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無駄竜機バカバカシーゼ コモン 火・自然文明 コスト7 アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン パワー6000 ■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 ■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある他のパワー6000以下のクリーチャーを全て破壊する。その後、このターンの後に次のターンを行う。 ■スピードアタッカー ■W・ブレイカー ■このクリーチャーの能力によってバトルゾーンを離れるクリーチャーは全て、代わりにバトルゾーンにとどまる。 F その竜を見た時、誰もが伝説の暴虐竜が帰還したと思った。だが、すぐに皆「馬鹿馬鹿しいぜ」と言った。 作者:ブレードゼロ 無意味カードです。 大抵の場合ボルシャック・大和やGENJI XXの下位互換ですね。 2/5 多分これで決定版。要するに何も起こらないコスト7、パワー6000、スピードアタッカーのW・ブレイカーのくせにレインボーカードです。 評価 二つ目の能力が「バトルゾーンにあるクリーチャーをバトルゾーンに出す」という意味の通らない文章になってますよ。あと、これだとデメリットのないエクストラターンなので普通にぶっ壊れだと思うのですが…。 -- セレナーデ (2011-02-04 16 17 05) だから無意味だと(ry もう一度ターンを行うのは強いかもですね。 -- ペペロン (2011-02-04 17 08 08) ペペロンさん>あ、これそのままでいいんですか。だとしたら《無双竜騎ボルバルザーク》の上位互換ということになるので大和GENJIの下位互換どころか全カードの中でもぶっちぎりの壊れカードということに…。 -- セレナーデ (2011-02-04 17 18 37) あ、そういう意味ではありません。ボルバルザークをはじめとした追加ターンカードはこのターンのあとにもう一度「自分の」ターンを行うとなっていますが、このカードの場合は普通の進行通りにターンを行います。 -- ブレードゼロ (2011-02-04 17 59 14) つまりスピードアタッカーのW・ブレイカー・・・普通にネタとしてもほしいな← -- ペペロン (2011-02-04 18 00 31) ブレードゼロさん>そういうことですか、了解です。 -- セレナーデ (2011-02-04 18 17 59) 敢えてそのテキストにしてるなら構わないのですが、「もう一度」ではなく「相手の」に修正しといた方が誤解は減ると思います。 GENJIをぉ、相手のシールドにシュゥゥゥゥゥゥト!!超・エキサイティング!! -- ペケ (2011-02-04 18 30 04) ファイナル・ストームとかの効果が打ち消されてしまうので。さすがにバーレスクはまずありえないと思いますが。次のターンを行う、がいいですかね -- ブレードゼロ (2011-02-04 18 56 38) バカバカシーゼが既にバトルゾーンに1体いたら、物凄くループすると思うんですけど -- 紅鬼 (2011-02-04 19 31 58) いやいやこれ強すぎでしょう。デメリットなしのエクストラターン追加なんて・・・ -- Astral (2011-02-04 22 03 41) エクストラターンは得れない仕様のようですよ。まぁcipの再利用として使えば、弱くはないですが…… バカバカシーゼ×2+ザルバで…… -- 紅鬼 (2011-02-04 22 23 39) やっぱりcipの再利用、できることになりますかね。そうなるとこれ2体でとんでもないアドバンテージを得られてしまうので別な表現にします。 -- ブレードゼロ (2011-02-05 01 40 13) 名前 コメント
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五 章 Illustration どこここ これからやろうとするやつは誰もが未経験なわけで、結婚の経験が豊富だとかいう人はあんまり幸せでもなさそうなのだが、未経験な人のためにブライダルプロデューサーとかプランナーなどという、ゼロからサポートしてくれる職業があるらしい。結婚専門のプランニング会社ってのもあるのだが、ホテルやブライダルホールにも専属のプランナーがいて、招待状のデザイン、式場の手配から披露宴のシナリオ、スピーチ原稿まで手取り足取り面倒を見てくれる。結婚するカップルを集めて合同の式場ツアーなんかも催されているらしい。 ホテルやブライダルホールの中にミニ教会があったりミニ祭壇があったりして、教会や神社に行かなくてもその場でやってくれるようだ。まあ本格的にやりたい人は現地に出向いて神様の前でやるのがいいんだろうが。 宗教色をなくした人前結婚式ってのも多くて、広々とした芝生の上でやるとかプールなんかでやるカップルもいるらしい。むかし見た映画で一面の芝生が広がる豪華な家の庭に白い椅子を並べてやってるシーンがあったが、あれはやってみたい気もする。 俺も早いとこ披露宴の場所決めとかないとなぁなどとため息混じりにWebサイトを見ていると、今まで居眠りをしていたハルヒがガバと顔を上げて尋ねた。 「そういえばキョン、あんた結納どうすんの?」 俺としちゃ、もうそんな形式ばかりになった日本古来の儀式なんてやめちまっていいと思うんだが。 「親同士の顔合わせだけでいいだろ」 「あんた、めんどくさいからってまた手抜きしようとしてるわね」 「結納なんてもともとお武家様とか由緒ある商家でやってたもんだろ。庶民がマネしてやってもお飾りにすぎんと思うんだがな」 「そういう問題じゃないでしょ!」 ハルヒがまじで怒っている。 「まあ長門がやりたいって言うんなら考えるが」 「分かってないわね。結婚は誓いのキスだけじゃないのよ。二人が出会って好きになってプロポーズして、双方の親に紹介して指輪を選んでウエディングドレスをあつらえて、モチベーションを上げていくすべての過程が結婚なのよ。遠足は家に帰るまでが遠足だって言われたでしょ」 「お前にしては分かりやすいな」 「あったりまえでしょ。女は生まれたときからこの日を夢見て生きてるんだから。言っとくけど、結婚した後は女のほうが大変なんだからね」 「まあ結婚するまでは男が大変なのは分かる」 男の俺はいまいち真剣味が足りないようで、ハルヒはため息をついた。 「いい?一生に一度しかないんだから、やれることは全部やんなさい」 お前まさか、スモークを炊いたステージで新郎新婦の乗ったゴンドラから降りて来いなんて言わないだろうな。あれは恥ずかしいぞ。 「あんなのはただのお芝居よ。結納ってのはね、昔は家と家が契りを結ぶ大事な儀式だったのよ。不精してないでちゃんとやんなさいよね、ケジメよケジメ」 またそれか。日ごろが大雑把かと思えばこういう妙なところでまめなんだからなこいつは。 「長門、結納どうする?」 横でずっと話を聞いていたのだが、長門に改めて問い直した。 「……あなたに、任せる」 式まであんまり時間がないからなあ。略式でも結納品の手配とか手順を覚えたりもあるしな。 「……伝統には興味がある」 「そうか。長門がそういうならやってみるか」 正直、長門の晴れ着姿を見てみたい。いや、単純にそれだけの理由なんだが。 「古泉、ちょっと相談なんだが」 今度はハルヒに聞かれては困る話なのでまたトイレに呼び出した。 「なんでしょうか」 「ハルヒが結納をやれというんで正式なのをやろうと思うんだが」 「あなたにしては珍しいですね」 「長門も興味あるらしいしな。俺的には男尊女卑の名残っぽくてあんまり気が進まないんだが。あれは嫁さんに準備金を渡すためのもんだろう」 「最近は記念品の交換くらいで済ませるカップルも多いと聞きますね。元々は華族とか士族などで家同士の契約の名残らしいですからね」 「うちは武士でも貴族でもないしな。お前ならどうする?」 「僕はどっちかというと洋風で、家族より本人達が主体のほうが好みですね」 「だよな」 俺だけかと思っていたが、男はなんというか、結婚後の生活のほうに夢膨らませていて、あんまり儀式的なことにはこだわらない気がする。結婚するまでの準備期間が楽しいという女には理解できないらしいのだが。 まあそれはともかくだな。 「新川ならいつでもご用意できますよ」 そんな隣の長屋から猫を借りるみたいに、渋くてダンディな新川さんを表現するな。あまつさえ年上なんだから。 「機関の人は事情を知ってるからいいんだが、ハルヒにどう説明するかだ。結納に出るのは両親と決まってるわけだし、まさか長門の父親が突然出てきましたってのも無理がありすぎると思うんだが」 「難題ですね。新川の面は高校のときすでに割れていますし」 「どうしたもんか。ほかに頼めそうな人はいないだろうか」 「それはもう機関は人材には事欠きませんが、別に新川が父親でなくても養父ってことでもいいんじゃないでしょうか」 「執事のかっこした新川さんが長門の義理の父か。それもかなり無理な設定だとは思うが」 「では叔父ではどうですか」 うーん、マンションの管理人のほうがまだ説得力ある気がするが。落語にもあるだろ、大家さんが仲人で親代わりになるみたいな話。 「あのなハルヒ、ちょっと長門のことで話があるんだが」 「なに、有希になんかしたの!?」 なんでそう長門のことになるとムキになるんだこいつは。 「前に長門の親族がどうとかいう話をしたことがあったろ」 「有希が引っ越すかもしれないとかいうあれ?」 「あの親族ってのは実は新川さんなんだ」 「見た目渋くてかっこいい新川先生が有希の親類だったの?実は悪いやつだったのね」 そうか、こいつの記憶では新川さんは臨時の先生だったんだな。 「いや、それは俺の誤解でな。あのときは年端もいかない娘が一人暮らしをしてるのは問題があるだろうってことで行政の児童福祉担当が無理に引っ越させようとしてたらしいんだ」 「問題ってなによ、女の子が一人暮らししちゃいけないっての」 「俺に噛み付くなって。経済的にとか防犯上とか、いろいろと鑑みてのことだろう」 「やっぱりね、お役人ってのは丸いものを四角い枠にはめないと気がすまないのよ。個人の事情なんてお構いなしだわ」 「まあそれはいいんだがな。新川さんに長門の後見人というか、まあ親代わりを頼もうと思う」 「あれ?有希の親御さんってエルサルバドルにいるんじゃないの?」 ううっ、確かに長門がそんなことを言ってたような記憶があるっ。ホンジュラスとかエルサルバドルとか、ヒューマノイドはなぜ中南米にこだわるんだと突っ込んだ記憶もあるっ。 「実は、飛行機事故で、」 「ええっ亡くなったの?いつ?」 「高校を出て、すぐくらい」 「なんで黙ってたのよアホキョン!!」 「俺も、最近知った」 俺がロボット並みに棒読みしてるのにハルヒがまったく疑いもしないことが返って悲しいのだが、本当のことを吐けと首を絞められないだけでもマシなのかもしれん。これもいつかはバレるんだろうなあ。嘘で嘘を上塗りしちまってまたハルヒにドヤされる覚悟を今からしなきゃならんとは。 まるで自分の親の訃報を街頭テレビで知ったかのようにハルヒが呆然としているところへ、ドアが音もなく開いて長門が入ってきた。 「ゆ、有希!!もうなんで言ってくれなかったのよ!!」 雨の日の公園を散歩中に段ボール箱で鳴いている捨て猫を見つけた女の子のように、ハルヒはやおら涙目になって長門に抱きついた。こういう不幸な身の上話には徹底的に弱いとみえる。最近のハルヒは映画を見てもチープな恋愛ドラマを見てもよく泣くらしい。気のせいかもしれんが、たぶん古泉と付き合いだしたあたりからだな。もしかして古泉に不幸な作り話を散々聞かされてるとか。 「……なんの、話」 「あんたのご両親が亡くなってたってことをたった今聞いたのよ」 「……」 長門はいったいなにごとが起こったのだという感じで、首をちょこんと傾けて俺を見る。俺は両手を合わせて、スマン長門適当に話を合わせてくれと唇だけ動かして伝えた。 「……そう。両親は五年前、ホンジュラス経由で渡航中に飛行機事故に遭遇。テグシガルパ空港当局者によれば、着陸時に上空を低気圧が通過中で視界不良、滑走路を二百メートルほどオーバーランして大破した」 って長門、その友達にロイター通信の記者がいますみたいな話の合わせ方は逆にあやしいぞ。仮にも不幸な話なんだから少し悲しい表情をしてくれ。 「あんたのことはあたしが面倒を見るからね、心配しなくてもいいからねっ」 「待て待てハルヒ、その役は俺だ」 「だめよ社会的責任のある人じゃなきゃ」 「じゃあ俺は無責任男かよ」分かっちゃいるけど言われたくないっと。 「あたしが有希を養女にするわ」 「養子縁組って二十五才以上で結婚してないとできないんじゃなかったか」 突っ込みどころ違うだろ、結婚の話そっちのけでなに言ってんだ俺は。 「じゃあうちの親の養女でもいいわ、あたしの妹ってことにすれば。里帰りはうちの実家に来ればいいじゃない」 まさかそこまで言い出すとは考えていなかった。古泉は右手のグーを左の手のひらにポンと打ちつけ、ナルホドその手がありましたねとうなずいた。無責任に感心してる場合かよ、そんな無茶苦茶な姻戚関係が発生したら俺の周辺の家計図はどうなる。ハルヒが俺の義理の姉になっちまうぞ。ハルヒの尻に敷かれるのは古泉だけで十分だ。これまでずっと俺が座布団代わりに敷かれてきたんだからな。 「まあ待て、お前たちには媒酌人を頼もうと思うんだ」 「そ、そうなの?」 媒酌人ってのは披露宴で新郎新婦の両隣に控えている人で、慣習的には夫婦が引き受けるもんなんだが、まあほかに当てがあるわけじゃなし、ハルヒにもなにがしかの役割を与えておかないとなにをしでかすかわからんしな。 「有希、あたしでいいの?」 「……いい。あなたが適任」 「なにより、俺たちが付き合うきっかけを作ったのはお前だからな」 「あ、あたしはそんなことはしてないわよ。キョンがあんまり優柔不断だからケツを蹴ってやっただけじゃない」 真っ赤になりながらそう弁解するハルヒはまんざら悪くもなさそうで、一組の男女の運命を決めた切り札が自分だったことを喜んでいるようだ。 「分かったわ、あたしにまっかせなさい。あんたたちの挙式は我がSOS団が責任を持って取り仕切るわ」 おいおい町内のお祭りかなんかと間違ってないか。今までお前のお遊びでやってきたSOS団のイベントとはわけが違うんだぞ、などという心配はすでに時遅しで、ハルヒの目んたまキラキラ度が三百パーセント増量中だ。 「新規事業として我が社はブライダルプランナーをやるわよ!」 うちはイベント会社じゃないんだが、前回のゲームショウで味を占めたらしいな。やれやれ、とうとう色物事業にまで手を染めちまったか。 長門の親代わりを頼むのに、古泉に新川さんを呼び出してもらった。機関の事務所は実は北口駅から近いらしく、喫茶ドリームで待ち合わせた。 「おひさしぶりでございます」 執事姿でない新川さんが濃いグレーのダブルのスーツにステッキを突いてやってきた。俺みたいななで肩が着るとそうでもないのに、こういう肩幅のある人が着るとスリーピースのダブルも映えるんだよなあ。雰囲気がどことなく大手の経営者とか重役っぽい。うちの取締役に欲しいくらいだ。 「お忙しいところお呼びたていたしまして恐縮であります」 育ちが悪いのか付き合ってるやつらが悪いのか、使い慣れない丁寧語に舌を噛み奉りそうな俺である。 「いえいえ、お役に立てて嬉しく存じます」 「……ご足労、謝意を表する」 長門は丁寧的なのか古風的なのかよく分からん挨拶をした。 「ええと、このたび、長門有希と婚姻の儀を取り計らうことに相成りまして、」 このまま喋ってたら舌噛んで死んでしまいそうなのでふつうに話すことにした。 「ぜひ新川さんにご協力いただけないかと。長門の個人的な事情はご存じでしょうか」 「はい、伺っております。わたくしども機関はあなたがたのサポートが使命です。どんな役目を仰せつかっても完遂する所存にございます」 やる気満々、任務のためなら一命を賭しても悔いはない勢いの新川さんだ。俺たちみたいなの珍奇な集団にそこまで言っていただけるとはどうも恐縮してしまうのでありますが。 「新川さんに長門の親代わりをやっていただけないかと思っていまして」 「喜んで承ります。どのような背景を持った人物をお望みでしょうか」 「ええと、両親のいない長門を引き取って面倒をみていた叔父の役というところでどうでしょう」 「かしこまりました。設定に合わせた簡単な略歴などをご用意しましょう。キョンさんのご両親とスムーズな会話をするために」 毎度ながら、機関の人のこういうところはすごいなあと思うわけだ。 「ええとそれから、これがちょっと厄介なんですが、ハルヒには偽のアリバイを仕込んでありまして」 「伺っております」 新川さんは口ひげを揺らして微笑んだ。 「長門の両親はエルサルバドルにいたことになってまして、で、亡くなったことがつい先日ハルヒにバレて、実は新川さんが血縁だったことが判明した、イマココなわけですが」 「それはまた複雑なイマココでございますな」 「勝手にアリバイの証人に仕立ててしまいまして申し訳ないです」 「いえいえ、長門さんのお身内になれるなら喜んで」 古泉なんかの無責任スマイルとはまったく違う、酸いも辛いも味わった人生観の漂う渋いスマイルを見せる新川さんだった。長門も少し口元を動かして微笑んでいる。 氷の浮かんだコップに口をつけてから新川さんは意外なことを言った。 「ひとつだけ問題がございます。わたくしは実は独身でございましてね。叔父とはいえ祝いの席に出るには夫婦そろっての役のほうがよろしいのではないかと」 「え、そうだったんですか」 「恥ずかしながら、離婚暦がございます」 まれに見るシブメンの新川さんがバツイチだとは知らなかった。なんというかその渋さは苦労したがゆえの哀愁から来ているのかもしれない。 「身の回りが軽い相方がいればよいのですが、あいにくとこればっかりは妥当な人材がおりませんで」 つまり新川さんに歳の近い未亡人か独身女性で、長門の事情を知った上で親代わりとしてあれこれ面倒を見てくれそうな人ってことですか。そんな特殊な身分の人は日本中を探してもいないだろうな。 「片親でもいいんじゃないでしょうか。最近は多いようですし」 「結納に片親だけでは少し寂しい気もいたしますが、長門さんのお気持ちのほどはいかがでしょうか」 「……気持ちだけで嬉しい。贅沢は言わない」 長門は控えめにボソリと答えた。本当は家族に似たものが欲しくて、一度は消えた朝倉を呼び戻したり失踪した姉を数億年も待っていたりしたことを俺は知っている。だからなおのことだ。かりそめでもいいから長門にも身内と呼べるものを作ってやりたい。 「お待たせしました」 三人で考え込んでいるところへコーヒーが来た。どうもなじみのある雰囲気がして顔を上げた。 「あれれ喜緑さんじゃないですか。こないだはどうも」 「こんにちは、皆様おそろいで。ホットコーヒー三つですね」 「こんなところでなにやって、」 「もちろんアルバイトですわ」 この喫茶店でもたまにしか見かけないこの人が、日ごろの糧をどうやって得ているのか非常に気になるところだが。 「ええ。ときどきここで雇っていただいています。こちら伝票になります」 お盆を脇に挟んでしずしずとカウンタへ戻っていく喜緑さんを眺めた。 「あの、ちょっと待ってください喜緑さん、」 「はい?」 重要なことを忘れていた。俺の知る限りこの地球上で長門の唯一の関係者がここにいる。長門の身内がひとりもいないなんてとんでもない勘違いじゃないか。新川さんも気がついたようで、これはしたり大事なことを忘れておったわいという感じで眉毛を髭と同じ角度のハの字に曲げている。 「ちょっとここへ座って話を聞いていただけませんか」 「あいにくと勤務中ですから……」 「重要な話なんです」 俺は店のマスターにちょっと従業員を借りますという感じで指を刺して合図した。あとで心づけを払っておかんといかんな。 喜緑さんは俺の向かい側、新川さんの隣に音もなく座った。 「お話とはなんでしょうか」 「じ、実は長門と結婚します」 「そうですか。お二人様、ご婚約おめでとうございます」 思念体の情報網とか話の流れからしてすでに知ってはいたとは思うのだが、喜緑さんは立ち上がって丁寧にお辞儀をした。俺もなんだか条件反射的に立ち上がって何度もハアドウモアリガトウゴザイマスとペコペコしてしまった。 「ちょうど新川さんに長門の親代わりをお願いしていたところなんです。突然でまったく申し訳ないんですが喜緑さんに相方をやっていただけないでしょうか」 「まあ……わたしにですか。嬉しいですわ」 喜緑さんはなんというか、ほんとうにそうなれれば幸せなのになという感じで新川さんを見つめてポッと頬を染めてみせた。 「でも、わたしは年齢的には娘さんの世代ですから」 「娘ということではいかがでしょうか」新川さんが言った。「わたくしが長門さんの叔父、喜緑さんがその娘ということで」 「つまりわたしが長門さんの従姉妹ですか」 バツイチの叔父にその娘ってことなら一般的にありそうだな。無理にこじつけて叔父夫婦を用意しなくてもいいわけだ。なんとなくだが、不ぞろいだったパズルのピースがはまりそうな気がする。 「それでいきましょう。意外にもリアリティあっていいですね」 新川さんの渋い顔が苦笑になってしまった。ややリアリティがありすぎたのかもしれない。 長門がひとこと、喜緑さんに向かってつぶやいた。 「……借りができた」 「そんな、水臭いですよ長門さん」 にっこりと笑う喜緑さん。この二人を見ているといつも思う、喜緑さんが姉で長門が妹という設定でこの地上に現れてもよかったんじゃないかと。 「新川さん、喜緑さん、お手数おかけしますがよろしくお願いします」 「……謹んでお願いする」 珍しく長門も深々と頭を下げた。それから二人の出番になりそうな当面の予定を伝えた。 スケジュールと呼べるほどの余裕はまったくない唐突にはじまってすでに進行中の日程だが、まず親同士の顔合わせ、その後で結納、式場の見積もりと披露宴のプラン、招待客のピックアップと招待状の発送、衣装とヘアメイクの準備、ハネムーンの手配、などなど、覚え切れなくて俺でなくてもため息が出そうなくらいやることがある。しかもこれを一カ月以内にこなさないといけないなんて尋常じゃないわな。だから言ったじゃないのというハルヒの声が聞こえてきそうだ。 ロケット打ち上げ計画書の頭から二百ページ分を省略したいくらいの気分なのだが、式と披露宴はハルヒに任せてあるのでその部分は省略するとしよう。はじめての結婚式の仕切りにハルヒがやたらとはりきってるが、あいつに任せたらなにが飛び出てくるか分かったものではないので監視役に古泉をつけて二人で立案しろと言っておいた。ミイラ捕りがミイラになっちまう不安もないのではないのだが。 うちの両親と新川さん喜緑さんを引き合わせるのに適当な場所が思い浮かばなくて、近場の料亭でお座敷をチャージして晩飯にすることにした。自宅に呼んでもよかったんだが、唐突過ぎておふくろがパニくってしまい、なにを着ればいいのか寿司を取ればいいのか中華を取ればいいのかバナナはおやつに入るのかなどと、どうでもいいことでフル回転していたので外に連れ出すことにした。 「キョン、あんたそんなかっこうでいいの?」 「そんなかっこうって、スーツでいいだろ」 「仕事着でしょう、それ」 「いいんだよこれで。向こうは顔見知りなんだから」 とは言うがこれ以外のスーツは持ち合わせていない俺だった。フォーマルなやつをひとつ新調しなくてはな。 「……どうだ」 「あんた、似合ってるわよ」 親父は妙にかしこまってダークスーツなどを着ているありさまだ。まあ初めての挨拶だからあながち間違いではないんだが。 玄関を入って名前を告げると長い廊下の先にある座敷に通された。こないだと同じスーツ姿の新川さんが待っていた。 「お待ちしておりました」 「……は。はじめまして、キョンの父であります」 水を吸った水飲み鳥のように何度も何度も深々と頭を下げていた。見ていてこっちが赤面してしまうが、この世代の挨拶はこれなんだろうな。 「こちらこそ、はじめまして新川と申します。こっちは娘の江美里です」 「お初にお目にかかります。よろしくお願い申し上げます」 喜緑さんは襟が広めのオレンジのワンピースを着ていた。その隣で長門が無表情に座っている。 「は、はいよろしくお願いします。この度はうちの息子が有希さんを見初めたようで、なにとぞよしなに、よしなに。こらキョン、あんたも頭下げなさい」 親父とおふくろはまるで自分が結婚するかのように緊張しっぱなしでペコペコと頭を下げていた。ふつうに食事会なんだからそんなに冷や汗を垂らさなくてもいいのに。ともあれまあ、このギクシャクした雰囲気も酒が入ればなんとかなるだろう。 「有希さんにこんなきれいなお従姉妹さんがいらしたなんて知りませんでしたわ」 「有希が親を亡くしてからというものは、ずっと姉がわりの江美里の背中を見て育ったものです」 「それはそれはまあ、ご苦労なさいましたねえ」 「素直で優しく育ったこの子の晴れ姿を両親に見せてやれたらと思うと、まったく不憫でなりません」 「まったくよくできた娘さんですね。キョンにはもったいないお相手だわ」 おふくろはヨヨヨと涙に誘われていた。某国営放送の連ドラにでもありそうな展開だな。 「……いやあ、キョンみたいな息子をこんな美しい娘さんが好いてくださるとは、もうなにも思い残すことはありませんな」 親父は酒が回ってきたらしく饒舌になっている。俺はそろそろ飽きてネクタイを緩め、あと何分くらいここにいればいいだろうかなどと考えていた。おふくろが俺の耳をひっぱって、キョンなに胡坐かいてんのよちゃんと正座しなさい正座と耳打ちした。 「すまん、ちょっとトイレ」 俺は立ち上がりかけたのだが足に力が入らず、みんなの前でゴロンと転んだ。 「キョンなにやってんのあんた!」 おふくろは真っ赤になって怒りあわてて俺の腕を引いて起こした。なんつーか笑いを取ろうとしたわけじゃなくて足がしびれて動かなかっただけなのだが。長門がクスリと笑っている。 新川さんと喜緑さんは終始笑顔を崩さず、たまにお酌をしたりされたり、長門の架空の昔話をしたりしていた。人間の長門だったらそういうエピソードもあったのかもしれないと思えるくらい、デティールに凝っていた。このへんはどうやら古泉の仕込みっぽい気がするな。 俺と親父がホロ酔いになったところで宴はお開きになった。 「……有希さん。出来の悪い息子で申し訳ない」 「……問題ない」 「……親に似てまったくふつつかな息子だが、よろしく面倒みてほしい」 「……承知した」 素直に承知してくれる長門も嬉しいんだが、もともと酒に弱い親父が何度も同じことを言いはじめたので、俺は二人をせかしてさっさと帰ることにした。 帰りのタクシーの中でおふくろがボソリと言った。 「いい家族ね」 「……そうだな」 即席だが、いい感じの叔父と従姉妹だったと思う。これからは俺が本物の家族になってやらないとな。 『やあキョンくん、長門っちと結婚するんだって?』 二日酔いで頭痛のする翌朝に電話がかかってきた。 「あ……どうも、いつもお世話になっております」 『水くっさいなあ、あたしも噛ませておくれよ』 「え、あ、そうですね。お手数おかけします」 冬眠から覚めたと思ったらまだ雪の中だった熊並みに脳の反応が鈍い。えっと、俺はいったい誰と何の話をしてるんだ。 「あのすいません、どなたですか」 聞けば、昨日ハルヒと呑んでいて、俺がとうとう結婚するという話で盛り上がったらしい。人の婚姻をネタに酒を呑むなと言いたいところだが、どこの酒の席でもそれは常だからな。 『それで、結納は終わったのかい?』 「まだ昨日やっと親同士の顔合わせが終わったところなんです」 『じゃあうちの座敷でやんなよ。うちの床の間広いよ、畳二枚分はあるんだから』 「床の間?」 『知らないのかい?古来より結納品は床の間に飾るんっさ』 そいやシキタリについてはまだなにも調べてなかったな。 「じゃあちょっと長門と相談して後ほどお電話入れます」 『あいよっ』 朝から元気のいい人だ。今朝まで呑んでたらしいんだが。 結納結納っと、少し予習しとかないとな。 結納てのは、嫁さんの両親に今まで娘さんを育ててくれてありがとうという挨拶と、旦那の親から嫁さんへよろしくという挨拶を形式的に表したものだという。実際は衣装やら嫁入り道具やら、いろいろとモノ入りな女のために結婚準備金を渡すための儀式なのだが、地方によって決まりごともシキタリも違うし、いつごろから始まったというはっきりした歴史があるわけでもないらしい。 正式には仲人がすべてを取り仕切るもんで、まず仲人が新郎の家に結納品と目録なんかの書類を取りにゆき、新婦の家に届ける。二人は挙式まで顔を合わせない。今は仲人なしの略式結納ってのが多いらしいが、その場合は新郎が両親と連れ立って新婦の家に挨拶に行くのか。嫁に来てもらうわけだから当然そうなるわな。 結納品は紅白のノシで飾られた品で、五個とか七個とか九個とか、小数点を使わないと二で割り切れないセットで用意する。これが勝男武士(かつおぶし)とか寿留女(するめ)とか子生婦(こんぶ)とか、漢字を習いたての小学生でも使わないような、ダジャレにもほどがあるというかガード下の落書き夜露死苦を上回る勢いの当て字で名前をつけてある。いくらなんでも結美和(ゆびわ)はやりすぎだと思うんだが。 それを寿の文字がでかでかと書かれた箱に入れて大風呂敷に包んで新婦の家までいそいそと運ばにゃならんのだが、今は店頭から直送してくれるらしい。新婦の家に着いたら軽く挨拶をし、床の間を借りると断って飾り付ける。床の間に赤い布を敷いて、松竹梅の模型を飾る。この松竹梅の下に結納金を置くことになっている。指輪はすでに渡してあるわけだから、九品の中でいちばん高価なのはこのプチ盆栽セットってことだな。 飾り付けが終わるとみんなで対面して並び、新郎の親が前の晩に必死で覚えたセリフ「本日はよいお日柄で……」とはじまる。目録を渡すと新婦の親がリストを確認して、受け取りの証書みたいなものを返して一件落着となる。 とても覚え切れんわ。こりゃあ身内でリハーサルやらんといかんな。 「もしもし長門か、俺だ」 『……頭、痛い』 長門よ、お前が二日酔いするなんてガソリンでも飲んだのか。 「鶴屋さんが結納するのに座敷を使えって言ってくれてるんだが」 『……歓迎すべき提案。うちには床の間がない』 「じゃあ鶴屋さんちで場所を借りることにするわ」 『……分かった』 「また後で連絡する」 「、ということでした。お願いしてもよろしいでしょうか」 『鶴ちゃんにお任せっ、なあに、あたしはこういう祝い事は好きでね。うちのおやっさんもあたしのリハーサルだと思えばいいっさ』 「まことに唐突なんですが、」 『うちは明日でもいいよ』 いやぁ、こういう即対応してくれる人にはほんとに助かる。 「次の土曜日あたりはご都合いかがでしょうか」 『ほいさ。土曜日ねえ、っと友引か。じゃあ夕方ってことにするさ。いいかなっ』 そいや仏滅とかだめなんだよな。六曜までは気にしてなかった。 「それでお願いします。じゃあ俺は出席者全員に伝えます」 『うちにも毛せんとか風呂敷もあるから、もし足んなかったら使うといいっさ』 「なにからなにまでありがとうございます。そのときはお願いします」 その週末、風呂敷で包んだミカン箱を三つ抱えて鶴屋さんのお屋敷まで車を出した。直接鶴屋さんちに発送してもらってもよかったんだが、妹が結納品を見たいとせがむのでやむなく自宅に配達してもらった。まあ親同士の顔合わせのときに連れて行かなかったんでだいぶスネてたからな。 親父はダークスーツ、おふくろも黒のフォーマルドレスを着ていた。俺はというと、いつものスーツに長門からプレゼントされたネクタイだが。妹はここぞとばかりに新しいドレスをねだり、両親もいろいろとモノ入りで金銭感覚が緩くなっているのか二度返事でOKしてやった。こいつが結婚するときはさぞかし派手なんだろうなあ。娘がひとりでよかった。 鶴屋さんちの前に車を停めて、親父と二人でミカン箱を運ぶ。両親はその屋敷の豪華さに圧倒されて終始無言だった。門から母屋の玄関までがやたら長いんでいったいいつたどり着くのかとキョロキョロしていた。昔の結納は庭の縁側から入ったらしいんだがな。 俺は何度も来ていて手馴れているところを見せようと、玄関の扉を開けて、ちわー結納の品お届けに参りましたぁ、などとジョークを飛ばそうとしていたのだが、最初の「ち」のところで親と同じく無言の行に陥ってしまった。玄関に並んだ靴の数々。いくら鶴屋さんがマリーアントワネット張りの生活をしているとはいえ、この靴の数は多すぎる。急に足の数が増えたのか、にしちゃサイズがまちまちじゃないか、ハイヒールと革靴が並んでるのはどういうアンバランスだ、などとなかなか正しい解答にたどり着かない俺である。 「キョン、おっそいじゃないの、もうみんな待ってるわよ」 「な、なんでお前がここにおるんだ」 「なにいってんの部下の結納には、あら、お父様にお母様。お久しぶりでございます」 なにそのいきなり猫かぶりに豹変する態度は。カメレオンでももう少し時間をかけて変身するもんだぞ。 「あらハルヒちゃんじゃないの、古泉くんは元気?」 「元気元気、もうカラ元気よ」 おふくろとはなぜか気の合うハルヒであるが。まあハルヒの第一声のおかげで両親の緊張が一気にほぐれたことだけは感謝しておこう。 「お父様、相変わらずお元気そうでなによりです」 「……」 親父は顔だけで声もなく笑っていた。 座敷のほうがやたら騒がしい。俺が真顔に戻って座敷の障子を開けると、鶴屋さんを筆頭に、古泉、部長氏、開発部の面々、それから森さんに多丸兄弟がずらりと並んで座っていた。今日は神聖にして荘厳なる儀式だってのになにやってんだこいつらは。古泉がビデオカメラなんか構えてるが、お祭りじゃないっての。あ、来てくれてたんですね朝比奈さん、あなただけは大歓迎ですよ。 二つの和室が敷居で繋がった超広いお座敷で、片方にギャラリー、片方に出演者が座っている。床の間に向かって左側に黒スーツの新川さん、留袖の着物の喜緑さんが座っている。右側に俺の両親と俺が座る。結納の出演者には座布団は敷かないものらしい。 親父が両手をついて頭を下げ、 「床の間をお借りいたします」 寿と書かれたミカン箱を床の間の前に運び、赤い布を敷いた。厚手のフェルトの布なんだが、これが毛せんという。ちゃんと把握してくれている鶴屋さんが、鶴と亀の掛け軸を掛けてくれていた。こういうときは縁起物の掛け軸をかけるのが慣わしらしい。 箱を開けて、松竹梅のジオラマ、白髪の爺さんと婆さんのフィギュア、熨斗(のし)から柳樽料(やなぎだるりょう)までを丁寧に配置してゆく。 飾り付けが済むと一同がシンと静まり返った。新川さんが隣の部屋から長門を連れてきた。スルスルと裾が床をすべる音がする。 「おおー」 こんなときに大声を上げるなんてマナー違反もいいところだが、みんなが感嘆の声を上げた。はじめて見る、長門の振袖姿だった。濃い紫色の生地に七色の花柄をあしらったきれいな振袖だった。短い髪もうまくまとまっている。ハルヒと鶴屋さんがごにょごにょと内緒話をしているところをみると、この二人が着付けをやったらしい。いや、ご苦労だったな。 長門がしゃなりと座り、喜緑さんが振袖の袂を広がるように整えた。膝の前に扇子を置くのだが、実はこれ相手との間に衝立を置く意味らしい。 「……」 この無言は長門ではなくて、うちの親父が完全に固まっていた。長門の姿を見て脳の思考停止に陥ったようだ。おふくろが肘で突付くとやっと我に帰り、再生ボタンを押されたCDプレイヤーのようにしゃべり始めた。 「オホン。……この度は良いご縁談を賜り誠にありがとうございます。本日は良いお日柄につき、ご婚約の印として結納のご祝儀を持参いたしました。幾ひさしくお納めください」 ほとんど棒読みだったが、おふくろが結納品のリストを書いた目録をふくさに包んで親父に渡し、親父が新川さんに渡す。新川さんが目録を開いて一読し、 「結構な結納の品々、誠にありがとうございます。幾久しくお受けいたします」 新川さん、喜緑さん、長門が手をついてお辞儀をする。 次に、喜緑さんがふくさに包んだ受書を新川さんに渡し、新川さんが親父に渡す。受書ってのは受領書みたいなもんだ。 「結納の受書にございます。お改めください」 親父が中身をチラ見して、 「無事、結納をお納めすることができまして、本日はありがとうございました。今後とも幾ひさしくよろしくお願い申し上げます」 「こちらこそ、幾ひさしくよろしくお願いいたします」 両者が深々と頭を下げる。 終わりの合図がどれなのか分からず、そのまま無言のままじっとしていた。おふくろががホゥとため息をついたのをきっかけにギャラリーから拍手が沸いた。芝居じゃないってんだが、アンコールも必要か。 「キョンくん、よくやったねっ」 なんというか、俺は座っていただけでほとんどなにもしてなくて、途中かなりはしょったりもしたんですが、そう褒められると背中がムズムズします。 「鶴屋さん、お座敷を貸していただいてありがとうございました。親父さんに厚くお礼を言っていたとお伝えください」 「いいってことさぁ、キョンくんと長門っちのためなら、ひと肌でもふた肌でも脱いじゃうからね」 着物の袖を捲り上げてガッツポーズを取る鶴屋さんだった。 鶴屋さんが手でラッパを作って叫んだ。 「さあっみんな、向こうの部屋に酒が並んで待ってるよっ、早いもの勝ちだよ」 そう言うが早いか、ハルヒを先頭に縁側をドタドタと走って全員が消えた。この家にはいったいいくつ客間があるんだろうね。って妹はまだ未成年なのだが。 同じ広さの和室にテーブルがコの字に並べてあり、まるで披露宴かと思えるような料理の品々が並んでいた。まさか仕出しを頼んでくれていたなんて、ずいぶん予算を使わせちまったなあ。 「ちっちっち、これうちで作ったんさ」 それまた手間を取らせちまって、なんというか鶴屋さんには一生頭が上がらない気がする。今日から屋敷に足を向けて寝れないな。 俺は帰りの運転があるんでずっとウーロン茶を飲んでいたのだが、妹はすでに回ったらしく朝比奈さんの膝枕で眠っていた。さぞかしいい夢を見てんだろうね。 「キョンくん、おめでとう。いよいよ結婚するのね」 「ありがとうございます朝比奈さん。よく時間と場所が分かりましたね」 「えへ。スケジュール通りだから」 まあ未来人からしたらすべては時間通りってことだな。 「古式ゆかしい結納の儀式をはじめて見たわ」 「未来ではもう結納はやってないんですか」 「伝統を残そうって人たちがやって……。あっ、これ禁則事項ですね」 朝比奈さん、今なんか情報漏れが。 古泉を見ると酔って大騒ぎをしているハルヒをずっとビデオカメラに収めていた。お前、それ後日なにかに使うつもりだろ。 みんな腹も膨れて酔いもまわったところだが、まあこれが本番の披露宴ってわけでもないんで適当なところでお開きになり、タクシーを呼んだり迎えが来たりしてそれぞれ帰っていった。 誰もいなくなって静かになった座敷で、うちの親と新川さんが静かに昆布茶を飲みながら鶴屋さんに礼を言っていた。 「鶴屋さんのお嬢さん、とてもいいお屋敷ですね」 「あははっ、でも固定資産税がハンパじゃなくってね。せめてこういうときのためのもんだとあたしは思ってるよ」 「お嬢さんがお屋敷を継がれるんですか」 「そうするっきゃないねえ。あたしはひとりっ娘だから」 「じゃあいいお婿さんを捕まえないといけませんなあ、はっはは」 「いやあ、キョンくんみたいないい男がなかなかいなくってねぇ、あはははっ」 鶴屋さんは真っ赤になって俺のほっぺたをつねった。これ、冗談だよな。 六章へ
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このページはこちらに移転しました 適度にバカ 作詞/293スレ468 頭が良いのは良いけれど かわりに何か溢れたみたい 驚きとか 感動とか 5秒後の世界を手に入れる時がある それは悲しいね だから俺は適度にバカでいたい 適度にバカで笑うのさ! フヒヒwwwwwwwwwwwww
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オーバーカスタムの略。 アストナージが保障してくれない禁断のカスタム領域。 成功数は相当重ねない限りそれほどの差が出るわけでもないので、一定成功数以上は浪漫の世界とも言われている。 その成功値は+5で満足する人もいれば、+15で満足しない人もいる。 オバカス失敗のについてはサラダ、サラダ乱舞の項目を参照。
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登録日:2010/02/07(日) 00 09 32 更新日:2024/02/10 Sat 08 39 14NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 15年春アニメ ぷよ アニメ アニメ化 サテライト スピンオフではなくもはや別物←もはやリビルド ニヤニヤが止まらない ラブコメ リビルド 善光寺 文芸部 森さんにHなことがしたくなる本 消失 涼宮ハルヒ 涼宮ハルヒの憂鬱 漫画 長野市 長野県 長門有希 ライトノベル『涼宮ハルヒの消失』を元にしたラブコメ風公式パロディギャグ漫画。 原作 谷川流 漫画 ぷよ キャラクター原案 いとうのいぢ 『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』でお馴染みのぷよさんの漫画。 「ヤングエース」で2016年まで連載された。 単行本全10巻で完結。 神様も宇宙人も未来人も超能力者も存在しない、平和な平行世界を舞台に、 長門とキョンがイチャイチャする様をニヤニヤしながら見守る『ハッピーエンド後のエピローグ』 ただし、平穏無事な日常ものというわけでもなく、長門の恋路を脅かすライバルが登場したり、 割とシリアスな展開も描かれるなど、単なるスピンオフに留まらない点もある。 なお、原作の消失と違う部分も多く、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」の設定を多く引き継いでいる。 具体的には長門が大食いかつゲーム好き、朝倉が長門の保護者みたいなことになっているetc… 「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」でも「涼宮ハルヒちゃんの消失」というネタをやっており、そこからの流れである。 なので「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」のスピンオフといった方が近い。 ある編集者は「これはスピンオフというよりも、もはやリビルド」と評している。 アニメ版が2015年4月から放送。全16話。 製作は京アニからサテライトに変更される。 キャストは森さんの声優が変更したのみ。 キャラソンも発売予定。 OP『フレ降レミライ』 ED『ありがとう、だいすき』 ラジオ『長門有希ちゃんの消失北高文芸部ラジオ支部』も絶賛配信中。 パーソナリティーは茅原実里氏、桑谷夏子氏。 さらに『長門有希ちゃんの消失 とある一日』という小説も発売中。 著者は『GJ部』で有名な新木伸。 【だいたいのあらすじ】 文芸部廃部の危機を乗り越えた文芸部部長・長門有希は、文芸部の存続を祝う為、 そして部の存続に協力してくれた部員・キョンに告白する為にクリスマスパーティーを開催した。 告白こそ失敗しつつも楽しい時間を過ごした長門とキョンだが、 二人の前に、光陽園学院に通う痛々しい美少女・涼宮ハルヒが現れる。 思わぬライバルの出現によって窮地に立たされる長門、果たして二人の恋の行方は…… まぁエピローグだから長門とキョンが結ばれるのは確定しているのだが ◆長門有希 CV:茅原実里 本作の主人公。 内気で天然ボケ、ゲーム好きな文芸部所属の1年生部長。(作中にて進級したので2年生) 原作とは異なり表情豊かで天然ボケ、キョンの言動に一喜一憂する可愛い女の子。 キョンが眼鏡属性云々などと言わなかったお陰で、本作では常に眼鏡つけっぱなしである。 もちろん対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースなどではなく、ただの一般人。 しかし頭は良く、朝倉ですら解けない進学校レベルの数学を解いたり出来る。 その代わり説明はド下手で、無理に説明しようとすると原作アニメ同様の「宇宙語」が飛び出す。 キョンにベタ惚れしており、彼に何度か告白を試みているが、内気な性格が災いして上手くいかない。 しかし、「ある雨の日」に遭遇した事故をきっかけに、二人の関係には大きな変化が生じていく。 そして単行本7巻にてついに…… なお、単行本のおまけページにはポニーテールになった未来の姿「嫁長門」が登場する。キョン爆発しろ ◆キョン CV:杉田智和 長門に勧誘されて文芸部に入部した。本作では「別の世界から来た」などという事は無い、本当に単なる一般人。 主人公の座からは降格したものの、原作以上のイケメンぶりを見せる好青年となり、準主人公的な扱い。 長門の事はまんざらでもないみたいだが、彼女の事を妹のように見ている上に鈍感なので、関係はなかなか進展しない。 腹属性はないらしいが、原作同様にポニテスキーである。 漫画では朝比奈さんのサンタ姿に淡白な反応だが、 アニメ版では杉田氏が原作のキョンらしい演技をするので、ある意味アニメの方が原作より。 ちなみに収録現場では一人だけ大きなマイクを使っているそうだが、 そのせいで周りの女優陣から大不評らしく、 元々女性社会だったハルヒメンバーらしいが、最近は特に肩身が狭いらしい。 ◆朝倉涼子 CV:桑谷夏子 文芸部部員で、長門の親友。キョンのクラスの学級委員長でもある。 本作ではレギュラーキャラかつ準主人公に昇格した代わりに原作との乖離が一番激しい人。 大体のキャラが本家消失仕様である本作において、本家消失のような殺人鬼ではなく、 それどころか、作中どころか全ハルヒ関連作品中でも屈指の常識人。 そのキャラ性の違いは中の人が収録時に戸惑い(違いを理解してからは「私が親友に欲しい」と絶賛)、 原作漫画を読まずにアニメを視聴したハルヒファンが「この朝倉はいつ本性を出すのかと思ったら最終話まで普通にいい子だった」とラジオに感想を送るほど。 おそらくこの改変は、涼宮ハルヒちゃんの憂鬱で主婦化したあちゃくらさんの影響が大きいと思われる。 そのため長門の家事を基本的に引き受けているお母さん的な存在でもあり、 諭すときは諭し、甘やかす所はダダ甘。ただ、ほとんど甘やかしている。 また、長門とキョンの恋を進展させようと企む策士であり、長門にとっては恋の師匠。 しかし失策も多く、長門の恋愛事情で本人以上にやきもきしていると思われる。 ただ、二人が一線を越える事には抵抗もあるらしく、急進派なんだかそうでないのかハッキリしない。 原作通りAAランク+の美少女であり、眉毛可愛い……が、何故か全く男に縁が無い。 なぜかクラスメイトにも敬語で話す。 また、何を考えているかよくわからない本家消失とは対照的に、他人のことで激しく怒ったりもする。 更にハルヒとは喧嘩をしたことを機に仲良くなり、二人で長門の恋路を見守ったりしている。 ◆鶴屋さん CV:松岡由貴 書道部員2→3年のみくるファン倶楽部のシングルナンバーズ。本作ではメインキャラクターに昇格した。 SOS団と一定の距離を置いていた原作とは異なり、何かと長門とキョンにつっかかってくる。 その為、序盤は二人の関係をかき乱すトラブルメーカーとして活躍。 ハルヒ登場以降もパーティー、合宿、旅行などで率先して資金援助してくれる便利な人。 あらゆる面において高スペックで、ハルヒからも「マジの天才」と評されているが、やはり森先生には敵わない。 ◆朝比奈みくる CV:後藤邑子 書道部員2→3年の鶴屋さんのお友達。 未来人設定がなくなった事以外は原作と大して変わらない天然ボケな巨乳美少女。 キョンとの初対面時に鶴屋さんが暴走したためか、キョンからは原作ほど好かれていない。 勝手にファンクラブを作られたり(会員数は既に100名を超えている)、 アニメ版のOPで胸を揉みしだかれるなど、鶴屋さんに振り回されている可哀相な人。 たまに、ごくたまにだが良いお姉さんとして長門の恋路をサポートする。 ◆森園生 CV:小見川千明 体育教師。鶴屋さんの暴走を止めれる唯一の人だがやっぱりバイオレンス肉体派。 「えっちなのは感心しませんっ」 原作で演じていた大前茜氏が引退していたため、アニメ版では小見川千明氏が演じる。 また、アニメ版では何故か、同姓同名の別人が温泉旅館の従業員をやっていた。 ◆涼宮ハルヒ CV:平野綾 光陽園学院の1→2年生。 ひょんな事から長門と知り合い、文芸部を不法占拠(SOS団化)し始めた。 やってることは原作とさほど変わらないが、その貪欲な姿勢は長門が勇気を出す一因にもなった。 本編通り例の校庭落書き(?)事件を実行しており、それが切っ掛けでキョンに好意を持っている。 また、前述の通り朝倉と仲が良くなり、朝倉が暴走したときにはハルヒがツッコミ役になるという珍しい光景が観れる。 長門に対する恋のライバル的役割。 長門好きには「またハルヒか……」とモヤモヤさせる存在だが、ぷよさんの描くハルヒは何故か可愛い。 というか、周囲に配慮出来るイイ女になっており、原作よりこっちのハルヒのほうが好きという意見も…… ◆古泉一樹 CV:小野大輔 光陽園学院に通うハルヒのクラスメイト。 ハルヒの側近というかパシリ的な存在。もちろん超能力者ではなく、機関など存在しない。 ハルヒには好意を持っているが散々振り回されており、全く報われる気配はない。 (被害例:冬なのに校門前で体操服に着替えせられた) しかし、ハルヒの言う事なら何でも実行するという狂信的な一面があり、 小説版では「目でピーナッツを噛め」という無茶振りに応えようとして当のハルヒをも焦らせている。 アニメ版では何故か、キョンとのホモォ……な絡みが追加された。 ◆谷口 CV:白石稔 お馴染みキョンの悪友。一応文芸部部員その1(*1)。 出番は少ないが原作同様、周防に接触する。 アニメではオリジナルシーンで初登場した。 ◆国木田 CV:松元惠 鶴屋さんに気がある影が薄いほうのキョンの親友。一応文芸部部員その2。 アニメでは出番が増えた。 ◆キョンの妹 CV:あおきさやか 長門とキョンの出会いの場に居合わせた娘。 実は二人の関係を大きく進展させるキーパーソン的な存在でもある。 ◆佐々木 どういう訳か光陽園学院に通っている中学時代のキョンの”親友”。 長門にとっては、強大な恋のライバルでもある。 アニメ版には登場しなかった。というより登場エピソード直前までしかアニメ化されなかった。 ◆周防九曜 6巻で登場した光陽園学院の生徒。 原作における光陽園の子にあたるので、谷口とフラグが立っている。 佐々木と同じくアニメ版には登場しなかった。 追記・修正おねがいします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] アニメ化か……朝比奈さんや森さんとかどうするんだろう。 -- 名無しさん (2013-12-18 15 58 14) ↑別キャスト……だろうな -- 名無しさん (2013-12-18 16 54 04) 後藤さんアニメ出てるじゃん。 -- 名無しさん (2013-12-18 19 54 52) ゴトゥーザ様は既に回復してきてるしひだまりとか出てるから問題ないだろう。森さんの中の人は引退してるからスパロボスタッフみたいな事しないと無理だが -- 名無しさん (2013-12-18 22 30 45) ↑あれ、もう復帰してたっけ? 休養以降俺が見てたアニメには出てなかったのかな。 -- 名無しさん (2013-12-19 18 50 25) 腹属性ねぇよwww -- 名無しさん (2014-02-04 16 30 10) 噂ではしょこたんがCMしてるところでアニメがやるらしいは・・・ -- 名無しさん (2014-02-04 17 34 29) 後藤さん、ひだまりは大分頑張ってたらしくて休養中だとか。健康面で心配… -- 名無しさん (2014-06-27 06 09 49) アニメ化しても森さん&みくるちゃんの声優が代役になりそうだな -- 名無しさん (2014-09-02 15 08 59) ↑森さんは引退してるからな。 -- 名無しさん (2014-09-02 15 33 15) なんというか、ラブコメ漫画としての完成度はクソたけぇなこれ。絵もかなり上手くなっちゃって…… -- 名無しさん (2014-09-05 23 31 31) 後藤さんが10月に復帰するらしいし、収録は来月からかな -- 名無しさん (2014-09-14 12 48 50) 後藤さんが復帰して良かったと思う反面、心配から内心ハラハラしてます。 -- 老婆心 (2014-12-12 01 21 27) キャスト変更なしとあるが、森さんは? まさか、今作だけ特別に出演とか? -- 名無しさん (2015-02-08 09 37 08) 京アニはエンドレスエイトの件あって出禁にされたか? -- 名無しさん (2015-03-12 18 48 34) 7~8巻で話が大きく動いた(ネタバレに配慮)が、多分原作の続刊出る前に完結するよなコレ。つーか、既に『エピローグ』だし -- 名無しさん (2015-03-27 23 32 57) アニメ第1話、森さん登場シーンが見事にカットされてるんだよなぁ(その煽りでみくる達の初登場ちょっと後倒し)。こりゃ森さん完全カットも有り得るか…? -- 名無しさん (2015-04-05 22 01 36) アニメ1話で長門の中の人が声を忘れてみなみけの千秋みたいになってる。 -- 名無しさん (2015-04-19 18 48 36) 声忘れてるんじゃなくて演じ分けてるだけだろ、後々必要になるし -- 名無しさん (2015-04-19 19 02 17) アニメの出来はいいのに全く話題にならんな……京アニと比較されてこき下ろされてたせいか…… -- 名無しさん (2015-06-30 15 15 58) 2006年ハルヒ→全14話、2009年ハルヒ→全28話、長門有希ちゃん→全16話。きっちり1クールに収まらないのがハルヒシリーズなのか -- 名無しさん (2015-06-30 15 50 45) エンドレスエイトと京アニには本気で怒りがこみ上げてくる。これ自体は面白いが、前例が前例だけに誰も気にかけない。あと言ってはいけないが作者もいろいろやり過ぎて回収出来なくて書けない。悪しきスパイラルだな -- 名無しさん (2015-08-08 01 12 52) 次最終回かあ、朝倉いなくなった後の話も見たいがそもそもキョンとくっ付いた時点でもう話の目的地自体は達成されてるからなあ -- 名無しさん (2016-07-30 01 36 09) 完結おめでとう -- 名無しさん (2016-08-31 00 11 47) アニメ最初声どうしたって思ったけど消失編で声優ってすげえなって思わされた -- 名無しさん (2016-10-26 18 19 02) 個人的に朝倉とハルヒの絡みが好き。涼宮ハルヒシリーズ本編だと同じクラスなのにほぼ絡んでないし(というかハルヒがガン無視している)。 -- 名無しさん (2018-05-07 19 30 17) 名前 コメント
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登録日:2014/12/29 Mon 13 38 43 更新日:2024/05/06 Mon 17 21 01NEW! 所要時間:約 38 分で読めます ▽タグ一覧 2ちゃんねる Instagram SNS Twitter X YouTube YouTuber その投稿、送信して大丈夫ですか まなみ アフィリエイト インスタ映え インターネット上の問題 コミュニティ ツイッター デジタルタトゥー ネットリテラシー ネット用語 バカ バカックス バカッター ヘイトスピーチ 一生ネットの晒し者 不祥事 不謹慎 世界共通語 人生ギャンブラー 人生終了 冷蔵庫 夏休みフィーバー 小売店 所要時間30分以上の項目 承認欲求 損害賠償 流行語大賞 炎上 炎上系 無知 特定班 犯罪 社会問題 自爆 若さ故の過ち 若さ故の過ち←言うほど若くなかったり 荒らし 裏アカウント 誹謗中傷 迷惑行為 過ち 飲食店 バカッターとは、情報サービス「Twitter」(現”X”)に存在する一部のユーザーに対する呼称及びネットスラングである。 「バカ」と「ツイッター」を掛け合わせた造語であり、文字通り「お バカ なツイ ッター ユーザー」という意味合い。 主に公共の場で迷惑(犯罪)行為を働きその様子をTwitterにアップする、非常識なツイートを繰り返して炎上する…等のケースがある。 ▽目次 【概要】 【何故バカッターが生まれるのか】 【バカッターの影響】 【もし炎上してしまったら?】 【対応に関する注意】 【バカッターの種類】【主なバカッター事例】 【海外のバカッター】 【公人のバカッター】 【概要】 Twitterとは2006年頃から開始された短文投稿SNSで、アメリカのTwitter社が運用(*1)しているサービス。 パソコン、携帯、スマホから、最大140文字で手軽に近況を投稿することができ、2008年から日本でもサービスが開始され、利用者は一気に膨れ上がった。 ただのコミュニケーションツールに留まらず、有名人による情報発信にも利用されており、21世紀を代表する情報サービスといえる。 しかし、誰でも簡単に登録が出来て手軽に利用できるという点から、中にはモラルの低いユーザーによるツイートも多い。 彼らは公共の場において迷惑行為を行い、それをあろうことか撮影してツイッターにアップするようになったのである。 そんな「バカなツイートをする者」を総称して「バカッター」と呼ぶようになり、2010年頃からこの名称は普及してきた。 当初はツイートしたユーザーそのものを「バカッター」と呼んでいたが、2013年に爆発的に発生した「バカッター」の中には、 友人知人が行っている迷惑行為を撮影したものや、迷惑行為をしている人々を撮影した通行人なども存在するため、 徐々に「バカッター」と呼ばれる対象は投稿内容ないし被写体へと移行していった。 特に2013年の夏頃から大量に発生した「バカッター」は社会問題にもなり、若者を中心とするTwitter利用者のモラルを問い直すこととなった。 2014年初頭に向けて徐々に沈静化していっており、以降はなりを潜めるようになったが、それでも完全になくなったわけではなく定期的に盛り返しが起こっており、 同じSNSであるInstgramの「ストーリー」機能や、TikTok、そしてこれらのSNSなどより早く誕生しているが、 アフェリエイト機能を用いて収益を得ることによって生計を立てる「YouTuber」が大きく注目されるようになったYouTubeでもバカッターと同様の事件、騒動が相次いでいる。 これらに対して特定の呼称が用いられる事は少ないが(*2)この場では同じく「バカッター事件」としてまとめる。 蔑称ではあるが、問題提起も兼ねてか2013年の流行語大賞にノミネートされた。 【何故バカッターが生まれるのか】 手軽に情報を投稿できるというサービスの性質上、社会経験に乏しく精神的にまだ幼い10代の若者でも簡単に自分の思想を投稿できたりする。 そして、10代中盤~20代前半の若者の多くは自己顕示欲が強く、自分たちの行いを周囲に誇示したがる傾向にある。 それがボランティアなどの善行や自分の才能や努力の賜物といったポジティブなものなら大いに歓迎されるべきなのだが、中には危険・迷惑行為や違法行為といったアウトローなものに「世間が用意したレールに依存せず我が道を征く姿がカッコイイ!」などと変な憧れを抱き、それを後追いするかの如く炎上行為を行う輩もまたいるのだ。 要は未成年の喫煙や飲酒、不良の根性焼きも似たようなものであるといえる。 また、犯罪とまではいかなくても不謹慎な発言で炎上するケースなどは、単なるギャグや悪戯のつもりでやっている者も多いと思われる。 しかし覚えておいていただきたいのは、Twitterは全世界の利用者が情報を共有できるという点にある。 だが近年はスマホなどモバイルでの利用が多いため、LINEのタイムラインのように(*3)「仲間内しか見ないツール」と勘違いしている者も多く、 世界の誰でも見られる状態になっていることの自覚が乏しく、検索やリツイート(リポスト)で無関係の人に掘り出されてしまう危険性を考えていないことが多い。 非公開アカウント(鍵垢)にすればリツイートはされなくなるが、だからと言って自由な投稿が許されるわけでない(*4)。 スクリーンショットや画面録画という手段を使われて「俺がフォローしてる奴がこんなことしていた」と晒される危険性が極めて高い 。 仲間内で自分たちの武勇伝を自慢するつもりが、全世界に向けて醜態を晒しているだけでなく、個人情報をダダ漏れさせているにも等しい。 実際、2021年には非公開アカウントが発端のバイトテロが起こっている。 「バカッター」は大半が上述の若者であるが、中にはいい歳をした中高年、果てには政治家、学者、芸能人、実業家といった社会的な地位がある人物が失言をして炎上することも多々ある。 こちらは、常識とズレた発言や専門外の間違った知識をひけらかして炎上するケースが多いが、若者同様に自己顕示欲を満たそうとして炎上するケースもある。 つまり、どんな人物であっても「バカッター」を投稿してしまう危険性があるのだ。 【バカッターの影響】 バカッターが投稿されると、不特定多数の目に触れ次第炎上が始まる。 大量のリツイート等で拡散されたツイートは、「5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)」等の外部サイトでも話題になり、そこからいわゆる「特定班」と呼ばれる者たちが動き出す。 投稿された写真の背景(*5)、バカッターの過去のツイートを遡る等して個人名、住所、電話番号、勤務先(あるいは学校)、交友関係を特定し晒される。 (Twitterの利用者が膨大化した現在では外部サイトを経由せずにTwitterだけで特定されてしまう事も多々ある) バカッターをやらかす者の殆どは、ネットリテラシーの低さから、制服姿や通勤通学先の実名を含む投稿やプロフ欄、Facebookへのリンクなど個人特定が容易となる情報を自ら載せており、数十分程で特定されてしまうケースも多い。 アップされた「バカッター」自身は、騒動に発展するやいなや当該ツイートを削除、あるいはアカウント自体を削除して逃亡する(凍結される)ことがほとんど。 更に既にアップされた情報から警察へ通報されたり学校へ通報されるなどして、社会的制裁や法的処分を受けるケースが大半である。 なお、違法行為については、 然るべき機関が対応すれば、ログから投稿者を特定する事が可能である。 また、これを小売店や飲食店などでやられると、店を運営する側としてはたまったものではない。 「バカッター」が関わった品物に関して軒並み廃棄処分するハメになったり、個人店では最悪の場合閉店に追い込まれたケースさえある。 こうなった場合、多額の損害賠償を企業から請求されることも珍しくなく未成年や学生でも親が代わりに多額の賠償を負うこともある。 バカッターの末路としては、学生ならば良くて停学、場合によっては退学に追い込まれたり、進学先の推薦、企業からの内定取消し、 社会人であれば解雇(自主退社という体裁の解雇も含む)、左遷などの処分を受けたり、フランチャイズ店の経営者であれば本部に経営権を取り上げられたりもする。 無論、 逮捕などの法的措置を受け実名で報じられることもある 。2019年5月にはバカッターを行ったアルバイトら3名が警察に書類送検された。 親に賠償を肩代わりしてもらう場合でも、その多額さ故によほどの金持ちでない限り家の経済状況が著しく苦しくなる事は間違いない。 公務員・マスメディア関係勤務・芸能人などの公人・準公人・その他責任の重い仕事であれば所属先から実名公表された上の処分を受けることもあり、こうなればまともな再就職はきわめて難しくなる。 中にはアカウントを凍結した後行方不明になるケースや、炎上してもしぶとく反論をし続けるケースもある。 また稀な例ではあるが、一連の騒動を謝罪した後、以前と同じアカウントでTwitterを継続するものもいる。 このようなバカッターの炎上に注目し、それらを紹介する(晒し上げる)ブログやSNSアカウントも登場している。 単純な情報まとめに終わらず、莫大な広告収入を企んでいるサイトも少なくないようで、収入の為に炎上の悪化を狙って過激な見出しなどで観覧者を煽る。 このようなサイトで晒された結果として、より大きな炎上になってしまうことも珍しくない。 元は炎上を起こす人物が悪いとはいえ、このようなサイトもなかなかあくどい性質だと言えるだろう。 近年はこうした拡散行為への批判も強まっており、炎上を起こした人物が必要以上に叩かれているのではないかという指摘もある。 また、近年やコロナ禍による自粛や不況や物価高などによる鬱憤が溜っており、ストレス解消のために矛先が向きやすくなったという面もあるだろう。 【もし炎上してしまったら?】 大前提として炎上するような投稿をしないことが最善ではあるのだが、もし炎上してしまっても炎上を最小現に食い止める方法はいくつかある。 余計な反論や抵抗をせず、誤りは誤りと認めて謝罪する。 ただし、コピペの謝罪文はすぐに見破られ、より強い非難を招く。稚拙であったとしても誠意ある謝罪文を自分で考えるべき。内容もただ謝るだけでなく「自分の何が悪かったのか」「これからどうする(償う)か」など、ちゃんと自分の行いを客観視して向き合う姿勢を見せ、行動にうつすことが肝要。 釈明と謝罪を済ませた後は、沈静化するまで沈黙を貫く もっとも沈静化したからといって復活していい訳ではなく、基本的にそのアカウントは抹消するつもりで。中身の無い内容を連投するなどログ流しや火消しに思われる行為は逆効果。 謝罪と共に問題のある投稿またはアカウントを削除する。 これには「逃げるな」など批判されがちだが余計な拡散を防ぐという意味では有用(*6)。ただし、スクリーンショット(所謂魚拓)が撮られている場合は拡散を完全に防ぐことはできない。 また、個人の特定に繋がる情報を不用意に載せないことも重要。炎上とは関係なくネット上で不用意に拡散される事を防ぐことができる。 氏名・学歴・所属先・居住区域・人間関係を特定できる情報や画像は載せない。 ネットにはあらゆる分野の有識者が集うため、窓からの風景・ガラスや金属の反射(映り込み)・ガードレールやマンホールの形・飲食店の食器・果てには備え付けの家電など、何気ない物からでも地域や建物が特定されてしまうので注意。その観察眼を他の何かに活かせよと言いたくなるが。 ハンドルネーム、ID、メールアドレス等に個人情報を特定できる(捩った)内容や誕生日などを入れない。 本名の漢字を分解したり、英語にするなどの言葉遊び(*7)はバレやすく本名を開示してるも同然である。 不用意に多数のSNSやゲームのアカウントを連携させたり、同様のハンドルネームで運用しない。また、複数のSNSで同じ投稿や画像を載せないようする。 こうした繋がりが芋づる式に様々な情報を特定される要因となる(*8)。 ゲームもログイン日時や最後に遊んだ日がわかるような場合もあり、行動の矛盾を指摘される要因になりやすい。複数のSNSに同じ内容の投稿は避け、使わないSNSやゲームのアカウントは削除しておくと良い。 いずれにしても対症療法の域を出るものではなく、 最も大切なのは投稿する前に「自分のツイートが炎上に繋がるかもしれない」「他人に不快感を与えないか?」ということを自分のではなく、相手の立場でよく考える事 だろう。 誹謗中傷や威力業務妨害等の違法行為については、然るべき機関が対応すれば、ログから投稿者を特定する事が可能である 。 もし、このような行為を行ってしまった場合は、謝罪や削除だけでは許されなくなってくる。 原則として、ネットが匿名なのは表面上の話であることを理解した上で利用・投稿してほしい。 バカッター行為は本人と同類以外の大勢からしたらただ痛々しい迷惑行為でしかないし、それによって名前が広がってもそれは決して勇名ではなく単なる悪名に過ぎず、あなたのこの先長い生涯にとっては単なる足枷に過ぎない。 カッコつけるなら、世のため人の為になる事で堂々とカッコつけようではないか。 【対応に関する注意】 忘れてはいけないのは、バカッターに対する誹謗中傷、ましてや特定して個人情報を晒したりする事も犯罪行為ということ。 御存知の通り日本は法治国家であり、相手が如何に問題行動を繰り返していたとしても、それを裁くのは厳正な法廷の場でなければならない。 一個人が私情により上記の行為を行えばそれは「私刑」や「イジメ」であり、バカッターと同類になる。 誹謗中傷に関しては勿論「名誉棄損」に当たり(*9)、バカッターのアカウントにログインを試みたりすれば「不正アクセス」に当たるし、 たとえバカッター本人が誰の目にも触れる形で個人情報を晒していたり、アップロードした画像や動画から個人を特定出来たとしても、それをネット上で拡散すれば違法である。 また、個人情報を元に学校、勤務先、自宅などに侵入したり、嫌がらせをすることも犯罪行為として処罰されるためやってはいけない。 やりすぎて逆に炎上したり、犯罪行為としてバカッター共々処罰される事も充分あり得るのだ。 近年は過剰な情報拡散や叩きに発展してしまうケースも珍しくなく、「やり過ぎではないか」という問題が提起されるようにもなった。 …したがって、犯罪行為や過激な発言を目にしたら、注意喚起をする場合を除いて無視して特定や誹謗中傷などはせず証拠となるスクリーンショットを確保した上で運営や警察等の公的機関に通報するべきである。そもそも誰からも見向きもされなかったら「自己顕示欲が満たされない」と判断する風潮が広まるだろう。 また、晒している個人情報も信用してはいけない。誤情報を記載しているケースもあるだろうし、当てずっぽうで書き込んでいる可能性も十分にあると考えるべきである(。 最悪の場合、バカッター本人が罪を擦り付けるために無関係の人物を書き込んでいる可能性もある。 また、写真やスクリーンショットも同様。改竄(*10)が簡単にできてしまうため、拡散しない。 最近では、あえて煽るような発言を繰り返し、『数撃ちゃ(適当に開示請求を送り続けていれば)当たる(何人かは示談に応じてくる)』という行為を弁護士と共謀して行う輩もいる。 あくまで極端な例だが、 有料商材を扱っているとある投資系YouTuberが、自身のYouTubeにコメントした人200人に対して開示請求を行ったことを自身のツイッターにて公表し、多くの人から同情を集めた。 しかし、そんな彼は有料商材を扱っている投資系YouTuberのくせに予想が全く当たらないことで有名な人であり、有料商材を買った人間の多くが赤字で苦しんでいる。その中で謝罪もなく平然と配信を行い、「詐欺だ」「金返せ」というコメントを誹謗中傷扱いで開示請求を行ったというのがことの真相であった。 そして、開示請求したから示談に応じた方が良いですよ、と脅すような文句を付け加えて。 しかも、株の有識者が「市場の開催時刻を知らないのか」という常識を問うコメントを行ったところ、「名誉感情が侵害された」として開示請求を受けた、という声も報告されている。ここまでくるとただの当たり屋である。 かのスマイリーキクチ氏もこのことについて触れており、「法律はそんなに甘くないですよ。」「示談金や賠償請求に応じる方が珍しいです。金銭目的ならやめた方がよろしいかと。」と述べている。 【バカッターの種類】 いずれもアカウントが凍結される恐れがあり、場合によっては違法行為として処罰されたり、賠償問題になる可能性がある。 誹謗中傷系 一番単純で数が多いタイプだろう。 個人名等の個人情報を挙げて対象を誹謗中傷する。 誹謗中傷した対象の人間関係から個人情報を特定され、自身が炎上させられるはめになる場合が多い。 政治家や有名人への人格否定や特定民族に対しての罵詈雑言であるヘイトスピーチもこれに近い。 名誉棄損などで社会的な制裁を受けることもあり、実際に損害賠償を請求されたり、摘発されるケースも増えてきている。 誹謗中傷に対する取り締まりは厳しくなってきており、相手を深く傷つけることになる。決して冗談では済まされないのだ。 特に2019年よりの新型コロナウイルス(COVID-19)騒動では、情報発信をしている医師アカウントに対する反ワクチン・反自粛アカウントからの誹謗中傷が相次ぎ、これに作家でもある知念実希人医師がまず反撃の狼煙を上げ数人から賠償(*11)をせしめた。 全く反論してこないからと言って調子に乗って誹謗中傷を続けていると、しっかり証拠を貯められてある日突然訴状が届くこともよくある。 犯罪予告・実行系 有名人や無差別に人を殺害する、建造物を爆破するなどの犯罪予告。 2008年に起きた秋葉原通り魔事件以降、この手の文言には皆敏感になっていたため、そうした層を通じて目立ちたいと思った輩に多い。 冗談のつもりであっても、威力業務妨害等に該当し、言うまでもなく犯罪である。「予告しただけだろwww」では許されない。 例えば1974年に共産系極左テロリスト『狼』が起こした三菱重工爆破事件では、犯行予告をいたずらだと断じて放置した結果、 本当に実行されて死者8人、負傷者376人を出す大惨事に発展しており、たとえいたずらかもしれないと思っても万が一のリスクは看過してはならないという教訓を残した。 それによってイベントの中止や業務の停止を余儀なくされたり、本来不要な警備にかかるコストなどで時には数千万円~数億円もの損害が出ることもあり、予告された側はたまったものではないのだ。 中には「予告」にとどまらず現在進行形の犯罪をつぶやいているぶっ壊れたケースもあり、痴漢やストーキングの実行や仲間同士での相談、性犯罪で訴えられている最中なのに被害者を中傷するなどの事例もあった。 また、詐欺や窃盗などの犯罪求人(いわゆる闇バイト)や違法薬物の取引や薬機法違反に引っかかる医薬品の譲渡などもあり、こちらもニュース番組で度々取り上げられている。 こうした書き込みはぶっ壊れていればいるほど説得は不可能で、拡散することによる二次被害も懸念されるため魚拓を押さえた上で警察や監督官庁への通報が一番である。 業務妨害系 遊園地のアトラクションで暴れて運行を停止させる、店員に土下座を強要するケース。 後述の器物損壊系やデマ系、過激クレームと重なる部分も多い。 器物損壊系 店の備品を壊す、他人の車のボンネットに乗るケース。 小売店等で商品の一部を壊す、食べるなどしたものも該当。 特に有名なのは2018年のハロウィンの日に軽トラをひっくり返した事件だろう。 冷蔵庫in 小売店、飲食店で多発。 食べ物などが入っている冷蔵庫の中に入り込み、商品をダメにする。 主に夏場に涼をとろうとしたアルバイト店員がこのケースに多く該当する。 ガンダムさんや暗殺教室でもネタにされたり。 無知で不正行為系 法律や常識に疎い人物が不正行為を堂々と行ってしまうケース。 よくあるパターンとしては、イラスト、画像の無断転載、音楽や映像作品の無断アップロード、他人の顔写真を無断で掲載等が挙げられる。 「無知は罪」なんて言葉もあるように、知らなかっただけという場合でも炎上してしまう恐れがある。 後述の違法コピー系なども参照の事。 不正行為自白系 先程のケースとは違って、違法行為やカンニング、校則違反を自ら自慢するケース。 見つかって単位や入学資格が取り消された者も。 他人の創作物の自作発言、盗作系 他人の創作物を自作発言したり、盗作した作品を発表するケース。前者はデマ系とも重なる。 自作発言をほんのちょっとのおイタ程度にしか考えてない人も多いが、自作発言は著作権法上では 「著作者名詐称罪」 に該当し、これは親告制(*12)が基本の著作権の中でも例外的に非親告制であり、当局の一存で手錠をかける事が出来る。著作権の中でも非常に重い犯罪行為である。 ただし、後者は見極めが難しい場合もあり、不十分な根拠で盗作認定をするとこれがまたトラブルの引き金になることも多く、安易な便乗は控えた方が良い。 中には自分の経歴や職業を盛るために写真を盗用するケースも散見される。また、読者および視聴者参加型企画を採用している企画でこれがバレた場合、企画の休止および廃止になる可能性も。(*13) 食材系 飲食店で多発。 アルバイト店員が食材を口に入れたり、床に敷き詰めた食材の上に寝そべったりした他、客として来た若者がテーブルに置いてあるソースや醤油を鼻の穴などに突っ込むケース。 アルバイトのスタッフが行うものを特に「バイトテロ」と言い、ドラマの題材になったこともある。 ともかく、食べ物は粗末にしたり、遊んではいけない。それは人間として当然の行いである。 不謹慎系 不幸に見舞われた人々を対象にあえてバカにした発言をすることで、周りの注目を浴びようとするケース。 災害時などに発生しやすく、特に東日本大震災発生直後に流行した。 犯罪者(犯罪行為)、テロリスト、独裁者、ナチスなどの賛美もこれに近いか。 ナチスの賛美を違法とする国もあるため、居住地域や渡航先によっては冗談では済まない場合もある。 鉄道系 駅のホーム下や線路上に降りた様子を撮影しているケースや、モラルに欠けた撮り鉄などが自分の行為を自慢するなど。 業務妨害系と被る部分もある。 そもそも線路上は鉄道営業法で管理されている区域で関係者以外が無断に立ち入ると同法第37条に反する立派な 犯罪行為 なのだ。更に、立ち入ったのが新幹線の線路であった場合はより重い新幹線特例法違反になり 懲役刑 に課される可能性すらある。 加えて(場所にもよるが)列車が高速で往来する危険地帯のため、下手をやらかせば命を落としかねない。そうでなくとも、線路に侵入したのがバレれば当然電車を止めざるを得ず遅延が起こることとなり、不特定多数の利用者へ迷惑がかかる。 JR、私鉄問わず各鉄道会社も近年はこの事態を重く見て電車の遅延を起こした場合、損害賠償を容赦なく請求する姿勢をとるようになり、ちょっと一枚ベストショットを撮りたいからと在来線数本を遅延させただけで(本人の家族含めて)人生が金銭(立場)的に詰む事もザラになった。 最近では松本伊代と早見優がこれをやらかしたことでも知られている。 日常生活に於いても、駅のホームから誤って荷物などを落としてしまった場合勝手に線路に降りて取りに行ったりするのも厳禁。 これで電車を遅延させたりすると場合によっては上記と同じ扱いで損害賠償を請求される可能性があるからだ。どんなに大事なものでも、どんなに急いでいてもぐっと堪えて駅員に取ってもらおう。ホームにまだ汽車来てないしすぐ取って一瞬で戻ってくるから大丈夫?その一瞬でまだ来ぬ汽車は容易く止まるのだ。あなたの姿はちゃんと監視カメラを通して駅事務室から丸見えだ。最悪轢かれたら生還はほぼ不可能。 地方や沿線ならまだしも、都会の主要線などひっきりなしに電車が行き来する環境だとすぐに取れず翌日以降になる事もありうるが、そこは天命と思って従おう。どんな理由であっても(駅側に明らかな過失が無い限り)落とした人の過失なので文句を言うのは筋違いで相手の心証を損ねるだけだ。 虐待系 我が子に煙草を咥えさせたり、暴力をふるう様子を撮影したケース。 同居人に対する虐待や動物虐待なども当てはまるだろう。 「バカッター」の大半が未婚の若者であるためレアなケースだが、中には所謂「事実婚」のものも多い。 公然猥褻、ポルノ系 自分の性器を無修正でアップしたり、公共の場で全裸になったり、児童ポルノを掲載したりする。バカッターではないが旧アニヲタの集いでも発生したことがある。 女性バカッターのケースは少ないものの、後述の例のように皆無なわけではない。 性質上拡散される事は少ない(*14)が、規約上問題あるとしてアカウントが凍結されたり、場合によっては違法行為として処罰される。 TwitterではR-18系イラストを投稿する人も多いが、性器にモザイク等が付いており(*15)、 「ツイートする画像/動画を不適切な内容を含むものとして設定する」にチェックを入れている為にスルーされているのだ。 ただし、イラストなら安全という訳では無く、イラストレーターのアカウントが凍結されるケースや過激フェミニストの目について炎上するというケースも珍しくない。 特に後者は後述の過激フェミニズムとも結びつきやすく、大炎上になってしまうケースも。 また、違法な投稿のRTやいいね、保存する事も違法行為に該当する恐れがあるので、安易な拡散は控えよう。 デマ系 知ってか知らずかデマを投稿してしまう。これは上記の「不謹慎系」や「あてずっぽうの住所特定」、下記の疑似科学や陰謀論の妄信とも重なる部分が多い。 注目されたいためにわざとデマを撒くケースもあり、これは特に悪質なケースといえる。 デマと気づかず無闇にRTすることで風評被害に加担する為、見る側(拡散するユーザー)のリテラシーも求められる。 代表例は2016年の平成28年熊本地震の際、神奈川在住の20歳会社員が「動物園からライオンが逃げた」とのデマをフェイク画像つきでツイした事件があげられる。 この件では偽計業務妨害で逮捕された。 近年は画像・映像・音声の加工技術向上によって、一見デマと分かりにくい物も多く、拡散する側も注意が必要と言える。 自身の主張や理念の賛同者を増やしたり、気に入らない物&者を叩こうとする余り、捏造や曲解を平気で行うアカウントも後を絶たず、 中には人命に関わる冗談では済まないデマツイートをしたりする輩もおり、それが事実のようにバズった時等はまるで漫画版デビルマン終盤よろしく地獄のような光景が広がる事もある。 尚バズったツイートの内容が本当かどうか検証するのが趣味のようなツイッタラー(*16)も多いため、 後先考えずデマを口走ったり、それを事実のようにRTすると一瞬でデマがバレることも珍しくなく、デマを吹いた当人はもちろん、事実であるようにRTしたアカウントらも信用が地に落ちることになる。 場合によってはフォロワーが激減したりブロックされたり袋叩きにされたりする。インガオホー ブラック企業・パワハラ系 経営者などが、労働者の権利行使を「社会人失格」「学生気分」などと貶したり、 自分の企業でやっている「病気でも出社しろ」「有給取らせない」といった労働者へのブラックな扱いを白状してしまうケース。 自営業者は経営も大変な上、労働者としての保護を受けられず、そして人並み以上に努力や苦労をしている人物も多い。 そのため、労働者の権利について意識が甘かったり知識がなかったりで、「自分のやっている苦労くらい労働者も当然」という感覚になりやすく、 ついブラック発言をしてしまうことがある。 違法であることを指摘されても「業界ではこれくらい当然」と開き直り続けたり、過去ツイートやウェブサイト等から更にブラック行動が発掘される事も。 バカッターにしては珍しく、社会的な地位がある人物が起こしやすいケースである。 未成年系 明らかに未成年と分かるにも関わらず、飲酒や喫煙、パチンコ等成人のみに許された行動を行っているケース。 「バカッター」を特定する過程で判明するケースが多い。 違法行為だけではなく、世間知らずゆえにやらかしてしまう危険性の高い無茶な行為もある。 学級崩壊系 学校などで行った虐めの様子をアップするケース。 「バカッター」よりもYoutube等の動画投稿サイトで多く発生しており、また「バカッター」の場合はネタだったというケースも多い。 教師にあえてケンカを売り、教師が耐えきれずに買うとその行為を流すという例も。 盗撮系 電車等で見知らぬ他人や一方的に知っているだけの公人や相手を撮影し、その人を侮蔑するケース。 バカッター騒動の鎮静後も根強く残っており、自分が一方的に「ムカついた」「可笑しかった」と思った通りすがりの私人に対して行う者もいる。 こういった撮影動画はその可笑しさからTwitterで一瞬話題に上がるだけでなく、動画投稿サイトでMAD素材として消費され、長く残ってしまうことも多い。 性的な目的での盗撮もこれに含まれるだろう。明らかな犯罪による画像の場合、速やかに警察への通報が吉。 情報漏洩系 客など他人の個人情報、企業秘密に関する情報、DMなどのスクリーンショット、職務上の守秘義務にあたる情報を無断で公開する。 情報管理に無頓着なあまり、無自覚の内に重要情報が写った写真をSNSへ上げてしまう輩も中には存在するため(2015年の姫路市役所の事件など) 職場にスマホを持ち込むこと自体を禁ずる企業も多い。 違法コピー系 ソフトなどの著作物の違法コピー、雑誌掲載の漫画などのスキャン画像アップを堂々と行う又は自白。 一場面程度なら「引用」とみなされて(*17)大目に見てもらえても(*18)、フラゲや全ページスキャンなどはきつく対応される危険性が高い。 年々この手の法律は厳しくなっているので、「インストール」と書くべき所を「ダウンロード」と書いてしまい違法コピーと騒がれた例も。 また、公開前だったり、そもそも不特定多数の人に見せる前提としていない場合は絶対に引用とはみなされないし、プライバシー侵害にもなる。 転売系 近年問題となっている悪質なテンバイヤー行為を賛美したり、転売行為を煽るようなアカウント。 転売の問題点については上記の項目を参照。 疑似科学や陰謀論の妄信、特定の人物等に対する偏見 疑似科学、偏見、知識の誤認、怪しい有名人、陰謀論を盲信したりすることによって培われた偏った主張を行う。 また、民族・国籍などの差別発言(ヘイトスピーチ)を行ったり犯罪者や言い訳不能なレベルの所属組織の不祥事を擁護するなどする。 上記のデマの投稿と重なる部分も多く、投稿した本人はもちろん、事実であるようにRTしたアカウントらも信用が地に落ちることになる。 セクハラクソリプ系 私人、公人問わず他人に対して、しつこいセクハラリプを送りつける。 主に女性が被害に合いやすいが、男性が被害に合うケースもある。 特に一部の声優やアイドルは標的になりやすくこれでTwitterをやめてしまった者もいるほど。 逆張り系 常識に反することをわざと言って注目を集めようとする。 宗教、カルト系 宗教に関わる偏見的な発言をしたことで信者より怒りを買ったりするもの。 日本国内ならばともかく、海外では非常にナイーブな問題なので触れない方が吉。 …なお、最近の新興宗教系カルトはネット対策に力を入れているのだが、その結果、 「名前だけは起業塾だが、内面は自己啓発と名ばかりの寄付を強要されるカルトだった」 「自己啓発セミナーに参加を請われて講師として参加したら、それが宗教だった」 ということが起きており、一部の社長、芸能人が知らず知らずのうちにカルトの片棒を担ってしまいツイッターで叩かれるという被害が起きている。 人によっては黙ったり、釈明したり、情報共有のために起きたことを拡散したりと様々な対応を取るが、もちろん彼ら自体は悪くない。 過激フェミニズム系 2018年前後頃から、公人私人問わずアニメ漫画の美少女キャラを起用した広告などにいちゃもんをつける過激なフェミニズム思想のアカウントが炎上する事件が多発。 中には過去に「萌え絵の男性向け作品を叩きながら自分は腐二次創作を楽しむ」腐フェミ女性や「自分が商業誌でエロを書いていながら萌え絵叩きを行う」女性のBL・TL作家もおり、ダブスタとして炎上速度が加速する傾向にある。 「フェミ騎士」と呼ばれる男性アカウントは特に「女性アカウントへの執拗なセクハラリプや実在幼女に対する性的妄想開陳」ツイやスケベ絵蒐集が発掘される事例が多く、「ちんぽ騎士」とも揶揄されている。中には実在女児に対する盗撮や覗きを行ったと思しきツイが見つかる例も複数あり、極端な例では本当の性犯罪で服役歴がある前科者(*19)だったことが発覚した例もあった。 広告主等に脅迫めいたメッセージを送る輩や政治家や市民団体を巻き込む輩もおり、規制や事件の恐れ、業務に支障が出る恐れ、世相やクライアント、株主への配慮から、 いちゃもんを付けられた側が屈してしまい、広告や商品を取り下げる事態に陥りやすいのも併せて問題視される。 これに対しては、いちゃもんを付けられた側を応援しようという動きが起こる事も。 また、これに関連して、男女平等を謳うフェミニストを自称しながら、その実過剰なまでに男性にヘイトを向けた発言を繰り返すアカウントも注目され始め、 これらは本来のフェミニズム・フェミニストとはかけ離れた発言から「ツイフェミ」と揶揄され、こちらも(叩かれたら屁理屈を捏ねてでも反論する者が多いのも影響して)炎上するケースが増えてきている。 ただし最近では愉快犯が過激フェミニストを装い、わざと粗だらけの頓珍漢ないちゃもんをつけている「釣り」アカウントも横行しているので、発言者を見分けるのには注意が必要。 反出生主義 さらに過激なのが「子供を持つこと自体を否定する」という「反出生主義」であり、「人はいつか死ぬから子供を産むことは人殺しと同等」(*20)「働かないと生きていけないから出産は強制労働と同じ」(*21)等と支離滅裂なことを言い出したり、ツイフェミにさえ攻撃を仕掛けることがしばしばで、男性のみならず出産した女性をも攻撃対象とし「ピュ係」(*22)「飯炊きオナホ」(*23)などエロ作家もびっくりの過激罵倒用語を多数生み出している。更に自分達を否定されれば「反出生主義を押し付けるなと言いながら、生を押し付ける出生主義者」等と滅茶苦茶なことを言い出す。反出生主義過激派は「幸せな他人を攻撃する」傾向が強く、たまたま見かけた夫婦の惚気ツイや家庭状況の雑談ツイを掘り出して集団で襲いかかるケースも複数発生している。 過激クレーム系 特定の広告や商品に対して、過激ないちゃもんを付けて炎上するケース。 勿論、最初から炎上を狙って大袈裟に書かれた物が多い。 こちらも規制や事件の恐れ、業務に支障が出る恐れ、世相やクライアント、株主への配慮等から、 いちゃもんを付けられた側が屈してしまい、広告や商品を取り下げる事態に陥りやすいのも併せて問題視される。 逆炎上系 炎上している者を更に炎上させようとしたり、他人を炎上させようとして自爆するケース。 先述した過度の誹謗中傷やデマを拡散した事がバレるなどが主な要因として挙げられる。 非実在系 こちらは責められている当人には一切の責がないという例外である。 炎上した元となる発言が実在しない、ニュアンスが明確に異なる、他人のなりすましであるなど。 これらの風評被害により失職や鬱、サジェスト汚染などの精神的・金銭的被害を受け、訴訟沙汰に発展するケースも少なくない。 また、上のような発言により炎上して過去の言動が掘り返されている途中にデマが流され、やったこととは関係なく不当な被害を受けるという複合型も。例え犯罪に近いことをした相手でも、デマを流したらアウトである。 【主なバカッター事例】 ジャンプやサンデーの未発表作をネットにアップ 2010年発生。当事者は14歳の中学生。 発売前のジャンプ、サンデーの作品をYouTubeにアップし、著作権侵害で逮捕。 直接Twitterが舞台になったわけではないが、当事者はTwitterでも告知をしていた。 声優に対する殺害予告 2011年発生。当事者は24歳の作業員男性。 声優の平野綾を侮辱する発言を繰り返し、「殺した」などと発言。威力業務妨害で逮捕。 「地震イェーイ」発言 2013年発生。当事者は19歳の女性。 東日本大震災を受け、「関西にも大地震が来て人がたくさん死ねばいい」とツイートし炎上、批判されても開き直りを続ける図太さを見せた。 このユーザーは他にも大量の炎上ネタを量産し続け有名となったが、現在はアカウントを凍結している。 アイスケースに入り込む 2013年発生。当事者は高知にあるローソンのオーナー。 オーナーの息子と思しき人物が、アイスケースに入り込む様子を撮影し、炎上。 最終的に当ローソンは加盟店契約を打ち切られ、従業員を全員解雇、休業することとなった。 若者がアイスケースに入って店側に損害賠償を請求されるケースが多い中、店側が「バカッター」と化した稀有な例である。上述の通りガンダムさんでもネタにされた。 ブロンコビリーで冷蔵庫に入る 2013年発生。当事者はアルバイトの専門学校生。 バイト中に業務用冷蔵庫に入り込み「バイトなう( ̄∇ ̄)」と投稿し、炎上。 当然即クビ、店側は損害賠償請求を検討していることも発表、更に同店は閉店においこまれる。 特定班により拡散された情報により、通っていた学校中に悪事が知れ渡る。 結果外に出るのが怖くなり、引きこもり化の末路へ。 USJでアトラクションの運行を妨害 2013年発生。当事者は19歳の神戸大学学生他。 USJの水上アトラクションで暴れたり、ボートを転覆させたりとやりたい放題で、その内容をTwitterで告白し炎上。 追及を逃れるためか、「ジェットコースターで手首を骨折した」というツイートと証拠写真を投稿するが、捏造と判りさらにヒートアップ。 本名どころかご尊顔まで公開となり、書類送検されたに留まらず大学を自主退学するまでに追い込まれた。 レジカウンターでM字開脚 2013年発生。当事者はミニストップのアルバイト店員。 レジカウンターに登ってM字開脚を行い、チ●コの部分にスキャナーを押しあてている。 当ミニストップは、警察に被害届を出したという。 早稲田大生カンニング 2010年に早稲田大学生がテスト中のカンニング行為をツイートしたところ、 その中に担当教授の実名(有名評論家の東浩紀)があったため当本人に捕捉されて「きみなに考えてるの」と怒られた上、炎上。 これを見てメディアが取材に訪れたたため学校にもバレてしまった。 パトカーによじ登り記念撮影 2013年発生。当事者は北海道の漁師の少年。 停止中のパトカーのボンネットに仲間たちとよじ登り、「中二病だから」と記念撮影。 器物損壊の容疑で全員逮捕され、謝罪。 ピザハット顔面パック 2013年発生。当事者はピザハットアルバイト店員。 ピザの生地を顔に押し当て「ピザって息できないんだな。おやすみ地球」と投稿。 運営する日本ケンタッキーの迅速な対応により、当事者は即刻クビ及び損害賠償を請求された。 ピザーラ&西友で大暴れ 2013年発生。当事者はピザーラの女性従業員2名。 ピザーラの店の流しや冷蔵庫に入るだけでは飽き足らずスーパーの西友にも入り込み、パン台の上に乗る、買い物かごに入る、商品棚に入る、備品を荒らすなどやりたい放題。 数枚に渡って彼女らの悪行がTwitterに流された。 ピザーラ、西友の両方から損害賠償を請求されただけでなく、彼女らの通う高校までが謝罪に出る騒動となった。 娘に未精算の商品を食べさせる 2013年発生。当事者は被写体の女児の母親。 マックスバリュで未清算のチーズを娘に齧らせた様子を投稿。 瞬く間に炎上しフルボッコにされるも、逆に開き直って反論し続けた。 その後の消息は不明。 有名人の個人情報暴露 プライベートで歩いている芸能人を盗撮して写真をアップしたり、店員が客として来た有名人の個人情報を暴露する事件も複数発生している。 特に有名な事件は、2011年にアディダスの新人女性社員がよりによって自社と契約をしている選手であるハーフナー・マイクとその妻が来店したことを中傷コメントつきで暴露した事件などがある。 なお、前述のアディダス女子社員は間もなく退職(実質解雇と思われる)に追い込まれている。 「しまむら」店員に土下座を強要 2013年発生。当事者は介護職の43歳の女性。 「従業員の商品管理の悪さに立腹した」当事者が、しまむらの店員と店長に土下座させた様子をアップ。具体的に何に腹を立てていたのかについては曖昧なままである。 当事者が以前から上から目線発言を繰り返していたこともあり、ネットでは瞬く間に当事者に批判が集中した。 アカウントは即刻削除されたものの個人情報が次々と特定され、最終的には強要容疑で警察に逮捕されるまでに至った。 ニュースにも取り上げられており、おそらく「バカッター」関連では一番有名なものと思われる。 個人経営のそば屋でバイトテロ 2013年発生。当事者はそば屋の大学生のアルバイト店員。 店の食器洗浄機に寝そべってふざけるなどの様子をTwitterに投稿し、瞬時に炎上。大学生は大学を退学処分になったのだが、店にも抗議が殺到した。 これまでの事例と違ってここは個人店であり、店主は事件による売上低下や精神的苦痛に耐え切れず、事件後わずか3ヵ月で廃業。 後に店主は店員に対し損賠賠償請求を起こすも、加害者に支払い能力が無いなどの理由から負債の10分の1にも満たない200万円での和解を余儀なくされ、それによる心労から数年後に自殺してしまった。 店員の蛮行によって人生自体を潰された、バイトテロの中でも特に悪質な事例である。 すき家露出狂バイト事件 2015年5月にすき家のアルバイト女子高生が服を脱ぎ、見せてはならないものまで見えた写真をアップしクビになった事件が発生している。 なお、祭り当時に「現役JKの裸」という餌に釣られて検索しあとで後悔した者は多い。 セブンイレブンバイト個人情報暴露事件 セブンイレブンの男性バイトが、立ち読みをした客やトラブった客の盗撮写真だけでなく、車のナンバーや免許証などの個人情報を盗撮アップした上罵倒を繰り返していたことが2015年11月に発覚、本人は退職。 浦和サポーター差別発言事件 浦和レッズのサポーターを名乗る高校生がガンバ大阪のパトリック選手に対し黒人差別丸出しの叩きツイを行うも、騒動に恐れをなして学校に親とともに自首、関係各所に謝罪。 中学生ヒッチハイク事件 ある中学生が「ヒッチハイクでアメリカを横断する」と宣言し渡米まではしていた模様。 在米日本人を中心とするユーザーが「アメリカは治安が悪く危険」「州によってはヒッチハイク自体禁止」であると呼びかけ、 同時に一部は当局にオフラインでも働きかけ中学生は保護、帰国と相成った。 ムハンマド侮辱画像事件 2015年の「ISISクソコラグランプリ」が流行した時に、ムハンマド(イスラム教の預言者)のコラ画像を投稿したユーザーが、ISIS(ISIL)関係者を名乗る男のアカウント(真偽は不明)から「殺害予告」を受けた事件。 同時期のフランスではムハンマドの風刺画が発端のテロ事件が起こっており、警察が投稿者の自宅周辺を警備強化するという自体にまで発展している。 幸いテロなどの大事件は起こらなかったものの、実際の事件に繋がりかねない投稿に対する批判は多かった。 また、コラ画像投稿者の個人情報を拡散した愉快犯もおり、彼らもテロや殺人事件を誘発しているとして問題視された。 ぱよぱよちーん事件 Facebookでのヘイトスピーチイラストに逆上した自称市民活動家。 その画像に「いいね」を押した人の個人情報リストを拡散しようとしたが、逆に2chやツイ住民達に過去のツイートを片っ端から掘り返される返り討ちに遭う。 更に当時勤務していた外資系セキュリティソフト会社での職権濫用を疑わせる行動が多数発覚、 元タレントの千葉麗子に馴れ馴れしく「ぱよぱよ(おはようの意味らしい)」とリプライを送りまくるなど、ネタを提供するツイも多かったため炎上(なお、千葉とは既に仲違いした模様)。 勤務先に多数の問い合わせがいき該当社員は自主退社を余儀なくされた。 更に彼と市民運動関係で繋がりがあった別の男性も、芋づる式で過去問題発言(他者への脅迫まがい)や黒いバックボーンがバレる。 更に地方議員だった母親のブログでの不用意な発言から身元がバレ、勤務先の有名デザイン会社を自主退社する羽目になっている。 更にこの騒動の発端のリスト作成に苦言を呈した人権派弁護士に対し、またも同じ自称市民団体仲間の別メンバー(HNから闇キャンと呼ばれる)が、散々罵倒を繰り返して弁護士を怒らせた結果、 地方新聞社の部長職という身元を割られて全国紙や自社公式に実名を公表された上、会社からは部長職剝奪の上無期限無給休職処分となり、事実上のクビでこちらも辞職。 いい歳をした中年男性がたった1ヶ月の間に3人も立て続けに仕事をなくすという結果となった。 さらにしばらく後にこの騒動が再燃焼し、HN「チャンシマ」の市民運動家メンバーが「大手証券会社の部長職」という身元がバレ、過去に対立する相手や嫌いな政治家への「死ね」発言連発も掘り起こし。 会社にも通報が行き役職を剥奪された。 スターバックス店員によるオタクバッシング とあるスターバックスコーヒーの店員が店の駐車場に停められていた痛車を無断撮影しTwitterにアップした上、 「イメージ第一で売ってるのにこんなのに来られたら営業妨害」「オタクはそれだけで罪」とコメント。 更にはその後、賛同が得られると思ったのか「オタクはスタバに来るべきじゃない」とアンケートまで取るも、 結果は大差を付けて「来るべき」に入れられ撃沈。 撮影された痛車はナンバープレートまで伏せる事無くバッチリ写されていた(この時点でアップしたスタバ店員の方が違法)事から炎上し、 捜索が行われた結果、知人を通じて騒動を知った痛車の所有者自らが名乗り出て該当するスタバに連絡を取り店側にも発覚。 店員は即刻解雇されただけでなく、店側及び所有者双方から「お前の方がスタバのイメージを損なわせた」という皮肉と共に多額の賠償を請求され、更には全国のスタバに出禁を申し渡された。 国会議員の知識不足による不祥事 近年では現政権への批判材料としてTwitterや2chからの情報を用いる場合が増えている。 しかしソースをよく確認しないで書き込んで、直ぐに間違いを指摘されネットで袋叩きに会う場合も多い。 最近では民進党の玉木雄一郎議員(現・国民民主党党首)が 「リーマンショック前に似ている」と総理が説明した4枚の資料の英語版を見て驚いた。 日本語版には11か所も登場した「リーマンショック」という言葉が英語版には一度も出てこない。 日本語版にはあるカッコ書きの説明部分もない。悪質な情報操作だ。 などと投稿した。 が、『リーマンショック』はそもそも和製英語であり海外では使用しないのは当然である。 書き込んだ後に自分でも誤りに気が付いたのか リーマンショックは和製英語でthe financial crisisと書いてあるではないか と自分で投稿、が直ぐに削除。 その後はこの件に関してだんまりを決め込み、火消しのつもりか話題そらしの政権批判を連続で投稿。 消したツイートは即座に掘り起こされ失笑を買った。 後日 当然和製英語だとは認識している 今や必ずしもそう言い切れなくなってきてると思われます 例えば、CNNの記事や外務省の出す外交青書でも使われています 等と言い訳ツイートしたが、どうみても恥の上塗りでしかなかった。謝ったら死ぬ病 元首相のツイート「デマ認定」事件 政権交代をした元首相が2019年2月に北海道で発生した地震の原因を「地下施設への炭酸ガス貯蔵実験(CCS)によるもの」とツイート。(*24) それを道警によって「災害時のデマの一例」として発表される事態になった。 AVパッケージリツイート事件 数年前にとある公人のツイッターのアカウントが、AVパッケージをリツイートしてしまった事件である。なお、該当ツイートは削除されている。 言動だけなら笑い話で済むだろうが、よりにもよってそのアカウント主は、現韓国大統領であったため……。 韓国政府が2019年2月、アダルトコンテンツなどを一斉遮断するという方針に出た際、この過去のツイートの魚拓が発掘され 韓国ユーザーの一部では祭となった。 セブンイレブン店員による横領・窃盗疑惑 2018年発生。セブンイレブンの店員がセブンフェアの当たりくじを客に渡さず横領していた事を自慢するツイートを多数投稿。 他のツイートでも他人への罵倒も非常に多く、同じバイト先のウズベキスタン人を馬鹿にする発言も目立った。 ゲームのプレイヤーとしてもそのゲームの界隈では多少名が知られていた事も有って一気に拡散。 過去の問題発言も大量に発掘され、本名や住所まで特定された。 学歴で他人を煽ったりもしていた為に最終的には慶応大学から無期限停学処分を受ける事となった。 問題のくじの横領についてはセブンイレブンの該当店舗に問い合わせた人によると、「実際には取っておらず、商品も写真に撮っただけ」という事で事件にはなっていない様子。 ベトナム・ハノイのスターバックス事件 とあるベトナムで事業を展開する日本人起業家が 「最近ベトナムのスタバに小汚いドライバーが増えてきた。 世界観が崩れるから店は対応を考えた方が良い」 などと当のドライバーと思われる人物の写真付きでFacebookに投稿。 ただでさえ反感を買いがちな「意識高い系」の人物であった上、外国人に対する職業差別的な内容のためにたちまち炎上。 ベトナムメディアでも差別的な投稿として報じられ、彼のFacebookは日本人どころかベトナム人からも批判の投稿で埋め尽くされた。 イタリア料理店事件 2019年発生。イタリア料理店でパスタを注文した客に、コースでないなら追加料金をと申し向けて「あまりお腹すいてない」と言われた店側が 「じゃあレストランに何しに来るんですか?」 「レストランはコンビニやファミレスではありません」 「この軽率な発言がどれだけ料理人とそのレストランを運営しているスタッフにとって 侮辱的か理解していない方が多い」 「もう少し食に対する意識の低さ、飲食店を下に見る風潮は改善したいと思う出来事でした」 と怒りをぶちまけた。「拡散希望」ともあったため、彼自身は自分が支持されると思い込んでいたと思われる。 しかし、当の客やコンビニやファミレスを下に見る姿勢が見え見えの上、店が特定されると予約制でもなく高級料理店という店構えではないことも判明したちまち大炎上。 グルメジャーナリストにも取り上げられ、店側の不備を散々指摘される結果となった。 なお呟いたのは店長ではなく一店員だったようで、店側としてはとばっちりを食った形である。 カレーハウスCoCo壱番屋の陰毛カレー事件 2021年6月発生。福岡の店舗において、従業員にまかないとして提供されたカレーに、従業員の1人が馬鹿騒ぎしながら陰毛を混ぜ、その様子をスマホで撮った動画が拡散されてしまい、本社に抗議が殺到、大炎上。 該当店舗は当該従業員を即時解雇。即刻臨時休業にした上で、店舗全体や食器全てに至るまでの徹底的な消毒、清掃、除菌作業に追われ、さらに開封済みの食材を全て廃棄する事になってしまった。 この事件が他のバカッターの案件と違う点は、 「当該従業員に動画を拡散させる意図が無く、身内だけで楽しむつもりだった」 「それなのに何故か動画が拡散されてしまった」 という点だろう。 とは言え「食べ物に陰毛を混入させる」という行為自体が、飲食店に勤務する従業員としての「仕事意識、責任感」が完全に欠落していると言わざるを得ず、クビにされるのは当然だと言えるが。 この事件はテレビのニュースや新聞記事でも大々的に報じられたので、ご存じの方も多いのではないだろうか。 模型雑誌編集者の転売容認発言事件 2021年8月発生。有名模型雑誌「ホビージャパン」の編集者が転売屋について、 「転売を憎んでいる人たちは、買えなかった欲しいキットが高く売られてるのが面白くないだけだよね?頑張って買えばいいのでは? 頑張れなくて買えなかったんだから、頑張って買った人からマージンを払って買うのって、普通なのでは。」 「うーん…転売問題が難しいところは、転売されて困るのが一部のユーザーだけってことで、 ものは売れてるからメーカーも小売りも問屋も売り上げがしっかり立つから、業界的には安泰なんですよ。 逆にいつも買えて割引ガンガンのかつての状況って、店舗が死ぬので、業界へのダメージもデカいんです。」 と発言した。(なお、転売屋の問題点については転売屋の項目を参照) 模型業界自体転売屋に頭を抱えている中、その模型業界と深いかかわりのある雑誌編集者が転売屋の問題点を理解していないどころか茶化すような発言をしたことで大炎上した。 雑誌社は当の編集者を退職処分(*25)、複数名の上司に至るまで譴責・降格処分と厳しい処分がなされた。同誌の翌月号では読者に対する謝罪文が紙一枚同封される形で挟み込まれていた。 犯罪でもない発言を理由に退職処分はやりすぎという意見もある一方、模型業界などとの信頼関係を保つためには仕方なかったのではという意見もある。 この件を契機に、Web上で改めて転売屋の問題点が広く拡散されることになった一方、一部経済学者などが転売を経済活動として正当なものと容認する発言をして延焼するケースも見られた。 ガンプラという括りの中でも、雑誌お抱えのモデラ―や一部ユーザーが買う努力を前面に押し出したお門違いな発言や、卸売り業者や問屋による転売で小売店への流通を妨げている(*26)など、延焼は広く長く続いていた。 なお、この件で広く周知されてしまった当模型雑誌だが、前年には東京マルイの新商品情報を流出させて出禁と広告撤退を受けるなど、本件に関わらず問題を度々起こしている。 【海外のバカッター】 こうした行為は日本だけのものではなく、欧米やアジアでも同様の騒動が多々巻き起こっている。 実名をネットで比較的書く傾向の強いアメリカでも、麻薬使用や不潔行為、職業上の不適切な行為などを堂々書いて騒動になる若者は絶えない。 またいい歳をした大人の自爆も日本同様多く、デリケートな問題である人種・民族差別発言などを行い即日解雇された者も少なくない。バカッターはある意味世界共通語なのである。 アメリカは差別的言動については日本よりも敏感であり、主演俳優の差別的言動一発で人気ドラマが即打ち切りになった例も。 アジア圏でも、韓国軍人が軍機密情報のモニター画面の写メをアップしてしまう事件などが起こっている。 これも日本同様、twitter以外のFacebook、instgramや日本ではあまり馴染みのないテレグラムでも同様の事態が頻発している。 平穏に暮らす先進国の若者だけでなく、中東のテロ組織「イスラム国」メンバーとして参画したニュージーランド人が、 位置情報機能をオフにしていなかったために組織の拠点がバレバレになってしまったという敵側からすればチャンスになりそうな事件すらある。 さらにはツイッターかどうかまでは不明だが、「イスラム国」構成員が司令部前で自撮りした写真を投稿した結果、 その投稿を発見した米軍がその場所を特定、投稿から22時間後に航空機搭載型のJDAM精密誘導爆弾3発を叩き込み吹っ飛ばしたというシャレにならない事例が2015年6月に起きている。 主に物理的な意味で過去最大級の炎上と言って良いだろう。 2022年のロシア軍によるウクライナ侵攻でも、同年8月にロシア側のPMCがテレグラムに前線基地本部の写真をアップ→テレグラムやtwitterで衛星写真マニアが特定班と化し位置が確定→ウクライナ軍にも情報がわたりHIMARSをぶち込まれるという事件が起きている。 【公人のバカッター】 芸能人・政治家・学者・評論家・クリエイター・実業家・市民運動家などでも、ツイッターで馬脚を現し信頼を失うもの、スキャンダルがバレる者は後を絶たない。 またマスメディア関係でも、出版社・新聞社の社員が職権乱用や批判意見への逆ギレで炎上する事件が相次いでいる。 主な公人のバカッター自爆は以下のパターンがある。 裏アカウントを騒動 芸能事務所に所属している場合、近年は契約に「SNSは事務所が確認した公式アカウント以外を使わないこと」が盛り込まれていることも多いが、これに違反してプライベートの友人や恋人と遊ぶために裏アカウントを取っている芸能人も存在する。 しかしこれらがファンや共演した別芸能人の熱心なおっかけなどにより突き止められたり近しい人に恨みを買って暴露され炎上するケースも後を絶たず、特に現役アイドルは契約違反として一発クビの危険性も大きい。 女性アイドルの場合は彼氏の存在や夜遊び、メンバーやファンへの悪口がバレるケースが多く、AKB48の平島夏海と米沢瑠美は一夜にして解雇処分となり米沢はのちにAV落ちとなった。 NMB48の菖蒲まりんも裏垢で他メンバーやファンの悪口を言っていたのがバレて解雇された。 アイドル以外の男性でも油断はできず、ラッパーのMC☆ニガリは当事同居していた同業者のGOMESSの悪口を裏垢で言っていたのがバレて炎上した(*27)。 リアル知人に裏垢で別人を装って叩きリプをつけるケースもあり、作家の佐藤亜紀は別件での論争の誘爆により、顔見知りであった文学者の堀茂樹から「裏垢で堀に粘着叩きリプを送っていた」ことを暴露されている。 政治家志望者の裏垢が発掘されるケースもあり、公明党の予定候補に名を連ねていた党職員の男性が無修正の行為動画満載のホモ淫乱垢 (*28)を持っていたことがどこからか週刊誌に垂れ込まれて記事になり、立候補どころか党もクビになった事件(*29)も発生している。 知識の足りないジャンルについて不用意な発言をする 東日本大震災による原子力発電所事故以降に表出化したが、知識不足のまま反原発運動にのめり込む芸能人がデマ拡散に加担して評判を落とす例が後を絶たない。 さらに2020年以降の新型コロナウイルス(COVID-19)騒動でも医師や医学者アカウントを中傷したり陰謀論にのめり込んだりする公人が続出した。 特に科学・軍事・医学系はネットにその知識に詳しい人間が山程いるので、安易な発言は集中砲火の元である。 場合によっては職場に通報や公的なルートでの抗議が来て立場が危うくなることがある。 また、あるジャンルで優秀な専門家であった者が専門外のことに口を突っ込んで炎上する例も多く、大学教員同士のツイ上での喧嘩もたまに起こる。 社会問題や学問に関しては、公人はもちろん私人もよく考えて、念入りに下調べをしたうえで発言するのが無難。 本人としては詳しいつもりでも、そもそもの知識が間違っていたり、古くなっているという事も珍しくない。 そこまでの手間を取りたくないのなら、そもそも発言は控えたほうがいいだろう。 これについては「ヨクシラ騎士(ナイト)」という蔑称も存在する。 ネットのアングラコンテンツネタに釣られてしまい、炎上を引き起こした例もある。 オタクネタに関する知ったかぶり・ヘイト発言 社会問題に絡めて実際見てもいない漫画やアニメを我田引水的に使ったり、オタクを馬鹿にして挑発的な発言をして炎上する者も少なくない。 歴史の長い作品、ミリタリー要素の強い作品は特に危険な地雷原である。 中でも機動戦士ガンダムやミリタリー系の作品などのネタはファン層がひときわ熱烈な上、ガンダムは初期作品ファンが既に各業界の偉いさん年代であり、 後者は軍事マニアとの兼業者(中にはプロの軍事ライターや本職さんも)が多いため徹底的に叩きのめされる危険度が高い。 また長谷川町子・藤子不二雄・手塚治虫といった過去の国民的知名度の高い大御所作家の作品を「ヒューマニズム」「平和主義」等といい子ちゃん一辺倒であるかのように持ち上げて、 後進作家の作品を低俗とこきおろすのも「お前ほんとは読んでないだろ」と炎上を招く危険が大きい(いずれも結構ドロドロな作品が多いことはファン程よく知っている)。 また後述の項目とも重なるが、最近は萌え絵の企業・公共キャラクターに性的であると難癖をつけ炎上するケースが増えており、フェミニズム方面の炎上者もちらほらいる。 代表例は左翼運動家の北原みのりで、東京メトロキャラの「駅乃みちか」のイベント企画用萌え絵化バージョンに「萌えキャラ(二次元エロ)の公共化は国際基準で完全アウト」と難癖を付けた所、 日本以上に萌え絵の公共キャラ起用が進んでいる台湾の実例や、北原が過去に政治的主張のため行った靖国神社での全裸パフォーマンスを持ち出されてフルボッコとなった。 評論家・実業家の駒崎弘樹は「ヒーローものの番組でも、「守る男性」と「守られる女性」というステレオタイプしかない。」と朝日新聞のインタビューで発言してニチアサ民を中心に炎上したのに逆上し、 「仮面ライダーゴーストでは、戦う理系ヒロイン、あかりちゃんがいたのに、エグゼイドではパッピーという不思議「守られ」キャラ。しかも今回は「男になれよ」とジェンダー感満載のセリフ」と、さらなる知ったかぶりをしたことでさらに燃料を注ぐこととなった。(*30) 自分の性癖がバレる 「女優のおっぱいが見える」等の文言つきのスパムアプリの罠リンクを踏みスパム発射をするケースがまず多い。 次に多いのはターゲッティング広告の仕組みを知らず、「こんなエロい広告が出ているのはけしからん!」とぶち上げて「お前が普段そういう言葉を検索してるから」と突っ込まれるケースである。 上記の2パターンの場合は開き直らずに詫びるなり自分のスケベさを認めてネタにすれば大抵は鎮火するが逆ギレすると一気に炎上する。 最近目立つのは公共のポスターやパフォーマンス等を「性的」と難癖を付けて炎上するケースである。 これに該当するのは翻訳家の久美薫が「響け! ユーフォニアム」の版権絵を「男根のメタファー」と難癖を付けた事件、 コラムニストの勝部元気が東京五輪の公式PR動画の制服少女に「JKを性的アイコンにしている」と発言した事件である。 双方ともツイやブログの過去記事の掘り起こしが行われ、 久美は本物の女子小学生への盗撮行為が発覚、勝部は「制服に性的興奮を覚える」と書いていたのがバレて「お前がスケベなだけ」と炎上した。 2018年末にはフェミニズム系学者や文筆家の数人が「萌え絵を批判しながらBLは正当化する」という腐女子内でも嫌われるようなダブスタ発言を繰り返し炎上する案件が立て続けに発生した。 中でも社会学者の千田有紀はファンであると自称していた相手のBL作家の水戸泉に激怒され、「そんなつもりじゃなかった」と泣き言を吐いてさらに怒られた。 一般人のリプライに激怒し暴言を吐く 一般人から批判的なリプライがよせられた際、ブロックや無視なら少々印象を悪くするだけですむが、マジギレして暴言を吐く者もいる。 例としては有田芳生参議院議員が自身に批判的なネットユーザー達を「ゴキブリ」呼ばわりした事件や、 『永遠の0』等で著名な小説家・百田尚樹が問題発言を繰り返し暴言を吐いた末にブロックを繰り返す行為を幾度となく行っている等である。 ただし、 これは攻撃的なリプライを直接送る一般人にも責任があり、怒るのも無理がない過激なリプライも少なくない点には留意 。 民進党議員の小西洋之に至っては批判リプライのみならず特に悪口ですらないリプを片っ端からブロックしたため、 「#小西ひろゆきチャレンジ」という彼にどのようなリプライを送ればブロックされるか競う悪ふざけをするユーザーすら多数現れる羽目になった。 ただし、こうした悪ふざけや誹謗中傷は逆に炎上、社会的制裁を受ける可能性も十分にあり得るので注意する事。 既に炎上している対象を無理やり擁護したり持ち上げたりする 先んじて繰り返し炎上している知り合いの有名人などをつい擁護したくなってしまうときも、叩いた側に対する暴言や自身の偏見などが含まれると自分の方に類焼する危険が非常に高い。 これにあてはまるのが五輪エンブレム盗作騒動の佐野研二郎達のデザイナー仲間で、 佐野を擁護したい一心で誘致活動時のエンブレムを酷評して炎上し、繋がりを調べられてよけい騒動が長引いた。 また、炎上していることを把握しない・知っているが事態を甘くみているなどで何の気無しに褒めそやす発言をして類焼することもある。 選挙の前後などは特に危険度が高く、炎上歴のある候補を支援して類焼するケースが多い。 また、自身に直接関係なくても「逆張り」「安易な判官贔屓」でDQN行為を行った人を擁護することで類焼するケースも増えつつある。 2019年2月には立て続けにinstgramやTiKToKで飲食店バイトによる悪ふざけ動画アップ→クビのバカッター事案が相次いだが、 このうちくら寿司がバイトに解雇だけでなく法的措置を表明したことで一部の評論家など数人が「処分が厳しすぎる」「労働者に対する圧力」などと筋違いな理屈でバイトを擁護して炎上。 そのうちの1人、社会運動家の藤田孝典はその直前に「自分の主催NPOで職員を薄給で使っていた」ことがバレて炎上していた火種にガソリンを注ぐ形となった。 業界の非常識ぶりを晒す 企業人の「ブラック企業自慢」とも通底するが、己の所属業界の非常識さを露呈してしまうケースが多い。 上記の千田由紀は炎上の際に「博士課程以来査読論文を書いていない」ことをぽろっと漏らしてしまい、「査読論文をろくに書かない学者が教授になれる社会学業界」に呆れた理系学者や厳しいジャンルの文系学者、院卒者があきれ返りさらなる炎上を招いた。この後も社会学者による炎上が多発したため「社会学でもキメておられる?」という煽りすら生まれている。 2021年、新型コロナウイルス感染症対策で多くのフェスが自粛や形態変更をする中8月に開催されたヒップホップ系フェス「波物語」では参加者のあげた動画で全く対策ができていないナイトクラブ系ジャンルの体質がバレて大炎上。一部出演者の逆ギレや謝罪コメントのツッコミどころの多さ、現場で客による酒の空き缶をポイ捨て多発、運営会社の虚言も発覚して火に油をそそぐこととなった。開催地の首長たちをガチギレさせて事実上二度と開催不可能な状況に追い込まれただけでなく、元々厳しい視線を向けられがちなヒップホップに対する印象を更に下げた上に、ジャンル違いのフェスにも多大な迷惑が及ぶこととなった。 批判しようとする対象を無理筋で貶す 公人や物事を批判するのは構わないのだが、その際の表現で自分の差別的な思考や偏見を現してしまうものも多い。 特に潰瘍性大腸炎の持病を持つ安倍晋三首相を批判する際に、政策や本人の発言を批判しているだけならまだしも病気を揶揄して炎上する者が続出、 その中には弁護士や漫画家小林よしのりのアシスタントもいた。 また、自分の贔屓の物事とアンチの物事に対しダブスタめいた発言をして炎上するケースも多い。 マスコミ人・学者の常識を逸した発言 新聞記者やジャーナリストなどの公式アカウントで暴言を吐いたり、 一般人の迷惑も省みず自分達の取材に応じるのが当たり前という態度を丸出しにした無神経発言を行い炎上する者も後を絶たない。 また大学教授や弁護士でも、自分に批判的な言説をした者に「バーカ」「くるくるぱー」などと小学生のような罵倒をしたり「ネトウヨ」「在日」などの決めつけで馬脚を現す者もいる。 一般人からの非難で炎上するだけでなく、同業者からもフルボッコにされるケースも多い。 アマチュア・下積み時代の不適切な発言が発掘される/裏アカウントがバレる アマチュア・下積み時代に書いていたアカウントを引き続き使っていたり、当時書いていたブログを消さずにそのまま残してあったりして過去記事を掘り出され炎上するケースも多い。 似たようなケースとしては裏アカウントが発掘されて炎上するケースも増えている。 長年使っているアカウントの場合、投稿した当時は許された内容でも現代では許さない内容に変わっている可能性もある。 従来はガラケー用のミニブログ全盛期ごろに書いた黒歴史や彼氏の存在を掘り出される女性アイドルが多かったが、最近はヘイトスピーチや男性有名人の女性軽視、セクハラツイート、同業者や客に対する誹謗中傷が発掘される件数が増えつつある。 「昔は見識が甘かった」ことを認め早期に謝罪するのがベターだが、あまりにも内容がひどすぎるとそれすら許されないこともある。 『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ(あんステ)』で知名度をあげている最中だった俳優・夏目雄大は、 素人時代の度重なるセクハラ的発言や「妊婦に膝カックン」など悪ふざけの域を超えた(本人はネタで済まされると思っていた模様)発言が発掘され事務所を解雇された。 ライトノベル『二度目の人生を異世界で』は、アニメ化・出演声優まで決定していたにもかかわらず、原作者のTwitterから主に中韓に向けたヘイトスピーチが発掘されてしまう。 これに激怒したその手の発言に敏感な人達から声優陣へ脅迫が多数寄せられ、出演声優がこぞって同作からの降板を表明、更にアニメ化中止、作品も出版停止する事態になった。 また、近年の作品は元より中韓も含めた全世界を市場としている事が普通であり、メーカーとしてもヘイトスピーチにはかなり敏感になっている。 『本日私は炎上しました』の作者も過去ツイートを発掘されて炎上し、更には炎上させた人を煽るという明らかに間違った対応をしたことで連載を停止されるというギャグのような本当の話も起きている。 政治家および政治家志望でも素人時代のアカウントをそのまま引き継いで炎上するケースは散発的に起こっており、2021年の衆院選前には立憲民主党の若手予定候補者が大学生時代の「さて、JKを視姦しに行くか」などの膨大なエロ系悪ふざけツイを掘り出され公認取り消し+立候補断念に追いやられている。 現代では幼少期からSNSに触れている人物も多く、今後も素人時代の書き込みや裏アカウントによる炎上が起こる事が予想される 。 もし、政治家・芸能人・クリエイターといった公人・準公人を志す人で、心当たりのある人物は注意してほしい。 同業者・業界人同士の喧嘩 政治絡みのネタではよく発生するが、同じ業界人同士がツイで喧嘩を始めたり、誰かの暴言が関係者に捕捉されてバトルになることもよくある。 特にtwitterでは公人でも本名と違うHNを使っていて一見してわからないことがあり (*31)調子に乗って悪口を言っていたらそこにいた、という事案は少なくない。 これに該当するのがアニメ監督の山本寛とベテランアニメーター鈴木俊二のバトルで、鈴木が「大波コナミ」というHNを使っていたため山本が気づかず小馬鹿にした態度を取ってしまい大恥をかくことになった。 二次元関係以外ではマスコミ業界、医療業界、弁護士同士でもバトルが頻発する。 また、他の業界人のつぶやきを被害妄想的に取って暴言で応じてしまう早とちりもあり、例を挙げれば小説家になろう出身の作家銀翼のぞみが、 自作の商業出版作品担当の絵師もねてぃのつぶやきを自分への悪口だと思い込んでサブ垢で叩いたのがバレ、出版社からシリーズ打ち切りの処分を受けた。 HIPHOP系ではもともと不良出身者が多い業界でビーフ(喧嘩)が文化的な風潮も手伝い、同業者同士でのTwitterビーフが時々起こる。 「私がその本人です」 現職の学者や官僚、元要職に就いていた人が実名や匿名でゴロゴロいるのがtwitterである以上、生半可な者がイキっているとそのネタの当事者である大御所が「私が本人です」的にリプを寄越して祭りになる事例が度々ある。 特に有名なのは、2012年に当時国立大学教員だった人物(*32)が放送大学を馬鹿にしていたところ「放送大学は正式の大学ですが…」とリプされたところさらに「それが分からないということは、貴方は放送大学出身ですか?」とマウントをとってしまい「私は学長です」(*33)と返された事件である。 炎上芸人を気取る 上記の「逆張り系」とも重なるが、耳目を集めるために挑発的な物言いをしたり、常識に反する発言をわざと繰り返す者もいる。 この過程でシャレにならない領域に踏み込んでしまうものも少なくなく、お笑い芸人のウーマンラッシュアワー村本は拉致問題に触れたツイに「屠殺場にトラックで運ばれる家畜の写真」を添えたため炎上、 所属事務所(*34)からイエローカードに相当する注意処分を下された。 暴露、暴言の後に「アカウントを乗っ取られた」と言い訳をする 業界内や嫌いな公人の悪口を放って炎上したり上から怒られたりした際に「何者かに乗っ取られた」という見え透いた言い訳をする者もいる。 有名な事件は精神科医・コメンテーターの香山リカが出演している番組の曜日違いのレギュラーである青山繁晴とそのファンをこきおろし、 プロデューサーに怒られこの言い訳をしたところ、ツイートの内容が本人でないと書けない内容だったため失笑を買った。 また時期を近くしてアイドルグループPASPO☆の槙田紗子がメンバーを中傷したり枕営業を暴露、 事務所が「乗っ取りであり書いたのは本人ではない」と火消しに走った事件が発生。 似たようなレベルの言い訳としては「酒に酔っていた」「弟(妹)が勝手にPCを触ってこんな書き込みをした」がある。 ステマ疑惑/ステマがバレる 宣伝の場合、「PR」とどこかに明記しておき、最初から宣伝だと正直に言わないとステルスマーケティングを疑われ、逆にその後延々と印象を悪くすることがある。 具体事例としては、2019年12月、「アナと雪の女王2」の感想漫画が多数漫画家によりアップされたが、 その時間が不自然に合致しすぎていたことからステマ疑惑が指摘され炎上した件がある(ただし、この件については、メーカー関係者は伝達ミスだったとステマを否定している)。 他にもいくつかの商品や映画で同様の疑惑が持たれている。 不適切な取材がバレる マスコミ関係のアカウントによくありがちだが、不適切な取材や取材対象、一般読者に対する傲慢な態度、デリケートな問題に関して精神論を語るなどで炎上することがある。 また、横暴な取材現場を一般人に動画を撮られて炎上するケースもある。 これに該当する事件は2017年の女児殺害事件で、取材を断ったご近所さんの門柱を蹴りつけた共同新聞記者の動画が晒され、記者は上司に連れられて謝罪に行く羽目になった。 最悪の場合は自分で取材していない「エア取材」がバレることもある。 2019年に週刊文春がNGT48(当時)山口真帆への厄介ヲタによる暴行未遂事件関連の取材を新潟に行き行なったとするツイートを新幹線ホームの写真とともに行なったところ、 5chとツイの鉄ヲタにより即座に「新潟駅の写真ではなく長岡駅」であることが特定され、エア取材(*35)として炎上した。 プライベート用を誤爆する LINEやメール添付でプライベートのやり取りをする予定だった文章や画像や動画を誤ってtwitterやinstgramに投稿してしまう例もある。 日常生活の内容を誤爆したものであれば微笑ましく見てもらえて笑い話になれるが、暴言や違法行為、性的な内容だと仕事にも関わることになる。 これを防ぐためには「投稿前にマネージャーなどのチェックを受ける」のも対策の一つである(特に未成年アイドル)。 ファッションモデルの宮本彩菜は2018年に当時交際していたラッパーのKOHHとの行為動画を誤ってinstgramのストーリーズに投稿してしまい、twitterなどに拡散されて大炎上することとなった。 多重炎上 公人はもちろん、「アルファ」と呼ばれる私人の有名アカウントでも度々発生する現象。 炎上を繰り返しているとRTやtogetterでまとめられることにより多数の目に晒され批判リプも多くなる。 これに耐えきれず、暴言がエスカレートしたり「工作員や雇われバイトが自分を叩いている」という被害妄想に陥るとますます炎上するような事態を繰り返す悪循環に陥る。 そして悪い意味での注目が集まるとウオッチャーがつき、ブロックしてもサブのウォッチ専用垢を建てられて監視体制が組まれることになる。 キャプ画像を抑えられるようになり、過去発言の掘り返しが進むことになりこの過程で過去の悪行がバレて本業にも影響を及ぼす事態に陥る。ログを削除し続けているとさらに「こいつの発言は即キャプ」と見なされて抑えられることになる。 この最中の暴言で自分が所属する業界の悪しき慣習を吐いてしまうことも。 監視体制の強化の中で当初の炎上案件と違う悪行が発掘されることもあり、これによりコメンテーターの渡辺真由子は研究不正が発覚して博士号剥奪の処分を受けた。 また暴言のレベルが上がってアカウントを凍結されたり、自分の支持者に呼びかけて反対者を凍結させるための通報煽りを行うなどの凍結合戦が発生することもある。 運営のやらかし 2022年秋に実業家イーロン・マスクがTwitterを買収し、Twitterの日本法人も大規模なリストラが行われていた。 当時はウクライナ戦争などの余波による世界的な不景気や欧米のインフレも重なりmeta(facebook)など他の大手SNS運営企業でもリストラの嵐が吹き荒れており、ここまでなら社員に同情も集まったところだった。 しかしtwitter日本法人が以前にTV取材を受けた際の怠惰な仕事ぶり(デスクに常に酒が常備など)が掘り出され、解雇された日本人スタッフのツッコミどころが多いツイートも多数掘り出された。さらにトレンドを取り上げるキュレーションチームが解体されたためニュースフィードが停止、これに反応してtwitter日本運営とマスコミ各社の「連絡体制」があったことをとある女性記者が悪意なく書いてしまった。 この女性記者がいわゆる「ツイフェミ」として多重炎上したことがある人物だったため一気に炎上。 「運営が己の政治的意図や付き合いのあるメディアの意向に沿った話題が浮き上がるようにハッシュタグなどを操作していたのでは」という説が発生し、さらに絵師や工芸作品系アカウントが検索に引っかからなくなる「シャドウバン」がされているのではという以前からの疑念を強化する人が増え、解雇された日本社員達への総叩きモードに突入してしまった。 追記・修正はバカッターを通報してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ※特定人物や団体等に対する愚痴や誹謗中傷、批判行為は禁止されています。また、特定の人物の発言等を直接間接問わず晒す行為は絶対にやめましょう。守られない場合、IPの規制やコメント欄の撤去がされますのでご注意ください。 ▷ コメント欄 [部分編集] リセットや警告に反対がなかったみたいなので代わりにしました -- 名無しさん (2019-02-18 20 36 15) 善意からなんだろうけど「野鳥を勝手に保護、ブログにアップ」もこれに含まれるんだろうなー -- 名無しさん (2019-03-01 03 22 12) 大半はアカウントを分けたり匿名掲示板を利用すれば回避できる事象なんだが、表と裏の使い分けができない(またはそれに失敗した)人間が多いな -- 名無しさん (2019-03-01 06 47 36) 中学生ヒッチハイク事件は事件でいいのかな。いやまあやってることは馬鹿なんだが。逆にSNSのおかげて助けることができてるし -- 名無しさん (2019-03-01 15 00 55) 「素晴らしいと感じる人はほぼゼロ」って書いてあるけど自分はどこぞの補佐官みたいに「素晴らしい、見上げた根性です」ってなる、バカスタグラムとかTiktokも浸透してきたら作っていいんじゃないかな? -- 名無しさん (2019-03-01 15 34 30) わざわざ「公人の」と「バカッター事例」を分ける必要が見受けられないような気がするのだけど…ほぼどっちもおんなじこと言ってるしそもそも事例の方に公人のバカッターが取り上げられてる -- 名無しさん (2019-03-01 19 30 10) 最近のだとエロ絵師は実名やら住所やら家族やら特定して破滅させてやるとか言ってたやつが逆に特定されたのは何のギャグだとしか -- 名無しさん (2019-03-02 12 08 03) ↑警告をお読みください -- 名無しさん (2019-03-02 12 14 07) たかがネット、されどネット…ネットの発言って車運転する時みたいな慎重さとそれ以上の寛容さが要るよね… -- 名無しさん (2019-06-02 13 59 29) 例として書かれていた記述が意味不明で長かったので消しました -- 名無しさん (2019-10-19 16 05 30) 確かアイスケースの奴はガンダムさんだけじゃなくて暗殺教室でもネタになってたな。南極行った殺せんせーがアイスボックスの中に入ってた -- 名無しさん (2019-10-19 20 33 36) 2013年に19歳なら1995年の阪神淡路大震災の際には生まれて物心つき始めていただろうし小学生になってからも習ったと思うが…高卒後たった一年でそれらも頭から抜けてしまうものなのか? -- 名無しさん (2019-11-12 23 53 34) 本当にツイッターは恐ろしい。色々やらかして友達とかの信頼を失った後に、質問箱などでなりすましが現れて悪事を働かれると、もう『違う』と訴えても信じてもらえなくなって、ツイッターをやめるはめになる。くれぐれも信頼を失うことのないようご注意を(経験者語る -- 名無しさん (2020-01-05 14 51 20) 嘘松についても書いてもいいんじゃない?もしくは別項目作るか -- 名無しさん (2020-02-01 16 13 29) ↑そういうのはやっぱり詮索とかそういうのが起こりそうだし荒れそうだし、まぁ同様の理由で別項目も遠慮してほしいところ -- 名無しさん (2020-02-01 16 22 25) それ言ったらこの項目も…って感じだけど。まぁ別にいいけど -- 名無しさん (2020-02-01 16 27 25) 無知な発言をしない問題ない政治家だけを残すようにしたら自民党以外の政党って消滅しそうだな -- 名無しさん (2020-03-26 16 45 25) いくら与党嫌いとはいえ流石にカビマスクデマは擁護できへん… -- 名無しさん (2020-04-23 22 14 26) カビマスクはマックの便乗の時と同じノリなんだろうね。余裕で逮捕案件になるのに、何回同じ事繰り返すんだ -- 名無しさん (2020-04-23 22 20 12) ヌーハラはフェイクニュースなのかバカッターなのかどっちですかね? 個人的にはどちらも兼ねてると思いますが -- 名無しさん (2020-05-01 23 33 01) 炎上常習犯の脳科学者が日経新聞で炎上なんか気にしなくてもいいとか言ってる記事を読んで寒気がした。炎上で潰れた会社は国内外問わず少なくないし、何より日経新聞という場で脳科学者がなんで炎上のインタビュー受けてんだって思った -- 名無しさん (2020-08-14 20 30 51) いろんなものに言える事ではあるけども、「こんな阿呆な事をするやつがいるのか?」と思って物申したりいじったりすると、思わぬところで自分に帰ってくる気がするから怖いな -- 名無しさん (2020-08-18 10 35 07) ツイートする前にいったん深呼吸しましょうってことだな -- 名無しさん (2020-08-18 11 03 11) ヌーハラとかあったなあ。アレはデマッター発信からのフェイクニュースで拡散って流れだったけど。最近またこのパターンが増えてる気がする。極左と極右の○○に抗議しますの投げ合いとかね -- 名無しさん (2020-08-18 11 09 41) ブカンカゼとかals は業とかなんでこんな事言っちゃうかなーって感じ。バカ発見機になって良いけど。 -- 名無しさん (2020-10-10 12 10 52) 漫画や小説の作家が暴言吐いて打ち切り、も最近は目立つ気がしないでもない -- 名無しさん (2020-10-16 06 43 05) こういうのはどんなに気を付けても、やらかす人はやらかすのが怖いところだ -- 名無しさん (2020-11-30 00 51 30) どこかで「技術の発展に人間のレベルが追いついていない」って言ってたのを聞いたことがあるけど正にその通り。誰でも簡単に情報を発信できるようになったは良いものの使う側に必要なモラルというか常識が浸透していないが故の愚行。 -- 名無しさん (2020-11-30 01 04 14) 元ツイ・記事が何かも分からない炎上沙汰に首突っ込むほどバカバカしい愚行はないと思う。デマやコラに引っかかる奴って大抵それだし -- 名無しさん (2021-04-04 23 26 38) 最近は政治系スパムトレンド入りが流行っている模様 -- 名無しさん (2021-06-14 13 56 06) FacebookやInstagramと違って、匿名性が高いからか燃え方が半端ないのと、叩く側も陰湿で感じ悪いのが多い。あと、政治豚がやたらと燃料ばら撒いてる。意識高い系とか自己顕示欲とかいってバカにしてたけど、このような世の中のネガティブな部分を見ないで済む分、TwitterよりもFacebookやInstagramのがずっと健全に感じる -- 名無しさん (2021-06-14 17 32 48) 誰もが被害者にも加害者にも成り得るというのが恐ろしい。学校も本腰を上げて生徒たちに指導すべきなんじゃないの? -- 名無しさん (2021-06-15 23 43 52) たまに炎上しそうになったのに速やかに終息した案件って、即座に謝罪してるとか -- 名無しさん (2021-06-16 12 03 00) ↑誠実な対応をしたというものなんだよね。下手に言い訳しない方がいい、逆切れ論外ということだ。 -- 名無しさん (2021-06-16 12 03 52) SNSでも特に暗くてネガティブなところが目立つのに、所謂オタクコンテンツの宣伝はtwitterだけで行われているというのが本当にツラい -- 名無しさん (2021-06-16 21 08 52) 某政治家もバカッターではないがうっかり自らの性癖を漏らした事がありましたね。 -- 名無しさん (2021-06-16 21 43 14) デマ拡散に噛んでしまうの嫌だからその手のゴシップとか政治系の話とか絶対RTしないようにしてるなあ。オタク系の話題呟いて共有し合ってるくらいがちょうどいい -- 名無しさん (2021-06-23 20 26 13) 俳優とか声優がツイッターで政治に首突っ込んで異論者を口汚く罵ってるのを見ると演じたキャラクターを辱められてる気分だ。 -- 名無しさん (2021-08-01 09 26 56) 本当に言っとく。信頼を失うようなことや、悪人認定されるようなことはするな!>< 絶対に後悔するぞ! やったら最後、絶対にツイッターにはいられなくなる!(経験者は語る -- 名無しさん (2021-08-24 12 00 16) バカッターみたいなことやらかしてもツイートが炎上に繋がらなかったこともあるっちゃあるよね 大塚明夫さんのリストとか、インスタだけどTOKIO長瀬さんの裏垢とか -- 名無しさん (2021-08-27 23 43 31) ↑大塚さんのは本人が恥ずかしいだけで誰かに迷惑かけたわけじゃないからってだけじゃ? -- 名無しさん (2021-09-03 10 25 30) フィクションの話だけど、ウシジマくんのDQNバスターは「バカッターと同類」と呼べる特定班だったな -- 名無しさん (2021-09-03 12 58 08) 中傷やいじめは正当不当被害者加害者で片付けられるほど単純ではないことがよくわかるな -- 名無しさん (2021-09-03 13 16 02) HIPHOP界隈詳しくないけど、ビーフ文化って曲でやるもんじゃないのか SNSでやったらただのケンカじゃん -- 名無しさん (2021-09-03 13 37 59) そのケンカが良い人もいるだろ。かかわらず上手くかわせば良いだけ -- 名無しさん (2021-09-03 15 55 12) 昔、見ず知らずの他人を罵倒しているの映した映像をネットに上げている物があった…どこで誰が繋がっているかもわからないのに何でこういう事をやるかな?と思ったことある。 -- 名無しさん (2021-09-03 16 46 03) 晒しあげられるようなことをするやつがバカだからなるべくしてなったで良いんじゃない? -- 名無しさん (2021-09-05 08 23 09) 自殺してしまったそば屋の件とかそば屋がバカだったからとお考えなので? 晒し上げを食らうのはやらかした当人だけではないのだが… -- 名無しさん (2021-09-05 08 51 19) そんなこと言われても晒す側から見ればそうなんだからどうしようもないだろ。被害者を憐れんで加害者許さねえ!って声高に叫んで何が変わる?周りと上手く折り合いつけて標的にされないよう立ち回る以外できることないよ。 -- 名無しさん (2021-09-05 10 15 14) そば屋をバカだと思った時点でバカバイトの同類なんだよなあ -- 名無しさん (2021-09-05 12 35 53) SNSの誹謗中傷を減らすための一般社会法人で、代表者の過去ツイから誹謗中傷を掘り起こされた結果、パートナー企業から苦言呈されてその後活動しなくなったところがあったなあ -- 名無しさん (2021-09-05 13 35 37) インスタでいえばタピオカが槍玉に挙げられたりしたけど極々一部のマナーが悪い連中を全体像みたいに取り上げてる感が強かったな。そもそもそれを言ってるTwitterの方が方がマナー違反者多かったし -- 名無しさん (2021-09-05 15 48 09) 町中のゴミを拾って綺麗にしてみた、とかなら顕示欲も満たせるし評価もされるのにどうしてやらないんだろう。そんなんカッコワルイ、とか良い子ぶるのキモい、みたいな? -- 名無しさん (2021-10-15 05 50 43) ↑町のゴミを拾いました、なんて有名人はハイハイ売名、素人は注目もされない。それより町じゅうにバナナの皮まいてパワハラセクハラ住人ども転ばした、この町はポイ捨てだらけでマナー最悪!、とかの方が拡散されやすい -- 名無しさん (2021-12-06 12 22 52) ↑3 「極々一部のマナーが悪い連中を全体像みたいに取り上げてる感」は「文句を言うために話を大きくする」人間が世の中本当に多いからどうしようもない。 -- 名無しさん (2021-12-06 13 35 08) いちいち主語が大きい -- 名無しさん (2022-06-24 18 30 24) 最近バカッターする奴はガンプラが関わってること多い。 今年だけでも6~7人炎上してるし。 -- 名無しさん (2022-06-24 19 21 09) 某ジェンダー論(?)のtwitterを見ていておもったのが、批判(というか攻撃している)している異性像が権力を持っている人物が背景にいて、社会的な地位があってとかの共通像があってこれってこの人が嫌いな異性のタイプなのかな?とおもった -- 名無しさん (2022-07-05 23 52 00) 誹謗中傷については今後規制強化されそうだけれど他国でも難しいみたいだからどうなるのかな -- 名無しさん (2022-07-23 23 23 35) 別に左翼的な言動批判するわけじゃないんだけど、この人たち自分達の国がこんなにも劣ってるんだみたいな変な劣等感を若者子供達に植え付けようとしているみたいでどうも好きになれない -- 名無しさん (2022-07-24 10 24 36) Twitter公式のトレンドとか、Yahooの話題なんかで出ると余計に知らん人らの目について炎上に拍車かける感じ -- 名無しさん (2022-08-17 16 36 55) 家族や友達との旅行の写真を載せてるのを、条件反射的に自己顕示欲ガーって叩くのもバカッターだと思う。で、そういう人がソシャゲのガチャの結果を載せてたりするワケで、おまいうだよなぁって -- 名無しさん (2022-08-17 20 21 34) 相談所に報告のあった警告無視のコメントを削除。 -- 名無しさん (2022-08-20 21 55 29) ↑2 「俺のはキレイな主張だかられいっがいっ!だよっ!!(キリッ」 -- 名無しさん (2022-08-21 07 49 12) 過激派フェミニズムと半出生主義はちがうものだから項目を分けることを希望します -- 名無しさん (2022-10-16 19 34 15) そば屋の事件マジか、安易な行動だったで許されないよ…なんか認識甘く使ってる人が多いのかな?こういうの怖くて見たくもないからTwitter -- 名無しさん (2022-12-28 15 32 59) ↑ミス 続き インストール自体してないな -- 名無しさん (2022-12-28 15 37 37) 吉野家でテラ豚丼の動画投稿とかケンタッキーでゴキブリ揚げた高校生の報告ブログとか目立ちたい系バイトテロもこれの前身か -- 名無しさん (2022-12-28 18 02 40) ネットのアングラコンテンツネタに釣られてしまい、炎上を引き起こした例もある。←これってあのイ・ジュンペの事だよな? -- 名無しさん (2023-01-10 16 02 59) ↑6 キレイな主張ってなんやねん…… -- 名無しさん (2023-01-10 22 51 11) 岡部いさくの姉が書いた一コマ漫画、「よい子への道」に「アイスケースの中に入ってはいけません」っていうネタがあったけど、まさか20年後にいい年した若者が実際にやるとは思わなかったろうなあ -- 名無しさん (2023-01-27 00 32 49) バカッターが出回った2013年から丁度10年が経った現在、再び同じようなことが増え始めてるな… -- 名無しさん (2023-02-01 23 25 35) ↑スシローが狙われてるね。ここ数日で相次いで発覚してる。 -- 名無しさん (2023-02-01 23 28 43) スシローprpr事件を追記しました。もしかしたら、はま寿司以降の炎上騒動を、1つの事件にまとめて取り上げたほうがいいかも。 -- 名無しさん (2023-02-06 12 44 13) 皮肉にもこの一件でスシローに同情の声が上がり今月の売り上げが例年よりも上がっているとのこと。でも店としては一時期の応援より末永く利用してもらう方がありがたいよね。 -- 名無しさん (2023-02-06 13 19 42) 某アプリで寿司モチーフのキャラが舌出しデザインの敵を倒すという偶然にも程がある時事ネタが起きたという -- 名無しさん (2023-02-06 15 58 36) 回転すしは他店もくら寿司の様にカバー付きにすればいいんだろうけどコストがかかるよね… -- 名無しさん (2023-02-06 23 42 20) スシローのあれがどうしょうもないのは大前提として、最近の若者は〜って言うのが案の定出てきたな。単にネットによってバカが可視化されただけで、昔からバカやる奴はいただろうに -- 名無しさん (2023-02-07 00 00 31) 現在進行形で決着が付いてない事件については、作成禁止項目に挙げられているため、2023年の事例については一旦削除しました。一通りの決着がつくまで追記は行わないようお願いします。 -- 名無しさん (2023-02-07 22 38 19) 2023年のは多すぎるから一旦追記はやめよう案が良いわな -- 名無しさん (2023-02-08 11 09 36) 同意。火炎放射なんて明らかな犯罪行為だし。デリケートなその辺については慎重に行った方がいい。 -- 名無しさん (2023-02-08 11 52 31) 10年ひと昔とはよく言ったものだよねぇ -- 名無しさん (2023-02-08 12 19 33) 冒頭の台詞はバカッターと関係ないしここに載せるのは違くないか?(むしろ「Twitterなんかやるな!」に対して真摯な使い方をしていると説明する場面) -- 名無しさん (2023-02-10 20 22 49) ↑240d 1a 4d2 3c00~さん昨日くらいから色んな項目の編集してるけどちょっとズレたのが多い気がする -- 名無しさん (2023-02-10 20 33 45) 失礼しました。冒頭の台詞を削除しました。 -- 名無しさん (2023-02-10 22 31 47) まぁ目立ちたい馬鹿はツイッターに限らず何所でもやらかすといういい例やな。インスタのタピオカのポイ捨て然りtiktokのバイトテロ然り -- 名無しさん (2023-07-13 05 56 34) プライベート用の誤爆では、阿佐ヶ谷姉妹の買い物お願いツイートが面白かったな -- 名無しさん (2023-07-16 17 55 02) X になったらなんと呼べばいい? -- 名無しさん (2023-08-05 21 14 52) ↑バカックス? -- 名無しさん (2023-08-05 21 25 22) 旧来のバカッター全盛期は「こんな奴ら許せねぇ」って書き込みが一杯あったけど、最近の炎上は、「え…?あれもこれもみんな嘘だったの…?」みたいな、もはや許せるとか許せないとかのレベルじゃない気が遠くなるような物が増えてきた印象。 -- 名無しさん (2023-11-21 23 19 07) 日本はとても狭い国なのに、日本政府によるネット監視が甘すぎるなんて非常に残念だよ…。噂によれば日本におけるネット犯罪率は少なくとも先進国の中では最悪なのでは? -- 名無しさん (2023-12-13 17 08 04) ツイッターがエックスになった以上、この呼び名も過去の遺物だな。エックスに同じような呼び方が存在するのか不明だけど。 -- 名無しさん (2023-12-27 19 33 57) ↑バカックスだっつーの。 -- 名無しさん (2023-12-27 19 42 34) 名前 コメント
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風を切る音がした、甲高く、鋭い笛のような音が聞こえた。 が、音というのは現象の結果としての現象であって音が先行する事は無い、 それは基本的な、基盤的な問題であり、音が出るにはなにかその前に動作が在る。 「あがっ……!」 だから音を聞いて物事に気付いた時には、当然事後ないし進行形 事前なんてことは遠方で爆音がしたようなケースしかありえず、 よって行動を予測して見切るという最善だけで次善は無く。 そのため俺は長門の深く落とした上体に反比例した形で予備動作なしに 綺麗に跳ね上がるその蹴りをこめかみに受けて昏倒した。 しかけた。 蹴りを受けた衝撃で倒れそうになるのを堪えたたらを踏み、とどまる俺。 それを見て取った長門は、回転の勢いをそのままに逆の足の爪先で先程と同座標に 追撃を続けて二撃。カポエラのような動きで俺の側頭部につま先、 さらにまた踵と長門の軽量さを感じさせない強烈な蹴りを食らって、今度こそ本当に俺は倒れた。 「…いっ、つぅ……」 「だいじょび?」 「…なんとか」 格闘訓練、長門を相手取った俺の成績。56戦56敗、勝率ゼロ。 無残である。が、しかし事実長門は強い、柊も長門に勝ったことはほとんど無いらしい、 まぁ柊は試合ってる所を見せたがらない、ほとんどと言うのが少々怪しい所(まぁ普段の 俺に対する軽佻浮薄さを思えばそれなりに納得である、誰だってこんな小柄の少女に いいようにやられる様は見られたくないだろう、俺も訓練と言っても 知り合いの女子が、殴り合う姿を観賞する趣味は無いしな)。 正直、この手の訓練、白兵訓練はつい先日までまったくの一般女子高生だったあやのを除けば 俺は最弱なのだ。こなたなんかは、俺だって数ヶ月前までは訓練とかとは無縁だったのだから仕方ないと言うが しかし男として情けないと思う気持ちは、確かにある。 そりゃ長門や柊に対して 本気で拳を振るえないという自分の勝手なセーブや言い訳も考えられるのだが。 それがさらに情けない。こなたのフォローを受け入れられず、しかし言い訳するなんて、あまりにもしょぼすぎる。 「いんやぁ、しかし随分と打たれ強くなったねキョンは、よく気絶しなかったね? うん?」 「……おかげさまでな」 やられるだけならまだしも、同年齢の女子に敗北してさらには気絶なんて 絶対にできないという、それもまた情けない男のささやかな意地だった。 こういう中途半端な意地か、また格好悪いと自覚しているのだが、まったくにもまったくだった。 内心にネチネチとある痛みと悔しさで往々と渦巻く不快な気分を、こなたが放った氷嚢で一振、 氷のゴロゴロした感触と右顔面に広がる冷たさでクリアにする。 「基礎体も相当上がったしね、日々精進ね」 「へいへい」 モバイルパソコンを片手で操作しながら俺と長門に続けてタオルを寄越すこなた、 長門よりもさらにやや身長の低いこいつだが、実際格闘技術は長門よりも高く、俺なんかは 右へ左へぶん投げられる。実戦経験の有無の差は訓練ではやはり埋められない と言う事を身を持って知った、いい見本で手本だ。射撃の腕前も非常に高く語学も堪能、 喜緑さんみたいに圧倒的な専門家ではないが、しかし泉こなたという人物はその10代という 低年齢も相俟って、こうやって分析するとやはりなにやら素晴らしい、 素直に圧倒されてしまう様なステータスを持つ人間である。 ……幼すぎる外見と私生活での適当な振る舞いを知らなければ、…であるが。 「口にでてるよ~?」 「なっ!? マジか!?」 「…嘘だけど、なにやらお馬鹿さんは見つかったみたいだね?」 「なっー!」 みたいなことを喋りながら、そろそろ立ち上がる、すると俺を見下ろして居たこなたの顔は 俺の胸辺りまで一気に高度を下げる。…まぁ、実際には俺が高度あげたのだが。 うん、人間の身体と言う物はなかなかどうして伸張性に欠けるのだ、そう簡単に伸び縮みさせるには 怪しい木の実でも食べるしかなかろう。 しかし、と俺から離れて黙って汗を拭く長門に声を掛けるこなたを見ながら、 もしかして身長と実力は反比例するのじゃないだろうか? などと言う思考が頭を過ぎる。 まぁヒットするゾーンが狭いしな、速いし。 「口にでてるよ~?」 「こ、今度はそんな手には乗らんぞ!」 「……その理論でいくと、あやのちゃんはそのうちかがみより強くなるねぇ?」 「なっー!」 今度は本当に口走っていたらしい、しかも恐ろしい事実の発覚。 俺はどうやらあやのの尻に敷かれるのかもしれない。恐怖。 「まったく失礼しちゃうよね、小さい小さいって」 「…事実」 「あのねぇ…ゆきも言われてるんだよ? 悔しくない?」 「別に」 「あっそ…」 不貞腐れるこなたと、絡まれながらも微動だにしない長門、というより相手にしてないのか。 とりあえず俺はその二人に先んじてシャワーを浴びることにして、その場を去らせてもらう。 いくらタオルで拭いたところで匂いやベタベタした感触はそう簡単にとれやしないからな。 圧縮空気が流れて扉が自動に開く。道場と言われて畳の敷かれたあの部屋も、出入り口はハイテクだった。 ヒンヤリとした空気が外にでた直後に身体を包む。急場でない本部は対して人はおらず、 廊下の空気は循環機で、少し肌寒いくらいに保たれている。 それは、まぁ火照った身体も作用してのことだろうけど…。 「ふぅ…、なんか買ってくか」 訓練道場の前には、気を使った結果なのか、自販機のある休憩所がある。 観葉植物が白い鉢に入って僅かばかりの緑を見せるその場所に訓練で当然渇いてる喉の欲求に従い ウェアのポケットからIDカードを取り出して自販機に差し入れる、欲しいのは炭酸。 グイッといきたいものである。 炭酸の抜ける音、キャップを開けると同時にするその音に爽快さを感じる。 「……ぷはぁっ…、さてと帰るか」 刺激の強い液体が喉を通り過ぎる感覚に身を震わせて、 タオルでガシガシと髪の毛の水分を拭う。汗でなく、シャワーで濡れた髪は しかしドライヤーでも使わなければいつまでも湿っていて、このままバイクで帰ると ヘルメットで髪が変になるな、と少し車が欲しくなる。 「……つまんねぇ理由だな俺」 グイッとペットボトルの残りを飲み干して、空になった容器を捨てる。 今夜の夕飯はなににしよう? ――――― ポンと小さく、危うく聞き損ね兼ねない音。 俺がそれに気付いたのは、まぁタイミングが良かったのだろうと思う。 端末用のMMを落としてしまい、それを拾うために顔が、つまりは耳が ぐっと端末のスピーカーに近付かなければ多分、俺は少なくともその授業中は このメールに気付くことなんてなかっただろう。 『放課後、体育館裏で待ってます』 非通知(と言っても教師にはバレバレなのだが)で送られて来たメール。 教室内のBluetoothではなく校内の直接回線からなので差出人に目星が着かない。 ……と言うかこれはなんだ? 果し状か? だとしたら古風だが、ハイテク頼りの便りは 果たして古風か? 「あ? さぁ、告白でもしてくるんじゃねぇの?」 授業後、席の近い日下部に事情を話すと、日下部は面倒そうにそう言った。 「なるほど恋文と言う奴か」 「……まぁそれも間違っちゃいないけど。どうすんだよキョンよぉ。行くのか?」 「まぁそうなるだろうな、無視する訳には行かないだろ」 「彼女いるくせにわざわざ行くのか?」 「無視しろってのか」 「そーじゃねけど」 机に座って足をぶらつかせる日下部はどうにも不明瞭に言葉を濁す。 らしくないと言えばらしくない。 「いやぁ、流石の私も今回ばかりは燥げないと言うか… いや、本当、隠しといた方がいいゼ? マジでこえぇからな」 俺が指摘すると、柊と雑談してる彼女をチラチラと確かめながら、 恐る恐る俺にそう呟く。……そう言う事か。 「あやのは静かに怒るからなぁ…」 「大人しい奴ほど怒ると怖いって言うし、色恋でのいざこざが過去にないから なんとも言えないけど、やっぱり怒らせない方が…」 「そりゃな、だがあやのがそんな事でどうこう言うか? 二股かけようとしてる訳じゃないんだぞ?」 俺がそう言うと日下部は大袈裟に首を一回りさせてから 「わかってない!」と机からわざわざ降りて、自分の座っていた辺りを両手でバンと強く叩く。 お前あやのに隠したいのかばらしたいのかどっちだ? 「前者に決まってるだろ! いいかキョン、女の子ってのは恋した男に対しては 平常なんてどっかにだな、ポーンなんだよ」 「そうか、わかったから落ち着け」 「とにかく、さっさとフッときて何事もなかったかのようにだな」 ……あー、それなんか今更無理っぽいなぁ 「なぁに話してるの?」 あれだけ騒げば、親しい人間なら興味持って話しかけて来ても仕方なし。 柊とともにあやのは、予定通りと言っていい位あっさりこの場に現われた。 まぁ俺は日下部の言う程にはあやのがこの事に対してどうこうするとは思ってないし そもそも隠そうともあまり考えてなかったので、 「あぁ、実は……」と正直に端末画面を指差して話し始めた。 と言うかどちらにしても隠してる方が後ろめたそうで余計に怒らせるだけだと思うし。 「へぇ、また分かりやすい呼び出しね」 簡潔にそう感想を言ったのは柊。 「どんな子かしらね? 隠れて見に行って良い?」 などと続けてみせるあたり、普通に楽しんでる。 と。唐突に柊はカタカタと俺の端末を弄りだした。 「…いや、なにしてる?」 「いや、返事してあげようと思って」 「なにを勝手に…」 意味不明な行動をする柊に対し、当然のようにその腕の動きを遮ろうとする俺。 よりも早く 「やめてね柊ちゃん。キョン君は当然ハッキリキッパリ断るんだし、 返信なんかして希望もたせちゃ可哀相でしょ? キョン君は欠片もその子の好きになるわけがないんだから 」 恐怖が舞い降りた。 ――――― と言う感じで。あやのに本気で恐怖を抱いた訳じゃ決してないが しかしまぁ現在俺はあやのと付き合っていて、好いているのは事実で、 俺は当然その呼び出しに応じ、相手に早急に自分の意思を伝え、 さっさと帰ってあやのの機嫌を取る運びになった。 ……っとストップだ、何故か気付けば女子からのラブレターである事が決定事項で あるかのようになっている。まだ果し状や悪戯の可能性も捨て切れんと言うのに。 いや、むしろその可能性の方が高いだろうのにだ、俺がエヴァのパイロット だと言う事実はこの高校内では自明であるし、それは柊やあやのも同じ事で、 そう言う有名人(笑)みたいな扱いを受けてる奴が気に食わない奴は確実に居るだろう? 少なくともミーハー的に告白を行う女子よりムカついて悪戯を行う男子の方が多そうだ、 外見や勉学や部活で活躍したりなどわかりやすい形で有名なのではないのだから。 ま、そんな事を思った所で既に事は終わり間際。 後ろの茂み越しに複数の気配を感じつつメールの相手を待つ放課後なのだが。 「来ないわね?」 茂みin柊がボソッと呟く。 お前はそれで隠れてるつもりか? 無理矢理お前が連れてきた長門を見ろ、 ほぼ完璧に自然と一体化しているぞ。見習え。 「…だが確かに遅いな」 長門が暇を持て余して本を読み始める前に来ていただきたい。 本を読み始めたら一区切り付くまで根が張って動かなくなるんだから。 「本当に悪戯だったのかしら」 「なら時間を無駄にしたな」 「私はその方が都合がいいけどね」 「……」 一見、一人で植物と会話している不信極まりない人物を演じて居る。 あっちもあっちで傍からみたら等しく不信だからまだいいが。…よくないが。 と、 「あの…」 声を、かけられた。 知らない、声だった。 「……」 あれ程暇そうに文句をたれ、呼び出し人の登場を待望むような口振りだった柊も 呼び出した女の子(あの時点ではまだ確定できないにも関わらず)に対し 猛烈怒髪(誇張表現)だったあやのも、元から静かな長門は言うまでも無く ひたすらにその自身の存在を消していた。まるでこの場には俺と目の前の彼女しかいない とでも言いたいかのように。 戸惑いを隠せない俺に彼女は嬉しそうに 「驚いた?」 と、やたらと心地よい響きの声で朗々と問う。 まるで思い付きの悪戯の結果を待つ子供のように、だ。 「……まぁ、それなりに」 「あはっ」 そして、目を輝かせて成功を確認した子供は、朝倉涼子は、楽しそうに快活に笑った。
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神のみ エルシィ 神のみ ハクア 1-目玉おやじ 1-114ARIAロゴ 1-160DTB主人公 1-176ハピツリ 1-195イカ娘 1-214ネルフ 1-220ダンボー 1-240笑い男 1-247黒騎士ロゴ 1-267ケロロ 1-271イカ娘 1-274けいおん 1-278ケロロ 1-292チョッパー 1-296ルパン 1-302フリーザ 1-314フリーザ 1-331ハピツリ 1-340イカ娘 1-345銀魂 1-347ARIA社長 1-351アリア 1-355レールガン佐天 1-375笑い男 1-378らきすた 1-385ピングー 1-426ハガレン 1-428クマ吉 1-439マクロス新統合軍 1-444なのはバルディッシュ 1-456タチコマ 1-457あずにゃん 1-458あずにゃん 1-481ぼのぼの 1-499ちよパパ 1-506あずにゃん 1-570けいおん唯 1-572長門 1-573キングゲイナー 1-580ドラゴンボール 1-581アイマス・やよい 1-591笑い男 1-612荒川・ニノ 1-615フリーザ 1-621プンプン 1-630うめてんてー 1-648うめてんてー 1-650イカ娘 1-660メーテル 1-669綾波-2 1-669綾波 1-703-2 1-703しんのすけ 1-703ぶりぶりざえもん 1-715ニョロニョロ 1-725-2 1-725デュラララ・うザや 1-731荒川・星 1-735グレンラガン・ヨーコ 1-736スクライド・クーガー 1-741イカ娘 1-752ピンガ 1-782オバQ 1-805トトロ 1-820もののけ姫・コダマ 1-830ナデシコ・ルリルリ 1-832刀語・七花-2 1-832刀語・七花 1-848てへぺろ 1-856ジャミラ 1-880もののけ姫・シシ神 1-893綾波のような長門 1-897トトロ 1-903ムスカ 1-929ジョジョ・KQ第二の爆弾 1-948スカイガールズ 1-983ハルヒ 1-994シャナ・アラストール 1-998灼眼のシャナ
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イバカベキ(イバカ・ベキ) モンゴル帝国皇帝の系譜に登場する人物。 関連: ジャカガンボ (ジャカ・ガンボ、父) チンギスハーン (チンギス・ハーン、夫) ジュルチェデイ (夫)
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知能が著しく低いと思われる物体に対する別名。バカとバクテリアをかけた造語でバクテリアのような単細胞ごとく無能なものに与えられる名よだ。 たかが絵に描いた餅ごとににギャーギャー喚く罵声を発す。 自分の都合がいい風景を大変好むため、その風景が少しでも悪くなるとギャーギャー怒り出すのだ。 例えるなら大宮駅で鉄道写真を撮るとき、撮影の邪魔するものに対して罵声を浴びせるやつだろうと。 ウィキペディアに多く点在し、固定概念と誇大妄想を大変好む傾向が強い。 こいつに取り掛かると人生を狂わせられてしまうので十分注意が必要とされるよ。 糞だ。あいつらね。 もし、知能悪いな難癖つけてきたら、そいつは、バカテリアだ! バカテリアレベルの知能しかないバクテリアレベルの知能しかない、 哀れなチンパンジーがウィキペなどには、棲息る。