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前ページ次ページなのはクロスの作品集 はやて編3話『争いは混沌の果てに・・・前編』 ついに穏健派と過激派、けっして交わらない二つの勢力の決着がつこうとしていた。 これまでも小規模な衝突があったものの、ここまで大規模な戦闘にはならなかった。 それはひとえにシンが居たからだろう。 基本的に彼は、人の争いが好きではない。それが自分を取り合って起る争いだとすれば、尚更だ。だからこそ、シンがいる前では誰もが表立って戦おうとはしなかった。 が、今回はシンはいない。おまけに勝った方には、別の世界に飛ばされて戻れなくなった彼を迎えにいけるという、ほぼこのスレのヒロイン確定の待遇を得られるのだ。過激派の中でこのシュチュエーションに燃えない(萌えない)女はいなかった。 (一部無理やり連れてこられたり、戦いを楽しむためにやってきた奴等もいるにはいますが・・・) しかし、そんな身勝手を穏健派が黙って見過ごすはずがない。 本来戦闘向きではないにしても、彼らもまたシンの親友であり、恋人候補(自称)だ。 唯でさえ、シンが毎度毎度、過激派の暴走に頭を悩ませていることを苦々しく思っていたのに、過激派のこれ以上の暴虐は、いくら温和な彼女達にも見過ごせるレベルを超えていた。 今両陣営が対峙する中、次元世界の果てでシンの命運を巡る(本人不在)風船割ゲームが始まろうとしていた。 「それでは、第二回シンを迎えにいくのはだぁ~れだ? 穏健派vs過激派の風船割り大会レディーー・・・ゴォーーー!!!!」 まず最初に動いたのは過激派だった。前面にせり出していた部隊が、開始の合図と同時に怒涛の勢いで穏健派の陣に攻め込んでいく。 兵力に決定的な差があれば、下手な戦略を練るよりも一気に力攻めで叩き潰すのが兵法の基本だ。 その鬼気迫るすさまじい勢いに、穏健派陣営は浮き足立つ・・・わけが無かった。過激派の力攻めも、穏健派の計算通りだったからだ。 ティア「今よ! 転移魔方陣展開!!」 突如として足元に現れた転移魔方陣は、過激派の飛行できない兵士を次々と飲みこんでいった。 一旦勢いのついた群衆は急に止まることができない。過激派の勢いを逆に利用した見事なトラップだった。 星の裏側まで転移されたのでは、もはやこの戦いが終わる前に自力で戻ってくるのは無理だろう。 空を飛んで逃れた部隊も、地上からの砲撃に隙を突かれ、次々と戦線を離脱していく。 各部隊の被害が穏健派の予想より少なかったのは、指揮官がアティやライズなど歴戦の猛者だったおかげだ。 はやて「な!? 卑怯やで! 『事前の罠設置などの小細工は無し』ってルールにもちゃんと記載されとるやないか!!」 クロノ「『事前』のだろう。我々は即席で罠を張っただけだ。大体君がルールを語るな」 はやて「ぐぬぬっ、急いで転移先を調べてこちら側へ呼び戻すんや!」 なのは「今のでこちらの戦力は三十パーセントダウン・・・か」 アティ「やってくれましたね。これでは罠を警戒して迂闊に攻められません」 ライズ「だが、長期戦でも私達が有利なのは変わらないわ。むしろ、そうなって不利なのは穏健派のはずなのに・・・。」 地上Sフィールド マサキ「つまらん、貴様らでは完成したGゼオライマーの相手には役不足だ」 ジナ 「黙れぇー!!!」 ジナイーダはゼオライマーからのエネルギー砲撃を紙一重でかわしつつ、パルスライフルと肩のロケットを乱射した。 ジナイーダに続き、後方から援護に現われた大神も、両肩のキャノン砲を発射する。 マサキ「愚かな、弱いというのは罪だな」 しかし、彼女達の懸命の攻撃は無情にもGゼオライマーの持つフィールドにあっけなく弾き飛ばされる。 その強さは、まさに冥王の名に相応しいものだった。 ジナ「くっ、馬鹿な! バリアだと!!」 マサキ「これも次元連結システムのちょっとした応用だ。貴様らガラクタがいくら集まったところで、傷一つ付けられはせん。」 大神「これほどの奴を本陣へ行かせるわけにはいかない!なんとしてもこの場で奴を仕留めなければ!」 シュウ「その役目は私に譲ってくれませんかねぇ?」 マサキ「ようやく来たか! 待ちわびたぞ」 その巨体が次元の狭間から現われた瞬間、凄まじいまでの威圧感が戦場を包み込んだ。全身から冷たい汗が吹き出る。手足がすくみ心臓の鼓動が痛いほどに高鳴る。それはまさしく絶対的な恐怖だった。 大神(・・・つ、強さの次元が違い過ぎる) ジナ(この私が・・・気圧されているだと! ) ジナイーダと大神は無意識のうちに自分達の体が震えるのを感じていた。 ネオグランゾン・・・搭乗者が人知を超えた能力の持ち主ならば、1日で世界を壊滅に追い込むこともできる最凶クラスの人型兵器。 それを大幅に強化した機体。 グレートゼオライマー・・・次元連結システムを積んだゼオライマーの能力に加え、全八卦ロボの全必殺技を持ち合わせた機体。 そんな化け物同士が一箇所に集まって潰しあおうというのだ。 彼らの反応はむしろまともな方だろう。普通の兵士なら威圧感だけで失禁するか気絶している。 シュウ「さて、オードブルはもういいでしょう。行きますよ、グラビトロンカノン!」 ACや霊子甲冑など、当たるどころか、かすっただけで消滅しそうな一撃がGゼオライマーに向かっていく。 マサキ「ふっ、その程度の手が見抜けないとでも思ったか?」 Gゼオライマーは普通なら確実に直撃コースの攻撃すら、転移して軽々とよけて見せた。 当てるべき的を見失ったグラビトロンカノンは、はるか彼方の山を丸まる一つ吹き飛ばす。 もはや、唯の人型兵器が介入できるレベルを超えていた。 マサキ「貴様は前から気に入らなかった。人のカキコにいちいち難癖付けやがって!この俺を誰だと思っているのだ!?」 シュウ「相手を気に入らない所は同感ですね。それに、その名前は私の嫌いな男に良く似ている。はっきり言って、目障りなんですよ。 あなたにはここで消えてもらいます」 ネオグランゾンが分身(?)して三体に増殖すると、対抗してGゼオライマーも二体に分身する。 ここまでくると、もはや手が付けられない。 シュウ「その性能、さすがですね。ここでは場所が狭すぎますし、上に行きませんか? どこまでネオグランゾンとやりあえるか試してあげましょう」 マサキ「ふん、宇宙空間でけりをつけようというのか。いいだろう、乗ってやる」 場を散々かき回した二体(五体?)は、音速をはるかに超えるスピードで空へ昇っていった。 この日、この次元世界から星が1つ、衛星が3つ崩壊したのが観測された。 第十中隊隊長 木原 マサキ 副隊長 氷室 美久 第七中隊隊長 シュウ・シラカワ 戦線離脱 それを追って、第七中隊副隊長 サフィーネ 戦線離脱 デス子「(ピキ―ン)むっ、マスター!」 シン「どうした、デス子?」 デス子「この戦いが終わったら、私も銀河を滅ぼせるくらいにパワーアップしようと思うんです。」 シン「なに物騒なこと言ってるんだ。大体、それ死亡フラグだろうが。ほら、早く闇の書の中に行くぞ」 デス子「む~(いつか必ず・・・)」 シンの経験した死亡フラグの例 俺はこの戦いが終わったら、議長の秘書をやろうと思っている。 俺、この戦いが終わったら自分のCD出そうと思っているんだ 地上前線本部 怒涛の戦闘開始から、ようやく二時間三十分。 ティアナ達は、簡易テントで刻々と変わっていく戦況を分析していた。 ティア「一時はどうなることかと思ったけど、何とか持ちこたえてるわね」 ゼロ 「ああ、思ったより最初の罠を引きずってくれているようだな」 あれには、敵の戦力減衰と士気低下だけでなく、さらなる罠があるのではないかと疑心暗鬼にさせ、 うかつに攻め込ませないようにする意味があったのだ。優秀な頭脳が少ない過激派はまんまとその狙いに引っ掛かってくれていた。 ゼロ「しかし、相変わらず戦力はあっちが上だ。ここままでは押し切られるぞ」 ティア「大丈夫よ。そのための策もクロノ提督がちゃんと・・・・」 高音で鳴り響くサイレンに、ティアの言葉はかき消された。 ティア「どうしたの!」 ミルフィー「高速で接近する物体確認。迎撃部隊は・・・全滅!?そんな、こんなに早く!?」 前線はテントより六キロ近く離れているはずだ。転移反応は確認されなかったから導かれる戦術はただひとつ 『エースの一点突破による司令部の殲滅』 相手は迎撃部隊すらも軽く葬る実力者だ。今のまま戦っても勝ち目は薄い。 即座にそう判断すると、ティアナは信頼している仲間に緊急時を伝える念話を送った。 ゼロ「真っ直ぐ突っ込んでくる! いかん、総員に退避命令を・・・」 ???「遅いよ・・・スターライト・・・ブレイカー」 ゼロが命令を伝え終わる前に、桃色の魔法砲撃が中身ごとテントを粉々に吹き飛ばした。 なのは「へぇ、不意打ちだったのに避けきったんだ」 テントの外に吹き飛ばされた三人を見て、なのはが感心したように呟いた。 避けたのではなくたまたま外れたのだが、目を逸らせば砲撃が飛んできそうなのに、わざわざ相手に突っ込む余裕などあるはずがない。 ティア「まさか、戦闘指揮官補佐が直接敵陣の中枢に突っ込んでくるなんて…悪い冗談だわ。ル・・ゼロ、あなたに指揮権を委譲します。 ミルフィーの紋章機で第二指令部へ移動して!」 ゼロ「・・・どうやら因縁の相手らしいな。いいだろう、ここは任せたぞ! C.C、ガウェインを第二司令部へ回せ!」 ミルフィー「ティアさん、ご無事で! ル・・ゼロさん、行きますよ!」 司令官が二人も乗った紋章機が飛び去っていくのを、なのはが黙って通すはずがない。 身構えるティアナだったが、意外にもなのはは一瞥しただけで何もしなかった。 ティア「・・・見逃してもいいんですか? ここに来た目的は指令系統の分断でしょう?」 なのは「あっちはいつでも落とせるからね。それに、どちらが上か、もう一度教えてあげないといけない教え子もいるし・・・」 ティア「言いますね。でも、その余裕もこれまでです」 空に二本の橋が架かかり、聞きなれたホイールの音が近づいて来る。 なのは「へぇ、そういうこと・・・」 突然の轟音に大地が揺らぐ。舞い上がる土煙の中から現われたのは、鋼の体を持つ二人の姉妹だった。 なのはにとっては厄介な、ティアナにとっては頼もしい二人の相棒が天空から舞い降りたのだ。 スバル「ごめん、ティア。少し遅れちゃった。」 ギンガ「スバル! ティアナ指揮官でしょ。まったくもう」 襲われたときに念話で位置と状況を知らせておいたのだ。実力もあり、かって知ったる三人だからこそコンビネーションも容易に組める。 これがティアナの考えた、なのはに勝てる可能性のある唯一の組み合わせだった。 ティア「さあ、このメンバーなら引けを取らないわ。今日こそあなたに勝って、積年の恨みを晴らさせてもらうわよ!」 なのは「ふふふっ、そのくだらない幻想ごと、打ち砕いてあげるなの」 『二代目冥王』と言われた元少女は冷たい微笑を浮かべ、三人に杖の切っ先を向けた。 シン「・・・・・・」 マユ「どうしたの?」 シン「やっぱり俺こっちに居ようかな・・・」 マユ「え? え? なんで?」 シン「・・・俺の体がこれ以上は限界だって呟くんだ」 マユ「・・・・・・お兄ちゃん、いろんな意味で大丈夫?」 地上Nフィールド シグナム「お前とは一度、正々堂々一対一で戦ってみたかった」 ゼスト 「私も同じだ。折角の初立会いがこんなことになったのは皮肉な話だが、お互い守るものの在る身、贅沢は言うまい」 シグナム「ふっ、そうだな。だが、今このときだけは全てを忘れて楽しむとしよう」 射撃戦の様相を見せる戦場で二人の剣士は導かれるように出会い、剣を構える。 その顔は、遠足に行くのを楽しみにしている子供のようだ。 シグナム「しかし、意外だった。まさかお前がこの戦いに参加しているとは・・・」 ゼスト 「うむ、彼には俺のあとを継いでもらわねばならんからな」 ゼストの言葉に愉快そうに微笑んでいたシグナムの眉がピクリと反応した。 シグナム「あとを・・・継ぐ・・・?」 ゼスト 「彼ほどの材逸は今後十年は現われないだろう。うまく育てれば俺とレジアスのあとを継ぐにふさわしい人間になるはずだ」 シグナム「彼は機動六課の中心人物として活躍(?)している。今のままでも十分だと思うぞ」 ゼスト「お前達になど任せられるか! この戦いが終わったら、彼には我々と共に地上本部に来てもらう」 機動六課も強大な戦闘集団とはいえ、一介の地方公務員(?)である。 基本的に上からの命令には逆らえないのだ。(機動六課が異常なだけです) レジアス中将まで絡んでいるのなら、シンが地上本部に移動になったときに止められる人間はまずいないだろう。 ならば、主はやてのためにも、自分達のためにも、この男はこの場で仕留めなければ・・・! そう考えたシグナムは、闘志を燃え上がらせレヴァンティンを持つ手に力を込めた。 シグナム「・・・それは無理な話だ。お前の夢など知ったことではないが、シンはこの戦いが終わったら、八神家に来るのだからな」 ゼスト「ほう、いつも通り強引に拉致してか? 誰かに脅されない限り、彼ならきっと殺伐とした八神家より、我々と来ることを望むはずだ」 シグナムから発せられる殺気を感じたゼストも槍状のデバイスを構えなおした。 先程までの、ゆったりした空気は何とやら・・・。あっという間に殺気渦巻く戦場に戻ってしまった。 比較的まともな人間でさえ暴走させるとは、この場所には得体の知れないウィルスでもいるのだろうか。それとも、このスレのリリカルなのはの世界には、まともな人間などいないのだろうか。筆者はどんなことがあろうと前者を全力で支持したい。 シグナム「いい加減にしろ!シンは主はやてと我らヴォルケンリッターの所に婿養子に来るんだ。既に私達はその手はずを整えている!」 ゼスト「黙れ! 私がいなくなったあと、ルーテシアとアギトとアルビノを任せられる男は彼以外にはおらん! 俺が生きてきた証を・・・私の志を継げる男は彼しかいないのだ!」 シグナムが魔力カートリッジをリロードし、ゼストは自身のデバイスにフルドライブモードを命じた。 恐らく、次に交わす言葉を最後に、凄まじい戦いが始まる。 どの様な戦いになるかはわからないが、シリアスからは程遠いことだけは確かだ。 シグナム「シンは主はやてと我ら守護騎士の婿だぁー!!!」 ゼスト「ちがぁう! ルールー達の婿だぁー!!!」 騎士と戦士、それぞれの意地が弾かれ、打ち込み、何度もぶつかり合った。 シン「俺はやっぱり馬鹿だ」 マユ「あ~、その、なんというか・・・」 シン「・・・?」 マユ「馬鹿でよかったと思うよ。むしろ鈍感じゃなかったら、とんでもないことになってた気がするし・・・」 シン(・・・・・・なんでだろ、だんだんそんな気がしてきた) デス子(マスター、哀れです) 同時刻 聖王協会 はやての妄想が皆に感染している頃、聖王教会の騎士であり時空管理局理事官であるカリム・グラシアは、聖王教会に保存してある沢山の書物を調べていた。 シャッハ「騎士カリム! ああ、ここにいらしたのですか、騎士カリム。返事がなかったので何事かと思いましたよ」 カリム「ごめんなさい、シャッハ。少し調べ物をしていたの。ねえ、シャッハははやての部下のシン君のこと覚えてる? ほら、あの宝物庫を壊 した・・・」 シャッハ「宝物庫?・・・・ああ、あの時の! 確か騎士はやてのお気に入りの子でしたね」 もう何ヶ月前になるだろうか。まだ、ガジェットドローンが頻繁に出現していた頃のことだ。 はやてと今後の起動六課について話し合っている間に、どこから現われたのか十体近いガジェットドローンが聖王教会めがけて襲ってきた事件があった。完全な奇襲だったために民間人の避難が遅れ、あわや大惨事だったのだが、たまたまはやての護衛についていたシンのデスティニーが大暴れしたおかげで、襲い来るガジェットドローンから無事死傷者を出さずに、民間人を守ることができた。 デスティニーも無事だったのだが、戦闘中にロストロギアを保管してある宝物庫へ衝突。 80トンもの重量を受けて、頑丈だったはずの宝物庫は見るも無残に崩れ落ちていった。 このときばかりは、普段から冷静なクロノ提督も騎士カリムも青ざめた顔をしていたらしい。 もしも、一つでもロストロギアが損傷していたら始末書ではすまなくなっていただろう。 珍しい光景を思い出し苦笑いしたのはシャッハ・ヌエラ。 聖王教会の修道女で、はやての友人の一人だ。 シャッハ「あの時、彼がいなければどうなっていたことか。思い返してもぞっとします」 どの道、違う意味でぞっとしたにはしたのだが・・・。 カリム「それでね。誰にもいってなかったけど、宝物庫にあったロストロギアがひとつなくなっていたのよ。 使い方もわからなかったし、危険性も低かったから気にしなかったのだけれど・・・」 シャッハ「それは大問題だと思うんですけど」 そうか、この人の素はこんな性格だったと、とシャッハはだんだん痛みが増してくる頭を抱えた。 カリム「調べてみたら意外なことがわかったの!ほら、この文献を見て」 ロストロギア『セイオウノツルギ』に関する報告書 本来は、強力であるものの製造に金のかかるユニゾンデバイスを量産するために、古代ベルカ領内で極秘に開発された魔道兵器。 どんな質量兵器でも手軽にユニゾンデバイス化し(強さは融合した質量兵器に依存)、 なおかつ使い手の力を最大限に引き出すことができるよう設計されている。 この魔道兵器を用いれば、強力なベルカの騎士を大量に増員できる予定だったのだが、 融合事故が多発に加え、燃費がとても悪く計画は頓挫。現在確認されているのは完成品が聖王教会に二つだけ(あとは所在不明)残っている。 カリム「・・・ね、興味がわいてきたでしょう?」 シャッハ「これって・・・デス子という名前のユニゾンデバイスが現れたのも確か・・・」 カリム「そう、あの事件すぐ後・・・。おそらくこれが原因ね。今更返してとは言えないし、時空管理局に譲渡したと思えば気にもならないけど、 一応詳細は話しておこうと思って・・・」 シャッハ「すぐに連絡を取ってきます! 大人しく待っていてください」 とんでもないことになったと青天の霹靂を地でいく事態に慌てるシャッハ。 このことが上層部にばれれば左遷では済まなくなるだろう。 カリム「みんな今ごろ、何してるのかな」 まだこのときは誰一人気付いていなかった。 使い手の力を最大限に引き出す『セイオウノツルギ』を、『あの力』を持ったシンが使うことがどれほど危険であるか。 それは皮肉にも、カリム自身の予言に大きく関わっていくのだが、それはまだ先の話である。 前ページ次ページなのはクロスの作品集
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東方妖々夢版 大空魔術版 ネクロファンタジア(東方妖々夢) 作品:東方妖々夢 ~ Perfect Cherry Blossom. PHANTASMボス・八雲 紫のテーマ データ BPM 164 拍子 【0 00~】4/4拍子 再生時間 2 46 調性 【0 00~】嬰ハ短調(C#m)【0 24~】変ロ短調(Bbm)【0 48~】ロ短調(Bm)【1 13~】イ短調(Am)【1 59~】嬰ト短調(G#m) 使用楽器 ピアノ、ストリングスなど コード進行 【Aメロ】C#m G#m/B |F#/A# A-B|F#m G# |A B | ~4x 【間奏】Ebm Fm |Gb Ab | ~8x| 【Bメロ】G |A |Bm F#m E |E |G |A |G#dim |F# | ~2x 【サビ(1)】F |G |Am |〃 |F |G |Am/E |〃 | ~4x 【サビ(2)】E |F# |G#m |〃 |E |F# |G#m/D# |〃 | ~4x ZUN氏コメント 八雲 紫(やくも ゆかり)のテーマです。 藍のテーマの編曲のつもりだったけど、割と別の曲に。 こっちの方は、禍々しい感じが少し混じっています。 というか、キャラ自体が禍々しさの塊みたいなもんです。 今までのキャラの中でも、胡散臭い風貌、信用できない性格、非常識な弾幕。 そういうキャラの曲なので、とても胡散臭い(笑) (東方妖々夢 Music Room より) Necro-Fantasia 死の幻想曲 素敵な響き。 生きているうちは、死を味わうことが出来ない。 死は常に生の幻想である。 (東方妖々夢 おまけ.txt より) 対処不能の胡散臭い曲を作ろうと意気込むも、 かなり東方らしい所で落ち着いたなーって感じです。 妖々夢が全体的に落ち着いた、風景を大切にする曲が多かったので、 この曲ぐらいは系統を変えて「これならシューティングにも使えるぞ」 ってな感じに持っていきました。 この曲を聴くと、もの凄い勢いで体力が消耗します。 この曲だけ現代的な物を感じられるかも知れない。 幻覚もどちらかというと、現代から未来を感じてしまう。 ネクロとは死の事。死の幻想世界。 幻想世界が死を見せるときそこにあらわれるのは現実である。 だからこそこの曲は、歴史を感じるのではなく、現代を感じる曲である必要があったのです。 (東方文花帖 幻想の音覚 より) 解説 イ短調と嬰ト短調のサビはどちらにも終止に通称「エンジェル神主」と呼ばれるF-G-A進行が使われている。 定番の短調で終わるのではなく同主調の長調の和音で終わる曲の一つ。 イントロのコード進行は比較的最近の新しい曲のイントロやAメロ等に使われる傾向が多い。(例:フラワリングナイト) また神主曲の中でも非常にベースが激しい部類である。 全体を通して同じ旋律を繰り返していくのが特徴的である。 ネクロファンタジア(大空魔術) 作品:大空魔術 ~ Magical Astronomy トラック:9 データ BPM 冒頭16小節は157、それ以降は165 拍子 4/4拍子 再生時間 6 48 調性 【1小節~】嬰ハ短調(C#m)【34小節~】変ロ短調(Bbm)【50小節~】ロ短調(Bm)【67小節~】イ短調(Am)【99小節~】嬰ト短調(G#m)【147小節~】ハ短調(Cm)【164小節~】変ロ短調(Bbm)【196小節~】イ短調(Am)【274小節~】イ長調(A) 使用楽器 コード進行 ZUN氏コメント なし 解説 コメント この曲の話題なら何でもOK! 蓮子のコメントについて記載すればいいのに。 -- (ななし) 2011-07-16 15 49 31 確信はないがサビってF/G/Am/--/ F/G/Em/Em/ F/G/Am/--/ F/G/A/--じゃないか? -- (名無しさん) 2013-07-14 20 14 26 AメロのF# A-B って正しいの? -- (名無しさん) 2013-09-05 22 54 15 F# A-Bは違うと思う -- (名無しさん) 2017-01-15 14 47 59 大空魔術はピアノが素晴らしい -- (名無しさん) 2017-01-15 14 50 17 大空魔術のは、bpmが少し違うからこれから確認してみる -- (名無しさん) 2017-08-20 23 17 47 名前 コメント すべてのコメントを見る
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皇帝の息子にありながら皇帝の座を継がない者 ウィスティス=ダークルーラー・アルスタット 外見年齢26歳,実年齢675歳の魔族の男性で,ユリウスの2人の実子の兄。 神龍族と駆け落ちしたダオスを異端と見なし,冷淡に突き放した事があるが,それでも最近は和解して仲直りしている。 だがしかし,一方でそんな弟を許した事を悔やむのか魔界皇帝の座を継がず,子供が生まれたらその子に継がせる気になっていた。 そして誕生した第1子は男の子,魔界皇帝を継がせる事を決めていたのだが,とある事情により裏球へ記憶を封印した状態で送る事となった。 それから18年たった現在,記憶を取り戻し逞しくなった息子に皇帝の座を継がせるべく教育的指導に専念している。 しかしながらその一方で魔界特別導士団のマナの将として,導士長ルベウスを支える側近となっている。 ジョブは闇魔導剣士邪悪系統,属性は闇属性邪悪系統,主要武器は魔界の名匠が打つ魔剣『ネクロス』。
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《ネクロクローザー/Necro Closer》 効果モンスター 星4/闇属性/魔法使い族/ATK1800/DEF 100 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 効果モンスターは墓地から効果を発動する事ができない。 墓地で発動するモンスター効果に対するメタ効果を持つ。 その範囲は一般的なリクルーターだけに留まらず、《クリッター》・《カードガンナー》のドロー効果、《ゾンビキャリア》・《ダンディライオン》・《D-HERO ディアボリックガイ》等、制限カードにも指定されているメジャーなカード等も封殺できる。 リクルーターや《クリッター》を封じる事で、相手のデッキの回転力を削ぎ落とし、《ゾンビキャリア》等自己再生効果を持つモンスターの封殺によりシンクロ召喚にもある程度対応できる。 ステータスも決して低くなく、アタッカーとしても運用できる。 同じ属性・種族・レベル・攻撃力を持った《霊滅術師 カイクウ》と使い分ける事で、更に多くのカードに対応できるようになる。《霊滅術師 カイクウ》とはサポートを共有しやすい為、併用も十分可能。 反面、守備力が100と最低クラスの為、表示形式変更には弱い。 このカードの効果を実質的に無効化させてくる《月の書》は天敵である。 このカードは魔法使い族なので、《月の書》や《エネミーコントローラー》等の表示形式変更効果を持った魔法カードは《魔法族の里》で対処すると良いだろう。 関連項目 ・フリー投稿 ・《ハンドクローザー》
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クロノクロス / Chrono Cross メーカー スクウェア 発売日 1999年11月18日 対応機種 PS.PSN"GA" クロノトリガーの続編 様々なパラレルワールドを冒険するRPG か行 クロノトリガー ゲームアーカイブス プレイステーション PR クロノ・クロス アルティマニア
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クロスSS作品別インデックス A~M N~Z あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 A~M 作品タイトル クロス元 作者 ACE COMBAT ~THE UNSUNG Striker~ ACE COMBAT5 ~THE UNSUNG WAR~ F-16CCV氏 THE OPERATION LYRICAL ACE COMBAT04 T-2改氏 Call of Lyrical4 CALL OF DUTY4 MODERN WARFARE T-2改氏 Gears Of Lyrical Gears Of War 第22SAS連隊隊員氏 HALO THE LYRICAL HALO3 第22SAS連隊隊員氏 上へ N~Z 作品タイトル クロス元 作者 上へ あ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ か行 作品タイトル クロス元 作者 上へ さ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ た行 作品タイトル クロス元 作者 魔法少女リリカルなのはSAVERS デジモンセイバーズ やまさん氏 上へ な行 作品タイトル クロス元 作者 上へ は行 作品タイトル クロス元 作者 上へ ま行 作品タイトル クロス元 作者 上へ や行 作品タイトル クロス元 作者 上へ ら行 作品タイトル クロス元 作者 上へ わ行 作品タイトル クロス元 作者 上へ
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KBT型ポケモン ヘラクロス 左上パーツ:インファイト がむしゃらこうげき 威力120 回数5 右上パーツ:メガホーン なぐるこうげき 威力120 回数10 左下パーツ:ストーンエッジ うつこうげき: 威力100 回数5 右下パーツ:フェイント たいせいはかい: 威力30 回数10 装着アイテム:主にスカーフや鉢巻や火炎玉 近接攻撃が得意 ストーンエッジは辻斬りや地震などに変化する。 高火力虫ポケモン 高火力一致技を二つも覚え、素早さも高く、種族値配分も無駄がないため、強力なポケモンの1匹と認識されている。 襷で耐えても先制技のフェイントで倒されることがあり、一撃でヘラクロスを倒すべきであるが、耐久も低いわけではない。 等倍で耐えようとは思わず、物理に強くしたポケモン、主にゴーストタイプで相手するべきである。(ただ辻斬りを持つ可能性もあるが) シラクサの持つヘラクロスはヤラクロスであり、若干扱いにくい構成になっている。 ただ火力は十分で、油断すると痛い目を見る。 ヤラクロスであると初見でわかるわけがないので、普通の対応をされ普通に落とされる。 イラストはD社のパチモン臭がする。 しかし、ポケモンサザンクロス・シラクサ本人のマスコット的扱いを受けることもあった。 ■関連項目 ウルトラスーパーシラクサスタン
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「あ…あの、大丈夫ですか?」 そう言って二人は俺に近づいて来る 「!!この男の子すごい怪我してるやん!!シャマル、は、はよ、病院へ!!」 「ホント!!急ぎましょ、はやてちゃん!!」 車椅子の女の子は、はやてって名前で 後ろの女の人はシャマルさんというのか いや、それより 「ぐ…ま……待って…くれ…。」 「な…なに、どないしたん!?」 「お…俺のこ…腰紐に…茶…茶色のふ…袋がある…それを取ってく…れないか?」 「そないなことより、はよ病院に行ったほうが…!!」 「た……頼む。」 「あーもう、わかったわ、シャマル。」 「わかったわ。」 そう言ってシャマルという人が仙豆の入った袋を取ってくれた 「あの、それでどうすれば……。」 「そ……その中に…ま…豆が入っている…でしょ。」 「ええ、入ってますけど。」 「ひ…一粒俺の…口に放り込んで…くれないか。」 「はぁ、それじゃあ…。」 噛む力も殆ど残っていなかったので 仙豆を丸呑みした 体の痛みや怪我はすぐに無くなり 気も完全に回復した って、二人はすごく驚いた顔してるな まぁ、ボロボロだった人間がいきなり回復したら驚くか 「あ…あの。」 「何かな?」 「怪我はもう大丈夫なん?病院行かなくともへいき?」 「うん、おかげで助かったよ。ありかどう。」 「いえ、わたしそんなお礼を言われることは…。」 「そんなことないよ。君達が俺を見つけてくれなかったらやばかったからね。」 「はぁ…。」 「少し聞きたいことがあるんだけどいいかな?」 「ええですけど。」 「ここはどこかな?」 「ここは、鳴海って言う町ですけど。」 鳴海 聞いたことないな たしか俺は南の都に近い町で戦っていた 鳴海っていう町なんてあったかな 奴等の攻撃で俺は遠くまで吹っ飛ばされたのか 「あの、この近くに南の都ってあるかな?」 「そないな町聞いたことありませんけど…。」 へ 北の都、西の都、南の都、東の都、中央の都は有名で知らない人はいないはずだけど 「じゃ、じゃあさ、カプセルコーポレーションへの行きかたって知ってるかな?」 「カプセルコーポレーション?聞いたことないなぁ。シャマル、知ってる?」 「私も聞いたことないですけど……。」 カプセルコーポレーションを知らない あそこは世界屈指の大企業だったはずだ 人造人間の襲撃で衰退したとはいえ その名をしらない人はいないはず 「じゃ、じゃあ、ポ…ポイポイカプセルって知ってる?」 「聞いたことあらへんけど……。」 「ホ…ホント?」 「ホント。」 うそだろ いくらなんでもポイポイカプセルも知らないなんて ここは俺の家みたく山奥というわけでもないし とういうよりポイポイカプセルは人造人間襲撃の遥か前には全世界に普及している なのに と、いろいろ悩んでいたら シャマルさんが何かに気づいたような顔をした 「あ、もしかして…。」 「なにかわかったん?シャマル。」 「ええ。おそらくだけど。」 「長くなりそ?」 「ええ、多分。」 「そやったらここで立ち話もなんやし、わたしの家で話たらええ。」 「え?」 「そないな顔してないで行こ行こ。」 「え?あ、ちょ……。」 俺はそのままはやての家にいくことになった とういか年の近い女性と話したの初めてかも 手を握られたのも 結論からいうと俺は異世界、まぁ違う世界から来たというものだった 普通だったらなにを馬鹿なことをと言うだろうが そんなこと俺が言わなかったのではやてとシャマルさんは驚いていたが… まぁ、俺自身宇宙人に会ったり別の惑星に行ったりとかしたから 異世界があっても不思議じゃないと思ってたし というか俺自身地球人とサイヤ人のハーフだしね で、なんで俺が別の世界から来たと思ったのかと聞いてみたら 俺の言動を聞いてなんとなくそうなんじゃないかと思ったと言っていた 後、俺が嘘をついてる顔をしていていなかったというのもあるらしい ………俺って顔にでやすいのかな 他に魔法というのがあるらしく用途は様々だが、これで色々な世界に行くこともできるらしい ただ、俺の世界の座標というか情報がまったく無いらしく 俺が元の世界にいつ戻れるのかはわからないらしい 「本当にごめんなさい。力になれなくて……。」 「い…いえ、今の俺の現状を教えてくれただけで十分ですよ。」 正直元の世界が心配じゃないかと言えば嘘になる 戦える者は今は誰もいない トランクスがいるがあいつはまだ3歳だ 戦える訳がない… それにあいつが望まなければ俺は戦い方を教える気はない ………これ以上考えても無意味そうだな 元の世界に戻れないなら戻れるときが来るまで この世界でおもいっきり修行しよう ともあれ寝床とかどうしよう 野宿とかでいいかな とか色々考えていると 「なぁなぁ。」 「ん?」 「行くとないんやったら、ここに住めばええで。」 「え?」 「ちょ、はやてちゃん!?」 「大丈夫やてシャマル。話してわかったんやけど悪い人じゃあらへんよ。」 「まぁ……はやてちゃんがそこまでいうなら…。」 「そういうことやから、ええよな?」 「いい!?え、いやでも。」 「ええから、な!!」 「は、はい!!」 なんだろ、まったく逆らえなかった というより本能が逆らうなと言っていた お父さんと俺がお母さんに逆らえなかったりしたのと同じなのかな そんなこんなで俺は八神家に住むことになった 前へ 目次へ 次へ
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特徴 マクロスⅡ系を持つキャラ イシュタル 神崎ヒビキ シルビー・ジーナ フェフ エクセグラン・ジリ ヴォルフ ネックス・ギルバート イングス エイミー・ロック 九條沙織 ナスターシャ・トート
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奴に攻撃を加えようと掌に気を集めエネルギー弾を放とうとした時 「あ、ちょっと待って。」 フェイトが声をかけてきた 「どうした?」 「今、エイミィから連絡があって…。」 「エイミィ?」 「あ、アースラーで通信などを担当してる人。」 「その人がどうかしたのか?」 「あのね、クロノ君が闇の書さんに投降と停止を呼び掛けてって。」 クロノ…さっきユーノが言ってた人か …何か解決方法がわかったのか 「だが、奴が大人しくこちらの話を聞くとは思えんが…。」 「でも…。」 まぁ、それでもやるだけやってみた方がいいか 「わかった。それじゃ、よろしく頼むな。」 「うん!!」 そう言って二人とも何かに集中している 念話っていうの使ってるのかな 「「!!」」 二人の顔色が変わる 「どうし…!!」 突如触手のような物が出現した しかも数が多い 交渉は決裂したのか… 突然のことに反応できかった二人を抱えて一旦上空に退避 「ちっ!!しつこい!!」 ある程度距離を離してもピッタリ付いてきやがる 「二人とも、一旦放すけど平気か?」 「え、うん。」 「だ、大丈夫だよ。」 そう言った二人を放し 触手の方に向き直り 「魔閃光!!!!」 魔閃光で触手を消滅させる 「え!?」 「キャ!!」 二人の悲鳴がしたのでそちらをみると 触手が二人に纏わりついていた まだあったのか 「気円斬!!!!」 俺は両手の掌から気円斬を投げ出し触手を切断した 二人の体に纏わり付いていた触手は力を失くしたようなのでもう大丈夫だろ 突如、俺に向かってエネルギー状のものが飛んでくる 俺はそれを片手で弾き飛ばし闇の書に向き直る こいつははやての為とさっきからこんなことをしてるな …本当にはやてがそんなことを望んでいると思ってるのか 「貴様!!さっき言ったな!!はやての願いを叶えると!!これがはやての望んでいることか!?」 「そうだ。私は主の願いを叶えるだけだ…。」 「貴様もはやてと一緒に生活していたのならばわかるだろ!! はやては誰か傷つけたり苦しめたりすることを望むような女の子じゃない!!」 「………。」 「それに今、貴様が流している涙はなんだ!? 貴様とてこんなことを望んでいやしないのだろ!?」 何故かこいつは行き成り涙を流し始めた 無意識に流しているものだとは思うが… 「この涙は主の涙だ。」 自分の涙を拭いながらそう言ってきた 「何?」 「私はただの道具だ。悲しみなど…感情などない。」 「貴様!!なら今貴様の行ってる事はなんだ!?」 「何?」 「貴様ははやてのためと言ったな!!それははやてを想ってやってることだろう!! そんなこと、感情のない道具にできることなんかじゃない!!」 「そうだよ!!悟飯君の言うとおりだよ!!」 いつのまにかなのはとフェイトが傍に来ていた 「さっき悟飯に言ったよね?悲しみなどないって。そんな言葉を、 そんな顔で言われたって!!そんな涙を流してる顔で言われたって!!誰が信じるもんか!!」 「あなたにも心があるんだよ!!私達と同じように!!だから!!」 突如大気が揺れ始めた 「何だ!?」 「早いな…もう崩壊が始まったか。」 「何だと!?」 「私はじきに意識を無くす。そうなればすぐに暴走が始まる。 そうなる前に…意識のある内に…主の望みを叶えたい。」 「貴様!!まだ言うか!!はやてはそんなことを望んでないと言ってるだろ!!」 そう言い放ち、エネルギー波を奴に放つが 突如奴の目の前の空間に穴が開き俺のエネルギー波が吸い取られた 「何!?」 「消えた!?」 「違う、吸い込まれたんだ!!」 何をしたんだ 「!!悟飯、後ろ!!」 後ろを見たら空間に穴が開いており、そこから俺の放ったエネルギー波が出て来た 「ちっ!!」 俺はそいつ弾き飛ばした 空間を操れるのか… 厄介な技だな… 「聞け!!はやてが本当に望んでいることは!!」 「ディバイン…バスター…。」 「く!!」 俺は腕を交差させて防御した こっちの話は聞く気はないみたいだな 「この、駄々っ子!!」 フェイトが接近戦を仕掛けようとした …さっき奴は遠距離攻撃を空間転移させた なら、必然的に接近戦がメインの戦い方になる …まさか…奴の狙いは接近戦で戦うように仕向けること 「待て!!フェイト!!」 俺はフェイトの後を追った 「言うこと…え、悟飯!?」 よし何とか切り掛かる前にフェイトの腕を掴めた おれはそのままフェイトをなのはに向かって放り投げる 「キャ!!」 「わ!!」 ちゃんと、なのははフェイトを受け止めたな その瞬間背中に何かが触れる 「おまえも、眠れ。」 奴の手だ 「しまった!!」 俺の体が光に包まれていく 「私の中で。」 「悟飯!!」 「悟飯君!!」 くそ、こんな物…俺…気…で… 「な…に…。」 い……し……き……が… 「全ては安らかなる。」 た………も…て…… 「眠りの中へ…。」 俺の意識はここで途絶えた 「悟飯!!早く起きねぇか!!」 「うわ!!」 突然誰かに起こされた 「え?お母…さん…?」 「そうだぞ。おっ母だ。」 え なんで 俺、さっきまで戦ってたはず… それに、家にはもう三年以上も帰ってないし… 「ん?どうしただ?おっ母の顔に何か付いてるだか?」 「あ、いえ…。」 「それじゃ、さっさと起きて朝ご飯にするだ。」 「はい…。」 どうなってるんだ 今までのことは夢…だったのか… いや、そんなはずは… 「ほら悟飯、さっさと着替えるだ!!」 「は、はい!!」 また怒られないようにさっさと着替えよう その後、色々考えながら居間に着くと 「よ!!おはよう、悟飯。」 「え!?お…父……さん?」 「ん?そうだぞ。」 え なんで お父さんは心臓病で死んだ…んだ 生きてるはずが… どうして 「どうした?父ちゃんの顔に何か付いてるか?」 「あ、いえ…。」 涙が出そうになるのを必死に堪える 「もしかして…夜遅くまで勉強してたんじゃねぇのか? ダメだぞ、ちゃんと寝なきゃ。」 「あ、そういう訳では…。」 「そっか?チチ!!飯にしようぜ!!」 「もぉ~、悟空さは飯飯ばっかり!!こっちに来て料理運ぼうとか思わねえだか!?」 「まぁ、いいじゃねぇか。ほら、悟飯も席に付いて食べようぜ。」 「あ、はい。」 そう言ってお父さんの隣の席に付いた 「まったく!!ほぉら、出来たぞ。」 そう言ってお母さんは料理を持ってきた 「お!!来た来た!!いっただきま~す!!」 「いただきます。」 俺はお父さんと同じ量のご飯を食べた お父さんと…家族で一緒にご飯食べるのは久しぶりだ 「ふー、食った食った。やっぱチチの料理はうめぇなぁ。」 「そう言ってもらえるとオラもうれしいだ。悟飯ちゃんはどうだっただ?」 「あ、はい。とても美味しかったです。」 「そうかそうか。」 お母さんは笑顔で頷きながらお皿を持って皿洗いを始めた 「あ、そうそう悟空さ。」 「どうした?チチ?」 「そろそろ牧が無くなりそうなんだべ。だから採ってくれねえだか?」 「わかった。まかしとけ!!」 「あ、お母さん。お…僕は魚を採って来ます。」 「お、気がきくでねぇか。悟飯ちゃんもお願いな。」 「はい。」 「帰って来たらちゃんと勉強するんだぞ。」 「なぁチチ、何もそこまで勉強させなくても…。」 「悟空さはだまってるだ!!だいたい悟空さは…。」 「わ、わかたって、悟飯行くぞ!!」 そう言ってお父さんは俺の手を引っ張りながら家を飛び出した 「こらー!!まだ話は終わってねぇだぞー!!」 「ふー、こえーこえー。」 「あははは、でもお母さんらしいですね。」 「まったくだ。あ、そうだ悟飯。」 「何ですか?」 「後で父ちゃんといっしょに山菜採りにいこうな。」 「はい!!」 こんなふうに途中までお父さんと一緒に喋りながら道を歩いてた 薪になる木と魚が獲れる場所は別にあるのでお父さんとは途中で別れた 途中までお父さんと他愛のない会話をしていた でもとても嬉しかった とても楽しかった お父さんと会話ができて 「クアー。」 ん 「あ、ハイヤードラゴン!!」 「クアー。」 「うわあ!!」 ハイヤードラゴンは俺を押し倒して俺の頬を舐めてくる 「あ、コラ。やめろって。くすぐったいって。」 「クアー。」 「アハハハハ。」 しばらくした後 やっと舐めるのをやめてくれた 「甘えん坊だな。おまえは。」 そう言って頭を撫でてやった 「クアー。」 何かを強請ってる顔だな この顔は… 「何だ?いつもの口笛聞きたいのか?」 うんうんと頷いてきた 「しょうがないなぁ。」 そう言って口笛を吹いた 俺の口笛を聞いてハイヤードラゴンは楽しそうに踊っていた 俺もとても楽しい こういう時間が こういった平穏な時間が しばらくした後 ハイヤードラゴンは踊り疲れたのか眠ってしまった 俺も一緒に横になった 風が気持ちいい… ………………………………………… ………冷静になって考えてみればおかしい この世界はなんだ まるで俺が望んでいるもの 取り戻したかった日常 それら全て体現された世界 …………………… そういえば…奴は言ったな… 『おまえも、眠れ。』 『私の中で。』 『全ては安らかなる。』 『眠りの中へ…。』と …眠り…… …そうか これは… 俺の夢の…中… もしくは俺の願望が生み出した世界 …すべてが…幻想… お父さんも お母さんも ハイヤードラゴンも ………『私の中で。』という言葉 この言葉から察するにここは…恐らく闇の書の体内か… なら脱出する方法は… …ここが奴の体内だというのであれば ここで奴のエネルギーを上回るエネルギー…つまり気を解放すれば 奴は俺を異物、もしくは劇物と思い 俺をここから出すはずだ だけど それをしなければ…ずっとこの日常が続く お父さんがいる日々が お父さんが元気でいられる日々が ずっと続く ずっと… ピッコロさんも… ベジータさんも… クリリンさんも… ヤムチャさんも… 天津飯さんも… 餃子さんも… ヤジロべーさんも… みんが生きてるいる時間が… ずっと…ずっと… ずっと続く 平穏で穏やかな日々が…ずっと… ……………………………… 何を…考えてるんだ、俺は 誓ったじゃないか この手で平和を取り戻すって 人造人間を倒すって みんなの仇を取るって なのに俺が夢の中に逃げてどうする ………もしも もしも 「…人造人間さえ現れなければ、俺はこんな日々を歩めたのかな…。」 …俺の呟きに答えてくれる人は誰もいない あたり前か…俺自身もこの答えはわからない …今この瞬間にもなのはとフェイトは戦ってるんだろうな はやてを助けるために… はやて…… ………決まった 「…さようなら、お父さん。また話せて、笑いあえて、一緒にご飯食べられて 俺、すごく…嬉しかったです…。」 そう呟いて…流れ出て来た …溢れ出て来た涙を拭った 涙が流れなくなった後、俺は上空に上がって行った この辺でいいかな 「はあああああああああああああああ!!!!!!」 俺は気を開放し爆発させながら超サイヤ人になり 「ああああああああああああああああ!!!!!!」 さらに気を高め開放する 世界揺れる まだだ まだ足りない 「ああああああああああああああああ!!!!!!」 さらに高め開放する 世界がさらに揺れる 震える そしたら世界が崩壊してきた どんどん崩れてく 完全に崩れ去ったと思ったら何かに突然引っ張られた 「うわ!!」 ある程度飛ばされていると 「「キャ!!」」 と言う声がした そちらを見ると 「なのはにフェイト!?」 「うん!!なのはだよ。」 「悟飯、大丈夫!?」 俺は二人に抱きとめられていた 「えっと、何が…?」 「あのね、突然闇の書さんが苦しみだして…。」 「そしたら、いきなり悟飯が飛び出して来たんだよ。」 と、言うことは俺の考えは当たっていたか… 自分の体内で莫大なエネルギーが溢れ出したら苦しむか 「なぜだ…。」 「?」 「なぜ、戻ってきた?」 「何?」 「あのまま眠っていれば望むもの…全てが手に入ったのに…。」 「………。」 「なぜだ?」 「そんなものに意味などないからだ。」 「何?」 「つらい事、悲しいこと、苦しいこと、そういったことがイヤだからって 夢の中に逃げてどうする。そんなのただ現実から逃げてるだけだ。」 「………。」 「俺はそんなことをしたくない。逃げ出した先には後悔しか存在しない。 俺はどんなにつらくても、悲しくても、苦しくても、最期の最期まで戦い続けて生きてやる。」 「………。」 さて、俺は脱出できたがはやてをどうやって助けだすか… …闇の書の動きが鈍くなったような 「え!?はやてちゃん!?」 「はやて!?」 「どうした?二人共?」 「今、はやてちゃんか念話が…。」 「ちょっと待ってね、悟飯。」 しばらくした後 二人は笑顔で俺のほうに振り向いてきた 「あのね、悟飯君!!」 「はやてを助ける方法が見つかったよ!!」 「ホントか!?」 「うん!!」 「どうやって!?」 「わかりやすく言うと、闇の書さんに魔力ダメージ…つまり 私かフェイトちゃんの攻撃を当てればいいんだって!!」 なるほど… 「たしか…二人とも…砲撃魔法だっけ?それできたよね?」 「うん。私もなのはもできるよ。」 「俺があいつをあそこまで移動させる。」 そう言って少し離れた場所に指を向ける 「そしたらそこに砲撃魔法を撃ってくれ。」 「え?一人で闇の書の相手をするの?」 二人が心配そうな顔をする まぁ…さっきまで取り込まれてたからなぁ 「俺は大丈夫だ。」 「「でも…。」」 二人共心配性だな… でもこれが一番確実だし… ……………… 「あのさ。」 「「何?」」 「前に俺と友達になりたいって言ったよな?」 「うん、言ったよ。」 「それ、今でも変わらないか?」 「当たり前だよ!!」 「ならさ、さっきも言ったけどその友達のこと信じてみたらどうだ?」 そう言ったら二人とも凄く嬉しそうな顔をした …そこまで嬉しそうな顔されると少し照れるな 「それじゃ、さっきのでいくけどいいよな?」 「「うん!!」」 前へ 目次へ 次へ