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2種類存在 ツツジ ◆SLY43ziWU2 ツツジ ◆QtUtujiVC2 前者はポケ板だけでなくなりきり板も荒らしていたDQN。 現在は見かけることは無いと思われる。 後者は別物。ポケ板住人と戯れているツツジちゃん。 ユウキやダイゴが大好きで腐女子説あり。 やたら「w」をつけたがる。 スレチと思われても、なりきってがんがるツツジちゃん。 現行ツツジスレはこちら http //game11.2ch.net/test/read.cgi/poke/1175083154/ ツツジとユウキの関係 695 名前:ツツジ ◆QtUtujiVC2 [age] 投稿日:2007/04/02(月) 00 29 22 ID ??? 687 きもいので却下ですわwwwwwwwwwwww 688 ということは今日はユウキさんとの関係? ユウキさんとはお友達・・・いえ!犯したいコですわ!ポケナビの番号だってこっそり教えて貰いましたし・・・はあ、はあ ではなくお友達ですわwwwオホホwwwwww ツツジとハルカの関係 836 名前:ツツジ ◆QtUtujiVC2 [age] 投稿日:2007/04/03(火) 22 05 04 ID ??? 確かハルカさんとに関係をお話するのでしたわね 解りましたわ!!!わたくしとハルカさんとの関係はやはり・・・ ラ ・ イ ・ バ ・ ル ! ! ! ですわ!!!!ええライバルですとも、心のライバルですわ!!!!!! あの人ユウキさんのお隣さんだからといってちょくちょく手をかけてますのよ~~~~~~!!!!! おまけにバレンタインの日にはわたくしを差し置いてチョコ!!!!! キーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!くやしいったらありゃしませんわ!!!!!!!!! ハルカさんいつかユウキさん奪ってみせますわ!!!!!!!!!ユウキさん・・・・はあっ!はあっ!は(ry お、おっとなんでもないでましよwwwwwwwwwwwwわたくしとしたことが思わず感情が高ぶってしまいましたわwwwwwwwww オホホホホホホホwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ツツジとアスナの関係 99 名前:ツツジちゃん ◆QtUtujiVC2 [] 投稿日:2007/04/04(水) 23 16 57 ID MlozDGs6 今日はアスナさんとの関係でしたわね アスナさんとは友達ですわ!よく温泉入りにお邪魔しますわね にしてもアスナさん体系よくって羨ましいですこと!! 温泉入ると肌がよくなると言いますからね、わたくしも温泉通いすればきっと・・・ごきゅり ツツジとナギの関係 288 名前:ツツジ ◆QtUtujiVC2 [sage] 投稿日:2007/04/07(土) 00 55 04 ID ??? あ、そうだったわw ナギさんはお姉さん的存在ね わたし、普段は学校の先生で子供達のめんどう見て大人の務めとしてがんばってるけど ナギさんの前では安心して子供になれるのよねv時々甘えちゃったりも・・・ いつもじゃないから勘違いしないでね、わたしもナギさんに相談受けるときもあるからね! ツツジとダイゴの関係 524 名前:ツツジ ◆QtUtujiVC2 [] 投稿日:2007/04/10(火) 01 27 45 ID mNT0wSNc 520 あ、ダイゴさんこんばんは! ダイゴさんとの直接の面識はありませんが、わたしの憧れの先輩ですv カナズミにダイゴさんお父さんの会社ありますし、わたしが町を守ってますし もしかしたら今後何か接点あるかも・・・です。 ダイゴさんはわたしと似たタイプ使いますし、憧れるわ~ ツツジとミツルの関係 742 名前:ツツジちゃん ◆QtUtujiVC2 [] 投稿日:2007/04/11(水) 23 58 14 ID zxdCpfb9 738 ああそうでした、わたくしとしたことがうっかりしてましたわ ミツルさんは・・・そうね、ジムに挑戦したくらいだから関係というほどの仲ではありませんが・・・ ユウキさんのお友達でしょ?これからじっくりと!お話したり遊んだりしてユウキさんお情報をしいれ(ry げふっげふっ!な、なんでもありませんわなんでも。 でもミツルさんもかわいくて・・・最近このコにも目を付けている所ですわ。 え?何に目を付けているかって?んもう!あなた達ならもうわかるじゃない!うふふv ちなみに、バトルは散々でした、ラルトスに分身詰まれて攻撃が当たらなくって・・・ブチ切れそうになおおっと! ま、まあ負けたってことです(汗 ユウキさんのヌマクローに完敗 ハルカさんのワカシャモにも完敗 わたくしって一体なんなのでしょうか・・・・・・ なに?うん(ry か、かんけいないこと言わない!!
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《第1回》/《第2回》/《第3回》/《第4回》/《第5回》/《第6回》 《公開済》SCP000126 シナリオガイド 公式掲示板 謎の者達の陰謀より聖地を護り、『魔境化』を防げ! 担当マスター 九道雷 主たる舞台 (セレスタイン)(空京) ジャンル 冒険 (2009/07/30のシステム障害のため、スケジュールを変更) 参加者募集開始日 参加者募集締切日 アクション締切日 リアクション公開予定日 2009-07-24 2009-07-26 2009-07-30 2009-08-11 2009-07-24 2009-07-26 2009-07-30 2009-08-12 リアクション公開日 2009-08-12 サンプルアクション シャンバラに渡ってきたコハクと接触し、彼と「光珠」を守る +... ▼プレイヤーの意図 コハクと関わりたい ▼キャラクターの目的 シャンバラに渡ってきたコハクと接触し、彼と「光珠」を守る ▼キャラクターの動機 コハクを守ってあげたい ▼キャラクターの手段 浮き島からシャンバラに渡ってきたばかりのコハクは、シャンバラ本土に詳しくないはず。何だか弱そうだし、彼の持つ光珠を狙ってまた敵が現れそうなので、彼を守ってあげる。 コハクの周囲にいて、謎の敵の襲撃に備える +... ▼プレイヤーの意図 謎の敵が気になる ▼キャラクターの目的 コハクの周囲にいて、謎の敵の襲撃に備える ▼キャラクターの動機 聖地の『魔境化』を防ぐ! ▼キャラクターの手段 謎の敵の目的が何なのか知りたい。コハクの周囲にいればまた奴等が現れるのでは。奴等を倒して、聖地の『魔境化』などさせない。 ハルカに関わり、おじいちゃん捜しを手伝ってあげる +... ▼プレイヤーの意図 ハルカと関わりたい ▼キャラクターの目的 ハルカに関わり、おじいちゃん捜しを手伝ってあげる ▼キャラクターの動機 こんな少女1人で歩き回るのは危険。 ▼キャラクターの手段 地球から来たばかりの少女が1人で歩き回れるようなシャンバラではないので、護衛をかって出、一緒にはぐれた祖父を捜してあげる。 その他補足等 [部分編集] 【タグ:000126 SCP セレスタイン 九道雷 冒険 正常公開済 空京】
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記憶喪失ぅ!? 俺「ストライクウィッチーズであります!」 512- 521 644- 658 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 512 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 02 56 25.54 ID WQwbd6i60 ビューリング「来たか」 カウハバ空軍基地の滑走路に飛行船が着陸し、次々と機材が降ろされていく。 ハッキネン「これでやっと、母国の飛行脚が装備できますね」 いつの間にか、ハッキネン少佐がやってきていた。 ビューリング「そうですね」 そのとき……、タラップから数名の男達が降りてきた。 一人は20歳くらいの青年で、あとの二人はコートを着た中年男性だった。 ビューリング「……彼らは?」 ハッキネン「カールスラントから来た補充兵と、技術者だそうです」 ビューリング「カールスラント人というと……」 ハッキネン「そうです。義勇独立飛行中隊の所属になります」 513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 02 58 00.99 ID iI9wRYmu0 支援 511が終わったら私も投下するよ 514 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 00 02.80 ID WQwbd6i60 ハッキネン「カールスラント空軍のヴァルター・フォン・ラインハルト大尉ですね?」 ?「……」 コートを着た男「おい、ヴァルター君。君のことだぞ」 ?「あ、はい……」 ヴァルター「本日付けで義勇独立飛行中隊に配属された、ヴァルター・フォン・ラインハルト大尉であります」 ビシッ、とカールスラント式の敬礼をする。 ハッキネン少佐もそれに答礼する。 ハッキネン「カウハバ空軍基地指令のハッキネン少佐です。ようこそカウハバへ。歓迎します」 そこに智子達が勢い込んで走ってきた。 智子「お、遅れてすいませんっ!」 キャサリン「まったく……、補充機の到着日を忘れるなんて、どういうことねー」 智子「義勇独立飛行中隊の隊長を務めている、穴拭智子中尉です。よろしくお願いします」 ヴァルター「ヴァルター・フォン・ラインハルト大尉であります」 515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 03 04 20.97 ID JuCGpwPjO 今日は人居るな… なら寝るか 寝る前支援 516 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 05 01.38 ID WQwbd6i60 大尉は智子を見つめたまま動かない。 智子「あ、あの……、私の顔に何か……?」 コートを着た男「中尉殿、すまないな。彼は少し戸惑っているようだ。ではこれで」 ハッキネン「あの、基地の案内の方は……」 コート姿の男「ありがたいが、また今度にしてもらいましょう」 男は大尉を連れてハンガーへ歩いていってしまった。 ――夜、基地内の廊下 ハルカ「あの新入り、なんなのよ!」 ハルカ「智子中尉の事、ジーっと見つめちゃって! まったく……ブツクサブツクサ」 ?「――か?まだ――――なのか?」 ハルカ(? ハンガーから声が聞こえるけどなんだろう) 517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 03 09 03.17 ID COIdjQqQ0 支援 おっかないっス、ハルカ姐さん 518 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 09 31.52 ID WQwbd6i60 コートを着た男「うーむ。大佐、どうだ?」 軍服の男「変化は無いな」 コートを着た男「どうしたものか……。どうだ、何か思い出さないか」 ヴァルター「いえ、何も」 軍服の男「博士、私も暇じゃない。ここにいられるのもあと数日だ。このまま出すしかないだろう」 コートを着た男「それまでに思い出せばいいが」 ハルカ(思い出す? 一体、何の話を「ハルカさん?」 ハルカ「ひっ!!」 エルマ「どうしたんですか? そんなに驚かなくても」 ハルカ「いや、これは……その……」 エルマ「なにかハンガーにあるんですか?」 ハルカ「えっ、いやいやいや。何もないですよ! 何も!」 ハルカ「もうすぐ消灯時間ですし、行きましょう。ね?」 エルマ「?」 519 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 15 00.98 ID WQwbd6i60 ――宿舎 エルマとハルカが戻ってきたすぐ後、扉が開いた。 現れたのはハッキネン少佐とヴァルター大尉だった。 ハッキネン「皆さん、ヴァルター大尉も今日からここで生活することになります」 ハッキネン「大尉が男性と言うこともあり、部屋を分けたかったのですが、空き部屋がありません」 ハッキネン「ですので、あの敷居の向こうのベッドが大尉のベッドになります」 ハッキネン「では、これで」 エルマ「あ、あの……、独立義勇飛行中隊へようこそ」 ヴァルター「……ああ、これからよろしく」 それだけ言うとヴァルター大尉はベッドに潜り込んでしまった。 キャサリン「物静かねー。カールスラント人はみんなああなのかねー」 ウルスラ「そうでもない」 キャサリン「やっぱり変わってるねー」 520 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 19 16.93 ID WQwbd6i60 ――翌朝、ブリーフィングルーム ハッキネン「フォン・ラインハルト大尉はカールスラントの最前線で戦っていたのですが、 戦闘後に記憶喪失になり、空から下ろすわけにもいかにので、優勢なこちらに送られてきました」 記憶喪失という言葉に一同はざわつく。 コートを着た男「ここからは私が説明させて頂こう」 智子「そちらは?」 ハッキネン「こちらはフラックウルフ社の技術者、クルト・タンク博士です」 タンク「私は彼のストライカーユニットの設計者、クルト・タンクだ」 タンク「そして彼が子供の頃からの知り合いだ」 521 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 24 02.82 ID WQwbd6i60 タンク博士によると、大尉の父親と博士は出身地も同じで、グライダー研究会時代からの友人だった。 ヴァルター大尉とは大尉が小さい頃から遊んであげていたという。 その後、ウィッチとなった大尉は、ネウロイが侵攻してきた故郷ブロンベルクを守るため出撃した。 だが到着が遅れ、町は守れず、家族も目の前で殺された。 そのショックから精神性の記憶喪失となり、スオムスへ派遣されてきた……。 タンク「……以上だ。彼が多少の奇異な行動をするのには目をつむってくれるとありがたい」 タンク「飛行については問題ない。大丈夫だ。」 ビューリング「戦術機動は無理だろうな」 タンク「そうだろうな。私はウィッチではないので良くはわからんが」 そのとき突然、ブリーフィングルームの受話器が鳴る。 ハッキネン「幸か不幸か早くもリハビリの機会がやってきたようです」 ハッキネン「ネウロイが当基地に向けて進撃中、全員迎撃の準備をしてください」 644 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 14 14.04 ID WQwbd6i60 521より 「俺」じゃないのは色々と設定のためですね 言い訳だけど勘弁して下せえ 645 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 19 09.42 ID WQwbd6i60 ――ハンガー 整備班長「整備は終わってます。いつでもいけますぜ」 整備班長「それと、そちらの大尉さんの機体もなかなかいいもんですぜ」 タンク「これは私の自信作だからな。空気抵抗を軽減し、最高速度は525 km/hだ」 タンク「さらに操縦性にも上昇性にも優れている。Bf109になど負けはしない」 智子「でもそんな機体聞いたことないわ」 エルマ「新型機……ですかね」 タンク「まあ、新型ではあるが、前線で配備されるのは最初で最後だろう」 博士の表情がすこし曇る。 ビューリング「出ないのか?」 智子「……あ、そうね。義勇独立飛行中隊、出撃します!」 646 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 25 28.87 ID WQwbd6i60 戦闘シーン割愛とかひどすぎる ――夜、宿舎 智子「久々の戦場はどうでしたか?」 ヴァルター「別に。俺は昔のことは覚えてないからわからん。博士か大佐にでも聞いてくれ」 ハルカ「大佐って、あの軍服姿で眼鏡をかけたひとですか?」 ヴァルター「ああ。父の昔からの知り合いだった軍医殿らしいが、俺は覚えていない」 智子「そう……。でも射撃の腕は確かね。体で覚えたことは忘れにくいと言うけど、そうなのかしら」 ヴァルター「知らん。俺はもう寝るぞ」 そう言ってヴァルターは自分のベッドへと潜り込んだ。 647 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 29 35.12 ID WQwbd6i60 ――翌朝、宿舎 エルマ「皆さーん、起床時間ですから起きて下さーい」 キャサリン「まだ、作戦の日じゃないんだから、もうちょっと寝かせてほしいねー」 作戦とは3日後に行われる鉄橋を爆撃する作戦の事である。 エルマ「ラインハルト大尉も起きて下さーい」 エルマ「って、あれ? いない。それにビューリングさんも……」 648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 30 51.57 ID JuCGpwPjO 支援 649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 32 35.22 ID UuW93wdVO しーえん 650 :スオムス派遣の大尉 支援感謝:2010/12/31(金) 17 34 45.28 ID WQwbd6i60 ――飛行場 ヴァルターは飛行場の隅で煙草を吸っていた。 ヴァルター「やっぱり煙草はいいな。落ち着く」 ?「あんたも吸うのか」 後ろにいるだれかに聞かれた。振り返るとそこにはビューリングがいた。 ヴァルター「そういえばあんたも煙草吸うんだったな」 ビューリング「カールスラント人はみんな吸わないのかと思っていたぞ」 ヴァルター「そんなわけないだろう。首相閣下の禁煙政策なんてしったことか」 ビューリング「ふーん。ん、煙草切らしてたか……」 ビューリング「一本もらえるか?」 ヴァルター「どうぞ」 ヴァルターは煙草ケースを差し出す。 651 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 39 43.59 ID WQwbd6i60 ビューリング「どうも」 火を付け、その煙草を吸ったビューリングが咳き込む。 ビューリング「ゴホッ、ゴホッ、……なんだこの煙草、濃いぞ。ゴホッ」 ヴァルター「そいつはベロモロカナルだ。オラーシャ産の」 ビューリング「お前、こんなもの吸ってるのか」 ヴァルター「不味いが安いんだ。それに今じゃクセになってる」 ビューリング「やっぱり変わってるな」 ヴァルター「リベリオン産の煙草を吸ってる、ブリタニア人には言われたくないね」 ビューリング「フフ……」 ヴァルター「ハハハ……」 二人「ハハハハハハハ」 652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 41 12.52 ID ibWm0J+P0 支援 653 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 44 10.47 ID WQwbd6i60 ビューリング「お前、以外とじゃべるんだな。もっと無口かと思っていたが」 ヴァルター「お前とはなんだか話しやすいんだよ」 ビューリング「……ふーん」 ――食堂 智子「あの二人どうしたのかしら」 エルマ「ビューリングさんは煙草を吸いに行ったんですかね」 キャサリン「噂をすればなんとやらねー」 ヴァルターとビューリングが食堂に入ってきた。 キャサリン「お二人さん、デートかねー」 ビューリング「かもな」 ヴァルター「さあ」 654 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 49 14.47 ID WQwbd6i60 ――夕方、飛行場 智子「あら? どうかしたの」 ヴァルター「穴拭中尉こそ真剣な顔してどうしたんだ」 智子「私は……、ちょっと考え事してて」 智子「大尉はどうしたんですか」 ヴァルター「俺は煙草を吸いに来たんだ」 智子「そうですか……」 ヴァルターは煙草に火を付ける。 ヴァルター「扶桑じゃあれが普通なのか」 智子「へ?」 ヴァルター「同性愛のことだ」 智子「えっ?べ、別に私は!」 ヴァルター「別に人の性癖は気にしない。それよりうるさくて眠れないんだ」 智子「あれはハルカが」 ヴァルター「と・に・か・く、静かにしてくれ。わかったな」 智子(あの人、絶対、私がレズだと思ってる……。ノーマルだって言ってるのに……) 655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 51 26.55 ID SB7IVWVh0 支援どすえ 656 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 54 10.80 ID WQwbd6i60 ――宿舎廊下 ヴァルター(少しは静かにしてくれるといいんだがな) エルマ「あ、あの……」 ヴァルター「はい?」 エルマ「ここは禁煙なんですけれど……」 ヴァルター「あ、はい。すまなかった。えーっと……レイヴォネン中尉」 エルマ「は、はい」 戻るかと思い歩き出すと中尉の方から声をかけてきた。 エルマ「えーと、どちらに行かれるんですか?」 ヴァルター「これから部屋に戻ろうかと」 エルマ「私も丁度戻ろうと思っていたところなんです。ご、ご一緒してもよろしいですか?」 ヴァルター「別に構いませんけど」 エルマ「あ、ありがとうございます」 657 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 58 34.98 ID WQwbd6i60 エルマ「男の人のウィッチって珍しいですよね」 ヴァルター「そうなのか?」 エルマ「はい。それに20歳を越えても現役だなんて」 ヴァルター「軍医にも言われたがよくわからん」 エルマ「私もよくはわからないです」 ヴァルター「そうなのか……。俺の方から一つ良いか?」 エルマ「は、はい」 ヴァルター「公式な場ではラインハルトではなく、フォンを付けろ。いいな」 エルマ「そういえば貴族さんでしたね、大尉は」 ヴァルター「別に家柄にこだわる訳じゃないが、失礼に当たると思われているからな」 658 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 18 03 10.95 ID WQwbd6i60 エルマ「はい、これからは気を付けt」 エルマが話ながら盛大にすっ転ぶ。 ヴァルター「大丈夫か!? 何もないところでいきなり転ぶなんて」 エルマ「す、すいません……。私、どじばかりで……」 ヴァルター「ほら、立てるか? 手を貸すぞ」 エルマ「あ、はい。ありがとうございます……」 ヴァルター「ほら、よっと……ウッ!」 ヴァルターはいきなり頭を抑えてしゃがみ込む。 エルマ「大尉!? 大丈夫ですか! 大尉!」 ヴァルター(い、イレーネ……? なん……で……) ヴァルターはそのまま気を失った。 過去の記憶へ続く
https://w.atwiki.jp/dq_dictionary_2han/pages/3306.html
DQⅧ 【おどるほうせき】の【スカウトモンスター】。 性能はいいところなしなので、必殺技が生命線。 通り名・出現位置等 通り名 キラキラスパーク 種族 おどるほうせき 出現位置 マイエラ修道院西の名もなき小島 出現条件 最初から出現 出現時間 いつでも 所持アイテム モンスター銀貨 ステータス 攻撃力 素早さ 守備力 最大HP 最大MP 戦闘参加ターン MIN 62 67 110 215 8 1 MAX 127 198 271 286 20 解説 通常攻撃のほかに、【ルカナン】と【さそうおどり】を使う。 すばやさ以外の能力は低く、Ⅴの【ジュエル】のようなうたれ強さも補助技もない。 ほとんどの攻撃呪文・特技に弱耐性以上、補助呪文もそこそこ多くのものを無効と、 耐性は悪くないものを持っているが、この能力では活かせないだろう。 【ゴルドン】と組むことで【ナーグゴールド】、【アモーレ】【ミネラル】と組めば【テンションブースト】が使える。 前者はともかく、後者は主人公たちのテンションをも2段階上げられるかなり強力な必殺技。 完全に人間キャラのサポート役と割り切るなら可能性はある。 ちなみに、わらいぶくろ【マオール】と一緒のチームに入れると「いつも仲良しチーム」という称号がつく。 通常、何らかの称号のついたチームは必殺技なりステータス強化なり何らかのボーナスがあるのがお決まりだが、 なぜかこの組み合わせは一切の特典がない。そもそも笑い袋と踊る宝石が一緒に出現したことってあったっけ?
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【みなみけ】【萌え】【アニメ】【2007】【11】 今度の偉人は、バキュラ夫人だぞ! ここはテストに出るから覚えて置くように! ”変なもの”を見せてしまったマコちゃん。 普段はバカなのに結構冷静な対処のカナ、対照的な内田。 へへっ!萌えたろ? 原作でも可愛かった”内田より不安なコ”。 やっぱり未だに名無しのようです、寂しい。 タケルの地位はいいな、うらやましいな(心から 四肢を女子小学生に抑えられるとかどんなプレイだよ。 ……おいくらからですか?(風俗的に 先生と二宮君、今から最終回が楽しみで仕方がない。 第二期にも是非引き継いで欲しいものだ……。 妄想のハルカが、男子を蹴り飛ばしてるシーンの躍動感に惚れた。 パースが良い。 ちょっと丸みを帯びてる中学生のハルカ萌え。 でも小学生のカナはもっと萌え。 ただ今回のオリジナルはパンチが弱かったな! 可愛かったから良いけどな! 名前 コメント
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記憶喪失ぅ!? 俺「ストライクウィッチーズであります!」 512- 521 644- 658 総レス数 XXX このページでのレス数 XX 512 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 02 56 25.54 ID WQwbd6i60 ビューリング「来たか」 カウハバ空軍基地の滑走路に飛行船が着陸し、次々と機材が降ろされていく。 ハッキネン「これでやっと、母国の飛行脚が装備できますね」 いつの間にか、ハッキネン少佐がやってきていた。 ビューリング「そうですね」 そのとき……、タラップから数名の男達が降りてきた。 一人は20歳くらいの青年で、あとの二人はコートを着た中年男性だった。 ビューリング「……彼らは?」 ハッキネン「カールスラントから来た補充兵と、技術者だそうです」 ビューリング「カールスラント人というと……」 ハッキネン「そうです。義勇独立飛行中隊の所属になります」 513 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 02 58 00.99 ID iI9wRYmu0 支援 511が終わったら私も投下するよ 514 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 00 02.80 ID WQwbd6i60 ハッキネン「カールスラント空軍のヴァルター・フォン・ラインハルト大尉ですね?」 ?「……」 コートを着た男「おい、ヴァルター君。君のことだぞ」 ?「あ、はい……」 ヴァルター「本日付けで義勇独立飛行中隊に配属された、ヴァルター・フォン・ラインハルト大尉であります」 ビシッ、とカールスラント式の敬礼をする。 ハッキネン少佐もそれに答礼する。 ハッキネン「カウハバ空軍基地指令のハッキネン少佐です。ようこそカウハバへ。歓迎します」 そこに智子達が勢い込んで走ってきた。 智子「お、遅れてすいませんっ!」 キャサリン「まったく……、補充機の到着日を忘れるなんて、どういうことねー」 智子「義勇独立飛行中隊の隊長を務めている、穴拭智子中尉です。よろしくお願いします」 ヴァルター「ヴァルター・フォン・ラインハルト大尉であります」 515 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 03 04 20.97 ID JuCGpwPjO 今日は人居るな… なら寝るか 寝る前支援 516 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 05 01.38 ID WQwbd6i60 大尉は智子を見つめたまま動かない。 智子「あ、あの……、私の顔に何か……?」 コートを着た男「中尉殿、すまないな。彼は少し戸惑っているようだ。ではこれで」 ハッキネン「あの、基地の案内の方は……」 コート姿の男「ありがたいが、また今度にしてもらいましょう」 男は大尉を連れてハンガーへ歩いていってしまった。 ――夜、基地内の廊下 ハルカ「あの新入り、なんなのよ!」 ハルカ「智子中尉の事、ジーっと見つめちゃって! まったく……ブツクサブツクサ」 ?「――か?まだ――――なのか?」 ハルカ(? ハンガーから声が聞こえるけどなんだろう) 517 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 03 09 03.17 ID COIdjQqQ0 支援 おっかないっス、ハルカ姐さん 518 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 09 31.52 ID WQwbd6i60 コートを着た男「うーむ。大佐、どうだ?」 軍服の男「変化は無いな」 コートを着た男「どうしたものか……。どうだ、何か思い出さないか」 ヴァルター「いえ、何も」 軍服の男「博士、私も暇じゃない。ここにいられるのもあと数日だ。このまま出すしかないだろう」 コートを着た男「それまでに思い出せばいいが」 ハルカ(思い出す? 一体、何の話を「ハルカさん?」 ハルカ「ひっ!!」 エルマ「どうしたんですか? そんなに驚かなくても」 ハルカ「いや、これは……その……」 エルマ「なにかハンガーにあるんですか?」 ハルカ「えっ、いやいやいや。何もないですよ! 何も!」 ハルカ「もうすぐ消灯時間ですし、行きましょう。ね?」 エルマ「?」 519 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 15 00.98 ID WQwbd6i60 ――宿舎 エルマとハルカが戻ってきたすぐ後、扉が開いた。 現れたのはハッキネン少佐とヴァルター大尉だった。 ハッキネン「皆さん、ヴァルター大尉も今日からここで生活することになります」 ハッキネン「大尉が男性と言うこともあり、部屋を分けたかったのですが、空き部屋がありません」 ハッキネン「ですので、あの敷居の向こうのベッドが大尉のベッドになります」 ハッキネン「では、これで」 エルマ「あ、あの……、独立義勇飛行中隊へようこそ」 ヴァルター「……ああ、これからよろしく」 それだけ言うとヴァルター大尉はベッドに潜り込んでしまった。 キャサリン「物静かねー。カールスラント人はみんなああなのかねー」 ウルスラ「そうでもない」 キャサリン「やっぱり変わってるねー」 520 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 19 16.93 ID WQwbd6i60 ――翌朝、ブリーフィングルーム ハッキネン「フォン・ラインハルト大尉はカールスラントの最前線で戦っていたのですが、 戦闘後に記憶喪失になり、空から下ろすわけにもいかにので、優勢なこちらに送られてきました」 記憶喪失という言葉に一同はざわつく。 コートを着た男「ここからは私が説明させて頂こう」 智子「そちらは?」 ハッキネン「こちらはフラックウルフ社の技術者、クルト・タンク博士です」 タンク「私は彼のストライカーユニットの設計者、クルト・タンクだ」 タンク「そして彼が子供の頃からの知り合いだ」 521 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 03 24 02.82 ID WQwbd6i60 タンク博士によると、大尉の父親と博士は出身地も同じで、グライダー研究会時代からの友人だった。 ヴァルター大尉とは大尉が小さい頃から遊んであげていたという。 その後、ウィッチとなった大尉は、ネウロイが侵攻してきた故郷ブロンベルクを守るため出撃した。 だが到着が遅れ、町は守れず、家族も目の前で殺された。 そのショックから精神性の記憶喪失となり、スオムスへ派遣されてきた……。 タンク「……以上だ。彼が多少の奇異な行動をするのには目をつむってくれるとありがたい」 タンク「飛行については問題ない。大丈夫だ。」 ビューリング「戦術機動は無理だろうな」 タンク「そうだろうな。私はウィッチではないので良くはわからんが」 そのとき突然、ブリーフィングルームの受話器が鳴る。 ハッキネン「幸か不幸か早くもリハビリの機会がやってきたようです」 ハッキネン「ネウロイが当基地に向けて進撃中、全員迎撃の準備をしてください」 644 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 14 14.04 ID WQwbd6i60 521より 「俺」じゃないのは色々と設定のためですね 言い訳だけど勘弁して下せえ 645 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 19 09.42 ID WQwbd6i60 ――ハンガー 整備班長「整備は終わってます。いつでもいけますぜ」 整備班長「それと、そちらの大尉さんの機体もなかなかいいもんですぜ」 タンク「これは私の自信作だからな。空気抵抗を軽減し、最高速度は525 km/hだ」 タンク「さらに操縦性にも上昇性にも優れている。Bf109になど負けはしない」 智子「でもそんな機体聞いたことないわ」 エルマ「新型機……ですかね」 タンク「まあ、新型ではあるが、前線で配備されるのは最初で最後だろう」 博士の表情がすこし曇る。 ビューリング「出ないのか?」 智子「……あ、そうね。義勇独立飛行中隊、出撃します!」 646 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 25 28.87 ID WQwbd6i60 戦闘シーン割愛とかひどすぎる ――夜、宿舎 智子「久々の戦場はどうでしたか?」 ヴァルター「別に。俺は昔のことは覚えてないからわからん。博士か大佐にでも聞いてくれ」 ハルカ「大佐って、あの軍服姿で眼鏡をかけたひとですか?」 ヴァルター「ああ。父の昔からの知り合いだった軍医殿らしいが、俺は覚えていない」 智子「そう……。でも射撃の腕は確かね。体で覚えたことは忘れにくいと言うけど、そうなのかしら」 ヴァルター「知らん。俺はもう寝るぞ」 そう言ってヴァルターは自分のベッドへと潜り込んだ。 647 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 29 35.12 ID WQwbd6i60 ――翌朝、宿舎 エルマ「皆さーん、起床時間ですから起きて下さーい」 キャサリン「まだ、作戦の日じゃないんだから、もうちょっと寝かせてほしいねー」 作戦とは3日後に行われる鉄橋を爆撃する作戦の事である。 エルマ「ラインハルト大尉も起きて下さーい」 エルマ「って、あれ? いない。それにビューリングさんも……」 648 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 30 51.57 ID JuCGpwPjO 支援 649 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 32 35.22 ID UuW93wdVO しーえん 650 :スオムス派遣の大尉 支援感謝:2010/12/31(金) 17 34 45.28 ID WQwbd6i60 ――飛行場 ヴァルターは飛行場の隅で煙草を吸っていた。 ヴァルター「やっぱり煙草はいいな。落ち着く」 ?「あんたも吸うのか」 後ろにいるだれかに聞かれた。振り返るとそこにはビューリングがいた。 ヴァルター「そういえばあんたも煙草吸うんだったな」 ビューリング「カールスラント人はみんな吸わないのかと思っていたぞ」 ヴァルター「そんなわけないだろう。首相閣下の禁煙政策なんてしったことか」 ビューリング「ふーん。ん、煙草切らしてたか……」 ビューリング「一本もらえるか?」 ヴァルター「どうぞ」 ヴァルターは煙草ケースを差し出す。 651 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 39 43.59 ID WQwbd6i60 ビューリング「どうも」 火を付け、その煙草を吸ったビューリングが咳き込む。 ビューリング「ゴホッ、ゴホッ、……なんだこの煙草、濃いぞ。ゴホッ」 ヴァルター「そいつはベロモロカナルだ。オラーシャ産の」 ビューリング「お前、こんなもの吸ってるのか」 ヴァルター「不味いが安いんだ。それに今じゃクセになってる」 ビューリング「やっぱり変わってるな」 ヴァルター「リベリオン産の煙草を吸ってる、ブリタニア人には言われたくないね」 ビューリング「フフ……」 ヴァルター「ハハハ……」 二人「ハハハハハハハ」 652 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 41 12.52 ID ibWm0J+P0 支援 653 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 44 10.47 ID WQwbd6i60 ビューリング「お前、以外とじゃべるんだな。もっと無口かと思っていたが」 ヴァルター「お前とはなんだか話しやすいんだよ」 ビューリング「……ふーん」 ――食堂 智子「あの二人どうしたのかしら」 エルマ「ビューリングさんは煙草を吸いに行ったんですかね」 キャサリン「噂をすればなんとやらねー」 ヴァルターとビューリングが食堂に入ってきた。 キャサリン「お二人さん、デートかねー」 ビューリング「かもな」 ヴァルター「さあ」 654 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 49 14.47 ID WQwbd6i60 ――夕方、飛行場 智子「あら? どうかしたの」 ヴァルター「穴拭中尉こそ真剣な顔してどうしたんだ」 智子「私は……、ちょっと考え事してて」 智子「大尉はどうしたんですか」 ヴァルター「俺は煙草を吸いに来たんだ」 智子「そうですか……」 ヴァルターは煙草に火を付ける。 ヴァルター「扶桑じゃあれが普通なのか」 智子「へ?」 ヴァルター「同性愛のことだ」 智子「えっ?べ、別に私は!」 ヴァルター「別に人の性癖は気にしない。それよりうるさくて眠れないんだ」 智子「あれはハルカが」 ヴァルター「と・に・か・く、静かにしてくれ。わかったな」 智子(あの人、絶対、私がレズだと思ってる……。ノーマルだって言ってるのに……) 655 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/31(金) 17 51 26.55 ID SB7IVWVh0 支援どすえ 656 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 54 10.80 ID WQwbd6i60 ――宿舎廊下 ヴァルター(少しは静かにしてくれるといいんだがな) エルマ「あ、あの……」 ヴァルター「はい?」 エルマ「ここは禁煙なんですけれど……」 ヴァルター「あ、はい。すまなかった。えーっと……レイヴォネン中尉」 エルマ「は、はい」 戻るかと思い歩き出すと中尉の方から声をかけてきた。 エルマ「えーと、どちらに行かれるんですか?」 ヴァルター「これから部屋に戻ろうかと」 エルマ「私も丁度戻ろうと思っていたところなんです。ご、ご一緒してもよろしいですか?」 ヴァルター「別に構いませんけど」 エルマ「あ、ありがとうございます」 657 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 17 58 34.98 ID WQwbd6i60 エルマ「男の人のウィッチって珍しいですよね」 ヴァルター「そうなのか?」 エルマ「はい。それに20歳を越えても現役だなんて」 ヴァルター「軍医にも言われたがよくわからん」 エルマ「私もよくはわからないです」 ヴァルター「そうなのか……。俺の方から一つ良いか?」 エルマ「は、はい」 ヴァルター「公式な場ではラインハルトではなく、フォンを付けろ。いいな」 エルマ「そういえば貴族さんでしたね、大尉は」 ヴァルター「別に家柄にこだわる訳じゃないが、失礼に当たると思われているからな」 658 :スオムス派遣の大尉:2010/12/31(金) 18 03 10.95 ID WQwbd6i60 エルマ「はい、これからは気を付けt」 エルマが話ながら盛大にすっ転ぶ。 ヴァルター「大丈夫か!? 何もないところでいきなり転ぶなんて」 エルマ「す、すいません……。私、どじばかりで……」 ヴァルター「ほら、立てるか? 手を貸すぞ」 エルマ「あ、はい。ありがとうございます……」 ヴァルター「ほら、よっと……ウッ!」 ヴァルターはいきなり頭を抑えてしゃがみ込む。 エルマ「大尉!? 大丈夫ですか! 大尉!」 ヴァルター(い、イレーネ……? なん……で……) ヴァルターはそのまま気を失った。 過去の記憶へ続く
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「ねえ南――」 夕焼けに染まる放課後の帰り道。 藤岡はふと、自分の隣で意気揚々と鼻歌を歌いながら歩くカナに声をかけた。 「お前さぁ、二人きりの時はカナと呼んでいいと言ったろう?」 カナは立ち止まると、キッと藤岡の顔を睨み、呆れたように口を尖らせた。 「いや、それもなんか恥ずかしくてさ……」 「じゃあやっぱり『カナちゃん』の方がいいか?」 「それだともっと恥ずかしいよ……」 藤岡とカナは、紆余曲折を経てこの度恋人同士として付き合う関係になっていた。 元々は藤岡の片思いから始まり、鈍いカナもやっとのことでその想いを受け止め、今に至る。 学校帰りの通学路を共にしたり、カナの暇つぶしに藤岡が付き合わされたり、と、付き合いの中身自体はごくごく中学生らしいケンゼンなものではあったが、二人とも十分に満足しているのであった。 なぜなら、こうして好きな相手と同じ時間を共有できるだけでも、二人にとっては何よりの至福なのだから。 「で、どうしたんだ? 何か聞きたいことでもあったのか?」 珍しく神妙な口ぶりで話を振ってきた彼氏の様子が、カナも少しだけ気になっていた。 「うん。あのさ、南は髪型を変えたりしないの?」 「髪型ぁ?」 「そう。例えば髪を降ろしたりとか……」 藤岡はカナに心底惚れているわけであって、特段普段のカナの格好や髪型など気にしたこともなかった。 しかし、いつぞやの温泉や南家で見た、ツインテールを解き髪を降ろしたカナの姿が無性に気にかかっていたのだ。 普段のツインテールはいかにもカナらしい活発な少女のイメージ。 髪を降ろすと、歳相応の少女の持つ仄かな色気をも醸し出すような、少し洗練されたイメージ。 (正直言うとあのギャップがたまらなかったんだよね……) そんなことを言葉に出せるほど、藤岡の口は軽くなかった。 が、カナの方は突然の藤岡の問いかけに大いに驚いたようだった。 「降ろす? 髪を? 私が? 解いて? ツインテールを?」 まるでそんな自分を想像もしなかったような口ぶりである。 「そりゃ、風呂に入るときとかは髪を降ろすけど……またどうしてそんなこと聞くんだい?」 「髪を降ろした南もなんかいいなと思ってさ」 「え……」 カナは赤面した。まさかそんなことを言われるとは思っていなかった。 「お、お前! いきなり何ヘンなこと言い出すんだ!!」 懸命に取り繕うと声を張り上げるカナだが、やはり顔の高潮は隠せない。 「もしよければ今度髪を降ろして学校来てみたり……しない?」 「するかするか!! この2本の尻尾を切り離されたら、私は私でなくなってしまう!!」 そんなわけあるかとも思うが、世の愛好家からすれば頷ける意見でもある。 とりあえず藤岡はそれ以上無理強いするのを止め、微妙に気まずい雰囲気のまま、カナを家まで送ると二人は別れた。 「髪を降ろすか……。藤岡め、そんな趣味があったのか」 家に戻ると、部屋で一人悶々とするカナがいた。 物心ついたときから自分は、外に出る時はいつもツインテール。 別にこだわりがあったわけではないが、それが当たり前になっていた。 が、藤岡の頼みともなると無碍にも出来ない。寧ろ、藤岡が悦ぶなら……と思ってしまう自分もいる。 翌朝。眠気と闘いながら布団から這い出し、朝食を済ませ、部屋で制服に着替えていたカナ。 姿見に映る自分の髪を凝視し、おもむろに髪留めを外してみた。 「うーん……やっぱりコレはないよなぁ」 制服を着て髪を降ろしている自分の姿にはやはり違和感がある。このまま登校するのは考え物だ。 「でも藤岡がいいって言うんだから……いやいや、私が私でなくなったら……あ~、もうわかんないよ~」 悩みに悩んでいたその時、カナはふと、以前にトウマの兄で後輩のアキラが言っていたことを思い出した。 『僕は髪の長いストレートの女性なんか、タイプですね~』 「……!! まさか藤岡もそういう女の子の方がタイプなのか!?」 自分も髪は長い方ではあるが、ツインテールにしている限りストレートとは言えない。 「もし藤岡がそういう嗜好の持ち主だとしたら……私はストライクゾーン外れてるじゃないか!!」 思いっきり勘違いではあるが、カナの場合一度そう思い込んだら止まらない。 「すると……藤岡も実はケイコやリコのような女の子の方がタイプ……?」 一寸、カナの脳内には自分以外の女子が藤岡と仲良く通学路を共にする映像が浮かんだ。 「それは……とてつもなくイヤだな」 「ん、どうしたんだ? 今日はいつもの髪型じゃないのか?」 着替えて居間に戻ってきた姉のいつもとは違う様子にチアキが最初に気付いた。 「あら、本当。カナが髪を降ろしたまま学校に行くなんて珍しいわね。どうしたの?」 すぐにハルカも意外そうに尋ねる。 「あー、まあなんていうかイメチェンだよイメチェン。毎日朝食に白米ばっかり食べていてもいつかは飽きるだろう。 たまにはパンだって必要だ。私はそう思う。つまりはそーいうことだ」 「意味がわからないよ」 「確かに……。それにウチの朝食は毎日違うわよ? 今日は納豆に味噌汁だけど、昨日の朝食はパンだったじゃない」 二人とも、カナのわけのわからない言い分に疑問を抱いたようだ。 「たまにはいいだろう? 二人とも、新鮮な私の姿を見て何か感想はないのかい?」 「見た目だけ変えても中身がバカのままじゃ、仕方ないだろう」 チアキが毒を吐く。カナも黙ってはいない。 「チアキ……お前にはわからないのかい? 人間ってのは見た目を変えただけで、生まれ変わったような気分になれるもんなんだ。 私のような可憐なうら若き少女なら尚更だぞ? それに周りの私を見る目だって変わる!」 「それは藤岡君のことかしら?」 ハルカがにやけてそう言うと、カナは見るからに顔を赤らめた。 「う、五月蝿い!! とにかくたまにはいいだろ!! それじゃ今日はもう先に出るからな!!」 そして残された二人。 「あらあら。あんなにムキになって、きっといつもと違う自分を藤岡君に見せたくて仕方ないのね。 カナったら、すっかり恋する乙女なんだから」 「全くですね、ハルカ姉様。でもあれじゃあ、藤岡も苦労します」 既にハルカとチアキには、カナと藤岡との関係はバレバレであった。 そうして二人は真っ直ぐに伸びた長い黒髪を揺らしながら出て行くカナの姿を見送った。 次へ→ 名前 コメント 4スレ目 保管庫 黒い人氏
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カナ「カナって10回いいなさい」 チアキ「…え?カナカナカナカナカナカナ…」 カナ「嘘だッ!」 ひぐらしが鳴きやんだ。 チアキ「……何がしたいんだバカ野郎」 カナ「私はちゃんとやった、でも御ハルカ様は許してくれなかった…」 藤岡のなく頃に 意味が分かんないんだけど誰か教えて -- 名無しさん (2009-08-25 20 10 53) 竜騎士07原作の「ひぐらしのなく頃に」が元ネタだよ。わかんなきゃググれ。 -- 名無し (2009-10-12 20 28 28) 名前 コメント 1-403氏 1スレ目 保管庫 小ネタ
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「あっ、お買い物……もうちょっと、追い込みたいのに」 ハルカが参考書の山に埋もれて言った。 「私がいきましょうか、ハルカ姉様」 「うん、今書くから、お願い。帰って来たら作るから」 チアキはメモを待つ間、ちょっと外を眺めてみた。 「白い物がチラチラ……いや、わさわさと」 「参ったなあ、傘もってきてないや」 中学校の下駄箱で、カナが嘆いていた。今朝は晴れてたはずなのに。 「送ろうか?」 「お、藤岡。いいところに湧いた。傘貸してくれ」 声の方を見ると、すぐ外で藤岡が傘を開いてたって居た。 「いや……だから、送ろうか?」 カナは肩をすくめる藤岡を「ふ~ん」と眺め、「しょうがない、たのむよ」と答えた。そして靴を履き替え藤岡の隣りへ。 「遠回りにならないか?」 「みなみんちなら、しょっちゅうおじゃましてるから」 「また夕飯にありつこうって魂胆だな」 「いや、今日はいいよ。塾も有るし」 二人はたわい無ないことを話しながら、学校を後にした。 「じゃあチアキ、お願いね。有希振って来たから、気をつけてね」 「はーい」 メモを受け取り、玄関へ。 長靴を履いて傘を持ち、戸を開く。 「おお、銀世界……」 「なあ藤岡。これってアイアイ傘だよな」 訊かれた藤岡は、暫く「ん~」と悩んだ後「そうだね」と、苦笑した。 「そういや、高校決まったんだってな、藤岡。で、どこ?」 「春香さんと同じ所」 「姉はもうすぐ卒業だ。残念か?」 藤岡はすこし俯き「ちょっとね」とだけ言った。 カナが「ふ~ん、モテるなハルカは」と傘のホネが揺れるのを眺めた。 そしてふと横に視線をずらすと、藤岡の顔が赤くなってるのに気がついた。 「おい、風邪引いたか? この寒さだしなあ。無理しないで、真っすぐ帰れよ」 「平気だよ。それに、もうここまで来ちゃった」 気がつけば、マンション近くの川原を歩いていた。 「なあカナ、もうすぐ卒業だし……」 もう、こんな風にカナと一緒にいられる時間は、取れなくなるな。 藤岡はそう思いつつ、大きく息を吸った。 「あの、ほら、もう一度言っておきたいことが」 「なんだ、急に改まって」 「スキ……」 藤岡が言いかけた所で「のわっ!」と盛大にカナが滑った。 咄嗟に傘が放り出され、背中を抱きかかえるようにして、その体が支えられた。 「あははっ、たしかに、スキだらけだ。サンキュ」 立ち直って吹っ飛んだ傘を拾いに行こうとしたカナだが、支えた腕が巻き付いてて手が届かなかった。 「ふ、じ、おか?」 「あの、卒業しても、ずっと仲良くしてくれるかな?」 「あ、ああもちろんだとも。どうしたんだ、さっきから」 「ほんと?」 「ほんとだって。だからその手……んーーーーー!?」 チアキは川原の道をスーパーに向かって歩いていた。 「あ、カナだ。藤岡もいる……なんだ、どっちか傘わすれたのか」 雪で視界が悪い中、身内だけが辛うじて判別できる距離でその姿を見付けた。 「あ~~、カナったらコケてるし。あのバカ野郎、藤岡が居なかったら雪まみれじゃないか。あ~、なんか怒られてるみたいだし」 「……今のは、なななななななな、なんだ? 顔がその、異様に近かったけど」 この寒い中、ほんの数秒の間、唇だけが暖かかった。 「あ、あの……まだ、仲良くしてくれる、って気、ある?」 藤岡は、試合の後よりも息切れしながら、とぎれとぎれに訊いた。 「ほほほら、もちろん。あたしだってほら、藤岡のこと、キライじゃないし」 カナはころげるようにして傘を拾った。 「ところでそこの二人」 にょっきり。 傘を持ち、藤岡のもとに戻るカナの背後から、チアキの声がした。 「おかしなことを、していなかったか?」 硬直する二人。もちろん、チアキではない。 「なななな、なんにもしてないよなー、藤岡」 「カナがコケただけさ。あは、あは、あは、はゴホッ」 「顔が赤いな。風邪か? カナもだ。伝染したか」 「いやこれは、そんなんじゃない。チアキもほら、赤いぞ。寒いからsだ」 カナがあたふたしながら言い訳する。 「ならいいけど。それじゃ、私は買い物に行って来る」 チアキは少し首を傾げつつ、去って行った。 「タワシに網、タマ~ねぎ♪海苔海苔海苔サンマ~♪」 唄いながらちょっと振り向く。 あの二人、腕組んでやがる。 藤岡は私の座椅子だ。返しやがれバカ野郎。 名前 コメント 8.1-896氏 8.1スレ目 保管庫
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玄関から出た私はただただ困惑する。そして、怒りと妬みの情が沸き上がる。 なんで、なんで藤岡とカナが……!? 私に気づいて二人はしていたことを中断したが、私はみた。二人が熱烈にキスをしていたのを。 「おお、ち、チアキ。ただいま。」 負の感情が更に沸き上がるが、無理やり押さえ込んだ。 「おかえり。」 「あ、あの、チアキちゃん。」 「ん。なんだー?」 あくまでも平静を装うが、心臓は今にも爆発しそうな程高鳴っている。 「その、遅くなってごめんね。」 「いや、気にするな。それより、うちのバカ姉につき合わせてすまなかったな。」 「バカってなんだー!」 無視。 「寒かったろう? 上がるか?」 ていうか上がれ! 上がってくれ! 「いや、夜も遅いし今日はもう。」 「…そっか。」 私はしょんぼりする。少しでも藤岡と一緒に居たかったのに。日課となっていたので寂しいし悲しい。 藤岡は、気を使ってくれたのか、私の頭を撫でてくれた。温かい。 「ごめんね。明日はちゃんとお邪魔するからさ。」 「当然だバカやろう。」 藤岡は優しく微笑んだ。その様子を訝しげに愚姉は見つめる。 「そうだ!」 「ど、どうした?」 いきなりの大声に驚く。 「チアキちゃんに、元気になる呪文を教えてあげるよ。」 呪文…? 「ふぅん、この少々ご機嫌斜めな妹を元気にさせるとな?」 カナが茶化す。だが、確かに、今の私はかなり元気じゃない。励ましなんかされたら逆に辛いんだがな。 「特別だから、チアキちゃんだけに、ね。」 「あー! ずるいぞ藤岡ぁ! 私にもぉ」 「はいはい、またいつかね。」 藤岡は私の肩に手をおいて、正面から見つめてきた。そう、まるでキスをする時のような………って、なに考えてるんだ! 「一度しか、一度しか言わないからね。」 「あ、ああ。」 落ち着けチアキ! 落ち着くんだ。 藤岡は口を耳元まで近づけてそっと呟いた。 「…………!」 「どう?」 「……うん。」 「その、元気に、なって……欲しい。」 「…うん!」 「そう、良かった。」 「ちょ! 藤岡! 一体どうしたんだよ! チアキが気持ち悪いほど上機嫌だぞ!?」 言うとおりだ。元気かどうかは兎も角、今の私は気持ち悪いほどテンションが しかし、良いのだろうかそんなこと。もし藤岡とカナの仲が予想通り進展したなら、『そんなこと』はまずい。 藤岡は分かっているのだろうか? 「それじゃあ、俺はこれで。」 「ああ、気をつけて帰れよ。」 「風邪ひくなよ。」 南姉妹は内心帰ってほしくなかったが、カナはチアキがいたので、チアキはカナがいたので、言えなかった。 そして藤岡は去った。 「はふはふ。うっめー!」 今晩はおでんだ。骨の髄まで温まる。 「それで、なんで遅かったの? 心配したのよ?」 ハルカの問いに箸が止まる。 「いや、…別に」 「…藤岡と、何かあったんだろ?」 うっ、やっぱりチアキには分かったか。 「うん。その、付き合うことになった。」 「え……」 「……」 ハルカの時間が止まる。チアキは特に反応しない。 「い、いやさぁ! 藤岡が熱烈に告白してきてさぁ! 断る由がないというかさ。」 「そ、そうなんだぁ。」 あれ?なんかハルカが気まずいオーラ出してるぞ? どういうこと? 「おめでとう。」 そう言ったのはチアキだった。ただそれだけ言うと、自室に向かっていった。 なんかよくわからんが、隠し事は良くないしな。なにも悪いことはない。 私はおでんに再び手をつける。 やっぱりか。 私は自室に閉じこもり、ベッドに横になる。 「藤岡、うまくいったんだなあ。」 私はふじおかを抱きしめる。 「ふじおかぁ…」 切ない。切ないよ。 だが、まだ終わってはいない。まだ機はある。私はさっきの藤岡の『呪文』思い出す。 『九時に公園で待ってる。話がしたい。』 所謂、密会だ。もしカナにバレたらカナは怒るだろうか。 いや、カナは関係ない。藤岡と二人きりになれると思うと、それだけで嬉しい。 まあ冷静に考えると、「機がある」は過言かもしれない。だが、私の高ぶる感情に変わりはない。 時計を見る。 「八時半…」 あと三十分か。そろそろ準備でもするかな。 私は制服の上にコートを着、手袋をした。マフラーも忘れない。 「よし!」 防寒は完璧だ。私は気合いを入れる。 ガラッ 「あら? チアキ、でかけるの」 「はい。…ちょっとコンビニに。」 「誘拐されるんじゃないぞー。」 「ふっ。」 私は鼻で笑う。 「お前は幸せ者だな。」 「へ?」 「それでは、行ってきます。」 「早く帰ってきなさいね。」 「はい。」 いざ、公園へ! 名前 コメント 3-575氏 3スレ目 保管庫