約 4,271,078 件
https://w.atwiki.jp/imas_cg/pages/1164.html
同名アイドル [トキメキバレンタイン]矢口美羽(特訓前)データ プロフィール セリフ集 [トキメキバレンタイン]矢口美羽+(特訓後)データ プロフィール セリフ集 セリフ集(第5回ドリームLIVEフェスティバル ライバルユニット) [部分編集] 同名アイドル 矢口美羽 [制服コレクション]矢口美羽 [悩めるお年頃]矢口美羽 [ハワイアンスタイル]矢口美羽 [部分編集] [トキメキバレンタイン]矢口美羽(特訓前) データ [トキメキバレンタイン]矢口美羽 属性 パッション レア度 レア Lv上限 40 親愛上限 30 Lv1攻撃値 3180(1コスト比227.1) Lv1守備値 2220(1コスト比158.6) 最大攻撃値 8348(1コスト比596.3) 最大守備値 5828(1コスト比416.3) コスト 14 移籍金 3,200マニー 特技 友チョコ&…(パッションのフロントメンバー及びバックメンバー上位1人の攻 ランダムで大~特大アップ) 入手 甘いひとときトキメキバレンタインガチャ(2014/01/31~2014/02/10) [部分編集] プロフィール アイドル名 [トキメキバレンタイン]矢口美羽 フリガナ やぐちみう 年齢 14 身長 150cm 体重 41kg B-W-H 81-56-80 誕生日 7月10日 星座 蟹座 血液型 B型 利き手 右 出身地 千葉 趣味 メール [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「いつもたくさんお世話になってる事務所のみんなに、わたしからチョコレートのプレゼントなんです。もちろん○○さんのだって…特大サイズで用意してますよ! はい、どうぞ! ハッピーバレンタインッ!」 親愛度UPコメント 表示 「○○さん。ちょこっと口にチョコついてますよ? え? …あ」 親愛度MAXコメント 表示 「いつも○○さんへ、いっぱいありがとー! って思ってるんです。その感謝の気持ちを形にしたら…特大サイズに…エヘヘ…」 リーダーコメント 「みんなにもプレゼント!」 あいさつ 「とってもあまあまですよっ」 あいさつ 「わたしの感謝の気持ちです」 あいさつ 「チョコレートは全部、手作りなんです!」 あいさつ 「凝ったものじゃないですけど、気持ちはチョコっとじゃないです!」 あいさつ 表示 「○○さんがチョコレート好きなら、まだたくさんありますよ」 仕事終了時 「バレンタインデーですから! ふふん!」 仕事終了時 「わたしらしいバレンタインをします!」 仕事終了時 「わたしもちょっと食べちゃおっ」 仕事終了時 「笑いが足りませんでした? でも、食べ物で遊ぶのはダメかなって」 仕事終了時 表示 「○○さんに喜んでもらえると、わたしもハッピーです!」 [部分編集] [トキメキバレンタイン]矢口美羽+(特訓後) データ [トキメキバレンタイン]矢口美羽+ 属性 パッション レア度 レア+ Lv上限 50 親愛上限 150 Lv1攻撃値 3816(1コスト比272.6) Lv1守備値 2664(1コスト比190.3) Lv1攻撃値(MAX特訓時) 5486(1コスト比391.9) Lv1守備値(MAX特訓時) 3830(1コスト比273.6) 最大攻撃値 12641(1コスト比902.9) 最大守備値 8825(1コスト比630.4) コスト 14 移籍金 4,800マニー 特技 友チョコ&…(パッションのフロントメンバー及びバックメンバー上位1人の攻 ランダムで大~特大アップ) [部分編集] プロフィール アイドル名 [トキメキバレンタイン]矢口美羽+ フリガナ やぐちみう 年齢 14 身長 150cm 体重 41kg B-W-H 81-56-80 誕生日 7月10日 星座 蟹座 血液型 B型 利き手 右 出身地 千葉 趣味 メール [部分編集] セリフ集 セリフ 内容 プロフィールコメント 「あまいあまいハートの歌声をリボンに包んで、わたしからみんなへのプレゼントですっ! 今日のLIVEで、みんなのバレンタインが特別な一日になりますように…いっぱいの気持ちをこめて…チュッ!」 親愛度UPコメント 表示 「恋する女の子の気持ちで歌ってきますね、○○さん」 親愛度MAXコメント 表示 「アハハ! ついついテンションが上がって、思わず○○さんにも投げキッスしちゃいました! でも、バレンタインですし…いいですよね?」 リーダーコメント 「可愛くラッピングしちゃうよ!」 あいさつ 「とってもあまあまですよっ」 あいさつ 「わたしの感謝の気持ちです」 あいさつ 「このリボンが可愛いですよねっ!」 あいさつ 「バレンタインのLIVEらしく、わたしもチョコレートみたいに甘く歌います!」 あいさつ 表示 「○○さんも甘い恋の歌…歌ってみますか? 面白いかも」 仕事終了時 「バレンタインデーですから! ふふん!」 仕事終了時 「わたしらしいバレンタインをします!」 仕事終了時 「菲菲ちゃん、マイク入ってないよ?」 仕事終了時 「温まってる今なら……あ! チョコ、おっちょこしちゃった! …ア、アレ」 仕事終了時 表示 「チョコの代わりじゃないけど○○さんにもプレゼント! チュッ!」 [部分編集] セリフ集(第5回ドリームLIVEフェスティバル ライバルユニット) トキメキバレンタイン'14(メンバー:矢口美羽/伊集院惠/西園寺琴歌) セリフ 内容 出現時 「チョコレートみたいにわたし自身をバレンタイン仕様にデコレーションです!」 Live開始時 「わ、わたしの甘い投げキッス!」 勝利 「喜んでくれる人のために、スウィートなわたしたちをどうぞっ♪」 引き分け 「慣れないことをしたから、チョコみたいに溶けちゃいそうです…」 敗北 「に、似合わなかったですかね?若干スベった感が…いやそんなことは…!」
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/18253.html
登録日:2011/10/24(月) 18 24 48 更新日:2021/10/06 Wed 11 21 48 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ※未成年者閲覧注意 オムニバス バレンタインデ〜、レープ♪←国○さゆり バレンタイン・レイプ パロディ フランス書院 レイプ 作者はヲタ 元ネタチラホラ 凌辱 官能小説 巽飛呂彦 拘束 露出 黒い本 ←買うのが恥ずかしい ほっほぉ。こいつはビンゴ、かもな。 聖なる凌辱の儀式は二月十四日に幕を開けた! 愛の告白に胸、躍らせる清純な美女たちを 周到に練られたレイプ計画が待ち受ける! 放課後の体育館で、地下室で執行される肉刑 女教師、学園のアイドル、エリート秘書…… 恥辱の体位で犯される生贄がまた一人…… ◇バレンタイン・レイプ 官能小説界のヲタ、巽飛呂彦の小説作品。 奥付によるとフランス書院から99年2月10日に発売されている。 すぐ前作に『クリスマス・レイプ』があり、共に氏の凌辱系作品の集大成とも呼ぶべき内容となっている。 展開的には作者がこれまでに手掛けて来た凌辱系作品の焼き直しに過ぎないが、 自身のヲタ要素により味付けされたツッコミ処の多い設定こそが見所かも知れない(アイ○スを元ネタにエロ小説書くなんて真似はまだしてないが)。 ※以下、未成年の方は閲覧注意 【概要】 章毎に主人公の異なる、5本のオムニバスからなる構成となっている。 内容的には前述の様に氏の過去作品の焼き直しであるが、余分の無い構成はなかなかに評価が高いらしい。 【物語】 ■聖凌辱バレンタインデー! 女教師を襲った裏切りの肉刑 【登場人物】 ◇山口麻也子 「駄目よ、三崎くん! これ以上は本当に、先生、怒るわよ……ハゥ!」 26歳。 高校教師。 生徒の三崎の情熱に絆され肉体関係を結んでしまうが、やがてそこから彼女自身が逃げられなくなってしまう。 三崎の告白を受け入れた証として、バレンタインデーの彼からの誘いを受けるが……。 ◇三崎秀一 「先生のフェラチオは最高だからな。プロはだしさ」 17歳。 麻也子の教え子で、当初は純情なフリをして麻也子に近づくが、実は女を食い物にする生来のジゴロ。 自分の興味の赴くままに女を虜にし、調教した後に捨てると云う行為を楽しんでいる。 麻也子を同級生達に与え、輪姦させるが更に……。 ◇斉藤美菜子 「またイクつもりよ、あの女。ねえ三崎、もういいでしょう。出ようよ。私たちだけで、ねっ」 17歳。 長髪の美しい気位の高い女子生徒で、自分こそが三崎の恋人であると云う想いから、 拘束された麻也子をサディスティックに責め男子生徒に輪姦までさせるが……。 ■聖鬼畜バレンタインデー! 女子高生が堕ちた残酷な地下牢 【登場人物】 ◇伊野部澪 「イヤあああ! どうしてえええ、どうして私が、イ、イヤあああ!」 17歳。 コスプレアイドルとして活躍する清楚な美少女で、親友と信じていたのぞみの奸計にハマり、 同じくコスプレアイドルとして名を知られる宮前怜治への憧れの気持ちを利用された上にレイプされ、モ○ガンのコスプレのまま、処女を散らされてしまう。 ◇山野のぞみ 「宮前くんは私なんか見てもくれないわ。でも澪のことは気にしていた。私、自分は駄目でも、誰かが宮前くんとうまくいくなんて、許せない」 17歳。 上記の様に全ての元凶。 内気な澪をヲタ道に誘った張本人であった。 宮前への想いのみならず、自分の制作したコスチュームを身に纏う美しい澪にも自分の作品として複雑な想いを抱くヤンデレブス。 ◇男 「いただくぜ、プリンセス」 年齢や本名は不明。 ザ○ルのコスプレをしたマッチョブサイクで、のぞみに依頼されて仲間2人と共にレイプする、単純に羨ましいだけのヤツ。 ■聖狂姦バレンタインデー! 学園のアイドルが囚われた輪姦地獄 【登場人物】 ◇宇良乃セーラ 「だ、駄目、それだけは、やめて! やめ……はぁあああああ!」 20歳。 ハーフの美女で、学生ながら将来に期待をかけられている体操選手。 金髪のショートカットのボーイッシュな容姿だが、極上のプロポーションの持ち主。 ◇見田ゆう子 「や、やります……私」 セーラの親友だが、空手部の生徒達に捕まり凄惨なレイプを受けた上にセーラを誘き出す道具に使われてしまう。 ◇相崎美有紀 「ご、ごめんなさい。私、この人たちに、その、イヤらしい写真を撮られて脅されていて、それに……」 20歳。 茶道部の清楚な女子学生で、一度はセーラが空手部の男達から救うが、その後でレイプされ、奴隷となっていた。 セーラの誘拐に協力させられる。 ◇大門 ◇草田 ◇小林 大学の空手部員だが、ホモでは無く女を強引に集団レイプする鬼畜。 ■聖逆襲バレンタインデー! 令嬢が喰らった悪夢の逆襲レイプ 【登場人物】 ◇紀村麗菜 「こんなことまでするなんて……ひどい……私……」 17歳。 テニス部の女王として君臨する良家の娘で、立て巻きロールの栗色の髪に休日には乗馬を楽しむとか漫画だ漫画。 自分の取り巻きの少女も美少女に限定する等、徹底した支配体制を築いていたが、反撃に転じた裕一に処女を奪われた挙げ句に肛虐される。 ◇児玉裕一 「まだわからないのかい。僕が仕組んで麗菜をここに連れてきたんだよ」 17歳。 麗菜らテニス部の生徒から凄惨なイジメを受けていた美少年であり、麗菜に歪んだ愛情を向けられていた。 テニス部の生徒達から奴隷の様に扱われていたが、実は有名なヤクザ事務所の跡取りで、正体を明かすと共に組員2人と共に麗菜を凌辱する。 ■聖肉罠バレンタインデー! 美人秘書を引き裂いた復讐の毒牙 【登場人物】 ◇村瀬まなみ 「イ、イキそう……イキそうなの! オオオッ」 24歳。 寿物産秘書課のリーダー格。 集団でブランド物に身を包み女王然として振る舞い、 短小にも我慢して会長の次男を掴まえた勝ち組を気取るタカビー女だったが、庶務課の面々とのトラブルにより凄惨なレイプを受ける事になる。 実は肛門が趣味。 ◇井手明美 「庶務課が出来が悪いだってね。どういう根拠があってそんなことを言っているの(キリッ)」 長身黒髪ロングのキツめの美女で、脚立を持って颯爽と歩く。 仲間の桜井順子がまなみに罵られた事から復讐の計画を練る。 ◇桜井順子 庶務課のOL。 まなみと起こしたトラブルにより復讐レイプが幕を開ける。 ◇佐藤幸恵 庶務課のOL。 特に秘書課とトラブルは無いが、復讐に加担する。 ◇久保 設備課の小太り。 庶務課によるまなみの復讐レイプに協力する。 ◇菊池 庶務課の新人。 長身でスポーツマンタイプの巨根。 明らかに玄人じゃない。 ※ここまで読んだだけでも丸わかりだが『ショ○ニ』のパロディ。 「つ、追記を……アグオオオッ……キャウウウウ。ま、またイク、イッちゃうぅぅぅ!」 「あぅ! ……もう、修正しない。で……ああああ、あああ!」 「ひぁああああ! イ、イヤァ! 通報! やめてえええ! しないでええ!」 「あ! あ! 議論しないで! 耳に痛いの、ひぃぃぃ!」 「それならもう、充分に! 私にあんなに項目建てを……ウゥゥ、ムグググゥ!」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] … -- 名無しさん (2014-05-02 23 13 42) 大学空手部3人組のくせにノンケかよ -- 名無しさん (2020-10-03 14 16 41) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/rainbowstream/pages/69.html
第3回バレンタイン限定イベント クリスマスは限定装備の販売のみだったので、実質3回目のイベントである。 前回同様、マップ制を取り入れるとアナウンスされている。 以下、更新履歴より 開催期間2/01 0:00 ~ 2/28 23:59 第3回イベント、バレンタインデー祭りを開催いたします。 正月から暫く経ち、バレンタインデー迄もう少しでプププランドの住民もそわそわのご様子。 しかしこんな時もおじゃま虫はつきもので何かがまた起こるかも…? 難しいダンジョンをクリアしてレアな報酬をゲットしよう! クリアすると貴重な装備や先行コピーが手に入るかも!? ※今回のイベントはマップ制LP形式となります。 ※各LPで突破時入手できるコピーや装備は1つ、1度のみになります。 ※入手コピーの中にはまだ手にはいらない上位コピーもあります。(終了後2~4週間程度で通常入手可能になります。) ※ 今回のイベント戦闘ではアナザーレベルが高いほどステータスが上乗せされます。 ※ 今回のイベント戦闘では戦闘後回復がありません。 ※ 移動する場所で出会う敵やトラップが変わります。厄介な敵も回避できるかもしれません。 ※ 予告なしで期間延長、また調整が入る可能性があります。 ※イベントアイテムは再販、もしくはまた他の機会で手に入れられる予定です。 罠やキャンディーを通ると行動値が減らずに通過できる。 前回同様、道中の回復ポイントを活かして攻略していきたい。 選択次第では無限ループになる可能性もあるので、 何かおかしいと思ったらパターンを変えてみたりしてみよう。 2/14のバレンタインの日に4つのイベントLPが追加された。 EXステージ追加!! 通常ステージに比べ敵の強さが大幅にアップ!! クリアすれば新たな報酬も手に入る! いずれも高難易度なので戦術、装備は整えておこう。 にしてもバレンタインの日に一人でこんなFFAやってるとか…… 前提LP 開放されるLP 報酬 ST1 犯人らしき足跡を辿る ST2 魔法の森に向かう 武器販売店、防具販売店、装飾販売店、チョコレートケーキ(装飾品) ST2 魔法の森に向かう ST3 夢の泉へ向かう スターキャンディ(武器) ST3 夢の泉へ向かう EX1 犯人らしき足あとを辿る オールスター(コピー)(初回) EX1 犯人らしき足あとを辿る EX2 魔法の森に向かう マジカルハット(防具) EX2 魔法の森に向かう EX3 夢の泉へ向かう しあわせのベル(装飾品) EX3 夢の泉へ向かう SP1 格闘王の道 ムジュラの仮面(装飾品) SP1 格闘王の道 無し オールスター(コピー)(初回)、ランク6のコピー(初回以降) ゴールドワドルディ 「EX3 夢の泉へ向かう」と「SP1 格闘王の道」で出現するモンスター。 名前の通りお金が大量に入手でき、ブレ幅が大きいが大体200万くらい貰える。 プラチナワドルディよりは低いが、重要なのはルート選択で確実に出現するという事である。 ゴールドワドルディ自体のレベルが700とEX3に行ける実力ならまず負ける事がない弱さ。 EX3ではマキシムトマトを左に進むか、その前のクリスタルカブーラーを右に進むと出会える。 残りHPが厳しいのならマキシムトマトを経由するといい。 最短ルートは複雑であるものの13戦目で戦える。 SP1ではナックルジョーを倒した後に出てくるダークマターで右か左に進めば出会える。 上記のとおりの弱さなので、ダークマター戦で瀕死になってても安心。 最短ルートで16戦目に戦える。 どちらも運要素が大きいプラチナ何か目じゃない凄まじい稼ぎ効率を誇る。 来たるべきランク12の環境に向けて稼いでおこう。
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/823.html
第16話 バレンタインデーの海戦 1482年2月14日 ガルクレルフ 午後1時 水平線の向こう側から、濛々たる黒煙が噴出し続けている。 今現在、第3艦隊はガルクレルフより南東5ゼルド沖にいるが、直接ガルクレルフを見ないでも、その黒煙を見る限りは大体予想がついた。 「被害は甚大のようです。」 ずっと、ガルクレルフの方向を見つめているイル・ベックネ少将に、主任参謀が持っている紙を読み上げ始めた。 その表情は、やや引きつっていた。 ガルクレルフ空襲さる! この魔法通信を受けたのは、ちょうどガルクレルフから56ゼルド南を、時速12リンルで航行していた時であった。 知らせを聞いた第3艦隊は、すぐに反転、ガルクレルフへと向かった。 ガルクレルフに向かう際、スコールに20分ほど当てられた。 もし、スコールに当てられていなければ、第3艦隊は機動部隊である第15、16任務部隊から発艦したドーントレスに発見されていたが、 幸か不幸か、ドーントレスはスコールを避けて飛行したため、第3艦隊を発見する事が出来なかった。 思わぬ空襲を受けずに、ガルクレルフの近くまでやってきた。 だが、現場に辿り着いた時には、米艦隊は既に仕事を終えて立ち去る時であった。 第3艦隊は、第2任務部隊のガルクレルフ砲撃阻止に間に合わなかったのだ。 「港湾部の集積所は全て壊滅、平野部の物資集積所も艦砲射撃を受けて、ほぼ全滅状態との事です。」 「全滅か・・・・・・主任参謀。確か、ガルクレルフには、70万の将兵を、4ヶ月ほど満足な状態で、 敵地に攻撃を続行させる程度の物資があったと聞いているが。」 「はい。4ヶ月と言う数字は眉唾物ですが、最低でも3ヵ月半、最悪で2ヶ月強は 本国からの補給なしに現地軍に攻撃を続けさせる事が出来ます。」 「その分の物資・・・・・それも馬鹿にならない補給物資が、わずか1時間足らずの砲撃で全て吹っ飛んだ・・・・・・ これでは、前線軍の補給は滞り、進撃は必然的に止まるだろう。」 その時、別の報告が艦橋に響いてきた。 「アメリカ艦隊視認!艦数約20!」 この時、砲撃を終えて退避中の米艦隊の姿が見えてきた。 「速力は?」 「約10リンル程度です!」 「遅いな。」 レンベラード艦長のロスグタ大佐は嘲笑うような口調で呟く。 「戻ってきた甲斐があったな。流石は13.5リンルの高速を誇るオールクレイ級だ。 低速の艦隊なぞ、すぐにでも追い付いて、巨砲で吹き飛ばしてくれるわ。」 ガルクレルフの被害報告を聞いて、落胆したベックネ少将も、真剣な表情で米艦隊の方角、右舷前方のおぼろげな艦影群を見つめている。 「貴様らが、ガルクレルフの味方に味あわせた恐怖を、そっくりそのまま返してやる。変針!!」 ベックネ少将は、さっきとは打って変わった快活のある声音で、第3艦隊の全艦に命じた。 午後1時10分 ガルクレルフ沖10マイル 「右舷後方より敵艦隊視認!時速26ノット以上で接近中!距離17マイル!」 第2任務部隊旗艦アリゾナの艦上で、報告を聞いたアイザック・キッド少将は眉をひそめた。 「敵艦隊の一部が、思ったより近くにいたようだな。」 「少し厄介な事態になってきましたな。」 参謀長のリーアム・ライアン大佐が能面のような表情を浮かべて言う。 「サラトガ、エンタープライズから発進したドーントレスは何をやっていたのだ?」 「ガルクレルフ南沖、北沖にはドーントレス12機を飛ばして索敵に当たっており、敵影なしとの報告が届けられています。」 「何が敵影なしだ。現に敵が迫っているじゃないか。TF15、16に送った支援要請の返事は?」 「まだありません。敵艦隊の陣容については、観測機が間もなく報告を送ってくるはずです。」 その1分後、観測機からの報告と、TF15、16から返事が届いた。 「敵艦隊の勢力は、戦艦2、巡洋艦6、駆逐艦15ないし16。」 「TF15、16より報告。攻撃隊発進までは最低50分間の時間を要する見込み。」 「う~む・・・・・どれもこれも良くない情報だな。」 「それからたった今、TF16より巡洋艦のノーザンプトン以下の第5巡洋艦戦隊を援護に向かわせるとの事です。」 「TF16との距離は?」 キッド少将がすかさず質問する。 「TF16は、我が艦隊の北東18マイル付近にいます。」 「第5巡洋艦戦隊は、最高速度が32ノットだから、20分は耐えねばならぬか。まあいい。 このアリゾナ、ペンシルヴァニアを連れては優速の敵艦隊に追いつかれる。それよりかは戦いを挑んで追い払おう。対艦戦闘用意!」 キッド少将は、まず敵艦隊と戦闘を行う事を決めた。 その時、観測機から新たな報告が届く。 「敵艦隊の陣形は単縦陣。陣形は3列。うち2列が前面に突出しつつあり。」 「おそらく、巡洋艦、駆逐艦を伴う快速部隊だな。第3水雷戦隊、第4水雷戦隊、突出する敵艦隊を迎え撃て!」 キッド少将の命令が、左舷、右舷に展開している第3、第4水雷戦隊に発せられると、すぐさま回頭を行い、 突出し、こちら側に向かいつつある敵艦群に突進して行った。 「敵戦艦群、巡洋艦群、あと14マイル。」 その時、敵戦艦1番艦が前部主砲をぶっ放した。 砲弾の飛翔音が徐々に大きくなり、それが極大に達すると、ペンシルヴァニアの右舷2000メートルに水柱が立ち上がった。 止まれ、でなければ殺す。といっているようにも思えたが、ガルクレルフを焼き討ちにされた以上、行き足を止めて 降伏しても、たちまち袋叩きにされるだろう。 「面舵一杯!」 キッド少将は命令を発した。 「敵戦艦の後方に追随中の敵巡洋艦4隻、突出しつつあり。」 「ニューオーリンズ、アストリア、シンシナティに応戦しろと伝えよ。」 見張りの報告に、アリゾナ、ペンシルヴァニアに追随している3巡洋艦に向かって来る巡洋艦4隻の応戦を命じる。 既に、第3水雷戦隊と、第4水雷戦隊は、猛速で敵快速艦部隊に突っかかり、激しい撃ち合い演じている。 双方の巡洋艦、駆逐艦に被弾し、炎上する艦が出始めた時、全ての共連れを引き下げたアメリカ、シホールアンル双方の戦艦は、 22000メートルの距離で並び合った。 同航戦の構えである。 「弾薬を4割しか使わないで良かったな。あのまま調子に乗って撃ちまくっていたら、目も当てられん状況になっていたな。」 「備えあれば憂いなし、と言う事でしょうか。」 キッド少将の言葉に、ヴァルケンバーグ艦長は軽い口調で答えた。 「そう言う事だな。」 アリゾナ、ペンシルヴァニアの45口径14インチ砲12門が敵戦艦2隻に向けられる。 敵側は既に主砲を向けており、中断した射撃をすぐにでも始められるようになっている。 「意外とスマートな外観ですな。」 「ああ。どことなく古ぼけた印象が少ない。むしろノースカロライナ級と似たような感じだな。 中央部に何も無いのが艦容を損ねているが。」 敵艦の砲弾がアリゾナの左舷800メートルの海域に突き刺さって高々と水柱を吹き上げた。 「目標、敵1番艦。撃ち方用意よし!」 砲術長から報告を聞いたヴァルケンバーグ艦長は、頷いて命令を下す。 「撃ち方始めぇ!」 その次の瞬間、アリゾナの14インチ砲が咆哮する。各砲塔一問ずつの交互撃ち方である。 アリゾナ、ペンシルヴァニアの砲弾が落下する前に、敵艦も主砲を斉射してきた。 敵戦艦の右舷側で14インチ砲弾が落下し、水柱を吹き上げた。 その直後に、アリゾナの右舷側海面に8本の水柱が立ち上がる。 「それぞれ1隻ずつ相手取ったか。」 キッド少将は、敵艦に視線を送りながらそう呟いた。艦橋から見る敵戦艦の姿は小さい。 しかし、互いに近付きつつあるため、その姿は徐々に大きくなってきている。 きっかり15秒後に、各砲塔の2番砲が14インチ砲弾をぶっ放した。 その数秒後にシャシャシャシャ!という不気味な飛翔音が木霊し、アリゾナの左舷側海面に水柱が立ち上がる。 第2射は敵戦艦の左舷側前方に着弾していた。 第3射が放たれると、これもまた敵1番艦の左舷側海面に着弾し、空しく水柱を吹き上げるだけに終わった。 第4、第5、第6射がアリゾナ、ペンシルヴァニアの砲口から放たれ、敵戦艦に殺到するが、どれもこれも海面を抉っただけに留まる。 傍目から見れば、狙いも付けられぬ下手糞が、のんびりと銃を撃っているようなもどかしさを感じるだろう。 しかし、アリゾナの艦橋上では、空振りばかり繰り返す砲術科を「下手糞めが!」と罵る者など一人もいない。 むしろ逆であった。 「第6射の着弾はいずれも敵戦艦より100~200メートルの範囲内か。上出来だ。」 ヴァルケンバーグ艦長は結果にほぼ満足していた。 予想なら、主砲散布界の広いアリゾナやペンシルヴァニアが夾叉を得るのは第8射か第9射。 直撃弾は第10射あたりで出るだろうと事前に推測されていた。 だが、アリゾナの砲術科員の腕前は、推測値よりも良いようだ。 この調子でいけば、次の射撃で夾叉を得られるかもしれない。 その次の瞬間、敵戦艦の第6斉射がアリゾナに振って来た。 弾着の瞬間、ズズーン!という下から突き上げるような振動が、艦体を少しばかり震わせた。 「夾叉されました!」 見張り員の声に、一瞬艦橋内は静まり返った。 この時、アリゾナの周囲には8本の水柱が林立し、5本が左舷側、3本が右舷側に立っていた。 まさか、敵戦艦がこうも早く夾叉弾を得るとは。誰もが敵戦艦の乗員の錬度の良さに息を呑んだ。 だが、悲観的になるものは誰1人いなかった。 「お返しをくれてやれ!」 ヴァルケンバーグ大佐が吼えるように言うと、OK!とばかりに第7射が1番砲よりぶっ放される。 その数秒後に、敵戦艦の左舷側に3本の水柱と、右舷側に1本の水柱が立ち上がった。 「夾叉!夾叉です!」 見張りが声のトーンを上げて報告して来る。 敵戦艦も第8斉射を放ってきた。 砲弾がドカドカと落下し、またもや林立する水柱に囲まれた。 水柱が崩れ落ちると同時に、2番砲が第8射を発砲する。 やや間を置いて、敵戦艦の右舷側に2本の水柱と、左舷に1本の水柱。 そして後部に爆炎が吹き上がった。 「命中です!」 ヴァルケンバーグ大佐はすかさず次のステップに移した。 「一斉撃ち方!」 彼はここで勝負に出た。弾道が良好なら、後は一気に勝負をかけるのみだ。 しばらくアリゾナの主砲が唸りを止めた。 その直後、敵戦艦からの砲弾が周囲に落下し、ついでガガァン!という衝撃が艦体を揺さぶった。 「うぬ・・・・・敵もやるな!」 衝撃に耐えたキッド少将は、恨めしげに呟いた。 敵戦艦の13ネルリ砲弾は2発がアリゾナの中央部を叩いた。 5インチ両用砲2門と12.7ミリ機銃3丁が吹き飛ばされ、火災が発生したが、砲弾はヴァイタルパートを貫く事は出来なかった。 アリゾナの12門の14インチ砲が一斉に火を噴いた。斉射の瞬間、アリゾナの艦体は左舷に傾いだ。 やや間を置き、敵戦艦も斉射を放ったが、その次の瞬間、多量の水柱が敵1番艦の周囲に乱立し、完全に覆い隠してしまった。 水柱が崩れ落ちる直前、敵の斉射弾も落下してきて、アリゾナの周囲に水柱を吹き上げ、1発の砲弾が後部甲板に突き刺さった。 「後部甲板に被弾!火災発生!」 後部甲板に突き刺さった敵弾は、最上甲板を貫いて第2甲板に達し、便所の中で炸裂すると、周囲の兵員室や用具入れを一緒くたに粉砕した。 水柱が崩れ落ちると、敵1番艦に異変が起きていた。 後部の2基の砲塔のうち、一番後ろの連装砲だけが、砲が別々の方向を向いており、天蓋が大きくまくれ上がっている。 その更に後ろ部分の後部甲板からは、どす黒い煙を噴き上げていた。 「敵の主砲塔を1基潰したな。」 ヴァルケンバーグ艦長は、キッド少将の嬉しそうな声を聞いた。 「これで砲戦力の25%を奪った。」 キッド少将は、自分が艦長を勤めたこのアリゾナが、世異界の戦艦相手とはいえ、本来の戦いをこなせている事がなにより嬉しかった。 「まだまだ気は抜けませんぞ。」 「分かっている。敵の砲戦力をさっさと奪って、この場から逃げないといけないからな。」 ズドォーン!という交互撃ち方とは比べ物にならない斉射音がまたもや辺りに木霊する。 敵1番艦の周囲に12発の14インチ砲弾が落下し、敵艦のスマートな艦影が水のカーテンに覆い隠され、その僅かの間から爆炎が踊るのが僅かに見えた。 水柱が崩れ切らぬうちに敵1番艦も撃ち返してきた。 巨大な飛翔音が徐々に大きくなり、誰もが耳を塞いでその場にうずくまりたい感に駆られる。 (今度も来るぞ!) キッド少将がそう呟いた刹那、グガァーン!という強烈な衝撃がアリゾナ揺さぶった。 スリットガラスの何枚かがけたたましく割れ、何人かが悲鳴を上げつつ、床に這わされ、壁に叩きつけられた。 キッド少将は飛び散ったガラスの破片で、額を切ってしまった。 ヴァルケンバーグ艦長がぎょっとなって側に駆け寄った。 「司令官!」 「私の事はいい!大丈夫だ!」 艦長に対して、キッド少将は叩きつけるように叫んだ。 「ガラスで少し切ってしまった程度だ。何ともない。それより、被害はどうなっている?」 ヴァルケンバーグ大佐は、この時アリゾナがどのような被害を受けたのかすぐに分からなかったが、 敵1番艦・・・シホールアンル側戦艦レンベラードの放った13ネルリ砲弾は、1発が前部甲板に突き刺さって 第2甲板の兵員室区画を吹き飛ばし、もう1発がアリゾナの第2砲塔付近に命中していた。 命中箇所は台座の付け根であり、この被弾が恐れていた事態を早々と引き起こした。 「第2砲塔旋回盤損傷、火災発生!使用不能です!第2砲塔内で負傷者多数!」 ヴァルケンバーグ艦長は、一瞬表情を歪めたが、すぐに元の表情に戻って指示を下す。 「火災をすぐに消せ!負傷者は医務室に運び込め!」 小癪な!とばかりに、残り9門となった14インチ砲が咆哮する。 敵1番艦の周囲に第3斉射の14インチ砲弾9発が雨のように降り注いで、幾度目かになる水の神隠しが現出される。 水柱が崩れ落ちると、敵1番艦は新たに中央部から煙を噴き上げていた。 その敵1番艦も残り6門の主砲をぶっ放す。 13ネルリ砲弾が周囲に落下し、アリゾナの中央部と艦橋右舷側甲板に着弾しておびただしい破片が、火炎と共に吹き上がった。 第4斉射が放たれ、敵1番艦に新たに4発が叩き込まれ、うち1発が前部甲板に命中し、 新たな火災を引き起こすも、健在な主砲6門が相変わらず斉射弾をアリゾナに撃ち込む。 今度はアリゾナにも3発が命中し、2発が中央部よりやや後ろの位置に着弾して、そこにあった3艘の救命ボートを木っ端微塵に打ち砕き、 クレーンの根元を破片がギタギタに引き裂いて倒壊に追い込んだ。 アリゾナの火災も、次第に酷くなりつつあった。 中央部と後部甲板の火災は、時間が経つたびに延焼していき、損壊した区画はもちろん、無傷の区画にまで炎が暴れ込もうとする。 その炎に消火班が意を決して立ち向かい、フル出力で水を叩き付けた。 唐突に、アリゾナ、ペンシルヴァニアの後方海面で、何かの轟音が鳴り響いた。 第3水雷戦隊旗艦の軽巡洋艦ラーレイ艦上のコリン・ハーバーズ少将は、戦闘中と言う事も忘れて、艦橋の右舷側で唖然としていた。 彼の視線の先には、シホールアンル艦隊と交戦中の第4水雷戦隊がいたが、その中でも濛々たる黒煙を吹き上げ、 左舷に大きく傾斜し、停止している艦・・・・・ 第4水雷戦隊旗艦の軽巡洋艦メンフィスに視線は注がれていた 「第4水雷戦隊司令部、通信途絶です。」 通信士官の言葉に、ハーバーズ少将は唸るような声で答えた。 「こんな事が起こるとは・・・・・」 ハーバーズ少将の表情は、一瞬だけだが、死人そのものに見えた。 第4水雷戦隊と第3水雷戦隊は、それぞれがほぼ同数ずつの敵と戦っていた。 この内、第4水雷戦隊は敵とすれ違う前に、距離5000メートルで左一斉回頭し、敵巡洋艦、駆逐艦群に魚雷攻撃を浴びせようとした。 だが、先頭のメンフィスが回頭を開始した直後、敵艦群は主砲を撃ちまくりながらもバラバラに散開してしまった。 そして、半数の艦が、あろう事か米艦群に突入して来た。 第4水雷戦隊司令官のドナルド・クラウンティー少将は止む無く魚雷発射を行ったが、敵駆逐艦1隻を撃沈し、1隻を大破させたのみに留まった。 魚雷発射を完了したと見たシホールアンル艦は、バラバラの隊形のまま反転。 左舷の魚雷発射管を使おうと回頭中の第4水雷戦隊に襲い掛かった。 同士討ちもいとわぬ格好で突入して来たシホールアンル艦に対して、米側は統制を欠いた隊形で戦うしかなかった。 旗艦のメンフィスは左舷の魚雷発射管を使おうとして、左に回頭しようとした寸前に、敵巡洋艦に頭を抑えられ、 そのまま同航戦で激しく撃ちまくった。 しかし、オマハ級は6インチ砲12門という、一見すると、後年のクリーブランド級巡洋艦並みの重武装であったが、 敵に向けられた主砲は、構造上の問題から8門のみであった。 それに対し、敵巡洋艦は1~2年前に就役した新鋭のルオグレイ級巡洋艦であり、7ネルリ(179ミリ)砲8門という重巡並みの主砲を持っていた。 そして、8門全てをメンフィスに対して撃ちまくってきた。 双方一歩も引かぬ激しい撃ち合いになったが、敵巡洋艦が前部砲塔2基中1基を叩き潰された前に発射した斉射弾が、 8000メートル向こうで、15発の7ネルリ弾を受けてグロッキー気味であったメンフィスのとある部分にクリーンヒットした。 そのとある部分とは、左舷後部の魚雷発射管であった。 中には、Mk-14魚雷3本が入っていた。 7ネルリ弾が命中した次の瞬間、3本の魚雷が一気に誘爆を起こし、3本計900キロの炸薬エネルギーがメンフィス自信に襲い掛かってしまった。 爆発はメンフィスの艦体を大きく抉り取り、4本の煙突のうち、2本が根元から吹き飛ばされた。 爆発のパワーは艦上構造物のみに留まらず、内部に位置する機関部にも暴れ狂い、機関科員の大多数が戦死して、缶室や機械室にも壊滅的な打撃を与えた。 又、水線下に大きな裂け目が生じて、そこから大量の海水が入り込んできた。 ただでさえ、度重なる被弾で力尽きる寸前の旧式軽巡には、この災厄に耐えられる術は無かった。 たちまちガクリとスピードを落とし、誘爆後、たったの150メートルを進んでから停止した。 メンフィスを撃沈確実に追い込んだ敵巡洋艦バンラーグでは、初めて米軽巡を撃沈した事に誰もが肩を叩き合って喜んだ。 そのバンラーグの左舷側から、米駆逐艦2隻が接近して5インチ砲弾を乱射して来た。 2隻の米艦のうちの先頭艦に7ネルリ砲をぶっ放し、米駆逐艦がそれを食らって黒煙を吹き上げた。 しかし、スピードは1ノットも落とさぬまま、時速36ノットの高速で、距離4000メートルでバンラーグの手前で右回頭した。 回頭を終えた2隻の米艦の左舷側から、何かが落下して水飛沫を上げる。 「魚雷と言う奴がまた来るぞ!回避!」 艦長はあらんかぎりの声を上げて、自らの艦を少しでも魚雷から逃れさせるために、敢えて敵の魚雷と向かい合う形で進む。 先頭艦の魚雷4本は、バンラーグの左右両舷を空しく通り過ぎるのみ終わったが、もう1隻が放った魚雷は、いきなり艦首の真正面から突っ込んできた。 高速で、あっという間に艦首の至近に迫った魚雷を見て、誰もが当たる! と思った瞬間、艦首から大水柱が吹き上がり、第1砲塔前からの区画が一瞬にして叩き潰され、次にもげ落ちた。 更にもう1本の魚雷が、左舷の第1、第2砲塔の間付近に突き刺さった。 艦の乗員はこれでおしまいだと思った。 魚雷が突き刺さった。まだ辛うじて立っている者、床に転倒し、受けた傷に悲痛の唸りを上げる者も、身をすくめて爆発を待った。 だが・・・・・爆発は起きなかった。 乗員は拍子抜けしてしまった。 魚雷は不発であり、艦体に突き当たったまではいいが、肝心の信管が作動せず、へこみを作っただけで海中に沈んでいった。 乗員は皆、安堵したが、バンラーグの災難はまだ始まったばかりである。 艦首の被雷箇所からの浸水は未だに続いており、バンラーグはじわじわと沈みつつあった。 第4水雷戦隊の他の艦艇も、シホールアンル艦と盛んに殴り合っており、 態勢を立て直して統制の取れた戦いが出来た第3水雷戦隊とは違って、まさに乱戦状態となっている。 重巡部隊も、敵巡洋艦2隻を撃破したが、最初に軽巡のシンシナティが全砲塔を叩き潰されて脱落。 その次にニューオーリンズがこれまた8インチ砲全損で後退し、アストリアのみが健在で敵巡洋艦2隻と激しく撃ち合っているが、 次第に被弾数が増えていき、アストリアが交互撃ち方から再び一斉撃ち方に切り替えた直後、後部の第3砲塔に敵弾が命中して 使用不能に陥り、次第に押され始めた。 米側も精鋭艦隊だったが、シホールアンル側も精鋭艦隊であり、その事が両軍の被害拡大に繋がっていた。 第5巡洋艦戦隊は、戦闘開始から20分ほど経ってから現場海域に到着した。 司令官のレイモンド・スプルーアンス少将は、第4水雷戦隊の惨状を見て思わず唸った。 「相当やりあったようだな。メンフィスがもうすぐで沈みそうだ。」 既に、メンフィスは左舷に大傾斜し、いつ横転してもおかしくない。 他にも、第4水雷戦隊の駆逐艦8隻のうち、1隻は既に沈み、3隻が艦上をぼろぼろにされて、戦闘不能に陥っている。 第3水雷戦隊でも、旗艦のラーレイが後部砲塔等に命中弾を受けて中破程度の損害を受け、駆逐艦3隻が大破、もしくは中破しているようだ。 「重巡部隊も苦戦しているようです。戦艦部隊はほぼ互角の戦いを繰り広げているようですが、 アリゾナ、ペンシルヴァニア両艦も無視しえぬ損傷を負っているようです。」 参謀長のジュスタス・フォレステル大佐が浮かぬ表情で報告する。 「旧式戦艦を殴り込ませたツケが一気に回ったな。まあ、いろいろ言うのは後だ。」 スプルーアンスは怜悧な表情を維持したまま指示を下した。 「本艦とシカゴは重巡部隊の支援を行う。ルイスヴィル、ブルックリンは苦戦している第4水雷戦隊の援護に当たれ。」 「アイアイサー。」 スプルーアンスの指示を受けた各艦が各々の目的地にへと向かう。 5分後、スプルーアンス少将が率いるノーザンプトン、シカゴは苦戦する重巡部隊を視認した。 「右舷前方4000メートルにアストリアです!敵巡洋艦2隻と撃ち合っています!」 見張りの声が響き、スプルーアンスは双眼鏡で孤軍奮闘するアストリアを見る。 アストリアは、後部砲塔部分と、後部艦橋を破壊されて黒煙を噴いている。 前部の3連装砲塔はどうやら無事らしく、敵艦に向けて撃ちまくっているが、敵巡洋艦の斉射弾が降り注いで、 アストリアの艦体に幾つもの爆炎が吹き上がる。 アストリアの右舷側の洋上には、敵巡洋艦がいるのだろう。そこからも黒煙が吹き上がっている。 「どうやら、アストリアは敵巡洋艦に打撃を与えているようだな。」 「しかし、敵巡洋艦は2隻、それに対し応戦しているのはアストリアのみです。早めにこちら側が加わらねば・・・・・」 アストリアは撃沈されます、という言葉を、艦長は言いかけたが、寸でのところで飲み込んだ。 「分かっている。だからこうして急いでいるのだ。アストリアの後方についたら、敵巡洋艦を砲撃する。 敵艦は2隻いるから、1番艦はこのノーザンプトン、2番艦はシカゴに相手取らせる。」 それから、アストリアの後方1000メートルに付き、向けていた8インチ砲を発砲するまで6分かかった。 その6分の間、アストリアは度重なる被弾にも屈せず、敵巡洋艦の艦長が思わず感嘆したほどだった。 「撃ち方始め!」 艦長が命じると、右舷7000メートル先の巡洋艦2隻に向けられた8インチ砲が咆哮した。 この時、敵の巡洋艦のうち、先頭の1隻は使用可能の大砲が6門中4門に減らされており、前部と中央部からどす黒い煙を噴き上げていた。 応援に駆けつけたノーザンプトン、シカゴに負けじと、ボロボロに打ちのめされたアストリアも最後の力を振り絞って、射撃可能な第2砲塔で敵1番艦を砲撃した。 ノーザンプトンは最初の第1射は大きく外れたが、第2射からいきなり夾叉を得、次の第3射で2発の8インチ砲弾を叩き込んだ。 ここで一斉撃ち方に入るのだが、スプルーアンスは念の為第4、第5射まで交互撃ち方で射撃をし、弾道が良好なのを確認させた後、斉射に入った。 そして、ノーザンプトンが第5斉射を叩き出すと、唐突に敵1番艦が後部から大爆発を起こし、少し進んだ後、完全に停止した。 シカゴと撃ち合った敵2番艦はしたたかだったが、シカゴから17発の8インチ弾を受けた時には、ニューオーリンズ、シンシナティと同様に使用可能の主砲を全て叩き壊され、その場から逃げ出していった。 アリゾナが23斉射目をぶっ放した。 それと同時に、敵戦艦も30斉射目をたたき出した。双方の主砲弾が上空で交錯した後、それぞれの目標に降り注いだ。 2本の水柱が吹き上がり、2度の強烈な衝撃がアリゾナの艦体を揺さぶった。 「後部甲板に命中弾!カタパルト損傷!」 「右舷中央部に命中弾!」 悲鳴のような報告が入った後、敵戦艦の周囲に5本の水柱が立ち上がり、第1砲塔付近から1つの閃光が煌き、次いで爆発が起こった。 「敵1番艦に更に1弾命中!」 既に、互いの距離は13000メートルにまで狭まり、戦いは正面からの殴り合いとなっている。 アリゾナには24発の13ネルリ砲弾が命中し、前部第2砲塔は旋回盤が歪み、後部第3砲塔は砲身を1本吹き飛ばされ、 2本をズタズタに引き裂かれて使用不能に陥っている。 右舷中央部からは大火災が発生し、艦後部は黒煙に覆われている。 優秀なダメージコントロールチームのお陰で、なんとか延焼は食い止められているが、このまま被弾が相次げば沈没の憂き目に逢いかねない。 敵1番艦も状況は似たようなもので、アリゾナからの14インチ砲弾26発を被弾して後部砲塔2基を叩き潰され、 前部甲板、左舷中央甲板、後部甲板から猛烈な火災煙を吹き上げている。 ペンシルヴァニアと敵2番艦の状況も似たり寄ったりだ。 アリゾナが15度目の斉射を放ち、それと同時に敵1番艦も残る第2砲塔から砲弾を撃った。 やがて、敵1番艦の前部にと後部に閃光が走った。その直後、ガァン!という振動が伝わった。 次いで、アリゾナの右舷側前部海面に水柱がたちあがる。 だが、砲弾の炸裂は無かった。 「第2砲塔基部に命中弾!されど、爆発はなし!」 その声を聞いたキッド少将は、やや安堵したような表情になった。 「不発弾のようだな。」 ヴァルケンバーグ艦長も頷いた。 「第2砲塔の基部と言えば・・・・・先ほど被弾のあった箇所とほぼ同じ部分です。」 「炸裂していたら危なかったな。」 そう言って、2人は小さな幸運を素直に喜んだ。その時、 「敵1番艦右回頭!」 見張りの言葉に、ヴァルケンバーグ艦長とキッド少将は耳を疑った。 「右回頭というと、まさか。」 そう、そのまさかだった。なんと、敵1番艦は回頭し、戦線から離脱しつつあった。 この時、もはやレンベラードには主砲は1門も無かった。 いや、砲撃前には8門あったのだが、相次ぐ被弾によって次々と潰されて行き、ついには最後に残った第2砲塔が粉砕され、反撃手段を失ってしまった。 その直後に入った、マルヒナス航行不能の通信にベックネ少将は戦意を喪失。 レンベラードを撤退させる事にした。 「すぐに追いましょう!」 主任参謀がキッド少将にそう言った。 「既に敵2番艦が停止し、傾斜している以上撃沈したも同然です。それなら、あの敵1番艦も追撃して撃ち沈めるべきです!」 だが、キッド少将は頭を振った。 「残念だが、答えはノーだ。主任参謀、我々が敵と出会うまで何していた?」 「撤退していました。」 「そう、撤退だ。我々は今、“撤退中”なのだ。あの敵艦隊とやり合ったのは、敵を撃破せぬ限り、逃げられないと思ったからだ。 敵戦艦が撤退した以上、他の艦艇を呼び寄せて、撤収を再開するのが賢明だ。」 そう言うと、彼は主席参謀の後ろに立っていた通信参謀に視線を向けた。 「通信参謀!今、敵艦隊の状況はどうなっている?」 「第5巡洋艦戦隊が応援に駆けつけた後は、情勢は我が方有利になりました。 敵巡洋艦部隊はニューオーリンズ、アストリア、シンシナティに大破同然の被害を与えましたが、 逆に1隻を撃沈、3隻を大破させて追い返しています。」 それだけではなく、乱戦状態であった第4水雷戦隊も、重巡ルィスビルと軽巡ブルックリンが来てからは態勢を立て直し、 最終的に敵巡洋艦1隻に撃沈確実の被害を与え、駆逐艦2隻を撃沈、3隻を大破させ、残りも手傷を負い、無傷な船はいなかった。 一方、第3水雷戦隊は最終的にラーレイを始めとする5隻が損傷したが、敵駆逐艦3隻撃沈、巡洋艦1隻、駆逐艦2隻を大破させて追い払った後、 第4水雷戦隊に加わって残りの敵を追い払った。 「敵艦隊を追い払ったか。結果的には、堂々たる勝利だな。だが、」 キッド少将は左舷後方のペンシルヴァニアを見た。 ペンシルヴァニアは、敵2番艦に事実上撃沈確実の被害を与えたが、ペンシルヴァニアも、主砲全てを使用不能にされ、 後部艦橋は無残にも倒壊し、ペンシルヴァニア級独特の艦影は著しく損なわれている。 幸いにも、アリゾナ、ペンシルヴァニア共、機関部の損傷は無く、依然として濛々たる黒煙を吹き上げてはいるが、 弾火薬庫の誘爆などは今現在起きてはおらず、火災もそれ以上の延焼は食い止められており、じきに鎮火に向かうと見込まれている。 それに暫定報告ではあるが、苦戦した第4水雷戦隊では旗艦を始め、沈没艦も何隻か出ているそうだ。 「こっちも手痛い被害を受けたな。シホールアンル海軍は、陸地の艦砲射撃が専門という海軍ではないようだ。」 キッド少将は、シホールアンル海軍は侮れぬ敵であると、この時確信していた。 1482年 2月14日午後4時 ヴィルフレイングを出港した太平洋艦隊主力は、一度北進した後、反転、南下してヴィルフレイングに戻りつつあった。 第1任務部隊旗艦コロラド艦上で、司令官のウィリアム・パイ中将は第2任務部隊から送られた報告を聞いていた。 「沈没、軽巡洋艦メンフィス、駆逐艦フェルプス、ポーター。大破、戦艦アリゾナ、ペンシルヴァニア、 重巡洋艦ニューオーリンズ、アストリア、軽巡シンシナティ、駆逐艦モフェット、ファラガット、エバール、 中破、軽巡ラーレイ、駆逐艦ラドロー、プランケット、モンセン、小破、重巡洋艦シカゴ、軽巡ブルックリン、 駆逐艦グレイソンとなっております。」 「21ノットのアリゾナ、ペンシルヴァニアを連れて来るより、ノースカロライナを連れて行ったほうが良かったのかもしれないな。」 パイ中将は苦虫を噛み潰したような表情になった。 第2任務部隊は、ガルクレルフの物資集積所の破壊は成功したが、たまたま近海にいた敵主力の一部に追いつかれて戦闘になってしまった。 そのため第2任務部隊は、沈没艦はなんとか3隻に押さえられたが、多くの損傷艦を出してしまった。 その前にも、サラトガ被弾炎上の報告が入っていた。 最初、司令部は色めき立ったが、すぐにサラトガの被害が小破程度の物だと分かると、誰もが安心した。 だが、この送られてきた損害状況は、いかに敵艦隊の攻撃振りが凄まじかったかが見て取れる。 「戦果のほうですが、撃沈が戦艦1、巡洋艦3、駆逐艦6。大破が戦艦1、巡洋艦3、駆逐艦4、中小破が駆逐艦7隻となっています。」 「数字的には、わが方の圧勝だな。だが、損傷艦はどちらも似たり寄ったりだ。」 「現地点でははっきりいえませんが、シホールアンル側も海戦のやり方はかなり熟達しているようです。 そうでなければ、第2任務部隊はこのような損害を受けるはずがありません。」 「シホールアンル、侮れがたし、だな。」 パイ中将はしんみりとした表情でそう言い放った。 太平洋艦隊主力が反転しようとしたのは午後1時になってからだった。 第1任務部隊の前方400マイル地点で哨戒戦を張っていた潜水艦のうち、ノーチラスから、 「敵艦隊主力、北に反転せり」 という情報を受けた。 この時、パイ中将は当初の計画通り、敵艦隊の反転を確認した後に太平洋艦隊も反転、ヴィルフレイングに引き返すつもりであった。 だが、 「司令官、ここはガルクレルフ公国沿岸の敵軍を叩くべきです。 敵主力艦隊が反転した今なら、水上からの援護の無い沿岸のシホールアンル軍など、鎧袖一触です!」 突然、参謀長のリーガン大佐が意見具申を行って来た。 パイは言い返そうとしたが、タイミングを見計らったかのように、他の巡洋艦戦隊や水雷戦隊からカレアント公国沿岸を攻撃されたし、 の意見具申が相次いだ。 だが、反対の声もあった。 カレアント公国沿岸の攻撃を反対したのは、空母部隊である第17、第14任務部隊であった。 「君は、ここ数日で、カレアント公国沿岸地域のワイバーン部隊が増強されているのを知らないのかね? 敵も何度も奇襲を許すほど馬鹿ではない。我々がカレアント沿岸に向かう時には、何百というワイバーンが待ち構えている可能性がある。 そこに、増強したとは言え、たったの120機しかいないF4Fや艦載機を送り込めるのかね?」 もはやパイ中将は、ガルクレルフ攻撃が成功した以上、太平洋艦隊の任務は終わったと思っていた。 リーガン大佐や他の戦隊の指揮官は意見具申を繰り返したが、 「我々の任務は、敵主力を南部に釣り出し、その隙にガルクレルフ攻撃部隊の攻撃を成功させる事だ。 それが成功した今は、あたらに損害を増やす事はしてはいかん。」 と、反対意見を退けて艦隊を反転させ、帰路についた。 「現在、第2任務部隊は21ノットのスピードでサンディエゴに向かっています。途中、補給部隊とランデブーを行う予定です。」 「追撃部隊は無いか?」 「ガルクレルフ攻撃部隊を追う敵は、今の所おりません。」 「そうか。それならいい。」 そう言って、パイは満足気な表情を浮かべた。 後年、もし太平洋艦隊がカレアント公国沿岸に接近していたらどうなっていたか? と海軍関係者から戦史研究者によく言われていた。 彼のうち、何人かは、太平洋艦隊はカレアント攻撃をやらなくて正解であったと言っている。 なぜならば、カレアント沿岸には、総計で300以上のワイバーンが集結しており、うち180騎は、F4Fでもてこずる戦闘ワイバーンだった。 もし、艦載機部隊が攻撃を行っていたら、総力出撃してきた戦闘ワイバーンの前に甚大な損害を負っていただろう。 それに、後年の鉄壁な対空砲火網を形成した米海軍の防御砲火も、この時代についてはまだまだであり、 攻撃ワイバーンが突入していれば無視できぬ損害を負っていたと言われている。 それに、北進を開始したシホールアンル艦隊も、太平洋艦隊の後背を突く可能性があった。 勝てたにせよ、負かされたにせよ、カレアント攻撃をやっていたら、太平洋艦隊は間違いなく大損害を負っていたのである。 2月14日 午後10時 ガルクレルフ沖200マイル地点 夜闇の海上は、海面部分は真っ暗であまり見えなかったが、辛うじて寮艦のシルエットだけは見える。 空は雲に覆われており、月明かりが空に輝く事は無い。 「時間が経つにつれて、なんか眠くなってくるぜ・・・・」 ラウス・クレーゲルは、エンタープライズの飛行甲板脇の張り出し通路で海面を眺めていたが、やがて眺めるのも面倒になってきた。 ただ、ひんやりとした夜風は気持ちいもので、ふとすれば、このまま眠ってしまいたい感覚に囚われる。 「飛行甲板はベッドじゃないぜ?魔道参謀。」 後ろから聞きなれた、野太い声が響く。 振り向くと、声の主は、この機動部隊の主である、ウィリアム・ハルゼー中将であった。 「ベッドは艦内にある。間違えるなよ?」 「まっさか。自分もそこまで馬鹿じゃないっすよ。」 そうぼやきながら、ラウスは大欠伸をかいた。 「念の為さ。君は疲れていると、煙突の上でも眠りそうだからな。」 「うえ、ひでえ言い様で。」 ラウスが少しげんなりした表情になると、ハルゼーは大笑いした。 「なあに、冗談だよ。とりあえず、連絡役ご苦労だった。君がいるだけで、情報の面でも苦労しなくて済むよ。」 「まあ、自分もそう言われると嬉しいですね。」 ラウスははにかみながら言った。 「おっ、そういえば今日は・・・・・」 ハルゼーが何かを思い出した。 「どうかしたんすか?」 「今日はバレンタインデーだな。」 「バレンタインデー?????なんですかそれ。」 「俺達がいた世界ではな、2月14日は少し特別な日なんだ。 2月14日は、恋人や親しい者に何かしらのプレゼントを贈る日とされている。わしはワイフに何度か貰ったり、 あげたりしているが、どうもここ最近は忘れていた。」 「へえ、そんな習慣があるんですか。」 「まあな。バレンタインデーに何か貰うと、その日に限って嬉しかったりするものだよ。」 ハルゼーはニヤリと笑みを浮かべながら言う。 「よく考えたら、俺達もでかいプレゼントを贈っているな。」 「でかいプレゼント・・・・・ああ、ガルクレルフですね。」 「そうだ。シホット共に爆弾や大砲の弾をプレゼントしてやった。恐らく、シホットの奴らは大喜びで受け取っただろう。」 そう言うと、ハルゼーは満足気な笑みを浮かべる。 (プレゼントねぇ・・・・・まっ、俺達はまだいいけど、シホールアンルのお調子者陛下が、損害報告を見たらどう思うかな。 何はともあれ、シホールアンルにとっては、最悪のバレンタインプレゼントだな) この日、ガルクレルフはアメリカ第2任務部隊の艦砲射撃で、物資集積所の大半を焼き討ちにされた挙句、現地のワイバーン部隊、 救援にやって来た第3艦隊に壊滅的な損害を与えられてしまった。 米側も少なからぬ損害を受けたものの、作戦は成功裏に終わった。 後にガルクレルフ沖海戦、別の名でバレンタインデーの海戦と呼ばれる一連の戦いは、双方にとって忘れる事の出来ぬ戦いとなった。 1482年 2月15日。 カレアントのシホールアンル軍は、全戦線で進撃をストップした。
https://w.atwiki.jp/gs4_selif/pages/139.html
バレンタイン■普通以下 ■友好 ■好き以上 ■グループ結成後アーチに別男子がいる場合 ホワイトデー普通以下(義理) 友好以上 相手からのプレゼント内容(友好以上)1回目 2回目 メモ欄 バレンタイン ■普通以下 〇〇「あっ、柊くん!」 柊「はい。」 〇〇「これ!バレンタインのチョコ。」 最高(スペシャルトッピングが◎) 柊「わ……凄いな。」 〇〇「ふふ、手作りなんだ。」 柊「そうか……ここまで凝ってると大変だったんじゃない?」 柊「大切に頂きます。どうもありがとう。」 〇〇(よかった、気に入ってもらえたみたい!) 上手(属性のみ◎) 柊「これは手作りですね。」 〇〇「うん、がんばってみました!」 柊「細工の一つ一つに味がある。お上手なんですね。ありがとう。」 〇〇(柊くん、喜んでくれたみたい。よかった) 普通(スペシャル・属性とも×) 柊「ありがとうございます。手作り……あ。」 〇〇「んっ?」 柊「ああ、いえ。お気になさらず。あとで頂きます。じゃあ。」 〇〇(もしかして、苦手なものでも入ってたかな……) ミステリアスチョコ 柊「個性的、野趣あふれる、粗削り……とにかく、奥底に光る何かは感じられます。」 〇〇「えぇと……」 柊「あなたの内なる情熱の発露。そう受け取っておきますね。ありがとう。それじゃ。」 〇〇(うぅ……もうちょっとがんばればよかった……) 高級チョコ 柊「これは有名なブランドの……ご贔屓様から頂いたことあります。……これ僕に?」 〇〇「うん!」 柊「そうですか……僕にで合ってるんですね。ではありがたく。それじゃ。」 〇〇(ちょっと張り切り過ぎちゃったかな……?) 義理チョコ 柊「これはいいですね。ありがとうございます。」 〇〇(うーん、まあ、こんなもんだよね……) ■友好 渡す前 〇〇「柊くん!」 柊「はい、なんですか。」 〇〇「はい、これ。バレンタインのチョコ。」 手作りチョコ(スペシャルトッピング◎) 柊「凝ったデコレーションですね。大変だったでしょう?ありがとう。」 〇〇「気に入ってくれたら、うれしいな。」 柊「もちろん気に入りました。あなたが色々考え、選んで作ってくれたんですから。」 〇〇「うん、手作りしてよかったな。」 柊「ええ、本当に力作です。公演会場に飾りたいくらい。」 〇〇「ええ!それは困るよ。ちゃんと食べて。」 柊「そうですか……じゃあ、帰って劇団のみんなに自慢してから食べます。」 〇〇(柊くんが喜んでくれてよかった!) 手作りチョコ(スペシャルトッピング×) 柊「うん、あなたの個性が光ってる。」 〇〇「うん、手作りだよ。」 柊「僕のことを考えて作ってくれたことが伝わってきます。」 柊「ほら、このトッピングも。」 〇〇「気に入ってくれたらうれしいな。」 柊「気に入らないはずはない。世界で唯一の、僕専用のチョコですよ?」 柊「ありがとう。味わっていただきます。」 〇〇(柊くん、喜んでくれたみたい。よかった……) 手作りチョコ(スペシャル・属性とも×) 柊「ああ、手作りだ。ありがとう。」 〇〇「うん!お口に合うといいんだけど。」 柊「これは……僕のであってる?」 〇〇「ん?どうかした?」 柊「……なるほど、試されてるのかな?こう見えて受けて立つ派なので、ありがたく頂戴します。」 〇〇(受けて立つ?苦手なものでも入ってた……?) 手作りチョコ(ミステリアス) 柊「手作りだよね。何かあった?」 〇〇「え?」 柊「心の乱れを感じるな。少し心配になる。」 〇〇「何か変だった?ごめんね。」 柊「いえ。あなたの独創的な世界観を僕が理解できないだけかもしれません。」 柊「すみません、もう少しこのチョコと向き合う時間が欲しい。」 〇〇(うぅ……もうちょっとがんばればよかった。柊くんを悩ませちゃったよ) 高級チョコ 柊「知ってます。これ有名なショコラティエのお店。奮発してくれて、ありがとう。」 柊「お財布、大丈夫?」 〇〇「うん、なんとかね!」 柊「ふふっ。出費に見合うだけの反応が、僕はできていたかな?」 〇〇「うーん、まあまあ、かな?」 柊「手厳しい。役者泣かせの演出家みたいだ。」 柊「ありがとう。味の感想では満足いただけるように、がんばります。」 〇〇(よかった、柊くん喜んでくれたみたい!) 義理チョコ 柊「ありがとう。あなたは、働き者ですね。」 〇〇「えっ?」 柊「お世話になってる人全員となるとね……わかります。」 柊「ああ、まだ途中ですよね。がんばっていってらっしゃい。」 〇〇(応援されてしまった……喜んではくれたかな?) ■好き以上 〇〇「あっ、柊くん!」 柊「そんなに慌てなくていいですよ。どうかした?」 〇〇「うん、これ。バレンタインのチョコ!」 最高(スペシャルトッピングが◎) 柊「手作りですね?」 〇〇「うん、今回は手作り。ちょっとがんばったよ。」 柊「ちょっと?じゃあ、もっと本気を出したら……恐ろしいな。」 〇〇「ふふっ、本気出したら、高級チョコにも負けないよっ!」 柊「すでに負けてません。僕にとっては、これ以上は……もう、チョコじゃないですね?」 〇〇「それじゃバレンタインじゃなくなっちゃうよ。」 柊「確かに。では、家でこっそりひとりで食べます。誰にもあげない。」 〇〇(柊くん、すごく喜んでくれた!がんばった甲斐あったな) 上手(属性のみ◎) 柊「手作りですね。」 〇〇「じっくり見ると粗が見えちゃうから……」 柊「粗?もし、万が一そんなものがあったとして、それもあなたが僕のことを考えて作ってくれたものです。」 柊「うん、結果、全て愛おしいですね。」 〇〇「ふふっ、ありがとう……なんか照れちゃうよ。」 柊「今日はそういう日でしょ?普段恥ずかしくて言えないことも言える。」 〇〇「そうだっけ?」 柊「そうですよ。」 柊「楽しみながら、ゆっくり頂きます。できれば、一年もたせたい。どうもありがとう。」 〇〇(柊くん、喜んでくれたみたい。でも、バレンタインデーのことちょっと勘違いしてる?) 普通(スペシャル・属性とも×) 柊「手作りなんだね。」 〇〇「うん!」 柊「なるほど、これは……」 柊「……これはきっと、コミュニケーション不足が招いたこと。僕の責任だ。」 〇〇「んっ?どうかした?」 柊「ううん、ありがとう。チョコだけじゃなくて、気づきまで与えてもらった。」 柊「それじゃあ。」 〇〇(……気づきって何のことかな?何か苦手なものを入れちゃった……?) ミステリアスチョコ 柊「…………」 柊「……ふふ。」 〇〇「うっ……なんか、ごめんね。」 柊「どうしてです?僕はとても楽しい気分ですよ。」 〇〇「あまり上手にできなかったから……」 柊「贈り物の本質は、相手を喜ばせることでしょ?僕の顔を見てください、悲しんでる?」 〇〇「ううん、楽しそうだけど。」 柊「ええ、あなたの可愛らしいチョコのおかげでこんなに楽しい気分です。」 柊「このチョコは丸ごと、あなたみたいだ。」 〇〇「柊くん、それはちょっと……」 柊「ふふっ、言いすぎました。でも、本当にありがとう。」 〇〇(喜んでくれたけど、やっぱりちゃんとしたの渡したかったな……) 高級チョコ 柊「これは……よくお客様からいただく。最高級のお店だ。」 〇〇「ふふ、奮発しちゃった。」 柊「そっか、ありがとう。あなたがアルバイトや貯金で、これを用意してくれた。」 柊「このチョコは、あなたの時間と労働の対価。それがとても嬉しい。」 〇〇「柊くん、ちょっとおおげさだよ。」 柊「いいえ、世の中は手作り偏重型ですが、僕は時間が重要だと思います。あなたはこれを用意するまでの時間を僕にくれた。」 柊「それと……これを食べる時間もいいかな?一緒に食べよう。」 〇〇(よかった……柊くん、喜んでくれたみたい!) 義理チョコ 柊「ありがとう。あなたの気持ちが入ってるなら、これ以上のものはない。」 〇〇「えぇと、うん。」 柊「このチョコを選んだあなた。学校に持ってきてくれたあなた。それぞれのあなたに感謝です。」 〇〇「えぇと……」 柊「大切なのは気持ち。見た目の問題ではありませんよ。」 〇〇(もっとちゃんとしたチョコレートあげればよかったかな……?) ■グループ結成後 アーチに別男子がいる場合 渡す前 ※グループ結成していない時と同じ 最高(スペシャルトッピングが◎) 柊「手作りですね……本当にいいんですか?僕あてで。」 上手(属性のみ◎) 柊「手作りですね……本当にいいんですか?僕あてで。」 普通(スペシャル・属性とも×) 柊「あなたのなら、試作品でも嬉しいですよ。ありがとう。」 ミステリアスチョコ 柊「あなたのなら、試作品でも嬉しいですよ。ありがとう。」 高級チョコ 柊「高級なお店の包装ですね。大丈夫ですか?」 義理チョコ 柊「ありがとうございます。こういう配慮は嬉しいですね。」 ホワイトデー 普通以下(義理) 柊「〇〇さん。」 〇〇「柊くん。どうしたの?」 柊「先月はありがとうございました。これ、つまらないものですが。」 〇〇「ご、ご丁寧にありがとうございます……」 柊「では、失礼いたします。」 柊「一通りお渡しできたな。」 〇〇(うーん、これは義理だよね……) 友好以上 ??「ああ、探しました。」 〇〇「ん?あ、柊くん。」 柊「チョコのお返しです。……受け取ってもらえますか?」 〇〇「もちろん!ありがとう!」 柊「良かった。じゃあまたね?」 相手からのプレゼント内容(友好以上) 〇〇(プレゼント、なんだろう……) 1回目 〇〇(“硝子のペーパーウエイト”) 〇〇(わぁ……切子が入ってて、すごくキレイ!置物としてもステキだな) 2回目 〇〇(“コーラルウッドのペン”) 〇〇(わぁ、かわいい色!ピンクがかった木目がオシャレだな。大事に使おうっと) 更新日時:2024/03/19 11 44 19 wikiトップ|▲ページ TOP メモ欄 枠内に書き込み、投稿ボタンを押すとここに表示されます。 メモ wikiトップ|▲ページ TOP
https://w.atwiki.jp/akatonbowiki/pages/12261.html
このページはこちらに移転しました バレンタイン 作詞/522スレ76 2月とんで14日 0時になった瞬間に 俺は眠りにつくだろう ふかふかのベッドに 低反発マクラ 夢の世界に旅立つだろう そして日が昇ったとき 日付は2月の15日 30時間は寝たかな バレンタインなんてなかった バレンタインなんてなかった バレンタインなんてなかった バレンタインなんていらない 山積みのチョコレート 崩れ落ちるチョコレート そんな夢を見るために 2度寝
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/2117.html
ばれんたいん【登録タグ VOCALOID kal は 初音ミク 曲】 作詞:kal 作曲:kal 編曲:kal 唄:初音ミク 曲紹介 kal氏のデビュー作。 バレンタインとはいっても暗さと怖さ多量なヤンデレソング。 歌詞 (PIAPROより転載) バレンタイン バレンタイン きみに チョコを あげる 甘い苦い 愛のしるし ワタシの気持ち 全部 詰めた これからも ずっと そばにいるから ダカラ早ク家カラ出テキテ 私ヲ見テ私ヲ見ツメテ コノチョコヲ早ク渡シタイカラ ダッテ何時デモ何時マデモ何処デモ何処マデモ 離レナイ逃ガサナイ離サナイ渡サナイ 全テガ貴方デ貴方ガ私デ私ガ 此処デ貴方ガ此処ニ居ナイ 早クドアカラ出テ私ヲ抱キシメテ ズットサッキカラ待ッテイルノニ 寒イヨ辛イヨ眠イヨ怖イヨ ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ?ドウシテ? 景色ナンカ要ラナクテ 言葉ナンカ要ラナイカラ コノ暗闇カラ少シデモ暗イ方ニ 貴方ト消エテシマイタイ ト 思ッテイルダケナノニ ドウシテ分カッテクレナイ? ドウシテ手ヲ伸バシテクレナイ?ドウシテ 私愛シテル愛シテル愛シテル愛シテル アアアアアアアア・・・ コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/3146.html
登録日:2010/02/08(月) 12 55 23 更新日:2024/01/10 Wed 22 16 43 所要時間:約 4 分で読めます ▽タグ一覧 SBR あれ?チョk…おっと誰か来たようだ イギリス バレンタイン ファニー・バレンタイン プレシデント ヴィンセント 大統領 戦車 歩兵戦車 第二次世界大戦 聖バレンチヌス様 軍事 釣り項目 【概要】 バレンタインとは、第二次世界大戦においてイギリス軍が開発した歩兵戦車である。 歩兵戦車 Mk.Ⅲ バレンタインが正式な名称になる。 高い信頼性と厚い装甲で現地の兵士から喜ばれ、イギリスで最も多く生産された戦車である。 【開発経緯】 当時イギリス軍は戦車を 「歩兵戦車」(重装甲、低速で歩兵随伴支援用の戦車) と 「巡航戦車」(軽装甲、高速で追撃、突破する為の戦車) の二種類に分割し、それぞれに役割を与えて戦っていた。 その歩兵戦車で三番目に作られたのが、Mk.Ⅲバレンタインである。 バレンタイン以前にイギリスは歩兵戦車としてMk.Ⅱ「マチルダⅡ」を製造していた。 マチルダⅡは当時では最高レベルの装甲を持ち、ドイツ軍自慢の戦車砲を殆ど弾き返していた。 第二次世界大戦の戦車史に残る名機だと、筆者は思う。 一方、巡航戦車はA10巡航戦車Mk.Ⅱを開発していたが、 これは前作のA9巡航戦車Mk.Ⅰの装甲を厚くしただけであり、余り評判は良くなかった。 速度は低速で(歩兵戦車程では無い……と思う)不整地走行能力が悪かった為、 重巡航戦車と言うカテゴリーに分類されている。(現代における戦車はこの重巡航戦車の子孫だとか) さて、本題のバレンタインに戻ると、 簡潔に言えば、マチルダⅡの装甲と巡航戦車Mk.Ⅱの重量の両立を目指して設計された戦車がバレンタインなのである。 故に歩兵戦車でありながら巡航戦車Mk.Ⅱを元に設計されている。 この条件を満たすに当たって開発元のヴィッカース・アームストロング社は戦車のサイズをできるだけ小さくし、機構を詰め込んだ3人乗り戦車を構想した。 その結果、完成したバレンタインはマチルダⅡより装甲はやや薄くなり、エンジンも非力になったものの車体は小さくなり、ほぼ同程度の走行性能を確保できた。 カタログスペックだけ見れば劣化マチルダではあるが、軽量化はちゃんと出来たし防御力は必要十分で信頼性もバッチリ、なにより副産物的な効果だが小型故に生産コストが安くなり大量生産が可能となった。 事実、この量産性の高さがバレンタインの運命を決めることになる。 兵器で重要なのは性能だけではないのだ。 【量産まで】 第二次世界大戦が開戦後の1940年5月、ドイツ軍の電撃戦によりあっという間に追い詰められたフランス。 同盟軍であるイギリスはフランスから撤退せざるを得なくなり、その過程で大量の物資を放棄することになる。所謂ダンケルク撤退戦である。 一説によれば戦車は700両近くも置いて行ったとか。 結果としてイギリス軍は勢いに乗じて上陸してくるかもしれないドイツ軍に対抗するため、兎に角装備物資を急いで量産して損失の穴を埋めないといけなくなった。 そこで量産できそうな戦車として白羽の矢が立ったのが、できたてほやほやで量産性に優れていたバレンタインなのである。 【実際の運用と評判】 1941年11月18日~12月30日に決行されたクルセーダー作戦がバレンタインの初陣である。 この作戦以降、バレンタインは歩兵戦車Mk.Ⅰ マチルダⅠとの置き換えとなる。 信頼性と防御力が好まれ、ヨーロッパでは1944年に歩兵戦車Mk.Ⅳ チャーチルやアメリカのシャーマンが配置されるまで戦い続けた。 太平洋戦線でも限られた数ではあるが、1945年5月まで運用されていた。 ドイツ軍のHs129部隊の報告によると、「M4シャーマンがあっさり爆発するのに対して、バレンタインは滅多撃ちにしても中々炎上せず、大破行動不能になっても乗員が全員逃げ出すまで持ちこたえる事が多かった」とされており、空対地攻撃への防御力や燃料・弾薬が容易に誘爆しない点は敵側からも極めて高く評価されている。 また、ソ連にも多くがレンドリースされ、東部戦線や満州侵攻でも活躍している。 軽くて信頼性の高いバレンタインは雪原・氷原地帯のソ連にマッチした戦車であり、装甲の厚さもあってソ連兵からの評判は上々だった。 その人気の高さたるや後にクロムウェルのレンドリース計画が上がったときに「クロムウェルよりバレンタインもっとくれ」とソ連が言うほど。 バレンタインに装備されていたMk.4ペリスコープも評判が良く、これのコピー品をソ連が作ったりしている。 ただ欠点も勿論ある。イギリスの戦車に共通する事だが「HE弾」……つまりは榴弾を撃つことが出来ないのである。 着弾と共に爆発しない「AP弾」、徹甲弾では歩兵相手では効果が薄い。 集団を相手にする時、拳銃と手榴弾ではどちらが効果的かを考えて貰えば分かるだろう。 ドイツの賢将、ロンメルも「何故イギリスの歩兵戦車は歩兵を相手するのに榴弾を撃てないのだろうか。非常に興味深いものだ。」と書き残している。 敵に窘められてますよイギリスさん。 後に、主砲は6ポンド砲や75ミリ砲に改良された。 【派生品】 バレンタインの長所は「とにかくお手頃安価に作りまくれる」こと。 いわば地上のハリケーンである。 あまりに作られすぎたためかこんな個性的な派生車も生まれている。 アーチャー対戦車自走砲 バレンタインの車体に強烈な17ポンド砲を乗っけた自走砲。 ただしバランスを取るために、砲は後ろ向きに搭載された。 つまり、ただし砲撃は尻から出るな自走砲。 その他にも駐退機(砲の反動を抑えるために後ろ向きに出てくるアレ)が運ちゃんをぶん殴ってくる位置にあるため、運ちゃんは砲撃中は車外に逃げる必要があったりとか突っ込みどころ満載(*1)。 ただし後ろ向きに撃てるってことは「撃ったら逃げる!」ができるという逃げ足の速さも実現しているってことであり、中々使えた部類だったとか。 英国面が良い方向に働いた一例と言える。 ヴァリアント歩兵戦車 粗大ゴミ失敗作。黒歴史。戦場の突っ込みどころ。 バレンタイン強化版として開発されたが、ティーガーも逃げ出す114mmという冗談のような装甲を装備したため走行性能は劣悪。 さらにやたらめったら重い上に隙あらばこれまた運ちゃんをぶん殴ってくるレバーや重すぎるクラッチなどのお陰で操作性も最悪。 武装?6ポンドか75mm砲とかいう豆鉄砲だよ、言わせんな恥ずかしい。 しかもほぼ同時期にセンチュリオンが開発されていたので「こんなの必死こいて開発する意義あるのか?」と言われて放棄された。 まあ、英陸軍の戦車開発学校では(悪い意味での)サンプルとして展示され、まずこいつのおかしな点を見つけて「こんなの作っちゃダメだぞ」となっている点では役に立っているのだが。 尚、あまりにツッコミどころが多すぎるので「"間違い探し"は朝早くから始めないと絶対に終わらない」とも言われているそうで ジャンピングタンク 塹壕が戦車の行く手を阻んでいる!どうすればいい?車体を伸ばして無理やり超えるか? 否!ジャンプで飛び越えるのが紳士の作法だ! とかなんとか言いながら開発されたような戦車。 簡単に言うと、バレンタインの周りにロケットブースターをしこたま取り付けて、 塹壕を文字通りジャンプして跳び越える。 …まあお察しの通りジャンプ中の姿勢制御はとんでもなく難しく、着地に失敗すれば逆さまにひっくり返ってしまうハメに。 英国面がダメな方向に働いた一例と言える。 【プラモデル】 かつて、バンダイから1/48、フジミから1/76でキット化されていた。 特に、バンダイ1/48は当時全スケール通じて最高キットと言われたが、 当時のミリタリープラモが1/35中心だったのと、 バンダイがガンプラ中心にシフトしたため、絶版になった。 さて、1/35スケールだが。1990年代に、ロシアのアランホビーからバレンタインMk2とピジョップ自走砲が、 同じくロシアのマケット社からMk3/9/11が発売された。 アランのキットは足回りの位置関係がめちゃくちゃな為、そのままでは組めない。 マケット社のキットのMk9/11はレンドリースされた、ソ連軍仕様である。 【名の由来】 有名な戦車の割には名前の由来があまりはっきりしていない。 2月14日に設計が提出された、というのが最もポピュラーらしいが、2月14日は何かあっただろうか? ああ、聖バレンチヌス様の命日だ! 聖人の名前を兵器に付けるってどうよ? 何らかのご利益はありそうだが。 追記・修正を誰か頼みます。特に名の由来。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] バレンタイン(戦車) -- 名無しさん (2014-02-14 05 23 50) なんと言う兵器版デビルマン(実写)>ヴァリアント歩兵戦車 -- 名無しさん (2016-09-29 15 25 22) 最近では自分用のチョコを買う人が多い。やっぱり美味しいチョコは食べたいもんね。 -- スイーツ最高 (2018-02-10 22 33 06) 逆チョコは女性的にどうだろう? -- 名無しさん (2021-02-14 11 23 29) 男性からチョコとなると義理でももしかして…とはなるかな、めずらしいから -- 名無しさん (2022-08-30 00 04 44) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/chibiribbon/pages/303.html
2012年バレンタイン 2011年バレンタイン 2007年バレンタイン
https://w.atwiki.jp/newgenreschool/pages/168.html
【渡辺さん】新ジャンル♪スクール【弁当無し】より 男「うおおおおおおおおぉぉぉぉ!」 俺「どうした?ヒートの真似か男」 男「違う!そうじゃないんだ!ついにこの日が来てしまったんだぞ!」 友「何をそんなに慌てて……」 俺「しまったぁ!あの日か!」 友「お前まで何を……」 男「判ってくれたか俺君!此処は共同戦線で!」 俺「危機を回避!」 友「……行っちまった。あいつ等一体どうしたんだ?」 ヒート「おおおおおおおおおおお男はどこだああああああああああああぁぁぁ!!」 友「そんな勢いでドアを開けると壊れるぞ」 ㍉「ターゲットを見失った。各自散開して探すんだ」 ツン「べ、別に私はなんとも思ってないんだからね!」 クー「その割にはちゃんと用意しているようだが?」 ツン「き、気の所為よ!一時の気の迷いだわこんなの!」 渡辺「男君どこなんだよ~」 狂「見つけて見つけて見つけ出して私、わた、私と一緒にいいいいぃぃぃ!」 日下「……(どきどきどきどき)」 鮫「はぁ、くだらないわ」 女衆『ともかく見つけ次第捕獲!!』 ドドドドドドドドドドドドド……! 友「……なんだありゃ。あー、よく見りゃ今日はバレンタインだったか」 ㍉「ターゲットその一(俺)を発見。直ちに確保した後に情報収集を開始する」 ヒート「さああああああああぁぁ!言うんだぁ!男はどこだああああぁぁ!」 俺「五月蝿い。鼓膜が破れる。奴なら裏庭に行くのを見たぞ」 ㍉「嘘ではあるまい?もし虚偽を申告した場合は……」 俺「タガーナイフを何処に仕込んでやがる。別に嘘じゃあない」 ヒート「そうかああああああ!私はお前を信じるぞおおおおぉぉぉ!!」 ㍉「ヒーちゃんはもっと人を疑う心を持ちなさい。……そうね、ここで時間を潰すよりは実際に現地に行って確かめた方が早いわね」 俺「おう。達者でなー」 ドドドドドドドドドドド……。 俺「行ったぞ」 男「よし。上手く撹乱して逃げ切るぞ」 俺「……次はお前の番だ」 男「OK。お前にエクレアを渡そうとする『男共』からの逃亡だったな」 俺「ちくしょー!聞いてて悲しくなる!」 一方その頃 ア「今年はお店で買ってきた」 男「賢明な判断です」 ア「けどラッピングはがんばったんだぞ?」 男「うむ、しわくちゃだがそれなりに愛を感じる」 ア「ふふん」 男「ところで、ひとつ聞きたいんだがな」 ア「?」 男「包み終わるまで、どれくらいかかったかな?」 ア「一時間くらいかと」 男「箱の形がすごく見覚えあるんだが、中身は?」 ア「ピノだが」 渡辺「ところで皆ぁ、どんなチョコ持ってきたの?」 シュー「米とチョコの割合が10:0のチョコだ」 狂「豚の内臓と生き血を……」 バカ「私は普通のチョコを買って来たわ」 クー「それはチョコではなく猪口だ。男に酒でも勧めるのか。私は手作りだ。愛を込めてな」 渡辺「あれれ~?私のチョコがないよぉ?」 ドロ「さっきそこで拾ったのをあげる事にするわ」 佐藤「……(また盗んだわねこの子。でも大丈夫、私が作って持ってきたから)」 B「なんつーか、こういうイベント時だと更に悲しくなるっすね」 先生「諦めろ。それが大人になるって事だ」 その裏で 友「……なんかそこらじゅうから破砕音が聞こえる気がするんだが」 葬男「死体が出たら俺の仕事が増えるからやめてほしいな」 内藤「そういう問題じゃないと思うんだお」 ユウヤ「日和は俺にくれないのか?」 日和「何を?」 ユウヤ「何を、じゃ無くてだな、その……」 日和「なあに?」 ユウヤ「いや、あの、その……」 日和「?」 ユウヤ「もういいです。ごめんなさい」 日和「?」 友「哀れユウヤ。ところでお前はもらえたのか?」 葬男「な、なんの事だかさっぱり……」 内藤「その調子じゃ脈無しなんだお。僕だって一つもらってるんだお!」 友&葬男&ユウヤ「!!」 店長「なあに。私だってもらってないさ」 全員「「「「「店長!!」」」」」 俺「なんとか逃げ切っているが……」 男「そうだな。少し休むか」 俺「確か此処、空き教室だったはず」 がら。 変「さあ!私を食べて!」 俺「うわあああぁぁ!変態っ!」 男「あんまりな言葉だがこれ以上に合う言葉が見つからないっ!」 変「何が変なのよ。全裸で亀甲縛りで吊るされてるだけじゃない」 二人『充分変態だ!』 変「もちろん、アナルにチョコを入れて『チョココロネ』ってゆう基本も忘れてないわ」 男「どこの世界の基本だ」 俺「逃げるぞ。どうせこの変態は動けない」 男「そうしよう」 たったったったったったった。 変「あぁん!放置プレイね!感じるわ!」 男「はあ、はあ。……どこまで逃げればいいんだ?」 俺「いっそ校外に出るか?」 男「それはそれで問題だと思うが……」 俺「いや、朝から放課後まで逃げ続けて授業サボってる俺等が言うセリフか?」 男「それもそうだな。だが下駄箱はきっと張られている」 俺「その可能性があったか。開けたらどかん!くらいやりかねない連中だからな」 男「……冗談に聞こえないから嫌だ」 俺「俺もだ。……っと、保健室発見」 男「あそこは内側から鍵を掛けられたな。よし、占領しよう」 がらがらー。 男「……よし、誰もいない」 俺「気を抜くな。一瞬の判断ミスが死を招くぞ」 男「……だから冗談に聞こえないんだよ」 俺「このベッド、まだ直ってなかったんだな」 男「この間のか」 俺「弾痕焼痕破壊痕に鋭利な断面。確かお前が腹痛いって寝てた日だったよな?」 男「ああ。起きたらうちのクラスの女子が殆ど倒れてたから驚いたよ」 俺「それは凄惨な現場だな」 男「あー、走り回ったから疲れたよ。寝る」 俺「馬鹿。俺が先だ」 男「……」 俺「……」 男「めんどいし」 俺「もう寝ちまえ」 幽(うふふふふ。私の存在に気付いてないわね) 男「Zzz」 幽(可愛い寝顔) 俺「……くかー」 幽(……わ、私より可愛い寝顔!) 男「……それは鰻だ」 幽(寝言かしら?それにしても鰻って……) 俺「……いいや鮪だ」 幽(二人してどんな夢を見てるのかしら……) 男「……(びく!)」 俺「……寝びく……Zzz」 幽(さてさて、観察はこれくらいにしておいて本命のチョコを……。って、あれ!すり抜けちゃうわ) 先生(それくらい最初に気付くべきだぞ) B(先生、何か見えるんすか?) ざわ……ざわ……ざわ…… 男「……ん?なんかざわざわ五月蝿いな……、ってうおわ!皆揃ってるし!」 全員「……」 男「ん?なんだ皆して黙って?」 ヒート「男おおおおおぉぉぉ!私はお前にそんな趣味があろうと好きだぞおおおおおぉぉ!」 男「はぁ?」 クー「私もだ。私はお前の全てを愛すると決めているのだ。だから隠さずとも良かったのに」 男「???」 狂「うふふふふ。やっぱり、殺して殺しておけば……」 男「だから一体全体何だってんだ?」 渡辺「あー、俺君気持ち良さそうに眠ってるー」 俺「う~ん、……大好きぃ(エクレア)」 男「おま!こんな状況でさらに眠るか!」 俺「らめぇ……。おっきくって口に入りきらないよぉ(エクレアが)」 シュー「私にとって米が必要であるように、お前にとっても俺氏が必要な訳だな」 男「何意味不明な事言ってやがる」 変「3Pね。これからは3Pが始まるのね」 男「お前は黙れ!」 俺「うあぁ、こんなとろとろで甘いのぉ……(しつこいようだがエクレアが)」 男「てめぇも起きろおおおおぉぉぉ!」 そんな男のホモ疑惑が生まれた散々なバレンタインデーだった。 B「ぎぶみぃちょっこれーと……」