約 83,014 件
https://w.atwiki.jp/neetsharank/pages/50.html
ヤング
https://w.atwiki.jp/eizoulist/pages/1067.html
+1983年放送 ヤンヤン歌うスタジオ1983放送日不明 +1985年放送 ヤンヤン歌うスタジオ1985放送日不明 +1986年放送 ヤンヤン歌うスタジオ1986放送日不明 ヤンヤン歌うスタジオ19860413
https://w.atwiki.jp/pso2_filament/pages/232.html
ダヤン 「どうしようもないゴミ屑だって流れ星になって、誰かの願いを叶えることが出来るんだ。たぶんね」 フルネーム ダヤン=J・フリーハート (Dayan=J・FreeHeart) 種族 D-Human 性別 Female 身長 168 所属 B.pas[ブランシェ・プライベート・アーム・サービス] 誕生日 A.P.21?/??/?? 自称16~18歳程度 所属Ship ship03[ソーン] Last Update 2013-07-27 03 16 03 (Sat) ダヤン=J・フリーハート Rockに生きてる野良少女。名前は適当に付けた名前であり、本名ではないらしい。ただし、アークス登録時に本籍を「ダヤン=J・フリーハート」にしたため、書類上の本名となってしまっている。レオポルディーネの経営するフリーコンサルティング会社の居候であり、正式な職員でもない。毎日、牛乳飲みながら、模型作りばかりしている完全なる穀潰し。排斥されたデューマンとしてダーカーに襲われた廃棄区画で生きていたタイプの人種であり、その時代に元アークスを名乗る浮浪者達に「フォトン操作技術」や「総合戦闘術」の手ほどきを受けている。歴とした型のある武術だが、本人は何も気にしてないし、座学は逃げ出していた為、何一つ手がかりはない。また、本人の左目は廃棄区画に住んでいた時代に、何らかの傷によって極度に視力が低下しており、現在では殆ど失明している状態である。最近までshipの戸籍登録すらされていない野良猫だったが、レオポルディーネが保護者となったことで、アークスとしての適応試験を受け、無事に合格。「めんどくさい」と言いながらアークス訓練生学校に通っている。(ただし、相当休みがちであり、本人はいつか逃げ出してやろうと考えている)戦闘面では、自分の命に見切りを付けている性格をしており、常人では踏み出せない一歩を踏み込むという、「アルティメット・インファイト」を好むが、その所為もあり、身体に傷が絶えない。訓練学校からも「早死にするので止めること」と再三の注意勧告を受けているが、その癖は未だに治っていない。趣味はレトロゲームのハードを集める事と模型作り。少女的な趣味を持てと周囲に言われると、変にキレたり、スネたりする。どうでもいいが、胸の大きさには特定のコンプレックスがあり、「たしかに胸は無いけど、立派な角があるのでノーカン」というのは本人が語るスタイルの話である。 《人 物》 本人曰く、「適当さが売りで、その通りに生きており、適当が一番だ」。 要は難しく考え過ぎることは身体を動かすことの邪魔になるので、適当に生きるようにしているらしい。 ――そういった性分を実行する為、「束縛」を何より嫌っている部分がある。 また、自分の事は適当だというが、他者の込み入った事情などにはワリと興味津々であり、なにかと話を聞こうとする。 上手く話が聞けなかったら、素直にすねるという少々子供じみた性格をしている。 本人は口には絶対に出さないが、他人の笑顔を見るのが好きであり、冗談じみた事を言っては笑顔を引き出そうとしている節がある。 《趣 味》 「レトロゲームなどの収集」と「模型作り」。あとは気まぐれに描くと言われる、 変な絵 (※リリーパ族)である。 また、「散歩」と称して、シップ内をふらふらとして中々帰ってこない事もたびたび……。 《仕 事》 レオポルディーネの経営するフリーコンサルティング会社の手伝いをしている。 鉄火場根性とやっかい事が好きな性分のせいで、依頼が来ると大体ウキウキしている。 また、臨時受付として使われる事があり、普段は絶対に着ないピンク色の制服を着させられるので、 本人は非常に嫌がっている。ただ、金銭が発生することもあり、勤務態度はワリと真面目である。 ●PLより PR初心者です。迷惑を掛けるかも知れませんがよろしくお願いします。><; ― ADVERTISEMENT. ―
https://w.atwiki.jp/gods/pages/94189.html
テヤン(對陽) メイソウ(2)の別名。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2286.html
736 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 02 22 ID 5bzKfcHY それは、別れと出会い、そのそれぞれのそれ以前。 それは、御神千里と緋月三日が夜照学園高等部に進級する以前。 開幕前の舞台で演じられる物語。 10人が10人振り向く美少女と言うものは実在する。 氷室雨氷に言わせれば、一原百合子がそれにあたる。 それは、2人が恋愛(同性愛)関係にあるが故の身びいき、というわけではない。 現に今、この夜照学園高等部校舎屋上の、雨氷のいるほんの数メートル先で、 「好きだ、一原!付き合ってくれ!」 「ゴメン、無理!」 というやり取りが行われている。 ちなみに、前者が2人のクラスメートの男子(名前は覚えていない、雨氷にとって百合子以外は些事である)、後者が手を合わせている百合子である。 男子と百合子はその後も二言三言言葉を交わしていたが、「無理なものは無理、だからしょうがない」という百合子のキッパリとした態度にトボトボと屋上を去って行った。 どうして無理なのか、というところまでははっきりと説明していないし、できない。 百合子が同性愛者であるという秘密が不用意に知れ渡ったら、どのような偏見の目にさらされるか分かったものではない。 だから、彼女らの関係はよほどのことが無い限り、よほど信頼のおける相手以外には秘密にしておこう、というのがこの頃の2人の共通認識だった。 「お疲れさまでした、一原さん」 「どーも、うーちゃん」 男子が去ったのを確認して、雨氷は物陰から出て百合子に声をかけた。 ちなみに、『うーちゃん』とは百合子から雨氷に対する長年来の愛称である。 2人は小、中、高と行動を共にしている幼馴染同士でもあるのだ。 もっとも、雨氷の方は照れ臭くて人前で百合子の愛称を使うのを止めてしまっていたが。 高校生にもなって『ゆーちゃん』という愛称を使うのはいささか以上に勇気が必要なのだ。 「なんつーか相変わらず、男の子(トモダチ)の告白を断るのは心苦しいわよねー。てか何度目だっけ、こう言うの?」 「今月に入って10件目かと」 「多いわね……」 「ええ、まるで盛りの付いた犬のようです」 「妹ならぬ、くらすめえとは思春期、ってトコね」 「殺しておきましょうか、今の彼」 「クラスメート相手に何サラっと恐ろしいコト言ってるのよ」 とはいえ、それは無理ならぬことではあった。 高等部に進級したときに、綺羅星のごとき美少女達が来たと学校中の話題をさらったからだ。(これは、2人と中等部からの学友たちが彼女らの美貌を伝え広めたからでもある。女子は噂好きなのだ) 結果、百合子と雨氷は双方ともに男子からの注目を集めることとなった。 特に、美人で明るい百合子に年頃の男子が惹かれるのは当然のことと言えた。 当然の、ことと…… 「……やっぱり、殺しておきます」 「いやいやいや」 スッと学生鞄の中に手を入れ、歩きだそうとする雨氷の肩を百合子が掴んだ。 細くたおやかな百合子の指の感触を味わいたいのを我慢しながら、雨氷は口を開く。 「だって、盛りの付いた雄犬が、いつ一原さんを性的な意味で害するか分かったものでは……」 「さすがにそれは無いわよ、エロゲじゃあるまいし」 とはいえ、と百合子は続けた。 「私も考えてはいたのよねー。前々からの思春期男子ーズから無駄で無意味にモテちゃうのには。彼らにも悪いし……」 異性愛者なら嬉しい悲鳴と言ったところなのだろうが、同性愛者であり、男性を友人としか見れない百合子にとっては本当に困った状況だった。 同性愛者であることを知らない男子の友人たちを結果として騙しているようで、本気で悪いと思っているらしい。 雨氷に言わせれば、百合子にそんな気を遣わせる男子達が悪いのだが。 「あんな連中、気に病むことはありません。どうせ、一原さんの体目当てに決まっています」 「まー、何割かはそういう下心はあったでしょうね。思春期的に考えて」 「やっぱり殺してきます、今まで告白してきた連中全員」 「だから駄目だって」 再度肩を掴まれた。 「なら、どうしろと」 無表情なりに不満を顔に出す雨氷に、百合子は不敵な笑みを浮かべた。 「私に良い考えがある」 「失敗しそうな台詞ですね」 何故か野太い声を作って言う百合子に雨氷は思わず突っ込みを入れた。 「台詞(ソレ)は気にするな、よ。これは私の考え、どれ程のものかは実行してみれば分かるわ。とりあえず着いてきて」 そう言ってクルリ、ときびすを返す百合子。 答えは聞いてないということらしい。 737 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 03 58 ID 5bzKfcHY 「上級生の教室に向かうのですか?」 「流石に今回ばかりは身内だけじゃどうにもできそうにないものね。ヘルプを求めてみるつもり」 「今考えたんですか?」 「ウン、今考えた」 相変わらず感情で生きている娘であると、雨氷は思った。 階段を下り、上級生の教室へ向かうらしい百合子の少し後ろを、雨氷は着いて行った。 上級生クラスのある階の廊下を威風堂々、足早に進む百合子と彼女の一歩後ろを行く雨氷に、上級生の男子たちが振り返る。 上級生のクラスの階に、一年生の百合子たちが着たことへの驚きや、とびきりの美少女である百合子と雨氷への注目が一気に集まる。 その視線に、雨氷は顔をしかめそうになるのを何とか抑えた。 こうして好意と好色(と雨氷は感じている)の視線が普通に集まっているということは、自分と百合子の性質が知られておらず、彼らと同じ異性愛者だと思われているということでもある。 それは、今現在においては雨氷の、ひいては百合子の身が守られているということでもある。 人は、自分とは違うモノに対して決して優しくなど無いのだから。 もっとも、当の百合子はどこ吹く風。 目的地に向かってズンズンと大股で歩む。 他人の目に対して、百合子はあまりにも無頓着だった。 無防備、とも言えるし、雨氷はそう感じていた。 『なればこそ―――』 と、雨氷は思う。 『一原さん―――ゆーちゃんは私が何としてでも守らなくてはならない』 両手で持った学生鞄を握りしめ、強く思う。 信念と呼んで良いほどに強く。 それは、今はまだ学校の違う百合子の所のボンクラ妹達(恋敵にしてある意味では同志)にはできない役回りだから。 それが、自ら望んだ役回りなのだから。 百合子の方はそんな雨氷に気付く様子も無く、ある上級生クラスの教室のドアをガラリと開く。 「ちわーッス!緋月先輩居ますかー!?」 そんな百合子の派手で唐突な登場に、上級生たちの視線が一瞬驚きに変わる。(雨氷は、その一歩後ろで控えめに一礼した。最低限の礼儀である。) 驚かなかったのは、たった1人。 髪の色は鴉の濡羽。 瞳の色は深淵な黒。 それとは対照的に肌は陶磁器のように白い。 顔立ちは、性別を感じさせない位に整っていた。 一原百合子が10人が10人振り向く美少女なら、その男は100人が100人振り向くような美形だった。 緋月一日 役割は、生徒会長。 百合子と負けず劣らず破天荒な彼は些細なきっかけで親しくなっていた。 少なくとも表面上はそのように見えると、雨氷も思っていた。 友人と歓談していた一日はその顔立ちに似つかわしい優雅な所作で席を立ち、雨氷たちの方に向かってくる。 「雷鳴のような大音声を上げずとも、僕には十分に聞こえるぞ、一原」 見ただけで女性を虜にしそうな美しい笑みを浮かべ、一日は言った。 その完璧なまでに美し過ぎる笑みに、雨氷はむしろ不快感を覚え、眉をしかめそうになる。 あまりに完璧すぎて、作り物にしか見えないのだから。 「あっはー、すいません。でもでも、私のモットーは元気爆発頑張ぞー、なんで。何事も派手に愉快にしなきゃ気が済まないというか自然にそうなっちゃうと言うか?」 「良くわからんが、まぁいい。それで、今日はどう言った要件だ?」 女子的なハイテンションでまくしたてる百合子に動じることなく、先を促す一日。 ちなみに、他の先輩たちはもうそれぞれの行動に戻っている。 「今暇ですか?」 「暇と言えば暇だな」 「ンじゃ、ちょっち外良いっすか?」 「教室では駄目なのか?」 「人多いじゃないですか、ココ」 「確かに、少々観客が多いな」 一日の言うように、教室内には未だ生徒が多く残っていた。 勉強会を開く勤勉な者もいれば、取り留めの無い会話をしている者も多い。 ふと、雨氷の眼にクラスメイトと話をしている1人の女生徒が映った。 738 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 04 20 ID 5bzKfcHY 百合子たちと負けず劣らず、いやそれ以上に目立つ外見の女生徒。(何しろ金髪である) 名前は確か、鬼児宮フィリア。 外国人とのハーフであると同時に大会社の社長令嬢である。(夜照学園は、学費が平均よりも高くないのにも関わらず、施設やカリキュラムのレベルが非常に高いとされるので、様々な層の生徒が入学してくるのである) また、とんでもない美少女であり、誰がつけたか『月光の君(レディ・クレセント)』という通称まである。余談だが、その通称がつけられた当時、高等部では遅れてきた『マリ見て』ブームのただ中だったとか。 以前噂を聞いて、何の漫画だと思ったきりだった先輩だったが、なぜか眼に付いた。 まっ白な右手を頬にあて、雨氷たちから少し離れた席で友人たちと優雅に談笑しているだけの彼女が、なぜか彼女がこちらの方を見ているような気がしたのだ。 「つーワケで緋月先輩はお借りしますんで、夜露死苦!」 一日と話をしていた先輩たちにそう言う百合子の台詞に、雨氷は意識を戻される。 「何だ、一原。お前も緋月にコクんのか?」 話しかけられた先輩が、冗談めかして百合子に言う。 「あっはー。それは無いですよ」 「そんなことはありません」 百合子と雨氷がほぼ同時に否定する。 「ンじゃま、クレヨンしんちゃん曰く『じゃ、そう言うことで』」 「『じゃ、そう言うことで』だそうだ」 百合子のおふざけに一日が笑顔でのり、雨氷が軽く一礼した。 そういうことってどういうことだよー、という上級生のツッコミを背に受けながら3人は教室を出る。 去り際に、雨氷は軽くフィリアの方を見た。 右手を頬にあて、穏やかな笑みを浮かべながら友人たちと談笑している。 こちらの方を見てさえいない。 なのに、なぜか。 突き刺すような殺気を向けられているような気が、した。 739 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 05 22 ID 5bzKfcHY 「こんなところで良いか」 不自然なまでに人気の無い廊下の隅で、指揮者のように手を広げる、やはり完璧すぎる所作をしながら一日は言った。 「はい、オッケーっす」 「それで、用事というのは何かな?」 百合子の言葉に美しい笑顔を浮かべ、一日は聞いた。 計算しつくされた、美しい笑顔。 美しすぎるからこそ、その笑顔が演技であることが雨氷にははっきりと見えた。 だから、 「その前に、無礼を承知で言わせていただきたいことがあるのですが、よろしいでしょうか」 百合子の一歩前に出て、雨氷は言った。 「どしたの、うーちゃん?」 不思議そうな顔をする百合子。 「僕は構わないが」 雨氷の眼光に動じることなく一日は言った。 この場合、動じる様子を見せることなく、と言うべきなのだろうが。 「折角人がいない、緋月先輩もご冗談のような演技はお止めになってはいかがですか?」 淡々と、しかし不躾とも言える一言を、雨氷は叩きこんだ。 「演技、か」 笑顔を崩さず、一日が言った。 「ええ。一原さんは軽妙軽薄な言葉を使わせていただきましたが、私たちは何も無意味無目的に、緋月先輩に来ていただいたわけでは無いので。むしろ、とても重要なお願いをしたいと思っています」 実のところ、雨氷はその話の詳細を知らないのだがソレはともかく。 「ですから、そのような演じきられた、嘘で塗り固められた態度と笑顔を向けられると、はっきり言って―――」 一瞬、逡巡してから雨氷は言葉を続ける。 「不愉快です」 雨氷自身でもどんな顔をしているのか分からなく様な思いを叩きつけられ、しかし一日は演技を崩すことなく、その中性的な顔を困ったような形に変えた。 「不快不愉快不都合と言われても、正直いささか困るところではあるな」 一日はそんな台詞を言った。 「困る、ですか」 「ああ。僕にとって演じるというのは呼吸よりも当り前のことだからな」 「確かに、緋月先輩が演劇部の花形(スタァ)でいらっしゃるのは存じておりますが―――」 「ああ、違う違う。そういうことじゃない。むしろ逆だ。僕が演劇部の役者なのは単純に当然の帰結だ」 「当然の帰結、ですか」 「ああ、僕の知り合い風に言うと…トウゼンノキケツ…という奴だ」 言ってから、一日は「やっぱり使いづらいな」と顔をしかめた。 「人が複数人集まれば、そこはもう舞台だ。演じるべき状況があり、演じるべき役割がある。状況に則し、他人の言葉(セリフ)に合わせ、自身も行動する。それはもう演技だ。『この世は舞台、人は全て役者にすぎない』プラトン以来の常識だろう?」 そう言う一日の姿は、確かに舞台上で見るものと変わらなかった。 変わりようが、無かった。 「とはいえ、安心はしても良い。その演技の裏側に悪党の顔が潜んでいるとかそう言った役柄では無いからね、僕は。君たちの願いには真摯に真剣に対応するし、必要とあれば全力で力を貸そう」 「という役回り、ですか」 「そう言うことだ。何せ、生徒会長だからな」 自分の役は自分が一番把握しているよ、と一日は言った。 『やはり、不愉快』 と、雨氷は学生鞄をギリと音がするほど握りしめて思った。 感情というのものを完全に度外視した、一日のもの言いに。 740 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 06 23 ID 5bzKfcHY 「あー、そろそろ良いッスか?」 と、そこへ百合子が言った。 「今の話を聞いてましたか、一原さん」 「ごみん、何か難しそうなこと言ってたから後半聞き流してた」 雨氷に対して両手を合わせて百合子が言った。 「ともあれ、何でも言ってくれ、一原。生徒会長とはそういう役だ」 「んじゃー、遠慮なく言っちゃってぶっちゃけちゃいますね」 微妙にかみ合ってるのかいないのか分からないトークだった。 「私、みんなにカミングアウトしようとか思っちゃってるんですよ」 「カミングアウト?何を」 「私、レズなんです」 「レズか」 動じない一日だった。 「格調高く言って、百合なんです」 言わなくて良い。 「そうだったのか?」 「言ってませんでしたっけ?」 「聞いてないな。聞こうともしなかったが」 「言おうともしませんでしたしね」 「それで、君の望みとは?」 「ジブンで言うのも難ですけど私ちょっとモテるじゃないですか、男子に。無駄に」 「らしいな」 「さすがに、先輩ほどじゃないですけど。学園の女子全員をフッた先輩ほどじゃ」 「それは噂だ。話半分に聞いておいて欲しいな」 「ういっす。で、ですね、私らの場合、男子にモテても問題じゃないですか、っていうかヤバいじゃないですか」 「確かにヤバいな、男子の方が」 「だから、いー加減どうにかしようかと思ってですね―――」 そこで、百合子は軽く勿体をつけた。 自身の『良い考え』、現状をひっくり返す秘策を彼に伝えるために。 「全校生徒の前でカミングアウトしようと思うんですよ」 ゴン、という音が雨氷の耳朶を打った。 それが、自分がひっくり返って頭を打った音だと気付くのに数秒かかった。 「ちょ、大丈夫、うーちゃん?」 「頭が痛いです」 「そりゃそーでしょーよ、あんな盛大に頭からズッこけたら。あ、今日のパンツは黒なんだ」 「二重の意味でです……」 あと、パンツを覗かないで下さい、と起き上がって身なりを整えながら雨氷は言った。 頭の痛みが引いてくると、逆に怒りが沸いてくる。 「って言うか貴女は馬鹿ですか!?今の今まで信頼できる相手以外には苦心と腐心と細心の注意を重ねて自身の秘密を隠し続けてきたというのに!?しかもそれを!?全校生徒の前でカミングアウト!?学校中の生徒を敵に回しますよ!?」 「うん、それに関しては返す言葉も無いわね」 「だったら何でそんなことを!?しかもこの不愉快な男にまで!?」 一日を指差しながら雨氷はまくしたてた。 普段の冷静沈着の仮面が完全に取れているが、そんなことを気にしている余裕はない。 「それはね、うーちゃん」 興奮しきった雨氷を落ち着かせるように、諭すように百合子は言った。 741 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 06 53 ID 5bzKfcHY 「私の性癖を知れば、確かに嫌な気分なる人は出てくると思うわ。でも、だからって隠し続けてると、男子の友達に望みの無い以上の恋をさせて傷つけちゃう」 珍しくまじめな表情で、百合子は言う。 「どちらにせよ、人を傷つけるなら、私は自分の心のままに生きたい。生きられるようにしたい」 百合子はそうキッパリと言ったのだった。 その表情を、雨氷は美しいと思った。 恋愛関係にあるが故の身びいきかもしれないが。 それでも、その百合子の姿を、男とか女とか、恋愛とかそうでないとか関係なく、1人の人間として美しいと思ったのだ。 「……惚れた弱み、ですね」 「何か言った?」 「いえ、何も」 小さく呟いた言葉を誤魔化し、雨氷は嘆息しながら言葉を続ける。 「分かった。分かりました。貴女がそこまで思って考えた上での結論ならば、私は何も言いません。言ったところで貴女が考えを変えるとも思えませんし。それにどんな状況でも私のすることは変わりません」 手にした鞄を握りなおし、雨氷もはっきりと言う。 「例えどんな時でも、私は貴女を愛し、貴女を守ります」 その雨氷の言葉に百合子は笑みを浮かべた。 「頼りにしてるわ、うーちゃん」 「ええ、任せてください、ゆーちゃん」 何年か振りに互いに愛称で呼びあい、2人は手を取り合った。 「互いの絆を確認しあう良い場面の最中に難だが―――結局、一原は僕にどんな役を所望なんだ?」 半ば話から取り残された形になっていた一日が、無駄に様になった苦笑を浮かべつつ言った。 「貴方なんて背景の木がお似合いです」 割り込まれたことに不愉快な視線を向ける雨氷。 それをまぁまぁと落ち着かせながら、百合子は一日に言う。 「先輩には役と言うか背景と言うか、それよりも場を提供して欲しいんですよ。私の秘密を全校生徒にカミングアウトする場みたいなのを」 「劇場主の役、いや大道具担当、といったところか?」 「どうせやるなら、派手にやりたいですからね。具体的には今度の全校集会の時とか、生徒会長の言葉とかの時間の間とか後とかで、私が壇上に上がる時間とかをちょっとで良いので作っていただけないかな、と。ちょー裏方になってしまって申し訳ないんですけど。」 「ふむ…」 百合子の言葉に、思案顔になる一日。 「ふと疑問に思ったのだが、それを僕に断られたらどうするつもりだったんだ?その上、俺は君たちの秘密を知ってしまった」 「あー、それは考えてませんでした」 「しかも、労力の割に僕個人には何のメリットも無いという」 「それも考えてませんでした!」 「…思ったんだが、一原は『愚者』のタロットも驚くような大馬鹿者なんじゃないか?」 冗談めいた口調で、一日は言った。 「だが、そうした馬鹿は嫌いではない。協力しよう」 そのまま笑顔を浮かべ、一日は言った。 雨氷たちが見た彼の表情の中で、一番砕けたものに見えた。 「その代わりと言っては難だが、こちらからの条件として、今後入学してくる、僕の一番下の妹には手を出さないことでも約束してもらおうかな?」 「可愛いんスか!?」 新しい女の子の話題にさっきまでの真剣な表情が嘘のように目を輝かせる百合子。 「…手出すなっつったよな…」 「ハイ、ワカリマシタデゴザイマス」 かなり本気でドスの効いた口調で言う一日に、思わずカタコトで答える百合子。 どうやらこの男、かなり筋金入りのシスコンらしい。 742 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 08 31 ID 5bzKfcHY 「まー、ジョークはともかく。その下の妹さん?もウチの学校に入学されるんですね。上の妹さんに続いて」 「…とても冗句には聞こえなかったが…、まぁその予定だ。入試への学力面でも問題ないが、色々あっていささか人見知りが過ぎるというか何と言うか。僕無しでは呼吸もままならないのではと、我が妹ながら今後が心配なところだ」 やれやれだ、と大げさな仕草で一日は言った。 そう言いながらもどこか嬉しそうなのは、よほど下の妹とやらが好きだからなのだろう。 ちなみに、もう1人の妹(剣道部エース)の方とは犬猿の仲。時折口げんかをしている姿を雨氷たちも見たことがある。 何だ、この態度の落差は。 「分かりました!そう言うことなら、もし下の妹さんが入学してきたら、後のことは私らに任せて下さいな!」 パン、と手を叩き百合子が言った。 「ほぅ…」 疑わしいとまではいかなくとも、こいつ冗句で言ってるんだろうな、という目を向けてくる一日 「いやマジで。私にもこんなに可愛いわけが無いってくらい可愛い妹いるんで、先輩の気持ちがちょい分かりますし。先輩が卒業した後でも、その妹さんのことは大船に乗ったつもりで任せてください!」 「…ふむ…」 あっさりとそう言った百合子に、一日は目を丸くしていた。 人の恋人に向かって何信じられないみたいな顔してるんだこの野郎とか馬鹿の顔してるんじゃないとか雨氷は内心思わないでもなかった。 「いや、そう言ってくれると正直嬉しいな。『僕は良い後輩を持った』などと手垢のついた台詞が必要なくらいだ」 本当に嬉しがっているのかは、雨氷には判断がつかないが。 「いえいえ、こんくらいお安いゴヨーダーGT……かは分かりませんけど、私がやりたくてやりたいって言ってるだけですから」 「だとしてもだ。何せ…」 笑みを浮かべて一日は言う。 「僕も、妹達といつまで一緒に居てやれるか分からないからな…」 そう言う一日は、達観したような、強い意志さえ感じさせながらも、どこか寂しげに見えた。 「まぁ、兎に角だ。君の望みは聞いた。時間を作るのはそう難しくは無いだろう。後は、あまり角が立たないように生徒会の者達や先生方とのコンセンサスを取っておかないとな」 「先生たちには、英語のエリちゃん先生からお願いします。あのヒト、何故か何かと私らに良くしてくれるんで。まぁ、この後、私らからもお願いしてみますけど」 エリちゃん先生、というのは百合子たちのクラスの授業を持っているエリス・リーランドという若い教師だ。明るく聡明だが何故か何かと百合子『だけ』を贔屓するのが玉に瑕だった。 「心得たよ」 そう言って、一日は指揮者のように手を広げた。 「さぁ、こんな所で閉幕といこうか。この世は全て仮面劇(ページェント)。また明日この舞台で会おう」 そう言って、彼は去っていく。 「ええ、それじゃまた」 その後ろ姿に手を振りながら、百合子はふと言う。 「あ、先輩。同じ仮面なら、仮面劇より全員参加の仮面舞踏会の方が人生多分楽しいッスよー!」 「面白い見解だな、覚えておこう」 一瞬だけ振り返り、笑顔を浮かべて一日は夕闇の中に消えて行った。 743 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 09 14 ID 5bzKfcHY おまけ 「さって、これからが忙しくなるわねー」 一日と話をしてすぐ後、しんと静かな階段を降りながら、踊り場で大きく背伸びをして百合子が言った。 「そうですね。先生のところに行くのもそうですが、実際に何を言うか原稿を組まなくてはいけませんし、一原さんのとなると必然的に私のことにも触れざるを得ませんし……」 「んー、単に私がレズなんですーって言うだけで良いと思うけどねー。詳しいこととか、うーちゃんのことまで突っ込まなくても」 「もう少し考えてください。それに、貴女だけを矢面に立たせるつもりはありませんよ。って言うか、ここまでハイリスクなことしなくても良かったのでは?」 「リスクの無い人生なんてつまんないじゃない。人生はちょっとしたダイボウケンだもの」 「訳がわかりま……」 突き刺さるような殺気が、雨氷を射抜いた。 「!?」 反射的に後ろを振り返る雨氷。 同時に、放課後だというのに自分たちの周りには誰一人として他の生徒がいないことに気付く。 いや、1人だけ。 階段の上を見上げると、そこにたった1つだけ人影があった。 夕闇に映える、白い肌。 金色の髪。 頬に当てられた右手。 レディ・クレッセント 鬼児宮フィリア 「緋月さんと何を話していたのかしら」 フィリアが口を開いた。 口には笑みさえ浮かべているが、決して声を荒げているわけではないのに、拒否することを許さない響きが、彼女の声にはあった。 「鬼児宮先輩、相変わらずお美しいですねー。って、いつの間にいらしたんスか?」 フィリアの殺気だった雰囲気に気づいているのかいないのか、百合子が怪訝そうな声で言った。 「答えてくれないかしら、一原百合子さん、氷室雨氷さん」 頬にあてられた右手の細い指が神経質そうに動く。 「答えなくてはいけませんか?」 百合子の一歩前に出て、雨氷が言った。 「答えられないようなことなの?」 フィリアは笑顔を崩さずに答えた。 ただ、頬にあてた指がまた神経質そうに動いた。 カリ、と。 「や、別に別に答えられないよーなってワケじゃ・・・・・・」 「緋月先輩には、少々個人的な頼みごとを聞いていただいていました」 空気を読まない百合子の能天気な声をさえぎり、代わりに雨氷は答えた。 「頼みごと、個人的な、ねぇ・・・・・・」 雨氷の言葉をかみ締めるように、フィリアは言った。 頬の指がまた、カリカリと神経質そうに動く。 頬をかいているのだ。 所謂『お嬢様』であるフィリアには、およそ似つかわしくない素振りであった。 笑顔とは対照的に、『お嬢様』然とした所作を捨てるほどに苛立っているのだろうと、雨氷には見えた。 だが、何故そこまで苛立っているのかが分からない。 分からないからこそ、不気味。 「それで、その頼みごとというのは何なのかしら?」 「・・・・・・」 744 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 11 00 ID 5bzKfcHY 答えることに躊躇する。 うかつな答えを返しては、自分たちの秘密について話さないわけにはいかなくなる。 百合子はそのあたりの覚悟をとうに決めているようだが(何も考えていないだけかもしれないが)、雨氷は未だ慎重だった。 迷っていると言っても良い。 味方か敵か分からない相手(ほぼ確実に後者!)に話すには、あまりにもリスクが高い。 雨氷は脳みそをフル回転させていた。 「何なのかしら?」 そんな雨氷たちに対して、頬を神経質そうにかきながらフィリアは一歩ずつ近づいてくる。 「何なのかしら何なのかしら何なのかしら?」 カリカリと頬をかく音がやけに大きく聞こえる。 「ねぇ、早く答えて頂戴答えてくれないかしら答えてよ答えなさいよ答えて答えて答えて答えろ」 カリ、カリカリカリカリ・・・・・・、と血が出るんじゃないかと言う勢いで頬をかくフィリア。 「答えないの答えないんだ答えないなら・・・・・・・!」 カリカリカリカリカリガリガリィ! 半ば反射的に動いていた。 雨氷は常に持ち歩いている学生鞄、その隠しポケットから大振りなナイフを取り出し、フィリアの攻撃を受け止めていた!! ナイフのグリップごしに重い衝撃がビリビリと伝わる。 「駄目じゃない氷室さん、そんなモノを学校に持ってきちゃぁ・・・・・・。校則違反よ一日に嫌われるわよぉ」 確実に雨氷の心臓を狙った『攻撃』―――右手の袖口から取り出した『何か』を受け止められたフィリアは言った。 自らの爪で頬から血を流し、口元にはその場に見合わぬ笑みが浮かんでいた。 「先輩こそ、ソレは校則違反じゃないんですか?」 「ああこれ?これはただのペーパーナイフよ。ペェェェエパァァァアナァァァアイフ。知ってるでしょ?」 再度互いに距離をとり(どちらかと言えば雨氷たちのほうが下がった形だった)、手の中の凶器をくるくると弄ぶフィリア。 確かにソレは雨氷たちの知るペーパーナイフと同じシルエットを持っていたが、ずっと厚みがあり、縁の部分は鋭くとがっている。 とどのつまり、グリップの無いただの刃を、フィリアは刃の腹の部分で持っていた。 『って、ただのナイフじゃないですか!?』 思わず叫びたくなるのをこらえる雨氷。 「ねぇぇぇえ、それよりも一日と一体何を話してたのか、私まだほとんどなぁぁぁあんにも聞いてないのぉぉぉぉお。いい加減一秒も早く教えてよぉぉぉぉお」 明らかな狂気の色を瞳に浮かべ、フィリアは言った。 「誰が言うか!」 即答の後再度飛び掛る雨氷。 「お前はゆーちゃんの敵認定決定!ゆーちゃんは私が守る!だからお前を全力を持って打ち貫くのみ!!」 「あらそぉぉぉぉお!?」 ガキィン、と再度刃が打ち合う。 続けざまに二度三度と振るうが、いずれもフィリアの『ペーパーナイフ』もといナイフに受け止められる。 受け止められただけではない。 フィリアは雨氷が『自分はこう動く』と考えたのとそっくりそのまま同じ動きでナイフを振るい、雨氷の攻撃を受けていたのだ。 まるで鏡写しの様に。 「一体何の・・・」 「冗談ですか、とかじゃないわよぉ?私はこれでも戦う技術を持たなぁぁぁい」 「はあ!?」 フィリアの発言に素っ頓狂な声を上げてしまう雨氷。 雨氷はこれまで、様々な手段で百合子に近づく者たちを排除してきた。 比較的穏便に済む相手もいれば、屈強な男もいた。 だから、様々な交渉手段―――つまりは闘うための訓練を重ねてきた。 そんな雨氷が素人に遅れをとる道理は無いはずだった。 本来なら。 745 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 11 27 ID 5bzKfcHY 「だから貴女の動きを演じさせてもらったのぉぉぉぉお」 「演じる・・・・・・、『仮面劇(ページェント)』」 フィリアの言葉に、ふと一日が口にした言葉を思い出した。 「一日はそう呼んでくれてるわ、ね!!」 再度、フィリアが動く、雨氷と全く同じ動きで。 違ったのは雨氷より一瞬だけ早いこと!! 「うーちゃん!?」 後ろから、百合子の悲鳴が聞こえる。 何とか後ろに跳んだお陰で、致命傷はまぬがれた。 ただ、雨氷の制服と肌は切り裂かれ、赤い血が滲んでいる。 「あぁぁぁあ、助けとかは期待しないでぇぇぇね。ココはちょっとした人払いの技術を使わせてもらってるからぁぁぁあ」 「人払い・・・・・・?」 「あなたたちも、さっきまで同じ技術(モノ)の恩恵を賜っていたはずよ。不思議に思わなかった?放課後の廊下を誰一人通らなかったことに」 そう言えば、先ほどの会話で随分騒いだのに、誰も通らなかった。 「あれが、意図的に・・・・・・?」 そうだとしたら、一体どんな手管を使ったというのだろう。 「そう、あの時やったのは一日だったけどねぇぇぇえ。お陰でどこで何を話してるのか分からなくて大へぇぇぇんだったのよぉぉぉお?」 あの不愉快な男の技術を『演じた』とでも言うのだろうか。何という出鱈目な、と思う間もなくフィリアが再度距離を詰め、ナイフで切りかかってくる! いや、これはフェイント!? 「が!?」 腹部に叩き込まれた膝蹴りに、眼鏡が吹き飛び、一瞬頭の中が真っ白になる。 「ばいばぁぁぁい」 無防備になった雨氷の首筋に向かって、フィリアのナイフが振るわれ――― 「鬼児宮先輩、ストップ!言います!」 その瞬間、百合子の声が響いた。 「へぇぇぇえ。でも、このコさぁぁぁあ、私を敵だって言ってたけどぉぉぉお?」 雨氷の首の皮一歩手前でナイフを止め、フィリアは百合子に言った。 「敵じゃありません。だって、私たちは先輩の恋愛の邪魔、しないですもん」 え、と雨氷は言いそうになった。 「ふぅぅぅうん?」 ス、と雨氷からナイフを離し、フィリアは言った。 「……え?」 あっさりとした対応に、雨氷は思わず呟いた。 どういうことなのだろうか。 と、いうかそう言うことなのだろうか。 「ぶっちゃけ、先輩は緋月先輩のことが好きなんですよね?」 「……」 百合子のストレートな言葉に、フィリアが沈黙する。 それが、これ以上のない答えだった。 「好きな男の子が女の子に呼びだされて気になんのは分かりますけど、先輩が心配するようなことは全然ですよ。何たって、私らレズですから」 「嘘をつくなら、もっとマシな嘘をついたらぁぁぁあ?」 「いや、マジでマジで。先輩のことなんて生まれる前からマジラブってたくらいですから」 「それは生まれる前から出直してきなさぁぁぁいな。何せ、こっちは一日のことを前世から好きだったくらいの勢いだもの」 「そりゃ残念っす」 肩をすくめて百合子は言った。 普通に残念そうだった。 あんな告白でオーケーされると思ったのだろうか、百合子は。 と、言うか雨氷としては自分の前で他所の女に堂々と告白とかしないで欲しかった。殺したくなる。 746 :ヤンデレの娘さん 転外 ぺぇじぇんと◇9znZNYtb1U:2011/06/14(火) 23 11 47 ID 5bzKfcHY 「まぁ、そう言うことなら許してあげる」 「あ、話した内容とか言った方が良いですか?」 「それはどうでも良いわよ」 狂気めいた雰囲気を薄れさせ、しかし冷めた様子でフィリアは言った。 「私と一日のことに関係が無いなら、何もかもどうでも良い」 そして、そう吐き捨てるように言ったのだ。 そして、ナイフをくるりと弄び、懐に仕舞う。 「全く、無駄な時間を使ってしまったわ」 ため息交じりにフィリアは言った。 まるで雨氷達のせいと言わんばかりだが、雨氷としてはむしろフィリアのせいで災難に会ったという気分だ。 「じゃあ、また。もう二度と会いたくは無いけど」 「そんなこと言っちゃってさては先輩ツンデレですねいやなんでもないですごめんなさい」 フィリア(と雨氷)にすごまれ、平謝りする百合子。 「ああ、そうそう。もし本当に一日に恋愛的な意味で近づいたら、その時は殺させてもらうから」 なんでもないように言うフィリア。 「あっはー。そりゃ嘘でも本当でもありえないですよ。私×鬼児宮先輩ルートならともかく」 「だから、それこそありえないわよ」 そう言って、今度こそフィリアは去っていった。 それと時を同じくして、雨氷達の耳に人の話し声が聞こえてきて、やがて階段を行き来する生徒の数が増えて行く。 「傷とか大丈夫、うーちゃん」 「こんなのかすり傷ですよ。……それにしても、あらゆる意味で出鱈目な女でしたね」 フィリアの姿が消えたのを確認してから雨氷は言った。 「いや、それうーちゃんだけは言っちゃいけないと思う」 まるで雨氷がマトモでないかのように言う百合子。 失礼な。 「それにしても・・・・・・」 珍しく思案気に、というより迷うように百合子が言った。 「緋月先輩と鬼児宮先輩、大丈夫なのかしら」 「大丈夫、といいますと、何が?」 「色々よ。上っ面を見る分には分からなかったけど、あの2人、何て言うかこう、とっても危なっかしい気がしてね」 危なっかしい、というのは雨氷には分かる。 自分を役者と自己規定し、本心がどこにあるのか分からないあるのかすら緋月一日。 他者を傷つけることに一片の躊躇も無い鬼児宮フィリア。 いや、後者に関しては雨氷も似たり寄ったりの部分はあるけれども。 一日とフィリア、双方共にかなり極端な精神性の持ち主であることは間違いが無いようだった。 今でこそ辛うじてバランスが取れているが、2人が揃ってその精神のバランスを崩したら、一体どんなことになるのだろうか。 「どうなるか分からないことを考えても仕方ありませんよ。それに、そこから先はあの2人の問題。私たちにはどうしようもないことでしょう」 「まぁ、そうだけどね」 「どの道、卒業されれば無関係になる相手ですし」 「まぁ、薄情ね」 冗談めかして言う百合子。 そして、2人は中睦まじく放課後の廊下を歩いて行った。 それからほどなくして、百合子たちのカミングアウトがなされ、学園中が騒然とすることになるのは、また別の話。 そして、百合子の一日とフィリアに対する危惧が現実となるのも、また別の話だ。 それは、別れと出会い、そのそれぞれのそれ以前。 それは、御神千里と緋月三日が夜照学園高等部に進級する以前。 開幕前の舞台で演じられた物語。
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/2537.html
842 名前:ヤンデレ☆レモン[] 投稿日:2012/08/30(木) 17 16 47 ID .qf.IqEE [1/2] 一話 俺には一人の幼馴染がいる。 その名前は「舟山 御崎」(ふなやま みさき) そして俺の名前は(木葉 樹理)「このは じゅり」 御崎「樹理くーん!おっはよ~☆」 樹理「朝から元気だなぁお前は・・・・」 いつもいつも元気な御崎にはかわいいところがいくつもあって それは恋心というのか? 学校にて 美鈴「おそいぞ~お話しすることがいっぱいあるっていうのに・・・」 樹理「ごめん、ごめん・・・」 彼女の名は「槐羅 美鈴」(えんじゅら みすず) このクラスの学級委員長ですごく真面目 遅刻しそうになると軽くしかるけど 遅刻した時だったら本気で起こる しかも上級生にも目を付けていて 校則違反のものを持ってきていたらすぐ叱る だからそんなに友達のいないさびしい女だった でもみんな逆らえない だってこいつはこの学園の理事長の娘 つまりは金持ち 金さえあれば何でもできるやつだから 逆らえば終わりってところだ。 親いなけりゃ逆らっても意味なしなんだがな 泰知「うざいよ~真面目ちゃん #9825;」 こいつは槐羅をよくからかう俺の友達の泰知 でもこいつは槐羅が好きらしい うざいとかいうと可哀想じゃねえか 御崎「美鈴ちゃんなんかほっといて早く席に着こう 樹理君 #9825;」 やっぱりこのクラスで一番可愛いのは御崎だわ ある日の事だった 俺は告白された 同じクラスの結構モテモテの女の子に・・・ 放課後… 御崎「樹理君に告白した子ってチヤホヤ知れて調子乗ってる しかも男子の前では鼻声の矢部愛華ちゃんだよね?」 樹理「あぁ、、見てたのか・・・」 御崎「うん、迎えに来たら告白されてたから。あの子と付き合うの?」 いやいや、俺はお前が今好き?だし 御崎は無言で帰って行った いや、先に帰られた さっさと歩いてしまったので・・・ 翌日・・・・ 何と矢部は死んだんだ 何か知らないが指にくぎがいっぱい刺さってて ナイフでいっぱい刺されてたらしい 御崎「へぇ、死んだんだ…」 続く
https://w.atwiki.jp/orecaapplication/pages/566.html
パラメータ ヤンロン 成長パターン 初期コマンド 覚える技 出現条件 クラスチェンジ派生 解説 由来 技コスト キャパシティ コマンドサンプル(【かみつき!!】型・コマンド潜在) コマンドサンプル(【爆炸の息】型・コマンド潜在) パラメータ 属性 火 性別 無 出現章 第7章 クラス ☆☆☆ 種族 ドラゴン 入手方法 グズリ+ヤンロンの皮 下位EX 龍舞 上位EX 祝舞龍行 消費EXゲージ 7 形式 連打 ドロップアイテム ヤンロンの皮 ヤンロン 成長パターン HP レベル 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 195 199 203 206 210 214 218 222 226 230 1 197 201 205 209 213 216 220 224 228 232 2 200 203 207 211 215 219 223 226 230 234 3 202 206 210 213 217 221 225 229 233 236 4 204 208 212 216 219 223 227 231 235 239 5 206 210 214 218 222 226 229 233 237 241 攻撃 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 55 56 57 58 59 60 61 62 63 65 1 55 56 58 59 60 61 62 63 64 65 2 56 57 58 59 60 61 63 64 65 66 3 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 4 57 58 60 61 62 63 64 65 66 67 5 58 59 60 61 62 63 64 66 67 68 素早さ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 個 体 値 0 50 51 52 53 54 55 56 57 58 60 1 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 2 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 3 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 4 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 5 53 54 55 56 57 58 59 60 61 63 初期コマンド ★ ★★ ★★★ ミス ミス こうげき ミス こうげき こうげき こうげき かみつき かみつき ★→★★ ★★→★★★ かみつき! かみつき かみつき! 竜の旋廻 竜の旋廻 竜の旋廻 爆炸の息 覚える技 単体選択攻撃 こうげき かみつき かみつき! かみつき!! ランダム攻撃 爆炸の息 全体攻撃 竜の旋廻 防御 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減 ためる ★→★★ ★★→★★★ 技変化 無効 ミス 出現条件 ☆クラス合計 10〜 クラスチェンジ派生 ヤンロン(Lv10)+陽龍のウロコ→陽龍ヤンシェンロン 解説 グズリから派生する陽の龍。鳴き声がかなりやかましい。 これまで他のドラゴンが使っていた【かみつき】の強化技である【かみつき!(!)】及び、拡散熱属性ブレスの【爆炸の息】を武器に戦う。 各コマンドの詳細は陽龍ヤンシェンロンを参照。 EX技は敵味方全員のコマンドを2段階アップさせ、上位だと3段階アップさせる。 (BOSS)ダークボーンドラゴンのように「最終リールに送らせた方が楽」と言う場合に利用しよう。 相手コマンド上昇を活用しないなら、素直に赤のプリンセス系統や各種スライムを使うべきだろう。 由来 対極においての「陽」を表している。 「ヤンロン」は中国語で「陽龍」と書き表し、「yang long(ヤンロン)」という発音になる。 技コスト キャパシティ 0.0 【ミス】 1.0 【こうげき】【ためる】(1リール) 1.4 【ためる】(2リール) 2.0 【こうげき!】 2.4 【かみつき】 3.0 【★→★★】 3.4 【かみつき!】 4.0 【★★→★★★】 4.4 【かみつき!!】 4.8 【竜の旋廻】 5.6 【爆炸の息】 0 1 2 3 4 5 ★ ? ? ? ? ? ? ★★ ? ? ? ? ? ? ★★★ ? ? ? ? ? ? コマンドサンプル(【かみつき!!】型・コマンド潜在) ★ ★★ ★★★ ためる ミス こうげき ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! コマンドサンプル(【爆炸の息】型・コマンド潜在) ★ ★★ ★★★ (省略) ミス ミス 爆炸の息 爆炸の息 爆炸の息 爆炸の息
https://w.atwiki.jp/i_am_a_yandere/pages/1225.html
312 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 08 14 ID gA0Krdgw 「早く昼休みにならないかしら…」 多くの生徒が惰眠と、喪失感を味わう五月。 だらけきった教室の中で、ただ一人、七尾だけが目を爛々と輝かせながら、授業を受けていた。 今は四時限目。この授業が終わったら昼休みだ。 彼に会える。たったそれだけのために、彼女は学校に来ていると言っても過言ではない。 空腹は最高の調味料、と言うのと同じで、恋にとって焦らしは最高の調味料なのだ。 だがしかし、最高の調味料といえども、過ぎたるは及ばざるが如し、とはよく言ったものだ。 まったく分針が進まない。秒針は世話しなくグルグル回っているというのに、 分針はさっきから四十分の所で止まっている様に七尾には見えた。 後五分で昼休みだが、その五分が異様に長い。 早く動け、分針!七尾はそう時計に向けて念じる。 七尾が念じれば念じるほど、彼女の金色の髪が、まるで炎の様にメラメラと揺らめいた。 黒板の前にいる教諭は、それが見えるだけに、彼女に対して問題をあてなかった。 あてたら最後、とんでもないとばっちりを受けそうなのは、目に見えていたからだ。 教職という、聖職者の位にいる人でも、やはり自分の身がかわいいのは当然のことの様だ。 七尾の念が通じたのか、遂に昼休みになった。 多くの生徒が、級友達と机を合わせて弁当を食べる中、 七尾は弁当を持って、二つ隣の教室の前に立っていた。 この中に彼がいる。 七尾は息を整えると、勢いよくドアを開けた。 313 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 08 45 ID gA0Krdgw 「幸斗、き…今日、お弁当作り過ぎて余っちゃったから、あんたにあげるわ。 べ…別に、あんたのために作ったんじゃないからね」 幸斗と七尾の関係は、七尾が高校に上がる前のことまで溯る。 買い物をしに東京に来た時、彼女に目を付けたクズのチンピラ達が絡んできたのだ。 大声を上げようとしたが、チンピラに口を塞がれ、路地裏に連れて行かれた。 このままでは輪姦される、と思ったが、声を出そうにも出せない。 七尾は自分の不幸を呪いつつ、目を閉じた。 しかし、いつまでたってもなにも来ないので、目を開けてみると、角材を持った男がそこにいた。 「大丈夫ですか?」 そう言って、男は手を差し伸べた。 七尾は見惚れてしまったが、つい照れ隠しで、 「なに勝手なことしてんのよ!」 と怒鳴って、その場から立ち去ってしまった。 後になって、七尾はそのことを後悔した。 均整な顔付きといい、チンピラ達をのしてしまう強さといい、優しさといい、 それら全てが、七尾のストライクゾーンど真ん中だったからだ。 家に帰ってから、七尾はそのことを思い出すたびに枕を濡らした。 高校に上がってからも、七尾は鬱屈として高校生活を楽しまなかった。 しかしある時、七尾は二つ隣の教室から、男が出てきたのを偶然見付けた。 急いでその教室の生徒に、男の名前を聞くと「川原幸斗」と教えてくれた。 まるで漫画の様な展開に、七尾は運命を感じた。 そして、今まで信じてこなかった神様に、初めて本気で感謝した。 314 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 09 34 ID gA0Krdgw その日以来、七尾は幸斗のために弁当を作っている。 いろいろ愛情を込めたせいか、弁当は余り物と言うには矛盾するくらいの量になっている。 幸斗は七尾が来ると、露骨に嫌な顔をした。 「あの…、七尾さん。僕、ずっと前から言ってますよね?弁当は自分で作るからいらないって」 幸斗がこう言うと、 「あんたねぇ、私がせっかくお弁当を分けてあげるって言ってるのよ! 男だったらつべこべ言わずに食べなさい!」 と、七尾が返すのが日常茶飯事となっている。 周りからは夫婦漫才と揶揄されるが、七尾は夫婦と言われるたびに、 お腹の中がキュッとなる感じがした。 正直、七尾は幸斗が好き…いや、愛していた。 頭が良くて、強くて、かっこよくて、優しくて、かわいくて…全部あげたら限がないが、まるで、 名前の通り、この世の幸せを全て集めたかの様な男性だ。 もし、彼が自分のことが好きだと言ってくれたら、襲い掛かっている。間違いなく、絶対! そう思いながら、妄想の中で幸斗を押し倒している七尾を、 幸斗の一言が強制的に現実に引き戻した。 「あんなのを毎日食べてたら、僕が死んじゃいますよ!」 さすがにこの一言には七尾もショックを受けた。 全ては幸斗のためにやってきたことが、彼を苦しめていたとは、七尾は思っても見なかった。 結局彼のことを分かってないと思った七尾は、目に涙を浮かべ、 「い…いいわよ。分かったわよ! せっかく私が好意でお弁当をあげてやってるのに、 食べないって言うなら、もうお弁当が余っても、あんたには絶対あげないんだからね!」 と、つい捨て台詞を吐いて出て行ってしまった。 教室に戻ってから、七尾はそのことを後悔した。 315 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 10 06 ID gA0Krdgw 「どうすればいいのかしら…」 七尾は悩みながら下駄箱までやって来た。 弁当を作らなかったら、幸斗の教室に行く大義名分が消える。 それだけはなんとしても阻止したい七尾は必死で考えた。 ふと顔を上げてみると、幸斗が下駄箱で靴に履き替えていた。 近付いてみると、幸斗は口を動かしていた。七尾は幸斗の口の動きに全神経を集中させた。 「さすがにあれは言い過ぎたかな…」 と、聞こえた。 あれとはお弁当のことだろう、と察した。 あれは自分が悪いのに、幸斗は自分以上に悩んでくれてる。 やっぱり、幸斗は優しい。七尾はそう思った。 再び幸斗の口の動きに全神経を集中させる。 「本当にもう少し弁当の量が減ってくれれば、喜んで食べるんだけどな…」 それを聞くと、いてもたってもいられなくなり、七尾は幸斗に声を掛けた。 「それ、本気で言ってるの?」 「えぇ、本気…って、うわぁ!な…七尾さん。いつからそこにいたんですか!?」 驚かれて少しショックを受けたが、驚いた時の幸斗はすごくかわいい。 「あんたが間抜け面でブツブツ呟いてた時からよ。それに、人を幽霊みたいに失礼ね」 だが、それを悟られない様にあえてそっけなく言った。 ここであえて、胸を強調する様に腕を組んだ。一般の高校生より遥かに発育した胸を、 これでもかとばかりに幸斗に見せ付ける。 それを見た幸斗は、慌てて目線を下にして、 「…で、なにか用ですか?」 と、言った。照れる幸斗もかわいい。 自分のアソコがぐちゅってなった。彼に聞こえたかも、と心配になった。 「き…今日、私と一緒に帰りなさい」 とりあえず、いつもの様に彼を誘った。彼と帰りたいというのもあるが、 彼を狙っている女に牽制するのが本当の狙いだ。 「あの…いつも思うんですけど、あなたの家、隣のアパートなんだから、 一緒に帰る必要ないんじゃ…」 でも、いつも彼はそのことを察してくれない。鈍すぎるのも考え物だ、と七尾は思った。 こうゆう時は、あれしかない、と七尾は目に涙を溜め、無言で幸斗を睨み付けた。 これで大体の願いを幸斗は聞いてくれる。 「わ…分かりましたよ…。一緒に帰りましょう…」 案の定、彼は承諾してくれた。 「まったく…、一緒に帰りたかったら最初からそう言えばいいのに…」 嬉しさを隠すために、あえてまたそっけなく言った。心の中ではガッツポーズを取っていた。 316 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 10 41 ID gA0Krdgw 家に帰ると、七尾はベットに突っ伏した。 「幸斗…幸斗ぉ…」 七尾は自分の胸に手を置き、空いた手をアソコに導いた。 今日は思わぬ収穫があった。 幸斗と一緒に帰っている時、偶然幸斗の手が自分の小指に当たったのだ。 あの時はつい怒鳴ってしまったが、本当はとても嬉しかった。 初めて、幸斗に触れられた。その事実が、七尾の恋情を加速させた。 自分の胸が潰れるくらい揉みしだく。乳首は硬くなり、摘むと頭の中が破裂しそうになった。 本当は、幸斗に揉んでもらいたい。吸ってもらいたい。嬲ってもらいたい。 そう思うが、幸斗は一向に自分のこの気持ちに気付いてくれない。 「つらいよぉ…苦しいよぉ…もどかしいよぉ…」 うわ言の様に呟いて、七尾はアソコに当てた手を動かす。 陰唇の周りを撫で回し、感度を上げていく。 次第に自分の陰核が勃起しているのに気付いて、それを摘んだ。 一瞬、気が遠くなった。体が痙攣して、愛液がほとばしる。 放心状態になったが、かまうことなく膣の中に指を入れる。 三本、最近になって中に入れられる様になった指の数だ。 中に入れると、膣内が蠢き始め、指に絡み付いた。 まるで、自分が幸斗に犯されている様な感覚に陥った。 枕を噛んではいるが、どうしても声が漏れてしまう。 「ゆ…幸…斗ぉ……わ…私がこんな身体に…あっ…なっちゃったのは、 ん…ぜ…全部ゆ…幸斗の…せ…せいなんだからね…。せ…責…任…あふ…と…取りなさい……」 指を動かすスピードを加速させる。自分の中のなにかが、 どんどん込みあがってくるのが自覚できた。 「んぁ…ん…も…もう…駄目ぇ…」 愛液と尿を撒き散らし、七尾はそのまま果てた。 317 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 11 19 ID gA0Krdgw 七尾にとって、六月は祝日がない分、幸斗と一番多く接する事のできる月だと認識している。 ただし、行事がないので発展も期待できない月だとも思っている。 要するに、中途半端な月なのだ。その様な月は、自分が行動を起こすべきである。 そう考えた七尾は、この日ついに行動を起こすことを決心した。 昼休みになって、七尾はいつもの様に幸斗の教室に向った。ただ、いつもと違うのは、 「今日から、私もここで食べるわ」 そう言って、有無を言わさず空いている机を幸斗の机にくっつけたことだ。 幸斗と昼食が食べられるのは嬉しいが、その隣に座っている男が邪魔だった。 名前は知らない。いや、別に知る必要はないが。 昼食の件になると、その男がしきりに話し掛けてきたが、それを無視し、 「そういえばさ、あんた、彼女とかいるの?」 強引に幸斗に話題を振った。 空気男をあしらえるし、現在の幸斗の周辺を探ることが出来るので一石二鳥、と考えたのだ。 「いませんけど…、なにか…?」 期待通りの答えが返ってきたので、七尾は満足した。 幸斗に弁当を持ってきたり、一緒に帰ったりなどして、彼を狙う女達に牽制を掛けてはいるが、 中にはそれを掻い潜る強者がいるかもしれないので、直接聞かないと確信が持てなかったのだ。 「やっぱりね。あんたみたいな奴に女がいるはずないか」 安堵の気持ちを隠すため、あえて憎らしく言う。 「それ、地味に傷付きます…」 幸斗が目に見えて落ち込んだ。 彼を落ち込ませるのは本意ではないが、今は我慢。 ここで折れたら、今まで進めてきた『IILE計画』が無駄になる。 ちなみに二つのIは焦らす(irritate)のI。 Lは最後(last)のL。Eは食べる(eat)のE。 要するに、「焦らして焦らして最後に食べる」という意味だ。 文法がおかしい?そんなことは別にどうだっていい。 とにかく、今は非情に徹する時なのだ。 一番辛いのは自分なのだが…。 「そう言う石川さんにはいるんですか、彼氏?」 さっきまでいい具合に無視していた空気男が、横から口を出してきた。 こいつ、なかなかいい質問をする。 空気男から残り香に格上げしてやろうかしら、と七尾は思った。 「私に見合うような男はこの学校にはいないわ」 この際、はっきり言っておいた方がいい。 この学校には自分の身の丈を顧みない馬鹿が多い。 この男が、それを言い触らしたら、断る手間が省けるのでそれはそれでいい。 そしたら、この男の格を、残り香から刺激臭ぐらいに格上げしてやってもいいと思う。 しかし、私の答えに、幸斗と残り香は顔を見合わせて笑った。 幸斗は別にいいとして、残り香が笑うのは気に食わない。 やっぱり、この男の格は空気…いや、この際だから無味無臭でいいや。 「あの~、もう一つ聞きたいんですけど、なんでいつも幸斗に弁当持ってくるんですか?」 無味無臭がしつこく聞いてくる。答えなくてもいいが、無視するとしつこそうなので、 「前から言ってるでしょ。作りすぎて余ったから、仕方なくこいつにあげてるって」 特別に答えてやった。無味無臭の分際で教えてやったんだから、ありがたく思って欲しい。 「それって毎日の様に起こることですか? それに、なんでよりによってあげるのが幸斗なんですか?」 こいつ、本当にしつこい。それに痛い所を突いてくる。馬鹿なくせに。 「そ…それは、知らない奴にあげたら、そいつが盛って襲い掛かってくるかも知れないじゃない」 とりあえず、当たり障りのない様に答える。 「つまり、石川さんは幸斗のことをだいぶ前から知っていたと…」 無味無臭がなにやら確信に迫った様な聞き方をしているのは気のせいだろうか。 「そ…そう言うことになるわね…」 とりあえず、肯定の答えしか出来なかった。 「ふ~ん…」 一瞬、無味無臭が笑った様に見えた。もしかして、この後の展開を予知したのだろうか。 だとしたら、この無味無臭は超能力者なのかもしれない。馬鹿なくせに。 昼食を食べ終わると、七尾は自分の教室に帰った。 今回はいろいろ収穫があった、有意義な昼休みだった、と七尾は思った。 318 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 12 17 ID gA0Krdgw 七月になった。多くの学生にとっては期末考査などの試練の時であるが、 七尾にとってもある意味試練の時であった。 「IILE計画」も最終段階に入ったのだ。 今まで幸斗に対して冷たい態度を取ってきたが、それももうすぐ終わる。 決行は終業式の日。 場所は放課後の屋上。本当は校舎裏と言うのもよかったが、あそこは蚊が多いので止めた。 幸斗に自分の気持ちを伝える。そして、夏休みを彼と過ごすのだ。 本当は幸斗自身からの告白のほうがいいのだが、彼は恥ずかしがり屋だから無理だろう。 私自身が動かなければならない、と七尾は思った。 本当は今すぐにでも告白したいが、我慢する。 焦らして焦らして、最後に美味しく食べる。そのためなら二週間など耐えられる。 大丈夫、幸斗は逃げない。七尾は楽観的に考えていた。 だが、テスト期間に入った、ある日の昼休み。 いつもの様に幸斗の教室で弁当を食べていると、幸斗が急に切り出した。 「二人とも聞いて。実は僕、付き合うことになったんだ」 箸が止まった。おかしい。幸斗は誰とも付き合っていないと言ったのに。 「マジかよ!?誰とだよ?」 「このクラスの中山美優さんだよ」 中山美優…。七尾の頭の中でその名前が反響した。 「幸斗、お前、美優さんと付き合うのか! 俺はてっきり、石川さんと付き合うもんだと思ってたぜ!」 無味無臭の言う通り、私もそれが当然だと思っていた。 だが、幸斗が決定的なことを言った。 「だから、そんなんじゃないって言ってただろ。 僕と七尾さんはあくまで友達。そうですよね、七尾さん?」 「そ……そう…よ…。わ…私達は…あくまで…友…達…よ…」 違う!本当は、こんなことを言いたいのではない。だが、口から出てきたのは、 自分の思っていることとは反対の言葉だった。 「それから七尾さん。明日から弁当作ってこなくていいから」 ショックに打ちひしがれている七尾に、幸斗の言葉が追い討ちをかける。 「えっ…!どう…して…!?」 「明日からは美優さんが弁当を作ってくれるって言うから。今までありがとう。七尾さん」 それだけは駄目。そんなことになったら自分の存在意義がなくなってしまう。 分かってる。分かっているのに、口から出てきたのは、 「えぇ…私もこれから早起きしなくて清々…するわ…」 いつもの様な、憎憎しい言葉だった。 この後、幸斗はなにかを言っていたが、まったく聞き取れなかった。 いや、実際は聞こえていた。でも、頭の中が強制的にその言葉を遮断したのだ。 放課後になって、幸斗の後を付けて下駄箱に向かうと、 そこでは幸斗と楽しそうに話す美優の姿があった。 本来ならば、その隣にいるのは私なのに…どうして…?どうしてどうしてどうしてどうしてっ! どうして彼はあんな女を選んだの!?私のほうが、彼のことを誰よりも知っている! 彼のことを誰よりも一番愛せる!彼のためなら死ねる!彼のためなら誰だって殺せる! 分からない!理解できない!!納得できない!!! 彼は私と結ばれるべきなのだ!結ばれなければならない!!結ばれる運命なのだ!!! その様な自問自答を繰り返す。考えれば考えるほど、七尾の思考は闇の底に堕ちていった 「………そうか……そうだ…そうだよ…これは…幸斗は、私を試してるんだね…。 私の愛が本物か…試してるんだね…。そうだよね…そうに決まってるよね…。 彼は私のことが好きなのに…あんな泥棒猫とくっつくわけないもん…。 あっはははは…分かったよ、幸斗…私…やるから…。 あなたの望む、合格点を必ず出すから…頑張るから…待っててね…ふふふ…あっはははは…」 淀んだ瞳でそう呟くと、七尾はふらふらとした足取りで、家に帰っていた。 319 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 13 07 ID gA0Krdgw 終業式の日になった。本当はこの日に幸斗に告白をするつもりだったけど、 もうそんなことはどうでもよくなった。 ただ単に、告白の日が、試練の日になっただけだから。 終業式が終わり、生徒達が教室に帰る中、七尾はまっすぐに美優の元に向った。 「美優さん。お話があるんですけど…」 七尾はそう言って、美優の手を引いて歩き出した。 「ちょ…ちょっとどうしたんですか!?」 「ここでは話しにくいので、付いてきてください」 美優の言葉を半ば無視して、七尾は体育館から少し離れたトイレに美優を招き入れた。 「あの…こんな所で、いったいなんの話があるんですか?」 「美優さん。あなた、幸斗と付き合ってるんですってね…」 七尾の唐突な質問に、美優は少し驚いた。 「えっ!えぇ…そうですけど…」 驚いた中にも、どこか嬉しそうに美優は答えた。 当然だ。お前は今、幸斗というこの世でもっとも崇高な人間と付き合っているのだ。 お前の様な、薄汚く、下劣で、下等な泥棒猫が付き合うにはもったいないぐらいに!! でも大丈夫。今すぐ起こしてあげる。 お前が見ている幸せな夢から、本当の現実の世界に戻してあげる!! 「嘘……ですよね…?」 「はぁ…?」 七尾の言葉が理解できないらしく、美優は疑問の声を上げた。 「あなたが…幸斗と付き合ってるなんて…嘘なんですよね…?」 七尾は今度ははっきりと、美優に言った。 「なに言ってるんですか、七尾さん。私は彼から直接…」 凄まじい音が響いた。七尾が美優の言葉を遮る様に、美優を壁に強く押し付けたのだ。 「つ…な…なにするんですか!?七尾さん!?」 「ふざけたこと…抜かさないでくださいよ、美優さん…。 私…知ってるんですよ…。あなたが勝手に幸斗にくっついているだけだって…。 それで彼と付き合ってるだなんて…誇大妄想にも程があります…」 「こ…誇大妄想なんかじゃ…」 再び、美優の言葉を遮る様に、風を切る音が、美優の耳元で聞こえた。 見てみると、どこから取り出したのか、七尾の手には包丁が握られていた。 「ひっ…」 美優の口から悲鳴がこぼれ出た。 「もう一度…聞きますね…?あなたが幸斗と付き合ってるなんて……嘘……ですよね…」 ゆっくりと、平坦な声で、美優に語りかける。 「あ…あなたの方が、誇大妄想じゃ…」 風を切る音。再び壁に包丁を突き立てられた。 「ひっ…」 「私はそんなことを聞いてるんじゃないんですよ? もし…また関係のないことをほざいたら…今度は…」 七尾はそう言うと、包丁を引き抜いた。包丁の切っ先は、美優の首に向けられていた。 もしも、意に適わないことを言えば殺す、と七尾は暗に言っていた。 美優は歯の根が合わず、ガチガチと歯を鳴らした。 「……は……はい…そう…です…わ…私は……う…嘘を…つ……吐いて…いました…」 美優が目に涙を溜めながら、途切れ途切れに言った。 「やっと正直に言ってくれましたね。それじゃあ、今言ったことを、 幸斗にも言ってくださいね」 包丁の切っ先は、未だに美優の首に向けられている。 「ひっ……わ…分かり…ました…。今日…放課後に……幸斗さんに……ちゃんと…言います……」 美優は、強制的に幸斗と別れざるを得なかった。 七尾は悲しみに沈んでいる美優に、淀んだ瞳を向けた。 その瞳には、勝利を確信した喜びだけではなく、狂気も含まれていた。 320 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 13 48 ID gA0Krdgw ホームルームが終わると、七尾は幸斗の教室に向った。 教室を覗いてみると、幸斗が机に突っ伏していた。 どうやら、雌猫はしっかりと言ったらしい。 本当は屠殺してやりたかったが、そんなことをしたら、身体があの雌猫の血で穢れてしまう。 身体が獣臭くなったら、きっと彼は嫌がるだろう。 私は今、試験を受けているんだ。合格点を出さなければ、私は捨てられる。 必死に考えて、出した答えが、これだ。きっと、彼も認めてくれるだろう。 もう一度、教室を覗いてみる。 幸斗は未だに机に突っ伏して動かない。 試験のためとはいえ、あんな雌猫に振られたのだ。心優しい彼は、傷付いているのだろう。 でも、大丈夫。今すぐにでもこの私が慰めてあげる。 あの雌猫も出来なかったことを全部してあげる。 七尾は教室の中に踏み込み、まっすぐに幸斗の元に向った。 「ぶざまねぇ~、幸斗」 まずはいつもの様に憎らしく声を掛ける。 「七尾さん…。今はしゃべりかけないでください…。すっごくへこんでるんで…」 顔を上げた幸斗は目の辺りを赤くしていた。 泣き顔の幸斗もすごくかわいい。今すぐにでも抱きしめて慰めたいが、我慢。 「数週間前まではあんなにへらへら気持ち悪いくらい笑ってたのに、 その落差を見ると、笑いが止まらないわね」 それにしても、よくもまぁこんなに思ってることと違うことが、 ペラペラと言えるのだろう?自分でも不思議に思った。 「まったく、いつまで泣いてんのよ。男でしょ、あんた」 もしかして、自分にはSっ気があるのだろうか。…どうしよう、少しぞくぞくする。 「だったら、少しぐらい慰めてくださいよ」 彼が…彼が私のことを必要としてくれている。あぁ…どうしよう…アソコが湿ってきた。 「慰めてほしいの?慰めてほしいんだ?そんな年して…。あっ…あっはははは…」 でも…まだ駄目…。後…後少しだけ我慢。 「いいわよ、慰めてあげるわ。私の家に来たら、好きなだけねぇ…」 そう、好きなだけ…あなたのことを愛してあげる。 「いや…いいです。もう少し、こうしています。心配してくれて感謝します」 彼はなにを遠慮する必要があるのだろう? もしかして、まだあの雌猫のことを思っているのだろうか。 「あんたねぇ…。いつまで、あの女のこと引きずってんのよ!? あの女はあんたのこと捨てたんでしょ!?だったらあんたもあの女のこと忘れなさいよ!」 だとしたら、全力でそれを断ち切らなければならない。 人間である幸斗が、あんなのとくっついちゃいけない。獣姦になってしまう。 「………」 幸斗は黙り込んでしまった。悩むことなんてないのに…。 確かに獣を慈しむのはいいことだけど、甘やかすと獣は付け上がるんだよ。 現に、幸斗は優しくしていた雌猫に引っ掻かれたじゃない。 やっぱり、私が教えてあげなきゃいけない…。 「あぁ~、もう!決めたわ!私、なにがなんでもあんたを慰めてあげるわ!来なさい!」 強硬手段だけど、幸斗を引っ張っていくことにした。実力行使だけど仕方がない。 教室の入り口まで引っ張っていくと、 「な…七尾さん。分かりました。一人で歩けますから。だから、手を離してください」 と、言ったのでしぶしぶ手を離した。 「まったく…分かればいいのよ」 本当はもっと手を握っていたかったのだが、まぁいいか…。 だってこれからもっといろいろ触るから…。 321 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 14 19 ID gA0Krdgw 「お茶入れるから待ってなさい」 初めて幸斗を家の中に入れた。 幸斗の匂いと私の匂いが交じり合って、まるでセックスをしている様な気持ちになる。 あぉ…どうしよう、もうショーツもグショグショだ。 私は自分のアソコに手を…いけないいけない。またトリップしていた。 こんな所で失敗したら、それこそ今までやってきたことが水の泡になる。 気を取り直して、まず、淹れたての紅茶の中に、この日のために買ってきた睡眠薬を入れた。 底に沈殿しないように丹念にかき混ぜる。 …あぁ…私のアソコも幸斗のモノでめちゃくちゃにかき混ぜて欲しい。 私は握っていたマドラーを自分のアソコに…いけないいけない。 …なんだか、自分がだんだんアホの子になっている様な気がする。 実物がすぐ目の前にいるのだから、後少しなのだから耐えなければ…。 馬鹿なことをしすぎて、少し待たせてしまった。 紅茶を持っていくと、幸斗は俯いて黙っていた。 「あんたねぇ…まだ落ち込んでんの?しつこいと、誰にももてないわよ」 聞かなくても分かるのだが、とりあえず聞いてみる。 「いいですよ別に…。今年の夏は家で寝て過ごしますから…」 そう言って、幸斗は紅茶を啜った。 「美味しいかしら、それ?」 飲んだのを確認した七尾は幸斗に言った。 「えぇ…、美味し…」 幸斗はそこまで言うと、持っていたティーカップを滑り落とした。 「あら…、ずいぶんと早く効くのね」 まさかこんなに早く効くとは思わなかった。いい薬だな、と七尾は思った。 とりあえず、薬が効いて眠っている幸斗を引っ張り、ベットの上に乗せた。 万が一のため、逃げられない様に両手足を縛っておく。 これで準備完了だ。 「さぁ幸斗…いっぱい愛し合いましょ…」 七尾はそう言うと、自分の服を脱ぎ始めた。 322 :ヤンデレ×ツンデレ ◆AW8HpW0FVA [sage] :2009/04/22(水) 21 15 15 ID gA0Krdgw 始めて見た幸斗のそれは、縮こまっていて、あまり大きくなかった。 「刺激を与えたら、大きくなるかしら…」 なけなしの性知識で、とりあえず幸斗のそれを扱き始めた。 少しすると、幸斗のそれは少しずつ硬くなり始め、 一分も扱くと、最初の時よりも遥かに大きくなっていた。 大きくなったそれを見ると、いろいろ試してみたくなり、 まず胸で挟んで扱いてみた。しばらくすると幸斗のものから知るが出始め、 それがぬちゃぬちゃと水っぽい音を立て始めた。 七尾は幸斗の先っぽから出てくる汁を舐めてみた。 独特な味がしたが、嫌いじゃない。むしろ、幸斗から出たものなのだから、もっと舐めたい。 そう思い、七尾は胸で扱くのから、手で扱くのに変えた。 「な…なにを…してる…んっ…ですか…」 しばらく扱いていると、幸斗が目を覚ました。 「なにって、見ての通り、慰めてあげてるんじゃない」 そう言って、七尾は止めることなく扱き続けた。 「や…止めて…ください…。こんな…度の…過ぎた悪ふざけは…」 この期に及んで、やっぱり彼は鈍いなぁ…。七尾は再びそのことを再認識した。 「あんたねぇ…、ここまでしてるってのに、まだ悪ふざけだって言ってるの? まったく、あんたって本当に鈍感ね…あんたのことが…好きだからやってるのよ」 お仕置きとばかりに、扱く速さをあげた。 扱く速さをあげた直後、幸斗は我慢できなくなったのか、射精した。 幸斗から吐き出された精液が、七尾の身体に飛び掛る。 「あらあら、こんなにたくさん出して…。そんなに溜まってたのかしら?」 そう言って、手に付いた精液を丁寧に舐めた。なんとも言えない味が口の中に広がる。 「そんな、この学校に好きな人はいないって言ってたじゃないですか!」 彼は私の言ったことを信じていた様だ。正直なのはいいことだけど、 やっぱり正直すぎるのもどうか、と思った。 「あんなの嘘に決まってるじゃない。私はあんたのことが好きだったのよ。 私のことを助けてくれた時から…ずっとね」 「でも…いくらなんでも別れてすぐにこんなことをするなん…うぐっ…」 幸斗が、またあの雌猫のことを言い出そうとしたので、七尾は抱きしめてそれを遮った。 「あの女のことはどうでもいいの。私はあの女の様に途中であんたのことを見捨てたりしない。 あんたのためだったら、どんなに恥ずかしいことだってしてあげるから、 あんたの気に入らない所、全部直すから、だから…だからお願い…。私のこと…抱いて…」 やっと自分の言いたいことが全部言えた。幸斗に自分の思いを全部伝えることができた。 そう思うと、七尾は自分の目から涙が流れていることに気付いた。 幸斗が苦しそうだったので、少し離れてあげると、 「ありがとう…。僕も…あなたのことが…好きです…。今まで気付かなくて…ごめん…なさい…」 と、言ってくれた。 七尾は嬉しくなって、再び幸斗を抱きしめた。 その後、七尾は幸斗の縛めを解くと、幸斗に押し倒された。 胸を吸われ、揉まれ、アソコを舐められ、最後に処女を捧げることもできた。 少し痛かったけど、最後はとても気持ちよかった。 今、幸斗は私の隣で疲れて眠ってしまっている。 私は、幸斗の唇にキスをした。 ねぇ幸斗。私、合格よね。合格したんだよね。 合格したから、これからずっと一緒にいてもいいんだよね。 私、もう幸斗から離れないよ。だから、幸斗も私から離れないでね。 もし、幸斗が私のこと嫌いになったら、私…死んじゃうから…。 だから、ずっと一緒にいようね。死が二人を分かつまで、ずっと…ずっと…ずっと…。
https://w.atwiki.jp/oreka573/pages/292.html
ヤンロンパラメータ 初期コマンド 覚える技 ヤンロン 出現条件 クラスチェンジ派生 解説由来 コマンドサンプル ヤンロン パラメータ 属性 火 HP 195-206 クラス ☆☆☆ 攻撃 55-58 種族 ドラゴン 素早さ 50-53 EX(ボタン連打) 龍舞→祝舞龍行 入手方法 グズリ(Lv1~10)+ヤンロンの皮 陽龍の大タマゴ(Lv1~10)が稀にクラスチェンジ CPU対戦時アイテム ヤンロンの皮 初期コマンド # ★ ★★ ★★★ 1 ミス ミス こうげき 2 ミス こうげき こうげき 3 こうげき かみつき かみつき 4 ★→★★ ★★→★★★ かみつき! 5 かみつき かみつき! 竜の旋廻 6 竜の旋廻 竜の旋廻 爆炸の息 覚える技 単体選択攻撃こうげき かみつき かみつき! かみつき!! ランダム攻撃爆炸の息 全体攻撃竜の旋廻 防御 回復 強化 召喚 異常 EX増減 コマンドパワー増減ためる ★→★★ ★★→★★★ 技変化 無効ミス ヤンロン 出現条件 ☆クラス合計 10~ クラスチェンジ派生 ヤンロン(Lv10)+陽龍のウロコ→陽龍ヤンシェンロン 解説 EX技は敵味方のコマンドをアップさせる技。~ 下位の【龍舞】は進化後の通常技となる技で、敵味方全てのコマンドを2段階アップさせる。~ 上位の【祝舞龍行】は敵味方全員のコマンドを3段階アップさせる。~ 迂闊に使えば自分の首を絞める結果になるが、ボスモンスターのコマンドを調べたい場合や、~ (BOSS)ダークボーンドラゴンのように「最終リールに送らせた方が楽」と言う場合には利用できるかもしれない。~ 相手コマンド上昇に意義を見出さないなら、素直に赤のプリンセス系統や各種スライム(種族)を使うべきだろう。~ 由来 対極においての「陽」を表している。~ 「ヤンロン」は中国語で「陽龍」と書き表し、「yang long(ヤンロン)」という発音になる。~ コマンドサンプル # ★ ★★ ★★★ 1 ためる ミス ミス 2 ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! 3 ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! 4 ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! 5 ★→★★ ★★→★★★ かみつき!! 6 ★→★★ ★★→★★★ かみつき!!
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/6335.html
このページはこちらに移転しました ヤングヤングロリータ 作詞/225スレ29 どうして いってしまったの あのとき いってしまったの まだまだ雫がしたたるころに 私のこの胸も滴って なめられていたのね あなたに あなたに あなたに ヤング ヤング ロリータ ヤング ヤング ロリータ ヤング ヤング ロリータ