約 1,720,241 件
https://w.atwiki.jp/touhouss/pages/88.html
ある日、霧の湖に奇妙な大男が現れる。 偶然近くを通りかかった大妖精の前で、男はフラフラと湖に近づいたかと思うと、水の中に落ちてしまった! このまま見過ごすわけにも行かないので、慌てて男を助ける大妖精。 なんでこんな事をしたのか、よもや自殺志願か?と男に訪ねてみた所、帰ってきた答えは意外すぎる物だった。 「か、カエルが……溺れそうになってたから……」 半ば呆れながら「カエルは水の中を泳ぐもの」と説明して見るも、いまいち男は要領を得ない。 どうやら、男は深刻な記憶喪失であるらしい。服装から見て恐らく外の世界から迷い込んだようだが…? そして対応に迷っている大妖精の所に、いつもの様にやってくるチルノの姿が。 「あ、大ちゃーん!」 「チルノちゃん!」 「お…おー」 「あれ…あなた、チルノちゃんの事知ってるの?」 「いや、知らない。呼ばれたから返事しただけ」 「呼ばれた?」 「……誰よあんた?アタイはあんたじゃなくて大ちゃんを呼んだんだけど」 「それ、俺の名前……俺、大ちゃん!」 「「は、はぁぁ!?」」 こうして、奇しくも自分と同じあだ名を持つ男と知り合う事になった大妖精。 チルノによって『大ちゃん2号』と名付けられたその男が、人間では無く妖怪に近い存在であると気付くのにそう時間はかからなかったが、 妖怪とは思えぬほどに純粋で優しい性格の彼にはそういった事はあまり関係なく思えた。 だが、彼がその記憶を取り戻した時には、果たして―――― 大ちゃんことルークファンガイア@仮面ライダーキバが幻想入り
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/365.html
千聖とえりかちゃんの追跡をひとまず中断した私と舞ちゃんは、のんびり買い物デートを楽しんでいた。横浜は大人っぽい洋服屋さんやアクセサリーショップが多いから、中学生じゃ少し背伸びする感じになってしまう。 結局ウインドーショッピングが中心になってしまったけれど、通りの奥のほうにあったキャラクターショップで、お揃いのメモ帳を買うことにした。 「可愛いねー、これ」 「うん、レッスンの時に使おう・・・あ」 舞ちゃんはふと顔を上げると、私の顔の斜め後ろに視線をロックオンしたまま、固まってしまった。 「ん?」 視線をそのまま辿る。そこには、千聖の好きなクマちゃんのキャラクターの特設コーナーがあった。学校の鞄にも大ぶりのマスコットをつけていて、かなりのお気に入りだったと思う。 「舞ちゃん?」 「・・・・あれ、あげたらちー喜ぶかな・・・」 ひとりごとのようにつぶやきながら見ているのは、大きなぬいぐるみ(1まんごせんえんだと!!!)だった。」 「舞、千聖の笑った顔が好きなんだけど、いじめて泣かせたり、変なことして自分の気持ちを押し付けて困らせたり、そんなんばっか。あんま詳しく言えないけど、相当ひどいことした。償うってわけじゃないけど、誠意を見せたいなぁなんて」 「んー、でもさ。」 舞ちゃんの気持ちはわかるけど、ここは1個年上で千聖を見守っている者として意見させてもらうことにした。 「きっと、あんなに大きいぬいぐるみもらったら、千聖困っちゃうと思うけどな。」 「そっか・・・じゃあなんか小物とか」 「うーん。だけど、それは果たして本当に、千聖の望んでいることなのかなぁ~?確かに、ゲキハロの頃だっけ?千聖と舞ちゃん、ケンカして変な感じになっちゃってたけど・・・もうそれは終わったんでしょ? 別に千聖は、舞ちゃんに対して気まずいとか怒ってるってことはもうないと思うんだ。むしろ、千聖のために何かしたいっていうなら、そのことをいつまでもひきずってないで、フツーを心がけるとか?そういうことのほうがいいんじゃないかなぁなんて。ケッケッケ」 「フツー・・・」 舞ちゃんは少し考え込むように黙った後、「わかった」と笑顔で答えてくれた。 「えへへ。メモ帳、買おう。」 言葉数は少なくても、舞ちゃんは豊かな表情で、私の言葉を受け取ってくれたことを表してくれる。まったく、可愛いな。ケッケッケ 「次、どこ行く?」 「んーとね・・・・・・・・・・愛理。」 お揃いの紙袋を手に、私の顔を見てご機嫌スマイル・・・だった舞ちゃんは、いきなりシリアスな顔になった。声も、1オクターブ低くなってるような気がしなくもない。 「愛理。」 「は、はぁ」 「こっち。」 舞ちゃんは超真顔で、いきなり私の手を掴んだまま走り出した。 「ちょ、ちょまって、舞ちゃん!何、何事!」 お気に入りのちょっと甲の高いミュールが脱げそうになって、私はとっさに踏ん張った。つんのめった舞ちゃんが、敵を見るような目で私を睨みつける。 「どうしたんだよぅ」 「・・・センサー」 「え?」 「ち しゃ と セ ン サ ー が 反 応 し た の」 「ええっ!そ、それは正確なの?」 「千聖は舞のなんだから、絶対あってるから」 そんな非科学的な・・・と言いたいところだけど、舞ちゃんの千聖センサーとやらは、その名前だけでかなりの説得力がある。 「落ち着いてってばー」 「絶対あってるよ!とにかく、その道をっ」 アハハッ ウフフッ その時、押し問答を続ける私達の耳に、聞きなれた二種類の笑い声が飛び込んできた。 メインストリートから一歩横道に逸れた細い路地から、本日散々追い掛け回したカップルが、中むつまじく手を繋いで登場する。 「ま・・・舞・・・」 「ち・・・ちしゃとおおおおおおお」 「きゃああ!?」 私が静止するより早く、舞ちゃんは低姿勢ダッシュで2人の懐に突っ込んでいった。そのまま、カエルみたいにピョーンと見事なジャンプを披露して、千聖に覆いかぶさる。 「ジャンピングだっこ・・・」 小学生だった頃、千聖がえりかちゃんを見つけるとはしゃいで飛びついていたそれを、舞ちゃんは今、千聖にやろうとしているらしい。 だけど、自分より背が低い千聖にそんな無謀な技は通用しないわけで・・・ 案の定、舞ちゃんを受け止め切れなかった千聖は、舞ちゃんの勢いに押されるように、背中から地面に押し倒されてしまった。こ、こんな往来でなんて事を! 「ま、舞さ・・・痛っ・・・」 千聖は目を白黒させて戸惑っている。一方で、舞ちゃんはママとはぐれていた迷子みたいに、千聖の胸に顔を埋めたまま離れようとしない。えりかちゃんと千聖へのヤキモチが爆発して、甘えんぼう状態になってしまったらしい。 「え、えー・・・ちょっと、どうしよう・・・えー・・・」 どうしてこうなったのかわからない感じのえりかちゃんは、オロオロして私に助けを求めるような顔をした。・・・うーん、私、あんまり仕切りキャラじゃないんだけどな。どういうわけか、今日はそんな役割が多い気がする。 「舞ちゃん、千聖。とりあえず、ご飯でも行きませんか?」 「ごはん・・・」 舞ちゃんは至近距離で千聖を見つめている。ここからじゃちょっと表情は見えないけれど、「一緒に行っていい?」と伺いを立ててるみたいだ。 「ね?えりかちゃん、ご飯ご一緒してもいい?」 「う、うん・・ウチはいいけど」 「よ、よーし!じゃあみんなで中華街に出発だー!」 あぁ、こういうの、苦手なんだってば・・・。場違いな私の仕切り声(?)が、人気の少なくなってきたショッピング街に響いた。 数十分後。 「愛理、これ、美味しいわね。」 「ねー。」 「・・・・」 「・・・・・」 私の横には千聖。千聖の前には舞ちゃん。舞ちゃんの横にはえりかちゃん。 私達は今、中華街で美味しい料理に舌鼓を打っている。中華大好きな千聖はご機嫌で、私も出来たて点心を堪能して幸せ・・・なんだけど、向かいの席はまるでお通夜状態だ。 「愛理、このスープチャーハンを頼みたいわ。あと、エビチリを頼んでなかった。」 「あー、じゃあついでにこのフカヒレギョーザも頼んでくれる?」 「ええ。この大根もちというのは?どんな料理なのかしら?」 千聖は本当に屈託なく、オーダー式のバイキングを堪能している。舞ちゃんは、千聖がバンバン頼む料理をつつく程度。えりかちゃんにいたっては、手もつけていない。青ざめた顔で、千聖と舞ちゃんを交互に見比べている。 まるで、浮気現場に踏み込まれたオクサマのお相手みたいだ(でも、千聖は別にどっちとも付き合ってるわけじゃないんだっけ。) 「おいしい?千聖」 「ええ。とても。舞さんもえりかさんも、あまりお箸がすすんでいないようですけど・・」 「千聖が美味しいなら、それだけで舞もおなかいっぱいなの。」 「ひゅー。ケッケッケ」 恋愛初心者な私でも、今のはなかなか気の利いたセリフと思うのに、千聖は「あら、ウフフ」なんて言って軽く流してしまった。舞ちゃん、なかなか報われない! 「・・・ウチ、あんまりおなか減ってないんだよ。気にしないで。」 一方、えりかちゃんは少しソワソワしている。時計を見たり、ケータイを開いたり。もしかして、ホテルのチェックインの時間が迫っているのかもしれない。 多分、2人にとってのメインイベント(・・・)はホテルで過ごす時間だと思うから、その辺は抜かりなくやりたいに違いない。 「千聖。次、料理来たら、もうデザート行かない?」 「あら?私もう少し・・」 「まあまあ、腹八分目っていうじゃないかぁ(これからいっぱい汗かくんでしょ、とかいってw)ケッケッケ」 「・・・そうだよ、ちーまた大福になるよ」 どういう気まぐれか、舞ちゃんも説得に参戦してくれたから、千聖はその後デザートを5種類頼んでオーダーをストップしてくれた。 えりかちゃんが少しほっとした顔になったのは気のせいかな・・・?次は、舞ちゃんを刺激せずに2人と別れる方法を考えないと。 「・・・舞、観覧車乗りたい。4人で」 だけど、そんな私の思案を打ち砕くかのごとく、舞ちゃんは妙に通る声でそう言った。 「乗りたい。」 大事なことだから2回・・・というわけでもないだろうけど、舞ちゃんは千聖の目を見て繰り返す。 千聖はどっちでもよさそうな感じで、判断を任せるようにえりかちゃんに視線を送っている。 「あ、あのー、舞ちゃん。それなら、私と2人で・・・」 「・・・いいよ。」 えりかちゃんは私達3人に順繰りに視線を向けると、ニッと笑った。 「ここからだと結構歩くけど、食後の運動がてらってことで、いい?愛理も」 「・・・うん、いいよー」 そんなわけで、お店を出た私達は、みなとみらいの方へ向かって歩き出した。 「そっち、右ねー。信号は渡らなくていいから。」 えりかちゃんは先行くちさまいコンビに、手でメガホンを作って道を指示する。 キャッキャとはしゃいでいる2人を見る表情は、さっきとは違って落ち着いていた。 「ごめんね、邪魔して」 何となく罪悪感を感じて、私はえりかちゃんを上目遣いで伺った。 「ホテル、間に合うの?」 「愛理・・」 えりかちゃんは驚いたように目を丸くした後、いたずらっぽくニヤッと細めた。 「実は、さっきそれが気になって、食事に集中できなかったの。ウチ心配性だからさー、一個気になるともうだめで。 かなりいいホテル取ったから、キャンセルはありえないし。でも、ホテルは観覧車のすぐ近くだし、余裕で間に合いそう。こんなことなら、バイキング楽しめばよかった!」 「体力もつの?大丈夫?」 「まあ、愛理お嬢様ったら、なんてはしたないことを!」 大げさにのけぞった後、えりかちゃんは耳に顔を近づけてきた。 「じつは、すごくムラムラしてる。やばいかも」 「ええっ!」 「というわけで、観覧車の後の舞ちゃんのことはよろしくね。」 ションナ!ムセキニンナ!私は抗議の意味も含めて、ちょっと唇を尖らせた。 「・・・えりかちゃん、舞ちゃんがお泊り中止してって言ったらどうする?」 「しないよ。譲る気ないから。」 「ムラムラしてるから?」 「違うよ。いろいろ考えたけど、やっぱり、今後も千聖を譲る気がないって意味。」 「・・・・そっか。」 ハッキリとそういい切るえりかちゃんはちょっとかっこよくて、これはちょっと敵わないな、何て密かに思ってしまった。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/zayin/pages/553.html
マネージャースキル 財力 厨房度 ★★★★★ ★★★ ★ 貢献クラス Class S キルクラス デット数 常に0デッド 所属部隊名 花とゆめ 発言の痛さ 無し 勝ち馬属性 限りなく負け馬属性 戦闘スタイル 非戦闘員 タグ キャラ ホル 配布 総評 ホルのかわいいマスコット 本人への要望 かわいいです お金や装備に困った人に無償で配布をする。 サブに配布ちゃん姉や配布ちゃん祖父等がおり、キャラによって倉庫の装備クラスが違うらしい。 善意で活動している配布ちゃんだが、過去にモカさんにアップル99個とドラソなどを高額転売された経験がある。 最弱国家であるホルに流通面で貢献しており、ホル最後の希望となっている。
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/386.html
第三編 ギンガ団壊滅――それが残したものは大きかった。 ギンガ団の被害を受けた町はテンセイシティを含めかなりの地域に広がっていたが 組織が首領の下す命令を絶対として行動していたこと、さらにアカギの爆死により その目的、研究、実験結果等は完全に消失し公になることは無かった。 だが、組織の行ってきたことは確実に『何か』をもたらしている。 組織が最期に実験を行ったと見られるテンセイやま付近では相変わらず 環境が変化を続け現在も立ち入り禁止特区になっている。 さらにその変化が周りの地域に広まっていることも発表されたことであり 人々は全員山間部を離れ、臨海部に避難することを義務付けられた。 ところが南の孤島で謎の強力な生体反応が確認されると共に 全国のポケモンたちが海を渡って孤島へ向かう行動が見受けられるようになった。 当然海を渡れないポケモンもいるわけだが、そういった種は全て海辺に集まり 人々に危害を与えるため南の臨海部住民は別の町への移動を余儀なくされた。 ここ最近異常気象が続くこともあり、人々の不安は確実に広まっている。 高名な民俗学者、及び神話の所縁の地域から来た人々の中にはこの現象を 世界の終わりと決め付け、周りを仄めかして暴徒化することも起きている。 日が経つに連れポケモンに侵食されていく住居可能区だが政府に決定的な 打開策は無く有力なポケモントレーナーにより捕獲していくことで済ましている。 もちろん現れるポケモンの数は増えているので、必要なモンスターボールの数も 限られている現状では近々この方法が行えなくなることは明白である。 人々の不安は苛立ちに変わり、滞った政府への憤りが広まっている。 荒廃が続きながら、ギンガ団壊滅から既に三ヶ月の時が流れた。 ここまでが一般に語られている話だ。 ドラえもんたちはギンガ団本部での戦いから 自分たちがこのままでは無事に元の世界へ帰れないことを知る。 例え帰れたとしてもその世界は今までの世界と確実に変化しているためだ。 考えた末、彼らは一つの答えを導き出す。 簡単に言えばこの世界を『元々存在しなかったもの』としてしまうことで そのためには消失したのび太の居所を掴むことが絶対条件だった。 ギンガ団の研究資料を手に入ると、彼らは計画の礎を築いていく。 ところが最も肝心な道具が紛失していた。 そこへ一通のメールが届き、彼らは南の孤島へ招待される。 また、同時にこの世界が直面している本当の危機にも気づかされたのだ。 『早くしないとあいつは僕らの元へ来るかもしれない。 誰にも危害を与えずに決着をつけるにはこの機会しかないんだ。 これを逃せば元の世界とか言ってる間に、僕らの存在はあいつに掻き消されてしまうぞ……』 ~~そらのひかり みだれるとき つまりそれが めざめのとき…… (古文書より抜粋)~~ 南の孤島―― そこには古城が、ひっそりと屹立していた。 もともとは昔の大富豪が、別荘として使用していた。 それ以前にはとある冒険家が自分の拠点としていたらしい。 他にも処刑場、生贄の送られる所、あるいは聖域ともなっていたとか。 島の歴史は数あれど、遡って共通していることは一つだけ。 この島の歴史が変わるときは必ず、多くの人々が嘆き、苦しみ、死んでいたのだ。 ……もっとも、そんなこの島の歴史など、あいつにとってどうでもいいことだ。 古城の最上階―― あいつは椅子に座りながら、窓の外を見つめていた。 ギャラドスやサメハダーの群れが、暗い海を泳ぎ回っている。 空にはひこうタイプのポケモンたちが、星空を裂くように旋回していた。 水平線の遥か彼方がだんだんと白みがかって来た――もうじき日が昇るのだろう。 「……あと120体」 あいつは呟いた。 その言葉はあいつの欲望を贅言無く現していたが、焦燥な様子は微塵も無い。 (招待状は出し終えた。奴らも必ず来るはずだ。 出木杉は俺の暗号に気づいただろうからな。うまく仄めかせた。 来るのは5人……そしてこの場にあらかじめ呼んだ16人を合わせて……) 悪辣そうな笑みが、あいつの表情に浮かばれる。 (十分だ。予備もあった方がいいだろうからな……) 再び俯瞰する外では、朝と夜が入り混じっていた。 それほど良い天気ではない。 薄い雲に隔たれ、星の光はどこか遠いもののように感じられた。 病院の屋上で、出木杉は夜空を仰いでいた。 (……僕に出来ることは全てやり切ったわけだ。 僕のことも、あいつの目的も全てドラえもんたちに話し終えたわけだから) ヤミカラスの一団が、海へと翔けていく。 夜、ヤミカラスを見ると不幸になる――そんな話を急に思い出して、出木杉は身震いした。 (この世界も壊れつつあるんだ。 あいつのせいで……僕があの時計画を成功させていれば) 憤りが出木杉の内側で広がっていく。 (僕が成功していれば、少なくとも世界が崩壊することはなかった。 でも、失敗がこんなに恐ろしいことになるなんて、思いもしなかった。 ……これは誰のせいだ? この世界の成り立ちそのものが問題ならば、悪いのはあの人だ――) 「おーい、出木杉ぃ!」 いつの間にかジャイアンが屋上に来ていた。 「宴会やるぞ、宴会!」 「ぇ、宴会!?」出木杉は口をぽかんと開ける。「ここは病院だけど」 「バカ野郎! 戦い前の宴会だよぉ! じゃ、お前の部屋でな!」 ジャイアンは踵を返し、病院へ戻っていった。 フッと、出木杉は微笑み、また夜空を仰いだ。 「博士……悪いけど絡糸は切れちゃったみたいだよ。 切らされたんだけどね。友達に。 だから……約束は守れないみたいだ」 「本当に行くのですか?」 ポケモンセンターの中から、ミカンが出てきた。 今しがたボーマンダを出したばかりのしずかは、微笑で返す。 「もちろんよ。招待されたんですもの。 行かなくちゃ失礼よ。あの人に対して」 しずかの右手には招待状が握られていた。 ミカンも招待状が来ていたことは知っている。 いや、おそらくゲン辺りが同盟中に広めているだろう。 もっとも今鋼同盟は政府からの仕事で忙しい。 その上ギンガ団討伐の時に多くの人員を失った。 なので少人数しか残ってはいないだろうが。 「危険ですよ」「えぇ、きっとそうね」「……いえ、絶対危険に決まってる!それでも」 「行くわよ。あたしはあの人を救いにいかなきゃなの」 考えを変えないしずかを見て、ミカンが悔しそうに唇を噛んだ。 ボーマンダに乗りながら、しずかはミカンを見下ろした。 「あのね、救えって言われたから救いに行くんじゃないの。 救いたいから救いに行くのよ。 あたしの大切な人だから」 溜め息混じりの声が、しずかから発せられる。 「……故人の行為を蔑むつもりはありません」 俯き加減に、ミカンが言う。「ただ、どんなに強い人でも死ぬんです。ギンガ団討伐の時のように」 「わかってる。トウガンさんを責めるつもりは無いわ。 さて、そろそろいかなくちゃ。ドラちゃん待ってるから」 ボーマンダが、微弱な星明りに照らされて羽ばたく。 寂しげなミカンを残して。 「――くそ!何だってんだよ!?」 病院の外へ叩き出され、ジャイアンが吼えた。 「病室で騒げばああなるだろうね」 歩きながら病院を出てきたスネ夫が言う。 「じゃあ何で俺だけ力ずくなんだ!?スネ夫はどうして」 「何もされていないか、だろ? だって僕何にもしてないからね。ベッドも壊さなかったし、暴れなかったし 下手な歌で歌わなか――はぅぁ!?」 「ス~ネ~夫~君?」 「外が騒々しいね」 ドラえもんが眉を吊り上げて窓ガラスを覗く。 「犬でもいるのかな。……ま、いいか。 ゴメンね。出木杉君。うるさくて」 「良いよ。別に」 ベッドに座りながら、出木杉は首を横に振る。 「こんなに楽しいのは久しぶりだからね。 ……ギンガ団を統べていた頃はこんなことなかった。 僕もどうかしていた。きっとあの機械の作用だろう」 「それだけじゃないよ」 ドラえもんは窓から出木杉へと目を移す。 「魚は陸に飛び上がっても、すぐに死んでしまう。 普段いる環境から別の環境に変わった時、絶対に良くないことが起こるんだ。 死じゃ無いにしろ、あの機械が僕らに悪影響を与えたことは確実なんだ。 そして、今僕らに出来ることは一つ」 ドラえもんが凄みを効かせて出木杉に告げる。 「招待されたところで全てを戻すしかない」 「ドラちゃん!」 病室の扉に、誰かが現れる。 しずかだ。 「来てくれたんだね」 ドラえもんが顔を綻ばせた。 「えぇ、あたしのボーマンダで飛んできたのよ。 リーグ前に一度あたしをこの町に呼んだでしょ? だからきっと今回もこの町に集まっていると思ったのよ。あとはジョーイさんに聞いたわ」 「来てくれてありがとう。 ここで待っててね。今外にいるジャイアンとスネ夫を呼んでくるから」 ドラえもんは病室から出て行った。 「……ここに来たってことは、しずちゃんにも招待状が?」 出木杉はしずかに質問した。 「えぇ、来たわよ。 『旅のレオ』――ふふ、なかなか洒落た名前よね」 「……しずちゃん。さっきの推理で気づいたんだけど。 君も気づいているんだよね?その招待状――」 「ほら、早く戻るよ!」 ドラえもんはジャイアンの右腕を掴む。 だが、ジャイアンの左腕はスネ夫の首を捕らえたままだ。 「落ち着くんだ、ジャイアン! ここで体力を温存しておかないと、あいつを倒せないぞ!」 スネ夫が必死で説得する。 その言葉で、ジャイアンはハッとする。 「おぅ、そうだ!その通り! まだ体力とっとかねえと、思いっきり暴れられねえもんなぁ!ガハハハ!!」 すっかり気分を良くしたジャイアンが、病院へ戻っていく。 出木杉がしずかにこれからのことを伝えた。 ジャイアンも喋っていたが、恐らく彼女の耳には入っていなかっただろう。 とにかくドラえもんの意図は通った。 「さぁ、今はどうやって島に行くかだ」 「俺に良い案があるぜ!」 ジャイアンが挙手して、誰にも言われる前に語りだす。 「この町の港にいるハギ老人。 俺、リーグは中断した後に修行に連れて行ってもらったから知り合いなんだ。 あの人はどんな海でも渡るって行ってたぞ」 「でも、この世界の住人が許してくれるかねえ」 スネ夫が不安げに呟く。 「最近あちこちで宗教信者目にするんだけど、ああいう奴らに僕らの正体ばれたらと思うと」 「大丈夫だって!ハギさん信者じゃないからよぉ!」 「でも、たとえそうであっても危険はあるよ」 ドラえもんがジャイアンを見据える。 「この世界の歴史だと、ただでさえ人が寄り付かない島だったらしい。 そんな島がこんな形で注目を浴びているんだ。不気味に思わない人間なんていない。 そこへ行こうとする人間も奇異の目で見られるはずだ」 「……じゃあ、いったいどうすればいいんだ?」 ジャイアンが参った様子で言った。 「一番いいのは、僕らのポケモンで行くことだ」 出木杉が眉を寄せながら述べた。「誰にも迷惑を掛けることはないからね」 「そうだね」ドラえもんが頷く。 「みんな、『そらをとぶ』か『なみのり』を覚えたポケモンはいる?」 「いや、『そらをとぶ』はまずい」 出木杉が口を挟む。 「きっと海を渡れるポケモンはみんな行ってしまった。 今は空を飛べるポケモンが島に行く番。衝突はなるべく避けたほうがいい」 「なるほど。確かに群れで飛ぶポケモンの姿は見かけた。 じゃ、『なみのり』を覚えたポケモンは?」 すると、その場にいた全員が頷いた。 「『なみのり』を覚えさせるのは定石だからね。 ギンガ団討伐直前の買い物の時にちゃっちゃと買っておいたよ」 スネ夫が得意そうに話す。 「良し。あとはみんな、準備を済ませるんだ。 明日の朝早く、日の出前にに出発する。誰にも見つからないようにね」 ドラえもんの決定に、反論するものはいなかった。 「よぉーし、気合を入れるかぁ!」 ジャイアンが手を突き出す。 「ほら、みんな乗っけろよ」 ふと、旅立ちの日の事が、各々頭に浮かんだ。 あのときと同じように、みんな手を乗せあう。 出木杉は少し戸惑ったが、一番上に手を載せた。 その上をにドラえもんがちょこんと手を置く。 「じゃあ行くぞ!世界を救いに!」 掛け声が病室に響く。 その後、怒った看護師たちが飛び込んでくるまで、そう時間はかからなかった。 「……では、少年たちが本当にそう話していたと?」 「えぇ、その通りです。耳だけは達者なもんでね。 しっかり会話が聞こえてきました……」 「なるほど。で、その少年たちは?」 「四人がポケモンセンターに。そしてもう一人はそこに」 つかつかと、歩いてくる音が聞こえてくる。 病室の扉が開かれた。 入ってきた人物はそこを確認している。 「……誰もいないぞ?」 すると、年寄りの声が聞こえてきた。 「へえ?そんなはずは……おれがこの部屋の前を通るときたしかに…… 考えられることはポケモンセンター側の子供たちが、ここの子を連れ去ったのでは?」 「ふん。面倒なことになった」 病室から出て行く人物。そのまま、扉は閉じられた。 ベッドの下から、出木杉は這い上がる。 (まさか聞かれていたとはね……あいつらは信者か) 短い思考を終え、出木杉は窓を開ける。 「フライゴン、僕を連れて行け」 外に発射された赤い光が、一体のポケモンを繰り出した。 出木杉はフライゴンの背に乗ると、ポケモンセンターへと向かう。 (予定はだいぶ早くなうそうだよ。ドラえもん) ジョーイから部屋番号を聞いた出木杉は、ドラえもんの部屋の扉を叩いた。 「ドラえもん、起きているかい?」 暫く反応が無い。時間帯のせいだろうか。 出木杉が仕方なくボールに手を掛けたその時、扉が開いた。 ドラえもんが、あまり冴えない目で出木杉と対面する。 「……その様子だと何かあったね?」 出木杉は頷き、話し出そうとするが、ドラえもんがそれを制した。 「待ってくれ。こういうときも考えてあった」 ドラえもんはロゼリアを繰り出す。 「ロゼリア、アロマセラピー。 これでみんな起きてくるはずだよ。扉を叩けば出てくる」 集められた三人を加え、出木杉は病室での出来事を話した。 「恐らく島へ行くことを禁忌とする連中だよ」 スネ夫が半眼のままおびえた様子で言う。 「速くここから出なきゃ、僕らなにされるかわからない」 「うん。まずはここを出よう。 それから、海へ出るんだ。人と出くわさないようにね」 「そのまま島へ行くんだな!」 ジャイアンが意気込んだ。 一行はポケモンセンターから出た。 町はひっそりとしている。民衆はまだ寝ているんだろう。 「ジャイアン、港はどっち?」 「あぁ、向こうだ」 ジャイアンの示す方向へと、一行は進みだした。 不気味なほど閑散な町。 人々の不安や絶望が、そんな雰囲気を醸し出しているのだろう。 町は人によって出来ている。だからこの町は今、廃れている。 砂浜にはテントがいくつもあった。 「どういうことだ?何だあれは」 ジャイアンが首をかしげて、集団を見つめた。 「連中は島に行く人間がいないか、監視しているんだ」 スネ夫が目を細めて言った。 「どうしよう。砂浜はびっしりと埋め尽くされている。 あれじゃ海へ行けないよ」 ドラえもんは少し唸り、それから結論を出した。 「まずは……」 砂浜では三人ほどが座っていた。 夜の番をしているのだろう。 ふと、テントから不思議な音色が聞こえてきた。 三人の監視員たちはその音を耳にすると――眠りに落ちた。 「くさぶえは聞いたね」 ドラえもんがロゼリアをしまいながら伝えた。 「今だよ。みんな」 小さい号令が交わされ、五人は飛び出した。 まっすぐ海を目指して。 だが砂浜を半分駆け抜けた時だった。 「!みんな止まれ!」 敏感に変化を感じ取ったジャイアンが叫ぶ。 地響きがして、砂浜から何かが飛び出した。 砂が五人に吹きつけてくる。 「バンギラスだぁ!」 スネ夫が叫んだ。 地中から飛び出したバンギラスが、特性により砂嵐を起こしたのだ。 「みんな、僕に掴まって!」 ドラえもんが声を出した。 「僕の目は赤外線機能がついているから通れるよ」 ゆっくりと、ドラえもんの体に四人が寄ってきた。 だが同時に、人々の声も届いてくる。 「どうやら、バンギラスの特性が目覚ましになっていたようだね!」 出木杉が振り返りながら言った。 「ドラちゃん、急いで!」 しずかがはやしたてる。 こくんと、ドラえもんは頷いて一歩踏み出した。 砂嵐の壁の向こうで、人々の集まる姿がぼんやりと確認できた。 大声で話しているのだろう。言葉が聞こえてくる。 侵入者とか、禁忌とか、抹殺とか、不穏な言葉ばかりだ。 五人はバンギラスから離れ、海面を目指していく。 砂嵐はだんだんとひどくなっていった。 そのせいか、歩みも遅くなったように思える。 「おいドラえもん、もっと速く……ぅげほ、ごほ!」 「しゃべるなジャイアン!」 ドラえもんが一喝し、振り向く。 その時、みんなの後方に近づいてくる影を見た。 その人ははっきりと手を伸ばして―― ドラえもんは咄嗟に叫ぼうとした。 何かが掠めて、人影に攻撃した。 人の呻きと、鋭い斬撃音が聞こえてくる。 それは確かに、エアームドだった。 ドラえもんは瞬き、呆然とした。 四人も振り向く。 誰かが戦っているのが、ぼんやりと見えた。 「誰だあれ?」 ジャイアンが眉を顰める。 「とにかく好機だ。きっと味方なんだよ」 スネ夫が急き立てた。 ドラえもんは頷く。 「その通りだ。行くよ、みんな」 一行が進みだす頃、しずかは砂の向こうでちらりと見た。 ハッサムがポケモンをなぎ倒している姿を。 フッと笑みを浮かべ、しずかは歩き出した。 海岸につくと、不思議なことに砂嵐がやんできた。 上には雲が集まっている。 「みんな、ポケモンを繰り出して」 そうして各々がポケモンを繰り出した。 「さっきも言ったように、僕の目は赤外線機能つき。 だから僕が先導する。一番生物が集まっているところがあいつのいるところだ」 『すなあらし』がおさまったのだから、視界は良好になった。 これでヨルノズクのさいみんじゅつや、ピクシーのうたうも当てやすくなったわけだ。 そうして彼女らは、その場の連中を一網打尽にした。 海上は静かだ。 波を割く音が、心地よく響き渡る。 ただ、暗い海といつの間にか厚くなった雲が安らぎを奪う。 これから向かう場所に、逃げ道は無い。 自然がそう暗示してくる―― 「ついたぞ」 ドラえもんが宣告した。 古城を構える孤島が、目の前に見えてくる。 石造りの城は、むしろ塔のようにも見えた。 蔦が絡み合う古ぼけた城壁が荒廃した城の歴史を物語っている。 一行は島に降り立ち、ポケモンをボールに収めた。 「いいかい、みんな」 ドラえもんが全員の顔を見回す。 「これからの戦いは過酷かもしれない……いや、きっとそうだろう。 それでも諦めないでほしい。 戦わなきゃ、何も起こらない。故に、何も救えない」 「そんなこと、わかってるぜ!」 ジャイアンは力強く胸を叩く。 「俺たちはハナから諦める気なんて無い」 「その通りさ。僕だって」 出木杉がドラえもんを見据えて頷いた。 「あたしも」「……僕も」 後続でしずか、スネ夫も答える。 ドラえもんは一息つくと、身を翻して城門へ振り向いた。 「ありがとう、みんな。 行くよ。全てを終わらせに」 一行が近づくと、城門が開かれる。 中から出てきたのは、ランプを持ったジョーイだ。 「どうぞこちらへ……」 そのジョーイは感情無くそう言うと、中へ入っていく。 「うへ~、映画みたいだ」 ジャイアンが率直な感想を漏らす。 品のある城内は、蝋燭の幽かな明かりで仄かに照らされている。 『不気味』という一言では説明できない、深い感覚が押し寄せてきた。 床に敷かれた赤い絨毯が、中央で弾けた様に別れている。 それぞれの絨毯の先には上り螺旋階段があった。 「螺旋階段は4つあるね」 スネ夫がボソッと呟く。 「丁度こっちのトレーナーの数と同じじゃない?」 「しっ、ジョーイさんが来たぞ!」 ドラえもんが制止を掛ける。 ジョーイは扉を閉めてから、一行に歩み寄ってきた。 「みなさん、ようこそいらっしゃいました。 レオ様は喜ばれております」 「……なぁドラえもん。レオって誰だっけ?」 ジャイアンがとんと見当つかない様子で質問した。 ドラえもんはリュックから招待状を取り出す。 「これの送り主だよ。 『旅のレオ』……簡単な暗号さ。どうやら通称としてつかっているらしい」 そう言い終えると、ドラえもんは僅かに歯噛みする。 こんな風に、悔しさを露にするドラえもんはなかなかない。 「みなさんにはこれから、上階へ向かってもらいます」 ジョーイが説明を始めた。 「ここに来ているのは、レオ様の他に16名の有能なトレーナーたち。 そしてみなさんの中には4人、トレーナーがいます。 これから一人ずつ、螺旋階段を選んでもらいます。 それぞれの螺旋階段で上った先に、16名のうちの一人が待ち受けています。 4階まで、それが続き、5階にレオ様がいます。 みなさんにはそこまで、連戦して頂きます。 各階ごとに回復機がありますので、戦闘終了時にはご自由にお使い下さい」 空気が張り詰める。 「なるほど、ようは4人倒して上っていきゃいいんだろ?」 ジャイアンが「よ~し」と意気込んだ。 「こうなったらそのトレーナーたち全員倒してレオんとこ行ってやるよ!」 その力強い言葉が、場の空気を換えた。 「ところで、トレーナーじゃないドラえもんはどうなるの?」 スネ夫がジョーイに聞いた。 「レオ様の指示で、1階で待機していろと」 「どうやら、僕には近寄ってほしくないらしいね」 ドラえもんが推測する。 「平気よ、ドラちゃん。 あたしたち諦めないから」 しずかが微笑んだ。 「おう、その通り。 じゃ、みんな行くか。とっとと上り詰めてやろうぜ!」 こうして、4人は螺旋階段を上っていく。 その先の扉に、4人ずつ『トレーナーを超えたトレーナーたち』が待ち受けている。 次へ
https://w.atwiki.jp/kt108stars/pages/7438.html
689 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 15 06 33.82 ID ??? この間のコンベで自称リアリティ重視の困ったちゃんに遭遇した。 困ったちゃんはダブクロのPC1でオープニングで覚醒したんだけどそこから色々とアレだった。 自分の変質を悪い夢だとか言って受け入れようとしない、他のPCの話も妄想だとかそんな馬鹿な話あるかとかいって信じない。 ジャームに襲われて夢でも妄想でもないと受け入れたら今度はジャームを倒した俺達にたいして人殺しとか化け物とかいって逃げ出す。 クライマックスでもパンピーらしく怯えて戦わない、そのくせボスのジャームを追い詰めたら人道精神を発揮して ボスのジャームをこんな私刑じゃなくて法の裁きを受けさせるべきだとか、人殺しいくないとか言って俺らの攻撃から カバーリングで護りだした。 最後は困ったちゃんを倒してからボスを倒したけど2人ジャームになった。 なんども困ったちゃんにメタでまじめにやれと言ったんだけどこれが一般人が突然巻き込まれた時の正しい反応だとか シナリオをクリアするよりもキチンとしたロールをする事が重要だとかいってやめなかった。 さすがにボスをカバーリングし出した時はキレかけたが困ったちゃんが一般人がいきなり殺人を許容できるわけがないとか、 ジャームがもうどうにもならないなんてわからないしいきなりそんなこと理解も納得も受け入れる事もできるわけ無いから これが一番正しい行動だとかどや顔で言い出したんでこいつはただシナリオブレイクがしたかっただけなんだと理解した。 690 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 15 21 58.11 ID ??? 報告乙。 まぁ、そこまでだだこねられたら、 「それを冷静に受け入れられる精神になったんだ。オーヴァードってのはそういうもんなんだ。いい加減受け入れろ」 位は言うな。 691 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 15 26 00.96 ID ??? 689 シナリオをクリアするよりもキチンとしたロールをする事が重要だ 「なんで?」って卓の全員で問い詰めてやれば良かったのに。 692 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 15 28 37.81 ID ??? 乙。あんたがGMかPLかは分からんが、よく最期までつきあえたな。 シナリオブレイク狙ってたと分かった時点で、つるし上げされても文句は言えない。 695 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 15 59 53.30 ID ??? 689 乙 この手の輩を見るたびに毎度思うんだが、 「一般人ならそう思うのが当然」っていうのを「ラスボスを倒そう」っていう方向にマインドセットするのは、 本人の仕事だろうになぁ。 698 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 17 40 59.11 ID ??? 695 「一般人ならそう思うのが当然」っていうのを「ラスボスを倒そう」っていう方向にマインドセットするのは、 本人の仕事だろうになぁ。 155でも書かれてるな 本当にその通りだと思う 163は上手くこの辺を表現してると思う GMじゃなくPLの吟遊なんだよね PLの考えたキャラのストーリーを吟遊するためにシーンを使う 708 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 19 30 14.03 ID ??? 682 メテオは嫌だが雑魚敵が魔法のアイテム装備してくるのは歓迎じゃね? 歩く宝箱じゃねーかwうはうはw …どうせ「魔法の装備はドロップしません!」とか言われるんだろうけどさ。 689 そのボスは件の困一般人PCを攻撃しなかったのか? GMが「ははは、ならば儂の肉盾になれい!」とか悪役らしく後ろから攻撃してあげたら その悲(喜)劇的展開に困PLも満足したんじゃないかな? 709 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 19 49 20.78 ID ??? だなぁ なんでボスはそのPC1を攻撃しなかったんだろうな 710 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 19 54 25.27 ID ??? キャラの思考としてはまぁ許容範囲なんだが 最後にボスの味方をするに至っては 「よいロールプレイをした」にも反してるんだよな。 713 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 20 09 51.25 ID ??? 709 メイン【金魚】(盾。まよキンにおける壁兼食料。まずい。)が北!これでかつる! ということでしょう。 俺がGMなら後ろから攻撃して回避抵抗認めずダメージロールして 「勝負に水を指すような馬鹿は死ぬがよい」とでもやるかな 714 名前:NPCさん[sage] 投稿日:2012/06/14(木) 20 11 48.41 ID ??? 一般人ロールといいつつ、カバーリングなどをやりだす奴なんだから 目的はシナリオブレイクなんだろうな。 まあ、コウモリ野郎は信用できないとかいちゃもんつけて、ボスとPCで袋にしてから 改めて決着をつけるのが確かに良いだろうね。 スレ329
https://w.atwiki.jp/toriko-database/pages/1219.html
名前 原ちゃん(げんちゃん) 性別 男性 所属 原ちゃん 初出 212話 声優 梅津秀行 年齢 不明 血液型 B型 誕生日 2月1日 身長 不明 体重 不明 視力 不明 足のサイズ 不明 概要 来歴 フルコース 技 関連項目 概要 IGOの世界料理人ランキング21位の料理人。 通称「煮込みの革命爺」。20キロの行列ができるおでん屋「原ちゃん」の店主。 顔からはみ出るほど巨大な口髭と赤っ鼻が特徴の中年。 かなり小柄。頭には赤いバンダナを巻いており、ランニングシャツに短パンというラフな格好をしている。 来歴 クッキングフェス編では予選で敗退し、美食會襲来後はぴぴの作り出した隠れみの部屋に身を寄せる。 エア編では、トリコたちの旅立ちを見送った。 フルコース おでん関係。 オードブル 首領ハマグリの爺煮 捕獲レベル18 スープ 爺の爺の代からの煮込みスープ 捕獲レベル不明 魚料理 不眠ダコのボイル 捕獲レベル30 肉料理 紅葉牛の牛すじ煮込み 捕獲レベル25 メイン 原ちゃんスペシャルおでん 捕獲レベル不明 サラダ おつまみ赤昆布のサラダ 捕獲レベル11 デザート 雪はんぺんのぜんざい 捕獲レベル13 ドリンク 大吟醸「原」 捕獲レベル不明 技 爺の爺の爺の代からの継ぎ足し汁秘伝の継ぎ足し汁を発射。捕獲レベル20程度の猛獣なら倒せるほどの威力がある。 関連項目 キャラクター一覧 世界料理人ランキング スペアリブタ
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/311.html
翌日。 「舞、何か元気ない?」 「え?」 最近はほぼ毎日あるゲキハロの稽古終わりに、私のお姉ちゃんこと舞美ちゃんが声をかけてきた。 「・・・伝わっちゃった?お姉ちゃんいつも鈍いのに」 「なんだとー!一言多いんだから、舞は!お姉ちゃんは悲しいよ!とかいってw」 舞美ちゃんの大きな手が、私の髪を優しく梳く。 「ちっさーとケンカしちゃった?」 ――おお。そんなことまで感づかれてるとは。 「さっき、私とちっさーがふざけっこしてた時、ちっさーが舞に話しかけたのに、聞こえないふりしてたでしょ。いつもの舞なら、ちっさーが話しかけた時すっごい嬉しそうな顔するのに。」 「・・・そう、かな。」 「そうだよー。」 そう言って、舞美ちゃんが視線を上げた先には、隅っこのほうでえりかちゃんと雑誌を見て談笑している千聖の姿があった。 “赤レンガ倉庫が・・・”“中華街が・・・” 漏れ聞こえる声を拾ってみたところ、やっぱり横浜デートのお話をしているところらしい。 ふいに、えりかちゃんが千聖に何か耳打ちする。からかうような内容だったのか、千聖は恥ずかしそうに首を横に振って、眉を寄せた顔でもじもじしている。 ――あ、まずい。昨日の妄想を思い出してしまった。首の後ろが熱くなる。 “そんなことやめて、舞さん。はずかしいわ” 「あー!もう!」 その妄想から意識を逸らすべく大声を出してみる。 「舞、怖ーい!」 「だって・・・」 「えりにちっさーを取られちゃいそうで怖いの?」 まったく、お姉ちゃんは普段はありえないぐらいの天然っぷりをかましてくれる人なのに、時々こうやって人の痛いところをクリーンヒットでえぐってくる。 「もう、お姉ちゃんてさぁ」 「でも、ちっさーは舞のこと大好きだと思うよ。」 舞美ちゃんはくったくのない顔で、ニカッと笑いかけてきた。 「・・・本当に?」 「うん。だから、早く仲直りしちゃいな。2人がケンカしてるとね、キュート全体が暗ーくなっちゃうんだから。」 「でも、何て言ったらいいのかわかんない。舞の逆ギレが悪いんだけど、千聖は舞が何にキレたのかわかってくれないと思う。・・・違う、本当はわかってもらいたくないのかもしれない。せっかく千聖が謝ってくれてるのに、これじゃいつまでたっても仲直りできない」 仲直りはしたいけど、千聖と向き合うことで、千聖の気持ちのありかを再確認したくない。だけどそんな都合のいい話があるはずもない。 「うーん。むずかしいけど・・・・・・とりあえず、謝っちゃえば?難しいことは抜きにしてさ。」 少々難しい顔で黙り込んでいると、お姉ちゃんは私の肩を抱きながらそう言って微笑んだ。 「でも、でもさ」 「だって、ちっさーも舞と仲直りがしたいんでしょ?舞もそうなんでしょ?だったら、難しいことはおいといて、一言“ゴメン!”で。それでもだめなら、ゆっくり話せばいいじゃないか。あんまり頼りないかもしれないけど、私もできることがあれば協力するから」 「お姉ちゃん・・・・」 舞美ちゃんの背中に、後光が射している。なんだかんだ言っても、それこそ千聖がお嬢様化する前から、私たちのケンカを仲裁してくれていたお姉ちゃんなんだ。その一言だけで、私の心はだいぶ軽くなった。 「おねーちゃん、大好き!」 ひざに飛び乗って、猫みたいに体をすりつけて甘えてみる。 「なーに?甘えん坊モード?とかいってw」 本当に、舞美ちゃんの言うとおりだ。 いろいろ理由をつけてみたところで、行き着くのは「仲直りしたい」ただそれだけ。 「ちゃんと仲直りするからね。」 「そうそう、その調子!それにしても、なっきぃも舞ちゃんもどうしてえりがちっさーと仲良くすると怒るのー?仲良きことはすばらしきことって言うじゃないか!」 ――それは、舞の口からはとても。はい。 ともあれ、私はこうして舞美ちゃんに背中を押してもらって、一歩踏み出すことができた。 ドッキリの計画もあり、千聖の身辺が慌しくてなかなか切り出せなかったけれど、バースデーパーティー当日、私は少々ルール違反をして、思い切って千聖に頭を下げた(事実上のプロポーズ付き。) お姉ちゃんの言うとおり、千聖は笑って謝罪を受け入れてくれた。そして、(あくまでも仕事上の話だけど)私を一番に選んでくれると暗に言ってくれた。 嬉しかった。天にも昇るような気持ち。だけど、ワガママな私はそこですべて満足するというわけではなくて。 「千聖。」 千聖のバースデーパーティの最中。 たくさんの人に話しかけられている千聖を、そっと輪の中から連れ出した。 「なぁに?舞さん」 「今日、このあと舞のうちに来て。」 「え・・・」 「お願い。あんまり遅くしないから。帰り、ママの車で送るから。」 実は、明日はゲキハロ初日だ。ゆっくり体を休めるように劇団の皆さんにも言われているけれど、こうなったら私はこのテンションのまま、すべて解決させて明日に望みたかった。 「・・・わかったわ。」 さすが、長年の相方。私の本気が伝わったらしく、ちょっと困った顔をしながらも承諾してくれた。 この時の私は、本当に、少し話し合って終わりにするつもりだった。ええ、本当に、そのつもりだったんです、神様。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/nekocategory/pages/31.html
寧ちゃんと茶虎~ず&舞ちゃん このカテゴリーに含まれる猫ちゃん 舞ちゃん 幸せになりました♪ 寧ちゃん 幸せになりました♪ りゅうくん 幸せになりました♪ じぇんとるくん 幸せになりました♪ ビビちゃん 幸せになりました♪ しっぽくん 幸せになりました♪ クロちゃん 幸せになりました♪ 2010年04月18日: ■ビビちゃんに会って来ました。 2009年10月16日: ■リュウくん正式譲渡 2009年09月27日: ■舞ちゃん正式譲渡です。 2009年06月21日: ■じぇんとるくん正式譲渡に行きました。 2009年06月19日: ■ビビちゃんちの猫通路 2009年06月19日: ■しっぽくん正式譲渡です。 2009年06月19日: ■ビビちゃん正式譲渡です。 2009年06月07日: ■舞ちゃん帰ってきました。 2009年05月28日: ■しっぽくん、お試し入りました。 2009年05月24日: ■寧ちゃん、クロチビお試しに入りました 2009年05月22日: ■りゅうくん、じぇんとるくんの旅立ち 2009年05月18日: ●茶虎~ずとクロちゃんとママの寧ちゃんの状況 2009年05月16日: ■Mさんちの親子猫ちゃん☆里親様募集中 2009年05月15日: ■茶虎~ずの成長! 2009年05月07日: ■茶虎~ず、お見合いと近況 2009年05月01日: ■舞ちゃん、お試し入りました。 2009年04月27日: ■久しぶりです。 2009年04月24日: ■親子猫ちゃん達に、会ってきました。 2009年04月22日: ●茶虎~ずの様子(4/20) 2009年04月20日: ●新米ママ、子育てしています 2009年04月17日: ■もう一頭の子、無事保護しました。 2009年04月14日: ■黒猫ちゃん、お試し予定入りました! 2009年04月11日: ■親子猫ちゃん達の保護経緯ご報告 2009年04月10日: ★緊急★里親募集中 2009年04月10日: ■乳飲み子4頭 里親募集中
https://w.atwiki.jp/stairs-okai/pages/372.html
「千聖?おーい・・・」 私の腕にしがみついていた千聖は、力を失ってぐったりともたれかかってきた。 千聖の好きな観覧車の眩い電飾が、小麦色の肌を照らしている。瞳は閉じられたまま、軽く体を揺すっても反応しない。 ――やりすぎちゃったかな・・・ 今日の私は少し変だった。 日中デートを楽しんでいた時から、何だかよくわからないけれどずっとムラムラしていた。 キラキラグロスでおめかしした唇とか、上目でまっすぐに見つめてくる子犬みたいな目とか、・・・服をボイーンと押し上げてるお胸、とか。 山手通りからの帰り道、舞ちゃんと愛理に呼び止められなかったら、私はもしかしてどこかのトイレに千聖を連れ込んで、軽く1回戦を行っていたかもしれない。 正直、どこから私達のデートコースが割れたのかとても気になるけど、そういう意味ではあそこで合流したのは正解だったのかもしれない。 ただ、問題はその後。 舞ちゃんは観覧車の中で千聖にぶちゅっとキスをかまし、(消したら呪われそうなので写真はデジカメに残ってる・・・)私を煽った。 舞ちゃんの千聖に対する気持ちは知っていた。二人で旅行に行くと行って先に挑発したのは私。にもかかわらず、こういう事態は予測できなかった。舞ちゃん・・・いえ、舞様を見くびっていた。 ただ、いつものヘタレえりかと決定的に違っていたのは・・・この事件が私の嫉妬心を呼び起こしたこと。心が折れて、このまま何もせずにホテルで朝を迎えることも、自分の性格ならありえることだったのに。 千聖を渡したくない。自分だけのものにしたい。 今頃、こんな気持ちを覚えるなんて。ずっとずっと、千聖の思いから逃げて、体だけ繋ぎ止めて苦しめてきたのに。そして、私はもう、ずっとそばにいることはできなくなってしまうのに。 それでも、千聖が私をまだ必要としてくれるなら。私は今からでもその思いを受け止めるだけ受け止めたい。 そんな決意の後、私はむさぼるように何度も千聖の小さな唇を奪った。“千聖は舞のもの”そのおきまりの言葉にすら、嫉妬を覚えた。 何かに操られるみたいに、言葉で千聖を恥ずかしがらせて、初めて指を千聖の体に繋げた。私の千聖だ、って今更主張したくなって、持て余した思いをぶつけてしまった。 「千聖・・・」 どうしよう、本当に愛しくてたまらない。 強く抱きしめて、千聖の匂いを感じるだけで、涙がこぼれそうになる。もっともっと触りたい。夜景の綺麗なホテルで、2人っきりで、我慢なんてできそうになかった。 「・・・んん」 そんな私の気持ちを感じ取ってくれたのか、私にもたれかかるようにぐったりしていた千聖が、私の腕の中でもそもそと身を捩った。 「えり、か、さん」 「起きた?・・・ごめんね。ひどくしちゃった」 「いえ、あの・・・・大丈夫、れす」 舌たらずに答えた後、千聖はおそるおそるといった感じに、お湯の中へ目線を落とした。 「もう抜いたから、大丈夫」 こういうダイレクトな言い方は、きっと千聖を恥ずかしがらせる。案の定、耳まで真っ赤にした千聖は「あ、そんな、私・・・」とフガフガ口ごもって抱きついてきた。 「さっきの千聖、ぴくんぴくんしてて可愛かった。もっとちっさー食べたーい!とかいってw」 「もう・・・今日のえりかさんは意地悪だわ」 抗議の声もどこか甘く響いて、また私達は自然に唇を寄せていた。 「・・・ベッド、行こう」 「ええ。」 いつぞやのコテージの時みたいに、舞美が降りてきてくれれば、かっこよくお姫様抱っこでもしてあげられたのに。残念ながらノーマル仕様の私じゃ、肩を抱いてあげることぐらいしかできなそうだ。 洗面所に戻って、千聖の髪にドライヤーを当てる。 ふにゃっと柔らかいくせっ毛に、私の愛用のトリートメントが馴染んでいく。 「ちょっと髪傷んじゃってるみたいだから、えりかスペシャルトリートメントね。」 「ウフフ。覚えれば私も出来るかしら?お風呂上がりに明日菜や弟がジャレてくると、どうしてもドライヤーがおろそかになってしまって・・・」 「千聖ったら、乙女になっちゃって。前の千聖だったら、こういうの全然気にしなかったのに。」 モデルを目指すと決めたときから、私はもともと関心の強かった美容について、さらに追求するようになっていた。 メンバーからスキンケアやヘアケアについて聞かれることも増え、千聖にスキンケアやヘアケアについてレクチャーすることも今まで何度かあった。 今だって、とりたててスケベなことをしてるわけじゃなく、単にヘアケアのコツを教えているだけのつもりだった。それなのに、なぜかまたムズムズした感情が湧き上がってくるのを感じた。 おそろいで着ている備え付けのバスローブは、千聖には腕も胸元もぶかぶかで、小麦色の肌がそこかしこからチラチラ覗いている。ドライヤーをかけつつ、その適度にぷっくりした肌についつい見惚れてしまう。 そもそも、大人っぽいバスローブは千聖にはあんまり似合っていない。キャラじゃないっていうのもあるし、何と言ってもまだ中学生だ。無理をして大人と同じ格好をしていることが、やけに淫靡なことのように感じられる。 「・・・できたよ、千聖。家でやるときはちゃんとタオルドライして、トリートメント付けるのも忘れちゃダメだよ。」 「はい、ありがとうございます」 胸が熱くなるのを止められないまま、何とか平静を装う。 ドライヤーを止めて、天使のリングがわかるように髪をパラパラと摘んで見せると、千聖は嬉しそうに笑ってくれた。 「ちさと」 「え?」 喉に貼りついたような、妙に乾いた声が出る。 私は後ろから千聖を抱きしめて、緩い襟ぐりに手を差し入れた。 「あっ」 逃げようとする肩を捕まえて、そのまま鏡の前の椅子に座らせる。さっきの行為の余韻で変化したままの胸の先に触れると、千聖は身をよじった。 「や・・・」 「千聖、鏡見て。」 無言で首を横に振るくせに、千聖はこっそり視線を鏡に向けている。私も鏡越しに、妙に真面目な顔で千聖の胸を弄る自分と目が合う。当たり前だけど、こういうことをしている自分たちを客観的に見た事がなかったなかったから、少し興奮した。 「千聖、ウチの香水の匂い好きって言ってたよね?一緒の匂いになろう」 ポーチの中から、小さなアルミの缶を取り出す。リップクリームやワセリンみたいな質感のそれを指でなぞると、千聖の胸の谷間に摺りこんだ。 「んぅ・・」 暖かくて弾力のあるその場所から、自分と同じ匂いが立ちこめる。所有物、なんて言うつもりはないけれど、千聖がほっぺたを紅潮させて、「えりかさんとおなじ・・・」とはにかんで笑ってくれたのが嬉しかった。 もう少し塗り広げようと、腰の紐を緩める。想像以上にバスローブは小柄な千聖には大きかったようで、一気に上半身がほとんど露になる。あわてて体を隠そうとする手を握りこんで、唇を合わせる。 しかし・・・なんていうか、女の子同士のエッチって、もっと可愛くてスマートなものかと思ってた。佐紀の家で見たレズものAV(・・・)は可憐な感じがしたのに、今鏡に映ってる私は、髪はバサバサ目はギラギラで、自分でいうのも虚しいけど、必死すぎ。 「えりか、さん」 眉を寄せた千聖と、視線がぶつかる。目にうっすら涙をためていて、これはちょっといきすぎたかと思って、体を離そうとした。 「ごめん、やりすぎ?」 だけど、千聖の手は私の指を離さなかった。乱れて落ちたバスローブの下から、褐色の肌が全部現れて、私の首に手を回す。 「ベッドに・・・」 子犬のような黒く濡れた瞳が、獰猛な動物みたいに、ギラッと鈍い光を放つ。 前の明るい千聖が、コンサートや舞台で本気の興奮状態に陥ったときに見せるのと同じ表情。魅力的だと言われている笑顔と同じぐらい、私の心を惹き付ける、精悍な顔。 「えりかさん、ベッドに連れて行って・・・」 完全に裸になってしまっているのも厭わず、耳元で千聖は妖しくささやきかける。高めの体温と、熱く篭った吐息に背中が強張る。 部屋からバスルームに来た時と同じように、また唇を重ねながらベッドに向かう。 くっつけては離れて、また合わせて。真っ白なシーツの上に倒れこんでも、まだキスは続いた。 ――♪♪♪ その時、ベッドサイドの千聖のバッグから、電子音が鳴った。 千聖はわりとめんどくさがりだから、おおまかにしか着信音をわけない。友達、仕事、家族、ぐらいだと言っていた。だから、これが誰からなのかは千聖にもわからないはず。 千聖が好きだと言っているアーティストの曲が、私たちの間を通り抜けるように流れ続ける。 「出ないの?」 「だって・・・」 急に現実に戻されたからか、千聖はきょとんと困った顔で私を見つめた。 着信音は止まない。私はキスの続きをしようとしない。千聖はあきらめたようにもたもたと体を起こして、バッグを探った。 前へ TOP 次へ コメントルーム 今日 - 昨日 - 合計 -
https://w.atwiki.jp/pokecharaneta/pages/6888.html
ののちゃん ののちゃん 小学校の先生 コメント いしいひさいちの4コマ漫画作品。サトウサンペイの『フジ三太郎』に代わる朝日新聞朝刊の4コマ漫画作品として、1991年10月10日から『となりのやまだ君』の名称で連載開始。同作者の『おじゃまんが山田くん』を意識して付けた名前だったが、主人公であるはずののぼるくんよりも妹のののちゃんの人気が高かったため、1997年にタイトルと主人公が変更された。 いしいの病気療養に伴い、2009年11月22日から2010年2月28日まで休載していた。 2011年8月13日に連載5000回を達成した。マンガの内容にはそれに関する話題はなかったが、同日夕刊の「素粒子」欄にその旨が掲載されていた。 1999年7月17日日本に公開されたアニメ映画「ホーホケキョとなりの山田くん」についても扱う。 ののちゃん ラティアスorピカチュウorニンフィアorノノクラゲ 性別:♀ 性格:それっぽいのを 個性:同上 小学校の先生 ノコッチ:ツチノコ教頭 名前から コメント 名前 コメント すべてのコメントを見る ブイゼル:ののちゃん -- (ロケット・ガチャット) 2022-04-25 19 50 44 草案 3バカトリオ ヤナッキー:キクチ ヒヤッキー:クボ バオッキー:スズキ -- (名無しさん) 2019-06-09 12 50 20 ウルトラビーストの追加をお願いします。 -- (名無しさん) 2017-11-16 16 27 55 草案 山田家の人々 ライチュウ:山田まつ子 ののちゃんの母→彼女の進化後 エネコロロ:山田たかし ラティオス:山田のぼる マリルリ:山田しげ ガーディorヨーテリー:ポチ 小学校の先生 クチート:藤原瞳先生 ダストダス:校長先生 ドーブル:安田先生 ハピナス:近藤ハルコ先生 タブンネ:吉田妙玖子先生 シャンデラ:猫久保さん のの子のクラスメート カイリュー:ななちゃん(倉田) ペルシアン:キムラくん 中学校の人々 リングマ:田辺先生 ルナトーンorクレセリア:富田月子 GTSでの交換推奨 近所の人々 ポリゴンz:広岡先生 プクリン:広岡先生の助手 アニメではジョーイの助手なので その他の登場人物 ランドロス:山田義男 ヒードラン:ゴキブリ ゴツゴツメット必携 -- (ユリス) 2015-09-21 19 05 21 ののちゃんにピカチュウはどうですか?声優つながりとして -- (リアン) 2014-04-06 15 18 31