約 2,473,796 件
https://w.atwiki.jp/mishgardwiki/pages/553.html
モンスターハウス
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/4722.html
放課後ミステリークラブ 26の扉 【ほうかごみすてりーくらぶ にじゅうろくのとびら】 ジャンル 直感アクション 対応機種 ニンテンドーDS 発売元 インターチャネル・ホロン 開発元 ドリームス 発売日 2008年9月4日 価格 4,179円(税込) プレイ人数 1人 セーブデータ 1箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 クソゲー ポイント コミカルホラー風26のミニゲーム集ストーリー性・登場キャラの魅力性共に皆無無料携帯アプリレベルのミニゲーム 概要 主なモード・ルール ストーリーモード ミニゲームモード ミニゲーム一覧 問題点 評価点 総評 概要 インターチャネル・ホロンリリースのニンテンドーDSソフト。ジャンルとしてはミニゲーム集に該当する。 放課後ミステリークラブ所属の少年少女であるレッド・ブルー・イエローが、2人の妖怪が棲む洋館を舞台に謎解き(という名のミニゲーム)をこなしながら脱出を試みるというストーリー設定。 オートセーブ方式。操作はすべてタッチで行う。 主なモード・ルール 本作には2つのモードが用意されている。 ストーリーモード ゲームの流れ。 ストーリーを交えながら、総計26種類のミニゲームをプレイしていく。 ストーリーは2部構成となっており、前半部13種類・後半部13種類のミニゲームをノンストップで挑まなければならない。 前後半部共に「ミニゲーム4種類 × 3回 ⇒ ミニゲーム1種類」の順でゲームを進める。ミニゲーム4種類はステージセレクト制となっている。 後ろのミニゲーム1種類を除き、すべてのミニゲームがランダムで登場する。後発に登場するミニゲームは先発に比べ、難易度が高くなる傾向が強い。 ゲーム内において同じミニゲームがダブる事はなく、26種類すべてのミニゲームが必ず登場する。 各ミニゲームにはクリア条件があるものの、ゲーム途中でゲームオーバーになる要因は一切ない。但し、あまりにもミス回数が多い状態で前後半部を終えてしまうと…。 本モードにはセーブ機能が搭載されていない。ゲームを止めると、進行データがすべて消失してしまう。 26種類のミニゲームすべてを終えるとエンディングとなる。ミニゲームのクリア数によって、エンディングの内容が変わる。 ミニゲームモード ゲームの流れ。 ストーリーモードでプレイしたミニゲームを自由に選んでプレイできる。 各ミニゲームには「S・A・B・C・D」の5段階の難易度が用意されている。難易度Sに関しては、ストーリーモードには登場しない本モード限定の難易度となる。 プレイしたミニゲームをクリアすると、該当難易度にクリアマークが付く。なお、プレイ成績に関する情報・及び記録はない。 ミニゲーム一覧 以下、26種類のミニゲームタイトルを示す。知りたい方はリージョンをクリック。 + ミニゲーム一覧 「脱出だ!」はストーリーモード前半部の、「大脱走!」は後半部の固定ミニゲームとなっている。 ジグソーパズル! ハンバーガースマッシュ! オバケ鏡が見ている! 不思議の紋章! 悪魔の図書館! 魔のカクテルバー! イライラの悪夢! 石像とボール! 岩かよっ! ゴールドラッシュ! 宝石シャッフル! ポルターガイスト! つり橋ふらふら! 金のコウモリ! モザイクだらけ! パチンコショット! ボーダーライン! 宝石のバランス! ブラック ゴールド! ろうかをかけぬけろ! 高速数字! 何かが写ってる! 4つの宝石! 割り放題の恐怖! 脱出だ! 大脱走! 問題点 ストーリー性が皆無。 「放課後ミステリークラブの面々が洋館から脱出を試みる」という明確なストーリー設定があるにも拘らず、作中におけるストーリー描写がほとんどない。 そもそも、ストーリーモードでイベントが発生するのは「オープニング」「前半部終了」「エンディング」のみ。それ以外の場面は連続でミニゲームを行うだけ。 その数少ないイベントですらも、一枚絵と軽い"あらすじ"のみしか表示されず、どういう状況でストーリーが進んでいるすらも"まとも"に描かれていない。 キャラクターの魅力性も皆無。 放課後ミステリークラブの面々・及び洋館側の妖怪2人のキャラ付け描写が極めて薄く、彼らの魅力が全く感じられない。 「ミステリークラブの面々がどういう心境で行動しているのか?」「妖怪2人が何故襲い掛かってくるのか?」という描写すらも"ほぼ"なく、終始彼らの存在感が空気である。 ミステリークラブの面々がレッド・ブルー・イエローという投げやりネーミングなのも謎。もうちょっと"それっぽい"ネーミングを付けられなかったのか(*1)?レッドは熱血系・ブルーは大食漢という割とありがちな容姿だが、イエローは何故かミステリアスな着物少女という容姿。彼女だけ思いっきり浮いている。 携帯アプリレベルのミニゲーム集。 ストーリー・キャラクター方面においてダメダメな本作だが、肝心のミニゲーム集としての出来もアレすぎる。 どのミニゲームも無料でプレイできる携帯アプリレベルのショボさで、ちょっとプレイしただけでも確実に飽きてくる。 「長くても1分前後、短ければ数秒で終了」というミニゲームばかり。いくらミニゲーム集とはいえ、もうちょっと本格的に作り込むべきだと思うのだが…。 量的にみても、"軽いミニゲームが26種類"しか収録されておらず、相当な物足りなさを覚える。同社リリースの『スカシカシパンマンDS』ですら40種類収録だというのに…。 こういうミニゲーム集にありがちな"難易度のちぐはぐさ"も完備している。特に難易度S全般は「本当にテストプレイしたのか、これ?」と思える程の理不尽な難しさとなっている。 回避不能なバッドフラグ。 ストーリーモードはプレイの結果によってエンディングが変化する。すなわち、悪い結果を出してしまうと、強制的にバッド寄りのフラグが成立してしまう。 プレイしたミニゲームが凡ミスだろうが、容赦なくバッドフラグが確定する。セーブもやり直しもできないのでどうしようもない。 にも拘らず、各ミニゲームのルール説明はたったの一行程度の文章のみで済まされる。ルールを知らないと、ミスする恐れがある。「直感アクション」と言うゲームジャンルは、こういう事を意味しているのだろうか。 旧世代クラスのグラフィック・BGM周り。 グラフィックとBGMはスーパーファミコン時代を彷彿とさせるチープなもの。いくらDSとはいえ、見栄えはあまりよくない。 外観自体はそこまで悪くはないものの、別のミニゲームでも背景・BGM素材が何度も使い回される。 評価点 似た様なミニゲームの使い回しはなく、特色のあるバリエーションを持っている。 ミニゲームモードでは全ミニゲームに5段階の難易度が用意されている。 キャラクターデザインはそれなりに見栄えがいい方 主人公3人の容姿は子供受けしそうなデザインで親しみがある。 妖怪の1人であるキャサリン嬢は「ツインテール・ゾンビ肌・ゴスロリファッション」のマニアックな容姿で萌える。主人公3人よりも登場頻度が多く、彼女の方が主人公じゃないのかと思える。 総評 「魅力なしキャラが登場する空気ストーリーな上に、無料携帯アプリレベルのミニゲーム集だけで4,200円程の金を取る」その姿勢はプレイヤーを馬鹿にしているとしか思えない。
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3214.html
スプラッターハウス 【すぷらったーはうす】 ジャンル アクション 対応機種 アーケード(SYSTEM I) 販売・開発元 ナムコ 稼働開始日 1988年11月 配信 バーチャルコンソール【Wii】2009年5月26日アーケードアーカイブス【Switch】2023年6月22日/838円(税10%込)【PS4】2023年6月22日/837円(税10%込) 判定 良作 ポイント ナムコらしからぬ残虐・暴力表現の数々ホラー映画のイロハを熟知した演出丁寧に作り込まれたストーリー描写伝説になった衝撃の鬱展開ゲームとしては正統派かつ程よいバランス スプラッターハウスシリーズスプラッターハウス/わんぱくグラフィティ/PartII/PartIII/Spllatterhouse スプラッターハウス 概要 ストーリー ゲーム概要 評価点 絶望のなんたるかを思い知らされるストーリー内容(ネタバレ注意) 賛否両論点 問題点 総評 移植 続編・派生作品 余談 概要 これまで『パックマン』や『ゼビウス』『ドルアーガの塔』など主に明るいイメージがあったナムコが、ホラー映画ブームの真っ只中であった80年代に世に放ったホラーACT。 今となっては版権的にやばそうなジェイソン似の仮面を被った主人公が、パンチやキックや凶器で館に蔓延る異形の怪物をなぎ倒しながら突き進む横スクロールアクション。 ステージ構成は全7ステージ。各ステージの最後に待ち構えるボスを倒すことで進んでいく。 ストーリー 超心理学(*1)の権威として有名な人物だったウエスト博士は、「死体蘇生」をテーマに掲げて禁断の研究に没頭し続けた末に、その副産物である異形の怪物に襲われて自ら命を落とし、彼の住んでいた館は怪物が徘徊する恐怖の館と化してしまった。人々はその館を「スプラッターハウス」と呼び習わし、決して近づこうとはしなかった。 大学で超心理学を専攻していた主人公リックとその恋人ジェニファーは、その話に興味を持ってウェスト館の近くへとやってきたが、折悪しく降り始めた豪雨に追われるようにして、館に足を踏み入れてしまう。たちまち怪物たちの魔の手が伸び、リックはなす術もなく打ちのめされ、ジェニファーは館の奥へと連れ去られてしまった。 絶望と共に薄れ行く意識の中、何者かがリックに呼びかける。その声の主は「ヘルマスク」。太古より覇者と共にありし伝説の仮面の精霊であり、身に付けし者に強大な力を授けてきた、人智を超えた存在である。呼びかけに応じてヘルマスクを身につけ超人的な身体能力を得たリックは、忌まわしきスプラッターハウスの奥底へ足を踏み入れる。 ジェニファーを救うべく、長い長い、悪夢の道へと……。 (PCE版の説明書より再構成)(*2) ゲーム概要 残機制・ライフ制併用の半任意スクロール方式の横スクロールアクションゲーム。 回復アイテムが存在しない代りにステージクリアごとにライフが1回復。スコアエクステンドもある。 ライフは初期4~最大5。ライフが0になると戻り復活となる。一部のステージギミックを除き、即死要素はない。 一部落とし穴が配置されてるエリアがあるが、全て下記のルート分岐地点の入り口なので落ちても実害はない。 各ステージは一部を除いて複数エリアから構成され、中には道中のルート分岐が存在するステージもある。ステージのスタートエリアとボス出現エリアはルート分岐があるステージでも共通。 永久パターン防止措置として、長時間画面内に留まっていると画面左側から「触れるとダメージを受ける紫色の霧」が迫ってくる。ボス戦では、飛び越すことがほぼ不可能な「青色の塊」が画面右端からゆっくりと迫って来る。 ジャンプ/攻撃の2ボタン。攻撃はプレイヤーの状況によりパンチ・キック、また横方向のジャンプ中にレバーを自キャラの進行方向の斜め下に入れつつ着地直前に攻撃ボタンを押すことで、パンチ・キック2発分の威力を持つスライディングキックができる。 ジャンプ中に攻撃ボタンを1度押すとジャンプキックに、連打するとパンチに変化する。ジャンプキックを登りで出すと、着地までにスライディングに移行することも可能。 スライディングキックは着地直前に進行方向とは逆方向に向いてコマンド入力する事で逆方向へ出すことが可能(通称「逆スライディング」)。後ろから来る敵の処理に重宝するテクニック。 更に壁に設置された槍や床に落ちている鉈、石、スパナ、斧、角材、散弾銃など、場所ごとのシチュエーションに合うような豊富な種類の武器も用意されている。 ただし、これらの武器は拾ったエリア内限定で、エリア突破時にその場に置いていく。エリアやステージをまたいで持ち越しはできず、また所持した状態でミスした場合も再スタート時にはなくなってしまう。 槍、石、スパナは投擲武器であり一回使うと無くなる。散弾銃には弾数制限がある。 評価点 ストーリーやタイトルから分かる通り、一貫してホラー映画ならではの不気味でおどろおどろしい世界観の演出に徹している。 生理的嫌悪感を催させるほどに練りこまれたドットグラフィックや、不気味さのみでなく一瞬の安堵・焦燥感・悲哀まで、雰囲気に合わせて盛り上げるBGMも好評。特にステージ4から5終盤・エンディングはBGMやよく動くドット絵が相まって屈指の名シーンとなっている。 「ポルターガイスト」や「デッドリースポーン」など有名ホラー映画のオマージュもちりばめられており、ホラー映画マニアであればニヤリとできる演出が多数ある。 キャラクターデザイン及びドットデザインは織田尚氏。氏は後に特撮やホラー映画の特殊メイク・アーティストとして活躍しており、その才能の片鱗が窺える素晴らしいグラフィックとなっている(*3)。 怪物のうめき声、地下水路に反響する音や攻撃時の効果音など、音響による演出もかなり効果的で、ホラー的な雰囲気をより引き立てるスパイスとなっている。 鉈による攻撃時の「スコーン!」というSEは思わず笑ってしまうほど軽く、敵の首が吹っ飛ぶ演出と共に暴力的な手段で敵をぶち倒す爽快感に一役買っている。 それ以外の武器でも倒した際の描写がそれぞれ異なるのも特徴。振り回した角材の一撃で画面奥に吹き飛ばされ壁に叩き付けられる、散弾銃で木端微塵になるなど、敵の倒れ方にも魅せるものがある。 また、残機表示が ホッケーマスク でライフゲージ表示が 心臓 と、細かいところまでこだわり抜かれている。 ホラーな外観とは裏腹に「キャラクターのグラフィックが大きなアクションゲーム」としてはかなりスタンダードなルールと高い完成度を持つ。 基本的にはプレイヤーキャラ側が強めな調整であり、プレイヤー自身の理解と上達が肝要。その上で、何度も繰り返せば自然と上達する程よいバランスを保っている。ボスもパターンがわかれば安定して倒すことが出来る。 ホラー映画のお約束的演出 特定のボス戦では、戦闘に勝利したと思って油断していると思わぬ反撃を食らうというギミックがあるが、それがある種のホラー映画のお約束的シチュエーションをうまく取り込んだものとなっている。 これまたお約束だが「鏡が並べられた廊下を恐る恐る通ると鏡の中から…!」といった、恐怖を煽りつつ大いにプレイヤーをビビらせる演出もお見事。 前述した通り、武器はホラー映画でよくお目にかかるような小道具(鉈・角材・散弾銃・斧など)が中心。リーチの長さと隙の大きさなど一長一短となっており、適材適所に使うこととなる。 終盤に入るとアイテムは一切出現しなくなるが、これはストーリー上の演出によるところが大きい。 スコアランキングにおけるデフォルトのスコア表示が「エントリーネーム="..."」かつ「ステージ1止まり」で統一されているところも意味深。いわゆる「序盤で殺害される名無しのモブキャラ」を表したとも、ステージ1で他の死体に紛れ込み名前の判別ができなくなったとも解釈できる。 スプラッターホラーの世界観を巧みに演出したBGM 本作のBGMはおどろおどろしさ、気持ち悪さ、恐怖感など、ちりばめられたホラー要素が的確に表現されている。 1面ボス戦における「戦闘終了と見せかけて最後のドッキリをくらわす」と言う上述のギミックでは戦闘開始から終了までの間できっちり終わるように尺が計算されている他、2面のボス「ポルターガイスト」においてはダメージを与えるに伴って敵の攻撃パターンが変化していくのに合わせ細かくBGMが変わっていくなど、場面展開に応じた音楽演出も巧みであり、ホラー的雰囲気を効果的に盛り上げている。 バロック調の宗教音楽風ながらアグレッシブで戦闘的な雰囲気を持つ4面ボス戦の曲や、悲壮感と神々しさも併せ持ったラストバトルの曲が特に人気が高い曲である。 絶望のなんたるかを思い知らされるストーリー内容(ネタバレ注意) 本作はACTとして名作であると同時に、世代によっては「欝ゲーの代名詞」とも言える作品でもある。 特にプレイヤーに衝撃を与えたのが、ステージ5のボス戦からである。 + ネタバレにつき、隠し表示 直前のステージ4のボス「イービルクロス」を撃破すると薄暗い教会内が窓から差し込んだ明るい光に照らされ、簡素な祭壇の前でパイプオルガンの讃美歌のようなBGMが流れる。 一瞬穏やかな雰囲気に包まれるが、直後に恐怖感を煽るかのような曲調へと唐突に転調し、それとともに女性の悲鳴が響き渡る。 「まさか今のはジェニファーの悲鳴では…」とプレイヤーに今後の展開への不安を植え付ける演出であるが、その予感は続くステージ5のボス戦にてこの上なく最悪の形で的中することとなる…。 群がる怪物を薙ぎ倒しながら迷路のように複雑な館内を突き進み、ようやくジェニファーと再会したリック。しかし時すでに遅く、彼女は異形の怪物に作り変えられており、ステージ5のボスとして襲い掛かってくる。時折、人間の姿に戻って助けを求めるジェニファーの姿に困惑するリック…。 人外の肉体と化した彼女を救う術があるはずもなく、リックを待ち受けていたのは、最愛の人を救うべく振るってきたその拳で、救うべき最愛の人を葬り去らなければならないという、あまりに皮肉で筆舌に尽くし難い、凄惨な悲劇であった。決着が付いた後、ジェニファーはリックの腕に抱かれながら、異形と化してしまった自分を死をもって救ってくれたことへの感謝と別れの言葉を遺し、塵となって消えてしまう。悲しみに暮れるリックを挑発するかのような怪物たちの態度に、彼の怒りは頂点に達する。 復讐の念に駆られたリックは館の最深部へと突き進み、ウェスト館に蔓延る怪物を生み出す魔性の源「マザー」を討ち滅ぼす。魔性の源たる「マザー」の崩壊と共に炎に包まれ崩壊していく館から脱出したリックが粗末な墓標の前にたどり着くと、突如、ヘルマスクに宿っていた仮面の精が墓の底に封じられていた魔性の怪物に乗り移り、襲い掛かってきた。ヘルマスクは館に迷い込んできたリックに力を貸すとうそぶいて利用していたのだった。全てを奪い去った者たちへの憎悪を込めて、リックは自分を始末しようと目論む「ヘルカオス」を叩き潰す。 戦いの末、ヘルマスクは砕け散り、戦いは終わりを告げる。炎上し崩壊する館を背に呆然と立ち尽くすリックの姿に物悲しいBGMがシンクロされ、悲愴感と寂寥感が漂うエンディングを迎える。そして、スタッフロールが終わると共に画面がゆっくりと下方へスクロールし、暗転したバックに砕け散ったヘルマスクの破片が映し出される。 …と突如、コナゴナになったはずのヘルマスクが元通りに復活。リック、そして感情移入しながら彼を操作してきたプレイヤーを嘲り笑うかのような高笑いを響き渡らせる。そしてENDマークと共にブラックアウト…。 先に進むほど絶望感に押しつぶされる道のりと、その果てに待ち受ける結末は、 前述の巧みな演出と相まってリックを実際に操作してきたプレイヤーの手と心に深く刻み込まれ、 当時のナムコのAC作品に稀有なバッドエンドとして名を残すこととなった。 往年のホラー映画的エッセンスを取り込んだ恐怖演出が前面に押し出されていた序盤・中盤に対し、自身の手でジェニファーを殺めるという最悪の展開を経て迎える終盤は、恋人を奪われたリックの怒りと憎悪の復讐劇へと転換し、「己の拳ひとつで怪物共を抹殺する」というバイオレンス的な雰囲気が強められていく。 それに伴い6面以降は攻撃アイテムが一切出現しない。6面のBGMのドスの効いた曲調もその転換をより強調している。 ステージ6のザコキャラはシャボン玉状の怪物の卵「エッグオバ」と、そこから産声とともに孵化する赤子の姿をした怪物の幼生体「オバ」のみであり、心臓の形状をした館を支える魔力の源であるボスの名称は「マザー」。 人間の胎内を思わせる臓物のような肉壁で覆われた一本道のフィールドを進みつつ「群がる怪物の赤子を潰し、そしてその母体をも自らの拳ひとつで完膚なきまでに叩き潰す」というステージ構成と演出の流れが背徳的な趣を醸しており、リックの心情やエンディングの寂寥感をより一層引き立てる効果的なスパイスとなっている。 本作の演出の特に優れた点として、ファンから賞賛されている部分である。 賛否両論点 それまでの王道的なナムコカラーから逸脱した残虐かつ暴力的なゲーム内容。 ここまでの記述からわかるように、全編にわたって徹底した残虐表現と暴力描写が施されており、これまでのナムコ作品の王道であったカラフルでポップな雰囲気など微塵もない。生身の人間の腐乱死体や白骨化した血まみれの欠損死体が至る所に散乱し、虫の息になりながら惨たらしく蠢く犠牲者などがひしめく壮絶な背景や、肉塊を突き破って出現する巨大ヒル、崩れた胎児のようなザコ敵といった敵キャラやボスキャラの描写など、生理的嫌悪感・不快感を覚えさせる描写に事欠かない。タイトルに恥じぬ力の入れようは大いに評価できるのだが、そういった描写が苦手な人や子どもがプレイするには刺激が強すぎる物となっている。 元より、ホラー映画(特に本作の内容のようなスプラッター系)がブームとなっていた時代に作られているため、ホラー映画ファンのゲーマーを意識した作風と言える。また、この手の血なまぐさいホラー映画がお茶の間で平然と放映されていたりと、コンプライアンスが叫ばれることもなく規制が緩い時代でもあった。 いずれにせよ、こうした残虐表現をふんだんに使ったゲームが国内のゲーセンで一般向けに稼動していたという事実は、規制が今よりも緩かったことを考慮しても異例ではある。後のナムコの作品群においても暴力性や恐怖演出が含まれる作品は散見されるが、本作ほど生々しく猟奇的な傾向に注力した作品は皆無といっていい。(*4) 問題点 ステージ6のみランダム性が強いため、その他のステージと違ってパターン化がしにくく、中間ポイントもないため若干難しい。 素手攻撃の際、秒間8~10連射程度に限り攻撃判定が消失する。パンチの伸び切ったグラフィックが表示されていないので見た目通り攻撃が当たらない状態になる。 インストラクションカードのスライディングキックの説明に誤りがあり「着地寸前でレバーを下に入れてアタックボタン」と記入されてるが、実際はゲーム概要で触れた通り自キャラが向いてる方向の斜め下に入れないと発動できない。 また、斜め下へレバーを入れ始めるタイミングも「横方向のジャンプ」「着地直前に攻撃ボタン」を満たしていればジャンプ直後からレバー入力しっぱなしでも成立する。 総評 スプラッターホラーをゲームという土壌で描き切きったことにより「自分自身で暴力を演出できる」という、当時のアーケードゲームとしては非常にセンセーショナルな作品であり、ナムコ作品としても異例の1作として、本作は強いインパクトとともに名を遺した。 ゲームとしては上達も目に見えて分かるバランスの良さを備えると共に、個性的な敵やワナの配置をかいくぐる楽しさに加え、プレイヤーの心理をくすぐる演出もあっていろんな意味で飽きさせない。 台詞やムービーに頼らず、ゲームならではの手法で物語を演出しきったスタッフの手腕も素晴らしく、名作としての素質を十分に備えている。 当時のユーザーからも概ね好評を得ており、現在に至るまで変わらずに一定の評価があることからもそのことが窺えるだろう。 海外でも高い評価を得ており、20年以上経った今でも多くのファンに愛されている。 移植 『スプラッターハウス』(LCDゲーム版 発売日:1988年) バリエより発売。3階層に分かれた館を登っていき、最後に控えているピギーマンを倒すことでクリアとなる。 『スプラッターハウス』(PCエンジン版 発売日:1990年4月3日/海外版(TG16):1990年4月21日) ナムコより1990年4月3日発売。PCEはFCより規制が緩かった為、一部に表現の緩和・削除といった変更点は存在するが、比較的アーケード版に近い移植となっている。背景の惨殺死体や蠢く犠牲者が削除されたり、ステージ1道中名物ともいえる鉈が削除されたことで敵の切断描写を発生させる手段が無くなるなど、一部の残虐表現がマイルド化されている。ステージクリア後の体力回復値の増加(といっても1つだったのが2つに増えただけだが)、無敵時間の延長など、難易度は若干下がっている。 ゲーム中のボイスは無くなり、BGMの曲数の減少(*5)と、ステージ開始時のアイキャッチ、オープニングデモ、エンディングデモの簡略化、ネームエントリーの削除など変更点が多い。 本作では鉈が削除された代わりに、ステージ4ボス・イービルクロス戦専用の武器であった斧と入れ替える形で色違いの「黄金の鉈」が追加されている。 海外版ではさらに、ヘルマスクの外観が変更される、キリスト教を連想させる描写の削除やそれに伴うボスグラフィックの差し替え(*6)(*7)、一部エフェクトの変更など、新たに変更が施されている。 『スプラッターハウス』(FM TOWNS版 発売日:1992年6月1日) ビングより発売。本体の性能の高さもあり、下記のWin版発売まで細かい仕様やバグも含め最もアーケード版に近い移植版であった。 『スプラッターハウス』(Win版 発売日(ULTRA):2003年11月20日/(遊遊):2004年4月9日) メディアカイトより2003年に発売。ほぼ完全移植。なつかしのゲーム移植『ULTRAシリーズ』の1作としてリリースされ廉価版も発売された。 後に同じくメディアカイトより上記シリーズの廉価版『遊遊シリーズ』にて2004年に再版された。 初期版ではBGMに不具合(モノラル出力になっている)があり、公式ページで差し替え用のWAVファイルが配布されていたが現在サポートは終了している(またメーカーが倒産している)。またいずれの版もBGMの音質が低くノイズが入っている。 『スプラッターハウス』(Wii バーチャルコンソール 配信日:(PCE): 2007年7月3日/(AC):2009年5月26日) 『スプラッターハウス』(PS3/Vita,/PSP -ゲームアーカイブス 配信日:2011年07月06日 ) Wiiのバーチャルコンソール及びバーチャルコンソールアーケード、ゲームアーカイブスでの配信。ゲームアーカイブス版はPCエンジン版のみ配信。 Wii版はサービス終了に伴いダウンロード不可。 『ナムコミュージアム』(Nintendo Switch 発売日 2017年7月28日 ) ナムコアーケードゲームのオムニバスソフトシリーズの最新作。アーケード版の完全移植を実現。 『アーケードアーカイブス スプラッターハウス』(PlayStation4/Nintendo Switch 配信日 2023年6月22日 ) ハムスターより配信。こちらもアーケード版の完全移植となっている。 続編・派生作品 『スプラッターハウス わんぱくグラフィティ』(FC 1989年7月31日発売 開発 ナムコ/ナウプロダクション) ご覧の通り『わんぱくグラフィティ』というサブタイトルがつき内容が大きくかけ離れた作品となっているが、「主人公はリック・ヒロインはジェニファー」という点は共通している。 残酷表現に対する規制が厳しかったことや、ハードそのものの制約も絡んだためか、キャラクターとグラフィックがコミカルタッチになり、残虐描写が除かれてアクションも簡潔化された「オリジナルとは別物の低年齢層向け作品」になっている。 とはいえ、ファミコンというハードとして見れば、おどろおどろしく不気味な雰囲気を醸し出すグラフィック描写やBGMの質は高水準で、単体のゲームとしては全く問題無く楽しめる出来である。 こちらは様々なホラー映画をパロディ化した演出が特徴で、ボスキャラの大部分が有名なホラー映画の怪物をパロったもの。ホラー映画ファンならニヤリとすることだろう。 本家とは別物とみなされがちだが、実は原作と意外な形でつながっている。詳細はリンク先参照。 『スプラッターハウス PartII』(GENESIS/MD 1992年8月4日発売 開発 ナウプロダクション) AC版から3か月後を舞台とするオリジナルの続編。アーケード市場の縮小と作品人気の高い海外を視野に入れ、当時シェアをSNES(海外版SFC)と二分していたGENESIS(海外版メガドライブ)向けにリリースされた。後に最終作ともどもメガドライブ版も販売された。 再び姿を現したヘルマスクに「ジェニファーを救う方法がある」と唆されたリックが、ヘルマスクの力を借り、復活の秘技が眠る隠された館を求めて化物と戦う。 クトゥルフ神話の要素を取り入れたダークファンタジー的な趣が強いシナリオとなっており、最終的にはジェニファーを生きた状態で無事救い出す結末となっている。シナリオ上ではヘルマスクとは表向きには最後まで敵対せず協力関係が続くが、エンディング時のヘルマスクのセリフが続編を暗示する内容となっており、更にスタッフロール後の演出が初代に似て後味が悪いものとなっている。 こちらもWiiのバーチャルコンソールにて配信された。(配信終了) また、2022年10月27日発売のメガドライブミニ2に収録された。 『スプラッターハウス PartIII』(GENESIS/MD 1993年3月19日発売 開発 ナウプロダクション) 『PartII』から5年後を舞台とする続編かつシリーズ最終作。恐るべき魔性の存在の復活を狙う者たちの暗躍によりスプラッターハウスと化した自宅マンションを舞台に、ジェニファー、そして彼女との間に生まれた息子デイビットを救うため、三度ヘルマスクの力を借りたリックの激闘が展開される。 過去作と比べてゲーム性が大きく変わっており、『ファイナルファイト』のようなベルトスクロールアクションになっている。 随所でストーリーの展開がテキストにて表示されるが、ローカライズ話されておらず表記は全て英語。 また、本作はマルチエンディング制を採用しており、各ステージに設定された規定タイム内にクリアできたかどうかにより、エンディングが全4種類(*8)に分岐する。 『Spllatterhouse』(PS3/360 2010年11月23日発売 開発 BottleRocket/Bandai Namco Entertainment) 北米と欧州でのみ発売された3D化によるフルリメイク作品。内容的には、初代をベースに続編の要素も取り入れたリブート的な作品となっており、原作三部作とは関連のない独立した作品となっている。 特筆すべきは凄まじいまでのゴア表現(*9)で、発売された地域でももれなく最上級レベルのレーティング制限(*10)を受けている。また、これらの表現がCERO Z(18歳以上のみ対象)であってもレーティングがクリアできないと判断されたため日本未発売となっている(*11)。また、ドイツでも当初は発売が予定されていたが、日本と同様本作のゴア表現がUSK(*12)のレーティングをクリアできないという理由により発売中止となった。 特典として原作三部作が丸々収録されており、ゲームを進めるごとに開放されていく。 ちなみに当初は海外外注での開発だったが、開発の著しい遅延と開発を請け負っていたBottleRocketの資金難によりスタジオが閉鎖されたため、2009年初頭にバンダイナムコの内部開発チーム(*13)が引継ぐことになった(*14)。 余談 バーチャルコンソール以降の移植版ではCEROによる対象年齢審査を受けているが、AC版・PCE版ともに特に表現の修正や書き換えがないにも拘らずレーティングはなんと12歳以上対象である。 上記リメイク作のように、近年の作品では3Dグラフィックを利用したよりリアルな残虐表現が散見されるようになったという背景もあるのかもしれないが、これだけの残虐表現が入っているのにもかかわらず対象年齢が12歳以上で済んでいるというのはやはり異例といえる(*15)。 作中のジェニファーの声は実は「開発チームの男性スタッフの声」(*16)に機械処理を施したものである。 実際のホラー映画などでも、男性に悲鳴を上げさせて録音した物を高速再生することで、女性の悲鳴の音源として使用する手法が古くから使われている。本物の女性の悲鳴よりも音声に厚みが増すとされている。 ステージ5の分岐ルートの選択次第では、2種類のゾンビ「リバイバルデッド」を操ってリックに差し向ける「マスターデッド」という敵キャラと対峙することになる(*17)が、倒されたリバイバルデッドを復活させる彼の呪文ボイスが、歌手・和田アキ子の若かりし頃の持ち歌「古い日記」のサビのフレーズと掛け声に聞こえるという空耳ネタが定着している。 ちなみにこの空耳ネタについてはFM TOWNS版の説明書の末尾に記載されているスタッフコメントでも言及されており「[実際の歌詞のフレーズ]~って言ってるそうですよ~」と記載されているのだが、実際の音声収録でこの通りに発声していたのかどうかは不明。 2023年6月22日のアーケードアーカイバーにてサウンドを担当したKawagenこと川元義徳氏が出演した際、このマスターデッドのセリフの空耳について、「(企画担当の)早川さんが来て、この声は呪文だから「"アンノンコローワ!"って呪文を唱えてから、ハッ!って攻撃する」っていうのを聞いて・・・「じゃあ、録音しましょうか」となった(*18)」とのこと。 海外では本作の2年前に、本作とはまた違ったベクトルの残虐表現を含んだガンシュー『Chiller』が稼働している。詳細は割愛するが、かなり悪趣味な領域につっこんだ内容であり、あまりの酷さに納入拒否する店も多かったらしい。 規制が強まりゲーセンの存在がファミリー層にも浸透した今となっては、本作含めこのようなゲームが作られることも受け入れられる余地もないだろうが、裏を返せばいかに当時がおおらかな時代であったか、そしてゲーセンそのものがアングラ的な存在であったかの証といえるかもしれない。 PCエンジン版はテレビCMも放映された。 わずか15秒の映像だが、ホラー映画のエッセンスともの悲しいエンディングBGMの透明感あるアレンジ曲がマッチしており、見る人の恐怖心を煽り立てる完成度の高いCMとして話題になった。 バンダイナムコスタジオ制作のYouTube番組「ナムコミュージアムオブアート」第6回で本作が取り上げられた。 それによると、あまりもの企画のダークさに社内プレゼンの場の空気が冷ややかになったそうだが、当時社長であった中村雅哉氏は企画者の水野一実氏に「もっとやっちゃえ」と耳打ちして激励の言葉をかけたという。 また、2010年のリメイク版発売前の2003年頃にも、国内でのリメイクの企画が持ち上がっていたものの結局実現には至らなかったという。
https://w.atwiki.jp/mystery2ch/pages/36.html
2010年11月5日作成 最終更新:2010年12月2日 ミステリー板 1日のレス数 ミステリーの勢い履歴一覧 (日単位) 括弧内の数字は全板のレスに占めるミステリー板のパーセンテージです。 「ミステリー板@wiki」開設日から1ヶ月分の、ミステリー板の1日のレス数のデータ。 ミステリー板の勢い履歴 - 2ちゃんねるの勢いランキング READ2CHより。 2010年10月06日(水) 415 res(0.02%) 418 rank 2010年10月07日(木) 389 res(0.02%) 421 rank 2010年10月08日(金) 320 res(0.02%) 480 rank 2010年10月09日(土) 386 res(0.02%) 434 rank 2010年10月10日(日) 419 res(0.02%) 437 rank 2010年10月11日(月) 401 res(0.02%) 434 rank 2010年10月12日(火) 279 res(0.01%) 483 rank 2010年10月13日(水) 386 res(0.02%) 446 rank 2010年10月14日(木) 308 res(0.01%) 464 rank 2010年10月15日(金) 389 res(0.02%) 439 rank 2010年10月16日(土) 350 res(0.01%) 458 rank 2010年10月17日(日) 244 res(0.01%) 464 rank 2010年10月18日(月) 257 res(0.01%) 472 rank 2010年10月19日(火) 250 res(0.01%) 486 rank 2010年10月20日(水) 261 res(0.01%) 472 rank 2010年10月21日(木) 295 res(0.01%) 472 rank 2010年10月22日(金) 373 res(0.02%) 434 rank 2010年10月23日(土) 418 res(0.02%) 426 rank 2010年10月24日(日) 438 res(0.02%) 423 rank 2010年10月25日(月) 315 res(0.02%) 459 rank 2010年10月26日(火) 421 res(0.02%) 423 rank 2010年10月27日(水) 370 res(0.02%) 439 rank 2010年10月28日(木) 381 res(0.02%) 441 rank 2010年10月29日(金) 311 res(0.02%) 431 rank 2010年10月30日(土) 2010年10月31日(日) 403 res(0.02%) 437 rank 2010年11月01日(月) 327 res(0.02%) 466 rank 2010年11月02日(火) 441 res(0.02%) 420 rank 2010年11月03日(水) 437 res(0.02%) 427 rank 2010年11月04日(木) 340 res(0.02%) 449 rank 2010年11月05日(金) 399 res(0.02%) 429 rank 2010年11月06日(土) 392 res(0.01%) 438 rank 2010年11月07日(日) 348 res(0.01%) 457 rank 2010年11月08日(月) 311 res(0.01%) 463 rank 2010年11月09日(火) 250 res(0.01%) 497 rank 2010年11月10日(水) 337 res(0.02%) 453 rank 2010年11月11日(木) 449 res(0.02%) 423 rank 2010年11月12日(金) 465 res(0.02%) 408 rank 2010年11月13日(土) 319 res(0.01%) 472 rank 2010年11月14日(日) 479 res(0.02%) 419 rank 2010年11月15日(月) 364 res(0.02%) 414 rank 2010年11月16日(火) 373 res(0.02%) 397 rank 2010年11月17日(水) 358 res(0.02%) 405 rank 2010年11月18日(木) 297 res(0.02%) 426 rank 2010年11月19日(金) 261 res(0.01%) 438 rank 2010年11月20日(土) 351 res(0.02%) 419 rank 2010年11月21日(日) 405 res(0.02%) 398 rank 2010年11月22日(月) 221 res(0.01%) 471 rank 2010年11月23日(火) 242 res(0.01%) 451 rank 2010年11月24日(水) 2010年11月25日(木) 184 res(0.01%) 465 rank 2010年11月26日(金) 191 res(0.01%) 461 rank 2010年11月27日(土) 196 res(0.01%) 463 rank 2010年11月28日(日) 259 res(0.01%) 430 rank 2010年11月29日(月) 224 res(0.01%) 449 rank 2010年11月30日(火) 270 res(0.02%) 416 rank 2010年12月01日(水) 268 res(0.02%) 415 rank
https://w.atwiki.jp/yokohama_rg/pages/29.html
日時 2012年9月7日(金) 場所 横浜駅近郊の某所 参加人数 20人 課題書 「スイート・ホーム殺人事件」クレイグ・ライス/羽田詩津子訳 ハヤカワミステリ文庫 告知 翻訳ミステリー大賞シンジケートのHP内に掲載された告知ページです。 こちら(外部リンク) レポート +クリックで表示 読書会参加者のレポートを紹介します。未読の方はご注意ください。 ・岡本のレポート +クリックで表示 およそ半年振りの開催となった横浜読書会。 新規に参加していただいた方々を含め、20人で開催しました。 課題書は『スイート・ホーム殺人事件』です。 カーステアズ家の3姉弟が、作家で独り身の母親のために殺人事件の捜査に乗り出し、警察を上手に引っ掻き回しながら事件の真相に近づいていくというお話。 ドタバタ劇あり、笑いあり涙あり(?)、個性的なキャラクターが数多く登場するクレイグ・ライスの一級ユーモアミステリーです。 今回は20人という大人数での開催となったため、横浜読書会初となるグループディスカッションに挑戦することにしました。 グループは物語の主人公であるカーステアズ家の愉快な3姉弟にちなんで、「ダイナ班」「エイプリル班」「アーチー班」の3つに分かれることに。 参加された皆さんには受付時にくじを引いてもらい、それぞれの班の席についていただきます。 皆さん、お気に入りのキャラクターのグループに入れましたか? 19時に読書会スタート。参加者の皆さんの顔ぶれは、「ライス大好き!」な方から「ユーモアミステリーはあまり読まない……」という方までさまざま。 はじめのうちは静かだった会場も、時間の経過とともに笑い声が飛び交うようになりました。 それでは、各班でどんな話題が出たかを振り返ってみましょう。 ◆末弟・アーチー班◆ ――あまりミステリーを読まない自分でも楽しめた。 ――新訳のおかげで読みやすく、古さを感じさせない。 ――これ以上子どもたちの年齢が高くなると、可愛げがなくなるよね……。 ――登場人物が覚えにくい。 ――この作品の新訳を出した理由は何だろう? ――ところどころに出てくる食事がとっても美味しそう。 ――脇役ではオヘア部長刑事が良い味を出してる! ――この時代だから描けた物語だね。 ――ライスの他の作品の復刊(新訳)を切望する! ◆次姉・エイプリル班◆ ――読みやすい楽しい物語で、ほのぼの系ミステリーは初めてだったけど楽しめた。 ――昔は子ども目線で読んでいたが、いまは母親(大人)目線で読むことができて、それはそれで面白かった。 ――お母さんがバンバン煙草を吸っていたり、子どもたちだけで出歩いたりと、今ならありえないディテールがいろいろ。 ――登場人物が多くて少し混乱した。 ――美味しそうな料理がたくさん出てきて、戦争中の話なのに、当時の日本との差を改めて感じた。 ――死亡推定時刻の曖昧さ、犯行現場を荒らしまくる子どもたちなど、ミステリー面ではつっこみどころが満載なのに、キャラクターの魅力でついつい読み進んでしまった。 ――娘がストリップクラブで働いていることが脅迫のネタになるところにも時代を感じた。 ――子どもならではの不便さ(お金がないことなど)と便利さ(泣いたふり)を効果的に使っているところが面白かった。 ――作者(ライス)が我が子に読ませたい作品を書いたのではないか? ◆長姉・ダイナ班◆ ――警察が無能すぎる。ありえない。 ――ユーモアミステリーの被害者って、殺されて当然な人が多いよね。この作品だってそう。 ――キャラクター小説として読めたが、ミステリとしては不完全燃焼。 ――ユーモアミステリーは初めて読んだけど、印象と違って事件が複雑だった。 ――ライスの本は何冊か読んだけど、ダレてくると誘拐を投入するきらいがある。 ――楽しかったけど、ガチャガチャした印象が強く残ってしまった。この作品は「コージーミステリー」になるのか? ――アーチーが紫陽花の花束を渡すシーンは、何度読んでも泣きそうになる。 ――ミステリーとして読んじゃいけない気がする。 ――ライスのミステリーは雰囲気重視。2回目3回目で病みつきになる。まさに「くさや」のようなミステリーだ! ……などなど、班ごとに色々な話題が出たようです(ダイナ班の意見が若干厳しい?)。 ざっと意見を見渡してみると、やはり「ミステリーとして読むと細部に無理がある」という意見が目立ちます。 しかし作品全体を取り巻く「仲良し家族のほのぼのとした空気」が印象に残った方も多かったようです。 食事のシーンなんて特に、美味しそうなものがたくさん出てきますものね。 さて、その後は各班でどんな話題が出たのかを発表し、気になった部分を全体で議論する時間となりました。 まずは新訳と旧訳の違いについての話題。ちなみに、ほとんどの参加者の皆さんが読んだのは新訳版です。 以下は当日配布した資料に記載した内容と同じものですが、新旧訳で異なる部分をいくつかピックアップしてみます。 (旧訳)「あんたおじゃがをかけやしなかったじゃないか」アーチーがいいました。「おじゃがをかけたのはダイナだい」「ダイナがおじゃがをかける時間じゃないかと思って、あたしは見にいったの」 (新訳)「あんたはじゃがいもの火をつけなかっただろ」アーチーがいった。「ダイナが火をつけたんだよ」「ダイナがオーブンの火をつける時間かどうか見に行ったのよ」 (旧訳)ルークの店のクリーム・ソーダは、ホイップ・クリームをかけずに、チョコレートでなくても、二十五セントです。チョコレートにホイップ・クリームをかけると―― (新訳)<ルークの店>のミルクセーキはホイップクリームなしで、チョコレート味でなくても二十五セントだ。チョコレート味のホイップクリームつきだと―― これについては、 ――旧訳はやはり言葉使いが古い。新訳のほうが読みやすい。 とか、 ――旧訳は地の文が『です・ます』調だから、童話のような雰囲気が強くなっている気がする。 といった意見が出ました。 新旧の訳を読み比べてみるのも面白いかもしれませんね。 続いて、劇中で子どもたちが暗号の代わりに使う「タット王アルファベット」について。 「タット王アルファベット」とは、「文字の後ろに母音が同じカ行の音をくっつける」言葉遊びのことです。 例文を挙げると、 「ダガ・イキ・ジョコ・ブク?」→「だいじょぶ?」 「キキ・ヨコ・ウク・ケケ・ンク!!」→「崎陽軒!!」 となります。 実はこの「タット王アルファベット」、クレイグ・ライスの創作だと思っていた方が何人かいました(私もその1人……)。 「子どもの頃にこれで遊んでいたよ」 という方のお話を聞いて、世代によって(?)また違った読み方ができる作品なのだなと再認識しました。 その他にもさまざまな意見が出ましたが、そこはお約束。 気付けばあっという間に時間は過ぎてしまい、21時にお開きとなりました。 そこから会場近くの居酒屋に移動して、二次会がスタート。 こちらもたくさんの方に参加していただきました。 読書会で語り尽くせなかった話の続きをしたり、最近どんな本が面白かったかを教えあったり。 夜遅くまで続いたにも関わらず、楽しい議論が続いたのちに散会となりました。 こうして第3回横浜読書会は終了。 今後の課題もたくさん見つかりましたが、何とか無事に終わることが……でき…… ……ハッ! ここで運営側の痛恨のミスが発覚。こりゃあまずい。 「写真撮るの忘れてた……」 ※ ※ ※ 最後になりましたが、世話人の方々、名札を作成してくれたDさん、くじを作成してくれたTさん、受付を担当してくれたIさん、素敵な差し入れをくださったHさんに感謝を。 そして何よりも、当日参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。 ・カエルさんのレポート おまけ 翻訳ミステリー大賞シンジケートのHP内に掲載された、第2回~第3回までの期間の活動報告です。 こちら(外部リンク) →第4回「都市と都市」 ←第2回「ローラ・フェイとの最後の会話」
https://w.atwiki.jp/ychyta/pages/47.html
・遺跡とキノコのミステリー アデルと会話称号:呼び出された者 ゲイツと会話称号:呼び出された者→イール遺跡特別調査員 イール新遺跡で流れのきこりと会話称号:イール遺跡特別調査員→困惑の調査員 マロリーと会話称号:困惑の調査員→謎に迫る調査員 うるさい鍵石から順番にメモを手に入れる イール新遺跡2層 管理ペトロと会話 なぞなぞマッシュと会話(答えはサミュエル・イン・グリーン) 管理ペトロと会話 3層で流れのきこりと会話 黒服と戦闘称号:謎に迫る調査員→謎を解いた調査員(ヴェーン文書) トカマク現る 詰め所でアデルに報告 ゲイツに報告称号:謎を解いた調査員→伝説の先駆者 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kimacasi/pages/78.html
節分アイテム獲得期間:2月9日10日まで ミステリーボックス解法:2月16日23日まで ※イベント期間中2回しか開催予定がないため、ミステリーボックス解法に必要なアイテムの数を変更します。 変更前 ノーマルミステリーボックス→マメ10個or恵方巻き1個 プレミアムミステリーボックス→恵方巻き5個orオニのお面1個 変更後 ノーマルミステリーボックス→マメ5個or恵方巻き1個 プレミアムミステリーボックス→恵方巻き3個orオニのお面1個
https://w.atwiki.jp/eroge_taisen/pages/97.html
カレーハウス サプナ 座標 N15 (ゆずSoft) Lv 15-26 階数 37F ボーナス 2600gold モンスター一覧 スケルトンロード 戦隊ヒーローの魂 ダークマター 悪魔の魂 吸血蝙蝠 巨人兵 ヘルハウンド 古代龍 延期を告げるもの アイテム一覧 刀 ブロードソード ダンシングソード ダンシングソード改 ハンティングナイフ ブレイカー オリハルコンのダガー 卑猥ロッド? エンジェルブック ひとなつのヘルム 君を仰ぎ乙女は姫にヘルム ヘビーメイル ひとなつのハット サイレントスーツ のーぶる☆わーくすハット ひとなつのヘアバンド トリップローブ のーぶる☆わーくすヘアバンド キャストローブ スパイラルローブ エンシャントコート のーぶる☆わーくすティアラ エンジェルコート アキバTシャツ
https://w.atwiki.jp/makarusnap/pages/253.html
トップページ カードリスト(コスト2) 《ミステリオ》 《ミステリオ》 基本情報 カード名 ミステリオ※対戦中は「ミステリオ?」 コスト/パワー 2/4 テキスト①※ このカードのプレイ時、他の各ロケーションにイリュージョンをプレイする。ゲーム終了時まで、このカードの正体を隠しイリュージョンとして扱う。 テキスト②※ どれが本物のミステリオかな?本物のパワーは4だ。 収録シリーズ シリーズ3 ※手札またはデッキにある時のテキストは① ※一度プレイされるとテキストが②に変わる 特徴 プレイされたとき、他のロケーションに、自身の「ニセモノ」となる《イリュージョン》をプレイします。 「プレイする」という部分が重要です。例えば、このカードが《ヒット・モンキー》と同じターンにプレイされ、《イリュージョン》2枚を伴ってロケーションへ出た場合、《ヒット・モンキー》のパワーを「3枚ぶん」増やせます。 この効果は公開時効果ではありません。《コスモ》や【ノーウェア】による効果の封じ込めはできません。 《アブソービングマン》による効果テキストのコピーはできません。これは特に間違えやすいので要注意です。 ロケーションへ出ている《ミステリオ》と《イリュージョン》は、《ミステリオ》を出した側のみ識別できます。カードから緑の渦巻きが出ていない個体は《ミステリオ》、緑の渦巻きが出ている個体は《イリュージョン》です。 登場最初期は、ロケーションへ出ているカードを直接タップして識別できましたが、現在はこの方法では識別できなくなっています。 《イリュージョン》をプレイする効果は、《ミステリオ》1枚につき「ゲーム中に1回だけ」使うことができます。《ミステリオ》がプレイされると、その効果テキストが自動的に書き換わり、《イリュージョン》をプレイする効果は使えなくなります。 《ミステリオ?》状態 《ミステリオ》本体と、本体によって作り出された《イリュージョン》は、最終ターンが終了するまでの間、カード名が「ミステリオ?」に変わっています。 《ミステリオ》と《イリュージョン》は、その名前が「ミステリオ?」である間、両方とも「コスト2・基礎パワー0の効果なしカード」として扱います。この状態で《パトリオット》の永続効果が作用すると、最終ターンが終わるまでは両方とも《パトリオット》によりパワーが増えていますが、最終ターンの終了後、正体の判明した《ミステリオ》だけパワーが元に戻ります。 《ミステリオ?》状態のカードは、それぞれが異なるカードとして区別されます。ロケーションの自分側へ出ている《ミステリオ?》は、自分の《モッキンバード》のコストを軽減します。 特殊な状況について ▶︎《イリュージョン》が出ない状況 プレイされなかった《ミステリオ》からは《イリュージョン》が出ません。例えば、【量子トンネル】へカードをプレイし、それが《ミステリオ》に入れ替わった場合、《イリュージョン》は出ません。 ▶︎《イリュージョン》は「プレイされる」 《イリュージョン》は《ミステリオ》によってプレイされるカードです。「プレイされる」という特性上、「カードをプレイできない」ロケーションには《イリュージョン》が出ません。 「カードがプレイされた時に発動する」効果は、一部のロケーション効果を除き、《ミステリオ》をプレイした場合だけではなく、《イリュージョン》が出た場合にも誘発できます。より詳しい仕様については《イリュージョン》のページもご参照ください。 アップデート履歴 2022/10/18 ・初期カード(シリーズ3)として実装されました。 2022/11/29 ・基礎パワーが「5→4」に変更されました。 ▶︎カードリストへ戻る カードリスト(コスト1以下) カードリスト(コスト2) カードリスト(コスト3) カードリスト(コスト4) カードリスト(コスト5) カードリスト(コスト6以上) ▶︎トップページへ戻る
https://w.atwiki.jp/qma5kentei/pages/299.html
ミステリー&サスペンス検定 ○× 四択 連想 並べ替え 四文字 スロット タイピング ビジュアル 線結び 一問多答 順番当て