約 1,210,605 件
https://w.atwiki.jp/kiririn/pages/1850.html
はじめましての人はさすがにいないと思うが、軽く自己紹介しておこうと思う。 俺の名前は高坂京介。少し前までごく普通の高校生だったものだ。 いきなり話し始めるのもなんだから、この物語のあらすじを簡単に綴っておく。 春休みのある日。俺は妹とちょっとした賭けをした。(賭けがなんだったのかは、ここでは割愛させてもらう。……内容が気になるって? どうしても気になるやつは、つまらない賭けを想像してみてくれ。想像したな? よし、それで正解だ) 勝者は敗者に、なんでもひとつだけ命令することができる条件だった。 お願いではなく、命令となると――とても強い強制力がある。 そして俺は、妹に勝った。 勝ったのだ。俺は妹に命令できるのだ。あの小生意気な妹を! あの小悪魔桐乃を! 欲望の赴くままオモチャにすることができるのだ! ヒャッハァ――――――ッ! ――とまあこんな感じで、俺の気分が最高潮に盛り上がっているところから本編スタートだ。 こんこん、と小さくドアがノックされる。 俺はドアの向こうにいる人物に、入ってくるよう促した。 「……入るよ」 俺の前に姿を現したのは、つい最近まで恋人関係だった俺の妹、高坂桐乃。 さらりと流れる長い髪――それを際立たせるためだけに存在していると言っても過言ではない、ピンクのヘアピン。 そして、身に纏う白いワンピースの腰の辺りでは、大きなリボンが自己主張をしている。 清潔感の漂う、大人しめの服装。しかし、アクセントとして麦わら帽子をチョイスした彼女のコーディネートには一部の隙もない。 まるで妹めいかぁのヒロインを彷彿とさせるイメージだった。(つまりエロゲーヒロインそっくりということだ) 「――――」 あまりの神々しさに、俺は不覚にも、妹に見惚れてしまっていた。 「……あんまジロジロ見ないでよ」 桐乃は照れくさそうに、麦わら帽子を目深にかぶり直す。 勘違いされては困るのだが、俺の命令はこれではない。 この服装はあくまで副産物みたいなもので、完全に桐乃のセンスである。 つまり何が言いたいかというと、俺の趣味で妹をエロゲーヒロインのようにコスプレさせたわけではないということだ。 俺が命じたのは―― 「ねぇ、京介」 「はいアウト!」 「何がっ!?」 「おいおい桐乃、もう忘れちまったのか? 今日は俺のことを『お兄ちゃん』と呼ぶ約束だろうが」 「……それマジでやるの?」 そう、俺の命令とは、妹に『お兄ちゃん』と呼ばせることなのである。……一応言っておくが、そういう『プレイ』がしたかったわけではないぞ? 決して桐乃に、『京介お兄ちゃん……好きだよ』などと呼ばせたいわけではない! ただの罰ゲームだからね。 ということで、俺は不適に笑いながらこう返した。 「当然だ。さあ、愛を込めて『京介お兄ちゃん』と呼ぶがいい」 「………………キモ」 清楚系美少女にキモイって言われると、なんだかゾクゾクするんだよなぁ。 そんな内心はおくびにも出さず、俺は桐乃を注意する。 「その発言は減点だな。いいか? これは罰ゲームなんだぞ」 「うっ…………」 「ほら、やり直し」 鬼教官の如く駄目出しをすると、 「わ、わかったわよ! …………やればいいんでしょやれば」 「うむ、ではどうぞ」 「きょ、京介――――お兄ちゃん」 「……っ……!」 聞いた? …………やばいってこれ。破壊力がありすぎて心臓止まるかと思った。 羞恥に頬を染めた桐乃が聞いてきた。 「…………満足した?」 おう、満足したよ。その気持ちを桐乃に伝えなきゃな。 心からそう思って、俺は口を開いたのだが、 「桐乃」 「……なに?」 「結婚してくれ」 「なっ…………!?」 気付いたら妹にプロポーズしていた。 「ちょ……な、なんでそうなんのっ」 叫んだかと思いきや、今にも掴みかかってきそうな勢いで詰め寄ってくる。 そんなにくっつくなよ。…………ドキドキしちゃうだろ。 俺は平静を装い、言い訳を探す。 「違う違う。いまのは『満足した』って言おうと思ったのを、思わず間違えちゃったんだよ」 「どこをどう間違えたらそうなったわけ?」 「誰だって言い間違えることくらいあるだろ」 「……そういうレベルじゃなかったと思うんですケド」 いちいち細かいやつだなあ。 「なあ」 「なによ、お兄ちゃん」 投げやりに返してくる桐乃。 「デートしようぜ」 「……………………」 というわけで、デートである。 デートコースはいつも通りアキバに決定した。 しかし長くなるので、デートの詳細は省かせてもらう。 軽く説明だけしておくと、妹の買い物に付き合って、メイド喫茶に寄って、ゲーセンでプリクラを撮った。 そうだな…………全部省略するのもなんだから、プリクラのくだりだけ紹介しよう。 ゲーセンに入ってから、こんなことがあった。 ――俺たちは対戦ゲームで熱戦を繰り広げていた。 本日の対戦筐体は、お馴染みのシスカリではなく『FIGHTING CLIMAX』という新作ゲーム。俺の妹にそっくりな美少女中学生と、黒猫そっくりの邪気眼美少女が登場する、奥深い対戦格闘ゲームだ。 俺は妹似のキャラを使い、桐乃は某電脳世界のヒロインそっくりのキャラを使用。 妹はこのゲームを何度かやったことがあるらしく、満足にキャラも動かせない初心者の俺は、一方的に痛めつけられる結果となってしまった。 現在は対戦を終えて、フロアを移動中―― 「へっへー、弱すぎ」 「ほっとけ。おまえだって黒猫と勝負したら勝てねえくせに」 「いやいや、あれはあいつがおかしいんだって。あたしが弱いわけじゃない」 それは一理あるけど、おまえ沙織にもシスカリで負け越してるじゃん。あんまり強くないってことじゃん。 そう考えると、どれだけ俺が弱いんだって話にもなるわけだが、シスカリに限って言えば俺と妹の実力はほぼ互角である。 と―― 「あっ! メルルの新しいぬいぐるみ!」 桐乃がクレーンゲームに駆け寄った。 「おまえ、よく一目見て新しいって分かるな」 「メルルファンならとーぜんっしょ!」 嬉々として答える桐乃。 「ふうん……」 俺にはどこが違うのか判断できないが、ファンには簡単に区別がつくものらしい。 ぱっと見たところ、メルルは最後のひとつのようだ。やっぱ人気あるんだな。 「ねぇねぇ、これ取ってよ」 「なんで俺がおまえにぬいぐるみ取ってやらなきゃいけねーんだよ」 「だって、今日はデートなんでしょ? メルル取ってよ、お兄ちゃん」 可愛くおねだりされてしまった。…………どうすっかな。 「……デートなんだから、もっと他のことしようぜ?」 「え~? …………ケチ」 唇を尖らせて、拗ねる。 できれば取ってやりたいけど、俺こういうゲーム上手くねーんだよ。 何千円も使ったあげく、筐体に八つ当たりしてしまうような―――― 『ぶっ壊れてんじゃねぇのかこの機械! おかしいだろ! なんで取れねーんだよクソックソッ!』 『ちょ、恥ずかしいから大声出さないでよ!』 ……こんな結末が見えた。今日はお助けキャラも来ないしさ。 「う~ッ」 ぷくっとほっぺを膨らませて唸る妹。やめろ、それ以上マル顔になってどうする。 すっかり機嫌を損ねてしまった彼女に、俺はこう提案した。 「そうだな――じゃあプリクラでも撮るか」 帰宅後。 風呂から上がった俺は、ベッドの上で妹の部屋に繋がる壁を眺めていた。 今日は充実した一日だったな。握っていたプリクラに目を落とす。 思わず笑みが零れてきた。 「これも、人には見せらんねーな」 だってさ、これ、どう見たって―――― と――そこでドアがノックされ、妹が部屋に侵入してきた。 「入るよ」 「入ってから言う台詞じゃねぇな、それ」 「ふ~、いいお湯だった」 俺のツッコミを無視した桐乃は、そのままベッドに腰を下ろした。パジャマ姿である。 「あっ、プリクラ見てたんだ」 「まあな」 「どうせ、寂しくなって感傷に浸ってたんでしょ?」 「……………………」 ……鋭いなこいつ。 「あれれー? もしかしてほんとにそうだったワケ~?」 この言い草! 明らかに分かってて、おちょくってやがる……。 「……悪いかよ」 「ふひひっ、お兄ちゃんかわええー!」 「あああああああああああっ! 殺せ! いますぐ俺を殺せっ!」 恥ずかしすぎて、顔から火が出るかと思った。 くそぉ……こんな羞恥プレイがしたかったわけじゃないのに! 俺はただお兄ちゃんプレイがしたかっただけなのにっ! 充実した一日から一転して、黒歴史になった瞬間である。 「あー、楽しかったぁ」 「…………で、なんか用かよ?」 俺は、涙目で妹を睨みながら問うた。 「いやぁ、あんたが寂しがってるだろうから、久しぶりに一緒に寝てあげよっかなーって」 「………………マジで?」 めちゃくちゃ驚いた。 ついこの前まで『兄妹なんだから』と、やけにガードの固くなってしまった妹の発言とは思えないお誘いだ。 不意打ちでキスしてやった日なんか、家に帰ってからガミガミガミガミ――――超うるさかったしさ。 ちなみに、あまりにも説教が長かったので、もう一度キスをしてやったら桐乃は静かになった。お口にマウスだ。 ――そんな妹が添い寝のお誘いをしてくれている。 「そのかわり、あんたがいくらよっきゅー不満だからって、あたしが寝てる間に変なことしちゃダメだかんね?」 桐乃は腕で自分の身体を抱き、警戒心を剥き出しにしてそう言った。 それを見た俺は内心で、『この自意識過剰女イライラするなぁ』と思ったのだが、紳士的にこう返した。 「しない、しない。したこともない」 「……………………」 視線が痛い。 「あんたさー、あたしの胸さわったことあったよね?」 「……覚えてないなあ」 俺は、目をそらしながら答える。 ずずい――と顔を近づけてくる桐乃。 「ふーん、へぇー、覚えてないんだぁ」 「……いいか桐乃、俺は寝ている妹の胸をつんつんしたこともなければ、抱きついてくんくんしたこともない」 「………………」 「もちろん、なかなか起きないから今日は大丈夫かなぁー、とか調子に乗って胸を揉んだことなんて一度もない」 「へえ~…………それは初耳なんですケド」 「……はっ……!」 つい余計なことまで口走っちまった! 半目で睨みながら、妹が追求してくる。 「……何か言うことは?」 「おまえのおっぱいってすっげー柔らかいよな。驚いたわ」 「だ、誰が感想を言えと言った――ッ!?」 憤死しそうな勢いで、的確なツッコミを入れてきた。 こいつを恥ずかしがらせるのって実は超楽しいんだよね。ここからは完全に悪ノリ。 俺は桐乃の繰り出したパンチを軽くあしらい、 「オヤオヤ、褒めてやったんだからよろこぶがいい」 「む、胸の柔らかさを褒められて、よろこぶ妹がいるわけ――ないでしょ!」 「お兄ちゃんは、おまえの成長を肌で感じることができて嬉しかったよ?」 「うぇ…………本格的に駄目だコイツ……」 えへへ………………本気で気持ち悪がられちゃった。 ……ここまできたら、もう開き直るしかない。 だから俺は、逆ギレ気味に言ってやったよ。 「うるせーなぁ、無防備に寝てるおまえにも責任はあるだろ」 「……起きてたし」 「おまっ…………! 起きてたんなら寝た振りすんなや!」 俺の紳士力を、試すようなことばっかしてんじゃねーよ! だから事故が起きるんだ! 「うっさい! あんたがエッチなことしようとすると目が覚めちゃうのっ!」 「そいつは便利な機能だな!」 「てかっ、一緒に寝るの! 寝ないの! どっち!?」 「そんな脅迫まがいの誘惑があってたまるか!」 とまあ―― いつものように兄妹喧嘩はしたものの、結局二人並んで眠ることとなった。 添い寝の条件として出された『おさわり禁止』を、俺は飲まざるを得なかったが。 しかもひどいことに、『向かい合って寝たら胸さわるでしょ?』――というあらぬ疑いをかけられ、桐乃はそっぽを向いて寝てしまったのである。 ……………………。 一時間くらい経っただろうか。 なかなか寝付けなかった俺は、背中を向けて眠る妹を眺めていた。 「……………………」 ちょっとくらいケツさわっても起きないかな? 欲望がムクムク湧き上がってきたところで、 「ねぇ、まだ起きてる?」 と――妹が話しかけてきた。 起きてたのかよコイツ。ふぃー…………危ないところだった。よく頑張った、俺の理性。 「……起きてるぞ」 「…………いまね、昔のこと思い出してた」 「何を?」 「あんたさ、あたしに言ったじゃん? 『妹』と『彼女』は、たいして変わんないって。……覚えてる?」 言った。よく覚えてる。 あれは確か…………偽装デートの帰り際だったか。 「そんなこともあったな」 「うん…………あの時、あたしすっごい怒ったっしょ」 『ちょうキモ……妹もののエロゲーのやりすぎじゃん?』 「ははっ、突き飛ばされたっけ」 「…………ごめん」 後ろを向いてるから顔は見えないけど、しゅん――としてしまったようだ。 俺は桐乃の頭に手をやり、ぽんぽんと撫でてやった。 「怒ってねぇよ。どうしたんだ急に?」 「……あたし勝手に勘違いしちゃったけど――あんたが言いたかったのって、もっと別の意味だったんじゃないかなって」 そこで桐乃はこちらに向き直り、こう言った。 「『兄貴』と『彼氏』ってたいして変わらないなー、って思っただけ」 互いの熱が届きそうな距離――妹の鼓動が伝わってくる。 「そーだな、その通りだぜ」 「じゃあ……最後まで、責任とってよ」 暗闇の中―― 兄妹はいつまでも見つめ合っていた。 翌日。春休み最終日。 明日から、俺たちはそれぞれの学校へ行くことになる。 桐乃は高校生になるし、俺も大学生になる。 その前に集まろうということで、『オタクっ娘あつまれー』でお馴染みの、沙織と黒猫が我が家にやってきた。 「ちょっと、早く飲み物用意してよ」 「へいへい」 リビングにお菓子なんかを用意して、ちょっとしたパーティーのような様相。 飲み物係に任命された俺は、四人分のジュースを運ぶ。 「それでは皆様方、準備はよろしいですかな?」 全員が着席したのを見計らって、バジーナファッション(今日はそういう気分らしい)に身を包んだ沙織が音頭をとる。 「きりりん氏と京介氏の門出を祝って――」 「「「「かんぱーい」」」」 桐乃と黒猫がだべり始めた頃、沙織が小声で聞いてきた。 「京介氏、きりりん氏とはその後どうなっているのですか?」 「どうもこうも、見ての通りだよ」 「それは、『どう見ても恋人同士だろ』という惚気でござるか?」 ……………………。 「なんでそうなるんだ」 「拙者にはそういう風にしか見えないもので」 「……そうかい。やっぱりおまえの眼鏡は度が合ってねえな」 俺が皮肉っぽく言うと沙織は眼鏡を外し、「そうかもしれませんわね」と、いたずらっぽく微笑んだ。 するとそこで―― 「うんまーこれ! あんたの料理マジうまい! 絶対いいお嫁さんになるって! ってか、あたしの嫁に来いっ!」 黒猫の作ってきた和菓子を喰った桐乃が、親友にプロポーズをしていた。 「ほ、ほめても…………なにもでないと言ってるでしょう……」 「いーじゃん。おねがぁーい」 おまえはどこのナンパ野郎だよ。友達を口説くんじゃない。 「ま、まったく、仕方のない雌ね……考えておいてあげるわ」 おまえも釣られてんじゃねーよ。しかもなんでちょっと嬉しそうなんだ。 桐乃もニヤニヤしてるし、見てるこっちが恥ずかしいわ。 と――妹と目が合った時だった。 「あっ、お兄ちゃんも食べる?」 「「「!?」」」 「――――はっ」 凍りつく俺たち。 「あ、あなたいま……『お兄ちゃん』って……」 「ち…………ちがっ」 「いやはや、お兄ちゃんプレイとは、きりりん氏も業が深いですな」 「だから違うっつーのッ! いまのは『京介』って呼ぼうとしたのを、思わず間違えちゃっただけだしっ」 俺にはおまえの気持ちが分かるぜ。 あるよね、そういうこと。 「どこをどう間違えたらそうなったのか、詳しく聞きたいわ。それともあなた、心の中では『お兄ちゃん』呼びなのかしら?」 「だ、誰だって言い間違えることくらいあるじゃん? それに『お兄ちゃん』呼びだったのは『小学校二年生』までだもん!」 焦った桐乃は、盛大に自爆した。 「ほほう…………それも興味深いお話ですなぁ」 「あっ…………うぅ~ッ」 「この際だから、昨日メールで自慢してきたプリクラの写メの件。この話もここでしてしまいましょうか」 「あ、あれはっ、京介が無理矢理撮ろうって! ごーいんに連れてかれたのっ!」 「ふうん……ところで、昨日は兄妹で一緒に寝たそうね?」 「きょ、兄妹なんだから一緒に寝るくらい……ふつーじゃん?」 「あなたのようなビッチがこの世に存在していていいのかしら? まったく世も末だわ。ねぇ、沙織?」 「はっはっはっは――! 黒猫氏、拙者こんなこともあろうかと、実はきりりん氏のために京都の老舗店から赤飯を用意しているのでござるよ」 「はぁ――!? 嘘でしょ!?」 「あら、おめでとう桐乃。予定日はいつ頃?」 「何の!?」 おまえらそれ以上、俺の妹をいじめてやってくれるな。半泣きになってるじゃねぇか。 収集がつかなくなった桐乃は、俺に助け舟を求めてきた。 「あんたも見てないで助けてよ!」 「ったく――やれやれ、しょうがねーな」 手のかかる妹だ。 「勘違いするなよおまえら、俺は桐乃に『お兄ちゃん』と呼ばれたところで、『妹萌え』とやらは理解できなかったぞ」 まったく、めんどくさいったらないぜ。 「そのわりにはすっごいニヤニヤしてなかった? どの口がそんなことゆってんの?」 「こっちを見ないでくれるかしら。不快だわ」 「俺を糾弾するときだけ団結するのやめて――!?」 しかし俺はそんな妹を見て、いつものようにこう思っちまうのさ。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない――ってな。 おしまい。
https://w.atwiki.jp/momoirowiki-z/pages/28.html
9月6日代々木公園けやき通りイベント イベントブログ「KEN爺の小言」ameblo.jp/kenjey-factory/entry-10136318190.html 高城れに・百田夏菜子・玉井詩織のみの参加(早見あかりがMCとして助っ人) マイクが1本だけだったため玉井詩織が歌う。 クレームが入ったようで、途中からマイクなし。管理が厳しくなり路上時代は終焉に向かう。 2年後のピンキージョーンズツアーにて代々木公園に戻ってきたももクロ歌劇団の劇中で詩織が回想するネタとして登場する芸能人ぶった帽子のかぶりかたをする百田や、オレンジ短パンの高城の姿はここで見られる。 この後、早見・百田・玉井で原宿に行く。・・・高城は? おそろいのブレスを買う 9月8日 早朝から夕方まで撮影だったらしい。 9月13日B.L.T.GirlsWoodstock Vol.4 イベントHPfinoliafactory.com/blt/080913.html ももクロ目当て以外のファンの方の率直な感想「ネタバレ禁止な日々」sinden.blog6.fc2.com/blog-date-200809.html 当日は音響の調子が終始悪く、ところどころでキレッキレだった模様。 他出演者であるタイナカサチはモノホンの歌姫、比べられるのはまずい・・参考www.youtube.com/watch 9/18早見あかり漢検3級に受かる。 9月20日アキ☆スタオーディション’08 IN 渋谷パルコ イベント詳細 Zephyrzblogs.yahoo.co.jp/atlaszephyr/58192226.html 9月27日 ビラ配り この後早見あかりと玉井詩織が仲良くマックへ・・・・後の中野サンプラザで詩織がこの時の話を出す。 10月5日夏菜子・すみれ→雑誌の撮影 10月13日 れに・愛美・詩織 下北沢でプリクラを撮る 10月18日B.L.T.GirlsWoodstock Vol.5 夏菜子・すみれがお休み。早見あかりが代打にてネコ耳をつける 。
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/1100.html
ルーズソックス騒動 272 名前: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 [sage] 投稿日: 2011/06/04(土) 23 30 44.24 ID eFH386fF リオ「せんせいもルーズソックスとか履いていたんですか」 白「そ、そんなものは履かん!わたしは流行り物なぞ興味はない」 リオ「でも、プリクラとか撮ったこと、ありますよね」 白「うっ」 リオ「友達と一緒に放課後タイム。女子高生なら誰もが過ごすフリーダムなひと時!ですよね、元・女子高生」 白「あ、あるぞ!こんなわたしでも。当時の機械はあまり映りがよくなかったけどな」 リオ「へー。逆にそれがよかったですよね。でも最近のプリクラは性能がよくなってるから『お断りします』って感じですよねー」 白「因幡、このボトルの文字が読めるか」 リオ「えっと……『オキシ……ドール』。 きゃーーー」 ↓ 277 名前: 創る名無しに見る名無し [sage] 投稿日: 2011/06/05(日) 18 33 21.24 ID PzAK6kOr シロ(そういえば生徒の忘れ物にルーズソックスがあったな) ごそごそ シロ(ほう、この歳で履くとコスプレにしかならないだろうと思ってたけど…なかなか可愛いではないか) ガラッ コレッタ「せんせぇー、お腹痛いにゃあ……ミルク飲み過ぎたにゃ」 シロ「こっこここ、こけっ、ここ、ここコレッ…!?」 コレッタ「にゃ?シロ先生、なんで椅子の上で三角座りして、にわとりさんの真似してるにゃ?」 シロ「いやっ、その、白衣で隠すにはこの態勢が良いっていうかなんていうかなんでもないっ」 コレッタ「にゃあ?なんだかせんせい変にゃ」 シロ「気にしないでよろしい!ラッパのマークがガラス戸の棚の上の段に入っているから飲みなさい」 コレッタ「わかったにゃ」 カチャ…ギュー、ピョンピョン コレッタ「棚が高すぎて背伸びしても跳ねても届かないにゃ。シロせんせい、取ってほしいにゃ」 シロ「マジか……」 ガラッ リオ「すいませーん、ラッパのマークありますか?モエのグラマラス願望が斜め上に作用して牛乳飲み過ぎちゃったみたいで」 モエ「うぐ、おっきい声で喋らないでリオ。貸された肩を通して振動がボディブローのように効く」 シロ「マジか、マジでか。なんでこのタイミングで繁盛しちゃうの。神は死んだ」 リオ(なんで椅子の上で三角座りしてシャフト角度で泣きっ面なんだろうこのばばあ) ばばあの運命や如何に。 ↓ 280 名前: 277続き [sage] 投稿日: 2011/06/06(月) 22 51 02.24 ID Bg/7K0HO ガラッ 保健委員「わぁお!患者さんがいっぱいっス!手当するっス処方するっス手術するっス!」 シロ「おおお!委員くん!助かった!コレッタとモエにラッパのマークを処方してくれ。コレッタは知ってるな、モエはウルフィーな娘だぞ」 委員「了解っス!ていうかシロ先生はなんでデスノートみたいなかっこしてるんスか?」 シロ「大人の事情だ」 委員「了解っス!コレッタちゃん、僕にまかせるっス!」 コレッタ「お願いするにゃ」 シュタッ コレッタ「……何してるのかにゃ?」 委員「踏み台になってるっス!さぁ、僕を踏み付けて薬を取るっス!医療には自己犠牲の精神がイタタタタ!最後まで聞いてよぉ!」 コレッタ「ごめんにゃ、不安定だから爪立てちゃったにゃ」 委員「くっ、なんのこれしき……!患者さんの痛みを考えればなんてことないっ…ス!」 コレッタ「うー、届かないにゃ」 ピョン、ドス 委員「ぐえ」 ピョンピョン、ドスドス 委員「おごぉ、ひぎぃ」 コレッタ「ジャンプしても届かないにゃ」 委員「駄目っス…人の上でためらいなく跳ねちゃだめっス……もう降りてほしいっス……ぐは」 リオ(面白いから見てたけどそろそろ助けるか。ばばあ働けよ) リオ「私が取ってあげるよ。モエも瀕死だしはやく薬飲ませたいからさ」 モエ「中は空っぽなのに腹痛のみ続いている地獄ェ……」 シロ「薬飲んだら出ていけよ!過敏性腹痛くらいで保健室の神聖なベッドは貸せないんだから!か弱き生徒の最後の頼処なんだから!」 リオ「ぼそっ(ばばあ働けよ)」 モエ「ぼそっ(ばばあ超KY)」 シロ(聞こえている……聞こえているよ糞餓鬼供。Oxydolぶっかけてぇ) コレッタ「せんせぇ、またくるにゃあ」 リオ「お邪魔しました」 モエ「OPP有り得ない」 委員「また委員の時間にくるっス」 ↓ 281 名前: 277続き [sage] 投稿日: 2011/06/06(月) 22 53 05.17 ID Bg/7K0HO シロ「……乗り切ったか。あーあ、足しびれちゃったぁ。脚を伸ばせる幸せ(はぁと)」 シャッ ザッキー「……あの……いつもみたくカーテン裏に隠れてて……出るタイミング、見失いまして……」 サン「ひひwwwふ…ぷは……wwwwwww」 シロ「……」 ザッキー「……か、可愛いですよルーソ、似合う似合う!ははっ」 サン「やめれwwwww追い打ちになってるよwwwwふはははへへへひひひひあははははwwww写メ撮って良い?www」 カシャ シロ「か……帰れーーー!!!!死ねぇぇぇ!!!!!!」 次の日、シロのルーズソックス姿の写真が、ギャル時代の写真とともに校内新聞に載りましたとさ。 関連 たなばたの保健室
https://w.atwiki.jp/seinen_comic/pages/304.html
まま姦 2(ままかん) 詳細 まま姦 2―母子相姦アンソロジー (TENMAコミックス) 作者 複数 ジャンル 母子相姦アンソロジー 出版社 茜新社 (2004/05) ISBN-13 978-4871826648 価格 本体895円+税 内容 神楽雄隆丸・僕のマママンコ 実母・息子 息子から性の対象として見られて困惑気味の母。 友人に相談するが、悪乗りした友人から相姦を勧められて……。 翔丸・妊婦でポン 実母・息子 妊娠中で欲求不満の母。 出張で帰ってこない父の代わりに息子に迫って。 草野たかゆき・その訳を 実母・息子(ショタ) 「待つココロ」の続編。息子視点。 別れた父親の元から息子を取り返した母。 一緒に暮らすことになった母と息子のその後。 安藤裕行・2人だけの夢を見ましょう 実母・息子 父親が出張で不在の間に母親を寝取って。 甘夏真琴・のんきな母さん 実母・息子 友達から借りた母子相姦もののDVD。 そこには実母がAVの母親役で出演している姿が映っていて……。 母親を問い詰めてセックス。 ムラさん・噴水公園 母親・青年 公園の噴水でオナニーする母親。 知り合いの青年に見られてしまい……。 倶梨伽羅・フォト★H 実母・息子 プリクラを取りに来た母親。 たまたま出くわした息子に、看護婦コスプレをさせられてハメ撮り。 貴田光一・ミルクメイド▼ママ 実母・息子 劇画調。 再婚した夫の子供を妊娠している母親。 義父に嫉妬した息子は妊婦の母に襲いかかる。 十羽織ましゅまろ・Almond 実母・息子 息子にべったりの母。 セクシーな下着をつけて息子を誘惑する。 木静謙二・Sex,Murder,Art 実母・息子 母親を調教している息子。 縄で縛るSM、露出、首輪をつけて散歩。6ページ。 この本の感想をお聞かせください。 名前 コメント 少しパワー不足の印象。ぽわぽわした天然系の母親が多めです。妊婦ものが二作あります。-- 管理人 (2007-04-03 21 15 53) この本は気に入りましたか? 選択肢 投票 はい (1) いいえ (0)
https://w.atwiki.jp/karishooterwiki/pages/1617.html
宮城県 最終更新日2022/11/19 住所宮城県仙台市青葉区中央2-6-6 タベイビル地下 最寄駅JR仙台駅 100円2プレイ または 100円1プレイ 設置タイトル縦画面NESICA (クリムゾンクローバー) NESICAシングル台 (星霜鋼機ストラニア,exception他) ゲーセンラブ。~プラス ペンゴ!~ 怒首領蜂最大往生 怒首領蜂大復活 ブラックレーベル ダライアスバースト アナザークロニクルEX 怒首領蜂 ダライアス外伝 雷龍2 雷電Ⅱ 虫姫さまふたり ブラックレーベル バトルガレッガ (電源スイッチ、 ショット 可変速シンクロ連、 ボム 30連) 縦画面エミュ1台 (タテキング) 横画面エミュ3台 (ミレニアム1000in1, プレミアム2000in1, GAMEST) その他 店員に希望すれば、以下のタイトルもプレイ可能。(繁忙時は不可。基板持ち込みもok) 店舗在庫リスト縦:シューティングラブ。2007、斑鳩、首領蜂、怒首領蜂、怒首領蜂II、ケツイ、 怒首領蜂大往生、ピンクスゥイーツ、エスプレイド、ぐわんげ、ガンバード、ガンバード2、ストライカーズ1945、ストライカーズ1945II、ストライカーズ1999、スペースボンバー、ドラゴンブレイズ、ウルトラ警備隊、サイヴァリアリビジョン、ソニックウイングス、バイパーフェイズ1、アームドポリスバトライダーverB、ザビガ、レイフォース、雷龍2、雷電2 横:デススマイルズ、レイディアントシルバーガン、ダライアス外伝、レイストーム、レイクライシス、グラディウスIII、サンダークロスII、セクシーパロディウス、沙羅曼蛇2、ゼクセクス、蒼穹紅蓮隊、ウルフファング、戦国ブレード、ゼロガンナー2、ハイパーデュエル、宇宙戦艦ゴモラ、プリクラ大作戦、コットンブーメラン、ガーディアンフォース、ギガウィング、トラブル☆ウィッチーズAC、ティンクルスタースプライツ、旋光の輪舞DUO 営業時間10 00~24 00 TEL022-261-5782 URLhttp //playlandf1r.blog.shinobi.jp/ 地図マピオン 備考2009年4月16日、世界まるごと最大復活。 第2月曜日~火曜日の2日間は「エフワンRデー」 一部の旧作が100円3プレイなど。 2022年10月10日をもって閉店。
https://w.atwiki.jp/soulknightprequel_jp/
ソウルナイトプリクエル非公式wiki攻略へようこそ このwikiは-ソウルナイトプリクエル日本SPKサーバー-の有志によって運営されているソウルナイトプリクエルの非公式wikiです。 コミュニティの詳細はこちら コミュニティ詳細 【公式】:https //prequel.chillyroom.com/ 【公式問い合わせ】:問い合わせ先URL 対応デバイス Apple store Google play store メンテナンス&アップデート情報 調整中 注意事項 ※当wikiは非公式の攻略wikiです。情報の妥当性や正確性について保証するものではなく、一切の責任を負いかねます。 ※当wikiを利用することによって生じるいかなる損害も当サイトでは補償致しません。 ※ご利用につきましては自己責任となりますのでご注意ください。 ※文章の著作権は当wikiにあります。内容の複写、転載を禁じます。 ※当wikiで使用している画像、情報等の権利は、Chilly room様に帰属します。
https://w.atwiki.jp/apgirlsss/pages/1306.html
素敵な出会い/ドキドキ猫キュア UFOとかお化けとか昔から色々見かけていた。 私はその度に目をキラキラ輝かせ その事をみんなにはなした。 でも誰も信じてくれなくて 馬鹿にされて みんな相手にしてくれなくて いつの間にか ひとりぼっちになってた。 嘘かみまちがい 本やテレビではそう言われてるけど それでも私は諦めない。 私の見たものは本物だって 信じてるから 中学2年になった日 遅刻そうになって 急いでる時 ほうきで飛んで行く何者かを見かけた。 その後も何回か ほうきで飛んで行く姿を見て これは間違いなく魔法つかいだと確信した。 私は魔法つかいに会いたくて 来る日も来る日も探し続けた。周りには相変わらず変な目で見られるけど私は気にしない でも やっぱりくじけちゃう時もあった・・・ やっぱり魔法つかいなんていないのかなって 思ってしまうこともあった。 そんな私を支えてくれたのが 私のたった一人の親友。私の話を初めて笑わずに聞いてくれた人。私はあの子と友達になれてよかったと思う。 クリスマスに魔法つかいとお話出来て とても嬉しかった。でも それ以上に 思いを分かち合う事ができる大切な友達が側にいる事に 私は幸せだった。 冬休みが明けてから 魔法つかいは全くみなくなった。あのクリスマスの出来事は夢だったのかな?そう感じてしまうくらい。 月日はたって 大きくなっても 魔法つかいや不思議なものに対する私の気持ちは変わらない。大切な親友との関係もずっと続いてる。 かな「でしょ? 懐かしくてつい思い出しちゃって」 まゆみ「そうそう あの時も 魔法の絨毯みたいなのが見えてさ・・・」 かな「あれは絶対に魔法つかいだよ!!」 まゆみ「そうかも知れないね♪」 部屋の掃除をしていて見つけた懐かしいプリクラを見ながら 親友と話をするかな。 かな「・・・」 まゆみ「どうしたの?」 かな「また 魔法つかいに会えたらいいなぁって・・・あはは おかしいかな いい年にもなって(苦笑)」 まゆみ「そんな事はないよ! 私 かなのそういうところすっごく好きだもん♪」 かな「ありがとう まゆみ(微笑)」 親友の変わらない優しさに かなは笑う。 かな「・・・」 ふと かなはベランダに出てみる。昔、魔法つかいを探していた頃のように 星が輝く夜空をじっと見つめていた。 かな「!!」 ふと、何かが光って見えた。何かのみ間違いだろうか? そう思いつつ もう一度同じ場所を見る かな「あれは!!」 ほうきに乗ったシルエット。続いて列車のような物が出てきたのを見た まゆみ「かな!かな!! 外!みた!?」 どうやら親友にも見えているようで 慌てたような反応をしていた かな「うん・・・私も見てるよ 魔法つかい また会えた(涙)」 かなはどうしてももう一度魔法つかいに会いたかった。それは 思いを伝えたかったからだ かな「魔法つかいさん 私に素敵な出会いをくれてありがとう」 聞こえてるかは分からない けれど かなは 空を落ちるシルエットに向かって そう言った。
https://w.atwiki.jp/fushimi_eroparo/pages/519.html
http //pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308729425/233-240 俺・高坂京介は今、総武線に揺られている。都内、正確にはアキバ帰りだ。 また妹のパシリ乙、と思ったそこのあんた。残念だが間違っている。 なぜなら、俺の目の前では我が妹・桐乃も一緒に電車に揺られているからだ。 そう。断じて俺はパシリではない。荷物持ち要員なだけだ。悪いか? 今日の俺は桐乃様の命を請け、渋谷での限定発売アクセサリー、 秋葉原での同じく限定発売フィギュアの買い物に駆り出されたってわけだ。 アクセサリーもフィギュアも嵩張るものではないことに気付いたのは 千葉駅から電車に乗った直後だったということが俺の迂闊さを物語っている。 まったく、桐乃のヤツ、一人で行けっての。 だが‥‥‥アキバ帰りの今、桐乃はスゲー機嫌が悪い。 限定アクセサリーも限定フィギュアも入手できなかったからである。 おまけに電車はメチャ混み。桐乃の不機嫌は頂点に達していた。 「んああああー、ムカつく!」 「オイ、うるせーぞ。大人しくしてろ」 「うっさい! マジムカツク! アクセもフィギュアも買えなかったし、 電車は混んでるし、アンタのせいだかんね!」 「お、俺のせいかよ!?」 限定アイテムを買い損ねたのは、桐乃が出かけるのに手間取って店に着くのが 遅くなったせいだ。女というのはセットアップに時間がかかるからな。 そして電車が混んでいるのは、混んでいる時間帯だからだ。俺のせいじゃない。 まあ、桐乃の理不尽さは今に始まったことではないから、腹も立たないけどな。 とは言うものの、今日の電車はとても混んでいる。俺にとってもキツイ。 華奢な桐乃は躯を他の乗客に押し潰されそうだ。桐乃が文句を言うのも解る。 仕方ねえ‥‥‥な。 「ちょっ! ナニすんのよ!?」 「うっせ! 黙ってろ!!」 俺は桐乃を車両の隅に押しやり、そして桐乃の前に立ちはだかった。 こうして俺が壁になってやれば、桐乃も少しは楽になるだろう。 ‥‥‥のはずだったのだが、他の乗客に押されて、俺と桐乃は完全な密着状態に。 「(な! ナニしてんのよ!? アンタ!)」 「(仕方ねえだろ! 混んでいるんだからな!)」 「(ドサクサに紛れて触る気!? このシスコン!)」 「(いいから黙っとけ! こんな時くらい兄貴の言うことを聞け!)」 「(超かわゆいアタシと地味なアンタが兄妹だなんてね! 全っ然似てないし)」 他の乗客を気にしつつ小声で会話をする俺と桐乃。桐乃の香水の匂いが香しい。 そして、気がつくと俺の左手は何やら温かく柔らかいモノに触れていた。 「(こ、このスケベ!)」 桐乃が物凄い顔で俺を睨む。どうやら俺の左手は桐乃の腰に侵攻していたらしい。 そして右手は‥‥‥? ハ、ハハハハ。桐乃の背中に回っていたよ、オイ。 ん? 指先に感じるこの感触は? ハハハハ。ブラジャーの留め具ですね! 指を動かせば外せるんじゃね? ぷちっ そう、こんな具合にな‥‥‥ ‥‥‥外しちまったよ!! 必死に言い訳するが、これは事故だからな! ああ、この辺で桐乃が怖い。きっと悪鬼の形相の筈だと思いつつ桐乃の顔を 見ると真っ赤な顔で震えている。痴漢に遭うとこんな顔になるのだろうか。 電車が揺れる度に俺と桐乃は密着を繰り返し、段々と桐乃の躯が熱くなる。 シスコンの俺が熱くなると言うのなら解るが、何で桐乃が熱くなるんだよ。 そんな桐乃と躯を密着させていると、不埒なことを想像してしまう。 これじゃ俺が痴漢そのものじゃねえか! 畜生、千葉駅まであとどんだけだよ? 体を火照らせて震える桐乃を抱きしめた格好で、千葉駅に辿り着くまでの時間を ただ黙って過ごすしかなかった。 ‥‥‥‥‥‥ 「どうしました? 大丈夫ですか?」 俺はその声で、半分意識が飛んでいた状態から正気に戻った。 声の主である凛とした感じの女性が俺の目を見据えてこう言った。 「お手数ですが、ご足労願います」 ご足労って、こんな混んでいる電車で‥‥‥って、いつの間にか空いてるし! 俺の意識が飛んでいる間に電車は千葉駅に滑り込んでいたようだ。 そして俺の目の前には、俺の左手を腰に、俺の右手を背中に回されて 惚けた表情の桐乃が居た。 ―――さて、客観的に説明しよう。 混雑もしていない総武線の車内の隅に、茶髪の美少女が地味な男に追い詰められ、 両の手で抱きつかれている――― こんな感じになる。文字にすれば痴漢の現場そのものにしか見えない。 「オイ? どうした? しっかりしろ!」 「ふえ?」 桐乃は惚けた表情から復帰せず、俺の呼び掛けにも要領を得ない。 ダメだコイツ、早く何とかしないと。さもないと、とんでも無いことになる! ‥‥‥‥‥‥ とんでも無いことになる―――そんな俺の予感は的中した。 凛とした女性に俺と桐乃は千葉駅の鉄道警察隊まで連れて来られた。 桐乃は電車を降りてからここに着くまで、ずっと惚けた表情で俺のシャツの 裾を掴んだまま。おーい、正気に戻れー! そして警察隊に着くと、俺は男性の隊員に、桐乃は凛とした女性の隊員に それぞれ話を聞かれる。勿論、痴漢の加害者と被害者という立場でな。 まったく、冗談じゃねえよ! 「君はあの女の子に一体何をしていた?」 俺の親父を彷彿させる屈強そうな男性隊員が俺を問い詰める。 いや、元々は超満員電車でしたよ? 妹を守った結果がこうなのであって。 「大丈夫よ。何があったのか話してちょうだい」 相変わらず惚けた表情の桐乃は、凛とした女性隊員に問いかけられる。 何か嫌な予感がする。あの表情はエロゲでヘブン状態の時と似ているからだ。 もし桐乃が訳も解らず俺のことを痴漢だと証言したら一体どうなるのか? 桐乃! 嘘は言うなよ! ありもしないことを言うなよ! 「えっと‥‥‥電車の隅に押し込まれて‥‥‥腰と背中に手を回されて‥‥‥ ブラのホックを外されて‥‥‥」 本当のことも言うな! 二人の隊員が俺を睨み付ける。最悪だ! もしここで桐乃が「こんな人知らない」とか「逮捕して下さい」なんて 言いやがったら、俺の人生は終了するだろう。 どうせ終了するなら、いっそあやせの手で‥‥‥なんて発想が出てしまうのは、 俺の頭が混乱している証左に違いない。落ち着け俺。冷静になれ俺。 ‥‥‥‥‥‥ そうか‥‥‥冷静に考えれば俺たちって兄妹じゃないか。似てないけどな。 疚しいことなんて何も無い。正直に兄妹だと言えば大丈夫だろう。 うん、冷静になっているな、俺! 「じ、実は俺たちは―――」 本当のことを言えば大丈夫。 そんな高を括っていた俺が発した言葉に、さっきまで惚けた表情だった桐乃が 突拍子もない言葉を続けた。 「恋人同士なんです!」 うぇっ!? 今、何と!? 恋人同士? 俺と桐乃が? またその展開? 困惑した俺は桐乃の真意を問おうと、桐乃の目を見た‥‥‥が、 惚けた表情から完全復帰した桐乃が俺を睨む。そして、 『アンタ、黙ってなさいよ! 殺すよ?』という声が視覚を通して聞こえてきた。 まるで蛇に睨まれた蛙のように俺の動きは完全に封じられてしまった。 「本当? 脅かされているんじゃないの? 大丈夫よ。本当のことを話して」 この凛とした女性隊員は、俺をとんでも無い鬼畜野郎だと見ているらしい。 いや、脅されているのは俺ですから! 「本当に恋人同士です! 証拠だってあります!!」 「証拠って、オマエ?」 「京介ぇ~? もしかしてぇ、まだ三回目のデートだからって照れてんのぉ?」 桐乃が悪戯っぽい表情で俺を見つめながら、甘ったるい声で話す。 うへええええぇ、キモチわりー! それにしても三回目のデート‥‥‥だと? 偽デートの他にもあったか? 「フヒヒ、しょうがないなあ。ほら、アレを見せてあげようよ!」 「アレ?」 「ほら、コレ♪」 そう言うと桐乃はバッグから携帯を取り出した。勿論、“あの”携帯だ。 ああ、そういうことか。仕方ねえ‥‥‥な。 俺は、これから展開されるであろう恥を忍んで“あの”携帯をポケットから出し、 桐乃の携帯と並べて机の上に置く。共に“裏返し”でな。 男性隊員と凛とした女性隊員は『俺と桐乃のらぶらぶツーショットプリクラ』が 貼られた二つの携帯を見比べると、俺たちを恋人同士だと認めてくれた。 二人の隊員がニヤニヤしているように見えたのは気のせいじゃあるまい。 チクショー! 恥ずかしいぜ! これだけでもひどい羞恥プレイ状態なのに、 桐乃のヤツは、 「見て下さい!」 と言って待ち受け画面まで披露しやがった。しかも――― 「さあ、アンタも見せなって!」 やめて! 死にたくなる!! お揃いプリクラの携帯という時点でアウトなのに、 妹の、いや『恋人の水着写真』を待ち受けにしているなんて見られたら、 千葉駅にはもう近づけなくなるぞ。警察24時モノで撮影されたら、 モザイクとボイスチェンジで処理されて放送されるに違いない。 バカップルなんて視聴者の興味を惹くには最高のネタだろうしな! だが、そんな俺の心の抵抗も虚しく、俺の待ち受けが披露されてしまった。 ああ、俺の尊厳が‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥ 「よかったね~♪ あのプリクラと待ち受けのお陰で助かったし」 「ああ、そうだな」 電車の中での破廉恥行為を窘められただけで“恋人同士”の俺たちは放免された。 あのプリクラが決定打になったのは否めない。感謝したいくらいだ。でも――― 「なんで、『恋人同士』なんだよ? 兄妹って言えば良かったじゃないか」 「だって、似てないアタシたちが兄妹と言ったって信じてもらえないし」 「ますます怪しまれる、か?」 「そう! 似てないんだから、恋人同士の方が通りが良いでしょ? ふふん」 妙に桐乃のテンションが高い。限定のアクセサリーとフィギュアを 買えなかったことでの不機嫌は、どこかに飛んでしまったようだ。 「オマエ、機嫌直ったのか?」 「ムカついてんに決まってるでしょ! 電車の中でアタシにあんなことして!」 「へ!?」 「『へ!?』じゃないっての! 超かわゆいアタシを抱きしめて、 そして、アタシのブ、ブ‥‥‥ブラを外すなんて!!」 「あ、あれは事故だ!」 「ふーん、否定しないんだ。へへーん、この変態♪」 このクソアマ、俺の弱みにつけ込んで調子に乗りやがって。 「‥‥‥ナニ、ボサッとしてんの? さっさと腕を出して!」 何だよいきなり? と言いたかったが、警察隊の真ん前で揉め事はマズイし、 何よりも桐乃が不機嫌になることを恐れた俺が素直に出した右腕に 桐乃は自らの腕を絡ませる。 「オイ、何だよ!?」 「だって、アタシたち“恋人同士”じゃん? こうしないと変に思われるでしょ?」 俺は警察隊の中の人を横目に、抗うこともなく桐乃の行動を素直に受け入れた。 “あの”携帯を人前で披露し、恥ずかしいなんて感情は吹っ飛んでいたからな。 決してシスコンだから、ではないぞ! 「アンタに似てないアタシに感謝しなさいよね」 「はぁ?」 「似てないから、恋人同士って言い逃れが出来たんだから」 「へいへい。こんな地味な俺と似てなくて良かったなぁ」 俺はカドが立つ寸前ギリギリの悪感情を込めて言い放ってやった。 「ホント‥‥‥似てなくて‥‥‥良かった」 桐乃はそう言うと、俺の右腕を強く抱きしめた。 『似てないふたり』 【了】
https://w.atwiki.jp/suka-dqgaesi/pages/492.html
471 :名無しさん@HOME:2007/07/03(火) 23 21 36 O 空気読まずにプチプチ中のプチプチDQ返し。ちょっとグロかもしれません。 部屋に子供がいるのにいくら言ってもタバコをやめてくれない糞ウト。注意すれば逆ギレする始末で、トメもコウトも〆きれない模様(トメもコウトもこのスレレベルだと神に入るようないい方々) そんなに好きならと、海外出張中の旦那に頼んでウト宛に海外のタバコを取り寄せてもらう。 喜ぶウトだが、箱を開けて真っ青に。 旦那に頼んだタバコの箱には、肺ガンになった肺の写真や、指が壊死した足の写真等、海外の過激な注意書きのオンパレード。 私は吸い終わった箱にあるグロ写真を切り抜いて、トメ協力のもとウトの携帯にプリクラ状に貼りまくり、写メールで撮ったグロ写真をウトの待ち受けに設定。 グロ写真の波状攻撃か、トメまで協力した事がこたえたのか、ウトは禁煙を始めるらしいです。 小さすぎてごめんね。 でも、出汁の流れいい加減ウザかったんだもん 472 :名無しさん@HOME:2007/07/03(火) 23 23 43 0 471 GJ! アメリカとかグロいもんね。日本でもやって欲しい。 618 :471:2007/07/05(木) 12 09 54 O GJありがとうございました。 ウトに早く死んで欲しい訳じゃなく、これだけキツくやっても子供に被害がない形で決着がつくのが限度かなと正直思ってましたので、まさか全面禁煙にしてくれるとは思わなかったです。予想外の効果にウハウハでした。 義実家は男兄弟だけなので、ウトはずっと娘が欲しかった事があったからか、嫁の私を悪い意味で実の娘扱いでゼロ距離砲火を浴びまくりでした。グロ写真以降は少し距離を置いてくれて、優しくなりましたので、逆にちょっとやりすぎちゃったかなと自分も反省。 トメさんは今回全面協力と言うより、タバコ箱のグロ写真切る時も、出来るかなを歌いながらノリノリで実行してました。 NEXT→484
https://w.atwiki.jp/soukutrpg/pages/81.html
波羅蜜多実業高等学校 波羅蜜多実業高等学校校風と文化 所在地 学年 学科 特殊な制度 課外活動 名所:分校 進路 パートナー契約を果たしたものの、素行の悪さから犯罪行為を繰り返す若者もいました。彼らを更生させ、大陸で活躍する人材を育成するために作られたのがここ波羅蜜多実業高等学校(通称:パラ実)でした。 しかしその実態はパラミタでの勢力拡大を目指す日本の裏社会によって作られた学校であり、資金獲得のため麻薬の栽培や人体実験なども行われていたのです。 しかしわずか1年ほどで、総長ドージェ・カイラスが学校を崩壊させてしまいます。集うべき学校を失ったパラ実生たちは各地に散らばり、各地の蛮族と同化しました。あまりにも強いドージェは蛮族から神と崇められるようになり、蛮族は自らの信仰を示すためにパラ実生を名乗るようになりました。 結果パラ実の生徒は100万人を超えるに至り、その多くがパラミタ各地で略奪を働いています。 校風と文化 あえて言うならば「自由を重んじる校風」となるでしょうか…… すでに校舎もないので、生徒一人一人が自分のやりたいことを見つけ、自発的に行動している、ということになります。 ただし学校崩壊後も熱心な教職員や他校からのボランティア、(自称)風紀委員によって青空教室が開かれ、授業を受けに来る生徒もいます。授業内容はひらがなやカタカナ、足し算引き算などです。しかし生徒の興味の中心は偽札や覚醒剤の製造なので、授業内容とニーズにギャップがあるのではないかという指摘されています。 また本来の制服は学ラン、セーラー服だったのですが、現在では各人が自分の個性を思う存分発揮できるように改造した制服を着ています。スパイク、革、チェーンなどで装飾するのが好まれています。 所在地 シャンバラ荒野にある不吉な廃墟。それが波羅蜜多実業高等学校校舎のなれの果てです…… シャンバラ荒野には多数の遊牧民が暮らしていますが、そのなかでも勢力のあるのがキマク家です。この未開の土地にパラ実が建設されることになっても、キマク族はさして気にも留めませんでした。その程度の土地ならいくらでもあるからです。 「ドージェの乱」によるパラ実崩壊後、キマク家の党首バズラ・キマクはドージェに心酔し、今ではパラ実四天王の筆頭を自任しています。現在、キマク家と関係のある遊牧民のほとんどがドージェを信仰、つまりパラ実の生徒になっています。 現在、校舎跡地は新たなる神ドージェが降臨した場所として、蛮族たちから神聖視されています。 あたりにはここを訪れる巡礼者を相手としたキャバクラやプリクラが軒を並べています。 学年 日本の工業高校と同じ制度で始められたので、建前では3年制ということになっています……卒業したのか中退なのかわからない生徒や、そもそもいつ入学したのかわからない生徒のほうが多いのですが。 学科 創設された当初は、工業科、農業科、改造科に分かれていました。 改造科の生徒は人体改造の被験者とされていましたが、強力な肉体が得られるため生徒たちは特に疑問視せず受け入れていました。パラ実に巨大な生徒が多いのは改造科のせいだとされています。 特殊な制度 他校に比べ、パラ実には多くの転入生がやってきます。 環菜を怒らせたため破産した蒼空学園生、禁書を読んだため正気を失ったイルミンスール魔法学校生、厳しい規律に耐えかねて脱走したシャンバラ教導団員、プリクラにハマりすぎて謹慎を言い渡された百合園女学院のお嬢様、自分ではイエニチェリになれないと悟り自暴自棄となった薔薇の学舎の生徒。彼らが最後に安息を見いだす場所、それがここ波羅蜜多実業高等学校なのです。 また、パラ実には「四天王」と呼ばれる存在がいます。彼らは他の生徒からも恐れられる凶悪な存在です。ただし、ドージェが認めたという訳ではないようです。 課外活動 喧嘩やカツアゲ、万引きに飲酒・喫煙、暴走行為(峠攻め含む)などが主な課外活動です。 ただし稀に熱血教師が部活動を立て直すこともあります。特に野球部は人気があり、「シャンバラ野球軍」と「波羅蜜多タイタンズ」の2チームもあります。 人体改造による巨体から繰り出される魔球はすさまじい威力ですが、試合では毎回重傷者が出るため他校との交流試合は拒否されています。 名所:分校 パラ実の本校舎はドージェの乱によって崩壊してしまいましたが、シャンバラの各地にパラ実の分校が存在し、生徒たちはそこに集まっています。正確に言うと、パラ実の生徒が自分たちのたまり場を勝手に分校と呼んでいるだけですが…… コンビニ、ゲーセン、ファミレス、バイク屋、100円ショップなどがよくある分校です。 進路 野望を胸に抱いて生きるか、夢を捨て堅実に生きるか、パラ実生にとってそれは大きな問題です。堅実派の男子は馬賊か空賊、女子はキャバクラ嬢を目指します。実業高校の面目を保ち、(上記の職業を希望する生徒の)就職率は100%を誇ります。 野心家の夢としては、ドージェを倒す、パラミタ統一を目指す、東大を経て政治家になる、プロ野球選手、漫画家になって大ヒット作を描くなどがあります。彼らは今も夢に向かって頑張っています(達成者はまだいません)。 また意外なことに芸能界に進むものも結構多く、芸人になったり、パラ実出身であることを隠してアイドルになったりします。