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スピードバトル ジュニアルール シニアルール プロルール スピードバトル マスター 特技 デッキ ― ― ラブ♪アンデッドデッキ 前衛 ゾンビ 2 ブラッド伯爵 1 ゼス 2 後衛 ラティーヌ 1 マンクス 2 オーパス 1 ノワール 1 魔法 悪魔のダンス 1 竜の盾 1 墓荒らし 1 スーパー 邪神ヤヌー 1 ジュニアルール マスター 特技 デッキ ― ― アンデッドハルカデッキ 前衛 ゾンビ 3 ブラッド伯爵 2 ゼス 3 後衛 ルージュ 1 マッド・ダミー 1 マンクス 3 オーパス 1 魔法 レベルチェンジ 1 竜の盾 1 バーサクパワー 2 デスチェーン 1 スーパー 邪神ヤヌー 1 シニアルール プロルール マスター 特技 デッキ ブラック ― ハルカパワー!!デッキ 前衛 ゾンビ 3 ゼス 2 ゴーント 2 ヤミー 2 ナッツロックル 2 ホロウダイン 2 後衛 クレア 2 フーヨウ 2 ダロス 1 ロブーン 1 ノワール 2 ヴァルテル 1 魔法 パワー2 1 竜の盾 1 デスチェーン 1 プラストーン 2 カードサーチ 2 スーパー 邪神ヤヌー 1
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前 「え? ハルカさん、風邪引いたの?」 「そうなんだよ、こないだお前が帰った後、夕方頃だったかなぁ。とにかくその頃熱が出てきてさ。」 「そ、そうなんだ。」 「あの日、ハルカの様子が朝からおかしかったのはわかってたけど、風邪引いてたとはねぇ。」 あの日を話に持ってこられたのには内心焦ったものの、バレてないようなので、ほっとした。 あれから、ハルカと藤岡はお互い何とか普段通りに徹しようとしていたが、 上手く隠し通せず、何か様子がおかしかったのはカナとチアキから見ても明らかだった。 他の2人には何とか普段どおりに接することができても、お互いの顔を合わせることなどできなかったのだ。 そして、ハルカに変に気を使わせるのも気が引けたし、自分も居づらいというのもあり、 藤岡は朝食をご馳走になった後、大して時間も経たないうちに帰ったのであった。 「それで、具合はどうなの?」 「それが全然熱が下がらなくてさ。全く、残された私とチアキにはたまったものじゃないよ。 ロクなご飯を食べてないしさ。」 軽口を叩いているが、いつもの元気はない。何だかんだ言って姉を心配している様子だ。 「オレ、今日は部活もないし、帰りにお見舞いに行くよ、メロンでも買ってさ。」 「そうだね。いい心がけだよ。」 「…だから、そんな心配しないで、ね?」 「し、心配なんてしてないよ!」 励まそうとしたら、照れくさかったのか、ローキックを放ってきた。 「い、いたたた…。」 「全く、失礼な奴だね。」 「でも、少し元気が出たみたいで良かったよ。その方が南らしいからね。」 「こ、この! まだ言うか!」 蹴られた足を擦っている藤岡に、更に追い討ちをかけてきたのだった。 痛い思いはしたが、カナを元気付けることができたので、良しとした。 学校が終わると、藤岡はお見舞いの品を買いにスーパーへと向かった。 カナは先に帰った。やはり、ハルカのことを心配しているのだろう。スーパーへ向かう途中、チアキと出会った。 「藤岡!」 藤岡を見るやいなや、勢い良く抱きついてきた。少しよろけるものの、何とか持ちこたえる。 今は見えないが、抱きつかれる前の顔は今にも泣きそうな顔をしていた。 「藤岡、ハルカ姉さまが…。」 「うん、南から聞いたよ、風邪を引いてるんだって?」 「あぁ、けど、ちっとも治る気配がないんだよ…。」 「そんなにひどいの?」 「薬を飲んでも、少しの間良くなるだけで、その後にまた悪くなるんだ。」 余程ハルカのことを心配しているのだろう。チアキはすがるように訴えかけてきた。 「…なぁ、藤岡。ハルカ姉さま、大丈夫だよな? このままよくならないなんてことはないよな?」 「大丈夫だよ。」 即答されたチアキは思わず顔をキョトンとしてしまった。 「だって、南やチアキちゃんがこんなに心配してるんだから。勿論、オレだって。 それを裏切ったりするようなハルカさんじゃないでしょ?」 「当たり前だ! ハルカ姉さまが私たちを裏切ったりするもんか!」 チアキが大声を上げると、藤岡はチアキの頭を軽く撫で、笑いかける。 「だから、大丈夫だよ。さあ、早く買い物をすませて帰ろう。」 「…そうだよな。何であんなに心配する必要があったんだろう。」 チアキは先程よりもきつく抱きしめてきて、顔を見上げてきた。 「ありがとう、藤岡。」 不安は完全に消えたわけではないだろうが、先程まで深刻な顔をしていたとは思えない笑顔だった。 買い物をすませた後、すぐに南家へと向かい、上がらせてもらう。 チアキは晩御飯を作るために台所に向かい、藤岡はハルカの部屋へ向かった。 軽くノックをし、部屋に入るとトウマも来ていた。 「トウマ、来てたのか。」 「そういう藤岡も見舞いに来たのか? けど、ハルカなら今寝てるぞ。」 「そうか。けど、確かにハルカさん、あまり良くなさそうだな。」 「あぁ。」 ハルカは眠ってはいるが、うなされている。藤岡が泊まった時に見せた寝顔とは大違いである。 「熱がかなり高いんだけど、頭痛の方がひどいみたいでさ。 さっきまで内田と吉野が来てて、その時は起きてたけど、その時も辛そうにしてたな。」 「そうなんだ。」 藤岡に今の状態のハルカのことを説明しながら、トウマはハルカの額に乗せていた濡れタオルを取り、 水を汲んである洗面器に浸す。十分浸した後に搾り、丁寧にたたんで再びハルカの額に乗せる。 「南は?」 「多分台所で飯でも作ってるんじゃないか? よくわからないけど、ハルカがこんな状態だってのに何か張り切ってたぜ?」 チアキが買い物に出かけていて、カナが台所で料理しているのならば、他に看病する者が必要だ。 トウマはその役目を引き受けたのだと推測できた。 「ハルカさんの面倒はオレが見るから、トウマは休んでていいぞ。」 「いいよ、まだそんなに時間経ってないから。それに、オレはハルカの弟分だからな。」 「そっか。偉いな、トウマは。」 「よ、よせよ。」 「はは、照れるなよ。」 藤岡がトウマの頭を撫でようとすると、トウマは恥ずかしがって、それを避けた。 そんな2人のやり取りに反応したかのように、ハルカが寝返りをうち、藤岡達の方に顔を向けた。 それにより、タオルが額から落ち、手も片方布団からはみ出した。 「やれやれ、しょうがないな、ハルカの奴…。」 トウマがタオルを拾おうと、藤岡がハルカの手を布団の中へ入れようとすると、 ハルカが藤岡の手を掴んできた。 「ハルカさん?」 藤岡の手を掴むと、ハルカは先程うなされていたとは思えないような笑みをこぼしていた。 それを見た藤岡も思わず笑みを浮かべてしまい、掴まれた手を握り返した。 「あ、ハルカさん。起きちゃいましたか?」 「? あ、あれ? 藤岡君?」 ゆっくりと体を起こし、藤岡を見つめる。 「お、おい、起き上がって大丈夫なのか?」 トウマの声も聞こえず、ただ呆然としている。未だに自分が目を覚ましたことを実感できていない。 「あの、ハルカさん?」 「おい、ハルカ! ちゃんと意識はあるのか?」 「え? うん、少し寝たから、良くなったみたい。」 2回目のトウマの問いでようやく自分が起きたことを実感できた。 そして、自分が藤岡の手を掴んでいることにも気づく。 「あっ! ごめんなさいね。…その、迷惑かけちゃったみたいで。」 「い、いえ、気にしないで下さい。」 慌てて藤岡の手を離す。すると、妙な名残惜しさを感じたが、 カナが部屋に入ってきたせいで、それに対する疑問は一時吹き飛んだ。 「あ! おい、ハルカ! 起きて大丈夫なのか!?」 「うん、まだ痛みとか残ってるけどね。」 「いや、お前、さっきまで具合悪そうだったじゃないか?」 「そう言われてもねぇ。寝たから良くなったんじゃないかしら?」 自分で具合の良さを調節できるわけではないので、問い詰められても困る。 「ところで、カナ。台所で何かやってたんじゃなかったのか?」 「いや、せっかく私が自信作の創作料理を作ろうとしたら、チアキが邪魔してきてさ。 チアキが買ってきた食材も入れようかとも思ったんだが、止められて、追い出されたんだよ。」 「…で、何を作ろうとしていたんだ?」 「お粥だよ、フルーツヨーグルト粥。藤岡がメロン買ってくるって言ってたし。」 「何だよ…、その初心者が陥りやすい過ちを見本にしたような創作料理は…。」 トウマが呆れ気味に言い放つが、正直邪魔されて良かったと他の2人も思った。 しかも、チアキが買ってきた食材も入れようとしたって何を入れようとしたと言うのか。 「じゃあ、ハルカさんの具合が少し良くなったみたいだし、オレ、そろそろ帰るよ。長居しちゃ悪いから。」 「あ、ならオレも帰るよ。藤岡、一緒に帰ろうぜ。」 帰ろうとする2人のやり取りを見て、ハルカは少しだけトウマを羨ましく思った。 何故だろうか、今まではそういったやり取りを微笑ましく思っていただけなのに。 「じゃあな、ハルカ。お大事にな。」 「それじゃあ、また。チアキちゃんによろしく。」 「うん、2人ともありがとね。」 「じゃあ、玄関まで送ってくるよ。」 3人が出て行き、ハルカは部屋で1人になる。 こないだあんなことがあったのに、不思議なことに何事もなかったかのように自然に過ごせた。 それは確かに自分達にとって良いことなのだろうが、それはそれで、何か不服だった。 (あれ? どうして?) 「送ってきたよぉ。」 2人を見送ったカナが戻ってきた。 「まだ、寝てなかったのか。しつこいようだけど、寝てなくて大丈夫なのか? 本当、藤岡が来る前とえらい違いだな。」 「そ、そう?」 突然、藤岡が話に出てきて動揺してしまう。 「ふぅむ、あいつはどうも人を元気付けるのが得意みたいだね。 やっぱ番長だからか? 今朝だって学校で、…あっ いや、何でもない…。」 感心したり顔を赤くしたりするカナの言葉を聞いて、ハルカは再び考え出した。 さっきから何故自分は藤岡のことを考えているのかを。 そして、今まで自分が見てきた藤岡を思い返してみた。 チアキを膝に乗せて甘えさせている藤岡。トウマをまるで自分の弟であるかのように可愛がる藤岡。 散々な目に合わされているだろうに、カナの頼みごとをきいてくれる藤岡。 いつも藤岡は嫌な顔をせず、優しく皆に接してくれていた。 そんな藤岡だからこそ、自分の部屋を貸すことができた。 だから、簡単に甘えたい衝動に駆られてしまったのだ。 あんなおかしなことをしてしまったのは藤岡にもっと自分を見てもらいたかったからだ。 先程自分が起きた時、優しく自分を見つめていた藤岡の顔を思い浮かべる。 自分は単に父親の影を追っていたと思っていたが、違ったのだ。 「? ハルカ?」 (そっか、私は…。) 「おーい、どうしたんだぁ?」 (藤岡君のこと、好きだったんだ…。) 自分の気持ちに気づくことができたのだった。 「ハルカさん、具合が良くなって良かったよ。」 「…あぁ、そうだな。オレもそう思うよ。」 素直に喜んでいる藤岡に対し、トウマの顔は少し曇っていた。 ハルカの風邪が良くなったことを喜んでいるのは本心だろうが、考え事をしていた様子だ。 「どうしたんだ、トウマ? 何か考え事?」 「いや、何でハルカの奴、藤岡の手を握った途端に笑ったのかなって…。」 「何でかは知らないけど、いいことじゃないか。良い夢でも見てただけかもしれないぞ? あっ でも、オレが部屋に入った時は苦しそうだったな。」 「そうなんだよなぁ…。」 腑に落ちないといったような表情でいる。 何でそんなことを疑問に感じているのかを藤岡には理解できなかった。 「…そういやあの時、藤岡は藤岡で何か笑ってたよな。」 やがて、何かを思い出したようにトウマはつぶやいた。 「え? うなされていたのが笑えるようになって良かったと思っただけだけど、それがどうかしたか?」 「そうか? それにしては、オレやチアキには見せたことない顔だったぞ?」 トウマは少しむくれたように言う。 「トウマ、もしかしてハルカさんのこと好きなのか?」 「そんなわけないだろ!」 少しそう思っただけに過ぎないのだが、トウマを怒らせてしまった。 そこから別れるまでの間、藤岡はトウマをなだめるのに一苦労したのだった。 (結局トウマの奴、一体何を言いたかったんだ?) トウマと別れ帰宅した後、考え事をしだした。 (けど、トウマやチアキちゃんには見せたことない顔、か…。) 考えてみれば、確かにハルカに対する接し方と2人に対する接し方は違っていた。 しかし、それは年上と年下の違いじゃないのかと自分の中で仮定を出す。 (だったら、南はどうなるんだ?) カナに対するそれは、どちらかというとチアキやトウマに近いのかもしれない。 だとすると、ハルカにだけ違う接し方をしているということになる。 『…お父さん。』 不意にあの時のハルカの寝顔が頭に浮かんだ。 トウマは何を言いたかったのか、何故唐突にハルカの笑顔が出てくるのか、 結局どちらの答えを見出せずにその日を終えるのだった。 次
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超昂閃忍ハルカ 207 :名無したちの午後:2008/03/03(月) 20 57 38 ID V//m155Y0 超昂閃忍ハルカのコキ報告、誰か頼む サンプルCGの足コキが妙にツボだったんだ。 208 :名無したちの午後:2008/03/03(月) 21 13 39 ID yQz9135Q0 確認出来たのはナリカだけだが、LV1~3まであって戸惑いつつ~かるいS入ってとランクアップしていくよくあるパターン まだ全然コンプ出来そうもないので他のキャラはわからない 209 :名無したちの午後:2008/03/03(月) 21 26 15 ID V//m155Y0 208 ㌧クス ハルカの足コキがあったら教えてくれ。即買いに走るわ。 210 :名無したちの午後:2008/03/03(月) 21 50 08 ID 3gqMzMsB0 209 ハルカはないよ。あと受けシチュでナリカのオナホコキとかあるぜよ。 関連レス 423 :名無したちの午後:2011/07/04(月) 08 18 27.69 ID 3HICCGct0 オナホでぐっぽぐっぽ抜かれてしまうエロゲはありませんか? 424 :名無したちの午後:2011/07/04(月) 08 26 53.91 ID 7johGlDPP オナホと聞いてまっ先に浮かぶのはハルカのナリカだな オナホでぐっぽぐっぽに特化した音声作品ならあるけど… エロゲでは特化した作品ってなくない?
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前 藤岡とハルカが結ばれてから数週間が経った。とは言うものの、2人のやり取りに変化はあまりない。 以前と同じように藤岡が南家へ立ち寄るだけで、デートもロクにしていない。 せいぜいよく2人で買い物をするようになったぐらいだが、本人達はそれで満足している。 一応2人が付き合い始めたということは周りに広まっていったが、未だに実感を持っていない者は少なくない。 ハルカの妹達も例外ではなく、最初に聞かされた時など何の冗談だと思ったほどだ。 ある日ハルカが買い物に出かけたのを確認すると、カナはチアキに話を持ち出した。 「なぁチアキ、お前はどう思う?」 「何がだ?」 「決まってるだろう、ハルカと藤岡についてだ!」 何が決まっているのかは知らないが、やけに落ち着いていない状態だった。 「…やれやれ、2人が付き合うことに何の問題があるんだ? 別に悪いことをしているわけでもないし、以前とそれ程変わらないじゃないか。」 「そうは言ってもだな、おまえは気にならないのか?」 「別に。」 そっけなく言うが、チアキも内心ではかなり気にはなっていた。本人達はそうと言っているが、 2人のやり取りを見ると、あまりそのようには見えない。本当にそんな関係になったのかと疑問に思う。 少なからず慕っていた藤岡を、尊敬しているハルカに取られたなどと思いたくないという現実逃れかもしれない。 「う~ん、やっぱ恋人同士なら何かあってもいいと思うんだがなぁ。」 「本人達が納得しているんだから、いちいち茶々入れなくていいと思うよ。」 またロクなことを考えてなさそうな姉を見て、呆れかえる。 「…やはり、ここは私達の目が届かない所を見張るしかないな。」 「どういうことだ?」 「あの2人の様子が変わっていったのがいつ頃からかわかるか?」 「そうか! 藤岡がここに泊まった時!」 実際1回目の時は妙に余所余所しくなり、2回目の時に2人は付き合いだしたと言い出した。 ハルカが風邪を引いたのも藤岡が泊まった日の夕方頃だった。 「そうだ、つまりもう一度藤岡をここに泊めて、夜中に2人の様子を窺えばいいんだ。 2人きりになれば、奴らは必ずや普段とは違う行動、それこそおかしなことの1つや2つはするだろうさ。」 「そうは言っても、肝心の藤岡が…、あっ!」 「気づいたようだな、チアキ。そう、十中八九間もなく藤岡はここに来るだろう。 ハルカの買い物の荷物持ちとしてな、フフフ…。」 (コイツは…。) 普段はバカ野郎の代表格なのに、妙なところで頭が冴える姉に呆れるを通り越して感心してしまう。 しかし、2人には申し訳ないと思うものの、自分達の前では変化がない藤岡とハルカが 2人きりになるとどうするのかは気になってしまう。チアキがそのような葛藤と戦っていると、 カナの予想通り、ハルカは藤岡を連れて帰ってきた。 「え? 泊まっていってくれ? どうして?」 「え? えぇと、ほらあれだ! 1人でも多い方が賑やかになるだろ?」 「オレはいいんだけど…、大丈夫なんですか?」 そんな怪しい理由で聞いてくれる藤岡のお人よし加減もどうにかならないものかと思ってしまう。 「そうね。せっかくカナがそう言ってくれてるんだし、泊まっていって? チアキもいいよね?」 「もちろんです、ハルカ姉さま。」 条件反射で答えてしまった。藤岡が泊まってくれること自体は嬉しいが、 カナの企みまでは口に出せず、罠にはめたような気持ちになり、少し罪悪感が出てきた。 「じゃあお言葉に甘えて、泊めてもらおうかな?」 「ああ、是非そうするがいいさ。」 2人は何も怪しむことはなく、カナの申し出を受けたのだった。 ハルカは久しぶりに藤岡が泊まることを素直に喜んでいる様子で、藤岡もそんなハルカを見て微笑んでいる。 仲良く会話をしている2人を見て、カナは計画が順調に進んでいることに密かに笑みを浮かべ、 チアキは2人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだった。 「さてハルカ、確かお前は藤岡と恋人同士だったよな?」 晩御飯を食べ終え、後片付けをした後、カナは唐突に尋ねてきた。 「え? うん、そうだけど、それがどうかした?」 「なら別に藤岡と一緒の部屋でも構わないな? 恋人同士なんだから。」 「(! ちょっとカナ! こっちに来なさい!)」 ハルカは顔を赤くし、カナの腕を掴み、チアキから離れた場所へ移動した。 「(チアキがいるんだから、教育上まずいでしょ! 若い男女が1つの部屋で一緒に寝るのは!)」 「(その辺は心配いらん。チアキは男女で行うおかしなことに関しては無知だからね。)」 「(ちょ、ちょっと!!)」 既にそういう関係を持っているものの、妹に指摘されるとやはり恥ずかしいものがある。 しかし、カナがどこまでわかっていて言っているかはわからなかった。 「どうかしましたか? ハルカ姉さま。」 チアキが何をもめているのか、不思議そうに聞いてきたのに対し、焦ってしまう。 「(…そうね、変に拘っても不信に思われそうだし。)」 「(よし、決まりだな!)」 チアキに妙な疑問を持たれても困るので、ハルカは自然に振舞えるように仕方なしにカナの提案を呑んだ。 だが、やはり以前のような小細工なしに藤岡と堂々と同じ部屋で眠れることは嬉しかった。 それから時間が経ち、就寝時間についたというのに、チアキは全く眠くならなかった。 カナと同じように、藤岡とハルカのことが気になっていたため、目が冴える。 結局カナを止めることができなかったが、せめて自分だけは覗き見る真似はしまいと誓い、寝ようとする。 (いや、カナを止めなかったのは正解かもな。カナに確認させつつ、私はそんなことしなくて済むし。) 自分でもよくここまで邪なことを考えられるものだとおかしくなる。 それから、カナの暴走は上手く使えるんじゃないか、やはり自分の目で確認したいなど 色々考え込んでしまい、普段ならとっくに眠っている時間でも眠れなかった。 『当たり前だ! ハルカ姉さまが私たちを裏切ったりするもんか!』 ハルカが風邪を引いていた時に藤岡に言った言葉を思い出す。 あの時は藤岡に本当に元気付けられたものだ。プールで溺れかけた時に助けてくれたこともあったし、 優しいだけでなく、頼りにもなる藤岡にチアキは惹かれていた。 ハルカがそんな藤岡を自分から奪うわけがない、だからあれは何かの冗談だ、 現に2人はそんな素振りを見せていないじゃないかと何度も自分の都合の良いように考えようとしていた。 しかし、結局はハルカと藤岡のことが気になってしまい、2人がいる部屋の様子を見に行くことにしたのだった。 ハルカの部屋の前にたどり着いたが、カナの姿が見当たらなかった。 しかし、今のチアキにとってはどうでもいいことなので、気にせずドアに近づく。 ドアは閉まっているが、何やら物音が聞こえる。それはベッドが軋むような音で、思いのほか激しい。 何がなんだかわからないチアキは、物音を立てないようにドアを開け、部屋を覗き見た。 その先には藤岡を上に裸で抱きしめ合っている2人の姿があった。 ただくっついているだけではなく、激しく腰を振っていて、顔も2人とも興奮しているのか、頬を赤くしている。 普段の穏やかな2人からは想像もできない動き、表情だった。 (何だ? 何だ、…これは。) 2人の行為にただ唖然と見ているしかなかった。 何故裸で腰を振っているのかまでは理解できなかったものの、その光景には何か嫌なものを感じた。 「…藤岡君! ……私、…そろそろ!」 ハルカは息を乱しながらも何かを訴える。何がそろそろなのかは理解できない。 「……オレも、すぐに!」 ハルカの言葉を合図にしたかのように、藤岡はより一層激しく腰を振り始めた。 それに合わせるかのようにハルカも動きを激しくする。 「―――!!」 突然ハルカが背中を反らせ、今まで自分が聞いたこともない声を出したのにチアキは驚いた。 藤岡もハルカから腰を離し、何かをハルカの体めがけて飛ばした。それは胸やお腹を白く染め上げようとする。 (何だ、あれは? おしっこじゃないよな?) 混乱しているチアキをよそに2人は行為を終えていた。 行為を終えても呼吸は荒いままで、2人は体制を変えずに呼吸を落ち着かせようとしている。 いや、余韻に浸っているというのだろうか。 (どういうことなんだ? 一体2人は何を…。) 呆気に取られている間に2人は既に別の行動をしようとしていた。 2人は微笑みながら見つめ合い、お互いの顔を近づけていく。 (!! や、やめ…。) 悲痛な叫びも声にならない。衝撃的な光景を次々と見せられたが、一番見たくないものを目にしてしまった。 やはり藤岡とハルカはそういう関係になっていたのだ。チアキの中で絶望が大きくなる。 (……嘘だ。ハルカ姉さまが、藤岡と…。) あまりの絶望に体制を崩したことでドアにぶつかり、大きな音を立ててしまった。 ドアはわずかに開いていたので、チアキがよりかかったことにより、大きく開き、 チアキはハルカの部屋に入ってしまう形になった。 次
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御子神ハルカ〔みこがみ はるか〕 作品名:あにゃまる探偵キルミンずぅ 作者名:[[]] 投稿日:2010年4月16日 画像情報:640×480px サイズ:160,002 byte ジャンル:[[]] キャラ情報 このぐぬコラについて コメント 名前 コメント 登録タグ 2010年4月16日 あにゃまる探偵キルミンずぅ 個別み
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御子神 ハルカ 声 - 根谷 美智子 三姉妹の母で金髪の獣医。動物と心を通じあわせる不思議な力を持ち、その資質を生かして「動物の心のケア」を専門にしているセラピスト。仕事のときはピンクのサファリスーツを着ている。 第1話でロシアのボストーク・サーカスへ、ホームシックにかかった象の治療をする為に出発し、第3話で日本に帰国。「マトリョーシカ型の弁当箱」をお土産にする(喜んだのはリムだけだった)、珍料理「ゾイシーオーチョ」(逆さ読みで超美味しいぞ)を作るなど一風変わったセンスの持ち主。 動物との交流については判り易い助言を行い、娘達を導いてゆく。キルミンの存在を知っていた。
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画像 性能 Icon Size Type Cost PRICE Hp Str Tec Wlk Fly Tgh 備考 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (ハルカBS@.png) S ―空―― - - - - - - - - Name 威力 弾数 射程 速度 間隔 回数 備考 HOMING LASER 4 450 240 300 1000 3 動作 左右の翼型のBSから左右4本ずつ、ホーミングビームレーザーを射出する。 その他 レビュー・コメント 後は任せたーぱぱぱぱぱん・ω・ -- (ななし) 2013-05-22 22 39 45 表の下にパーツに書かれている文面らしき物が書かれていたので削除 -- (名無しさん) 2013-05-23 12 15 20 名前 コメント すべてのコメントを見る
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■ハルカ・サイオンジ 種別:ゲスト 性別:女性 年齢:15歳 所属:紅蓮の旅団 役職:チームメンバー 職位:格ゲーお嬢様 種族:人間/真実を知る者 メイン:ストームコーザー サブ:アカシャアーツ マスター:エグゼキューター 身長:145cm 体重:45kg PL名:sekaiya イメージ:姫海棠はたて(東方プロジェクト) 「あたしより強い奴に会いに行く……!」 外見 濃い紫がかった栗色の髪/ロングツーテール。 全体的に活動的な衣服でブラウスにミニスカート。だが下にショートパンツを履いている。 スタイルは姉譲りで良好。なかなか良いものを持っている。 足はその日によって変えている。ローファーだったり頑丈そうなコンバットブーツだったり。 たまに下駄を履いていたりもする。 人格 激情家。感情表現の激しい、そして血の気の多い性格。 とは言えその思考は極めて冷静で的確であり、表面的な部分だけが激情と言える。 長年の対戦ゲームで鍛えられたからか、煽り煽られヒートアップしつつも実際は落ち着いた戦いが出来る。 ただ戦闘中の口は非常に悪い。日頃は割とお嬢様然としてるのに。 戦闘スタイルは完全に自己完結型であり、とにかく連続コンボを決めて気持ち良くなる構成。 ただ、それだけにその戦闘力は非常に高く、フィルトウィズ初心者ながらカナタと比べても引けを取らない。 フィルトウィズへのスタンスは「面白そうなゲーム」程度でしか無いが、ゲームにも礼節はあるということで普段はフィルトウィズ住人へのメタ的言動は控えている。 現状はアクターへの距離感を測りかねているため、概ね同じゲストと交流を図っているようだ。若干人見知りしているとも言う。 所持特異点 真実を知る者 元々はとあるコロニーで日々をゲーム漬けで過ごしている少女。本名を齎穏寺遙と言う。 姉に齎穏寺彼方が居る。姉妹仲は良好であり、闘病中の彼女をときおり見舞いに行っている。 格闘ゲーム至上主義者であり、いわゆるVRMMOを食わず嫌いしていたが、友人が皆格闘ゲームに飽きてフィルトウィズに行ってしまったため、悲しみを背負ってフィルトウィズにやってきた。そしてドハマリした。 依頼は特に退治系のものを好み、強敵であるほど好んで挑んでいる。 連携プレイというものに縁のない経歴ではあったが、今は紅蓮の旅団でチームワークを勉強中である。 家族構成は母と父に妹が一人。父が医療関係者で母が看護師だった為、姉とともに病院船に引き取られた経緯がある。 実は現実では眼鏡っ娘。勉学の成績も良く、将来は父の跡を継ぐ医者になる予定だった。 飛行移動 ストームコーザーの生来の能力。 本来、普通の人間には無い飛行能力ではあるが、格闘ゲームで空中殺法を学び極めていたハルカに取っては水を得た魚そのものである。 三次元機動による縦横無尽の攻撃は苛烈そのものであり、ハルカ自身も姉譲りの運動適性を持つことから、鬼に金棒と行ったところか。 宿敵:魔族 ストームコーザーの宿命。あるいは、強敵への渇望。 流石に味方へ襲いかかることはないが、システム的なペナルティもあり、魔族相手には非常に喧嘩っ早い。 後述の不利特異点の影響や、装備品で意志を削っていることもあり、誰かが止めに入らないと自動的にラウンド1、ファイッとなりかねない。 脳みそ筋肉 完全に素。システム的にも保証されたもの。 元々大会での優勝経験も持つハルカは自信家であり、フィルトウィズでも変わらない。 激情家ということもあり、挑発されると非常に弱い。 ……ただ、紅蓮の旅団という大会を知り、最近はちょっぴり謙虚になっているとか何とか。 PickUp 瞬間火力特化。雷撃と連撃による打撃と、そこそこの回避能力を両立している。 必殺技は飛び道具の雷で牽制してからの一気に間合いを詰めて怒涛の連打に止めの一撃を打ち込む通称『ハルカ羅刹掌スペシャル』。 フィルトウィズに来て日は浅いがアカシャアーツの技術を完全に使いこなしているようだ。 Mission Report キャラクターシート/通常
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いつものように藤岡の膝の上に座り、まったりとしているチアキ。 藤岡も初めてされた時は少し戸惑ったものの、それ以降はごく自然なこととしている様子だ。 そんな2人の様子を見て、微笑ましく思うハルカ。 (ふふ、私がお父さんに甘えていた頃もあんな感じだったのかしら。) 藤岡に父親の面影を見てしまうのは、チアキだけじゃなかった。 チアキをそうさせたのはハルカであり、最初に藤岡からそれを感じ取ったのも彼女である。 そのためか、晩御飯をご馳走した後、少しお喋りをする程度のはずがかなり話し込んでしまい、 藤岡が帰る頃には夜遅くだったということも珍しくない。 その日はそれが普段以上にひどく出てしまい、気づいた頃には日が変わろうとしていた。 「ごめんなさい、こんなに遅くなるまで付き合わせちゃって。」 「いえ、明日は休みですし、大丈夫ですよ。それじゃあ、また来ます。」 藤岡が帰ろうとすると、チアキがあることを提案した。 「そうだ。最近は何かと物騒だから、夜道は危ない。今日は泊まっていくといいよ。」 「ええ!? いいよ、さすがに悪いから!」 藤岡としては女の子と、ましてや自分が惚れている相手と同じ屋根の下で寝泊りするとなって、 平気でいられるわけがない。その動揺は大きい。 「そうそう、別にか弱き乙女でもないから大丈夫じゃないか? 番長なんだし。」 「そういう問題じゃないだろ、バカ野郎。」 「とにかく、チアキの言う通り心配だから、泊まっていって、ね?」 何か心配されているようなので、断っても変に気を使わせることになるかと思い、 やっぱり泊まっていくことにした。 「う~ん。じゃあお言葉に甘えて…。」 「だけどさ…。」 カナがある疑問を投げかけてきた。 「泊めるのはいいんだけどさ、コイツをどこで寝かせるつもりなんだ?」 「毛布を貸してもらって、居間で寝ることにするよ。」 「待て。そんなことして風邪でも引いたら、どうするんだ? ちゃんとした所で寝ろよ。」 「そうは言っても、他に寝る場所なんてないだろ?」 「おい、カナ。ちゃんと考えろ。」 などと色々話し合っていると、ハルカがある提案を持ち出した。 「居間で寝てもらうのは悪いから、藤岡君には私の部屋を使ってもらって、 私はカナかチアキの部屋で寝かせてもらうというのはどうかしら?」 「うぅん、まあいいんじゃないか?」 「それならハルカ姉さま、私と一緒に寝ませんか?」 「うん、ありがとうチアキ。藤岡君もそれでいい?」 「え? あっ はい。」 そんな簡単に男に部屋を貸していいものなのかと不思議に思いつつ、 せっかくの好意を無下にするのもいい気がしないので、承諾しておいた。 「じゃあ、ちょっと待っててくれる? 私の部屋片付けてくるから。それと、寝巻きも持って来るわね。」 「はい、ありがとうございます。」 「ハルカ姉さま、手伝いましょうか?」 「うぅん、いいわ。それじゃあ、ちょっと待ってて。」 こうして話がつくと、カナとチアキは自室に戻り、ハルカは自分の部屋を片付けに行った。 藤岡は電話を借り、家族に「友達の家に泊まる」と伝えておいた。 それから居間で少し待っていると、ハルカが寝巻きを持ってきてくれたので、それに着替えた。 しかし、この寝巻きは曰く付きであった。 (やだ! こうして見るとますますお父さんみたい…。) そう、ハルカが持ってきた寝巻きは父親が使っていたものだった。 別に何かを意図して持ってきたわけではなかったのだが、 相手はまだ中学生だというのに、父親の面影をより強く見出してしまっていた。 「あの、どうかしましたか?」 「え!? うぅん、何でもない! そ、それより、納戸にしまってあったお父さんの寝巻きなんだけど、どう、サイズとか問題ない?」 「はい、少し大きいですけど、大丈夫です。この方が寝やすいですし。」 「そう? ならいいけど。何かあったら呼んでね。それじゃあ、おやすみなさい。」 「はい、おやすみなさい。」 藤岡が寝る頃には既に0時を過ぎていた。本来なら眠くなっていてもおかしくはないのだが、 「………眠れない。」 眠れなどしなかった。ここは女性の部屋である。 今自分が使っている布団だって、普段はハルカが使っているものだ。変に意識してしまい、落ち着けない。 それからしばらく経ったが、悶々とした気分は続いていた。 どれほどの時間が経ったのかわからないが、眠気は少しずつ強くなってはいるものの、中々寝付けない。 トイレの水が流れる音が聞こえるが、自分のこの興奮までは流してくれない。 とにかく自分を落ち着かせようと頑張っていると、突然ドアが開いた。誰かがこの部屋に入ってきたようだが、 半端に起こっている眠気のせいで起き上がって確認しようとするものの、できない。 その何者かは、あろうことか布団の中に潜り込んできた。その時、ようやく侵入者の正体がわかった。 「ハ、ハルカさん?」 トイレから寝床に戻る際、ウッカリ自分の部屋に戻ってきてしまったのだろうか。 しかも困ったことに名前を呼んでも反応してくれない。 藤岡の存在に気づきもしないで、すっかり寝入ってしまっているようだ。 (困ったなぁ。ひとまず起きてもらわないと…。) そう思い、ハルカを起こそうとすると、いきなり抱きつかれ、 女の柔らかな感触やシャンプーの匂いなどを強く受けてしまった。 思いもよらぬハルカの行動にロクに声も出せずに固まってしまい、 これが女の感触や匂いなのだと、思わず今の状況を堪能してしまう。 (いや、駄目だ! 俺には南がいるんだ!) 今の状況に流されかけるも、カナの顔を思い浮かべ、何とか解こうとする。 しかし、意外にハルカの力は強く、生半可な力では解けない。 かと言って、無理に力を入れるとハルカに怪我をさせてしまうのではないかと悩んでしまう。 大声を出すというのも、カナやチアキまで起こしてしまう恐れがあるから、できない。 特にカナには誤解されたくないし、今の状況を見られたくない。 どうやって、この状況を抜けるかを考えていると、 「…お…さ…。」 ハルカが寝言を口にしている。どんな夢を見ているかは知らないが、 藤岡とは対照的にぐっすりと眠っている。 「…お父さん。」 ハルカはそう口にすると、途端に笑みを浮かべた。何か良い夢を見ているらしく、その笑顔は幸せそうだ。 それを見てしまった藤岡は起こしては申し訳ない気分になり、起こすことができなくなった。 (仕方ない。このままやり過ごそう。) 「う、うぅん…。」 日が昇り始めた頃、ハルカは目を覚ました。良い夢を見たからか、やけに目覚めがいい。 そのためか、今の自分が藤岡を抱きしめている状況を早く認識できた。 「…あ、おはようございます。」 ハルカが起きたことを確認すると、藤岡はとりあえず挨拶をした。 ハルカとは違い、藤岡の方は寝ようとはしたものの、全然眠れやしなかった。 そもそも、女に抱きつかれたまま、平然と寝ることができる男ではない。 「あ、あれ、藤岡君!? な、何で!? ……あぁ、そうか!」 慌てて離れるも、意外なことに早く事の成り行きを理解した。 「ごめんなさいね、私…。」 「い、いえ。気にしないでください。ここはハルカさんの部屋ですし、仕方ないですよ。」 申し訳なさそうにするハルカを見て、起き上がって何とかフォローしようとするもロクな言葉が出てこない。 「そうは言っても、……あっ。」 突然ハルカの視線が藤岡の股間に集中しだした。 「え? ……あっ。」 藤岡の方も自分の股間を見ると、そこは大きく膨らんでいた。無理もない。 一晩中女に抱きつかれたまま過ごしていたのだ。健全な中学生には刺激が強かった。 「…え、えぇと。…その、すみません。」 ズボン越しとは言っても、あまりの恥ずかしさに思わず両手で隠してしまう。 それでもハルカの視線が外れることがなく、より一層羞恥心が高まる。 「………ねぇ。」 藤岡がそんな恥ずかしさからどうにかなってしまいそうになっていると、 呆然と藤岡の股間を見つめていたハルカが声をかけてきた。 「…これって私のせいでこうなっちゃったの?」 次
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ハルカ・ユリ 見た目は12~14歳程の少女だが、実際は魔王が世界を征服をしていた時代に作られた人造人間。 無口で大人しい少女だが、結城には心を開いており、常時甘えたがる。 ゾーンのイデアジュエルを体内に内蔵されており、さながら膨大な魔力庫になっている。 かつての魔王が、一度その魔力の全てを注ぎ込んだと言われている。 魔王討伐後はその危険性から人界にて封印されその存在ごと秘匿とされてきたが、魔王軍の残党と通じる裏切り者達により封印を解かれエクスペリメント計画と平行し実験台とされていた。 結城と別れてからの数年間はひたすら魔王軍から逃げるために世界を転々としていたが、ある日結城との再会を果たす。 その後は彼と日々を過ごすことに。