約 56,800 件
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1051.html
あらすじ~なんかおっさんと出会った! 萌えもんもらった! まぁ色々はしょってー。 簡単に言うと助けてくれたお礼に萌えもんあげるからその代わりこの萌えもん図鑑を完成させてほしいんだとかなんだとかいうからママンに事情説明してたびをすることにしてコトキタウンもつうかしてパパンに会うのにトウカシティめざして歩いてるんだって感じかね。 「句読点使おうよ!後改行もしようよ!」 「おおぅテニアちゃん。地の文にツッコムなんて……成長したねぇ。」 「2話にして?!ツッコミのレベルだけ!」 「私はうれしいよ……テニアちゃんがりっぱに成長してくれて…」 「いいけどミズゴロウほったらかしだよ!」 「おお、そうだったねぇ。」 そう。私たちには新しい仲間が増えた。 それがこのミズゴロウちゃん。 まだ私に慣れてないのかちょっとおっかなびっくりな感じだ。 なのにテニアちゃんにべったりなのはどーかとおもう。 「さて、ミズゴロちゃん。きみにニックネームをつけようか。」 「ふぇ……?おまなえでしゅか…?……はぅ!」 またかんでる。そこがかわいいんだケドね。 「んー……『ジュリ』ちゃんでどう?」 「ジュリ…いいおなまえですっ!」 「縁ちゃんはNNつけるのだけは上手いのよねぇ。」 テニアちゃんがなんかいってたけど聞えないフリをしておく。 そんな会話を歩きながらしてたもんだから、いつの間にかトウカシティまでついてしまう。 さてさてまずはパパンのところかねぇ。パパンはジムのはず。 「というわけで旅にでます。」 「いきなりそう言うの?!」 「そうか……縁ももうそんな年か……」 「お父様もスルー?!」 「というわけでバッチください。」 「ホントいきなりだよね!」 「…しょうがな…ってこれはやれないからな!代わりに小遣いならあげてもいいが……」 「お小遣いならいいんだ!」 「んじゃいいです。」 「ツッコミつかれた……」 テニアちゃんが頭抱えてるけど放っておく。 そんなとき1人の少年がジムにやってくる。 「あの……すいません。」 「ん? きみは・・・・ たしか ミツルくんと いったよね」 「なんで急に原作ゲーム調なのよっ!」 「ぼく きょうから シダケタウンの しんせきの うちに いくんですけど」 「いいんだ!これ正解なんだ!」 ぎゃーぎゃー騒ぐテニアちゃんをムシしつつ話は進む。 「縁。ミツルくんの手伝いいってきなさい。私はまだジムの仕事があるからね。」 「はーい。んじゃ行こうかミツルくん。」 「あ…!はい!」 「ちょ……まってよー!」 「まってくだひゃ……はぅ!」 こうしてミツルくんの萌えもんを捕まえる手伝いをすることになった縁。 無事に捕まえることはできるのか! そして新たな仲間とは! 続かない可能性が大きい! ミツル「そういえば縁さんホントに僕より年上ですか?」 縁「それはどういうことかしら(ニコニコ)」 ミツル「どうみても12~3にしかみえn(縁のメガトンパンチ」 テニア「体の弱い子殴っちゃダメだよね?!」 ~後書き~ 最近必要性を感じない後書き的な何かへようこそ。 そもそも後書きって小説とかのあまりのページで行うものであって必ずしも必要なものじゃないですよね。 …絶賛空回り中ですが。 前回および今回よりEMTKverをもとにしたSSになってます。 EMverって人気なはずなんですよね、動画とかたくさんあるし。 なのにSSがないのはなぜだろうと思い書いてみたのがコレ。 …実に私色一色ですね。18なのに幼女体系とか。 まぁこんなくだらない戯言に付き合っていただきありがとうございます。 次回があればそこでまた後書き書くやもしれませんが、スルーでかまいません。 ええ、かまいません。 ではまた次回で。ノシ
https://w.atwiki.jp/brave21/pages/111.html
「…うるさい」 「わっ!」 ワタルの背後にミツルが立っていた。 「どうやって入ってきたの…?」 「空間移動の魔法を使ったんだよ。この部屋には魔法陣が敷いてあるみたいだけど、宝玉を4つ手に入れた今のオレには関係ない」 「もう4つも…」 「ふぅん。出血が酷いな。治癒の魔法を使わないと助からないだろうな」 「芦川、ユウキを助けて…」 ワタルはミツルに縋り付いた。 「…そうだな。三谷、さっき自分に出来る事はなんでもやるって言ったけど、本気?」 「ユウキを助けてくれるんだったら…なんでもする」 「そうか。じゃあこうしよう。三谷が最後までオレの言う事を聞いたら、こいつを助けてやる」 「本当!?」 「ただし、一回でも言う事を聞かなかったら…この話しはなしだ」 「…わかった」 「なら、まずは服を脱いでもらおうかな」 「えっ…」 「聞こえなかったのか?裸になれって言ってるんだよ」 「……」 ワタルは手を握り締めて俯いた。 「どうした、三谷?オレの言う事を聞かないと、こいつは助からないんだぜ」 「今…脱ぐよ…」 勇者の剣を鞘ごと床に置き、防具を外した。 ファイアドラゴンの腕輪とサポーターを外し、靴と靴下を脱ぐ。 膝の防具を外し、シャツとズボンを脱いだ。 「……」 ワタルが身につけているのはたった一枚の下着だけになった。 「裸になれって言っただろ?ほら、早く」 ミツルは石で作られた椅子に腰掛け、うっすらと笑みを浮かべてワタルを見ている。 「……」 ワタルは無言で最後の一枚を取り払った。 採光用の隙間から射す淡い光を浴び、一糸纏わぬワタルの姿が露になった。 冷たい空気に晒されているからか、ミツルに見られているせいか。 ワタルの肌は微かに粟立ち、ピンク色の乳首はぷっくりと立っている。 ワタルは股間を両手で隠し、顔を真っ赤にして俯いている。 「手、どけなよ」 くすくすと笑いながら、ワタルに命じた。 次のページへ
https://w.atwiki.jp/brave21/pages/116.html
「動くぜ」 抜け落ちる寸前まで引き抜き、一気に貫いた。 「あっ!んっ、く…!」 腰を動かし、ワタルの内部を掻き乱す。 二人の接合部からぐちゅ、ぬちゅ、と淫猥な水音が立つ。 「あっ、そ…こ!」 「…ここ?」 ワタルが一際高い喘ぎ声を上げた箇所に尖端を擦りつける。 「あっ、あ…!」 「んっ…」 ワタルの内壁が収縮し、ミツルに快感を与える。 抜き差しの速度が速まった。 「中に出す…ぞ…」 「ボク、も…出る…!」 ミツルが奥まで貫いた途端、ワタルのそれから白濁の液体が吐き出された。 「くっ…!」 内壁がびくびくと痙攣し、ミツルはワタルの内部に白濁の液体を放った。 「あ…芦川の…びくびくしてる…」 「はっ、あっ…」 ワタルのそれから放たれた白濁の液体は、ワタルの胸元と腹部に飛び散った。 「…気持ち良かった?こんなに出して」 ワタルの体に飛び散っている白濁の液体を掌で塗り広げた。 「続きだ」 「えっ…?」 自分のそれを挿入したままワタルの体をひっくり返し、四つん這いにさせた。 「やっ…あっ!」 ワタルの腰を掴み、中に入り込んでいるそれを動かす。 「ああっ…あっ!」 脳天に突き抜けるような快楽を与えられ、ワタルは引っ切りなしに喘いでいる。 「やっ、んんっ…」 しどけなく開かれた口の端から、唾液がつ、と垂れる。 「さっき出したので…ぬるぬるして、る…」 「はっ…ああっ…」 「気持ちいいよ、三谷…」 「あっ、芦…川…」 「んっ!出る…出すぞ、三谷…!」 「あっ!んっ、く…」 ミツルはワタルの最奥にそれを突き入れ、果てた。 二人の接合部から、白濁の液体が溢れ出した。 ワタルの双珠が入った袋を伝い、床に零れ落ちた。 「はっ…はぁ…」 次のページへ
https://w.atwiki.jp/83452/pages/12644.html
Episode.7 《シッポウシティ》 律「着いたな! …“シッポウシティ”だ!!」 唯「すっごぉい!! 倉庫だらけー!!」 律「本当にすげえな…。街中が倉庫……いや、倉庫の街だ!!」 唯「ジムもあるんだっけ?」 律「ああ! それが目的だしな!」 唯「じゃあ早速、ジムにレッツゴー!」 律「おーっ!!」 ………… ……… …… … 律「んで…」 律「どこにあるんだ!! ここのジムはぁ!!?」 唯「もう街は全部回ったよねえ…」 律「目立つ建物としては、この博物館とあのカフェだけ!!」 唯「…うう~ん、どうしようね」 律「もう次の町に行くか? ここにいてもなにもないしな」 唯「そうだね。でも、あのカフェに一回行ってみたい!」 律「あのな、唯…」 唯「せっかくこの街に来たのにどこにも行かないなんて、もったいないじゃん!!」 律「ただお前が行きたいだけだろ…」 唯「うん!!」 律「……はあ。まあいいぜ、行くか」 唯「やったあ!!」 ……… …… … 《カフェ・ソーコ》 カランカラン♪ 「……」ズズ… 唯「あれ…?」 律「どした、唯」 唯「あの人…」 律「ん?」 「……」スタッ 律「“カラクサタウン”で会った…」 唯「N君…だっけ?」 N「……」スタスタ N「やあ、久しぶりだね」 唯律「……」 N「カフェ…。 紅茶はいいよね。香りやその味でポケモンを心地好くさせてくれる…。僕の友達も喜んでいる…」 唯「紅茶おいしいよね~♪」 N「……」 N「外へ出よう」 唯「ええっ?」 唯「来たばっかりなのに…」オロオロ 律「んじゃー、私はここでお茶してるから唯はあいつに付いていけ」 唯「ずるいよ、りっちゃん!」 カランカラン♪ 律「…ったく、なんで私まで…」 唯「外に来て、なにをするんだろうねぇ」 律「さあ…、バトルでもするんじゃねーの?」 N「そう。ポケモンバトルをしようじゃないか」 律「当たった」 N「……」 唯「……へ? 私?」 N「そうだよ。さあ、こっちに来て」 唯「あ…うん」タタッ N「始めようか。 …オタマロ!」ボム! オタマロ「マロロ~」クネクネ 唯「か、かわいい~!!」 律「いやいやいやいやいや」 唯「えっと…」ピッ ポケモン図鑑『オタマロ、おたまポケモン かんだかい けいかいおんを ほほの しんどうで はっせいさせて なかまに きけんを しらせる。』 N「さあ、君もポケモンを出すんだ」 唯「待っててね、ええと…じゃあムー太!」ボム! ムー太「ムウウ!」 律「んじゃあ、バトル始めー」 律(なんで私が開始の合図してんだ) 唯「ムー太、“サイケこうせん”!」 ムー太「ムウウ!」ウィン! N「オタマロ、“りんしょう”」 オタマロ「マロロ~♪」ヴィンヴィン! ムー太「…!?」ガクッ 唯「ど、どうしたの!? ムー太!!」 N「……」 オタマロ「~♪」ヴィンヴィン! ムー太「ムウウ…」 唯「もしかして、あの歌からダメージを…? 私は大丈夫だけど…」 律「……」カチャ ピッ 律「! …唯! あのオタマロの“りんしょう”、私達には普通の歌にしか聞こえないけど、“人には聞こえない音波”を出していてポケモンだけにダメージを与えるんだ!!」 唯「“人には聞こえない音波”!?」 N「オタマロ、もう一度“りんしょう”だ」 オタマロ「~♪」ヴィンヴィン! ムー太「ムウウ…!?」 唯「ムー太…うっ!」キィーン 律「な、なんだ…? 私達にもこの歌が辛く…」キィーン 唯「それだけの威力ってこと…?」 N「“りんしょう”という技は繰り出す度に威力が上がっていく…、 まさに死の歌、デスソング!!」 N「そう簡単に抜け出せやしないよ」 唯「うぅっ…」キィーン …………… ………… ……… …… … 《ちかすいみゃくのあな》 ミツル「んあ~…、助かったぜ~thx」 「こんなことはこれっきりにしてほしいな、フフ」 ミツル「ちょっとしくじっただけだろ?」 「フンフフフ…」 サキ「まあ今回はよしとしよう。我々に新たな仲間が加わったわけだからな」 サキ「礼は彼女に言え。お前を助けたのは彼女よ」 ミツル「……」 「“コロぽん”、戻って」 コロぽん(コロモリ)「コロー!」パタパタ シュウウッ ミツル「ひゃはは、ありがとうございまひゅ! ………あ//」 「……」 ミツル「なぁーんてね、ありがとうございます。そしてお久しぶりですね、澪さん」 澪「……」 サキ「フンフフフ、なんだお前達。知り合いだったのか?」 澪「さあ、知らないな。こんな弱い奴」 ミツル「覚えてるじゃないですか!」 澪「……」 ミツル「それに誰が弱い奴だってぇ?」 澪「さあな。この中で考えたら断じてお前が弱いけど」 ミツル「ンなにをォ~!?」ピキピキッ ミツル「助けてくれたことは感謝するがなァ…! 言って良いことと悪いことがあるだろうがァ!!」 澪「だって事実だろ。 …なら、やってみるか?」カチャ ミツル「望むところだァアアアア!!!」カチャ サキ「フンフフフ、待たないか。 血の気が多いのはよろしいが、時と場合を考えろ」 澪ミツル「……」 ミツル「チッ…」スッ 澪「……」スッ サキ「ゲーチス様がお呼びなのよ。急ぐぞ」 タッ!! ………… ……… …… … オタマロ「~♪」ヴィンヴィン! 律「ぐぁ…」 唯「うぅっ…」 ムー太「ムウウっ……」 N「そろそろ終わりだね」 唯(なにか…方法は……ないの…?) 唯「……図鑑だ…!」サッ ピッ! 唯「……!」 唯「…やってみる価値はあるかも!」 律「!」 律(唯のやつ、なにか分かったのか?) N「でも、なにもできないよ。立つこともできないはずだ」 律(確かに、あいつの言う通りだ…。私も唯もムー太もみんなしゃがみ込んでいる…。 打開策はあるのかよ? なにが分かったんだ、唯…!) 唯「……」 オタマロ「~♪」ヴィンヴィン! 唯「何回も聞いて…覚えちゃったよ。オタマロの歌ってる歌…」 N「……?」 オタマロ「~♪」ヴィンヴィン! 唯「もうすぐ、歌い終わる頃なんだ」 N「なにを?」 オタマロ「♪、……」 唯「歌い終わった! 今だよ、ムー太!! “りんしょう”!!」 ムー太「ムウウ!!」ヴィンヴィン!! N「うっ!?」キィーン オタマロ「マロロ~!?」キィーン ムー太「~♪」ヴィンヴィン! N「なぜ…“りんしょう”を…」 N「ムンナに“りんしょう”は使えないはず…」 唯「“シンクロ”だよっ」 N「な!?」 唯「本来は状態異常を相手に移す特性だけど、相手と技がシンクロできたみたいなの。 ただオタマロの歌を覚えちゃっただけなんだけどね~」 N「…!!」 オタマロ「」バタッ N「ああっ!」 唯「私の勝ちだね!」 律「すごいぞ、唯!」 唯「えへへ~」 N「戻れ、オタマロ。…ありがとう」シュウウ 唯「!」 N「そのムンナ…。普通では有り得ない力を発揮した。それは君のせいなのか? 君といることで完全な力を発揮したのか…? いや、“ゆめのけむり”の力か…?」 唯「ふぇ?」 N「僕は……誰にもみえないものがみたいんだ。 ボールの中のポケモンたちの“理想”…」 律「……」 N「トレーナーという在り方の“真実”…」 唯「……」 N「そしてポケモンが完全となった“未来”……」 N「まだ未来はみえない……世界は未確定……。 今の僕の友達とではすべてのポケモンを救い出せない……世界を変えるための数式は解けない……僕には力が必要だ……誰もが納得する力……」 N「……必要な力はわかっている……英雄とともに、このイッシュ地方を建国した伝説のポケモン、“ゼクロム”! 僕は英雄になり君と友達になる!」 N「…また会おう」スタスタ 唯律「……」 律「ゼクロム?」 唯「なんの話だろうねぇ」 律「まっ、いいや。次の町いくぞー!」 唯「ええー!! カフェは!?」 律「知らん!」 唯「ふえぇぇ…」 スタスタ… 「アロエさん、もうすぐ博物館に着きますね」 アロエ「そんなこといちいち報告しなくていいんだよ、キイチ」 キイチ「はは。しかし、博物館の中にジムを建てるとはね…。さすがはママ、ユーモラスな発想ですよ」 アロエ「ははっ、そうだろう?」 キイチ「でもこれじゃあ挑戦者は中々気づきませんよねぇ」 アロエ「それなら大丈夫だよ。挑戦者が気づかずに次の町へ行ってもね」 キイチ「…なぜですか?」 アロエ「アーティの奴に言ってあるのさ」 キイチ「アーティさんってあのアーティさんですか?」 アロエ「ああ! ヒウンシティジムジムリーダー、アーティだよ!」 ………… ……… …… … 《ヤグルマのもり》 ヒュウウウッ… 「……」 「さぁて、ハハコモリ。“ヒウンシティ”に戻ろうかぃ」 ハハコモリ「ハッハー」 「今度はどんな挑戦者が来るんだろうねん」 Episode.7 fin 10
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/1062.html
前回のあらすじ~ミツルくんの手伝いさせられた! 「というわけで102番道路より、縁がお送りしました~。」 「なにを?!いったいなにを?!」 「あの~……ホントに手伝ってくれるんですよね?」 私たちの間では恒例の漫才なのだが、ミツルくんは多少置いてけぼりのようだ。 「恒例じゃないよ!むしろやめたいよ!」 さわぐテニアちゃんは相変わらずムシ。 「さてミツルくん。これから萌えもんを捕まえに行くわけだが。」 「はい。なんですか?」 「捕まえるにはまず萌えもんを探さなくてはならないわけよ。」 「基本からなんでしゅね……はぅ!」 ジュリちゃんが噛むのも恒例になったのでほぼムシ。 「というわけでまずは草むらにとびこむのよ!」 「は、はい!わかりました!」 駆けるミツルくん。うん、若者はアレぐらいがいいんですよ!(縁が18。ミツルくんは13ぐらい。) ってなんかさっそく遭遇してるけどどうせポチエナとかそんなとこr…… 「(>ワ<)」 「縁ちゃん?!なんでかたまってんの?!」 「ど、どうすればいいんですか?!かたまってないで教えてください!」 「あ、ミツルくん。すこし弱らせたのでボール投げてください。」 「え?あ、うん。」 この辺は縁ちゃんの意識がないので私、テニアが代わりに。 というか私も縁ちゃんに付っきりだからあんまり回り見えてなかったけどね。 強いて言うなら、意外と冷静よねジュリちゃん。ドジッコなくせに。 「ラルトスゲットですよー!」 「やった!ぼくの初めての萌えもんなんだ!」 「おめでとうございまひゅ……はぅ!」 …やっぱかむんだね、そこで。 結局縁ちゃんはジムに戻るまで直りませんでしたと。 ミツルくんはお礼をして(縁ちゃんはきいてなかったけど)そのまま引っ越していきましたと。 あ、お父様の話聞いてるうちに復活したから交代ね。慣れてないからつかれるわ。 「………」 「眼、さめた?」 「…いくわよっ!テニアちゃん!ジュリちゃん!」 「え?!えぇ?!」 「ちょ……まってくだひゃい!」 ダッシュよ縁!非常にタイムロスだわ! まさか……まさかあんなにかわいい萌えもんがいたなんて! 「どーこーだー!でーてーこーいー!」 「…すごいわね、あの執念。」 「ジュリもビックリですよ……」 「でーてーこーいーよー!」 そんな感じで1時間。 思い出したかのように図鑑完成のために萌えもんを捕まえつつ、目的の娘をさがしているとようやく。 「やっと……やっとみつけたぁ……!」 「あらあら。みつかっちゃったわね、ふふ。」 「?!」 テニアちゃんが豆鉄砲くらったような顔してる。 どうしたのかとみて見ると、 「見た目とキャラが似合ってない!!」 叫んだ。ただそれは皆が思ったことなので続けさせる。 「どうみてもおとなしい系の見た目なのに!なんでお姉さま口調?!」 「…べつにいいじゃない。人には色々あるものよ。」 「なんか重いよ!このSSに似合わないぐらい!」 「強いて言うならあれよ。コレぐらいの方がインパクトあるでしょ。」 「発言がメタっぽい!」 やりとりをみてて私は思った。 この娘できる…!と。 「で。どうするの?私を捕まえるつもり?」 「もちろんそうするわよ!」 「自慢じゃないけど私は“なきごえ”しかできないわよ!」 「ホントに自慢じゃない!」 「あとは狂気の瞳がつかえるわ!」 「意味あるのそれ?!」 2分後。ジュリさんがドジって急所に当てたりしつつもなんとか捕まえることができましたと。 彼女は後にこう語ります。 「わ、わざとじゃないんですっ!わぢゃとじゃ……はぅ!」 「よ、予想外の苦労だったわ……」 「私的にも予想外よ……」 「まぁなにはともあれ……よろしく、レミちゃん。」 「あら、それは私のこと?」 「そうよ。あなたのNN。」 「いいNNね。気に入ったわ。」 こうして新たな仲間も加わりますます騒がしくなっていく縁たち! 次はどんなことが待っているのだろうか! つづくのかもうわからない! テニア「ところでさ。」 レミ「どうしたの、テニちゃん?」 テニア「(呼び方はツッコまない…我慢よ…)ホントに“なきごえ”しかつかえないの?」 レミ「ああ、そうだが?」 テニア「……レベルはどう上げるの?」 レミ「テニちゃん達ががんばってくれるって信じてる!」 テニア「キャラをころころ変えるな!」
https://w.atwiki.jp/saikyoumousou5/pages/419.html
【作品名】AllKiller 【名前】美剣(ミツルギ) 【属性】剣という概念 【大きさ】見掛けは隻腕の鍛えた成人男性剣士並 【攻撃力】ありとあらゆる全ての剣士より強い。ここでいう剣士とは、剣を扱って戦うものの総称。 剣士と呼ばれていなくても剣を持って戦っているなら剣士として扱う。 他、【特殊能力】参照 【防御力】概念であるが故に真の意味でのありとあらゆる全てが効かない。 また、ありとあらゆる全ての剣は美剣よりも下位の存在であるため、 美剣に対して傷を負わせたり、何らかの干渉を行ったりする事は不可能。 【素早さ】真の意味でのありとあらゆる全てより先に存在し、 また、真の意味でのありとあらゆる全てより先に動いて、 無時間で自身が可能である真の意味でのありとあらゆる全ての行動を行える。 【特殊能力】 「剣化」:ありとあらゆる全てのものを剣にして、己の武器にできる。形状は自由。 形ある物体はもちろん、空間や時間、概念すら剣にすることが可能。 剣にしたものは剣にしたものに関して操作できる、という効果を持つ。 空間を剣にすればその剣の周りの空間を操作できるし、 時間を剣にすればその剣の周りの時間を操作できる。 概念を剣にすればその剣の周りにその概念を適用できる。 剣にするのに特に制約はなく、美剣の周囲∞光年には常に剣化の能力が適応されている。 相手の攻撃も全て剣になるので、この能力は絶対の盾でもある。 【説明】 剣を司る概念。剣という物が作られてから初めて存在した概念なので、かなりの新参者。 彼(?)が居なくなると世界(全階層全宇宙全次元かそれ以上)から剣が消える。 ◆考察記録--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 584 名前:格無しさん 投稿日:2007/02/19(月) 01 26 54 美剣:<深遠の剣>禍神裕太よりは攻撃力が高い。解釈次第では魔法少女Jも超える。 649 名前:格無しさん 投稿日:2007/03/05(月) 00 37 10 美剣考察 <深遠の剣>禍神裕太より攻撃力が高いのでコンバット越前クラスの攻撃力。 加えてあらゆる系防御、あらゆる系先手・行動速度を持つ。 元祖最上層の壁から。 ○*4全てを統べる者~オメガデストロイガンダム 行動速度差で勝ち。 ×俺達無敵のAチーム けん化は無効化できそうなのでコピー負け。 ○スプーしょうこお姉さんバージョン(元祖) 行動速度差で勝ち。 △災厄を齎す者 行動速度互角で引き分け。 ×Paper-mache cause-to-doが通用しそうなので負け。 △God 行動速度互角で引き分け。 △存在(仮称) 行動速度互角で引き分け。 ×Overseas-invader 国際言語規約で負け。 ×埼京 +αがあるので不利。 ×きしめん 先手無効化負け。 ×9ヘッドドラゴン 優しき享楽主義者で負け。 スプーしょうこお姉さんバージョン(元祖)=俺達無敵のAチーム=美剣 総当たり考察戦
https://w.atwiki.jp/rowarowa/pages/191.html
◆W91cP0oKww氏 氏が手がけた作品 話数 タイトル 登場人物 052 私が彼の迷いを忘れないように 七原秋也、真紅 055 混迷する少年少女のバトルロワイアル 天野雪輝、ガッシュ・ベル、雛苺、シュナイダー、我妻由乃、杉村弘樹、キャンチョメ 057 絆を結び/憎しみを放つ カントリーマン、城戸真司、朧・陽炎、相馬光子、ゼオン・ベル 063 I want to smile for you 七原秋也、真紅、秋山蓮 071 Holocaust(上)(下) ゼオン・ベル、陽炎、カントリーマン、朧、霧島美穂、香川英行、チャン、ミツル、猿谷甚一 082 白光のスプンタ・マンユ~What a beautiful hopes~ ハード、翠星石、桐山和雄、ヨキ、蒼星石、坂本竜太 088 歩くような速さで 雛苺、杉村弘樹、キャンチョメ 090 第二放送 コト 097 First bet 北岡秀一 103 ぬくもりのなかであたしを殺して 戦場マルコ、ティオ、ブック、金糸雀、筑摩小四郎、真紅、桐山和雄 117 終わりのメーノーグ キャンチョメ、ミツル、杉村弘樹、レオナルド・エディアール 121 黒炎のベルセルク~What a ugly warrior~ 北岡秀一、天野雪輝、ウマゴン 123 最後のプロローグ キャンチョメ、ミツル、レオナルド・エディアール、ヨキ、翠星石、桐山和雄、キク、??? 128 Love song~世界の終わりで謳い続ける少女~ ティオ、雪華綺晶、天野雪輝 135 ロワイアル×ロワイアル――過去ノスタルジア 天野雪輝、ミツル 氏のssは熱い。とにかく熱い。 真紅と七原の仲を深めたssは殺伐としているっていうか どいつもこいつも自分のことしか考えてねえノーフューチャーな このロワでの清涼剤とも言える 遊園地のバトル導入話ではメインの見せ場をバランスよく配置しながら 効果的に魅せていることからも氏の実力の高さが伺えよう -- (2011-05-01 14 37 04) 称号:ロワロワのシャインサイド -- (2011-05-10 07 09 27) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/488.html
前へ スネ夫は目の前に置いた卵を凝視していた。 卵は時折揺れては止まることを繰り返す。 何度も期待を裏切られながら、スネ夫はまだ諦めなかった。 ポケモンの卵――育成所にあったのだから、ポケモンの卵と見て間違いは無い。 そう思い当たると、スネ夫は自然と好奇心が湧いた。 ポケモンの生まれる瞬間に立ち会えるという興奮。 ゲーム画面を介して見てきたことが、現実として起きる。 一度でいいから見ておきたい。 その想いに駆られてスネ夫はその瞬間を待つと決めたのだ。 「……あっ!」 思わず声を上げるスネ夫。 卵が一際大きく揺れだしたのだ。 スネ夫は手を伸ばして、卵を掴もうとする。 あと少しで卵に触れる……ほんの数センチでスネ夫の手が卵に触れる。 だが、突然卵の揺れは止まった。 直後に大きな音が育成所内に響き渡る。 爆発のような衝撃音、そして地響きを伴う振動。 「な!? なんだこの揺れはー!」 スネ夫は叫びながら咄嗟に、卵に抱きついた。 ジャイアンと静香は振動に気づいた。 「お、おい何だこりゃぁ!?」 狼狽するジャイアンの横で静香も当惑していた。 「わからない。でも、きっと近くで大きな力があったのよ!」 その時、育成所の扉が勢いよく開く。 見ると石蕗会員の一人が立っていた。 「おい、お前ら早く屋上へ来い! 会長が客人に襲われたんだ。とっとと相手を殺りに行くぞ!」 会員はそう叫ぶと駆け出していく。 残されたジャイアンたちは暫く呆然としていた。 まず動き出したのはジャイアン。 「何かよくわかんねーが、会長って白髪の爺さんのことだよな?」 問いかけられた静香はたじろき、そして頷いた。 「あの爺さんは、絶対悪い人じゃない。俺はそう感じた。 見ず知らずの俺たちをわざわざ運んできたんだ」 「……牢屋だけどね」 少し離れたところから声が聞こえたので見ると、スネ夫が卵を抱えて膝をついていた。 「それに僕らは侵入者として捕まったんだ。 あの様子じゃなかなか逃げられそうにないけど、この混乱に乗じればどうだい? 今なら簡単に逃げられ」 「ふざけんな、この野郎!」 ジャイアンは足元の卵を掴んでスネ夫に投げつけた。 かなりのスピードで飛んだ卵はスネ夫の顔面に激突する。 「ん、何すんだよジャイアン!!」 卵を払いのけ、鼻を覆いながらスネ夫は怒鳴った。 「逃げるなんてできるかよ! 俺たちは世話になってんだぞ」 「ふん。だからそれは捕まっただけだって言ってんだろ!」 スネ夫は先ほど投げつけられた卵をジャイアンに投げ返した。 放物線を描いて、卵はジャイアンの手に収まる。 「それでも、俺たちにタイムマシンの事故を教えてくれた。 状況がわかってない俺たちにいろいろ説明してくれただろ!」 再び、ジャイアンは卵を投げ返す。 卵は真っ直ぐスネ夫に向かって飛んでいく。 「くだらねぇ」 スネ夫は飛んできた卵を叩き落とし、そのまま立ち上がる。 「僕は逃げるよ。そんなことをするほど感謝した覚えは無い」 そう告げると、スネ夫は歩いて扉へ向かう。 「……待てよ。スネ夫」 ジャイアンは口調を抑えて話し出す。 「もし、あの爺さんが俺たちを連れてこなかったら、俺たちはどうなっていた?」 その問いかけに、スネ夫の体が止まる。 「わけわからねぇまま、野生のポケモンに襲われてとっくに死んでた。そうだろ? お前だってわかるよな。 だいたい、何でこんなことで争ってんだよ」 ジャイアンはスネ夫に近づく。スネ夫はゆっくりと振り返り、ジャイアンを見据えた。 「こんな状況だ。俺たちは一緒に巻き込まれた仲間だろ。 少なくとも、のび太を見つけるまでは絶対死ぬわけにはいかないよな」 ジャイアンの言葉は、スネ夫の耳にしっかり届いた。 スネ夫は短く溜め息をつく。 「しょうがない……行こうか!」 「武さん、スネ夫さん!」 静香が声を掛けて走ってきた。 後ろに数体のポケモンを連れてきている。 「客に来た人はポケモンを使って襲ったに違いないわ。 でなきゃあんな振動が起こるはずないもの。 さぁ、相手がポケモンを使っているんだから、こっちもポケモンで応戦よ!」 そう意気込むと、静香は後ろに連れたポケモンを振り向く。 その中からストライクを引っ張り出すとジャイアンに押し出した。 「武さんにはこの子がぴったりだと思うわ」 ジャイアンはそのストライクをしげしげと眺めた。 「なぁ、しずちゃん。これってさっき俺をぶった斬ろうとした奴じゃ」 「ええ、ちょっと血の気が多いの。 でも大丈夫。バカみたいに速く走るしバカみたいに力が強いのよ、この子。 ホント、バカが使っても攻撃してりゃ十分戦えるのよ! あなたにぴったりでしょ?」 何か喚いているジャイアンを無視して、静香はスネ夫にもポケモンを押しやる。 「ほら、スネ夫さんにぴったりなのはこの子よ」 黒い羽で空中に浮かぶそのポケモンは、ズバットだった。 「うわ……ズバットかぁ。懐かしいな。 でもどうして僕にぴったりなの?」 「ええ、この子は『さいみんじゅつ』を覚えてるし『どくどく』の技マシンも使ったの。 『ちょうおんぱ』も使えたはずよ。混乱させ、眠らせ、毒浴びせるのがあなたの戦法だったじゃない!」 スネ夫は遠い記憶を思い出した。 攻撃しか出来ないのび太やジャイアンをノーダメージで潰す自分。 手も足も出ない相手を嘲る自分の高らかな笑い声。 「そうか。そういえばそうだった。 ふふ、ありがとう。しずちゃん。僕らしさを思い出したよ」 微笑みあう二人に対して、ジャイアンはさらに恐れを感じるのであった。 ジャイアン、スネ夫、静香はそれぞれのポケモンを従え、一際騒がしい部屋へ突入した。 応接室――扉にはそう書かれていた。 粉塵が巻き起こり、三人は足を止める。 怒声や喚き、唸りが一度に鼓膜を貫く。 「お、おい! あれは」 スネ夫は上空を指す。 どうやら破壊されたらしい天井から、鋼の羽と青年の姿が望めた。 堂々とした顔立ちの青年が、青の髪を靡かせエアームドの上に佇む。 その目からは明らかな侮蔑が感じられた。 「バブルこうせん!」 室内にいた会員の一人が自分のポケモンに指示した。 無数の泡が噴出されて鋼煌めくエアームドに接近する。 だが、青年は動じなかった。 泡はエアームドの装甲に突撃し、虚しく破裂を繰り返す。 「き、効いてない!?」会員の絶望的な叫びが響く。 「いや、攻撃は届いているよ。ちゃんと……でもね」 青年は含み笑いで顔を歪める。本性が垣間見えた瞬間だった。 「弱すぎるんだよ。全員。 ……相変わらず温いな」 青年が見下す先には、会長の白髪がある。 会長は床で横になっていた。 相当負傷した様子で、青年を見上げるのも辛そうだった。 もっとも、外面的な事情のみでは無いのかもしれない。 「ストライク、あの鳥切り裂け!」 ジャイアンは感情の赴くまま叫ぶ。 目の前で倒れる恩人の姿が、ジャイアンの心の衝動となったのだ。 微かな振動音、そして緑の疾駆が銀色めく怪鳥へ迫る。 ジャイアンの目は、鎌がエアームドに届く瞬間を捕らえ―― 「ぇ……?」 これもまた『瞬間』。 「ジャイアン!」「武さん!」 二人の叫びが聞こえる。 ジャイアンは恐る恐るめを開けた。 鋼の刃が自分の喉元の寸前で静止している。 まるで時間が止まったようで、僅かに塵が舞っているだけ。 沈黙が痛い。 「う、ぅわ!」 ジャイアンは慌てて腰を抜かし、尻餅をつく。 その時何かが右手に触れ、怯えからの瞬発力で振り向いた。 「ス、ストライ……ク」 さっきまでジャイアンの背後にいたそれは、四肢と羽を無造作に広げて倒れていた。 僅かに息をしているものの、動く気配はない。 もはや虫の息なのだろう。 「……ふん。ガキか」 エアームドの上では青髪の青年がジャイアンを見据えていた。 「おい、爺さん! ここはいつから育児所になったんだ?」 青年の言葉が室内に響き渡る。 会長は少し呻いただけだった。 「会長!」 なす術が無く右往左往していた会員達が、急いで会長に駆け寄る。 それを見て、青年はなお嘲笑した。 じゃあな、爺さん。もう用は無い」 エアームドは羽ばたき、青年を連れて浮上する。 スネ夫は飛び立つ背中に向けてズバットを向かわせようとしたが、脇から手が出る。 静香がスネ夫を制したのだ。 「な、何だよ。しずちゃん! 早く追わなきゃ」 「ダメよ。何となくだけどわかるでしょ?」 遠ざかる青年を静香は青い顔をして見つめた。 「小賢しい手を使っても無駄よ。 あの人にはとても……勝てないわ」 スネ夫は反駁を加えようとしたが、言葉が無かった。 静香の言葉が事実だからだ。 ジャイアンは飛び去っていくエアームドの姿をぼんやり見つめていた。 足元のストライクはぴくりとも動かない。 (死んだんだ……俺のせいで) ジャイアンは愕然とし、虚ろな目で亡骸を見下ろした。 (俺がここへ来なければ……こいつは死ぬことはなかった) ジャイアンは戦うためにここへ来た。 その心には好奇心――ポケモンを使役して戦うことができるという考えがあった。 いろいろと言葉で飾ったが、本心はそれだけだ。 恩返しとかそんなのよりもまずはただ楽しそうだから来たのだ。 今、その代償をジャイアンは感じた。 屈みこみ、震える手でストライクの体を包む。 もう冷たくなっていた。 「……ごめんよ。ストライク」 ジャイアンの言葉もまた、震えていた。 罪悪感がジャイアンの体に圧し掛かった。 ストライクを包む腕が一層力を増す。 (俺が、ここへ来なければ……こいつは死ななかった) ほどなくして、スネ夫と静香が寄ってきたが、状況は変わらなかった。 会員たちが集まり、会長と倒れているポケモンたちを運んでいく。 ジャイアンたちもその後を追った。 「すまないことをした……」 会長が苦しそうな声を搾り出す。 ここは医務室――部屋の中には三人の人間。 ベッドで寝ている会長、その脇でスネ夫と静香が立っていた。 医務室長は会長の命令で外にいる。 「君たちを巻き込むつもりはなかったんだ。本当に」 「謝る前に、教えてください」 静香が切り込んだ。「いったいさっきの襲撃はなんだったのです?」 「……話さなければなるまい。ところで、大柄な少年はどこへ?」 こちらにはスネ夫が答えた。 「どうも傷心らしくて……外に出ています」 会長は一瞬不審そうな顔をしたが、すぐに思いつめた表情に戻る。 「仕方あるまい。後で彼にも話しておいてくれ。 さっきの青年の名はダイゴ――私の息子だ」 石蕗会には、ずっと対立していた組織があった。 だが石蕗会現会長は相手にある話を持ちかけた――「和平を結ぼう」と。 その証として会長は自分の息子を、相手のグループのボスに養子として出した。 ボスは子供がいなかったため、この証を受け入れた。 ところが、相手は会長が考えているよりずっと狡猾だった。 「奴らはダイゴを完全にコントロールしてしまった。 何故かはわからん。だが、あいつらの持つ何かがダイゴを変えてしまったのだ。 敵組織の名は榊グループ――理由は他にもあるが、我々は奴らを壊滅させなければならない」 既に何かを察したスネ夫と静香にとって、その組織名は聞き逃せるものではなかった。 「さ、サカキって……」 スネ夫はうっかり口に出す。 「そうだ。表で多くの子会社を所有している大グループだ」 運良く、会長は意味をはきちがえてくれた。 その隙にスネ夫は静香と目をあわす。 静香も驚いた目でスネ夫に目線を向けていた。 (そういえばここの名前も石蕗――ツワブキ。会長の息子はダイゴ) (ポケモンがいる世界だけど、どうしてそんなところまで……) 二人の思考は一致した。 ポケモンの世界の人間が現実世界に干渉している。 これが何を示しているか、二人はまだわからなかった。 「どうしたかね? 二人とも」 会長が訝しげな目を向けてくる。 「あ、あの僕ら」 喋ろうとするスネ夫の前に、静香は手を出す。 「ちょっと……武さんのことが気になっていただけです。 話がよければ、もう行ってもいいでしょうか。武さんのところへ」 会長はゆっくりと頷いた。 「いいだろう。だが、一つだけ話を聞いてくれ」 この建物は岩場で囲まれている。 その外側には森、なかなか入り込みづらい地形となっている。 当然外へ出るのも難しいだろう。 その岩場の真ん中で、ジャイアンは森を見据えていた。 (……俺、どうしてここにいたんだろ) ジャイアンはぼんやり考えていた。 (俺はここにいられないよな。 だって、俺部外者だし、ポケモン死なせちまった……) 森からは野生のポケモンたちの存在を感じる。 木々のゆれ、うなり声、その他にもいろいろな要素があった。 ジャイアンは吸い込まれるように、森へ向かっていく。 「駄目だよ。そっちいっちゃ」 突然声を掛けられ、ジャイアンは振り向いた。 年若な少年だ。背丈はジャイアンの顎ほどしかない。 緑色の髪が木の葉のように靡いていた。 「森にはいっちゃいけないって、いつも会長に怒られるんだ」 少年はジャイアンに歩み寄ってきた。 近くで見るといかに少年の顔が青白いかがわかる。 「おい、お前なんだよ」 ジャイアンは少年を睨みつけ、歯をむき出しにした。 「俺の邪魔すんな! 俺は勝手にここから出て行くんだからな」 「そうもいかないよ。僕はそういう人たちを止めるように言われているんだ。 言い忘れてたね。僕の名前はミツルだよ」 「僕もね、昔ここから出ようとしたことがあるんだ。 そしたら会長に捕まって説得されて……それで森番になったんだ」 少年は親しげに話しかけてきた。 ジャイアンは眉を吊り上げ、背中を向ける。 「森番だか何だかしらねえが、俺は勝手に出て行くぞ!」 そういうとジャイアンは駆け出した。 (あいつそんなに体力ある風じゃなかった。撒くのは簡単だろ) 勝利に近いものを感じ、ジャイアンは笑い出す。 「楽しそうだね」 すぐ傍で声が聞こえ、ジャイアンはハッと振り向く。 ミツルの顔が目に入った。 「お、お前どうやって――!」 ジャイアンはミツルが跨るものに気づいた。 燃え盛る炎を纏い、ジャイアンを悠々と追い越していく。 「よしよし、早いぞポニータ!」 ミツルの褒め声でそのポケモンの正体がわかった。 「き、きたねーぞ! ポケモン使いやがって」 立ち止まってジャイアンが抗議する。 「? そっちもポケモン使えばいいじゃん」 ポニータが足を止め、ミツルがジャイアンに首を傾げた。 「俺は持ってねえんだよ」 ジャイアンは言葉を吐き捨てた。 「えぇ~!? ポケモンも持たずに逃げようとしたの」 予想以上にミツルが反応する。 「それはいくらなんでも無理だよ~!」 ミツルが腹を抱えて笑い出す。 「僕が逃げようとした時は3匹くらい連れて行ったんだけど、それでも捕まったんだよ? それなのに1匹も持たないでなんて……くく」 身を震わせるミツルだったが、不吉な音をきいてた。 『ガシッ』と。 ミツルは恐る恐る背後を見る。 ジャイアンが炎の尻尾を掴んで立っていた。 「よぉ~くも俺様を笑ったなぁああ!!」 ジャイアンの唸りとともに、ポニータが引きずられていく。 「な、おい何で!? ポニータの尻尾は持ち主以外には熱いのに」 怖気づいた声を出すミツル。 「へ、俺を誰だと思ってやがる。俺はジャイアン、ガキ大将だぜぇえ!」 「ほのおのうず」 ミツルの一言で、ポニータの尻尾の火が逆巻き、ジャイアンを包み込んだ。 「ぐぅおわぁあああ!!」 ジャイアンの絶叫が響き渡る。 「あはは、安心しなよ! ポケモンの攻撃で死ぬことは」 『ガシッ』――ミツルの顔が強張る。 炎から突き出た腕が、ミツルの肩を鷲づかみにした。 弾け飛んで消える炎の中から、ジャイアンが飛び出す。 自由な方の腕に拳を作って。 「お~い、ジャイアン!」 遠くから誰かが呼んでいる。 ジャイアンは動きを止めた。 拳がミツルの顔面の数ミリ前でピタッと停止する。 「スネ夫か?」 大きく手を振ってジャイアンは自分の位置を示した。 その脇でミツルが膝をつき、崩れ落ちる。 「ジャイアン、大切な話があるんだ」 スネ夫は駆け寄ってきた。 「結構大変なことになったよ。僕たちはここを去らなきゃならない」 その言葉をきいて、ジャイアンがため息をつく。 「おい、きけよ。ミツル! 俺は結局ここ出なきゃ――おい、しっかりしろよ」 ジャイアンは地面で息を上がらせるミツルの頭を叩いた。 「……まって、こいつがミツル?」 スネ夫が言う。 ジャイアンはきょとんとして、頷いた。 「ああ。そういやお前らは知らないよな。俺も会ったばかりで」 「そう。でもすぐ知り合いになれるよ。 僕たち、ミツルと一緒に旅に出なきゃなんだ」 ますます首を傾げるジャイアン。 それはミツルも同じだった。 「とりあえずこっち来てよ。しずちゃんが待ってるから」 ミツルがポニータをボールにしまってから、スネ夫が二人を誘導していった。
https://w.atwiki.jp/83452/pages/11976.html
―――――――――――――――――― 空の柱 カガリ「なに言ってんだよお前」 ダイゴ「いや、思うんだよ」 カガリ「?」 ダイゴ「結局、僕が一番強くてカッコイイんだよね! メタグロス、コメットパンチ!!」 メタグロス「」どがああん! センリ「ぐは…!」 センリ「」どたり ダイゴ「…強さを追い求めるのも程々にしておかないとね 本当の強さは心の強さ 力だけあっても意味ないよ でも勘違いしてしまうんだなあ だって人間だもの」 カガリ(やっぱりコイツは謎だ…) ぱらぱら… カガリ「! まずいな、今ので天井が崩れてきた… さっさと出るぞ」 ―――――――――――――――――― どがあああああん! カガリ「あぶねえ…」 レックウザ「きゅりきゅりしいい!」 カガリ「! センリが死んだことでレックウザは復活したのか」 ダイゴ「惜しい人を亡くしたな…」 カガリ「ふ、大誤算ってか?」 ダイゴ「……ダイゴだけにね、くす」 ダイゴ「……」 ダイゴ(……センリさん、ご冥福を祈ります) ―――――――――――――――――― 目覚めの祠 ニャース「行ってしまったニャ」 澪「うん…」 ニャース「これで良かったのかニャ?」 澪「うん…あの二人なら大丈夫な気がするんだ」 ニャース「ニャー、澪の考えることはわからないニャ」 澪ニャース「……」 澪「ニャース」 ニャース「澪」 澪「え?」 ニャース「ニャーも澪に一生ついていくニャ」ぼそ 澪「なに?」 ニャース「な、なんでもないニャ! 早く帰るニャ!」 澪「あ、うん…!」 ニャース「」たったった 澪「……」 澪「ありがとう、ニャース」 ―最終章完― エピローグ ムロジム 澪「ハブりん、ポイズンテール!」 ハブりん「プッププ~!」ざっ トウキ「ハリテヤマ、つっぱり!!」 ハリテヤマ「ハリテー!」 どがあああああん!! ハリテヤマ「」ばたあん ハリテヤマは倒れた 澪「や…やったあ!!」 ハブりん「プッププ~!」 トウキ「いや~負けたよ 強くなったね はい、ナックルバッジだ」さっ 澪「ありがとうございます!」 ニャース「やったニャ、澪!」 澪「ああ!これで8個目だ!」 トウキ「お!もう揃えたのか?」 澪「はい!」 トウキ「んじゃあ……ホウエンリーグに行ってみたらどうだ? チャンピオンのダイゴが引退して、新米チャンピオンが今いるらしいぞ」 澪「あ…行きたいです! !?…って、ええ!?」 トウキ「?」 澪「ダイゴさんってチャンピオンだったんですか!?」 トウキ「ああ…そうだけど」 ニャース「ニャーは知ってたけどニャ」 澪「ええ!?」 ―――――――――――――――――― ダイゴ「くしゅん!」 ダイゴ「風邪かな…」ずず… ダイゴ「それとも、誰かが噂してるとか?」 ダイゴ「くしゅん!」 ダイゴ「……大好評だねダイゴだけに」くす ―――――――――――――――――― 送り火山 カガリ「」かつかつ ひょこっ カガリ「!」 フヨウ「くる気配がしたけど、だあれ?」 フヨウ「! カガリちん…」 カガリ「フヨウ、すまなかったね 私にもう一度チャンスをくれ」 フヨウ「え…?」 カガリ「」ばりばり! フヨウ「あ…」 ばさあ! カガリ「マグマ団はもうやめるよ 今日は遊びに来たんだ、友達の家にね」 フヨウ「…!」うるっ フヨウ「カガリちん!!」がばっ ―――――――――――――――――― チャンピオンの部屋 ???「んくく… 俺がチャンピオン候補に選ばれるとは…」 うぃーん ???「ん?挑戦者か?」 澪「よし、やっと着いた…」 ニャース「新チャンピオンって誰ニャ?」 ???「……」 澪「ってミツルくん!?」 ニャース「オミャーだったのかニャ!」 ミツル「……そうです 僕が数々のトレーナーから選ばれたチャンピオンです」 澪「すごいな…」 ミツル「…ねえ、澪さん これがどうゆうことか分かります?」 澪「え?」 ニャース「?」 ミツル「この俺様が! 世界で一番! 強いってことなんだよ!」 澪ニャース「」 ―――――――――――――――――― ロゼリアは倒れた 澪「よし!」 ミツル「な、なんで… リザードン一匹に……六匹全部…」 ニャース(相変わらずだニャー) 澪「み、ミツルくん… このあとはどうすればいいのかな…?」 ミツル「あっちの部屋のコンピュータを使って殿堂入りすればいいんですよ」 澪「あ、ありがとう じゃあ行くね」たたっ ニャース「」たたっ ミツル「……」 ミツル「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」 ―――――――――――――――――― 殿堂入りの部屋 ぴぴっ 澪「よし、これでこうして……っと」 ===================== カゲぴょん/リザードン♂ ハブりん/ハブネーク♂ ベロにゃん/ベロリンガ♂ サボみん/サボネア♂ ドっくん/ドクケイル♂ ルンたん/ポワルン♀ くらくら/ドククラゲ♀ トレーナー 秋山澪 殿堂入りおめでとう!! ===================== ―――――――――――――――――― 数日後 澪「ん?」 ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ すっ 澪「手紙…?」 ピジョット「ピジョットー!」ばさばさ ニャース「誰からニャ?」 澪「! リラ師匠からだ!」 ニャース「読んでみようニャ」 澪「うん… ええと」 澪「澪へ ある用事があるんだ 今すぐジョウト地方に来てくれ リラより ……だって」 ニャース「ある用事?」 澪「ん~、わかんないけど とにかく行ってみよう」 ニャース「ニャー」 澪「……またママを待たせちゃうなぁ 悪いなぁ…」 ニャース「ママ…?」 澪「お、お母さんっ!!」 ――――――――――――――――――― ざっざっ ???「……これか」 ???「ジーランス、ホエルオー!」ぽん! ジーランス「……」 ホエルオー「……」 ???「わたしたちわ このあなで くらしせいかつし そしていきてきた すべてわ ぽけもんの おかげだ だが わたしたちわ あのぽけもんを とじこめた こわかったのだ ゆーきある ものよ きぼーに みちたものよ とびらをあけよ そこにえいえんの ぽけもんがいる さいしょにほえるおー さいごにじーらんす そしてすべてが ひらかれる…!」 がちゃあん! ???「…ふ、レジアイス・レジロック・レジスチル その三匹が揃えし時… ふふふ…」 おわり 戻る
https://w.atwiki.jp/brave21/pages/106.html
「ミツル……」 もう二度と会えないと思っていた人物が目の前に現れ、 亘は感激のあまり涙を流し始めた。 「おいおいどうしたんだよワタル?」 亘の幻界での冒険を知るはずもない克美は、 突然泣き出した亘に驚いている。 「だれだおまえは?なんでオレの名前を知ってるんだ?」 美鶴は自分の名前を呼び、涙を流す亘を警戒している。 「ミツル!」 亘は美鶴に駆け寄り、抱きついた。 「なっ…!?放…わっ!」 勢いよく抱きつかれたため、美鶴は後ろに倒れこんでしまった。 「ミツル…現世に帰ってこれたん、だね…」 美鶴を押し倒したにもかかわらず、亘はまだ涙を流し続けている。 「放せ!なんなんだおまえは!?」 亘の頭を両手で押しのけようとする。 「本当にどうしたんだよワタル?知り合いか?」 「よかった…本当によかった…」 「……えっ…?」 美鶴の瞳から涙が流れた。 「なんでオレまで…泣いてるんだ…?」 「お兄ちゃん?」 「…あ、やっべ!早く教室に行かねえと遅刻だぞ、ワタル!」 「う、ん…」 美鶴から離れ、目元を拭う。 「……」 美鶴は立ち上がり、亘と同様に目元を拭った。 「…ヘンなやつ。行くぞ、アヤ。家に帰って後片付けをしないとな」 「うん!」 「あ、ミツル!」 「まだ何か用かな?」 美鶴は迷惑そうな顔をしている。 「今日の放課後、神社の境内で会おう!」 「神社の境内…?」 「約束したからね!」 亘と克美は教室目指して駆け出した。 「なんなんだ…あいつ?」 「お兄ちゃんのおともだち?」 「さあ?でも、全く知らないってわけでもなさそうだ。 行こうか、あや。お昼は何が食べたい?」 「んーっとね…アヤ、オムレツが食べたい」 「そっか。じゃあ途中で卵を買って帰ろうな」 「わーい!」 二人は手を繋いで昇降口から出た。 「(ワタル…か。本当にヘンなやつだったな)」 「お兄ちゃんなんだかうれしそう」 「そうか?」 「おともだちになれたらいいね」 「そうだな」