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頭 体 手 足 青字 元のペルソナ 赤字 落とす悪魔 頭 名前 装備キャラ 防御力 回避 効果 入手方法 QQメット 全員 4 1 ¥2700/御影総合病院/ゾンビさん ヘッドギア 全員 5 3 ¥4500/ボクシング部室 シャドウマスク 男性 8 2 C 2000 アイアンパンプキン 全員 9 9 ジャックランタン かぜよみのかぶと 女性 20 3 ¥7500 パレードヘルム 全員 15 12 ¥12800 あかつきのかぶと 女性 18 17 ¥16000 エギルのかぶと 男性 30 8 ウルスラグナ ヤクトヘルム 男性 32 10 ¥27000 シュツルムヘルム 女性 35 10 ¥28800 体 名前 装備キャラ 防御力 回避 効果 入手方法 がくせいふく 全員 8 2 ¥5400/初期装備 スペクトラベスト 全員 9 6 ¥9000 ステルススーツ 男性 15 5 C 3000 TAC-V2 全員 25 13 ¥13500 こんじきのよろい 女性 30 12 ¥19500 パレードアーマー 全員 30 15 ¥31200 あかつきのよろい 女性 33 30 ¥34400 ヤクトアーマー 男性 62 21 ¥54000 シュツルムアーマー 女性 65 23 ¥57600 手 名前 装備キャラ 防御力 回避 効果 入手方法 アームガード 全員 2 1 ¥2400/フェンシング部室/ノッカー チタニウムガード 全員 3 2 ¥3900 ダークガード 男性 4 3 C 1200 ジャミングガード 全員 8 6 ¥5400 はまがりのこて 女性 10 9 ¥6900 パレードガード 全員 13 11 ¥12000 あかつきのこて 女性 18 16 ¥14800 らいめいのこて 男性 25 14 マルドゥーク ヤクトガード 男性 29 14 ¥25200 シュツルムガード 女性 30 15 ¥24000 足 名前 装備キャラ 防御力 回避 効果 入手方法 かわぐつ 全員 2 2 ¥1800/初期装備 トウシューズ 全員 1 5 ¥3000/バレエ部室 ブラックシューズ 男性 3 7 C 1000 ハイパーフォックス 全員 10 5 ¥4500 すずなりのぐそく 女性 11 8 ¥6300 パレードブーツ 全員 12 11 ¥10800 あかつきのぐそく 女性 19 14 ¥14000 ヴィーザルのくつ 男性 20 16 ヘルモーズ ビャッコのぐそく 全員 25 15 ビャッコ ヤクトレッグ 男性 30 12 ¥21600 シュツルムレッグ 女性 33 13 ¥21600
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五十音順(TV:2000~2017年) へ - (U-NEXT) (dアニメ) (DMM TV) (バンダイ) (アニメタイムズ) (BD化) ベイビーステップ FHD HD HD FHD ベイブレードバースト 神 FHD ヘヴィーオブジェクト SD SD SD へうげもの FHD SD FHD FHD ぺとぺとさん SD ヘボット! HD ヘルシング Hellsing べるぜバブ FHD HD FHD ベルセルク (第一期) FHD HD FHD FHD ベルセルク (第二期) FHD HD FHD FHD ペルソナ PERSONA trinity soul SD SD ペルソナ4 P4 Persona4the ANIMATION [1期] FHD SD HD HD ペルソナ4 Persona4the Golden ANIMATION [2期] HD SD HD HD ベントー 変態王子と笑わない猫。 SD SD FHD SD 変態生理ゼミナール 変ゼミ FHD HD HD SD:480p / HD:720p / FHD:1080p or i / 空欄:「配信無し/レンタル」or「未確認」 ※一度でも見放題に登録された作品はそのままデータ保持 [Blu-ray化] △:ハイレートSD or 残念画質 / ○:HD or 高性能HDアプコン [コピペ用] SD SD HD HD FHD FHD 名前 コメント
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こづかりょうた アトラスに所属しているゲーム音楽作曲家。喜多條敦志氏に次いで2008年にアトラスに入社した若手の作曲家。 ハウスクラブ系の音楽を得意としており、入社当初はリメイク版ペルソナシリーズ等の新曲・編曲を担当していることが多かった。 2013年発売の真・女神転生シリーズの『真・女神転生IV』では初のメインコンポーザーを任されている。 さらに次回作の『真・女神転生V』でもメインコンポーザーを担当。真・女神転生シリーズではペルソナシリーズとは違い無国籍的なサウンドを制作している。 ちなみに好きなゲームは『ファイナルファンタジーVI』や『タクティクスオウガ』で、好きなゲーム音楽は『ゼノギアス』と『Rez』とのこと。 アトラスのゲームで思い入れがあるのは『デビルサマナー ソウルハッカーズ』で、このゲームの雰囲気に強い影響を受けたという。 作曲作品の一例 ペルソナシリーズPersona (編曲) PERSONA2罪 ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト ペルソナ3 リロード(エピソードアイギス op、戦闘曲) ペルソナ4 (“ジュネスのテーマ”を作曲) ペルソナ4 ダンシング・オールナイト ペルソナ5 ペルソナ5 ダンシング・スターナイト デビルサバイバーシリーズデビルサバイバー オーバークロック デビルサバイバー2 デビルサマナー ソウルハッカーズ(3DS版追加曲) HOSPITAL. 6人の医師 真・女神転生シリーズ真・女神転生IV 真・女神転生IV FINAL 真・女神転生V グローランサーIV オーバーリローデッド 代表的な曲 Battle - b2 (真・女神転生IV) 東京 (真・女神転生IV) Battle - a2 (真・女神転生IV) Battle - f4 多神連合 (真・女神転生IV FINAL) Battle -humans, demons, and...- (真・女神転生V) Battle -Da'at- (真・女神転生V) Battle -dancing crazy murder- (真・女神転生V) 外部リンク Twitter RYOTA_KOZUKA
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P4Uのクマの自分用攻略Wikiです。 すべての情報は拾い物及び私感です。 コメントフォーム なにかあればどうぞ。 コメント すべてのコメントを見る リンク P4U したらばBBS 現行スレ part03 過去スレ part02 part01 Wiki ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナまとめWiki P4U(ペルソナ4 ジ・アルティメット イン マヨナカアリーナ) 攻略wiki -試験場- コマンド表記 テンキー レバー方向 (右向き時) 7 8 9 ↖ ↑ ↗ 4 5 6 = ← N → 1 2 3 ↙ ↓ ↘ jc→ジャンプキャンセル hjc→ハイジャンプキャンセル dc→ダッシュキャンセル dl→ディレイ ch→カウンターヒット FC→フェイタルカウンター OC→1moreキャンセル OB→1moreバースト スク→クマスクリュー パペ→パペックマ ぺら、ペラ→ぺらっクマ トマ、トマホ→トマホーク サーカス→熊田大サーカス
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未投下 前へ 目次へ戻る 次へ Episode 20 『ハートフル・クライ』 1/31 決戦当日 朝 ---俺の部屋--- 迎えた決戦の日の朝。窓から差し込む日差しで目を覚ます。 俺(いよいよ・・・か・・・) 一度上体を起こし、自分の隣で眠る少女を見やる。 サーニャ「すぅ・・・すぅ・・・」Zzz… 俺「・・・・・」ナデナデ そっと髪を撫でる。 俺「あれ・・・?」 ふと我に返る。どうして今、自分の隣にこの少女がいるのか。 半ば睡眠状態の脳漿を揺り起こし、記憶を辿りよせる。次第に昨晩の記憶が鮮明によみがえり始めた。 俺「・・・///」ナデナデ とりあえず、撫で続けることにした。 サーニャ「ん・・・ぅ・・・」 俺「っと・・・ごめん・・・起こしちゃったっスね・・・」 彼女も体を起こし、「ふぁ・・・」と1度可愛らしいあくびをする。 サーニャ「おはよう・・・」コシコシ 俺「おはようっス。まだ、寝てても大丈夫っスよ?」 サーニャ「ううん・・・だいじょうぶ・・・もう起きるわ・・・」 ベッドから降り、寝ぼけ眼のまま着替えを始めるサーニャ。 俺「って・・・ちょっと!」 サーニャ「?・・・どうしたの・・・?」 俺「そ、それ・・・俺の・・・服・・・」 サーニャ「・・・?」 サーニャは視線を着ている服に落とす。確かに、サーニャが着ているのは俺の軍服であった。 サイズが合わず、ぶかぶかの格好でなんだか可愛らしい。 俺(かわええなぁ・・・///) サーニャ「・・・ごめんなさい・・・今、着替えるから・・・」 そう言って俺に背を向けようとした時、 サーニャ「あっ・・・!」ズルッ 俺「あぶねっ!」 丈の余った裾に足を引っ掛けつまづくサーニャ。間一髪、俺が抱きとめた。 サーニャ「あ、ありがとう・・・」 俺「いえ・・・怪我、無いっスか?」 サーニャ「うん、大丈夫・・・」 俺「・・・・・」 ギュッ… 突然、俺の抱きとめた手に力がこもる。 サーニャ「お、俺・・・?」 俺「ごめん・・・なんか、今度は俺が怖くなっちゃったみたいっス・・・」 サーニャ「・・・俺。」 俺「はい?」 サーニャ「一回、離して・・・」 俺は彼女の言う通り、抱きしめていた腕の力を緩める。 解放されたサーニャは、俺の体を軽く押して、ベッドへ座るように促す。そして俺がベッドへと腰かけた直後、 ギュッ… 俺「!!」 サーニャ「・・・・・」ギュゥ… サーニャの体が俺を優しく包み込んだ。 俺「あ、あの、サーニャ・・・」 サーニャ「黙って・・・」 俺「はい・・・」 服越しに胸の柔らかな感触が頬に当たる。その奥から次第に、サーニャの鼓動が聞こえてきた。 とくん、とくん、とくん・・・ 俺「・・・・・」 サーニャ「聞こえる・・・?私の音・・・」 俺「・・・・・」 サーニャ「・・・俺?」 俺「・・・胸、やわらかいっス・・・」 サーニャ「! え・・・えっち・・・///」 俺「ごめん・・・聞こえるっスよ、サーニャの音・・・すごく、落ち着くっス・・・ずっとこのままでいたいくらい・・・」 サーニャ「・・・///」 俺「もう少し、こうしてても良いっスか・・・?」 サーニャ「うん・・・」 俺の手がサーニャの腰へと回る。それに気づいたサーニャは、左手で俺を抱き寄せながら、右の手で俺の頭をなだめるように撫でる。 俺「サーニャ・・・」 しばらくして、ふと俺が話しかける。 俺「・・・もし今、俺が一緒に逃げようって言ったら・・・一緒に逃げてくれますか・・・?」 サーニャ「えっ・・・?」 俺「・・・俺、ホントは、君には戦ってほしくないっス・・・戦って君が傷つくのも嫌だ・・・君を、失うのも嫌だ・・・すごく、怖いっス・・・」 数秒の間があった後、サーニャはこう言った。 サーニャ「・・・いいよ。」 俺「え・・・」 サーニャ「俺が逃げるなら、私も一緒に行く。最後まで、ずっと一緒にいるわ。でも・・・」 俺「でも・・・?」 サーニャ「逃げても、逃げなくても・・・俺が戦うなって言っても、私は戦うわ。俺も、エイラも、大切な人みんな・・・守りたいから・・・」 俺「・・・うん・・・そうっスよね。ごめんなさい、逃げるってのは嘘っス。」 サーニャ「・・・うん、知ってた・・・俺は逃げるなんて言わないって、信じてたから・・・」 俺「そっか・・・あの、サーニャ。」 サーニャ「なに・・・?」 俺「俺、ずっと君と一緒にいたいっス・・・これからも、この先もずっと・・・」 サーニャ「うん・・・」 俺「君は、絶対に俺が守ります・・・何があっても、必ず・・・」 サーニャ「私も、俺を守るわ。どんなことがあっても、絶対に・・・」 俺「・・・ありがとう・・・絶対、生きて帰って来よう・・・」ギュッ サーニャ「うん・・・」ギュゥ ・・・ ・・・ ・・・ ♪ウィッチの斗い ---ブリーフィングルーム--- 続々と皆が部屋へと集まる。誰も居眠りをするような者は居なかった。 ミーナ「こうして号令をかけるのもこれで最後ね・・・」 坂本「ああ。ミーナ、頼む。」 ミーナ「ええ。・・・皆さん、おはようございます。昨晩説明したように、本日が我々人類にとっての最終決戦の日となります。」 最終決戦。その単語に全員の表情が引き締まる。 ミーナ「私たちを乗せる空母は既に着港済みです。このブリーフィングの後、皆さんにはすぐに搭乗してもらう予定です。」 ミーナ「それではもう一度、作戦内容の確認を行います。」 ミーナが再び作戦内容のブリーフィングを行う。一通り説明を終え、 ミーナ「以上でブリーフィングを終了します。それでは、これより第501統合戦闘航空団はオペレーション『ラグナロク』に参加します!」 全員『了解!!』 ミーナ「・・・それと・・・・・」 ミーナの声色が少し暗くなる。 ゲルト「? どうした、ミーナ?」 ミーナ「私、みんなにお礼を言わなきゃいけないわ・・・ここまで、何も言わずついてきてくれてありがとう・・・それに、頼りない上官で本当に、ごめんなさい・・・」 坂本「突然何を言うんだ、ミーナ。」 芳佳「そんなことありません!ミーナ隊長は頼りない上官なんかじゃないです!」 ミーナ「宮藤さん・・・」 ゲルト「宮藤の言うとおりだ、ミーナ。私たちはミーナが居てくれたからこそ、今こうして生きていられるんだ。」 エーリカ「そうそう。ミーナが今まで指揮してくれたおかげで、私たち誰一人欠ける事なくここまで来れたんだよ?」 シャーリー「あたしも素直にそう思うよ。隊長が仕切ってくれてたから、あたしたち、色々無茶もやってこれたんだしさ。」 リーネ「お礼を言うのは、私たちの方です。」 エイラ「そうダナ。サウナ作ってもらえたのもミーナ隊長がいたからだしナ。」 サーニャ「うん。隊長のおかげで、逃げることなくここまでやってこれました。」 ルッキーニ「あたしね、ミーナ隊長だーいすき!」 ペリーヌ「貴女の指揮があってこその501だと、私は思っております。」 俺「そうっスよね。と言うより・・・こちらこそ、色々勝手してすみませんでした・・・」 坂本「ああ。ミーナには付き合いがあってからずっと苦労を掛けさせてばかりだったな。本当にすまない・・・いや、ありがとう、ミーナ。」 芳佳「みんな、ミーナ隊長の事が大好きなんです。みんな、ミーナ隊長に感謝してるんです。だから、謝らないでください。」 その言葉に、 ミーナ「みんな・・・ありがとう・・・本当に・・・あり・・・がとう・・・グスッ・・・」ポロポロ 嗚咽を堪えた、絞り出すような声でミーナが感謝を述べる。彼女の双眸からは止めど無く温かな雫が零れ落ちる。 ゲルト「泣くのは全てが終わってからにしよう、ミーナ。」 ミーナ「・・・そうね・・・まだ、終わってないんだものね・・・グスン・・・ごめんなさい、もう大丈夫よ。」 裾で涙を拭い、いつもの顔に戻ろうとするミーナ。しかしながら、やはり目は少し腫れていた。 坂本「うん。よし、では最後の円陣を組もう!」 坂本の言葉に、仲間達が中心に集まり円陣を組む。 坂本「俺、お前は中心に入れ。」 俺「え?でも・・・」 シャーリー「いいからいいから。」 背中を押され、俺が円陣の中心に入る。 坂本「さあ、ビシッと決めてくれ。」 俺「お、俺っスか?」 皆が同時に頷く。 俺「・・・わかったっス。」 一呼吸置いて、 俺「みんな・・・今までたくさん迷惑かけてごめんなさい・・・」 俺「やっぱり、俺がここに来なけりゃ、みんながこうして苦しむことも無かったのは本当だから・・・」 ゲシゲシゲシゲシ 俺「いだだだだっ!ちょ・・・誰っスか蹴ったの!?」 エイラ「バーカ。そういう事じゃないダロ。」 シャーリー「ここはもっと、気持ちがよくなるようなこと言ってもらいたいよなぁ。」 芳佳「そういう話はナシです!もう一回やり直してください!」 俺「は、はいっス・・・」 再び一呼吸おいて、 俺「・・・俺、みんなと会えて本当に良かったっス。みんなから、思い出だけじゃなくて・・・大切なもの、たくさん貰いました・・・俺、みんなの事、大好きっス。」 エーリカ「わたしも俺の事、ダイスキだよ♪」 ルッキーニ「あたしもー!スキスキ!!」 サーニャ「私のほうが、好きだもん・・・」ボソッ エイラ「さ、サーニャ!?」 ゲルト「まったくお前たちは・・・だが・・・その・・・私も、嫌いではないぞ・・・///」 シャーリー「おやぁ?バルクホルンは俺の事、好きだったのかぁ。そっか~へぇ~」 ゲルト「ば、馬鹿者!!そういう意味ではなくて・・・私は家族として俺を・・・///」 坂本「はっはっは!愛されているな、俺。」 俺「は・・・はいっス・・・だから、みんなの事も、みんなの夢も、みんながいるこの場所も、この世界も・・・全部守りたいっス。」 俺「でも、それは俺一人じゃできないっス・・・だから・・・どうか、みんなの力を貸してください。」 シャーリー「水臭いこと言うなよ。今までだって、一緒に戦ってきたんだからさ。」 ペリーヌ「そうですわ。それに、貴方に頼まれずとも、私は勝手に戦いますわ。」 リーネ「俺さんを一人で戦わせたりなんかしないです。みんなで、一緒に守り抜くんです!」 ミーナ「ええ、誰一人欠けることなく、この基地(いえ)へ帰ってくるわよ!」 俺「ありがとうっス、みんな・・・絶対・・・絶対にみんなで帰って来よう・・・ウィッチに不可能はないっス!行こう、みんな!!」 全員『おうっ!』 結束。 ただの仲間ではなく、その垣根を越えた、家族にも似た固い絆が皆の間に確かに結ばれていた。 その絆を胸に、ストライクウィッチーズは決戦の地、北海へと向かう。 夜 ---北海海上 航空母艦『ライオン』内--- 空を、次第に闇が湛え始めていた。他の統合戦闘団を乗せた母艦や軍艦、駆逐艦と合流を果たし、人類連合軍は北海海上に現れたネウロイの塔へと進路を進める。 海上には『大和』に次ぐ新たな扶桑皇国の主力戦艦『尾張』。リべリオンの誇る巨大戦艦『ミズーリ』。ブリタニアの超弩級戦艦『ヴァンガード』。ロマーニャの『ヴィットリオ・ヴェネト』等々・・・ 各国の主力艦隊並びに主力戦闘機、更には各国のトップエースのウィッチがこの北海へと集結していた。文字通り、人類戦力の総決算である。 ゲルト「なるほど・・・爽観だな。」 ミーナ「ええ。全て各国の主力艦よ。」 リーネ「ねぇ芳佳ちゃん、あれ・・・」 芳佳「うわぁ・・・おっきいね・・・」 宮藤とリーネの視線の先にある巨大戦艦。ビスマルクに次ぐ、カールスラント最新鋭の戦艦、『ティルピッツ』。 ティルピッツの主砲には各国の技術者が共同で作り上げた『魔導砲』が搭載されていた。 戦艦内には通常の乗組員の他に10人のウィッチが乗り込んでおり、魔導砲は彼女たちの魔力によって起動する。 10人がかりで魔力を極限まで充填し、圧縮。それをそのまま撃ち出すという単純にして大胆な兵器である。 対戦艦では意味をなさないが、対ネウロイに関しては絶大な威力を発揮する。もうネウロイの力に頼らない、という人類の意思の表れでもあった。 エーリカ「あの『魔導砲』ってやつ、ウルスラも手伝ったんだって。」 芳佳「ウルスラ・・・って確かハルトマンさんの妹さんですよね?すごい・・・」 シャーリー「なぁ、それより俺はどこ行ったんだ?」 ペリーヌ「あの殿方なら、先ほど甲板の方へ行きましたわよ。船に酔った、ですって。」 ゲルト「まったく・・・さっきまでの威勢はなんだったんだ・・・」 一方甲板では・・・ 俺「うっぷ・・・うぇ・・・」 サーニャ「大丈夫・・・?」サスサス エイラ「ストライカーは平気なのに、なんで他の乗り物はダメなんだヨ・・・」 その時、 ゴオオオオォォォォォ!! 俺「!?」 サーニャ「きゃっ!」 エイラ「うわっ!?な、なんダ!?」 突如、俺たちの目の前の海上に巨大な火柱が屹立する。波が大きくうねり、艦を激しく揺さぶる。 ---戦艦『尾張』 艦橋--- 杉田「なんだ!?」 副官「わかりません!突然火柱が・・・」 その操艦技術を買われ、三度、扶桑皇国艦隊の指令に選任された杉田。そんな彼も、船員も突然の出来事に焦燥する・・・が、さすがは指令。 杉田は直ぐに冷静さを取り戻し、部下に命令を与える。 杉田「艦長操艦、両舷半速!!」 副官が杉田の命令を復唱し、艦内の水兵たちに命令を伝達する。 杉田「両舷停止!!」 副官「両舷停止!・・・行き足止まりました!」 杉田の命令通り、艦隊は動きを停止した。他の艦隊も同じように停止している。 杉田「あれは・・・」 杉田が双眼鏡で状況を確認する。空に、極小さいながらも赤い光が二つ、灯っていた。 杉田「ネウロイ・・・いや、人間か!?」 ---航空母艦『ライオン』 甲板--- 一方、俺も魔眼によりその存在を捉えていた。 俺「あいつらだ・・・」 エイラ「あいつらって・・・まさか・・・」 俺「グレゴリ・・・!」 先日のラジオの演説により、その生存が確認されたグレゴリの2人組。ここに来て、ようやく姿を現した。 俺が、ストライカーが格納されたハンガーへと足を進めようとする。 サーニャ「待って!」 その声に、足を止め振り返る。 サーニャ「俺・・・行くの・・・?」 俺「・・・心配いらないっス。ちょっと行って、すぐ戻ってきますから。」 エイラ「一人で行く気かヨ・・・」 俺「俺がやるって決めたことっスから。大丈夫っス、2人とは、一緒にサーニャの両親を探しに行くって言う約束をしたっスから。それを果たすまでは、俺は絶対に死なないっス。」 エイラ「どうしても行くのカ・・・?」 俺「はい。」 エイラ「・・・死んだら、許さないからナ。」スッ 俺「もちろんっス。」スッ 互いに拳を突き出し、コツリと付け合わせる。 サーニャ「俺、これ・・・」シュルッ サーニャが手首に巻いていたリボンを、俺へと手渡す。 サーニャ「側にいれない間の、私の代わり・・・戻ってきたら、返してね・・・」 俺「ありがとうっス。じゃあ、これはサーニャが持っててください。」シュルッ 俺も、腕に巻いていたリボンをサーニャへ渡す。 俺「必ず戻ってきます。戻ってきたら、きっと返してください。」 サーニャ「・・・・・」コクッ 俺「じゃあ、行ってきます。」タッタッタ 受け取ったリボンを腕に巻き、踵を返し、ハンガーへと走る。そして彼は、グレゴリの待つ夜空へと飛び立った。 ---北海上空--- 高度約2000メートル地点。そこに緋色の瞳を持つ二人組が上空で停滞していた。 アダム「なんや、他のお仲間はどうしたんや?」 俺「仲間なら、ここにいるっス。」 腕に巻きつけたリボンを指さす俺。 それはサーニャから預かった誓いのリボン。しかし、それによって繋がっているのはサーニャだけではない。エイラも、宮藤も、リーネも、ペリーヌも・・・他の俺の仲間の全てが、このリボンを通して繋がっている。 俺「俺は、一人じゃない。」 アダム「なんのこっちゃ?」 当のアダムはそんなことを知る由がない。首をかしげるのも当然であった。 俺「・・・アンタ・・・その腕・・・」 以前、斬り落されたはずのアダムの右腕は、確かにそこに存在していた。 しかし、それは人の腕と言うにはあまりにも黒く、一種のグロテスクな禍々しさを醸し出している。 アダム「ああ、これか?ネウロイん力っちゅうんはホンマ便利でなぁ。テキトーな金属の近くに腕晒しとったら勝手に再生しおったわ。ま、見ての通り、もう人間の腕やあらへんけどな。」 アダム「って、オレの事はどうでもええんや。お前一人で何しに来たっちゅう話や。」 俺「俺たちはその先に行かなくちゃいけないんス。そこを、どいてください。」 イヴ「今更抗ってどうなるのです。もはや滅びは避けられないというのに。」 アダムの隣にいた少女、イヴが口を開く。 俺「その滅びを止めに行くんスよ。」 アダム「せやから止られへん言うとんのや。アホか。」 俺「だから、意地でも止めるって言ってるんスよ。邪魔しないでください。」 イヴ「あなたは一つ勘違いをしている。私たちは別にに立ちふさがっているわけではありません。ただ、祝祭の時をここで静かに待っているだけです。」 俺「祝祭・・・?滅びが?馬鹿げてる・・・どうかしてるよ、アンタ。」 アダム「おい、口には気をつけろや。次、イヴを愚弄するような言葉吐きおったら叩っ斬るで。」 アダムが俺を睨みつける。 イヴ「落ち着きなさい、アダム。とにかく、私たちは静かに滅びを待ちたいだけ・・・あなた方はその祝祭の障害となるから攻撃した。それだけです。即刻この場から立ち去れば、これ以上危害は加えません。」 俺「そうはいかないっス。俺たちは、アンタたちのその先に用がある。」 アダム「退かへん言うとるんが聞こえへんのかワレ。」 俺「退かないなら、押し通る。」シャン 刀を抜き、切先を二人へと向ける。 イヴ「・・・どうやら、何を言っても無駄なようです。いいでしょう、あなた方とは決着をつけねばならない。ここで滅して差し上げましょう。」 アダム「そういうこっちゃ、恨むなや。」シャン アダムも、以前の大剣ではなく、腰に帯刀していた刀を抜き打つ。 アダム「ほんなら・・・」 俺「いくぞ・・・!!」 ブォン! ♪出撃 互いに肉薄。その間にイヴは詠唱を開始する。 アダム「オラァ!!」ヒュン! 先手はアダム。袈裟懸けに俺へと刃を振り下ろすが、俺はそれをすれ違いざまに捌く。 空戦における刀剣術は基本、切り結んだ後、いきなり止まることはできず、身を翻すのに多少の時間を必要とする。 だが、今の相手にはその常識が通用しなかった。 アダム「よそ見すんなや!!」 再び、後方から唐竹に振り下ろされた刃。 俺「くっ!!」ギィン! 俺は無理やりストライカーを反転させ、刃を受け止める。 グレゴリの2人は、魔力により飛行しているのではない。あくまで、ストライカーは浮遊を行うための媒介。 その証拠に、2人のストライカーには魔力によるプロペラが発現していない。2人は体に無理やり宿されたネウロイの力で浮遊しているのだ。 ストライカーの機動では、彼らの機動についていくことは難しい。 俺は刀の柄をしっかりと持ち、峰に手を添え、直上から振り下ろされた刃を懸命に受け止めている。 アダム「言っとくけどなぁ、お前に腕斬られた恨み、忘れとらへんからのぉ。」 俺「アンタこそ・・・バルクホルン大尉を傷つけた事と、サーニャを傷つけようとしたこと・・・許さないっスから。」 アダム「ほんなら、またお仲間斬ったろうか?こんな風になぁ。」 フッ… 俺「!!」 刹那、目の前からアダムの姿が消える。 俺「くそっ!!どこだ!!」 懸命に探すもなかなか見つからない。ふと、背後に風を切る音と気配を感じる。 俺「そこかっ!!」 ギィン!! 反転し、刀を振るう。金属同士が打ちつけ合われたような甲高い音が響く。 アダム「ハッハァー!ご名答や。よぉ分かったな。」 俺「俺の家族に手を出したら、許さない・・・」 アダム「安心せぇや。お前倒すまでは手ぇ出さへんから・・・っと!」 不意に、アダムがその場から後退し、距離を取る。 イヴ「フィムブルヴェト!」 声が聞こえると同時に、頭上に巨大な氷塊が現れ、俺へと振り落ちる。とても回避が間に合う状況ではない。 俺「スルト!!」 俺の意思に呼応し、刀を蒼炎が覆う。それを真っ直ぐに振り上げ、氷塊へと打ち付ける。 炎により氷は完全に気化し、辺りを濃い水蒸気が覆った。 ---航空母艦『ライオン』甲板--- シャーリー「俺は!?」 ミーナ「大丈夫、まだ反応がある。生きてるわ。」 ミーナの空間把握能力は、確かに俺の存在を捉えていた。 水蒸気が晴れると、俺の姿が見えた。俺は再び、相手と刀を打ちつけ合っていた。 サーニャ「俺・・・」キュッ 俺から預かったリボンを握りしめるサーニャ。 エイラ「サーニャ・・・」 ゲルト「くっ・・・いくら手を出すなと言われても、相手は二人・・・あれでは劣勢だ・・・」 ルッキーニ「少佐、なんで行っちゃだめなの・・・?」 坂本「それが、俺からの頼みだ。あの二人は、必ず自分が退ける、だからみんなが手を汚すことはない、とな。」 エーリカ「俺一人だけが、手を汚すってこと・・・?そんなの・・・」 坂本「いや、そうではない。俺も、相手をできるだけ傷つけずに退ける術を私とともに身に着けた。ただ、今のままではあまりにリスクが大きすぎるがな・・・」 芳佳「坂本さん。」 ふと、宮藤が坂本の名前を呼ぶ。 坂本「どうした、宮藤。」 芳佳「私も、あそこへ行きます。」 リーネ「芳佳ちゃん!?」 ペリーヌ「あなた、何を考えて・・・」 坂本「それはダメだ、宮藤。お前を危険な目に合わせる訳には・・・」 芳佳「坂本さん。」 坂本の言葉を遮るように、宮藤が再び名前を呼ぶ。 芳佳「お願いします。行かせてください。」 しっかりとした口調で、そして、一切の濁りを感じさせない真っ直ぐな瞳を坂本へと向ける。 芳佳「私だって、坂本さんや俺さんと一緒に稽古してきたんです。それに、坂本さんだって、きっと私と同じこと考えてたんじゃないんですか?」 坂本「! ・・・」 宮藤に考えていたことを見抜かれた坂本は、押し黙ってしまう。 芳佳「私、言いましたよね。坂本さんの分も戦うって。」 坂本「・・・・・」 芳佳「お願いします、坂本さん。」 誰もが、坂本は反対すると思っていた。しかし、 坂本「ミーナ。」 ミーナ「・・・何かしら。」 坂本「・・・宮藤を、送り込む。」 全員『!?』 ミーナ「ダメよ。許可できないわ。」 坂本「頼む。」スッ 芳佳「!!」 何を思ったか、坂本は甲板のウッドデッキに膝を屈し、頭をつけた。 坂本「この通りだ。」 土下座。己を押し殺し、平伏して相手に礼節を尽くす、扶桑の礼式。ミーナもそれを知っていた。 ミーナ「美緒・・・」 今、目の前にいる戦友は、ミーナに対して最大級の礼節を尽くし、懇願している。ミーナにとって坂本は戦友と言う言葉ではくくれないほどの仲。 その坂本がここまでして自分に頼みを申しでている。それを無碍にすることなど、ミーナにはできなかった。 ミーナ「・・・必ず生きてここまで帰ってくること。それが条件です。」 芳佳「ミーナ隊長!!」 坂本「ミーナ・・・ありがとう。」 ミーナ「もう頭を上げて頂戴・・・あなたにそんな事、させたくないわ。」 坂本が平伏を解き、立ち上がる。 坂本「行って来い宮藤。俺を助けてやってくれ。」 芳佳「はい・・・!」 リーネ「芳佳ちゃん!!」 芳佳「ごめんね、リーネちゃん。私、行ってくる。」 ギュッ 芳佳「り、リーネちゃん!?(む、胸があたって・・・)」 リーネ「絶対、戻ってきてね・・・約束だよ・・・?」 芳佳「うん、大丈夫。絶対帰って来るよ。」 その言葉を聞いたリーネが、抱擁を解く。 リーネ「・・・いってらっしゃい。」 芳佳「うん!いってきます!!」 そして宮藤は震電の待つハンガーへと駆け出した。 続き→ペルソナ20.5 -ページ先頭へ
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PERSONA4 ここはPERSONA4総合Wikiのミラーです。 手動でコピーしてるので情報が最新ではありません。 【公式】 【アトラスネット】 雨の日の深夜0時、マヨナカテレビが… 最新情報・スタッフコラムはここで Youtube内アトラスチャンネル ■ペルソナ4 購入者オンラインアンケート■ http //ans.atlus.co.jp/(説明書に同梱されている紙が必要です) ■アトラスネットで攻略以外の質問、熱いメッセージ募集中■(9月11日に募集終了のお知らせがありました) http //www.atlusnet.jp/topic/detail/608 ■ペルソナ4 コミュニティ ファミ通ファンズアップ(ペルソナ倶楽部4関係) http //funs-up.jp/grp/grouptop?gid=iflinpn ■サイト内検索■ ■情報■ アトラスエクスプレス6月号「皆様からの質問にクリエイターが答えます 第2回」 PS.com インタビュー 副島成記さん 7/10 電撃.com「アトラス、『ペルソナ4』キャンペーンの賞品を明らかに」 7/9 電撃.com「昼はエンジョイ! 夜はバトル! 『P4』で高校生活を始めよう」 7/7 電撃.com「『ペルソナ4』公式サイト更新! 新規ムービー3本&壁紙2枚が公開」 最新ニュース Fighting game Persona 4 Arena Ultimax coming to Steam - PC Gamer (2021-12-10) Persona 4 Arena Ultimax Is Getting A Modern Re-Release Next Year - Press Start Australia (2021-12-10) Awesome Adachi mod for Happy Chaos provides a glimpse of what Persona 5 Arena could look like in Guilty Gear Strive'... (2021-12-10) Everything Revealed At The Game Awards 2021 - TheGamer (2021-12-10) これ以前のニュースは過去ログへ ■リンク■ 【温泉ノゾき見大作戦】 全3周のミニゲーム 【PERSONA -trinity soul- 公式】 P4のCMがアニメ「ペルソナ」枠で放送開始アニメにはP3の真田明彦が登場 前作 ペルソナ3 @wiki http //www10.atwiki.jp/persona3/ 2ch現行スレ 【P4】 Persona4 -ペルソナ4- Part340 http //schiphol.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1235616677/ 過去ログ ■株式会社アトラスと当サイトとは一切関係がありません
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悪魔 アリス ジャックフロスト ジャックランタン マーラ様 女神異聞録デビルサバイバー 主人公(女神異聞録デビルサバイバー) デビルサバイバー2 栗木ロナウド 新田維緒 峰津院都 ペルソナ3 アイギス イゴール キタロー/主人公 タカヤ/榊貴隆也 ペルソナ4 足立透 イザナギ クマ 白鐘直斗 鳴上悠 ペルソナ5 雨宮蓮/ジョーカー 女神転生シリーズ 女神転生 ペルソナシリーズ 特徴(ペルソナ) ペルソナ使い 心の怪盗団 シリーズ(ペルソナ) ペルソナ3 ペルソナ4 ペルソナ5 デビルサバイバーシリーズ デビルサバイバー2 女神異聞録デビルサバイバー
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とぅるー すとーりー 公式 本作「ペルソナ4」のアニメーション作品「Persona4 the ANIMATION」の第一期、第9話「No one sees the real me」において、一話限定でオープニングを飾る歌謡曲。 自称特別捜査隊のメンバー・久慈川りせがアイドル時代に唄っていた「劇中歌」であり、実際にりせのCVを担当している釘宮理恵女史がそのままボーカルを担当している。 第9話はストーリー上にりせが初登場する回であり、彼女がアイドル業を休止するタイミングと、オープニングの歌曲とをリンクさせた「演出」の一環として、一話限定のオープニング曲という体でこの曲が使われた。 一見キャッチーでメロウな歌声に彩られたポップチューンに聞こえるが、歌詞の内容自体は「ペルソナ4の世界観」をしっかりと暗示している。 なお、2012年2月22日発売のDVD/BD第4巻の特典映像として、9話OP映像のメーキングが収録されており(ナレーションはりせ役の釘宮が担当)、それによると、絵コンテなしでプロダンサーによる実写撮影をトレースする形で製作されたとのこと。 また、この曲は2012年6月にPlayStation Vitaにて発売されたアッパーバージョン「ペルソナ4 ザ・ゴールデン」に新規追加されたイベントシーンにおいても、逆輸入されて使われている。 劇中伴奏を担当しているのが自称特別捜査隊の面々という設定に基づいてか、演奏パートに「素人っぽさ」を感じさせる細かな仕様変更が施されている。 フルバージョンを聞きたい場合には、P4A Vol.4特典CDかP4Gオリジナル・サウンドトラックで聞くことができる。 ちなみに先発のアニメで使用された歌詞が2番で、後発のP4Gで使用された歌詞が1番となっている。
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精霊魔法 物理魔法 暗黒魔法 神聖魔法 特殊魔法 精霊魔法 火炎 名前 使用対象 効果 アギ 敵1体 火炎で小ダメージ アギラオ 敵1体 火炎で中ダメージ アギダイン 敵複数 火炎で大ダメージ マハラギ 敵全体 火炎で小ダメージ マハラギオン 敵全体 火炎で中ダメージ マハラギダイン 敵全体 火炎で大ダメージ 氷結 名前 使用対象 効果 ブフ 敵1体 小ダメージ+FREEZE ブフーラ 敵1体 中ダメージ+FREEZE ブフダイン 敵複数 大ダメージ+FREEZE マハーブフ 敵全体 小ダメージ+FREEZE マハブフーラ 敵全体 中ダメージ+FREEZE マハブフダイン 敵全体 大ダメージ+FREEZE 疾風 名前 使用対象 効果 ガル 敵1体 真空波で小ダメージ ガルーラ 敵1体 真空波で中ダメージ ガルダイン 敵複数 真空波で大ダメージ マハーガル 敵全体 真空波で小ダメージ マハガルーラ 敵全体 真空波で中ダメージ マハガルダイン 敵全体 真空波で大ダメージ 地震 名前 使用対象 効果 マグナ 敵1体 地震で小ダメージ マグナス 敵1体 地震で中ダメージ マグダイン 敵複数 地震で大ダメージ マハマグナ 敵全体 地震で小ダメージ マハマグナス 敵全体 地震で中ダメージ マハマグダイン 敵全体 地震で大ダメージ 物理魔法 核熱 名前 使用対象 効果 フレイ 敵1体 核熱で小ダメージ フレイラ 敵1体 核熱で中ダメージ フレイダイン 敵複数 核熱で大ダメージ メギド 敵全体 核熱で小ダメージ メギドラ 敵全体 核熱で中ダメージ メギドラオン 敵全体 核熱で大ダメージ 衝撃 名前 使用対象 効果 ザン 敵1体 衝撃波で小ダメージ ザンマ 敵1体 衝撃波で中ダメージ ザンダイン 敵複数 衝撃波で大ダメージ マハザン 敵全体 衝撃波で小ダメージ マハザンマ 敵全体 衝撃波で中ダメージ マハザンダイン 敵全体 衝撃波で大ダメージ 重力 名前 使用対象 効果 グライ 敵1体 重力で小ダメージ グライバ 敵1体 重力で中ダメージ グラダイン 敵複数 重力で大ダメージ マハグライ 敵全体 重力で小ダメージ マハグライバ 敵全体 重力で中ダメージ マハグラダイン 敵全体 重力で大ダメージ 電撃 名前 使用対象 効果 ジオ 敵1体 小ダメージ+SHOCK ジオンガ 敵1体 中ダメージ+SHOCK ジオダイン 敵複数 大ダメージ+SHOCK マハジオ 敵全体 小ダメージ+SHOCK マハジオンガ 敵全体 中ダメージ+SHOCK マハジオダイン 敵全体 大ダメージ+SHOCK 暗黒魔法 呪殺 名前 使用対象 効果 エイハ 敵1体 呪いの力で毎ターン攻撃(HP依存) バイエイハ 敵複数 呪いの力で毎ターン攻撃(HP依存) マハエイハ 敵全体 呪いの力で毎ターン攻撃(HP依存) ムド 敵1体 呪いの力で毎ターン攻撃(最大HP依存) ムドオン 敵1体 呪いの力で毎ターン攻撃(HP依存) マハムド 敵全体 呪いの力で毎ターン攻撃(HP依存) 神経 名前 使用対象 効果 ドルミナー 敵複数 「SLEEP」にする シバブー 敵複数 「BIND」にする プリンパ 敵複数 「PANIC」にする ハピルマ 敵複数 「HAPPY」にする マリンカリン 敵複数 「CHARM」にする マカジャマ 敵複数 「CLOSE」にする デライト 敵複数 「BLIND」にする スランパ 敵複数 「UNLUCK」にする デカバー 敵1体 HP回復をできないようにする デサンガ 敵1体 ペルソナの交代をできないようにする 覚醒 名前 使用対象 効果 ドロンパ 味方1人 「CLOAK」にする ドロイド 味方1人 瀕死の味方を「PUPPET」にする クイッカ 味方1人 「COUNTR」にする バルザック 味方1人 「BERSEK」にする マドール 味方一1人 「MAD」にする ウルバーン 味方1人 「WOLF」にする 名前 使用対象 効果 降魔 デスティカ 敵1体 「DYING」にする ペトラマ 敵1体 「STONE」にする パララマ 敵1体 「PALYZE」にする ポイズマ 敵1体 「POISON」にする シシリッカ 敵1体 「SICK」にする 神聖魔法 破魔 名前 使用対象 効果 コウハ 敵1体 聖なる力で毎ターン攻撃(HP依存) バイコウハ 敵複数 聖なる力で毎ターン攻撃(HP依存) マハコウハ 敵全体 聖なる力で毎ターン攻撃(HP依存) ハンマ 敵1体 聖なる力で毎ターン攻撃(最大HP依存) ハマオン 敵複数 聖なる力で毎ターン攻撃(最大HP依存) マハンマ 敵全体 聖なる力で毎ターン攻撃(最大HP依存) 天啓 名前 使用対象 効果 天啓 タルンダ 敵全体 攻撃力を下げる ラクンダ 敵全体 防御力を下げる スクンダ 敵全体 命中率を下げる デクンダ 味方全体 下げられた能力を元に戻す タルカジャ 味方全体 攻撃力を上げる ラクカジャ 味方全体 防御力を上げる スクカジャ 味方全体 命中率を上げる マカカジャ 味方全体 魔法威力を上げる デカジャ 敵全体 上げられた能力を元に戻す テトラジャ 味方全体 エナジードレイン防止 マカラカーン 味方全体 1ターン魔法を反射 テトラカーン 味方全体 1ターン物理攻撃を反射 祝福 名前 使用対象 効果 ディア 味方1人 HP小回復 ディアラマ 味方1人 HP中回復 ディアラハン 味方1人 HP全回復 メディア 味方全体 HP小回復 メディラマ 味方全体 HP中回復 メディアラハン 味方全体 HP全回復 パトラ 味方1人 一時状態異常を全回復 ペンパトラ 味方全体 一時状態異常を1段階回復 ポズムディ 味方1人 「POISON」を回復 パララディ 味方1人 「PALYZE」を回復 ペトラディ 味方1人 「STONE」を回復 シシリディ 味方1人 「SICK」を回復 奇跡 名前 使用対象 効果 リカーム 味方1人 「DYING」を回復 サマリカーム 味方1人 「DYING」を回復し、HP全回復 リカームドラ 味方全体 自分を犠牲にして、味方全員のHP全回復 特殊魔法 特殊 名前 使用対象 効果 アウトマ 敵全体 1/4の確立で敵を追い払う リフトマ 味方全体 月齢が1周する間、ダメージゾーンを無効化する アルサンガ 味方1人 ペルソナ交代不能状態の回復
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前ページ次ページゼロのペルソナ 戦車 意味…勝利・失敗 ルイズたち一行は王都トリスタニアで武器を買ってからさらに馬に乗って内陸地にあるラ・ロシェールに着いた。 馬に乗りなれていない者たちは、一日中馬に揺られる苦行に体中を痛めつけられていた。 「ケツや腰がすんげー痛てえ……」 「奇遇だな完二、俺もだ……」 完二と陽介は仲良く腰を抑えながら石造りの町を歩いている。 「チミたち根性が足らんよー。クマは元気イッパイじるしクマ」 「はいはいそーだな」 町の入り口から入って一行は宿を探し、町で最も高級な『女神の杵』亭という宿に泊まることにした。 その一階の酒場で一行は疲れを癒す。 ただし、ワルドとルイズはこれからアルビオンに向かうために必要らしいことの交渉に出かけているためいない。 完二はこの世界では未成年の飲酒を禁じるという類の法律がないことをいいことに、嬉しそうに酒を飲んでいた。 クマも飲みたいと言い張ったが陽介がそれを強硬に反対したため飲めていない。 クマはジュースで場酔いしたこともある。実際に酒を飲ませたらどれほどタチの悪いことになるか分かったものじゃないというのが陽介の言い分だ。 陽介は、自分も酒を飲まないからとクマを説得したが、酒を飲まないのはクマのためというよりもこの間、酒をたくさん飲んで二日酔いになったらからであった。 他愛ないことを話しながら一行は時間を潰した。 しばらくしてワルドとルイズとルイズが帰ってきた。雨で少し濡れちゃったとルイズが文句を言っている。 話が盛り上がって気付かなかったが、確かに雨が建物を打つ音が聞こえる。 ちらりと部屋の一面にある石作りの窓を見ると幾つもの水の線が上から下へと引かれ、今まで気が使ったのが不思議なほどだ。 ワルドとルイズはウェイターにドリンク――陽介たちには分からない名前だったがおそらくアルコールだろう――を頼んでから言った。 「アルビオンに渡る船は明後日にならないと出ないそうだ」 「急ぎの任務なのに……」 「えっ、船?」 思わず耳を疑う。ラ・ロシェールに到着するまでの道のりでは海なんて見ていない。それどころかラ・ロシェールの周辺では湖や川さえ見ていない。 陽介の疑問を増やすような会話はさらに続く。 「あたしはアルビオンに行ったことないからわかんないけど、どうして明日は船が出ないの?」 「明日の夜は月が重なるだろう?『スヴァル』の月夜だ。その翌日の朝、アルビオンが最もラ・ロシェールに近づく」 陽介は頭に浮かべる疑問符の数を増やし、たまらずに尋ねた。 「な、なあ、ちょっと待てくれよ。アルビオンって国だろ?近づくってどういうことだ? それにここってどーみても内陸地で港町には見えないんだけど……」 今度はワルドが驚いた顔をした。何を言っているんだという顔だ。 質問に答えたのはキュルケであった。 「アルビオンは空飛ぶ大陸なのよ。で、空飛ぶ船でそこに向かうの」 その言葉に、ボケっとしていた完二とクマも、流石に驚いた。 「と、飛んでる?船が?国が!?」 「ホントクマ!?」 「マジかよ……」 そんな三人の態度にワルドは困惑したようだ。 「君たちそんなことも知らないのかい?」 「この子たちちょっと世間知らずだから」 さも不思議そうに尋ねてくるワルドに笑いながらキュルケが答えた。 そうなのかい。とワルドは返事をした。 これからのことについて少し話しあった後にワルドが話を切り上げることを提案して、鍵束を机の上に置いた。 「タバサとキュルケが相部屋。カンジ、ヨースケとクマはすまないが一部屋で構わないかい?空き部屋がなくてね……」 「構わないですよ」 「でもベッドどうスんスか?」 「しょうがないクマね。クマは今夜、陽介に暖めてもらうクマ。きゃっ!」 「キモいわ!お前は床で寝ろ!」 「しどい!冗談なのに!」 おいおいとクマは泣き真似を始める。 「ま、どうしてもっつーなら完二と一緒に寝るんだな」 「何勝手に決めてんだ!」 「それはいやクマ。冗談じゃなくテーソーが危ないクマ」 「テメーらシメっぞ……!」 使い魔三人がギャーギャーと騒ぎ始めるが、構わずにワルドは最後の一部屋の組み合わせを言った。 「僕とルイズは同室だ」 ルイズは目を丸くした。 「そんな、ダメよ!まだ、わたしたち結婚してるわけじゃないじゃない!」 「大切な話があるんだ。二人で話がしたい」 ルイズは狼狽しながらチラリと彼女の使い魔を見遣った。 「あら、ベッドが足りないならわたしのベッドに来る?わたしは大歓迎よ」 「まま、ま、マジっスか……?」 「ちょ、キュルケさん、大胆すぎるんですけど!」 鼻血を流していた完二は突然の爆発に襲われ、陽介は机の下から小さな主の蹴りをもらい、むこうずねを抑え呻いた。 次の日の朝、完二は扉がノックされる音で目が覚めた。 「ダレだよ、いったい……」 もう一つのベッドには着ぐるみを脱いだクマがベッドのド真ん中で寝ていた。陽介はベッドの脇の床で寒そうにしている。 昨夜、クマが陽介の寝ていたベッドに無理矢理入っていったので、寝ているうちにはじき落としたのであろう。 ノックの音は続いていた。 「わーってるよ……」 完二は自分の毛布をかわいそうな先輩に掛けてドアへ向かった。 開けるとそこにはワルドが立っていた。 「なんかようか?こんな朝っぱらから……」 せっかくの睡眠の時間を奪われ、ヒゲ面を見るのはいい気分ではなかった。 たとえそれが美男子であっても、完二にはその気はないので(かつて疑惑はあったが)同じことだ。 「きみは変わった力を持っているらしいね」 完二の顔に警戒の色が浮かぶ。 「なんで知ってんだ?」 「昨夜、ルイズが話してくれた。なんでもきみは別の世界から来たというじゃないか」 あのおしゃべりめ、と完二はつぶやく。 「これから任務を共にするものとして、その実力を知っておきたい。 さらに言えば、使い魔として、僕の許婚を守れるだけの実力を持っているかということもね」 回りくどい言い方だが、完二には彼の言わんとすることはわかる。あちらの世界でも散々やったことだ。 「そりゃあ、つまりケンカ売ってるってことか……?」 「そのとおり」 完二の剣呑な声にワルドはにやりと笑った。 二人は女神の杵の中庭に出た。地面が昨日の雨で濡れている。 ワルドが言うことには、女神の杵は昔、アルビオンからの侵攻に備えるための砦であったらしい。そのためか中庭は練兵場となっていた。 かつて兵たちが国王の閲兵を受けたという場所で、完二とワルドは向かい合う。 「昔……、と言ってもきみにはわからんだろうが、かのフィリップ三世の治下には、ここでよく貴族が決闘したものさ」 「それが今ナンか関係あんのかよ」 完二はつまらない歴史の抗議に興味はない。しかしワルドは喋り続ける。 「古き良き時代、王がまだ力を持ち、貴族たちがそれに従った時代……、貴族が貴族らしかった時代……、名誉と、誇りを掛けて僕たち貴族は魔法を唱えあった。 でも、実際は下らないことで杖を抜きあったものさ。そう、例えば女を取り合ったりね……」 「カンジ、頑張るクマー」 「恥かくなよ、完二!」 クマと陽介の野次が飛ぶ。二人が決闘することを聞き面白そうだと見にきたのだ。 「うっせえ!静かにしてろ!……あ、長話は終わったか?」 完二のあまりに礼を失する態度に流石に気分を害したのか、ワルドの頬の筋肉が引きつっている。 「んじゃあ、さっさとやろうぜ……」 「待ちたまえ、立会いにはそれなりの作法というものがある。介添え人がいなくてはね」 「介添え人だぁ?」 「もう来たようだ」 ワルドがある方向を見遣る。完二も視線の先を追うと、ルイズが立っていた。 「ワルド、カンジ!なにやってるのよ」 「彼の実力をちょっと試したくなってね」 「そんなバカなことはやめて。カンジ、やめなさい。これは命令よ」 「黙ってろ。ケンカ売られといて、はいそうですかって引きさがれっか!」 ルイズの命令を跳ね除ける。 もう!と不機嫌になったルイズとは逆にご機嫌になったのは完二の背中にかけられた剣だった。 「戦うのか、相棒!なら俺の本気ちょっくら見せてやるよ!」 完二の背にあるデルフリンガーが叫んだ。 「さあ、俺を抜いてくれ!きっと驚くぜ」 完二は背中にぶら下げていたデルフリンガーを片手で持った。ただし、鞘をつけたまま。 「おいおい、相棒。抜いてくれよ!」 完二の扱い方に不満があるのかデルフリンガーは抗議の声を上げた。 「うっせえな、斬っちまうわけにもいかねえだろ」 「そりゃ、そーかもしれんけどさ……」 その様子を見たワルドは面白くなさそうな顔をする。 「きみが剣を抜かないとしても僕は手を抜くと考えいてるのかい?」 「はあ?んなセコイこと考えてるわけねーだろ」 完二が当たり前のことのように言う。 ワルドの顔はさらに不機嫌なものとなる。 ナメられている。そう思ったのかもしれない。 ワルドは杖を引き抜きそれを前方に突き出す。フェンシングのようだ。 「行くぞ」 ワルドのその言葉が合図となり、決闘は始まった。 ワルドは先制攻撃を仕掛けるべく杖をつくモーションに入った。完二もそれを知りつつも攻撃に移ろうとする。 ワルドが先手を取るかもしれないが構わない。 杖で突かれても致命傷にはならない。攻撃を受けながら一撃で倒してやる。 ワルドは完二の肉を切らせて骨を立つ攻撃を察知し攻撃をやめ、一旦引く。 「逃げんな!」 完二は距離をつめ鞘に納まったままの剣を横振りに振るった。ワルドはさらに引かざる得なくなり防戦一方になる。 「おー、カンジ、やるクマ」 完二とワルドの決闘騒ぎを観戦しているクマはのん気に言う。 「おーい、ルイズもこっち来てみようぜ」 ルイズは予想外に陽介の言ったとおりに彼らの座る階段に近寄って来た。ただしその顔には呆れたという表情が浮かんでいる。 「アンタらずいぶん気楽ね」 「まあまあ、いいじゃん、ケンカくらいさ」 ルイズは溜息を吐いた。 「あー、またカンジ外した!さっきから攻撃外し過ぎクマ!」 クマはじれったそうだ。 「あいつ俺らんなかじゃ一番遅かったもんなあ……」 陽介は仲間たちの姿を思い出す。みな様々なペルソナに目覚め能力を開花させた。完二はその中で一番の鈍足で、魔力も低かった。 その代わりに完二はパワーと体力においては随一で、同じ物理特化パワー型のペルソナ使い里中千枝より力においては上であったのだ。 そういう意味でワルドは正しい戦術を採っている。ワルドは先ほどから避けることに専念し、彼の武器である杖で受けようともしない。 完二の攻撃をまともに受ければ一撃でノックアウトされるであろうし、あのレイピアのような杖では重い一撃でへし折られてしまうだろう。 完二が一撃でも当たればいいのに対し、ワルドのあの杖の突きでは急所でもつかない限りは何度も攻撃しなければ頑丈な完二を倒すことはできないだろう。 しかし劣勢にありながらワルドには余裕こそないものの勝利を諦めているようには見えない。そう陽介には思えた。 ワルドは驚嘆しきっていた。 ルイズの言う彼女の使い魔の特別な力を出させるため、追い詰めてやるつもりが、なかなか思うようにことが運ばない。 それどころか戦いが始まってから完二に圧倒され続けている。 完二の武器の振りは大振りでスキだらけと言ってよかったが、そのスキがつけないのだ。理由は二つだ。 一つは完二の攻撃があまりにも強すぎること。彼の杖は剣を受けることさえできるが、完二の鞘ごと振り回す荒っぽい攻撃を受ければへし折れてしまうだろう。 もう一つは体さばき。 完二の戦い方は正規の訓練を受けたものではないのは素人目にも明らかなほどだが、戦いなれているのだ。 まるで素人が何度も生死をかけた戦いをしてきたかのような奇妙さだ。 ワルドもプロの戦士であるつもりだが、先ほどから完二が攻撃した後にカウンターするチャンスを窺っているがなかなか隙を見せない。 だが攻撃の隙が見つからないといってもそれは杖による突きに限定した場合だ。 彼の武器はそれだけではない。杖の使い方は突くことだけではない。むしろそれは補助にすぎないのだ。 防戦一方のさなか、詠唱を唱える。完二の攻撃を避けながら彼を打ち倒す魔法をちゃくちゃくと完成させていく。 ワルドは完二と武器を交えながら(実際はあわせていないが)呪文の詠唱を完成させた。 見えない空気のハンマーが横殴りに完二を襲った。 ワルドが使った魔法はエア・ハンマーだ。 風系統の攻撃の中で基本的なものだが、空気と侮るなかれ凝縮された空気の圧力は本物の槌で叩かれたかと錯覚するほどの衝撃を与える。しかもそれは不可視で避けることは難しい。 完二は不意を突かれ、その厚い空気の塊により、十メイル以上吹き飛ばされ積まれた樽に激突した。 ワルドは隙を見逃さずに詰め寄って勝負を決めようとする。しかし崩れていく樽の中からすぐに完二はすぐに立ち上がった。 立ち上がった完二にダメージを受けた様子も隙も見つけられずワルドは距離を詰めるのを断念する。 逆に今度は完二が詰め寄ってくる。 ワルドは許婚の使い魔の頑丈さに驚嘆しながらも呪文をさらに紡いだ。 頑強さなど関係なく確実に動きを止める魔法だ。ワルドが唱えようとしている魔法はどれほど頑丈であろうと、人間ならば耐えられない。 完二の手にあるインテリジェンスソードが叫んだ。 「俺でガードしろ!」 しかしワルドの魔法は完二がデルフリンガーにリアクションを起こすよりも早かった。 杖先の空気がゆがんで、そこから電撃が生まれる。そして超局地的な雷は完二捕らえた。 だが完二の足は止まらなかった。 「なにっ!?」 後に引かないようにやけどなどは出来ないほど威力は落とした。しかし人間ならしびれて動けなくなるはずだ。 予想外の出来事にワルドは反応が遅れる。 完二はワルドを射程距離に納めた。 完二は剣を振りかぶる。ワルドは避けられない。 そして――スリップして尻餅を突いた。 沈黙が流れる。 はっ、と我を取り戻したワルドが杖を完二に突きつけた。 「……降参するかい?」 「か、完二、ダッセー!!超ダッセー!!」 「あんなタイミングで転ぶなんてカンジは笑いのセンスがあるクマね、プククク」 完二は陽介とクマに指を指されて笑っていた。 「チッ、くそ……!」 完二は敗北者として潔くしている。言い訳はしない。 弁明めいたものをしたのは転がり込んできた勝利を手にしたワルドだった。 「地面は昨日の雨で濡れていた。もし雨がなければ勝っていたのはきみだろう」 しかしそれを完二は潔しとしない。 「言い訳なんてしねえよ、負けは負けだ」 完二はぶすっとして言う。 しかしワルドは彼をかばおうとして言ったわけではない。思ったことを言っただけである。 確かに戦場ならば、もしなんて意味はなく結果が全てで、生き残ったのはワルドであっただろうが、結局はラッキーに過ぎない。 そんなものを手放しに喜べるほどワルドは単純ではなかった。 ワルドの許婚であるルイズも彼女の使い魔の強さに驚いていた。 魔法衛士隊の隊長であるワルドと互角以上に武器を交え、エア・ハンマーを喰らっても即立ち上がり、ライトニングクラウドを喰らっても構わず攻撃を行った。 こんな平民他にいるはずがない。 二人の魔法使いが物思いにふけるなか、もともと彼の強さを知っていた陽介とクマはバカ笑いを続けていた。 物笑いの種にされていた完二も我慢の限界を迎えた。 「テメーら、いい加減にしやがれ!!」 完二が怒鳴り声を上げる。陽介とクマはやばいと言って逃げ出した。完二はそれを追う。 「ちょっ、言い訳しないんじゃなかったのかよ!?」 「やめれー!」 「うるせえ!シメてやる!」 練兵場で陽介とクマを追い、グルグルと回り続ける様子は、ワルドとルイズが思うような強い使い魔には不似合いな姿であった。 前ページ次ページゼロのペルソナ