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編集 ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者- 2008年11月1日発売 Nintendo DS用ソフト 日野聡:ウィルフレド 釘宮理恵:ティルテ、ミシェル、ミレイユ オフィシャルサイト:http //www.valkyrieprofile.com/vpds/ ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者- 特典 特製ブックレット付き
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今日 - 合計 - ヴァルキリープロファイル2 シルメリアの攻略ページ 目次 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 基本情報 [部分編集] ストーリー [部分編集] 攻略情報 [部分編集] Tips [部分編集] プチ情報 [部分編集] 関連動画 [部分編集] 参考文献、参考サイト [部分編集] 感想・レビュー 名前 コメント 選択肢 投票 役に立った (0) 2012年10月12日 (金) 13時18分59秒 [部分編集] ページごとのメニューの編集はこちらの部分編集から行ってください [部分編集] 編集に関して
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スーツ攻略[ヴァルキリープロファイル系] ■No 640 レナス・ヴァルキュリア(VP1&2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 520 500 66 105 100 40 2 0 2 2 魔 2000 100 52 スーツ特殊能力 2##4 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 神剣グランスリヴァイバー バルダーソード 武器 140 99 50 2 0 20 - 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ニーベルン・ヴァレスティ 最後の切り札(近物) 武器 200 99 110 1 0 30 「その身に刻め!」 備考:シールド無効の効果あり 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ニーベルン・ヴァレスティ 最後の切り札(中物) 武器 180 99 90 1 40 65 - 備考: ■No 641 フレイ(VP1 2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 559 585 52 123 119 35 2 0 3 4 魔 3000 300 63 スーツ特殊能力 2##9 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 サンダーソード 魔法剣 武器 100 99 30 10 5 40 - 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 エーテルストライク 必殺の一撃 武器 250 30 150 0 25 50 シールド無効 備考: ■No 644 ルシオ(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 470 450 48 70 60 40 3 0 2 0 - 2000 80 41 スーツ特殊能力 - 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 シャイニングボルト スタンボム 武器 100 99 20 5 5 25 麻痺 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ラウンドリップセイバー 連続攻撃 武器 140 99 50 1 5 35 - 備考: ■No 645 アーリィ・ヴァルキュリア(VP1&2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 530 500 68 105 95 40 2 0 2 2 魔 2000 50 54 スーツ特殊能力 2##4 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 神剣ランドグリーズ バルダーソード 武器 140 99 50 2 0 20 - 備考:シールド無効の効果あり 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ニーベルン・ヴァレスティ 最後の切り札(近物) 武器 210 99 110 1 0 25 「その身に刻むがいい!」 備考: ■No 646 ブラムス(VP1 2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 560 500 85 72 72 40 4 -2 2 0 強 3000 135 56 スーツ特殊能力 2##4 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ブラッディアッシュ 鉄の爪 武器 100 99 20 5 0 15 シールド無効 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ブラッディカリス 最後の切り札(近物) 武器 180 99 105 1 0 25 - 備考: ■No 647 レザード・ヴァレス(VP1&2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 470 600 50 83 130 30 0 -2 3 3 魔 2000 200 57 スーツ特殊能力 2##6##11 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 クール・ダンセル ブリザーの魔道書 武器 125 99 45 2 20 45 魔法、凍結 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 グランドトリガー ボルガノンの魔道書 武器 160 99 80 1 30 50 魔法、火傷 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 セレスティアルスター 上級魔道書 武器 250 99 170 2 70 99 魔法 備考: ■No 648 ジェラード(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 340 490 20 62 75 20 1 -3 1 -1 魔 900 0 34 スーツ特殊能力 2 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 バーン・ストーム ファイアーの魔道書 武器 85 99 20 2 20 60 魔法、火傷 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 イフリートキャレス 上級魔道書 武器 155 99 60 2 20 45 魔法、火傷 備考: ■No 653 ジェイクリーナス(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 425 450 60 65 98 20 1 -1 2 0 - 1500 50 45 スーツ特殊能力 6 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 レストレインフレイム 火炎放射器 武器 95 99 20 2 40 75 火傷 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ギルティブレイク 連続射撃 武器 150 99 60 1 60 80 火傷 備考: ■No 654 エイミ(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 450 320 34 85 60 36 2 -2 3 0 強 900 20 38 スーツ特殊能力 - 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ドラゴンドレッド 最後の切り札(遠魔) 武器 180 99 100 1 80 99 シールド無効 備考: ■No 658 洵(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 360 275 11 135 30 22 1 -2 4 -2 - 1000 40 38 スーツ特殊能力 - 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 千光刃 電光石火 武器 140 99 60 1 0 25 - 備考: ■No 663 バドラック(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 396 350 32 63 62 38 1 -2 2 0 - 800 10 34 スーツ特殊能力 - 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 スフィアデサイド フレアボム改 武器 120 99 35 1 10 25 - 備考: ■No 666 スルト(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 900 500 33 50 90 40 2 0 2 0 - 6000 100 52 スーツ特殊能力 6 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 イグニート・ジャベリン ライトニングの魔道書 武器 95 99 20 2 40 65 魔法 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 イフリートキャレス 上級魔道書 武器 155 99 60 2 20 45 魔法、火傷 備考: ■No 668 ロキ(VP1) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 600 600 75 100 85 40 1 0 2 3 魔 2000 260 56 スーツ特殊能力 2##9 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 カルネージアンセム 上級魔道書 武器 150 99 65 2 30 60 魔法 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ドラゴンオーブ 必殺の一撃 武器 300 99 300 0 85 99 「素晴らしいぞ、この力!」 備考: ■No 1336 アリーシャ(VP2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 480 470 55 95 75 40 2 0 2 2 - 2000 85 50 スーツ特殊能力 2 着替えルート アリーシャの派生情報 アリーシャ ━シルメリア(No.1337) P=2000 名声=100 魔 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 スパイラルピアス 必殺剣 武器 105 99 25 2 0 20 シールド無効 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ニーベルン・ヴァレスティ 必殺の一撃 武器 160 99 80 1 0 30 「これならきっと…!」 備考: ■No 1337 シルメリア(VP2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 520 500 60 91 103 40 2 0 2 2 魔 2000 100 52 スーツ特殊能力 2 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 リベリオントゥルース 銀の弓 武器 120 99 50 4 25 60 - 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 ニーベルン・ヴァレスティ 必殺の一撃 武器 200 99 100 1 0 25 「その身に刻みなさい!」 備考: ■No 1338 ルーファス(VP2) HP MP 防御 速さ 命中 重量 地上 水中 市街 空中 タイプ ポイント 名声 レベル 540 480 50 85 85 40 3 0 2 1 - 2000 80 41 スーツ特殊能力 9 専用装備 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 アスタニッシュグリッツ 連続射撃 武器 170 40 80 1 35 70 シールド無効 備考: 装備名 派生元装備 種類 ダメージ 耐久 消費 重量 最低射程 最大射程 補足 サンダーブレイク エルサンダーの魔道書 武器 100 25 20 3 30 60 魔法、麻痺 備考:
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作戦ファイル スタンダードモード一覧 BEGINNER NO.1 アイランドキャンペーン NO.2 ニューギニア NO.3 ミンスク NO.4 モスクワ NO.5 コーカサス NO.6 バトルオブブリテン NO.7 山を越え谷を超え NO.8 森の半島 NO.9 レッドクロス NO.10 スモールアイランド NO.11 天国に一番近い島 NO.12 TRY 1 NO.13 TRY 2 EXPERT NO.1 キエフ NO.2 ベルリン NO.3 スモレンスク NO.4 ロサンゼルス NO.5 ニューファンドランド NO.6 ウィンターウォー NO.7 マーケットガーデン作戦 NO.8 レッドベア MULTI PLAYERS NO.1 クルスク NO.2 ファレーズ NO.3 インド NO.4 バルジ NO.5 ハリコフ NO.6 フォートレス NO.7 瀬戸内海ウォーズ NEXT LEVEL NO.1 島の死守 NO.2 パークランド NO.3 満州国の終焉 NO.4 巨砲轟く
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「―――此処は…?」 「気が付いたみたいね」 不意に目を覚ますアリューゼ、此処は医療室。左にはメルティーナが座っており、 起き上がると右肩と左顔は包帯が巻かれ、左足は吊されている状態だった。 何故自分が此処にいるのかメルティーナに聞いてみると、 施設に突入した機動隊の応答が消えた為、本局が施設に突入。 内部は戦闘が行われていた形跡があり、中には死体も確認、 その中でうずくまって気絶していたアリューゼを発見し、保護したと答える。 一通り説明したメルティーナは、逆にアリューゼに質問を投げかける。 「アリューゼ…隊長と副隊長は?」 メルティーナの質問に一つため息を吐き、左の机の上に乗っている二つの結晶体に目を向ける。 ――施設内での戦闘…チンクに倒されたアリューゼは、意識を取り戻し始めようとしていた。 「ぐっぐああああああああああああ!!!!」 「フフフ……フハハハハハハハハハ!!!!」 ゼストの悲痛な叫びと青年の狂った叫びがきっかけで目を覚まし、 動かぬ体に苛立ちを覚えつつ、顔だけを向けると、 青年に頭を掴まれ何かをされており、その尋常じゃない叫び声にアリューゼは助け出そうと 必死に体に鞭を与え、立ち上がろうとしていた。 「ゼ――」 (来るな!アリューゼ!!) それはゼストからの念話だった。今青年はゼストに全神経を向けている。 だからアリューゼはそのまま死んだ振りをして、やり過ごすよう命令を促したのだ。 (だが隊長!!) (どのみち…その怪我では……満足に戦えない……ならば!!) 今は生き残る、それだけを考えて行動しろ!…それを最後にゼストからの念話は途絶えた―― …アリューゼは呟くような声で、メルティーナの質問に答えた。 「………死んだよ」 リリカルプロファイル 第六話 離反 機動隊壊滅事件、後にそう呼ばれる今回の出来事は、機動隊隊長であるゼスト・グランガイツが無断で施設を調査、 その中で、施設によって改造・破棄されたと思われる魔法生物の群の襲撃を受け、 結果、機動隊は壊滅し死者九名、重傷者一名の惨事を出した。 この事件により地上本部の株は大きく下がり、機動隊は解散を余儀なくされた。 一方で元機動隊隊員である、アリューゼ、メルティーナ両名は本局への編入を命じられていた。 「冗談じゃねぇ!こりゃあ一体どういう事なんだ!!」 事件から五日後…ここは地上本部中将室。その中で、アリューゼ達が二枚の書類を机に叩きつけ猛抗議を行っていた。 中央に置かれた立派な机には手を組み座るレジアス中将、更に左の壁側にはゲンヤが静かに佇んでおり、 二人はアリューゼの主張を静かに聞いていた。 アリューゼの主張とは、自分が報告した内容とは全く異なった報告書を送っていた点である。 まず今回の事件はレザードと言う魔導師が起こした事件である事。 次にあの施設は魔法生物の研究施設ではなく、戦闘機人の研究施設である事である。 「全てがでっち上げじゃねぇか!!」 「……………………」 更にゼスト隊長に濡れ衣を着せ、それを盾に機動隊を解散、 アリューゼ達は本局への編入を余儀なくされたと、続けるようにメルティーナが語る。 「これじゃあ今回の事件を利用した、ただの引き抜きと潰しじゃない!」 「……………………」 必死に声を荒げて抗議するメルティーナ、しかし全く聞き入れる様子がないレジアス達、 その態度にアリューゼは怒りをぶちまける。 「これが管理局のやり方なのかよ!!」 「……………………」 「何とか言ったらどうなんだ!!」 「……………………」 「ゼスト隊長は無実の罪を着せられてんだぞ!!」 「……………………」 「隊長は…隊長はアンタ達の親友じゃ無かったのか!!」 アリューゼが拳を机に叩きつける、するとレジアスはゆっくり立ち上がり、腕を後ろに組み窓の前に立つ。 そしてはっきりとした口調でアリューゼの問いに答えた。 「……公私は分けている」 その一言ですべてを理解したアリューゼ達。 レジアス達は自分達の立場が惜しいのだ、自分達の立場さえ守れれば 友すら切り捨てる…割り切ることが出来るのだ……と。 アリューゼは舌打ちを鳴らし、メルティーナと共に部屋を出ようとドアノブに手を伸ばした。 「あぁ、そう言えば」 ドアノブを回した瞬間、急な大声に立ち止まり振り向くアリューゼ達。 其処には先程と同様に背を向けているレジアスが、誰かに語り掛けているのだろうか、話を始めた。 「これは独り言なんだが、ゼストはいつも部屋が綺麗だった。 だがな、その部屋で何故かディスクが一枚だけ机に置きっぱなしなのだ。 しかも映像ディスクだ、一体何が映っているのだろうな? 機動隊の“本来”の役割と関わりのある事だと思いたいがな」 二人に聞こえるように大声で独り言を話すレジアス。 その言葉はまるで今回の理不尽な対応には何か理由があり、 ディスクの中にその答えがある。そうレジアスが語っている様にしか聞こえなかった。 しかし…この二人が、しかも一人は中将という肩書きをもっているというにも関わらず、隠さねばならない理由とは一体? だがそれもディスクを見れば分かるかもしれない…二人は今までの非礼を詫びるかの如く敬礼、直ぐ様ゼストの部屋へと向かった。 「……随分デカい声での独り言だったな」 一言残し、ゲンヤは部屋を出て行き、静寂が包み込むその中で、 レジアスは独り寂しく肩を震わしていた……… 此処は地上本部に設けられた寮、アリューゼは管理人にゼストの部屋の鍵を借り、部屋へと赴き扉を開け中へと入っていく。 部屋の中は綺麗に掃除されており、リビングには白いソファーがおいてあった。 隣は寝室になっており、机の上にはパソコンと例のディスクが置いてある。 アリューゼはディスクを手に取り、早速備え付けてあるパソコンに取り込む。 起動後画面に操作場面が上がり、カーソルで動画再生を押すと、 ゼストとメガーヌが白いソファーに座っている映像が映り出す。 どうやら撮影場所はこの部屋らしく、画面の右下には二年前の日付が表示されていた。 そして映像のゼストが静かに話し始めた。 「……この映像を見ている者へ、君がこの映像を見ているという事は、既に我々は存在していないという事だろう… 私の名はゼスト・グランガイツ、首都機動防衛隊の隊長だ。そして隣の女性はメガーヌ・アルピーノ、副隊長を務めている」 映像のゼストが簡潔に自己紹介を済ませると、いよいよ本題に入る。 「さて……何故我々が機動隊を設立したのかというと、最高評議会の実情を明らかにする為なのだ」 最高評議会とは、政治・経済、そして管理局全てを掌握している組織で、約百五十年前に設立したと言われている。 ゼスト達は何故その様な組織を調べているのかというと、 それはある一人の女性の死がキッカケだと説明する。 女性の名はクイント・ナカジマ、ゼストの部下で、メガーヌの友人であり、ゲンヤの妻で優秀な捜査官だった。 彼女は二年前、アリューゼ達にとっては四年前の、とある事件を追っていた。 そして、ある組織にたどり着いたとゲンヤに秘密裏に話し、 自分がもしもの時はプライベートファイルを見て欲しいと告げていた。 そして――その翌日に彼女は亡くなったのだ。 ゲンヤはクイントの死後、彼女のパソコンに貼付されてあるプライベートファイルを開けてみると そこに載っていた物は最高評議会に対する調査記録であった。 調査記録には最高評議会は二年前の事件と関わりがあると書かれ、 恐らく、その秘密を知ったが為、クイントは殺害されたとゲンヤは考え、ゼストに協力を仰ぎ、 二人はクイントの情報を基に直訴、しかしそれは受理されず 寧ろ改ざんされた情報でクイントの死因を収められたという。 管理局の対応に納得いかなかったゼスト達はレジアスに協力を仰ぎ、新たな部署を設立、それが機動隊だった。 表向きは迅速な行動で事件に対応する部署、 しかし裏では、外からゼストとメガーヌ、内からはレジアスとゲンヤが最高評議会を調査する部署として機能していた。 「我々はクイントの意志を引き継いでこの部署を建てた。 しかし…もし我々が消され部署が消えた場合、今見ている者がこの意志を引き継いで欲しい」 このディスクの所在を知っているのは、ゼストとメガーヌ以外にはゲンヤとレジアスのみで、 彼等には信頼出来る人のみ、このディスクを教えて欲しいと伝えてあった。 「彼等の目に適ったものなら我々も信用出来る。頼む!最高評議会から世界を護ってくれ!!」 そう言って頭を下げるゼストとメガーヌ、そのまま映像は終了となり、 暫く部屋が静寂に包まれる中、メルティーナは独り呟いた。 「そう言う事だったのね……」 するとアリューゼは無言で背を向けゼストの部屋を後にし、暫くしてからメルティーナも後から部屋から出ていく。 部屋を出た彼等の瞳には、先程とは異なり決意の灯が宿っていて、 何かしらの決意を胸に秘め寮を後にした。 寮から出たアリューゼ達…空は日は沈み始め、寮と空を真っ赤に染めていた。 二人は道なりを歩いていると、分岐点に当たり足を止める。 そして…メルティーナはアリューゼに問い掛けた。 「……アリューゼ、アンタはどうすんの?」 「……俺は…隊長の意志を継ぐ!」 左拳を握り締め決意を露わにするアリューゼ。と言う事は本局へ行くのかとメルティーナは問い掛けてみるが、 今の管理局は信用する事が出来ないとアリューゼは首を横に振る。 「じゃあどこに?」 「聖王教会に行こうと思っている」 聖王教会、管理局と協力体制を取っている組織で、教会内には優秀な調査官がいると聞く。 「それに彼処には“烈火の将”がいる。情報と鍛錬、両方を得られるからな」 そう話すアリューゼ、今の実力では奴に歯が立つどころか一瞬にしてやられる。 奴の実力を目の当たりにしたアリューゼだからこその考え、その一方でメルティーナに質問を投げかけた。 「お前はどうするんだ」 「私はルールーを引き取って本局の無限書庫へ行くわ」 無限書庫、管轄する全ての世界の情報が集まっていると云われている部署。 彼処なら最高評議会の情報も得られるかもしれない。 それにメガーヌの忘れ形見を育てる為にも、本局の給料は魅力的でもあった。 こうして二人はこの先進む道を決めると、目を合わせ別れの挨拶をかける。 「じゃあ、またな」 「えぇ、またね」 そして二人は別々の道を歩きだした…… 一方此処はゆりかご内のラボ、培養液の中には怪我を負ったチンクが入っており、 それを、何を考えているのだろうか、見上げたまま見つめるレザードの姿があった。 チンクの容態は悪く基礎フレームの一部が破損、両腕の筋肉組織は崩壊、内臓の一部及び右目を損傷、 重傷である事は一目瞭然で、寧ろ命があった事が不思議なぐらいである。 と不意に、ラボの扉が開く音が響き渡る。 「…レザード、チンクの様子はどうだい?」 「……ドクターですか。治療には暫く掛かりそうですよ。 それより其方の方はどうなんです?」 レリックウェポンの事かい?っと聞くとレザードは頷く。 男の方は肉体が破損している為、改造を施してから使用する予定、 女性の方は生体ポットで保存をしていると答え、 レザードはスカリエッティの答えに疑問を持つ。何故両方同時に使わないのかと、 その事を問いただしてみると、状態の悪い男の肉体をデータ取りとして先に使う為だと笑いながら話す。 「成る程…では融合させる物はジュエルシードで――」 「いや、データバンクを解析していたら、いい物を発見したのでね」 当初はジュエルシードを融合させるつもりだったのだが、ゆりかごの奥の倉庫に眠っていたレリックを使用すると。 レリックとは高エネルギーの結晶体で、一つ一つに刻印が刻まれており、 元々レリックウェポンは、このレリックを融合させる事で完成するのだと説明する。 「ではジュエルシードはどうするので?」 「ガジェットにでも使うよ」 「そうですか…用件はそれだけで?」 「いやチンクについてだ。彼女の治療を手伝おうと思ってね」 「そうですか…しかしそれには及びませんよ」 スカリエッティの疑問に満ちた表情に答えるかのように、モニターに情報が表示される。 これが予定外の収穫その名も“ホムンクルス”管理局が研究している戦闘機人の情報である。 しかもこの情報はチンク並びにナンバーズにとって“有意義な内容”で、 その性能を大きく向上させる要因を含んでいるのだという。 「故にチンクは更なる力を得る事が出来るでしょう」 「成る程…怪我の功名という奴だね。ならば計画を次の段階に踏んでもいいかもしれないな」 「…と言うと?」 「“ルーン”を……発動して貰いたいのだよ」 「“ルーン”をですか」 成る程…といった表情を浮かべるレザード、計画は着々と進んでいるとスカリエッティは狂気に満ちた笑みを浮かべる。 …いや、寧ろ新たな玩具を手にし浮き足立った少年にも見える、そんな表情であった。 ……場所は変わり此処は闇に閉ざされた空間、その中で赤・青・黄の明かりが灯る…… ―――ゆりかごの反応が消失、その姿も消えたという報告が来た――― ―――姿が消えた?どういう事だ――― ―――報告ではゆりかごが存在していた洞窟は、ものけの空になっていたと――― ―――転移か…“無限の欲望”はあれを奪ったという事だな――― ―――……日を同じくして“無限の欲望”との連絡が取れなくなった…恐らくはな――― ―――どうする?“無限の欲望”にとっては過ぎた玩具だぞアレは――― ―――…捨て置け――― ―――何故です!ゆりかごは我々の――― ―――“宮殿”の目処が立った――― ―――なんと!では“先兵”も――― ―――うむ……我々が“神”になる日も近い…――― 前へ 目次へ 次へ
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レザードはロリーパーで決定! -- (名無しさん) 2015-03-20 00 15 34 草案 ヴァルキリープロファイル1レナス ユクシー:レナス ジュカイン♂:アリューゼ スピアー♂:ロウファ ユンゲラー♀:ジェラード 使い手のナツメとの声つながり ギルガルド♂:ベリナス エルレイド♂:洵 ラティアス♀:那々美 シャワーズorミロカロス♀:夢瑠 人間と人魚のハーフなので メロエッタ:詩帆 ハッサム♂:蘇芳 ヴァルキリープロファイル2シルメリア アグノム:アーリィ エムリット:シルメリア -- (ユリス) 2015-03-20 20 13 00
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解凍直後のフルセットと上書き更新用に含まれているオブジェクトの一覧とその補足説明です。 太字はファイル名、 太字 はフォルダ名です フルセット(17個) 上書き更新用(3~4個) 起動後に作成されるファイル その他 フルセット(17個) readme.txt ファイル名の通り、まずは読んで下さい。 また、よく分からない事があったらこれを読むことによって気付くことも多いでしょう。 history.txt 更新履歴です。頻繁に仕様は変わっていくので、 仕様の変化に混乱した時などにこれを確認すると良いかもしれません。 sai.exe ペイントツールSAI本体。 ダブルクリックすることでSAIが起動します。 sfl.dll SYSTEMAXフレームワークライブラリ。 SAIの土台のようなものです。 blotmap にじみ形状のテクスチャを格納するフォルダ。 elemap 筆形状のテクスチャを格納するフォルダ。 brushtex ブラシテクスチャを格納するフォルダ。 papertex 用紙テクスチャを格納するフォルダ。 brushform.conf にじみ・筆形状に関する設定ファイル。 brushtex.conf ブラシテクスチャに関する設定ファイル。 papertex.conf 用紙テクスチャに関する設定ファイル。 toolink ペン入れ系ブラシツールの情報を格納するフォルダ。 toolnrm 通常のブラシツールの情報を格納するフォルダ。 presetcvsize.conf キャンバスサイズのプリセットに関する設定ファイル。 新規作成時のプリセットサイズ一覧をこのファイルを編集することで変更できます。 help.chm ヘルプファイルです。 _language_ja.conf 言語設定ファイルです。日本語で良い方にはあまり関係ありません。編集方法などはファイル内の説明を参照して下さい。 misc.ini 補助設定ファイル。 手ぶれ補正時のマウスカーソルの位置 ワコムのタブレットドライバ Ver6.04 以降のマルチディスプレイ切り替えのバグへの対処 カラーパレットのマスのサイズ、マスの数を任意に設定できます。 ※.confファイルや.iniファイルが関連付けられていない人は、メモ帳などにドラッグ&ドロップすれば開くことができます。 上書き更新用(3~4個) ※上書き更新用には、ブラシ設定などを残したままアップデートするために必要最低限のファイルだけが入っています。 history.txt sai.exe sfl.dll _misc.ini フルセットのmisc.iniを上書きしないようファイル名の先頭にアンダーバーが付いています。 バージョンアップ等をした後ではSAIフォルダにmisc.iniと_misc.iniの二つのファイルができます。_misc.iniで設定可能な項目が増えている場合があるので、このファイルで設定を変更する場合は既存のmisc.iniを削除し、こちらのファイル名をmisc.iniにリネームして下さい。 起動後に作成されるファイル ■SAI本体フォルダ内 .cidおよび.datファイル 描画中に生成される、REDOやUNDO用の一時的なヒストリーデータ。 SAIを終了したあとに自動的に消えますが、残ってしまっている場合は、消してしまっても大丈夫です。 sai.ssd SAIの終了後に生成される、恐らくSAIの環境情報などを保存しているファイル。ユーザーパレットなどもこの中です。 sysinfo.txt SAIの終了後に生成される、ユーザーPCの情報です。 自分のPCのスペックを他人に報告する場合などにこれをコピペしましょう。 errlog.txt SAI起動中に内部エラーが発生し、右下にエラーログが出た時に生成されます。 このファイルが不具合の原因の手がかりになることもあるので、出来れば再現方法なども添えてKOJI氏へメールで送信しましょう。 メールアドレスはreadme.txtの「開発への協力のお願い」に記載されています。 ■ユーザープロファイルフォルダ内 thumbnail ファイルビューア用のサムネイルデータが入っています。 サムネイルが壊れた時は、このフォルダ内の.ssdファイルを削除してみましょう。 keyconfig.txt [その他]>[ショートカットキー設定]で変更を反映させると、生成されるファイルです。 これを削除すればショートカットキーの割り当てが初期化されます。(ブラシのショートカットキーは toolnrm フォルダのiniファイルに記述されてます) recent.txt [ファイル]>[最近使ったファイル]のリストがここに保存されています。 bookmark.txt ファイルビューアでブックマークとして保存したパスが記述されています。 その他 sai-xxxxxxxxxxxx.slc ライセンスファイルです。起動するSAI本体と同じ場所に置きます。
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UP:2011年6月13日 作者:熱蔵 探偵ファイルの脂氏が世界のご意見番と呼ばれて久しいが、そんな脂氏のいる探偵ファイルに、芸能界のご意見番こと和田アキ子さんが出演していたことがあった。 和田ア○コ謝罪。「すいません。」!? http //www.tanteifile.com/jahanet/2008/04/18_01/index.html お手数ですが内容は読んでください。 一言でまとめると「『馬券』だったらしい。」ということです。 どこも取り上げないようなスクープを広告にしてしまうあたり探偵ファイルは凄いです。 ちなみに宣伝されている「ズバ獲り的中馬リスト」のレビューは散々なんですけどね! 次に脂氏が日記の帝王と呼ばれて久しいですが、新・ブログの女王こと中川翔子さんも探偵ファイルに出演していたことがあります。 あのしょ○たんも使用して激ヤセ!? http //www.tanteifile.com/jahanet/2008/05/10_01/index.html これもお手数ですが読んでいただくとして、一言でまとめると「ダイエットサプリがようやく判明しました!」です。 実際に中川翔子さんのブログでも紹介をされているのですが、 しょこたんブログ「ムシュフシュ」 http //ameblo.jp/nakagawa-shoko/entry-10300262935.html 中川翔子さんがブログに書いた内容で宣伝のプラス効果になると思ったのか、しょこたんブログを利用した探偵ファイルは流石です。 こちらのダイエットサプリは最低でも70kg痩せてしまうという触れ込みらしく、体重70kgないであろう中川翔子さんが消えてなくなってしまうのではないかと心配になったものですが、彼女は今日も元気です。 最後に、探偵ファイルがパチモノライターしかいないと呼ばれて久しいですが、 パチスロライターのアニマルかつみさんも探偵ファイルに出演していました。 事件■大手パチンコ出版社Tが前代未聞の大失態!■ http //www.tanteifile.com/rakuen/2008/06/01_01/index.html 何故かアニマルかつみさんの画像をモザイク加工したり、名前を田中氏にしてい ますが、アニマルかつみさんのブログでも説明されているとおり紛れもなくアニマルかつみさんの写真です。 アニマルかつみさんのブログ ANI-Katsu@213 悪質な画像無断転載に関して。 http //ameblo.jp/anik/entry-10180883476.html 結局のところ、上記に挙げた3件は間違いなく掲載の許可など貰ってもいない無断転載で、詐欺商品を宣伝する捏造記事に利用されてしまったわけで。 2ちゃんねるのスレでも、こんな広告に騙されたって被害報告が出たこともあり ますが、ダーロンファイル読者の皆様は気をつけてくださいね! 騙されないと思ったあなた! 世の中にはこんなアレな人もいるから 探偵ファイルの広告ページってどうよ? http //detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1347800223 あなたの両親や家族や恋人やお友達や密かに狙っているあの人が騙されるかも知れないので、決して油断は禁物ですよ! だって、一般人なら明らかに詐欺とわかるような広告ばかりを掲載して、何でもありで突っ走っている探偵ファイルは一応のところ今日も元気ですから。 熱蔵
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計画を発表してから二年の月日が流れ、現在スカリエッティは新たな基礎フレームの開発、遺伝子改造に勤しんでおり、 レザードもまた不死者を造る為の、グールパウダーの生成、そして不死者製造にも勤しんでいた。 「ドクター、博士、お話があるのですが」 不意にもモニターに青色の長髪の女性が映る。それは管理局に潜入しているドゥーエであった。 リリカルプロファイル 第四話 移転 ドゥーエの話とは、自分達が住んでいる研究所の上にある遺跡に、管理局の調査が入ると言う内容で、 しかも調査員の中にはAAAランクの魔導師も配置されているという事だった。 「これは…ただの調査だけとは言えなさそうですね」 「私もそう思って連絡を入れてみたのです」 「なるほど、確かに……ドゥーエ、その調査は何時ぐらいに始まるのかね?」 「今から約三時間後です」 「思っていたよりも早いな…」 となると、早急に研究所を破棄しなければならないとスカリエッティは考える。 データの纏めは日頃行っているので問題ではない、むしろ各施設の破壊の方が問題だった。 何故なら施設内は広く、全てを破壊するのには時間がかかり面倒。 だからといって放置する訳にも行かない。此処には非人道的な機械やシステム、兵器などの試作品が置かれてあり、 これらが知られるのはスカリエッティ達にとっては、大きな痛手になりかねないからだ。 「さて…どう間に合わせるかな」 「ドクター、確かガジェットの元型がありましたね?」 不意にレザードが質問を投げ掛ける。ガジェットの元型とは、上にある遺跡で眠っていた機動兵器で、 スカリエッティがデコイとして造り上げたガジェットドローンのアーキタイプである。 元型は戦闘用ではあるが、防御面に優れ魔法バリアを使用する事が出来る。 だが如何せん古い為、すぐにオーバーヒートするという欠点も存在した。 「確かにあるけど、一体どうするんだい?あんな欠陥品」 「欠陥品だからこそ、役に立つ方法があるのですよ」 レザードの案とはこうだ。オーバーヒートしやすいのならいっそリミッターを外し、 オーバーロードさせることにより、元型は自身の力に耐えきれず自爆、その爆発で施設を破壊するというもの。 言うなれば爆弾、しかしそれを全機に施すとなると、時間も手間もかかる。 そこで、一体のみリミッター解除を施し、その元型が自爆した際、 他の元型のリミッターも強制解除させて連鎖的に自爆させるプログラムをインストールさせるという。 「データ自体は既にありますので、二時間程あれば、現存する元型全てにインストールさせるのは可能です」 「用意がいいねレザード、もしかして…こうなる事が分かっていたのかい?」 「そんなまさか、もしもの為の用心と……後は暇つぶしに作ってみただけです」 「なるほど…ね、では施設破壊はそれで良いとして、次は移転先だが……」 顎に手を当て考え込むスカリエッティ、何故なら移転場所など考えていなかったからだ。 …だからといって野宿…と言うわけにも行かないだろう。 とその時、ウーノが“ある人物”の連絡を受けたと情報が入り、 繋がっているドゥーエとの連絡を一旦切り、“ある人物”の連絡を繋げるよう命令を下した。 「……久しいな…“無限の欲望”……」 「これはこれは、最高評議会の皆様」 連絡をしてきたのは、スカリエッティが暗殺しようとしている最高評議会からで、 モニターには何も映っておらず音声のみ、しかも変声されてあり、かなりの秘密主義の様子だ。 「どの様なご依頼で?」 「命令だ…我々が発掘した聖王のゆりかごを早急に解析せよ…」 聖王のゆりかご…かつて古代ベルカの王が所有していたと言われている質量兵器で、 大規模な次元振を起こし、様々な世界を滅ぼしたと言われている曰く付きの代物。 一体何処で発掘したのか分からないが、最高評議会はどうやらそれを管理局の戦力として、取り込むつもりのようで、 その手始めに、先ずスカリエッティに解析を命じたようであった。 「仰せのままに……」 「…では以上だ…」 そう告げると映像が消え、モニターにはゆりかごの位置を告げる地図が映し出され、 暫く辺りに静寂が続くと、スカリエッティが急に狂ったように笑い出した。 「くくくっ全く…こうも早く見つかるとは!天の配剤とはこういう事を言うのだろうな!」 「……何がですか?」 「決まっているじゃないか!我々の新しい拠点さ!!」 レザードの静かな問いかけに、スカリエッティは満面の笑みで答える。 聖王のゆりかごを新たな拠点とし、計画を進めると、両手を開き叫ぶスカリエッティであった。 三時間後、上空に二つの小さな姿があった。一人は赤い髪で全身も深紅に染めた少女、 もう一人は対照的に白を基調とした服に、栗色の髪を白いリボンで二つに結った少女だ。 二人は管理局の任務により、遺跡の調査に向かっている最中だった。すると赤髪の少女が不満を募らせる。 「ったくよぉ、何でアタシ達まで行かなきゃいけねぇんだよ」 「にゃはは、まぁ落ち着いてヴィータちゃん」 「けどよぉ、なのはは――」 「私は大丈夫だよぉ」 なのはの返しにヴィータは声を詰まらせ、これ以上話す事が出来なくなった。 それには深い訳があった。今から三時間前の出来事である。 「調査……ですか?」 「そうだ」 本局に直属する武装隊の部隊長に呼び出された二人、 今回の任務は、とある次元世界に存在している遺跡調査とその手伝いであった。 「この程度の任務では不満かね?」 「いいえ、高町なのは、ヴィータ両名、了解しました」 部隊長の皮肉が混じった言葉にも嫌な顔一つせず、敬礼するなのは。 だが、その態度がかえって部隊長の機嫌を損ねていた。 二人はリンディ・ハラオウンが指揮をするアースラ隊から、出向という形で武装隊に配属したのだが、 周囲の環境はよろしく無く、特に上司である部隊長は二人の素性を知っている為か、二人に数多くの任務を与えていた。 しかし二人は次々に任務をこなし、予想以上の結果を出して部隊に貢献した―― ところが周りは、それがさも当たり前のような目で二人を見ていて、大した評価も得られない毎日が続いていた。 そんな日々が長く続けば当然心労も疲労も溜まり、特になのはの幼い体では、かなりの疲労が蓄積しているのは明々白々、 しかしなのはは、それを見せないよう気丈に振る舞って見せていた。 だが――それがかえって、ヴィータに身を案じてさせている事を、なのは知る由もなかった。 …と思い出話は其処までで、気が付けば目的の遺跡にたどり着く二人。 遺跡にはまだ自分達以外は到着しておらず、寒空の中で二人は待っていると、 他の局員が姿を現す。その数は十人を超えていた。 (…ただの遺跡調査にこんなに人数が必要なのか?) ヴィータは割り当てられた人数に疑問を持ちつつも、作業に取りかかり始めた。 遺跡内にはいくつかの質量兵器がずさんに転がっていて、 ヴィータはそれらを調べていると、後方で自分を呼ぶなのはの声がした。 「どした、なのは」 「ちょっとみてヴィータちゃん」 そう言ってモニターを見せるなのは、其処には遺跡の全体図が表示されており、 地下の部分に大きな空間が存在している様子が見て取れ、 この遺跡の地下には何かあると感じたヴィータは、なのはと共に地下へと潜った。 地図を頼りに地下空間へと続く一本の道を、二人は通り抜けその先に広がる光景は、 先程までの遺跡のとは異なる、最新の技術で造られた研究所っぽい場所へと辿り着いた。 「怪しいね、ヴィータちゃん」 「あぁ、とりあえず地上の奴らに連絡しねぇとな」 そう言ってなのはに背を向け、地上の局員と連絡を取ろうとしたその瞬間――― 「きゃあぁぁぁぁぁ!!」 突然の、なのはの叫びにヴィータは驚き振り向くと、其処には左肩を血に染めたなのはが、ふらつきながらも立っていた。 「なのは!どうしたんだよ!!」 「…ゴメン……ヴィータちゃん………油断……しちゃった………かな…」 と次の瞬間、力が抜けるようになのははヴィータにもたれ掛かり、ヴィータは抱き抱え唖然とする。 何故なら傷口は左肩部分では無く、左肩から右わき腹に掛けた背中部分で、 深く斬りつけられている様子が見て取られ、大量の血が服を徐々に染め始めていた。 そして…なのはが立っていた位置から、四足の機械が姿を現し、 機械の左前足は赤く染まっていて、なのはを斬った張本人だとヴィータは直ぐに理解、 今すぐに仇を撃ちたい気持ちであったのだが、自分の腕の中で苦しむなのはの事を考え、 相手を睨みつけながらも、その場を後にする。 「こちらヴィータ!地下でなのはがやられた!気をつけろ中には機動兵器がいる!!」 地上にいる局員に簡潔に連絡を終え、続けざまに今度はシャマルに連絡、 不幸中の幸いというべきか、シャマルとの距離は遠く無く、なのはを抱えたまま急いで遺跡を後にする。 ヴィータは後悔をしていた。なのはの調子が思わしくないのは前々から分かっていた。 いや……分かっていたつもりだった。なのはの疲労は自分が思ってたよりも、もっと酷かった。 いつも一緒にいながら、なのはの事を全然分かってやれていなかった。 …こんな事になるんだったら無理にでも休ませるべきだった。 自分の認識の甘さが、この様な事態を招いたのかもしれない。 ヴィータは後悔の念に捕らわれ涙ぐみ、腕の中ではなのはの白い息が苦しさを物語り、 急ぐも、しかし安静に運びながら、シャマルと合流する地点へと向かっていった。 合流地点でなのはを抱きかかえたまま待っているヴィータ、 だがそれ程待たずシャマルが乗るヘリが到着、どうやらかなり無理を言ってやって来た様子で、 シャマルはヘリが地上に降り立つ前に飛び降り、なのはの傷の具合を見て、すぐさま治療を開始した。 「これは……酷い…」 「なぁ!シャマル!なのはを!なのはを助けてやってくれ!!」 治療を施すシャマルの肩にしがみつき、目から大粒の涙を零すヴィータ。 なのはの傷はかなり深く、更に血液も多く失われていてかなり危険な状態、この場で施せる治療は応急処置が限界で、 先端技術医療センターのような大病院での手術が必要であると判断、 其処でシャマルは応急処置を終わらせると、速やかになのはをヘリに乗せる様に指示をした。 「なぁ!なのはを!」 未だに涙を流し訴えかけるヴィータ、するとシャマルは右の手の平でヴィータの頬を叩き、 辺りに乾いた音が響くと、シャマルの怒声が辺りに木霊した。 「しっかりしなさい!ヴィータ!!あなたはベルカの騎士なのよ!」 「っ!!」 「後の事は私に任せて、ヴィータちゃんは任務を続けて……ね」 今度は優しくそう告げてシャマルはヴィータの肩に手を当てる。 ヴィータだけが心配している訳ではない、シャマルもまた、なのはの身を案じている。 それに今すべきなのは、後悔する事でも嘆願する事でもない、それを一番理解しているのは多分…ヴィータ自身だろう。 だから…なのだろうか、シャマルの言葉に俯きながらもヴィータは頷き、 シャマルはヴィータの意志を確認した後、急いでヘリに飛び乗り飛び立っていった。 …ヘリが飛び立ち静寂に包まれ、地面にはなのはの血痕が生々しく残されたこの場所に、 一人残されたヴィータは左腕で涙を拭い、拭った後の瞳には怒りの色を宿していた。 「今すべき事…アタシが今すべき事は!」 ヴィータは遺跡の方を睨みつける様に振り向くと、遺跡の方向には白煙が幾つか立ち上っており、 ただ事ではない状況に不安を覚えたヴィータは、急いで遺跡へと向かった。 「なんてこった……」 上空でヴィータが呟く…そこは今まであったハズの遺跡が無く、 遺跡らしきモノが存在していたと言わざるを得ない、そう感じさせるほどの瓦礫と化していた。 至る所で先ほど確認した白煙が上る中、ヴィータは地上に降り生存者がいないか調べていると、 先程の機械らしき残骸を発見、残骸は黒く変色していて熱による融解も確認、 この様子から自爆をしたのは必至、そして遺跡を破壊した最大の要因であると考えた。 そして…遺跡が此処まで破壊されているとなると、地下の施設も同様であり、 また地下に向かったと思われる局員も、助かってはいないだろうという考えに至るのは必然、 自然とグラーフアイゼンを握る拳が、徐々に堅くなっていく。 「畜生……ち…くしょう………チィッッックショォォォォォォォ!!!!」 深々と…雪が降り始める中…… ヴィータの虚しい叫び声だけが、辺りに木霊した……… 一方ここは聖王のゆりかご、内部は思いの外綺麗であるが、後方部分は劣化による物か修理が必要 とは言え、思っていたほどの深刻なダメージではなかった。 むしろスカリエッティは至る所放置されてある質量兵器などに興味があった。 早速スカリエッティは聖王のゆりかごや、他の質量兵器の解析を本格的に始める。 「どうです?」 「これは……色々と面白そうだよ」 レザードの問いに笑みを浮かべるスカリエッティ。 取り敢えずの簡単な解析の結果、聖王のゆりかごには砲台が幾つか存在するが、破損している事、 そして聖王のゆりかごを動かすには、聖王の遺伝子が必要な事だった。 「ふっ忙しくなりそうだよ」 「それは何よりで」 「…手伝ってはくれないのかい?」 「……考えておきましょう」 聖王のゆりかご……その存在と驚異が世界に知られるのはまだ先の話である…… 前へ 目次へ 次へ
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概要 下げ止まらない 脂様のプロフィール 脂様のありえない誤字・誤用集 中二病発言/痛い自慢 その他名言 なかったことに 脂メンバーの顛末 元社員の横領情報Winny流出発覚までの主な流れ 一発逆転 顛末 iPhoneアプリ ~以前は掲載していたものの、テンプレスリム化で掲載しなくなったもの~ 捏造メール 毎月の食費100万 ヘソで茶を沸かすの巻 3のつく数字 脂様の過去の逮捕記事 探偵ファイルの広告料金一覧 優子ちゃん記事の矛盾 優子ちゃん事件まとめ スパイラル内での振舞い