を振り上げた! 「う、うわぁぁぁぁー!」 「君がッ!!」右拳がギーシュのあごに直撃する! 「謝るまでッ!」左拳がギーシュのみぞおちにめり込む! 「殴るのをッ!」右拳がギーシュの脇腹をくの字に折り曲げ。 「やめないッ!!!」左拳がギーシュの顔面を捉えた。 「オオオオラァァァァァァ―――――――――!!」 ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!! 康一に残る全てを注ぎ込んだ渾身の、左右のラッシュ! 「ホガァー!!」 ギーシュは『じゃがいもだって目を背けるようなボゴボゴの顔面』になって吹き飛んだ。 「謝れーッ!」 康一は叫んだ。 「ふ、ふいまへんでひたぁー!!ぼくがわるかったからゆるひてくらはいー!!!!」 ギーシュは豚のような悲鳴をあげた。 康一はそれを聞くと、ACT1を解除した。 正直、限界だ・・・。もう一秒だって立っていられない。 ルイズが泣きそうな顔をしてこっちに走って来るのが見える。 「(だから、ぼくを信じろっていっただろ?)」 そう言おうと思ったのに声がでなかった。 ルイズのほうへ行こうとしたのに、足が動かなかった。 そのまま、力なく地面に倒れこんで、康一は意識を手放した。 前ページ次ページS.H.I.Tな使い魔
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/849.html
「まさか、そんな野菜で僕のワルキューレを倒そうと思っているのかい?」 ぷにえが魔法で生み出した、手足の生えたじゃがいもとにんじんを目にし、対手であるギーシュは腹を抱えて大笑いし始めた。 当のぷにえは総勢七体のワルキューレを前に、穏やかに微笑みながら佇んでいる。 「行きがかり上決闘なんて事になったけど、頑張ってね、みんな♪」 「「おおーーーーっ!」」 ファンシーな見た目に反し、凛々しい雄たけびを上げてぷにえに応える野菜達は、猛然とワルキューレの布陣のど真ん中を突っ切ろうとし、 「野菜が青銅をどうにかできるものか」 「「ぎゃぁぁぁ!!」」 その全てがワルキューレによる攻撃の元に崩れ去った。そりゃ、野菜じゃしょうがない。 目の前で同胞達をマッシュポテト及びサラダスティックにされ、ぷにえの下に侍っていた一人のじゃがいもが、血涙を流しながらワルキューレを睨む。 「ぷ、ぷにえ殿……我が軍、これにて全滅にござる……」 「私の野菜さん達がやられちゃった……」 しゅんと首を垂れ、ぷにえは野菜達の死を悼む様に膝を付いた。 それに庇護欲を駆り立てられたか、決闘の様子を眺めていた男子生徒達が、一斉にギーシュに対してブーイングを始める。 「ぷにえちゃんを悲しませるなんて、なんて事するんだー!」 「野菜相手に本気出す奴があるかー!」 「食べ物を何だと思ってるんだおまえは!」 流石のギーシュもこれにはたじたじで、ぷにえに直接攻撃するのもはばかれる様だ。 「……あー、その、何だね。一応僕の勝ちって事で納得してもらえるかい?」 おずおずとそう言い出したギーシュに、じゃがいもがかぶりを振って血涙を撒き散らし、こう叫んだ。 「ぷにえ殿が敵を前に背を向ける者か! ぷにえ殿! このじゃがいもめの死に花、とくとご覧……アッー!」 最後まで言い切る事無く、じゃがいもは他ならぬぷにえの手にかかってその生涯の幕を閉じた。 「端からうぬらに期待などしておらぬわ。身の程を知れ」 ゆらぁりと立ち上がったぷにえは、先ほどまでの穏やかで可憐な雰囲気を一転させ、さながら修羅か羅刹なオーラを纏ってワルキューレの前に立ちはだかった。 ぷにえの擁護をしていた男達も、彼女の豹変にその顔色を変える。 「うぬの勝ちだと? 卑しいじゃがいもの言う通りだがな、この田中ぷにえがうぬの様なただ貴族であるというだけの下郎に、降伏などするものかよ。調子に乗るのも程ほどにしておけ」 「……え……」 「これより、肉体言語にて仕る。王者の技、その身に刻み込むがいい!」 自身の魔法の杖を放り出し、単身ワルキューレの群れの中に飛び込む。 一同が驚きのあまり唖然と固まる中、ぷにえは駆ける。 彼女がワルキューレの元を通り過ぎる度に、それらが甲冑の関節をばらばらにされて地面に崩れては落ちた。 「これで終わりか?」 「…………あれ?」 物の数秒で七体のワルキューレをジャンクと化したぷにえは、未だ呆然としたままのギーシュに、指の関節をバキバキと鳴らしながら言った。 既にギーシュが扱える戦闘用の魔法は存在せず、後は降参するしかないのだが、この雰囲気では口を開く事さえ困難だった。ぷにえのオーラが彼に纏わり付き、体が酷く重い。 彼は後じさりをしようとして、思わず尻餅をついた。 「逃げるなら逃げよ。そうでなくては狩りにならん」 「ひっ……!」 最早決闘ですらない。 ぷにえの手が、ギーシュの手に伸ばされる…… 「プリンセス……スピニングトーフォールド!」 「ぎゃああああああああ!!」 そして、響き渡る彼の悲鳴。 「……魔法必要ないじゃない」 決闘の様子を眺めていたルイズの口から、ぼそっとそんな言葉が漏れた。 そして、ほんの少しの羨望をぷにえに向けるのだった。
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/299.html
「逃げずによく来たね。一応褒めてあげるよ」 広場ではギーシュが杖として使う薔薇の造花を片手にギャラリーを引きつれ待っていた ゆっくりと歩いてきたヴァニラを見とめるとキザったらしく髪を掻き揚げ薔薇の造花を向けるが 「お前如きを相手をするのに何故逃げねばならん」 ヴァニラの対応は冷めていた 「クッ!何処までも減らず口を・・・・!」 ギーシュは苛立った様子で素早く薔薇の造花を振るう その動作に伴いはらりと花弁が舞い、それが地面に落ちるや否や等身大の人形へと変化した 「おっと言い忘れたな。僕の二つ名は『青銅』ッ!青銅のギーシュだ。従って、青銅のゴーレム『ワルキューレ』がお相手するッ!!」 ギーシュはそういうと騎士が宣誓するような動作で薔薇の造花を額に当て、青銅の木偶も徒手ではあるが同じ動作をとる 「・・・・・・・構わん、来い」 ギーシュには格好付け以外には何の他意も無いのだろうが、ヴァニラはその動作に間接的にではあるが自分に止めを刺したポルナレフの姿 を重ね、静かに苛付いていた 「いけ!ワルキューレッ!」 ギーシュの掛け声と共に青銅のゴーレムがヴァニラへと殴りかかる 一瞬ヴァニラは驚いたように目を見開き、避けるでも構えるでもなくゴーレムの接近を許した。しかし ガオンッ 「何ッ!?」 殴りかかった拳は、それどころか右肩から先が、綺麗に消え失せていた バランスを崩したワルキューレは無様に地面に転がり、それを尻目にヴァニラがギーシュへと一歩、前進する 「何だあの平民、いったい何をしたんだ?」 「先住魔法?」 「まさか、あいつはただの平民だ」 「錬金が甘かったんじゃないのか?」 「でも破片が無いぞ?」 ギャラリーが口々に憶測を並べるが、そのどれもが違う事はギーシュ本人がよく判っていた (僕の錬金は完璧だった、だがあの平民に触れる直前に腕が消し飛んだ・・・・もう一度だッ!) 無言でヴァニラを睨みつけ、地面に転がっていたワルキューレを今一度ヴァニラへと突進させるが ガオンッ 今度は胴体にぽっかりと真円の穴が開き、上下の半身に分断されたゴーレムは今度こそ動かなくなった (削っている!どうやっているのかは分からないが奴は僕のワルキューレを削り取っている・・・・ならッ!) ギーシュは再び薔薇の造花を振るい、六枚の花弁が舞う 先程のように6体のワルキューレが現れたが、今後は銘々ボディーと同じく青銅の槍を携行していた 「平民のクセにおかしな力を使うようだが・・・・・キミのその力、射程は精々1メイルといったところみたいだな。 おまけに削り取る範囲は狭い、6体のワルキューレの攻撃ッ!避けられるかな?」 ワルキューレは穂先をヴァニラに向けたまま3メイルほどの距離を置き、ぐるりと包囲網を敷く これでは一体を消し飛ばしたところで残る5体の攻撃を避けようが無い 「・・・・・・・」 だがヴァニラは自分を囲むゴーレムを一瞥しただけで無言のままその場に立ち尽くした その態度にギャラリーもギーシュも勝負を諦めたものと思い、誰もがその後起こるべき結果に興奮していた 「ちょっとヴァニラッ!何ぼさっとしてるのよ!?」 突然ギャラリーの中からルイズが飛び出した 「ミス・ヴァリエール、邪魔をしないでくれたまえ」 折角勝利を目前にした高揚感を害されたギーシュはルイズを軽くあしらおうとするが相手はそれを無視し 「確かにギーシュにあの変な力を使うなといったけど負けるのは別よッ!」 要するに気になってこっそり見ていたがヴァニラが負けそうになったので堪らず出てきたらしい 「お前に迷惑はかけないといったはずだ。部屋に戻って結果を待っていろ」 しれっと返すヴァニラにルイズはまた喧しくがなりたてるが今度はギーシュがそれを遮った 「いい加減にしたまえ!いいだろう、ミス・ヴァリエール・・・・では使い魔くん、これを使いたまえ」 あくまでも気取った動作で薔薇の造花を振るうと今度はワルキューレの包囲の内の地面に一振りの剣が突き刺さる 「わかるか?剣だつまり『武器』だ。平民どもが、せめてメイジに一矢報いようと磨いた牙さ。未だ噛みつく気があるのなら、その剣を取りたまえ」 ギーシュとしてはルイズがこれ以上文句を言い出す前にさっさと決闘を終わらせたいがための行動だったのだろうが、それがヴァニラには気に食わなかった 「小僧・・・・調子に乗るなよ」 全身からドス黒いオーラを噴出させ自らを囲むワルキューレを無視してギーシュへと歩み寄る 「ふんっ!この状況で何をしようというんだね、ワルキューレ!!」 号令一下、6体のワルキューレが槍を構え、ヴァニラを串刺しにするべく突進する。だが 「だからお前はヌケサクだというんだ」 何を思ったかヴァニラはバク転でもするように空中に身を躍らせる 「もうおそい!脱出不可能よッ!」 ギーシュが勝ち誇り、ルイズが思わず目をそむける 誰もがヴァニラが串刺しになるものと思ったが、彼はどこにもいなかった 「何だと!?」 ギーシュが驚愕の声を上げる 止める間も無く、6体のワルキューレは勢いの付いたまま互いをお互いの槍で突き刺していた 「馬鹿な!奴は何処に消えたんだ!?」 「催眠術や超スピードとかそんなチャチな(ry」 ギャラリーがざわめく中で動かなくなったワルキューレたちの上に突然ヴァニラが姿を現す 傍目には何も無いところから突然現れたように見えただろうが、実際はクリームの口内から這い出ていた 「脱出不可能といっていたが、女関係と同じで詰めが甘いな」 「く、クソッ!!」 薔薇の造花を振るい『石礫』の魔法を放とうとするが、それよりも早くヴァニラの蹴り飛ばした剣がそれを切断した 「あ・・・・・」 ――杖を落とされたら負け。それが決闘のルール そして何よりも杖を失ったメイジは無力、誰かから教えられた訳ではなかったが魔法を使う度に振っていれば手の内をさらしつづけている様なものだ 「うぁ・・・・あ・・・ま、参った・・・・」 がっくりと膝を付き、呻くようにギーシュは降参した ギャラリーからは野次と喚声の入り混じった声が溢れ、その騒ぎは当分止みそうになかった ギーシュ・ド・グラモン―一時的に再起不能(一部でヌケサクが定着) To Be Continued...
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/8581.html
前ページ次ページThe Legendary Dark Zero ヴェストリ広場へと辿り着いたスパーダはギーシュと相対する。 これから行われるであろう〝決闘〟という名の貴族による一方的な制裁を見物しようと噂を聞きつけた生徒たちで、広場は溢れかえっていた。 「諸君!決闘だ!」 その広場の中心でギーシュは薔薇の造花を掲げ高らかに宣言をする。見物人から歓声が巻き起こる。 「ギーシュが決闘するぞ! 相手はルイズの召喚した没落貴族だってさ!」 ギーシュは腕を振って、歓声にこたえている。 一方、スパーダは己の愛刀の一つ――閻魔刀を片手に構えながら目を瞑り、静かに佇んでいた。 「逃げずによくきたな。没落貴族君!」 「前置きはどうでもいい。すぐに始めるぞ」 スパーダは目を瞑って落ち着いたまま答えていた。 「ふんっ、いいだろう。……では、始めようか!」 ギーシュが持っている薔薇の花びらを振り、花びらが一枚落ちた瞬間、その花びらは鎧を纏った女騎士の人形へと姿を変えた。 「先ほどの錬金とやらか」 「お褒めにいただき、光栄だ。僕の二つ名は〝青銅〟のギーシュ。従って、青銅のゴーレム〝ワルキューレ〟がお相手する。 言っておくが、卑怯などとは思わない事だよ。僕はメイジだ、魔法でカタをつけさせてもらう」 「Come on.(来い)」 スパーダの一声と共にギーシュが杖を振るい、ワルキューレが突進してくる。 スパーダ目掛けてワルキューレの拳が真っ直ぐに叩き込まれようとしている。 当のスパーダは目を瞑ったまま、その攻撃を避けるどころか見ることすらしようとはしない。 ギーシュは勝ち誇った顔でにやりと笑った。 没落貴族の無様な姿を他の者達にも見せ付けてやろう。――そう考えていた時である。 ――ヴゥンッ。 突如、低い唸りのような音が響いた途端、目の前のワルキューレが一瞬にして十字に切り裂かれていた。 スパーダは閻魔刀の刃を、ほんの僅かに指で押し上げ覗かせている。 「な……なっ……」 突然の出来事に唖然とするギーシュ。そして、ギャラリー達。 「何が起こったんだ……?」 「あの男、何もしてないよな?」 誰もが、スパーダの神速の斬撃を見切れてはいなかった。 まさか彼らも今の抜刀が時に空間そのものを両断しかねないものだとは夢にも思わないだろう。 バラバラに切り裂かれ、ゴトゴトと地に落ちるワルキューレの残骸に広場にいるギャラリー達が凍りつく。 スパーダはワルキューレの残骸とギーシュを交互に見比べ、そして失望したようにため息をついた。 それからギーシュをじっと見つめると、彼は顎をしゃくりだす。「来い」と言わんばかりに。 (ば……馬鹿にしてるのか?) まともに体を動かすどころか剣さえも抜かずにあしらわれ、挙句にはため息までつかれる始末。 まるで真剣さが感じられないようなその姿が、ギーシュの精神を逆撫でていた。 「ち、調子に乗るなよ! ワルキューレ!」 さらに花びらを二枚落とすと、それは二体のワルキューレへと変わる。 今度は槍やメイスといったもので武装していた。 左右から挟むようにしてスパーダに襲い掛かるが、当の本人は右手でワルキューレの振り下ろしたメイスを難なく受け止めた上、 閻魔刀の鞘で左から襲ってきたワルキューレを打ち付けて吹き飛ばす。 そして、メイスを振り下ろしたまま固まっているワルキューレに鋭い蹴りを叩き込んでいた。 それはまるで子供をあしらうかのような光景だった。剣を手にしているのにそれをまともに抜きもしないのは、彼が全力どころかその十分の一さえ発揮していないことを意味する。 ギャラリー達は「何やってんだよギーシュ!」「そんな奴、さっさと叩きのめせー!」などと野次を飛ばしていた。 ギーシュは歯を食いしばりながら顔を顰めた。剣を抜きもしない没落貴族にここまでなめられるわけにはいかない。 「ふ、ふん! いくら倒しても無駄だ! 僕はワルキューレを無限に作り出せるぞ! それも一体や二体だけではない!」 その言葉が単なる虚勢である事がスパーダには分かっていた。 ワルキューレとやらを一体作り出すだけで相当の魔力を消耗するのは、メイジ達の魔力を直接視認する事ができるスパーダにはお見通しだった。 作れてもせいぜいあと四体が限界だろう。 (やはりな) 案の定、ワルキューレを四体呼び出しただけでギーシュの魔力はもう新たなゴーレムを作れる量ではなくなっている。 「ゆけ!」 顔を引き攣らせ、冷や汗を流しながら号令をかけるギーシュ。ワルキューレが一斉に突進してきた。 しかもただ闇雲に突撃させるだけ。物量で攻めようとギーシュは考えているようだが、司令塔たるギーシュのゴーレムの操作自体がなっていない。 芸がないなと思いつつ、スパーダは向かってきたワルキューレの胴体に閻魔刀の柄頭を打ち付けて怯ませ、体をくるりと反転させつつ閻魔刀の鞘を振るい、瞬時に後ろの二体を一度に怯ませた。 もう一体が横から剣を振り下ろすが、それをスッと体を僅かに反らせてかわすと蹴りを浴びせて吹き飛ばし、本塔の壁に激突させた。 体勢を取り戻した三体のワルキューレが一斉にスパーダに武器を振り下ろしてきたが、当たる寸前に右腕を素早く顔を庇うように構えだしていた。 ――ガキンッ! 金属同士が衝突する、鋭い剣戟の音が響く。だが、スパーダは剣を一切抜いてはいない。 ギャラリー達は目の前で起きている光景に言葉を失った。 彼は剣でも、鞘でもなく、腕一本だけでワルキューレの攻撃を受け止めていることに。 しかも三体まとめてだ。 確かにギーシュのゴーレムの攻撃はスパーダを捉えてはいる。だが、彼はそれに参った様子はおろか、僅かな傷を負った様子さえない。 ただ受け止めるだけならまだしも、ワルキューレ達は逆にスパーダの防御に弾かれて後方に倒されてしまっていた。 「な、何だ? 今の」 「う、嘘だろ? あれを防いだっていうのかよ?」 「いや、何か腕に仕込んでるんじゃないのか?」 武器や防具どころか、己の体そのものでゴーレムの攻撃を真正面から受け止めるというありえない光景。 ギャラリー達は困惑し、さらにざわめきだす。 (何故だ、何故だ、何故だ! なんで、彼は平気なんだ!) ギーシュも己が目にした現実に目を疑った。 青銅とはいえ、れっきとした金属でできたワルキューレの繰り出す攻撃はまともに受ければ痛いだけでは済まない。 腕や脚は折れ、内臓は砕かれるはず。にも関わらず、スパーダはその一撃を受けてもまるで堪えていないのだ。 逆にワルキューレの方が力負けをするという始末。……こんなことがあって良いものなのか。 彼は平民。自分はメイジ。魔法を使えぬ者と使える者。 なのに何故、ここまで実力に差が出てしまうのだ? (ま、まさか……メイジ殺し!?) 魔法の使えぬ平民でありながらメイジにも引けを取らず、多大な戦果を示し、逆にそのメイジさえも容易く打ち倒す技と力を持つ者。 平民は貴族には勝てない。……世の理を否定する力を持つ存在。 昔から馬鹿馬鹿しいと感じてはいた。そんなことがあるはない、と。 だが、現実にギーシュはスパーダという男に追い詰められている。 (じょ、じょ、じょ、じょ、冗談じゃないぞ!? メイジ殺しだったなんて、聞いてない!) こいつはただの没落貴族などではない。 ここに至って、初めてギーシュは後悔した。とんでもない存在を相手にしまったことに。 「……ワ、ワ、ワルキューレっ!!」 恐怖に喚きながらギーシュは杖を振るい、倒れているワルキューレ達を起き上がらせた。 スパーダは先ほどから腰の閻魔刀に手をかけたまま、じっと佇んでいる。自分から攻撃を仕掛けようとはしない。 とにかく突撃だ。突撃あるのみ。 ただ闇雲に、ワルキューレを特攻させるしか恐怖に支配されたギーシュの頭には残されていなかった。 先ほどまで発揮していた威勢や虚勢もすっかり萎えてしまった。 ――キィンッ! ワルキューレ達が動き出した瞬間、甲高い剣戟と共に眩い閃光が瞬いていた。 ギーシュがハッと気付けば、彼の右手にはいつのまにか抜刀したものと思われる閻魔刀が握られ、横へと薙ぎ払われていた。 その白刃は陽光を浴びて、微かに閃く。 (な……! 何だ……!?) ギーシュはもちろん、ギャラリー達でさえ絶句した。 スパーダが剣を一振りした途端、斜め十字の青白い剣閃が飛び、向かってくるワルキューレ達を容赦なく切り刻んだのだ。 真正面から鋭い斬撃の風を食らったワルキューレ達はバラバラになって崩れさり、残骸は地面に落ちて山と化していた。 当然、それだけでは終わらない。 放たれた剣閃はそのままギーシュ目掛けて突き進んできている。 これをまともに食らえば、人間など一瞬にしてミンチ肉にされてしまうだろう。 「ひいっ!」 死の恐怖に顔を引き攣らせ、咄嗟に後に倒れて尻餅をつくギーシュ。 自分のすぐ真上を、剣閃は通り過ぎていった。冷たい風が体に吹き付けられる。 剣閃はそのまま学院の外堀まで飛んでいくと、内壁に当たり、消滅した。 スパーダは静かに、優雅な動作で閻魔刀の刃を鞘へと収めた。チャキン、と鍔の音が静かに鳴り響く。 (……何だ? 昨日から鬱陶しい) 閻魔刀を納刀しながら、スパーダは忌々しそうに自分の左手を見る。 手袋で覆われてはいるが、この下には使い魔契約のルーンが刻まれている。 昨日からこのルーンは自分に対して魔力を発揮し、強制力を働きかけてきていたのだ。 ――主に従え。 ――主を慕え。 ――主から離れるな。 そんな意味が込められた強制力が秘められており、並みの獣や力の弱い下級悪魔であれば簡単にその力に屈してしまうことだろう。 しかし、力の大半を己の分身に封じたとはいえ最上級の悪魔であるスパーダにはそんな洗脳染みた魔力など受け付けはしなかった。 ルイズを気にかけたりするのは、あくまでスパーダ自身の意志によるもの。 これまで1000年以上もの間、多くの人間を見てきたからこそ、異世界に住まう人間がこれからどのようにして生きてゆくのか、そしてその周りで何が起きるのかを見届けるために彼女の〝パートナー〟となったのだ。 このルーンは自分をルイズにとって都合のいい〝使い魔〟にしようとしているようだが、洗脳などで築かれる信頼など片腹痛い。 自らの意志で彼女と共にあるからこそ、意味がある。 スパーダの悪魔としての本能が、ルーンの魔力を完全に抑え付けていた。 「す……すごい」 スパーダの戦いを見守っていたルイズはあまりの光景に唖然とした。 まさか、ここまで強いとは。 恐らく、スパーダはまるで本気を出していないのだろう。余裕の表情を浮かべている。 だが、これで彼の実力がはっきりと分かった。ドットとはいえメイジであるギーシュを軽く叩きのめしたのだ。 主人を……パートナーである自分を守る力となれるはずである。 「素敵……」 ルイズが喜びに震える中、隣にいたキュルケはトロンとした目で体をくねらせる。 「きゅい! あの悪魔、やっぱりとんでもなく強いのね!」 ヴェストリ広場の上空を飛ぶ一匹の風竜が人間の言葉を口にしていた。 その背に乗る青い髪の少女、タバサは眼下で繰り広げられる戦いを観察し、驚愕していた。 (彼は……何者) 自分の使い魔・韻竜シルフィードがルイズの召喚した使い魔、スパーダの事をかなり恐れているようで、彼のことを〝悪魔〟とまで呼んでいる事にタバサも戦慄を抱いていた。 このハルケギニアには吸血鬼やら亜人といった異種族が存在するのだが、〝悪魔〟などという存在は御伽話の中でしか見た事がない。 しかし、スパーダから発せられる異様で冷たい雰囲気は、一人の戦士であるタバサをも震え上がらせる程に研ぎ澄まされていた。 だからこそ、ずっと彼のことを警戒していたのだ。 彼の正体がシルフィードの言うように本当に悪魔なのかどうかはまだはっきりとは分からない。 ただ、一つだけ分かるのは彼があまりにも強いということだけだ。 きっと、並大抵の実力のメイジでは相手にならないだろう。 「あ、あ……!」 最後の一手までもが全滅させられ、腰を抜かしたままギーシュは恐怖に打ち震えていた。 完全に見誤っていた。こんな恐ろしい相手に、ドットの自分が勝てるはずがない。 平民でありながら貴族をも屠ると言われる『メイジ殺し』の力を初めて目の当たりにし、ギーシュは戦慄する。 彼の力は明らかに、並のメイジを凌駕している。軍人の家系に生まれた人間として、彼が有する圧倒的な力を本能が感じ取る。 「く、くるな……! くるな!」 納刀した閻魔刀を手にしながら近づいてくるスパーダに、半狂乱のギーシュは薔薇の造花を振り回しながら叫んだ。 ギーシュの目の前で止まったスパーダは閻魔刀を再び抜き放ち、ギーシュの真横に突き立てる。 「ひぃっ……!」 冷徹な表情を浮かべて自分を見下ろすスパーダ。怒りも侮蔑も無い、何の感情も窺えぬ氷のような瞳に射抜かれギーシュは蒼ざめた。 「お前は死んだ」 「……へ?」 スパーダの発した一言に、間の抜けた声を出すギーシュ。 「もしもこれが本気の決闘であれば、お前は死んでいる」 ギーシュはその言葉の意味が分からず、唖然としたままスパーダを見ていた。 「お前は言ったな? 『決闘』をする、と。決闘とは本来、命を賭けた戦いだ。戯れなどありはしない。そして負けた方は『死ぬ』べきでもある」 『死』というその一言に、ギーシュは青ざめた。 「……お前がやろうとしたのは、命を軽視した行為だ。お前があのままメイドだったならばどうだった。それでお前が彼女の命を奪った時、お前は何を得る」 スパーダの言葉に怒りはない。それはギーシュを諌める威厳に満ち溢れた言葉だった。 ギーシュは彼の言葉に、背筋に何か冷たく恐ろしいものを感じた。 そんな事、考えてもみなかったからだ。 だが考えてみればあの時、彼がもし割り込まなかったなら、自分はあのメイドにひどい仕打ちをしていたかもしれない。 いくらギーシュとて、さすがに平民だろうとレディにそんなことはしたくなかったのだ。 「お前が貴族であろうと、彼女が平民であろうと、互いに〝人間〟であることに変わりは無い。彼女はお前の家畜などではない」 閻魔刀を地面から引き抜き、鞘に収めたスパーダは踵を返し、ヴェストリ広場を後にしていた。 ギーシュは未だ尻餅をついたままだったが、その胸の奥から何か熱いものが湧き上がっているのを自分でもはっきり感じていた。 前ページ次ページThe Legendary Dark Zero
https://w.atwiki.jp/wakiyaku/pages/57.html
【作品名】ゼロの使い魔 【ジャンル】ラノベ 【名前】ギーシュ 【属性】貴族 【大きさ】男子高校生並み 【攻撃力】ブレイド:バラの造花に魔力を絡ませて刃とする魔法 熟練者が使えば岩を両断する威力になるらしいがギーシュには そこまでの威力は望めないだろう 【防御力】【素早さ】高校生並み 【特殊能力】錬金:物質の組成を組み替える魔法 ギーシュは熟練者ではないので薔薇の花びらを油に変えるぐらいしかできない 下記ワルキューレを一度に七体作り出せる 【短所】弱い 【戦法】ワルキューレ一体の後ろに隠れて残りを突撃させる 【名前】ワルキューレ 【属性】青銅のゴーレム 【大きさ】成人並み 【攻撃力】パンチで高校生の腕を折れる 短槍装備 【防御力】銅像並み 【素早さ】一般高校生なら一方的にボコボコにできる 556 名前:格無しさん[sage] 投稿日:2008/12/05(金) 17 00 38 ギーシュ考察 ○クリリン 数の暴力勝ち ○こうじ 道場 ○古泉一樹 同上 ×ひろし ワルキューレ作りる前に靴下負け 野原ひろし>ギーシュ>古泉一樹
https://w.atwiki.jp/f_go/pages/4710.html
第12弾 ◆ イベント開催 ◆ 2020年8月5日(水) 18 00 ~ 無期限 ★2 ファントム・オブ・ジ・オペラ + 表示▼ [編集] ★5 ブリュンヒルデ + 表示▼ Phase 1,2,3 強化クエスト ブリュンヒルデ AP23 カルデアゲート:強化クエスト 推奨Lv.90 絆P 915 EXP 38,190 QP 9,400 報酬 -- 全3回 弓3狂4 1/3 霜の巨人Lv32(狂) HP19,634 霜の巨人Lv28(狂) HP17,168 ワルキューレLv32(弓) HP27,636 2/3 ワルキューレLv32(弓) HP48,061 霜の巨人Lv34(狂) HP39,359 ワルキューレLv35(弓) HP50,338 3/3 火の巨人Lv40(狂) HP150,129 ドロップ 巨人の指輪 備考 強化クエスト ブリュンヒルデ AP23 カルデアゲート:強化クエスト 推奨Lv.90 絆P 915 EXP 38,190 QP 9,400 報酬 -- 全3回 弓4狂3 1/3 ワルキューレLv36(弓) HP20,705 ワルキューレLv32(弓) HP18,424 山の巨人Lv31(狂) HP28,999 2/3 ワルキューレLv38(弓) HP43,691 山の巨人Lv32(狂) HP54,409 山の巨人Lv33(狂) HP56,093 3/3 カラミティ・ジェーンLv85(弓) HP177,606 ドロップ 弓のモニュメント 備考 強化クエスト ブリュンヒルデ AP23 カルデアゲート:強化クエスト 推奨Lv.90 絆P 915 EXP 38,190 QP 9,400 報酬 聖晶石 x2 / スキル2強化 全2回 弓1狂4 1/2 山の巨人Lv46(狂) HP52,102 霜の巨人Lv51(狂) HP27,717 山の巨人Lv42(狂) HP47,612 2/2 火の巨人Lv45(狂) HP119,924 ナポレオンLv73(弓) HP202,593 ドロップ 弓のモニュメント、巨人の指輪 備考 [編集] ★3 ダレイオス三世 + 表示▼ [編集] ★5 源頼光 + 表示▼ [編集] ★3 ダビデ + 表示▼ [編集] ★4 虞美人 + 表示▼ [編集] ★4 哪吒 + 表示▼ [編集] ★5 アルジュナ + 表示▼ [編集] ★4 ギルガメッシュ〔キャスター〕 + 表示▼ [編集] ★5 宮本武蔵(セイバー) + 表示▼ [編集] ★3 クー・フーリン(ランサー)(2回目) + 表示▼ [編集] ★4 ヘラクレス + 表示▼ [編集] ★4 エミヤ(3回目) + 表示▼ [編集] ★5 アルトリア・ペンドラゴン(セイバー)(2回目) + 表示▼ [編集]