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PREV:第1話 後編 NEXT:第2話 後編 ストーリー 状況を整理 キリコ 現在このシミュレーターはキリコも予測のできない不具合に見舞われている キリコ 守護者の切り札達が人の姿になったのもその影響の一つ キリコ 【プレイヤー】にもどんな影響があるか分からない危険な状態 キリコ キリコ達はこのシミュレーターの不調を早急に調査し改善が必要 キリコ 【プレイヤー】を先に帰すのは駄目なのか?危険なのでしょう? スペル・デル・フィン ……その提案を拒否【プレイヤー】が来て不調が現れた可能性もある キリコ 【プレイヤー】が居なくてはこの原因を調査することができない キリコ imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 面倒ですわね私達はその間自由にしていてはいけませんの? ネロ・グリフィス 許可できない貴方達が自由に動くとこの世界に更に影響が出る恐れがある キリコ この世界も案外面倒なのですね…… スペル・デル・フィン imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 では別の質問をしてもよろしいかしら ネロ・グリフィス imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 私がこの忌々しいドラゴンと同じように人の姿となってしまった理由 ネロ・グリフィス imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 これは既に分かっているのかしら? ネロ・グリフィス それは世界を生成するための切り札達の力が強大すぎて―― キリコ !? キリコ クリーチャーの攻撃!?見に行きましょう! スペル・デル・フィン ふっふっふっふ……良い! 謎の侍? 禍々しきその力豪快で、闘い甲斐がある 謎の侍? カードの時分からずっと一戦交えたいと思っていたのだ 謎の侍? うっとうしい野郎だ用がないのならとっとと去れ 謎の男 何を言っている久々に自由に動ける身体を得たのだ 謎の侍? クリーチャーたるもの闘いを楽しまねばなるまいそれとも……臆するか、不死鳥よ 謎の侍? この戦闘狂が……そんなに消し炭にされたいか 謎の男 imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 あらあら派手にやりあっていますわね ネロ・グリフィス imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 ここに居るクリーチャーは随分と野蛮なのねお里が知れますわ ネロ・グリフィス 人のことは言えないでしょう…… スペル・デル・フィン imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 何か言いました? ネロ・グリフィス このままでは……マズイ キリコ 彼らを止めなければこの世界に影響が出る キリコ ……仕方がありません止めに行きますかどんな影響があるかも分からない スペル・デル・フィン 【プレイヤー】を無事に帰す必要もある スペル・デル・フィン imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 止められるといいですわね頑張ってらっしゃい私は眺めていますわ ネロ・グリフィス 貴方も行くんですよ? スペル・デル・フィン imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 嫌よ、面倒くさい ネロ・グリフィス imageプラグインエラー 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。 私の魔法はこんなことをするためのものではありませんわ ネロ・グリフィス はぁ……時間の無駄ですねキリコ、二人で行こうヒートアップする前に スペル・デル・フィン ――そこまでだそこの二人!! スペル・デル・フィン おお、新手か?見たところただならぬクリーチャ―とお見受けする 謎の侍? 何用か?闘いならば受けて立つ 謎の侍? ただならぬ……?ま、まぁそれほどでも……あるかもしれませんが スペル・デル・フィン じゃあ……一戦くらいなら…… スペル・デル・フィン ダメ今すぐ戦闘はやめるべき キリコ ハッ、そ、そうだ!いけません、流されるところでした スペル・デル・フィン ううむとは言っても……なぁ? 謎の侍? クリーチャ―同士が顔を合わせたなら、闘うのが礼儀というものよ 謎の侍? なぁ、不死鳥よ 謎の侍? 知るか付き合ってられん 謎の男 お前はそいつらと闘っていろ俺はもう行く 謎の男 そう言うな、お前もこうして気軽に動けるのは久々だろう 謎の侍? たまには羽目を外すのも悪くないのではないか 謎の侍? 羽目を外すなと言っているのです! スペル・デル・フィン 固いなぁ、固い固いその柔軟性のなさは戦では命とりになるぞ 謎の侍? もし自分達の望みを押し通すというのなら力で通してみせよ 謎の侍? おい、俺を巻き込むな……! 謎の男 PREV:第1話 後編 NEXT:第2話 後編
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787 :もしも遠野志貴が引き篭もりだったら ◆4OkSzTyQhY:2008/03/04(火) 06 39 55 アスファルトの寝台の上で、遠野四季は目を覚ました。 そう珍しいことではなかった。彼は自由だ。何をするも勝手だ。ただし、金銭の関わらない事柄に限定されるが。 それでも概ね満足な生活だといえた。食料に困ることはないし、彼の身体は外気の寒さに震えることもない。 そもそもしばらく前まではもっと酷い暮らしぶりだったのだ。いまあるなけなしの自由さえなかったのだから。 彼はゆっくりと身体を起こした。全身が痛む。まるで高いところから叩き落されみたいだ。 そして酷くふらついた。が、これは痛みのせいではない。 恰も身体の中から大切なものが抜け落ちてしまったかのような、そんな感覚が体を支配していた。 実際、色々と失っていた。大量の血液と、臓器をいくつか。常人だろうが超人だろうがとうに死んでいる筈の損失である。 それでも、彼は人ではない。だから生きていた。生きているのなら、損失はいくらでも補える。 立ち上がる。すでに身体は動くようになっていた。 空はまだ暗い。再び身を隠さなければならない時まで、まだ時間はある。 彼は夜の下を歩き出す。怪物の時間は続いているのだ。下手に動けば、再びあの化け物達と出会うかもしれない。 それでも彼は苛立ちにまかせて、近くにあったゴミ箱をチンピラの如く蹴りつけた。 割と容赦なく蹴っ飛ばしたので、青色のポリ製容器は中身をぶちまけながら吹っ飛んでいく。 しかしどうやらそれは近くの飲食店御用達の物だったらしく、散らばった生ゴミから耐え難い饐えた臭いが広がり始めた。 「……糞ったれ、胸糞ワリィ」 頭を片手で掻き毟りながら、唾と一緒に呪詛を吐き捨てた。 不思議と苛立っていた。殺されかけた直後にしては怯えもせずに、ただ怒っていた。 彼は、自分が何故苛立っているのか覚えていない。 それをいうのなら自分が生きている理由もあまり覚えていなかったのだから、些細なことといえば些細なことだろう。 それでも彼は己が生存している理由を考える余裕もないほど頭にきていた。 胸中にあるのはぐちゃ混ぜの感情。思い出せないのに確かにあると断言できる記憶。 ――その見通せない極彩色の奥で、誰かが哂っていた。 ◇◇◇ ネロ・カオスは勝利を確信していた。もとより混沌に敗北は有り得ないが。 出会った者は彼から逃れられず、そして彼を打倒することはかなわない。 目の前で腹部を串刺しにされている異形も同じだった。どうやらそれなりに死に難い肉体ではあるようだが、それだけだ。 不死性という点だけ見れば、復元呪詛を持つ死徒のほうが幾らか優れているとさえいえる。 だがあれは死徒ではない。おそらく人工の後天的性質でもないだろう。故に、サンプルになりえる。 最初の内は抵抗を見せていた獲物もすでにおとなしくなっていた。 体中の腱や筋肉が損傷して、もはや満足に動くこともかなわない筈だ。死んでいても不思議ではない。 ――頃合か。 ネロは百舌の群れをさげさせた。三十の鳥たちが、彼の中に戻っていく。 どのような力を持っているのか見定めようとして嗾けたのだが、どうも大した力ではないらしい。 ならば、あとは一飲みにするだけだ。 廊下を進み、壊れた非常用ドアを潜って外気に触れる。 手すりの向こう数メートル先に、ほとんど襤褸切れ同然のそれがキチン質の槍で縫いとめられていた。 「――ほう」 それはまだ生きていた。無事な部位など一欠けらもなく、寧ろ怪我の集合体といった方が相応しいほど満身創痍。 だが生きている。そして、生きようとしている。 自ら命を絶ちたくなるような惨状の中で、それはまだ死を拒絶していた。 感心するほどの生き汚さ。 どこまでも死なぬことに執着するその有様は、同じく不死を目指した者として感嘆に値し、そして―― 「無様だな」 ――同時に、嫌悪感を催させる光景だった。 永遠を目指す彼らにとって不死とは至高であり究極。もっとも誉れあるべきものでなくてはならない。 目の前のこれは、あまりにも不体裁すぎる。 「故に、喜べ。私という存在の中で永遠に生きられるのだから」 混沌をひとつ、解き放つ。出てきたのは巨大なあぎとを持つ鰐だった。 目の前の獲物を視界に映し、黒い怪獣がのそりと動き出す。 手すりを越え、巨大な蟷螂の前脚を道として、四季に肉薄する。 それは、生命を刈り取る死神としてはあまりに緩慢な動作だった。 それでも四季はこの死を防げない。逃げようとしても、身体はすでに動かない。 だから、もしも彼が助かるのだとしたら。 それは遠野四季以外の要因によるものでしかありえない。 ネロ・カオスは六百六十六にして一。一にして六百六十六。 故に、たったいま這い出た鰐もネロ・カオス自身に他ならない。 だから鰐の黒い瞳にそれが移った瞬間、ネロ・カオスは理解した。 どこまでも純粋。どこまでも利己的。そしてどこまでも死なないことに拘ったそのサンプルの瞳。 それに、ネロは見覚えがあった。 ――死に際に来て、浮上したのか。 ネロの瞳が僅かに見開かれる。有り得ざる邂逅を疑うように。 だが見間違えるはずもない。それは、かつての盟友が宿していた瞳だった。 「真逆、貴様――今代の蛇か?」 答えはない。四季の目は虚ろで、もはや焦点を結ぶことさえできないらしい。 だから、確信した。 優れた魔術師としてのネロ・カオスの眼が。 『遠野四季』という余分がこそぎ落とされた今、その眼球の奥に沈殿するアカシャを捉えた。 ミハイル・ロア・バルダムヨォン。かつてネロと共に永遠を目指した同士である。 だからこそ、ネロはロアの『転生』の仕組みを理解している。 同様に、何故いまだにロアとしての人格が顕れていないのかもすぐに看破できた。 ロアは人格を依り代にして顕現する。おそらく、何らかの要因で顕現前に元の人格が壊れてしまったのだろう。 ……ネロとロアは『かつて』の盟友だ。今となってはさほどそれを重要視する気はない。 もとより、今のネロは真の意味での混沌になりつつあるのだ。昔ほどの人間味はそこにない。 ――故に、これを最後の義としよう。 「貴様に授けられた『創世の土』の知識。その恩をここで返す」 表面に浮上していなくても、ロアという存在はこの中に寄生している。 ならばそれを呼び覚ますことなど、ネロ・カオスにしてみれば造作もないこと。 四季をぶら提げたままの蟷螂の腕が動き、ネロの目の前まで死体一歩手前の物体を運んでくる。 その口元に、ネロは自分の右手を翳した。 ほどなく手首から、どろりと黒く粘る液体が染み出してくる。 失われた人格を取り戻すには、過去の記憶等から再形成するのが一般的である。 だがただ呼び覚ますだけならば、そんなまどろっこしい真似はしなくていい。 指向性を持たせた混沌を流し込み、ロアとしての人格を強化、固定。しかる後に浮上させる。 「そういえば、混沌を操る術も蛇からの教授であったな……奴め、見越していたか?」 生命の雫が、一滴、ぽかんと開いている四季の口に零れ落ちる。 ――まさに、その瞬間。 彼らの足場たるKホテルは、 唐突に、何の前触れも虫の知らせもなく、 食事中の獣も、先ほど悲鳴をあげた少女も、何もかもを巻き込んで、 ――全壊した。 ◇◇◇ ネロ・カオスが四季の中のロアを見抜いたように、この町には同じくロアを判別できる者が存在していた。 それもネロのように過去に出会っていたという不確かな絆ではなく、もっと強固な鎖によって結ばれた者が。 ……ネロ・カオスがロアの存在に気づいた時、四季の中のロアは狂喜した。 意識下の存在というのも憚るほど微弱な物だが、それでもロアはそこにいて、そして哂った。 それが十八代目のロアにとって、初めてとることのできたもっとも大きな活動だったのだ。 ――ならば、それをどうして彼女が見逃せよう。 Kホテル崩壊一秒前。彼女はそこから数キロほど離れた地点にいた。 だがそんな距離はなんの制限にもならない。月にでも逃亡しなければ彼女からは逃れられない。 彼女は飛んだ。数キロを一回一瞬の跳躍で零にした。 それでいて、彼女は衝撃波や反動といったものを一切生み出さないのだ。 それはもはや超人、怪物という呼称ですら生温い。 彼女こそが無敵であり最強であり、かつて最高の栄華を誇った王族が擁する処刑人。 Kホテル崩壊半秒前。もしもKホテルの上空を望遠鏡で観察している暇人がいたとしたら、 その暇人は星のない曇天に、だが一点の穢れもない白色を見ていたはずである。 あれは何だ? 鳥か? 飛行機か? ――いや、吸血姫だ。 ◇◇◇ 己を押しつぶしていた瓦礫を押しのけ、ネロが立ち上がる。 この程度では彼を殺せない。彼を消滅させるには、それこそミサイルでも持ってこなければならない。 重要なのは――『それ』にとって、この程度の力の行使は威嚇にしか過ぎないということだった。 それはただ爪を振るっただけだ。ただ一度だけ、己の持つ最弱の武装を行使した。 ネロ・カオスは振り向いた。そこにそれがいると知っていた。 堆く聳える瓦礫の山。その上に、彼女は悠然と存在していた。 足場にしているのはただの残骸だというのに、彼女が在るというだけでそれはどんな精巧な舞台装置よりも美しく見える。 白い吸血姫。死徒たちが太陽よりも恐れる存在。 「蛇の気配を嗅ぎ付けたか――アルクェイド・ブリュンスタッ」 言葉は最後まで紡げなかった。 彼女がそれを許さなかった。ただのひと睨み。それだけで、ネロ・カオスが爆ぜる。 空想具現化――死徒の原点たる真祖が持つ超常の力。 だがそれをもってすら混沌は滅びない。 散り散りになったネロ・カオスの欠片は、瞬時にそれぞれが獣に変じた。 それは犬や鳥などといった、先ほど四季に差し向けられた小物とは比較にもならないほど強大な生命。 グリズリー? トラ? そんな常識に当てはまるモノは一匹もいない。 翼ある馬。王冠の紋様を持つ毒蛇。火を吐く鰐。鉄の骨を持つ河馬。一つ目のケンタウルス。 すべてが強力な幻想種。現代の魔術師が擁する使い魔など足元にも及ばない。 布陣の展開は一瞬だった。白色の処刑人の周囲を黒の獣性が取り囲み、そして一斉に飛び掛かる。 爪牙が閃き、炎が空間を焼いた。毒が空を埋め尽くし、その淀んだ中空から巨体がのしかかった。 だけど、それだけ。 アルクェイド・ブリュンスタッドには、なにも触れられない。 彼女は飛び掛る脅威を一瞥すらしない――否。彼女にとってそれは文字通り眼中にない。障害となりえない。 襲い掛かる端から獣は例外なく弾け飛んだ。まるで彼女の周囲に見えない壁があるかのように、一定以上の距離には進入できない。 ただ立っているだけでこれである。 ならば、彼女が戦闘行動を起こせばどうなるか。 彼女の瞳が焦点を結んだ。王族の瞳、その金色で瓦礫の山の頂点に殺到する獣達を睥睨する。 魅了の魔眼。死徒によく見られる魔眼であるが、気をしっかり持っていれば耐えられる等、その力は大したものではない。 だが、それを用いるのが彼女であればどうなるか。 圧倒的であった。視線を浴びたものは、すべてが彼女の手を煩わせずに死ぬことを至極とした。 バジリスクが共食いを始め、クェレブラーが自らの毒で死に、最強の竜種までもが己の舌を噛み切った。 喜びに打ち震えながら自己を食い破り、数百の幻想種が一瞬で全滅した。 「……もとより獣で殺しきれるとは思っていなかったが――よもやここまで差があるとはな」 混沌をひとつに纏め上げて、ネロ・カオス。彼女を見上げる形で、彼はただ立っていた。 彼女はすでにこちらを見ていない。彼が脅威でないと理解しているのだろう。 (小癪、といいたいところだが、事実であろうな) あの金色の前に、いったい如何な隠し事がまかり通るというのか。 彼女が自分を鼻にも掛けないのは慢心でも油断でもない。それが厳然たる事実だからだ。 ネロ・カオス。彼が真祖狩りに抜擢されたのは、真正面から対峙して死なずに済むのが彼だけだったからである。 永遠を命題としていた彼の不死性は祖の中でもなお抜きん出ている。 (それだけでは奴めを仕留めることは叶わん、か。私も白翼公も、アレの実力を見誤っていたな) 当然といえば当然だった。彼女と戦って生き延びた死徒は存在しないのだから。 いや――ひとりだけ、いたか。 ネロ・カオスにも切り札がある。それを伝授したのもその死徒――ロアだった。 そしてそのロアこそが、アルクェイド・ブリュンスタッドがこの地に出現した理由でもある。 (ならば当然、姫君は――) ――気づけば、その真祖の姫がこちらを見つめていた。 魅了の魔眼。それがこちらを直視していた。 それが意味するところは一つだけ。 ロアの居所を吐け、とその瞳が全力で強制してくる。 二十七祖でも、下位のものならば抗えなかったかもしれない。総てを飲み下す金色の魔眼。 だが、ここにいるのは―― 「無駄なことだ、真祖の姫。私は六百六十六の群体。 獣単体ならいざ知れず、私達そのものを支配することは如何に貴様といえども不可能だろうよ」 ……そんなことは彼女なら言わずとも分かることだろう。 つまりこれはネロ・カオスに対する事前通告に他ならない。 情報を渡さないならば、滅ぼすという通告だった。 そしてその交渉は決裂してしまった。 ――故に、姫君が足を踏み出す。 明確な殺気を放ちながら、ネロへと向かって。 「面白い。ならば日が昇るまで根競べと行くか、姫君――!」 再び獣を放つ。先ほどよりもより一層根源に近い幻想の種を混沌から練り上げた。 ――この勝負に決着はつかないだろう。ネロは胸中でそう断じていた。 単純な力だけでは、自分が滅ぼされることはない。 自分には相手を倒す鬼札があるが、その札を切るにはベットが足りない。 ならば、その分の賭け金を持ってこなければならない。 その当てはすでにつけていた。先ほど発見した盟友である。 ……もっとも建物崩壊の折、咄嗟に獣を使って逃しはしたのだが、 途中でロアの宿主が覚醒したらしく、運搬していた獣は殺され、その後の足取りは分からない。 だが、とりあえず生きていることは分かっているのだ。ならばここは姫君よりも早くに盟友を探さねばならない。 その為にも、彼は今ここで姫君を抑えていなければならなかった。 ――やがて、朝が来て日が昇る。 そこに広がる廃墟の上には、誰も存在しなかった。 ◇◇◇ 遠野四季は夜道を歩く。元から自分を追っていた者達に、抗し難い混沌が加わったことも知らずに。 もはやこの町は彼にとって死地以外の何ものでもない。 それでも彼はそれを知らない。故に、彼は夜道を行く。 時間は無限にあるわけではない。彼は行動を決めなければならない。 四季は―― ――interlude out―― 【選択肢】 食:体を修復するために、獲物を探す。【賑やかな所へ】 喰:体を修復するために、獲物を探す。【人気のない所へ】 休:今日はもう疲れたので、獲物は明日探す。 投票結果 食:3 喰:5 休:0
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暫定リスト とりあえずのリストです。 ルール スレに持ち込まない むやみやたらに改変しない、他の人の記述を尊重する 誹謗中傷やったらアク禁 自分が載っていなくても泣かない 地域 下関 小野田・宇部 防府・山口 周南 岩国 リスト 下関 シオン: Vシオン: アルク: ワルク: 秋葉: 赤主: 翡翠: 琥珀: ヒスコハ: メカ: 志貴: 七夜: シエル: 都古: ワラキア: ネロ: レン: さつき: 軋間: 青子: 白レン: 猫アルク: ネコカオス: 小野田・宇部 シオン: Vシオン: アルク: ワルク: 秋葉: 赤主: 翡翠: 琥珀: ヒスコハ: メカ: 志貴: 七夜: シエル: 都古: ワラキア: ネロ: レン: さつき: 軋間: 青子: 白レン: 猫アルク: ネコカオス: 防府・山口 シオン: Vシオン: アルク: ワルク: 秋葉: 赤主: 翡翠: 琥珀: ヒスコハ: メカ: 志貴: 七夜: シエル: 都古: ワラキア: ネロ: レン: さつき: 軋間: 青子: 白レン: 猫アルク: ネコカオス: 周南 シオン: Vシオン: アルク: ワルク: 秋葉: 赤主: 翡翠: 琥珀: ヒスコハ: メカ: 志貴: 七夜: シエル: 都古: ワラキア: ネロ: レン: さつき: 軋間: 青子: 白レン: 猫アルク: ネコカオス: 岩国 シオン: Vシオン: アルク: ワルク: 秋葉: 赤主: 翡翠: 琥珀: ヒスコハ: メカ: 志貴: 七夜: シエル: 都古: ワラキア: ネロ: レン: さつき: 軋間: 青子: 白レン: 猫アルク: ネコカオス:
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・・・・・・行かなきゃいけないのかなあ。 夏休み初日、僕は起きてからずっと迷っていた。 昨日は梓に押し切られ、会う約束を取り付けられてしまったが、やはり気が乗らない。人とはあまり関わりたくないし。 その一方で、久しぶりに同年代の子と話せるという楽しみもあったし、学年内でも人気の梓と、「武装神姫」という秘密を共有している嬉しさも、あった。 ・・・・・・どうしようかな。 「あの・・・・・・」 そんな具合で考えていると、ネロに声をかけられた。 「やはり迷惑ですし、断りの連絡を入れましょう」 最初は同意した。けれど、少し考えている内に、なんとなく、違う気がしてきた。 「・・・・・・そうやってまた、今までみたいに、あんなふうに生きていくの?」 あの時見た、ネロの姿を思い出す。 「ええ、慎一や他の方々に、迷惑をかけるわけには・・・・・・」 「そんなの認めない」 彼女の言葉を遮って、僕は言った。 「少なくとも、僕は迷惑だなんて思わない。それよりも、君があんな目に遭っていることの方が、僕には我慢できないよ」 「し、しかし・・・・・・」 いったい何が僕を衝き動かしたのか、とにかく僕はネロを説き伏せ、梓との待ち合わせ場所であるセンターへ向かった。 「あ、おはよー、星野くん」 「う、うん。おはよう」 ・・・・・・しかし、開店直後に待ち合わせというのはいかがなものか。 「紹介するね、この子はミナツキ」 「はじめまして。以後、お見知りおきを」 梓の肩の上で、猫型の神姫がぺこりとお辞儀をした。 「あ・・・・・・、こ、こちらこそ」 「ネロです。どうぞよろしく」 ・・・・・・なんか調子狂うなあ。 とりあえず、出掛ける前にネロから聞いた話をいくつか、した。 彼女のメモリにはブロックがかかっており、人間でいう「記憶喪失」みたいな状態になっているらしい、ということ。 もともとのマスターが行方不明になったのが、半年前――僕はこの半年前という言葉に、奇妙な引っ掛かりを感じていた――ということ。 「ふうん・・・・・・。製造番号とか、登録ナンバーとかで、何かわからないかな?」 「うん、それも考えたんだけど・・・・・・」 身体に刻まれている製造番号は削れてしまっていたし、登録ナンバーも、彼女のアクセスコードがわからないから調べることができなかった。 「うーん・・・・・・」 梓が唸っていると、 「あれ? 梓ちゃん、珍しいね」 と、男性の声がした。 「あ、修也さん」 事情を聞いてくれたその男性――上岡修也さんは、梓の従兄らしい。 「なるほど・・・・・・。そりゃあちょっと、複雑な問題だな」 そう呟いて、修也さんは携帯電話を取り出すと、どこかに電話を掛けた。そして、 「よし、これでとりあえず、不法所持の問題はなんとかなる」 と言った。 その夜。僕のパソコンに、一通の添付ファイル付きメールが届いた。差出人を確認すると、梓からだった。携帯を持っていない(というか持ちたくない)僕は、別れ際に彼女にパソコンのメールアドレスを教えておいたのだ。・・・・・・どちらかというと、教えさせられたと言った方がいいかも知れない。 「あれ・・・・・・?」 しかし読んでみると、文面は修也さんのものだった。 添付ファイルのプログラムを、ネロにインストールしろという内容。 当面、周りの目をごまかすための、偽造データとのことだった。 「ネロ、どうする?」 僕は聞いた。 「・・・・・・インストールします。それで少しでも、慎一達の負担が減るのでしたら」 「そんなこと・・・・・・、考えなくていいよ」 「・・・・・・すみません」 ・・・・・・これは、所詮偽物でしかない。でも、今の僕とネロをつなぐ、たったひとつの綱のように思えた。 幻の物語へ
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2幕 第02話 「ナイスなすし」 Bパート アイキャッチ:Bパート Bパート絵の追跡シーン 車での追跡シーン 海岸シーン 警察署・学院のシーン エンドカード・提供バックイラスト アイキャッチ:Bパート 「イカ娘」風の咲 1期7話では「巡音ルカ」のパロディをした咲だが、今回は「イカ娘」の姿。 髪はイカではなくタコの吸盤が付いた8本足+もみあげで計10本の触手。 イカ帽子、触手、衣装、手足の飾り等がイカ娘風。 ヘッドホンは付けたまま。服に「G4」とある。 最後にイカ墨を吐いて画面が黒くフェードアウト。 Bパート 絵の追跡シーン スケート移動コーデリア 絵を追いかけるシーンで、足がマンガの様なグルグル回転表現だが、 コーデリアだけ1期5話のメアリー&ケイトみたいにスケート滑走。 外交官ナンバー ダブルキャビンのピックアップトラックはシボレーのアバランチ(シルバラード)か?。 外交官ナンバーのドライバーは妻の出産に立ち会おうと急いでる。 だがブレーキが故障して危機らしい。 ダイナミック乗車 絵に飛びつこうとしたのか狙ったのか、横を通り過ぎたトラックの荷台に着地する。 文字通り「ブレーキの壊れた暴走車」な展開に。 ジャンプ中だけネロのスカートの猫シッポが消えている(その後のシーンでは復活)。 コーデリアは頭から突っ込むジャンプ。 エリーの口がミッフィーみたいな×の字に。 車での追跡シーン ネロのトイズ発動3回目:「右だ」 絵を追いかけて「右だ」と叫びながらトラックの屋根を叩くと、 左手首のリストバンドが光ってトイズが無意識に発動する。 (いつもは定番の目が光るトイズ発動描写はなし) フル電動パワーステアリングなのか、ネロのダイレクトハックでハンドルを右に。 ウィンカーのレバーも動かすので、電子的ハッキングというより機械操作。 アニメ版ネロの能力は、1期12話の機械創造レベルは特例としても ダイレクトハックの制限に関しても振れ幅が大きいのかも。 トラックの後ろからみたカメラ視点では、 ネロ私服のシッポが上着とスカートの間に挟んであるのが良く分かる。 ラーメン屋「中華十番」 交差点を横切る際のラーメン屋(シャロのバイト先とは別の店)が「中華十番」。 料理マンガ「中華一番」のパロディか? コーデリアのトイズ発動3回目:「何か来る!」 コーデリアが1期4話のような「ニュータイプ閃き」で、「何か来る」と察知。 五感強化の延長線上で音か匂いなどを察知したのか。 背景にだるまの看板が見える。モデルの看板は不明。 猫がサザエさんのタマ コーデリアが察知したのは猫の飛び出しで轢きそうになること。 猫の姿がサザエさんに登場する猫タマのパロディ。 外交官がハンドルを思いっきり回して片輪走行でネコを避ける。 (ここはトイズ発動シーンが見られないのでハンドル操作によるものか?) 商店街の看板 英進ゼミナール(猫を避けた場所) 文学堂書店 サカイ不動産(交差点を曲がった先) ワカマメパン 光Aセミナー(車が宙に浮くシーン) その他どこかで見たような名前やもじった名前が登場する。 サザエさんのタラちゃん 猫を避けた先に、三輪車に乗った子供が居た。 こっちはサザエさんサザエさんのタラちゃん(タラオ)そっくり。 だが三輪車はミサイルポッドとか車輪に弾丸避けの装甲板とか、 やけに物騒な物が付いている。 「多段ランチャー」→「多ランチャ」→「タラちゃん」で名前もじりネタか? ネロのトイズ発動4回目:「危ない」 ブレーキの効かなくなった自動車で商店街を暴走して子供を轢きそうになる。 返らぬ命と一生取り戻せない後悔が待っていそうな絶望的状況に外交官が絶叫。 シャロ「ダメーッ!」 ネロ「危なーいっ!」 ネロが屋根を叩いて手首が光り、ハンドルが左に動いてタラちゃんを避ける。 町の人々の中に宮﨑駿・サザエさん 交差点を左折した先の商店街のなかに、アニメ映画監督の宮﨑駿が居る。 更にその先の横断歩道にサザエさんそっくりの髪型の主婦が居る。 シャロのトイズ発動4回目:車持ち上げ 赤信号の交差点と歩行者の居る横断歩道に突っ込む暴走車。 ここは発動エフェクトが無いので判断が難しいが、後のエリーのシャロへの呼びかけと 能力の性質からシャロのサイコキネシスではと推測される。 ゲーム版のシャロは1kg程度の物までしか持ち上げられない非力な能力だが、 アニメ版は(1期12話を最上級として)状況次第でかなり重いものも動かせる模様。 夕日に浮かぶ車:ET 夕日をバックに、絵を追いかけて車が宙に浮いたところで止め絵。 映画「E.T.」の月をバックに浮かび上がる自転車のシーンを彷彿とさせる。 1期1話のラストでも、怪盗帝国たちが同様の構図で月をバックに飛んでいた。 「外交官、Phone、Home」のセリフも「E.T. Phone home」のパロディか。 E.T.が漫画の1コマを指差して「Phone」、窓から宇宙を見上げ「Home」、 続けて「E.T. home phone」とカタコト風に喋る(←E.T.は語順を間違えている)。 少女が「E.T. phone home(「E.T.、家に電話する」)ね」と訂正するシーン。 ※映画「E.T.」(1982年) コーデリアの目が巻き寿司 ネロがシャロの体を支えて手を伸ばすが、後1歩で届かない。 エリーは「ネロ、シャロ、それってト、トイ…ああっ思い出せない」と、 まだトイズの事を思い出せない。 トイズの概念を忘れている状態。 その横に居るコーデリアは「お寿司お寿司…」の字幕の横で、 目が鉄火巻きになって、手が握り寿司を作る仕草をしている。 コーデリアの声も「お寿司、お寿司…」とブツブツ繰り返している。 ネロのトイズ発動5回目:病院前で停車 「止めろー!」と自動車を叩くと、また手首のリストバンドが光って車を止める。 (2話のネロのトイズ発動描写は一貫して手首が光り、瞳にエフェクトは出ない) シャロの鼻水の描写がヒロインとは思えない程凄い。 外交官の妻の居る「大滝産婦人科」の前で停車。 MHが乗車しなければブレーキ故障で事故だった可能性があり 結果的に外交官の危機を救い、出産立会いを助けたことになる。 トイズを駆使して追いかける 絵の追跡が始まってから一連の流れは ゲーム版ミルキィホームズの「QCA」を彷彿とさせるという意見も。 QCA(Quick Command Animation)は、シャロたち4人のトイズの中から、 場面の状況に最適なトイズを選んで怪盗を追い詰めるパート。 ゲーム版ミルキィホームズ QCAパート 海岸シーン 寿司屋が合流 再び走って追跡。新BGMが掛かる。 巨大な出前器に1000貫分の寿司を載せた配達用カブで寿司屋が合流。 なお、「1000人前」ではなく「1000貫」なので、仮に10貫を1人前とすると 100人前を4人分け=1人あたり25人前といった所だろうか。 通常「3人前」「4人前」などで器に入るので、「特上寿司(4人前)」×25セット位か? 夕焼け海岸の沖に海賊船 時刻が夕方となる。夕焼けの海岸のシーンで沖に海賊船が見える。 ここで既に1度海賊船の存在が仕込まれている。 後でもう1度夜の海岸の沖合いに海賊船が見え、3回目の登場では沈没する。 座礁シロナガスクジラ 海岸に巨大なシロナガスクジラが打ち上げられている。 「夕べの嵐で座礁したんじゃな」とのことらしい。 絵がなぜかクジラの腹の下に挟まって取れない状態に。 下の砂浜を掘ればいいとかのツッコミ待ちか? なお、全くの偶然だが放送前にクジラが海岸に流れ着いたニュースが相次ぎ、 奇しくも時事ネタのようになった。 G4「外交官ナンバーだ、管轄外だよ」 外交官特権の中の不逮捕特権で、 外交官ナンバー付きの自家用車等で事故や路駐を起こしても、 当該国は手出しが出来ない点がある。 現実でもしばしば外交官が轢き逃げや事故を起こしても 外交官特権を理由に逮捕が見送られるケースがある。 (もっとも、『相手国との関係悪化など国益に損害を与えた』という理由で 外交官自身の本国から強制送還され権限剥奪など処分の可能性があるが) ミルキィホームズをしょっぴく機会を逃したと悔しがる小衣だが、 ちょうど産婦人科で出産の立会いに成功した外交官の声が聞こえる。 夜のシーンは殆どが満月? 1期の頃から、アニメでは何故か夜のシーンは殆ど満月。 とある夜のシーンから数日後と思われる夜の場面でも、やはり常に満月。 (1期9話のご先祖が降臨した回は雲で三日月が陰っていた) 三日月や半月になることは殆ど無い。理由は不明。 ネロのトイズ?:クジラの声の通訳 シロナガスクジラの鳴き声を聞いて「星が綺麗なのは分かったよ」とネロ。 トイズのあるネロは生態電流を読み取って大まかな感情を理解することができ、 それ以外でも動物と会話できるかのような場面があるが、 このシーンではちゃんと読み取った上での解釈なのか判断が難しい。 寿司屋の大将「なんでそんなことを?」 その場の流れでクジラをどかすのを手伝う寿司屋の大将。 コーデリアに娘の具合はと尋ねられ、なぜ知ってるのかと驚く。 Aパートでコーデリアが寿司屋の大将の独り言から状況を把握していた為か。 全員でクジラを押しているカットは、 ネロのシッポの付け根やシャロの背中の羽模様などが良く分かる。 コーデリアは「お寿司の為、ドリルお爺ちゃんの思い出の為」だが ネロは「お寿司と爺ちゃんの冥土の土産の為」とセリフに個性が出る。 エリーのトイズ発動 皆が懸命にクジラを押す中、エリーが自分の手を見つめて「トイ…ズ」と思い出す。 息を整えると目がトイズ発動の光に包まれる。 道中でネロ達がトイズを発動たときは目が光らなかったのは、無自覚だった為か? エリーの発動エフェクトとは意図的に描き分けた可能性もあるが、詳細は不明。 「俺達怪盗帝国!」→即退場 エリーがトイズを発動した矢先に、3カードがクジラの上に登場。 視聴者には完全に直後のオチが読める展開なのに、 自信満々に名乗りを上げる3カードのギャップが笑いを誘う演出。 短いシーンながらラットの表情の変化と動きが細かい。 案の定、名乗り終わらないうちにエリーがクジラを投げ飛ばし即退場。 クジラは沖の海賊船に命中し、3カードは満月の方向へ飛んでいく。 (後で砂浜にめり込んだ姿で3カードは発見される) Aパート冒頭の脱獄では格好良かったのと対照的に、かませ臭溢れるギャグ扱い。 クジラが当たって海賊船が沈没 エリーが投げたクジラが、Bパート前半から沖に居た海賊船にヒット。 海賊船が真っ二つになって沈没するの見えるカットがある。 (この後、クジラに乗ってヒガサが救出される) 笑顔で寿司に駆け寄るMH エリーはトイズの概念を思い出し、トイズが復活していることに気づいた様子。 まるでヒロインの告白シーンの様に夜の海岸を背景に振り返る。 エリー「みんな…私達…トイズが…」 エリー「私達の畑が焼き払われたでしょ?あのショックで戻ったんだと…」 しかし皆は絵と寿司に気を取られて、エリーの話をちっとも聞かない。 寿司をむさぼり喰うシャロの顔がヒロインを放棄したかのような酷い顔に。 シャロ「一皿かまぼこに取っておこうっと」 ネロ「大将の寿司最高、後で娘さんによろしくー。」 ネロに「寿司無くなるよ?」と言われ、最後はエリーも寿司に駆け寄る。 エリーはちゃんと「いただきます」の挨拶をしてから食べる。 このときの仕草がとても嬉しそう。結局玉子巻きしか食べられなかったが。 玉子焼きしか食べないエリー 寿司を食べるMHの姿が凄い。特にシャロの顔が別人になっている。 コーデリア「まぐろモグモグ、つば貝(つぶ貝?)ゴックン、車えびアウアウ」 シャロ「生ダコ、大トロ、会いたかったですー」 ネロ「僕のお寿司、僕のお寿司」 エリー「おいしい~」 良く見るとエリーは玉子焼きしか食べられていない。 でも涙を流して美味しそうに食べるエリー。箸を使って1つずつ食べるのも3人と違う。 クジラに乗ったヒガサ:ジョジョ立ち 新BGMでクジラに乗って海岸へ向かうヒガサのポーズがジョジョ立ち。 「ジョジョの奇妙な冒険」第4巻の表紙のポーズだろうか? ドリルはヒガサの姿を見て、チェリー画伯の絵を放り投げて駆け出す。 (絵は後でエリーが拾い、最終的にミルキィホームズの屋根裏部屋に) 偶然が重なって、ドリルとヒガサとクジラを助けたMH。 80年振りに手がかりを得てヨコハマへ向かう途中海賊に捉えられ そしたら、クジラが降ってきて、船は沈没 助けてくれたの、あの子覚えてる、いつかの子クジラよ ヒレにある傷が、Aパートで登場した「嵐で座礁したクジラの手当ても…」という昔話と繋がり、 2話のBパート内で伏線を回収し終える。 コーデリアの寿司の食べ方 コーデリアの寿司を醤油無しでポンポン口に放り込む食べ方が 「ど根性ガエル」のヒロシの食べ方に似ている。 この時点で4人の体型と横顔が既に太くなりつつある。 ファッティーなMH 寿司をしこたま食べ終わったMHの体型が、1期4話のような太った体に。 しかもすぐ元に戻らず、徐々に痩せていって終了直前で元に戻る。 寿司屋の大将の目が描かれていないコマがある。 ネロを説得するエリー 寿司を食べ終わり小切手を帽子に隠したまま帰ろうとするネロ。 だがエリーの無言の圧力に負けて、小切手を寿司屋の大将に渡す。 意外と押しの強いエリーと、最後はエリーの言うことに従うネロの姿が見られる。 しぶしぶ渡すネロ あれだけお金に拘っていたネロが、エリーに言われると1千万円を手放す。 小切手のアップが映るシーンだけ、太ったネロの伸びた服のシワがリアル。 ネロ「これ…お寿司代…ドリルさんから」 「ドリルさんから」渡されたことにするのが気遣いか。 「ネロ…」とエリーが声を掛けると諦めたように手渡す。 だが未練があるネロは「お釣り…」と諦めきれない様子。 それもエリーに「ネロ…」と再び釘を刺されて諦める。 ドリル&ヒガサ、寿司屋の大将、ネロ、それぞれ号泣しているが、 ネロだけは「僕の一千万~」と涙の質(嬉し涙・悔し涙)が違う。 3カード:犬神家のやられポーズ 砂浜に上半身だけ埋まって足が出ている3カード。 「犬神家の一族」の「波立つ水面から突き出た足」のシーンが元ネタか。 「新世紀エヴァンゲリオン」をはじめ、他作品でもしばしば見られるパロディ。 警察署・学院のシーン 怪盗投獄タイム 「怪盗がノビている場所にG4が駆けつける→投獄」のパターンが1話と同じ。 大量の海賊と3カードを同時検挙したG4(3カードはまた脱獄されそうだが)。 畳部屋の留置所に正座するストーンリバー、壁に寄りかかるラット、 ベッドに半裸で帽子は被ったまま寝るトゥエンティ。 海賊が大量投獄 署内には同時に捕まえた海賊船の海賊も鮨詰めに投獄されてひしめき合う。 麦藁帽子(「ワンピース」のルフィ) ジャック・スパロウ(「パイレーツ・オブ・カリビアン」の海賊) ゴーカイレッド(「海賊戦隊ゴーカイジャー」のリーダー) 黒ひげ危機一発(タカラトミーの玩具) およそ海賊に関係するキャラのパロディが集まっている。 さらにむさ苦しい「アッー」な喘ぎ声が聞こえる。 MHの成果? ヒガサを海賊から救出。 ドリルとヒガサと再会させる。 寿司屋の大将に娘の手術費を渡す。 外交官の事故を防ぎ、妻の出産に無事に立ち会わせる。 海賊船に居た大勢の名うての海賊を一網打尽。 全く偶然ながら、トイズを駆使して1日で5件の事件を解決したMH。 まるで1期1話のトイズ消失前の「ホームズ探偵学院の中でもとびきり優秀な探偵」 という評判を思わせるような活躍。あくまで結果だけ見れば。 痩せたMH・コーデリア「回転レシーブ」 ヨコハマ市長に議案を取り付けた後、寮の入り口でMHを待つアンリエット。 MHの体が、先ほどより少し痩せて、やや丸い体型になっている。 シャロが「どうぞ、キュウリ」とかっぱ巻きを渡そうとして振り払われるのは 1話のパンの耳を渡すシーンと似たパターン。 アンリエットのボヨヨンがシャロの顔に当たっておっぱいビンタになる。 またコーデリアが1話同様に「回転レシーブ!」とかっぱ巻きを拾う。 「セーフ!」「おぉ!」の流れから地面に落ちる前にキャッチ出来た模様。 今回はネロと奪い合うことは無かったようだ。 廃校宣言でトイズ再消失 ヨコハマで活躍するのは警察ばかり、探偵は何の役にも立っていない よって、ホームズ探偵学院は廃校になります、無くなると言うことです 学院の敷地が、探偵博のパビリオンを建てる為の追加候補の1つになりました 学院を守りたければ、どうすればいいのか…分かりますね? 学院が無くなると告げられたショックで、MH4人の瞳からトイズの光が消失する。 結果的にトイズ消失で裏目に出た感があるが、それも想定内では?との意見もある。 (そもそも2話でのトイズ復活自体も、農園を潰されたショックが切っ掛けだが) 普段MHの動向を常に把握してるアンリエットが、MHのトイズ復活を把握しているか、 最終的に更なる試練を用意して復活を画策しているのか、現時点では不明。 探偵オペラ ミルキィホームズ 第2幕 227トイズ 194:風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/01/13(金)23 53 00.41ID u8xQdjsdP何気に今までで一番ミルキィホームズが問題を解決してるんだけどねアガサに合わせる、怪盗帝国を逮捕させる、出産に駆けつける人の命の恩人、手術台1000万用意いつもは夜中の3時までストーキングしてる会長が、今回に限って見てないのも間が悪い 202:風の谷の名無しさん@実況は実況板で:2012/01/13(金)23 57 45.20ID myyR3rLQ0全てわかっててやってるんじゃないか?探偵としての志をもっていなかったから見て見ぬふりをしただけできっと農村つぶされてトイズが復活してたのもわかってたはずだから食事のとき不機嫌だったんだろう、探偵にかかわること以外でトイズが復活したから トイズの概念を思い出すMH エリーが1期3話(エリーのトイズ復活回)と同様に、部屋のベッドを持ち上げようとしている。 OPナレーションを全員で唱えて、ようやっとトイズと探偵の志を取り戻す。 エリー 「トイズ、それは選ばれし者の心に膨らむ、軌跡の蕾」 コーデリア 「ある者は清浄の花を咲かせ…」 ネロ 「ある者は毒の花を咲かせる」 シャロ 「大探偵時代、美しさを競い合う二つの花…」 全員 「その名を、探偵と怪盗と言った」 「トイ…」「ズ?」「何だっけ?」「あー、生きることに必死で忘れてた」 やはりトイズという概念自体を忘れていた3人。 復活ミルキィホームズ シャロの「分かりましたー」と言うセリフは 1期10話(大いなる試練)や、サマースペシャル(探偵としての本分)など、 シャロが探偵としてのあり方を再認識する際に度々口にするセリフ。 シャロ 探偵として頑張ることが、学院を守ることに繋がるんじゃないでしょうか?…何となくですが ネロ そうだ、それだよ!…たぶん コーデリア 何をどう頑張ればいいか分からないけど、探偵として頑張りましょう。…一応。 エリー ええ…皆で力を合わせて、学院を守りましょう。 全員 探偵として!頑張ろう、ミルキィホームズ、オー! 最後に「一応」とか「多分」とかいい加減なオチを付けながら 1人ずつ決意を話すのは、1期1話のラストを髣髴とさせるセリフ。 ようやく探偵を目指す者としての決意表明を行った所で〆となる。 エンドカード・提供バックイラスト エンドカード(五月病マリオ) エンドカード担当は1期と同じく2話置きに交代か? (7話8話は読者投稿エンドカード) 提供バックイラスト(西あすか) 【このページの先頭に戻る】 【第02話 Aパート 解説へ戻る】 【第03話 Aパート 解説へ進む】
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「おはよう。虹裏を旅する気紛れな魔女よ」 虹裏を旅する気紛れな魔女 旅人達の止まり木で、少しお話しませんか? 日曜朝9時15分から始まる、魔女ととしあき達のスレ 元々魔女が旅人のオマージュで立て始めたが、現在は代理という形で引き継いでいる それにしてもこの魔女ノリノリである 大阪を襲うとしあき→慌てる大阪→吹き飛ばす魔女のコンボは魔女スレ名物 しかし大阪もたまに反撃する時があり、下手をすれば炎と氷のクロスファイアになってしまうので厳重な注意が必要 現在はすっかりエヴァが固定となっている。あれ、むしろこれ手出しにくくなってね!? またこのスレでしか見られないれあきゃらもいる ……が、現在出落ちキャラと化しつつある 時間が時間だけに、よくスーパーヒーロータイムの話題が出る およそ10時半~11頃に爆破予定 その際には様々な強力な魔法を見る事が出来る ボサっとしていると、巻き込まれてしまうのでこれまた厳重な注意が必要 アイスブロッ君は犠牲になったのだ……犠牲の犠牲にな 化身魔法は魔女単体か、魔女の力を得て引き出す形で使われる 爆破用魔法 単体 真・爆熱ストーム 真・爆熱スクリュー 天空落とし マキシマムファイア ホワイトハリケーン 王の剣 合体魔法(2人) 魔法名 使用キャラ クロスファイア(改、真) 魔女、エヴァ ジョーカーレインズ 魔女、エヴァ ザ・バース 魔女、ネロ ファイアトルネードDD(ダブルドライブ) 魔女、ネロ サンダービースト(改) 魔女、マオ ドラゴントルネード 魔女、、夕映 タイガーストーム(真) 魔女、、シャドームーン ユニバースブラスト 魔女、、超獣バキシム・プトティラコンボ ユニコーンブースト 魔女、、幽谷響子 ザ・ハリケーン 魔女、、犬走椛 プライムレジェンド 魔女、、しゃも エクストリームラビット 魔女、、因幡てゐ 合体魔法(3人) 皇帝ペンギン3号 魔女、さとり、大阪 スペースペンギン 魔女、ネロ、大阪 ジェットストリーム 魔女、ネロ、夕映 スーパーノヴァ 魔女、エヴァ、シャドームーン グランドファイア 魔女、ネロ、シャドームーン ザ・フェニックス 魔女、暁美ほむら、藤原妹紅 ラスト・デスゾーン 魔女、右代宮縁寿、古明地こいし ビッグ・バン 魔女、エヴァ、夕映 究極魔法 ジ・アース 発動:魔女、、大阪、夕映 協力:ネロ、エヴァ、ドアラ、ころね、ウラタロス、レティ・ホワイトロック、シャドームーン、古明地さとり 化身 化身名 使用キャラ 化身魔法 魔神ペガサス 魔女 無し 魔神ペガサスアーク 魔女 ジャスティスウィング 幻影のダラマンガラス 綾瀬夕映 ダンシングゴースト 鳥人ファルコ 右代宮真里亞 ファルコ・ウィング 奇術魔ピューリム 右代宮縁寿 マジシャンズボックス 戦国武神ムサシ 幽谷響子 武神連斬 太陽神アポロ しゃも サンシャインフォース 剣聖ランスロット ネロ ロストエンジェル 奏者マエストロ エヴァ ハーモニクス 炎魔ガザード シャドームーン 超爆熱ストーム 魔帝グリフォン 魔女、エヴァ、ネロ ソード・オブ・ファイア 光速闘士ロビン てゐ 満月ラッシュ
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キャッスルターミナルが闇の巨獣となり、街を闇で覆ってしまう。 ライトは闇の力を得ても、ゼットには敵わなかったのだ。 ライト「闇の力を使っても、駄目だった…… 勝利のイマジネーションも、見えない…… もう、どうにもできないのか!?」 汽笛が鳴り響き、振り向くライト。 やってきたのはレッドレッシャーだった。 そこからトカッチ、ミオ、ヒカリ、カグラが降りてライトの元に集まる。 ライト「皆…… なんで?」 4人はライトを起こして烈車に乗る。 ライト「なぁ、どうしたんだよ? なんでお前達がここに!?」 トカッチが写真の裏に書いた定期券を見せる。 トカッチ「闇には飲まれたけど、これのおかげで何とかここまで来れたよ……」 ライト「どうして?」 ヒカリ「どうしてって、わからない!?」 ライト「だって、せっかく街に帰れたのに……」 ミオ「全部忘れてね」 カグラ「そんなの酷いよ!」 ライト「それは…… 子供に戻る為には、しょうがないって……」 トカッチがライトの口を押さえる。 トカッチ「しょうがなくない! 僕は忘れたくないよ…… 皆で旅したこと、トッキュウジャーやったこと、楽しかったことも辛かったことも全部! 絶対になくしたくない想いだってある」 ライト「トカッチ……」 ミオ「ライトの事もだよ」 カグラ「ライトを忘れる事なんてできる訳ないよ……」 ヒカリ「全部忘れなきゃ子供に戻れないなら、全部持って大人のままでいる。俺達はそう決めたんだ…… だから」 トカッチたちが定期券を差し出す。 4人「絶対5人で助け合う事!」 ライト「皆……」 ライトは涙を拭う。 ミオ「ライト……」 カグラ「ライト……」 トカッチ達は泣き出したライトを抱き締めた。 終着駅輝いているもの 一方、虹野明は、レインボーラインとつながっているレールを探していた。 明「どこかに、まだ繋がっているレールが! ……ここだ! このレールだ」 そこへネロ男爵が現れる。 ネロ「ザラム! しぶとい奴め」 明「ネロ……」 ネロ「そこだけかすかにレインボーラインとつながっているな?」 明「あっ!」 ネロ「そのレールごと貴様を潰す。今度こそな……」 明「させるか。このレールは……」 ネロ「また貴様の死に場所か!?」 (ライト『明!』) (トカッチ『生きてた!』) 明「いや。レインボーライン…… 俺の…… 生きる場所だ!」 『変身いたします』 明「トッキュウチェンジ!」 『トッキュウ6号』 一方、闇の中にとどまる初期メンバーたち。 ヒカリ「さてと。問題はこの闇からどう出るか、だね……」 するとはライトは窓から小さな光を見つける。 ライト「何だあれ?」 トカッチ「ホントだ…… 何だろう!?」 光っていたのは、ライトの母、鈴樹優美が置いた灯篭だった。 ミオ「ねぇ…… あれ、灯篭じゃない?」 カグラ「あっ! そうだよ。星祭りの……」 ライト「母さん……」 回想優美が星の絵を描いていた。舞「なにそれ?」優美「どうしてか、あともう1人いるような気がして。そのもう1人のために……」舞「もう1人って、星なの?」優美「ううん。ただ、舞達が『きらきらぼし』を歌うのを聴いて、思い出したから」舞「会える?」優美「どうかなぁ……」優斗「僕、会いたい!」剛史「じゃあ、灯篭にお願いするんだな。星祭りは、そういう夢や希望を星に願うお祭りなんだ……」優美たちは、『きらきらぼし』を歌っていた。 すると他の灯籠が光り出し、天まで登っていく。 それをモルク公爵が見つける。 モルク「ん? あれは一体……」 闇の皇帝ゼットが立ち上がり、空を見上げる。 モルク「陛下!」 (『闇の中で見た。お前の目の前にあるキラキラによく似た奴だ……』) ゼット「あれだ…… 俺が見たキラキラは……」 すると光は烈車の下に敷かれる。 烈車の灯が点灯。 カグラ「やった!」 トカッチ「やった!」 一方、6号はネロの猛攻を受け、明に戻ってしまう。 ネロ「終わりだ。ザラム……」 するとレールが光り出す。 輝「来る…… 烈車だ!」 ネロ「何!?」 『まもなく、トッキュウレッシャーが通過いたします。白線の内側に下がってお待ちください』 闇から烈車が脱出。 同時に闇も消え、静止していた人々も動けるようになる。 空から虹が出ている。 明「虹だ……」 モルク「あれは…… 陛下! 奴らめ、闇を……」 ゼット「ああっ。わかってる……」 5編成の烈車にビルドレッシャーやサポートレッシャー7編成が集まる。 総裁「闇とは常に巨大だ。あっという間に光を飲み込んでしまう…… それに対抗できる力は1つしかない! いや、1つでいい。夢、希望、想像、祈り。そのすべてに通じる」 3人「イマジネーション!!」 13編成の烈車が次々と連結。闇の巨獣の吐き出す闇を突き抜け、居住区を破壊。 モルク「陛下!!」 そして、上空から巨獣の体を貫通。巨獣は大爆発。 ゼットとモルクは脱出。 モルク「おのれ、トッキュウジャー……」 ネロ「陛下! ご無事で……」 烈車からライトたちが降りる。 ゼット「ライト。てめぇ……」 ライト「ゼット! 闇の力でお前を倒そうとしたけど、間違ってた…… どんなに闇の力が大きくても、俺達は俺達の力。イマジネーションで戦わなきゃいけなかったんだ! 最後まで……」 ゼット「ハッハッハ……」 ネロ「陛下」 ゼット「すげぇキラキラだ…… てめぇら見ろよ。やっぱりこうでなくちゃ、潰し甲斐がねぇ……」 ゼットが真の姿、ゼット・真へと変える。 ライト「皆、行くぞ!」 一同「おう!」 『変身いたします』 一同「トッキュウチェンジ! はぁ!!」 『白線の内側に下がってお待ちください』 最後のトッキュウチェンジを遂げる6人。 1号「トッキュウ1号!」 『トッキュウ1号』 2号「トッキュウ2号!」 『トッキュウ2号』 3号「トッキュウ3号!」 『トッキュウ3号』 4号「トッキュウ4号!」 『トッキュウ4号!』 5号「トッキュウ5号!」 『トッキュウ5号』 6号「トッキュウ6号!」 『トッキュウ6号』 一同「見えた。勝利のイマジネーション! 烈車戦隊トッキュウジャー!!」 1号「出発!」 一同「進行!!」 ネロ「クローズ!」 1号「よーし、はっ!」 トッキュウジャーの剣撃がクローズを一掃。 6号がネロを押していく。 ネロ「トッキュウジャーごときになぜワシが?」 モルク「あの巨獣だ! あれは、陛下の一部。あれを失ったせいで、闇が弱まっているのだ……」 5号「私は強い、私は強い。最強ガール!!」 5号のテッキョウクローが炸裂。 3号と4号のパワーが2号を押し飛ばす。 2号のトッキュウブラスターがモルクを突き刺す。 ネロがハットを投げるが、弾かれる。 6号のユウドウブレイカーがネロを切り裂いていく。 ユウドウブレイカーにドリルレッシャーをセット。 『オーライ、オーライ』 ネロ「ワシは負けん! 負けてたまるか!!」 6号「はぁーっ!!」 ネロ「うおーっ!!」 6号の連続切り、トルネードビームが次々と炸裂。 1号とゼットが剣を交える。 2号たちが1号の元に集まる。 一同「レンケツバズーカ!!」 6号「ユウドウブレイカー、セット!」 『烈車が発車いたします』 一同「ユウドウレインボーラッシュ!! はぁっ!」 『出発進行!』 ユウドウレインボーラッシュが炸裂。 ゼットは吹き飛び、人間の姿に戻る。 倒れそうになった瞬間、モルクとネロが支える。 モルク、ネロ「陛下!」 モルク「失った闇は、どうか妾の闇で……」 ネロ「このネロ、陛下の闇になれるならば、喜んで……」 ゼット「よせ…… てめぇら、この後に及んでキラキラすんじゃねぇ……」 モルク「これは心外……」 ネロ「では陛下、偉大なる闇で、再び……」 ゼット「ああ…… じゃあな」 モルク、ネロ「陛下!」 1号「やめろ!」 ゼットがモルクとネロを吸収。 再びゼット・真となって闇を放出。 ゼット「うおおおーっ!!」 これにより、1号以外のトッキュウチェンジが解除。 1号「ゼット……」 明「ゼットの奴、さらに力が増している……」 1号「行くぞ!」 1号とゼットがぶつかり合う。 しかし、ゼットの方が圧倒的有利だった。 1号はゼットの猛攻によって吹き飛ぶ。 ゼット「ライト…… てめぇだけは潰す」 トカッチ「みんな! 僕達もライトに力を……」 ミオ「うん」 ヒカリ「ああ……」 カグラ「うん……」 明「ああ!」 トカッチ「ライト!」 一同「イマジネーション!」 トカッチたちが1号にトッキュウレッシャーを投げる。 1号「サンキュー!」 ゼット「はぁっ!」 『トッキュウ1号レッド、乗り換えてブルー。乗り換えてイエロー。乗り換えてグリーン。乗り換えてピンク。乗り換えてオレンジ』 1号はゼットのキラーソードを交わしながら乗り換えチェンジを遂げる。 最後にハイパーレッシャーをセット。 1号「はぁっ!」 『トッキュウ1号レッド、乗り継いでレインボー』 1号の姿が虹色に輝いていた。 両手にはレールスラッシャーとユウドウブレイカーが装備されていた。 1号が猛スピードでゼットに斬りかかり、ゼットのキラーソードをへし折り、とどめの一撃を繰り出す。 そして元の姿に戻り、スーツから火花を散らしながらも、ダイカンテンキャノンを腹部に突きつける。 1号「おりゃあっ! うおーっ!」 トカッチたちが後ろから1号を支える。 1号「はぁーっ!! はあっ!」 至近距離からのハイパー5連結クラッシュにより、一同が吹き飛ぶ。 これにより1号がライトに、ゼットの姿が人間に戻ってしまう。 ゼットはふと空を見上げ、虹を見つめる。 ゼット「すげぇ…… 俺は…… あれを……」 ゼットは闇となり、ライトに襲いかかる。 ヒカリ「みんな、ライトを守れ!」 一同「ライト!」 そこへクライナーが現れ、ゼットの闇を回収。 乗っていたのは、グリッタ嬢だった。 グリッタ「陛下。闇は闇へ帰りましょう…… 陛下の欲しかったキラキラは、闇あってこそ……」 2人を乗せたクライナーは闇へと帰っていった。 ミオ「グリッタ…… 無事だったんだね」 ヒカリ「ゼットが消さなかったんだ……」 すると、ライトが目を覚ます。 一同「ライト!」「ライト?」 トカッチ「よかった……」 ライト「腹減った……」 トカッチ「ちょっと!」 ミオ「やだ……」 戦いを終えた初期メンバーは、海を眺めていた。 明「家に帰らないのか?」 トカッチ「もう子供には戻れないからね……」 ライト「明も、レインボーラインの保線員続けんだろ!?」 明「ああっ!」 ライト「だったら、一緒に旅続けようよ。な?」 明「……」 6人が烈車に乗ろうとすると、総裁が現れる。 ライト「あっ、おかず……」 総裁「別れを言いに来た」 ミオ「えっ? もう会えないんですか?」 ライト「へぇっ。じゃあ最後に、その頭取ってよ」 総裁「取れない!」 ライト「えっ?」 総裁「それに、なんでもすぐに答えを求めてはいけない。想像しなさい…… そのイマジネーションで我々は存在し、走っている……」 車掌「そうですよ…… いつでも皆さんのすぐ近くをね……」 ワゴン「だから、激しく忘れないでね……」 ヒカリ「どういうこと!?」 そこへ、トカッチたちの家族がやってくる。 彩香、恵美子「洸!」 公平「美緒!」 涼「晴!」 洋介、恵子「神楽!」 カグラ「なんで?」 チケット「お前達の家族のイマジネーションも、かなりの物だったんですよ!」 ワゴン「皆が書いた手紙、きっと激しく届いてたのよ!」 総裁が去る。 恵美子「おかえり、神楽」 カグラ「えっ? ママ…… パパ…… 私の事、わかるの?」 洋介「当たり前だろ?」 カグラ「パパ、ママ!」 公平「美緒、また弁当頼むな……」 ミオ「お父さん…… うん」 彩香「洸、たくましくなっちゃって…… んーっ!」 ヒカリ「ちょ、ちょっと母さん。おばあちゃん、止めて……」 涼「父さん母さん、待ってるぞ。ウチ帰ろう……」 トカッチ「いいんだ。帰っても……」 涼「ほかに帰るとこあるか?」 トカッチ「涼兄ちゃん!」 車掌たちはトカッチたちと家族の再会を見て泣いていた。 トカッチ「お前達……」 明「お前の家族はどうした?」 ライト「いいんだ。俺はちょっと特別だったからさ…… よし、行こう」 声「いた。来斗兄ちゃん!」 そこへライトの家族がやってくる。 ライト「舞…… 優斗……」 剛史「来斗! よく頑張ったな…… よく帰ってきた!」 ライト「じいちゃん…… 母さん」 優美「おかえり、来斗……」 ライト「ただいま……」 ライトが優美を抱きしめると、子供の姿に戻る。 ワゴン「激しくよかった……」 他の4人も子供に戻っていく。 涼「よかったな……」 公平「美緒!」 彩香「洸!」 洋介、恵美子「神楽……」 明も涙をこらえながら烈車に乗り込む。 チケット「出発進行!」 烈車が発車する。 ライト「あっ!」 初期メンバーが海岸から烈車に手を振る。 チケット「お前達、ありがとう!!」 ワゴン「激しく、またいつか……」 一同「バイバイ!!」「車掌さん、バイバイ!」「バイバイ、チケット」「ワゴンさん、さようなら!」「またな、明!」 俺には見える。いつかまた、あの烈車に会える。 番組テーマソングとともに一同のエピローグ。 カグラが家を出て登校しようとする。 カグラ「パパ、ママ、大喜。行ってきます」 恵美子「行ってらっしゃい!」 洋介「気をつけてな……」 交番前。 公平「ありがとう……」 カグラ「ミオちゃん、おはよう!」 ミオ「あっ、カグラ。行ってきます」 公平「行ってらっしゃい!」 ヒカリを連れた彩香がゴミを出していた。 ミオ「ヒカリ、おはよう!」 ヒカリ「おはよう。行ってきます!」 彩香「行ってらっしゃい!」 登校中の渡嘉敷兄弟。 ミオ「トカッチ、急ごう。早く行こう!」 ミオがトカッチの手を取り、走る。 鈴樹家。 ライト「今行く!」 一同「早く!」 優美「行ってらっしゃい!」 ライト「行こうぜ」 一同「うん!」 剛史「おい、気をつけてな」 ライト「うん。行ってきます!」 夕暮れの中、ライトたちは秘密基地にやってくる。 そこに、大人になった自分たちと明が現れる。 ライトがハイタッチ。 トカッチが互いの眼鏡をあげる。 ミオが抱きしめる。 ヒカリが手を取り合う。 カグラが手を合わせる。 ライトたちの上空を烈車が通過。 空には虹がかかっていた。 (終)
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天に星を:A、地に花を、人に愛を:A (ネロ・クラウディウス(ブライド)) 強力な支援強化スキル。パーティー内の一人に、任意で様々なプラス効果を付与する。 幸福の絶頂、世の全てが光に満ちて見える花嫁ならではの“祝福の賛歌” パーティー支援スキルとして使うのが正しいが、ネロ・ブライドが最後の一人になった時に このすべてをネロひとりに使うととんでもないチートサーヴァントが降臨する事になる。まさにスーパーブライド人。
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セイバー STATUS CLASS セイバー マスター 主人公 真名 ネロ・クラディウス 宝具 招き蕩う黄金劇場 キーワード 韻鉄の鞴「原初の火」ローマの大火 対魔力C 皇帝特権EX 頭痛持ちB KEYWORD 招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア) +... 生前、彼女がローマに建設した劇場を、魔力によって形成・再現したもの。 彼女が自ら設計した劇場はドムス・アウレアと名付けられた。 しかし。この劇場を開いた時、一度目は多くの観客が途中で去ってしまった。 それに憤慨した彼女は、二度目の公演時に出入り口を全て封鎖し、舞台の幕が下りるまで一人たりとも外に出さなかったという。 皇帝である前に自分を 「楽神アポロンに匹敵する芸術家」 「太陽神ソルに匹敵する戦車御者」 と信じて疑わなかった彼女のみがなせる、固有結界とは似て非なる大魔術。 自己の願望を達成させる絶対皇帝圏。 隕鉄(いんてつ)の鞴(ふいご)「原初の火(アエストゥス エストゥス)」 +... セイバーが持つ深紅の大剣。 彼女がクラス・セイバーとして召還される時に持ち込む、お手製の武器……らしい。 銘には regnum caelorum et gehenna(レグナム カエロラム エト ジェヘナ) と刻まれている。 ローマの大火 +... 西暦64年7月19日、ローマを焼き払うほどの大火災が発生。 ネロは為政者として迅速かつ適切に対応し、犠牲者を最小限に留め、後の保証を徹底して市民の絶大な人気を博した。 この施策は彼女を批判する多くの歴史家たちでさえ 「人智の限りをつくした有効な施策」 と絶賛したほどである。 市民にとっての為政者であった彼女ならではの逸話である。 SKILL 対魔力[C] +... 二工程以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等、大がかりな魔術は防げない。 彼女自身に対魔力が皆無なため、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。 皇帝特権[EX] +... 本来持ち得ないスキルも、本人が主張することで短期間だけ獲得できる。 該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。 ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。 頭痛持ち[B] +... 生前の出自から受け継いだ呪い。 慢性的な頭痛持ちのため、精神スキルの成功率を著しく低下させてしまう。 せっかくの芸術の才能も、このスキルがあるため十全には発揮されにくい。 SETTINGS 人物背景 +... 西暦50~60年代のローマにおいて、あらゆる宗教勢力とローマ元老院を弾圧した皇帝。 ローマ時代は元老院に対する姿勢から、以降はキリスト教徒に行った弾圧が原因で暴君と呼ばれる。 一説にはこの弾圧に対する反発として「ヨハネ黙示録」が書かれたとも。 彼女を皇帝(カエサル)としたヘブライ発音NRVN QSRを「666の獣」とし、悪魔と同一視された。 ちなみに、この666の獣にまたがる“バビロンの~”とはローマのことであり、彼女個人にあてられた異名ではない。 『暴君 ネロ』 +... 本名、ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス。 帝政ローマの第5代皇帝。 生涯を謀略と毒とに彩られた悪名高き暴君。 父は第4代皇帝クラウディウスのいとこである、淫蕩なグエナウス・ドミティウス・アヘノバルブス。 母は暴帝カリギュラの妹であるユリア・アウグスタ・アグリッピナ。 出自を考えると皇帝になるのは非常に難しいが、母アグリッピナが第4代皇帝クラウディウスと再婚。 母の奸計によって、54年のクラウディウスの死後、ネロは義父からの相続として皇帝となった。 もっとも、皇帝になる前からその才能を発揮し、非常に有能な裁判官として慕われていた。 その公正さ、有能さから、重要な訴訟をいくつも持ち込まれていたという。 (まだ若いため、重要な訴訟の持ち込みを義父クラウディウスが禁じていたにもかかわらず、である。) ◆ ネロは17歳にして皇帝に即位し、その気前の良い政策で市民からは絶大な人気を誇った。 外交にも気を使い、イギリス(ブリタニア)における後年のローマに対する人気は彼女の政策に起因する。 ある意味では、アーサー王伝説を誕生させたきっかけを作った人物ですらある。 加えてペルシャはネロを絶賛することおびただしく、ペルシャはネロの死後も 「ネロの国だったので」 とローマに大きく配慮したという。 59年(60年説も)には、ギリシャのオリンピックにあやかって5年に一度開かれる競技会「ネロ祭」を設立。音楽、体育、騎馬と三つの部門を開き、そのいくつかには自分も出場している。 69年に起きた反乱で皇帝の座を追われ、ローマから逃亡。 その最中で逃げ切れないと悟り、自決を決意した。 ……が、その最期は潔いものではなかったらしい。 「この世から何と素晴らしい芸術家が消えることか」 と何度も泣きこぼしては手を止めたものの、最後には短剣で自らの喉を突いたという。
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【元ネタ】史実 【CLASS】アーチャー 【マスター】 【真名】ドミティアヌス 【性別】女性 【身長・体重】150cm・42kg 【属性】混沌・悪(秩序・中庸) 【ステータス】筋力A 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具B 【クラス別スキル】 対魔力:E 魔術に対する守り。 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 【固有スキル】 錯乱:C 脆すぎる精神。強い精神ショックを受けた際、ST判定に失敗すると恐慌状態に陥る。 なお彼女の場合、パニック下では五分五分の確率で暴走か自閉する。 皇帝特権:A+++ 本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。 該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。 ランクA以上ならば、肉体面での負荷すら獲得できるとされるが、 彼女の場合何故か神性だけは身につけられない。 【宝具】 『魔神大帝・至高天(ドミヌス・エト・デウス)』 ランク:B++ 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:一人 ドミティアヌス帝の内に潜む第二人格《獣(ネロ)》。 得ようとした神性が捻じ曲げられた、いわば怪物化した彼女の神としての側面。 かつて理想統治の為にしがらみから自由になろうとし、そのための絶対的な権力を握る手段として 生きながらにして神になるという方法を執った彼女が負わされた呪い。 神性否定の「記録抹消刑」と怪物認定の「ヨハネ黙示録」双方の影響で生まれた“堕ちた神”。 状況に応じて絶大な力をドミティアヌスに与えるパワーソースとして機能する代わりに、 彼女を唆し、破壊衝動を満たそうとする。 人格の主導権はドミティアヌスが持っているものの、限定状況では"ネロ"が表層に浮上する。 この悪神の影響で、彼女の属性は『混沌にして悪』に見えてしまう。 【Weapon】 『黒金の弓』 黒く禍々しい大ぶりの鋼弓。 魔王の力で振るわれたこの弓は一矢で百の獣を狩り殺すとされる。 【解説】 "ネロの再来"ティトゥス・フラウィウス・ドミティアヌス。 第二のネロ、なので女性。 兄が熱病に倒れ、棚ぼた式に皇位を手に入れるが、即位当初は兄の死と責務の重圧に我を忘れ、 ひたすら捕まえた蝿を尖筆で串刺しにするだけの病んだ生活を送る。 知性と美徳に溢れ(注:他称)ながら自分の気性を熟知していた彼女は皇帝位など望んではいなかった。 スエトニウスは運動のできなかった彼女が唯一弓術に熱中し、達人的な腕を誇ったと記す。 彼女は湧き上がる狂気を抑える精神鍛錬になることを気に入って弓を修めたが、 弓を極めてもなお彼女の狂気は消えず、卓越した知性を恐慌に否定される日々を過ごした。 その悩みの中で知恵の女神ミネルヴァを自らの理想像として一際崇拝したが、 ある日彼女の夢にミネルヴァが現れて言った。 「私はユピテルによって武器を取り上げられてしまいました。もう貴女を守ることはできません」 西暦96年、宮殿にて暗殺される。女神の夢を見た数日後のことだった。 彼女の死に民衆は無関心。だが兵士たちは嘆き悲しみ、元老院は喝采を叫んだ。 軍人に人気があった点は注目すべきで、彼の権力が盤石であったことを示している。 暴君評は施政のために貴族階級と対立したのとユダヤ迫害が主因であり、 修正主義的立場にはその能力を認められる。 この点、暴君ではなかったにしろ暗君ではあったネロとは少々違う。 外見は黒いネロ。 性格は凄まじく鬱々しい。 ひっつめ髪のデコやクマの入ったジト目などで差別化されている。 ◆ 聖書学によれば、『ヨハネ黙示録』が実際に執筆されたのはAD95年ごろ、 ドミティアヌスの治世の後半という。 ゲマトリアにおいて獣の数字666から算出される反救世主の名が"ネロ・カイサル"…… つまり"皇帝・ネロ"であるのは巷間に膾炙した有名な事実だが、 これは当時の皇帝であったドミティアヌスを直接名指ししないために 隠喩としてネロの名を持ちだしたものとされる。 即ち、黙示録が真に語る“獣の数字”の正体は―――