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~たのしいトリステイン~ 題字:大和田秀樹(嘘) 第一話~わたしがルイズです~ トリステイン魔法学院、この学校では2年生に昇級する際、あるひとつの儀式を行う それはここで学ぶ魔法使い達にとっては一生の問題でもある『春の召喚の儀式』 一生涯のパートナーでもある使い魔を呼び出す儀式である ここにその儀式に挑む、一人の少女がいる ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール この物語の主人公である 彼女は名家の生まれでありながら全ての魔法が失敗する、しかも爆発すると言う、学院創立以来の劣等生として通っている 事実、彼女はすでに何十回も召喚に失敗しては爆発していた。 級友の殆どは彼女に対し、口汚く罵り、嘲り、笑った。 だが、彼女は一つも諦めてはいなかった そしてその思いは遠く、遥か彼方の地で同じく 気高く、己を貫き通す男に使役されていたモノに届く 「こぉーーーーーーーい!!」 もう呪文も何も無い、魂からの叫びと同時に今まで以上の爆音が土煙がおこる そしてその中から影が浮かび上がった ルイズは薄れ行く土煙から影を見て 心から願った もう平民でもいいから何かきてくれと しかしその希望は嘆息に変わっていった 土煙の中から現れたモノ それは・・・・・・・ それは触覚の様なモノに鏡を生やしていた、不思議な一つ目をしていた、椅子がついていた、竹やりの様なモノが生えていた 二つの車輪で大地に立っていた 後ろにゆくにしたがって凶悪な姿をしていた 「コルベール先生・・・・・召喚のやり直しを」 さすがのルイズも使い魔を呼び出したつもりが見た目からまったくの無機物だとわかるモノを使い魔とするのはどうかと考えやり直しを要求するが 「・・・・それは出来ません、春の召喚の儀式は神聖な儀式なのです」 監督していたコルベールの一言によって彼女も意を決した 「五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え我の使い魔となせ」 目?と思わしき部分にルイズは口付けをする、と同時に使い魔の情報が、使い方が、そして何か巨大な意志の強さみたいなものが彼女に流れ込む 使い魔の正面にルーンが刻まれた 「全員、無事に召喚 出来ましたね それでは戻りましょう」 コルベールの言葉とともに皆が魔法で空に飛び学院に帰って行く 一人ルイズだけを残して 「ゼロのルイズ、お前は歩いて帰ってこいよ!!」 「けっ、ゼロのルイズが」 彼女に様々な罵声が浴びせられる しかし彼女は動じなかった この程度なら慣れている それに今は・・・・・・この使い魔がいる 彼女は自分の使い魔にまたがる、使い方なら契約した時に頭に流れ込んできた、乗馬は得意だから乗りこなせるだろう ギャアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオオ!! 大爆音が地面を揺るがす、後ろをゆっくりと飛んでいたマリコルヌは見た 地面を土煙を上げ猛スピードで走ってくるルイズとその使い魔を その光景を見た彼は後にこう友人達にこう言ったという 『まるで・・・・・悪魔を見ていた様だった』と ルイズは使い魔に乗り、風を切って走り抜けていた、顔が綻ぶ これはいいものだと直感的にわかった そして、ルイズは喜びのあまり使い魔の名前を無意識に叫んでいた 「パッソーーーール!!」 大和田秀樹 たのしい甲子園 より 悪魔のパッソル を召喚
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ギルステイン ●2点 クリーチャーデザインに韮沢の名前が入ってるだけで地雷臭がする。韮澤とか士郎正宗 は、本人は悪くないんだけどそれらを起用しようという連中のセンスがほぼ常に最悪だ。 「日本人が想像する、アメリカ人が好きそうなアニメ」その1。 謎のウィルスでギルステインに変身してしまった主人公が、元に戻るためにがんばるとい う内容だった。あまりにもひどすぎて、覚えていない。 筋立て、絵柄ともに80年代のOVA並みの古臭さ。初めて見たとき、そのあまりの古臭さ にパッケージを見返したほど。 韮澤デザインのスポーンのパクリみたいなデザインのモンスターが、PS2のリアルタイ ムムービーみたいなクオリティで動く。 ちなみにこれ、小学館プロダクションが出資している=アメリカで売るつもりで作ったのは 間違いないんだけど、アメリカでは出ていない。そりゃまあ、こんだけひどいアニメだった らしょうがないと思う。
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}// ゙̄¨ヽ//////////////-――┴-=ニ_///ii ii i////ii////////////∧ i/.  ̄)/////// ̄ ̄ ―- .{//_ ii ii i/////ii/////////////i r''¨/////_」´  ̄ ー- _ .i/ ヾ ii i/////ii//∧ ̄ ̄¨》///i _ノ//////i'' /{ \ \ ヽ \ \;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;///////i// ) ∥/// `¨''っ斗七'' i//〈 \ \ 、_ \ \ \//////////// //. イ ///// >i / j///ii〕h、 \. ∨r- 、 ヘ. \//////// /',,タ∠ ∠/// >=-<///i / i//-‐iヘ 〕h、 \ ∨、 弋ゝ ヘ `''ー-‐ .,,イタ/ ヽ  ̄ > ∨//i / }/ .ii ヘ.(+) 〕h、. \ ¨''*ュュ,,,,≧、 ー ,,イィタ/ ヽ .> ∨/i' i ii ヽ-‐-、 \ > `¨¨¨´ >-―‐'⌒`¨´ ) ヽ /¨ヽ r-‐'' / i /ii i ヽ 斗'' 三≡三 ノヽ ii ヽヽ / /}/{ L ヾ、 i 〈r〒 〕h-=ニ二ニ斗七'' 〉''∧. ヽ .ii ヽヽ { {//∧ / ヾ、 人. \ /i//∧ ヽ. ii. ヽヽ }/ヽ }//// i、/ヾ、 .ix \ .i .i//∧ .} / ∥ ヽヽ ) }\/ i/i/ ヾ、 i/\ `''ー-----------‐ァ'' i//∧ i/ ∥ ヽヽ. \{ i 从 i/iヽ i/\ ∨/\ //〉 .i//∧ i / ヽヽ i i//i ヽi \;;i///〕h、//\ ////i i//∧ i / ヽヽ iノ/∧  ̄\//////\、 /////{ i//∧i /i 【名前】 赤黒 血染 【ヴィランネーム】 ステイン 【個性】 凝血 【AA】 原作AA/シュバルツバルト(THEビッグオー) - 人間関係 人間関係 関係 名前 呼び方 職業 備考 ヒーロー オールマイト オールマイト ヒーロー 憧れ 同行者 渡我被身子 ヴィラン 同行者 スピナー ヴィラン 支持者 【ヒーロー殺し】と呼ばれるヴィラン。 なお、高校中退のためスレ住人からは【中卒】と呼ばれネタにされ、せめてヒーローになってから言えと蔑まれていたが、下記の結果になったためステインに同情する声が大きくなり、親しみの意味へと変わった。 オールマイトの活動休止宣言 ヒーローたちよ、聞いているかい?―――次の私≪平和の象徴≫はキミだ。 ヒーローサイドの活性化:【1D100 1】 (1ほどまだ困惑中) さらに独自設定で 個性病 も追加されて、このスレのステインは可哀想な人というイメージに固まった。 かつては、オールマイトに感銘を受けヒーローを志しヒーロー高校に通っていたが、教育体制から見えるヒーロー観の根本的腐敗に失望することとなり、また、個性が他者の血を舐めることが起点となることから忌避されるものであり、これをあまり使わず実技も優秀なおとなしい生徒だったが個性を抑圧し続けたことにより、些細な言い争いの最中に 個性病 の 吸血鬼症候群 を発症し傷害事件を起こしてしまった。 吸血鬼症候群 であると認められ裁判では無罪となったが、自分を許せず自主退学する。 その後はヴィジランテ活動の後に私利私欲・名声目当てと断じたヒーローを粛正するヴィラン【ヒーロー殺し】となるが、自身にとって理想のヒーロー像であったオールマイトがヴィラン連合のUSJ襲撃後に出した活動休止宣言にショックを受け一時は酒におぼれていた。 しかし、公園でのブラックとペルフェクティとの邂逅を機にヴィラン狩りにシフトする。 ヴィラン狩りの活動中に自身を襲撃してきた渡我被身子と出会い、渡我被身子とそして自分自身の欠陥を認識し、以降渡我被身子を連れ行動することになる。 そしてヴィラン連合からスカウトを受けるもこれを断り倒すべき悪と断じた。 職場体験で転機が訪れる。 【祝】ステインさん、完全にダークヒーロー系にコンバート成功 刑事である久能潔の依頼を受けて【保須市】の汚職警察官や麻薬の生産拠点などの情報を受け取る。 【汚染度・上層部】:【1D100 86】【汚染度・末端】:【1D100 91】 ペーパーカンパニーを襲撃し警備員を皆殺しして侵入。 襲撃にも気づかず、会社を出るときも死体や血の匂いも完全スルーした大尉を追跡。 【大尉の警戒度】ダイスを3回も振ったのに散々な結果(23,22,12)だったため、その無能っぷりはおかしすぎたのでブラックたちが幹部を捕まえた影響で連徹してたことになったほど。 そのまま地下まで追跡しようとしたがインゲニウムがやってきたので隠れ潜み、市民を襲っている白脳無のほうを倒す。 遅れてやってきたヒーローは市民に危害を加えた白脳無よりもステインを優先したい鈍足のアホだったので逃げ出した。 市長の後援会に市議会議員、県のお偉いさんや政治家まで真っ黒な証拠書類を久能潔に渡して依頼完了。 【技能】 【隠蔽】 +80(基礎)
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ステイン 北欧神話ニャールのサガに登場する人物。 関連: ソールズ(3) (父)
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【作品名】僕のヒーローアカデミア 【ジャンル】漫画 【名前】ステイン 【属性】ヒーロー殺し 【殺人数】17人 【長所】「全ては正しき社会のために」 【短所】 やり方が悪かった 【備考】 過去に17人のヒーローを殺害している
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ステイン }// ゙̄¨ヽ//////////////-――┴-=ニ_///ii ii i////ii////////////∧ i/.  ̄)/////// ̄ ̄ ―- .{//_ ii ii i/////ii/////////////i r''¨/////_」´  ̄ ー- _ .i/ ヾ ii i/////ii//∧ ̄ ̄¨》///i _ノ//////i'' /{ \ \ ヽ \ \;;;;;;;;;;;ii;;;;;;;///////i// ) ∥/// `¨''っ斗七'' i//〈 \ \ 、_ \ \ \//////////// //. イ ///// >i / j///ii〕h、 \. ∨r- 、 ヘ. \//////// /',,タ #8736; #8736;/// >=-<///i / i//-‐iヘ 〕h、 \ ∨、 弋ゝ ヘ `''ー-‐ .,,イタ/ ヽ  ̄ > ∨//i / }/ .ii ヘ.(+) 〕h、. \ ¨''*ュュ,,,,≧、 ー ,,イィタ/ ヽ .> ∨/i' i ii ヽ-‐-、 \ > `¨¨¨´ >-―‐'⌒`¨´ ) ヽ /¨ヽ r-‐'' / i /ii i ヽ 斗'' 三 #8801;三 ノヽ ii ヽヽ / /}/{ L ヾ、 i 〈r〒 〕h-=ニ二ニ斗七'' 〉''∧. ヽ .ii ヽヽ { {//∧ / ヾ、 人. \ /i//∧ ヽ. ii. ヽヽ }/ヽ }//// i、/ヾ、 .ix \ .i .i//∧ .} / ∥ ヽヽ ) }\/ i/i/ ヾ、 i/\ `''ー-----------‐ァ'' i//∧ i/ ∥ ヽヽ. \{ i 从 i/iヽ i/\ ∨/\ //〉 .i//∧ i / ヽヽ i i//i ヽi \;;i///〕h、//\ ////i i//∧ i / ヽヽ iノ/∧  ̄\//////\、 /////{ i//∧i /i┏┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┳┓┗┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┻┛【ステイン】■─────────────────────■│ HP:14/14 得意距離:近 苦手距離:遠 │■─────────────────────■ 【技】 0.《血刃》 ダメージ:1d4 射程:近 / なし。※《血の渇望》を習得する 1.《渇きの主》 ダメージ:3 射程:中 / 【メイン/判定:7】この技が命中した時、判定を行う。判定に成功した場合、相手の防御ポイントを0としてダメージ計算を行う 【メイン/判定:-】この技が命中した場合、自身のHP+[与ダメージ] 2.《投げナイフ》 ダメージ:3 射程:遠 / なし 3.《連続斬り》 ダメージ:2 射程:近 / 【メイン/判定:-】3回攻撃 4.《追い討ち》 ダメージ:3 射程:効果参照 / 【セットアップ/判定:-】この技の射程は現在の間合いと同じになる 【メイン/判定:-】自身と相手の移動ポイントが等しい場合、与ダメージ+3 5.《血染の太刀》 ダメージ:5 射程:中 / 【メイン/判定:-】与ダメージ+[相手の凝血カウンターの数]×2 6.《ヒーロー殺し》 ダメージ:8 射程:近 / 【クリンナップ/判定:-】このラウンドの間、自身はクリンナッププロセスまで戦闘不能にならない 【スキル】 《粛清完了》 宣言 / 相手の死に出し時、宣言して使用する。交代し、間合いを任意に変更する 《凝血》 常時 / 自身の技に『【メイン/判定:-】この技でダメージを与えた場合、相手の[凝血カウンター]+2』を追加する。 《血の渇望》 常時 / 自身がダメージを与えられなかった場合、クリンナップロセスに自身のHP-2。【HP最大値+4】 ※凝血カウンター……[凝血カウンター]が1つ以上乗っている場合、相手はクリンナッププロセスに技・防御・移動ポイントから1つ宣言する。 自身はセットアッププロセスに目標値8で判定を行う。判定に失敗した場合、相手が宣言したポイントが0になる。 クリンナッププロセスにこのカウンターを1つ取り除く。 戻る
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前ページ次ページゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~ プロローグ その日、警視庁はちょっとした騒動になっていた。 警視庁の窓際部署で雑用係、職員からは「陸の孤島」「人材の墓場」などと呼ばれている特命係の長である刑事・杉下右京が行方不明になったのである。 誰も行き先に心当たりはなく、携帯電話も電波が届かない場所にいるのか電源を切っているのか、全く通じなかった。 だが、それだけならば警視庁全体を巻き込んだ騒ぎになることはない。 右京はしばしば独自で事件を捜査し、その過程で拉致監禁されるなど危険な目に遭うことも少なくなかったからである。 そんな右京の消失が警視庁の話題に上ったのは、右京の唯一の部下として特命係に所属する神戸尊と、特命係に隣接する組織犯罪対策部5課長の角田六郎の証言のせいだった。 一部始終を目撃したという彼らの証言によると、外出しようとした右京が扉を開けると、待ち構えていたようにすぐ目の前に、大きな鏡のようなものが現れたという。 その鏡は、どういう仕掛けになっていたのか、少し宙に浮いていたそうだ。 慎重な右京もこの不意打ちに近い事態には対処しきれず、その鏡にとびこんでしまった。 そして、右京を取り込んだことで役目を果たしたらしい鏡は、尊や角田が驚きのあまり動けないでいるうちに消えてしまったというのである。 もちろん、そのような常識的に考えられない事態が起こったなどということが信じてもらえるわけもなく、 尊は刑事部長の内村完爾に事情を詳しく説明するために、部長室に呼び出されることになった(角田はうまく尊にこの面倒事を押しつけて逃げてしまった)。 怒り心頭で、自分の説明を頭ごなしに否定してくるであろう内村の態度を予測した尊は、深く嘆息した。 「まったく…振り回してくれるな、あの人は……」 尊は、そんな独り言をつぶやきながら髪をかき上げると、廊下を部長室へと歩を進めた。 第一章 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 神聖で、美しく、強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! わが導きに応えなさい!」 ハルケギニア大陸の国家・トリステイン王国の広々とした草原にそびえるトリステイン魔法学院の中庭に、ルイズの呼びかけが響いた。 ルイズ――本名をルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールという、トリステイン屈指の名門貴族の三女である――は、万感の期待をこめて杖を振るった。 直後、耳をつんざく轟音と土煙が中庭を覆った。ルイズの前方の空間が爆発したのだ。 ルイズの召喚を見守っていた、年齢の割に頭髪が寂しい教師・コルベールとクラスメイト達は、それぞれ体を伏せて目を覆ったり、耳や口を塞いだ。 やがて土煙が引いたころ、クラスメイトの一人が、爆発の中心に何かを発見した。他の生徒たちもコルベールもそこに注目する。 そして爆発を起こした張本人であるルイズは、そこに現れたものに対する驚きに、爆発で乱れてしまった自慢の桜色の髪を直すのも忘れて呆然としていた。 そこにいたのは、コルベールよりも年上であろうと思われる40~50代の男性であった(ただし、男のきっちりセットされた頭髪は黒々として白髪一本見当たらず、質・量ともにコルベールを完全に上回っており、それが男に若々しい印象を与えていた)。 爆発の中心にいたにも関わらず、男にはなぜか火傷どころか怪我ひとつなく、見ただけで高価だとわかるコートやスーツにも皺や乱れすらなかった。やはり高価なメガネフレームに納まっているレンズにも埃ひとつついていなかった。 気絶しているというのに、男の姿からは正真正銘の貴族である生徒や教師以上に高貴な、紳士然とした気品が感じられた。もし着ている服が典型的なトリステイン貴族のものであったならば、間違いなく貴族だと信じてしまうであろう。 「何だ? ルイズのやつ、まさか平民を召喚したのか?」 「あははは! さっすがは“ゼロのルイズ”ね!」 「いやいや、“ゼロのルイズ”が『サモン・サーヴァント』に成功したことをまずは褒めてやらないとっ…! ふふふふ…」 クラスメイト達の笑いと“ゼロのルイズ”という言葉を聞いて我を取り戻したルイズは、屈辱に耳まで真っ赤にして叫んだ。 「う、うるさい! これはちょっとした間違いよ! そうに決まってるわ!」 ルイズのその叫びに意識を取り戻したのだろう、男は目を開いてゆっくりと体を起こした。現状を把握しようとしているのか、注意深く辺りを見回している。 しばらくすると懐から掌に収まるくらいの小さな機械を取り出して何やらいじっていたが、小さくため息をつくと、機械を懐に入れた。 やがて男は、近くにいたルイズに声をかけた。 「Excuse me.Could you tell me where here is?(すみません。ここがどこなのか、私にお教えいただけますでしょうか?)」 「え? なに!? 今何て言ったの!?」 ルイズは男の言葉が全くわからず、バカにされたこともあって苛立ちが募り、とげとげしい調子で返した。 しかし男は、そんなルイズの失礼な返事など意に介さなかったらしく、 「おや! 日本語をお使いになるのですか? ここは、イギリスではないのでしょうか?」と、少し驚いた様子で質問を重ねた。 「ああもう、ちょっと黙ってて! ミスタ・コルベール! もう一回、召喚させて下さい!」 ルイズは男をとりあえず黙らせると、コルベールの方を向き、懇願した。 男は、言われたとおり黙ってルイズたちの様子を見つめていた。 「それはなりません。ミス・ヴァリエール」 「どうしてですか!」 コルベールの否定の言葉に、ルイズは納得いかない様子で抗議の声をあげた。 「決まりだからです。今行っている春の使い魔召喚は、生涯使役する使い魔を召喚するだけでなく、使い魔によって君たち一人ひとりのメイジとしての属性を特定し、 専門課程に進むための神聖な儀式です。一度召喚した使い魔候補は、やむを得ぬ場合を除いては、変えることは許されません」 「で、でも! 平民を使い魔にするなんて聞いたことがありません!」 ルイズの言葉に、再び周囲から笑いが起こった。 「これは伝統なのです。確かに人間を使い魔にするというのは前例がありませんが、春の召喚儀式は全てに優先します。 平民であろうと何であろうと、彼には君の使い魔になってもらわなければなりません。 ミス・ヴァリエール、君は直ちに『コントラクト・サーヴァント』を行い、彼と契約を結びなさい。よろしいですな?」 「そ、そんなぁ…」ルイズは肩を落とした。 「さっさと契約しちゃいなさいよ。失敗続きの中でようやく呼び出せた大切な使い魔なんだから。“ゼロのルイズ”に平民の使い魔…お似合いじゃない。ねぇ、タバサ」 「うるさい! キュルケ!」 ルイズは、燃えるような赤い髪を持つ、どこか妖艶な雰囲気をまとった少女・キュルケを睨みつけた。 一方、タバサと呼ばれた、背が低い青い短髪の無表情な少女はキュルケの言葉には答えず、男の様子を静観していた。 男は、顔こそルイズとコルベールの方に向けてはいるが、中庭にいる全員の発言や動きを見逃さないように注意を払い、感覚を研ぎ澄ませているようにタバサには感じられた。 「はぁ…ちょっと、あんた」 ルイズはため息をつくと、男に声をかけた。 「はい?」男は語尾を上げた、少し変わった返事をした。 「勘違いしないでよね。これはあくまで使い魔としての契約だから。本来なら貴族にこんなことされるなんて、一生ないんだから」 「契約、とおっしゃいますと?」 「いいからじっとしてて! …我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」 ルイズは、呪文を唱えると、杖を男の額に置いた。そして、男に顔を下げるように促す。 男が立て膝になると、ルイズは男の顔に両手を添え、ゆっくりと唇を近づける。 先ほどとは違った感情で、顔が紅潮していく。心臓が高鳴っているのが嫌でもわかる。 と、男は突然「すみません」とルイズに声をかけた。 「じっとしててって言ったでしょ!」 「一つだけ。急いでおられることは承知していますが、どうしても契約前に確認しておきたいことがあります」 男は人差し指を立て、静かだが力強い声で、ルイズに質問させてくれるよう求めた。 「…何よ」 「この『使い魔の契約』は、今までの話から推察するに、僕にもあなたにも契約に対して拒否権はないようですが、成立した契約を解除することは可能なのでしょうか?」 「無理よ。使い魔の契約が解除されるのは、呼び出した使い魔が死んだときだけ。人間が使い魔として呼び出されるなんて今までなかったもの」 この恥ずかしい時間を早く終わらせたいルイズは、少し早口気味で答えた。 「なるほど、それが『やむを得ぬ場合』というわけですね…仕方がありません。とりあえず、今後のことはこの場を終えてから考えましょう」 そういうと、男は静かに目を閉じた。 ルイズの唇が、男の唇に重ねられた。男は、身じろぎひとつしなかった。 ルイズは唇を離すと、「終わりました」とコルベールに報告した。見知らぬ男とキスをしたことで照れているのか、彼女の顔は再び耳まで真っ赤になっていた。 男女のキスシーンを目の前で見た生徒たちは、興奮をおさえきれずに黄色い声をあげたり口笛を吹いたりしてはやし立てた。コルベールが静かにするよう注意する。 「『使い魔の契約』…その方法がまさかキスとは…驚きました。大丈夫ですか……!?」 男が立ち上がりルイズに声をかけようとしたとき、左手に違和感を覚えた。 熱い。まるで熱した鉄の棒を手に押しつけられているようだった。 だが、その熱さは一瞬のことであり、すぐに治まった。 男が左手を見ると、手の甲に文字らしきものが焼印のように刻まれているのが見えた。 「これは…!」 「! 知ってるの?」 「ヨーロッパで、ラテン文字が普及する以前にゲルマン語の表記として用いられたルーン文字に極めてよく似ています」 「『使い魔のルーン』よ。私の使い魔ですっていう、印みたいなものよ」 ルイズは、細かいところは自分が持っている知識と違うとはいえ、魔法どころか文字を習う機会すらないはずの平民の男がルーンを知っていることに内心驚いた。 しかし、由緒正しき旧い家柄を誇る貴族である自分が平民に動揺させられたなどと知られれば、また意地の悪い同級生たちの物笑いの種になってしまう。 なるべく平静を装って男に説明した。 「ほう…これは珍しいルーンだな。失礼」 男の左手を覗き見たコルベールが、刻まれたルーンを書き込んだ。 「すみません。『珍しい』とは、一体どういうことなのでしょうか?」 男が、今度はコルベールに尋ねた。 「ん? …ああ、それは、見慣れないルーンだったというだけのことです。なぜそんなことを?」 「細かいことが気になってしまうのが、僕の悪い癖でして」 男はまた人差し指を立てて、さわやかな微笑を浮かべた。 「そうですか……さて、これで春の使い魔召喚の儀式は全員終了しました。皆、教室へ帰りますぞ」 コルベールはそう言ってきびすを返すと、宙に浮き上がった。 生徒たちも、コルベールの呼びかけを受けて、同じように浮遊すると、石造りの校舎へと向かった。 飛んでいないのは、ルイズと男の二人だけだった。自然、取り残される形になる。 同級生たちは、口々に「お前は歩いて帰れよー」だの、「ルイズは『フライ』どころか、『レビテーション』もまともにできないからな」だのと、 からかいと嘲笑をルイズにかけて飛び去っていく。 男は、人間が浮き上がったことに驚きを隠せない様子で、彼らの周囲や校舎の外を見回していた。 「ワイヤーやクレーン車等の類の仕掛けは見当たらない…タネも仕掛けもなく、人体をあれほどまでに安定させた状態で飛ばせるとは… ここはさながら、中近世のヨーロッパを舞台にしたファンタジーを具現化したような世界ですねえ。いや、素晴らしい!」 男は、手品を初めて見た子どものごとく、興奮していた。 「…あんた、一体何者なの?」 「はい?」 ルイズの問いかけに、興奮から我を取り戻した男が振り向いた。 「コモン・マジックの初歩の『フライ』なんて、トリステインじゃ平民だって知ってるようなものにそんなに興奮するなんて…」 「いやはや、これはお恥ずかしい。なにぶん、幻想文学や映画でしか見たことがないような『魔法』を目の当たりにしたものですからねえ」 「それなのに、ルーンは知ってるなんて…おかしいじゃない! あんたは何者なの? どこから来たの? なんであんたみたいなのが、私の使い魔になったのよ!?」 「落ち着いて下さい、ミス・ヴァリエール。事態を把握できていないのは、僕も同じです」 男は、ルイズを落ち着かせようと、優しく名前で呼びかけた。 「…え? 私、まだ名乗ってなんかないわよ? 何でわかったの!?」 「先ほど、僕との『使い魔の契約』の際に唱えていらっしゃった呪文の中で名乗っておられたではありませんか。 ミス・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール…ですよね?」 何が「事態を把握できていない」よ。正式に自己紹介していない私の名前をあの状況で、しかも正確に憶えているなんてじゅうぶん冷静じゃない… そんなルイズの気持ちをよそに、男は言葉を続けた。 「ああ、こちらから名乗るべきところを、大変失礼いたしました。申し遅れましたが……私、日本で公務員をしております、杉下右京と申します」 男――杉下右京は、高い教養と知性をあわせ持った紳士というにふさわしい慇懃な言葉遣いと、上品な笑顔でルイズに自己紹介をした。 前ページ次ページゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~
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エイステイン エイステインエルレンズソンの別名。
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登録日: 2009/05/27(水) 17 14 26 更新日:2024/04/24 Wed 10 39 40NEW! 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 ゼロの使い魔 ゼロの使い魔 on the radio 〜トリステイン魔法学院へようこそ〜 ゼロラジは蘇る!何度でも!! ←8月27日復活 ニヤニヤラジオ ラジオ ラジオ番組 噛み噛み 日野理恵 日野聡 理聡の夫婦 釘宮のデレが聞ける 釘宮理恵 『ゼロの使い魔』のルイズ役 釘宮理恵、平賀才人役 日野聡の2人がパーソナリティとして送る奇跡のニヤニヤラジオ。 通称ゼロラジ。 2006年6月に開始し、アニメ ゼロの使い魔放送中は週1回、それ以外は月1回更新だった。が、2009年3月放送の第66回で惜しまれつつ最終回となった。 主な登場人物 釘宮理恵 (理恵ちゃん) パーソナリティその1。 初期はやたらと日野ちゃまに「キモい」「ウザい」「死んじゃえばいいよ」等と暴言を吐くドS女だったが、中盤から徐々にデレを見せ始める。 ゼロラジ内で数々のツンデレ伝説を生み出した。(詳しくは後述) 日野聡 (日野ちゃま) パーソナリティその2。 キモい。ものすごくキモい。 しかしそのキモさに心を奪われた漢(をとこ)たちも数多く存在し、公開収録やイベントではキャストの中で一番むさ苦しい声援を受ける。 最初はSを自称しつつも一方的に罵られる日々が続いたが、釘宮が徐々にデレデレし始めた途端に彼の時代がやってきた。噛み様でありサバキング。 ICHIKO ゼロの使い魔シリーズの主題歌を歌う女性歌手。新シリーズが始まる時にゲストとしてやってくる。 日野とはメル友で仲が良く、トークの時には若干釘宮が置いてけぼりになったりする。 ヤマグチノボル (ノボノボ) 原作者。突然ひょっこりとやってくる。 喋りに関しては当然素人だったが、出演するうちに慣れてきたご様子。 マッシュ&マロン 釘宮の愛犬たち。 片や釘宮から最上級の愛を受け、片やたまに忘れられる不憫な子。 伝説 ★第1回 日野、開始数十秒で噛む。 釘宮、暴言を吐きまくる。 初回からカオス。 ★第16回 白濁色のドロドロした液体がかかった棒状の物を釘宮に無理やりくわえさせようとして、本気で拒絶される日野。 その後は公衆の面前で間接キス。 ★第17回 OP小芝居が秀逸。 釘宮が異常に男前。 ★第40回 釘宮に対して 日野「(小声で)かわいい///」 そしてEDにて日野から釘宮へ不意打ちクリスマスプレゼント。 「ツカイマカラノ クリスマスプレゼント ダ」 「サッキ カッタ」 「ナンテ チュウジツ ナ ツカイマ ナンダ」 などとツンデレな日野ちゃま。 ★第42回 釘宮が日野にバレンタインチョコをプレゼント。 おそらく、ゼロラジリスナーのほとんどがバレンタインなど関係ないキモヲt……なハズだが、そんな人達の前で公開イチャイチャ。 ちなみに渡す際に、 「クリスマスプレゼントもらったから」 「いっぱい売ってたし」 「私も食べたかったから」 などと、あくまでも仕事上の付き合いですというような言い訳をしていた。 ★第45回 ゼロラジ至上最強の神回。 釘宮の「校舎裏に呼び出されて告白されたーい!」という願望を叶えるため、丸々1回を特別企画「魔法学院校舎裏」に使う。 リスナーから募集した、釘宮への告白・日野への告白をお互いが読み上げていく。 日野「釘さま……いや、理恵!」 釘宮「ふぁ…………/////」 2009年10月30日―― 彼らは再び戻って来てくれた。 そう、 ゼロラジスペシャルである。 またニヤニヤしたい感染者はメディアファクトリーのページからどうぞ! 2011年8/27 響ーHiBiKi Radio Stationー にて ゼロの使い魔 on the radio ~トリステイン王国へようこそ~ と 名を改めて復活!! 追記・修正してくれない人は死んじゃえばいいよ☆ △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ ヴァリエール家の紋章を背中にあしらった純白の改造学生服を来てルイズは腕を組んで眼下を見下ろしていた 「ふん・・・・レコン・キスタ7万・・・か」 パッソルに跨りルイズは迫り来る軍勢を見つめる 「嬢ちゃんよぉ・・・・びびったのか?ケツまくって逃げるかい?」 背中に背負ったデルフリンガーがカタカタ震えた、笑っているのだろう 「逃げる?・・・・・・・・ふふ」 パッソルのスロットルをふかす、その凶悪なエグゾーストノイズで相手がこちらに気がついた 「生憎、私にも使い魔(こいつ)にも後退と言うものがついていないのよ!!」 瞬間、パッソルが崖から飛んだ、 兵士が吹き飛ぶ、弓矢はデルフリンガーで弾き飛ばす、砲弾は風よりも早く避ける 「ルーーーーゥイズーーーーーー」 空から怨念めいた声がした 「ワルド様」 アルビオンの自慢、空中艦隊が迫って来ている、 「アルビオンでは世話になったね、だがその使い魔では空中にはまったく手出し出来まい」 勝ったといわんばかりにワルドの笑い声が響く 「フフフ・・・・・ハハハ・・ハーーーハハハハハ!!笑止!!」 パッソルの上に仁王立ちになりルイズはデルフリンガーを天に掲げた この戦場に赴く前、立ち寄ったタルブの村の祭殿にて祭られていた守護神、 それがルイズに語りかけてきた、我が体と頭脳を一つとせよと・・・・・ 「こぉーーーい」 そしてソレはルイズの呼びかけに答えた 空を切り裂き、大地を震わせ、木々をなぎ倒しルイズの呼びかけに答え、やってきた 「な、なんだアレは!?」 その巨大な容姿を見てアルビオンの兵士達は怯え、 「守護神だ!!我々の守護神が現れた!!」 トリステインの兵士達は歓喜した 突如現れた守護神に向かってパッソルは疾走する 「パイル○ー オン!!」 守護神の顔の部分が割れ、飛び込んできたパッソルとルイズを収納した 「な、なんだあれはぁーーー!!」 ワルドが叫ぶ、ルイズは笑って大声で叫んだ 「喧嘩上等ロボ!!」 大和田秀樹 たのしい甲子園 より タルブの村に喧嘩上等ロボが埋まってました