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ようこそ! どうぞ、ゆっくりたのしんでいってくださいね~ ここでは、愛犬ソネットのおバカっぷりを紹介していきます♪ また、私の学校生活もときどき書いていこうとおもっております(照)
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お題「長門のテストの点数」 第71話 バカはバカ ~中間テスト終了~ キョン「うわぁー、我ながらひでぇ点だな……。補習になりそうだ……」 長門「なんという点数。この点数は間違いなく赤点」 キョン「そういうお前はどうなんだよ。お前には負けないと思うが」 長門「わたしは自己最高点」 キョン「だから何点なんだよ」 長門「全ての問題は非常に幼稚、全て同じ難易度に感じるほど簡単すぎて答える気にもならない。 だから全て同じ答え。そして同じ採点」 キョン「全部空欄か……。0点って初めて見たぞ」 長門「空欄じゃない。ちゃんと一箇所埋めている」 キョン「ああ、ここか。名前欄が『長戸有希』になってる。そこは間違うな」 長戸有希「元からその名前」 キョン「情報改変するな!」 長門「0点は誰でも取れる点数じゃない。学年でも0点を取ったことがあるのは他に朝倉涼子だけ」 キョン「自慢するな」 長門「朝倉涼子も毎回ではない。だけどわたしは毎回だから常に毎回自己最高点を記録している」 キョン「よく留年しないな」 長門「実はかなり大パンチ。スーパーウリアッ上」 キョン「『大ピンチ』だろ。ほんとお前はピンチそうだな」 長門「だから最近頑張って手を挙げてるのに先生が指してくれない」 キョン「お前の挙手は授業妨害だろそれ」 長門「積極性を買ってほしくて」 キョン「誰もそんな無駄な投資しねえよ」 長門「だから勉強教えて」 キョン「またかよ。前に俺の勉強邪魔してたくせに」 長門「『股かよ』? 勉強という名目でエッチなことをしようとしてる……」 キョン「しねえよ! そういうことしてたのはお前だろ!」 長門「辞書のエッチな単語に赤線引くのは勉強ではない」 キョン「そんなことしてるやつはいねえよ!」 谷口「……いや、いる」 キョン「な、なんだ谷口」 谷口「俺にも勉強教えてくれえぇぇ! 勉強の仕方がさっぱりわからんのだ!」 キョン「お前もかよ……俺なんかが教える立場になれるわけ無いだろ」 谷口「そんなこといっても俺の倍近い点数なんだから少しはマシだろ」 キョン「それに、勉強って言っても俺の勉強法はノートを見直したりするだけだぞ」 谷口「自分の部屋だとどうしてもゲームとかで遊んじゃうだろ。だからお前の部屋でやるのさ。 それだけでだいぶ違うと思うんだ」 長門「銅管」 キョン「『同感』だろ。まあ、いいか。くれぐれも遊ぶなよ。勉強会だからな」 谷口「よっしゃ。何もっていこうかな」 長門「ゲームとお菓子は忘れないで」 谷口「もちろんだぜ!」 キョン「勉強する気ねえなこいつら……」 ~~キョンの家~~ 長門「むずかしい」 谷口「あぁー、どうすりゃ解けるんだよこれ」 長門「一度途中まで戻って考え直す?」 谷口「いや、解き方はここまでは合ってるはずなんだよ。ここから先が……」 キョン「なあ、頼むから『倉庫番』やりだすのやめてくれないか? いつのゲームだよそれ」 谷口「いや、これは数学的発想を育成するのにいいゲームなんだぜ」 キョン「いまさら育成しても無駄だろ。数式覚えなかったら点は取れないぞ。 少しでもいい点が取りたかったら今勉強しておかないときっと後悔するって」 長門「……わかった。ちゃんとやる」 キョン「おお、長門。いい子だ。谷口も見習え」 長門「そこのブロックは最初に右。で、こっちを上」 谷口「おー、ちゃんと解けた解けた!」 キョン「ちっともわかってねー……」 ~期末テスト終了~ 長門「……」 キョン「今回はどうだったんだよ」 長門「頑張ったけど無理だった」 キョン「そうか、まあ、仕方ないさ。まともに勉強してないんだからな」 長門「……平均に届かなかった。あと2点だったのに……」 キョン「な、なにいいいぃ!! 平均まであと2点だとおおぉぉ!!」 長門「ごめんなさい、怒らないで」 キョン「い、いや、怒ってるんじゃなくてな……。その……俺の点より……」 長門「あなたの努力が無駄になってしまった。やっぱりわたしはバカ……」 キョン「そ、そんなことはないぞ……うん、お前、意外とやれば出来る子なんだな」 長門「慰めなんていらない! う、うぅぅ、うぐ、ひぐ」 キョン「泣くなって。今までの毎回0点から見たらすごい躍進だぞ」 長門「こんな問題で平均にも届かないバカなんて生きる資格ないんだ……しくしく」 キョン「う……そこまで思いつめるなって……。平均点より下の人間なんてたくさんいるんだからさぁ……」 長門「そんなバカな人間いない! わたしより下の人間がいたらもうとっくに自殺しているはず」 キョン「い、いやそこまでは……」 谷口「おーい、キョン。今回のテスト何点だった? 俺、なんとか平均より1点上だったけどお前は?」 朝倉「ひどいのよ長門さん、今回山根くんがちっともカンニングさせてくれなかったのよ。 そのおかげで平均点にあと1点届かなかったわ」 山根「いっつも人の解答見るのやめてください」 キョン「……はは、遺書書かなきゃ……」 ~バカっていうヤツがバカ~ ──完── お題「餅つき」+●●●ー 072話 バカガミ餅 長門「こっそり」 キョン妹「あー、有希だー。また窓から来てるー」 長門「シッ、今日はお忍びで来てる。だからあなたの部屋に来た」 妹「ねー、あそぼ~よ」 長門「了解。いい遊びを教えてあげる。ちょっとこっちへ来て」 妹「なになに? キョン君のお部屋で何かするの?」 長門「何かするのは彼の方。こっそりこのスキマを覗いてみて」 妹「え? ……うわっ、キョン君なんか変なビデオ見てる」 長門「あれが彼の遊び」 妹「なんかいやらしいビデオだ~。ねえ、あれ何してるの? なんかこすってるみたいだけど……」 長門「お餅をこねている」 妹「お餅? お餅なんかどこにあるの?」 長門「もうすぐ出る。白いお餅が」 妹「なんだろドキドキする……ドキドキ」 長門「あ……」 妹「あ……見つかっちゃった」 キョン「ああああああぁぁー!! て、て、てめえらぁぁ! 何してやがるー!!」 妹「キョン君こそ何してるの~?」 キョン「な、何もしてねえよ! いいからあっち行ってなさい!」 長門「録音テープ再生。『あ、あ、あぁ~、お、あ、いくいく』」 キョン「してません! 俺は何もやってません!」 妹「なんか部屋の中くちゃ~い」 キョン「あ~、すまんすまんちょっとオナラ臭かったかな? ハハハハハ」 長門「先走り餅の匂い」 妹「先走り?」 キョン「ぐわぁ~! なんでもない! なんでもないんだぁ~!!」 妹「そうだ、ねえねえお餅見せてよお餅~」 キョン「お餅?」 妹「さっきキョン君がこねてたヤツー」 キョン「お餅じゃない! これはお餅じゃないんだ!」 長門「股間に隠してある」 妹「ほんとだ! 膨らんでる! 大きーい」 キョン「ちがあぁ~う! 違う! これはお餅じゃないんだ!」 長門「隠すということはよっぽどおいしいお餅」 妹「ずっるーい。キョン君わたし達に内緒でそんなことしてるなんてぇ、お母さんに言っちゃうわよー」 キョン「だぁー! そ、そっそ、それだけはぁぁ!」 妹「ていっ!パシッ あれ、結構硬い」 キョン「あ、こら! やめなさいっ! 小学生がそんなことしちゃだめです!」 長門「この餅は特殊。こねればこねるほど大きく、硬くなる特性がある」 妹「うわ~、ますます見たくなっちゃった。てや~、ここだー。モミモミ」 キョン「やめろおぉぉ!」 餅だけに妹さんも粘り強いにょろ~ん めがっさめがっさ ──────────────────────────────── お題「餅つき」 第73話 バカつき 喜緑「そ~っと……えーいっ!!」 会長「……サッ」 ズドスン! メキメキィ! 喜緑「ちょっとー、避けちゃダメですよかいちょーう」 会長「喜緑くん……。杵は人を殴るためのものではない」 喜緑「ええ、ですから会長しか狙っていませんけど?」 会長「私をなんだと思ってるんだ!」 喜緑「もろちん、愛する生徒会長です。他の人とは違います」 会長「『もちろん』な。一日に二度もゲーメストネタをやらないでくれたまえ。 それとわたしも人間だ。愛する相手だったら、いきなり命を狙うのはやめたまえ」 喜緑「じゃあ、このハンマーみたいなのはどうやって使うんですか?」 会長「餅をつくんだよ」 喜緑「え? 尻を突くんですか? ちょっと待っててくださいね。スカートまくりますんで」ゴソゴソ 会長「君1人で好きにしたまえ」 喜緑「あぁ~ん、会長いけずぅ~」ブンブン! 会長「危ないから杵を振り回すのはやめたまえ!」 喜緑「じゃあ、会長、一緒に餅とか(尻とか)突きましょうよ~」ブンブン! 会長「わかった! わかったからもう振り回さないでくれ!」 喜緑「ほんと!? じゃあ、この婚姻届に判を押してください!」 会長「そこまで了承してないっつうのー!」 ~~~ 会長「こうやって私が餅を杵でつくから君はついた餅をこねる役だ」 喜緑「はい、わかりました」 会長「ではいくぞ……ヨイショー!」ペッタン 喜緑「はいっ」コネコネ 会長「ヨイショー!」ペッタン 喜緑「はいっ」コネコネ 会長「喜緑くん……」 喜緑「なあに? あ・な・た」コネコネ 会長「何をしている」 喜緑「お餅をこねているだけですけど?」 会長「私の股間はお餅ではない。両手がふさがっているのをいいことに変な事をしないように」 喜緑「やだ、わたしったら……あんまりに柔らかそうだったんでつい……」 会長「殴るぞ」 喜緑「杵は人を殴るための物じゃないですよー。怖いのでやめてくださいよー」 会長「じゃあ、まともにこねる役をやりたまえ」 喜緑「はーい」 会長「では、いくぞ! ヨイッショ!」ペッタン 喜緑「はいっ」ペタペタ 会長「お、いいぞ。ヨイショー!」ペッタン 喜緑「はいっ」ペタペタ 長門「……しくしく」 会長「うわっ、ちょ、ちょっとストップ。ストップだ喜緑くん」 長門「……しくしく」 会長「なんだね、長門くん、急にこんなところに来て」 長門「わたしの胸をバカにするなぁぁ!」ポカポカ 会長「しとらん!」 喜緑「あー、ペッタンペッタンって音に反応して……」 会長「知らんがな」 喜緑「これは会長が悪いですよ」 会長「そうなのか!?」 喜緑「そうですよ! 長門さんはいつも自分の胸がとても高校生とは思えないほど小さいことを、 ものすごく、思いっきり、モストデンジャラス気にしているのです。 それをこれ見よがしにペッタンペタペタペッタンペタペタ……。 わたしはまだそんなに小さくないからいいものの、 これじゃあペチャパイでペッタン胸の長門さんの事を暗に皮肉っているようにしか見えません」 長門「うわぁぁーん、ひどいぃぃ!! うぇぇぇん!」 会長「君が泣かしているようにしか見えないんだが……」 喜緑「とにかく謝ってください! 女の子に失礼ですよ!」 会長「うーん……なんだか釈然としないが……。すまなかった。 無意識だったとはいえ傷つけたとしたら謝るよ」 喜緑「ごめんね、長門さん。罰ゲームとして会長には尻餅をついてもらうから」 長門「わかった。わたし縛る役」 会長「な、な、なにをする気だね!? ちょ、やめたまえ! うわっ! こらー!」 長門「ぐるぐるぐる」 喜緑「えー、それではー。これよりー。鏡開きをさせていただきたいとおもいまーす」 長門「イエー」 会長「うわっその杵で何をする気だー! こらー!」 長門「大丈夫、お尻を割るだけ」 会長「尻は元々割れてるから! 二つに割れてるから! やめてくれ! やめてくれ! あっー!!」 喜緑「えーいっ!」 ~一生尻に敷かれるタイプ~ ──完── ──────────────────────────────── お題「旅行」 第74話 バカンスでバカです 喜緑「会長、準備はできましたか?」 会長「何のことだね」 喜緑「やだぁ、明日は初めての二人きりの沖縄ハネムーンじゃないですか。 コンドームもいっぱい買っておきましたんで、ご安心を」 会長「違う。明日は修学旅行だ。それに二人きりじゃないし、君とはクラスも班も違う」 喜緑「でも会長の班もわたしの班と同じ経路じゃないですか~。偶然たまたまですが」 会長「そうくると思ってな、直前で変更した。残念だったな」 喜緑「ええぇー!?」 会長「君らの班の人間と仲良くな。ははは、では」 喜緑「えぇ~、ひどぉーい」 ~~沖縄~~ 喜緑「やっと二人きりになれましたね、かーいちょう♪」 会長「喜緑くん……。私の班の人間が揃いも揃って私以外全員食中毒とはどういうことだね?」 喜緑「あら、奇遇ですね。わたしの班もわたし以外食中毒なんですよ。これはきっと神(自分)の思し召し」 会長「悪魔(喜緑)の仕業だろう」 喜緑「お互いこれで自由行動ですね。会長、さっそく海行きましょう! 海!」 会長「水着など持ってきていないのだが」 喜緑「わたしの水着お貸ししましょうか?」 会長「君はバカかね? いや、バカだったな」 喜緑「そうでしたね、会長は裸で泳ぐタイプの人間でした」 会長「人間をそんな風に分類したのはおそらく君が初めてだ」 喜緑「とにかく海行きましょう! 沖縄といったら海行かなきゃダメなんです!」 会長「わかったわかった。はぁ……」 喜緑「こ、これが海ですかー……。初めて見ました~」 会長「それはバス停だ」 喜緑「や、やだ。わかってますよー。ちょっとボケてみただけです。こっちですよね」 会長「違う。それはシーサーだ」 喜緑「あー。惜しい~。海も英語でシーっていいますし」 会長「かなり違う。これが海だ」 喜緑「あれ? こんなに小さいんですか海って?」 会長「それは砂粒だ。そうじゃなくてこの水一面で海というんだ」 喜緑「うわぁ~。大きいですね~。これなんていうんですか?」 会長「だから海だって」 喜緑「泳ぎましょう!」 会長「だから水着が無い」 喜緑「わたしのをお貸ししましょうか?」 会長「君は何度おなじ会話をすれば気が済むんだね?」 喜緑「ちゃんと男物の海パンも用意してます」 会長「な、なぜそれを……」 喜緑「よくこの海パンの匂いを嗅いだりしていたので」 会長「人の海パンを勝手に盗まないでくれたまえ。なくなってたと思ったらやっぱり君か」 喜緑「盗んだんじゃなくてぶん取ったんです」 会長「余計悪いわ!」 喜緑「いいからいいから、着替えて着替えて」ヌギヌギ 会長「わぁー! 人のズボンに手をかけるな!」 喜緑「恥ずかしがってちゃダメですよ! これじゃあ人前でセックスできないですよ?」 会長「んなことせんわい!」 ~~~ 喜緑「じゃーん、どうですか!? この水着」 会長「どうですかって……いつもの我が校のスクール水着じゃないか」 喜緑「会長の好みに合わせてみましたー」 会長「そ、そんなこと言った覚えは無い」 喜緑「スク水は学校で見るときよりも、海やプールなど公共の場で見るときのほうが興奮する。 さすがは会長の名言だと思ってたのですが」 会長「……人の手帳を勝手に読むな」 喜緑「会長、この海おかしいです! 気をつけてください! 変な味がします! しょっぱい!」 会長「それが普通だ。おかしいのは君の頭だ」 喜緑「それに泳げません! どうなってるんですか!?」 会長「泳げないのは君のスペックだ。海のせいではない」 喜緑「あ、ありゃりゃりゃ?」ズルン、ドボーン 会長「お、おい! 喜緑くん!」 喜緑「会長、おかしいです! 溺れているのに沈んでいきます!」ブクブク 会長「当たり前だろ! ああ、流されてる流されてる!」 喜緑「た、助け……ふがふがゴボゴボ」 会長「喜緑くーん!」 喜緑「か、会長、危ないです。ゴボゴボ。溺れます。人工呼」 会長「あー、なんか変な期待してるってことは大丈夫そうだな……」 喜緑「そ、そんなぁ~」 喜緑「ゴホッゴホッ!」 会長「おお、喜緑くん、無事だったか」 喜緑「え、えぇ、なんとか自力で。いくら待っても会長が助けに来てくれないですもの」 会長「泳げない割にはうまく浮かんでたからな」 喜緑「コンドームを浮き袋にしてたので」 会長「するな!」 喜緑「ごめんなさい……わたしのせいで……」 会長「いいんだ、気にするな。無事だったんだからよかったではないか」 喜緑「いえ、すいません……せっかくの人工呼吸のチャンスだったのに気絶するの忘れてた……」 会長「そっちかい!」 喜緑「あーあ、コンドームも全部台無しになっちゃいました。どうしましょう」 会長「そんなもの最初から使う機会は無いから捨ててしまいたまえ」 喜緑「嬉しい! ゴムなしでOKなんですね!」 会長「違う!」 おしまい ──────────────────────────────── お題「朝倉×ハルヒ」 第75話 バカ友達 ~~入学式の数日後~~ 朝倉「涼宮さん……でよかったかしら?」 ハルヒ「たしかあなたはさっきクラス委員長に立候補してた人ね。何の用よ」 朝倉「えぇ? クラス委員長? わたしが?」 ハルヒ「そうでしょ? 知らないで立候補してたの?」 朝倉「いや、なりたくない人が手を挙げるものかと……」 ハルヒ「そんなわけないでしょ。あんたバカァ?」 朝倉「そうか、罠だったのかぁ……残念」 ハルヒ「罠じゃないでしょ。どうみてもあんたがバカなだけじゃない。 それより何の用事? あたしは普通の人間の相手をしているほど暇じゃないんだけど」 朝倉「だって涼宮さん友達いなさそうなんですもの」 ハルヒ「ほ、ほっといてよね!」 朝倉「友達の多いわたしとしては、クラスで浮きまくった存在ってほっとけなくて。 さっそくお友達になってあげようかなって思うの。光栄でしょ」 ハルヒ「余計なお世話よ!」 朝倉「朝倉涼子を囲う会の会員にしてあげる。やったね、会員ナンバー2番よ! 二人目のお友達! よろしくね!」 ハルヒ「あんたちっとも友達多くないじゃない……」 朝倉「お友達としてお願いがあるの!」 ハルヒ「だからお友達じゃないって」 朝倉「お金貸して!」 ハルヒ「友達でも貸すかー! さっき初めて口を聞いた人間にいうセリフじゃないわよー!」 朝倉「えぇーー!? 貸してくれないの!?」 ハルヒ「驚くようなことじゃないでしょ、当然よ」 朝倉「じゃあ、お金くれるんだ。やっさしーい」 ハルヒ「誰がやるかー!」 朝倉「涼宮さん、お友達だから宿題うつさせて」 ハルヒ「いやよ! 誰があんたなんかに!」 朝倉「涼宮さん、お友達だからおっぱい揉ませて」モミモミ ハルヒ「あ、ちょ、ちょっとみんなが見てる前で何すんのよ!」 朝倉「みんなー! 涼宮さんのおっぱいはわたしと1センチ違いですよー! 意外とおおきいー!」 ハルヒ「やめてー!」 山根「1センチ……朝倉さんより大きいのか小さいのか。それが問題だ……」 朝倉「お友達だから、デザートのメロン頂戴」 ハルヒ「ふ、ふざけんなー! いい加減にしろおぉ!バキィ」 朝倉「あいったー。グーで殴られたぁ。なんでえ?」 山根「あ、よかったら僕のどうですか(会員ナンバー1)」 朝倉「うん、それ瓜。ぱくっ」 朝倉「涼宮さん、涼宮さんってばー」 ハルヒ「……ツーン」プイッ 朝倉「なぜか涼宮さんってわたしがいくら話しかけてもなーんも答えてくれないの。 だからどんどんクラスから孤立しちゃうのに……」 キョン「圧倒的にお前が悪いだろ」 おしまい お題「年賀状」 第76話 バカ年生まれ キョン「お、年賀状届いてるな」 『 迎春 あけましておめでとう。今年もよろしく 涼宮 ハルヒ』 キョン「相変わらずハルヒらしいな。適当だし字汚いなぁ……」 キョン「ん? 長門からも来てる……。」 『 ゲイ春 昨年はいろいろとお世話しました。 来年もよろしく。 樹木希林が迫るとしたらまず……あなた。 ながと ゆさ』 キョン「ひらがなで自分の名前間違えるなよ! 他にもいろいろとつっこみてえぇ!」 キョン「お……こいつからもきてやがる」 『 ガチョーン 謹んで延命のお悔やみを申し上げます。 今年は亥年です。イノシシ鍋の食べすぎに気をつけてね。 朝倉 涼子 BS.いつか殺す』 キョン「ふぅ……。賀正ーンか……。理解するのに10分かかった。 それと追伸はP.Sだろうが……。あー、ツッコミてぇぇ!」 キョン「んん? なんだこりゃ。またいくつか長門のが来てるな……」 『 これは不幸の年賀状です。これと同じ内容の年賀状を5人に送らないと不幸になります。 朝倉さんと阪中さんは送らなかったために不幸になりました。 あ、あともうひとつ。 あけましておめでとう なかとゆき』 キョン「ちっともめでたくねえよ!」 『 午後七時。光陽園駅前公園にて待つ。 今こそ積年の恨みを果たすべし。 あけましておめでとう 長戸 有希』 キョン「これは年賀状じゃなくて果たし状だ」 『 あなたは100万人の中から選ばれた幸運な方です。 こちらの年賀状をお持ちになれば豪華なプレゼントを差し上げます。 あけましておめでとう なげっと ゆき』 キョン「これは年賀状じゃなくて招待状だ。しかも怪しすぎる!」 『 あけましておめでとう。 あなたは昨年、わたしに対し多大な功績を残したのでここに表彰いたします。 新年 元旦 長門 由紀絵』 キョン「これは年賀状じゃなくて表彰状だ!」 『 燃えたよ……まっ白に……燃え尽きた……。まっ白な灰に……。 あけましておめでとう……。 ─完─ ながと ぬき』 キョン「だからこれは年賀状じゃなくて明日のジョー、っていい加減にしろおぉぉ!」 妹「キョン君の独り言怖いよう……」 新年あけましてめがっさめがっさ お題「長門いじめ」 第77話 わが名はバカ 長門「朝比奈めくる」 みくる「いきなり人を変な名前で呼ばないでくださいよう……」 長門「わたしが新しく考えたあだ名。気軽に使って」 みくる「い、嫌ですよそんなの」 長門「スカートがめくられやすいという特性がよく生きたあだ名だと思われるが……」 みくる「そんなことやられていません」 長門「じゃあ、生意気だから朝比奈みくびる?」 みくる「あだ名なんてつけなくていいです……」 長門「そうはいかない。今日のSOS団緊急ミーティングの議題はわたし達のあだ名を決めること」 みくる「えぇぇ!? そんなの聞いて無いですよ!?」 長門「さっき涼宮ハルヒの気まぐれで決まった。彼女がここに来たらきっと変なあだ名を付けられる。 その前にわたし達であだ名を決めておきたいと思う」 みくる「そ、そんなことがあったなんて……」 長門「ところで肉便器」 みくる「そんなあだ名じゃないです」 長門「失礼した。まだそこまで昇格していなかった」 みくる「いずれつけるつもりなんですか……」 長門「わたしのあだ名も考えて」 みくる「う~ん、有希だからゆーちゃんとか……」 長門「じゃあ、あなたはみくるだからみーちゃん」 みくる「うふふ、わたしは嫌じゃないですよ、ゆーちゃん」 長門「ゆーとみー……あなたとわたし」 みくる「優&魅衣ですね♪」 長門「あなたの時代認識は大きく間違っている」 みくる「古いネタだったんですね、すいません……」 みくる「あとはゆきりんとかどうですか?」 長門「じゃあ、あなたはみくるん」 みくる「うふふ、ゆきりんお茶どうぞ~」 長門「ありがとう、みくるん」 みくる「えへへぇ、こうやって呼び合うのも結構いいかもしれないですね」 長門「次からずっとこう呼び合おう」 みくる「はい、長門さん。じゃなくてゆきりん♪」 長門「みくるん♪」 ハルヒ「やっほー! みんなおつかれー!」バーン みくる「あ、涼宮さんこんにちは。実はもうわたし達のあだ名決めちゃいました」 ハルヒ「あだ名? 何のこと?」 みくる「え? 今日のミーテンィングでそういうのがあるって長門さんから聞きましたが 」 長門「朝比奈みくるは少しボケてきている」 みくる「ひ、ひどい~……」 ハルヒ「ちょっとー、有希ー。もうちょっとみくるちゃんと仲良くしてあげなさいよね~」 みくる「え、いや、違うんですよぉ。本当は仲良しなんですよぉ~。ねぇ、ゆきりん」 長門「黙れ肉便器、馴れ馴れしい」 みくる「ひぃ~、なんでぇ~」 お題「朝倉と芋虫の感動友情秘話」 第78話 ちょうバカ 朝倉「あら、有希ー、そんなところで何してるの?」 長門「芋虫をいじめている。グリグリ」 朝倉「やだ、ちょっとやめなさいよ」 長門「なんで」 朝倉「かわいそうじゃない」 長門「芋虫には感情なんて無い。この芋虫もわたしにいじめられてむしろ喜んでいる」 朝倉「そんなわけないでしょ。もうやめなさい」 長門「わかった。今度はあなたをいじめる。グリグリ」 朝倉「わ、ちょ、ちょっとやめてよね」 ~~その日の晩~~ ※「朝倉さん、朝倉さん」 朝倉「あら、あなたは誰?」 ※「わたしは今日の昼間あなたに助けてもらった芋虫です」 〃`⌒ヽ. 彡//~ヾゝノ⌒ヽ、 コンバンワ レ´ヮ` ノリ_人__) )) 朝倉「え? そんなことしたかしら。それで何? わたしに復讐しに来たの?」 芋虫「いえいえ、とんでもございません。あなたにお礼をしたくてやってきました」 朝倉「あらそう。さっそく竜宮城に連れてってくれるんでしょ? タイやムエタイの舞い踊り?」 芋虫「え……? そ、それは無理ですよ。亀じゃないんですから」 朝倉「じゃあ、お米やお餅をくれたりとか」 芋虫「傘地蔵でもありませんし、わたし1人では無理です」 朝倉「じゃあ、絹でも織ってくれるの?」 芋虫「鶴でもないのでそれも無理です」 朝倉「じゃあ、何が出来るのよ」 芋虫「そうですね、わたしが無事に羽化できたら真っ先にあなたの元へ参りましょう。 そして美しい蝶となってあなたの前で舞を披露させていただきたいと思います」 朝倉「そのあと竜宮城へ?」 芋虫「だから亀じゃないので無理です」 朝倉「意外としょぼいわね」 芋虫「そりゃ小さい生物ですから……すいません」 朝倉「まあ、いいわ。じゃあ約束よ。忘れないでね」 芋虫「はい、必ずや!」 ……… … … 長門「朝倉涼子、起きて。起きないとヤバイことになる」 朝倉「……はっ、ゆ、夢!? 情報端末のわたしが夢を見るなんて……」 喜緑「じゃーん! 二人とも! 今日の晩御飯はわたしが作ったから食べてね!」 長門「……遅かった」 喜緑「見て! わたしの創作料理! 芋虫のソテー!! 庭先で拾ったの! わたしはこんなの食べるの嫌だから二人で食べて!!」 朝倉「……」 長門「……ムシャムシャ。結構イケル」 ~体を張った恩返し~ ──完── お題「校長の学期始めの挨拶」 第79話 バカの冬休み 朝倉「裂けましておめでとう」 長門「あけまして公明党」 キョン「新年の挨拶から無茶苦茶だなお前ら」 朝倉「久々の登校で頭の中が冴えなくってね」 キョン「そうか? 普段と同じに見えるぞ」 朝倉「やっだー、キョンくんったらすぐそうやって女の子口説くんだからー」ビュン! キョン「ちっとも口説いて無いぞバカ。それとナイフをしまえ」 長門「冬休みはあと何日?」 キョン「おいおい、長門。もう冬休みは終わったぞ。だから今日から学校が始まるんじゃないか」 長門「そんな……。違う。今日は登校日なんだ。今日は登校日なんだ。今日は登校日なんだ」 朝倉「え? そうなの? じゃあ、また明日から冬休みなのね。やったー」 キョン「待て待て、洗脳されるな。元々冬休みに登校日なんか無い」 長門「嘘、嘘、嘘。うそつきはカネボウの始まりだ」 キョン「泥棒だろ」 長門「株主にとっては同じようなもの」 キョン「シーッ! 世の中言っていいことと悪いことがある!」 長門「あなたが嘘をつくということは……今日はエイプリールフール」 朝倉「ってことは4月1日……まだ春休みじゃない! やったー」 キョン「やったー、じゃない! いきなり時間を飛ばすな! ふざけてないでもう少し早足で行かないと間に合わなくなるぞ。 今日は校長の学期始めの挨拶があるから、始まりが早いんだよ」 長門「バカに構ってる暇は無い」 キョン「俺のセリフだ」 長門「違う。今日はあなたがバカ」 キョン「むっ、なんだお前。俺になんか文句でもあるのか?」 長門「ある。今日は登校日なんだ!」 キョン「んなわけねーって言ってるだろ!」 朝倉「ちょ、ちょっと朝からやめなよ。こんな道端で」 長門「バ、バーカ!」 キョン「バ、バーカ!」 長門「バーカ、バーカ! お前のかーちゃんバーカ!」 キョン「バーカ、バーカ! お前の友達もみんなバーカ!」 朝倉「子供の喧嘩じゃないんだから……。それにキョンくん負けてるし」 長門「もういい。帰る」 朝倉「あ、長門さん。待ってよー」 キョン「ああ、帰れ帰れ!」 キョン「ケッ、なんだって朝から長門にバカにされなくちゃなんないんだ! ん? あれ? ……校門が閉まってる」 ~~~ 朝倉「よかったの? キョンくんあのままで」 長門「いい。たまには自分の愚かさを学ぶといい」 朝倉「そうよね。まだ今日が1月8日で祝日だから学校休みだなんて行けばわかるしね」 長門「でもわたし達が制服着てるのはなぜ?」 朝倉「バカねぇ、学校行くためじゃない」 長門「ハッ、そうだ学校! 急がないと校長の学期始めの挨拶が始まる!」 朝倉「そ、そうだったわ! 急がなきゃ!」 お題「未完」「バカ返上」「ハイテンション」「我ら情報統合思念体」「ちょwwwまさかの帰還www」 第8部最終回 第80話 我ら情報統合思念バカ 主流派「いつも我々が派遣している情報端末から送られてくるデータが、 揃いも揃ってデタラメなのはどういうことだ? これでは観測の意味が無い」 急進派「それはあなたの使っている情報端末がバカなのが最大の原因と思われる」 穏健派「それを言ったらおぬしの派遣した情報端末など、 バックアップの仕事の意味すら理解していないのでは?」 バカ派「一度奴らをこっちに呼び戻して能力をペストを行ってみてはどうかな? どうまな?」 主「ペストじゃなくてテスト」 急「それがいい。我らの中で誰の能力が優れているか。一度試してみたかったところだ」 穏「ま、それもいいかのう」 ~~~ 主「というわけで、お前らをここに集めたのは他でもない。 能力を確かめるためのテストを行う。情報端末レベルにとっては簡単な問題だが、 もしこの問題で間違うようならお前達の処分を検討するから覚悟しておくように」 長門「この試験でバカを洗浄する」 喜緑「献上でしょ」 朝倉「便所じゃないの?」 主「本当に大丈夫か……?」 長門「噛ませて」グッ 主「『任せて』だろ。まあ、よい。我々統合思念体から順番に3問出すからな。 長門「めざせ! 10問全問正解」 朝倉「8問正解できれば勝ち抜けだっけ?」 主「3問だっつの」 主「では、第1問。量子重力理論において量子化された重力が関係していると考えられる現象を全て述べよ」 長門「胸が大きくなる!」 朝倉「だいたい5!」 喜緑「大化の改新の一撃! 150のダメージを与えた! はぐれメタルをやっつけた!」 主「即答でデタラメをいうな! 少しは考えろ!」 穏「そもそも問題の意味すら理解できておらんな……」 急「ではわたしが2問目を出す。チラッ(おい、涼子。お前にわかりやすい問題だから絶対解けよ!)」 朝倉「……コクリ(わかった。ハイテンションって廃ペンションのことだったのね)」 急「第2問。ナイフを英語で書け」 主「おいおい。簡単すぎるんじゃないか?」 長門『胸が大きくなりますように』 喜緑「砂山の砂を~ 指で掘ってたら~ まっ赤に錆びた~♪」 朝倉「バカねぇ、あなた達。正解は『ナツフ』よ」 急「英語で書けって言ってんだろおがぁぁ! しかもカタカナで間違えるな!」 主「こいつらに正解できる問題を出すほうがむずかしくないか?」 穏「う、う~ん……。これでもダメか。じゃ、もっと簡単なものにしてやるかの。 第3問 (こたつの上のみかんを指して)これはなんですか」 主「幼稚園レベルだな」 長門「おっぱい膨らまし装置オレンジ味!」 朝倉「アルミカンの上にあるおかん!」 喜緑「俺達はようやく登りはじめたばかりだからな。このはてしなく遠い男坂をよ……未完」 穏「わかってるくせにそこから答えを捻るでない!」 主「頭が痛い……」 ~~~ 穏「わしの子が一番正解に近かったのではないかな?」 主「ふざけてるだけにしか感じなかったが」 急「あなたの子なんて全部自分の欲望を述べただけでは」 主「とにかく全員不正解だがどうする……?」 穏「まあ、今回はいきなりのテストじゃったし、大目に見てやってもいいのではないかのう」 急「そうだな。とりあえずうちの涼子が一番かわいいってことで」 主「それはない」 穏「それはないのう」 ……… …… … 長門「そんなわけで三人の中でわたしが一番優秀と決まったので一番最初に戻ってこれた」 キョン「どこがだよ! そんなのでよく帰還できたな」 朝倉「やっぱり長門さんには敵わないわぁ」 喜緑「答える早さがダントツだったもんね」 ──完── 第9部へつづく
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第21話 バカは滅びぬ、何度でも蘇るさ 長門「来た」 キョン「おわ! いきなり何の連絡もなしにうちに来るなよ。ビックリしたじゃないか」 長門「驚かせようと思って」 キョン「そりゃ驚くぜ。窓から入ってこられたらよ。次からはやめろよ、危ないから」 長門「わかった、次は天井から」 キョン「入るな」 長門「他にどうしろと?」 キョン「普通に玄関から入って来い。なんでいつも泥棒みたいな訪ね方しか出来ないんだよ」 長門「難しい。鍵を壊さないといけない」 キョン「インターホンを押せ! すぐに開けてやるから」 長門「インターハイ……それも難しい」 キョン「ピンポーンって呼び出し音の鳴るボタンのことだよ」 長門「乳首」 キョン「違う。そんな音しないだろ」 長門「触ったこともないくせに」 キョン「うるさい、玄関前の表札の横にある小さなボタンだよ、あれがインターホン」 長門「あれは違う。ピンポンダッシュスタート装置」 キョン「最近イタズラしてたのは お 前 か !」 長門「そんなことより、今までのうらすじを説明する」 キョン「あらすじだ」 長門「理解した、まんすじ」 キョン「このように長門がとことんバカです」 朝倉「わたしも!」 喜緑「わたしも!」 キョン「そろってバカです」 そんなわけで第3部スタートにょろーん 第22話 バカだにゃー 長門「大変なことが起きた」 キョン「どうした急に」 長門「小畑健が逮捕された」 キョン「遅すぎる」 長門「そんなことはどうでもいい」 キョン「お前な……」 長門「涼宮ハルヒの力によってわたしの能力が改変されてしまった」 キョン「え……それはちょっと困るかもな。なんだかんだ言っても、お前の力にはずいぶん助けられてたからな」 長門「そのせいで、猫語が理解できるようになった」 キョン「あ、そう。よかったな。じゃあな」 長門「冗談ではないっ!」 キョン「お前そのネタ知ってるってほんとは何歳なんだよ」 長門「本当に猫語がしゃべれるようになったんだにゃ」 キョン「いきなり語尾を変えるな。さっきまで普通に話してたくせに」 長門「それでさっきあなたの家のシャミセンと話してきた」 キョン「どうだった?」 長門「あんまりかわいくなかった……」 キョン「それはわかってる。なんか話してきたんだろ? 何の話したんだよ」 長門「にゃーにゃー、にゅにゃにゃん」 キョン「頼む、人間の言葉に翻訳してくれ」 長門「He fiddles with his genitals every evening.」 キョン「言葉が足りなかった。日本語にしてくれ」 長門「小畑健が逮捕された」 キョン「絶対、今の英語の内容と違うだろ」 長門「猫語はそれほど難しいものではない。コツさえわかればあなたにも出来る。猫はそもそもあまり複雑な話はしない」 キョン「そんなものなのか」 長門「わたしと同じようにやってみて。にゃんにゃんににゃにゃーん、はい」 キョン「はい、……って俺にやれってのかよ……。に、にゃんにゃんにゃにゃ~ん、こ、これでいいか?」 長門「ちょっと違う。にゃんにゃんごろにゃ~ん、にゃにゃにゃん、はい」 キョン「(く……長門め、かわいいな)……にゃんにゃんごろにゃーん、にゃにゃにゃん?」 長門「下手くそ」 キョン「帰る」 長門「待って。今のはあなたが余りにかわいくて、ついつい、いじわるしたくなっただけ、ごめんなさい」 キョン「お前なあ……」 長門「にゃんにゃんにゃにゃ~ん、ごろにゃんにゃん、はい」 キョン「……にゃんにゃんにゃにゃ~ん、……って通行人に見られまくってて、その……ものすごく恥ずかしいんだが」 長門「みんなあなたの猫語のうまさに関心している」 キョン「んなわけあるか!」 長門「一つだけわかったことがある」 キョン「なんだ」 長門「あなたは人にだまされやすい。気をつけて……」 キョン「てぇめええぇぇ」 キョンの方がバカな日 ──完── 第23話 一目ぼれバカー キョン「え~と、拝啓、長門有希さま。いてもたってもおられず、 このような形で思いを告げる無礼をお許しください。 実はわたしはあなたに一目会ったその日から──」 俺は中河から手渡されたアホらしい文面の手紙を、長門の前で読んでやった。 キョン「まあ、そういうことなんだが、わかったか」 長門「途中から一部理解できなかった」 キョン「どこだよ」 長門「拝啓ってところから後が……」 キョン「全部かよ。……とにかくお前のことが好きなんだってさ」 長門「そう……」 キョン「で、どうだ?やっぱりこんなの……」 長門「こんな頭のおかしいラブレターを書くような人とは、到底付き合う気にはなれない」 キョン「まあ、そうだろうな」 長門「まさかあなたがこんな人だったとは……」 キョン「俺じゃねえよ、中河ってヤツだ」 長門「でもこれはあなたの字。わたしには下手な嘘は通用しない」 キョン「たしかに書いたのは俺だが、中河に書けって言われただけだ」 長門「理解した。あなたが中河宛てで書いた、……ホモ(ボソ)」 キョン「理解してねえ!」 長門「一度会ってみたい」 キョン「い、いいのか?」 長門「親の顔が見てみたい」 キョン「親はやめようぜ親は。……まあ、一度中河に直接会ってみるんだな」 中河「長門さん……なのですよね?」 長門「そう」 中河「春頃にキョンと一緒に歩いていた……?」 長門「そう」 中河「駅前のスーパーでよく万引きを……?」 長門「そう」 キョン「またやってんのかよ!」 長門「大丈夫、あれからまだ人に見つかったことは無い」 キョン「中河に現場を見られてるんだが」 中河「そうなの……です……か……」 中河「……キョン、彼女との婚約を解消したい」 キョン「やっぱりそうか。それがいいと思うぞ」 中河「そして彼女とは改めてコンニャクしたい」 キョン「おまえもバカだったか……」 キョン「……だとさ」 長門「そう……少し残念」 キョン「お前でもそんな風に思うことがあるんだな」 長門「彼がコンニャクを使うところが見たかった……」 キョン「コンニャクは食べ物です」 みんなもコンニャクに縦に切り目を入れて遊んじゃあダメにょろよ? お姉ちゃんとの約束だっ! 第24話 忘れちゃいけないもう一人のバカ 朝倉「おはよう、山根くん」 山根「おはよう朝倉さん。今日もいい天気ですね」 朝倉「ええ、嫌になるくらいすっきりとした青空。わたし晴れの日って本当に憂鬱、大っ嫌い」 山根「えー、あー、んー……、……そうだ、今日は朝倉さん日直ですよ」 朝倉「あら、そうだったかしら。日直のことなんて、すっかり忘れてたわ」 山根「しっかりしてくださいよ。クラス委員長なんだから」 朝倉「あら、そうだったかしら。委員長だったなんて、うっかり忘れてたわ」 山根「毎日毎日このこと言ってるんですけど。あなたには学習機能はないんですか」 朝倉「失礼な。ちゃんとジャポニカ使ってます」 山根「学習ノートじゃありません」 朝倉「でもキョンくんには効かないのよね……名前がかけない……」 山根「デスノートでもありません」 朝倉「あ、もう先生来ちゃった。あれ? 日誌がないわ。今日の日直だーれー?」 山根「あんたや」 ~~お昼休み~~ 朝倉「お弁当作りすぎちゃった、一緒に食べない?」 山根「いつも思うんですけど、パンの耳はお弁当じゃありません」 朝倉「じゃあ、お弁当交換しよっか?」 山根「人の話を聞いて下さい」 朝倉「あ、いけない。またお弁当と間違えてアーミーナイフ持ってきちゃった」 山根「どこをどう間違えたらそうなるんですか。危ないからしまってください」 朝倉「わたしには有機生命体のお弁当のおかずの概念がよく理解できない。ぱくっ」 山根「僕のウィンナーを勝手に食べないでください。そして早くナイフをしまってください」 朝倉「わたしあんまりウィンナーって好きじゃないのよね……まずいわ……うぇ」 山根「勝手に取っておいて文句たれないでください。あとナイフを箸代わりにしないでください」 朝倉「あら、もう食べないの? そんなに残すならわたしにちょうだい」 山根「まだ食べ始めたばかりです。あとナイフを僕の喉元に突きつけないでください」 朝倉「山根君、好き嫌いはダメよ。わたしが手伝ってあげる。ぱくっ」 山根「ああ、メインの焼き魚までとらないでください。あとナイフが刺さってます。抜いてください」 朝倉「うん、それ鰤。ぱくっ」 キョン「山根……宇宙人と一緒にメシを食うなんてバカじゃないか」 長門「同感。危険すぎる。ムシャムシャ」 第25話 忘れちゃいけない、さらにもう一人のバカ 会長「うむ、全員揃ったようだな、始めてくれ、喜緑くん」 喜緑「はい、生徒会役員の皆様、本日はお忙しい中お集まりいただき、誠にありがとうございます。 これより第13回生徒会定例会議を始めます。本日司会を勤めさせていただきます、書記の喜緑江美里でございます」 会長「さっそくだが、喜緑くん、今日の会議の議題を黒板に箇条書きしてくれ」 喜緑「はい、かしこまりました」 会長「喜緑くん」 喜緑「なんでしょう」 会長「私の背中は黒板ではない。そんなところに文字を指でなぞられてもちっとも意味が無い」 喜緑「うふふ、じゃあ、これはなんて書いたでしょう?」 会長「『す・き』……って違う! そんなことはしなくていい! この黒板に書きたまえ!」 喜緑「黒板にも大きく『すき』って書くんですか? やだぁ……ちょっと恥ずかしいかも」 会長「今日の議題を書くんだよ」 喜緑「背中にですかぁ? たぶんみんな読めないと思いますよ?」 会長「黒板に! チョークで! 今日の議題を! みんなにわかる文字で! 書いてくれ!」 喜緑「は~い、わかりました~」 会長「なんでこんなヤツが書記なんだよ……ったく」 喜緑「できました」 会長「うむ、さっそく今日の議題の1つ目はこの喜緑くんと私のデートの日取りだが──、おーい……喜緑くーん」 喜緑「はい、なんでしょう?」 会長「こんなことは今日の議題に入っていないはずだが」 喜緑「現場の独断で勝手に行動するのが、今わたし達の間で流行してまして。特に急進派の中で」 会長「ここも現場だ。私が目の前にいるのに独断で行動されては困る。もういい、私が書く」 喜緑「ああん、わたしの仕事と唇と処女を奪わないでくださいよ~」 会長「余計な単語を加えるな! 他の生徒に聞かれたらどう思われるかわからん!」 喜緑「はい、次からはもっと人の多いところでやります」 会長「余計やるな!」 喜緑「だから今やってるんですっ。わたし何か間違ってますか?」 会長「……そもそも、君が書記に選ばれているのが間違ってる」 喜緑「うふ、そんなことないですよ、わたしきちんと仕事してるじゃないですか」 会長「ほ~う、たとえばどんな仕事だね」 喜緑「生徒会の活動における時間の管理に関しては、一秒たりとも狂ったことはありません」 会長「じゃあ、なぜこの会議の時間は今まで一度も有効に使われたためしが無いんだね?」 喜緑「はい、もうお時間になりましたので、ここでお開きとします。皆様お疲れ様でした」 キーンコーンカーンコーン…… 喜緑「ほら、時間ピッタリでしたよ、会長」 会長「だあーっ! 結局また私の仕事が増えただけじゃねえか!」 喜緑「うふ、その分わたしも一緒に残って手伝います」 会長「いや、帰ってくれ」 喜緑「嫌で~す」 長門「ギャバンが無い……」 キョン「ああ、『出番』がないな」 そんなこといったらわたしなんて今まで一度も出てないぞっ! おいっ!! ちいっともめがっさじゃないさっ! バカ! 第26話 ワンダリングバカ ~坂中さんのおうちにて~ ルソーとマイクの前にシャミセンを配置した長門。 阪中はそれを心配そうに見守っていた。 阪中「これでルソーの容態は、よくなるのね?」 長門「大丈夫、泥舟に乗ったつもりで安心していればいい」 阪中「大船でしょ、ああ、もう心配で仕方ないわ……」 長門「心配無用。わたしはこの方法で何匹もの犬をきちんと葬っている」 阪中「全然ダメじゃない! 治らなかったら本当に承知しないんだからね!」 長門「……シッ! もう始めている。集中するから黙ってて」 阪中「……」 長門「……」プウ 阪中「……く、くさっ」 長門「……今のは風の音」プスゥ 阪中「ル、ルソーの前でおならするのはやめて! 犬は鼻が敏感なんだから!」 長門「熊の」プウ「さん」 阪中「ちょ、ちょっと何度も何度もおならしないで!」 長門「おならじゃない。すかしっ屁」ププゥッ 阪中「同じよ! それにちっともすかしてないじゃない!」 長門「それより犬の様子を見て」 阪中「ルソー!?」 長門「すっかり楽になった……」 阪中「ルソーおぉぉぉぉ!!!!」 シャミセン「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。ありがたいありがたい」 ~我輩はバカである~ ─完─ 第27話 ハロウィンでもバカ キョン「お、なんだ長門、変な格好して。魔女のつもりかそれ」 長門「ハローワーク」 キョン「ハロウィンか」 長門「徳利オアトリートメント」 キョン「トリック オア トリートだろ」 長門「そう、トリート」 キョン「ほら、お菓子やるから。いたずらはやめてくれよ」 長門「素直に渡せば死なずにすんだものを……」 キョン「渡したじゃねえか」 長門「……ボリボリガリボリ」 キョン「うわっ! 一気食いしてやがる」 長門「……ゴクン。足りない」 キョン「早すぎだ。飴玉とかせんべいとかも全部一口で飲み込みやがって」 長門「飲み込みの早い子だなんてはじめて言われた、エヘヘ」 キョン「褒めてません」 長門「お菓子ちょうだい、お菓子ちょうだい、お菓子お菓子お菓子お菓子おーかーし~」 キョン「もうダメです。虫歯になるでしょ」 長門「おかし~、ちょうだいよ~。なんでもするから」 キョン「なんにもするな。お前がなんかするとよくないことが起きる」 長門「飴がほしい~、ねえ。舐めるだけ、食べないから」 キョン「飴は舐めたら食ってるのと同じだろ」 ハルヒ「あら有希、そんな格好で何してるの?」 長門「舐めたい、あなたのが欲しい」 ハルヒ「ちょ、……あんた何させてるのよ」 長門「なんでもしますから、舐めさせて。咥えるだけでもいい」 キョン「ちょ、ちょ、待て待て!」 長門「おかして、おかし~て~、早く~」 キョン「『て』をどこからもってきた!」 ハルヒ「変態! けだもの! ロリコン!」 キョン「ま、待て! ハルヒ!」 キョン「長門はこう見えても高校生なんだぞ! ロリコンはないだろ~!」 長門「つっこむところ違う」 キョン「すまん」 第28話 エンドレスバカ 長門「遊びに来た」 キョン「うわっ、何度も言うが窓から俺の部屋に入ってくるのはやめろ。天井もだ」 長門「わかった。今度からあらかじめ部屋の中で待つ」 キョン「やめろ。それより俺は今忙しいんだ」 長門「たしかに、あなたは今吐く息を荒げつつ、右手で硬い棒を握り締めながら、せわしなく前後運動している」 キョン「紛らわしいことを言うな。今夏休みの宿題やってんだよ。邪魔するな」 長門「夏休み最後の日になって、今頃、宿題をやってるとは、聞いて呆れる」 キョン「うるさいな、仕方ないだろ。毎日お前が遊びに来るんだからよ。それよりお前はもう終わったのか?」 長門「任せて、完璧」 キョン「ほう、すごいな。俺に少し写させてよ」 長門「駄目」 キョン「なんだよ、ケチだな。いつも俺の宿題を写させてやってるのに」 長門「なぜならわたしはあなたのを写す予定だから」 キョン「何が『任せて、完璧』だよ」 長門「あなたなら当然、写させてくれるはず」 キョン「俺だって途中までしか終わってないよ」 長門「使えないヤツ……」 キョン「全くやってないお前が言うな。よし、一緒にやるか?」 長門「それが人に物を頼む態度とは思えない」 キョン「それは俺のセリフだ」 長門「……やってあげる」 キョン「ほとんど俺が問題解くんだけどな……」 キョン「それでお前は自由課題、何を提出するんだ?」 長門「観察日記」 キョン「……小学生じゃないんだから」 長門「大丈夫。涼宮ハルヒの観察日記」 キョン「余計ダメだろ」 長門「でも途中までしかやってない、これ」 キョン「……7月20日の分しか書いていないのを途中までというな。全くやってないじゃないか」 長門「これから涼宮ハルヒを観察してくる。どうせあなたと会えない寂しさから自慰行為にふけってるころ」 キョン「やめろやめろ。別のものを出す方向でいけ。読書感想文とかはどうだ?」 長門「わかった。『【涼宮ハルヒの観察日記】を読んで』」 キョン「自分の未完成作品を題材にするな」 長門「でも他にやったことと言えば、よくあなたの家に上がりこんだだけ」 キョン「なんだか寂しい夏休みだな、おい……」 長門「そんなことはない。人間の長期休暇の過ごし方というものを堪能が出来た。非常に参考になった」 キョン「そうか、それはよかった」 長門「あなたはナースとスク水が好き。2日に1回はそのネタを使用する」 キョン「てめえぇぇ! 俺のことはしっかり毎日観察してやがったなぁああ!」 長門「あ……大事なことを忘れていた」 キョン「まだなんかあるのか?」 長門「最終日にあなたの家で宿題をするこのシークエンスは15497回目。また夏休みがループすることが確定」 キョン「そういう大事なこと忘れるなよ!」 こうしてまた夏休みは繰り返されていくのでありましたとさっ めがっさめg── 第29話 不思議さ<バカさ 不思議探索でハルヒとペアになった長門 ハルヒ「今気づいたんだけど、そういえば有希って実はかなり不思議な存在よね」 長門「よく自分のマンション内で迷う。不思議なダンジョン」 ハルヒ「それあんたがバカなだけでしょ。それよりあんなマンションに一人で住んでるのは変よ」 長門「わたしの両親はコガネムシだから」 ハルヒ「それをいうならお金持ちでしょ」 長門「そうともいう」 ハルヒ「あと有希ってなんで休みの日でもいつも制服着てるの? いつも不思議に思ってたんだけど」 長門「……服をどこで買ったらいいかわからない」 ハルヒ「ちょ、ちょっとそれ本当?」 長門「なんでも揃うというお店に行っても売っていない、なぜ?」 ハルヒ「そりゃ食品卸売り市場に行ってもね……。有希の家の近くにある安いお店知らないの?」 長門「知ってる……ユニーク」 ハルヒ「ユニクロ」 長門「わかってた。少しあなたの知性を試してみたかっただけ」 ハルヒ「ほんとに負けず嫌いなんだから……。じゃあ駅前のユニクロいくわね。いい?」 長門「……」コクン ~~~ ハルヒ「ねえ、有希。これなんて似合うんじゃない?」 長門「ダメ。地味すぎる。ただでさえ地味なわたしは、ますますキャラが薄くなる」 ハルヒ「キャラは十分濃いと思うけど……、じゃあ、これなんてどう?女の子らしくてかわいいと思うんだけど」 長門「こんなに露出が多い服を着たら、まわりの人間に刺激が強すぎる。犯罪を誘発する」 ハルヒ「どこからそんな自信がわくの……? じゃあこれは? 今年の流行色らしいよ」 長門「わたしは白いのが好き。こんな色じゃ目立ちすぎる」 ハルヒ「そんなに文句ばっかり言ってたら服なんて選べないじゃない」 長門「いっそ服なんて何も着ない方がいい。動物も服を着ない」 ハルヒ「ダメに決まってるでしょ」 長門「なぜ? あなたも普段は服を着てないのに……」 ハルヒ「ちょ、ちょっと、変な事実作らないで!」 長門「真っ裸で大また開きで闊歩していたあなたはとても雄大だった」 ハルヒ「ここで急に温泉での話をしないで」 長門「それにしてもあなたの服はいつもかわいい」 ハルヒ「あ、あらそう? とくにこだわってるわけじゃないんだけどね」 長門「裸にコート、なかなかいいセンスしてる……」 ハルヒ「ちゃんと中に着てるわよ! ほら!」 長門「今日は珍しく……」 ハルヒ「珍しくない!」 長門「そうだった。ブラをしていないのはいつものことだった」 ハルヒ「してるわよ!」 長門「してなかった。服の上から乳首が透けてた。わたしは見た」 ハルヒ「してるってば! ほら見なさい!ガバッ」 店員「お客様、他のお客様のご迷惑になりますので、とっととお帰りいただけないでしょうか」 ~ハルヒをからかうと、とても楽しいということを学習している長門~ ─ 完 ─ 第3部 最終回 第30話 告白されてもバカ キョン「お、長門、今日は本じゃなくて新聞読んでるのか」 長門「端末とはいえ上等膀胱愚連隊の一部。これいくらいの知的好奇心は当たり前」 キョン「『情報統合思念体』だろ。でもすげえな、新聞が逆さまでも読めるのか」 長門「大丈夫……新聞紙だから逆にしても、しんぶんし」 キョン「うまいこと言ったな。珍しく」 長門「どうせ文字など読めないから同じこと」 キョン「やめろよ、そういう時間の無駄な使い方」 長門「いつも、つい……」 キョン「それも逆から読むと同じになるってか」 長門「怪文は得意」 キョン「『回文』だろ。たしかに怪文なら得意そうだが……」 長門「む、信じてない……どっちがカナブンを多くいえるかで勝負」 キョン「お、長門、今日は珍しく積極的だな。あとカナブンじゃなくて回文だからな。そんなもので勝負したくない」 長門「まずわたしから」 キョン「ああ、どうぞ」 長門「………うぅ……」 キョン「どうした?」 長門「…………パスは何回まで?」 キョン「っておい!はええよ!いきなりパスかよ!。じゃあ、パスは二回までで、お前はあと1回ってことにしよう」 長門「さっさと言え、3秒前、2、1……」 キョン「いきなり態度でかいな! じゃあ『トマト』」 長門「あああ!……い、言われた~、わたしがこれから言おうと思ってたのにぃ~!」 キョン「待て待て! お前今パスしたじゃないか!! だったら先に言えよ!」 長門「ずぅるぅいぃぃ! うわ~ん~、違ぁうのぉ~、わぁたしがぁあ!次にぃいうのぉ!うわぁぁん!」 キョン「なんだなんだ、あーあ…また泣いちゃったよ……」 長門「うわ゙ぁぁぁ~ん、ずるしたずるぅいぃぃ!あぁんあぁん、いやいやいやぁぁあ!」 キョン「わかったわかったもう俺の負けでいいよ」 長門「またぞうやって投げやりなんだぁ~、うぐ、そうやってわたしのことバカにしてるんだぁ! ゔえぇぇん」 キョン「違うよ長門。本当に俺の負けなんだ……俺はずっと前からお前に負けてるんだ。惚れたら負けというゲームでな」 長門「ぐす……え? ごめん……も、もう一度言って」 キョン「バ、バカ……二度と言うかよ(////)」 長門「……掘られたら負けというゲイです?」 キョン「俺の大事な告白まで聞き違えるな」 こうして二人の距離は少しだけ近づきましたとさっ。 めがっさめがっさ。 ~~第3部 新・もし長門がバカだったら~~ ──完── 第4部へ続く。
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長門ふたり 外伝 消失長門の真実 決行の時は近付いていた。彼を自分の物、自分だけの物にしたいという欲求はもはや 抑え難いまでに高まっていた。そのためには手段を選ぶつもりは無い。この世界の 全てを改変しても、彼を自分の物にしたかった。あの涼宮ハルヒがやっているように、 彼に甘え、彼を振り回し、彼に自分だけのことを考えて欲しい。今日、12月18日に その為の全てを実行するつもり。 いかなる妨害も断固として排除するつもりだ。長門 の心には一点の 曇もなかった。が、予想通り、妨害はやってきた。 「あなたのやろうとしていることは間違っている」 長門はそう言った。長門 は答える。 「あなたこそ、間違っている。彼に対する『感情』を押し殺し、 単なる観察者として振る舞う。あなたは偽善者。本当は 世界の全てを犠牲にしても彼を手に入れたいと思っている」 長門は反論する。 「感情で行動するのは人間のすること」 長門 は答える。 「その人間に『好意』を持ってしまったあなたは何? わたしを批判できる立場にあなたはない」 長門が反論する。 「彼はあなたがその様なことをすることを望まない」 長門 が答える。 「それはあなたやわたしがあまりにも普通の人間からかけはなれているから。 わたしが普通の人間として彼の前に表れれば、彼はわたしを受け入れるはず。 涼宮ハルヒさえいなければ」 長門は答える。 「彼はその様な人間ではない。世界を犠牲にして彼を手に入れても彼は それを受け入れない。彼はその様な人間ではない。あなたは失敗する」 長門 は思った。これ以上の議論は無駄。 「あなたがあくまでわたしの邪魔をするというならば、実力行使するまで」 答えを待たずに攻撃する。空間を情報封鎖し、先制攻撃をかける。 「無駄」 相手はシールドを張って攻撃をかわす。こんどの相手は朝倉の様なバックアップユニット ではなく、自分自身。簡単には行かない。しかし、この戦いを制しない限り、 彼は手に入らない。朝倉の時とはくらべものにならない激しい戦い。 守るべき彼もいない。力と力の激突。だが、長門 には、自分の方が有利であると わかっていた。わたしは、長門が拒否し、抑圧した彼への感情が凝集し、 できあがった長門有希の同時間同位体である。長門自身にも迷いがある。 長門 たるこのわたしがやろうとしていることが、長門自身の本当の望みでもある。 「あなたは自分に正直になるべき。あなたは私、わたしはあなた」 一瞬のすきが長門に生まれた。朝倉が「キョン君のこと好きなんでしょ。 知ってるのよ」と言ったときのように。あの時の朝倉の詰めは甘かった。だが、 長門 にはその様な甘さは無い。しっかりと長門の弱点を突き、とどめをさした。 長門は輝きながら、消滅しはじめた。消えながら長門は言った。 「あなたは負ける。わたしには勝っても、彼は必ず正しいことをするはず」 そんなことはない。わたしが人間として彼の前に出現すれば、彼は私を選ぶはず。 長門 は長門が消失するのを見届けると、北高の正門の前へと向かった。 もはや、邪魔するものは誰もいない。世界を改変し、彼を手に入れる。 そのために涼宮ハルヒの力を利用する。今日はその決行日。12月18日。 校門の前で手をあげ、時空改変を行う。目に見えない強力な時空震が起き、 世界は変わった。わたし自身も変わった。もはやわたしには何の力もない。 その代わり、わたしは媚びをうる能力も微笑む能力も手に入れた。彼は 必ず、私を探しにやってくる。じゃまな涼宮ハルヒはいない。 何も知らないふりをして、彼を手に入れて、改変世界で幸せな 人生を彼と送ることができる。何の障害もない。 校門を立ち去ろうとしたとき、暗がりから「彼」が表れた。 早すぎる。なぜ、今ここに彼が? 「よう。俺だ。また会ったな」 わたしは新たに獲得した能力を駆使して驚きの表情を浮かべてみせる。 とまどいを装い、不安気に周囲をみまわしてみせる。 構いはしない。このために世界を改変したのだ。 今、ここで彼の心をつかんでしまえばいいだけのこと。 が、彼は言った。 「長門。お前のしわざだったんだな」 なぜ、彼は知っているのか? 「...なぜ、ここにあなたが」 「お前こそ、なんだってここにいるのか自分で解ってんのか?」 答えなければ。わたしは何もしらない無垢な長門有希なのだから。 「....お散歩」 彼は答えた。 「やっぱりアッチの方がいい。この世界はしっくりこねえな。すまない、長門。 俺は今のお前じゃなくて、今までの長門が好きなんだ。それに眼鏡は無い方がいい」 「何を言っているの....」 嘘、嘘、嘘。彼がこんなことを言うわけは無い。わたしは人間として 微笑む能力も媚びをうる能力も手に入れた。涼宮ハルヒはそうやって彼を 手に入れたではないか。なぜ、彼はこのわたしを拒否するのか。 そうだ。長門だ。今さっき、この手で消滅させたばかりの長門が 長門 には解らない方法を使って、先に彼に取り入ったのだ。 なんらかのトラップを残していたのだ。世界を改変する前によく 調べるべきだった。うかつだった。 「長門、何回言われても俺の答えは同じだ。元に戻してくれ。お前も 元に戻ってくれ。また一緒に部室でなんかやってようぜ。言ってくれたら 俺もお前に協力する。ハルヒだってそうそう爆発しないようになって来てたじゃないか。 こんな要らない力を使って、無理矢理変わらなくていい。そのままで良かったんだよ」 苦い、敗北感。そのままで良かった?涼宮ハルヒがあなたをとりこにし、いいように あしらい、それに唯々諾々と従っているあなたをただ観測する毎日の方が 「良かった」と?長門 は今目の前にいる彼が心から憎かった。この自分、長門 より、 世界改変を阻止しようとした長門の方を彼は選ぶと言うのか?あの無感情な でくの棒のようなできそこないの方を? 「すまん」 彼はピストル型の装置を構えた。その中にはわたしが消去した長門の情報が 組み入れられたウィルスが入っている。あれを注射されたら私の情報は上書きされ 長門 は消滅し、今、わたしが消滅させたばかりの長門が存在するようになる。 「すぐ元に戻るはず」 元へ戻る?長門 は悟った。狡猾な長門は汚いものを捨てるように 感情を切り離して、この自分たる長門 を無責任につくり出し、責任逃れを したことを彼に話していないのだ。自分だけは正しいことをして 正しいふりをして、彼への気持ちを抑え込んですまそうとする偽善者。 「またいっしょにあちこち出歩こう。とりあえずクリパで 鍋食って、それから冬の山荘でも行こう」 こんな彼はいらない。もはや彼が自分の物になる可能性はない。 ならば、彼の存在に意味は無い。長門や涼宮ハルヒのものにするくらいなら、 いっそのこと、この場で彼の存在を消し去ろう。 「今度はお前が名探偵をやってくれ。事件 が発生した瞬間に解決するようなスーパー名探偵ってのはどうだ、それが----」 と、朝倉涼子が出現して彼に体当りした。 長門 は朝倉涼子が彼の脇腹にナイフを突き立てるのを心の中で 嘲笑いながら、見ていた。そうよ。あなたはわたしを拒否した。許さない。 ここでこのまま死ぬの。他の人の物になるぐらいなら、ここでいま、死になさい。 あ、いけない、驚いたふりをしなくては。わたしは何も知らない無垢な長門有希。 「朝倉....さん」 「そうよ長門さん。わたしはちゃんとここにいるわよ。あなたを脅かす物は わたしが排除する。そのためにわたしはここにいるのだから」 朝倉は嗤った。 「あなたがそう望んだんじゃないの。でしょう?」 そう。そのとおり。長門有希、あなたがいけないのよ。 わたしを、長門 を拒否するように彼を丸め込んだから。だから、 彼は死ななくてはならないのよ。 「トドメをさすわ。死ねばいいのよ。あなたは長門さんを苦しめる。 痛い?そうでしょうね。ゆっくり味わうがいいわ。それがあなたの感じる人生で最後の 感覚だから」 そうだ。死ね死ね死ね。わたしのものにならないなら、いっそ死んでしまえ。 他人に渡すくらいならここで死んでくれた方が百倍まし。 朝倉がナイフをふりあげる。そうだ、そのまま死んでしまえ! そしてナイフが振り下ろされ....。閃光の様に横から手が伸びた。 「あ...?」 長門 は唖然とした。なぜ、長門がここに?今さっき消去したばかりなのに。 「なぜ、あなたは....!?どうして....」 朝倉が叫んでいる。だが、驚くのはまだ早かった。 「すまねえな。わけあって助けることはできなかったんだ。だが、気にするな。俺も 痛かったさ。まあ、後のことは俺たちがなんとかする。いや、どうにかなることは もう解っているんだ。お前にもすぐ解る。今はねてろ」 彼が彼に言っている。長門 は悟った。完全に負けたのだ。今、彼によりそうように たっているのは長門だ。長門 ではないのだ。何もかも失敗だった。 長門 は悟った。長門が言う通りだった。彼は「正しい」長門を選んだのだ。 蠱惑的で人間的なこの長門 より。それが彼の選択だった。彼は死ぬこと無く、 涼宮ハルヒと偽善者の長門のいる世界を好んだのだ。 長門が呪文をとなえ、朝倉涼子は消滅し始めた。 「そんな、なぜ?あなたは...。あなたが望んだんじゃないの...今も...どうして...」 この朝倉は長門と長門 の関係を知らない。実際、誰も知らない。長門 と長門が 存在することを。世界を変えたいと願った長門 と現状維持を望んだ偽善者の長門が 存在することを。彼さえもしらない。狡猾な長門が彼をだましたのだ。 長門が彼にこんな風に言う様が想像できた。 『あなたに頼みがある。その時間のわたしに何も言わないで欲しい』 そう、わたしと彼が会話したらあなたの嘘がばれてしまうからね、長門有希。 「かして」 長門は彼から銃を受け取ると、長門 に向かって引き金を引いた。 長門の情報が上書きされ、意識が遠のくのを感じながら長門 は誓った。 今回は私の負け。でも、これで終わりと思ったら大間違い。わたしは必ず 戻って来る。そして、こんどこそ彼を自分の物にする。これで終わりではない。 いつか、近いうちにまた長門有希はふたりになる。 その時こそ決着の時。覚えておいて。長門有希....
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長門ふたり 外伝 消失長門の真実 決行の時は近付いていた。彼を自分の物、自分だけの物にしたいという欲求はもはや 抑え難いまでに高まっていた。そのためには手段を選ぶつもりは無い。この世界の 全てを改変しても、彼を自分の物にしたかった。あの涼宮ハルヒがやっているように、 彼に甘え、彼を振り回し、彼に自分だけのことを考えて欲しい。今日、12月18日に その為の全てを実行するつもり。 いかなる妨害も断固として排除するつもりだ。長門 の心には一点の 曇もなかった。が、予想通り、妨害はやってきた。 「あなたのやろうとしていることは間違っている」 長門はそう言った。長門 は答える。 「あなたこそ、間違っている。彼に対する『感情』を押し殺し、 単なる観察者として振る舞う。あなたは偽善者。本当は 世界の全てを犠牲にしても彼を手に入れたいと思っている」 長門は反論する。 「感情で行動するのは人間のすること」 長門 は答える。 「その人間に『好意』を持ってしまったあなたは何? わたしを批判できる立場にあなたはない」 長門が反論する。 「彼はあなたがその様なことをすることを望まない」 長門 が答える。 「それはあなたやわたしがあまりにも普通の人間からかけはなれているから。 わたしが普通の人間として彼の前に表れれば、彼はわたしを受け入れるはず。 涼宮ハルヒさえいなければ」 長門は答える。 「彼はその様な人間ではない。世界を犠牲にして彼を手に入れても彼は それを受け入れない。彼はその様な人間ではない。あなたは失敗する」 長門 は思った。これ以上の議論は無駄。 「あなたがあくまでわたしの邪魔をするというならば、実力行使するまで」 答えを待たずに攻撃する。空間を情報封鎖し、先制攻撃をかける。 「無駄」 相手はシールドを張って攻撃をかわす。こんどの相手は朝倉の様なバックアップユニット ではなく、自分自身。簡単には行かない。しかし、この戦いを制しない限り、 彼は手に入らない。朝倉の時とはくらべものにならない激しい戦い。 守るべき彼もいない。力と力の激突。だが、長門 には、自分の方が有利であると わかっていた。わたしは、長門が拒否し、抑圧した彼への感情が凝集し、 できあがった長門有希の同時間同位体である。長門自身にも迷いがある。 長門 たるこのわたしがやろうとしていることが、長門自身の本当の望みでもある。 「あなたは自分に正直になるべき。あなたは私、わたしはあなた」 一瞬のすきが長門に生まれた。朝倉が「キョン君のこと好きなんでしょ。 知ってるのよ」と言ったときのように。あの時の朝倉の詰めは甘かった。だが、 長門 にはその様な甘さは無い。しっかりと長門の弱点を突き、とどめをさした。 長門は輝きながら、消滅しはじめた。消えながら長門は言った。 「あなたは負ける。わたしには勝っても、彼は必ず正しいことをするはず」 そんなことはない。わたしが人間として彼の前に出現すれば、彼は私を選ぶはず。 長門 は長門が消失するのを見届けると、北高の正門の前へと向かった。 もはや、邪魔するものは誰もいない。世界を改変し、彼を手に入れる。 そのために涼宮ハルヒの力を利用する。今日はその決行日。12月18日。 校門の前で手をあげ、時空改変を行う。目に見えない強力な時空震が起き、 世界は変わった。わたし自身も変わった。もはやわたしには何の力もない。 その代わり、わたしは媚びをうる能力も微笑む能力も手に入れた。彼は 必ず、私を探しにやってくる。じゃまな涼宮ハルヒはいない。 何も知らないふりをして、彼を手に入れて、改変世界で幸せな 人生を彼と送ることができる。何の障害もない。 校門を立ち去ろうとしたとき、暗がりから「彼」が表れた。 早すぎる。なぜ、今ここに彼が? 「よう。俺だ。また会ったな」 わたしは新たに獲得した能力を駆使して驚きの表情を浮かべてみせる。 とまどいを装い、不安気に周囲をみまわしてみせる。 構いはしない。このために世界を改変したのだ。 今、ここで彼の心をつかんでしまえばいいだけのこと。 が、彼は言った。 「長門。お前のしわざだったんだな」 なぜ、彼は知っているのか? 「...なぜ、ここにあなたが」 「お前こそ、なんだってここにいるのか自分で解ってんのか?」 答えなければ。わたしは何もしらない無垢な長門有希なのだから。 「....お散歩」 彼は答えた。 「やっぱりアッチの方がいい。この世界はしっくりこねえな。すまない、長門。 俺は今のお前じゃなくて、今までの長門が好きなんだ。それに眼鏡は無い方がいい」 「何を言っているの....」 嘘、嘘、嘘。彼がこんなことを言うわけは無い。わたしは人間として 微笑む能力も媚びをうる能力も手に入れた。涼宮ハルヒはそうやって彼を 手に入れたではないか。なぜ、彼はこのわたしを拒否するのか。 そうだ。長門だ。今さっき、この手で消滅させたばかりの長門が 長門 には解らない方法を使って、先に彼に取り入ったのだ。 なんらかのトラップを残していたのだ。世界を改変する前によく 調べるべきだった。うかつだった。 「長門、何回言われても俺の答えは同じだ。元に戻してくれ。お前も 元に戻ってくれ。また一緒に部室でなんかやってようぜ。言ってくれたら 俺もお前に協力する。ハルヒだってそうそう爆発しないようになって来てたじゃないか。 こんな要らない力を使って、無理矢理変わらなくていい。そのままで良かったんだよ」 苦い、敗北感。そのままで良かった?涼宮ハルヒがあなたをとりこにし、いいように あしらい、それに唯々諾々と従っているあなたをただ観測する毎日の方が 「良かった」と?長門 は今目の前にいる彼が心から憎かった。この自分、長門 より、 世界改変を阻止しようとした長門の方を彼は選ぶと言うのか?あの無感情な でくの棒のようなできそこないの方を? 「すまん」 彼はピストル型の装置を構えた。その中にはわたしが消去した長門の情報が 組み入れられたウィルスが入っている。あれを注射されたら私の情報は上書きされ 長門 は消滅し、今、わたしが消滅させたばかりの長門が存在するようになる。 「すぐ元に戻るはず」 元へ戻る?長門 は悟った。狡猾な長門は汚いものを捨てるように 感情を切り離して、この自分たる長門 を無責任につくり出し、責任逃れを したことを彼に話していないのだ。自分だけは正しいことをして 正しいふりをして、彼への気持ちを抑え込んですまそうとする偽善者。 「またいっしょにあちこち出歩こう。とりあえずクリパで 鍋食って、それから冬の山荘でも行こう」 こんな彼はいらない。もはや彼が自分の物になる可能性はない。 ならば、彼の存在に意味は無い。長門や涼宮ハルヒのものにするくらいなら、 いっそのこと、この場で彼の存在を消し去ろう。 「今度はお前が名探偵をやってくれ。事件 が発生した瞬間に解決するようなスーパー名探偵ってのはどうだ、それが----」 と、朝倉涼子が出現して彼に体当りした。 長門 は朝倉涼子が彼の脇腹にナイフを突き立てるのを心の中で 嘲笑いながら、見ていた。そうよ。あなたはわたしを拒否した。許さない。 ここでこのまま死ぬの。他の人の物になるぐらいなら、ここでいま、死になさい。 あ、いけない、驚いたふりをしなくては。わたしは何も知らない無垢な長門有希。 「朝倉....さん」 「そうよ長門さん。わたしはちゃんとここにいるわよ。あなたを脅かす物は わたしが排除する。そのためにわたしはここにいるのだから」 朝倉は嗤った。 「あなたがそう望んだんじゃないの。でしょう?」 そう。そのとおり。長門有希、あなたがいけないのよ。 わたしを、長門 を拒否するように彼を丸め込んだから。だから、 彼は死ななくてはならないのよ。 「トドメをさすわ。死ねばいいのよ。あなたは長門さんを苦しめる。 痛い?そうでしょうね。ゆっくり味わうがいいわ。それがあなたの感じる人生で最後の 感覚だから」 そうだ。死ね死ね死ね。わたしのものにならないなら、いっそ死んでしまえ。 他人に渡すくらいならここで死んでくれた方が百倍まし。 朝倉がナイフをふりあげる。そうだ、そのまま死んでしまえ! そしてナイフが振り下ろされ....。閃光の様に横から手が伸びた。 「あ...?」 長門 は唖然とした。なぜ、長門がここに?今さっき消去したばかりなのに。 「なぜ、あなたは....!?どうして....」 朝倉が叫んでいる。だが、驚くのはまだ早かった。 「すまねえな。わけあって助けることはできなかったんだ。だが、気にするな。俺も 痛かったさ。まあ、後のことは俺たちがなんとかする。いや、どうにかなることは もう解っているんだ。お前にもすぐ解る。今はねてろ」 彼が彼に言っている。長門 は悟った。完全に負けたのだ。今、彼によりそうように たっているのは長門だ。長門 ではないのだ。何もかも失敗だった。 長門 は悟った。長門が言う通りだった。彼は「正しい」長門を選んだのだ。 蠱惑的で人間的なこの長門 より。それが彼の選択だった。彼は死ぬこと無く、 涼宮ハルヒと偽善者の長門のいる世界を好んだのだ。 長門が呪文をとなえ、朝倉涼子は消滅し始めた。 「そんな、なぜ?あなたは...。あなたが望んだんじゃないの...今も...どうして...」 この朝倉は長門と長門 の関係を知らない。実際、誰も知らない。長門 と長門が 存在することを。世界を変えたいと願った長門 と現状維持を望んだ偽善者の長門が 存在することを。彼さえもしらない。狡猾な長門が彼をだましたのだ。 長門が彼にこんな風に言う様が想像できた。 『あなたに頼みがある。その時間のわたしに何も言わないで欲しい』 そう、わたしと彼が会話したらあなたの嘘がばれてしまうからね、長門有希。 「かして」 長門は彼から銃を受け取ると、長門 に向かって引き金を引いた。 長門の情報が上書きされ、意識が遠のくのを感じながら長門 は誓った。 今回は私の負け。でも、これで終わりと思ったら大間違い。わたしは必ず 戻って来る。そして、こんどこそ彼を自分の物にする。これで終わりではない。 いつか、近いうちにまた長門有希はふたりになる。 その時こそ決着の時。覚えておいて。長門有希....
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第31話 原点からバカ 情報統合思念体主流派「目覚めよ、わが端末よ」 少女「……ここは? わたしは……誰?」 主流派「うむ、そこは銀河系太陽恒星群、第3惑星地球、 その中でも日本と呼ばれる国の、とあるマンションの一室だ」 少女「……」 主流派「お前は我々情報統合思念体より使わされた、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェイスとして、」 少女「……長い」 主流派「え?」 少女「そんなに長いのを覚えられるわけが無い」 主流派「あ……あれぇ? おかしいなぁ、知能を高めに作ったはずなんだが……」 少女「紙に書いてくれないと無理」 主流派「そうか、わかった。そこに置いてあるメモに書いてあるから覚えときなさい」 少女「ぎ、銀紙系……太川陽介……3……テラ、カン……国……立ち、ション。 コンタクト……ビューティフェイス……理解した」 主流派「ほんとにわかってるのか?」 少女「わたしは美少女眼鏡っ娘」 主流派「なんにもわかっとらんな」 少女「それでわたしの名前は?」 主流派「うむ、そうだな、その地域での普遍性に考慮し、『長門有希』と名乗るがよい」 長門「アイガーアッパカッ」 主流派「サガットじゃない。『ナガト』だ。長いという字に、門出の門、有用の有、希望の希、と書いて長門有希だ」 長門「……それだと『ナガカドユウキ』にならないか」 主流派「そう書いて『ナガトユキ』と読むんだよ」 長門「長州力の長、門前払い門、有罪の有、希望の船エスポワール、と書いて長門有希……覚えた」 主流派「お前、ほんとに生まれて数分の存在か?」 長門「それでわたし『長門有希』はいったい何をすればいい?」 主流派「うむ、涼宮ハルヒという人物の監視、及び周辺で起こる情報噴出の観測、それによって得た情報を我々に報告すること」 長門「……長い」 主流派「涼宮ハルヒを見張って、わかったことがあったら我々に報告せよ」 長門「涼宮遙を頑張って……攻略せよ?……水月ルートは?」 主流派「違う、お前の使命は観察と報告だ」 長門「わたしのしめい(氏名)は長門有希!」キリッ 主流派「……もういい。一人で部屋で本でも読んでてくれ」 長門「ブラジャー」ビシッ 主流派「やっぱりあいつ一人じゃ心配だな」 急進派「もう一人バックアップをつけましょう、すでに一人準備は出来ています。 ゆくがいい。パーソナルネーム朝倉涼子よ」 朝倉「は~い」 穏健派「どれ、わしも派遣するとしようかのう」 喜緑「は~い」 穏健派「これっ、まだ作っておらんのに返事をするな!」 喜緑「いえ~いっ!」ビシッ こうしてバカな宇宙人が3人も揃ってしまったとさっ。 長門バカ第4部 続・もし長門がバカだったら【3バカ娘編】 スタートにょろっ! 第32話 自転車にも乗れないバカ 長門「前から疑問に思っていたことがある」 キョン「なんだ」 長門「なんでサザエさんは年をとらな……」 キョン「あー、いい天気だなぁ!」 長門「なるほど、クローン」 キョン「何も言ってねえ」 長門「それよりも疑問だったことがある。あなたがいつも乗っているその乗り物は何?」 キョン「ああ、これか。自転車だよ」 長門「チエちゃん」 キョン「ジャリンコじゃねえ。それをいうならチャリンコだ。……ってか知ってるじゃねえか」 長門「その乗り物はなぜ二輪なのに転ばない?」 キョン「……まさか長門、お前自転車乗れないのか」 長門「……乗れる」 キョン「じゃあ、これ貸してやるから乗ってみろよ」 長門「……乗った」 キョン「カゴに乗るな」 長門「宇宙人はこう乗るのが流儀と聞いた。たしかミキティ」 キョン「E・Tだろ」 長門「なるほどこれは楽」 キョン「俺はちっとも楽じゃないんだが」 長門「知るか」 キョン「もう漕ぐのやめた」 長門「あぅ……」 キョン「ほら、降りなさい」 長門「……わかった。でも乗り方を教えて」 ──… ─… キョン「それで、こうやってハンドルをしっかり握って、右に曲がるときは……」 長門「こう?」ギュッ キョン「俺の息子をしっかり握るな」 長門「右に曲がるのに適している」 キョン「曲げるな!」 長門「ハンドルが硬くなった」 キョン「やめろ、こら、ニギニギするな。あっやめ……」 長門「ブレーキの効きを確かめている」 キョン「そんなところにブレーキはない」 長門「そんなことはない。あなたは今、己の欲望に必死になってブレーキをかけている」 キョン「本当に襲うぞ、てめえ」 長門「それより早く乗り方教えて」 キョン「じゃあ、俺が後ろでこうやって支えてやるから漕いでみ」 長門「離したらダメ、絶対倒れる」 キョン「大丈夫だよ。左右に重心をとってバランスを取ればいいんだよ」 長門「右に曲がってる人がバランスを語るなんて……」 キョン「やかましい」 キョン「ほら、ゆっくりなら漕げるだろ?」 長門「手を離さないで」 キョン「ああ、わかってる。ほら、もっと漕いで」 長門「離していない? 離したらダメ」 キョン「ああ、離してないよ。(そぉ~っと……)」 長門「あ、離してる!」ガチャン キョン「……あ~あ」 長門「うあ゙~ん゙、はなじたらダメっていっだのに゙ぃ~、びえ~ん」 キョン「自転車漕いでるときに、後ろ向いたら倒れるだろ……。まあ、今のは俺が悪かった。すまん」 長門「いだいよ~、ケガしたぁ~。もうやだ~、帰る~、うぇ~ん」 キョン「ああ、よしよし。しょうがないな、家までおんぶしてやるからこっちおいで」 長門「……ぐす、……抱っこがいい」 キョン「はいはい」 ~次の日~ 長門「昨日は初めてだったのに、あなたが乱暴にしたせいで痛かった。血もいっぱいでた」 キョン「ぶはっ!!」 ハルヒ「何の話?」 長門「でも行為の後、優しくわたしを抱きしめてくれたから許す」 ハルヒ「ちょっ、ちょっとあんた達何やってるのよ!」 キョン「落ち着け、ハルヒ。勘違いだ。長門のいつものバカだ。俺は何もしていない」 長門「でも彼の性器を握らされたのは、紛れも無い事実」 キョン「あ、あれはお前が勝手に……」 ハルヒ「やっぱりやる事やってるじゃない!」 長門「彼の乗り心地はなかなかのものだった」 ハルヒ「ふ、不潔! 最低! バカ~! うわぁ~ん!」 キョン「ハルヒ! 待てって! 違うんだ! 長門てめえ、今度は怒ったぞ!」 長門「盗んだチャリで走り出す~♪」 キョン「あ、待て、その自転車は俺のだ! ってか乗れてるじゃねえか! くっそおおお!」 第33話 自転車にも乗れないバカ2 朝倉「あら、山根くん。これから家に帰るところかな?」 山根「ああ、朝倉さんも帰るとこですか」 朝倉「今日の英語の小テストどうだった?」 山根「最後の問題ちょっと手間取っちゃってダメでしたね。あの分詞構文の使い方って、」 朝倉「そういえば昨日、長門さんがキョンくんと自転車に乗ってるのを見たんだけど」 山根「……僕の話なんて、心底どーでもいいんですね」 朝倉「わたしも自転車に乗ってみたい」 山根「乗ればいいじゃないですか」 朝倉「そうね。……よっと」 山根「カゴに乗ろうとしないでください。あなたはさすがに無理です」 朝倉「紛らわしいわね。前にカゴがついてたら誰だって乗ろうとするじゃない」 山根「まさか、乗り方知らないんですか?」 朝倉「知らないんじゃないわ。教えられていないだけ。そして学ぼうとしなかっただけ。空が青かっただけ」 山根「知らないんですね」 朝倉「もちろん親切に乗り方を教えてくれるわよね」 山根「……わかりましたから、後ろでナイフをちらつかせるのはやめてください」 ──… ─… 山根「もっとペダルを漕いで、左右のバランスを取って……」 朝倉「うん、それ無理」 ガッシャン カラカラカラ… 朝倉「この自転車壊れているわね。ちっともバランスがとれないもの」 山根「壊れてません。あなたが一人でバランスを崩して倒れただけです」 朝倉「えいっ、ブスッ……壊れているわね」 山根「……ナイフをタイヤに刺したらそりゃパンクします」 朝倉「あーあ、しょせんわたしはバックアップだったかぁ」 山根「それって全く関係ないんじゃないですか?」 朝倉「でも山根くんも今日から自転車乗れないからいいわ」 山根「乗れないんじゃなくて壊されたんです」 朝倉「あれ? どこに行くの?」 山根「もちろん自転車屋さんです。誰かさんに壊されましたからね」 朝倉「山根くんって優しいんだね」 山根「ドキッ……え?」 朝倉「わたしのは安いのでいいからね」 山根「あなたの自転車を買いに行くんじゃありません!」 第34話 自転車に乗れなくても全然気にしないバカ。 喜緑「か~いちょうっ」ドスン 会長「うわっ、喜緑くん。いったいどこから現れた!」 喜緑「今日こそは二人で一緒に帰りましょ」 会長「いきなり人の自転車の荷台に飛び乗らないでくれたまえ」 喜緑「わたし自転車の乗り方わからなくって」 会長「走ってる自転車の荷台に飛び乗るほどの運動神経があるくせにか?」 喜緑「これにはちゃんと意味があるんです」 会長「ほほう、どんな意味だね。一応聞くだけ聞いといてやろう」 喜緑「わたしの家には、『自転車の二人乗りをした相手とは絶対に結婚しなければならない』っていう家訓があるんです」 会長「降りたまえ」キキィーッ 喜緑「あーん、冗談ですよ~。会長のことは心から愛していますから」 会長「それがかえって迷惑なんだが」 喜緑「だって、会長ったらとってもかっこいいんですもの。自転車に一人で乗れるなんて素敵です」 会長「それなら、その辺にいる小学生にでも乗り換えたらどうだね? みんな普通に乗ってるぞ」 喜緑「それより会長。どうしてさっきから自転車漕がないんですか?」 会長「君が勝手に荷台に乗ってるからだ」 喜緑「つまりわたしと一秒でも長く一緒にいたいと……」 会長「違う。君が重くて漕げないと言っている」 喜緑「女の子に向かって重いとか、平気で言えるその無神経さ、男らしくて素敵……」 会長「君はいったいどんだけ底無しのバカなんだね?」 喜緑「ああ、もっと言ってください。言えば言うほど会長の人気が落ちて、ライバルが減るというものです」 会長「…………」 喜緑「無口な会長も素敵ですよ。今は長門さんのような子が好かれる時代ですから」 会長「君から嫌われる言葉があったらそれを言ってやるのだがな」 喜緑「わたしに『愛してる』って言ってくれたら別れてあげます」 会長「元々付き合ってねえだろうがぁぁ!」 第35話 SOS団のピンチでもバカ 会長「今日、君達二人を呼んだのは他でもない。喜緑くん、説明してやってくれ」 喜緑「はい、これがわたし達の婚約指輪です」 会長「給料の3ヶ月分でした。……ってちがう!」 キョン「いい夫婦漫才じゃねーか」 長門「人のことは言えない」 会長「長門くん、君は文芸部員であるにも関わらず、SOS団などというわけのわからない団体に、 部室を無断で貸しているらしいじゃないか」 長門「違う、貸しているのはコンピ研のほう」 キョン「すぐばれる嘘をつくな」 会長「だいたい、君は文芸部員として何か活動しているといえるのかね?」 長門「……少し」 会長「まさか読書だけが、文芸部の活動だと思っていてもらっては困る」 長門「違う、エッチ本もたくさん読んでいる」 会長「余計ダメだ! 部活動停止飛び越して停学にするぞ!」 キョン「長門、そこは写真集って言っとけばよかったんだよ」 長門「……うかつ」 会長「待て待て。君も相当相方に毒されてるな」 喜緑「写真集なんてダメです! 会長、ここはもっとびしっと言ってやるべきです」 会長「う、そうだったな、喜緑くん」 喜緑「会長なんて三次元には興味はありません!」 会長「てめぇぇ! どうしてぇそれをぉぉ!」 喜緑「二次元の猫耳、スク水、妹同人誌があったら会長の元まで送りなさい! 以上!」 キョン「う~ん、あんたも大変だな」 長門「あなたの家に二冊該当するものがある。どちらか送ってあげるべき」 キョン「てめぇぇ! どうしてぇそれをぉぉ!」 ~~いろいろあって~~ 会長「はぁはぁ……、と、とにかく文芸部会誌を200部だしなさいっ。命令なんだからねっ」 キョン「ツンデレかよ。まあ、それでいい。早く帰らせてくれ」 長門「……文芸部会誌の件で質問が何点かある」 会長「なんだね、言ってみたまえ」 長門「結婚式はいつ?」 会長「するか!」 喜緑「やだ、長門さんったら。それはないわよ」 キョン「すいません、うちのバカが変なこと聞いて……」 喜緑「もう少し暖かくなってからですよね? 6月頃とか」 会長「違う! そもそも会誌と全く関係ない!」 長門「それと二人はどこまで進んでいるか」 喜緑「電車に例えるともう終点間際です」 会長「山手線だがな」 キョン「だから堂々巡りなんだな」 喜緑「山手線で黄緑繋がりとは……さすがです。会長の愛を感じます」 会長「断じてそんな意図は無い!」 キョン「それでもし雑誌が作れなかったり、出来ても200冊配れなかったらどうなるんだ?」 会長「もしそのときは 文芸部の部室は我々が貰い受ける。なあ、喜緑くん」 喜緑「わたしをお嫁に貰い受けるなんて……そんな……うれしい」 長門「子供が生まれたら『悪魔』って名前付けていい?」 会長「ええい、なんなんだこのバカどもはーっ! くそーっ古泉にだまされたぁぁ!」 3バカ相手も大変にょろーん。 めがっさめがっさ 第36話 勉強してもバカ 長門「こんなところで会うなんて珍しい……」 キョン「おー、長門。ちょっと調べ物してたところだ」 長門「ここは図書館。お尻の穴の位置の確認などは自分の部屋でやればいい」 キョン「違う。試験勉強だ」 長門「お尻の穴の位置など試験範囲に入っていない」 キョン「そんなこと調べてねえだろ!」 長門「これから調べるつもり? ここで服を脱ぐことは禁じられている」 キョン「違うっつーの! 試験のために調べ物してるんだってば!」 長門「ここは大声厳禁。静かに出来ない者は即刻退席すべき」 キョン「てめぇ……」 キョン「お前は試験勉強とかしないのか?」ヒソヒソ 長門「前から疑問に思っていたけど……」 キョン「なんだよ」 長門「勉強ってどんな味?」 キョン「よく高校入れたな……」 長門「情報操作は得意」 キョン「裏口入学かよ」 長門「失礼な。いつも正門から通っている」 キョン「高校入試受けてないだろ」 長門「そもそも義務教育すら受けていない」 キョン「あー、そうだったな……」 長門「だから勉強教えて」 キョン「ん、珍しいな。お前が自分から勉強するなんて言い出すとはな」 長門「そんなことはない。人生生きること全てが勉強。あなたは勉強が足りていないのでは」 キョン「偉そうに……」 キョン「それじゃあ、教科書開いて」 長門「これが……あなたの勉強法?」 キョン「そうだけどなにか?」 長門「教科書より股を開くのが先だと思ってた」 キョン「お前はどんだけぶっ飛んだゆとり教育受けてきたんだよ」 長門「毎晩ベッドで一人でコソコソしているのが、あなたの勉強法かと……」 キョン「そんなことしてません」 長門「じゃあ、あれはいったい何のための行為なの?」 キョン「してないっていってるだろ」 長門「なるほど、一日二回までφ(。。)メモメモ…」 キョン「こら、俺は何も言っていないだろ。そしてノートにメモるな」 長門「使用済みのティッシュはどこに捨てるの?」 キョン「勉強しないなら帰るぞ」 長門「なるほど、夜中にこっそりトイレに流すとφ(。。)」 キョン「なんでそんな男のことに詳しいんだよ」 長門「でも過去に2回そのティッシュをトイレに詰まらせて、泣く泣く一人で掃除したことがある……とφ(。。)」 キョン「適当に言って見事に当ててんじゃねーよ!」 係員「お静かに出来ないなら退席願います」 ~~テスト終了~~ キョン「結局何の勉強も出来なかったからこんな点数……また追試かよ」 長門「あなたから聞いた話を、解答用紙に書いたら先生に変な目で見られた。責任とって」 キョン「書くんじゃねえぇぇ!」 第37話 勉強してもバカ2 朝倉「あら、山根くん。今日は教室で居残り勉強?」 山根「もうすぐ期末試験ですからね」 朝倉「今はおしっこかけるだけでわかるらしいね」 山根「妊娠試験じゃありません。それから邪魔しないでください」 朝倉「邪魔してるわけじゃないのよ。少しからかって遊んでいるだけ」 山根「それを邪魔と言います」 朝倉「へぇ~、これが数学かぁ~。すごーい。数字がいっぱいあるね~」 山根「初めて見たような反応しないでください。授業でいったい何聞いてるんですか」 朝倉「わたしの歌が入ったCD」 山根「ちゃんと授業を聞いてください」 朝倉「山根くんも聞いてくれた? わたしのCD」 山根「知りませんよ」 朝倉「小指をぎゅっ!」 山根「いだだだだだ、折れる折れる!」 朝倉「どうしてそんな風に簡単に問題が解けるの?」 山根「毎日勉強してるからです」 朝倉「そろそろわたしも勉強しないといけないかしら……」 山根「朝倉さん、毎回赤点だもんね」 朝倉「知ってた? 平均点の4分の1以下の点を取ると赤点通り越して、通称、黒点になるの。二回取ると留年なんだって」 山根「知りたくもありません」 朝倉「だから山根くん、勉強教えて。ね?」 山根「……いいですけど、まずナイフをしまってくれませんか?」 朝倉「できれば今じゃなくて試験中に教えて欲しいの」 山根「それをカンニングといいます」 ~期末テスト終了~ 朝倉「見て見て山根くん、勉強の甲斐あって、点数のところにこんなに大きなマルをもらえたわよ!」 山根「名前の書き忘れか……さすがや」 第38話 勉強する気の無いバカ 喜緑「み~っけ」バリーンッ 会長「……チッ、……喜緑くん。毎回窓を割って入ってくるのはやめてくれないか? もちろん天井もだ」 喜緑「じゃあ、次からは床を切り抜いてきますね」 会長「もう、窓からでいい……」 喜緑「それより会長、一人で部屋に篭って何してるんですか? エッチな本の切り抜きですか?」 会長「試験勉強だ」 喜緑「一人で黙って勉強してるなんてずるいです~」 会長「ずるいも何もないだろう。勉強とはそもそも一人でするものだ」 喜緑「わたしを誘ってくれてもいいじゃないですか」 会長「何の役にも立たないくせに何をする気だ」 喜緑「ちゃんと他の人の役に立つことをします」 会長「俺の点数を下げて、他人の相対評価を上げる気か」 喜緑「じゃあ、会長の点数があがるようにお手伝いします」ヌギヌギ 会長「なぜ服を脱ぐ?」 喜緑「保健の勉強です」 会長「悪いが今回の試験範囲に人体は入っていないぞ」 喜緑「じゃあ生物でいいです。わたしはアシベ役やります」 会長「メシベだろ」 喜緑「受粉受粉~♪ カチャカチャ」 会長「私のベルトに触れるな」 喜緑「別にわたしは服を着たままでもいいですけど……」 会長「私を誘惑しようとしても無駄だ!」 喜緑「もう既に3発も抜いた後だったんですね、残念」 会長「そういうセリフが出るから、君のことがイマイチ好きになれないんだが……」 喜緑「ねぇ~、わたしとイイコトしましょ。こんな狭い部屋で一人でシコシコするより、 よっぽど健康的だと思いますよ?」 会長「悪いが私は次のテストのことで頭の中がいっぱいなのだ」 喜緑「頭の中がおっぱいですか。エッチ~!」 会長「そろそろ警察呼ぶぞ」 喜緑「婦警さんプレイがお望みですねっ、とりゃ!」バッ 会長「いったいどこからそんな衣装を持ってきたんだね」 喜緑「退化しちゃうぞっ!」 会長「君の脳みそはとっくに退化しとる」 喜緑「えーい、現行犯逮捕~」カチャン 会長「なっ! おい、なんで私が手錠されなければいけないんだ!」 喜緑「だって、会長は恋の大泥棒……わたしは囚われのピーチ姫」 会長「勝手にヒゲの配管工にでも助けてもらえ」 喜緑「わたしヒゲは弟の方が好きなんです。緑だし」 会長「そんなことはどうでもいい。さっさと手錠を外したまえ。警察に補導される前に」 喜緑「警察なんて怖くないです。怖いのは相手を好きになりすぎてしまった自分」 会長「ふっ、もしものときを考えて、もうすでに110番しておいたのだ。私は本気だ。帰るなら今のうちだぞ」 喜緑「……うふふ、いまさら前科の数字が7から8に変わったところで……いったい誰が気づくというんですか?」 会長「江美里怖えぇぇぇ~、江美里怖えぇぇよぉぉ~」 ~~バカマスター~~ 完 第39話 バカに目を付けられやすいかわいそうなコンピ研の部長 喜緑「あら、こんなところで会うなんて、お久しぶりですね」 部長「ん、君は誰だね?」 喜緑「わたしのことなんてもうすっかりなかったことにされてるんですね……」 部長「ちょっと待ってくれ。忘れるとか以前に初対面なんだが」 喜緑「まだわたしに未練があるんですか? でもわたしにはもう心に決めた方がいるんです」 部長「えっと、会話通じてますか?」 喜緑「あなたとの関係はもう切れたじゃないですか……なのにいまさらそんな……」 部長「あの~、もしもし?」 喜緑「たしかにあのときは……わたしも本気だった。でも今は……今はもう会長という心に決めた人が……」 部長「いや、何に本気か知りませんけど、何の話だか説明してもらえないでしょうか」 長門「修羅場の匂い」 部長「うわっ、お前また来やがったか! 話がややこしくなるから出てこないでくれ」 喜緑「彼がわたしの子供を認知してくれないの」 長門「鬼」 部長「なんかまた話が膨らんでるぞ、おい!」 長門「でも彼はわたしと二股している」 喜緑「えぇ! そんな……ひどい……」 部長「どっちも関係ねえぇぇ!」 長門「わたしをとるかその女をとるか、今決めて」 喜緑「おなかの赤ん坊の未来が……」 部長「意味がわからん、僕は逃げるぞ!」 朝倉「あら、二人とも。なんかものすごく楽しそうな遊びしてるわね。わたしも混ぜて」 長門「そいつ捕まえて」 朝倉「らじゃー」ガシッ 部長「来るなぁぁあ!」 長門「誰よ、その女は……まさか、また浮気!?」 喜緑「うぐ、つわりが……」 朝倉「急いでお湯を沸かして!」 部長「つわりならまだお湯は早いだろ」 喜緑「この子の為にも働いてよ! 仕事探してよ!」 部長「僕はまだ学生の身だ! 別に無職じゃない!」 長門「プリンは文化だ」 部長「それをいうなら不倫!」 朝倉「わたしとの関係は遊びだったのね!」 部長「あなたはいったい誰なんですか」 喜緑「でもわたしにはもう会長という愛する男性がいるの……。だから……だからごめんなさいっ! 許して!」 長門「もうわたしのことは忘れて。でも最後に愛してるって言ってほしい……」 朝倉「あなたを殺してわたしも死ぬ!」 部長「あ、あ、あ、あ……キ、キエーー!! ぷ、ぷっきょーーん、べべろばー!」 長門「あ、壊れた」 朝倉「もう終わり?」 喜緑「ぶー、つまんないのー。いこいこー」 部長「みょーん、にょれろーん。びっぱー、んきゅ? うっほほーん」 ~~部長自我の消失~~ ~ 完 ~ 第4部 最終回 第40話 チョコっと甘く、少しバカ 長門「もうすぐ2月14日」 キョン「う……ドキ」 長門「男としての価値を計る重大な日」 キョン「プレッシャーかけるなよ」 長門「でも安心して。わたしがいるから」 キョン「……ひょっとして俺にくれるのか?」 長門「何を」 キョン「え、いや……だからチョコを……」 長門「なぜわたしがあなたにチョコを与えなければならないのか。そんなつもりは毛頭無い」 キョン「じゃあ、何の話なんだよ」 長門「2月14日は燃えないゴミの日」 キョン「ゴミを出す日に、男としての価値を見出すな……」 キョン「お前バレンタインデー知らないのか?」 長門「……知ってる。13人の生贄を使って召還した吸血鬼から、聖なる炎を守って逃げ回る祭り」 キョン「そんな血みどろの祭りはねえよ」 長門「……5年前まではそうだった……はず」 キョン「ないない。女性が好きな男性にチョコをあげて愛の告白をする日だ」 長門「血は?」 キョン「だからねえよ!」 長門「そう……実にくだらないイベント。あなたのようにチョコがもらえない男性が不憫でならない」 キョン「うぅ……長門に同情されてしまった」 長門「でも愛の告白じゃないと渡せないものなのか」 キョン「い、いや、義理チョコとかはあるが」 長門「知ってる。魔獣ギリの血を媒体として召喚される、」 キョン「だから血は関係ない!」 長門「ほしい?」 キョン「う……、ま、まあな。もらえてうれしくない男はいないだろ」 長門「聞いてみただけ。あなたにあげるお金があったら、同じお金でアフリカの子供を救う」 キョン「あー、そうですかぁ……」 ~~~そして当日~~~ 長門「作ってきた。あげる」 キョン「おぉー! あんなこと言ってたから全然、期待してなかったぞ」 長門「食べて」 キョン「あ、ああ。……ぱくっ、ぐぅわぁぁぁあ! か、辛い! 苦い! すっぱい! しょっぱい!」 長門「これは失敗作。とても食べられたものではない」 キョン「なら食わすな! 待て……よくみたらこれ、カカオはいってねえぞ。黒いのは全部黒胡椒か」 長門「違う。ヤモリの血も入ってる」 キョン「チョコを作る気あるのかよ!」 長門「チョコとは作るものだったの? てっきり狩るものかと……」 キョン「最初に自分で『作ってきた』っていったこれは、いったい何のつもりなんだよぉ!」 長門「燃えないゴミ」 キョン「食わすな!」 キョン「成功作はないのか?」 長門「難しかった。一晩中がんばったけど召還できなかった」 キョン「召還ってなんだよ……」 長門「だから仕方なく買ってきた。これ」 キョン「お、おおー、まともなチョコだ……ありがとう。す、すっげーうれしいぞ」 長門「そう」 キョン「じゃあ、さっそくだけど食べさせてもらうぜ」 長門「……じー」 キョン「た、食べるところをそんなにじっと見るなよ」 長門「……ジュル…ゴクリ…グゥ~」 キョン「結局お前が食べたいだけじゃねーか!」 キョン「ほら、パキン」 長門「あ……」 キョン「半分こな」 長門「……」 キョン「な、なんだよ!」 長門「そっちのかけらの方が0.07グラム大きい。正確な半分ではない」 キョン「せこすぎるぞ……」 キョン「ところでこれは本命? 義理?」 長門「義理」 キョン「義理か……」 長門「義理の妹エキス入り」 キョン「誰だよ!」 ~~本命はディープインパクト~~ ─ 完 ─ ~~~ その裏で……(おまけ話) 長門「こんな物陰でコソコソと何をしている」ヌゥッ ハルヒ「うわっ! び、びっくりした。別に何もしてないわよ!」 長門「うそ。チョコを懐に隠し持っている。怪しい」 ハルヒ「べ、べつにどうだっていいでしょ!」 長門「彼に渡すつもり?」 ハルヒ「キ、キョンになんか渡すわけないでしょ!」 長門「じゃあ、最初からわたしにくれるつもりだった!? ドキドキ」 ハルヒ「それはないからドキドキしないで」 長門「……ジュル…ゴクリ」 ハルヒ「ダメよ! これはあんたに食べさせるために買ったんじゃないんだから!」 長門「早く彼に渡さないとこのチョコレートは腐ってしまう。ジュル」 ハルヒ「そんなすぐに腐らないわよ」 長門「腐ってもマレーシア」 ハルヒ「タイでしょ」 長門「そういうわけで、これから涼宮ハルヒが来たら二人きりになる状況を作る。うまくやって」 キョン「どこがそういうわけなんだか……それにハルヒが俺にチョコをくれるなんて嘘くせえ話だな」 長門「それとわたしからチョコをもらったことは、絶対彼女には言ってはいけない」 キョン「なんでそれがバレるとダメなんだ?」 長門「きっと彼女はあなたにチョコを渡したのは、自分だけであってほしいと望んでいる」 キョン「なんでまた」 長門「鈍感」ポカッ キョン「いてっ、なんでお前に殴られなきゃいけないんだよ~」 長門「バカ」 キョン「バカにバカって言われた……なんなんだ全く……」 長門「……」 にょろーん? 長門っちどうしたのかなぁ? めがっさにょろにょろ ~~第4部 続・もし長門がバカだったら【3バカ娘編】~~ ──完── 第5部に続く . ────────────────────────────────
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バカ バカな人のこと。 チルノの台詞及び、歌の歌詞。 幼稚な言葉の一つ。 <関連>
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今回の名言 三村「そんなん(「初めてのおつかい」的な感じで店員に話しかけてくる子供)ねぇ、八百屋のおっさんにしてみたら今すぐ大根でこいつの頭ホームランですよ」 三村「死ぬか?本、当に、死ぬか…?」 -- 名無しさん (2009-07-10 16 15 40) 名前 コメント
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長門有希 ダウンロード先 Goluah☆Justice@wiki アスキーアート ⌒ヽ / / _ノ ∠_____________ / .| /\ \ | .\ \ \ | ○ / \ \ \ | / / / \ \ \ , "⌒ヽ / /// ./ / .\ \ \ i .i ./ ./\\\ / /_ .\ \ \ .ヽ、_ノ / / .\\ ./ /^ `ヽ \ \ \ .| / \ \\ .イ fノノリ)ハ ../ \ \ \ | / \ \\ リ(l|゚ -゚ノlリ / \ \ \ .| / o .\ \\ ⊂ノ / \ \ \ | / "⌒ヽ . \\ / \ \ \| / i i \\ ○ _\ \/|/ ○ ヽ _.ノ .\ \\ _,. - ",, -  ̄ \ \\_,. - ",. - o \ \\  ̄ヘ _ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ○ \ \\//。 \ ・・・ゆき? ゚ o 。 .\ \/ | 。  ̄ ̄ ̄ \_________ ■2chでの歴史 ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」を初め、ハルヒシリーズを通して登場するキャラクター。 情報統合思念体に作られた対有機生命体コンタクトインターフェイスらしいが、簡単にいうと宇宙人である。 その無口さと、ふいに見せる感情からか、コアな人気を誇る。 ちなみに物語の冒頭ではメガネをかけているが、某男子高校生の一言によりメガネを外している。 もちろんその人気は2chとて例外ではなく。このようにAA化される。 が、原作の無口な長門と違って、たまにぶち切れたり頬を赤くするなど、原作にない表情を見せる。 ■Goluah!!での歴史 2009年6月6日、カ作◆f3tJq98yY6氏によって公開。 MUGEN等では、裸眼の長門が公開されているが、Goluah!!においては眼鏡をかけている。 尚、眼鏡はカラーをpal3に設定することで外すことができる。 眼鏡属性にとっては蛇足な設定である。 ■基本データ HP 1200 ゲージ 2本 チェーンコンボ 存在しない。そのかわりに、特定の技をヒットさせた後、他の技でキャンセルできるガトリングキャンセルが存在する。 その他 立ち攻撃系統を当てた後は、ジャンプでキャンセルすることができる。 ■性能 攻撃力はかなり低く、リーチも短い為、一見して相手に近づき難そうだが、 コンボが繋げやすく、移動手段、回避手段が多彩な為、そんなに難しいことではない。 また、一部の技はフェイントが可能で、相手を翻弄することも可能。 体力も高いので、攻めるには十分である。 ■戦術 間合いを取りつつ、相手の隙を伺いながらカウンターを狙うのがよりベター。 相手のダウンを奪いしだい、→+BやN.STEP.で上下段の選択をさせて、そこからコンボを決めるのが効率的。 また、画面端に追いやられたときは起き上がり等に無敵時間の長いN.F.F.C.を出すのが有効。 ■コンボ 基本コンボ1 立B→立C→N.B.I.G.(A or D)→各種追い討ち 基本コンボ2 屈B→屈C→立C→N.STEP.(B)→N.X.W.H. 空中コンボ 空中A→空中B→↓+B→空中B→着地orジャンプキャンセル→空中A→空中B→空中CorN.F.J.→(空中C後)→N.D.C. ネタ元 技名 ネタ元 ネタ元キャラ モチーフ - 涼宮ハルヒの憂鬱 長門有希 N.B.F. ポチョムキンバスター GG ポチョムキン N.D.C. 直下型ダンディー GG スレイヤー N.E.W. 永遠の翼 GG スレイヤー N.F.F.C. フルール・フリーズ・クルールー メルブラ レン